日本安全保障戦略研究所(SSRI)第11回公開安全保障セミナー(2021.3.18)
「米国と台湾との関係強化と日本の安全保障」
- 日本にとって死活的に重要な台湾との安全保障・防衛の強化について -
台湾の故李登輝元総統は,産経新聞(2019年1月4日付)のインタビューで「仮に台湾が中国の手に落ちれ
ば,日米にとっては喉元にナイフを突きつけられる状態になる」と指摘した。
中国は,2015年に台湾を「核心的利益」と言明し,統一を目指して軍事的圧力を日増しに強めている。
この状況に対して,米国は,台湾支援として大規模な武器売却を進めている。さらに,厚生長官や国務次官な
どの米国政府高官が台湾を訪問し,関係強化に注力している。
一方,日本は,議員交流と民間交流は進みつつあるものの,米国に比して顕著な安全保障・防衛分野での日台
関係強化の動きはみられない。
セミナーでは,台湾の安全保障環境,及び米台関係強化の動向等を総括するとともに,これからの日台及び日
米台の安全保障・防衛強化のあり方について議論を深める。
パネリスト |
発表内容 |
用田和仁 SSRI 上席研究員(元陸将) |
日台関係強化,及び日米台の関係強化 |
小野田治 SSRI 上席研究員(元空将) |
米国による台湾支援策等 |
井 晉 SSRI 理事長兼上席研究員(元防衛研究所図書館長) |
台湾と日・米・中との法的関係 |
邱 伯浩 SSRI 研究員(元台湾陸軍大佐) |
台湾の安全保障,台湾からみた対日・米関係 |
小川清史 SSRI 上席研究員(元陸将) |
司会進行役 |