中国四川省大地震,
核兵器施設の被害報道とその後:
-実態を公表しない被害情報及びその後の国家の進展を信頼した 行動を続けるのか-
平成24年11月10日
倉田 英世
発生時刻 | 2008年5月12日午後2時2分 | |
震源地 | 四川省汶川県映秀 | |
地震の規模 | マグニチュウド 8.0 | |
被害地面積 | 13万km2(日本国土の約1/3) | |
死者 6万9227人 | 行方不明 1万7923人 | 計 8万7150人 |
負傷者 | 37万4643人 | |
仮設住宅数 | 60万棟以上 | |
経済的損失 | 8451億元 | |
政府の財政出動 | 約3600億元 | 4月末現在 |
註:新華社の報道などから1元は14円 |
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第1図 四川省地震被害の一例 |
-せり上がってきた巨岩と破壊された車- |
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第2図 少数民族の暮らす地域に豪勢なマンション・ホテル群 |
-註:核関連施設で働く学者・技術者用の施設であった。 手前の天幕の下は死体だという。放射能被害者も多数含まれているだろう。米流辞表:2008.05.13 |
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第4図 崩壊した四川省の核施設周辺の状況米流辞表:2008.05.13 |
保有国 | 形式 | 初展開 | 射程/km | 弾頭/出力 | 弾頭数 | 展開場所 |
米国 | B-61 | 1979 | ― | 0.3〜170kt | 650 | 本土,ヨーロッパ150 |
W80- | 1984 | 2,500 | 5&150kt | 320 | 本土,貯蔵中 | |
ロシア | 地上防空(1,500),航空(3,500),海上(3,400) | 8,400 | 本土,1999.貯蔵中 | |||
ABM(100)SAM(1,100),航空機(1,600)海上(航空機,ASW,計1,200) | 4,000 | 展開中(空軍機400,海軍機140,海軍艦艇800 | ||||
中国 | 砲弾,短ミサイル(120),航空(,400km)地上ミサイル(36,1,800km)海軍(12,1,700) | 198 | 展開,貯蔵の区分は不明 | |||
英国 | 戦略SLBM(160),爆弾(20) | 180 | 近年180発を退役 | |||
仏国 | ミラージ弾頭(60),SLBM( 380) | 400 | 公式区分の戦術核無し | |||
印度 | 弾頭数不明,可能な投射システム数345基存在 | 345? | 1システム1発として | |||
パキスタン | 弾頭数不明,可能な投射システム数 92基存在 | 92? | 同上 | |||
イスラエル | 明確な弾頭数は不明,但し上限355発と推定 | 355? | かなり確度は高い |
@ 1981年 南アフリカに核兵器開発用の濃縮ウランを輸出 |
A 1982年から87年にかけてインドにプルツニューム生産用の重水を売却し,インドの核兵器開発(1947年7月第1回核実験(10〜15キロトン) を促進させた |
B 1983年〜86年にかけてパキスタンに核兵器の設計図,核兵器用ウラニューム及び水爆楊のトリチュウム などを売却 |
C 1991年からアルジェリアに対して核兵器開発用と見られる重水炉の建設を資材面 で支援@ |
D 1991年8月シリアに対して射程300Kmの核弾頭搭載可能なM-11ミサイルを輸出 1991年10月にイランに対しても,核関連物質を輸出 等々核拡散に貢献して来た。 |
@ 廣元市北東25キロ中国最大の核兵器用プルトニューム製造用原子炉と821工廠がある |
A 綿陽市は,核兵器の開発,特に構造設計最重要研究所と,実験用の小型原子炉がある |
B 綿陽市の北にはプルトニュームを核弾頭用の小型の球体にする特殊工場がある |
C 綿陽市の西に,核弾頭爆発を補強する素粒子開発用特殊の高速度爆発原子炉がある |
D 綿陽市の北の険しい山岳地帯に核兵器を貯蔵の大規模な秘密トンネル網が存在する |
* 821場:四川省廣元県西北部にある |
* 白龍江核基地:核弾頭を生産し,中国最大の核反応炉の製造,プルトニュームの主張生産メーカー,従業員3万人 |
* 221場:中国最初の核兵器研究基地。1964年最初の核爆弾を開発,青海省から四川省錦陽の西南物理研究院に移動 |
* 525場:蛾眉機器製造工場 |
* 814場:中国3番目の原子力生産企業で,重水工場もある。従業員4万人 |
* 857場:四川省香江油市に位置。中性子爆弾を製造814場:中国3番目の原子力生産企業で,重水工場もある。従業員4万人 |
* 四川省宇宙開発技術研究院:中国の宇宙開発科学技術集団公司に属し,宇宙開発製粉の生産及び新兵器開発生産基地 |
総装備部中国空気動力発展研究センター:本部は錦陽市に位置し各研究所は安県の各地に分散(以上,) |
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第5図 放射能防護衣を着て作業準備する軍人達 |
注:四川省山間部で,防護衣を着た軍人達が一般人をチ被けずに防護処理をしていたと考えられる。米流辞表:2008.05.13 |
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第6図 防護衣を着て死者を運ぶ隊員達 米流辞表:08.05.13 |
注:担がれている遺体は,放射能被害を受けた学者か技術者と思われる。 |
以上