2024年の NATO / EU 諸国情勢に関する報道

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2024.10.21
 14:44
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、仏大統領に法的措置へ 兵器展示会の出展禁止巡り <2411-102113>
 イスラエルのカッツ外相が20日、フランスがイスラエル企業の海軍兵器展示会への出展を禁止したことを受け、マクロン仏大統領に対する法的手続きを開始するよう外務省に指示したと明らかにした。
 11月4~7日にパリで開かれる同展示会の主催者は先週、イスラエル企業は展示会に参加できるが、ブース出展や装備品の展示はできないと仏政府から通知があったとし、7社が影響を受けると明らかにしていた。
 マクロン政権はパレスチナ自治区ガザやレバノンでの戦闘におけるイスラエルの行動に懸念を強めている。
2024.10.18 National Defense JUST IN: Airbus hopes Eurodrone can expand European cooperation with Japan <2411-101813>
 2023年11月に日本Eurodroneの共同計画オブザーバーの地位を獲得したことは、日本と欧州諸国との協力関係が拡大したことを意味し、元請け業者のAirbus社は今後も拡大することを望んでいる。
 2015年に開始されたEurodrone計画は、欧州政府間統合兵器協力機構 (OCCAR) が運営する独、仏、伊、西の共同計画であり、日本はオブザーバーの地位を付与することで、欧州以外で初めて計画に参加した国となった。
 Airbus社のシェルホーンCEOは、10月17日の日本国際航空宇宙展で「我々にとって、これは非常に重要なマイルストーンだった」と述べた。 オブザーバーの地位は、OCCARが管理する活動に関与することを希望する非加盟国に付与された。
 Airbus社のウェブサイトによると、2024年初めに予備設計審査に合格したEurodroneは、分離されていない空域での飛行用に設計された最初のUAVで、監視、偵察任務のミッションモジュール性を考慮して設計される予定である。 Airbus社が主契約社であり、同社のスペインオフィス、ダッソー・アビエーション、レオナルドが3つの主要な下請け業者として機能している。
 2024年に、日本は「すでにドイツ、フランス、スペイン、イタリアのパートナーとともに、このプログラムのさまざまなワーキングセッションに参加している」と述べ、「もし日本がEurodroneのような製品を選ぶと決めたら、もちろん、Airbus社のように、日本の工業化と完全な主権を求めるだろう」とシェルホルンCEOは述べた。
2024.10.18
 21:16
時事通信

(Yahoo)

北朝鮮の派兵確認できず 国防相会合でウクライナ支援協議 NATO総長 <2411-101809>
 ルッテNATO事務総長が18日の記者会見で、韓国の情報機関が発表した北朝鮮によるウクライナへの派兵について「現時点では確認できていない」と語った上で、「たとえ物理的に戦場にいなくても、ロシアのウクライナ侵攻を依然として支援している」と批判した。
 NATOは18日、国防相会合の2日目の討議を行い閉幕した。 17日夜にはウクライナのゼレンスキー大統領が出席し、NATOウクライナ理事会も開催し、戦勝計画について協議したが、ルッテ事務総長は「西側諸国からの大規模な軍事支援が討議の焦点だった」と述べるにとどめた。
2024.10.18
 10:17
テレ朝 News

(Yahoo)

中谷防衛大臣 NATO国防相会合に初出席 中国・ロシア・北朝鮮の軍事的連携に懸念 <2411-101805>
 中谷防衛相が、NATOの国防相会合に日本の防衛相として初めて参加し、中国やロシア、北朝鮮の軍事的な連携に懸念を示し「軍事的な中国とロシアの連携、そしてロシアと北朝鮮、これの連携の拡大に対しましては、深刻な懸念を表明をした」と述べた。
 また中谷防衛相は会合で10月14日に中国軍が台湾を包囲するように行った軍事演習に言及したところ、多くの国からも力による威圧は許されないという発言があったという。
 さらにウクライナのウメロフ国防相との会談も行い、ウクライナへ自衛隊の車両を追加で提供することを伝えた。
2024.10.18
 02:00
RBC Ukraine EU summit effectively announces halt of Georgia's accession to union <2411-101801>
 EU首脳会議ジョージアのEU加盟手続き事実上停止したと発表した。
 最新の欧州理事会サミットが10月17日に開催された。 欧州理事会のウェブサイトに掲載された会議の結論文書によれば、ジョージアのEU加盟手続きは事実上停止された。
 この文書は、欧州理事会が、ジョージアの人々が欧州で歩む道を支援するEUの用意があることを再確認すると述べているが、それはまた、欧州連合が設立された価値観と原則と矛盾するジョージア政府の行動に対して深い懸念を表明している。
 「欧州理事会は、ジョージアの行動方針がジョージアの欧州への道を危険にさらし、事実上の加盟手続きを停止させることを想起し、それはジョージアに対し、欧州統合の基本原則に沿った、民主的で包括的かつ持続可能な改革を採用するよう求めている。 欧州理事会は、引き続き状況を注意深く監視していく」と文書には書かれている。
 さらに、欧州理事会は、同国で予定されている議会選挙が、国際基準の下で自由かつ公正に行われ、国際的および国内のオブザーバーが妨げられることなくアクセスできるようになると希望している。
 また、同文書は、自由で独立したメディアを保護する必要性を強調し、国際的に認められた国境内でのジョージアの主権、独立、領土保全に対するEUの揺るぎない支持を再確認している。
2024.10.17
 08:30
産経新聞

(Yahoo)

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議 <2411-101715>
 NATOの国防相会合が17日にブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。 ウクライナのゼレンスキー大統領も出席する17日の会合には、中谷防衛相を含む日、韓、豪、NZの4ヵ国の国防相が初参加する。
 19日からナポリで開かれる初のG7国防相会合と合わせ、ウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
 ルッテNATO事務総長は16日の記者会見で、日本など4ヵ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
 ルッテ事務総長は4ヵ国との協力について「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」と指摘し、日本との関係では「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出しており、中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」と述べた。
 ウクライナをめぐる討議では、ゼレンスキー大統領が16日に初公表したロシアに対する「戦勝計画」への対応などが主要議題となる。
 ルッテ事務総長は戦勝計画に関し「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」などが盛り込まれていることを念頭に「計画を全面的に支持するとは言えない」と語り、慎重姿勢を示した。
2024.10.17
 03:19
共同通信

(Yahoo)

NATO、防衛産業協力を協議へ 日韓豪NZと <2411-101706>
 ルッテNATO事務総長が16日、17~18日に開催する国防相理事会を前に記者会見し、に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4ヵ国の国防相と「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」と明らかにした。 防衛産業分野の協力を進める。  欧州のNATO加盟国はウクライナへの弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず供給能力不足の克服が課題となっている。
 ルッテ事務総長は「日本とNATOは同じ価値観を共有している。 日本はウクライナに非常に強い連帯を示している。 われわれは中国の軍備増強についても懸念している」と強調した。
2024.10.17
 00:12
Kyiv Independent NATO Secretary General Rutte announces Ukraine-NATO Council meeting <2411-101703>
 ルッテNATO事務総長が、ウクライナ-NATO理事会次回会合が10月17日に予定されていると発表した。 この会議には、NATO加盟国の国防相とウクライナのウメロフ国防相が一堂に会す。
 主要な議題には、ウクライナの戦場の現在の状況とウクライナ軍の最も差し迫ったニーズが含まれると予想されている。
 ルッテ事務総長はまた、ウクライナ軍への援助と訓練の調整と、ウクライナに€40Bの軍事支援を提供するという約束を果たすことを目的とした、ヴィースバーデンでの新しいNATO司令部の設立が進んでいると述べた。
 「NATO同盟国は2024年前半にウクライナに€20.9Bの軍事支援を提供し、同盟国は2024年の残りの期間に彼らのコミットメントを果たす予定である」と付け加え、「メッセージは明確です。NATOはウクライナのために提供しており、私たちはそれを継続します」と付け加えた。
2024.10.17
 00:11
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ「勝利計画」、全面支持できず= NATO事務総長 <2411-101702>
 ルッテNATO事務総長が16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対露戦争の「勝利計画」について、「強力なシグナル」としながらも、現状では全面的に支持できないとの考えを示した。
 ルッテ事務総長はゼレンスキー大統領が示した計画について、「理解を深める必要がある多くの案件があるため、ここで計画全体を支持すると言うのは難しい」と語った。  同時に、NATO加盟国が2024年にウクライナに確約した€40B($43.6B)について、約半分がすでに拠出されているとし、確実に達成に向かっていると述べた。
 ルッテ事務総長はこれに先立ち、ウクライナのNATO加盟プロセスは「不可逆的」とする立場を改めて表明。ただ「勝利計画」には他の項目も含まれており、加盟国と計画全体について協議していると述べていた。
ゼレンスキー大統領の計画は5つの柱からなり、NATO加盟交渉への無条件での招待などが含まれている。
 これまで、ウクライナはNATOに加盟する予定だが、ロシアと交戦中は実現できないとの立場を示し、加盟実現の期限も示していない。
2024.10.16
 09:19
産経新聞

(Yahoo)

ポーランド首相、難民申請権の停止宣言 EU共通政策に反旗 「国の安全優先」と正当化 <2411-101605>
 ポーランドのトゥスク首相が、難民の庇護申請権を停止すると発表した。 ロシアやベラルーシが国境から不法移民を送り込み、揺さぶりの道具にしているとして、「国の安全を守る必要がある」と正当化した。
 EUの共通移民政策をよそに、独自の国境管理を行う国が相次いでいる。
 EUの前大統領であるトゥスク首相が12日に発表した今回の決定は、ロシアやベラルーシがEUの人道主義を逆手に取り、不法移民を使ってハイブリッド戦争を仕掛けていると主張し、「EUはわれわれの対応を認めるべきだ」と訴えた。
 今夏にはフィンランドもロシアからの移民に対し、難民申請受け入れを停止している。 難民条約は「難民申請しようとする人を追い返してはならない」と定めており、EU法の原則とされてきた。
 欧州委員会の報道官は、移民流入に直面するポーランドの立場に理解を示す一方、「申請手続きは、確保されるべきだ」とくぎを刺した。
 人道団体からはポーランドの措置は「国際法に反し、人権侵害にあたる」との批判が出ている。
2024.10.15
 14:10
Kyiv Independent Hungary wants to increase gas purchases from Russia's Gazprom in 2025 <2411-101510>
 10月15日に公開されたロシア国営RIA Novosti通信の取材でハンガリーのシーヤルト外相が、ロシアの国営ガス会社Gazprom社がハンガリーと、2025年の追加購入について協議していると述べた。
 この動きは、EUがロシアからの供給から自らを引き離そうと努力しているにもかかわらず、ハンガリーのロシア産ガスへの依存度を高める可能性が高い。
 「基本的には、購入量を増やす。 我々はすでに4Q/2024年に1件の契約に署名しており、競争力のある価格で追加のガス量をカバーしている」とシーヤルト外相は述べている。
 「現在、2025年に向けた契約を交渉しているところで、この契約では、ロシアから黒海を経由してヨーロッパに走るTurkStreamガスパイプラインの容量のおかげで、より多くの量が含まれると述べた。
 ハンガリーは、2021年に締結された15年間の契約に基づき、年間約45億㎥のロシア産天然ガスを受け取っており、GazpromとハンガリーのMVM社は、10月10日にサンクトペテルブルクのフォーラムで、ガス供給の増加に関する覚書に署名した。
 ハンガリーはロシア産石油の主要な買い手でもあり、EUでも数少ない国の一つで、Druzhba pipeline経由で石油を引き続き購入することを免除していて、6月のシヤルト外相のコメントによると、ロシアの化石燃料供給はハンガリーの年間需要の約70〜80%をカバーしている。
 EUはロシア産ガスへの依存度を減らしているが、その一部はパイプラインやLNGとしてヨーロッパに流れ続けており、その販売利益はロシアのウクライナに対する戦争の原動力となっている。
2024.10.14
 19:24
SKyiv Independent Russia could attack NATO by 2030, German intelligence chief says <2411-101411>
 ドイツのカール情報長官が10月14日の議会公聴会で、ロシアは2030年までにNATOを攻撃できる軍事力を持つことになると述べた。
 カール長官のコメントは、ロシアから発せられる脅威とヨーロッパの現在の準備不足について、西側の指導者や国防当局者からの一連のますます切迫した警告の最新のものだった。
 カール長官は西側に対して、秘密裏かつハイブリッドな手段を使用するというロシアの決意は「これまでにないレベル」に達していると述べ、それらが「何の良心の呵責もなく」使用されていると付け加えた。
 ロシアの究極の目標は、「米国を欧州から追い出す」ことで、NATOとの境界を1990年代まで後退させること、「新世界秩序」を確固たるものにすることを目指した「ロシアの勢力圏」を作り出すことであるという。
 カール長官は、プーチン露大統領は「西側のレッドラインを試し続け、対立をさらにエスカレートさせる」と述べ、ロシアの軍事支出は西側諸国の軍事支出をはるかに上回っていると警告した。
 これとは別に、ドイツ国内情報機関のハルデヴァング長官は、ヨーロッパにおけるロシアのスパイ活動と破壊工作活動が急激に増加していると述べた。
2024.10.12
 08:01
朝日新聞

(Yahoo)

ドイツなど4カ国、ウクライナに2300億円相当の追加軍事支援へ <2411-101206>
 ショルツ独首相がベルリンを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領との共同記者会見で11日、ロシアの全面侵攻を受けるウクライナに対し、ベルギーやデンマーク、ノルウェーと共同で、2024年末までに€1.4B相当の追加軍事支援を提供すると発表した。 ショルツ首相は「我々はウクライナへの支援を弱めるつもりはない」と強調した。 新たな支援にはIRIS-Tなどの防空システム戦車、UAVなどが含まれる。
 一方、ゼレンスキー大統領は「我々が要求するのは、ウクライナの公正な平和、我々の勝利だ」と強調し、対ロシアの「勝利計画」について「2025年にも実現することが望ましいと考えている」と述べた。
 ウクライナは終戦に向けて6月に続く2回目の「平和サミット」の開催を調整しており、ゼレンスキー大統領はロシアも参加するべきだとしている。
 ショルツ首相はこの日の会見で「ロシアが参加すべきであるということに同意する」とし、「ウクライナの公正かつ永続的な平和の追求は、我々の共通の行動指針だ」と述べた。
2024.10.12
 01:10
Kyiv Independent NATO to rethink alliance's relationship with Russia for first time in decades <2411-101201>
 Politicoが米国高官の発言を引用して10月11日、10月にブリュッセルで開催されるNATO国防相会議では、NATOのロシアとの関係の将来が議論され、従来の外交政策をひっくり返す可能性があると報じた。
 NATOとロシアの関係は、2022年2月のウクライナへの全面侵攻をきっかけに急激に悪化して緊張が高まっているにもかかわらず、1997年に署名された「NATO・ロシア基本法」は依然として有効である。 この法律は、「安定し、平和で、分断されていないヨーロッパを築く」という相互の目標に基づいている。
 NATO諸国は現在、同盟の将来の関係をロシアと再定義しようとしており、米国政府高官は加盟国の国防相が10月17日~18日にブリュッセルに集まり、この問題を議論すると述べた。
 米国政府高官は12日に記者団に、同盟国は「ロシア戦略の各種要素を綿密に分析し、『NATO・ロシア基本法』の将来に向けた同盟内の議論を進める」と語った。
2024.10.11
 22:16
Kyiv Independent Hungary's oil company MOL faces delays in project weaning its refineries off Russian crude <2411-101113>
 Reuters通信が10月10日、ハンガリーの石油・ガス大手商船三井が、ロシア産原油から製油所を多様化するための$500Mの投資プロジェクトが1年遅れることに直面していると報じた。
 新しい見積もりによると、ハンガリーとスロバキアに製油所を所有する商船三井は、2026年初頭とした以前の見積もりとは対照的に、2026年末までに非ウラル石油を処理できるようになる
 商船三井のスヴェルラ副社長は「2026年末までにこれを100%に増やすことができるという投資が進行中」と述べたと報じられている。
 商船三井の製油所は、内陸国のハンガリー、スロバキア、チェコ共和国が2022年にEUのロシア産原油禁輸措置を一時的に免除されたため、ロシア産原油をDruzhba パイプラインの支流から供給されている。
 スヴェルラ副社長は、「Druzhbaパイプラインは我々にとって極めて重要であり、我々の目標はロシア産と非ロシア産の石油の両方に依存する多様な原油調達を行うことだ」と述べ、ロシアをサプライヤーに留めたいという同社の願望を繰り返し述べた。
 ハンガリーもクロアチアのAdriaパイプラインから海上原油を受け取っているが、パイプラインの容量や運営会社であるJanaf社が設定した料金をめぐる論争が、商船三井がロシアからの石油輸入を続ける要因となっている。
 ウクライナは、ロシアの戦争資金を絶つため、ヨーロッパ諸国がロシア産石油から自力で削減することを長年主張してきており、6月にはロシア最大の石油会社の1つであるLukoilが、ウクライナ領土を通るDruzhbaパイプラインを通じて原油を輸送するのを阻止する制裁を課した。
 ハンガリーとスロバキアは、ウクライナの決定によって最も大きな打撃を受けた国の一つであったため、両国は後に仲介者を介してロシアの供給者を維持することに成功した。
2024.10.11
 21:06
RBC Ukraine NATO Secretary General says Putin's nuclear threats should be ignored <2411-101111>
 ルッテNATO事務総長が「NATO諸国は、ロシアの独裁者プーチンの核の脅迫を恐れるべきではない。 ロシアは、西側からのウクライナへの軍事支援を弱めるために、それらを使用していると」述べた。
 NATO諸国はプーチンの核の脅威に対応すべきかどうかという記者の質問に答えて、ルッテ事務総長はノーと答え、同盟国は、プーチンの武力による威嚇に耳を傾けるべきではないし聞かないと述べた。
 ルッテ事務総長によれば、来週始まるNATOのSteadfast Noon核演習は、クレムリンの脅威に対応する同盟の用意が整っていることを示すものだという。
 「NATOは強力で我々はどんな敵にも立ち向かうことがでる。 NATOは安全で安心であり、あらゆる脅威を撃退できるようにするためのあらゆる態勢を整えている。 更に、NATOの外部から我々を脅かそうとするいかなる者に対しても、我々は決して怯えることはない」と事務総長は強調した。
 NATOは、ロシアからの脅迫に対抗して近日中に核演習を開始する。
2024.10.11
 11:44
NNA

(Yahoo)

欧州委員長、ハンガリー首相を演説で非難 <2411-101105>
 フォンデアライエン欧州委員長が9日、欧州議会でハンガリーのオルバン首相を強く非難する異例の演説を行った。 ロシアの侵攻を受けているウクライナへの批判的な姿勢や、ロシアおよび中国との関係強化は、EUの安全保障を危険にさらすと訴えた。
 フォンデアライエン委員長は、オルバン首相が、侵攻された側のウクライナを批判していることについて、「1956年にソ連がハンガリーに侵攻したのはハンガリーの責任だと言うようなもの」だと糾弾し、また、ハンガリーがロシア産化石燃料への依存を続けていることや、ロシア国民に対するビザ規制の緩和を責め、ハンガリー国内で中国の警察官の活動を認めていることを大きな問題だと指摘した。
 さらに、ハンガリーは他のEU加盟国の企業に対する増税や輸出規制、恣意的な調査を実施しており、公共調達では少数の特定企業を優遇していると非難し、欧州単一市場が目指す方向に「逆行している」と批判を展開した。
 輪番制で7月からEU理事会の議長国を務めているハンガリーはこの日、フォンデアライエン委員長に先立ちオルバン首相が議長国としての方針について演説し、その中でオルバン首相は、「EUは変化を必要としている」と強調し、EUはロシア産のエネルギーに背を向けることで「経済成長が大幅に押し下げられた」と見解を語った。 また「グリーン化は問題を解決しない」との考えを示し、脱炭素化は生産性の低下と雇用喪失につながると主張した。
2024.10.11
 02:20
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、年次軍事演習を今月14日に開始=事務総長 <2411-101101>
 ルッテNATO事務総長が10日、NATOによる核兵器搭載の模擬操作を含めた年次軍事演習を10月14日にベルギーとオランダが主催して2週間の日程開始すると発表した。
 NATO当局によると、実弾演習はないが、加盟13ヵ国から2,000名の軍関係者F-35Aなど約60機が参加して、戦闘機に米国の核弾頭を搭載する模擬操作訓練も実施する。 ルッテ事務総長は訪問先のロンドンで「演習は英国や北海、ベルギー、オランダに焦点を当てる」と述べた。
 ルッテ事務総長は「世界が不確実な情勢にある中、NATOが防衛力を点検し、高めることは極めて重要だ。 NATOが準備万端であらゆる脅威に対応できる態勢があることを示す」と強調した。
 プーチン露大統領は2022年のウクライナへの全面侵攻以来、核兵器使用の可能性について繰り返し西側諸国に警告し、9月には核保有国の支援を受けたウクライナからの攻撃はすべて共同攻撃とみなし、核兵器を使用する可能性があると述べた。
 演習は10年以上前から毎年実施しており、NATO関係者は、今回の演習が最近のプーチン大統領の発言を受けたものではないと強調し、ラプスリーNATO事務総長補は、核抑止力の信頼性や確実性を高めることに注力していると言及した。
2024.10.10
 18:59
日経新聞 ドイツ、2年連続でマイナス成長へ 「欧州の病人」再び <2411-101019>
 ドイツ政府は9日公表した秋の経済見通しで、2024年の実質成長率をマイナス0.2%と4月時点のプラス0.3%から下方修正した。 マイナス成長は2年連続になる。
 個人消費の戻りが鈍く、設備投資や生産も冷え込む。 ロシアの安価なエネルギーと中国市場の拡大に頼った成長が限界を迎え、構造的な経済不振の様相が強まってきた。
 2年連続のマイナス成長に陥れば2002~2003年以来である。
2024.10.10
 17:48
Reuters 通信

(Yahoo)

欧州委員長がモルドバ訪問、親欧米派の大統領と会談 20日に選挙 <2411-101016>
 EUのフォンデアライエン欧州委員長が10日にモルドバを訪問し、親欧米派のサンドゥ大統領と会談した。 大統領選とEU加盟に関する国民投票を20日に控え、支持を示す狙いがある。 フォンデアライエン委員長はXに「ここでは欧州の鼓動を感じる。 モルドバの居場所はEUだと信じている」と投稿した。
 サンドゥ大統領は2期目を目指しているが、ロシアは否定しているが、ロシアが選挙に干渉しているとの疑惑がある。
 ロシアによるウクライナ侵攻を強く非難しているサンドゥ大統領はモルドバのEU加盟推進を主導しており、2030年までの加盟を目指しており、国民投票では、憲法にEU加盟を「戦略的目標」として明記するかどうかが問われている。
 大統領選では立候補者が11人と乱立しているものの、世論調査ではサンドゥ大統領が圧倒的なリードを保っており、国民投票では過半数がEU加盟を支持するとみられる。
2024.10.10
 14:18
日経新聞 ハンガリー「ウクライナ勝てない」 EU執行部と対立鮮明 <2411-101012>
 ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援を巡り、EUの執行機関である欧州委員会とハンガリーのオルバン首相の対立が鮮明になっていて、親露のオルバン首相が新たな対応を阻む場面が目立っている。
 オルバン首相は8日、仏ストラスブールでの記者会見で「ウクライナは戦場で勝利できない」と断じた。
2024.10.10
 07:34
Defense news France kicks off development of wingman drone for Rafale fighter jet <2411-101009>
 フランスは、Dassault社との契約で、Rafale戦闘機のWingmanとして機能する戦闘UAVの開発を開始した。
 国防省はXへの投稿で、ステルスWingman UAVはRafaleの操縦席から直接操作すると述べている。 Dassault社は8日の声明で、この戦闘UAVは、Dassault社が無人のnEUROn実証機で行った作業に基づいて設計されると述べている。
 Rafaleの操縦士にUAVのwingmanを与えるというフランスの計画は、戦闘機の後継機計画が不透明なままであるために開始され、フランスの上院は11月にDassault社に対し、独、西と共同で開発している
FCASの見通しが立たないことを理由に、早ければ2024年に、いわゆるLoyalWingmanを含むRafaleの能力向上に着手するよう求めていた。
2024.10.10
 05:03
Kyiv Independent More weapons for Ukraine in 2014 could have prevented full-scale war, Stoltenberg says <2411-101004>
 10年間務めたNATO事務総長を10月1日に退任したストルテンベルグ氏が10月9日に掲載されたPoliticoの取材で、(註:ロシアがクリミアを侵略した年)2014年ウクライナにもっと多くの兵器があれば全面戦争を防ぐことができたと述べた。 NATOの同盟国は2014年にウクライナに武器を与えるためにもっと多くのことを行うことができ、2022年のロシアの全面侵攻を回避できた可能性があると述べた。  任期の終わりに、ストルテンベルグ氏は、2014年のロシアの侵略に対する不十分な対応を主な後悔として挙げ、「2014年以降にウクライナにもっと武器を投入していれば、ロシアの侵攻を防げたかもしれないと私は信じ続けている。 少なくとも、全面的な侵攻の敷居は上がっただろう」と語った。
2024.10.09
 23:46
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーの対ロシア・中国政策、安全保障のリスクに=欧州委員長 <2411-100921>
 EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長が9日、ロシアや中国との関係を強化しているハンガリーは、欧州の安全保障を危険に晒していると激しく非難した。 同委員長が強い言葉で批判するのは異例である。
 フォンデアライエン委員長は、ストラスブールの欧州議会でハンガリーのオルバン首相と会談し、ハンガリーがロシア侵攻に対抗するウクライナを支援するEUへの加盟に消極的であることや、ロシアや中国との関係を強化する姿勢を批判し、委員長は世界がロシアの戦争における残虐行為を目撃している中で、「この戦争について侵略者ではなく、侵略された側を責める人々がまだいる」と非難した。
 これに対してオルバン首相は、フォンデアライエン委員長の言葉に「驚いた」とし、1956年にソ連の支配に反対し民衆が蜂起したが失敗に終わったハンガリー動乱と、ウクライナの領土防衛のための戦いとの類似点を否定して、ウクライナでの停戦を繰り返し呼びかけた。
2024.10.09
 23:44
Kyiv Independent EU approves 35-billion-euro loan for Ukraine using frozen Russian assets <2411-100919>
 EU諸国は、戦争で荒廃したウクライナ経済を支援するために、押収しているロシア中央銀行の資産を担保として、€35B ($37.2B) の融資を行うという前例のない計画を承認した。
 この取引は、ウクライナにに€45B ($50B) の援助を提供するというG7の広範な計画の一部であり、その電力インフラに深刻な損害を与えているロシアの新たな攻勢に対抗するために活用する。
 G7の計画では、ロシアの凍結資産からの利益は、数十億ユーロの借款の返済に徐々に使われることになる。 EU当局者は、$35Bの融資は「指定されていない」かつ「対象を絞っていない」と述べ、ウクライナが資金をどのように使うかについて最大限の柔軟性を与えると述べた。EUは2025年早々に資金の分配を開始する予定である。
 10月9日にEU大使が合意したこの合意は、ハンガリーが11月5日の米国大統領選挙後まで主要な制裁改革を阻止すると発表したことに続くものである。
2024.10.09
 21:31
共同通信

(Yahoo)

「中国警察の活動許可」 EUがハンガリー非難 <2411-100917>
 EUのフォンデアライエン欧州委員長が9日にフランス・ストラスブールの欧州議会で演説し、ハンガリーのオルバン政権自国内で中国警察の活動を許可していると指摘し「欧州の主権を守ることにはならない。 外国による干渉を許すことになる」と非難した。
 ハンガリー内務省国内での巡察に中国の警察官の同行を認めたことを受けた発言で、欧州議会によると海外在住の中国人に対する嫌がらせや弾圧に利用されるのではないかとの懸念が強まっている。
 一方、中国の警察署が複数の加盟国に秘密裏に設置されているとの報告もある。
2024.10.09
 18:17
Kyiv Independent 2,300 Ukrainian soldiers being trained in France as part of new brigade <2411-100915>
 キーウ駐在フランス大使館が10月9日、フランス軍がフランスでウクライナ軍のAnne de Kyiv旅団を訓練し装備を整えており、外国が自国の領土でウクライナ軍旅団を訓練した最初の例であると発表した。
 マクロン仏大統領によると、2,300名のウクライナ将兵が北東部のグラン・エスト地域でフランス軍によって訓練されている。
 ウクライナのウメロフ国防相とルコルニュ仏国防相はマクロン大統領とともに、ロシアの全面侵攻以来フランスが訓練してきた15,000名のウクライナ軍将兵の一部と会談する予定である。
2024.10.08
 00:16
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア産ガス輸送延長せず スロバキア首相に伝達 <2411-100803>
 ウクライナ当局者によると、ウクライナのシュミハリ首相スロバキアのフィツォ首相ウクライナ西部のウジゴロドで7日に行った両国の首脳会談では、インフラ協力やエネルギー安全保障、ウクライナの和平計画への支援が焦点になったが、ウクライナのシュミハリ首相はスロバキアのフィツォ首相に対し、ウクライナ経由でEUに天然ガスを供給する現行の協定が年末に期限を迎えた後は延長しないとの意向を伝えた。
 シュミハリ首相はフィツォ首相との共同記者会見で、「ウクライナは、期限を迎えた後はロシア産ガス輸送契約を継続しないことを改めて表明する」とした上で、「ウクライナの戦略目標は、侵略者が戦争資金として利用する利益をロシアから奪うことだ」と言明した。
 NATO北およびEUの加盟国でウクライナと国境を接するスロバキアは、ウクライナのNATO加盟には反対している一方で、ウクライナ経由のロシアから西側諸国への石油・ガス輸送の継続には強い関心を示している。
 スロバキアの国営ガス供給事業者SPPは10月に、ロシア国営ガス会社Gazpromとウクライナとの契約が年末に終了した後も、ウクライナ経由のガス輸送延長の確保に向け交渉を継続することを発表している。
2024.10.07
 23:34
RBC Ukraine Ukraine receives ammunition funded by tens of thousands of Slovaks <2411-100717>
 
Novinyが、70,000人のスロバキア人によって集められた資金で購入された、€4M相当の砲弾がウクライナに届けられたと報じている。
 ウクライナのための弾薬募金の発起人であるブラシュチャーク氏は、6台のトラックが122tの弾薬を物流倉庫に届け、そこからウクライナがピックアップしたと報告した。
 募金活動の開始からウクライナへの砲弾の配送まで、全体のプロセスは約4~5ヵ月かかる。
 この募金活動は、スロバキア政府がウクライナの砲弾購入のためのチェコへの資金移動への参加を拒否したことを受けて始まった
2024.10.07
 22:08
RBC Ukraine Slovak Prime Minister suggests missile strike on Brussels <2411-100716>
 スロバキアのフィコ首相は、ウクライナが長距離兵器ロシア領土を攻撃することを認めるよう求める欧州議会議員の呼びかけを批判した。 フィコ首相はまた、ブリュッセルにミサイル攻撃を仕掛けることを提案し、そうすれば彼らは「それが本当は何なのかを理解する」ことができると、
Hlavný Denníkが報じた。
 「ヨーロッパでは、大砲の音を止める代わりに、大きな拍手、熱狂的な歓声、そしてしばしば戦争の継続を助長するだけの重要な物質的決定が聞こえるという、ひねくれた傾向が現れたことを残念に思います」とフィコ首相はカルパチア・ドゥクラ作戦の80周年の際の演説で述べ、さらに、彼はブリュッセルの「どこかの噴水をミサイルで攻撃する」ことを提案した。
 「そして突然、欧州議会の一部の議員が、春のそよ風のように気軽に、中距離ミサイルについて、長距離ミサイルについて話すのを耳にするが、比喩的に言えばおそらく、これらのミサイルの一つがブリュッセルのどこかの噴水に命中し、彼らがそれが本当は何なのかを理解することができるだろう」とスロバキア首相は述べた。
2024.10.07
 21:42
RBC Ukraine EU finds way to bypass Hungary's veto on €6 billion in military aid to Ukraine - Bloomberg <2411-100715>
 EUは、ウクライナへの€6B以上の軍事援助に資金を提供するという決定に対するハンガリーの拒否権を回避する方法を議論しており、Bloombergはすでに一つの解決策が見つかっていると報じている。
 Bloomberg通信社が引用した情報筋によると、欧州対外行動局はEU加盟国が
EPFに自発的に寄付することを認めることを検討しているという。 この決定により、すべての加盟国の同意を必要とするのではなく、資金提供国の合意に基づいて基金からの資金を配分することが可能になる。 ERFが支持を得られるかどうかは、EUの多くの決定が同意を必要とするため、依然として不透明である。
 Bloombersの情報筋は、EU大使が8日に会合を開き、この計画の詳細について話し合うと報じた。
2024.10.07
 16:41
RBC Ukraine

(Yahoo)

Slovakia supports Ukraine's EU membership but not NATO: Key points from PMs' talks <2411-100709>
 ウクライナのシュミハル首相スロバキアのフィコ首相と第2回政府間協議で会談した。 会談では、インフラプロジェクト、エネルギー安全保障、ウクライナ和平計画、ウクライナのEU統合に焦点が当てられた。
 このスロバキアとウクライナの政府間会議は、スロバキアのミハロフツェで行われた前回の4月会議からほぼ半年後のことで、今回スロバキアの当局者は、ウジホロドから20KMに位置するヴェルホヴィナリゾートホテル複合施設を訪れて行われた。 会談の前夜にシュミハル首相は、当事者はロードマップ、つまり最初の会議で署名された共同活動の計画を議論することに焦点を当てると述べた。
 それは、インフラプロジェクト、経済、エネルギー安全保障における協力に関するもので、一部のステップは完了していますが、他のステップは最終段階にある。
 「ウクライナの輸入電力の大部分はスロバキアから来ており、スロバキアは決して支援を拒否したことがない」とシュミハル首相は述べた。
 話題には、戦争を終わらせるためのゼレンスキー大統領の和平計画、ウクライナ領土の地雷除去、人道支援、ウクライナの復興などが含まれていた。 「我々は防衛調達で引き続き緊密に協力する」とウクライナ首相は述べた。
 彼は、ウクライナのEU加盟問題を提起し、スロバキアはその経験を共有し、ウクライナのEU統合に専門家の支援を提供する準備ができていると述べている。
2024.10.06
 23:17
RBC Ukraine Fico vows to block Ukraine's accession to NATO while he remains in office <2411-100608>
 スロバキアのフィコ首相が、ウクライナのNATO加盟に反対の声を上げた。 彼はNATO加盟はすべての加盟国によって承認されなければならないことから、フィコ首相は「私がスロバキア共和国の首相である限り、私が党首として政治的に支配している議員たちを率いて、ウクライナのNATO加盟に決して同意しないように導くつもりだ」と述べた。
 さらに、フィコ首相は、ウクライナのNATO加盟が第三次世界大戦の原因になり得るという論を再び繰り返した。
2024.10.06
 16:17
Kyiv Independent Hungarians protest 'ruling party propaganda,' demand more media freedom <2411-100605>
 10月5日に何千人ものハンガリー人ブダペストに集まり、報道の自由の拡大と、ハンガリーのオルバーン首相政府が運営する「プロパガンダ工場」と呼ばれるものの停止を要求した。
 国営メディアMTVA社の建物の外で開始された抗議行動は、ハンガリーの野党指導者ティサ党の党首であるピーター・マジャールによって組織された。 オルバーンのフィデス党の元党員であるマジャールは、首相の主要な政治的ライバルとして台頭し、現政権の汚職と縁故主義を激しく非難している。
 ユーロニュースは「嘘を何度も繰り返すと、人々はそれが真実だと信じ、ヒトラーのフィデスに対する、与党のプロパガンダに対する助言だ」と、野党指導者は群衆に語ったと報じている。
 「2024年のハンガリーで、公共サービスの名の下に今日起こっていることは、世界的なスキャンダルだ」 報道の自由団体は、オルバーン政権がハンガリー国内でメディア帝国を築き、独立系メディアに圧力をかけていると激しく非難している。 国境なき記者団は、公共放送が「プロパガンダ装置に変えられ」、一方で「いくつかの民間メディアが乗っ取られたり、沈黙させられたりした」と述べていた。 欧州ジャーナリスト連盟は2019年の報告書で、複数のラジオ・TVチャンネル、通信社、オンラインニュースポータルを運営するメディア企業MTVAが「公共放送局から国営放送局に変形した」と述べた。
 ティサ党が10月4日に発表した16項目の要求リストには、MTVAのCEOの解任、公共メディアに対する政治的干渉の停止、そして放送局を公共サービスメディアに戻すことを狙ったと思われる他の措置が含まれている。
 ハンガリーは、欧州各国政府と欧州議会が、報道に対する政府の忍び寄る影響力に対抗することを目的とした「メディア自由法」に合意した後、報道の自由をめぐってEUと衝突した。
2024.10.06
 13:12
Kyiv Independent NATO considering 'concrete steps' on Ukraine's accession at Ramstein summit, WP reports <2411-100603>
 WashingtonPost (WP) が10月6日、ラムシュタインでのNATO首脳会議ウクライナの加盟に関する「具体的な措置」を検討すると報じている。 また、NATO加盟に関して「より具体的な措置」を提供される可能性があると匿名の外交官の話を引用して報じた。
 ウクライナは、11月初旬の米国大統領選挙前のこの形式での最後の会合となる10月12日の会議で、追加の支援の誓約を確保したいと考えている。
 WPが引用した外交官によると、NATO加盟国は加盟に関してより決定的な提案を検討しているが、それはウクライナが求めているものには及ばない可能性が高いという。
 ワシントンでのNATO首脳会議で、加盟の道筋は「不可逆的」であると誓約したにもかかわらず、ウクライナはまだ決定的な招待を受け取っていない。 ウクライナは、同盟への加盟がゼレンスキー大統領が9月に米国指導部に提案した勝利計画の重要な部分であることを明らかにした。
2024.10.05
 11:30
RBC Ukraine Sweden readies historic troop deployment in Latvia <2411-100507>
 スウェーデン軍が、歴史上初めてNATO軍の一部として任務に就くラトビアへの展開を準備している。 Reuter通信は、部隊は2025年初めに出発する予定だと報じている。
 スウェーデンのステネルガルト外相が述べたように、集団的自衛への役割はすべての同盟国の間で揺るぎないもので、彼女は「この大隊の派遣は、ラトビア、スウェーデン、そしてNATO全体をより安全にするのに役立つ」と述べた。
 ラトビアのスプルード国防相は、スウェーデンが同盟とバルト地域を強化する決定を下したことに感謝した。 彼は10月4日、スウェーデン南部の基地を訪問し、NATO軍に600名を送るラトビアの連隊を視察した。
 この連隊は2025年初頭にラトビアに到着する予定で、カナダが率いる陸軍旅団に加わる
 この決定が歴史的な理由は、200年にわたる中立国を経て、ロシアのウクライナ侵攻を受けて2024年3月にNATOに加盟したスウェーデンが、国家安全保障政策の見直しをしたことで、ラトビアへの軍隊の派遣は、スウェーデンにとってNATO加盟国として初めてのこととなる。
 スウェーデン軍はまた、ロシアと国境を接するフィンランドの州に部隊を派遣するつもりであるとも報じられている。
2024.10.05
 08:06
讀賣新聞

(Yahoo)

NATO 軍事委員長、ウクライナが求める長射程兵器使用を支持「理にかなった方法だ」 <2411-100505>
 NATO制服組トップである軍事委員長のバウアー蘭海軍大将が3日、ブリュッセルのNATO本部で読売新聞の単独取材に応じ、ウクライナが強く求めている米欧から供与された長射程兵器の使用制限の撤廃について、支持する考えを示した。 また中露などの権威主義国家による連携への強い危機感も明らかにした。
 ウクライナは露領内のミサイル発射拠点などを破壊するため、長射程兵器を使う必要性を訴えている。 米欧は、露領土への越境攻撃は紛争がエスカレートするリスクがあるとして認めていない。米欧とウクライナで協議している。
 バウアー大将は使用制限の撤廃について、「軍事的には理にかなった方法だ」との認識を示し、「撤廃は政治問題で、決めるのは政治家だ」と述べた上で、「侵略してきた国家への攻撃は国際法、武力紛争法で認められている」と指摘した。
 米欧高官からは、長射程兵器による越境攻撃で戦況は好転しないとの見方も出ているが、バウアー大将はこれに対し、「10km先を攻撃できれば、露軍は25~30km下がる。 90km先を攻撃できれば、120kmまで押し戻せ、敵の兵站能力は低下し、長期的にロシアを弱体化させられる」との見解を示した。
 8月にウクライナ軍が開始した露西部クルスク州への越境攻撃について、「戦略、作戦、技術的に成功を収めた」と指摘し、プーチン露大統領の威信を低下させたと評価したが、ウクライナ東部の露軍を分散させるという狙いについては、期待通りには実現していないと述べた。
2024.10.04
 11:03
讀賣新聞

(Yahoo)

NATO のルッテ新事務総長がキーウ訪問、ゼレンスキー大統領と会談…支援強化の考え強調 <2411-100412>
 ルッテNATO事務総長が3日、ウクライナの首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談した。 ルッテ事務総長は会談後の共同記者会見で、装備や訓練などの対ウクライナ軍事支援を強化する考えを強調した。
 ルッテ氏がNATO事務総長としてキーウを訪問するのは1日の就任後初めてで、共同記者会見で「支援を進めることは私の優先課題だ」と述べた。
 一方、Reuters通信などによると、ゼレンスキー大統領は米欧から供与された長射程兵器による露国内への攻撃を容認するよう改めて求めた。 ゼレンスキー大統領は容認されなければ「ロシアを止めることはできない」と訴えた。 ロシアのミサイルやUAVをウクライナの支援国が迎撃することにも期待した。
 ウクライナ軍が2日に発表した東部ドネツク州の激戦地ウフレダルからの全部隊撤退について、ゼレンスキー大統領は「人命を守ることは、建物を守るより重要だ」と述べ、防衛に当たった兵士の損耗を避けるためにやむを得ない判断だったとの認識を示した。
2024.10.04
 02:12
Defense News French Navy orders underwater drones for deep-sea surveillance <2411-100401>
 仏海軍は、6,000mの深度で重要インフラを監視する自律型潜水艇Exailを発注したと発表した。
 新しい
UUVのアーキテクチャは、国立海洋科学技術研究所であるIfremerと共同開発した同社のUlyxをベースにしており、このプラットフォームは主に海底を横切る偵察活動に使用され、その多くは水深6,000mにある海底ケーブルなどの機密性の高いインフラをカバーしている。
2024.10.03
 19:53
RBC Ukraine European Commission suing Hungary: What's the reason <2411-100321>
 EU欧州委員会は、ハンガリーをEU裁判所に提訴することを決定した。 欧州委員会の報道機関によると、同国の「主権保護」に関する法律はEU法に違反していると見ており、この国内法には、ハンガリーの主権を侵害または危険にさらす可能性があるとされる、他国または外国の機関、組織、または個人の利益のために行われるとされる特定の活動を調査する任務を負う主権防衛局を設立すると欧州委員会は述べた。
 ハンガリーのこの国内法によって課せられた制限は、選挙結果や有権者の意志に影響を与えると考えられる外国の資金で運営されている組織にも適用されることが注目されるため、欧州委員会は2024年2月にハンガリーに懸念を公式に通知した書簡を送付しているが、ハンガリーの対応が不十分であると判断した欧州委員会は、2024年5月に同法のEU法違反に関する苦情を改めて表明する合理的な意見を発表した。
2024.10.03
 18:52
Defense News New pact boosts defense-industry goals in EU lending scheme <2411-100320>
 EUの資金調達部門と防衛部門が、欧州大陸の軍産複合体を強化するために連携を深めており、欧州投資銀行と欧州防衛機関との間で更新された協定が2日に締結された。
 欧州の競争力を強化するためにブロック全体のビジネスやプロジェクトに資金を提供する欧州投資銀行は、欧州防衛庁から業界の指導を受けることになると、2日の共同記者発表で述べた。
 声明はさらに、「この連携はEUの集団防衛能力を強化するための投資を増やすことを目的としている」と述べている。
2024.10.01
 20:39
時事通信

(Yahoo)

ルッテ新総長が就任 オランダ前首相、10年ぶりトップ交代 NATO <2411-100132>
 オランダのルッテ前首相が1日、NATOの事務総長に就任した。 事務総長の交代は10年ぶりで、ウクライナ侵攻を続けるロシアに加え、同国に接近する中国の脅威が強まる中、加盟国間の結束維持に取り組むことになる。
 今夏まで14年近くオランダ首相を務め、対ウクライナ軍事支援で戦闘機調達を主導したルッテ氏は、就任後の記者会見で、ウクライナ支援に加え、集団防衛の強化友好国との連携に取り組む考えを述べた。
 中国に対しては「利益と評判に影響を及ぼすことなくウクライナ侵攻を助長し続けることはできない」と懸念を表明した。
2024.10.01
 18:56
Reuters 通信

(Yahoo)

フランス、地中海東部にヘリ空母派遣 レバノンからの避難に備え <2411-100131>
 仏陸軍報道官が1日、レバノンから外国人を避難させる事態に備えて、5~6日以内にヘリコプター空母(註:強襲揚陸艦)を地中海東部に派遣すると明らかにした。 強襲揚陸艦Dixmudeが9月30日にトゥーロン海軍港を出港し現地に向かったと述べた。
 レバノンには約2万人のフランス人がおり、西側諸国はレバノンで全面戦争が勃発した場合に、国民を安全に脱出させる方法について検討していて、キプロスとトルコが数万人の避難先になるとみられている。
2024.10.01
 15:32
RBC Ukraine Ukraine has right to hit Russian territory - NATO Secretary General <2411-100125>
 (註:ストルテンベルグ氏の後任となった)NATOのルッテ事務総長によると、ウクライナは自衛戦争をしており、国際法によればウクライナは自衛する権利を有しており、これには国境外での行動が含まれていると述べた。 またルッテ事務総長は、各同盟国が独立してウクライナへの支援レベルを決定することを強調した。
 ルッテ事務総長は「ウクライナが自衛戦争を戦っていることを忘れてはならない。 それは、ウクライナが自衛する権利を持っていることを意味し、我々が知っているように、国際法によればこの権利は国境で終わるわけではない。 つまり、ウクライナの自衛権を支持するということは、彼らが侵略者の領土を攻撃することも可能だということで、最終的には、ウクライナへの支援を決定するのは各同盟国次第である」と述べた。
 彼はまた、特定の1つの兵器が戦争を解決するわけではないが、同盟国の支援はウクライナにとって非常に重要であると強調した。
2024.10.01
 10:45
Reuters 通信

(Yahoo)

オーストリア、下院第1党の極右自由党は孤立 大統領も批判的 <2411-100118>
 オーストリアで29日に投開票された国民議会(下院、183議席)選は、極右の親露政党の自由党が29%の得票率で第一党となったが、他の政党が自由党との連立政権樹立に否定的なため、同党は孤立している。
 ベレン大統領自由党に対して批判的なことから、政権協議は難航しそうである。
 EU懐疑派の自由党は今回初めて第一党の座に就いたが、獲得議席は過半数を大幅に下回った。 そのため政権樹立には他党との連立が不可欠だが、他党の幹部はいずれも自由党との連立を拒否している。
 環境政党、緑の党の元党首であるベレン大統領は2023年、自由党がロシアによるウクライナ侵攻を非難せず対露制裁に反対したとして自由党に対する懸念を表明しており、同党のキクル党首の首相指名に否定的な姿勢も示している。
 キクル党首はベレン大統領に、従来の慣行に従って第一党に政権を樹立させるよう求めているが、ベレン大統領はそのような義務はないと反論し、憲法の専門家も同氏の主張を支持している。
2024.09.30
 23:45
RBC Ukraine NATO enhances airspace monitoring in Romania after Russian drone crashes <2410-093019>
 NATO連合国空軍の報道機関によると、NATOは9月29日にルーマニア領空で追加監視を開始し、別のAWACSを配備した。
 ナポリの統合軍司令部司令官の要請に基づき連合国最高司令官が承認した警戒活動の強化は、この地域における同盟のプレゼンス強化を支援し、ロシアの軍事活動を監視することになる」と声明は述べている。
 NATOは、AWACSが同盟国の国境沿いのロシアの軍事活動を監視し、ルーマニアが国境付近の経空脅威に対応する能力を強化すると述べた。
 哨戒飛行はNATO領空でのみ行われ、ギリシャのプレベザ空軍基地から行われる。
2024.09.30
 19:21
讀賣新聞

(Yahoo)

オーストリア総選挙で極右野党が第1党、元ナチス関係者らが結党…欧州政治の右傾化が鮮明に <2410-093014>
 オーストリアで29日に行われた国民議会(下院、任期5年)の総選挙で、元ナチス関係者らが結党した政党で反移民などを訴えた極右野党の自由党が、1956年の結党以来初めて第一党となった。 自由党の勝利は、欧州政治の右傾化傾向を改めて鮮明にした。 ただ、単独過半数には届かず、政権奪取の成否は今後の連立交渉次第となる。
 内務省発表の暫定結果では、自由党の得票率は過去最高の29.2%(獲得議席58)で、現与党の中道右派・国民党は26.5%(同52)、野党の中道左派・社会民主党(同41)は21.0%だった。
 自由党のキクル党首は投票終了後の党首討論で「史上最高の結果に導いてくれた勇気に心から感謝したい」と述べた。
 大統領が慣例通り第1党に組閣を要請すれば、国民党が連立に応じるかどうかが焦点となる。 国民党党首のネハンマー首相はキクル党首が主導する自由党との連携を否定するものの、キクル党首が首相など中枢ポストに就かなければ協力を排除していないとの見方がある。 国民党は過去にも自党主導で自由党と連立を組んでいる一方、国民党は社民党と組めば過半数に達するが政策の隔たりは大きく、野合批判でいっそうの政治不信を招きかねない。
 自由党は「オーストリア第一」を掲げ、移民・難民対策やCOVID-19のワクチン接種義務化など、この5年の国民党政権の政策を批判し、支持を広げた。 EUの対露制裁にも反対しており、自由党が政権を主導することになれば、EUのウクライナ支援にも影響しそうである。
2024.09.29
 21:19
Ukrainska Pravda Satellite image shows missile arsenal in Russia's Volgograd Oblast intact following Ukrainian strike <2410-092911>
 
RFE/RLが、ロシアのヴォルゴグラード州コトルバン村近くでウクライナのUAV攻撃で、目標となったミサイルと火砲の武器庫が攻撃されなかったことを示す衛星画像を公開した。
 9月29日の衛星画像には、ウクライナのUAV攻撃の結果、ロシア国防省の主要ミサイル・砲兵総局の武器庫近くで火災が発生したことを示しているが、炎は弾薬庫の敷地内には広がらなかった
 これに先立ち、ウクライナ軍参謀本部は、9月28日~29日の夜に、ウクライナ国防軍がヴォルゴグラード州のコトルバン村近くでミサイルと火砲の保管と整備に使用されたロシアの補給所を攻撃したと報告していた。
2024.09.28
 23:35
RBC Ukraine Finland wants to host NATO ground forces headquarters 100 km from border with Russia <2410-092801>
 フィンランドのハッカネン国防相によると、ロシアとの国境に近いフィンランドにNATOが地上軍司令部を設置する予定だという。
 新しいNATO地上軍司令部を設立する決定は、2025年に同盟諸国の国防相によって行われると予想されている。
 フィンランドの国防相によると、本部はロシアとの国境から100km離れたフィンランドの都市ミッケリに置くことが提案されている。
Mikkeli の位置 (Google Map)】
 ハッカネン国防相は、フィンランド国防軍の地上部隊の司令官が新しい司令部の司令官になると述べた。 平時のNATO地上部隊司令部要員は数十名で構成される。
 ハッカネン国防相は、フィンランド国防軍の地上部隊の本部がすでにミッケリにあるため、新しいNATO地上軍司令部はミッケリに設立されるべきだと考えている。 これにより、NATOの北部地域における地上部隊の作戦計画の効果的な計画も容易になる。
2024.09.27
 13:55
AFP=時事

(Yahoo)

ロシアへの抵抗は「無責任」 ハンガリー首相顧問、無抵抗降伏論唱え炎上 <2410-092716>
 ハンガリーのオルバン首相の政治顧問が、ハンガリーはロシアによる侵攻を受けても、ウクライナのように防衛戦争をしなかっただろうと述べ、26日に批判を浴びた
 政治顧問のオルバン・バラージュ氏は、1956年に発生した「ハンガリー動乱」がソ連の介入を受けて圧倒的な軍事力で鎮圧されたのを受け、ハンガリーは「慎重」であるべきことを学んだと述べた。 オルバン・バラージュ顧問はオルバン・ビクトル首相の親族ではない。
 バラージュ顧問は親政府紙Mandinerが25日に公開した動画で、「1956年のことに基づけば、われわれはおそらくウクライナのゼレンスキー大統領が2年半前にしたようことはしなかっただろう。 なぜなら、それは無責任だからだ」と主張した。
 「彼がウクライナを防衛戦争へと導いたのは明らかで、大勢が死亡し、領土も失われた。 これは彼らの権利、主権国家の決定であり、そうすることはできる。 だが、もしわれわれが助言を求められていたら、勧めなかっただろう。 1956年にわれわれは慎重であるべきこと、そして非常に大切なハンガリー国民の命を無駄にしてはならないことを学んだ」と続けた。
2024.09.25
 22:26
RBC Ukraine Ukraine legitimately defends its territory - Slovak President <2410-092523>
 スロバキアのペレグリーニ大統領は国連総会での演説で、ウクライナはロシアから自国の領土を合法的に守っており、その防衛方法は国連憲章に沿っていると述べた。  ペレグリーニ大統領は、ロシアのウクライナに対する戦争がスロバキアのすぐ近くで起こっていることを強調し、原因は主権や領土保全といった国際法の主要原則を侵害したロシアの侵略である。
 ペレグリーニ大統領は、スロバキアの隣国であるウクライナは国連憲章を含む国際法に従って自国の領土と国民を合法的に守っていると述べた。
 大統領によれば、戦争はウクライナ人の生活、インフラ、そして未来を破壊するだけでなく、ロシア人に何の利益ももたらさないとし、国際法と国連憲章に基づく永続的で公正な平和を模索し始める時が来たことを強調した。  スロバキアは、ロシアに対する防衛のためにウクライナに軍事支援を提供することを拒否しており、ウクライナとロシアの間の交渉を定期的に呼びかけている。
【註】
 ハンガリーと共に親露的な動きを示してきたスロバキアの大統領がこのような発言を公式の場で行ったのは驚きである。
【関連記事:2410-091831 (RBC 2024.09.18)】
 この戦争の進展からこのままロシア寄りの姿勢をとり続けるのは賢明ではないと見た可能性も。
2024.09.21
 03:13
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナに最大390億ドル融資 ロシア凍結資産の利子活用 <2410-092102>
 EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長が20日、ウクライナへの支援として、凍結されたロシア資産から得られる利子収入を活用して最大€35B ($39B)を融資する方針を明らかにした。
 フォンデアライエン委員長は訪問先のウクライナで行われたゼレンスキー大統領との共同記者会見で、「ウクライナはロシアの攻撃に直面し、27ヵ国からなるEUによる継続的な支援を必要としている」と言明した。
 ゼレンスキー大統領は融資をエネルギーや防空、武器調達に充てるとしたほか、自身が策定した「勝利計画」を2024年内に承認するよう同盟国に改めて求めた。
2024.09.19
 20:05
RBC Ukraine Stoltenberg: More weapons for Ukraine increases chances of war ending <2410-091927>
 ストルテンベルグNATO事務総長が退任演説で、ウクライナとロシアの間の和平を達成する可能性は、ウクライナへの武器供給の増加に直接依存しており、これによりプーチン露大統領は、彼が望むものを武力で手に入れることはできないことを認識させるだろうと述べた。 ストルテンベルグ事務総長は、軍事力は対話の必要条件であり、それは強力な防衛によって支えられている場合にのみ機能すると指摘した。
 事務総長によると、ウクライナでの戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は、戦争に負けることだが、その場合、それは平和ではなく占領になるであろう。 一方、プーチンは戦争で目標を達成するため、戦争を継続し続ける。
2024.09.19
 17:25
Kyiv Independent Germany delivers over 20 Leopard 1 tanks, Gepard anti-aircraft guns, other aid to Ukraine <2410-091920>
 ドイツ政府は9月19日、ウクライナへの最新の軍事援助供与において、Leopard 1A5 MBT 22両155mm砲弾61,000発Gepard
SPAAG 3門 (予備部品付き)、その他の装備を引き渡したと発表した。
 このTrancheには、Bandvagn 206全地形対応車5両、TRML-4D対空レーダ2基、全地形装軌運搬車Warthog、およびドイツ連邦軍と企業の在庫からの車両112両のも含まれていた。
 ウクライナは、Vector 偵察UAV 30機、Heidrun RQ-35偵察UAV 20機、Songbird UAV 12機、Hornet XR UAV 6機、海軍仕様UAV20機を受領した。
 ドイツはさらに、予備部品付きのBeaver戦車橋3両、予備部品付きのDachs装甲工兵車1両、およびWisent 1地雷除去戦車6両を供与した。
 Leopard 1A5 MBT 22両と予備部品は、デンマークとの共同で供与した。
 当初は武器供与に躊躇していたドイツは、米国に次ぐウクライナへの第2位の軍事援助国となったが、ショルツ首相はTaurus長距離ミサイルなど、一部の主要能力の供給にまだ消極的である。
2024.09.19
 11:17
Ukrinform NATO 事務総長、ウクライナによるロシア領への長射程攻撃がプーチンの「レッドライン」だとは思わず <2410-091915>
 ストルテンベルグNATO事務総長はTimesの取材で、NATO加盟国がウクライナに対してロシア領内の合法的目標への攻撃を許可することがNATOが戦争に巻き込まれるとの発言は誤っているとの見方を示した。
 また事務総長は、ウクライナに対してStorm Shadowのような長射程ミサイルをロシア領攻撃のために使用する許可を出すことを支持している英国やフランスといった同盟国を支持していると発言した。
 さらに事務総長は、そのような許可は個別の国が決めることであり、NATO全体で決めることではないともした。
2024.09.19
 02:01
Defense News France and Italy order upgraded SAMP/T air-defense systems <2410-091903>
 フランスとイタリアは、極超音速ミサイルなどの脅威に対処できる次世代のSAMP/Tを発注し、ルコルニュ仏国防相は、このシステムの完全ヨーロッパ製を宣伝した。
 ルコルニュ仏国防相はSAMP/T NG 8個システムの発注を発表し、初号機は2026年に配備され、クロセット伊国防相は9月10日に10個システムを発注したと述べた。
どちらの国もこの命令の価値を提供していませんが、フランスは2024年の軍事予算に購入のための€674M ($750M) の支出承認を含めている。
 フランスはThales社とミサイルメーカーのMBDA社が開発したSAMP/Tではなく、Diel社のIRIS-Tと米国製のPatriotを欧州Sky Shield Initiativeのバックボーンとして提案するドイツから、まだ賢明な態度をとっている。
 次世代のアップグレードにより、フランスとイタリアのシステムは、Patriotで報告された射程と同様の150km以上の迎撃範囲と、極超音速ミサイルの迎撃能力が向上した。
2024.09.18
 23:00
RBC Ukraine Slovakia fears new conflicts if Ukraine joins NATO <2410-091831>
 スロバキアのブラナール外相がウクライナのシビハ外相との会談後に記者団に対し、ウクライナがNATOに加盟する可能性が新たな紛争につながる可能性があることを懸念していると述べた。 ブラナール外相は、ロシア・ウクライナ戦争は軍事的手段では解決できないと述べ、スロバキアは平和的解決の迅速な模索を提唱していると述べた。
 彼はまた、スロバキアはウクライナのEU加盟を支持しているが、NATO加盟に関するウクライナの見解には同意していないと付け加えた。 彼は、NATO加盟が新たな紛争につながる可能性があると考えているが、スロバキアはウクライナがその道を選択する権利を尊重していると述べた。
 対照的にウクライナのシビハ外相は、NATO加盟は安定性を確保するため、ウクライナとスロバキアの双方の利益と一致すると自信を表明し、NATO加盟が平和につながると主張した。
2024.09.18
 14:35
Kyiv Independent Von der Leyen names new European Commission with pro-Ukraine figures leading diplomacy, defense <2410-091820>
 欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長が9月17日、ロシアのウクライナ戦争やその他の世界的な課題への対応を改善するため、EUの執行機関の構成を発表した。
 フォン・デア・ライエン委員長は、6月の選挙で2度目の5年任期を勝ち取り、全面戦争中にウクライナを声高に支持することを証明しており、それはEUの主要な仕事に彼女が選んだことに反映されている。
 欧州委員会は歴史上初めて設置されたEUの防衛政策を監督する新しいポストに、リトアニアの元首相で欧州議会議員のクビリウス氏が就く。
 フォン・デア・ライエン委員長は、委員は「欧州防衛同盟の発展と産業能力への投資拡大に取り組む」と述べた。 ロシアのウクライナ侵攻により、EU諸国がウクライナに十分な武器弾薬を供給するのに苦労したため、ヨーロッパの防衛産業の深刻な欠陥が明らかになった。
2024.09.18
 06:55
Defense One Russia's hasty mobilization could see more drones crash on NATO territory <2410-091808>
 米欧州空軍とNATO連合国空軍司令部の司令官は9月17日に記者団に、ロシアが180,000名を増員する計画は、UAVやミサイルがNATO領内に入るような事故のリスクを高めると語った。
 ヘッカー大将は、急遽訓練を受けた徴集兵がウクライナに投入され、UAVやその他の作戦を行うことは「我々が間違いなく懸念している」と述べた。
 ヘッカー大将は、ラトビアでの最近のロシアのUAVの墜落について尋ねられ「軍事作戦の訓練を受けていない人々を街頭から捕まえれば、誤算や間違いのリスクは高まる。 そして、私たちはそれをルーマニアやポーランドで見られた多くの侵略、あなたがラトビアで話した侵略もあった」と言った。
2024.09.17
 16:08
Kyiv Post ‘A Plan That Can Work’ – Ukraine at War Update for Sept. 18 <2410-091711>
 中央アジア諸国のコンソーシアムが9月17日に、、特にドイツロシアが支配するパイプラインと供給を迂回するヨーロッパへの石油回廊に投資することを提案した。
 AFP通信は、20年以上ぶりに中央アジアを訪問したショルツ独首相による今週のカザフスタン訪問の冒頭でトカエフ大統領は「中央アジアとヨーロッパ間の輸送・物流システムのさらなる統合が緊急の課題である」と述べたと報じた。 トカエフ大統領は「このルートをヨーロッパ横断輸送網に接続するためのドイツの支援を期待している」と述べ、「我々は、この戦略的プロジェクトに参加するようドイツのパートナーを招待している」と彼は言った。
 カザフスタンは中央アジア最大の経済大国であり、カスピ海に近い石油資源の豊富な地域、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの旧ソビエト共和国5ヵ国の首脳とドイツが参加する「5+1」サミットに参加している。
 内陸国の中央アジア諸国は、制裁対象国ロシアとイランを迂回するため、アゼルバイジャンとカスピ海を通る石油パイプラインを提案している。
2024.09.17
 14:03
Kyiv Independent ‘It’s personal’ — Why Germany still refuses to send Taurus missiles to Ukraine <2410-091709>
 米国と英国は、ウクライナが既に配備されている欧米製ミサイルを使ってロシア国内の奥深くの標的を攻撃するのを許す圧力に直面しているが、ドイツはそのようなミサイルの提供さえ拒否している。 ショルツ首相は9月13日に「ドイツは、我々が何をし、何をしないかについて明確な決定を下した。 この決定は変わらない」と述べ、ウクライナへのTaurusの提供を断固として拒否した。
 彼の発言は、バイデン米大統領とスターマー英首相がワシントンでの会談で、ロシア国内での西側諸国から供給された長距離兵器の使用制限を解除するまでに至らなかった後に行われた。
 米国は春、ウクライナにATACMSを提供し始めたことを確認した。 ウクライナは以前に射程160kmのミサイルを供与されていたが、新しいバッチは300kmの射程を持つ高度なミサイルで構成されていた。 しかし、ドイツのTaurusの供与を行わなかった。
 これに先立ち、ドイツは米国に続いて、2023年初頭に最初のPatriotシステムと待望の戦車を引き渡した。
 ウクライナがロシアのクルスク州への奇襲侵攻を開始したとき、ドイツはこの作戦を承認していた。 ドイツ国防省は、ウクライナは国際法を遵守して、ロシア国内で自衛のために使用する兵器を「自由に選択できる」と述べた。 それなのに、ドイツはロシア軍の後方を攻撃できるミサイルを提供するというウクライナの要求を保留し続けている。
2024.09.15
 17:44
Kyiv Independent The Russian targets that could be on Ukraine's long-range missile strike list <2410-091508>
 ここ数週間のウクライナの要望は、西側同盟国からの長距離兵器でロシア領土の奥深くまで攻撃するのを許すというものになっている。 全面戦争が始まって以来、米国や他の武器供給国は、ウクライナが供給した兵器を使用して反撃することを禁じており、しばしば戦争が拡大する恐れを理由に挙げている。
 しかしこの1週間で潮目が変わった兆しがあり、Guardian紙は、英国がすでにウクライナがロシアへの攻撃にStorm Shadowを使用することを許可することを決定したと報じた。 Politicoは、米大統領府がウクライナが長距離兵器で攻撃する必要のある目標について話し合っていると報じた。 ウクライナが要請したもの、または米国や英国が承認した目標リストの公開は、運用上の理由から可能性は低い。
 西側諸国の当局者は、ウクライナが新たに獲得した射程を活用できるようになる前に、ロシアが重要な装備等を射程外に移動させるのではないかという懸念から、政策変更について公然と話すことを躊躇している。
 しかし、ウクライナが利用可能な兵器の範囲を国境の反対側にあるロシア軍の位置に一致させることで、政策が正式に変更された場合に何が可能になるかを明らかにすることができる。
 ISWの8月の報告書は、米国が供給したATACMSの射程300km以内に「245以上の既知のロシア軍および準軍事施設」を特定したが、これは現在、ウクライナが供給している西側ミサイルの中で最も遠い射程である。
2024.09.15
 13:24
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、長距離兵器でロ領内攻撃する軍事的理由ある=NATO 高官 <2410-091506>
 NATO軍事委員長のバウアー蘭海軍大将が14日、ウクライナには西側諸国の兵器を使ってロシア領内の奥深くを攻撃する十分な軍事的理由があるとの見解を示した。 バウアー大将はプラハで開かれたNATO軍事委員会の会合で、武力紛争に関する法律では国家に自国を防衛する権利が与えられており、それは国境で止まるものではないと指摘した。
 スターマー英首相とバイデン米大統領は13日にホワイトハウスで会談し、ウクライナに対し、長距離ミサイルを使用したロシア領内への攻撃を認めるかどうかについて協議したが、決定に関する発表はなかった。
 プーチン露大統領は、西側の長距離ミサイルでロシアを攻撃することをウクライナに認めれば、西側諸国はロシアと直接戦うことになると警告している。
【註】
 第2次大戦開戦直前の1938年3月に、オーストリア併合を達成したヒトラーがチェコのズデーデン地方をドイツに併合した際に、当時の英国チェンバレン内閣がドイツとの戦争になることを恐れて口先だけのドイツ非難を行い、介入を回避したことが、結果的にヒトラーに第二次大戦海戦の決心をさせたと言われている。
 この歴史上の事実が、戦禍の波及を恐れて介入を行わないことが、結果としてより大きな戦争を誘発することを示している。
 2014年にロシアがクリミアを略奪したのに、2022年2月にウクライナへの侵攻を許してしまったのもその一例と思われる。
2024.09.14
 22:32
Kyiv Independent Germany won't allow long-range strikes on Russia even if other countries do, Scholz says <2410-091414>
 ドイツのメディアWeltが、ショルツ独首相はブランデンブルク州プレンツラウでの公開講演で、ドイツの兵器を使用して前線のはるか後方へ攻撃を開始することを「他の国が別の決定をしたとしてもドイツは許可しない」と述べたと報じた。ショルツ首相は、ウクライナがドイツの長距離兵器を使用してロシアの奥深くの標的を攻撃するという考えには反対し続けると強調した。
 ただショルツ首相は、ドイツはウクライナが崩壊しないように軍事的に支援し続けると述べた。
 首相の発言は、バイデン米大統領とスターマー英首相が9月13日にワシントンで行われた会談で、ロシア領内での西側諸国から供給された長距離兵器の使用制限を解除しなかった直後に行われたもので、メディアは禁止措置が撤回されるかもしれないという明るい兆しを報道し続けていた。
2024.09.14
 13:36
Kyiv Independent NATO could have done more to stop Russia's full-scale invasion of Ukraine, Stoltenberg says <2410-091406>
 10月に辞任し後任にルッテ元オランダ首相が就く、ストルテンベルグNATO事務総長が9月14日に公開された取材で、ロシアのウクライナへの全面侵攻がは始まったことが、彼の10年間の任期で最悪だったと述べ、NATOはロシアの侵攻を防ぐために、ウクライナにより多くの武器を提供できたはずだと述べた。 彼は「私は驚かなかった。 なぜなら我々は諜報機関から何が起こるかを知っていたからだ」と言った。
 ストルテンベルグ事務総長は、「しかし、それが実際に起こっているのを見て、私はまだショックを受け、これが歴史の転換点であることに気づいた。 あの日の前にはヨーロッパがあり、あの日の後には別のヨーロッパがある」とし、ウクライナが全面侵攻受ける前に求めていた兵器の供与にNATOが消極的であったことを強調し、西側諸国がエスカレーションを恐れていることを強調し、これは今日まで続いており、戦車や戦闘機などの兵器システムの大幅な遅延につながっていると述べた。
 彼はドイツのFAS紙に「今、我々が戦争に軍事物資を提供しているが、全面侵攻前に提供していれば戦争を防げたはずだ」と語った。
2024.09.13
 23:06
Defense News France tests space lasers for secure satellite downlink in world first <2410-091321>
 フランスの企業が、フランス
DIAが後援する実験で、低軌道の超小型衛星と商業地上局との間の通信にレーザーを使用した。 フランス国防省はこの実験を世界初と呼んでいる。
 同省によると、レーザー装置を搭載したUnseenlabsの衛星は、Cailabsが提供する光学地上局と数分間安定したリンクを確立した。
 同省によると、この夏のテストの成功により、フランスの将来の軍事衛星にシステムを統合する道が開かれるという。 同相は、この計画に€5.5M ($6.1M) の資金を提供している。
2024.09.13
 18:02
Bloomberg

(Yahoo)

ハンガリー首相、さらなる独自外交を示唆-7月に中ロなど訪問 <2410-091315>
 ハンガリーのオルバン首相は、自称「平和使節」の一環として物議を醸した7月のモスクワ訪問に続き、独自のサプライズ外交を今後も行う可能性をほのめかした。
 オルバン首相は13日、国営ラジオの取材で、「私のポケットの中には、さらなる 『平和使節』の考えがある。 平和に一歩ずつ近づけるよう、予想外の取り組みを続けていくつもりだ」と述べた。
 オルバン首相は7月、モスクワでプーチン大統領と、北京で習国家主席と、トランプ前大統領と米フロリダ州パームビーチの同氏私邸マールアラーゴで次々に会談した。 EUやNATOの同盟国には事前に一切知らせなかった
 オルバン首相はこうした外遊を、ロシアのウクライナ侵攻の停戦を推進する画期的な取り組みとして形容してみせた。 欧米同盟国は、オルバン首相の行動はロシアに対する一種の融和策であり、ウクライナへの連帯を損なうものとして、痛烈に批判している。
2024.09.13
 06:56
Reuters 通信

(Yahoo)

西側はロシアと「直接」戦争、長距離攻撃容認なら プーチン氏が警告 <2410-091304>
 ロシアのプーチン大統領が12日、西側諸国がウクライナに供与した長射程兵器でロシアに対する攻撃を認めれば、西側諸国はロシアと直接戦うことになると警告した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ATACMSやStorm Shadowなどを利用した攻撃を容認するよう西側諸国に要請している。
 プーチン大統領はこれについて、ミサイルの飛行経路のプログラミングなどはNATOの軍人が行うことになるため、ウクライナに長距離ミサイルを供与している国が直接戦争に引きずり込まれることになると警告し、「決定が下されれば、米国、欧州諸国を含むNATO加盟国がウクライナ戦争に直接関与することになる」とし、これにより「紛争の本質そのものが大きく変化する」と述べた。
 ただ、ロシアが具体的にどのような対抗措置をとるかは明らかにしなかった。
【註】
 ロシアが行える対抗策としては以下が考えられるが、いずれも実施すればロシアの命取りとなるため、実施できないであろう。
・NATO軍事基地への長距離ミサイル等による攻撃
・バルト三国やポーランドへの侵攻
・ウクライナへの核攻撃
・米国やNATO加盟国への核攻撃
 結局出来るのはサイバー攻撃か電子攻撃、或いは米国の軍事衛星に対するASAT攻撃程度であろう。
2024.09.12
 20:50
RBC Ukraine US to allow Ukraine deep strikes into Russia, but not with ATACMS missiles – The Times <2410-091226>
 Times紙によると、米国はウクライナがロシア領土を攻撃するために英国とフランスのミサイルを使用することを許可する可能性があるが、自国の兵器は許可しないという。
 匿名の情報筋によると、バイデン米大統領はウクライナのゼレンスキー大統領に対し、Storm Shadowとそのフランス対応ミサイルであるSCALPを使用してロシア領内の標的を攻撃することにゴーサインを出す可能性があるという。 しかし、米国がウクライナにATACMSの発射を許可する可能性は低い。
 バイデン大統領は、この問題について他の欧州の指導者と議論し、政策変更の可能性について意見を集めることが期待されている。
2024.09.12
 14:19
AFP=時事

(Yahoo)

領空侵犯のロシア無人機、NATO航空部隊が撃墜すべき リトアニア国防相 <2410-091220>
 リトアニアのカスチュナス国防相が11日、先週末ラトビアにロシアのUAVが墜落したのを受け、バルト三国にNATOの航空部隊は、領空を侵犯したロシアのUAVを撃墜すべきだと訴えた。
 2004年にNATOに加盟したバルト三国は有効な航空戦力を持たないため、他のNATO加盟国の航空部隊がバルト三国上空の哨戒を行っている。
 カスチュナス国防相は首都ビリニュスで記者団に対し、NATOの航空部隊は「哨戒をするだけでなく、必要かつ可能であればUAVを破壊しなければならない」と語り、実現には、意思決定を迅速化する必要があると付け加えた。
 7日にラトビアに墜落したロシアのUAVについてラトビア軍は、イランが開発した攻撃型UAV Shahedで、爆発物が搭載されていたとしている。
 ラトビアのリンケービッチ大統領は10日、ロシアのUAVをめぐる問題について同盟国と協議していると述べた。 リンケビッチ大統領は「UAV迎撃の手続きについてNATO同盟国に問題を提起した。 われわれの国境への無人機の接近が確認次第、同盟国の戦闘機を使用するよう求めている」と述べた。
2024.09.12
 00:17
Kyiv Independent Guardian: UK has decided to allow Ukraine to use Storm Shadow missiles in long-range strikes on Russia <2410-091201>
 Guardian紙が匿名の英国当局者を引用して9月11日、英国はすでに非公式にウクライナが英国が供給したStorm Shadowをロシア深部への長距離攻撃に使用することを許可していると報じた。
 ウクライナは、長距離兵器の使用制限が戦争努力を抑制していると長い間主張してきたが、米国はウクライナが自国の兵器でロシア領土の奥深くまで攻撃するのを許すことは、状況をエスカレートさせる可能性があると主張してきた。
 ブリンケン米国務長官とラミー英外相は9月11日にキーウで行われた共同記者会見で、戦争をエスカレートさせたのはロシアに責任があると述べた。
 キーウ訪問は、イランがロシアにBMを供与したと米国が確認した翌日に行われ、ブリンケン国務長官が戦争における「追加能力と追加柔軟性」と表現したものをロシアに与えた。
2024.09.10 Janes Italian Navy PPA carries out first patrols to enforce sanctions against North Korea <2410-091017>
 伊外務省が9月9日に、RIMPAC2024年演習に参加したイタリア海軍のThaon di Revel級多目的外洋哨戒艦 (PPA) Raimondo Montecuccoliが、北朝鮮制裁違反の可能性に対する同国初の哨戒に参加したと発表した。
 伊外務省は、イタリア海軍のThaon di Revel級PPA3の三番艦であるRaimondo Montecuccoliが、2024年8月下旬から9月上旬にかけて日本近海での哨戒に参加したと付け加えた。
 同艦が実施した活動は、北朝鮮に対して課された国連安全保障理事会の制裁に違反する可能性のある海上活動の監視を中心としている。 これには、北朝鮮船籍の船舶で行われる海上での物品の瀬取りが含まれる。
2024.09.08 Stars & Stripes

2 NATO members say Russian drones have violated their airspace <2410-090812>
 NATO加盟の2ヵ国が9月8日、ロシアのUAVが自国の領空を侵犯したと述べ、1機は隣国ウクライナへの夜間攻撃中にルーマニアを飛行し、もう1機は前日にラトビア東部で墜落したと報じられている。
 ルーマニア国防省が報じたところでは、ロシアがウクライナのドナウ川を渡る民間船と港湾インフラを攻撃した際、8日早朝にUAVがルーマニア領空に侵入した。
 ルーマニアはF-16を発進させて空域を監視し、東部の2つの地域の住民に警報を発したと付け加えた。
 また、ルーマニアとウクライナの国境沿いの無人地帯にある影響域の調査が進行中であると述べた。 死傷者や損害の即時の報告はなかった。
 一方8日遅くに、ラトビアのシュプルード国防相は、ロシアのUAVが前日にレゼクネの町近くに落下し、隣国ベラルーシからラトビアに迷い込んだ可能性が高いと述べた。
 ラトビア領空への侵入は珍しいが、ルーマニアは2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、2024年7月には自国の領土でUAVの破片を数回確認している。
2024.09.08
 20:00
RBC Ukraine Russian drone shot down in Latvia was likely Shahed <2410-090810>
 最近ラトビアで撃墜されたUAVは、ロシアのShahedだった可能性がある。 ベラルーシのメディアによると、それはベラルーシ経由で侵入してきた。
 メディアによると、9月7日の06:00頃にベラルーシで突入攻撃型UAVが発見された。 それはナヴァルダクの近くを飛翔していたが、その後UAVは姿を消した。 予備データによると、北に移動していた。
 10:00頃、ラトビア空軍のヘリコプターがレゼクネ近くで離陸し、ベラルーシとの国境でパトロールを行っていたが、ナヴァフルダクからレゼクネまでの距離は335kmで、200km/hで飛行すれれば、UAVは08:30頃にレゼクネに到着した可能性がある。
NavahrudakRezekneの位置 (Google Map)】
 このことから、レゼクネ近郊で墜落したUAVは、朝にナヴァフルダク近郊を飛行したShahedと同じものである可能性があると結論付けた。
 ロシア軍は9月7日の夜に数十機の突入攻撃型UAVでウクライナを攻撃した。 ロシアは67機のUAVをウクライナに発射したが、防空システムで58機のShahedを撃墜された。
2024.09.08
 17:57
RBC Ukraine NATO condemns violation of Romanian airspace by Russian drone <2410-090807>
 ゲオアナNATO副事務総長が9月7日夜にロシアのUAVの1機がルーマニア領空を侵犯した。 NATOはそのような行動を非難すると述べた。 彼は、同盟はNATO同盟国に対するロシアの意図的な攻撃を示す情報を持っていないが、そのような行動は無責任で潜在的に危険であると付け加えた。
 ロシアは9月7日~8日の夜に、再びUAVでウクライナを攻撃し、それらのほとんどはオデッサ地域で目撃された。
 ウクライナ軍は02:49、ロシアのUAVがルーマニアの国境を越え、この国の空域に入ったと報告した。 UAVはほぼ1時間NATO国の領空を飛行し、03:41にルーマニアを離れたと報告された。
 ラトビア大統領リンケヴィッチが9月7日に、ロシア軍のUAVがラトビア東部で墜落したため現在、調査中と述べた。 大統領は、NATOの東翼での同様の事件の数が増えていると指摘した。
 ラトビア国軍 (NAF) によると、UAVがベラルーシからラトビア領空に侵入した。
2024.09.08
 16:42
RBC Ukraine Russian drone crashes in Latvia, investigation underway <2410-090806>
 ラトビアのリンケヴィッチ大統領が、ロシアのUAVが墜落しているのはウクライナだけではなく、ラトビアで同様の事件が発生したと述べた。 Delfiが国軍 (NAF) が入手した情報によると、UAVはベラルーシから同国の空域に入ったと書いている。 NBS司令官のカルニシュ中将は、UAVが7日にラトビア領空に入り、すぐに発見されたとLETAに語った。
 大統領によると、ロシア軍のUAVが9月7日に国の東部で墜落し、現在調査中で「我々は同盟国と緊密に連絡を取っている」と述べた。
 リンケヴィッチ大統領は、NATO東翼で同様の事件の数が増えていることを強調し、「我々は彼らに集団で対処しなければならない」と要約した。
2024.09.08
 14:19
時事通信

(Yahoo)

独軍艦、台湾海峡通過へ 22年ぶり、中国けん制 報道 <2410-090805>
 Reuters通信によると、ドイツSpiegel誌が7日に独海軍艦2隻9月中旬に台湾海峡を通過する見通しと報じた。 Spiegelが情報筋の話として伝えたところでは、独側は台湾海峡通過に関し、通常航海の一環と強調するため中国に公式な通知は行わない見込みで、独海軍のシュルツ少将は8月、台湾海峡を通過することで、国際法に基づく秩序や、域内対立の平和的解決に向けたドイツの関与を示すことになるとReutersに語っていた。
 台湾海峡を巡っては、米国の軍艦も「航行の自由」を確保するためたびたび通過し、中国が台湾問題への介入とみて反発している。
 独軍艦の同海峡通過は22年ぶりで、台湾への威圧を強める中国を牽制する狙いがある。
2024.09.08
 03:15
RBC Ukraine Russian drones violate Romanian airspace - Ukrainian Air Forces <2410-090803>
 ウクライナ空軍が02:49に更新したTelegramによると、9月7日~8日の夜にロシア軍の攻撃用UAVがルーマニア領空を侵犯したと発表した。
 オデッサ地方のサドヴェに向かっていた露UAVはオデッサ南部のヴィルコヴェとキリアに向かって進路をとっていたが、ルーマニアのサバンギア地域上空で発見され、その後ルーマニア領を離れたと報告した。
 ウクライナ空軍は「UAVはヴィルコーブ上空を飛行し、オデッサ地域の沿岸水域に沿って移動し続けている」と述べた。
2024.09.07
 10:03
Kyiv Independent Negotiations underway on Azeri gas transit to EU via Ukraine, Azerbaijan says <2410-090706>
 アゼルバイジャンのアリエフ大統領が9月6日、イタリアのチェルノッビオ・フォーラムで、アゼルバイジャンとEU、ロシア、ウクライナとの間で、ウクライナ経由での天然ガス供給に関する交渉が進行中であると述べた。
 ウクライナは現在、2019年に署名された協定の一環としてロシア産ガスをEUに輸送しており、2024年12月に期限が切れるが、EUとウクライナは契約の延長を求めず、別のガス供給者を探すと述べている。
 ゼレンスキー大統領は、7月3日のBloombergの取材で、ウクライナがアゼルバイジャンのガスをEUに輸送するための交渉を行っていることを明らかにした。
 ロシアは2022年にヨーロッパへのパイプラインガス輸送の多くを削減したが、オーストリア、ハンガリー、スロバキアなどの国々は依然としてロシアの輸入に大きく依存している。
 アリエフ大統領は演説で「ロシア、ウクライナ、EUは、ウクライナ領土を通るガス輸送の継続に関連して、我々に接近してきた」と述べ「数ヵ月間、我々は共通項に到達するために多大な努力を払ってきた。 もしウクライナ経由のガス輸送が止まればウクライナのガス供給システムは完全に麻痺することになり、一部のEU諸国は深刻な困難に直面するだろう」と付け加えた。
2024.09.06 Janes Luftwaffe's IRIS-T SLM reaches IOC <2410-090614>
 ドイツ空軍のIRIS-T SLM中距離防空システムは、9月4日にドイツ北部のトーデンドルフ訓練場で最初の操作員の訓練を完了し
IOC達した。
 ドイツ政府は9月4日にウェブサイトで、IRIS-SLMはドイツの防空能力のギャップを埋めるとともに、国内および同盟国の防衛に重要な貢献をし、欧州の防空を強化すると述べた。
 式典での発言で、ショルツ首相は、IRIS-Tの調達を「ロシアは長年にわたり、特にミサイルやCMで大規模な軍備増強を行ってきており、プーチン大統領はINF条約のような軍縮条約を破った。 彼はベルリンから530km離れたカリーニングラードまでミサイルを配備した」と述べた。
 IOCは、ドイツ連邦軍装備・情報技術・現職支援局 (BAAINBw) が8月初旬にDiehl社からドイツ空軍初のIRIS-T SLMを受領してから1か月後、ドイツ連邦議会のドイツ連邦軍特別基金の資金提供を受けてから14ヵ月も経たないうちに行われた。
2024.09.06
 01:01
Defense News Germany receives first IRIS-T antimissile system for its own forces <2410-090601>
 ドイツ軍は、2022年のロシアの侵攻以来、ウクライナ向けの兵器生産を優先していたが、9月4日に自軍用の最初のIRIS-T SLMを受領した。
 ショルツ首相はドイツ北部のTodendorf基地での披露式典で「ヨーロッパの防空の新たな章が始まりつつある」と述べた。 首相は「これは誇張なく、ヨーロッパの安全と平和を維持することに関するものだ」と付け加え、この機会を利用して、米国の中距離ミサイルをドイツに配備するという夏の決定を擁護した。
 4日に運用が開始されたこのシステムは、ドイツ連邦軍に納入された6個システムのIRIS-T SLMの最初のもので、これはドイツ、更により広範なヨーロッパ大陸の防空能力の長年のギャップを埋めるものである。
 IRIS-Tは元々はAAMとして開発されたが、SAMに改良され、地対空型 (SLS) とミサイル (SLM) に大幅改良された。
2024.09.05
 19:49
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ経由のガス供給、ロシアは継続の意向=プーチン氏 <2410-090512>
 プーチン露大統領が5日、ロシアはウクライナ経由でEUへの天然ガス供給を続けるつもりだが、2024年末で期限が切れる通過契約を更新するようウクライナに強制することはできないと述べた。
 ロシアは欧州向けガス供給を停止しないとし、国営Gazpromは長期契約を結んでいる顧客に対する義務を完全に果たす意向だからだと説明し、「12月31日に終了する通過契約があるが、ウクライナがこの通過を拒否した場合、われわれには強制することはできない」と語った。 Gazpromの欧州の主要な顧客は通過契約の終了を望んでいないようだとも述べた。
 ロシア産ガスの通過をウクライナが拒否すれば、ロシアは黒海海底を通る輸送管Turkish Streamで欧州にガスを供給することになる。
2024.09.03
 23:02
RBC Ukraine Germany to transfer 6 IRIS-T anti-aircraft missile systems to Ukraine - Reuters <2410-090315>
 Reuters通信によると、ドイツはさらにIRIS-T 6個システムをウクライナに供与する予定である。
 当局の情報筋によると、ドイツはIRIS-T SLM 12個システムをウクライナに供与する計画を堅持しているという。 すでに4個システムが引き渡されており、年末までにさらに2個システムが引き渡される予定で、残りの6個システムは後で供与される予定であることがわかっている。
 IRIS-Tは、航空機、ヘリコプター、UAV、CMなどの空中脅威から保護するために設計された最新のSAMシステムで、ドイツのDiehl Defence社が開発した世界で最も先進的なシステムの1つである。
2024.09.02
 07:28
Reuters 通信

(Yahoo)

EUの4~6月期武器輸出、ウクライナ向けが34%に拡大 <2410-090204>
 EU統計局が30日、2024年4~6月期のEUの武器と弾薬の輸出に占めるウクライナ向けの割合は34.2%と、前年同期の19.7%から拡大したと発表した。 また、爆薬の輸出では、ウクライナ向けが1.7%から16.5%に上昇した。
 2023年以降のウクライナ向け輸出では、武器と弾薬、爆薬が最も増え、コーヒーや茶、油糧種子、繊維、燃料、廃棄物、生皮など、ウクライナ向け輸出の大部分を占める他の製品も肥料以外は小幅に増加したため、4~6月期のEUからウクライナへの輸出は、1~3月期比で6.5%拡大した。
2024.09.01
 16:21
Kyiv Independent Volhynian Massacre — the Achilles heel of Ukrainian-Polish relations <2410-090107>
 ポーランドのヤブロンスキ国務次官が7月下旬にTVで、ウクライナは「ウクライナ領土に残された犠牲者の遺体を掘り起こす問題を解決する前に、EU加盟を夢見ることさえすべきではない」と述べたが、その後の9月1日、プラハでのグロブセック安全保障会議で、ポーランド議会議長のホロニア氏は、これらの発言を撤回したように見え、出来事をめぐる意見の相違にもかかわらず、この問題はEU加盟国であるウクライナと「欧州連合の安全な生態系」で話し合うと述べた。
 ポーランドの役人は、ヴォルィーニの虐殺として知られる出来事に言及した。 ポーランドとウクライナの歴史におけるこの悲劇的な時期に、ナチス占領下の当時はポーランドの一部で、現在は西ウクライナの地域となっているヴォルィーニ地域で、ウクライナ反乱軍 (UPA) によって何千人ものポーランド人が殺害され、報復としてポーランド軍によって何千人ものウクライナ人が殺害された。
 殺戮は1943年の夏にピークに達し、ポーランドでは「血の日曜日」として知られる1943年7月11日にクライマックスに達し、少なくとも99の地域が攻撃された。
2024.09.01
 14:08
Kyiv Independent Ukraine should become an EU member despite disagreements over Volyn massacre, says Polish parliamentary speaker <2410-090106>
 ポーランド議会のホロウニア議長が8月31日、ヴォルィーニで1940年代にポーランド人の大量殺戮があったことをめぐるポーランドとの歴史的な「ヴォルィーニの虐殺」にもかかわらず、ウクライナはEUの加盟国になるべきだと述べた。 ホロニアは、プラハで開催されたグロブセック安全保障会議で
RFE/RLの記者からの質問に答えていたと、同通信社は報じた。  ヴォルィーニの虐殺は1943年に発生し、現在はウクライナの一部であるナチス占領下のヴォリーニで、ウクライナ反乱軍 (UPA) の構成員が数万人のポーランド人を虐殺した事件で、報復で何千人ものウクライナ人が殺された。
Volyn州の位置 (Google Map)】
2024.08.31
 22:23
Kyiv Indeoendent Netherlands to send 28 amphibious armored vehicles to Ukraine <2409-083117>
 オランダのブレケルマンス国防相が8月31日に、Viking Bandvagn S10水陸両用装甲車28両をウクライナに送ると述べた。
 ブレケルマンス国防相によると、蘭海兵隊はウクライナの将兵に車両の使用を訓練したという。
 ゴム製の履帯を装備したViking Bandvagn S10の重量は11tで、あらゆるタイプの路面を走行できる。
 ブレケルマンス国防相はXへの投降で、「ウクライナは、ロシアの侵略者との戦いにおいて、我々の助けを切実に必要としており、ウクライナに対する我々の支援は、ロシアを寄せ付けないでいる」と述べた。
2024.08.31
 17:40
RBC Ukraine Danish PM calls for lifting restrictions on weapons transferred to Ukraine <2409-083115>
 デンマークのフレデリクセン首相が、欧米、その他の友好国がウクライナへの武器移転の制限について話すのをやめるべきだと考えていると述べている。
 フレデリクセン首相は、国が戦争状態にあるときにレッドラインについて話すことは大きな間違いであり、これにより、侵略国ロシアは「彼らの手札に2枚の良いカード」を手に入れることになると述べた。
2024.08.31
 01:37
日経新聞 軍事訓練はウクライナ国外 EU、国防相会合で合意 <2409-083103>
 EUが30日、ブリュッセルで非公式の国防相会合を開き、ロシアが侵攻するウクライナへの軍事支援として実施している同国兵の訓練について、ウクライナ国内では行わない方針で合意したことを、ボレル外交安全保障上級代表が会合後の記者会見で述べた。
 マクロン仏大統領は軍事教官をウクライナに派遣する計画に前向きな姿勢を示していたが、ボレル上級代表によると一部の加盟国が難色を示して合意には至らず、可能な限りウクライナに近い場所で訓練することになった。
 ボレル上級代表は、EUによる訓練の調整などを行う拠点をウクライナの首都キーウに設置することを提案したことも明らかにした。
2024.08.30
 21:56
Ukrainska Pravda Czech president sees no connection between Russian successes near Pokrovsk and Ukraine's operation in Kursk Oblast <2409-083029>
 チェコのパヴェル大統領は8月30日にプラハで行われた記者会見でEuropean Pravdaからの質問に答えて、ドネツク州ポクロフスク近郊でのロシア軍の前進は、ロシアのクルスク州でのウクライナ軍の作戦との間に直接的なつながりがあるとは考えていないと述べた。
 パヴェル大統領は、ロシアのポクロフスク戦線での急速な前進は単に、ロシアの指導部が彼らが自分たちのものと考えている4つの州すべての領土を奪取するという目標に向かって動き続けていることを意味している」と述べ、西側諸国が「過ちから学び」始め、ウクライナへの支援を増やさなければならないと主張した。
2024.08.30
 21:31
共同通信

(Yahoo)

EU、防衛産業強化に注力 欧州委員長、ロシアの侵攻受け <2409-083028>
 フォンデアライエン欧州委員長が訪問先のプラハで30日、ロシアのウクライナ侵攻や中東情勢緊迫化、東・南シナ海で軍事的影響力を強める中国を念頭に、防衛産業や経済安全保障の強化に注力する考えを示した。 「われわれは自らを守り抜く手段を持ち、敵対する可能性のある者を抑止する必要がある」と強調した。
 欧州委員長の続投が決まってから初めての演説で、発足から30年余りが過ぎたEUは単一通貨ユーロの導入など経済通貨統合で進展してきたが、2期目は安全保障政策をより重視する。
2024.08.30
 14:22
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ、EUとの関係強化を期待 5年ぶりに外相会議出席=関係筋 <2409-083012>
 トルコ外務省関係者が、フィダン外相が5年ぶりとなるEU外相らとの会合でEUとの関係改善を期待していることを明らかにした。 フィダン外相は、関係強化に「必要な意志を示し、具体的なステップを踏まなければならない」というトルコの期待を伝える。 また、ビザやEUとトルコの関税同盟の刷新についても協議する。
 トルコのEU加盟に向けた取り組みは、地中海東部やキプロスでの政策論争に加え、人権問題に対するEUの懸念から進んでいない。 2019年にはEU加盟国のギリシャとトルコの間で緊張が高まり、EUはトルコに対する制裁を示唆、複数の対話チャンネルが断ち切られた。 関係は2021年以降に改善し、ハイレベル協議が再開された。 トルコ外務省の関係者によると、政府はEUがフィダン外相を招待したことを対話を求める努力と受け止めている。
2024.08.30
 06:30
朝日新聞

(Yahoo)

EU外相「イスラエル閣僚を制裁対象に」提案 西岸での攻撃激化受け <2409-083006>
 EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が29日、イスラエル軍がヨルダン川西岸のパレスチナ自治区で攻撃を激化させているとして、イスラエル政府の閣僚を制裁対象にすべきだと提案したことを明らかにした。
 この日行われたEU加盟国の外相による非公式会合の後、ボレル上級代表はヨルダン川西岸の現状に触れ、「イスラエルの極右勢力の一部が、完全に過激化している」と言及し、「イスラエル政府の閣僚2人に対する制裁を検討するよう、加盟国に提案した」と述べた。
 閣僚の名前などは明らかにしなかったが、ボレル上級代表は会合の前に記者団に対して、一部の閣僚によるパレスチナ人へのヘイトスピーチが国際法に違反し、危機を悪化させていると指摘していた。
2024.08.29
 01:52
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ防衛強化を再確認 連日のロシア攻撃受け <2409-082904>
 NATOが28日、NATO・ウクライナ理事会を開き、ウクライナの防衛能力の一段の強化に向けたコミットメントを改めて確認した。
 ストルテンベルグ事務総長は声明で「ウクライナはロシアのミサイルを連日迎撃し、多くの人の命が救われている。 ウクライナが防衛能力を維持するには、支援の増強が必要だ」と指摘し、「ロシアの最近の攻撃を受け、NATOはウクライナに対する軍事支援の強化を再確認した。 ロシアの侵攻から防衛するために必要な装備と弾薬をウクライナに提供し続けなければならない」とした。
 NATO・ウクライナ理事会は、ロシアによる連日の大規模攻撃を受け、ウクライナが開催を要請した。
2024.08.28 Stars & Stripes Poland to increase its spending on defense in 2025 to a record high <2409-082813>
 ポーランドのトゥスク首相が、2025年の国家予算には過去最高の防衛支出が含まれると述べた。 トゥスク首相は8月28日に2025年度予算の要点を提示し、それを「寛大」でさらなる経済成長を支援すると表現した。
 トゥスク首相は、2025年に戦争で荒廃したウクライナと国境を接し、安全保障上の懸念が高い国の防衛を強化するために、PLN186M ($48.5B) が使われると述べた。  ポーランドの2025年の経済成長率は3.9%と予想されている。
 トゥスク首相は、この金額はポーランドのGDPの4%以上を占める2024年の国防費からの大幅な増加であると述べた。
 ポーランドは、NATOとEUの防衛支出を主導しており、ヴジアテク国防次官はポーランドのメディアに対し、2025年の防衛支出はGDPの4.7%に達すると語った。
 ロシアの侵攻に対するウクライナの闘いを支援するポーランドは、米国や韓国などから軍事装備を大量に購入している。
2024.08.26
 10:50
Reuters 通信

(Yahoo)

EU当局、兵士訓練教官のウクライナ派遣を加盟国に勧告せず=独紙 <2409-082605>
 独Welt Zionismus紙が24日、EUの欧州対外行動局 (EEAS) が、対ウクライナ軍事支援ミッションの見直しを行い、ウクライナのニーズに合わせて兵士の訓練を調整するよう加盟国に要請したが、同国への教官派遣を勧告するには至らなかったと報じた。
 2022年11月に開始されたこのミッションは主にポーランドとドイツで約6万名のウクライナ兵を訓練しており、11月中旬に現在の任務が終了した時点でさらに2年間延長されることになっている。
 同紙によると、EEASは「ウクライナ兵が後に戦闘で使用する装備と同じもので訓練することが不可欠だ」と指摘し、EUの国防相が近くこの問題について協議するとした。
 ウクライナは5月に、自国領土での訓練実施をEUに要請したが、EUが戦争に巻き込まれる可能性への懸念などから加盟国の意見は分かれている。
2024.08.26
 08:30
Forbes

(Yahoo)

車両不足のロシア軍、鹵獲したオランダ製APCも活用 屋外保管の歩兵車両4割減 <2409-082603>
 米国のFMC社とオランダの企業グループが1977年に、オランダ陸軍向けに(註:M113を元にした)YPR-765
APCの生産を始めた。 重量14t弱、乗員3人、搭乗可能な兵員数7名のこの装軌車両は以後、2,000両あまり生産され、生産開始から35年後にオランダ陸軍で運用されていた最後のYPR-765が退役した10年後、オランダはロシアの全面侵攻を受けたウクライナに、余剰になっていたYPR-765の供与を表明した。 これまでにウクライナ側に引き渡したか供与を表明した数は269両にのぼる。
 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大してから2年半の間に、ロシア軍はウクライナ軍のYPR-765を少なくとも5両鹵獲した。 そしてその1両を23日かその少し前、ウクライナ東部ドネツク州の前線に投入した。
 ウクライナ軍はこのYPR-765を攻撃して炎上させ、ロシア軍の人員少なくとも2人を死亡させた。攻撃による無惨な結果はウクライナ軍のUAVによって上空から撮影されている。
 数奇な運命をたどってロシア軍の手に渡ったYPR-765は、3年目に入るこの戦争の最も重要な動向のひとつであるロシア軍で進む装甲車両の不足の傍証とみることもできるだろう。 ロシア軍が50年近く前に開発されたオランダ製の鹵獲車両を再利用せざるを得なかったのには、それなりに理由があるはずだ。
 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大した2022年2月の時点で、ロシア軍は主要な歩兵運搬・支援車両であるAPCとIFVを合計で11,000両ほど配備していた。
2024.08.22
 12:55
讀賣新聞

(Yahoo)

イタリア空母「カブール」日本に初寄港、海自と共同訓練へ…最新鋭ステルス戦闘機を搭載 <2409-082210>
 イタリア海軍の空母Cavourとフリゲート艦Aipinoが22日に、海上自衛隊横須賀基地に入港した。 Cavourの日本寄港は初めてで、27日まで停泊した後、海洋進出を強める中国を念頭に、海自との共同訓練などを行い連携を図る。
 F-35BやAV-8B Harrierなどを搭載する全長236m、基準排水量22,100tのCavourは、6月1日に伊ターラントを出港し、インド洋を経て太平洋で米豪海軍と共同訓練を実施した。
 横須賀基地には今月には、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、ドイツの各艦艇が相次いで寄港していて、イタリアが5ヵか国目となる。
2024.08.22
 09:31
AFP=時事

(Yahoo)

ハンガリーが支援制限、ウクライナ難民に退去の危機 <2409-082206>
 ハンガリーで21日に施行された改正法により、数千人のウクライナ難民が政府が補助する滞在施設から退去を迫られている。
 オルバン首相は6月、ロシアによる侵攻の影響下にあると見なされない地域から避難してきたウクライナ難民に対する国家支援を制限する法令に署名した。 ハンガリー政府は現在、ウクライナ全州の約半数に当たる13州のみを、ロシアの侵攻の影響下にあると認定している。
 政府委員のパル氏は親政府系のMagyar Nemzet紙に、ロシア・ウクライナ紛争開始から2年半がたった今、この変更は「合理的かつ適切」だと正当化し、「ハンガリーで再起したいと思った人々は、実現できている」と述べた。
 ハンガリーの移民支援団体Migration Aidによれば、民間の滞在施設では、支援の対象外となった難民の追い出しがすでに開始されている。
 AFPのフォトグラファーは21日、首都ブダペストの北に位置するコチで、約120人の難民が警察の監視の下、滞在施設から退去させられるのを確認した。 難民の大半は、大規模なハンガリー人社会があるウクライナ最西端のカルパティア州から来た女性と子供だった。
2024.08.20
 15:23
Kyiv Independent Germany will deliver 4 more IRIS-T air defense systems to Ukraine before end of 2024 <2409-082013>
 ドイツ政府のブフナー報道官が8月19日に、年末までに射程の異なるIRIS-T 4個システムをウクライナに追加で提供すると述べた。
 最近のメディア報道によると、ドイツ財務省は2024年に予算節約の一環としてウクライナへの追加援助を承認する予定はないという。 ウクライナは、ドイツがウクライナへの軍事援助を削減すると反論していた。
 ブフナー報道官は、最新の支援は「ウクライナへの支援が他の方法で削減または制限されるという政府からのメッセージはない」ことの証拠であると述べた。
 IRIS-Tシステム以外にも、ドイツはGepard
SPAAG 10門SPH 16門、Leopard MBT 10両、UAV、数千発の火砲と戦車の弾薬も納入する。
 ブフナー報道官はまた、2025年にドイツはSPH 20門、Marder IFV 20両、Leopard MBT 37両、Gepard SPAAG 5門、IRIS-T 6個、追加砲弾と弾薬数千発を納入すると述べた。
 ドイツは前日にウクライナにIRIS-Tやその他の装備を提供したと述べた。
 これは、ドイツがウクライナに納入した3番目のIRIS-T SLS中隊装備である。 IRIS-T SLSは短距離型で射程は12kmであるが、ドイツはまた、40kmの射程を持つ中距離IRIS-T SLM 4個システムを提供したと述べた。
2024.08.13
 09:23
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコは NATOの責務全面的に果たす=ギュレル国防相 <2409-081305>
 トルコのギュレル国防相がReutersの書面取材に対し、トルコはNATOに対する責務を全面的に果たすと明言した。
 一部の西側諸国は、エルドアン大統領が7月に、ロシア、中国、中央アジア各国が設立した上海協力機構 (SOC)への加盟を望んでいるとの発言も飛び出したことなど、トルコがロシアや中国などに接近することを警戒している。
 ギュレル国防相は、トルコのNATO加盟国という立場がSOCとの関係発展の妨げにはならないと主張し、「それとは別に、われわれの優先課題はNATOの重要な加盟国の一員として自分たちの責務を完全に履行し、加盟国間の団結を強化することにある」と述べた。
 トルコがスウェーデンのNATO加盟を認めた後に米国が決めたトルコへのF-16売却についてギュレル国防相は、購入手続きが予定通り進んでおり、詳細に関する協議が続いていると説明した。
2024.08.11
 19:59
日経新聞 ポーランド高官、ロシアミサイル迎撃示唆 NATOと協議 <2409-081110>
 ポーランドのバルトシェフスキ外務次官が都内で日経新聞の取材に答え、ロシアによるウクライナ西部への攻撃を巡って、ポーランド領空を通過しそうなミサイルなどを自国内から迎撃する案を検討しており、NATOとの協議にも乗り出したことを明らかにした。 これまでにウクライナ西部を狙った攻撃のうち、ロシアのミサイルやUAVなどがポーランド領空を通過したケースが複数回確認できたという。
 バルトシェフスキ次官はまた「ウクライナの勝利のために、我々は正しいと思えることを何でもする権利がある」と強調した。
 ポーランドとウクライナは7月上旬、安全保障協力に関わる2国間協定に署名しており、現時点で「あらゆる選択肢を検討している」と語り、迎撃案についてウクライナ側と議論したと明言した。
 米欧は戦車や戦闘機、防空システムなどの武器をウクライナに供与しているが、直接的にロシアのミサイルを迎撃するといった対応はとっていない。
 バルトシェフスキ次官はポーランド国内からの迎撃案に関して「米国を含めNATO加盟国と協議をしており、NATO軍と緊密に連携し、正しいと思うことをする」と述べ、ロシアへの抑止にもつながると説いた。
2024.08.10
 02:42
Kyiv Independent 'Ukraine has the right to self-defense,' German Foreign Ministry says on incursion into Kursk Oblast <2409-081001>
 ドイツ外務省は8月9日にPoliticoに発表した声明で、「ウクライナは国際法に明記された自衛権を持っている」と述べ、ロシアのクルスク州で進行中の戦闘に言及して、自衛の原則は自国の領土内に限定されないと付け加えた。 外務省のコメントは、8月7日に「ウクライナは、自国の領土で侵略者を攻撃することを含め、自国を防衛する法的権利を有する」と述べた欧州委員会のスタノ報道官のコメントと一致している。
 ただPoliticoは、ショルツ独首相はウクライナのクルスク州への侵攻についてまだ公にコメントしていないと報じている。
 ウクライナ軍は8月6日に国境を越えてクルスク州に入り、プーチン大統領が「大規模な挑発」と表現したロシア国内での衝突を引き起こしたとし、露国防省は8月9日に、ロシア軍がクルスク州のスジャの町の郊外でウクライナ軍と戦っていることを認めた。 その日の早い時間に露国防省は、ウクライナとの国境から東に10km位置する町、クルスク州のスジャ地区に追加の装備を送っていると述べた。
 米国防総省のシン副報道官も8月8日に記者団に対し、ウクライナによるクルスク地域への侵攻は「米国の政策と一致している」とし、ウクライナは「攻撃から身を守るために」行動を取っていると述べた。
2024.08.09
 23:14
Kyiv Independent Rheinmetall to deliver 8 more rescue stations to Ukraine <2409-080914>
 ウクライナ国防省が8月9日、Rheinmetall社に対し、同国軍向けに8個システムの前方外科チームステーション (FST) を追加で発注したと発表した。
 FSTは、野戦用のコンテナベースのレスキューユニットで、システムには、X線容器、手術室、集中治療室などの最新の医療機器が装備されており、現代の病院の基準に沿っていると同社は述べている。
 この注文はドイツ政府計画の一部で、2026年末までに完了する予定である。
 Rheinmetall社のCEOは「Rheinmetall社の医療施設は機動性が高くて非常に迅速に運用でき、品質面でも最高水準で、新たに発注された注文は、ウクライナの医療技術に関する最初の納入がその価値を証明したことを強調している」と述べている。
 各ユニットを運搬するため、Rheinmetall社はウクライナに3両のRheinmetall軍用車両とトレーラーで構成されるモバイルコンポーネントも提供する。
2024.08.07
 20:52
Kyiv Independent Governor declares 'state of emergency' in Russia's Kursk Oblast, says situation remains 'very difficult' <2409-080714>
 ロシアクルスク州のスミルノフ知事代行が8月7日、この地域で戦闘状況は「依然として厳しい」と述べた。 スミルノフ知事代行は、「ウクライナ軍がこの地域に侵入した場合の影響を排除するため」、州内で「非常事態」を宣言したと付け加えた。 ロシアのメディアが報じたところでは、同州で戦闘が続く中、数千人が避難したと報じられている。
 ウクライナ軍は8月6日に国境を越えてクルスク州に入り、プーチン大統領が「大規模な挑発」と表現したロシア国内での衝突を引き起こした。 ウクライナは、この地域での戦闘についてコメントしていない。
 ロシアの親クレムリン派Telegram Channelは、この地域のスジャとコレネヴォの町で戦闘が続いていると主張し、ロシア軍がウクライナ経由でヨーロッパにガスを輸送するスジャ・ガス・メーター基地から撤退したと書き、その日の早い時間にスラシュチョフ・スジャ市長は、町の状況は「非常に緊張している」と述べた。
 ロシア軍参謀総長のゲラシモフ上級大将はプーチン大統領に、ウクライナ兵はスジャンスキー地区の領土を「奪取」することを目指していたと伝えられているが、「クルスク方向への彼らの前進は停止した」とビデオを通じて語った。
 これらの主張を単独で検証することはできていない。
2024.08.07
 20:52
聯合ニュース

(Yahoo)

北朝鮮 ドイツの在韓国連軍司令部加盟を非難=「朝鮮半島の情勢悪化」 <2409-080712>
 朝鮮中央通信が、北朝鮮外務省の報道官が6日に出した談話で、在韓国連軍司令部にドイツが加盟したことについて、朝鮮半島の軍事・政治情勢が悪化するとし、その責任はドイツが追わなければならないと主張したと報じた。 談話は「米国主導の多国籍侵略機構」である国連軍司令部にドイツが加入したのは「朝鮮半島の平和と安定を破壊し情勢を激化させる行為」であり「不適切な行為」と非難した。
 また朝鮮半島に軍事的に介入することは、ドイツの安全保障の維持に否定的に作用すると強調したうえで、朝鮮半島を巡る「軍事的対決状況」が日増しに厳しくなっているとして、「自衛的な国防力強化措置をより徹底的に取っていく」と付け加えた。
 ドイツは2日、在韓国連軍司令部の18番目の加盟国として正式に参加した。
2024.08.07
 18:34
AFP=時事

(Yahoo)

欧米大使、長崎の平和式典欠席へ イスラエル非招待受け <2409-080709>
 長崎市で9日に開かれる「原爆の日」の平和祈念式典を、米国をはじめとする西側諸国の大使が欠席することが7日、関係者によって明らかになった。
 長崎市の鈴木市長は先週、ガザ地区での紛争をめぐり「不測の事態」が発生するリスクを懸念し、イスラエルのコーヘン駐日大使を式典に招待しない旨を発表したのを受け、在日米国大使館および英国大使館は6日、長崎の式典に大使は出席せず、代わりに格下の外交官が出席すると発表した。
 報道によると、英、米、独とともに、長崎市に懸念を表明する書簡を送った豪、伊、加、EUも後に続くものとみられる。
2024.08.06
 01:25
Defense News Rheinmetall to buy South African engineering firm to meet ammo demand <2409-080601>
 Rheinmetall社が、弾薬の需要拡大に対応するため、プラントエンジニアリング事業を強化しており、南アフリカのエンジニアリング会社Resonant Holdings社の過半数株式を非公開価格で取得することに合意した。
 Rheinmetall社は新しい合弁事業の51%を所有し、残りは現在のResonant社の株主が保有すると、防衛会社は8月2日遅くに声明で述べた。
 Resonant社は従業員約150人で、化学および爆発物工場の建設に関する専門知識を追加し、新会社の年間売上高は€100M ($190M) を超える可能性があるとRheinmetall社は述べている。
【註】
 アパルトヘイト時代からロシアと友好関係にあった南ア政権は、その後も親露政策を続けウクライナに侵攻を続けるロシアを非難せず、ロシア海軍との合同演習などを行ってきている。
 その南アが、武器や弾薬の供給でウクライナを強力に支援しているRheinmetall社の企業買収に応じたのは興味深い。
 A-Darter 格闘戦 AAMなどを開発生産している南アのDenel社は、インドやブラジルなどの海外防衛企業との結びつきが強かった。
2024.08.05
 15:07
Breaking Defense Spanish army orders half a million 155mm ammo charges from Rheinmetall <2409-080505>
 ドイツRheinmetall社が、スペイン軍と「155mm砲弾用長距離推進剤モジュール50万発分」の注文に関する「枠組み合意」に署名したと述べた。
 先週の発表で、同社は€250M ($224.6M) の契約が7月に予約され、引き渡しは2024年の半ばから2025年にかけて予定されていると述べた。 3月にスペインはRheinmetall社に155mm砲弾をほぼ同額で注文したと同社は述べていた。
 「ロシアによるウクライナへの攻撃を背景に、スペイン軍は弾薬備蓄も補充するつもりだ」とRheinmetall社は述べた。
 「これに関連して、M109およびSIAC 155mm榴弾砲の推進剤装填システムの調達が行われている」という。
2024.08.04
 20:51
Kyiv Independent Syrskyi: Recent arrival of F-16s will mean 'more downed missiles and planes' <2409-080408>
 Economist誌が8月4日に、ウクライナが7月末に10機のF-16を受領したと報じ、Times紙は8月1日に、最初のF-16にはオランダから提供された6機が含まれていたと報じた。
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー陸軍大将が8月4日に、ウクライナのパイロットがすでに最近納入されたF-16一次分を使用していることを、その日の早い段階でゼレンスキー大統領が確認したことを受けてFacebookにコメントを投稿し、シルスキー大将は、F-16のウクライナへの引き渡しは、「ロシアの犯罪者がウクライナの都市を攻撃するために使用するミサイルや飛行機がさらに撃墜される」ことを意味すると述べ、同盟国の決定に感謝した。
2024.08.04
 15:01
Kyiv Independent NATO jets scrambled after Russian Su-30s detected near Latvian airspace <2409-080405>
 ドイツ空軍がNATOのバルト海航空警備任務で、バルト海上のラトビア領空に向かっているロシア機2機が8月3日に捕捉されため、ドイツ空軍とスウェーデン空軍がNATO機を緊急発進させロシアのSu-30 2機を確認したと報告した。 ロシア人パイロットは「非協力的に振る舞ったが、攻撃的ではなかった」とドイツ空軍は述べた。 ドイツの報道機関Bildは「トランスポンダーのスイッチが切られ、パイロットは無線の要求に応答しなかった」と報じている。 BildによるとドイツのEurofighter2機とスウェーデン機2機がロシアのSu-30を捕捉した。 ドイツ空軍の報道官はBild紙にロシア軍機は演習に参加していたが、飛行計画は事前に伝えられていなかったと語った。
 リトアニアのLRT通信社が報じたところでは、NATO軍は6月中旬に国際空域を飛行中に規則に違反したロシア軍機を特定し、護衛するために11回の緊急発進をかけた。
 ロシアの航空機のほとんどは、飛行計画なしで飛行しており、搭載されていたトランスポンダーがオフになっていたと伝えられている。
2024.08.04
 10:45
讀賣新聞

(Yahoo)

EU、ハンガリーに「脱ロシア」圧力…露産原油輸入「代替調達先の確保を」 <2409-080404>
 親露国ハンガリーが、ロシアからの原油輸入をウクライナが妨げているとしてEUに仲裁を求めたが、EUは取り合わずに、ハンガリーに代替調達先の確保を求め、原油禁輸の例外扱いを2年以上続けてきたハンガリー脱ロシア依存を迫った
 Reuters通信によるとウクライナが6月下旬に露石油大手LUKoil社に制裁を科したため、ウクライナのパイプラインを経由した原油の供給が停止したとハンガリーは訴えている。 EUは2022年5月、ウクライナを侵略したロシアからの原油禁輸で原則合意したが、反対した内陸国ハンガリーなどに譲歩し、パイプライン経由の原油輸入は一時的に例外扱いとした。
 米Politico紙によると、ハンガリーは依然、原油輸入の7割をLUkoilなど露産に依存し、備蓄が底をつけば9月に電力不足に陥るとの危機感を抱いている。
 ウクライナの措置にはロシアの軍費調達に打撃を与えつつ、自国への軍事支援に反対するハンガリーに意趣返しする意図がにじむ。
 ロシアは原油輸出で2023年は$112Bを稼いだとの試算もあり、「ウクライナの領土通過を許すのはばかげている」(国会議員)との声がある。
2024.08.02
 17:43
日経新聞 次期欧州委、防衛担当の閣僚新設 ロシアへの警戒強める <2409-080216>
 今秋以降に発足する次期欧州委は、再任を決めたフォンデアライエン委員長率いる執行部が、2029年までEUの政策立案・調整EUの執行機関である欧州委員会に、防衛を担当する閣僚ポストを新設し、ロシアやサイバー攻撃などの脅威に備える能力を引き上げるため、産業支援や各国との調を担う。
 若年層の不満を高める一因となっている住宅価格の高騰に対処する閣僚ポストも検討する。
2024.08.02
 07:32
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーのビザ発給緩和は安全保障上の脅威、欧州委員が警告 <2409-080203>
 EU欧州委員会で内務を担当するヨハンソン委員が1日、ハンガリーがロシア人とベラルーシ人向けのビザ(査証)発給制限緩和を決めたことは安全保障上の脅威で、事態が改善しなければEUとして対応に動くと警告した。
 ハンガリーは7月に、「ナショナルカード」移民計画の適用対象ロシア人やベラルーシ人などに拡大したため、カード保有者は、安全保障面の審査なしにハンガリーで働き、家族を呼び寄せることができる。 この措置によってロシアとベラルーシが、ハンガリー経由でEU域内に工作員やスパイを送り込んでくるのではないか、というのがEU側の懸念である。
 ヨハンソン委員は1日夜のXへの投稿で、「ロシアは安全保障上の脅威で、われわれは警戒度を緩めるのでなく、強化する必要があるため、私は本日、書簡を通じてハンガリー政府に説明を求めている。 彼らのビザ発給緩和措置がリスクとなる場合、われわれは行動する」と強調した。
 ハンガリーのビザ発給制限緩和についてヨハンソン委員は、EUからの質問に19日までに回答するよう要請し、EUの法令違反が判明すれば「相応の結果」を招くことになると述べたが、具体的な方策は明らかにしなかった。
2024.08.01
 07:50
産経新聞

(Yahoo)

F16 の供与第1陣がウクライナに到着 米報道、空軍力強化へ 滑空爆弾阻止に期待 <2409-080109>
 Bloomberg通信が事情に詳しい消息筋の話として7月31日、ウクライナへ欧州諸国から供与されるF-16の第一陣がウクライナに到着したと報じた。 詳細な機体数は不明だが、消息筋は少数機と述べたという。
 F-16のウクライナへの供与は、これまでにベルギー、オランダ、デンマーク、ノルウェーの4ヵ国が表明しており、ウクライナメディアによると、供与の予定数は2028年までに計80機弱になる。 供与は段階的に実施され、ウクライナが保有するF-16は2024年夏に6機2024内に24機2025年末までに40~50機程度になると見込まれている。
 軍事専門家の間ではF-16の供与が戦況に与える影響は限定的だが、ウクライナ軍の空軍力が強化されるのは確実で、局所的な航空優勢の確保や、露軍の滑空爆弾脅威の低減などが可能になると予測されている。
2024.08.01
 04:15
TBS News

(Yahoo)

ドイツの地理情報収集の省庁へのサイバー攻撃 ドイツ政府「中国政府が関与」と発表 <2409-080105>
 ドイツ政府は7月31日、2021年に国の地理情報を収集する連邦地図測地庁がサイバー攻撃を受け、調査の結果、中国政府の関与が確実となったと発表した。
 情報機関が調査した結果、中国政府が管理するハッカーがスパイ活動を目的にネットワークに侵入したことが確実となったという。
 フェーザー内相は声明で中国政府を強く非難し、「中国のサイバー攻撃とスパイ行為がもたらす危険がいかに大きいかを示している」と述べ、ドイツの外務省報道官は抗議のため中国の駐ドイツ大使を召喚したことを明らかにした。
 中国の大使を召喚したのは、1989年の天安門事件以来だという。
2024.07.31
 21:03
RBC Ukraine Wants to emulate Orbán: Slovak Prime Minister’s coalition partner plans trip to Russia <2408-073117>
 Aktuityが、スロバキアのフィコ首相の連立与党の一部である極右のスロバキア国民党の党首で、議会の副議長であるダンコが、ハンガリーのオルバーン首相のようになりたいと述べたと報じた。
 ダンコは、ロシア訪問の招待を受けたと述べたが、誰が彼を招待したかは特定しなかった。
 「オルバーン首相はロシアにいて、私も招待を受けていた。 私は好きな日付の招待状を持っているが、あなたが言うように悪いロシア人が私たちの石油を止めたら、泣いてもここでは助けにならないので、主にそこに行きます」と彼は言った。
 ダンコは、最近、ウクライナによるLUKoil社からスロバキアとハンガリーへのロシア産石油の供給が停止されたことで、ロシア訪問を正当化した。
2024.07.31
 20:30
RBC Ukraine Czechia to receive 15 Leopard tanks from Germany as gift for military aid to Ukraine <2408-073115>
 チェコ国防省によると、チェコはドイツからLeopard 2A4 MBT 14両とLeopard 2A4の車体を元にしたBüffel 3戦車回収車1両を受領し、ウクライナに追加で供与する。
 さらに、チェコとドイツは、Leopard 2A4 MBT の追加購入に関する協議を開始した。 具体的には、2024年2月上旬にフィアラ首相は、ドイツからLeopard 2A4 MBTをさらに15両購入する可能性に言及した。
 これにより、チェコはLeopard 2A4 MBT 42両と回収車輌3両を保有することになる。
2024.07.31
 20:10
RBC Ukraine Poland to conduct military operations at border with Belarus <2408-073114>
 ポーランド軍は8月1日から、ポーランド東部国境の国家安全保障を強化することを目的としたBezpieczne Podlasie作戦Wschodnia Zorza作戦の2つの作戦を開始する。 ポーランド軍によると、これはベラルーシからの移民の流入に対応したものである。
 ベラルーシ政権からの移民圧力とロシアのウクライナに対する軍事侵略によってもたらされた脅威への対応であることに留意したこれらの作戦には、ウクライナ西部地域への空爆も含まれる。
 報告書によると、ベズピエチュネ・ポドラシエ作戦は不法移民に対する効果的な保護を提供し、Bezpieczne Podlasie作戦はポーランドの空域安全保障に対する脅威に対する作戦能力を強化するという。
 ポーランドのカミシュ国防相によると、Wschodnia Zorza作戦はポーランドの東部と北東部をカバーし、空域の継続的な監視、検出された違反への対応、同盟国との協力、訓練の実施が含まれる。
2024.07.31
 08:36
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、兵站の要衝ポクロウスクに接近 ウクライナ東部 <2408-073106>
 ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の戦略的要衝ポクロウスクに少しずつ接近していることが分かった。 ロシア軍はスローペースながらじりじりと攻勢を続けており、ウクライナの重要な兵站線を脅かしている。 ロシア軍の前進は緩やかで、前線はここ2~3ヵ月でほとんど動いていないが、最近ポクロウスクへ前進したことで、ウクライナや支援国は警戒を強めている。
Pokrovsk の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はここ数ヵ月、東部前線各地でウクライナの防御を圧迫しており、ウクライナの新兵や新規供与された欧米製兵器が戦場に到着する前に、可能な限り領土を奪取しようと試みている。  ゼレンスキー大統領は28日夜の演説で困難な状況であることを認め、ウクライナ軍はこの地域で「極めて難しい」現実に直面していると説明し、「ここ数週間でロシアの攻撃が最も多かったのはポクロウスク方面だ」と指摘した。
2024.07.30
 23:58
RBC Ukraine Lithuania urges EU to respond to Hungary's decision to ease entry for Russians <2408-073015>
 リトアニアが欧州委員会にハンガリーのロシア人とベラルーシ人の入国手続きを簡素化するという決定に対して苦情を申し立てた。 このような動きは、欧州連合全体の安全保障を脅かす可能性があると、リトアニアのランズベルギス外相は述べている。
 彼によるとリトアニアは、ハンガリーがベラルーシ人とロシア人入国を緩和し、シェンゲン圏内への自由な入国と移動を許可したというメディアの報道に「不愉快な驚き」を感じたという。
 ランズベルギス外相は、リトアニアの見解ではハンガリーによるこの動きはシェンゲン圏と多くのヨーロッパ諸国に深刻な安全保障上の脅威をもたらすことから、EUレベルの対応が必要であると述べた。
 また、リトアニアが欧州委員会にハンガリーの決定を「シェンゲン圏の統一とそれに対する脅威の防止の観点から」分析するよう求めたと述べた。
 更に、多くのEU諸国が現在ロシアの破壊工作に直面していることを思い出させた。
2024.07.30
 21:38
RBC Ukraine China is not interested in supporting Russia's industrial potential - Italian Prime Minister <2408-073012>
 メローニ伊首相が、中国は現在、ロシアの産業を支援することには興味がないと述べている。 メローニ首相によると、中国の習国家主席との会談で、彼らは「中国のロシア支援の問題に明確に取り組み、双方の利益を理解しようとした」という。 「中国は、現段階ではロシアの産業潜在力を支援することに興味がないと思う。 我々が知っているように、中国は直接介入していない」とメローニ首相は述べた。
 メローニ首相はまた、中国がウクライナでの戦争解決に向けて「主導的な役割を果たす」かもしれないという期待を表明した。 「習国家主席は29日、中国は常に人々の平和的共存に向けて取り組んでいると述べたが、私はこの方向で一歩が踏み出されることを望んでいる」と付け加えた。
2024.07.30
 14:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーとポーランド、関係が一段と悪化 外相が非難の応酬 <2408-073010>
 次回のEU非公式外相会合の開催地を巡り、ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相とポーランドのシコルスキ外相の間で食い違いが露呈した。 シーヤールトー外相がシコルスキ外相を「うそつき」と呼ぶなど非難の応酬となり、両国間の外交問題に発展している。
 ハンガリーとポーランドはかつて同盟関係にあったが、ハンガリーが経済、外交面でロシア寄りの路線を維持する方針を決め、EUによるウクライナ支援に反対したことで関係が悪化し、ポーランドで2023年12月に親EU政権が発足した際には、司法制度やLGBTといった問題を巡ってポーランドとハンガリーが歩調を合わせてEUと対立していた局面とは一線が引かれた格好となり、両国間の溝が一段と深まった。
 ポーランド外相は29日発行のオンラインメディアVisegrad Insight の取材で、ハンガリー外相はハンガリー政府の指示を受けて次回の非公式外相会合をウクライナで開くというポーランドの提案について考えを変えたようだと述べた。
2024.07.30
 02:30
RBC Ukraine Hungary simplifies entry conditions for Russians and Belarusians - DW <2408-073002>
 Deutsche Welle(註:ドイツ連邦共和国国営国際放送)がX (Twitter) に、ハンガリーがロシアとベラルーシの市民の入国要件を静かに緩和していると投稿した。
 ハンガリーのオルバーン首相のモスクワ訪問後、ハンガリーはロシア人とベラルーシ人をいわゆるナショナルカードプログラムに含めた。 このカードは、ハンガリーで2年間働きたい人に発行され、延長の可能性がある。
 ドイツ語版のRNDは、ヨーロッパレベルでは、ナショナルカードの所有者に対する特別な審査が行われていないため、ハンガリーの近隣諸国の間で懸念が高まっていると指摘している。 RNDはまた、ハンガリー政府が春に、約65,000人の労働移民とその家族を見込んでいると発表したことを思い出させた。
 欧州議会のある議員はRNDに対し、ロシアがハイブリッド攻撃を通じて欧州を弱体化させるために積極的に取り組んでいる一方で、チェックなしでEU加盟国への入国を許可するのは間違ったアプローチであると述べた。 しかし、彼はまた、すべてのロシア国民にレッテルを貼るのは間違っているとも考えている。
 ポーランド外務省はオルバーン首相はEUとNATOを離脱してプーチン露大統領と同盟を結ぶべきだと提案した。 この反応は、オルバーン首相がEUとNATOの欠陥のある政策とポーランドの偽善を批判した後に行われた。
2024.07.29
 22:53
RBC Ukraine Following Poland's example: Czechia considering creation of legion of Ukrainian volunteers <2408-072918>
 チェコのチェルノホヴァー国防相がČT24の取材で、国防省はポーランドがウクライナの志願兵の軍団を創設した経験を研究していると述べている。 「我々はウクライナの兵士の訓練を続けたいので、このプロセスを拡大して、ある種の部隊を編成するチェコ市民を含めるのはどうだろうか」と述べた。 彼女は、ポーランドの場合と同様に、チェコのそのような部隊への入隊は自発的であるべきだと強調した。
 ウクライナとポーランドが署名した安全保障協定では、EU諸国に居住するウクライナ人によりポーランドでウクライナ軍団を編成することが規定されている。 ポーランドのシコルスキ外相は7月11日、すでに数千名がウクライナ軍団への参加を希望していると述べた。
 ただ、ポーランドはウクライナ軍団への採用のためにウクライナ人を積極的に探さないと報じられた。 このプロセスは、ウクライナ領事館が管理する。
2024.07.29
 18:22
TBS News

(Yahoo)

今度は通信網が標的か フランスの6県で光ファイバー網切断される 現地メディア <2408-072915>
 フランスの6つの県でインターネットなど高速通信に使われる光ファイバー網が切断されたと、現地メディアが報じた。
 Parisien紙などによると、28日夜~29日未明に、フランス南部や北東部など6つの県で、インターネットなど高速通信に使われる光ファイバー網のケーブルが切断されたという。
 被害の大きさはわかっていないが、SNS上では「インターネットがつながらない」といった被害を訴える投稿が複数あがっている。 また、現時点では犯行声明のようなものは見つかっていないという。
 フランスでは、26日のオリンピック開会式直前に高速鉄道TGVの3路線の施設が放火され、列車の運行に大きな影響が出ていた。
2024.07.29
 08:24
Reuters 通信

(Yahoo)

イタリアと中国の協力関係を「再始動」、訪中のメローニ首相 <2408-072907>
 首相就任後に初めて中国を公式訪問しているメローニ伊首相が28日の李首相との会談で、今回の訪中は「局面が切り替わり、両国関係が再始動することを示している」と述べた。
 2023年に一帯一路から離脱したイタリアは中国との通商関係の改善を模索しており、メローニ首相は中国からの投資低迷するイタリア経済をてこ入れしようとしており、メローニ首相はその後、電気自動車や再生可能エネルギーなど戦略的な産業で両国間の協力を図る期間3年の了解覚え書きに調印し、李首相は「造船、航空宇宙、新エネルギー、人工知能などの分野で中小企業が相互にプラスとなる協力だ」とした。
2024.07.28
 22:29
RBC Ukraine Poland offers Orban to withdraw from EU and NATO and form alliance with Putin <2408-072813>
 ポーランドのバルトシェフスキ外務次官は、EUと西側の「間違った」政策とポーランドの「偽善」を批判したハンガリーのオルバーン首相の最近の発言に反応し、ポーランド外務省がオルバーン首相に、プーチン露大統領と同盟を結ぶことを提案した。
 バルトシェフスキ外務次官はハンガリー首相とは異なり、ロシアのウクライナへの全面侵攻後、ポーランドは「ポーランド、米国、欧州連合、NATOに対する攻撃であったため、ロシアと商取引」を行っていないことを強調した。
 さらに、ハンガリーがEUとNATOに加盟する必要性について疑問を表明し、オルバーン首相はハンガリーがなぜ、あれほど嫌らい、ハンガリーをひどく扱ったとされる組織の一員であり続けたかったのか理解できないと述べた。 また、なぜオルバーン首相は、プーチン大統領やこの種の一部の権威主義国家との連合を作らないのか、クラブのメンバーになりたくなければ、いつでも去ることができる」と述べた。
 バルトシェフスキ次官はまた、オルバーン首相が現在、ポーランドがウクライナに移転した装備の補償としてポーランドがEUから受け取ることになっているPLN2Bを拒否していることに言及した。
2024.07.25
 21:52
RBC Ukraine Hungary takes €1 billion loan from Chinese banks - Politico <2408-072516>
 過去最高の国家債務を抱えるハンガリーは、資金を求めてますます北京に接近している。 Politicoは、ハンガリーがこの春に中国の中国の3つの銀行からこれまでに受けた最大の融資€1B0の融資を受けたと報じている。
 中国開発銀行、中国輸出入銀行、中国銀行ハンガリー支店が提供した融資は、4月19日に全額利用され、3年以内に返済される予定である。
 ハンガリーは、この取引を発表しなかったが、ハンガリーのビジネス通信社Portfolioは25日に最初にこれを報じ、後に政府機関によって確認された。
 Portfolioによると、ローン契約により、インフラストラクチャおよびエネルギーセクターへの投資に資金を提供するが、この協定は債務の対GDP比を28.9%で支えている。
 今月初め、ハンガリーのオルバン首相は中国を訪問し、中国の習国家主席と会談した。
2024.07.25
 15:23
Kyiv Independent EU warns Slovakia against adopting 'foreign agents' law targeting NGOs <2408-072509>
 Reuters通信が7月24日、欧州委員会はスロバキアに対し、海外から資金提供を受けているNGOを「外国が支援する組織」と分類する物議を醸す法律を採択した場合直ちに法的措置を取ると警告したと報じた。
 スロバキア議会が4月の第一読会で可決した修正案は、年間€5,000($5,400) 以上の外国資金を受け取っているすべての非政府組織に適用されることになため、スロバキアの野党と欧州評議会は、この法律について懸念を表明している。
 欧州委員会のヨウロヴァ副委員長は欧州司法裁判所が違法と宣言した後、「2021年に廃止されたハンガリーのNGO法の例に倣えば、すでに裁判所の決定が机上にあるから、EU法違反に対する侵害手続きを直ちに開始する」と述べた。
 ヨウロヴァ副委員長は、欧州司法裁判所が違法と宣言したが2021年に廃止された、2017年にハンガリーが実施した外資系NGOに関する同様の法律に言及した。
2024.07.25
 09:05
毎日新聞

(Yahoo)

英陸軍トップ「3年以内に戦争できるよう準備必要」 露の報復指摘 <2408-072505>
 英メディアが、6月に英陸軍新参謀総長に就任したウォーカー大将が23日に、ロシアの脅威が欧州で一層高まっているとして、英国は「3年以内」に戦争ができるよう準備する必要があると語ったと報じた。
 ウォーカー大将は、ウクライナを支援する西側諸国に対し、ロシアが今後「報復」を考えていると指摘した。 そして「ロシア人は決して過去を忘れない」と語った。
 ウォーカー大将はさらに、ロシア、中国、イラン、北朝鮮の4ヵ国を「動乱の枢軸」と呼び、これらの国々が武器・技術を共有する相互取引関係を築いており、この連携の動きは2027~2028年ごろに一定の到達点に至ると指摘して、中国は今後「台湾に侵攻する」可能性があるとも述べた。
 Financial Times紙によると、英陸軍は現在75,000名で、これは19世紀半ば以降、最小規模というが、ウォーカー大将は「兵員数だけで戦闘力が決まるとの考えは時代遅れだ」と述べ、AIを使った新技術導入など軍事力の一層の近代化を図るよう訴えた。
2024.07.24
 22:13
RBC Ukraine EU warns Slovakia against passing foreign agents law <2408-072410>
 欧州委員会のヨウロヴァ副委員長が、スロバキア政府非政府組織やメディアの活動を制限する法律を可決した場合直ちに法的措置を取ると警告すると述べた。 ヨウロヴァ副委員長は、彼女がブラチスラバにいて、スロバキアで政府が開始した法案について話し合ったと説明したが、これは「外国の支援を受けた組織」と戦うやり方に似ている
 ヨウロヴァ副委員長は「私の方針は非常に明確で、ハンガリーのNGO法の例に倣えば、すでに裁判所の決定が机上にあるため、EU法違反に対する侵害手続きを直ちに開始する」と述べている。
 ハンガリーは2017年に、海外から資金提供を受けたNGOに関する同様の法律を採択したが、欧州裁判所が違法と判断した後2021年に廃止した。
2024.07.24
 17:29
Kyiv Post Rheinmetall to Build Ammo Plant in Ukraine <2408-072407>
 Rheinmetall社は、ウクライナに弾薬工場を建設するというウクライナからの最初の公式発注を受けたと述べた。 同社は3月にも、ウクライナに少なくとも4つの工場を設立する計画を発表していた。
 建設は間もなく開始され数年以内に完了するが、同社の報道資料は2年以内には弾薬の製造を開始する予定であると述べている。
2024.07.24
 15:41
Ukrainska Pravda Slovak president threatens Ukraine over suspension of Russian oil transit <2408-072406>
 スロバキアのペレグリーニ大統領は、ロシア最大の石油会社LUKoil社が生産した石油のDruzhba Pipeline経由での輸送を止めたとしてウクライナを厳しく批判し、 スロバキアのロカリニャク国防相は、ロシア産石油の輸送を止めることで、キエフは「大きなリスクを冒している」と述べた。
 ペレグリーニ大統領は、スロバキアはウクライナへの逆ガス供給と電力供給を支援していると述べ、ウクライナの行動に「状況が修正されなければ、我々は対応せざるを得なくなるだろう」と脅迫した。
2024.07.24
 12:24
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー、EU基金の払い戻し阻止へ ロシア産原油輸送再開なければ <2408-072405>
 ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相が23日、ウクライナが同国の領域を通るパイプライン経由でのロシア石油大手LUKoil社の原油輸送を許可するまでEUがウクライナに軍需品を供与した加盟国に対して行う払い戻しを阻止する考えを示した。
 スロバキアとハンガリーは7月初めに、ウクライナが6月に、LUKoil社からの原油輸送を禁止したためとして、パイプライン経由でのLUKoil社からの原油供給の受け入れを停止したと発表した。
 シーヤールトー外相は、地元TV局ATVに対し、「ウクライナがこの問題を解決しない限り、
EPFから拠出する€6.5B規模のウクライナ軍事支援に関する払い戻しは忘れるべきだ」と強く訴えた。 EPFは2021年に創設され、EU加盟国が他国に軍需品を供与した場合、資金が還付されるキャッシュバック制度としての役割を果たしている。
2024.07.24
 06:52
朝日新聞

(Yahoo)

エストニアで新政権発足 ミハル新首相「ウクライナ支援ゆるぎない」 <2408-072403>
 エストニアではカラス首相がEUの外相にあたる外交安全保障上級代表の次期候補に選出されて辞任を発表したのに伴う新たな連立政権が23日に発足し、前気候相のミハル氏が首相に就任した。
 法相などを歴任したミハル新首相はカラス前首相が党首の中道右派の改革党に属し、22日に議会が賛成多数で承認した。 新政権はこれまでと同様、改革党と中道左派の社会民主党、リベラル政党「エストニア200」で構成される。
 カラス前首相は対露強硬姿勢で知られるが、ミハル新首相もこれを踏襲するとみられる。
2024.07.24
 00:10
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ハンガリーで外相会合開催せず オルバン氏の訪ロに反発 <2408-072401>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が22日、ハンガリーのオルバン首相のロシア接近への反感がEU内で広がっていることへの対応として、ハンガリーが8月末に主催する予定だったEU外相会合の開催場所をブリュッセルに変更すると発表した。
 ハンガリーは現在EU議長国を務めており、8月28~29日にブダペストで外相会合その後に国防相会合を開く予定だったが、ボレル上級代表は、これらの会合に出席するか加盟国から合意が得られていなかったとし、多くの国がハンガリーにメッセージを送る必要があると考えていたため、開催地をブリュッセルに変更したと説明し、「象徴的なメッセージであっても、メッセージは送らなければならない」と述べた。
 オルバン首相はEU加盟国との十分な調整なしに「平和ミッション」と称し、ウクライナのゼレンスキー大統領ほか、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、トランプ前米大統領と相次いで会談したため、欧州議会は17日、オルバン首相のロシア訪問を「EUの条約と共通外交政策に対する明白な違反」と非難し、ハンガリーに罰則を科すべきとの考えを示していた。
 この日にブリュッセルで開かれたEU外相会合でも、多くの国がハンガリーを非難し、ポーランドのシコルスキ外相は、8月のEU外相会合をウクライナで開催することを提案したものの、ハンガリーが反対票を投じたと明らかにした。
2024.07.22
 20:07
Ukrainska Pravda Hungary once again blocks EU fund used for arms procurement for Ukraine <2408-072222>
 EUで外交政策・安全保障政策を担当するボレル上級代表がEuropean Pravdaの取材で、EU諸国の外相がブリュッセルでの外務理事会で、ウクライナへの武器供与に使用されている欧州平和ファシリティ (
EPF) のブロック解除について、再び合意できなかったと述べた。
 「ほとんどの加盟国は、数ヵ月、1年間保留されていたこの支払いの停止を解除する必要があると主張し、1ヵ国によって1年以上にわたって阻止されている新たなウクライナ支援基金を実施するという決定の重要性を強調した」とボレル代表は述べた。
 「この妨害国の存在は容認できない、耐え難いことであり、閉塞の状況が残っているのは不幸なこと」と彼は付け加えた。
2024.07.22
 15:57
Kyiv Independent EU approves its first-ever military support for Armenia <2408-072217>
 欧州連合理事会の7月22日の声明によると、欧州連合理事会はアルメニア軍を支援するために、欧州平和基金 (
EPF) の下で€10M ($10.8M) の支援を初めて承認した。 理事会の声明によると、EUの財政支援は、アルメニア軍の兵站能力を強化し、危機や緊急時の民間人保護の向上に貢献することを目的としている。
 EU大使は先週、アルメニアとのビザなし対話の開始を承認し、史上初めて、EPFからアルメニアへの軍事援助を割り当てることに合意した。
 アルメニアは長い間、ロシアと緊密な関係を維持してきたが、現在はロシアから距離を置こうとしている。 ロシアの「平和維持軍」は、2023年9月のナゴルノ・カラバフへのアゼルバイジャンの電光石火の攻撃を阻止するために何もしなかったためロシアに失望し、アゼルバイジャンとの新たな敵対関係を恐れて、エレバン政権は新たな友好関係を西側に求めている。
 またこの援助は、EUがアルメニアに展開することを含む、将来の国際的な軍事任務や作戦に参加する可能性がある場合に備えて、アルメニア軍の相互運用性を加速させるのにも役立つ。
 EUのトップ外交官であるボレル上級代表は「EPFはアルメニアとの二国間関係でますます重要な要素となっており、この欧州平和の措置は、同国の強靭性にさらに貢献するだろう」と述べた。
2024.07.22
 15:36
Kyiv Independent Czech initiative secures funds to provide Ukraine with 500,000 shells so far in 2024 <2408-072216>
 チェコのリパフスキー外相が7月22日にブリュッセルで、チェコ主導の弾薬計画は、年末までにウクライナに50万発の砲弾を提供するのに十分な資金を確保したと述べた。
 チェコは、この数を800,000発にまで増やすために、同盟国間の追加資金を模索し続けている、と同外相は付け加えた。
 チェコは2024年初め、ウクライナの砲弾不足が主な原因で、米国の支援の遅れが主な原因となる中、国際計画を発表した。
 チェコのパヴェル大統領は当初、友好国の支援があればチェコは155mm砲弾50万発122mm砲弾20万発の購入できると述べていたが、外相は3月に総供給量が150万発に達する可能性があると述べた。
 リパフスキー外相はチェコ通信社が報じたコメントで「7月と8月にはさらに10万発を送る。 現在、この計画が2025年も継続できるように、追加購入のための資金を探している」と述べている。 これは、6月に出荷された約45,000発の砲弾に追加されるものであり、9月からは出荷のペースが加速すると付け加えた。
 リパフスキー外相によると、18ヵ国がこの計画への支援を約束し、そのうち15ヵ国が約束を果たし資金を提供した。
2024.07.22
 05:30
朝日新聞

(Yahoo)

EU外相、ハンガリー主催の会合をボイコット 独断で中ロ訪問を批判 <2408-072206>
 EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が22日、ハンガリーが8月下旬に主催予定の非公式の会合を事実上ボイコットし、独自の会合を別途開くことを決めた。 独断でロシアや中国を訪問したハンガリーへの抗議を示すもので、7月にEU理事会の議長国に就任したハンガリーの権限を奪いかねない異例の事態になっている。
 この日、ブリュッセルで開かれたEU外相会合後の記者会見でボレル上級代表は、ハンガリーのオルバン首相が「平和ミッション」と称し、7月に議長国に就任後、EU側に事前の調整なくロシアや中国を相次いで訪問したことを批判し、「プーチン大統領を利するだけで、平和をもたらすことにつながらない」と非難した。
2024.07.19
 17:49
朝日新聞

(Yahoo)

ロシアの「闇タンカー」監視強化で合意 制裁逃れ対策で欧州45ヵ国 <2408-071914>
 EUや周辺国で構成される「欧州政治共同体」の会合が英国で開かれた18日に英首相官邸が、ロシアが制裁を逃れて原油を輸出するために利用している「闇タンカー」について、英国など欧州45ヵ国が監視を強化することで合意したと発表した。
 ロシアにとって、原油の輸出は最大の収入源で、G7やEU、豪州は2022年12月以降、ウクライナ侵攻への制裁として、ロシア産原油の取引の上限価格を1バレル=$60に設定しているが、ロシア側は、所有者の特定が困難な「闇タンカー」を使うなどして上限価格を超える取引を続けていると、欧米側は指摘している。
 英首相官邸によると、こうしたタンカーは約600隻に上り、170万バレル/日の原油を運んでいる。 老朽化していたり、位置情報システムを切っていたりするケースも多く、重大事故が起きる懸念もある。
 英国はまた、独自に闇タンカー11隻を制裁リストに追加した。 スターマー英首相は18日、「ウクライナは英政府のアジェンダの中心だ。 ロシアの闇タンカーが汚れた資金を生み出し、我々の安全保障を危険にさらすことを許さない」とする声明を出した。
2024.07.19
 13:36
BBC News

(Yahoo)

欧州は10年続くウクライナ戦争を覚悟すべきとNATO事務総長 <2408-071909>
 10月に退任するストルテンベルグNATO事務総長がBBCに対して、欧州はウクライナでの戦争が10年間は続くものと覚悟する必要があると話した。 その一方で事務総長は、ウクライナ戦争には「逆説」が内在しており、NATOが戦争支援に長く注力すればするほど、事態の解決が素早く近づくはずだと話した。
 「逆説的だが、プーチン大統領は我々がこの戦争から撤退するのを待てると考えている。 だから戦争が続いており、だからこそ、我々がじっくり腰を据えてウクライナを、強力に忍耐強く支援する用意があると明確に発信すれば、ウクライナが独立した主権国家として永らえるための解決に至る条件が整う」と述べ、NATOはこの間、ウクライナ支援を調整する指揮部隊を9月からドイツで稼働させると発表している。
2024.07.19
 00:13
RBC Ukraine Denmark joins boycott of EU Council meetings during Hungary's presidency <2408-071901>
 デンマークのラスムセン外相が、オルバン首相の和平構想に対する抗議として、デンマークは7月のEU議長国ハンガリーに関する非公式政府会合に閣僚を派遣しないと述べた。
 「政府は、大統領就任後最初の数週間、ハンガリー大統領のウクライナへの対応から明確に距離を置きたいと考えている」と述べた。
 ラスムセン外相によると、デンマークは今のところ、ハンガリーでの非公式閣僚会議をカバーするため代わりに公務員を派遣する。
2024.07.18
 21:26
時事通信

(Yahoo)

フォンデアライエン委員長再任 欧州議会が承認、反極右で結束 EU <2408-071814>
 定数720人のEU欧州議会が18日にストラスブールで本会議を開き、今秋に任期満了を迎えるフォンデアライエン欧州委員長の再任案を賛成401、反対284の過半数の賛成で承認した。
 極右と急進左派を除く親EUの幅広い会派が支持した。 懸念された造反は限定的だったもようである。
 最大会派の中道右派・欧州人民党(188議席)と中道左派(136議席)、中道リベラル(77議席)、緑の党(53議席)は事前に再任支持を表明し、台頭著しい極右がEUの政策に影響を及ぼさないようにする方針で結束した。
2024.07.18
 17:50
Ukrainsha Pravda Ukraine and Czechia sign security agreement, text published <2408-071813>
 Euro Pravdaが、ウクライナがチェコとウクライナの安全保障に関するG7のビリニュス宣言を受けて、二国間安全保障協定に署名したと報じた。 英国で開催された欧州政治共同体サミットで、ゼレンスキー大統領とチェコのフィアラ首相によって署名された。 今回で24ヵ国目の協定となる。
 大統領府は声明で、「合意のかなりの部分は、主に大口径の弾薬、銃器や軽火器、UAV、電子戦装置、重機などの潜在的な生産を含む、軍事技術協力の強化に焦点を当てている」と述べた。
 チェコは、友好国の支援を得て、ウクライナが155mmと122mm口径の砲弾を受け取るのを引き続き支援する計画で、さらにこの協定は、両国の弾薬生産能力の強化と合弁会社の設立を規定している。
2024.07.18
 16:59
Ukrainsha Pravda Ukraine and Slovenia sign security agreement <2408-071812>
 Euro Pravdaがもウクライナとスロベニアは、ウクライナの安全保障に関するG7宣言の継続として、二国間安全保障協定にゼレンスキー大統領とスロベニアのゴロブ首相が署名したと報じた。
 この合意は、すでにウクライナに13の軍事支援パッケージを提供しているスロベニアが、合意の10年間にわたって現在のウクライナ支援レベルを維持し、ウクライナを支援する欧州連合軍事支援ミッション (EUMAM) の枠組みの中でウクライナ軍人の訓練に貢献することを規定している。
 さらに、協定は、情報とサイバーセキュリティ、組織犯罪との闘い、諜報と防諜、人道的地雷除去の分野でのより深い協力を規定し、スロベニアは、人道支援、経済復興、人道支援プログラム「ウクライナからの穀物」のために、さらに€5Mを拠出するとしている。
2024.07.18
 14:18
RBC Ukraine ストルテンベルグ事務総長、NATOのウクライナ支援司令部の開始日を明かす <2408-071811>
 ストルテンベルグNATO事務総長が、ウクライナ支援を調整するNATOの司令部が9月にドイツで活動を開始すると述べた。
 「その司令部は9月に運用開始され、ドイツには700名が配置され、ウクライナへの支援と安全保障支援を提供し、NATO同盟国の取り組みを調整する」と述べた。
2024.07.18
 03:15
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ向け上級代表を任命 支援強化の一環 <2408-071804>
 NATOが17日、ウクライナへの支援強化に向けた幅広い取り組みの一環として、ウクライナにおけるNATOの活動を主導する上級代表にターナー氏を任命したと明らかにした。
 ターナー氏は英国出身で、NATOで高官職を歴任した。
2024.07.18
 01:38
Reuters 通信

(Yahoo)

EU議会、ハンガリー首相とロシア大統領の会談を強く非難 <2408-071802>
 EU欧州議会が17日、ハンガリーのオルバン首相がロシアのプーチン大統領と会談したことを強く非難した。 欧州議会は決議で、オルバン首相のロシア訪問を「EUの条約と共通外交政策に対する明白な違反」と非難し、ハンガリーに罰則を科すべきとの考えを示した。
 この決議にはEUのウクライナへの継続的な支援に関する条項も含まれており、495票の賛成多数で可決された。 反対は137票、棄権が47票だった。
2024.07.18
 00:12
Reuters 通信

(Yahoo)

独、ウクライナへの軍事援助を半減へ G7融資で工面可能と判断 <2408-071801>
 ドイツが2025年にウクライナへの軍事援助を半減させることが分かった。 Reutersが入手した2025年度予算案によると、2024年は€8Bだったウクライナ支援は€4B ($4.35B) に削減される。
   これは、凍結されたロシア資産を活用した融資で軍事需要の大半を賄うことができ、全額は使われないと予想している。 G7は6月の首脳会議で、制裁により凍結されている$300Bのロシア資産が生む利子を活用し、ウクライナに対し$50Bの支援を行うことで合意した。 リントナー財務相は記者会見で「G7融資などにより、ウクライナの資金は当面確保される」と述べた。
2024.07.17
 12:15
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナの NATO加盟、ロシアへの宣戦布告=メドベージェフ氏 <2408-071710>
 ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長が、ウクライナのNATO加盟はロシアに対する宣戦布告で、地球が微塵に砕けるのを防げるのはNATO側の「分別」だけと述べた。
 NATOは先週の首脳会議で、ウクライナが「NATO加盟を含む欧州大西洋諸国への完全な統合に向けた不可逆的な道を歩む」よう支援するとの声明を発表したが、加盟時期については明言を避けた。
 メドベージェフ副議長はメディアの取材に対し、ウクライナの加盟はロシアの安全保障に対する直接的な脅威という一線を超えると言明し、「これは本質的に宣戦布告となるだろう」と述べた。
 また、ウクライナ侵攻以来のロシア大統領府の基本方針として、ロシアはNATOを脅迫してはいないが、NATOによる利益追及の試みには対抗すると説明し、「全地球が微塵に砕ける事態につながるかどうかはひとえにNATOの分別にかかっている」と述べた。
2024.07.17
 01:40
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナに弾薬工場建設へ、チェコ企業と=シュミハリ首相 <2408-071701>
 ウクライナのシュミハリ首相が16日、チェコとの政府合同会議後、ウクライナ国営企業Ukroboronpromとチェコの弾薬メーカーSellier & Bellotがウクライナに弾薬工場を建設すると述べた。
 シュミハリ首相は「防衛産業における他の合意の中で、ウクライナに新しい弾薬工場が建設される。 この合意はSellier & BellotとUkroboronpromの間で締結された」とした。
 ただ、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
2024.07.16
 12:41
Kyiv Independent Orban urged EU to restore diplomatic relations with Russia in letter to Michel, Bild reports <2408-071608>
 Bild紙が7月15日、ハンガリーのオルバン首相が、EUはロシアとの外交関係を回復すべきだと述べ、彼の「平和使節団」の結論の一つとして挙げたと、オルバン首相から入手した書簡を引用して報じた。 オルバン首相は、ウクライナ、ロシア、中国、トルコなどの首脳、そして米大統領候補のトランプと会談した後に欧州理事会のミシェル議長に書簡を送り、この事業の結論と提案の10項目の要約を提示したと報じられている。
 オルバン首相のならず者外交努力、すなわち、ロシアと中国の指導者プーチン大統領と習主席とのEU議長国ロゴの下での会談は、EU中の怒りを買った。 EUは、ハンガリーがEU理事会の議長国を務めているにもかかわらず、今回の訪問は決してEUを代表していないと強調した。
 欧州委員会は、議長国ハンガリーが主催する非公式閣僚会議をボイコットすると発表し、欧州議会の60人以上の議員がハンガリーのEU投票権の停止を求めたと報じられている。
2024.07.15 Stars & Stripes Top EU leaders will boycott meetings hosted by Hungary’s Orban after his outreach to Russia, China <2408-071515>
 ハンガリーの親露派オルバン首相がウクライナに関する外国首脳との一連ならず者会議を開催し、ヨーロッパのパートナーを怒らせた後、EUの高官は、ハンガリーがEUの輪番議長国を務めている間ハンガリーが主催する非公式会議をボイコットする。
 欧州委員会の委員長と他の欧州委員会の高官会議をボイコットするという極めて異例の決定は、「ハンガリーEU議長国の始まりを記念する最近の進展に照らして」行われたと、欧州委員会のスポークスマンであるマーマー氏は月曜日にXに投稿した。
 ハンガリーは7月1日に交代制での役割を引き継ぎ、それ以来、オルバンはウクライナ、ロシア、アゼルバイジャン、中国、米国を訪問し、ウクライナでのロシアの戦争を終わらせることを目的とした「平和使節団」と称する世界歴訪を行った。これにEUの多くの指導者は怒り、彼らはオルバンの計画を事前に知らされていなかったと述べた。
 オルバン政権はロシアと友好的であり、ウクライナ支援に関するほとんどのEU諸国の政策に反している。 ハンガリーのボカ欧州相は、欧州委員会の決定を激しく非難し、同委員会は協力したい機関や加盟国を選ぶことはできない。
 欧州委員会の決定は、ハンガリーが主催する非公式会合に適用される。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長のような高官の代わりに、上級公務員が出席する。 オルバン政権は、ロシアの侵略を阻止するための武器供給を拒否し、戦争で荒廃した国への財政支援を阻止すると脅すことで、ほとんどのEU諸国の政策に反している。
2024.07.14
 21:10
Kyiv Independent Ukraine has right to strike military targets within Russian territory, Stoltenberg says <2408-071404>
 ストルテンベルグNATO事務総長がUnited Newsの取材で7月14日、ウクライナは国際法上ロシア領内の軍事目標を攻撃する権利を有すると述べた。 ストルテンベルグ事務総長は、「ウクライナが侵略国であるロシアの領土にある正当な軍事目標を攻撃する権利を持っていることに疑いの余地はない」と述べ、「これは国際法で明確に定義されており、ロシアがウクライナに対して始めた戦争であるため、ウクライナには自衛権があり、これには侵略者の領土への攻撃が含まれることは全く明白である」とし、米政府が6月に、ハリコフ州との国境付近でロシア軍を攻撃する許可をウクライナに与えたことは歓迎すべき一歩だと述べた。
 米国の政策は、ウクライナ軍が米国から供与された兵器を使用してロシア国内の奥深くを攻撃することを禁じているが、ゼレンスキー大統領はロシアと占領下のクリミア半島でATACMSなどの長距離兵器を使用する能力は「即効性がある」と述べ、米国政府に規制を解除するよう求めた。
2024.07.13
 19:22
Ukrainska Pravda Orbán spoke out against Ukraine's accession at NATO summit – Bloomberg <2408-071311>
 Bloombergが、ハンガリーのオルバン首相がゼレンスキー大統領が出席したワシントンDCでのNATO首脳会議で、ウクライナは同盟に加わるべきではないと述べたと報じた。
 NATO首脳会議で、オルバン首相は、先に合意したウクライナへの軍事支援への参加を拒否し、ウクライナ大統領が出席した首脳会談で、ウクライナは同盟に加盟すべきではないと明言した。
 「オルバン首相はゼレンスキー大統領との本会議で、ウクライナはNATOに加盟すべきではないと示唆したとさえ言われている。 何人かの指導者は反撃し、ある指導者は、ハンガリー自身の歴史が、ウクライナが同盟に属している理由を示していると示唆した」とBloombergは指摘し、非公開の議論を詳述した。
2024.07.12
 17:14
BBC News

(Yahoo)

ハンガリーのオルバン首相、トランプ前米大統領と会談 フロリダで <2408-071214>
 トランプ前米大統領が11日夜、フロリダ州の私邸で、5日にプーチン露大統領と会談したばかりハンガリーのオルバン首相と会談した。
 トランプ前大統領とオルバン首相は、これまでも何度か会談しており、オルバン首相は11月の米大統領選挙でのトランプ前大統領の再選支持を公言しており、最近もバイデン大統領の敗北はとても、とても可能性が高いと発言している。
 オルバン首相は今回の訪問について、「平和ミッション5.0」とTweetし、「私たちは平和を作り出す方法を話し合った。 今日の良いニュース:彼はそれを解決する!」と付け加えた。
 オルバン首相は、親露的な見方を示すことから、ヨーロッパでたびたび批判されてきたが、トランプ前大統領を支持する人々や、米保守派の間では人気を保っている。
 オルバン首相は「平和イニシアティブ」と自ら呼ぶ取り組みを進めており、中国の習国家主席やウクライナのゼレンスキー大統領とも最近、会談しているが、今月、EU欧州理事会の議長国になったハンガリーは、EU加盟国の首脳たちは、オルバン首相の行動はEUを代表するものではないと強調している。
2024.07.12
 14:54
Reuters 通信

(Yahoo)

バイデン氏と米政権、イスラエルの戦争犯罪に加担=トルコ大統領 <2408-071213>
 トルコのエルドアン大統領が、バイデン米大統領とその政権ガザの紛争におけるイスラエルの戦争犯罪と国際法違反に加担していると述べ、イスラエルへの制裁を求めた。
 ワシントンでのNATO首脳会議の合間にNewsweek誌の取材に応じ、イスラエルによる民間人の残忍な殺戮や、病院などへの攻撃は戦争犯罪に当たると指摘し、「米政権はこれらの違反を無視し、イスラエルに最大限の支援を提供している。 これらの違反に加担するという犠牲を払っている」と述べた。
 また「国際法違反について誰がどのような制裁をイスラエルに課すかが現在の真の問題だが、誰もそれに答えていない」と述べた。
 トルコがロシアと中国と友好関係を維持していることや、BRICSと上海協力機構 (
SCO) との最近の接触について質問されると、トルコは「ウィンウィン」のアプローチで外交を行っているため非西側諸国との関係を排除できないと説明し、「わが国はNATOの揺るぎない同盟国だが、そのことが中国やロシアなどの国々と前向きな関係を築く能力を妨げるものではないと考えている」と述べた。
2024.07.12
 14:41
時事通信

(Yahoo)

東京事務所案「棚上げ」 数年後に計画再浮上も NATO高官 <2408-071212>
 NATO高官が11日までに、東京に連絡事務所を設置する案が棚上げ状態にあることを明らかにした。 首脳会議が開催されたワシントンで、記者団に「現段階では合意に達していない」と語った。
 ただ、「数年後に計画が再浮上しても驚かない」とも述べ、事態が今後進展する可能性を否定しなかった。
2024.07.12
 14:10
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO・イスラエル協力の試み認めず、トルコ大統領が表明 <2408-071210>
 トルコのエルドアン大統領が12日、NATO首脳会議で記者会見し「パレスチナで包括的かつ持続可能な和平が実現するまで、トルコはイスラエルとの協力へのNATO内の試みを認めない」と述べ、NATOがイスラエル政権との協力を継続することは不可能との立場を示した。 トルコのフィダン外相に対し、シリアのアサド大統領と会談して関係修復に乗り出すよう指示したことも明らかにした。
 また、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた外交努力を続ける考えも示した。
 バイデン米大統領とトルコへのF-16売却について協議したと述べ、3~4週間内に解決すると語ったとした。
 バイデン政権はトルコがスウェーデンのNATO加盟を認めたことを受けてトルコへのF-16売却を承認し、米上院では3月に売却を阻止する動議が否決された。
 エルドアン大統領はさらに、中国とロシアが主導する上海協力機構 (
SCO) について、トルコは単なるオブザーバーではなく、正式な加盟国になることを目指すと述べた。
2024.07.12
 07:30
CNN

(Yahoo)

「中国はロシアの支援者」 NATO首脳声明 <2408-071205>
 米国で首脳会議を開いているNATOは10日、中国はウクライナを侵略しているロシアの「決定的な支援者」と批判する首脳声明を発表し、中国の脅威に対抗する姿勢を鮮明に打ち出した。
 設立75周年の記念式典などが開かれた今回の首脳会議の声明では、これまで最も強い言葉でウクライナでの戦争における中国の役割を批判するとともに、「体制上の挑戦」である中国に厳しい姿勢で臨むことを明確に示した。 声明では、中国とロシアの「無制限」の連携や、中国による「ロシアの防衛産業基盤への大規模な支援」がロシアのウクライナでの戦争を支えていると指摘し、ロシアへの物的・政治的支援をやめるよう求めている。
 欧米の首脳らはここ数ヵ月間、中国が兵器などに転用できる部品を供給することでロシアの軍事部門を後押ししていると批判してきたが、中国は軍事部品のロシアへの供給を否定している。
 声明ではまた、以前から懸念を示している中国の宇宙空間やサイバー空間での活動についてもあらためて言及し、対話の窓口は開かれているとの姿勢を示しつつも、「中国の威圧的な戦術やNATOを分裂させようとする動きから自衛する」との文言を盛り込んだ。
2024.07.12
 06:10
Reuters 通信

(Yahoo)

独仏など欧州4カ国、長距離巡行ミサイル共同開発で合意 <2408-071204>
 フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドの欧州4ヵ国が11日、ロシアによるウクライナ全面侵攻で露呈した欧州の兵器不足を補うため、射程が500kmを超える長射程の
GLCMを共同開発する意向表明書に署名した。
 4ヵ国はNATO首脳会議が開かれている米ワシントンで文書に署名し、フランスのルコルニュ国防相は記者団に対し、共同開発する新型ミサイルは抑止力として機能することを意図しているとした上で、「できるだけ広く開放することを目的としている」とし、英国が参加する可能性を示唆した。
 ルコルニュ国防相によると、新型ミサイルの設計は年末までに完成される可能性がある。 射程などの詳細な仕様はその後に詰めるという。 軍関係筋は、新型ミサイルの射程について、NATO加盟国の要求を満たすために1,000~2,000kmとすることが目標とされていると語った。
2024.07.11
 22:04
Ukrainska Pravda Six EU countries to boycott ministerial meetings during Hungarian presidency <2408-071120>
 Euro Pravdaが、スウェーデンのロスヴァル欧州連合北欧協力担当相が、スウェーデンはハンガリーがEU理事会議長国の間ハンガリーが主催した会議に抗議して閣僚を派遣しないとReutersに述べたと報じた  ロスヴァル担当相によると、この決定はハンガリーのオルバン首相とプーチン大統領の交流に抗議して行われたという。
 彼女は、EU議長国としてのハンガリーの行動は有害であり、悪い結果をもたらすに違いないため、スウェーデンは7月の非公式政府会議に政治レベルでは参加しないと述べた。
 スウェーデンによると、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、フィンランドもボイコットに加わった。 ロスヴァル担当相は、他のEU加盟国もそのような措置を検討していると述べた。
 閣僚会議では、閣僚ではなく公務員が代表を務めるという。
2024.07.11
 13:05
Bloomberg

(Yahoo)

バイデン氏再選見通し悲観の NATO諸国、トランプ氏側近と接触図る <2408-071116>
 バイデン米大統領NATO創設75年を記念する首脳会議の開幕に当たり力強い演説を行い、加盟国首脳らを何とか安心させたが、11月の大統領選で再選される可能性を巡る疑念を静めるには力不足だった。
 欧州の代表団はトランプ前米大統領がホワイトハウスに返り咲く可能性に対処するため、同氏とつながりのあるアドバイザーなどとの会合を密かに日程に組み入れた。
 トランプ氏が勝利した場合、同氏が日頃から批判するNATOにどんな意味を持つのか、より明確に把握したい意図がある。
2024.07.11
 12:17
Bloomberg

(Yahoo)

NATO、中国はロシアの「決定的な支援者」-首脳宣言 <2408-071115>
 NATOは10日夜、ロシアのウクライナ侵攻への中国の軍事支援に対し、これまで最も強い表現での非難を含む首脳宣言を発表した。 中国政府はウクライナでの戦争用に、攻撃用UAVを開発している兆候がある。 3日間のNATO首脳会議の期間中に発表した宣言で、NATOは中国をロシアのウクライナ侵攻の「決定的な支援者」と表現した。 声明には、ロシアの防衛部門への転用が可能な部品、機器、原材料といった中国からの物資の提供について、詳しく記載されている。
 事情に詳しい複数の関係者によると、米国は首脳会議の前にNATO加盟国に対し、中ロ間で急速に深まる防衛協力関係への共通の懸念を固める取り組みの一環として、中国の対露支援について報告した。 声明は、中国はサイバー活動や偽情報、対宇宙空間能力の開発などを通じて、「欧州・大西洋地域の安全保障に対するシステミックな脅威」だとしている。
 ワシントンの駐米中国大使館の刘報道官は電子メールで配布した声明で「ロシアとの通常の貿易は公正に行われている」とコメントし、「中国は紛争当事者に武器を提供しておらず、軍民両用物資の輸出を厳密に管理している」と説明した。
2024.07.11
 11:21
BBCNews

(Yahoo)

NATO、ウクライナ加盟の「不可逆的な道筋」への支援を宣言 <2408-071114>
 NATOの加盟各国は10日、ワシントンD.C.で開かれている首脳会議で、ウクライナの将来的なNATO加盟への「不可逆的な道筋」に対する支援と、同国へのさらなる援助を約束した。 NATO加盟の32ヵ国は、ウクライナの新規加盟の正式なスケジュールでは合意しなかったが、ウクライナの戦争努力に対する「揺るぎない」支持を表明した。
 今回の首脳会議では、進行中のウクライナ侵攻が最大の議題となった。 全加盟国が合意した宣言では、ロシアを安全保障に対する「最も重大かつ直接的な脅威となり続けている」とした。
 ストルテンベルグNATO事務総長は「ウクライナ支援は慈善事業ではない。 我々自身の安全保障のためになることだ」と述べた。
 また、ウクライナ軍との統合を進めると発表し、2025年中にF-16や防空支援など€40B規模の軍事支援を実施するとした。
2024.07.11
 11:14
Reuters 通信

(Yahoo)

トランプ氏勝利ならウクライナに「平和の機会」=ハンガリー外相 <2408-071113>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が10日、トランプ氏が米大統領に復帰すればウクライナにとって「平和の機会」になると述べた。
 EU議長国であるハンガリーのオルバン首相は先週「平和使節」としてモスクワを訪問したが、一部のEU首脳からは、ロシアのウクライナ侵攻に正当性を与えるものとして非難の声が上がっている。
2024.07.11
 08:04
Reuters 通信

(Yahoo)

米国、ドイツに長距離兵器の配備開始へ 2026年から <2408-071109>
 米国とドイツが10日に共同声明で、米国が2026年に欧州防衛強化を目的にドイツへのSM-6やTomahawk、極超音速兵器を含む長距離攻撃システムの配備を開始することを明らかにした。
 1987年に米ソ両国が署名した中距離核戦力全廃条約(INF条約)により、射程500kmを超える地上発射ミサイルは2019年まで禁止されていた。
 米国は2019年ロシアの条約違反を理由にINF条約からの離脱を表明し、ロシアは米国の主張を否定しINF条約で禁止されていた射程500km~5,500kmの地上発射BMとCMの開発を一時停止していた。
 プーチン露大統領は6月末に米国が欧州とアジアにこの種のミサイルを持ち込んだとして、ロシアは中距離と短距離の核ミサイル生産を再開すべきと述べた。
2024.07.11
 06:16
TBS News

(Yahoo)

NATO首脳会議ウクライナ支援めぐり協議 F16戦闘機“この夏に運用可能”と米バイデン大統領発表 <2408-071105>
 NATOの首脳会議がウクライナ支援をめぐる協議が始まり、ウクライナに供与されるF16がこの夏に運用可能になることが発表された。
 バイデン米大統領は、オランダとデンマークからウクライナに対して、F-16を引き渡す作業がすでに始まり、この夏に運用可能になるとし、ノルウェーもF-16を6機、年内に供与することを発表した。
2024.07.11
 02:52
Kyiv Independent Poland will not comply with Kyiv's request to shoot down Russian missiles flying towards Ukraine <2408-071102>
 ポーランドのカミス国防相が7月10日、ウクライナ西部に向かうロシアのミサイルを撃墜するというウクライナの要求にポーランドは応じないと述べた。
 2024年初めにウクライナのゼレンスキー大統領はReutersの取材で、ポーランドを含む西側同盟国は、ロシアのミサイルを撃墜することで、ウクライナの防衛により直接的に介入できると述べた。 これに対し、ポーランド国防相はPoland Radiaにで、ポーランドは単独ではこの問題についていかなる決定を下すこともできず、この決定はNATO全体で行わなければならないと語った。
 彼はまた、2024年初めに、ウクライナに対する大規模な空爆で、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入し、ミサイルはポーランド上空に39秒間留まった際にも、ロシアとの紛争をエスカレートさせたくないという米国の立場にも言及し、ポーランドは、ポーランド領空でミサイルを撃墜するかどうかを独自に決定するしかないと述べた。
 ポーランド外務省のヴロンスキ報道官によると、ポーランド政府はこの事件以来、ロシアのミサイルを撃墜した場合の法的な影響について議論している。
2024.07.10 National Defense NATO SUMMIT NEWS: NATO to Initiate ‘Flagship Projects’ with Indo-Pacific Partners <2408-071025>
 NATOがインド太平洋地域の友好国と「旗艦プロジェクト」を開始する。 ストルテンベルグNATO事務総長は7月10日、NATOは北米と欧州を超えて拡大する計画はないが、特にインド太平洋地域の友好国とともにグローバルな課題に対処する方法を模索していると述べた。
 同盟の友好国のうち、オーストラリア、日本、ニュージーランド、韓国の4ヵ国は今週、ワシントンD.C.で開催されるNATO首脳会議に出席する予定で、「インド太平洋地域のパートナーと緊密に連携しているという事実...NATOの変化を反映している」とストルテンベルグ事務総長は、NATO創設75周年記念サミットの期間中に開催されたNATO公開フォーラムでの発言で述べた。
 ストルテンベルグ事務総長によると、NATOとインド太平洋地域の友好4ヵ国は首脳会談で、ウクライナへの技術や支援など、協力を拡大するための複数の主要プロジェクトに合意する。
さらに、同同盟は、NATOの新たな防衛産業誓約 (Defense Industrial Pledge) でインド太平洋地域のパートナーと協力することを望んでいると付け加え、これにより、同盟は産業基盤と製造能力を拡大することになると付け加えた。 NATOは、強力な防衛産業基盤を持つインド太平洋地域のパートナー国と「防衛産業の生産と協力をどのように強化できるかを模索する」と述べた。
2024.07.10
 22:47
時事通信

(Yahoo)

F16、ウクライナに輸送 近く飛行開始、防衛強化へ 米国務長官 <2408-071023>
 ブリンケン米国務長官が10日、ワシントンで開催中のNATO首脳会議の関連会合に出席し、F-16がオランダとデンマークからウクライナに輸送されていると明らかにした。 輸送中の機体数などには触れなかったが、近くウクライナで飛行を開始するという。
 ブリンケン長官は「F-16は今夏、ウクライナの空を飛行し、ロシアの侵略から自国を守り続けられるようにする」と強調した。
 米国とオランダ、デンマークの3ヵ国首脳は共同声明を出し、「ウクライナの航空戦力のさらなる強化に取り組む。 維持や武装を支援するとともに、操縦士の訓練もさらに行っていく」と表明した。
 ウクライナはロシアに劣る航空戦力の強化のため、F-16の供与を西側諸国に要求し、オランダが24機デンマークが19機の供与を表明し、米国がウクライナ軍操縦士の訓練を行っていた。
2024.07.10
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ポーランド、残りのMiG-29十数機もウクライナに供与する可能性 <2408-071012>
 ポーランドが残っているMiG-29をウクライナに供与する可能性を示唆した。 実現すれば、ウクライナ空軍のMiG-29の保有数は2022年2月の戦争拡大前の水準まで回復するかもしれない。 ウクライナ空軍はF-16とミラージュ-2000の到着も待っている。
 ポーランド空軍のMiG-29は、ウクライナのゼレンスキー大統領とポーランドのトゥスク首相が8日にワルシャワで2国間の安全保障協定に署名した際に話題にのぼった。
 トゥスク首相は記者会見で「MiG-29は現在、警備任務を実施しているので、いますぐ引き渡すことはできない」と説明した上で、ポーランド空軍がMiG-29に代わる新たな戦闘機を取得できるまでNATOの同盟国がポーランド領空の哨戒活動を支援してくれる場合に限り、MiG-29をウクライナに譲渡してもよいとの考えを示した。
2024.07.10
 08:21
Defense News Biden unveils additional air defense aid for Ukraine at NATO summit <2408-071008>
 バイデン米大統領が7月9日、NATOの75周年記念サミットの冒頭で、ロシアのミサイル攻撃を阻止するためウクライナに追加の防空システムを提供するという他の4ヵ国との合意を発表した。 米大統領補佐官は、北大西洋条約に調印したワシントンD.C.のメロン講堂で行った演説を「ウクライナへの防空装備の歴史的な寄贈」と表現した。
 米国、ドイツ、ルーマニアはPatriot FUを追加で供与し、オランダはPatriotの構成品を供与し、イタリアはSAMP/Tシステムを供与する。 5ヵ国は声明で、「ウクライナ向けの戦略防空システムの追加的な発表を2024年中にさらに発表する準備をしている」と述べた。
 共同声明によると、米国とさまざまな同盟国はウクライナに、NASAMS、HAWK、IRIS-T SLM、IRIS-T SLS、Gepardなど、数十の戦術防空システムを提供する意向」である。
 バイデン大統領の発表は、米国がウクライナをPatriotとNASAMの迎撃弾の列の先頭に上げ、「ウクライナは2025年に、数百発の追加迎撃弾を受け取ると述べた。
2024.07.10
 01:56
Kyiv Independent US, NATO allies to deliver 'dozens' of air defense systems in coming months, including 4 Patriots <2408-071003>
 NATO首脳会議の冒頭、バイデン米大統領が防空システムの供与を発表した。
 7月9日に発表された共同合意によると、米国と少なくとも他のNATO同盟国9ヵ国は、少なくとも4個
FUのPatriotを含む「数十」の防空システムを今後数ヵ月以内にウクライナに送ることに合意した。 この発表は、ワシントンでのNATO首脳会議の冒頭で行われた。
 米大統領府が発表した声明によると、米国、ドイツ、ルーマニアはウクライナに追加のPatriot FUを「迅速に」提供し、オランダはPatriotもう1個FUの構成品を提供する。 また、イタリアはSAMP/Tを追加供与する。
 共同声明には、「これら5個の防空システムは、ウクライナの都市、民間人、兵士の保護に役立つ。 これらのシステムを迅速に活用できるよう、ウクライナ政府と緊密に連携している」と記されている。
 合意によると、今後数ヵ月のうちに、カナダ、ノルウェー、スペイン、英国も、NASAMS、HAWK、IRIS-T SLM、IRIS-T SLS、Gepard SPAAGなど、ウクライナへの「数十」の戦術防空システムを追加供与する。
2024.07.09
 14:06
日経新聞 NATO首脳会議、開幕へ ウクライナ支援へ新司令部 <2408-070912>
 NATO首脳会議が9日にワシントンで3日間の日程で開幕する。
 米国家安全保障会議(NSC)のカーペンター欧州上級部長は8日、ドイツにNATOの新司令部を創設し、ウクライナ軍を訓練などで支援すると明らかにした。
 NATO首脳会議で正式に決める。 カーペンター部長は記者団に「訓練と装備を調整し、ウクライナの将来の兵力開発を支援する」と説明した。
2024.07.09
 07:10
共同通信

(Yahoo)

NATO新司令部設置へ キーウに代表も、連携強化 <2408-070902>
 米国家安全保障会議(NSC)のカーペンター欧州上級部長が8日、NATOによる新たなウクライナへの軍事支援策を発表し、ワシントンで9日に開幕するNATO首脳会議で正式に表明する。
 訓練や装備面でロシアの侵攻を受けるウクライナ軍の育成に協力するNATOの新司令部ドイツに設置し、キーウに上級代表を置いてウクライナ政府との連携を強化する。
 ウクライナによる将来のNATO加盟を見据えた措置で、カーペンター部長は、ウクライナのNATO加盟が実現すれば、その日から各国との連携が取れるようになるとした。
2024.07.08
 17:32
Reuters 通信

(Yahoo)

NATOの対ロシア防衛計画、35─50個旅団が必要に=軍事筋 <2408-070809>
 NATO2023年にリトアニアのビリニュスで開催した首脳会議で約30年ぶりとなる大規模な防衛計画に合意した後、合意内容を具体的な軍事上の要件に落とし込む作業が続けられており、今週ワシントンで開くNATO首脳会議で最新情報が報告される予定になっている。 ロシアのウクライナ侵攻を受け、NATOが現行体制の大掛かりな見直しを迫られていることが浮き彫りとなった。
 NATO当局者はコメント要請に対し「防衛に必要な兵力と兵器の詳細な要件」が特定されたとし「
AMD、長距離兵器、後方支援、大規模な陸上機動部隊などが最優先事項だ」と述べた。
 軍事筋が匿名を条件にReutersに明らかにしたこところによると、ロシアからの攻撃を想定したNATOの新たな防衛計画を完全に実行に移すには35~50個の旅団が追加で必要になる。
 1個旅団は3,000~7,000名で構成されるため、35~50個旅団の増強はNATOにとって大きな課題となるが、軍事筋はこれ以上の詳細を明らかにしなかった。
 また、ある安全保障関係者によると、この計画を実行に移す場合、ドイツだけでも防空能力を4倍にする必要がある。
2024.07.08
 09:41
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー首相が北京入り、中国主席と会談へ 「平和使節」継続 <2408-070807>
 ハンガリーの首相報道官が国営通信MTIに、オルバン首相が8日に中国の習国家主席との会談のため北京入りしたことを明らかにした。 報道官は「オルバン首相の平和使節は続く」と述べた。
 ハンガリーが7月初めに輪番制のEU議長国に就任して以降、オルバン首相は「平和使節」と称してウクライナとロシアを訪問しており、中国は3ヵ国目となる。
 ハンガリーのシーヤールトー外相もオルバン首相の訪中に同行しており、ドイツ外務省関係者によると、ハンガリーは8日にブダペストで予定されていたシーヤールトー外相と独外相の会談を先週終盤になって取りやめたという。
2024.07.08
 07:05
Reuters 通信

(Yahoo)

仏総選挙、左派が最大勢力の勢い 極右は第3勢力か <2408-070802>
 7日に投開票されたフランス国民議会(下院、577議席)総選挙の決選投票は、調査会社の予測によると、事前の予想に反して左派連合が極右を抑えて最大勢力になる見通しとなった。 ただ、過半数には届かない見込みで、宙づり議会に陥る可能性が高い。
 当初は第1党になるとみられていたルペン党首の極右政党「国民連合 (RN)」は第3勢力にとどまり、マクロン大統領の中道与党連合がRNをやや上回り第2勢力となる見通しである。
 調査会社Ipsosの予想では左派連合「新人民戦線 (NFP)」が171~187議席、RN(連携勢力を含む)が134~152議席を獲得する見通しで、Erabの調査では左派連合が182~193議席、RNと連携勢力を合わせて136~144議席と予想されている。
 左派と中道連合はRNの勝利を阻止するため多くの選挙区で候補者を一本化していた。
2024.07.07
 22:41
RBC Ukraine Far-right has lost. Results of parliamentary elections in France <2408-070709>
 フランスでは、国民議会(下院)の2回目の投票が終了し、親露派のルペン党は敗北した。
 Ifopの出口調査によると、極左の新人民戦線が180議席から215議席を獲得し、予想外に勝利すると予想されている。 マクロン大統領の大統領連合は150~180議席で2位、ルペン党首の国民結集党は3位で、120~150議席しか期待できない。
 しかし、これら3つの政治勢力はいずれも議会で絶対多数を獲得できず、連立交渉を余儀なくされる。
2024.07.07
 15:55
AFP=時事

(Yahoo)

ハンガリー首相のアゼル訪問非難 欧州代表せずとEU外相 <2408-070706>
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が6日、ハンガリーのオルバン首相が前日のロシアに続きアゼルバイジャンで開かれたチュルク諸国機構(OTS)の非公式首脳会議に出席したことを非難した。
 ハンガリーは今月からEU議長国だが、オルバン首相は前日には、予告なしにモスクワを訪れてプーチン大統領とウクライナをめぐり会談したため、EU当局やその加盟国、米国、ウクライナは反発している。
【註】
 チュルク系民族とは、アゼルバイジャン語、カザフ語、キルギス語、トルコ語、ウズベク語などのチュルク語を使用する民族集団で、トルコのエルドアン大統領がその盟主になろうとしていると見られている。
 チュルク諸国機構(OTS)はイスタンブールに本部を置く機構で、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、トルコ、ウズベキスタンが加盟しており、ハンガリー、トルクメニスタン、北キプロスがオブザーバで、将来はウクライナもオブザーバ参加すると見られている。
 アフガニスタンもオブザーバ参加を表明していたがタリバンの支配で消えた。
2024.07.06
 10:37
毎日新聞

(Yahoo)

ハンガリー外相、ドイツ外相との会談取りやめ 首相のロシア訪問受け
 ドイツ外務省が5日、ハンガリーのシーヤールトー外相が、9日に首都ブダペストで予定されていたドイツのベーアボック外相との会談を取りやめたと明らかにした。
 ハンガリーのオルバン首相が、ウクライナ侵攻を続けるロシアを5日に訪問したことから、同じくEUに加盟する対独関係に影響を与えたともみられる。 訪露したオルバン首相はプーチン大統領とモスクワで会談してウクライナ情勢などを協議した。 ハンガリーは7月から6ヵ月、欧州理事会の議長国を務めるが、独断的な行動を取ったとして他のEU加盟国から批判されている。
 独DPA通信によると、ドイツ外務省はオルバン首相の訪露について「事前の合意のない驚くべきモスクワ訪問」と指摘した一方で、このような状況下だからこそ「外相同士の真剣な対話は非常に重要だった」としている。
2024.07.06
 07:51
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに7兆円支援 来年中、首脳会議で合意へ NATO総長 <2408-070605>
 ストルテンベルグNATO事務総長が5日にブリュッセルで記者会見し、ワシントンで来週に首脳会議を開く予定のNATOが、2025年に少なくとも€40B規模のウクライナ軍事支援を行うことで加盟国が合意するとの見通しを明らかにした。
2024.07.06
 07:34
日経新聞 「ウクライナ支援で重大発表」 米高官、NATO首脳会議で <2408-070604>
 米政府高官が記者団に5日、9~11日にワシントンで開くNATO首脳会議に合わせ、ウクライナ支援に関する重要な発表があると明らかにした。
 「NATOのウクライナへの軍事的、政治的、財政的な支援をどのように拡大するかについて重要な発表をする」と説明した。 「ウクライナをNATOに橋渡しする一環だ」と加えた。 米欧の同盟国が一致して追加支援を講じるほか、米独自の追加の軍事支援も新たに発表する。
 一連の日程も公表し、9日夜に首脳はNATO設立75年を記念したイベントを開いて10日に会議を開き、スウェーデンの新規加盟を歓迎する。 バイデン大統領は同日夜にホワイトハウスで夕食会を主催する。
 11日は日本などインド太平洋地域の友好国も交えた会議を開催する。 NATOとウクライナによる協議もある。 バイデン大統領は同日、記者会見を開き、記者からの質問も受けつける。
2024.07.06
 05:44
朝日新聞

(Yahoo)

プーチン氏、EU議長国の訪問「時宜を得た」と歓迎 対外発信に活用 <2408-070602>
 プーチン露大統領が5日、モスクワを訪問中のハンガリーのオルバン首相との会談後の共同記者発表で、7月にハンガリーがEU理事会の議長国になった直後の会談を「時宜を得た」と歓迎し、オルバン首相を横にしてウクライナを批判し、実質的な降伏を求めるなど、議長国首脳の訪問を自らのプロパガンダ発信に活用した。
 プーチン大統領はオルバン首相との会談を「非常に中身が濃い」と評価し、ウクライナ侵攻で対立する米欧を念頭に、「地政学的に困難な現状においても対話を継続することが重要だ」と、オルバン首相を持ち上げた。
2024.07.06
 04:22
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、独の「パトリオット」3基目受領 防空能力倍増へ <2408-070603>
 ウクライナが5日、ドイツから3個目となるPatriot
FUが到着したと発表した。
 ゼレンスキー大統領はこれまで、ウクライナは自国防衛のために少なくともあと7個FUのPatriotを必要としており、同盟国に強く要請していた。
2024.07.05
 22:59
産経新聞

(Yahoo)

EU議長国のハンガリー首相が独断で訪露 ウクライナ支援の先行き懸念 <2408-070510>
 ハンガリーのオルバン首相が5日にモスクワを訪問し、ロシアの侵略が続くウクライナ情勢をプーチン大統領と協議した。
 会談後の共同記者発表でプーチン大統領は、停戦の先行きをオルバン首相と協議したと説明し、停戦にはロシアが併合を宣言した地域からのウクライナ軍の撤収が必要だとする一方的な立場を表明した。
 オルバン首相は「欧州にとって平和が最も重要だ」と述べ、今後も対露交渉を続ける考えを示した。
 ハンガリーは7月にEU議長国に就任したが、欧州メディアによると、オルバン首相の訪露はEU諸国の同意なしで行われたため、以前から親露的な姿勢が指摘されてきたオルバン首相の独断専行は、EUのウクライナ支援の足並みを乱れさせる可能性がある。
2024.07.05
 08:39
Bloomberg

(Yahoo)

EU、ハンガリーのオルバン首相に警告-ロシア訪問計画の断念求める <2408-070505>
 ミシェル欧州理事会常任議長(EU大統領)が4日、EU議長国ハンガリーのオルバン首相に対し、EUの代表としてロシアと対話しないよう警告した。
 この警告は、オルバン首相がテュルク諸国の会議が行われるアゼルバイジャンに向かう途中にロシアを訪問する予定との報道を受けたもので、事情に詳しい関係者によると、ロシアはオルバン首相の訪問受け入れに向け準備を進めている。
 ミシェル大統領は同日、「輪番制のEU議長国EUを代表してロシアと関わる権限はない」とX (Twitter) に投稿した。 事情に詳しい別の関係者によれば、ミシェル大統領はハンガリー当局者と連絡が取れなかったか、あるいは訪問を確認できなかったため、こうしたメッセージを公に出したという。
 関係者は部外秘の対話を理由に匿名で、もしミシェル大統領が質問されていたら、モスクワを訪問しないようオルバン首相に助言しただろうと語った。
 EU外交当局者は、ウクライナ侵攻後にプーチン大統領と既に会談しているオルバン首相がEU議長国の立場を利用し、厳しい措置でロシアを孤立させるEUの取り組みに水を差すのではないかと危惧している。
2024.07.04
 22:12
RBC Ukraine Zelenskyy announces strong security agreement at NATO summit <2408-070418>
 ウクライナは、7月9日~11日に開催されるNATO首脳会議で、新たな安全保障協定に署名する。 ゼレンスキー大統領の夜の演説によると、すでに準備されている。
 大統領によると、彼はNATO首脳会議に関する拡大会議を開催した。 大統領はこのイベントを、ウクライナとそのすべての友好国にとって強力なものになるはずだと述べた。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナ・NATO理事会の会合も開催され、現在、友好国と署名する新しい決定と文書の作業が進行中で、特に防空に関しては朗報があるはずだと述べた。
2024.07.04
 10:51
Reuters 通信

(Yahoo)

独政府、対中ガスタービン事業売却を阻止、「安全保障上の理由」 <2408-070407>
 ドイツのショルツ連立内閣が3日、Volks Waged社の子会社MAN Energy Solutions社中国国有企業にガスタービン事業を売却する計画を阻止した。 フェザー内相は記者会見で「安全保障上の理由」と説明した。
 また、ハーベック経済・気候保護相は、「公共の秩序」のため重要な技術は保護されねばならず、取引停止措置の要因となったと述べた。
 MAN側は政府決定を尊重し、ガスタービン新規開発の段階的縮小に取りかかると発表した。 関係者によると、ガスタービン事業は収益性が高く、事業そのものは継続するという。
 売却先に挙がっていたのは中国造船業界で圧倒的な立場にある中国船舶集団 (CSSC) 傘下の中船重工龍江広瀚燃気輪機 (GHGT) 社で、MANは2023年6月に価格非公表の売却計画を発表したが、9月に入り、政府による綿密な計画審査が実施されると発表していた。
 ドイツ政界では、中国がガスタービンを民生用でなく、軍艦艇の動力源として使う恐れがあるとの懸念が一部で上がっていて、EUは中国との間で貿易摩擦が起きているさなかでのドイツ政府の決定となった。
2024.07.04
 00:16
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ軍事支援で合意 来年400億ユーロ=外交筋 <2408-070402>
 西側の複数の外交筋がReutersに3日、NATO加盟国は2025年にウクライナへの軍事支援として€40B($43B)を拠出することで合意したことを明らかにした。
 ストルテンベルグNATO事務総長は加盟各国に対し、ウクライナへの軍事支援を複数年にわたり年間€40Bに維持すると確約するよう要請した。 外交筋によると、各国はストルテンベルグ事務総長が求めた複数年にわたる拠出などの要請は支持しなかったが、将来NATO首脳会議で拠出を再評価していくことでは合意した。
 こうした拠出を巡る確約は、米ワシントンで9~11日に開かれるNATO首脳会議で合意が予定される広範なウクライナ支援策の一部となる。
2024.07.03
 05:41
Reuters 通信

(Yahoo)

米国務長官とウクライナ高官、NATO 加盟巡り協議=米国務省 <2408-070303>
 米国務省のパテル副報道官が定例会見で、ブリンケン米国務長官ウクライナのイェルマーク大統領府長官が2日、ウクライナのNATO加盟を巡り協議したと述べた。
 「両氏はワシントンで開催されるNATO首脳会議やウクライナをNATO加盟に近づける加盟国の意向、ロシアの侵攻に対するウクライナの防衛能力強化への協力など多くの問題について話し合った」と述べ、またここ数ヵ月にわたりロシアの攻撃を受けているウクライナの電力網の「回復力強化」に向けたG7主導の取り組みについても協議したと述べた。
2024.07.03
 01:36
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー首相がウクライナ訪問、和平交渉加速に向けた停戦求める <2408-070302>
 ハンガリーのオルバン首相が2日にキーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談し、ロシアとの戦闘終結につなげるために停戦を検討するよう求めた。 ハンガリーがウクライナとの広範な協力合意を望んでいるとも述べた。
 ハンガリーは7月1日から半年間、EUの議長国を務めるが、その直後の2日にオルバン首相は10年超ぶりにウクライナを電撃訪問した。 オルバン首相は共同声明発表の記者会見で、ウクライナが6月にスイスで開かれた平和サミットでゼレンスキー大統領が和平案を提唱したことや、年内に2回目のサミット開催を目指していることを評価すると述べた。
 オルバン首相は「私はゼレンスキー大統領に、順序を逆にして、まず停戦を実現することで和平交渉を加速できないか検討するよう求めた」とした上で、「期限付きの停戦は和平交渉を加速させるチャンスとなるだろう。 私は大統領とこの可能性を探った。 大統領の誠実な返答と交渉に感謝する」とコメントした。
 オルバン首相より前に発言したゼレンスキー大統領は、このコメントには言及しなかった。 ゼレンスキー大統領は、ウクライナとハンガリーの幅広い二国間協力協定の可能性を強調し、「本日の対話の全ての問題に関する内容は両国間の文書、あらゆる相互関係を規定する文書の基礎となり得る」と述べた。
2024.07.02
 21:53
Kyiv Independent Zelensky dismissed Orban's ceasefire proposal during his visit to Kyiv, official says <2408-070216>
 ハンガリーのオルバン首相が7月2日にキーウに到着し、ゼレンスキー大統領に「和平交渉をスピードアップする」ために停戦を検討するよう促した。 オルバン首相は両首脳の会談後、記者団に「秩序を逆転させ、まず停戦することで和平交渉を加速させることができるかどうか考えるよう大統領に求めた」と述べた。
 「停戦を期限と結びつければ、和平交渉を加速させるチャンスが生まれるだろう。 私は大統領とこの可能性を探りましたが、彼の率直な回答と交渉に感謝しています。」オルバン首相は、ウクライナの和平構想を称賛する一方で、「時間がかかりすぎる」と述べた。
 これに対しウクライナ大統領府のゾフクワ副長官は、ゼレンスキー大統領はオルバン首相の提案を却下したと述べた。
2024.07.02
 06:00
朝日新聞

(Yahoo)

「欧州の政治変える」オルバン氏ら右派指導者が同盟 会派設立めざす <2408-070204>
 ハンガリーのオルバン首相ら欧州の右派指導者が6月30日、政治同盟「欧州の愛国者」を設立したと発表した。 6月の欧州議会選では、EUに懐疑的な右翼政党が躍進し、会派に属さない右翼政党議員を結集させ、欧州議会の内外で存在感を高めていくのが目的である。
 同盟に参加するのは、オルバン首相率いる「フィデス・ハンガリー市民連盟」のほか、オーストリアで極右と呼ばれる「自由党」、前米国大統領になぞらえて「チェコのトランプ」の異名を持つバビシュ前首相が率いるチェコの「ANO2011」の3党で、この日ウィーンで開いた記者会見で、オルバン首相は「欧州政治の一つの時代は、1989年のベルリンの壁の崩壊に始まり2024年6月の)欧州議会選で終わった。 欧州の政治を変える」と強調し、欧州議会で新たな会派設立をめざすと表明した。
2024.07.01
 22:17
Ukrainska Pravda 14% of Slovak citizens want Russia to defeat Ukraine, most voted for current PM's party <2408-070113>
 スロバキア国民の14%はロシアがウクライナとの戦争に勝つことを望み33%はウクライナが勝つことを望んでいる。
 European Pravdaが、Ipsosが独立機関である中央ヨーロッパ・デジタル・メディア・オブザーバトリー (CEDMO) のために実施した世論調査の結果が、6月24日にDenník Nによって発表されたと報じた。
 それによると、スロバキア人の33%がウクライナの勝利を望み、14%がロシアの勝利を歓迎し、回答者の14%がどちらにしてもわからない、または気にしないと答えた。
 ロシアの勝利は、フィコ首相の最強政党であるSmer-SDの有権者が最も望んでおり、回答者の35%を占めている。 Smer-SDの有権者のうち、ウクライナの勝利を望んでいるのはわずか5%で、2021年に人民党「わがスロバキア」から分裂して結成され、コトレバが率いる極右政党「共和国運動」の有権者の34%が、ロシアの勝利を望んでいる。
 しかし、第2位の政府政党である「声-社会民主主義」の有権者のうち、ロシアの勝利を望んでいるのはわずか5%に過ぎない。 「声」党の支持者の25%以上がウクライナの勝利を望んでいる。 スロバキア国民党の有権者の約19%がロシアの勝利を望んでいる。 「いずれかの政党が勝利しない限り、一時的な平和」という答えが、党の有権者の間で広まっている。
2024.07.01
 13:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ドイツの右派政党 AfD、党員が大幅増加と発表 <2408-070107>
 ドイツの右派政党「ドイツのための選択肢 (AfD)」が6月29日、同国西部エッセンで開いた党大会で、党員数が大幅に増えたと発表した。
 AfDはEU欧州議会選挙での躍進を追い風に、今年実施されるドイツ東部3州の議会選挙での勝利を目指している。
 AfDのクルパ共同代表は、同党の党員が2023年1月以降で60%増えて46,881人になったと発表した。 22,000が入会した一方、4,000人が退会した。
 AfDは2023年の世論調査で、ショルツ首相率いる連立政権の内部対立や、ドイツ経済の不振を巡る不安、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響を巡る懸念といった不満を背景に、支持率が第2位に躍進した。
 6月に実施された欧州議会選挙でAfDの得票率は155.9%となり、連立与党3党を上回った
2024.07.01
 12:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーが EU 議長国就任、トランプ氏に共鳴も影響力限定か <2408-070105>
 トランプ前米大統領を模した「欧州を再び偉大に (MEGA) 」とのスローガンを掲げるハンガリーが7月からEU議長国を務めるが、EUは6月の欧州議会選を受けて移行時期にあるため、影響は限定的にとどまるとみられている。 ハンガリーを巡っては、オルバン首相が民主主義の規範を巡りEUと何度も対立してきたことから、欧州議員の間で議長国就任を認めるべきか疑問視する声も上がっていた。 アナリストは新たな欧州委員会と欧州議会の新議員が本格的に活動できるまでに数ヵ月かかるとみている。
 議長国の役割には議題設定、外交とユーロ圏の問題を除く分野での加盟国会議主宰、加盟国間のコンセンサス模索、法案に関する欧州議会との調整などが含まれるが、ハンガリーはこれまで、西バルカン諸国のEU加盟、不法移民対策、経済競争力強化などを優先課題に挙げてきたため、ハンガリーが重視する課題に共感する可能性のある極右勢力が先の欧州議会選で躍進したものの、同国が議長国として政策を推進する能力は限られそうだと見られている。
2024.07.01
 07:16
産経新聞

(Yahoo)

極右躍進、第1党うかがう勢い 仏下院選第1回投票 与党連合は3番手に <2408-070102>
 定数577のフランス国民議会(下院)選の第1回投票が6月30日行われ、即日開票された。 移民の制限などを訴える極右政党国民連合 (RN) 」が得票率で首位となり、第1党をうかがう勢いで、最大勢力だったマクロン大統領率いる与党連合は3番手に沈み、議席が大幅に減少する見通しである。 7月7日に決選投票が行われる。
 FIGARO紙に掲載された仏調査会社IFOPなどによる推計では、共闘勢力を含むRNの得票率は33.5%となり、首位に立ち、左派連合「新人民戦線」は28.5%と2位与党連合は22.1%にとどまった。
2024.06.30
 04:46
Kyiv Independent Czechia, Ukraine to sign bilateral security agreement on July 18 <2407-063001>
 チェコのフィアラ首相が、7月18日にロンドンで開催される欧州政治共同体首脳会議で、ウクライナとの二国間安全保障協定に署名すると発表した。 フィアラ首相は6月28日、前日にゼレンスキー大統領と「ワシントンでのNATO首脳会議の前に、チェコ・ウクライナ安全保障協定の条文に関する交渉をまとめる」ことで合意に達したと述べた。
 次回のNATO首脳会議は7月9日から11日に予定されている。
 チェコは、ウクライナがロシアの侵略を撃退するのを助けるために同様の二国間条約に署名した米国、英国、ドイツ、フランス、欧州連合を含む他の19ヵ国に加わる。
2024.06.28
 06:58
時事通信

(Yahoo)

欧州委員長続投へ 大統領にポルトガル前首相 EU <2407-062808>
 ミシェルEU大統領がX(Twitter)で、EUが27日にブリュッセルで開いた首脳会議で、今秋に任期切れとなる主要ポストの人選について協議し、フォンデアライエン欧州委員長(65)の続投を支持する方針を決めたことを明らかにした。 ミシェル大統領の後任にはポルトガルのコスタ前首相(62)が選出された。 欧州委員長の任期は5年で、EU欧州議会の採決で過半数の賛成を得て就任する。
 外交安全保障上級代表(外相)にはエストニアのカラス首相(47)が指名された。
 ただ、Reuters通信によると、イタリアのメローニ首相は委員長指名の採決を棄権した。 大統領と外相にも反対したとされ、全会一致にならなかったもようである。 ハンガリーのオルバン首相も委員長と外相に反対したという。 両首相は極右・右派勢力を率いている。
2024.06.28
 06:25
共同通信

(Yahoo)

防衛に86兆円投資必要 EUトップ、首脳会議で <2407-062807>
 EU外交筋が、フォンデアライエン欧州委員長が27日にブリュッセルで開かれたEU首脳会議で、防衛分野で€500Bの投資が必要との見通しを示したことを明らかにした。 欧州のメディアによると、今後10年程度を想定した見通しだとみられる。
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、EU加盟国は防衛産業の強化や軍の装備の充実を図っていて、EUは2024年3月に欧州の防衛産業を強化するために欧州委と加盟国が連携して、2030年までに少なくとも装備の40%を共同調達し、50%をEU域内で購入する戦略を発表している。
2024.06.28
 05:41
Defense News Germany approves funds to develop supersonic weapon, buy thousands of missiles <2407-062805>
 独国防省の報道資料によると、ドイツ議会は数千発のミサイル購入超音速艦載航ミサイルの開発予算を承認した。
 ドイツはノルウェーと共同で超音速ミサイルTyrfingを開発する。 議会の主要委員会は26日に、ドイツが近代的な海軍ミサイルを開発するための最初の経費を公表した。
 現在、ドイツ海軍のミサイルの大半はフランス製または米国製である。
 ノルウェーと同国国営のKongsberg社が主導的な役割を果たすが、ドイツ政府は現在から2033年までに€650M ($695M) をこの計画に拠出する予定である。
2024.06.28
 03:02
Kyiv Independent EU leaders support Ursula von der Leyen for second term as Commission chief <2407-062804>
 フォン・デア・ライエン委員長は、6月27日のブリュッセル首脳会議でのEU首脳間の合意に続き、欧州委員会委員長として2期目の指名を確実にした。
 エストニアのカラス首相は、今後5年間、EUを代表して世界の舞台で活躍するEUの外交官トップに、ポルトガルのコスタ元首相欧州理事会議長に選ばれ、27ヵ国の首脳間の妥協案を仲介する任務を負った。
 EU首脳会議の閉幕に際し、ポーランドのトゥスク首相はTwitterに「カジャ、ウルスラ、アントニオは受け入れた。 防衛計画は受け入れられた。 ポーランドとヨーロッパにとっての満足感だ」と述べた。
 フォン・デア・ライエン氏の指名には、欧州議会の無記名投票による承認が必要であり、EU首脳による承認よりも難しいハードルと広く見なされている。 欧州議会は、カラス氏を含む欧州委員会全体を、秋の投票で承認しなければならない。
2024.06.28
 03:00
RBC Ukraine Pro-Russian president of Bulgaria skips NATO summit due to position on Ukraine <2407-062803>
 ブルガリアのラデフ大統領は、7月9~11日にワシントンで予定されていたNATO首脳会議への参加を辞退した。 ブルガリアの国家元首の報道機関はその理由として、ウクライナ支援に対する彼の姿勢であると述べている。
 ブルガリア大統領府では、サミット参加の提案には、政府が採用した枠組みの立場を提示し、それに基づく文書を承認及び/または承認する要件が含まれていると述べた。
2024.06.28
 01:30
RBC Ukraine Orban opposes Ursula von der Leyen's re-election to European Commission <2407-062802>
 ハンガリー政府のコヴァチ報道官によると、ハンガリーのオルバン首相は首脳会談に先立ち、フォン・デア・ライエン委員長の欧州委員会委員長への再任を支持できないと述べた。
 特にオルバン首相は、ハンガリーはフォン・デア・ライエン委員長の任期延長を支持できないと述べた。 彼はまた、ハンガリーに対する法の支配を守るために手段を使用したと非難した。
 さらにオルバン首相は、欧州人民党、社会民主党、自由党といった最大の政治団体が結成した連立政権を、EU指導部を任命したと批判し、嘘と欺瞞の連立政権と呼んだ。
 同代表は、合意はプログラムや計画ではなく、締約国の方針に基づいていると強調した。
2024.06.28
 00:05
Kyiv Independent European MPs calls on Charles Michel to suspend Hungarian presidency of EU Council <2407-062801>
 欧州議会のドイツ選出フロイント議員とベゼラガー議員が、欧州理事会のミシェル議長に書簡を送り、ハンガリーのEU理事会議長国としての停止を要求した。 書簡では、ハンガリーにおける汚職の多さや、法の支配と報道の自由の弱体化についても言及されている。 ハンガリーは、2022年に本格的な侵攻が始まって以来、ウクライナのNATOやEUへの加盟、対露制裁に繰り返し反対してきた。
 欧州議会議員は、ハンガリーのオルバン首相がEUを独裁政権になぞらえ、ウクライナへの全面侵攻を続けるロシアとハンガリーの緊密な関係を強調したことを想起した。
 この書簡は、EU市民の20,000人の署名によって署名され、6月27日にフロイント議員のXアカウントに掲載されたと報じられている。
 EU理事会の議長国はベルギーは6月末で終了し、ハンガリーが7月1日から半年間、EU理事会の議長国になる。
2024.06.27
 23:20
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナとの安保協定に署名 首脳会議 <2407-062718>
 EUが27日から2日間の日程でブリュッセルで首脳会議を開き、今後5年間のEUの戦略的方針を定めるほか、EU主要機関の人事を決定する。
 また、EUおよびリトアニアとエストニアはウクライナのゼレンスキー大統領と安全保障協定に署名した。
 Reutersが入手したEUとウクライナの協定草案では、武器の供給、軍事訓練、防衛産業での協力、地雷除去など安保・防衛政策における9分野でウクライナを支援するというEUの責任が定められている。
 また、ウクライナはロシアに併合された領土を取り戻さなければならないこと、ロシアの勝利はあり得ないことなどを強調し、必要な限りウクライナを支援するとの確約を改めて表明した。
 さらに首脳会議では、G7が制裁で凍結されたロシア資産から生じる利子を活用してウクライナに提供する計画の$50Bの融資について、詳細をまとめるよう主要機関に要請する。
 今回の安保協定は、リトアニアおよびエストニアと締結した協定とともに、ロシアの侵攻に対する防衛を続ける中でウクライナとその同盟国との間で締結された他の同様の協定を補完することが目的で、米英仏独などがウクライナと同様の協定を締結している。
2024.06.27
 05:49
Ukrainska Pravda North Korea to send engineering troops to occupied territories of Ukraine – TV Chosun <2407-062703>
 韓国のTVネットワークであるTV朝鮮や戦争研究所 (ISW)) が、北朝鮮が早ければ2024年7月にも、ロシア占領下のドネツク州で「復興工事」に参加するため、軍の建設・工兵部隊を派遣すると報じた。
 TV朝鮮は6月21日、韓国政府高官の話を引用して、北朝鮮が占領下のドネツク州のインフラ再建を支援するため、早ければ2024年7月にも大規模な工兵部隊をドネツク州に派遣すると韓国が予想していると報じた。
 報告書によると、北朝鮮軍は10個工兵旅団を有しており、TV朝鮮は、れらの旅団のうち3~4個旅団を占領しているウクライナ領に展開することで、北朝鮮はロシアから年間最大$115Mの外貨を獲得できると推定している。
2024.06.26
 03:59
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、EU 加盟交渉開始 戦時下で長期化予想 <2407-062602>
 EUが25日にウクライナと加盟交渉を開始した。 EUはこの日のうちにモルドバとも加盟交渉を開始する見通しで、両国がロシアの影響から脱却して西側との統合に向かっていることを示す。
 ロシアの侵攻を受けているウクライナにとって政治的な後押しとなるが、加盟には全27加盟国の承認が必要となり、長く厳しい交渉が予想される。
2024.06.25
 04:09
共同通信

(Yahoo)

EU、ジョージア援助凍結も スパイ法発効受け <2407-062502>
 EUのボレル外交安全保障上級代表が24日にルクセンブルクでの外相理事会後に記者会見し、ジョージアで外国から資金提供を受ける団体やマスメディアを事実上のスパイと見なす法律が6月発効したことを受け、ジョージアとの関係縮小や資金援助の凍結を検討する考えを示した。
 EU加盟を目指すジョージアは「加盟候補国」となっているが、ボレル氏は「政府が行動を変えなければ、EUの道を進むことはできない」と強調し、法律を撤回しなければ加盟は困難になると警告した。
2024.06.24
 11:18
RBC Ukraine Why Russian gas is back on top in Europe and how EU plans to hit LNG imports <2407-062407>
 欧州諸国はロシア産ガスへの依存度を下げようとしているが、5月にロシアが再びトップの供給国となり、2年ぶりに米国を上回りまわる予期せぬ事態が発生した。 RBC-Ukraineは、EUが液化天然ガス (LNG) 供給によるロシアの歳入に打撃を与える計画の理由と方法を説明している。
 2022年2月にロシアがウクライナに全面侵攻した後、モスクワは欧州へのパイプラインガス供給を減らし、同時にLNGの輸入を増やした。
 このため2022年9月までに、米国はロシアを抜いて主要な供給国になり、2023年以降、米国は欧州のガス輸入の約20%を占めているが、5月には約2年ぶりにロシアの販売量が米国の販売量を上回った。
 世界的なcommodity価格分析のICISによると、5月にロシアからのパイプラインとLNGは、欧州連合、英国、スイス、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニアへの総ガス供給量の15%を占めた一方、米国からのLNGは14%を占め、2022年8月以来の低水準となった。
 米国の主要なLNG輸出施設の閉鎖など、一過性の要因が5月のフローに影響を与えられる。 ロシアは、6月に予定されているメンテナンスに先立ち、トルコ経由のパイプライン輸出を増やした。
 ICISのガスアナリスト、マンサー氏はFinancial Timesに、米国のLNG生産が再び増加するため、この傾向は長くは続かないと考えている。 ロシアは欧州向けの輸送量を減らし、アジア諸国に向け直す可能性が高く、「ロシアは、2025年の冬に向けてガスの需要が高まる中、欧州でこのシェアを維持する柔軟性は限られているが、米国のLNG生産量全体は、年末までに世界市場にさらに多くの新しい生産能力が投入され、増加の一途をたどっている」と語った。
2024.06.23
 17:30
日経新聞 EU、日韓と安保・防衛で新枠組み 装備品の研究開発視野 <2407-062309>
 EUが日本と韓国とそれぞれ安全保障・防衛産業分野で新たなパートナーシップ関係を結ぶ検討に入った。 防衛産業の振興を目的に、装備品の共同研究開発を視野に入れる。
 日本とは年内の合意をめざす。
 ロシアと北朝鮮が19日に有事の相互軍事支援を含む「包括的戦略パートナーシップ条約」締結で合意したのに対し、欧州委員会高官は日経新聞に「欧州とアジアの安保環境は大きく変わると述べた。
2024.06.23
 06:44
Kyiv Independent Romanian village poised to become NATO's largest airbase in Europe <2407-062304>
 ルーマニアのミハイ・コガルニセアヌ空軍基地(MK基地、第86軍用航空基地)は、ドイツのRamsteinを凌駕し、ヨーロッパでNATO最大の基地になる。
 この動きは、プーチン露大統領が、NATOがロシアのヨーロッパ側面に侵入していることを理由に、ウクライナでの戦争を正当化したことへの反応として行われた。 ルーマニアにおけるNATOのプレゼンス増大は、現在3年目に突入した全面戦争への直接的な反応である。
 MK基地には、最近ノルウェーから取得したルーマニアのF-16 1個飛行隊とMQ-9 Reaper UAVが間もなく配備され、BBCによると、さらに32ヵ国からNATOの陸軍、空軍、海軍の要員が交代で派遣される。
Fetesti空軍基地の位置 (Google Map)】
2024.06.21
 21:46
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナのEU加盟交渉、25日に開始へ 閣僚理事会が承認 <2407-062125>
 EU加盟国の閣僚理事会が21日、ロシアの全面侵攻にさらされるウクライナと隣国モルドバのEU加盟交渉について、今後の手続きの枠組みを承認した。 25日のEU加盟国の閣僚らによる政府間会議で、正式に加盟交渉を開始する見込みだが、交渉自体は少なくとも数年かかるとみられる。
 ウクライナとモルドバは2022年2月のウクライナ侵攻直後にEU加盟を申請し、EUの行政を担う欧州委員会は2023年11月に両国の加盟交渉を開始するよう勧告していた。
 ウクライナの加盟交渉については、ロシアに融和的なハンガリーのオルバン首相が反対姿勢を見せていたが、2023年12月のEU首脳会議でハンガリーが採決を棄権し、交渉開始が決まった。
 ハンガリーは7月1日から半年、加盟国の閣僚らでつくるEU理事会の議長国になるが、Reuters通信は欧州委にはハンガリーが議長国となる前に交渉開始に持ち込む狙いがあったとしている。
2024.06.21
 07:25
Reuters 通信

(Yahoo)

ジョージアの EU加盟、「スパイ法」成立で事実上凍結= EU大使 <2407-062107>
 EUのジョージア駐在ヘルチンスキ大使が19日、外国から一定以上の資金提供を受ける団体やマスメディアを事実上のスパイと見なす「スパイ法」がジョージアで今月成立したことを受け、同国のEU加盟手続きは事実上停止したと述べた。
 ジョージアの通信社Inter Pressによると、EU大使はスパイ法が「ジョージアの発展見通しにマイナスの影響を与えた」と指摘し、EU加盟プロセスは「事実上停止し、事実上凍結されている」と述べた。
2024.06.20
 21:21
共同通信

(Yahoo)

ロシア産LNGの制裁合意 EU大使級会合、積み替え禁止 <2407-062012>
 EU関係者が、20日の大使級会合で、ロシア産液化天然ガス (LNG) などを対象にした対露追加制裁に合意したことを明らかにした。 ロシア産LNGを巡り域内港での第三国向けの積み替えを禁じることが含まれているとみられる。
 近く加盟国で構成する理事会が正式に承認する見通しで、欧州のメディアによるとEUの港湾は、北極圏が凍結する冬季にロシアからアジア市場にLNGを輸出するための重要なルートとなっている。
 今回の制裁には、EU加盟国によるロシア産LNGの輸入禁止は含まれていない。
2024.06.20
 21:11
時事通信

(Yahoo)

ロシア産LNGに制裁 EU加盟国が合意 <2407-062011>
 EU加盟国が20日、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対する追加制裁で合意した。
 AFP通信によるとEU議長国ベルギーがX (Twitter) で、第三国向けに輸出されるロシア産液化天然ガス(LNG)に関し、EU域内の港での積み替えを禁止する内容が盛り込まれていることを明らかにした。 24日に正式に決まる見通しである。
2024.06.20
 07:05
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、対ロ制裁第14弾で合意に至らず ドイツが反対 <2407-062003>
 外交筋が19日、EUがウクライナに侵攻したロシアに対する制裁第14弾を巡り合意に至らなかったと述べた。 ドイツが問題視していた条項が削除されたにもかかわらず、ドイツが引き続き反対しているという。 外交筋や事情に詳しい関係者によると、ドイツの反対はドイツ首相府と外務省との意見不一致が一因と見られる。 協議は20日も継続される。
 新たな制裁措置にはロシア産液化天然ガス (LNG) の積み替え禁止のほか、第三国の子会社などによる制裁違反についてEUの企業に責任を追わせる条項が含まれていたが、この日午後の会合直前に加盟国間で回覧された妥協案でこの条項が削除されたという。
2024.06.19
 16:40
RBC Ukraine US and allies discuss commitments to Ukraine's NATO membership – CNN <2407-061917>
 CNNが、NATO同盟国はワシントンで開催される第75回同盟首脳会議で、ウクライナへの加盟に関してウクライナにどのような約束をするかを議論していると報じた。
 米国とドイツの当局者は、同盟が7月の首脳会談でウクライナが「不可逆的な道」ではなく、NATO加盟への「架け橋」を持つことを約束するよう提案している。 これはストルテンベルグ事務総長が4月に述べた。
 米政府高官は、バイデン政権の代表者は「不可逆的」という言葉がすべてのNATO加盟国によって支持されているとは考えていないと指摘した。 たとえば、ハンガリーなど一部の同盟加盟国は、ウクライナが依然として民主的で反腐敗的な改革を必要としているため、この言葉の使用に消極的である。
 同時に、ほとんどの中欧諸国バイデン政権の曖昧さと躊躇に失望しているという。 別の欧州当局者は、EUの同盟国がウクライナの進路を可能な限り明確にするよう米国に直接働きかけたと述べた。
2024.06.19
 08:01
産経新聞

(Yahoo)

次期 NATO事務総長、オランダのルッテ首相が就任へ 反対のハンガリーが支持に転換 <2407-061906>
 オランダ公共放送は6月18日に、10月に任期を終えるストルテンベルグNATO事務総長の後任に、ルッテ蘭首相が就任する見通しだと報じた。 ルッテ氏不支持を表明していたハンガリーが支持に転じ、同氏に対抗して出馬表明していたルーマニアのヨハニス大統領が出馬を取り下げる見通しだとしている。
 ハンガリーのオルバン首相は、ルッテ氏が過去に同国の性的少数者政策を批判したなどとして同氏の不支持を打ち出していたが、12日のストルテンベルグ氏との会談で、ハンガリーがNATO主導のウクライナ軍事支援に参加しない代わりにルッテ氏の起用を阻止しないことで合意した。 事務総長の選出は加盟国の全会一致が原則で、NATOは7月に米ワシントンでの首脳会議までに後任を決める方針としている。
 その上でオルバン首相は18日にX (Twitter) への投稿で、ルッテ氏がこの合意を支持する考えを確認したとして支持表明に転じた。 ヨハニス氏が出馬を取り下げれば、ルッテ氏の選出が事実上確定する。
 ルッテ氏は2010年にオランダの首相に就任し、同国で最長の在任期間を誇る。
2024.06.18
 16:13
BBC News

(Yahoo)

中国は「プーチンの戦争」支える「経済的代償」を NATO事務総長 <2407-061812>
 ワシントンを訪れているストルテンベルグNATO事務総長がBBCに対して、中国がウクライナに対するロシアの戦争を支援し続けるならば、中国がどのような「経済的代償」を払うべきか、欧米諸国はいずれかの時点で検討する必要があると述べた。
2024.06.18
 14:21
Kyiv Independent France signs deal to sell Caesar howitzers to Armenia <2407-061809>
 ルコルヌ仏国防相が6月18日付のX (Twitter) にアルメニアのパピキヤン国防相と、フランスがアルメニアにCaesar
SPHを売却する契約を結んだと書いている。
 この発表では、Caesar SPHが何門含まれるのか、いつ到着し始めるのかは明らかにされていない。 フランスは既にウクライナに射程55kmのCaesar SPHを数十門供与している。
 アルメニアと長年の同盟国であるロシアとの関係がソ連解体以来の最低にまで落ち込む中、アルメニアは新たな防衛友好関係の確立を公然と模索している。
 2023年9月にアゼルバイジャンがナゴルノ・カラバフ地域を奪還するための攻勢を成功させた直後、国際法ではアゼルバイジャンの一部として認められているが、1990年代初頭から事実上自称アルメニア系共和国の支配下にあったが、フランスとアルメニアは新たな防衛友好関係をを発表した。
 フランスには65万人のアルメニア人が住んでおり、世界最大のアルメニア人ディアスポラの中心地の一つとなっている。
2024.06.18
 02:51
Reuters 通信

(Yahoo)

デンマーク、ロシア産原油輸送の「影の船団」阻止を検討 <2407-061804>
 デンマークが17日、ロシア産原油をバルト海経由で輸送するいわゆる「影の船団」を阻止する方法を検討していると発表した。 これを受け、ロシアの外交官はこのような動きは受け​​入れられないと反発した。
 ロシアは海上輸送される原油輸出の約1/3世界の供給量の1.5%をバルト海への玄関口となるデンマーク海峡を経由して輸送しており、この輸送を止めようとするいかなる試みも原油価格の上昇を招きかねないほか、ロシア政府の財政に打撃を与える可能性がある。
 デンマークのラスムセン外相はReutersに対し、デンマークは同盟国を集め、影の船団を目標とする対策を検討したとしたが、どのような対策が検討されているかについては明らかにしなかった。
 協議に参加した国には他のバルト諸国やEU加盟国も含まれているという。
2024.06.18
 02:45
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO加盟20ヵ国超、24年に国防費2%目標達成へ=事務総長 <2407-061803>
 ストルテンベルグNATO事務総長が17日、加盟32ヵ国中20ヵ国超が2025年中に国防費を国内総生産 (GDP) 比少なくとも2%とする目標を達成する見通しと述べた。
 同目標が設定された2014年に目標を達成していたのは米、英、ギリシャの3ヵ国のみで、5年前でも10ヵ国未満だったという。
2024.06.18
 02:22
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、NATO核配備巡る発言批判 「緊張拡大」 <2407-061802>
 ペスコフ露大統領府報道官が17日、ストルテンベルグNATO事務総長の核配備に関する発言について「緊張のエスカレートに他ならない」と述べた。
 ストルテンベルグ事務総長はTelegraphに17日、ロシアや中国からの脅威の高まりを踏まえ、核兵器を保管庫から出して配備する方向で協議していると語った。
2024.06.15
 11:43
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア支援の中国金融機関、国際ネットワークから排除 G7首脳宣言 <2407-061507>
 15日に閉幕したイタリア南部プーリア州で開催されていたG7サミットでは、ロシアへの制裁の実効性を上げ、ロシアの侵攻を受けるウクライナに持続可能な支援を実行することに焦点が当てられ、14日発表の首脳宣言によると、ロシアによる軍事物資調達を支援する中国の金融機関などに対し、国際金融ネットワークから排除することで一致した。 また、欧米で凍結されたロシア資産の運用益を活用し、ウクライナに対する$50B規模の資金支援の年内実施を目指すことが盛り込まれた。
 宣言では、G7によるロシア産原油の輸出制限をすり抜け原油を密輸する「影の船団」の取り締まりを強化し、運搬に関与した個人、団体への制裁を科すことを明記した。 また軍事転用可能な物資について、中国にロシアへ供与しないよう求めた。 親露国のイランに対しても、ロシアへの支援や中東を不安定化させる行為を停止するよう要求した。
 欧米が凍結したロシア資産$300Bについては、ロシアがウクライナに与えた損害を賠償するまで、凍結を継続することで一致した。
2024.06.15
 03:09
共同通信

(Yahoo)

NATO即応部隊50万人到達 ロシア侵攻受け、目標上回る <2407-061503>
 ストルテンベルグNATO事務総長が14日にブリュッセルでの国防相理事会後に記者会見し、危機に短時間で対応する「即応部隊」が50万名規模に達したと明らかにした。
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、2022年の首脳会議4万名から30万名規模に増強することで合意していたが、目標を大幅に上回った。
 ストルテンベルグ事務総長は「加盟国が過去数十年に見られない規模で、兵力をNATOの指揮下に提供している。 あらゆる領域で高い即応性を整えている」と誇示した。
2024.06.14
 07:05
時事通信

(Yahoo)

ロシア対岸でNATO演習 スウェーデン「信頼できる同盟国に」 <2407-061406>
 バルト海に浮かぶスウェーデン領のゴトランド島で12日、NATOのBALTOPS演習が報道陣に公開された。
 スウェーデンが3月にNATO加盟を果たして以降で、同島での大規模なNATO演習は初めてで、対岸に位置するロシアの脅威が高まる中、化学兵器による攻撃への対応を確認した。
 BALTOPS演習は7~20日の日程で、20ヵ国程度がバルト海などで実施し、12日のゴトランド島南東部での訓練には、スウェーデン軍のゴトランド島連隊から、平時は一般住民として暮らしながら、有事に備え訓練を受ける市民兵も参加した。
 市民兵と米海兵隊員ら合わせて30名ほどの訓練は、神経剤化学兵器で攻撃を受けた事態を想定して、防護マスクを装着して安全な場所まで移動し、影響を受けた隊員を治療する手順を実践した。
 スウェーデン軍統合作戦司令官のエドストローム中将は「バルト海を支配が極めて重要で、ゴトランド島はその真ん中にある島で、動かない空母群のようなものだ」とゴトランド島の戦略的重要性を強調した上で「強力かつ信頼できるNATOの同盟国として、結束し続けること」が訓練の目的だと語った。
2024.06.14
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

欧州司法裁、ハンガリーに制裁金340億円 難民申請者受け入れず <2407-061405>
 EUの最高裁にあたる欧州司法裁判所が13日にハンガリーに対し、EUが定めた難民申請者の配分を受け入れず権利を保護しなかったとして、€200Mの制裁金の支払いを命じた。
 約10年前にアフリカや中東から難民申請者が欧州に殺到し、EUは申請が認められるまでの間、加盟国ごとに申請者を配分する共通政策を導入したが、ハンガリーはこれに従わず、セルビアとの国境沿いに留め置いたり、送還したりして、申請者の権利を守らなかった。
2024.06.14
 01:40
Reuters 通信

(Yahoo)

G7、凍結ロシア資産活用で大筋合意 ウクライナに500億ドル支援 <2407-061402>
 イタリア南部プーリア州で13日に開幕したG7首脳会議初日は、ウクライナ情勢を巡る協議が行われ、制裁で凍結されている$300Bのロシア資産が生む利子を活用し、ウクライナに対し$50Bの支援を行うことで大筋合意した。 外交筋はReutersに対し、技術的な詳細は今後数週間で確定する見通しで、支援は年末までに実施される可能性があると明らかにした。
 ロシア外務省のザハロワ報道官は13日、西側諸国が凍結されたロシア資産から生じる利益を奪おうとする試みは犯罪行為であり、ロシアによる対応はEUにとって大きな痛手になると述べた。
 G7サミットに2年連続で参加したウクライナのゼレンスキー大統領は13日にバイデン米大統領と新たな長期安全保障協定に署名したほか、日本とも同様の安全保障協定に署名した。
2024.06.13
 09:27
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ向け支援を米に代わり主導へ トランプ対策 <2407-061307>
 ストルテンベルグNATO事務総長が翌日のNATO国防相会合を前に12日、「ウクライナ向け安全保障支援と訓練の調整をNATOが主導する計画を閣僚が承認することを期待している」と語り、ウクライナ向け武器供与などの支援の調整役を米国から引き継ぐ考えを示した。 NATOに懐疑的なトランプ前大統領が再選を果たした場合に備え、ウクライナへの軍事支援の仕組みを守る狙いがある。
 ただ、米国のNATOにおける影響力は大きく、ウクライナに武器の大部分を提供していることから、NATOが調整役を引き継ぐ効果は限定的との見方もある。
 これに先立ち、ストルテンベルグ事務総長はロシア寄りでウクライナへの武器供与を拒否しているハンガリーのオルバン首相と会談し、オルバン氏はハンガリーはウクライナ支援に関するNATOの決定を阻止しないが、関与もしないことで合意したと明らかにした。
 ハンガリーはウクライナへの資金提供や要員派遣の必要はないとの確約を得たという。
2024.06.13
 07:37
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO核兵器、安保の脅威に適応と事務総長 ロシアけん制 <2407-061305>
 ストルテンベルグNATO事務総長が12日、ロシアによる核演習の動きなどに言及し、現在の安全保障上の脅威にNATOの能力を適応させていると強調した。 NATOが西側の核兵器に公に言及するのは異例である。 NATO国防相会合を前に、核兵器はNATOの「究極の安全保証」で、平和を維持する手段だと記者団に述べた。 会合では核計画グループの協議も行われる。
 ストルテンベルグ事務総長はNATOが進めている核兵器について、6月にオランダがF-35に搭載する用意ができたと表明したほか、米国が欧州に配備した核兵器の近代化を行っていると述べた。
2024.06.13
 06:33
時事通信

(Yahoo)

ウクライナと安保協定締結へ 「ロシアに決意示す」と米補佐官 <2407-061304>
 バイデン米大統領が12日、G7サミットに出席するためイタリア南部プーリア州に到着した。
 国家安全保障担当のサリバン米大統領補佐官によると、バイデン大統領は翌13日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、新たな安全保障協定に署名する。
 サリバン補佐官は12日に記者団に対し「協定はウクライナへの国防と安保面での支援が将来にわたって続くことを約束するもので、ロシアに対してわれわれの決意を示すものだ」と説明した。
 同協定は米国がウクライナへ供与する特定の武器などは明示しないという。
2024.06.12
 22:24
Kyiv Independent G7 agrees on transfer of $50 billion in profits from frozen Russian assets to Ukraine <2407-061221>
 AFP通信が、G7凍結されたロシア資産から得られる利益を使って、年末までにウクライナに$50Bを供与することで合意したと、議長国フランスは6月12日にコメントで述べたと報じた。  イタリアで開幕するG7サミットに先立つ6月13日にフランス大統領府高官は「我々は合意した」と述べた。
 6月11日に日経アジアが、G7が凍結されたロシアの資産から得られる収入を使ってウクライナを支援する基金を創設すると報じていた。
 西側諸国は$300Bのロシア資産を凍結したが、これらの資金が生み出す収入(年間$3.2B)しか利用できない。
 この基金は世界銀行などの国際機関の下で設立され、「特別歳入加速」(ERA) ローンの形で拠出されと報じられている。
2024.06.12
 19:43
Kyiv Independent Slovak defense minister says sending fighter jets to Ukraine was 'treason,' files criminal complaint <2407-061217>
 スロバキアのカリナク国防相は、前任のナジ氏がウクライナにMiG-29を数機送ったことを「反逆罪」と非難し、6月12日に刑事告訴したと発表した。
 カリナク国防相はチェコの報道機関iROZHLASが報じたコメントで「憲法に反して、このように軍隊を弱体化させることは、わが国の政治辞典では反逆罪以外の何物でもない」、「法的に犯罪に当たるかどうかは分からないが、国家の価値観を裏切った人物だ」と述べた。
 当時、ナジ前国防相は、ソビエト時代の戦闘機は自国にとって「使えない」ため、ウクライナに提供することは「正しいこと」だと述べた。
 2023年10月にフィコ首相の新政権の一員としてカリナク氏が国防相に就任した際、スロバキアは、商業用武器の販売は認めているものの、自国の軍備からウクライナに武器を送らないと述べていた。
2024.06.12
 13:24
Breaking Defense Germany's Rheinmetall plans Lynx IFV production in Ukraine in ‘near future,’ says company CEO <2407-061212>
 Rheinmetall社CEOによると同社は、「近い将来」ウクライナ国内でLynx IFVを生産できるようにしたいと考えている。
 この生産は、メーカーとウクライナの業界がベルリンで開催されたウクライナ復興会議で
MoUに署名したことで本日明らかにされ、ウクライナの長期的な装備の要求を満たすために2023年10月に設立されたウクライナ防衛産業との合弁会社であるRheinmetall Ukrainian Defense Industry(旧Ukroboronprom)があたる。 この合弁企業は、Lynx IFV、Rheinmetall社製のMBTFuchs APCなどの陸上システムの国内製造施設を開設することを目的として設立された。
 Rheinmetall社はまた、ウクライナへの数百台両のLynxの供給に関する別の枠組み契約も「訓練、保守、修理サービス」をカバーすると述べた。
2024.06.12
 11:02
Reuters 通信

(Yahoo)

東欧3カ国、ロシアの悪意ある活動への懸念表明 <2407-061210>
 ルーマニア、ポーランド、ラトビアの3ヵ国の大統領が11日、ロシアがNATO加盟国で展開している悪意のあるハイブリッド活動が深刻な懸念を生んでいるとする声明を共同で発表した。
 声明は「われわれは、NATO加盟国で最近行われているロシアの悪意のあるハイブリッド活動に対して深い懸念を抱いており、こうした活動はNATOの安全保障にとって脅威になっている」と指摘し「われわれはこうした活動に対処するとともに耐性を強め、NATOとNATO加盟国がハイブリッド的な行動や攻撃に対する抑止力と防御力を備えるために、個別および集団で対応し続ける」と表明した。 NATO加盟の東欧諸国は、ロシアがウクライナ支援に対する報復措置として、破壊工作やサイバー攻撃、不法移民の送り込みといった戦術により東欧諸国の不安定化を図っていると訴えている。
 これに対しロシアはこうした批判を繰り返し否定している。
2024.06.12
 05:16
共同通信

(Yahoo)

ロシア寄りの右派演説ボイコット ウクライナ大統領、独議会で訴え <2407-061203>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が11日、ドイツ連邦議会で演説し「プーチン大統領の敗北が私たち共通の利益だ」と述べて支援継続を訴えた。
 ドイツメディアによると、ウクライナへの武器供与に反対し、ロシアに近いとされる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」や左派ポピュリスト政党一部議員がボイコットした。
 ボイコットしたのは約730人の議員中、2党の数十人で、AfDの共同代表らはゼレンスキー氏の演説前に「迷彩服を着た演説者の話を聞くことを拒否する」と表明していた。
2024.06.11
 22:52
Kyiv Independent Ukraine to receive additional 68 Patriot missiles from German-led initiative, German defense minister says <2407-061117>
 ピストリウス独国防相が6月11日、ドイツのメクレンブルク・フォアポンメルン州で行われたゼレンスキー大統領との共同記者会見で、ドイツはさらに68発のPatriotミサイルをウクライナに送ると述べた。
 過去2日間ですでに32発が発射されたが、今後数週間でさらに68発が発射される。
 ピストリウス国防相はまた、€500M ($542M) 相当の支援パッケージも発表した。
2024.06.11
 19:41
毎日新聞

(Yahoo)

「ウクライナ復興会議」がベルリンで開幕 日本含む60カ国が参加 <2407-061115>
 ロシアによる侵攻で甚大な被害を受けているウクライナの再建を協議する「ウクライナ復興会議」が11日にベルリンで始まり、日本を含む約60ヵ国から官民の2,000人以上が参加し、12日までの日程で経済やインフラ、教育などの分野で支援策を話し合う。 この会議は2017年、ウクライナの民主化や経済成長を後押ししようと「ウクライナ改革会議」としてロンドンで初めて開かれ、2022年にロシアの侵攻が始まってからは復興に焦点を当て、毎年開かれている。
 ゼレンスキー大統領は会議の冒頭、同国の昨冬の電力消費量は18GWHだったが、ロシアからの攻撃で3月以降、9GWH分の発電能力を失ったと述べ、エネルギー分野での支援や投資の必要性を訴えた。
 ショルツ独首相は、今後10年でウクライナの復興に$500Bが必要との世界銀行の試算を紹介し、「ウクライナには大きなポテンシャルがある」として積極的な投資を約束した。
2024.06.11
 07:42
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー大統領、ブカレスト9首脳会議を欠席 NATO東端諸国 <2407-061105>
 ラトビア大統領府が、ラトビアの首都リガで11日に開かれる中東欧9ヵ国「ブカレスト9」の首脳会議ハンガリーのシュヨク大統領は出席しないことを明らかにした。 リガで開かれるブカレスト9首脳会議には、ストルテンベルグNATO事務総長も出席し、ストルテンベルグ事務総長は翌日にハンガリーの首都ブダペストを訪問する。
 ハンガリーのオルバン首相がロシアとの緊密な関係を継続し、ウクライナへの武器供与を拒否していることで、ハンガリーと他の中欧諸国との間で軋轢が高まっている。
 NATO東翼に位置する国で構成されるブカレスト9は、バルト三国のほか、ブルガリア、ポーランド、ルーマニアなどが参加している。
2024.06.11
 00:06
Defense News Rheinmetall opens repair facility for combat vehicles in Ukraine <2407-061101>
 Rheinmetall社が6月10日に、ウクライナ国営企業Ukroboronprom社と合弁でウクライナ西部にRheinmetall Ukrainian保守センターを設立し、ドイツから供与され戦闘で損傷した装備品の修理を開始した。
 同社の声明によると、Marder IFVはすでにハブで整備とオーバーホールが行われており、将来はLeopard 1 MBTLeopard 2 MBT、及びその他のドイツ製システムもウクライナの他の場所で修理される予定だという。
2024.06.10
 17:59
CNN

(Yahoo)

オランダが中国非難、中国軍機が艦船に危険な接近 東シナ海 <2407-061011>
 オランダ国防省が7日の声明で、オランダ海軍フリゲート艦Tronp東シナ海を航行中中国軍機2機による威嚇行為を受けたことを明らかにした。 中国軍の戦闘機はTronpに対して複数回の旋回飛行を行ったほか、パトロール中のヘリコプターも中国軍機2機に「接近」されたと述べた。
 中国軍に対して、公海で潜在的に危険な接近を行ったと非難する最新の事例となった。
 5月にはオーストラリアが、中国の戦闘機が黄海の公海上で豪海軍のヘリコプターの進路に照明弾を投下したと非難し、中国側は中国軍機の行為を擁護し、危険な行為だったとするオーストラリアの主張を否定していた。
 EUによれば、Tronp北朝鮮に対する国連の制裁を執行する多国籍の取り組みを支援するため東シナ海で活動している。 Tronpは東シナ海での哨戒任務に就く前、釜山に寄港して韓国海軍との演習に参加していた。
2024.06.10
 05:40
時事通信

(Yahoo)

極右・右派が伸長 親EU派で過半数 欧州議会選 <2407-061006>
 定数720人のEU欧州議会選挙が9日、加盟27ヵ国で投票が終了した。 即日開票された同日深夜の暫定結果などによると、反EUや反移民を掲げる極右と右派の2会派が合計で改選前の118議席から130議席に伸ばす見通しだが、中道右派・左派を中心とした親EU派は、過半数を確保するとみられる。
 極右・右派政党は、フランスやオランダなどで躍進し、長期化するウクライナ支援や物価高、移民問題を巡り有権者の不満の受け皿になったもようである。
 欧州議会の極右会派「アイデンティティーと民主主義(ID)」は58議席(改選前49議席)、IDよりも穏健とされる右派「欧州保守改革(ECR)」も72議席(同69議席)を獲得すると見られる。 Reuters通信は、IDとECRに、両会派に属さないドイツの極右政党などを加えた極右・右派勢力は全体で146議席になるとの見方を伝えた。 
2024.06.08
 14:31
毎日新聞

(Yahoo)

ハンガリー新興野党、人気急上昇 強権的な現政権に対決姿勢 <2407-060808>
 ハンガリーで、2月に活動開始したばかりの新人政治家マジャル氏(43)率いる保守政党「ティサ(尊重と自由)」は、9日に投開票される欧州議会選にも候補者を擁立しており、支持率を急拡大させている。 マジャル氏はソーシャルメディアを舞台に強権的な姿勢で知られるオルバン政権批判を繰り広げ注目を集めた。
 マジャル氏は3月以降、オルバン政権の汚職体質などに抗議する大規模集会を頻繁に開き、欧米メディアで脚光を浴びた。 英Guardian紙などによると、5月に第2の都市デブレツェンであった集会には約1万人が集まり、マジャル氏は「ハンガリー人の大多数はプロパガンダや、作られた分断に疲れ切っている」と政権を批判した。 オルバン首相の支持率が高い地方都市でも数千人の参加者を集め、野党が開く集会としては異例の盛り上がりだという。
 マジャル氏はもともとオルバン首相率いる中道右派与党のフィデス・ハンガリー市民連盟の党員で、外交官としてベルギーにあるEUのハンガリー常駐代表部で勤務したほか、国有企業の取締役も務めたが、2024年2月に、「内側から見た腐敗ぶりに失望した」(Reuters通信)として職を辞し政権批判に転じることを表明した。
2024.06.08
 09:12
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、最前線で反撃か 東部2都市で露軍後退との分析 <2407-060806>
 ロシアによるウクライナ侵略について、ドイツBuild紙の軍事専門家が7日、ウクライナ軍が東部ドネツク州の小都市チャソフヤルに隣接する集落カリニナの大部分を奪還したとする分析をX (Twitter) で公表した。 この専門家はまた、ウクライナ軍が東部ハリコフ州の国境地帯の小都市ボフチャンスクでも露軍を後退させているとした。
 ウクライナ軍は過去半年間以上、欧米の軍事支援の鈍化により劣勢を強いられてきたが、最近は支援が再び活発化したことなどを背景に、戦線の安定化に成功して一部で反撃しているとされる。
 チャソフヤルは高台に位置する要衝で、過去数ヵ月間にわたって激戦が続いてきた。 
 露軍はチャソフヤルを制圧し、全域の掌握を目指すドネツク州の中心部方面への前進軸を確保する思惑だとみられている。
2024.06.08
 08:55
時事通信

(Yahoo)

太平洋で海上保安能力強化 米仏、首脳会談で合意へ <2407-060805>
 広報担当のカービー米大統領補佐官が7日にオンラインで記者会見し、バイデン大統領とマクロン仏大統領が8日の首脳会談で、中国の海洋進出の動きを念頭に、インド太平洋地域における海上法執行能力の強化に取り組むことに合意する見通しだと明らかにした。
2024.06.08
 00:57
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナとモルドバ、EU加盟交渉開始の準備整う=欧州委 <2407-060801>
 EUの執行機関である欧州委員会が7日、ウクライナとモルドバのEU加盟について、両国は正式に交渉を開始するために必要な条件を全て満たしているとの判断を示した。 欧州委の報道官は「交渉の枠組みを承認するのは加盟国で、決定権は加盟国が握っている」とした上で「この段階が完了すれば、EU議長国が政府間会合を招集し、交渉の開始を正式に宣言する権限を持つ」と言及した。
 欧州委としての評価は、専門家による作業グループでの議論を経て、来週、EU加盟国の大使らが議論する。 EU加盟27ヵ国は交渉の枠組みを承認して、交渉開始に全会一致で合意する必要がある。
 6月末までEU議長国を務めるベルギーは、全会一致で承認されれば、6月25日にルクセンブルクでウクライナとモルドバとの政府間会合を開く。
 7月から半年間、ハンガリーがEU議長国となり、2025年まで全体のプロセスを保留するとみられているため、ベルギーと欧州委は6月中に合意を得たいと考えている。 ウクライナのシュミハリ首相は、今月にも交渉が開始できることを期待していると述べた。
2024.06.07
 14:55
RBS Ukraine KNDS tank producer announces opening branch in Ukraine <2407-060709>
 Le Figaroが、仏独の(註:Krauss-Maffei Wegmann社とNexter社が提携した)武器生産グループ
KNDSが、12日にウクライナに正式に子会社を設立すると報じている。 ルコルニュ仏国防相とピストリウス独国防相は3月下旬に、この子会社はウクライナ国内で武器と弾薬を生産すると述べた。 独仏は2024年3月に、KNDSがウクライナに支社を設立することを許可することで合意に達していた。 さらに、ドイツのRheinmetall社は、ウクライナに共同防空生産施設を開設する。
 ゼレンスキー大統領とルコルニュ仏国防相は7日に、パリ近郊のベルサイユにある兵器グループの拠点を訪問する。
 メディアによると、KNDSは陸上兵器の分野でヨーロッパの主要な企業で、大砲、戦車、CAESAR砲を生産し、フランスはウクライナに供給している。
2024.06.07
 05:59
Reuters 通信

(Yahoo)

仏、ウクライナにミラージュ2000戦闘機を提供へ <2407-060704>
 マクロン仏大統領が6日、ウクライナにMirage 2000を提供する計画を明らかにしたが、機数や時期については明らかにしなかった。
 第2次世界大戦のノルマンディー上陸作戦のD Day 80周年記念行事にウクライナのゼレンスキー大統領が出席する際、正式発表するという。
 また、仏がウクライナ軍兵士4,500名に訓練を行うことも提案した。
2024.06.06
 23:31
Kyiv Independent Germany procures more artillery shells for Ukraine <2407-060614>
 ドイツ国防省が6月6日、ウクライナ向けに数千発の155mm砲弾を調達し、自国の備蓄を補充したと発表した。 ウクライナへのさらなる支援と自国の弾薬備蓄の補充のために、ドイツの企業と数千発の砲弾を製造・納入することで合意に達したと声明で述べた。
 €880M ($958M) の資金は、ドイツ連邦軍の特別基金と通常の国防予算の両方で賄なうという。
2024.06.06
 19:06
Defense News MBDA offers mini missiles for Rheinmetall Skyranger air-defense gun <2407-060612>
 MBDAドイツ社Rheinmetall Electronics社が、小型UAVに対抗するための新しいミサイルをSkyranger 30の砲塔に搭載すると発表した。 ドイツを拠点とする両社は、6月5日に開催されたILA 2024ベルリン航空宇宙展で、その趣意書に署名した。 この協力には、SAMをRheinmetall社の軍用車両に搭載することや、同社の各種砲塔と発射装置の開発と生産も含まれる。  6月5日の同社の声明によると、機関砲と小型SAMの組み合わせは、近距離および超近距離でのUAVに対する機動防御における既存の能力のギャップを埋めるための代替手段と見なされている。
2024.06.05
 11:06
Breaking Defense Diehl close to FEANIX drone deal with Germany, says project lead <2407-060506>
 ドイツのDiehl Defence社が、近くドイツ軍と
FEANIX UAVの契約に合意する可能性があることを明らかにした。
 Diehl社は5日、新しいLight RC構想FEANIXを発表した。 ドイツ軍の広報担当者はBreaking Defenseに対し、FEANIXに関するDiehl社との協議について肯定も否定もできないとしながらも、「防衛部門における関連開発の可能性について、業界と常に連絡を取り合っており、契約が成立次第、ホームページにてご案内する」とした。
 FEANIXの機体はモジュール式に設計されており、センサーから殺傷能力のあるアイテムまで、さまざまな搭載品と統合できると、メーカーは声明で述べている。
 同社プロジェクトリーダーのブルッガー氏は、開発計画は2030年代初頭に開始されるが、これまでのところDiehl社は初期設計段階を自己資金で賄っていると述べ、マルチドメインの運用要件に適合するために、空中、陸上、海上発射能力が検討されていることを強調した。
2024.06.05
 08:08
Reuters 通信

(Yahoo)

スロベニアもパレスチナを国家承認 <2407-060504>
 スロベニアが4日、パレスチナを正式に国家承認した。 政府が先週、承認方針を決定した後、この日議会が賛成多数で承認案を可決した。 ゴロブ首相はX (Twitter) で「パレスチナを主権と独立性を備えた国家だと本日認め、ガザとヨルダン川西岸のパレスチナ人たちに希望を送り届ける」と述べた。
 5月にはアイルランド、スペイン、ノルウェーが相次いでパレスチナを国家承認しており、EU加盟国では既にスウェーデン、キプロス、ハンガリー、チェコ、ポーランド、スロバキア、ルーマニア、ブルガリアの各国が承認していて、マルタも近くこれらに続く見通しである。
2024.06.04
 07:23
Reuters 通信

(Yahoo)

伊、ウクライナに新たな防空システム供与へ=外相 <2407-060405>
 タヤーニ伊外相が3日の取材で、ウクライナ向けにSAMP/T 2個セット目を送る方針を明らかにした。
 SAMP/Tは同時に10発目標を撃ち落とすことができる欧州製で唯一のBMDシステムで、1個セット目は2023年にイタリアとフランスが共同でウクライナに供与している。
 タヤーニ外相によると、SAMP/Tは現在準備中の第9次の包括的兵器支援に含まれ、現在クウェートに配備されているSAMP/Tを近く本国に戻し、ウクライナに移送する公算が大きいとの見通しを示した。
2024.06.04
 02:30
RBC Ukraine NATO has 2-3 years to prepare for war with Russia - Norway's military chief <2407-060402>
 Bloombergが、ノルウェーのクリストファーセン国防長官は、NATOはロシアが通常戦の能力を回復するのに備えるのに、2~3年の準備期間があると考えていると報じた。
 IAEAは、これはロシアの軍事力増強と戦力再生能力に関するNATOでの議論で一部の西側当局者が見積もった期間よりも短いと指摘している。 「ある時点では、10年かかると誰かが言っていたが、現在ロシアで稼働している産業基盤のおかげで、私たちは10年未満に戻ったと思います」とクリストファーセン長官は言った。
「しばらく時間がかかるだろうが、今後2、3年は、ウクライナを支援すると同時に、部隊を再建し、備蓄を再建する時間がある」と将軍は述べ、NATOとの戦争には興味がないというプーチン大統領の公の立場に言及した。
 ノルウェー議会は、ロシアの脅威に対応するため、今後12年間で国防費をほぼ倍増させる計画を承認するが、焦点は陸海軍と防空の能力である。
2024.06.03
 11:29
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO の強固な東端防衛意思、ロシアにも知らせる必要=独首相 <2407-060309>
 ショルツ独首相が2日、NATO東翼での戦力強化の取り組みはロシアの抑止が目的だと述べた。 また、NATOは必要なら防衛に出る用意があることを、ロシアにはっきり知らせるべきだとの考えを示した。
 ショルツ首相は、リトアニアのシモニテ首相も出席した経済フォーラムで、ドイツがロシアに接するバルト諸国でNATOの存在感を高める上で主導的な役割を果たしていると強調し、「またロシアの脅威が続くとみられたため、われわれや他の同盟諸国は2023年にバルト諸国に即応部隊を追加配備し、恒久的に旅団規模で駐屯させることを決めた」と説明した。
 一方で「だがこの安全保障政策の変更をロシアに対して誇示しなければならない。 われわれは全てのNATO加盟地域に対する攻撃を防ぐ用意があるということを」と述べた。
2024.06.02
 21:04
RBC Ukraine Romania considers transferring Patriot system to Ukraine <2407-060208>
 ルーマニアが、Patriot Systemをウクライナに移転 (transfer) する可能性について議論している。 このシステムはルーマニア国土もカバーできると、ルーマニアのシオラク首相は述べている。
 シオラク首相によると、Patriot Systemの移管は、専門家が最善の解決策を見つけるために検討された後にルーマニア国防最高評議会で承認される。 したがって、現時点では提案は分析中であるという。
 同時に、ルーマニアとNATOの同盟関係や安全保障を損なう可能性があるとして、この問題に関するいかなる詳細も明らかにすることを拒否した。
2024.06.01
 14:16
AFP=時事

(Yahoo)

NATO がハンガリーを「世界大戦に引きずり込んでいる」 オルバン首相 <2407-060119>
 ハンガリーのオルバン首相が5月31日、NATOが自国をウクライナ紛争に引きずり込んでいると批判し、ヒトラーが第2次世界大戦に参戦するようハンガリーに圧力をかけていた故事になぞらえた。
 オルバン首相は、ロシアに侵攻されているウクライナへの軍事支援を拒否し、代わりにロシアとの和平交渉を提唱したことで西側諸国に厳しく批判されている。
 ロシアがウクライナに侵攻を開始して以降も、ロシア政府と緊密なつながりを維持している唯一のEU加盟国首脳でもある。
 オルバン首相は6月9日の欧州議会選を前に、EUとNATOは支援を行うことでウクライナ紛争をあおっているとの批判を強めている。
2024.06.01
 12:24
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 総長、年400億ユーロのウクライナ軍事支援提案=関係筋 <2407-060116>
 NATO筋の話で30日、ストルテンベルグNATO事務総長が、ウクライナに対する年€40B($43.37B)以上の軍事支援を加盟国に提案する考えであることが明らかになった。 NATO当局者らは従来5年間で€100B年間€20Bの支援策を提案していた。
 プラハで開かれているNATO外相会合は31日の討議で、支援に消極的なトランプ前大統領米大統領選で返り咲く可能性を踏まえ、ウクライナ軍事支援を長期的にどのように持続できるかについて話し合う。  7月のNATO首脳会議での最終合意を目指し、ウクライナ支援策の詳細を詰めることに力を注ぐ。
 NATO筋は「少なくとも現在の支援規模を継続し、ウクライナに予見可能性を与える必要がある」と指摘し、ロシアのウクライナ侵攻開始以降にNATOがウクライナに年間€40Bを支援してきたと語った。
 NATOが、軍事支援で各国の調整を行ってきたウクライナ防衛諮問グループ(Ramsteine Gp.)の仕事を引き継いで直接の関与を増やすことも、ストルテンベルグ事務総長は提案している。 これもトランプ氏が返り咲く場合の対策と考えられている。
2024.06.01
 09:35
Bloomberg

(Yahoo)

G7、ロシア制裁逃れに措置検討-ほう助する金融機関の規制強化 <2407-060111>
 G7とEUが、ロシアの制裁逃れを幇助する金融機関を規制する方法について検討している。
 事情に詳しい複数の関係者が協議の非公開を理由に匿名を条件に、一部の同盟国が検討しているのは、貿易制限を回避するために国際銀行間通信協会 (
SWIFT) のシステムに似たロシア銀行(中央銀行)の金融メッセージシステムを利用している第三国の金融機関を対象とする措置であることを明らかにした。
 こうした協議は、7月にイタリアで開催されるG7首脳会議(サミット)に先立ち行われている。 同会議で各国首脳は対露制裁の実行を強化するための一連の措置について合意することを目指している。
 G7は以前から、ロシアによる兵器やその製造に必要な主要技術の入手を阻止することを最優先課題としてきたが、ロシアは中国やトルコ、UAE、中央アジア諸国などの第三国を経由し、多くの場合は複数の司法管轄権にまたがる仲介者のネットワークを通じて禁止対象品を輸入することで、こうした制限の多くを回避してきた。
2024.06.01
 06:15
テレ朝 News

(Yahoo)

ドイツ ウクライナへの提供武器 ロシア領攻撃を容認 <2407-060107>
 ドイツ政府が5月31日にウクライナに対し、ドイツが提供した武器で自衛のためにロシア領内を攻撃することを認めると発表した。
 ドイツはこれまで、ロシアへの直接の武器使用について慎重な姿勢をとってきましたが、ロシアがハルキウで攻勢を強めるなか、「ウクライナには国際法に基づき攻撃から自国を守る権利がある」として、方針を転換した。
 また、マクロン仏大統領も28日に、軍事施設への攻撃に限って容認する姿勢を示した。
 一方、イタリアのタヤーニ外相は31日、「憲法で禁じられている」として、ロシア領内での使用を認めない考えを明らかにした。
2024.06.01
 04:13
Defense News European Union weighs creation of air defense shield <2407-060104>
 EUは今週、ギリシャとポーランドの計画を支持した後、独自の防空シールドを設置することを検討している。
 両国のミツォタキス首相とトゥスク首相は、5月初めに欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長に書簡でこの計画を売り込んでいた。 ミツォタキス首相とトゥスク首相は書簡の中で、ロシアのウクライナに対する戦争を主な動機として挙げ、「EU共通の空域をあらゆる脅威から守るための包括的な防空システム」を構想していると述べた。
 6月初旬の選挙後、2期目を目指すフォン・デア・ライエン委員長がいち早くいち早くこの考えを支持すると、EUのボレル外交安全保障上級代表も支持を表明した。
 ドイツ当局は2022年、ロシア軍がウクライナのインフラや人口密集地をミサイルやUAVで衝撃を受け、この構想を立ち上げた。
 ポーランドのトゥスク首相は以前、自国の加盟を望んでいると述べていたが、2020年に当時の与党「法と正義党」の支援を受けて再選されたドゥダ大統領の反対に直面している。
2024.06.01
 03:43
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、スウェーデンなどと相次ぎ安保協定締結 <2407-060103>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が31日、スウェーデン、ノルウェーと相次いで長期安全保障協定を締結した。 アイスランドとも安全保障協定を結び、ウクライナが西側諸国と締結した協定数は15となった。
 ロシアとの戦闘のための軍事支援拡大を求める中、西側諸国はウクライナ支援で結束する姿勢を鮮明にした。
2024.05.31
 00:53
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 事務総長、ウクライナへの武器供給制限の見直しを呼びかけ <2406-053101>
 ストルテンベルグNATO事務総長が30日、NATO外相会議に先立ちプラハで行った演説で、ウクライナに供与した兵器の使用に課せられた制限の一部を見直す「時が来た」と述べた。
ウクライナ側は西側諸国に対し武器供給の制限緩和を求めているが、西側諸国はウクライナにロシア領土内の攻撃を認めるべきか否かを巡って意見が分かれており、英国やバルト諸国、デンマークなどはロシア国内への攻撃容認はウクライナの正当な自衛手段だとする一方、西側諸国を紛争に巻き込むことになるとの懸念から、供与した兵器はウクライナ国内での使用のみ可能とする国もある。
2024.05.30
 17:42
Kyiv Independent Politico: EU wants to punish Hungary for its obstructionism by limiting its roles in European Commission <2406-053019>
 Politicoが5月30日に情報筋の話として、ハンガリーがウクライナへの集団的支援を妨害していることに不満を抱くEU加盟国は、次期欧州委員会におけるハンガリーの役割を制限することで対応する予定だと報じた。 ハンガリーの妨害が続いていることで、ウクライナ支援の全会一致の必要性に制約されているEUの不満が高まっている。
 ハンガリーは、ウクライナのNATOとEUへの加盟、対ロシア制裁に繰り返し反対し、ウクライナに対する西側の支援努力を弱体化させ、全面戦争を通じてロシアとの緊密な関係を維持してきた。
 情報筋がPoliticoに語ったところによると、EUにはハンガリーの外交官で、現欧州委員会近隣・拡大担当のヴァレリ委員が、欧州委員会の次期構成でその地位を維持することを認める意欲はないという。
 この役割は影響力があり、ブロックへの加盟に関する協議が進行中のウクライナにとって決定的に重要である。
 グルジアのコバヒゼ首相が、5月初めにEU委員から「脅迫された」と主張し、匿名の高官がスロバキアのフィコ首相の暗殺未遂に言及し、注意するよう指示したと述べ、論争を呼んだ。
 事件後、ヴァレリ委員は自分が問題の当局者であると述べ、「私の電話での会話の一部が文脈から外れた」ことについて「非常に心から遺憾に思う」と述べた。
2024.05.30
 16:56
Kyiv Independent FT: NATO has only 5% of air defense required to defend eastern flank <2406-053018>
 Financial Times (FT) が5月29日に情報筋の話として報じたところでは、ロシアによるウクライナに対する全面戦争が始まってから2年以上が経過したが、NATOの東側における防空能力は、攻撃を抑止するのに必要量の5%に過ぎない。
 中欧と東欧に拠点を置くNATO加盟国は、ここ数週間、ロシアの脅威に対応するため、集団防空を強化する計画を公表しているが、FTの取材に応じた匿名の情報筋によると、NATOの東側における現在の防空能力は十分とは程遠い。
 NATOの外交官はFTに、「防空は東欧を侵略から守る計画の主要な部分」だが、「今のところ、私たちにはそれがありません」と語った。
 ロシアがウクライナに対してUAVや滑空爆弾を使用したことで、NATOの防空能力向上の必要性がさらに浮き彫りになった。
 リトアニアのビロタイテ内相は5月初めに、バルト三国、ポーランド、ノルウェー、フィンランドを含む国々が、国境を守るための「UAVの壁」を作ることに合意したと述べた。
 この発表は、ポーランドのトゥスク首相が、ポーランドが現在21ヵ国が参加する欧州Sky Shield構想に参加する契約に署名したと述べた後に行われた。 この構想は、欧州全域のNATO加盟国を網羅するIron Domeでのシステムを構築することを目的としている。
2024.05.30
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ空軍、F-16戦闘機の4個飛行隊編成へ ただし一気には実現せず <2406-053012>
 ウクライナ空軍司令部航空部長のホルブツォウ准将はかねて、ロシアがウクライナで拡大した戦争の1,000kmにおよぶ戦線の一区域でウクライナ側が航空優勢を確保するには、F-16が4個作戦飛行隊必要だとの認識を示していたが、ウクライナ、ノルウェー、オランダ、デンマーク、ベルギー各国の当局者による1年以上にわたる精力的な外交努力の結果、ホルブツォウ准将念願の4個飛行隊を編成できる運びになった。
 ゼレンスキー大統領は28日、ベルギーから余剰のF-16 30機ウクライナに供与されると発表した。 これにより、ウクライナが今夏以降受け取ることになるF-16の総数は85機に増えた。
 85機あれば、現在ルーマニアに派遣されているウクライナのF-16訓練隊(オランダ供与の18機を使用中)に加え、4個飛行隊(各16機配備)をつくることができる。 残り3機は、戦闘で不可避の損失を補うための予備に回されると考えられる。
 ホルブツォウ准将は2023年5月のインタビューで、戦闘機64機体制の4個飛行隊(米空軍の1個戦闘航空団に相当)があれば、ウクライナは一時的にせよ局所的な航空優勢を達成できるとの考えを示していた。
2024.05.29
 22:22
RBC Ukraine Strikes on Russia are better discussed privately - Ministry of Defense of Germany <2406-052919>
 ピストリウス独国防相が、ウクライナがロシア連邦の領土を攻撃することを認めることに関する議論秘密にすべきだと述べている。 ピストリウス国防相は、この議論を世間の目から遠ざけたいと述べた。
 ピストリウス国防相は軍事戦術と戦略について、何が可能で何が許されるかを公に議論することは賢明ではないことを理解すべきであると強調した。
 ピストリウス国防相は「国際法はこれらすべてを認めている。 首相が昨日述べたように、国家間で正確に規制されているものは、国家間で規制される」と付け加えた。
2024.05.29
 11:55
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア領内の軍事拠点「無力化」、ウクライナに認めるべき 仏大統領 <2406-052914>
 マクロン仏大統領が28日、ウクライナが自国に向けてミサイルを発射しているロシア領内の軍事拠点を無力化することを認めるべきだと主張した。
 マクロン大統領はドイツを公式訪問した際のショルツ首相との共同記者会見で、ウクライナが「同国に向けてミサイルを発射している軍事拠点を無力化すること」を認めるべきだとの考えを示した。 ただし、「明らかな民間施設など、ロシア領内のそれ以外の標的への手出しは認めるべきではない」と強調した。
 ウクライナが西側諸国から供与された長距離兵器を使ってロシア領内を攻撃することを容認すべきだとの声が高まっているが、支援国間で意見が割れている。
2024.05.29
 09:41
Reuters 通信

(Yahoo)

西側兵器でロシア領攻撃なら世界紛争も、プーチン氏がけん制 <2406-052909>
 プーチン露大統領が28日、NATO加盟国がウクライナに西側の兵器を使ったロシア領内攻撃を容認する姿勢を示しているのは火遊びだと批判し、世界的紛争を引き起こす可能性があると牽制した。
 ストルテンベルグNATO事務総長はEconomist誌に対し、ウクライナが西側から供与された武器でロシア領内を攻撃することを同盟国は容認すべきとの考えを示し、一部加盟国もこの立場を支持している。
 プーチン大統領はタシケントで記者団に「エスカレートが続けば深刻な事態を招きかねない」とした上で「欧州でこのような深刻な事態が起きた場合、米露が戦略兵器の分野での互角の立場にあることを念頭に、米国はどう行動するだろうか」と問い、「世界的な紛争を望んでいるだろうか」と述べた。
 また、ウクライナが長距離兵器でロシアを攻撃するには西側の人工衛星や情報、軍事支援が必要で、西側が直接関与することになると指摘し、フランス軍をウクライナに派遣すれば世界的な紛争への一歩になるとも述べた。
 欧州のNATO加盟国について、小国は国土が狭く人口が密集しているため誰を相手にしているか自覚すべきだとし、「ロシア領内の奥深くを攻撃することを議論する前に心に留めておくべきだ」と牽制した。
2024.05.29
 08:29
Reuters 通信

(Yahoo)

チェコ主導のウクライナ砲弾供給計画、16億ユーロ調達 近く出荷 <2406-052906>
 チェコのフィアラ首相が28日、同国が主導するウクライナへの砲弾供給計画が€1.6B($1.74B)を調達したとし、最初の出荷分が数日中に届くと述べた。
 フィアラ首相はこの日、ウクライナのシュミハリ首相やEU加盟国首脳を招きプラハで開催した会議に先立ち、「最初の数万発の155mm砲弾は6月に納入される。 ウクライナは数日以内に最初の出荷を見込める」と語った。 チェコは政府関係者や民間企業を通じて、世界で砲弾の調達に取り組んできた。
 フィアラ首相はこれまでに調達した資金はEUとNATO加盟15ヵ国が拠出したと述べたが、詳細は明らかにしなかった。
 首脳らは共同声明で、現在の調達資金で「年内に50万発の砲弾を確実に提供できる見込みだ」とし、必要な限りこの計画を継続すると表明した。
2024.05.29
 04:14
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナ国内での部隊訓練を議論 共通の見解には至らず <2406-052903>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が、EU加盟国の国防相らが28日にウクライナ軍の訓練をウクライナ国内で行う案について議論したが、共通の見解には至らなかったと述べた。 EU加盟27ヵ国はすでにウクライナ軍の訓練を行っているが、訓練はEU加盟国内で行われている。
 フランスは2024年2月に西側諸国はウクライナへの部隊派遣を排除すべきではないとの見解を示し、ウクライナ国内での訓練実施の可能性を示唆し、これにポーランドやバルト諸国が支持を示したが、ドイツなど一部の国はロシアとの直接的な衝突につながる可能性があるとして警戒感を示している。
 ボレル上級代表は会合後、「訓練の一部をウクライナで行うことについて議論はあったが、それに関して欧州の明確な共通の見解はない」と述べ、一部のEU加盟国はウクライナ国内での訓練の方がより現実的だと考えている一方、他の加盟国は、たとえ教官であってもウクライナに軍人を派遣することはリスクが高まると強調していると述べた。
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は27日に、フランス軍の教官がウクライナの訓練施設を近く訪問することを許可する書類に署名したと明らかにした。
2024.05.29
 00:56
Kyiv Independent Macron: Ukraine must be allowed to strike bases on Russian territory from which missiles are fired <2406-052901>
 マクロン大統領はショルツ独首相との記者会見で「我々は、ミサイルが発射される軍事施設を無力化することを彼らに許可すべきだと考えている。 ウクライナは攻撃されている」と述べた。「ミサイルが発射される場所を標的にすることは許されないと我々が彼らに言うなら、我々は実際に、我々はあなた方に武器を提供しているが、あなた方は身を守ることはできないと彼らに言っているのだ」、「しかし我々は、彼らがロシア国内の他の目標や、明らかに民間施設に触れることを許すべきではない」とマクロン大統領は付け加えた。
2024.05.28
 21:16
Kyiv Independent Ukraine war latest: Belgium signs security deal with Ukraine, pledges $1 billion in aid this year <2406-052821>
 ウクライナ大統領府が、スペイン訪問の翌日にベルギーに到着し、スペインのサンチェス首相と安全保障協定に署名した。
 5月28日には、ゼレンスキー大統領とベルギーのデ・クルー首相がブリュッセルで10年間の二国間安全保障協定に署名したと発表した。
 この合意に基づき、ベルギーは2024年にウクライナに少なくとも€97.7B ($1B) の軍事支援を割り当てる。
 ベルギーは、スペイン、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、イタリア、カナダ、オランダ、フィンランドおよびラトビアとともに、このような協定に署名する11番目の国となった。>
2024.05.28
 20:28
共同通信

(Yahoo)

欧州3カ国がパレスチナ承認 和平促す狙い、イスラエルは反発 <2406-052820>
 アイルランド、スペイン、ノルウェーの欧州3ヵ国が28日にパレスチナを国家承認した。 ガザの戦闘終結に向けてイスラエルに圧力をかけ、イスラエルとパレスチナの2国家共存による和平実現を促す狙いだ。 これまでに約140ヵ国がパレスチナを国家承認しているが日米など先進7カ国 (G7) は未承認で、パレスチナ国家樹立の実現は遠い。 EU加盟国のスロベニアとマルタも近く承認を表明する見通しである。
 イスラエルは強く反発していて、イスラエルは3ヵ国に駐在する大使の召還を命令し、ネタニヤフ首相は、国家承認の表明は「テロに対する報奨だ」と非難した。
2024.05.28
 19:26
AFP BB ベルギー、ウクライナにF16戦闘機供与へ 2028年までに30機 <2406-052819>
 ベルギーは28日にウクライナへの軍事支援として、2028年までにF-16 30機を供与すると約束した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は同日、ブリュッセルでデクロー首相と会談し、安全保障協力に関する2国間協定を締結し、その中にF-16の供与が盛り込まれた。
 ゼレンスキー大統領はX (Twitter) への投稿で「今回、このような協定で初めて、ウクライナに供与されるF-16の具体的な数字が明記された。 2028年までに30機だ」と述べた。
 ゼレンスキー大統領は第一弾は「年内」に届くと述べたが、ベルギーのラビブ外相は「2024年末までに供与を開始したい」と述べるにとどめた。
2024.05.28
 19:23
Ukrainska Pravda Ukraine signs security agreement with Portugal <2406-052818>
 Euro Pravdaが、ゼレンスキー大統領とポルトガルのモンテネグロ首相が5月28日にリスボンで両国間の地域協力に関する協定に署名したと報じた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は初の公式訪問で5月27日にスペインに到着し、スペインのサンチェス首相と安全保障協力協定に署名した。 ゼレンスキー大統領は翌日ベルギーに到着し、そこでも安全保障上の協力に関する協定に署名した。
 ポルトガルは、ウクライナが長期的な支援を目的とした安全保障協力協定を締結した12番目の国になる。
 声明によると、ポルトガルはEUとNATOへの加盟に備え、ウクライナの改革、特に「ウクライナとEUの域内市場との段階的な和解につながる」経済・商業の結びつきを強化することへの支持を表明している。
 ポルトガルはまた、ウクライナが正当な自衛権を行使できるよう、ウクライナへの軍事支援を継続すると同時に、国際的に認められた国境内で領土の一体性を保護・回復することを確認した。
 モンテネグロ首相は記者会見で、ロシアの全面侵攻が始まって以来、ポルトガルはウクライナに1,00tの軍事支援を提供したと述べた。
2024.05.28
 16:06
Reuters 通信

(Yahoo)

ポーランド、ウクライナ派兵を排除すべきでない=外相 <2406-052814>
 ポーランドのシコルスキ外相が、ポーランドはウクライナへの派兵を排除すべきでないとの考えを示した。 具体的な役割には言及しなかった。
 NATO加盟国は、ロシアによる侵攻に対しウクライナに資金と武器の提供を確約しているが、派兵については可能性を否定している。
 シコルスキ外相は28日付のポーランドGazeta Wyborcza紙、イタリアLa Repubblica紙、スペインEl País紙に掲載された取材で、ポーランドにウクライナ派兵の用意があるか問われると「排除すべきではない。 プーチン大統領にわれわれの意図を推し量らせるべきだ」と述べた。
2024.05.28
 09:33
Reuters 通信

(Yahoo)

フランス軍の教官が近く訓練施設訪問へ=ウクライナ総司令官 <2406-052809>
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将が27日、フランス軍の教官がウクライナの訓練施設を近く訪問することを許可する書類に署名したと明らかにした。
 ルコルニュ仏国防相とのオンライン会議後、Telegramに「ウクライナ兵を訓練するため教官を派遣するフランスの取り組みを歓迎する」と投稿し、「第一陣が近く訓練施設を訪れ、設備や人員を把握できるようにする文書に既に署名した」とした。
 また、フランスの決意が他のパートナーにもこの「野心的なプロジェクト」への参加を促すと期待を示した。
2024.05.28
 07:56
Reuters 通信

(Yahoo)

EU 各国、ハンガリーに対ウクライナ支援を阻止しないよう要求 <2406-052806>
 EU各国の外相が27日にハンガリーに対し、ウクライナへの軍事支援を阻止しないよう求めた。 複数の外交官によれば、ハンガリーは平和を訴えているが、ハンガリーの姿勢はロシアの利益に沿うことが多い。
 各国の外相はハンガリーのシーヤールトー外相に対し、ウクライナへの軍事支援€6.5B($7.06B)を阻止しないよう要求したという。複数の当局者によると、EUの外相間ではここ数年で最も激しいやりとりがあった。 EUの外交政策決定には全会一致が必要である。
 EU 27ヵ国の外相会議が始まる前から、リトアニアのランズベルギス外相ハンガリーがEUの外交政策を妨害していると非難し、エストニアとイタリアもハンガリーの妨害戦術に不満を表明した。 ランズベルギス外相によると、ウクライナに関するEU決議案の41%がハンガリーによって阻止されている。
2024.05.28
 07:03
共同通信

(Yahoo)

農民デモに「ロシアの影」 ウクライナ産流入に苦慮 ポーランド農相 <2406-052804>
 ポーランドのシェキェルスキ農業・農村開発相が27日までに、時事通信の取材にに応じ、ウクライナからの安価な農産品の流入などに反発したポーランド農民による過激な抗議デモに関し、「ベラルーシとロシアの勢力が扇動したと考えている」と明言して国内の不安定化を狙ったロシアの工作に警戒感を示した。
 EUは2022年5月、ロシアが侵攻したウクライナに対する経済支援策として、黒海封鎖で輸出できなくなった農産品を周辺のEU加盟国経由で陸送する「連帯ルート」を整備して輸入関税も一時停止したが、これにより、ポーランドに流れ込んだ安価なウクライナ産農産品は計400万㌧超に上るという。
 シェキェルスキ農業相は、ウクライナの農地はポーランドの約3倍もあり、外資系大企業が効率的な生産を行っていると説明し、「EU加盟国は農業規制のコスト負担があり、ウクライナ産との競争に太刀打ちできない」と危機感をにじませた。
2024.05.28
 02:54
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍司令官、「フランスが兵士訓練で教官派遣」 初めて公表 <2406-052801>
 ウクライナ軍司令官のシルスキー大将か27日、フランスがウクライナ国内で兵士を訓練するための教官を派遣するとSNSで明らかにした。 第一陣の教官らは「近く」ウクライナ側の訓練施設を訪れるという。 ただ、規模や期間は言及していない。
 シルスキー大将によると、ウクライナのウメロウ国防相とともに、フランスのルコルニュ国防相とビデオ会談をしたという。 シルスキー大将は「フランスの決断が、他の友好国もこの意欲的な計画に加わろうと鼓舞することになると信じている」と訴えた。
 一方、ルコルニュ仏国防相は27日にウメロウ国防相らと話したことはSNSで明かしたが、ウクライナへの教官派遣については触れなかった。 フランス国防省はReuters通信への声明で「ウクライナ国内での訓練は、ウクライナ支援の国際会議があった2月26日から議論されてきた計画の一つで、特にウクライナ側の正確なニーズを把握するために、彼らとの協議が続いている」としている。
2024.05.27 Stars & Stripes EU nations fume over Hungary’s vetoes of Ukraine weapons aid <2406-052711>
 EU加盟国は、ロシアの攻撃をかわすためにウクライナが軍事的に苦戦する中、ハンガリーが緊急に必要な$7.1B以上の軍事支援を阻止していることに、ますます苛立ちを募らせている。
 ハンガリーの非妥協的な態度は、EUの基金が、間もなく差し押さえられたロシア資産からの利益、また別の現金の流入を受け取るのを、ハンガリーの拒否権からどのように保護できるかについて、外交官の間で議論を促している。
「ウクライナを軍事的に支援するために資源を動員するための承認を待っている7個の法的文書がある」と、EUのボレル外交政策上級代表は27日午後の記者会見で、ハンガリーについて尋ねられた際に述べた。
2024.05.27
 15:22
Kyiv Independent Ukraine, Spain sign bilateral security agreement <2406-052705>
 ウクライナのゼレンスキー大統領とスペインのサンチェス首相が5月27日、両国間の10年間の二国間安全保障協定に署名した。 スペインは、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、イタリア、カナダ、オランダ、フィンランド、ラトビアとともに、このような協定に署名した10番目の国となった。 この条約は、2023年7月にG7諸国が行った誓約に基づいており、ウクライナがロシア軍をかわし、将来の侵略を抑止することを目的としている。
 サンチェス首相は記者会見で、この合意に基づいてスペインはウクライナに2024年に€1B ($1.1B)、2027年までに€5B ($5.4B) の支援を提供すると述べた。 2023年のパッケージには、ウクライナがロシアの空爆を撃退するのを支援する防空支援が含まれるという。
 スペインはまた、ウクライナに近代装備を提供し、兵士の医療訓練と義肢を支援し、ウクライナの海上安全保障を強化する。 更に両国は諜報、組織犯罪対策、防衛産業における協力を深める。
 この合意には、人道支援、復興支援、ウクライナのEUとNATOへの加盟、そしてその10項目の和平公式への支援も含まれている。
 スペインのEl País紙は、新たな軍事支援パッケージには、12発以上のPatriotミサイルと、19両の中古のLeopard 2A4、その他のスペイン製兵器が含まれると報じた。
2024.05.26
 18:27
Kyiv Independent Scholz against Ukraine using German weapons to strike Russian territory <2406-052604>
 ショルツ独首相は、ウクライナが西側諸国の兵器を使ってロシア領土を攻撃していることに反対していると、ドイツの公共放送ARDが5月26日に報じた。 ショルツ首相はベルリンでのイベントで演説し、ドイツはウクライナに対し、ロシア国内でのドイツ製兵器の使用を禁止する明確なルールを与えたとし、これを変更する理由は見当たらないと述べた。 彼は、彼の政策は「本当に大きな戦争」へのエスカレーションを防ぐことだと付け加えた。
 ウクライナの同盟国は、ロシア国内の軍事目標に対する西側兵器の使用にゴーサインを出すようウクライナが呼びかけたことについて議論している。 ドイツの緑の党の政治家ホフライターは最近、ウクライナの民間人を守るためにこの考えを支持する発言をした。
 ARDが5月25日に、「したがって、ウクライナがロシア領空でロシアの戦闘機を撃退するために供与された兵器を使用することを阻止すべきではない」と、ホフライターは述べたと報じた。
 ウクライナのチェルニエフ国会議員は、NATO議会総会の傍らで行われた非公式の会話を引用して、ウクライナがロシア領内で米国製兵器を使用することを認める決定について、米大統領府が議論を始めたと主張した。
2024.05.25
 10:08
Kyiv Independent Stoltenberg joins growing calls to lift restrictions on Ukraine's ability to use Western weapons to strike Russia <2406-052503>
 ストルテンベルグNATO事務総長が、5月24日に掲載されたEconomist誌の取材て、西側諸国が供給した兵器をロシアの標的を攻撃するためにウクライナが使用することの禁止しないよう呼びかけた最新の西側諸国の指導者だった。 ストルテンベルグ事務総長は「同盟国は、ウクライナに供与した武器の使用に課した制限の一部を解除すべきかどうかを検討する時期に来ている」と述べた。
 ドイツのホフライター議員は翌日、Spiegel誌の取材でこの意見に同調した。 ホフライター議員は、制限の解除は「攻撃を受けている国が侵略者の国の軍事目標を攻撃することを認める」国際法に則ったものだと述べた。
 米政府高官は、ウクライナによる米国製兵器によるロシアの縦深への攻撃を支持したり、奨励したりはしないと繰り返し述べているが、米国の禁止は、5月初めに始まったロシアによる新たな攻勢で、国境を越えてハリコフ州に入る前に、潮目が変わりつつあるように見える。
 ジョンソン米議会下院議長やマコール下院外交委員会委員長など、米国の有力議員もここ数日、現在の米国の政策を批判し、ウクライナの戦争努力を細かく管理することで、効果的な自衛能力が妨げられていると主張している。
2024.05.22
 14:47
時事通信

(Yahoo)

パレスチナを国家承認 スペインなど欧州3ヵ国 <2406-052213>
 スペイン、アイルランド、ノルウェーの欧州3ヵ国が22日、28日付でパレスチナを国家として承認すると発表した。
 3ヵ国は、中東の永続的な平和と安定を実現する唯一の道は、イスラエルとパレスチナの「2国家共存」だと主張し、スペインのサンチェス首相は22日の議会で「双方が対等な条件で和平交渉の席に着く必要がある。 われわれは諦めない」と述べ、パレスチナの国家承認により、出口の見えない状況に一石を投じる考えを示した。
 ハマスとイスラエルの戦闘停止へ圧力をかけるのが狙いだが、イスラエルは「黙っていない」猛反発している。
 イスラエルのカッツ外相はX (Twitter) に「主権と安全を脅かされて黙ってはいない」と投稿し、駐スペイン大使と駐アイルランド大使、駐ノルウェー大使の召還を命じた。
2024.05.21
 18:39
時事通信

(Yahoo)

「ICCの独立性」支持 イスラエル首相ら逮捕状請求で 仏・スペイン <2406-052119>
 欧州メディアが21日、国際刑事裁判所 (ICC) の主任検察官がイスラエルのネタニヤフ首相やハマス指導者の逮捕状を請求したことを受け、フランス、スペイン両政府は、司法機関としてのICCの独立性を支持すると相次ぎ表明し、逮捕状請求を「言語道断」と非難したバイデン米大統領とは対照的な対応となったと報じた。
 仏外務省は声明で「ガザでの容認できない市民の犠牲」を何ヵ月も警告してきたと強調した一方で、スペイン外務省もX (Twitter) への投稿で、ICCの職務は「介入を受けず自由に遂行されねばならない」と訴えた。
2024.05.21
 15:45
Kyiv Post Moldova, EU sign pact on security, defense <2406-052118>
 EUのボレル外相がX (Twitter) で5月21日にモルドバのレセアン首相と安全保障・防衛パートナーシップ協定に署名したと述べた。 この文書は国際条約の地位を持たず政治的約束であるが、モルドバは、「国の強靭性を高める」ことを目的としたEUとの文書に署名した最初の国となった。
 ロシアとモルドバの関係は、ウクライナへの全面侵攻が始まって以来、1990年代初頭からロシア軍が駐留しているモルドバ領である沿ドニエストル経由でロシアの侵略が波及する恐れがあり、悪化している。
 モルドバ外務省によると、このパートナーシップ協定は、サイバーセキュリティ、偽情報対策、防衛の分野を含み、モルドバとEU間のすべての相互作用の包括的なメカニズムとして機能する。
 モルドバとフランスは3月に二国間防衛協定に調印した。
2024.05.21
 12:16
AFP=時事

(Yahoo)

ICC逮捕状請求、イスラエルとハマスが同列との「誤った印象」 独 <2406-052116>
 国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官戦争犯罪などの疑いでイスラエルのネタニヤフ首相やハマスの指導者らの逮捕状を同時に請求したのを受け、ドイツは20日に、彼らが「同列であるかのような誤った印象」を与えると指摘した。 ドイツ外務省の報道官は声明で、ハマスの指導者とイスラエルの首相・外相の逮捕状を同時請求するのは「彼らが同列であるかのような誤った印象を与える」と指摘した。
 さらに、ハマスが2023年10月7月に行ったイスラエルへの攻撃を「残忍な大虐殺」と呼び、「ハマスはイスラエル人の人質を言語に絶する状況に置き、ロケット弾でイスラエルを攻撃し、ガザの民間人を人間の盾として利用し続けている」と非難し、「イスラエル政府にはこうした行為から自国民を守る権利と義務がある」と主張。イスラエルとハマスの件は「全く異なる」ものとして扱うべきだと指摘した。
2024.05.20
 22:15
RBC Ukraine 7 NATO countries to supply Ukraine with equipment and missiles for air defense as part of German initiative <2406-052014>
 ドイツ国防省のX (Twitter)によると、英国、フランス、スペイン、ルーマニア、ベルギー、リトアニアは、ウクライナの防空を強化するドイツの構想の一環として、ウクライナに装備とミサイルを供給する。
 オンラインで行われたRammstein会議の結果によると、多くのパートナー国がウクライナの防空システムに関するドイツの構想を支持する意思があることが明らかになった。
 ドイツ国防省は、ベルギー、デンマーク、オランダ、ノルウェー、カナダが資金援助を行い、米国、英国、フランス、スペイン、ルーマニア、ベルギー、リトアニアが装備とミサイルを提供し、ラトビアもこの構想に参加したいと考えていると報じた。
 ドイツ政府が4月に発表したウクライナに防空システムを追加供与する新たな取り組みは、対空防衛の分野でウクライナにさらに大きな支援を提供することを目的としている。
 カナダはまた、防空システムを強化するために、ウクライナへの新たな軍事支援として$55M以上を割り当てると発表した。
2024.05.20
 06:02
Wedge

(Yahoo)

〈習近平に見切られたショルツ独首相〉
閣僚まで同行した訪中で成果が得られなかったのはなぜか
<2406-052003>
 ショルツ独首相の訪中について、独Frankfurter Allgemeine Zeitung (FAZ) 紙が4月17日、「友好的だが難渋」と題する解説記事で、雰囲気は友好的であったが成果は乏しかったと報じている。
 ショルツ首相は重慶と上海を訪問した後、4月16日に北京入りした。 合計で3時間20分に及んだ習主席との会談で、ショルツ首相は全体会合の冒頭からロシアのウクライナ侵攻を取り上げた。
 ドイツは国際会議での前進を望んでいて、次回はスイスでの会合が予定されているが、それへの中国の出席は極めて疑問である。 習主席はショルツ首相に対してウクライナ問題を真剣に捉えていると示唆したが、実質的には一歩も譲らず、中国の発表では、習主席は全ての当事者が同等に参加し、ロシアとウクライナの双方に受け入れられる国際会議は支持すると発言した。 プーチン大統領がスイスでの会議へのロシアの出席の用意を示していないため、中国の出席もありえない。
 両者はイランのイスラエルへの攻撃も取り上げ、習主席は紛争のエスカレーションに警告したとされるが、大きなテーマとはならなかった。
 中国側が重視したのは経済関係で、習主席は「両国は長期的、戦略的観点から関係を拡大すべきである」と発言した。 この発言は、最も緊急の問題である中国の過剰生産能力を念頭に置いたものであるが、中国側は、不公平な国家補助金との批判は根拠がなく誤った情報であるとし、ショルツ首相に対して何らの譲歩も示さなかった。
2024.05.18
 13:34
時事通信

(Yahoo)

博物館モスク化、対立の火種 ギリシャ苦言、トルコは反論 <2406-051806>
 イスタンブールにあるカーリエ博物館が5月に4年にわたる改装作業を終え、モスクとして一般向けに開放された。
 カーリエ博物館は元はキリスト教会の聖堂で、イエス・キリストや聖母マリアを描いたビザンチン美術の傑作とされるモザイク画やフレスコ画が多数残る建物だけに、ギリシャはモスク化に反発しており、歴史的に対立を繰り返してきた両国間の新たな火種になる懸念も出ている。
 改装後のカーリエモスクは、ドーム内の天井などに描かれた鮮やかなフレスコ画を一目見ようと、観光客でにぎわっていた一方、礼拝部屋にあるモザイク画は、壁と同系色の覆いで隠されていた。
 初めて礼拝に来たという大学教授デイルメンジさんは「イスラムに適さなくても、元の形や壁画は保存されている。 トルコの寛容さの表れだ。 これがギリシャだったら全て壊されただろう」と話した。
2024.05.17 Janes OCCAR and MBDA sign HYDIS² concept phase contract <2406-051725>
 MBDA社広報担当者がJanesに、
OCCARとMBDA社が5月15日、EDF無償資金協力契約と、3年間のHYDIS²構想段階を開始するための契約を締結したと発表したと述べた。
 MBDA社は、HYDIS²の19の企業を代表して協定に署名した。 OCCARは報道資料で、この計画を€140M ($152M)とし、そのうち€80MはEDFが共同出資している。
 構想段階では、参加国であるフランス、ドイツ、イタリア、オランダの運用要求に焦点を当てた重要技術を成熟させることを目指しており、その後の構想を決めて、MBDAのAquila対極超音速迎撃機構想の資とする。 構想段階のもう一つの目的は、将来の対極超音速ミサイルシステムを開発するための産業ネットワークを構築することである。
2024.05.17
 06:11
Reuters 通信

(Yahoo)

G7、ロシア凍結資産活用巡る EUの方針支持へ 財務相会議で=当局者 <2406-051703>
 イタリアの財務省当局者が16日、イタリアで来週開催される主要7ヵ国 (G7) 財務相・中央銀行総裁会議では、凍結したロシア資産から得られる収入をウクライナ支援に用いるというEUの方針が支持される見通しだと述べた。
 当局者は、同会議では凍結されたロシア資産そのものではなく、資産から得られる収入の利用に焦点が当てられるとし、いかなる決定もEUの支持と「確固たる法的根拠」が必要としたうえで、6月に開催されるG7首脳会議で最終決定が下されるよう下地を整えるとした。
2024.05.16
 23:36
Ukrainska Pravda Some NATO countries are considering sending military instructors to Ukraine – NYT <2406-051621>
 European Pravdaが、NATO加盟国の一部は、ウクライナ兵の訓練や装備の修理を支援するために、軍教官や請負業者をウクライナに派遣する可能性について公然と議論していると報じた。
 New York Times (NYT) によると、ウクライナは米国や他の同盟国に対し、前線に近いウクライナ兵15万名の訓練を支援し、展開を加速させるよう要請している。
 こうした議論の一環としてNYTは「英独仏を含むNATO同盟国は、戦闘地域に近い兵器システムの構築と修理を支援するために、ウクライナに防衛請負業者を駐留させるよう取り組んでいる」と述べている。
 ウクライナ国内におけるNATO軍の活動に関する議論は、フマクロン仏大統領が2月に西側諸国にウクライナへの軍隊派遣を要請したと述べたことで引き起こされた。
 一部の国、特にバルト三国は、この構想を公式に支持したり、関心を示したりしているが、NATO事務総長を含む圧倒的多数はそれを拒否している。
2024.05.16
 19:49
時事通信

(Yahoo)

「アゼルバイジャンが干渉」 ニューカレドニア暴動 仏非難 <2406-051615>
 ダルマナン仏内相が16日に仏TVの取材で、暴動の発生で「非常事態」下に置かれた南太平洋の仏領ニューカレドニアについて、アゼルバイジャンが干渉を行ってきたのは現実だと述べた。
 AFP通信によると、アゼルバイジャン外務省報道官は16日、「根も葉もない言いがかりだ」と全面否定し、両国は関係が険悪化している。
【註】
 アゼルバイジャンはナゴルノカラバフ紛争でアルメニアと武力衝突を繰り返してきたが、国内に40万~50万のアルメニア人がいるとされるフランスは、かねてからアルメニア寄りの姿勢を取ってきており、アゼルバイジャンとの関係は良くない。
【関連記事:2311-100404 (Reuters 2023.10.04)】
2024.05.15
 23:43
TBS News

(Yahoo)

スロバキアのロベルト・フィツォ首相が銃撃される 政府「命に関わる容態」 5発発砲され腹部など負 <2406-051528>
 スロバキアのフィツォ首相が銃撃され、腹部を負傷した。 政府は「命に関わる容態」だとしている。
 現地メディアなどによると、スロバキアの首都ブラチスラバから150km離れたハンドロバで15日、フィツォ首相が政府の会議に参加した後、屋外で支持者らと話しているところを銃撃された。
 銃弾は5発発射され、首相は腹部などを負傷し、撃ったとみられる70代の男は拘束されたという。
 スロバキア政府は声明を発表し、首相は命に関わる容態で、首都に搬送するのは時間がかかるため、ヘリコプターで近くの町の病院に搬送していると明らかにした。
 フィツォ首相は2023年10月に首相に就任し、選挙戦ではウクライナへの軍事支援停止を主張し、ロシア寄りとされている。
2024.05.14
 04:53
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ・ギリシャ首脳が会談、ハマス巡る見解は不一致 <2406-051404>
 トルコのエルドアン大統領が13日、アンカラでギリシャのミツォタキス首相と会談し、両国間に「解決できない問題はない」と述べた。 ただ、ハマスを巡る見解は一致しなかった
 トルコとギリシャは海上境界線や東地中海のエネルギー資源などを巡り対立してきたが、2023年に両首脳が再選されて以降は関係改善に動いている。
 エルドアン大統領は「見解の相違にもかかわらず、われわれは対話の窓口を維持し、前向きな議題に焦点を当てている」と発言し、ミツォタキス首相は、ここ数ヵ月にわたり頻繁に会談の場を持ったことで、相互理解のアプローチを確立できると証明したと述べた。
【註】
 小アジア半島をトルコが支配する以前、まだペルシャの支配下にあった時代からギリシャとの対立が続いており、近年でも1955年のキプロス紛争など、共にNATO加盟国であるトルコとギリシャの対立は2000年にわたり続いている。 これがトルコの強い願望にもかかわらず、EU加盟の最大の障壁になってきた。
 このような背景からも、トルコとギリシャの接近は長年の悲願でもある。
2024.05.14
 04:30
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、対ウクライナ長期安保確約へ 兵器供与など9項目=草案文書 <2406-051403>
 EUがウクライナに対する長期的な安全保障支援の確約を取りまとめ、向こう数年間にわたり一段の兵器供与や軍事訓練などの支援を保証する文書の草案を作成したことが分かった。
 Reutersが入手した12日付の10頁の文書は、ロシアによるウクライナ全面侵攻の終結が視野に入らず、ウクライナのEU、NATO加盟も当面見込めない中、長期的な支援を提供する広範な取り組みの一環で、EUは6月または7月に結論を出したい考えである。
 文書は「既存の支援に立脚する形で、ウクライナの安全保障と防衛に予測可能で長期的、かつ持続可能な支援を確約する」と言及し、兵器供与、兵士訓練、防衛産業協力、地雷除去支援など9項目を挙げ、確約は「ウクライナが欧州への道を進む限り」有効として、10年後に内容を見直すとしている。
 支援の規模について明記はないが、2024年についてウクライナ軍事援助基金に€5B拠出することで合意したと記されており、その後の数年間も同額を拠出するかは確約していない。
2024.05.13
 21:35
Kyiv Independent Estonian official says Tallinn ‘seriously’ discussing sending troops to Ukraine for non-combat roles <2406-051320>
 エストニアのロール大統領国家安全保障担当補佐官が5月13日に公開されたBreaking Defenseの取材で、政府はウクライナでの非戦闘的役割につくエストニア軍派遣の可能性について「真剣に」議論していると述べた。 ロール補佐官は「議論は進行中だ」と述べたが、部隊がどのような非戦闘任務を遂行できるかは明言しなかった。
 このコメントは、エストニア国防軍司令官のヘレム中将が5月初めに、エストニア軍兵士をウクライナ西部に派遣する可能性について協議があったと述べた後に出された。
 エストニアはNATO全体の任務の一環として軍隊を派遣することを望んでいるが、ロール補佐官は、より小規模な連合は排除されないと述べた。
 マクロン仏大統領が、ウクライナにおける西側軍の駐留を将来「排除する」ことはできないと発言して以来、西側諸国の軍隊がウクライナに派兵されるという考えは、熱く議論されているが、米国と複数の欧州同盟国、ストルテンベルグNATO事務総長は、マクロン大統領の発言から距離を置いている。
 それにもかかわらず、マクロン大統領は、ロシア軍の突破やウクライナの要請があった場合には、フランス軍をウクライナに派兵することを検討すると5月に再び述べ、彼の提案を支持している。
2024.05.13
 21:34
時事通信

(Yahoo)

戦時の核持ち込み否定せず スウェーデン首相、「自国が決断」 <2406-051319>
 2024年3月にNATOに新規加盟したスウェーデンのクリステション首相が13日に地元ラジオ番組で持ち込みについて問われたのに対し、戦時であれば米国などによる核兵器の国内持ち込みを拒否しない可能性を示し「自国領土のことはスウェーデン自身が決断する」と述べた。
 クリステションは「戦争状態になれば、事態にどう対処するかは何が起きるかによる」と指摘し、「最悪のシナリオでは、民主主義国は最終的に、核兵器で自分たちを脅す国に対し自衛できるようにしなければならない」と強調した。
2024.05.13
 14:46
BBC News

(Yahoo)

カタルーニャ自治州選挙、スペイン政府寄りの社会党が第1党に 独立派は過半数割れ <2406-051312>
 スペインのカタルーニャ自治州で12日に州議会選挙が行われ、中央政府のサンチェス首相の流れをくむカタルーニャ社会党が第1党となった一方、同州のスペインからの分離独立を目指す勢力は過半数割れした。
 開票率99%の時点で、カタルーニャ社会党は42議席を獲得し、大きく議席数を伸ばしたのに対し、独立派はカタルーニャ政府の統計局によると、得票率が2017年の49%から42%に落ち込んだ。
2024.05.11
 22:38
Kyiv Independent German lawmakers suggest allies could protect sky over western Ukraine from NATO soil <2406-051111>
 
Frankfurter Allgemeine Zeitung (FAZ) が5月11日に、ドイツ議員の与野党双方の一部が、同盟国がウクライナ西部の領空をNATO領土から守るという考えを支持していると報じた。 にもかかわらず、議員は、同盟国がウクライナへの追加の防衛援助の提供に集中しているため、この問題は現在「議論中ではない」と付け加えた。
 ポーランド当局もその可能性に言及しているが、具体的な決定は示されていない。 共同与党緑の党のホフライター議員は「ポーランドとルーマニアからウクライナ上空を防衛することは、長期的には排除されるべきではない」と述べた。
 FAZは、ミュンヘン安全保障会議のランゲ氏や、元NATO事務次長のブラウス中将など一部の専門家が、ポーランドとルーマニアからウクライナ国境地域上空でロシアのミサイルを撃ち落とすことを提案したと報じている。
 ドイツはウクライナに対する防空支援のリーダーであるとしており、追加の防空システムを確保することを目的とした同盟イニシアチブを開始して、3個目のPatriot FUをウクライナに供与することを約束している。
2024.05.10
 11:03
毎日新聞

(Yahoo)

中国、ハンガリーとの関係格上げ 欧州への影響力確保狙う 首脳会談 <2406-051004>
 ハンガリーを訪問中の中国の習国家主席が9日、ブダペストでオルバン首相と会談し、両国関係を外的環境の変化に左右されない「全天候型」の全面的戦略パートナーシップに格上げすることで合意した。
 両国は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の強化でも一致し、ブダペストとギリシャの首都アテネを結ぶ高速鉄道の建設を加速させるほか、ブダペスト周辺の貨物鉄道の拡充などを進める。 更に原子力発電分野での協力も拡大することで合意した。
 習主席は会談後の記者会見で「中国は、ハンガリーがEU内でより大きな役割を発揮し、中欧関係のさらなる発展を推進することを支持する」と述べ、EU加盟国であるハンガリーとの緊密な関係をてこに、欧州への影響力を確保する狙いを示した。
2024.05.09
 18:25
Reuters 通信

(Yahoo)

米国、ドイツ最大の貿易相手国に 中国抜く <2406-050916>
 ドイツ連邦統計庁の公式データに基づいてReutersが算出したところによると、1Q/2024年は米国が中国を抜いてドイツ最大の貿易相手国となった。
 ドイツと米国の貿易総額(輸出入額の合計)は1Q/2024に€63B ($68B) となり、中国の€60B弱を上回った。 2023年は中国が8年連続でドイツ最大の貿易相手国となった。
 貿易総額は€253Bだったが、米国との差はわずか数億ユーロだった。
2024.05.09
 08:25
時事通信

(Yahoo)

中国主席、ハンガリー入り 対中強硬論の抑止期待 <2406-050907>
 欧州を歴訪している中国の習国家主席が8日夜、フランスとセルビアに続く3ヵ国目の訪問国ハンガリーに到着した。 親中派のハンガリーとの結び付きを強化し、EU内の対中強硬論の抑止につなげたい考えである。
 習主席はハンガリー紙への寄稿で、両国関係は「黄金の航路に乗り出す」と蜜月ぶりをアピールし、「両国が地域間の協力をリードして、中国と欧州の関係を正しい方向に保つ必要がある」と訴えた。
2024.05.09
 05:33
時事通信

(Yahoo)

ロシア凍結資産活用で大筋合意 EU加盟国、ウクライナ支援に <2406-050902>
 EU議長国のベルギーがX (Twitter) で、8日の加盟国が大使級会合で経済制裁の一環で凍結されたロシア中央銀行の資産から得られる利息収入に関し、ウクライナへの軍事および復興支援に活用することで大筋合意したことを明らかにした。 EUによれば、利息収入は年間€3Bに上る。
 欧州委員会は3月、その大半をウクライナ軍事支援に活用する方針を加盟国に提案し、各国首脳は同月、計画を進めることで合意していた。
2024.05.08
 18:46
産経新聞

(Yahoo)

仏独も国防政策の転換を本格化 欧州の対ロシア防衛態勢確立へ英国との結束がカギ <2406-050809>
 ロシアによるウクライナ侵略を受け、英国がウクライナ支援対露防衛を主導する方針を打ち出す中、これまで経済的思惑に根差した対露融和姿勢が目についたフランスやドイツも国防政策の転換を本格化させている。
 マクロン仏大統領は4月29日に英Economist誌の取材に対し、米欧諸国はウクライナへの地上部隊派遣の選択肢を「排除すべきでない」と改めて主張した。  欧米の軍事専門家が本紙に語ったところでは、露軍が前線での攻勢を強め、ウクライナ軍が防衛に集中する必要が強まった場合、米欧がウクライナ西部の後方地帯に部隊を投入して兵站を担当することが想定の一つに挙げられている。
 ウクライナを巡る米国の関与低下が懸念される中、対米自主外交を唱えたドゴール元大統領の流れをくむ「ドゴール主義」の伝統が残るフランスでのマクロン大統領の発言欧州自主防衛の強化に向けた流れの中で存在感の発揮を図っている可能性もある。
2024.05.08
 18:44
産経新聞

(Yahoo)

英国、ウクライナ支援と欧州防衛を先導へ 米大統領選にらみ対米連携と自主防衛の2本柱模索 <2406-050808>
 ロシアに侵略されたウクライナへの支援やNATOの枠組みに懐疑的なトランプ前米大統領が11月の大統領選で返り咲きを目指すなか、英国は米国との対露連携の維持を図る一方、欧州が米国抜きの自主防衛に直面する可能性に真剣に向き合うよう訴えを強め、英国がウクライナ支援と対露防衛の強化で欧州諸国を先導していく立場を明確に打ち出した。
 キャメロン英外相は5月2日にウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談した際に、「ウクライナにはロシアに反撃する権利がある」と述べ、ウクライナが英国から供与された兵器を露国内への越境攻撃に使うことに関し「ウクライナが決めることだ」と容認する考えを示した。
2024.05.08
 12:26
Reuters 通信

(Yahoo)

ルーマニア、「パトリオット」供与で協議の用意 米と首脳会談 <2406-050806>
 ルーマニアのヨハニス大統領が7日、ウクライナへのPatrioの供与について協議する用意があると述べた。
 ヨハニス大統領はバイデン米大統領とホワイトハウスで会談し、会談後に「ここ数週間、誰がウクライナにPatriotを供与できるかという議論があった」と述べ、「バイデン大統領は会談でそのことに触れ、私は協議に前向きだと伝えた」と説明した。
 EUでは、ドイツがPatriotシステムの追加供与を確約し、スペインはミサイルを供与するとしている。 ギリシャ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スウェーデンなどもPatriotシステムを装備している。
2024.05.07
 13:35
時事通信

(Yahoo)

ロシア大統領就任式、対応分かれる 米不参加、EU 7ヵ国出席か <2406-050710>
 7日に行われるプーチン露大統領の就任式への対応が各国で分かれている。
 米国務省のミラー報道官は6日の記者会見で、米国の代表は出席しない不参加の意向を示した。 一方、欧州では駐露仏大使が出席するほか、ハンガリーやスロバキアも代表を派遣する。
 Reuters通信などによると、就任式に英国やドイツ、バルト3国などは欠席する。 外交筋によれば、EU加盟27ヵ国のうち7ヵ国が出席する見込みという。 EU加盟国のうちハンガリーのオルバン首相はロシアに融和的で、親露姿勢を見せるスロバキアのフィツォ首相も対ウクライナ武器供与停止を表明している。
2024.05.06
 22:15
RBC Ukraine China commits to refraining from selling any weapons to Russia - Macron <2406-050615>
 マクロン仏大統領が、中国政府はロシアへの武器販売を控えることを約束し、軍民両用製品の輸出を厳しく管理すると述べた。 大統領はまた、中国政府が軍事目的に利用される可能性のある軍民両用品の輸出を厳格に管理することを約束したことを明らかにした。
2024.05.06
 21:45
RBC Ukraine Netherlands' Minister of Defence discloses when country will start transferring F-16s to Ukraine <2406-050614>
 オロングレン蘭国防相が、オランダはデンマークの決定に続き、早ければ今秋にもF-16のウクライナへの供与を開始すると発表した。
 オロングレン国防相によると、ウクライナ兵は現在、デンマークや米国などで訓練中で、デンマークは順調にゆけば、夏までに最初のF-16をウクライナに引き渡す予定である。
2024.05.06
 16:21
Kyiv Post Rheinmetall boss says Ukraine could get artillery rounds with 100KM range if Berlin books orders <2406-050606>
 ドイツ語のビジネスニュースHandelsblattの取材で5月3日にRheinmetall社副社長のパペルガー氏は、同社が2024年に少なくとも70万発の155mm砲弾を製造する能力を持ち、「そのほとんどがウクライナに送られる」という以前の報道を再確認した。
 この量は、ウクライナ軍が大規模な攻勢を試みた場合、控えめな消費率でウクライナの年間需要1/3以上に相当する。 但し、ロシア軍の射撃速度は現在、ウクライナ軍の5倍である。
 Rheinmetall社は、ノルウェー(註:Nammo社)と米国の砲メーカーと協力して、2020年代初頭からラムジェット技術を採用した長距離発射体の試験を行ってきた。
 2023年に米国とイタリアのLeonald社は、ロシア砲が発射する通常弾の約2倍の射程である射程50〜75kmVulcanoラムジェット推進砲弾を少量納入した。
2024.05.05
 23:44
Kyiv Independent Rheinmetall CEO promises to send Kyiv 'hundreds of thousands' of shells this year <2406-050504>
 ドイツのメディアHandelsblattが、Rheinmetall社が射程100kmの砲弾の試作品を含む数十万発の砲弾を2024年にウクライナに供給すると報じた。
 砲の生産に力を入れているRheinmetall社は、ロシアによる全面侵攻前は、年間7万発の砲弾を生産可能だったが2024年は70万発台を生産する見込みという。
2024.05.04
 23:09
Kyiv Independent Italian defense minister rules out sending troops to Ukraine, says the discussion 'increases tensions' <2406-050412>
 クロゼット伊国防相が4日にイタリアのCorriere della Sera紙の取材に対し、ウクライナへの派兵を否定した。
 マクロン仏大統領は2月下旬、西側諸国の軍隊をウクライナに派兵することは将来「排除できない」と述べたが、米国と多くの欧州同盟国は、彼の発言から距離を置いている。
 マクロン大統領は5月に、ロシア軍が前線で突破口を開いた場合や、ウクライナが要請した場合に軍隊を派遣することを検討すると述べ、この考えを繰り返しているのに対し、クロセット国防相は、マクロン大統領の発言の趣旨を理解していないと述べ、ウクライナへの西側軍の配備の可能性をめぐる議論は「緊張を高める」と付け加えた。
2024.05.04
 07:10
時事通信

(Yahoo)

欧州、「脱米国依存」を模索 対ロシア防衛、団結課題 米大統領選 <2406-050405>
 欧州各国は、同盟軽視の傾向が強いトランプ前大統領が返り咲いた場合に備え、安全保障の「脱米国依存」を模索している。 ただロシアの直接的な脅威が迫る中東欧と、米国との距離感が異なる英仏などの団結に課題もある。
 4月8日、迷彩服を着たドイツ軍兵士約20名がリトアニアの空港に降り立ち、同国高官に出迎えられた。 NATOの対露防衛の最前線であるリトアニアに常駐する予定の独軍旅団4,800名の先遣隊で、独軍旅団が国外に常駐するのは初めてである。
 NATO内では米軍頼みの体制を見直す動きが広がっており、とりわけ米国の核の傘に守られているドイツの焦燥感は大きい。 トランプ氏の再登板が実現しなくても、同氏に近い共和党保守強硬派の反対でウクライナ支援が中断するなど、既に米欧関係は盤石とは言えない。 現在は米国が担うウクライナ支援国の調整役をNATOに移す案も検討されている。
 マクロン仏大統領は4月25日、パリで演説し「欧州が米国の属国集団ではないと証明できる」ことが重要だと訴えた。 フランスには対米自主独立を掲げる「ドゴール主義」の伝統が今も息づいている一方で、対露防衛の要となるポーランドは米国との安保協力を深めたい考えである。
 NATOはロシアに融和的なハンガリーも抱えており、各国の思惑は入り乱れている。
 米国と「特別な関係」にある英国も、欧州としての結束を呼び掛けている。 スナク英首相は4月24日の訪独時に「欧州に身を切る覚悟がないなら、米国に負担を期待することはできない」と強調した。 ただ内政では政権交代の可能性も取り沙汰され、指導力不足は否めない。
2024.05.04
 05:51
時事通信

(Yahoo)

8兆円のウクライナ支援検討 G7、凍結資産活用で 米報道 <2406-050404>
 Bloomberg通信が3日、G7が経済制裁の一環で凍結したロシアの資産を活用し、ロシアの侵攻を受けるウクライナに最大$50Bの追加支援を検討していると報じた。
 6月にイタリアで開かれる首脳会議での合意を目指し、緊密な協議を進めているという。
 報道によると、米国が6月の合意を積極的に働き掛けているが、協議は難航しており、さらに数ヵ月かかる可能性もある。
2024.05.02
 19:37
Kyiv Independent US military battalion to remain in Lithuania indefinitely <2406-050225>
 リトアニアのカシウナス国防相が5月2日、リトアニアに駐留する米軍の大隊は、当初の計画通り2025年までではなく、無期限にリトアニアに駐留すると述べた。
 カシウナス国防相はバルト海通信社(BNS)に、「ワシントン訪問中、私は米国家安全保障会議と国防総省から、リトアニアにおける米軍の駐留は無期限であり、この地域における軍隊の配備は変わらないという確固たる明確な確認を受けた」と語った。
 米軍は2019年以降、リトアニアに巡回で駐留しており、ウクライナへの全面侵攻が勃発すると、これらの大隊はより多くの兵員と装備で強化された。
2024.05.02
 15:52
Kyiv Independent Macron says he would consider sending troops to Ukraine in case of Russian breakthrough, Ukrainian request <2406-050219>
 マクロン仏大統領が、5月2日付のEconomist誌の取材に対し、ロシア軍が前線で突破した場合、またはウクライナが要請した場合には、ウクライナへの派兵を検討すると述べた。 ただ、そのような状況は今のところ存在しないと付け加えた。
 マクロン大統領は3月、ロシアのウクライナ侵攻をフランスと欧州諸国にとって「あり得る事態」と呼び、西側諸国が軍隊をウクライナに派兵する可能性を排除しないと述べた。
 マクロン大統領は欧州の安全保障の「基本的条件」は、具体的なレッドラインの明確化を避けることができるかどうかにかかっていると述べ、この考えを繰り返し、「もしロシアがウクライナで勝てば、欧州の安全保障はなくなるだろう」と言った。
2024.05.02
 02:01
RBC Ukraine Head of European Commission on protests in Tbilisi - Georgia stands at crossroads <2406-050203>
 欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長のTwitterによると、委員長はグルジアの首都トビリシで物議を醸している外国代理人法が議会で採択された後も、大規模な抗議行動を解散させようとする法執行官による試みが続いている状況に反応し、トビリシ路上での暴力を非難すると述べ、出来事を大きな懸念を持って見守っていると述べた。
 グルジア社会に怒りの波を引き起こし、EUから批判されたグルジアのロシアの法律について、彼女はグルジアの人々が自国のヨーロッパの未来を望んでいることを指摘し、岐路に立たされているグルジアは欧州への道を歩み続けるべきだと強調した。
2024.04.27
 16:15
Kyiv Independent Slovak citizens raise $4 million for Czech ammunition initiative after government refuses to contribute <2405-042711>
 ウクライナ軍は深刻な弾薬不足に直面しており、ゼレンスキー大統領が4月16日に発表したところでは、ロシアは現在、10:1の割合で砲弾を発射しているため、ウクライナへの大砲弾薬の購入を増やすというチェコ主導の計画のための追加資金を調達し、「ウクライナのための弾薬」キャンペーンを開始し ベルギー、オランダ、ドイツ、スウェーデン、カナダ、ポーランド、フランス、デンマーク、スロベニアなど数ヵ国がこの計画に資金を拠出し、ウクライナに150万発もの弾薬を届ける可能性がある。
 ところがスロバキアのブラナール外相は3月下旬に「紛争には軍事的解決がない」として、スロバキアはウクライナに武器を送らないと述べた。
 ブラナール外相は、3月初め、アンタルヤ外交フォーラムの傍らで、トルコでラブロフ露外相と会談した。
 このためスロバキア市民は4月16日に募金活動を開始した。、「スロバキアの多くの人々は、政府のロシア寄りの姿勢を恥じている。 これが人々が貢献している理由です」と、主催者の一人が述べている。
 主催者によると、60,000人以上のスロバキア人がこの計画に貢献している。
2024.04.27
 00:34
Kyiv Independent Minister: Belgium to allocate $213 million for German-led air defense initiative <2405-042702>
 ベルギーの放送局RTBFが、ベルギーのデドンデル国防相が4月26日の記者会見で、ベルギーはドイツ主導の防空構想に€200M ($213M) を拠出し、ウクライナにミサイルを供給すると発表したと報じた。  デドンデル国防相は、ベルギーはウクライナに防空システム用のミサイルを自国の装備から追加で供与すると述べたが、ウクライナに送る兵器の数や種類を明らかにしなかった。  Patriotは、ロシアのBMや巡CMを迎撃するのに非常に効果的なため、ドイツはNATOとヨーロッパの同盟国に、彼らのシステムを使わないままにしておくのではなく、ウクライナに送るよう圧力をかけていると報じられている。
2024.04.27
 00:02
Kyiv Independent Spain confirms plans to send Patriot missiles to Ukraine <2405-042701>
 スペインのロブレス国防相は4月26日、 Ramsteinでの首脳会談でウクライナにPatriotミサイルを提供すると発表した。
 スペインには予備弾数が50発しかないため、スペインが「限られた数」しか送らないという報道があったが、彼女は何発を提供するかについては明言しなかったものの、Patriotの「セット」が4日以内に兵站基地に届くと述べた。
 スペイン国防省によると、スペインはPatriotミサイルに加え、機関銃、車両、野戦榴弾砲、155mm砲弾、120mm砲弾、C-UAV装備、Leopard MBTなどの追加装備を今後数ヵ月以内にウクライナに送ることを約束した。
2024.04.26
 23:55
RBC Ukraine France expresses desire to create European rapid response force <2405-042617>
 フランスは、欧州の住民を守るために、EUの即応部隊を創設したいと考えている。 ルコルヌ仏国防相は、NATOがこのために有能な任務遂行を出来ないだろうと述べた。
 これに先立ち、マクロン大統領が、2025年から5,000名のEU即応部隊を編成する計画を発表し提案した。 これらの即応部隊は、危機に直面している国々から欧州市民を避難させるなどの作戦に指定される。
 ルコルヌ国防相は、NATOが有能でなくフランスが単独で作戦を遂行することが多い危機が数多くあると述べたうえで、「ポルトガル、イタリア、ドイツ、フランスの欧州市民の安全を確保するために、これらの部隊を迅速に創設できなければならない」と述べた。
 また、2023年のスーダンからの市民の退避を例に挙げ、この問題ではフランスが事実上単独であると付け加え、軍事ばかりでなく様々な任務があることを明らかにした。
2024.04.26
 15:36
Breaking Defense France, Germany ink deal on way ahead for 'completely new' future European tank <2405-042610>
 フランスとドイツが26日、ドイツ主導のプロジェクトが両国間で50:50のバランスが取れていることを確認するための長期にわたる政治的・産業的交渉の末、次世代主力地上戦闘システム (
MGCS) を共同開発する契約のPhase 1Aに署名した。
【関連記事:2308-071113 (Reuters 2023.07.11)】
 26日朝の合同会議で、ルコルニュ仏国防相は、ピストリウス独国防相と並んで、「未来の戦車ではなく、戦車の未来」が交渉の「中心」にあると説明した。
2024.04.26
 02:11
Kyiv Independent European Parliament calls on Austria to pressure Raiffeisen bank to leave Russia <2405-042601>
 欧州議会は4月25日、オーストリアの首脳に書簡を送り、EUの制裁に従い、Raiffeisen国際決済銀行 (RBI) にロシアでの活動を停止させるよう促した。
 ウィーンに本拠を置くこの銀行グループは、ロシアに残る最大の西側銀行だが、全面戦争が始まって以来、ロシアでの活動を縮小するよう圧力を強めている。
 オーストリアのネハンマー首相、ブルンナー財務相、シャレンベルク外務相に宛てた欧州議会の書簡は、Raiffeisen銀行がロシアでの事業の継続と拡大を計画しているという報道を引用している。
2024.04.23
 05:13
Reuters 通信

 (Yahoo)

EU、ウクライナ防空強化急ぐ パトリオット供与確約に至らず <2405-042308>
 EUが22日にルクセンブルクで会合を開き、ウクライナの防空強化策を緊急に検討する姿勢を示した。 ただ、ウクライナが最も必要としているPatriotの供与を確約するには至らなかった
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は会合後、ウクライナ支援を強化する必要性について全ての加盟国の理解を得ようとしているとし、「Patriotは各加盟国が保有しており、ブリュッセルにはない。 決定は各国次第となる」と述べた。
 EU加盟国の中でウクライナに対するPatriot追加供与を表明したのは、これまでのところドイツのみで、ギリシャ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデンなどもPatriotを保有しているが、政府関係者によると、Patriotは国防の重要な一部であるため、手放すのは難しいという。
2024.04.23
 01:26
Reuters 通信

 (Yahoo)

ロシア、ポーランドが米核兵器受け入れなら「あらゆる措置」=報道官 <2405-042304>
 ロシアのペスコフ大統領報道官が22日、ポーランドが米国の核兵器を受け入れる動きがあると軍が分析し、計画が実行されればロシアはあらゆる措置を講じると述べた。
 ポーランドのFakt紙は、ドゥダ大統領はNATO東翼強化に向け、米国と核兵器の受け入れについて協議する用意があると語ったと報じていた。
 これについてペスコフ報道官は「軍が状況を分析する。 こうした計画が実行されれば、ロシアの安全を保障するために必要なあらゆる措置を講じる」と述べた。
2024.04.22
 22:50
Defense News Polish president wants NATO nukes for deterring Russia <2405-042221>
 ポーランドのドゥダ大統領によると、ポーランド当局は、NATOの核共有計画にポーランド空軍を含める可能性について米国と協議している。
 ドゥダ大統領は地元の日刊紙Faktの取材に対し「これは、ここしばらくの間、ポーランドと米国の会談の話題で、この問題について何度か会談をしてきた。 それについて尋ねられたとき、私は準備ができていることを隠さない」と語った。
2024.04.21
 15:07
Kyiv Independent Poland, Lithuania, other NATO allies begin military exercise around Suwalki Gap <2405-042111>
 ポーランド、リトアニア、米国を含むNATO加盟国軍が、4月21日にリトアニアのスワルキ隘路周辺で演習を開始した。 スワルキ隘路は、ベラルーシとカリーニングラードの間でポーランドとリトアニアの国境にある65kmの細長い土地で、ロシアとNATOの間の軍事紛争の潜在的な発火点であると考えられてきた。
【Suwalki Gap に関する記事:2002-013005 (S&S 2020.01.30)】
 リトアニアの公共放送LRTによると、この演習はポーランド軍とリトアニア軍が2022年に共同で計画したもので、少なくとも1,500名の将兵と数百品目の装備が参加する。 演習の詳細は大部分が機密扱いだが、LRTはリトアニア軍の発表を引用して、主な目的はスワルキ隘路地域での共同防衛を確認することだと報じた。
 この演習は、リトアニアで4月19日に開始された同様の米国主導の演習Saber Strikeと並行して実施されている。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻以降、スワルキ隘路地域の緊張が高まっており、NATO軍は定期的に演習を実施し、集団防衛力の向上を図っている。
2024.04.20
 02:05
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナへの防空システム追加提供で合意=事務総長 <2405-042003>
 ストルテンベルグNATO事務総長が19日、NATO加盟国がウクライナに追加の防空システムを提供することで合意したと述べた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領も参加したNATO国防相特別会合後、記者団に対しPatriotのほか、SAMP/Tなど加盟国が提供できる兵器はあり、提供可能なシステムを持たない他の多くの国々もウクライナによる兵器購入に向けた財政支援を確約している」とした。
 ウクライナが受け取ることになる新たな防空システムの基数などの詳細は明かさなかったが、「非常に近い将来にさらなる支援が発表されると期待している」と述べた。
 ゼレンスキー大統領は会合で、ウクライナがロシアの空爆に対応するためにPatriotもしくは高性能防空システムが少なくとも7個システム必要と述べ、ウクライナへの軍事支援強化を求めた。
2024.04.19
 11:44
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア凍結資産、G7 がウクライナ融資の担保に活用検討=欧州委高官 <2405-041910>
 欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長が18日、主要7ヵ国 (G7) が、ロシアの凍結資産$300Bウクライナ向け融資の担保に活用することを協議していると明らかにした。 さまざまな選択肢が検討されており、協議は継続中だという。
 G7は17日に財務相・中央銀行総裁会議を開催し、ロシアの凍結資産をウクライナ支援に活用するため、あらゆる手段を引き続き模索すると表明した。 ドムブロフスキス上級副委員長はどの選択肢が支持されているかについては明言を避けたが、ロシア資産を全面的に差し押さえるのではなく、担保にすることが含まれる見通しだと述べた。
 ドムブロフスキス上級副委員長はまた、凍結資産の大部分を保有するEUが数ヵ月以内に、資産から得られる利益や利息をウクライナ支援に充てる措置を承認することを望んでいるとも述べた。
2024.04.19
 00:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、5-8年で NATO 攻撃の準備整う公算=ドイツ軍トップ <2405-041902>
 ドイツ軍連邦軍総監のブロイアー陸軍大将が、ロシアがウクライナ戦争の影響を受けた軍を再建すれば、5~8年以内にNATO加盟国を攻撃する軍事的準備が整う可能性があると述べた。
 ブロイアー大将は訪問先のポーランドで17日遅くに記者団に対し、「攻撃されるとは言っていないが、可能性はある」とした上で、「5~8年後に脅威がある」と指摘し、「ロシアは大量の軍需物資を生産しているが、その全てをウクライナの前線に投入しているわけではない。 このため、われわれは2029年までに準備を整えなければならない」と述べた。
2024.04.18
 22:15
Kyiv Independent Ukraine, Czech Republic begin bilateral security agreement negotiations <2405-041813>
 ウクライナ大統領府が4月18日にチェコ共和国と、二国間安全保障協定の草案に関する交渉を開始したと発表した。
 NATO加盟の代わりに、ウクライナはロシアの全面侵攻と戦う中で、できるだけ多くの西側同盟国と同様の協定に署名しようとしており、これまでにラトビア、フィンランド、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、カナダ、イタリア、オランダと9ヵ国が契約を締結している。
2024.04.16
 11:03
Korea Wave

(Yahoo)

“第2のポーランド”ルーマニアが大規模な兵器導入…韓国からの購入検討か <2405-041610>
 ルーマニアが、最終契約を残しているK9
SPHに加え、K2 MBTとRed Back IFVの購入も検討しており、第2のポーランドになる可能性が予想され、韓国にとってポーランドのように、ロシアのウクライナ侵攻による危機感が、大規模な兵器購入事業につながっている。
 ルーマニアは新型戦車導入事業を控え、5月にK2 MBTに対して実射撃試験を実施する。 今回の試験はK2の性能を確認する最終段階で、試験が終わった後、導入台数と時期などを具体化した後、入札が公告される見通しである。
 ルーマニアの戦車購入は300両程度と推定されている。  Defence Româniaによると、ルーマニア陸軍調達担当官インシカシュ少将は2023年7月に韓国で開かれた「2023韓・ルーマニア防衛産業協力コンファレンス」で「私たちは新たに戦車を300両購入したいが、購入時点は陸軍が決めるだろう」と話した。
 ルーマニアは2023年11月に米国とM1A2 Abrams MBT 54両と戦車回収車 (ARV) 16両を購入する$2.53Mの契約を締結し、現在装備している老朽戦車TR-85M 1400両と換装することを目標にしているが、老朽化した戦車をすべてAbramsに換装する場合、莫大な予算がかかるため、優れた性能と価格競争力、早い納期などのメリットを備えたK2を検討しているとみられる。
2024.04.15
 16:58
共同通信

(Yahoo)

フィンランドにNATO司令部も 設置を検討、ロシアが警戒 <2405-041509>
 NATOがロシア国境に近いフィンランド南部ミッケリに新たな司令部設置を検討していることにロシアが警戒を強めている。 政府機関紙のロシア新聞は11日、ミッケリは「ロシア国境から140kmしか離れていない」と指摘。プーチン大統領は先月、2023年にNATO入りしたフィンランドの国境に攻撃兵器を配備すると表明しており、両国関係は一層緊張することになりそうだ。
 フィンランド軍の基地があるミッケリへの司令部設置構想はノルウェーのグラム国防相が4月9日のフィンランド紙に明らかにした。 米バージニア州ノーフォークにあるNATO統合軍司令部の指揮下で24時間の戦闘準備態勢を取るという。
Mikkeli の位置 (Google Map)】
 司令部新設についてはフィンランドのストゥブ大統領が10日、ストルテンベルグNATO事務総長と会談後の記者会見で「ロシアとの国境が2倍に伸びたのだから、地上部隊の司令部を国境近くに持つ有効性は明らかだ」と主張。 ストルテンベルグ事務総長も、未定としつつ「フィンランドの提案を歓迎する」と応じた。
 7月に米ワシントンで開かれるNATO首脳会議で決定が図られる見通しである。
2024.04.14
 23:29
共同通信

(Yahoo)

イスラエル「報復する権利ある」 安保理、イランは米けん制 <2405-041425>
 先進7ヵ国(G7)が日本時間14日夜に、イランによるイスラエル攻撃を協議するため、オンライン形式で首脳会議を開き、イランへの制裁を検討した。 議長国のイタリアは攻撃を「最も強い言葉で非難する」との首脳声明を発表し、米政府高官は、複数のメンバー国がイラン革命防衛軍をテロ組織に指定する可能性を提案したと明らかにした。
 首脳声明は、イスラエルへの「全面的な連帯と支持」を表明し、イランの行動に応じて「さらなる措置を講じる用意がある」と警告したうえで、「制御不能な事態拡大を引き起こす危険がある」とし、イランと代理勢力に攻撃停止を要求した。
 岸田首相は「攻撃を深く懸念し、事態拡大を強く非難する」との立場を説明しG7が主導、国際社会全体として「当事者に事態沈静化と自制を強く働きかけていくべきだ」と訴え、自国民保護や退避などで緊密に情報を共有し、連携して対応したいとした。
 米政府高官は、イランから攻撃目標などの事前通告はなかったとし「破壊や人的被害を引き起こす明確な意図があった」と批判した。
2024.04.14
 01:15
讀賣新聞

(Yahoo)

ドイツがパトリオット追加供与、ゼレンスキー大統領「危機的な時期」に「他の国が続くよう望む」 <2405-041401>
 独政府が、ショルツ首相が13日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、Patriotを追加供与する方針を伝えたと発表した。 ウクライナの要請に応じた措置で、独軍の備蓄から直ちに引き渡すという。
 ゼレンスキー大統領は会談後に投稿したSNSで「危機的な時期」の支援に謝意を示し、「他の友好国が続くよう強く望む」と訴えた。
2024.04.13
 05:51
時事通信

(Yahoo)

オランダ、1600億円拠出へ 対ウクライナ追加軍事支援 <2405-041306>
 ルッテ蘭首相が12日にX(Twitter)で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援として、年内に€1Bを追加で拠出することを明らかにした。
 オランダは2024年分として既に€2Bの支援を決めている。 ルッテ首相は2025年も€3Bを拠出する方針を示した。
 ルッテ首相は侵攻後、西側諸国によるF-16の供与を主導し、NATOの次期事務総長の最有力候補となっている。
2024.04.09
 17:21
Kyiv Independent Germany to deliver 20 additional armored vehicles <2405-040911>
 ドイツ政府が4月9日、Rheinmetall社に、追加のMarder装甲車20両をウクライナに納入するよう要求したと発表した。 ロシアの全面侵攻が始まって以来、同社はすでに100両以上のMarder装甲車をウクライナに提供している。
 声明によると、今回の引き渡しは3月に発表されており、100万ユーロ台半ばと見積もられ。Rheinmetall社は、新しいロットは2024年中に納入されると述べた。
 2024年初めiに、ドイツはポーランドとウクライナを支援する「装甲車両連合」を結成することで合意した。 この取り組みは、3月26日に正式に運用を開始する。
2024.04.09
 11:08
AP 通信

(Yahoo)

ドイツ軍がリトアニアに駐留 第2次大戦後初の国外常駐 <2405-040905>
 ドイツ政府が4月8日、バルト三国のリトアニアに常駐するドイツ軍戦闘部隊の予備司令部要員を同国に派遣した。 旅団規模の部隊は2027年までに戦闘態勢を整える。
 第2次世界大戦後に、ドイツ軍戦闘部隊が国外に常駐するのは初めてで、計画ではドイツ陸軍兵士4,800名と軍属200名が、家族を呼び寄せて駐留する。
 リトアニアのカスチューナス国防相は、ドイツ軍の存在を「ドイツの信頼性の証明」であり、「我々とこの地域全体にとって、とても重要なことだ」と述べた。 予備司令部は2024年末までに、約150名に増強される。
2024.04.08
 22:48
時事通信

(Yahoo)

ドイツ首相、13日から訪中 習主席と会談へ <2405-040826>
 ドイツ政府が8日、ショルツ首相が13~16日に中国を訪問すると発表した。 ショルツ首相の訪中は2022年11月以来である。
 16日には北京で習国家主席、李首相と会談する。 首脳会談ではロシアによるウクライナ侵攻を巡る対応のほか、2国間の経済関係などが議題になる見通しである。
 ショルツ首相は、北京で中国との経済協議会合に出席するほか、重慶や上海も訪れ、独企業の施設を訪問する。 訪中には産業界代表も同行する予定で、低迷する独経済の浮揚につなげたい思惑があるとみられる。
2024.04.08
 22:30
朝日新聞

(Yahoo)

EU派遣の護衛艦、11件のフーシの攻撃防御 紅海で民間船攻撃受け <2405-040825>
 EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が8日、紅海に派遣したEUの護衛艦隊が約2ヵ月間で、イエメンのフーシ派からの11件の攻撃から民間船を護衛したと明らかにした。
 EUは2月下旬から、4隻のフリゲート艦からなる艦隊を派遣し、計68隻の民間船を護衛し、UAVや
ASBMによる11件の攻撃を防御したという。
2024.04.08
 16:46
Kyiv Independent Romania-led NATO naval exercise begins in Black Sea <2405-040815>
 NATOの12ヵ国海軍から艦船27隻、航空機17機が参加したSea Shield 24演習が4月8日に黒海とドナウ河で開始された。
 2015年に1回目が行われたこの演習に今年はルーマニア、米国、英国、ブルガリア、フランス、トルコ、ポーランドのほか、NATO非加盟国のジョージアとモルドバも参加している。
2024.04.08
 07:23
Reuters 通信

(Yahoo)

スロバキア大統領選、ウクライナ支援停止した親ロ派首相の盟友が勝利 <2405-040804>
 スロバキアで6日に行われた大統領選の決選投票で、親露姿勢を掲げ、ウクライナへの軍事支援を停止したフィツォ首相に近いペレグリニ氏が当選し、フィツォ首相の政治基盤が強化されることになりそうである。 開票率99.66%の段階で、ペレグリニ氏の得票率は53.26%と、対立候補で親欧米派のコルチョク元外務・欧州問題相は46.73%にとどまった。
 スロバキアでは大統領が持つ行政上の権限は乏しいが、法令に対する拒否権と憲法裁判所に異議を申し立てる権利、また憲法裁判所判事を指名する権利を有し、こうした権利はフィツォ首相が推進する各種改革が国内で政治的対立を引き起こす恐れが大きいだけに、今後重要な意味を持つと予想されている。
 現在、国会議長とフィツォ首相が属する与党の党首を務めるペレグリニ氏は、2023年10月に首相に返り咲き、内政面では刑法やメディア部門の改革を進めているフィツォ首相とは長年にわたって盟友関係にある。
2024.04.07
 07:21
RBC Ukraine Russian nuclear fuel ship detained in German port <2405-040701>
 ドイツのRostock港には、濃縮ウランが発見されたAtlantic Navigator Ⅱ が停泊している。 新聞報道によると、EUの制裁に違反する物品を積載しているロシア船籍の同船は3週間以上出港できずに停泊している。 この船は米国の原子力発電所のために白樺材と濃縮ウランを運んでいるが、これらの商品はEUの制裁リストに掲載されているため、Rostock港から出港出来ないと伝えられている。
 同船はサンクトペテルブルクを出発し、Rostock港に寄港する予定ではなかったが、エンジンの故障によりRostock港で予定外の修理のための入港を余儀なくされたすが、税関は、ロシアのウクライナ侵攻を理由にEUの制裁対象となっている物品を発見し、同船の航行を禁止した。
2024.04.06
 21:30
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine needs 25 Patriot air defense systems to cover the country <2405-040611>
 ロシア軍はこの春に、主にエネルギーや民間インフラを目標とした攻撃を強めており、ウクライナ内務省によると、ロシアは2024年にウクライナ領土で3万回の攻撃を行った。
 ロシアが攻撃を強めるにつれ、ウクライナにおける防空システムの不足は、特に前線に近接する地域でより顕在化した。
 このためゼレンスキー大統領は4月6日に国営TVの取材で、ロシアの攻撃から守るため、ウクライナに近代的な防空システムを提供するよう友好国に呼びかけた。 大統領は「Patriotが何個システムあるかは言えないが、将来ウクライナを完全にカバーするには、6~8個中隊からなるPatriotシステムを25個持つことが望ましいと言える」と述べた。
2024.04.06
 10:21
Ukrinform

(Yahoo)

複数同盟国が数日以内に防空装備供与を発表するかもしれない=NATO 事務総長 <2405-040607>
 ブリュッセルでの外相理事会会合後にストルテンベルグNATO事務総長が4日、数日以内にNATOの複数加盟国ウクライナに対して防空装備の供与を発表する可能性があると発言したと、Ukrinformの特派員が伝えた。
 また事務総長は、「複数同盟国が何が送れるかを見てみると約束した。 私は、彼らが結論を出すまではこれ以上具体的なことを言えないが、数日以内にそのような支援の発表をし得る国が複数ある」と述べた。 さらに、今朝NATOウクライナ理事会会合も開催されたと述べ、ウクライナのクレーバ外相が同盟国に対して、喫緊性のある長期的ニーズ、改革の進展について更新された情報を提供した。
 事務総長は、ウクライナの戦場の状況は引き続き困難だとし、ウクライナはより多くの防空装備、より多くの弾薬、より多くの支援を必要としていると発言し、NATO同盟国が対ウクライナ支援を拡大し続けており、複数の重要な発表を行ったという事実を歓迎した。 それはチェコが主導する榴弾砲計画を支援するドイツからの€600Mの拠出や、英国からの10,000機のUAV供与、フランスからの追加のミサイルと装甲車の提供を含むと伝えた。 さらに、フィンランドが€188Mの対ウクライナ軍事支援パッケージを前日発表したことも喚起した。
2024.04.06
 05:09
日経新聞 EU、アルメニアに440億円支援 旧ソ連国取り込み <2405-040604>
 EUと米国が5日にブリュッセルで、アルメニアのパシニャン首相やブリンケン米国務長官らが出席したアルメニアの支援会合を開いた。
 フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で、2027年までの4年間で€270Mの資金支援をすると発表した。
 アルメニアは旧ソ連諸国の軍事同盟である集団安全保障条約機構 (
CSTO) からの脱退を示唆している。
2024.04.05
 11:45
NNA

(Yahoo)

【ドイツ】軍再編で予算65億ユーロ要請 国防省、サイバー防衛組織を新設 <2405-040512>
 ピストリウス独国防相が4日、サイバー防衛に特化した組織の立ち上げを含む軍の再編計画を発表した。 サイバー防衛組織の新設は、デジタル空間での攻撃や偽情報の拡散、政治的干渉などを組み合わせたハイブリッド攻撃の脅威が高まっていることを受けた動き。 これに向け、2025年度に€6.5Bの追加予算を求める。
 今回の再編ではこのほか、これまで国内外で分けていた司令系統を統合し、NATOとの対応窓口も一元化する。 また医療や物流などの業務はサポート部門にまとめる。
 ピストリウス国防相は記者会見で、「ドイツを攻撃すべきではないというメッセージが真実であることを知らしめる必要がある」とコメントした一方で、徴兵制を再導入するかについては言及しなかった。
 NATOはかねてから、加盟国に国防費を対国内総生産 (GDP) 比で2%以上に引き上げるよう求めているが、ショルツ首相は既にロシアのウクライナ侵攻に伴う国際情勢の不安定化に対応するため、軍を近代化する方針を明らかにしており、軍事予算もNATOの目標値まで引き上げる考えを示している。
2024.04.05
 06:03
時事通信

(Yahoo)

インド太平洋と「安保は不可分」 外相会合に日本など4カ国参加 NATO <2405-040503>
 NATO外相会合が4日に、インド太平洋から日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4ヵ国が参加してブリュッセルで2日目の討議を行い閉幕した。 日本からは辻外務副大臣が出席した。
 ストルテンベルグ事務総長は記者会見で、NATOとインド太平洋の「安全保障は不可分だ」と述べ、連携の重要性を改めて強調した。
 NATOと4ヵ国は、ロシアのウクライナ侵攻が世界に及ぼす影響や、ウクライナへの支援について意見を交換し、ストルテンベルグ事務総長は、権威主義を強めるロシアや中国を前に「武力ではなく法の支配の下の世界秩序を守るために協力しなければならない」と語った。
2024.04.05
 02:39
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ロシア脅威再燃を警告 欧米の結束呼びかけ 設立75周年 <2405-040504>
 ソ連を中心とする共産圏による民主主義国家に対する軍事的脅威を受け欧米12ヵ国で設立され、4日に設立75周年を迎えたNATOは、加盟国が32ヵ国に拡大する中、ウクライナに侵攻するロシアが再びNATOの大きな安全保障上の脅威になっている。
 ストルテンベルグ事務総長は式典で、米議会でウクライナに対する$60Bの支援策が阻止されていることに言及し、「欧州は安全保障のために北米を必要としている。 同時に、北米も欧州を必要としている」と述べた。
2024.04.04
 10:38
毎日新聞

(Yahoo)

16兆円規模のウクライナ軍事支援策 NATO、協議開始で合意 <2405-040406>
 NATOが3日にブリュッセルで外相会合を開き、5年間で€100B規模の新たなウクライナ軍事支援策について協議を開始することで合意した。
 ストルテンベルグ事務総長は会合後の記者会見で、「ウクライナに対し、長期にわたる安定的で予測可能な安全保障の支援が必要だ」と述べた。
 新たな軍事支援策は、11月の米大統領選でウクライナ支援に消極的な共和党のトランプ前大統領が勝利し米国の支援が縮小した場合に備え、ストルテンベルグ事務総長が提案した。 €100Bの支援額は公表されていないが、複数の外交関係者がReuters通信などに明かした。
 現在、米国が行っている西側諸国約50ヵ国からの武器や弾薬、装備などの供給の調整を、NATOが引き継ぐことなどを狙っており、7月にワシントンで開かれるNATO首脳会議までの最終決定を目指す。
 ただ、NATOの軍事支援への関与が強化される内容となるため、最終決定に必要な加盟全32ヵ国の賛成が得られるかは不透明で、支援の内容によっては、プーチン政権に近いとされるハンガリーのオルバン政権などの反対が予想される。
2024.04.04
 07:28
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮とイランの対ロ軍事支援、安保上無視できず= NATO 事務総長 <2405-040404>
 ストルテンベルグNATO事務総長が3日、北朝鮮とイランのロシアに対する軍事支援NATOにとって無視できないほど安全保障面で国際的に重大な影響をもたらすと警告した。 北朝鮮はBMをはじめとする各種武器を、イランはShahed自爆型UAVをそれぞれロシアに供与しているとされる。 両国がその見返りに得ているのは、自国のミサイルや核開発に役立つロシアの技術である。
 ストルテンベルグ事務総長は、中国も「ロシアの戦争経済を支えている」と指摘し、これらのロシアの友好国はロシアがウクライナ侵攻を継続する上で重要な存在で、地域的または世界的な安全保障上の懸案となっており、NATOとしてこの問題への対応を協議すると付け加えた。
2024.04.04
 04:03
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ長期支援で合意 1000億ユーロの基金案検証へ <2405-040405>
 NATOが3日にブリュッセルの本部で開いた外相会合で、ウクライナに対する長期軍事支援計画を開始することで合意した。 ストルテンベルグ事務総長が提案したウクライナ軍事支援のための€100Bの基金を設置する案については見解が割れた。
 ストルテンベルグ事務総長の提案は、ウクライナに供与する武器、弾薬、装備の供給を調整する際にNATOが一段と直接的な役割を果たすほか、軍事支援を調整してきたウクライナ防衛諮問グループのRammatein Gp.の一部の役割をNATOが引き継ぐもので、外交筋は、こうした提案は11月の米大統領選でトランプ前米大統領が勝利した場合に備えるものとしている。
 NATOの決定には加盟国32ヵ国の合意が必要だが、この日の外相会合ではこうした基金を設立するのは簡単ではないとの考えも示された。
 ハンガリーのシーヤールトー外相は、NATOを戦争に近づけたり、NATOを「防衛連合」から「攻撃連合」に変えるような提案は支持しないと表明し、スペインとイタリアの外相も慎重な姿勢を示した。
 一方、ドイツのベーアボック外相はストルテンベルグ提案は「正しく重要なもの」とし、ラトビアのカリンシュ外相も支持を示した。
2024.04.03
 07:26
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 事務総長、ウクライナに1000億ユーロの直接軍事支援を提案 <2405-040304>
 5人の外交官が2日、ストルテンベルグNATO事務総長が、ウクライナに対して向こう5年で€100B ($107B) の軍事支援NATOとして直接行うことを提案していることを明らかにした。
 これまでNATOは直接軍事支援に乗り出せば、ロシアとの緊張をさらに高める懸念があったためウクライナ向け支援を非軍事分野に限定してきたが、今回の提案に基づけば、こうした軍事支援で各国の調整を行ってきたウクライナ防衛諮問グループRammstein Gp.の仕事をNATOが引き継ぐことになる。
 しかし複数の外交官によると、NATO内部では、今はウクライナへの軍事支援をより持続的かつ長期的な形にする時期を迎えており、NATOこそがそこで大きな役割を果たすべきだとの見方が強まっているという。
 提案は3~4日に開催されるNATO外相会合で協議される見通しで、7月にワシントンで開くNATO首脳会議に向けて取りまとめることを目指している。
2024.04.01
 15:17
Kyiv Independent Moldovan military holds JCET drills with US, Romania <2405-040105>
 ロシアの脅威に対抗するために、ますます西側に目を向けているモルドバによると、モルドバ軍、ルーマニア軍、米軍は4月1日から19日までモルドバで合同演習JCET-2024 (Joint Combined Exchange Training) を実施している。 2009年から米国のJCET特殊部隊計画に参加しているモルドバは、特殊部隊であるFulger大隊や国家保護警備隊が参加している。 JCET演習では、空挺降下や高度な戦闘射撃を行っている。
 モルドバ軍の施設で行われるこの演習の目的は、3ヵ国軍間の経験を交換し、相互運用性を高めることにある。 モルドバとロシアの関係は、ウクライナへの全面侵攻が始まって以来、悪化しており、モルドバは1990年代初頭からモルドバ領の沿ドニエストルを占領しているロシアを、モルドバの不安定化を図っていると繰り返し非難している。
 ロシアがモルドバにもたらす脅威は、報道されているトランスニストリアの不安定化の試みと占領だけでなく、モルドバ国境近くのウクライナ領土に対するロシアの攻撃も含まれている。
2024.03.31
 17:19
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナに装甲車「数百両」新たに供与へ 仏国防相 <2404-033108>
 ルコルニュ仏国防相は30日夕発行のTribunus紙に掲載された面談記事の中で、同国はウクライナへの新たな軍事支援パッケージの一環として、
APC数百両とSAMを供与する方針だと述べた。
 フランス軍は現在、一部は製造から40年以上経過した既存のAPCを、新型のGriffonへの換装を進めているが、ルコルニュ国防相は、旧型のAPCもなお運用可能だとし、「2024年中と2025年の早い時期に数百両供与することを検討している」と述べた。
 また、SAMP/T用のミサイルAster 30の供与も増やす方針という。 さらにルコルニュ国防相は、「遠隔操作可能な武器弾薬の開発が近いうちに終わり、今夏ウクライナへの供与を開始する」と話した。
2024.03.28
 14:23
時事通信

(Yahoo)

ロシア系プロパガンダ組織摘発 「欧州全域に影響」 チェコ <2404-032811>
 チェコのフィアラ首相が27日、ロシア政府から資金提供を受け同国で宣伝活動を行い、欧州全域で影響力を行使していた組織をチェコ情報機関が摘発したと発表した。 プラハ拠点のニュースサイトを利用し、ロシアによる侵攻が続くウクライナに対するEUの支援を思いとどまらせるような情報を流していたという。
 フィアラ首相は、同組織が「ウクライナの領土の一体性、主権、独立を損なわせるための作戦や活動をEU域内で行っていた」と記者団に語った上で「組織の活動は欧州議会にも及んでいる」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
 これに関連し、チェコ政府はニュースサイト
Voice of Europeと親露派のウクライナ人政治家2人を制裁対象に追加しもチェコ情報機関はX (Twitter) で、「ロシアがどのようにしてEU域内で影響力を行使し、私たちの国々の政治手続きに関与しようとしているかが明らかになった」と強調した。
2024.03.27
 10:29
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーで抗議デモ、オルバン首相らの辞任要求 <2404-032706>
 ハンガリーのブダペストで26日、政権幹部の側近が汚職事件の捜査に介入を試みたとの疑惑が浮上したことを受け、数千人がオルバン首相や検察トップの辞任を求めて抗議デモを行った。
 これより先、法相だったバルガ氏の当時夫だった人物が公表した在任中の会話録音で、バルガ氏が元法務省高官を巡る汚職事件に関する文書の一部を消去しようとする政権幹部側近の試みを詳細に語っていた。
 検察当局は2023年1月に録音したとされる会話の記録を分析するとともに、さらなる証拠を収集すると表明し「検察文書の消去や介入は法的にも物理的にも不可能だ」とも述べた。
2024.03.26
 23:49
Kyiv Independent Slovenia to join Czech ammunition initiative for Ukraine <2404-032615>
 3月26日、チェコのリパフスキー外相が3月26日に記者団に対し、スロベニアチェコのウクライナ向け砲弾供給計画に加わると述べた。
 この構想は、チェコのパヴェル大統領が2月に、ウクライナが50万発の155mm砲弾と30万発の122mm砲弾をヨーロッパ外で確認し、必要な資金さえ提供されれば購入してウクライナに送ることができると述べたことで設立された。
 チェコのフィアラ首相は3月12日、この構想は既に30万発の砲弾の購入資金を確保し、さらに20万発のオプションも取り付けたと述べた。
 スロベニアはこのイニシアチブに€1M($1.08M) を差し出す計画であると、Radio Prague Internationalがスロベニアの通信社Staを引用して報じた。
2024.03.26
 22:55
Kyiv Independent French minister: Paris to soon deliver 78 Caesar howitzers, increase shell supplies to Ukraine <2404-032614>
 AP通信が3月26日、ルコルニュ仏国防相の発言を引用して、フランスはまもなくウクライナにCaesar榴弾砲78門を供給できるようになり、ウクライナの最も緊急な要求を満たすために砲弾の増産も行っていると報じた。
 ルコルニュ国防相は1月に、ウクライナにCaesar榴弾砲78門の資金を提供する計画を提示していたが、3月26日の記者会見で、フランス、ウクライナ、デンマークはフランスがCaesar榴弾砲を「迅速に引き渡す」ことを可能にする合意に達したと述べた。
 これとは別に、フランスは既にCaesar榴弾砲30門をウクライナに納入していた。
 ルコルニュ国防相によると、同国は2024年に155mm砲弾の生産を2023年の3万発から大幅に増加した8万発ウクライナに供与する計画で、「2024年には、ウクライナに8万発、自国軍に2万発の155mm砲弾を含む10万発の155mm砲弾の目標を達成できるだろう」とルコルヌ氏は記者会見で述べた。
2024.03.26
 11:44
Reuters 通信

(Yahoo)

ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサイル領空侵犯問題で <2404-032607>
 ロシアがウクライナ西部を狙って発射したミサイルがポーランド領空に侵入した問題で、ポーランド外務省は25日にポーランド駐在のロシア大使が事情説明を求めるための呼び出しに応じなかったと発表した。 外務省報道官は「ロシア大使は本日、当省に説明のために姿を現さなかった」と述べた。
 ロシア側は、ポーランド政府が大使を呼び出し、これに応じなかったことを認めた上で、大使はポーランド政府に領空侵犯の証拠を提示できるか問い合わせ、提示がなさそうだったので説明に出向くのを拒否したとしている。
2024.03.24
 17:23
時事通信

(Yahoo)

台湾次期副総統、EU議員と会談 新政権発足前、欧米の支持強化 <2404-032409>
 台湾外交部が24日、次期副総統の蕭美琴(註:しょう びきん)氏が欧州を歴訪し、EU欧州議会のカラス副議長らと面会したと発表した。 蕭氏はこれに先立ち米国を訪れており、5月20日の新政権発足を前に欧米からの支持を強化する狙いがあるとみられる。
 外交部によると、欧州議会の超党派議員団が蕭氏を招待したもので、カラス氏のほか外交委員会の議員や中国問題に通じた議員らと欧州台湾関係について意見交換した。 蕭氏はEUが引き続き台湾を支持することに期待を示したという。
2024.03.23
 20:23
時事通信

(Yahoo)

スロバキアの「ハンガリー化」に懸念 親ロシア姿勢、強権統治に批判 <2404-032313>
 スロバキアのフィツォ政権に対し、強権統治を敷くハンガリーのオルバン政権と同様EUの結束を脅かしかねないとして懸念が広がっている。
 25日で就任5ヵ月となるフィツォ首相は、ロシアによるウクライナ占領を認める形での停戦を主張しているほか、国内で進める司法改革も「法の支配」を弱めると批判を浴びている。
 チェコのフィアラ首相は6日、「非常に重要な問題を巡り、意見の違いがある」と、かつて同国と連邦を形成し分離後も緊密な関係を維持してきたスロバキアとの政府間対話を中断すると表明した。 チェコはウクライナ支援を強力に進めており、スロバキア外相が2日にトルコでロシア外相と会談したことを問題視している。
 2023年10月に返り咲いたフィツォ首相は、ウクライナへの武器供与停止を決定し、今年1月にはロシア軍撤退は「非現実的だ」と述べウクライナに領土奪還を断念するよう促した。 ただ、スロバキアの民間企業による武器供給を容認するなど、西側諸国との過度な対立は避けている。
 スロバキアで3月23日実施の大統領選は、フィツォ氏を支えるペレグリニ元首相と、野党の支持を受けるコルチョク元外相による事実上の一騎打ちで、フィツォ政権への評価が争点となったが、いずれの候補も当選に必要な過半数に届かず、ペレグリニ、コルチョク両氏が4月6日の決選投票に進出する公算が大きい。
2024.03.22
 20:18
朝日新聞

(Yahoo)

ハンガリー首相、プーチン氏に再選祝う書簡送付 「協力強化の用意」 <2404-032214>
 ハンガリーのメディアが21日に同国政府の報道官の話をもとに、オルバン首相がロシア大統領選で5選を決めたプーチン大統領に再選を祝う書簡を送ったと報じた。 オルバン首相は書簡のなかで「ハンガリーとロシアの協力は相互尊重に基づいており、困難な地政学的な状況においても重要な議論を可能にする」と表明し「国際法に制限されない分野での協力を強化する用意がある」として、両国の対話の重要性を強調した。
 オルバン首相は、エネルギーで依存関係にあるロシアに融和的な姿勢を取り、2023年10月にプーチン大統領と北京で会談するなど首脳間の関係を維持し、ウクライナへの武器供与を拒否し、即時停戦と和平交渉の開始を求めている。
2024.03.22
 20:02
Reuter 通信

(Yahoo)

ウクライナにポーランドなどが緊急電力供給、ロシアの攻撃受け <2404-032213>
 ウクライナ国営送電企業のUkrenergo社ロシアの攻撃でエネルギーインフラが損傷したため、ポーランド、ルーマニア、スロバキアから緊急支援を受けていると発表した。
 ポーランドの送電会社PSEは22日06:00 GMTから11:00 GMTまでUkrenergoに300MWの電力を供給すると明らかにした。 PSEの広報担当者は「その後の供給はウクライナのニーズとわれわれの能力次第だ」と説明した。
2024.03.22
 10:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、スペインからレオパルト2戦車を20両追加取得へ 問題は納期 <2404-032207>
 ウクライナはいずれスペインからLeopard 2A4 MBTを追加で取得できる見通しになった。 スペインの防衛ニュースサイトInfo Defensaが20日に報じたところによると、防衛装備の取引を管理するスペイン政府の委員会は、スペイン軍で使用されていたLeopard 2A4のうち20両をウクライナに移転することを承認済みという。
 報道どおりなら、ウクライナがNATOの支援国から取得するLeopard 2A4は合計で74両に増える。 うち40両はすでにウクライナ軍第33独立機械化旅団に配備されている。 第33旅団はウクライナ南部で1年近くにわたり、交代せずに戦闘を続けている。 オランダの
OSINT分析サイトOryxの集計によれば、同旅団のLeopard 2A4はこれまでに少なくとも8両が撃破され、ほか9両が損傷したり、少なくとも一時的に遺棄されたりしている。
 スペインの動きに先立ち、ドイツとオランダはウクライナ向けにLeopard 2A4を新たに14両準備していた。 これらとスペインからの20両を得られれば、第33旅団は戦車大隊の戦力を完全に回復でき、さらに余りが出るため、2個目の戦車大隊の編成も可能かもしれない。
2024.03.22
 04:15
Reuter 通信

(Yahoo)

ハンガリー首相、プーチン氏再選に祝意 EU と歩調合わせず <2404-032202>
 ハンガリー政府報道官が、オルバン首相がプーチン露大統領に書簡を送り、再選に祝意を示したことを明らかにした。 政府報道官によると、オルバン首相は書簡でプーチン氏の再選に祝意を示した上で、 ハンガリーとロシアは地政学的に困難な状況下でも重要な議論が可能との考えを示した。
 ハンガリーはEU加盟国だが、EUは15~17日に実施されたロシア大統領選は「極めて制限された環境の中で行われた」との見解を示している。
2024.03.21
 20:01
Kyiv Indeependent French army chief: Putin needs to know West could send troops to Ukraine <2404-032117>
 AFP通信が、フランス軍のブルクハルト大将が3月21日に、プーチン大統領は西側諸国のウクライナ支援が地上部隊にまで及ぶ可能性があることを理解する必要があると述べたと報じた。 プーチン大統領は「西側諸国は決してウクライナに侵攻せず、単に武器を供給するだけだという考えに基づいて作戦を展開してきた」とブルクハルト大将は述べた。
 ブルクハルト大将のコメントは、マクロン大統領が2月に西側諸国のウクライナへの派兵は排除されていないと述べ、戦争に対する同国の姿勢に大きな変化をもたらしたことを受けてのものである。
2024.03.21
 11:00
Forbes

(Yahoo)

フィンランドがウクライナに舟艇供与、ドローンに狙われる渡河部隊を支援 <2404-032108>
 ルーマニアのヨハニス大統領が同国議会に宛てた書簡で、フィンランドがウクライナに供与する舟艇がルーマニア領を通ることを明らかにした。 書簡ではの舟艇移送の支援策を協議している。
 フィンランドが供与する舟艇の数や種類については明らかになっていないが、ウクライナ軍はこれらの舟艇でドニプロ河左岸(東岸)のクリンキ集落に物資を運ぶ補給線を強化する。 クリンキでは2023年10月以来、ウクライナの海兵らが狭い橋頭堡を守っている。
 フィンランド海軍は上陸用舟艇を、排水量32tのJehu型を12隻、排水量14tのJurmo型を38隻(別途17隻を建造中)、排水量10tのUisko型を20隻ほどと、多数保有している。
 数十年前に建造されたUisko型は、新しいJehu型とJurmo型の投入にともないフィンランドで退役しつつあり、Uisko型がウクライナへの供与で最有力候補と見られている。
2024.03.21
 04:08
毎日新聞

(Yahoo)

ポーランド外相 ウクライナに西側兵士駐留「公然の秘密」 <2404-032102>
 独DPA通信が20日に報じた取材で、ポーランドのシコルスキ外相が、西側諸国の兵士がウクライナにいることは「公然の秘密」だと述べ、長距離CMの運用に英仏の兵士が従事しているとほのめかしたショルツ独首相の発言を追認した。 DPAによると、シコルスキ外相は「ショルツ首相が言ったように、ウクライナにはすでに大国の軍隊が駐留している」と述べた。
 ウクライナからのTAURUS CMの提供要請を拒んでいるショルツ政権は2月下旬にTAURUSを供与しない理由として「英仏がしているような目標制御などはドイツではできない」と発言し、英国から「ミサイル提供に消極的なことから目をそらすために仕組まれた目に余る情報の乱用だ」と批判を浴びていた。
2024.03.20
 10:00
Forbes

(Yahoo)

砲弾発射数3倍に回復するウクライナ軍、ロシア軍の損耗加速へ戦術練る <2404-032005>
 チェコ国防省で国防政策と戦略部門を統括するイレシュ氏が2月18日、ミュンヘン安全保障会議で「非西側諸国」で砲弾80万発の備蓄を見つけたと明らかにし、聴衆を驚かせた。 $1.5Bを確保できればチェコがこれらの砲弾を購入し、砲弾の枯渇するウクライナに送ることができるとされていた。 ミュンヘンでの会議から3週間後の3月8日、チェコのパベル大統領は、$1.8Bとされる砲弾調達の財源を18ヵ国からの資金拠出で確保したと発表した。 18か国に米国は含まれない。
 破滅的な事態につながりかねないウクライナ軍の砲弾不足は、米議会のロシアに融和的な共和党議員たちが2023年10月に米国によるウクライナへの追加援助を妨害し始めたことに起因する。
2024.03.20
 08:05
Reuter 通信

(Yahoo)

EU 大統領「平和望むなら戦争に備えを」、防衛力強化呼びかけ <2404-032004>
 EUのミシェル大統領が18日に欧州の新聞やニュースサイトEuractivに掲載された論説で、ロシアによる脅威に対応するため、「平和を望むなら戦争に備えなければならない」と述べ、欧州は防衛力を強化し戦争経済モードに移行する必要があると述べ、米国などの支援に大きく依存すべきではないと指摘した。
 大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻以降、欧州は軍事生産能力を50%拡大するなど前進を遂げてきたものの、さらなる取り組みが必要だと指摘し、EUの資金やロシアの凍結資産から得られる利益を活用して武器を購入し、ウクライナのニーズを確実に満たすよう各国に促した。
2024.03.19 Stars & Sripes uropean Union pushes ahead with a plan to buy weapons for Ukraine with frozen Russian asset profits <2404-031917>
 EUが、凍結されたロシアの資産がもたらす利潤ウクライナのために武器を購入する計画を推し進める。
 3月18日にブリュッセルの欧州理事会で開かれたEU外相会議に出席するEUのボレル外交政策委員長(EUの外相)が24日、ロシアのウクライナ侵略やベラルーシ、中東情勢について協議する。
 EU高官が19日に、欧州で凍結された数十億ユーロのロシア資産から生み出された利潤を、ウクライナへの武器やその他の資金の提供に充てる計画を推し進めていると述べた。
2024.03.18
 12:01
Reuter 通信

(Yahoo)

ロシアと NATO 衝突なら「第3次大戦の一歩手前」、プーチン氏警告 <2404-031811>
 プーチン露大統領が18日に大統領選勝利を受けて記者会見し、NATOと直接衝突すれば第三次世界大戦の一歩手前を意味すると警告した。
 ウクライナへの将来的な地上部隊派遣を排除しないとしたマクロン仏大統領の発言や、ロシアとNATOの衝突の可能性について問われ、「現代世界では何でもあり得る」と回答し、「全面的な第三次世界大戦の一歩手前になるのは誰の目にも明白だ」と述べ、そうしたシナリオを望む人はほとんどいないとの見方も示した。  同時に、NATO軍関係者が既にウクライナに入っていると主張し、戦場で英語とフランス語が話されているのをロシアは把握していると述べた。
2024.03.18
 07:02
時事通信

(Yahoo)

「ロシアは NATO 攻撃せず」 派兵発言の仏大統領と距離 伊外相 <2404-031807>
 イタリアのNazione紙が17日報じたタヤーニ伊外相への取材で、ウクライナへの侵攻を続けるプーチン大統領について、NATO加盟国に対する攻撃を望まないと思うと述べ、ロシアの脅威を強調するマクロン仏大統領とは距離を置く姿勢を鮮明にした。
 その上で、ウクライナへの派兵を「排除すべきでない」というマクロン大統領の訴えは「理解できない。NATOで議論されたこともない」と一蹴し、ロシア寄りの極右勢力の台頭が予想されるEU欧州議会選挙を6月に控え、選挙戦を意識した発言の可能性があると分析した。
2024.03.18
 05:30
朝日新聞

(Yahoo)

EU、エジプトに1兆円超の財政支援 パレスチナ難民の流入に警戒感 <2404-031805>
 EUが17日、エジプトに対して4年間で€7.4Bの財政支援を行うと発表した。 背景にあるのは、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で、逃げ場を失った大量のパレスチナ難民がエジプトを経由して欧州へ渡ることへの警戒感がある。
 EUはこの日、エジプトと「戦略的かつ包括的パートナーシップ」を締結し、支援する€7.4Bのうち少なくとも€200Mを移民対策とし、残りはエジプト国内の経済安定などの目的で支払われるという。 カイロで記者会見したフォンデアライエン欧州委員長は「国境管理から密入国の防止、そして送還に至るまで、エジプトの不法移民の全面的な取り組みに引き続き期待している」と述べた。
2024.03.17
 14:43
時事通信

(Yahoo)

「どこかの時点」で派兵必要 ウクライナ支援で仏大統領 <2404-031705>
 Le Parisien紙が16日、マクロン仏大統領が15日にロシアの侵攻を受けるウクライナを支援するため、どこかの時点で欧米諸国が派兵する必要があるとの認識を改めて示したと報じた。
 マクロン大統領は「私は望まないし、主導する気もない」と発言した上で「恐らくどこかの時点でロシア軍に反撃するため地上作戦を実施しなければならないだろう」と主張した。
 マクロン大統領は2月下旬に部隊派遣の可能性を排除しないと発言し、ドイツなど欧州諸国から反発の声が上がっていた。
 マクロン大統領は15日にベルリンで独・ポーランド首脳とウクライナ支援を巡り協議したのち、「ロシアには絶対に勝たせず、ウクライナ国民を最後まで支援する」ことで3国は一致していると強調していた。
2024.03.16
 19:24
朝日新聞

(Yahoo)

中国警察がハンガリーで合同パトロールへ 目立つ接近ぶり <2404-031611>
 ハンガリー政府は、同国内で中国の警察と合同で巡察を始めることを明らかにした。 近年、中国から大型投資が相次いでいるが、治安維持の面でも関係強化に踏み込む。
 欧州では安全保障などの観点から対中関係の見直しを進める動きが広がるなか、中国とハンガリーの接近ぶりが目立ってきている。
2024.03.16
 06:53
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ支援で結束演出 武器供与へ協力確認 独仏ポーランド <2404-031604>
 ショルツ独首相が15日、ベルリンを訪れたマクロン仏大統領、ポーランドのトゥスク首相とロシアの侵攻を受けるウクライナ支援について協議し、武器供与やウクライナ軍需産業の強化に向けて協力する姿勢を打ち出した。
 ショルツ首相は会談後の共同記者発表で、「共通の目標はウクライナが効果的に自衛できるようにすることだ」と強調したが、これまで拒んできた射程500kmのTaurus供与の有無には触れなかった
2024.03.16
 01:47
Kyiv Independent EU to transfer 4.5 billion euros to Ukraine <2404-031602>
 EUで予算・行政を担当するハーン欧州委員が3月15日にX(Twitter)で、ウクライナは来週、4年間にわたるUkraine Facility計画Sを通じて、EUから€4.5B ($4.9B) を受け取ると発表した。
 ハーン委員は「われわれはウクライナを支持し、これによってわれわれの安全保障にも投資する。 これは大金だがウクライナ国民がヨーロッパのために払った犠牲に比べれば何でもない」と述べた。
 ウクライナは今後数ヵ月でさらに€1.5B ($1.6B) を受領する。
 EU理事会は2月28日、ウクライナに計上された€50B ($54B) の融資と多額の支援パッケージにゴーサインを出し、Ukraine Facility計画の正式採用を決めた。
2024.03.16
 00:56
Reuters 通信

(Yahoo)

G7、イランがロシアに弾道ミサイル提供なら対応措置 声明で警告 <2404-031606>
 G7が15日に声明で、イランがBMと関連技術のロシアへの移転を検討しているとの報告を大きく懸念していると表明し、提供すれば「イランに対する新たな重要な措置を含め、迅速かつ協調的に対応する用意がある」と警告した。
 米政府高官によると、イランがロシアへのSRBMの提供を進める場合、G7はイラン航空の欧州便の運航禁止を含む新たな厳しい罰則で対抗する用意があるという。
2024.03.15
 10:22
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー、ロシアと緊密な関係拡大 米大使が警告 <2404-031509>
 プレスマン駐ハンガリー米大使が14日、NATO同盟国がハンガリーに対し、ロシアとの緊密な関係が拡大することの危険性を警告していると明らかにし、ハンガリーがそうした政策を選択するなら「われわれは安全保障上の利益を守る最善の方法を決定しなければならない」としたと述べた。
 ハンガリーと米国の関係は、スウェーデンのNATO加盟をハンガリーが先月まで批准しなかったことや、ロシアのウクライナ侵攻にもかかわらずオルバン首相が友好的な対露関係を築いていることから悪化している。
 プレスマン大使はハンガリーのNATO加盟25年を記念するスピーチで「ハンガリーは31の同盟国が共有するこうした正当な安全保障上の懸念は無視できない」と述べた。
2024.03.15
 07:02
時事通信

(Yahoo)

ロシア勝利なら「欧州の信用ゼロ」 ウクライナ侵攻 マクロン仏大統領 <<2404-031507>
 マクロン仏大統領がTV取材に対して14日、ロシアが侵攻を続けるウクライナに勝利すれば、「われわれにもう安全はない。 欧州の信用はゼロになる」と述べ、ウクライナ軍の劣勢が伝えられる現状への強い危機感を表明した。
2024.03.15
 02:52
朝日新聞

(Yahoo)

ハンガリー懐柔に補助金は「公金悪用」 欧州議会、欧州委を提訴へ <2404-031504>
 EUの立法機関である欧州議会が14日、欧州委員会がハンガリーに対する補助金の凍結を解除したのは公金の悪用だとして、EUの最高裁にあたる欧州司法裁判所に提訴する方針を固めた。 Financial Times紙によると、欧州議会のメツォラ議長が「25日までに提訴する」と述べたという。
 ハンガリーは2023年12月のEU首脳会議で、ウクライナの加盟交渉入りや財政支援に強く反対し、欧州委は全会一致で議案を通すため、同国に対する€10.2Bの補助金凍結を解除した。 凍結はもともと、同国内の法の支配の欠如や人権侵害などが理由だった。
2024.03.15
 02:14
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO加盟国、ウクライナ支援に「政治決断」を=事務総長 <2404-031503>
 ストルテンベルグNATO事務総長が14日、NATO加盟国はロシアの侵攻を受けているウクライナに対する支援を行うための経済力を持っているにもかかわらず十分なことを行っていないとし、各国に対し「政治的決断」を呼びかけた。
2024.03.14
 23:15
Kyiv Independent Le Monde: France examining idea of sending troops to Ukraine since June 2023 <2404-031420>
 マクロン仏大統領が2月26日に、西側諸国のウクライナ派兵は「排除できない」と発言し、米国や欧州の同盟国、ストルテンベルグNATO事務総長は声明から距離を置くことになったが、Le Monde紙が3月14日に、フランス当局は2023年6月以降、ウクライナ派兵を極秘裏に検討していたと報じた。
 Le Monde紙によると、マクロン大統領の発表即興ではなく、戦略的メッセージだったという。 それにもかかわらずショルツ独首相とバイデン大統米領は「マクロン大統領の言葉遣いに唖然とした」と報じられている。
2024.03.14
 22:09
Kyiv Independent Bulgaria confirms long-awaited armored personnel carriers headed to Ukraine <2404-031419>
 ブルガリアのタガレフ国防相が3月14日、、数ヵ月の遅れの後、100両のブルガリア
APCが鉄道でウクライナに向かっていることを確認した。
 タガレフ国防相は当初、2月2日にAPCがウクライナに向かう途中であると述べていたが、ブルガリア国防省がNATOに輸送費用の負担を求めていたため、引き渡しが遅れたという報道が2月20日に流れた。
 ブルガリア議会は2023年12月8日に装甲車と武器、補用部品の無償提供を含む、ウクライナへの軍事支援の2つのトランシェを承認していた。
2024.03.14
 15:31
Reuters 通信

(Yahoo)

中国と NATO、北京で安保政策対話 防衛問題や国際情勢協議 <2404-031412>
中国国防省が、北京で13日にNATOとの安全保障政策対話を実施したと発表した。 中国中央軍事委員会の国際軍事協力弁公室とNATOの参謀部門が共同議長を務めた。
 対話は8回目で、防衛問題や国際情勢、地域情勢について意見交換を行ったという。
 NATOは2023年に、中国は「敵対国」ではないが「野心と強圧的な政策」によってNATO加盟国の利益や安全保障、価値観に影響を及ぼしているとの見方を示していた。
2024.03.14
 10:07
Reuters 通信

(Yahoo)

フィンランド首相、ロシアが「西側との長期対立」準備 EUは自衛を <2404-031408>
 フィンランドのオルポ首相が13日、ロシアが「西側との長期的な対立」に備えていると指摘し、欧州防衛への支出拡大と連携強化を訴えた。
 プーチン露大統領は13日に公表された発言で、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟は無意味と述べ、フィンランドの加盟後に同国との国境に派兵し破壊システムを配備すると述べた。
2024.03.14
 07:27
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナへの軍事支援提供で合意 50億ユーロ <2404-031404>
 EU加盟国が13日、紛争予防や平和維持能力の向上をめざす基金
EPFの見直しの一環として、ウクライナへの軍事支援に€5B ($5.48B) を提供することに合意した。
 EU加盟27ヵ国大使が数ヵ月にわたる協議の末、EPFの見直しを巡り合意したもので、EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は合意を受け「EUがウクライナを支援するというメッセージは明確だ」と短文投稿サイトのX (Twitter) に投稿した。
 ウクライナのクレバ外相は「共通の勝利の達成に向けた欧州の団結と決意が示された」とし、「EU外務理事会で最終的に決定されることを期待している」と述べた。
2024.03.14
 05:30
朝日新聞

(Yahoo)

デンマーク、女性も徴兵へ 欧州3カ国目、男女平等・軍強化理由に <2404-031405>
 デンマーク政府が13日、国防予算の増加とともに、軍の強化の一環として女性も徴兵の対象に加えると発表した。 AP通信によると法改正を経て2026年にも実施する。
 実際に女性を徴兵すれば、欧州では2015年のノルウェー、2018年のスウェーデンに続いて3ヵ国目で、フレデリクセン首相は会見で「戦争をしたいから備えるのではなく、戦争を避けたいから備える」と語った。
2024.03.13
 15:23
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ支援でフランスとドイツが不協和音 「頼みの綱」欧州支援への悪影響懸念も <2404-031317>
 ウクライナへの支援をめぐり、フランスとドイツとの間に不協和音が生じている。
 マクロン仏大統領Taurus供与を躊躇するショルツ独政権を揶揄すれば、ショルツ政権も、ウクライナへの地上部隊の派遣を辞さないマクロン大統領強硬論に異議を唱えた。
 米国の支援が遅れる中、EU内の不和が頼みの綱である欧州の支援に悪影響を与える恐れがある。
2024.03.13
 13:22
Reuters 通信

(Yahoo)

EU のロシア凍結資産、27年までに150億─200億ユーロの利益発生へ <2404-031315>
 EU高官が、ロシアのウクライナ侵攻後にEU内で凍結された資産について、世界的な金利動向にもよるが、2027年までに税引き後で€15B~€20Bの利益が発生する可能性が高いと述べた。
 利益の一部と税収はEUから定期的にウクライナに送金される可能性が高いが、ロシアの報復で国際金融システムが不安定になる恐れがあり、資金の一部は予備費として西側諸国で保管する。
 西側諸国で凍結されているロシア資産の約70%はベルギーの証券集中保管機関Euroclearで保管されているが、Euroclearにはロシア中央銀行が保有する各種証券やキャッシュが€190B相当保管されている。
2024.03.13
 10:13
Reuters 通信

(Yahoo)

ポーランド首相、米下院議長にウクライナ支援の迅速な採決要請 <2404-031310>
 ポーランドのドゥダ大統領と12日に米大統領府でバイデン大統領と会談したトゥスク首相が、ウクライナへの軍事支援を巡り米議会下院のジョンソン議長に対して、「何千人もの命」が共和党が承認するかどうかにかかっていると述べた。
 トゥスク首相は記者団に対し「これは米国の政治的な場でのみ問題になるような政治的対立ではない。 ジョンソン議長が前向きな決断を下せなければ何千人もの命が犠牲になる。 彼はそれに対して個人的な責任を負う」と語った。
 ウクライナ支援を含む緊急予算案は上院を通過したものの、ジョンソン議長が採決に消極的な姿勢を示していることから、バイデン大統領とポーランド首脳らは迅速な採決をジョンソン議長に促した。
2024.03.13
 08:01
産経新聞

(Yahoo)

ハンガリー政府が米大使に抗議 オルバン首相の「独裁志向」批判のバイデン氏に反発 <2404-031308>
 ハンガリー政府が12日、バイデン米大統領がハンガリーのオルバン首相を「独裁志向だ」と評したことに反発し、駐ハンガリー米大使を呼び出して抗議した。
 オルバン首相は、フロリダ州でトランプ前大統領と8日に会談した後、交流サイトX (Twitter) に「トランプ氏の再選だけがウクライナに平和をもたらす」と投稿し、10日には、ハンガリーの国営放送に「トランプ氏はウクライナに1セントの支援も渡さない。 ウクライナは立ち行かなくなり、戦争は終わる」とも主張した。
 これに対し、バイデン大統領は大統領選の遊説中に記者団に「オルバン氏は民主主義が機能すると思っていない。 独裁制を目指している」と批判していた。 またハンガリーのシーヤールトー外相は12日の記者会見でバイデン氏の発言を深刻な侮辱だと非難し、「両国関係の重大な負担となる」と警告した。
2024.03.13
 07:27
時事通信

(Yahoo)

ボスニアの加盟交渉勧告 ウクライナとの枠組みも提案 欧州委 <2404-031306>
 EU欧州委員会が12日、EUの加盟候補国となっているボスニア・ヘルツェゴビナについて、加盟交渉入りを加盟国に勧告したと発表した。
 2023年末に交渉開始が決まったウクライナとモルドバを巡っても、協議に必要となる交渉枠組み案を取りまとめ、各国に提示した。
 欧州委は、ボスニアよりも手続き上先行するウクライナとモルドバを巡っては、「加盟交渉の指針と原則を定める」交渉枠組み案を加盟国に示した。
 今後、正式な交渉開始に向けて協議し、全会一致で承認する必要がある。
2024.03.13
 05:30
朝日新聞

(Yahoo)

ボスニア・ヘルツェゴビナとの EU 加盟交渉、欧州委が勧告 <2404-031304>
 EU行政機関の欧州委員会が12日、加盟候補国となっているボスニア・ヘルツェゴビナとの交渉を開始するよう欧州理事会に勧告した。 2016年に加盟申請を行い、2022年に候補国となった同国は今後、欧州理事会が全会一致で承認すれば、同国との正式な加盟交渉が始まる。
 長年の懸案になっているマネーロンダリングやテロ資金について対策法を採択するなど、欧州委は「改革を進める強い決意を示している」と評価し、EUが求める基準を「必要な程度に満たした」と判断した。
2024.03.12
 11:58
Ukrinform NATO加盟国の軍人がウクライナで支援活動を行うことは国際ルールに違反しない=チェコ大統領 <2404-031218>
 欧州ニュースサイトのEuractivが、チェコTVビ局への取材時の発言として、パヴェル大統領NATO加盟国軍人がウクライナ国内で支援活動を行ったとしても、それが国際ルールに違反することはないと主張したと報じた。
 パヴェル大統領は、NATO軍が直接ウクライナ領で支援活動を行うことはどんな国際ルールにも違反せず、それは実施可能だと発言した。
2024.03.12
 07:08
時事通信

(Yahoo)

ルーマニア大統領が立候補 NATOトップ後継 <2404-031208>
 ルーマニアのヨハニス大統領が12日、10月に任期が満了するストルテンベルグNATO事務総長の後任レースに出馬すると表明した。 最有力候補は、米英仏独が支持するオランダのルッテ首相と目されている。 人事の決定には加盟国の一致が必要である。
 2014年から現職にあるヨハニス大統領は、NATOのうちウクライナに侵攻するロシアに近い地域の重要性が増していると指摘し、「東欧からのバランスの取れた強力な代表が、最善の決定を下すことができる」と声明で訴えた。
 ルーマニアはF-16の訓練所を提供するなどウクライナ支援に積極的に取り組んできている。
2024.03.11 Stars & Stripes Poland's president calls on NATO allies to raise spending on defense to 3% of GDP <2404-031119>
 ポーランドのドゥダ大統領が11日、1999年3月12日にチェコとハンガリーとともにNATO加盟してから25周年を迎えるポーランドで、NATO加盟国に防衛費を国内総生産 (GDP) の3%に引き上げるよう呼びかけた。
 大統領のアピールは、12日にバイデン米大統領がドゥダ大統領とポーランドのトゥスク首相を迎える米大統領府への訪問の前夜に行われた。
2024.03.08
 21:55
Kyiv Independent Estonian FM announces imminent signing of security agreement with Ukraine <2404-030825>
 エストニアのツァクナ外相は3月8日にリトアニアのビリニュスでの共同記者会見で、主要7ヵ国 (G7) のウクライナ支援共同宣言に基づく安全保障に関する二国間協定に署名する計画であると述べた。
 ウクライナ、バルト三国、フランスの外相は3月8日に会談してウクライナへのさらなる支援について協議し、ツァクナ外相は「我々は、エストニアとウクライナの間で、長期的なコミットメントのための二国間協定に署名するつもりであり、エストニアはGDPの1.4%をウクライナに注ぎ込み、勝利を支援してきたが、今後も継続していく」と述べた。
2024.03.08
 19:53
Kyiv Independent Polish FM: 'NATO forces presence in Ukraine is not unthinkable' <2404-030822>
 ポーランドのシコルスキ外相が、ウクライナにNATO軍が駐留する可能性排除しないと述べた。 このコメントは、最近マクロン仏大統領が西側諸国の軍隊をウクライナに派遣することは将来「排除できない」と述べたことを受けてのものだが、米国と多くの欧州の同盟国はマクロン大統領の発言から距離を置いている。
 シコルスキ外相は「ウクライナにNATO軍が駐留することは考えられないことではない」と述べ、マクロン大統領の構想を高く評価していると述べた。
 シコルスキ外相はまた「プーチン大統領が恐れているのは、我々がプーチンを恐れていないからだ」と付け加えた。
2024.03.08
 07:00
時事通信

(Yahoo)

ウクライナへ80万発供給 欧州外からも砲弾調達 チェコ主導 <2404-030806>
 AFP通信が、チェコのパベル大統領が7日にウクライナに対して早ければ数週間以内に80万発の砲弾を追加供給できると発表したと報じた。 チェコ主導で欧州を中心に資金を募り、欧州外からも含めた弾薬確保を目指していた。
 パベル大統領は「何か根本的な問題がなければ、数週間以内に届く可能性がある」と述べた。 18ヵ国が資金提供を約束し、必要額を確保したという。 総額や調達先は明らかにしていないが、これまでにカナダやデンマークのほか英独仏などが協力を申し出ている。
2024.03.08
 03:18
TBS News

(Yahoo)

スウェーデン NATO に正式加盟 手続き完了、32か国目 <2404-030803>
 スウェーデンのクリステション首相が7日にワシントンを訪問し、NATOへの加盟に必要な書面ブリンケン米国務長官に手渡した。 これで加盟手続きはすべて完了し、スウェーデンは正式にNATOの32番目の加盟国となった。
 北欧スウェーデンのNATOへの加盟手続きが完了し正式に加盟し、NATOへの新規加盟は2023年4月のフィンランド以来で32ヵ国目になる。
2024.03.07
 18:01
Kyiv Independent Moldova signs defense deal with France, Macron pledges 'unwavering support' against Russian threat <2404-030715>
 モルドバのサンドゥ大統領が3月7日にパリでマクロン仏大統領と会談し、両首脳は両国間の将来の軍事訓練、情報共有、防衛協議の強化の基礎を築く二国間防衛協定に署名した。
 ウクライナへの全面侵攻が始まって以来、戦争がモルドバに波及する恐れがあり両国間の緊張が高まっており、モルドバはロシアが選挙干渉と不安定化の試みをしていると繰り返し非難している。
 モルドバでロシアが主導する分離独立地域である沿ドニエストルのロシア傀儡指導者クラスノセルスキーは1月22日に、キシナウの挑発とされるものへの反撃だと主張し、軍事演習の強化と即応態勢の強化を呼びかけている。
 サンドゥ大統領とマクロン大統領の会談は、こうした最近の動きを背景に行われ、マクロン大統領はモルドバに対するフランスの「揺るぎない支援」を約束した。
 サンドゥ大統領は、ロシアがウクライナにとどまることはないと再び警告し、欧州は統一戦線を張らなければならず、侵略は強い力によって撃退されなければならない。 現在、ウクライナ軍はモルドバの「盾」として機能していると述べた。
 ロシアは、モルドバを不安定化させるための他の非軍事的手段を依然として保有している。
 モルドバの情報機関であるSISのムステアタ長官は、SISはモルドバの欧州統合を危うくし、モルドバをクレムリンの軌道に引き戻すことを目的とした今後2年間のロシアの不安定化作戦に関する「情報」を持っていると述べた。
2024.03.06 Stars & Stripes US Marines lend littoral prowess to huge NATO drill in Norway <2404-030620>
 米海兵隊は、2024年のNATOh軍最大の演習の1つであるNordic Responseを主導している。 3月3日に始まった演習には、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドに20,000名が派遣されている。
 シュトゥットガルトに本拠を置く在欧米海兵隊司令官のソフゲ少将は3月6日に、海兵隊は沿岸作戦の専門知識を極地環境に持ち込んでおり、そこでは数千人の兵士が危機に際して役立つ戦術を実践していると述べた。
 この演習は今後2週間にわたって米軍と同盟国軍が「有能な敵」と間断なく戦えるよう戦術を練り上げる実験場となるだろうと述べた。
2024.03.06
 16:10
Kyiv Independent Media: Sweden to officially become NATO member on March 11 <2404-030615>
 スウェーデンのTV4 Channelが3月6日に、3月11日正午ごろにブリュッセルのNATO本部にスウェーデン国旗が掲揚され、同国のNATO加盟が正式に開始されたと報じた。
 数ヵ月の遅れを経て、北欧の国はNATOの32番目の加盟国となり、ロシアのウクライナへの全面侵攻が始まってから2番目の加盟国となる。
 スウェーデンとフィンランドは2022年に加盟を申請し、ロシアの侵略を受けて非同盟政策を放棄した。
2024.03.06
 14:22
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO加盟控えるスウェーデン、冷戦後最大規模の演習に参加 <2404-030614>
 スウェーデンが4日に、冷戦後最大規模のNATO演習に加わった。 同国の加盟は先週にハンガリー議会の承認により決定したばかりで、早ければ数日内に実現が見込まれている。
 フィンランドは2023年にNATOに加盟し、スウェーデンは加盟の準備が整っている。
 フィンランド北部の雪の中で、スウェーデンとフィンランドの兵士が、NATOによる冷戦後最大規模の演習に加わった。 スウェーデンとフィンランドの兵士は長年にわたって共同で訓練を行ってきたが、両国のNATOへの統合が深まるにつれ、それは新たな局面を迎えている。
2024.03.06
 11:05
産経新聞

(Yahoo)

EU、初の防衛産業戦略公表 対ロシア抑止へ欧州域内の防衛力強化 <2404-030609>
 EU欧州委員会が5日に初となる欧州防衛産業戦略を発表した。 ロシアによるウクライナ侵略の長期化で兵器や弾薬が不足する中、欧州域内の防衛力を高めるのが狙いで、欧州委と加盟国が連携して2030年までに少なくとも防衛装備品の40%を共同調達することを目指す。
 欧州防衛産業戦略では、加盟国の防衛産業を強化するために2025~2027年に€1.5BのEU予算を設け、欧州投資銀行に対して防衛分野への積極的な融資も促す。 域外依存を減らすため2030年までに防衛調達予算の少なくとも50%分、2035年までに60%を域内で調達するよう加盟国に要求する。
 ウクライナの首都キーウに防衛革新事務所を設置する方針も明記し、欧州企業とウクライナの軍・企業が連携した兵器開発を進める。
 ウクライナ侵略の長期化を受け、欧州では防衛産業の生産能力や域内調達の拡大が課題となっており、EUは3月までの1年間でウクライナに砲弾100万発を送る計画だったが、実際の供与は半分程度の524,000発にとどまる見通しである。
2024.03.06
 06:33
時事通信

(Yahoo)

NATO トップ最有力候補に反対 新たな火種の可能性 ハンガリー <2404-030602>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が5日に声明を発表し、10月に任期が満了するNATOのストルテンベルグ事務総長の後任人事について、最有力候補と目されるオランダのルッテ首相に反対すると表明した。
 人事の決定には加盟国の一致が必要で、ハンガリーはこれまでも意見集約を乱しており、新たな火種となる可能性がある。
 シーヤールトー外相は、「ハンガリーに圧力をかけようとした候補者を支持することはできない」と主張し、2021年に同国で導入されたLGBTなど性的少数者に関する規制に対し、ルッテ氏が反発して「ハンガリーを屈服させる」と発言したことを問題視した。
2024.03.05
 21:34
Kyiv Independent Czech president reportedly calls to continue discussion on sending Western troops to Ukraine <2404-030516>
 チェコのメディアが3月5日に、チェコのパヴェル大統領が非戦闘のために軍隊を派遣する可能性を含め、ウクライナを支援する新たな方法を模索することに賛成だと述べたと報じた。
 この声明は、パベル大統領とマクロン仏大統領との共同記者会見で表明されたもので、マクロン大統領は西側諸国の軍隊をウクライナに派遣することは将来的に「排除できない」と述べ、米国や多くの欧州の同盟国と距離を置いている。
 パベル大統領はウクライナに西側諸国の兵士が駐留する可能性について議論を続けることを支持し、パートナー諸国に「必要のないところに自らを制限しない」よう呼びかけた。
 チェコの指導者は、戦闘部隊の派遣について話しているのではないと強調したと伝えられている。 パベル大統領によると、ウクライナの同盟国はウクライナに訓練要員を送る可能性があると述べたと伝えられている。
2024.03.04
 23:03
Kyiv Independent Ukraine, Spain start talks on security guarantees <2404-030414>
 ウクライナ大統領府が3月4日に、ウクライナとスペインが先進7ヵ国 (G7) のウクライナ支援共同宣言に基づく安全保障に関する二国間合意の交渉を開始したと発表した。
 スペインとウクライナの当局者は、今後の協力内容について、さらなる合意への協議行程に合意した。
 これまでに30カ国以上が参加を宣言しており、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、イタリア、カナダ、オランダはすでにウクライナとの二国間協定に署名している。
2024.03.04
 14:57
Ukrinform フランスが露・ウクライナ全面戦争開始以降にウクライナに提供した装備品一覧を公開 <2404-030406>
 フランス軍事省が4日、ロシアの全面侵略戦争開始から2023年12月31日までにウクライナ軍に供与した€2.6B以上の武器、機材、物資の一覧を公開した。
 発表には、「フランスがウクライナに供与した軍事装備は合計で€2.625Bに上る。 これに
EPFに渡された€1.2Bが加わるため、2022年2月24日から2023年12月31日までの総額では€3.8B以上の支援となる」と書かれている。
 提供された装備品の中には、155mm榴弾砲TRF-1 6門Caesar 155mm SPH30両120mm迫撃砲10門が含まれている他、AMX-10RC装輪偵察車38両、戦闘用・医療用装甲輸送車250両も掲載されている。
 防空システムはCrotal NGが2個Mistral SHORAD 6個SAMP/T 1個システム、CM200レーダ1基であるが、それぞれのミサイル数は非公開となっている他、SCALPの数も機密扱いとなっている。
 さらに、UAV探知機10基機、偵察用UAV 160機、小火器、弾薬(手榴弾105,000個、12.7mm機銃弾1,740,000万発、155mm砲弾30,000発の提供も報告されている。
 また、発表には、10,000名のウクライナ軍人がポーランドとフランスでフランス軍による訓練を受けたことが報告されている。
2024.03.04
 07:03
中央日報

(Yahoo)

「NATO 加入大願成就」スウェーデン「潜水艦など韓国と防衛産業協力」 <2404-030401>
 スウェーデン軍総司令官のエドストローム空軍大将が3月1日、ブリュッセルのNATO本部にスウェーデンの国旗を掲揚した。
 2月末ハンガリーがスウェーデンのNATO加入を承認してすべての手続きが終わり、この日スウェーデンが正式加盟国として申告式を行った。
2024.03.02
 05:45
時事通信

(Yahoo)

オランダ、ウクライナと安保協定 3200億円の軍事援助 <2404-030201>
 ウクライナのゼレンスキー大統領とルッテ蘭首相が1日、ウクライナ第二の都市である北東部ハリコフで会談し、安全保障協定に署名した。
 ゼレンスキー大統領がSNSで、年内にウクライナに€2Bの軍事援助を供与する内容であることを明らかにした。
2024.02.29
 22:38
Ukrainska Pravda German Chancellor gives new reason not to give Taurus missiles to Ukraine: It could hit somewhere in Moscow <2403-022920>
 ショルツ独首相が2月29日にドレスデンの住民との会合で、TAURUS長距離CMをウクライナに供与しないという新たな主張を示した。
 ショルツ首相は、最大射程500kmのTAURUSは「使い方を間違えれば、ロシアのどこか特定の目標を攻撃できる」兵器だと述べた。
2024.02.29
 21:27
Defense News European states gather Soviet-style artillery rounds for Ukraine <2403-022918>
 欧州の国々がウクライナに供与するため海外から数十万発の122mm砲弾を調達しており、専門家によるとこの動きは、戦争の重要な時期に侵攻するロシア軍に対するウクライナの弾薬不足を埋めるのに役立つという。
 ドイツ政府が2月に発表したウクライナ向けの最新の軍事パッケージには、ソビエト標準口径砲弾の12万発以上が含まれていた。 Der Spiegel紙は、ヨーロッパにおけるこの種の弾薬の主要生産国であるブルガリアに砲弾が発注されたと報じた。
 
CSISのカンシアン国際安全保障問題上級顧問は、「ウクライナが装備する砲のほとんどは、まだソ連時代のもので、規格は122mm、130mm、152mmだったので、この口径の弾薬をより多く入手することは価値がある」と述べた。
 ミュンヘン会議ではチェコ共和国のパヴェル大統領が155mm砲80万発122mm砲30万発を含む100万発近くの弾薬を海外から調達できたと述べていた。
2024.02.29
 15:59
Kyiv Independent British MP says Scholz revealed sensitive information on UK military support to Ukraine <2403-022913>
 Telegraph紙が2月28日、エルウッド英下院議員は、ショルツ独首相が記者団に対し、英国とフランスが誘導ミサイルでウクライナを支援しているとに述べた際、「目に余る情報活動の乱用」と非難したと報じた。 ショルツ首相は2月26日に、ウクライナにTAURUSを供与する可能性を再び否定した。
 最大射程が500kmのTAURUSは、ウクライナが2023年5月に兵器の取得要請を提出して以来、広範な議論の対象となっている。
 ショルツ首相はTAURUSミサイルをウクライナに供与することに反対しているが、その理由はこの動きがドイツを戦争に引き込むことを恐れているからだという。
 ウクライナは、英国のStorm Shadowやフランス製のSCULPなど、他の長距離ミサイルも受け取っている。
2024.02.29
 14:18
Focus 台湾

(Yahoo)

欧州議会、台湾支持の立場表明 外交と安全保障関連政策の報告書可決 <2403-022911>
 欧州議会が28日、フランスのストラスブールで本会議を開き、台湾と中国は互いに隷属せず台湾の国民によって選ばれた政府だけが国際的な場で台湾人民を代表できるとする立場などが盛り込まれたEUの共通外交・安全保障政策 (CFSP) と共通安全保障・防衛政策 (CSDP) の年度報告書を賛成多数で可決した。
 報告書では、悪意のある偽情報の発信を通じ、台湾の民主主義や法の支配に対する信頼を破壊する中国の行為に強く関心を払うことや、台湾海峡情勢の悪化を避けるための予防外交の必要性などにも言及し、中国が台湾への軍事挑発を続けていることを厳しく非難し、一方的に台湾海峡の現状を変えるいかなる行為にも断固として反対するとした。
 また欧州委員会や加盟国に対し、世界保健機関 (WHO) や国際民間航空機関 (ICAO) 、国連気候変動枠組み条約 (UNFCCC) などへの台湾の意義ある参加を支持するよう呼びかけた。
2024.02.29
 11:51
The News Lens

(Yahoo)

シンガポール航空ショーで独軍機の中国人見学を拒否 「差別」抗議にエアバス社謝罪も独はスルー <2403-022908>
 先日シンガポールで開催された航空展で、中国人来場者らがドイツ軍用機の見学を「粗暴な態度」で拒否されたとする出来事が、中国のソーシャルメディアで拡散したことから、ドイツ側やフランスの製造元Airbus社を「中国人差別だ」などと批判する投稿で大騒ぎになり、Airbus社側は謝罪に追い込まれた。
 BBCなどによると、2月20~25日まで開かれたアジア地域最大級の商業・軍用航空展示会「シンガポール航空展」を訪れた中国人男性ブロガーが、見学用に展示されていたドイツ空軍のA400M輸送機に乗り込もうとした際、Airbus社の身分証明書を身に着けた女性係員に国籍を尋ねられたという。
 係員は「ドイツ機なので国籍を確認する必要がある」とし、ブロガーが中国人だと告げると、係員は即座にドイツ軍の規則で同機への立ち入りを拒否した。 その様子を撮影した動画が中国のSNS微博(ウェイボー)などで公開された。
 同ブロガーは、他の中国人来場者も同様に、ドイツ機の見学を拒否され、別の中国人ブロガーも「粗暴な態度」でドイツ軍関係者に追い払われたとして、「中国人差別」だと航空ショーの主催者に対し、公式に苦情を申し立てたという。
 この出来事に関しドイツ当局者はまだコメントしていない。
2024.02.29
 10:17
産経新聞

(Yahoo)

エストニア首相、ウクライナ支援に「全ての選択肢を」 欧米派兵否定すべきでないと強調 <2403-022907>
 エストニアのカラス首相が2月28日放送の英Sky News TVの取材で、ウクライナの勝利に貢献するためには「全ての選択肢を考慮すべきだ」と述べ、欧米諸国による自国の地上部隊のウクライナ派兵を排除すべきでないとの考えを明らかにした。
 地上部隊の派遣をめぐっては、マクロン仏大統領が26日に将来的に排除しないとの考えを示したのに対し、スナク英首相ら米欧の首脳や高官からは派兵に否定的な見解が相次いだが、カラス首相の発言は、こうした米欧の態度に直接反論するものである。
2024.02.29
 00:18
Ukrainska Pravda Germany models scenario of possible attack on NATO <2403-022901>
 ドイツ政府が、ロシアのウクライナに対する全面戦争から学んだ教訓に基づいて、侵略者とNATOの間で起こりうる紛争のシナリオの1つを概説した報告書「民間防衛リスク分析」を議会に提出した。
・Phase I: 強度の程度はさまざまだが、数年間続き、スパイ活動、サイバー攻撃、破壊工作、重要・防衛施設や重要インフラへの攻撃など、侵略者によるハイブリッドな影響が伴う。 この段階の特徴は、ハイブリッドの影響が秘密裏に行われ、侵略者とすぐに結びつくことができないことである。
・Phase Ⅱ: 第2段階は数ヵ月続き、NATOの東部国境に侵略軍を配備し、それに応じてNATOが抑止力を配置する。 ハイブリッド攻撃はより激しくなり、隠密さは少なくなる。
・Phase Ⅲ: 第3段階は少なくとも1年間続き、NATO領土に対するあからさまな軍事侵略、すなわちドイツ国内への攻撃を含む、通常兵器でのおよび非通常的兵器による攻撃を用いた選択的攻撃や、宇宙空間における人工衛星の破壊の可能性を含む。
・Phase Ⅳ: 最終段階となるPhase Ⅳでは、侵略軍がNATOの防衛線を突破してドイツに侵入する。 宇宙空間での全面的な武力衝突も想定されている。 このシナリオでは、この段階が「数ヵ月後の停戦合意」で終わることを前提としている。
2024.02.28
 16:49
Ktiv Independent Bulgarian defense minister: Bulgaria to send 100 armored vehicles to Ukraine 'in few days' <2403-022817>
 ブルガリア国防相が28日、ブルガリアは数日中にウクライナに
APC 100両を送ると述べた。 ブルガリア議会は2023年12月に、内務省の備蓄からウクライナにAPC 100両を武器や補用部品とともに無償で供給することを承認した。
 APCを派遣する決定は、ブルガリアのラデフ大統領の拒否権を覆さなければならなかった。
2024.02.28
 09:10
Defense News Germany buys Rheinmetall’s Skyranger to reinstate mobile air defenses <2403-022809>
 Rheinmetall社が今週の報道資料で、ドイツ政府がRheinmetall社から最大49両のSkyranger 30防空システムを総額€600M ($650M) で購入すると発表した。 発注したのは、試作車1両と量産車18両で、さらに30両がオプションされている。 Rheinmetall社は、ドイツ連邦軍の試作車を2024年末までに納入すると述べた。
 Skyranger 30は、ドイツ連邦軍のBoxer装甲戦闘車に搭載されたシステムで、ドイツのシステムでは、センサー一式、30mm機関砲、Stinger
MANPADSが搭載され、固定翼機、回転翼機、UAVやCMと交戦する能力を有する。 さらに、ドイツ連邦軍は、他の防空システムとネットワーク化することができる。
2024.02.28
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナへの派兵案、マクロン大統領発言が NATO 加盟国に波紋 <2403-022803>
 ウクライナへの地上部隊の派遣の可能性を示唆したマクロン仏大統領の発言が波紋を呼んでいる。 ウクライナを支援する西側諸国の首脳らは派兵の可能性を相次いで否定し、ロシア側は西側諸国による地上部隊の派遣が戦争をさらにエスカレートさせるとして警告した。
 マクロン大統領は欧米30ヵ国の首脳らをパリに招いて、ウクライナ支援の連携強化を話し合う会議を開いた26日、会議後の記者会見で、欧米諸国によるウクライナへの地上部隊の派遣の可能性を問われ、「正式な形での派兵についての合意はなかったが、何ごとも排除されるべきではない」と発言し、「フランスが派兵に賛成でないとは言っていない。 会議で派兵は選択肢として議論された」と述べた。
 これに対して、会議に出席したショルツ独首相は27日の声明で、「欧州やNATOからウクライナに地上軍や兵士が派遣されることはない」と否定した。 現地メディアによると、NATO加盟が決まったスウェーデンのクリステション首相も「現時点ではまったく関係ない」と述べた。 ウクライナを率先して支援してきた英国やポーランドも派兵を否定した。
2024.02.27
 19:51
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 部隊のウクライナ派遣、ロシアと衝突へ=ぺスコフ報道官 <2403-022721>
 マクロン仏大統領が26日に、欧州諸国がウクライナに地上部隊を派遣する可能性について、現時点で各国間で合意が得られていないものの、将来的には排除しないとの考えを示したことに対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は27日、NATOがウクライナに部隊を派遣すれば、NATOとロシアの衝突は避けられなくなると警告した。
ペスコフ報道官はマクロン大統領の発言に関する記者の質問に対し「NATO加盟国がウクライナに部隊を派遣する可能性を議論するという事実そのものが非常に重要な新しい要素だ」と指摘し、実際に部隊を派遣した場合、ロシアとNATOが直接衝突するリスクはどうなるかとの質問に「その場合は可能性ではなく、直接的な衝突の必然性について話す必要があるだろう」と答えた。
2024.02.27
 08:22
時事通信

(Yahoo)

部隊派遣の可能性、排除せず ウクライナに 仏大統領 <2403-022707>
 マクロン仏大統領が26日に欧州20ヵ国余りの首脳・閣僚が参加してパリで開かれたウクライナ支援会合後の記者会見で、ウクライナへの軍事支援として、将来は部隊を派遣する可能性を「排除すべきでない」と述べた。 ただ、現時点で西側にそうした意見の一致は見られないとも強調した。
 米欧は新たな世界大戦を回避するため、ロシアとの直接対決に踏み込まない方針で、マクロン大統領も「戦争を拡大させてはならない」と繰り返してきたが、この日は「ロシアが勝利しないよう、あらゆる必要なことを行う」と主張した。
2024.02.27
 07:29
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナへの長距離巡航ミサイル供与、ショルツ独首相が否定 <2403-022706>
 ショルツ独首相が26日、Taurus CMをウクライナに供与することは、ドイツが対露戦争当事国の一つになるため認められないとの立場を示した。
 DPA通信が、ショルツ首相がはベルリンで主催した会議で、「このシステムが到達する標的とドイツの兵士が、いかなる地点や場所であっても結び付けられてはならない」と述べた。
 発言内容はショルツの 報道担当が配布した文書に基づく。
2024.02.27
 07:28
Reuters 通信

(Yahoo)

一部西側諸国、ウクライナ派兵検討 2国間ベース=スロバキア首相 <2403-022704>
 スロバキアのフィツォ首相が26日、NATOとEUに加盟するいくつかの国が2国間ベースでウクライナ派兵を検討していると述べた。
 ロシアの軍事活動がここ数週間でエスカレートしていることを受け、マクロン仏大統領がこの日に急遽欧州首脳会議をパリで開催し、会議にフィツォ首相を含む20人の欧州首脳が出席する。
 フィツォ首相は「パリで開かれる会議の議題は、NATOとEUに加盟するいくつかの国が2国間ベースでウクライナへの軍隊派遣を検討していることを示している」と語った。 ただ「何のために派遣され、どのようなことを行うのかについては言えない」と述べた。
 フィツォ首相はスロバキアはウクライナに軍隊を派遣する計画はないとしている。
2024.02.27
 00:59
時事通信

(Yahoo)

スウェーデン NATO 加盟 最後のハンガリー批准 ロシア脅威前に32ヵ国体制 <2403-022701>
 スウェーデンのNATO加盟を巡り、最後の未批准国であるハンガリーの議会は26日に承認議定書の批准案を可決した。 これによりスウェーデンの加盟が決まり、先行したフィンランドと合わせてNATOは32ヵ国体制となる。
 スウェーデンのクリステション首相は26日にX (Twitter) で「歴史的な日だ。欧州と大西洋の安全保障に責任を負う用意がある」と強調し、ストルテンベルグNATO事務総長も「スウェーデンの加盟で、全体がより強力で安全になる」と歓迎した。
 NATOは欧州北部のバルト海をほぼ囲う形となり、ロシアにとっては、同海に面する飛び地カリーニングラードからの軍事展開が難しくなる。
2024.02.24
 19:48
Ukrainska Pravda Slovakian prime minister believes Russia started war against Ukraine because of "rampant Ukrainian neo-Nazis" <2403-022412>
 スロバキアの報道機関Aktualityが、のフィコ首相がFacebookでロシアが2014年にウクライナに対する戦争を始めたのは、「ウクライナのネオナチ」が「蔓延していた」からだと述べたと報じた。 また、ロシアにNATOが東進しないと誤解されたのも一因と述べた。
 それでも、フィコはウクライナ侵攻が国際法違反であることを認めた。
 フィコ首相は、ウクライナのNATO加盟の可能性を「第三次世界大戦の始まり」の原動力と表現した。 
2024.02.24
 18:15
Ukrinform ウクライナ、イタリアとカナダと安保協定に署名 <2403-022411>
 ゼレンシキー大統領が24日、キーウを訪れたメローニ伊首相トルドー加首相安全保障分野の協定に署名した。
2024.02.24
 10:49
産経新聞

(Yahoo)

EU がロシア制裁、27社を新たに輸出規制強化対象に 中国企業も対象 ウクライナ侵略2年 <2403-022407>
 EUが23日、ロシアがウクライナを侵略してから2年となるのを前に、ロシアに対する13回目の対露制裁を採択した。 軍事転用可能な電子製品などをロシアに輸出したとして27社を新たにEUによる輸出規制強化の対象に指定した。 今回の制裁ではロシアのほか外国の企業が対象になり、中国本土企業4社も対象になった。
 さらに、ロシアの武器調達に関与したとし、資産凍結の対象にロシアや北朝鮮などの194の個人や団体を追加し、北朝鮮の強国防相も対象となった。 ロシアによるウクライナの子供の拉致や「再教育」に関わったとされる15人の個人と2団体も制裁の対象にした。
 ボレルEU外交安全保障上級代表は23日に「EUはロシアに対する圧力を継続する」と強調した。
2024.02.23
 18:47
Kyiv Independent RFE/RL: Hungary blocks shared EU statement to commemorate 2nd anniversary of full-scale war <2403-022306>
 
RFE/RLが2月23日に情報筋を引用して、ロシアのウクライナへの全面侵攻から2周年を記念するEUの共同声明をハンガリーが阻止したと報じた。
 この共同声明は、欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長、欧州議会のメツォーラ議長、ミシェル欧州理事会議長が発表する予定で、可決には全てのEU加盟国の全会一致の同意が必要だった。
 ハンガリーのオルバン首相はロシアと緊密な関係を維持しており、EUがウクライナを支援するために提示しようとしている統一戦線を脅かしている。
2024.02.23
 05:11
時事通信

(Yahoo)

伊、ウクライナと安保協定 英独仏に続き署名へ <2403-022301>
 ANSA通信が、タヤーニ伊外相が22日にウクライナとの安全保障協定数日内にまとまり、署名が行われる運びだと議会で明らかにしたと報じた。
 G7は2023年にウクライナの安全を2国間協定で長期的に保証すると宣言し、英国は2024年1月、ドイツフランスは2月16日にそれぞれウクライナと取り決めを交わした。
 イタリアは2024年の先進7ヵ国 (G7) 議長国で、侵攻2年の24日にウクライナのゼレンスキー大統領も参加するG7首脳のTV会議を主催する。
2024.02.22
 17:37
Kyiv Independent Denmark signs 10-year security agreement with Ukraine <2403-022215>
 デンマークのフレデリクセン首相が2月22日の記者会見で、デンマークはウクライナへの安全保障支援に関する10年間の協定に署名したと述べた。
 デンマーク外務省は声明で、安全保証はデンマークのウクライナ基金によって賄われ、ウクライナ基金はこれまでにDKK69B ($10B) 以上をこの計画に割り当てていると述べた。
 英国、ドイツ、フランスはウクライナと同様の協定を締結しており、ノルウェー、オランダ、イタリアも同様の協定に近く署名するとしている。
2024.02.20
 19:02
Reuters 通信

(Yahoo)

スウェーデンの NATO 加盟、ハンガリーが26日に批准へ <2403-022018>
 ハンガリーの与党フィデスが20日、スウェーデンのNATO加盟を批准するための議会採決を26日に実施するよう議長に提案した。
 議会で圧倒的多数を占めているフィデスは提案文書で「スウェーデンのNATO加盟を支持したい」と表明している。
2024.02.20
 17:30
讀賣新聞

(Yahoo)

ハンガリー首相がウクライナ支援に異議、スウェーデンの NATO 加盟にブレーキ…EU で孤立 <2403-022015>
 ハンガリーがウクライナへの支援に異を唱え、スウェーデンのNATO加盟にもブレーキをかけており、欧州の安全保障を揺さぶるオルバン首相の外交手法への批判が強まっている。
 オルバン首相率いるハンガリーの右派与党フィデスは、野党の求めで2月5日に開かれた臨時議会をボイコットし、スウェーデンのNATO加盟承認が見送られた。 手続きを先送りしていたトルコが1月に承認に転じ、全加盟国で批准していないのはハンガリーのみになっている。
 オルバン首相は2022年に首相として連続で4期目入りし、権力基盤を強固にした。 メディア統制や反難民など強権的な手法を強め、中露との連携に傾斜している。 ウクライナ侵略に「ハンガリーは関わりたくない」と公言してウクライナへの軍事支援を拒否し、ロシアから天然ガスの輸入を継続している。
 EUで孤立しつつも、対立局面を逆手に全会一致が必要な重要案件で拒否権を振りかざし、譲歩を引き出してきた。 最近も、ウクライナのEU加盟交渉開始に反対し、「法の支配の欠陥」を理由に凍結された補助金の一部解除を約束させた。
2024.02.20
 07:32
時事通信

(Yahoo)

EU、紅海に軍艦派遣 フーシ派攻撃踏まえ商船護衛 <2403-022001>
 EUが19日にブリュッセルで開いた外相理事会で、イエメンのフーシ派の攻撃から商船を守るため、紅海に艦艇を派遣すると正式決定した。 周辺のホルムズ海峡といった主要航路のほか、アラビア海の国際水域などでも活動する。
 EU関係者によると、4隻が数週間後に活動を開始する。
2024.02.20
 06:33
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー除くEU 26カ国、イスラエルのラファ攻撃阻止で共同声明 <2403-022004>
 EU加盟27ヵ国が19日にブリュッセルで外相会議を開催し、ハンガリーを除く26ヵ国の外相名でイスラエルによるガザ最南部ラファへの攻撃停止を求める共同声明を発表した。
 会議後EUは、1ヵ国を除く全加盟国による「永続的な停戦につながる人道的な即時停戦、人質全員の無条件解放、人道支援の提供」を求める共同声明を発表した。
 外交筋によると、署名しなかったのはイスラエルの緊密な同盟国であるハンガリーだという。
2024.02.20
 05:52
AFP=時事

(Yahoo)

欧州各国、ロシア大使を召喚 ナワリヌイ氏の死因調査要求 <2403-022002>
 ドイツなど欧州各国は19日までに、自国に駐在するロシア大使らを召喚しロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏の獄死に対して抗議した。
 これに対し駐独露大使館は19日にX(Twitter) で、大使は独政府から召喚を受けて「まったくの内政問題だ」と反論したと明らかにした。
 同日にロシア大使を召喚したスウェーデンのビルストロム外相は声明で、「EUはロシア内の政治的弾圧について対策を講じなければならない」と訴えた。
 AFP通信などによると、このほか英国やスペイン、オランダ、フィンランド、リトアニアでも、同様の対応が取られた。
2024.02.19
 23:09
Kyiv Independent Foreign minister: Hungary won’t block new EU sanctions package against Russia <2403-021914>
 ハンガリーのシヤルト外相が2月19日の記者会見で、ハンガリーはEUの対露制裁第13弾を阻止しないと述べた。
 シヤルト外相の発言はFinacial Times紙が、ハンガリーがEUの最新の対露制裁パッケージの承認を阻止したと報じたことを受けてのものである。
2024.02.19
 14:08
Kyiv Independent Media: Ukraine may receive first F-16 jets in June <2403-021910>
 Foreign Policy誌が2月18日にリトアニアのアヌサウスカス国防相と匿名の欧州当局者の発言として、ウクライナは2024年6月に最初のF-16を受け取る可能性があると報じた。
 オランダ、デンマーク、ノルウェー、ベルギーはウクライナに米国製の第4世代戦闘機を数十機供与すると約束しているが、正確なスケジュールは今のところ不明のままで、ウクライナ空軍報道官はTVで、6月受領開始を肯定も否定もできないと述べた。
2024.02.18
 05:49
時事通信

(Yahoo)

議会で早期承認へ スウェーデンの NATO 加盟 ハンガリー首相 <2403-021802>
 ハンガリーのオルバン首相が17日、スウェーデンのNATO加盟について「26日に招集される春の議会が始まる際の加盟案批准に向け進んでいる」と述べ、早期に承認されるとの見通しを示した。
 ハンガリー以外のNATO加盟国は、既にスウェーデンの加盟を承認済みだが、強権的と批判を浴びるハンガリーはスウェーデンに中傷をやめるよう求め、承認手続きが遅れていた。
2024.02.17
 16:18
Kyiv Independent Dutch PM: Netherlands actively working on bilateral security guarantees for Ukraine <2403-021711>
 ルッテ蘭首相が2月17日にKyiv Independent紙に、オランダはウクライナの安全保障に関する二国間協定について積極的に検討していると語った。
 今週初めにゼレンスキー大統領はマクロン仏大統領と安全保障協力に関する二国間協定に署名し、2月16日にはショルツ独首相と、1月にはスナク英首相と同様の協定に署名した。
 また、ノルウェーのストーレ首相は2月16日にNorway通信に対し、今後数週間のうちにウクライナと安全保障に関する二国間協定に署名する予定だと述べた。
2024.02.16
 23:18
Kyiv Independent France to provide artillery, air defense package to Ukraine <2403-021619>
 ゼレンスキー大統領が2月16日、マクロン仏大統領との共同記者会見で、2024年に€3B ($3.2B) の軍事支援を提供する安全保障協力に関する二国間協定に署名したと発表した。
 ゼレンスキー大統領は「今回は、われわれが今までに受けて北強力な軍事支援とは別の防衛パッケージで、パッケージの詳細を伏せながらも、Caesar砲や防空の追加強化のための砲弾であるという。
2024.02.16
 22:23
日経新聞 EU、防衛産業戦略を公表へ 対ロシア長期戦に備え <2403-021618>
 EUのフォンデアライエン欧州委員長が16日、同日始まったミュンヘン安全保障会議でストルテンベルグNATO事務総長との共同記者会見で、EUの防衛産業戦略を近く公表すると表明し、EU予算を活用した域内の兵器・弾薬の増産を念頭に置いているとみられる。
 EU執行機関の欧州委員会が本格的な防衛産業の強化戦略を提示するのは初めて、ロシアとの対立が長期化することを見越した欧州の安全保障体制の抜本強化にカジを切ることになり、農業分野などで共通政策を手がけてきたEUが、加盟国が個別に振興してきた防衛産業をEUの共通予算で後押しする体制になれば、大きな政策転換となる。
2024.02.16
 02:34
毎日新聞

(Yahoo)

NATO がウクライナとの共同訓練センター ポーランドに新設へ <2403-021601>
 NATOが15日にブリュッセルで国防相会議を開き、ウクライナを支援するためNATOとウクライナによる「共同分析・訓練・教育センター」を開設することで合意した。 共同分析・訓練・教育センターは、既にNATOの訓練施設があるポーランド中部ビドゴシュチに設置され、ウクライナ軍とNATO軍が一緒に訓練するほか、ウクライナがロシアとの戦闘で得た情報を共有し分析する。
 これまでは原則的に加盟国が個別に行ってきたウクライナ軍兵士への訓練をNATOとして実施し、対ロシアでの連携を強化する。
2024.02.15
 18:36
Kyiv Independent Stoltenberg: Ukraine to receive 1 million drones from allies in 2024 <2403-021507>
 ストルテンベルグNATO事務総長が2月15日にブリュッセルで行われたNATOとウクライナの理事会後の記者会見で、同盟国は2024年中にウクライナに100万機のUAVを供与する計画だと述べた。
 ウクライナ当局は、ロシアでの戦争における無人システムの重要性を繰り返し強調しており、ゼレンスキー大統領はウクライナが2024年に国内で100万機のUAVを生産することを目指していると述べている。
2024.02.15
 14:20
時事通信

(Yahoo)

トランプ氏「金払わねば守らない」 対NATOで自説再び強調 <2403-021504>
 トランプ前米大統領が14日にサウスカロライナ州で演説し、NATO加盟国に対する防衛義務について「金を払わなければ守らない」と持論を繰り返した。
 また、米国の対外軍事支援について「貸し付けにせよ」と主張し、「返済できるならしてもらうし、できないならしなくてもいいが、なぜただで渡さなければならないのか」と述べた。 
2024.02.15
 05:40
共同通信

(Yahoo)

ロシアが「宇宙で核使用の可能性」を警告 <2403-021501>
 米下院情報特別委員会のターナー委員長が14日、国家安全保障上の深刻な脅威に関する情報があると警告する声明を発表した。
 ABC TVはロシアが核兵器を宇宙空間で衛星に使用する可能性を指摘していると報じた。
2024.02.14
 05:41
時事通信

(Yahoo)

「ロシアに屈服」「恥知らず」 バイデン氏、トランプ氏痛烈批判<2403-021404>
 トランプ前大統領が10日の選挙集会で、在任中のNATO加盟国首脳との会話内容を紹介したうえで、軍事費の支出が十分でない加盟国は「侵略を受けても守らない」と強調し、さらに「むしろしたいようにするようロシアに勧める」と述べたと明らかにした。
 これを受けバイデン米大統領は13日にホワイトハウスで演説し、「ロシアの独裁者に屈服した米大統領は歴史上一人もいなかった」と非難し、「ばかだ。 恥知らずだ。 危険だ。 非アメリカ的だ」と痛烈に批判した
2024.02.13
 08:52
朝日新聞

(Yahoo)

トランプ氏の NATO 否定発言は「無責任で危険」 ドイツ首相が批判 <2403-021304>
 ショルツ独首相が12日にベルリンでポーランドのトゥスク首相と会談し、ショルツ首相は記者会見でトランプ前米大統領のNATO加盟国の相互援助に否定的な発言に対し「無責任で危険。 ロシアの利益になるだけだ」と指摘し、「何人も欧州の安全保障をもてあそんだり、取引したりすべきでない」と批判した。
2024.02.13
 07:39
CNN

(Yahoo)

トランプ氏再選なら米国は NATO 離脱、元側近らが警告 <2403-021302>
 トランプ前米大統領が先週末に、軍事費の拠出が基準に満たない欧州のNATO加盟国に対しては、ロシアによる侵攻を促すと発言した。 米国の同盟国がこの発言に動揺する中、トランプ氏のかつての側近の多くは同氏が大統領2期目の就任を果たした場合、米国のNATOからの正式な離脱を模索するだろうと3月12日刊行予定の書籍の中で警告した。
 トランプ、バイデン両政権に加わったある高位当局者は、トランプ氏が11月の大統領選でバイデン大統領を破れば、「米国は NATO から離脱するだろう」と語った。
2024.02.13
 04:38
朝日新聞

(Yahoo)

イスラエルへの武器供与、バイデン米大統領に削減を要求 EU外相 <2403-021301>
 EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が12日の記者会見で、米国のバイデン大統領に対しイスラエルへの武器の供与を減らすべきだとの考えを示した。
2024.02.12
 22:31
朝日新聞

(Yahoo)

F35 戦闘機の部品、イスラエルへの輸出停止を命令 オランダの高裁 <2403-021204>
 オランダの高等裁判所が12日、オランダからイスラエルに輸出されているF-35の部品について、一審の判断を覆し輸出を停止するよう命じる判決を言い渡した。
 F-35はガザ地区での攻撃に使われており、複数の人権団体が「イスラエルは国際人道法に違反していて、オランダ政府が違法行為に加担することになる」と主張し提訴していた。
2024.02.12
 05:39
時事通信

(Yahoo)

トランプ発言は「安保損なう」 ロシアが攻撃でも同盟国守らず <2403-021201>
 NATO加盟国の国防支出が基準に満たなければ、ロシアから攻撃されても米国は防衛しないとしたトランプ前大統領の発言が、波紋を広げている。
 ストルテンベルグNATO事務総長は11日、声明で「同盟国が相互に防衛しないと示唆することは、米国を含むわれわれ全体の安全保障を損なう」と批判した。
2024.02.10
 03:02
TBS News

(Yahoo)

ロシア3~5年以内に NATO 攻撃も デンマーク国防相が警告 <2403-021002>
 デンマークのポールセン国防相が、ロシアが3年から5年以内にNATOの加盟国を攻撃する可能性があり、デンマークは軍備への投資を加速させる必要があるとの考えを明らかにした。
 ロイタ通信によると、ポールセン国防相は9日に報じられた地元紙の取材で「ロシアの軍備生産能力は驚異的に向上している」と述べ、ロシアが予想以上に早く軍備を増強しているとの認識を示した。 その上で、加盟国への攻撃をNATO全体への攻撃とみなし反撃などの対応をとるNATOの「集団的自衛権」を規定した条項をふまえ、ロシアが「3年から5年以内に加盟国の連帯を試す可能性は否定できない」と述べた。
2024.02.09
 04:00
朝日新聞

(Yahoo)

ファーウェイのフランス拠点を家宅捜索 経済犯罪専門の仏捜査当局 <2403-020902>
 仏メディアが8日、フランスの捜査当局が中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の仏国内の複数の事務所に家宅捜索に入ったことが明らかになったと報じた。 正式な捜査に入る前の予備捜査の一環で、汚職や職権乱用、不正な利益の取得などの疑いが持たれているという。
 ファーウェイをめぐっては、米国やカナダがこれまでに安全保障上の懸念を理由に高速通信規格5G網からの排除を決定し、EUの行政機関である欧州委員会も2023年6月にファーウェイを排除する方針を示した。
 フランスもスパイ行為などからの国内通信網の保護などを定めた2019年の法律で、ファーウェイを5G網から排除する措置を進めてきたが、仏メディアによるとファーウェイはその後もフランスでの投資を続け、仏国内6ヵ所に研究開発拠点を持っているほか、2025年までに中国国外では初めてとなるアルザス地方で5G用の通信機器を生産する工場の稼働を目指している。
2024.02.08
 23:38
Defense News German air defense frigate Hessen deploys to the Red Sea <2403-020818>
 ドイツ海軍防空フリゲート艦Hessenが2月1日、紅海で重要な商業ルートを通過する貨物船を防護する国際海軍防護部隊の拡大に対するドイツの貢献を示すため、同国北部の港湾都市ヴィルヘルムスハーフェンから紅海に向けて出航した。
2024.02.08
 12:16
ロイタ通信

(Yahoo)

米、25年には中国抜きドイツの最大貿易相手国に=商工会議所 <2403-020812>
 ドイツ商工会議所 (DIHK) の貿易部門トップが、現在の基調が続けば遅くとも2025年には米国が中国を抜いてドイツの最も重要な貿易相手国になるとの見方を示した。
 統計局データに基づきロイタが算出したところによると、2023年のドイツの対中貿易総額は€253B($272B)だった。 中国は8年連続でドイツの最大貿易相手国だったが、対米貿易も€252.3Bと中国に迫る水準に増加した。
 米国向け輸出は拡大を続けており、2023年の米国向けモノの輸出は€158Bに達し、輸出全体に占める割合も10%に上昇した。
2024.02.06
 03:23
Defense News Netherlands halts F-16 sale to US firm, will send to Ukraine instead <2403-020602>
 オランダ国防省は、フロリダ州レイクランドに本拠を置く、米空軍の訓練で仮想敵機を提供しているDraken International社とF-16 12機を売却する交渉をしていたが、2023年に同社との交渉が頓挫したため、オランダはF-16 6機を同社に売却する計画を中止し、代わりにウクライナへの引き渡しに備える。
 この合意により、苦境に立たされているウクライナへ引き渡されるオランダからのF-16は24機に増えるという。
2024.02.03
 23:23
Kyiv Independent Germany, France reportedly to sign security agreements with Ukraine within weeks <2403-020309>
 ウクライナ大統領府は2月3日、今後数週間のうちにフランスがウクライナとの安全保障協定に署名する予定だと発表した。 ステファニシナ副首相は2月2日、Frankfurter Allgemeine Zeitungの取材で、ドイツとの合意もほぼ完了していると述べた。
 G7と他複数の友好国は、二国間条約を通じてウクライナに安全の保証を提供することを約束した。 英国は1月12日にスナク首相がキーウを訪問した際に、二国間条約締結を最初に最終決定した。
2024.02.01
 19:39
Bloomberg

(Yahoo)

EU、ウクライナに8兆円支援実施で合意-ハンガリーが反対撤回 <2403-020113>
 EU加盟国首脳はウクライナに€50Bの金融支援パッケージを実施することで合意に達した。
 ハンガリーのオルバン首相はこれまでの反対を取り下げた。
 当初の計画から2ヵ月程度遅れたものの、戦争で荒廃したウクライナに重要な支援が提供されることになる。
2024.01.31
 19:18
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ支援、EU 側は強硬 反対のハンガリー首相に譲歩迫る 臨時首脳会議 <2402-013111>
 EUが2月1日に臨時首脳会議を開き、ロシアの侵略を受けるウクライナの支援を討議する。 ロシア寄りとされるハンガリーのオルバン首相が4年間で€50Bに上るウクライナ支援の予算案を認めるかが焦点である。
 EUはオルバン氏が予算案に反対すればハンガリーの資金停止や拒否権の剥奪を検討する可能性があり、同氏は譲歩を迫られている。
【註】
 EUは第7条3項に基づきハンガリーの議決権を含む加盟国権の一部を停止することができるが、投票権停止には加盟27ヵ国中26ヵ国が同意(対象国以外の全員一致)が必要になる。  ところがハンガリーのオルバン首相に近いとされるスロバキアのフィコ首相が、ハンガリーのEUの権利を制限しようとするいかなる試みにも反対すると述べており、実現は難しい。
【関連記事:2402-011812 (KI 2024.01.18)】
2024.01.30
 23:42
Kyiv Independent 3 NATO countries sign deal to speed up military deployments to eastern flank <2402-013020>
 ロイタ通信が1月30日、ドイツ、ポーランド、オランダ北海からNATOの東側へと続く主要回廊を通って部隊と武器の国境を越えた移動を加速する協定を承認したと報じた。
2024.01.30
 17:21
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリーとウクライナが早期首脳会議で一致 外相会談、関係修復を模索 <2402-013014>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が29日にウクライナの首都キーウを訪問し、クレバ外相やイエルマーク大統領府長官らと会談した。 会談では、ウクライナ国内のハンガリー系少数民族の権利保護に向けた委員会を設置することでも合意した。 ハンガリー政府は少数民族が母語の使用を制限され、ウクライナ語教育を強制されているなどと主張し、ウクライナ政府に対応を求めていた。
 イエルマーク長官によると会談では、ハンガリーのオルバン首相とウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談を可能な限り早期に実現させる方向で両国が一致した。
2024.01.30
 09:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリー、ウクライナ支援容認を表明 EU 緊急首脳会議控え <2402-013009>
 ハンガリーが29日、€50B ($54B) のウクライナ支援を含むEU予算見直し案を容認する姿勢を示した。 これまで反対していたが、譲歩に転じた。
 EUは2月1日の緊急首脳会議でウクライナ支援を協議するが、2023年12月の首脳会議ではハンガリーのオルバン首相が反対し合意に至らなかった。
 Financial Times英紙は28日、今週の首脳会議でハンガリーがウクライナ支援に拒否権を行使した場合、同国経済に打撃を与える方針を記したEU文書の内容を報じていた。
2024.01.29
 23:46
産経新聞

(Yahoo)

ハンガリーとウクライナの外相が会談 EU のウクライナ支援など協議 <2402-012918>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が29日にキーウを訪問し、ウクライナのクレバ外相やイエルマーク大統領府長官らと会談し、親露姿勢をとるハンガリーのオルバン政権が、EUによる€50Bのウクライナ支援を含む予算見直しに反対している問題などについて協議した。
 オルバン政権の高官は会談前、同国がウクライナ支援にEU予算を使用することを原則として容認する姿勢に転じたことを交流サイトで明らかにした。
2024.01.29
 21:52
Kyiv Independent FT: EU agrees to set aside billions in profits from frozen Russian assets <2402-012916>
 Financial Times紙が1月29日に文書草案を引用して、EUが凍結されたロシア中央銀行の資産から数十億ユーロを確保し、それをウクライナに移転できるようにする道を開くことに合意したと報じた。 EUは12月12日に、ロシア中央銀行の凍結資産によって生み出された€15B ($16.2B) を差し押さえ、ウクライナに移転する計画を提案していた。
 欧州委員会は、この計画により年間€3B ($3.2B)、2023年~2027年に€15Bが生み出されると推定している。
 この計画は、€191B ($205B) のロシア資産を保有するベルギーを拠点とする金融決済会社であるEuroclearに最も直接的な影響を与える。
2024.01.26
 22:30
Kyiv Independent Bloomberg: EU preparing to rule out Ukraine gas transit deal with Russia <2402-012613>
 Bloombergが1月26日に、ロシア産ガスをウクライナ経由で欧州に送るウクライナとロシア間の協定が2024年末に期限が切れるものの、EUはオーストリアやスロバキアなど、ロシアのガス供給に最も依存している国でさえ、ガス供給が遮断された場合に代替供給源を見つけることができると協定更新をしないと報じた。
 EUはロシアの液化天然ガス (LNG) に制裁を課しておらず、EU諸国は2023年にロシアから記録的な量のLNGを購入したが、Bloombergによると2022年5月以降、このパイプラインの実際の流量は契約量の40%未満にとどまっている。
 EUの執行機関は不足を補うためにTurkStreamなど他のパイプラインの容量を分析したと報じられている。
2024.01.26
 05:19
ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ大統領、スウェーデンの NATO 加盟批准法案に署名 <2402-012602>
 トルコのエルドアン大統領が25日、スウェーデンのNATO加盟を認める法案に署名した。
2024.01.25
 12:29
Ukrinform ドイツとウクライナは安全保障合意に近付いている=ショルツ独首相 <2402-012509>
 Ukrinformの特派員がショルツ独首相が24日にベルリンで行った記者会見での発言として、ウクライナとの安全保障合意に近付いていると発言したと報じた。
 ショルツ首相は、ゼレンシキー大統領と意見交換を行っていることを認め、24日もゼレンシキー大統領と電話会談を行ったとし、さらに近日中にもう1度対話を行うと述べた。
 また首相は、24日の電話会談では両国が準備を行っている「安全保障パートナーシップ」問題につき多く話し合ったと発言した。
2024.01.25
 01:35
日経新聞 ハンガリー、果たしたロシアへの義理 NATO拡大容認 <2402-012503>
 ハンガリーのオルバン首相が24日、NATOへのスウェーデンの新規加盟を容認する考えを表明した。
 NATO拡大には既存の全加盟国の承認が必要で、最後まで慎重だったオルバン氏の動向に注目が集まっていた。
 突然の方針転換は、欧州に軸足を置きながらロシアにも接近してきたオルバン首相バランス外交の一環と位置づけられる。
2024.01.25
 00:42
讀賣新聞

(Yahoo)

NATO にスウェーデン加盟へ…トルコ議会が承認、ハンガリー首相「支持」 <2402-012501>
 トルコ議会が23日の本会議で、スウェーデンのNATO加盟を認める法案を賛成多数で可決した。 加盟には全加盟国の批准が必要で、残るハンガリーのオルバン首相も24日、議会に早期承認を求めた。
 批准を先送りしてきた両国で承認手続きにメドが立ち、スウェーデンの加盟が実現する見通しとなった。
2024.01.24
  19:17
Ukrainska Pravda NATO launches largest military exercise in 40 years <2402-012414>
 NATOが1月24日に、北大西洋同盟による1988年以来最大の演習Steadfast Defender 24を開始した。 Steadfast Defender 24は、大西洋を横断する揚陸艦Gunston Hallのノーフォーク出港からの始まり、1月末までに演習に参加するカナダ海軍艦Charlottetown(註:フリゲート艦)がハリファックス港を出航する。
 この演習には、将兵90,000名、艦艇50隻、航空機80機、戦闘車両1,100両以上が参加する。
2024.01.24
  17:48
Kyiv Independent オルバン:ハンガリーはスウェーデンのNATO加盟を支持 <2402-012411>
 ハンガリーのオルバン首相が1月24日にストルテンベルグNATO事務総長との電話会談後、スウェーデンのNATO加盟申請に対するハンガリー政府の支持を再確認したと述べた。
 この声明は、トルコ議会が1月23日にスウェーデンの加盟を承認し、ハンガリーだけが残った後に出された。
 トルコは、スウェーデンが2022年5月に最初に申請して以来、NATO加盟手続きを17ヵ月以上も引き延ばしていた。
2024.01.24
 14:35
Ukrinform スロバキアは RU の500億ユーロの対ウクライナ支援を支持する=シュミハリ宇首相 <2402-012409>
 ウクライナのシュミハリ首相が24日、スロバキアのフィツォ首相とウクライナ西部ウジホロドで会談した際に、EUによるウクライナへの€50Bの拠出決定をスロバキアが支持することをはじめ、複数の合意に至ったと述べた。
2024.01.24
 05:36
ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ、スウェーデンの NATO 加盟を承認 数日中に大統領が署名へ <2402-012402>
 トルコ議会が23日、4時間以上にわたる討議の後、賛成多数でスウェーデンのNATO加盟を認める可決法案を承認した。 エルドアン大統領は数日以内に法案に署名する見通しと見られる。
 これにより、スウェーデンのNATO加盟を批准していない国はハンガリーのみとなる。
2024.01.23
 22:22
Kyiv Independent Defense Ministry after Ramstein summit: Ukraine to receive more long-range weapons <2402-012322>
 1月23日にラムシュタインで開催された18回目のウクライナ支援会議ののちウクライナ国防省高官が、同盟国が2024年にウクライナに対し、前線と後方のでロシア軍を効果的に攻撃してその兵站拠点を破壊するために必要なより多くの兵器を提供すると述べた。 同省の報道資料によると、この会議では、ウクライナに長距離攻撃能力の追加供給などが約束された。
 ウクライナ軍は、米国が供与したATACMSと英国が供与したStorm Shadowを使用して、奥深くにあるロシアの軍事施設や装備を攻撃している。
2024.01.22
 19:41
Kyiv Independent Umerov: Belgium pledges $665 million in military aid to Ukraine in 2024 <2402-012214>
 ウクライナのウメロフ国防相がベルギーのデドンデル国防相との電話会談後の1月22日、ベルギーが2024年にウクライナに€611Mの軍事支援を提供することを約束したと述べた。 この数字は、全面戦争が始まって以来、ベルギーがウクライナに提供した総額である€496Mを上回る
 ベルギーは、ウクライナ軍人にF-16の操縦訓練を目的とした7月に設立された戦闘機連合の創設国11ヵ国の1国で、3月から9月にかけてF-16戦闘機2機と訓練要員50人をデンマークに派遣すると発表した。
 ベルギー外務省のウェブサイトによるとベルギーは2025年末までにウクライナへの支援に€1.7B ($1.8B) を割り当てている。
2024.01.22
 10:30
ロイタ通信

(Yahoo)

仏軍艦にガザ市民向け野戦病院、約1000人受け入れ治療 <2402-012206>
 フランス当局は、中東に派遣した強襲揚陸艦Dixmude(註:基準排水量16,500t、満載排水量21,300t)に設置した野戦病院で、イスラエルとの戦闘により医療崩壊状態にあるパレスチナ自治区ガザの住民1,000人がこれまでに治療を受けたと明らかにした。
 病棟や手術室を装備したDixmudeはヘリの発着が可能で、医療従事者70名が常駐して、2023年11月からガザの西方50kmにあるエジプトのアルアリシュ港に停泊しており、これまでに負傷者120人が入院したほか、負傷の事後処置や精神治療を含む外来診療で数百人を受け入れているという。
2024.01.20
 20:16
Kyiv Independent Slovak PM promises to block Ukraine's NATO entry, says it must cede territory <2402-012020>
 スロバキアのフィコ首相が1月20日にスロバキアのラジオ局で、ウクライナのNATO加盟を阻止すると反ウクライナの公式声明を発表した。
 フィコ首相は、ウクライナは領土の一部をロシアに与えなければならないと述べ、それを「妥協」と呼んだ。 また「ロシアがクリミア、ドンバス、ルハンスクから撤退することを期待するのは非現実的だ」と言った。
 フィコ首相は最近、EUとロシアの関係の安定化を呼びかけ、ロシアには「安全保障の保証も必要」と付け加えた。 また、ウクライナが加盟の基準をすべて満たしているのであれば、ウクライナのEU加盟に反対しないと述べている。
 更にスロバキアは、ロシアが北朝鮮のBMをウクライナ向けに配備したとの報道を非難する50ヵ国に加わらなかった
2024.01.20
 07:20
共同通信

(Yahoo)

ロシア、夏にも大規模攻撃か 英紙、首都キーウ侵攻排除せず <2402-012008>
 Financial Times紙が19日、ロシア軍が夏にもウクライナへの大規模攻撃を仕掛ける可能性があると報じた。 2022年にロシアが一方的に併合を宣言した東部南部4州の完全支配が目的で、首都キーウへの再侵攻も排除していないとの見方もある。
 同紙は、ロシアが最近、北朝鮮からの兵器調達や中国製軍用部品の輸入によって武器を増やしていると指摘し、「ウクライナを征服し国民を服従させるというプーチン大統領の最終目標に変化はない」との米情報機関の見立てを報じた。
2024.01.20
 01:00
朝日新聞

(Yahoo)

「ロシア、10年内にNATO攻撃」 独国防相が予測、強まる警戒感 <2402-012001>
 ピストリウス独国防相がDer Tagesspiegel紙が19日に報じた取材で、プーチン露大統領が10年以内にNATO加盟国を攻撃する可能性があるとの見方を語った。
 ピストリウス国防相は、ロシアの攻撃は差し迫ってはいないとしながらも、「我々の専門家の見立てでは、5年~8年後に攻撃が可能になると見ている」と語った。
 ウクライナの戦況が膠着状態にあるなか、欧州のロシアに対する警戒感は、日増しに強まっている。
2024.01.19
 03:18
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ハマスに追加制裁へ 22日の外相会合で=仏外務省 <2402-011903>
 フランス外務省が18日、EUの外相らは1月22日に開く会合で、イスラム組織ハマスに対する追加制裁の導入を決定することを明らかにした。 EUは今週、ハマスのガザ地区指導者シンワール氏に制裁を科したばかりである。
 外相らはまた、ヨルダン川西岸地区におけるイスラエル人入植者による暴力に対する措置についても協議する見通しで、外交官らによると、フランス、オランダ、ベルギーは、イスラエル人入植者によるパレスチナ人への暴力に絡み、人権侵害で12人を制裁対象に指定することを提案しているが、オーストリア、チェコ、ハンガリーなどがイスラエルの同盟国のため、EU全体での措置として全会一致で合意を得るのは難しいとみられている。
2024.01.19
 01:10
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、9万人の大規模演習を来週開始 スウェーデンも参加 <2402-011902>
 NATOの欧州連合軍最高司令官が18日、90,000名が参加する大規模演習Steadfast Defender 2024を来週から5月にかけて実施すると発表した。 演習にはスウェーデンも参加するという。
 演習の後半ではNATOの即応部隊をNATO東翼のポーランドに展開することに焦点が当てられる。
 演習が行われるその他の主要な地域は、ロシアから攻撃されるリスクが最も高いとみられるバルト三国や増援の拠点であるドイツ、ノルウェーやルーマニアなどのNATO周縁国という。
2024.01.18
 16:36
Kyiv Independent European Parliament backs resolution calling for suspending Hungary's EU voting rights <2402-011812>
 欧州議会 (MEP) のサルヴァマー上級議員によると、欧州議会は1月18日に欧州理事会と加盟国に対し、ハンガリーの投票権を停止するよう求める決議案を、賛成345、反対104、棄権29で可決した。 この決議は、ハンガリーがEU条約第7条2項に基づくEUの価値観の「重大かつ持続的な違反」を犯しているかどうかを調査するよう欧州理事会に求めている。
 サルヴァマー上級議員は1月初めに、ハンガリーの「法の支配の侵食」とEUの合意形成を阻む妨害的な行動を理由に、加盟国権の一部を剥奪する請願書を提出していた。
 決議は加盟27ヵ国中26ヵ国が同意した場合、第7条3項に基づくハンガリーの議決権を含む加盟国権の一部を停止することができるが、今週初めにハンガリーのオルバン首相に近いとされるスロバキアのフィコ首相が、ハンガリーのEUの権利を制限しようとするいかなる試みにも反対すると述べた。ブラチスラバの反対は、第7条2項に関する合意を妨げる可能性がある。
2024.01.17
 23:15
Kyiv Independent German parliament rejects motion to deliver Taurus missiles to Ukraine <2402-011721>
 ドイツ連邦議会は1月17日、キリスト教民主同盟 (CDU) とバイエルン州キリスト教社会同盟 (CSU) がウクライナにTaurus CMを供与する提案を拒否したと発表した。 動議は反対485人、賛成178人、棄権3人で否決された。
 Bild紙は10月に、ショルツ首相がウクライナへのTaurus CMの供与に反対しているのは、この動きがドイツを戦争に引き込むことを恐れているからだと報じているが、ウクライナは英国のStorm Shadowやフランス製のSCALPなど、他の長距離ミサイルも受け取っている。
2024.01.17
 19:43
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、「戦闘の変革」必要 実効性重視を=軍事委員長 <2402-011718>
 NATOのバウアー軍事委員長がブリュッセルで2日間の日程で始まった国防相会合の冒頭17日に、加盟国の政府民間部門に対し、戦争がいつ何が起きてもおかしくない時代に備えるよう呼びかけ、NATOの戦闘に変革が必要だと発言した。
 これまでは、あらゆるものが豊富に存在し、全てが予見可能で管理可能な効率性を重視した時代だったが、ロシアのウクライナ侵攻以降は「いつ何が起きてもおかしくない時代、予期せぬ事態を想定しなければならない時代、完全な実効性を発揮するため実効性を重視しなければならない時代」に合わせて考え方を改める必要があると述べた。
2024.01.17
 09:30
時事通信

(Yahoo)

ウクライナと安保協定へ フーシ派空爆は不参加 仏大統領 <2402-011708>
 マクロン仏大統領が16日の記者会見で、ウクライナへの追加軍事支援としてSCALP CM 40発を供与すると明らかにした。 また、2月には2国間の安全保障協定締結に向け、ウクライナの首都キーウを訪問する。
 ウクライナのゼレンスキー大統領とスナク英首相は12日に安保協定に署名している。
 一方、マクロン大統領は米英両軍によるイエメンのフーシ派支配地域に対する空爆について不参加を決定したと表明した。 イスラエルとハマスの軍事衝突に揺れる中東情勢が一段と緊迫化するのを回避するのが理由だという。
2024.01.17
 00:52
Kyiv Independent German opposition to bring Taurus missiles to Ukraine up for vote in Bundestag <2402-011701>
 ドイツの報道機関NTVが、キリスト教民主同盟 (CDU) とバイエルン州キリスト教社会同盟 (CSU) の連立与党が1月17日、Taurusのウクライナへの移転に関する連邦議会での投票を呼びかけると報じた。
 メルツCDU党首は1月17日に連邦議会でTaurusの譲渡問題を採決にかける決議案を提出すると発表した。 この提案は与党SPDのホグル国防委員の報告に続くものとなる。
 ウクライナは2023年5月以降、最大射程500kmのTaurusの取得を働きかけているが、ショルツ首相はロシアとの対立拡大を恐れミサイルの譲渡を拒否している。
 メルツU党首は、現在ウクライナ軍がロシア軍を食い止める見込みはないとし、Taurus CMが大きな変化をもたらす可能性があると述べた。
 ガウク前ドイツ大統領も7日、ショルツ首相はウクライナへのTaurusの移転を承認すべきだと述べた。
2024.01.16
 21:25
Kyiv Independent Fico says Slovakia backs Hungary, will fight any attempt to restrict voting rights <2402-011618>
 スロバキアのフィコ首相は、1月16日のハンガリーとの二国間会談後にハンガリーとオルバン首相への支持を表明し、スロバキアはハンガリーのEUの権利を制限する可能性のある措置と戦うと述べた。
 ポピュリスト的でウクライナに懐疑的な主張で9月に選出されたフィコ政権は、オルバンと彼のフィデス党に近く、スロバキアの軍備蓄からの武器供給を停止し、ウクライナへの防衛支援と対ロシア制裁の両方を繰り返し批判した。 彼は、戦争に軍事的解決はないと述べており、1月16日にもその主張を繰り返した。
2024.01.16
 21:00
Kyiv Independent European Parliament to vote on resolution on stripping Hungary of EU voting rights on Jan. 18 <2402-011617>
 欧州議会 (MEP) のサルバマー議員が1月16日、欧州議会が今週後半にハンガリーの欧州理事会での投票権剥奪を求める決議案を採決する予定だと述べた。 決議は欧州理事会に対し、EU条約第7条2項に基づき、ハンガリーの議決権を剥奪するよう求めている。
 1月18日に、議会の5つの政治団体と交渉した共同動議決議案を採決する予定だという。
 1月初めにサルバマー議員は、ハンガリーの「法の支配の侵食」とEUの合意形成を阻む妨害的な行動を理由に、投票権を含む加盟国の権利の一部を剥奪する請願書を立ち上げた。
 ハンガリーは、ウクライナとロシアとの全面戦争が3年目に入った丁度その頃、ウクライナへの€50Bの資金援助パッケージを阻止している。
2024.01.15 Janes Netherlands to deploy Reapers to Romania <2402-011517>
 1月12日、オランダはNATOの東側を強化するため、MQ-9A Reaprt UAVをルーマニアに派遣すると発表した。
 オランダ空軍は、カリブ海地域のオランダ領キュラソー島で試験運用しているReaperを再配備するので、これまでに取得した4機のうちの何機かを解体して輸送する作業は1月15日の週に開始される。
 オランダのレーワルデン空軍基地にある第306飛行隊が運用するReaperは、ルーマニア中部のカンピア・トゥルツィイ空軍基地に配置される。
 RNLAFは発注した10機のReaperを武装させる計画だが、ルーマニアに派遣される機体は非武装の状態で飛行することになる。
2024.01.14
 11:42
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

最悪の「防空戦闘機ゼロ!」状態がようやく解消へ? 新型 F-16 が納入される スロバキア <2402-011403>
 スロバキアはこれまでソ連製のMiG-29を装備していたが、ロシアのウクライナ侵攻で維持整備コストが高騰したことに加えて、ロシア人技術者が出国したことなどにより整備が難しくなったことを理由に2022年9月1日で運用を終了し、全機ウクライナに供与していた。
 スロバキアはMiG-29に代えてF-16の最新仕様であるBlock 70を14機発注し納入は2023年から行われる予定だったが、COVID-19の感染拡大や世界的な半導体の不足の影響で1年遅れとなり、2024年1月11日に初めてF-16 Block 70 2機の納入をうけた。
 MiG-29の提供以降は防空戦闘機がゼロの状態となっており、隣国のチェコやポーランドが防空を交代で担当していましたが、ようやく自国での防空再開に目途がたった。
2024.01.12
 13:36
ロイタ通信

(Yahoo)

EU 防衛装備品生産計画、30億ユーロに拡大目指す=欧州委員 <2402-011208>
 EUで域内市場を担当するブルトン欧州委員が11日、防衛装備品の生産を拡大するための新たな計画について、欧州委員会はすでに€1.5Bを拠出しているが規模を2倍€3B ($3.3B) を目標としていると明らかにした。
2024.01.10
 04:56
朝日新聞

(Yahoo)

ドイツ、サウジアラビアへの武器輸出再開へ、ミサイル150発を承認 <2402-011002>
 ドイツは2018年のトルコのサウジ総領事館でサウジ人記者カショギ氏が殺害された事件や、サウジによるイエメン内戦への軍事介入を踏まえ、同盟国との共同プロジェクトを除きサウジへの武器輸出を凍結していたが、ドイツ政府は10日にIRIS-T AAM 150発をサウジアラビアに輸出することを承認したと明らかにした。
 イスラエルとハマスの軍事衝突をめぐるサウジの対応などを踏まえ、「地域の安定に役割を果たしている」とみて再開を決めた。
2024.01.07
 05:53
時事通信

(Yahoo)

F16 戦闘機、引き渡しは4~6月 ウクライナに19機 デンマーク <2402-010701>
 AFP通信が、デンマーク国防省が6日にウクライナへの軍事支援として供与を決めていたF-16の引き渡しが、4~6月になるとの見通しを明らかにしたと報じた。 国防省は、提供するのは19機で、ウクライナ軍に対する操縦などの訓練完了後になるとした上で、現在のスケジュールに基づくと、2Q/2024年になるはずだとした。
 ウクライナ政府はNATO加盟国にF-16の供与を要請し、デンマークとオランダが2023年8月に応諾していた。 AFPによると、オランダは42機の引き渡しを予定しベルギーやノルウェーも提供を申し出ている。
2024.01.04
 21:49
Kyiv Independent Germany sends Skynex air defense system, other military aid to Ukraine <2402-010411>
 ドイツ政府が1月4日、ウクライナにSkynex防空システムMarder IFV 10両、Leopard MBT用弾薬などを引き渡したと発表した。
 今回の供与にはTRML-4D対空監視レーダ2基、UAV捕捉装置30セット、IRIS-T SLM用ミサイル、GO12戦場監視レーダ10基なども含まれている。
2024.01.04
 20:41
Ukrainska Pravda Germany supplies Ukraine with missiles for IRIS-T SLM air defence systems, Marder infantry fighting vehicles in new aid package <2402-010410>
 ドイツ政府が1月4日に、ウクライナに対し新たに供与された軍事援助のリストを発表した。
 ・Leopard 2A6 MBT用弾薬(数量非公開)
 ・Marder IFV ×10
 ・IRIS-T SLM用ミサイル
 ・TRML-4D対空監視レーダ×2
 ・Skynex
SPAAG
 ・155mm砲弾×9,000発以上
 ・Wisent 1地雷啓開車×2、Beaver戦車渡橋×1
 ・UAV捕捉装置×30
 ・その他
2024.01.04
 05:13
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、パトリオット最大1000発調達 欧州の防空能力向上へ <2402-010402>
 NATOが3日、欧州の防空能力向上を狙い最大1,000発のPatriotを調達すると発表した。 欧州でのミサイル生産を拡大する方針も示した。
 NATOは声明で、NATO加盟のドイツやオランダ、ルーマニア、スペインなどを支援するとし、欧米の防衛大手の合弁と生産・購入契約を締結したと明らかにした。