2021年のその他 NATO / EU 諸国情勢に関する報道

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2021.12.31 時事通信

(Yahoo)

EU、独自の安保・防衛追求 NATOと両立課題 22年 <2201-123102>
 ミシェルEU大統領2022年を「欧州の防衛の年」と位置付けている。 また来年前半のEU議長国を担うマクロン仏大統領は9日の演説で、自ら運命を切り開き世界的に力を持つ欧州に変わる必要があると強調し、「主権のある欧州」確立を目標に掲げた。 安保防衛面では、共同演習や防衛産業育成のほか、海事や宇宙、サイバ空間でEUの戦略共有を進めると表明し、2022年3月の首脳会議EUの新戦略決定を目指す。
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が11月提示した戦略の原案には、危機時に最大5,000名を投入するEU独自の即応部隊創設も盛り込まれた。
2021.12.30 Stars & Stripes US general seeks to add NATO battlegroups in Romania, Bulgaria, media report says <2201-123006>
 ドイツの週刊誌Del Spiegelが12月上旬に、NATO軍最高司令官兼在欧米軍司令官のウォルタ空軍大将がNATO各国首脳に対し、バルト三国やポーランドに派遣しているのと同じ多国籍戦闘群を黒海沿岸国のルーマニアとブルガリアへ派遣すべきと訴えたと報じた。
 1,500名で構成されるNATOの多国籍戦闘群は警報索の役割を担いロシアに対する抑止力となるように編成されている。
2021.12.24 日テレ New24

(Yahoo)

プーチン氏“ウクライナ侵攻は欧米次第” <2201-122403>
 プーチン露大統領が23日に年末恒例の記者会見を開き、緊迫するウクライナ情勢について、1990年代にNATOが東へ拡大しないとの約束があったがだまされたと述べ、軍事侵攻するかは欧米の対応次第だとの強気の姿勢を示した。
 一方で、軍事侵攻は望んでいないとして、ウクライナをNATOに加盟させない法的な保証を改めて求めた。
2021.12.22 Jane's Defence Weekly Covering the skies <2203-122212>
= NATO の AMD に関する6頁の記事 =
 ・Russian capabilities
 ・NATO responds
 ・Ongoing missions
 ・CEPA recommendations
 ・CEPA outlines potential improvements to nATO's IAMD
2021.12.22 Jane's Defence Weekly Romania to buy surplus F-16s from Norway <2203-122206>
 ルーマニア国防相が2021年12月10日、ノルウェー空軍から中古のF-16 32機を€454M ($513M) で購入することを明らかにした。
 ルーマニアは2016年10月から2021年3月にポルトガルから中古のF-16AM/BM 17機を購入している。
2021.12.22 Jane's Defence Weekly NATO begins North Macedonia air policing mission <2203-122205>
 北マケドニアの空域が正式にNATOの空域に入ったのに伴い、同国とはギリシャ空軍が参加した演習が2021年12月9日に実施された。
 演習はギリシャ空軍のF-16C Block 52+Adv 2機が、応答しない北マケドニア政府のLearjet 60XLを擬似的に迎撃し、Learjetを北マケドニアのSkopjeに着陸させる想定で行われた。
2021.12.21 日経新聞 「インド太平洋へ空軍も派遣」 来年、ドイツ海軍トップ <2201-122105>
 ドイツ海軍総監のシェーンバッハ中将が21日に訪問先のシンガポールで講演し、2022年にインド太平洋地域に空軍とサイバ防衛部隊を派遣すると述べた。
 シェーンバッハ中将はフリゲート艦Bayernの寄港に合わせてシンガポールを訪問し、講演で「派遣する艦船の補給拠点をつくるため、シンガポールや日本、韓国と交渉したい」と述べた。 また講演に先立つ記者会見で、2023年には2隻の艦船をインド太平洋地域に送るとも述べた。
2021.12.21 ロイタ通信

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ロシア、米国に安全保障要求の速やかな回答迫る ウクライナ問題で <2201-122102>
 ロシア政府が20日、同国がウクライナ問題に絡んで提示した安全保障要求について、米国からの速やかな回答を求めており、自国の不安を和らげる政治行動が見られない場合には軍事力行使も辞さないと改めて牽制した。
 ロシアは先週、西側諸国との交渉に際して安全保障上の要求項目を示し、NATO東欧とウクライナでの軍事行動を放棄することなどを促した。 米国はこのロシアの提案の一部は明らかに受け入れられないと反発しつつ、今週中に何らかの協議を通じてより具体的な対案を出す意向も打ち出した。
2021.12.21 時事通信

(Yahoo)

独外交官2人追放 ロシア <2201-122101>
 ロシア外務省が20日、ドイツの外交官2人をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定し追放すると発表した。
 ドイツか゜先週、2019年にチェチェン独立派司令官だった男性が暗殺された事件について、ロシア政府の指示で行われたとしてロシア外交官2人を追放しており、これに対する報復措置と見られる。
【関連記事:2201-121602 (日経 2021.12.16)】
2021.12.17 時事通信

(Yahoo)

ウクライナ非加盟確約を NATO不拡大、提案公表 ロシア <2201-121710>
 ロシア外務省が17日、ロシアが求めるNATO不拡大をめぐり米国に示した提案の内容を公表した。 ウクライナのNATO非加盟の確約などが含まれており、米欧がそのまま受け入れるのは難しそうである。
 提案は「ウクライナやその他の国の加盟を含め、NATOをこれ以上拡大させないと確約する」ことをNATO側に要求したもので、NATOがウクライナや東欧、中央アジアなどで軍事活動を行わないよう求めたほか、互いの領域に到達可能な中短距離ミサイルの配備禁止も盛り込んでいる。
2021.12.17 朝日新聞

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EU、ロシアに警告「制裁の準備整えた」 ウクライナ巡り首脳会議 <2201-121709>
 EUが16日に開いた首脳会議で、ウクライナ国境周辺で軍備を増強するロシアへの対処方針を議論し、会議後フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で高い代償をともなう制裁の準備を整えたと表明した。 EU首脳会議はウクライナへの全面的な支援を確認し、ロシアが攻撃した場合、米国などと連携した制裁を含む厳しい代償を科して応じるとも警告した。
 手の内を明かさない戦略だとして具体案は明かしていないが、ロシアの金融機関や国営エネルギー企業を対象にする制裁が取りざたされ、リトアニアのナウセーダ大統領によるとNordostreem 2計画を停止することも強いカードになりうるという。
2021.12.17 共同通信

(Yahoo)

ドイツ軍艦、南シナ海通過 20年ぶり、航行の自由強調 <2201-121703>
 ドイツ国防省が16日、日本などインド太平洋地域に派遣したフリゲート艦Bayern南シナ海を航行中だと発表した。 ドイツ軍艦の同海域通過は約20年ぶりである。
 ドイツ政府は中国が軍事拠点化を進める南シナ海について、国際秩序が圧力にさらされていると訴え、航行の自由確保に尽力すると表明した。
2021.12.17 朝日新聞

(Yahoo)

NATO 事務総長、ロシアに「妥協しない」 ウクライナの加盟めぐり <2201-121702>
 ウクライナのゼレンスキー大統領と会談したストルテンベルグNATO事務総長が16日、緊張緩和のためだとしてロシアがウクライナのNATO加盟断念を求めていることについて、決めるのは主権国家であるウクライナとNATO加盟国だと改めて強調し、決して妥協しないとも語りロシアの要求を拒んだ。
 ストルテンベルグ事務総長は記者会見で、NATOが共同訓練や装備供与を通じてウクライナを支援しているのは防衛のためであり、決してロシアへの脅威にはならないと説明し、緊張緩和に向けて協議する用意があると語った。
2021.12.16 日経新聞 ドイツでの殺人は「国家テロ」 ロシア外交官2人を追放 <2201-121602>
 ドイツのベルリン上級地裁が15日、2019年にベルリンの公園で起きたジョージア人殺害事件で、被告のロシア人の男性に終身刑を言い渡した。 上級地裁はロシア当局の依頼による国家テロだと指摘し、ロシア当局が殺害を依頼した理由は「復讐しかない」とした。 判決を受けてベーアボック外相は同日、ロシア外交官2人の追放を発表した。
 上級地裁によると、殺害されたのはチェチェン出身でジョージア国籍の男性で、第2次チェチェン紛争で長年、民兵を率いてロシアと戦った。 被告のロシア人男性は2019年8月にベルリン市内の公園で白昼、被害者に背後から自転車で近づいて射殺した。
2021.12.16 ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナなど旧ソ連3カ国、EU加盟の意思表明 <2201-121601>
 旧ソ連構成国のウクライナ、ジョージア、モルドバの3ヵ国が15日にブリュッセルで開かれた東方パートナーシップ首脳会議EU加盟に向けた意思を表明し、加盟交渉の開始を要請した。 ただ現時点では、ロシアが攻撃姿勢を示した際は支援するとの保証を得られるにと留まると見られている。
 旧ソ連の6ヵ国のうちEU加盟の意思を表明したジョージア、モルドバ、ウクライナロシアとの領土問題を抱えている。 アルメニアとアゼルバイジャンの首脳は今回の東方パートナーシップ会議に出席したがEU加盟は求めておらず、ベラルーシのルカシェンコ大統領は出席していない。
2021.12.15 Stars & Stripes Nuclear missiles in Europe become latest thorn in tensions between NATO, Russia <2201-121510>
 リャブコフ露外務次官が13日に、NATOが中距離核戦力 (INF) の配備を止めると保証しない限りロシアもINFを配備せざるを得なくなると述べたことに対し、ストルテンベルグNATO事務総長が14日、ロシアの約束は信用ならないと述べた。
2021.12.14 時事通信

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経済協力推進を確認 イスラエルと UAE <2201-121406>
 イスラエルとUAEが13日、アブダビでこの日行われたベネット首相とアブダビ首長国のムハンマド皇太子による会談を終えて共同声明を出し、研究開発に関する共同ファンドの創設や、包括的な経済連携協定の締結を目指すなどの両国の経済協力を推進する方針を確認した。
 会談ではイラン情勢についても議論したとみられるが、声明では触れていない。
2021.12.14 時事通信

(Yahoo)

侵攻なら「ロシアに代償」 ウクライナ情勢、EU加盟国が一致 <2201-121404>
 EUが13日にブリュッセルで開いた外相理事会で、緊迫化するウクライナ情勢をめぐるロシアへの対応を協議した。
 ボレル外交安全保障上級代表(外相)は終了後、ウクライナに侵攻すれば高い経済的代償と政治的結果を招くとロシアに制裁を警告する姿勢を全加盟国が明確に示したと述べた。
2021.12.14 時事通信

(Yahoo)

EU、ロシア民間軍事会社「ワグネル」に制裁 <2201-121403>
 EUが13日にロシアの民間軍事企業Wagner社がロシア政府に代わり秘密裏の活動を行っているとし、同社のほか8人の個人とシリアのエネルギー会社3社に対する制裁を発動させた。
 EUは官報で、ロシアとワグネルとの関連性について、Wagner社はウクライナ、シリア、リビア、中央アフリカ共和国、スーダン、モザンビークにおける深刻な人権侵害の責任を負っているとし、人権侵害の例として拷問や法的手続きを通さない処刑などを初めて詳細に公の場で非難した。
2021.12.14 時事通信

(Yahoo)

英、ロシアに「重大な結果」警告 ウクライナ危機で電話会談 <2201-121402>
 ジョンソン英首相が13日、プーチン露大統領と電話会談ウクライナの主権を不安定化させるいかなる行為も重大な結果を招くと警告した。
 ロシア大統領府によれば、プーチン大統領はこれに対し、ウクライナ政府が国内の親露派との停戦を定めたミンスク合意への破壊的政策を、NATOによるウクライナの軍事的同化を背景に行っていると非難し、改めてNATOの東方拡大への警戒感を示した。
2021.12.14 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、NATO が中距離核戦力配備なら同様に対応=外務次官 <2201-121401>
 リャブコフ露外務次官が13日、NATOが中距離核戦力 (INF) の配備に動いていることを示す間接的な示唆があるとし、そうなればロシアもINFを配備せざるを得なくなると述べた。
 NATOは欧州に新たなミサイルを配備することはないと表明しているが、リャブコフ次官はロシアはNATOを全く信用していないと述べた。
2021.12.13 Defense News Romania eyes Norwegian F-16s under $513 million deal <2201-121310>
 ルーマニア国防省が議会に、ノルウェーから中古のF-16 32機を€454M (#513M) で購入する承認を求めた。
 ルーマニア国防省は、ベルギー、デンマーク、ギリシャ、オランダ、ノルウェー、ポルトガルに中古F-16の買収について協議したが、地元の放送局Digi24が入手した情報によると、合意に達した唯一の国はノルウェーだったという。
【註】
 ルーマニアは2013年にポルトガルからF-16 12機を購入しており、2019年にはF-16A/B 5機を追加購入する交渉をしており、今後何年かかけて更に41機を購入する計画である。
【関連記事:1906-051005 (S&S 2019.05.10)】
2021.12.13 日経新聞 G7、インド太平洋への関与強化 外相会議 中国の勢力拡大懸念 <2201-121309>
 12日に閉幕した主要7ヵ国(G7外相会合では、インド太平洋地域への関与強化を打ち出した。 今回オンラインも交えてASEANも初参加したG7外相会合では、林外相が12日に「ASEANは『自由で開かれたインド太平洋』実現の要だ」と述べ、ASEANとの連携の重要性を訴えた。
 G7は声明で、中国が南シナ海で進める軍事拠点化などを念頭に「埋め立てなどの重大な活動に懸念が示されている」と指摘し、G7とASEANで「海洋安全保障、航行や上空飛行の自由の促進などの海洋協力の強化を奨励する」と訴え、台頭する中国による抑止を念頭に、G7と東南アジア諸国との利害が一致した。
2021.12.11 ロイタ通信

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ロシア、ウクライナ NATO 加盟確約撤回を要請 EU は侵攻なら代償と警告 <2201-121104>
 ロシアが10日、ウクライナとジョージアの将来NATO加盟を巡る2008年の確約撤回するよう要求し、同時にNATOに対しロシアと国境を共有する国に兵器を配備しないと確約するよう求めた。 ロシアはNATOがウクライナを加盟させ、ロシアを攻撃するミサイルを同国に配備する方向に動いているとし、欧州安全保障の根本的な利益のために、「ウクライナとジョージアは将来NATOに加盟する」とした2008年の確約は撤回される必要があるとした。
 これに対し、ストルテンベルグNATO事務総長は、NATOの姿勢は変わらないと強調し、あらゆる国が自国の道を選択する権利を有することは基本原則で、NATOとウクライナの関係を決定するのはNATO加盟30ヵ国とウクライナであり、大国が他国の行動を支配するシステムをロシアが再構築しようとしていることは容認できないと述べた。
2021.12.10 AFP=時事

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リトアニア、移民に自主帰国呼び掛け 奨励金増額 <2201-121005>
 リトアニアがベラルーシから流入した移民数千人に対し9日、出身国への帰国を自主的に選択した場合に支給する奨励金を増額すると発表した。
 内務省によると、奨励金を€300から€1,000に引き上げ、出身国行きの航空券も支給される。 財源はEUから移民危機に対応するために提供された支援金で賄う。
2021.12.09 ロイタ通信

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中国、多国籍企業にリトアニア製品のボイコット要求 台湾巡り <2201-120907>
 リトアニアの政府高官と業界団体がロイタに明らかにしたところによると、中国多国籍企業に対しリトアニアとの関係を絶たなければ中国市場から締め出すと警告している。  リトアニアと中国の直接貿易はそれほど多くないが、リトアニアには家具、レーザー、食品、衣料などを多国籍企業向けに製造する企業が多く、そうした多国籍企業は中国に製品を販売している。
 これについて中国外務省のコメントは取れていない。
2021.12.09 ロイタ通信

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チェコ、ポーランドの不法移民対策に軍兵士派遣へ <2201-120904>
 チェコ政府が8日、ポーランドに最大150名の軍を派遣してベラルーシからの移民流入を防ぐ対策を支援することを決めた。 議会の承認を経て派遣する。 ポーランドの国境警備支援に軍を派遣するのは、エストニアと英国に続き3ヵ国目となる。
 メットナル国防相は記者会見で、ポーランドからは国境沿いの障壁の設置や修復のほか、ベラルーシとの国境の警備について支援要請があったと明らかにした。
2021.12.09 朝日新聞

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米軍のウクライナ派兵「検討していない」 バイデン大統領 <2201-120903>
 バイデン米大統領が8日、ウクライナ国境付近でロシア軍が兵力を増強して緊張が高まっている問題で、米軍をウクライナ国内に派遣してロシアの軍事侵攻を阻むことについて、検討していないと否定的な考えを示した。
 米軍派遣の可能性については、ウクライナがNATO加盟国ではないことから、集団防衛の義務はウクライナには適用されないとしつつも、それは他のNATO加盟国の行動次第だと述べ、状況によっては米軍が介入する余地を残した。 しかし、ロシアのウクライナ侵攻に対抗するため、米国が一方的に軍事力を行使する考えは、現在は検討していないとも語った。
2021.12.09 時事通信

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中国、リトアニアから輸入停止 EU「圧力には対抗」 台湾問題 <2201-120902>
 EUが8日、リトアニアが事実上の大使館設置を台湾に認めたことに中国が反発している問題をめぐり、声明で「リトアニアからの積み荷中国の税関を通過せず輸入申請が拒否されていると知らされた」と明らかにした。
 声明はボレル外交安全保障上級代表(外相)と欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)の連名でEU内の連帯を訴え、「EUは加盟国へのあらゆる政治圧力や威圧的措置には対抗する用意がある」と表明し、中国を牽制した。
 EUは「一つの中国」原則を維持する立場を明確にしているが、台湾との関係を深める方針も示しており、問題がEUと中国間の対立に発展する可能性がある。 声明では、輸入停止が事実だと確認されれば、世界貿易機関 (WTO) ルール違反を追及する構えも見せた。
2021.12.08 ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ロシアへの追加制裁検討=欧州委員長 <2201-120801>
 EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長が7日にツイッターで、ウクライナにEUの全面的な支援を提供するとともに、EUはロシアに対する追加制裁を検討すると述べた。  委員長は一段の攻撃には現行の制裁を拡大して対応するとしたうえで、同盟国と連携して追加の制限措置を講じる用意があると述べた。
2021.12.05 Focus 台湾

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スロバキアの経済副大臣ら、台湾に到着 国名や国章入りの専用機で <2201-120506>
 スロバキアの経済副大臣率いる訪問団が5日夕にスロバキアの国名や国章が入った専用機で台湾に到着した。
 外交部によれば、一行は10日まで滞在する予定で、経済連携について話し合う会議を台湾と共同で開催する。
2021.12.01 Focus 台湾 オランダ下院、台湾支持の動議2件を可決 外交部が感謝 <2201-120104>
 オランダ議会下院が11月30日、台湾を支持する動議2件を賛成多数で可決した。
 可決されたのは、中国による一方的な台湾海峡の現状変更を受け入れない立場を表明するようオランダ政府に求める動議で賛成120、反対30で可決され、リトアニアが台湾との関係を強化することをEUに支持するよう政府に促す動議で賛成117、反対33で可決された。
2021.12.01 BBC News

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EU、数十億ユーロ規模の世界投資構想を発表へ 中国の「一帯一路」に対抗か <2201-120102>
 欧州委員会のライエン委員長が1日にも、中国の広域経済圏構想一帯一路に対抗する狙いがあるとみられる世界的な投資計画Global Gatewayを発表する。 関係者によると計画は、デジタルや運輸、気候・エネルギー対策などについて具体的な構想となっている。
 発表される14頁の文書では、この計画を直接的に中国の投資計画への対抗とはしておらず、欧州委員会は11月30日の会見でも慎重に中国への言及を避けていたが、German Marshall財団のスモール上級研究員は一帯一路がなければGlobal Gatewayは存在しなかっただろうと述べ、Global Gatewayでは欧州側が初めて計画を取りまとめて融資メカニズムを形作り、中国から融資を受けようと考えていた国々に選択肢ができたと述べた。
2021.11.30 時事通信

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ロシア軍への対応協議 ウクライナ国境集結で NATO外相理事会 <2112-113006>
 NATOが30日にラトビアの首都リガで外相理事会を2日間の日程で開いた。 特にパートナー国のウクライナ国境付近にロシアが部隊を集結させている問題への対応を協議する。
 偶発的衝突やロシア軍侵攻への懸念が高まる中、防衛体制を固めると共に緊張緩和を模索する。
2021.11.30 共同通信

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仏下院が台湾支持決議 国際機関参加、政府も同調 <2112-113002>
 フランス国民議会下院が29日、世界保健機関 (WHO) など国際機関への台湾の参加を支持し、政府に対して実現に向けた外交努力を強化するよう求める決議案を賛成多数で可決した。 上院は既に同様の決議を5月に可決している。
 審議に出席したルモワンヌ外務副大臣は、中国の反対で台湾がWHOに参加できなくなっていることに関し遺憾だと述べて決議に同調し、中台間の軍事的緊張の高まりに強い懸念を表明した。 また航行の自由を訴え、フランス海軍情報収集艦が10月に台湾海峡を航行したことも明らかにした。
2021.11.27 産経新聞

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ASEM 首脳会議閉幕 欧州、中国に強い警戒感 <2112-112702>
 アジアと欧州の53ヵ国と機関で構成するアジア欧州会議 (
ASEM) が26日にオンラインで2日目の首脳会議を行い議長声明を採択して閉幕した。 ASEMは隔年で行われているが、昨年は新型コロナウイルス禍の影響で見送られ、3年ぶりの開催となった。 議長はカンボジアのフン・セン首相が務めた。
 会議では、欧州が強権的な中国の姿勢に警戒感をにじませ、25日の会議ではEUのミシェル大統領は中国を暗に批判した。 これに対し中国の李首相は、多国間主義の堅持が世界の平和と安定のための正しい選択だと訴え、米国が中国包囲網を構築する動きを牽制した。
2021.11.26 ロイタ通信

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EU、ロシアに追加制裁も ウクライナ状況激化なら=独首相 <2112-112601>
 メルケル独首相が25日にポーランドのモラウィエツキ首相との共同記者会見で、ウクライナ周辺を巡る状況が激化した場合、EUはロシアに対する追加制裁に向け準備する必要があると述べた。
 ベラルーシがポーランドに対し移民を「武器化」している問題や、ロシアがウクライナとの国境付近に軍隊を配備している問題を巡り、EUは団結しなければならないとしたうえで、ウクライナの主権に対するさらなる侵害には高い代償を伴うとし、状況を打開することが常に好ましい選択肢であるべきと強調した。
2021.11.24 朝日新聞

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EU、ベラルーシに追加制裁へ 米英カナダと連携して圧力強化 <2112-112407>
 EUが23日、ベラルーシのルカシェンコ政権が中東などからの移民・難民を入国させてEUに送り込んでいるとされる問題で、米英加と連携して追加制裁を発動する方針を表明した。
 航空会社や船会社の関与を絶つための法案も発表した。 手を貸した場合は事実上の制裁を科す。
【関連記事:2112-111508 (時事 2021.11.15)】
2021.11.17 讀賣新聞

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インド太平洋は「世界の競争の新たな中心」、EU が軍艦派遣を盛り込む防衛戦略案 <2112-111708>
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が16日に国防相理事会で、インド太平洋地域への艦艇派遣の方針などを盛り込んだEUの新たな防衛戦略案を加盟国に示した。 来年3月までにとりまとめる方向で加盟国と調整を進める。
 関係者によると、戦略案はインド太平洋地域について南シナ海の領有権問題などが念頭に、世界の競争の新たな中心になりつつあるとし、EUとしてこの地域の安定に積極的に貢献する必要があるとし、米国や日本など価値観を共有する国々との共同訓練などを通じ、連携強化を図る方針も示している。
 ボレル上級代表は理事会で、海上監視などの活動に従事するため来年の早い時期に加盟国共同でインド太平洋地域に艦艇を派遣する意向を示した。
2021.11.17 ロイタ通信

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ポーランド、ベラルーシ国境の移民の投石に放水で対応 <2112-111706>
 ポーランドの治安維持部隊が16日、ベラルーシとの国境で投石する移民に対し放水を行った。
 ストルテンベルグNATO事務総長はブリュッセルで開かれた国防相会議で、ルカシェンコ政権が弱い立場にある移民を他国に対するハイブリッド戦術として利用していることを強く懸念していると表明し、われわれはポーランドおよび影響を受けている他の同盟国と連帯している」と強調した。
 ロシア国営タス通信によると、ロシア大統領府はプーチン大統領とルカシェンコ大統領が16日にこの問題について協議したことを明らかにした。 ベラルーシの国営ベルタ通信は国境警備隊が移民を国境地点から離れたレセプションセンターに移動させ始めたと報じた。
2021.11.17 AFP BB News

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「われわれは国連の目」 仏海軍、対北朝鮮制裁の監視に参加 <2112-111703>
 朝鮮半島と中国の間に横たわる黄海で、フランス海軍の偵察機が北朝鮮に向かう禁制品を見逃さないようくまなく監視を続けている。 任務は5日に終了した。
 このチームは、国連(UN)の対北朝鮮制裁を執行する国際的な任務の一翼を担い、沖縄にある米軍普天間飛行場(MCAS Futenma)から偵察飛行をしていた。
2021.11.17 毎日新聞

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ドイツ、ノルド・ストリーム2認可手続き一時停止 年内稼働困難に <2112-111702>
 ドイツ連邦ネットワーク庁が16日、9月に完成したNordostreem 2 (NS2) の認可手続きを一時停止すると発表した。 独メディアなどによると、独連邦ネットワーク庁は書類審査の結果、ドイツの法律に基づいて組織された事業会社だけが認可手続きの対象になるとの結論を出したという。
 NS2を運営する事業会社のNordostreem 2AGはロシアのガスプロムの子会社スイスに本拠を置いているため、Nordostreem 2AGはドイツの法律に基づく子会社を設立する方針で、子会社が改めて認可を申請する見通しである。
 ガス価格の高騰が続くなか、当初見込まれていたパイプラインの年内稼働は困難な情勢となった。
2021.11.16 日経新聞 有志国で軍事展開可能に EU外相が提案 <2112-111616>
 EUが、有志国だけで展開可能な独自のEU軍部隊を創設する方向で議論を始めた。 意思決定の迅速化が目的で2025年までに5,000名規模での設立をめざす。 実現すれば、全会一致を原則とするEUの外交安全保障政策の転換点となる。
 EUは2007年に1,500名規模の戦闘群を設立を決めたことがあったが、全会一致の原則と「政治的な意思の欠如」が足かせとなりこれまで設立されていない。
 EUのボレル外交安全保障上級代表は15日開かれた外相国防相共同会合で戦略指針案を提示して閣僚級で初めて議論し12月の首脳会合で討議して、フランスがEU議長国を務める2022年3月に採択する計画である。  部隊は陸海空からなり、2023年から訓練を開始して2025年には運用できる体制にする。
2021.11.16 時事通信

(Yahoo)

台湾の前副総統が欧州歴訪 リトアニアとポーランド <2112-111611>
 台湾外交部が15日、陳前副総統がバルト三国のリトアニアとポーランド歴訪に向け出発したと発表した。
 台湾と欧州をめぐっては、呉外交部長が10月下旬にスロバキアとチェコを歴訪したほか、経済視察団も両国とリトアニアを訪問している。 また11月上旬にはEU欧州議会の代表団が台湾を訪れたばかりで、陳氏の歴訪で欧台の接近ぶりが一段と鮮明になっている。
2021.11.16 ロイタ通信

(Yahoo)

EU、即応部隊設置を検討 米依存脱却狙い25年までに5000人規模 <2112-111607>
 EU2025年までに最大5,000名の即応部隊を創設し、米国に依存することなくさまざまな危機に対応できる体制を確保することを検討していることが、ロイターが確認した草案で明らかになった。 戦略的羅針盤の標題が付けられ草案は11月9日付で28ページにわたる。
 EU外相国防相は15日と16日に同計画について協議し、来年3月までに最終文書をまとめたい考えである。 EU加盟27ヵ国全てが参加する必要はないが、いかなる配置も総意に基づく承認が必要になるとしている。
 EU首脳は20年前に50,000~60,000名強の部隊設置で合意したが、作戦遂行能力を持たせることはできなかった。
2021.11.16 ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、ロシアに警告 ウクライナ国境付近への軍展開巡り <2112-111601>
 ストルテンベルグNATO事務総長が15日にウクライナのクレバ外相との共同記者会見で、ロシアがウクライナとの国境付近に軍を展開していることを受け、NATOはウクライナを支持していると警告した。
 現在重要なことは制御不能な状態に陥ることを防ぐことだと強調し、ロシアに対して緊張を緩和し、事態の深刻化を回避するために軍事活動について透明性を保つよう求めた。
2021.11.15 時事通信

(Yahoo)

EU、ベラルーシ制裁拡大を決定 移民送り込みで <2112-111508>
 EU加盟国が15日の外相理事会で、ポーランドなどの国境に中東などからの移民を送り込んでいるとして、ベラルーシに対する制裁措置の拡大を決定した。
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は声明で、ベラルーシのルカシェンコ政権は、EUによる既存のベラルーシ制裁への対抗手段として、移民を政治利用しているとして、「この非人間的で違法な行いを押し返す」と述べ、ルカシェンコ政権への圧力を高めていく考えを強調した。
 ボレル氏は外相理事会に先立ち、中東などからベラルーシへの移民の移送に関わる航空会社や旅行会社などを制裁対象として検討する方針を記者団に示していた。 EUはさらに、移民らの出身国や経由国にベラルーシへの渡航を阻止するよう働き掛けている。
2021.11.15 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、国境付近に約10万人の軍展開=ウクライナ大統領 <2112-111506>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が先週、ロシアから同国を経由してEU各国に天然ガスを供給するパイプラインの停止を示唆したが、ルカシェンコ大統領にとって後ろ盾であるプーチン露大統領は13日に事前の相談がなかったと不満を示した。
 プーチン大統領はTVインタビューで、そのような行動はロシアとベラルーシの関係を危険にさらすことになると述べた。 また発言がある前にルカシェンコ大統領と2度話したが、パイプライン停止を示唆することは全くなかったという。
 ロシアにとって欧州は天然ガスの巨大市場で、欧州は天然ガスの1/3をロシアから輸入している。
2021.11.15 AP

(Yahoo)

NATO に緊急協議の要請を検討 移民問題で揺れる欧州3ヵ国 <2112-111505>
 ポーランドのモラビエツキ首相が14日、ポーランド、リトアニアラトビア3ヵ国が、ベラルーシとの国境に流入する移民問題解決のためNATOに緊急協議の要請を検討していることを明らかにした。
 北大西洋条約は第4条で、加盟国が領土保全、政治的独立、または安全が脅かされていると判断した場合、協議を要請できるとしているが、NATO設立以来これまでにそのような協議は、数回しか要請されていない。
 ポーランド国境警備隊によれば、昨年は120件だった不法越境は、今年これまでに3万件を超えているという。 ポーランドは国境警備隊と警察に加えて15,000名の軍隊をベラルーシとの国境に配備して非常事態に対処しているが、それでもドイツにはベラルーシから9,000人以上の移民が何らかの形で入国しているという。
【註】
 この問題でポーランドのほかバルト三国のリトアニア、ラトビアの名は出てもエストニアの名が出ないのは、エストニアがロシアと接しているがベラルーシとは国境を接していないためと思われる。
2021.11.15 ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランド首相、移民流入問題で NATO に具体的措置求める <2112-111501>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が14日、ベラルーシ経由で移民が流入している問題を解決するため、NATOは具体的な措置を取る必要があると述べ、EUに対しても国境の壁の資金を共同で拠出すべきだと語った。
 モラウィエツキ首相は国営のポーランド通信 (RAP) に対して、「わわれれが公に懸念を表明するだけでは不十分で、具体的な措置と同盟国全体の取り組みが必要だ」と強調し、ベラルーシと国境を接するポーランド、リトアニア、およびラトビアが北大西洋条約に基づき協議を求める可能性があることを示唆した。
 北大西洋条約の第4条によれば、加盟国が自国の領土保全や政治的独立、安全保障が脅かされていると判断した場合に協議を要請をすることが可能としている。
2021.11.13 ロイタ通信

(Yahoo)

ベラルーシ、難民2000人を強制送還 EU 当局は移民流入に備え <2112-111305>
 ベラルーシが12日、不法移民を阻止する取り組みの一環として必要な入国書類を保持していない2,000人を強制送還したと発表した。 また国境で不法入国者700人を拘束したという。
一方、欧州国境沿岸警備機関 (
FRONTEX) レッジェリ代表が12日、中東からベラルーシを経由してEU域内に入国する移民の増加に備える必要があるとの見解を表明し、この問題が長期化することを覚悟する必要があると述べた。 FRONTEXはベラルーシと国境を接するポーランドに地上部隊を派遣してはいないが、衛星画像の共有や航空監視の強化を検討しているという。
2021.11.13 時事通信

(Yahoo)

ベラルーシ情勢悪化を警戒 移民送り込み非難 NATO声明 <2112-111303>
 NATOが12日、ポーランドなどとの国境にベラルーシが大量の移民を送り込んでいるとみられる問題をめぐって声明を出し、ベラルーシによる国境における挑発や状況悪化のリスクへの警戒を続けると強調した。
 無情な行為は弱い人々の命を危険にさらすと移民の政治利用を強く非難し、ベラルーシに対し送り込みをやめるよう迫った。
2021.11.12 時事通信

(Yahoo)

独フリゲート艦、北朝鮮瀬取り監視参加 13日から <2112-111213>
 ドイツ外務省が12日、インド太平洋地域に派遣中のフリゲート艦Bayernが13日から12月14日までの1ヵ月間、朝鮮半島近海で北朝鮮による瀬取りの監視活動に参加すると発表した。
 ドイツ艦による瀬取り監視参加は初めてである。
2021.11.12 ロイタ通信

(Yahoo)

ベラルーシ大統領、天然ガス供給停止も 移民流入問題で EU けん制 <2112-111208>
 ベラルーシの国営通信社によると、ルカシェンコ大統領が11日に移民を意図的に送り込んでいるとしてEUがベラルーシに新たな制裁を検討していることに対し、ロシアからベラルーシを経由してEUに送られる天然ガス輸送を停止する可能性を示したと報じた。 ルカシェンコ大統領は、天然ガスの供給を停止したらどうなるかポーランドの首脳やリトアニア国民などはまずそのことを考えるべきだと述べEU側をけん制した。
 欧州の天然ガス価格は最近、過去最高値を記録しており、ベラルーシが天然ガスの供給を停止すれば影響は大きい。
2021.11.12 Bloomberg

(Yahoo)

EU、5.2兆円規模の技術・インフラ戦略を来週公表-一帯一路に対抗 <2112-111202>
 EUが来週、€40B超をテクノロジーとインフラ分野に支出するグローバル・ゲートウェイ戦略を公表する。 この戦略は中国の一帯一路に対するEUの対抗策の中核を成す。
 Bloomberg Newsが確認した草案によると、戦略はデジタルと輸送、エネルギー、貿易分野のプロジェクトに重点を置く計画で、世界におけるEUの競争力と利益の押し上げを目指すほか、持続可能な環境基準や民主主義、人権、法の支配といった価値の浸透を図るとしている。
2021.11.11 ロイタ通信

(Yahoo)

EU の対ベラルーシ制裁、来週拡大へ ポーランドへの難民流入で <2112-111102>
 EUが10日、ベラルーシが難民をポーランドに流入させていると非難し、来週にもベラルーシに対する制裁措置を拡大する方針を示した。
 EU加盟27ヵ国の大使はベラルーシの行為が追加制裁の法的根拠になるとの見解で一致しており、追加制裁は早ければ来週にも実施され、ベラルーシの外相や国営航空会社を含む約30の個人や団体が対象になるとした。
2021.11.10 Jane's Defence Weekly German Leopard 2 tested with Trophy APS for first time <2201-111008>
 イスラエル国防省が11月3日、ドイツが装備したTrophy
APS最初の一連の試験が完了したと発表した。 Rafael社とKrauss-Maffei Wegmann社が行った試験では90%以上の成果を収めたという。 Rafael社によると試験は10月末に完了した。
 Trophy APSは2023年までにLeopard 2A6MA3に取り付けられ名称がLeopard 2A7MA1になる。 1月にはドイツが2023年にNATOのVery High Readiness Joint Task Force差し出すLeopard 2 17両にAPSが取り付けられた。
2021.11.09 時事通信

(Yahoo)

EU、ベラルーシ制裁拡大を検討 移民送り込みを非難 <2112-110903>
 EUが、ポーランド国境にベラルーシ側から大量の移民が押し寄せている問題を、EUの制裁に対するルカシェンコ政権による対抗措置だとみて危機感を強め、政権への制裁拡大検討を急ぐとともに、移民流入の未然阻止を図る。
 フォンデアライエン欧州委員長は8日に声明でルカシェンコ政権による移民の政治利用を非難し、EU加盟国に対しこの攻撃の責任を負う政権への制裁拡大を承認するよう求めると訴えた。
 ルカシェンコ政権は、中東などから航空便やビザを手配して移民らを連れてきた上で、EU加盟国のポーランドやラトビア、リトアニアに送り込んでいるとみられている。 欧州委員長は、関与する航空会社への制裁検討も表明した。
2021.11.05 讀賣新聞

(Yahoo)

独フリゲート艦バイエルン、東京寄港 <2112-110506>
 ドイツ海軍フリゲート艦Bayernが5日、東京国際クルーズターミナルに寄港した。 Bayern8月にドイツを出港してソマリア沖のアデン湾で海上自衛隊と共同訓練を行い、オーストラリアやグアムなどに寄港して、今月4~5日には日本南方の太平洋で再び海上自衛隊と共同訓練を行った。
 Bayernの派遣はインド太平洋地域への関与強化を図るドイツの姿勢を象徴する動きで、ドイツは昨年9月にはインド太平洋指針を閣議決定した。 指針では「ルールに基づく秩序」などの原則を掲げ、日本など価値を同じくする国との連携を打ち出し、名指しはしていないが、中国により既存の国際秩序が脅かされているとの認識が背景にある。
2021.11.05 Focus 台湾

(Yahoo)

「台湾は盟友」=公式訪問の欧州議会代表団団長 <2112-110505>
 訪台中の欧州議会代表団のグリュックスマン団長が5日に台北市内で記者会見を行い、「台湾は欧州にとって理念の近いパートナーであり盟友」だと述べ、台湾を支持する立場を示した。
 グリュックスマン団長は、「台湾は地域で最も活躍している民主主義体制であり宝物でもある」とした上で、「台湾は孤独ではない。 台湾を守ることはEUの利益に合致する」と強調した。
 また、EUが設立を検討している偽情報対策センターについても触れ、台湾に設立されるよう努力すると語った。
2021.11.04 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア産ガスのドイツ向け供給停止続く、価格高騰 <2112-110406>
 ロシア産天然ガスをポーランド経由で欧州に運ぶパイプラインYamalドイツ方向へのガス輸送が3日時点で停止したままである。
 ドイツへの輸送容量の予約が突然取り消されたことを受け10月30日以来供給が止まっており、代わりにドイツからポーランドへの供給に切り替えられている。 この結果、欧州のガス先物価格は週初から18%近く高騰した。
 欧州の天然ガス価格が高騰する中での供給停止について、ロシア政府Nordstreem 2を承認するようドイツ当局やEUに圧力を掛けるために、欧州への供給を増やして価格を抑制する対応を見送っていると欧州の一部の政治家は主張してきた。 ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムはコメントの求めに応じていない。
2021.11.04 ハンギョレ新聞

(Yahoo)

KAI、韓国産の軽攻撃戦闘機の欧州輸出に乗りだす <2112-110405>
 KAI社が3日、韓国、ハンガリー、ポーランド、チェコ、・スロバキアで行う韓国V4首脳会談に合わせブダペストで行われた韓国V4ビジネスフォーラムで、スロバキアの国営防衛企業LOTN社とFA-50の輸出のための
MOUを結んだ。
 スロバキアは老朽化した高等練習機L-39の交代を推進しており、FA-50を有力な候補として挙げているとKAIは説明している。
2021.11.04 TBS News

(Yahoo)

EU 議会議員団 初の台湾訪問で行政院長と会談 <2112-110402>
 EU議会の議員団が5日まで滞在する予定で3日から台湾を初めて公式訪問していて、4日には蔡総統と会談する。
 台湾を公式訪問しているのは、外国政府による情報操作など民主プロセスへの干渉に関する問題を扱うEU議会の委員会の委員たちで、3日は蘇行政院長と会談した。
2021.11.03 Jane's Defence Weekly Nordic effect <2201-110320>
= 北海での海軍の共同に関する7頁の記事 =
 ・Strategic picture
 ・Nordic capability trends
 ・Unmanned capabilities
 ・Commonality in co-operation
2021.11.03 Jane's Defence Weekly Five European countries propose EU rapid reaction force <2201-110309>
 独、蘭、芬、ポルトガル、スロベニアのEU5ヶ国が、現在あるEU戦闘群 (
EUBG) を危機に即応する軍に発展させる計画に、10月21日にブリュッセルで開かれた会議で名乗りを上げた。 これは8月に起きたアフガンからの撤退事件でEUが執った措置である。  2007年に1,500名で発足したEUBGはその後Phase 1で3,500名に増強され、ブリュッセルから6,000km以内に部隊を30~120日派遣できるようになったが、未だ派遣されたことはない
2021.11.03 Jane's Defence Weekly NATO allies to confront 21st century threats with new multidomain approach <2201-110305>
 10月21、22両日にブリュッセルで開かれたNATO国防相会議の初日に、ロシアやテロ集団から国土を護る抜本的な改革構想Concept for Deterrence and Defence of the Euro-Atlantic Areaが承認された。
 この構想は局地的な地上作戦を念頭に置くもので、今後数ヶ月かけて立案される。
2021.11.03 MDA HP Israel begins initial testing for deployment of elevated sensor <2112-110308>
 イスラエル
IMDO米MDAと共同でCMなどの接近を警戒するため開発を進めていた、世界最大級の飛行船 (Aerostat) であるHAAS空中センサ (ES) を搭載したシステムの膨張飛行試験をイスラエル北部で開始する。
【註】
 米空軍とDARPAは、かつてこれと似たHAA構想を進めていた。 NORAD の考えていた飛行船はヘリウムを充填した全長152m、搭載重量2,040kgで65kWの電源を持ち、高度 70,000~80,000ftで1年間の 継続飛行が可能とされ、1機で 400nmを監視、12機で北米全域をカバーすることが出来るものであった。
 しかしながら、MDAは当時あったミサイル防衛諸計画の整理の一環としてHAAの計画中止を決め、FY-08に予算計上を行わなかった。
2021.11.02 日経新聞 ウクライナ国営ガス、ロシア産の「迂回」に危機感 <2112-110203>
 ウクライナ国営エネルギー会社ナフトガス社の最高経営責任者 (CEO) がFinacial Timesとのインタビューで、ドイツがロシアから天然ガスの追加供給を受ける条件としてNordstreem 2を承認すれば、欧州はロシアに屈することになると警告した。
 Nordstreem 2はウクライナを介さずバルト海経由でドイツに直接ガスを供給することから、プーチン露大統領はガスを「地政学的な武器」にしていると指摘した。
2021.10.27 WoW! Korea

(Yahoo)

欧州議会代表団「台湾訪問を予定」…中国の反発は必至 <2111-102703>
 香港のSouth China Morning Postが27日、フランス選出のグリュックスマン欧州議員率いる欧州議会代表団が来週初め台湾を訪れ、現地の高官たちと面談する予定であると報じた。
グリュックスマン議員は対中強硬派で、中国が3月に制裁リストにあげた人物である。
2021.10.27 日経新聞 台湾外交トップ、スロバキアで演説「貿易・投資で協力強化へ」 <2111-102702>
 東欧を訪問中の台湾の呉外交部長(外相)が26日にスロバキアの首都ブラチスラバで演説し、同国と貿易や投資、産業面での協力関係を強化すると述べ、自由や民主主義、人権の尊重など普遍的な価値観を共有しているとも強調し親密な関係をアピールした。
 呉外相は27日にはチェコで、大統領に次ぐナンバー2の地位にあるビストルチル上院議長らと会う予定だが、同議長は昨夏に政界や経済界などの関係者からなる代表団を率いて台湾を訪問し、チェコと台湾は「独裁から脱し民主化を実現した」と共通点を指摘するなど、台湾との関係強化に動いている。
2021.10.27 ロイタ通信

(Yahoo)

ノルドストリーム2承認、EUへのカス供給の脅威ならず=ドイツ <2111-102701>
 ドイツ経済省が26日、Nordo Streem 2を承認してもEUへのガス供給を脅かすことはないと発表した。 経済省は声明で「分析の結果Nordo Streem 2の承認はドイツおよびEUへのガス供給の安全性を脅かすものではないと結論付けた」とし、EU諸国との協議の上、分析結果を当局に提出したとした。
 Nordo Streem 2は操業開始準備が整っているものの、ドイツ規制当局の承認が必要で、経済省のガス供給に関する分析は当局が承認手続きを続けるための需要な要件となっている。
2021.10.21 Defense News NATO to boost air and missile defense investments to counter Russia <2111-102107>
 2日間にわたり行われるNATO国防相会議の初日となる10月21日にストロテンベルグ事務総長が、ロシアに対抗する今後の計画として防空/ミサイル防衛の強化を強調した。
 消息筋はこれを、PatriotやSAMP/Tの追加調達を指すものと見ている。
2021.10.21 Focus 台湾 欧州議会、台湾との関係強化を促す報告書可決 外交部が感謝 <2111-102105>
 欧州議会が21日に台湾との関係強化をEUに求める報告書圧倒的賛成多数で可決したと発表した。 採決は20日夜に行われ、賛成580、反対26、棄権66だった。
 報告書では、EUの駐台湾出先機関、欧州経済貿易弁事処の名称EU駐台湾弁事処に変更することや、EUと台湾の2者間投資協定 (BIA) 締結に向けた影響評価など準備作業への早急な着手、台湾が直面する中国の軍事的圧力に対してより多くの措置を講じることなどをEUに対して求めている。
2021.10.20 Jane's Defence Weekly Czech Republic, Israel sign SPYDER air defence deal <2112-102006>
 チェコがイスラエルと10月5日、Rafael社製SPYDER防空システム4個システムを購入する政府間契約に署名した。 SPTDERは第25対空ミサイル連隊が装備している2K12 Kubと換装され、今後20年間装備することになる。
 チェコ国防相によるとイスラエル製防空システムの装備はNATO加盟国で初めてとなる。
2021.10.19 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、NATO 代表部閉鎖へ 追放処分への対抗措置 <2111-101902>
 ロシアのラブロフ外相が18日、ブリュッセルにあるNATOのロシア代表部活動を停止すると発表した。 同時にモスクワにあるNATO軍事代表部の人員の認可を11月1日付で取り消すと共に、モスクワのNATO情報部を閉鎖する。
 NATOが在ブリュッセルNATO代表部に勤務するロシア人8人を「未申告の情報部員」として追放処分にしたことに対する対抗措置で、ラブロフ外相は記者会見で「NATOは公平な対話と共同作業に関心を持っていないようだ」とし、「これが事実なら、予見可能な将来に何らかの変化が可能であるかのようなふりをし続ける必要はない」と述べた。
2021.10.18 Stars & Stripes French ambassador ordered out of Belarus in diplomatic spat <2111-101805>
 フランス外務省が10月18日に声明で、駐ベラルーシ仏大使がベラルーシから国外退去を命ぜられ、17日に同国を退去したと発表した。
2021.10.13 Taiwan News

(Yahoo)

France acknowledges it sent Navy ship to Taiwan Strait <2111-101303>
 パルリ仏国防相が、超党派議員団の一員として台湾を訪問したキャディック上院議員の質問に答えて10月12日、フランス海軍が情報収集艦Dupuy de Lom 3,600tを台湾海峡へ派遣したことを認めた。
 同相は同艦の航行時期について明らかにしていないが、Navy Newsは同艦が8月にグアムに寄港し、10月1日に日本を出港したと報じている。
2021.10.07 時事通信

(Yahoo)

NATO、ロシア代表部8人を除名 「未申告の情報員」 <2111-100703>
 NATO当局者が6日、NATOロシア代表部の8人未申告のロシア情報機関員だったとして登録を取り消したと明らかにした。 同代表部に認める人員数の上限も20人から10人まで減らした。
 NATOは2018年にも、英国で起きた元ロシア情報機関員暗殺未遂事件を受け、上限を10人削減している。
2021.10.06 時事通信

(Yahoo)

西バルカン加盟、支持再確認 EU 首脳会議、目標時期は示さず <2111-100607>
 欧州連合 (EU) がスロベニア北西部クラーニで6日に開いたの首脳会議2日目では、セルビアなどEU加盟を希望する西バルカン地域6ヵ国の首脳と協議した。
 ロシアや中国の地域への影響拡大が懸念されるなか首脳宣言をまとめ、加盟の明確な支持を再確認した。
2021.10.06 日経新聞 EU首脳会議、NATOとの関係強化へ 米国への発言権確保 <2111-100605>
 アフガニスタン問題や潜水艦建造計画の契約破棄など米国との関係が揺らぐなか、スロベニアで5~6日に開かれたEU首脳会議ではNATOとの宣言に盛り込む理念や具体策を討議した。 具体的には、新しい分野での情報交換や人員交流に加え、対中国を念頭に置いた重要インフラ防衛や、加盟国艦のインド太平洋地域寄港といった案を話し合ったという。
 ミシェルEU大統領は6日未明の声明で、我々の安全保障の礎であるNATOとの協力を進めると力説し、NATO内での欧州諸国の存在感を高め、米国に物言える立場を築く方針を示した。
 NATO加盟国の国防費7割を米国が占め突出しており、加盟30ヵ国のうちトルコを除く27ヵ国が欧州諸国であるにもかかわらず、NATOの意思決定は事実上、米国が握っているのが現状である。
2021.10.05 時事通信

(Yahoo)

独自防衛強化へ議論 欧州の「自立」模索 EU 首脳会議 <2111-100508>
 EUが5日から2日間の日程で、議長国スロベニアで首脳会議を開く。
 初日はEU独自の防衛力強化対中国政策を議論し、アフガニスタンからの米軍撤収強行などで米欧同盟への信頼が揺らぐ中、欧州の戦略的自立を模索し検討を本格化させる。
2021.10.04 AP 通信

(Yahoo)

クイック・レスポンス2021 EUFOR主導の平和維持訓練 <2111-100401>
 ボスニアに展開中の欧州連合部隊 (
EUFOR) と欧州各地の予備役部隊、コソボ駐留のNATO軍に加えてボスニア陸軍が10月1日、6日間に及ぶQuick Response 2021演習を終了した。 ボスニア国内の数ヵ所で同時進行形で実施された演習では、検問所の設置と管理、輸送車両の護衛と警備、EUFOR連絡員と監視チームの撤収、暴動時の群衆制御などが実際に即した想定のもとで実施された。
 1992年から1995年まで続いたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の後、NATO主導の平和維持軍として60,000名以上の将兵がボスニア国内に展開していたが、2004年からはEU指揮下の欧州連合部隊であるAlthea (EUFOR Althea) に任務が移管されていた。
2021.10.02 Sars & Stripes NATO troops patrol Kosovo-Serbia border after truck blockade <2111-100205>
 車両ナンバープレートをめぐる紛争で緊張が高まっているセルビアとコソボの国境に、両国の了解の元、米国、イタリア、ポーランド軍からなるコソボ平和維持軍 (
KFOR) が2週間駐留することになり、10月2日にはセルビア人が道路を封鎖していたトラックを撤去するのが見られた。
 KFORはNATOとEUにより28ヶ国4,000名で構成されている。
2021.10.01 Sars & Stripes Turkey says Greek-French defense pact harms NATO alliance <2111-100107>
 フランスとギリシャが先週、戦闘艦3隻を含む€3B ($3.5B) にのぼる武器売却協定を結んでことに対し、トルコがこれはNATOの団結を乱すものと非難している。
 歴史的に敵対関係にあるギリシャとトルコは近年、東地中海におけるガス田開発などで対立を深めている。
2021.10.01 日経新聞 Finacial Times:EU軍創設には課題山積 共有ビジョンを作れるか <2111-100101>
 ドイツの連邦議会選挙の結果を受けた連立交渉は難航が予想されるが、各党の公約から判断する限り次期政権はEU軍の創設を目指すことになる。 この点はすべての主要政党が支持しており、特に今回、僅差で勝利した中道左派のドイツ社会民主党(SPD)はEU軍創設の考えには積極的である。
 9月15日に英語圏3ヵ国が新たな安全保障協力の枠組みAUKUSの創設を発表したことを仏政府は「後ろから刺されたようなものだ」と評し、マクロン仏大統領はEUの戦略的影響力を前にも増して高めようと決意を新たにしている。
 欧州ではEUとしての主権やEUの戦略的自立、EU軍創設を求める声が最近高まっているがどれも空想の域を脱していない。 EUがこれらの理想を実現するのに必要な莫大な予算や仕組み、共通のビジョンを共有できているかといえばほど遠い。
2021.09.28 日経新聞 ハンガリーとウクライナが対立 ロシア産ガス供給巡り <2110-092807>
 ロシアとハンガリーがむすんだ天然ガス供給契約を巡り、ハンガリーとウクライナが対立している。 28日には両国が互いの大使をそれぞれ呼び出して抗議した。 発端はロシア国営ガスプロムの子会社とハンガリーの国営エネルギー会社MVMグループが27日に結んだ長期供給契約で、ハンガリーが15年間、年45億㎥のロシア産天然ガスを輸入する。
 問題は従来のウクライナ経由のガスパイプラインではなく2020年に稼働した黒海経由のTurkish Streamを通じてガスが供給されることである。 ウクライナはロシアから欧州への天然ガス輸出の経由地として通過料収入を得ており、今回の契約ではウクライナに落ちる通過料収入は大幅に減るとみられる。
2021.09.28 産経新聞

(Yahoo)

仏大統領「インド太平洋戦略は不変」 <2110-092806>
 マクロン仏大統領が28日、オーストラリアがフランスとの潜水艦開発契約を破棄したのを受け、フランスのインド太平洋戦略は不変だと表明した。
 大統領は、われわれはこの地域に8,000名の部隊を駐留させパートナー国と多くの共同作戦を行ってきたとして、南太平洋に海外領土を持つインド太平洋国家として、日米豪などと安全保障で連携してきた実績を強調した。
2021.09.22 Jane's Defence Weekly Continuity and change <2111-092212>
= トランプ後の NATO に関する7頁の記事 =
 ・Defence spending edges up
 ・More common funding
 ・Accelerating defence innovation
 ・Extending Article 5 to space
 ・Open door to new members
 ・The Russian threat
 ・Air and missile defence
 ・Keeping Turkey in
 ・Readiness initiative
 ・Inceasing common assets
 ・Out of Afghanistan
2021.09.22 Jane's Defence Weekly Greek Patriot battery departs for Saudi Arabia <2111-092211>
 ギリシャTanagra空軍基地で9月14日、サウジアラビアに派遣されるPatriot 1個中隊の出発式が行われた。
 6月に米陸軍防空部隊がサウジ、クウェート、ヨルダンから撤退したのを受け、フランスと英国はサウジに防空監視レーダを展開させている。
2021.09.22 ロイタ通信

(Yahoo)

EU 外相、豪潜水艦問題で仏との連帯表明「EU 全体に影響」 <2110-092203>
 豪政府が先週、米英との合意を優先してフランスとの間で結んでいた潜水艦の建造契約を破棄すると発表した問題で、EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)らは国連総会が開かれているニューヨークで20日に会合を開き、フランスとの連帯を表明した。
 国連で会見したボレル外相は、各国の指導者間で分断ではなく更なる協力が求められると述べた。
2021.09.22 毎日新聞

(Yahoo)

フランス、インドと関係強化を確認 米英豪に対抗か <2110-092202>
 フランス大統領府が21日、マクロン大統領インドのモディ首相と電話協議し、インド太平洋地域で共に行動することで一致したと発表した。 新たな安全保障枠組みAUKUSを秘密裏に計画、創設したとしてフランスが米英豪3ヵ国に反発を強めるなか、地域の大国インドとの関係強化を確認した。
 フランスは、太平洋とインド洋に海外領土を持ち、インドとは2018年に安全保障分野の協力関係強化で合意しており、今年4月には中国の海洋進出を念頭に、日米豪印にフランスが加わって海上共同訓練を行った。
2021.09.22 ロイタ通信

(Yahoo)

欧米問題は「はるかに広範囲」、潜水艦問題に限らず=欧州委員 <2110-092201>
 EU欧州委員会のブルトン委員(域内市場担当)が21日にワシントンで記者団に対し、欧米間の緊張は数年前から続いており、オーストラリアがフランスとの潜水艦共同開発計画を破棄したことへの不満だけではないと述べた。
 バイデン政権がアフガニスタンからの駐留米軍撤退を巡り意思疎通を図っていなかったことや、トランプ前政権時代の渡航制限措置を長期にわたり継続していること、米国がメルケル独首相の携帯電話を盗聴したことやトランプ前政権の4年間にわたる欧州叩きなどその根は深いとした。
2021.09.20 時事通信

(Yahoo)

英仏国防相会談が中止に 新安保枠組みで亀裂拡大 <2110-092001>
 英メディアが20日、ロンドンで今週開催予定だった英国とフランスの国防相会談が中止されたと報じた。 仏側が中止を申し入れたという。
 米英豪が立ち上げた新たな安全保障の枠組みAUKUSをめぐり、仏側と生じた亀裂が一段と深まった。
2021.09.19 時事通信

(Yahoo)

「欧州外し」、深まる米不信 インド太平洋戦略で EU <2110-091903>
 米英豪が15日発表した新たな安全保障の枠組みが、フランスを中心にEUに波紋を広げている。 EUが地域への関与を強めようとする矢先に同盟国から蚊帳の外に置かれた衝撃は大きく、米国への不信感が一段と深まっている。
 新枠組みでは米英が豪州の潜水艦建造に協力することになり仏豪が2016年に合意した潜水艦の共同開発計画が破棄されたことに対し、ルドリアン仏外相は16日に仏ラジオで裏切りだと怒りをあらわにした。
 新枠組みはEUにも寝耳に水だった。 ボレル外交安全保障上級代表(外相)は16日の記者会見で、知らされておらず、協議に加われなかったのは残念だと認めた。 特にボレル上級代表が同日詳細を発表したEU初のインド太平洋戦略に大きな影を落とした。
2021.09.18 AFP=時事

(Yahoo)

フランス、米豪から大使召還 潜水艦契約破棄めぐり <2110-091801>
 オーストラリアフランスと交わしていた潜水艦の大型契約を破棄し、米国製の潜水艦を購入すると決めたことを受け、フランス政府は米国とオーストラリアに駐在する大使を召還した。
 ルドリアン仏外相が17日に声明で、協議のために大使2人を直ちに召還することを決めたと発表した。
2021.09.17 時事通信

(Yahoo)

豪での米軍駐留拡大へ 原潜建造に次ぎ連携強化 2プラス2 <2110-091704>
 米国とオーストラリアが16日、ワシントンで外務国防閣僚協議 (2-plus-2) を開催し、豪州に巡回駐留する米軍の規模拡大で合意した。
 米英両国は15日に豪州の原子力潜水艦建造を支援する方針を表明したばかりで、インド太平洋で安全保障連携を強化し、急速に軍事力を拡大する中国に対抗する狙いがある。
2021.09.16 ロイタ通信

(Yahoo)

EU、インド太平洋戦略を発表 中国に対抗しプレゼンス増大 <2110-091612>
 EUが16日、インド太平洋地域に関する戦略を正式に発表した。 中国に対抗して同地域における存在感を高めるとし、台湾と通商交渉を進めるほか、海路の確保に向け艦船の配備を増加させる方針を示した。
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は、前日に米英豪3ヵ国がインド太平洋地域における安全保障上の協力関係AUKUSと呼ばれる協力枠組みを構築で合意したと発表したことについてEUに事前に相談はなかったとし、EUは独自の防衛安全保障戦略を策定する必要があるとの認識を表明した。
 ミシェルEU大統領も、戦略的な利害がある地域に対するEU共通の対応の必要性が改めて示されたと述べた。
2021.09.16 共同通信

(Yahoo)

EU 委員長、施政方針演説 インド太平洋へ関与強化 <2110-091602>
 EUのフォンデアライエン欧州委員長が15日に欧州議会で今後1年の施政方針演説を行い、インド太平洋地域への関与を強める考えを表明した。
 アジア経済の重要性と同地域における中国の存在感の高まりが背景にある。
2021.09.15 時事通信

(Yahoo)

中国、独フリゲート艦寄港拒否 <2110-091509>
 ドイツ外務省報道官が15日、日豪印韓などインド太平洋地域に向け出港したフリゲート艦Bayernについて、中国当局が寄港を望まないとの意向を伝えてきたと明らかにした。
 Bayernは、中国が周辺国と対立する南シナ海を航行する予定で中国への牽制の意味合いがある一方、過度な刺激を避けるため上海への寄港を打診していたが、中国側が拒否した。
2021.09.15 時事通信

(Yahoo)

独、ロシアの選挙介入に危機感 偽ニュース警戒、捜査も開始 <2110-091504>
 ドイツで連邦議会選挙が26日に迫るなか、政治家を標的としたサイバ攻撃や、インターネット交流サイト (SNS) での偽ニュース流布によるロシアの選挙介入に危機感が強まっている。 独政府はロシアにサイバー攻撃の停止を要求し当局が捜査に乗り出したほか、偽ニュース対策も進められている。
 攻撃を実行しているのは、ロシア政府が背後にいるGhost Writerと呼ばれるハッカー集団とみているがロシア側は関与を強く否定している。
【関連記事:2110-090704 (日経 2021.09.07)】
2021.09.11 AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、ノルドストリーム2完成を発表 各国反発のガス管 <2110-091101>
 ロシア国営エネルギー企業ガスプロムが10日、パイプラインNord Stream 2の完成を発表した。 同パイプラインの建設は米国の懸念欧州の分断を生みウクライナの反発を買っていた。
 Nord Stream 2は欧州のロシア産ガスへの依存を高め、ウクライナを迂回するものと批判されている。 Nord Stream 2の敷設によりウクライナを通る既存ルートの利用が減ることで、同国はロシアから得ている重要な経由料を失うことになる。
2021.09.08 Jane's Defence Weekly France deploys SAMP/T air-defence system to Pince Hassan Air Base in Jordan <2111-090807>
 フランス国防省が8月26日、仏空軍のSAMP/T Mamba 1個システムヨルダンのPrince Hassan航空基地に展開したと発表した。
 Prince Hassan航空基地はシリアとの国境から32kmの位置にある。
Prince Hassan 航空基地の位置 (Google Map)】
2021.09.07 ロイタ通信

(Yahoo)

「ノルドストリーム 2」、パイプライン敷設作業が完了=運営会社 <2110-090701>
 ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに運ぶ油送管Nordostreem 2の運営会社が6日、最後のパイプの溶接作業が完了してバルト海の海底を結ぶパイプラインが完成したことを明らかにした。
 運営会社によると、ドイツ海域のパイプラインに最後の部分を溶接し、今後はデンマーク海域の部分に溶接して工事が完了し、年内の稼働を目指すという。
2021.09.03 時事通信

(Yahoo)

EU 部隊構想、11月までに具体案 米依存脱却、実現は不透明 <2110-090301>
 EUが2日に今年後半の議長国であるスロベニアのクラーニで国防相会議を開き、アフガニスタンからの加盟各国民らの退避をめぐる混乱を踏まえ、危機時に投入可能なEUの独自部隊創設について協議した。 ボレル外交安全保障上級代表(外相)は終了後の記者会見で、11月半ばまでに構想の具体案をまとめる方針を示した。
 EUでは軍事的な米国依存からの脱却を唱える声が高まっているが、対露防衛で米国との協力を重視する北/東欧諸国には慎重論も根強く、実現するかどうかは依然不透明である。
 EU加盟各国は1999年に5万~6万名の緊急展開部隊を2003年までに運用可能にすることで合意したが合意は履行されず、2007年に導入した1,500名規模の有事即応部隊を投入する仕組みも発動例がない。  クランプカレンバウアー独国防相は、派兵を容易にするため有志国だけに参加国を絞る案を唱えている。
2021.09.02 Focus 台湾

(Yahoo)

欧州議会外務委、駐台出先機関名称に「台湾」明記を提言 賛成多数で可決 <2110-090204>
 欧州議会外務委員会が1日、EUと台湾間の政治関係と協力に関する報告書の草案と修正案を賛成多数で可決した。
 中国の軍事的脅威に対する深い懸念を示した上で、EUと台湾が2者間投資協定(BIA)を結んだ場合の影響評価の実施やEUの駐台湾出先機関の名称に「台湾」を明記することを欧州委員会に提言する内容が盛り込まれた。
2021.09.01 時事通信

(Yahoo)

欧州、米依存に危機感 EU独自部隊創設検討 アフガン退避 <2110-090101>
 欧州では、アフガニスタンからの退避をめぐる混乱を受け、各国の懸念を顧みずに部隊撤収を断行した米国への不信感が広がり、EU内では自立を図る動きが出ている。 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が30日公開の伊紙とのインタビューで、米国はもう他人の戦争で戦おうとはしないと指摘し、危機時に投入するEUの独自部隊創設を提案する考えを示した。
 欧州各国で米国の自国優先姿勢は変わらないとの厳しい見方は深まっており、マクロン仏大統領が唱えるEUの戦略的自立に向けた議論が加速しそうである。
2021.08.24 Defense News Germany readies frigates for ballistic missile defense missions <2109-082406>
 ドイツ国防省が8月24日、F124 Sachsen級フリゲート艦3隻のレーダを2024~2028年にBMD能力のあるレーダに換装すると発表した。
 契約相手はHensoldt社とIAI社で、TRS-4Dレーダに元に4基が€220M ($258M) で発注された。 1基は陸上での教育訓練用になる。
2021.08.21 ロイタ通信

(Yahoo)

米、ノルドストリーム2巡り制裁導入 完成間近で効果薄との見方 <2109-082101>
 バイデン米政権が20日、Nordostreem 2建設に関与するロシア船籍の船舶と関連企業2社に対する制裁措置を導入した。 ブリンケン国務長官によると、議会で成立した法律の下で、バイデン政権はこれまでに7団体に制裁を課している。
 プーチン露大統領はこの日、Nordostreem 2はあと15kmを残してほぼ完成していると表明し、米調査会社は9月3日までに完成するとの見方を示しており、制裁措置にかかわらずNordostreem 2は完成する公算が大きいとの見方が濃厚である。
2021.08.14 共同通信

(Yahoo)

アフガン政府を「全力支援」 NATOが緊急会合 <2109-081401>
 NATOが13日、アフガニスタン情勢の急激な悪化を受け、ブリュッセルで緊急会合を開催し、ストルテンベルグ事務総長が声明で、反政府武装勢力タリバンの激しい暴力に深い懸念を表明した上で、われわれの目的はアフガンの政府と治安部隊を全力で支援し続けることだと強調した。
 タリバンに対しては「武力で国を奪っても国際社会から認められないことを理解する必要がある」と警告した。
2021.08.10 Defense News NATO chief flags Baltic tensions ahead of Zapad military drill <2109-081008>
 ロシアが9月にZapad 2021を開始するのに対し、ストルテンブルグNATO事務総長が8月9日、ベラルーシがリトアニアに対してハイブリッド戦を仕掛けることを懸念し、警戒を強化していると述べた。
2021.08.08 共同通信

(Yahoo)

EU、ベラルーシに追加制裁警告 大統領選1年で声明 <2109-080802>
 EUのボレル外交安全保障上級代表が8日、ベラルーシ大統領選から9日で1年を迎えるのを前に声明を出し、反政権派への弾圧を強めるルカシェンコ政権さらなる措置を検討する用意があると警告、追加制裁の可能性を示唆した。
 ボレル上級代表は、政治危機の唯一の解決策は包括的な国民対話だとして、欧州安保協力機構 (
OSCE) の監視下での自由で公正な選挙の実施などを求めた。
2021.08.05 Defense News Aerospace startup gets $60M from the US Air Force to build hypersonic passenger plane <2109-080506>
 現在民航機で7時間かかるニューヨーク~パリ間を90分で飛行する、世界初となるMach 5で飛翔し再使用可能な超高速人員輸送機の研究を進めている米空軍が8月5日、7月30日にジョージア州のHermeus社と$60Mの契約を行ったことを明らかにした。
 この契約で同社は同社のQuarterhorse機を元にした3機を試作し、実大の再使用可能な推進装置を製造する。 試作1号機は操縦手のリスク低減のため無人機になる。
 Aviation International Newsが2020年11月に同社が縮小型エンジンを試作し試験中で、実大型の開発を開始していると報じている。
2021.08.02 時事通信

(Yahoo)

独艦船、インド太平洋へ出航 日豪など共同訓練、北朝鮮監視 <2109-080202>
 ドイツ海軍のフリゲート艦Bayernが2日、北海沿岸のウィルヘルムスハーフェンからインド太平洋に向けて出航した。 2022年2月末までの航海で、日本や韓国、オーストラリア、米領グアムといったインド太平洋の各地に寄港して共同訓練などを行う。
 日本には11月ごろに寄港の見込みで、北朝鮮船舶が国連制裁決議に違反して行っている瀬取りの監視活動にも参加する。
 Bayern南シナ海を航行するが上海への寄港も調整しており、中国に対する過度な刺激や緊張を避ける方針である。
2021.07.30 産経新聞

(Yahoo)

ドイツ、南シナ海にフリゲート艦派遣発表 8月出航 <2108-073002>
 ドイツ国防省が29日、フリゲート艦Bayernを8月2日にインド太平洋に派遣すると発表した。 発表によるとBayernはビルヘルムスハーヘンを出港し、2月22日まで航海を続ける。
 中国の軍事拠点化が進む南シナ海を航行するほか、日米やオーストラリア、シンガポールとの合同訓練を予定している。 中国への寄港を検討していると報じられていたが、発表文には記されていない。
 インド太平洋では合同訓練のほか、国連安保理決議に基づき、北朝鮮船の違法な瀬取りに対する監視活動を行う。 ドイツは昨年、インド太平洋戦略を策定しており、艦船派遣には、地域の安全保障に関与する姿勢を示す狙いがある。
2021.07.22 ロイタ通信

(Yahoo)

米独、ノルドストリーム2問題で合意 ロシア牽制 <2108-072202>
 米国とドイツが21日、Nordstreem 2を巡る合意を発表した。 ロシアがウクライナや中東欧諸国に打撃を与えるためにエネルギーを武器として利用した場合、ドイツは独自の対応を行うほか、EUに対し制裁導入を働き掛ける。
 98%がすでに完成したNordstreem 2はロシア北極圏からバルト海を通してドイツに天然ガスを供給するもので、米国はこの計画に反対していたがバイデン政権は制裁措置で計画を完全に頓挫させない道を選んだ。
2021.07.21 Jane's Defence Weekly Norway, Germany order U212CD submarines and NSM Block 1A missiles <2109-072104>
 ドイツとノルウェーが7月8日、ThyssenKrupp社にU212CD共通仕様潜水艦6隻及びKongsberg社に
NSM Block 1Aを発注した。 発注額は€5.5B ($6.5B) で、U212CDはノルウェーが4隻ドイツが2隻を発注した。 ノルウェー向けの一番艦は2023年に建造を開始し2029年に引き渡され、ドイツ向けは2032年と2034年に引き渡される。
 NSM 1Aはドイツ海軍に建造されるF126フリゲート艦に装備されると共に、F124とF125に装備されているRGM-84 Harpoonの後継として、またノルウェー海軍のFridtjof Nasen級フリゲート艦の旧型NSMの後継として2020年代中頃に装備される。
2021.07.14 Jane's Defence Weekly Spending spree: Germany approves draft defence budget and procurement programme <2109-071413>
 ドイツ国防省が6月22日、ドイツ議会が2022年の国防費素案と2025年までの財政計画を承認したと発表した。 それによると2022年の国防費は2021年より€3.4B増えた€50.3B ($60B) で、対GDP比は1.38%になる。
 国防費の増額は独仏西計画の
FCAS、U212CD潜水艦、NSM Block 1Aなど全ての分野にわたっている。 3月には米国務省がP-8A Poseidon 5機を$1.77Bで売却することを承認している。
 ただ6月22日に議会が承認した財政計画では国防費の毎年の増加額を€1Bとしたため、2020年代後半まで対GDP比は、2023年1.26%、2024年1.22%、2025年1.17%、と逐次低下することになる。
2021.07.14 Jane's Defence Weekly .... as its trial programme for defence capability is set to disburse its final funding <2109-071408>
 欧州委員会が6月30日、EUが支出計画2019~2020年
EDIDPで2件の主要計画に€300M ($356M) を配分したと発表した。 2019~2020 EDIDPの総経費は26件に€500Mになっている。
 2大計画では欧州ソフト定義通信ESSORに€37M、欧州MALE RPASに€100Mの合わせて€137Mになっている。
2021.07.14 Jane's Defence Weekly EU officially launches EDF, with first call for porposals exceeding EUR1 billion.... <2109-071407>
 EUの欧州防衛基金 (
EDF) が6月30日に正式に発足し、2021~2027年の€8Bのうち2/3が開発に配分される。
 最初となる2021年の提案要求 (CFP) に€1.2B ($1.4B) が計上され、センサーから宇宙分野まで23件のGFPのうち以下の6件が65%を占めている。
 ・航空戦:€190M
 ・地上戦:€160M
 ・新推進技術:€133M
 ・海上戦:€103.5M
 ・AMD:€100M
 ・情報優越:€70M
2021.07.14 Jane's 360 EU's operational headquarters looks set, finally, to declare FOC by end of 2021 <2108-071408>
 EUの指揮機能
MPCC のPhase 1 FOCが、年内にも2度に渡る延期で1年遅れで宣言される。
【註】
 MPCCはブリュッセルに本部を置く、EUの共通安全保障防衛政策の一部となる最大2,500名の部隊の作戦本部で、2017年の設立以来アフリカで3件の訓練活動を指揮してきた。
2021.07.12 Aviation Week & ST European Fund backs regional defense ambitions <2109-071201>
= EU EDF の活動状況に関する記事 =
 
2021.07.08 AP

(Yahoo)

米軍機に露戦闘機スクランブル 一触即発の情勢続く黒海付近 <2108-070805>
 ロシアとNATO軍との一触即発の情勢が続く黒海で、ロシア軍戦闘機米軍の哨戒機接近飛行する画像が7月7日にロシア国防省から公開された。
 ロシア国防省によると、米海軍のP-8が黒海のロシア領空に接近したため、ロシアのSu-30SMが緊急発進したという。 米軍機はロシア領空を侵犯していなかったという。
2021.07.06 産経新聞

(Yahoo)

中独仏3首脳がオンライン会談 EU、米国と一線画す <2108-070601>
 フランス大統領府が5日、フランス、ドイツ、中国の3首脳がオンライン会談したと発表した。 仏独両国には、米国とは一線を画したEU独自の対中外交を示す狙いがある。 独仏首脳は、EUと中国が昨年末に結んだ投資協定を踏まえ、中国が欧州企業の市場参入に道を開くよう期待を示した。
 仏大統領府の声明によると、3首脳は地球温暖化対策、COVID-19ワクチンのアフリカへの分配、さらにイラン、ミャンマー情勢について話し合った。
 中国の人権問題をめぐっては、独仏首脳は懸念を示し、新疆ウイグル自治区の強制労働問題で習主席に改善を要求した。
2021.07 International Defence Review NATO's Exercise 'Steadfast Cobalt' takes lessons from Covid-19 <2108-070002>
 NATOの通信情報 (
CIS) 演習であるStrafast Cobalt 2021がCOVID-19パンデミックの影響から仮想環境で実施された。
 Steadfast CobaltはNATO即応部隊 (NRF) のCIS能力を確認するNATO最大のCIS演習で、今年はNRF 2022部隊の仏伊英米及びポーランドを中心に22の通信組織に1,000名の軍民要員が参加して行われた。
 ただ、今までのStrafast Cobaltは5,000名が参加し、期間も今回5週間であったのに対し従来は2ヶ月以上にわたり行われていた。
2021.06.28 Stars & Stripes Ukraine, NATO launch joint Black Sea drills <2107-062807>
 ウクライナとNATO黒海で6月28日、2週間にわたる合同演習Sea Breeze 2021を開始した。
 この演習に参加する米海軍駆逐艦RossはウクライナのOdessaに入港している。 演習にはウクライナとNATO各国から30隻の艦船、40機の航空機が参加する。
2021.06.27 東京新聞 中・東ヨーロッパ、ロシアに加え中国とも距離 バイデン米政権の強硬姿勢に連動か <2107-062702>
 中国とは協力関係を志向してきた中東欧で、ロシアに加え中国との経済関係拡大を阻止する動きが強まっている。
 InterFax通信によるとチェコ下院は16日に南モラビア地方のドコバニ原発の増設でロシアと中国企業の入札参加を認めないと決議し、政府もロシアと中国の政治的なふるまいを理由に議会決議を容認した。 チェコ政府は4月、2014年の弾薬庫爆発にロシアスパイが関わったとする調査結果を発表したのを機にロシアへの警戒論が強まっていたが、中国排除の表明は異例である。
 一方、ウクライナでは3月にゼレンスキー大統領が、中国企業が自国の航空エンジン製造大手を買収することを大統領令で阻止した。
2021.06.23 Jane's Defence Weekly Alliance chiefs use Article 5 to portect space domain <2108-062301>
 ストルテンベルグNATO事務総長が6月14日のNATO首脳会議の終了後、1949年北大西洋条約の第5条の適用範囲に、陸海空及びサイバ空間に加えて宇宙分野にも適用されることになったと述べた。
2021.06.19 ロイタ通信

(Yahoo)

欧州の防衛自律性、NATO との共存可能=仏大統領 <2107-061901>
 マクロン仏大統領がドイツのメルケル首相との会談に先立ち18日、欧州が目標としている防衛の自律性NATOとの共存が可能との見解を示した。
 大統領は、欧州の防衛および防衛の戦略的自律性がNATOに代わるものであると同時に、NATOの非常に堅固な構成要素になり得るとの考えを浸透させることに成功したと述べた。
2021.06.16 Jane's 360 NATO allies 'stepping up' on defence spending, Stoltenberg says <2107-061603>
 ウェールズで開かれたNATO首脳会議で、加盟30ヵ国で国防費が目標としたGDPの2%を達した国は2014年より3ヵ国増えて10ヵ国になったことが明らかになった。 10ヵ国とはクロアチア、エストニア、フランス、ギリシャ、ラトビア、リトアニア、ボーランド、ルーマニア、英国、米国で、ノルウェーが1.85%と続いている。
 これに対しベルギーは1.12%、カナダは1.39%、ルクセンブルグは0.57%、スロバキアは1.28%、スペインは1.02%であった。
2021.06.15 共同通信

(Yahoo)

NATO、サイバー防衛政策承認 <2107-061501>
 NATO首脳会議が14日、ロシア発とみられるサイバ攻撃の深刻化を受けて策定された「サイバ防衛政策」を承認した。
 気候変動対策での目標設定でも一致した。
2021.06.14 ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領「バイデン氏は明確な答えを」、NATO 加盟巡り <2107-061405>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が14日、ウクライナのNATO加盟への前段階である加盟行動計画 (
MAP) を巡り、バイデン米大統領からの明確な答えを求めていると述べた。
 ゼレンスキー大統領はNATOやMAPについて協議するのであればバイデン大統領から可否の明確な答えを聞きたいとし、ウクライナの加盟の可能性と明確な日付を知る必要があるとした。
2021.06.14 ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、「野心的な」安保政策の整備着手へ=米ホワイトハウス <2107-061402>
 米大統領府が13日、NATO首脳会議が14日に開かれるのを前に、NATO2030年以降の安全保障対策継続に向け首脳らが野心的な取り組みを始めると明らかにした。
 首脳会議では、加盟30ヵ国が「ロシアの攻撃的政策と行動、中国がわれわれの集団安全保障、繁栄、価値観にもたらす課題、テロリズム、サイバー脅威、気候変動などの国境を越えた脅威など、進化する戦略環境へのアプローチ」を取るとするNATOの新たな「戦略概念」で合意する予定であるという。
2021.06.13 時事通信

(Yahoo)

「台湾の平和と安定重要」 東京五輪開催支持 ワクチン支援10億回分・G7首脳宣言 <2107-061301>
 先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)が13日午後に首脳宣言を採択して閉幕した。 宣言では中国が軍事的圧力を強める台湾に初めて言及し、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。 また東/南シナ海で威圧的行動を続ける中国深刻な懸念を示した。 更に首脳宣言は香港や新疆ウイグル自治区の人権問題にも触れ、中国に人権と基本的自由を尊重するよう求めた。
 日米が重視する台湾海峡の平和と安定は、5月のG7外相会議の共同声明にも明記されており、G7内には対中姿勢で温度差もあるが、サミットでは足並みをそろえた。
2021.06.12 時事通信

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NATO、最先端技術開発で基金創設へ 中ロのAI軍事利用に対抗 <2107-061204>
 ストルテンベルグNATO事務総長が11日、ブリュッセルで14日に開く首脳会議について、防衛分野における最先端技術の開発や活用を促進するためのイノベーション基金創設で合意するとの見通しを示した。 加盟国が資金を拠出し、新興企業や研究機関を支援するもので、加盟国間の技術格差を解消し連携を強化するための技術センターも設置する。
 AIなどの軍事利用を加速させている中国やロシアに対抗するもので、ストルテンベルグ氏は技術面の優位性を磨くと強調した。
【註】
 EUは既にPESCOの枠組の中で欧州防衛産業開発計画 (EDIDP) を進めている。
【関連記事:2101-111105 (JDW 2020.11.11)】
2021.06.11 産経新聞

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仏軍艦、インド太平洋で中国船に追尾され衝突寸前に 海軍トップ明かす <2107-061104>
 フランス海軍のバンディエ参謀総長が11日付仏紙ルモンドとのインタビューで、インド太平洋に最近展開した仏軍艦常に中国艦に追尾され、時には中国艦との衝突回避のための操縦を迫られたと明らかにした。 バンディエ参謀総長は、中国艦に接近された艦船については触れず、航行の自由に反する行為があったと批判した。
 仏軍は今年初め、攻撃型原子力潜水艦を南シナ海に派遣し、5月には強襲揚陸艦が佐世保に寄港して日米豪と共同訓練を行うなど、インド太平洋への艦船派遣を活発化している。
2021.06.09 Jane's Defence Weekly Allied air force <2108-060917>
= NATO の空軍予備選力に関する6頁の記事 =
 ・NAEW&C
 ・Strategic Airlift Capability
 ・NATO Alliance Ground Surveillace Force
 ・MMF
 ・Space
2021.06.07 ロイタ通信

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ノルドストリーム 2、2ヵ月以内に敷設完了=ロシア大統領 <2107-060701>
 ロシアのプーチン大統領が4日にNordostreem 2について、2系列のパイプラインのうち1系統目の敷設工事が終了し、2系統目も2ヵ月以内に完了する見通しだと明らかにした。
 プーチン大統領は、今年のロシア産ガスの欧州向け供給量は2,000億㎥を上回る見込みで、今後10年間では最大500億㎥増える可能性もあると述べた。
2021.06.04 ロイタ通信

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ベラルーシ、西側諸国の厳しい制裁でロシア依存度増大=S&P <2107-060402>
 ベラルーシのルカシェンコ政権が旅客機を強制着陸させ反体制派活動家の身柄を拘束した問題で、EUなどはルカシェンコ政権に打撃を与えるため制裁措置を策定中であるが、格付け会社S&Pグローバル社が2日、ベラルーシに西側諸国が同国に対し厳しい制裁措置を導入すれば、ロシアへの依存度が一段と高まるとの見解を示した。 ロシアは2日、ベラルーシに対し2回目となる$500Mの融資を実施した。
 S&Pは、EUが主導する制裁措置でベラルーシの輸出収入が減少し、中央銀行の純国際準備が一段と減少する恐れがあるとし、新たな厳しい制裁措置ですでに脆弱な状態にあるベラルーシの経済、国際収支、金融安定がマイナスの影響を受けるとし、ベラルーシの孤立が一段と深まればロシアが支援する意思に一段と依存することになるとの見方を示した。
2021.06.01 ロイタ通信

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NATO、ベラルーシの本部へのアクセスを制限=事務総長 <2107-060102>
 ストルテンベルグNATO事務総長が31日、5月23日にベラルーシが旅客機を強制着陸させて反体制派ジャーナリストを逮捕したことを受け、ベラルーシ外交使節団のNATO本部への出入りを制限すると発表した。
 ベラルーシはNATO加盟国ではないが、ソ連崩壊後の1992年から軍事同盟国と関係を持ち、1998年からNATOに外交使節団を派遣している。
2021.06.01 ロイタ通信

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仏独首脳、同盟国への米スパイ活動「容認できず」 全容解明へ <2107-060101>
 フランスのマクロン大統領が31日、米国家安全保障局 (NSA) がデンマークの外国情報機関との協力関係を利用して、ドイツのメルケル首相ら周辺国の高官に対しスパイ活動をしていたという報道を受け、同盟国に対するスパイ活動について容認できないと表明した。
 マクロン大統領は、メルケル首相との会談後、ドイツと共に全容の解明を求めていくと言明した。 メルケル首相はマクロン氏の発言に支持を表明し、報道が正確であれば、重大との認識を示した。
2021.05.26 Jane's Defence Weekly Germany, Poland agree to defend each other's airspace <2107-052604>
 ドイツとポーランドが5月12日、
QRAとして緊急発進する両国の戦闘機がお互いの領空に入ることに同意したと発表した。
 このほかにNATOは増強警察飛行活動 (eAP) や南部警察飛行活動 (SAP) を行っていて、eAPにはアルバニア、アイスランド、スロベニア、バルト三国、ベネルクス三国が、SAPにきブルガリアとルーマニアが参加している。
2021.05.26 Jane's Defence Weekly FCAS/SCAF partner nations launch NGF demonstrator phase <2107-052602>
 FCAS/SCAF
NGFの開発を進めている仏独西3ヵ国が5月17日に、開発のPhase 1B及びPhase 2を開始していると発表した。 構想検討段階は2019年2月に、Phase 1Aは2020年はじめに行われているという。
 Phase 1BではNGFの設計、Phase 2で試作をを行い、2027年には初飛行するという。
2021.05.26 Stars & Stripes Russia retains ‘tens of thousands’ of troops near Ukraine border, NATO warns <2106-052608>
 ストルテンブルグNATO事務総長が5月25日にエストニアのカラス首相と会見し、ロシアが今年初めにウクライナとの国境に展開した数十万の部隊は、一部が撤退したものの大量の武器と数万の部隊依然として留まっていると危機感を示した。
2021.05.25 時事通信

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欧州各国、ベラルーシに反発 大使呼び出し、外交団追放 <2106-052505>
 民間機を強制着陸させ、乗っていた反体制派を連行したベラルーシに対する反発が24日に欧州各国に広がっている。
 英国やリトアニアは自国内の航空会社に対し、ベラルーシ上空の飛行回避を指示し、ウクライナは上空通過だけでなくベラルーシとの直行便停止を表明した。 民間航空会社でも、Scandinavian航空やラトビアが拠点のairBaltic航空、ドイツのLufthansa航空がベラルーシ上空通過をやめると発表した。 懸念を伝えるため英独伊など欧州各国政府が、自国駐在のベラルーシ大使を呼び出す動きも相次いでいる。
 これに対しベラルーシ政府は24日にラトビア外交団の追放を発表した。 ラトビアでこの日行われたアイスホッケーの試合でラトビア当局がベラルーシ反体制派の旗を掲げ、23日に連行された反体制派に連帯を示したことに激怒した。
2021.05.25 産経新聞

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EU、対ベラルーシ追加制裁で合意 拘束の反体制派の解放要請 <2106-052501>
 EUが24日にブリュッセルで開いた首脳会議で、ベラルーシに対し経済制裁を含む追加制裁を発動させることで合意した。 航空各社に対しベラルーシ空域の飛行を回避すると同時に、ベラルーシの航空会社が運航する航空機の欧州空域の飛行と空港発着を禁止する手続きに入った。 EU首脳は、プロタセビッチ氏らの即時解放を要請するとともに、国際民間航空機関 (ICAO) に対し直ちに調査に着手するよう呼び掛けた。
 首脳レベルでの合意を受け、今後EUは外相を含む閣僚レベルでベラルーシに対する政治的決定を策定する。
2021.05.24 産経新聞

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EU が対ベラルーシ制裁検討へ 反体制派拘束で <2106-052403>
 ベラルーシ民間航空機を強制着陸させ、反体制派ジャーナリストを拘束したことについて、EUのフォンデアライエン欧州委員長が23日に違法行為でハイジャックだと非難し、責任者への制裁の必要性を主張した。 また、EUのミシェル大統領は、国連の国際民間航空機関 (ICAO) による調査を要求したが、ICAOの事務局長は現在中国出身の柳芳氏がを務めている。
 EUは24日に始まる首脳会議で、対応を討議する方針という。
2021.05.24 讀賣新聞

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緊急着陸させ、反政権派メディア創設者を拘束…大統領命令で <2106-052401>
 TASS通信などによると、ベラルーシが23日に領空を飛行していた旅客機をミンスク空港に強制着陸させ、搭乗していた反政権派メディアの創設者を拘束した。 ベラルーシ国営通信によると強制着陸はルカシェンコ大統領の命令だった。
 強制着陸させられたのは、アイルランドのRyanair機で、乗客170人が搭乗してギリシャからリトアニアに向かっていた。 ベラルーシ当局は、機内に爆発物が仕掛けられた可能性があるとして強制着陸を指示し、戦闘機が旅客機を空港に誘導したが爆発物は発見されなかった。
 拘束されたプロタセビッチ氏は主にベラルーシ国外で活動しており、ポーランドを拠点にしたインターネットメディアNEXTAを創設して編集長を務めている。 NEXTAは昨年ベラルーシで大規模化した反政権抗議デモを呼びかけるなどし、ベラルーシ最高裁判所は過激派指定しプロタセビッチ氏を「大規模な暴動を組織した」などとして起訴していた。
2021.05.21 Wedge

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チェコはロシア外交官追放するも、EUは足並み揃わず <2106-052103>
 2014年の10月と12月にチェコ南東部で起きた弾薬庫の爆発事件について、チェコはロシアの情報機関によるものと断定し、4月17日に在プラハ大使館のロシア外交官18名の追放を決定した。 報復としてロシアは翌日、在モスクワ大使館のチェコ外交官20名の追放を決定した。 20名を失っては大使館の機能を維持し得ないチェコは、4月22日にロシア大使館の人員をチェコの大使館と同じ水準まで削減するとして新たに63名の追放を決定した。
 チェコとの結束を示すため小国が集まってロシアに立ち向かおうと、4月22日にスロバキアが3名のロシア外交官の追放を決定し、続いて23日にはバルト三国が同調してロシア外交官の追放を決定した。
 NATOは4月22日にチェコとの結束を確認する声明を発表したが、NATO及びEUと主要国が具体的な行動をする様子は今のところ見えない
2021.05.20 Stars & Stripes US, Russia hold parallel military drills in the Balkans <2106-052007>
 米陸軍とNATO軍が欧州一帯で大規模演習DEFENDER-Europe 2021を繰り広げているのに対抗して、ロシアとセルビアがベオグラードに近い演習場で5月20日に演習を開始した。 この演習は両国の特殊部隊を含む200名程度が参加し25日まで続けられる。
 一方DEFENDER-Europe 2021セルビア周辺国の殆ども参加して28,000名規模で実施されている。
【註】
 セルビアのブリン国防相は2019年3月に、欧州最後のNATO非加盟国になっても、セルビアはNATOに加盟はしないという声明を出している。
2021.05.17 Inside Defense NATO 15-ship flotilla readies to assess missile defense chops during North Atlantic 'at-sea demonstration' <2106-051705>
 NATO加盟11ヵ国15隻が参加して今週北大西洋で実施するFormidable Shield 2021演習で、亜音速、超音速の経空脅威に加えてBM脅威に対処するC&C能力の検証を行う。
 Formidable Shield 2021演習は米第6艦隊が主導してスコットランドWestern IslesにあるHebrides射場の沖合で、4つの想定で行われる。
2021.05.13 Bloomberg

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ロシア、ウクライナ東部「事実上の吸収」狙う-EU が文書で指摘 <2106-051301>
 EUが、ロシアはウクライナ東部を徐々に吸収しようとしていると文書で指摘した。 EUはこの文書の中で、ロシア政府ウクライナ東部違法な選挙を組織し、地域住民にパスポートを発行していることを挙げ、ウクライナ政府の支配が及んでいない地域を事実上ロシアに統合することが狙いだと分析し、EUの外交政策をつかさどる欧州対外活動庁 (EEAS) がこの問題で報告書の作成を準備するとしている。
 ロシアはウクライナ東部の併合意図を繰り返し否定し、同地域がウクライナ領内で広範な自治を認められることを定めた2015年の和平合意にコミットしていると主張している。
2021.05.12 Jane's Defence Weekly Semper Vifilantes <2107-051210>
= NATO の南東多国籍師団に関する6頁の記事 =
 ・Regional challenges
 ・NATO responds
 ・Increasing competence
 ・NATO integration
 ・Challenging future
2021.05.12 Jane's Defence Weekly France test launches another M51 missile <2107-051206>
 フランス
DGAが4月28日、非弾頭搭載のM51 BMの発射試験を同日Landes試験場で実施し、M51は海岸から数百㌔離れた海上に落下したと発表した。
 この試験はマクロン大統領核戦力維持確認方針によるもので、続いて6月12日にはSSBN Le TéméraireがM51の発射試験を行う。
2021.05.12 Jane's Defence Weekly F-35 makes Baltic Air Policing debut <2107-051205>
 NATO空軍司令部が4月26日、バルト海警察飛行 (
BAP) に初めてF-35が参加すると発表した。 このF-35AはイタリアAmendolaを基地とする伊空軍第32航空団第13飛行隊所属の4機で、同行したKC-767と共に30日にエストニアのAmari空軍基地に着陸した。
 伊空軍のF-35AはリトアニアのSiauliai空軍基地に派遣されたスペイン空軍のEurofighter及び、ポーランドのMalnork空軍基地に派遣されたトルコ空軍のF-16と共にBAP任務に就く。
2021.05.11 日経新聞 中東欧9ヵ国、ロシア対抗へ米に軍事支援要請 <2106-051106>
 6月のNATO首脳会議に先立ち、NATOに加盟する中東欧9ヵ国が10日にルーマニアのヨハニス大統領とポーランドのドゥダ大統領が共同で主催するオンライン形式の首脳会議を開催し、ロシアの脅威に対抗するため会議に参加したバイデン米大統領に軍事支援を求めた。
 会議にはハンガリーチェコブルガリアスロバキアバルト3国の首脳とNATOのストルテンベルグ事務総長が参加し、黒海やウクライナ国境付近の安全保障、NATOの将来について協議した。
2021.05.07 Army Times Paratroopers with 82nd Airborne fly non-stop to jump into Estonia tonight <2106-050705>
 5月から6月中旬に行われているDefender Europe 2021演習の一部であるSwift Response演習で、5月7日夜間に米本土から直行した空挺部隊エストニアに降下する。 降下するのは米陸軍第82空挺師団第3空挺旅団戦闘団の800名で、そのうちの半数は駐留しているリトアニアから、残りの半数はノースカロライナ州Ft. Braggから空中給油を受けながら11時間かけて飛来し降下する。
 その直後にイタリアVicenza駐留の米陸軍第173空挺旅団がハンガリーを離陸して9日~10日夜にブルガリアで降下し、10日には米陸軍の40名とポーランド軍第6空挺旅団の350名も第82師団の統制下でルーマニアに降下する。
2021.05.07 ロイタ通信

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米政権、条件満たす国に NATO の門戸開き続けると約束=報道官 <2106-050703>
 米大統領府のジャンピエール報道官が6日、大統領専用機上でウクライナのNATO加盟に対する政権の姿勢を記者団から問われたのに対し、条件を満たした国々にNATOのドアを開き続けることにバイデン政権はコミットしていると述べた。
2021.05.06 Stars & Stripes US joins EU effort to speed up troop movements in Europe <2106-050607>
 米国が今週、EUが進めている軍隊の国境通過における官僚的な手続きを廃して迅速化しようとの方針に合流することにした。 ストルテンブルグNATO事務総長も5月6日、EUが非EU国である米、加、ノルウェーの3ヵ国にこの交渉のテーブルにつくことを認めた決定を歓迎すると述べた。
 ある米政府当局者は、これが欧州シェンゲン圏の軍隊版となることを求めた。
【註】
 シェンゲン圏とは1985年に署名されたシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域を指すもので、圏内で国境を越えるさいには検査を受けないことになっている。
 この協定にはEUに加盟していないアイスランド、スイス、ノルウェーも加盟している。
2021.05.06 BBC News

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英政府、軍艦2隻をジャージー島に 仏漁船の抗議を警戒 <2106-050602>
 英政府は5日、英仏海峡最大の島で英王室属領のジャージー島の主要港に、海軍艦艇2隻を派遣すると発表した。 イギリスとフランスは漁業権をめぐって争いを続けている。
 ジョンソン英首相は、フランスの漁船100隻以上が6日にジャージー島に向けて出航する準備をしていることを受け、「いかなる封鎖もまったく正当化されない」と述べた。
2021.05.05 Stars & Stripes 'Fires Shock' to showcase US Army rocket power in Estonia and beyond <2106-050509>
 駐欧米陸軍砲兵部隊が5月5日に6週間にわたるFires Shock演習を開始した。 Fires Shock演習は5月5日に開始された米陸軍ヨーロッパ/アフリカ軍が主導して28,000名が参加するDefender Europe-21演習の一環で北極圏からアフリカまでを舞台に行われる。
 5日には、6日にエストニアに降下する第82空挺師団に先駆け、ドイツGrafenwoehrに駐屯している2018年に創設された第41野戦砲兵旅団 (41st FAB) が、(註:
IM-SHORADを装備する最初の部隊である)第4防空砲兵連隊第5大隊 (5-4 ADAR) と共にエストニアに展開した。
 41st FABは1分以内に射程40哩以上のロケット弾12発を発射するM270(註:GMLRS)を装備している。 一方駐欧米陸軍の二大部隊である第2騎兵連隊第173空挺旅団は射程が20哩以下の砲を装備している。
2021.05.04 東京新聞 EU、ロシア大使を呼び出し非難 欧州議会議長ら入国禁止で <2106-050401>
 ロシアのナワリヌイ氏収監に対するEUの対ロシア制裁への報復として、ロシア外務省が4月末に欧州議会議長や欧州委員会副委員長らEUと加盟国の8人をロシア入国禁止とした問題で、欧州委と欧州対外活動庁が3日、ロシアのチジョフ駐EU大使を呼び出し、同国の措置を強く非難した。
 EU高官は露大使に対し、自国に敵対的な「非友好国」のリストをロシア政府が作成しようとしていることに言及し重大な懸念を表明した。
2021.04.29 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、スロバキアとリトアニアなど4ヵ国の外交官追放 <2105-042901>
 ロシアが28日にスロバキアリトアニアラトビアエストニアからの7人の外交官の追放を命じた。 チェコが、2014年の弾薬庫爆発事件に絡みロシアの外交官を追放したことに対し、ロシアは4ヵ国がチェコに「偽物の団結」を示したと非難し行った報復措置という。
 こうした中でブルガリアは28日に2011~2020年に起きた4回の爆発事件について、6人のロシア人が関与した疑いで検察当局が証拠を集めていると述べた。 ロシアはチェコの主張をばかげているとし、ブルガリアの捜査を一蹴した。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly Israel, Greece sign agreement on HAF training centre <2106-042806>
 イスラエルとギリシャが4月16日、Elbit社ギリシャKalamataに位置するギリシャ空軍第120飛行教育団に国際飛行訓練センタ建設し今後22年間維持する契約をNIS5.4B ($1.65B) で結んだ。
 ここでギリシャ空軍のM-346 Master高等練習機、T-6ターボプロップ練習機を用いた飛行訓練を行う。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly Finland, Sweden join NATO for Baltic Air Policing training <2106-042805>
 
PfP同盟国であるフィンランドとスウェーデンが4月10日、NATOが4月20~21日に実施するバルト海上空航空警察活動 (BAP) 訓練Ramstein Alloy 21-1初参加すると発表した。 この訓練にはバルト三国ドイツイタリアポーランドが参加している。
 NATOの航空警察活動は欧州全域で行われており、最近では南欧航空警察活動 (SAP) が、ブルガリアルーマニアを中心に、アルバニアアイスランドスロベニアベネルクス三国で行われている。
2021.04.27 時事通信

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ロシアの「侵略」非難 チェコなど旧東欧4ヵ国 <2105-042702>
 チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランドの旧共産圏東欧4ヵ国首相が26日にポーランドのモラウィエツキ首相が呼び掛けてオンラインで開いた首脳会議を開いた。
 4ヵ国首脳は会議後の共同声明で、2014年にチェコで起きた弾薬庫爆発について「ロシア情報機関が実行した違法で凶暴な活動を強く非難する」と述べ、ロシアの侵略を非難した。
2021.04.26 ロイタ通信

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EU、南シナ海巡り中国批判 「平和脅かす」 <2105-042602>
 EU報道官が24日に声明で、中国南シナ海の平和を脅かしていると批判し、同海域での領有権を巡る中国の主張の大部分を否定した2016年の仲裁裁判所の判断に全当事者が従うよう促した。
 フィリピンが23日に抗議した、中国が海上民兵を乗せたとみられる多数の船舶Whitsun礁周辺に停泊している問題については、Whitsun礁における中国の大型船の存在を含め、南シナ海の緊張は地域の平和と安定を脅かすと非難した。
2021.04.23 Defense News German and British defense officials discuss 'Eurotank' cooperation <2105-042305>
 ドイツと英国が4月22日、
MGCSその他の陸戦兵器で2国間の協力を拡大することで合意した。
 Eurotankと呼ばれているMGCSは独仏で共同開発が進められていることから、もし英国が計画に加わることになれば独仏共同開発の3点セットで進められている他の2件の計画、FCASEurodrones取り扱いが注目されることになる。
2021.04.20 ロイタ通信

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ロシア、ウクライナ国境に軍部隊15万人超を集結= EU 代表 <2105-042001>
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が19日、ロシアがウクライナとクリミアの国境付近に15万を超える部隊を集結させていると述べた上で、状況がさらにエスカレートする危険性が明白だと危機感を示した。
2021.04.19 Aviation Week & ST Airbus' High-Speed Rotary-Wing Racer takes shape <2106-041902>
 欧州各国がEuropean Clean Sky 2計画の基に進めている2件の高速回転翼機の一方であるAirbus社のRacerは2022年中頃の初飛行を目指し、ルーマニアで中部胴体、ドイツで前部胴体とコックピット、イギリスでウイングボックスと後部胴体及び主脚を製造しており、5月には組み立てに入る。
 計画のもう一方はLeonardo社がチルトロータ機を開発している。
2021.04.19 時事通信

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初のインド太平洋戦略 対中念頭、海軍派遣視野 EU <2105-041906>
 EUが19日にEU初の包括的なインド太平洋戦略をまとめた。 9月までに詳細を取りまとめる。
 中国への懸念を念頭に地域の安全保障や経済への関与を強化し同じ考えを持った国々と協力して、人権保護やルールに基づく国際秩序の維持を推進するとしており、加盟国によるインド太平洋海域への海軍派遣の必要性もうたっている。
 ただ、EU加盟国間には対中政策に温度差もあり、戦略では中国の名指しは回避しており、足並みをそろえて戦略を実行できるかは不透明である。
2021.04.18 Defense Update The new flight training center in Greece to following the Israeli model <2105-041802>
 Elbit社が4月18日、イスラエル国防省とギリシャ国防省がギリシャ空軍の飛行訓練センタ建設で合意したと発表した。 建設される訓練センターではギリシャ空軍のRafaleとF-35の飛行訓練を実施する。
 契約額はNIS5.5B (£1.375B、$1.65B) で、Elbit社がシミュレータ、訓練機、保守整備等を提供する。
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:2103-011310 (JDW 2021.01.13)】
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:1905-040801 (日経 2019.04.08)】
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:1807-062207 (S&S 2018.06.22)】
2021.04.17 時事通信

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ロシアに軍増強停止要求 仏独ウクライナが首脳会談 <2105-041702>
 マクロン仏大統領メルケル独首相ウクライナのゼレンスキー大統領と16日に会談し、緊張が高まる同国東部の情勢について協議した。
 3ヵ国首脳は会談後に発表した声明で、ロシアに対しウクライナ国境地帯での軍増強を停止するよう要求した。
2021.04.15 時事通信

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NATO、米のロシア制裁支持 <2105-041510>
 NATOが15日、新たな対ロシア制裁を発表した米国を支持し連帯すると表明した。
 その上で、安全を脅かすロシアの行動に対し、加盟国は個別や共同で集団安全保障を高める行動を取ると強調した。
2021.04.15 日経新聞 モンテネグロ、中国債務肩代わりを要請 EUに <2105-041506>
 旧ユーゴスラビアのモンテネグロ中国への債務の肩代わりEUに要請した。 EUの欧州委員会報道官は12日、モンテネグロ政府からの支援要請を認め、債務の肩代わりは否定しつつ「モンテネグロに寄り添う」として資金支援の可能性に言及した。
 モンテネグロがEUに支援を打診したのは、中国から受けた$1Bの融資の借り換え返済で、資金は2015年に本格着工した南部の港町バールと隣国セルビアを縦断する全長165kmの高速道路整備事業に使われた。 経済の活性化の起爆剤として期待を寄せたが、人口62万人の小国による大規模事業の採算を疑問視する声は多く、欧州の銀行が融資を拒否した経緯がある。
2021.04.14 WoW! Korea

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米軍に続きNATO軍も9月にアフガニスタンから20年ぶりに撤収=韓国報道 <2105-041409>
 ロイタ通信などが、バイデン大統領がアフガン駐在米軍の撤退方針を直接発表する予定だと報じたが、米軍に続きNATO軍も今年9月にアフガニスタンから撤退する見通しである。
 AFP通信によると、ドイツのクランプカレンバウアー国防相は公営ARD放送に出演し、NATO軍が米軍と共に9月にアフガンから撤収するものとみられると明らかにした。
2021.04.14 産経新聞 NATO の反撃は総力で 米司令官、ウクライナ問題で対露牽制 <2105-041408>
 NATO軍最高司令官を兼任する米欧州軍司令官のウォルターズ空軍大将が13日に米上院軍事委員会の公聴会で、ウクライナ東部国境地帯でのロシア軍部隊集結の動きを念頭に、NATOが欧州の抑止力維持の基盤だと強調した。
 ウォルターズ大将は、ロシア軍が陸海空でかなりの規模の勢力を投入していると懸念を表明し、2014年にロシアがクリミアに侵攻した際の規模に似ていると指摘したうえで、あらゆる選択肢を備えて警戒していると語り、抑止に失敗した場合には同盟の総力を挙げて反撃する準備ができていると述べロシアを牽制した。
2021.04.13 時事通信

(Yahoo)

ロシアに軍増強停止要求 ウクライナ情勢で NATO 事務総長 <2105-041306>
 ストルテンベルグNATO事務総長が13日にウクライナのクレバ外相とブリュッセルのNATO本部で記者会見し、ロシアがウクライナ国境付近に兵力を集結させていることについて「正当化できないもので、深刻に懸念される」と表明し、ロシアに対し「軍の増強を停止し、速やかに挑発をやめなければならない」と訴えた。
 事務総長は「NATOはウクライナを支持する」とも強調した。
2021.04.13 産経新聞

(Yahoo)

オランダもインド太平洋にフリゲート艦派遣 英仏独に続き <2105-041302>
 オランダ海軍が今夏、フリゲート艦Evertsenを英空母Queen Eizabeth
CSGに同行させインド太平洋に派遣する。 中国の海洋進出に対抗し、欧州からインド太平洋に艦船を派遣する動きが活発化してきた。
 オランダ国防省によると、Evertsenは5月末に同国を出航してQueen Eizabeth CSGと合流し、太平洋で自衛隊など友好国と合同演習を行う。 国防省はEvertsenの航路を明らかにしていないが、蘭紙は「航行の自由」を示すため中国が軍事拠点化を進める南シナ海を航行する見込みだと報じた。
2021.04.08 Defense News Sweden clings to its non-NATO status amid substantial defense budget boost <2105-040807>
 スウェーデン国防相が4月7日に記者会見で、スウェーデンのNATO加盟は、過去の経験と歴史から作られた同国の中立政策が、ロシアと長い国境で接するフィンランドとの関係もあり難しいと述べた。
 このため同国議会は2020年末に、2021~2025年に国防費を40%増額して$11Bにすると決定した。 これにより現在60,000名の兵力を2030年までに100,000名近くに増強し、陸軍に3個機械化旅団を編成し、海軍コルベット艦、SAMを増強し、Gripen Eの装備を行うと共に次世代戦闘機の開発なども行うとしている。
2021.04.07 Jane's Defence Weekly France begins prelimirary design work for new carrier <2106-040705>
 フランスの国防調達庁である
DGAが3月29日に、次世代空母PA-Ngの2年間に及ぶ事前設計をNaval Group社を初めとする3社に10日前に発注したと発表した。
 PA-Ngは全長300m、排水量75,000tの原子力空母で、2,000名の乗組員と次世代戦闘機 (NGF) 30機を搭載し速力27ktの性能を持つ。 NGFは独仏共同のFCASとして開発が進められている。
2021.04.04 WoW! Korea

(Yahoo)

ウクライナ、NATOと合同軍事演習実施、ロシアも軍事措置で対抗 <2105-040401>
 ロイタ通信が、ウクライナが3日に声明でNATOとの合同軍事演習が数ヵ月内に始まると明らかにしたと報じた。 関係者らは「今回の訓練は少なくともNATO加盟国5ヵ国から1,000名以上が参加すると述べた。
 また「これは敵対的な隣国のうちの一つの侵略を受けた国の国境と領土保全のために防御的行動が展開され、続けて攻撃が行われるだろう」と述べ、最近ロシアがウクライナ東部のロシア国境地域に軍兵力を増強させていることに対抗するものと見られる。
2021.04.03 時事通信

(Yahoo)

イタリア、ロシアのスパイに激怒 プーチン政権EU戦略に影響か <2105-040301>
 ANSA通信によると、伊海軍士官ロシア軍士官に対し、現金€5,000を受け取る見返りに、機密扱いの文書を渡した疑いが持たれている。 NATOに関する情報も含まれていたとみられる。
 これについてディマイオ外相は3月31日に議会で、「極めて重大な敵対的行為だ」と怒りを表明し、外交問題に発展している。
 EU主要国では数少ない友好国イタリアとの関係悪化は、ロシアの対EU戦略にも影響を及ぼしかねない。
2021.03.31 共同通信

(Yahoo)

日米豪印、仏と海上訓練へ 対中けん制、協力拡大 <2104-033104>
 インド当局者が31日、フランス海軍主導海上自衛隊米海軍豪海軍が参加する海上共同訓練 La Pérouseに、今年はインドが初参加することを明らかにした。
 日米豪印は3月12日に初の首脳会合をTV会議方式で開いたばかりで、協力が4ヵ国にとどまらないことを印象付ける狙いがあると見られる。
2021.03.30 Stars & Stripes NATO planes shadow Russian bombers from Arctic to Black Sea <2104-033007>
 NATOが3月30日に声明で、29日に複数のロシア軍機北極圏から黒海に至る数ヶ所で6時間近くにわたり同盟国近くに出現したため、大規模な緊急発進を行ったことを明らかにした。 この緊急発進はノルウェー英国ベルギートルコイタリアルーマニアブルガリアが行った。
 北極圏ではTu-95 2機が接近したためノルウェーのF-16が発進し、北海では英国とベルギーが発進した。 そのあとTu-160 2機が出現したためノルウェーF-16が発進した。
 黒海ではイタリア軍機が加わるまで、トルコ、ルーマニア、ブルガリア機がIl-38洋上哨戒機1機を追跡した。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly Beyond the cirles of doom <2105-032416>
= ロシア軍の戦略と NATO の対応に関する8頁の記事 =
 ・The 'Gerasimov doctrine'
 ・The fait accompli
 ・Circlies of doom
 ・The operational art
 ・Technology fetishism
 ・The alternatives
2021.03.24 時事通信

(Yahoo)

対ロシア戦略「EUと共に」 中国含む軍縮必要 NATO事務総長 <2104-032406>
 NATOが24日にブリュッセルで開いていた2日間の外相理事会を終えた。 この日はEUのボレル外交安全保障上級代表(外相)や、非加盟国であるスウェーデンとフィンランドも参加して対ロシア戦略を協議した。 ストルテンベルグ事務総長は終了後、ロシアの行動に共に対応できるようEUやパートナー国との協力を続けると強調した。
 また、理事会では米露間の新戦略兵器削減条約(新START)の5年間延長を歓迎し、事務総長は軍縮の拡大に向け「中国のような国や、より多くの兵器をカバーする合意が必要だ」と訴えた。
2021.03.24 日経新聞 米国務長官「 NATO は中国対処に注力を」 <2104-032404>
 ブリンケン米国務長官が訪問先のブリュッセルで開かれたイベントで23日にNATOの将来について語り、中国がルールに基づく秩序にもたらす課題への対処に注力する必要があるし、そうすると確信していると述べ、対中国政策で欧州に協調を促した。 ブリンケン長官は24日にもブリュッセルで米欧同盟について講演する予定で、ここでも中国の脅威対処に欧州に連携を呼びかけるとみられる。
 欧州では中国の人権侵害への懸念が強まっており、対中国で米欧協調の素地が広がっている。 ストルテンベルグNATO事務総長も、攻撃的なロシアに加えて台頭する中国にも対処できると語った。
2021.03.24 ロイタ通信

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EU、トルコとの通商関係強化へ 制裁の用意も <2104-032401>
 EUが23日、今週開催の首脳会議のための報告書を公表し、トルコとの通商関係の強化に向け交渉を始めるべきだとする一方で、トルコがEUの利益に反する行動を取った場合は経済制裁を科すと警告した。
 EUは報告書で、トルコがEUの制裁政策に連携していないと指摘し、トルコのリビアに対する外交政策EUと異なる場合が多い。 EUは昨年12月にトルコが東地中海で「許可なく天然ガスの掘削活動を行った」として資産凍結や渡航禁止措置を提案した。 ただ今年に入りトルコのエルドアン大統領が建設的な姿勢を示したことでEUは制裁に踏み切らなかった。
2021.03.23 ロイタ通信

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NATO を再建へ アフガン問題でも協力=米国務長官 <2104-032306>
 ブリンケン米国務長官が23日、NATOの再建と再活性化を進めると表明し、米軍がアフガニスタンから撤退する場合NATOと協力すると述べた。 その上で、中国が軍事力を増強させ、ロシアが西側諸国の不安定化を図る中、NATO加盟国は団結する必要があるとし、トルコに対しNATOとの連携を呼び掛けた。
米国のトランプ前大統領は、NATOは時代遅れだと発言し、米国とNATOの関係には摩擦が生じていたことから、バイデン新政権の政策転換には欧州のNATO加盟国から歓迎の声が出ている。
2021.03.23 時事通信

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英、次世代兵器に3.4兆円投資 中ロ念頭に「将来の脅威」 <2104-032305>
 英政府が22日、防衛政策の見直しに関する報告書を公表した。 報告書は、先週発表された安全保障外交政策の包括的見直し統合レビューを補足するもので、新型戦車や小型監視用UAV、電子/サイバ戦用新装備などに£23Bを投じ、ロシアや中国を念頭にした将来脅威に対抗するため次世代兵器に大規模投資を行う。
 また陸軍を現在の76,500名から2025年までに4,000名削減する一方、外国軍と合同で作戦遂行する特別部隊を組織する。
2021.03.20 Stars & Stripes Bosnia denounces Russian warning against NATO membership <2104-032003>
 サラエボ駐在ロシア大使館が3月18日に、ボスニアがNATO加盟へ向けた動きを進めればロシアは対抗策を採ると発表したのを受け、ボスニアは公式にこれを非難した。 ボスニア大統領評議会のクロアチア人メンバーであるコムシッチ氏は、こうしたロシアの動きはボスニアのみならず米国を含む西側同盟国への挑戦であると述べた。
 バルカン半島西部では現在、ボスニア、コソボ、セルビアの3ヵ国だけがNATOに加盟していない
【註】
 ボスニア大統領評議会は構成する3民族から選出された代表3名からなり、8ヶ月交代で国家元首である評議会議長につく。
 現在の議長はセルビア人代表のドディク氏で、次の議長は過去に12回議長についたコムシッチ氏が7月に就任する予定である。
2021.03.19 時事通信

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米、ノルドストリーム 2建設阻止へ追加制裁検討= BBG <2104-031902>
 Bloombergが18日、バイデン米政権がロシアとドイツを結ぶガスパイプラインNordStreem 2の建設を阻止するため追加制裁を検討していると報じた。 同プロジェクトの親会社NordStreem 2社を対象に加える可能性があるという。
 報道によると、制裁は中間報告の形で発表され、バルト海でパイプライン敷設作業船舶に協力してきた保険会社や、同プロジェクトに支援の船舶や資材を提供してきた企業を名指しする可能性がある。
2021.03.18 ロイタ通信

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EU が対中制裁で合意、ウイグル弾圧「深刻」 天安門事件以来 <2104-031801>
 EUが17日、中国新疆ウイグル自治区で深刻な人権侵害を行っていたとして、制裁に踏み切ることで合意した。 複数の外交筋によると、中国の4個人と1団体に対しEUへの渡航禁止や資産凍結といった制裁が科せられる。
 対中制裁は1989年の天安門事件を受けた武器禁輸以降で初めてで、22日のEU外相会議で正式に承認される見通しである。
2021.03.17 Jane's 360 UK Integrated Review affirms 'tilt' to Asia-Pacific <2104-031708>
 英国が3月16日、国防外交の主軸をインド太平洋に向きを変えるIntegrated Review of Security, Defence, Development, and Foreign Policyを公表した。 この見直しではインド太平洋地域を欧州と同程度に見て深く関わるとしている。
 その上でパートナーとしてインド、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムを挙げている。
2021.03.17 日経新聞 国防費のGDP2%達成、11カ国に増加 NATO報告書 <2104-031701>
 NATOが16日に2020年の年次報告書を発表した。 加盟国の国防費総額は2.7%増え、国防費支出をGDP比で2%以上に増やす目標について、2020年に達成したのは全30加盟国中11ヵ国となり、前年から2ヵ国増えた。 米国を除く、欧州各国とカナダの合計分は3.9%増えた。
 前年に引き続きGDP 2%を達成した英国やポーランドなどのほか、2020年に新たにGDP 2%の目標を達成したのはフランスノルウェーだったが、ドイツは1.56%、イタリアは1.39%だった。
2021.03.16 産経新聞

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英、インド太平洋地域へ関与強化 核上限引き上げも <2104-031604>
 英政府が16日に2030年までの外交や安全保障などの政策を定めた統合レビューを公表した。 中国の台頭を踏まえ、インド太平洋地域について「世界の繁栄と安全保障に対する重要性が増大している」とし、同地域への関与を強化する方針を明記した。
 レビューではロシアを欧州大西洋地域における最大の脅威と位置づける一方、中国の軍事的近代化やインド太平洋地域における台頭は英国の利益に対するリスクを増大させているとの認識を示した。
 インド太平洋への関与としては、空母Queen Elizabethの派遣のほかASEANとの関係強化、ジョンソン首相の4月の訪印などを盛り込んでいる。
 中国による核増強も背景に指摘されているが、レビューでは具体的な国名を避けつつも「一部の国は核兵器を大幅に増やしている」と指摘し、核弾頭保有数の上限を現在の180発から260発に引き上げる方針も示した。
2021.03.15 Army Times Massive, Army-led NATO exercise Defender Europe kicks off <2104-031508>
 ここ数十年で最大級の規模となる米/NATO演習Defender Europe 2021が6月までの予定で開始された。 演習は師団規模で実施され、27ヵ国から28,000名が参加し、十数ヵ国、30以上の演習場で行われる。 米陸軍は欧州に移動した部隊が陸軍前方備蓄兵器を用いて参加する。
 NATOは昨年、25年ぶりの大規模演習を計画したがCOVID-19の影響で中止されていた。
2021.03.13 朝日新聞

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英国、核兵器を増強か 軍縮の流れ変える恐れ 現地報道 <2104-031308>
 英Daily Telegraphが13日、英国が近く核兵器の増強に乗り出す方針だと報じた。 ジョンソン政権は外交安全保障などの中期政策を6年ぶりに見直すための統合レビューを16日に発表するが、同紙によると政府はこの中で、現在180発とみられる核弾頭数引き上げられるようにする方針だという。
 英国は2010年に核弾頭保有数の上限を225発とし、さらに2020年代までに180発まで減らす軍縮計画を明らかにしており、すでにその作業が進んだと考えられていただけに、波紋が広がりそうである。
2021.03.03 朝日新聞

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ドイツ海軍艦船、北朝鮮の監視に参加へ 日米などと連携 <2104-030304>
 欧州各国が中国の軍事的台頭に警戒を強めるなか、ドイツフリゲート艦を派遣し南シナ海を航行させる計画をしていることが分かった。 朝鮮半島沖で北朝鮮に対する国連制裁の監視活動にも加わる。
 ドイツ国防省と外務省の高官によると、フリゲート艦1隻が8月初旬にドイツを出港してマラッカ海峡などを通りオーストラリアに寄港する。 その後、年末にかけて数週間、朝鮮半島沖の監視活動に加わる。
 海外領土を持たないドイツにとって、アジア地域への艦船派遣は異例で、中国を牽制し、日本など地域の国々と安全保障で連携強化を目指す。
【関連記事:2101-121306 (時事 2020.1213)】
2021.03.03 ロイタ通信

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米、反体制派毒殺未遂で対ロ制裁 化学兵器使用と断定 EU 協調 <2104-030301>
 米政府当局者が2日、ロシアのナワリヌイ氏の毒殺未遂事件を巡り、ロシアの個人と団体に対する制裁を導入したと明らかにした。 ロシア政府の高官ら7人を対象に資産凍結などを行うほか、生物化学兵器の製造などに関与したとして14団体に制裁を加える。
 当局者は記者会見で、ナワリヌイ氏の殺害未遂には化学兵器が使用されたと断定し、EUと協調して制裁を導入したと表明した。
2021.03.02 共同通信

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EU が対ロシア追加制裁を発表 <2104-030202>
 EUが2日、ロシア反体制派ナワリヌイ氏の収監を巡り、クラスノフ検事総長らロシア捜査司法機関などの4人に対し、EU域内の渡航禁止や資産凍結などの対露追加制裁の実施を発表した。
2021.02.24 日経新聞 EU、安保・防衛の統合議論へ 25日から首脳会議 <2103-022404>
 EUが25日と26日にオンラインで開く首脳会議で、安全保障・防衛分野の一段の統合に向けた議論に入った。 牽引役はフランスで、ルドリアン外相は22日のEU外相理事会で「我々の目標は欧州の戦略的自立を強化する野心的な文書を採択することだ」と力説しており、フランスがEU議長国になる2022年前半に結論を得る考えである。
 EUは加盟国の経済面での結びつきが強い一方、安保・軍事面での統合は進んでおらず、2017年には常設軍事協力枠組み
PESCOを発足させ、防衛協力を深めているものの、参加国の全会一致が必要で活動範囲も限定的である。 背景には英国が米国との関係からNATOを重視し、EUの同分野の統合にストップをかけていた事情があった。
2021.02.23 毎日新聞

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EU、ロシアに追加制裁で一致 ナワリヌイ氏逮捕巡り <2103-022301>
 EUが22日にブリュッセルで外相会合を開き、ロシアのナワリヌイ氏の逮捕などを巡りロシアに追加制裁を科す方針で一致した。 制裁は3月上旬にも正式決定される見通しで、ロイタ通信によると、クラスノフ検事総長ら高官4人に資産凍結や渡航制限が科される見込みである。
 EUのボレル外務安全保障政策上級代表は会合終了後の記者会見で、ロシアは権威主義に向かって漂流していると批判し、EU側へのサイバ攻撃などに対抗する姿勢を強調した。
2021.02.20 時事通信

(Yahoo)

「日豪と関係深化を」 対中国で NATO事務総長 <2103-022002>
 ストルテンベルグNATO事務総長が19日に開かれたミュンヘン安全保障会議で中国の台頭について、われわれの安全や繁栄、生活様式に影響をもたらす可能性がある決定的な課題だと懸念を表明した。
 その上で、NATOはオーストラリアや日本など緊密なパートナーとの関係を深めるべきだと強調した。
2021.02.20 ロイタ通信

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中国台頭は「決定的問題」、NATO 事務総長が危機感 <2103-022001>
 ストルテンベルグNATO事務総長が19日に開かれたミュンヘン安全保障会議で、欧州や米国、カナダに対し国際的ルールに基づく秩序の維持を訴え、中国の台頭はNATOにとって問題だという認識を表明した。
 NATOは依然としてロシアを主な敵国と見なしているが、中国の軍事的影響力拡大に対応するため、同盟の主要方針である戦略概念に中国を含めることを検討している。
2021.02.19 National Defense JUST IN: Austin calls for more NATO help in countering China <2103-021910>
 オースチン米国防長官NATOのバーチャル国防相会議に出席し、増大を続ける中国の脅威に対抗するためにはNATO加盟国の協力が必要であると述べた。
2021.02.19 NHK NATO イラクの治安部隊に訓練を行っている要員を大幅増 <2103-021903>
 NATOが18日にオンライン形式で国防相会議を開き中東の治安情勢などを協議し、イラクでの治安の不安定化を受けて、現地の治安部隊に訓練を行っている要員を大幅に増やすことを決めた。 その結果、イラクで現地の治安部隊に訓練を行っているNATOの部隊を、現在の500名から4,000名へと大幅に増員される。
 また会議ではアフガニスタンに展開する米軍を含む国際部隊の撤退時期も協議した。 アフガニスタンでは昨年タリバンと米国が和平合意を結び、5月1日までに米軍がアフガニスタンから完全に撤退することにしているが、米国はタリバンが合意を守っていないとしていて、撤退を延期すべきかどうかが焦点になっている。
2021.02.18 日経新聞 仏海軍艦「瀬取り」監視へ 防衛省が発表 <2103-021803>
 防衛省が18日、北朝鮮による瀬取りを阻止するため、フランス海軍のフリゲート艦Prairialが2月中旬から3月上旬にかけて東シナ海周辺警戒監視活動を行うと発表した。
 仏海軍による警戒監視は2019年5月以来で2度目になる。
2021.02.18 ロイタ通信

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独仏、新型戦闘機共同開発巡り協議 行き詰まり打開へ <2103-021802>
 複数の業界関係者によると、ドイツとフランス新型戦闘機の共同開発計画の進展に向け動き出した。 2月初めの両国首脳の協議で問題の進展はなかったが、17日に独仏西国防関係者のほか、Dassault、Airbus、Indraの各社がパリで現状打開のための協議を行ったという。
 €100B ($120.4B) 規模の欧州最大の防衛プロジェクトでありながら、両国が開発の主導権を巡って対立し行き詰まり状態となっていた。
2021.02.17 Jane's Defence Weekly France and Germany discuss detence industrial co-operation, security policy after Germany gives go-ahead for European MALE RPAS <2104-021709>
 フランスのマクロン大統領とドイツのメルケル首相が2月5日に防衛産業の協力欧州安全保障防衛政策 (
ESDP) について仮想空間で協議を行った。
 防衛産業の協力で協議の対象となったのは欧州MALE RPASFCAS/SCAFMGCS であった。
2021.02.17 日経新聞 米欧同盟修復に難路、NATO 国防相理事会開幕 <2103-021706>
 NATOが17日に国防相理事会をTV会議形式で開いた。 トランプ前政権下で揺らいだ米欧同盟を修復してロシアや中国が続けている米欧の分断工作に対抗することを目指すが、多難の道が待ち受けている。
 トランプ政権は20年11月に、加盟国への根回しは乏しいままアフガン駐留米軍の削減を突然発表した。 トランプ政権が駐独米軍削減を決めたがバイデン政権はこれを一時凍結し、ロシアが実行したとされる大規模なサイバー攻撃でも同国を強く批判している。
2021.02.17 毎日新聞

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NATO 国防相会議が17日開幕 米、欧州との関係修復へ <2103-021704>
 NATOの国防相会議がオンライン形式で17日に始まる。 バイデン米大統領の就任後初の開催で、NATO軽視が目立ったトランプ前政権時代に冷え込んだ米欧関係の修復に向け、結束が試される。
 NATOのストルテンベルグ事務総長は15日に会議に先立つ記者会見で、トランプ前政権時代の過去数年間の話し合いは難しかったが、今はNATOに強く関与する政権になったと述べ、バイデン大統領はNATOをよく理解していると同盟再強化に期待を示した。
2021.02.12 TBS News

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「制裁ならEUと関係断つ用意」ロシア外相 ナワリヌイ氏問題で <2103-021201>
 ロシアのラブロフ外相が、野党勢力指導者ナワリヌイ氏をめぐる問題で、EUが新たな制裁を科した場合「我々はグローバル社会から孤立したくはないが準備はできている。 平和がほしいなら闘いに備えるんだ」と、EUとの関係を断つ用意があると述べた。
 ロシアはナワリヌイ氏の釈放を求めるデモに参加したとして、ドイツなど3ヵ国の外交官を追放するなどEUとの対立が深刻化していて、追加制裁の発動が焦点となっている。
2021.02.09 AFP=時事

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仏原子力潜水艦、南シナ海を巡回 中国の反発必至 <2103-020905>
 フランスのパルリ国防相が8日、仏海軍攻撃型原潜Emeraudeと支援艦Seine南シナ海を巡回したと明らかにした。
 パルリ国防相はツイッタに2隻の写真を投稿し、今回の南シナ海の巡回はわが海軍が、オーストラリア、米国、日本という戦略的パートナと共に、遠く離れた海域に、長期間展開できることを証明しているとコメントしたが、同海域の大半で領有権を主張している中国の反発は必至である。
2021.02.09 東京新聞 欧州、ロシア外交官を報復追放 3ヵ国、ナワリヌイ氏事件巡り <2103-020901>
 ドイツスウェーデンポーランドの外務省が8日、それぞれ自国に駐在するロシア外交官1人の国外追放を決めたと発表した。
 ロシア外務省が5日にナワリヌイ氏の釈放を求める抗議デモに参加したとして、ドイツなど3ヵ国の外交官追放を決定したのに対する報復措置で、3ヵ国は一斉にロシアを非難した。
 EUもロシアの強権政治への批判を強めており、ロシア側との関係悪化は避けられない情勢となっており、今後ロシアへの追加制裁の是非を協議するとみられる。
2021.02.01 Stars & Stripes US Army and nine other nations kick off Combined Resolve exercise in Bavaria <2103-020107>
 米陸軍が2月1日、ドイツバイエルン州にある欧州最大の演習場で行われるロシアの侵攻を想定した4,700名規模のCombined ResolveⅩⅤ演習に参加する、同盟国及び友好国9ヵ国軍部隊が集結した。
 参加するのは米陸軍の第1騎兵師団第1機甲旅団戦闘団のほか、ボスニア・ヘルツェゴビナジョージア、イタリア、コソボ、リトアニア、北マケドニア、ポーランド、ルーマニア、スロベニアの各国である。
【註】
 イタリア、リトアニア、北マケドニア、ポーランド、ルーマニア、スロベニアの6ヵ国はNATO加盟国であるが、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジョージア、コソボの3ヵ国はNATO加盟国ではない。
2021.01.27 ロイタ通信

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米大統領、ノルドストリーム2「欧州のためにならず」=報道官 <2102-012702>
 米大統領府報道官が26日、バイデン大統領はロシアとドイツを結ぶNordstreem 2について欧州のためにならないと考えていると述べた。
一方で、トランプ前政権時代に導入されたNordstreem 2建設計画に関する規制を見直すことも明らかにした。
2021.01.25 Defense Update Thales' Nexium to deliver combat cloud services for NATO armed forces <2102-012510>
 NATOが初の戦域クラウドシステム (defense cloud solution) の開発にThales社を選定した。
 このシステムは有事に際して24時間以内に戦域に展開できることが要求されており、NATOは国際競争の末Thales社を選定した。
2021.01.25 日経新聞

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ドイツ、日本にフリゲート艦を派遣へ 中国けん制 <2102-012505>
 ドイツ政府が独海軍フリゲート艦を日本に派遣する検討に入った。 ジルバーホルン独国防政務次官は、今夏に出航したいと述べ、まだ詳細は決まっていないが寄港先として日本が視野にあると明らかにした。
 海外領土を持たないドイツが極東に艦船を送るのは極めて異例で、対中警戒論が急速に強まる欧州におけるアジア政策の転換を象徴する出来事になる。
2021.01.22 ロイタ通信

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欧州議会がノルドストリーム2 工事中止求める決議採択、ナワリヌイ氏逮捕で <2102-012203>
 EUの欧州議会がロシア反体制派のナワリヌイ氏がドイツから帰国後逮捕されたことを受け21日、NordStreem 2の工事中止を求める決議を採択した。
 NordStreem 2建設計画を一貫して支持してきたドイツのメルケル首相は21日、ナワリヌイ氏の件があっても自身の計画に対する考えは変わらないと明言した。
 しかし欧州議会は賛成581、反対50、棄権44と圧倒的多数が建設の阻止を含め、EUがロシアとのさまざまな関係を見直すことを要求する決議を承認した。
2021.01.20 Jane's Defence Weekly NATO to grow pooled Space Center in 2021 <2103-012009>
 NATOが1月8日、2020年10月にに連合空軍司令部 (AIRCOM) 内に設立したSpace Centerを増強することを明らかにした。 Space Centerは現在、独英米の専門家で構成されている。
2021.01.19 Navy Times US Navy ship, Marine Corps F-35Bs to deploy with British carrier strike group <2102-011909>
 米国防総省が1月19日に、米海軍駆逐艦The Sullivans海兵隊のF-35B英空母Queen Elizabeth
CSGに派遣され、CSG 2021を編成すると発表した。 米海兵隊は昨秋、米英艦隊が2021年に編成されると発表していた。
 ジョンソン英首相はかつて、CSG 2021はオマーン、シンガポール、韓国、日本を拠点に地中海、インド洋、太平洋で活動すると述べている。
 英国防省は1月4日にQueen ElizabethIOCを宣言した。 FOCは2023年12月に計画されている。
2021.01.19 日経新聞 欧州、インド太平洋に軸足 アジア外交を多様化 <2102-011903>
 欧州各国インド太平洋地域に関する外交方針を相次ぎ打ち出し、今まで対中国に軸足を置いてきたアジア外交を多様化し、同地域の経済成長を取り込む。 2020年12月1日、EUとASEANはオンラインの外相会議を開き、両地域の関係を戦略的パートナーシップに格上げすることで合意した。
 EUはこれまでアジア外交の軸足を中国に置いてきたが、日中韓とASEANなど15ヵ国が東アジアの地域的な包括的経済連携(RCEP)で合意に達し、EU抜きで経済統合が進むことへの危機感があったとみられる。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly Israel to provide pilot training for Greece <2103-011310>
 イスラエルとギリシャが1月5日、イスラエルがギリシャ空軍固定翼機操縦士の訓練を、向こう20年で$1.68Bで請け負う政府間協定を結んだと発表した。
 訓練はElbit社がイスラエル空軍飛行学校を真似て設立したギリシャ空軍飛行学校でLeonardo社製M-346 Master高等練習機10機を用いて行う。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly Turky leads NATO VJTF in 2021 <2103-011309>
 NATOが2020年12月30日、2021年の即応部隊 (
NRF) 高度即応統合任務部隊 (VJTF) の主力がトルコ軍になると発表した。
 トルコ軍の第66機械化歩兵旅団4,200名がポーランド軍と交代する。
2021.01.06 Jane's Defence Weekly EU27 agree o European Peace Facility budget <2103-010603>
 2年以上にわたる議論の末、2020年12月18日にEU加盟27ヵ国欧州平和機関 (
EPF) の設立で合意した。
 EPFは平和と安定のための基金で、2021年~2027年に€5B ($6.15B) が準備される。
2021.01.01 時事通信

(Yahoo)

スコットランド焦点に EU再加盟「当面ない」 専門家 <2102-010104>
 英国では欧州連合(EU離脱国内の分断、対立が進行している。
 60%超がEU残留を支持したスコットランドでは、英国からの独立を目指す動きが活発化し、運動をけん引するスコットランド民族党 (SNP) が2021年5月のスコットランド議会選でどこまで勢力を拡大するかが焦点になる。
2021.01.01 ロイタ通信

(Yahoo)

英、EU から完全離脱 半世紀の歴史に幕 視界不良の船出 <2102-010103>
 英国31日23:00欧州連合 (EU) から完全離脱し、加盟国として半世紀近く続いた歴史に幕を閉じる。
 今後は自由貿易協定 (FTA) などEUとの合意に基づく新たな関係に踏み出すが、金融サービスや外交などの分野でなお合意できておらず、視界不良の船出となりそうである。
2021.01 International Defence Review NATO multinational training needs standard tech, but also in-person familiarity <2103-010003>
 NATOにとって他国軍による訓練は共同行動のために必須であるが、今までその実施に向けた目立った動きはなかった。
 このため2020年10月に米陸軍
TRADOC司令官も加わったLand Force TrainingコンファレンスIQPCを用いた仮想空間で実施された。