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出 典
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標 題
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要 旨
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2016.12.14 |
Yahoo |
時事通信記事
「新たな交渉不可能=トルコ加盟問題―EU」 |
<1701-121401>
トルコのEU加盟には、政治や経済をめぐる35分野の協議を完了する必要があるが、2005年の加盟交渉入り後、これ
までに着手したのは16分野で、完了したのは科学調査の1分野にとどまっている。 こうし
たなかEUは13日に開いた総務相理事会でトルコ加盟交渉の今後の在り方を協議したが、新たな分野の交渉開始は検討できない状況だと厳しい
意見が大勢を占めた。
理事会では、トルコで7月に起きたクーデタ未遂後の反エルドアン派弾圧を理由に、対トルコ強硬派のオーストリアが交渉凍結を主張したが、ドイツやフランスなど
主要国は、難民対策で協力するトルコとの関係悪化につながりかねないと慎重で、凍結案は多数の支持を得られなかった
という。 |
2016.12.07 |
Jane's Defence Weekly |
German-led group on EU co-operation emerging |
<1701-120713>
EU当局者が、ドイツを中心とするグループが、EU常設軍(PESCO)で
他国を先導することを検討していることを示唆した。 この動きは早ければ3月25日に行われるEU創立60周年記念式典で各国首脳が集まった場で公表されるという。
これについてEUの外交担当高官がIHS Jane'sに11月29日、ドイツ、イタリア、スペインが
これに加わっていると述べた。 |
2016.12.07 |
Jane's Defence Weekly |
EU unveils ground-breaking plan to boost defence collaboration |
<1701-120706>
EUが11月30日、加盟各国間で装備品の研究の実施、要求性能、開発、
調達などを共同で実施する欧州防衛行動計画EDAPを公表した。 計画では
年間€5.5Bの事業の共同化を見込んでいる。
EUは20年近く前にも国防産業戦略を決めようとしたが失敗している。 |
2016.12.07 |
Yahoo |
時事通信記事
「 EU との協力策で合意=トランプ氏にらみ防衛強化―NATO 」 |
<1701-120701>
NATOが6日に開いた外相理事会で、サイバ攻撃への対応など、EUとの協力の具体策で合意
した。 合意した具体策は、7月にEUと調印した共同宣言の実施計画となるもので42項目が提示された。
計画には、サイバ攻撃を想定したサイバ演習での人事交流などを明記したほか、難民流入対策として協力関係にある地中海での軍事作戦で
、情報共有や物資支援などの協力を深める内容を盛り混み、トランプ次期米大統領が、NATO加盟の欧州各国に応分の負担を求める中、NATOは加盟国の大部分が重なるEU
との協力を通じ、防衛強化策を打ち出した。 |
2016.12.06 |
Yahoo |
時事通信記事
「対 EU 協力の具体化協議=サイバー攻撃に対抗―NATO 外相理」 |
<1701-120602>
NATO外相理事会が2日間の予定で6日にブリュッセルで始まり、初日はサイバ攻撃などの脅威に対抗するため7月に
EUと調印した軍事協力強化に向けた共同宣言の具体的な取り組みを協議する。 EUとの協力は
① ハイブリッド攻撃への対応
② サイバー攻撃への対処
③ 海洋での軍事作戦
などを中心に具体策を詰め、重複ではなく補完する関係構築を目指している。 |
2016.11.30 |
Jane's Defence Weekly |
European Parliament calls for defence union |
<1701-113004>
欧州議会(EP)が11月22日、EU独自軍EDUの創設を要求する決議を圧倒的多数で
可決した。 決議では欧州の安全保障について、引き続きNATOと米国への依存を継続するともしている。
決議の提案者であるエストニアの議員(MEP)は、この決議は欧州独自軍とEU司令部の創設を後押しするものであると述べている。 |
2016.11.30 |
Yahoo |
時事通信記事
「防衛基金創設を提案=EU加盟国の協力強化-欧州委」 |
<1612-113001>
EUの欧州委員会が30日、加盟国間の防衛協力強化を目指し、基金創設を柱とした
「防衛行動計画」をまとめ加盟国に提案した。 欧州委は基金を活用し効率的な防衛力強化を進める方針を示した。 防衛
基金は、UAVなど新たな技術開発投資やヘリコプタの共同調達といった使途を想定しており、当面€5B規模が必要だとする試算を示し
た。
またEUの政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)に、軍事技術開発への投資を促す。 これまでは軍事関連に限定
したプロジェクトに融資することは実質的に禁じられていたが解禁する。 |
2016.11.25 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「トルコの EU 加盟交渉、欧州議会が中断求める決議採択」 |
<1612-112501>
欧州議会が24日、トルコとのEU加盟交渉の中断を欧州委員会と加盟各国に求める決議を479対37の
賛成多数で可決した。
トルコのEU加盟交渉は11年間続いているが、長く停滞している。 |
2016.11.24 |
Yahoo |
毎日新聞記事
「NATO 国防費増額へ英が主導 トランプ氏主張に配慮も」 |
<1612-112404>
ストルテンベルグNATO事務総長とメイ英国首相が23日にロンドンの英首相官邸で会談し、NATO加
盟国に国防費の増額を求めることに英国が主導的な役割を果たすことで一致した。 NATOの価値に懐疑的な発言を繰り返したトランプ米次期大統領の主張に配慮
も示し、米国を軸とした同盟関係の重要性を改めて確認した。
加盟国の国防費に関してNATOは2014年の首脳会議で、10年間でGDPの2%以上とする目標を設定したが、2016年予算で基準を満たす加盟国は、米国、ギリシャ、英国、
エストニア、ポーランドの5ヵ国にとどまるため、目標達成に向け英国が主要な役割を果たすことで合意した。 |
2016.11.23 |
Jane's Defence Weekly |
Air and missile defence in Eupope |
<1701-112316>
= 欧州の防空/BMD に関する16頁の別冊付録 =
・Editorial
・The global context
・Current and future threat
・National missile defences in Europe
・Concepts, tensions and requirements |
2016.11.23 |
Jane's Defence Weekly |
EU ministers call for pragmatic capability initiaves in 2017 |
<1701-112307>
EU各国の外相国防相が欧州防衛庁(EDA)に対し11月14日、欧州航空
輸送司令部(TATC)を参考に、EU各国の航空輸送、陸海の補給、衛生までについて統合司令部の設立を
2017年初めまでに検討するよう要求した。
オランダのEindhovenに設置されているEATCは現在、EUの軍用輸送能力の75%を統制するため、各国の輸送機と空中給油機200機余りの計画と任務遂行を行っている。 |
2016.11.16 |
Jane's Defence Weekly |
NATO launches Operation 'Sea Guardian' |
<1701-111605>
NATOが11月9日、地中海中央部で新たな作戦'Sea Guardian'を開始した。 この作戦は
対テロを初め、航行の自由確保、インフラの防護や阻止作戦にあたる。
この作戦には当初、イタリア、ブルガリア、トルコからフリゲート艦各1隻、ギリシャ、スペインから潜水艦各1隻があたる。 |
2016.11.02 |
Jane's Defence Weekly |
'Trident Juncture 16' rehearses ARRC for NRF role |
<1612-110212>
NATO緊急即応軍(ARRC)司令部が10月24日、10日間に及ぶ'Trident Juncture 16 (TJ16)'演習
を英空軍基地で開始した。 TJ16は主としてCPXで行われる。
TJ16はAPRC司令部がNATO即応軍(NRFS)司令部として機能することを検証するもので、またナポリに所在する
NATO統合軍司令部の地上戦司令部としての機能も検証される。 |
2016.11.02 |
Jane's Defence Weekly |
NATO agree deployments for eastern flank |
<1612-110203>
7月にワルシャワで開かれたNATO首脳会議で決まった4個戦闘大隊をNATO東翼に派遣することが、10月26~27日に開
かれた国防相会議で具体化された。
・リトアニア派遣大隊:
ドイツ主力、クロアチア、仏、ルクセンブルグ、蘭、ノルウェーで構成
・ラトビア派遣大隊: カナダ主力、アルバニア、伊、ポーランド、スロベニアで構成
・エストニア派遣大隊: 英国主力、デンマーク、フランスで構成
・ポーランド派遣大隊: 米国主力、ルーマニア、英国で構成
大隊の規模は400~900名とまちまちであるが、ポーランド派遣大隊が最大規模になる。 |
2016.10.27 |
日経新聞 インターネット |
NATO、対ロ新部隊の概要固める 国防相理事会 |
<1611-102706>
NATOが26日にブリュッセルの本部で国防相理事会を開き、ロシアに対する抑止強化のためポーランドとバルト三国
に新たに配置する多国籍部隊の具体策を協議した。
米主導のポーランド配置部隊には英国やルーマニアが参加表明するなど計4,000名規模の多国籍部隊4個の構成をほぼ固め
た。 新部隊は来年6月には態勢が整う見通しである。 |
2016.10.27 |
NHKニュース |
NATO 国防相会議始まる ロシアへの対応策協議 |
<1611-102703>
NATO国防相会議が26日から2日間の日程でブリュッセルで始まり、ロシアに隣接する加盟国の防衛策などについて
話し合っている。 初日の協議では、ポーランドとリトアニアに加え、エストニアとラトビアに来年から配置する合わせて
4,000名規模の多国籍部隊について、任務を主導する米英などから具体的な活動案や装備計画が示されたものと見られる。
また各国は、地中海に移動したロシア艦隊がシリアでの空爆を支援するための動きである可能性が高いとして監視を強化
する方針でである。 更にロシアがカリーニングラードにIskanderを持ち込んだとして警戒を強めている。 |
2016.10.18 |
Stars & Stripes |
Germany’s Merkel calls for large increase in military spending |
<1611-101809>
ドイツのメルケル首相が与党キリスト教民主同盟(CDU)の若手研修会で15日、ドイツは現在GDPの1.2%である国防費
を、NATOの基準である2%まで引き上げるため、国防費を数千ユーロを追加しなければならないと述べた。 |
2016.10.14 |
Defense News |
NATO leaders give cautious welcome to EU defense plans |
<1611-101405>
ストルテンベルグNATO事務総長が14日、EU各国の防衛協力は歓迎するものの、NATOと重複する組織の設立には
懸念するとの見解を明らかにした。 |
2016.10.06 |
日経新聞 インターネット |
欧州国境警備隊が発足 難民対策、EU加盟国任せを転換 |
<1611-100604>
EUが6日、域外との国境警備にあたる「欧州国境・沿岸警備隊」を正式発足させ、ブルガリ
アとトルコの国境地域で記念式典を開いた。
2015年秋以降に深刻になった欧州での難民危機や相次いだテロ事件で、各加盟国任せのEU域外との国境管理の弱さが問題となったことに対応し、難民らの流入が急増し
た国に派遣して各国を支援する。
【関連記事:1608-070605 (日経 2016.07.06)】 |
2016.10.05 |
Jane's Defence Weekly |
Support for a 'European Defence Union' builds |
<1611-100509>
EU軍EDU創設を支持する動きが、加盟各国で広がっている。
EDU構想の根源は、EU加盟国の相互防衛を定めたリスボン条約第42に基づくもので、これは欧州共通の防衛産業や装備構想を求めている。 |
2016.09.30 |
Defense News |
France to add €300M to 2017 defense equipment budget |
<1610-093006>
フランス国防省が29日、2017年の武器等の調達費を€300M引き上げて€17.3Bにすると発表した。
国防費全体も2016年の€32Bに対して2017年は€32.7B(註:2.2%増)に増額される。 |
2016.09.28 |
Jane's Defence Weekly |
Face off |
<1611-092811>
= 欧米とロシアの関係を論じた3頁の記事 =
・A2/AD challenge
・European response
・Technology offset |
2016.09.28 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「英、EU軍に反対 独仏の防衛協力提案に懸念」 |
<1610-092801>
ブラチスラバで開かれているEUの国防相会合でファロン英国防相が27日、ドイツとフランスがEUの
防衛協力強化を共同提案したことについて、EU加盟国である間は各国の軍を一つにまとめるようないかなる提案にも
反対する意向を表明した。 英国は、ロシアから欧州を防衛する役割はEUではなくNATOにあると述べ、スウェー
デンやオランダ、ポーランド、ラトビア、リトアニアの各国も、フランスとドイツによる提案に懸念を示していると付
け加えた。 これらの国々が提案に懸念を示したことはEUの外交筋も認めている。
ドイツとフランスは単一の軍を創設する計画は存在しないと主張しており、防衛協力強化の動きはNATOも支持してい
るとしている。 |
2016.09.26 |
Defense News |
NATO to deploy E-3 AWACS to Middle East as early as October |
<1610-092604>
バーシュボウNATO事務次長が26日、NATOが早ければ10月にもAWACSを中東
に派遣することを明らかにした。 NATOは現在E-3A AWACS 16機を運用している。
NATOはISILと戦う有志連合には参加していないため、AWACSは有志連合の行う空爆を直接支援することはない。
NATOは今年初めにトルコ機とロシア機がシリアとの国境付近でいざこざを起こした際にトルコのコンヤに派遣されたことがある。 |
2016.09.15 |
日経新聞 インターネット |
欧州委員長、防衛協力拡大へ「欧州司令部を」 |
<1610-091501>
EUのユンケル欧州委員長は欧州議会での演説で、EU共通の「欧州司令部」を設け、EU部隊の欧州域外での平和維持
などの作戦を統括させる必要性を強調した。 またEU主導で域外との国境警備を強化し、無秩序な移民流入やテロリストの侵入を防ぐ狙いの
「欧州国境・沿岸警備隊」創設を最終承認し、10月半ばに活動を始める。
更にEU全体としての防衛分野の研究開発や技術革新を加速させるための「欧州防衛ファンド」創設を年末までに提
案する方針も示した。 防衛協力の拡大は独仏などが英離脱後のEU改革案として求めていた。 |
2016.09.02 |
Defense News |
Boosting French defense spending to be focus at high-level conference |
<1610-090203>
9月5~6日に開かれるフランスのSummer Defense Universityでは国防費のGDP 2%への引き上げ
が最大のテーマになる。 ヴァルス仏首相が締めくくりの講演を行うが、議会上院国防の外交委員長であるラファラン元首相が、2%への引き上げが最も重要で
最も困難な問題であると述べた。 1
フランスの国防費は現在GDPの1.5%で、国家予算全体で教育費、国債償還費に次ぐ3番目を占めている。 |
2016.07.27 |
Jane's Defence Weekly |
Allies question arms co-operation with Turkey |
<1609-072701>
トルコで7月15日に軍事クーデターが未遂に終わって以降、7月20日の非常事態宣言により多くの
政府関係者がパージされたことなどから、仏独英米など特にトルコへの武器供給国となっているNATO諸国の間
で、トルコへの軍事技術移転についての疑念が広まっている。
F-16の爆弾投下装置の開発などに携わっていた関係者が事件にかかわっているほか、F-35の開発でもトルコは共同開発国になっている。 そのほかフランスは
LMMを共同開発しており、更にトルコが開発している次世代戦闘機にも欧米企業が関係している。 |
2016.07.13 |
Defense News |
Hollande promises budget boost for French military |
<1608-071304>
オランド仏大統領が13日、2017年度の国防費を€600M増額すると述べた。
かつて一時期国防相を勤めたジュペ氏は、フランスが2025年までにNATOが基準としている国防費をGDPの2%とするためには、2022年には少なくとも€7B引き上げる必要が
あるとしている。 |
2016.07.09 |
Defense News |
NATO approves assistance package for Ukraine, condemns Russian aggression |
<1608-070903>
NATOがワルシャワ首脳会議の2日目となる9日に、最終セッションとしてウクライナ大統領を招いたNATO-ウクライナ委員会
を開き、ロシアに支援された武装勢力と対抗するウクライナに対し、包括的な支援を行うことで合意した。 |
2016.07.08 |
Defense News |
NATO agrees on E. European rotational troops at Warsaw Summit |
<1608-070805>
NATOが8日にワルシャワで開いた首脳会議で、ロシアの脅威に対抗するためポーランドとバルト三国
に、多国籍からなる4個大隊を派遣する決定を行った。 ストルテンベルグ事務総長は6月13日に派遣規模を4,000名
と述べている。
事務総長によると、ラトビアにはカナダ軍、リトアニアにはドイツ軍、エストニアには英軍
、ポーランドには米軍が派遣されるという。 |
2016.07.06 |
Jane's Defence Weekly |
EU unveils new global security strategy |
<1608-070616>
英国のEU離脱決定で混乱するなか、EUが2003年に策定した戦略に代わる新たな安全保障戦略を、6月28日に開かれた首
脳会議で決定した。 |
2016.07.06 |
日経新聞 インターネット |
欧州国境警備隊の創設案可決 無秩序な移民流入防止 |
<1608-070605>
EUの欧州議会が本会議で6日、EU主導で域外との国境警備を強化する
「欧州国境・沿岸警備隊」の創設法案を可決した。 今夏にも創設が実現する見通しである。
欧州警備隊は、加盟国の国境警備の調整を担っている欧州対外国境管理協力機関(フロンテクス)の権限や装備を強化する形で発足させ、少
なくとも常時1,500名規模を確保して、緊急時に備える。 |
2016.06.30 |
Defense News |
Iceland authorizes return of US troops amid Russian threat |
<1607-063006>
アイスランド外務省が30日、ロシアを巡る緊張の高まりから、米国との間で米軍の再駐留を認める取り決めに
調印したと発表した。
【関連記事:1603-021802 (DN 2016.02.18)】 |
2016.06.30 |
Defense News |
Germany and Poland join forces in submarines |
<1607-063005>
ドイツ海軍が28日、ドイツとポーランドが潜水艦の作戦を協同で行うため、潜水艦作戦統制所
を開設するMoUに署名したと発表した。 この統制所は作戦の統制を行うが、指揮権はそれぞれの国に属するという。
このMoUに基づきポーランドは、ドイツ海軍の作戦指揮所のあるGlückburgに2名の将校を派遣する。 |
2016.06.29 |
Jane's Defence Weekly |
Carter confirms new battalion locations on NATO's eastern flank |
<1608-062903>
カーター米国防長官が、NATOが東翼に新たに4個大隊を配置することを明らかにした。 それによると
米軍の1個大隊はポーランドに配置される。
この他、カナダの1個大隊がラトビア、デンマークとフランスから配属を受けた
英軍1個大隊がエストニア、オランダとノルウェーから配属を受けたドイツ軍
1個大隊がリトアニアに配置される。 |
2016.06.24 |
Defense News |
After the Brexit, what's next for defense? |
<1607-062402>
= 英国の EU 離脱が英国の防衛に及ぼす影響についての論説 =
英国の EU 離脱が決まったことにより、防衛力強化推進派のキャメロン首相が退陣することになる。 |
2016.06.15 |
Defense News |
NATO runs massive Baltic exercise, with little Russian meddling |
<1607-061505>
米第6艦隊が15日、NATOがバルト海で17ヶ国が参加したBALTOPS演習を6月上旬から行っている
が、ロシアによる妨害はほとんどないと発表した。
ロシアは偵察艦2隻と航空機による情報収集活動を行っているが、これはBALTOPS 2015の際より小規模だという。 |
2016.06.13 |
Defense News |
NATO to deploy 4 'robust' battalions in Baltics, Poland |
<1607-061305>
14日に開かれるNATO国防相会議を前に、ストルテンブルグ事務総長が13日、NATOがポーランドとバルト三国に4個国際大隊を配置すると述べた。
兵員数は明らかにしていないが、当局者はかつて兵員数を2,500~3,000名と述べている。
NATOは7月8~9日にポーランドで首脳会議を開くことになっている。 |
2016.06.10 |
Defense News |
Italy weighs its options on missile defense |
<1607-061004>
イタリア国防筋が、MEADSの開発は2016年度に最後の€3.1M ($3.5M)を計上したことで総額が€595M ($672M)となり、
開発が完了することになることを明らかにした。 |
2016.06.07 |
産経新聞 インターネット |
ポーランドで史上最大の軍事演習、対露抑止に24ヵ国参加 |
<1607-060702>
ポーランドや米国など24ヵ国から31,000名が参加するNATOの演習が、6日にポーランドで始
まった。 1989年の民主化以来、ポーランド史上最大の演習で、NATO加盟国のほか、ウクライナやジョージア(グルジ
ア)なども参加して17日まで、航空機とヘリコプター105機、艦船12隻などが投入される。
ワルシャワで7月に開催されるNATO首脳会議では、NATOがポーランドとバルト三国に4個大隊を展開
する構想を協議する予定になっている。 |
2016.06.06 |
毎日新聞 インターネット |
ルドリアン仏国防相 南シナ海に海軍、提案へ EU 各国に |
<1607-060601>
フランスのルドリアン国防相がシンガポールで開かれたアジア安全保障会議で5日、EU各国に対し
南シナ海の公海に海軍艦艇を派遣し、定期的に航行するよう近く呼び掛ける考えを明
らかにした。 |
2016.06.01 |
Jane's Defence Weely |
NATO's rapid deployment ability facing obstacles |
<1607-060102>
5,000名規模のNATO急速展開部隊(VJTF)は発足から1年経つが、東欧への展開には困難を
きたしている。 これは更に大規模な部隊であるNATO即応部隊(NRF)でも同様である。
その原因は、加盟国の国防支出増額が遅々としていること、冷戦後の法的、政治的障害除去が進んでいないこと、及
びインフラの整備が進んでいないことに加えて、ロシア軍事的圧力に直面していることによる。 |
2016.05.19 |
Stars & Stripes |
NATO formally invites Montenegro as 29th member |
<1606-051904>
NATOが19日、モンテネグロの首相と加盟28国の外相が協定に署名し、同国が29番目の加盟国
となることを正式に承認した。
NATOには1999年以来、モンテネグロのほかにも東欧12ヶ国が加盟している。 |
2016.05.19 |
日経新聞 インターネット |
ロシア迂回パイプライン、20年にも完成 ギリシャで着工式典 |
<1606-051903>
ギリシャ北部テッサロニキで17日、パイプラインの敷設工事の着工式典が開かれた。 このパイプラインは、
カスピ海産の天然ガスをロシアを経由せずに欧州に送るもので、このうちギリシャ~イタリア間の工事が近く始まる。
建設工事が始まるのはギリシャからアルバニアを経由、アドリア海を横断してイタリア南部に至る全長870kmのTAPで、2020年までの完成を見込
んでいる。 これにより、カスピ海からドイツやフランスなどが結ばれ、ウクライナ問題を巡り対立するロシアへのエネルギー依存度引き下げる事ができるようになる。 |
2016.05.18 |
Jane's Defence Weely |
Germany to increase size of armed forces by 7,000 |
<1607-051807>
ドイツ国防省が5月10日、2023年までに軍を7,000名増員すると発表した。 過去25年間に
削減を続けてきた軍の定員が増員に転じるこくになる。 |
2016.05.18 |
Military Times |
NATO troops disembark for major exercise in Poland |
<1606-051803>
NATOが新編したSpearheadの装備500品目と兵員数百名が18日、スペインから
ポーランドSzczecin港に到着した。 部隊は速やかにZagan西部の試験射場に移動し、英国とアルバニアの部隊と合流して27日までの間
"Brilliant Jump"演習を行う。
更に来月には、米国を含む30,000名が、1989年のポーランド民主化以来最大規模となる"Anaconda-16"
演習を実施する。 |
2016.05.11 |
Yahoo |
時事通信記事
「兵員数、冷戦後初の増加へ=ロシアの脅威、テロ対応―ドイツ軍」 |
<1606-051102>
ドイツのフォンデアライエン国防相が10日、連邦軍の兵員数を冷戦終結後初めて増員する
方針を明らかにした。
欧州に対するロシアの脅威への対処やテロとの戦いを念頭に、現状では増員は不可欠と語った。 |
2016.05.03 |
Military Times |
NATO may create ground force in Baltics and Poland to deter Russia |
<1606-050303>
カーター米国防長官が2日、3日に行われる在欧米軍司令官の交代式に向かう機内で同行記者団に対し、NATOが現在
バルト諸国とポーランドに新たな地上部隊を派遣することを検討していると述べた。 検討案の一つとして、4個大隊4,000名
が考えられているという。
これは、来年2月に米陸軍の1個機甲旅団4,200名が東欧に派遣されるのとは別であるという。 |
【註】
来年2月に欧州に派遣される1個機甲旅団の派遣先が東欧であることが明らかになった。 |
2016.04.25 |
Defense News |
Ukraine, Romania, Bulgaria eye joint military brigade |
<1605-042506>
Noviniteニュースが、ウクライナ、ルーマニア、ブルガリアが合同旅団
を設立すると報じた。 この旅団はLitpolukrbrig旅団をモデルにした4,000名規模の部隊で、
2017年に戦闘可能になるという。 |
【註】
Litpolukrbrig旅団とは、2014年4月にリトアニア、ポーランド、ウクライナの三国が設立した合同旅団で、Litpolukrbrigの名称はLithuania、Poland、Ukraina
Brigadeを意味する。 |
2016.04.22 |
Yahoo |
時事通信記事
「『欧州国境警備隊』創設で一致=難民・テロ対策強化―EU内相理事会」 |
<1605-042201>
EUが21日にルクセンブルクで内相理事会を開き、欧州に押し寄せる難民の問題やテロ対策の一環として、域外との国
境警備をEU主導で強化するため「欧州国境沿岸警備隊」を早期に創設することで一致した。
欧州議会での承認を経て、今夏にも発足させる方針である。 |
2016.04.07 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「オランダ国民投票、EU・ウクライナ協定を圧倒的多数で否決」 |
<1605-040701>
オランダで6日、EUとウクライナが政治経済面の関係強化に向けて調印した
「連合協定」の是非を問う国民投票が実施され、圧倒的多数で否決された。 反対は64%、賛成は36%。投票率も
32%にとどまり、オランダ政府とEU本部に対する国民の不満が浮き彫りとなった。
オランダのルッテ政権はすでに連合協定に署名し、同国を除くすべてのEU加盟国とウクライナはすでに批准手続きを完了していて、協定は今年1月に仮
発効している。 |
2016.04.06 |
Jane's Defence Weekly |
Better together |
<1605-040618>
= EU の防衛協力に関する5頁の記事 =
・Against the odds
・Pushing out of cyber defence
・Co-operative cyber defence
・MRTT up anf away
・MALE mode
・GovSatcom gambit
・Future implications |
2016.04.06 |
Stars & Stripes |
Saber Junction air assault to utilize German lands |
<1605-040604>
在欧米陸軍が主導するSaber Junction 16演習の一環として、米英伊軍1,200名の部隊がドイ
ツHohenfels及びその近郊に降下する。 この演習は1ヶ月に及ぶもので、既にHohenfelsで始まっている。
Saber Junction演習は在欧米軍の即応能力を点検する演習で、半年では駐独第2騎兵連隊と、駐伊
第173空挺旅団が交互に参加しており、今年は第173空挺旅団がNATO加盟の15ヶ国及び他の同盟国と共に参加している。 |
2016.03.30 |
Jane's Defence Weekly |
ACR receives funding boost |
<1605-033007>
チェコ国防相が3月19日にメディアに対し、2016年から2025年まで、国防費を毎年$190Mずつ増額
すると述べた。 |
2016.03.30 |
産経新聞 インターネット |
対露で哨戒能力強化を、バルト3国でNATO |
<1604-0333>
ロイタ通信が、NATO軍のブリードラブ最高司令官が29日にビリニュスで、航空部隊によるバルト三国
での哨戒能力を強化する必要があると述べたと伝えた。
ウクライナ東部に軍事介入して以降、NATO軍はバルト三国で哨戒機を4機から8機に増やしている。 また米軍は2014年以降、バルト三国とポーラ
ンドに600名を巡回で駐留させている。 |
2016.03.24 |
Defense News |
German defense spending hike reflects regional trend |
<1604-032408>
ドイツ内閣が23日、2017年度の国防予算案と2020年までの歳出計画を承認した。 それによると2017年度の国防費は現
在の€34.29Bを€1.9B、率にして2.7%上回る€36.61Bで、2020年までに€39.18Bまでに引き上げる計画である。
ただ2017年度の国防費がGDPに占める割合は1.2%と、NATOが求めている2%には届かない。 |
2016.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
NATO deploys second AWACS aircraft to Turkey |
<1604-1605-032304>
NATOが3月16日、トルコの要請を受けて2機目のE-3 AWACSをコンヤに派遣した。
2機のAWACSはシリア国境に於けるロシア軍の動きを監視する任務に当たる。 |
2016.02.28 |
Military Times |
Latvia wants greater NATO presence to offset Russia |
<1603-022803>
米国を訪問中のラトビア外相が26日にUSA TODAYに対し、ロシアが国境近くで
部隊の増強、演習、宣伝活動を拡大しており、NATOは東翼防衛強化のため、
大規模演習の回数を増やすと共に、装備の展開や防空能力の強化を図るべきだと述べた。
しかしながらその前日にシンクタンクのAtlantic Councilが、その可能性は低いと報告している。 |
2016.02.19 |
Defense News |
Russian aggression drives increase in European defense spending |
<1603-021903>
ロシアの脅威増大を受け欧州諸国は、冷戦終結以来20年間続いた国防費削減の流れから、2016年には国防費が8.3%の増加へと
転じている。
中東欧ではチェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキア、バルト三国の7ヶ国で19.9%増で、特にハンガリーでは22%増
になる。
またブルガリア、クロアチア、キプロス、ギリシャ、ルーマニア、セルビア、スロベニアなどの南欧では9.2%増になる。
これに対し西欧諸国は2.7%増に留まっている。 |
2016.02.17 |
Jane's Defence Weekly |
NATO approves further support for eastern allies |
<1603-021708>
NATO加盟28ヵ国の国防相が2月10~11日に会同し、東部前線強化のため新たな部隊を
巡回配置すると共に装備を事前配置することで合意した。
10日にはストルテンベルグ事務総長が、3個中隊からなる500~1,000名の部隊で前方強化を図ると述べた。 |
2016.02.11 |
毎日新聞 インターネット |
NATO 東欧に対露抑止拠点 米軍は1.2万人態勢に |
<1603-021101>
NATOが10日に国防相会議を開き、東欧に抑止拠点を設置する「新抑止原則」
で合意する。 現状の構想では、バルト三国とポーランドに数百名単位で移動可能な
抑止拠点を設置し、米独仏英などが兵力を交代で配置するが、ブルガリア、ルーマニアへの配置も検討する。
一方米国は東欧諸国に既に1個旅団6,000名を派遣し訓練を行ってい
るが、新たに戦車など重装備と戦闘態勢の1個旅団6,000名とを西欧に常駐させて、抑止拠点に攻撃があれば短時間で駆け
付ける態勢を整える。 また新たに司令部を開設するという。 |
2016.02.10 |
Stars & Stripes |
NATO allies to send multinational rotational force to eastern Europe |
<1603-021004>
ストルテンベルグNATO事務総長が、11日まで開かれるNATO国防相会議の1日目が終わった10日、新たな
部隊が東欧に巡回配置されることで合意したと述べた。 但しその規模や形態については明らかにしなかった。
ウクライナ事件以降バルト三国やポーランドはNATO軍の常駐を強く求めたが、ドイツなど主要国はロシアとの緊張を高めるとしてこれに
慎重であった。 このようなことから、NATO部隊の東欧配置は常駐ではなく巡回駐留になると見られる。 |
2016.02.09 |
毎日新聞 インターネット |
NATO 対露拠点 東欧最前線に兵力常駐へ |
<1603-020903>
複数のNATO外交筋が毎日新聞に対し、NATOがは10日の国防相会議で、バルト三国とポーランドに「前
線駐留強化部隊」(仮称)を配置する防衛抑止態勢の新原則で合意することを明らかにした。
NATOはロシアの脅威が新たな課題になっていることから、7月の首脳会議に向け防衛や抑止態勢の総合的な見直しに取り
組んでおり、その一環として10日の国防相会議で抑止態勢の原則を定義し直す。 |
2016.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
NATO's European allies stem defence cuts, boost spending on equipment |
<1603-020309>
NATOのストルテンベルグ事務総長が1月28日、昨年まで長く続いた加盟各国の国防費削減がほぼ止まると述べた。
NATO加盟主要国では、フランスが2014年に対GDP比1.84%であった国防費が2015年には1.80%へ、ドイツは1.19%が1.18%へ、イタリアが1.09%から0.95%へと低下している。
また全体でも2014年に2GDPの2.51%であった国防費が2015年には2.42%に低下した。
加盟国軍事費の70%を占める米国でも、2014年の3.79%が2015年には3.62%になっていた。 |
2016.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
Germany plans EUR130 billion investment |
<1603-020308>
ドイツ国防相が1月27日、今後15年間に€130B ($142B)かけた装備調達を行う計画を議会に示
した。 これは年平均で現在の€4.7Bを€8.6Bに引き上げるものである。
これによりLeopard 2 MBTの調達数を225両から320両に、Boxer APCを272両から402両、PzH 2000
SPHを101門から192門に引き上げるほか、Marder IFVを192両調達して計画中のPuma IFV 342両と合わせて装備する。 |
2016.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
NATO mulls more deterrents for easten allies |
<1603-020303>
NATOが7月にワルシャワで開催される次回の首脳会議に向け東欧の防衛強化策を検討しており、ストルテンベルグ事務
総長は1月28日に、目に見える東欧防衛策の策定を表明している。
NATOは即応部隊NRFを三倍の40,000名以上に増強すると共に、新たに数日以内に展開でき
る5,000名からなる'Spearhead'部隊を創設している。
また8ヶ所に小規模な統合指揮所部隊を配置すると共に、情報及び早期警報(EW)機能の強化を図る。 |
2016.01.27 |
Jane's Defence Weekly |
EU Parliament backs 'European Defence Union' |
<1603-012709>
EU議会が1月21日、European Defense Unionの創設を求める超党派決議を可決した。 |
2016.01.18 |
Stars & Stripes |
NATO anticipates beefed up Poland presence |
<1602-011802>
ポーランドとNATOの首脳が18日、昨年7月にワルシャワで開かれたNATO首脳会議でNATOの東翼強化に合意したが、ポーランドへの
NATO軍配備については、その規模、形態、任務が未だ協議中であることを明らかにした。
【関連記事:1602-011602 (MT 2016.01.16)】 |
2016.01.16 |
Military Times |
Poland's defense chief: We want constant NATO, U.S. presence |
<1602-011602>
ポーランド国防相が、同国西部のSkwierzyna試験射場で行われた米国との共同BMD演習後の16日に、ポーランド新政権が
NATO軍及び米軍の防空部隊が同国に常駐することを要望していて、協議を続けていることを明ら
かにした。 |