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標 題
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要 旨
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2025.04.10 17:19 |
AFP=時事 (Yahoo) |
パナマ、米軍駐留基地「復活」案を拒否 |
<2505-041011>
パナマを訪問中のヘグセス米国防長官が9日、戦略的に重要なパナマ運河の安全確保のため、米軍が再びパナマに駐留する構想に言及した。
これに対しパナマ政府は、軍事基地の再設置には応じない考えを即座に表明した。
ヘグセス長官は、パナマのフアブレゴ治安相との共同記者会見で、パナマ側が招致すれば、米国は軍事基地あるいは海軍航空基地を再び設置し、部隊を巡回で派遣することが可能だと提案した。
米軍は1989年にパナマへ侵攻し、以後1999年まで同国内に駐留していた経緯がある。
これに対しアブレゴ治安相は、「パナマは軍事基地や防衛拠点を受け入れないという立場を、ムリノ大統領を通じて明確にしている」と述べた。
ヘグセス長官はまた、米軍艦艇がパナマ運河を自由に通航できるよう、協定の締結を求めていることも明らかにしたが、パナマのイカサ運河担当相は、「艦船が各種サービスを受けられる補償制度の検討は行っているが、無料にはならない」と釘を刺した。 |
2025.03.29 01:27 |
FNN Prime News (Yahoo) |
パナマ運河港湾の運営権 来週契約は成立しない見通し 複数の香港メディア |
<2504-032904>
香港企業が、パナマ運河港湾の運営権を米投資会社に売却する契約について、予定されていた来週に契約は成立しない見通しだと複数の香港メディアが報じた。
複数の香港メディアが28日に関係者の話として、香港のCK Hutchison Holdings傘下の企業が持つパナマ運河港湾の運営権を、米国のBlackRockが主体の投資家連合に売却する契約について、契約は来週に成立しない見通しだと報じた。 これまでは、4月2日までに最終合意が締結されるとされていた。
一方、中国の独占禁止法管理当局は同じ日、CK Hutchison Holdingsの契約について、中国寄りの香港メディアの質問に答えるかたちで「法に従って調査し、市場の公平な競争を守る」などと表明した。
この中国寄りの香港メディアは、パナマ運河の売却について「国家や民族の利益を考えないのか」などと批判的に報じていたほか、中国政府で香港政策を担当する部門もこの記事を公式サイトに掲載するなど、中国側は連日香港企業の非難を続けている。
パナマ運河を巡っては、トランプ米大統領が中国の影響力を問題視して、米国が管理すべきとしているが、習政権は売却阻止に向け、香港企業への圧力をかけ続ける構えである。 |
2025.03.26 09:11 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
中国向けベネズエラ産石油輸出が停滞、米大統領令受け |
<2504-032606>
トランプ大統領が、ベネズエラから原油を購入する国・地域からの輸入品に25%の関税を課す大統領令に署名した翌日の25日、同国産原油の中国との取引が停滞している。
中国の取引業者や製油所は、大統領令がどのように実施されるか、また、中国政府が購入停止を指示するかどうか様子見していると明らかにした。 ただ一部の関係者は、トランプ大統領の脅しは頻繁に変わるため、最終的に取引は継続されると予想している。
ベネズエラ産石油を定期的に購入している中国企業の幹部はReutersに対し、4月の購入は控えると説明し、「あえてベネズエラ産に手を出す必要はない」と語った。
独立系製油所の幹部は「完全に混乱している」と述べ、シンガポールのベネズエラ産買い付け業者にも影響を及ぼすだろうと語った。 幹部は「米中は既に関税戦争に突入している。 それなら仕方がない」と述べた。
別の取引業者によると、ベネズエラ産の主要購入者である独立系製油所は、供給の先行きや取引価格に関する情報を求め、取引を停止しているという。
中国政府は25日、一方的な制裁に対し改めて異議を唱え、米国に強く抗議すると主張した。 |
2025.03.23 16:44 |
産経新聞 (Yahoo) |
米政権、中南米移民の在留許可取り消し 53万人滞在、最大規模の強制送還も |
<2504-032306>
トランプ米政権が21日、バイデン前政権で新設された制度を利用して米国に在留する中南米移民の在留資格を取り消すと発表した。 トランプ大統領は不法移民対策を政権の重要課題と位置付ける同制度を利用して在留する移民は53万人に上るが、米メディアはそのうち何人が強制退去の対象となるかは不明としている。
同制度の対象となるのはベネズエラ、キューバ、ハイチ、ニカラグアの4ヵ国からの移民で、バイデン前政権が米南部国境からの不法移民対策として2022年に導入した。 資金援助を受けられる人が米国国内にいることなどを条件に2年以内を限度として受け入れ、資格更新も認められる。
Reuters通信などによると、資格取り消しは4月24日に確定し、別の在留資格を得ていない場合は強制退去の対象となる。
ウクライナ移民受け入れでも同種の制度が設けられており、トランプ大統領は3月6日にこの制度の存廃について近く決定する意向を示している。 |
2025.03.17 18:42 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、パナマ引き留め画策 共産党代表団が訪問 |
<2504-031705>
中国共産党機関紙人民日報が17日、党外交を担う中央対外連絡部の馬副部長率いる代表団が14、15両日にパナマを訪問したと報じた。
パナマ政府は2月、パナマ運河が中国の影響下にあると主張するトランプ米政権への対応策として、中国主導の巨大経済圏構想一帯一路からの離脱方針を表明したことから、中国は今回、引き留めを画策した。
人民日報によると、代表団はパナマの主要政党の指導者やシンクタンク関係者と面会する。
馬副部長はパナマ側に「両国の相互理解と信頼を増進させ、友好関係を強固にしたい」と訴えた。 |
2025.03.16 08:12 |
乗りもの ニュース(Yahoo) |
「無人機空母」の艦載機は“中東製!?” 「石油がいつ消えてもいいように」無人機メーカーに 産油国の凄み |
<2504-031607>
ブラジル海軍が進める多用途空母AtlanticoにUASを搭載する構想にも、EDGE Gp.(註:UAEの兵器メーカ)が関わっている。 ブラジル海軍は2025年2月から、国内企業のStella Techno Gear社が開発した偵察用UAS Albatrosを艦載機にするための地上試験を開始しているが、攻撃能力も備えた本格的な艦載UASは、EDGE Gp.と共同開発することが決まっている。
EDGE Gp.公式WebサイトのJENIAHの紹介ページには、同機が洋上作戦能力を持つと記載されており、同機をベースにした艦載UASがAtlanticoの艦載機になるのかもしれない。
ブラジル国内には前に述べたStella Techno GearのようなUASメーカーや、UCAVの開発構想を持つEmbraer社のような航空機メーカーがあるにもかかわらず、ブラジル海軍が艦載UASの開発パートナーにEDGEグループを選んだのは、同社の技術力を高く評価したことの証左だろう。
EDGEグループは2024年に、陸上自衛隊も試験用に導入するUGV THEMISなどを開発したエストニアのMilrem Robotics社に対し、株式の過半数を取得して事実上の親会社となっている。 株式買収によるシナジー(相乗)が現れてくれば、EDGEグループはUGVメーカーとしての存在感も今後増していくと考えられる。 |
2025.03.15 11:26 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
米政権、パナマ運河巡り国防総省に軍事的選択肢検討を指示=当局者 |
<2504-031506>
トランプ大統領は、パナマ運河を「取り戻す」と繰り返し発言しているが、その手段や軍事行動が必要になるかどうかについては具体的に言及していない。
米政府当局者2人が13日にReutersに、トランプ政権はパナマ運河の完全なアクセス確保に向けた選択肢を示すよう軍に指示したことを明らかにした。
当局者の1人によると、米軍は新政権による暫定的な国家安全保障指標とされる文書で、パナマ運河へのアクセスを確保するための軍事的選択肢を検討するよう求められている。
2人目の当局者は、パナマ軍との緊密な連携などを含め、幅広い選択肢が検討されていると述べた。
暫定的な文書は、軍の優先事項を定めた「国家防衛戦略」など、より熟慮された政策文書に先立ち、大まかな政策指針を示すものだ。 国防総省が最後に国家防衛戦略を発表したのは2022年である。
同省はコメント要請に現時点で応じていない。 |
2025.02.27 07:34 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
トランプ氏、シェブロンのベネズエラ石油事業許可取り消し |
<2503-022707>
トランプ米大統領が26日、石油大手のChevron社(註:英国)に対するベネズエラでの事業許可を取り消すことを明らかにした。 ベネズエラのマドゥロ政権による選挙改革や移民引き取りで進展がないことを理由に挙げ、3月1日時点で許可更新オプションを打ち切るとしている。
トランプ大統領は自身のSNSに、2022年11月26日付の石油取引に関する「譲歩措置」を撤回すると投稿した。 Chevronの社名には言及しなかったが、当時のバイデン政権はその日、同社だけにベネズエラでの事業許可証を交付していた。
1月2期目の大統領に就任して以来、トランプ大統領は米国にとってベネズエラの石油は必要ないと繰り返し発言し、Chevron社への事業許可取り消しの可能性を示唆していた。
ライト米エネルギー長官はトランプ大統領の発表を受けて26日、米国は世界最大の石油生産国で、「他国による小規模な中断」は世界の供給に影響しないと述べた。
Chevron社は事業許可に基づき、ベネズエラ国営石油会社PDVSAとの合弁を通じて現地で原油生産を拡大し、同社の製油所や取引先に日量約24万バレルを出荷している。 これはベネズエラの石油生産量全体の1/4超に相当する。
許可が取り消されれば、Chevron社はベネズエラ産原油を輸出できなくなり、Chevron社がこれまで輸出していた原油をPDVSAが輸出した場合、米国の制裁により米製油所は購入できない。
Chevron社は、トランプ大統領の発表を承知しており、その影響について検討しているとコメントした。
米大統領府と国務省はコメント要請に応じていない。 |
2025.02.17 14:09 |
RBC Ukraine |
US proposes to send peacekeepers from Brazil and China to Ukraine - The Economist |
<2503-021714>
Economist誌が、米国は停戦後のウクライナの平和が、欧州軍だけでなく確保されることを望んでおり、中国とブラジルの平和維持軍を巻き込むことを提案していると報じている。
米当局は、ブラジルや中国のような非欧州諸国を含む平和維持部隊を提案している。 これらの部隊は、緩衝地帯として機能する将来の停戦ラインに沿って配置される可能性がある。
バンス米副大統領は、欧州の同盟国に対して、欧州からの派遣団だけでは、ロシアを新たな攻撃から抑止する効果は低いと語ったとされている。
ブラジルや中国からの平和維持軍は、フランスを含む欧州諸国の部隊を補完することができる。 以前、フランスは、前線のはるか後ろにとどまるヨーロッパの役割を提案したことから、軍は必ずしも将来の敵対行為に関与することなく、ウクライナに支援を提供するべきであるが、ロシアがウクライナへの外国軍のいかなる配備にも反対していることはよく知られているため、トランプ政権は、プーチン政権に譲歩を強いなければならないだろう、とEconomist誌は結論付けている。
英国は、和平が達成された後、ウクライナに部隊を派遣する用意があると発表し、スターマー首相は、和平合意の履行を確実にするために、ウクライナに部隊を配置する用意があると発表した。 英国は、兵士に危険が及ぶ可能性があるにもかかわらず、この一歩を踏み出す準備ができている。
スウェーデンはまた、ウクライナに平和維持軍を派遣する可能性を排除しておらず、同国は持続可能な平和を維持するのを助けることができる。 スウェーデンのステネルガルド外相によると、必要があればスウェーデンの平和維持軍をウクライナに派遣できるという。 |
2025.02.07 02:44 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
米の運河通航「無料」主張は「虚偽」、容認できず=パナマ大統領 |
<2503-020702>
パナマのムリノ大統領が6日、太平洋と大西洋を結ぶ交通の要所であるパナマ運河について、米政府の船舶が無料で通航できるという米国の主張は「虚偽」と述べた。
米国務省は5日、「パナマ政府は米政府の船舶からパナマ運河の通航料を徴収しないことに合意した」とXに投稿したが、パナマ運河庁はその後、米側の発表を否定した。
ムリノ大統領は記者団に対し「米大統領の下で米国の外交政策を統括する機関が、虚偽に基づき重要な組織的声明をなぜ出すのか」とし、「容認できない」と語った。
米・パナマ関係を「嘘と虚偽に基づいて」管理することを「断固拒否する」とし、米政権の主張を否定するために「断固たる措置」を取るよう、駐米大使に指示したと明らかにした。
またSNSを通じて、7日15:30からトランプ米大統領と会談する予定だと発表した。 |
2025.02.06 15:25 |
AFP=時事 (Yahoo) |
米国務省、政府艦船の運河無料通航を発表 パナマ側は否定 |
<2503-020610>
米国務省が5日、政府の艦船がパナマ運河を無料で航行できるようになると発表した一方、パナマ運河庁は料金に関する調整は行っていないとする声明を出し、米国側の発表を否定した。
国務省はXに、「米政府の艦船は今後パナマ運河を通過する際に料金を支払う必要がなくなり、政府は年間数百万㌦を節約できる」と投稿した。
ルビオ国務長官は2日にパナマを訪問し、ムリノ大統領と会談した。 その際、同国側が譲歩を申し出たと語っていたが、その具体的な中身が初めて示されたことになる。 長官は、米国が要衝の水路を防衛する立場にありながら、その使用料を支払うのは不公平だとパナマ側に伝えたと述べていた。
これに対しパナマ運河庁は声明で、「運河の通航料などの料金を設定する権限を持つ運河庁は、何の調整も行っていない」とした。 |
2025.02.06 13:58 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
パナマ運河庁、米の「通航料無料」発表否定 戦時船舶では対話も |
<2503-020607>
パナマ運河庁が5日、運河を通航するための料金や権利にいかなる変更も加えていないと表明し、米政府の船舶が同運河を無料で通航できるようになったとしていた米側の発表を否定した。
米国務省はこれに先立ち、「パナマ政府は米政府の船舶からパナマ運河の通航料を徴収しないことに合意した」とXに投稿し、これにより、米政府は年間数百万㌦を節約できると説明していた。
パナマ運河庁はこれに対し「当該国からの戦時船舶の通航に関して、米国の関係当局と対話する用意がある」と応じた。 |
2025.02.06 13:20 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
米政府の船舶、パナマ運河の通航料無料に 国務省が発表 |
<2503-020606>
米国務省が5日、米国政府の船舶がパナマ運河を無料で通航できるようになったと発表した。
同省は「パナマ政府は米政府の船舶からパナマ運河の通航料を徴収しないことに合意した」とXに投稿した。 これにより、米政府は年間数百万㌦を節約できるという。
これについて、パナマ運河庁のコメントは取れていない。 ルビオ米国務長官は2日に、パナマを訪問し、同国のムリノ大統領と会談した。
トランプ米大統領は、パナマ運河の通航料が高過ぎるとし、米国が同運河を取り戻すと発言している。 |
2025.02.05 00:36 |
Bloomberg (Yahoo) |
パナマ、運河の港湾管理巡り香港企業との契約解除を検討-関係者 |
<2503-020501>
事情に詳しい複数の関係者が、パナマ運河に隣接する港湾を管理する香港企業との契約について、パナマ政府が解除する可能性を検討していることを明らかにした。
海上交通の要所であるパナマ運河を巡っては、中国の影響力を懸念するトランプ米大統領が運河の管理を「取り戻す」と威嚇しており、香港企業との契約を解除すれば米国への譲歩案となる可能性がある。
パナマ政府は香港に拠点を置く長江和記実業の子会社ハチソン・ポーツPPCとの契約を解除する可能性を検討しているという。 商業的、政治的にセンシティブな問題だとして、匿名を条件に関係者が明らかにした。
決定はまだ下されておらず、パナマ政府は訴訟を回避するとともに、適正な手続きに従う方向で進めていく方針だと関係者は述べた。 パナマ大統領府は現時点でコメントの要請に応じていない。 ハチソン・ポーツもコメントの要請に応じなかった。
ハチソン・ポーツ社は、パナマ運河に隣接する5港のうち、太平洋側のバルボア港と大西洋側のクリストバル港の2つを管理している。 1997年に運営契約を結び、2021年には2047年まで契約が延長された。 また中国は近年、香港の自治を徐々に骨抜きにしてきた。
ルビオ米国務長官は2日にパナマを訪問し、パナマ運河における中国の影響力は「容認しがたい」として、パナマが即座に変更を加えない限り、米国は「自国の権利を保護するために必要な措置を取る」と警告した。
これを受けて、パナマは米軍艦がパナマ運河を自由に通航することを確約したほか、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する意向を示していた。 |
2025.02.04 08:15 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
パナマの「一帯一路」離脱、中国には痛手…パナマ運河が米中対立の新たな火種に |
<2503-020402>
中国は近年、中南米各国との関係強化に力を入れており、とりわけ太平洋と大西洋をつなぐパナマ運河を有するパナマを、地政学的な観点から重視してきた。 それだけに今回、パナマが巨大経済圏構想一帯一路から離脱する方針を表明したことは、中国にとって痛手となりそうである。
中国の習政権は、更なる経済支援でつなぎとめを図る可能性がある。
習政権は2016年以降、敵視する台湾・民進党政権を国際的に孤立させる「断交ドミノ」を仕掛けており、中南米地域では、2017年のパナマを手始めに、ドミニカ共和国、エルサルバドル、ニカラグア、ホンジュラスが相次いで台湾と断交し、中国と国交を樹立した。
中国共産党機関紙の人民日報によると、パナマでは習氏が2018年12月に初訪問して以降、「一帯一路」の支援プロジェクトの一環として、大型会議場や大型客船のターミナルの整備などが進められてきた。
米国に次いでパナマ運河の世界第2位の利用国である中国は、運河の再管理を主張するトランプ米大統領に対し、「いかなる大国の直接、間接的な規制も受けるべきではない」(中国外務省報道官)などと牽制しており、パナマ運河が米中対立の新たな火種となる可能性が高まっている。 |
2025.02.03 11:12 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
米国務長官と会談したパナマ大統領「一帯一路」から離脱方針示す…運河は「我が国が運営」 |
<2503-020310>
ルビオ米国務長官が2日に、就任後初となる外遊先の中米パナマでムリノ大統領と会談し、パナマ運河から中国の影響力を排除するよう求めた。
ムリノ大統領は、パナマに運河の運営権があると反論した一方、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」から離脱する方針を示した。
パナマ運河の太平洋側と大西洋側の出口にある二つの港湾は、香港系の会社が管理しており、これに対しトランプ米大統領は1月20日の就任演説で「中国がパナマ運河を運営している。 それを取り戻す」と訴え、通航料金が高すぎると不満を示した。 トランプ米政権は米中対立が激化した際に運河が閉鎖される事態を懸念している。
米側の発表によると、ルビオ長官は会談で、トランプ大統領が「中国共産党が運河を管理している現状は脅威だ」と指摘していると伝え、「早急な変化がなければ、米国は必要な措置を取る」と警告した。
運河の再管理を主張するトランプ大統領は軍事力の行使も示唆している。 |
2025.01.31 10:12 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
パナマ運河、紛争時に中国が閉鎖する恐れ 米国務長官が警戒 |
<2502-013110>
ルビオ米国務長官が30日、中国が米国との紛争時にパナマ運河を閉鎖するという緊急対応策を用意していることには「疑いの余地がない」と述べ、米国は国家安全保障上の脅威とみられる事態に対処すると強調した。
パナマ運河は米国が建設し、1999年にパナマに返還するまで管理してきた。 トランプ米大統領は就任演説で、パナマ政府が運河返還時の協定に違反し、中国に運営を譲り渡したと批判したのに対し、パナマ政府はこれを否定している。
ルビオ長官はMegyn Kelly Show(註:メーガン・ケリーがMCを務めるNBCの番組)の取材に応じ、パナマ運河に対する中国の影響についてトランプ大統領の懸念を改めて示した。
パナマ運河は、香港企業である長江和記実業の子会社が運河の両端にあたる太平洋側の港と大西洋側の港の運営権を握っている。
ルビオ長官は長江和記実業について、「中国政府の指示は何でも従わなければならない」ため米国にとってのリスクだと指摘し、「もし紛争時に中国政府がパナマ運河を閉鎖するよう指示すれば、そうせざるを得なくなるだろう。 実際、中国にそのような緊急対応策があることを全く疑っていない。 これは直接的な脅威だ」と懸念を示した。 |
2025.01.27 08:27 |
時事通信 (Yahoo) |
不法移民受け入れへ トランプ氏圧力で姿勢一変 コロンビア |
<2502-012707>
トランプ米政権が26日、コロンビアが不法移民を乗せた米軍用機の受け入れに合意したことを受け、実施を表明していた関税の引き上げや制裁を当面見送ると発表した。
受け入れを拒否していたコロンビアが姿勢を一変させたものが、友好国へのトランプ大統領の「脅し」は各国に波紋を広げそうだ。
米大統領報道官は声明で「コロンビア政府はトランプ大統領の条件に全て合意した」と指摘し、米軍用機に乗せられた者も含め、コロンビア側が同国出身の不法移民を「無制限に遅滞なく」受け入れるという。
報道官は「米国が再び尊敬されていることを世界に示す出来事だ」と強調し、各国に不法移民の受け入れに協力するよう求めた。
コロンビア政府は声明で「米政府との間の行き詰まりを克服した」と表明し、ムリジョ外相らが訪米して合意内容を確認すると明らかにした。 |
2025.01.27 07:05 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
トランプ氏、コロンビアに関税・制裁 移民送還拒否受け報復 |
<2502-012703>
トランプ米大統領が自身のSNS Truth Socialへの投稿で26日、南米コロンビアが米国から強制送還された不法移民を乗せた軍用機2機の着陸を拒否したことを受け、25%の関税や制裁などの報復措置を取ると表明した。 コロンビアのペトロ大統領が送還受け入れを拒否し、米国の国家安全保障を脅かしたためと述べた。
ペトロ大統領はXへの投稿で「米国はコロンビア人移民を犯罪者のように扱うべきではない」と批判し、民間航空機で移民送還を受け入れる考えを示した。
報復措置として、コロンビアからの全ての輸入品に25%の関税を課し、1週間で税率を50%に引き上げると共に、同国政府当局者に対する渡航禁止やビザ取り消し、緊急金融制裁なども含まれる。
また、コロンビアの国民と貨物に対する国境検査を強化する方針を示した。 |
2025.01.25 16:40 |
BBC News (Yahoo) |
Mexico refuses to accept plane with US deportees - Reuters |
<2502-012511>
Reuters通信が、メキシコが米国からの移民を強制送還する航空機の受け入れを拒否したと報じた。
それぞれ約80人の移民を乗せた米軍機C-17は1月24日に、グアテマラ上空を2回飛行したが、メキシコが移民を乗せたC-17の受け入れを拒否したため、メキシコに着陸させる計画を実行できなかった。 |
2025.01.25 07:56 |
ブラジル日報 (Yahoo) |
《ブラジル》ベネズエラに説明要求=通知なし国境軍事演習で |
<2502-012505>
CNNブラジルが23日、ベネズエラ側が22日に、ロライマ州パカライマ国境を何の通告もなく一方的に閉鎖して軍事演習を行っていることを受けて、ブラジルのヴィエイラ外相が22日にベネズエラのヒル外相と電話会談を行ったと報じた。 隣国間の慣習では、国境付近で行われるいかなる活動についても、外交的な連絡が行われるのが通例だが、今回の演習はブラジル政府に事前通知することなく行われたという。
監視カメラが捉えた映像では、ベネズエラ特殊部隊の車両が両国の国境付近でUターンする様子が映し出されており、同地域で活動する軍関係者らは、この動き自体は問題ではないとした。
CNNの取材によれば、ヴィエイラ外相がヒル外相に連絡を取ったところ、ヒル外相は演習の背景について調査を行うことを約束したが、現時点ではまだ返答はない。 ブラジル外務省はベネズエラ大使館と接触し、直接の説明を求めたが、ブラジル外交筋としては「重要」とされる事実関係が完全に解明されるまで、この件に関してコメントを避けている。
ブラジル外務省や国防省の関係者らは23日に声明を発表するかどうかについて議論したが、最終的には何も発表されなかった。 |
2025.01.24 19:28 |
AFP=時事 (Yahoo) |
トランプ政権、不法移民送還作戦を開始 数百人を逮捕・強制送還 |
<2502-012408>
米大統領府のレビット報道官が23日、今週の第2期トランプ政権発足以降、538人の不法移民を拘束し、すでに数百人を強制送還したと発表した。
レビット報道官は「トランプ政権は犯罪者である不法移民538人を拘束した」とXに投稿し、軍用機で数百人を強制送還したと述べた上で、「史上最大規模の強制送還作戦が順調に進行中だ。 約束を果たした」と続けた。
不法移民の取り締まりはトランプ氏の公約だった。 2期目が始まると同時に数々の大統領令に署名して入国制度の大幅な見直しに着手した。
米東部ニュージャージー州ニューアーク市のバラカ市長は23日に声明を発表し、移民・関税執行局(ICE)の職員が「地域の施設を強制捜査し、令状を提示することなく、不法移民や市民を拘束した」と報告し、このうち一人は米軍の退役軍人だとして、「この極悪な行為は米国憲法に明白に違反している」と非難した。 |
2025.01.11 09:30 |
朝日新聞 (Yahoo) |
マドゥロ大統領が3期目就任、野党や国際社会は強く反発 ベネズエラ |
<2502-011105>
ベネズエラで10日、独裁を進める現職のマドゥロ大統領の3期目の就任式があった。
2024年7月の大統領選で勝利したと主張するマドゥロ大統領だが、野党は選挙不正を訴えて強く反発し、欧米などからもマドゥロ政権を非難する声が相次いでいる。
ベネズエラでは1999年にチャベス前大統領が権力を握って以降、反米左派の権威主義体制が続いおり、マドゥロ大統領は2013年から大統領を務めている。 今回の大統領選では有力な野党候補を事前に排除し、政権の強い影響下にある選挙管理委員会が根拠を示さずマドゥロ大統領の3選を発表した。 |
2025.01.10 15:45 |
AP 通信 (Yahoo) |
ベネズエラ野党指導者を拘束 マドゥロ大統領の就任式前日 |
<2502-011010>
南米ベネズエラの野党指導者マチャド氏が、1月9日、マドゥロ大統領の3期目の就任を阻止すべく、数ヵ月に及ぶ潜伏生活から初めて公の場に姿を現した。
マチャド陣営によると、首都カラカスで行われた反政府デモの最中、治安部隊に身柄を一時拘束された。 マチャド陣営のSNS投稿によれば、マチャド氏が支持者グループに向けた演説を終え、カラカス東部の演説会場をオートバイで出発する際に、治安部隊がオートバイの車列に発砲したという。 現在マチャド氏の居場所は分からず、政権側からのコメントもない。
この日の抗議デモは、2024年の大統領選挙で敗北したという確かな証拠があるにもかかわらず、マドゥロ氏の3期目の就任式前日に行われた。
選挙結果は、政府支持者で固められた国民選挙評議会が、マドゥロ氏の当選を宣言したが、従前の選挙とは異なり、当局は投票記録を公表しなかった。
一方の野党側は、85%の電子投票機から集計表を集めてネット上に掲載した。 その結果、ゴンサレス候補が2対1以上の大差でマドゥロ候補を破った。
マドゥロ政権から選挙監視のために招待されていた国連と、アトランタに本部を置くカーター・センターの専門家らは、野党が公表した集計表は正当なものだと述べており、米国や他の政府もゴンサレス氏をベネズエラの次期大統領として承認している。 |
2025.01.08 09:44 |
毎日新聞 (Yahoo) |
トランプ氏、軍事力行使も排除せず グリーンランドやパナマ運河巡り |
<2502-010803>
トランプ次期米大統領が7日に南部フロリダ州の私邸「マララーゴ」で記者会見し、これまでも言及してきた米国によるデンマーク領グリーンランドの購入やパナマ運河の管理について、軍事力や経済的な圧力の行使も排除しない姿勢を示した。 グリーンランドに関してはデンマーク側が取引に応じない場合、高関税を課すとも主張した。
トランプ氏は会見で、グリーンランドとパナマ運河に関して軍事力や経済的な手段を行使しないと保証できるかと聞かれ、「どちらも保証できない。 経済安全保障のために必要だ」と述べた。
大部分が北極圏に位置するグリーンランドは地政学的な要衝で、米軍の基地もあるほか、ウランや金、レアアースなどの地下資源に恵まれている。 トランプ氏は2019年にもグリーンランドの購入を主張し、デンマーク政府に拒まれた経緯がある。
トランプ氏の長男ジュニア氏は7日に「観光目的」でグリーンランドを訪問した。 ただトランプ氏は自身のSNSで「これは絶対に行わなければいけない取引だ」と強調した。
一方のパナマ運河は、米国が建設し管理していたが、1999年にパナマ側に管理権を引き渡していた。 トランプ氏は「法外な通行料を要求されている」として、パナマ政府が通行料の引き下げに対応しない場合は、返還を求める姿勢を示している。 |
2025.01.07 10:28 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ベネズエラがパラグアイと国交断絶 大統領選の野党候補支持に反発 |
<2502-010705>
ベネズエラ政府が6日、2024年7月の大統領選挙でのマドゥロの再選を認めず、野党候補だったゴンサレス氏当選を主張するパラグアイと国交を断絶した。
これを受け、パラグアイはベネズエラ外交官に48時間以内の国外退去を命じた。
マドゥロ大統領の3期目就任を10日に控え、パラグアイのペニャ大統領が5日、ベネズエラの野党指導者らと会談し、亡命中のゴンサレス氏を2024年のベネズエラ大統領選挙の勝者と呼んだ。
ペニャ大統領は会談後にXに投稿し、「ゴンサレス氏の勝利を認めることに加え、ベネズエラの民主主義の早期回復に貢献するため、私は国際社会と協力し続ける決意を表明した」と発言した。
これを受け、ベネズエラ政府はペニャ大統領発言を「拒否する」と声明で指摘し、国交を断ち切った。 |
2024.12.24 00:46 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
「パナマ運河はパナマ人のもの」、トランプ氏の発言受けメキシコ大統領 |
<2501-122402>
メキシコのシェインバウム大統領が23日、トランプ次期米大統領のパナマ運河の返還要求を示唆する発言を受けて、パナマ政府への支持を表明した。
シェインバウム大統領は「パナマ運河はパナマ人のものだ」と言明し、トランプ氏の発言を巡りパナマのムリノ大統領もXへの投稿で、パナマ運河とその周辺地域は全て「パナマに属し、今後もそうあり続ける」と反論した。
トランプ氏は22日に、パナマ運河の通航料が高すぎると非難し、米国が同運河の管理権を再び主張する可能性を示唆した。 主権国家に対し領土の返還を要求するのは、米国の指導者としては極めて異例である。 |
2024.12.13 12:28 |
AFP=時事 (Yahoo) |
パラグアイ、在イスラエル大使館をエルサレムに移転 |
<2501-121307>
南米パラグアイのペニャ大統領が12日、テルアビブからエルサレムに移転したイスラエル駐在パラグアイ大使館の開館式に出席し、イスラエルを支持すると表明した。
開館式にはイスラエルのネタニヤフ首相も出席し、ペニャ大統領は「私たちはこれまでも今もあなた方と共にあり、これからもイスラエルの人々と共に立ち続ける」と述べた。
エルサレムはイスラエルとパレスチナの紛争において最もデリケートな問題の一つとなっており、イスラエルは1967年から東エルサレムを占領し、その後国際社会の承認を得ずに併合した。
イスラエルはエルサレムを首都と見なしているが、パレスチナ人は東エルサレムを将来の主権国家の首都にすることを望んでいる。
イスラエルにあるほとんどの外国大使館は、同国とパレスチナの交渉に干渉しないよう沿岸都市テルアビブに置いているが、パラグアイは2018年5月に大使館をエルサレムに移転したが、その後テルアビブに戻しており、同国が大使館のエルサレムへの移転は2度目である。 |
2024.12.11 07:57 |
時事通信 (Yahoo) |
ベネズエラで「大統領就任」 野党候補ゴンサレス氏が意欲 |
<2501-121110>
7月に行われてベネズエラ大統領選で主要野党の統一候補として出馬し、勝利したと訴えているゴンサレス候補が、10日までにスペイン紙El Paísの取材で、2025年1月10日の大統領就任のため亡命先のスペインから母国に戻る考えを明らかにした。
副大統領には選挙で支援を受けた野党指導者のマチャド氏を任命すると語った。
ゴンサレス候補は「700万人以上に選ばれた職務に就くため、ベネズエラに戻る決意だ」と表明した。 同候補にはベネズエラ当局から逮捕状が出ているが、帰国しても逮捕されることはないと自信を示した。
大統領選を巡っては現職マドゥロ大統領が3選を宣言したが、野党や米欧諸国などが求める詳細な開票結果の公表を拒否し、国内で反体制派を弾圧した。 G7外相は先月、ゴンサレス氏の勝利を支持した。 |
2024.12.06 05:39 |
朝日新聞 (Yahoo) |
パラグアイ、中国外交官に国外退去命令 「台湾との断交」を働きかけ |
<2501-120606>
パラグアイの外務省が5日、外交関係を結んでいる台湾と断交するよう国内で働きかけたとして、中国の外交官に国外退去命令を出した。 外交官の行為が「内政干渉」にあたると判断したという。
地元メディアなどによると、中国外務省で中南米を担当しているこの外交官は、首都アスンシオンで開かれたユネスコ政府間委員会に出席するためにパラグアイを訪れていたが委員会に出席せず、パラグアイの国会を訪問して国会議員らに、パラグアイが中国と良好な関係を築きたいのであれば、台湾と断交するべきだと主張して回った。
「中国か台湾かのどちらかだ。 パラグアイ政府が早期に最良の決断をすることを願う」と述べていたという。 |
2024.11.27 11:40 |
AFP=時事 (Yahoo) |
中国企業とリチウム生産施設建設で合意 ボリビア |
<2412-112708>
ボリビアが26日、中国の企業連合CBCとの間で、ボリビア南西部に炭酸リチウム生産施設を2ヵ所建設する$1Bの契約に調印したと発表した。 CBCには、リチウム電池生産で世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)の子会社が参画している。
ボリビア・リチウム公社(YLB)によると、建設予定地はウユニ塩湖で、年産能力10,000tと25,000tの施設が設置される。 |
2024.11.25 15:08 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウルグアイ大統領選、左派が5年ぶり政権奪還 対中交渉に影響か |
<2412-112509>
南米ウルグアイで24日、中道右派ラカジェポー大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票があり、野党の左派「拡大戦線」(FA)のオルシ前カネロネス県知事が与党「国民党」のデルガド前大統領府長官を破り当選を確実にしたと地元メディアが報じた。
左派が政権交代を実現させたのは約5年ぶりで、南米南部共同市場 (Mercosur) に加盟するウルグアイは、現政権下で中国との自由貿易協定(FTA)締結と環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加を目指したが、Mercosurでは域外国と単独で貿易交渉することを禁じており、ブラジルなど他の加盟国からの反発を招いた。
オルシ候補はReuters通信の取材でMercosurとの関係を重視すると表明しており、両協定の交渉に影響が出る可能性がある。
一方でオルシ候補はFA政権時代の2018年に中国の経済圏構想「一帯一路」の覚書に署名したことに言及し「それは我々に非常に有益だ」として、中国からの投資を歓迎する意向も示している。 |
2024.11.21 07:02 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
中国主席がブラジルを公式訪問、外交関係を格上げ |
<2412-112105>
中国の習国家主席が20日に公式訪問でブラジルの首都ブラジリアを訪れ、ルラ大統領と会談し、両首脳は外交関係を格上げし、幅広い経済協力に関する協定を結ぶなど、関係を強化することで合意した。 ルラ大統領によると両国は、農業や太陽光発電、通信、原子力エネルギーなど多くの経済分野で約40件の協定を締結した。
ブラジルは2023年に、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への正式参加を見送ったが、今回の首脳会談では、中国の一帯一路構想とブラジルの開発計画の「相乗効果」を見出すことでも合意した。
Jamestown Foundationの中国研究員チュン氏は「この指定は、中国が本当に特別でかけがえのないパートナーとみなす国に与えられる」と指摘、「南半球の主導的国家として、また中国の長期的な経済および食料安全保障を確保する上での重要なパートナーとして、ブラジルの戦略的重要性を強調するものだ」と述べた。
習主席は「中国とブラジルの関係は今、史上最高の時期にある」と述べ、両国は「黄金のパートナー」となる用意があるとした。 また、地政学的、経済的利益を共有する国という意味で「運命共同体」という言葉を用いた。
習主席のブラジル首都公式訪問は、ペルーの首都リマで開催されたアジア太平洋経済協力会議 (APEC) 首脳会議、リオデジャネイロで開催されたG20首脳会議に続いて行われた。 |
2024.11.20 11:43 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ベネズエラ野党指導者は「次期大統領」、米国務長官が投稿 |
<2412-112005>
ブリンケン米国務長官が19日、7月のベネズエラ大統領選に出馬した野党候補ゴンサレス氏を「次期大統領」と初めて呼び、マドゥロ大統領への圧力を強める姿勢を示唆した。
ベネズエラの選管当局と最高裁は大統領選でマドゥロ候補が勝利したと発表しているが、野党が公表した集計ではゴンサレス候補の勝利が示された。 米政府はマドゥロ候補による不正があったと非難している。
ブリンケン長官はⅩに「ベネズエラ国民は7月28日に明確な声を上げ、ゴンザレス候補を次期大統領にした」と投稿し、「民主主義は有権者の意思尊重を求める」と書き込んだ。
バイデン米政権がゴンサレス候補を次期大統領と呼ぶのは初めてで、トランプ前政権は2018年のベネズエラ大統領選を不正と見なし、2019年に野党指導者のグイアイド氏を暫定大統領として認定した。
ゴンサレス候補は当局が逮捕状を出したことを受けてスペインに亡命したが、大統領に就任するため1月10日に帰国する考えを示している。 |
2024.11.17 07:14 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ペルーに中国主導の大型港が開港、独占運営権認められる…米国側は軍事利用を警戒「間違いない」 |
<2412-111702>
南米ペルーの中部チャンカイで14日、中国が建設を主導する大型港が開港した。 巨大経済圏構想「一帯一路」の目玉事業で、南米とアジアを直接結ぶ地域のハブ港となる。 中国は港を足がかりに中南米地域で影響力をさらに強める構えで、米国は港の軍事利用を警戒している。
港は2021年に着工し、事業費$1.3Bのうち中国の国有海運大手「中国遠洋運輸(COSCO)」が6割を負担した。 ペルー議会はCOSCOに港の独占運営権を認めており、COSCOが中南米で運営する初めての港となる。 港の水深は中南米で最も深い17.8mで、世界最大級のコンテナ船も寄港可能で、貨物取扱量は首都リマ近郊のカヤオ港と合わせると、南米最大規模となる。
港は周辺国からの利用も見込んでおり、EVに欠かせないリチウムイオン電池のためのリチウムや鉄鉱石、銅などの資源の輸入に使われる見通しで、米欧などとの経済安全保障上の対立を抱える中、重要度は高い。
米国は、港の運用に警戒感を強めていて、中南米を担う米南方軍司令官のリチャードソン陸軍大将は11月7日の退任を前に、Financial Times紙に対し、港を中国海軍が活用するのは「間違いない」と語った。
米国陸軍戦略大・戦略研究所のエリス教授は、米中間で軍事的な緊張が将来高まった場合、中国海軍が軍艦を入港させるほか、部隊を支援する資材を保管する可能性を指摘している。 |
2024.11.12 13:00 |
日経新聞 |
中国、ペルーに「一帯一路」要港 中南米貿易を効率化 |
<2412-111205>
ペルーの首都リマ郊外で14日、中国国有の海運大手が過半を出資するチャンカイ港が開港し、アジアと南米を結ぶ貿易の大幅な効率化が期待され、南米の新たなハブ港となり、アジア太平洋の経済統合に向けた新しい海上高速道路を切り開くことになる。
しかし、中国の広域経済圏構想一帯一路の南米での要になると見られており、中国の影響力が増すことを米国は警戒している。 |
2024.11.02 07:45 |
ブラジル日報 (Yahoo) |
《ベネズエラ》国家警察「我々に手を出すと怪我する」=ブラジルに警告 |
<2412-110204>
ベネズエラとブラジルの外交関係が緊張を高めており、ベネズエラの国家警察が10月31日、ルーラ大統領のシルエットとブラジル国旗のモンタージュ画像をSNSに掲載して、「ベネズエラに手を出す者は怪我をする」とのメッセージを発信した。
この投稿には「我々の祖国は独立し、自由で、主権を持つ。誰からの脅迫も受け入れず、誰の植民地でもない。 我々は勝つ運命にある」との字幕が添えられ、ブラジルに対する脅威が明確に示された。 同日付テラなどが報じた。
投稿された画像には、顔を真っ黒に塗り潰されたルーラ大統領と、その背景にはブラジル国旗が描かれ、ベネズエラの内務・法務・和平担当相で、政権ナンバー2のカベロ氏の公式アカウントもタグ付けされ、影響力を持つ当局者の関与が示唆されている。
両国間の関係悪化の要因には、2024年7月に行われたベネズエラ大統領選での不正疑惑で未だにブラジルが選挙結果を未承認であることや、ブラジルがベネズエラのBRICS加盟を拒否した最近の出来事がある。
10月29日、マドゥーロ大統領は、ブラジル外務省が「常に我が国に対して陰謀を企ててきた」とし、「米国国務省に癒着している」と発言した。 |
2024.10.28 10:00 |
産経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ独裁政権に背を向けるブラジル 中露と別の判断、G20議長国「変節」は本物か |
<2411-102805>
ブラジル左派のルラ大統領が、隣国ベネズエラで独裁体制を固める反米左派のマドゥロ大統領に背を向け始めた。
ルラ大統領は同じ左派のマドゥロ大統領とイデオロギー的な親和性があると考えられていたが、ブラジルのアモリン大統領特別顧問が金融紙Valor Econômicoの取材で9月に、マドゥロ大統領が3選したと主張する2024年7月の大統領選を承認せず、2025年1月10日に予定される大統領就任式への出席も見送ることを明らかにした。 内外で高まる「マドゥロ批判」を考慮したとみられる。
ルラ氏は昨年1月の大統領就任以降、ベネズエラとの関係を強化してきた。ブラジルは南米最大の民主主義国であるだけに、ベネズエラとの接近は奇妙ともいえる動きだった。現地外交筋によると、労働者党政権を率 ルラ大統領は、社会主義を掲げるマドゥロ大統領と「イデオロギー」で波長が合い、「マドゥロ大統領との絆を重視するあまり、強権的な政治手法に目をつぶることさえあった」という。
2023年5月には、ルラ大統領は首都ブラジリアにマドゥロ大統領を招待して会談し、共同記者会見で「マドゥロ大統領が国民に選ばれたベネズエラの大統領であることを否定するのはばかげている」と言ってみせた。 ベネズエラでは2017年に国会の立法権が剥奪され、2018年の大統領選は野党がボイコットした状況で行われたにも関わらずである。
そのルラ大統領は2024年7月のベネズエラ大統領選を機に態度を変えた。
劣勢と報じられていたマドゥロ大統領は、自らが敗北すれば「血で血を洗う内戦」に陥るなどと発言したため、ルラ大統領はこの発言に「恐ろしい」と強い懸念を表明し、ブラジルはマドゥロ政権から依頼されていた選挙監視団の派遣も見送った。 |
2024.10.22 04:10 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ブラジル大統領、体調「良好」 頭部負傷で訪ロ中止も |
<2411-102203>
ブラジルのルラ大統領が21日に、同国のパディーリャ制度関係相とアモリン外交政策顧問と並んだ自身の写真をSNSに投稿し、元気そうな姿を見せた。
ルラ大統領は19日に自宅で転倒して頭部を負傷したため飛行機での長距離移動を一時的に避けるよう医師に助言され、BRICS首脳会議に出席するためのロシア訪問を取りやめたと明らかにしている。
この投稿ではルラ大統領の詳しい健康状態については明らかにされていないものの、パディーリャ制度関係相は記者団に対し、ルラ大統領は「非常に元気だ」と語った。 |
2024.10.21 05:51 |
共同通信 (Yahoo) |
ブラジル大統領、ロシア訪問中止 リモートでBRICS参加 |
<2411-102103>
ブラジルメディアが20日、ルラ大統領が19日に転倒して頭部を負傷したため、22日に始まる主要新興国によるBRICS首脳会議出席のため予定していたロシア訪問を取りやめ、会議にはリモートで参加する見通しと報じた。
ルラ大統領はトイレで転倒し後頭部に切り傷を負い、首都ブラジリアの病院で手術を受け、その後退院した。
症状は深刻ではなく公務を続ける見通しだが、長距離の飛行機での移動を避けるよう医師から助言を受けて、ロシア訪問を取りやめたという。 |
2024.10.16 10:41 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ブラジルにプーチン氏逮捕を要求…ウクライナ検事総長、G20で訪問「国際社会が団結し責任問うことが重要」 |
<2411-101610>
ウクライナのコスティン検事総長が14日にReuters通信が配信した取材で、11月にブラジルで開かれるG20首脳会議にプーチン露大統領が出席した場合、国際刑事裁判所 (ICC) の逮捕状に基づいてプーチン大統領を逮捕するようブラジルに求めた。 ブラジルはICCに加盟している。
コスティン検事総長は、プーチン大統領が出席する可能性を示す情報があるとし、プーチン大統領の逮捕を「ブラジル当局の義務」と主張した。 逮捕されなければ、犯罪で告発された国家指導者が罪を問われることなく外国に渡航できる前例になると指摘し、「国際社会が団結し、プーチンの責任を問うことが重要だ」と訴えた。
ICCは2023年3月に、ウクライナ侵略に関連する戦争犯罪の疑いでプーチン大統領に逮捕状を出した。 プーチン大統領は9月にICC加盟国のモンゴルを訪問したが、モンゴルは拘束義務を履行しなかった。 |
2024.09.18 02:45 |
SOFREP |
Active duty US Navy SEAL detained in Venezuela over alleged assassination plot |
<2410-091805>
現役の米海軍特殊部隊 (SEAL) 隊員が暗殺計画の疑いでベネズエラで拘束された。 事態の劇的な展開で、Navy SEALの下士官カスタネダ一等兵曹は、米国とベネズエラの間で増大する嵐の中心にいることに気づいた。
カスタネダ一等兵曹は、ベネズエラのマドゥロ大統領を暗殺し、彼の政権を転覆させるというCIA主導の陰謀に関与したとして、2024年8月下旬からベネズエラで拘束されている。
ベネズエラ内務相カベロが主導した告発は論争の渦を巻き起こし、二国間の緊張を高めたが、米当局は主張に反論している。 |
2024.09.12 05:02 |
Wedge (Yahoo) |
〈中国との経済関係は断てない〉反共主義のアルゼンチン大統領が変えた現実路線と越えない一線 |
<2410-091205>
Wall Street Journal紙(WSJ)のラテンアメリカ特派員が、8月18日付け解説記事‘Argentina's Milei Finds It Hard to Decouple From China’で、反中国的な言動で注目されていたアルゼンチンのミレイ大統領が中国との経済関係のデカップリングは困難と認め、現実的な対応を取っている旨解説している。
中国は6月、数十億㌦相当の通貨スワップ協定を更新し、アルゼンチンの準備金に関する懸念を和らげ、多くの人を驚かせた。
強固な反共主義者のミレイ大統領は、米国との緊密な関係を維持しながらも、中国の投資と貿易はアルゼンチンの将来にとって不可欠であると述べ、より現実的なアプローチを取っている。 中国は、リチウム採掘から農業に至るまで、主要な経済分野でアルゼンチンとの関係を深めている。
中国はブラジルに次ぐアルゼンチンの第2位の貿易相手国であり、2023年の貿易額は$20Bと米国の$14Bを大きく上回っている。
中国のアルゼンチン向け対外直接投資残高は2015年以降500%、$3B以上増加したとみられている。 |
2024.09.11 08:24 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
中国軍、米軍参加のブラジル演習に初めて参加へ 共同訓練はなし |
<2410-091112>
ブラジル海軍が10日、同国の年次軍事演習Formosaに中国軍が初めて参加すると発表した。 演習には米軍も参加する。
ただ、米国防総省報道官のグエン少佐は演習で米中両軍が一緒に訓練することはないと述べた。 |
2024.09.11 06:53 |
時事通信 (Yahoo) |
ブラジルの演習に中国部隊初参加 米と張り合う |
<2410-091105>
ブラジル中西部でFormosa年次演習が、今月17日までの予定で行われている。 今年は中国の部隊が初めて参加し、米国と共に訓練に加わる。 ブラジル紙によれば、米国は56名、中国は33名が参加している。 中国は2023年にはオブザーバー派遣だったが、2024年は部隊派遣に格上げした。
米国の裏庭とされる南米を舞台に、米国と張り合う中国の意図が改めて浮き彫りとなった。
首都ブラジリア近郊で4日に始まったFormosaはブラジル軍の3,000名と、米中の部隊が参加したほか8ヵ国がオブザーバーを派遣して、実弾射撃や各種の武器を使った実戦的な訓練に水陸両用作戦のシミュレーションなども交えながら、相互運用能力を高める。
訓練の中心となる海兵隊を傘下に持つブラジル海軍は「友好国である米中の部隊が初めて一緒に参加」と説明し、「知識と経験をしっかりと交換できる」と強調した。 |
2024.09.03 10:03 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ベネズエラ大統領の飛行機、米政府がドミニカ共和国で押収 |
<2410-090309>
米司法省が2日、ベネズエラのマドゥロ大統領が使っている飛行機をドミニカ共和国で押収し、米フロリダ州に移転したと発表した。
ガーランド司法長官は押収したFalcon 900E型機について、ペーパーカンパニーを通じて$13Mで違法に購入され「マドゥロ大統領と側近が使用するために」米国から密輸されたと指摘した。
ベネズエラ政府は声明で、マドゥロ大統領が飛行機を使用したことを認めたが、押収は「海賊行為以外の何ものでもなく」、違法であり、米国による「繰り返される犯罪行為」であると批判した。 |
2024.08.18 15:25 |
時事通信 (Yahoo) |
ベネズエラで一斉デモ マドゥロ大統領「3選」を否定 |
<2409-081806>
ベネズエラで17日、7月28日に実施された大統領選で反米左派のマドゥロ大統領が得票率約52%で当選したと宣言したの3選を否定する一斉デモが行われ、野党支持者らが統一候補ゴンサレス氏の勝利を訴えた。 野党側はゴンサレス氏が7割近くを得たと主張している。
Reuters通信などによると、首都カラカスでは数千人が街頭に繰り出し、国旗を振ってシュプレヒコールを上げた。 選挙後、命の危険を訴えて姿を隠していた野党指導者マチャド氏が登壇し、「国民の声に勝るものはない。 その国民が声を上げた」とマドゥロ氏に敗北受け入れを迫った。
西部の都市マラカイボでは数百人が集結した。
一斉デモはマチャド氏がSNSで呼び掛けたもので、独裁体制と経済破綻を苦にして脱出したベネズエラ人が集住する中南米や欧州諸国でも呼応してデモや集会が開かれた。
一方、マドゥロ「大統領」も対抗して大統領府前で集会を開催し、AFP通信によると、隠れているゴンサレス氏について「洞窟に身を潜め、逃亡を準備している。 金を持って米マイアミに向かうつもりだ」とやゆした。 マドゥロ「大統領」はマチャド、ゴンサレス両氏が「クーデターをあおっている」として、身柄を拘束する意向を示している。 |
2024.08.16 09:29 |
産経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラのマドゥロ氏「勝利」に抗議した野党支持者ら2千人超を検挙 デモ勢い失う |
<2409-081605>
ベネズエラで独裁色を強める反米左派マドゥロ大統領が15日までに、7月の大統領選を巡り、影響下の選挙管理当局が発表した「マドゥロ氏勝利」に抗議する野党支持者ら2,000人超を検挙した。 軍に離反を呼びかけたとして、野党の候補と指導者の捜査も始まった。
その結果、苛烈な統制を前に抗議デモは勢いを失い、マドゥロ氏は3期目へ強権支配の態勢を固めつつある。
AP通信によると、ベネズエラ選管は「マドゥロ氏が51%の得票で勝利した」としているが、開票結果の詳細なデータは未公表で、国連専門家パネルは8月13日の報告書で「現代の民主的選挙で前例がない」と指摘し、選挙は「基本的な透明性と完全性」を欠いていると厳しく批判した。 |
2024.08.16 09:09 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ベネズエラ再選挙、バイデン氏が支持か ブラジル大統領ら提案 |
<2409-081603>
ブラジルのルラ大統領は15日、7月のベネズエラ大統領選を受けた同国の政治危機の解決策として、国際的なオブザーバーを交えた再選挙を実施する案に言及した。 バイデン米大統領も再選挙を支持するか記者団から問われ「そうだ」と応じた。
米国家安全保障会議の報道官はバイデン大統領の発言について、マドゥロ大統領らが7月28日の選挙について真実を明らかにしていないことの不合理さに言及したものだと説明したが、発言を完全には撤回せず、野党候補のゴンサレス氏が勝利したのは「十分に明らかだ」と述べた。
ある米当局者は政府の立場に変更はないとし、地域の大半の国がマドゥロ大統領に選挙結果を公表し受け入れるよう求めていると語った。
再選挙は複数の国が提案しているが、ベネズエラの与野党は否定的で、マドゥロ大統領はバイデン、ルラ両氏の発言を一蹴し、米国やブラジルでも論争になる選挙があったが、ベネズエラは干渉しなかったと強調し、「米国がベネズエラの選挙当局になろうとするのは絶対に拒否する」と述べ、野党指導者のマチャド氏も「選挙は既に行われた」として再選挙に否定的な考えを示した。 |
2024.08.13 12:38 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
マドゥロ氏退陣と引き換えの恩赦、米は提案せず=ホワイトハウス |
<2409-081307>
米大統領府が12日、バイデン政権はベネズエラのマドゥロ大統領に対し、7月28日の大統領選後、権力を放棄する代わりに米国での刑事訴追から保護する恩赦を提案してはいないと説明した。 ベネズエラの選挙管理当局は、マドゥロ氏が51%の得票率で勝利したと宣言したが、詳細な投票結果は発表していない。
【関連記事:2409-081009 (RBC 2024.08.10)】
Wall Street Journal紙は11日、マドゥロ氏が権力を放棄する代わりに恩赦を与えると米国が秘密協議で申し出たと報じた。
米大統領府報道官は12日のブリーフィングで「大統領選以来、マドゥロ大統領や他の人物に対して具体的な恩赦の申し出はしていない。 私が言えるのは、大統領選以後われわれがそうした提案をしていないということだ」と述べた。 |
2024.08.10 06:15 |
RBC Ukraine |
Panamanian President offered Maduro safe passage out of Venezuela, but faced criticism |
<2409-081009>
CNNとReutersが、パナマのモリノ大統領がベネズエラのマドゥロ大統領が問題の選挙の後、第三国に移住するのを支援し、政治的移行を促進することを提案したが、マドゥロ大統領はこの提案を拒否したと報じられている。 |
2024.08.08 12:53 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
チリ大統領、マドゥロ氏勝利認めず 野党候補支持も明確にせず |
<2409-080812>
チリのボリッチ大統領が7日、7月28日のベネズエラ大統領選について、マドゥロ大統領の勝利宣言を認めないと表明した。 グアテマラ、アルゼンチン、ペルーなどの指導者も同様の立場を取っている。
一方、ブラジルやメキシコなどはマドゥロ政権に投票結果の全面公表を求めているが、マドゥロ氏側はこれまでのところ応じていない。 |
2024.08.02 17:02 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ大統領選は野党候補が勝利の認識…ブリンケン米国務長官、マドゥロ氏の退陣要求 |
<2409-080215>
ブリンケン米国務長官が1日の声明で、ベネズエラの大統領選を巡り、野党連合統一候補のゴンサレス氏が勝利したとの認識を示した。 反米左派マドゥロ大統領が勝利を主張しているが、「選挙結果には欠陥があり、ベネズエラ国民の意思を反映していない」としてマドゥロ氏に退陣を求めた。
ブリンケン長官は、マドゥロ氏が選挙管理当局を掌握していることを指摘し、詳細な選挙結果の公表を求める国内外の声にも応じていないと非難して、「平和的な政権移行に向けた議論を開始すべき時だ」と訴えた。 |
2024.08.02 12:09 |
CNN (Yahoo) |
ベネズエラ野党指導者、身の危険感じ潜伏 大統領の敗北「証明できる」 米紙寄稿 |
<2409-080210>
ベネズエラの野党指導者マリア・マチャド氏が1日にWall Street Journal紙に寄稿し、命の危険を感じて身を隠していることを明らかにしたうえで、7月28日の大統領選挙でマドゥロ大統領が勝利しなかったことを証明できると主張した。 「私は自分の命、自分の自由を恐れながら潜伏先から執筆している。 これを書いている間にも捕らえられるかもしれない」と寄稿の中で述べている。
陣営の関係者は1日にCNNの取材に対し、マチャド氏が「避難」していることを確認した。
マドゥロ大統領側近のベネズエラ国民議会議長は7月30日にマチャド氏と大統領候補のゴンザレス氏の逮捕を要求したが、その後、公務省は2人とも逮捕状は出されていないと説明した。 |
2024.08.01 19:14 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ大統領選への抗議デモ巡り20人死亡か、当局「1062人を拘束」 |
<2409-080119>
国際人権団体Human Rights Watchが7月31日、ベネズエラの大統領選で反米左派マドゥロ大統領が勝利宣言したことを受けて発生した抗議デモを巡り、デモに関連し20人が死亡したとの情報を得たと発表した。
ベネズエラ当局は31日に、デモに関与した1,062人を拘束したと発表した一方、デモ参加者の死者数は公表していない。
大統領選では、事前の世論調査で優勢だった野党連合統一候補のゴンサレス氏の陣営が結果に異議を唱えており、国内各地で支持者らによる抗議デモが勃発した。 当局側は治安部隊の1人が死亡し、77人が負傷したことは明らかにしている。
マドゥロ氏は31日に外国特派員との記者会見で、犠牲者を出した責任はゴンサレス氏と野党指導者のマチャド元国会議員にあると主張し、「2人は刑務所に入るべきだ」と訴えた。 |
2024.07.31 20:37 |
時事通信 (Yahoo) |
マドゥロ氏への外圧高まる ペルー「野党候補当選」認定 米州機構、緊急会合へ・ベネズエラ大統領選 |
<2408-073116>
28日投開票の南米ベネズエラ大統領選を巡り、ペルー政府は30日にベネズエラ選管が当選を発表したマドゥロ大統領ではなく、野党連合の元外交官ゴンサレス候補を勝利した次期大統領と見なすと表明した。
米州機構(OAS)はマドゥロ氏に、敗北受け入れか選挙のやり直しを要求するなど同氏への国際的圧力が高まっている。
野党陣営は29日、独自に入手した情報を根拠に、ゴンサレス氏の得票がマドゥロ氏の2倍以上に達していたと説明し、ゴンサレス氏が当選したと改めて訴えた。
ベネズエラでは30日も抗議活動が続き、AFP通信によると投票日翌日以降の混乱に巻き込まれて11人が死亡、177人が拘束された。
ペルーのメディアによれば、ゴンサレスオラエチェア外相は「ベネズエラ国民の意思にそむく発表は受け入れられない」と述べ、勝者はゴンサレス氏だとの認識を強調し、「多くの国や政府、国際機関は、この立場を共有している」と語った。 政府としてゴンサレス氏の当選を認めたのはペルーが初めてとみられる。 |
2024.07.30 09:09 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ベネズエラ大統領選、野党側が73%得票と主張 「勝利は覆せない」 |
<2408-073007>
南米ベネズエラで28日に投開票が行われた大統領選で、野党指導者のマチャド氏は29日、野党が73.2%の票を獲得したと述べ、野党が主張する勝利を証明したとした。
選挙管理委員会は、現職のマドゥロ大統領の得票率が51%で3期目の当選を果たしたとしている。
一方、独立系世論調査機関は選挙結果に疑問を呈し、野党指導者や海外の監視団は選挙管理当局に結果の詳細を公表するよう求めていた。
野党関係者はReutersに対し、野党側が29日中にかなりの投票記録を集計するだろうと述べていた。
ベネズエラの法律では、開票を監視するため任命された人は各投票機の集計結果をコピーする権利があるが、野党は投票記録の40%しか入手できていないと主張していた。 一部の立会人は集計を妨害されていると述べていた。 29日には全土でマドゥロ大統領に抗議するデモが行われ、午後にはデモ参加者が市街地の路上や選挙管理委員会の事務所の外に集まった。
バイデン米政権は29日にベネズエラの選挙について、マドゥロ大統領側の選挙操作だと非難し、マドゥロ氏が勝利したとする同国当局の発表は「いかなる信頼性も失った」と述べた。 |
2024.07.30 06:44 |
Bloomberg (Yahoo) |
対ベネズエラ制裁、投票データの透明性を基に決定へ-米当局者 |
<2408-073004>
複数の米政府当局者が、選挙結果に疑念や批判の声が上がっているベネズエラ大統領選を巡り、米国はマドゥロ政権が投票データを完全に公開するかどうかで同国への制裁を決定することを明らかにした。
匿名を条件に記者団に語った当局者らによると、選挙管理当局はマドゥロ大統領が再選を果たしたと発表したものの、米国が確認していた出口調査を含む独立データと一致していないため、公式結果は実際の投票状況を反映していない可能性がある。
国際社会はこれまで、野党指導者のマチャド氏を含む多くの野党候補に立候補を禁じたマドゥロ大統領を批判しており、米国はベネズエラの石油産業に対する制裁を解除する条件として、クリーンな選挙の実施を求めている。
米調査会社Edison Research社が実施した出口調査では、野党統一候補のゴンサレス氏が30ポイント以上の差をつけて勝利するとみられていた。 選管の発表後、マドゥロ氏は選管当局の通信システムがハッキングされたことが発表遅延の原因だと説明し、29日には大統領選挙で妨害工作を行ったとして、マチャド氏を非難した。 |
2024.07.30 04:29 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
米など、ベネズエラ大統領選に懸念表明 「現職側の選挙操作」 |
<2408-073003>
バイデン米政権が29日、 ベネズエラで28日に投開票が行われた大統領選を巡り、現職マドゥロ大統領側の「選挙操作」だと非難し、マドゥロ氏が勝利したとする同国当局の発表は「いかなる信頼性も失った」と述べた。 匿名の政権当局者は、マドゥロ政権の行動を踏まえて制裁を検討すると述べた。
米大統領府は、ベネズエラ政府に対し投票数の詳細な集計を公表するよう要請しているとし、それまで同選挙に関する判断を保留するとした。
ベネズエラ大統領選を巡っては、3期目を目指す現職のマドゥロ大統領と野党候補のゴンザレス氏の双方が、それぞれ勝利を主張している。 国連のデュジャリック報道官によると、国連のグテレス事務総長も、同選挙における完全な透明性を求めて選挙結果と投票所別の内訳を適時に公表するよう求めた。 パナマはベネズエラとの外交関係を「保留」とし、大統領選結果の全面的な見直しが行われるまで、同国から外交要員を撤退させると明らかにした。
これに対し、メキシコのロペスオブラドール大統領は、ベネズエラ選挙管理委員会が発表した当選者を承認する意向を示し、プーチン露大統領もマドゥロ大統領に祝意を表した上で、防衛を含めたあらゆる分野で協力を深めると表明した。 |
2024.07.29 19:07 |
産経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ大統領選、現職マドゥロ氏「勝利」と選管 野党や米・チリなどは疑問視 |
<2408-072916>
南米ベネズエラの大統領選が28日投開票され、選挙管理当局は29日、現職のマドゥロ大統領の勝利を発表した。 事前の世論調査で優勢だった野党連合の元外交官ゴンサレス氏は発表に異議を唱え、自らの勝利を主張した。 選管はマドゥロ氏の影響下にあり、米国やチリなどが発表を疑問視している。
AP通信によると、選管が発表した得票率はマドゥロ氏が51%、ゴンザレス氏が44%だが、野党連合は、投票所に配置したスタッフからの集計報告としてゴンザレス氏の「圧倒的勝利だ」と反論した。 ゴンザレス氏は「国民と全世界が何が起きたのか知っている」と演説し、不正が行われたとの認識を示した。
選管当局は、全国各地の投票所の集計結果を「マドゥロ氏勝利」と同時に発表せず、発表内容の信憑性に疑問の余地を残した。 |
【註】
ベネズエラのマドゥロ政権は2023年10月の「バルバドス合意」を通じ、自由で公正な大統領選を約束したが、元外交官のゴンサレス氏が優勢との世論調査結果が相次ぐと、野党陣営への摘発を強化し、EU選挙監視団の受け入れも撤回していた。
【関連記事:2408-070508 (時事 2024.07.05)】 |
2024.07.29 11:51 |
CNN (Yahoo) |
ベネズエラ大統領選、現職マドゥロ氏劣勢か |
<2408-072911>
ベネズエラで28日に大統領選の投票が行われたが、3選を目指すマドゥロ大統領の劣勢が伝えられている。 首都カラカスの投票所では、06:00の受付開始前から有権者の長い列ができ、18:00の締め切り後も列に並んでいた人々の投票は認められた。 開票結果がいつ発表されるのかは明らかでない。
有権者からは「変革のチャンスだ」「子どもや孫たちのために投票する」という声が聞かれた。
チャベス前大統領が2013年に死去した後、後継者として反米左派路線を引き継いだマドゥロ大統領は、2期連続12年の在任を経て3期目を目指している。
大統領選に立候補した10人のうち、野党統一候補の元外交官ゴンザレス氏が優勢とされ、マドゥロ氏と事実上の一騎打ちになっている。 野党では、当初の統一候補だったマチャド元国会議員が政権による公職追放処分で排除されたのに代わり、ゴンザレス氏が擁立された。 |
2024.07.05 20:32 |
時事通信 (Yahoo) |
「公正な大統領選」危ぶむ声 現職劣勢で野党弾圧強まる ベネズエラ |
<2408-070508>
28日投開票のベネズエラ大統領選は4日、3週間にわたる選挙戦に突入した。 3期目を目指すマドゥロ大統領の劣勢が伝えられる中、反米左派政権は野党弾圧など強権姿勢を強めていて、与野党が合意した公正な選挙の実現が危ぶまれ、国際社会から懸念の声が上がっている。
2018年の前回選挙は野党陣営がボイコットし、与野党候補の本格対決となる大統領選の構図は、故チャベス大統領の後継としてマドゥロ氏が初当選した2013年以来になる。
与野党は2023年10月の「バルバドス合意」を通じ、自由で公正な大統領選を約束したたため、合意直後に米国が対ベネズエラ経済制裁を一部緩和し、2023年12月には両国が囚人を交換するなど、選挙に向け緊張緩和ムードが広がったが、政権側は主要野党が統一候補を選ぶ予備選で圧倒的な支持を得た野党指導者マチャド氏の出馬を阻止し、代わりに出馬した元外交官のゴンサレス氏が優勢との世論調査結果が相次ぐと、野党陣営への摘発を強化し、EU選挙監視団の受け入れも撤回している。 |
2024.07.03 15:46 |
中央日報 (Yahoo) |
キューバに中国の傍受施設…米国「監視中、必要に応じて措置」 |
<2408-070312>
米戦略国際問題研究所 (CSIS) は1日、衛星写真の分析などに基づき、中国がキューバのベフカル、エルサラオ、ワハイ、カラバザルの4ヵ所で電子監視施設を機能強化して拡張するなど傍受施設を拡大していると明らかにした。
CSISによると4ヵ所のうち最近建設された場所はエルサラオで、ここはキューバのグアンタナモにある米海軍基地と距離が遠くなく、中国はここに2021年から円形の大規模なアンテナ列を建設している。 CSISのフナイオーレ上級研究員はWall Street Journalに「この施設が完工すればグアンタナモ基地から出る通信およびその他の電子信号を監視することができる」と説明した。
中国がキューバで通信傍受施設を拡大している状況がみられる中、米国政府がこれを監視して阻止する努力をしていると明らかにした。
米国務省のパテル報道官が2日の記者会見で、「米国は本土および域内の安保公約を守ることができるという確信がある」とし「米国は通信傍受を阻止するために引き続き努力する」と述べた。
続いて「キューバでの中国の活動は数十年間続いていて、中国がキューバでの立場を強化しようと努力していることを知っている」とし「これを注視していて、必要なら対応するために適切な措置を取る」と話した。 |
2024.06.19 07:07 |
Wall Street bJournal |
中国の巨大港、ペルーで建設進む 米国の懸念よそに |
<2407-061905>
ペルーの静かな町チャンカイに、中国の銀行融資で中国が巨大港を建設している。 米国が長年裏庭と考えていた資源豊かな地域で、その影響力に変化が生じる可能性がある。
水深が深いチャンカイ港の周りには、木製の小舟で釣りをする漁師やペリカンの姿があるが、習国家主席は年末に予定されている同港の落成式に出席するとみられており、実現すればCOVID-19流行後では初の南米訪問となり、中国がこの港をいかに重要視しているかがうかがえる。 |
2024.06.13 06:00 |
時事通信 (Yahoo) |
米、ロシア艦隊の動向注視 キューバ寄港で |
<2407-061303>
国家安全保障担当のサリバン米大統領補佐官が12日の記者会見で、ロシア艦隊が同日キューバに寄港したことを注視する姿勢を示し、ロシアのウクライナ侵攻を巡って米露の対立が激化する中での、米国近海でのロシア軍の動きに米国は神経をとがらせている。
キューバは1962年にソ連の核ミサイル配備を巡って米ソの核戦争のリスクが高まったキューバ危機の舞台となったが、サリバン補佐官は「注視している」と語った上で、「ロシア軍によるミサイル配備は行われておらず、行われるとも思っていない」と強調した。 |
2024.06.12 03:43 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
ロシア艦船、大西洋でミサイル発射訓練 12日にキューバ寄港 |
<2407-061202>
ロシア国防省が11日、ロシア海軍のフリゲート艦Admiral Gorshkovと原潜Kazanがキューバに向かう途中、大西洋でミサイル発射訓練を実施したと発表した。
露国防省によると、Admiral GorshkovとKazanは12日にキューバに寄港するロシア艦4隻のうちの2隻で、600km以上離れた模擬艦目標に向け高精度ミサイルを発射した。 Admiral Gorshkovは極超音速CM Zirconの搭載が可能である。
キューバは先週、ロシア艦船の寄港は通常の慣行だとし、核兵器を搭載しておらず、地域に脅威を与えるものではないとの見解を示した。 米国もロシア艦船のキューバ寄港を脅威と見なしていないとしながらも、演習は監視するとしている。 |
2024.06.03 13:53 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
米とアルゼンチンが合同海軍演習、ミレイ政権下で関係強化 |
<2407-060311>
アルゼンチン海軍とGeorge Washington CSGが30日、アルゼンチン沖合で合同海上演習を実施し、ミレイ新大統領政権下で両国がより緊密となったことが示された。
ウォーカー米司令官(註:米海軍第2艦隊司令官、少将)は演習中、「これは、われわれの友情、同盟、パートナーシップを示すためのものだ」と述べた。
スタンレー駐アルゼンチン米国大使は、ミレイ政権がこのほど、F-16を購入したほか、他の軍用機購入も検討していることに言及し、「今の両国関係は実に良好で、大変喜んでいる」と述べた。 |
2024.04.19 00:38 |
Defense News |
South Korea's HHI inks deal to build four ships for Peru's Navy |
<2405-041901>
韓国の会社は、今週署名された$463Mの契約の下で、ペルー海軍艦4隻建造する。
これらの艦艇は、ペルーの海軍水上艦隊を近代化するための野心的なプログラムの一部であり、これには異なるタイプの23隻の船の建造が含まれる可能性があり、その取り組みは30億ドル以上の価値がある可能性がある。 南米の国の主な焦点は、現在海軍の主要な水上戦闘艦として機能している6隻の老朽化したフリゲート艦と換装するために、6隻の高度な多目的誘導フリゲートを取得する。 |
2024.04.18 08:54 |
時事通信 (Yahoo) |
対ベネズエラ制裁を復活 公正な選挙実現へ圧力 米 |
<2405-041805>
バイデン米政権が17日、ベネズエラの反米左派のマドゥロ政権が公正な選挙の実施を目指す与野党合意を履行していないと判断し、制裁措置を復活させると発表した。
圧力強化を通じ実現を迫っているが、マドゥロ政権が応じるかは不透明である。
マドゥロ大統領は7月に行われる大統領選を前に、野党統一候補の出馬を阻止したため、米国務省のミラー報道官は声明で「出馬を妨害し、政敵に嫌がらせをして脅迫し、多数の市民を不当に拘束した」と懸念を表明し、全候補者の出馬容認と政敵釈放を改めて求めた。 |
2024.02.04 |
Stars & Stripes |
Diplomatic tensions between Ecuador, Russia over military equipment threaten banana exports |
<2403-020410>
エクアドルとロシアの間の亀裂は、ロシアがエクアドルからのバナナの輸入の一部を禁止することを決定した週末に激化しているように見える。 ロシア連邦獣医植物検疫管理庁は2月3日に、エクアドルの5社からの輸入を禁止すると発表した。 エクアドルは世界有数のバナナ輸出国であり、2022年の売上高は$3.5Bで、年間売上高の1/5がロシア向けである。
両国は最近、エクアドルが$200Mの新装備と引き換えに、古いロシア製装備の一部を米国に引き渡す決定した後、対立している。 |
2024.01.23 13:52 |
AFP=時事 (Yahoo) |
エクアドル軍、コカイン22トン押収 |
<2402-012315>
エクアドル軍は21日、中西部ケベドなどで同国史上最大規模の麻薬取り締まり作戦を実行し、コカイン22tを押収した。 軍は20日にもコカイン3tを積んだ半潜水艇を拿捕している。
エクアドルでは犯罪組織首謀者の脱獄を発端に、治安当局と犯罪組織が「戦争状態」に陥っている。
2ヵ月前に就任したノボア大統領は22日、犯罪組織との戦争は進展しているが勝利には至っていないとし、非常事態宣言を4月まで延長すると述べた。 |
2024.01.15 18:02 |
時事通信 (Yahoo) |
アレバロ大統領が就任 台湾と外交、中国とも関係 グアテマラ |
<2402-011510>
中米グアテマラで15日未明に元外務次官のアレバロ氏が任期は4年の大統領に就任した。 就任宣誓は14日の予定だったが、新議会の発足が遅れたことから翌日未明にずれ込んだ。
総統選挙で頼副総統が当選した台湾との外交関係を維持しながら、中国とも貿易関係の拡大を目指す方針を示しており、「一つの中国」の原則を掲げる中国の出方が注目される。
アレバロ新大統領は13日に、就任式典に出席するためグアテマラを訪問した台湾の呉外交部長と会談し、グアテマラ製品の台湾向け輸出を増やすことなど関係の強化に向け協議した。 地元メディアの取材では、中国との貿易関係を拡大し発展できると信じているとも強調した。 |
2024.01.15 14:51 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
グアテマラ新大統領が就任、妨害で式典に大幅遅れ 多難な船出 |
<2402-011507>
中米グアテマラでアレバロ氏が15日未明に新大統領に就任した。 ジャマテイ前大統領の陣営の妨害によって就任式は大幅に遅れ多難な船出となった。 ジャマティ前大統領は就任式に出席しなかった。
アレバロ氏が2023年8月の大統領選に勝利して以来、ジャマテイ前大統領の盟友とされる司法長官は、アレバロ新大統領の新興政党「セミージャ運動」の活動停止や選挙の無効化など政権移行を阻止する試みを強めていた。 グアテマラ最高裁は14日、「セミージャ運動」の議員が議会で無所属として登録すべきとの判断を示した。
セミージャ運動は160議席中23議席しか持たず、議会の過半数を維持している野党は大統領認証の議会手続きが滞った。 こうした就任妨害の動きにアレバロ支持派は議会に突入する構えも見せていた。
米国と中南米諸国はアレバロ新大統領の当選を尊重するよう政府に求めている。 |
2023.12.29 09:21 |
産経新聞 (Yahoo) |
英、哨戒艦をガイアナに派遣へ 同国侵攻を狙う隣国ベネズエラに対抗 後ろ盾の中露牽制の狙いも |
<2401-122903>
英国防省は、ベネズエラと領土問題を巡って軍事的緊張が高まる旧英植民地のガイアナに英海軍の哨戒艦Trentを12月末までに派遣し、29日にもガイアナ沖で警戒行動を開始すると発表した。 英国防省によると、哨戒艦Trentは12月に別の任務でカリブ海に入っていた。
ベネズエラの反米左派マドゥロ政権は、隣国ガイアナのエセキボ地域の領有権を主張して同国への軍事的威圧を強めており、12月3日の国民投票で「95%以上がベネズエラ編入に賛成した」と主張し、5日にはガイアナ国境に1個師団を投入すると発表していた。
、哨戒艦の派遣は英政府としてガイアナ支援の立場を打ち出すと同時に、ベネズエラを通じて中南米での影響力拡大を図る中国とロシアを英米の連携で牽制する狙いがある。 |
【註】
River級Batch 2の哨戒艦Trentは排水量2,000tで、30mm機関砲1門と7.62mm機銃4丁を装備し、ヘリ甲板を有している。 |
2023.12.15 18:19 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベネズエラとガイアナが武力衝突回避で合意 資源地帯巡り首脳会談 |
<2401-121510>
ベネズエラのマドゥロ大統領とガイアナのアリ大統領が14日、カリブ海の島国セントビンセント・グレナディーンで会談した。
マドゥロ大統領がX(Twitter) で発表した共同宣言によると、両国は「武力による威嚇や行使をしない」ことで一致し、対話の継続などでも合意した。 |
2023.12.09 07:21 |
ブラジル日報 (Yahoo) |
《ブラジル》ベネズエラ軍事力は50倍と分析=ガイアナ軍はわずか3千人 |
<2401-120903>
ベネズエラとガイアナの間でエセキボの領土争いが激化しているが、専門家らは可能性が低いながら、直接対決に発展した場合ガイアナは自国より50倍もの軍事力を有するベネズエラと対立することになると、G1サイトが5日に報じている。
米CIAによると、ベネズエラの軍事投資は世界6番目で、南米大陸で最も装備が整った軍隊の一つであるのに対してガイアナは152番目にすぎない。
1965年に設立されたガイアナ国防軍は、陸軍、空軍、沿岸警備隊、ガイアナ国家予備軍を擁し、英国連邦に属する英語圏の国だけに、軍もブラジル、中国、フランス、イギリス、米国と関係を維持しており、将校の大半は英国王立陸軍士官学校で訓練を受けている。
そのため、仮に紛争が発生すれば、米国とブラジルなども巻き込まれる可能性がある。 ベネズエラが陸路でガイアナに侵攻する場合、ブラジル領土を通過する可能性が高いと指摘されているが、ブラジルは〝中立〟を堅持する関係で、ベネズエラ軍がブラジル領土を通過するなどの、ルーラ大統領を怒らせるような行動をとる可能性は低いとの見方もある。 |
2023.12.08 10:34 |
AFP=時事 (Yahoo) |
米・ガイアナ合同軍事演習にベネズエラ反発 石油豊富な地域めぐり情勢緊迫 |
<2401-120809>
ベネズエラが7日、石油資源が豊富なエセキボ地域をめぐり関係が緊迫化している隣国ガイアナと米国の合同軍事演習が発表されたのを受け、挑発行為だと非難した。
オランダと英国の植民地だったガイアナは、1899年の仲裁裁定でエセキボ地域はガイアナ領と認められたと主張しているが、ベネズエラは1777年から同地域の東を流れるエセキボ川が自然的国境として認められていると主張している。 |
2023.12.05 11:54 |
産経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ大統領、隣国ガイアナの一部領土獲得へ「あらゆる行動」 |
<2401-120505>
ベネズエラで独裁色を強める反米左派のマドゥロ大統領が3日、隣国ガイアナ領エセキボを「ベネズエラ領」に組み込むことへの賛否を問う国民投票を実施し、賛成が95%を超えたとして4日にエセキボの領有権獲得へ「あらゆる行動をとる」と宣言した。
ガイアナ政府は、マドゥロ大統領が「エセキボ併合」を目指しているとみて警戒を強めている。
エセキボの面積は北海道の2倍の160,000㎢で、ガイアナの国土の7割を占める。 1899年の国際仲裁協定で当時は英国領だったガイアナの領土となったが、ベネズエラは仲裁協定の無効を主張してきた。 |
2023.11.20 10:14 |
毎日新聞 (Yahoo) |
アルゼンチン大統領選 極右野党のミレイ氏勝利 中国に批判的な候補 |
<2312-112004>
アルゼンチンで19日に大統領選の決選投票があり、第三極の極右のミレイ下院議員が与党連合の中道左派マサ経済相を破り当選を確実にした。
アルゼンチンはフェルナンデス現政権下で、一帯一路への参加を表明するなど中国との関係を強化してきたが、ミレイ候補は「共産主義者と取引しない」と述べるなど中国に批判的な態度を取っている。
アルゼンチンは8月に中露主導の新興5ヵ国 (BRICS) への参加を認められたがこれにも反対で、同国の外交政策は今後、大きく変わる可能性がある。 |
2023.10.31 13:39 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ最高裁、野党の大統領予備選の効力停止 |
<2311-103108>
ベネズエラ最高裁が30日、2024年の大統領選の候補者を選ぶため野党が22日に実施した予備選の結果について、効力を停止すると発表した。 最高裁は野党から政府の手先と見なされている。
政府と野党は先に、与野党双方に候補者の選定を認めることで合意したのを受けて米国は10月、同国に科していた制裁を一部緩和していただけに、最高裁の判断は米国の怒りを買いそうだ。 |
2023.10.18 07:50 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ政権と野党、次期大統領選巡る協定に合意 米は制裁緩和へ |
<2311-101811>
ベネズエラのマドゥロ大統領が率いる反米左翼政権と野党勢力が17日、次期大統領選を2024年後半に実施し、投開票状況に対する国際的な監視を受け入れて公正性を図ることなどを盛り込んだ協定に合意した。 協定では与野党それぞれが、内部のルールに沿って候補者を選ぶことも認められた。野党側は近く候補者の予備選を行う。
この協定成立により、ベネズエラにとって基幹産業である石油セクターに科されていた米国の経済制裁の一部が緩和されることになる。 |
2023.10.17 07:38 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ政権と野党が選挙取り決め合意へ、米制裁緩和の見込み |
<2311-101703>
ベネズエラの反米左翼マドゥロ大統領が率いる政権と野党勢力が今週、約1年ぶりに対話を再開する。
事情に詳しい関係者は、双方は協議を通じて2024年大統領選を公正に行うための取り決めに合意する見通しで、これを受け米政府はベネズエラに対する経済制裁の緩和に動くことになることを明らかにした。
ただ関係者の話では、米国はマドゥロ政権が過去に公式、あるいは非公式に示した自由で公正な選挙を行うという約束を果たさなかった点を踏まえ、今回は同政権が新たな取り決めを確実に履行するかどうか見極めながら、当初は非常に限定的な形で制裁緩和を進めていく方針だという。
2024年大統領選を巡っては、マドゥロ大統領が再選を目指すとみられているが、まだ正式な出馬表明はしていない一方、今のところ有力な野党政治家はいずれも立候補が禁じられている。 |
2023.10.16 14:00 |
日経新聞 |
エクアドル大統領に右派ノボア氏、経済開放路線を継続 |
<2311-101609>
中南米で左派政権の成立が相次ぐなか、エクアドルの次期大統領に実業家出身の右派ノボア氏の就任が決まった。
現在のラソ政権が進めた市場重視、親米の路線は継続する見通しで、外国投資や中小企業の活性化に注力して経済の底上げを目指す。 |
2023.10.06 00:00 |
Defense News |
UAE's Edge Group acquires stake in Brazilian missile maker SIATT |
<2311-100601>
UAEの兵器メーカであるEdge Gp.が9月29日、ブラジルのSIATT社の株式の50%を取得したと発表した。
SIATT社はブラジル政府が進めているMANSUP対艦ミサイル開発計画で、誘導制御部やテレメトリーを担当している。 |
【註】
アブダビ造船 (ADSB) 社や電子装備のSIGN4L社、各種ミサイルのHalcon社などを傘下に収め、イスラエルのIAI社とも提携し始めたUAEのEdge Gp.は、7月にブラジル海軍と射程70kmのMANSUP対艦ミサイルの共同開発を発表している。 Edge Gp.は射程250kmのHS-250の開発も検討していると伝えられている。
【関連記事:2309-070510 (JDW 2023.07.05)】 |
2023.10.03 08:29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
メキシコ大統領、米のウクライナ軍事支援を批判 中南米援助を要求 |
<2311-100306>
メキシコのオブラドール大統領が2日、米国の対ウクライナ軍事支援を批判し、中南米諸国への支援により多くのリソースを振り向けるよう訴えた。 同大統領は以前から、移民問題を改善するため中米やカリブ海諸国の経済発展支援に充てる資金を増やすよう米国に求めてきた。
米国がこれまでにウクライナ戦争に$30B~$50Bを投じたことは「最も不合理で有害だ」と述べた。
ロペスオブラドール大統領は戦争を巡り中立的な立場を取り、西側によるウクライナへの軍事支援を批判し、戦争終結に向けたロシアとウクライナの和平協議も提案している。 |
2023.09.17 18:00 |
日経新聞 |
中南米左派、「米の裏庭」で中国と結束 発言力拡大狙う |
<2310-091703>
新興国で形成する国連の枠組み「77ヵ国グループ(G77)プラス中国」が16日、キューバで開いた首脳会議で「新興国にとって不公平な国際経済秩序がもたらす課題に深い懸念を表明する」とした共同声明を採択した。
中国との結束を強めている中南米の左派政権が米国の裏庭で、米国と距離を置く新興国が歩調を合わせて発言力を高める狙いがある。 |
2023.09.05 19:43 |
CNN (Yahoo) |
キューバが人身売買網を摘発、ロシア側で戦う戦闘員を採用 |
<2310-090515>
キューバ外務省が4日、ウクライナでロシアのために戦うキューバ人を採用する人身売買ネットワークを摘発したと明らかにした。
外務省の声明によると、このネットワークはロシアを拠点に、ロシア国内や自国に住むキューバ人の軍動員を図っていた。 内務省がネットワークを発見し、無力化と解体に取り組んでいるという。 声明では詳細をほとんど明らかにしなかったものの、関与者に対する刑事手続きに着手したと明らかにした。
キューバ政府はウクライナでの戦争開始以降、冷戦時代の友好国であるロシアを擁護してきたが、「キューバはウクライナでの戦争の当事国ではない。 傭兵活動や採用を目的に国内で何らかの人身売買に参加し、キューバ国民に他国に対して武器を取るよう仕向ける者には、現在も今後も断固たる措置を取る」としている。
ロシア政府は現時点で反応を示していない。 |
2023.07.29 05:00 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
「台湾と断交」条件に投資申し出る中国…グアテマラ大統領「友人を売り渡す習慣ない」と拒否 |
<2308-072901>
台湾との外交関係を維持するグアテマラのジャマテイ大統領が25日、首都グアテマラ市の大統領府で読売新聞の単独取材に応じた。
ジャマテイ大統領は2020年の就任以来、中国から「台湾との断交」を条件に巨額のインフラ投資など様々な申し出を受けたが、いずれも拒否したことを明かした。 「我々は友人(台湾)を売り渡す習慣はない」と述べ、台湾との外交関係を維持する姿勢を強調した。
台湾と外交関係を結ぶ13ヵ国のうち、中南米・カリブ地域には7ヵ国が集中する。 中でもグアテマラは最大の人口や経済規模を誇る。 |
2023.07.10 14:04 |
共同通信 (Yahoo) |
パラグアイ次期大統領、訪台へ |
<2308-071006>
台湾外交部が9日、パラグアイのペニャ次期大統領が11日から5日間の日程で台湾を訪問し蔡総統と会談すると発表した。
パラグアイは南米で唯一、台湾と外交関係を維持する国で、8月に就任するペニャ次期大統領はtwitterに投稿した動画で、「友好の絆を維持し続ける決意だ」と述べた。 |
2023.06.23 11:55 |
Tha News Lens (Yahoo) |
キューバに設置された中国のスパイ基地 ファーウェイ社員らの出入り確認=米紙 |
<2307-062306>
Wall Street Journal紙が21日、中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊 (ZTE) の社員が、中国がキューバに設置した情報収集のためのスパイ施設に出入りしていると報じた。
米政府関係者が社員の動きを追跡したところ、中国政府が通信会社をスパイ活動に利用している可能性があることが分かったとしている。
そのため、バイデン政権は中国がキューバで情報収集を拡大する取り組みを続けていると警戒している。 両社を巡っては、米国などが安全保障上の脅威があるとして排除を進めているが、ファーウェイとZTEはそれぞれ声明で根拠がないとして、スパイ施設との関与を否定している。 中国外務省もキューバでのスパイ活動を否定している。 |
2023.06.22 14:56 |
日経新聞 |
グアテマラ大統領選、親台湾候補が優勢 断交歯止めも |
<2307-062211>
台湾と外交関係を持つ国で最も経済規模が大きい中米グアテマラの大統領選挙が25日に迫ったが、世論調査で上位2候補が台湾への支持を表明している。
南米パラグアイでは4月末に大統領選で台湾を重視する候補が当選しており、中南米で広がる台湾との「断交ドミノ」に歯止めがかかる可能性がある。 |
2023.06.20 15:57 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、キューバで訓練施設計画 米政府は軍駐留に懸念 米紙 |
<2307-062019>
Wall Street Journal紙が20日、中国がキューバに軍の訓練施設建設を計画していると報じた。
同紙が複数の関係者の話として伝えたところによると、中国側はキューバ政府との間で、米国に近い北岸に共同軍事訓練施設を設置する計画について協議しており、結論は出ていないものの「かなり進んだ段階」まで議論が煮詰まっているもようだという。
関係者によると、訓練施設は兵士が常駐するだけでなく、米国を監視・盗聴する拠点となりかねないため、計画を察知したバイデン政権はキューバ側に接触し、思いとどまるよう働き掛けている。 |
2023.05:01 06:50 |
テレ朝 News (Yahoo) |
パラグアイ大統領選 台湾と関係維持表明の候補当確 南米唯一の国交は維持へ |
<2306-050102>
南米で唯一、台湾と国交を結ぶパラグアイの大統領選挙で、台湾との国交維持を主張する与党のペニャ候補が当選確実となった。
事前の世論調査では台湾と断交して中国と国交を結び、大豆や牛肉の輸出拡大を訴える野党候補とペニャ候補の支持率が拮抗していた。 |
2023.04.19 10:36 |
時事通信 (Yahoo) |
グアテマラ大統領、訪台へ 災害基金など支援に期待 |
<2305-041903>
グアテマラのジャマテイ大統領が18日、台湾を22日から2日間の日程で訪問すると発表した。 ジャマテイ大統領は「台湾の国家主権を認める」と改めて強調した上で、自然災害対策基金や空港空調設備などへの支援に期待を示した。
グアテマラは台湾と外交関係がある世界13ヵ国の一つで、ジャマテイ大統領は3月末にグアテマラを訪れた台湾の蔡英文総統と会談したばかりである。 |
2023.03.26 10:46 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ホンジュラスと台湾、断交を発表 「経済再建」で中国と国交樹立 |
<2304-032605>
ホンジュラスの外務省が25日に声明で台湾との断交を宣言した。 また中国国営新華社通信は26日に中国がホンジュラスと国交を樹立したと報じた。 ホンジュラスのカストロ大統領は14日に経済の再建を理由に中国との国交樹立を目指す方針を表明していた。
これで台湾が外交関係を維持する国は13ヵ国となった。
【関連記事:2304-032304 (毎日 2023.03.23)】 |
2023.03.23 10:14 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ホンジュラス、台湾に25億ドル要求 中国と国交樹立方針発表前日 |
<2304-032304>
台湾中央通信が22日、台湾と外交関係を維持するホンジュラスのカストロ政権が、台湾と断交して中国と国交を樹立する方針を示す一方で、台湾に対し$2.5Bの経済支援を求めていたと報じた。 カストロ政権は断交を恐れる台湾の足もとを見て、巨額の資金支援を受けようとしている可能性がある。
中央通信によると、ホンジュラスのレイナ外相は13日に台湾の呉外交部長に対し「最後通告」と記した書簡を送付と同国の債務$2Bの返済への協力や病院建設など計$2.5Bの支援を要求した。 その翌14日にカストロ大統領は中国と国交を結ぶ方針を発表した。
レイナ外相は22日にロイタに対し、カストロ大統領の発表の約1週間前に台湾側にホンジュラスの債務を台湾が引き受ける仕組みに関する書簡を送付したと説明していた。 |
2023.03.04 10:20 |
毎日新聞 (Yahoo) |
英領フォークランド、アルゼンチンが英国に領有権交渉の再開提案 |
<2304-030404>
アルゼンチン外務省が2日、カフィエロ外相が2日に主要20ヵ国・地域 (G20) 外相会合が開かれていたニューデリーでクレバリー英外相と会談し、南大西洋にある英領フォークランド(スペイン語名マルビナス)諸島について、領有権の交渉再開を求めたと発表した。
フォークランド諸島は1833年から英国が実効支配しており、1982年にはアルゼンチンが侵攻したものの英国に敗北した。 |
2022.12.17 11:58 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
混乱続くペルー、抗議デモ死亡受け閣僚2人が辞任 新政権に圧力 |
<2301-121705>
ペルーでコレア教育相とペレス文化相が16日に、カスティジョ前大統領罷免に抗議するデモが各地で拡大し死者が出たことを理由に辞任した。 ボルアルテ新政権に対する圧力は一段と強まっている。
ペルーでは、議会が7日にカスティジョ氏を罷免した後、混乱が続いている。 デモ参加者の一部は、新大統領に就任したボルアルテ氏の辞任や新憲法の制定、議会の解散を要求し、公共施設を放火、警察署を襲撃、高速道路を封鎖するなどの事態に発展している。 |
2022.12.17 07:12 |
ブラジル日報 (Yahoo) |
ペルーで今何が起こっているのか=自己クーデター失敗 カスティージョ政権の終焉= ペルー在住 都丸大輔 |
<2301-121703>
12月7日はペルー史上でもっとも緊迫した日の一つとなった。 この日はカスティージョ大統領に対する3回目の弾劾決議案の審議及び採決が午後3時から実施される予定であった。
カスティージョ前大統領は自己クーデターに失敗し、国会により弾劾決議案の採決が行われている最中にメキシコ大使館に逃亡しようとしたところをペルー警察に拘束され、副大統領であるボルアルテ氏が大統領に就任した。
カスティージョ大統領に対しては、ペルーの検事総長が7つもの汚職疑惑で告発をしていた。 その上、大統領府の事務局長、最も親しい間柄の大臣、親族である甥、従妹などにも検察庁による汚職での捜査が及んでいた。 |
2022.12.14 07:47 |
時事通信 (Yahoo) |
ペルー前大統領復権を 共同声明で「深い憂慮」 中南米左派4ヵ国 |
<2301-121405>
汚職疑惑を追及されたペルーの急進左派カスティジョ前大統領は、ペルー国会での罷免決議採決に先立ち7日に国会解散を命令した直後に罷免され、反逆罪などの疑いで身柄を拘束された。
これに対しメキシコ、アルゼンチン、コロンビア、ボリビアなど中南米4ヵ国の左派政権は12日に共同声明を発表し、カスティジョ氏を「大統領」と形容したうえで、「カスティジョ氏は野党による非民主的な嫌がらせの被害者であり、関係者に対し民意を優先させるよう求める」と復権を訴えた。 |
2022.10.01 06:02 |
NHK News |
国連安保理 「住民投票」非難する決議案 ロシアの拒否権で否決 |
<2211-100103>
国連の安保理事会が、ウクライナの東部や南部で行われた「住民投票」だとされる活動を違法だと非難し、ロシアによる一方的な併合などの根拠にはできないとして、ロシア軍の即時撤退を求める米国ととアルバニアが提案した決議案をロシアが拒否権を行使して否決した。
決議案には理事国15ヵ国のうち10ヵ国が賛成したが、中国、インド、ブラジル、ガボンが棄権した。 |
2022.09.29 08:45 |
時事通信 (Yahoo) |
EU 大使追放へ 強権批判に反発 ニカラグア |
<2210-092904>
中米ニカラグアのメディアが28日、左派オルテガ政権がEUの駐ニカラグア大使を口頭で「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」に指定し、国外退去を通告したと報じた。 EUが最近、政権の強権姿勢を批判したことへの報復措置とみられる。
既に国内の政敵やメディアを抑え込んでいるオルテガ政権は、海外からの批判に神経をとがらせていて、3月にはバチカン大使を追放し、7月には米大使の受け入れを拒否した。 |
2022.09.23 10:42 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ニカラグア、米 CNN スペイン語放送を停止 政権批判を排除か |
<2210-092304>
中米ニカラグアの反米左派オルテガ政権が21日夜、有料で視聴できる米CNNのスペイン語放送を遮断した。 理由は明らかにしていないが、政権に批判的な報道を排除する狙いがあるとみられる。 CNNは声明を発表し、「我々は今後も真実と透明性のある報道を追求していく」と述べた。 放送は停止したものの、引き続きインターネットのスペイン語サイトとYoutubeで報道は閲覧できるとしている。
ニカラグアでは今年に入って、表現の自由に対する締め付けが強まり、国連人権委員会は13日の声明で、政権に批判的な少なくとも20の宗教関連のラジオやTV局が閉鎖されたと報告した。 8月には、政権に批判的なカトリック教会の神父も拘束された。 CNNのスペイン語放送はこうしたニュースも報じていた。 |
2022.09.20 13:00 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
エクアドル、中国と債務再編で合意 |
<2210-092010>
エクアドル政府が19日、中国の銀行と債務再編で合意したと発表した。 2025年まで$1.4Bの返済負担を軽減する。 中国の国家開発銀行、中国輸出入銀行とそれぞれと$1.4B、$1.8Bの融資契約について返済期限を延長し、返済額を軽減することで合意した。 返済期限はそれぞれ2027年、2032年まで延長された。
エクアドルのラッソ大統領は2月に債務再編と中国との長期石油販売契約の条件改善を目指すと表明していた。 中国は過去10年でエクアドルの主要な金融パートナーとなった。 |
2022.07.22 10:13 |
日経新聞 |
ウクライナ大統領、演説断られる 南米4カ国の首脳会議 |
<2208-072208>
ウクライナのゼレンスキー大統領が、ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイの4ヵ国が加盟する南米南部共同市場Mercosurが21日に開いた首脳会議でのオンライン演説を断られていたことが分かった。 ゼレンスキー大統領は議長国パラグアイのアブドベニテス大統領と6日に電話会談した際、首脳会議での演説を申し入れた。 パラグアイの外務副大臣は20日の記者会見で、演説拒否について「加盟国の同意が得られなかった旨をウクライナ側に伝えた」と説明したが、どの国が反対したかは明かさなかった。
ブラジルのボルソナロ大統領はプーチン露大統領との関係を深めているほか、アルゼンチンは対露経済制裁に反対の立場を示している。 |
2022.07.21 14:23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウルグアイ、中国との単独 FTA 交渉方針を明言 近隣国は懸念 |
<2208-072107>
ウルグアイのブスティジョ外相が20日、中国との自由貿易協定 (FTA) を推進する方針を改めて明言した。 ラカジェポー大統領は先週、原材料や鉱工業製品、技術の輸出拡大に向け中国との公式な貿易交渉に入ると表明していた。
一部近隣諸国から、単一の国でなく地域として交渉すべきとして、懸念が上がっている。 |
2022.06.28 08:36 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア・ブラジル大統領、食料安保巡り協議 戦略関係強化を確認 |
<2207-062806>
ロシア大統領府が27日、プーチン大統領とブラジルのボルソナロ大統領が世界の食料安全保障について電話協議し、戦略的パートナーシップを強化する意向を確認したと発表した。 プーチン大統領はブラジルへの肥料供給義務を完全に履行すると確約した。
ボルソナロ大統領も27日のイベントで「プーチン大統領と食料安保やエネルギー安保について電話協議した」と述べ、農相とエネルギー相が同席したと明らかにした。 |
2022.06.20 08:07 |
産経新聞 (Yahoo) |
南米コロンビアで初の左派政権誕生へ 大統領選決選投票 |
<2207-062006>
南米コロンビアで19日に大統領選決選投票が行われ、元ゲリラの左派ペトロ元ボゴタ市長が勝利し、コロンビア史上初の左派政権が誕生する。
ペトロ氏は反米左派政権のベネズエラと外交関係を再開し、米国との自由貿易協定を見直すとしていて、南米随一の親米国家コロンビアと米国の関係が変化する可能性がある。 |
2022.06.12 02:55 |
テレ朝 News (Yahoo) |
反米政権の中米ニカラグア ロシア軍の駐留認める |
<2207-061201>
AP通信などによると、ニカラグアの反米オルテガ大統領が国内にロシア軍の戦闘機や艦船の駐留を認め、緊急時に人道的観点からロシア軍が国内で任務に当たるとしたことから、今年の後半から実際に駐留が始まる可能性がある。
ニカラグアから米国までは4,000kmで、ロシア国営放送は「米国のミサイルがウクライナからモスクワへ到達できるなら、我々はより強力な何かを米国の近くに展開するべきだ」と報じている。 |
2022.04.30 03:13 |
Defense News |
Colombia chooses South Korea's TA-50, FA-50 as next jet trainers, officials say |
<2205-043002>
コロンビア空軍がKAI社製TA-50とFA-50合わせて少なくとも20機を$600Mで購入し装備する。 TA-50/FA-50は練習機としてだけでなく老朽化したイスラエル製Kfirを補完して空対空及び空対地戦闘も行う。
KfirはElta社製ELM-052 AESAレーダとRafael社製Derby BVRAAMを装備する南米最強の戦闘機である。 |
2022.02.10 |
時事通信 (Yahoo) |
英中関係、悪化の一途 フォークランドが新たな火種に |
<2203-021009>
中国の習国家主席が6日、北京冬季五輪の開会式出席のため訪中したアルゼンチンのフェルナンデス大統領と会談した後に両首脳が署名した共同声明で、アルゼンチンは台湾に関する中国の主張に、中国はフォークランド諸島の領有権をめぐるアルゼンチンの主張にそれぞれ支持を表明した。
これに対しトラス英外相は猛反発している。 |
2022.01.28 |
NHK |
ホンジュラス カストロ新大統領就任 「台湾との関係維持望む」 |
<2202-012807>
台湾が外交関係を持つ14ヵ国の1つであるホンジュラスでは昨年11月の大統領選挙で当選したカストロ新大統領の就任式が27日に行われ、台湾の頼副総統が出席し、前日の26日にはカストロ大統領と個別に面会した。
台湾総統府によると、この会見で頼副総統はホンジュラスとの関係を引き続き強化したいという蔡総統からの書簡を手渡したのに対し、カストロ大統領は「台湾からの援助はホンジュラスにとって非常に重要だ」と述べました。
中米では、中国が経済援助などをてこに台湾の友好国の切り崩しを進めていて、カストロ大統領は選挙中「当選したら台湾と断交して中国と国交を結ぶ」と主張していたが、頼副総統との面会後、台湾メディアの取材に対し「台湾との関係維持を希望する」と述べた。
就任式には、ハリス米副大統領も出席し、頼副総統と短時間、ことばを交わした。 |
2022.01.19 |
共同通信 (Yahoo) |
ホンジュラス式典に台湾副総統 米副大統領も出席へ |
<2202-011908>
台湾総統府は19日、ホンジュラスのカストロ大統領の就任式に頼副総統をトップとする訪問団を派遣すると発表した。 現地時間の26日に到着し27日に式典に出席する予定で。米国政府はハリス副大統領を派遣することから、頼副総統とハリス副大統領が会談するかどうか注目される。
頼副総統一行は訪問の際、米国を経由するが、台湾外交部幹部は米国での予定は「相手側と調整中」とし、ハリス副大統領を含む各国代表との接触については「接触機会は必ずある」とした。 |
【註】
就任するホンジュラスのカストロ新大統領は元大統領の妻で、選挙公約で当選すれば台湾と断交して中国と国交を結ぶと訴えていた。
【関連記事:2112-112905 (テレ朝 2021.11.29)】 |
2022.01.10 |
Aviation Week & ST |
Scramjet vehicle test inserts Brazil into hypersonic race |
<2204-011001>
ブラジルが2021年12月に、4回計画されているスクラムジェット推進の14-X PropHiper計画で初めてとなる飛行試験に成功した。 全長1.5mの14-XはVSB-30二段推進ロケットで高度30kmまで打ち上げられMach 6近くで200kmを飛翔した。
今後2024年に2度目、2027年に3回目の試験が行われ、4回目で最も高度な試験が2030年に計画されている。 |
2021.12.15 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
グアテマラ、中国のワクチン誘惑を拒絶「台湾こそ真の友」 外交部が感謝 |
<2201-121503>
台湾と外交関係を持つ中米グアテマラのジャマテイ大統領が13日にFinacial Timesとのインタビューで、中国からCOVID-19ワクチンの提供を見返りに国交を結ぶよう提案されたがこれを拒絶したと明かした。
大統領は、グアテマラは中米で唯一中国が勢力拡張に成功していない国だとし、COVID-19の影響下で台湾からは医療物資が送られたことに言及した。 |
2021.12.13 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
台湾と断交の見返り、ニカラグアに中国製ワクチン…大統領の息子「最高に幸せ」 |
<2201-121305>
AP通信などによると、台湾と断交し中国との国交を回復したニカラグアに12日、中国製のCOVID-19ワクチン20万回分が到着した。
中国はニカラグアにワクチンを提供し、外交政策を変更したことへの見返りを与えた。 |
2021.12.10 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中米ニカラグア 台湾との断交を発表 |
<2201-121004>
ニカラグアの外相は9日の記者会見で、中国が唯一の合法政府だと述べ台湾との国交を断絶することを発表した。 この発表を受け台湾外交部は、台湾は長年ニカラグアの発展を支援してきたが、大統領の政権が長年の友好関係を無視したことを残念に思うと声明を出した。
ニカラグアでは先月の大統領選挙が行われ現職のオルテガ大統領が5度目の当選を果たしたが、選挙前に有力候補を拘束したことなどから米国やEUから選挙結果を認めないと批判されていた。 |
2021.12.10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ニカラグアが台湾と断交、「米国の裏庭」で中国が影響力 |
<2201-121002>
ニカラグアの外務省が9日、台湾との外交関係を断ち再び中国と国交を結んだと発表した。 ニカラグアの断交で、台湾と外交関係を結ぶ国は14ヵ国に減る。 ニカラグアはオルテガ政権下の1985年に台湾と断交したが、1990年に当時のチャモロ大統領が外交関係を復活していた。
米国務省は、ニカラグアの断交発表を受け、ニカラグアの政権は自由な選挙で選ばれたわけでなく、決定は民意を反映していないとし、民主主義や法の支配を尊重する全ての国に台湾との関係強化を呼び掛けた。 |
2021.12.05 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中国が中南米カリブ海地域32ヵ国とフォーラム開催 |
<2201-120507>
中国の習国家主席が3日に行われた中南米カリブ海地域の32ヵ国との会議にオンラインで出席して演説し、中国とともに困難を乗り越えることを歓迎すると述べ関係強化に期待を示した。
一方、王外相は台湾問題に触れ、台湾は中国の国家統一と民族の感情に関わるもので、中国の正当な立場を支持すると信じると各国の外相らに訴えた。 |
2021.11.29 |
テレ朝 News (Yahoo) |
中米ホンジュラス大統領選 親中野党候補が勝利宣言 |
<2112-112905>
中米のホンジュラスで大統領選挙が行われ、元大統領の妻で野党のシオマラ・カストロ候補が勝利宣言を行った。
カストロ氏は選挙公約で、当選すれば台湾と断交して中国と国交を結ぶと訴えていた。 |
2021.11.17 |
産経新聞 (Yahoo) |
中米ホンジュラス大統領選で波紋 有力候補が中国重視 |
<2112-111713>
台湾と外交関係を持つホンジュラスの大統領選を前にした世論調査で、中国と外交通商関係を結ぶと訴えた野党候補が首位に立ち波紋を広げている。 中台を不可分の領土だとする中国との国交樹立は台湾との断交を意味する。
外交関係を維持する国が15ヵ国にとどまる台湾はホンジュラス引き留めに躍起になっており、蔡総統は13日にホンジュラスとの外交関係が80年を迎えたことを祝してエルナンデス大統領を総統府に招き、一層の関係強化を確認した。 |
2021.11.17 |
時事通信 (Yahoo) |
中米ニカラグア、OAS 脱退へ 大統領連続4選批判に猛反発 |
<2112-111707>
ニカラグアの国会がは16日、反米左派のオルテガ大統領の連続4選を民主的正統性がないと批判した米州機構 (OAS) から脱退手続きを取るようオルテガ氏に求める声明を圧倒的多数で決議した。 独裁色を強めるオルテガ大統領は、7日に実施された大統領選で政敵を拘束するなどして徹底排除した結果、75%の得票率で当選していた。
OASは12日の総会で、選挙について「自由でなければ公正でも透明でもなく、民主的正統性がない」と一蹴し、オルテガ政権に政治犯釈放を求めるとともに、速やかな選挙の検証を行うよう理事会に求める決議を、米国やブラジルなどの賛成多数で採択していた。 |
2021.11.11 |
日経新聞 |
ホンジュラス大統領、台湾訪問へ 中国と駆け引きか |
<2112-111107>
台湾外交部が11日、ホンジュラスのエルナンデス大統領が蔡総統の招待に応じ、近く台湾を訪問することを認め歓迎の意を示した。 台湾メディアなどによると、12日に台湾を訪問し、13日には蔡総統と会談する可能性があるという。
ホンジュラスは台湾が外交関係を持つ15ヵ国のうちの1国で、今年は外交関係の樹立から80年の節目を迎えた。
海外の高官の台湾訪問が相次いでおり、再び中国が強い反発姿勢をみせる可能性がある。 |
2021.11.05 |
共同通信 (Yahoo) |
ニカラグア、左派政権続投へ 通算5期目、7日に大統領選 |
<2112-110504>
ニカラグアで7日に大統領選が行われる。 左派の現職オルテガ大統領ら6人が立候補するが、独裁色を強める政権は野党の有力候補を事前に拘束するなど露骨に選挙介入しているため、オルテガ大統領の連続4選、通算5期目入りが確実な情勢である。
左翼ゲリラ組織サンディニスタ民族解放戦線 (FSLN) 出身のオルテガ大統領は1979年に革命を成功させて1984年の大統領選で初当選し1期務めた。 2006年大統領選で返り咲き、現在は連続3期目で、2014年の憲法改正で無期限の長期政権に道を開いた。 2018年には反政府デモを武力で封じ市民ら300人以上が死亡している。 |
2021.07.28 |
産経新聞 (Yahoo) |
メキシコがキューバに支援物資 米制裁を「非人道的」と批判 |
<2108-072806>
メキシコで左派政権を率いるオブラドール大統領が27日、COVID-19危機で電力や食料、医薬品が不足し困窮するキューバへの人道支援を本格化したと発表し、ロイタ通信によると軽油10万バレルを積んだメキシコ国営石油会社の船が26日にハバナ港に到着した。 27、28両日もメキシコのカリブ海に面したベラクルス港から食料品や酸素ボンベ、医薬品を積んだ船が出発するという。
オブラドール大統領は米国によるキューバへの経済制裁を非人道的と批判した。 |
2021.07.19 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ペルー急進左派カスティジョ氏、大統領就任見据え中国大使館訪問 |
<2108-071902>
ペルー大統領選で勝利宣言した急進左派のカスティジョ氏が、15日に中国との関係強化に向け大使館を訪問し、COVID-19ワクチンの供給ペースを加速するよう求めた。
6月6日の決選投票で過半数の票を得たカスティジョ氏は次期大統領として正式に確認されるのを待っている状態で、僅差で敗れた対立候補の中道右派ケイコ・フジモリ氏は結果に異議を唱えているものの、覆る可能性は薄いとみられている。 |
2021.04.13 |
日経新聞 |
エクアドル大統領選、親米右派が逆転勝利 対中警戒公言 |
<2105-041303>
11日に行われたエクアドルの次期大統領に元銀行頭取で右派のラソ氏が決選投票で52%の票を獲得し当選した。 ラソ氏は選挙期間中、米国と新たな自由貿易協定 (FTA) と投資協定を結ぶと述べるほか、COVID-19ワクチンの確保でも米国に協力を要請する方針を示すなど親米的な姿勢を鮮明にしていた。
一方、ラソ氏は対中警戒論者として知られ、中国の債務増加を懸念していて、2020年にはエクアドルの排他的経済水域 (EEZ) 付近で中国漁船が操業を繰り返していると非難し、現政権に対し駐エクアドル中国大使に抗議すべきだと強硬論を展開した。 |
2021.02.05 |
時事通信 (Yahoo) |
ガイアナ、事務所開設を破棄 「中国が圧力」と台湾 |
<2103-020503>
台湾外交部が5日、ガイアナと事務所を相互開設するために調印した協定について、ガイアナ側が一方的に破棄したと発表した。 中国が介入したとみられる。
外交部は、中国が圧力をかけたもので、多方面から努力したがガイアナの決定を覆すことはできなかったと説明した。
【関連記事:2103-020402 (読売 2021.02.04)】 |
2021.02.04 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
米駆逐艦、台湾海峡を通過…バイデン政権下で初 |
<2103-020402>
米海軍第7艦隊などによると、駆逐艦John S. McCainが4日に台湾海峡を北から南に航行した。 バイデン政権発足後、米軍艦艇が台湾海峡を通過したのは初めてで、バイデン政権は今回、台湾への軍事的圧力を強める中国に、今後も台湾に関与し続けていく姿勢を示した。
一方、台湾外交部は4日、南米ガイアナとの間で先月に台湾事務所開設で合意し、一部業務が始まったと発表した。 |
2021.02.04 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラ野党のグアイド氏支持を表明 |
<2103-020401>
米国務省報道官が3日、ベネズエラの野党指導者グアイド氏について、引き続き暫定大統領として支持する方針を示した。 またマドゥロ大統領については独裁者と批判し、同氏との交渉には否定的な見方を示した。
一方、EUは米国同様に12月の選挙の正当性は認めていないものの、グアイド氏について先週、特権を持つ対話相手であるものの暫定大統領とは認めないとの方針を示している。 |
2021.01.06 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ新国会が発足 「二つの国会」が並立する異常事態 |
<2102-010604>
ベネズエラの反米左派マドゥロ大統領の与党が圧倒的多数を占める国会が5日に開会した。 与党は昨年12月上旬の議会選で約9割の議席を確保した。 マドゥロ大統領は、唯一掌握できていなかった国会をコントロールすることで、さらに独裁色を強める。
野党指導者グアイド国会議長が率い、国会の多数派を占めていた野党連合は不正が行われると訴えて選挙をボイコットした。
野党連合は12月下旬、当時現職だった議員任期を1年間、延長することを国会で決議したが、与党は中国やロシアの支援をもとに議会運営を継続する構えで、二つの国会が並行して存在する異常状態が続くとみられる。 |
2020.10.25 |
共同通信 (Yahoo) |
ベネズエラの野党指導者が出国 秘密裏にスペインへ |
<2011-102501>
ベネズエラで昨年、反米左翼マドゥロ政権への蜂起を呼び掛け不発に終わった野党指導者ロペス氏が24日までに、約1年半避難していた首都カラカスのスペイン大使公邸を後にし、秘密裏に出国しスペインへ向かったと地元メディアなどが報じた。 |
2020.08.19 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、対ベネズエラ追加制裁を検討 燃料取引が対象に=BBG |
<2009-081904>
Broomberg通信が18日に複数の関係筋の話として、米トランプ政権がベネズエラへの追加制裁を検討していると報じた。 それによると、現在まだ認められている欧州やアジアの企業との燃料取引を停止させる考えだが、まだ確定はしておらず、協議が続いているという。
米政府は数ヵ月前からベネズエラへの追加制裁を検討してきたが、同国向けにガソリン輸出を開始したイランへの対応を優先したとしている。 |
2020.08.15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、イランのタンカー4隻拿捕 ベネズエラへの燃料輸送を阻止 |
<2009-081501>
米国が14日、ベネズエラに向けて航行していたイランの燃料タンカー4隻を拿捕したと発表した。 米制裁に違反するイラン・ベネズエラ間の主要供給路を阻止したもので、トランプ大統領は、イランはベネズエラに燃料を送るべきではないと主張している。
米司法省は、今回押収した燃料は1,116,000バレルと過去最大量で、現在は提携国の協力とともに米国の管理下にあるとした。 差し押さえた燃料は米国の主要な石油輸送ハブであるテキサス州ヒューストンに向かったとした。 |
2020.07.21 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
パラグアイ大統領、中国との国交樹立に「ノー」=駐台湾大使が明かす |
<2008-072104>
パラグアイのギレン駐台湾大使が21日に台北市内で開かれた「中華民国台湾・パラグアイ国会議員友好協会」の設立式典で、同国のベニテス大統領が中国に対し、国交樹立に関してノーを突き付けたと明らかにした。
ギレン大使は、パラグアイと中華民国(台湾)両国の友好関係は時間とともにより強固なものになると述べた。 |
2020.06.01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
イラン、ベネズエラに追加で燃料輸出も=外務省 |
<2007-060101>
イラン外務省が1日、ベネズエラ政府から要請があれば同国向けにさらに燃料を輸出する方針を示した。 ベネズエラはガソリン不足に見舞われており、イランはすでに燃料タンカー5隻をベネズエラに派遣している。
米政府はイラン産燃料のベネズエラへのさらなる輸出を阻止するため、状況を注視しており、海外の政府、港湾局、海運会社、保険会社に対し、イランのタンカーを支援すれば制裁を科すと警告している。 |
2020.05.26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
イラン産燃料タンカー、1隻目がベネズエラに到着 |
<2006-052601>
ベネズエラの経済担当副大統領兼石油相が25日、同国のエルパリト港にイランからのタンカー5隻のうち1隻目が到着したと発表した。 1隻目は01:00頃にエルパリト港に到着し、2隻目は25日午前の時点でベネズエラ海域に入りベネズエラ軍に護衛されているほか、3隻目はカリブ海に接近しているという。
TankerTrackers.comの推計を総合すると、イランはベネズエラに153万バレルのガソリンと精製用の原料を提供するという。 |
2020.04.15 |
Jane's Defence Weekly |
KAI's FA-50 export plans put on hold in Argentina |
<2006-041511>
アルゼンチンへのFA-50輸出がCOVID-19パンデミックの影響による財政悪化から先延ばしになったことから、KAI社が同国への売り込みを再開している。 |
2020.04.13 |
中央日報 (Yahoo) |
タイ、「韓国 T-50」2機の追加購買を撤回か…コロナで予算削減 |
<2005-041301>
韓国産製用機の輸出があちこちで新型コロナウイルス感染症という暗礁に乗り上げている。 海外軍事専門サイトが11日にタイ政府がT-50TH 2機を追加購入する事業を取り消したと報じた。
アルゼンチン軍事専門メディアは4日、アルゼンチン政府が新型コロナのために経済状況が不確かという理由でFA-50の購入計画を中断すると明らかにした。 |
2020.04.02 |
NHK |
米 カリブ海のベネズエラ周辺の軍部隊増強へ 麻薬密輸対策で |
<2005-040204>
トランプ米大統領が1日、ベネズエラのマドゥーロ政権が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う混乱に乗じて米国への麻薬の密輸を増やす兆候があり、これを取り締まる必要があるとして、ベネズエラの周辺に展開している米軍部隊を増強する方針を明らかにした。
今後、カリブ海と東太平洋に新たに海軍の駆逐艦や空軍の航空機などを派遣し、現地にすでに展開している米軍の兵力を倍増させるという。 |
2020.04.01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、対ベネズエラ政策転換 与野党協力し暫定政権樹立なら制裁解除 |
<2005-040103>
米政府が3月31日、ベネズエラのマドゥロ大統領率いる与党と野党が協力し、マドゥロ大統領を退陣させたうえで暫定政府を樹立し、政権移行に道筋をつければ、米国の制裁を解除するとの新たな提案を発表し、これまでの圧力政策を転換させた。
この提案によると、マドゥロ氏だけでなく昨年に暫定大統領就任を宣言した野党指導者のグアイド国会議長も退陣し、暫定政権に加わることはできない。 |
2020.03.26 |
Jane's 360 |
South Korea to transfer two decommissioned patrol vessels to Ecuador's coastguard |
<2004-032607>
韓国沿岸警備隊で2019年10月と2020年1月に退役した警備艇2隻がエクアドルに引き渡される。
HHI造船所で建造され1990年12月と1991年12月に就役した2隻は全長53.7m、幅7.4m、喫水2.5m、排水量300tで、エクアドル仕様に再塗装が終われば5月か6月に引き渡される。 |
2020.02.26 |
Jane's Defence Weekly |
South Korea to donate corvette to Colombian Navy |
<2004-022604>
韓国がコロンビアへ2018年12月に退役した浦項級コルベット艦1隻を無償供与する。 この合意は昨年行われていた。
浦項級コルベット艦はOTO Melara 76mm/62砲2門とOtobreda 40mm CIWS 2門を装備している。 |
2020.02.19 |
Jane's 360 |
South Korea to donate a Pohang Class Corvette to the Colombian Navy |
<2003-021901>
韓国がコロンビアへ2018年12月に退役した浦項級コルベット艦1隻を無償供与する。 この合意は昨年行われていた。
浦項級コルベット艦はOTO Melara 76mm/62砲2門とOtobreda 40mm CIWS 2門を装備している。 |
【註】
浦項級コルベット艦は基準排水量950t、満載時1,220tで、CODOG
|
2019.11.06 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラ高官5人に制裁 マドゥロ政権に圧力強化 |
<>1912-110601>
米財務省が5日の声明で、ベネズエラの治安当局者や政治家など5人に対して制裁を科したと発表した。 制裁対象者はマドゥロ政権下での汚職や反体制派への暴力に関与しているとした。
この5人に対してはEUやカナダはすでに制裁を科している。 |
2019.08.07 |
日経新聞 |
米高官「ベネズエラ支援国に制裁」 政権に退陣促す |
<1909-080703>
ボルトン米大統領補佐官が6日、ペルーのリマで開催されたベネズエラ情勢についての国際会議に出席し、会議に先立って記者団に「対話の時は終わった」と述べ、経済制裁でマドゥロ政権の退陣を促す方針を改めて主張した。
ボルトン補佐官は「ベネズエラはならず者国家の一員に加わった」と強調し、ベネズエラは米国からキューバやイラン、北朝鮮、シリアと同様の扱いを受けることになるとした。 |
2019.08.07 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ問題、国際社会は今こそ行動強化を=米大統領補佐官 |
<1909-080701>
トランプ米大統領が5日、米国内のベネズエラ政府資産を全て凍結する大統領令に署名した。
ボルトン大統領補佐官は6日、ベネズエラのマドゥロ政権に対抗策を講じる時期が来たと指摘し、国際社会に行動を強化するよう呼び掛けた。 |
2019.07.24 |
NHK |
ベネズエラ反政府側国会議長「米州相互援助条約」参加承認発表 |
<1908-072402>
ベネズエラの反政府側を率いるグアイド国会議長が23日、ベネズエラの国会が米国などとの防衛に関する相互条約である「米州相互援助条約」に参加することを承認したと発表した。
政府側からは、条約への参加は米国カのベネズエラへの軍事侵攻を容認するものだとして反発の声もあがっている。 |
2019.07.21 |
Navy Times |
Venezuelan fighter jet ‘aggressively shadows’ US Navy recon aircraft |
<1908-072102>
米南方軍が21日、米海軍のEP-3 Aries Ⅱが公海上空でベネズエラのSu-30 1機により極めて挑発的な接近を受けたと発表した。 |
2019.07.10 |
Jane's Defence Weekly |
China's Latino reach |
<1908-071016>
= 中国の中南米進出に関する4頁の記事 =
・Chinese charity
・Port investment
・Backlash |
2019.07.10 |
Jane's Defence Weekly |
Russian flotilla visits Cube as part of international tour |
<1908-071010>
米露の緊張が高まるなか、ロシアのProject 22350フリゲート艦Admiral Gorshkovを先頭に補給艦、給油艦、タグボートで構成されたロシア海軍の小艦隊が、6月24日にキューバのハバナ港に入港した。 露海軍北海艦隊に所属するこの小艦隊はドバイ、スリランカ、中国、更に6月11日にはエクアドルを経てキューバに到着した。
Admiral Gorshkovは2018年7月に就役した最新鋭艦で、3M55/P-800 Oniksや3M14 Kalibr CMのほか、Poliment-Redut防空システムを装備している。 |
2019.07.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ベネズエラ軍増強を支援する用意─外務次官=RIA |
<1908-070505>
ロシア通信 (RIA) が、リャブコフ露外務次官が5日に、ベネズエラ軍の増強を支援する用意があると表明したと報じた。 |
2019.07.05 |
朝日新聞 |
ベネズエラ「重大な人権侵害」 5千人殺害と国連報告書 |
<1908-070503>
ベネズエラの人権状況について、国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) は4日に公表した報告書で、独裁的なマドゥロ政権により2018年だけで政権に反対する者が5,287人殺害されており、重大な人権侵害があると結論づけた。 報告書では、政権を支持する武装民兵「コレクティーボ」が市民の殺害に関与しているとしている。
これに対しマドゥロ政権は、誤りばかりだと反発している。 |
2019.07.05 |
日経新聞 |
ベネズエラ政府が拷問や殺人に関与 国連報告書 |
<1908-070502>
国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) が4日にベネズエラ情勢についての報告書を発表した。
独裁体制を構築したマドゥロ政権が野党支持者に対して恣意的な身柄拘束や拷問を行っているほか、軍や政府の指示を受けた武装民兵が殺人に関与していると明記し改善を求めている。 |
2019.06.25 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラに再びロシア空軍機、首都空港に着陸 |
<1907-062501>
ベネズエラ首都カラカスの空の玄関口となっているシモン・ボリバル国際空港に24日、ロシア空軍機が着陸したのをロイタの記者が目撃した。 軍用機の行動を追跡する専門ウェブサイトでも確認された。
3月にはロシア軍の2機がベネズエラに到着し、国防関係者や兵士100人を乗せていたため、トランプ米大統領が全部隊の撤収を求め、ロシア外務省は飛行機が運んできたのは武器売却契約に関係する専門家だと主張し、論争を巻き起こしていた。 |
2019.06.21 |
おたくま経済新聞 (Yahoo) |
エンブラエルがイスラエルIAIと共同で早期警戒機「P600」の開発を発表 |
<1907-062105>
ブラジルのEmbraer社とイスラエルのIAI社が6月18日、P600 AEW機の共同開発に合意したと発表した。 Embraer社がAEW機の分野に進出するのはこれが初めてとなる。
Embraer社によると、P600は同社のビジネスジェットPraetor 600にIAI社の子会社ELTA社が開発したAESAレーダを装備する。 |
2019.06.19 |
Jane's Defence Weekly |
US DoD resumes training 'Northern Triangle' forces, despite Trump's promise to cut aid |
<1908-061910>
トランプ大統領が難民流入を理由に、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスの3国に対し援助停止を公言しているが、米軍は引き続きこれら3ヶ国に対する軍事訓練を実施してている。 |
2019.06.08 |
東京新聞 |
ベネズエラ難民、400万人に 国連発表「驚異的ペース」 |
<1907-060802>
国連難民高等弁務官事務所などが7日、ベネズエラから脱出した難民と国外移住者が400万人に達したと発表した。 多くは中南米諸国が受け入れているという。
過去7ヵ月間で100万人増加しており「驚異的なペース」と指摘した。 |
2019.06.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国、ベネズエラで建設的な役割果たす=習主席 |
<1907-060504>
ロシア訪問を控えた中国の習国家主席がタス通信とロシア新聞に対し、国際社会と協力してベネズエラで建設的な役割を果たすと表明、ベネズエラ国内情勢を可能な限り早期に正常化するため同国を支援していくと述べたと、中国外務省が発言内容を公表した。 |
2019.06.04 |
産経新聞 (Yahoo) |
露、ベネズエラから撤収か トランプ氏がツイート |
<1907-060401>
訪英中のトランプ米大統領が3日、ツイッターに「ロシアがベネズエラから大半の人員を撤収させたと通知してきた」と投稿した。 ロシアは反米左翼マドゥロ政権を支えるため3月に軍人約100名を乗せた軍用機2機をベネズエラに派遣するなどしてきたが、撤収が何を指すのかは不明であるが、派遣された人員はベネズエラで発生した大規模停電により影響を受けたS-300の復旧要員とみられていた。
一方Wall Street Journal紙がロシア国防省に近い関係者らの話として3日、ベネズエラ軍の訓練をにあたっているロシア国営の防衛企業ロステックが、最盛期には1,000人だった派遣人員を数十人に減らしていると報じた。 マドゥロ政権が現金不足で支払いができないことが原因としている。 トランプ氏の投稿はこれを指す可能性もある。 |
2019.06.03 |
時事通信 (Yahoo) |
カナダ、在ベネズエラ大使館閉鎖 |
<1907-060302>
カナダのフリーランド外相が2日、在ベネズエラ大使館を一時閉鎖すると発表した。 カナダは1月にグアイド国会議長の暫定大統領就任を認めたため、マドゥロ政権下では外交官の着任も認められないし、現館員の外交特権もいずれ期限を迎えるのが閉鎖の理由という。
またマドゥロ政権がカナダに派遣したベネズエラ外交官の処遇も精査すると報復を警告した。 |
2019.06.02 |
朝日新聞 (Yahoo) |
エルサルバドル大統領にブケレ氏就任 対米急接近で注目 |
<1907-060201>
エルサルバドルの大統領に当選したブケレ前サンサルバドル市長が1日に就任し、前政権下の昨年8月に台湾と断交して中国と国交を結んだ過程について検証する考えを打ち出した。 また、中国の中南米進出に神経をとがらせる米国に急接近しており、今後の動向が注目される。
エルサルバドルでは1992年の内戦終結以来、右派の国民共和同盟と左派で元ゲリラのマルティ民族解放戦線 (FMLN) が政権を担ってきて、この10年はFMLN政権が続いたが情勢は好転せず、2月にあった大統領選では第3の政党で中道右派の「国民統合のための大連合」から出たブケレ氏が圧勝していた。 |
2019.05.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ軍幹部、動画で軍に蜂起呼び掛け |
<1906-051301>
ベネズエラの空軍司令官と名乗る軍幹部が12日に軍に対しYou Tubeで、ベネズエラ政府がキューバの共産主義の独裁政権に支配されていると述べ蜂起を呼び掛けた。
同国の経済破綻にもかかわらず、マドゥロ大統領は軍の支持によって権力を維持している。 |
2019.05.01 |
東京新聞 |
ベネズエラで軍の大規模離反なし 事実上のクーデター、思惑外れか |
<1906-050101>
ベネズエラで暫定大統領就任を宣言した野党連合出身のグアイド国会議長や軍の一部が電撃的に行った反米左翼マドゥロ政権に対する蜂起で、政権を支持する軍とグアイド氏の支持者らとの衝突が4月30日に首都カラカスなどで続いた。
グアイド氏が蜂起のビデオ声明を公表したカラカス近郊の空軍基地近くでは、同氏の支持者らのグループに軍の装甲車が突っ込み、地元メディアによると2人がけがをして病院に運ばれ、他にも数十人がゴム弾や催涙弾で負傷した。
大規模な軍の離反は起きておらず、事実上のクーデターは議長の思惑通りには運んでいないとみられる。 |
2019.04.30 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ 軍の一部クーデターか、グアイド氏が動画投稿 マドゥロ政権側は否定 |
<1905-043004>
2人の大統領が並立する事態が続くベネズエラで、暫定大統領就任を宣言した野党指導者グアイド国会議長が30日、ツイッターに兵士と並んで軍の一部が離反したとする動画を投稿した。 ロイタ通信によると、グアイド氏は野党指導者ロペス氏とともに首都カラカスの空軍基地近くで約70名の兵士に守られている。
一方パドリノ国防相は全国の軍部隊は各基地におり、暴力につながるクーデターの動きを拒否すると述べ、マドゥロ政権が軍を掌握していると主張する一方、グアイド氏側に寝返った少人数のグループに対応していると明かした。 |
2019.04.20 |
CNN (Yahoo) |
米がロ中の影響力排除の新たな軍事対応を検討 ベネズエラ情勢 |
<1905-042003>
米国防総省当局者がベネズエラ情勢で同省がベネズエラからロシア、キューバと中国の影響力を削ぐための新たな軍事力行使の選択肢を検討していることを明らかにした。 部隊投入など大々的な軍事行動ではなく、人道支援を名目にした近隣諸国との軍事交流強化や関連海域での米海軍の演習増加などが浮上しており、ベネズエラには支障なしに自由に介入出来るとのロシアなどの思い込みを防ぐ効果を狙っている。
ただ、複数の国防総省当局者はマドゥロ大統領率いる政権を駆逐するための直接的な武力行使について省内では否定的な見解が主流と指摘した。 マドゥロ大統領の辞任を求めロシアに干渉中止を求めるトランプ大統領自身、米軍部隊を投入することに乗り気でないとされる。 |
2019.04.18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラ中銀を制裁対象に キューバへの圧力も強化 |
<1905-041801>
米トランプ政権が17日、キューバとベネズエラに対する新たな制裁措置を発表した。 ボルトン大統領補佐官は、マイアミで開かれたキューバ亡命者との会合で、キューバ軍と情報機関に追加制裁を科すほか、渡航や貿易への制限を強めると明らかにした。
また、ベネズエラ中央銀行も制裁対象に指定して米国との金融取引を制限し、政府機関によるドルへのアクセスを阻止する。 |
2019.04.13 |
時事通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラへの圧力強化=第三国の海運会社に制裁 |
<1905-041301>
米財務省が12日、ベネズエラからキューバへの石油輸出に関与したとして、リベリアとイタリアに拠点を置く海運会社計4社を制裁対象に指定するとともに、4社が所有するタンカー計9隻を公表した。 この制裁により米国内の資産が凍結され、米国人との取引が原則禁止される。
ベネズエラの主要な外貨獲得源である石油輸出で第三国企業への制裁を拡大し、マドゥロ反米政権に対する圧力をさらに強化した。 |
2019.04.10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ政府、中銀から金8トン搬出=関係筋 |
<1905-041002>
ベネズエラ議員と政府関係者が、政府が先週に中央銀行の金庫から8tの金を運び出したことを明らかにした。 米国による経済制裁に苦しむなか、外貨調達に向けて国外に売却するとみられている。
政府関係者によると、中銀の金準備は米国の追加制裁が科される前の年初から30t減少したが金庫内にはなお100tあり、貨幣価値では$4B以上というが、このままのペースで減少を続ければ、中銀の金準備は年末までにほぼ底を突くという。 |
2019.04.02 |
日経新聞 |
ベネズエラ最高裁、野党指導者の不逮捕特権剥奪へ |
<1905-040206>
ベネズエラの最高裁が1日、グアイド国会議長の不逮捕特権を剥奪する手続きを開始すると発表した。 同国の司法は独裁政権を確立したマドゥロ大統領の影響下にある。 2月にグアイド氏が出国禁止令を無視して出国したことを受けた措置で、今後、制憲議会で議論するというが同議会はマドゥロ氏を支持する与党系の議員が全議席を占めており、グアイド氏の不逮捕特権剥奪は確実な状況である。
これまでマドゥロ政権は米国が後ろ盾となっているグアイド氏に直接手を出してこなかったが、足元で倒閣運動の勢いが弱まるなか強権姿勢を強めている。 米トランプ政権はマドゥロ政権に対し、グアイド氏に危害を加えた場合、経済制裁を科すと警告している。 |
2019.04.01 |
Jane's 360 |
Rosoboronexport opens helicopter training facility in Venezuala |
<1905-040104>
ロシアの武器輸出企業Rosoboronexport社の子会社であるRostec社が3月29日、ベネズエラにヘリ搭乗員及び整備士の訓練施設を開設したと発表した。
この施設による訓練の対象は、Mi-17V5 Hip-H、Mi-26T Haloなどの輸送ヘリと、Mi-35M Hing-Eガンシップになるという。 |
2019.03.30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラ2次制裁を検討 政権の資金源遮断=ボルトン補佐官 |
<1904-033001>
ボルトン大統領補佐官が29日にロイタTVのインタビューでトランプ米大統領が、外国企業向けのベネズエラ関連制裁強化(二次制裁)を検討していることを明らかにした。
ベネズエラと取引を行う他国企業に制裁を科し、マドゥロ政権の資金源を断つことを検討中という。 |
2019.03.29 |
NHK |
ベネズエラ 反政府指導者に15年間の公職禁止処分 |
<1904-032901>
ベネズエラで暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長に政府の会計検査官が28日、国内外から不法に資金を受け取っていたとして、今後15年間大統領をはじめ公職に就くことを禁じる処分を科したと発表した。
会計検査官はグアイド氏が2015年に議員になって以降、100回以上海外に出張して高級ホテルに宿泊し、その資金を国内外の関係者から不法に受け取っていたと発表した。 そのうえで会計検査官は、グアイド氏が説明を拒んだため処分を科したとしている。 |
2019.03.28 |
ロイタ通信 |
ロシアはベネズエラから軍撤退を、「あらゆる選択肢」=米大統領 |
<1904-032801>
トランプ米大統領が27日、ロシアに対しベネズエラから軍を撤退させるよう呼び掛け、撤退の実現に向けあらゆる選択肢の用意があると警告した。
ロシアは23日に100名の兵士を乗せた空軍機4機を首都カラカスに派遣したが、米政府はこの中には特殊部隊員やサイバーセキュリーティ要員が含まれているとみている。
【関連記事:1904-032502 (ロイタ 2019.03.25)】 |
2019.03.25 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア空軍機、ベネズエラに着陸 国防当局者や兵士が搭乗=報道 |
<1904-032502>
ベネズエラのカラカス空港に23日、ロシアの国防当局者や100名近くの兵士を乗せた同国空軍機2機が着陸した。 2機のうち1機にはロシア軍幹部が搭乗し、もう1機は35tの物資を積んだ貨物機だったという。 フライト追跡サイトによると、このうち1機は24日にカラカスを離れた。
両国は3ヵ月前にベネズエラで合同軍事演習を行い、マドゥロ大統領は関係強化の表れだと主張したが、米政府はロシアによる影響力拡大だと批判した。 |
2019.03.21 |
サンパウロ新聞 (Yahoo) |
ウラン輸送の車列を襲撃 賊と警察が銃撃戦 |
<1904-032102>
ブラジルで19日、原子力発電に使用するウランを輸送中の車列が武装した賊の襲撃を受け、車列の警護に当たっていた警察との間で銃撃戦が行われた。
同日付で伝えた伯メディアによれば、ウランは同市内にあるアングラ原子力発電所1号および2号の燃料として運ばれる途中で、武装した数人が車列を警護していた警察に対して発砲してきたが、警察側がこれに反撃して銃撃戦となり、その後、賊は何も奪わずに退散し、ウラン輸送の車列は輸送を再開した。
警察によれば、賊は逃走時に、9mm弾12発が装填された拳銃用弾倉1個を現場に落としていったが、ブラジルにおいて9mm拳銃は原則として警察や軍隊以外は使用しない。 |
2019.03.21 |
時事通信 (Yahoo) |
フランス、ブラジルの NATO 加盟否定=米大統領発言に |
<1904-032101>
フランス外務省副報道官が20日、トランプ米大統領が19日にブラジルが将来NATOに加盟する可能性に言及したことについて、地理的な適用範囲は厳密に定められていると述べ、欧州に属さないブラジルは対象にならないとして否定的な見解を示した。
NATOの規定では、北大西洋地域の安全保障に貢献できる欧州の国が加盟国の招請を経て加盟できると定められており、承認には全加盟国の同意が必要となっている。 |
2019.03.20 |
産経新聞 (Yahoo) |
米、ブラジルを NATO 非加盟の主要同盟国に指定へ |
<1904-032003>
トランプ米大統領が19日、ブラジルのボルソナロ大統領とホワイトハウスで会談した。 トランプ氏は会談後の共同記者会見で、ブラジルをNATO非加盟の主要同盟国に位置づける意向を表明し、「ブラジルのトランプ」の異名をとる親米右派のボルソナロ氏と連携してベネズエラのマドゥロ政権など中南米の反米左派政権に対抗していく立場を打ち出した。 |
2019.03.18 |
日経新聞 |
ブラジル大統領が訪米、米国との軍事協力拡大へ |
<1904-031801>
ブラジルのボルソナロ大統領が17日から訪米し19日にトランプ米大統領と会談する。
1月に就任したボルソナロ氏は親米路線を推進しており、米国との軍事や通商面での協力拡大を進めており、ブラジルのNATO協力国入りや混乱が続くベネズエラ情勢を協議するほか、2国間の貿易拡大に向けた取り組みも進める。 |
2019.03.15 |
Military Times |
There are mounting signs of military planning for Venezuela |
<1904-031505>
トランプ米大統領は2017年以来、ベネズエラに対する武力介入について度々口にしているが、1月にはボルトン補佐官がコロンビアに5,000名を派遣すると述べたり、ベネズエラ担当特使にイラク戦争を立案したアブラムズ氏を起用している。
更に3月11日にはポンペイオ国務長官がベネズエラ駐在外交官の存在が米国の行動を制約すると総引き上げを命じたことが、ベネズエラへの武力介入開始を示唆している。 |
2019.03.15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ駐在の米外交官、全員が出国=ポンペオ米国務長官 |
<1904-031503>
ポンペオ米国務長官が、ベネズエラ駐在の外交官全員が14日に国務省の事前発表通り出国したと明らかにした。
ある米当局者は、出国には民間のチャーター機が使用されたと述べた。 |
2019.03.14 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、支援を申し出=ベネズエラ停電 |
<1904-031401>
中国外務省報道局長が13日、ベネズエラの電力システム再建のため中国が技術的支援を行いたいと考えていると表明した。
ベネズエラのマドゥロ大統領は、米国のサイバ攻撃を受けたと主張しており、報道局長も非常に懸念を抱いていると述べたが、米国の関与には言及しなかった。 |
2019.03.13 |
産経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ、大規模停電に関与とグアイド氏へ捜査開始 |
<1904-031305>
ベネズエラの検事総長が12日、3月7日から続いている大規模停電に関与した疑いがあるとして、暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長への捜査を開始したと発表した。 マドゥロ大統領は停電の原因を米国によるサイバ攻撃だと主張している。
米国の支持を受けるグアイド氏が米国と共謀したとの構図を描き、国民の批判をかわしたい狙いがあるとみられる。 |
2019.03.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラのグアイド氏、石油業界開放に向け法案準備=関係筋 |
<1904-031304>
ベネズエラで暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長は、故チャベス前大統領が推し進めた資源ナショナリズムを撤回し、油田開発や国有石油会社PDVSAの事業で民間企業の役割を拡大するため準備している法案の草案が明らかになった。 法案はベネズエラの輸出収入の90%を占める国内石油産業を復活させるために重要とみられる。
国内の産油量が70年ぶりの水準に落ち込む中、業界再建のための投資が期待できる外資のエネルギー企業からグアイド氏への支持を取り付ける狙いがある。 |
2019.03.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ、駐在する米国外交官に出国命令 停電は6日目 |
<1904-031303>
ベネズエラ政府が12日、国内に駐在する米国の外交官に対し72時間以内に国外退去するよう命じた。
現地の情報によると、ベネズエラで先週起きた大規模停電は6日目となるが停電が続く地域では、医療体制の悪化、食料の腐敗、石油ターミナルの閉鎖など深刻な影響が広がっている。
専門家によると、今回の停電は南東部の水力発電所と全土の送電網を結ぶ送電線の技術的問題が原因である可能性が高いが、マドゥロ大統領はトランプ米大統領が主導するサイバ攻撃が停電の原因だと主張している。 サーブ検事総長は12日に最高裁に対し、野党指導者のグアイド国会議長が停電に関与したかどうかの捜査を開始する許可を求めたと明らかにした。 |
2019.03.12 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラ駐在の米外交官全員に帰国指示へ |
<1904-031205>
米国務省は、ベネズエラ駐在の外交官全員を週内に帰国させると明らかにした。 同省は1月24日、ベネズエラ駐在の政府職員の家族全員を帰国させ、在ベネズエラ大使館のスタッフを最小限まで減らす決定をしている。
今回の決定は駐ベネズエラ大使館外交官の存在が米政策の制約になっているとの結論を反映しているという。 |
2019.03.12 |
NHK |
ベネズエラ 国会議長が国家緊急警報発令 軍関係者にも協力要請 |
<1904-031204>
ベネズエラでは、反米を掲げ中国やロシアの支持を受けるマドゥーロ大統領と、暫定大統領への就任を宣言し米国の支援を受けるグアイド国会議長が対立し、国際社会を巻き込んで混乱が広がっているが、7日に発生した大規模停電の復旧が遅れ、野党が多数を占める議会によるこれまでに人工透析を受けられなくなった患者など250人が死亡した。
こうした事態を受けて、グアイド国会議長は11日、議会を招集し国家緊急警報を発令した。
国家緊急警報では、停電の復旧や人道支援物資の受け入れに協力するよう軍関係者に強く要求しているほか、ガソリンの供給が不足していることを理由に、キューバへの原油の供給を停止するよう訴えている。 |
2019.03.12 |
時事通信 (Yahoo) |
米、ロシア拠点の銀行制裁=ベネズエラ反米政権の「生命線」 |
<1904-031202>
米財務省が11日、ベネズエラ国営石油会社PDVSA支援を禁じた大統領令に基づき、ロシアに拠点を置くエブロフィナンス・モスナル銀行を制裁対象に指定すると発表した。
米政府は同銀をベネズエラのマドゥロ反米政権の生命線と見なしており、資金面の締め付けを強化した。 |
2019.03.10 |
NHK |
ベネズエラで大規模な反政府デモ 緊張高まる |
<1904-031001>
ベネズエラでは、マドゥーロ大統領に対抗してグアイド国会議長が暫定大統領に就任すると宣言し対立が深まっているが、地元メディアによるとグアイド暫定大統領の呼びかけに応じ、9日に首都カラカスなどに国旗を掲げた多くの市民が集まり反政府デモが行われ緊張が高まっている。 演説したグアイド暫定大統領は、警察や軍が各地のデモを妨害していると批判したうえで、「ベネズエラに自由を取り戻すまで、街に出続けよう」と述べ、マドゥーロ大統領の退陣を訴えた。
一方のマドゥーロ大統領は、デモの取り締まりを強化しているが、身柄の拘束まで踏み切っていない。 米国がグアイド暫定大統領に危害が加えられれば軍事介入も辞さない構えを示していることが背景にあるとみられる。 |
2019.03.08 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、対ベネズエラ制裁拡大へ マドゥロ政権支持の銀行も対象=担当特使 |
<1904-030802>
米国のベネズエラ担当特使が上院委員会の公聴会で7日、ベネズエラのマドゥロ政権に対する制裁措置の範囲を拡大する方針を表明した。
特使はマドゥロ政権の命令に従っている金融機関に一段の制裁が導入されると表明し、欧州の銀行に対しマドゥロ政権によるベネズエラの個人資産へのアクセスを排除する措置を取るよう要請していることを明らかにした。 |
2019.03.07 |
NHK |
ベネズエラ マドゥーロ政権 ドイツ大使の国外追放発表 |
<1904-030702>
ベネズエラのマドゥーロ政権が6日、ベネズエラ駐在ドイツ大使に対しベネズエラに好ましくない行動をしているとして、2日以内に国外に退去するよう命令を出した。
この大使は最高裁判所の出国禁止命令を破って国外へ出国していたグアイド国会議長が4日に帰国した際に米国大使らとともに空港に出迎え、危害が加えられないように車で演説会場まで送っていたという。 |
2019.03.02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ軍兵士600人、マドゥロ政権側から離反=野党指導者 |
<1904-030202>
ベネズエラの野党指導者であるグアイド国会議長が1日、600名の兵士が過去数日間にマドゥロ政権側を離れたとの認識を示した。
グアイド氏は、政権交代への支持を求めてパラグアイを訪問し、指導者と会談した。 |
2019.03.02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ベネズエラに今週2回目の追加制裁 人道支援妨害巡り |
<1904-030201>
米財務省が1日に声明で、ベネズエラに対する追加制裁を発表した。 死者が発生した衝突の発端となった人道支援物資の搬入阻止に関与したとして、マドゥロ政権の治安部隊6名を米国内にある資産を凍結し、米国との取引を禁じる制裁対象に追加したと明らかにした。
米政府による追加制裁は今週に入り2回目で、マドゥロ政権退陣に向けた圧力を一層強めている。 |
2019.02.26 |
産経新聞 (Yahoo) |
ペンス米副大統領、ベネズエラ問題で62億円支援表明 |
<1903-022604>
ペンス米副大統領が25日、コロンビアの首都ボゴタでベネズエラの反米左翼マドゥロ政権に批判的な中南米諸国などによる「リマ・グループ」の会合に出席し、ベネズエラ難民支援のために$56Mを拠出することを明らかにした。 会合には、ベネズエラで暫定大統領を宣言したグアイド国会議長も参加した。 ベネズエラから周辺国などへ逃れた人々は340万人とされ、米国の支援は国境を接するコロンビア、ブラジルでの食料、医療援助などに充てられる。
ペンス副大統領は、さらに行動が必要なときだと述べ、会議参加国に対しベネズエラの主要外貨獲得手段である「国営ベネズエラ石油」(PDVSA) の資産を凍結することや、マドゥロ政権高官が所有する資産を、グアイド氏側に引き渡すよう要請した。 |
2019.02.26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ブラジル、米の対ベネズエラ軍事介入に国土利用許さず=副大統領 |
<1903-022601>
ブラジルのモウロン副大統領が25日、米国がベネズエラに対し軍事介入を行う場合、いかなる状況下でも米国がブラジルの国土を利用することは許さないと述べた。 副大統領は、ブラジルはベネズエラとの紛争を回避するためにあらゆる手段を尽くすと述べた。
ただ、ブラジルもベネズエラの暫定大統領を宣言したグアイド国会議長に対する支持を表明している。 |
2019.02.25 |
日経新聞 |
ベネズエラ軍から120人が離反 コロンビア発表 |
<1903-022504>
コロンビア政府が24日、ベネズエラから120人以上の将兵がマドゥロ政権から離反し、コロンビアに避難したと発表した。 マドゥロ大統領が人道支援物資の受け取りを拒否するよう指示したことに対し、反抗の意志を示したという。 長引く経済危機で食料や医薬品が不足する中、末端の将兵は十分な食料配給を受けていないとされる。
コロンビアのラミレス副大統領によると、1日のうちに120人以上の将兵がグアイド氏の指揮下に組み込まれたと述べ、既に数名は地元メディアでグアイド氏支持を表明している。
一方、23日に発生した支援物資の搬入を巡る国境地帯での衝突ではベネズエラ軍は組織としてマドゥロ政権の指示に従っている。 |
2019.02.25 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ、支援物資搬入巡り国境で衝突 米は「具体措置」発表へ |
<1903-022503>
ベネズエラとコロンビアとの国境では、物資搬入を試みた野党支持者らに対し、搬入を阻止しようとする治安部隊が催涙ガスやゴム弾を使用したため車両はコロンビアの倉庫に戻った。 ブラジルのロライマ州は、銃撃で治療を受けているベネズエラ人の数は18人に上り、全員が重体だと明らかにした。 またベネズエラの犯罪監視団体は、ブラジルとの国境付近で3人の死亡が確認され、全土での負傷者は少なくとも295人に上るとした。
これに対しコロンビア当局によると治安部隊約60名が23日に離反し、ブラジルの軍当局者は24日にベネズエラの国家警備隊の2名が23日夜に離反したと述べた。
一方、米政権高官はペンス米副大統領がベネズエラ情勢への対応で具体的な措置を25日に発表すると明らかにした。 |
2019.02.24 |
日経新聞 |
ベネズエラ国境で衝突激化 5人死亡 軍、現政権支持変えず |
<1903-022403>
ベネズエラでは政権維持のカギを握ってきた軍がマドゥロ大統領への組織的な支持を変えていない。 現政権が崩壊すれば市民の抗議活動を弾圧した軍の将兵は法的責任を問われる可能性が高い。それだけに今後、軍が政権に反旗を翻すのは難しくなったとの見方もある。
軍の支持で強気になったマドゥロ氏は米国との対決姿勢をアピールしてナショナリズムをあおり、求心力を高める戦略を描く。 23日にはグアイド氏を支持するコロンビアと外交関係を断つと発表し、駐在大使らの24時間以内の国外退去も命じた。 |
2019.02.24 |
日経新聞 |
ベネズエラ、コロンビアとの断交を宣言 |
<1903-022402>
ベネズエラのマドゥロ大統領が23日、コロンビアとの国交断絶を宣言した。
野党指導者のグアイド氏がコロンビア国境から支援物資の搬入を試みる中、グアイド氏と共謀しコロンビアのドゥケ大統領が軍事侵攻を支援していると主張している。 |
2019.02.23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラ治安部隊が発砲、1人死亡 支援物資搬入巡り緊張 |
<1903-022302>
地元関係者らがロイタに、ベネズエラとブラジルの国境付近で22日に治安部隊が住民に発砲し、少なくとも2人が死亡し数人が負傷したことを明らかにした。
地元の指導者2人によると、支援物資の搬入を阻止しようとしているとみて、住民らがブラジル国境に向かう軍用車列を止めたところ、兵士らが村に突入して発砲し、死傷者が出たという。 |
2019.02.23 |
日経新聞 |
ボリビアで反大統領デモ、「ベネズエラ化」に懸念 |
<1903-022301>
南米の資源国ボリビアで反米左翼のモラレス大統領に抗議する大規模なデモが広がっている。 モラレス大統領は4選を禁じる憲法の規定を事実上無視して10月の大統領選に出馬する意向を示しており、ベネズエラのような独裁化を懸念する声が広がる。
2016年の国民投票で大統領の4選を可能にする憲法改正が否定されたにもかかわらず、モラレス大統領は憲法解釈で出馬は可能と主張し、昨年末に同氏の影響下にある最高選挙裁判所が出馬を認める判断を下したのを機に、市民の間に反発が広がった。 |
2019.02.22 |
日経新聞 |
IMF、エクアドルに42億ドル融資 反米路線を転換 |
<1903-022203>
IMFが21日、南米の産油国エクアドル政府に$4.2Bを融資をすることで合意したと発表した。 2017年に就任したエクアドルのモレノ大統領はコレア前大統領が進めた反米左派路線からの転換を進めており、IMFとの連携で低迷する経済を立て直す狙いである。
エクアドルは2017年まで続いた反米左派のコレア政権の下、石油販売で得られた収入を国民へのばらまきにあてていた。 原油価格の下落で経済が低迷する中、コレア氏の後を継いだモレノ氏は反米路線とばらまき政策からの転換を表明し、IMFをはじめとした国際機関との協調を重視する姿勢を示していた。 |
2019.02.22 |
NHK |
ベネズエラ大統領「周辺国との国境を完全に封鎖」と発表 |
<1903-022201>
ベネズエラの暫定大統領への就任を宣言したグアイド国会議長が米国などからの支援を受けて、23日にコロンビアとブラジルの国境からベネズエラに向けて人道支援物資を運び込む計画を明らかにしたのに対し、マドゥーロ大統領が21日に人道支援物資が運び込まれないように21日20:00からコロンビアとブラジルとの国境を完全に封鎖すると発表した。
マドゥーロ大統領は、ロシアから300tの医薬品を購入し、国民に配布したことも明らかにするなど、人道支援物資を拒否する構えを崩しておらず、国境を挟んで緊張が高まっている。 |
2019.02.20 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ海上も封鎖 支援物資搬入を阻止 |
<1903-022004>
ベネズエラのマドゥロ政権が19日、カリブ海のオランダ自治領キュラソーなどとの海域を封鎖したと明らかにした。 暫定大統領就任を宣言した野党指導者、グアイド国会議長が準備を進める人道援助物資搬入を防ぐのが狙いである。 グアイド氏はコロンビア北部とブラジル北部から陸路で、キュラソーから海路で23日に一斉搬入する計画を進めている。
【Curaçao島の位置 (Google Map)】
一方、ブラジル政府はグアイド氏の呼びかけに応じて19日、米国と協力し23日から北部国境に支援物資を移送すると発表した。 ベネズエラ国内へはグアイド氏側が搬入する計画だという。 |
2019.02.19 |
産経新聞 (Yahoo) |
河野太郎外相がグアイド暫定大統領を支持表明 ベネズエラ情勢 |
<1903-021904>
河野外相が19日にベネズエラ情勢に関し、暫定大統領就任を宣言した野党出身のグアイド国会議長を支持する考えを表明した。
米国や欧州主要国が反米左翼のマドゥロ政権を批判し、グアイド氏への支持を打ち出す中、日本政府はこれまで明確な態度表明をしていなかった。 |
2019.02.17 |
東京新聞 |
米軍機でベネズエラ支援輸送開始 隣国コロンビアに |
<1903-021703>
ボルトン米大統領補佐官が16日にツイッタで、ベネズエラ国民を支援するため、隣国コロンビアに米空軍の輸送機が人道支援物資180tの輸送を開始したことを明らかにした。 これまでは民間機で運んでおり、空軍機を使うことで圧力を強める狙いとみられる。 AP通信によると、空軍輸送機2機が16日にコロンビア北部ククタに到着した。
反米左翼マドゥロ政権は「人道危機など存在せず米国が軍事介入の口実に利用している」と支援受け入れを拒否しており、緊張が高まりそうである。 |
2019.02.16 |
日経新聞 |
米財務省、ベネズエラに新たな経済制裁 軍や警察高官ら |
<1903-021602>
米財務省が15日、ベネズエラの軍や警察の高官など5人を新たに経済制裁の対象に加えると発表した。 制裁対象となったのはベネズエラ軍諜報局や情報機関本部のトップのほか、軍出身の国営石油会社PDVSAの社長など、マドゥロ政権を支える軍や警察関係者らで米国内に保有する資産を凍結する。
ただ「民主主義を回復させるため、確固たる意味のある行動をとれば制裁は解除する」としており、マドゥロ大統領からの離反を促している。 |
2019.02.15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
キューバ「米がベネズエラ近辺に特殊部隊」、周辺国は否定 |
<1903-021501>
キューバが14日、米国が介入に向け人道危機を口実にベネズエラ近くに特殊部隊を移動させたとの認識を示した。 今月初旬に米軍輸送機がプエルトリコやドミニカ共和国などカリブ海諸島に飛来し、地元政府が把握していない可能性を指摘した。
米国のベネズエラ担当特使はイベントでキューバ側の指摘について問われ、「新たなうそ」と述べた。 |
2019.02.09 |
日経新聞 |
米政府、ベネズエラ軍高官と接触か ロイター報道 |
<1903-020902>
ロイタ通信が8日、米トランプ政権がベネズエラ軍高官と連絡を取っていることが明らかになったと報じた。 マドゥロ大統領の支持層を切り崩す動きで、同国の元外交官も新たに離反を表明した。 ロイタ通信が匿名の米大統領府高官の話として、我々はマドゥロ前政権のメンバや軍高官の一部と対話しており、さらなるベネズエラ軍高官の亡命が予想されるという。
トランプ政権は、軍高官やマドゥロ政権関係者に対する追加経済制裁発動も検討しているという。 |
2019.02.08 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
次期エルサルバドル大統領、対中関係維持の是非検証へ |
<1903-020803>
3日にエルサルバドルの次期大統領に選出された前サンサルバドル市長のブケレ氏が、中国との外交関係を今後も維持していくべきかについて調査を行うとの方針を示した。 側近は、新政権は前政権が中国との関係を強化した理由を検証するとしている。
昨年8月に前政権がドミニカ共和国とパナマに続いて台湾と断交してから1年足らずしか経ていないが、ブケレ氏は選挙戦中、中国との外交関係を結んでからエルサルバドルが受けた恩恵に否定的な見方を示していた。 |
2019.02.08 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米軍、ベネズエラ国内の職員保護用意=南方軍司令官 |
<1903-020801>
フォーラー米南方軍司令官が上院軍事委員会の公聴会で7日、ベネズエラ国内の米職員や外交施設を必要なら保護する用意があると言明した。
どのように対応する可能性があるのかについて、詳細には立ち入らなかった。 |
2019.02.04 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
エルサルバドル大統領選、第3党ブケレ氏が勝利宣言 |
<1903-020403>
エルサルバドルで3日、任期満了に伴う大統領選が実施され、議会第三党の中道右派「国民統合のための大連合 (GANA)」から汚職撲滅を掲げて出馬したブケレ前サンサルバドル市長が勝利宣言を行った。
1992年に内戦が終結して以降、エルサルバドルでは左派「ファラブンド・マルティ民族解放戦線 (FMLN)」と中道右派「民族主義共和同盟 (ARENA)」の二大政党が国政を担ってきており、二大政党に属さない大統領が30年ぶりに誕生する。 |
【註】
エルサルバドルは2018年に台湾と断交し中国と国交を結んだり、中国が同国のラ・ウニオン港を軍事基地化する可能性があると報じられたりと、急速な中国寄りの政策に米国が懸念を表明していた。
【関連記事:1809-082403 (時事 2018.08.24)】
【関連記事:1809-082306 (東亞 2018.08.23)】 |
2019.02.02 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ空軍幹部がマドゥロ大統領を「独裁者」と批判 野党グアイド氏支持表明 |
<1903-020203>
AP通信などが、ベネズエラ空軍のヤネス将軍(註:少将)が2日、マドゥロ大統領を独裁者と非難し、グアイド国会議長を暫定大統領として認めると表明し軍に同調を呼びかけていると報じた。 ヤネス将軍は、軍の90%は独裁者を支持していないと述べ、マドゥロ大統領は脱出するために航空機2機を準備させていると語った。 軍に対しては国民をこれ以上、弾圧するなと呼びかけた。
グアイド氏が1月23日に暫定大統領就任を宣言して以降、グアイド氏への支持を表明した最高位の軍人とみられる。 |
2019.02.02 |
東京新聞 |
ベネズエラに軍事介入「選択肢」 ペンス米副大統領 |
<1903-020202>
ペンス米副大統領が1日、反政府デモが激化するベネズエラ情勢について演説し「独裁政権を完全に終わらせる時が来た。 今は対話ではなく行動の時だ」と述べ、反米左翼マドゥロ大統領を退陣に追い込むため、外交や経済で圧力を強化する方針を示した。
トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に、ベネズエラへの軍事介入は常に選択肢だと語った。 |
2019.02.02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラへの米軍事介入、差し迫っていない=ボルトン大統領補佐官 |
<1903-020201>
米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が1日にラジオ番組で、米国もしくはブラジルやコロンビア、さらに第三国による軍事介入が迫っているかとの質問に対し迫っていないと回答した。
ただしトランプ大統領はすべての選択肢を検討しているが、われわれが目指しているのは平和的な政権の移行だと語った。 |
2019.02.01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
欧州議会、ベネズエラ「暫定大統領」宣言したグアイド氏を承認 |
<1903-020101>
欧州議会が31日、ベネズエラの暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長の承認を巡る採決を行い、賛成439票、反対104票で可決した。 欧州議会は声明で、EU加盟28ヵ国に対し、ベネズエラで自由で透明、かつ信頼の置ける大統領選挙が実施されるまで、グアイド氏を唯一の正統的な暫定大統領として承認するよう呼び掛けた。
EU加盟国では英国、フランス、ドイツ、スペインが26日にマドゥロ大統領が8日以内に大統領選実施を表明すればグアイド氏を承認するとの立場を表明している。 |
2019.01.29 |
NHK |
ロシア ベネズエラに軍事会社の武装警備員派遣 ロイター報道 |
<1902-012903>
ベネズエラ情勢の混乱を受けて、反米路線をとるマドゥーロ大統領を支援するため、ロシアが民間軍事会社の武装警備員をひそかに現地に派遣したとメディアが報じた。
ロシア大統領府はこの報道を否定したが、プーチン政権と民間軍事会社の深いつながりを指摘する声もあり、疑惑は消えそうにない。 |
2019.01.29 |
日経新聞 (Yahoo) |
マドゥーロ独裁政権の裏幕は軍幹部とキューバか |
<1902-012902>
ベネズエラは二人の大統領がいる異常事態に陥っており、南米を舞台にシリアのような代理戦争が起きてもおかしくない構図が整いつつある。
グアイド暫定大統領側には米国を盟主とするブラジルなどリマグループの汎米諸国や英仏独などのEU主要諸国、マドゥーロ大統領の側にはロシア、中国、キューバ、メキシコ、トルコという独裁政権的、もしくは左派などの反米勢力が集まっている。 |
2019.01.29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベネズエラの金引き出し巡る判断、英中銀の決定事項=英外務閣外相 |
<1902-012901>
英国のダンカン外務閣外相が28日、ベネズエラがイングランド銀行 (BOE) に預けている金準備をマドゥロ大統領が引き出せるかどうかはBOEの決定事項であるとの見方を示した。
ベネズエラのグアイド国会議長は27日に公表した書簡で英当局に対し、マドゥロ大統領がBOEに保有している金を回収できないようにすることを要請していた。 |
2019.01.28 |
時事通信 (Yahoo) |
ベネズエラ暫定大統領を承認=豪外相 |
<1902-012805>
オーストラリアのペイン外相が28日、ベネズエラのグアイド国会議長を新たな選挙が行われるまでの暫定大統領として承認して支持すると発表した。 |
2019.01.25 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ベネズエラのマドゥロ大統領を支持 米は主権侵害と批判 |
<1902-012501>
ロシア政府が24日、米国がベネズエラの内政に干渉入していると批判し、ベネズエラのマドゥロ大統領への支持を表明し、米国による軍事介入に警鐘を鳴らした。 中国もベネズエラの独立と安定を守るための取り組みを支援するとの見解を示している。
トルコのエルドアン大統領も、「同胞のマドゥロよ、胸を張れ。 われわれが支持している!」と述べ、同氏への支持を表明した。 |
2019.01.24 |
時事通信 (Yahoo) |
「暫定大統領」承認明言せず=EU、ベネズエラ情勢で |
<1902-012406>
EU欧州委員会の報道官が24日、ベネズエラで反体制派のグアイド国会議長が暫定大統領就任を宣言したことに関し、「国会を支持し、信頼性のある選挙が実施できる政治プロセスを求める」と述べた。
ただ、EUとして暫定大統領を承認するかどうかは明言を避けた。 |
2019.01.24 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、マドゥロ氏の断交受け入れず 「ベネズエラ暫定政権と外交」 |
<1902-012405>
米国が23日、ベネズエラのマドゥロ大統領が米国との外交関係を断つと表明したことについて、受け入れない方針を示した。
マドゥロ氏には断交する権限がないとの見解を示し、野党指導者のグアイド国会議長が率いる政府と外交を行うとした。 |
2019.01.24 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ「2人の大統領」 極まる政局混迷 |
<1902-012404>
米国など10ヵ国以上が23日、ベネズエラの暫定大統領として野党が多数を占める国会のグアイド議長を承認すると発表した。 米国などは、マドゥロ大統領が再選した昨年5月の大統領選について民主的でなかったなどとして正当性を否定し今月10日の2期目就任を認めていない。 米国以外にブラジルやアルゼンチン、コロンビアなど中南米諸国とカナダがグアイド氏を承認した。
米国などの動きを受け、独裁色を強める反米左派のマドゥロ大統領は米国との外交関係の断絶を宣言した結果、2人の大統領が並び立つ異例の事態となり、ベネズエラの政局混迷は極まった。 |
2019.01.24 |
産経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ国会議長が「暫定大統領」宣言 マドゥロ氏は米国と断交 |
<1902-012403>
ベネズエラのグアイド国会議長が23日、反米左翼のマドゥロ大統領に代わり自ら暫定大統領に就任すると宣言した。 これを受けトランプ米大統領は23日、グアイド氏を暫定大統領として承認するとの声明を発表した。 トランプ氏は軍事的選択肢の可能性について問われ、「あらゆる選択肢を検討している」と答えた。
これに対しマドゥロ大統領は23日に米国との国交断絶を表明した。 ベネズエラ国会は野党連合が多数派を占めているが、独裁体制を確立するマドゥロ大統領によって権限を剥奪され、マドゥロ政権は野党勢力への弾圧を強めている。 |
2019.01.24 |
日経新聞 (Yahoo) |
ベネズエラ=グアイド議長が大統領代行宣言=米国、ブラジルなどが揃って承認 |
<1902-012402>
1月10日に大統領就任式を強行したベネズエラのマドゥーロ氏に対し、同氏の再選は無効とする風潮が国内外で広がっていたが、同国国民議会のグアイド議長が23日、自分が同国の大統領代行であると宣言し、米国やブラジルなどが次々にそれを承認している。
ベネズエラでは、21日に軍兵士の一部が反乱を起こしたが体制派の軍兵士らに逮捕される事件が発生し、22日も反体制派の抗議行動が続いていた。 これに対してペンス米国副大統領は22日、マドゥーロ政権には合法性はなく米国はあなた方を支援すると述べている。 |
2018.12.10 |
Military Times |
Russia sends 2 nuclear-capable bombers to Venezuela |
<1901-121004>
ロシア国防省が、Tu-160 2機が10,000kmを飛行してベネズエラに着陸したと発表した。 同機にはAn-124輸送機とIl-62旅客機も同行したという。 Tu-160がいつまでベネズエラに留まるのか、どのような武器を搭載しているのかは明らかにしていない。
Tu-160は射程5,500kmのKh-101 CMを搭載できる。 |
2018.08.24 |
時事通信 (Yahoo) |
米、対エルサルバドル関係見直し=台湾と断交「重大懸念」 |
<1809-082403>
米大統領府が23日に声明を出し、エルサルバドルが台湾と断交し中国と国交を結んだことについて、西半球諸国の内政
に対する中国のあからさまな介入を受け入れるもので、米国にとって重大懸念だと表明した。
その上で、エルサルバドルとの関係を見直す方針を明らかにした。 |
2018.08.23 |
東亞日報 |
中国、米国の目の前で軍事基地の建設か |
<1809-082306>
中国がエルサルバドルのラ・ウニオン港を軍事基地化する可能性が
ある。 駐エルサルバドル米国大使が先月初め、中国が単にラ・ウニオン港に投資する目的ではなく、軍事的に何か狙い
があって中米地域の影響力拡張を望むという点で懸念されると述べた。
【La Unión の位置 (Google Map】
それから1ヵ月後の今月21日、中国は台湾の国交を樹立していたエルサルバドルと国交を正常化すると発表し、エルサルバドルは直ちに台湾と断交
した。 |
2018.08.08 |
Jane's Defence Weekly |
Bolivia receives new military aid package from China |
<1810-080809>
ボリビア陸軍が7月30日、2011年に結ばれた中国との軍事協力協定に基づき車両などの軍事援助パッケージを受領した。
同陸軍はこれまでにも、2016年にTiger 4×4軽装甲車10両や、軍用車両19両などを受け取っている。 |
2017.08.16 |
日経新聞 インターネット |
ベネズエラ、月末に軍事演習 「防衛体制を整備」 |
<1709-081607>
ベネズエラのマドゥロ大統領が15日までに、民間人も参加する大規模軍事演習を月末に実施
すると発表した。 トランプ米大統領が11日に軍事介入の可能性を示唆したことに対抗したもので、領土
の防衛体制を整えると宣言した。
一方でトランプ大統領に対話も呼びかけており、演習は不安定な情勢が続く国内の引き締めが目的とみられる。 |
2015.09.30 |
Jane's Defence Weekly |
Brazil-Russia Pantsyr-S1 deal now expected in 2013 |
<1511-093004>
ブラジルが2016年にも、ロシアから Pantsyr-S1 (SS-22) を購入する契約を行う。 Pantsyr-S1 の購入交渉は2013年に開
始され、2015年には契約が行われる予定であったが、遅れていた。
Pantsyr-S1 中隊は、6両の戦闘車両と3両の補給車両及び指揮統制車などで構成される。 |
2015.05.23 |
日経新聞 インターネット |
中国とペルー、横断鉄道検討で合意 李首相と大統領が会談 |
<1506-052304>
ペルーの報道によると、南米歴訪中の中国の李首相が22日に第三の訪問国ペルーでウマラ大統
領と会談し、中国が協力を表明しているペルーとブラジルを結ぶ南米大陸横断鉄道の実現可能性について検討を進めること
で合意した。
李首相は最初の訪問国ブラジルのルセフ大統領とも同鉄道建設についての検討開始で合意して
いるが、巨額の費用がかかることや環境破壊への懸念から実現を危ぶむ声も強い。 |
【註】
中国はニカラグアとパナマ運河に代わる運河建設を進めようとしている【1501-122405 (朝日新聞 2014.12.24)】ほか、
先日もタイと、マラッカ海峡を迂回する運河建設で合意【1506-052101 (Record China 2015.05.21)】など、この種の動きを活発化させている。 |
2015.05.20 |
読売新聞 インターネット |
キューバ、いったん合意した中国艦の常駐を撤回 |
<1506-052002>
中国軍関係筋や、中国の動向に詳しい在中南米の外交筋が読売新聞に対し、キューバが一旦合意した中国海軍艦艇のキュ
ーバ常駐を、昨年後半に撤回していたことを明らかにした。 キューバが当時、米国との国交正常化交渉
開始に向けた秘密協議に、進展があったことが背景にあるとみられる。
関係筋などによると、キューバは2012年に艦艇の派遣やカリブ海での合同演習などを中国に提案したのに対し中国は提案に応じ、最新鋭駆逐艦を常駐
させる方向で準備を進めていた。
しかし、その後に両国間で実務レベルの協議に入ろうとしたところ、キューバが態度を一変させたという。 |
2015.03.24 |
Defense News |
UK seeks to update Falklands air defense |
<1504-032405>
英国防相が24日に議会で、フォークランド諸島防衛のため今後10年間に£180M ($268.7M) をかけて陸
上防空システムを整備することを明らかにした。 配備されるのは防空指揮装置 (BMC4I) と、古くなった Rapier に代わる
FLAADS Land 新型 SAM 及び G-AMB レーダである。
現在1,200名の部隊が駐屯しているフォークランドには、2016年中頃までに Chinook 2機を配備すると共に、Mare港を整備し、外洋哨戒艦1隻を配備する。 |
2015.03 |
International Defence Review |
UK eyes BMC4I capability for the Falklands |
<1504-030002>
英国防省がフォークランド諸島に配備する新型の BMC4I システムを調達する。 このシステムは2014年10月に納入
を完了した陸軍の LEAPP と似たシステムになる。
LEAPP は2008年4月に Lockheed Martin UK社が£100M ($154M) で受注した、可変規模のシステムで、Giraffe AMB レーダ5基と LEAPP 制御ノード
4基、表示装置車3両、Link 16 ノードなどから構成される。 LEAPP はまた、戦闘通信網、Link 16、暗号化衛星通信、空地音声通信など各種通信のノード
としても働く。 |
2015.02.25 |
Jane's Defence Weekly |
China's J-10 advocated as Argentine 'Typhoon beater' |
<1504-022502>
解放軍報のウェブサイトである China Military Online が、アルゼンチンへの戦闘機売却交渉が、JF-17/FC-1
ではなく J-10B で進められていると報じた。 J-10B はフォークランド諸島の英軍が装備している
Typhoon を撃退できるとしている。
フォークランド諸島はアルゼンチンから500km離れているため J-10 ではギリギリとなるが、空中給油能力を有する J-10B
であれば余裕であるという。 |
2015.02.22 |
Defense News |
Argentina, China could jointly develop fighters |
<1503-022202>
アルゼンチン国防相が2014年10月に、1982年のフォークランド紛争で活躍した Mirage Ⅲ/5 の後継として
Gripen 14機を導入すると発表したが、英国は直ちにこの契約を潰した。 しかしながらアル
ゼンチンの大統領は2月2~5日に北京を訪問し、戦闘機を含む各種兵器の技術移転で合意した。
中国はフォークランドの問題を自国の東、南シナ海紛争になぞらえており、アルゼンチンへの FC-1/JF-17 か
J-10 の輸出を考えているとみられる。 |
2015.02.11 |
Jane's Defence Weekly |
Peru offered FA-50 fighters by South Korea |
<1503-021110>
韓国の国防次官が2月3日、ペルーが韓国の FA-50 軽戦闘機を24機導
入することを明らかにした。
ペルーに対する韓国の技術協力はこれが初めてではなく、 KT-1P 練習機の共同生産をすでに行っている。 KT-1P は4機がすでに納入され、残
りの16機が現地部品を増やして生産されている。 |
2015.01.07 |
Jane's Defence Weekly |
UK reviews Falklands defence as Argentina eyes Su-24s |
<1502-010706>
英国防省が、ロシアが食料の見返りとして Su-24 12機をアルゼンチンへリースするとの Daily Express紙が報じたこと
により、フォークランド諸島防衛の見直しを迫られている。
空母 >Qeen Elizabeth の就役は2023年と先で、現在フォークランド諸島防衛には Typhoon 4機
、Rapier SAM と1,200名の部隊が当たっている。 |
【註】
英国は、AAM/SAM 両用ミサイル CAMM の陸上型である FLAADS(L) を開発し、フォークランドに配備すると報じられている。
【関連記事:1502-011204 (Defense News 2015.01.12)】 |
2014.12.24 |
朝日新聞 インターネット |
ニカラグア運河、着工 中国資本でパナマ上回る規模 |
<1501-122405>
ニカラグアを横断し、太平洋からカリブ海までを総延長280kmでつなぐニカラグア運河の建設が22日に開始された。 建設は中国資本が担い、2020年の開業を目指す。
ただ、巨額の費用や大規模な工事が必要となることから、最終的な実現性を疑問視する見方もある。
【関連記事:1410-091005 (朝日新聞 2014.09.10)】 |
2014.09.10 |
朝日新聞 インターネット |
ニカラグアの運河、12月着工 総延長パナマの3倍 |
<1410-091005>
ニカラグア政府が9日、太平洋とカリブ海、大西洋を結ぶ運河の建設を12月に始めると発表した。
2019年に完成する予定で、計画通りならば、運河の総延長はパナマ運河の三倍以上になる。 工事は中国系の香港
ニカラグア運河開発投資有限公司が請け負い、総工費は$40Bと見込まれている。
一方、2016年までには拡張工事を終えるパナマ運河を抱えるパナマのバレラ大統領は、ニカラグアの運河について、あま
りに巨額の投資で、実現可能だとは思わないと訪問先のスペインで発言した。 |
2014.01 |
International Defencd Review |
Brazil upgrade ASTORS Ⅱ Mk 3 |
<1402-010018>
ブラジル陸軍が Avibras社に ASTORS Ⅱ Mk 3 MLR を発注した。 ASTORS Ⅱ Mk 3 は現在、
ASTORS Ⅱ Mk 3M に改良する計画が進められている。
ASTORS Ⅱ Mk 3M は、2014~2018年に3個中隊が配備される ASTORS Mk 6 と共用される。 いずれも AV-TM 300 CM、AV-SS-40G 誘導ロケット弾、
AV-SS-30/-40-60 非誘導ロケット弾を発射する。 |
【註】
ASTROS Ⅱ Mk 3 はベンツを動力部に使用しているのに対し、ASTROS Mk6 は Tatra社製三軸6輪車を使用している。 |
2013.12.18 |
Jane's Defence Weekly |
Seoul eyes Latin American market |
<1402-121807>
ペルーの国防相が11月下旬に訪韓した際、KAI社の工場を訪れ、2012年11月に$208Mで発注した KT-1P 初頭練習機の最初の
2機が組み立てを完了するのを視察した。
KT-1P は4機が韓国の KAI社で、残りの16機はペルーの SEMAN社で組みたてられる。 両社は他の南米諸国への輸出も視野
に入れており、この地域で200機程度の需要があると見ている。 |
2013.07 |
International Defence Review |
Waxing lyrical: Brazil's guided weapons developments progress |
<1308-070026>
= ブラジルのミサイルに関する3頁の記事 =
・MAA-1A Prianha 1 AAM:
・MAA-1B Prianha 21 AAM:
・MAR-1 ARM:
・AV-TM 300 CM: 射程300km、弾頭重量150kg |
2013.06 |
Jane's Missiles & Rockets |
SA-12 and SA-17 hardware delivered to Venezuela |
<1307-060014>
ロシアがベネズエラに、2009年9月の契約に基づく追加の SAM を納入した。
納入されてのは S-300VM Antey-2500 (SA-12) 大隊と、Buk-M2 9M317 (SA-17)
3個大隊分である。 |
2013.05.29 |
Jane's Defence Weekly |
China reveals its Latin America shipbuiding plans |
<1307-052904>
現在、南米に艦艇の輸出実績を持たない中国が、5月15~19日にペルーのリマで開かれた SITEF 展で、
元級潜水艦や3,700tの新型フリゲート艦、トルコの要求で設計した22,000tドック型揚陸艦などの艦艇をアピール
した。
南米に輸出実績はないものの、ペルーの軍事紙によると中国はベネズエラのフリゲート艦6隻の主機である GE社製 LM-2500 を
修理した実績を持っている。 LM-2500 は中国の TYpe 052 駆逐艦の主機でもある。 |
2013.04.24 |
Jane's Defence Weekly |
Brazil prepares to launch its own cruise missile |
<1306-042406>
ブラジル Avibras社が開発している AV-TM 300 長距離 CM の初めての発射試験が、2~3ヶ月以内に行われる。
AV-TM 300 はターボジェットで推進する射程300kmの CM で、150kgの弾頭を搭載する。 現在の構想は
地上発射式で、同社製 ASTROS MRL から発射される。 |
2013.04.10 |
Jane's Defence Weekly |
Venezuela receives its first S-300VM |
<1306-041002>
ベネズエラがロシアから、最初の S-300VM を受領した。 S-300VM は分解された状態で、4月3日にパナマ船籍
の輸送船から陸揚げされた。
【関連記事:1111-091406 (JDW 2011.09.14)】 |
2013.03.02 |
Defense News |
Brazil to get its first nuclear subs |
<1304-030202>
ブラジル大統領が3月1日、同国がフランスの協力を得て、米露仏英中に次ぐ原潜保有国
になると述べた。 フランスは Scorpene級通常動力潜水艦4隻をブラジルに提供すると共に、ブラジル原潜の開発で非核部分について協力する。 ブラジルは既に
ウラン濃縮技術を保有しており、核燃料は自給できる。
Scorpene級潜水艦の一番艦は2017年までにブラジルへ引き渡され、2023年には原潜が就役する。 |
【註】
ブラジルとフランスは2008年12月23日に、総額EUR860Mにのぼる軍事支援に関する合意文書に調印している。 この協定には Scorpene級潜
水艦4隻の購入に加え、フランスの技術供与により原子力潜水艦1隻をブラジル国内で建造することも含まれていた。
【AFP 通信記事 2008.12.24】 |
2013.01.19 |
Yahoo |
新華網記事
「ペルー軍の防空ミサイル入札、韓国企業が勝利 中ロ企業が不満」 |
<1302-011902>
ペルー軍が2012年12月3日、韓国 LIG Nex11社に$42.87Mで KP-SAM
MANPADS を発注した。
ペルー軍は当初、大量の MANPADS をチリと境を接する南部軍司令部の4ヵ所に配備する計画で、LIG Nex11社発射機18、ミサイル100発以上、携帯式レーダ3基を導入する
ことにした。 |
2013.01.13 |
毎日新聞 インターネット |
フォークランド諸島:英国とアルゼンチンの対立が再燃 |
<1302-011301>
英国とアルゼンチンのフォークランド(アルゼンチン名マルビナス)諸島領有権争いが再燃している。 今回の対立再燃の
直接のきっかけは3日に、英国紙に掲載されたアルゼンチン大統領の公開書簡で、180年前に英国がアルゼンチンからマルビナス諸島を奪ったと訴え、返還を迫る内容になっ
ており、アルゼンチンは同じ書簡を国連事務総長にも提出した。 これに対し英国は必要とあれば軍事力の行使も辞さない構
えで、島では3月に帰属を決める住民投票をひかえ緊張は高まっている。
フォークランド諸島はアルゼンチン沖にあるが英国が1833年から実効支配しており、住民の多くは英国系である。 |
2012.05.11 |
Defense News |
South American defense spending doubles in 5 years: report |
<1206-051103>
南米12ヶ国で構成する南米諸国連合 (UNASUR) が5月12日に公表した報告書によると、この地域で軍事的な紛争
がないにもかかわらず、構成国全体の過去5年間の国防費が$33.2Bと二倍になっている。
国別ではブラジルが最多で全体の47%を占め、次いでコロンビアが17%、ベネズエラが10.7%で、更にチリ、アルゼンチン、エクアドル、ペルー
の順であるが、対 GDP 比ではエクアドルが2.74%と最も高く、次いでコロンビアが1.89%になっていて、ブラジルは1%以下
である。 |
2012.05.10 |
Yahoo |
朝鮮日報記事
「初等練習機 KT1、ペルーに輸出へ」 |
<1206-051002>
韓国政府の消息筋が9日、韓国が開発した初等練習機 KT-1 10機と、同機を軽攻撃機に改造した KA-1 10機の、
計20機を$200Mでペルーに輸出する契約が来月締結される見通しと語った。
KT-1 の輸出はインドネシアとトルコに次ぎ三番目で、南米へは初となる。 |
2012.03 |
Jane's Missiles & Rockets |
Venezuela acquires S-125-2M Pechora-2M air-defence system |
<1205-030013>
ベネズエラが2月4日、新規に購入した S-125-2M Pecora-2M (SA-3) を公開した。
S-125-2M は S-125-M を改良するものであるが、同国は S-125-M を保有していなかったため、新造品をロシアから直接購入
した。
【 SA-3 改関連資料:1111-091401 (JDW 2011.09.14)】 |
2011.09.14 |
Jane's Defence Weekly |
Russian S-300s for Caracas 'must not go to Iran' |
<1111-091406>
駐ベネズエラロシア大使がベネズエラ紙のインタビューで、ロシアが同国に5個システムの S-300 を売却するが、同
国からイランへの輸出は認められていないことを明らかにした。 |
2010.10.27 |
Jane's Defence Weekly |
Venezuela eyes Russian S-300 system banned from Iran |
<1012-102702>
ベネズエラのチャベス大統領が10月18日、ロシアがイランへの輸出を中止した S-300 を同国が
購入すると発表した。 ロシア大統領は9月22日にイランへの輸出中止を発表した際、代わりの購入先を探していると述べていた。
ベネズエラが購入するのは S-300PMU-1 (SA-20) 5個システム全てで、契約額は$800Mにのぼるが、これは2009年9月にロシアから
$2.2Bの長期延べ払いで購入する武器の一部になる。
同国はこの他に Tor-M1 (註: SA-15 ) 12両と ZU-23 23mm対空機関砲も購入することも明らかにした。 |
2009.09.15 |
韓国中央日報 インターネット |
ベネズエラ、核開発を表明 …「代替エネルギー必要」 |
<0910-091505>
チャベス大統領が13日、石油と天然ガスに代わるエネルギー源を開発しなければならないと発言した。 また、先週モスクワ訪問時に、プーチン首相が
ベネズエラの核開発に協助を約束したことを明らかにした。
チャベス大統領はイランのアフマディーネジャード大統領と親密な関係を結んでおり、ニューヨークマンハッタン地方検事長は先週、ベネズエ
ラが国連のイラン経済制裁措置に反してイランに送金した疑いがあると述べている。 |
2009.04.29 |
Jane's Defence Weekly |
Brazil's guided weapons target export markets |
<0906-042910>
Mectron社を中心とするブラジルの GM業界は輸出を拡大している。 4月にリオデジャネイロで開かれた LAAD 2009 宇宙防衛展に Mectron社
は MAR-1 ARM、Acauan GPS 誘導爆弾キット、MAA-1B Piranha Ⅱ AAM を出品した。
・MAR-1
炭素樹脂製の弾体によりステルス性を持つため、発見撃墜が困難であるという。 レーザ近接信管で起爆する
90kgの弾頭を搭載している。 2008年にパキスタンへ100発を輸出した。
・Acauan
ブラジルのほか、南米のどこかの国、及び中東の4ヶ国から受注している。
・MAA-1B
南ア Denel社の A-Darter を共同開発する一方、第五世代 AAM である A-Darter より短射程の第四世代 AAM である
MAA-1B を開発した。 |
2008.11.19 |
Jane's Defence Weekly |
Venezuela boosts its spending on defence by 25% |
<0901-111903>
ベネズエラの2009年国防費は、前年比25%増の$4.2Bになる。 同国は2005年以来、ロシア、中国、ベラルーシから武器
を輸入しており、その総額は$4.4Bにのぼる。 |
2008.10.08 |
Jane's Defence Weekly |
Brazil reopens programme for nuclea-powered sub |
<0812-100802>
ブラジルが9月26日に、6,000t級攻撃型原潜の建造計画を公式に開始した。 年間の計画経費は$250Mで、
完成は12年後になる。
船体及び原子炉の設計は、フランスの造船会社である DCNS社が支援する。 |
2008.09.26 |
Yahoo |
産経新聞記事
「露、ベネズエラと軍事協力・・・」 |
<0810-092604>
ロシアのメドベージェフ大統領が26日にベネズエラのチャベス大統領と会談し、軍事技術の供与
などで協力を加速させることで合意した。
ロシアは、ベネズエラがロシア製武器の購入に充てる資金として$1Bを貸与する。 |
2008.09.26 |
Yahoo |
読売新聞記事
「ロシア、原子力分野でベネ・・・」 |
<0810-092603>
ロシアのプーチン首相が25日、ベネズエラのチャベス大統領と会談し、原子力分野でベネズエラに
協力する用意があると表明した。 会談では、軍事技術やエネルギ資源、先端技術の開発を中心とする経済分野での協力を拡大する方針
でも一致した。
ベネズエラに原子力に関連する技術や施設を供与すれば、軍事転用の可能性も否定できないとして米国の反発を招く可能性がある。 |
2008.09.26 |
Yahoo |
毎日新聞記事
「チャベス大統領、ロシアと軍・・・」 |
<0810-092602>
ロシアを訪れたベネズエラのチャベス大統領が26日にメドベージェフ大統領と会談し、11月にカリブ海で合同軍事演
習を行うなど一層の軍事協力強化で合意した。 インタファクス通信によると、チャベス大統領は会談冒頭、グルジア紛争での
ロシアの軍事介入を完全に支持すると改めて表明した。
ロシアはグルジア紛争後、Tu-160 2機によるベネズエラへの長距離訓練飛行を実施したほか、原子力ミサイル巡洋艦
ピョートル大帝 が演習参加のため21日にベネズエラに向け出発した。 |
2008.09.10 |
Jane's Defence Weekly |
Financing delays Venezuelan modernisation plans |
<0811-091003>
ベネズエラが計画している軍の近代化は、ロシア ROE社が延べ払い限度額を$800Mに設定
しているため遅延している。
計画では Kilo級潜水艦を3隻購入することになっているが発注されたのは1隻だけで、最近24機の配備を完了した
Su-30MK2 の補充分12機の契約も延期になっている。 |
2008.08.11 |
Aviation Week & ST |
Su-30 for Venezula |
<0809-081105>
ベネズエラのチェベス大統領が、ロシアに$3Bで発注していた Su-30 24機を既に
受領したことを明らかにし、更に Su-35 購入の意欲も見せた。
米国は同国に対し F-16 の補用品売却を停止している。 |