2024年のバルト三国、ポーランド情勢に関する報道

  2023年の報道  2022年の報道   2021年の報道  2020年の報道
  2019年の報道  2018年の報道   2017年の報道  2016年の報道   2015年の報道  2014年の報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.10.13
 20:31
Kyiv Independent Estonia considering buying defense equipment from Ukraine, official says <2411-101308>
 エストニアのメディアERRによるとペヴクル国防相が10月13日に、ウクライナから軍需物資を購入する可能性を検討していると述べた。 ウクライナの戒厳令下では防衛装備品の輸出を禁じているが、ペヴクル国防相は、両国が互恵的な合意に至れば、これらの制限を回避できるかもしれないと述べた。
 ERRによるとペヴクル国防相は、この種の合意はウクライナの防衛生産を増やすのに役立つ可能性があると述べている。 「ウクライナ政府から同意が得られれば、これは可能だ」とペヴクル国防相は述べた。  「ここで理解する必要があるのは、これは、私たちが購入すれば、ウクライナがより多くのお金を得るような方法でしか実現できないことです。そして、彼らは自国軍のためにもっと生産できるようになるであろう。
 ウクライナは過去2年間で防衛生産を拡大し、防衛部門の世界的リーダーになることを目指している。 政府の推計によると、ウクライナは現在、$20B相当の武器と装備を生産する能力を持っているが、国家予算は$6Bしか賄えない。
 ペヴクル国防相は、エストニアとウクライナが防衛購入協定を結べば、エストニアは国が最も緊急に必要としている装備のみを購入すると述べた。
2024.10.09
 17:05
Kyiv Independent Lithuania blocks and fortifies bridge to Russia's Kaliningrad exclave <2411-100914>
 リトアニアのカシューナス国防相は10月9日にFacebookへの投稿で、カリーニングラードとを結ぶニーマン川の橋を封鎖し要塞化したと述べた。 カシューナス国防相は、「竜の歯」障害物を橋の上に配置し、鉄の梁によっても補強されていると述べた。 カシューナス国防相は、カリーニングラードに通じる他の橋も要塞化され、一部には地雷が敷設される可能性があると述べた。
 ロシアのウクライナへの全面侵攻でロシアとNATOとの間が悪化し、ベラルーシとカリーニングラードと国境を接するリトアニアは、そのような衝突の脅威にさらされる最初の国の一つになる可能性がある。
 バルト海とポーランド、リトアニアの間に位置しているカリーニングラード州は、小さいながらも重武装したロシア領土で、バルチック海艦隊が司令部と主要基地を置いている。
 Atlantic Councilの上席研究員であるブロウ氏は2024年初めにKyiv Independent紙に対し「カリーニングラードは本質的にロシアの武器庫で、武器庫や弾薬庫だけでなく、多くの軍事機器が配置されている」と語っていた。
2024.10.08
 02:42
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア船がバルト海で損傷、ウクライナ発表 破壊工作を実施 <2411-100805>
 ウクライナ国防省情報総局 (GUR) が7日、ウクライナの破壊工作によって、ロシア・カリーニングラード州でロシアの掃海艇が損傷し、戦闘力を喪失したと発表した。
 同機関によると、2024年にバルト海でロシア軍艦に対して行った攻撃はこれが2回目で、作戦の詳細については明らかにしていない。
2024.10.06
 14:58
Kyiv Independent Lithuania confiscates military goods from Kaliningrad-Moscow trains, gives them to Ukraine <2411-100604>
 デルフィの報道機関が10月5日に、リトアニアの税関カリーニングラードからモスクワへ向かう旅客列車軍服と迷彩偽装網を発見したと報じた。 積荷には、軍用迷彩ズボン5枚と、偽装網数枚が含まれ、飛び地の国境近くのキバルタイ駅で発見された。
 査察中、リトアニア当局は9月27日から10月2日の間に旅客列車に積み込まれたさまざまな軍事物資貨物の4個を押収したと報じている。
 リトアニアは、この貨物はウクライナに配置されたロシア軍が使用することを意図していたと考えて押収し、軍事援助としてウクライナに送られる。
 カリーニングラード州は、バルト海とNATO加盟国のポーランドおよびリトアニアの間に位置している、小さいながらも重武装の領土で、リトアニア当局は自国の領土内を走り、飛び地をベラルーシとロシアに接続する鉄道接続を規制している。
 カリーニングラード~モスクワ鉄道での別の事件が先週発生した。リトアニアとベラルーシの国境にあるケナ検問所に到着した貨車の1両には、ロシアのウクライナ侵攻軍が一般的に使用するシンボルであるZの文字が表示されていた。 別の貨車には、リトアニアの首都ビリニュスを「ロシアの都市」と呼ぶ銘文が掲げられていた。
 リトアニアは全面戦争の勃発以来、ウクライナの確固たる支持者であり続けており、モスクワとの関係が急激に悪化している。
2024.10.05
 11:30
RBC Ukraine Sweden readies historic troop deployment in Latvia <2411-100507>
 スウェーデン軍が、歴史上初めてNATO軍の一部として任務に就くラトビアへの展開を準備している。 Reuter通信は、部隊は2025年初めに出発する予定だと報じている。
 スウェーデンのステネルガルト外相が述べたように、集団的自衛への役割はすべての同盟国の間で揺るぎないもので、彼女は「この大隊の派遣は、ラトビア、スウェーデン、そしてNATO全体をより安全にするのに役立つ」と述べた。
 ラトビアのスプルード国防相は、スウェーデンが同盟とバルト地域を強化する決定を下したことに感謝した。 彼は10月4日、スウェーデン南部の基地を訪問し、NATO軍に600名を送るラトビアの連隊を視察した。
 この連隊は2025年初頭にラトビアに到着する予定で、カナダが率いる陸軍旅団に加わる
 この決定が歴史的な理由は、200年にわたる中立国を経て、ロシアのウクライナ侵攻を受けて2024年3月にNATOに加盟したスウェーデンが、国家安全保障政策の見直しをしたことで、ラトビアへの軍隊の派遣は、スウェーデンにとってNATO加盟国として初めてのこととなる。
 スウェーデン軍はまた、ロシアと国境を接するフィンランドの州に部隊を派遣するつもりであるとも報じられている。
2024.09.17
 16:35
Kyiv Independent 'Too dangerous to ignore' – Russia's malicious activity in the Baltics set to test NATO resolve <2410-091713>
 エストニアのカリス大統領が、キーウで開催された第20回年次ヤルタ欧州戦略 (YES) 会議後の取材でKyiv Independent紙に「ロシアの諜報機関はいたるところにいる。 そして、そのプロパガンダは、エストニアだけでなく、世界中のいたるところに広がっている」と語った。 ロシアは、バルト三国の内政に積極的に干渉してきた。
 エストニアの教授は、2024年1月にロシアのスパイの疑いでエストニア国内治安機関に逮捕され、後に6年の懲役刑を宣告された。
 一方、ロシアはバルト海でもGPS妨害、ブイの撤去、海域の奪取など緊張を高めている。 これは、この地域におけるロシアの意図について懸念を引き起こしている最近の出来事のほんの一部に過ぎない。
 Atlantic Councilの上席研究員であるブロウ氏は「現在、物事は非常に劇的な形で再び表面化しています」とKyiv Independent紙に語っている。
 5月21日に露大統領府のウェブサイトに掲載された法令草案は、ロシアバルト海リトアニアとフィンランドとの海上国境を一方的に引き直すと宣言したが、それが公表されるとすぐに法令草案は5月22日に消えた。  なぜ撤回されたのか、露大統領府からの公式な説明はなかったが、リトアニアのランズベルギス外相は、それを「NATOとEUに対する明らかなエスカレーション」と表現した。
 法令草案が消滅した翌日、ロシアとエストニアの領土の分離を示すナルヴァ川のブイも消えた。 両国は2022年にブイの位置について合意したが、その後露大統領府は250個のマーカーの半分以上の配置を撤回して異議を唱え、ロシアの国境警備隊は5月23日に説明なしに一方的に撤去を開始した。 エストニアのカラス首相は、これを「国境事件」と表現し、調査中であると述べた。
 「バルト海ではかなり多くの変化が見られ、ウクライナがロシア人を止めることができなければ、ロシア人は止まらないと感じているため、防衛にもっとお金をかけ、工場を建設し、ウクライナともっと協力し、できる限りのことを学ぶように国民を説得しようとしている。 なぜなら、ウクライナがロシア人を止められなければ、次に何が起こるかは誰にもわからないと感じているから」と、リトアニアのランズベルギス外相はKyiv Independent紙の独占インタビューで語った。
 ラトビア国防相も同様の懸念を共有している。
2024.09.12
 14:19
AFP=時事

(Yahoo)

領空侵犯のロシア無人機、NATO航空部隊が撃墜すべき リトアニア国防相 <2410-091220>
 リトアニアのカスチュナス国防相が11日、先週末ラトビアにロシアのUAVが墜落したのを受け、バルト三国にNATOの航空部隊は、領空を侵犯したロシアのUAVを撃墜すべきだと訴えた。
 2004年にNATOに加盟したバルト三国は有効な航空戦力を持たないため、他のNATO加盟国の航空部隊がバルト三国上空の哨戒を行っている。
 カスチュナス国防相は首都ビリニュスで記者団に対し、NATOの航空部隊は「哨戒をするだけでなく、必要かつ可能であればUAVを破壊しなければならない」と語り、実現には、意思決定を迅速化する必要があると付け加えた。
 7日にラトビアに墜落したロシアのUAVについてラトビア軍は、イランが開発した攻撃型UAV Shahedで、爆発物が搭載されていたとしている。
 ラトビアのリンケービッチ大統領は10日、ロシアのUAVをめぐる問題について同盟国と協議していると述べた。 リンケビッチ大統領は「UAV迎撃の手続きについてNATO同盟国に問題を提起した。 われわれの国境への無人機の接近が確認次第、同盟国の戦闘機を使用するよう求めている」と述べた。
2024.09.09
 14:12
RBC Ukraine Lithuania works on national evacuation plan: Details <2410-090908>
 リトアニアのビロタイテ内務相は記者会見で、リトアニアが市民のための全国的な大量避難計画を準備しており、計画は10月初旬までに準備が整うと述べ、2024年10月までに発表されるという。 彼女は、各自治体には独自の避難計画があると述べたが、国には全国的な避難計画が必要であり、必要に応じてそれを実行する準備をしなければならないと強調した。
 彼女はまた、サイバー攻撃の増加により、サイバーセキュリティが最優先事項になっていることを強調した。
 「今日、市民保護はかつてないほど重要になっている。 ウクライナでの戦争は続いており、この地域の国々はハイブリッド攻撃や偽情報攻撃に直面している。 サボタージュは新しい現実にいて、我々は最前線に立っており、だからこそ市民保護が課題の優先事項になっていることに注意することが重要である」と説明した。
 ビロタイテ内務相は、国家レベルでの市民保護の強化だけでは十分ではないと付け加え、政府が他のバルト諸国と協力することを決定したと述べた。 さらに、これらの国々は避難計画の策定のために欧州連合からの資金提供を求めると述べた。
2024.09.07
 22:40
SOFREP Poland unveils massive $48 billion defense budget – F-35s, Abrams tanks, Apaches <2410-090711>
 世界の主要な軍事企業は、ポーランドのトゥスク首相の政府が記録的な$48.7Bの軍事予算を発表した数日後、毎年恒例の見本市のためにポーランドに集まった。 ポーランドは、第32回国際防衛産業展示会MSPOに、米国から53社、英国から34社を含む記録的な数の防衛企業を迎えた。 ポーランドは、見本市の期間中、$515Mの契約をする予定だったと述べている。
 見本市の開会式で、ポーランドのドゥダ大統領は、「十分な支出」をしない限り、第三次世界大戦は起こり得ると警告した。
 その予算はポーランドの国内総生産 (GDP) の4.7%となり、NATOや欧州連合のどの国よりも遥かに高い数字で、その多くは、特に米国と韓国から大量の兵器を購入し続けるために使われる。
 2023年、ポーランドは米国からの武器の最大の買い手で、Patriotシステム、F-35Apatcheヘリなどをを購入している。
 もしロシアがポーランド領土を巻き込んだ行動に出れば、NATOの条約はいずれかの加盟国に対する攻撃を、彼ら全員に対する攻撃と見なしている、他の加盟国による行動を引き起こす可能性がある。
 韓国もポーランドとのビジネスシェアを拡大するために参入しており、巨大な造船所であるHanwha Ocean社は、KSS-Ⅲ Batch Ⅱ潜水艦を展示し、Hanwha Aerospace社はK9
SPH偵察用UGVを展示している。 Hyundai Rotem社は、K2 MBTを展示している。
2024.09.02
 22:20
Kyiv Independent Ukraine war latest: Poland has right to shoot down Russian missiles over Ukraine, Polish FM says <2410-090219>
 ポーランドのシコルスキ外相が9月2日に掲載されたFinancial Timesの取材記事で、NATOの反対にもかかわらず、ポーランドと近隣諸国は「自国の空域を保護する責任がある」と述べた。 シコルスキ外相はFinancial Timesに「NATOへの加盟は、自国の空域の保護に対する各国の責任に勝るものではなく、それは私たち自身の憲法上の義務である」と語った。
 ロシアのUAVとミサイルは、ウクライナへの攻撃中にポーランドの空域に侵入したことは以前あったが、ポーランドのトゥスク首相によると、ポーランドの同盟国は、未確認の領空侵犯に対処する際には自制心を働かせるよう政府に助言した。
2024.09.01
 20:41
共同通信

(Yahoo)

開戦85年で防衛強化訴え ポーランド、ロシア侵攻念頭に <2410-090114>
 ナチス・ドイツ軍がポーランドに侵攻した第2次大戦の開戦から85年となる1日、ポーランド各地犠牲者を追悼する記念式典が開かれた。
 トゥスク首相ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「ポーランドで再び戦争が起ころうとしている」と述べ、NATOの防衛強化を訴えた。
 ドゥダ大統領は「防衛力や同盟国の支援があれば攻撃されなかっただろう」と指摘し、トゥスク首相も北部グダニスクの式典で「戦争は二度と起こらないとは言わない。 言わなければならないのは『二度と孤立しない』ということだ」と強調し、NATOやEUの結束の重要性を訴えた。
2024.09.01
 16:21
Kyiv Independent Volhynian Massacre — the Achilles heel of Ukrainian-Polish relations <2410-090107>
 ポーランドのヤブロンスキ国務次官が7月下旬にTVで、ウクライナは「ウクライナ領土に残された犠牲者の遺体を掘り起こす問題を解決する前に、EU加盟を夢見ることさえすべきではない」と述べたが、その後の9月1日、プラハでのグロブセック安全保障会議で、ポーランド議会議長のホロニア氏は、これらの発言を撤回したように見え、出来事をめぐる意見の相違にもかかわらず、この問題はEU加盟国であるウクライナと「欧州連合の安全な生態系」で話し合うと述べた。
 ポーランドの役人は、ヴォルィーニの虐殺として知られる出来事に言及した。 ポーランドとウクライナの歴史におけるこの悲劇的な時期に、ナチス占領下の当時はポーランドの一部で、現在は西ウクライナの地域となっているヴォルィーニ地域で、ウクライナ反乱軍 (UPA) によって何千人ものポーランド人が殺害され、報復としてポーランド軍によって何千人ものウクライナ人が殺害された。
 殺戮は1943年の夏にピークに達し、ポーランドでは「血の日曜日」として知られる1943年7月11日にクライマックスに達し、少なくとも99の地域が攻撃された。
2024.08.30
 19:30
Ukrainska Pravda Poland refuses to train Ukrainian military in Ukraine and shoot down Russian missiles <2409-083024>
 
RMF24が、ポーランドのザレフスキ国防次官が、EUの国防相会議で、ポーランドは、ウクライナ上空でロシアのUAVやミサイルを撃墜したり、ウクライナの領土でウクライナ軍を訓練したりしないと述べたと報じた。
2024.08.28 Stars & Stripes Poland to increase its spending on defense in 2025 to a record high <2409-082813>
 ポーランドのトゥスク首相が、2025年の国家予算には過去最高の防衛支出が含まれると述べた。 トゥスク首相は8月28日に2025年度予算の要点を提示し、それを「寛大」でさらなる経済成長を支援すると表現した。
 トゥスク首相は、2025年に戦争で荒廃したウクライナと国境を接し、安全保障上の懸念が高い国の防衛を強化するために、PLN186M ($48.5B) が使われると述べた。  ポーランドの2025年の経済成長率は3.9%と予想されている。
 トゥスク首相は、この金額はポーランドのGDPの4%以上を占める2024年の国防費からの大幅な増加であると述べた。
 ポーランドは、NATOとEUの防衛支出を主導しており、ヴジアテク国防次官はポーランドのメディアに対し、2025年の防衛支出はGDPの4.7%に達すると語った。
 ロシアの侵攻に対するウクライナの闘いを支援するポーランドは、米国や韓国などから軍事装備を大量に購入している。
2024.08.20
 03:36
Kyiv Independent Lithuania starts construction of military base for German troops near Russian border <2409-082003>
 ロシアと227kmの国境を共有しているリトアニアが8月19日、最大4,000名の戦闘準備が整ったドイツ軍を収容する基地の建設を2027年末完成予定で開始した。 これは、第二次世界大戦以来、ドイツ軍にとって初めての恒久的な海外派兵となる。
 ドイツは、2023年にロシアと国境を接するNATOおよびEU加盟国であるリトアニアに部隊を駐留させる約束をした。
 ピストリウス独国防相は、この決定をソ連の潜在的な攻撃から西欧を守ることを目的とした、冷戦時代の連合軍の西ドイツへの配備になぞらえた。
 Reuters通信によると、リトアニアのヴァイクスノラス国防相は、今後3年間で€1B ($1.1B) 以上を基地建設に投資すると見積もっており、これはリトアニア史上最大の建設プロジェクトの一つとなっている。
 ヴァイクスノラス国防相は、経済規模がドイツのわずか1/10の人口を持つ290万人の国にとって、これを巨額の投資と表現した。 起工式で演説したヴァイクスノラス国防相は、「旅団は、ロシア人を追い出すことを目的とした、私たちの国民の安心感と抑止力として機能するだろう」と述べた。
 首都ビリニュス近郊でベラルーシからわずか20kmのルドニンカイにある基地は、最大4,000名を収容し、戦車の保管とメンテナンスのための施設、各種射撃場を備え、さらに1,000人のドイツ軍人と民間請負業者がリトアニアの他の場所に駐留する。
2024.08.04
 15:01
Kyiv Independent NATO jets scrambled after Russian Su-30s detected near Latvian airspace <2409-080405>
 ドイツ空軍がNATOのバルト海航空警備任務で、バルト海上のラトビア領空に向かっているロシア機2機が8月3日に捕捉されため、ドイツ空軍とスウェーデン空軍がNATO機を緊急発進させロシアのSu-30 2機を確認したと報告した。 ロシア人パイロットは「非協力的に振る舞ったが、攻撃的ではなかった」とドイツ空軍は述べた。 ドイツの報道機関Bildは「トランスポンダーのスイッチが切られ、パイロットは無線の要求に応答しなかった」と報じている。 BildによるとドイツのEurofighter2機とスウェーデン機2機がロシアのSu-30を捕捉した。 ドイツ空軍の報道官はBild紙にロシア軍機は演習に参加していたが、飛行計画は事前に伝えられていなかったと語った。
 リトアニアのLRT通信社が報じたところでは、NATO軍は6月中旬に国際空域を飛行中に規則に違反したロシア軍機を特定し、護衛するために11回の緊急発進をかけた。
 ロシアの航空機のほとんどは、飛行計画なしで飛行しており、搭載されていたトランスポンダーがオフになっていたと伝えられている。
2024.07.24
 06:52
朝日新聞

(Yahoo)

エストニアで新政権発足 ミハル新首相「ウクライナ支援ゆるぎない」 <2408-072403>
 エストニアではカラス首相がEUの外相にあたる外交安全保障上級代表の次期候補に選出されて辞任を発表したのに伴う新たな連立政権が23日に発足し、前気候相のミハル氏が首相に就任した。
 法相などを歴任したミハル新首相はカラス前首相が党首の中道右派の改革党に属し、22日に議会が賛成多数で承認した。 新政権はこれまでと同様、改革党と中道左派の社会民主党、リベラル政党「エストニア200」で構成される。
 カラス前首相は対露強硬姿勢で知られるが、ミハル新首相もこれを踏襲するとみられる。
2024.07.22
 21:25
Kyiv Independent Latvia sending 500 more drones to Ukraine <2408-072223>
 7月初め、ラトビアは7月に€4M ($4.3M) 相当の2,500機以上の各種戦闘UAVをウクライナに送ると発表したが、スプルーズ国防相が7月22日、ラトビアはウクライナに送る500機以上のUAVを準備していると述べた。
 ラトビアと英国は、UAVをウクライナに供給するために設立された国際連合を主導しており、スプルーズ国防相はXにdrone coalitionと書かれた箱がいくつも並んでいる写真を載せた。 ウクライナでUAVがいつ配備されるかについて国防相は言及しなかった。 チェコも7月11日にこの連合に参加し、連合加盟国は合計16ヵ国となった。
2024.07.22
 16:20
Kyiv Independent Poland considers suspending goods transport through Belarus <2408-072219>
 ポーランドのセイナ外務次官が7月22日、ベラルーシとの関係が正常化しない場合ベラルーシ経由の物資輸送を停止することを検討していると、ポーランドのRadio Zetの取材で述べた。 セイナ次官は、「ポーランドがベラルーシが関係正常化を望むなら、ハイブリッド攻撃の終結、ポーランド兵殺害犯の引き渡し、投獄されているポーランド人の釈放など、具体的な条件を提示している」と述べた。
 ポーランドはまた、2021年以降EUに圧力をかけるために移民を意図的にポーランドに押し込んでいると長い間非難してきたが、両国の関係はウクライナへの全面侵攻勃発後さらに悪化している。
 セイナ次官は、これらの条件が満たされない場合、ポーランド政府にとって不利な決定であるにもかかわらず、ポーランドはベラルーシ経由の商品輸送を停止すると述べた。 ポーランドはこの決定を真剣に検討しており、ベラルーシもそれを認識している、と彼は付け加えた。
2024.07.21
 17:31
Kyiv Independent Greek Prime Minister declares need for reunification of Cyprus <2408-072115>
 ポーランド通信社 (PAP) が7月20日に、国際軍団に所属する22歳のポーランド人義勇兵のセカラさんが7月13日にウクライナのルハンシク州で死亡したと報じた。 セカラさんは2023年秋に国際軍団に入隊した。
 7月20日にキーウで葬儀が執り行われ、故郷のポーランドに埋葬される。
 ウクライナの国際軍団は、2022年2月下旬にウクライナの防衛に専念する外国人戦闘員のために設立された。
2024.07.20
 20:46
Kyiv Independent Azerbaijan could export gas through Ukraine after Russia deal expires <2408-072007>
 アゼルバイジャンのアリエフ大統領によると、ウクライナとEUは、ロシアとの既存の契約が2024年末に満了した後、ウクライナ経由で欧州に天然ガスを供給することについて話し合うようアゼルバイジャンにアプローチした。
 Bloombergが報じたところでは、アリエフ大統領は7月20日にシュシャ市で開かれた会議で、ウクライナ、EU、ロシアを含むすべての国がガス輸送の継続に関心を持っていると述べた。
 ゼレンスキー大統領は7月3日、Bloombergの取材で、ウクライナは契約満了後もアゼルバイジャンからEUにガスを輸送する交渉を行っており、西側近隣諸国のエネルギー安全保障を確保するために欧州への通過国であり続けると述べた。
 欧州諸国がロシア産ガスへの依存度を下げようとしているにもかかわらず、ロシアからの供給は依然としてEUの輸入品の重要な部分を占めている。
 ロシアは2022年に欧州へのパイプラインガス輸送の大部分を削減したが、オーストリア、ハンガリー、スロバキアなどの国々は依然としてロシアからの輸入に大きく依存している。
2024.07.17
 14:32
Ukrainska Pravda Poland to conduct large-scale operation on border with Belarus <2408-071713>
 ポーランドのカミス国防相によると、ポーランドはベラルーシとの国境で17,000名の兵士が参加する大規模なSafe Podlasie作戦の準備を進めている。
 ポーランド国防相は、シェモニアク内務大臣とともに、同国の東部国境を強化するための合同会議を開催した。 ベラルーシとの国境で、17,000名の兵士が参加するSafe Podlasie作戦は8月1日に開始され、第18機械化師団が主導する。 国防相によると、コソボでの任務に参加した警察官を含む警察官が国境に派遣され、兵士を訓練している。
 ポーランドは、東部国境に緩衝地帯を設けることも肯定的に評価していて、ポーランド当局によると、不法越境の試みの件数は半減した。
2024.07.13
 10:46
Kyiv Independent Poland considers downing Russian missiles over Ukraine, FM says <2408-071308>
 シコルスキ外相が7月12日にAmerican Enterprise研究所に、ポーランドは領空に向かって飛んでいるロシアのミサイルを、ウクライナ領空にいる間に撃墜するというウクライナの提案を検討していると語った。 彼の発言は、ポーランドのカミス国防相が、NATOの決定なしにロシアのミサイルを撃墜するというウクライナの要求にポーランドは応じないと述べた数日後に行われた。
 ウクライナ上空を通過するミサイルを迎撃する提案は、7月8日にワルシャワで調印された両国間の安全保障協定に盛り込まれた。
 ポーランドは、ロシア軍がウクライナに大規模な空爆を仕掛ける際、ポーランド領空を守るために戦闘機を頻繁に緊急発進させているがミサイルやUAVを破壊したことは一度もない。
2024.07.11
 18:07
Kyiv Independent Poland prepares Ukrainian Legion, 'several thousand' already registered <2408-071118>
 ポーランドのシコルスキ外相が7月11日、ポーランドは最初のウクライナ軍団の志願兵の準備を始めており、すでに「数千人」が参加登録をしていると述べた。
 この軍団は、7月8日にゼレンスキー大統領とポーランドのトゥスク首相が署名した安全保障協定の一環として正式に発表され、ウクライナとポーランドの政治的、経済的、軍事的協力のさらなる進展が示されました。
 ワシントンでのNATO首脳会議でシコルスキ外相はInterFax通信が報じたコメントで「ポーランドでは、ポーランドで志願兵からなる最初のウクライナ旅団の準備を始めている」と述べた。
 ポーランドのメディアは7月10日、ポーランドにいる何百人ものウクライナ人が新軍団への参加に関心を示していると報じた。
 グルジア軍団ロシア自由軍団ベラルーシ・パホニア連隊など、ウクライナ軍の他の特定の軍団とは異なり、ウクライナ軍団はウクライナ人で構成される。
 「男女合わせて最大100万人のウクライナ人が参加しており、そのうち数千人がすでに参加登録をしている。 興味深いのは、彼らの多くが同胞に仕え、交代させたいと思っているのに、『適切な訓練と装備を与えられずに戦場に送られたくない』と言っていることである」と彼は付け加えた。
 RMFによると、ロシアの全面侵攻が始まって以来、ポーランドでは約2万名のウクライナ兵が訓練を受けており、軍団はすでにウクライナ兵を訓練している軍事基地で訓練を受ける可能性が高いという。
 シコルスキ外相は、ポーランドがウクライナ軍団を訓練し、装備を整え、部隊としてウクライナに派遣されて巡回配置を終えた後、ポーランドに戻る権利を与えられることを確認した。
2024.07.11
 07:51
Reuters 通信

(Yahoo)

ポーランドの米弾道ミサイル防衛基地、任務準備整う NATO表明 <2408-071107>
 NATOが10日にポーランド北部の新たな米ミサイル防衛基地について、operationalの準備が整ったと明らかにした。
 ストルテンベルグ事務総長はワシントンで開いている首脳会議の合間に、ウクライナや中東の紛争でBMが広く使用されているとし、「防衛同盟としてわれわれはその脅威を無視できない。 BMDは集団防衛というNATOの中核的任務にとって不可欠だ」と述べ、同基地の準備態勢は重要な一歩だと述べた。
 NATOによると、ポーランド北部に配備されたのはAegis Ashoreで、短距離から中距離のBMを迎撃できる。
2024.07.11
 02:52
Kyiv Independent Poland will not comply with Kyiv's request to shoot down Russian missiles flying towards Ukraine <2408-071102>
 ポーランドのカミス国防相が7月10日、ウクライナ西部に向かうロシアのミサイルを撃墜するというウクライナの要求にポーランドは応じないと述べた。
 2024年初めにウクライナのゼレンスキー大統領はReutersの取材で、ポーランドを含む西側同盟国は、ロシアのミサイルを撃墜することで、ウクライナの防衛により直接的に介入できると述べた。 これに対し、ポーランド国防相はPoland Radiaにで、ポーランドは単独ではこの問題についていかなる決定を下すこともできず、この決定はNATO全体で行わなければならないと語った。
 彼はまた、2024年初めに、ウクライナに対する大規模な空爆で、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入し、ミサイルはポーランド上空に39秒間留まった際にも、ロシアとの紛争をエスカレートさせたくないという米国の立場にも言及し、ポーランドは、ポーランド領空でミサイルを撃墜するかどうかを独自に決定するしかないと述べた。
 ポーランド外務省のヴロンスキ報道官によると、ポーランド政府はこの事件以来、ロシアのミサイルを撃墜した場合の法的な影響について議論している。
2024.07.10
 22:00
RBC Ukraine Baltic countries to disconnect from common energy system with Russia <2408-071022>
 バルト三国は、2025年初頭ロシアとベラルーシとの共通電力網から切り離す。 同省は、その後、バルト三国が2025年2月に孤立したシステムを試験し、ヨーロッパ大陸の送電網と同期することを明らかにした。  リトアニアエネルギー省によると、代わりに欧州の電力システムENTSO-Eと同期する。
 同省によると、リトアニアのクライビス・エネルギー相、ラトビアのメルニス・エネルギー相、エストニアのミハル・エネルギー相がユールマラで会談した。
 閣僚は、バルト三国とENTSO-E欧州大陸の電力網との同期に向けた準備が計画通りに進んでいると述べた。
 「今後数週間のうちに、バルト海送電システム事業者は、BRELL (ベラルーシ、ロシア、エストニア、ラトビア、リトアニアのエネルギーリング編) 契約を更新しないという共同決定を他の当事者に通知する」と同省は伝えている。
2024.07.09
 11:15
CNN

(Yahoo)

中国とベラルーシが合同軍事演習、NATO及び EU加盟国との国境付近で <2408-070910>
 中国軍とベラルーシ軍が、ポーランドとの国境付近で合同演習を実施すると発表した。 今回の合同演習はNATO発足75周年記念の首脳会議がワシントンで行われ、ウクライナのゼレンスキー大統領がポーランドを訪問するタイミングとも重なり、米欧からさらなる挑発とみなされるのは確実である。
 ベラルーシ国防省は、中国
PLA部隊が先の週末に到着したと、中国の部隊が輸送機から装備を降ろす写真を公開し、演習は7月8日~19日までの11日間実施すると発表している。
 中国国防省は7日、「人質救出作戦と対テロ作戦」も今回の演習に含まれると発表した。
 演習は、ポーランドの首都ワルシャワからの距離は200km、ベラルーシの首都ミンスクとウクライナを隔てる国境からの距離は60kmのポーランドとの国境に面したベラルーシのブレスト近郊で実施する。
Brest の位置 (Google Map)】
2024.07.08
 09:10
Kyiv Independent Poland, Ukraine sign security agreement <2408-070806>
 ゼレンスキー大統領とポーランドのトゥスク首相が7月8日、ワルシャワで安全保障協定に署名した。 ポーランドは、2023年7月にG7が行った誓約に基づく協定に署名した最新の国になる。 米、英、独、仏、EUなど他の国々も、ウクライナがロシアの侵略を撃退するのを助けるために、同様の二国間条約に署名している。
 ウクライナとポーランドは、政治的、軍事的、経済的協力をさらに発展させ、「主権を持つ民主国家としてのウクライナの再建に緊密に協力する」ことで合意した。 この合意は、ポーランドが、1991年12月2日にウクライナのソビエト連邦からの独立を承認した最初の国であることを強調している。
 ゼレンスキー大統領は、安全保障協定には、ウクライナ領空でポーランドを狙うロシアのミサイルやUAVを迎撃するための「メカニズム」を開発する条項が含まれていると付け加えた。
2024.07.04
 23:55
RBC Ukraine Duda convenes Polish Security Council meeting before NATO summit <2408-070420>
 ポーランド大統領の声明によると、ポーランドのドゥダ大統領は、NATO首脳会議に先立ち、6月8日にポーランド国家安全保障会議の会議を招集した。
 ドゥダ大統領は「ワシントンに出発する前の8日の09:00に国家安全保障会議を招集することを決定し、そこでNATO首脳会議で政治面で何が議論されるかについて、詳細に意見やアイデアを交換する機会を持つ」と述べた。
2024.07.04
 23:25
RBC Ukraine Duda comments on sending Polish troops to Ukraine for war with Russia <2408-070419>
 ポーランドのドゥダ大統領が、ロシアがポーランド軍をウクライナに派遣する必要があるほど状況をエスカレートさせないことへの希望を表明した。 ドゥダ大統領は、ロシアは欧州や世界全体に重大な脅威をもたらすため、ウクライナで優位に立つべきではないと強調した。
 同時に、ポーランド大統領は、ポーランドはNATOを戦争に引き込むことになるので、現在ウクライナに兵士を送るべきではないと述べた。 ドゥダ大統領によると、ポーランドの立場は、ウクライナに自国の兵士を派遣することなく、ウクライナに軍事支援を提供することだという。
 「ポーランド共和国やNATOの防衛のために戦うために、ウクライナに兵士を派遣する必要がなくなることを願っているから、その必要がなく、ロシアがそのような事態に陥らないことを願っている。 これが今日の我々の立場であり、我々はこの戦争に絶対に参加したくないし、我々の兵士がこの戦争に参加することを望んでいない」とポーランド国家元首は付け加えた。
2024.06.27
 23:20
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナとの安保協定に署名 首脳会議 <2407-062718>
 EUが27日から2日間の日程でブリュッセルで首脳会議を開き、今後5年間のEUの戦略的方針を定めるほか、EU主要機関の人事を決定する。
 また、EUおよびリトアニアとエストニアはウクライナのゼレンスキー大統領と安全保障協定に署名した。
 Reutersが入手したEUとウクライナの協定草案では、武器の供給、軍事訓練、防衛産業での協力、地雷除去など安保・防衛政策における9分野でウクライナを支援するというEUの責任が定められている。
 また、ウクライナはロシアに併合された領土を取り戻さなければならないこと、ロシアの勝利はあり得ないことなどを強調し、必要な限りウクライナを支援するとの確約を改めて表明した。
 さらに首脳会議では、G7が制裁で凍結されたロシア資産から生じる利子を活用してウクライナに提供する計画の$50Bの融資について、詳細をまとめるよう主要機関に要請する。
 今回の安保協定は、リトアニアおよびエストニアと締結した協定とともに、ロシアの侵攻に対する防衛を続ける中でウクライナとその同盟国との間で締結された他の同様の協定を補完することが目的で、米英仏独などがウクライナと同様の協定を締結している。
2024.06.24
 22:17
時事通信

(Yahoo)

米欧の対ロ協力批判に反論 ポーランド大統領と会談 中国主席 <2407-062414>
 中国の習国家主席が24日、北京でポーランドのドゥダ大統領と会談した。
 CCTVによると、習主席は中国がロシアに軍事転用可能な製品を提供しているとの米欧の批判に反論し「中露間の通常の貿易活動への中傷に反対する」と述べた。
 習主席は「中国は独自の方法で、ウクライナ危機の政治的解決に建設的役割を果たす」と強調し、またポーランドとの二国間関係を強化する意向を示し、貿易拡大や中国への短期滞在時のビザ免除などを打ち出した。
 ドゥダ大統領は「台湾は中国の一部」とする習政権の主張への支持を表明した。
2024.06.22
 23:54
RBC Ukraine Poland considers completely closing its border with Belarus <2407-062213>
 ポーランドとベラルーシの国境で最近、移民のために緊張が高まっているため、ポーランドのシコルスキ外相は全ての検問所の閉鎖を検討していると述べている。
 彼は、ポーランドは数年前と同様に、現在、移民の流入に苦しんでいると指摘し、彼らはベラルーシから欧州連合に行こうとしているが、ポーランド外相はこれはベラルーシとロシアの諜報機関の管理下で起こっていると考えている。
 「ベラルーシの役人が、ポーランド兵やポーランド国境警備隊を殴る方法を彼らに教えていることは特に衝撃的で、これは断じて容認できない」と述べた。
 シコルスキ外相は、検問所を閉鎖する最終決定は、その結果を分析した後に下されるだろうと述べた。
2024.06.18
 19:43
Kyiv Independent Latvia budgets over $10 million to strengthen border with Russia, Belarus <2407-061814>
 ラトビア国防省が6月18日に、ラトビア政府は国家予算の予備費から€10M ($10.7M) を同国東部国境の防衛強化に充てたと発表した。 ラトビアはロシアと283kmの国境を共有しており、ラトビアとベラルーシの国境は173kmである。 ラトビア国防省は、東部国境の強化は「ロシア・ベラルーシ国境全域に国軍部隊の支援拠点を設置するバルト海防衛線の創設の一環だ」と述べた。
 ラトビア国防省によると、ラトビアの防衛計画はNATOの防衛計画と一致しており、要塞化された陣地対機動施設対戦車壕地雷貯蔵所が含まれる。
 ウクライナの友好国で、ロシアのウクライナ侵攻後はクレムリンの脅威に直面することが多いバルト三国では、ロシアによる侵略の次の攻撃目標になるかもしれないという懸念を引き起こしている。
 ラトビア、リトアニア、エストニアの三国は、1月にベラルーシやロシアからの攻撃に備えて地域の防衛を強化するため、バルト海防衛線の計画を発表した。
 エストニアのペヴクル国防相は1月、「ロシアのウクライナ侵攻は、装備、弾薬、人員に加えて、国境に最初の1mからの物理的な防御も必要であることを示している」と述べた。
2024.06.12
 22:47
Kyiv Independent Lithuania to send 14 M113 armored personnel carriers for Ukraine's demining efforts <2407-061222>
 リトアニア国防省が6月12日、ウクライナの地雷除去活動を支援するため、M113 APC 14両をウクライナに派遣すると発表し、「移送されたAPCは、ウクライナ軍の地雷除去能力を強化することを目的としており、アイスランドが共同で主導する地雷除去連合が動員した支援に対するリトアニアの無償の貢献である」と声明で述べた。
 M113 APCはは今週到着する予定だという。
 2022年2月にロシアの全面侵攻が始まって以来、ウクライナの国土の1/3、合計174,000㎢に地雷が埋設されたている。
2024.06.12
 21:31
Defense News Estonian-made combat robots in Ukraine now come with Starlink <2407-061220>
 ウクライナ軍が装備しているエストニア製のTHeMIS UGVは、Starlink衛星接続を搭載して数千㌔離れた場所からの運用を可能にするとMilrem Robotics社が12日に発表した。
 UAE所有しエストニアに本拠を置くMilrem Robotics社の声明によると、同社が製造したこの種の車両は、来週から始まるEurosatory 2024見本市で発表される予定だという。
2024.06.11
 20:26
Kyiv Independent Baltic states to disconnect from joint Russian power grid in February 2025 <2407-061116>
 InterFaxロシア通信が6月11日に、バルト三国は2025年2月にロシア、ベラルーシと共有しているエネルギーシステムから離脱し、欧州の送電網に加わる予定だと報じた。 エストニア、ラトビア、リトアニアは、EU加盟国の中で唯一、大陸の送電網にまだ接続されておらず、バルト三国、ロシア、ベラルーシからなるBRELLシステムの一部となっている。
 エストニアのエネルギー鉱物資源省のウイガ次官は、両国は2025年2月8日に切り離され、翌日にはリトアニアとポーランドのつながりを通じて欧州のシステムに参加すると述べた。
 バルト三国は当初、2025年末までに欧州システムに参加することを目指していたが、ロシアによるウクライナへの全面侵攻を受けて、予定が1年近く前倒しされた。
2024.06.01
 06:03
Korea Wave

(Yahoo)

「まだ物足りない」韓国・現代ロテム…ポーランドに K2 戦車、さらに180台 <2407-060106>
 韓国Hyundai Rotem社がポーランドへのK2 MBTの輸出で高い実績を上げている中、年内にK2 180両の第2次輸出契約が締結される可能性があるという見通しが出ている。 1次実行契約物量は2025年に納品が完了するため、2026年以後の輸出量まで確保すれば安定的な成長動力を確保できるものと見られる。
 ポーランドメディアのDefence 24によると、ポーランドのベイダ国防次官は最近の取材で、K2 180両の供給契約交渉を直ちに再開する計画であり、年内に契約が締結される可能性がある」ことを明らかにした。
 Hyundai Rotem社は2022年に、ポーランドとK2 1,000両の輸出基本契約を結び、まず180両に対して1次実行契約を締結し、残りの820両は2024年3月に輸出入銀行の資本金を拡充する内容の輸出入銀行法改正が可決され、追加の輸出金融支援が可能になった。 契約は計5回に分けて締結される予定である。
2024.05.28
 16:45
Breaking Defense Poland's new East Shield plan mixes modern ISR with old-school physical barriers <2406-052816>
 ポーランドのトゥスク首相は、ベラルーシ及びロシアとの国境を強化するためのPLN10B ($2.55B) のEast Shieldというコードネームの巨額投資計画について初めて言及した。
 トゥスク首相は「ポーランド国境を平時は安全にし、戦時は敵が通行できないようにする」と述べたが、その詳細はすぐには公表されていない。 政府は5月27日にカミス国防相、トムチク国防次官、ポーランド軍参謀総長のククワ大将が記者会見で詳細を説明した。
 East Shieldは、入ってくる部隊を遅らせるために設計された物理的な障壁と、人工知能を搭載したハイエンドの監視システムを組み合わせたものになる。 また前線基地の準備、兵站ノードの準備、対UAVのための適切なインフラの構築も含まれ、現代のマジノ線と考えるのは適切ではなく、防衛と国境の認識の両方を強化するために現代の能力を使用する試みである。
 コシニアク・カミス(註:副首相)は、この取り組みを「1945年以来、NATOの東側であるポーランドの東側国境を強化するための最大の作戦」と呼び、ポーランド国境を守るという政府の選挙公約の重要な部分であると説明した。 「我々はNATOやEU内のパートナーや同盟国、特にバルト諸国と協力し、さまざまな経験やパターンを活用して、われわれは、欧州およびNATOレベルで、この地域の安全保障の様相を変える最も重要なプロジェクトの一つとして、このプロジェクトを提示する」と述べた。
 国境沿いには、警報・追跡 (IMINT/SIGINT/音響) システムを備えた一連の基地局 (マスト) が設置され、これらは暗号化された安全な通信、電子戦、
C-UAV迎撃装置のアクセスポイントとして機能する。 ポーランドはまた、AIに支えられたデータ分析のための作戦センターを設立する予定で、当局者によると、これは自動化された方法で兵器システムに接続できるISRシステムと統合される予定だという。
2024.05.27
 08:22
共同通信

(Yahoo)

リトアニア大統領選、現職が勝利 ナウセーダ氏、防衛増強に注力 <2406-052703>
 リトアニアで任期満了に伴う大統領選の決選投票が26日に実施され、無所属の現職ナウセーダ大統領が再選を確実にした。開票率9割以上でナウセーダ氏が約75%を得票し、24%の対立候補のシモニテ首相を抑えて勝利宣言し、今後も防衛増強に注力すると誓った。 任期は5年である。
 ナウセーダ候補とシモニテ候補はロシアへの強硬姿勢やウクライナへの支援継続、防衛増強で一致していたが、社会政策などでシモニテ候補が率いる現内閣への反発が高まっていた。 大統領は安全保障政策と外交を担当する。 シモニテ氏は今後も首相を続けるとしている。
2024.05.25
 14:31
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、エストニアとの国境示すブイ撤去 EU「容認できない」 <2406-052510>
 EUが24日、ナルバ川に設置されていたエストニアとロシアとの国境を示すブイをロシアが撤去したと非難した。 エストニアは23日にロシアの国境警備隊が未明にブイを撤去したと発表した。
 ロシアが2022年2月にウクライナ侵攻を開始して以来、国境地帯でロシアとの緊張が高まっていると主張した。
 エストニア国境警備隊によると、ブイは船舶の外国領への誤侵入を防ぐためのものだが、ロシアは以前から設置に異議を唱え、約半数の設置場所に同意していなかった。
 エストニアのカラス首相は、ロシア側に説明を求めていると述べた上で、「恐怖と不安を生み出すために国境に関連したツール」を利用するというロシアの「広範な手法」の一環とみられるとの見解を示した。
 エストニア外務省は本件を「挑発的な国境事件」として扱っていると述べ、ロシアに対し「こうした行動は容認できない」と伝えブイを「直ちに元に戻す」よう求める方針だと明らかにした。 また、本件については同盟諸国と引き続き連絡を取っていくという。
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は「国境での今回の出来事は、バルト三国の海陸の国境などでのロシアの広範な挑発およびハイブリッド行動の一環」だと指摘し、「容認できない」と非難した。
2024.05.25
 12:45
Kyiv Independent Polish FM says US will strike Russian troops in Ukraine if Russia uses nuclear weapons <2406-052508>
 プーチン露大統領が、2022年2月の全面侵攻開始以来、ウクライナと西側諸国に対して核の威嚇を繰り返してきたが、ポーランドのシコルスキ外相が5月25日にGuardian紙の取材で、米国はロシアが核兵器を使用した場合ウクライナのロシア軍に対して通常兵器を使用して対応すると伝えたと述べた。
 シコルスキ外相は、米国はロシアに対し、核兵器を爆発させればたとえ誰も殺さなくてもウクライナの全ての陣地を通常兵器で攻撃し、全てを破壊すると言っていると語った。
 シコルスキ外相は、中国とインドがロシアに核兵器を使用しないよう警告していると付け加えた。
2024.05.25
 11:04
Kyiv Independent Baltics, Poland, other countries agree to create 'drone wall' <2406-052505>
 リトアニアのビロタイテ内相が5月24日にリトアニアのメディアBNSの取材で、バルト三国、ポーランド、ノルウェー、フィンランドなどの国々が、国境を守るための「UAVの壁」を作ることに合意したと述べた。
 この発表は、ポーランドのトゥスク首相が5月初めに、ポーランドが現在21ヵ国が参加する欧州Sky Shield Initiativeに参加する契約に署名したと述べたことを受けて行われた。 この構想は、欧州全域でIron DomeによるNATO加防空システムを構築することを目的としているもので、リトアニアは2022年10月に結成された計画の創設メンバーであったため、提案された「UAVの壁」は別の提案である。
 「これはまったく新しいもので、ノルウェーからポーランドへ至るUAVによる国境であり、その目的はUAVやその他の技術の助けを借りて国境を守ることです」とビロタイテ内相は述べた。
 「物理的なインフラや監視システムだけでなく、UAVやその他の技術も活用することで、非友好国による挑発から身を守り、密輸を防ぐことができる」
 ビロタイテ内相は、この提案は独自のUAVと
C-UAVシステムの両方を利用するものだと述べたが、この計画はまだ形成段階にあり、いつ実施されるかは具体的に決まっていないという。
2024.05.24
 07:08
時事通信

(Yahoo)

国防費GDP比4%、NATOけん引 トランプ氏発言擁護 ポーランド外相 <2406-052404>
 ポーランドのシコルスキ外相は時事通信の取材で、NATOの国防支出に関し「対ロシアで前線の国だけが負担を被らないよう他の加盟国も増やすのが公平だ」と訴えた。 ポーランドの2024年の国防支出は国内総生産(GDP比4%を超える見通しで、突出した実績を強調し、NATOの軍備増強を牽引する構えである。
 NATOはGDP比2%の国防支出を加盟国の目標としているが、最大の支出国である米国のトランプ前大統領は「金を払わなければ守らない」と公言し、NATO内に危機感が広がった。 シコルスキ外相は「率直に言って擁護する。 歴代の米大統領が同じ事を丁寧に伝えても、うまくいかなかった」とトランプ氏の発言に理解を示した。
 ロシアについては「プーチン露大統領はウクライナを攻撃する前、ウクライナを脅していたが、いまはラトビアとポーランドを脅している」と述べ、新たな侵攻への強い警戒感を表明し、NATO結束の重要性を訴えた。
 ポーランドのドゥダ大統領は4月にNATOの枠組み内で米軍の核配備を受け入れる用意があると語ったが、シコルスキ外相は「公の場で議論すべきテーマではない」と言及を避けた。 インド太平洋地域との協力を巡っては「NATOは日本と対話すべきだ」と指摘し、二国間の戦略的パートナーシップを通じた日本との連携強化にも意欲を見せた。
2024.05.22
 18:48
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア国防省、バルト海の領海線見直し案削除 周辺国の懸念表明後 <2406-052217>
 ロシア国防省が、バルト海におけるロシア領海の境界線の修正案を公式ポータルサイトに掲載したが、フィンランド、スウェーデン、リトアニア、エストニアなどバルト海に面するNATO加盟国が懸念を示した後、同案は22日にサイトから削除された。 同案の削除に関する説明はなく、現時点でロシア国防省のコメントは得られていない。
 21日にサイトに掲載された政令草案は、フィンランド湾東部にあるロシア領の島々の周辺と、カリーニングラード周辺の境界線を調整することを提案しており、承認されれば政令は2025年1月に発効するという。
2024.05.22
 00:49
Kyiv Independent Russia unilaterally decides to change maritime border with Lithuania, Finland in Baltic Sea <2406-052203>
 ロシア政府のウェブサイトに掲載された法令によると、ロシアはバルト海のリトアニアとフィンランドとの海上国境を一方的に変更しようとしている。 ロシアは、ソマース島、ジャヒ島、ロドシェル島、マリイ島、ヴィグルンド島、ゴグランド島付近の地理座標や、フィンランドとの国境に近いナルヴァ川の北岬の地理座標を変更する意向で、提案された変更の中で、クルシュー川とヴィスワ川の分裂、リトアニアとの国境にあるタラン岬付近の地域も再検討した。
 大統領令は、以前の地理座標は、20世紀の研究に基づいており、ロシアの「内海域の外部境界を決定することを許可しない」小規模な海洋航行図に依拠して登録されているとされている。 1985年のソビエト連邦閣僚会議の法令によって確立された有効な地理座標は、「現在の地理的状況に完全には対応していない」と文書には書かれている。
 ロシア国防省が作成した法令によると、ロシアはフィンランド湾東部とカリーニングラード州のバルチースク市とゼレノドラツク市付近の内海水域をあてようとしている。 この法令を通じて、ロシアは、ロシア領海の幅と海岸線と島嶼部近くの地域を測定する地理座標を変更することを目指している。
 リトアニアとフィンランドは、海上国境をめぐるロシアの決定にまだ反応しておらず、ロシアの一方的な決定は国際的にも認められていない
2024.05.16
 18:30
Ukrainska Pravda Ukraine and Poland immediately start preparing security agreement <2406-051613>
 今週初めに、ワルシャワに駐在するウクライナのズヴァリチ大使は、ポーランドで安全保障協定文書の省庁間調整が進行中であり、草案は数日中にウクライナ側に引き渡されるはずだと述べた。
 ゼレンスキー大統領がX (Twitter) で、ポーランドのトゥスク首相が5月16日の電話会談で、二国間安全保障協定の準備を直ちに開始することで合意したことを明らかにした。
 また、ゼレンスキー大統領とトゥスク首相は、ロシア軍が新たな攻勢を開始したハリコフ州の状況と、ウクライナが「ハリコフや他の州を守るため」防空の必要性について話し合った。 更に大統領は、2人がウクライナ西部のガスインフラに対するロシアの脅威とそれに対抗する方法について話し合ったと述べた。
2024.05.02
 19:37
Kyiv Independent US military battalion to remain in Lithuania indefinitely <2406-050225>
 リトアニアのカシウナス国防相が5月2日、リトアニアに駐留する米軍の大隊は、当初の計画通り2025年までではなく、無期限にリトアニアに駐留すると述べた。
 カシウナス国防相はバルト海通信社(BNS)に、「ワシントン訪問中、私は米国家安全保障会議と国防総省から、リトアニアにおける米軍の駐留は無期限であり、この地域における軍隊の配備は変わらないという確固たる明確な確認を受けた」と語った。
 米軍は2019年以降、リトアニアに巡回で駐留しており、ウクライナへの全面侵攻が勃発すると、これらの大隊はより多くの兵員と装備で強化された。
2024.04.23
 01:26
Reuters 通信

 (Yahoo)

ロシア、ポーランドが米核兵器受け入れなら「あらゆる措置」=報道官 <2405-042304>
 ロシアのペスコフ大統領報道官が22日、ポーランドが米国の核兵器を受け入れる動きがあると軍が分析し、計画が実行されればロシアはあらゆる措置を講じると述べた。
 ポーランドのFakt紙は、ドゥダ大統領はNATO東翼強化に向け、米国と核兵器の受け入れについて協議する用意があると語ったと報じていた。
 これについてペスコフ報道官は「軍が状況を分析する。 こうした計画が実行されれば、ロシアの安全を保障するために必要なあらゆる措置を講じる」と述べた。
2024.04.22
 22:50
Defense News Polish president wants NATO nukes for deterring Russia <2405-042221>
 ポーランドのドゥダ大統領によると、ポーランド当局は、NATOの核共有計画にポーランド空軍を含める可能性について米国と協議している。
 ドゥダ大統領は地元の日刊紙Faktの取材に対し「これは、ここしばらくの間、ポーランドと米国の会談の話題で、この問題について何度か会談をしてきた。 それについて尋ねられたとき、私は準備ができていることを隠さない」と語った。
2024.04.21
 15:07
Kyiv Independent Poland, Lithuania, other NATO allies begin military exercise around Suwalki Gap <2405-042111>
 ポーランド、リトアニア、米国を含むNATO加盟国軍が、4月21日にリトアニアのスワルキ隘路周辺で演習を開始した。 スワルキ隘路は、ベラルーシとカリーニングラードの間でポーランドとリトアニアの国境にある65kmの細長い土地で、ロシアとNATOの間の軍事紛争の潜在的な発火点であると考えられてきた。
【Suwalki Gap に関する記事:2002-013005 (S&S 2020.01.30)】
 リトアニアの公共放送LRTによると、この演習はポーランド軍とリトアニア軍が2022年に共同で計画したもので、少なくとも1,500名の将兵と数百品目の装備が参加する。 演習の詳細は大部分が機密扱いだが、LRTはリトアニア軍の発表を引用して、主な目的はスワルキ隘路地域での共同防衛を確認することだと報じた。
 この演習は、リトアニアで4月19日に開始された同様の米国主導の演習Saber Strikeと並行して実施されている。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻以降、スワルキ隘路地域の緊張が高まっており、NATO軍は定期的に演習を実施し、集団防衛力の向上を図っている。
2024.04.17
 22:52
Defense News Poland to join European Sky Shield scheme, following thaw with Berlin <2405-041714>
 ポーランドのトゥスク首相が今週、ポーランドがドイツ主導の欧州Sky Shield構想 (
ESSI) に参加すると発表した。 この動きは、右派政党「法と正義」の前内閣が、ドイツとの冷え切った関係を理由に、この計画への参加に反対していたため、新政権下での大きな政策転換になる。
 一方、2020年に「法と正義」党の支援を受けて再選されたドゥダ大統領は同日、これらの計画についてコメントし、ESSIを「ドイツのビジネスプロジェクト」と呼んだ。
 2022年8月にドイツのショルツ首相がロシアのウクライナ侵攻への対応として発表したESSIには、当初はNATO加盟15ヵ国が参加していたが、その後さらに多くの加盟国が参加し、2月にはトルコとギリシャが参加を表明したことから、参加国は21ヵ国になった。
 ESSIの目標には、防空システムの相互運用性の向上と、大陸全体での能力の共同調達の合理化が含まれる。
2024.04.11
 21:11
Kyiv Independent Poland has Soviet-made air defense missiles that may be sent to Ukraine, Duda says <2405-041116>
 ポーランドのドゥダ大統領が、4月11日にリトアニアで開かれた首脳会議で、ゼレンスキー大統領とソ連製SAMのウクライナへの供与について話し合ったと述べた。 ドゥダ大統領は、ゼレンスキー大統領とリトアニアのナウセーダ大統領との記者会見で、ソ連製SAMをウクライナに供与する可能性について話し合ったと述べた。
 ロシア軍は春以降、主にエネルギーや民間インフラを目標とした攻撃を強めていて、ウクライナ内務省によると、ロシアは過去3ヵ月間にウクライナ領内で約3万回の攻撃を行った。
 ゼレンスキー大統領は4月11日に三洋首脳会議に参加し、友好諸国首脳と会談するため、ビリニュスに到着した。 同盟国に対し、ウクライナへの防空システムの提供を増やすよう改めて求めた。
 ゼレンスキー大統領は「ミサイルは毎日攻撃されており、ウクライナが新しいSAMを受け取ると毎日聞いている」と述べ「現実は最終的に言葉と一致し、ロシアのテロの真の損失は確実にされなければならない」と述べた。 ゼレンスキー大統領は4月上旬に、ウクライナを完全に守るためには25個システムのPatriotが必要だと述べた。
 ドゥダ大統領は、ポーランドは自国の防空用にPatriotを配備し始めており、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入するなど、ポーランドはロシアの攻撃の脅威に晒されていると述べた。
2024.04.11
 15:35
Ukrinform ウクライナとラトビア、二国間安保協定を締結 <2405-041112>
 リトアニア訪問中のゼレンスキー大統領がTelegram Channelで11日、ラトビアのリンケーヴィチ大統領と二国間の安全保障協定を締結したと発表した。
 署名した二国間安全保障協定によると、ラトビアはウクライナに対して毎年GDPの0.25%の軍事支援を提供しするほか、更にサイバーセキュリティ、地雷除去、無人機技術のウクライナ支援を10年間行うことを約束し、またウクライナのEUとNATO加盟も促進する。
2024.04.09
 11:08
AP 通信

(Yahoo)

ドイツ軍がリトアニアに駐留 第2次大戦後初の国外常駐 <2405-040905>
 ドイツ政府が4月8日、バルト三国のリトアニアに常駐するドイツ軍戦闘部隊の予備司令部要員を同国に派遣した。 旅団規模の部隊は2027年までに戦闘態勢を整える。
 第2次世界大戦後に、ドイツ軍戦闘部隊が国外に常駐するのは初めてで、計画ではドイツ陸軍兵士4,800名と軍属200名が、家族を呼び寄せて駐留する。
 リトアニアのカスチューナス国防相は、ドイツ軍の存在を「ドイツの信頼性の証明」であり、「我々とこの地域全体にとって、とても重要なことだ」と述べた。 予備司令部は2024年末までに、約150名に増強される。
2024.04.06
 23:42
RBC Ukraine Estonia finds another million shells for Ukraine <2405-040613>
 エストニアのペヴクル国防相が、エストニアは数十億ユーロ相当のウクライナ軍用弾薬を新たに購入する方法を見つけたと述べた。 ペヴクル国防相によると、同盟国が資金を提供すれば、エストニアはウクライナ軍のために€2B~€3B相当の砲弾やミサイルを購入することが可能だという。 この額は約100万発のGrad弾とミサイルに相当する。
 ペヴクル国防相は、3月19日のRamstein会議でこの可能性についてすでに話したと述べた。 彼によると、エストニアはこれらの弾薬を主に非ヨーロッパ諸国から入手できるという。
 「売り手はそれを知られることを望んでいないため、残念ながら売り手を公表することはできないが、NATO標準の155mm砲弾とロシア仕様の152mm砲弾が含まれているため、ロシアは供給先を探している。 どちらが先に確保できるかは時間との戦いである」と述べた。
 ペヴクル国防相はまた、このエストニアの案は、ウクライナに100万発を提供するというEUの構想とは別のものであると説明した。
2024.04.01
 07:15
讀賣新聞

(Yahoo)

バルト3国「次の標的」危機感、対露防衛線で連携…国境に施設建設で合意 <2405-040101>
 軍事力で旧ソ連のへ併合を余儀なくされたバルト三国は、いずれも1991年にソ連から独立し旧ソ連の支配から脱した歴史があり、帝国再興の野望がにじむプーチン露大統領に対する脅威認識が極めて強い。  ロシアと隣接するバルト三国は、ロシアの「次の目標」になるとの危機感を強め、露軍の進撃シナリオを視野に防衛線の構築で連携するなど国境の守りを固めている。 エストニア、ラトビア、リトアニアの3ヵ国国防相は1月に、露軍地上部隊の進軍に備えて、ロシアとベラルーシ国境に防御設備を数年かけて建設することで合意した。 ロシアはウクライナで兵士と火力を大量に投じた地上戦を仕掛けており、今から準備が必要と判断した。
 リトアニア南部の国境地帯は、ロシアの飛び地カリーニングラードとベラルーシに挟まれた「スバウキ回廊」と呼ばれ、回廊は延長100kmと短く、有事の際には補給路遮断の軍事標的になるとの懸念がある。 エストニアの公共放送によると、同国では€60Mをかけ、塹壕600基を2025年から建設する計画である。 塹壕1基は35㎡で1個小隊が収容できるほか、「竜の歯」と呼ばれるコンクリート製障害物、地雷、有刺鉄線などを近くに保管し、有事に迅速設置するという。
 反プーチン政権運動指導者ナワリヌイ氏の側近が3月12日にリトアニアで襲撃された事件について、リトアニアの大統領は「ロシアの挑発行為」との見方を示した。
 バルト三国では既に、ロシアの同盟国ベラルーシを経由した移民の不法越境に悩まされていて、ラトビアのリンケービッチ大統領は2023年12月に本紙の取材に、ベラルーシからバルト三国に直近だけで100人超の不法越境があったことを明らかにした。
 サイバー攻撃にも身構えている。 エストニアは2007年にロシアによる大規模なサイバー攻撃を受け、サイバー防衛の先進国になったが、ウクライナ侵略後はリトアニアの政府機関などを標的にしたサイバー攻撃が増えている。
 ロシアはウクライナに対し、サイバー攻撃など非軍事的な手段を組み合わせた「ハイブリッド攻撃」の手法を駆使した上で、侵略に踏み切った経緯がある。
2024.03.25
 07:32
Reuter 通信

(Yahoo)

ロがウクライナに大規模攻撃、ミサイル1発はポーランド領空を侵犯 <2404-032502>
 ウクライナ当局は西部リビウの重要インフラが24日未明にロシアのミサイル攻撃を受けたことを明らかにした。
 ウクライナによると、ロシアは57発のミサイルとUAVを発射し、首都キーウも攻撃目標となった。 空軍によると、防空システムはミサイル29発のうち18発と攻撃型UAV 28機のうち25機を撃墜した。 キーウの軍当局者は、未明に首都と近郊の上空で防空システムが12機のUAVを破壊したと述べた。 被害は軽微にとどまったという。
 リビウ州のコジツキー知事は重要インフラに攻撃があったとし、極超音速ミサイルKinzhalが使用されたと指摘した。 エネルギー省はリビウ州の重要エネルギー施設への攻撃で設備が炎上し、停電が起きたと発表した。 知事と同じ施設に言及したのかは不明である。
 ポーランドはロシアのCM 1発が一時、領空に入ったとした。 ポーランド軍はリビウ州に発射されたロシアのCMがポーランドの領空を侵犯したと発表した。 軍報道官は、ミサイルがポーランド領空を39秒間飛行し領空に2km入った後、ウクライナ側に戻ったと述べた。
 ポーランド政府はロシアに説明を求めるとした。
2024.03.23
 23:19
Kyiv Independent US Congress approves $228 million in military aid for Baltic countries <2404-032315>
 エストニア国防省が3月23日、に米国議会が3月22日にエストニア、リトアニア、ラトビアに$228Mの軍事援助を割り当てる法案を可決したと発表した。
 エストニアのペヴクル国防相は声明で、「米国からの支援は、エストニア、ラトビア、リトアニアがいくつかの軍事インフラと能力開発計画を迅速に進めるのに大きく貢献した」と述べた。
 バルト三国は、ロシアと国境を接するワシントンのNATO同盟国で、2022年にロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、ロシアとの間の緊張が高まっている。
2024.03.08
 21:55
Kyiv Independent Estonian FM announces imminent signing of security agreement with Ukraine <2404-030825>
 エストニアのツァクナ外相は3月8日にリトアニアのビリニュスでの共同記者会見で、主要7ヵ国 (G7) のウクライナ支援共同宣言に基づく安全保障に関する二国間協定に署名する計画であると述べた。
 ウクライナ、バルト三国、フランスの外相は3月8日に会談してウクライナへのさらなる支援について協議し、ツァクナ外相は「我々は、エストニアとウクライナの間で、長期的なコミットメントのための二国間協定に署名するつもりであり、エストニアはGDPの1.4%をウクライナに注ぎ込み、勝利を支援してきたが、今後も継続していく」と述べた。
2024.03.07
 23:07
Ukrainska Pravda Lithuania sends 155-mm munitions to Ukraine <2404-030717>
 リトアニアのアヌシャウスカス国防相が3月7日、リトアニアは「ウクライナが今最も必要としているもの」を送っていると強調した。
 リトアニアは、軍事装備や武器の送付に加え、負傷した兵士の訓練、治療、リハビリ、専門家の助言、ウクライナの支援基金への寄付など、ウクライナの防衛に貢献している。
 ドイツのキール世界経済研究所は、リトアニアがGDPの1.8%に相当するウクライナ支援を行っていると推定しており、リトアニアはウクライナに対する世界最大の支援国となっている。
 リトアニアの首相を2度務めたクビリウス欧州議会議員は、リトアニア政府内にウクライナ支援を調整する省庁やその他の機関の創設を提案している。
2024.03.03
 02:14
Kyiv Independent Lithuania announces deadline for Russian-registered cars to leave country <2404-030305>
 リトアニア税関は、ロシアで登録された車両を所有するすべての人は、3月11日までにリトアニアで車を再登録するか、リトアニアとEUを完全に離れる必要があると発表した。 リトアニア、ラトビア、エストニアはいずれも、欧州委員会の勧告に従い、2023年9月にロシア登録車両の入国を禁止している。
 カリーニングラードを発着するロシア国民が、乗り継ぎ書類を携行する場合は例外になれる。 この際には移動時間が24時間を超えず、車両の登録者がいる限り、リトアニアでの乗り継ぎが許可される。
2024.03.01
 17:13
Kiyv Post Lithuania closes two more border crossings with Belarus <2404-030116>
 リトアニアが、自国領土内で「ベラルーシとロシアの諜報機関の活動が活発化しているのを目の当たりにしている」と述べた。
 多くのベラルーシの反政府活動家をかくまい、ウクライナの熱烈な支持者であるリトアニアは、国境沿いに防壁を設置した後、2023年に国境検問所2ヵ所を閉鎖し、3月1日にベラルーシ政府の活動に起因する安全保障上の懸念から、ベラルーシとの国境検問所をさらに2ヵ所閉鎖した。 メディニンカイとサルシニンカイの検問所2ヵ所は引き続き開放されるが、歩行者と自転車は禁止されている。
 ビロタイテ内相はAFPに対し、「ベラルーシとの国境検問所6ヵ所のうち4ヵ所を閉鎖し、人、物、交通手段の移動を制限する措置を講じた」と述べ、「ウクライナへの軍事侵攻を開始したロシアと、その非民主的な政権が移民をリトアニアに対する政治的圧力の道具として利用してきたベラルーシとの不安定な隣国関係は、さらなる安全対策を講じる必要がある」と述べた。
 現在は欧州連合(EU)とNATOに加盟している人口270万人のリトアニアでは、その領土内で「ベラルーシとロシアの諜報機関の活動が活発化しているのを目撃している」とビロタイテ内相は述べた。
 リトアニアの国境警備隊は、2023年に約39万人のベラルーシ国民が国境を越えたと報告しており、これは2022年より約50%多い。
2024.03.01
 05:42
Defense News Poland signs $2.5 billion deal for US air-defense software hub <2404-030104>
 ポーランド国防省は、開発中の
IBCSを取得するため、米国政府と$2.5Bの契約を結んだ。 納入は2024年から2031年を予定している。
 ポーランドはこのシステムを使用して、Wisla中距離防空の一部になるPatriotの発射機と、MBDAのCommon Anti-Aに依存するNarew SHORAD発射機を運用する。 同国国防省は声明で、取得したシステムはWisla6個中隊Narew 23個中隊に使用されると述べた。
 ポーランドのカミス副首相兼国防相は2月29日の公式式典で契約に署名し、「われわれは米国に次いでIBCSを装備する2番目の国になるだろう」と述べた。
2024.02.21
 06:23
Reuters 通信

(Yahoo)

エストニア、ロシア治安機関による「ハイブリッド作戦」阻止=首相 <2403-022101>
 エストニアのカラス首相が20日、エストニア領内でロシアの治安機関が実施しようとしていたハイブリッド作戦を阻止したと明らかにした。
 公共放送ERRは20日に、エストニアの情報機関が2023年に内相の車を破壊したことに関連した犯罪捜査の一環として10人の身柄を拘束したと報じた。
2024.02.16
 05:42
Defense News Canadian NATO troops in Latvia get air-defense, anti-tank upgrades <2403-021603>
 カナダがNATOとの公約を強化する一環として、ラトビア軍のために新しい防空システムC-UAVシステム、
ATGMにCAD316M ($234M) を支出する。
 ブレア国防相が2月15日、CAD227MでSaab製のRBS70NG SHORADを購入すると発表した。 システムは2024年後半に納入される。
 またブレア首相は、CAD46MでシンガポールのTRD Systems社、米国のCACI Inc.、Leonardo UK社から新たなC-UAVの各種部品を調達すると述べた。
2024.02.13
 20:13
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、エストニア首相らを指名手配 「敵対行為」で <2403-021313>
 ロシア当局が12日、エストニアのカラス首相らを、刑事事件で「指名手配」したことを明らかにした。
 ロシア内務省の指名手配被疑者データベースには、「刑法に基づく指名手配」と表示されている。罪名は記載されていないが、ロシア大統領府はその理由として、カラス首相らバルト三国の閣僚の「敵対行為」を挙げた。
2024.02.13
 18:45
Kyiv Independent Estonian intelligence: Russia could double troops on border, NATO must be better prepared for attack <2403-021309>
 エストニアの対外情報局は2月13日に発表した報告書で、ロシアが軍の大規模な改革に着手しているため、エストニア周辺に駐留するロシア軍を2022年以前の19,000名から倍増する可能性があると警告し、ロシアとの潜在的な戦争にもっと備えなければならないという警告のリストに加えた。
 「NATOより技術的には劣るものの、その規模、火力、予備力から重大な脅威となるソ連型の大軍に今後10年以内に直面することが予想されます」と、エストニア対外情報庁のロジン長官は述べた。
 ドイツのブロイヤー将軍(註:ドイツ軍司令官)は2月10日、紛争は今後5年以内に起こる可能性があると述べた。
【註】
 ロシアはフィンランドのNATO加盟を理由にフィンランド国境に近い北西部レニングラードに新たな軍区を設け部隊を集結させる兵力の再編を行っておいる。
【関連記事:2401-121808 (CNN 2023.12.18)】
2024.02.13
 15:40
Kyiv Independent Mediazona: Estonian PM Kaja Kallas among foreigners on Russian wanted list <2403-021307>
 ロシアの独立系メディアMediazonaが2月13日、ロシア内務省の指名手配者名簿を分析したところ、エストニアのカラス首相を含む数十人の欧州の政治家が掲載されていることが明らかになったと報じた。 このリストには、刑事事件に関連して捜索されている約10万人の個人が含まれているという。
 ウクライナ軍諜報機関のブダノフ長官、ウクライナ人歌手のジャマラ氏、Meta社の広報担当者ストーン氏、国際刑事委員会長官らが指名手配リストに名を連ねていることは、すでに知られていた。
2024.02.07
 16:28
Breaking Defense US greenlights $1.2 billion aerostat and radar deal with Poland <2403-020707>
 米国務省が2月7日、ポーランドと
ASRR係留気球レーダシステムに関する$1.2Bと推定される取引を承認したと発表した。
 2023年5月にポーランドは、戦場監視強化の一環として、係留気球システム4基に関する調査を米国に提出したと発表した。
 ASRRはAEW&C機とともに、ポーランド軍の空域監視能力を強化するもので、7日の発表では国務省が承認した係留気球システムの数は明らかにされていないが、ポーランド政府高官はX(Twitter)で、米国が4基を承認したと、この発表を「海外からの朗報」と呼んだ。
2024.02.06
 13:29
Kyiv Independent Head of Russian Orthodox church in Estonia confirms he is leaving country after expulsion order <2403-020605>
 ロシアのウクライナへの全面侵攻が始まると、モスクワ総主教庁エストニア正教会のエフゲニー大主教はロシアの侵略を支持する公式声明や行動をしたことから、エストニア当局は2023年1月に期限が切れるエフゲニー大主教の居住許可を延長しなかったため公共放送ERRが2月6日に、2月7日に大主教がエストニアを離れると報じた。
2024.01.27
 16:46
Kyiv Independent Kuleba: Ukraine, Lithuania agree on joint drone production <2402-012713>
 ウクライナのクレバ外相が1月27日、キエフで行われたリトアニアのランズベルギス外相との記者会見で、両国はウクライナのUAV生産拡大の共同措置を決定したと述べた。
 クレバ外相の発表は、最近ゼレンスキー大統領がリトアニアを訪問し、各国首脳が
C-UAVを含む共同防衛生産に関する新たな協定に署名し、リトアニアもウクライナへの€200M ($219M) の長期支援を承認したことに続くものである。
2024.01.23
 08:10
Buisiness Inside

(Yahoo)

プーチン大統領のバルト三国への強気発言は、NATOとの「将来的エスカレーション」の土台作りか ─ シンクタンクが指摘(海外) <2402-012305>
 プーチン露大統領がNATO加盟国であるラトビア、エストニア、リトアニアに対して"怒り"を示し始めた。 その主張はロシアがウクライナに侵攻する前のプーチン大統領の発言に恐ろしいほど酷似している。
 ISWはバルト三国に対するロシアの新たな主張は、「将来的なエスカレーション」の土台を作るものだと指摘している。
2024.01.21
 18:11
時事通信

(Yahoo)

リトアニア議員団が訪台 <2402-012107>
 台湾外交部が21日、リトアニアの国会議員団が台湾入りしたと発表した。
 リトアニアはロシアとその同盟国ベラルーシの脅威にさらされており、両国と緊密な中国と距離を置き、台湾との友好関係強化に動いている。
2024.01.20
 05:26
Defense News Estonia kicks off work on semi-autonomous vessel for European navies <2402-012007>
 エストニア政府と地元の造船企業Baltic Workboats社が、4年間かけて欧州海軍向け半自律型船舶を開発する。
 エストニアの計画管理責任者は声明で、開発の目的を任務に応じてモジュール式に適応できるユニバーサル船を開発することと述べている。 開発担当者によると、2027年末までに試作船を建造し試験する。
 この計画は、EU加盟国10ヵ国の23企業と研究機関が
EDFにより国境を越えて開発を行う大型計画の一つで、EUROGUARDと呼ばれている。
 EUROGUARDは自律型海軍標準船体で、開発費は€95M ($103M) と見積もられ、そのうち€65M ($71M) をEUが負担する。
2024.01.20
 01:51
Defense News Baltic states to bolster border security with Russia, Belarus <2402-012002>
 ロシアがウクライナへの侵攻を続け、ベラルーシが核兵器使用のための軍事ドクトリンを作成する計画を発表するのを受け、ラトビア、エストニア、リトアニアが1月19日、ロシアとベラルーシとの国境沿いに、掩蔽壕網を含む防衛施設の建設を承認した。 バルト三国の国防相が署名したこの合意は、ロシア及びベラルーシとの国境に機動防衛施設を建設することを求めている。 国境警備措置は軍事的脅威を抑止し、対抗することを目的としている。
 建設の行程表は具体的ではなかったが、各国は今後数年間で整備するという。
 エストニアのハンノ・ペヴクル国防相は、「ロシアのウクライナ侵攻は、装備、弾薬、人員に加えて、エストニアを最初の1mから守るために、国境に物理的な防衛施設も必要であることを示している」と述べた。
2024.01.19
 01:10
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、9万人の大規模演習を来週開始 スウェーデンも参加 <2402-011902>
 NATOの欧州連合軍最高司令官が18日、90,000名が参加する大規模演習Steadfast Defender 2024を来週から5月にかけて実施すると発表した。 演習にはスウェーデンも参加するという。
 演習の後半ではNATOの即応部隊をNATO東翼のポーランドに展開することに焦点が当てられる。
 演習が行われるその他の主要な地域は、ロシアから攻撃されるリスクが最も高いとみられるバルト三国や増援の拠点であるドイツ、ノルウェーやルーマニアなどのNATO周縁国という。
2024.01.13
 23:29
Kyiv Independent Estonian PM: 'Europe has supported Ukraine more than US' <2402-011310>
 ロシアと国境を接する人口僅か130万人のバルト三国の小国エストニアは、GDPの1.4%以上にあたる€500M相当のウクライナ支援を行っており、主要な支援国の1つとなっている。
 1月11日にゼレンスキー大統領がエストニアを訪問した際には今後4年間でウクライナ支援に€1.2Bを割り当てることを約束した。
= カラス、エストニアの首相とのビデオ通話取材記事 =
Kyiv Independent: ドナルド・トランプが米国大統領選挙に勝利した場合し米国の支援が減少した場合、ウクライナに十分な支援を提供できると思いますか? Kaja Kallas:  欧州は米国よりもウクライナを支援してきた。 米国議会の共和党や民主党の議員と話をすると、ウクライナ支援に対する強い支持がある。 民主、共和両党には、ウクライナを支援し続けるという強い政治的意思があると信じている。
2024.01.12
 02:01
Defense News Estonian military robot maker weighs production in Ukraine <2402-011202>
 エストニアのMilrem Robotics社が、ウクライナで
UGVを生産することを検討しているが、現在同社はUAEのEdge Gp.が所有していることから、UAEとロシアとの関係を厄介にする可能性がある。
 2023年12月にキーウで開催された第1回国際防衛産業フォーラムでMilrem社は、技術移転を促進するためにウクライナ企業と協力協定を締結したと発表した。 対象にはMilrem社のTHeMIS UGVの現地生産があがっていた。
 同社は1月11日の声明で、1月現在15両のTHeMIS UGVをウクライナ軍に納入したと発表した。
2024.01.11
 19:52
Kyiv Independent Latvia announces new aid for Kyiv, including artillery, munitions, helicopters <2402-011107>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が1月11日早朝、バルト諸国歴訪の最後にラトビアに到着した。
 ラトビアのリンケヴィッチ大統領はゼレンスキー大統領との共同記者会見で11日、「本日、私はウクライナ大統領に、榴弾砲155mm砲弾対戦車兵器、ロケット、手榴弾、ヘリコプター、UAV、通信機器、発電機、その他の機器を含む次の支援パッケージについても伝えた」と述べた。