2002.08.24
毎日新聞
米爆撃機グアムに再配備の意向
米太平洋軍のベガード空軍司令官は23日、現在は作戦機が常駐していないグアム島に爆撃機などを
再配備したい意向を表明した。
グアム島のアンダーソン基地にはかつて B-52 の航空団が駐留し、ベトナムに出撃したが、ブッシュ元大統領の政権下の1989年に撤収
し、現在は給油・中継基地の役割を果たしているだけで作戦機は1機も常駐していない。
中国や北朝鮮の潜在的な脅威に備える狙いが明白で、本格的な攻撃戦力再配備が実現すればグアム島は西太平洋の重
要戦略拠点として復活することになる。
2001.09.19
Jane's Defence Weekly
USAF seeks to establish B-2 forward deployment capability
米空軍は、現在ミズーリ州ホワイトマン空軍基地にしか配備していない B-2A を、グァム島アン
ダーソン基地やインド洋ディエゴ・ガルシア島及び英国のフェアーフォード空軍基地に配備する準備をしている。
このため空軍は、湿度、温度を一定に保つことができる B-2 Shelter System を調達中である。
2001.08.31
ロイター
欧州駐留の米陸軍の一部、アジアに移す見通し =米陸軍長官
米陸軍のホワイト長官は、ブッシュ政権下での国防政策見直しに関連して、欧州に駐留する陸軍
の兵力の一部をアジアに移す方向にあるとの見通しを明らかにした。
同長官はまた米軍の規模の見直しに関連して、兵力を削減するつもりはないと述べた。
国防政策の見直し作業は、9月末にも完了する。
2001.07.14
毎日新聞
2正面作戦放棄、4本柱の戦略に転換
ラムズフェルド米国防長官が主導する国防戦略見直しについて13日付のニューヨーク・タイムズ紙など米メディア
は、2カ所の大規模地域紛争に同時に対処する2正面作戦を放棄し、一つの大規模紛争での決定的勝利を重視
するなど4本柱の戦略に転換するという内容の機密文書がまとまったと報じた。
報道によると、機密文書は米軍に
(1) 米本土の防衛
(2) 最も重要な大規模紛争における完全な勝利
(3) 米軍が駐留するアジア、中東、欧州での侵略行為の抑止
(4) その他の地域での偶発事態への対応
の四つの対処能力を求めている。 米本土防衛が主要任務に含まれたことも新戦略の特徴の一つだ。
新しい指針は QDR の概要( 4年ごとの国防見直し)として、早ければ7月下旬にも公表される見通しだ。