2021年の台湾情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2021.12.28 共同通信

(Yahoo)

米、国防権限法が成立 軍事演習に台湾招待促す <2201-122802>
 バイデン米大統領が27日、FY22国防予算の大枠を$778Bとした国防権限法案 (
NDAA) に署名し同法は成立した。
 FY22 NDAAでは2022年の米海軍主催の環太平洋合同演習 (RIMPAC) に台湾を招待するよう政権に促し、中国への対抗姿勢を鮮明にしている。
2021.12.22 Focus 台湾

(Yahoo)

国防部長、軍内部への中国の浸透阻止に「自信ある」/台湾 <2201-122202>
 台湾の邱国防部長が22日、中国の工作員が国軍内部に浸透している可能性について、万全な管理体制に自信があると強調した。
 ロイタ通信は20日に、過去10年間少なくとも21人の現役または退役した大尉以上の将校が中国のために諜報活動を行ったとして有罪判決を受けたと報じた。 報道では、少なくとも9人が現在も裁判または調査中だとし、蔡総統の警護にも危険が及んでいる可能性が指摘された。
2021.12.21 AFP=時事

(Yahoo)

台湾、韓国に「強烈な不満」表明 唐鳳氏の講演中止で <2201-122104>
 台湾が21日、韓国が台湾の唐鳳(オードリー・タン)政務委員(閣僚)を会合に招待して講演を予定しながら、両岸関係を理由に中止したことを受けて韓国に抗議したと発表した。
 台湾外交部によると、台湾のデジタル政策を担当する唐政務委員は16日にソウルで開かれた会合で講演する予定だったが、主催者は「両岸関係の各側面」を理由に講演を中止した。
2021.12.20 中央日報

(Yahoo)

蔡英文側に回った台湾有権者、中国ではなく米国を選んだ <2201-122002>
 成長促進剤のラクトパミンを飼料に使った米国産豚肉輸入禁止案と第4原発建設再開案などを巡って今月18日に行われた台湾の国民投票(住民投票)で、有権者は蔡総統の民進党が反対してきた4案件全てに反対票を投じた。
 有権者は中国ではなく米国を選び、政府与党を後押しして世論が終盤にひっくり返り、劇的な勝利となった。
2021.12.17 Taiwan News

(Yahoo)

Taiwan Navy receives final pair of rapid mine-laying ships <2201-121707>
 台湾で建造されていた、高速敷設艦三番艦と四番艦が12月16日に宜蘭県蘇高港で海軍へ引き渡された。
【関連記事:2007-050611 (JDW 2020.05.06)】
2021.12.16 Focus 台湾

(Yahoo)

米上院、国防権限法を可決 台湾のリムパック招待への提言盛り込む <2201-121605>
 米上院が15日、FY22国防権限法案 (
NDAA) を88対11で可決した。 下院では7日に363対70で可決されており、バイデン大統領が署名して成立する。
 米海軍主催の来年の環太平洋合同演習 (RIMPAC) への台湾の招待に関する提言や、台湾の非対称防衛戦略強化に対する支援計画の制定への呼び掛けなども盛り込まれた。
2021.12.14 時事通信

(Yahoo)

経済協力推進を確認 イスラエルと UAE <2201-121406>
 イスラエルとUAEが13日、アブダビでこの日行われたベネット首相とアブダビ首長国のムハンマド皇太子による会談を終えて共同声明を出し、研究開発に関する共同ファンドの創設や、包括的な経済連携協定の締結を目指すなどの両国の経済協力を推進する方針を確認した。
 会談ではイラン情勢についても議論したとみられるが、声明では触れていない。
2021.12.10 テレ朝 News

(Yahoo)

中米ニカラグア 台湾との断交を発表 <2201-121004>
 ニカラグアの外相は9日の記者会見で、中国が唯一の合法政府だと述べ台湾との国交を断絶することを発表した。 この発表を受け台湾外交部は、台湾は長年ニカラグアの発展を支援してきたが、大統領の政権が長年の友好関係を無視したことを残念に思うと声明を出した。
 ニカラグアでは先月の大統領選挙が行われ現職のオルテガ大統領が5度目の当選を果たしたが、選挙前に有力候補を拘束したことなどから米国やEUから選挙結果を認めないと批判されていた。
2021.12.10 ロイタ通信

(Yahoo)

ニカラグアが台湾と断交、「米国の裏庭」で中国が影響力 <2201-121002>
 ニカラグアの外務省が9日、台湾との外交関係を断ち再び中国と国交を結んだと発表した。 ニカラグアの断交で、台湾と外交関係を結ぶ国14ヵ国に減る。 ニカラグアはオルテガ政権下の1985年に台湾と断交したが、1990年に当時のチャモロ大統領が外交関係を復活していた。  米国務省は、ニカラグアの断交発表を受け、ニカラグアの政権は自由な選挙で選ばれたわけでなく、決定は民意を反映していないとし、民主主義や法の支配を尊重する全ての国に台湾との関係強化を呼び掛けた。
2021.12.09 ロイタ通信

(Yahoo)

中国、多国籍企業にリトアニア製品のボイコット要求 台湾巡り <2201-120907>
 リトアニアの政府高官と業界団体がロイタに明らかにしたところによると、中国多国籍企業に対しリトアニアとの関係を絶たなければ中国市場から締め出すと警告している。  リトアニアと中国の直接貿易はそれほど多くないが、リトアニアには家具、レーザー、食品、衣料などを多国籍企業向けに製造する企業が多く、そうした多国籍企業は中国に製品を販売している。
 これについて中国外務省のコメントは取れていない。
2021.12.09 時事通信

(Yahoo)

中国、リトアニアから輸入停止 EU「圧力には対抗」 台湾問題 <2201-120902>
 EUが8日、リトアニアが事実上の大使館設置を台湾に認めたことに中国が反発している問題をめぐり、声明で「リトアニアからの積み荷中国の税関を通過せず輸入申請が拒否されていると知らされた」と明らかにした。
 声明はボレル外交安全保障上級代表(外相)と欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(通商担当)の連名でEU内の連帯を訴え、「EUは加盟国へのあらゆる政治圧力や威圧的措置には対抗する用意がある」と表明し、中国を牽制した。
 EUは「一つの中国」原則を維持する立場を明確にしているが、台湾との関係を深める方針も示しており、問題がEUと中国間の対立に発展する可能性がある。 声明では、輸入停止が事実だと確認されれば、世界貿易機関 (WTO) ルール違反を追及する構えも見せた。
2021.12.08 Jane's Defence Weekly Taiwan passes funding law to boost navy, air force capability <2203-120807>
 台湾立法院が11月23日、海軍と空軍の近代化のため5年間にわたり年度予算に追加するTWD240B ($8.6B) の追加予算を承認した。 この法案は9月に閣議で承認され、10月上旬に立法院に提案されていた。
 この法案ではWan Chien ASM、Hsiung Feng-ⅡE
GLCMTien Kung-Ⅲ SAM、Tien Chien-Ⅱ中距離AAMの調達が認められている。
2021.12.08 Jane's Defence Weekly Taiwan receives first production T-5AJT <2203-120801>
 台湾空軍が11月28日、T-5 Yung Yin高等練習機量産1号機を受領した。
 台湾は2017年に
AIDC社にT-5 66機をTWD68.6B ($2.2B) で発注しており、2026年までに老朽化したAIDC社製AT-3練習機及びNorthrop Grumman社製F-5E/F Tiger Ⅱと換装する。
2021.12.08 Taiwan News Taiwan to set up 9 bases for anti-ship missiles <2201-120805>
 台湾自由新報が立法院が12月8日、11月25日に特別に承認したNT$237.3B ($8.53B) にのぼる5ヶ年の一括支出により、Hsiung Feng対艦ミサイルのサイトを全土の9ヶ所に設置すると報じた。
 サイトの詳細位置は明らかにされていないが、新台北市、桃園市、嘉義県などが含まれるという。
2021.12.05 Focus 台湾

(Yahoo)

スロバキアの経済副大臣ら、台湾に到着 国名や国章入りの専用機で <2201-120506>
 スロバキアの経済副大臣率いる訪問団が5日夕にスロバキアの国名や国章が入った専用機で台湾に到着した。
 外交部によれば、一行は10日まで滞在する予定で、経済連携について話し合う会議を台湾と共同で開催する。
2021.12.04 時事通信

(Yahoo)

台湾有事なら「恐ろしい結果」 現状変更企てと中国非難 米長官 <2201-120404>
 ブリンケン米国務長官台湾海峡情勢についてオンラインイベントで3日、中国がここ数年、軍事的挑発などで現状変更を試みていると非難したうえで、台湾有事は多くの人にとって恐ろしい結果をもたらすと警告し、中国の指導者が危機を助長しないよう極めて慎重に考えることを望むと語った。
 台湾有事への対応に関しては、台湾が自衛手段を持つことを保証する責務がわれわれにはあると述べるにとどめ、従来の米政府の方針に沿い具体的行動には言及しなかった。
2021.12.02 ロイタ通信

(Yahoo)

米国は台湾の自衛能力維持に強くコミット=国務省高官 <2201-120208>
 東南アジアを歴訪中の米国務で東アジア・太平洋を担当するクリテンブリンク次官補が2日、中国が台湾を威嚇し圧力をかけているため、台湾が自衛能力を維持するために米国の支援がますます必要になっているとの認識を示し、米国は台湾の支援に強くコミットしていると述べた。  中国からの脅威と圧力が増すにつれて、米国も適切な方法で対処する必要があるとして、「われわれは義務と約束を果たすつもりだ」と防衛と通商面での支援を挙げた。
2021.12.01 Jane's Defence Weekly Taiwan formally commissions its first F-16V fighter wing <2203-120109>
 台湾空軍の第4航空団が11月18日、F-16V Block 20 42機を装備して編成を完結し、待機任務についた。
 台湾は2016年に保有するF-16A/B/C/D 141機をF-16Vに改修す計画を開始しており、2023年末までに全機の改修を終える計画である。
2021.12.01 Focus 台湾 オランダ下院、台湾支持の動議2件を可決 外交部が感謝 <2201-120104>
 オランダ議会下院が11月30日、台湾を支持する動議2件を賛成多数で可決した。
 可決されたのは、中国による一方的な台湾海峡の現状変更を受け入れない立場を表明するようオランダ政府に求める動議で賛成120、反対30で可決され、リトアニアが台湾との関係を強化することをEUに支持するよう政府に促す動議で賛成117、反対33で可決された。
2021.11.30 共同通信

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仏下院が台湾支持決議 国際機関参加、政府も同調 <2112-113002>
 フランス国民議会下院が29日、世界保健機関 (WHO) など国際機関への台湾の参加を支持し、政府に対して実現に向けた外交努力を強化するよう求める決議案を賛成多数で可決した。 上院は既に同様の決議を5月に可決している。
 審議に出席したルモワンヌ外務副大臣は、中国の反対で台湾がWHOに参加できなくなっていることに関し遺憾だと述べて決議に同調し、中台間の軍事的緊張の高まりに強い懸念を表明した。 また航行の自由を訴え、フランス海軍情報収集艦が10月に台湾海峡を航行したことも明らかにした。
2021.11.29 テレ朝 News

(Yahoo)

中米ホンジュラス大統領選 親中野党候補が勝利宣言 <2112-112905>
 中米のホンジュラスで大統領選挙が行われ、元大統領の妻で野党のシオマラ・カストロ候補勝利宣言を行った。
 カストロ氏は選挙公約で、当選すれば台湾と断交して中国と国交を結ぶと訴えていた。
2021.11.28 Focus 台湾

(Yahoo)

リトアニア議員団が台湾に到着 外交部や立法院開催のフォーラム出席へ <2112-112801>
 リトアニアの国会議員団が28日早朝に台湾に到着した。 外交部や立法院などが12月2日から3日にかけて台北市内のホテルで催すフォーラムに出席する。
 フォーラムは外交部や立法院の他、米国の非政府組織 (NGO) や台湾のシンクタンクなどが開催し、エストニア、ラトビアからも国会議員が台湾を訪問し参加する予定で、外交部によればバルト三国の国会議員蔡総統との面会なども予定されている。
2021.11.26 NHK 中国 駐リトアニア大使館を「代表処」に 外交関係格下げに対応 <2112-112611>
 中国政府が21日、台湾外交部がリトアニアに駐リトアニア台湾代表処を設置したと発表したことを受けて、リトアニアとの外交関係を格下げし、派遣する代表を大使から代理公使にすると発表した。
 更に中国外務省は26日に現地に設置している大使館を代表処に変えたとリトアニア側に通知したことを明らかにした。
2021.11.26 Focus 台湾

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蔡総統、米議員団と会談 協力関係強化に意欲/台湾 <2112-112607>
 台湾の蔡総統が26日に米下院議員団と総統府で会談し、台米双方の継続した努力によって協力関係にさらに豊かな成果をもたらせるよう期待を寄せた。
 今年に入って3組目になる訪台米議員団退役軍人委員長を務める民主党のタカノ下院議員超党派の下院議員5人を含む17人で、19日に米国を出発して日本と韓国を訪れ、25日夜に米軍の専用機で台湾に到着した。
2021.11.26 共同通信

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在リトアニア中国大使館が業務停止 「台湾」名称使用に報復か <2112-112602>
 中国国営CCTVによると、在リトアニア中国大使館が25日に大使館の領事業務を同日から停止すると発表した。 領事業務の停止については技術的な理由とするが、詳細は不明で、復旧時期も後日通知するとしている。
 リトアニアで18日に台湾の名称を使用した代表処が欧州で初めて開設されたことに対する報復措置の可能性がある。 リトアニアが台湾代表処を開設したことを受けて中国は強く反発し、中国外務省は21日にリトアニアとの外交関係の「格下げ」を宣言していた。
2021.11.25 テレ朝 News

(Yahoo)

米議員団が台湾到着 11月2度目の訪台 <2112-112509>
 台湾メディアによると、25日夜にタカノ米下院議員を代表とする超党派の台湾訪問議員団米軍の専用機を使って台北市に到着した。
 米国が台湾に議員団を送るのは今月2度目で、議員団は26日に国防部を訪れ、蔡総統らと意見交換をするという。
2021.11.23 Focus 台湾

(Yahoo)

海・空の戦力増強を 特別予算、上限約1兆円 国会可決/台湾 <2112-112304>
 台湾立法院が23日、海空の戦力増強のため武器の購入に関する特別条例を可決した。 特別予算の上限は2,400億台湾元(9,900億円)としている。 可決された条例ではミサイルや艦船、搭載する武器などを主に自国で生産するとし、海空の防衛力と統合作戦の効果の向上を図ることを目的とするという。
 地対艦ミサイルは、現有の雄風-2雄風-3の拡充を図る他、射程延伸型雄風-3を量産し、2026年までに台湾各地に配備する。 沱江級コルベット艦の量産、SAMやUAV、AAMなどの開発、製造も続けていく。
2021.11.19 産経新聞

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中国、リトアニアに報復方針 「台湾代表処」開設に <2112-111903>
 中国外務省が18日夜に発表した報道官談話で、台湾がリトアニアに出先機関の台湾代表処を同日に開設したことに対し「強烈な抗議と断固とした反対」を表明し、一切の必要な措置をとり、国家主権と領土を守り抜くと強調し、リトアニアに対して報復措置をとる方針を示した。
 台湾代表処の設置計画は7月から進められていたため、中国は8月に駐リトアニア中国大使の召還を決め、リトアニア側にも駐中国大使を引き揚げるように求めていたが、実際に設置されたことで、さらなる報復措置に出ると見られる。
 欧州では台湾との結びつきを強める動きが活発になっており、中国は警戒を強めている。
2021.11.19 Focus 台湾

(Yahoo)

政府系研究機関、太平洋に向け実弾射撃 12月まで断続的に/台湾 <2112-111902>
 台湾
NCSISTが18日夜、太平洋に向けてSAMの発射試験を実施した。 実弾の試射は12月上旬まで断続的に行われる予定という。 発射試験が行われたのは、南部屏東県の九鵬基地と東部台東県成功鎮の沿岸部で、台東で発射を見たNCSISTの元職員はメディアの取材に、九鵬からは天弓-3、成功からは天弓-2がそれぞれ発射されたとの見方を示した。
 危険区域が数十㌔から数百㌔、弾道の頂点高度は25,000呎以下から無限とされていることから、NCSISTの元職員は発射試験が行われているのはSAMのほか、雷霆-2000 MLR、射程1,500kmのCM雲峰などではないかと語った。
 一方で軍関係者は東部沖を今月1日から18日の間に、中国のフリゲート艦や駆逐艦、情報収集艦など10隻のほか、米国の補給艦と駆逐艦計4隻、韓国の駆逐艦1隻が航行したと明らかにした。
2021.11.18 産経新聞

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リトアニアに「台湾代表処」 欧州で初、中国の反発必至 <2112-111812>
 台湾が18日、リトアニアに出先機関の台湾代表処を開設した。 台湾の外交部によると、他国で出先機関を設置する際に使われる「台北経済文化代表処」ではなく台湾という表記が使われるのは欧州で初めてで、リトアニアも近く台湾に代表機関を設置するという。
 台湾代表処の設置計画は7月から進められ、中国から台湾独立の動きにつながると強い反発を受けていた。
 リトアニアは中国と国交を持ち台湾との外交関係はないが、人権弾圧問題などで中国を批判するようになり台湾との関係強化に動いていて、10月には台湾の経済視察団を受け入れ、半導体や畜産などの分野で協力することに合意していた。
2021.11.18 Focus 台湾

(Yahoo)

戦闘機「F16」の改修進む 蔡総統「台米関係の固い約束の表れ」 <2112-111810>
 台湾が保有しているF-16A/Bを改修して性能を高めたF-16V Block 20を装備した部隊が18日に南部嘉義県の空軍嘉義基地で発足した。
2021.11.17 産経新聞

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中米ホンジュラス大統領選で波紋 有力候補が中国重視 <2112-111713>
 台湾と外交関係を持つホンジュラスの大統領選を前にした世論調査で、中国と外交通商関係を結ぶと訴えた野党候補が首位に立ち波紋を広げている。 中台を不可分の領土だとする中国との国交樹立は台湾との断交を意味する。
 外交関係を維持する国が15ヵ国にとどまる台湾はホンジュラス引き留めに躍起になっており、蔡総統は13日にホンジュラスとの外交関係が80年を迎えたことを祝してエルナンデス大統領を総統府に招き、一層の関係強化を確認した。
2021.11.17 朝日新聞

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サイバー攻撃、「日米やクアッドで対応を」 中国など念頭に米高官 <2112-111712>
 来日中のサイバーと先端技術を担当するニューバーガー米国家安全保障担当副補佐官が17日に都内で、中国などを念頭に増大するサイバ攻撃の脅威には、日米や日米豪印4ヵ国 (Quad) などの枠組みで対応すべきだと強調した。
 ニューバーガー副補佐官は会見で、5月にあった米石油パイプラインへのサイバ攻撃を例に、民間企業も含めた国際協調を深めていくべきだと述べた。
 同副補佐官は15日に来日し、日本の安全保障や経済関連の省庁関係者、産業界や民間企業の担当者らと安全保障や情報共有の強化、新技術について意見交換したという。
2021.11.17 産経新聞

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サイバー攻撃対応で台湾を支援 米国家安全保障担当副補佐官 <2112-111711>
 来日中のサイバーと先端技術を担当するニューバーガー米国家安全保障担当副補佐官が17日に都内で、中国などからの台湾に対するサイバ攻撃に関して、台湾側の防衛を支援する考えを示した。 ニューバーガー副補佐官は、バイデン米政権が台湾海峡の安定と安全を重視していることから、台湾関係法に基づき台湾の防衛を支援する現在の政策にサイバも含まれると述べた。
 インド太平洋地域における協力では、日米豪印4ヵ国 (Quad) によるサイバ担当高官の協議枠組み創設を説明し、ソフトウエアの改善や重要インフラの防護などの対策で連携を進める考えを示した。
2021.11.17 日経新聞 台湾サイバー危機「同盟で管理可能」米担当副補佐官 <2112-111710>
 来日中のサイバーと先端技術を担当するニューバーガー米国家安全保障担当副補佐官が17日に都内で、台湾を標的とする大規模サイバ攻撃偶発的衝突に発展する懸念について「そうしたリスクを管理できるようにするため、同盟国地域のインフラ強靱性を高めつつ情報共有することに注力している」と述べた。
 米国は台湾関係法に基づいて台湾の自衛力向上を支援しているが、ニューバーガー副補佐官は「サイバー防衛の面でも同様だ」と述べ、「台湾の安定と防衛は米国の優先項目である」と強調した。
2021.11.16 Focus 台湾

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バイデン大統領、対台湾政策の維持を表明 外交部「感謝」/台湾 <2112-111613>
 台湾外交部が16日、バイデン米大統領が中国の習国家主席とのオンライン会談台湾について言及し米国の対台湾政策に変更がないことを習氏に伝えたことに対し、バイデン大統領への謝意を表明した。
 バイデン大統領は会談で、米台関係の基礎となる台湾関係法や米中3つのコミュニケ、台湾への「6つの保証」によって導かれる一つの中国政策を堅持し、両岸の現状を一方的に変更、あるいは台湾海峡の平和と安定を破壊する行為に強く反対する米国の立場を強調した。
2021.11.16 時事通信

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台湾の前副総統が欧州歴訪 リトアニアとポーランド <2112-111611>
 台湾外交部が15日、陳前副総統がバルト三国のリトアニアとポーランド歴訪に向け出発したと発表した。
 台湾と欧州をめぐっては、呉外交部長が10月下旬にスロバキアとチェコを歴訪したほか、経済視察団も両国とリトアニアを訪問している。 また11月上旬にはEU欧州議会の代表団が台湾を訪れたばかりで、陳氏の歴訪で欧台の接近ぶりが一段と鮮明になっている。
2021.11.16 ロイタ通信

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米中首脳、人権・経済など幅広く協議 習主席は台湾問題けん制 <2112-111610>
 バイデン米大統領と中国の習国家主席が15日にオンライン形式で会談した。 3時間を超える会談で、バイデン大統領は人権への配慮を要請し、習主席は台湾を巡り挑発には対応すると警告した。
 首脳会談では、チベットや香港、新疆ウイグル自治区での中国の行動など、両国が対立する分野については具体的な成果はなかったものの、冷え込んだ関係の修復する機会となり、双方とも会談は率直で実りあるものだったと評価した。
2021.11.14 日経新聞 豪国防相、台湾有事で米国支援を明言 現地報道 <2112-111406>
 ダットン豪国防相が14日までにAustralian紙のインタビューに応じ、台湾有事の際に米国を支援する姿勢を明確にした。 ダットン国防相は台湾を巡る有事の際に「もし米国が行動を起こすことを選択したら、我々が米国を支援しないことは考えられない」と述べた。 また台湾に対する中国の意図は明確だとし「高い水準で準備を行い軍事力による強い抑止力を持つべきだ」と強調した。
 中国に対する豪州の強硬姿勢を改めて示した形で、外国による台湾問題への介入に警戒を強める中国からの反発は必至だ。
2021.11.11 日経新聞 ホンジュラス大統領、台湾訪問へ 中国と駆け引きか <2112-111107>
 台湾外交部が11日、ホンジュラスのエルナンデス大統領が蔡総統の招待に応じ、近く台湾を訪問することを認め歓迎の意を示した。 台湾メディアなどによると、12日に台湾を訪問し、13日には蔡総統と会談する可能性があるという。
 ホンジュラスは台湾が外交関係を持つ15ヵ国のうちの1国で、今年は外交関係の樹立から80年の節目を迎えた。
 海外の高官の台湾訪問が相次いでおり、再び中国が強い反発姿勢をみせる可能性がある。
2021.11.11 ロイタ通信

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米、中国が台湾攻撃なら同盟国と共に対応=国務長官 <2112-111103>
 ブリンケン米国務長官が1日、中国が軍事力を利用して台湾の現状を変えようとした場合、米国は同盟国と共に対応すると述べた。 ただ具体的にどのように対応するかは明らかにしなかった。
 長官は同時に、現状の変更に向けた一方的な軍事力の行使は平和と安全に対する重大な脅威であると考え、そうした事態が発生すれば行動を起こす多くの国が存在していると述べ、この地域の平和と安定の維持に決意を示しているのは米国だけでないとの考えを示した。
2021.11.10 Jane's Defence Weekly Taiwan and US conduct training on Guam <2201-111001>
 台湾の邱国防部長が、台湾国営中央通信社が11月2日に報じた台湾海兵隊員がグアムに派遣されたとの記事を認めた。 派遣されたのは台湾海兵隊第99旅団の40名という。 台湾海兵隊には第66と第99の2個旅団と1個防空部隊がある。
 一方蔡総統は10月28日にCNNとのインタビューで、米軍の訓練要員が台湾に派遣されていることを認めたが、その規模は明らかにしていない。
2021.11.09 共同通信

(Yahoo)

中国、米議員団訪台に反発 「戦闘準備」警戒行動 <2112-110907>
 台湾メディアによると、米国の上下両院議員の一行を乗せた専用機が9日夜に台北市の松山空港に到着した。 台湾外交部は米代表機関、米在台協会台北事務所が管轄しているとして訪台の目的など詳細について公表を避けた。 台湾メディアなどによると、軍事活動を活発化させている中国の動向について情報交換する可能性があり、専用機はマニラから到着した。
 一方中国軍は台湾海峡に向けた戦闘準備のための警戒パトロールの実施を発表した。 対抗措置とみられ、台湾国防部は9日にJ-16やY-8
ASWなど計6機が同日に台湾の防空識別圏に進入したと発表した。
2021.11.09 ロイタ通信 中国人民解放軍、台湾の主要港や空港封鎖する能力=台湾国防部 <2112-110905>
 台湾国防部隔年に発表する報告書で9日、
PLA台湾の主要な港や空港を封鎖する能力があると指摘し、中国がもたらす重大な軍事的脅威への警戒を示した。
 国防部はまた、中国がいわゆるグレーゾーン作戦を開始したとし、昨年9月から今年8月末までに南西部の防空識別圏に中国の戦闘機が554回侵入したと指摘した。 ロイタは昨年、中国はこの戦略で台湾を疲弊させて抑え込むことを目指しているとの軍事専門家の見方を報じている。。
2021.11.05 Focus 台湾

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「台湾は盟友」=公式訪問の欧州議会代表団団長 <2112-110505>
 訪台中の欧州議会代表団のグリュックスマン団長が5日に台北市内で記者会見を行い、「台湾は欧州にとって理念の近いパートナーであり盟友」だと述べ、台湾を支持する立場を示した。
 グリュックスマン団長は、「台湾は地域で最も活躍している民主主義体制であり宝物でもある」とした上で、「台湾は孤独ではない。 台湾を守ることはEUの利益に合致する」と強調した。
 また、EUが設立を検討している偽情報対策センターについても触れ、台湾に設立されるよう努力すると語った。
2021.11.05 ロイタ通信

(Yahoo)

米共和党、台湾支援法案を提出 対中防衛能力を強化 <2112-110503>
 米上院共和党議員が4日、台湾の対中防衛能力を強化するため年間$2Bを台湾に提供する台湾抑止力法案を提出した。 無償供与や融資を通じて、米国製の武器など防衛装備の購入を2032年まで支援する。 法案には現行の武器輸出管理法を修正し、米企業が台湾に武器を売却しやすくする条項も盛り込まれると共に、台湾の対中防衛戦略を毎年調査することも義務付けている。 また台湾との軍事交流も強化し、台湾の軍人が米国で軍事教育や技術訓練を受ける機会を増やす。
 民主党がこの法案にどのような見解を示すかは現時点で不明だが、台湾支援は上院で超党派の支持を集める数少ない課題の一つである。
2021.11.04 朝日新聞

(Yahoo)

台湾人の6割「有事なら自衛隊派遣」 中国軍機の挑発受け世論調査 <2112-110409>
 台湾の民間シンクタンク台湾民意基金会が2日、台湾人の約6割台湾有事の際に日本が自衛隊を派遣するだろうと考えているとの世論調査結果を明らかになった。
 同基金会によると、有効回答が得られた1,075人のうち、58%が台湾有事で日本は自衛隊を派遣して台湾防衛に協力するだろうと答え、派遣しないだろうと答えたのは35.2%にとどまった。
 一方、米軍については65.0%が参戦するだろうと回答し、参戦しないだろうと考える人は28.5%だった。
2021.11.04 TBS News

(Yahoo)

EU 議会議員団 初の台湾訪問で行政院長と会談 <2112-110402>
 EU議会の議員団が5日まで滞在する予定で3日から台湾を初めて公式訪問していて、4日には蔡総統と会談する。
 台湾を公式訪問しているのは、外国政府による情報操作など民主プロセスへの干渉に関する問題を扱うEU議会の委員会の委員たちで、3日は蘇行政院長と会談した。
2021.11.04 AFP=時事

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米軍、台湾防衛能力は「確実にある」 制服組トップ <2112-110401>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が国家安全保障に関するAspen Security Forumで3日、台湾が中国による攻撃を受けた場合米軍には要請に応じて台湾を防衛する能力が確実にあると明言した。
 ミリー大将は、米国は台湾防衛に関する立場として「戦略的曖昧さ」を保持していると述べ、中国が台湾の制圧を試みた場合に介入するかどうかは大統領の判断になると説明した。
2021.11.02 ロイタ通信

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台湾、予備部隊の訓練強化へ 中台関係緊張で <2112-110202>
 台湾の国防部が2日、予備役部隊の戦闘演習や射撃演習などを来年から強化する方針を示した。
 国防部は、来年から一部の予備役に義務付ける招集訓練を現行の5~7日間から14日間に延長する。 対象は来年訓練する予備役110,000名の13%とされ、さらに対象を広げるかは今後決定する。 また射撃演習では弾量を2倍に増やし、戦闘訓練を半日から56時間に拡大する。
 邱国防部長は先月、中国との緊張関係が過去40年以上で最悪の状態にあるとの見解を示している。
2021.11.02 Focus 台湾

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海軍陸戦隊がグアムで米軍と合同訓練 国防部長「交流の一環」/台湾 <2112-110201>
 台湾海軍陸戦隊(海兵隊)がグアムで米軍と合同訓練を行っていることが一部メディアで報じられたが、邱国防部長は2日にこれを認め、台湾と米国の交流の一環だと語った。
 報道によると、40名の陸戦隊員がグアムに派遣され、1ヵ月間で水陸両用上陸作戦の合同訓練が行われているという。
 邱国防部長はまた、陸軍が後方支援に必要な物資の購入に関する事務所を米国に設置していることを明らかにし、連絡官が常駐していると述べた。
2021.10.28 朝日新聞

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台湾総統、米軍駐留の事実認める これまで「公然の秘密」、中国反発 <2111-102806>
 台湾の蔡総統が28日までにCNNの単独取材に応じ、台湾軍の訓練のために米軍が駐留していることを認めた。 蔡総統はCNN記者から駐留米軍の人数を尋ねられたのに対し、「人々が考えているほどは多くない」と答え、駐留を認めた。
 CNNは米政府の資料として、2018年の10名から2021年には32名に増加したと報じている。 台湾への米軍の駐留はこれまで公然の秘密とされ、公には語られてこなかった。
【関連記事:2111-100801 (時事 2021.10.08)】
【関連記事:2107-060205 (FT 2021.06.02)】
【関連記事:2012-110901 (TN 2020.11.09)】
2021.10.28 CNN

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台湾の諸島の中国制圧、米に有効な対応策ほぼなし 机上演習 <2111-102805>
 米シンクタンク
CNAS報告書で、最近実施したCPX台湾が実効支配する周辺の諸島中国が制圧した場合、米国が中国との戦争勃発や事態の大規模な悪化のリスクを引き受けずに打ち出せる有効な対応策はほとんどないとの結論を導き出したとしている。
 CPXの舞台となったのは、台湾と香港の間の南シナ海に位置し、台湾軍500名が駐屯している東沙環礁であった。
2021.10.28 Focus 台湾

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リトアニア、来年初頭にも台湾に代表機関設置へ 経済協力の拡大も期待 <2111-102804>
 リトアニアのアルモナイト経済革新相が27日、訪問中の台湾経済視察団団長と共同で取材に応じ、来年初頭にも台湾に代表機関を設置する予定であることを明らかにした。
 台湾の政府関係者や企業トップらで構成される視察団は26日に現地入り、27日には貿易投資に関するフォーラムが行われ覚書に調印した。 今回の訪問により2者間の経済貿易協力に堅実な基礎が築かれることが期待されている。
2021.10.28 時事通信

(Yahoo)

台湾総統、米軍受け入れ認める 中国の脅威「日々増大」 CNN <2111-102803>
 台湾の蔡総統が26日にCNN TVのインタビューで、中国の脅威が日々増大していると述べるとともに、訓練目的で米軍部隊の派遣を受けている事実を初めて認めた。 その際、蔡総統は米軍の規模については明言しなかったが「人々が思っているほど多くはない」とし、「われわれの防衛能力を高めるため、米国と幅広く協力している」と述べた。
 米メディアは今までに、米軍の特殊作戦部隊と海兵隊秘密裏に台湾に派遣され、軍事訓練を施していると報じていた。
2021.10.28 Taiwan News Taiwan signs second Patriot ground installation deal with US <2111-102802>
 台湾が過去3ヶ月で2回目となるPAC-3の改良契約を米国と結んだと10月28日に報じられた。 契約額はTWD991.65M ($35.63M)で、8月31日のTWD1.41B契約と合わせるとTWD2.44Bにのぼる。 今回の契約は主として整備と修理になる。
 台湾は350発のPatriotを配備している。
2021.10.27 Focus 台湾

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米国務長官が声明「台湾の国連参加支持」  外交部「深く感謝」 <2111-102704>
 国連での中国の代表権を認めた「アルバニア決議」の採択から50年を迎えた25日の翌日ブリンケン米国務長官が声明を出し、台湾の国連組織への参加を支持する立場を表明した。
 ブリンケン長官は声明に、台湾は民主化に成功しており情報の透明化や人権、法治の尊重は国連の価値観と一致するとしたうえで、「台湾の国連組織への有意義な参加は政治的問題ではなく、実務的な問題だ」とも記した。
 一方で長官は、これは米国の「一つの中国」政策と合致したものだとした。
2021.10.27 WoW! Korea

(Yahoo)

欧州議会代表団「台湾訪問を予定」…中国の反発は必至 <2111-102703>
 香港のSouth China Morning Postが27日、フランス選出のグリュックスマン欧州議員率いる欧州議会代表団が来週初め台湾を訪れ、現地の高官たちと面談する予定であると報じた。
グリュックスマン議員は対中強硬派で、中国が3月に制裁リストにあげた人物である。
2021.10.27 日経新聞 台湾外交トップ、スロバキアで演説「貿易・投資で協力強化へ」 <2111-102702>
 東欧を訪問中の台湾の呉外交部長(外相)が26日にスロバキアの首都ブラチスラバで演説し、同国と貿易や投資、産業面での協力関係を強化すると述べ、自由や民主主義、人権の尊重など普遍的な価値観を共有しているとも強調し親密な関係をアピールした。
 呉外相は27日にはチェコで、大統領に次ぐナンバー2の地位にあるビストルチル上院議長らと会う予定だが、同議長は昨夏に政界や経済界などの関係者からなる代表団を率いて台湾を訪問し、チェコと台湾は「独裁から脱し民主化を実現した」と共通点を指摘するなど、台湾との関係強化に動いている。
2021.10.26 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾、チェコと協力深化へ覚書 閣僚含む経済視察団が調印式出席 <2111-102602>
 台湾行政院の国家発展委員会が25日に、台湾とチェコが経済や貿易、産業分野での協力に向けた覚書を締結したと発表した。 チェコを訪れた同委員会の龔主任委員(閣僚)率いる経済視察団が調印式に出席した。
 チェコとは昨年にも覚書を取り交わしており、今回は半導体や第5世代移動通信システム (5G)、情報セキュリティーなどに範囲を拡大し連携していくという。
2021.10.22 TBS News

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台湾有事なら「防衛にかけつける」バイデン氏が踏み込んだ発言 <2111-102204>
 バイデン米大統領CNN TVの生放送番組で21日、台湾が中国に侵攻されたら米国は防衛のためにかけつけるのかと問われ「そうする約束になっている」と発言した。
 歴代の米政権は台湾有事の対応については「あいまい戦略」をとってきたため、今回の発言は踏み込んだものだが、米メディアによりると大統領府関係者は「従来の政策からの変更したものではない」と説明した。
 これに対して中国政府は早速反発している。
2021.10.21 Focus 台湾 欧州議会、台湾との関係強化を促す報告書可決 外交部が感謝 <2111-102105>
 欧州議会が21日に台湾との関係強化をEUに求める報告書圧倒的賛成多数で可決したと発表した。 採決は20日夜に行われ、賛成580、反対26、棄権66だった。
 報告書では、EUの駐台湾出先機関、欧州経済貿易弁事処の名称EU駐台湾弁事処に変更することや、EUと台湾の2者間投資協定 (BIA) 締結に向けた影響評価など準備作業への早急な着手、台湾が直面する中国の軍事的圧力に対してより多くの措置を講じることなどをEUに対して求めている。
2021.10.21 Focus 台湾

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台湾自主開発の練習機「勇鷹」、量産1号機が初飛行 <2111-102104>
 漢翔航空工業が開発した新型高等練習機勇鷹量産1号機が21日午前、台中市の清泉崗空港を離陸し初飛行した。 勇鷹の試作機は昨年6月に初飛行に成功し、現在は空軍と同社が各種試験を実施している。
 台湾国防部が9月に立法院にへ提出した報告書によると、今年12月末までに量産機2機が完成する見通しで、2026年までに66機の引き渡し完了を目指している。
2021.10.20 Jane's Defence Weekly Work starts on second improved Tuo Chiang-class corvette for Republic of China Navy <2112-102008>
 2度目の改良が施される沱江(Tuo Jiang)級コルベット艦建造が、10月6日に宜蘭県蘇澳鎮の龍德造船で開始された。 建造されるのは6隻計画されている沱江改級の2番艦で、2023年完成予定である。
 沱江改級の1番艦塔江 (Ta Jiang)は9月9日に澳鎮基地で就役している。
2021.10.16 Taiwan News Taiwan seeks early F-16V delivery, interested in long-range missile <2111-101603>
 台湾自由時報が10月16日、台湾がF-16V 66機の引き渡しを督促すると共に、AGM-158
JASSM 100発以上売却を求めていると報じた。
 2019年に売却契約が行われたF-16Vは、最初の2機が2023年に納入され、2026年までに完納されるが、台湾政府は射程370kmのJASSM 100発以上をNTD30B ($1.07B) で購入しようとしている。
【註】
 AGM-158 JASSMには射程が200nmとされる原型AGM-158Aと、射程が500nmとされる長射程型AGM-158B JASSM-ERがあるが、記事では射程が370kmとしていることから、台湾が導入を計画しているのはAGM-158Aと見られる。
2021.10.12 Taiwan News

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Taiwan's Army commander visits US <2111-101203>
 台湾陸軍司令官の徐大将が率いる代表団が、ハイレベルの軍事交流を行うために米国を訪問している。 10月9日に出発した代表団は大将1名、少将2名、大佐5名で構成され、ワシントンD.Cで開催される米陸軍協会 (
AUSA) の年次総会と博覧会に出席する。 滞在中には国防総省当局者と会談する。
 その後ハワイでインド太平洋軍司令官アキリノ海軍大将及び太平洋陸軍司令官フリン大将と会談し、来年の2国間協力に関する事項について話し合う。
2021.10.08 時事通信

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米軍、台湾に特殊作戦部隊派遣 秘密裏に訓練実施 報道 <2111-100801>
 Wall Street Journal紙が7日、米特殊作戦部隊と海兵隊が秘密裏に台湾に派遣され、軍事訓練を施していると報じた。 米当局者は、米軍部隊が少なくとも1年前から台湾で活動していると指摘している。
 当局者によると、米特殊作戦部隊とその支援部隊の計20数名は、台湾陸軍の小規模部隊に訓練を実施し、米海兵隊は台湾海軍に小型艇を使った訓練を行っている。 いずれも巡回配備とされるが、ホワイトハウスや国防総省はコメントしていない。
【註】
 米特殊部隊の台湾派遣は最早既知の事実で、今までにも度々報道されている。
【関連記事:2107-060205 (Focus台湾 2021.06.02)】
2021.10.07 ロイタ通信

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蔡総統、訪台中の仏議員団と会談 「地域の平和と安定実現へ」 <2111-100705>
 中国の強い反対を押し切り6日に台湾入りしたリシャール元国防相が率いる4人のフランス上院議員団が7日に総統府で蔡総統と会談した。
 蔡総統は、台湾海峡情勢への関心と台湾の国際社会参加支援についてフランスに謝意を表明し、台湾が今後も国際社会の一員としての役割を果たし続け、地域の平和と安定を実現していくと言明した。
 オーストラリアのアボット元首相台湾を訪れており、総統は7日に面会する予定である。
2021.10.07 Taiwan Times Taiwan considers stationing Sky Bow III missiles on small island near China <2111-100704>
 台湾Liberty Timesが7日、国防部がSky Bow Ⅲ SAMの生産拡大のためNT9.4B ($335.87M) の追加支出を決めたと報じた。
 Sky Bow Ⅲ SAMには2015年~2024年にNT74.8Bを割り当てていたが、
PLA空軍の執拗なADIZへの侵入を受け増産を決めた。
 追加生産分のSky Bow Ⅲは2022年6月馬祖列島の一部である東引島に配備を完了するという。
【註】
 天弓-3 (Sky Bow Ⅲ) は台湾が開発した天弓シリーズ中距離SAMの最新型で、全長5.673m、胴径42cm、重量1,135kg、弾頭重量90kgで射程は150kmという。
 垂直発射方式で誘導はアクティブレーダホーミングである。
2021.09.24 ロイタ通信

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日本の閣僚から「歓迎」相次ぐ、台湾の TPP 加盟申請 <2110-092404>
 台湾が環太平洋連携協定 (TPP) への加盟を申請したことについて、議長国である日本では加藤官房長官が「肯定的に受け止めている」と発言したのに続き、麻生財務相、西村再生相、梶山経産相などの閣僚が相次ぎ歓迎の意を表明した。
 中国が16日に申請した際は加盟条件を満たせるかどうか懐疑的な見方も出ていたが、台湾の加盟申請に際しては台湾を自国の一部とみなす中国が猛反発している。
2021.09.23 AFP=時事

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外相、台湾の TPP 加入申請歓迎 「戦略的観点で対応したい」 <2110-092301>
 茂木外相が23日、台湾が環太平洋連携協定 (TPP) への加入を正式に申請したことについて歓迎したいとし、戦略的観点や国民の理解も踏まえて対応したいと述べた。
 16日に加入を申請した中国に関しては、茂木外相らTPPに関係する閣僚は歓迎の意を示さなかった
2021.09.22 Jane's Defence Weekly RoCN inducts new Tuo Chiang-class corvette <2111-092208>
 台湾が建造したTuo Chiang(或いはTuo Jiang:沱江改級コルベット艦一番艦Ta Chiang(塔江と、FMLB高速機雷敷設艦の二番艦が9月9日に就役した。 台湾はTuo Chiang改級コルベット艦を更に5隻建造する計画で2023年以降に就役する。
 Tuo Chiang改級コルベット艦は全長65m、幅14.8m、喫水2.1m、排水量685tで、速力43kt、航続距離1,800nmの性能を持ち、Oto Melara 76mm砲と、Sea TC-2N
MSAMHF-Ⅱ/Ⅲ ASCMを装備している。
2021.09.22 時事通信

(Yahoo)

台湾、TPP 加入を申請 中国にらみ対応急ぐ <2110-092207>
 台湾政府が22日、環太平洋連携協定 (TPP) への加入を正式に申請したことを明らかにした。 行政院報道官によると、全ての加盟国に申請を伝えた上で、加入への支持を要請した。 23日にも詳細を説明する。
 TPPをめぐっては、蔡総統ら政権幹部がこれまで参加希望を繰り返し表明して関係国と非公式に交渉してきたが、16日に中国が申請を発表し先を越された格好となり対応を急いだもようである。
 台湾は主に中国の介入により、国際的な経済枠組みから除外され、ニュージーランドやシンガポールなど一部の国と自由貿易協定 (FTA) を締結するにとどまっている。
2021.09.21 毎日新聞

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高市早苗氏、台湾の蔡総統とオンライン対談 経済安全保障へ意欲 <2110-092104>
 29日投開票の自民党総裁選に立候補した高市候補が21日、台湾の蔡総統オンライン形式で20日に対談した動画を公開した。
 高市氏は経済安全保障への意欲を表明し、蔡総統は「日本には台湾および地域内の全ての国々と一緒に平和と安定を追求することを期待する」と述べた。
2021.09.21 Focus 台湾

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改良型戦闘機「F16V」、台湾初の部隊が11月に発足へ <2110-092103>
 台湾軍関係者が21日、南部嘉義の空軍基地F-16Vを装備する最初の部隊の発足式が11月に開催されることを明らかにした。
 台湾は141機あるF-16A/B全てをV型に改修する計画で、嘉義の部隊にはすでに少なくとも42機が引き渡されている。 この他に、トランプ前政権がF-16V 66機の売却を決めており、これらは東部台東の空軍基地に配備される見通しである。
2021.09.19 朝日新聞

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中国軍、台湾の西南沖で実戦演習 米駆逐艦が海峡通過した翌日に <2110-091905>
 中国
PLA東部戦区が18日、台湾の南西沖で海軍と空軍による演習を17日に実施したと発表した。 具体的な演習の内容や規模は明らかにされていないが、同戦区は海空軍の統合作戦能力の向上が目的としたうえで、台湾海峡の情勢に応じて演習を常態化するとしている。
 中国軍関係者は東部戦区が演習を発表したことについて、米軍の動きに応じたものだと話している。
2021.09.16 ロイタ通信

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台湾、防衛費に90億ドル 中国の「深刻な脅威」に直面 <2110-091608>
 中国からの深刻な脅威に直面する台湾が、軍備増強が急務だとして今後5年間でTWD240B ($8.69B) の国防費を追加する。
 2022年のTWD471.7Bの国防予算に追加されるが、問題なく議会で承認される見通しである。
2021.09.15 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾、リトアニアやチェコなど巡る視察団を10月派遣 関係強化へ <2110-091501>
 台湾外交部欧州司の陳立国司長が14日、10月にスロバキアチェコリトアニアの3ヵ国を歴訪する経済視察団を10月20~30日に派遣することを明らかにした。 国家発展委員会の龔主任委員(閣僚が団長を務め、政府関係者のほか通信、精密機械、電気自動車関連の民間企業トップら約65人が参加する。
 台湾と東欧中欧諸国の関係を巡っては、チェコの上院議長らが昨年訪台したのに続き、スロバキア、チェコ、リトアニア、ポーランドが台湾に対して新型コロナウイルスワクチンの提供を表明し、リトアニアとは年内にも相互に代表機関を設置する計画がある。
2021.09.12 時事通信

(Yahoo)

米「台湾代表処」に名称変更も 中国の反発必至 英紙報道 <2110-091203>
 英Financial Times紙が11日までに、米政府が台湾の在米大使館に相当する台北経済文化代表処の名称を台湾代表処に変更することを検討していると報じた。  複数の関係者の話として同紙が報じたところでは、名称変更は台湾側の要請によるもので、国家安全保障会議(NSC)と国務省のアジア担当官から幅広い支持を得ているが、実現には大統領令が必要で、最終決定は下されていないという。
 「台湾」の表記が正式名称に入ることになり、実現すれば中国が一つの中国の原則に反すると反発するのは必至である。
2021.09.08 Jane's Defence Weekly Taiwan proposes defence budget increase for 2022 <2111-090808>
 台湾が8月26日、前年比4%増のTWD471.7B ($16.8B) となる2022年国防費を要求した。 GDPの2.3%になる。
 この中にはM142
HIMARS、AGM-84H SLAM-ER、MS-110多波長偵察ポッドの購入や、T-5高等練習機の調達、2020年11月に建造が開始された通常動力潜水艦などが挙げられている。
2021.09.04 TBS News

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リトアニアと中国双方の大使を召還 台湾の代表機関開設めぐり <2110-090404>
 台湾がリトアニアに代表機関を開設することをめぐって、中国とリトアニアの双方がお互いの大使を召還する事態となっている。 リトアニア外務省は3日、中国に駐在する大使を協議のため召還すると発表した。 これに先立ち中国も8月に駐リトアニア大使を召還した。
 発端となったのは、台湾がビリニュスに事実上の大使館にあたる代表機関を開設するのにあたり、他の国で使用されてる台北ではなく台湾の名称を使うことを許可ことで、これに中国は「一つの中国」の原則に反すると反発している。
【関連記事:2109-081007 (共同 2021.08.10)】
2021.09.02 Taiwan News Construction of Taiwan's first domestically produced submarine to begin in November <2110-090206>
 台湾初の国産潜水艦11月に船台組み立てを開始する。 これに伴い欧米その他の国は2020年に台湾潜水艦に搭載する装置等の搬入を開始する。
 台湾海軍は一番艦の完成を2025年に予定し、2019年から2025年に一番艦の建造としてNT$49.36B ($1.48B) を投入する。
2021.09.02 Focus 台湾

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欧州議会外務委、駐台出先機関名称に「台湾」明記を提言 賛成多数で可決 <2110-090204>
 欧州議会外務委員会が1日、EUと台湾間の政治関係と協力に関する報告書の草案と修正案を賛成多数で可決した。
 中国の軍事的脅威に対する深い懸念を示した上で、EUと台湾が2者間投資協定(BIA)を結んだ場合の影響評価の実施やEUの駐台湾出先機関の名称に「台湾」を明記することを欧州委員会に提言する内容が盛り込まれた。
2021.08.31 Focus 台湾

(Yahoo)

国防部、軍事力報告書を公表「中国の電子攻撃能力、第1列島線以西に及ぶ」 <2109-083108>
 台湾国防部が31日、中国の軍事力に関する2021年度の報告書を公表すると共に、2022年度の予算書などを立法院に送った。
 中国の電子戦能力について、例年の報告書では「台湾の防空、制海、反撃作戦を麻痺させる初歩的な体系を備えている」との言及にとどめていたが、今年度は「第1列島線以西の地域に対して物理的・非物理的電子攻撃を行い、通信を遮断無効化する能力を有している」との指摘が記載された。
 上陸能力については、前年度の報告書では「現段階では大規模に上陸作戦を実施する能力を完全には備えてない」との見方を示していたが、今年度は上陸用車両や後方支援態勢は依然として不十分だとしつつも、各種の海空戦略の装備に引き続き力を入れると同時に、ヘリを運用した立体上陸や多次元的、スピーディーに上陸する多維双超の作戦力を加速度的に向上させていると指摘している。
2021.08.31 Taiwan News Taiwan to equip 6 Kang Ding-class frigates with new missiles <2109-083105>
 台湾海軍康定級フリゲート艦6隻が20年間装備しているSea Chaparralを
NCSISTが開発した新型ミサイル海剣Ⅱ (Sea Sword Ⅱ) に換装して対空/対ミサイル能力の向上を目指す。
 海剣Ⅱはアクティブレーダ誘導中距離SAMで、今年初めに試験を完了している。
2021.08.26 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、22年の防衛費は小幅増額へ 戦闘機購入に14億ドル <2109-082603>
 台湾の行政院が26日発表した2022年の国防予算はTWD471.7B ($16.89B) と小幅な増額にとどめた。
 2021年の国防費はTWD453.4Bだったことから、伸び率(註:4%増)は今年の10%を下回る。
 TWD401.B ($1.44B) を新規の戦闘機購入に充てる。
2021.08.25 Focus 台湾

(Yahoo)

海軍の対抗演習、キッド級駆逐艦4隻そろう/台湾 <2109-082504>
 台湾が9月に、中国の侵攻を想定した定例演習漢光37号を行うのを前に、海軍168艦隊は24日までにKid級駆逐艦4隻による演習を行った。 演習では艦隊がPhallanxで模擬ミサイル迎撃をする光景や、MK45 5吋砲 の実弾を発射する様子を捉えた写真も公開された。
 Kid級駆逐艦は、満載排水量が9,000tと同軍の主力艦として最大で、台湾は4隻を保有している。
2021.08.24 Taiwan News Taiwan's first private rocket gets permission to launch from South Australia <2109-082403>
 台湾のtiSPACE社が8月23日、オーストラリアのSouthern Launch社Hapith Ⅰロケットの打ち上げ契約を行ったと発表した。
 Hapith Ⅰは全長10m、胴径1.5m、発射重量3tのロケットで、オーストラリア南部に打ち上げ施設を有しているSouthern Launch社は、数回にわたるHapith Ⅰの打ち上げを行うという。
 台湾政府は今年5月に国内の宇宙企業振興を目指した宇宙開発法を成立させている。
【註】
 Hapith Ⅰは民間が開発している宇宙用のロケットとしているが、形状や塗装はSLVと言うよりSRBMのようである。
2021.08.12 Focus 台湾 台湾と米国、沿岸警備連携で作業部会が初会合 違法漁業などで意見交換 <2109-081203>
 台湾外交部が11日、台湾と米国が同日に沿岸警備に関する意思疎通や情報共有を行うワーキングチームの初会合をオンライン形式で開催し、漁業や合同海難救助などの面で意見交換したことを明らかにした。 会議は海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)と米沿岸警備隊の間で行われ、今後も定期的に会議を開くことで一致した。
 米台は3月に沿岸警備分野で協力を強化するため、ワーキングチームを発足させる覚書に調印している。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly Taiwan orders MS-110 recinnaissance pods <2110-081110>
 台湾国防省が7月28日もMS-110航空機搭載多波長偵察ポッド6基をCollins社に$343Mで発注したと発表した。 納期は2029年3月15日と言う。
 MS-110は台湾が保有しているF-16A/BをF-16V Block 70/72に改良するPhoenix Rising計画の一部になっている。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly Taiwan to produce extended-range Sky Sword 2 AAM <2110-081103>
 台湾国防相当局者が8月3日、F-CK-1
IDFに搭載する射程延伸型TC-2 (Sky Sword 2) 中距離AAM量産を開始すると述べた。
 レーダ誘導ミサイルであるTC-2の最新型は、射程が60~80kmと見られている。
2021.08.08 WoW! Korea

(Yahoo)

台湾、公共機関で中国産情報通信製品の使用を全面禁止=韓国報道 <2109-080803>
 米国が、中国の情報技術 (IT) 企業制裁に同盟国を引き入れている中で、台湾もこれ賛同しているという報道が出た。 自由時報など台湾メディアが8日、台湾行政院が全ての公共機関に、年末まで中国製情報通信製品の使用を禁止する公文書を発送したと報じた。 年末までに交換が不可能な場合はその理由と交換完了時期などについて、当局に報告しなければならないという。
 今回の制裁対象には、ファーウェイ (HUAWEI) 製品だけでなく、世界最大の監視装置メーカーである、ハイクビジョン ((Hikvision) 製品なども含まれていると伝えられている。 台湾行政院の5月統計によると、台湾の公共機関2,596ヵ所19,256個の中国製情報通信製品を使用している。
2021.08.07 Taiwan News Taiwan to hold missile tests in mid-August <2109-080706>
 台湾
NCSISTが8月7日、屏東県の漳平基地で8月13~17日にミサイルの発射試験を行うと発表した。
 発射されるミサイルについて軍消息筋は、射程が600km量産可能段階にある陸上発射(註:CM)HF-ⅡE及びその射程延伸型射程1,000km以上のミサイルと見ている。
2021.08.04 Jane's Defence Weekly RoCN recives first improved Tuao Chiang-class corvette <2110-080407>
 台湾海軍が7月27日、改良型沱江(Tuo Jiang)級ステルスコルベット艦の一番艦塔江 (Ta Jiang)を宜蘭県蘇澳鎮の龍德造船で公式に受領した。
 全長65m、幅14.8m、喫水2.1m、排水量685t沱江より僅かに大型の塔江Oto Melara社製76mm砲Vulcan Phalanx 20mm
CIWS 1基、12.7mm機銃4丁のほか、Sea TC-2N MSAM及びHS-Ⅱ/Ⅲ対艦ミサイルを装備する。
2021.08.04 日経新聞 米、台湾に武器売却 バイデン政権で初 <2109-080403>
 バイデン米政権が4日、総額$750Mにのぼる台湾への武器売却を決め、米議会に報告したと発表した。
 
SPH 40両や弾薬補給車20両などで、バイデン政権での台湾への武器売却は初めてである。
2021.08.01 Taiwan News

(Yahoo)

Taiwan military to design new armored vehicle <2109-080102>
 台湾国防省装備局が7月31日、105mm砲搭載の
ACVを開発する計画であると発表した。
 陸軍は当初、120mm砲搭載ACVを要求していたが、120mm砲搭載ACVは世界でも開発中で、105mm砲が広く採用されていることから105mm砲搭載に決まった。
 国防省は3月に、NCSISTが研究開発の参考として米国からM68A2戦車砲2門を購入したことを明らかにしている。
【註】
 M68A2は英Royal Ordnance社が開発したL7 105mm戦車砲で、世界中でMBTの主砲に採用されている。 因みに我が国の74式戦車もL7A1を採用し、16式機動戦闘車の砲もL7を元にしている。
2021.07.29 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾を中国の一部とする地図を禁止 米下院、国務省歳出法案可決 <2108-072903>
 米下院が28日、FY22の国務省対外活動関連計画歳出法案を可決した。 同法案は賛成217、反対212で可決され、今後上院に送られて可決されればバイデン大統領の署名を経て成立する。
 この日の議会では、共和党のティファニー議員やシャボット議員ら親台派議員5人が法案に、政府に対して台湾を中国の一部とした地図の作成などを禁止する修正案を提出した。 修正案は口頭による採決の方式で全会一致で可決され、歳出法案に盛り込まれることが決まった。
2021.07.28 産経新聞

(Yahoo)

初の日米台戦略対話、29日開催で調整 対中結束強化へ <2108-072807>
 日米台の有力国会議員による初の日米台戦略対話が29日にウエブ会議形式で開かれる方向で調整されている。 当初は昨年5月の蔡総統の就任式に合わせて台湾で対面方式で行う予定だったが、COVID-19蔓延で断念していた。
 戦略対話は安倍前首相が顧問を務める超党派の日華議員懇談会が主催し、初会合では今後の議題について話し合われる予定で、安全保障、半導体などのサプライチェーン確保、国際機関への台湾の参加などを目指している。 日華懇関係者は、正式な外交関係がない台湾とは政府の活動に限界があるため、議員外交でサポートしたいと話している。
2021.07.27 Jane's 360 Taiwanese navy receives first improved Tuo Chiang-class corvette <2108-072705>
 台湾宜蘭県の龍德造船が7月27日、沱江(改)型高速コルベット艦塔江を公式に海軍へ納入した。 塔江は2020年12月15日に進水し、8月には就役する予定である。
 ウォータージェットで推進する双胴型ステルス形状の沱江(改)型高速コルベット艦は2023年までに6隻建造されるが、その後更に5隻の建造が計画されている。
【関連記事:2103-010608 (JDW 2021.01.06)】
2021.07.21 Jane's Defence Weekly Taiwan to produce new armour-piercing rounds <2109-072109>
 台湾が直射火力支援型Cloud Leopard 8×8車が装備する徹甲弾をNTD14.02M ($498.000)で米陸軍に発注した。
 発注したのは105mm砲用の
APFSDS-T弾で、2020年12月4日に台湾はM68A2低反動戦車砲2門を米国に発注している。
2021.07.21 Taiwan News Taiwan's first indigenous submarine to launch in 2023 <2108-072106>
 台湾が昨年建造を開始した国産潜水艦は、当初2024年上半期に初航海、2025年に就役の計画であったが、2023年初航海に計画が早まった
2021.07.20 TBS News

(Yahoo)

台湾のリトアニアへの代表機関設置に中国政府強く反発 <>2108-072005>
 台湾が20日、リトアニアの首都ビリニュスに代表機関である台湾代表処を開設すると発表した。 台湾外交部は、両者は民主主義体制を守る戦略上の前線にいるとして友好関係をアピールした。
 リトアニアはこれに先立ち、台湾に代表機関を設置する方針を発表したほか、台湾に対しCOVID-19ワクチン2万回分の提供を表明するなど、国交を結ぶ中国と距離を置く姿勢を鮮明にしている。
 これに対し、リトアニアと国交のある中国政府は、いかなる形であれ台湾との公式往来には断固反対だと強く反発している。
2021.07.14 Jane's Defence Weekly Taiwan lines up revision of co-operation guidelines <2109-071412>

 台湾が防衛産業の振興と国際的なサプライチェーンへの参画を目指して企業協力計画 (ICP) の全面的な見直しを行おうとしている。

2021.07.14 Jane's Defence Weekly Japan's deputy PM considers possibility of Tokyo joining US in defending Taiwan <2109-071402>
 麻生副総理が7月5日、日米は協力して台湾を防衛しなければならないと述べた。
 更にもし台湾が中国の手に渡れば次は沖縄だとも述べた。
2021.07.14 Taiwan News US destroyer, Chinese spy ship prowl off east coast of Taiwan <2108-071402>
 7月14日に台湾東海岸沖
PLA海軍のType 815情報収集艦煙台と米海軍駆逐艦Pinckneyが遊弋している。
 PLAの情報収集艦は13日に花蓮県沖合40nmを北から南へ航行し、14日07:00には台東県沖合43nmに達した。 Type 815情報収集艦台湾東海岸沖航行近年頻繁に行われている。
 一方駆逐艦Pinckneyは14日04:00にバシー海峡を抜けて太平洋に入り、05:00に蘭嶼沖合44nmに達した。
2021.07.08 産経新聞

(Yahoo)

米国の次期台湾事務所長にオードカーク国務次官補代理 初の女性 <2108-070804>
 米国の対台湾窓口機関である米国在台協会 (AIT) が6日、次期台北事務所長オードカーク国務次官補代理が就任すると発表した。 今月中旬に任期満了で離任する所長の後任として夏に着任する予定という。
 バイデン政権は依然として次期駐中国大使を指名しておらず、大使職は前大使が昨年10月に離任して以降空席となっている。 バイデン政権としては中国大使よりも先に台北事務所長を任命することで、台湾重視の立場を改めて打ち出す狙いもあるとみられる。
2021.07.06 時事通信

(Yahoo)

台湾独立支持せず 4ヵ国首脳会議の年内開催確認 米高官 <2108-070603>
 米国家安全保障会議 (NSC) でインド太平洋政策を統括するキャンベル調整官が6日にシンクタンクでの講演で、台湾との「強力で非公式な関係」を支持するも独立は支持しないと明言し歴代米政権が踏襲してきた「一つの中国」政策は変更しないという立場を確認した。
 一方でキャンベル調整官は、COVID-19など感染症対策で台湾が国際的役割を果たすよう望むとも語った。
 ロイタ通信によるとキャンベル調整官はまた、バイデン大統領が年内に、Quad首脳会議を主催すると改めて表明し、同会議でCOVID-19ワクチンやインフラ投資への断固たる関与が実現すると語った。
2021.06.30 Jane's Defence Weekly Taiwan signs USD1.75 billion weapon contract with US <2108-063004>
 台湾国防省が6月17日、米国在台湾協会と総額$1.75BでM142
HIMARSHCDSFMSで購入する契約を行ったと発表した。 陸軍向けの長距離精密誘導システムは$346.3Mで2027年までに、海軍向けは$1,406Bで2028年に納入を完了するという。
 米国防安全保障協力局 (DSCA) は2020年10月に、国務省が台湾へM142 HIMARS 11両HCDS 100両をそれぞれ$436.1Mと$2.37Bと推測される額のFMS契約で売却することを国務省が承認したことを明らかにしていたが、最終的にM142 11両とデータ処理装置17基、M57単弾頭型ATACMS 64発、RGM-84L-4 Harpoon Block Ⅱ 400発となった模様である。
2021.06.18 Taiwan News Taiwan bolsters defense with enhanced rocket launchers <2107-061807>
 台湾国防部が、射程が100km以上という新型Thunderbolt-2000
MLRS(註:RT-2000)の発射試験を行った。 ただ国防部は新型がまだ開発段階なのか量産に移行しているのかは明らかにしていない。
 RT-2000には射程が15kmのMk-15、30kmのMk-30、45kmのMk-45がある。
【関連記事:2105-040704 (Taiwan News 2021.04.07)】
2021.06.17 Taiwan News Taiwan finalizes missile systems deal with US <2107-061701>
 台湾国防部が6月17日、米国からM142
HIMARSHapoon沿岸防衛システム (HCDS) を購入する2件の契約に署名したと発表した。 HIMARSの契約は$436.1Mで納期は2027年、HCDSは$2.37Bで納期は2028年になっているという。
 米国は2020年10月21日にM142 HIMARS(註:11基)とM57単弾頭型ATACMS 64発の台湾への売却を承認し、26日にHCDS 100基RGM-84L-4 Harpoon Block Ⅱ 400発売却を承認していた。
2021.06.16 Jane's Defence Weekly Survival plan <2108-061611>
= 台湾の国防方針に関する9頁の記事 =
 ・The ODC
 ・Air defence
 ・Long-range strike
 ・Inter-service links
 ・A large number of small things
 ・The people
 ・The invasion threat
2021.06.16 Jane's Defence Weekly Ebbing airbase selected for RSAF F-16, F-35 fighter training <2108-061606>
 シンガポール国防省が6月4日、同国空軍のF-16及びF-35Bの訓練基地にアーカンソー州Ft. SmithにおるEbbing州兵空軍基地が選定されたと発表した。 この結果アリゾナ州Luke AFBからF-16C/D 12機が2023年以降に移駐する。 またF-35Bは2026年からEbbing州兵空軍基地に配置される。
 Luke AFBにはシンガポール空軍のほかに台湾空軍のF-16も駐留している。
2021.06.13 時事通信

(Yahoo)

「台湾の平和と安定重要」 東京五輪開催支持 ワクチン支援10億回分・G7首脳宣言 <2107-061301>
 先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)が13日午後に首脳宣言を採択して閉幕した。 宣言では中国が軍事的圧力を強める台湾に初めて言及し、「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。 また東/南シナ海で威圧的行動を続ける中国深刻な懸念を示した。 更に首脳宣言は香港や新疆ウイグル自治区の人権問題にも触れ、中国に人権と基本的自由を尊重するよう求めた。
 日米が重視する台湾海峡の平和と安定は、5月のG7外相会議の共同声明にも明記されており、G7内には対中姿勢で温度差もあるが、サミットでは足並みをそろえた。
2021.06.12 Taiwan News Taiwan tipped to test new missile on June 23 <2107-061203>
 台湾
NCSISTが6月12日、22~25日にミサイルの発射試験を行うと発表したが、23日の試験については高度を規定していないことから天弓-3 (Skt Bow-3) の長射程型の発射試験との見方がでている。 因みに天弓-3の到達高度は26kmである。
 NSCISTによると新型ミサイル生産は2024年に開始される。
2021.06.09 Jane's Defence Weekly Taiwanese navy completes trials of 'Sea Sword Ⅱ' SAM <2108-060911>
 台湾海剣Ⅱ (Sea Sward Ⅱ) 艦載中距離SAM開発を完了したと発表した。 海剣ⅡSAMは沱江級コルベット艦塔江に装備する。
 海剣ⅡはF-CK-1
IDFに搭載されているTC-Ⅱ AAMの艦載型射程は50kmと見られる。 沱江級コルベット艦搭載と共に、フリゲート艦が装備しているSea Chaparralと換装する計画という。
 2020年12月15日に進水した685tの塔江は速力30ktと航続距離1,800nmの性能を持ち、8月に就役する予定である。
2021.06.08 Taiwan News Taiwan Navy conducts new air defense missile, radar system trials <2107-060802>
 台湾の軍事ウェブサイトAlert 5が、Kaohsiung LSTSea Oryx
SHORAD発射機と国産のフェーズドアレイレーダを搭載している画像を公開した。 Sea OryxはNCSISTが開発した。
 2015年の台北宇宙防衛博で初公開されているSea Oryxは米国のRIM-116 RAMの台湾版と言えるTC-1 (Sky Sword-1) AAMの艦上発射型で、陸軍もAntelopeとして採用している。
【Antelope 関連記事:Antelope (JMR 2002.06)】
2021.06.07 中央日報

(Yahoo)

「米軍用機が台湾に来れば戦争」と叫んだ中国 「わらをもつかむショー」という評価だけ <2107-060702>
 米国台湾に提供する75万ダースの新型ワクチンとダックワース議員(民主)、サリバン議員(共和)、クーンズ(民主)連邦上院議員を乗せた米空軍C-17が6日に台北松山空港に着陸した。 米上院議員が軍用機に乗って台湾を訪問したことから、現地では中国の対応に関心が集まった。
 中国国営環球時報1年前社説で、「米軍用機が台湾に離着陸すれば台湾海峡の戦争はその時に始まる」と脅迫していたが、7日の環球時報は立場を変えて「台湾当局が米国上院議員というわらをもつかむ」と題した社説を掲載した。
2021.06.02 Jane's Defence Weekly New Taiwanese agency to oversee reserve mobilisation <2108-060208>
 台湾立法院が5月21日、2022年1月1日に国防動員庁 (
NDMA) を創設する法案を可決した。 NDMAは国防部にあった国家総動員室と予備役軍司令部を併合した組織で、国防部および行政院国家総動員委員会と共に機能する。
 台湾には現在168万名の予備役兵とそれを保管する100万名の民間防衛隊がある。
2021.06.02 Focus 台湾

(Yahoo)

米海兵隊特殊部隊、台湾訪問か 国防部がコメント <2107-060205>
 米海兵隊特殊作戦軍の隊員が今年初めて台湾を訪問台湾の特殊部隊と交流すると一部メディアで伝えられた。
 これに対し台湾国防部は2日、軍の防衛作戦は戦争を防ぐことを目標としているとし、関連の軍事訓練や交流はこれに基づいて指導や計画を行っていると説明し過度な憶測はやめるよう呼び掛けた。
【註】
 この記事では「米海兵隊が初めて台湾訪問」としているが、2020年11月9日にはTaiwan Newsが「高雄市の左營海軍基地で米海兵隊と台湾海兵隊の4週間にわたる共同訓練」と報じている。
【関連記事:2012-110901 (TN 2020.11.09)】
2021.05.27 Taiwan News Taiwan Navy to deploy new air defense missile system in August <2106-052703>
 台湾Sky Sward Ⅱ (TC-Ⅱ) SAMの艦載型を完成させ、8月までに沱江級フリゲート艦塔江に装備する。
 塔江は亜音速
ASCMのHF-Ⅱ 8発と、超音速ASCMのHF-Ⅲ 8発を装備しているが、対空能力に欠けるため、今後はHF-Ⅲ 4発とTC-Ⅱ 12発を装備するようになる。
【註】
 今まで満載時排水量567tの沱江級はコルベット艦と呼ばれてきたが、この記事では沱江改級である満載時排水量685tの塔江フリゲート艦と呼んでいる。
 TC-Ⅱは元々はレーダー誘導のAAMである。
2021.05.26 Jane's Defence Weekly Taiwan to reorganise military into five main 'theatres of operations' <2107-052601>
 台湾陸軍が5月10日、陸軍の3個軍団2個防衛隊を2022年1月1日から5個戦域軍に改編すると共に、陸海空軍の統合運用及びインターオペラビリティを強化すると発表した。
・第1戦域軍: 澎湖島防衛隊(機械化歩兵大隊、砲兵大隊)を改編
・第2戦域軍: 東部の花蓮防衛隊を改編
・第3戦域軍: 北部の第6軍団を改称
・第4戦域軍: 第8軍団を改称
・第5戦域軍: 中部、西部の第10軍団を改称
2021.05.17 Defense News Taiwan unveils Army restructure aimed at decentralizing military <2106-051704>
 台湾の邱陸軍大将が先週国会で、陸海空統合の強化策として陸軍の再編を行うと報告した。
 改編は各種軍団を戦域戦闘軍に改編するもので、Penghu, Huadong, 第6、第8、第10軍団は、第1~第5の戦域戦闘軍に改編される。
2021.05.06 ロイタ通信

(Yahoo)

G7 外相、中国・ロシアが最大の脅威 共同声明採択 <2106-050601>
 先進7ヵ国 (G7) 外相会合が5日に共同声明を採択し、中国、ロシア、COVID-19のパンデミックが現在の最大の脅威と指摘した。 また台湾やウクライナへの支持を表明したが、具体的な措置に関する言及はなかった。
 G7外相は声明で、台湾が世界保健機関 (WHO) の年次総会世界保健総会参加することに支持を表明し、台湾海峡の「緊張激化につながり得る一方的な行動」にも懸念を示した。
2021.05.05 Jane's Defence Weekly RoCAF F-16s to get Auto GCAS, HARM <2107-050508>
 米国防総省が4月26日、台湾のF-16A/BをF-16V Block 70/72に改造する契約をLockheed Martin社に$138Mで発注したと発表した。 契約には$67.62Mの
FMS契約が含まれている。
 改造には自動地表衝突防止装置 (Auto GCAS)、AGM-88 HARM、レーダソフトの改善、先進IFFなどが含まれている。
2021.05.05 時事通信

(Yahoo)

「戦略的曖昧さ」維持を 台湾問題で米高官 <2106-050505>
 ロイタ通信が、米国家安全保障会議 (NSC) でアジア政策を統括するインド太平洋調整官のキャンベル氏が4日、米国台湾防衛の意思明確にすれば重大な不都合が生じると述べ、従来の戦略的曖昧さを維持すべきだと主張したと報じた。
2021.05.01 共同通信

(Yahoo)

中国艦、与那国―台湾通過 防衛省が初公表、警戒強化 <2106-050106>
 統合幕僚監部が1日、中国海軍のフリゲート艦1隻が同日に与那国島と台湾の間を北上し東シナ海に入ったと発表した。 このフリゲート艦は沖縄本島と宮古島の間を南下して太平洋に入り、その後、与那国の西方へ進んだ。 統合幕僚監部は、中国艦による与那国~台湾間の通過を公表するのは初めてで、尖閣諸島周辺を含め東シナ海で中国の活動がさらに活発になっているとみて警戒を強めている。
 一方、統合幕僚監部は4月30日夜以降にロシア艦2隻対馬海峡を南下東シナ海に向かったのを確認したことも公表した。
【註】
 中国海軍フリゲート艦が宮古島~与那国の島々を一周したことになる。
2021.05.01 共同通信

(Yahoo)

米、台湾防衛へ支援強調 圧力強化の中国けん制 <2106-050102>
 米国家安全保障問題担当のサリバン大統領補佐官が4月30日にAspen研究所の催しで、中国が台湾への軍事圧力を強めていることについて、習国家主席が中国の長期的な威信や安定には圧力強化が不可欠と考えたのだろうと指摘し、習国家主席は台湾への圧力強化を外交政策の核に据えたと分析した上で、台湾の防衛能力強化に向けた支援を続ける考えを強調した。
2021.04.29 Focus 台湾 国産4千トン級巡視船引き渡し 蔡総統、国際協力深化に期待/台湾 <2105-042905>
 台湾が独力で建造した4,000t級警備艦初号艦嘉義が29日、高雄市で海洋委員会海巡署に引き渡された。 建造を手掛けた台湾国際造船によれば、嘉義は満載時排水量5,044t、航続距離10,000nmで、最大放水射程120mの高圧放水銃を3基装備している。
 同社は同級警備艦4隻を受注しており、この日は2号艦新竹の命名進水式も行われた。 このほか1,000t級警備艦6隻100t級警備艇15隻の建造も進められている。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly Taiwan reports progress in development of indigenous next-generation fighter <2106-042808>
 台湾
NCSISTが4月15日、次世代戦闘機を国内開発すると発表した。 そのR&D第1段階としてTWD10.5B ($370.6M) が予算化され、そのうちTWD8.8Bでエンジン、TWD1.7Bで機体の開発が行われ、第1段階は2024年に完了するという。
 NCSISTは2018年にもTFE-1042-70を元にしたエンジン開発10年計画を開始している。
【エンジン開発関連記事:1912-101406 (AW&ST 2019.10.14)】
2021.04.24 共同通信

(Yahoo)

台湾海峡有事の法運用を本格検討 政府、対中配慮で慎重判断 <2105-042402>
 複数の政府関係者が24日、政府が菅首相とバイデン米大統領による首脳会談で台湾情勢が主要議題となったことから、台湾海峡有事が発生した際の自衛隊活動に関わる法運用の本格的な検討に入ったことを明らかにした。
 台湾有事の自衛隊活動に関しては、米軍などへの後方支援を行う重要影響事態か、集団的自衛権の行使を認める存立危機事態に該当するかどうかの判断が焦点となる。
 安全保障関連法に基づく「重要影響事態」や「存立危機事態」、日本が直接攻撃される「武力攻撃事態」に該当するそれぞれの状況や、自衛隊の役割を整理して必要な防衛力の強化を図るが、実際の適用は中国に配慮し、慎重に判断する方針という。
2021.04.21 Jane's Defence Weekly Taiwan launches its first locally build LPD <2106-042109>
 台湾が4隻の建造を計画しているドック型揚陸艦 (LPD) の一番艦が4月13日に進水玉山と命名された。 海軍への引き渡しは2022年前半になる。
 玉山は全長153m、幅23m、基準排水量10,000tで、速力21.5kt、13kt巡航での航続距離12,500nmの性能を持つ。 76mm艦載砲HF-Ⅱ/Ⅲ
ASCMを装備し、全長16mの揚陸艇4隻36mの揚陸艇2隻をウェルドックに搭載する。 更にS-70C対潜ヘリ1機も搭載できる。
2021.04.20 Taiwan News Biden preparing 1st arms sale to Taiwan with 40 self-propelled howitzers <2105-042003>
 UDN(註:台湾四大新聞の一角を占める聯合報)が4月19日、バイデン政権M109A6 Paladin
SPH 40門を台湾へ売却すると報じた。 米国防安全保障協力局 (DSCA) が近く議会へ報告するという。
 この契約は2019年にトランプ政権により進められようとしていたが、売却品目にM982 Excaliburが含まれていたためスウェーデンが止めていた。
 台湾機現在M109A2~M109A5 SPHとM114 155mm榴弾砲、M110A2 SPHを装備している。
【註】
 米陸軍は現在M109A7を装備している。
2021.04.19 日経新聞 米、台湾にまた武器売却か バイデン政権で初 <2105-041903>
 台湾の複数メディアが19日、米政府がバイデン政権では初めてとなる台湾への武器売却を近く承認する見通しになったと報じた。 台湾のメディアによると、売却が予定されているのはM109 Paladin
SPHで、米軍が配備を進めているモデルの一世代前のモデルである。 台湾は今回SPH 100門以上の購入を予定し、2023年から2025年までに取得する計画だという。
 トランプ前大統領は昨秋から台湾への武器売却を加速させたが、バイデン政権も流れを受け継ぐ可能性がある。
2021.04.16 時事通信

(Yahoo)

台湾総統が米訪問団と会談、「中国の挑発行為阻止で協力」 <2105-041604>
 台湾の蔡総統が15日、バイデン米大統領の要請台湾を訪問しているドッド元上院議員やアーミテージ元国務副長官ら米代表団総統府で会談した。
 ドッド元上院議員は、バイデン政権が頼りがいのある、信頼できる友人である台湾の自衛への投資を支援すると述べた。 また、米国と台湾のパートナーシップは「かつてないほど強力だ」とも発言し、今回の訪問はバイデン大統領の台湾に対するコミットメントを再確認するものだと述べた。
 蔡総統は、できる限り早期に米国との貿易交渉を再開したいとも発言した。 台湾は以前から米国との自由貿易協定の締結を目指している。
2021.04.14 Jane's Defence Weekly Taiwan pland to acquire PAC3 MSE air-defence missiles <2106-041407>
 台湾国営の中央社Focus 台湾が3月31日、台湾がPAC-3
MSEを購入する計画であると報じた。 購入数は公表されていないが、国防省によると引き渡しは2025年と2026年で、2026年末には配備されるという。
 台湾は現在PAC-3 CRI弾を装備している。
2021.04.14 WoW! Korea

(Yahoo)

バイデン、台湾に「非公式代表団」を派遣…「中国への圧力か」 <2105-041406>
 ロイタ通信が、バイデン米大統領が13日に元上院議員元政府高官など3名による非公式代表団を台湾に派遣したと報じた。 同通信によると、ドッド元上院議員、国務省副長官を歴任したアーミテージ氏、大統領副補佐官を務めたスタインバーグ氏の3名が、バイデン大統領の要請により台湾へと出国した。
 バイデン政権の高位関係者は非公式代表団の派遣は、台湾関係法制定の42周年(4月10日)に合わせたという。
2021.04.13 Defense News Taiwan launches new amphibious vessel with anti-ship missiles <2105-041308>
 台湾が4隻の建造を計画しているLPDの一番艦Yu Shanが4月13日に、高雄市の国営
CSBC社造船所で進水した。
 全長152m、排水量10,600t、速力21kt、航続距離7,000nmのYu Shan級はAAV7と673名の兵員を搭載するほか、HF-Ⅱ ASCM 8発を装備し対艦作戦も行う。 ASCMに代えてHai Chien SAM 16発を装備することもできる。
 この他に76mm多目的砲1門とFalanx CIWS 2基も装備している。
2021.04.13 Focus=台湾

(Yahoo)

新型ドック型輸送揚陸艦「玉山」が進水 蔡総統「防衛力さらに堅く」/台湾 <2105-041305>
 台湾海軍の新型ドック型輸送揚陸艦の一番艦の命名進水式が13日に高雄市の台湾国際造船高雄造船所で開かれ、玉山と命名された。 引き渡しは2022年の予定である。
 玉山は全長153m、幅23m、満載排水量10,600tで、海剣-2 SAM 2基76mm砲1門、Phalanx 2基などを搭載する。
2021.04.12 日経新聞 台湾侵攻は「深刻な過ち」、米国務長官が警告 <2105-041202>
 ブリンケン米国務長官が11日にNBCのニュース番組で、中国が台湾に侵攻すれば「武力によって現状を変更するのは深刻な過ちだ」と警告を発した。 台湾関係法に基づき、台湾の自主的な防衛する責務があるとの認識を示した。
 台湾関係法は武器売却などを通じた台湾への支援を定めているが、有事に米軍が防衛義務を負うと明確にしているわけではない。
2021.04.07 Jane's Defence Weekly Development of long-range, precision strike capabilities prioritised by Taipei <2106-040707>
 台湾陸上発射長距離ミサイルの量産が開始されていると共に、
NCSIST3種類の長距離ミサイルの開発を行っていることが明らかにされた。
 これらの詳細は明らかにされていないが、Janeは2020年4月にラムジェット推進で射程1,500~2,000km、速力Mach 3の雲峰 (Yun Feng) CMの発射試験を報じている。 台湾メディアは2019年にYun Feng 20発以上と発射機10両の量産を$390Mで開始したと報じている。
【註】
 雲峰の発射試験は、良く似た雄風-3 (HF-3: Hsiung Feng Ⅲ) 超音速ASCMの発射試験に紛らせて秘密裏に行っていたとされている。
2021.04.07 Jane's Defence Weekly PLA aircraft enter Taiwan's ADIZ after Taipei and Washington sign coast guard accord <2106-040701>
 米国在台湾協会と駐米の台北経済文化代表処が米台沿岸警備隊の業務提携に関する
MoUを締結した翌日の3月26日、PLA空軍機20機が台湾のADIZ進入した。
 進入したのはJ-16 10機、J-10 2機、H-6 4機、KQ-200 ASW 2機、KJ-500 AEW&C 1機、Y-8偵察機1機であった。
2021.04.07 Jane's 360 Type 055 destroyer joins PLA Navy carrier group for first time in deployment east of Taiwan <2105-040705>
 海上自衛隊の航空機と艦船が、空母遼寧を中心とした中国艦隊宮古海峡を通過して太平洋へ出たことを確認した。 艦隊には初めてType 055駆逐艦が加わり、その他にType 052D駆逐艦2隻、Type 054Aフリゲート艦1隻、Type 901高速補給艦1隻も加わっていた。
 これについて
PLA海軍報道官は「通常の訓練」と述べたが、国営の環球時報は「この演習でPLA海軍は空母と艦載機で台湾を包囲し、外国の干渉を阻止する能力を有することを実証した」と報じている。
2021.04.07 Taiwan News Chinese spy ships appear as Taiwan prepares missile tests <2105-040704>
 台湾
NCSISTが4月7日に台東県蘭嶼島で複数ミサイルの発射試験を行った。 台湾当局は詳細を明らかにしていないが、Thunderbolt-2000射程延伸型と見られる。 13~16日には長射程型Sky Bow Ⅲ天弓-Ⅲ)の試験も行われ、試験海域に200kmが指定されている。
蘭嶼島 (Orchid Island) の位置 (Google Map)】
 この試験を監視するためか中国海軍が6日にこの海域に電子情報収集艦を派遣している。
【註】
 Thunderbolt-2000(雷霆2000)は1997年から生産されている装輪MRLで、胴径117mmで射程15kmのMk 15、胴径180mmで射程30kmのMk 30、胴径227mmで射程45kmのMk 45がある。
 NCSISTは2019年に長射程型の発射試験を射距離63nmで実施したが、長距離型の射程は更に長いと見られている。
 
Thunderbolt-2000 (Wikipedia)】
2021.04.05 時事通信

(Yahoo)

空母遼寧、台湾近海で訓練 中国海軍発表 <2105-040505>
 中国海軍報道官が5日、空母遼寧を含む艦隊が台湾周辺海域で訓練を行ったと発表した。
 報道官は「年度活動計画に基づく定例的な訓練」としているが、台湾の蔡政権を牽制する狙いもあるとみられる。
2021.03.31 Jane's Defence Weekly Taiwan completes first tranche of F-16 aircraft upgrades <2105-033108>
 台湾国営メディアが3月17日、台湾空軍保有するF-16A/B/C/D 142機F-16V Block 70/72改装する計画の1次分42機の改装が完了したと報じた。 改装されたF-16Vは南部の嘉義市を基地にする第4戦術戦闘航空団に配備される。
 この改造でF-16はRaytheon社製AN/APG-83
SABR AESAレーダを搭載し、エンジンはGE社製F110-GE-129に換装された。
2021.03.29 中央日報

(Yahoo)

米戦艦が中国ミサイルに劣勢…台湾海峡ウォーゲームで米軍が敗北 <2104-032905>
 米NBC放送が元国防当局者を引用して27日、台湾海峡中国が軍事行動に出る場合を想定したウォーゲーム米国が劣勢になることが明らかになったと報じた。 米国が台湾を防御できるのかについて疑問が提起された。
 それによると、台湾空軍は数分間で全滅し、太平洋地域の米空軍基地が攻撃を受け、米国の戦闘艦と戦闘機は中国の長距離ミサイルに阻止され、更に米国が全力で介入したシミュレーションでも、侵攻を退けることはできなかったという。
2021.03.29 日テレ News24

(Yahoo)

パラオ大統領が台湾公式訪問 米大使も同行 <2104-032901>
 パラオ共和国ウィップス大統領の台湾公式訪問には、駐パラオの米国大使も同行している。
 ウィップス大統領の28日の訪台には、台湾との外交関係を重視する姿勢を内外に示す狙いがあり、滞在中には台湾の蔡英文総統とも会談する。
 現在、台湾と外交関係のある国はパラオを含め15ヵ国となっているが、中国は台湾が他国と外交関係を結ぶことに反対し外交攻勢をかけていて、2019年にはソロモン諸島とキリバスが相次いで台湾と断交し、中国と国交を樹立している。
2021.03.27 NHK 米と台湾 沿岸警備部門が協力の合意文書 中国海警法への対応か <2104-032701>
 米台が26日夜、25日に沿岸警備作業部会を設立するとした
MoUを交わしたと台北で発表した。 MoUは米沿岸警備隊台湾海巡署関係強化を図るもので、具体的には、規制に従わない漁業活動の取締りや捜索救難活動に協力して取り組むなどとしている。
 台湾の蘇行政院長は中国で海警局の船に武器の使用を認める「海警法」が施行されたことへの対応がねらいだという考えを示している。
2021.03.25 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、長距離ミサイルの大量生産開始 <2104-032506>
 台湾が25日に長距離ミサイル1種類の量産を開始したことを明らかにした。 これとは別に3種類の長距離ミサイルを開発していることも認めた。
 台湾の公的研究機関である国家中山科学研究院の幹部も立法院で、1種類の陸上発射型長距離ミサイルがすでに量産段階に入ったと発言し、これとは別に3種類の長距離ミサイルを開発中だと述べたが、これらのミサイルの射程は明らかにしなかった
 同研究所は台湾の兵器開発で中心的な役割を担っており、ここ数ヵ月、南東部の海岸で一連のミサイル試験を実施している。
2021.03.23 Focus 台湾

(Yahoo)

パラオ大統領、対台湾関係重視 「友人を選ぶ自由がある」=インタビュー <2104-032303>
 台湾と外交関係を結ぶパラオのウィップス大統領が22日にFocus 台湾とリモートで単独インタビューに応じ、台湾との関係を重視する姿勢を強調した。
 ウィップス大統領は28日から4月1日までの日程で就任後初の外国訪問として台湾を訪問する予定で、台湾滞在中には蔡総統と会談する。
【関連記事:2103-020902 (讀賣 2021.02.09)】
2021.03.22 Focus 台湾

(Yahoo)

リトアニア、台湾との友好組織立ち上げ 関係強化へ=政府高官や議員が参加 <2104-032203>
 Baltic News Service (BNS) が17日、リトアニアの政界や文化界の関係者が16日に台湾との関係を発展させようと、リトアニアー台湾フォーラムを設立した。 経済相や副外相、首都ビリニュス市長のほか、欧州議会議員、大学教員など50人余りが創始メンバーとして参加し、元教育科学相が議長に選ばれたと報じた。
 リトアニアでは昨年10月に議会選挙が行われ、中道右派の祖国同盟が第1党になり、3党が組む連立政権は同11月に自由を守る台湾を支持する姿勢を示していた。 今月初旬にはリトアニア政府が台湾への代表処設置を計画していると現地メディアで報じられた。
2021.03.22 Focus 台湾

(Yahoo)

外交部、日米の台湾海峡安定重視に「感謝」 <2104-032202>
 日米防衛相会談で、台湾海峡で不測の事態が起きた際の対応の検討について話し合われたことが日本メディアで報じられたのを受け、台湾外交部報道官が22日、米国と日本の台湾海峡の平和と安定への重視に心から感謝すると述べた。
 共同通信社が21日に複数の日本政府関係者の話として、岸防衛相とオースティン国防長官が台湾海峡での不測の事態への懸念を共有していたと報じた。 岸防衛相は、台湾支援に向かう米軍自衛隊がどのような協力が可能か検討していく必要があるとの認識も示したという。
2021.03.21 NHK 台湾 防衛計画見直し 中国への抑止力高めることを今後の重点に <2104-032103>
 台湾国防部が4年ごとの防衛計画の見直しを行い、今後の重点として長距離攻撃の能力の向上を挙げ「射程を大幅に伸ばしスタンドオフ攻撃できる空中発射型ミサイルを増強するなど、重層的な抑止力を打ち立てる」としている。
 また、今回の見直しでは武力攻撃に至らない、いわゆるグレーゾーン事態への対応について新たに1つの章を立てた。 更に中国が世論操作で人々の不安をあおろうとしたり、サイバ-攻撃を繰り返したりしており、警戒を強化する必要があるとしている。
2021.03.17 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、南シナ海で配備増強 潜水艦部品の輸出を米が承認 <2104-031704>
 台湾の邱国防部長が17日、台湾が建造中の新たな潜水艦搭載する機密技術輸出米国が承認したと述べた。
 また邱部長は議会で、台湾が南シナ海で実効支配する太平島への人員と兵器の配備を増強したと明らかにした。 太平島はスプラトリー諸島で最大の自然島とされ、台湾は沿岸警備隊を派遣している。
2021.03.17 日経新聞 米、対中抑止で日本重視 日米2プラス2 台湾有事視野 <2104-031702>
 日米両政府が16日に開いた外務防衛担当閣僚会合 (2-plus-2) で、来日したブリンケン国務長官とオースティン国防長官は日本との同盟を重視する考えを繰り返し強調した。
 米国が中国の尖閣周辺での領海侵入厳しい姿勢を示す視線の先には台湾がある。 米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将は9日の上院軍事委員会で、「台湾への脅威はこれから6年以内に明らかになるだろう」と証言し中国による台湾侵攻の可能性を訴えた。
 台湾有事となれば台湾に最も近い沖縄の米軍基地が重要な役割を果たすことから、米国が東シナ海に積極的に関与する姿勢をみせるのは、こうした差し迫った事情もある。
2021.03.10 AFP=時事

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「中国、6年以内に台湾侵攻の恐れ」 米インド太平洋軍司令官 <2104-031004>
 米インド太平洋軍司令官デービッドソン海軍大将が9日に上院軍事委員会の公聴会で、今後6年以内に中国が台湾を侵攻する可能性があると証言した。
 デービッドソン大将は中国について、国際法に則った国際秩序を求めるわが国のリーダとしての役割に2050年までに取って代わろうという野心を強めていると私は憂慮していると発言し、その前に台湾がその野心の目標の一つであることは間違いないと述べ、その脅威は向こう10年、実際には今後6年で明らかになると思うと語った。
2021.03.05 TBS News

(Yahoo)

米駐日臨時代理大使が台湾の駐日代表を大使公邸に招待 <2104-030509>
 ヤング駐日米臨時代理大使が4日、台湾の駐日大使に相当する台北駐日経済文化代表処謝代表を大使公邸に招待したと自らのツイッターに投稿した。 地域の安定や経済の繁栄など、幅広いテーマにわたる共通の優先事項について意見交換した。 台湾との断交以来、初めてだという。
 台北駐日経済文化代表処もツイッターで謝代表が2日に大使公邸を訪れたことを明らかにした。
2021.03.05 Focus 台湾

(Yahoo)

「台湾への武器売却続行」=米軍司令官 中国の現状変更試みに懸念 <2104-030506>
 米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将が4日に米シンクタンク
AEIのオンライン対談で、台湾の防衛力増強を支持、支援し、台湾への武器売却を続行する米国の姿勢を改めて示した。
 台湾海峡情勢に関する質問を受けたデービッドソン大将は、中国軍機が台湾周辺空域を飛行する頻度が最近増加し、台湾のADIZに進入することもあると指摘し、台湾の国防力増強につながる非対称戦力の提供が非常に大切だと訴えた。
2021.03.05 讀賣新聞

(Yahoo)

尖閣沖の中国船侵入「深刻に懸念」…米軍司令官、台湾への武器売却進める考え <2104-030503>
 米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将が4日に米シンクタンクで講演し、インド太平洋地域で米国と同盟国が直面している最大の危険は中国による従来の抑止力に対する侵食だとの見解を示し、日本などの同盟国と連携して米軍の抑止力を強化する重要性を強調した。 中国の急速な軍拡で地域での軍事バランスが不均衡になっていると指摘し、高度な装備を持つ統合部隊の配備などが必要だと主張した。
 また、尖閣諸島での中国海警局艦による領海侵入や、中国軍による台湾周辺での威嚇的な飛行についても深刻に懸念しているとし、台湾への軍事支援や武器売却を進める考えを示した。
2021.03.04 ロイタ通信

(Yahoo)

リトアニア、年内に台湾に事務所開設へ 中国は反発 <2104-030404>
 リトアニア経済イノベーション省の報道官がロイタに、アジアでの経済外交強化を狙い年内に台湾に通商代表事務所を開設すると述べた。
 この発表に対し中国外務省報道官は「世界に中国は一つだ」と述べ、リトアニアによる通商代表事務所開設には断固として反対すると表明した。
2021.03.01 Defense News Singapore's navy tests a new layer of surveillance: unmanned vessels <2104-030106>
 シンガポールAIを利用したUSVの試験中で、完了すれば哨戒任務用として4隻を導入する。
 このUSVは台湾の龍德造船が建造したもので、全長16.9m、排水量30tで、12.7mm機銃1丁とレーザ幻惑装置長距離音響装置を装備して、速力25kt、航続26時間の性能を持つ。
2021.02.17 Focus=台湾

(Yahoo)

海巡署の巡視船に「TAIWAN」表記追加 蔡総統が指示=総統府/台湾 <2103-021703>
 台湾総統府報道官が17日、蔡総統が海上保安庁に相当する海洋委員会海巡署が保有する大小4隻の警備艦の側面にTAIWANの文字を追加するよう指示したことを明かした。
 同署によれば、塗装は今年1月に始められ、現在では500t級1隻、1,000t級2隻、2,000t級1隻で作業が完了して、今後引き続き、225隻に同様の塗装を施すという。
2021.02.05 時事通信

(Yahoo)

ガイアナ、事務所開設を破棄 「中国が圧力」と台湾 <2103-020503>
 台湾外交部が5日、ガイアナと事務所を相互開設するために調印した協定について、ガイアナ側が一方的に破棄したと発表した。 中国が介入したとみられる。
 外交部は、中国が圧力をかけたもので、多方面から努力したがガイアナの決定を覆すことはできなかったと説明した。
【関連記事:2103-020402 (読売 2021.02.04)】
2021.02.04 讀賣新聞

(Yahoo)

米駆逐艦、台湾海峡を通過…バイデン政権下で初 <2103-020402>
 米海軍第7艦隊などによると、駆逐艦John S. McCainが4日に台湾海峡を北から南に航行した。 バイデン政権発足後、米軍艦艇が台湾海峡を通過したのは初めてで、バイデン政権は今回、台湾への軍事的圧力を強める中国に、今後も台湾に関与し続けていく姿勢を示した。
 一方、台湾外交部は4日、南米ガイアナとの間で先月に台湾事務所開設で合意し、一部業務が始まったと発表した。
2021.01.29 日テレ News24

(Yahoo)

中国国防省「台湾の独立は戦争を意味する」 <2102-012901>
 中国国防省報道官が28日、台湾海峡で行っている中国軍の軍事活動について、米国を念頭に外部勢力の干渉と台湾独立勢力の挑発に対する厳正な対応であると表明した上で、台湾の独立は戦争を意味すると、これまでにない強い表現で関係強化を進める米国と台湾を牽制した。
2021.01.27 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾の海軍、新しい国産攻撃艇を初公開 <2102-012706>
 台湾海軍が27日、高雄市の左営軍港で実施した訓練で、海軍陸戦隊(海兵隊)が新しく導入した国産のM109攻撃艇を初公開した。 主に港湾の防衛や偵察巡視に当たるという。
 M109は高強度複合材料が用いられており、全長11.2m、幅3.2m、排水量4t、速力46ktで、定員は武装兵8~10名である。
2021.01.24 日経新聞 米国務省「台湾を支援」 中国に圧力停止促す <2102-012403>
 米国務省が23日の声明で、中国に対して台湾への軍事外交経済的圧力を停止し、台湾の民主的に選ばれた代表者と有意義な対話を行うよう促すと表明し、十分な自衛能力を維持するよう台湾を支援していくとし、台湾との緊密な関係を維持する意向を鮮明にした。
2021.01.21 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾の駐米代表、バイデン大統領就任式に出席 正式招待を称賛 <2102-012102>
 台湾の駐米代表部に相当する台北駐米経済文化代表処の蕭美琴代表が、20日のバイデン米大統領の就任式に正式招待を受けて出席した。
 台湾外交部は、台湾の代表が正式招待を受けて出席したのは国交断交後初めてだとし、米台が価値観の共有に基づき、緊密で協調的な関係にあることを浮き彫りにしたと称賛した。
2021.01.14 AFP=時事

(Yahoo)

訪台中止の米国連大使、総統とビデオ会談 中国は反発 <2102-011404>
 クラフト米国連大使が14日、予定されていた台湾訪問が中止されたことから、蔡総統とビデオ通話で会談した。
 米国は政権移行を1週間後に控え、クラフト大使の訪台や、ポンペオ国務長官の欧州歴訪を直前になって中止した。
2021.01.13 Focus 台湾

(Yahoo)

米国連大使の台湾訪問が中止に 「残念」=外交部 <2102-011304>
 米国務省が12日、順調な政権移行のため、ポンペオ長官のベルギー訪問など、今週に予定されていた全ての外遊をキャンセルすると発表した。
 これに伴いクラフト米国連大使の台湾訪問が中止になった。
2021.01.08 TBS News

(Yahoo)

米ポンペオ国務長官 クラフト国連大使の訪台を発表、中国は反発 <2102-010801>
 ポンペオ米国務長官が6日、クラフト国連大使台湾を訪問すると発表した。 ただ、訪問する時期は明らかになっていない。 長官はまた、香港民主派前立法会議員ら53人が逮捕されたことに触れ、関与したすべての個人と団体に対して制裁を検討することを明らかにした。
 中国外務省は7日、一つの中国の原則に著しく違反しているなどと強く反発している。
2021.01.06 Jane's Defence Weekly Taiwan launches improved Tuo Ching-class corvette <2103-010608>
 台湾蘇澳鎮の龍德造船で2020年12月15日、Tuo Jiang(沱江)改級コルベット艦の一番艦が進水した。 台湾は2023年までに沱江改級を6隻建造する。
 沱江改級は全長65m、幅14.8m、喫水2.1,、排水量685tと沱江型より若干大きく、速力30kt、作戦航続距離1,800nmの性能を持つ。
 武装はOTO Melara 76mm砲のほか、TC-2N SAM、HF-Ⅱ/Ⅲ対艦ミサイルを装備する。