2024年の報道 2023年の報道 2022年の報道 2021年の報道 2020年の報道 2019年の報道 2018年の報道 2017年の報道 2016年の報道 2015年の報道 2014年の報道 2013年の報道 2012年の報道 2011年の報道 2010年以前の報道 年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2025.06.20 14:14 South China Morning Post South China Sea: China uses water cannon to expel Philippine vessel from Scarborough Shoal <2507-062021> 中国とフィリピンの船舶が南シナ海で再び衝突しており、中国政府は金曜日にスカボロー礁付近で沿岸警備隊がフィリピン政府船を追放するために放水銃を使用したと発表した。 中国海警局の劉徳軍報道官は、金曜日の午後、フィリピン船3006号が戦略的な浅瀬近くの中国海域に「度重なる警告を無視し、執拗に侵入した」と述べた。 これに対し、中国海警局は口頭での警告、綿密な監視、放水銃などの標準的な執行手段を用いて、無許可の船を追い払ったと劉氏は述べた。 2025.06.18 19:09 朝日新聞(Yahoo) 中国空母2隻の航跡、防衛省が異例の公表 「第2列島線」超え活発 <2507-061823> 防衛省が6月17日に、日本周辺海域での活動が続く中国空母2隻の航跡を発表した。 外国軍艦の詳細な動きを防衛省が公表するのは異例で、16日時点でも中国海軍の行動が続いているためという。 発表によると、5月25日に中国空母遼寧を沖縄県・久場島の北200kmの東シナ海で確認したが、その後26~27日にかけて沖縄本島と宮古島の間を通過し、6月7日にかけてグアムから伊豆諸島を結ぶ「第2列島線」を初めて越えた。 もう一隻の空母山東は、6月7日に南シナ海で確認されて以降、東京・沖ノ鳥島の周囲を時計回りに航行し、7~8日には監視していた自衛隊機に空母の艦載機が異常接近した。 この間、遼寧は約550回、山東は約230回、搭載されている戦闘機やヘリコプターの発着艦が確認されたという。 防衛省幹部は「遠方でも長期間、高いレベルで作戦遂行できる能力を示し、日米にとって強烈なメッセージになっている」と語っている。 2025.06.02 09:14 朝日新聞(Yahoo) 中国軍、第1列島線内に70隻超展開 東シナ海、南シナ海など広域に <2507-060209> 中国海軍や海警局の多数の艦船が5月初旬以降、九州から台湾を通って南シナ海に延びる第一列島線の内側を中心とした海域に展開していたことがわかった。 台湾当局関係者が、5月27日には計70隻を超える艦船が展開していたことを明らかにした。 台湾の安全保障分野に関わる当局関係者によると、これらの艦船は黄海、東シナ海、台湾海峡、南シナ海の広い範囲にわたり、5月初旬以降、空母も含めておよそ50~70隻ほどが展開していたという。 このうち空母遼寧 CSGは25~26日、艦載機の離着艦を含む訓練を台湾東部の海域で実施し、同空母のこの海域での離着陸訓練は初とみられるという。 さらに同時期、空母山東が南シナ海で活動していることも確認した。 2025.06.02 09:14 Reuters 通信(Yahoo) 仏大統領がウクライナ防衛と台湾問題絡め演説、中国は反発 <2507-060208> 中国が31日、ロシアからのウクライナ防衛に絡めて中国の圧力にさらされる台湾に言及したマクロン仏大統領の演説を受け、「ダブルスタンダード」だと反発した。 マクロン大統領は30日、シンガポールで行われたアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説し、中国が台湾への圧力を強めていることを念頭に「ロシアがいかなる制限も制約もなく、国際秩序からのいかなる反応もなくウクライナ領土の一部を奪うことが許されると考えると、台湾では何が起きるだろうか」と述べた。 在シンガポール中国大使館はフェイスブックで、台湾問題とウクライナ問題を比較することは「受け入れられない」とし、「この2つは性質が異なり、全く比較にならない」と投稿し、台湾は完全に中国の内政問題だとし、「ダブルスタンダードをダブルスタンダードで糾弾しようとしても、得られる結果はやはりダブルスタンダードでしかない」と批判した。 大使館の投稿はマクロン大統領に直接言及していないが、同氏が演説する写真が添えられていた。 2025.05.31 14:31 時事通信(Yahoo) 中国軍、南シナ海で「戦闘パトロール」 米国防長官演説をけん制か <2506-053105> 中国軍南部戦区が31日、南シナ海のスカボロー礁周辺の海空域で戦闘哨戒を同日実施したと発表した。 「関連地域の管理・コントロール能力を強化し、国家主権と安全を断固として守る」と主張し、中国海警局も同日、周辺海域で哨戒を実施した。 発表のほぼ同時刻には、ヘグセス米国防長官がシンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で演説していた。 ヘグセス長官が対中批判を展開することを見越し、牽制する意図があったもようだ。 ヘグセス長官は演説で、台湾海峡や南シナ海における中国の威圧的行動に警鐘を鳴らした。 2025.05.30 20:42 朝日新聞(Yahoo) 香港に「国際調停院」設立、中国が主導 アフリカなど32カ国が署名 <2506-053020> 香港で30日に、中国が設立を主導した国家間の紛争を調停で解決する国際調停院の設立に向けた協定の署名式があった。 中国の王共産党政治局員兼外相は演説で、アフリカやアジアなどの32ヵ国が署名したと明らかにした。 米欧中心の国際秩序への対抗軸を打ち出し、国際的な影響力を高める狙いがある。 香港紙の報道によると、調停院では国家間の問題のほか企業間の国際的なビジネス紛争などを扱う。 2025年末か2026年初めごろに正式に開設される予定という。 立ち上げメンバーとなった32ヵ国は、アフリカやアジア、太平洋の島嶼国が中心で、中国と友好関係にあり、巨大経済圏構想「一帯一路」などを通じて経済協力を深めている国々が多い。 中国はこうしたグローバルサウス諸国を引き込み、国際的な影響力の拡大をもくろんでおり、王外相は演説で「国際ガバナンスにおけるグローバルサウス諸国の発言力を高めよう」と呼びかけた。 国家間の紛争解決の仕組みでは、オランダ・ハーグに本部を置く常設仲裁裁判所などが知られるが、中国が調停院設置を主導した背景には、中国が南シナ海の管轄権を主張する「九段線」をめぐって、同裁判所が中国の主張を否定した判決を下すなど、既存の組織への不満もある。 2025.05.29 12:46 Defense News Marines, Army deploying missile systems to Luzon Strait <2506-052920> 米海兵隊と陸軍はミサイル部隊を、KAMANDAG演習中の対艦演習のために、フィリピン諸島内の重要なチョークポイントに展開する計画である。 米海軍研究所 (U.S. Naval Institute) の発表によると、海兵隊が装備する無人の対艦海兵遠征艦阻止システム (NMESIS) と陸軍のHIMARSはこの演習で目立つように、ルソン島と台湾間の配置される。 第3海兵沿岸連隊 (3rd MLR) のNMESISは、フィリピン領土の最北端であるバタネスに向かっている。 このシステムは、海上安全保障演習であるBalikatan 2025のために、最初にバスコ島とバタン島に到着した。 3rd MLRの連隊長であるレヘイン大佐は、「Balikatan 25演習のMKTSO中にバタン島にNMASSISが投入されたことは、3rd MLRだけでなく、米国海兵隊全体にとって大きな節目の達成であり、海兵隊の装備展開の進歩を意味している」と述べている。 【註】 Luzon Straitとは台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡の一部で、バシー海峡の中央に位置するフィリピン最北端の島バタン島と、その南にに位置するバブーヤン島の間を指す。 2025.05.08 20:45 時事通信(Yahoo) 中国軍艦が比艦妨害 至近距離で「衝突の危険」 南シナ海 <2506-050831> フィリピン軍が8日、南シナ海のスカボロー礁近海を5日に哨戒していた際、中国海軍のフリゲート艦2隻が「攻撃的な操船」で進行を妨害したと発表した。 比艦を至近距離で追跡したほか、前方を横切ったといい、比側は「衝突の危険性があった」と強く非難している。 一方の中国軍は、比艦が「中国領海への侵入」を図ったため阻止したと主張し、現場での行動は「規範にのっとり合法的だった」と正当化した。 2025.05.08 17:53 共同通信(Yahoo) 中国軍艦が比艦の進路横断 南シナ海で「衝突リスク」 <2506-050825> フィリピン軍が8日、南シナ海スカボロー礁付近を5日に哨戒していたフィリピン艦に対し、中国軍のフリゲート艦2隻が至近距離で追尾した上、進路を横切り「衝突リスク」を生じさせたと発表した。 軍高官は中国艦が25~50mに接近したと説明した。 中国艦がフィリピン軍艦に「直接の脅威」(同軍)を与えるのは異例で、対立が一段と激化した。 中国軍は、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)にあるものの、中国が一方的に領有権を主張するスカボロー礁で、フィリピン艦が領海に入るのを阻止したとし、対応は「正当で合法だ」と主張した。 これまで中国は南シナ海の係争海域で、主に海警局艦を前面に展開し、放水砲などでフィリピンの船を妨害してきた。 軍艦の進路妨害は戦闘行為と見なされかねず、フィリピン軍は「このような挑発的行動は誤解を招き、緊張を高めて地域の安定を損なう恐れがある」と非難し、「無責任な行動に深刻な懸念を表明する」とした。 2025.04.28 01:00 RBC Ukraine Philippines responds to China by landing and raising flag on disputed islands <2505-042801> フィリピン国軍が、中国軍がサンディケイ礁に上陸したことに対して、同様の作戦を実施したとしている。 西フィリピン海作戦戦術群 (National Operational-Tactical Group West Philippine Sea) が4月27日に省庁間海上作戦を実施した。 この取り組みは、フィリピンの主権的権利と西フィリピン海域に対する管轄権の定期的かつ合法的な行使を強化することを目的としていた。 この作戦には、フィリピン海軍、フィリピン沿岸警備隊、国家警察の海事グループが関与した。 作戦の一環として、ゴムボートに乗った4つの合同チームがCay 1、Cay 2、Cay 3の各島とその周辺海域に上陸した。 フィリピン軍は哨戒中に、Sandy Cay 2湾の東約914mで船体番号5102の中国海警局艦が違法に存在していることを確認し、また、島2と3の湾付近で7隻の中国海軍艦船を確認した。 国家作戦戦術群西フィリピン海は、この作戦の実行は、西フィリピン海におけるフィリピンの主権、主権、管轄権を維持するというフィリピン政府の揺るぎない決意とコミットメントを示していることを強調した。 また、この作戦は、フィリピンが自国の海洋領土を保護し、国際法を遵守し、地域の平和と安定の維持に貢献するという決意を強調している。 フィリピン軍が実施した作戦は、4月26日にフィリピンのチトー島前哨基地近くの係争中のサンディケイ2礁に上陸し、旗と一緒に写真を撮った中国海警局の行動に対応したももだった。 この事件は、来週、フィリピンのスプラトリー諸島近くの地域で開催される予定の、米比年次合同軍事演習の直前に発生した。 2025.04.25 20:52 共同通信(Yahoo) 中国海警、南沙で国旗掲揚 フィリピンけん制、実効支配強化 <2505-042514> 中国共産党機関紙人民日報系の環球時報が25日、中国海警局職員のグループが南シナ海のスプラトリー諸島にある鉄線礁に上陸して中国国旗を掲げたと報じ、写真を掲載した。 南シナ海で領有権を巡り対立するフィリピンを牽制し、実効支配を強める狙いと見られる。 記事は海警局員が4月中旬に鉄線礁で調査を実施し、違法活動の証拠を収集したとしている。 1月にフィリピン船が中国政府の許可を得ずに同礁付近の海域に入り、上陸しようとしたが、海警局が追い払ったとした。 2025.04.17 15:11 Reuters 通信(Yahoo) 南シナ海の平和と安定維持が重要、中国とマレーシアが共同声明 <2505-041710> 中国とマレーシアが17日、習国家主席の公式訪問終了に合わせて共同声明を発表した。 南シナ海における紛争の平和的解決を目指すと表明し、国連への支持を約束した。 共同声明は南シナ海における行動規範について、中国とASEANの交渉が2026年中に完了することへの期待が示された。 ASEANと中国は2002年に行動規範を作成することで合意したが、交渉を開始するまでに15年を要するなど進展は遅れている。 共同声明はまた、国連、世界貿易機関 (WTO)、世界保健機関 (WHO)、新興国グループBRICSの下での協力強化を呼びかけた。 「中国とマレーシアは、普遍的に有益で包摂的な経済のグローバル化を共同で推進し、貿易と投資の円滑化を進める」とし、「WTOのルールに違反する恣意的な関税引き上げを含む一方的な貿易制限措置を拒否する」と強調した。 マレーシアは「一つの中国」政策へのコミットメントを改めて表明し、台湾の独立を求めるいかなる主張も支持しないと述べた。 両国はまた、ガザ地区はパレスチナ自治区の不可分の一部だと指摘し、停戦合意の完全かつ効果的な履行を求めた。 習主席は同日、東南アジア歴訪の最後の目的地であるカンボジアに向けて出発した。 2025.04.15 19:34 AFP=時事(Yahoo) 海中で発見された水中ドローン、中国に信号送信 フィリピン軍発表 <2505-041506> フィリピン軍が15日、過去数年間に漁業関係者によって発見されたUUV 5機について記者会見を開き、これらのUUVが「水中戦」に有用な情報を収集できる能力を持っていたと明らかにした。 また、少なくとも1機が中国に信号を送信していたことを示す証拠があるとした。 これらのUUVは2022年から2024年にかけて、「国家の防衛と安全保障、さらに国際的な海上航行にとって戦略的に重要な地点」で発見されたという。 フィリピン海軍報道官によれば、これらのUUVが収集した情報は「単なる航行目的を超える」ものであり、水中戦、脅威の探知、水中兵器の試験などに活用される可能性があると述べた。 会見ではUUVの出所は特定されなかったが、複数の機体に中国語の表示が確認されており、また少なくとも1機は中国本土との間で信号の送受信を行っていたという。 「5機のうち1機のSIMカードを対象に行われた技術的調査によると、最後の通信先は中国本土だった」と、南シナ海問題の報道担当も務めるフィリピン海軍のトリニダード少将は述べた。 中国大使館は、これまでのところコメントの要請に応じていない。 2025.04.08 00:53 TBS News(Yahoo) フィリピン当局が映像公開 “中国海警局が危険な操縦で何度も衝突しようと…” 領有権争い続く南シナ海 <2505-040802> フィリピン当局は、南シナ海で領有権を争う中国の艦船が危険な操縦を繰り返し、何度も衝突しようとしてきたとして、映像を公開した。 フィリピン沿岸警備隊の発表によると、南シナ海のスカボロー礁付近で7日、中国海警局艦2隻が、危険な操縦を繰り返し、フィリピン警備艦に対して何度も衝突を試みたという。 フィリピン側が公開した映像には、中国艦の艦首が衝突する寸前の距離まで接近している様子が捉えられていた。 フィリピン沿岸警備隊は、中国側の攻撃的な行動や威嚇にもひるむことなく「毅然とした態度を示した」としたうえで、「海洋権益を守るために全力を尽くす」と強調している。 スカボロー礁は、フィリピンの排他的経済水域の内側にあるが、中国が2012年から実効支配していて、領有権をめぐる争いが続いている。 2025.03.29 08:00 Defense News US, Japan, Philippines stage naval drills in disputed South China Sea <2504-032913> 米、日、比が28日、中国の軍艦が遠くから見張っているなか、南シナ海沿岸で危機対応を強化するための合同海軍演習を実施した。 「多国間海事協力活動」と呼ばれる最新の海軍演習は、AP通信のフォトジャーナリストを含むマニラを拠点とする少数のメディアに初めて公開された。 中国のフリゲート艦は、同盟国3ヵ国艦と航空機がスカボロー礁沖で不穏な瞬間に演習を行っている海域に接近しようと試みたが、フィリピンのフリゲート艦から無線で警告され、近づかなかった。 ロブレス比海軍中佐はフリゲート艦José Rizalの乗組員に「彼らが接近しようと試みた時があったが、再び我々は彼らに挑戦した」と語った。 終日の演習では、比海軍José Rizal、米駆逐艦Shoup、海上自衛隊の護衛艦のしろが編隊を組んで航行し、無線で通信を行ったほか、米軍と比軍ののヘリが飛び交った。 駆逐艦Shoupの乗組員がスピードボートでJosé Rizalに乗り移り、フィリピンのカウンターパートと話し合った。 2025.03.28 19:28 Reuters 通信(Yahoo) 中国、南シナ海に爆撃機展開 米国防長官のフィリピン訪問に関連か <2504-032817> Reutersが衛星画像で、中国が今週、南シナ海のスカボロー礁周辺にH-6 2機を展開させたことを確認した。 ヘグセス米国防長官のフィリピン訪問に先立つ爆撃機の展開について、Reutersは中国国防省に米国防長官のフィリピン訪問との関連などを問い合わせたがコメントは得られていない。 ヘグセス国防長官は28日、マルコス比大統領、テオドロ比国防相とマニラで会談し、両国の相互防衛協定に対する揺るぎない関与を確認するとともに中国の脅威を踏まえ、南シナ海に抑止力が必要との認識も示した。 スカボロー礁を巡っては、中国が南シナ海で勝手に設定した「九段線」を基に領有権を主張している。 これに対してフィリピンは同国の排他的経済水域 (EEZ) 内にあると主張している。 ハーグの常設仲裁裁判所は2016年に、フィリピンの主張を支持する判決を下したが、中国は認めていない。 アジア地域の安全保障の専門家は、今回の爆撃機の展開は偶発的なものではないとみている。 オーストラリアのグリフィス・アジア研究所のレイトン氏は、中国は、洗練された軍を有するというシグナルを送るとともに、米国にも攻撃の可能性について警告しているとの見方を示した。 2025.02.28 04:00 八重山日報(Yahoo) 米艦船入港 16年前とは一変した <2503-022801> ・隔世の感がある。 2009年に米海軍の掃海艇が初入港した石垣港には反対派が大挙して港に押しかけ、乗組員らの上陸を阻止するため人間の壁をつくって出入口を強行封鎖した。 乗組員らは正面から反対派を突破し、現場は大混乱になった。 当時の大浜市長は非常事態を宣言し、港湾担当課に対し、米艦船への一切の協力を拒むよう指示した。 ・あれから16年。 米海軍の揚陸艦が石垣港に入港したが、反対派の姿はまばらで、現場では八重山防衛協会が歓迎の横断幕を掲げた。 中山市長は入港について「法的にも、安全性も問題ない」と容認した。 米艦船を迎える八重山の雰囲気は一変した。多くの住民が「米艦船の入港は平和を乱すためではなく、守るためだ」と理解するようになったためである。 港湾で荷役作業を担当する労働組合が艦船の入港に反発し、一時、組合員の自宅待機を検討したが、最終的には見送った。 八重山の世論も時代錯誤の反米軍、反自衛隊運動とは一線を画している。 石垣市の行政区域である尖閣諸島周辺では、中国が虎視眈々と日本領の侵奪を狙い、中国艦は2025年も100日以上連続して遊弋を続けている。 2025.02.26 台北時報(Yahoo) China begins live-fire drills in Gulf of Tonkin <2503-022601> 中国がトンキン湾で実弾射撃訓練を開始した。 中国当局は、ベトナムが両国間の水域に自国の領土と見なすものをマークする新しい線を発表してからわずか数日後の24日にトンキン湾で実弾射撃演習を開始したと述べた。 中国海事安全局は、演習はトンキン湾の中国側に近い北武湾地域に焦点を当て、明日の夕方まで実施されると述べた。 これ以上の詳細は明らかにされていないが、この演習は、ベトナムが先週、トンキン湾の領海の幅を計算するための基準線を確立したと発表したことに続くものである。 ベトナムは中国の演習に対して公式に反応していなかったが、国営のVietnam Newsは、この基準線は国連海洋法条約に準拠しており、「ベトナムの主権、主権的権利、管轄権を保護し、行使するための強固な法的基盤」を提供すると報じた。 中国とベトナムは長い間、トンキン湾を統治する海洋協定を結んでいたが、近くの南シナ海でスプラトリー諸島(南沙諸島)やパラセル諸島(西沙群島)などの海域をめぐる争いに巻き込まれてきた。 中国はこれらの主張を追求することにますます積極的になっており、2024年10月にはパラセル諸島付近でベトナム人漁師10人を襲撃し、うち3人が手足を骨折させられた。 中国は南シナ海のほぼ全域を自国の領有と主張しているが、自国の領土と呼んでいるものを大まかに画定する10本の破線が描かれた地図以外は、その主張の正確な座標を公表していない。 ベトナムに加えて、中国の主張は台湾、フィリピン、マレーシア、ブルネイの主張と重複しており、インドネシアはナトゥナ諸島周辺海域で中国海警局や漁船団と激しい対立を繰り広げている。 フィリピンとの緊張は特に高く、両国間では定期的に対立が続いている。 2025.02.18 20:04 Reuters 通信(Yahoo) 南シナ海でフィリピン機に中国軍ヘリが異常接近、双方が非難 <2503-021824> フィリピンの沿岸警備隊が18日、南シナ海のスカボロー礁上空を巡回中の比政府の航空機に対し、中国軍のヘリコプターが異常接近し、危険な行為を行ったと非難した。 声明で「この無謀な行動はパイロットと乗員の安全に深刻な危険をもたらした」と述べた。 沿岸警備隊によると、政府の漁業監視機がフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) 内のスカボロー礁周辺の海域を飛行していたところ、中国人民解放軍のヘリが3mまで接近した。 これは航空規則に対する「明らかな違反であり、あからさまな無視だ」と指摘した。 中国軍南部戦区司令部は声明で、フィリピンの航空機が中国の領空に「不法に侵入した」と主張し、フィリピンが「虚偽のシナリオを広めている」と非難した。 中国軍は同機を監視、警告し、追い払ったとし、フィリピンの行動は中国の主権を「著しく侵害した」と述べた。 2025.02.13 20:55 TBS News(Yahoo) 南シナ海で中国軍機がオーストラリア軍機に「照明弾」投下 非難の応酬に <2503-021308> 豪国防省が13日、2月11日に南シナ海で哨戒飛行を行っていたP-8Aの至近距離で、中国軍のJ-16がフレアを投下したと発表し、「航空機と乗員を危険にさらす行為だ」と非難した。 これに対し、中国外務省の郭報道官は「豪軍機が中国の許可なしに領空に侵入した」と主張し、中国の行動は正当かつ合法的だと述べ、挑発行為をやめるようオーストラリア側に申し入れたことを明らかにした。 南シナ海の領有権を主張している中国は周辺海空域での軍事活動を活発化させており、同じく領有権を主張するフィリピンとの間で緊張が高まっているほか、2023年11月には南シナ海上空で演習中だったカナダ軍のヘリコプターに接近し、妨害する危険行為を行っている。 2025.02.05 20:18 産経新聞(Yahoo) 日米豪比の軍がフィリピンEEZで共同訓練 「自由で開かれたインド太平洋支える」 <2503-020524> Reuters通信が、米インド太平洋軍が5日、自衛隊と豪軍、比軍とともにフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内で艦艇と航空機が参加した共同訓練を行うと明らかにしたと報じた。 中国による南シナ海での威圧的行動に対抗する目的があるとみられる。 インド太平洋軍は目的について「自由で開かれたインド太平洋を支えるための国際的協調を強化するため」と説明し、国連海洋法条約で保障された航行の自由を維持する目的もあるとした。 フィリピン周辺では米軍の戦略爆撃機とフィリピン軍の戦闘機が4日、スカボロー礁付近を含む南シナ海上空で巡回飛行訓練を行っていた。 2025.02.04 16:25 共同通信(Yahoo) 米戦略爆撃機が比軍と訓練 中国実効支配の岩礁付近 <2503-020414> フィリピン軍が4日、スカボロー礁付近を含む南シナ海上空での同日行った巡回飛行訓練を発表した。 訓練はフィリピン軍のFA-50 3機が米軍のB-1 2機と実施した。 記者会見したフィリピン空軍のカスティリョ報道官によると、訓練では両国の軍用機が南シナ海で合流した後、長距離を飛行し、スカボロー礁付近を通過したが、同礁の12nm以内には入らないとした。 スカボロー礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国が2012年から実効支配している。 2025.01.30 21:09 時事通信(Yahoo) 「ミサイルシステム、撤去も」 中国の態度次第とフィリピン大統領 <2502-013010> フィリピンのマルコス大統領がは30日、同国北部に米軍が配備したMRCについて、「中国が南シナ海で覇権主義的な動きをやめるのであれば、米国に持って帰ってもらうという選択肢もある」と述べた。 マルコスは「中国側がフィリピンの漁師への嫌がらせをやめ、放水銃やレーザー光線を使用しないことが条件だ」と強調した。 2025.01.14 18:56 時事通信(Yahoo) フィリピン経済水域に巨大中国船 「違法に巡回」と非難 <2502-011415> フィリピン沿岸警備隊のタリエラ報道官が14日に記者会見し、自国の排他的経済水域(EEZ)内にあるルソン島サンバレス州の60~90nm沖の南シナ海で、中国海警局の巨大艦船が違法な哨戒を始めたと非難した。 中国が一方的に同海域の権益を主張し、とどまり続ける恐れがあるとみて強く反発している。 共に会見した国家安全保障会議のマラヤ次長は、中国海警局が同礁周辺だけでなく、フィリピン本土により近い海域に「モンスター艦」との異名を持つ全長165mの巨大警備艦を派遣し、行動を激化させたと批判し、「フィリピンの漁業者をおじけづかせる」のが狙いだと分析した。 2025.01.02 22:30 朝日新聞(Yahoo) 中国製水中ドローンを回収か フィリピン沖で発見、比海軍が調査開始 <2502-010206> フィリピン軍が2日、中国製とみられるUUVが、12月末にフィリピン中部マスバテ沖で回収されたと明らかにした。 南シナ海の領有権をめぐり中国と対立しているフィリピンは、海軍が発射地点や目的を特定するための調査を始めた。 軍や警察によると、12月30日朝、マスバテ州サンパスクアルの沖合9km付近で、地元の漁師が海面に浮かんでいる全長約2mで黄色い塗装が施され、HY-119と記されたUUVを発見し、警察が地元の役場から通報を受け、回収した。 調査はまだ完了していないが、警察はHY-119について、「中国の水中航行・通信システム」で、「監視や偵察の用途がある」との見立てを示している。 2024年6月には、西部沖の南シナ海にあるサビナ礁付近で中国の調査船が確認された。 潜水艦が通過可能な場所を中国側が把握できるようになるとして、フィリピン側は警戒を強めていた。
(Yahoo)