2023年の南シナ海の情勢に関する報道

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2023.12.12
 18:12
毎日新聞

(Yahoo)

フィリピン、中国大使を召喚 追放の可能性も 南シナ海問題で <2401-121210>
 フィリピン政府が11日、中国が南シナ海で挑発的な行動を続けているとして、黄駐比中国大使を召喚したと発表した。
 比外務省の報道官は同日の会見で、黄大使をフィリピンにとってペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定することについて真剣に検討しなければいけないと述べた。
 比沿岸警備隊によると、南シナ海のアユンギン礁周辺で10日に中国沿岸警備隊の警備艦が比側の船に放水した上で、補給船などに衝突し、1隻は深刻なエンジン損傷を受けたという。
2023.12.12
 13:10
毎日新聞

(Yahoo)

中国艦船、「音響兵器」で比側を妨害 米比軍首脳が対応協議 <2401-121207>
 米統合参謀本部議長のブラウン空軍大将が11日、フィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将と電話で協議し、南シナ海アユンギン礁スカボロー礁周辺で、中国艦船がフィリピン公船や漁船を妨害している問題への対応を話し合った。
 米国務省によると、中国艦は音波で脳などにダメージを与える音響兵器も使って比船を妨害しているという。
2023.12.12
 11:01
ロイタ通信

(Yahoo)

英政府、南シナ海のフィリピン船舶衝突巡り中国を非難 <2401-121205>
 英政府が11日、南シナ海でのフィリピンの船舶に対する中国艦船による対応を「危険でエスカレートの恐れがある」として非難した。
 英外務省は声明で「誤算のリスクを高め、地域の平和と安定を脅かす嫌がらせや危険な行為、威嚇戦術といった緊張を高めるいかなる行為に英国は反対する」とし、「中国とフィリピンは2016年の仲裁判断を順守しなければならない」とした。
2023.12.12
 06:58
讀賣新聞

(Yahoo)

中国船が南シナ海でフィリピン船に連日放水、両国が非難の応酬…マルコス大統領「我々はひるまない」 <2401-121203>
 フィリピン政府が10日、南シナ海で中国と領有権を争うアユンギン礁周辺で中国海警局艦が比船に放水し衝突したと発表した。 アユンギン礁は比側が実効支配し、2016年の仲裁裁判所による判決ではフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) 内と認められている。
 発表によると、比側が10日に補給活動を行っていたところ、海警艦が比沿岸警備隊の警備艦や補給船に放水し、エンジンなどが損傷した。 また、別の比補給船に海警艦が衝突したが、補給活動は継続された。
 9日にも中国側が比船に放水しており、両国が非難の応酬を繰り広げ緊張が高まっている。
2023.12.11
 18:22
産経新聞

(Yahoo)

フィリピン船が航行不能 中国が放水砲や衝突 米は中国非難 <2401-121106>
 フィリピン政府が10日、南シナ海スプラトリー諸島のアユンギン礁の拠点に向かっていたフィリピンの補給船が中国海警局の艦船から放水砲で航行を妨害され、エンジンを損傷し航行不能になったと発表した。 別の補給船も中国の海上民兵の船に衝突されたという。
 フィリピン政府は、中国の海警局艦や海上民兵船による妨害行為が「補給船の乗組員の命を危険にさらした」と非難し、護衛の警備艇も放水砲を受けてマストが損傷したとしている。
 米国務省は同日の声明で、南シナ海でのフィリピン公船への攻撃は米国のフィリピン防衛義務を定めた「米比相互防衛条約が適用される」と中国を牽制した。
2023.12.11
 09:15
中央日報

(Yahoo)

船舶ぶつけて放水も…中国とフィリピンが海上で衝突 <2401-121104>
 中国とフィリピンが領有権紛争地域である南シナ海で2日連続衝突した。
 中国海洋警察は10日にSNSの公式アカウントを通じ、この日午前フィリピン海洋警察の船舶2隻と公務船1隻、補給船1隻が中国政府の承認なくスプラトリー諸島のSecond Thomas礁(フィリピン名アユンギン礁)周辺海域に侵入したことを受け統制措置を取ったと発表した。
 その上で06:39にフィリピンの艦艇が中国側の数回の厳重警告を無視し、国際海上衝突防止規則に違反したまま危険な方式で突然方向を変え、正常な法執行航行中だった中国海洋警察艇にわざとぶつかり側面衝突を発生させたと主張した。
 中国とフィリピンは前日には北東に650kmほど離れた南シナ海のスカボロー礁周辺で摩擦を起こした。
2023.12.10
 12:47
TBS News

(Yahoo)

中国船とフィリピン船が南シナ海で衝突か 中国海警局「フィリピン側の責任」と主張 <2401-121005>
 中国海警局が10日、アユンギン礁の付近でフィリピンの艦艇や補給船など4隻が不法に侵入したとして取り締まりを行ったと発表した。
 また06:30すぎにフィリピン船が再三の警告を無視して急旋回し、中国艦船に故意に衝突したと主張し、「フィリピン側が事故の全責任を負う」と強調している。
 けが人の有無についてはわかっていない。
2023.12.10
 08:57
Abema Times

(Yahoo)

南シナ海で中国船がフィリピン船に放水銃を8回発射 <2401-121004>
 フィリピン政府が9日、南シナ海のスカボロー礁周辺で漁船に燃料などの補給へ向かっていた船が、中国海警局艦から放水銃による妨害を受けたと発表した。 放水銃は、少なくとも8回発射され、船の通信機器などが損傷したという。 また、中国側から大きな音を出す装置による妨害も受けたとしていい。  フィリピン側は「漁船への支援活動を妨害することは、違法かつ非人道的だ」と強く非難している一方、中国海警局は「海域に侵入したフィリピン船3隻に対し、取り締まりを行った」と声明を出した。
2023.12.04
 15:48
時事通信

(Yahoo)

米軍艦の「不法侵入」非難 南シナ海、民兵船集結 中国 <2401-120411>
 中国軍南部戦区報道官が4日、南シナ海に米海軍
LCSGabrielle Dee Giffordsが「不法侵入」したため、中国の「主権を侵害した」として追跡監視を行ったと発表した。
 場所はフィリピンが実効支配するアユンギン礁付近で、同海域では10月に中国海警局艦などがフィリピン船に体当たりしたほか、11月には中国船がフィリピン船に放水銃を使用するなどの威圧的行動を繰り返している。
2023.12.03
 22:14
日テレNews

(Yahoo)

南シナ海に中国海上民兵の船団、135隻以上“不法に集結” フィリピン沿岸警備隊が発表 <2401-120307>
 フィリピンの沿岸警備隊が3日、南シナ海に中国の海上民兵の船団135隻以上が集結していると発表した。
 沿岸警備隊は先月、スプラトリー諸島周辺で100隻以上の船団を確認し監視を続けてきましたが、無線による呼びかけにも応答はなく船の数も増え一列に並んで一塊になる数十隻もの船もいるという。
 南シナ海では、先月も中国海警局の船がフィリピンの船に放水するなど、緊張が高まっている。
2023.12.01
 21:02
時事通信

(Yahoo)

フィリピン、南シナ海に監視ステーション 中国側の動きをチェック <2401-120116>
 フィリピン沿岸警備隊が1日、南シナ海スプラトリー諸島で実効支配するパグアサ島に監視基地を開設したことを明らかにした。
 レーダや衛星情報、沿岸に設置したカメラなどを通じ、南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国側の船舶をチェックするという。
2023.11.27
 00:10
TBS News

(Yahoo)

米海軍 南シナ海で「航行の自由」作戦 中国「不法侵入」と反発 <2312-112701>
 米海軍第7艦隊の声明によると、南シナ海のパラセル諸島周辺で25日、駆逐艦Hopperが航行の自由作戦を実施した。
 中国軍は「不法侵入だ」と主張し反発している。
2023.11.26
 22:15
日経新聞 ベトナム、南シナ海で埋め立て進める CSIS報告書 <2312-112607>
 米シンクタンクの戦略国際問題研究所 (
CSIS) が衛星写真とともに公開した報告書で、ベトナムが南シナ海スプラトリー諸島浚渫と埋め立て工事を進めていて、2022年12月以降に330エーカー(1.3㎢)の土地を造成したことを明らかにした。
 中国やフィリピンなど領有権を争う周辺国を念頭に、南沙諸島での存在感を高める狙いだとみられる。
2023.11.25
 18:57
共同通信

(Yahoo)

比、豪軍とも EEZ 共同巡回開始 「航行・飛行の自由」を掲げ <2312-112506>
 フィリピン国防省が25日、同国の排他的経済水域 (EEZ) 内で自国軍とオーストラリア軍が同日、初めて共同哨戒を開始したと発表した。
 実施海域は明らかにしていないが航行と飛行の自由を掲げており、南シナ海の可能性がある。 豪比連合軍による哨戒は27日までで、フィリピン軍は海軍艦2隻と偵察機5機オーストラリア軍はフリゲート艦1隻と偵察機1機が加わるという。
 米軍とは23日まで南シナ海で共同巡回を行い、南シナ海の権益を主張する中国の反発を招いた。
2023.11.21
 23:04
AFP=時事

(Yahoo)

比米両軍、南シナ海で合同パトロール 中国けん制 <2312-112109>
 マルコス比大統領が21日、米比軍が南シナ海で合同哨戒を開始すると発表した。マルコス大統領によると合同哨戒は3日にわたって行われるという。
 米比軍による合同哨戒は、親中路線を取っていたドゥテルテ前大統領の在任中に中断されていたが、フィリピンはマルコス大統領が2022年に就任して以降、米国との関係修復を目指してきており、2023年2月に合同哨戒の再開に合意していた。
2023.11.11
 03:55
TBS News

(Yahoo)

インドが南シナ海への関与拡大 “中国への対抗”で周辺国と利害一致 アメリカによる働きかけも <2312-111103>
 フィリピン政府がインド政府から海上警備用のヘリ7機の供与を提案され、両政府間で協議が進んでいると発表した。 これはフィリピンが南シナ海で領有権を争う中国をにらんだ支援とみられ、現地メディアによると、マルコス大統領は「沿岸警備隊の海洋活動に大きく貢献するだろう」との期待感を示したという。
 インドは近年、中国と対立するフィリピンやベトナムとの間で防衛協力を進めているほか、2023年には東南アジア諸国との合同演習に初めて艦船を派遣するなど、南シナ海への関与を強めている。
2023.11:04
 12:05
CNN

(Yahoo)

中国軍機、南シナ海でカナダ軍ヘリにフレア弾放出 カナダ海軍発表 <2312-110410>
 中国軍機1機が10月29日、南シナ海の国際水域上空を飛行中、カナダ軍のヘリコプターの前方でフレアを放出していたことが分かった。
 カナダ軍の将校らは、無謀な行動でありヘリコプターが墜落する可能性もあったと指摘している。
2023.10.27
 09:56
ロイタ通信

(Yahoo)

中国軍機、南シナ海上空で米爆撃機に異常接近=米国防総省 <2311-102708>
 米国防総省が26日、南シナ海の上空で24日に中国のJ-11Jが米軍のB-52に異常接近したと発表した。 J-11は夜間に異常な速度でB-52の下方や前方を飛行し3m以内に接近して両機を衝突の危険にさらした。 中国軍の操縦士は飛行技術が乏しく、衝突の危険性を認識していなかったと懸念しているとした。
 中国国防省は先週、米政府が中国軍機による危険で威圧的な上空での接近を批判していることについて、政治的思惑が隠された計画的な中傷行為だと反発していた。
2023.10.23
 22:10
朝日新聞

(Yahoo)

中国船22隻が連携し妨害か 南シナ海衝突、フィリピンは大使に抗議 <2311-102308>
 フィリピン軍が23日、南シナ海でフィリピン船と中国船が衝突した事件について「中国船22隻が連携して進路を妨害してきた」と発表した。 外務省も首都マニラにある中国大使館に抗議した。 大使を呼び出したが、中国側は「不在」として公使が代理で出席した。
 フィリピン軍によれば、中国海警局艦4隻海上民兵16隻、中国海軍艦2隻が連携して妨害行為をしてきた。 フィリピンの補給船は沿岸警備隊の警備艦に護衛されながら航行していたが、中国船の進路妨害で護衛から引き離された。 その後、衝突は起きたという。 けが人はないもようである。
2023.10.22
 14:53
AFP=時事

(Yahoo)

衝突前に比巡視船が「あおり行為」 中国反論 <2311-102204>
 中国中央テレビ(CCTV)が、中国外務省が22日に南シナ海Second Thomas礁沖でこの日午前、中国の船舶がフィリピン船に衝突したと同国が主張していることについて、衝突前に同国の警備艦が故意にあおるような行動をしたと反論したと報じた。
 中国外務省は「フィリピン沿岸警備隊の警備艦4409が故意にあおるような行動に出た後、計画通り反転した」と指摘し、「中国海警艦は警告を繰り返した後、不法侵入してきたフィリピン船を法に基づいて阻止した」と説明し、その結果「軽微な衝突」が起きたとした。
2023.10.22
 13:55
AFP=時事

(Yahoo)

中国海警船、比補給船に衝突 南シナ海 <2311-102202>
 フィリピンが22日、南シナ海Second Thomas礁(アユンギン礁)沖でこの日午前、同国の補給船が「中国海警局艦に衝突されたと非難した。
 比政府の西フィリピン海Task Forceは声明で、アユンギン礁から25kmの海域で中国海警艦5203が、フィリピン軍が借り上げていた先住民の小型補給船に衝突するという危険な妨害行動」があったと指摘し、さらに補給船を護衛していたフィリピン沿岸警備隊の警備艦も、「中国海上民兵」の船舶に衝突されたという。
 声明は、「中国海警局および中国海上民兵による今回の危険かつ無責任、違法な行為を最も強い言葉で非難する」としている。
2023.10.10
 01:35
ロイタ通信

(Yahoo)

中国、フィリピンの南シナ海での「挑発行為」に警告 <2311-101004>
 中国外務省は9日、フィリピンによる南シナ海のSecond Thomas礁での更なる「挑発行為」中国の領土主権を侵害し、国際法に違反し、地域の平和と安定を乱すと警告した。
 声明では、フィリピンの領土は一連の国際条約によって定義されており、この環礁はフィリピンの領土の一部であったことは一度もないと強調し、フィリピンはSecond Thomas礁の領有権を主張する法的根拠をまったく持っていないとした。
 その上で、中国は領土主権と海洋権益を断固として守るために必要な措置を引き続き実施するとした。
2023.10.06
 17:07
AP News

(Yahoo)

1メートルの至近距離に接近 南沙諸島沖で中比の警備艇 <2311-100619>
 南シナ海Union堆の東に位置するSecond Thomas礁周辺海域で10月4日、フィリピン沿岸警備隊の警備艇に対して、中国海警局の警備艇が異常接近し、至近距離でフィリピン艇の船首を横切るという緊迫した事態が発生した。
 フィリピン警備艇がエンジンを後進にさせたため衝突は避けられたが、この緊迫した様子は、フィリピン警備艇に乗船していたAP通信を含むメディアの目前で展開された。
 また、2隻のフィリピン艇の別の1隻と、物資を積んだ民間の補給船が中国警備艇と民兵船に包囲され、明らかな敵対行為は約4時間にわたって続けられた。
2023.10.05
 14:44
ロイタ通信

(Yahoo)

米つなぎ予算、太平洋の米同盟関連費含まれず 中国に接近の機会 <2311-100511>
 米政府閉鎖を回避するために成立されたつなぎ予算には、米国がミクロネシアなどと結ぶ自由連合盟約 (
COFA) に関連した予算が盛り込まれておらず、中国が太平洋地域の米同盟国に接近する機会を与える可能性があると専門家は指摘している。  COFAは、米国がミクロネシア、パラオ、マーシャル諸島に補助金を提供する代わりに、3国が米軍駐留を受け入れ、他国軍の基地を認めない取り決めで、マーシャル諸島とミクロネシアは9月30日、パラオは2024年度末が更新時期になっている。
【 COFA 関連記事:2306-052407 (ロイタ 2023.05:24)】
2023.10.04
 13:25
ロイタ通信

(Yahoo)

南シナ海でフィリピン人漁師3人死亡、外国商船が衝突=沿岸警備隊 <2311-100408>
 フィリピン沿岸警備隊が4日、南シナ海スカボロー礁北西157kmの海域で2日に、停泊していた漁船が詳細不明の外国商船に衝突され、11人が救助されたがフィリピン人乗組員3人が死亡したと発表した。 沿岸警備隊はこれ以上の詳細を明らかにしていない。
 この辺りの海域を巡っては、中国がスカボロー礁付近に設置した長さ300mのボールブイ障害物をフィリピン側が撤去したと発表したことを受け、このところ緊張が高まっている。 中国はスカボロー礁を2012年に実効支配して以来、沿岸警備当局の船舶やトロール漁船を恒常的に展開している。
2023.10.04
 05:27
共同通信

(Yahoo)

供与の取締船、南シナ海へ 日本、インドネシア支援 <2311-100402>
 インドネシア海洋・水産省が3日に、中国漁船に対する警戒を念頭に日本から供与された漁業取締船の到着式を開いた。 海洋・水産省によるとナトゥナ諸島北方のインドネシアの排他的経済水域 (EEZ) に配備する同省の船で最大級の主力船となる。
 この海域では中国の大型漁船が違法漁業を繰り返してきたが抑止力となる大きな船舶を欠き、対応に苦慮してきたインドネシアに対し、日本の支援姿勢を具体化した。
 日本の水産庁によると、供与された船はかつて水産庁に所属していた全長63.35m、499t白萩丸で、九州海域で中国など外国漁船の取り締まりに従事してきた実績を持つ。
2023.10.03
 09:14
ロイタ通信

(Yahoo)

米フィリピンが海洋軍事演習開始、日英加も参加 中国けん制 <2311-100307>
 日米英加比が2日、フィリピン周辺海域1,800名以上が参加した2週間の合同演習Sama Samaを開始した。 今年の合同演習はルソン島南部で実施し、対潜戦や防空、捜索救助などの演習を行う。
 南シナ海で緊張が高まる中、海洋進出を活発化する中国を牽制する動きとなる。
2023.09.26
 05:01
日テレ News

(Yahoo)

フィリピン 中国が設置した障害物を撤去 領有権を争う南シナ海の海域 <2310-092606>
 フィリピンが南シナ海の海域に中国が設置した障害物を取り除いたと発表した。 フィリピンの沿岸警備隊がスカボロー礁で撮影したとする映像には、ブイのようなものが海面に連なっている様子が写っている。
 フィリピンは、中国海警局艦300mにわたり障害物を設置したとして撤去するよう要求していたが、中国政府はスカボロー礁について中国固有の領土だとした上で「フィリピン側の船が許可無く侵入しようとしたため法に基づき必要な措置をとった」と反論していた。
2023.09.24
 17:04
Bloomberg

(Yahoo)

中国、南シナ海のスカボロー礁でバリアー設置-フィリピン当局 <2310-092411>
 フィリピン当局によると、中国は南シナ海のスカボロー礁の南東部にフローティングバリアーを設置し、フィリピン漁船を排除しようとしている。
 フィリピンの沿岸警備隊と漁業水産物資源局は、22日に両機関の職員が定期的な海上パトロールを行った際に発見した中国の動きを強く非難すると、沿岸警備隊報道官は24日のX (Twitter) に投稿した。
 中国外務省報道官の事務所への電話取材には、通常の営業時間外で応答がなかった。
2023.09.23
 06:07
共同通信

(Yahoo)

日米比外相、中国の航行妨害非難 東・南シナ海での覇権主義抑止へ <2310-092305>
 日米比3ヵ国外相が22日に国連総会が開かれているニューヨークで会合に臨み、東・南シナ海覇権主義的な動きを続ける中国への抑止力強化を話し合い、南シナ海でのフィリピン船への航行妨害を含め、国際法に反する中国の行為を非難し続けると表明した。
 3ヵ国外相会合は7月のインドネシアでの開催に続き2回目で、上川外相、ブリンケン米国務長官、マナロ比外相が、海洋状況把握 (MDA) を含む安全保障協力の推進や、エネルギーやインフラ、デジタル経済での課題を協議した。
2023.09.19
 18:13
時事通信

(Yahoo)

南シナ海で初の合同軍事演習へ ASEAN、インドネシアで式典 <2310-091906>
 ASEANが19日、シンガポールに程近いインドネシアのバタム島で、加盟10ヵ国軍が参加する初の合同演習を前に式典を行った。 11ヵ国による演習は、南シナ海南部北ナトゥナ海で21~25日に実施される。
 政情不安が続くミャンマーのほか、加盟が内定している東ティモールも加わる。
 インドネシア国軍のユド・マルゴノ司令官は式典「演習を通じ、この地域の平和と安定を促進させると挨拶した。 マレーシアとシンガポールの司令官も「合同演習はASEANの関係強化のためにも、とても重要だ」などと述べた。
2023.09.07
 12:50
日経新聞 日米フィリピン、南シナ海で中国に対処 首脳が懇談 <2310-090705>
 岸田首相が6日、インドネシアハリス米副大統領マルコス比大統領とASEAN関連首脳会議の夕食会で短時間懇談し、中国が大半を自国領と記す地図を公表するなど緊張が高まる南シナ海の情勢について意見交換して、力による一方的な現状変更に連携して対応すると確認した。
2023.09.03
 15:00
朝日新聞

(Yahoo)

台湾まで200キロの島に米軍が港を建設か 中国と緊張のフィリピン <2310-090305>
 ロイタ通信が地元知事らの話としてで、台湾にほど近いフィリピン最北端の離島米軍と地元自治体が商業港の開発を計画していると報じた。
 ロイタの8月30日の報道によると、開発予定地はバタネス州バタン島で、西太平洋と南シナ海を往来する船舶が多く通過する海上交通の要衝バシー海峡を挟んで台湾南端の恒春半島から200kmも離れていないだ。
Batanes Islands の位置 (Google Map)】
 南シナ海をめぐって中国との関係が悪化するフィリピンでは今年、米軍が使用可能な拠点の増設が決まったばかりで、米中対立が鮮明となるなか、米国が東南アジアで足場を広げる動きの一環とみられる。
2023.08.31
 16:56
ロイタ通信

(Yahoo)

中国軍、南シナ海で対潜水艦演習を実施 十数機の機哨戒機が参加 <2309-083119>
 中国
PLAが29日の声明で、南シナ海で集中的な対潜水艦演習を行ったと発表した。
 十数機の対潜哨戒機が40時間以上にわたって模擬対潜哨戒と攻撃を行ったというが、演習が行われた具体的な場所は明らかにしていない。
 中国以外の潜水艦が確認されたかどうかも言及していない。
2023.08.28
 11:12
ロイタ通信

(Yahoo)

南シナ海で中国の「攻撃的行動」に対抗する必要、米司令官が指摘 <2309-082804>
 米海軍第7艦隊司令官のトーマス中将がロイタに27日、南シナ海で中国海警局艦がフィリピン船に放水銃を発射した事案に触れ、中国の攻撃的行動に対抗して制止する必要があるとの見解を示した。
 トーマス中将は、南シナ海で米国とフィリピンが共通の課題に直面しているとし、第7艦隊が「ここにいるのには理由がある」と述べてフィリピンへの支援を確約した。 更に、相手が少しずつ力を拡大し押し進んできたら押し返すために航行し活動しなればならないと述べた。
2023.08.25
 19:06
共同通信

(Yahoo)

比、日米豪共同訓練に参加 大型艦派遣、世論は歓迎 <2309-082509>
 海上自衛隊が25日に護衛艦いずもをフィリピンに派遣し、米豪比軍と24日に4ヵ国共同訓練を実施したと発表した。 米軍からは予定していた強襲揚陸艦ではなく
LCSが加わった。
 複数の関係筋によると、訓練は当初、フィリピンが参加を見送り、日米豪が南シナ海で23日に行う計画だったが、中国が南シナ海でフィリピン軍拠点への補給を妨害し続けるなか計画が大きく報じられ、歓迎する国内世論が高まったことから、日米豪3ヵ国で計画していた訓練にフィリピンが加わった。
 フィリピン海軍からは揚陸艦が参加し、1日遅れてマニラ周辺で実施される。
2023.08.24
 17:07
AP News

(Yahoo)

比補給船が中国警戒線を突破 南シナ海で続く鍔迫り合い <2309-082415>
 米海軍機が上空を旋回する中、南シナ海でフィリピンが実効支配する環礁に駐留する交代の兵士と食料、水、燃料を届けようとする同国の補給船2隻が8月22日、中国海警艦艇が敷く警戒線を突破した。
 フィリピン警備艇2隻4隻の海警局艦艇と中国民兵と思われる4隻に航路を妨害されたが、その間に警戒線を突破した2隻の補給船が、現場から7km以上離れたSecond Thomas礁に座礁させたフィリピン海軍艦に、交代要員と補給物資を届けることに成功した。
 フィリピン沿岸警備隊の警備艇も補給船に続こうとしたが、こちらは4隻の海警局艦艇に約5時間にわたって航路を妨害されSecond Thomas礁への接近を阻まれた。
2023.08.23
 21:24
共同通信

(Yahoo)

米海軍偵察機、中国艦上を旋回 南シナ海、比の補給任務に関与 <2309-082311>
 AP通信が23日、南シナ海のSecond Thomas礁で22日、米海軍偵察機が中国海警局艦の上を3時間以上にわたって旋回飛行したと報じた。
 この中国艦は同礁にあるフィリピン軍拠点への補給任務に当たったフィリピン船団に対する妨害を試みていたもので、フィリピン側の艦船に乗って同行した記者が目撃したという。
2023.08.18
 19:40
共同通信

(Yahoo)

日米豪、比に大型艦派遣へ 南シナ海で23日に共同訓練 <2309-081813>
 複数の軍・防衛関係筋が共同通信に18日、海上自衛隊と米軍、オーストラリア軍が艦載機を積んだ大型艦をそれぞれフィリピンに派遣し、23日に南シナ海で共同訓練を行う計画を進めていることを明らかにした。
 海自は護衛艦いずも、豪海軍は強襲揚陸艦Canberra、米海軍は強襲揚陸艦Americaを派遣し、中国海警局艦が南シナ海でフィリピン軍の補給船を放水砲で妨げて緊張が高まる中、中国を牽制する狙い南シナ海で航行の自由を確保する意志を鮮明にする。
2023.08.18
 17:00
日経新聞 ベトナム、南シナ海で軍事拠点化加速へ 周辺国の反発も <2309-081811>
 ベトナム政府が南シナ海のスプラトリー諸島で、船舶を停泊させる施設の建設や軍事拠点化を進める計画が判明した。
 比紙のManila Timesによると、計画はベトナム国防省や海軍が主導し、スプラトリー諸島でベトナムが実効支配するPearson礁(ファンビン島)とPigeon礁(ティエンヌー島)の設備や軍事関連施設を増強したり新設したりするという。
 具体的にはスプラトリー諸島の岩礁を埋め立てて巨大なドックを建設し、ミサイル基地や対空砲を増強する。 予算は総額でVND6.4T(400億円)を見込み、軍関係者だけでなく一般市民も居住できるよう住宅や移動手段、エネルギー供給設備汚水、ゴミ処理設備も整備する見通しである。
 スプラトリー諸島におけるベトナムの活動を巡っては、米戦略国際問題研究所 (
CSIS) もかねて指摘してきた。
2023.08.17
 03:30
Military Times China appears to be building an airstrip on a disputed island <2309-081702>
 AP通信がPlanet Labの衛星画像を分析した結果、中国が南シナ海パラセル諸島のTriton島滑走路を建設していることが明らかになった。
Triton島の位置 (Google Map)】
 最初に発見したのは8月上旬で、滑走路の長さは戦闘機は離着陸できないものの、ターボプロップ機やUAVの運用が可能な600m以上と見られている。
2023.08.10
 20:52
TBS News

(Yahoo)

南シナ海に「中国船など400隻以上確認」放水問題でフィリピン軍の警戒高まる <2309-081015>
 フィリピン軍が10日に記者会見を開き、南シナ海で中国船など400隻以上が確認されたと明らかにした。
 フィリピン軍は、南シナ海の排他的経済水域内で9日までに実施した監視活動で「400隻以上の外国船のうち85%以上が<海上民兵が乗った中国船だった」ことを明らかにした。
 南シナ海では5日にフィリピン軍の実効支配拠点への補給活動にあたっていた輸送船や警備艇が、中国海警局艦から放水を受けるなど緊張が高まっていて、フィリピン軍「中国船がさらなる攻撃を仕掛けてくる事態が懸念されるため、予備の船を配置するなど、部隊の増強を検討している」としている。
2023.08.10
 11:19
AFP=時事

(Yahoo)

比大統領、中国に反論 座礁艦の撤去合意「承知せず」 <2309-081004>
 マルコス比大統領が9日、南シナ海のスプラトリー諸島沖に座礁させた老朽艦について、フィリピンが撤去を約束したとの中国の主張に対し、そのような合意は「承知していない」と反論した。
 フィリピンは1999年、中国の南シナ海進出を阻止する目的で、Second Thomas Shoal礁LST Sierra Madre を意図的に座礁させた。
 同艦は長年、両国間の火種となってきており、中国側はここ数日、フィリピン側が同艦の撤去を繰り返し約束したと主張している。
 AFPは駐比中国大使館にマルコス大統領の発言についてコメントを求めたが、回答は得られていない。
2023.08.07
 19:39
毎日新聞

(Yahoo)

フィリピン、中国とのホットライン「一時機能せず」 南シナ海問題 <2309-080710>
 フィリピン外務省が7日、中国と領有権を争う南シナ海で両国間の偶発的な衝突を避けるためのホットラインについて、事案発生時に中国側と数時間連絡がつかない状況があったと発表した。
 比外務省によると、スプラトリー諸島で5日に中国海警局艦が比沿岸警備隊艦に向けて放水したため、比側はこの事案の最中にホットラインを通じて中国側と連絡を試みたが、数時間にわたり連絡がつかなかったという。
2023.08.07
 17:40
ロイタ通信

(Yahoo)

中国、フィリピンに南シナ海の軍艦撤去求める <2309-080709>
 中国は7日、フィリピンに対し南シナ海のSecond Thomas礁に座礁させてある比国艦の撤去を要求した。 また放水砲の使用は衝突を避けるためだったとし、フィリピンに対しSecond Thomas礁を元に戻すよう促した。
 中国海警局は7日の声明で、Second Thomas礁に船を派遣したり「大規模な修理や補強のための資材」を同艦に送ったりしないよう事前に伝えてあったと主張した。
 フィリピンは兵員交代と物資補給のために同艦に近づいた船のうち1隻を中国海警局の艦船が5日、放水砲を使って妨害したと非難した。
2023.08.06
 16:39
共同通信

(Yahoo)

中国艦、放水砲で物資補給を妨害 フィリピン軍が非難、南シナ海で <2309-080606>
 フィリピン軍が6日、南シナ海のSecond Thomas礁で5日に同軍拠点に兵員交代と物資補給のため近づいたチャーター船のうち1隻を中国海警局艦が放水砲を使って妨害したとし、強く非難するとの声明を発表した。 声明は、中国側が船の乗組員の安全を無視し、国際法に違反していると批判し、「人命を危険にさらす事故や誤算を防ぐため、責任ある行動」を求めた。
 南シナ海での中国の主権主張が国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所の2016年の判断で否定されたことにも言及した。 日米はフィリピンへの支持を表明した。
 一方、中国は法に基づき排除したと主張した。
2023.07.28
 19:02
ロイタ通信

(Yahoo)

中国、南シナ海で軍事演習 29日から8月2日まで <2308-072815>
 中国海事局が28日、29日から8月2日まで南シナ海で軍事演習を実施すると表明した。
 演習区域は、パラセル(西沙)諸島Macclesfield堆を含む広範囲にわたるとし、演習期間中に同海域に船舶が入ることを禁じた。
2023.07.10
 21:15
時事通信

(Yahoo)

巡視船を派遣、中国漁船排除へ 南シナ海の石油埋蔵海域 フィリピン沿岸警備隊 <2308-071011>
 フィリピン沿岸警備隊が10日、南シナ海スプラトリー諸島のReed堆付近にとどまっている多数の中国漁船を排除するため、海軍と協力し今週中に警備艦艇を派遣すると明らかにした。
 沿岸警備隊は6月30日、Reed堆南方のIroquois堆近くで48隻の中国漁船を確認したが、これほど多くの中国漁船が、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内のこの近辺で確認されたのは初めてだという。 2月時点では中国漁船は12隻だったという。
 Reed堆の近くには、石油などの天然資源が豊富に埋蔵されているとみられている。
2023.07.10
 12:53
ロイタ通信

(Yahoo)

インドネシア、ニッケル鉱石の対中違法輸出を調査 <2308-071005>
 インドネシア政府はニッケル鉱石が中国に違法に輸出された可能性があるとして調査を進めていることを明らかにした。
 インドネシアは世界最大のニッケル鉱石生産国だが、国内のステレンス鋼や電池用ニッケルの生産を強化するため、2020年初めからニッケル鉱石の輸出を禁止し、政府によるとこの政策により、ニッケル製品の輸出は2015年の$1Bから2022年には$3Bを超えた。
 ただ、中国税関のデータによると、中国は輸出禁止後もインドネシアからニッケル鉱石を輸入しており、2020年から2023年5月の輸入量は556万㌧に達している。
 インドネシアのタスリフ・エネルギー鉱物資源相は記者団に、どのような形で流出したのか調べていると述べた。
2023.07.09
 22:00
South China Morning Post China ramps up naval base works to accommodate rapidly growing fleet <2308-070906>
 中国
PLA海軍では急速な建艦で埠頭不足になっているため、新たな埠頭の建設を急いでいる。 Google Earthの衛星画像から、海南省南部の三亜にある楡林海軍基地が拡張されていることが分かる。
 楡林海軍基地に新設された788ft長の埠頭にはType 075 LHDが4隻横付けできる。
 PLA海軍は空母2隻合わせて12,000t、Type 055巡洋艦8隻で100,000t近く、Tyep 075 LHD 3隻、Type 071輸送揚陸艦9隻を就役させている。 更に2023年末までに、Type 052D駆逐艦8隻と高速大型化したType 054Bフリゲート艦2隻、合わせて10隻、72,000tの水上戦闘艦を進水させる。
2023.07.07
 19:13
時事通信

(Yahoo)

中国漁船48隻確認 南シナ海・石油埋蔵地区 フィリピン軍 <2308-070714>
 フィリピン軍が7日、南シナ海スプラトリー諸島のReed堆付近で中国漁船48隻を確認したと発表した。 フィリピン軍によると、中国漁船が目撃されたのは6月30日で、Reed堆の南側にあるIroquois堆近辺で、碇を下ろすなどしており、漁業をしている様子はなかったという。
 パラワン島の北西に位置するReed堆はフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) 内にあり、近くには石油などの天然資源が豊富に埋蔵されているとみられ、石油会社が掘削などを進めていたが、中国とフィリピンの間で領有権問題が表面化したため、2015年から作業を中止していた。
2023.07.05 Jane's Defence Weekly Malaysia deploys ship to South China Sea in wake of another EEZ incursion <2309-070504>
 マレーシア海軍が、中国艦が自国
EEZ内に入ったのを受け、補助支援艦Bunga Mas Limaを派遣した。
 6月20日にサラワクの沖合145nmに現れたのは侵入したのは全長88mの海洋調査艦Haiyang Dizhi 8であった。
【註】
 Bunga Mas Limaはマレーシア海軍が商船を買い上げて補助支援艦にしたもので、全長133m、排水量9,000tであるが武装は機銃と擲弾発射筒程度である。
2023.07.05
 20:29
AFP=時事

(Yahoo)

中国船、「危険」行為で航行妨害 比沿岸警備隊が非難 <2308-070514>
 フィリピンの沿岸警備隊が5日、南シナ海で中国海警局艦による極めて危険な行為により、比側の船2隻が妨害を受けたと非難した。 比沿岸警備隊の報道官は、中国艦のうち1隻が比船の船首から90m以内に入り、比側は衝突を回避するため減速を余儀なくされたと述べた。
 比沿岸警備隊によると、航行妨害があったのは6月30日で、Second Thomas礁に領有権を主張するため海兵隊が駐屯している座礁した海軍艦物資を届ける定例任務を遂行中だった。
 AFPは駐比中国大使館にコメントを求めたが、現時点で回答はない。
 Second Thomas礁近海では4月にも、中国艦が比船の45m以内にまで近づき衝突寸前になるという同様の事案が発生している。
2023.06.24
 06:07
News ポストセブン

(Yahoo)

中国人民解放軍が西沙諸島や南沙諸島に大規模地対空ミサイル基地建設 米軍の軍用機派遣に対抗 <2307-062404>
 米政府系報道機関Radio Free Asia (RFA) が、中国
PLAが、2022年末までに南シナ海の最重要拠点であるパラセル諸島Woody島(永興島)に大規模なSAM基地を建設したと報じた。 スプラトリー諸島の3島にも同様のミサイルサイトを完成させているという。
 南シナ海上空に多数の偵察機を飛ばしている米軍に対抗するためで、南シナ海の領有を既成事実化しようとする中国と航行の自由を主張する米国の対立は一層深まる。
 Woody島とスプラトリー諸島の3島に配備されたのはHQ-9長距離SAMで、射程200km、射高25km~30kmで、Woody島に建設された基地はPLA海軍防空旅団92115部隊に所属しており、4基のミサイルサイロを完成させた。
 スプラトリー諸島ではSubi礁、Mischief礁、Fiery Cross礁を埋め立てた人工島に、ミサイルサイロがそれぞれ1基ずつ建設されている様子が米軍の偵察機によって撮影されたという。
2023.06.23
 14:05
ロイタ通信

(Yahoo)

米原子力空母ロナルド・レーガン、25日にベトナム寄港 <2307-062310>
 米海軍空母Ronald Reaganが25日にベトナム中部のダナン港に寄港する。 現地メディアがベトナム外務省報道官の話として伝えたところによると、30日まで停泊する。 米空母がベトナムに寄港するのは1975年のベトナム戦争終結後で3回目となる。
 米政府は年内にベトナムとの関係格上げを目指している。
2023.06.20
 10:55
時事通信

(Yahoo)

護衛艦いずも、ベトナムに寄港 <2307-062014>
 海上自衛隊の護衛艦いずもが20日、2019年6月以来4年ぶりにベトナム中南部カムラン湾に寄港した。 いずもは23日まで停泊する。
 海自は2017年から「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、関係各国に艦艇を派遣しており、南シナ海に面するカムランで日越国防当局間の連携を確認する。
2023.06.16
 18:00
日経新聞 日米比、安保高官が初会談 南シナ海の合同訓練を定例に <2307-061614>
 秋葉剛男国家安保局長と米国のサリバン大統領補佐官、フィリピンのアニョ国家安保担当顧問の、日米比の安全保障担当の政府高官が16日に都内で初めて会談した。
 3ヵ国は、東/南シナ海を巡る安保戦略を定期的にすり合わせ、2023年内にも戦略文書を策定し、南シナ海での合同訓練を定例化する。
 また中国の台湾への武力侵攻のリスクを念頭に、抑止力の向上をめざす。
2023.06.01
 20:00
朝日新聞

(Yahoo)

南シナ海から迫る「脅威」想定 日米フィリピン、初の海洋演習始まる <2307-060115>
 日米比3ヵ国の沿岸警備部門による初の海洋演習が1日に南シナ海のフィリピン沖で始まり、巡視船あきつしま米沿岸警備隊のStrattonがマニラ湾に入った。 フィリピン沿岸警備隊 (PCG) によると、演習は北西部バターン州沖の領海外で7日まで行われ、数百名が参加する。
 海からの「脅威」を想定し、海上での法の執行や救難などを訓練するもので、南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に連携を深める狙いがあるとみられる。
2023.05.31
 10:34
共同通信

(Yahoo)

中国戦闘機、米偵察機の飛行妨害 米軍発表、南シナ海で正面横切る <2306-053108>
 米インド太平洋軍が30日に声明で、南シナ海上空の国際空域で26日に中国軍のJ-16が米空軍の電子偵察機RC-135の正面を横切ったため、RC-135はJ-16の後方乱気流に入ったとし「必要のない攻撃的な飛行」だったと非難した。
2023.05.29
 18:57
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピンと日米、沿岸警備隊が初の合同海洋演習実施へ <2306-052914
 南シナ海での中国の動きに対する懸念が高まる中、米国とフィリピンの沿岸警備隊、日本の海上保安庁が初めて共同で海上演習を実施する。 フィリピン沿岸警備隊報道官が29日、6月1日から7日まで米国と日本が主導しバターン州沖で演習を実施することを明らかにした。 またオーストラリアがオブザーバーとして参加するという。
 南シナ海における中国の動きを警戒する日米豪は、米国の同盟国であるフィリピンとの関係強化に意欲を示している。
2023.05.15
 10:56
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン、南シナ海の南沙諸島に浮標設置 <2306-051506>
 フィリピンの沿岸警備隊が14日、南シナ海スプラトリー諸島の主権を明示するため、排他的経済水域 (EEZ) に同国の国旗を付けた浮標を設置したと発表した。
 沿岸警備隊によると、浮標は10日から12日にかけてWhitsum礁(註:Union Banks)を含むEEZ内の5ヵ所に設置した。 Whitsum礁には2021年に何百隻もの中国の船舶が停泊していた。
 マルコス大統領が米国との関係強化を図る中、中国は南シナ海への海洋進出を積極化させている。
 マニラの中国大使館はコメント要請に返答していない。
2023.05.11
 09:41
ロイタ通信

(Yahoo)

中国船、ロシア運営のガスブロックに侵入 南シナ海の新たな火種 <2306-051112>
 中国の調査船と海警局艦2隻、漁船11隻が10日、ベトナム沖でロシアとベトナムの国営企業が運営するガス田に侵入したと、2つの監視団体が明らかにした。 ロイタが入手した監視データによると、中国の船舶はロシアのZarubezhneft社ベトナムのPetrovietnam社による合弁会社Vietsovpetro社の04-03ガス田に入り、日没の時点でまだその場所にとどまっていた。
 中国は南シナ海で領有権を主張しており、最近、近隣国の排他的経済水域 (EEZ) 内で活動を活発化させている。 ロシアのショイグ国防相は3月にロシアと中国の強い関係は世界の安定を支える主要な要因だと述べているが、南シナ海においては利害が対立することもあり、南シナ海で新たな火種になる可能性がある。
 また中国船団は、出光興産傘下の出光オイルアンドガス社が運営する05-1B及び05-1Cにも接近していた。
2023.05.03
 20:11
時事通信

(Yahoo)

南沙諸島に中国船100隻余り 先月下旬からとどまる フィリピン <2306-050312>
 フィリピン沿岸警備隊が3日、中国海警艦など100隻余りが4月下旬からスプラトリー諸島にとどまっていることを明らかにした。
 南沙諸島のWhitsum礁近くには4月22日から、Second Thomas礁の近辺でも、海警局艦が沿岸警備隊哨戒艦2隻の航行を妨害するなどした23日から中国船がとどまっているという。 いずれもフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) 内にある。
2023.04.10
 13:06
ロイタ通信

(Yahoo)

米駆逐艦「ミリウス」が南シナ海で航行の自由作戦、中国軍は「監視」 <2305-041008>
 米海軍が、駆逐艦Miliusが10日に南シナ海スプラトリー諸島Mischief礁から12nm以内航行の自由作戦を実施したと発表した。 ミリウスはスプラトリー諸島通常作戦を行ったと説明した。
 声明は「国際慣習法では、Mischief礁のように自然に形成された状態で満潮時に水没する地形領海の権利がない」とし、ミスチーフ礁で埋め立てや施設の建設を行っても国際法上の位置付けは変わらないと指摘した。 Mischief礁はかつて満潮時に水没していたが、中国が埋め立てて空港などの施設を建設した。
2023.04.10
 10:14
ロイタ通信

(Yahoo)

マレーシア、南シナ海の主権保護強調 石油事業巡る中国懸念受け <2305-041006>
 マレーシアのアンワル首相が4日、マレーシアの石油企業Petronas社による南シナ海でのエネルギー事業に対して中国政府が懸念を表明したと明らかにした。 これについてマレーシア外務省は8日、南シナ海での主権と国益を守ることにコミットしていると表明した。
 アンワル首相は中国との交渉に前向きだと発言し、マレーシアの主権を脅かしているとして野党から批判が上がっていた。
2023.03.28
 21:00
共同通信

(Yahoo)

日米比、台湾有事に備え安保協議創設へ <2304-032819>
 フィリピンのアニョ国家安全保障補佐官や米政府筋が28日、日米比3ヵ国が安全保障担当高官による協議の枠組みを創設する方針を固めたことを明らかにした。 アニョ氏側近は岸田政権から提案を受けたと述べた。 4月にも初会合の開催を検討している。
 日米には東・南シナ海で軍事活動を活発化させる中国への抑止力を強化し、台湾有事への備えも進める狙いがある。
2023.03.23
 20:59
AFP=時事

(Yahoo)

中国軍、南シナ海で米艦船に「退去」警告 <2304-032310>
 中国人民解放軍 (
PLA) 南部戦区が23日、中国が領有権を主張する南シナ海パラセル諸島周辺海域に米駆逐艦Miliusが侵入したため、退去するよう警告したと明らかにした。
 一方、米インド太平洋軍報道官は、Milius南シナ海で日常的な任務を遂行していたもので、退去はさせられていないと反論し、米国は国際法によって容認される場所ではどこにおいても飛行、航行、活動すると強調した。
2023.03.23
 20:10
共同通信

(Yahoo)

米、比の台湾至近州で2基地利用へ <2304-032309>
 米軍が使用できるフィリピン軍の基地を4ヵ所増やす合意について、台湾と至近距離にあるルソン島北東部カガヤン州の知事は23日に共同通信の取材に答え、うち2ヵ所が州内にあると述べた。
2023.03.23
 13:00
共同通信

(Yahoo)

西沙諸島周辺に米駆逐艦 中国が非難 <2304-032306>
 中国軍で南シナ海を管轄する南部戦区の報道官が23日、「西沙(パラセル諸島中国領海に米駆逐艦Miliusミリアスが同日、中国の許可なく侵入した」と非難する声明を発表した。
2023.03.15 Jane's Defence Weekly Philippines reports Chinese military boats near Thitu Island <2305-031502>
 フィリピン沿岸警備隊が3月4日、艦番号5302の中国海警局艦1隻を含む海軍艦42隻がパグアサ島近海に集結していることを明らかにした。
 Jabesは比沿岸警備隊が公開した写真から海警局艦も2012年に用途変更された
PLA海軍の敷設艦であることを確認した。
2023.03.08
 03:30
毎日新聞

(Yahoo)

フィリピン、米日豪と防衛強化 南シナ海巡り中国との対立鮮明に <2304-030801>
 フィリピン沿岸警備隊が4日、フィリピンが実効支配するスプラトリー諸島パグアサ島周辺で、中国軍の艦船など42隻を確認し、一部は島周辺に停泊していたと発表した。 2月には中国艦船が同諸島で補給活動中の比警備艦に2度レーザ光線を照射する事案があり、マルコス大統領が中国の駐フィリピン大使を呼び出して「深刻な懸念」を伝えたばかりである。
 スプラトリー諸島で中国の挑発的な行為が続く中、フィリピンは米豪日との防衛協力強化を進めていて、フィリピンが南シナ海での多国間哨戒活動に初参加することも検討されており、対立構図は一層鮮明になりそうである。
2023.03.01
 07:11
Defense News US, Philippine marines team up to bolster littoral warfare skills <2304-030105>
 フィリピン海兵隊司令官のゲーラン少将が来週、米海兵隊の基地数ヵ所を訪問する。
 米海兵隊は2022年3月に敵の懐で作戦を遂行する新たな部隊の最初として第3海兵沿岸連連隊を立ち上げているが、比海兵隊も同様の沿岸防衛の要求に迫られている。
2023.02.28
 10:43
ロイタ通信

(Yahoo)

日豪、南シナ海の米比巡視活動に参加も=比大使 <2303-022807>
 ロムアルデス駐米比大使が27日にロイタに、南シナ海で計画されている米国との共同哨戒活動にオーストラリアと日本が参加する可能性について協議していることを明らかにした。
 日豪について「行動規範と航行の自由を確認するための共同哨戒に参加したいと考えている」と述べつつ、まだ協議中の案件だとした。
2023.02.22 Jane's Defence Weekly Philippine patrol vessel hit by Chinese laser, says coadtguard <2304-022205>
 フィリピン沿岸警備隊が2月13日、哨戒艦Malapascuaが2月6日に南シナ海スプラトリー諸島のSecond Thomas礁付近で中国海警局艦からレーザ照射を受けたと発表した。 比沿岸警備隊はレーザ照射した中国艦名を明らかにしなかったが、Janesはその画像からType 718B 100m級外洋哨戒艦Haijing 5205と特定した。
 フィリピンはAyungin礁に揚陸艦を座礁させ、海軍の12名を駐留させており、Malapascuaはここに補給を行っていた。
2023.02.22
 19:09
日経新聞 オーストラリア・フィリピン、防衛会議を定例化 対中国 <2303-022216>
 フィリピンとオーストラリアが22日にマニラで国防相会談を開き、防衛協力の強化で合意し、国防相の参加を想定する防衛閣僚会議の開催を定例化する。 フィリピンは、中国に対抗する米国、日本、豪州などの陣営に一段と近づく
 会談後の記者会見で、マールズ豪副首相兼国防相は「両国はかつてないほど戦略的な連携関係にある」と強調したうえで、今後は合同軍事演習の回数増や南シナ海での共同パトロールの実施を検討すると話した。
 中国を念頭に「南シナ海に適用されるルール、国連海洋法条約、航行・上空飛行の自由などの原則は豪州とフィリピンの国益に深く関わる」と強調した。
2023.02.13
 21:17
AFP=時事

(Yahoo)

フィリピン、中国海警局のレーザー照射を非難 <2303-021315>
 フィリピン沿岸警備隊が13日、南シナ海スプラトリー諸島Second Thomas礁付近で先週、中国海警局艦から軍用級レーザーを照射され、比警備艦の乗組員が一時的に視力を失うなどしたとして非難している。 中国艦はまた「危険な操舵」を行い、140m以内に接近した。
 場所はSecond Thomas礁から20kmの海域で、フィリピンは主権の主張を目的として、ここに座礁させた揚陸艦に軍の部隊を駐留させているが、その補給任務中にレーザー照射を受けたと発表した。
2023.02.13
 15:08
NHK News 海保の巡視船 4年ぶり ベトナムのダナンに寄港し記念式典 <2303-021308>
 海上保安庁の巡視船せっつが13日、ベトナム中部のダナンに寄港した。
 中国が海洋進出を活発化させている南シナ海をめぐって、ベトナムなど東南アジアの国々も中国と領有権を争っている中、海上保安庁は、これまで東南アジア周辺の海域に巡視船を派遣し、各国の機関との合同訓練を通じて連携強化を図ってきた。
 海上保安庁としては4年ぶりとなるベトナムへの寄港を通じて、インド太平洋地域での連携強化をさらに進めたい考えである。
2023.02.13
 08:29
CBS News U.S. Navy, Marine Corps conduct drills in South China Sea amid tensions with China <2303-021302>
 中国のスパイ気球の撃墜をめぐって中国との緊張が高まっているなか、米海軍と海兵隊が南シナ海で合同演習を行っている。
 第7艦隊は2月12日、Nimitz
CSG第13海兵遠征隊が南シナ海で統合遠征攻撃部隊作戦を実施していることを明らかにした。
 艦船、地上部隊、航空機が参加した演習が土曜日に行われたと述べたが、いつ始まったのか、終わったのかについての詳細は明らかにしなかった。
2023.01.31
 10:34
ロイタ通信

(Yahoo)

インドネシア、23年に10の石油・ガス田入札実施 南シナ海区域も <2302-013110>
 インドネシアのエネルギー省が30日、2023年に石油ガス田の合計10区域の入札を実施すると明らかにした。
 エネルギー省高官によると、政府が提供予定の石油ガス田には、南シナ海にある巨大ガス田Natuna D-Alphaもある。 政府は2022年に総投資額が$3Bに達するNatuna諸島周辺のガス田の開発計画を承認した。
2023.01.14
 13:00
CNN

(Yahoo)

米空母打撃群、南シナ海での作戦行動開始 中国との緊張くすぶる中 <2302-011406>
 米海軍は、Nimitz
CSGが12日に、現在の配備としては初めて南シナ海に入り、作戦行動を開始したと発表した。
 国防当局者がCNNに明らかにしたところによると、既に中国艦2隻がNimitz CSGを追尾しているという。
 Nimitz CSGは空母1隻、巡洋艦1隻、駆逐艦3隻で構成されている。
2023.01.12
 06:42
Wall Street Journal インドネシア、中国との係争海域でガス田開発へ <2302-011209>
 インドネシアが先週、ナトゥナ諸島沖大規模な天然ガス田を開発する計画を承認したと発表した。
 このガス田は同国の排他的経済水域(EEZ)内にあるため、国際法上、資源探査権はインドネシアにあru が、中国は南シナ海のほぼ全域に対する管轄権を主張しており、本土から1,000哩近く離れたガス田のある海域も含まれることになる。