2021年の南シナ海の情勢に関する報道

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2021.12.27 日経新聞 中国、インドネシアに資源開発の中止要求 南シナ海 <2201-122708>
 インドネシア南シナ海の排他的経済水域 (EEZ) で進める資源開発について、同海域の主権を主張する中国が中止を求めている。 インドネシアは南シナ海の南にある自国領ナトゥナ諸島の周辺のEEZにあるトゥナ・ブロックと呼ばれる海域で、7月から海底の石油と天然ガスの状況を調査する掘削作業を進めているが、同国海上保安機構長官は22日に、当面の掘削作業を11月下旬に完了したと明らかにした。
 ただ、中国との間に南シナ海に関する領有権の争いはないとの立場のインドネシア政府は、抗議を公にして反応すれば領有権問題の存在を国際社会に認めることにつながる可能性があるため、中国に対する抗議と中止要求を公表していない。
2021.12.17 共同通信

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ドイツ軍艦、南シナ海通過 20年ぶり、航行の自由強調 <2201-121703>
 ドイツ国防省が16日、日本などインド太平洋地域に派遣したフリゲート艦Bayern南シナ海を航行中だと発表した。 ドイツ軍艦の同海域通過は約20年ぶりである。
 ドイツ政府は中国が軍事拠点化を進める南シナ海について、国際秩序が圧力にさらされていると訴え、航行の自由確保に尽力すると表明した。
2021.12.15 Jane's Defence Weekly PLANAF deploys H-6 bombers in mine-laying, bombing drills in South China Sea <2203-121505>
 中国国営CCTVが12月3日、複数H-6Jが南シナ海で爆撃及び機雷敷設を行う映像を報じた。 H-6Jは夜間に基地を離陸して払暁に南シナ海に到着し、2波に分かれて爆撃を行った後に貴平孟州の空軍基地で給油と補給を行い、2ソティーの攻撃を行った。
 H-6Jは両翼に射程500kmのYJ-12超音速
ASCMを搭載し、弾庫に射程180kmのYJ-83K対艦ミサイルも搭載する。 また翼下外側には大型のECMポッドも搭載する。
 H-6Jは海南島から400km離れた内陸の貴平孟州の空軍基地に所在する第5独立連隊が装備している。
平孟州空軍基地の位置 (Google Map)】
2021.12.01 ロイタ通信

(Yahoo)

中国、インドネシアに南シナ海南端の掘削中止要求=関係筋 <2201-120105>
 中国がインドネシア政府に対し、南シナ海南端の海域での石油天然ガス掘削中止を要求する異例の書簡を送っていたことが、複数の関係筋の話で分かった。 インドネシアのファルハン議員によると、書簡は中国の外交官がインドネシア外務省に送付したもので、インドネシアが掘削を行っている海域は中国の領海であり、掘削を中止すべきだと主張しているという。 同海域は両国が領有権を主張している。
 問題となっているのは、南シナ海南端の海域で、インドネシアは「海洋法に関する国際連合条約」の下でインドネシアの排他的経済水域 (EEZ) に該当するとして、2017年に北ナトゥナ海と命名していた。
2021.11.27 八重山日報

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石垣港 国内最大級の巡視船配備 尖閣警備、災害対応で活躍 <2112-112704>
 ヘリコプター搭載型巡視船あさづきが12日付で第11管区海上保安本部に配属され、26日11:00頃に乗組員64名を乗せて石垣港に初入港した。
 あさづきは全長150m、幅17,、6,500総㌧と海上保安庁が所有する最大級の巡視船で、ヘリを最大2機搭載可能である。
 あさづき40mm単装機銃2門20mm多銃身機銃2門、遠隔監視採証装置、遠隔放水銃、停船命令等表示装置など、最新の設備を装備しており、入港後すぐに訓練を開始し、能力を高めながら警備業務に入るという。
2021.11.20 ロイタ通信

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米国、南シナ海でのフィリピン船への妨害行為で中国に警告 <2112-112006>
 米国務省報道官が19日、南シナ海フィリピンの補給船に向けて放水銃を使った中国の行動を危険で挑発的で正当化されないとし、中国政府はフィリピンの排他的経済水域でのフィリピンの合法的な活動を妨害してはならないとコメントした。
 そのうえで、米国は条約上の同盟国フィリピンを支持すると表明し、フィリピン船への武力攻撃を受けて米国の相互防衛義務を発動させる可能性があると警告した。
2021.11.18 AFP=時事

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中国海警船、南シナ海でフィリピン船に放水銃 比外相 <2112-111808>
 ロクシン比外相が18日、南シナ海フィリピン軍に物資を運んでいた船に中国海警局艦が放水銃を使用したと非難し、中国政府に引き下がるよう強く要請した。 ロクシン外相によれば今回の一件が起きたのは16日で、スプラトリー諸島のSecond Thomas礁(アユンギン礁)にフィリピン船が向かっていた時だという。
 外相は、中国海警艦艇3隻による進路妨害や放水銃の使用は違法だとして、幸いなことに負傷者はいなかったが、わが国の船は補給任務を中止せざるを得なかったと明らかにした。
2021.11.16 毎日新聞

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日米が南シナ海で初の対潜水艦戦訓練 異例の公表、中国けん制か <2112-111615>
 海上自衛隊が16日、フィリピン西方の南シナ海の公海上で、海自の潜水艦米海軍と初めて対潜戦の訓練を実施したと発表した。 秘匿性が高い潜水艦の動向が発表されるのは異例で、この海域の軍事拠点化を進める中国を日米両国で牽制する狙いとみられる。
 8月下旬~11月下旬に海自艦と航空機をインド太平洋方面に派遣する訓練の一環で、海自からは護衛艦や哨戒機も参加して米海軍の駆逐艦や哨戒機とともに、海自の潜水艦を敵役に見立てて探知追跡した。
 海自の潜水艦南シナ海で実施した訓練の公表は2018年9月、2020年10月に続き3回目である。
2021.10.27 Military Times USS Carl Vinson operates in South China Sea with Japan Maritime Self-Defense Force <2111-102706>
 米海軍のCarl Vinsonを含む第1空母打撃群 (
CSG) が10月25日に南シナ海で海上自衛隊のかがと共同訓練を実施した。 この訓練には巡洋艦Lake ChamplainShiloh、駆逐艦Stockdale、及び第2空母航空団の第9飛行隊が参加した。
 Carl Vinson CSGは初めてF-35CとCMV-22 Ospreyを搭載し、8月にサンディエゴを出港していた。
2021.10.09 産経新聞

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異例の空母3隻展開に中国反応か 日米英蘭加新6ヵ国共同訓練 <2111-100903>
 日米英など6ヵ国の艦艇南シナ海で行っていた共同訓練が9日に終了した。 10月2日と3日には沖縄南西の海空域で米英軍の空母3隻が参加する訓練も実施した。 訓練には、米軍2隻と英軍1隻の空母計3隻のほか、海上自衛隊からは護衛艦いせを含む3隻が参加したほか、オランダカナダニュージーランドのフリゲート艦が加わった。
 訓練は4日に沖縄沖から南シナ海に移動し、台湾を取り囲むようにして行われた。 南シナ海での訓練に米空母2隻は参加していないが、6ヵ国が足並みをそろえて中国を牽制した。
 これに対し、中国は1日以降、戦闘機など延べ150機を台湾の防空識別圏 (ADIZ) 内に進入させ、威嚇を繰り返した。 空母3隻が集結する異例の展開に中国側が激しく反応したとの見方が広がっている。
2021.10.06 Newsweek

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南シナ海 米英空母含む6ヵ国軍の合同演習、中国海軍が追尾していた <2111-100606>
 衛星画像の分析により10月5日、南シナ海で行われた6ヵ国による共同訓練を前に、中国海軍米英軍の空母打撃群を追尾する目的で軍艦を展開したとみられることが判明した。
 この画像で、英空母Queen Elizabethは台湾とフィリピンの間に広がるルソン海峡の西側に位置し、米空母Cael Vinsonはスカボロー礁の北側を航行している。
 更に衛星画像には、両国の
CSGを少し離れた場所から監視している国籍不明の軍艦が映っているが、これらは南シナ海に展開するPLA南海艦隊に属する可能性が高いとみられる。
2021.10.05 日経新聞 マレーシア、中国船の侵入に抗議 南シナ海で摩擦続く <2111-100509>
 マレーシア外務省が4日に声明で、中国の調査船が南シナ海のマレーシアの排他的経済水域(EEZ)に侵入したため、在マレーシア中国大使を呼び抗議したと発表した。 声明によると調査船が活動していたのはボルネオ島沖のEEZ内で、外務省は詳細を明らかにしていないが地元メディアによると、中国の調査船は9月下旬にマレーシアのサバ州の海岸から140kmの地点に侵入し、中国海警局艦の護衛を受けながら、マレーシアの国営石油大手ペトロナスの石油探査船に接近したという。
 6月にも中国軍機ボルネオ島沖の領空侵入に対して抗議しており、南シナ海問題を巡って、領有権を争う中国との摩擦が続いている。
2021.09.19 News Post 7

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中国海警局が超大型哨戒艦建造 米軍の「航行の自由作戦」に対抗か <2110-091902>
 香港のSouth China Morning Post紙が、中国海警局南シナ海での海上パトロールのため、新たに基準排水量5,560tの大型哨戒艦を建造し、海南省の海南海上保安署に配備すると報じた。 この哨戒艦は海巡-03と名付けられ、全長128.6m、速力20kt、航続距離10,000nmで、燃料の補給なしで60日間連続で洋上を哨戒することができるという。
 米軍を刺激するのは必至で、フィリピンやベトナムなど南シナ海の島嶼の領有権を主張する東南アジア諸国も警戒感を強めている。
2021.09.08 TBS News

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米駆逐艦の南シナ海航行に中国軍非難 <2110-090801>
 米海軍第7艦隊が8日、駆逐艦Benfoldが航行の自由作戦として南シナ海のスプラトリー(南沙)諸島周辺を航行したと発表した。
 南シナ海での海洋権益を主張する中国は「安全保障上のリスクの製造者だ」などと米国を非難した。
2021.09.01 朝日新聞

(Yahoo)

領海の航行ルールを厳格化 中国「改正海上交通安全法」が施行 <2110-090103>
 中国領海での航行ルールを定めた改正海上交通安全法が1日に施行された。 海上交通の安全と監督を担う海事局の権限強化を図り、危害を及ぼすと判断した外国船に対して目的地などの報告を義務づける。 海事局が8月27日に発表した公告によると、領海を航行する外国の潜水艦や原子力を動力とする船舶、危険物を運ぶ船などに対し目的地や搭載内容の報告を義務づけた。 指示に従わなければ退去させる権限も有する。 中国の海上交通安全を危うくする可能性のある船舶も対象に含まれており、線引きはあいまいである。
 中国は領海法で尖閣諸島や南シナ海の諸島を自国領土と定めており、周辺海域も法適用範囲となる。
2021.08.20 Taiwan News Indian and Australian navies sign agreement <2109-082002>
 インド海軍オーストラリア海軍が8月19日に共同指針文書に署名した。 Indian Expressは両国海軍は今年後半に日米を交えた4ヶ国安全保障対話、いわゆるQuadで合同演習を行うと報じている。
 一方インド海軍の2隻が18日に南シナ海ベトナム海軍との実弾射撃を含む合同演習を行った。 インドはベトナムとの防衛協力は強固なものとし、ベトナムに定期的に寄港するという。
2021.08.17 ロイタ通信

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中国軍、台湾周辺の空・海域で軍事演習 「挑発に対応」 <2109-081702>
 中国
PLA東部戦区が声明で、台湾付近の空域および海域で17日に闘艦艇、対潜哨戒機、戦闘機を派遣し演習を実施したと発表した。 正確な演習場所は明らかにしていないが、大部分は南シナ海で台湾が実効支配するプラタス諸島(東沙諸島)付近とバシー海峡周辺で行われている。
 中国による軍事活動の引き金は不明だが、米国は今月に台湾に対し自走榴弾砲の売却を承認している。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly New Delhi to send naval task force to Indo-Pacific region under 'Act East' <2110-081101>
 インドが8月2日、Act East政策の元に海軍部隊を1ヶ月間、東南アジア、南シナ海、西太平洋へ派遣し、友好国との軍事的協力関係を深めると発表した。
 派遣されるのは東方艦隊に所属する駆逐艦、フリゲート艦各1隻とコルベット艦2隻の合わせて4隻で、ベトナム、フィリピン、シンガポール、インドネシア各国海軍と共同演習を行うほか、海上自衛隊、豪海軍、米海軍が行うMalabar-21演習にも参加する。
 インド太平洋地域にはドイツが7ヶ月の予定でフリゲート艦を派遣するほか、英海軍は空母Queen Elizabethを旗艦とする
CSG-21を派遣している。
2021.08.07 共同通信

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南シナ海、紛争回避で進展 ASEAN議長国が評価 <2109-080707>
 ASEAN議長国ブルネイのエルワン第2外相が記者会見し、7日に終了したASEAN地域フォーラム (
ARF) をはじめとする一連の外相会合で、中国とASEANが南シナ海で紛争を回避するための行動規範の策定で一定の進展があったとして生産的な会議だったと評価した。
 一方、ARF閣僚会議と4日の東アジアサミット外相会議では、出席した米中外相が南シナ海問題などで互いの対応を批判し合っており、米中の意見の隔たりの大きさが改めてあらわになった。
2021.08.02 時事通信

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独艦船、インド太平洋へ出航 日豪など共同訓練、北朝鮮監視 <2109-080202>
 ドイツ海軍のフリゲート艦Bayernが2日、北海沿岸のウィルヘルムスハーフェンからインド太平洋に向けて出航した。 2022年2月末までの航海で、日本や韓国、オーストラリア、米領グアムといったインド太平洋の各地に寄港して共同訓練などを行う。
 日本には11月ごろに寄港の見込みで、北朝鮮船舶が国連制裁決議に違反して行っている瀬取りの監視活動にも参加する。
 Bayern南シナ海を航行するが上海への寄港も調整しており、中国に対する過度な刺激や緊張を避ける方針である。
2021.07.30 産経新聞

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ドイツ、南シナ海にフリゲート艦派遣発表 8月出航 <2108-073002>
 ドイツ国防省が29日、フリゲート艦Bayernを8月2日にインド太平洋に派遣すると発表した。 発表によるとBayernはビルヘルムスハーヘンを出港し、2月22日まで航海を続ける。
 中国の軍事拠点化が進む南シナ海を航行するほか、日米やオーストラリア、シンガポールとの合同訓練を予定している。 中国への寄港を検討していると報じられていたが、発表文には記されていない。
 インド太平洋では合同訓練のほか、国連安保理決議に基づき、北朝鮮船の違法な瀬取りに対する監視活動を行う。 ドイツは昨年、インド太平洋戦略を策定しており、艦船派遣には、地域の安全保障に関与する姿勢を示す狙いがある。
2021.07.30 時事通信

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英空母打撃群、南シナ海入り 同盟諸国と訓練へ 国防省 <2108-073001>
 国防省が29日、東アジアに向けて航行中の英空母Queen Elizabeth
CSG南シナ海に入ったことを確認した。
 同省報道官は時事通信に、CSGは合法的に南シナ海を航行しており、フィリピン海で同盟諸国やパートナー国と訓練を行うため、公海上の最も直近の航路を通っていると表明した。 
2021.07.29 時事通信

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南シナ海規範、一部で暫定合意 「懸念」は維持 ASEAN会議声明案 <2108-072905>
 ASEANが8月2日にTV会議形式で開く外相会議共同声明案が29日に明らかになった。 中国とASEANが策定中の行動規範について、序文は暫定合意に達したと記し、交渉の進展を強調している。
 一方で、地域の平和と安定を損ないかねない土地の埋め立てや深刻な出来事に対し、一部閣僚が懸念を表明と明記して懸念の表現を引き続き盛り込み、名指しは避けながらも海洋進出を強める中国を牽制している。
 行動規範をめぐってはCOVID-19感染拡大で交渉が遅れ、中国が目標として掲げた今年中の妥結は困難との見方も広がる。
2021.07.28 讀賣新聞

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中国軍が南シナ海で軍事演習、英海軍の最新鋭空母をけん制 <2108-072810>
 中国共産党機関紙傘下の環球時報が28日、中国軍南シナ海の二つの海域演習を実施していると報じた。 また、中国広東省の海事当局は23日と26日、同省沖合の南シナ海海域で実弾射撃訓練などを26~28日と27~29日に実施するため、指定海域での航行を禁じる通達を出していた。
 英国が派遣した空母Queen Elizabethを牽制する狙いがあるとみられる。
2021.07.26 中央日報

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英最新鋭空母が南シナ海へ…韓国と日本に寄港予定 <2108-072601>
 英空母Queen Elizabeth
CSGが南シナ海に入った。
 中国環球網が26日、衛星が25日11:57にマラッカ海峡付近でQueen Elizabeth CSGの信号をとらえたことから、南シナ海の方向に航行中である点を勘案するとCSGは既に南シナ海に達したとみられると報じた。
2021.07.12 テレ朝 News

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米駆逐艦 南シナ海で「航行の自由」作戦 中国反発 <2108-071205>
 米第7艦隊が12日、駆逐艦Benfoldが南シナ海パラセル諸島付近で国際法に基づいて航行の自由作戦を実施したと発表した。
 これに対し、
PLA南部戦区は、パラセル諸島は中国固有の領土だと主張したうえで挑発行為を直ちに停止せよと反発し、すべての結果は米側が負わなければならないと牽制した。
2021.07.12 ロイタ通信

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中国のフィリピン軍攻撃、米国に条約上の防衛義務=米国務長官 <2108-071201>
 ブリンケン米国務長官が11日、南シナ海での中国の権利主張を退けた仲裁裁判所の判断から5年を迎えるのに際し声明を出し、中国が南シナ海でフィリピン軍を攻撃すれば、米国のフィリピン防衛義務を定めた1951年の米比相互防衛条約が適用されることになると改めて警告した。
 ブリンケン長官は、トランプ前政権が昨年7月に示した中国の海洋権益に関する主張を否定する米政府の方針を確認し、「われわれはまた、南シナ海でのフィリピン軍部隊や公船、航空機への武力攻撃は、米比相互防衛条約第四条の下で、米国の相互防衛義務の適用につながると確認する」とした。
2021.06.29 時事通信

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海上民兵に最高勲章 「南シナ海防衛」称賛 中国 <2107-062904>
 習国家主席がは29日、南シナ海で領海主権を守るため傑出した貢献をしたとして、党内最高栄誉とされる71勲章海上民兵として長年活動してきた王氏に授与した。
 71勲章は、党創立100年を記念する7月1日に合わせて新たに設けられ、故人を含む計29人に授与された。
2021.06.15 時事通信

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南シナ海で中国に自制呼び掛け ASEAN 国防相会議 <2107-061509>
 ASEANが15日に国防相会議をTV会議形式で開き、一部加盟国と中国が領有権を争う南シナ海情勢に関し、名指しは避けながらも中国に自制を促す共同宣言を発表した。 宣言は「状況が複雑化しかねない行為」を避けるよう呼び掛けた。
 南シナ海をめぐってはマレーシアが5月末に領空に中国軍機が接近したとして戦闘機を緊急発進させるなど緊張が一段と高まっている。
2021.06.15 時事通信

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中国軍機28機、台湾防空識別圏に侵入 南シナ海に空母派遣の米けん制か <2107-061507>
 台湾国防部が15日、中国軍機28機が台湾の防空識別圏に進入したことを確認したと発表した。 確認された中国軍機は、J-16 14機、J-11 6機、H-6 4機KJ-500 2機、Y-8対潜哨戒機、Y-8電子戦機各1機の計28機で、国防部が中国軍機の動向を公表し始めた昨年9月以降、一日に飛来した中国軍機としては最多で、一部はバシー海峡の上空を太平洋側に飛来し、中国に戻った。
 米海軍第7艦隊は14日に空母Ronald Reagan
CSGが南シナ海に入ったと発表しており、米国を牽制する狙いがあるとみられる。
2021.06.15 日経新聞 ベトナム、海上民兵を増強 中国の南シナ海進出に対抗 <2107-061505>
 ベトナムが9日、軍事訓練を受けた海上民兵の新たな部隊を発足させるなど同国南部の沿岸で海上民兵を増強している。 海上民兵の新たな部隊はタイ湾に面するキエンザン省で発足し、9隻の船舶と小銃などの小火器を装備している。 海上民兵は準軍事の活動に従事するよう海軍学校などの支援で訓練を受け、周辺海域における石油や天然ガスの探査活動や漁業に携わる人々の保護、パトロールを主な任務としている。
 南シナ海の領有権を争う中国が投入する海上民兵に対抗するものだが、15日のASEAN国防相会合にあわせ、中国や周辺国の反応を探る狙いもある。
2021.06.15 時事通信

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米空母打撃群、定期任務で南シナ海入り=海軍 <2107-061504>
 米海軍が15日、空母Ronald Reagan
CSGが、定期的な任務の一環として南シナ海に入ったと発表した。
 14日に出された主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)共同声明に対し、中国は内政に甚だしく干渉していると非難している。
2021.06.10 時事通信

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南シナ海で対立、共同声明出せず 中国・ASEAN外相会議 <2107-061002>
 中国とASEANが7日に重慶で開いた外相会議で、中国が軍事拠点化を進める南シナ海情勢に関して意見が対立し、準備していた共同声明案採択できず、代わりに議論を総括する共同議長の声明を会議翌日の8日に発表した。
 ASEAN外交筋は南シナ海をめぐり激論が交わされ、共同声明案の文言に柔軟になれない国があったと説明している。 最も強硬だったのは中国と領有権を争うベトナムで、他の数ヵ国が同調したことを明らかにした。
 共同声明案をめぐっては、会議前日の6日時点で、中国が「脅しや力の行使に頼らない紛争の平和的解決」という文言の削除を求めるなど、直前まで意見の食い違いが目立っていた。
2021.06.09 Jane's Defence Weekly PLANAF J-15s seen operating from Lingfhui Airbase <2108-060910>
 中国CCTVが5月27日、海南島の陵水航空基地に駐機している少なくとも2機J-15艦載戦闘機の映像を報じた。 陵水航空基地は2018~2019年から
PLA海軍の第3航空師団が基地にしている。
 最新の開発状況は、1月27日に民間衛星が撮影した画像に空母飛行甲板を模した滑走路に置かれているのが確認されている。
【註】
 空母遼寧に搭載されたJ-15は欠陥による墜落事故が相次ぎ、 代替機の開発が進められていると報じられたが、
【関連記事:1808-070502 (時事 2018.07.05)】
2020年には生産が再開されたと報じられている。
【関連記事:2005-030401 (JDW 2020.03.04)】
2021.06.09 Jane's Defence Weekly Malaysia scrambles Hawk 208s to confront PLAAF squadron over SCS <2108-060901>
 マレーシア空軍が6月1日、5月31日に空軍のHawk 208練習/軽攻撃機が南シナ海上空で中国
PLA空軍の16機に対して緊急発進したと発表した。 両軍機は13:30頃にコタキナバル飛行情報区で遭遇した。
 マレーシアの領海上空を高度23,000ft~27,000ft、速度290ktで飛行するIl-76とY-20からなるPLAAF編隊は、11:53にサラワク防空センタがレーダで捕捉しLabuan航空基地のHawk 208に緊急発進が指令された。
2021.06.09 時事通信

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南シナ海行動規範、交渉促進 中国・ASEAN会議声明 <2107-060901>
 中国とASEANが7日に重慶で開いた外相会議の共同議長声明が8日に発表され、南シナ海の行動規範に関し、成文化に向けた交渉を促進する方針を確認した。
 中国とASEANは今年末までの妥結を目指し、行動規範の策定作業を進めているが、COVID-19感染拡大で対面式の会議が開けず、交渉は遅れている。
2021.06.02 AFP=時事

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中国、マレーシアに反論 自軍機の南シナ海上空飛行は「定期訓練」 <2107-060207>
 中国軍機16機ボルネオ島沖の南シナ海上空を飛行したことについて、マレーシア外務省は中国軍機の侵犯行為を非難したのに対し、中国は2日に輸送機の飛行は中国空軍の定期訓練であり、いかなる国も標的にしていないと述べ、関連する国際法によれば、中国軍機には当該空域を飛行する自由があると主張した。
 中国とマレーシアの関係は通常は穏やかだが、同海をめぐって緊張が高まっている。
2021.06.02 時事通信

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陸自、宮古島に弾薬搬入 南西防衛用、住民反発 <2107-060206>
 防衛省が2日、宮古島市の陸上自衛隊施設内に弾薬の搬入を開始した。 弾薬は2日午後にヘリ2機で航空自衛隊宮古島分屯基地まで空輸して車両に積み替え、今年運用が始まった保良訓練場に運び込まれた。 今後、地対艦、地対空のミサイルなどを順次搬入する見通しである。
 市は日時や経路の開示を求めていたが、同省は保安上の観点から直前まで明らかにしなかった。
2021.06.01 Defense News China sends 16 military aircraft over disputed South China Sea shoals near Malaysia <2107-060107>
 マレーシア空軍が、5月31日11:53に中国
PLA空軍のY-20及びIl-76などの軍用輸送機16機がマレーシアのサラワク州(註:ボルネオ島西部)から60nmにあるマレーシアが実効支配する浅瀬近くまで接近したため、戦闘機が確認のため緊急発進したと発表した。
 PLA空軍機は高度23,000~27,000ftを290ktで南西に向け飛行していたという。
2021.05.31 TBS News

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中国軍が空母想定の実弾射撃訓練 米などをけん制か <2106-053106>
 中国共産党系メディアが31日、
PLA陸軍のロケット砲部隊の訓練映像を公開した。 渤海の海上にある空母に見立てた標的に対して連続して射撃するもので、南シナ海で空母を展開させた米国などを牽制する狙いがあるとみられる。
 先月には米海軍の空母などが南シナ海に展開し、マレーシア軍と合同訓練を行ったほか、英国も今月以降、空母打撃群が40ヵ国を訪問するなかで、南シナ海を航行する。
2021.05.31 ロイタ通信

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フィリピン、中国の南シナ海「違法プレゼンス」継続に抗議 <2106-053103>
 フィリピン外務省が29日、南シナ海自国が保有する島付近で中国が違法なプレゼンスと活動を継続していることに抗議したと表明した。 フィリピン外務省は声明文で、Thitu(パグアサ)諸島は自国が主権と司法権を持つフィリピンの不可欠な一部だと指摘した。 ドゥテルテ大統領が2016年に就任して以来、中国に対する抗議は少なくとも84回目となる。
 フィリピン政府は28日にThitu島付近における中国の海洋資産および漁船による違法活動に外交ルートを通じて抗議し、船舶の撤収を求めた。
 Thitu島は本土から451km離れており、スプラトリー諸島でフィリピンが実効支配する8箇所の岩礁、砂州、島の中で最大となっている。 中国は同島から25kmのSubi礁に滑走路、格納庫、SAMを備えたミニ都市を築いている。
2021.05.25 共同通信

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中国、南シナ海で独自に禁漁措置 フィリピン、ベトナム反発 <2106-052506>
 中国南シナ海で5月1日から独自に禁漁期を設定し、漁船の取り締まりを強化しているため領有権を争う沿岸国のフィリピンやベトナムが反発し、ており中国が海警局に武器使用を認めた海警法を2月に施行したこともあり、緊張の高まりが懸念される。
 新華社電によると中国海警局は4月30日、禁漁期の警備方針を宣言した。 政府は外国漁船を念頭に漁業行為の侵害は容赦なくたたくと牽制している。 フィリピン外務省は声明で主権侵害をやめるよう求め、ベトナム外務省も「一方的な決定に反対し、断固として拒否する」と反発している。
2021.05.13 ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン、中国の民兵船が「領海侵犯」と発表 関係に亀裂も <2106-051304>
 フィリピン政府が5月12日、中国の民兵が乗った船287隻が領海を侵犯したと発表した。 南シナ海を担当するフィリピン当局は、外交上の行動が必要と示唆した。 フィリピン外務省は数週間、中国船が領海内を航行していることに関し、中国に再三、抗議している。
 ドゥテルテ大統領は親中派だが、中国は南シナ海で巡視を強化し存在感をアピールしており、友好的だった両国関係に再び亀裂が生じた恐れがある。
2021.05.03 Stars & Stripes Philippines protests `blocking' of its patrol ships by China <2106-050304>
 フィリピン外務省が5月3日、南シナ海を哨戒中のフィリピン沿岸警備隊警備艇に対する中国海警局艦の嫌がらせ行動に対し強く抗議した。 これまでも比外務省数十回にわたり抗議を繰り返している。
 ロクシン比外相はドゥテルテ大統領の親中姿勢にかかわらずツイッターに、中国に対し禁句を用いた厳しい表現「消え失せろ」と投稿した。
2021.05.03 時事通信

(Yahoo)

禁句使い「消えうせろ」 フィリピン外相、中国に <2106-050303>
 フィリピンのロクシン外相がツイッターで3日、禁句の英単語を使って中国よ消えうせろと発信した。 外相は、「中国、わが友よ。 どうすれば礼儀正しく表現できるだろうか。 さて…」と記した後、アルファベット4文字の禁句を交えて「消えうせろ」と投稿した。
 南シナ海で船の停泊を続ける中国へのいら立ちが、過激な表現で飛び出した格好だが、両国の対立をさらにエスカレートさせる恐れもある。
2021.05.02 Stars & Stripes China's carrier group conducts exercises in South China Sea <2106-050202>
 中国
PLAが5月2日、空母山東CSGが南シナ海で年次演習を行ったと発表した。 発表は中国が、米海軍が戦略的重要地域に艦船を侵入させたと抗議した直後に行われた。
 中国国防省は先週、米国がバイデン政権になって以降、第一線の航空機や船舶を中国近海に配置していると抗議している。
2021.04.27 朝日新聞

(Yahoo)

中国領海、当局の権限強化へ 尖閣の緊張高める可能性も <2105-042703>
 中国全人代常務委員会が26日に開幕し、領海などでの航行ルールを定めた海上交通安全法改正案の審議が始まった。 早ければ最終日の4月29日にも成立する見通しである。
 2月に施行した海警法に続く海洋関連の法整備となり、海警局が違法行為を取り締まる法執行機関であるのに対し、船舶管理や海洋交通を所管し安全監督を担う海事局の権限強化を目指すもので、尖閣諸島周辺でさらなる緊張を招く可能性もある。
 国際法は沿岸国の安全を脅かさないことを条件に外国船の領海での航行を認めているが、改正案は原子力船や有害物質を運ぶ船、中国が海上交通に危害を及ぼすと判断した外国船に海事局への報告を義務づけ、海事局に外国船を領海から退去させたり追跡したりする権限も与える。
2021.04.26 Defense News British name enormous carrier strike group heading for the Indo-Pacific <2105-042604>
 英海軍が来月、1982年のフォークランド戦争以来となる大艦隊をインド太平洋地域に派遣する。 艦隊を率いるのは空母Queen Elizabethで、Type 45駆逐艦DefendeDiamondType 23フリゲート艦KentRichmond補給艦Fort VictoriaTidespringが随行する。 英海軍は現在、駆逐艦とフリゲート艦を併せて19隻しか保有していない。
 28週間に及ぶQueen Elizabeth
CSGの極東展開には米海軍駆逐艦Sullivans蘭海軍フリゲート艦Evertse同行する。
2021.04.26 ロイタ通信

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EU、南シナ海巡り中国批判 「平和脅かす」 <2105-042602>
 EU報道官が24日に声明で、中国南シナ海の平和を脅かしていると批判し、同海域での領有権を巡る中国の主張の大部分を否定した2016年の仲裁裁判所の判断に全当事者が従うよう促した。
 フィリピンが23日に抗議した、中国が海上民兵を乗せたとみられる多数の船舶Whitsun礁周辺に停泊している問題については、Whitsun礁における中国の大型船の存在を含め、南シナ海の緊張は地域の平和と安定を脅かすと非難した。
2021.04.22 ロイタ通信

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フィリピン、領海と資源守るため南シナ海の警備強化 <2105-042203>
 フィリピン政府の作業部会が21日、同国が南シナ海で領海と資源を守るため、警備艇や航空機を配備していると明らかにした。
 作業部会は、ドゥテルテ大統領領海警備の継続と領海での違法漁業の取り締まり強化を指示したことを受け、領海と排他的経済水域 (EEZ) を守るため、あらゆる手段を行使しているとして、沿岸警備隊と漁業当局の船9隻、沿岸警備隊の航空機ゴムボートなどがスプラトリー諸島周辺を含む南シナ海に配備されたという。
2021.04.20 ロイタ通信

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フィリピン大統領、南シナ海に軍艦派遣の用意 領有権主張へ <2105-042002>
 ドゥテルテ比大統領が19日、南シナ海における石油や鉱物資源保全のために、艦艇を派遣する用意があると述べた。 大統領は南シナ海海底に眠る石油や鉱物資源の採掘を始めるまでには艦艇を派遣し、領有権を主張すると表明した。
 中国政府との友好関係を維持する意向を改めて示しながらも、「中国が石油掘削を開始したら、われわれとの合意の一部なのかと中国に問うだろう。 それが合意の一部でなければ、こちらも同海域で石油を掘削する」とした。
2021.04.13 産経新聞

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オランダもインド太平洋にフリゲート艦派遣 英仏独に続き <2105-041302>
 オランダ海軍が今夏、フリゲート艦Evertsenを英空母Queen Eizabeth
CSGに同行させインド太平洋に派遣する。 中国の海洋進出に対抗し、欧州からインド太平洋に艦船を派遣する動きが活発化してきた。
 オランダ国防省によると、Evertsenは5月末に同国を出航してQueen Eizabeth CSGと合流し、太平洋で自衛隊など友好国と合同演習を行う。 国防省はEvertsenの航路を明らかにしていないが、蘭紙は「航行の自由」を示すため中国が軍事拠点化を進める南シナ海を航行する見込みだと報じた。
2021.04.11 Stars & Stripes US-Philippines officials discuss concerns over China's ships <2105-041104>
 オースティン米国防長官が初めての海外訪問先であるイスラエルに向かう機内からフィリピンのロレンザーナ国防相と電話会談し、中国の海上民兵船団が南シナ海Whitsun礁に停泊している問題について話し合った。 中国はこの船団について漁労中としている。
 一方米大統領府のカービー報道官は4月上旬に、Theodore Roosevelt
CSGと強襲揚陸艦Makin Islandが南シナ海で行動中と述べている。
2021.04.10 AFP=時事

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中国、攻撃艇でフィリピンの取材船を追跡か 南シナ海 <2105-041001>
 フィリピンの民放TV局ABS-CBNの取材班が8日、南シナ海スプラトリー諸島Second Thomas Shoal礁に向かっていたところ、中国の海警艦1隻海軍の高速攻撃艇2隻追跡された。 ABS-CBNによれば、取材班が乗っていた船に対し、海警局の艦船が身元を明かすよう要求したため取材班の船が向きを変えて進もうとしたところ、この艦船による追跡を受けたという。
 この報道を受けフィリピン軍は9日、調査を行っていると発表した。
2021.04.08 AFP=時事

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米、フィリピンと台湾への攻勢強める中国に警告 <2105-040803>
 米国務省報道官が記者会見で、米国はWhitsun礁近海に中国の海上民兵が集結していると継続して報告されていることへの懸念をフィリピンの同盟諸国と共有しているとして、南シナ海を含む太平洋でフィリピンの軍、公船、航空機に武力攻撃が行われれば、米比相互防衛条約に基づくわが国の義務が発動されると述べた。
 Palawan島の西方320kmに位置するWhitsun礁で3月7日に中国船200隻以上が確認されたが、現在ではその多くはスプラトリー諸島各地に分散している。
2021.04.07 Jane's Defence Weekly Chinese fishing boats moored at disputed Whisun Reef sisperse to nearby areas <2106-040704>
 フィリピン当局が3月31日、ここ数週間Whitsun礁に停泊していた多数の中国漁船がここを離れて南シナ海スプラトリー諸島の他の海域へ移動したと発表した。
 3月7日には183隻、22日には199隻いた中国船29日には44隻になり、海上民兵を乗せたと思われる115隻Kennan礁に停泊しているという。 Whitsun礁とパラワンのKalayaan自治州に属するKalayaan群島には海上民兵を乗せた船が引き続き停泊しているという。 更に45隻がThitu島50隻がMischief、Fiery、Subi礁におり、
PLA海軍艦4隻がMischief礁に停泊しているという。
2021.04.06 時事通信

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米空母が南シナ海航行 <2105-040602>
 米海軍が6日、空母Theodore Roosevelt
CSGが4日に南シナ海に入ったと明らかにした。
 海軍によると、定例的な活動の一環で、同CSGが南シナ海を航行するのは今年2回目になる。
2021.04.02 CNN

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フィリピン、中国船集結の海域付近に違法構造物を発見と公表 <2105-040202>
 フィリピン軍が1日、南シナ海の環礁Union堆違法に建設された構造物を発見したと明らかにした。 フィリピン軍はこれらの構造物について、3月30日に行われた海上哨戒活動の最中に見つかったと説明したが、構造物の正確な位置や建設主体、その構造についての詳細は明かさず、構造物の存在は国際法違反だと述べるにとどめた。
 フィリピン政府によると、付近の海域にはここ数週間、中国海上民兵の船舶が集結している。
2021.03.31 Jane's Defence Weekly Manila accuses Beijing of massing maritime militia near disputed Whitsun Reef in SCS <2105-033103>
 フィリピン外相が3月21日、中国海上民兵を乗せた大量の船をパラワン島から175nmのスプラトリー諸島Whitsun礁に終結させていると抗議した。
 フィリピン沿岸警備隊は3月7日に220隻と推定される中国の漁船が同礁付近にいると報告している。
2021.03.29 ロイタ通信

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フィリピン、南シナ海の中国船団監視に戦闘機派遣 <2104-032904>
 ロレンザーノ比国防相が、同国が領有権を主張する南シナ海の海域に中国の海上民兵を乗せたとみられる200隻以上中国船舶が停泊している問題で、状況を監視するため同船団の上空に軽戦闘機(a(註:FA-50)を毎日派遣していると明らかにした。 また、中国に対し直ちに船団を撤退させるよう再度求めた。
 中国船舶はフィリピンの排他的経済水域 (
EEZ) 内にあるWhitsun礁に停泊している。
【関連記事:2104-032106 (S&S 2021.03.21)】
2021.03.24 Jane's Defence Weekly China creates mock carrier landing strip at Lingshui Airbase on Hainan Island <2105-032404>
 Maxar社の商用衛星が1月27日に撮影した画像から、中国
PLA海軍が海南島の陵水航空基地に空母飛行甲板を模した施設を建設したことが判明した。
 模擬飛行甲板は2020年11月から2021年1月の間に建設され、そのサイズ等から空母二番艦山東を模したものと見られる。
2021.03.21 Stars & Stripes Philippine defense chief asks Chinese flotilla to leave reef <2104-032106>
 フィリピン国軍司令官のソベジャナ中将が3月21日、パラワン島西方175nmにあるフィリピンが領有権を主張している南シナ海スプラトリー諸島のWhitsun礁に集結した、民兵が乗っていると見られる中国船220隻退去を要求した。 Whitsun礁については中国も領有権を主張している。
Whitsun Reef の位置 (Google Map)】
 これについて中国は3月7日に舷側を互いに繋いだ船団の写真を公開し自己主張した。
2021.03.21 共同通信

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南シナ海に中国漁船200隻集結 フィリピン「海上民兵が配備」 <2104-032104>
 フィリピン政府が21日までに、南シナ海のスプラトリー諸島の珊瑚礁周辺に今月初旬、約220隻の中国漁船が集結していたことを確認したと発表した。 20日夜の発表によると、パラワン島バタラザの西約175nmにある珊瑚礁周辺海域で漁船群が隊列を組んで停泊しているのが7日に確認された。 晴天だったが操業せず夜間は白色光を点灯させていたという。
 フィリピンが同国排他的経済水域(EEZ)内としていることから、領有権の示威行為だった可能性があり、比政府は中国の海上民兵が漁船を配備したとみて動向を注視している。
2021.03.03 朝日新聞

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ドイツ海軍艦船、北朝鮮の監視に参加へ 日米などと連携 <2104-030304>
 欧州各国が中国の軍事的台頭に警戒を強めるなか、ドイツフリゲート艦を派遣し南シナ海を航行させる計画をしていることが分かった。 朝鮮半島沖で北朝鮮に対する国連制裁の監視活動にも加わる。
 ドイツ国防省と外務省の高官によると、フリゲート艦1隻が8月初旬にドイツを出港してマラッカ海峡などを通りオーストラリアに寄港する。 その後、年末にかけて数週間、朝鮮半島沖の監視活動に加わる。
 海外領土を持たないドイツにとって、アジア地域への艦船派遣は異例で、中国を牽制し、日本など地域の国々と安全保障で連携強化を目指す。
【関連記事:2101-121306 (時事 2020.1213)】
2021.03.02 Stars & Stripes Beijing kicks off monthlong military exercise in South China Sea <2104-030205>
 香港のSouth China Morning Postが3月1日、中国海軍が3月1日に南シナ海で31日までの予定で演習を開始したと報じた。
 また国営環球時報は2月28日に、演習は雷州半島の西岸5km以内で行われ、中国海洋安全局が2月26日にこの海域への航行を禁止する通告をウェブ上で行ったと報じた。
雷州半島の位置 (Google Map)】
2021.02.26 Defense News Vietnam strengthens fortifications in disputed South China Sea, satellite images reveal <2103-022607>
 米
CSISの一部門であるAMTIが衛星画像から、ベトナム南シナ海で実効支配している島々でインフラを整備するなどの要塞化を進めているという。
 特にスプラトリー諸島にあるWest LeefSin Cowe島では対空及び沿岸防備システムの配備をすすめているという。
Western Leef の位置 (Google Map)】
Sin Cowe Island の位置 (Google Map)】
2021.02.25 東京新聞 中国、自衛隊機飛行に抗議 南シナ海「無断通過」、日本反論 <2103-022504>
 複数の日本政府関係者が25日、海上自衛隊のP-3C 2機が2018年8月に南シナ海フィリピンの排他的経済水域 (
EEZ) 内にあるミスチーフ礁付近の上空を飛行したのに対し、同地域で主権を主張する中国が無断で通過したと日本に抗議していたことを明らかにした。 日本は「飛行の自由の制約」だと反論した。
 日本は中国による南シナ海での一方的な主権主張を認めず飛行の自由を貫く構えで、P-3Cは過去3年間で複数回ミスチーフ礁の近くを飛行したという。 日中両国が南シナ海でも牽制し合う実態が判明した。
2021.02.25 時事通信

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中国軍、南シナ海で爆撃演習 米軍に反発 <2103-022502>
 中国共産党機関紙人民日報系の環球時報が、中国軍が最近、南シナ海で10機以上の爆撃機による演習を実施したと報じた。
 一方、中国軍東部戦区報道官は25日、24日に米駆逐艦Curtis Wilburが台湾海峡を通航したことについて断固反対すると反発し、米中の軍事的緊張はバイデン政権発足後も続いている。
2021.02.17 時事通信

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米、南シナ海で「航行の自由作戦」 <2103-021702>
 米海軍第7艦隊が17日、駆逐艦Russell航行の自由作戦の一環として南シナ海スプラトリー諸島付近を通航したと発表した。
2021.02.09 AFP=時事

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仏原子力潜水艦、南シナ海を巡回 中国の反発必至 <2103-020905>
 フランスのパルリ国防相が8日、仏海軍攻撃型原潜Emeraudeと支援艦Seine南シナ海を巡回したと明らかにした。
 パルリ国防相はツイッタに2隻の写真を投稿し、今回の南シナ海の巡回はわが海軍が、オーストラリア、米国、日本という戦略的パートナと共に、遠く離れた海域に、長期間展開できることを証明しているとコメントしたが、同海域の大半で領有権を主張している中国の反発は必至である。
2021.02.09 ロイタ通信

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米海軍、南シナ海で2個空母打撃群の合同演習を実施 <2103-020904>
 米海軍の2個空母打撃群 (
CSG) が9日に南シナ海で合同演習を実施した。
 米海軍によるとTheodore Roosevelt CSGとNimitz CSGが、相互運用性および指揮統制能力を高めることを目的に多数の演習を実施したという。 南シナ海で2個CSGが活動するは2020年7月以来である。
2021.02.05 ロイタ通信

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米駆逐艦、中国実効支配の西沙諸島付近を航行 <2103-020504>
 米海軍第7艦隊が5日、同日に駆逐艦John S. McCain航行の自由作戦で南シナ海パラセル諸島付近を航行したと発表した。 同海域での作戦実施はバイデン政権発足後初めてである。
 駆逐艦John S. McCainは4日に台湾海峡を通過している。
2021.01.30 讀賣新聞

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「戦争の脅しだ」フィリピンとベトナム、中国の海警法施行に反発 <2102-013004>
 中国が2月1日に、海警局に武器使用などを認める海警法を施行することに対し、南シナ海で中国との間に領有権問題を抱えるフィリピン、ベトナムが反発している。
 ロクシン比外相は27日、自身のツイッターに「この法律は戦争の脅しだ。 異論がなければ、屈服したとみなされるだろう」と投稿し、すでに外交ルートで抗議していることを明かした。
 ベトナム外務省の報道官も29日に同法について、「関係国がベトナムの主権を尊重し、緊張を高める行動を行わないよう求める」とする声明を出した。
2021.01.28 時事通信

(Yahoo)

中国の南シナ海領有権否定 「インド太平洋」同盟国と連携 米国務長官 <2102-012803>
 ブリンケン米国務長官が27日にロクシン比外相と電話会談し、中国が南シナ海で主張している領有権について米国は拒否すると表明した。
 中国側の主張を完全に違法だと明確に否定した昨年7月のポンペオ前国務長官の声明を踏襲し、バイデン政権として中国の海洋進出に厳しい姿勢で臨む方針を鮮明にした。
2021.01.25 おたくま新聞

(Yahoo)

アメリカ海軍セオドア・ルーズベルト空母打撃群が南シナ海入り <2102-012507>
 米海軍空母Theodore Rooseveltを旗艦とする空母打撃群 (
CSG) が1月23日に定期的な哨戒任務のため南シナ海に入った。 南シナ海では年明けから中国が活動を活発化させており、Theodore Roosevelt CSGはこの地域における安全保障と航行の自由を維持する活動に入る。
 Theodore Roosevelt CSGは、Theodore Rooseveltと飛行隊CVW-11、巡洋艦Bunker Hill、駆逐艦Russell John Finnの4隻で構成されている。
2021.01.25 産経新聞

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イランとパナマ船籍タンカーを拿捕 インドネシア、「瀬取り」疑い <2102-012506>
 インドネシアが24日、同国の沿岸警備隊がカリマンタン島(註:ボルネオ島)沖不審な石油タンカー2隻を発見し拿捕したと発表した。 2隻はイランとパナマの船籍で、積み荷を海上で移し替える瀬取りを行っていた疑いがあるとしている。
 イラン外務省報道官は25日、インドネシア側に詳細な経緯の説明を求めた。
2021.01.21 Defense News China boosting naval footprint at its southern tip, new satellite images suggest <2102-012104>
 海南島陵水琼海の航空基地を1月12日に撮影した衛星写真に、それぞれ8機と6機の大型航空機が映っていた。
 2020年12月3日にPlanet Labs社の衛星が撮影した陵水航空基地の写真には、KJ-500
AEW&C機が5機と、型式不明のY-9 1機が映っていた。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly PLAAF-Y-20A transport aircraft spotted at Fiery Cross Reef <2103-011302>
 Maxar衛星が2020年12月25日に撮影した南シナ海スプラトリー諸島Fiery Cross礁の画像に、Y-20A輸送機が映っていた。 Fiery Cross礁で同機の存在が確認されたのは初めてである。
 Y-20Aは滑走路の北東端に駐機していたが、他の航空機はいなかった。港には海警局のType 718B警備艦が停泊していた。 海警局艦はしばしばこの海域で活動しているのが確認されている。
2021.01.13 読売新聞

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中国の「空母キラー」ミサイル、航行中の船へ発射実験…2発が命中か <2102-011302>
 中国軍筋が、南シナ海で2020年8月26日に行った
ASBMの発射試験で、航行中の船を標的にしていたことを明らかにした。 米軍高官もこの事実を認めている。 2発が標的船に命中したとの複数の証言もあり、事実とすれば、中国周辺に空母を展開する米軍の脅威となる。
 試験では無人標的船に対し内陸部の青海省から射程4,000kmのDF-26B 1発を先に発射し、数分後に東部の浙江省から射程1,500kmのDF-21D 1発を発射した。 2発はほぼ同時に標的船に命中して沈没させ、海域周辺に展開していた米軍の偵察機やイージス艦に中国軍のミサイル能力を誇示したという。