2015年の南シナ海の情勢に関する報道

年 月 日
出　　　典
標　　　　　　　題
要　　　　　　　　　　　　　旨
2015.12.27 Yahoo 産経新聞記事

「日米豪、南シナ海で訓練へ　来年2月『中国へ最も強い牽制』」

 <1601-122702>
　日米豪3ヵ国は、来年2月にインドが開く国際観艦式へ艦船を派遣するが、これに合わせて海上 自衛隊と米海軍が南シナ海で共同訓練を行い、これに豪海軍が参加を検討している。
　海自からは護衛艦1隻が参加し、米豪の艦船と戦術運動訓練や通信訓練、乗組員の艦船乗り換えなどの実施を想定している。
2015.12.23 Jane's Defence Weekly Taiwan inaugurates new harbour in Spratly Islands <1602-122316>
　台湾が12月12日、南シナ海の太平島に3,000t級海軍艦船や沿岸警備隊の巡視船が横付けできる 、全長318m、幅20mの埠頭を完成させた。
2015.12.19 Yahoo 時事通信記事

「中国人工島から2カイリ内飛行＝米爆撃機『誤って進入』―南シナ海」

 <1601-121901>
　当局者や Wall Streat Journal紙によると、米軍の B-52 が先週南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）で、訓練中に悪天候のため航路を外れて クアテロン礁（華陽礁）に中国が造成した人工島から12nm内を飛行していた。
　中国政府は、B-52 が2nm内を飛行したと、米側に抗議を申し入れたという。
2015.12.18 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点：東シナ海で日本版『A2AD』、中国の海洋進出を封じ込め」

 <1601-121804>
　南西方面に軸足を移す日本の防衛政策が、地域の軍事バランスにとって重要性を増しつつある。　中国本土から 西太平洋への出口をふさぐように連なる南西諸島を軍事拠点化し、東シナ海に壁を築く日本の戦略は、中国軍の膨張を食い 止めたい米国の思惑とも合致する。
　南西諸島に監視部隊やミサイルを置いて抑止力を高め、有事には戦闘機や潜水艦などと連携しながら相手の動きを封じ込める戦略を、日本政府は海上優勢、航空優勢と表 現しているが、安全保障政策に携わる関係者は、米軍の活動を制限しようとする中国の軍事戦略「接近阻止・領域拒否 A2AD 」の日本版だと説 明する。
2015.12.16 Jane's Defence Weekly USN P-8s begin maritime surveillance operations out of Singapore <1602-121608>
　シンガポールが米海軍のP-8Aを12月7～14日の間受け入れる。　P-8Aは嘉手納 から派遣される。　今後もP-3CとP-8Aが派遣される模様である。
　P-8Aが基地とするのはPaya Labar航空基地で、ここに約20名が派遣される。
2015.12.15 東京新聞

インターネット

 南シナ海に軍2千人駐留へ　インドネシア国防相会見 <1601-121506>
　インドネシアのリャミザルド国防相が15日、首都ジャカルタで共同通信と単独会見し、中国の人工島造成などで緊張が続く南シナ海の南端に位置 するインドネシア領ナトゥナ諸島に戦闘機部隊や小型艦艇を配備、駐留兵士を2,000名に大幅増員 するなど防衛態勢を強化する方針を明らかにした。
【関連記事：1512-112103 (東京新聞 2015.11.21)】
【関連記事：1512-111303 (Record China 2015.11.13)】
2015.12.15 Yahoo 時事通信記事

「豪、南シナ海に哨戒機＝『航行の自由作戦』参加か―BBC」

 <1601-121505>
　BBC放送が15日、南シナ海での中国の動きをけん制するため、オーストラリアの哨戒機が人工島付近の上空を飛行したと報じた。　中国が領空領海 と主張する人工島から12nm内に入ったかどうかは不明である。
　BBC の取材団は飛行中の民間機内から、豪哨戒機が中国海軍に呼び掛ける無線を傍受した。　豪軍側は「国際法に従って航行の自由作戦を実施している」と無線で通告した という。
2015.12.14 毎日新聞

インターネット

 中国　西沙諸島に給油所　国有石油大手が建設 <1601-121401>
　国国有石油大手である中国石油化工集団が14日、南シナ海のパラセル諸島（西沙諸島）の Woody島（永興島）に 給油施設を建設していることを明らかにした。　給油拠点の整備で中国海軍や海警局の艦船による恒常的なパトロールが可能になる。
　Woody島では滑走路の拡張工事が終わっており、戦闘機の離着陸訓練も行われており、軍事プレゼンスを強化することで南シナ海全域の実効支配を強める狙いがうかがえる。
2015.12.09 朝鮮日報 中国の新型戦略爆撃機「H6K」、南シナ海に配備 <1601-120904>
　中国軍機関紙『解放軍報』が8日、新型戦略爆撃機 H-6K が広州軍区所属部隊に配備されたことが確認されたと報じた。　この部隊は 空軍第8師団と考えられる。　中国が最新鋭戦略爆撃機を南シナ海を管轄する部隊に配備したことで、米国を含む関係各国の 戦略構図にも変化が生ずるものと考えられる。
　H-6 系列の爆撃機は、旧ソ連の Tu-16 を基に開発したもので、H-6 の改良型といわれる H-6K は航続距離が8,000km、作戦行動半径は3,500kmを超え、最大搭載能力は12tあ り、射程2,500kmの CJ-10A ALCM を6発搭載できる。
2015.11.27 Yahoo 時事通信記事

「ベトナム輸送船を銃で威嚇＝中国艦艇、今月中旬―南シナ海」

 <1512-112705>
　ベトナムのトイチェ紙が27日、南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）の周辺海域で今月13日、中国艦艇とみられる船が ベトナムの輸送船を銃で威嚇したと報じた。　同紙によれば、現場はスービ礁（渚碧礁）の約12nm西側の海域で、巡視艇な ど3隻が輸送船に接近して航行を妨害し、拡声器を使い中国語と思われる言語で警告したのち、迷彩服を着た約10人が艦艇の甲板から輸送船に銃を向けたという。
　輸送船の船長は、中国船による妨害は珍しくないが、銃で脅されるのは異例だと語った。　発砲やけが人、船の損傷はなかったもようだ。
2015.11.27 Searchina/td> 中国が南シナ海で陸軍を増強　「最大の支援船」配備、ヘリ搭載も可能 <1512-112704>
　中国新聞が24日、三沙市政府が同日、中国陸軍が保有する最大の艦船である総合支援船が23日に三沙市 に配備されたと発表した。　同紙は支援船の全長は90m、幅は14.6m、満載最大排水量は2,700tで、ヘリコプターの発着が可能と紹介した。 　発表された写真からは GY-820 の番号が確認できる。　同船は大型施設用資材を積み込むことを可能で、物資の補給、 装備の輸送、海難救助などの支援を行うと報じた。
　三沙市は南シナ海のスプラトリー諸島（南沙諸島）、パラセル諸島（西沙諸島）、スカボロー礁など（中沙諸島）を所管する。
2015.11.21 東京新聞

インターネット

 南シナ海の中国管轄権否定　インドネシアが政策転換 <1512-112103>
　中国が南シナ海で主張している九段線について、インドネシア政府が 国際法上の根拠を欠くとして否定する政策文書をまとめ、ジョコ大統領が21日に ASEAN 首脳会議で各国首脳に説明することが20日にわかった。
　対中国でこれまで立場を明確にしていなかったインドネシアが政策を転換するで、ASEAN ではフィリピン、ベトナムがこれまで中国と対抗してき たが、発言力の強いインドネシアの政策転換は中国に痛手となる。
2015.11.18 Jane's Defence Weekly Taiwan's new harbour on Taiping taking shape <1512-111816>
　Airbus社の衛星画像から、台湾が南シナ海の太平島で港湾と滑走路の整備を進めている模様で ある。
2015.11.18 東京新聞

インターネット

 中国、人工島「軍事拠点にせず」　公式見解と米に説明 <1512-111802>
　複数の外交筋が17日、習主席が9月に訪米した際、南シナ海で造成した人工島を軍事的な拠点にする考えはない と発言したことについて、オバマ米政権が外交ルートで中国政府に真意をただしたのに対し、中国側は政府の公式見解と回答したことを明 らかにした。
　中国外務省副報道局長は6月、人工島での施設建設目的には軍事防衛も含まれると明言していた。
2015.11.17 Yahoo 時事通信記事

「比越、南シナ海で軍事協力強化＝パートナーシップ協定に調印」

 <1512-111702>
　フィリピンとベトナムが17日、南シナ海での軍事協力強化を含む戦略的パートナーシップ協定に調印した。 　フィリピンが戦略的パートナーシップを結んだのはこれまで米国と日本だけで、東南アジアの国とは初めてである。
　協定には軍事のほか、経済面での協力も盛り込まれたが、詳細は明らかにされていない。
2015.11.13 Yahoo Record China 記事

「ナトゥナ諸島の主権はインドネシアに属する―中国外交部」

 <1512-111303>
　インドネシアのルフット調整相が11日に、ナトゥナ諸島の問題が解決しなければ、国際司法裁判所に訴える可能 性があると述べたのに対し、中国外交部報道官が13日、ナトゥナ諸島の主権がインドネシアに属することに、中国 側も異議を唱えていないとし、中国とインドネシアの全面的な戦略的パートナーシップ関係は安定して発展しており、われわれはインドネシアと共に努力し、両国関 係を新しいレベルに推し進めたいと述べた。
【関連記事：1512-111201 (産経新聞 2015.11.12)】
2015.11.13 Yahoo 時事通信記事

「米爆撃機、人工島近く飛行＝中国管制官、交信求める―南シナ海」

 <1512-111302>
　米国防総省のクック報道官が12日、B-52 が南シナ海の中国の人工島付近を飛行し、中 国の地上管制官から交信を求められていたことを明らかにした。　国防当局者によると、B-52 は中国が領空領海と主張する人工島から12nm内に入ったわけではない。
　報道官は、B-52 は一帯の国際空域を常に飛行しており、中国の管制官が B-52 と交信を試み同機はそのまま任務を継続したと述べた。
2015.11.12 Yahoo 産経新聞記事

「インドネシア『中国提訴も』　調整相示唆　南シナ海・九段線で」

 <1512-111201>
　ロイタ通信によると、インドネシアのルフット調整相が11日、中国が主張する九段線について、対話による解決 が早期に実現しなければ、国際司法機関に提訴する姿勢を示した。
　インドネシアは南シナ海問題では中立の立場だが、九段線は資源が豊富な同国のナトゥナ諸島周辺の排他的経済水域と重複しており、中 国に地図の書き換えなどを求めている。
2015.11.11 Jane's Defence Weekly PLAN hols snap air, sea drills off Paracel Islands <1512-111105>
　米駆逐艦 Lassen が南シナ海で10月27日に、中国の人工島の12nm以内を航行した FONOP に対抗して、中国海軍が広東省湛江市に 基地を置く南海艦隊から戦闘艦10隻を出動させた。
　ベトナムも領有権を主張している南シナ海パラセル諸島の Woody島に建設された飛行場に J-11B/BSH が着陸している写 真が、China Military Online で公表されている。
2015.11.11 Jane's Defence Weekly ASEAN meeting ends without joint statement due to South China Sea row <1512-111110>
　ASEAN 諸国に、豪、中、印、日、韓、露、米、ニュージーランドを加えた ASEAN 拡大国防相会議が11月4日に開かれたが、南シ ナ海の取り扱いを巡り米中が対立したため、共同声明を出せないで閉幕した。
2015.11.11 Yahoo 時事通信記事

「警戒監視活動『今後の検討課題』＝南シナ海情勢で安倍首相―参院予算委」

 <1512-111104>
　安倍首相は11日の参院予算委員会閉会中審査で、南シナ海での自衛隊の活動に関し、米軍と共同の警戒監視活動は現時点では行っておら ず、そのような具体的な計画も有していないと述べた。
　その一方で自衛隊の活動については、南シナ海情勢がわが国の安全保障に与える影響を注視しつつ、今後とも十分に検討を行っていく 課題だとの認識を示した。
2015.11.08 Defense News China expands presence with fighters on Woody Island <1512-110803>
　10月下旬に中国語 Web Site に掲載された写真から、中国がパラセル諸島（西沙諸島）Woody島 に J-11B/BHS を配備していることが明らかになった。
　中国軍が今まで基地としていた海南島の南方350kmにある Woody島へ J-11B/BHS を配備したことで、米軍が EP-3 や P-8 で行っている偵察活動を難しいものにする可能性がある。
　中国は更に、パラセル諸島より南に位置するスプラトリー諸島でも、航空基地や港湾の建設を続けている。
2015.11.05 毎日新聞

インターネット

 ASEAN：南シナ海で韓国が米国支持の発言　中国は渋面 <1512-110503>
　韓国の韓国防相が4日に開かれた ASEAN 拡大国防相会議で、南シナ海では航行の自由が保障されるべき だと明言したことが、韓国内では韓国防相が中国が見る前で米国側に立ったと話題になっている。
　韓国メディアによると、韓国防相はーター米国防長官、中国の常国防相らが出席した会議で、南シナ海での紛争の平和的解決と航行上空飛行の自由が保障されなければなら ないと演説した。　朝鮮日報は１面に緊張した表情の韓長官、笑顔のカーター長官、渋面の常国防相の写真3枚を並べて雰囲気を伝えている。
2015.10.21 Jane's Defence Weekly Carter says USN will sail where 'law permits' in South China Sea <1512-102102>
　カーター米国防長官が、中国が南シナ海に建設した人工島の12nm内に艦船を派遣した Freedom-of-Navigation 作戦を、今後も継続して行うと言明した。
2015.11.04 Yahoo 時事通信記事

「拡大国防相会議、決裂＝共同宣言に代え議長声明―ASEAN」

 <1512-110401>
　クアラルンプール近郊で開かれた ASEAN 加盟国と日米中豪韓など計18ヵ国による 拡大 ASEAN 国防相会議は4日、南シナ海問題の記述をめぐり調整がつかず、共同宣言の取りまとめに失敗、事実上決裂して終了した。 　2010年 に同会議が始まってから、共同宣言が採択されなかったのは初めてである。
　会議終了後に議長声明が発表されたが、南シナ海での人工島造成など中国の活動や日米が訴えている航行の自由の原則には一切触れておらず、緊張緩和に向け法的拘束力を持 つ行動規範を早期に策定する重要性を指摘するにとどまった。
2015.10.31 Yahoo ロイタ通信記事

「南シナ海への米艦船派遣、EU が支持表明」

 <1511-103102>
　南シナ海の中国「領海」内に、米国が艦船を派遣した件で、EU 高官が30日、米国の行動を支持する立場 を表明した。
　来週にアジア欧州会議 (ASEM) の外相会合を控え、EU と中国の協議に影響が及ぶ可能性もある。
2015.10.30 朝日新聞

インターネット

 米艦の航行、ベトナム支持　灯台設置の中国に批判も <1511-103001>
　米海軍の駆逐艦が、南シナ海スプラトリー諸島で中国が埋め立てた人工島の12nm内を航行したことについて、同諸島の領 有権を中国と争うベトナム政府が朝日新聞の取材にに対し29日、ベトナムは航行の自由を尊重すると米国の行動を肯定する ことを文書で回答した。
　また外務省報道官は国営メディア向けの声明で28日、中国がスプラトリー諸島の2ヵ所で灯台を設置したことを、ベトナムに対する主権侵害だと批判した。
2015.10.29 読売新聞

インターネット

 海自と米軍、南シナ海で共同訓練…中国けん制か <1511-102906>
　海上自衛隊と米海軍が南シナ海で共同訓練を行っている。　参加して いるのは、日米印が今月中旬にインド洋で行った軍事共同訓練に参加していた護衛艦 ふゆづき と、米空母 Theodore Roosevelt などの艦船で、訓練は28日に始まり、数日間にわたり南シナ海を移動しながら、乗組員をヘリコプターで移動させたり、通信を行ったりする訓練を行 う。
　訓練海域は、中国が領有権を主張している南シナ海スプラトリー諸島からは離れた場所だが、日米連携をアピールするこ とにより中国をけん制する狙いがあるとみられる。
2015.10.29 Yahoo 時事通信記事

「豪、軍艦派遣も選択肢＝南シナ海問題で」

 <1511-102904>
　Australian紙が29日、米艦が中国の人工島から12nm内でが哨戒活動を行ったのを受け、豪海軍も 艦船や哨戒機の人工島周辺への派遣を選択肢に含め準備を進めていると報じた。
　豪海軍は、政府の決定があれば即時派遣できる態勢を整えているという。
2015.10.28 日経新聞

インターネット

 米艦、12カイリ内の哨戒継続　南シナ海人工島 <1511-102802>
　米海軍は中国が領海と主張する南シナ海の人工島12nm内の海域での哨戒活動を当面継続する方針 で、カーター国防長官は27日の上院軍事委員会で、今後数週間から数ヵ月間にわたって南シナ海での海軍の作戦を続けると明言した。
　今後の哨戒活動は駆逐艦などが中心になる見込みだが、不測の事態に備え、駆逐艦には P-8 など米対潜哨戒機を同行させ、中国軍の動向を監視する。
2015.10.28 日経新聞

インターネット

 米艦南シナ海航行、米中対立が新段階へ　対応後手で問題深刻に <1511-102801>
　米海軍が27日、中国が領海と主張する南シナ海の人工島12nm以内の海域で哨戒活動に入ったことで、米中の対立は新たな 段階を迎えたが、オバマ米大統領の遅すぎた決断が中国の増長を招き、周辺海域を不安定にした面は否めない。
　米国防総省や米軍は5月に、艦船と航空機を人工島の12nm以内に派遣する方針を中国に通告していたが、これに待ったを掛けたのがオバマ大統領で、アフリカを専門とする側 近のライス米大統領補佐官らの進言を聞き入れた。　その間、中国は人工島に軍用機が着陸できる3,000m級滑走路3本や複数の港湾施設を建設した。
　米共和党のマケイン上院軍事委員長は27日、今回の駆逐艦派遣を評価する半面、オバマ氏の決断を遅きに失したと非難する声明を発表した。
2015.10.27 Military Times Destroyer's patrol in South China Sea shadowed by China's navy <1511-102705>
　米海軍駆逐艦 Lassen が27日、中国が領海と主張する南シナ海スプラトリー諸島の Subi礁から12nm以内の海域を 5時間にわたり哨戒航行した。
　その間中国は、駆逐艦、フリゲート艦、揚陸艦各1隻で、監視を妨害した。
2015.10.27 Yahoo 時事通信記事

「豪、米の哨戒活動支持＝南シナ海で緊密連携」

 <1511-102704>
　ペイン豪国防相が27日、米駆逐艦が南シナ海にある中国の人工島付近の海域に入ったことについて、国 際法に沿った行動で、各国には南シナ海などの国際水域を自由に航行する権利があると支持した。
2015.10.27 Yahoo 時事通信記事

「比大統領、米艦の行動支持」

 <1511-102703>
　アキノ比大統領が27日、南シナ海スプラトリー諸島で中国が造成した人工島近くの海域を米駆逐艦が通過したことについ て、勢力の均衡は誰もが歓迎すると述べ、米軍の行動を支持するとともに、今後の活動強化に期待感を示した。
2015.10.27 Yahoo 時事通信記事

「中国、米艦に対抗措置＝駆逐艦が『追尾・警告』―南シナ海の人工島沖進入」

 <1511-102702>
　南シナ海スプラトリー諸島で中国が Subi礁などに造成した人工島から12nm以内に米海軍の駆逐艦 Lassen が入ったことを受け、中国海軍報道官が27日、海軍艦艇と航空兵力が法に基づき、必要で合法な追尾、監視、警告を行ったと対抗措置を取ったと明らかに した。
　中国国防省報道官によれば、警告したのは中国海軍駆逐艦 蘭州 と巡視艦 台州 である。
2015.10.27 Yahoo ロイタ通信記事

「米駆逐艦、南シナ海の中国人工島12カイリ内へ＝米当局者」

 <1511-102701>
　米国防当局者が米国時間26日、米海軍の駆逐艦 Lassen が南シナ海で中国が造成した人工島から12nmの境界に接近 しており、12nm内に数時間とどまる見通しだと明らかにした。　米国防当局者は、作戦が開始され、数時間以内に完了するだろうと述べた。
　Lassen は現地時間27日早く、スプラトリー諸島の Subi礁と Mischief礁付近を航行している。
2015.10.26 Stars & Stripes USS Lassen to challenge China's Spratly Islands claim 'within hours' <1511-102602>
　米国防総省当局者が26日、駆逐艦 Lassen が数時間以内に南シナ海スプラトリー諸島で中国が建設した人工島の 12nm以内に入ることを明らかにした。　Lassen は既に当該水域に向かっているという。
　Lassen は南シナ海で演習中で、その動きは米洋上哨戒機により上空から監視しているという。
2015.10.14 Jane's Defence Weekly US admiral warns China over freedom of navigation in South China Sea <1511-101413>
　米太平洋海軍司令官が10月6日、シドニーで開かれた Sea Power コンファレンスで中国に対して、南シナ海の航行の自由に ついて懸念を表明した。
2015.10.07 Military Times Navy will challenge Chinese territorial claims in South China Sea <1511-100704>
　Navy Times紙が米政府高官の話として、米海軍が中国が領海と主張する人工島の周辺12nmに艦船を侵入させる準備を進め ており、計画は2～3日以内に実施可能で、オバマ大統領の許可待ちの段階にあると報じた。
　この計画は5月頃から噂されていた。
2015.09.30 Jane's Defence Weekly China completes runway on Fiery Cross Reef while US DoD confirms RC-135, JH-7 Yellow Sea encounter <1511-093003>
　Airbus社の衛星が9月20日に撮影した映像から、中国がスプラトリ諸島の Fiery Cross礁を埋め立てて進めていた建設を進 めていた滑走路がほぼ完成していることが明らかになった。　滑走路の長さは3,125mで、マーキングも終わっているという。
2015.09.26 Yahoo 時事通信記事

「南沙滑走路完成、近く運用か＝空域パトロール可能に―中国」

 <1510-092601>
　IHS Jane's社が25日、人工衛星画像の分析から、中国が南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）の Fiery Cross礁（永暑礁）で建設していた滑走路が完成したとの見方を明らかにした。 　運用可能な状態に近づいていると いう。
　20日撮影の画像によると、ヘリ発着場のＨ字マークや、3,125mの滑走路の両端に方角を示す数字が書き込まれているのが確認できる。　このほか、 多数の施設や港湾の防潮堤、道路網が建設されている。
2015.09.18 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点：南シナ海の滑走路建設、中国の対潜防衛力を強化」

 <1510-091801>
　南シナ海で、3本目の滑走路を人工島に建設しているとみられる中国について専門家は、 対潜能力が強化され、同海域での米海軍と同盟国の作戦を困難にさせるものだとみている。　中国本土から1,400km以上離れた場所に滑走路3本を保有 することで、Y-9 情報収集機や Ka-28 対潜ヘリが航続距離を拡大させることが可能になるという。
　米国防総省が5月に発表した報告書は、中国の沿岸部と深海における対潜能力は弱いと指摘していた。
2015.09.15 読売新聞

インターネット

 日越首脳、深刻な懸念表明…中国の岩礁埋め立て <1510-091503>
　安倍首相が15日、ベトナムの最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長と首相官邸で首脳会談を行い、日本がベトナム に2億円相当の中古船舶やレーダなどを無償で供与する合意文書にも署名した。
　無償供与する中古船舶は、ベトナム海上警察が巡視船として活用し、海上保安庁が乗組員の育成に協力する計画で、更に 新造巡視船も早期に供与することを検討している。
2015.09.15 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、南シナ海で3本目の滑走路を建設か＝米専門家」

 <1510-091502>
　米シンクタンクの戦略国際問題研究所 (CSIS) の専門家が14日、衛星写真の分析で中国が南シナ海で3本目の滑走路を 建設していることが明らかになったと述べた。
　9月8日に撮影された衛星写真では、スプラトリー諸島（南沙諸島）の Mischief礁で壁に囲まれた長方形エリアが確認され、これが 3,000mの滑走路になることは明らかだとし 、また港湾施設の建設が進んでいることも確認されたと述べた。
2015.09.06 日経新聞

インターネット

 米、南シナ海に艦船検討　領海侵入の中国に対抗 <1510-090601>
　オバマ米政権は、中国海軍によるアラスカ州沖の米領海への侵入を受け、南シ ナ海で中国が造成する人工島の12nm以内に米国艦船や航空機を派遣する案を再び検討している。
　米国防総省は4日、アラスカ州沖のベーリング海で活動していると確認した中国海軍の軍艦5隻がアリューシャン列島を通過した際、米領海に侵入したと発表した。　国際法 は12nm以内を領海と定めているが、武力行為を伴わなければ外国船も領海を航行できる無害通航権が認められている。
　中国海軍の航行が発覚した今月初旬はオバマ米大統領がアラスカ州を訪問中で、中国側にけん制の意図 があったのは明白である。
2015.08.31 Yahoo Focus Asia 記事

「中国海軍、原潜兵力を南シナ海に配備　米国の兵力阻む準備着々と―カナダ軍事メディア」

 <1509-083102>
　漢和防務評論が、今年2月14日の衛星画像から、中国が Type 093 原潜2隻、Type 094 SSBN 3隻 が海南島の三亜に配備されていることが確認されたとする記事を掲載した。
　また、2月1日時点で、葫蘆島の造船工場には Type 093G 原潜3隻が確認されており、3月29日の青島第1原潜支隊の衛星画像からは Type 092 SSBN 1隻、Type 091 原潜3隻が確認されているという。
2015.08.23 Yahoo Record China 記事

「中国で『空中要塞』プロジェクトが始動、軍事利用も否定せず―英紙」

 <1509-082301>
　Finacial Times紙によると、中国で空中要塞を建設する計画が進んでいる。　開発に携わっているのは国内2社で、滑走路 やヘリポート、埠頭、兵営などを備える基地になるという。　空中要塞はまだ設計図や模型の設計段階で、イメージ画像の中の存在にとどまっているが、開発2社はいずれも 平和的な用途を強調しているが、軍事用途に転用できることも否定していない。
　現在も中国は南シナ海で人工島を建設しているが、空中要塞あるいはそれに類する構造体が人工島を補完する存在になることもあり得る。　一部報 道では、中国海軍はすでにこの計画に関心を示しているという。
【註】
　2014年に中国がスプラトリー諸島海域に浮きドックを建設し、埋め立ての拠点にしようとしていると報じられており、この記事の「空中要塞」とはこれを指す可能性がある。 　この浮きドックには生活スペースが設けられ、1,000t級船舶の停泊や漁船の修理などができるという。
【関連記事：1411-103002 (Record China 2014.10.30)】
　尚、Finacial Times紙の原文は確認できないが、記事のいう「空中要塞」は「航空要塞」が適切と思われる。
2015.08.21 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海、中国の活動突出＝空母と連携し拠点化も―米報告」

 <1509-082102>
　米国防総省が21日、「アジア太平洋の海洋安全保障戦略」に関する報告書をまとめた。　報告は、南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）での中国 の岩礁埋め立てについて、6月時点でベトナムなど他の係争国の17倍に当たる2,900エーカー（11.7平方㌔）に達したとし、将来は空母と連携した 中国の軍事拠点になる恐れもあると危機感を示した。
　さらに、中国は海域での物理的現状を一方的に変えつつあり、緊張緩和に向けた外交努力を困難にしていると批判している。
【Asia-Pacific Maritime Security Strategy（英文 pdf）】
2015.08.12 Jane's Defence Weekly PLA holds 'lagest-ever' firepower display in SCS drills <1509-081217>
　中国メディアによると、中国海軍が南シナ海で7月中旬の10日間に、過去最大規模の演習を行っ た。　この演習には艦艇100隻以上、航空機数十機のほか、DF-21D ASBM を装備する第2砲兵の数個大隊も参加した。
　興味深かったのは ASROC と似た対潜魚雷を装着したミサイルを、Type 054A フリゲート艦の VLS から発射した ことや、中国海軍が現在装備している Yu-7 より全長の長い、長射程と推測される軽魚雷が公表されたことである。
2015.08.12 Military Times Chinese diplomat outlines limits to freedom of navigation <1509-081208>
　中国の駐比大使が11日、5月に米海軍の P-8A が南シナ海スプラトリ諸島上空を飛行したことに関して、中国は南シナ海の 航行の自由は尊重するが、外国軍隊の艦船や航空機が中国領海に侵入することは 許容しないと述べた。
2015.08.07 NHKニュース ASEAN “南シナ海”で足並みの乱れ <1509-080702>
　マレーシアで開かれていた ASEAN 外相会議は、焦点だった南シナ海での中国による大規模な浅瀬の埋め立てへの対応につ いて各国の意見がまとまらず、この問題を巡る ASEAN 各国の足並みの乱れが改めて浮き彫りとなった。 　この問題で中国と対立するフィリピンは、中国を厳しく非難する文言を共同声明に盛り込むよう求めましたが、中国との関係を重視する国が強く反発し、意見がまとまらな いまま一連の会議は6日に閉幕した。　6日夜遅くに発表された共同声明では、南シナ海での埋め立てについて、一部の国から深刻な懸念が寄せられたことを留意するという表 現にとどまった。
2015.08.07 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海『深刻に懸念』＝ASEAN 外相会議共同声明」

 <1509-080701>
　ASEAN は6日、クアラルンプールで4日開催された外相会議の共同声明を発表した。　声明は懸案 の南シナ海情勢について引き続き深刻に懸念しているとしている。
　声明はまた、信頼を侵食し緊張を高めた上、さらに南シナ海の平和、安全、安定を損ないかねない埋め立てに関し、一部の閣僚によって表明された深刻な懸念に留意したと し、間接的な形で中国による大規模な埋め立てに言及している。
2015.08.06 Yahoo Record China 記事

「中国外相が南シナ海の埋め立て中止を表明、フィリピン政府は『新しい島しょがすでに造成されたため』と認識―ASEAN 外相会議」

 <1509-080605>
　中国の王毅外相が5日、ASEAN との外相会議で記者団に、南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島） で行っていた埋め立て作業を中止したと述べたが、フィリピン外務省報道官は、中国が埋め立て作業を中止したのは、人工 島をすでに完成したからだとした上で、次の段階の施設建設は環境を破壊するものと認識していると述べた。
　中国は今年6月、岩礁の埋め立て作業がまもなく完了するとの見通しを示した上で、造成された人工島に軍事施設などを建設することを明らかにし ている。
2015.08.06 Yahoo 時事通信記事

「南沙で新たな滑走路建設か＝中国が埋め立て―米シンクタンク」

 <1509-080603>
　米シンクタンク、戦略国際問題研究所 (CSIS) が6日までに、中国が南シナ海スプラトリー諸島 （南沙諸島）の Subi礁（渚碧礁）で行っている埋め立て工事の状況を捉えた人工衛星画像を公開し、Fiery Cross礁 （永暑礁）に続く3,000m級の滑走路建設の準備を進めている可能性があると説明している。
　今年6月5日付の画像からは、同礁の北西部分が滑走路のように直線に整地されている様子がうかがえる。　Subi礁のこれまでの埋め立て面積は395万㎡に達したという。
2015.08.05 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海埋め立て『中止』＝中国外相」

 <1509-080505>
　中国の王毅外相が5日に記者団に対し、南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）で行っていた岩礁の埋め 立て工事について、て中止したと表明した。
　更に上空から見てみればいいと語った。
2015.08.05 Yahoo 時事通信記事

「中国、ASEAN に10項目協力提案＝南シナ海協議加速や国防相会議開催」

 <1509-080503>
　中国と ASEAN の外相会議が5日にクアラルンプールで開催され、最大の懸案である南シナ海問題などを協議した。　協議 後に記者会見した王毅外相は、南シナ海の緊張緩和に向け法的拘束力を持つ行動規範策定協議の加速や、10月中旬に ASEAN 各国の 国防相を中国に集めて初の非公式会議を開くことなど10項目に上る新たな協力提案を示したと明らかにした。
　王外相が提案した10項目協力ではこのほか、2016年から5年間にわたる ASEAN との行動計画の策定や、双方の善隣友好協力条約締結に向けた協議の可能性を探る作業部会の 設立などを挙げた。
2015.08.05 Yahoo 産経新聞記事

「ASEAN 外相会議、南シナ海『自制』で一致　『開発』言及、中国に危機感」

 <1509-080502>
　ASEAN が4日にクアラルンプールで外相会議を開き、南シナ海で緊張を高める行為の自制を強め る必要があるとの認識で一致した。　議長国マレーシアのアニファ外相は、名指しこそ避けながらも、岩礁埋め立てを含めた南シナ海での開発に言及し、着々と実効支配を強 める中国への危機感を示した。
　南シナ海情勢をめぐっては、フィリピンやベトナムなどが中国を非難する一方、カンボジアなどは中国に配慮する姿勢を維持しているため、同外相 は会議に先立ち、同問題で ASEAN が重要な役割を担うべきだと述べ結束を呼びかけた。
2015.08.03 Yahoo Record China 記事

「西沙諸島付近でベトナム漁船が中国海警局の攻撃受ける＝航海用機器は破壊、海産物は没収―ベトナムメディア」

 <1509-080301>
　ベトナムメディアが、ベトナム漁船が南シナ海パラセル諸島（西沙諸島）付近で、中国海警局 の船から攻撃を受けたと伝えた。　攻撃を受けたのはクアンガイ省の漁船で、7月31日に同海域で漁をしていた際に中国側に追撃され、航海用の機器 や漁具は破壊、獲った魚なども没収された。
　このほかに別のベトナム漁船も中国の船舶に攻撃され、2t近い海産物が略奪されたとの情報が報じられている。
2015.07.31 毎日新聞

インターネット

 中国：船舶用レーダー、西沙諸島に設置 <1508-073108>
　中国軍機関紙「解放軍報」が30日、中国とベトナムが領有権を争う南シナ海 Paracel諸島（西沙諸島）のツリー島（趙述 島）にある中国の沿岸防衛民兵の哨戒所が改装され、7月24日から運用が始まったと伝えた。
　同紙によると、従来は目視で周辺海域の船舶を監視していたが、改装によりレーダや船舶自動識別装置 (AIS) 、映像装置などを設置し、歩哨所から無線で周辺の船舶と音声通信を行えるようになり、映像は軍や警察などの作戦当直室に リアルタイムで伝送することができるという。
2015.07.29 Yahoo 産経新聞記事

「中国、海南島で空母専用基地建設　2014年11月にほぼ完成　カナダ軍事専門誌報道」

 <1508-072902>
　カナダの漢和防務評論によると、中国が海南島で建設していた空母基地が、2014年11月にほぼ完成 していた。　2012年10月に撮影した衛星写真には空母用の埠頭はなかったが、数ヵ月後に撮影された写真には長さ700m、幅120mで、2隻の空母が停泊できる大きの、青島にある 遼寧 の基地と同規模の大型埠頭が映っており、工事は極めて速いペースで進められたという。
　南シナ海の海南島に中国の空母基地が完成すれば、東南アジア諸国への軍事的脅威が高まるだけではなく、日本の石油輸送ルートの安全性に影響が及ぶ可能性を指摘されて いる。
2015.07.20 Yahoo Record China 記事

「インドネシア、南シナ海で軍事基地建設計画＝中国の『九段線』に入り込む可能性―米メディア」

 <1508-072002>
　VOA 中国語版が16日、インドネシアが検討している国境防衛計画の中に、中国が南シナ海での領有権主張の根拠とする 九段線の内側になるとみられる場所での軍事施設建設が含まれていると報じた。
　同国のある議員は、南シナ海における安全を強化できると評価しつつも、外国船舶がこの海域内に入る可能性もあり、この地域がより緊迫した状態になる可能性があると 指摘し、フィリピンとベトナムは、インドネシアが南シナ海における領有権争いの仲裁に積極的な役割を果たすことを期待していると述べた。
2015.07.20 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海で軍事訓練へ＝太平洋でも『定例演習』実施―中国」

 <1508-072001>
　中国海事局が20日、パラセル諸島（西沙諸島）に近くの南シナ海北部海域で人民解放軍が22～31日に演習 を行うとして、演習海域内を航行しないよう警告する航行警告を発表した。　中国軍には米国やフィリピンなどをけん制する狙いと見られるが、パラセル諸島の領有権 を主張するベトナムが反発する可能性もある。
　また中国国防省によれば、海軍東海艦隊所属の艦船3隻が、19日に宮古海峡を通過して 西太平洋に入った。　定例の遠海訓練としており、編隊での共同攻撃や防御準備、臨検などの訓練を実施するという。
2015.07.19 Military Times U.S. Pacific Fleet chief joins surveillance of South China Sea <1508-071902>
　米太平洋艦隊の新司令官に着任したスウィフト大将が18日、南シナ海での哨戒飛行を行う P-8A に、7時間にわたり搭乗して視察した。
2015.07.16 Yahoo 産経新聞記事

「フィリピン、旧米海軍スービック基地に駐屯へ　南シナ海の中国にらみ」

 <1508-071603>
　ロイタ通信が16日、フィリピン軍が来年初頭にもルソン島中西部のスービック湾に戦闘機や艦船を配備すると報じた。 　国防省幹部が同湾の監督庁と5月、一部施設について、更新可能な15年間の賃借契約を結んだことを明らかにした。　同湾はかつて米海軍が戦略拠点としたが、1992年の 返還後は経済特別区として利用されてきた。
　フィリピンは同湾を軍事基地として再開して韓国から導入する戦闘機や、フリゲート艦を駐留させ、南シナ海の領有権で対立する中国を牽制する。
2015.07.15 Jane's Defence Weekly Ma reaffirms Taiwan's Spratly claims <1508-071510>
　台湾の馬総統が7月7日、南シナ海太平島について、第二次大戦が終了した1945年に南シナ海全域が中華民国に返還された と、領有権をあらためて主張した。
2015.07.10 日経新聞

インターネット

 ベトナム漁船、西沙諸島で体当たりされ沈没　中国船か <1508-071003>
　南シナ海のパラセル諸島（西沙諸島）付近で9日夜、操業中のベトナム漁船が中国船とみられる 3隻に体当たりされ沈没していた。
　パラセル諸島付近はベトナム中部漁民の重要漁場であるが、6月以降中国船によるとみられる妨害活動が頻発している。
2015.07.09 毎日新聞

インターネット

 フィリピン：弁論で「中国の『九段線』国際法上根拠ない」 <1508-070901>
　中国による南シナ海の領有権主張が国際法に違反するとしてフィリピンが仲裁 手続きを要求しいる常設仲裁裁判所の7日から始まった口頭弁論で、フィリピン外務省が8日、デルロサリオ外相らが行った発言内容を公開した。　同外相は、いわゆる 九段線は、国際法上何の根拠もないとし、国連海洋法条約が定める排他的経済水域の範囲を超えて中国が行動するのは許されないと訴えた。
　口頭弁論は、日本の現地大使館員のほかベトナム、マレーシア、インドネシア など南シナ海の領有権を主張する関係国の代表も傍聴したが、中国は手続きに応じておらず欠席した。
2015.07.06 Yahoo Focus Asia記事

「中国軍、東シナ海・南シナ海の偵察に無人偵察機導入の動き―香港メディア」

 <1508-070601>
　香港の南華早報が3日、中国海軍北海艦隊が新型哨戒機高新-6 を数機配備し、東シナ海や南シナ海での 対潜任務にあたらせているとする記事を掲載した。　中国の海軍専門家である李氏が6月30日、高新-6 が昨年末中国海軍の北海艦隊に加わったと話した。
　北海艦隊の航空部隊は、海軍の航空部隊のなかで唯一情報化された部隊であり、すでに南シナ海上空の哨戒を始めている という。　李氏によれば、日本と韓国が世界最先端の潜水艦を持っていることが、高新-6 が最初に北海艦隊に配備された理由だ。
【註】
　記事のタイトルでは「無人偵察機」としているが、高新-6 は Y-9 輸送機を元にした大型有人哨戒機である。
【高新-6 関連記事：1302-010802 (Searchina 2013.01.08)】
　また、中国海軍には、黄海と渤海湾を所掌する北海艦隊、東シナ海を所掌する東海艦隊、南シナ海を所掌する南海艦隊の三艦隊があるが、高新-6 が東／南シナ海のいずれも 担当していない北海艦隊に配備されたとなると極めて異例である。　北海艦隊は青島、旅順、烟台、威海などを基地にしているため、ここから南シナ海に向かったのでは航続 距離に問題があると思われることから、実際には東海／南海艦隊地域に基地を置かなければならなくなると見られる。
2015.07.04 NHKニュース 日本ベトナム首脳会談 南シナ海問題で連係 <1508-070404>
　安倍首相が、日本と東南アジアのメコン川流域の5ヵ国による首脳会議に出席するため日本を訪れている各国の首脳と、赤 坂の迎賓館で個別に会談した。
　ベトナムのズン首相とは、中国がスプラトリー諸島（南沙諸島）で浅瀬を埋め立てて滑走路などを建設している 問題に深刻な懸念を共有したうえで、海洋秩序などの維持に向け両国が連携していくことで一致した。
2015.07.02 Yahoo 時事通信記事

「南沙の滑走路『ほぼ完成』＝中国造成の人工島―米シンクタンク」

 <1508-070202>
　米シンクタンクの戦略国際問題研究所 (CSIS) が2日までに、中国が南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）の Fiery Cross礁（永暑礁）上に造成した人工島の最新の衛星画像を公開した。　CSISは建設中の3,000m級滑走路が完成に近 いと分析している。
　CSIS は6月28日の画像から、航空機の誘導路やエプロンが整備され、島中央部にあった池状の部分も埋め立てられたとして、ヘリパッド2ヵ所、最大10基の通信アンテ ナ、レーダ塔とみられる施設、灯台2ヵ所なども確認できると見ている。
2015.07.01 Jane's Defence Weekly China progressing with Johnson South Reef build <1508-070105>
　中国外務省が6月16日、スプラトリ諸島での人工島建設は間もなく完了すると発表した。
　Airbus社が6月4日に撮影した Johnson南礁の画像によると、人工島の面積は103,000㎡に達している。　また衛星画像やベトナム国営メディアの発表 した Collons礁近くで撮影した写真によると、40m×45mで数階建ての建造物も完成しているという。
2015.06.26 毎日新聞

インターネット

 中国：南シナ海で再び石油掘削　立ち入り禁止警報出す <1507-062604>
　中国とベトナムが領有権を争う南シナ海北西部の海域で、中国が石油掘削作業を開始する。　昨年のベトナムとの衝突時と 同様、中国海洋石油 (CNOOC) の掘削装置（オイルリグ）「海洋石油 981」が使われる。　中国海事局は、6月25日から8月20日までオイルリグから2km以内への立ち入りを禁止す る航行警報を出している。
　海事局によると、作業現場は中国の海南島の南140kmの海域で、中国が昨年石油掘削作業を行った場所より90km北の海域で、両国が領有権を争う パラセル諸島（西沙諸島）からも遠く、昨年ほどベトナム側を刺激しないのではないかとの見方もあるが、両国間の対立が再燃する恐れも出てきた。
2015.06.24 Searchina 「Su-35」戦闘機に中国が執着・・・「J-11D」では航続距離が不足＝中国メディア <1507-062403>
　環球網が22日、米 National Interest誌の記事を引用し、中国が Su-35 を欲する理由として、南シナ海での活動 を考えると J-11 シリーズでは航続距離が不足との見方を紹介した。
　中国は J-11 シリーズの新型 J-11D の初飛行を4月下旬に行ったとされ、そのため Su-35 への関心を失ったとの見方もできるようになったが、 Su-35 は増槽を取り付けると Su-27 に比べて燃料搭載量が2割程度増える。　中国が南シナ海方面に戦闘機を飛ばした場合、J-11 シリーズでは航続距離の制約から満足な行動 が困難になるため、Su-35 の保有は大きな意味を持つという。
2015.06.23 東京新聞

インターネット

 海自機、南シナ海を飛行開始　フィリピン軍と共同訓練 <1507-062303>
　フィリピン軍との共同訓練のためパラワン島入りしている海上自衛隊の P-3C が23日、 南シナ海上空での飛行を開始した。　海自隊員14名とフィリピン軍人の3名が乗り込んだ P-3C は23日午前6時すぎにパラワ ン島のプエルトプリンセサを離陸した。
　24日に予定されている訓練の本番は、同島西80～180kmの南シナ海で実施される。
2015.06.21 NHKニュース 防衛省 南シナ海問題に周辺国支援で貢献 <1507-062101>
　中国が南シナ海で海洋進出を活発化させていることに対し、米国が自衛隊にも一定の役割を果たすよう期待していること を踏まえ、防衛省は当面、フィリピンやベトナムなどの周辺国軍に対し、能力向上に向けた支援を強化することなどで、貢献する考えである。
　防衛省幹部は、米国が期待する警戒監視活動は自衛隊の哨戒機の航続距離などから難しいが、フィリピンやベトナムなど 周辺国軍に対し、航空技術の能力向上に向けた支援を強化するほか、南シナ海で米国や東南アジア各国との共同訓練の機会を増やすことにしている。
2015.06.16 Yahoo 毎日新聞記事

「海上自衛隊　フィリピン海軍と捜索救難訓練で P3C 派遣へ」

 <1507-061603>
　海上幕僚監部が16日、南シナ海に P-3C 1機を派遣し、フィリピン海軍と捜索救難の共同訓練を 行うと発表した。　P-3C を使った南シナ海での日比共同訓練は初めてで、今回の共同訓練はフィリピンから要請で実現した。
　訓練は23、24日に実施し、P-3C に比海軍の隊員が海自隊員と一緒に乗り込み、パラワン島北西海域 で救難船の救助を行う。　但し、警戒監視訓練は行わない。
2015.06.14 朝日新聞

インターネット

 マレーシア、近海の中国船監視に海軍艇派遣 <1507-061404>
　JDW がマレーシア海軍報道官の話として11日、同国が実効支配する南シナ海の岩礁に、海軍が対艦ミサ イル搭載の船艇を派遣したと報じた。　最近、現場海域を中国の公船が頻繁に往来しているためで、海軍は領海内に侵入した中国船の監視が目的としているという。
　海軍は今月3日、ボルネオ島北部から120km離れたルコニア礁の一部で同国が実効支配する南ルコニア礁に船艇を配備した 。　AFP通信によると、海軍司令官は今月初旬、昨年9月ごろから、中国海警局の船による侵犯が増え、現場海域の中国船に無線で立ち退きを求めたが、応答がなかったと述べている。
2015.06.10 Yahoo 時事通信記事

「5礁、施設建設段階に＝滑走路・ビル・港造成進む―中国埋め立て写真入手・南シナ海」

 <1507-061001>
　時事通信がフィリピン国軍関係者から独自に入手した国軍が5月上旬に上空から撮影した写真から9日、中国が南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島 ）で、少なくとも7箇所の岩礁や暗礁で埋め立てを急速に進め、うち5箇所は既に埋め立てから施設の建設 段階に移っていることがで分かった。
　7礁のうち5礁で人工島が形成されたことが確認でき、Fiery Cross礁（永暑礁）では、3,000mの滑走路 の建設が進み、かなりの部分が舗装されたほか、港も造成されており、フィリピンの軍事専門家は南シナ海での中国海軍と 空軍の拠点となる可能性があると話している。
　また、昨年2月に大量の土砂が運び込まれたことが確認された Johnson South礁（赤瓜礁）では、6階建て以上のビルや、 灯台とみられる大型の塔がほぼ完成し、同様のビルや塔は Cuarteron礁（華陽礁）や Gaven礁（南薫礁）でも確認できる。 　更に、McKennan礁（西門礁）では、ビルのほか、大型船が入港可能な埠頭の整備が進んでいることも分かった。
2015.06.09 Yahoo ロイタ通信記事

「自衛隊がフィリピン軍との共同訓練を本格化、哨戒機を派遣」

 <1507-060904>
　海上自衛隊とフィリピン海軍が今月23日又は24日、災害救援を想定した共同訓練を、マニラ南西沖の南シナ海で実施する。 　両国の共同訓練は５月に続き2度目で、海上自衛隊は P-3C を、フィリピン海軍は艦船や航空機を派遣する方向で調整している。　海上自衛隊の関 係者は、1月に交わした防衛協力の覚書、先日の両国首脳会談の共同声明に基づき、着実に訓練を重ねていくと話した。
　両国は5月上旬に南シナ海で初の共同訓練を実施し、他国艦船との予期せぬ衝突を防ぐ「海上衝突回避規範 (CUES)」を確 認している。
2015.06.09 Yahoo ロイタ通信記事

「G7 サミットが東・南シナ海情勢に懸念表明、貿易協定作業加速へ」

 <1507-060903>
　主要7ヵ国 (G7) 首脳会議が8日に共同声明で、緊迫する東・南シナ海情勢に懸念を表明し、各国に国際法を守るよう呼び 掛けた。　共同声明では、自由で妨げられることのない法に則した世界海洋の利用、平和的な紛争解決の重要性を強調するとし、具体的な国名には触れないものの、 大規模な埋め立てなど現状変更を狙ったいかなる一方的な行動や、威嚇、強制や武力の行使に強く反対 するとした。
2015.06.08 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海、G7 の連携に期待＝サイバー攻撃実行犯に制裁も―米」

 <1507-060803>
　米大統領報道官が7日、先進7ヵ国 (G7) 首脳会議会場近くで記者会見し、南シナ海を舞台にした中国 による強硬な領有管轄権の主張に関連し、サミットでの認識の共有に期待を示した。　同報道官は、国際海域における通商自由の保護という 点で米国と欧州各国の利害は一致しているとし、南シナ海で通商の自由が阻害されれば、欧州経済にも負の影響が及ぶと強調し、通商の自由の確保 という利益は、米国にだけ該当するものではないと述べた。
　一方、報道官は、米政府の人事管理局がサイバー攻撃を受けた問題に関し、事件に対処するため実行犯に対する金融制裁 という新たな手段が用いられる可能性はあると表明した。　ただ、中国のハッカーの仕業だという報道を確認することは避けた。
2015.06.03 Jane's Defence Weekly China justifies Spratly Islands construction <1508-060303>
　中国が南シナ海スプラトリ諸島で行っている埋め立て工事を正当化しているのに対し、米太平洋軍司令官が受け入れられ ないとの態度を表明している。
2015.06.01 読売新聞

インターネット

 中国への危機感共有、米越が軍事関係強化で声明 <1507-060103>
　カーター米国防長官が1日、ベトナムのタイン国防相とハノイで会談し、両者は軍事関係の強化 に向けた「共同ビジョン声明」に署名した。　声明は海洋安保の強化に向けて人的交流や装備近代化に向けた 協力を進める内容で、南シナ海で岩礁の埋め立てを進める中国に対し米越は危機感を共有しており、海洋 の安全保障などで協力することを盛り込んだ。
　カーター長官は会談後、ベトナムが米国から巡視船を購入するため$18Mを供与することを正式に表明した。　また協力の 一環として、ベトナム軍の PKO 訓練施設設立を支援し、専門家を派遣することなどを明らかにした。
2015.05.31 朝日新聞

インターネット

 南シナ海埋め立て「主権の範囲」　中国、軍事利用も明言 <1506-053102>
　シンガポールで開かれたアジア安全保障会議（シャングリラ・ダイアローグ）に中国代表団を率いて出席した中国軍副総参謀長 の孫海軍上将が最終日の31日に演説し、中国が南シナ海で進める岩礁埋め立てや施設建設について、中国の主権の範囲内 の問題だなどと述べ、中止しない方針を表明した。
　埋め立ての目的については軍事防衛の必要を満たすためとし、軍事利用を含むことを明確に認めた。
2015.05.31 NHKニュース シンガポールと“南シナ海 信頼関係”で一致 <1506-053101>
　各国の防衛相らが参加するアジア安全保障会議に出席するため、シンガポールを訪れている中谷防衛相が31日、 シンガポールのウン国防相と会談した。
　この中で、ウン国防相は、中国が南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）で浅瀬の埋め立てを拡大させるなど海洋進出を 活発化させていることについて、会議での中谷防衛相を演説を高く評価したいと述べた。
2015.05.30 Yahoo ロイタ通信記事

「日米豪が共同声明、中国の埋め立て非難　ASEAN とも連携」

 <1506-053003>
　安全保障の協力関係を深める日米豪の防衛相が30日、シンガポールで29日から開かれているアジア安全保障会議（シャングリラ対話）を利用して 会談した。
　3ヵ国は共同声明で、南シナ海における中国による埋めたてに対する深刻な懸念を表明し、埋め立てを中止するよう求める と共に、防衛力の増強支援などを通じて ASEAN とも連携する方針を確認した。
2015.05.30 Yahoo 時事通信記事

「米国防長官、中国を名指し批判＝南シナ海問題『関与は当然』―行動規範、年内策定を」

 <1506-053002>
　カーター米国防長官が30日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議で演説し、南シナ海で例のない大規模な岩礁の 埋め立てを進めていると中国を名指しで非難した。
　長官はまた、米国が関与するのは当然だと表明し、南シナ海を自由に航行する権利の行使を思いとどまることはないと宣 言した。
2015.05.30 産経新聞

インターネット

 中国、南シナ海の人工島に火砲　米軍偵察機が確認　ベトナム実効支配の近隣島が射程に <1506-053001>
　Wall Street Journal紙が28日に米政府当局者の話として、中国が南シナ海で造成している人工島 の一つで、ベトナムが実効支配する近隣の島が射程に入る自走砲2両が確認されたと報じた。　米軍の偵察機により1ヵ月前に確認 されたが、最近の偵察では確認されず、火砲は移動されたか意図的に隠されたと見られる。
　中国は人工島の軍事使用を否定してきたが、主張に偽りがあることを証明している。
2015.05.29 Yahoo ロイタ通信記事

「カーター米国防長官、南シナ海の埋め立てで中国けん制」

 <1506-052904>
　10日間のアジア歴訪を開始したカーター米国防長官が、南シナ海における中国の岩礁埋め立て活動の規模は地域の現状を 変更していると述べた。
　中国が領海としている埋め立てた人工島の12nm以内に艦船を派遣については、米国は国際法が許すところならどこでも飛 行し、航行し、行動すると述べ、人工島を中国の領土として認めないとの考えを示した。
2015.05.29 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、南シナ海の人工島に重火器＝米国防総省」

 <1506-052903>
　米国防総省報道官が29日、中国が南シナ海で埋め立てている人工島に移動式の重火器を配備したと明らかにした。
　中国外務省報道官は、米当局者が言及している武器については情報を持っていないと述べた。
【註】
　中国外務省が「武器については情報を持っていない」と述べたことは、米国防総省が「重火器を配備した」としたことを否定しなかったことを意味する。
2015.05.29 Yahoo 時事通信記事

「大規模な海軍基地建設か＝南シナ海で中国―香港誌」

 <1506-052902>
　香港誌の前哨が6月号で、中国が南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）の Fiery Cross礁（永暑礁）で埋め立てを進め、飛行場を含む 大規模な海軍基地を建設しようとしていると報じた。　東シナ海に続き、南シナ海でも防空識別圏の設定を準備していると いう。
　同誌によると、基地は海軍の南海艦隊が中心となって建設し、2020年の完成を目指している大プロジェクトで、1,000億元 （2兆円）以上を投じるとみられている。
2015.05.29 Yahoo Focus Asia 記事

「フィリピン、日米に装備提供求める　南シナ海で中国に対抗のため」

 <1506-052901>
　環球時報が28日、フィリピンが南シナ海の主権問題をめぐって中国と対抗するため、米国と日本により多くの 装備の提供を求めていると報じた。　報道によると、フィリピンのガズミン国防相はハワイで27日、カーター米国防長官と会談し、南シナ海問題をめ ぐってフィリピンが米国からの協力がについて協議し、米国に中古の艦船や沿岸用レーダの提供も要請すると見られる。
　国防相はまた、日本からの装備品譲渡について日本側と協議していると明かしたほか、自衛隊 をフィリピンでの演習により多く招く方針もあるという。　ロイタの報道によると、フィリピン側はすでに日本に対し提供を求める 装備品のリストを渡してある。　同国防相は来週のアキノ大統領の訪日に同行する。
2015.05.26 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点：東南アジアで海洋軍拡が加速、南シナ海が『火薬庫』に」

 <1506-052606>
　領有権問題で南シナ海情勢が緊張を増すなか、東南アジア各国は海軍や沿岸警備隊への支出を優先 させつつある。
　JDW によると、東南アジア全体の防衛費は2015年の推定$42Bから、2020年までに$52Bに膨らむ見通しで、なかでも海軍関係の予算がかなりの部分を占めるという。
2015.05.26 Yahoo ロイタ通信記事

「フィリピン、南シナ海の領有権問題で米国に関与強化要請へ」

 <1506-052605>
　フィリピンのガズミン国防相が25日、中国が南シナ海で人工島の建設などを進めているのを受け、米国に対して同盟国支 援のためのより強い関与を要請する考えを示した。　同相はハワイでカーター米国防長官と27日に会談する際に、米国の関与を強化するよう求めると 語った。
　ある軍高官はし、同相が米政府に中古の航空機や船舶、沿岸監視レーダの提供を求めるだろうと述べた。
2015.05.25 Defense News Aquino: Philippines to fly over disputed South China Sea <1506-052507>
　フィリピンのアキノ大統領が25日、中国が自国領と警告している南シナ海上空を、同国の軍用機及び民 間機は引き続き飛行すると述べた。
2015.05.25 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、南シナ海への偵察機派遣で米国に抗議」

 <1506-052503>
　中国外務省が25日、米国が前週、南シナ海に偵察機を派遣したことに抗議 したことを明らかにした。　外務省報道官は、米国に対して南シナ海問題について誤りを正し、無責任な言動を避けるよう要請したと述べた。
　米国は、偵察機の派遣は完全に適切としているのに対し、中国は当該地域の安全を脅かすと批判している。
2015.05.25 Yahoo ロイタ通信記事

「米が主張撤回しなければ戦争も、中国国営紙が南シナ海問題で警告」

 <1506-052502>
　人民日報傘下の環球時報が論説で、人工島建設作業を最も重要な結論と位置付け、中国は作業 を完了させる決意であると述べ、米国はが南シナ海で偵察機を派遣したことに強い不満を表明し た。
　環球時報は、中国として米国と戦うことも考えて注意深く準備すべきと、米国が中国に人工島建設の停止を要求することをやめなければ、米国と の戦争は避けられないとする論説を掲載した。
2015.05.22 朝日新聞

インターネット

 南シナ海岩礁埋め立てに「次の措置」　米、中国を警戒 <1506-052205>
　米国防総省のウォーレン報道部長が21日、南シナ海で中国が埋め立てる岩礁から12nm内に航空機や艦船 を派遣する措置を取り得るとの考えを示した。
　国際法が領海と定める海岸線から12nm内に入ることで、中国が主張する岩礁などの領有権を認めないとの意思を示す目的とみられる。　時期は明 言しなかった。
2015.05.22 Yahoo 産経新聞記事

「米、中国主張『領海』への進入に言及　南シナ海人工島建設で」

 <1506-052204>
　米政府が、南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）で人工島を建設している中国に対する牽制 を強めている。
　国防、国務両省は21日、人工島周辺での米軍偵察機などによる警戒監視活動を継続し、国際法で領海と定められている12nm以内に米軍の 偵察機と艦船を進入させる可能性を排除していないとの見解を示した。
2015.05.21 朝日新聞

インターネット

 中国海軍、米軍に「出て行け」　南シナ海の南沙諸島 <1506-052107>
　米海軍の P-8A が20日、南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）で中国が埋め立てを続ける岩礁周辺 を飛行したのに対し、中国海軍から、中国の軍事警戒区域に近づいているので今すぐ立ち去るようにとした警告を8度 にわたって受けたことを、米軍機に同乗した CNN TV の記者が現場から中継で伝えた。
　P-8A が哨戒飛行をしたのは Fiery Cross礁などで、同礁は海中に沈んだ岩礁であったが、中国が人工島を構築し3,000m級の滑走路や水深の深い港 を完成させている。
2015.05.21 Military Times U.S. Navy P-8A Poseidon flies over new islands in South China Sea <1506-052106>
　米海軍第45飛行隊の P-8A が南シナ海で哨戒飛行を行った。　この間、搭乗員は 中国軍からの警告を記録していた。
【哨戒飛行中の機内からの映像】
2015.05.14 産経新聞

インターネット

 海自 P3C がベトナム訪問　中国けん制か <1506-051403>
　ソマリア沖アデン湾で海賊対処活動を実施し帰還する海上自衛隊の P-3C 2機が、14日までの2日間、ベトナム中部ダナンを訪問 した。　ベトナム軍当局との信頼醸成や乗組員の休養、補給などを目的としているが、南シナ海の領有権をめぐり中国と対立しているベトナム訪問は、 中国けん制の狙いもあるとみられる。
　ダナンには、4月に海自遠航部隊の護衛艦2隻が寄港し、その直前には米海軍の駆逐艦なども訪れるなど、日米艦船の寄港が相次いでいる。
2015.05.14 NHKニュース 海自哨戒機 ベトナムに立ち寄り防衛交流 <1506-051402>
　ソマリア沖で海賊対策に当たっていた海上自衛隊の P-3C 2機が13日、日本に戻る途中にベトナム中部のダナンに立ち寄り 、自衛隊とベトナム軍との間で防衛交流が行われた。　自衛隊の P-3C がベトナムに立ち寄るのは、去年に続いて2回目という。
　自衛隊機はベトナム海軍の幹部らに出迎えられた。
2015.05.14 Yahoo Record China 記事

「日本、南シナ海でフィリピン、ベトナムと相次いで共同訓練、海上での軍事連携を強化―中国メディア」

 <1506-051401>
　ロイタ通信が12日、海上自衛隊とフィリピン海軍が南シナ海で初の共同訓練を実施したと報じ た。　フィリピン当局によると、今回の訓練は他国の艦船との予期しない衝突を防ぐためのもので、海上自衛隊の護衛艦2隻、フィリピンの フリゲート艦1隻が参加した。
　海上保安庁とフィリピンの沿岸警備隊も先週、フィリピンの海岸で海賊退治などのための初の共同訓練 を行っている。　海上保安庁によると、日本は今週にもベトナムに巡視船を派遣し、捜索救助に関する訓練を行う。
2015.05.13 Stars & Stripe US mulls larger role near disputed South China Sea territory <1506-051309>
　米国防総省が13日、中国が埋め立てを行っている南シナ海の岩礁周辺で、哨戒航行中の米海軍 LCS Fort Worth が11日に、中国海軍のフリゲート艦 塩城 に追跡されたと発表した。　両艦はいずれ も通常の哨戒航行中であったという。
　Fort Worth が岩礁にどこまで接近したかは明らかにされていないが、両艦は視認距離にあったという。
2015.05.13 Yahoo 時事通信記事

「米軍、12カイリ以内に派遣検討か＝南シナ海、中国の人工島周辺」

 <1506-051303>
　Wall Streat Journal紙が12日、南シナ海南シナ海スプラトリー諸島（南沙諸島）で領有権を主張し、岩礁を埋め立てて人工島を造成し続ける 中国に異議を唱えるため、米軍が人工島から12nm以内に海軍艦船や偵察機を派遣することを検討 していると報じた。
　国際法では、海岸線から12nmまでは領海であるが、米政府は人工島を中国の領土と認めておらず、12nm以内も国際水域 だと位置付けている。
2015.05.12 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海に米空母＝マレーシア軍と合同訓練」

 <1506-051201>
　米海軍は11日、Carl Vinson を中核とする空母打撃群が10日、南シナ海でマレーシア軍と合同 訓練を行ったと発表した。
　海軍力の象徴である空母の派遣には、岩礁の埋め立てを急ピッチで拡大するなど、南シナ海で現状変更の試みを続ける中国をけん制する意図も込められている可能性があ る。
【註】
　ASEAN の中で、ベトナムやフィリピンとは違いどちらかというと中国よりであったマレーシアが、米海軍の主力部隊と、しかも南シナ海で合同演習を行ったことに大きな 意味がある。
2015.05.09 Yahoo 産経新聞記事

「中国、南シナ海埋め立て4倍の8平方キロに　4ヵ月で東京ドーム170個分」

 <1506-050902>
　米国防総省が8日、中国の軍事動向に関する年次報告書を発表した。
【中国の軍事動向に関する年次報告全文 (英文 pdf)】
　この中で、中国は昨年、南シナ海スプラトリー諸島の前哨基地5ヶ所で大規模な埋め立てを行い、昨年末時点における埋 め立て面積を2㎢とした。
　これを補足する形で国防総省当局者は、現時点で8㎢にのぼり、昨年12月末時点から4ヶ月余りで四倍に拡大していること を明らかにした。　これは東京ドーム170個分に相当する。
2015.04.30 Yahoo Record China 記事

「中国、南シナ海での岩礁埋め立てに反論＝『フィリピン、ベトナムも飛行場、軍用施設を建設』―中国メディア」

 <1505-043003>
　中国外交部の洪報道官が29日、中国の南シナ海での岩礁埋め立てについて、フィリピンやベトナムが、違法に占拠した中国の 南沙諸島の島や岩礁を埋め立てて飛行場を造り、ミサイルまで配置していると反論し、直ちに中国の主権と権益に対する侵犯をやめる よう要求すると述べた。
　洪報道官はまたベトナムについて、南沙諸島の20数ヵ所で大規模な埋め立てを行い、埠頭や飛行場、ミサイ ル基地、軍事基地、ホテルなどの施設を建設したとした上で、中国はこれらの違法行為に断固反対し、中国の主権と権益を侵害する言動を直ちにやめるよう求めると述べ た。
2015.04.29 Jane's Defence Weekly Taiwan to deploy P-3Cs to Spratlys <1506-042907>
　台湾国防省が4月20日、配備を開始した P-3C で南シナ海の哨戒飛行を行うと発表した。
　台湾は米国から中古の P-3C を12機購入し既に8機が引き渡され、残りの4機も2015年中に取得する。
2015.04.28 日経新聞

インターネット

 南シナ海埋め立て、中国批判の声明　ASEAN 首脳会議 <1505-042804
　ASEAN 首脳会議は27日夜に終了したが、議長声明の発表は一夜明けた28日昼にずれ込んだ。　中国外務省は、26日の ASEAN 外相会議で埋め立ての中止を求める声が出たことに反発しており、対中関係を重視する議長国マレーシアが批判のトーンを弱めるとの観測もあったが、発表された声 明は中国が南シナ海で強行する埋め立てに対し原案を踏襲し、埋め立てへの深刻な懸念を共有するという表現を維持した。
　28日に発表された議長声明では中国の埋め立てについて、信頼を傷つけ平和や安定を損ねかねないと批判し、漠然とした懸念にとどまっていた従来の声明から踏み出し、 連携して中国の海洋進出をけん制する姿勢を強めた。
2015.04.27 毎日新聞

インターネット

 南シナ海:比・ベトナム首脳　対中国で「共闘」アピール <1505-042704>
　フィリピンのアキノ大統領とベトナムのグエン・タン・ズン首相が26日、ASEAN 首脳会議出席のため訪れたクアラルン プールで会談し、南シナ海情勢についての危機感を共有し、対中国での共闘をアピールした。
　また一部のメディアは、両国が海軍による合同演習実施を検討していると報じている。
2015.04.24 Yahoo ロイタ通信記事

「中国軍船、南シナ海巡察中のフィリピン機に警告行動か」

 <1505-042402>
　フィリピン軍関係者が23日に匿名で、南シナ海スプラトリー諸島付近を哨戒飛行中の比軍機に対し、 中国艦が強い光を発したと明らかにした。
　この関係者は、これを中国からの警告と受け止めていると語った。
2015.04.22 読売新聞

インターネット

 中国船、南シナ海でフィリピン漁船群に放水 <1505-042202>
　フィリピン大統領府が20日、南シナ海マックレスフィールド堆（中沙諸島）のスカボロー礁付近で今月上旬、フィリピン漁船 群が中国船に放水されたと明らかにした。
　同礁から220km離れたフィリピン沿岸では、20日から米比合同軍事演習 Balikatan が始まったばかりである。
2015.04.20 Yahoo 時事通信記事

「規模2倍、米比軍事演習が開始＝中国を意識、南シナ海でも」

 <1505-042003>
　年次米比軍合同演習 Balikatan が20日に開始され、30日までの期間中に米軍6,500、比軍5,000、航空機90機、艦船4隻も投入される。
　比国軍によると、今年の演習は領土防衛に焦点を置き、中国が実効支配するスカボロー礁に近いルソン島中部サンバレス州では 強襲揚陸演習が行われる。
2015.04.20 Yahoo フォーカス台湾記事

「国防部、P3C 哨戒機による南沙諸島での偵察任務へ／台湾」

 <1505-042001>
　台湾国防部が20日、立法院外交国防委員会で、P-3C によるスプラトリー（南沙）諸島周辺の 哨戒飛行を実施する計画があることを明かした。
　台湾は2013年9月に P-3C の導入を開始し、現在は8機保有して台湾の防空識別圏内で哨戒任務などにあたっており、今年末までにさらに 4機が追加配備される。
2015.04.17 東京新聞

インターネット

 中国が滑走路建設開始　南シナ海初と国際軍事誌 <1505-041702>
　JDW が16日までに、中国が南シナ海スプラトリー諸島の Fiery Cross礁（永暑礁）で滑走路建設を開始したとする衛星写 真を公表した。　同誌はこれが南シナ海における中国初の滑走路となるとしている。
　 Fiery Cross礁は埋め立てにより3,000m滑走路の建設が可能とされているが、3月23日に撮影された写真では、北東部に長さ503m、幅53mの舗装部分 があり、長さ400m、幅20mの駐機場用地とする舗装箇所などもある。
2015.04.16 読売新聞

インターネット

 米軍、フィリピン周辺で装備の水準引き上げか <1505-041604>
　フィリピンのデルロサリオ外相が15日、米軍がフィリピン周辺に展開する海空軍力について、装備の水 準を引き上げる計画があると明らかにした。
　同外相によると、計画は数日前にカーター米国防長官からフィリピン側に伝えられた。
2015.04.16 NHKニュース G7 外相会合が共同声明発表 AIIB も議題 <1505-041601>
　ドイツ北部のリューベックで開かれていた G7 外相会合は、日本時間の15日夜に2日間の日程を終えて閉幕し、議長を務めるドイツ外相が協議の成 果などを盛り込んだ共同声明を発表した。
　共同声明では東シナ海や南シナ海で、中国が海洋進出の動きを活発化させていることなどを踏まえ、現 状変更や緊張を高める一方的な行動を懸念し、力などによるいかなる試みにも強く反対すると共に、中国が設立を提唱しているアジアインフ ラ投資銀行 (AIIB) については、公正な統治の確保が重要だとして、情報の共有などで連携していくことで一致した。
2015.04.09 日経新聞

インターネット

 南シナ海での監視分担に期待　米、指針改定にらみ日本に <1505-040902>
　8日に安倍首相や中谷防衛相らと相次いで会談した来日中のカーター米国防長官は、南シナ海での中国の軍事的な動きに対する 警戒監視などで日本の役割分担に期待をにじませた。　新指針では自衛隊と米軍が平時から情報収集や警戒監視で連携 していく方針を打ち出す。
　日米が緊密に連携している東シナ海に比べて、南シナ海はフィリピンなどの海上防衛力が弱く中国に付け入るすきを与えているが、米国は国防費を削減しており、自 衛隊が南シナ海で警戒監視などを担えば負担が軽くなることから、日本政府内には指針改定により米側が自衛隊への協力要請を強めてくると見 ている。
2015.04.06 Yahoo 時事通信記事

「米比軍事演習、規模2倍に＝南シナ海で中国の動きけん制」

 <1505-040603>
　フィリピン国軍報道官が6日、米比両軍が20日から実施する定例合同軍事演習「バリカタン」の参 加人数が昨年の二倍になると明らかにした。
　報道官によると、今年のバリカタンには米軍6,600名、比軍5,000名のほか、オーストラリアからも60名が参加する。
2015.04.03 毎日新聞

インターネット

 中国海軍：最新鋭イージス艦配備　海南島 <1505-040304>
　海南島の三亜市にある中国海軍基地に Type 052D と Kilo級潜水艦少なくとも4隻が、非制 限区域で撮影した写真などで2日までに確認された。　Type 052D は数隻が就役したとみられるが配備実態は明らかになっておらず、基地内での停泊が確認されるのは異 例である。
　同基地には駆逐艦のほか多数の艦船や潜水艦が停泊していて、南シナ海への積極的な進出を支える同基地に有力艦船を重点 配備している可能性がある。
2015.03.28 NHKニュース 米 南シナ海でも日米共同対応に期待 <1504-032801>
　米国防総省でアジア太平洋地域の国防政策を統括するシアー国防次官補が27日に、日米防衛協力の指針、いわゆるガイド ラインの見直しによって、アジア地域が直面する課題に柔軟に対応でき、さらにグローバルな課題にまで日米で協力 を広げることができると述べたうえで、見直し作業は来月安倍首相が米国を訪問するまでに終わらせたいとの考えを示した。
　更に同次官補は、東シナ海だけでなく、南シナ海も日米は重要な利益を共有しており、南シナ海の周辺地域で日米の能力 の強化や調整がさらに進むことになるだろうとも述べた。
2015.03.25 Jane's Defence Weekly US to transfer fast patrol vessels to Vietnam
　米国がベトナム沿岸監視隊に Metal Shark社製 Defiant級高速艇6隻を供与する。　同社は8m級 から15m級の高速艇を製造しており、供与されるのは非武装型と見られる。
　一方、日本も哨戒艇として使用できる中古船6隻を供与する計画で、最初の1隻が2月に到着して いる。
2015.03.25 Jane's Defence Weekly Chinese expert calls for radar base on SCS islands <1505-032504>
　中国海軍の退役提督が3月9日、2014年3月に起きたマレーシア機行方不明事件のような事故の際の救難捜索のため、スプラトリ諸 島にレーダ施設を設けるべきだと発言した。
　中国は Fiery Cross礁に3,000mの滑走路や港湾、レーダ施設を建設している。　またパラセル諸島の Woody礁に航続距離 1,000kmの Su-27SK を配備しており、Su-27SK を Fiery Cross礁に配備すれば、南シナ海全域を勢力下 に入れることができるようになる。
2015.03.24 毎日新聞

インターネット

 インドネシア外相：東シナ海の日中緊張、緩和働きかけ用意 <1504-032404>
　インドネシアのジョコ大統領に随行して来日したルトノ外相が24日、東シナ海で日中間の緊張が続いていることについて 、緊張緩和を両国に働きかけていく用意があることを明らかにした。
　ルトノ外相は、南シナ海で中国と ASEAN の一部が領有権を争っている問題では、対話による解決を促し、法的拘束力がある行動規範の早期妥結 を目指すと語った。　中国が南シナ海に独自に設定した九段線については、根拠がなく認められないと述べた。
2015.03.18 Jane's Defense Weekly China starts work on Mischif Reef land reclamation <1504-031814>
　Airbus社の衛星が1月30日に撮影した画像から、中国が南シナ海 Spratly諸島の Mischief礁で 浚渫を行っている状況が明らかになった。
　Mischief礁には中国の Tian Kai と認識された浚渫船がいる。
2015.02.20 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点：中国が南シナ海で『人工島』拡大、実効支配を強化へ」

 <1503-022002>
　中国が南シナ海で人工島の建設を急ピッチで進めており、これらの人口島を拠点に近い将来、海軍や空軍、漁船が活動範囲を広げる可能性があ り、周辺国に警戒感を与えている。最近公開された衛星画像とフィリピン当局者の話を基にすると、人工島の建設はスプラトリー諸島（南沙諸島） の6つの岩礁に拡大している。　また比政府は、今月には、中国の浚渫船が7つ目の岩礁で作業を開始したとしている。
　今週 JDW に掲載された衛星画像では、ヒューズ礁（東門礁）に新しい施設が建設されているのが確認できる。　同誌は、昨年8月以降に開発が 進められてきた75,000㎡の埋め立てに大規模な施設が建設中だと分析している。 　また、ファイアリークロス礁（永暑礁）でも全長3km以上の人工島が建設されているが、専門家はここが滑走路になるとみている。　同様に、 ガベン礁（南薫礁）、クアテロン礁（華陽礁）、エルダッド礁（安達礁）でも建設作業の様子 が確認でき、ミスチーフ礁（美済礁）での新たな浚渫作業も確認された。
2015.02.18 Jane's Defence Weekly Footprints in the sand <1504-021810>
＝ 南シナ海問題に関する7頁の記事 ＝
・中国の姿勢
　1947年に中華民国がベトナム国境を起点に、トンキン湾を経て台湾南東海上に至る11断線を引き、南シナ海の領有権を主張した。
　2009年に中華人民共和国が、パラセル諸島とベトナム本土の中間を起点に台湾とフィリピンの中間までに九断線を引いた。
　その後、台湾と与那国島の中間海域に10番目の断線が引かれた。
・フィリピンの姿勢
・マレーシアの姿勢
・インドネシアの姿勢
・ベトナムの姿勢
・日本への期待
　この地域の友好国は、地域安定について日本がもっともっと機能することに期待している。
2015.02.18 Jane's Defence Weekly Imagery shows progress of Chinese land building across Spratly Islans <1504-021802>
　Airbus社の衛星画像により、中国がスプラトリ諸島のユニオン堆にある Hughes礁を380㎡から 75,000㎡に拡張しているのが明らかになった。
　ユニオン堆では Johnson南礁でも建設が進行しており、更に Tizard堆の Gavan礁でも同様の工事が 行われている。
【註】
　Union堆 は Spratly諸島の岩礁群で 09°50′N 114°30′E に位置し、以下の岩礁が含まれている。
　・Collins Reef (Johnson North)　・Edmund Reef
　・Empire Reef 　　　　　　　　　・Grierson Reef
　・Hallett Reef　　　　　　　　　・Higgins Reef
　・Holiday Reef　　　　　　　　　・Hughes Reef
　・Johnson South Reef　　　　　　・Lansdowne/Landsdown/etc. Reef
　・Loveless Reef 　　　　　　　　・Kennan/McKennan Reef
　・Sin Cowe Island 　　　　　　　・Sin Cowe East
　・Whitson Reef　　　　　　　　　・Zhangxi Jiao
2015.02.11 Jane's Defence Weekly Hammod: UK will support allies in event of future Asia-Pacific crises <1503-021116>
　ハモンド英外相が1月30日に訪問先のシンガポールで、英国はアジア太平洋地域に部隊を展開する用意があると述べた。
　英海軍は2013年のフィリピン台風災害時に、Type 45 駆逐艦 Daring と空母 Illustrious を派遣している。
2015.02.11 Jane's Defence Weekly Japan: South China Sea ops a possibility <1503-021105>
　中谷防衛大臣が2月3日、自衛隊が南シナ海で哨戒任務に就くこともあり得るとの見解を示し た。
　これは米第7艦隊司令官のトーマス中将が1月29日に行った発言を追認したものといえる。
2015.02.09 Yahoo 時事通信記事

「日本供与の中古船、ベトナム到着＝南シナ海の警備強化」

 <1503-020902>
　在越日本大使館がは9日、日本が無償供与する中古の漁業取締船6隻の最初の船舶 昇鶴 がベトナム沿岸警備隊 に引き渡され、4日にダナン港に到着したことを明らかにした。　警備隊は巡視船に改造し南シナ海の警備を強化する。
　昇鶴 は全長57m、500t、速力14ktで、残り5隻も今夏までに供与する。
2015.02.06 Record China 中国船が漁船に衝突でフィリピン政府が抗議＝ベトナムとの戦略的パートナーシップ構築図る―中国紙 <1503-020603>
　フィリピン外務省の報道官が3日、比越両国の外相が先週、マニラで戦略的パートナーシップの締結に向けた 会談を行ったと発表した。　中国を名指しこそしていないものの、同地域における共通の懸念、特に南シナ海問題が両国を協力関 係に導いたとみられている。 　これが成立すれば、ベトナムには米国、日本に続く3ヵ国目の戦略的パートナーシップが構築されることになる。
　これについてある専門家は、ベトナムは全方位的な外交活動を行っており、その一環であるフィリピンとの関係は地域での協力が南シナ海などに かかわってくるが、中国を狙ったものだと考え過ぎないほうが良いと述べている。
2015.02.05 Searchina 中国公船がフィリピン漁船3隻に体当たりか・・・領有権で争議のスカボロー礁近くで <1503-020503>
　フィリピンのメディアが4４日、中国の沿岸警備当局の船舶がスカボロー礁近くでフィリピン漁船3隻 に体当たりして、損傷を負わせたと報じた。
　漁船の乗組員は、中国船の乗組員が海域から離れるよう指示し、その後、船をぶつけてきたという。
2015.01.31 Yahoo 毎日新聞記事

「米国防総省　自衛隊の南シナ海監視活動拡大を歓迎」

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　米国防総省報道官が30日、自衛隊が将来的に南シナ海上空へと監視活動を拡大させることを歓迎 する意向を示した。
　監視活動拡大については、トーマス米第7艦隊司令官が期待感を表明したため中国政府が反発しているが、今回の発言で中国側の反発がさらに強まる可能性がある。
2015.01.28 Jane's Defence Weekly US, Philippines call on China to halt island builging <1503-012801>
　米国とフィリピンが第5回二国間戦略対話が終わった1月21日、南シナ海における中国による埋め立てを 非難する共同声明を発表した。
　Airbus社の衛星が1月8日に撮影した衛星画像によると、中国が埋め立てている Fiery Cross礁はすでに3,000mに達し ており、明らかに滑走路を構築しようとしているのがわかる。		 　
2015.01.12 Yahoo 時事通信記事

「中国、ベトナム漁船妨害＝漁具や通信設備破壊」

 <1502-011201>
　ベトナム漁業組合が12日までに、南シナ海のパラセル諸島（西沙諸島）海域で操業していた漁船が中 国船から妨害行為を受けたとして、中国側に違法行為の中止を求める声明を発表した。
　声明や国営メディアによると、中国船2隻が7日、操業していたベトナム漁船を追跡して乗り込み、魚を没収したうえ漁具や通信設備を破壊した。　中国 人が武装していたとの報道もある。