2024年の中印国境情勢に関する報道

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要             旨
2024.10.21
 19:59
Reuters 通信

(Yahoo)

中印国境地帯のパトロールで合意、紛争解決へ=インド外務省 <2411-102120>
 インド外務省が21日、インドと中国は、ヒマラヤ山中の国境地帯のパトロールに関する取り決めに合意したことを明らかにした。 2020年の軍事衝突で始まった紛争の解決につながるとしている。 同年の軍事衝突ではインド兵士20名人、中国兵士4名が死亡した。
 インドのモディ首相はBRICS首脳会議のため、22日にロシアを訪問する予定で、中国の習国家主席と会談する可能性がある。
 インド外務省によると、両国の外交・軍事交渉担当者が過去数週間にわたり数回の協議を実施した結果「2020年にこの地域で発生した問題から手を引き、問題を解決することにつながる国境地帯の実効支配線に沿ったパトロールの取り決め」で合意したと述べた。
2024.07.15
 23:45
Defense News India unveils light tank designed for operations near the China border <2408-071514>
 インドは今月、2020年半ばに武力紛争が勃発した中国との国境沿いの山岳地帯に適した、より機敏な装甲戦闘車両を国防当局が模索する中、試作のZorawar軽戦車をグジャラート州ハジラにあるL&T社の工場で公開した。
 インドは2021年4月に新型軽戦車の
RfIを発簡していたが、インドがこれほど早く試作車を製造したのは前例がない。
 ZorawarはL&T社がDRDOと協力した官民協力の成果である。
 インド陸軍はこれまでに59両を発注したが、DRDOのカマス長官は、Zorawarは2027年まで準備が整わないと述べた。
 カマス長官によると、この試作車はわずか2年半で製造されたという。 「そして今、最初の試作車は今後6ヵ月にわたって開発試験を受け、その後実用試験のためにユーザーに提供する準備が整う」と彼は述べた。
2024.04.11
 12:12
Reuters 通信

(Yahoo)

インド首相、中国と国境問題に「早急に対処する必要」 姿勢軟化 <2405-041109>
 モディ印首相が10日付のNewsweek誌の取材記事で、同国と中国が「長期化した国境の状況」に早急に対処する必要があると述べ、両国関係に生じた「異常事態」から決別する必要があるとし、国境問題で自国の主権と尊厳を守る決意を示した従来の発言に比べトーンダウンした。
 2020年にヒマラヤの国境係争地帯で両国軍が衝突し、兵士24名が死亡して以来、両国関係の緊張が続いているが、モディ首相は「インドにとって中国との関係は重要」と強調し、両国の平和的な関係は地域全体や世界にとっても大切だと述べた。
2024.04.02
 17:54
時事通信

(Yahoo)

対印係争地に30の「新地名」 中国、領有主張強める <2405-040216>
 中国民政省が3月30日、インドとの国境係争地における30の「新地名」を発表した。 習政権が主張する領有権の裏付けを図るのが狙いで、いずれも標準中国語の表記と発音が付与されている。
 対象となっている地域は、インドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州で、中国は同州を「南チベット」と呼びチベット自治区の一部と主張している。 30の地名には居住地のほか山や河川名などが含まれ、民政省は公式サイトで新地名を加えた詳細な地図を公表した。
2024.03.19
 19:41
Reuter 通信

(Yahoo)

インド、北東部州巡る中国の「ばかげた」領有権主張に反発 <2404-031914>
 インド外務省が19日、北東部アルナチャルプラデシュ州について中国が「ばかげた」領有権主張を行っていると表明し、同州は常に「インドの不可欠かつ不可分の一部」だと反発した。 中国は同州をチベット南部の一部と主張している。
アルナチャルプラデシュ州の位置 (Google Map)】
 モディ印首相は3月9日に同州のトンネル開通式に出席していた。
 同省報道官は「根拠のない主張を繰り返しても何ら正当性は得られない」と述べた。
2024.03.08
 20:33
Reuters 通信

(Yahoo)

ヒマラヤ国境係争地でのインド部隊増強、中国がけん制 <2404-030824>
 中国外務省の毛報道官が8日、ヒマラヤ地域の国境係争地にインドが部隊を増員する動きは「緊張緩和につながらない」と牽制した。
 インドメディアによると、インド軍はウッタラカンド、ヒマチャルプラデシュ両州中国との国境を警備するために西部国境から10,000名を移動させた。
 毛報道官は「国境地帯の平和と安定を守るために中国はインドとの協力に取り組んでいる。 インドのやり方は平和を守るものでも緊張緩和に資するものでもない」と述べた。