2024年のインド洋情勢に関する報道

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2024.03.23
 20:21
時事通信

(Yahoo)

中国念頭に海軍力強化 近海に新基地、インフラ建設 インド <2404-032312>
 インドは自国の「裏庭」と位置付けるインド洋への進出を強める中国を念頭に、近海の島に軍事基地やインフラを建設して海軍力を強化し、友好国への港湾整備支援なども通じて中国に対抗している。
 インド海軍は6日、中国が接近を強めるモルディブの最北端から130kmしか離れていない南西沖に浮かぶラクシャディープ諸島の最南端ミニコイ島で新基地の運用を始めたと報じられている。 基地には飛行場やレーダに加え、ロシアと共同開発したBrahMos超音速CMも配備される。 同基地はシーレーンを監視警備する上で重要な拠点となる他、中国を牽制する意味を持つ。
【関連記事:2404-030908 (毎日 2024.03.09)】
 2月末には、アフリカ東岸沖のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスに属するアガレガ諸島で、インドが建設費を負担した滑走路と桟橋が完成した。 両政府は軍事目的を否定しているが、専門家の間ではインド軍の中継基地として使用される可能性も取り沙汰されている。
Agalega諸島の位置 (Google Map)】
 インド海軍東部艦隊司令官を務めた経験があるダスグプタ氏は地元紙への寄稿で、「もしモーリシャスから要請があれば」同国の海洋安全保障を強化するため支援するだろうと述べ、インド・ネール大アフリカ研究センターの研究員は「アガレガ諸島開発は、環インド洋の権益を守る力を増強しているとの中国への意思表示だ」と語った。
 インドは2023年末以降、イエメンのフーシ派による商船攻撃が相次ぐ紅海周辺に、米国主導の有志連合には加わっていないものの、海軍艦を派遣し存在感を発揮している。 海賊の取り締まりでも海軍力を誇示している。
2024.03.09
 21:52
毎日新聞

(Yahoo)

インド海軍、モルディブ近くに新基地を開設 親中派の政権を警戒 <2404-030908>
 インド海軍が3月にモルディブに近いインド南部ラクシャディープ諸島最南端に位置するミニコイ島で、新しい基地を使用し始めた。 インド海軍は同諸島の別の島にも既に基地を持ち、今回は2ヵ所目となる。
Minicoy島の位置 (Google Map)】
 モルディブでは2023年11月に親中派のムイズ大統領が就任し、中国への接近が進むことに対してインド側は警戒感を募らせており、新基地によってインド洋の監視や情報収集力を向上させる狙いがある。