2005年の米国の戦略、戦術、編成、配置に関する資料

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2005.12.05 Defense News US ship plan to cost 20% more <0601-120509>
 米海軍は2007年度計画で、艦船建造総数を昨年の284隻から313隻に増強する要求を DoD に提出した。 これ に要する経費は20%増となるが、海軍は DD(X) をはじめとする艦艇の価格低減による対応を意図している。
 2006年計画から大きく変化した主要艦艇は、DD(X) が0から7隻、DDG が50から62隻、LCS が0から55隻に増加、削減となったのは、FFG が30から0、CG(X) が22から19隻、SSN が54から48隻となっている。
 計画達成の鍵となるのは DD(X) の価格低減で、海軍は目標を$1.8B〜$2Bにおいている。 DD(X) は2007年に 2隻、2009年〜2013年に各1隻の7隻を建造する計画である。
 なお、CG(X) の建造は2011年度から予定し、2013〜2014年に各1隻、2015年に2隻を建造、 2017年に初号艦を就航させ、2030年までに19隻を建造する計画である。  ◇
 
2005.12.05 Yahoo ロイタ通信記事

「米、海軍の艦隊増強と空軍・・・」

<0524-120501>
 米海軍は新たな敵に対抗することを目的に、保有艦船数を10%以上増加させる計画 だと、5日付の米ニューヨークタイムズ紙が伝えた。 一方で米ウォールストリートジャーナル紙は、米国防省は武器購入費を捻出するた め、空軍の人員削減を検討していると報じた。
 NY 紙は複数の米国防省幹部の話として、281隻から成る艦隊にさらに軍艦32隻を追加 するという海軍の計画を伝えた。  ▽
 
2005.11.21 Defense News EW, directed energy called new arms race <0601-112103>
 米軍での将来構想を検討する担当者の多くは、今後の兵器開発競争が電子戦と DEW になると予測している。
 イラクでは反政府主義者の携帯電話を利用する爆破やインターネットを用いた指揮等が多用され、中国は米国の衛星妨害能力の向上に 技術社を多数投入している。
 この傾向は世界的に拡大するとみられ、技術的優勢を保持するためには技術者の養成と EW、DEW 研究開発への十分な予算充当が不可欠 である。  ◇
 
2005.11.16 Jane's Defence Weekly Crete to host TMD exercise <0523-111605>
 米、独、蘭、ギリシャが参加して2006年3月〜4月に行われる対 TMD 演習 '第9回 Joint Project Optic Windmill' (JPOW \) 演習が、クレタ島で行われる。 この演習には2,500名の兵士が参加 し、TBM を模した標的に対して多国による Patriot の実射が行われる。
 蘭空軍が PAC-3 を参加させるほか、独空軍は SAM Operations Centre 及び Improved Air Defense Ground System と Patriot を 参加させる。  ▽
 
2005.10.31 Aviation Week & ST A whole new approach <0522-103111>
= Performance-Based Logistics に関する記事 =
 DoD は兵器システムの調達及び維持管理に、新しい兵站方式 PBL (Performance-Based Logistics) を採用す る。 従来の方式では、企業が兵器を修理する都度、所要経費を軍に請求していたが、PBL では信頼性向上に要する改 善を企業の責任で行うことが要求され様になるため、開発時から高い信頼性を持つ部品を使用することが求められる。
 現在、JSF を含む主要6開発事業に PBL が導入されており、イラクにおける F/A-18 の稼働率を比較すると、PBL を限定的ではあるが 採用した F/A-18E/F は85%、従来方式での F/A-18C/D は73%である。  ◇
 
2005.10.31 Aviation Week & ST 'bandits' are back <0522-103110>
 米空軍は第64対抗部隊飛行隊 (AS: Aggressor Sqdn.) に来年から15機の F-15 Eagle を新たに加えることを 決めた。
 航空対抗部隊は冷戦下には4個飛行隊を編成していたが、1990年に F-16 7機に減らされた。 その後、実戦的演習の増加に伴い、2003 年から5機を増やし、12機編成で第64 AS が再編成された。
 第64 AS には、Red Flag などの演習に空中戦の対抗部隊として参加するほか、F/A-22 の試験飛行支援を行っている。  ◇
 
2005.10.31 Aviation Week & ST New threats, new tactics <0522-103109>
= 米空軍の総合演習 Red Flag に関する記事 =
 Red Flag は、米空軍の各飛行隊及び諸外国の空軍が参加する、現代戦に即応した実戦的な総合演習で、年に 2〜5回計画され1回につき4週間行われ、今春行われた演習には10,000人以上が参加している。
 主要な演練項目は空中戦、対地攻撃、SAM 対処で、併せて電子戦環境や空中給油等も想定し行う。 このため、演習場にはイラクの市 街地を模擬した施設が作られ、MiG 戦闘機、SA-2,3 SAM 等が実際に使用されている。  ◇
 
2005.10.24 Aviation Week & ST Wireless war <0522-102403>
= イラクにおけるネットワーク戦に関する記事 =
 イラク、アフガンで最も脅威となっているのは、反政府勢力による待ち伏せ奇襲攻撃と IED などの破壊活動であり、その 連絡指揮と起爆には携帯電話が用いられている。 米軍は2003年以降これらに対するネットワーク戦能力の向上 に努めているが、予算などで十分な対応が図られていない。
 空軍は現在、RC-135U Combat SentRC-135 Rivet Joint 及び EC-130 Compass Call で通信傍受と妨害を行っているが、更に敵地深く進入して作戦を遂行するため、ステルス 機や小型 UAV の活用を計画している。
 右図は将来情報戦の構想図で、ステルス UAV が地上センサを投下すると共に、VTOL 型 UAV を敵家屋の近くまで接近させ、情報収集を 行い、MicroStar UAV による三角測量で電子信号を収集する。 各種データは直ちに衛星もしくは大型有人 ISR 機に送られ、分析使用す る。  ◇
2005.10.12 Inside Missile Defense SMDC,Army Air Defense Artillery School development Air Defense CONOPS <0523-101201>
 NORAD が行っている米本土防空構想検討に陸軍防空学校と SMDC が加わり、作業を 支援している。
 NORAD が7月に議会報告した本土防空の基本的能力によると、低高度進入する脅威を陸軍の Sentinel レーダで捜索、空軍の戦闘機で空中哨戒を実施する。 本土安全省のヘリと固定翼機は Reagan 国際空港の哨戒を担当し、低速低高 度飛行不審機を捜索する。
 陸軍は中射程 SAM システム及び Stinger、Avenger システムを機動的に展開運用する。  ◇
 
2005.10.10 Inside the Army Army officials developing concept for new 'Net fires center' at Ft.Sil <0523-101003>
 DoD の基地再編閉鎖 (BRAC) 方針に基づき、Ft. Bliss の防空学校と Ft. Sill の砲兵学校の合併が検討され ている。
 構想では、将来の軽量機動部隊の火力支援をネットワーク化するため、2校を合併し新たに Net Fires Center をオクラホマの Ft. Sill に設立するもので、名称は Joint Net Fires and Effects Center または Joint Net Fires and Protection Center のいずれかに決まり、2007年〜2008年の改編を予定している。
 BRAC は9月15日に議会に報告されたが、現在時点で議会の対応はない。◇
 
2005.09.05 Inside the Army Quadrennial Review focus turns to Homeland Defense as top concern <0521-090503>
 DoD が2006年2月に議会報告する、QDR (Quadrennial Defense Review) の焦点が、本土防衛を最優先する方針 に変化している。
 DoD は作戦を通常戦、テロ戦及び本土防衛の3つに区分し見直しを行っているが、先週開催された高官会議では本土防衛を最優先した陸 海空軍の運用と所要及び訓練について討議している。  ◇
 
2005.07.20 Jane's Defence Weekly Details emerge on joint UAV <0516-072003>
 米 DoD が、10月に発足する Joint UAV COE (Center of Excellence) の設置場所を、当初計画の Nellis AFB から Creece AFB に変更すると発表した。
 司令官には Walter Davis 陸軍准将が就任し副司令官は空軍から就くが、今後は四軍で持ち回る。  ▽
 
2005.07.11 Aviation Week & ST One war at a time <0515-071103>
 DoD は現在進めている来年2月に発簡を予定する QDR の中で、これまでの同時二正面対処戦略を一正面に限定 する検討を行っている。
 DoD は昨年12月、6ヶ年間に$30Bの軍事予算削減を決めたが、同時二正面での戦力保持が困難との認識で見直し作業を進めており、大規 模テロ対策や本土防衛を重視した場合、軍の近代化に関する予算は更に削減されるものとみられる。   ◇
 
2005.06 National Defense Appetite for intelligence <0515-060004>
 米陸軍は情報部隊の強化を図るため、数年以内に要員を15,000人増強すると共に、情報関連の教育訓練態勢を現代戦にあわせ大幅に改 善する。
 陸軍は2011年までに10個師団を43個旅団に改編するのと同時に、情報要員を51,000人から66,000人に増強する 計画で、そのうち9,000人は外国語に優れ派遣地域の文化に詳しい Humint 要員とし、その他は UAV 操作員、通信電子戦専門員及び分析 要員としての能力向上を図る。
 また、小隊レベルまで情報を共有化する、耐久性に優れた携帯コンピュータ Tacticomp を装備化する計画で、 6月以降1,000台を先ず取得する。  ◇
 
2005.06 航空情報 米空軍航空部隊の動き

第二回
<0509-060001>
= 2001年以来の米空軍編成の変遷 =

 (表-8 「2004年10月1日現在の主要航空団」に、各航空団所属飛行隊の所在地と機種が各航空軍ごとの一覧で掲載されている。)    ▽

米空軍の航空部隊(2004年10月1日現在)
 
2005.05.23 Aviation Week & ST More with less <0519-052306>
= 米空軍の基地削減と再構成に関する記事 =
 米空軍の BRAC (Base Realignment and Closure) は、予備役と州兵の任務見直しと部隊削減に、戦闘機飛行隊の機数を最大24機へ増加 すると共に現役航空輸送部隊の強化で対応する。
 DoD の BRAC 委員会は9月8日に提案書を提出、大統領は23日までにその可否を決定する。 以下細部略  ◇
 
2005.05.23 Aviation Week & ST Guarding the turf <0519-052305>
= 米国内の基地削減と再構成に関する記事 =
 DoD は経費削減をねらいに国内60ヶ所の主要基地の削減もしくは縮小を検討しており、9月上旬に大統領に計 画を報告する。
 また、予備役と州兵の任務見直しを行っており、現役部隊との同一基地配置や UAV 運用等の新たな任務を付与する意向である。
 この計画に対し基地のある州知事や地元議員の多くは基地の廃止に強い反対活動を行っている。以下細部略  ◇
 
2005.05.02 Inside the Army Pentagon: No decision yet an executive agent for UAVs <0514-050205>
 DoD は検討中の UAV を統括する機関の主管をどの軍に指名するかは、現在進めている新 UAV ロードマップの 完成する夏以降となることを明らかにした。
 新 UAV ロードマップは2002年12月発簡の改訂版で、現在見直しは最終段階に入っており6月初めには発簡されるものとみられる。  ◇
 
2005.05.02 Aviation Week & ST Show time for MRO <0510-050206>
 米軍は航空機の整備修理及びオーバーホールの外注に関する長期的な構想を検討している。
 これは維持コストの低減と運用管理の効率化を目標とするもので、軍は従来の補給処修理を大幅な外注へ変換 することを検討している。
 世界的にみて軍事費は、約70%が維持経費と人件費が占めている。 この40%が米国で、以下中、露、日、英、仏、独、伊、サウジとな っている。
 (右図はステルス技術者による B-2 の塗装状況の検査) ◇
2005.04.21 Inside the Pentagon Navy drafting new version of Aegis Missile Defense operating guide <0512-042101>
 米海軍 NWDC は年末を目途に Aegis ミサイル防衛運用指針の改定第二版の策定を進めている。
初版は昨年末に策定され、これを基に作業は海軍作戦本部及び MDA と共同で実施している。 作戦指針は海軍のミサイル防衛の役割と 脅威により逐次変更が加えられるため、改訂版が最終的なものではない。  ◇
 
2005.04.20 Yahoo Wired 記事

「米軍、強力なサイバー戦争・・・」

<0509-042002>
 米軍が世界で最も手強いハッカー集団を組織していることが、先月開催された米上院軍事委員会の公聴会 で明らかになった。 すでに巨額の費用が投じられているこの極秘攻撃プログラムは、電力供給網から電話網まで、さまざまなネット ワークにサイバー戦争を仕掛ける能力を持つ。
 このハッカー集団は「ネットワーク戦機能別部隊統合司令部 (JFCCNW) 」と呼ばれ、米国防総省のす べてのネットワークの防衛を任務としているほか、極秘ミッション『コンピューター・ネットワーク攻撃』 (CNA ) も統括する。   ▽
 
2005.03.23 Jane's Defence Weekly US begins quadrennial defence framework <0507-032303>
= 現在進められている米国の QDR に関する記事 =
 QDR (Quadrennial Defense Review) は、以下の4種類の脅威対処を基本としている。
Traditional Conventional Warefare from other state
Irregular Threats such as insurgencies and terrorism
Catastrophic Threats such as an attack with WMD
Disruptive Threats
 (他国などが DEW、サイバ攻撃、衛星破壊技術などを取得し、力のバランスを崩す脅威)   ▽
 
2005.03.14 Aviation Week & ST Drawing a line in the air <0507-031402>
 DoD が検討中の UAV 統括の新しい部局に、空軍が所掌を強く望んでいることに対し、陸軍は計画中の FCS 開発及び将来の陸戦に影響を及ぼすことを懸念している。
 新部局の UAV 統合について陸軍の要求しているのは以下の三点である。
  ・ISR 情報末端は指揮官まで確実に伝達可能
  ・武装 UAV は地上又は攻撃ヘリからの指令に基づく射撃が可能
  ・UAV は広範囲にわたる通信中継を継続的に実施可能
 新部局の検討は6月まで行われ、2006年2月に発簡する QDR に反映される。(写真は Pioneer TUAV) ◇
2005.03.09 Jane's Defence Weekly US to stand up Eastern European brigade <0507-030904>
 米陸軍は、旧ワルシャワ機構諸国の部隊訓練と緊急事態対処のため、旅団規模部隊となる EETAF (Eastern European Task Force) を創設する計画である。 配置の対象となるのはポーランド、ブルガリア、ルーマニア である。
 計画によると1〜2名の軍人とそれを支援する軍属だけを常駐させ、EETAF の部隊章を付けた部隊を輪番で派遣 する。 最初の派遣部隊は、2006年か2007年にドイツに展開する Stryker Brigade Combat Tream の1個大隊となる模様である。 その 後の交代は米本土から旅団規模の部隊が派遣される。 ▽
 
2005.03 National Defense Pentagon strategists ponder value of hgh-tech weapons <0507-030023>
 DoD が現在行っている国防計画の見直し 2005 QDR は、これまでになく戦略から軍事技術まで大幅な変更が 予測される。
 QDR では各種センサ、ネットワーク及び情報技術と精密誘導兵器の保持強化が図られる他、イラク戦の教訓から非正規戦に対するてこ 入れが行われる模様であり、来年2月に議会に報告した後、2007年以降予算に反映さ れるが、議会担当者と軍の議論は既に始まっている。 ◇
 
2005.02.21 Inside the Army Vane : Army working to define its in Air and Missile Defense <0507-022101>
 米陸軍防空センターは統合防空態勢下の陸軍の役割を6ヶ月以内にまとめ、8ヶ月以内に海空軍海兵隊と共同で統合防空能力に関する文 書を策定する。
 陸軍はイラク戦での教訓と現代戦への適応から、考え方と運用構想を改め、主対象脅威を航空機、ヘリから 巡航ミサイル、TBM、UAV、ロケットに変更し、装備体系ではネットワーク中心のシステム構成と戦場での確実 な敵味方識別を目標とし、総合的な対空火力の発揮と友軍相撃の防止めざす。
 また、防空分野での海空軍との連携を強化すると共に、FCS や統合指揮統制システムとの吻合を図る。 ◇
 
2005.02.14 Defense News US Army's air defense revolution <051-021406>
 米陸軍の Objective Force への改革に伴い、防空学校が TRADOC と共同で防空運用構想の変更と防空砲兵部隊の大幅 な組織改編作業を昨年9月以降進めている。
 検討では、戦闘機及びヘリを主体とする従来の経空脅威は TBM、CM、UAV 及び RAM (Rocket、Artillery、 Motors) に変化したと分析し、これまでの師団主体の防空運用から軍団及び統合軍による統一運用をめざしてい る。
 このため、旅団規模の Unit of Action、師団規模の Unit of Execution 及び軍団規模の Unit of Employment に新たな幕僚組織 ADAM (Air Defense and Airspace Management) cell を設け、防空作戦と空域管理の統合一体化を図る。
 将来構想として、陸軍の防空部隊は 14個大隊で、内訳は9個 Patriot大隊4個 Patriot/ Avenger 混成大隊及び1個 Avenger大隊となる。
 なお、Avenger は 2007〜2008年以降、海兵隊と共同開発中の SLAMRAAM に更新する計画である。  ◇
 
2005.02.09 Yahoo 産経新聞記事

「空母を11隻体制に縮小、国・・・」

<0504-020901>
 2006会計年度の米国防予算で、現在の空母12隻体制を11隻体制に縮小する方針が明らかにされた。 2018年に 予定されていた通常動力空母のジョン・F・ケネディの退役が早められる。
 横須賀を母港とするキティホークが2008年に退役した後は、建造中の原子力空母ジョージ・ブッシュが就役する。   ▽
 
2005.01.31 Defense News With QDR, pentagon takes lead in US strategy <0505-013101>
= QDR の見直しに関する有識者の意見 =
 DoD は多様な現代戦における脅威に対する軍の強化を狙いに QDR の見直しを開始したが、国家保全戦略の観点から国務、商務、司法、 財務等、他の国家機関との密接な連携を図る必要がある。
 DoD は脅威をテロ等の不正規攻撃、生化学電子攻撃による破壊、核による大量破壊、通常戦における脅威の4つに区分し、対応する広範 囲な戦略の構築を目指している。
 QDR の見直しは2006年2月に完了し、2007年度予算から反映される。 ◇
 
2005.01.24 Inside the Amy Capability gaps identified in the Army's Air and Missile Defense area <0505-012403>
 米陸軍防空学校は防空態勢の見直しと能力向上策を2年前から検討しており、2007年以降の 具体化を目指している。 米陸軍は軍の防空態勢の現状に以下の欠陥を生じていると認識している。
 ・米本土防空機能の欠如
 ・対 CM、BM、RAM (Rockets, Artillery, Motor) 指揮統制態勢の不備
 ・全領域にわたる経空脅威に対する軍の防護機能の不備
 ・効果的かつ総合的な対空能力の発揮が不十分
 ・陸軍作戦構想に対応し得る迅速な輸送展開能力の欠如  ◇
 
2005.01.17 Aviation Week & ST Air defense shift? <0503-011707>
 DoD の本土防衛担当補佐官が、米本土空域で敵対行動を行う航空機及び旅客機によるテロリストの攻撃に対し、現状の識別手段は F-16 パイロットの目視判定と連邦航空管理局の旧式レーダのみであるので、航空機の飛行経路と高度を飛行計画と自動的に比較判定し、不審 機と識別する技術を開発し、これを航空機と地上レーダに付加する必要があると述べた。
 また、大量破壊兵器を搭載する巡航ミサイルの脅威が現実化しており、その探知と阻止に関し早急な対策措置を講ずる必要があるとも 述べた。 ◇
 
2005.01.13 Yahoo Wired 記事

「安価で強力なレーザーが航・・・」

<0502-011401>
 米国ではここ数週間で着陸しようとする航空機の操縦席に向けてレーザーが照射されたとの報告が少なくとも 8件寄せられ、航空産業は困難な問題に直面する可能性がある。
 米海軍は航空機にレーザー警報装置を装備する予定で、この装置は航空機がレーザーで追跡されている場合に乗員に警告を行なうと共 にレーザー光線の強さを測定し、乗員の目に害を及ぼす可能性があるかどうかを算定し、操縦士に対して保護用ゴーグルなどを装着する か、回避措置を取るよう警告する。 またレーザー光線に対処できる保護用ゴーグルも開発したという。   ▽
 
2005.01.03 Aviation Week & ST Big brother <0502-010503>
 米陸軍は、新しい情報支援チーム Tactical Overwatch チームを組織し、イラクに再度派遣する第3歩兵師団 で旅団の情報作戦を支援する。
 Tactical Overwatch チームは約20人の軍人、軍属と契約民間技術者から構成され、24時間態勢で各種情報の収集分析検討を専門的に行 い、旅団に不可欠な情報のみを随時提供する。
 支援チームの構想はイラク戦の当初からあり、ともすればオーバーフロー気味な師団からの情報を精選して旅 団に提供することを目的とする。
 陸軍は2007年までに、更に15〜20人で構成する4個チームを編成する検討を行っている。◇
 

  (◇:波多野MS  ▽:藤 岡MS)