2021年のロシア情勢に関する報道

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2021.12.31 時事通信

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バイデン氏、侵攻に「断固対応」 制裁で「関係決裂」とプーチン氏 ウクライナ情勢で応酬・米ロ電話会談 <2201-123101>
 バイデン米大統領とプーチン露大統領が30日に電話会談を行い、緊迫するウクライナ情勢を協議した。 オンライン形式で行われた米露首脳の会談は12月7日以来で、1ヵ月で2度目となる異例の会談は約50分間にわたり行われた。
 米大統領府などが明らかにした会談内容によるとバイデン大統領は、ロシアがウクライナに侵攻した場合、同盟・友好国と共に「断固として対応する」と制裁発動を警告したのに対し、プーチン大統領は「前例のない制裁を科せば、関係は完全に決裂する」と応酬した。
 米政府高官によれば、バイデン大統領はウクライナ侵攻には「経済的損失」を与えるほか、NATOの軍備増強やウクライナへのさらなる軍事支援で応じると伝えた。 米側は2014年のロシアによるクリミア半島併合の際の規模を大幅に上回る制裁の準備を進めている。
2021.12.30 日経新聞 ロシアとベラルーシが合同軍事演習、2022年春に <2201-123001>
 プーチン露大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領が29日にサンクトペテルブルクで会談し、2022年春にベラルーシ領内で合同演習を実施する方針を示した。
 会談では、両国の航空機製造での連携強化についても合意した。 ルカシェンコ大統領は「ベラルーシには民間機と軍用機の工場がある」と述べ、ロシアの航空機調達にベラルーシ企業が参画する意向を示した。
2021.12.29 Military Times USS Harry Truman carrier strike group stays in Mediterranean amid Ukraine, Russia fears <2201-122902>
 米国防総省が12月28日、ロシアがウクライナ国境へ100,000名の部隊を集結させているのに対抗して、オースチン国防長官が海軍のHarry S. Truman
CSG中東への派遣を変更して地中海に留まるよう命じた。
 12月1日に湾岸地域に向けてNorfolkを出港したHarry S. Truman CSGはHarry S. Trumanのほか巡洋艦San Jacintoと駆逐艦ColeBainbridgeGravelyJason Dunham5隻が加わり、このほかにノルウェー海軍のフリゲート艦Fridtjof Nansen随行している。
2021.12.27 Wall Street Journal ロシアの傭兵、アフリカで勢力拡大 欧米の隙突く <2201-122706>
 欧州各国の政府によると、ロシアの傭兵がアフリカのマリ共和国に派遣されているという。 傭兵派遣は、マリのトンブクトゥにある基地に駐留していたフランス軍部隊が今月になって撤退した後に行われた。
 ロシア政府がウクライナ周辺に軍を集結させる中、西側と対立する新たな前線になっている。
2021.12.25 産経新聞

(Yahoo)

露、ウクライナ周辺から部隊1万人超撤収 <2201-122503>
 InterFax通信がロシアのウクライナ侵攻が懸念される問題で、ロシア軍南部軍管区が25日にウクライナ国境周辺を含む地域で訓練を行っていた部隊10,000名以上を撤収させると発表したと報じた。
 プーチン露政権は今月、NATOが現状以上の東方拡大をせず、東欧諸国に展開中の軍備も撤収させる-などとする条約の締結をNATO側に提案したが、NATO側は応じられない内容があるとする一方、交渉には応じる意向を示している。 今回の露部隊の撤収はこうした動きと関係している可能性がある。
2021.12.24 日テレ New24

(Yahoo)

プーチン氏“ウクライナ侵攻は欧米次第” <2201-122403>
 プーチン露大統領が23日に年末恒例の記者会見を開き、緊迫するウクライナ情勢について、1990年代にNATOが東へ拡大しないとの約束があったがだまされたと述べ、軍事侵攻するかは欧米の対応次第だとの強気の姿勢を示した。
 一方で、軍事侵攻は望んでいないとして、ウクライナをNATOに加盟させない法的な保証を改めて求めた。
2021.12.21 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、米国に安全保障要求の速やかな回答迫る ウクライナ問題で <2201-122102>
 ロシア政府が20日、同国がウクライナ問題に絡んで提示した安全保障要求について、米国からの速やかな回答を求めており、自国の不安を和らげる政治行動が見られない場合には軍事力行使も辞さないと改めて牽制した。
 ロシアは先週、西側諸国との交渉に際して安全保障上の要求項目を示し、NATO東欧とウクライナでの軍事行動を放棄することなどを促した。 米国はこのロシアの提案の一部は明らかに受け入れられないと反発しつつ、今週中に何らかの協議を通じてより具体的な対案を出す意向も打ち出した。
2021.12.21 時事通信

(Yahoo)

独外交官2人追放 ロシア <2201-122101>
 ロシア外務省が20日、ドイツの外交官2人をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定し追放すると発表した。
 ドイツか゜先週、2019年にチェチェン独立派司令官だった男性が暗殺された事件について、ロシア政府の指示で行われたとしてロシア外交官2人を追放しており、これに対する報復措置と見られる。
【関連記事:2201-121602 (日経 2021.12.16)】
2021.12.17 時事通信

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ウクライナ非加盟確約を NATO不拡大、提案公表 ロシア <2201-121710>
 ロシア外務省が17日、ロシアが求めるNATO不拡大をめぐり米国に示した提案の内容を公表した。 ウクライナのNATO非加盟の確約などが含まれており、米欧がそのまま受け入れるのは難しそうである。
 提案は「ウクライナやその他の国の加盟を含め、NATOをこれ以上拡大させないと確約する」ことをNATO側に要求したもので、NATOがウクライナや東欧、中央アジアなどで軍事活動を行わないよう求めたほか、互いの領域に到達可能な中短距離ミサイルの配備禁止も盛り込んでいる。
2021.12.17 朝日新聞

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EU、ロシアに警告「制裁の準備整えた」 ウクライナ巡り首脳会議 <2201-121709>
 EUが16日に開いた首脳会議で、ウクライナ国境周辺で軍備を増強するロシアへの対処方針を議論し、会議後フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で高い代償をともなう制裁の準備を整えたと表明した。 EU首脳会議はウクライナへの全面的な支援を確認し、ロシアが攻撃した場合、米国などと連携した制裁を含む厳しい代償を科して応じるとも警告した。
 手の内を明かさない戦略だとして具体案は明かしていないが、ロシアの金融機関や国営エネルギー企業を対象にする制裁が取りざたされ、リトアニアのナウセーダ大統領によるとNordostreem 2計画を停止することも強いカードになりうるという。
2021.12.17 朝日新聞

(Yahoo)

NATO 事務総長、ロシアに「妥協しない」 ウクライナの加盟めぐり <2201-121702>
 ウクライナのゼレンスキー大統領と会談したストルテンベルグNATO事務総長が16日、緊張緩和のためだとしてロシアがウクライナのNATO加盟断念を求めていることについて、決めるのは主権国家であるウクライナとNATO加盟国だと改めて強調し、決して妥協しないとも語りロシアの要求を拒んだ。
 ストルテンベルグ事務総長は記者会見で、NATOが共同訓練や装備供与を通じてウクライナを支援しているのは防衛のためであり、決してロシアへの脅威にはならないと説明し、緊張緩和に向けて協議する用意があると語った。
2021.12.16 Defense News Russia unveils upgraded S-70 Hunter drone, with plans for fielding in 2024 <2201-121608>
 Sukhoi社の子会社で西シベリアNovosibirskに工場を持つChkalov社が、2024年配備を目指した改良型S-70 Okhotnik (Hunter) 重UCAV初飛行に向け準備を進めている。 S-70 OkhotnikはSu-57との共同で運用され、Su-57 1機がS-70 4機の縦隊を制御するという。
 S-70 Okhotnikは全長14m、翼端長19m、離陸重量20tで、速力1,000km/h、航続距離6,000kmの性能を持つ。 エンジンはSu-57やSu-70と同じAI-41F1を搭載している。
記事内の動画 (You Tube)】
2021.12.16 日経新聞 ドイツでの殺人は「国家テロ」 ロシア外交官2人を追放 <2201-121602>
 ドイツのベルリン上級地裁が15日、2019年にベルリンの公園で起きたジョージア人殺害事件で、被告のロシア人の男性に終身刑を言い渡した。 上級地裁はロシア当局の依頼による国家テロだと指摘し、ロシア当局が殺害を依頼した理由は「復讐しかない」とした。 判決を受けてベーアボック外相は同日、ロシア外交官2人の追放を発表した。
 上級地裁によると、殺害されたのはチェチェン出身でジョージア国籍の男性で、第2次チェチェン紛争で長年、民兵を率いてロシアと戦った。 被告のロシア人男性は2019年8月にベルリン市内の公園で白昼、被害者に背後から自転車で近づいて射殺した。
2021.12.15 Jane's Defence Weekly Russia continues equipment, troop builkd-up on the Ukrainian border <2203-121501>
 2021年10月末以降もロシアがウクライナとの国境から250km以内兵力を集中している。
 国境近くでロシアが兵力を増強したのが確認されたのは2021年初期で、それ以降兵力増強が続けられている。
 その中でVoronezh地域のPogonovo演習場に展開した第1戦車軍は、隷下部隊をKurskとBryanskの間に展開し、第6混成軍第138自動車化旅団大隊戦闘群が11月下旬にKursk東方の演習場に展開したのが確認されている。
 そのほかに第42自動車化師団第138自動車化山岳旅団第247空挺連隊第9防空旅団などがクリミアに配置されている。
【註】
 陸軍の編制は国と時代によって異なるが、一般的に
 ・数百名で編成される大隊 (Battalion) が複数で連隊 (Regiment)
 ・複数の連隊などで旅団 (Brigade)
 ・複数の旅団などで師団 (Division)
 ・複数の師団などで軍団 (Corps)
 ・複数の軍団などで軍  (Army)
となっている。
 作戦の規模が大きいと、複数の軍などで方面軍、或いは軍集団が編成されることもある。
2021.12.15 Stars & Stripes Nuclear missiles in Europe become latest thorn in tensions between NATO, Russia <2201-121510>
 リャブコフ露外務次官が13日に、NATOが中距離核戦力 (INF) の配備を止めると保証しない限りロシアもINFを配備せざるを得なくなると述べたことに対し、ストルテンベルグNATO事務総長が14日、ロシアの約束は信用ならないと述べた。
2021.12.14 時事通信

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侵攻なら「ロシアに代償」 ウクライナ情勢、EU加盟国が一致 <2201-121404>
 EUが13日にブリュッセルで開いた外相理事会で、緊迫化するウクライナ情勢をめぐるロシアへの対応を協議した。
 ボレル外交安全保障上級代表(外相)は終了後、ウクライナに侵攻すれば高い経済的代償と政治的結果を招くとロシアに制裁を警告する姿勢を全加盟国が明確に示したと述べた。
2021.12.14 時事通信

(Yahoo)

EU、ロシア民間軍事会社「ワグネル」に制裁 <2201-121403>
 EUが13日にロシアの民間軍事企業Wagner社がロシア政府に代わり秘密裏の活動を行っているとし、同社のほか8人の個人とシリアのエネルギー会社3社に対する制裁を発動させた。
 EUは官報で、ロシアとワグネルとの関連性について、Wagner社はウクライナ、シリア、リビア、中央アフリカ共和国、スーダン、モザンビークにおける深刻な人権侵害の責任を負っているとし、人権侵害の例として拷問や法的手続きを通さない処刑などを初めて詳細に公の場で非難した。
2021.12.14 時事通信

(Yahoo)

英、ロシアに「重大な結果」警告 ウクライナ危機で電話会談 <2201-121402>
 ジョンソン英首相が13日、プーチン露大統領と電話会談ウクライナの主権を不安定化させるいかなる行為も重大な結果を招くと警告した。
 ロシア大統領府によれば、プーチン大統領はこれに対し、ウクライナ政府が国内の親露派との停戦を定めたミンスク合意への破壊的政策を、NATOによるウクライナの軍事的同化を背景に行っていると非難し、改めてNATOの東方拡大への警戒感を示した。
2021.12.14 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、NATO が中距離核戦力配備なら同様に対応=外務次官 <2201-121401>
 リャブコフ露外務次官が13日、NATOが中距離核戦力 (INF) の配備に動いていることを示す間接的な示唆があるとし、そうなればロシアもINFを配備せざるを得なくなると述べた。
 NATOは欧州に新たなミサイルを配備することはないと表明しているが、リャブコフ次官はロシアはNATOを全く信用していないと述べた。
2021.12.11 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ NATO 加盟確約撤回を要請 EU は侵攻なら代償と警告 <2201-121104>
 ロシアが10日、ウクライナとジョージアの将来NATO加盟を巡る2008年の確約撤回するよう要求し、同時にNATOに対しロシアと国境を共有する国に兵器を配備しないと確約するよう求めた。 ロシアはNATOがウクライナを加盟させ、ロシアを攻撃するミサイルを同国に配備する方向に動いているとし、欧州安全保障の根本的な利益のために、「ウクライナとジョージアは将来NATOに加盟する」とした2008年の確約は撤回される必要があるとした。
 これに対し、ストルテンベルグNATO事務総長は、NATOの姿勢は変わらないと強調し、あらゆる国が自国の道を選択する権利を有することは基本原則で、NATOとウクライナの関係を決定するのはNATO加盟30ヵ国とウクライナであり、大国が他国の行動を支配するシステムをロシアが再構築しようとしていることは容認できないと述べた。
2021.12.11 共同通信

(Yahoo)

ロシア、米偵察機に緊急発進 黒海上空 <2201-121101>
 InterFaxが、ロシア国防省が10日に黒海上空を飛行していた米偵察機がロシア国境に接近したため、Su-30を緊急発進させたと発表したと報じた。
米偵察機は方向転換し、国境から離れたという。
2021.12.10 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、東部紛争の新たな停戦案拒否 ウクライナが批判 <2201-121003>
 ウクライナ当局者が10日、ウクライナ東部地域の停戦を実現するためにウクライナ政府が提案した捕虜の交換や検問所の再開など新たな停戦案ロシア政府が拒否したことを明らかにした。 ウクライナ東部ドンバス地方で2014年から政府軍と親露武装勢力による紛争が続いているが、ロシアとウクライナが和平交渉を巡り非難の応酬を繰り広げている。  ウクライナ、ロシア、欧州安全保障協力機構 (
OSCE) から成る三者コンタクト・グループ (TCG) のウクライナ代表は、停戦に向けたウクライナの案はロシア政府の不自然な理由に基づき拒否されたという見解を明らかにした。
2021.12.09 CNN

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ウクライナ軍、ロシアが国境地帯の兵力を12万人に増強と報告 <2201-120906>
 ウクライナの国防当局者が9日までに、ロシアが両国の国境地帯に集結させている軍を120,000名に増強したと明らかにした。  ウクライナ国防省は戦車や装甲車両、ミサイルなどの装備が依然としてウクライナ国境付近に配備されているとし、これに先駆けて数多くの演習も行われたと述べた。
 そのうえでロシアは定期的に「自軍の部隊を再展開、集結させ、当該地域における緊張状態を維持していると分析し、速やかな戦力補強の下準備を行っているとした。
2021.12.09 朝日新聞

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米軍のウクライナ派兵「検討していない」 バイデン大統領 <2201-120903>
 バイデン米大統領が8日、ウクライナ国境付近でロシア軍が兵力を増強して緊張が高まっている問題で、米軍をウクライナ国内に派遣してロシアの軍事侵攻を阻むことについて、検討していないと否定的な考えを示した。
 米軍派遣の可能性については、ウクライナがNATO加盟国ではないことから、集団防衛の義務はウクライナには適用されないとしつつも、それは他のNATO加盟国の行動次第だと述べ、状況によっては米軍が介入する余地を残した。 しかし、ロシアのウクライナ侵攻に対抗するため、米国が一方的に軍事力を行使する考えは、現在は検討していないとも語った。
2021.12.08 ロイタ通信

(Yahoo)

米大統領、ロシアがウクライナ侵攻なら「強力な措置」警告 <2201-120802>
 バイデン米大統領が7日、プーチン露大統領TV電話会談を行い、ロシアがウクライナを侵攻すれば西側諸国は強力な経済措置やその他の措置を導入すると警告した。 これに対しプーチン大統領NATOが東方に拡大しないことに対する保証を求めた。
 国家安全保障を担当するサリバン米大統領補佐官は会談後に記者団に対し、2014年のロシアによるクリミア併合を引き合いに出し、米国は2014年に実施しなかったことを実施する用意があると述べ、バイデン大統領はプーチン大統領に対し、米国と欧州の同盟国はウクライナに対し一段の防衛力を提供すると同時に、この地域のNATO同盟国を強化する意思があると直接的かつ率直に伝えたと明らかにした。
2021.12.08 ロイタ通信

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EU、ロシアへの追加制裁検討=欧州委員長 <2201-120801>
 EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長が7日にツイッターで、ウクライナにEUの全面的な支援を提供するとともに、EUはロシアに対する追加制裁を検討すると述べた。  委員長は一段の攻撃には現行の制裁を拡大して対応するとしたうえで、同盟国と連携して追加の制限措置を講じる用意があると述べた。
2021.12.07 朝日新聞

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印露、軍事協力10ヵ年計画で合意 米国とロシア、インドで綱引き <2201-120703>
 モディ印首相プーチン露大統領が6日にニューデリーで会談し、2031年までの10年間の軍事技術協力協定を結んだ。
 ロシアは日米豪印Quadによる枠組みへの参加で米国に近づくインドを繋ぎ止めようとし、インドには米露双方から実利を得ようという思惑がある。
2021.12.07 時事通信

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ロ印首脳、武器生産協力で合意 基地相互利用は結論見送り <2201-120702>
 モディ印首相プーチン露大統領が6日にニューデリーでの会談後に共同声明を発表し、技術移転と共同事業を通じたロシア製武器のインドでの生産促進合同軍事演習の継続と発展、貿易規模の拡大などで合意したと明らかにした。 両国の特別で特権的な戦略パートナーシップのさらなる強化も確認した。 また印露は6日に初の外務・防衛閣僚協議 (2-plus-2) も実施した。
 インドメディアなどによると、双方は首脳会談を含む一連の協議で、ロシア製小銃60万丁のインドでの生産S-400の導入促進などで一致したが、艦艇の補給や修理の際、海軍基地を相互利用する協定も議題に上ったものの、インド外務省高官は「今回の会談では結論は出なかったと語った。
2021.12.07 時事通信

(Yahoo)

クアッドと並行、対ロ関係強調 独自外交路線を継続 インド <2201-120701>
 インドは、日米、オーストラリアと連携枠組みQuadで協調しつつ、多方面外交を継続し、特定の陣営への深入りを慎重に避けて自国利益の最大化を目指しているインドにとって、6日のプーチン露大統領とモディ首相の会談は、インド外交の「戦略的自律性」(インド外務省高官)を強調する機会となった。
 ただ、カーネギー財団モスクワ支部のトレーニン所長は今月2日の論考で印露関係について、伝統的に良好だったが、米印関係強化をめぐり疑念が忍び寄っていると指摘し、プーチン大統領も11月中旬の外交演説で「インドは独立した多極的世界の強力な中心だ」と持ち上げつつ、インドの対米傾斜を牽制している。
2021.12.06 讀賣新聞

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インド海軍基地、ロシア利用の協定協議…クアッド連携に影響も <2201-120602>
 複数のインド政府高官が5日、ロシアの艦艇インドの港湾施設や海軍基地を燃料補給や補修で利用できるようにする協定を両国が締結する方向で調整していることを明らかにした。 モディ首相とプーチン露大統領が6日にニューデリーで首脳会談を行う予定で、協定の締結に向けて協議する。
 インド政府高官によると、協定案では、露海軍の艦艇がインド沿岸部の港で燃料補給などができるとし、事故など緊急時にはインド洋上の海軍基地も利用可能となる。
 一方、印海軍は、航行中の露艦艇から補給支援を受けることなどができるようになり、ロシア極東沖での活動も可能になる。 また、ロシア製小銃50万丁インド国内でライセンス生産する契約は合意に達した。
2021.12.04 時事通信

(Yahoo)

ロシアがウクライナ侵攻計画 来年早々にも17万人規模 米報道 <2201-120406>
 Washington Postが3日、米情報機関が作成した報告書の内容などとして、ロシアが来年早々にも大規模なウクライナ侵攻を計画していると報じた。 最大100個大隊175,000を動員した多正面作戦になる見通しだという。 それによると、ロシア軍はウクライナ国境地帯の4ヵ所に集結し、新たに戦車などが配備されており、ロシアは早ければ2022年初めのウクライナへの軍事攻撃を計画していると警告している。
 バイデン米大統領は近くプーチン・ロシア大統領と会談し、ウクライナ情勢の危機回避を図るとみられる。
2021.12.03 テレ朝 News

(Yahoo)

ブリンケン長官、動員されたロシア軍の撤退求める <2201-120303>>
 ブリンケン米国務長官がラブロフ露外相とストックホルムで2日に会談し、ウクライナ国境沿いにロシア軍の大部隊が展開し、緊張が高まっている問題で、動員されているロシア軍の撤退を求めた
 ブリンケン長官は外交的手段で解決する重要性から、外交的な支援をする用意があることを伝えた一方で、ロシアが軍事的動きをエスカレートさせれば同盟国とともにロシアへの圧力を強める考えを示した。
2021.12.02 日経新聞 ロシア、米国の外交官を追放 対抗措置と強調 <2201-120202>
 ロシア外務省報道官が1日、3年以上赴任している米国の外交官2022年1月31日までに国外退去しなければならないと発表した。 報道官は会見で「我々が選択したわけではない」と、あくまで米国の追放への対抗措置であることを強調した。  InterFax通信によると、米国は55人のロシア外交官を国外追放する方針を決定した。 アントノフ駐米露大使は先週、27人のロシア外交官が2022年1月30日までに追放され、残りの外交官が6月30日に米国から追放されると公表していた。
【関連記事:2112-112902 (ロイタ 2021.11.29)】
2021.12.02 TBS News

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ロシア軍 ウクライナ国境近くで軍事演習 <2201-120201>
 ロシア軍が1日、ウクライナとの国境近くで冬季演習を開始した。 ロシア軍による冬季の軍事演習は、ウクライナ南部のクリミアやウクライナ東部の国境近くで行われていて、約10,000名が参加しているという。
 ウクライナ軍情報部門トップが21日に米軍事専門サイトで、「ロシアは国境周辺に92,000名以上隊を集結させ、来年1月末から2月初めまでに攻撃する準備を進めている」と述べた。
 ロシア外務省の報道官は1日、逆にウクライナが国境周辺に全ての軍隊の半分にあたる125,000名を集結させているとした。
2021.12.01 Jane's Defence Weekly Russian forces receive 9M333 SAMs <2203-120105>
 ロシアRostec社が11月18日、国防省がKalashnikov社から新型の9M333
SHORADを受領したと発表した。
 Rostec社によると9M333は9A34M3及び9A35M3戦闘車両に搭載されたStrela-10M3が装備していた9M37と換装される。 3M97は唯一2モードシーカを搭載している。
 9M333は3モードシーカを搭載するfire-and-foget SAMで、射程5,000m、射高10~3,500m、速度649m/sの性能を持つ。
2021.12.01 Jane's Defence Weekly NATO condemns Russian ASAT test <2203-120103>
 NATOの北大西洋理事会が11月19日、ロシアが15日に実施した
ASAT試験を非難した。
2021.11.30 時事通信

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ロシア軍への対応協議 ウクライナ国境集結で NATO外相理事会 <2112-113006>
 NATOが30日にラトビアの首都リガで外相理事会を2日間の日程で開いた。 特にパートナー国のウクライナ国境付近にロシアが部隊を集結させている問題への対応を協議する。
 偶発的衝突やロシア軍侵攻への懸念が高まる中、防衛体制を固めると共に緊張緩和を模索する。
2021.11.30 AFP=時事

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ロシア、極超音速ミサイル実験にまた成功と発表 <2112-113001>
 ロシアが29日、超高速CM Zirconの発射試験にまた成功したと発表した。
 ロシア国防省によるとZirconはAdmiral Gorshkovから発射され、400km離れたバレンツ海の標的に命中し試験は成功した。
2021.11.29 ロイタ通信

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ロシア外交官27人追放される、来年1月に出国へ=駐米大使 <2112-112902>
 ロシアのアントノフ駐米大使が、ロシア外交官27人とその家族が米国からさらに追放され、来年1月30日に出国すると明らかにした。 ロシアは、米露関係が悪化した2016年以降、100人超の外交官とその家族が米国から退去を余儀なくされているとしている。 露外務省報道官によると、10月29日の時点で駐米露外交官国連代表部の職員を含め200人近くとなっている。
 バイデン米政権は先月、在露米大使館員が2017年初めの1,200人から120人にまで減少したため、米大使館に管理者のみしか滞在できない状況になりつつあるとの認識を示した。 在露米大使館は今年、外交官以外のビザ発給を停止している。
2021.11.27 時事通信

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国境画定作業開始で合意 アゼルバイジャンとアルメニア <2112-112708>
 プーチン露大統領アゼルバイジャンのアリエフ大統領アルメニアのパシニャン首相が26日にロシア南部ソチで会談し、会談後プーチン大統領はナゴルノカラバフをめぐり昨年に軍事衝突したアゼルバイジャンとアルメニアの国境画定作業を年内に開始することで合意したと発表した。
 昨年9~11月に起きたナゴルノカラバフ紛争はロシアの仲介で停戦に至ったが、今月も国境付近で衝突が起きて死者が出ており、国境画定作業が順調に進むかは不透明である。
2021.11.27 讀賣新聞

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ロシアが北方領土で一方的に準備の特別地区、進出企業優遇期間を20年に延長へ <112-112706>
 ロシアのシルアノフ財務相が26日の閣議で、ロシアが北方領土への外資誘致を目的に一方的に準備している特別地区について、進出企業を優遇する期間を20年間に延長する方針を明らかにした。
 プーチン大統領は9月に特区は10年間の時限措置だと説明していたが、露政府によるとミシュスチン首相は26日の閣議で北方領土への企業誘致について、社会基盤が整備されておらず厳しい気候などが企業を尻込みさせていると述べていることから、関税や法人税などを減免する優遇期間の延長が必要だと判断しているとみられる。
2021.11.26 ロイタ通信

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EU、ロシアに追加制裁も ウクライナ状況激化なら=独首相 <2112-112601>
 メルケル独首相が25日にポーランドのモラウィエツキ首相との共同記者会見で、ウクライナ周辺を巡る状況が激化した場合、EUはロシアに対する追加制裁に向け準備する必要があると述べた。
 ベラルーシがポーランドに対し移民を「武器化」している問題や、ロシアがウクライナとの国境付近に軍隊を配備している問題を巡り、EUは団結しなければならないとしたうえで、ウクライナの主権に対するさらなる侵害には高い代償を伴うとし、状況を打開することが常に好ましい選択肢であるべきと強調した。
2021.11.24 ロイタ通信

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ロシアとウクライナが軍事演習、緊張高まる <2112-112406>
 InterFaxが24日、ロシア軍黒海海軍基地への空爆を想定した戦闘機や艦隊の演習を行ったと報じた。 一方、ウクライナは24日に国境警備を強化する作戦を開始し、対戦車部隊や空挺部隊の演習を行っている。
 ウクライナはロシアが国境付近に軍隊を集結させていると非難しているほか、ベラルーシが国境地帯に難民を送り込む可能性があると主張している。 ウクライナと米国はロシアがウクライナに攻撃を仕掛ける可能性があるとの懸念を示しているが、ロシア側は事実ではないと否定している。
2021.11.24 ロイタ通信

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米、ロシア標的の核攻撃演習実施 ロシア国防相が非難 <2112-112403>
 ショイグ露国防相が23日、米国が爆撃機を使って月初にロシアを目標とする核攻撃演習を実施したと非難した。 爆撃機がロシアの国境から20km以内に接近したという。
 ショイグ国防相は、米戦略爆撃機の活動が活発化しており、今月に入りロシアの近くで行われた飛行回数は30回と、昨年同時期から2.5倍以上に増加していると語った。
2021.11.24 ロイタ通信

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ウクライナ東部の親ロシア派が戦闘態勢強化、大規模演習実施 <2112-112402>
 ウクライナ国防省情報局が23日、ウクライナ東部の親露派軍大規模な演習を実施し、戦闘態勢を強化していると明らかにした。 ウクライナ国防省は声明で、ロシアは「一時占領下にあるドネツクルハンスクで戦闘態勢を強化している」とした。 22日に開始された演習には予備兵も参加したとしているという。
 ウクライナ東部のドンバス地域にあるドネツクとルハンスクは2014年以来、親露派が勢力を拡大している。
2021.11.22 Bloomberg ロシア軍、ウクライナ侵攻を計画か-米が分析情報を同盟国に提供 <2112-112202>
 事情に詳しい複数の関係者が、米国がロシア軍が兵員と砲兵隊を増強していることを示す地図を含む情報をNATO加盟国に提供し共有したことを明らかにした。
 米国はプーチン大統領が決断を下せば、複数の箇所からウクライナに急速に大規模な侵攻を行う準備をするためとみており、来年の早い時期での侵攻を検討しているとの分析情報を得ているという。
2021.11.17 Jane's Defence Weekly Russian 1st Guards Tank Army equipment spotted in Voronezh <2201-111701>
 ロシアモスクワ地区からウクライナとの国境に近いVoronezh地区のMaslovka停車場
IFVSPHのほか60両以上のMBTを運び込んだ。
Maslovka の位置 (Google Map)】
 Maslovkaに運ばれた装備は500km離れた第1親衛戦車軍第4戦車師団のT-80U 1個大隊と第2自動車化師団または第6戦車旅団のT-72B3 1個大隊と見られる。 また中隊規模のBMP-2 IFV 10両2S19 SPH 4門、更に停車場には各種戦闘工兵装備も見られる。
 一方10月27日の衛星画像によると中央軍管区 (CMD) の部隊がベラルーシ国境のYelnyaやSmolenskにもCMDの装備が再搬入されている。
Yelnya の位置 (Google Map)】
Smolensk の位置 (Google Map)】
2021.11.17 毎日新聞

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ドイツ、ノルド・ストリーム2認可手続き一時停止 年内稼働困難に <2112-111702>
 ドイツ連邦ネットワーク庁が16日、9月に完成したNordostreem 2 (NS2) の認可手続きを一時停止すると発表した。 独メディアなどによると、独連邦ネットワーク庁は書類審査の結果、ドイツの法律に基づいて組織された事業会社だけが認可手続きの対象になるとの結論を出したという。
 NS2を運営する事業会社のNordostreem 2AGはロシアのガスプロムの子会社スイスに本拠を置いているため、Nordostreem 2AGはドイツの法律に基づく子会社を設立する方針で、子会社が改めて認可を申請する見通しである。
 ガス価格の高騰が続くなか、当初見込まれていたパイプラインの年内稼働は困難な情勢となった。
2021.11.16 AFP=時事

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ISS宇宙飛行士、一時避難準備 「宇宙ごみ発生事象」で <2112-111604>
 米国が15日、国際宇宙ステーション (
ISS) の宇宙飛行士が宇宙ごみ発生事象によって一時避難準備を余儀なくされ、調査を進めていると明らかにした。 これに先立ち、ロシアがASATの試験を行ったとの報告があったが、確認は取れていない。
 宇宙産業界からは、武力の誇示は地球低軌道上の宇宙飛行士を危険にさらすとの批判が出ている。
2021.11.16 ロイタ通信

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米、ロシアの対衛星ミサイル実験を非難 「危険で無責任な行動」 <2112-111603>
 米国務省が15日、ロシアが自国の衛星に対し
ASATの試験を行ったと発表し、これに伴い発生した大量の宇宙ごみが宇宙空間を危険にさらしていると非難した。
 同省報道官は「ロシアによる危険かつ無責任な行動は、宇宙空間の長期的な持続可能性を脅かし、宇宙空間の兵器化に反対するというロシアの主張が不誠実かつ偽善的であることが浮き彫りとなった」と語った。
2021.11.15 Defense News Russia tests anti-satellite weapon, astronauts take cover <2112-111511>
 米国務省報道官が11月15日、この日早くにロシアが
ASATの試験を行ったと発表した。 この結果追跡可能なデブリだけで1,500個以上できたことから、各国の衛星にとって脅威となるデブリの総数は数十万個にのぼると見ている。
 撃墜高度は地上高500kmと国際宇宙ステーション (ISS) 軌道の80km上であったため、ISSの飛行士は一時防護服を着用したという。
2021.11.15 ロイタ通信

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ロシア、国境付近に約10万人の軍展開=ウクライナ大統領 <2112-111506>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が先週、ロシアから同国を経由してEU各国に天然ガスを供給するパイプラインの停止を示唆したが、ルカシェンコ大統領にとって後ろ盾であるプーチン露大統領は13日に事前の相談がなかったと不満を示した。
 プーチン大統領はTVインタビューで、そのような行動はロシアとベラルーシの関係を危険にさらすことになると述べた。 また発言がある前にルカシェンコ大統領と2度話したが、パイプライン停止を示唆することは全くなかったという。
 ロシアにとって欧州は天然ガスの巨大市場で、欧州は天然ガスの1/3をロシアから輸入している。
2021.11.15 ロイタ通信

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ロシア、国境付近に約10万人の軍展開=ウクライナ大統領 <2112-111504>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が、同国との国境付近にロシアが100,000名近くの軍を展開しており、政府はロシア軍の活動について西側諸国と情報を共有したと明らかにした。  ウクライナ国防省は3日、同国国境付近に展開している軍の規模は90,000名と発表していた。
2021.11.14 CNN

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ロシアとの衝突リスクは「冷戦中より高い」、英軍トップが警告 <2112-111404>
 英国防参謀長カーター陸軍大将がラジオ局とのインタビューで14日、ロシアと欧米の間で偶発的な衝突が起きる危険性は、東西冷戦時代のどの時期よりも高まっているとの認識を示した。 その上で各国の政治家らに無用の挑発を避けるよう呼び掛け、冷戦時代にあった伝統的な外交手段や仕組みが今はないため、事態がエスカレートした場合に誤算が起きる危険性は高いとも訴えた。
 カーター大将はインタビューで、世界は米ソの二極体制から米国による一極体制を経て、現在は多極化していると指摘し、各国が異なる目的を掲げて競い合う状況では、緊張から衝突に発展するリスクが増大すると警告した。
2021.11.13 産経新聞

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「ガス供給停止」ベラルーシ大統領発言にロシア困惑 <2112-111304>
 EUとの対立を深めているベラルーシのルカシェンコ大統領がEUへの天然ガス供給を停止する可能性に言及したことについてロシアが対応に苦慮している。 ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、ロシアとのいかなる合意もなされていないと述べ、戸惑いをあらわにした。
 ロシアはベラルーシ経由で欧州にガスを輸出して外貨を得てきたことから、ベラルーシが欧州へのガス供給を停止すればロシアの国家財政に影響が及ぶ。
2021.11.13 TBS News

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ベラルーシとロシア軍事訓練 移民殺到の国境近くで <2112-111301>
 ベラルーシ国防省によると、ベラルーシのポーランド国境に移民が殺到しEUとの緊張が高まるなか、ベラルーシの特殊作戦部隊とロシアの空挺部隊が12日にポーランドとの国境に近いベラルーシ西部で合同軍事演習を行った。
 演習は空挺部隊が降下して拠点を確保したうえで目標を破壊するというもので、ロシアメディアはロシアの空挺部隊から250名が参加したと報じている。
2021.11.12 AP

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ポーランド国境の移民問題 ロシアが上空から無言の圧力 <2112-111207>
 膠着状態が続くポーランドとベラルーシの国境検問所周辺で11月11日、キャンプ生活を送る数千人の移民に飲み水や食料、衛生用品が配られたが、われ先に物資を手にしようとする移民の間で混乱が起きた。 ベラルーシ当局によれば、寒さによる低体温症のため、女性2人が医療援助を求めたという。
 この問題では、西側の経済制裁に対する報復として、欧州連合内の不安定化を画策するベラルーシが、移民をポーランド国境に送り込んだとして、EUから非難を浴びているが、そのベラルーシを支援するロシアが、2日連続で爆撃機を同盟国領空に飛ばして、西側に無言の圧力を掛けている。 前日に続いて11日にも2機のTu-160が、ポーランド国境から60kmしか離れていないベラルーシのルジャナ試射場上空に飛来した。 訓練と称したこの飛行には、ベラルーシの戦闘機がTu-160をエスコートした。
2021.11.12 Bloomberg

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ロシア軍がウクライナ侵攻検討か、米国が欧州同盟国に警告-関係者 <2112-111201>
 事情に詳しい複数の関係者が、米国がEUの同盟国に対し、ロシアがウクライナ侵攻を検討している可能性があるとして警告を発していることを明らかにした。 ウクライナ国境付近でのロシア軍増強の動きを米政府が注視するなか、米当局者らはEU側に軍事行動の可能性を巡る懸念を伝えた。
 この関係者によると、この見解は米国が欧州各国政府とまだ共有していない情報に基づいており、バイデン政権の考えに詳しい複数の当局者は、米国の懸念は公になっている証拠に裏付けられていると語った。
 ホワイトハウス当局者にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
2021.11.11 Defense News Russian troop movements show wider conflict is possible, top Ukraine official says <2112-111109>
 ウクライナ当局者がMiliry Timesに、ロシア軍が国境付近で戦車、SRBMなどを装備した部隊を集結させているとの懸念を示した。
 懸念されるのは、Zapad 2021演習が終了したに基地に戻ったのは人員だけで、戦闘や戦車、戦闘車両、Iskander SRBMのような主要装備はウクライナ国境の近くに残置させていることで、残置されている装備はMaxarが今月公開した衛星画像で明らかである。 これについてウクライナ国家安全保障防衛担当大統領府のマショヴェッツ副長官は10日に、ロシアは命令一つで兵員を配置してウクライナへの攻撃ができると述べた。
 一方マショヴェッツ副長官は、11月10日の時点でロシア軍は32,000名以上がクリミアに、114,000名がウクライナ国境の近くにいると述べた。 現在、36個大隊の戦術群は国境の近くに待機しており、そのうち31個大隊は恒久的に配置されていて、ウクライナ軍とロシア軍が戦闘を交えているドンバスには35,000名のロシア軍がいると述べている。
2021.11.11 CNN

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ロシア軍のウクライナ近くの兵力増強、数週間で3分の2増か <2112-111105>
 米政府当局者は11日までに、ロシア軍が対ウクライナ国境線近くで進める兵力増強の問題で、新たに展開した部隊の正確な兵員数は不明としながらも、その規模はここ数週間で2/3倍程度膨らんだとの見方をCNNの取材に明かした。 関係筋多数はロシア西部でのこれらの軍事的な動きは異常で、ロシアが軍事演習を実施する季節でもないと指摘した。
 米シンクタンク「海軍分析センター」のロシア軍問題の専門家は、集結している地上部隊の一部は3,000哩離れた中央軍管区所属で、冬季になって出動する奇異な点を指摘している。
 諜報に通じる2人の関係者によると、地上部隊にはロシア軍の特殊部隊スペツナズも含まれており、特殊部隊の存在は心理作戦を含めた非正規戦の遂行能力がかなり高まることを意味するという。
 これら関係筋は、ロシア軍は今後数ヵ月内、早ければ来年1月にも軍事作戦に着手出来る態勢を準備しているようにも見られると見ている。
2021.11.10 Jane's Defence Weekly Russian military set to receive 200 aircraft, 26 S-350 and S-400 air-defence systems <2201-111007>
 プーチン露大統領が11月1日にソチで開かれた軍当局者と軍事産業代表者の会合で、2022年に200機の航空機S-350及びS-400 26個システムを取得するほか、初めて量産型S-500の取得を行うと述べた。 この結果防空部隊の新装備の比率は2025~2027年に80%に達するという。
 また新型強襲揚陸艦を含む30隻が建造中で、海軍は49隻の艦艇と沿岸防備ミサイルシステム9個、航空機10機も取得する。
 更にUAV 2,000機も装備するという。
2021.11.07 CNN

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ロシア軍、ウクライナ国境付近で増強 米が CIA 長官派遣して懸念伝える <2112-110703>
 米国やウクライナの多数の関係筋が7日、バイデン米大統領が先週前半にバーンズ米中央情報局 (CIA) 長官をロシアへ派遣し、同国が対ウクライナ国境線近くで進める兵力増強への懸念を伝えると共にその意図を探らせていたことを明らかにした。 長官はこの軍事的な動きに直接関与しているロシア高官らと接触した。
 米側はロシア側によるウクライナの北部国境線近くでの兵力や装備品の移動は変則的な対応と警戒しており、今回の長官派遣は事態を重大視しているとの立場を突き付けるのが目的との指摘もある。
 ロシアは今年春にも対ウクライナ国境線付近で兵力増強に踏み切った経緯があるが、不穏な軍事情勢にはつながらなかった。
2021.11.06 日経新聞

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米「ロシア軍が異常な活動」 ウクライナ国境付近で <2112-110601>
 米国防総省報道官が5日の記者会見で、ウクライナ付近でのロシア軍の異常な活動を監視していくと述べ、ロシア軍がウクライナ国境近くで部隊を増強していると懸念を示した。 同報道官はロシア軍について、あらゆる攻撃的行動を強く懸念すると強調しロシア軍の活動で異常なことは規模だと指摘したが、具体的な数字には触れなかった。
 ロイタ通信によるとウクライナ国防省は2日夜、90,000のロシア軍がウクライナ国境付近で活動しており、大規模な軍事演習を終えた後も部隊が国境付近にとどまっている。
 ロシアは今年春にウクライナ国境近くに部隊を集め、米欧はロシア軍が2014年に続いてウクライナに再び侵攻する恐れがあると懸念を表明した。 当時は緊張緩和を訴えるバイデン米大統領がプーチン露大統領に米露首脳会談を提案し、ロシアが部隊を撤収させた。
2021.11.05 讀賣新聞

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プーチン大統領、現地で「クリミアは永遠にロシア領」 <2112-110501>
 プーチン露大統領が4日、ロシアが2014年に併合したクリミアのセバストポリを訪問した。
 露大統領府によると、大統領は演説で「クリミアとセバストポリは永遠にロシアと共にある」と述べ、ウクライナに返還する意思がないことを改めて強調した。
2021.11.04 ロイタ通信

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ロシア産ガスのドイツ向け供給停止続く、価格高騰 <2112-110406>
 ロシア産天然ガスをポーランド経由で欧州に運ぶパイプラインYamalドイツ方向へのガス輸送が3日時点で停止したままである。
 ドイツへの輸送容量の予約が突然取り消されたことを受け10月30日以来供給が止まっており、代わりにドイツからポーランドへの供給に切り替えられている。 この結果、欧州のガス先物価格は週初から18%近く高騰した。
 欧州の天然ガス価格が高騰する中での供給停止について、ロシア政府Nordstreem 2を承認するようドイツ当局やEUに圧力を掛けるために、欧州への供給を増やして価格を抑制する対応を見送っていると欧州の一部の政治家は主張してきた。 ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムはコメントの求めに応じていない。
2021.11.04 共同通信

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ロシア極超音速ミサイル海軍へ プーチン氏、22年供給表明 <2112-110403>
 プーチン露大統領が3日、Zircon海上発射型超高速CMの開発がまもなく完了し、海軍への配備を2022年に開始すると述べた。
 InterFax通信によると、2019年にプーチン大統領が開発を発表したZirconはMach 91,000km以上離れた標的を狙うことができ、10月には潜水艦からの発射試験にも成功している。
2021.11.02 日経新聞 ウクライナ国営ガス、ロシア産の「迂回」に危機感 <2112-110203>
 ウクライナ国営エネルギー会社ナフトガス社の最高経営責任者 (CEO) がFinacial Timesとのインタビューで、ドイツがロシアから天然ガスの追加供給を受ける条件としてNordstreem 2を承認すれば、欧州はロシアに屈することになると警告した。
 Nordstreem 2はウクライナを介さずバルト海経由でドイツに直接ガスを供給することから、プーチン露大統領はガスを「地政学的な武器」にしていると指摘した。
2021.10.30 Stars & Stripes Russian troop movements near Ukraine border prompt concern in US, Europe <2111-103005>
 欧米諸国がウクライナ国境でのロシア軍増強を警戒している。 バージニア州の非営利団体
CNAのロシア研究責任者コフマン氏が衛星画像を分析した結果から、ロシア軍は9月中旬にベラルーシ軍と行ったZapad 2021終了後も、シベリアNovosibirsk駐留第41混成軍の部隊をシベリアに戻しておらず、モスクワ駐留第1親衛戦車軍装備と人員をウクライナ国境へ送っているという。
 またウクライナNSCによるとウクライナ・ロシア国境のロシア軍はクリミアの数万名のほかに80,000名~90,000名にのぼると見ている。
2021.10.28 CNN

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米の対アフガン軍事作戦の拠点、ウズベクやタジキスタン想定 <2111-102807>
 バイデン政権が米連邦議会議員に対して行った機密扱いの説明の詳細に通じる3人の関係筋が、米軍が完全撤退したアフガニスタンに対するテロ対策などでの越境作戦で、米国がウズベキスタンやタジキスタン軍事拠点を構築する有力候補地として見据えていることを明らかにした。 ただこの軍事拠点づくりについてはロシアのプーチン大統領や両国の政治家らからの反発が予想され、実現しない可能性もあるとした。
 米国務省のシャーマン副長官は今月、ウズベキスタンを訪問しミルジヨエフ同国大統領と会談後の声明によると、今後の対アフガン政策などについて協議した。
2021.10.28 ロイタ通信

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在ロシア米大使館、管理者のみしか滞在できない状況に=米高官 <2111-102801>
 米国務省高官が27日、米露の外交関係が大きく悪化する中で、モスクワにある米大使館員は2017年初の1,200名から120名にまで減少し大使館に管理者のみしか滞在できない状況になりつつあると述べた。 スタッフはビザ発行に苦戦しているほか、エレベーターや入り口扉が修理できず、安全性に懸念が生じているという。
 更に、来年には大使館の管理者以外の滞在を続けることが困難な状況に直面するだろうとした。
2021.10.27 ロイタ通信

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ノルドストリーム2承認、EUへのカス供給の脅威ならず=ドイツ <2111-102701>
 ドイツ経済省が26日、Nordo Streem 2を承認してもEUへのガス供給を脅かすことはないと発表した。 経済省は声明で「分析の結果Nordo Streem 2の承認はドイツおよびEUへのガス供給の安全性を脅かすものではないと結論付けた」とし、EU諸国との協議の上、分析結果を当局に提出したとした。
 Nordo Streem 2は操業開始準備が整っているものの、ドイツ規制当局の承認が必要で、経済省のガス供給に関する分析は当局が承認手続きを続けるための需要な要件となっている。
2021.10.25 AP

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旧ソ連同盟国が軍事演習 イスラム過激派の脅威を想定 <2111-102501>
 アフガニスタン北部で国境を接するタジキスタンで10月24日、集団安全保障条約加盟の6ヵ国が参加して、アフガニスタンからの治安上の脅威に対処する軍事演習が行われた。
 ドゥシャンベにある同国最大の軍事基地で実施される1週間にわたる演習には、ホスト国タジキスタンをはじめ、ロシアアルメニアベラルーシカザフスタンキルギスから6,500名以上の将兵と700両の車両が参加した。
2021.10.24 FNN Prime News

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中ロ艦艇の“同時通過”米も注目 共同で作戦行動できることを示す狙いか <2111-102402>
 フジTVで安全保障を担当する能勢解説委員は、中露の艦隊の日本一周共同して行動できる能力を示したかったと考えられ、日本だけでなく米国も注目するものだったと指摘していると述べている。
 ロシアに近い日本海で今月、米海軍駆逐艦が中露の共同演習中に、ロシア艦の駆逐艦まで60m以内まで近づいていた。
2021.10.23 南日本放送

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中国・ロシア艦艇が鹿児島県・大隅海峡を通過 <2111-102301>
 防衛省が、中国とロシア海軍の艦船あわせて10隻が22日夜に鹿児島県の大隅海峡を通過し東シナ海に入ったと発表した。 中露の艦船が同時に大隅海峡を通過するのを確認したのは初めてである。
 防衛省は18日に中国とロシアの駆逐艦など10隻が津軽海峡を通過したことを確認していて、これらが太平洋を南下して21日に伊豆諸島の海域を通過し、22日に大隅海峡を西に進んだとみられる。
2021.10.22 Stars & Stripes Russian, Tajik troops hold joint drills near Afghan border <2111-102209>
 ロシア軍とロシア主導の集団安全保障条約機構構成国であるタジキスタン軍が、アフガニスタンから安全保障上の脅威に備えてタジキスタンとアフズニスタン国境の北方20kmに位置するMomirak射場で合同演習を実施した。
 この演習にはロシア側から5,000名の部隊と700両の装甲車両武装ヘリと共に参加した。
2021.10.22 Defense News Chinese-Russian task force sails around Japan <2111-102205>
 日本海で行われた中露合同演習に参加した10隻からなる中露艦隊が10月18日に津軽海峡を通過して太平洋に出た。 幅が12nmしかない津軽海峡の領海について日本は、国際法で認められた12nmではなく、両岸から3nmだけを領海としている。
 その後艦隊は21日早くに小笠原諸島の須美寿島と鳥島の間を通過し、両国艦が搭載しているKa--27とKa-28を発艦させたため、航空自衛隊が緊急発進した。
 この艦隊には中国
PLA海軍のType 055駆逐艦1隻、Type 052D駆逐艦1隻、Type 054Aフリゲート艦2隻とType 903A補給艦が加わっている。
 日本側は護衛艦やまぎりたかなみに加えて、八戸の第1航空群に所属するP-3Cが監視にあたった。
2021.10.22 TBS News

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中ロ艦隊が伊豆諸島まで南下 異例の動きに防衛省は警戒強める <2111-102201>
 防衛省によると、18日に初めて津軽海峡同時に通過した中国とロシア海軍の駆逐艦などあわせて10隻は、その後太平洋側を南に進み21日04:00頃に伊豆諸島の須美寿島と鳥島との間を西に進んだという。
 また、須美寿島の南西50kmから100kmの海域で、中国とロシアそれぞれのフリゲート艦からヘリコプタが発着したことも確認され、自衛隊が戦闘機を緊急発進させて対応した。
2021.10.21 Stars & Stripes Russia scrambles fighters to intercept US planes over Black Sea <2111-102109>
 オースチン米国防長官がジョージア、ウクライナ、ルーマニアを歴訪した直後の10月20日に、米空軍のB-1 2機KC-135 2機黒海上空の国際空域でロシア空軍のSu-30 2機の迎撃を受けた。 事故はなかった。
 米軍機はNATOの年次演習Steadfast Noonに参加していた。
2021.10.21 テレ朝 News

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ロシアでタリバン参加の国際会議 <2111-102101>
 アフガニスタンで事実上権力を掌握したタリバンが参加する国際会議「モスクワ・フォーマット」モスクワで開催され、タリバンの代表団のほか中国やパキスタンなどが参加した。 タリバンを承認していない米国は参加を見送った。 協議では安定的な政権移行やISISへの対応などが議論されたとみられる。
 また、タリバン側によると現在凍結されているアフガニスタン政府が米国など外国に保有する資産を巡り、参加国が凍結の解除を求めることで一致したという。
2021.10.19 ロイタ通信

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ロシア、NATO 代表部閉鎖へ 追放処分への対抗措置 <2111-101902>
 ロシアのラブロフ外相が18日、ブリュッセルにあるNATOのロシア代表部活動を停止すると発表した。 同時にモスクワにあるNATO軍事代表部の人員の認可を11月1日付で取り消すと共に、モスクワのNATO情報部を閉鎖する。
 NATOが在ブリュッセルNATO代表部に勤務するロシア人8人を「未申告の情報部員」として追放処分にしたことに対する対抗措置で、ラブロフ外相は記者会見で「NATOは公平な対話と共同作業に関心を持っていないようだ」とし、「これが事実なら、予見可能な将来に何らかの変化が可能であるかのようなふりをし続ける必要はない」と述べた。
2021.10.18 日経新聞 ロシア、ウクライナ経由のガス追加入札を見送り <2111-101802>
 InterFax通信などが18日、ロシア国営ガスプロムが同日、ウクライナが実施した2021年11月分の天然ガスパイプラインへの追加輸送入札への参加を見送った。 ガスプロムはここ数ヵ月間ウクライナ経由のパイプライン追加入札参加していなかった
 入札の参加見送りを受け、欧州の天然ガスの指標価格であるオランダTTFは反発し前日比で一時1割以上上昇した。 欧州では天然ガスの需給逼迫で電力料金の上昇が続く。 ガス供給の拡大に積極的ではないロシアの姿勢に批判が高まりそうである。
2021.10.14 テレ朝 News

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中ロ海軍が日本海で合同演習 最新鋭の駆逐艦も参加 <2111-101404>
 中国
PLA海軍が14日からロシア海軍との演習に参加していると報じた。 演習はウラジオストク近くの日本海で行われていて、両軍の間の通信訓練のほか、海上封鎖を想定した機雷や潜水艦への対応について訓練するという。
 中国からは、昨年就役した駆逐艦南昌(註:Type 055)が海外で初めての演習として参加している。 今回の演習について中国共産党系の環球時報は、年度計画に基づく演習だと紹介している。
2021.10.13 Jane's Defence Weekly Russia to conduct mass testing of Uran-9 in 2022 <2112-101306>
 ロシア国防省の機関誌Krasnaya Zvezdaが10月1日ロシア軍参謀総長サリューコフ上級大将の話として、ロシア地上軍2022年Uran-9戦闘
UGVの調達数を決定する大規模な試験を行うと報じた。
 サリューコフ将軍によるとロシア地上軍は2022年に、Uran-9戦闘UGVとNerekhta偵察UGVを導入する。
 Uran-9システムはUGV 4両とKamazとそれを指揮するトラック1両からなり、露国防省は4月に20両のUran-9を1月に追加配備したと発表している。
2021.10.08 毎日新聞

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ロシア制裁関連情報狙う 米政府標的のサイバー攻撃 <2111-100802>
 ロイタ通信が7日、複数の米政府機関が標的となった昨年のサイバ攻撃について、ハッカー集団が米政府によるロシア関係者への制裁に関連した情報の取得を目指していたと報じた。
 米政府が防諜活動の一環として行っている調査や、COVID-19対策に関する情報も狙われていたという。
2021.10.07 時事通信

(Yahoo)

NATO、ロシア代表部8人を除名 「未申告の情報員」 <2111-100703>
 NATO当局者が6日、NATOロシア代表部の8人未申告のロシア情報機関員だったとして登録を取り消したと明らかにした。 同代表部に認める人員数の上限も20人から10人まで減らした。
 NATOは2018年にも、英国で起きた元ロシア情報機関員暗殺未遂事件を受け、上限を10人削減している。
2021.10.06 時事通信

(Yahoo)

米保有の核弾頭3750発 1962年以降で最少 <2111-100602>
 米国務省が米国の核弾頭保有数について5日、2020年9月時点で3,750発と 1962年以降で最少となったと公表した。 2019年の3,805発からは55発減少し、保有数が最大だった1967年の31,255発からは88%減となった。
 国務省によると公表数の3,750発には配備済みと保管中の弾頭が含まれるが、退役し解体待ちの弾頭は含まれない。
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) によれば、解体待ちの弾頭を含めた全世界の核弾頭総数は推計13,080発で、米国の5,550発に対しロシアは6,255発中国は350発を保有している。
2021.10.05 AFP=時事

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ロシア、極超音速ミサイルを潜水艦から水中試射 <2111-100507>
 ロシア軍が4日、Zircon超高速CM 2発の発射試験を行い、うち1発は水深40mを潜行中の潜水艦から発射したと発表した。
 Zirconは原子力潜水艦Severodvinskから発射され、バレンツ海のロシア海域に設置した標的に命中した。
【註】
 Severodvinskは旧称で現在はOrelと呼ばれている。 Severodvinskはソ連海軍第3世代の対水上打撃任務のOscar Ⅱ級SSGMで、長射程の対艦CMを発射する。
2021.10.05 TBS News

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ロシア 極超音速ミサイル 初の潜水艦からの発射実験成功 開発競争が激化 <2111-100501>
 ロシア国防省が4日、水深40mを潜航中の潜水艦から初めて超高速ミサイルZirconを発射する試験に成功したと発表した。
 ロシアは昨年10月にフリゲート艦からのZircon発射に成功したとしている。
2021.10.01 ロイタ通信

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米ロ、軍縮に向け作業部会設置で合意 戦略的安定対話 <2111-100103>
 米国とロシアが30日、核軍縮などを協議する戦略的安定対話2回目の協議をスイスのジュネーブで開催し、将来的な軍備管理の原則と目標などを策定する二つの作業部会を設置することで合意した。
 米露は6月の首脳会談で軍縮に向け戦略的安定対話を開始することで合意しているが、2回目となる今回の協議には、米国からシャーマン国務副長官、ロシアからリャプコフ外務次官が出席した。
2021.09.30 ロイタ通信

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ロシアとトルコが首脳会談、シリア情勢や防衛など協議 <2110-093003>
 ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が29日にロシア南部のソチで会談を開き、シリアでの内戦激化への対応やトルコ向けのS-400追加売却の可能性について協議した。
 シリア北西部イドリブ県では、トルコが支援する反体制派とアサド政権やその後ろ盾であるロシアとの間で軍事衝突が起きている。 トルコ政府当局者は会談前に、エルドアン大統領がプーチン大統領に対し、昨年の停戦合意を順守するよう求めると述べていた。
2021.09.27 CNN

(Yahoo)

ロシア、「領空接近」の米軍爆撃機に緊急発進 太平洋上 <2110-092701>
 ロシア国営TASS通信が26日、米空軍機が太平洋上で領空に接近したため、戦闘機が緊急発進で対応したと報じた。
 TASS通信が国防当局の話として伝えたところによると、ロシア領空に接近したB-52Hを誘導するためSu-35Sが緊急発進したが、ロシア領空の侵犯や機体同士の危険な接近は起きなかったとしている。
2021.09.22 Jane's Defence Weekly Russia debuts new tactics and equipment during exercise 'Zapad 2021' <2111-092205>
 ロシア軍空挺部隊が9月10~16日にロシア西部で実施したZapad 2021演習で空輸型Sarmat-2などの新装備や新戦術などを公開した。 12.7mm重機関銃または30mm自動擲弾銃を装備する3名乗りの4×4車は11日にMi-8ヘリで空輸された。
 演習では12日に、第76親衛空中攻撃師団のBMD-2K-AU及びBMD-4M
IFV 30両600名の空挺部隊と20機のIl-76から空投/降下した。 この降下はIl-22-SURT通信中継機を伴ったA-50U AEW&C機の統制下に、Su-30SM、Mi-8AMTSh、Ka-50が火力支援を行った。
2021.09.21 Breaking Defense Russia, PRC Intercept US Aircraft ‘Multiple Times A Day’ In Pacific: PacAF <2110-092109>
 米太平洋空軍司令官のウィルスバッハ大将が9月21日に開かれた空軍協会 (
AFA) の会合で、昨年2機の中国軍機と1機のロシア軍機が米軍機に対して危険な接近飛行を行ったが、これらは氷山の一角に過ぎないと述べた。
 一方、インドがロシアからS-400を導入することについては異議がないとも述べた。
2021.09.17 日経新聞 旧ソ連・安保機構首脳会議 アフガン国境の防衛強化 <2110-091701>
 ロシアが主導する旧ソ連諸国の集団安全保障条約機構 (
CSTO) が16日にタジキスタンの首都ドゥシャンベで首脳会議を開き、タリバンが全土を制圧したアフガニスタンとタジクとの国境地域の防衛を強化することで合意した。 タジキスタンはアフガンと1,340kmの国境があり、同国の混乱で国境を越えてテロ組織などが流入する懸念が高まっている。
 CSTOはロシア、ベラルーシ、アルメニア、キルギス、カザフスタン、タジクが加盟する軍事同盟で、即応部隊の展開力を強めると共に、タジクで大規模な軍事演習を実施する。
2021.09.15 時事通信

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独、ロシアの選挙介入に危機感 偽ニュース警戒、捜査も開始 <2110-091504>
 ドイツで連邦議会選挙が26日に迫るなか、政治家を標的としたサイバ攻撃や、インターネット交流サイト (SNS) での偽ニュース流布によるロシアの選挙介入に危機感が強まっている。 独政府はロシアにサイバー攻撃の停止を要求し当局が捜査に乗り出したほか、偽ニュース対策も進められている。
 攻撃を実行しているのは、ロシア政府が背後にいるGhost Writerと呼ばれるハッカー集団とみているがロシア側は関与を強く否定している。
【関連記事:2110-090704 (日経 2021.09.07)】
2021.09.11 AFP=時事

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ロシア、ノルドストリーム2完成を発表 各国反発のガス管 <2110-091101>
 ロシア国営エネルギー企業ガスプロムが10日、パイプラインNord Stream 2の完成を発表した。 同パイプラインの建設は米国の懸念欧州の分断を生みウクライナの反発を買っていた。
 Nord Stream 2は欧州のロシア産ガスへの依存を高め、ウクライナを迂回するものと批判されている。 Nord Stream 2の敷設によりウクライナを通る既存ルートの利用が減ることで、同国はロシアから得ている重要な経由料を失うことになる。
2021.09.10 産経新聞

(Yahoo)

露とベラルーシが大規模演習開始 結束誇示し欧米牽制 <2110-091004>
 ロシアとベラルーシが10日、ポーランドに隣接するベラルーシ西部国境などで大規模なZapad 2021演習を開始した。 Zapad(西部)2021演習は16日までの予定で両国の演習場で行われ、約20万名の将兵や80機以上の航空機760の地上兵器が参加する。
 8日にはベラルーシ国防省が、ロシア軍のSu-30SMがベラルーシ西部の空軍基地に到着したと発表した。 対空戦術研究センターの合同設立に向けた準備の一環だという。
【註】
 ロシアはZapad(西部)演習のほかに、Tsentr (中部) 、Vostok(東方)なども行っている。
【関連記事:1910-090902 (RC 2019.09.09)】
2021.09.07 日経新聞 独、ロシアサイバー攻撃に抗議 選挙妨害を警戒 <2110-090704>
 英Financial Times紙が、ドイツの政治家へのサイバ攻撃を繰り返しているとして独政府が6日にロシアに抗議していたと報じた。 ドイツの中央や地方の多くの政治家を対象に、フィッシングメールで個人情報を不正に取得しようとした疑いがあるが、攻撃対象となった政治家や詳しいロシア側の狙いなどは明らかになっていない。
 ドイツでは26日に連邦議会選挙(総選挙)を控えており、サイバ攻撃を通じた選挙妨害への警戒が強まっている。 今回の攻撃は総選挙に向けた世論操作などのための準備である可能性があるとして独外務省が先週、安全保障政策を話し合う会議でロシア側に抗議した。
2021.09.07 ロイタ通信

(Yahoo)

「ノルドストリーム 2」、パイプライン敷設作業が完了=運営会社 <2110-090701>
 ロシア産天然ガスをバルト海経由でドイツに運ぶ油送管Nordostreem 2の運営会社が6日、最後のパイプの溶接作業が完了してバルト海の海底を結ぶパイプラインが完成したことを明らかにした。
 運営会社によると、ドイツ海域のパイプラインに最後の部分を溶接し、今後はデンマーク海域の部分に溶接して工事が完了し、年内の稼働を目指すという。
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Looking ahead to 'Zapad-2021' <2111-090114>
= Zapad-2021 演習に関する2頁の記事 =
 ・Active defence
 ・Yaroslavl river crossings
 ・Deoloyment to Kaliningrad
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Russia orders upgraded Ka-52M attack helos <2111-090109>
 ロシアHeliccopters社が8月24日、露国防省から初めてKa-52M 30機を受注したと発表した。 納入は2022年~2023年に行われる。
 Ka-52Mは搭載電子装備が更新され、AESAレーダが搭載される。 また射程14.5kmのIzdeliye 305E ASMが搭載される。
 Ka-52Mには改良型Mi-28NMと同じ武器の搭載が可能である。
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Russia to upgrade Tu-95MS, MiG-31 aircraft <2111-090108>
 ロシア
UACが8月24日、国防省からTu-95MSとMiG-31改良を受注したと発表した。
 Tu-95MSはミサイル搭載能力などが改良されTu-95MSMになる。 Tu-95MSMの画像では翼下に8発のKh-101/Kh-102 CMを搭載している。
 MiG-31ではMiG-31Kが10目標の追随と8目標との同時ミサイル戦闘が可能で目標捕捉距離320km、交戦可能距離280kmのMiG-31BMになる。
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Russia orders Shturm unmanned battle tank system <2111-090107>
 TASS通信が8月24日、ロシア国防省が初めてT-72
MBTを元にしたUGVを発注したと報じた。
 発注したのはT-72B3 UGV 4両で、4両は砲身を短くした125mm滑腔砲、Shmel サーモバリックロケット発射機30mm砲2門TOS-1AサーモバリックMRLを搭載し、5両目のT-72B3 MBTに乗車した8名からなるチームがこれらを操作する。
2021.09.01 Jane's Defence Weekly Russia uses civilian docks, vessels ahead of 'Zapad-2021' <2111-090106>
 ロシア西部軍管区が8月23日にウェブサイトでレニングラード州でフィンランドに近いVyborg港とエストニアとの国境に近いUst-Lugaで特別兵站演習を実施したと発表した。
 演習では民間貨物船やフェリーが借り上げられ、Vyborgでは憲兵隊の警備の元でBTR-80
APC、Pantsyr-S1防空システム、少なくとも2機のMi-28Nの警戒下で、T-72B3M MBT、BM-21 Grad MRLなどが貨車から卸下された。
2021.09 International Defence Review Russia unveils Kh-59MKM upgrade variant air-to-surface missile <2110-090006>
 ロシアRaduga設計局が7月にZhukovskyで開かれたMAKS 2021展で、TV誘導Kh-59MKの長射程型Kh-59MKMを公表した。
 弾体下に搭載したターボファンエンジンで推進するKh-59MKMは全長5.7m、胴径380mm、翼端長1.3m、重量930kgで、360kgの弾頭を搭載している。 弾頭は320kgの侵徹弾頭の前方に成形爆薬4個配列した40kgの前置弾頭を持ち、3mの侵徹能力があるという。
 高度656ft~36,089ftで発射され、49ft~3,281ftを巡航速度900~1,050km/hで飛翔し、速度Mach 0.5~0.9、
CEP=10mで弾着する。 射程は285kmである。
2021.08.30 時事通信

(Yahoo)

ロシア兵500人が演習 アフガン隣国タジクで <2109-083003>
 InterFaxが、緊迫するアフガニスタン情勢を受けタジキスタンに駐留するロシア軍500名演習を開始したとロシア中央軍管区が30日に発表したと報じた。 演習はアフガン国境に近い山岳地帯で行われた。 中央軍管区はまた、ロシア軍がタジクでS-300の発射訓練を実施したことも発表した。
 ロシアは中央アジア諸国を経由し、アフガンからイスラム過激派が自国に流入することを警戒しており、ロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)は9月にキルギスで、10月にタジク合同演習を予定している。
2021.08.29 テレ朝 News

(Yahoo)

中ロなど8ヵ国が合同軍事演習へ アフガン混迷の中 <2109-082902>
 アフガニスタン情勢への懸念が深まるなか、中国国防省は27日に上海協力機構加盟8ヵ国が9月11日からロシアで対テロ演習を行うと発表した。 市街地での銃撃戦やドローンによる襲撃への対応を想定し、中国メディアは現地に向かう中国軍の様子を伝えている。 演習には中国とロシアのほか、パキスタンウズベキスタンなどから合わせて4,000名の将兵が参加する。
 習国家主席とプーチン大統領は25日にアフガニスタン情勢による混乱が波及しないよう連携強化を確認している。
2021.08.18 Jane's Defence Weekly Checkmate looks to fill gap in emerging light fighter market <2110-081813>
 ロシアUACが安価軽戦闘機Su-75 Checkmateを発表したが、競争が激しいこの機種で受注が期待できる保証はない
 例えば272機のSu-30MKIを装備するインドは今年最後の2機を生産するだけである。 インド空軍はHAL社の生産ライン維持のため12機を追加発注しようとしているが、フランスからのRafale 36機の導入も決まっている。
 更に114機の多用途戦闘機計画があるが、ここにはTyphoon、Gripen E/F、F-16V、F/A-18E/Fなどが名を挙げている。 更にF-35やRafale追加生産の可能性もある。
2021.08.18 Jane's Defence Weekly Beijin and Moscow look to deepen military-technical ties <2110-081812>
 中国とロシアは7月下旬に軍事技術の結びつきを強化することに合意したが、近年中国の対露軍事技術依存は低下している。
 中露は2014年と2015年にS-400 6個中隊、Su-35 24機、Mi-17 100機の購入で合意し、2015年~2018年に対中輸出がピークを迎えたがその後新たな契約はなく、2015~2018年に$740Mであった売買額が2019年には$1.8B以上に増大したが、2021年には$1.1Bに減少している。
 このままでは2020年代末には$300Mにまで落ち込むと見られる。
2021.08.18 Jane's Defence Weekly Belarus in talks to purchase S-400 systems <2110-081807>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が8月9日に、ロシアとS-400購入について交渉中であることを明らかにした。
 代金はかつてロシアから原発建設で借り入れた資金の残金でまかなうという。 残金は$300M~$500M残っていると見られる。
2021.08.18 Jane's Defence Weekly Russia takes delivery of 200 main weapon systems during first half of 2021 <2110-081806>
 ショイグ露国防相が8月10日、ロシア軍2021年上半期に200品目以上の装備を受領したと述べた。 その中にはMiG-35SやKa-52、Iskander-M 1個旅団Bastion沿岸防衛ミサイル1個中隊、艦船9隻などが含まれている。
2021.08.18 Jane's Defence Weekly Large-scale exercise points to growing Sino-Russian military co-operation <2110-081803>
 中国とロシアが軍事的結びつきを強めており、8月9日には寧夏回族自治区の青銅峡演習場で13,00名が5日間の日程でSibu/Interaction 2021演習を行った。
寧夏回族自治区の位置 (Google Map)】
 この演習に中国側はPHL-03 300mm MRL、PCL-181 155 SPH、ZSL-10 APC、ZBL-09 IFVHQ-16 MSAMなどと、Su-35、J-16、H-6、JH-7、Y-20などの航空機、ロシア側からはBMP-3 IFV、Taifun-PVO耐地雷車やSu-30SM、Il-76、Mi-171Yeなどの航空機が参加した。
2021.08.11 Jane's Defence Weekly UAC chief reveals Checkmate details <2110-081107>
 ロシアUAC社が7月20~25日にモスクワ近郊のZhukovskyで開かれたMAKS 2021展で新型多用途戦闘機Checkmateを公表した。
 TASS通信が7月20日に、Checkmateには30目標の追随が可能なAESAレーダ搭載され、2023年の初飛行が計画されている。 Rostec社のCEOはCheckmateの単価を$25M~$30Mとし、中東、東南アジア、中南米への輸出を見込んでいると述べた。
2021.08.04 Jane's Defence Weekly Roaoboronexport signs contracts worth aroune EUR1 billion at aerospace show <2110-080404>
 ロシア国営Rostec社の子会社で武器輸出を担当しているRosoboronexport社が7月22日、モスクワ近郊のZhukovskyで20~25日に開かれているMAKS 2021航空展で、合わせて€1B ($1.18B) にのぼる13件の契約を受注したことを明らかにした。 受注したのはSu-30SME、Mi-35M、Mi-17V-5やProtivnik-GEレーダ、Verba
MANPADSのほか、空投武器や車両、装甲車両などで、20ヶ国からの30にのぼる代表団は主に、MiG-35D、Il-76MD-90A(E)輸送機、Il-78MK-90A空中給油機、Mi-28NE及びKa-52戦闘ヘリ、Mi-171Sh及びKa-226T多用途ヘリ、Pantsir-S1防空システムなどに関心を示した。
 MAKS 2021では更にSukhoi社のCheckmateにも数チームが購入の可能性を示唆したという。
2021.08.04 Jane's Defence Weekly Ka-32A11N utility helo breaks cover <2110-080403>
 RostecホールディングRussian Helicopters社MAKS 2021航空展で、Ka-32の改良型グラスコックピット暗視ゴーグルなどを採用したKa-32A11Mを公表した。
 Ka-32A11Mは
MTOW 11,000kg、機内搭載能力3,700kg、吊り下げ能力5,300kg、航続距離650km、最高速度260km/h、上昇限度5,000mなどの性能を持つ。
2021.07.28 Jane's Defence Weekly Russian MoD releases first footage of S-500 system <2109-072802>
 ロシア国防省が7月20日にYouTubeでS-500 Prometey (55R6M) 発射試験の映像を初公開した。 発射試験はボルゴグラートの東100kmにあるKapustin Yar射場で行われた。
 二段推進と見られるS-500はBAZ-69096
TELから発射6.5秒後に2段目に点火された。
 米CNBCによると迎撃距離は481kmであった。
2021.08.21 ロイタ通信

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米、ノルドストリーム2巡り制裁導入 完成間近で効果薄との見方 <2109-082101>
 バイデン米政権が20日、Nordostreem 2建設に関与するロシア船籍の船舶と関連企業2社に対する制裁措置を導入した。 ブリンケン国務長官によると、議会で成立した法律の下で、バイデン政権はこれまでに7団体に制裁を課している。
 プーチン露大統領はこの日、Nordostreem 2はあと15kmを残してほぼ完成していると表明し、米調査会社は9月3日までに完成するとの見方を示しており、制裁措置にかかわらずNordostreem 2は完成する公算が大きいとの見方が濃厚である。
2021.08.20 朝鮮日報

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半永久的に飛行して地上を攻撃する原子力推進式巡航ミサイル、ロシアが近く試射か <2109-082003>
 米CNN TVが19日、ロシアが近々空中を長期間飛び回って随時地上を攻撃できる原子力推進ミサイルの発射試験をする計画だと報じた。 このミサイルは、従来の衛星では探知が難しい低高度で半永久的に飛行する上、空中から地上を直接攻撃することができ、戦争の構図を変えかねないゲームチェンジャーの一つと評されている。
 NATOがSSC-X-9 Skyfallと呼んでいるこのミサイルは、プーチン大統領が2018年3月の演説で言及した次世代最先端戦略兵器の一つで、プーチン大統領は当時「このミサイルは無限の射程を持つ完璧に新しい兵器」と語った。
2021.08.19 CNN

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ロシア、原子力推進式巡航ミサイル「ブレヴェスニク」の発射準備か <2109-081901>
 ロシアが再び原子力推進式CM Burevestnik試験準備をしている可能性があると、最新の衛星画像を分析した専門家が指摘している。 これはSkyfallとも呼ばれ、米国の防衛システムをかわす狙いで開発されている。
 衛星画像は、商用衛星画像サービス企業カペラ・スペースが8月16日に撮影したもので、この画像を分析した米ミドルベリー国際問題研究所の専門家はCNNの取材に対し、北極圏に近い発射場で「ロシアが核巡航ミサイルの実験準備をしていることを強く示唆している」との見方を示した。
 米政府も、ロシアが先端兵器開発の一環として、再びBurevestnikの実験準備を進めている可能性があることは認識しているという。
【註】
 ロシアの9M730 Burevestnik(NATO code SSC-X-9 Skyfall)原子力推進式CMは2019年8月に北部アルハンゲリスク州の実験場で試験中にロケットエンジンが爆発し、5人が死亡し3人が負傷したと報じられている。
【関連記事:1909-081103 (東京 2019.08.11)】
2021.08.11 Jane's 360 Russia receives 200 main weapon systems during first half of 2021 <2109-081105>
 ショイグ露国防相が8月10日、ロシア軍2021年上半期に、MiG-35S、Mi-8MTPR-1、Ka-52など航空機、レーダ12基、Bastion 1個中隊、Project 885M SSBNやProject 21631コルベット艦を含む艦艇9隻など、約200品目の主要装備を取得したと述べた。
 また国防次官は、これに加えて地上軍向けに68品目の新装備と70品目の再生装備、163両の新車両と156両の再生車両、10万品目の個人装備を受領したと述べた。 また年内にT-14 20両、T-90M 65両、Iskander 1個旅団UAV 18機も取得するという。
 更に防衛企業のCEOは、年内にT-90M
MBT 26両、BMP-3 IFV 60両、2S19M2 152mm SPH 7門を納入すると述べた。
 2021年上半期に露空軍が新型2機と再生型3機の固定翼機、新型8機と再生型14機のヘリ、Forpost-R UAV 2機、32,000発以上の空投武器を受領し、年内にSu-57 4機を受領し、海軍は原潜3隻、ディーゼル潜水艦1隻、水上艦艇6隻を受領するという。
2021.08.06 共同通信

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中ロ、合同軍事演習を開始 アフガン情勢警戒 <2109-080601>
 中国国防省が6日、ロシア軍との合同演習を中国内陸部の寧夏回族自治区で開始したと発表した。 1万人余りが参加し8月中旬まで実施する。 5日に合同で防空、対地攻撃、空挺降下訓練などを実施した。
 中露は過去にも合同演習をしているが、中国の戦略的な作戦行動演習にロシア軍が組織的に参加するのは初めてという。
 ロシアは中央アジアを勢力圏と見なしており、米軍が撤退を進めるアフガンからの過激派勢力の流入を警戒していて、中露が連携して中央アジアへにらみを利かせる狙いがありそうである。
2021.08.03 ロイタ通信

(Yahoo)

米、ロシアに外交官24人の国外退去要請=アントノフ駐米大使 <2109-080302>
 ロシアのアントノフ駐米大使が米政府がロシアに対し、9月3日のビザ有効期限切れに伴い24人の外交官の国外退去を求めたと明らかにした。 大使によると、米政府がビザ発行の手続きを突然厳格化したため、退去の対象となる外交官の大多数は補充されない。
 アントノフ大使は、米政府が何か特別な問題に基づき今回の要請を行ったかについては明らかにしなかった。 米政府からもコメントは得られていない。
2021.08.03 時事通信

(Yahoo)

ロシア・ウズベク軍、演習開始 アフガン国境 <2109-080301>
 タス通信が、ロシア軍とウズベキスタン軍が2日、アフガニスタン国境の都市テルメズの軍事施設で合同演習を開始したと報じた。 演習は5日間の予定という。
 これとは別に両軍はタジキスタンのアフガン国境沿いでも5~10日、3ヵ国軍の合同演習を行う。
2021.07.28 Jane's Defence Weekly UAC unveils 'The Checkmate' multirole combat aircraft <2109-072801>
 ロシア
UACがモスクワ近郊のZhukovskyで7月20~25日に開かれるMAKS 2021展で、単発の多用途戦闘機Checkmateを公開した。
 速力Mach 1.8、戦闘航続距離1,700kmのCheckmateは搭載能力7,400kgで、8gの耐荷重性能を持ち、5種類のAAMなど各種武器を搭載できる。
 初飛行は2023年に計画されており、2025~2026年に開発を完了して2026~2027年に納入を開始できるという。
2021.07.26 Aviation Week & ST Light fighter, heavy sales <2109-072601>
 ロシアのメディアは2020年12月にSukhoi社軽戦闘機
LTAを開発していると報じていたが、Sukhoi社が7月20日にモスクワで開かれたMAKS Air Showで初公開した。
 Sukhoi LTAには韓国のKF-21、トルコのTF-X、中国のJ-35などの競争相手があるが、ロシアはMiG-29を装備しているアフリカ、アジア、東欧、ラテンアメリカなどへの輸出を見込んでおり、同社は向こう15年間の売り上げを3,000機と見ている。
2021.07.26 産経新聞

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露、北方領土の無関税特区検討 首相が択捉島で表明 <2108-072606>
 2019年8月のメドベージェフ前首相の択捉島訪問以来2年ぶりに択捉島を訪問したミシュスチン首相が26日、北方領土への投資呼び込みに向け各種税の減免無関税地区の設置を検討すると明らかにした。 首相は、今後プーチン大統領と協議し、案の具体化作業に入るとした。
 ロシアは2017年に色丹島に経済特区を設置しており、この案は特区を拡大するものである可能性がある。
2021.07.26 テレ朝 News

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ロシアが北方領土での射撃訓練を通告 日本が抗議 <2108-072605>
 加藤官房長官が、ロシア政府が国後島周辺海域で6月27日から射撃訓練を実施するとした通告があったことを認めたうえで、ロシア側に抗議をしたことを明らかにした。 日本政府によると、ロシア政府は27日から7月末にかけて断続的に国後島周辺の海域で射撃訓練を実施すると通告してきたという。
 ロシア軍は今年2月と6月にも北方領土で大規模な軍事演習を行うなど、実効支配に向けた動きを強めている。
2021.07.26 共同通信

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ロ首相、北方四島開発へ特区構想 各国投資を誘致、日本は苦境に <2108-072604>
 択捉島を訪問したロシアのミシュスチン首相が26日、ロシアが実効支配する北方四島に欧米なども含めた外国投資を誘致するため関税を免除する特別区を設置する構想を示し、現地の経済開発に本腰を入れる姿勢を鮮明にした。 プーチン大統領は首相の択捉島訪問に先立ち、構想を評価する考えを示していた。
 領土返還を求める日本にとって第三国の投資流入は問題を複雑化させ、解決を困難にする恐れがある。
2021.07.22 Breaking Defense Russia's new SU-75 Checkmate promises a lot. can it deliver? <2108-072205>
 ロシア
UAC (OAK) がMAKS航空展でSukhoi社と共同で、新型単発ステルス軽戦闘機Su-75 Checkmateを公表した。 Su-75は同級のJAS-39E/F Gripen、F-35、J-35等と競合することになると見られる。
 ロシアは双発の第五世代戦闘機Su-57を開発したが採用しているのはロシア空軍だけで、それも78機に過ぎない。 こうしたことからロシアは2017年にUAEに対しSu-75の共同開発を持ちかけていた。
【関連記事:1703-022001 (DN 2017.02.20)】
 Su-75は機内弾庫にミサイルを収納でき、搭載能力は16,300-lbという。 推力重量比は1.00以上で機内燃料だけでの航続距離は1,800哩という。
2021.07.22 ロイタ通信

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米独、ノルドストリーム2問題で合意 ロシア牽制 <2108-072202>
 米国とドイツが21日、Nordstreem 2を巡る合意を発表した。 ロシアがウクライナや中東欧諸国に打撃を与えるためにエネルギーを武器として利用した場合、ドイツは独自の対応を行うほか、EUに対し制裁導入を働き掛ける。
 98%がすでに完成したNordstreem 2はロシア北極圏からバルト海を通してドイツに天然ガスを供給するもので、米国はこの計画に反対していたがバイデン政権は制裁措置で計画を完全に頓挫させない道を選んだ。
2021.07.21 Jane's Defence Weekly Rosoboronexport presents armed Orion-E at DEFEA <2109-072106>
 ロシアRostec社の子会社で武器輸出企業のRoroboronexport社が7月13~15日にアテネで開かれたDEFEA展に武装仕様のOrion-E MALE UAVを出品した。 Orion-Eはロシア初の本格的武装UAVである。
 武装仕様Orion-Eは
MTOW 1,150kg、搭載能力250kgで、巡航速度200km/h、滞空能力24~30時間、上昇限度7,500mの性能を持つ。
 武装としては100kg通常爆弾1発、20kg誘導爆弾6発、50kg ATGM 4発、50kg誘導爆弾3発、50kgミサイル2発などを搭載できる。
2021.07.21 AP 通信

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S-500弾道標的の撃墜に成功 ロシアの最新防空システム <2108-072104>
 ロシア国防省が、7月20日に同国南部カストラハン州カプースチン・ヤールの演習場でS-500の発射試験を行い、高速BM標的の撃墜に成功したと発表した。
 同国防省の発表では、射程600kmのS-500は、射程と速度にかかわらず、既存のいかなるBMの撃破も可能という。
2021.07.21 JSF

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ロシア新型ステルス戦闘機「LTSチェックメイト」公開 <2108-072102>
 7月20日にロシアのモスクワで開幕したMAKS2021航空展で、ロシアが新型戦闘機LTS Checkmateを公開した。 開発を担当したのはRostech傘下UACのSukhou設計部門が担当した単発エンジンの軽量戦闘機輸出を意識している。
 公開されているスペックは大まかなもので、戦闘行動半径1,500km7t以上の搭載能力、優秀な推力重量比、短い離着陸距離とされている。
 空気取り入れ口は機首下方にあるが開口部が側面まで回り込む珍しい形状で、過去に米軍の試作戦闘機X-32が似たような空気取り入れ口を持っていた。
2021.07.20 Stars & Stripes Russia reports successful test launch of hypersonic missile <2108-072007>
 ロシア国防省が、7月19日に新型超高速CM Zirconの発射試験に成功したと発表した。 Zirconは白海でフリゲート艦Admiral Groshkovから発射され、350km以上飛翔した後にバレンツ回海岸の標的に命中したという。
 プーチン大統領は2020年10月にZirconについて射程1,000kmで最大速度Mach 9と述べている。
2021.07.19 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、極超音速巡航ミサイルの試射成功 国防省が発表 <2108-071906>
 ロシア国防省が19日、Zircon超高速CMの発射試験に成功したと発表した。 声明によるとZirconはバレンツ海最南部の白海艦船から発射されMach 7で飛行し沿岸の標的に命中したという。
 プーチン大統領は2018年に超高速の新兵器群を発表し、2019年には米国が中距離核兵器を欧州に配備すれば、超高速兵器を水上艦や潜水艦に搭載すると警告していた。
2021.07.19 東京新聞 エストニアの「北方領土問題」返還議論が再燃…秋の大統領選へ「奪還」掲げる新人候補が登場 <2108-071903>
 エストニアで、秋の大統領選を前にロシアからの領土奪還新人候補が訴えている。 エストニアは日本と同じく、ロシアとの国境線が画定していない。
 第一次大戦直後の1920年に社会主義国家となっていたソ連がエストニアの独立を承認しタルトゥ平和条約で国境画定したことにより、現在ロシア領となっているペチョールイ区の大部分と湖の北は、エストニア領となった。
 ところが1940年にソ連はエストニアを含むバルト三国をナチス・ドイツとの密約に基づき併合したためタルトゥ条約は無効になったとして、1991年に独立したエストニアに対しペチョールイ区などを返さなかった。 これに対し、エストニア大統領選に出馬予定のプッルアース元議長は6月、犯罪的な占領と非難して領土奪還を訴えている。
2021.07.17 Stars & Stripes Russia to unveil new fighter jet at Moscow’s air show <2108-071701>
 ロシアがモスクワ港外のZhukovsky空港で7月20日から開かれるMAKS-2021国際航空宇宙展に新型戦闘機を展示する模様である。 新型戦闘機はカバーを掛けた状態で姿を現した。
 新型戦闘機はSukhoi社製の単発軽戦闘機とみられ、重戦闘機のSu-57が米国のF-22への対抗を狙ったのに対し、新型軽戦闘機はF-35に対抗しようとするもののようである。
2021.07.08 AP

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米軍機に露戦闘機スクランブル 一触即発の情勢続く黒海付近 <2108-070805>
 ロシアとNATO軍との一触即発の情勢が続く黒海で、ロシア軍戦闘機米軍の哨戒機接近飛行する画像が7月7日にロシア国防省から公開された。
 ロシア国防省によると、米海軍のP-8が黒海のロシア領空に接近したため、ロシアのSu-30SMが緊急発進したという。 米軍機はロシア領空を侵犯していなかったという。
2021.07.08 FNN プライム

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アメリカ・共和党にサイバー攻撃 ロシアのハッカー集団が関与か <2108-070801>
 米メディアによると、共和党全国委員会のシステムが先週サイバー攻撃を受け、ロシア情報当局に近いハッカー集団の関与が疑われている。 委員会は情報が盗まれた形跡はないとしている。
 一方、バイデン大統領は6日、2日に米企業などが受けたサイバ攻撃について、「われわれの対応能力に自信がある」と述べ、被害は最小限に食い止められたと強調した。
 これに対しロシア大統領報道官は、まったく関係ないとロシアの関与を強く否定した。
2021.07.07 AFP=時事

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ロシア、エストニア領事を逮捕 「機密文書」受領で <2108-070703>
 ロシア連邦保安局 (FSB) が6日、機密文書を受け取ったとして、エストニアの駐サンクトペテルブルク領事を逮捕したと発表した。 FSBによると、領事はロシア国民から機密文書を受け取っている現場を押さえられ、外交官の地位と相容れない活動や、ロシアに対して公然と敵対的な活動をしたとして逮捕された。 FSBは「国際法の規則に則り、この外交官に対して措置が講じられる」と説明したが、これ以上の詳細は明らかにしていない。
 エストニア外務省報道官はAFPに対し、FSBは領事の身柄を1時間半にわたり拘束し、機密資料横領の罪で訴追したとしているが、領事に掛けられた容疑は完全に根拠のないもので、逮捕はロシア当局による挑発だと語った。
2021.07.07 読売新聞

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ロシア軍艦7隻、沖縄本島と宮古島の間を北上し日本海に…ハワイ近海で大規模演習後 <2108-070701>
 防衛省が6日、ロシア海軍の巡洋艦やミサイル観測支援艦など7隻が4日14:00頃に沖縄本島の南東150kmの海域で北上するのを海上自衛隊が発見したため監視を続けたところ、7隻は対馬海峡を通過して日本海に向かった。 ロシア軍艦による同海域の通過を防衛省が発表するのは昨年12月以来である。
 同省などによると、ロシア海軍は6月にハワイ近海で大規模な演習を実施し、7月7~9日には日本海の大和堆周辺でミサイル発射演習を予定するなど、軍事活動を活発化させている。
2021.07.05 ロイタ通信

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ロシアも黒海で軍事演習、敵船爆撃訓練を実施 <2108-070502>
 ロシアが3日、黒海において戦闘機や爆撃機による敵艦船爆撃を想定した演習で行ったと発表した。 ロシア黒海艦隊によると演習には艦隊航空部隊と南部軍管区の航空機が参加した。
 ロシアは黒海でNATOの演習を巡り西側諸国と対立しており、先月にはクリミア半島沖で「領海侵犯」した英駆逐艦を追いやるため、警告のための砲撃と爆撃を行ったと発表した。
2021.07.04 NHK ロシア プーチン大統領 「国家安全保障戦略」を6年ぶりに改訂 <2108-070404>
 プーチン露大統領が2日、国家安全保障戦略と呼ばれる安全保障政策の指針となる文書を2015年12月以来6年ぶりに改訂した。
 NATOの軍事力増強がロシアの脅威になっていると強調する一方、中国やインドとの関係強化を重視する方針を示した。 またサイバ空間における戦略も重視していくとしている。
2021.07.01 中央日報

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ロシア、英空母牽制のためシリアに巡航ミサイル配備 <2108-070103>
 ロシアと英国のメディアが29日、ロシア英国の空母打撃群を牽制するためKh-47M2 Kinzhal超音速CMを搭載したMiG-31K 2機をシリアLatakia県ににあるロシア軍基地に配備したと報じた。  Kinzhalのシリア配備は、東地中海を航海する英空母Queen Elizabeth
CSGを牽制するためと報じられた。
【関連記事:2107-062506 (S&S 2021.06.25)】
2021.06.30 Jane's Defence Weekly Russia and UK trade war of words over passage of HMS Defender in the Black Sea <2108-063003>
 ロシア国防省が6月23日、英海軍Type 45駆逐艦Defenderクリミア沖で領海に侵入したため警告射撃と4発の爆弾投下を行ったと発表した。 Defenderに乗艦しているBBCの特派員は23日遅くに、Defenderは計画通りにロシアが支配する海域に入ったところ20機以上の露軍機が低空を飛び回ったと報じた。
 露国防省の発表によると、Defenderは11:52に「領海」に侵入し3kmまで入ったため警告を行ったが応じなかったため、ロシアの哨戒艇Okhotnik(註:沿岸警備隊の哨戒艇で排水量630 t)が12:06と12:08に警告射撃を行った。
 更に12:19に露黒海艦隊のSu-24Mが4発のOFAB-250を投下したところDefenderは12:23に「領海」を出たという。
2021.06.28 ロイタ通信

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ロシア、新型 ICBM の発射実験に成功=タス通信 <2107-062804>
 TASS通信が防衛業界関係者の話として28日、ロシアが新型ICBMの発射試験に成功したと報じた。
 関係者によると、発射実験はロシア北西部のプレセツク宇宙基地で6月中旬に実施されたという。
2021.06.25 Stars & Stripes Russia launches Mediterranean drills amid rift with Britain <2107-062506>
 黒海で英駆逐艦との緊張が高まるなか、ロシア国防省が地中海超高速ミサイルを含む演習を6月25日に開始したと発表した。
 露国防省によるとMach 102,000kmを飛翔するKinzhal超高速ミサイルを搭載できるMiG-31 2機がシリアLatakia県にあるロシア軍基地に到着したほか、東地中海に潜水艦2隻数隻の艦船が展開し、更にTu-22M3も投入されているという。
2021.06.25 CNN

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クリミア半島沖の艦船通過、再び実施の用意 英閣僚が発言 <2107-062503>
 ユースティス英環境相が24日、黒海で英艦とロシア軍が対峙した件で、英国には再び海軍艦でクリミア半島付近の係争水域を通過する用意があると表明した。 ユースティス環境相は、英国艦は国際法上適法な形でウクライナ経由でジョージアに向かっていたと主張し、我々は一度たりともクリミア併合を認めていないと述べた。
 ロシアは、英駆逐艦Defenderがクリミア半島フィオレント岬沖の領海の3km内側に入ったと主張している。 ロシアはこの件で、黒海内の領海に進入した英駆逐艦に対して爆弾投下や警告射撃を実施したと主張しているのに対し同相は、これはごく通常の出来事で、実際にはロシアは砲撃演習を行っており、事前通知もあったと述べた。
2021.06.24 産経新聞

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露、英軍艦に「警告爆撃」 クリミア近海 <2107-062401>
 ITAR-TASS通信が、ロシア国防省が23日にクリミア半島フィオレント岬近くの黒海で、英駆逐艦Defenderに対し、艦船からの警告射撃と爆撃機による警告爆撃を行ったと発表したと報じた。 露国防省は英艦が領海を侵犯したと主張している。
 英国防省は「駆逐艦はいかなる警告射撃も受けていない」などとロシア側の発表を否定した。
【註】
 Type 45駆逐艦であるDefenderは極東地域に向かいつつあるQueen Elizabeth CSGを構成する主力艦である。
2021.06.17 ロイタ通信

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ウクライナの NATO 加盟は「越えてはならない一線」=ロシア <2107-061702>
 バイデン米大統領とプーチン露大統領による首脳会談が16日にジュネーブで開催された。 両国は将来の軍備管理とリスク軽減に向け戦略的安定対話に着手することで合意した。
 一方、ロシア大統領府報道官は17日にウクライナのNATO加盟越えてはならない一線だとし、その可能性が取りざたされていることに不快感を示した。  ウクライナのゼレンスキー大統領が14日にウクライナのNATO加盟への前段階である加盟行動計画 (
MAP) を巡り、バイデン米大統領からの明確な答えを望んでいると述べていたが、バイデン大統領はウクライナが加盟するためには、汚職を根絶するほか、基準を満たす必要があるとした。
2021.06.07 ロイタ通信

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ノルドストリーム 2、2ヵ月以内に敷設完了=ロシア大統領 <2107-060701>
 ロシアのプーチン大統領が4日にNordostreem 2について、2系列のパイプラインのうち1系統目の敷設工事が終了し、2系統目も2ヵ月以内に完了する見通しだと明らかにした。
 プーチン大統領は、今年のロシア産ガスの欧州向け供給量は2,000億㎥を上回る見込みで、今後10年間では最大500億㎥増える可能性もあると述べた。
2021.06.03 時事通信

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ロシア海軍施設合意見直し スーダン、協議と主張 <2107-060308>
 スーダン軍高官のインタビューが1日夜、東部ポートスーダンロシアの海軍施設を設ける合意の見直しを求めていると述べた番組が放映された。 この高官は合意は前政権とのものと指摘し、ロシア代表団と先週、スーダンの国益に資する合意に見直すための協議を行ったと明らかにした。
 ロシアは昨年12月、スーダンに海軍施設を置く合意を結んだと発表したが、今年に入ってスーダンが合意を停止し、ポートスーダンに運び込まれた資材の撤去を要求したと現地で報じられ、ロシア大使館が4月、事実を報じていないと抗議する騒ぎになっていた。
【関連記事:2012-111305 (DN 2020.11.13)】
2021.06.02 Jane's Defence Weekly Russia deploys Tu-22M3s to Syria <2108-060201>
 ロシア国防省が5月25日、Tu-22M3 3機が同日に初めてシリアのHumayim空軍基地に派遣されたと発表した。 同機は地中海における乗員の訓練に使用するという。
 Tu-22M3は戦闘行動半径が2,500~3,000kmと見られ、冷戦時代には主として対艦任務として配備され、Kh-32長距離超音速対艦ミサイルを搭載できることから、地中海へ入った英海軍空母Queen Elizabethを意識しての配備とみられる。
【註】
 Kh-32は1991年代にソ連で生産されたASMで、射程は600~1,000km、上昇限度は40,000mで、最高速度はMach 3.5~Mach 4.6という。
 INSで誘導され終末誘導はアクティブレーダホーミングである。
2021.06.01 Defense News Citing NATO drills and US bomber flights, Russia to form new military units <2107-060109>
 ショイグ露国防相が5月31日、NATOの演習や米空軍爆撃機の欧州飛行に対抗して、20個隊を新設すると共に2,000品目の兵器を配備するなど、西部国境を管轄する西部軍管区のロシア軍を増強すると述べた。
 ロシアは西部戦線からの部隊撤収を行ったが、ショルグ国防相は9月に行うZapad 21演習に備えて装備を残置するよう命じている。
2021.06.01 Defense News Russia's security strategy envisages 'forceful methods' <2107-060108>
 ロシア大統領府安全保障局長が5月31日に、2015年12月に策定した国家安全保障戦略を改定したことを明らかにした。
 改定された安全保障戦略ではロシアに対し非友好的な国々に対して力で対決することを強調している。 更に改訂版では旧版に比べて情報戦略を強調している。
2021.06.01 讀賣新聞

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離陸直前の機内に乗り込んできた露治安当局、反政権幹部を拘束 <2107-060105>
 タス通信などによると、ロシアの治安当局が3月31日にサンクトペテルブルク空港で、反政権運動団体の元幹部を拘束した。
 元幹部はポーランド行きのLOTポーランド航空旅客機に搭乗しており、治安当局者が離陸前の旅客機に乗り込んできたことをSNSで明らかにした。 露治安当局が強硬手段で出国を阻止した可能性がある。
2021.06.01 ロイタ通信

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ロシア、西部国境で軍備増強へ 米ロ会談控え「不快な」シグナル <2107-060103>
 ロシア外務次官が国営ロシア通信に31日、6月16日に予定される米露首脳会談を控え西部国境の部隊を増強すると語った。 米国にとって不快なシグナルを送ることになるとも述べた。
 またInterFax通信によると、ショイグ国防相は米国やNATOが最近ロシアの西方で軍事活動を活発化させていると指摘し、われわれは適切な対抗措置を取らざるを得ないとし、年内に20の部隊を編成すると語った。
 バイデン米大統領は前日、ジュネーブで行われる首脳会談でプーチン露大統領に人権尊重を求めると述べた。 両国関係は冷戦後最悪の状態にある。
2021.05.31 東京新聞 米、プーチン氏に人権問題提起へ バイデン大統領「侵害看過せず」 <2106-053102>
 バイデン米大統領が30日に東部デラウェア州で演説し、ジュネーブで6月16日に開くプーチン露大統領との初の首脳会談で、人権問題を提起する意向を示した。 会談ではロシアによる反体制派ナワリヌイ氏弾圧の問題などを取り上げ、プーチン大統領が人権を侵害するのを米国は看過しないと明白にすると述べた。
 バイデン大統領は、プーチン政権に近いベラルーシのルカシェンコ政権旅客機を強制着陸させて反政権派を拘束した問題に関しても、会談で懸念を伝える方針で、人権問題を巡りプーチン大統領と厳しいやりとりが予想される。
2021.05.28 日経新聞 ロシア系ハッカー集団、米機関を攻撃 首脳会談前に発覚 <2106-052814>
 Microsoft社の調査で、ロシアと繋がりがあるとされるハッカー集団米国の政府機関や非政府組織(NGO)などにサイバ攻撃を仕掛けていることが明らかになった。 外交政策に関わる機関が狙われているという。
 今回の攻撃は5月下旬に始まり、25日には米国際開発局(USAID)が配信したように見せかけたメールを使って、コンピューターウイルスを送り込む手口で各機関のシステムへの侵入を試みている。 メール内のリンクをクリックすると、データ窃盗などを可能にするマルウエアを配布する仕組みである。
 バイデン米政権が発足して初めての米露首脳会談が6月16日に予定されるなか、ロシアが情報収集を活発化させている可能性がある。
2021.05.26 Stars & Stripes Russia retains ‘tens of thousands’ of troops near Ukraine border, NATO warns <2106-052608>
 ストルテンブルグNATO事務総長が5月25日にエストニアのカラス首相と会見し、ロシアが今年初めにウクライナとの国境に展開した数十万の部隊は、一部が撤退したものの大量の武器と数万の部隊依然として留まっていると危機感を示した。
2021.05.26 産経新聞

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世界の核1万3000発超 中国など増強 「廃絶」へ新たな課題も <2106-052603>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) によると、核兵器を持つ国は核拡散防止条約 (NPT) で保有を認められた米露英仏中のほか、インドパキスタンイスラエル北朝鮮9ヵ国で、2019年末の核弾頭の総数は13,440発に上り、うち約3,720発が実戦配備されている。
 最大の保有国はロシアで6,375発、2位の米国が5,800発、3位は320発の中国で2015年末の260発から増強されている。
2021.05.26 日経新聞 バイデン氏、独ロに歩み寄り ガス管計画を容認 <2106-052602>
 米露政府が25日、首脳会談を6月16日にスイスのジュネーブで開くと発表した。
 バイデン米大統領はトランプ前政権が強く反対してきたロシアとドイツを結ぶ天然ガスのパイプラインNordstreem 2計画の完了を容認する立場を表明し、欧州の要であるドイツとの関係改善にも手を打った。
2021.05.26 AP

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シリアに中距離爆撃機を派遣 地中海への進出を狙うロシア <>2106-052601>
 地中海への足掛かりを強化したいロシアが5月25日、中距離爆撃機Tu-22M3 3機シリア西部ラタキア県にあるフメイミム空軍基地に派遣した。 ロシアの中東地域への爆撃機派遣は、冷戦終結後初めてとなる。 Tu-22M3受け入れのために、フメイミム空軍基地は滑走路を延長したばかりで、2本目の滑走路を改装中である。
 一方、ロシア海軍は近年、地中海に艦隊を巡回配置するというソ連時代のやり方を復活させており、シリア西部タルトゥースにある国外唯一の海軍基地の拡張も、プーチン大統領が狙う地中海での長期的軍事プレゼンス構築の一環といえよう。
2021.05.21 Wedge

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チェコはロシア外交官追放するも、EUは足並み揃わず <2106-052103>
 2014年の10月と12月にチェコ南東部で起きた弾薬庫の爆発事件について、チェコはロシアの情報機関によるものと断定し、4月17日に在プラハ大使館のロシア外交官18名の追放を決定した。 報復としてロシアは翌日、在モスクワ大使館のチェコ外交官20名の追放を決定した。 20名を失っては大使館の機能を維持し得ないチェコは、4月22日にロシア大使館の人員をチェコの大使館と同じ水準まで削減するとして新たに63名の追放を決定した。
 チェコとの結束を示すため小国が集まってロシアに立ち向かおうと、4月22日にスロバキアが3名のロシア外交官の追放を決定し、続いて23日にはバルト三国が同調してロシア外交官の追放を決定した。
 NATOは4月22日にチェコとの結束を確認する声明を発表したが、NATO及びEUと主要国が具体的な行動をする様子は今のところ見えない
2021.05.20 Stars & Stripes US, Russia hold parallel military drills in the Balkans <2106-052007>
 米陸軍とNATO軍が欧州一帯で大規模演習DEFENDER-Europe 2021を繰り広げているのに対抗して、ロシアとセルビアがベオグラードに近い演習場で5月20日に演習を開始した。 この演習は両国の特殊部隊を含む200名程度が参加し25日まで続けられる。
 一方DEFENDER-Europe 2021セルビア周辺国の殆ども参加して28,000名規模で実施されている。
【註】
 セルビアのブリン国防相は2019年3月に、欧州最後のNATO非加盟国になっても、セルビアはNATOに加盟はしないという声明を出している。
2021.05.15 時事通信

(Yahoo)

ウクライナに「対応」警告 親ロ派政治家の捜査受け プーチン大統領 <2106-051503>
 ウクライナ検察が11日、親露派の議会第2党「野党プラットフォーム―生活党」幹部のメドベチュク氏を国家反逆容疑で本格捜査していると発表した。 ロシアが併合したクリミア半島でロシアと共謀して天然資源を採掘しようとしたり、ロシアに機密情報を渡したりした疑いが持たれており、裁判所は13日にメドベチュク氏の自宅軟禁を決定した。 メドベチュク氏は2月にテロ資金提供を理由にウクライナ国家安全保障国防会議から制裁を科されていた。
 富豪でもあるメドベチュク氏はロシアのプーチン大統領と親密な関係にあり、近年頻繁に訪露している。 プーチン大統領はメドベチュク氏の娘の洗礼に立ち会い家族ぐるみの付き合いとされるプーチン大統領は14日の安保会議で、「われわれに対する脅威が生じていることを念頭に、適時かつ適切に対応しなければならない」と警告した。
2021.05.15 TBS News

(Yahoo)

ロシア「非友好国」に米とチェコ正式指定 米大使館ではロシア人スタッフはゼロに <2106-051501>
 欧米との対立が深まっているロシアが14日に非友好国のリスト正式に発表した。 リストに記されたのは米国とチェコの2ヵ国だけである。
 非友好国に指定された国はロシア駐在の大使館でロシア人スタッフを雇うことに制限を受けるため、8月1日以降、米国はロシア人を1人も雇うことができなくなる。 このため駐露米大使館はビザの発給など大半の業務ができなくなる恐れがある。
2021.05.13 Bloomberg

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部「事実上の吸収」狙う-EU が文書で指摘 <2106-051301>
 EUが、ロシアはウクライナ東部を徐々に吸収しようとしていると文書で指摘した。 EUはこの文書の中で、ロシア政府ウクライナ東部違法な選挙を組織し、地域住民にパスポートを発行していることを挙げ、ウクライナ政府の支配が及んでいない地域を事実上ロシアに統合することが狙いだと分析し、EUの外交政策をつかさどる欧州対外活動庁 (EEAS) がこの問題で報告書の作成を準備するとしている。
 ロシアはウクライナ東部の併合意図を繰り返し否定し、同地域がウクライナ領内で広範な自治を認められることを定めた2015年の和平合意にコミットしていると主張している。
2021.05.12 Jane's Defence Weekly Russian MoD summarises exercises in Crimea and on border with Ukaine <2107-051204>
 ロシア軍参謀総長のゲラシモフ陸軍大将が4月29日、4月に実施したロシア国防省主催演習の参加規模を明らかにした。 それによると参加規模は300,000名以上の兵員、35,000点以上の装備、180隻の艦艇航空機900機輸送機40機で、ロシア全土の500箇所の演習場で4,000を越える演習を行ったという。 この間カスピ海小艦隊の15隻が1,300kmを経て黒海に入ると共に空挺部隊は1,500kmを飛行して降下したという。
 ゲラシモフ大将によるとショイグ国防相が4月22日に5月1日と述べた原隊復帰の期限は、Voronezhの第41混成軍は5月8日、クリミアの空挺部隊は12日に延期されたと述べた。 5月1日までに原隊復帰した部隊は、北方艦隊所属で北極圏対応の第200自動車化旅団中央軍管区の第41混成軍南方軍の第58混成軍カスピ海小艦隊、黒海に派遣された北方艦隊及びバルティック艦隊の艦艇であった。
2021.05.11 日経新聞 パイプライン攻撃のダークサイド、企業のような犯罪集団 <2106-051104>
 DarkSideと呼ばれるハッカー集団が10日に自らのウェブサイトを通じて、米最大規模の石油パイプラインがサイバ攻撃によって停止した事件の犯行声明を出した。 DarkSideは声明で、我々の目的は金儲けであり社会に問題をおこすことではないとしたうえで、我々は非政治的だとも主張して我々を特定の政府と結びつけその動機を探す必要もないと述べた。 旧ソ連圏政府などとの政治的な関与を否定するのが狙いとみられる。
 ランサムウエアを使ってデータを盗み金銭を要求する犯罪集団でありながら、被害者向けの電話窓口を備えるなど企業のような振る舞いをすることで知られており、背景に浮かび上がるのはサイバ攻撃がある種の産業となりつつある実態がある。
2021.05.10 共同通信

(Yahoo)

ロシアのハッカー集団関与 米、石油管停止の代替で緊急措置 <2106-051002>
 米最大級とされる石油製品パイプラインの操業がサイバ攻撃を受けて停止したことから、米運輸省は9日にタンクローリーでの代替輸送を混乱なく進めるため、東部と南部の計17州と首都ワシントンで、運転手の労働時間などに関する規制を一時緩和する緊急措置を実施すると宣言した。
 運営会社のコロニアルパイプラインは、情報を流出させない見返りに金銭を要求するコンピューターウイルスの一種、ランサムウエアの被害に遭ったとしている。
 この問題で、連邦捜査局 (FBI) が10日の声明でDarkSideと呼ばれるロシアのハッカ集団が犯行に関与していることを確認した。
2021.05.09 AFP=時事

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米軍、アラビア海で船から大量の武器押収 ロシア製誘導ミサイルなど <2106-050903>
 バーレーンに司令部を置く米海軍第5艦隊が9日、アラビア海北部の公海で巡洋艦Montereyが6~7日の任務中に無国籍のダウ船を発見し、ロシアと中国製の違法武器を大量に押収したと発表した。
 その中にはロシア製の
ATGM、中国製Type 56突撃銃数千丁、PKM機関銃や狙撃銃、RPG数百点が含まれていたという。
2021.05.06 産経新聞

(Yahoo)

米国務長官「ロシアの脅威、低減せず」 ウクライナ国境での部隊増強問題 <2106-050606>
 ブリンケン米国務長官が6日、ウクライナを訪問ゼレンスキー大統領と会談した。
 ブリンケン長官は会談後、ウクライナ国境付近からロシア軍は一部を撤収させたが、かなりの部分は残っているとし、ウクライナへの脅威は低減していないとの認識を示した。 ゼレンスキー大統領も、クリミア半島から撤収したロシア軍は3,500名に過ぎないとし、8月にウクライナが予定するクリミア奪還に関する国際首脳会合にバイデン米大統領を招待したことも明らかにした。
 ロシアは「緊急点検」名目などで3月中旬以降、ウクライナ国境付近やクリミア半島で軍を増強し、両地域での兵力は15万名規模に上ったと推定された。 ショイグ露国防相は4月下旬に目的は達したとして5月1日までの部隊撤収を命令したが、今後の演習で使用する装備は現地に残すとしていた。
2021.05.05 Jane's Defence Weekly Russia begins drawdown after exercises on Ukrainian border <2107-050510>
= ロシア水上艦の願望に関する6頁の記事 =
 ・Admiral Kuznetsov
 ・Nuclea cruisers
 ・Slava-class crjisers
 ・Helicoper carrier
 ・New super carriers
2021.05.04 東京新聞 EU、ロシア大使を呼び出し非難 欧州議会議長ら入国禁止で <2106-050401>
 ロシアのナワリヌイ氏収監に対するEUの対ロシア制裁への報復として、ロシア外務省が4月末に欧州議会議長や欧州委員会副委員長らEUと加盟国の8人をロシア入国禁止とした問題で、欧州委と欧州対外活動庁が3日、ロシアのチジョフ駐EU大使を呼び出し、同国の措置を強く非難した。
 EU高官は露大使に対し、自国に敵対的な「非友好国」のリストをロシア政府が作成しようとしていることに言及し重大な懸念を表明した。
2021.04.29 ロイタ通信

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ロシア、スロバキアとリトアニアなど4ヵ国の外交官追放 <2105-042901>
 ロシアが28日にスロバキアリトアニアラトビアエストニアからの7人の外交官の追放を命じた。 チェコが、2014年の弾薬庫爆発事件に絡みロシアの外交官を追放したことに対し、ロシアは4ヵ国がチェコに「偽物の団結」を示したと非難し行った報復措置という。
 こうした中でブルガリアは28日に2011~2020年に起きた4回の爆発事件について、6人のロシア人が関与した疑いで検察当局が証拠を集めていると述べた。 ロシアはチェコの主張をばかげているとし、ブルガリアの捜査を一蹴した。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly Russia ends exercises after continuing to reinforce Crimea, Ukrainian border <2106-042801>
 ロシア国営TASS通信が、ショルグ国防相が4月22日にクリミアとウクライナ国境で行っていた演習を、所期の目標を達成したため終了し、部隊を4月23日~5月1日に撤収させると発表したと報じた。
 しかしながら衛星画像から、この発表に先だってクリミアOpuk(註:南東端のリゾート地)と南部のAngarsky演習場にSu-27、Mi-8/17、Mi-24/35、Mi-28などとInokhodet UAVなどが増強されているのが確認されている。
 また黒海艦隊には北方及びバルチック艦隊から4隻の大型揚陸艦が4月17日にボスポラス海峡を通過して増強された。 またモスクワ北東のIvanovoを基地とする第144
AEW&C連隊のA-50U 1機がRostov地区のTaganrog航空基地に派遣された。 更にInterfaxウクライナは4月15日、ロシアが船舶と航空機に対し、クリミアの黒海沿岸ケルチ海峡10月まで演習に伴う危険地域に指定したと報じた。
 TASS通信によると黒海での演習は4月19日に第810海軍歩兵旅団の行った上陸演習で開始されたと報じ、ロシア国防相は第177海軍歩兵連隊が演習に参加したと発表した。 TASS通信はまた20日に、黒海艦隊の20隻以上とSu-25SM3演習に参加していると報じた。
2021.04.28 ロイタ通信

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ロシア黒海艦隊が戦闘演習、米軍は艦船を黒海に移動 緊張高まる <2105-042801>
 InterFax通信によると、ロシア黒海艦隊が27日に巡洋艦Moskvaと他の艦船、ヘリが参加する実弾演習を実施すると発表したと報じた。
 この数時間前に、米海軍の欧州本部は米沿岸警備隊がHamilton級警備艦黒海に再び移動させると発表しており、ロシアと西側諸国との間の緊張が高まっている。
2021.04.27 時事通信

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ロシアの「侵略」非難 チェコなど旧東欧4ヵ国 <2105-042702>
 チェコ、スロバキア、ハンガリー、ポーランドの旧共産圏東欧4ヵ国首相が26日にポーランドのモラウィエツキ首相が呼び掛けてオンラインで開いた首脳会議を開いた。
 4ヵ国首脳は会議後の共同声明で、2014年にチェコで起きた弾薬庫爆発について「ロシア情報機関が実行した違法で凶暴な活動を強く非難する」と述べ、ロシアの侵略を非難した。
2021.04.24 時事通信

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ロシア外交官次々追放 バルト3国 <2105-042404>
 バルト三国が23日、ロシアと対立を深めているチェコに連帯を示すため、ロシア外交官追放を発表した。 リトアニアから2人、エストニア、ラトビア両国は各1人の計4人が対象となる。
 ラトビアのリンケービッチ外相は、自国内はもちろん友好国領内であっても破壊活動は許さないとロシアを非難した。
2021.04.23 AFP=時事

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ロシア、ウクライナ国境付近の軍事演習終了へ 国防相が命令 <2105-042301>
 ロシアのショイグ国防相が22日、ウクライナ国境付近で行っていた軍事演習の終了を命じた。 演習には兵士数万人と艦艇数十隻が参加し、欧米諸国との緊張が高まっていた。 ショイグ国防相はクリミア半島での大規模な軍事演習を視察した際、部隊はわが国を確実に守る能力を示したとして、南部及び西部軍管区における展開を縮小する決定を下したと表明した。
 部隊の撤収は23日に始まり、5月1日までに完了すると述べた。
2021.04.21 Jane's Defence Weekly Russian troop build-up continues on Ukrainian border <2106-042104>
 ロシアが引き続きウクライナ国境とクリミアでの兵力増強を続けている。 クリミアには空投型BMD-2
IFVStrela-10戦術防空システムを装備した第76空中機動師団や第31工兵連隊が送り込まれている。 また2S7M Malka 220mm SPMを装備した第291砲兵旅団も確認されている。 また3月30日にはBMP-3 IFVを装備した第136自動車化旅団もクリミアへ入った。 4月9日の衛星画像ではVoronezh市(註:ヴォロネジ市、ウクライナとの国境に近いロシアの町)の基地でMBT 70両IFV 100両火砲70門が確認され、恐らく3,000名の部隊がいると見られる。
 黒海艦隊ではカスピ海艦隊から10隻の小型艦艇が回航しているほか大型揚陸艦4隻も増強されている。
 空軍では第559爆撃連隊のSu-34 7機がクリミアのSaki航空基地に配備された。
 ウクライナ軍情報当局が4月13日に公表した報告によると、極東から250名の部隊ドネツク人民軍と称する第1軍団と、ルハンスク人民共和国軍と称する第2軍団に増強されているという。
 これに対しショイグ露国防相は4月13日、NATOがバルト沿岸と黒海周辺に40,000の部隊と15,000点の装備を展開していると反論している。
2021.04.20 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ国境に軍部隊15万人超を集結= EU 代表 <2105-042001>
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が19日、ロシアがウクライナとクリミアの国境付近に15万を超える部隊を集結させていると述べた上で、状況がさらにエスカレートする危険性が明白だと危機感を示した。
2021.04.19 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、黒海で艦艇増強 ウクライナ巡る緊張の中で <2105-041902>
 ウクライナを巡りロシアと西側諸国の緊張が高まる中、ロシア軍黒海艦艇を増強している。 17日にはロシア北方艦隊の揚陸艦2隻がボスポラス海峡を通過して黒海に入ったほか、カスピ小艦隊の小型艦艇15隻も黒海に移動した。
 黒海には米国が先週、艦艇2隻を派遣する予定だったが、ロシアの激しい抗議を受けて取りやめた。
2021.04.17 時事通信

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ロシアに軍増強停止要求 仏独ウクライナが首脳会談 <2105-041702>
 マクロン仏大統領メルケル独首相ウクライナのゼレンスキー大統領と16日に会談し、緊張が高まる同国東部の情勢について協議した。
 3ヵ国首脳は会談後に発表した声明で、ロシアに対しウクライナ国境地帯での軍増強を停止するよう要求した。
2021.04.17 ロイタ通信

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ロシアに軍増強停止要求 仏独ウクライナが首脳会談 <2105-041701>
 ロシアのラブロフ外相が16日、米国による対ロ制裁を受け、米外交官10人の国外退去を求めると発表した。
 米政府は15日にロシアによる昨年の米大統領選への介入やサイバ攻撃など「悪質」な活動に対する報復として、包括的な制裁措置を発動し、情報当局者を含め外交官10人を国外追放すると発表していた。
2021.04.16 時事通信

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ロシアとの緊張緩和望む 介入にはさらなる措置 米大統領 <2105-041602>
 バイデン米大統領が15日にホワイトハウスで演説し、「今はロシアとの緊張を緩和させる時だ」と訴えた。 サイバ攻撃や米大統領選への介入に対して制裁を発動した一方で、安定かつ予測可能な関係を望んでいると強調した。
 ただ、ロシアが米国の民主主義への介入を続ければ、さらなる措置を取る用意があると警告した。
2021.04.16 日経新聞 英、米へのサイバー攻撃「ロシアが関与」 NATOも標的 <2105-041601>
 英外務省が15日、2020年12月に複数の米政府機関が利用している米SolarWinds社ネットワーク管理ソフトサイバ攻撃を受けた件について、国家サイバーセキュリティーセンタ (NCSC) が調査の結果、ロシア対外情報局 (SVR) が関与した可能性が高いと判断したことを明らかにした。 英政府は今回のサイバ攻撃はAPT29と呼ばれるチームによるものとみている。
 英政府は同日、米国とともにSVRの関与によるサイバ攻撃を仕掛けたロシアを非難した。 米大統領府はロシアが2020年の米大統領選の工作活動にも関わったとみている。
2021.04.15 Stars & Stripes A look at new US sanctions against Russia <2105-041511>
 バイデン政権が4月15日にロシアに対する一連の制裁を発表した
 ・大統領選挙干渉に対する制裁
 ・サイバ攻撃に対する制裁
 ・ウクライナ問題に対する制裁
 ・全般に対する制裁: ロシア金融機関による米国からの資金調達を規制
 ・その他: 外交官10名の国外追放
2021.04.15 時事通信

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NATO、米のロシア制裁支持 <2105-041510>
 NATOが15日、新たな対ロシア制裁を発表した米国を支持し連帯すると表明した。
 その上で、安全を脅かすロシアの行動に対し、加盟国は個別や共同で集団安全保障を高める行動を取ると強調した。
2021.04.15 時事通信

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米、ロシア外交官10人追放 サイバー攻撃や大統領選介入に対抗 <2105-041508>
 米政府が15日、ロシア発とされるサイバ攻撃などを受け、ロシア企業などへの制裁ロシア外交官10人の追放を発表した。 バイデン大統領はこれに合わせて対ロシア制裁に関する大統領令に署名した。 バイデン政権で大規模な対ロ制裁は初めてで、トランプ前大統領の融和的姿勢からの転換を鮮明にした。
 米大統領府は声明で、ロシアが国際社会をかく乱する行動を続ければ、米国は戦略的、経済的に影響のあるやり方でロシアに代償を払わせると警告した。
 昨年の米大統領選介入に絡み32団体と個人を制裁対象に指定したほか、サイバ攻撃では、ロシア対外情報庁 (SVR) を犯人と断定している。 またクリミア半島併合に関わったロシア企業など8団体と個人にも制裁を科した。 さらに米金融機関に対し、ロシア中央銀行などが6月14日以降に発行する債券の取引を制限するとした。
2021.04.15 時事通信

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米、対ロ制裁発表か サイバー攻撃への報復で 報道 <2105-041505>
 Bloomberg通信などが14日、米政府ロシア当局者らに対する新たな制裁を15日にも発表すると報じた。 Bloombergは関係者の話として、制裁対象はサイバ攻撃米大統領選への介入に関与したとされるロシア政府や情報機関の当局者ら十数人と20前後の団体で、それとは別に、駐米ロシア外交官10人程度に国外退去を命じる見通しという。
 バイデン政権は3月、ロシア反体制派指導者ナワリヌイ氏の毒殺未遂事件を受け、連邦保安局 (FSB) のボルトニコフ長官ロシア高官7人を制裁対象に指定している。
 その一方でバイデン大統領は今月13日、プーチン大統領との電話会談で数ヵ月以内に第三国で会談することも提案している。
2021.04.15 ロイタ通信

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ロシアが黒海で軍事演習、ウクライナ軍も訓練で対抗 緊張高まる <2105-041502>
 ロシアが14日に黒海で軍事演習を実施した。 演習は2週間内に終了するとしている。  ロシアはウクライナ国境付近クリミア半島周辺部隊を大幅に増強しており、軍増強はNATOの威嚇行為に対して戦闘準備態勢を整えるための軍事演習の一環としている。
 米国とNATOは警戒を強めており、米軍は今週、ロシアを牽制するため黒海に艦船2隻を派遣する。 ロシアは米艦船派遣を挑発行為だとし、クリミア半島から遠く離れていることが身のためだと警告し、ロシア海軍が米艦船到着を前に黒海で実弾を用いた演習を実施している。
 一方、ウクライナではクリミアとの境界線近くで軍車両や歩兵による攻撃を撃退する訓練が行われた。 ウクライナのタラン国防相はブリュッセルで欧州議会の議員らに対し、ロシアがクリミアに核兵器を配備する準備をしている可能性があるとの見方を示した。 ただ、根拠は示さなかった。 タラン国防相によると、ロシアはウクライナ国境沿いに11万人の部隊を集結させているという。
2021.04.14 Jane's Defence Weekly Russia concentrates troops on Ukraine's borders <2106-041403>
 ロシア地上軍の少なくとも14個部隊が3月下旬からウクライナに展開していることをJaneが確認した。 これら部隊には中央軍管区に所属する以下の部隊が含まれる。
 ・第74自動車化旅団
 ・第35自動車化旅団
 ・第120砲兵旅団
 ・第6戦車連隊
 ・第119ミサイル旅団(Sverdlovsk から)
で、これら部隊は戦車、
IFVのほか以下のような長距離火力を装備している。
 ・2S19 MSTA-S 152mm SPG
 ・TOS-1AサーモバリックMRL
 ・BM-27 Uragan 220mm MRL
 ・Iskander SRBM
 クリミアとこれに隣接いるKrasnodar地方には数百㌔離れた南部軍管区のコーカサスから
 ・BMP-3 IFV
 ・2S4 Tyulpan 240mm SPM
が動員されている。
 この他にも以下の部隊が確認されている。
 ・第19自動車化師団
 ・第136自動車化旅団
 ・第56空中機動旅団
 ・第20自動車化旅団
 ・第291砲兵旅団
 ・第104空挺連隊
 ・第205自動車化旅団
 ・第56空中機動旅団(BMD-2 空挺IFV装備)
2021.04.14 産経新聞 NATO の反撃は総力で 米司令官、ウクライナ問題で対露牽制 <2105-041408>
 NATO軍最高司令官を兼任する米欧州軍司令官のウォルターズ空軍大将が13日に米上院軍事委員会の公聴会で、ウクライナ東部国境地帯でのロシア軍部隊集結の動きを念頭に、NATOが欧州の抑止力維持の基盤だと強調した。
 ウォルターズ大将は、ロシア軍が陸海空でかなりの規模の勢力を投入していると懸念を表明し、2014年にロシアがクリミアに侵攻した際の規模に似ていると指摘したうえで、あらゆる選択肢を備えて警戒していると語り、抑止に失敗した場合には同盟の総力を挙げて反撃する準備ができていると述べロシアを牽制した。
2021.04.13 時事通信

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ロシアに軍増強停止要求 ウクライナ情勢で NATO 事務総長 <2105-041306>
 ストルテンベルグNATO事務総長が13日にウクライナのクレバ外相とブリュッセルのNATO本部で記者会見し、ロシアがウクライナ国境付近に兵力を集結させていることについて「正当化できないもので、深刻に懸念される」と表明し、ロシアに対し「軍の増強を停止し、速やかに挑発をやめなければならない」と訴えた。
 事務総長は「NATOはウクライナを支持する」とも強調した。
2021.04.13 朝日新聞

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ロシアに「深い懸念」、G7外相が声明 ウクライナ情勢 <2105-041304>
 主要7ヵ国 (G7) の外相が12日、ロシアウクライナとの国境付近や一方的に併合したウクライナのクリミア半島で軍を増強中だとして深い懸念を示す共同声明を出し、ロシアに挑発行為をやめ即時に緊張緩和するよう求めている。
 ウクライナ東部では3月ごろからウクライナ軍と親ロシア派の衝突が相次いでいて、ロイタ通信によるとウクライナ大統領府の報道官が12日に、「国境付近とクリミア半島のロシア軍は最近だけで5万人以上増え8万人を超えている」とした。
2021.04.12 時事通信

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米国務長官、ロシアに警告 ウクライナ緊張、戦闘に懸念 <2105-041206>
 ブリンケン米国務長官が11日放映の米NBC TVのインタビューで、ロシアが対ウクライナ国境付近で軍部隊を増強し、緊張が高まっていることについて「ロシアが無謀、攻撃的に行動すれば、代償を払う結果を伴う」と強く警告した。 「バイデン大統領もこのことを非常に明確にしている」と強調した。
 ブリンケン長官は、対ウクライナ国境でのロシアの行動に本当に懸念を抱いていると断言し、欧州の同盟国やパートナー諸国との間で連絡や協調を密にしていると現状を説明した。
2021.04.10 Bloomberg

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ウクライナ紛争で緊張高まる、「全面的な軍事活動再開」をロシア警告 <2105-041002>
 ウクライナで政府軍と親ロシア派武装勢力の衝突が増加していることについて、ロシア広範な軍事衝突に発展する恐れがあると警告した。
 危機が深まる中で、ドイツのメルケル首相はロシアに対し、ウクライナ国境付近に集結させているロシア軍を撤退させるよう呼び掛けた。 トルコはNATOの同盟国に対し、米国が来月4日まで艦船2隻を黒海に派遣すると通知してきたことを明らかにした。
2021.04.09 BBC News

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ウクライナ東部で軍と分離独立派の緊張高まる、ロシア高官が介入の可能性を示唆 <2105-040906>
 ロシア政府高官が8日、ウクライナでロシアが支援する分離独立派とウクライナ軍との間で緊張が高まっている問題について、ウクライナが分離独立派への全面的な攻撃を開始した場合はロシアが介入し、ウクライナ東部のロシア語話者の住民を助ける可能性があると警告した。
 ロシアがウクライナとの国境で軍備を増強しているなかロシア大統領府副長官が、ロシア軍が自国民を「守る」ためにウクライナ問題に介入する可能性があると述べ、事態がエスカレートすればウクライナにとって「終わりの始まり」がやってくる、「足元ではなく顔面を撃たれる」ことになると警告した。
 ウクライナ軍はロシアとの国境に、ロシア軍が3月末時点で20,000名を動員したと主張しており、ソーシャルメディア上の動画には、ロシアの列車が重火器を同地域に向けて移動させている様子が映っている。
2021.04.08 Jane's 360 Russian Ground Troop Units and Iskander ballistic missiles identified at Ukrainian border by Janes <2105-040805>
 Janes公開資料を元に分析したところ、ロシアが3月下旬以降Iskander SRBM部隊を初めとする少なくとも14個部隊をウクライナとの国境に集結させている。 これらは中央軍管区に所属する第74、第35自動車化旅団、第120砲兵旅団、第6戦車連隊の部隊で、
MBTIFVのほか2S19 MSTA-S 152mm SPG、TOS-1Aサーモバリック弾MRL、BM-27 Uragan 220mm MRLなどの長距離砲をVoronezhに貨車で搬入している。
Voronezh の位置 (Google Map)】
 またクリミアや隣接するクラスノドールでも同様の動きが見られ、BMP-3 IFVや2S4 Tyulpan 240mm SPMなどが、数百㌔離れた南部軍管区の南及び西コーカサスから運び込まれている。
Krasnodar の位置 (Google Map)】
2021.04.06 ロイタ通信

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米、ロシアに対ウクライナ「挑発」の説明を要請=国務省報道官 <2105-040601>
 米国務省報道官が5日、ロシア軍ウクライナとの国境付近での動向を巡る情報は信用できるとし、米政府がロシアに対しこうした挑発的な行動の説明を求めたと明らかにした。 報道官は、ロシアによるウクライナを脅かすような行動は、ロシア領内であったとしても、懸念に値すると表明したが、ロシアがウクライナ侵攻を準備していると米政府が見なしているかについては明らかにしなかった。
 ホワイトハウスのサキ報道官は、米政府はロシアの攻撃姿勢の高まりとウクライナ東部における事態緊迫化を注視していると述べた。
2021.04.04 WoW! Korea

(Yahoo)

ウクライナ、NATOと合同軍事演習実施、ロシアも軍事措置で対抗 <2105-040401>
 ロイタ通信が、ウクライナが3日に声明でNATOとの合同軍事演習が数ヵ月内に始まると明らかにしたと報じた。 関係者らは「今回の訓練は少なくともNATO加盟国5ヵ国から1,000名以上が参加すると述べた。
 また「これは敵対的な隣国のうちの一つの侵略を受けた国の国境と領土保全のために防御的行動が展開され、続けて攻撃が行われるだろう」と述べ、最近ロシアがウクライナ東部のロシア国境地域に軍兵力を増強させていることに対抗するものと見られる。
2021.04.03 AFP=時事

(Yahoo)

バイデン氏、ウクライナに「揺るぎない支援」約束 ロシアの軍備増強受け <2105-040303>
 バイデン米大統領が2日、ウクライナのゼレンスキー大統領と就任以来初となる電話会談を行い、同国への揺るぎない支援を約束した。
 ゼレンスキー大統領は、ロシアが今週に入りウクライナ国境地帯に部隊を集結させていると非難しているが、バイデン大統領との電話会談後に大統領府が公開した動画の中で、バイデン大統領はロシアの侵略行為に対してウクライナを孤立させないと確約してくれたと述べた。
 一方、ロシア大統領府報道官は2日の記者会見で、米国が軍を派遣すればロシアは何らかの対応せざるを得ないと牽制し、ロシアはウクライナを脅かすような動きはしていないと主張した。
2021.04.03 時事通信

(Yahoo)

イタリア、ロシアのスパイに激怒 プーチン政権EU戦略に影響か <2105-040301>
 ANSA通信によると、伊海軍士官ロシア軍士官に対し、現金€5,000を受け取る見返りに、機密扱いの文書を渡した疑いが持たれている。 NATOに関する情報も含まれていたとみられる。
 これについてディマイオ外相は3月31日に議会で、「極めて重大な敵対的行為だ」と怒りを表明し、外交問題に発展している。
 EU主要国では数少ない友好国イタリアとの関係悪化は、ロシアの対EU戦略にも影響を及ぼしかねない。
2021.03.30 Stars & Stripes NATO planes shadow Russian bombers from Arctic to Black Sea <2104-033007>
 NATOが3月30日に声明で、29日に複数のロシア軍機北極圏から黒海に至る数ヶ所で6時間近くにわたり同盟国近くに出現したため、大規模な緊急発進を行ったことを明らかにした。 この緊急発進はノルウェー英国ベルギートルコイタリアルーマニアブルガリアが行った。
 北極圏ではTu-95 2機が接近したためノルウェーのF-16が発進し、北海では英国とベルギーが発進した。 そのあとTu-160 2機が出現したためノルウェーF-16が発進した。
 黒海ではイタリア軍機が加わるまで、トルコ、ルーマニア、ブルガリア機がIl-38洋上哨戒機1機を追跡した。
2021.03.27 産経新聞

(Yahoo)

ロシア、北極圏で大規模演習 プーチン氏「史上初」 極地開発の主導権狙う <2104-032705>
 ITAR-TASS通信が、ロシア海軍総司令官が26日に北極圏で行っている軍事演習を含む北極探検の成果をプーチン大統領に報告したと報じた。 ロシア史上初の北極圏での戦闘機への空中給油や原子力潜水艦の同時浮上、氷面下からの魚雷発射などを訓練したとしている。 大統領は探検の規模についてソ連時代を含め、過去に例がないと満足感を表明し、北極圏の研究を継続するよう指示したという。 総司令官は、北極圏でMiG-31 2機が空中給油を受けたほか、原潜3隻が半径300mの範囲内で氷面下から同時浮上したのも露海軍史上初めての試みだと説明した。
 TASS通信によると、20日から実施している露海軍による北極圏探検は、ロシア領Franz Josef諸島の周辺などで計43の計画を予定し、将兵や地理の専門家ら600名以上が参加しているという。
Franz Josef諸島の位置 (Google Map)】
2021.03.25 乗りものニュース

(Yahoo)

ロシア UAC の経営合理化を目的にスホーイとミグを吸収・再編へ <2104-032504>
 ロシアの国営企業Rostec社が3月18日にグループ企業の
UAC社その傘下にあるSukhoi社、MiG社統合し、ひとつの航空機開発センタにすると発表した。
 すでにSukhoi社およびMiG社はUAC社の子会社であるが、今回の統合ではさらに踏み込んで経営部門の集約再編を行う。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly Beyond the cirles of doom <2105-032416>
= ロシア軍の戦略と NATO の対応に関する8頁の記事 =
 ・The 'Gerasimov doctrine'
 ・The fait accompli
 ・Circlies of doom
 ・The operational art
 ・Technology fetishism
 ・The alternatives
2021.03.24 Jane's Defence Weekly MiG-29K deploy to Russian Arctic island <2105-032408>
 ロシア国防省が3月12日、海軍ノバヤゼムリアにMiG-29K艦載戦闘機を即応警戒任務 (
QRA) として配置したことを明らかにした。
 派遣されたのはコラ半島Severmorsk-3航空基地に所属す北方艦隊の第100海軍航空連隊のMiG-29Kで、Rogachevo航空基地に派遣されていた第98特別混成航空連隊のMiG-31BMと交代した。
【RogachevoのMiG-31BMに関する記事:2103-012703 (JDW 2021.01.27)】
2021.03.20 Stars & Stripes Bosnia denounces Russian warning against NATO membership <2104-032003>
 サラエボ駐在ロシア大使館が3月18日に、ボスニアがNATO加盟へ向けた動きを進めればロシアは対抗策を採ると発表したのを受け、ボスニアは公式にこれを非難した。 ボスニア大統領評議会のクロアチア人メンバーであるコムシッチ氏は、こうしたロシアの動きはボスニアのみならず米国を含む西側同盟国への挑戦であると述べた。
 バルカン半島西部では現在、ボスニア、コソボ、セルビアの3ヵ国だけがNATOに加盟していない
【註】
 ボスニア大統領評議会は構成する3民族から選出された代表3名からなり、8ヶ月交代で国家元首である評議会議長につく。
 現在の議長はセルビア人代表のドディク氏で、次の議長は過去に12回議長についたコムシッチ氏が7月に就任する予定である。
2021.03.19 時事通信

(Yahoo)

米、ノルドストリーム 2建設阻止へ追加制裁検討= BBG <2104-031902>
 Bloombergが18日、バイデン米政権がロシアとドイツを結ぶガスパイプラインNordStreem 2の建設を阻止するため追加制裁を検討していると報じた。 同プロジェクトの親会社NordStreem 2社を対象に加える可能性があるという。
 報道によると、制裁は中間報告の形で発表され、バルト海でパイプライン敷設作業船舶に協力してきた保険会社や、同プロジェクトに支援の船舶や資材を提供してきた企業を名指しする可能性がある。
2021.03.10 Jane's Defence Weekly Russia develops Molniya swarming UAV concept <2105-031009>
 ロシア群飛行用のUAVとしてMolniyaを開発しており、2月26日にはショイグ国防相がKronshtadtの工場に赴き、Molniyaのモックアップを視察した。
 全長1.5m、翼端長1.2m、
MTOW 60kgで、後退翼とV字尾翼を持つMolniyaは600~700km/hで数百㌔の航続距離を持つ。
 MolniyaはEOセンサなどのほか5~7kgを搭載でき、恐らく輸送機から発進して群集団を構成し、Gremlinと似た方式で回収される。
2021.03.07 共同通信

(Yahoo)

中ロ、EU 機関にサイバー攻撃か 欧州医薬品庁、オランダ紙報道 <2104-030702>
 ロイタ通信がオランダ紙の報道として6日、COVID-19ワクチンの承認審査を行うEU機関の欧州医薬品庁(EMA)に対して中国のスパイとロシア情報機関がサイバ攻撃していたと報じた。 報道によると、EMAは昨年前半に中国のスパイ、その後にロシア情報機関の標的にされている。
 EMAは昨年、サイバ攻撃でワクチンなどに関する資料が盗まれ流出したと報告しており、米ファイザーとワクチンを共同開発したドイツのビオンテックも、EMAのサーバーに保存されていたワクチン承認申請の関連資料不正アクセスを受けたと発表していた。
2021.03.03 Jane's Defence Weekly Russian Airborne Troops to receive more weapon and airdrop systems this year <2105-030305>
 ロシア軍空挺部隊が今年、250品目の新型及び改良型兵器や10,000品目の空投システムなど、多くの新兵器を受領するという。
 特にBMD-4M空投
IFVは2個大隊分年内に受領し、空挺大隊の数を12個に増強する。
2021.03.03 ロイタ通信

(Yahoo)

米、反体制派毒殺未遂で対ロ制裁 化学兵器使用と断定 EU 協調 <2104-030301>
 米政府当局者が2日、ロシアのナワリヌイ氏の毒殺未遂事件を巡り、ロシアの個人と団体に対する制裁を導入したと明らかにした。 ロシア政府の高官ら7人を対象に資産凍結などを行うほか、生物化学兵器の製造などに関与したとして14団体に制裁を加える。
 当局者は記者会見で、ナワリヌイ氏の殺害未遂には化学兵器が使用されたと断定し、EUと協調して制裁を導入したと表明した。
2021.03.02 共同通信

(Yahoo)

EU が対ロシア追加制裁を発表 <2104-030202>
 EUが2日、ロシア反体制派ナワリヌイ氏の収監を巡り、クラスノフ検事総長らロシア捜査司法機関などの4人に対し、EU域内の渡航禁止や資産凍結などの対露追加制裁の実施を発表した。
2021.02.23 毎日新聞

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EU、ロシアに追加制裁で一致 ナワリヌイ氏逮捕巡り <2103-022301>
 EUが22日にブリュッセルで外相会合を開き、ロシアのナワリヌイ氏の逮捕などを巡りロシアに追加制裁を科す方針で一致した。 制裁は3月上旬にも正式決定される見通しで、ロイタ通信によると、クラスノフ検事総長ら高官4人に資産凍結や渡航制限が科される見込みである。
 EUのボレル外務安全保障政策上級代表は会合終了後の記者会見で、ロシアは権威主義に向かって漂流していると批判し、EU側へのサイバ攻撃などに対抗する姿勢を強調した。
2021.02.16 Defense News Iran, Russia reportedly launch military drill in Indian Ocean <2103-021605>
 イラン国営TVが、イラン海軍革命防衛軍海軍ロシア海軍インド洋の17,000kmに広がる海域で合同演習を開始したと報じた。 ロシアからは駆逐艦1隻と補給艦及びヘリ1機が参加している。
 イランとロシア海軍の演習は、2019年に中国を交えた3ヵ国で4日間にわたる演習を行って以来となる。
2021.02.12 TBS News

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「制裁ならEUと関係断つ用意」ロシア外相 ナワリヌイ氏問題で <2103-021201>
 ロシアのラブロフ外相が、野党勢力指導者ナワリヌイ氏をめぐる問題で、EUが新たな制裁を科した場合「我々はグローバル社会から孤立したくはないが準備はできている。 平和がほしいなら闘いに備えるんだ」と、EUとの関係を断つ用意があると述べた。
 ロシアはナワリヌイ氏の釈放を求めるデモに参加したとして、ドイツなど3ヵ国の外交官を追放するなどEUとの対立が深刻化していて、追加制裁の発動が焦点となっている。
2021.02.09 東京新聞 欧州、ロシア外交官を報復追放 3ヵ国、ナワリヌイ氏事件巡り <2103-020901>
 ドイツスウェーデンポーランドの外務省が8日、それぞれ自国に駐在するロシア外交官1人の国外追放を決めたと発表した。
 ロシア外務省が5日にナワリヌイ氏の釈放を求める抗議デモに参加したとして、ドイツなど3ヵ国の外交官追放を決定したのに対する報復措置で、3ヵ国は一斉にロシアを非難した。
 EUもロシアの強権政治への批判を強めており、ロシア側との関係悪化は避けられない情勢となっており、今後ロシアへの追加制裁の是非を協議するとみられる。
2021.02.08 Aviation Week ST Russia researchers future interceptors and new light fighters <2104-020804>
 ロシアの国営開発部門であるRostec社が1月22日にMiG-31の後継機PAK DPMiG-41と公表したがその数日後にMiG-41の呼び名は削除された。
 PAK DPは研究計画で、2018年12月25日に
UAC社に発注され、UACは2019年5月にRSK MiG社とSukhoi社に構想の開発を発注している。 RSK MiGとSukhoiはそれぞれの分野で開発を進めているようだが、RSK MiGは2020年にVympel社にPAK DPが搭載するAAMの開発を発注している。
 一方RSK MiGとSukhoi軽戦術戦闘機の開発も続けている。 計画はUAC、LFI、PLIBと3つの名称で呼ばれているが、MTOW 24,500kgMach 2主要武器は機内に搭載して、増槽を使うと2,160nmの航続性能を持つという。 また有人/無人の両用が考えられている。
2021.02.03 Jane's Defence Weekly Russia starts programme to replace MiG-31 <2104-020309>
 ロシアが公式にMiG-31 Foxhoundの換装計画PAK DA (Prospective Air Co,plex ) を開始した。 Rostec社は1月22日にPAK DAをMiG-41と呼んでいる。
 一方ロシア空軍は200機保有するMiG-31のうち130機を最新型のMiG-31BMに改造しており、2028年までに全機の改造を終えて2030年代まで使用する計画である。
2021.02.02 テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア政府 反政権デモは「アメリカの陰謀」 <2103-020204>
 ロシア外務省が、プーチン大統領の政敵とされるロシアの野党指導者の釈放を求めて行われ5,000人を超える参加者が拘束された1月31日のデモについて、ロシアの弱体化を図る米政府が扇動したことは明らかだと主張するコメントを発表した。
 今回のデモの参加者は米政府に操られたSNSを通して動員されたとして、露骨な内政干渉だとも訴えている。
2021.02.01 日テレ News24

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ナワリヌイ氏釈放求めデモ「5千人超拘束」 <2103-020103>
 ロシアに帰国した直後、拘束された野党指導者ナワリヌイ氏の釈放を求める2回目の抗議デモがモスクワなどで行われた。
 モスクワで行われたデモには数千人が参加し、ナワリヌイ氏の釈放などを求めた。 これに対し当局は前回同様にOVID-19対策を理由に開催を認めず、モスクワ中心部を事実上封鎖しているが、主催者側はSNSを通じて市内の複数箇所で同時多発的にデモを呼びかけた。
 デモはサンクトペテルブルクやウラジオストクなど80ヵ所以上で行われ、ナワリヌイ氏の妻も一時拘束された。 人権団体によると、ロシア全土であわせて5,000人以上の参加者が拘束された。
2021.02.01 時事通信

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ロシア当局、3人変死に関与か ナワリヌイ氏事件前 英調査報道 <2103-020102>
 昨年8月に毒殺されそうになった反体制派指導者ナワリヌイ氏らが殺人犯と指摘している連邦保安局(FSB)の化学兵器専門グループが、過去にも活動家や記者ら3人を尾行し、変死事件に関与した疑いが浮上している。 昨年12月にナワリヌイ氏を尾行していた8人の氏名と顔写真を公表した英調査報道機関Belling Catなどが1月27日付の報告書で、工作員らの移動記録を調査して明らかにした。
 報告書によると、変死したのはカバルジノ・バルカル共和国の記者(2014年夏)、ダゲスタン共和国の少数民族活動家(2015年3月)、モスクワの活動家(2019年11月)で、南部の2人の死因は表向き心不全と説明されたが、記者は脇に、少数民族活動家は首に注射されたような痕があったという。
2021.02 International Defence Review Russia tests ground-launched anti-satellite missile <2103-020007>
 米国防総省が声明でロシアが2020年12月15日に地上発射式
ASATの発射試験を実施したと発表した。 ロシアは近年、地上発射型ASAT宇宙配置型対衛星兵器(註:キラー衛星)の試験を行っており、後者の試験は2017年と2020年に行っている。
 またプーチン大統領は2018年3月に、地上設置対衛星用レーザ兵器の開発について述べている。
2021.01.27 Jane's Defence Weekly Russian MiG-31BM fighters deploy to new Arctic base <2103-012703>
 ロシア国防省のウェブサイトで北海艦隊報道部が1月16日、海軍航空隊のMiG-31BMノバヤゼムリア諸島のRogachevo航空基地でアラート任務に就いたことを明らかにした。
2021.01.27 日経新聞 インド、ロシアでミサイル演習 年内導入に100人派遣へ <2102-012705>
 Tass通信によると、駐印露大使が19日にS-400購入の契約が近く実行の段階に移ると言及し、印軍が100名をロシアに派遣し訓練を受けると述べた。 インドは年末までにまず1個システムを導入し、数年かけて整備を進めるとみられる。
 インドのモディ首相は2018年10月にプーチン露大統領とS-400 5個システムを$5.4Bで購入することで合意しており、2019年に一部を払い込んでいる。
 米国はかねてインドによるロシア製兵器の購入に反発を示しており、バイデン新政権の不興を買う恐れがある。
2021.01.27 ロイタ通信

(Yahoo)

米大統領、ノルドストリーム2「欧州のためにならず」=報道官 <2102-012702>
 米大統領府報道官が26日、バイデン大統領はロシアとドイツを結ぶNordstreem 2について欧州のためにならないと考えていると述べた。
一方で、トランプ前政権時代に導入されたNordstreem 2建設計画に関する規制を見直すことも明らかにした。
2021.01.22 ロイタ通信

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欧州議会がノルドストリーム2 工事中止求める決議採択、ナワリヌイ氏逮捕で <2102-012203>
 EUの欧州議会がロシア反体制派のナワリヌイ氏がドイツから帰国後逮捕されたことを受け21日、NordStreem 2の工事中止を求める決議を採択した。
 NordStreem 2建設計画を一貫して支持してきたドイツのメルケル首相は21日、ナワリヌイ氏の件があっても自身の計画に対する考えは変わらないと明言した。
 しかし欧州議会は賛成581、反対50、棄権44と圧倒的多数が建設の阻止を含め、EUがロシアとのさまざまな関係を見直すことを要求する決議を承認した。
2021.01.19 ロイタ通信

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米、ノルドストリーム2関与のロシア船制裁 ナワリヌイ氏拘束で <2102-011901>
 ドイツ経済省が18日、米政府がロシアが反体制派指導者ナワリヌイ氏を帰国直後に拘束したことを受け、海底パイプラインNord Streen 2の建設に関与しているロシアのパイプライン敷設船を対象とした制裁措置を導入すると通告したことを明らかにした。
 この件に関して現時点で米国の国務省と財務省からコメントは得られていない。
2021.01.18 ロイタ通信

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ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏、帰国直後に拘束 <2102-011801>
 昨年8月の毒殺未遂事件後、ドイツで療養していたロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏が17日、帰国した直後に空港で当局に拘束された。
 同氏は、執行猶予の条件に違反したとして3年半の禁固刑に処される可能性がある。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly Russian MoD recived 2,700 weapon systems in 2020 <2103-011307>
 ロシア国防次官が2020年12月30日、露国防省が2020年2,700品目の主要装備と52,500品目の支援装備を取得したことを明らかにした。
 主要装備には航空機147機、陸上装備1,500両以上、ミサイルや砲兵装備300両、防空装備150品目などが含まれる。
 更にSu-57 22機を含む固定翼/回転翼機94機を2024年までに取得する。
 記事中の図はSu-57と有無人連携飛行をするOkhotnic重UAVで、露国防省は2020年にSu-57の量産1号機を取得するという。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly VKS takes delivery of firs Su-57 fighter <2103-011301>
 Su-57の量産1号機が、元々の量産1号機 (#01) が納入試験中に墜落してから1年後となる12月25日に宇宙航空軍 (VSK) の第929飛行試験センタに納入された。 VSKの塗装を施された#01には第929飛行試験センタの部隊章が描かれ、Novodibirskの民間空港に着陸した。
 Su-57についてショイグ国防相は12月21日に、2024年末までに22機2028年までに76機を受領すると述べている。
2021.01.09 共同通信

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ロシア北方艦隊、軍管区に昇格 NATOの北極圏進出をけん制 <2102-010903>
 プーチン大統領が2020年12月に北極圏防衛を任務とするロシア北方艦隊を1月1日から軍管区に格上げし、北極圏に面するコミ共和国、アルハンゲリスク州、ムルマンスク州、ネネツ自治管区を、北方艦隊の管区に移管する大統領令に署名していた。
 豊富な資源と北極海航路で注目される北極圏の実効支配を確保し、NATOの艦船の進出を牽制するのが狙いである。
 ロシアは、バレンツ海の大半を実効支配してきたが、2020年5月以後、NATOの艦船がバレンツ海や北極海航路を頻繁に航行しており、ロシアは警戒を強めている。
2021.01.06 Jane's Defence Weekly Russian MoD signs for more corvettes for Pacific Fleet <2103-010606>
 ロシア国防省が2020年12月15日、連合造船社 (
USC) 傘下のアムール造船社 (ASZ) にProject 20380コルベット艦4隻Project 20385コルベット艦2隻を発注したと発表した。 いずれも2024年~2028年に太平洋艦隊へ納入されるという。
2021.01.06 Jane's Defence Weekly Russian military's proportion of new hardware exeeded 70% in 2020 <2103-010601>
 ショイグ露国防相が2020年12月21日、2020年にYars ICBM 3個連隊分を取得するなど、ロシア軍の近代化が70%以上になると述べた。
= 以下、取得した主な装備 =
2021.01.06 時事通信

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サイバー攻撃は「ロシア発」 機密情報収集狙う 米当局 <2102-010605>
 米連邦捜査局 (FBI) と国家情報長官室、国家安全保障局 (NSA)、国土安保省サイバー・インフラ安全局 (CISA) が5日に共同声明で、複数の米政府機関が標的となった最近のサイバ攻撃についてロシア発とみられると結論付けた見解を明らかにした。 狙われた機関の活動妨害ではなく機密情報の収集が目的だったと考えられると分析している。  FBIによると、サイバ攻撃の影響を受けたのは官民合わせて18,000件で、そのうち政府機関は最大でも10件に満たないという。 米メディアによると、国防総省や財務、商務、国土安全保障の各省のほか、郵政公社などが含まれる。