年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2016.12.22 |
産経新聞 インターネット |
迎撃不能のミサイル開発を プーチン大統領、核の強化指示 |
<1701-122208>
プーチン大統領が国防省の幹部会合で22日、米国が整備するBMDSに迎撃されないミサイルを開発し、核戦力を強化す
る必要があると述べた。
大統領はまた、核戦力はしかるべき水準に維持されており、核兵器の6割は近代化されていると強調した。 |
2016.12.22 |
産経新聞 インターネット |
ロシア、衛星攻撃兵器の実験成功 米政権交代視野か |
<1701-122206>
米ニュースサイトWashington Free Beaconが21日、ロシアが新型人工衛星攻撃ミサイルの発射試験に成功したと報じた。 ロシアによる
ASATの試験は5回目としている。
CNN TVによると、標的の破壊は行わなかったもようだ。 |
2016.12.22 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「ロシア系ハッカー集団、マルウエアでウクライナ部隊追跡か=報告」 |
<1701-122205>
米サイバーセキュリティー企業CrowdStrike社が22日に発表した報告書で、ロシア政府と繋がりがあり米大統領選挙で民主党にサイバ攻撃を
仕掛けたとされるハッカ集団が、アンドロイド端末をマルウエアに感染させ、2014年末から
2016年にかけてウクライナの砲兵部隊を追跡していた可能性があることを明らかにした。
米情報当局は、ハッカ集団Fancy BearやAPT28はロシア軍の情報機関や参謀本部情報総局
(GRU)の意向に沿って活動しているとみている。 |
2016.12.20 |
Defense News |
Threat from Russian UAV jamming real, officials say |
<1701-122003>
Foreign Policyが10月に、ウクライナ東部でUAVによる監視を行っているOSCEが派遣した監視団(SMM)が8月
に電波妨害により監視ができなくなったと報じた。
ロシアは戦術電子戦装置の配備を進めており、在欧米陸軍はロシアの戦術電子戦能力が我
々を遙かに凌いでいるとその能力を認めた。 |
2016.12.14 |
Jane's Defence Weekly |
Russian Navy loses Su-33 from deck of Kuznetsov |
<1702-121401>
ロシア国防省が12月5日、空母Admiral Kuznetsov搭載のSu-33 1機が東地中海で着艦拘束
装置の不具合で海没したことを明らかにした。 国防省は事故の発生時期を明らかにしなかったが、他の報道から12月3日とみられる。
Admiral Kuznetsov搭載機では11月14日にもMiG-29KR 1機が墜落している。 この際も
着艦拘束装置の不具合からMiG-29KRは着艦できず周回飛行をしていたが、燃料切れで墜落したとみられている。 |
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2016.12.10 |
Stars & Stripes |
Putin's Russia seeks to project power with modern military |
<1701-121003>
プーチン大統領が進める軍近代化で、数十隻の戦闘艦や殆どの航空機を廃棄し、軍事力はソ連時代には見ることができなかった規模になっ
ている。 露政府は2020年までにRUB20T ($300B)を投入する計画で、2015だけでもRUB3.1T ($48B)と2014年の25%増で国家予
算の1/5以上の国防費を投入している。
これにより2015年には35発のICBM、240機以上の航空機、1,200両近いMBTとAPCを取得している。 更にRUB
2,000 ($31)に過ぎなかった兵士の月報をRUB4,000 ($620)と、市民の月収を上回る額に上げている。 |
2016.12.08 |
Yahoo |
産経新聞記事
「日露、年明けにも防衛協議 北極圏で中国牽制 3年ぶり2プラス2」 |
<1701-120801>
複数の政府関係者が、日露政府が外務防衛担当閣僚協議(2+2)を年明けにもモスクワで
開く方向で調整に入っていることを明らかにした。 今月15日に長門市で行う
日露首脳会談での意を目指す。 実現すれば3年ぶりで、北極圏でプレゼンスを強化する中国を牽制したい考えである。
日露2+2は2013年11月以来2回目で、日本側としては、安全保障協力を進展させることで、北方領土交渉の進展に向けた環境整備を行う狙い
もある。 |
2016.12.07 |
Stars & Stripes |
Putin says Russia can use Syria experience to update arsenal |
<1701-120705>
プーチン大統領がクレムリンで軍及び国家安全保障関係者に対し7日、シリアでの戦訓を装備の
近代化に生かせと訓示した。 |
2016.11.30 |
Jane's Defence Weekly |
Russian carrier jets flying from Syria, not Kuznetsov |
<1701-113001>
Airbus社の衛星が11月20日に撮影した画像では、空母Kuznetsovに搭載されているはずのSu-33 8機とMiG-29KR 1機
が、シリアLatakia県のHumaymim飛行場に駐機していることが明らかになった。 Kuznetsovは20機を
搭載できる。
11月14日にはKuznetsov搭載のMiG-29KRが着艦過程で機器の不具合により墜落している。 ロシアのニュースサイトGazetaは21日に、墜落の原因はエンジン
トラブルと空母に4本ある拘束索の1本が故障したためで、パイロットは緊急脱出したと報じた。
地中海のロシア艦隊は18日にもコルベット艦1隻がタグボートに引かれて黒海方向に向かっているのをNATO艦隊SNMG 2に所属していた
オランダのフリゲート艦が発見している。 |
【註】
艦載機であっても陸上基地が使えるのであれば、陸上基地を使用する方があらゆる点で効率的であることから、艦載機が陸上基地に移動したと言うだけでは空母に
問題が発生したとは断言できない。
むしろ、陸上基地が使用できるのに何故空母を東地中海に派遣したかと言うことになるが、露海軍存在の示威、NATO艦隊の誘引拘束、必要に応じてロシア艦隊の掩
護などが考えられる。 |
2016.11.30 |
Stars & Stripes |
Satellite images highlight potential problems with Russia's lone aircraft carrier |
<>1612-113003>
IHS Jane's社の専門家が11月20日の衛星画像から、シリア北部Khmeimim航空基地のエプロンに、10月に地中海東部に派遣された露
海軍唯一の空母Admiral Kuznetsovに搭載されているのと同型の戦闘機9機が駐機しているのを確認した。
これが事実であれば、艦載機の陸上への移動はAdmiral Kuznetsovにまた何らかの問題が発生したと思われる。 |
2016.11.29 |
Stars & Stripes |
Russia fully deploys 2 new divisions near Western border |
<1612-112903>
ロシア国防相が29日、新設した2個自動車化歩兵師団の配置を完了したと述べた。
2個師団はウクライナとベラルーシ国境の、Belgorod、Voronezh、Smolensk地方に配置された。 |
2016.11.23 |
Jane's Defence Weekly |
Russian industry makes push into the Iranian maket |
<1701-112306>
11月16~19日に開かれたイランのKish島(註:ホルムズ海峡に近いペルシャ湾の小島)航空展に、過去7回参加を
見送ってきたロシアが、UAC社、UEC社、Russian Helicopters社を初め中小の宇宙航空企業まで積極的に参加した。
また、ロシア宇宙航空軍はRussian Knights展示飛行隊のSu-27 6機を参加させた。 |
2016.11.23 |
Jane's Defence Weekly |
Russia reveals Bastion-P deployment in Syria |
<1701-112302>
ロシア国防省が11月15日、シリアに配備されたK-300P Bastion-P (SSC-5)沿岸防備システムが、シリアの
陸上目標に対し攻撃を行ったことを明らかにし、P-800 Onyx (SS-N-26)ミサイルに対攻撃能力があることを実証した。
発射されたのは少なくとも2発で、海岸が30km内陸のTartus地方Baniyasのある別々の発射機から発射された。
ラムジェット推進のP-800弾は200kgの準徹甲弾頭を搭載し300kmの射程を有するとされているが、ロシア国防相は
Bastion-Pに搭載するP-800弾の射程は300kmを遙かに超えるとしており、メーカは射程について15日にTVで、海上で350km、陸上で400kmと述べ
ている。 |
【註】
① Bastion-Pはわが国の北方領土にも配備されていると報じられており、対地攻撃能力を持ち射程が400kmであれば、国後島の西端に配置すれば札幌、室蘭も射程圏内
に入る。
【関連記事:1612-112202 (朝日新聞 2016.11.22)】
② 対空能力を殆ど持たないと思われるシリアの反政府勢力に対する攻撃に、ラムジェット推進によりMach 2.0~2.5で飛行するP-800弾は全く不要であることから、ロ
シアはシリアを新兵器の実験場に使っているとしか思えない。 |
2016.11.23 |
Jane's Defence Weekly |
Russia ramps uu Syria strikes |
<1701-112301>
シリアにおけるロシアの空爆が、11月15日以降Kalibr艦載CM、Bastion-P
対艦ミサイル、Su-33艦載機を投入し激しさを増している。 特にSu-33はロシアにとって初めての空母からの出撃で、TVのニュースで
は胴体下パイロンにFAB-500M-54汎用爆弾を搭載しているのが報じられた。 ただ11月14日に初めて空母Kuznetsovからシリアに向け発
進したものの地中海で墜落事故を起こしたMiG-29KRについては空爆に参加した形跡がない。
17日にはTu-95がロシア北部の基地から11,000kmを飛行してCM攻撃を行ったが、TASS通信によると少なくともその内の1機はKh-101搭載用に改造
されたTu-95MSMであったという。 |
2016.11.21 |
Stars & Stripes |
Russia deploys new missiles to the Baltic Sea region |
<1612-112105>
Interfax通信が21日、ロシアがカリーニングラードにBastionシステムの
発射機を配備したと報じた。 露海軍バルト艦隊は先週末に新型ミサイルを配備したと発表したが機種は特定していない。
Bastionシステムは対艦/対地用の射程450kmの超音速CM Oniksを
発射する。 |
2016.11.09 |
Jane's Defence Weekly |
Keel laid of Russian's first Project 20386 corvette |
<1701-110910>
ロシアで10月28日、Project 20386コルベット艦の一番艦Derzkiyの船台での組み立てが開始された。
2019年には進水し、2021年に海軍へ引き渡される。
全長109m、排水量3,500tのProject 20386はProject 20380の後継で、Project 20380がディーゼルエンジン4基を搭載した
CODAD推進であったのに対し、ガスタービン2基とディーゼルエンジン及び電動機を搭載したCODLOG推進
になっていて、速力30kt、航続距離5,000nmの性能を持つ。
武装は100mm砲1門、30mm CIWS 2基のほか、Klub ASCM、Kalibr-NK
LACMを発射する8セルのVLS、16セルの
9K96 SAMの発射機を装備している。 またKa-27PLまたはVTOL UAVを格納する格納庫も装備している。 |
2016.11.02 |
Jane's Defence Weekly |
Russian defence budget set to drop by 12% |
<1612-110209>
ロシア財務省が10月に発表した2017年の予算方針と2018~2019年の計画によると、国防費は2017年に8.5%、2018年
に更に3.2%削減され、2016年にRUB3.1Tであったのが2018年にはRUB2.728Tまで12%下落する。 その後2019年には3.2%の上昇
に転じるという。
この結果国防費がGDPに占める割合は、2016年に3.8%であったものが2018年には2.9%と、2012年以来最低になる。 |
2016.10.29 |
Yahoo |
時事通信記事
「ロシア機、シリア上空で異常接近=米軍」 |
<1611-102901>
米軍が28日、シリア上空でロシア軍の戦闘機が17日に米軍主導の有志連合の軍用機に800mまで異
常接近したと明らかにした。 米メディアによると、接近を受けたのは米軍機だったという。
米軍当局者は悪質な意図があったとはみていないと、偶発的なものだったとの認識を示した。 |
2016.10.26 |
Jane's Defence Weekly |
Russian carrier sails for the Med |
<07.pdf>1612-102607>
ロシア国営TASS通信が、同国唯一の空母(航空機搭載重巡洋艦)Admiral Kuzunetsovと同艦を支援する艦隊が地中海
へ向かっていると報じた。 北海艦隊は10月15日、派遣艦隊はAdmiral Kuzunetsovのほか、Kirov級原子力推進戦闘巡洋艦Pyotr
Velikiy、大型対潜艦Severomorsk及びVice Admiral Kulakov、各種支援艦で構成されていると発表した。
これに対してNATOはこの艦隊を監視する計画を策定しており、カナダ空軍のCP-140、米海軍のP-8Aなどの航空機と、英海軍のType 23フリゲート艦1隻、Type 45駆逐
艦1隻も監視にあたっている。 |
2016.10.19 |
Jane's Defence Weekly |
Iskanders in Kaliningrad spook Eastern Europe |
<1612-101904>
ロシアが射程500km(恐らくそれ以上の)Iskander-Mをカリーニングラードに配備したことに周辺国が憂慮
している。 Iskander-Mは10月7日に商船で搬入された。
ロシアは今までにも演習目的で、2013年12月にカリーニングラードにIskanderを一時的に持ち込んだことがある。 |
2016.10.19 |
Jane's Defence Weekly |
Russian carrier works up for Syrian deployment |
<1612-101902>
露海軍高官が10月13日にIHS Jane'sに、露海軍唯一の空母Admiral Kuzunetsovは間もなく作業を終えて
Murmanskを出港し、地中海東部に向かうという。 露国防相が9月21日、Admiral Kuzunetsovには護衛にあ
たる戦闘艦6隻のほか、3~4隻の支援艦船が同行するという。
Admiral KuzunetsovはMiG-29K/KUB 12機を搭載するほか、Ka-52K攻撃ヘリも1機確認されている。 |
2016.10.15 |
Yahoo |
時事通信記事
「最新鋭ミサイル売却で合意=軍事協力拡大の思惑一致―印ロ首脳」 |
<1611-101503>
インドのモディ首相が15日、新興5ヵ国(BRICS)首脳会議のため訪印中のプーチン大統領と会談し、ロシアが
S-400をインドに売却することで合意した。
原発建設などエネルギ分野の協力拡大でも一致した。 |
2016.10.12 |
Jane's Defence Weekly |
Russia sends cruise missile ships to Mediterranean |
<1611-101216>
TASS通信が10月5日、長距離LACMを装備する2隻を含む3隻の露海軍戦闘艦が地中海に
入ったと報じた。
8月19日にシリアに対しLACMを発射したBuyan-M級コルベット艦と同型の2隻は4日にセバストポリを出港して、2015年9月以来シリア沖で活動
している艦隊に合流する。
またLACMは装備していないが、P-120 Malakhit (SS-N-9) ASCMを装備するコルベット艦Marazhも翌日、
地中海に向け出港した。 |
2016.10.12 |
Jane's Defence Weekly |
Russia deploys S-300 system to Syria |
<1611-101215>
TASS通信が10月4日に露国防省報道官の発言を引用して、S-300 1個中隊が既にシリアに展開していると報じた。
これについて露国防相は、S-300は他国に何ら脅威を与えるものではなく、艦載型のS-300は黒海艦隊の戦闘艦に搭載されて
既に現地にいると述べた。 S-300F FortはS-300Pの艦載型である。 |
2016.10.12 |
Yahoo |
産経新聞記事
「露へ対抗措置検討 米大統領 ハッキングに警告」 |
<1611-101208>
アーネスト米大統領報道官が11日、ロシア政府が米大統領選などの選挙
に干渉するためハッキングを指示していたと米情報機関が主張している問題で、オバマ大統領は相応の対抗措置
を検討していると記者団に語り、ロシア側に対する報復を警告した。 同報道官は、米政府のサイバ戦機関には他国に対して攻撃を実行する能
力があると、ロシア側へのサイバ攻撃を実施する可能性を示唆した。
米メディアによると、米政府はロシアや中国からのサイバー攻撃に対する制裁も検討している。 |
2016.10.12 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「中ロ、2度目のミサイル防衛合同演習を来年実施 米韓に対抗」 |
<1611-101206>
新華社が11日、中国とロシアは11日に北京で開かれた防衛フォーラムで、2度目のミサイル防衛合同演習を
来年実施すると発表したと報じた。 詳細は明らかにされていない。
米BMDSの韓国配備計画に米韓両国が合意したことを受けた措置という。 |
2016.10.11 |
NHKニュース |
ロシア・トルコ首脳会談 関係修復が進む |
<1611-101102>
ロシアのプーチン大統領が10日にトルコを訪問してエルドアン大統領と首脳会談を行い、両国を結ぶ
ガスパイプラインの建設で正式に合意したほか、戦闘が激化しているシリア北部の都市への人道支援を両国が協力して行うことでも一致し、昨年11月のトルコ軍
によるロシア軍機の撃墜で悪化した関係の修復が急速に進んでいる。
この中で、両首脳はロシア産の天然ガスをトルコなどに輸出するためのパイプラインを建設することで正式に合意すると共に、トルコ南部のアックユで
ロシアが支援して原子力発電所を建設する計画を加速することでも一致した。 |
2016.10.10 |
産経新聞 インターネット |
ロシアがシリアの海軍基地を恒久化へ 足掛かりに中東で影響力強化狙う |
<1611-101003>
タス通信が、ロシア国防次官が10日にシリア西部のタルトスにある海軍基地を
恒久的に使用する方針を明らかにしたと報じた。 ロシアはシリア側との合意文書を準備中で、近く議会で
批准手続きを行う予定という。
シリアは1971年の合意に基づき、ロシアにタルトス港を基地として提供してきたが、ソ連崩壊後には基地を使わなくなった。 しかし2008年
のジョージア南オセチア紛争後、利用を再開し、基地の整備を進めてきている。 |
2016.10.08 |
Stars & Stripes |
Baltic region worried about Russian missiles in Kaliningrad |
<1611-100802>
ポーランドとエストニアが9日、ロシアがカリーニングラードへIskanderを
搬入したことに対し、憂慮を表明した。 Iskanderが輸送船Ambalに積載されるところは米偵察衛星に捕捉されている。
これについてロシアは、通常の訓練の一環であると懸念を否定した。 |
2016.10.08 |
東京新聞 インターネット |
ロシアがハッキングで選挙介入 米政府、公式に非難 |
<1611-100801>
米政府が7日、ロシア政府が米大統領選や議会選など米国の選挙に介入するため、米国の政
治団体を含む個人や団体のメールをハッキングするよう指示したと非難する声明を発表した。
米大統領選では民主党候補クリントン氏の選挙陣営や同党全国委員会のコンピューターシステムがサイバ攻撃を受けたほか、全米20州以上の有権者登録データベース
などの選挙関連システムも攻撃を受けたことが明らかになっている。 |
2016.10.07 |
Stars & Stripes |
Russian military considers return to Cuba, Vietnam |
<1611-100706>
ロシア国防次官が国会議員の質問に答えて7日、ロシア軍がキューバとベトナムに戻ることを検討していると述べた。
ロシアは2001年にプーチン大統領が、米国との関係改善の証として両国からの軍の撤退を命じていた。 |
2016.10.04 |
Military Times |
Russia sends more air defense missiles to Syria |
<1611-100405>
ロシア国防省報道官が4日、ロシアがシリアのタルツゥス港にあるロシア軍施設とロシア艦船を防護するため、S-300 SAM 1個
中隊をシリアに派遣したと発表した。
ロシアはすでにS-400をLatakia県沿岸のHemeimeem空軍基地に派遣している。 |
2016.10 |
International Defence Review |
New Russian combat UGV breaks cover, Uran-9 readies for service |
<1611-100007>
ロシアがBMP-3 IFVを元にした戦闘UGV (UCGV) Vikhrを公表した。 このシステム
はBMP-3だけでなく、BMP-1/BMP-2 IFV、Ural重トラック、BMP-80 APCなどの、戦闘重量が7~15tの他の装甲車両にも装着
可能であるという。
Vikhrは遠隔操作センサパッケージを搭載し、30mm機関砲、7.62mm機関銃、AT-14 ATGM 6発を装備している。 |
2016.09.28 |
Jane's Defence Weekly |
Face off |
<1611-092811>
= 欧米とロシアの関係を論じた3頁の記事 =
・A2/AD challenge
・European response
・Technology offset |
2016.09.26 |
Defense Update |
Russia plans to deploy anti-satellite airborne laser weapons |
<1610-092605>
タス通信が、ロシアが対衛星用に航空機搭載の高出力レーザ(HEL
)兵器(ABL)を開発していると報じた。 このABLはHELにより衛星のセンサを眩惑あるいは破壊
することを目指しており、有効距離は1,500kmという。 更に出力を上げて航空機やBMを破壊することも考えら
れている。
ロシアはソ連時代からABLの開発を進めており、1981年にはIl-76MD-90EにHELを搭載した実験機を飛行させている。 その後2009年に計画は
A-60SEとして再開され、1LK222 HELを搭載して行われている。
計画は2011年に財政上の理由から中断されたが、ロシア政府は依然として関心を持っているようである。 実用型では機体に
Il-476または次世代爆撃機PAK-DAが使用されると見られる。 |
2016.09.21 |
Jane's Defence Weekly |
India, Russia reach deal on FGFA and Ka-226T helo |
<1611-092111>
インドとロシアが、10月中旬にゴアで開かれるBRICS首脳会議に合わせて開かれる印露首脳会談に先駆け、次世代戦闘機
FGFAの共同開発と、Ka-226T多用途軽ヘリ200機のライセンス生産で最終合意した。
FGFAでは当初ロシアが要求した$5Bの分担金が$3.7Bにまで引き下げられている。 Sukhoi社はFGFAの元となる
T-50 PakFa 3機の引き渡しに合意しているほか、搭載エンジンをSaturn AL-41F1からより
強力なエンジン(註:現在の呼称はItem 30)に換装することなど、インドが要求している50件の改良にも合意している。
FGFAの調達予定機数は、当初220機であったのが2012~2013年に130~145機になり、現在では100機に引き下げられ
ている。 |
2016.09.21 |
Jane's Defence Weekly |
Russian MoD places USD2 billion in orders, with focus on shipbuilding |
<1611-092109>
ロシア国防省が17件、RUB130B ($2B)にのぼる調達契約を行った。 主たるものは艦船建造
である。
艦船では、既に5隻が納入され、カスピ海小艦隊に3隻、黒海艦隊に2隻が配備されているProject 21631 Buyan-M級コルベット艦3隻が追加建造
される。 またProject 636.3 Varshavynka級(改Kilo級)潜水艦6隻も太平洋艦隊用に建造
され、2019~2021年に納入される。 |
2016.09.14 |
Jane's Defence Weekly |
'Second-phase' engine for T-50 nears completion |
<1610-091409>
TASS通信が、第二段階エンジンを搭載したT-50 PAK FAの飛行試験が間もなく完了
すると報じた。 PAK FAは当初、2015年にItem 30と呼ばれるこのエンジンを搭載する計画であったが、現在はSu-35
が搭載しているItem 117S (AL-41F1S)を搭載している。
Item 30はIR放出が少なく、推力が15~18%向上するうえ、燃料効率も良くライフサイクルコストも低減できるという。 |
2016.09.08 |
産経新聞 インターネット |
ロシアの Su27 戦闘機が米機に異常接近 黒海上で距離3メートル、互いに非難 |
<1610-090802>
米国防総省報道部長が7日、同日にロシアのSu-27が黒海上空で米海軍のP-8対潜哨戒機に
異常接近し19分間にわたり飛行を妨害したと述べ、不必要に緊張を高め事故につながりかねない行為だと非難した。
ロイタ通信によると、ロシア機は3mの至近距離まで近づいたという。
これに対しロシア国防省は、米軍機が識別信号を発しないまま黒海上のロシア領空に2度接近を試みたため、2クリミア半島のベルベク基地から戦闘機を緊急発進させ
たと発表し、米側を批判したとロシアメディアが伝えた。 |
2016.09.07 |
Defense News |
Is MEADS back in running for Poland's missile defense competition? |
<1610-090705>
米国防総省報道官が7日、ロシアのSu-27 1機が黒海の公海上空を哨戒飛行していた米海軍P-8A
に30呎の距離まで異常接近したことに対し、緊張を高める危険な行為であると非難した。 ロシア機の接近は4回
にわたって行われ、そのうちの1回では19分間にわたり追跡を受けたという。
これについて露国防省報道官は、米軍機はIFFの応答機をOFFにしており、2回にわたりロシアの領空に接近したと述べたが、米国防総省
高官はP-8Aが応答器をOFFにすることはあり得ないと反論している。 |
2016.08.24 |
Jane's Defence Weekly |
Russian bomber strike from Iran |
<1610-082401>
ロシア国防省が8月16日、この日早朝にシリアでの任務に就くTu-22M3とSu-34 4機が、イランの
Hamadan航空基地を離陸したと発表した。
Airbus社の衛星が18日にHamadanを撮影した写真には、Su-34 4機とIl-76 2機が写っていた。 |
2016.08.18 |
日経新聞 インターネット |
ハッカー集団、米政府のサイバー攻撃ソフトを奪取か 米報道 |
<1609-081803>
米メディアが17日までに、シャドーブローカーズと名乗るハッカー集団が、政府がサイバ攻撃に使っているコンピューターウ
イルスを盗んだとウェブサイトで公表したと報じた。 ネット上で入札を実施して、最高額の相手に売却するとしているという。
このウイルスソフトは米国家安全保障局(NSA)が使っていた攻撃ソフトとみられ、公表されたソフトの設計図の一部によると、NSAの手口に類似し
ていると専門家はみている。 NSAは外国の情報を収集する目的で、攻撃ソフトを使って外国機関のシステムなどに侵入しているとされる。
このハッカ集団はロシア政府の指揮下にあるとの指摘もあるり、ロシアは民主党全国委員会幹部のメール流出にも関与した疑いがあるとして米
連邦捜査局(FBI)が捜査を進めている。 |
2016.08.17 |
Jane's Defence Weekly |
Russia developing Razdan next-gen satellite |
<1610-081709>
ロシアのビジネス紙であるKommersat紙によると、露国防省が2013年と2015年に打ち上げた14F137 Persona衛星に代わる光
学偵察衛星14F156 Razdanを、2019、2022、2024年に打ち上げることを明らかにした。 RazdanはPersonaの改良型で、通信の速度と保
全性が向上したデータリンクを搭載しているという。
現有のPersonaは30cmの解像能力を持つという。 |
2016.08.17 |
Jane's Defence Weekly |
Kiev braced for nre separatist offernsive |
<1610-081702>
ロシアはシリア内戦や米大統領選への介入を行っているが、ウクライナ東部の
Donbas地域での新たな攻勢の準備を静かに進めている。
国連の人権高等弁務官は、この2ヶ月間に於けるこの地域の民間人の負傷は過去最多で、7月にはこの1年間で最多を記録したと報告している。 |
2016.08.17 |
NHKニュース |
ロシア イラン軍基地からシリアへ初の空爆 |
<1609-081701>
ロシア国防省が16日、イラン西部のハマダンにあるイラン軍の基地からTu-22M3とSu-34を出撃
させ、シリア北部のアレッポと東部のデリゾール、北西部のイドリブで空爆を行ったと発表した。 空爆では、
ISILヌスラ戦線から名前を変更した武装組織の弾薬庫などを破壊したという。 ロシアの複数のメディアによると、シリアへの空爆でロシア軍が
イラン軍の基地を利用するのは初めてである。
これについてイランは、イランとロシアは戦略的に連携し施設を共有していると述べ、ロシアやシリアと連携していく考えを示した。 |
2016.08.10 |
Jane's Defence Weekly |
India to acquire three Russian frigates |
<1610-081010>
インドがロシアから、Project 11356M Admiral Grigorovich級フリゲート艦の最終3隻を購入
する。
この3隻は元々、ロシアが黒海艦隊に配備する予定であったものである。 |
2016.08.10 |
Jane's Defence Weekly |
Russian MoD disputes published Kalibr strike costs |
<1610-081004>
ロシアのNezavisimoe Voennoe Obozrenie (NVO)紙が7月22日、ロシアがシリアで行っている6ヶ月間の戦いと
44発のCM攻撃を行った2時間の戦費は、合わせてRUB3T(註:=$53B)にのぼると見積もったと報じた。 特に44発の
3M-54 Kalibr (SS-N-27A)は合わせて$41Bで、1発の価格は$1Bにのぼるとしている。 これは今まで公表され
た数千倍であるという。
ロシア国防省はこの報道を否定している。 |
2016.08.10 |
Yahoo |
産経新聞記事
「露・トルコが再接近誇示 両首脳、爆撃機撃墜後初の対面 欧米牽制で思惑一致」 |
<1609-081002>
ロシアのプーチン大統領が9日にサンクトペテルブルクでトルコのエルドアン大統領と会談し、両国関係やシリア
問題について協議した。 共同記者会見に臨んだ両首脳によると、ロシアが対トルコ経済制裁を段階的に解除し、経済関係の水準を回復させ
る方針で一致すると共に、ロシアによるトルコでの原子力発電所建設や、同国向け天然ガス・パイプライン敷設計画を再開させることでも合意した。
トルコでの7月のクーデター未遂後、エルドアン氏の外国訪問は初めてで、両首脳には昨年11月のトルコ軍による露爆撃機の撃墜で冷え切った関係の修復を誇示し、欧
米を牽制する狙いがありそうである。 |
2016.07.27 |
Jane's Defence Weekly |
Russia plans carrier deployment to Med |
<1609-072705>
TASS通信が7月9日、ロシア海軍が唯一保有している空母Admiral Kuznetsovが11月から2017年1月まで、
シリアでの作戦のため地中海東部に派遣されると報じた。 同艦はSu-33及びMiG-29K/KUB 15機
と、Ka-52K、Ka-27、Ka-31を10機を搭載している。
同艦はこの任務終了後の2~3月に北海艦隊に戻り、大規模な修理と近代化工事が行われる。 |
2016.07.24 |
毎日新聞 インターネット |
ロシア クリミアへ架橋着々 全長19キロ 報道陣に公開 |
<1608-072402>
ロシア政府が24日までに、クリミア半島とロシアを隔てるケルチ海峡に建設中の全長
19kmの橋を外国報道陣に公開した。 ロシアは橋の建設は順調と強調し、実効支配の基盤強化を図ろうとしている。
ロシアによる支配の下でウクライナと対立を深めるクリミアは、ウクライナからの陸上輸送を阻まれ、物資調達に支障が出ている。 |
2016.07.11 |
Defense News |
Russia offers India nuclear aircraft carrier |
<1608-071102>
インド海軍当局者が、ロシアがインドに対し原子力空母の売り込みを図っており、駐印露大使館の外交官によると、
このため先週ロシアのチームが訪印したという。
ロシアが売り込んでいるのはProject 23000E Shtormと呼ばれる全長300m、排水量65,000tの空母で、インドでは
Stormと呼ばれる。
一方米国もインドに対し電磁カタパルト(EMALS)技術の提供を申し出てはいるが、原子
力推進装置の提供は行わないという。 |
2016.07.06 |
Jane's Defence Weekly |
Russian calls for permanent carrier presence in Med likely to fall short |
<1608-070609>
ロシア下院国防委員会委員長が、国会が露海軍唯一で建造後25年経つ空母Admiral Kuznetsov
を地中海に常駐させるよう要求したと述べた。
Admiral Kuznetsovは搭載機をSu-33からMiG-29Kに換装しつつある。 |
2016.06.30 |
Defense News |
Russian frigate again plays games with US ships |
<1607-063004>
7月17日に地中海で、米空母と駆逐艦に1時間以上にわたり付きまとったロシアのProject 1154 Neustrashimy級フリ
ゲート艦FF-777 Yaroslav Mudryyが、30日に別の米空母接近し危険な行為を行った。
ロシア艦の妨害を受けたのはシリアとイラクでの空爆作戦に従事していた空母Dwight D. Eisenhowerと巡洋艦San Jacintoで、
Yaroslav MudryyはSan Jacintoに150ヤードまで接近した。 |
2016.06.29 |
Military Times |
Russian defense minister promises response to NATO's buildup |
<1607-062907>
ロシアのショイグ国防相が29日、ロシアは国境近くでNATO軍が増強されているのに対応して、軍備を増強すると述べ
た。
具体的にはロシア西部軍管区に2,000システムの新装備を配備すると共に、バルチック艦隊に新型艦
や新装備を追加配備するとしている。 また、これらを支援する陸軍の新たな部隊も編成するとしている。 |
2016.06.28 |
Yahoo |
産経新聞記事
「露大統領府、トルコ大統領がロシア軍機撃墜事件めぐり謝罪と発表 プーチン氏に書簡」 |
<1607-062801>
ロシア大統領府が27日、昨年11月にロシア軍機がトルコ領空を侵犯したとしてトルコ軍に撃墜された事件をめぐり、
プーチン露大統領がトルコのエルドアン大統領から、事件に対し謝罪する内容の書簡を受け取ったと明らかにした。
露大統領府によると、エルドアン氏は書簡でトルコ側にロシア軍機を故意に撃墜する意図はなかったと強調し、申し訳なかったと謝罪した。 |
2016.06.15 |
Jane's Defence Weekly |
Russia relocates motor rifle units |
<1608-061503>
ロシアが2個独立自動車化狙撃旅団の西方への配置転換を行っている。 いずれの旅団もと
りあえず西部戦略軍管区へ配置されているが、いずれ第20混成軍の隷下に入る模様である。
西シベリアにいた第28自動車化狙撃旅団はベラルーシとの国境から30kmのKlinssyへ、南部軍管区にいた第23自動車化狙撃旅
団はウクライナ国境から20kmのValuykiに移駐した。 |
2016.06.15 |
Defense News |
NATO runs massive Baltic exercise, with little Russian meddling |
<1607-061505>
米第6艦隊が15日、NATOがバルト海で17ヶ国が参加したBALTOPS演習を6月上旬から行っている
が、ロシアによる妨害はほとんどないと発表した。
ロシアは偵察艦2隻と航空機による情報収集活動を行っているが、これはBALTOPS 2015の際より小規模だという。 |
2016.06.11 |
Defense News |
Russia unveils new navy icebreaker in Arctic military focus |
<1607-061102>
ロシア海軍が10日、45年ぶりとなる砕氷艦Ilya Murometsを進水させた。 同艦は
2017年に北方艦隊に配属されるという。
同級艦の一番艦であるIlya Murometsは、全長85m、排水量6,000t、砕氷能力1mで、北極航路5,600kmを航行できる航続距離を持つという。 |
【註】
これより先にロシアは、1.5mの砕氷能力を持つ100mm砲とASCM/LACM発射機2基を持つ砕氷コルベット艦Project
12550 2隻を発注している。
【関連記事:1607-051110 (JDW 2016.05.11)】 |
2016.06.09 |
Defense News |
Finland, Russia in talks over NATO relationship |
<1607-060905>
ロシアの外相が6月6日にフィンラインド外相とモスクワで会談した際、フィンランドがNATOとの関
係強化を行っていることに対し懸念を表明した。
ロシアは、スウェーデンとフィンランドがNATOに加盟するのではとの疑義を持っており、プーチン大統領が7月にフィ
ンランドを訪問し、フィンランド大統領と会談する際にも、この問題を提起すると見られる。 |
2016.06.03 |
産経新聞 インターネット |
中国への最新鋭対空ミサイル供与は18年以降 露軍需企業社長が表明 |
<1607-060304>
ロシアのコメルサント紙が3日、ロシア軍需関連国営企業ROT社のチェメゾフ社長が、S-400の中国への引き渡しは2018年以
降になるとの見通しを明らかにした。
同社長は、武器の供給は自国軍を優先し、その後に外国に売るという規則があると述べている。 |
2016.06.01 |
Jane's Defence Weely |
Russia to update sole carrier in 2017 |
<1607-060105>
TASS通信が、ロシアが唯一装備している空母Admiral Kuznetsovが2017年初期から
大規模改修を行うと報じた。
同艦は1985年に建造されて以来、2015年中頃に3ヶ月にわたるセミオーバーホールを受けた以外、大規模な修理改修は行われていないという。 |
2016.05.29 |
産経新聞 インターネット |
中露、コンピューターで初の合同 MD 演習 米に対抗…連携高める |
<1606-052901>
ロシア国防省が28日、ロシア軍と中国軍が初めて合同でコンピュータによるBMD演習を
23~28日にモスクワで実施したと発表した。
ロシア国防省は、第三国に対抗するものではないとしているが、中露は米国が欧州諸国や日本、韓国と進めるBMDS網構築の動きに強く反発
しており、米国に対抗するため連携を高める狙いがあるとみられる。 |
2016.05.28 |
東京新聞 インターネット |
ロシア、米 MD 配備国に照準も プーチン大統領が威嚇 |
<1606-052805>
プーチン大統領が訪問先のギリシャで27日、米BMDSの欧州配備を巡り、ルーマニアとポーランド
に対し、ロシアのミサイルの照準を合わせることにもなり得ると語り威嚇した。
プーチン大統領はルーマニアに配備されたAegis Ashoreが攻撃用に転用可能だと主張し、われわれの安全を守るために対抗措置を取らざるを得なくなるとあらためて警
告した。 |
2016.05.25 |
東京新聞 インターネット |
シリアで「イスラム国」が砲撃か ロシア軍のヘリや車両破壊 |
<1606-052501>
米情報関連企業Stratforが24日に衛星写真の分析分析結果として、ISILが今月中旬に
ロシア軍が使用しているシリア中部ホムスのアサド政権軍基地を砲撃し、ロシア軍の攻撃ヘリ
4機や軍用車両20両が破壊されるなど大きな被害があったと発表した。
またISIL系のニュースサイトも15日に、ロシアの攻撃ヘリ4機と軍用車両20両を砲撃で破壊したと伝えていた。 |
2016.05.17 |
Military Times |
Russians building army base at Syria's Palmyra site |
<1606-051705>
シリア軍がロシア軍の支援を受けUNESCOの世界遺産があるパルミラをISILから奪還したが、その衛星画像から遺跡
を調査している米国の研究機関が17日、同地にロシア陸軍が新たな陸軍基地を設営していると発表した。 |
2016.05.11 |
Jane's Defence Weely |
Russia orders Project 23550 Artic corvettes |
<1607-051110>
ロシア国防省が、Project 23550砕氷コルベット艦2隻を発注したと発表した。
Project 23550はヘリ甲板を持つ1.5m厚の砕氷能力のコルベット艦で、A-190 100mm砲のほか、艦尾に
コンテナ式ミサイル発射機2基を装備して、Club ASCM及びKalibr-NK LACMを
発射できる。 |
2016.05.11 |
Jane's Defence Weely |
Russia to create two extra army divisions to counter NATO |
<1607-051108>
ロシアが、NATOの国境兵力増強を理由に、2016年内に西部軍管区と南部軍管区に2個師団を新設する。 新設師団は
複数の現有旅団を元に編成されるが、その編制はソ連時代と同じ6個連隊編制で10,000名規模
と見られる。
ロシアは現在2個師団を保有しているが、この師団新設により西部軍管区に2個師団、南部と中部軍管区にそれぞれ1個師団ずつの、合わせて
4個師団を保有することになる。 |
2016.05.11 |
Jane's Defence Weely |
Russia and China vow to deepen military ties |
<1607-051101>
TASS通信が4月27日、ロシアのショイグ国防相が中国との軍事協力関係強化の計画を明らかにしたと報じた。
それによると両国は、共同演習や行事を昨年以上の回数実施するとしている。 |
2016.04.29 |
Military Times |
Defense official: Russians buzzed a U.S. plane in Baltic Sea |
<1605-042902>
ロシアのSu-27が29日にバルト海上空でまた、米空軍のRC-135に100ftまで
異常接近し、バレルロールなど危険な飛行を繰り返した。 |
2016.04.27 |
Jane's Defence Weekly |
Russia closes one of two runways at Syrian airbase |
<1606-042701>
ロシアが使用しているシリアのHumaymim航空基地で、2本ある滑走路の1本が閉鎖された模様
である。
滑走路閉鎖は3月29日と4月7日の間に行われた様で、滑走路の両端に閉鎖を示す×マークが書かれている。 |
2016.04.22 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「シリア駐留のロシア軍、イスラエル軍機に発砲=新聞」 |
<1605-042204>
イスラエルの有力紙が22日、シリアに駐留するロシア軍がイスラエルの軍用機に対し少なくとも2回
発砲したと報じた。 情報源は明らかにしていない。 また、発砲の日時や場所、イスラエル軍機に命中したかどうかも明らかではない。
これとは別に、イスラエルのTVがロシアの戦闘機が先週、シリア沖の地中海上空でイスラエルの戦闘機に接近したと報
じた。 両機の間に交信はなかったという。 |
2016.04.22 |
東京新聞 インターネット |
シリアでロシア軍増強の動き 米、一時停戦に逆行と懸念 |
<1605-032>
ローズ米大統領副補佐官が21日、シリア北部でロシア軍が増強されているとして、一時停戦を脅かす否定的な動きと懸念を表明、ロシアが支援
するアサド政権による停戦違反が横行していると非難した。
米国防総省によると、ロシア軍がシリア北部に砲兵部隊を配置しているのが確認された。 |
2016.04.21 |
Yahoo |
時事通信記事
「『かなり』残存=シリアのロシア軍―NATO 総長」 |
<1605-042101>
トルコ訪問中のストルテンベルグNATO事務総長がシリア情勢について21日、ロシア軍は一部撤退を発表したにもかかわ
らず、かなりの数がアサド政権を支えるためシリアに残存しているとロシアを非難した。 |
2016.04.20 |
Jane's Defence Weekly |
Modernised Russian strategic bombers to debut in Moscow Victory Day parade |
<1606-042005>
ロシア空軍が5月9日に行われる戦勝記念日行事に、改良型爆撃機を参加させる計画で、4月13日に行われた予行では、改良型Tu-160M1 1機と、機
外にKh-101/102を装備した改良型Tu-95MS 3機が飛行した。
それぞれの改良型Tu-95MSは、7.5mのKh-101/102を搭載できるようにした機内弾庫に8発、
翼下に4発を搭載する。 |
2016.04.20 |
Jane's Defence Weekly |
Russian aircraft buzz warship in Baltic Sea |
<1606-042002>
在欧米軍当局者が4月13日、ロシア軍機3機がバルト海で、米海軍艦に対し
挑発飛行を行ったと述べた。
それによると4月11日と12日の両日にSu-24 2機が駆逐艦Donald Cookに対し挑発飛行を行い、その前にはKa-27 1機
が7回にわたり同艦上空を旋回飛行した。 |
2016.04.17 |
Stars & Stripes |
Russian fighter jet barrel rolls US plane in latest Baltic incident |
<1605-041703>
バルト海の公海上空で14日、米空軍のRC-135にロシアのSu-27 1機が50ft
まで異常接近し、バレルロールを行うなど危険な挑発を行った。 |
2016.04.13 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's UAC developing three heavy UAVs |
<1606-041307>
ロシアUAC社当局者がIHS Jane'sに対し、現在三種類の重UAVの開発を行っていると述べ
た。 開発しているのは最大離陸重量(MTOW)が3t級、5t級及び10t級
であるという。 |
【註】
米国のUAVでは、Global HawkのMTOWが12t、Reaperが4.5t、Predatortが1tである。 |
2016.04.13 |
Jane's Defence Weekly |
Russia moves on sixth-generation fighter |
<1606-041305>
ロシアの第五世代戦闘機T-50/PAK FAの本格量産は2017年までに開始されるが、ロシアは既に第六世代戦闘機の開発
に着手している模様である。
第六世代戦闘機は更なるステルス性能や次世代推進装置のほか、DEWを搭載する有人/無人両用機になると見られる。 |
2016.04.13 |
Jane's Defence Weekly |
Russia orders another 30+ Su-30SMs |
<1606-041304>
ロシア国防省が4月3日、Su-30SMを30機以上発注したと発表した。 現地メディアは6日に発注数は
36機で、全機が空軍向けと報じているが、業界紙はそのうち8機は海軍向けとしている。 現在露軍空はSu-30SMを、空軍が88機、海軍が28機保有している。
Su-30SMは輸出仕様のSu-30MKを元にした多目的戦闘機で、フランス製やイスラエル製の電子装置も搭載されている。 |
2016.04.13 |
Jane's Defence Weekly |
Russia forward deploys new attack helicopters in Syria |
<1606-041301>
Airbus社の衛星が3月31日、Ka-52 Alligator 4機とMi-28N Night Hunter
3機がホムスの東北30kmに位置するAl-Shayrat航空基地にいるのを確認した。 同基地には今までMi-24とMi-35がいるのは確認されてお
り、この日も4機が駐機していた。 また同基地北方には122mm 2A18 (D-30)榴弾砲6門からなる1個中隊も確認されている。
3月17日の報道でKa-52とMi-28NはHumaymimにいるのが初めて初めて確認されていた。 |
2016.04.13 |
Defense News |
Russian attack aircraft just flew within 30 feet of a U.S. Navy ship |
<1605-041302>
ロシアのSu-24複数機が12日にバルト海で米海軍駆逐艦Donald Cookに対し、30ft以内まで接近する
"模擬攻撃"を行った。 但し、翼下に武器は搭載していなかった。
【その際、Donald Cookから撮影した映像】 |
2016.04.06 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's defence exports slip to USD14.5bn in 2015 |
<1605-040617>
プーチン大統領が3月29日、2015年の武器輸出額が$14.5Bであったことを明らかにした。 これは$15.6Bであった2014年より
8.6%少ない額である。
一方2015年の新規受注額が$26Bで、受注残高は$56Bにのぼることも明らかにした。 |
2016.04.06 |
Jane's Defence Weekly |
Iskander TEL spotted in Syria |
<1605-040606>
ロシアのZvezdz TVが3月27日、シリアのHumaymim航空基地にいるIskanderのTELの
映像を流した。 また20日にはAirbus社の衛星も同じ場所にIskanderがいるのを確認している。
Iskander-Mは射程500kmのTBM 2発のほか、シリア軍も装備しているK-300P Bastion-P対艦ミサイルなども発射できるが、今回は確認できてい
ない。 |
2016.04.06 |
Yahoo |
時事通信記事
「ナゴルノ紛争でロシア非難=アルメニアに『肩入れ』―トルコ大統領」 |
<1605-040602>
トルコのエルドアン大統領が6日、アゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフをめぐる紛争で、ロシアがアルメニアの側
に付いていると非難した。
エルドアン大統領は、ロシアはトルコが紛争で一方に味方していると主張するが、そうしているのはロシアだと批判、ロシアはウクライナやジョージア(グルジア)で
も一方に肩入れしてきたし、現在はシリアでやっていると強調した。 |
2016.04.04 |
Yahoo |
産経新聞記事
「アゼルバイジャン戦闘再燃、30人死亡 露・トルコ対立飛び火」 |
<1605-040402>
アゼルバイジャン西部のナゴルノカラバフ自治州では3日、同国軍と自治州のアルメニア系武装組織による交戦が続き、
双方の死者は少なくとも30人に達した。 戦車や重火器を使用した本格的な衝突は1日夜に始まり、アゼルバイジャンは12人、アルメニア側は18人
が死亡したとしている。
ナゴルノカラバフ自治州ではソ連末期に多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を求めてアゼルバイジャンと対立し、両国の紛争に発展したが、ロシアの
支援を受けたアルメニア側が自治州の実効支配を確立した状態で、1994年にロシアの仲介で停戦が成立し大規模戦闘は収まっていた。 この紛争では3万人超が死亡したと
される。 トルコとロシアを後ろ盾としており、シリア情勢をめぐる露土の対立が戦闘再燃に
影を落とす構図となっている。
【関連記事:1502-011415 (JDW 2015.01.14)】 |
2016.03.31 |
Yahoo |
時事通信記事
「ウクライナ東部は衛星国? =ロシアが「影の政府」樹立―独紙」 |
<1604-033102>
ドイツ紙ビルトが29日、ウクライナ東部地域運営に関するロシアの計画を含む非公開文書を
基に、親露派が支配する東部にロシアが影の政府を樹立し、この地域がロシアの衛星国化していると報じた。
それによると、ロシアの5省の高官らが六つの作業部会に分かれ、同地域の税制や産業、交通基盤を管理し、ロシア連邦保安局(FSB)が全体を統括している。 |
2016.03.30 |
Jane's Defence Weekly |
... while 'Akulas' to be armed with Kalibr system |
<1605-033002>
露海軍訓練部長が3月21日に、2015年12月8日にKilo級潜水艦が地中海からシリアに向けて3M-14 LACM 4発を発
射したのを引き合いにして、Akula (project 971 Bars)級攻撃型原潜の改良型は3M-54 Kalirr ASCMを装備すると述べた。
3M-14は3M-54の対地攻撃型である。
露海軍は現在11隻のAkula級を保有していて、太平洋艦隊にも4隻が配属されているが、すぐに動かせるのは北方艦隊の
3隻だけで、他は修理等のためドックに入っている。 |
2016.03.30 |
Jane's Defence Weekly |
Russia confirms increase in submarine activity ... |
<1605-033001>
ロシア海軍の潜水艦の動きが活発化しているが、ロシアのメディアが露海軍報道官の話とし
て、北方艦隊の原潜が2015年に1,500日と、2014年を50%上回る航海を行ったと報じた。 この
中にはBorey級の一番艦Yuri Dolgorukyも含まれている。
このほかにKilo級通常動力SSKも200日の航海を行っている。 |
2016.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
Russia implements 98% of State Defence Order |
<1604-1605-032308>
ロシア国防次官が、2015年の装備品の発注(SState Defence Order)が過去最高の98%を達成したと発表した。
しかしながら戦闘艦8隻、航空機15機、ミサイル253発、装甲車両240両、SLV 4基が未納入であるという。 |
2016.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
Russia claims 'toral accuracy' in Syria campaign |
<1604-1605-032305>
ロシア空軍が3月15日、シリアに於ける5ヶ月半の空爆で、目標の100%を破
壊したと発表した。
露空軍は対地攻撃にTu-160、Tu-22M3、Tu-95、Su-34、Su-24、Su-25を投入したほか、Su-35SM、Su-35S、Mi-24/35でCASを行った。 |
2016.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
... and reveals units deployed there |
<1604-1605-032302>
プーチン大統領が3月17日にクレムリンで行われた叙勲式典で、シリアに特殊部隊、砲兵部隊、UAV部隊を派遣したこと
を明らかにした。
叙勲を受けたのは第810海軍歩兵旅団、第120砲兵旅団の指揮官や将校と、UAV部隊の操作員など17名であった。 |
2016.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
Purin announces mission in Syria id 'generally complete'... |
<1604-1605-032301>
プーチン大統領がシリアからのロシア軍撤退を表明した翌日の3月15日、ロシア国防省とメ
ディアが公開した映像には、Su-34 3機、Su-25 8機、Su-24M 3機が、Latakia県Humaymim基地を離れる様子が写っていた。 Su-30SM 1機が離陸する様子も写っていたが、
こちらは増槽を搭載しないでAAMを搭載していたことから、撤退ではなく通常の哨戒任務のため離陸したものとみられる。
一方、有志連合の報道官は3月16日、ロシア軍の砲兵部隊は撤退していないとの見方を示した。 |
2016.03.22 |
東京新聞 インターネット |
「親ロ派独立を工作」 ロシア元隊員、ウクライナ介入証言 2年前クリミア併合後 |
<1604-032202>
ロシアはウクライナ南東部全域を影響下に置こうとしたとの疑惑が持たれていたが、プーチン政権はクリミア半島併合
後間もなくウクライナ東部ハリコフ州などにも軍や情報機関の特殊部隊を投入していたことが、作戦に参加したロシア軍元特殊部隊員の証言で裏
付けられた。
アフガニスタン侵攻作戦で知られる旧ソ連以来の最精鋭部隊で、シリア軍事作戦でも介入の最前線に投入された特殊部隊の元隊員によると、ロシアはクリミア併合直後
の2014年4月の段階でロシアは、ドネツク州とルガンスク州だけでなく、隣のハリコフ、
ドニエプロペトロフスク、ザポロジエ、ヘルソンの4州でも親露の『人民共和
国』とする準備工作を行ったが、地元民が蜂起呼びかけに呼応せず計画は断念されたという。 |
2016.03.16 |
Jane's Defence Weekly |
CENTCOm commander warns of Russia-Iran alliance |
<1604-1605-031603>
米中央軍(CENTCOM)司令官が3月8日に議会上院軍事委員会で証言し、ロシアとイランの軍事協力関係はシリアでの作戦
のみならず、今後恒久的に続けられるとの懸念を示した。
ロシア軍事産業の持ち株会社であるRostec社のCEOは3月11日、イランへのS-300の引き渡しは8月か9月になることを明らかにした。 |
2016.03.16 |
Yahoo |
時事通信記事
「空軍撤退、数日で完了=ロシア軍1000人残留―シリア」 |
<1604-031601>
インタファクス通信によると、ロシア国防省筋が15日、シリア西部ラタキアからの空軍部隊
の撤退を数日中に完了すると明らかにした。 15日のSu-34に続き、Su-25やSu-24の撤退を順次進める。
軍事外交筋は、空軍の撤退後も軍事顧問のほかロシア軍人最大1,000人がシリアに残るとしている。 ロシア軍人はシリア政府
軍の全部門で活動しており、アサド政権を支援する形で事実上の軍事行動を続けることになりそうだ。
一方、イワノフ大統領府長官は、陸海空の攻撃からロシア軍を守るのに必要な兵器を残すと明言し、S-400の配備を続けることを示唆した。 |
2016.03.15 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「ロシア大統領、シリア展開軍の撤退を命令」 |
<1604-031502>
プーチン大統領が14日、シリアに展開するロシア軍に対し撤退命令を出した。 露軍は15日
から順次撤退する。 撤退を示すことで、ロシアの空爆によりシリア内戦が泥沼化していると非難している米国との間の緊張緩和を図りたい考えと見られる。
ただロシアはラタキア地方に基地を保有していて、ここから空爆を実施できるため、今回の決定により実際に空爆がやむかは不明となっている。 |
2016.03.09 |
Jane's Defence Weekly |
Russia abandons airborne force expansion plan |
<1604-030914>
Izvestia紙が、露国防省が現在45,000名の空挺部隊を60,000名に増強する計画を2020年以降に延期
したと報じた。
当初計画では現在2個連隊で編成されている空挺師団を、かつてのような3個連隊編成に戻すと共に、第104空中攻撃師団を再建
することになっていた。 |
2016.03.07 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「ロシアが軍事費5%削減へ、景気減速で16年=通信社」 |
<1604-030702>
ロシア通信(RIA)が国防次官の話として6日、2016年に軍事費を5%削減する見通しだと伝えた。 プーチン大統領の方針
のもとで軍事費は拡大し続けていたが、原油安や西側諸国の経済制裁で国内景気は減速しており、削減を余儀なくされることになった。
昨年のロシア経済は3.7%のマイナス成長で、今年はさらに1%落ち込むとみられており、景気減速を理由に軍事費の抑制など全省での
10%の支出削減を求めていた財務省の主張が通ることになった。 |
【註】
ロシアは2015年にも国防費を当初計画から5.3%削減している。 それでも2015年の国防費は2014年に比べて25.6%増になっていた。 |
2016.03.05 |
Defense Update |
Russian carrier to return to the Mediterranean Sea by summer 2016 |
<1604-030502>
TASS通信が、露海軍が唯一保有する空母Admiral Kuznetsovが母港のMurmansk(註:バレンツ海)を離れて地中海に向
かうと報じた。 空母にはFort-M防空システムを装備した巡洋艦Varyagや、大型対潜艦Vice-Admiral Kulakovが随行している。
露海軍は2013年以来、北海艦隊や黒海艦隊から平均して10隻以上の戦闘艦を地中海に巡回配備
している。
ただ、排水量58,000tのAdmiral Kuznetsovは搭載機をSu-33からMiG-29Kに変えてはいるものの、1980年代初期の
建造以来34年間、大規模な改修はされておらず、今回も昨年8月に乾ドックで3ヶ月間の整備が行われたが、期間の短さから艦の清掃と再塗装及び搭
載電子機器の修理に留まっていると見られる。 |
2016.03.02 |
Jane's Defence Weekly |
Russia increases support for Syrian offensive against Islamic State |
<1604-030203>
ロシアがシリアに派遣した攻撃ヘリを倍増させるなど、シリア政府軍への支援を強化してい
る。 シリア政府筋が2月19日に、ホムスの南東30kmにあるAl-Shayrat基地に、Mi-35 4機とMi-24 4機及び
Mi-8/17 1機がいることを明らかにした。 2015年11月6日には、同基地にMi-24が4機いたことが確認されている。
また11月17日にはAirbus社の衛星画像から、シリア軍の基地にロシア第120砲兵旅団に属する2A65 Msta-B 152mm牽引砲6門がいることが確認され
ていたが、2月17日にはCNN TVが、牽引車両と砲列を成した2A65砲4門の画像を報じている。 更にT-90 MBT 1両も確
認されている。 |
2016.02.24 |
Jane's Defence Weekly |
Russia deploys Tu-214R to Syria |
<1604-022402>
ロシアがまだ2機しか保有していない最新型ISTAR機Tu-214R
の1機をシリアへ派遣した。
これは公開ウェブサイトであるFlightfinder24が確認したもので、それによるとTu-214Rは2月15日夕にイラン、イラクの上空を通過して
Humaymim航空基地に着陸したという。 |
2016.02.19 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「ロシア政府、防衛調達費の5%削減を検討=関係筋」 |
<1603-021902>
ロシア政府の関係筋4人がロイタに対し、今年の防衛調達費を5%削減することを検討していることを明らかにした。
プーチン大統領が軍事力の回復を優先事項としてきたことから、防衛支出の削減は象徴的な意味で重要となる。
原油安と欧米による制裁を背景にロシアが景気後退2年目に入るなか、これまでは削減を免れていた防衛部門にも予算縮小が及ぶ可能性を示して
いる。 |
2016.02.17 |
Jane's Defence Weekly |
Syrian rebel video corroborates Iranian UAV strike claims |
<1603-021726>
シリアの反政府勢力が2月7日に公表したAleppo北側で撮影したビデオに、イラン製のShahed-129 UAVが写っている。
Shahed-129は左翼に、明らかに武器と同寸の何らかの物体を搭載していた。 |
2016.02.16 |
Yahoo |
産経新聞記事
「北部の病院にミサイル、50人死亡 ロシア軍の攻撃か、米国や国際団体が非難」 |
<1603-021603>
国連が15日、シリア北部のアレッポ県とイドリブ県で病院5ヵ所と学校2ヵ所がミサイル攻撃を受け、子どもを含む民間
人50人近くが死亡したと発表した。
米国務省報道官は15日、ロシア軍の攻撃によるものだと非難する声明を発表した。 |
2016.02.16 |
朝日新聞 インターネット |
シリアにミサイル、死者多数 トルコ「ロシアが攻撃」 |
<1603-021602>
トルコのダウトオール首相が15日、トルコ国境に近いシリア北部アアザーズがミサイルで攻撃され、
学校や病院に着弾したと述べた。 首相はミサイルはロシアがカスピ海から発射したとみられると述べた。 また国境なき医師団は15日、
シリア北西部イドリブ県で15日に同組織が支援する病院が2度にわたり空爆を受け、死者、行方不明者多数が出たと発表した。
イドリブ県は反体制派の勢力圏で、アサド政権軍か同政権を支援するロシア軍による攻撃の可能性が高いとみられる。 |
2016.02.16 |
東京新聞 インターネット |
ロシア、シリア北部ミサイル攻撃 学校や病院で死者多数 |
<1603-021601>
アナトリア通信によると、トルコのダウトオール首相が15日、ロシアがシリア北部の要衝アザーズを
ミサイル攻撃し、学校や病院で多数の死者が出たと述べた。 カスピ海から発射されたとみられると指摘した。 アザーズと周辺ではミサイル攻撃と別にロシア軍
によるとみられる空爆もあったとの情報もある。
ロシアには、アザーズ防衛を宣言するトルコを揺さぶる狙いがあるもようだ。 |
【註】
毎日新聞は前日、トルコがPYDの支配するアザーズ周辺を砲撃しクルド戦闘員が死亡したと報じており、情報が錯綜している。
【関連記事:1603-021505 (毎日新聞 2016.02.15)】 |
2016.02.10 |
Jane's Defence Weekly |
Novorossiysk naval base |
<1603-021018>
Airbus社の衛星が2015年12月17日と23日に撮影した画像から、ロシアが新型Kilo級潜水艦を黒海艦隊の基地である
Novorossiyskに係留していることか明らかになった。
露海軍は12月8日にRostov-on-Donが地中海でシリアに向けCMを発射したのち同艦を黒海艦隊に入れ、同艦隊は新型Kilo級2隻を保有して
いる。
Novorossiysk基地はシリアへの主たる輸送拠点となっており、各種揚陸艦や輸送艦が停泊している。
【Novorossiysk の位置 (GoogleMap)】 |
2016.02.10 |
Jane's Defence Weekly |
Russia deploys Su-35S fighters to Syria |
<1603-021007>
ロシア国防省が2月1日、シリアへSu-35 4機を派遣していることを認めた。 Airbus社の衛星が1月31日に撮影
した画像にも、Humaymim航空基地に駐機するSu-35 4機が写っている。
この衛星画像では、2015年11月24日にトルコにより1機が撃墜されたSu-24Mが12機に戻っているほか、Su-34 8機、
Su-25 12機など固定翼機40機が確認される。 ただKa-52攻撃ヘリは確認できなかった。 |
2016.02.05 |
NHKニュース |
ロシア「トルコがシリア領内へ軍事侵攻準備」強くけん制 |
<1603-020501>
ロシア国防省報道官が4日、反政府勢力を支えるトルコがシリア領内への侵攻に向けて、集中的に準備
しているとみられる根拠があると述べ、さらにNATOや米国も沈黙していると不信感を示した。
シリアでは北西部を中心に、ロシア軍の空爆による支援を受けた政府軍が攻勢を強め、トルコなどが支援する反政府勢力の支配地域の一部を奪い返している。 |
2016.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's long-range bombers carry out more sorties over Syria |
<1603-020302>
ロシアが2ヶ月間停止していた長距離爆撃機による空爆を再開した。 露国防省が1月25日に、Tu-22M3が22~24日に
Dayral-Zawr県で18ソティの空爆を行ったと発表した。 Tu-22M3はそれぞれOFAB-250-270通常爆弾12発を投下した。
発表した2機が離陸するビデオには8機のTu-22M3が写っており、発進基地は明らかにしなかったが、前回同様、北オセチアのMozdok基地と思われる。
2015年11月17~20日に行われた前回は、Tu-22M3のほかにTu-95MSとTu-160も参加しており、145ソティの空爆で1,500発
の爆弾と20発のCMが使われた。 |
2016.02.01 |
Military Times |
Russia beefs up air group in Syria with advanced fighters |
<1603-020103>
トルコとの緊張が高まるなかロシア国防省報道官が1日、ロシアが最新鋭戦闘機Su-35をシリアに配備したと発表
した。 配備機数は明らかにしていない。
ロシアはシリアで、空爆開始以来の4ヶ月間に6,000回の空爆を行っており、先週だけでも468波の空爆を行っている。 |
2016.01.30 |
Military Times |
Turkey says another Russian jet violated Turkey's airspace |
<1602-013003>
トルコ外務省が30日、ロシアのSu-34 1機が29日に再び領空侵犯したとロシアに抗議した。
ロシア機はトルコ側レーダサイトからのロシア語と英語による度重なる警告を無視して、シリア側からトルコ領空に侵入
したという。 |
2016.01.29 |
インターネット |
ジョージア紛争 国際刑事裁、露を捜査 戦争犯罪の可能性 |
<1602-012901>
ハーグの国際刑事裁判所(ICC)の予審裁判部が27日、2008年に起きたジョージア(グルジア)紛争
の際、人道に対する罪や戦争犯罪が行われた可能性があるとした主任検察官が昨年10月に申請した捜査許可申請を認め捜
査開始を決めた。 予審裁判部は、2008年7月1日から10月10日にかけ、殺人や強制移住、迫害などの人道に対する罪、市民への攻撃、平和維持活動への攻撃など戦争
犯罪が行われたと信じるに足る理由があるとした。
主任検察官が行った捜査許可申請によると、南オセチア軍が支配地域や緩衝地帯からジョージア人13,400〜18,500人を追放し、うち51〜113人を殺害し、5,000軒以上の民
家を破壊する戦争犯罪を行った疑いがある。 |
2016.01.27 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's Lada-class projest suffers further delays |
<1603-012708>
ロシアが建造中のLada級潜水艦(Project 677)の二番艦と三番艦の納入が
2019年に延期されそうである。
AIP動力で推進するLada級計画は20年近く前に開始され、一番艦St Petersburgは1997年に起工して2010年に就役している。 二番艦
、三番艦はそれぞれ2005年と2006年に起工したが、途中で建造が中断し、2013年と2015年に再開されている。 |
【註】
Lada級潜水艦は中国が4隻購入する契約に署名したと伝えられたことがある。
【関連記事:1306-040301 (JDW 2013.04.03)】 |
2016.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
Russia expands in Armenia amid tensions with Turkey |
<1603-012011>
ロシアがトルコとの緊張が高まっていることから、アルメニアへの軍事的進出を強めている。 アルメニアは
アゼルバイジャンとのナゴルノ-カラバフ紛争でトルコとの関係を悪化させ、未だに両国間の
国交がない。
アルメニアのソ連/ロシア軍はソ連邦から離れた他の共和国同様に1992年に一度は撤退したが、ジョージア侵攻に際し
再び軍事進出し、2000年代初期にはMiG-29やS-300 SAMの存在が確認されている。 |
2016.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
Russia to activate three new ballistic missile warning radars by end of 2016 |
<1603-012008>
ロシア国営メディアが1月12日、露軍が更に3基のVoronezh型BMEWRを2016年間に稼働させると報じた。 同型BMEWR
はこの3機のほかに既に4基が稼働していて、2基が建設中である。
77Ya9 Voronezh型BMEWRにはVHF帯のVoronezh-MとUHF帯のVoronezh-DMがあり、いずれも捜索距離は
4,200kmであるという。 更に捜索範囲を広げたVoronezh-VPもある。
これとは別に最新型の29B6 Container BMEWRもあり、こちらは探知距離3,000kmであるが捜索範囲は
180゚になっている。 Containerの1号機は2013年に設置され、2号機が2020年に建設される。 |
2016.01.20 |
Jane's Defence Weekly |
Russia orders 50 Su-35S multirole fighters |
<1603-012002>
ロシア国営TASS通信がUAC社筋の話として、露空軍が2015年12月下旬、Su-35
20機をRUB60B ($788M)で発注したと報じた。 納期は2020年になっているという。 Su-35は中国も
24機発注しており、近くインドネシアも12機を発注するという。 露空軍は2009年に48機を発注していることから、インドネシアが発注す
ることになればSu-35の受注数は合わせて134機になる。
またUAC社筋によると、Su-34の輸出仕様機であるSu-32 12機をアルジェリアに輸出する交渉が進められている。
この商談がうまく行けば同国はSu-32を40機購入することになると見られる。 |
2016.01.15 |
東京新聞 インターネット |
ロシアが空軍基地を無期限使用 シリアと協定 |
<1602-011502>
ロシア国防省が15日までに、ISILなどへの空爆に使っているシリア西部のヘメイミーム空軍基地
をロシア軍が無期限に使用する協定をシリアと締結したと明らかにした。
協定はいずれか一方が破棄を通告すれば1年以内に失効するが、シリアにアサド政権に代わる新たな政権が成立し協定破棄を正式に決めない限り、ロシアは同基地の使用を
継続できる。 |
2016.01.06 |
Jane's Defence Weekly |
Iranian S-300PMU-2s to be delivered by late 2016 |
<1602-010622>
ロシアがイランへ、2016年9月下旬にS-300PMU-2 2個連隊分を$1Bで
引き渡す。
このための要員80名はセントペテルスブルグの訓練センタで教育を受けている。 |
2016.01.02 |
Yahoo |
毎日新聞記事
「ロシア 日米ミサイル防衛を批判…新安保戦略」 |
<1602-010204>
プーチン大統領が12月31日、軍事や外交、経済、内政の指針となる新たな「連邦国家安全保障戦略」を承認した。
2009年に更新した安保戦略を、ウクライナやシリアでの紛争を受けてさらに改定した。
改定戦略では、米国とその同盟諸国がロシアに対する封じ込め政策を実施していると批判し、米主導のNATOが軍事活動
を活発化させ、ウクライナやバルト諸国などロシアとの国境地帯に軍事施設を設置していることを安全保障上の脅威と位置づけた。
ラブロフ外相は昨年9月に安倍首相が進めた集団的自衛権行使容認の閣議決定や安保関連法制定について、米国が進める
BMD計画と不可分の動きだと憂慮を表明していたが、今回の安保戦略に正式に盛り込み、日米BMDに対して明確に
反対する姿勢を打ち出した。 |