「韓米軍当局、北朝鮮 WMD の『除去対策』を整備中」
「産業銀行、大宇造船の売却本契約締結を1か月延長」
「次世代戦車「黒豹」段階的・・・」
「 A-10 約10機、在韓米軍に・・・」
韓国航空宇宙研究院が、国産小型衛星打ち上げ用ロケット (KSLV-1) を初公開した。
韓国の国防科学研究所と LIG Nex1社が先月、韓国初の三次元レーダであるイヌワシ−A の開発に成功した。 このレーダは
次期高速艇に装備される予定で、現在は試験運用中である。 今回開発された捜索レーダは、100以上の目標を同時に探知できる。
F-15K、RC-800、KDX-V、18,800t輸送艦など、韓国軍の最新装備及び2011年にも4機装備される計画の Peace Eye
AEW&C を紹介する記事
「造船大国へ、受注量が世界・・・」
「T−50 のシンガポール輸出・・・」
「米国が無人偵察機販売の・・・」
「イスラエルとの防衛産業軍・・・」
「ソウルの米司令部、ハワイ・・・」 1. 雲の上の‘目’が偽戦闘機・・・ 2. 2014年にはプレデター級・・・ 3. レーダー網を潜り抜ける・・・
「韓国の BMD 参加、用地提・・・」
「パトリオットミサイル、早・・・」
「KF-X 開発事業に赤信号、・・・」
「通信途絶えたアリラン1号・・・」
2008.12.30
韓国中央日報
防衛産業輸出が初めて10億ドルを突破
<0901-123002>
韓国防衛事業庁輸出協力課長が29日に、今年の防衛産業輸出額は10億3,144万ドルで、昨年の8億4,490万ドルを
22%上回り、1975年にカービン銃弾薬47万ドル相当を米国やフィリピンなど4ヵ国に輸出して以来33年目にして10億ドルを突破したと述べた。
2008年の防衛産業輸出品目のうち金額が最も大きいものはトルコの戦車開発で4億ドルを受注した。
今年の輸出相手国は2006年の44ヵ国から2007年に46ヵ国、今年は58ヵ国に増え、伝統的に強い中東、北米地域から中南米とアフリカに拡大した。
2008.12.29
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0901-122902>
米韓が、北朝鮮が外交的交渉を通じて核兵器をはじめとした大量破壊兵器(WMD)を放棄しない
場合、軍事力を行使してでもこれを取り除く方策を共同で検討していることが28日に確認された。 韓国軍と朝鮮半島作戦を担当する米太平洋軍司
令部は、北朝鮮の WMD を除去できる力を開発するため、すでにワーキンググループを構成し作業中だという。
北朝鮮の WMD に受動的防御的に備えるレベルでなく、これを取り除く能動的攻撃的対応に乗り出したという点が注目される。
2008.12.28
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0901-122801>
韓国産業銀行が28日、大宇造船海洋売却に関して売渡人の権利行使を来年1月まで1ヵ月留保すると明らかにした。
優先交渉者のハンファに対して、保有資産の売却など実現可能な資金調達計画を提出するように求め、資金の調達に最
善を尽くし買収意志が本物であることを示してほしいとしている。
2008.12.26
韓国聯合ニュース
大宇造船買収、ハンファが事実上の本契約延期を要求
<0901-122601>
大宇造船海洋買収の優先交渉者となっているハンファ企業連合の株式会社ハンファ、ハンファ石油化学、ハンファ建設
は26日に各社で緊急理事会を開き、造船業景気の下降に伴う受注取り消しと新規受注がないこと、潜在破産の懸念などが、大宇造船の価値にマイナ
スの影響を及ぼす恐れが大きいとして、大宇造船海洋買収関連の本契約締結前に確認資産査定を行うか、これに準ずる補完装置を講じる必要があると決議した。
これは事実上、売却主幹事の韓国産業銀行に対し、本契約締結時期の延期を要求するという意向と取ることができ、今後の動きが注目される。
2008.12.22
韓国聯合ニュース
インターネット国内初のイージス艦「世宗大王」が就役式、作戦配置
<0901-122201>
韓国初のイージス艦 世宗大王 が22日、1年6ヵ月間にわたる試運転と評価を経て、釜山作戦基地で就役式を行い
作戦配置された。
2008.12.17
Jane's Defence Weekly
South Korea commissions second KSS 2 submarine
<0902-121709>
韓国が3隻建造する1,860tの KSS-2 AIP 潜水艦の二番艦が12月2日に就役した。 同艦は2007年
6月に現代重工 (HHI) 蔚山造船所で進水した。
韓国政府は2007年1月に、KSS-2 の二次分として6隻を建造することを明らかにしている。
2008.12.15
韓国中央日報
来年の国防予算、7.1%増の28兆5千億ウォン
<0901-121501>
韓国の来年度予算案が国会を通過したことから、国防費が今年度比7.1%増の28兆5,326億ウォン(
1兆8,905億円)に確定した。 内訳は経常運営費が5.0%増の19兆9,179億ウォン、防衛力整備費が12.2%増の8兆6,147億ウォンである。
国防費は国会で、政府案の28兆7,249億ウォンから、経常運営費が514億ウォン、防衛力改善費が1,409億ウォン、合わせて1,923億ウォン削減された。
2009.12.05
朝鮮日報
韓国の防衛産業、08年売り上げ過去最高に
<0901-120501>
今年、韓国の防衛産業関連の輸出額が$900M〜$1Bに達し、過去最高となる見通しである。 韓
国防衛産業の輸出額は、2001年から2006年までは$240M〜$410M程度だったが、昨年には$840Mを記録している。
韓国は今年、トルコへ初等練習機 KT-1 55機($500M)や次世代型戦車 XK-2 の技術を輸出したのをはじめ、
米空軍の A-10 の主翼交換、エジプトの155mm砲弾の製造設備建設などを成功させてきた。 また現在は、東南アジアのあ
る国に、潜水艦の窓部分や通信設備を輸出する準備を進めており、契約が締結されれば$1Bを超える売り上げが見込まれている。
2008.12.03
Jane's Defence Weekly
Samsung Techwin signs Korean equipment deal
<0901-120308>
Samsung社が韓国政府から K9 SPH 及び K10 砲側弾薬車を$998Mで受注した。 受注数は明
らかでないが数百両であるという。
韓国は500両の SPH を要求しているが、既に200〜300を装備していることから、今回の調達数は200両程度と見られる。 また K10 は K9 6両につき3両が必要なことから
150両程度と見られる。
2008.12.03
Jane's Defence Weekly
South Korea still aims for defence reforms by 2020
<0901-120306>
韓国国防相が11月25日に、経済状況が悪化しているが2005年に開始した 'Defence Reform 2020' は計画どおり実行する
方針を明らかにした。
Defence Reform 2020 は2020年までの15年間に$14Bをかけて、装備の近代化と兵員の削減を行う計画である。
2008.12.02
韓国聯合ニュース
海軍最新鋭の214級潜水艦「鄭地」が就役
<0901-120201>
韓国海軍が2日、釜山基地で214級潜水艦 鄭地 (1,800t) の就役式を行った。 214級潜水艦は純粋な
国内技術で建造され、全長65.3m、幅6.3m、速力20kt、乗員40名で、Harpoon や魚雷機雷などを搭載し、対艦対潜戦、機雷の敷設、敵基地封鎖遮断
能力を備えている。 また、長期間水中作戦が可能な非大気依存推進 (AIP) も装備している。
鄭地 は 孫元一 に次いで2隻目の214級潜水艦となる。
2008.12
Jane's Missiles & Rockets
South Korea re-issues tender to procure land attack cruise missiles
<0901-120015>
韓国が2008年4月に追加発注した F-15K に搭載する予定の LACM は、提案締め切り直前の
10月はじめに Taurus社が提案書を提出したが、提案が一社だけであったため、規定に基づき提案要求を再度発簡した。
韓国の LACM は177発を$121Mで装備しようというもので、2009年前半にも調達を行う計画である。
候補には KEPD-350 のほか、AGM-158 JASSM、Storm Shadow/
SCALP-EG が候補に挙がっていた。
2008.11.28
韓国聯合ニュース
「空軍、ドイツからパトリオットミサイルを調達」
<0812-112801>
韓国空軍が28日、Patriot システムがドイツから正式に引き渡されたことを明らかにした。 韓国は1985年に SAM-X 計
画を開始し、1991年に Patriot の導入を決めたが、財源不足などで10回ほど順延した末、2007年9月にドイツが使用していた装備の導入を決定した。 Patriot システムの
1個大隊はドイツでの点検を終え、8月に韓国に搬入され、3ヵ月間の検査を経てこの日、正式に空軍に引き渡された。
韓国は来年更に1個大隊を追加し、2個大隊体制を備える。
2008.11.26
Jane's Defence Weekly
DSME lanches KDX-3 destroyer as sell-off gathers pace
<0901-112608>
KDX-3 駆逐艦 (10,290t) の二番艦が、11月14日に大宇造船 (DSME) の Okpo 造船所で進
水した。 韓国開発銀行が保有する DSME 株を Hanwha グループに売却することを決めたため、DSME に取ってこれが最後の主要艦の進水になる。
【註】
KDX-3 の10,290tは満載時排水量で、基準排水量は7,600tである。 あたご 級も基準排水量は7,750tであるが、満載時排水量は10,000tである。
防衛省は従来、艦船の排水量を基準排水量で表しているが、Jane 海軍年鑑をはじめ世界では満載時排水量で示すのが一般である。 この基準で言えば13,500tの DDH
ひゅうが 型は18,000tになる。
2008.11.26
韓国中央日報
北の長射程砲狙う「AWSS」、韓米共同開発へ
<0812-112601>
韓国軍が把握したところによると、北朝鮮は現在、射程54kmの170mm自走砲の射程を延長し、ロケット砲の砲弾にクラス
タ弾を搭載しているが、米韓両国は北朝鮮が休戦ライン付近に集中的に配備している170mm自走砲と240mmロケット砲を探知する
無人偵察警報システム (AWSS) を開発する。 長射程砲が地下壕や隠蔽された施設から地上に移動するなど発射の動きがあれば、センサがこれを捕捉し地上に警報を
送る。
米韓両国は、韓国が無人機の機体を開発し、米国がセンサを提供する共同開発の合意書を締結した。
2008.11.24
韓国聯合ニュース
兵力削減計画の速度調節、国・・・
<0812-112401>
韓国国防部が24日、これまで修正作業を進めてきた国防改革基本計画(国防改革2020)修正草案を発表した。 この結果、2020年までに兵力を
68万から50万に減らす軍の計画が一部修正され、部隊構造の改編時期もずれ込む見通しになった。
韓国は2005年に作成した国防改革2020で兵力を50万水準にする計画を発表したが、新政権の発足とともに計画修正作業が進められてきた。 韓
国国防部高官は、兵力を50万に削減する計画は定員目標値にすぎないとし、50万〜55万ほどに調整される可能性も示唆した。
2008.11.19
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0812-111901>
韓国軍は、5.5億円する次世代戦車「黒豹」を2011年から実戦配備し、最終的に600両を装備する計画であるが、
装備化は段階的に行う方針で、まず400両ほどを装備するための初段階として100台を量産する144億ウォンを来年度予算に要求した。
段階に分けて調達するのは最近の景気停滞のためだけでなく、技術発展に伴う武器体系の改善可能性が考えられるためと見られる。
2008.11.18
朝鮮日報
未来の韓国軍兵士は「ロボコッ・・・
<0812-111801>
韓国で歩兵用システム装具の開発が開始された。 開発は二段階で行われ、2010年代中頃までの第一
段階では、次世代複合型小銃 XK11、携帯用情報処理装置、統合型ヘルメット、兵士用無線機、生存保護装備、72時間電源などが開発され
る。 無線機は音声や動画、データの送受信が可能で、指揮所では兵士の位置や進行方向などをリアルタイムで把握できる。 統合型ヘルメットのゴーグル型の眼鏡は夜間
暗視装置としても使用される。
2020年代後半の第二段階では、昼夜間監視、NBC(核、生物、化学)探知および防護機能まで備えた統合一体型ヘルメットが開発される。
2008.11.16
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0812-111601>
米国が韓国政府に、在韓米軍に A-10 10機と MH-53 2機を増強する計画を通告したことが16日に確認された。
また、米軍は F-16 1個大隊を在韓米軍に追加配置する案も検討している。
2008.11.14
韓国聯合ニュース
国内2隻目のイージス艦、「栗谷李珥」・・・
<0812-111401>
韓国海軍イージス駆逐艦の二番艦 栗谷李珥 (7,600t) の進水式が14日、巨済の大宇造船海洋造船所で行われた。 海軍への
引き渡しは2010年になる。
栗谷李珥 は SM-2 や国内で開発された艦対艦ミサイル『海星』など120発以上のミサイルと長距離対艦魚雷、軽魚雷、Goelkeeper
CIWS 、電子戦装置『ソナタ』をなどを装備する。
2008.11.05
Jane's Defence Weekly
Hanwha is preferred bidder to buy DSME
<0812-110507>
世界第三位の造船会社である大宇造船 (DSME) の民営化は、韓国開発銀行が
売却先を Hanwha グループに決めたことにより進展した。
大宇が10月29日に発表したもので、競合していた現代重工 (HHI) は敗れた。 第三の競争相手であった POSCO
は、共同立候補社であった GS グループが10月13日に撤退したため脱落していた。
2008.10.29
韓国中央日報
地対空ミサイル「天馬」
<0811-102901>
韓国陸空軍合同のミサイル実射訓練が、28日に空軍防空砲兵の射場で開かれ、首都防衛司令部防空団が韓国国産 SAM である「天馬」の射撃を
実施した。
天馬は最大速度 Mach 2.6 で最大射程12kmで、装軌式の発射機はミサイル8発及びレーダ、IR 探知装置などを搭載している。
2008.10.22
Jane's Defence Weekly
Competition narrows in race for South Korean shipbuilder
<0812-102211>
韓国の国営造船所 DSME の払い下げ問題から GS グループが撤退したため、共同入札社
であった POSCO も脱落し、株式の50.4%取得を巡る競争は Hanwha グループと Hyundai HHI に
絞られることになった。
2008.10.22
Jane's Defence Weekly
Weaker won may delay South Korean defence spending
<0812-102209>
ウォンの下落により韓国は、KWR26.7T のFY09予算達成にはKWR226B ($175M) 不足する状況に
なってきている。
2008.10.20
韓国中央日報
中古アパッチヘリコプター導入・・・
<0811-102002>
韓国軍の AH-X 計画が、輸入か国産開発かで論議を呼んでいる。 AH-X とは、攻撃ヘリ36機を海外から導入すると
いう計画で、事実上米陸軍の中古 AH-64D を念頭に置いている。 計画は米国が4月に、韓国に AH-64D の売却を提案をしたのを受け、李国防長
官が9月に決裁し着手したもので、来年中に最終確定する。 AH-X が推進されれば、すでに開始された韓国産ヘリ (KHP)
計画は打撃を受ける。
KHP 計画とは、KUH 輸送ヘリをまず開発し、第二段階として2010年頃から KAH 攻撃ヘリを開発するというもので、
部品と技術の90%を共用する。
2008.10.19
朝鮮日報
インターネット韓国軍創設60周年:世界最高レベルの韓国防衛産業(上)
<0811-101902>
1970年代以前には小銃一つまともに作れなかった韓国だが、軍創建60周年を迎えた今、次世代型戦車 (XK-2) の「黒ヒョウ」をはじめ、超音速高等練習機、
巡航ミサイル、イージス艦、自走砲、歩兵戦闘車といった世界でも最高レベルの兵器を自らの手で作っている。
9月23日に韓国の演習場で、次世代型戦車 XK-2 の120mm砲の射撃が公開された。 同じころ、慶尚南道昌原市にある現代ロテムの防衛産業館では、四
つ足の動物のように動き回るロボット兵器が展示されていた。
超音速高等練習機 T-50 は、2003年に量産体制に入り、これまでに計72機が空軍へ引き渡された。 また、
シンガポール向け F-15SG の胴体も韓国で製造されている。
朝鮮日報
インターネット韓国軍創設60周年:世界最高レベルの韓国防衛産業(下)
2008.10.19
韓国聯合ニュース
KSLV-1、初公開
<0811-101901>
全長33m、直径2.9m、総重量140tの KSLV-1 は、国内研究陣とロシア研究陣が共同開発を進めている
2008.10.17
朝鮮日報
韓国初「三次元レーダー」開発・・・
<0811-101701>
開発に携わった関係者は、新開発されたレーダが純国産の技術で開発されていることから、戦略的な意義はとてつもなく大きいと語っている。
2008.10.16
韓国聯合ニュース
ポスコが大宇造船買収戦から・・・
<0811-101601>
大宇造船海洋の買収で GS と企業連合を結成できなかったポスコが、入札資格を失い買収戦を離脱することになった。 大宇造船海洋の売却
を主管する韓国産業銀行は16日、GS の不参加によりポスコ・GS 企業連合の入札提案書を無効処理することを決めたと明らかにした。
産業銀行は今後、ハンファ企業連合と現代重工業企業連合を対象に優先交渉対象者を選定するための審査評価を進め、24日にも作業を終える。
2008.10.15
Jane's Defence Weekly
Soutth Korea re-opens cruise missile tender
<0812-101508>
韓国が2008年4月に発注した F-15K の追加分に搭載する177発の ALCM には、AGM-158 JASSM、Storm Shadow/
SCALP-EG、JSOW-ER などが候補になっていたが、10月初めに TAURUS KEPD-350 を選定し、TAURUS社に改めて量産の提案要求を発簡した。 提案期
限は11月6日である。
韓国は2009年上半期に発注する計画で、調達額は$121Mと見られる。
2008.10.01
韓国中央日報
「建軍60周年、韓国軍は変身中『世界最高レベルの偵察装備開発目前』(1)」
<0811-100102>
・LIG ネックスワン (LIG Next 1)
Nike、Hawk の整備会社として1976年に創設されたセンサの会社で、従業員2,400名のうち910名が研究員である。
同社が開発している RF-16 搭載の TAC-EO/IR は、高度8,000mで17cmの識別能力を有し、
2011年までに開発を完了する。 同種の米国製品は高度9,000mで20〜40cmの識別能力である。
・ハンファ (Hanwha)
朝鮮戦争時に手榴弾の生産のため設立された会社で、各種砲弾、SLV、軽魚雷、新弓
MANPADS などを生産するほか、射程1,500kmの玄武V LACM を開発している。
韓国中央日報
「建軍60周年、韓国軍は変身中『世界最高レベルの偵察装備開発目前』(2)」
2008.10.01
韓国中央日報
インターネット「建軍60周年、空は F-15K 、海はイージス艦が守る (1)」
<0811-100101>
韓国中央日報
インターネット「建軍60周年、空は F-15K 、海はイージス艦が守る (2)」
2008.09.30
朝鮮日報
インターネット「韓ロ首脳会談:宇宙開発・軍事分野でも協力へ(上)」
<0810-093004>
韓国とロシアの関係は、29日に行われた李明博大統領とメドベージェフ大統領の会談を契機に、これまでの『相互補完的かつ建設的パートナー関係』から『
戦略的協力パートナー関係』に一段階格上げされた。
今回の首脳会談で最も大きな比重を占めたのは、やはり経済分野での協力強化だったが、両首脳は、ナノ技術、情報化、原子力エネルギ、宇宙開発などの先端技術分
野や極地研究などの科学技術分野での協力を強化し、大規模プロジェクトも推進していくとしている。 更に国際テロ、気候変動、核兵器およ
び生物化学兵器の拡散防止体制など、国際的な懸案事項についても共同で対処するとしている。
朝鮮日報
インターネット「韓ロ首脳会談:宇宙開発・軍事分野でも協力へ(下)」
2008.09.30
韓国聯合ニュース
「来年度国防予算案28兆6千・・・」
<0810-093003>
韓国政府が30日、来年度国防予算案28兆6,379億ウォン(約2兆4,800億円)を編成し、来月
2日に国会に提出する計画だと明らかにした。 今年度の国防予算の7.5%増であるが国防部の当初要求から1.3%削減され
た。 内訳は経常運営費が5.7%増の20兆425億ウォン、防衛力整備費が11.9%増の8兆5,954億ウォンである。
防衛力整備費では26の新規事業に1,100億ウォンを配分し、次期戦車と次期複合型小銃を来年から量産する。 また、遠隔運用統制弾(機雷の
一種)も確保し、次期重機関銃の開発事業も開始する。
2008.09.30
韓国中央日報
インターネット「韓国軍は変身中、陸軍無人偵察機・ロボットで先端装備武装 (1)」
<0810-093002>
韓国軍は建軍60年を迎え、ぜい肉を落として先端装備で筋肉をつける大変身を図っており、2020年までに国防改革が完了すれば、
対北朝鮮防御は三段階作戦で行われることになる。 休戦ラインを含む前方は専門の警備旅団に任せ、未来の歩兵師団
は前方から一歩後退して戦闘任務だけを担う。 後方は少数最精鋭の郷土師団が担当する。 夜間の鉄柵勤務が解除された未来歩兵師団
は戦闘中心に再編成され、戦闘力が大きく強化される。
こうした戦闘力の向上で国防部は師団数を現在47個から20個に減らし、軍団も10個から6個に縮小する計画である。
右図は最近実施された郷土師団の部隊実験の模様である。
韓国中央日報
インターネット「韓国軍は変身中、陸軍無人偵察機・ロボットで先端装備武装 (2)」
2008.09.27
Yahoo
Record China 記事
<0810-092701>
中国船舶工業行業協会会長が24日、中国造船業は積載重量にして9,845万tの建造を新たに受注したが、これは世界造船市場の
総売上の42%を占めると発表した。
同会長によると、2007年に中国が建造した船舶は、積載重量にして1,893万tで世界市場の売上の23%を占め、手持ち受注量は15,889万tで33%を占めた。
2008.09.17
Jane's Defence Weekly
South Korea plans KFX feasibility study
<0811-091704>
韓国の防衛開発庁 (ADD) が、次世代戦闘機 KFX 開発に関する3年間のスタディを行う。
このスタディで KFX を先進戦闘機技術の検証機にとどめるか、開発を進めて量産へ移行するかを見極める。
量産移行となれば装備化は2020年頃になる。
2008.09.15
Aviation Week & ST
KFX lives
<0811-091504>
韓国は KFX ステルス戦闘機開発計画を継続しており、今後3年間に$90Mをかけて
事前研究開発を実施する。
2008.09.10
Jane's Defence Weekly
HHI confident of successful DSME bid
<0811-091007>
韓国最大の造船会社 DSME 民営化について、HHI社が9月4日、同社株式の50.4%を$5.5B取得
していると、経営権確保に自信を示した。
2008.09.08
Aviation Week & ST
South Korea seeks transports
<0810-090809>
韓国が PKO 部隊の派遣用に少数の大型輸送機を$616Mで購入する計画で、機種は C-17 に
なりそうである。
2008.09.08
Aviation Week & ST
Korean launch
<0810-090804>
Arianespace社が2010年に、韓国の Koreasat 6 通信衛星を、東経116゚の静止軌道にギアナから打ち上げる。 これは Thales Alenia社が5月
に発注したもので、衛星は2,750kgで Ku-band トランスポンダを30基搭載している。
2008.09.05
朝鮮日報
韓国陸軍、映像送信可能な新・・・
<0810-090502>
韓国陸軍が4日、戦闘部隊員が2013年から、映像送信が可能で、季節により迷彩色が自動的に変わる新型ヘルメットを
使用すると発表した。
韓国陸軍は現在、二段階に分けて次世代戦闘装備の開発計画を進めているが、開発中の第1段階の新型ヘルメットは、1〜2mの距離からの拳銃弾にも耐
える防弾性能を備え、800m内での近距離通信が可能な映像送信装置とヘッドセットも付いている。 また、一緒に使用される
変色偽装布(ヘルメットカバー)は、外部の温度が春夏ではグリーン系の色になり、秋冬に該当する場合は落ち葉や岩の色に変わるようになって
いる。
2008.09.04
韓国連合ニュース
最新鋭の韓国型駆逐艦「崔瑩・・・
<0810-090402>
海軍の中核駆逐艦 (KDX-U) である 崔瑩 (4,200t) の就役式が4日、海軍作戦司令部のある釜山基地で行われた。
韓国国産駆逐艦としては6隻目となる 崔瑩 は全長150m、幅17.4m、最大速度は30ktで、5吋砲のほか Goalkeeper
CIWS、対艦、対空誘導弾などが搭載されている。
【註】
KDX-U に続く7,600tの Aegis 駆逐艦である KDX-V の一番艦は、今年後半以降に就役する。
2008.09.03
Jane's Defence Weekly
HHI plans to bid for controlling stake in DSME
<0810-090302>
韓国最大の建艦メーカである大宇造船所 (DSME) の売却計画で、現代重工
(HHI が株式の50.4%を$5.5Bで取得する案を提出した。 韓国政府は9月までに売却先を決定する。
大宇造船所の売却先には Hanhwa グループ、GS グループ(註:2005年にLGグループから分離独立した韓国の企業集団
)、POSCO(註:旧社名は浦項総合製鉄)なども候補に挙がっている。
2008.09.01
Aviation Week & ST
Searching for clues
<0810-090113>
2008.09.01
Aviation Week & ST
Dragon lady in Korea
<0810-090112>
2008.09.01
Aviation Week & ST
Recon renaissance
<0810-090111>
2008.09.01
Aviation Week & ST
Korean calm
<0810-090110>
2008.09
International Defence Review
ROK helicopter plans
<0810-090035>
韓国が、270機の陸軍向け攻撃へりについて、単独開発と既存攻撃へりの
共同生産の両面の検討を行っている。
2008.08.27
Jane's Defence Weekly
Turkey signs deal with Otokar for MBT development
<0810-0827002>
トルコ政府が次期 MBT を Altay に決め、Otokar 社と$500M、78.5ヶ月の開発契約を行
った。 この契約で5両が試作される。 更に続く量産の一次契約では250両が生産される。 Altay は韓国の Hyundai Rotem社の技術を導入した
初の国産戦車で、120mm砲を装備する。
Hyundai Rotem社は韓国で、105mm砲搭載の K-1、120mm砲の K-1A1、120mm砲の K-2 MBT を
生産している。
2008.08.26
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0809-082601>
韓国の T−50 高等練習機がシンガポールに輸出される可能性が一段と高まった。
シンガポールは5億ドルを投じ高等練習機を12〜16機購入する計画で、優先交渉対象リストに T−50 とイタリア製の M−346 を入れた。 来年
12月ごろに候補機種が最終決定される見通しである。
2008.08.20
朝鮮日報
韓国空軍、航空宇宙軍の創設・・・
<0809-082002>
韓国空軍が2020年代をめどに、宇宙で独自の作戦を遂行する能力を備えた『航空宇宙軍』を創設することを目指し、『宇宙特別兵科』の新設を
推進することを決め、今後三段階に分け宇宙での戦力を構築して行く。
まず今年末までに計画をまとめ、2015年までに宇宙監視、宇宙の気象予報警報の伝達、衛星追跡といった、宇宙での戦力の基盤となるシステム
を構築する。 さらに2016年から2020年にかけ、衛星からの映像の受信や衛星を利用した宇宙で作戦を遂行する能力を備え、2021年から2030年に
は宇宙監視システムや、衛星打ち上げシステムの運用など、宇宙で独自の作戦を展開する能力を備えて行く。
2008.08.18
Aviation Week & ST
Korean launch delay
<0810-081301>
12月に予定されていた韓国の KSLV-1 打ち上げロケットの打ち上げは、更なる点検が必要になったことから、
来年の2/四半期に延期になった。 最初に打ち上げられるのは科学衛星である。
KSLV-1 は全長33m、胴径2.9m、重量140tのロケットで、低軌道に100kgの衛星を打ち上げる能力を持っている。 部品の80%をロシアからの供給
に頼っており、第二段は韓国の設計であるが、第一段はロシアの Angara の第一段を使用している。 韓国は低軌道に1.5tを打ち上げられる KSLV-2
計画も持っている。
2008.08.13
Jane's Defence Weekly
Israel, South Korea discuss industry co-operation
<0809-081312>
第8回の韓国、イスラエル防衛産業協力委員会が8月4〜6日にソウルで開かれ、両国の共同開発について話し合われ
た。
2008.08.11
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0809-081101>
7月23日に米ワシントンで開かれた第18回韓米安保政策構想会議で、米国が Global Hawk を韓国に売却する意向であると明らかにした。 韓国
国防部関係者が11日に明らかにしたところによると、米国はこの会議で、MTCR が適用されない政府間での保証販売
の形で韓国に提供することが可能だと提示してきたという。
これに対し韓国は、国防改革2020調整案とあわせ、慎重に検討するとの立場で、現時点では肯定も否定もしていない。 韓国は Global Hawk 級
UAV 4機を海外から導入する計画であったが、この計画を2010年まで暫定的に中断し、代わり MALE UAV を国内開発する方針
と伝えられる。
2008.08.08
韓国中央日報
中国、離於島領有権を主張
<0809-080801>
韓国が実効支配している離於島(波浪島とも)に対し、中国が領有権を主張していることが
、7日に確認された。 中国国家海洋局傘下の機関である中国海洋新息網のウェブサイトに、離於島の中国名である蘇岩礁に関する内容を掲載しこのように主張した。 中
国政府傘下の機関が公式の文書を通じて同島を中国領と主張したのは初めてだ。 中国は、蘇岩礁が中国の排他的経済水域 (EEZ) 内にあるから中
国領だと主張している。
これに対し韓国政府は、離於島には海洋観測施設まで設置しており、実効的に支配しており、国際通念である中間線を適用しても韓国の所轄権が
認められるとしている。 離於島は済州道南部の馬羅島から149km離れており、中国からは247kmも離れている。
2008.08.06
Jane's Defence Weekly
South Korea reaffirms limits to industry privatisation
<0809-080614>
韓国は李明博大統領の民営化方針に基づき、大宇造船所 (DSME) を今年末に$8Bで売却する計画で、買い取り先には
POSCO(註:旧社名は浦項総合製鉄)、Doosan 重工、現代重工などが挙がっている。 Doosan
、現代の2社も艦船建造メーカである。
これについて韓国政府は5月に、売却に際し武器技術の漏洩がないように韓国軍が監視することを明らかにした。
2008.08.06
Jane's Defence Weekly
South Korea buys jammers for F-15s
<0809-080611>
韓国が7月28日に、Northrop Grumman社と ALQ-135M ECM 装置21基を$74.6Mで購入する契約を行ったことを明らかにし
た。 これは4月に Boeing社と合意した F-15K の第二次生産分21機用と見られる。
2008.08.04
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0809-080401>
第8回韓国イスラエル防衛産業軍需協力共同委員会が、4日にソウルの防衛事業庁で開かれ、品質保証協定改正問題など両国の懸案を話し合った。
両国の共同委員会は1995年に締結された『防衛産業軍需協力に関する了解覚書』に則って開かれるもので、第7回委員会は昨年1月にイスラエルの
テルアビブで行われた。
2008.07.30
Jane's Defence Weekly
Provatisation of South Korean shipbuilder draws close
<0809-073009>
韓国蔵相が7月22日に議会で、遅れていた大宇造船 (DSME) の民営化が間もなく行われる
ことを明らかにしていた。
DSME は韓国最大の艦船建造メーカで、今まで同社は韓国開発銀行などの政府系金融機関が保有していた。 今回の売却額は$8Bにのぼると見ら
れる。
2008.07.27
朝鮮日報
インターネット独島:韓日もし戦わば(上)
<0808-072702>
2005年3月に韓国海洋戦略研究所が主催するセミナで、韓国大洋海軍の父と呼ばれる安炳泰元海軍参謀総長が、独島をめ
ぐって韓国と日本が軍事衝突を起こせば、以下のような理由から独島が奪われるのに半日かからないかもと発言した。
◆ 韓国の海軍力は日本の30%レベル
◆ 韓日のイージス艦、韓国は1:6で劣勢
◆ 戦闘艦−対艦ミサイルもヘビー級対フライ級
◆ 対潜水艦戦力は大人と子供の違い
◆ 海上警察は航空機の面で比較にならず
◆ 韓国空軍の KF-16、独島で5分しか戦闘できず
◆ 日本の早期警戒機は韓国空軍の動きを手に取るように把握
朝鮮日報
インターネット独島:韓日もし戦わば(中)
朝鮮日報
インターネット独島:韓日もし戦わば(下)
【註】
韓国の日本に対する見方は、この様な問題が真面目に議論される状況にあると言える。
2008.07.16
Jane's Defence Weekly
Secret fleet
<0809-071619>
・中 国
陝西 (Shaanxi) Y-8 輸送機を改造した SIGINT 機には、NH-2 計画と NH-4 計画がある。
NH-2 は2004年に脚光を浴びた Y-8DZ と呼ばれる機体で、NH-4 は Y-8T 又は YG-8 と呼ばれ既に空軍が装備している。 このほかに民航機である Tu-154 を SIGINT 機
に転用して使用している。
1〜18GHzをカバーする CEIEC社製 KZ800 ELINT 装置は2008年の見本市で公開されている。
・韓 国
Hawker 800SIG は E-Systems 社が開発した40GHzまでをカバーする COMINT/ELINT
装置を搭載している。
・台 湾
C-130HE SIGINT 機は、Lockheed Martin社と台湾の CSIST が共同で開発した。
・日 本
5機保有する EP-3 は23名が乗り込み30MHz〜20GHzをカバーする。 低周波域を担当する NH/LR-107 は NEC 製で、後周波域の NH/LR-108 は三菱電機製である。
2008.07.09
Jane's Defence Weekly
Indonesia, S Korea discuss arms swap
<0808-070908>
韓国とインドネシアが、韓国保有しているの張保皐 (Chang Bogo) 級潜水艦2隻と、インドネシアの Indonesia
Aerospace社がスペインの CASA社と共同開発した CN-235 多目的戦術輸送機8機を交換する交渉を行っており、来週にも
MoU が締結される。 韓国は既に8機の CN-235 を保有している。
【註:】
韓国がインドネシアに提供しようとしている Chang Bogo 級 (Type 209) 潜水艦は、1992年に初号艦が就役した1,200tの潜水艦で、現在は新型である1,300tの Type 214
の整備が進められている。
2008.07.07
Aviation Week & ST
Eastern challenger
<0808-070706>
韓国の F-X は Phase T と Phase U で F-15K を61機導入したが、続く F-X
Phase V 60機と F-XX 120機を巡って、各国が売り込みをかけている。 ただ、空軍参謀長は、近隣諸国が第五世代戦闘機を装備するまで
F-15K 級を引き続き購入したいとしている。
・F-X Phase V
本命視されているのは F-35 であるが、Boeing社は AESA レーダ搭載の F-15K を提案し
ている。 また同社は Super Hornet も候補になりうるとしている。
・F-XX
韓国国内開発を目指す KFX は新政権になって見直され、計画が中止になる可能性がある。
これに対して Saab社が次世代 Grippen の共同開発を提案している。 次世代 Grippen には単発の P305 案と双発の P306 案があるが、6月26日
にソウルで開かれた空軍のセミナでは、韓国軍の要求に合わせた双発案(右図)だけが呈示された。 それによるとステルス型である次世代 Grippen は、全長17〜18mで、
翼端長が12mと見られ、Typhoon よりも大きな機体である。
2008.07.02
朝鮮日報
韓国政府、潜水艦のインドネシ・・・
<0808-070201>
韓国が209級潜水艦 (1,200t) をインドネシアに輸出し、代わりに洋上哨戒機を購入する交渉
を、年内契約を目標に行う。 韓国は技術移転という形で、潜水艦2隻を現地で建造する一方、CN-235-220 8機を輸入する
方向で交渉を進める計画である。 実現すれば韓国が潜水艦を輸出する初のケースになる。
209級潜水艦はもともとドイツ製で、韓国海軍は9隻保有している。 CN-235-220 は CN-235 輸送機を改造したもので、
導入後は海洋警察が使用するのではといわれている。
2008.06.11
Jane's Defence Weekly
Boeing defends F-15K Slam Eagles
<0808-061113>
韓国空軍は2008年4月に21機の F-15K 調達を決めたため、今までに61機の調達を決めているが、韓国の報道によると
F-15K は、2005年10月から2008年4月の間に1,200件の不具合を起こしており、韓国ではその安全性が懸念されている。
Boeing社は、1,200件中900件は既に解消されているとしている。
2008.06.11
Jane's Defence Weekly
South Korea's third KSS-2 nears operations test
<0808-061110>
韓国海軍 KSS-2 潜水艦の三番艦である 安重根 (1,860t) が、6月4日に蔚山 (Ulsan) の現代重工業で進水した。
2009年11月就役の予定で、KSS-2 の一次生産分3隻が全て出そろう。 一番艦の 孫元一 は2007年12月に就役し、二番艦の 鄭地
は2008年11月に就役する。
韓国は更に6隻の KSS-2 を建造する計画で、そのあと引き続き3,500tの KSS-3 が建造される。 KSS-3 の開発は既に開
始されているが、建造数は9隻になるか6隻に留まるか、まだ決まっていない。
2008.06.10
朝鮮日報
ライス国務長官『日豪は同盟国・・・
<0807-061002>
ライス米国務長官が、日本とオーストラリアを『同盟国』、韓国を『グローバルパートナ』とそれぞれ表現した。
表現の違いは何を意味するのか。
米国はアジア太平洋地域で日本、オーストラリアと三角同盟を形成することに重点を置き、韓国の戦略的価値は低下し
続けている。 昨年9月には日米豪三ヵ国の首脳がシドニーで開かれたアジア太平洋経済協力会議 (APEC) 首脳会議の際に別途会合を持ち、3ヵ国
による安全保障協力を再確認したことも一連の流れを示すものである。
2008.06.05
Yahoo
時事通信記事
<0807-060501>
5日付の韓国中央日報が複数の韓国軍と米軍関係者の話として、米国が現在ソウルにある米第8軍司令部を2012年までにハワイへ
移転する方針を固めたと報じた。 同年には米軍から韓国軍に戦時作戦統制権が移されることになっている。 司令部移転は米軍再編に伴う措置である。
移転後も実務的な機能は韓国に維持され、有事の際は司令部が直ちに韓国へ戻るため、作戦遂行に必要な
施設などは現在のまま残される。
2008.06.04
韓国聯合ニュース
3隻目の214級潜水艦「安重根・・・
<0807-060402>
韓国海軍の中核戦力となる214級潜水艦 (KSS-2) 安重根 (1,800t) の進水式が4日、蔚山の現代重工業で行われ
た。 昨年末に海軍に引き渡された 孫元一 と今年引き渡し予定の 鄭地 に続く3隻目の214級潜水艦で、艤装と試運転を経て
2009年末に海軍に引き渡され戦力化される。
安重根 は KDX-3 駆逐艦とともに韓国海軍の中核戦力となる全長65.3m、幅6.3m、水中速力20ktの潜水艦で、浮上しなくても空気が供給される非大気依存推進装置
(AIP) を搭載し、約2週間水中作戦を遂行できる
韓国海軍は3隻の214級潜水艦に続いて、2012年から2018年までに6隻の214級潜水艦を新たに建造する一方、2010年〜
2021年に3,000t級潜水艦9隻を建造する計画である。
2008.05.30
朝鮮日報
韓国軍:F-15K、2年で故障1200件
<0806-053002>
韓国政府が29日、韓国空軍の F-15K 34機が2005年10月から2007年12月までに起こした故障は、全体で505種1,200件で
あることを明らかにした。 また、導入から丸2年が過ぎた現時点でも故障が相次いでいるため、F-15K そのものに問題があるのではないかとの指
摘もなされている。 掛かった修理費用は F-15K 1機に匹敵するという。
2年間は Boeing社が補償するため韓国が修理費用を負担することはなかったが、期限が過ぎた機体で故障が発生した場合には、韓国側が費用を負担しなければならない。
2008.05.28
韓国聯合ニュース
軍当局、米中古アパッチヘリ36・・・
<0806-052801>
韓国国防部関係者が27日、米国が中古の AH-64D を韓国に売却可能との意思を表明してきたことから、導入の検討を進めていると明らかにした。
米国は500機保有する AH-64D の性能改善に着手するが、このうち36機を韓国に提供できるとの立場を示したとされる。 韓国軍は
1機約30億円で購入し、2012年ごろに戦力化する計画だという。
韓国陸軍関係者によると、陸軍が保有する AH-1 に代わるヘリを開発には8年ほどかかるため、戦力に空白があってはならないとの見地から一部攻撃用ヘリを導入し、
残りは国内開発する。
2008.05.19
Aviation Week & ST
Parrying Pyonguang
<0806-051907>
韓国が F-15K 搭載用に100発以上の ALCM を購入し、北朝鮮の弾道弾を発射前に破壊しようと
している。 北朝鮮の弾道弾の位置は UAV 等で常時モニタしているという。 候補には AGM-158 JASSM 及び
TAURUS KEPD-350 があがっているが、Storm Shadow/SCALP は TAIRUS社を構成するドイツ
の LFK社が MBDA Germany であるため、重複を避けて参加していない。 JASSM が誘導を GPS だけに頼るのに対して、KEPD は画像、地形、GPS を組み合わせた
Tri-Tec で誘導されるため GPS なしでも使用できる。
韓国は既に AGM-84H SLAM-ER を装備しているが、SLAM-ER はステルス性がなく、弾頭重量も JASSM の半分の500-lbである。
2008.05.13
韓国中央日報
大韓民国の国防力
<0806-051301a>
韓国軍は戦略情報収集に白頭、金剛偵察機、情報本部傘下の通信監聴部隊を主に投入しているが、2010年に
アリラン-5、2011年にアリラン-3 衛星を打ち上げれば、戦略情報判断能力はさらに向上する。
アリラン-5 には SAR が搭載され、アリラン-3 の EO センサは60〜80cmの大きさの地上物体も識別でき、北朝鮮軍の戦
車と装甲車、野砲などと兵力の動きを詳細に観察できる。
韓国中央日報
大韓民国の国防力
<0806-051301b>
韓国陸軍の空中偵察中隊は RQ-101(松鶻鷹)国産 UAV を装備し、毎週三回偵察飛行を行っている。 RQ-101 は全長4.6mで、185km/hで6時間飛
行でき、作戦行動半径は110kmである。 通常は休戦ラインおよび海岸線、軍団警戒地域の偵察が主な任務となっているが、戦時には敵陣を飛行し、リアルタイムで映像情
報を提供する。
更に韓国は2014年の開発を目標に Predator 級 MALE UAV の独自開発も行っている。
韓国中央日報
大韓民国の国防力
<0806-051301c>
韓国が独自のステルス技術開発に成功した。 軍関係者によると、国防科学研究所 (ADD) が戦闘機と艦艇に活用できるステルス技術の開発に成
功した。 この関係者は、昨年末 ADD が開発したステルス材料を F-4 と戦闘機模型に取り付け地上実験を行った結果、良好と評価されたと聞いていると述べた。
2008.05.07
Jane's Defence Weekly
RoKAF orders second batch of F-15K Slam Eagles
<0806-050711>
韓国国防相が4月25日に、FX の二期分として21機の F-15K を購入すると発表した。 当初は$2.3Bで20機を購入する計
画であったが、2006年に墜落した1機の補填を含めて21機になった。 今回購入する F-15K のエンジンは、韓国が既に180機装備している KF-16 や米空軍の F-15E と同じ、
P&W社製 F100 で、既に装備している F-15K が搭載している GE社製 F110-GE-129 ではない。 レーダは AN/APG-63(V)、RWR は
AN/ALR-56C(V) を搭載する。
これと合わせて韓国は、2010〜2011年に AGM-158 JASSM を購入する計画である。
2008.04.26
朝鮮日報
韓国軍、F-15Kに射程距離400・・・
<0805-042601>
韓国空軍は F-15K に搭載する射程278kmの SLAM‐ER をすでに保有しているが、新たに
JASSM 級の長距離ミサイルを2010年に装備することを決定した。 SLAM-ER は JASSM に比べると破壊力が弱く、軍事施設や基地の建物
などを攻撃するミサイルとしては不十分だと評されてきた。
国防部の関係者は、JASSM またはそれと同程度の性能を持つ2〜3種類のミサイルの中から選ばれることになるが、具体的なミサイルの種類は今後決めると述べた。
また、ミサイルは数百基程度導入すると話している。
2008.04.25
韓国聯合ニュース
F-15K 追加購入、20機の購入・・・
<0805-042503>
韓国軍消息筋が25日に、F-15K の二次事業で、20機分の予算で21機を購入する契約交渉を終えたことを明らかにした。
同日の防衛事業推進委員会会議でこの案が決定され、2010年から2012年までに導入する。
一方空軍は、二次事業終了後に、F-22 や F-35 などの第五世代戦闘機約60機を2014年から2019年までに実戦配置する計画を2011年に開始する。
2008.04.23
Jane's Defence Weekly
US schedules F-16 withdrawal from South Korea
<0806-042309>
米国が韓国に対し、在韓米軍の F-16 3個飛行隊のうち1個飛行隊を2008年末までに撤退させると通告した。 これは米
国が計画している再配置計画の別枠である。
一方米韓両国は4月15日、2004年に決めた在韓米軍兵力を37,500から25,000に削減する計画の凍結で合意した。 在官米軍兵力は2007年末で
28,500であるが、この合意で3,500名の削減は行わないことになった。
2008.04.16
Jane's Defence Weekly
RoK names early warning aircraft
<0806-041606>
韓国空軍が Boeing社から$1.59Bで購入し、2011〜2012年に装備する4機の E-737 AEW&C 機は、Peace
Eye と名付けられた。
2008.04.09
Jane's Defence Weekly
KAI aspires to compete with Saab and IAI
<0806-040908>
韓国の KAI社が3月31日に、少なくとも Saab社や IAI社に並ぶ企業になることを目指す、今後12年間の経営計画を発表
した。 2006年の KAI社の売り上げは$757.9Mであるのに対し、2007年の Saab社は$2.86B、IAI社は$3.3Bであった。
KAI社は T-50 級練習機の世界需要を3,000機と見ており、今後30年以内にそのうちの1,200機を売り上げたいとして
いる。 そうなれば2020年までに世界のベスト8入りができる。
このほかに同社は総額$1.38Bと見られる245機の KHP (Korean Helicopter Programme) 計画を進めており、KHP は2012年までに
配備が開始される。
2008.04.07
Aviation Week & ST
Almost all-Korean
<0805-040715>
韓国が2013年に装備しようとしている MALE UAV に、ほとんど韓国の独自技術による SAR と
IR/EO 装置を搭載しようと開発を進めている。
搭載する SAR は独自技術とはいえ海外、恐らく Elta社の技術が用いられるようで、2010年4/四半期に1/6の試作品で試験を行い、2011年の1/四半期に
120x40cmと実物大の試作機で試験を行う。 解像度は Global Hawk 搭載 SAR が86kmで0.3mであるのに対し、
110kmで1mである。
2008.04
International Defence Review
Republic of Korea upgrades air defences to prepare for Patriot
<0807-040012>
韓国が2008年3月3日に発表した Raytheon社との契約で、Patriot の指揮通信装置や整備器材を48個
中隊分導入する。 使用するミサイルは GEM+ 弾で、韓国軍は22kmの射程と直撃
(補助として HE 破片効果弾頭)能力を要求している。
韓国はこのほかに、12kgの弾頭を搭載し射程10.5kmの Chun Ma(天馬)SAM や、射程154kmの Nike-Hercules 90発を保
有している。 Nike-Hercules は SSM としても使用できる。
2008.04
Jane's Missiles & Rockets
South Korean navy plans to expand its KDX-V fleet
<0805-040006>
韓国国防省は2020年までに3隻の KDX-V Aegis 駆逐艦を整備する計画であったが、北朝鮮の核実験や長距離弾道弾の開発を受け、
更に3隻建造して二倍にする方針である。
KDX-V の一番艦は2009年に就役し、二番艦が2010年、三番艦が2012年に進水するため、あたら新装備される3隻は2015年以降になる。
2008.03.24
Aviation Week & ST
T-50s ordered for aerobatics
<0805-032408>
韓国 KAI社が、Black Eagle アクロバット飛行隊用に10機の T-50 高等練習機を受注した。 Black Eagle は現在
A-37 Dragonfly 軽攻撃機を使用しているが、2010年までに T-50 に換装される。
2008.03.18
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0804-031801>
米国はこれまで BMD システム構築に韓国も参加すべきだと継続して要求してきたが、韓国軍合同参謀本部は韓国が計画に参
加する方法として以下のような案を検討している。
・米国に迎撃ミサイル基地を提供する案
・米国の計画に合流する案
・米国がシステムを韓国に配置する費用を分担する案
・米国のミサイル防衛システムを購入する案
2003.03.15
朝鮮日報
最新鋭潜水艦「孫元一艦」に・・・
<0804-031501>
現代重工業がドイツの HDW社とライセンス契約を結び建造し、昨年12月にから韓国海軍に引き渡された、Type 214 潜水艦
(1800t)孫元一 が、騒音などの問題を抱えている。 軍の消息筋によると、騒音がライセンス契約書に記された基準値を上回
っているため、建造した現代重工業で来月中に推進軸を交換することにしている。
Type 214 潜水艦は、2006年にギリシャが騒音問題をはじめとする設計建造上の瑕疵を理由に引き取りを拒否し、外交摩擦にまで発展する事態となった。
2008.03.07
朝鮮日報
ロシアの爆撃機が領空侵犯、・・・
<0804-030701>
ロシアの Tu‐95MS が5日午前、韓国の防空識別区域(KADIZ)に侵入し、日本海で韓米合同訓練を行っていた米空母
Nimitz 周辺をおよそ20分間飛行した。 Tu-95MS はこの日午前中、日本海の KADIZ 内で訓練を行っていた Nimitz 艦隊から3〜5nmの地点にまで
接近し、高度610mで飛行した。
韓国軍は大邱の第2中央防空統制所(MCRC)がロシア機の領空侵犯を発見し、韓国空軍の F-16 4機以上が出動すると共に、ニミッツからも F/A-18 2機が出動した。
2008.03.05
Jane's Defence Wekly
Seoul commits to large-scale K-21 procument
<0804-030513>
韓国が500両の K-21 IFV の調達を承認した。 K-21 は2009年に配備が開始される。
K-21 は Doosan Infracore社製で、Bofors社製 L/70 40mm機関砲を装備し、陸上の最大速度は70km/h、水中では7.8km/hである。
2008.03.04
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0804-030405>
韓国が早ければ年内にも PAC-2 を実戦配備する。 Raytheon社は3日、エンジニアリングサービス提供契約を FMS で結んだ。 これにより同
社は、既存の韓国軍の指揮統制システムと Patriot システムを統合するためのプログラムの開発を行う。
昨年9月に韓国政府は、中古の PAC-2 ミサイル48発や発射装備などをドイツから購入することを決めている。
2008.03
International Defence Review
RoK looks beyond SLAM-ER
<0805-030002>
韓国は、F-15K に装備している AGM-84L SLAM-ER より能力の高いスタンドオフ兵器を模索している。
候補には AGM-158 JASSM のほか、Storm Shadow/Scalp、
KEPD-350 があがっている。
2008.02.27
Jane's Defence Weekly
China's JF-17 draws interest from Asia, Africa
<0804-022716a>
中国が JF-17 の売り込みを活発化させており、アジアアフリカ諸国の20ヶ国程度が関心
を示している。 有力な相手国には250機の導入を決めたパキスタンのほかに、スリランカ、ミャンマー、ラオス、タイ、インドネシア、フィリ
ピンなどで、これら諸国は F-16 か Sukhoi 戦闘機の導入を検討しているが、これらに比べて JF-17 は安価である。
心配されていたロシアの RD-93 ターボファンエンジンの再輸出問題も解決しているという。
<0804-022716b>
韓国 KAI社がタイと T-50 の輸出商談を進めている。
2008.02.27
Jane's Defence Weekly
Boeing foresees extension of Strike Eagle production
<0804-022712>
Boeing社が F-15 の生産を2012年以降も継続する。 米空軍が F-15 を2035年まで運用する計画であるほか、
韓国が既に納入した40機の F-15K に加えて20機を調達する交渉中で、更に60機の戦闘機を購入する計画でもある。 シンガポ
ールが2009年に運用を開始する24機の F-15E の一番機の試験飛行が2008年後半に開始される。
日本は F-4 の後継として50機の戦闘機を整備する計画である。
2008.02.27
Jane's Defence Weekly
South Korea's aviation sector in export drive
<0804-022708>
韓国の2006年の武器輸出額は$250Mであったが、韓国はこれを2011年までに$1B、2022年までに$2Bまで引き上げる計
画で、政府が力を入れている。
KAI社は T-50 を今後数年で600機輸出する計画で、輸出先も東南アジア、中東、欧州に拡大しようとしている。
また共同開発を行った Lockheed Martin社は、2020年から米国への輸出も可能と見ている。
大田を本拠とする Ucon System社は UAV メーカで、今後3年間で陸軍から250機を受注しようとしている。 同社は
タイ、パキスタン、サウジなどと商談を進めている。
2008.02.20
Jane's Defence Weekly
Seoul looks to expand its KDX-V fleet
<0804-022007>
韓国海軍が、更に3隻の KDX-V 駆逐艦を建造しようとしている。 韓国海軍は2020年までに3隻の KDX-V を建造し、2009年、2010年、2012年
にそれぞれ就役させる計画であった。
新たに建造される3隻は2015年から就役を開始することになる。
2008.02.18
Aviation Week & ST
Eastern action
<0804-021807>
中国:ARJ21 (100席)、MA700 (70席)、他に100t級 (150席)
日本:MRJ (70〜90席)
韓国:60席級を検討中
軍用機
韓国:KFX、KMH、KUH、T-50
日本:C-X、P-1、ATD-X(右図、表紙写真)
中国:J-10
2008.02.13
Jane's Defence Weekly
RoK seeks improved F-15K weapon
<0803-021301>
韓国が F-15K に搭載する LACM を検討しており、今年後半にも RfP が発簡される。 韓国は既に AGM-84L
SLAM-ER を装備しているが、新 LACM には SLAM-ER を凌ぐ性能を期待している。 候補としては AGM-158 JASSM、
Storm Shadow/SCALP-EG、TAURUS KEPD 350 などがあがっているが、Raytheon社は開発中
の動力推進型の JSOW も候補になりうる。
F-15K は第一次生産分40機の内32機が既に納入され、第二次分として20機が発注されているが、120機体制が要求されていることから
更に60機が発注されると見られる。
2008.02
International Defence Review
South Korea picks Elbit Systems' Skylark U for UAV requirement
<0804-020007>
韓国が至近距離用 TUAV に Elbit社製 Slylark U を選定した。 Slylark U は Slylark T の発展型の昼夜間及び荒天
時の使用が可能な電動式 UAV で、60km以上の航続距離を持つ。 搭載センサとしては、昼間用センサ、夜間
用冷却式センサ、レーザ照射測距器を内蔵する Elbit社製 Micro-CoMPASS や、Tadian社製 Spectralink ディジタル
通信装置がある。
韓国は現在、陸海軍が KAI社製 Night Intruder 300 近距離用 TUAV を装備しているほか、陸軍は IAI社製 Harpy
ARM/UAV 及び AAI社製 Shadow 400 を装備している。
2008.01.28
Aviation Week & ST
Going it alone
<0803-012806>
韓国陸軍が2000年に装備化した RQ-101 Songgolomae UAV の後継に KUS-9(右図)を開発しており、来年には量産が
開始される見込みである。 KUS-9 は師団級部隊の装備になる。 290kgの RQ-101 より大型で、80kmの範囲を6時間監視
する能力を持っている。
空軍は米国から Global Hawk 4機を導入しようとしたが、MTCR (Missile Technology Control Regime) を理由に提供を拒否されたため、独自の MALE
UAV を開発しようとしている。 2005年の防衛白書によると試作は2011〜2015年に行われる。 韓国の MALE UAV は翼端長25m、最大離陸重量6.5tで、機内外に
2.4t搭載可能な GA社の Mariner と同規模の機体になる。
更に空軍は、MALE UAV の機体を使用しエンジンをターボファンに替えた HALE UAV も考えている。 ただこの開発は2016年以前には開始され
ない。
2008.01.27
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0802-012702>
韓国の次世代産戦闘機 KF-X の開発に赤信号がともった。 防衛事業庁の依頼で KF-X の妥当性と経済性を分析してきた韓国開発研究院 (KDI)
が、昨年末に、採算性に問題があるとする分析結果を中間報告した。 報告内容は公表されていないが、10兆ウォン(約1兆1,274億円)を投じて
も経済的波及効果は3兆ウォン(約3,382億円)にとどまるとの内容と伝えられている。
防衛事業庁は、さらに内容を検証する必要があるとみて、今月末か来月初めまでに分析結果を補完するよう求めたという。
2008.01.21
Aviation Week & ST
Driven by demand
<0803-012103>
昨年夏に KT-1 練習機のトルコへの輸出を決めた韓国 KAI社は2015年までに200機の生産を
見込んでいるが、これは顧客のニーズにどこまで対応可能かにかかっている。 過去にコロンビアなどからの引き合いにも、この問題で他社に敗れている。
KT-1 にはかつて KO-1 と呼ばれていた KA-1 武装前方航空管制機があったが、本格的な軽攻撃機である KT-1C(右図)を開発し、2007年1月に
初飛行させた。 KAI社は2015年までに強力なエンジンを搭載し電子機器を強化した Super KT-1 を開発する計画である。
・KT-1C
P&W社製 PT-6A ターボプロップエンジンを搭載し、翼下に各2ヶ所、胴体下に1ヶ所、計5ヶ所のハードポイントを持つ。 LAU-131 7連装ロケッ
ト弾ポッド2基、Mk 82 500-lb爆弾2発、LAU-3 19連装ロケット弾ポッド4基、12.7mm機関銃ポッド4基などの武装のほか、50ガロン増槽2基も搭載
できる。
2008.01.21
朝鮮日報
韓国産イージス艦に米国の・・・
<0802-012102>
世宗大王 など韓国海軍のイージス艦(7,600t)に、弾道ミサイルの迎撃が可能な
SM-6 を搭載する計画を、韓国国防部が推進していることが分かった。 SM-6 はまだ開発中だが、2012年ごろまでには 世宗大王
などに100発程度が搭載される予定だという。 国防部はイージス艦に米国が開発していた SM-2 Block WA の導入を7年ほど前から推進して
いたが、このミサイルの開発が中止されたことから計画が頓挫していた。
SM-6 は最大射程400km、射高30kmで、ミサイルの迎撃が可能だという。 一方、米国と日本が開発を進めている SM-3 は最大
射程が500km以上、迎撃高度は160kmに達する。
2008.01.21
韓国中央日報
弾道ミサイル迎撃可能 SM-6・・・
<0802-012101>
韓国海軍高官が20日、イージス駆逐艦 世宗大王 (7,600t) に弾道ミサイルの迎撃が可能な
SM-6 を装備することを検討中であると述べた。 この高官は、昨年末に米太平洋艦隊司令官などに協力を要請し、前向きな反応を得たとしている。 SM-6 (ERGM)
は射程が320〜400kmで、弾道ミサイル及び巡航ミサイルの迎撃用として米国が2010年を目標に開発している。
現在 世宗大王 に装備されている SM-2 は射程が148kmしかなく速度が遅いため、弾道ミサイルを迎撃するには限界があるが、SM-6 を装備すれば北朝鮮が発射
した Scud を日本海や黄海から迎撃できる。
2008.01.16
Jane's Defence Weekly
Seoul commissions Type 214 sub
<0802-011613>
韓国が3隻建造する1,860t潜水艦 KSS-2 の一番艦が就役した。2007年6月に進水した二番艦
は2008年11月、三番艦は2009年に就役する。 韓国は2007年1月に同艦を2012年から更に6隻建造し、2020年に就役させると発表している。
KSS-2 はドイツ HDW の子会社である ThyssenKrupp社のライセンスで建造されたもので、設計及び主要部品は同社から
提供されている。 推進はディーゼルのほか、Siemens社製燃料電池による AIP (Air-Indipendent Propulsion) を採用
しているため、3週間の連続潜行が可能である。
韓国は2007年に、3,500tの KSS-3 を3隻建造する計画を2010〜2011年に開始すると発表している。
2008.01.14
Aviation Week & ST
F-15 fuselage delivered
<0803-011406>
韓国の KAI社 (Korea Industries) が Boeing社に、シンガポール空軍向け F-15SG の最初の前部胴体を納入した。
最初の主翼は1月10日に納入される。
2008.01.13
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<0802-011301>
韓国航空宇宙研究院は11日、先月末から通信が途絶えている多目的衛星アリラン1号が31日までに正常化されない場合
は運用を終了する計画を発表した。 技術的にアリラン1号の正常化の可能性がないうえ、正常化に向けた作業を続ける場合は
アリラン2号の運用にも支障をきたすとの判断からこうした決定が下された。
アリラン1号は、異常事態が発生し安全モードに切り替わると推進燃料を使うが、約30日で燃料切れとなる。 研究院は先月30日にアリラン1号との通信が途絶えてから
これまでに140回以上にわたり通信を試みたが成果がなかった。
2008.01.05
朝鮮日報
兵力の大幅削減は無理、国防・・・
<0802-010501>
韓国国防部は、盧武鉉政権の中核的な国防政策である"国防改革2020"について、計画に盛り込まれている現在68万人の兵力を2020年までに50万
人に削減する案の目標値を上方修正することを前提に見直し作業に入った。 計画では、陸軍の兵力が現在の548,000から371,000へと177,000削
減することになっているが、陸軍は南北が対峙している状況では、43〜44万人は確保すべきと考えているという。
国防改革2020では、現在の10軍団を6個軍団へ、47個師団を20個師団へと大幅に減らすことにしているが、この部隊数についても上方修正される
可能性が高い。