2003.12.22 | Yahoo! News | 共同通信記事 「在韓米軍がハイテク強化 ・・・」 |
21日付のロサンゼルス・タイムズが、韓国に駐留する米軍がバンカーバスターなど最新兵器の導入を強化して
いると報じた。 在韓米軍の兵力を削減しても、北朝鮮有事の際の対応力を維持するのが目的と見られる。 また戦闘装甲車ストライカーも今年夏から配備する。 |
2003.12.04 | Yahoo! News | 韓国、朝鮮日報記事 「米、連合軍司令部の漢江 ・・・・」 |
米国は龍山基地の移転問題をめぐる意見の食い違いで合意点を見え出せなかったことから、ローレス米国防副次官補(アジア太平洋担 当)が4日韓国に対し、部隊の漢江以南への撤退計画を一方的に通知してきた。 |
2003.11.25 | Yahoo! News | 共同通信記事 「在韓米軍、イラクへ再配 ・・・・」
時事通信記事 | ワシントン・タイムズ紙が、在韓米軍の一部をイラクやアフガニスタンに移動させるとともに、ソウルにある在韓 国連軍司令部の米軍要員約7,000人を1年以内にソウル以外に移す方針だと報じた。 |
2003.11.17 | Defense News | Israel,S.Korea cement ties with sales,Intel |
韓国はイスラエルからの兵器と軍事技術導入を確実に増やしており、企業間の技術交流も逐次増加している。 イスラエルの1998年〜2002年の軍事輸出額は$13Bで、このうち約$1.5Bが韓国とされ、過去5年間で全体の12%に達する。 韓国は今後5 年間に衛星の打ち上げ、早期警戒機、UAV の導入と F-15K への各種搭載システムとミサイル、誘導爆弾をイスラエルに受注するものとみ られる。 特に韓国初の偵察衛星 Komsat-2 は2000年1月からイスラエルが共同で開発を進めており、2004年後半に打ち 上げを予定し、センサー等の搭載機器はすべてイスラエル企業が受注するものとみられている。 |
2003.11.05 | Yahoo | 朝鮮日報記事 「射程300kmの地対地ミサ ・・・・」
時事通信記事 |
韓国が、1997年から導入している ATACMS Block 1A 110基を、早ければ
年内にも東部戦線に配備する。 ATACMS Block 1A は射程300kmで、北鮮の主要部分をほぼ射程圏内におさめる。 (註:ATACMS Block IA は Block I の長射程型で、M-74 ボムレットの数を950個から300個に減らすことにより射程を300kmに延伸し た。) |
2003.10.25 | Yahoo | 共同通信記事 「韓国に機動部隊構想 ・・・・」 |
米国防総省で、韓国に海兵隊遠征部隊 (MEU) を配置する事が検討されている。 また、在韓米軍を極東有事における戦域軍としても活用することで米韓両国が合意した。 (註:海兵遠征部隊(MEU)は、独立作戦遂行能力を有し、海兵隊主力に先立って展開する大隊(約2000人)規模の部隊である。 イ ラク戦争では、海兵隊の保有する7個 MEU のうち4個 MEU が投入された。) |
2003.10.22 | Jane's Defence Weekly | South Korea's air force on a modernisation roll | F-15K は F-15E Strike Eagle の発展型で、Boeing社の工場では去る4月から最初の5機の組立に入っ ている。 KO-1 前方航空管制機は KT-1 初等練習機を改良したターボプロップ機で、翼下の4ヶ所のハードポイ ントにロケット弾や機銃ポッドをさげることができる。 T-50/A-50 超音速練習/攻撃機は合わせて4,300kgの武装又はセンサを搭載できる。 E-X は4機調達予定の早期警戒機で、A310 又は Boeing 737 の改造が計画されている。 |
2003.10.22 | Jane's Defence Weekly | The Force Improvement Program | 韓国の2003〜2007年中期防衛計画は総額$82.2Bで、C4SR に$1.5B
で49プロジェクト、$3.75Bで陸軍の39プロジェクト、$6.59Bで空軍の25プロジェクト、
$5.18Bで海軍の33プロジェクトが計画されている。 その主なものは以下の通りである。 ・多用途ヘリ:500機の更新 ・ACV 揚陸艇:4隻を整備 ・高速哨戒艇:40隻を整備、対艦ミサイル、OTObreda 76mm砲装備 ・E-X:AWACS 4機を整備 ・KC-X:空中給油機4機を整備 ・掃海ヘリ:8機の RFP を発簡 ・通信衛星:軍民両用衛星を2006年3月に打ち上げ ・KDX-3 Aegis駆逐艦:3隻を整備 ・KSS-2:3隻を2007〜2009年に整備 |
2003.10.22 | Jane's Defence Weekly | Learning curve | 韓国は従来国防費の4〜5%を研究開発費に充てていたが、2010までにはこれを10%に引き上げる。 韓国が独自に開発を進めている多用途ヘリ KMH (Korean Multipurpose Helicoptor) は、2012年までに518機 の整備が計画されており、その内338機は多用途ヘリ型、180機は攻撃ヘリ型になる。 |
2003.10.19 | 琉球新報 | 在韓米軍、1万2000人削減か | AP通信が18日、米国政府は在韓米軍の兵力3万7000人のうち、約1万2000人を削減する意向を
持っていると報じた。 この通りになれば、在韓米軍は約2万5000人となり、現行の3分の2程度に大幅削減され、朝鮮戦争以降、最大 の兵力再編になる。 |
2003.10.01 | 朝鮮日報 | 国軍の日、注目集めた先端兵器 | 1日に行われた建軍55周年「国軍の日」の記念行事で、韓国軍が保有している各種の先端兵器が初公開され注目を浴び
た。 最も注目された兵器は、国産艦対艦ミサイルと POPEYE ASM、国産短距離 SAM 神弓 (シングン)、国産 UAV、ドイツ産魚雷 SUT などである。 国産艦対艦ミサイルは今年8月、発射実験に成功した射程距離150kmの世界トップクラスの対艦ミサイルで、 STYX やシルクワームよりも射程距離が長く正確度にも優れている。 また、対地巡航ミサイルの開発にも応用できる。 国産短距離 SAM 神弓は全長1.68m、重量14kgで、最大速度 Mach 2.1、最大射程7km の性能を持つ。 同じく初公開された POPEYE は、110km離れた目標物を正確に攻撃することができる精密打撃武器で、2000年以後100 発程度導入した。 (註: POPEYE はイスラエル製で、米軍も AGM-142 として装備している。) |
2003.10 | Jane's Missiles & Rockets | South Korea tests new anti-ship missile | 韓国が8月21日に、国内開発した対艦ミサイルの発射試験を行い、標的となった沖合70kmに
置いた退役練習艦に命中した。 今回の発射試験は3回目であるが、初の実弾頭試験であった。 このミサイルは最大射程150kmで1990年代から開発が進められており、2004年始めに開発を 完了して KDX-U駆逐艦に装備される。 |
2003.10 | 軍事研究 | 在韓米軍後方移転と米韓の軋轢 | |
2003.09.26 | 朝鮮日報 | 無人偵察機「シャドー200」を実戦配備 | 最近、在韓米第2師団に無人偵察機 Shadow 200 が初めて配備され、26日から北朝鮮の情報
収集など、本格的な作戦活動を開始すると、米星条旗紙が報じた。 韓国軍は既に無人偵察機を保有しているが
、在韓米軍に配備されたのは今回が初めてだ。 Shadow 200 は、3〜4km上空から最大50km余離れた敵軍の動きをキャッチし、リアルタイムで後方地域に伝送 する。 |
2003.09.24 | 朝鮮日報 | 米国防長官、在韓米軍縮減を示唆 | ラムズフェルド米国防長官が23日、在韓米軍の縮減可能性について、現在その決定に向けた
研究が進められているが、在韓米軍の能力は強化されるはずと述べた。 また、軍事力を数字で判断する傾向があるが、1個の精密誘導兵器が10個の爆弾より役立つとし、在韓米軍の規模は、北朝鮮の攻撃を抑 止し、反撃に必要な能力を分析した結果に基づいて決めるべきとした。 |
2003.09.16 | 朝鮮日報 | 在韓米軍、PAC-3 実戦配備を完了 | 在韓米軍は16日、PAC-3 の韓国実戦配備を完了したと発表した。 米第8軍広報室長はこの日、既存の在韓米軍 1-43ADA大隊に配備されていた PAC-2 の 一部を PAC-3 に交替したと発表した。 |
2003.09.10 | Jane's Defence Weekly | Second T-50 variant takes flight | 韓国が開発中の超音速練習/攻撃機 T-50 の3番機である複座型が8月29日に初飛行した。
この機体は A-50 とも呼ばれる。 先に完成した2機が AJT (Advanced Jet Trainer) 型であるのに対し、今回の機体は LIFT (Lead-In Fighter Trainer) と位置付けられ ており、Lockheed Martin社製 AN/APG-67(V) レーダと、GD社製 M61 20mm砲を搭載す る。 AJT 型は初期飛行試験を8月14日に完了しており、来月には初期生産開始と次段階飛行試験への移行の是非が決定され、認められれば 装備開始の2005年まで試験が継続される。 韓国空軍は当初94機の調達を希望しているが、最終的には T-50/A-50 合わせて200機が T-38 及び F-5 の後 継として導入されると見られている。 |
2003.09.01 | 時事通信 | 在韓米軍、ミサイル旅団を創設へ=対北防衛能力強化 | 韓国東亜日報は1日、在韓米軍が6月に発表した能力強化策の一環として、ペトリオットを追加配備 し、新たに防空砲兵旅団を来年前半に創設すると報じた。 |
2003.08.26 | 時事通信 | 射程150km超の対艦ミサイル開発=韓国 | 26日付の朝鮮日報は、韓国軍が最大射程が150km以上の艦載型の対艦ミサ
イルの開発に成功したと報じた。 北朝鮮が保有するシルクワームよりも命中率などが優れているという。 来年にも実戦配備を開始し、護衛艦や駆逐艦に搭載する見通しという。 |
2003.08.06 | Jane's Defence Weekly | Korean advanced jet trainer enters operational test phase | 韓国が開発中のジェット高等練習機 T-50 Golden Eagle は、7月28日に開発の最終段階であ
る IOA (Initial Operational Assessment) に入った。 T-50 は練習機型50機のほかに、A-50 軽戦闘攻撃機を44機予算化しており、100機以上のオ プションも行われている。 |
2003.08 | Jane's Missiles & Rockets | South Korea to revive SAM-X programme |
韓国空軍は2002年に F-15K 購入に資金を廻したため棚上げした SAM-X 計画を、FY-2004が 28.3% の大幅増となるの
に伴い復活させようとしている。 SAM-X は、2000年にロシアが手を引いたため Patriot が唯一の候補になっており、空軍は NiKe-Hercules の 後継として、発射機を6基ずつ装備する FU を8個 FU 整備する計画である。 |
2003.08 | Jane's Missiles & Rockets | South Korea selects Aegis for new destroyer class | 韓国は KDX-V の装備に ACS (Aegis Combat System) を選定した。 ACS は$267.45Mの
FMS で契約される。 KDX-V に装備されるのは Aegis Baseline 7 Phase I で、契約は2008年12月までとなっている。 |
2003.08 | International Defense Review | Aegis for the Republic of Korea's KDX V destroyer | Lockheed Martin社は米海軍から、韓国 KDX V 用の Aegis Baseline 7 Phase I を$267Mの
FMS 契約で受注した。 計画終了は2008年12月を予定している。 |
2003.07.27 | 朝雲新聞 | 韓国に強襲揚陸艦 |
韓国海軍は海兵隊1個大隊分の人員と車両を輸送できる大型強襲揚陸・輸送艦の建造を進めている。 全長200m、幅32m、排水量19,000tの同艦は、全通甲板を持ち、複数の大型ヘリを同時運用できるほか、後部艦 内には2隻の ACV を搭載、沿岸から戦車など重量物を揚陸できる。 武装としては対空防御用の短SAMと機関砲を装備。 乗員は400人で、ほかに完全武装の兵員600人が収容で きる。 (註:わが国の"おおすみ"型は、8,900tで武装は機関砲のみ) |
2003.07.07 | 韓国中央日報 | 在韓米軍任務の引継ぎめぐり、韓米間で意見の隔たり | 韓国軍消息筋によると、在韓米軍側は板門店共同警備区域 (JSA) 警備を来年6月に韓国軍に引き継いだ後、地下要塞
化した北朝鮮砲台を無力化する有事の際の対砲兵作戦などの特定任務を2006年までに韓国に引き継ぐという意向を国防部に通報した。
特に休戦ライン近隣に配置された北朝鮮の170mm自走砲、240mm多連装ロケットなど長射程砲に対応する任務は
2005年から、またアパッチヘリが果たしてきた北朝鮮特殊部隊の海上侵入阻止任務は2006年から韓国が引き継ぐことを要求した。 しかし国防部は、こうした任務の大部分は在韓米軍第1次再配置が終わる2011年ごろに引き継ぐのが望ましい とし、反対の立場を伝えた。 |
2003.06.30 | Aviation Week & ST | Longbows in S. Korea | 米陸軍の AH-64A Apache を改良した Longbow 攻撃ヘリ17機が米本土から韓国駐留の米軍ヘ
リ大隊に送られた。 Longbow の海外展開は 2001年末に次いで2度目で、次は独への展開が予定されている。 |
2003.06.30 | 韓国東亜日報 | 龍山米軍基地、早ければ10月から移転 | 韓米は、早ければ10月からソウル龍山の米軍基地を移転し、米第2師団は2段階にわたって漢
江以南に移転することで27日合意した。 しかし、第2師団の移転の時期をめぐり意見の食い違いがあり、今後
続けて協議することにした。 2段階で進められる第2師団の後方移転と関連して両国は、第1段階は京畿道烏山の空軍基地と平澤で最終統合 する前に、ひとまず少数の基地に統合し、中核部隊が移転する第2段階では、韓米が緊密に協力して推進すると共同発表文を通じて明らか にした。 |
2003.06.29 | 朝鮮日報 | 米、龍山基地2師団の一部を年内移転へ |
米国は早ければ年内にも、京畿道の北部に駐屯している第2師団の−部兵力
と、龍山米軍基地のソウル以南への移転を始めることで、韓国と合意した。 米韓国防長官は27日会談を行い、龍山の米軍基地を早期に移転することで合意したほか、漢江以北に配置された第2師団のうち、 小規模な部隊も年末または来年早々に移転を始める。 |
2003.06.27 | ロイター | 在韓米軍の後方移転、戦争への準備行為=北朝鮮紙 | 北朝鮮の労働党機関誌「労働新聞」は、米韓両国による在韓米軍の後方移転計画について、戦争へ
の準備行為であると報じた。 同紙は、看過でない危険な軍事行動であると指摘した上で、米国は地上戦ではなく空爆に重点を置いたハイテ ク技術による戦争を行お うとしていると指摘した。 |
2003.06.25 | Jane's Defence Weekly | Russia involved in South Korean SAM projects | 韓国は自国の SAM 開発にロシア Almaz社の技術者を受け入れ、KP-SAM と KM-SAM の開発に
利用している。 KP-SAM は Igla (SA-18) に極めて似た携帯 SAM で既に装備化されている。 KM-SAM については殆ど分かっていないが、N-48N6 ミサイルと S-300PMU1 (SA-10D) システムの影響を受けた8×8装輪車搭載 TMD システムで、2005年に開発を完了し2008年装備化 を目指している模様である。 この他に韓国で開発された SAM には Pegasus (天馬) があるが、こちらは Thomson-CSF (現 Thales Air Defence) 社製の砲塔に、8発 の VT-1 類似の韓国製ミサイルを搭載したシステムで、第1次分として48基が発注されている。 |
2003.06.19 | Inside the Pentagon | U.S. to spend $11 biliion for defense in South Korea over next four years | 米韓両国は今月初め、非武装地帯から米軍の一部を遠ざけることに合意したが、同時に米国は統合防衛力強化のため
向こう4年間に総額$11B、150項目にのぼる軍事援助を行うことを約束した。 計画の細部は明らかにされていないが、主要な内容には PAC-3 の増加配備、C-17 による Stryker旅団の増援、沖縄海兵隊の高速船に よる迅速な派遣、AH-64D Apache や UAV部隊の展開及び JDAM 等の精密誘導兵器の備蓄量増加等が含ま れている。 なお、韓国国防省はFY-04国防予算として$18.6Bを要求しており、その中には軍事衛星、Aegis艦や PAC-3 の取得等が含まれている。 |
2003.06.18 | Jane's Defence Weekly | Seoul seeks to hike budgwt | 韓国国防省は総額$18.58BにのぼるFY-04国防予算案を提出した。 これは前年度比28%増で、
GDPの3.2%にあたる。 FY-03の国防費は6.5%増で、GDP比2.7%であった。 新規要求項目には、SAM-X計画の復活、AWACS、空中給油機、精密誘導爆弾の導入などが挙がっている。 復活した SAM-X計画は$1.8Bかけて48発射機を整備するもので、開発中の KM-SAM 中距離 SAM との関連が不明 である。 |
2003.06.12 | 時事通信 | 在韓米軍1万人以上削減か=米当局者 | 朝鮮日報は13日、米国防情報局東アジア局長が12日にソウルで、在韓米軍の兵員数が現状の3万 7,000人から1万人以上削減されるとの見通しを示したと報じた。 |
2003.06.11 | 韓国中央日報 | 空中警戒管制システムを操り上げ導入 | 国防部は11日、ミサイル防御能力確保と対北朝鮮情報収集能力向上のため、PAC-3 と AWACS
を当初の予定より操り上げて早期導入することにしたと明らかにした。 国防部の2004年国防予算要求案における戦力投資額のうち、新規事業としては SAM-X 、E-X など30の事業が、継続事業では F-15K 、 K1A1 戦車、無人偵察機など22事業が策定された。 |
2003.06.10 | 朝鮮日報 | 独自のミサイル防衛体制整える | 車栄九国防部・政策室長(陸軍中将)が10日、韓国もミサイル防御能力を確保することが急がれるとし、このための
中・長期計画があること明らかにした。 車室長の発言は、国防部が昨年着手しようとしたが、予算の問題などで留保されていた PAC−3 導入事業を再推進 する可能性を示唆したもので注目される。 |
2003.06.09 | 韓国東亜日報 | 米、海外駐留軍を小規模に分割 |
9日付のワシントンポストが、米国防総省は朝鮮半島の軍事境界線に隣接する駐韓米軍を後方に分散配置することを皮
切りに、全世界に駐留する米軍を、永久に駐留する大規模部隊から小規模の機動軍形態へと全面的に再配備する
作業に入ったと報じた。 米国防省高官が、米国はこれからグァムを含む米国領土と英国、日本のような密接な同盟国の駐留米軍のみを永久的な軍事力拠点とし て残す一方、これまで米国が依存してきた韓国、ドイツ、トルコ、サウジアラビアの大規模基地は、数十の前進 作戦基地となり、これらの基地には小規模支援部隊だけが常駐すると語った。 |
2003.06.05 | 朝鮮日報 | 米軍一部を引き続き前方に配置 |
韓米両国は5日、向こう数年間に、米第2師団を2段階に分けて漢江以南に移動させるが、後
方移転の後も、漢江以北での交代訓練を通じて前方地域の米軍駐留を絶続させることにした。 再配置第1段階では、京螢道の北部に散在している米第2師団関連基地を、東豆川の キャンプ・ケイシーと議政府のキャンプ・レッドクラウド(2師団司令部)の2ヶ所に統合し、続いて第2段 階で漢江以北の米軍基地を漢江以南に移転し、在韓米軍基地を平澤・烏山 圏、大邸・釜山圏の2ヶ所のハブ基地と核心施設が位置した龍山基地、漢江以北の連合訓練センター、郡山など 、3基地体系で運営することにした。 |
2003.06.04 | Jane's Defence Weekly | South Korea nears choice on reconnaissance system | 韓国空軍の RF-4C の後継となる F-16C/D 20機は、2000年7月に発注され来月から引き渡し
が始まるが、これに装備する偵察ポッドの選定を来年に行う。 韓国空軍の F-16 は1991年に120機が発注され、2001年4月に完納されている。 |
2003.06.03 | 読売新聞 | 核抑止力強化へ、在韓米軍再編急ぐ…米国防副長官 | 在韓米軍の再編について、ウォルフォウィッツ米国防副長官は3日都内で、北朝鮮の核問題が解決す
るまで待つべきことではないと述べ、部隊配置などの見直しを早急に進める考えを示した。 米国は、南北軍事境界線近くに駐屯する第2歩兵師団の後方移転を求めており、再編を急ぐ理由としては、北朝鮮の攻 撃に対し迅速かつ効果的に対応できるよう部隊配置をすると述べた。 |
2003.06 | Jane's Missiles & Rockets | Follow-on JDAM orders | McDonnell Douglas (Boeing)社は、米海空軍から$689.53Mで JDAM Lot
7 を受注し
た。 これらは2,000-lb, 1,000-lb及び500-lb爆弾に取り付けられる。 また$11.64Mでデンマーク (245発)、UAE (202発)、オマーン(84発) 及び韓国への FMS売却弾も受注した。 Lot 7 と合わせて同社は$5.2Mで、146個の CTM (Copact Telemetry Data Sets) を受注した。 CTM には KGV-68B 暗号チップが組み込まれる。 |
2003.05.31 | 時事通信 | 機動旅団配備など戦力増強=06年までに110億ドル投入−在韓米軍 | 韓国国防省と在韓米軍司令部は31日、2006年までに110億ドルを投じて在韓米軍の戦力を増強
すると発表した。 朝鮮半島有事への即応態勢強化を目的とした迅速機動旅団の配備のほか、精密誘導弾の増備 、情報収集能力の向上などが柱となる。 |
2003.05.27 | 朝鮮日報 | 米、1個重武装旅団の装備を韓海上配置へ半島 |
米国は、戦車、歩兵戦闘車130両、各種車両1,000両、補給品、弾薬など、1個重旅団分の装備
を、4万t〜6万t級の大型輸送船3〜4隻に積載して、韓国の港口に海上配置することにし、韓国国防部と協議中
である。 また、北鮮の弾道弾の脅威に対処するため、現在48基配置されているペトリオットに、 PAC-3 16基を今年末頃に追加配備する方針である。 |
2003.05.18 | 読売新聞 | 海外駐留米軍再編へ | 米国防総省の軍変革担当局長は16日、世界各地に展開している米軍について、戦略的決定の第一弾
が1年以内に行われると述べ、再編作業が本格化していることを明らかにした。 同局長は、まず駐ドイツ米軍をポーランドなど中東欧の NATO 新加盟国や、近く加盟する国々に順次移転させ る見通しを示した。 |
2003.05.16 | ロイター | 在韓米軍の規模を縮小する可能性=米国防長官 | ラムズフェルド米国防長官は、韓国に駐留する米軍部隊の一部を撤収する可能性があると述
べた。 同長官は、北朝鮮の核問題をめぐる緊張が高まっているものの、在韓米軍の一部撤収や南北境界線から兵を移す可能性についての考 えは、変わっていないと述べた。 同長官とマイヤーズ米統合参謀本部議長は、決定は下されておらず、変更するにしても韓国と協議のうえで時 間をかけて行う、としている。 |
2003.05 | 軍事研究 | 在韓米軍、戦争に備え半島南部へ後退か | 在韓米軍兵力は37,000で、うち陸軍が27,000。 司令部はソウル市内の龍山(ヨンサン)
基地。 第2師団司令部は議政府近郊のキャンプ・レッドクラウド。 第1、第2旅団司令部はいずれも東豆川近郊のキャンプ・ケーシー及びキャ ンプ・ホーベイ。 3月4日付けの朝鮮日報が、第2歩兵師団の2個旅団を1個旅団にして、6,000〜7,000人を削減し、半島南部の群 山か平沢の線までさげると報じたため、韓国内では、北に先制攻撃をかける為の準備ではないかと、大騒ぎに なっている。 |
2003.04.26 | 韓国中央日報 | 米軍基地の大半を烏山、平沢に移転 | 在韓米軍司令部副参謀長ソリーガン少将は25日、米第2師団を漢江(ハンガン)南方に再配置することと関連し、
在韓米軍の大半を烏山(オサン)、平沢(ピョンテック)に配置する案を長期的に進めているとし、米
第2師団を漢江南方に配置する方針を既定事実として伝えた。 また、米国の長期計画は、韓国全域に広まっている米軍基地を、烏山、平沢地域と釜山(プサン)・大邱(テグ)地 域など2地域にまとめるとし、釜山、大邱地域の基地は、有事の際、米軍の増員兵力が入ってくる踏み台になるだろうと説明した。 |
2003.04.09 | Jane's Defence Weekly | Seoul makes new entry to man-portable SAM world | 韓国が、国産携帯 SAM である KP-SAM(右図)の開発を完了し、既に装備している Mistral
, Javelin, Stingerと換装を開始している。 KP-SAM は LG Innotek社製で、2波長 IR シーカを搭載して、高い IRCCM 性能を持っている。 弾頭は 近接信管で起爆する。 KP-SAM は、全長と胴径が僅かに大きいことを除けば、ロシアの Lgra (SA-18) にかなりの点で類似している 。 |
2003.04.09 | 韓国中央日報 | 在韓米軍の再配置、韓米で異見 | 韓米両国は8日、未来韓米同盟政策構想共同協議の初会議で、両国側は竜山(ヨンサン)基地早期移
転方針には原則的に合意したが、駐韓米第2師団の漢江南再配置問題は意見の違いを見せた。 米国側は会議で、駐韓米第2師団を漢江南に再配置したいと明らかにしているが、韓国側は対北朝鮮抑止力に深刻な変化を招き得る再配 置問題は、北朝鮮核問題が解決された後、議論を始めたいという立場を示した。 |
2003.04.09 | 朝日新聞 | 陸軍師団の後方配置、当面検討せず 米韓同盟見直し協議 | 韓国と米国は9日、ソウルで開いていた米韓同盟の見直しに向けた第1回協議を終え、北朝鮮との前線付近に配置され
た米陸軍第2師団の後方配置は、少なくとも北朝鮮の核問題が解決するまで検討しない
ことになった。 第2師団の南方への配置が米国内で検討され始めたことに対し、韓国側は抑止面で深刻な事態を招きかねないと反対していた。 ただ、これまで韓国の安全保障のために米軍が担っていた役割を、徐々に韓国軍側へ移していくという方向性は確認され、また ソウル市内の米軍竜山基地について、可能な限り早く移設作業を進めることも再確認された。 |
2003.04.06 | 韓国中央日報 | 在韓米第2師団、下半期に再配置 米が公式通報 | 米政府が最近、東豆川(トンドゥチョン)と議政府(ウィジョンブ)一帯に駐留する在韓米第2師団
を下半期に漢江(ハンガン)の南に再配置するという立場を政府に公式通報したことが、4日明らかになった。 これに関して政府は、北朝鮮核問題の解決前に2師団の再配置が推進された場合、安保脅威が高まり、経済にも悪影響 を及ぼすと判断し、米国への説得に総力を挙げている。 第2師団は北朝鮮の野砲の射程距離内に位置し、北朝鮮軍が侵入した場合は米国の自動介入を保障する「 トリップワイヤー」の役割をしてきたが、米側は最近このトリップワイヤー機能を否定している。 |
2003.04.05 | 時事通信 | 在韓米軍、年内移転の意向=ソウル江南へ | 韓国中央日報は5日、在韓米軍の一部の駐屯地を今年後半に漢江の南側に移転すると、米国 側が韓国政府に公式通告したと報じた。 |
2003.04.01 | 時事通信 | 演習後もステルス機など残留=在韓米軍 | 在韓米軍司令部は、現在実施中の米韓合同軍事演習が終了する2日以降も、参加した米軍の装備と兵 力の一部が朝鮮半島に引き続き駐留すると発表した。 F-117 や F-15E の一部などが残るという。 |
2003.03.19 | 時事通信 | ソウル市内の基地、早期に移転=米国防総省高官が表明 | 朝鮮日報は20日、米国防総省高官が在韓米軍の見直しに関して「ソウル市内の竜山基地を数ヶ月以
内に移転したい」と述べたと報じた。 移転の理由として「周囲の都市化が進んだ」ことを挙げ、漢江の南側で適切な場所を検討するとしている。 |
2003.03.18 | 琉球新報 | 米軍、韓国に一時増強の動き | 米国の対イラク武力行使が確実になる中、韓国への米軍の一時増派の動きも目立ってきた。 F-15 戦闘機約20機、F-117 ステルス戦闘機6機ものほか、陸軍部隊でも、第34装甲連隊が500人規模で韓国入 りしている。 こうした部隊は、米韓合同演習に参加するものだが、カリフォルニア州の州兵部隊である第40歩兵師団の一部 に対して突然、演習参加のための待機命令が出されるなど、予定外の部隊が演習に参加している例もある。 |
2003.03.12 | ロイター | 米軍、最大6機のステルス戦闘機を韓国に配備へ | 米軍は、今月に朝鮮半島で行う米韓合同軍事演習のために、最大6機の F-117A ステルス戦
闘機を韓国に配備することを明らかにした。 米軍は今月に入り、対イラク開戦に伴い北朝鮮が侵略的な行動をとることを抑止するため、B-1 および B-52 爆撃機計24機を太平洋の グアム島に配備しており、今回の一時的な配備はそれに続くもの。 |
2003.03.10 | Inside the Navy | Crouch : Aegis opens doors for global missile defense cooperation | 米海軍の Aegis プログラムは友好国との海上ミサイル防衛に必要な協同開発を進めている。 これは昨年6月の ABM条約脱退により可能となったもので、現在 Aegis艦を保有する日本、韓国、スペイン及びノルウェーの内ノルウェ ーを除く 3ヶ国がミサイル防衛能力付与に関心を示している。 このうち、最も進んでいるのが日本で、保有する 4隻のこんごう型駆逐艦の2〜3 隻を$850Mで改善する方向で調整が行われている模様。 韓国は 3隻の Aegis 艦に目標捕捉追随能力を向上させるため、SPY-1D(V)レーダーを 2008〜2010年に搭載する計画。 米海軍は現在 64隻の Aegis 装備の艦船を保有しているが、2010年までに約 100隻のAegis 艦を建造する予定で、この時点で海軍の75 %の艦船が Aegis 装備となる。 |
2003.03.07 | 時事通信 | 在韓米軍、米本土へ一部撤収=韓国南部などへ再配置も | ラムズフェルド米国防長官は6日、在韓米軍の一部を米本土に撤収させるとともに、部隊の一部を軍
事境界線に近い現在の位置から韓国南部などへ再配置する考えを表明した。 撤収の規模、時期などは調整中だそうだ。 |
2003.03.04 | 韓国中央日報 | 北朝鮮、1時間当たり50万発の砲撃が可能 | 北朝鮮の地上軍兵力は、100万にのぼり、およそ170の師団と旅団からなっていて、戦力の70%以上
(兵力70万、火砲8,000門、戦車2,000両以上)が非武装地帯 (DMZ) から160km以内の地域に駐留している。 北朝鮮の主戦力は砲兵で、火砲は12,000門にのぼるが、長距離砲を除いた残りは旧式で、大きな脅威にならな い。 これら戦力から韓米軍は、北朝鮮軍が1時間当たり50万発を数時間にわたって韓米連合軍に発射できるものと みている。 空軍は、戦闘機およそ490機のうち40%以上が前進配置されていて、初期に韓国全域を奇襲できる。 |
2003.03.04 | 時事通信 | 在韓米軍7,000人の撤収検討=年内に実施か | 4日付の朝鮮日報は、米国防総省などが在韓米軍約37,000人のうち6,000〜7,000人を米本土
などに撤収させる方策を検討していると在韓米軍幹部の話として報じた。 撤退が検討されているのは、2個旅団編成の第2師団中の1個旅団と第8軍所属の支援部隊の一部で、実現すれば、1990 〜92年に7,000人が撤収して以来となる。 |
2003.03 | Jane's Missiles & Rockets | Russia and South Korea to co-operate on SAM systems | 韓国の Samsung社とロシアの Almaz社が、SAM 及びその他防空システムの
開発で提携している。 韓国は最近独自の SAM 開発に力を注いでおり、また軍の中に今までの組織から独立した防 空部隊を創設している。 |
2003.02.17 | 時事通信 | 「北東アジア司令部」検討か=米軍 | 韓国の夕刊紙・文化日報は17日、米国が朝鮮半島有事の際、効率的に対応するため、ハワイの太平洋軍司令部から
「北東アジア司令部」を分離、独立させることを検討していると報じた。 新司令部は日本に設置される可能性が高いという。 |
2003.02.15 | 朝鮮日報 | 駐韓米軍の相当数を後方移動 | ラムズフェルド米国防長官は13日、ソウルと DMZ の米軍兵力の多数を後方に移動させ、空
中と海上に重点を置く一方、駐韓米軍兵力の一部を帰国させるなど、駐韓米軍の再配置と縮減策を考慮していることを明らかにした。 (註:本当は北鮮からの砲撃被害を避けるための疎開ではないか。) |
2003.02.14 | ロイター | 在韓米軍の再編を検討 |
ラムズフェルド米国防長官は上院軍事委員会に対し、現在約37,000人在韓米軍を、
兵力削減の方向で再編する方針を示した。 北朝鮮の核をめぐる危機のさなかではあるが、韓国では昨年の米軍装甲車による女子学生死亡事件などをきっかけに反米感情が強まっ ている。 |
2003.02.14 | 時事通信 | 在韓米軍司令部の移転検討 | ハバード駐韓米大使が13日、在韓米軍の見直し問題に関連して、司令部のソウルからの移転について韓国側と検討し
ており、遠くない将来に計画ができるだろうと語り、司令部を移転させる方針を明らかにした。 (註:ソウルは軍事境界線に近く、北鮮の長距離砲やロケット砲の射程内にある。) |
2003.02.10 | 朝鮮日報 | 韓半島戦争時は首都圏で1日100万人が死傷=米星条紙 | 米国の軍事専門誌「星条」が9日、韓半島の仮想戦争シナリオを紹介した。 その中で、休戦ラインに密集した北朝鮮の大砲とミサイル30〜50万発が数時間内にソウルに降りかかり、生物 弾頭または化学弾頭を搭載したスカッドが釜山、浦項、大邱に落ち、24時間内にソウルだけで 100万人もの死傷者が発生すると述べている。 |
2003.02.03 | 時事通信 | 在韓米軍2,900人の駐留を延長、朝鮮半島緊迫化に対処か | ソウルの在韓米軍当局者は3日、来月1日以降に転出予定の将兵約2,900人に対し、異動を凍
結して韓国駐屯を6ヶ月間延長する指示が出されたことを明らかにした。 非常待機令が下される可能性をにらんだ措置との見方が出ており、対イラク軍事攻撃を踏まえ、朝鮮半島情勢 緊迫化に備える措置とみられる。 |
2003.02.01 | 読売新聞 | 半島緊迫で米太平洋軍司令部が在韓米軍増員要請 | 米主要メディアは31日、ファーゴ米太平洋軍司令官がラムズフェルド国防長官に対し、北朝鮮情勢の緊迫を受けた戦
力増強を要請していると報じた。 司令官の要請には兵力数千人と爆撃機や空母の増派も含まれているという。 ファーゴ司令官の要請は数日前に行われ、ラムズフェルド長官はまだ承認を与えていないものの前向きに検討していると報じた。 そ れによると、キティホークが近くペルシャ湾岸方面に出動するのを受け、穴埋めの意味で空母カールビンソンを極東地域に派遣すること も検討されているという。 CBS TV によると、太平洋軍司令部の要請には、在韓米軍の兵力2,000人増員のほかに B-1、B-52 や F-15E 、偵察機が含まれている。 |
2003.01.27 | Aviation Week & ST | Joint Force Command taking Net-centric tools to operators | 米統合軍司令部の研究チームは今月、NCW (Network-centric Warfare) 用の装備として、韓国の司令部に
ONA (Operational Net Assesment) システムを初めて設置した。 ONA は敵国の軍事及び非軍事情報を利用し敵の弱点を分析するシステムで、汎用のコンピューターとソフトが用いられ、昨年行われた Millemium Charenge 2002 で試験的に使用され、指揮官の意志決定に効果があることが検証されている。 その他にも、Net-centric 装備として C-17 に搭載し統合計画作成とリハーサルを行う ADOCS (Automated Deep Operations Coodination System) の検証も同演習で行われ、近日中に運用に移行する。 |
2003.01 | International Defense Review | Enhanced jammer for Korean F-15s | 韓国空軍は F-15K に搭載する TEWS (Tactical EW Suite) の構成品に、
改良型 AN/ALQ-135 ECM 装置、AN/ALR-56C(V)1 RWR、AN/ALE-47 ディスペンサを選定した。 改良型 AN/ALQ-135 は miniature microwave power module 送信機と Power PC プロセッサを採用し、重量、容積の軽減が図られてい る。 |