2025年のペルシャ湾情勢に関する報道

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年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2025.07.03
 06:10
テレ朝 News

(Yahoo)

イラン軍「機雷積み込み」報道 海峡封鎖への動きか <2508-070307>
 Reuters 通信が、イラン軍がペルシャ湾で艦艇に機雷を積み込んだとみられると報じた。 ホルムズ海峡封鎖に向けた動きかとの指摘も出ている。
 イラン革命防衛軍は2日、「もし攻撃が続くならば、ペルシャ湾に安定したエネルギー市場は存在しなくなる。 我々はまだ戦争状態にある」などとする声明を出した。
 こうしたなかで、Reuters通信は米政府高官の話として、イラン軍がペルシャ湾で艦艇に機雷を積み込んだとみられると報じた。
 イスラエルとの攻撃の応酬が始まった6月13日以降の動きで、機雷はまだ海に置かれてはいないものの、イランがホルムズ海峡封鎖を真剣に検討している可能性があると指摘している。
 ホルムズ海峡が封鎖されれば、石油の9割を中東に依存する日本には大きな打撃となる。
2025.06.22
 22:30
Reuters 通信

(Yahoo)

イラン議会がホルムズ海峡封鎖承認と報道、最高評議会の決定必要 <2507-062222>
 イラン議会はホルムズ海峡封鎖を承認した。実行には国家安全保障最高評議会の決定が必要である。イランのプレスTVが22日に伝えた。
 ホルムズ海峡は世界の石油・ガス輸送の2割が行き交う大動脈。今のところ議会承認は公式に伝えられていない。 イラン議会の安全保障委員会委員であるエスマイル・コサリ氏は22日、ホルムズ海峡封鎖が必要ならいつでも行うと述べていた。
 アラグチ外相は会見で、海峡封鎖するかとの質問に対し「さまざまな選択肢がある」とだけ答えた。
2025.06.22
 20:38
共同通信

(Yahoo)

ホルムズ封鎖「排除せず」 イラン外相が会見 <2507-062217>
 イランのアラグチ外相は22日、トルコ・イスタンブールで記者会見し、米軍の核施設攻撃を受けた対応について「選択肢はたくさんある」と述べ、中東の米軍基地への報復や、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡封鎖の可能性を排除しなかった。「核拡散防止条約(NPT)はわれわれを守ってくれなかった」と訴え、脱退をちらつかせた。
 米軍の攻撃は「前代未聞の重大な国際法違反だ」と強く非難。「沈黙することは世界をかつてないレベルの危険や混乱に陥れる」と訴え、国際社会に迅速で断固とした対応を講じるよう呼びかけた。イランは主権を守るため行動すると述べた。
2025.06.19
 11:35
Reuters 通信

(Yahoo)

ホルムズ海峡通航は許可制に=イラン元経済財務相 <2507-061918>
 イランのハンドゥジ元経済財務相は17日、X(旧ツイッター)への投稿で、同国の許可を得た石油タンカーや液化天然ガス(LNG)輸送船以外にはホルムズ海峡の通航を禁止するべきだと主張した。期間は「あす(18日)から100日間」と述べたが、政府方針なのか同相の個人的意見なのかは不明。
 イラン政府はこれまでも、西側諸国に対するけん制材料としてホルムズ海峡の封鎖をちらつかせてきた。実際に封鎖されたことはないが、先週イスラエルがイランを攻撃して以来、その可能性は高まっている。
2025.06.19
 08:47
中央日報

(Yahoo)

イラン、またグレーゾーン戦術か…ホルムズ海峡でタンカー衝突事故 <2507-061910>
 イスラエルとイランの武力紛争のため、韓国に輸入される原油の70%ほどが経由するホルムズ海峡で船舶衝突事故リスクが高まっている。
 17日0時(現地時間)、ホルムズ海峡近隣でイラク産原油200万バレルを積んで中国に向かっていたタンカー「フロントイーグル号」が別のタンカー「アダリン号」に衝突する事故が発生した と、フィナンシャルタイムズ(FT)やロイター通信などが18日報じた。
 FTによると、フロントイーグル号は事故直前に誤った位置信号を送出する異常兆候が感知されたという。その後、南側に向かったフロントイーグル号は突然、船舶の方向を左側に変え、小型タンカーのアダリン号の後尾にぶつかった。この衝突でアダリン号に火災が発生したが、油の流出や人命被害はなかったと把握されている。アダリン号はウクライナ軍がロシアの「影の艦隊」(国際制裁を避けて原油を運送するタンカー)と見なす船舶だった。
 13日からイスラエルとイランの衝突が激化し、ホルムズ海峡の周辺ではGPSかく乱が激しくなっている。GPS上の船舶の位置が陸上に表示されたり、数百隻の船舶が同じ地点に重なったりするなど異常現象が表れている。
 ホルムズ海峡は全世界の原油輸送量の20%が通過する要衝地であり、イランはホルムズ海峡の封鎖にも言及している。合同海洋情報センター(JMIC)は「今回の衝突事故の原因となったGPSかく乱の原因がイランのバンダル・アッバース港から始まった」と発表した。
 イランは1980年代のイラン・イラク戦争、また米国と緊張が高まった2019年に海峡近隣の船舶を攻撃したり拿捕したりした前歴がある。ホルムズ海峡の航海を危険にするグレーゾーン戦術(軍事対応が難しい低強度挑発)をイランが駆使する可能性は、米海軍を中心に引き続き提起されてきた。
 ただ、イランは特に立場を示さず、事故船舶の船員を救助したアラブ首長国連邦(UAE)海洋警備隊は「現在の地域紛争とは関係がない事故」と伝えた。
2025.06.17
 21:24
産經新聞

(Yahoo)

イラン戦況悪化、原油輸送の要衝「ホルムズ海峡」封鎖恐れ 対中配慮で実施困難との見方も <2507-061715>
イスラエルと交戦するイランの戦況が悪化すれば、同国が局面の転換を目指して原油輸送の要衝、ホルムズ海峡の封鎖に踏み切るのではないかとの観測も出ている。封鎖が強行されれば、世界の原油市場や国際経済に大きな混乱をもたらすことは確実だ。ただ、イラン自体の原油輸出も滞り、最大の貿易相手でもある中国の経済活動にも悪影響を及ぼすことから、実施には懐疑的な見方も根強い。 中東のペルシャ湾とアラビア海を結ぶホルムズ海峡は、世界の原油供給の約2割にあたる日量約2000万バレルが通過するエネルギー供給の「大動脈」だ。日本が輸入する原油や液化天然ガス(LNG)の多くも海峡を通過する。 今回はイランの国会議員が海峡封鎖を「真剣に検討している」と発言したと報じられたことで、実施可能性に言及する記事が欧米メディアに広がった。ニューヨーク原油市場では国際指標となる米国産標準油種(WTI)の先物価格が、攻撃が報じられる前の1バレル=68ドル台から一時77ドル台まで上昇するなど、海峡封鎖への警戒が強まった。 ただ、イランが実際に封鎖を強行するのは困難との見方もある。米CNBCテレビ(電子版)は、イラン産原油の75%超を購入する中国が原油価格の上昇を望んでいないとし、「敵よりも友人を痛めつけることになるため(封鎖は)考えられない」とする経済アナリストの分析を紹介した。 イランは2012年、核開発推進に伴い欧米が制裁を発動した際にもホルムズ海峡の封鎖に言及したが、実行には至らなかった。
2025.03.09
 15:42
Kyiv Independent Russia, China, Iran to hold joint naval drills in Gulf of Oman <2504-030902>
 中国国防省は3月9日、中国、ロシア、イランが今月オマーン湾Security Belt 2025合同海上演習を開催すると発表した。
 中国とイランはともに、ロシアがウクライナに全面侵攻する中、ロシアを支援し、西側の制裁にもかかわらず戦争を継続するのに役立ってきた。 これらの権威主義体制間の協力関係は、トランプ米大統領の外交政策の方向転換により西側諸国が分断を深める中、深まり続けているようである。 3ヵ国は過去にも、2023年と2024年を含め、同様の合同海軍演習を実施した。
 中国外務省によると、この演習は「参加国の軍隊間の相互信頼と実際的な協力」を深めることを目的としており、タスニム通信が報じたところでは、新たな演習はイラン南東部のチャーバハール港で3月11日に開始される予定で、3ヵ国は、洋上目標への対抗、救助活動、機動の訓練を計画している。
 中国は侵攻中もモスクワの主要な同盟国であり続け、経済関係を深め、ロシアにとって軍民両用品の主要な供給源となっている。
 ロシアはイランとの関係も強化しており、特に軍事協力のレベルを深めていて、イランは、ウクライナの都市に対する攻撃に使用された数千機のShahed UAVをロシアに提供した。