2006年の北鮮情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2006.12.29 Yahoo 毎日新聞記事

「北朝鮮、30kgのプルトニウ・・・」

<0701-122901>
 韓国国防省が29日、今年の国防白書を発行し、北朝鮮が2002年の第二次核危機以降、30kg余りのプルトニウム を増産した可能性があると指摘した。
 韓国聯合ニュースは、1994年の米朝枠組み合意に基づき北朝鮮が実験用原子炉を凍結するまでに抽出したプルトニウム10〜14kgと合わ せると、北朝鮮のプルトニウム抽出量は40kgを超え、核兵器5〜6個を製造した可能性 があると報じた。
2006.12.14 Yahoo 韓国中央日報記事

北朝鮮、2010年ごろ核兵器・・・」

<0624-121401>
 韓国の予備役中将が在郷軍人会のシンポジウムで、北朝鮮が2010年には50発の核兵器保有が可能と発表した。
同氏は、北朝鮮が NPT を脱退後に27kgのプルトニウムを追加して保有量を42kgに増やし、2003年から再稼働した寧辺原子炉の使用 済み核燃料を昨年5月から再処理して、今年末まで13kgを追加し、計55kg保有することになると語った。 20kT 級核兵器1発を製造するのに5kgのプルトニウムが必要とするため、55kgは核兵器11発分の量になる。
 軍も10月10日の全軍主要指揮官会議で、北朝鮮が最大50kgのプルトニウムを抽出したと推定し報告したという。
2006.12.11 Defense News North Korea's nuclear genie puts region on edge <0703-121105>
 北鮮が行った2006年7月4日のミサイル発射試験と10月9日の地下核実験に対して国連とAPEC は非難制裁決議を行ったが、北京での6ヶ国 協議の事前調整は物別れに終わっている。 また、中、露、韓と日、米は核開発の中止に関し考え方に大きな相違があり、会議日程も未 定のままである。
 日本では現在憲法改正の議論が進められており、これまでタブーであった核保有の可否についても話題となっている。
2006.11.08 Jane's Defence Weekly North Korea tests AAMs and SAMs <0623-110811>
 北朝鮮空軍が10月19〜25日に2006〜2007年次演習を行った。 3月には2005〜2006年次演習が行われている。 今回の演習では SA-2/ HQ-2B 及び SA-3 の SAM が発射されたが、SA-5 及び SA-3 が発射されたか否かは不明である。 北朝鮮は SA-2 を Type 59 戦車の車体に搭載した自走型を独自に開発している。 この演習では AA-8 も発射された。
 今までこの種の演習は第1航空師団が実施してきた。 同師団は Il-28/H-5 を装備 する第24連隊、MiG-29 装備の第35,55,57連隊、MiG-23 装備の第60連隊及び、 第2,5,8,66,116防空ミサイル旅団で構成されている。
2006.11.03 Yahoo 読売新聞記事

「米国防総省、北朝鮮の核施・・・」

<0622-110303>
 ワシントンタイムズ紙が3日、複数の国防当局者の話として、国防総省が北朝鮮の核施設に対する攻撃計画作 成を急いでいると報じた。 計画作成は数ヶ月前に着手され、北朝鮮の核実験実施などを受け、作業が加速された。
 攻撃対象として検討されているのは、使用済み核燃料棒から兵器級プルトニウムを取り出す寧辺の再処理施設や北東部の地下核実験場 で、攻撃計画は、再処理施設の場合、Tomahawk 6発で破壊できると推定している。
2006.10.18 Jane's Defence Weekly North Korea tests non-proliferation <0622-101801>
 北朝鮮が10月9日に核実験を実施した。 この結果核非拡散体制 (NPT: Non-Proliferation Treaty) が衝撃を受けている。
 核実験を実施したと見られる P'unggye 核実験場は Hamgyeong 道 Kichu 市の北東41kmにある P'unggye 村にある。 実験用の坑道は Mant'ap 山に水平に掘られ、爆発地点は抗口から北東に4km入った地点と見られる。
2006.10.17 Yahoo 時事通信記事

「北の核実験実施を確認、1キ・・・」

<0621-101701>
 米政府は16日、北朝鮮周辺の大気から採取したサンプルを分析した結果、同国が9日に北東部の咸鏡北道吉州郡豊渓近辺で 地下核実験を実施したことが確認されたと発表した。 爆発の規模は1kT未満で、北朝 鮮が中国に事前通報したとされる4kTを大幅に下回っており、外務省首脳は実験は失敗だったとの報告を米政府 から受けていることを明らかにした。
2006.10.16 Aviation Week & ST What's plan B? <0621-101607>
= 北鮮の核実験に関する記事 =
 10月9日に北朝鮮行った核実験は1kT未満とみられ、完全な核爆発に至らなかった公算が高い。 以下略(記述内容に特記事項なし)
2006.10.11 Yahoo 毎日新聞記事

「中国に4キロトン規模実施と・・・」

<0620-101103>
 CNN TV が10日、米政府当局者の話として、北朝鮮が事前に中国に4kT規模の核実験を行うと通告していたと 報じた。 米情報機関は爆発規模を0.5kT以下と推定しており、この当局者は実験は失 敗したとの見方を示した。
 CNN は爆発規模について0.2kTの可能性もあるとの情報機関の分析を伝えている。
2006.10.11 朝日新聞

インターネット

北朝鮮核実験、一部不発の可・・・ <0620-101102>
 北朝鮮が実施した核実験の規模は、5〜15kTとしたロシアを除くと、米、仏、韓は推定0.5〜1kTでほぼ一致し ている。
 核兵器保有国が初めて実施した実験は、核爆発を実現させるのが目的のため技術的ハードルが低い10〜60kT 規模で、技術的に極めて困難な1kT以下の核実験を初めての実験で試みたことが確認されている国はない。
 通常火薬で核保有を装った偽装説も浮かんでいるが、これには否定的な見方が強い 。 偽装には大量の爆薬が必要で、同時に爆発させるには高い技術が欠かせないし、 大量の火薬を収める巨大な空洞を作れば偵察衛星でとらえられたはずだからだ。
2006.10.11 Yahoo 時事通信記事

「政府自民、北の核実験に懐・・・」

<0620-101101>
 北朝鮮が実施したと発表した核実験について、観測された地震は核爆発によるものではないとの見方が10日 、政府自民党内に浮上している。
 外務省首脳は同日夜、核実験に伴い空気中に放出される放射性物質は初日に一番出るはずなのに全く出ておらず、今後出ると も限らないなど、最初から怪しいと思っていると述べ、自民党の国防族幹部も同日、核実験ではない可能性が濃厚 になってきていると語った。
2006.10.10 読売新聞

インターネット

核反応、不完全な早期爆発だ・・・ <0620-101004>
 北朝鮮が9日に行った核実験の爆発が比較的小規模だったのは「早期爆発」と呼ばれる不完 全な核反応が起きたためではないかと見られている。 爆発の威力は各国による地震波の分析で、数〜1kT未満 と推定されている。
 早期爆発は、核爆発のために核物質が一気に核分裂を起こす前に、先走り的な分裂が起き、爆発の威力が低減 してしまう現象で、米科学アカデミーの専門委員会がまとめた報告書によると、一般に単純な構造の原爆でこの現象が起こると、威力が 数〜1kTにとどまるとされ、今回の結果と一致する。
2006.10.10 読売新聞

インターネット

状況により核をミサイル搭載、・・・ <0620-101003>
 10日北京発の韓国聯合ニュースによると、北朝鮮政府当局者が状況によって追加核実験だけでなく、核弾頭をミサイ ルに搭載まで行うと述べた。
2006.10.10 Yahoo 読売新聞記事

「核爆発、広島型原爆の数分・・・」

<0620-101001>
 北朝鮮が地下核実験を実施したとされる時刻の後、各地で観測された地震波から推定した爆発の規模(マグニ チュード)には、かなりばらつきがあり、韓国では M3.58〜3.7、米国では M4.2 、日本では M5.1 という計算 結果もある。
 それぞれの推計値をエネルギーに換算すると、100倍以上の開きがあるため、現時点での特定は難しいが、そ の威力は広島や長崎の原爆の15〜20kTに比べかなり小さいと見られている。
2006.10.09 Yahoo 読売新聞記事

北朝鮮の核実験、どちらかと・・・」

<0620-100904>
 ワシントンポスト紙が米政府当局者の話として9日報じたところによると、北朝鮮の核実験によると見られる地震波 は小規模で、実際に核爆発だったのかどうか判断がつきかねるほどだった。 この当局者は、政府の分析チームは核実験を どちらかといえば失敗とみていると述べた。
 FOX TV も北朝鮮の核爆発が予想より小規模であり、所望の成果を達成できなかったのではないかと米政府高 官が述べたことを伝えた。
2006.10.09 Yahoo 時事通信記事

「爆発の威力、異なる推計値・・・」

<0620-100903>
 北朝鮮が9日に実施したと発表した核実験の爆発の威力に関し、異なった推計値が入り乱れている。 韓国聯合ニュースによると、韓 国地質資源研究院は、観測した地震の規模である M3.58から計算して爆発の規模を TNT 0.8 kT以上と推測し最 大でも5kTとしている。
 これに対し、ロシアのイワノフ国防相は爆発の威力は5〜15kTとの見方を明らかにした。
【註:】
 韓国の報道のように北朝鮮の核爆発規模が TNT 800t規模であったとすると、実験は失敗した可能性が高い。  各国とも初の核実験は10kT前後で行われており、小型原爆の開発は核兵器実用化から相当経って行われている。
 報じられる様な爆発規模であれば、10kT程度の威力を期待した核分裂物質が、爆縮タイミングのズレなどから既に一 部で核反応を開始した圧力により飛散してしまい、その一部分しか核分裂反応を起こさなかった可能性がある。
2006.10.09 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「国政院長、北は最大40キロ・・・」

<0620-100902>
 韓国政府は北朝鮮がプルトニウムを最大で40kg保有していると判断している。 金昇圭国政院長が9日に国会 で、北朝鮮は1992年の IAEA 査察以前に保有していた10〜12kgを含め、30〜40kgのプルトニウムを保有しているとみていると報告した。
 プルトニウム5〜6kgで核兵器1発を製造できることから、北朝鮮が更に最大7発の核兵器を作ることが可能と見 られている。
2006.10.09 Yahoo ロイタ通信記事

北朝鮮、地下核実験に成功・・・」

<0620-100901>
 朝鮮中央通信 (KCNA) が9日、北朝鮮が地下核実験を実施したと報じた。 KCNA は、われわれの科学研究部 門は10月9日、地下核実験を安全に成功させたと報道した。
2006.10.04 Yahoo 読売新聞記事

「核実験場で準備作業?の動・・・」

<0620-100401>
 米国の核問題専門家が3日、最近実験場と目される地点で多くの活動があったと、核実験の準備作業と見られ る動きを米側が察知していたことを明らかにした。 またニューヨークタイムズも3日、米スパイ衛星が2週間 ほど前に、北朝鮮の核実験場と疑われる地点で何らかの活動を捕らえていたと伝えた。
 問題の地点は明らかになっていないが、過去にも核実験関連と疑われる車や装備の出入りが確認された咸鏡北道吉州 郡を指すものと見られる。
2006.10.03 Yahoo 毎日新聞記事

「北朝鮮外務省が、核実験を・・・」

<0620-100301>
 北朝鮮外務省が3日、朝鮮中央通信を通じて声明を発表し、核実験を行うことになると表明した。
2006.10 Jane's Missiles & Rockets North Korea's neighbours allay teat fears <0622-100004>
= 7月に北朝鮮が行ったミサイル実験の内容を伝える記事 =
2006.09.27 Inside Missile Defense Fallon: North Korean missile tests highlights small reaction time <0622-092703>
 米太平洋司令官は先週、北鮮が7月4日に行った一連の弾道ミサイル発射試験について、実戦に備えた迅速な対応策の具体化とミサイル 拡散防止の重要性を強調した。
 同司令官はまた、北鮮が中国とロシアを経由して弾道ミサイルの部品を輸入している疑いが強いと指摘し、陸海空路全ての武器輸出入 の監視態勢を更に強化する必要性を併せて強調した。
2006.09.15 Yahoo 時事通信記事

「テポドン2は空中分解、北・・・」

<0619-091501>
 額賀防衛庁長官が15日の記者会見で、7月の北朝鮮による弾道ミサイル発射の分析結果を発表した。 3発目 に発射された長距離のテポドン2は数十秒飛んで上空数`の地点で空中分解したが、残り6発は 発射機付きの車両から発射され、北東方向へ約400kmの日本海上に着弾した。
 長官は6発の着弾地点が一定の範囲内に収まっていることなどから、極めて実戦的なレベルだと語った。
2006.09.13 Yahoo 時事通信記事

北朝鮮、電磁兵器を保有か・・・」

<0618-091302>
 ソウル経済新聞が13日、北朝鮮が EMP 兵器を既に保有しているか、数年以内に開発を完了する可能性が高い と報じた。
2006.09.12 東京新聞

インターネット

「北朝鮮に交渉の意思なし、・・・」 <0618-091201>
 聯合ニュースが12日に伝えたところによると、訪韓したヒル米国務次官補が韓国政府に対し、米国が北朝鮮には交渉 の意思がないと最終的に判断し、説得努力をやめて本格的な制裁に移行するとの方針を伝えた。
 またヒル次官補が訪韓に先立ち訪問した中国滞在中に、北朝鮮の金桂冠外務次官と会うことを提案したが、北朝鮮が応じなかったとい う。
2006.09.10 Yahoo 時事通信記事

「金総書記、核実験実施の決・・・」

<0618-091001>
 10日付の英紙が北朝鮮による地下核実験について、ロシア外交当局者が「ほぼ確実 にある」と見ていると伝えた。
 平壌で最近行われた北朝鮮の金正日総書記とロシア、中国当局者との会談で金総書記が核実験実施の意思を明 確に示したという。
2006.09.01 朝日新聞

インターネット

「テポドン2、打ち上げ直後に・・・」 <0617-090101>
 北朝鮮が7月5日に発射したテポドン2は打ち上げ直後に分解飛散し、一段目は発射基地か ら2kmの地点に落下していたことが日米両政府の分析でわかった。 二段目の落下地点も防衛庁は当初400km先の日本海上と分析 していたが、実際は北朝鮮の東海岸付近に落ちたとみられる。
 テポドン2は北朝鮮北部の舞水端里にあるミサイル基地からハワイ沖に向け発射した直後に一段目と二段目が分離 して一段目は後方に反り返りながら落下した。 日米の情報衛星は、基地から2kmの地点に縦100m、横50m程度の焼けこげた穴と 、基地周辺に部品が散乱しているのを確している。
2006.09 Jane's Missiles & Rockets RoK locates eight Nodong sites <0618-090025>
 韓国国家情報相が7月12日に議会の委員会で、北朝鮮には Nodong の発射可能な基地が8箇所あり、Nodong は 3〜4時間の準備で発射可能であると証言した。
 また議会情報委員会の委員が現地の記者に、北朝鮮は Taepo Dong-2 17発、Nodong 450発、Scud 400発を生産 する計画であると語った。
2006.09 Jane's Missiles & Rockets Transonic buffeting may have doomed Taepo Dong-2 <0618-090023>
 7月5日に行われた Taepo Dong-2 の発射試験失敗、音速突破時の強い圧力に機体が耐えられなかったことに よる模様である。 Taepo Dong-2 は発射42秒後に破壊したが、この時点が丁度音速突破のタ イミングと見られる。
 同様のトラブルは中国が1992年12月と1995年1月に「長征 2E」で衛星を打ち上げようとした際にも生起したが、この時は Hughes社の 支援で原因究明と対策が講じられた。
2006.08.19 Yahoo 読売新聞記事

「北朝鮮、地下核実験準備?・・・」

<0617-081901>
 19日付の韓国中央日報が関係者の話として、北朝鮮が7月に、地下核実験を準備している可能性があると指摘されている咸鏡北道吉州郡 の住民に対し疎開令を出したと報じた。
 同紙によると、核実験の準備中とみられるのは、吉州郡豊渓里の北部の山岳地帯で、旧ソ連の支援で1958年に建設された 核訓練センタがあり、北朝鮮は1990年代末から付近でトンネル工事をしてきたという。
2006.08.18 Yahoo ロイタ通信記事

「北朝鮮、地下核実験を準備・・・」

<0617-081802>
 ABC ニュースによると、複数の米政府高官は、北朝鮮が地下核実験の準備をしている可能性があると語った。
 ABC によると、北朝鮮北東部にある実験場とみられる場所での動きには、地下施設の外でケーブルのリールを 降ろす作業が含まれる。
2006.08.18 Yahoo 毎日新聞記事

「98年、北朝鮮と共同実施 ・・・」

<0617-081801>
 月刊朝鮮9月号は、パキスタンが1998年5月に実施した核実験は北朝鮮と共同で行われたとの北朝鮮元政府高官 (韓国亡命)の証言を報じた。 両国の共同実験疑惑は2004年にニューヨークタイムズなどが伝えていた。
 同元高官は北朝鮮のプルトニウムをパキスタンに持ち出したと証言した。 パキスタンは1998年5月にウラン 型の核実験を6回実施したとされるが、米国のロスアラモス国立研究所は同年5月30日の最後の実験後、上空から微量の プルトニウムが検出されたとしている。
2006.08.03 Yahoo 毎日新聞記事

北朝鮮ミサイル、日本と在日・・・」

<0616-080302>
 韓国が、北朝鮮は米露中に次いで世界四位にあたる約1,000基の各種弾道ミサイルを保有 し、特に日本海側に集中的に建設中の地下発射基地群は、日本と在日米軍基地を目標に したものと分析している。
 また、ミサイル開発成功の背景にはパキスタンやイランとの効率的な協力関係、中国からの部品導入、ロシア技術者の活用などがあると 指摘し、北朝鮮と関係国がミサイル製造と実験を分担する国際コネクションによって迅速な開発と配備が可能になったと分析している。  この結果、ノドンとテポドン1は、パキスタンの Ghauri 2 と Ghaznavi、さらにイランの Shahab-3/-4と同一 モデルであり、テポドン2とイランの Shahab-5 も同じミサイルだとしている。
2006.08 Jane's Missiles & Rockets Intelligence community awaits first flight test of North Korean Taepo Dong-2 missile <0617-080014>
= Taepo Dong 2 の発射が迫っていることを伝える記事 =
 Taepo Dong 2 の一段目は No Dong のロケットモータを3基束ねたもので、二段目は No Dong である。 燃料はケロシ ンで、酸化剤には IRFNA (inhibited red fuming acid) を使用している。 ペイロードは750〜850kgと見られる。
2006.07.30 Yahoo 毎日新聞記事

「北朝鮮ミサイル、完全な失敗・・・」

<0616-073001>
 防衛庁が近く公表する北朝鮮のミサイル発射に関する調査報告書の概要が29日に明らかになった。 それによると発射された7発の うち三発目テポドン2は発射は完全な失敗と断定し、約400kmと推定していた飛距離は、落下は沿岸から数十`の 北朝鮮近海と修正した。 残りの6発は、2発がノドン、4発がスカッドと結論づけた。
 テポドン2は、一段目が新型ブースター、二段目がノドンで、一段目の燃焼は約40秒で終わり、二段目は分離しなかったと断定している 。 正常に稼働した場合、燃焼時間は3分以上と見られており、完全な失敗と結論づけた。
2006.07.19 Jane's Defence Weekly Evidence emerges of possible second Taepo Dong 2 test <0616-071904>
 韓国国防省は、北朝鮮が6週間前に2発の Taepo Dong 2 を組み立て施設に搬入しており、二発目の組み立てが開始 されている模様であるとしている。 二発目の組み立ては約二週間で完了する。 しかしながら弾着予想海域にい た北朝鮮の哨戒艦艇はすでに帰港している。
 今回の発射された、Scud のうち少なくとも1発は、射程800〜1,000kmで500〜750kgの弾頭を搭載する Scud-ER ではないかとも見られている。
2006.07.19 Yahoo 西日本新聞記事

発射ミサイル、2基は新型中・・・」

<0615-071902>
 朝鮮日報が18日、北朝鮮が発射したミサイル7基のうち2基は射程2,500kmから4,000kmの新型 IRBM の可能性が あるため、米韓の情報当局がデータを詳しく分析していると報じた。 韓国政府消息筋が同紙に語ったところによると、当初2基は射程 1,000kmの新型 Scud とみられていたが、Scud や No Dong とは全く異なる電波信号が捕捉され、新型 IRBM の 可能性が出てきた。
 同紙は、この新型ミサイルは旧ソ連の SS-N-6 を改良したもので全長12m、直径1.5mとし、全長15mの No Dong 1 や、全長23mの Taepo Dong 1より短いと伝えた。 射程4,000kmの場合はグアムまで到達可能である。
【註:】
 この新型 IRBM は BM-25 と呼ばれている。
2006.07.19 Yahoo 共同通信記事

「北朝鮮が戦時動員令、体制・・・」

<0615-071901>
 韓国中央日報が19日、国連安保理で非難決議が採択される直前の16日午前零時に北朝鮮が、朝鮮人民軍と住民に戦時 動員令を発令したと伝えた。 休暇中の軍人らは部隊に復帰して待機状態となり、住民の移動も特別な許可がない限り制限され ているという。
 軍部隊を前方配置させるなどの兆候はなく、軍や住民の緊張感を高め、体制の結束を図る狙いがあるとみら れる。
2006.07.16 Yahoo 毎日新聞記事

1、6発目は新型スカッド、日・・・」

<0615-071602>
 北朝鮮が発射した7発の弾道ミサイルのうち、1発目が射程700kmの Scud D で、6発目が射程 1,000kmの Scud-ER の可能性の強いことが15日、日米当局の分析で分かった。 特に Scud-ER は日本列島の西 側半分が射程に入ることになる。 北朝鮮は Scud を600基以上配備しているが、主力の Scud B は射程約300km、Scud C が約 500kmと日本本土には届かないため、北朝鮮は日本を狙って Scud の長射程化を進めた可能性がある。
( Scud-ER 関連記事 JMR 2005.04)
 一方、テポドン2号は発射直後に燃料漏れなどによる異常燃焼が起きて破損し、高度8,000mに達する前に失速 して、周辺に落下物を散乱させながら飛行を続けたらしい。
2006.07.14 Yahoo 共同通信記事

「さらに3〜5基保有か、テポド・・・」

<0615-071401>
 ラムズフェルド米国防長官が8日に、北朝鮮は更に3基から5基のテポドン2号本体を国内のどこかに保有して いると推測していると述べたことを、国防総省が13日までに公表した。
2006.07.13 朝日新聞

インターネット

「北朝鮮、ノドン・スカッド発射・・・」 <0614-071302>
 政府は、テポドン2の再発射は差し迫った状況にはないとする一方、ノドンとスカッドCはすぐ発射準備できるとみて警戒を強めてい る。 これまでの分析では、北朝鮮が発射した7発のうち、2発目がノドン、3発目がテポドン2で、残りはスカッドCの 改良型だとわかった。 7発目のスカッドは車両で移動し、基地外から撃ったという分析も出ている。  北朝鮮はノドン200発、スカッド600発を持っているとされる。
 防衛庁関係者は、新しいスカッドの実験は、買い手に性能をアピールするのが狙いだったとみている。
2006.07.13 Yahoo 読売新聞記事

「北朝鮮から拡散懸念、NATO・・・」

<0614-071301>
 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、NATO が北朝鮮から中東諸国へのミサイル拡散の脅威がさらに高まったとして、欧州全体を防衛で きるミサイル防衛システムの導入について検討を加速させたことが明らかになった。
 近く大使級理事会での協議を開始し、11月の首脳会議で導入の方向性が打ち出される見通しが出てきた。
2006.07.12 Jane's Defence Weekly North Korea conducts major missile exercise <0615-071201>
= 7月5日に北朝鮮が行ったミサイル発射に関する記事 =
  ┏━┳━━━━┳━━━━━━┳━━━━━┓
  ┃No┃発射時刻┃ミサイル種類┃ 飛行距離 ┃
  ┣━╋━━━━╋━━━━━━╋━━━━━┫
  ┃ 1┃ 03:33 ┃Scud C   ┃ 507 km ┃
  ┃ 2┃ 04:04 ┃No Dong   ┃ 805 km ┃
  ┃ 3┃ 05:01 ┃Taepo Dong 2┃ 499 km ┃
  ┃ 4┃ 07:12 ┃Scud C   ┃ 453 km ┃
  ┃ 5┃ 07:31 ┃Scud C   ┃ 507 km ┃
  ┃ 6┃ 07:32 ┃No Dong   ┃ 780 km ┃
  ┃ 7┃ 17:20 ┃Scud C   ┃ 432 km ┃
  ┗━┻━━━━┻━━━━━━┻━━━━━┛
2006.07.11 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「北朝鮮軍にサイバー戦部隊・・・」

<0614-071102>
 韓国軍の消息筋が11日、北朝鮮軍が人民武力省総政治局傘下に第121部隊を創設し、韓国軍の指揮通信網を混 乱させサーバやインターネットシステムを破壊する実質的なサイバー戦を行っていると明らかにした。
 これまでは作戦を担う人民武力省総参謀部所属の偵察部隊が、ハッキング部隊を運営しているとされてきたが、サイバー戦部隊が実在 すると伝えられたのはこれが初めてとなる。
2006.07.10 Aviation Week & ST Threat or dud? <0615-071003>
 北朝鮮は7月4日〜5日に7発のミサイルを日本海に向け発射した。 うち1発は Taepo Dong 2 とみられるが、発射は失敗した模様である。
 今回の発射情報により米軍の警戒態勢は B レベルにあがり、GMDS は対処準備を整えたが発射直後に米本土 への指向はないと判断した。
 発射情報は、DSP 衛星、Aegis 艦、RC-135 及び FBXR により継続的に得られていたとみられるが、DoD は詳細を明らかにしていない。
2006.07.08 Yahoo 産経新聞記事

「北ミサイル発射、改良型スカ・・・」

<0614-070802>
 額賀福志郎防衛庁長官が8日、北朝鮮が発射した弾道ミサイル7発について、テポドン2号を除く6発はスカッドとノド ン各3発とみられると明らかにした。
 スカッド1発は射程約500kmスカッド C を改良しノドンに近い飛距離に延ばした新スカッドの実験との話があ ると述べた。
2006.07.07 Yahoo 毎日新聞記事

「テポドン2号は損壊落下、偵・・・」

<0614-070701>
 日米両政府は6日、テポドン2号が発射直後に異常を起こして損壊したことを確認した。 偵察衛星などで確 認したところ、テポドン2号の一部と見られる物体がミサイル施設の数`以内で確認された。 小規模爆発など 新型ブースターに何らかの燃焼異常があり、ミサイル自体が損壊したと分析している。
 専門家の間には、米国などを刺激しないために故意に短距離で撃ったとの見方もあったが、ミサイルの損壊が確認されたことで、日米 両政府は発射に失敗したとの見方を固めた。
2006.07.06 Yahoo ロイタ通信記事

「北朝鮮、2発目のテポドン発・・・」

<0614-070602>
 米 NBC TV は5日、匿名の米政府当局者の話として、北朝鮮が2発目のテポドン2号の発射を準備している模 様だと報じた。 ただミサイルはまだ発射台には据え付けられていないという。
 NBC は、ミサイルは最終組み立て段階にあるとしている。
2006.07.06 Yahoo 時事通信記事

「北朝鮮、7発目のミサイル発・・・」

<0614-070601>
 北朝鮮は5日夕に弾道ミサイルを新たに発射し、これで未明から断続的に発射されたミサイルは計7発となっ た。 防衛庁によると、7発目のミサイルは午後5時20分ごろ、北朝鮮南東部の江原道安辺郡の基地から発射され、ロシア沿海州南方の日 本海に落下した。
 このミサイルはノドンかスカッドとみられる。
2006.07.05 Jane's Defence Weekly Musudan-ni Launch Facility keeps its secrets <0615-070502>
 Musudan-ni 発射基地は No-Dong、Taepo-Dong、Musu-dan の三ヶ村にまたがる1.5kuの施設で、正式名称は Hwadae-gun ミサイル試験場である。
 No Dong MRBM は No Dong 村の北400mにある施設で組み立てられたことから命名され、 Taepo Dong は Taepo Dong 村の北500mの発射 台から発射されたためその名が付けられた。
2006.07.05 Jane's Defence Weekly North Korea prepares Taepo Dong 2 launch <0615-070501>
 北朝鮮が過去6週間にわたり Musudan-ni 発射基地で Taepo Dong 2 の発射準備を進めており、6月の最後の週に発射されると見られる。
 5月に4日にミサイルの胴体が Chamjin ミサイル弾薬工場から陸軍第7工場へ移動しているのが確認されたのが最初の兆候で、6月第一週 には組み立て施設から発射台へ移動したのが確認された。
 全長32m、重量64.3tの Taepo Dong 2 の第一段は全長18m、胴径2.4mで、No Dong のエンジ ンを3基束ねていることが明らかになっている。
2006.07.05 産経新聞

インターネット

「発射2発目のテポドン2号は・・・」 <0614-070510>
 北朝鮮は5日午前3時半ごろから同8時20分ごろまでの間に、ミサイル計6発を日本海に向けて発射した。 防衛庁などによると、6発の ミサイルは5日午前3時半ごろ、同4時ごろ、同5時ごろ、同7時10分ごろ、同30分ごろ、同8時20分ごろにそれぞれ発射された。
 着弾地点は北海道の西方500〜600kmや新潟県沖北西部約700kmの海上などで、いずれも発 射から約10分後に落下した。
2006.07.05 Yahoo 共同通信記事

「地対艦など6発も発射か、韓・・・」

<0614-070509>
 朝鮮日報は政府消息筋の話として、北朝鮮がテポドン2号など6発のほかにも地対艦ミサイルなど6発を発射 した可能性が高いと報じた。 この消息筋は、同日午前7時から同8時13分の間に射程100〜200kmの地対艦ミサイル と射程300〜500kmのスカッドが発射されたとの見方を示した。
 一方、韓国の夕刊紙、文化日報は同日、テポドン2号など中長距離ミサイルが6発、地対艦など短距離が4発の計10発 が発射されたと報じた。
2006.07.05 Yahoo 時事通信記事

「ミサイル発射は国の自主権・・・」

<0614-070506>
 北朝鮮外務省当局者は5日午前に平壌を訪問中の日本人記者団と会見し、北朝鮮が合わせて6発のミサイルを発射 したことを認めた上で、ミサイルの発射は国の自主権に属する問題だと述べた。
2006.07.05 Yahoo 時事通信記事

「北朝鮮発射のミサイルは計・・・」

<0614-070505>
 韓国聯合ニュースは情報当局幹部の話として、北朝鮮が5日午前に発射したミサイルは計10発と報じた。
 同ニュースによると、スカッド、ノドン、テポドンが時間を置いて打ち上げられたが、北朝鮮はすべてのミサイルを 相互に連動させており、各種のミサイルを同時に発射も可能である。
2006.07.05 Yahoo ロイタ通信記事

「北朝鮮がミサイル6発発射・・・」

<0614-070504>
 米政府高官は4日、北朝鮮がテポドン2号を含む6基のミサイルを発射し、さらに2基の発射 を準備していることを明らかにした。
 テポドン2号は発射後1分足らずで落下した。
2006.07.05 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

長距離ミサイルの発射は失・・・」

<0614-070503>
 北朝鮮が長距離ミサイルを発射したが、失敗に終わったもようだとロイター通信が4日に伝えた。
 ロイター通信は、北朝鮮がミサイルを発射したが、発射後40秒で失敗したとする米国務省関係者の発言を報 じた。 一方、AP 通信は他の国務省関係者の話しとして、発射35秒で失敗したと伝えている。
 CNN は、長距離ミサイルはテポドン2号としている。
2006.07.05 Yahoo 毎日新聞記事

北朝鮮、ミサイル3発を発射・・・」

<0614-070502>
 日本政府に入った情報によると、北朝鮮が5日未明に射程の短いミサイル3発を発射した。 いずれも日本の 国土から数百`離れた日本海に着弾したという。 発射時間は午前3時半ごろ、同4時ごろ、同5時ごろの3回で あった。
2006.07.05 Yahoo 毎日新聞記事

「テポドン2号、現場付近の動・・・」

<0614-070501>
 北朝鮮がテポドン2発射準備問題で、現場付近の動きが再び活発化していることが4日に分かった。 発射 準備をさらに進めたものとの観測もあり、政府は引き続き情報収集に努めている。 北東部のミサイル施設ではノド ンも発射準備とされる活動が確認されている。
2006.07.04 CNN

インターネット

「北朝鮮が米国けん制、核兵・・・」 <0614-070402>
 北朝鮮国営の朝鮮中央通信社 (KCNA) は3日、米国が韓国に新たな偵察機を配備したりするなどして、北朝 鮮に対する軍事圧力を強めている動きは重大な軍事的挑発で脅迫行為との認識を示した。 そのうえで、北朝鮮が米国に報復する用意 は全面的にできていると述べ、先制攻撃で米国に対抗して容赦ない壊滅的攻撃や核戦争を実施すると警告した 。
2006.06.28 Yahoo 韓国中央日報記事

「北のミサイル、恐喝砲に思・・・」

<0613-062801>
 北朝鮮のミサイルの危機は以下の7つの理由により、最初から恐喝用であると思われる。
 @ 発射準備期間は2週間もあれば十分、既に50日も経過
 A 発射台周辺の燃料タンクは40個で、必要量の半分
 B 衛星映像では燃料タンクを繋ぐホースが見えない
 C ミサイル基地と平壌を結ぶ通信量は通常のレベル
 D 舞水端里付近に追跡用レーダが見あたらない
 E 発射台に撤去すべき構造物が残っている
 F ミサイルから燃料を抜いたとの報もない
2006.06.27 Yahoo ロイタ通信記事

北朝鮮が保有するプルトニウ・・・」

<0613-062701>
 6月26日に米国科学国際安全保障研究所 (ISIS) が、北朝鮮の持つプルトニウムが核兵器13個分まで増えてお り、ブッシュ大統領の任期が切れる2009年初めまでには17個分以上になる可能性があるとのリポートを公表し た。
 また、北朝鮮で建設中の原子炉が完成すると、プルトニウム生産能力は10倍に増強されると共に、現在のペ ースで生産し続けても、いずれ自国用に十分な量を確保でき、余剰分を他国に売却することが可能と見ている。
2006.06.26 Yahoo 読売新聞記事

「米全土射程「テポドンX」、北・・・」

<0613-062601>
 北朝鮮がテポドンXと呼ばれる米国全土を射程に収めることができる ICBM の開発を計画している。
 米議会調査局の報告書などによると、テポドンXはテポドン2をより長射程にして、命中 精度を改良したものを狙っていると考えられている。 技術的な詳細は不明だが、1990年代に北朝鮮側に流出したとされる旧ソ 連の SS-N-6 SLBM を機体の一部に使用したか、テポドン2に SS-N-6 の技術を加えて設計し直したとの見方が 出ている。
(関連記事 中央日報 2006.06.21)
2006.06.22 Yahoo 時事通信記事

「99年半ばも発射台にミサイ・・・」

<0613-062201>
 22日付の朝鮮日報は、北朝鮮が1999年半ばにも50日前後にわたりミサイル発射台に長距離 弾道ミサイルを設置していたと報じた。
 1998年8月のテポドン発射を受けて、当時ミサイル問題を話し合う米朝協議が行われていた。 北朝鮮はその最中に強硬姿勢を示し、 交渉カードとして使っていたことになる。
2006.06.21 Yahoo 韓国中央日報記事

「北のミサイルはテポドン3・・・」

<0613-062105>
 米国のミサイル専門家チャールズビック氏が20日、北朝鮮が発射の準備を進めているのはテポドン2を全面改良した テポドン3という分析結果を軍事専門サイトのグローバルセキュリティーに掲載した。 同氏はまた、新しいテポドンは、今年 初めにイランで発射実験に成功したノドンBと似た技術を使用していて、重量250kgの弾頭を搭載した場合には 射程が15,000kmまで伸びると見込んでいる。  同氏は、北朝鮮が1999年にミサイル発射猶予を宣言したのはテポドン3開発のための時間稼ぎだと指摘した。
2006.06.20 Yahoo 韓国中央日報記事

「南浦製造のテポドン2号、偽・・・」

<0613-062002>
 テポドン2号は日本の技術を使って平壌に近い南浦近郊の軍需工場で極秘に製造され、5月初めに咸鏡北道 花台郡のミサイル発射台に移された。 この工場はミサイル本体と推進装置を製造しており、年間100〜120基のスカッ ドを生産してきた。
 ミサイルに搭載された電子部品は平壌半導体工場軍需ラインで製作されたが、大部分が日本製技術と部品を 基盤としているとこの関係 者は伝えた。
2006.06.19 Yahoo 時事通信記事

ミサイルはテポドン2号改良・・・」

<0613-061902>
 19日付の韓国中央日報は、北朝鮮が発射を準備しているのはテポドン2号の改良型と推定されると報じた。  韓国などの軍事情報当局が米偵察衛星による写真を分析した結果、このような判断が出てきたという。
 衛星写真によれば、発射台に設置されたミサイルは全長35m、1段目の直径が2.2mで、通常のテポドン2号は全 長30.3m程度とされ、今回のミサイルはこれより長い。 改良型は最大射程が12,000kmとされ、米本土にまで達 する。
2006.06.18 Yahoo 読売新聞記事

「北朝鮮ミサイルは全長35m、・・・」

<0613-061801>
 韓国 KBS-TV が17日夜、北朝鮮北東部の咸鏡北道花台郡舞水端里(旧・大浦洞)にあるミサイル発射台にテポドン2号が据え付けら れた様子を15日にとらえた、商業衛星イコノスの衛星写真を入手したと報じた。
 ミサイルは全長35m、下部の推進体の直径は最大2.2mと推定され、テポドン1号よ り体積が40%程度大きくなったという。 2002年に撮影された写真と比べると、発射台の大きさは約二倍である。
2006.06.17 Yahoo 共同通信記事

「北朝鮮、人工衛星打ち上げ・・・」

<0613-061702>
 テポドン2号の発射実験準備を行っているとされる北朝鮮が、今年に入り人工衛星の打ち上げに備えて宇宙 工学分野の科学者を動員し、軌道の設定と計算の作業を進めていることを北朝鮮に詳しい情報筋が17日明らかにした。
 人工衛星として発信機などをテポドン2号に組み込み打ち上げを行う可能性も排除できなくなったといえる。
2006.06.17 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「北朝鮮ミサイル発射問題、・・・」

<0613-061701>
 AP 通信は16日、ある米国官吏が北朝鮮がテポドン発射準備を加速化していると述べたとし、ミサイル発射が切迫していると報じた。  ロイター通信も米国官吏らの発言を基に、北朝鮮が早ければ今週末にもミサイル発射実験を行う可能性があ ると伝えている。
 これに対して米国は16日に、自衛措置を警告した。 マコーマック国務部報道官は、米国は状況のモニタリングに使用できる様々な技 術的手段を保有していると述べ、これに対する自衛措置を執ると警告した。
2006.06.01 Yahoo 産経新聞記事

「テポドン2号、日米警戒態勢・・・」

<0611-060101>
 テポドン2号の発射準備が進み、日米両政府が警戒レベルを高めている。 政府筋は準備が 最終段階と見ており、米軍は RC-135S の監視飛行を始めたもようで、防衛庁もイージ ス艦や電子戦機を展開させ、初めての陸海空三自衛隊による統合運用で情報収集にあたるなど警戒を強化している。
 発射準備の兆候は5月上旬に確認され、北朝鮮北東部の咸鏡北道花台郡にあるミサイル実験場で、通常より無 線交信が増えた状態が続き、最近になり交信の種類に変化がみられることにも日米両国は注目している。
2006.05.31 Jane's Defence Weekly Iran's Shahab 3 in latest test <0612-053110>
 5月23日にイランが Shahab 3 の発射試験を行った。 西側情報筋によると発射されたのは改良型ではなく、 射程1,300kmの従来型であった。 その数時間後に米大統領とイスラエル首相が会見することになっていた。
 一方イランは北朝鮮から射程2,500〜4,000kmの IRBM である BM-25 を輸入し組立て配備 している模様である。
2006.05.22 Yahoo 共同通信記事

「昨年夏ほぼ開発完了、北朝・・・」

<0611-052201>
 北朝鮮が昨年夏までに射程3,500〜6,000kmで、米アラスカ州にも届くとされるテポドン2号の開発をほぼ完了 したことを、22日分に北朝鮮情勢に詳しい複数の軍事筋が明らかにした。 別の消息筋によると、北朝鮮はテポドン1号を2000年、テポ ドン2号を2008年の試射を目標に開発を進めることを1995年に内部決定していたという。
2006.05.03 Jane's Defence Weekly EROS-B1 boosts Israeli surveillance capability(続) <0610-050303>
 イスラエル国防省情報部が4月26日に、イランが北朝鮮から BM-27(註: BM-25 の誤りか)IRBM の最初のバッチを受領したと発表した。 Jane では BM-25 の引き渡しは2004 年に行われたと見ており、2005年12月にはドイツ紙が18発の BM-25 をイランが購入したと報じている。
( BM-25 関連記事 JDW 2006.01.04)
 BM-25 はロシアで廃棄された R-27 (SS-N-6) SLBM を北朝鮮が入手して開発した移動型 MRBM/IRBM で射程は2,500〜4,000kmと言われている。 R-27 は1968年からソ連海軍が運用していた単 弾頭 SLBM であるが、後期型は各200kTの核弾頭の RV 3発を搭載していた。
2006.05 Jane's Missiles & Rockets North Korean missile firing heightens regional tension <0611-050012>
 3月8日に北朝鮮が実施したミサイル試射について、日、米、韓の情報が錯綜している。 試射では GMT 0時 と3時の二回に、計5発が発射された。
 確認が取れてはいないが、発射されたのは SS-21 を元にした KN-02 の模様で、KH-02 は2005年5月にも発射 が確認されている。 北朝鮮はシリアから SS-21 を入手したと見られている。
2006.04.28 Yahoo 産経新聞記事

「イラン、北から弾道ミサイル・・・」

<0609-042801>
 イスラエル軍の情報部長が26日、イランが射程約2,500kmの BM-25 弾道ミサイルを北朝鮮か らすでに購入していると述べた。
 イランは射程約1,300kmの Shahab-3 を配備、射程約2,000kmの Shahab-4 などの開発を推進し、イスラエルや中東に展開する米部隊を 、射程内に収めているとされる。 イランが BM-25 を実戦配備した場合、中東だけでなく欧州の多くの国々も射程内 に入ることになる。
 BM-25 は旧ソ連の SS-N-6 の改良型で、25日に開かれた米議会上院の公聴会でも前国務省顧問が、北朝鮮が同 ミサイルをイランに秘密輸出したと証言している。
2006.04.11 Yahoo 時事通信記事

「対北朝鮮、最後は軍事解決・・・」

<0608-041102>
 韓国のインターネットメディア「オー・マイ・ニュース」が11日、ブッシュ米大統領が昨年6月、ワシントンでの盧武鉉大統領との会談 で、北朝鮮核問題をめぐって外交を優先するが、最後の手段として場合によっては軍事力が必 要かもしれないと、軍事解決に言及していたと報じた。
 同ニュースが入手した会談記録によると、ブッシュ大統領は北朝鮮に軍を投入したくないとしながらも、重要なのはあいまいな信号を 送らないことだと強硬姿勢を示すことが必要と強調した。
2006.03.15 Jane's Defence Weekly North Korea launches missiles <0607-031511>
 北朝鮮が3月8日に2発の SAM の発射試験を行ったと日本で報じられた。 発射された SAM は S-200(▽註:=SA-5 )と見られている 。
2006.03.12 Yahoo 産経新聞記事

新型弾道ミサイル、「北」8日・・・」

<0606-031201>
 北朝鮮が今月8日に発射したミサイルは SS-21 を改良した射程100〜120kmの KN-02 で、2年後にソウル以南に 移転する在韓国連軍、米軍司令部を射程に収める新型弾道ミサイルである可能性が高まっている。 8日に発射 されたのは3発で、韓国情報当局は実験は成功したとしている。
 液体燃料ミサイルは、燃料注入に時間がかかるほか、気温が低い厳冬期は発射できないため、北朝鮮は固体燃料 の KN-02 を開発していた。 昨年5月に日本海に向け発射されたのも KN-02 とみられている。
(関連記事 時事 2005.05.04)
(関連記事 JDW 2005.05.11)
2006.03.11 Yahoo 産経新聞記事

「テポドン3号開発中 米軍・・・」

<0606-031101>
 ベル在韓米軍司令官は9日の下院軍事委員会で、北朝鮮が米本土を射程に収める新型のテポ ドン3号の開発を行っていると証言した。 ベル司令官はテポドン3号について、1998年に実験が行われたテポドン1号(射程約 1,500km以上)や、テポドン2号(射程約3,500〜6,000km)をしのぎ、アラスカだけでなく、米国全土に到達し得ると語った。
2006.03.10 Yahoo 共同通信記事

「テポドン-3 開発と証言、下・・・」

<0606-031003>
 在韓米軍のベル司令官は9日の米下院軍事委員会で、北朝鮮が開発中としていた新型の大陸間弾道ミサイルについて、 テポドン-3 の名称を初めて挙げ、開発を継続しているとの見方を示した。
 新型ミサイルは、米政府機関がこれまでにも偵察衛星などで情報を入手していたことが明らかにしているが、軍高官として初めて公式 に証言した。
2006.03.10 Yahoo 時事通信記事

「高性能の固形燃料ミサイル・・・」

<0606-031002>
 ベル在韓米軍司令官は9日、北朝鮮が7日に発射実験を行った短射程弾道ミサイルは固形燃料で、北朝鮮がこれ まで生産してきた形式に比べはるかに高性能との見方を明らかにした。
2006.03.09 Yahoo 共同通信記事

「北朝鮮ミサイルは実験、米・・・」

<0606-030902>
 マクレラン米大統領報道官は8日、北朝鮮が中朝国境地帯でミサイルを発射したとの情報について、2発の短距離ミサ イルを発射したようだが、北朝鮮は過去にも同様の実験を行ったことがあるとの声明を発表し、誤射ではなく実 験と認識していることを明らかにした。
2006.03.09 Yahoo 読売新聞記事

北朝鮮が領海内にミサイル・・・」

<0606-030901>
 北朝鮮が8日に、同国北部の中国との国境付近から東方の日本海に向けてミサイル2発を発射した。 通常の軍 事訓練と見られる。
 同日午前と昼の2回発射され、いずれも北朝鮮領海内に着弾しており、防衛庁筋によると地対艦ミサイルの可 能性が高い。
 防衛庁首脳は8日、1〜2週間前からミサイル発射の兆候を把握していたことを明らかにした。
2006.03.08 Yahoo 共同通信記事

「北朝鮮が新型ミサイル準備・・・」

<0606-030802>
 在韓米軍のベル司令官が7日、上院軍事委員会に提出した書面証言で、北朝鮮が沖縄やグアム更におそらくアラスカに 達する新しい弾道ミサイルの配備を準備しているとの見方を明らかにした。
 また、司令官は北朝鮮が射程約1,300kmのノドンを約200発、スカッドを600発以上保有していると指摘した。
2006.02.22 Yahoo 時事通信記事

「北朝鮮、開戦なら500機で空・・・」

<0605-022201>
 22日付韓国東亜日報は、南北朝鮮間で戦争が起きた場合に北朝鮮は、開戦当初の段階で500機前後の空軍戦 力を使い、ソウルなど韓国首都圏に大規模爆撃を行う能力を保有していると、韓国軍情報当局の分析として伝え た。
 韓国側は空襲を阻止するため、イージス艦や最新鋭戦闘機を利用した戦術を検討中としている。
2006.02.04 Yahoo 共同通信記事

「北朝鮮が核12個保有、米議・・・」

<0604-020401>
 米民主党のリード上院院内総務ら同党の有力上院議員4人が3日、大統領が先月31日の一般教書演説で北朝鮮の核問題に一切言及しなか ったことを批判し、北朝鮮が12個の核兵器を保有している可能性があるとして、ブッシュ大統領に北朝鮮の核能 力に関する情報を公開するよう求める書簡を送った。
 更に北朝鮮がミサイルに核弾頭を搭載する能力を獲得したとの専門家の見方を紹介したが、12個の根拠には触 れていない。
2006.01.04 Jane's Defence Weekly Iran acquires ballistic missile from DPRK <0602-010401>
 12月16日付けのドイツの日刊紙 Bild が、イランが北朝鮮から分解された18発の IRBM を購入したと伝えた。  購入したのは旧ソ連製 R-27 (SS-N-6) SLBM を元にした BM-25 で、射程は2,500kmと考えられている。
 1990年代に北朝鮮は退役した R-27 を購入し、ロシア人技術者と共に陸上型と海上型の二種類の MRBM/IRBM を開発している。 陸上型 は Taepo Dong X と呼ばれ、貯蔵可能な液体燃料で2,500〜4,000kmの射程を持つ。
 イランは北朝鮮の技術を基にした液体燃料の Shahab 3 を保有しているが、燃料の充填のため1時間以上暴露 するため脆弱なシステムであると見られている。 このため中国の技術を入れた固体燃料の Shahab 3 を衛星打 ち上げようとして開発している。