安全保障に関する最近の報道

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2024.07.26
 05:42
時事通信

(Yahoo)

ロシア、捕虜の内臓切除か 臓器移植の闇市場存在?  ウクライナ報道 <2408-072602>
 ウクライナ国営Ukrinform通信が25日までに、ロシア軍の捕虜になり返還されたウクライナ軍兵士の一部遺体に内臓がないとする遺族の話を報じた。
 遺族はロシアに臓器移植の闇市場が存在し、捕虜の臓器が使われている可能性があると主張しているが、詳細は不明である。
2024.07.26
 03:45
Defense News Space Force missile warning competition robust despite RTX exit <2408-072601>
 米宇宙軍は3基のミサイル追跡衛星を製造するRTX (Raytheon) 社との契約を業績不振とスケジュールリスクへの懸念から破棄して、請負業者を3社から2社に減らした後もこの計画での競争を維持できると確信している。
同局は6月、RTX (Raytheon) を、請負業者の業績不振とスケジュールリスクへの懸念から、
RMWT計画から外すことを決定した。Breaking Defenseは当時、宇宙軍が衛星の設計上の課題と将来の打ち上げ遅延の可能性について懸念していると報じた。
 RTX社との契約は、Phase 1の一環として衛星3基を製造するための$727Mであった。 この取引を撤回するという選択により宇宙軍は、高度1,200哩から22,000哩の中高度軌道でミサイル追跡能力を構築するために、 Millennium Space Systems社とL3 Harris社の2社しか残らないことになる。
2024.07.25 Janes India advances Phase Ⅱ BMD intercepto <2408-072519>
 インド
DRDOが、7月24日に飛行試験を実施した開発を進めているPhase Ⅱ迎撃機は、大気圏低部から上層部でBMを無力化することを目的とした2段推進固体燃料ミサイルであると説明している。 国防省は、AD-1は射程5,000kmのBMを迎撃できると述べている。
 インド国防省は、AD-1としても知られる大気圏内迎撃機は、インドの東海岸にあるオリッサ州チャンディプールにあるDRDOの統合試験場(ITR)から発射されたと述べた。 AD-1の初めての試験は2022年後半に実施された。
 国防省によると、今回の試験ではチャンディプールの南70kmにあるアブドゥルカラム島から16:20は標的ミサイルを発射し、迎撃弾は4分後に発射された。
 国防省は、この試験では長距離センサー、低遅延通信システム、ミッションコントロールセンター、迎撃ミサイルが、完全なネットワーク中心のシステムが検証されたと述べた。このシステムには、含まれていたという。
2024.07.25 Defense One Navy still picking winner for F/A-XX next year, Northrop CEO says <2408-072518>
 Northrop Grumman社CEOが同社の2Q/2024年決算説明会で、米海軍は2025年にF/A-XXの企業選定を行うと述べ、海軍は最新の予算要求で計画への資金提供を骨抜きにしたと述べた。
 Northrop Grumman社は2023年、空軍の
NGAD計画に関与しないと発表したためBoeing社とLockheed Martin社が候補に挙がったが、F/A-18 Super Hornetに代わる海軍のF/A-XXを争う可能性を残していた。
2024.07.25
 22:44
時事通信

(Yahoo)

中国、印ロと外相会談 ウクライナや国境問題協議か <2408-072517>
 中国の王共産党政治局員兼外相が25日、ASEAN関連の外相会議に合わせて訪れたラオスの首都ビエンチャンで、ラブロフ露外相ジャイシャンカル印外相とそれぞれ会談した。 ロシアが侵攻を続けるウクライナの情勢や、中印が対立する国境問題を議論したとみられる。
 王外相は24日、訪中したウクライナのクレバ外相と会談したばかりで、習政権はロシアとウクライナの「仲介役」を自任しており、当事国外相との相次ぐ会談を通じ、双方への影響力を国際社会にアピールした。
2024.07.25
 21:52
RBC Ukraine Hungary takes €1 billion loan from Chinese banks - Politico <2408-072516>
 過去最高の国家債務を抱えるハンガリーは、資金を求めてますます北京に接近している。 Politicoは、ハンガリーがこの春に中国の中国の3つの銀行からこれまでに受けた最大の融資€1B0の融資を受けたと報じている。
 中国開発銀行、中国輸出入銀行、中国銀行ハンガリー支店が提供した融資は、4月19日に全額利用され、3年以内に返済される予定である。
 ハンガリーは、この取引を発表しなかったが、ハンガリーのビジネス通信社Portfolioは25日に最初にこれを報じ、後に政府機関によって確認された。
 Portfolioによると、ローン契約により、インフラストラクチャおよびエネルギーセクターへの投資に資金を提供するが、この協定は債務の対GDP比を28.9%で支えている。
 今月初め、ハンガリーのオルバン首相は中国を訪問し、中国の習国家主席と会談した。
2024.07.25
 21:25
FNN Prime News

(Yahoo)

中国とロシア空軍がアメリカのアラスカ付近上空で合同パトロール 北極圏への進出目指す中国が存在感示す狙いか <2408-072515>
 中国とロシアの国防省が25日、中露空軍がベーリング海上空などアラスカ周辺の上空で合同哨戒飛行を行った。 露国防省によると中露の軍用機は5時間以上にわたって共同飛行し、共同作戦における課題を確認したという。
 中国国防省は、今回の合同哨戒飛行は中露の戦略関係と協力を深めるもとだとしている。
 北極圏への進出を目指す中国としては合同哨戒飛行を通じこの地域での存在感を示す狙いがあるとみられる。
 一方、
NORADは24日アラスカ州ADIZ内でロシアと中国の爆撃機4機を確認し追跡したと発表したが「脅威とはみなしていない」としている。
2024.07.25
 21:00
共同通信

(Yahoo)

防衛装備協力の推進で一致 日本とスウェーデン、防衛相会談 <2408-072514>
 日本の防衛相として初めてスウェーデンを訪れた木原防衛相が25日に首都ストックホルムでヨンソン国防相と会談し、ロシアのウクライナ侵攻を受け、スウェーデンがNATOに加盟した決断を支持する考えを伝達した。
 両国防相は防衛装備や技術面を含む防衛協力・交流のさらなる推進で一致した。
 会談で木原防衛相は、スウェーデンのNATO加盟に関し「戦略的に大きな決断を支持する」と表明し、ヨンソン国防相は、日本と同様に厳しい安全保障環境に直面しているとして「歴史的な瞬間に会談している」と強調した。
2024.07.25
 20:32
時事通信

(Yahoo)

中国、ASEANに外交攻勢 米からの引きはがし狙い <2408-072513>
 中国の王共産党政治局員兼外相が25日、ラオスの首都ビエンチャンを訪問し、27日までの日程でASEAN関連の外相会議に出席する。
 東南アジアで中国と影響力を競う米国が、11月の大統領選を巡って混乱している機に乗じて、習政権はASEAN諸国に外交攻勢を掛け、米国からの引きはがしを図ろうとしている。
 中国は2023年以降、ASEANの一角を占めるフィリピンと、南シナ海Seconf Thomas(アユンギン)礁の領有権を巡って衝突を繰り返しているが、それ以外のASEAN加盟国とは友好関係を保っているとアピールする考えで、王外相は滞在中、各国外相と個別に会談して経済など各分野での関係強化を表明する見通しである。
 中国は一帯一路経済圏構想を通じた重要インフラ支援などで、東南アジアへの浸透を図ってきており、中国主導で同国からラオス、タイ、マレーシア、シンガポールを結ぶ壮大な鉄道計画を打ち出したほか、カンボジアとは軍事面の連携を強化し、ミャンマーでは国軍と少数民族武装勢力の仲介に乗り出すなど、開発援助の枠を超えて地政学的影響力を強めている。
2024.07.25
 18:46
時事通信

(Yahoo)

南鳥島でミサイル発射訓練実施へ 島内に射撃場整備で調整 陸自 <2408-072512>
 森下陸上幕僚長が25日の定例記者会見で、陸上自衛隊が地対艦ミサイルの発射訓練を行う射撃場を小笠原諸島の南鳥島に整備する計画を進めていることを明らかにした。 2026年からの実施を目指して地元と調整しているという。
 計画では、島西側の自衛隊用地を舗装して12式地対艦誘導弾の発射車両が展開する射撃場を設け、訓練弾の発射訓練を行う。 国内に100kmを超える長射程のミサイルを撃てる演習場はなく、これまで自衛隊は米国やオーストラリアで訓練をしていた。
 南鳥島は本州の南東2,000kmにある日本最東端の島で、海上自衛隊の基地があるほか、気象庁の職員が常駐しているが、一般の住民がおらず、船や航空機の航路からも外れているため選定したとみられる。
2024.07.25
 18:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍の旅団が総崩れ、数百人の部隊に包囲の危機 東部プロフレス村方面 <2408-072511>
 ウクライナ東部ドネツク州アウジーウカの北西にあるプロフレス村付近で、ウクライナ軍の部隊が包囲される寸前になっている。 部隊は数百名規模かもしれない。 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大して2年5ヵ月たつなか、ウクライナ側にとって現在、最も脆弱になっている可能性がある方面で新たな難局になっている。
 廃墟と化しているアウジーウカの西の戦場では最近、不吉な兆候があった。 ロシア軍の数個の自動車化狙撃連隊は1週間で西へ6km前進していた。 この戦争でのロシア軍の進撃ペースとしては相当速いものである。
 家屋100棟ほどの小さな村であるプロフレスに進撃したロシア軍部隊は二手に分かれ、ウクライナ軍の第31独立機械化旅団の2個大隊をほぼ包囲した。
 友軍はそれほど遠くない場所にいて、包囲寸前の部隊も持ちこたえている。 ウクライナの調査分析グループDeepStateは24日、「撤退命令は出ていない」と報告しているが、撤退命令はすぐに出てもおかしくない
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は、最後の1人になるまで戦い抜くという戦い方はしない方針を示している。 シルスキー大将は以前、英Gurdian紙に「わが軍にとって兵士の命を守ることは非常に重要で、廃墟を死守するということはない」と語っていた。
2024.07.25
 16:47
Kyiv Post UK Leads Crimean Air Reconnaissance Operations Against Russian Air Defenses <2408-072510>
 黒海上空でクリミア半島の防空網を偵察していた英空軍のRC-135Wが7月24日が、ほぼ4時間ロシア軍といたちごっこをした。 ある時点でトランスポンダーのスイッチを切ったため、1時間以上もセヴァストポリの民間レーダから事実上消えた。
 RC-135Wの任務は、ロシアのSu-27が、国際空域で護衛する2機の戦闘機に追いついた後に終了した。
 Kyiv Post紙が確認した航空交通データによると、コールサインRRR7224のRC-135Wは、英ワディントンを離陸しヨーロッパを横断して飛行し、UMT 11:00頃に黒海に到着したことが確認された。
 ルーマニアの港湾都市コンスタンツァ近くのミハイル・コガルニチャヌNATO空軍基地から発進した英空軍のTyphoon 2機は、RC-135Wの後方50kmを飛行して護衛していたと飛行データが示している。
2024.07.25
 15:23
Kyiv Independent EU warns Slovakia against adopting 'foreign agents' law targeting NGOs <2408-072509>
 Reuters通信が7月24日、欧州委員会はスロバキアに対し、海外から資金提供を受けているNGOを「外国が支援する組織」と分類する物議を醸す法律を採択した場合直ちに法的措置を取ると警告したと報じた。
 スロバキア議会が4月の第一読会で可決した修正案は、年間€5,000($5,400) 以上の外国資金を受け取っているすべての非政府組織に適用されることになため、スロバキアの野党と欧州評議会は、この法律について懸念を表明している。
 欧州委員会のヨウロヴァ副委員長は欧州司法裁判所が違法と宣言した後、「2021年に廃止されたハンガリーのNGO法の例に倣えば、すでに裁判所の決定が机上にあるから、EU法違反に対する侵害手続きを直ちに開始する」と述べた。
 ヨウロヴァ副委員長は、欧州司法裁判所が違法と宣言したが2021年に廃止された、2017年にハンガリーが実施した外資系NGOに関する同様の法律に言及した。
2024.07.25
 15:02
Kyiv Post Russia to soon deplete offensive capabilities: Ukraine's National Guard Commander <2408-072508>
 ウクライナ国家警備隊司令官のピブネンコ准将がUkrinfoの取材で、ロシアは「あと1ヶ月半」で多面的な攻勢を維持することができずその時点でウクライナは主導権を握る準備ができているはずだとし、ロシアには無限の資源があるわけではないと述べた。
 「難しいが、敵の攻撃能力は無限ではなく、どれだけの損失を被るのか...もう1ヶ月か1ヶ月半かかると思うが、彼らは一度に多くの方向に積極的な攻撃を行うことができなくなり、いずれにせよ守勢に立つであろう。 そして部隊を再編し、準備する必要がある」と語った。
 ロシアの攻勢は、モスクワがチャシフ・ヤールとアウディーイフカの近くで徐々に前進したドンバス地域を含む、複数の戦線で活発に活動している。 南部のヘルソン戦線では、ロシアの活動が続いているため、ウクライナ軍は最近、クリンキー橋頭堡から撤退せざるを得なかったが、ウクライナはハリコフ州とスムイ州でのロシアの新たな攻勢を封じ込めることにも成功している。
2024.07.25
 13:56
Kyiv Independent Romania confirms Russian drone debris landed on its territory <2408-072507>
 ルーマニア国防省が7月25日、ウクライナの都市イズマイルからドナウ河対岸のルーマニアのプラウルの町の近くでロシア軍UAVの破片を発見したことを確認した。
 その前日、ルーマニア空軍は、オデッサ州のイズマイル地区に対するロシアのUAV攻撃に対応して、F-16を緊急発進させたと発表した。
 ロシア製とみられるUAVの残骸が、NATO加盟国であるルーマニア領内で発見されたのはこれが初めてではなく、ロシアはドナウ河沿いのウクライナの港湾インフラを繰り返し攻撃してきた。
 ルーマニアのオドベスク外相はXに「ロシアはウクライナの民間インフラに対して、より凶悪な攻撃を行っており、ルーマニア領内で残骸が発見された」と書いた。
 国防省は、ロシアのGeran-1/2 UAVの破片が見つかったことを確認し、他の残骸の可能性のある場所の調査を続けると述べた。
 ReutersはNATOの報道官はこのニュースについて、「NATOは、ロシアが同盟国領土に対して意図的な攻撃をしたことを示す情報を持っていないが、これらの行為は無責任で潜在的に危険である」と述べたと報じた。
2024.07.25
 09:10
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍総司令官「ロシア軍の目標達成を阻止」 ハリコフ州への越境攻撃 <2408-072506>
 英Guardian紙が24日、ウクライナ軍総司令官のシルスキー陸軍大将との面談記事として、東部ハリコフ州の国境地域に緩衝地帯を確保しようとした露軍の目標を、ウクライナ軍が阻止することに成功したとの認識を示したと報じた。 ただ、同州での戦闘はなお続いているとした。
 露軍は5月に、ハリコフ州への越境攻撃に着手し、プーチン大統領は越境攻撃の目的について、同州に接する露領土をウクライナ軍の攻撃から守るための緩衝地帯を設けることだと主張した。
 越境攻撃の開始当初、ウクライナ軍は後退を強いられたが、同州に増援部隊を派遣し、欧米諸国から供与された兵器も投入した結果、戦線の安定化に成功したとされ、過去1ヵ月以上、露軍の目立った前進は伝えられていない
 全体的な戦況についてシルスキー大将は、露軍の戦力はウクライナ軍の2~3倍で、ウクライナ軍より優位だと認めた上で、露軍の物量に対し、兵器の性能差などで対抗する考えを示した。
 シルスキー大将は東部ドネツク州などで露軍が徐々に前進していることに関し、露軍は戦略的価値の高い都市の制圧などには成功しておらず、局所的な「戦術的勝利」を収めているに過ぎないと説明し、露軍が強引な前進の代償として、ウクライナ軍の3倍の死傷者を出しているとも指摘した。
2024.07.25
 09:05
毎日新聞

(Yahoo)

英陸軍トップ「3年以内に戦争できるよう準備必要」 露の報復指摘 <2408-072505>
 英メディアが、6月に英陸軍新参謀総長に就任したウォーカー大将が23日に、ロシアの脅威が欧州で一層高まっているとして、英国は「3年以内」に戦争ができるよう準備する必要があると語ったと報じた。
 ウォーカー大将は、ウクライナを支援する西側諸国に対し、ロシアが今後「報復」を考えていると指摘した。 そして「ロシア人は決して過去を忘れない」と語った。
 ウォーカー大将はさらに、ロシア、中国、イラン、北朝鮮の4ヵ国を「動乱の枢軸」と呼び、これらの国々が武器・技術を共有する相互取引関係を築いており、この連携の動きは2027~2028年ごろに一定の到達点に至ると指摘して、中国は今後「台湾に侵攻する」可能性があるとも述べた。
 Financial Times紙によると、英陸軍は現在75,000名で、これは19世紀半ば以降、最小規模というが、ウォーカー大将は「兵員数だけで戦闘力が決まるとの考えは時代遅れだ」と述べ、AIを使った新技術導入など軍事力の一層の近代化を図るよう訴えた。
2024.07.25
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ東部ポクロウシク方面でロシア軍が急速に前進 1週間で6km、「危機的状況」 <2408-072504>
 ロシア軍が4月20日にウクライナ東部ドネツク州の廃墟と化した都市アウジーウカの西方で、ウクライナ軍部隊の入れ替えにともなう混乱に乗じて攻撃を仕掛けた。 当時、アウジーウカのすぐ北西のオチェレティネ村一帯の陣地は、ウクライナ軍の第115独立機械化旅団が引き継いだばかりだった。
 ロシア軍の第30独立自動車化狙撃旅団はその陣地を突破し、西へ数㌔一気に前進し、ロシア側は突破口に増援部隊を送り込み、支配地を広げつつ固めていった。
 3ヵ月後、同じ方面で同じようなことが起こっている。 ロシア軍の連隊や旅団はこの1週間で、オチェレティネから西へさらに6km前進した。
 1日1km弱の前進というのはそこまで速くないと思えるかもしれないが、ロシア軍のこれまでの前進ペースからすれば「疾走」と言えるような速さだ。 ウクライナの著名な戦場記者ブトゥソウ氏は、この方面の状況は「危機的だ」と報告している。
 ロシア軍は途方もない数の人員を損耗し続け、「機械化」が徐々に後退するほど装甲車両も大量に失っているなかでは、3年目に入る全面戦争でロシアが依然としてウクライナに対して保っている優位性を見失いやすい。
2024.07.25
 08:45

(18:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 24 2024 <2408-072503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月24日の戦況 =
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将は、ロシア軍は過去2年半でウクライナでの戦争に対する人員と物資の投入を大幅に増やしたと述べたが、シルスキー大将の発言は、ウクライナにおけるロシア軍のプレゼンスが急激に増加したことを示すものではなく、むしろウクライナ軍が2年以上にわたって直面してきた人的資源と物質的不利を代表していると述べた。
 ウクライナのクレバ外相は7月24日、広州で中国の王外相と会談し、ウクライナでの戦争と、将来の戦争の交渉による解決における中国の潜在的な役割について話し合った。
 ロシア下院は7月24日、前線で私的通信機器やナビゲーション機器を使用した部下をロシアの司令官が罰することを認める修正案を採択したが、ロシアの超国家主義者や他の下院議員が反発が続している。
 ジョージア国家保安庁が、元ジョージアの反体制派の人物と元ウクライナの法執行官に対するクレムリンのいつも通りの情報戦を繰り返した。
 ロシア軍はハリコフ市の北、アウディーイフカ市とドネツク市の近くでわずかに前進した。
2024.07.25
 01:21
Defense News Israel's IAI plugging away at German Arrow-3 order amid Gaza war <2408-072502>
 ドイツが将来装備するArrow 3迎撃ミサイルを製造するIAI社が、2025年中にドイツに施設を設立するのに間に合わせるために、シフトを増やしより多くの労働者を雇ったと語った。
 この追加的な取り組みは、イスラエル国防軍を優先して装備するという国家の論理に従いつつ、同時に国際秩序を軌道に乗せるというものだと、ガル対外関係担当副社長がファーンボロー航空展でDefense Newsに語った。
2024.07.25
 00:30
RBC Ukraine Russian army concentrated attacks in 5 directions in Donetsk region - General Staff <2408-072501>
 ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア軍はドネツク州で5正面に集中攻撃している。
 前線では1日に125回の戦闘が行われ、ウクライナ軍参謀本部の夕方の報告によると、状況はポクロフスク、クラホヴェ、ライマン、クラマトルスク、ヴレミフカ方面で最も激しかった。
 敵は我が軍の陣地と人口密集地に対して一日に3,313回の砲撃を行ない、ロシア軍は更に4回のミサイル攻撃を行い、59発の誘導空爆を含む47回の空爆550機のUAV攻撃を行った。
2024.07.24 Janes Australia plans to arm Super Hornets with HACM <2408-072413>
 米豪共同の
SCIFiRE計画のHACM飛行試験がオーストラリアのWoomera上空で行われる。
 この試験でHACMの完成弾は豪空軍はF/A-18F Super Hornetから発射される。
 HACMは戦術用の長射程極超音速CMで、戦闘機や爆撃機から発射するように設計されている。
2024.07.24 Janes High-Energy Laser Weapon System test-fired from British Army Wolfhound vehicle <2408-072412>
 英国防省とRaytheon UK社が7月22日、同社と
Dstlが、英陸軍のWolfhound 6×6車にRaytheon社製HELWSを搭載したシステムの照射試験を実施した。
 DstlのPorton Down試験射場で行われた試験でHELWSはフル出力の15kW1km以上遠方のUAV標的に照射し無力化した。
2024.07.24 European Pravda Why Bulgaria faces another dissolution of parliament and why it poses threat to Ukraine <2408-072411>
 今、ブルガリアでは間もなく、議会の解散と選挙が行われる。
 ブルガリア国会は1ヶ月以上にわたり、深刻な政治危機から抜け出し、連立政権を形成するための基盤を確立しようと試みてきた。 過去3年間で6回目となる国会の解散総選挙は、政治的安定をもたらさなかったのと同時に、親露派政党Revivalの立場を再び強化した。
 ブルガリアのヨーロッパ開発のための市民-民主勢力連合(GERB-SDSブロック)と権利と自由のための運動 (MRF) による連立政権樹立の試みは失敗したため、政治危機は実質的に6月9日の投票日から始まっている。 その理由の一つは、MRFの国会議員45人のうち、政権発足の構想を支持したのは30人だけだったことにある。
2024.07.24
 22:13
RBC Ukraine EU warns Slovakia against passing foreign agents law <2408-072410>
 欧州委員会のヨウロヴァ副委員長が、スロバキア政府非政府組織やメディアの活動を制限する法律を可決した場合直ちに法的措置を取ると警告すると述べた。 ヨウロヴァ副委員長は、彼女がブラチスラバにいて、スロバキアで政府が開始した法案について話し合ったと説明したが、これは「外国の支援を受けた組織」と戦うやり方に似ている
 ヨウロヴァ副委員長は「私の方針は非常に明確で、ハンガリーのNGO法の例に倣えば、すでに裁判所の決定が机上にあるため、EU法違反に対する侵害手続きを直ちに開始する」と述べている。
 ハンガリーは2017年に、海外から資金提供を受けたNGOに関する同様の法律を採択したが、欧州裁判所が違法と判断した後2021年に廃止した。
2024.07.24
 20:35
RBC Ukraine Romania scrambles two F-16s in response to Russian air attack on Ukraine <2408-072409>
 ルーマニア国防省によると、7月23日~24日の夜に、ロシア軍がルーマニアとの国境に近いウクライナ領トゥルチャ郡に対して新たな一連のUAV攻撃を実施したが、爆発音があったにもかかわらず、ロシアのUAVの残骸はトゥルチャ地区でまだ発見されていない。 同時に、ルーマニア国防省によると、同国空軍は状況を監視するために緊急発進させたF-16を引き上げた。
 国家軍事司令部は、同国の緊急事態総監部に対し、トゥルチャ郡の住民に警告を発する措置を講じたことを通知した。 この都市は、夜間にロシア軍がUAVで攻撃したオデッサ地域の近くにある。
 同時に、国防省は、ルーマニア領に落下した可能性のある物体を捜索するために、プラウル近郊で調査を行う措置を命じており、捜索は終日続く。
2024.07.24
 20:01
時事通信

(Yahoo)

日米、武器輸出巡る書簡交換 三原則・運用指針改定踏まえ <2408-072408>
 上川外相が24日にエマニュエル駐日米大使と東京都内で面会し、米国への武器供与に関する書簡を交換した。
 防衛装備移転三原則と運用指針を2023年12月に改定し、ライセンス生産した武器・弾薬の完成品をライセンス元の国に輸出できるようにしたことに伴う手続きで、日本政府はこれに基づき、Patriot(PAC-2、PAC-3)の米国への提供を進める。
2024.07.24
 17:29
Kyiv Post Rheinmetall to Build Ammo Plant in Ukraine <2408-072407>
 Rheinmetall社は、ウクライナに弾薬工場を建設するというウクライナからの最初の公式発注を受けたと述べた。 同社は3月にも、ウクライナに少なくとも4つの工場を設立する計画を発表していた。
 建設は間もなく開始され数年以内に完了するが、同社の報道資料は2年以内には弾薬の製造を開始する予定であると述べている。
2024.07.24
 15:41
Ukrainska Pravda Slovak president threatens Ukraine over suspension of Russian oil transit <2408-072406>
 スロバキアのペレグリーニ大統領は、ロシア最大の石油会社LUKoil社が生産した石油のDruzhba Pipeline経由での輸送を止めたとしてウクライナを厳しく批判し、 スロバキアのロカリニャク国防相は、ロシア産石油の輸送を止めることで、キエフは「大きなリスクを冒している」と述べた。
 ペレグリーニ大統領は、スロバキアはウクライナへの逆ガス供給と電力供給を支援していると述べ、ウクライナの行動に「状況が修正されなければ、我々は対応せざるを得なくなるだろう」と脅迫した。
2024.07.24
 12:24
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー、EU基金の払い戻し阻止へ ロシア産原油輸送再開なければ <2408-072405>
 ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相が23日、ウクライナが同国の領域を通るパイプライン経由でのロシア石油大手LUKoil社の原油輸送を許可するまでEUがウクライナに軍需品を供与した加盟国に対して行う払い戻しを阻止する考えを示した。
 スロバキアとハンガリーは7月初めに、ウクライナが6月に、LUKoil社からの原油輸送を禁止したためとして、パイプライン経由でのLUKoil社からの原油供給の受け入れを停止したと発表した。
 シーヤールトー外相は、地元TV局ATVに対し、「ウクライナがこの問題を解決しない限り、
EPFから拠出する€6.5B規模のウクライナ軍事支援に関する払い戻しは忘れるべきだ」と強く訴えた。 EPFは2021年に創設され、EU加盟国が他国に軍需品を供与した場合、資金が還付されるキャッシュバック制度としての役割を果たしている。
2024.07.24
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 23 2024 <2408-072404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月23日の戦況 =
 ロシア下院は、司令官が前線で個人通信やナビゲーション機器を使用した部下を罰することを認める修正案を提案したが、ミリブロガーの大きな反発を招き、ロシア軍がウクライナで作戦を行うために指揮統制の問題と安全でない技術への過度の依存に苦しみ続けていることを浮き彫りにした。
 ウクライナ軍は7月22日~23日に、クラスノダール地方カフカスのフェリー埠頭に対しUAV攻撃を行ったと報じられている。
 ロシア軍はシベルスク、アウディーイウカ、ドネツク市付近でわずかに前進した。
2024.07.24
 06:52
朝日新聞

(Yahoo)

エストニアで新政権発足 ミハル新首相「ウクライナ支援ゆるぎない」 <2408-072403>
 エストニアではカラス首相がEUの外相にあたる外交安全保障上級代表の次期候補に選出されて辞任を発表したのに伴う新たな連立政権が23日に発足し、前気候相のミハル氏が首相に就任した。
 法相などを歴任したミハル新首相はカラス前首相が党首の中道右派の改革党に属し、22日に議会が賛成多数で承認した。 新政権はこれまでと同様、改革党と中道左派の社会民主党、リベラル政党「エストニア200」で構成される。
 カラス前首相は対露強硬姿勢で知られるが、ミハル新首相もこれを踏襲するとみられる。
2024.07.24
 05:29
共同通信

(Yahoo)

3割「領土割譲やむなし」 和平巡るウクライナ調査 <2408-072402>
 ウクライナのキーウ国際社会学研究所が23日、ロシアによる侵攻に関する世論調査で「和平を実現し独立を守るには、一部領土を割譲するしかない」とする回答が32%に上ったと発表した。 55%が「戦争が長引いても領土割譲は認められない」と答えた。
 領土割譲を認めざるを得ないとする回答の割合は、侵攻直後の2022年5月の調査で10%だったが、2023年10月は14%、同12月は19%2024年2月は26%と増加し、今回初めて3割を超えた。 戦争長期化が国民意識に変化をもたらしたとみられる。
2024.07.24
 00:10
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ハンガリーで外相会合開催せず オルバン氏の訪ロに反発 <2408-072401>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が22日、ハンガリーのオルバン首相のロシア接近への反感がEU内で広がっていることへの対応として、ハンガリーが8月末に主催する予定だったEU外相会合の開催場所をブリュッセルに変更すると発表した。
 ハンガリーは現在EU議長国を務めており、8月28~29日にブダペストで外相会合その後に国防相会合を開く予定だったが、ボレル上級代表は、これらの会合に出席するか加盟国から合意が得られていなかったとし、多くの国がハンガリーにメッセージを送る必要があると考えていたため、開催地をブリュッセルに変更したと説明し、「象徴的なメッセージであっても、メッセージは送らなければならない」と述べた。
 オルバン首相はEU加盟国との十分な調整なしに「平和ミッション」と称し、ウクライナのゼレンスキー大統領ほか、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、トランプ前米大統領と相次いで会談したため、欧州議会は17日、オルバン首相のロシア訪問を「EUの条約と共通外交政策に対する明白な違反」と非難し、ハンガリーに罰則を科すべきとの考えを示していた。
 この日にブリュッセルで開かれたEU外相会合でも、多くの国がハンガリーを非難し、ポーランドのシコルスキ外相は、8月のEU外相会合をウクライナで開催することを提案したものの、ハンガリーが反対票を投じたと明らかにした。
2024.07.23
 23:00
共同通信

(Yahoo)

自衛隊「武器等防護」英軍に適用 3カ国目「準同盟」安保協力強化 <2408-072317>
 ロンドンを訪問中の木原防衛相が23日、英国のヒーリー、イタリアのクロセット両国防相と会談し、3ヵ国で進める次期戦闘機の共同開発を推進する方針で一致し、開発管理を担う国際機関
GIGO2024年内に開設し、2035年に予定する初号機の配備へ向けて引き続き連携すると確認した。
 木原防衛相は日英伊防衛相会談で、英国の労働党政権発足を踏まえ「次期戦闘機の共同開発を共に成功へと導いていきたい」と呼びかけた。 次期戦闘機を巡っては、英メディアが新政権の防衛政策見直し対象になる可能性を報道した一方、スターマー首相は「開発は重要で、かなり進んでいる」と述べたと報じられていた。
 木原、ヒーリー両国防相は個別会談も実施し、自衛隊の「武器等防護」を英軍に適用すると確認した。 武器等防護を適用するのは米国、オーストラリアに続き3ヵ国目になる。
 日英伊防衛相会談は2023年12月に東京で開き、GIGOを英国に設立するための条約に署名して以来で、今回の会談では、GIGOへの要員派遣や資金拠出などの準備状況を確認した。
2024.07.23
 21:35
Kyiv Independent Ukraine confirms Russian ferry 'seriously damaged' in attack on Crimea <2408-072316>
 ウクライナ軍参謀本部は7月23日、クリミア半島を夜間に攻撃した結果、ロシア軍が軍事装備品を輸送するために使用していたフェリーが「深刻な損傷」を受けたと発表した。
 攻撃に何を使用したかは明らかにしていないが、ロシアはこれに先立ち、7月23日早朝にクリミア半島と黒海上空でウクライナ軍のUAV 21機を撃墜したと主張し、地元のTelegram Channelは半島で爆発があったと報じた。
 同地域のコンドラティエフ知事は、ケルチ海峡にあるカフカス港でUAVが船を攻撃したと主張した。 知事によると、この攻撃で1人が死亡し、「負傷者が出た」という。
 Astraが、ロシア本土とクリミアを結ぶケルチ橋の交通が停止したと報じられていると報じた。
 ウクライナ軍の参謀本部はTelegramへの投稿で、このフェリーをSlavyaninと特定した。
2024.07.23
 19:36
CNN

(Yahoo)

パレスチナのハマスとファタハが和解合意 中国が仲介 <2408-072315>
 中国国営中央テレビ (CCTV) が23日、パレスチナ自治政府の主流派ファタハとガザ地区を実効支配するハマスが対立をやめて和解し団結を強化するとの合意に署名したと報じた。
 北京では21日から、中国の仲介でパレスチナの14党派による和解交渉が進められていた。 ファタハはPLOと自治政府の両方を率いている。
 中国の王外相によると、交渉ではパレスチナ人を代表する唯一の正統な勢力はパレスチナ解放機構 (PLO) との見解で一致し、戦後のガザ統治や暫定的な国民和解政府の設立でも合意したが、PLOに所属しないハマスの役割や、合意による直近の影響は不明である。
 PLOとイスラエルの間では1993年に和平が成立し、パレスチナ自治政府が発足したが、イスラエルはガザ地区での戦闘でハマスを壊滅させると宣言しており、自治区の将来の統治体制は定まっていない。
2024.07.23
 18:31
産経新聞

(Yahoo)

米、北極圏で中露の脅威対抗 偵察能力や同盟国との連携強化 戦略文書 <2408-072314>
 米国防総省が22日に発表した北極圏を巡る安全保障政策の特別文書「北極戦略」で、中国が「北極圏で影響力と活動の拡大を図っている」と指摘し、米国防衛や北極圏の安定に向けて同盟国との連携を推進する方針を打ち出した。 文書は、安全保障環境の変化として「北極圏の国家ではない中国が、より大きな影響力を追求している」と指摘し、同国を批判。北極圏の資源活用を目指していることにも強い警戒感を示した。
 さらに「中露協力」との項目を設け「北極圏での合同演習を含む中露軍事協力は増加の一途をたどっている」と明記し、両国の海軍艦艇によるアラスカ沖での共同作戦の実施などを説明し、中国軍の活動拡大を牽制した。
 また従来の脅威であるロシアに関しては、北極海に面するコラ半島が北方艦隊や原子力潜水艦、核戦力の重要拠点になっているとし「米国本土や同盟国を危険にさらす可能性がある」と述べた。
 ヒックス国防次官は22日の記者会見で、北極圏について「米国本土の防衛に極めて重要だ」と述べ、安全保障環境の変化に対応していく必要性を強調した。
2024.07.23
 17:25
中央日報

(Yahoo)

韓国製ミサイル、米国防総省試験で初めて通過の快挙 <2408-072313>
 韓国製対艦近距離誘導ミサイル匕弓(ピグン)が12日に米国防総省が主管した海外比較試験 (FCT) の最終発射で6発すべてを標的に命中させた。
 韓国の防衛産業史上FCTの通過は初めてで、今回の成功で匕弓は米国輸出の足がかりを設けた。
2024.07.23
 17:25
共同通信

(Yahoo)

第三者機関が通信情報収集を監視 サイバー防衛の権限乱用防止 <2408-072312>
 複数の政府関係者が23日、政府はサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」を巡り、第三者機関を設置して攻撃元の特定のために収集する通信情報の範囲が適正かどうか監視させる方向で検討に入ったことを明らかにした。
 政府による情報収集権限の乱用を防ぎ、憲法21条が保障する「通信の秘密」を侵害しかねないとの懸念を払拭する狙いがあり、不要となった情報の廃棄についても管理する。
 第三者機関は、国家行政組織法3条に基づき、人事や予算を独自に執行できる独立性の高い「三条委員会」とする案が浮上している。
 政府はサイバー空間での攻撃元を特定するため、インターネット上の住所に当たるIPアドレスや通信量の変化といった付随的な「メタ情報」を平時から収集する方向で調整している。 第三者機関は、政府が必要限度を超える情報を収集していないかチェックし、一定期間が経過して不要となった情報が適切に廃棄されているかどうかも点検する見通しである。 政府は能動的サイバー防御導入に向け、早ければ秋の臨時国会に関連法案を提出したい考えである。
2024.07.23
 16:24
Inside Defense A decade after canceling JLENS, lawmakers now interested in dirigibles for air defense <2408-072311>
 
JLENS計画中止から10年が経ち、議員たちは今、防空用の飛行船や係留気球に関心を持つようになった。
 10年近く前にCMを探知するために地平線の奥深くまで見渡した係留気球計画を終了した議会は、CMだけでなく、BMやHGVの脅威、さらにはUAVからも防御するのに役立つ飛行船と係留気球の可能性に再び関心を寄せている。
 上院軍事委員会は、FY25の国防政策法案のマークで、国防総省に報告するように指示した。
2024.07.23
 15:04
時事通信

(Yahoo)

日米豪印、29日に外相会合 <2408-072310>
 外務省が23日、日、米、豪、印4ヵ国の枠組みQuadの外相会合を29日に東京で開催すると発表した。
 日本での開催は2020年10月以来で約4年ぶりで、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携を確認する。 サイバー防衛や偽情報対策女性・平和・安全保障(WPS)なども議題となる見通しである。
 上川陽子外相は23日の記者会見で「4ヵ国の力強いコミットメントを東京から世界に示したい」と述べた。
2024.07.23
 14:22
Breaking Defense Boeing eyes converting F-15EX into Growler-like electronic attack jet <2408-072309>
 Boeing社の幹部がBreaking Defenseに、F-15EX EagleⅡを海軍のEA-18G Growlerに似た機体に変えることができるかどうかを本格的に研究していると語った。
 Growlerの生産は終了したと、Boeing社のF-15開発責任者は、Breaking Defenseの取材で語った。 F-15EXをGrowlerに変えられないか、社内で多くの議論が交わされていると付け加えた。
2024.07.23
 14:20
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル国会、UNRWAをテロ組織と認定する法案を暫定承認 <2408-072308>
 イスラエル国会(クネセト)が22日、国連パレスチナ難民救済事業機関 (UNRWA) をテロ組織と認定するとともに、同機関との関係断絶を盛り込んだ法案を暫定的に承認した。
 UNRWAの職員がハマスによるイスラエル奇襲攻撃に関与したとの疑惑が浮上しており、イスラエルは反発を強めている。
 クネセトの広報によると、法案は第1読会で承認され、今後、外交・国防委員会でさらなる審議が行われる。
 UNRWAのトゥーマ報道官は「当機関の解体に向けた新たな試みで、このような措置は国連史上、例がない」と述べた。
2024.07.23
 14:12
Reuters 通信

(Yahoo)

イラク、米主導有志連合軍の9月撤退開始を要望=消息筋 <2408-072307>
 イラクの消息筋4人が、イラクは同国に駐留している米国主導の有志連合軍について、2024年9月の撤退開始2025年9月までの正式な任務終了を望んでいると語った。 ただ米軍の一部は、新たな交渉でイラクにとどまることになりそうである。
 イラクの消息筋や米当局者によると、イラクの立場については、今週ワシントンで開かれている米高官との安全保障に関する会議で協議されているが、有志連合軍の駐留打ち切りに関しては公式な合意に至っておらず、関連した日程も決まっていない。
2024.07.23
 11:50
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア南部ベルゴロド州、国境周辺の立ち入り制限 緩衝地帯設定か <2408-072306>
 ロシア南部ベルゴロド州は、ウクライナ軍の激しい攻撃を受けている国境周辺14地域への立ち入りを23日から制限する。 国境に緩衝地帯を設けるロシア政府の戦略の一環とみられる。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
 InterFax通信によると、ベルゴロド州のグラトコフ知事は「作戦の状況が極めて困難」な地域に制限を適用すると述べた。 ロシア大統領府はウクライナの攻撃からロシア領土を守り、攻撃が届かないよう地域や施設を保護するよう命じていた。
 グラトコフ知事が先週に説明した制限によると、対象地域の外に検問所を設置し、公共交通機関が禁止されるほか、訪問希望者は事前に地元当局に通知する必要がある。
 知事は「厳しいルールの下、成人男性のみ立ち入りが認められるが、軍用電子機器を装備した装甲車に乗り、防弾服とヘルメットを着用し、軍人か地元当局者が同伴することが条件だ」とした。
 民間人の退避が行われているとは明言していないが、制限地域への女性と子どもの立ち入りは容認できないとし、全ての財産は厳重な警備の下に置かれると述べた。
2024.07.23
 09:40
SOFREP Ukraine’s War of Attrition – Time for a New Artillery Model <2408-072305>
 ウクライナ戦争は機動戦争ではない消耗戦である。 このような戦争では、砲兵の優勢で勝利する。
 引用される数字は時々異なるが、ロシアは砲身数で10対1の優位性を持ち、弾薬では最低でも6対1(多くの場合、10対1または20対1)の優位性を持っているという一般的な認識がある。 2022年には、ロシアが1日に6万発を発射していた時期があった。
 ウクライナは1日あたり1万発以上を発射したことはなく、2023年6月の悲惨な攻勢でピークに達した。
 ウクライナは現在、好調な日に1,000発を発射している。 $60Bの援助パッケージの承認が6カ月遅れたことについては、このお金の大部分は、すでにウクライナに引き渡された弾薬や武器の支払いであった。
 NATOの武器庫が空であることは事実で、2023年末にバイデン大統領はウクライナへの155mmクラスター爆弾の供給を承認した。 記者会見で、なぜ米国がクラスター爆弾を供給するのかと尋ねられた彼は、米国は他の全てから手を引いていると明言した。
 勿論、米国が他の全てから外れているわけではないが、ひどく低くなっている。 現在の生産量のうち36,000発/月1,200発/1日を供給しているがサージ容量はない。
2024.07.23
 09:30

(19:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 22 2024 <2408-072304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月22日の戦況 =
 ロシアと北朝鮮は、司法分野での協力強化を進めている。
 ロシアは、ウクライナでの戦争に対する国内の反対を刑事訴追して妨害する継続的な取り組みの一環として、訴追可能な過激主義のロシアの公式定義を広く拡大する用語を成文化する措置を講じている。
 クルスク州当局は、批判的なロシアの軍事ブロガーを地方政府内の顧問に任命したが、これはおそらく批判的なコメンテーターをなだめるための、より広範なクレムリンの取り組みの一環として、情報への忠誠心を高めることと引き換えに、彼らに一定の評判の譲歩を与えたのだろう。
 ウクライナ軍は7月22日、クラスノダール地方のロシア製石油インフラとロストフ州の空軍基地に対してUAV攻撃した。
 ジョージア当局は、ウクライナ軍とともにジョージア軍団に志願兵として従軍した約300人のジョージア国民を、ジョージアの指名手配リストに載せたと報じられている。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、シベルスク、トレツク、ドネツク市付近で前進した。
2024.07.23
 09:12
時事通信

(Yahoo)

英で国際航空ショー開幕 次期戦闘機モデルも展示 <2408-072303>
 世界最大級の航空機見本市、ファンボロー国際航空展が22日に英南部ハンプシャー州で開幕した。 26日までの会期中に8万人超の来場を見込まれている。
 会場では、日本、英国、イタリアが共同開発する次期戦闘機の新たなコンセプトモデルも展示された。
 同航空展は、パリ国際航空展と交互に隔年で開催され、米Boeing社、欧州Airbus社といった航空機メーカーや米Lockheed Martin社など防衛関連企業を中心に、今年は1,500社以上が出展し、日本からも過去最多となる14社が参加し、製品や技術を世界に売り込む。
2024.07.23
 07:43
Reuters 通信

(Yahoo)

米国籍女性記者に懲役6年半、ロシア裁判所 軍の虚偽情報を拡散 <2408-072302>
 ロシア中部カザンの裁判所は、ロシア軍に関する虚偽情報を拡散した罪に問われた米政府系報道機関
RFE/RFの女性ジャーナリスト、クルマシェワ氏に懲役6年半の判決を言い渡した。 裁判所報道官によると、裁判は2日間にわたって行われ、19日に判決が出た。
 RFE/RFは判決を非難し、即時釈放を求めた。 クルマシェワ氏の弁護士は、上訴するかどうかに関するReutersの質問に回答していない。 米大使館もコメント要請に応じていない。
 米国とロシアの二重国籍を持ちチェコを拠点に活動していたクルマシェワ氏は、2023年10月にロシアで拘束された。
2024.07.23
 06:16
Reuters 通信

(Yahoo)

フィリピン、南シナ海で権利主張を継続 中国との暫定合意後も <2408-072301>
 フィリピン外務省が22日、南シナ海Second Thomas礁(アユンギン礁)を巡り中国と暫定合意に達したものの、フィリピンは南シナ海における自国の権利を主張し続けると表明した。
 フィリピン外務省は21日に、Second Thomas礁にある自国軍の拠点への補給活動を巡り、中国との仮協定で合意したと発表し、中国外務省も暫定合意に至ったと確認した。 ただ、両国は合意の詳細は明らかにしていない
 フィリピン外務省は「南シナ海の緊張を緩和し、平和的に見解の相違を管理したいと願っており、フィリピンは誠意をもって合意した」とし、中国にも同様の対応を求めた。
2024.07.22
 23:34
Kyiv Independent Bulgaria may send surplus ammunition to Ukraine, minister says <2408-072225>
 ブルガリア国営ラジオ (BNR) が7月22日に、ブルガリアのザプリャノフ国防相代行が、ブルガリアは余剰砲弾や不必要な砲弾をウクライナに移転する用意があると述べたと報じた。 ザプリャノフ国防相代行き、査察の結果、ブルガリア軍は予備の弾薬と装備を保有していることがわかったと述べた。
 ブルガリアはウクライナへの全面侵攻開始以来、さまざまな支援を行ってきたが、同国では親露感情が根強く残っているため当初は躊躇していたブルガリアは、戦争が進むにつれ、ウクライナへの支援を強め、2023年12月に同国議会はウクライナへの装甲車ソ連時代のSAMの供与にゴーサインを出し、その後まもなくウクライナは
APCの第一陣を受け取った。
2024.07.22
 21:27
FNN Prime News

(Yahoo)

28日に日本で日米韓防衛相会談、日米「2+2」を開催 防衛省が発表 <2408-072224>
 防衛省が22日、オースティン米国防長官申韓国国防相が27日に来日し、28日に日米韓3か国の防衛相会談を開催すると発表した。 あわせて日米防衛相会談日韓防衛相会談も行われる。
 防衛省は、一連の会談について、「安全保障環境が厳しさを増す中、日韓・日米韓防衛協力を一層強化するための議論を行う」としている。
 さらに、米国のブリンケン国務長官も同時期に来日し、28日には日米の外務・防衛閣僚協議(2-plus-2)も開催される。
 防衛省は、2-plus-2について、4月の岸田首相の訪米を踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた今後の協力などについて協議するとしている。
2024.07.22
 21:25
Kyiv Independent Latvia sending 500 more drones to Ukraine <2408-072223>
 7月初め、ラトビアは7月に€4M ($4.3M) 相当の2,500機以上の各種戦闘UAVをウクライナに送ると発表したが、スプルーズ国防相が7月22日、ラトビアはウクライナに送る500機以上のUAVを準備していると述べた。
 ラトビアと英国は、UAVをウクライナに供給するために設立された国際連合を主導しており、スプルーズ国防相はXにdrone coalitionと書かれた箱がいくつも並んでいる写真を載せた。 ウクライナでUAVがいつ配備されるかについて国防相は言及しなかった。 チェコも7月11日にこの連合に参加し、連合加盟国は合計16ヵ国となった。
2024.07.22
 20:07
Ukrainska Pravda Hungary once again blocks EU fund used for arms procurement for Ukraine <2408-072222>
 EUで外交政策・安全保障政策を担当するボレル上級代表がEuropean Pravdaの取材で、EU諸国の外相がブリュッセルでの外務理事会で、ウクライナへの武器供与に使用されている欧州平和ファシリティ (
EPF) のブロック解除について、再び合意できなかったと述べた。
 「ほとんどの加盟国は、数ヵ月、1年間保留されていたこの支払いの停止を解除する必要があると主張し、1ヵ国によって1年以上にわたって阻止されている新たなウクライナ支援基金を実施するという決定の重要性を強調した」とボレル代表は述べた。
 「この妨害国の存在は容認できない、耐え難いことであり、閉塞の状況が残っているのは不幸なこと」と彼は付け加えた。
2024.07.22
 18:50
時事通信

(Yahoo)

台湾で大規模軍事演習開始 有事想定、民間人防空訓練も実施 <2408-072221>
 中国による武力攻撃を想定した台湾軍最大の定例演習漢光演習」が22日に始まり、26日までの日程で離島を含む台湾各地で行われる。 同時並行する形で、全土の民間人を対象とする防空避難訓練万安演習」も22日に始まり、25日まで行われる。
 漢光演習の初日は、宜蘭県蘇澳で海軍艦隊が緊急出港する訓練が行われ、桃園国際空港に近い小学校では、動員令を受けた予備役らが集合し装備を身に着け戦闘準備に入る様子が公開された。
 今年は、演習のシナリオを現場の兵士に知らせず、市街地での訓練を増やし24時間態勢で実施する。 台湾国防部は「複雑化し、不確実性が高まる情勢に対処する」と強調した。
2024.07.22
 16:40
Reuters 通信

(Yahoo)

ハリス氏、現政権の外国政策踏襲も対イスラエルは強硬化か <2408-072220>
 専門家によると、ハリス米副大統領が民主党の大統領候補に指名されて11月の選挙で勝利した場合「ハリス政権」は世界的な優先課題でバイデン政権二期目に類似する。
 ウクライナ、中国、イランなどの重要な外交政策についてバイデン大統領の路線をほぼ踏襲する一方、ガザ紛争を巡ってはイスラエルに対してより厳しい態度で臨む可能性がある。
 ハリス副大統領は現場経験が豊富で、世界の指導者らと個人的なつながりを持ち、上院議員、副大統領時代を通じて世界情勢に対する感覚を養ってきた。
 しかしハリス副大統領はトランプ前大統領と戦うに際し、バイデン大統領を悩ませ、選挙戦の最重要課題となっているメキシコ国境問題という大きな弱点も抱える。 ハリス副大統領は副大統領の任期当初に不法移民大量流入の根本原因に切り込む仕事を任された経緯があり、共和党は彼女をこの問題の「顔」にしようとしてきた。
 民主、共和党両政権で対中東交渉を担った経験のあるミラー氏は、「彼女の方がエネルギッシュなプレーヤーになるかもしれないが、バイデン氏の外交政策の本質部分が直ちに大きく転換するとは予想すべきでない」と語った。
 例えば、ハリス副大統領はNATOを断固支持するバイデン大統領の姿勢から外れることはなく、ロシアと戦うウクライナを支援し続けると表明している。 これは、トランプ前大統領がNATOとの関係を根本的に変えると公約し、ウクライナへの武器供給継続に懐疑的な姿勢を示しているのと対照的である。
2024.07.22
 16:20
Kyiv Independent Poland considers suspending goods transport through Belarus <2408-072219>
 ポーランドのセイナ外務次官が7月22日、ベラルーシとの関係が正常化しない場合ベラルーシ経由の物資輸送を停止することを検討していると、ポーランドのRadio Zetの取材で述べた。 セイナ次官は、「ポーランドがベラルーシが関係正常化を望むなら、ハイブリッド攻撃の終結、ポーランド兵殺害犯の引き渡し、投獄されているポーランド人の釈放など、具体的な条件を提示している」と述べた。
 ポーランドはまた、2021年以降EUに圧力をかけるために移民を意図的にポーランドに押し込んでいると長い間非難してきたが、両国の関係はウクライナへの全面侵攻勃発後さらに悪化している。
 セイナ次官は、これらの条件が満たされない場合、ポーランド政府にとって不利な決定であるにもかかわらず、ポーランドはベラルーシ経由の商品輸送を停止すると述べた。 ポーランドはこの決定を真剣に検討しており、ベラルーシもそれを認識している、と彼は付け加えた。
2024.07.22
 16:12
Kyiv Post US B-52 Bombers land for first time ever at NATO main eastern Air Base in Romania <2408-072218>
 米空軍のB-52H 2機が、22日にルーマニア東部のミハイル・コガルニセアヌ空軍基地に着陸した。 B-52がとった飛行経路はフィンランドの北のバレンツ海から黒海までNATO諸国の東の国境のほぼ全域に平行しており、国際空域とはいえ、コラ半島と、ロシアがウクライナに対する爆撃に使用している巨大な空軍基地に挑発的に接近した。
 米空軍の声明によると、B-52Hがルーマニアに着陸したのはこれが初めてで、オープンソースの飛行追跡記録をKyiv Postが確認したところ、最後に黒海に近接する空域を飛行したのは2023年8月だったことが明らかになった。
2024.07.22
 15:57
Kyiv Independent EU approves its first-ever military support for Armenia <2408-072217>
 欧州連合理事会の7月22日の声明によると、欧州連合理事会はアルメニア軍を支援するために、欧州平和基金 (
EPF) の下で€10M ($10.8M) の支援を初めて承認した。 理事会の声明によると、EUの財政支援は、アルメニア軍の兵站能力を強化し、危機や緊急時の民間人保護の向上に貢献することを目的としている。
 EU大使は先週、アルメニアとのビザなし対話の開始を承認し、史上初めて、EPFからアルメニアへの軍事援助を割り当てることに合意した。
 アルメニアは長い間、ロシアと緊密な関係を維持してきたが、現在はロシアから距離を置こうとしている。 ロシアの「平和維持軍」は、2023年9月のナゴルノ・カラバフへのアゼルバイジャンの電光石火の攻撃を阻止するために何もしなかったためロシアに失望し、アゼルバイジャンとの新たな敵対関係を恐れて、エレバン政権は新たな友好関係を西側に求めている。
 またこの援助は、EUがアルメニアに展開することを含む、将来の国際的な軍事任務や作戦に参加する可能性がある場合に備えて、アルメニア軍の相互運用性を加速させるのにも役立つ。
 EUのトップ外交官であるボレル上級代表は「EPFはアルメニアとの二国間関係でますます重要な要素となっており、この欧州平和の措置は、同国の強靭性にさらに貢献するだろう」と述べた。
2024.07.22
 15:36
Kyiv Independent Czech initiative secures funds to provide Ukraine with 500,000 shells so far in 2024 <2408-072216>
 チェコのリパフスキー外相が7月22日にブリュッセルで、チェコ主導の弾薬計画は、年末までにウクライナに50万発の砲弾を提供するのに十分な資金を確保したと述べた。
 チェコは、この数を800,000発にまで増やすために、同盟国間の追加資金を模索し続けている、と同外相は付け加えた。
 チェコは2024年初め、ウクライナの砲弾不足が主な原因で、米国の支援の遅れが主な原因となる中、国際計画を発表した。
 チェコのパヴェル大統領は当初、友好国の支援があればチェコは155mm砲弾50万発122mm砲弾20万発の購入できると述べていたが、外相は3月に総供給量が150万発に達する可能性があると述べた。
 リパフスキー外相はチェコ通信社が報じたコメントで「7月と8月にはさらに10万発を送る。 現在、この計画が2025年も継続できるように、追加購入のための資金を探している」と述べている。 これは、6月に出荷された約45,000発の砲弾に追加されるものであり、9月からは出荷のペースが加速すると付け加えた。
 リパフスキー外相によると、18ヵ国がこの計画への支援を約束し、そのうち15ヵ国が約束を果たし資金を提供した。
2024.07.22
 14:36
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾、年次軍事演習「漢光」開始 実戦に近い訓練目指す <2408-072215>
 台湾が22日、年次軍事演習「漢光」を開始した。 演習は台湾の主要国際空港がある北部の桃園市で開始され、26日まで行われる。 台北の主要港を防衛する訓練も実施する。
 25日には桃園空港が訓練のために午前中1時間閉鎖されるが、当日は台風の影響が予想されており、訓練が遅れる可能性もある。
 今年はシナリオを用意せず、中国の攻撃をどのように撃退するかをシミュレーションし、可能な限り実戦に近づけることを目指す。
 国防部によると、既存のハブが破壊された場合の緊急指令ラインの設置や、中国に面した台湾西部の海岸に上陸を試みる中国軍を退散させる作戦などが訓練に含まれる。
 射撃能力を誇示するショー的な要素を取りやめる一方で、夜間の演習を強化し、指揮系統が遮断された状態での作戦を検証する。
2024.07.22
 14:31
テレ朝 News

(Yahoo)

林長官 日英伊の次期戦闘機開発打ち切りを否定 「重要性なんら変わることがない」 <2408-072214>
 英政権交代によって日本とイタリアとともにに3ヵ国で進めている次期戦闘機の開発が打ち切られる可能性があるとの一部報道に対し、林官房長官は開発を進める考えを強調した。
 英メディアは19日に、スターマー新政権が発足したことに伴う国防政策の見直し次期戦闘機の開発計画が打ち切られる可能性があると報じていたが、これについて林長官は、岸田首相が12日に米国で初めてスターマー首相と会談した際にも共同開発の協力を進めていくことで一致したことを強調するなど、計画打ち切りの可能性を否定した。
2024.07.22
 14:23
Kyiv Independent Illegal chip flows from China to Russia slowing down, Reuters reports <2408-072213>
 Reuters通信が7月22日に米商務省のデータを引用して、中国と香港を経由してロシアに出荷される半導体やその他の軍民両用品の供給は、両国が依然として主要な積み替えハブであるものの、2024年に1/5に減少したと報じた。
 中国は進行中の戦争で中立の立場をとっているが、ロシアとの経済的結びつきを深め、ロシアの軍需産業に供給するモスクワの主要な軍民両用品の供給源となっている。
 米国や英国など各国は、中国がウクライナでロシアを支援し続けていると非難している。
 米国とEUがロシアのウクライナ侵攻で使用できると考えているマイクロエレクトロニクスなどの先端部品である共通優先品目 (CHPL) の香港経由の配送は、2024年1月~5月に28%減少した。
 同じ期間に、香港を除く中国本土を経由するこれらの品目の積み替えは19%減少したと、Reuters通信は非公開の米国商務省当局者を引用して報じた。
2024.07.22
 12:10
Kyiv Independent Russia gathering forces in Kharkiv Oblast for fresh attacks, military says <2408-072212>
 Khortytsia軍のヴォロシン報道官は7月21日、ウクライナのInterFax通信に対し、ロシアはハリコフ州のフリボケ村付近に攻撃部隊を追加配置し、攻勢作戦の準備を整えていると語った。
 フリボケ村はハリコフ州の北部に位置し、ロシアとの国境から7kmハリコフ市から39kmのところにある。
 ロシアは5月10日にハルキウ州で攻撃を開始したが、攻撃はすぐに行き詰まった。 ゼレンスキー大統領によると、北東部で約2万名のロシア軍兵士が死亡し前進に失敗したため、ヴォロシン報道官によると、ハリコフ州で最も激しい戦闘の舞台となったヴォフチャンスクの町の中央部と東部では、ロシア軍がさらなる攻撃に備えて部隊の再編成を続けており、現在ロシア太平洋艦隊第155独立海兵旅団第11軍団第18自動車化狙撃師団の突撃隊など、新たな部隊をフリボケ村に集結させている。 報道官は、ロシア軍は同地域の遠隔地での地雷敷設にUAVを使用していると付け加えた。
 「ロシア軍第47戦車師団第153戦車連隊の突撃部隊が撤退したことが確認され、その陣地はロシア軍第44軍団第128独立自動車化狙撃旅団Akhmat部隊の要員が占領している」と付け加えた。
 ウクライナ軍はまた、ウクライナ国境近くのベルゴロド州ムロム村に、第72自動車化狙撃師団第41自動車化狙撃連隊から追加の人員が到着し、薄くなった隊列を補充したと記録した。
 7月22日、ハリコフ州リペツク州にある占領下のルキアンツィ村の防衛にロシア軍が切り替えたと、Khortytsia軍が発表した。
 声明によると、ロシア軍は人員を再編成し、UAVを使って前進経路を偵察している。
2024.07.22
 08:09
中央日報

(Yahoo)

韓国軍「第46師団人民軍、脱北を図って強制連行」 拡声器で北朝鮮の機密を放送 <2408-072211>
 韓国軍当局が21日に、対北朝鮮拡声器放送で、前方部隊から脱出しようとしていた兵士を北朝鮮当局が逮捕した事実を公開した。 また人民軍第3師団をはじめ最前方5ヵ所で地雷爆発事故が発生した部隊も特定し、単なる放送の再開にとどまらず情報が統制される北朝鮮軍を対象に前方の活動を一つ一つ公開し、本格的な心理戦をした。
 こうした内容はこの日21:00に、国防部直属部隊の国軍心理戦団が運営する「自由の声」放送で北側地域に送出された。 放送は21:00に悲壮な音楽と共に「人民軍に警告する」という女性の断固とした声で始まった。
 続いて「7月18日20:00頃に、東部戦線人民軍第46師団前方非武装地帯の中で、奴隷のような生活から脱出を図ろうとした北の人員1人が捕縛されて強制連行されるのを、我々はみんな見守った」と明らかにした。
 北朝鮮当局の過酷な前方人員動員に北朝鮮軍と推定される人員が脱北を図ったとみられるが、これは公開されていない内容で、放送が言及した第46師団は北朝鮮側の江原道金化郡栗沙里にあると知られていて、東部前線に該当する。
 対北朝鮮拡声器放送にこうした内容を含めたのは、北朝鮮軍の特性上内部情報を統制するという特殊性を勘案し、最大限に具体的な事実関係を伝え北朝鮮軍内部に動揺を起こす狙いがあるとみられる。
2024.07.22
 07:56
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、イエメンから発射のミサイル迎撃 前日にフーシ派攻撃 <2408-072210>
 イスラエルが21日、イエメンから発射されたミサイルを撃墜したと発表した。 イエメンのフーシ派はイスラエル軍による前日の空爆を受け、イスラエル南部エイラートに向けて複数のミサイルを発射したと明らかにした。
 イスラエルでは19日にテルアビブ中心部でフーシ派UAVによる攻撃があり、1人が死亡した。 イスラエルは20日、イエメンのホデイダ港近くにあるフーシ派拠点を戦闘機で空爆し、地元医療関係者によると6人が死亡、80人以上が負傷した。
 フーシ派は21日、対抗措置としてイスラエルへの攻撃を継続すると表明し、報道官はアルジャジーラTVに対し「レッドラインはない。 全ての機密施設が攻撃目標になる」と述べた。
 イスラエル軍は21日にイエメンから発射された
TBMがイスラエル領空に入る前に撃墜したと発表した。
 フーシ派はイスラエルによるガザへの攻撃に対抗し、同国にミサイルやUAVを発射してきたほか、紅海の航行にも混乱をもたらしてきた。
 イスラエルによると、ガザでの戦闘開始以降、フーシ派は同国に200回の攻撃を行ったが、大半は迎撃された。
2024.07.22
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 21 2024 <2408-072209>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月21日の戦況 =
 ロシア下院議長ヴォロジンは最近、ニカラグアとキューバを訪問したが、これは西半球における影響力を誇示し、米国と西側に反対する国々を結集させるクレムリンの進行中の取り組みの一環であろう。
 グルジア国家保安庁 (SUS) が最近、「政府転覆の陰謀」と「テロ」の容疑で尋問するため、ウクライナ軍と共に志願兵として従軍したグルジア国民数人を召喚したと報じられている。
 7月19日~20日に、ロストフ州のミレロヴォ空軍基地でウクライナのUAV攻撃によりインフラが損傷したことが衛星画像で確認されている。
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊で前進した。
 ロシア軍は7月20日~21日に、ウクライナに対して夜間にミサイルやUAVによる攻撃を行った。
2024.07.22
 07:15
News Post 7

(Yahoo)

《元英米軍パイロットが中国軍を訓練》関与した中国や英国の4企業に米国が貿易制裁発動 中国へ一層圧力を高める <2408-072208>
 米政府系報道機関
RFAが、米国商務省が英米などの元軍パイロットに中国軍の訓練をさせることに関わった中国、南アフリカ、英国の4企業に対して、米企業などとの貿易制限の制裁を科したと報じた。
 この4企業は中国のGlobal Trainning Solutions社とMartec Future社、南アフリカのGrace Air社、英国のLivingston Aerospace社で、中国企業2社はGrace Air社など2社を通じて英米などの軍を引退したパイロットを雇って、中国のパイロットの訓練を行わせていたという。
 雇われた引退パイロットの中には元米海兵隊員で現在はオーストラリア国籍のダガン氏が含まれているが、同氏は2016年に米国市民権を放棄し、オーストラリア国籍となっている。 同氏は、2012年に南アフリカのテスト飛行学校で中国軍のパイロットと知りながら、彼らに空母への着艦方法などを訓練したとして、米国政府がオーストラリア政府に身柄の拘束を要請し、現在拘束中である。
 米政府は引き渡しを求めているが、同氏は中国の民間パイロットを訓練しただけだと主張し、容疑を否認しているため身柄の引き渡しには至っていない。
 英国政府も事態を重視しており、中国軍パイロットの訓練にかかわった英軍の元パイロットから事情を聴いている。
2024.07.22
 07:07
時事通信

(Yahoo)

南シナ海補給活動で暫定合意 衝突続くアユンギン礁 中比 <2408-072207>
 中国外務省が22日未明、フィリピンと領有権を争う南シナ海のSecond Thomas礁(アユンギン礁)を巡り情勢緩和を進めるため、フィリピンによる同礁への物資補給活動に関し、暫定的な合意に達したとする報道官談話を発表した。
 比外務省も21日に合意について発表しているが、双方とも詳細な内容は開示していない。
2024.07.22
 05:30
朝日新聞

(Yahoo)

EU外相、ハンガリー主催の会合をボイコット 独断で中ロ訪問を批判 <2408-072206>
 EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が22日、ハンガリーが8月下旬に主催予定の非公式の会合を事実上ボイコットし、独自の会合を別途開くことを決めた。 独断でロシアや中国を訪問したハンガリーへの抗議を示すもので、7月にEU理事会の議長国に就任したハンガリーの権限を奪いかねない異例の事態になっている。
 この日、ブリュッセルで開かれたEU外相会合後の記者会見でボレル上級代表は、ハンガリーのオルバン首相が「平和ミッション」と称し、7月に議長国に就任後、EU側に事前の調整なくロシアや中国を相次いで訪問したことを批判し、「プーチン大統領を利するだけで、平和をもたらすことにつながらない」と非難した。
2024.07.22
 05:21
共同通信

(Yahoo)

東部でロシアの防空システム攻撃 ウクライナがハイマース使用 <2408-072205>
 ウクライナメディアによると、ウクライナ軍は22日に東部ドネツク州オレニフカでロシア軍の防空システムを攻撃したと明らかにした。 移動中の防空システムをUAVが発見し、保管拠点に搬入された後にHIMARSで攻撃したとしている。
 ドネツク州では22日、コンスタンチノフカなど複数の集落でロシア軍の攻撃があり、検察当局によると、少なくとも9人が負傷した。 東部ドニエプロペトロフスク州の知事は22日、同州ニコポリでロシア軍の砲撃があり、少なくとも5人が負傷したと明らかにした。
2024.07.22
 05:00
日経新聞 日本で育てる防衛ユニコーン 参入障壁下げて知見共有 <2408-072202>
 AIやUAVなどの新興・先端技術を防衛に生かすのが世界の主流となってきたため、政府はこれまで関わりが薄かったベンチャー企業などの参入障壁を低くする工夫をこらし、防衛産業の「ユニコーン」育成に取り組む。
 防衛省と経済産業省は2023年からスタートアップ企業との意見交換会を始め、防衛省内でこれまで4回開催した。
 光る技術を持つ新興企業と手を組み、共同で知見を蓄積する狙いがあり、実際に契約に至る企業も出始めた。
2024.07.22
 03:01
Breaking Defense GCAP partners showcase new concept for next-gen fighter jet based on ‘evolved design’ <2408-072204>
 日、英、伊の
GCAPに関与する各社は、従来のデルタ翼形状と比較して翼端長が伸張された、将来の有人戦闘機の新しい設計を発表した。
 BAE Systems社は、Leonard社とMHI社と共同で開発したこの設計では、空力特性を改善するために、翼端長を変更した進化した設計を特徴としていると述べている。
 BAEは22日の声明で、3社は、将来の戦闘機の設計と開発の協力契約を結んでおり、さまざまな「コンピューターベースのモデリングや仮想現実を含む革新的なデジタルツールと技術」に支えられていると付け加えた。
 新しい労働党政権が行う新戦略防衛レビュー (SDR) ではGCAPへの長期的なコミットメントを拒否した後、ここ数日の三国間の取り組みに関わる政治的不確実性とは対照的で、英国は、戦略的優先事項と装備の必要性を評価するレビューの結果を「2025年上半期」までに明らかにすると述べている。
2024.07.22
 01:40
RBC Ukraine Russian army did not carry out single successful attack during day - General Staff <2408-072201>
 7月21日には、前線で77回の戦闘が行われたが、参謀本部の報告によると状況はポクロフスク方面で最も激しく、敵はハリコフとクピャンスク地域でも活発に活動している。
 ハリコフ方面では、ロシア軍がフリボケとヴォフチャンスク付近で9回の攻撃を仕掛けた。 これらの攻撃のうち7回は防衛側によって撃退され、2~3回は継続中である。
 暫定的な推計では、今日の侵略者の損失には、死傷した兵士79名が含まれている。 さらにウクライナ軍は戦車1両砲2門装甲戦闘車1両、トラック12両、特殊装備3両、UAV 11機を破壊した。 2両の戦車も損傷した。
 21日にロシア軍の活動が最も活発だったのは、ポクロフスク方面だった。 その日が始まって以来、ロシア軍はヴォズドヴィジェンスカ、ノボセリフカ・ペルシャ、ノヴォレクサンドリフカ、プローレス、カリノヴェ、ウマンスケの各地域で27回にわたって我々の防衛線を突破しようと試みたが、敵の攻撃を22回撃退し、5回の交戦が進行中である。
 我が軍の守備隊は、状況を安定させ、敵のウクライナ領土へのさらなる進撃を防ぐための対策を講じている。
 敵は大きな損失を被っており、予備報告によると、わが軍は21日にこの方面で276名のロシア兵を無力化し、そのうち92名が戦闘不能になっている。
 さらに、戦闘装甲車1両、砲、トラック9両が破壊された。 さらに砲10門、戦車1台、トラック19両、
MLR 1両が大きな被害を受けた。
2024.07.21
 21:47
時事通信

(Yahoo)

北キプロスに海軍基地も 再統合反対のトルコ大統領 <2408-072119>
 トルコ大統領府がエルドアン大統領の発言として21日、北キプロス訪問の帰途に、南北分断状態の地中海の島国キプロスの北側にありトルコのみ承認している北キプロス・トルコ共和国に、必要ならば海軍基地を造ることが可能だと語ったことを公表した。
 トルコは、南側でギリシャ系のキプロス共和国が訴える連邦制に基づく再統合に反対している。 エルドアン大統領の発言は、キプロスがギリシャと進める海軍基地建設の動きを牽制した形だが、国際社会の反発を招く恐れがある。
 エルドアン大統領は20日、トルコ軍のキプロス侵攻50年の節目で北キプロスを訪問し演説で、トルコ系とギリシャ系が対等な立場でなければならないと述べ、連邦制ではなく二国家併存を改めて主張した。
2024.07.21
 21:30
日テレ News

(Yahoo)

イエメン武装組織・フーシ派、イスラエルに向け弾道ミサイル発射 空爆への報復か <2408-072118>
 イエメンのフーシ派が21日、イスラエルに向けてBM数発を発射した。 イスラエルの空爆に対する報復とみられる。
 Reuters通信によると、フーシ派は21日にイスラエル南部エイラートに向けて数発のBMを発射した。 イスラエル軍はミサイルを迎撃したとしている。
 イスラエルとフーシ派の間では、19日にフーシ派がイスラエルにをUAVで攻撃したと主張したのに対し、イスラエルは20日にイエメンの港への空爆に踏み切った。
 地元メディアは空爆で6人が死亡したと伝えていて、今回のミサイル攻撃はその報復措置とみられる。
2024.07.21
 19:10
Kyiv Independent Around 20,000 Russians died in Kharkiv offensive, Zelensky says <2408-072117>
 ゼレンスキー大統領が7月18日にBBCの取材で、ハリコフ州でのロシアの攻撃失敗で約2万名のロシア兵が死亡したと述べた。 ロシアは5月にハルキウ州への攻撃を開始し、ウクライナ第2の都市に向けて進撃したが、攻撃はすぐに行き詰まった。 「我々はこの攻撃を止めたが、約20,000名が戦死したが、彼らの攻撃は失敗に終わった。とゼレンスキー大統領は述べた。
 Kyiv Independentト紙は、この数字を独自に確認することができなかった。
 ウクライナのKhortytsia部隊は6月に、ロシア軍が北部ハルキウ州での攻撃で約4,000名の損失を被ったと発表した。 この数字には、死傷した兵士も含まれる。
 ロシアの独立系メディアMediazonaBBC Russiaは、全面侵攻が始まってから7月12日までに戦死したロシア兵59,168名の身元を確認した。
 調査は、メディアやソーシャルネットワークに掲載された死亡記事や、墓や軍事記念碑の写真などのオープンソースを使用して行われたことから、実際の犠牲者数はもっと多いと見られる。
2024.07.21
 18:00
日経新聞 日米、平時からの部隊共同運用を拡大 2プラス2で確認へ <2408-072116>
 日米両政府は自衛隊と米軍の部隊運用を連携させる枠組み同盟調整メカニズム」を拡大する検討に入った。
 日本が2024年度末に設置する「統合作戦司令部」と米軍の新体制を加え、平時から共同で作戦計画を調整する機能を高め、指揮統制を連動させる。
 中国やロシア、北朝鮮への対処を念頭に置くもので、7月末に都内で開催する日米外務・防衛担当閣僚協議(2-plus-2)で方針を確認する。
2024.07.21
 17:31
Kyiv Independent Greek Prime Minister declares need for reunification of Cyprus <2408-072115>
 ポーランド通信社 (PAP) が7月20日に、国際軍団に所属する22歳のポーランド人義勇兵のセカラさんが7月13日にウクライナのルハンシク州で死亡したと報じた。 セカラさんは2023年秋に国際軍団に入隊した。
 7月20日にキーウで葬儀が執り行われ、故郷のポーランドに埋葬される。
 ウクライナの国際軍団は、2022年2月下旬にウクライナの防衛に専念する外国人戦闘員のために設立された。
2024.07.21
 17:14
RBC Ukraine Greek Prime Minister declares need for reunification of Cyprus <2408-072114>
 ギリシャは、キプロスにおけるトルコの作戦50周年に際し、キプロスの再統一を求めており、ミツォタキス希首相によると、決定は外交を通じて行われるべきだと考えている。
 「1974年の悲劇から50年が経った今、EU加盟国キプロスのワシントンで最近行われた会談で、エルドアン大統領は分裂したままであってはならないと述べた」とミツォタキス首相は述べた。
 ギリシャ首相は、ギリシャは外交の道を共有していると述べ、両コミュニティが「いかなる合意も主権、市民権、国際法人格を認めるという揺るぎない条件の下で、国連決議の枠組みの中で解決策を見出すために」交渉のテーブルに着くべきだと信じている。
 「これらの努力において、キプロスの兄弟たちはギリシャの支援と援助を得ている」と彼は付け加えた。
2024.07.21
 15:42
Reuters 通信

(Yahoo)

ロが2週間で5回目のキーウ無人機攻撃、到達前に破壊=ウクライナ <2408-072113>
 ウクライナ軍が21日、ロシアがキーウに向けてこの2週間で5回目となるUAV攻撃を行ったが、防空システムがキーウ到達前に全てを破壊したため、死傷者はなく大きな被害も報告されていないと発表した。
 キーウに向けて発射されたUAVの数は明らかにされていない。
 ロシアから今のところコメントは出ていない。
2024.07.21
 13:39
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル軍、イエメンのフーシ派拠点空爆 テルアビブ攻撃受け <2408-072112>
 イスラエル軍が20日、イエメンのホデイダ港近くにあるフーシ派拠点をF-15で空爆し、少なくとも3人が死亡、87人が負傷した。 前日にフーシ派はイスラエルの商都テルアビブをUAVで攻撃している。
 フーシ派が運営するTV局が保健当局の話として報じたところによると、石油施設と発電所を狙った空爆で負傷者のほとんどは重度のやけどを負った。
 イスラエル軍報道官はホデイダ港について、イランからの武器を受け取るためにフーシ派が使用していたと指摘し、攻撃目標にはエネルギーインフラなどが含まれていたという。
 イスラエルによると、同盟国には事前に今回の空爆を伝えていた。
2024.07.21
 12:30
RBC Ukraine Russia deploys more marine and infantry assault groups to Hlyboke, Kharkiv region <2408-072111>
 ハリコフ作戦戦術群が、ハリコフ州のフリボケ村では、ロシア軍が海兵隊と歩兵からなる追加の攻撃群を展開していると述べている。
Hlyboke の位置 (Google Map)】
 報告書は「フリボケ付近では、敵は第11軍団第155独立海兵旅団第18自動車化狙撃師団から攻撃作戦の準備のために追加の突撃群を移動させた。 彼らは遠隔地雷敷設にUAVを使用している」と述べている。
さらに、ロシアにあるムーロム地域では、現在の人員不足を補うために、第72自動車化狙撃師団第41自動車化ライフル連隊から追加の人員が到着したと軍は報告している。
Murom の位置 (Google Map)】
 ヴォフチャンスクの中央部と東部では、ロシア軍は第138独立自動車化狙撃旅団第6軍第1009自動車化狙撃連隊第44軍団第128独立自動車化狙撃旅団の突撃部隊を強襲作戦のために再配置し続けている。
Vovchansk の位置 (Google Map)】
 ハリコフのJFOは、「ロシア軍第47戦車師団第153戦車連隊の突撃隊が回復のために撤退し、その位置は第44軍団第128独立自動車化狙撃旅団とAkhmat部隊の人員に引き継がれたことも確認された」と付け加えた。
2024.07.21
 08:38
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部で攻勢続ける 要衝付近「戦術的に一時休止」か <2408-072110>
 英国防省が20日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州アブデーフカ付近で攻勢を続けているとの分析を公表した。 集落オチェレティネの北と西に前進しているほか、要塞化された別の集落に向けても「わずかに前進した」としている。
 激戦地の同州の要衝チャソフヤールでは「支配地域に大きな変化はなかった」とした上で、ロシア軍の歩兵部隊による大規模攻撃が数日間停止していると指摘し、偵察に重点を置いていることから「戦術的に一時休止している可能性がある」とした。
 ウクライナメディアによると、東部ドニエプロペトロフスク州ニコポリで20日、ロシア軍の攻撃により、男性1人が死亡した。
2024.07.21
 08:31
Kyiv Post Have drones killed off combat helicopters? <2408-072109>
 米陸軍参謀総長のジョージ大将が2月に、
FARAヘリ計画が中止され、2025年にUH-60Vの生産が終了すると発表したことについて、「我々は戦場、特にウクライナで、空中偵察が根本的に変化したことを学んでいる」と述べた。 ウクライナ戦場での攻撃UAVの成功と戦闘ヘリの失敗は、回転翼機に、少なくとも再考を呼びかけるだろう。  同じ記者会見で、AFC司令官のレイニー大将は、「我々はウクライナとガザでの出来事に絶対的に注意を払い、調整している。 なぜなら、我々は今夜、今週末に戦争に突入する可能性があるからだ」とコメントした。
2024.07.21
 07:50

(17:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 20 2024 <2408-071908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月20日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が7月19日、米共和党の大統領候補でトランプ元米大統領と会談し、ウクライナでの戦争の終結について協議した。
 ウクライナのUAVが7月19日~20日の夜に、ロストフ州のロシア軍飛行場を攻撃した。
 ロシア当局は、強制送還に直面している移民に兵役を強いることを目的とした強制措置を強化しようとしている可能性が高い。
 スペイン当局は、ウクライナとウクライナを支援するNATO加盟国を一貫して攻撃する著名な親露派ハッキンググループの一員として、サイバー攻撃を行ったとして3人を逮捕した。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、スバトベ、ドネツク市付近に前進した。
 クレムリン傘下のビジネス専門メディアKommersantが7月19日、ロシア国防省の輸送機Il-76MD-90A 5機低品質の機械部品で飛行できないと報じた。
2024.07.21
 07:03
時事通信

(Yahoo)

サイバー防御、独立機関で監視 政府、「通信の秘密」懸念払拭 <2408-072107>
 複数の関係者が20日、政府がサイバー攻撃の兆候を捉えて事前に対処する「能動的サイバー防御」の導入に向け、国家行政組織法に基づく第三者委員会を設置する方向で検討に入ったことを明らかにした。
 能動的サイバー防御は、被害の未然防止のため、通信を常時監視し、攻撃の予兆を検知すれば、相手方のサーバーに侵入し無害化する措置を講じる。 政府は有識者会議の検討を踏まえ、秋に想定される臨時国会で関連法の提出を目指す。
 サイバー防御は、自衛隊や警察が連携して担う方向で調整しているが、自衛隊は既に自衛隊関連の情報システムの監視・防護に当たっており、自衛隊法を改正し、サイバー防御を新たな任務に追加する。
 警察庁も4月、重大なサイバー攻撃に対処する担当を「サイバー特別捜査部」へ格上げするなど体制拡充を急いでいる。
 独立機関が政府の運用を監視することで、憲法が保障する「通信の秘密」を侵す懸念を払拭する狙いがある。
 第三者委員会は政府への勧告権限を持ち、公正取引委員会や原子力規制委員会などと同様に高い独立性を確保する。政府がサイバー防御目的以外の情報を収集していないか監視する。
2024.07.21
 05:53
Kyiv Independent A quarter of Moscow's Il-76 planes failed due to low-quality parts, Russian media reports <2408-072106>
 ロシア国営メディアのKommersantと独立系メディアのImportant Storiesが7月19日、ロシアが18機保有するIl-76 MD-90Aのうち5機をホイールベアリングの品質不良ため失ったと報じた。
 ロシアの調査委員会は、故障した部品を供給したBLMZ社に対する刑事捜査を開始した。
 捜査当局は、BLMZ社が偽造文書を使って未知のメーカーからベアリングを購入し、Il-76の製造のためにロシアの会社Aviastarに譲渡したと主張している。
2024.07.21
 05:28
共同通信

(Yahoo)

在韓米軍、F16飛行隊増強 ソウル南方基地で1年間 <2408-072104>
 米太平洋空軍が19日、北朝鮮や中国の脅威に対する抑止力強化を図るため、烏山基地を拠点とする第7空軍第36戦闘飛行隊のF-16を、1年の時限措置だとして9機増やして31機の「スーパー飛行隊」を編成すると発表した。
 9機は韓国西部にある群山基地の第8戦闘航空団から転用して1年かけて出撃回数や補給を分析し、訓練効果や戦闘力を向上させることができるかどうかを評価する。
2024.07.21
 05:00
日経新聞 日豪防衛協力、装備で深掘り 初の護衛艦輸出へ売り込み <2408-072103>
 日本はオーストラリアと防衛装備など安全保障協力の幅を広げる。
 月内に豪州で開く防衛装備の国際展示会新型護衛艦を売り込むほか、自衛隊と豪軍の共同訓練も充実させ、「準同盟国」と位置づける豪州と、海洋進出する中国を念頭に部隊と装備の両面で協力を深める。
 日本と豪州はそれぞれ太平洋の北と南に位置し、太平洋島嶼国の支援などでも協力関係にある。
2024.07.21
 04:00
日経新聞 外資が狙う日本の防衛企業 <2408-072105>
 防衛の世界では、自衛隊と米国やオーストラリア、英国など同盟国・同志国の軍との連携が強化されるとともに、米軍の艦艇などを日本の防衛企業の施設で整備・補修しようという動きも始まった。
 連携策として関係者の一部が目を向け始めたのが、日本と米欧の防衛企業の「国境を超えたM&A」で、4月の日米首脳会談の合意項目に「日米防衛産業協力・取得・維持整備定期協議」(
DICAS)の新設があった。
 ① 米軍艦艇の日本での整備
 ② 米軍機の日本での整備
 ③ 防空ミサイルの共同生産
 ④ サプライチェーンの強靱化
の4分野の実現を目指しており、6月には艦艇整備の作業部会が都内で初開催された。
 米海軍は、有事になれば艦艇を補修のため米西海岸の基地に戻す余裕はなくなるとして、日本の防衛企業での補修実現に期待する。 それだけ日本勢の技術水準に信頼を置いているわけだ。
 日本の防衛企業の多くは、自衛隊向け装備品を手掛ける防衛部門と民生部門の「兼業」で、これについて欧州のある防衛コンサルタントは「もし今、日本勢が防衛部門を独立させれば、たちまち欧米勢が買収を仕掛ける」と語る。
 買収の標的候補として挙げたのが、三菱重工業の戦闘機部門とIHIの戦闘機用エンジン部門だった。 共通するのは、両部門とも日英伊3ヵ国が取り組む次期戦闘機の国際共同開発計画GCAP「に参加していることである。
2024.07.21
 01:00
RBC Ukraine Russian army intensified in Orikhiv direction <2408-072102>
 ウクライナでは、7月20日から深夜にかけて126回の戦闘が記録された。
 ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア軍はオリヒウ方面への活動を強化しているが、ポクロフスクは依然として最も暑い地域である。
Orikhiv の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍司令部報告は、7月20日22:00時点の前線の状況に関する作戦情報を発表し、参謀本部は、国防軍がロシア軍の攻撃計画を妨害し、戦闘能力を枯渇させることに力を注いでいると指摘した。
 ロシア軍は1日を通して、敵はウクライナ領土に14発のミサイルによる2回の攻撃69発の誘導爆弾による54回の空爆531回のUAV攻撃を行った。 さらに、ウクライナ軍の陣地に対して3,179回の砲撃を実施した。
2024.07.21
 00:30
RBC Ukraine Azerbaijani President promises to help overseas territories of France become independent <2408-072101>
 Reuters通信にが、アゼルバイジャンのアリエフ大統領がパリオリンピック開幕の数日前に行われたメディアフォーラムでの演説で、ニューカレドニアやコモロ諸島を含むフランスの海外領土の独立への支援を約束した声明を発表したと報じた。
 アリエフ大統領は「あなた方が自由になるまで、我々はあなた方を支援する」と宣言し、植民地主義の影響下にあるフランス領に言及した。 アリエフ大統領は、「コモロ諸島、マヨット島は今も植民地支配下にあり、これらの国々がこの過去の反乱的な残滓から自らを解放するのを助けることは、我々の義務だ」とは強調し、一部の国がいまだに苦しんでいると述べた。
 いわゆるイニシアチブ・グループが今週初めにアゼルバイジャンの首都バクーで会議を開催し、ニューカレドニアや、コルシカ島やカリブ海・太平洋の島々を含む他のフランスの海外領土からの独立支持者が参加した。 フランスメディアの報道によると、イベント参加者はフランス当局を激しく批判し、アゼルバイジャン代表団はニューカレドニアを訪問するよう招待されました。
【註】
 アルメニア系住民が多く暮らすフランスは、ナゴルノ・カラバフを巡りアゼルバイジャンと対立してきたアルメニアをかねてから支援してきたため、トルコを後ろ盾とするアゼルバイジャンとは良い関係になかった。
【関連記事:2311-100404 (Reuters 2023.10.04)】
【関連記事:2212-112614 (時事 2212-112614)】
2024.07.20
 23:30
Kyiv Independent US-Japan Patriot missile production delayed by component shortage, Reuters reports <2408-072010>
 ウクライナの対露防衛に不可欠なPatriotミサイルを日本で生産する米国の計画は、Boeing社製の重要部品の不足により遅れていると、4人の匿名の情報筋がReutersに語った。
 ある消息筋はReutersに、米国はミサイルの生産を年間500発から全世界で750発以上にできるだけ早く増やすことを目指していると語った。
 情報筋によると、日本ではミサイルのシーカーをを除き生産しているため、ミサイルシーカーの補給なしには生産が不可能だという。
 三菱重工業 (MHI) はLockheed Martin社との契約に基づき、現在年間約30発のPAC-3弾を生産しているが、日本政府関係者や業界筋はこれを約60発に増やす可能性があると述べているが、部品不足の結果も三菱重工が生産量を増やせるようになるまでには数年かかる可能性があると業界筋は述べた。
 Reuters通信は、「日本での生産の停滞は、世界の同盟国からの産業支援を複雑なサプライチェーンにつなぐ際に、米国が直面している課題を示している」としている。
2024.07.20
 22:10
SOFREP US Army's Hypersonic Strike Force makes historic debut in Resolute Hunter <2408-072009>
 米陸軍が7月17日に、長距離極超音速兵器 (
LRHW) を装備する中隊の編成を完結し、Resolute Hunter 24-2演習で披露した。
 報道資料によると、第1 MDTF隷下のLRHW中隊は、「より高度な統合階層と統合し、長期間にわたって作戦を維持する」能力を実証した。
 1MDTFが率いる第3野戦砲兵連隊第5大隊B中隊は、72時間以上にわたって他の部隊とシームレスに協力し、統合指揮所にリアルタイムの状況認識を提供した。
 5-3 FA(LRFB) B中隊中隊長のリー大尉は、Resolute Hunter 24-2演習は、陸軍の重要な役割と、統合作戦に対する陸軍の不可欠な貢献を実証したと述べた。
 LRHWミサイルは、6,115km/hを1時間で飛翔し、大気圏上層に到達し、敵のA2/D2防御を突破し、長距離射撃を制圧することができる。
2024.07.20
 21:50
RBC Ukraine US plans to deploy devices to jam Russian and Chinese satellites <408-072008>
 Bloombergが、米国は、中国とロシアの衛星が紛争中に米軍に関する情報を送信するのを防ぐため、新たな地上設置型jamming装置を配備する計画だと報じた。
 国防総省
SDAは今年初めに別々の2ヵ所でこのシステムを試験し、3ヵ所目でモニターした。
 これらの装置は、中国やロシアの妨害から米国の衛星を保護することを意図したものではなく、攻撃を可能にする敵の衛星通信能力に対抗することを目的としているとされている。
 米国の24基のリモートモジュラー端末のうち、最初の11基は数ヵ月以内に配備される予定で、12月31日までにすべての端末を非公開の場所に設置することができる。
 この端末は、小型で持ち運び可能、かつ安価な衛星通信妨害手段であり、過酷な環境で使用することができる。
 新しい端末は、分散、遠隔制御、比較的移動性のある機能を提供することで、はるかに大規模なカウンター通信システムとMeadowlandsシステムを補完する。
 ウクライナ国防省は最近、フィンランドの企業ICEYEと覚書に署名した。 今回の合意により、ウクライナの国家安全保障・防衛にとって重要な宇宙情報分野での協力が深まる。
 以前、RBC-Ukraineは、Space X社が地球軌道から国際宇宙ステーションを打ち上げる宇宙船を建造する契約を受け取ったと報告した。
2024.07.20
 20:46
Kyiv Independent Azerbaijan could export gas through Ukraine after Russia deal expires <2408-072007>
 アゼルバイジャンのアリエフ大統領によると、ウクライナとEUは、ロシアとの既存の契約が2024年末に満了した後、ウクライナ経由で欧州に天然ガスを供給することについて話し合うようアゼルバイジャンにアプローチした。
 Bloombergが報じたところでは、アリエフ大統領は7月20日にシュシャ市で開かれた会議で、ウクライナ、EU、ロシアを含むすべての国がガス輸送の継続に関心を持っていると述べた。
 ゼレンスキー大統領は7月3日、Bloombergの取材で、ウクライナは契約満了後もアゼルバイジャンからEUにガスを輸送する交渉を行っており、西側近隣諸国のエネルギー安全保障を確保するために欧州への通過国であり続けると述べた。
 欧州諸国がロシア産ガスへの依存度を下げようとしているにもかかわらず、ロシアからの供給は依然としてEUの輸入品の重要な部分を占めている。
 ロシアは2022年に欧州へのパイプラインガス輸送の大部分を削減したが、オーストリア、ハンガリー、スロバキアなどの国々は依然としてロシアからの輸入に大きく依存している。
2024.07.20
 18:07
Kyiv Independent Most Georgians see Russia as enemy, survey shows <2408-072006>
 ジョージア国民のほとんどロシアを自国の主要な敵と見なしており、コーカサス研究リソースセンター (CRRC) が、アルメニアとジョージアでCRRC が毎年実施する社会経済問題と政治的見解の調査コーカサスバロメーター調査によると、この数字は例年と比較して増加している。
 世論調査は4月16日から5月13日にかけて、ロシアの代理人と地元の協力者が支配する占領地域を除くジョージアの全地域で実施された。調査には約1,509人が参加した。
 調査によると、回答者の69%がロシアをジョージアの主な敵だと考えている。 2021年の同様の調査では、その数は66%だったが、2019年は49%、2017年は40%、そして2012年には35%であった。
 調査参加者の4%が米国を敵とみなし、2%がトルコを敵とみなしている。 ジョージアに敵はいないと考える人の数は、過去12年間変わらず4%だった。
 現在、ジョージアの主な友好国はどこかという質問に対しては、ほとんどの回答者が米国24%、アゼルバイジャン8%、ウクライナ7%を選んだ。
2024.07.20
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナによるロシア軍の大砲撃破数が急増か 戦争の転換点になる可能性 <2408-072005>
 英王立防衛安全保障研究所(RUSI)は2023年、ロシア軍の砲兵戦力に関する報告書のなかで、ウクライナでの砲兵戦が変化している可能性があると説明している。
 ウクライナ軍によるロシア軍の砲の撃破数が大幅に増えている兆候がいくつかある。 もしそのとおりであれば、戦争の転換点になるかもしれない。
 また、伝統的な兵器である砲が、この戦争で新たに台頭した兵器に対して弱いということの証拠にもなるだろう。
 砲、あるいは砲兵はロシアによる戦争のやり方で中核を担う存在である。 ロシア陸軍は主として砲兵軍であって、戦車はたまたま多数保有しているにすぎないと評する人もいる。
2024.07.20
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 19 2024 <2408-072004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月19日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が、ウクライナでの戦争を終わらせるための和平交渉を追求するための国際的なコンセンサスを形成することの重要性を改めて強調した。
 ハンガリーのオルバン首相は、ロシアとウクライナの将来の仲介者として自らをアピールする努力を続ける中で、数件のロシア情報作戦を強化しているようである。
 英国のヒーリー新国防長官が7月19日、英国がロシア国内の軍事目標を攻撃するために英国が供給したStorm Shadowの使用をウクライナが許可していないという以前の報道にもかかわらず、ウクライナは英国が提供した兵器を使用してロシアの軍事目標を攻撃できると述べた。
 クレムリンが、ウクライナでの戦争から帰還したロシアの退役軍人による長期的な社会的・政治的影響を懸念していると報じられている。
 ロシア政府は、ロシアのソーシャルメディア上の批判的な声を直接検閲するより厳しい措置を検討していると報じられている。
 ロシア軍はシベルスク、トレツク、アウディーイウカ近郊で前進した。
2024.07.20
 08:00
South China Morning Post China could attack Starlink-like satellites with submarine laser weapon: naval study <2408-072003>
 中国人民解放軍の科学者たちは、Space X社のStarlink衛星に対抗するために大量生産できるレーザー攻撃型潜水艦を提案している。
 中国人民解放軍 (
PLA) の科学者らの研究によると、レーザを装備した中国の潜水艦は、中国の安全保障が危険にさらされた場合、Space X社のStarlink衛星を撃墜する可能性がある。
 この研究では、MW級の固体レーザ兵器を中央部に搭載した潜水艦は、衛星を発射するために格納式の「光電マスト」を上げている間、潜水したままで、深海まで潜水することができた。
2024.07.20
 06:04
時事通信

(Yahoo)

パレスチナ占領「国際法違反」 イスラエルに入植停止要求 国際司法裁 <2408-072002>
 国際司法裁判所 (
ICJ) が19日、イスラエルによるパレスチナ占領継続は「国際法違反だ」とする勧告的意見を出した。
 イスラエルに対し、「不法な駐留をできる限り迅速に終わらせる義務がある」と述べ、入植活動の停止や占領地の入植者撤退を求めた。
2024.07.20
 06:00
茨城新聞

(Yahoo)

百里基地で日仏共同訓練 編隊飛行や空中給油 茨城・小美玉 <2408-072001>
 航空自衛隊百里基地で初となる空自と仏空軍との共同訓練が19日実施され、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携強化を目的に、両国の戦闘機などが茨城県沖の太平洋上で編隊飛行や空中給油の訓練を展開した。 同日の訓練は10:30頃から始まり、正午前に百里基地に帰投した。
 フランス空軍からRafel戦闘機4機、輸送機3機、空中給油機3機と260名が参加し、空自からは第7航空団のF-2 2機が参加した。
 航空幕僚監部によると、日仏共同訓練は2回目で、2023年7月に新田原基地で実施されて以来となる。
2024.07.19
 23:45
SOFREP US Army blazes new trail in air defense with Hypersonic Cannon System <2408-071919>
 米陸軍がマルチドメイン砲 (
MDAC) で防空戦略を書き換える態勢を整えている。
 米国防総省が今月初めに特別通知で発表したこの画期的な構想は、極超音速飛翔体を発射する機動性の高い自走システムの提供を約束するプラットフォームを求めている。
 これはまた、従来のミサイルシステムに代わる費用対効果と適応性を提供するとも言われています。
 BAE Systems社は「HVPは、次世代の一般的な低抗力誘導発射体である」と説明し、UAVやCMを撃墜するほどの速度で飛翔し、以下を含むいくつかのガンシステムで複数のミッションを実行することができるとしている。
 ・5吋艦載砲
 ・155mm榴弾砲 (海軍、海兵隊、陸軍)
 ・未来の電磁砲(レールガン)
 HVPは破壊力を強化するために、爆発物(炸薬)でさらに強化することができる。
2024.07.19
 23:18
時事通信

(Yahoo)

次期戦闘機「開発中止も」 英新政権の国防見直しで 報道 <2408-071918>
 英メディアは19日、日、英、伊が進めている次期戦闘機の共同開発を巡り、スターマー新政権による包括的な国防政策見直しの一環で、開発計画が打ち切られる可能性があると報じた。 多額の開発費が見込まれる上、ウクライナ戦争などの差し迫った脅威に国防予算を振り向けるべきだとの声が政権内で浮上しているという。
 Sky Newsによると、ポラード国防担当閣外相は18日にロンドンで開かれた軍事関連イベントで、次期戦闘機の開発計画を「非常に重要なプログラム」としつつ、「国防政策見直しで何が起こるか予断を持つべきではない」と語った。
 Times紙は、国防省が最終的な開発費を明示できないため、財務省が計画に懸念を示しているなどと報じる一方で「計画を打ち切れば、日本との関係を50~100年にわたり破壊することになる」とする防衛アナリストのコメントも伝えた。
2024.07.19
 22:13
Defense News Drone warfare in Ukraine prompts fresh thinking in helicopter tactics <2408-071917>
 当局者や問題専門家によると、ウクライナで観測された防空と対UAV戦は、軍用ヘリの戦術を変えており、プラットフォームの重心を槍の先端から前線に沿った戦闘支援任務に重点を移している。
 この変化は、戦場上空での有人飛行をほとんど不可能にする地上防空システムの急増によって主に活性化されている。
 ウクライナ国防省の元顧問であるクザン氏は、「2024年、対空手段の脅威と飽和により、前線のヘリは、主に戦線に沿って火力支援を行い、無誘導ミサイルによる狙いを定めないトス爆撃を使用し、無人システムに対抗する手段にもなっている」と述べた。
 彼は、ロシアの全面侵攻の最初の数日間、ロシアがヘリに重点を置いたことをから、ロシア軍は、キーウからわずか25kmにあるホストメリ近郊のアントノフ空港で大規模な降着作戦を計画していたが、結局失敗した。
2024.07.19
 21:57
FNN Prime News

(Yahoo)

フランス・ドイツ・スペインの戦闘機 日本に初めて同時展開 <2408-071916>
 仏、独、西の戦闘機などが19日に初めて同時に日本に展開し、航空自衛隊と共同訓練を行った。
 19日午前に百里基地に到着したのは、仏空軍のRafael戦闘機で、千歳基地には独空軍と西空軍の戦闘機Eurofighter Typhoonが相次いで着陸し、今回3ヵ国合わせて30機余りの戦闘機や輸送機などが日本に飛来した。
2024.07.19
 19:21
Defense News US close to sending $2 billion in security aid across the Indo-Pacific <2408-071915>
 米国は、攻撃性を増す中国に対する各国の防衛を支援する広範な取り組みの一環として、インド太平洋地域への$2Bの安全保障支援を承認する最終段階にある。  このパッケージには、台湾に$1.2Bフィリピンに$500M、ベトナム、南アジアの一部、太平洋の島嶼国など、他の友好国への$300Mが含まれている。  政権はまだ議会に説明をを行っている段階で、議員は意見を述べることが許されているため、数字はまだ確定していないが、、その意図は、2024年4月にこの地域で可決された対外軍事資金(米国が資金提供する安全保障支援)の$2Bのほぼすべてを網羅していると、国務省の高官は述べた。
2024.07.19
 17:49
朝日新聞

(Yahoo)

ロシアの「闇タンカー」監視強化で合意 制裁逃れ対策で欧州45ヵ国 <2408-071914>
 EUや周辺国で構成される「欧州政治共同体」の会合が英国で開かれた18日に英首相官邸が、ロシアが制裁を逃れて原油を輸出するために利用している「闇タンカー」について、英国など欧州45ヵ国が監視を強化することで合意したと発表した。
 ロシアにとって、原油の輸出は最大の収入源で、G7やEU、豪州は2022年12月以降、ウクライナ侵攻への制裁として、ロシア産原油の取引の上限価格を1バレル=$60に設定しているが、ロシア側は、所有者の特定が困難な「闇タンカー」を使うなどして上限価格を超える取引を続けていると、欧米側は指摘している。
 英首相官邸によると、こうしたタンカーは約600隻に上り、170万バレル/日の原油を運んでいる。 老朽化していたり、位置情報システムを切っていたりするケースも多く、重大事故が起きる懸念もある。
 英国はまた、独自に闇タンカー11隻を制裁リストに追加した。 スターマー英首相は18日、「ウクライナは英政府のアジェンダの中心だ。 ロシアの闇タンカーが汚れた資金を生み出し、我々の安全保障を危険にさらすことを許さない」とする声明を出した。
2024.07.19
 17:05
日経新聞 フィジー首相、日本に水陸両用車の支援を期待 <2408-071913>
 フィジーのランブカ首相が19日、都内で日本経済新聞の取材に答え、日本と安全保障上の支援を進める枠組みの政府安全保障能力強化支援(
OSA)を活用した水陸両用車の供与に期待を示した。「自然災害の発生時に被災地へ迅速に支援物資や医療関係者、発電機などを届けられる」と語った。
 日本は2023年12月にフィジー海軍への警備艇などの供与を決めている。
2024.07.19
 16:50
聯合ニュース 韓国軍 北朝鮮向け宣伝放送を「継続実施」=風船散布に対抗 <2408-071912>
 韓国軍合同参謀本部が19日、南北軍事境界線付近で拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送同日16:00から実施していると発表した。 放送は「継続実施」するという。
 また、北朝鮮が韓国に向けてごみ風船を飛ばすなど挑発行為を行う場合、宣伝放送の全面的な再開などさらに強力な措置を取ると警告した。
 韓国軍は北朝鮮の風船散布を受け、18日18:00ごろから19日未明まで10時間、宣伝放送を行った。 風船が飛んできた南北軍事境界線の西側に設置された固定式拡声器の一部を稼働させたようだ。
2024.07.19
 16:05
Reuters 通信

(Yahoo)

テルアビブにドローン攻撃 1人死亡 フーシ派が犯行声明 <2408-071911>
 イスラエルの商都テルアビブ中心部で19日未明に、長距離大型UAVによる攻撃があり、1人が死亡、4人が軽傷を負ったと同国軍と救急隊が明らかにした。 その後、イエメンのフーシ派が犯行声明を出した。
 フーシ派の報道官はUAVでテルアビブを攻撃したと表明し、今後もガザでイスラエルと戦うパレスチナ人と連帯してイスラエルを攻撃すると述べた。
 イスラエル軍はフーシ派の犯行かどうかは確認せず「現時点でいかなる可能性も排除していない」と述べたが、攻撃の数時間前にレバノンでヒズボラの司令官を殺害したことを明らかにしていた。
2024.07.19
 15:45
日経新聞 木原防衛相、22日から英国訪問へ 次期戦闘機開発で協議 <2408-071910>
 木原防衛相が19日の記者会見で、22~26日に英国とスウェーデンを訪問し、英南部ファンボローで開く国際航空展を視察すると発表した。
 英国では日英伊防衛相会合を開き、3ヵ国が共同で開発する次期戦闘機について協議する。 木原防衛相は「次期戦闘機の日英伊の協力を確認し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化に向けた強い結束を確認したい」と述べた。
 英国やフランスの企業のトップとも面会する予定で、スウェーデンでは日瑞防衛相会談を開く。
2024.07.19
 13:36
BBC News

(Yahoo)

欧州は10年続くウクライナ戦争を覚悟すべきとNATO事務総長 <2408-071909>
 10月に退任するストルテンベルグNATO事務総長がBBCに対して、欧州はウクライナでの戦争が10年間は続くものと覚悟する必要があると話した。 その一方で事務総長は、ウクライナ戦争には「逆説」が内在しており、NATOが戦争支援に長く注力すればするほど、事態の解決が素早く近づくはずだと話した。
 「逆説的だが、プーチン大統領は我々がこの戦争から撤退するのを待てると考えている。 だから戦争が続いており、だからこそ、我々がじっくり腰を据えてウクライナを、強力に忍耐強く支援する用意があると明確に発信すれば、ウクライナが独立した主権国家として永らえるための解決に至る条件が整う」と述べ、NATOはこの間、ウクライナ支援を調整する指揮部隊を9月からドイツで稼働させると発表している。
2024.07.19
 11:08
Bloomberg

(Yahoo)

24年度実質GDP 0.9%に下げ、円安による物価高で消費下振れ-政府 <2408-071908>
 政府が19日の経済財政諮問会議で、令和6年度の実質国内総生産 (GDP) の成長率が0.9%になるとの見通しを示した。 1月時点の政府経済見通しの1.3%から下方修正となる。
 円安を背景に、物価高が想定より長引いていることが民間消費に響いた。 民間消費は前回の1.2%から0.5%に引き下げた。
 1月の見通し作成時には、物価高が一巡して消費が回復する姿を描いていたが、想定以上に物価高が続いている状況を反映した。 加えて、自動車の認証不正問題に伴って1~3月期に自動車販売が落ち込んだことも影響した。
 同年度の消費者物価見通しは2.5%から2.8%に引き上げた。 前提となる為替レートは$1=\158.8と、1月時点より9円の円安水準であった。
2024.07.19
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部の村1つを占領するのに車両300両失う <2408-071907>
 2023年10月に始まったロシア軍のウクライナ東部アウジーウカ攻略戦に気を取られている間、ロシア軍は同じウクライナ東部でより小規模な攻撃を開始した。 対象はアウジーウカから南へ30kmほど離れたノボミハイリウカ村で、アウジーウカを占領した2024年4月半ばに、ノボミハイリウカも占領したが、ロシア軍が出した損害は、数字の単純な比較ならもちろんアウジーウカのほうが大きいが、戦闘の規模を考慮に入れるとノボミハイリウカでの損害は同じくらい激しいものだった。
 推定にはばらつきもあるが、ロシア軍はアウジーウカ攻略戦で人員を4万名超、車両を1,000両超失った可能性があり、4万名超のうち約1/3が戦死し、約2/3が負傷したと考えられる。
 ウクライナ軍のUAV操縦士によれば、ロシア軍はノボミハイリウカ方面でも車両をおよそ300両失ったという。 アウジーウカでの損害から類推すれば、死傷者も13,000名程度にのぼったのかもしれない。
2024.07.19
 09:45
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、ヒズボラ精鋭部隊の現場司令官殺害 <2408-071906>
 イスラエル軍と治安筋2人が18日、レバノンに拠点を置くヒズボラの精鋭部隊Radwan部隊の現地司令官イスラエルによるレバノン南部への攻撃で死亡したことを明らかにした。
 治安筋によると、国境沿いの村に対する攻撃でマアトゥーク司令官が死亡し、付近の病院の院長は負傷者18人が搬送されたと述べた。
 イスラエル軍はマアトゥクという名のRadwan部隊の作戦司令官と、ハジル地域の同部隊の作戦を担う別の指揮官を殺害し、空爆で複数の戦闘員も殺害されたと発表した。
2024.07.19
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、70年前のカノン砲を在庫から大量に引っ張り出す 砲弾は北朝鮮製 <2408-071905>
 2022年2月にロシアがウクライナに対する戦争を拡大した時点で、ロシア軍は砲やロケット発射機を5,000門保有していたが、以後2年4ヵ月ほどの間に、ウクライナ側の攻撃によってうち1,400門あまりを失った。 しかし、ロシア軍の砲兵部隊にとって問題は戦闘での損失だけではなく、2年数ヵ月におよぶ激戦によって、残っている榴弾砲などの多くも砲身が摩耗しているほか、砲弾も戦争拡大前に比べると減ってきている。
 重火力をますます切実に欲する一方、新しい砲や砲弾の生産に苦労しているロシアは、冷戦初期にさかのぼる兵器が備蓄されている施設を開け、数十年前に廃れた砲を引き出した。 使う砲弾は、新たな「同盟国」である北朝鮮に頼ることにした。
 この新たな動きを示しているのが、1950年代にソ連で開発されたM-46加濃砲の再就役で、重量7.7tで8名で運用するM-46は、130mm砲弾を5発/分の発射速度で27km先に向けて発射する。 強力な兵器だが、重くて運搬しにくく、運用には多くの人員を必要とする。 そのため、ソ連軍は1970年代により効率的な152mm榴弾砲で置き換えていった。
 152mm榴弾砲のような比較的新しい砲の損失がかさみ、戦争拡大前に備蓄していた砲身や砲弾も減ってきたロシア軍は、時を巻き戻すことになった。 ウクライナで戦争を拡大してから1年ほど経過した時点で、M-46の欠点を問題にする余裕はもはやなくなり、古い砲で補充する以外に選択肢はなかった
 ロシアの屋外保管施設の衛星画像を調査・分析している
OSINTアナリストのHighmarsedによれば、戦争拡大前にロシアはM-46を確認できる限り665門、予備として保管していた。
 2024年2月までに、うち65門が取り出された(編集注:Highmarsedによると、取り出されたM-46の一部はシリアに送られた可能性がある。 ウクライナの戦場でM-46の損害はこれまで確認されていない)。 そして、ここへきて再就役させるペースが上がっている。
 7月上旬にソーシャルメディアに投稿された動画には、前線に列車で輸送中とみられるM-46が映っていた。 Highmarsedは先週、ロシア軍は「おそらく、保管されていたM-46の半分ほどを引き出した」との見方を示している。
2024.07.19
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 18 2024 <2408-071904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月18日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月17日~18日に、クリミア半島にあるロシア沿岸警備隊の基地を攻撃したと報じられている。
 欧州諸国は、ロシアの侵略に直面しながらも、ウクライナへのコミットメントと団結を示し続けている。
 米国アルメニアとのパートナーシップ構築の努力を続けており、クレムリン当局者から批判的な反応を招いている。
 ロシア軍はクピャンスク~スバトベ~クレミンナ線に沿って、ハリコフ市、トレツク、アウディーイウカ、フリャイポレの近くでわずかに前進した。
2024.07.19
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

日本と台湾の海保が合同訓練、72年の断交後初…連携強化し不測の事態に備え <2408-071903>
 海上保安庁と台湾海巡署が18日、房総半島沖互いの巡視船を出動させ、合同訓練を実施したことを日台関係筋が明らかにした。
 両機関による海上訓練は1972年の日台断交後初めてで、海保間の結束と現場での連携を強化し、中国が強引な進出を続ける東・南シナ海での不測の事態に備える狙いがある。台湾有事への危機感が広がる中、訓練の定例化も目指す。
 海巡署の警備艦巡護-9は6月21日に台湾南部・高雄を出港し、太平洋中西部の公海上で違法漁業に対する国際的な共同哨戒に参加した後、補給などのため、7月10日~17日昼までお台場の埠頭に停泊していた。
2024.07.19
 04:11
Defense News Navy missile intercepts target using Army’s new missile defense radar <2408-071902>
 Raytheon社が7月18日の声明で、米陸軍のレーダーと指揮統制システムによって誘導された米海軍SM-6が、インド太平洋でのValiant Shield 24標的を迎撃したと発表した。
 実働とシミュレーションの両方を含む試験では、陸軍の
LTAMDSのシミュレーターが、Northrop Grumman社製IBCSに、SM-6交戦制御ソフトウェアとともに脅威追跡データを提供した。
2024.07.19
 00:13
RBC Ukraine Denmark joins boycott of EU Council meetings during Hungary's presidency <2408-071901>
 デンマークのラスムセン外相が、オルバン首相の和平構想に対する抗議として、デンマークは7月のEU議長国ハンガリーに関する非公式政府会合に閣僚を派遣しないと述べた。
 「政府は、大統領就任後最初の数週間、ハンガリー大統領のウクライナへの対応から明確に距離を置きたいと考えている」と述べた。
 ラスムセン外相によると、デンマークは今のところ、ハンガリーでの非公式閣僚会議をカバーするため代わりに公務員を派遣する。
2024.07.18
 22:43
Kyiv Independent Russian T-90M tank losses hit 100 – and it only had 67 to begin with <2408-071815>
 ロシアのT-90M戦車の損失は100両に達した。
 かつてプーチン大統領が「世界最高の戦車」と評したT-90Mは、最近、ロシア大統領の評価にいくつかの疑問を投げかけられている。
 オープンソースの調査プロジェクトOryxによると、100両はウクライナの戦場で破壊されたり、損傷して放棄されたり、捕獲されたりした。
 先月、ロシアの戦車の損失は8,000両を超え、モスクワが全面侵攻を開始した時点では、現役のT-90Mは推定67両しかなかった。
 ロシアの最強戦車はT-14 Armataで現在20両が装備されているが、ロシアはまだウクライナに配備していない
 現状では、T-90Mはウクライナに配備されているロシアの最新鋭戦車でで、最初のT-90は1992年に初めて就役し、T-90Mは2019年に就役した原型の4番目の改良型である。
 T-90は、T-72の実績ある車体と、T-80の砲塔に搭載された高度なシステムを組み合わせたもので、T-90Mが受けた主な改良は、新しい砲塔と125mm 2A46砲、およびより強力なエンジンであった。
2024.07.18
 21:26
時事通信

(Yahoo)

フォンデアライエン委員長再任 欧州議会が承認、反極右で結束 EU <2408-071814>
 定数720人のEU欧州議会が18日にストラスブールで本会議を開き、今秋に任期満了を迎えるフォンデアライエン欧州委員長の再任案を賛成401、反対284の過半数の賛成で承認した。
 極右と急進左派を除く親EUの幅広い会派が支持した。 懸念された造反は限定的だったもようである。
 最大会派の中道右派・欧州人民党(188議席)と中道左派(136議席)、中道リベラル(77議席)、緑の党(53議席)は事前に再任支持を表明し、台頭著しい極右がEUの政策に影響を及ぼさないようにする方針で結束した。
2024.07.18
 17:50
Ukrainsha Pravda Ukraine and Czechia sign security agreement, text published <2408-071813>
 Euro Pravdaが、ウクライナがチェコとウクライナの安全保障に関するG7のビリニュス宣言を受けて、二国間安全保障協定に署名したと報じた。 英国で開催された欧州政治共同体サミットで、ゼレンスキー大統領とチェコのフィアラ首相によって署名された。 今回で24ヵ国目の協定となる。
 大統領府は声明で、「合意のかなりの部分は、主に大口径の弾薬、銃器や軽火器、UAV、電子戦装置、重機などの潜在的な生産を含む、軍事技術協力の強化に焦点を当てている」と述べた。
 チェコは、友好国の支援を得て、ウクライナが155mmと122mm口径の砲弾を受け取るのを引き続き支援する計画で、さらにこの協定は、両国の弾薬生産能力の強化と合弁会社の設立を規定している。
2024.07.18
 16:59
Ukrainsha Pravda Ukraine and Slovenia sign security agreement <2408-071812>
 Euro Pravdaがもウクライナとスロベニアは、ウクライナの安全保障に関するG7宣言の継続として、二国間安全保障協定にゼレンスキー大統領とスロベニアのゴロブ首相が署名したと報じた。
 この合意は、すでにウクライナに13の軍事支援パッケージを提供しているスロベニアが、合意の10年間にわたって現在のウクライナ支援レベルを維持し、ウクライナを支援する欧州連合軍事支援ミッション (EUMAM) の枠組みの中でウクライナ軍人の訓練に貢献することを規定している。
 さらに、協定は、情報とサイバーセキュリティ、組織犯罪との闘い、諜報と防諜、人道的地雷除去の分野でのより深い協力を規定し、スロベニアは、人道支援、経済復興、人道支援プログラム「ウクライナからの穀物」のために、さらに€5Mを拠出するとしている。
2024.07.18
 14:18
RBC Ukraine ストルテンベルグ事務総長、NATOのウクライナ支援司令部の開始日を明かす <2408-071811>
 ストルテンベルグNATO事務総長が、ウクライナ支援を調整するNATOの司令部が9月にドイツで活動を開始すると述べた。
 「その司令部は9月に運用開始され、ドイツには700名が配置され、ウクライナへの支援と安全保障支援を提供し、NATO同盟国の取り組みを調整する」と述べた。
2024.07.18
 09:49
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾はGDPの5%を防衛費に=トランプ氏の安全保障顧問 <2408-071810>
 トランプ前米大統領の安全保障アドバイザーを務めるオブライエン氏が17日、台湾は中国が侵攻する事態に備えて防衛費を大幅に拡大する必要があるとの見方を示した。
 米大統領選共和党候補となったトランプ氏は、16日に公表されたBloomberg Buisiness Weekの取材で「私は台湾の人々をよく知っており、彼らを非常に尊敬している。 彼らはわれわれの半導体ビジネスをほぼ100%奪った。 台湾は米国に防衛の対価を払うべきだと思う」と語った。
 オブライエン氏はこのトランプ氏の発言について聞かれると、台湾が自らの防衛により大きな貢献を果たす必要を示唆したとみているとし、「中国に対抗するために台湾は防衛費を増額しなければならない。 われわれは彼らを援助できるし、防衛の一翼を担えるが、トランプ氏は『負担の分担をすべきだ』と言っている」と記者団に明かした。
 さらにオブライエン氏は、ざっくりした見積もりだと断りつつ、台湾はGDPの少なくとも5%を防衛費に充当し、中国に対して後手に回らないようにしなければならないと述べた。
2024.07.18
 08:31
時事通信

(Yahoo)

「軍拡リスク高める」 核管理協議停止の中国批判 米 <2408-071809>
 中国外務省の林副報道局長が、米国が台湾への武器売却を続けているため、米中協議を暫定的に停止すると表明した。
 米国務省のミラー報道官は17日の記者会見でこれに関し、核軍備管理と不拡散を巡る米中協議の停止を中国側が発表したことについて「残念だ。 戦略的安定性を損ない、軍拡競争のリスクを高める」と批判し、協議とは無関係の懸案を理由に「戦略的リスクを管理する努力を放棄する道を選んだ」と中国を非難した一方で、米側はいつでも協議に応じる構えを示した。
2024.07.18
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 17 2024 <2408-071808>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月17日の戦況 =
 ロシアの国営報道機関は、ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長のコメントを社説で掲載し、ウクライナ国家は2034年までにもはや存在しないと述べたと主張し、ロシア国民がウクライナでの長期戦に備えるクレムリンの取り組みを支援する一方で、ロシアは10年以内にウクライナ国家を破壊するという目的を達成すると約束した。
 ロシア当局は、ロシアが西側諸国との関係を正常化しているという印象を与え、ロシアに対する西側の支援は限定的であると主張するために、ヨーロッパ諸国との外交会談を引き続き利用している。
 ロシアとインドは、ロシアからインドへの武器輸出が続いていると報じられる中、二国間関係の強化を続けている。
 ロシアとウクライナは7月17日、それぞれ95人の捕虜を1対1の捕虜交換で交換した。
 ウクライナ軍はトレツクの南で陣地を奪還し、ロシア軍はハリコフ市の北、クピャンスク、スバトベ、アウディーイウカ、ヴフレダルの近くまで前進した。
2024.07.18
 08:10
産経新聞

(Yahoo)

米共和党バンス氏の「英国は核保有したイスラム主義国家」発言に英与野党が猛反発 <2408-071807>
 米共和党全国大会で大統領選の同党副大統領候補に選ばれたバンス上院議員スターマー英労働党政権「核兵器を持ったイスラム主義国家」と呼んだことに対し、英政界で反発が広がっている。
 11月の大統領選でバンス氏とトランプ前大統領が勝利した場合、これまで「テロとの戦い」やロシアに侵略されたウクライナへの支援で緊密に連携してきた米英の「特別な関係」に亀裂が入りかねないとの懸念も出始めた。
 バンス氏の発言は、ワシントンで先週開かれた保守派の会合で飛び出した。これに対し、パキスタン移民の子孫である保守党のワルシ上院議員はIndependent紙への寄稿で「バンス氏は無知な人種差別発言で英国をおとしめた」と非難した。
 労働党のレーナー副首相はTV番組でバンス氏の認識を否定し「彼は過去にも多くの低俗な発言をしてきた」と一蹴した。 影の退役軍人相を務める保守党のボウイ下院議員も「労働党の同僚たちに対して極めて侮辱的だ」と強く批判した。
 英メディアの間では労働党所属のイスラム教徒のカーン・ロンドン市長が過去にトランプ氏を「差別主義者」と批判したことへの意趣返しだとする指摘もある。
2024.07.18
 07:34
中央日報 北朝鮮埋設「木の葉地雷」注意報=韓国 <2408-071806>
 韓国軍当局が17日、北朝鮮が集中豪雨時地雷を河川に流す可能性があるとみて対応態勢の点検に入った。
 合同参謀本部によると、4月から非武装地帯 (
DMZ) に数万発の地雷を埋設する動きがみられるという。 軍は北朝鮮が従来の木箱入り地雷と対人地雷だけでなく肉眼で把握しにくい「木の葉地雷」も埋設していて格別の注意が必要だと呼びかけた。
 木の葉地雷の爆薬量は40gで、20gの対人地雷と70基の木箱入り地雷の中間程度の爆発力を持つ。 韓国軍の合同参謀本部関係者は「豪雨の後に水が抜ける時、そのまま残っていることがあるので注意しなければいけない」と話した。
 軍当局は北朝鮮が黄江ダム、蓬來湖、任南ダムなど南北共有河川で集中豪雨を利用して意図的に奇襲放流する可能性があるとみている。
2024.07.18
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

中国軍、海上封鎖から台湾上陸「1週間以内で可能」と日本政府分析…超短期戦への対応焦点に <2408-071805>
 日本政府が、中国軍が2023年夏頃に約1ヵ月かけて中国の国内や近海など各地で行ったミサイル発射や艦艇などによる演習を分析した結果、最短で1週間以内に、地上部隊を台湾に上陸させる能力を有していることがわかった。 分析結果は2024年に入り、岸田首相に報告された。
 政府は従来、 1ヵ月程度を要すると見積もっていたが、中国軍が米軍などが反応するまでの間隙を突く超短期戦も想定しているとみて、警戒を強めている。
 政府高官によると、一連の演習を分析した結果、各部隊が同時並行で作戦を実施した場合、台湾周辺の海上・航空封鎖から大量の地上部隊の上陸までを数日程度で遂行できることが判明した。
 中国軍による台湾への侵攻は、
 1. 海軍艦艇が海上を封鎖
 2. ミサイルで台湾の軍事施設を攻撃
 3. 揚陸艦や輸送ヘリで部隊を投入し、橋頭堡を構築
 4. 揚陸艦や民間の大型貨物船で部隊や戦車を投入
の順に進むことが予想される。
2024.07.18
 03:15
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ向け上級代表を任命 支援強化の一環 <2408-071804>
 NATOが17日、ウクライナへの支援強化に向けた幅広い取り組みの一環として、ウクライナにおけるNATOの活動を主導する上級代表にターナー氏を任命したと明らかにした。
 ターナー氏は英国出身で、NATOで高官職を歴任した。
2024.07.18
 02:00
RBC Ukraine Russian army concentrates efforts in Pokrovsk and Toretsk directions <2408-071803>
 ロシア軍は7月17日に、ポクロフスク方面トレツク方面戦力を集中させ、ウクライナ軍参謀本部によると、22:00までに、両方向で24回の戦闘が報告された。
 同省によると、この日、敵はウクライナ軍陣地に58発の誘導爆弾を使用した43回の空爆605回の突入UAV機による攻撃を行い、3,230回の砲撃を行った。
PokrovskToretskの位置 (Google Map)】  トレツク方面では、ロシア軍による23回の攻撃がすでに停止し、1回の戦闘が続いているが18日には、すべての敵の攻撃はピヴニチネとニューヨークの地域に向けられた。
 ウクライナ軍参謀本部は、「国防軍は侵略者の行動に適切に対応し、攻撃力を使い果たすために必要な措置をとっている」と述べた。
 17日同様、18日もロシア軍はポクロフスク方面に多大な努力を集中させていて、ウクライナの守備隊を陣地から排除しようと24回試みた。 この取り組みは、ノヴォレクサンドリフカとノボセリフカ・ペルシャの近くに集中した。
 「ロシア軍は18日の活動に多大な代償を払っており、最新の情報によると、ロシア軍は死傷者合わせて304名を出し、APC、IFV、砲複数と、オートバイ4両、MT-LB 1両、車両5両が破壊された。 さらに、8門の砲兵システム、1両のIFV、15両の車両が大きな損害を被った」と声明には書かれている。
2024.07.18
 01:38
Reuters 通信

(Yahoo)

EU議会、ハンガリー首相とロシア大統領の会談を強く非難 <2408-071802>
 EU欧州議会が17日、ハンガリーのオルバン首相がロシアのプーチン大統領と会談したことを強く非難した。 欧州議会は決議で、オルバン首相のロシア訪問を「EUの条約と共通外交政策に対する明白な違反」と非難し、ハンガリーに罰則を科すべきとの考えを示した。
 この決議にはEUのウクライナへの継続的な支援に関する条項も含まれており、495票の賛成多数で可決された。 反対は137票、棄権が47票だった。
2024.07.18
 00:12
Reuters 通信

(Yahoo)

独、ウクライナへの軍事援助を半減へ G7融資で工面可能と判断 <2408-071801>
 ドイツが2025年にウクライナへの軍事援助を半減させることが分かった。 Reutersが入手した2025年度予算案によると、2024年は€8Bだったウクライナ支援は€4B ($4.35B) に削減される。
   これは、凍結されたロシア資産を活用した融資で軍事需要の大半を賄うことができ、全額は使われないと予想している。 G7は6月の首脳会議で、制裁により凍結されている$300Bのロシア資産が生む利子を活用し、ウクライナに対し$50Bの支援を行うことで合意した。 リントナー財務相は記者会見で「G7融資などにより、ウクライナの資金は当面確保される」と述べた。
2024.07.17
 22:30
RBC Ukraine First time in history: Ukrainian combat system DELTA passes NATO standards test <2408-071717>
 ウクライナ国防省によると、ウクライナの戦闘システムDELTAは、NATO諸国で使用されている基準に従った情報保全試験に合格した。 システムのサイバーセキュリティ診断は1ヵ月半続き、DELTAシステムで採用されている合計162の情報セキュリティ対策を分析した。
 ウクライナのルステム・ウメロフ国防相は、「以前は、20年前の基準で同様のシステムが試験されていたが、時代遅れになってしまったので、ウクライナ史上初めて、NATO諸国で採用されている基準に従ってシステムが認定された。」と述べた。
 次の段階は、国防軍によるDELTAの運用開始で、このシステムは、敵に対する技術的優位を確保するために、戦闘部隊で広く採用されることが期待されていることに留意されている。
 DELTAは、NATOの基準に従って軍が軍のために開発した独自のシステムで、戦場のリアルタイムビューを提供し、空、陸、海の状況をデジタルマップ上に表示する。 このシステムにより、部隊内、旅団内、および必要に応じて同盟国との情報交換が可能になる。
 このシステムの開発は、2015年にAerorozvidkaのボランティアによって開始され、最初の試作品は2016年に発表され、2019年のCWIX-2019では、NATO諸国の同様のシステムとの互換性が確認された。
 ロシアのウクライナ侵攻では、キーウの防衛、巡洋艦の破壊、ズミイニ島の解放、スロボジャンスキーの反攻、その他の作戦で積極的に使用された。
2024.07.17
 21:37
Ukrainska Pravda 788 Ukrainian soldiers go missing while defending Krynky in Kherson Oblast <2408-071716>
 ウクライナ警察は、2023年10月から2024年6月末までヘルソン州ドニプロ河左岸のクリンキー村での防衛作戦中に、788名のウクライナ兵が行方不明になったと報告している。
 ロシア軍との戦闘は現在、クリンキー村の近くの島々で続いていると伝えられている。
2024.07.17
 17:20
RBC Ukraine Russia may take on defensive next year - The Economist <2408-071715>
 Economist誌によると、ロシアは2025年に守勢に回る可能性が高いという。 ウクライナへの全面侵攻の最初の2年間で、ロシア軍は約3,000両の戦車と5,000両の装甲車を失った
 ロシアはソビエト時代の兵器を改修したが、古い戦車の約70%は動かないままで、残りは洗浄されて新品として提示され、さらにロシア軍は古い装備から砲身を取り外し、自走榴弾砲に搭載している。 この傾向が続けば、ロシアは2025年までに「疲弊の臨界点」に達するだろう。
 その証拠に、2024年5月上旬に開始されたロシアの反攻が徐々に「消えつつある」ことが見て取れる。 ロシアが成し遂げた成功は、高い代償を払った。  結局のところ、ウクライナが戦闘を継続できるかどうかだけでなく、ロシアが現在の作戦速度をどれだけ維持できるかだが、ロシアは毎月25,000名の兵士を補充でき、前線の兵士は47万名を維持している。
2024.07.17
 14:38
Reuters 通信

(Yahoo)

中ロ、南シナ海で海軍実弾演習を開始 <2408-071714>
 中国海軍とロシア海軍が南シナ海で実弾演習を開始したとそれぞれの国営メディアが報じた。
 ロシア国防省はTelegramで、ロシア海軍と中国海軍の演習「海上連合-2024」の開会式が中国南部・広東省の湛江港で行われたと明らかにした。 中国国営メディアは、参加艦船は15日に湛江から出港したと報じたが、具体的な演習場所は明らかにしていない。
 演習に先立ち、北太平洋における別の合同海軍哨戒が終了した。
 ロシア太平洋艦隊と中国海軍は、共同防空演習と対潜水艦訓練を実施するという。 中国環球時報は海軍の話として、両国は3日間の演習にそれぞれ少なくとも3隻の艦船を派遣すると報じた。
 ロシア通信社RIAは太平洋艦隊の話として、双方の海軍は共同訓練の一環として砲撃を行うと報じた。
 両国は近年、米国の制裁を受けて軍事・貿易関係を強化している。
2024.07.17
 14:32
Ukrainska Pravda Poland to conduct large-scale operation on border with Belarus <2408-071713>
 ポーランドのカミス国防相によると、ポーランドはベラルーシとの国境で17,000名の兵士が参加する大規模なSafe Podlasie作戦の準備を進めている。
 ポーランド国防相は、シェモニアク内務大臣とともに、同国の東部国境を強化するための合同会議を開催した。 ベラルーシとの国境で、17,000名の兵士が参加するSafe Podlasie作戦は8月1日に開始され、第18機械化師団が主導する。 国防相によると、コソボでの任務に参加した警察官を含む警察官が国境に派遣され、兵士を訓練している。
 ポーランドは、東部国境に緩衝地帯を設けることも肯定的に評価していて、ポーランド当局によると、不法越境の試みの件数は半減した。
2024.07.17
 14:15
時事通信

(Yahoo)

イスラエル国防相、ガザ停戦へ条件整う ネタニヤフ首相が交渉妨害か <2408-071712>
 イスラエル国防省の17日の声明によると、ガラント国防相はオースティン米国防長官と電話会談し、パレスチナ自治区ガザでの停戦とハマスが拘束する人質の解放を巡り、ハマスとの合意条件が整ったとの認識を示したが、ネタニヤフ首相が政権維持を目的に合意に至らないよう妨害しているとも報じられ、先行きに不透明感が漂っている。
 ガラント国防相は会談でガザの戦況を説明し、「軍の作戦が合意に必要な条件をもたらした」と話した。 ガラント国防相は別の非公開の会合でも同様の考えを明らかにし、合意妥結に至らない理由としてネタニヤフ首相を挙げたとされる。
 ネタニヤフ首相は最近、ハマスが密輸武器の入手拠点とするガザ・エジプト境界の緩衝地帯を引き続きイスラエルが管理することを要求し、ハマスの戦闘員が再びガザ北部に戻らないことも求めた。
【註】
 ネタニヤフ首相はかねてから「詐欺と背任の容疑」で告訴されており、2023年10月7日のハマスの奇襲が、この裁判を回避するための「助け船」であったとの見方があった。
汚職の有罪回避も狙いか イスラエルで司法改革案可決、内外から懸念 (朝日 2023.07.26)】
イスラエルのラピード元首相、ネタニヤフ首相の汚職容疑裁判で.... (ARAB NEWS 2023.06.13)】
「批判的な記事を消せと命令された」 ネタニヤフ首相の汚職裁判で.... (BBC 2021.04.06)】
 それ故、ハマスとの戦争終結が裁判の再開になる可能性があり、ネタニヤフ首相には戦争を止められない事情があるとの見方もある。
2024.07.17
 13:09
Kyiv Post Reports: Ukrainian Marines Retreat From Dnipro Bridgehead, Long-Held Defensive Bastion Lost <2408-071711>
 ヘルソン市の対岸にあるクリンキー村は、2023年10月中旬に劇的な渡河作戦でウクライナの水陸両用戦部隊によって最初に占領されたが、17日の報道によると、ウクライナ海兵隊は、戦略的に重要な南部正面を放棄し、ドニプロ河の左岸/南岸にある重要な橋頭堡の村から避難した。 陰の政府の軍事情報媒体が報じたところでは、現在廃墟と化した村は先週、7ヵ月以上にわたるウクライナ軍の駐留に終止符を打った。
 別の報道によると、ウクライナ軍は小型艇を使ってウクライナが支配するドニプロ河の右岸/北岸に渡り、ヘルソン市近くの友軍陣地に到達した。
2024.07.17
 12:15
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナの NATO加盟、ロシアへの宣戦布告=メドベージェフ氏 <2408-071710>
 ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長が、ウクライナのNATO加盟はロシアに対する宣戦布告で、地球が微塵に砕けるのを防げるのはNATO側の「分別」だけと述べた。
 NATOは先週の首脳会議で、ウクライナが「NATO加盟を含む欧州大西洋諸国への完全な統合に向けた不可逆的な道を歩む」よう支援するとの声明を発表したが、加盟時期については明言を避けた。
 メドベージェフ副議長はメディアの取材に対し、ウクライナの加盟はロシアの安全保障に対する直接的な脅威という一線を超えると言明し、「これは本質的に宣戦布告となるだろう」と述べた。
 また、ウクライナ侵攻以来のロシア大統領府の基本方針として、ロシアはNATOを脅迫してはいないが、NATOによる利益追及の試みには対抗すると説明し、「全地球が微塵に砕ける事態につながるかどうかはひとえにNATOの分別にかかっている」と述べた。
2024.07.17
 11:03
共同通信

(Yahoo)

空自レーダー配備を受け入れ 沖縄・北大東島、監視体制を強化 <2408-071709>
 政府関係者への取材で17日、沖縄県北大東島への航空自衛隊の移動式警戒管制レーダー部隊の配置計画について、鬼塚村長が受け入れる方針を固めたことが分かった。 近く正式表明する。
 防衛省は、沖縄本島の東約360kmに位置する北大東島にレーダー部隊を置くことで、東シナ海側と比べて手薄とされる太平洋側の警戒監視体制を強化する狙いがある。
 防衛省は16日に北大東村で住民説明会を開催し、環境調査の結果のほか、2025年度ごろから施設の工事を始めるとする計画を示した。 配置する要員は30名程度を見込んでいる。
【註】
 北大東村は東シナ海情勢の緊迫から自衛隊の配置を防衛省に要望し、対応した副大臣は、自衛隊配備については「前向きに検討していきたい」と答えた経緯がある。
北大東村長、自衛隊配備を正式要請 国「前向きに検討」 (琉球新報 2021.12.24)】
村議会が自衛隊誘致へ意見書可決の見通し (沖縄タイムス 2021.12.05)】
2024.07.17
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 16 2024 <2408-071708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月16日の戦況 =
 ウクライナのUAVによるロシア国内の奥深くへの攻撃は、ロシアの防空体制に圧力をかけ続けており、ロシア軍司令部は、価値の高い目標と見なすものをカバーするために、限られた防空資産を優先的に割り当てざるを得なくなっている。
 ウクライナ軍は、2024年夏から秋にかけてウクライナに到着する予定のF-16を配備する準備のために、占領下のウクライナとロシアの国境地帯にあるロシアの防空システムを引き続き攻撃している。
 ロシアの反体制系メディアThe Bellの調査によると、ウクライナへの全面侵攻が始まってから約65万人がロシアを離れ、戻って来てない
 ロシア軍はアウディーイウカの北西に前進した。
2024.07.17
 07:12
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、東・南部の2集落から撤退か 昨年の大規模反攻で奪還 <2408-071707>
 ウクライナメディアが同国軍参謀本部筋の話として16日、同国軍が東部ドネツク州の集落ウロジャイノエと南部ヘルソン州のドニエプル川東岸地域の集落クルインキから撤退したと報じた。 両集落はウクライナ軍が2023年夏~秋にかけ、大規模な反攻作戦の一環として奪還したことを発表していた。
 両集落からのウクライナ軍の撤退が事実であれば、前線で露軍が優勢にあることが改めて示された形となる。 露国防省はこれに先立つ14日にウロジャイノエを制圧したと主張していた。
 両国軍は現在、戦略的要衝であるドネツク州チャソフヤル方面や東部ハリコフ州クピャンスク方面で激戦を展開し、ウクライナ軍が両方面に戦力を集中させている隙を突き、兵力で勝る露軍は、手薄になった別の方面で支配地域を拡大しようとしているもようである。
 ただ、2023年の反攻が不首尾に終わった後、露軍の損害拡大を狙いとする「守勢」の戦術に移行したウクライナ軍にとって、突出部となっていたウロジャイノエやクルインキの戦略的重要性は高くなく、両集落の喪失が事実だった場合でも、戦局に与える影響は限定的だとみられる。
2024.07.17
 06:06
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア、侵攻後に65万人が脱出 独立メディア「過去20年で最大」 <2408-071706>
 ロシアの独立系ニュースサイトThe Bellが16日、ロシアのウクライナ侵攻後、65万人以上が国外に脱出し、帰国していないと報じた。
 ソ連崩壊後に続いた混乱期以来、過去20年で最大の出国の動きになるというが、プーチン政権は出国した人の大半が帰国したと主張している。
 報道によると、出国先の最多はアルメニアで11万人、次いでカザフスタンの8万人と、いずれも旧ソ連構成国でロシアの同盟国で、多くの国民がロシア語を話すため、生活の問題もない。 4位のジョージア約7万4千人も旧ソ連構成国である。
 3位のイスラエル8万人はソ連崩壊後にロシアやウクライナなどから多くが移住しており、ウクライナ侵攻でロシアと激しく対立する米国も約4万8千人と5位だった。
2024.07.17
 06:06
共同通信

(Yahoo)

英は「核のイスラム国家」 バンス氏 <2408-071705>
 米共和党の副大統領候補に選ばれたバンス上院議員がワシントンで先週開かれた保守派の会合で、英国が労働党政権下核兵器を持つイスラム教国家になったと発言したため、レーナー英副首相が16日に「そのような認識はない」と反論した。
 英国は7月5日に、保守党から労働党に政権が移ったが、一部の英メディアは、労働党所属のロンドン市長でイスラム教徒のカーン氏が過去に米共和党のトランプ前大統領を「差別主義者だ」と呼んだこととの関係を指摘した。
 バンス氏の発言の真意は不明だが、英国と米共和党との関係がぎくしゃくしかねない。
2024.07.17
 02:12
Reuters 通信

(Yahoo)

イラン、核合意巡る米国との協議再開に前向き=外相代行 <2408-071704>
 イランのカニ外相代行が米国とイラン核合意を巡る協議を再開することに前向きな姿勢を示していることが分かった。 カニ外相代行は近く国連安全保障理事会で演説を行う。
 カニ外相代行はNewsweek誌が16日に掲載した取材で、核合意の「相互参加の回復」に向け、米国との交渉再開に前向きな姿勢を表明すると同時に、中露を含む近隣国との関係強化も推進するとしたほか、パレスチナ自治区ガザでの戦争を踏まえ、イスラエルに対する一段の行動も呼びかけた。
 米英独仏と露、中の6ヵ国は2015年にイランと核開発制限を定めた核合意を取りまとめたが、米国はトランプ政権下の2018年に同合意から離脱した。
2024.07.17
 01:49
Reuters 通信

(Yahoo)

アングル:米副大統領候補バンス氏、ウクライナ巡りトランプ氏より「過激」との声 欧州で警戒感 <2408-071703>
 11月の米大統領選に向け、ウクライナ支援に反対姿勢を示すバンス上院議員が共和党の副大統領候補に選ばれたこで、欧州当局者の間で警戒感が強まっている。
 バンス氏は2024年2月のミュンヘン安全保障会議で、プーチン露大統領は欧州にとり実存的な脅威ではなく、欧米がウクライナの勝利のために十分な軍事支援を供与することできないと主張し、米国の戦略的優先事項はアジアと中東にあると示唆していた。
 選挙戦でトランプ前大統領が返り咲きを果たせば、トランプ・バンス政権の下、米国がウクライナ支援を打ち切るか縮小し、ウクライナが和平交渉に追い込まれることが懸念されている。
 ショルツ独政権の一端を担う「緑の党」のラング共同党首は、バンス氏の副大統領候補への指名について「欧州にとり憂慮すべきこと」と述べた。
 緑の党のラング党首はこうしたバンス氏の見解について、トランプ、バンス両氏がいかに早く「ウクライナをプーチンに引き渡す」かを浮き彫りにしていると述べた。
 ドイツ社会民主党 (SPD) のシュミット外交問題報道官もReutersに対し、「バンス氏はウクライナ問題でトランプ氏よりも過激な立場を取っており、軍事支援の終了を望んでいる。 外交政策の点では、トランプ氏よりも孤立主義的だ」という認識を示した。
 バンス氏は2024年4月に米国で成立したウクライナ支援法の採決で反対票を投じ、2022年には「ウクライナで何が起ころうと、あまり気にしていない」と述べていた。
2024.07.17
 01:44
Reuters 通信

(Yahoo)

ハマス軍事部門の指導者の半数を排除=イスラエル軍 <2408-071702>
 イスラエル軍が16日、ガザでの攻撃開始以来ハマスの軍事部門の指導者の半数を排除し、戦闘員14,000名を殺害または捕虜にしたと発表した。
 声明によると、旅団長、中隊長、大隊長を含む上級指揮官が排除され、数千ヵ所を破壊したという。
2024.07.17
 01:40
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナに弾薬工場建設へ、チェコ企業と=シュミハリ首相 <2408-071701>
 ウクライナのシュミハリ首相が16日、チェコとの政府合同会議後、ウクライナ国営企業Ukroboronpromとチェコの弾薬メーカーSellier & Bellotがウクライナに弾薬工場を建設すると述べた。
 シュミハリ首相は「防衛産業における他の合意の中で、ウクライナに新しい弾薬工場が建設される。 この合意はSellier & BellotとUkroboronpromの間で締結された」とした。
 ただ、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
2024.07.16
 22:24
日経新聞 中国空母で発着380回 防衛省、太平洋の航行確認 <2408-071612>
 防衛省統合幕僚監部が16日、太平洋上で中国海軍空母山東など7隻が9~15日に航行しているのを確認したと発表した。 宮古島の南390kmから南東540kmの海域で、艦載の戦闘機やヘリコプターが計380回発着艦するのを確認したとしている。
 防衛省によると、9日07:00頃に山東などの航行を確認した。 その後も周辺海域で活動が続き、15日までに戦闘機約240回、ヘリ約140回の発着を確認した。
 護衛艦あけぼのきりしまじんつうが監視し、飛行する中国軍戦闘機には航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応した。
2024.07.16
 20:50
朝日新聞

(Yahoo)

ツバル首相「台湾との外交関係を維持」 任期中の中国への変更を否定 <2408-071611>
 南太平洋の島国ツバルのテオ首相が16日、台湾と維持する外交関係について都内で朝日新聞の取材に、「私の任期中に変更することはない」と語り、中国が援助を提供する太平洋島嶼国では台湾と断交し、中国と国交を結ぶ例が相次いでいたが、テオ首相は台湾との関係を重視する姿勢を強調した。
 ツバルは、太平洋で今も台湾と外交関係を持つ3ヵ国の一つで、親台湾派のナタノ前首相が7年1月の総選挙で落選した後、2月にテオ氏が首相に就任したばかりで、動向が注目されていた。
2024.07.16
 18:50
Reuters 通信

(Yahoo)

英が軍増強へ、中国など「危険なカルテット」に対抗 <2408-071610>
 英政府が16日、中国、イラン、北朝鮮、ロシアの「危険なカルテット」に対抗するため、軍を増強する方針を示した。
 政府は、1990年代後半の英国防相で、1999~2003年にNATO事務総長を務めたロバートソン氏を英軍の見直しを行うプロジェクトのトップに指名した。 2025年前半に報告書を提出する。
 ロバートソン氏は、脅威のレベルを踏まえると、英軍は戦闘準備が整った状態にする必要があると主張し、「われわれは、協力関係を深める危険なカルテットに直面している。 英国並びにNATOは、他の問題と同様に、このカルテットに立ち向かうことができなければならない」と英メディアに語った。
 スターマー新首相は先週、NATO首脳会議で演説し、英防衛費をGDPの2.5%に引き上げるという公約を再確認したが、時期については明言しなかった。
2024.07.16
 18:30
CNN

(Yahoo)

ハマス指導者、内部から戦闘終結への圧力か 米CIA長官 <2408-071609>
 米中央情報局 (CIA) はガザ地区で続くハマスとイスラエルの戦闘について、バーンズCIA長官が13日、西部アイダホ州での非公開会合で、ハマスのガザ最高指導者シンワル氏に対し、内部から終結を求める声が強まっていると匿名の出席者が語った。
 シンワル氏は2023年10月7日の対イスラエル攻撃を計画した主要人物で、バーンズ長官によれば、彼はガザの惨状をめぐり責任を問う声に晒されているという。
 米情報当局者らによると、シンワル氏は出身地ハンユニスの地下トンネルに潜伏しているとみられ、ハマスが停戦案を受け入れるかどうかの決定権を握っている。
2024.07.16
 12:41
Kyiv Independent Orban urged EU to restore diplomatic relations with Russia in letter to Michel, Bild reports <2408-071608>
 Bild紙が7月15日、ハンガリーのオルバン首相が、EUはロシアとの外交関係を回復すべきだと述べ、彼の「平和使節団」の結論の一つとして挙げたと、オルバン首相から入手した書簡を引用して報じた。 オルバン首相は、ウクライナ、ロシア、中国、トルコなどの首脳、そして米大統領候補のトランプと会談した後に欧州理事会のミシェル議長に書簡を送り、この事業の結論と提案の10項目の要約を提示したと報じられている。
 オルバン首相のならず者外交努力、すなわち、ロシアと中国の指導者プーチン大統領と習主席とのEU議長国ロゴの下での会談は、EU中の怒りを買った。 EUは、ハンガリーがEU理事会の議長国を務めているにもかかわらず、今回の訪問は決してEUを代表していないと強調した。
 欧州委員会は、議長国ハンガリーが主催する非公式閣僚会議をボイコットすると発表し、欧州議会の60人以上の議員がハンガリーのEU投票権の停止を求めたと報じられている。
2024.07.16
 10:32
讀賣新聞

(Yahoo)

副大統領候補バンス氏、共和党きっての「孤立主義者」…日本製鉄の USスチール買収も強く反対 <2408-071607>
 米共和党のトランプ前大統領が15日、副大統領候補に選んだバンス上院議員は、米政治専門紙Politicoによると党内きっての「孤立主義者」として知られ、米国のウクライナ支援に反対するなど外交・安全保障政策で「米国第一」を声高に訴えてきた。
 バンス氏は2016年の大統領選前にトランプ氏に批判的だった時期もあったが、トランプ氏の推薦を受けて2022年に初当選すると、トランプ路線を一貫して支持し忠誠心を示してきた。
 ウクライナ侵略を巡っては、停戦実現のため領土を巡るウクライナ側の「譲歩」も主張し、2月にミュンヘン安保会議に出席し、メディアの取材に支援が米国の国益にならないとして「米国に東欧の地上戦を無期限に支援する能力はない」などと訴えた。 欧州にはバンス氏の外交・安保を巡る発言に懸念が強い。
 同会議では「欧州より東アジアの問題に関心がある」と、対中国を優先させるべきだとも強調し、関税強化を訴えるなど対中強硬論者でもあり、かつて鉄鋼業などで栄えた「ラストベルト」に位置するオハイオ州出身で「米国の安全保障と産業、労働者を守る」として、日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収にも早くから反対論を強く唱えた。
2024.07.16
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 15 2024 <2408-071606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月15日の戦況 =
 最近のウクライナの世論調査によると、ウクライナ人は、ウクライナの完全降伏を求めるロシアの要求を広く拒否しており、戦争終結のためのクレムリンの条件は、完全に不合理であり、ウクライナ国内で広く不人気であることを強調している。
 ウクライナは、ウクライナ自身の条件でロシアと交渉する意思を示し続けており、ウクライナの和平解決の要求は、ウクライナの完全な降伏に至らない交渉にロシアが関与したくないのとは正反対の、国際法に従ったものである。
 EUの当局者は、ウクライナでの戦争に関するハンガリーのオルバン首相の政治的立場にEUが同調していないことを示すための措置を引き続き講じている。
 ロシア政府は、ロシアのウクライナ侵攻に対する批判を検閲する取り組みの一環として、ロシア政府が個人をテロリストまたは過激派に指定できる条件の数を大幅に増やすことを提案した。
 ウクライナ軍は7月14日~15日に、ロシアのエネルギーインフラに対してUAV攻撃を行い、占領下のクリミア半島にあるロシア軍の資産も攻撃したと報じられている。
 新たなロシア人移民同化プログラムは、ロシア国家がロシア語と歴史的遺産の優位性を強調しつつ、自らを歓迎し、多文化であることを示すことを望んでいるため、ロシア政府が中央アジアの移民に対する政策の側面を調和させるのに苦労していることを強調している。
 チェチェン共和国のカディロフ首長は、彼自身と北コーカサスを、ロシアのアラブ世界への働きかけの鍵と位置づけている。
 ウクライナ軍はトレツク近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はトレツクとアウディーイウカ近郊で前進した。
2024.07.16
 07:53
時事通信

(Yahoo)

ハマス軍事部門トップ、「殺害」と評価 空爆結果分析でイスラエル治安当局 報道 <2408-071604>
 イスラエルのメディアが15日、同国軍が13日行ったガザ南部への空爆を巡り、治安当局が攻撃目標としたハマスの軍事部門トップデイフ氏を殺害したと評価していると報じた。 事実であれば、ハマスは軍事面で大きな支柱を失う。
 ハマス側はデイフ氏は生存していると主張している。
 軍は14日、この空爆でデイフ氏側近の部隊司令官を殺害したと発表した。 報道によると、軍は、デイフ氏が司令官と同じ建物にいたことは間違いないとみている。 ただ、デイフ氏殺害に関し、ハレビ軍参謀総長は14日に「結論付けるには時期尚早だ」と述べており、慎重に分析を進めているとみられる。
2024.07.16
 07:33
Reuters 通信

(Yahoo)

ハマスとファタハ、今月中国で和解に向けて協議 <2408-071605>
 イスラム組織ハマスとパレスチナ自治政府主流派のファタハの高官が15日にReutersに、ハマスとファタハが今月中に中国で和解に向けた話し合いを行うことを明かした。 両者は4月にも中国で和解を協議した。
 これまでエジプトをはじめとするアラブ諸国が両者の和解を働きかけてきたものの、不調に終わっている。
 ハマスはガザを実効支配して以来、ファタハと対立し、最近ではファタハを率いるパレスチナ自治政府のアッバス議長が、イスラエルとの戦闘を続けるハマスを批判し、ハマス側はアッバス氏がイスラエル側に立っていると反発するなど緊張した関係が続いている。
2024.07.16
 07:15
Reuters 通信

(Yahoo)

フーシ派、紅海と地中海で商船3隻攻撃と主張 <2408-071603>
 イエメンのフーシ派報道官が15日、紅海と地中海で石油タンカーを含めた計3隻の商船に対して、BMやUAV、爆発物を搭載したUSVなどで攻撃したと明らかにした。
 英国海運貿易オペレーション (UKMTO) は15日に、イエメンのホデイダ港沖で2隻の船舶がボートやミサイルで攻撃されたと発表した。 いずれも乗員や船舶の安全は確認されている。
 報道官によると、これらの行動はイスラエルが13日にパレスチナ自治区南部ハンユニスで行った攻撃への報復だという。 ガザ保健当局の発表では、ハンユニスへの攻撃で死者は少なくとも90人に上り、300人が負傷した。
2024.07.16
 03:24
Defense News Armenia launches military drills with US amid souring ties with Russia <2408-071602>
 アルメニアが15日に米国との合同軍事演習を開始したが、この動きはアルメニアとロシアとの関係が悪化する中、米国や他の西側同盟国とより緊密な関係を築こうとする指導者の努力を反映している。
 アルメニアのパピキヤン国防相によると、Eagle Partner演習は、国際平和維持活動に参加する部隊の相互運用性を高めることを目的としている。
 アルメニアの平和維持軍米陸軍欧州アフリカ軍の将兵、カンザス州兵が参加している。 演習は7月24日まで行われる。
2024.07.16
 03:24
SOFREP Morocco Bolsters Defense with US Missiles, Signaling Shift Away from China <2408-071601>
 モロッコが中国からシフトして米国のミサイルで防衛力強化することを示唆している。 モロッコは最近、ATACMSを取得する契約を米国と締結したが、この動きは地域の軍事力学を再構築する可能性がある。 これに関連し、モロッコ空軍はHapoonをF-16に搭載する作業を進めている。
 ミサイルの正確な数は明らかにされていないが、7月2日に公表された時点で$227Mと評価されるこの契約は、歴史的に中国製兵器に大きく依存してきたモロッコにとって大きな変化を示している。
 この合意は、モロッコが2023年に40基のATACMSと発射装置を要求したことを受けて行われたもので、他の多くの米国製兵器とともに、当初の推定費用は$524.2であった。
 最終的な詳細は秘密のままだが、この米国の対外武器取引に、エストニア、ラトビア、リトアニアとポーランドと共に、モロッコが加わったことは、北アフリカと東ヨーロッパにおける連携を強化するため米国の戦略的策略を示唆している。
2024.07.15 Janes US, Canada, and Finland to collaborate on icebreaker production <2408-071517>
 米大統領府が7月11日、米、加、芬3ヵ国が、砕氷艦の建造と関連能力について協力するための三国間協定である砕氷艦協力努力 (ICE) 協定を締結する意向であると発表した。
 米大統領府は声明で、「この協力は、各国の造船業と産業能力を強化し、極地砕氷船やその他の北極圏および極地能力の建造に焦点を当てた情報交換と相互の労働力開発を通じて、両国間のより緊密な安全保障と経済関係を構築することを目的としています」と述べている。
 米国は、大型砕氷艦「米国沿岸警備隊警備艦のWAGB-10 Polar Starと中型砕氷艦USCGC Healyの2隻の砕氷艦に依存しており、現在、新たにPolar Security Cutterを建造しているが、その取り組みは遅れている。 カナダはまた、独自の新しい砕氷艦を建造している。
2024.07.15 Stars & Stripes US Army seeks to advance Dayton-bred weapons technology in new cannon <2408-071516>
 米陸軍は最近、デイトンで培われた兵器技術の一部を組み込んだ砲兵システムを取得したいという願望に関する情報提供を要請した。 陸軍即応能力・重要技術局は、装輪自走式155mm
SPGで構成される完全なマルチドメイン砲 (MDAC) の試作するためのスキル、施設、ツール、人員を提供できる情報源に関する情報をRfIで求めている。
 このシステムは、2022年に終了した海軍の電磁砲(レールガン)用に開発された砲を使用する。
 陸軍は計画概要で、「MDACは、装輪車に搭載された超高速発射体 (HVP) を発射できる155mm砲を元にした防空システムを開発することにより、弾薬コストを大幅に削減し、遠征の有用性を高めることを目指している」と述べている。
 海軍によって開発されたこの砲は、海兵隊、地上部隊、艦船を支援するために超高速の発射体を発射することを目的としていて、デイトンに本拠を置くIAPリサーチは、海軍のレールガン開発において10年以上にわたって重要な下請け業者であった。
 2017年、BAE Systems社は当時約40人の現地従業員を擁していたIAP Researchを買収し、早くも1987年夏には、IAPはレールガンで10発/秒の発射速度で発射できることを実証したと、1987年12月のDayton Daily News紙は報じている。
2024.07.15 Stars & Stripes Top EU leaders will boycott meetings hosted by Hungary’s Orban after his outreach to Russia, China <2408-071515>
 ハンガリーの親露派オルバン首相がウクライナに関する外国首脳との一連ならず者会議を開催し、ヨーロッパのパートナーを怒らせた後、EUの高官は、ハンガリーがEUの輪番議長国を務めている間ハンガリーが主催する非公式会議をボイコットする。
 欧州委員会の委員長と他の欧州委員会の高官会議をボイコットするという極めて異例の決定は、「ハンガリーEU議長国の始まりを記念する最近の進展に照らして」行われたと、欧州委員会のスポークスマンであるマーマー氏は月曜日にXに投稿した。
 ハンガリーは7月1日に交代制での役割を引き継ぎ、それ以来、オルバンはウクライナ、ロシア、アゼルバイジャン、中国、米国を訪問し、ウクライナでのロシアの戦争を終わらせることを目的とした「平和使節団」と称する世界歴訪を行った。これにEUの多くの指導者は怒り、彼らはオルバンの計画を事前に知らされていなかったと述べた。
 オルバン政権はロシアと友好的であり、ウクライナ支援に関するほとんどのEU諸国の政策に反している。 ハンガリーのボカ欧州相は、欧州委員会の決定を激しく非難し、同委員会は協力したい機関や加盟国を選ぶことはできない。
 欧州委員会の決定は、ハンガリーが主催する非公式会合に適用される。欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長のような高官の代わりに、上級公務員が出席する。 オルバン政権は、ロシアの侵略を阻止するための武器供給を拒否し、戦争で荒廃した国への財政支援を阻止すると脅すことで、ほとんどのEU諸国の政策に反している。
2024.07.15
 23:45
Defense News India unveils light tank designed for operations near the China border <2408-071514>
 インドは今月、2020年半ばに武力紛争が勃発した中国との国境沿いの山岳地帯に適した、より機敏な装甲戦闘車両を国防当局が模索する中、試作のZorawar軽戦車をグジャラート州ハジラにあるL&T社の工場で公開した。
 インドは2021年4月に新型軽戦車の
RfIを発簡していたが、インドがこれほど早く試作車を製造したのは前例がない。
 ZorawarはL&T社がDRDOと協力した官民協力の成果である。
 インド陸軍はこれまでに59両を発注したが、DRDOのカマス長官は、Zorawarは2027年まで準備が整わないと述べた。
 カマス長官によると、この試作車はわずか2年半で製造されたという。 「そして今、最初の試作車は今後6ヵ月にわたって開発試験を受け、その後実用試験のためにユーザーに提供する準備が整う」と彼は述べた。
2024.07.15
 23:09
Kyiv Independent Trump names senator in favor of Ukrainian territorial concessions as his running mate <2408-071513>
 共和党は15日に、2024年米大統領選の候補者としてトランプ前大統領を正式に指名した。 トランプ候補はウクライナへの支援に反対しているオハイオ州選出のバンス上院議員を副大統領に指名したと発表した。
 バンス議員は2022年に上院議員に初当選したが、政治経験はなかったが、2016年に回顧録『ヒルビリー・エレジー』が発売され、一躍有名になった。
 ゼレンスキー大統領は、トランプ氏が米大統領に選出された場合、ウクライナは共和党と協力する用意があると述べた。
2024.07.15
 22:43
日経新聞 米海軍、岩国基地にオスプレイ配備 <2408-071512>
 在日米軍が15日、岩国基地に海軍の輸送機CMV-22 OspreyとF-35Cを配備すると発表した。 発表によると、CMV-22 Ospreyはこれまで岩国に配備されていたC-2と置き換える。
 海軍型Ospreyの日本配備はこれが初めてで、中国がインド太平洋で覇権主義的な動きを強める中、抑止力を高める狙いがある。
2024.07.15
 22:29
Kyiv Independent Georgian president appeals to Constitutional Court on law on 'foreign agents' <2408-071511>
 ジョージアのムスキラゼ大統領秘書官が7月15日、ズラビシュヴィリ大統領ジョージア憲法裁判所に、外国代理人に関する法律に反対する動議を提出したとブリーフィングで述べた。
 ムスキラゼ秘書官によると、グルジア大統領はこの法律をめぐって、この法律はジョージア憲法第78条に反し違憲であると初めて憲法裁判所に上訴した。
「この訴訟は、憲法が保障するいくつかの基本的権利を侵害する法律のいくつかの条項に異議を唱えている。この訴訟で、大統領は法律の停止と最終的な廃止を要求している」とムスキラゼは述べた。
 彼女は当初、クレムリンを批判する人々を弾圧するために使われる抑圧的なロシアの法律を反映しているとして、外国からの資金提供を受けている組織を外国の代理人と呼ぶことを義務付ける法案に拒否権を発動したが、与党ジョージアン・ドリーム党が多数を占めるグルジア議会は、5月28日、84人の議員が賛成票を投じ、大統領の拒否権を封じた。
 
RFE/RLの「コーカサスのこだま」プロジェクトによると、グルジアの国選弁護人レヴァン・ヨセリアーニ氏や、非政府組織、様々なメディアも、憲法裁判所に同様の訴訟を起こす予定だという。
2024.07.15
 17:50
讀賣新聞

(Yahoo)

日本のサイバー防御、ツバルに「輸出」へ…島国で脆弱なネットセキュリティーに依存 <2408-071510>
 複数の政府関係者が、政府が南太平洋のツバルに対し、サイバーセキュリティー能力向上のため、通信関連機材を供与する方針を固めたことを明らかにした。 16~18日に東京都内で開催される「太平洋・島サミット」に合わせて方針を伝える。
 ツバルの政府機関や情報通信の中核である国営通信会社に対し、サイバー攻撃などの脅威を検知するシステムや不正アクセス・攻撃からネットワークを防御するシステムを提供する。 これらには日本企業の製品も含まれ、一連の機材提供は5億円相当となる。
 日本政府は通信関連機材の供与を通じて、ツバルがサイバー攻撃をどの程度受けているかの実態を把握した上で、具体的な対策を進める。
 ツバルは台湾と国交を結んでおり、台湾や日本、米国とやりとりした情報の流出を防ぐための環境整備を支援する。
2024.07.15
 16:30
Breaking Defense How SECNAV’s claims about S. Korean, Japanese shipbuilders do and do not line up <2408-071509>
 6月下旬、韓国の共同企業体Hanwhaとその造船部門であるHanwha Ocean社が、フィラデルフィア造船所を購入する計画を発表した。 デル・トロ米海軍長官はこの動きを公然と応援している。
 米海軍の戦闘艦を建造していないフィラデルフィア造船所は、これまでノルウェーの産業投資グループが所有しているが、この発表はデル・トロ長官に歓迎され、「Hanwha社が米国の造船競争環境を変える」ことを期待していると述べた。
 デル・トロ長官は2024年中、韓国と日本の造船所を称賛し、米国の造船所への投資を奨励する一方で、米国の産業界が自社の施設への投資を怠ったことを諭している。
2024.07.15
 16:26
Ukrainska Pravda Ukraine produces largest number of self-propelled artillery units per month in Europe – Zelenskyy <2408-071508>
 Bohdana
SPHを製造しているウクライナの企業は、月間生産台数でヨーロッパ記録を保持している。
 ゼレンスキー大統領は「現在、我々は月にかなりの数のBohdana SPHを生産している」と述べた。
 ゼレンスキー大統領は4月に、ウクライナの企業が初めてBohdana SPH 10門を生産したと述べた。
【註】
 2S22 Bohdanaは、ウクライナで開発されたNATO標準の155mm榴弾砲を搭載した装輪式SPHで、2023年7月21日にウクライナ軍によって正式に採用された。
装甲ダブルキャビンと約20発の砲弾を備えており、最大射程は通常弾で40km、RAPで50kmであり、発射速度は6発/分である。
2024.07.15
 15:51
Inside Defense Navy seeks more information on potential DDG(X) power and propulsion system <2408-071507>
 米海軍が、DDG(X) 大型水上戦闘艦の動力推進システムの開発・設計を強化するため、動力推進装置メーカー、電力システムインテグレーター、学界が海軍と情報を共有することを奨励している。
 海軍は15日に、推進システム開発のために指定されたフィラデルフィアの陸上試験場の最新情報を提供する業者説明会を開催し情報を要求した。
2024.07.15
 12:11
Reuters 通信

(Yahoo)

中国新築住宅価格、6月は9年ぶり大幅下落 業界底入れ見えず <2408-071506>
 中国の6月の新築住宅価格は約9年ぶりの大幅な下落率を記録した。 不動産投資も減少し、政府の支援策にもかかわらず、2021年から低迷する不動産部門の底入れが見えない状況になっている。
 中国国家統計局のデータに基づくReutersの計算で6月は前年比4.5%下落し、5月の3.9%下落から下げ幅が拡大した。 前月比は5月と同じく0.7%下落だった。
 不動産仲介を手がける中原地産のアナリストである張氏は「不動産業界の需要と供給の構造は根本的に逆転した。 市場は政策の効果に過度な期待を抱く必要はない」と指摘し、「今後、この業界が全面的に上昇する可能性は低い」と述べた。
 1~6月の不動産投資は前年同期比10.1%減と、1~5月の減少幅と同じだった。 1~6月の床面積ベースでの不動産販売は前年比19.0%減で、1~5月は20.3%減だった。
2024.07.15
 11:53
Reuters 通信

(Yahoo)

中国 GDP、第2四半期は前年比+4.7%に鈍化 消費振るわず <2408-071505>
 中国国家統計局が15日に発表した2Q/2024年(4~6月)国内総生産 (GDP) は前年比4.7%増で、1Q/2024年の5.3%増から鈍化し1Q/2023年以来の低成長となった。 前期比では0.7%増で、下方改定された1Q/2024年の1.5%増から減速した。
 成長率は2024年の政府目標の5%前後を下回り、Reutersがまとめたアナリストの予想の5.1%にも届かなかった。
 特に懸念されるのは消費関連部門で、6月の小売売上高は1年半ぶりの低い伸びとなった。 長引く不動産不況と雇用不安が内需を圧迫し、当局は一段の景気テコ入れを迫られるとの見方が広がっている。
2024.07.15
 08:00

(18:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 14 2024 <2408-071504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月14日の戦況 =
 ロシア当局者や軍事ブロガーは、7月13日にロストフ州チムリャンスク近郊の石油貯蔵所に対するウクライナのUAV攻撃を受けて、ロシアの後方地域の重要インフラ周辺の安全が保てないという不満を繰り返した。
 ロシア軍司令部は、ロシアの防衛産業の制約や、ウクライナでのロシア軍の攻撃を強化する取り組みにより、当初は作戦予備隊であった部隊装備不足のまま投入した可能性がある。
 ウクライナは一連の安全保障協定に署名し、7月9日~11日にNATO首脳会議の最中およびその後、いくつかの支援パッケージを受け取った。
 ウクライナ軍はヴォフチャンスク近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はアウディーイウカ近郊で前進した。
 ロシア下院国防委員会のカルタポロフ委員長が7月14日、ロシア国防省は2022年秋に動員した軍人を終戦前に動員解除する予定はないと改めて表明した。
2024.07.15
 07:02
時事通信

(Yahoo)

分断半世紀、今も廃虚の保養地=トルコ侵攻で住民追放―ギリシャ系、望郷消えず―北キプロス <2408-071503>
 地中海東部のキプロス島へトルコ軍が「トルコ系住民保護」を名目に侵攻し、北部を占領してから7月で50年になる。
【註】
 第2次大戦後イギリス統治下のキプロスではエーゲ海の島々と同じくギリシャに併合されるべきという要求がギリシャ系住民の間で高まり、1948年にはギリシャの国王がキプロスはギリシャに併合されるべきとの声明を出し、1951年にはギリシャ系住民の97%がギリシャへの併合を希望していると報告された。
 ギリシャ系独立派の穏健的な指導者であったキプロス正教会のマカリオス大主教を初代大統領として1960年にキプロス共和国は独立を果たしたが、1963年には民族紛争が勃発し、1964年3月より国際連合キプロス平和維持軍が派遣された。
 1974年7月15日にギリシャ軍事政権の支援を受けた併合強硬派がクーデターを起こしてマカリオス大統領を追放したため、トルコはこれに敏感に反応してトルコ系住民の保護を名目に7月20日キプロスに侵攻した。
 これにより7月22日にクーデター政権が崩壊するが、トルコ軍はキプロス分割問題の解決をはかって8月13日に第二次派兵を敢行し、首都ニコシア以北のキプロス北部を占領した。
 トルコの支持を得たトルコ系住民は翌年、キプロス共和国政府から分離してキプロス連邦トルコ人共和国を発足させ、政権に復帰したマカリオスの支配するギリシャ系の共和国政府に対して、連邦制による再統合を要求した。  キプロスは現在、ギリシャ系住民からなるキプロス共和国が中部と南部を支配し、トルコだけが承認しているキプロス連邦トルコ人共和国が北部を支配している。
2024.07.15
 05:55
共同通信

(Yahoo)

ロシア、3トン爆弾投下の映像 ウクライナは危機感訴え <2408-071502>
 ウクライナメディアが、ロシアが14日にFAB-3000 3t爆弾に翼などを付けて滑空型にした爆弾をSu-34からウクライナで投下したとする映像を公開したと報じた。
 イエルマーク大統領府長官は、航空機からの爆弾投下を防ぐためロシア領内にある飛行場などへの攻撃許可が必要だと、兵器を供与する欧米に危機感を訴えた。
 ゼレンスキー大統領は14日、X(Twitter)への投稿で、ロシア軍がこの1週間に約80発のミサイル700発以上の誘導滑空爆弾を使用したと表明した。 8日には首都キーウなどへの大規模なミサイル攻撃があり、各地で計40人以上が死亡したとして、友好国に対して防空支援強化を改めて呼びかけた。
2024.07.15
 02:24
Defense News One-third of US military could be robotic by 2039: Milley <2408-071501>
 ミリー退役陸軍大将がアクシオスで11日に行われた、
Future of Defenseの出版行事で、「今から10年から15年後には、米軍の1/3、おそらく25%から1/3がロボットになるだろう」と語った。
2024.07.14
 22:05
時事通信

(Yahoo)

ネパール新首相にオリ氏 15日、3度目就任へ <2408-071405>
 ネパールのポーデル大統領が14日、ダハル首相の失職に伴い、下院第2党の統一共産党(UML)のオリ議長を新首相に任命した。 オリ氏の首相就任は、臨時首相だった時期を除き3度目で、15日に就任宣誓する。
 UMLは最大勢力のネパール会議派(NCP)と新たな連立政権を発足させる。
 2027年までのダハル氏の残り任期は、UMLとNCPが分け合うことで合意したと報じられている。 同国では人事などを巡って政局の混乱が続き、首相交代が頻繁に起きている。
 UMLが7月上旬にダハル氏率いる共産党毛沢東主義派(毛派)との連立を離脱したため、与党勢力は過半数を割り込んだ。 12日に実施された信任投票でダハル氏は反対票多数により失職した。
2024.07.14
 21:10
Kyiv Independent Ukraine has right to strike military targets within Russian territory, Stoltenberg says <2408-071404>
 ストルテンベルグNATO事務総長がUnited Newsの取材で7月14日、ウクライナは国際法上ロシア領内の軍事目標を攻撃する権利を有すると述べた。 ストルテンベルグ事務総長は、「ウクライナが侵略国であるロシアの領土にある正当な軍事目標を攻撃する権利を持っていることに疑いの余地はない」と述べ、「これは国際法で明確に定義されており、ロシアがウクライナに対して始めた戦争であるため、ウクライナには自衛権があり、これには侵略者の領土への攻撃が含まれることは全く明白である」とし、米政府が6月に、ハリコフ州との国境付近でロシア軍を攻撃する許可をウクライナに与えたことは歓迎すべき一歩だと述べた。
 米国の政策は、ウクライナ軍が米国から供与された兵器を使用してロシア国内の奥深くを攻撃することを禁じているが、ゼレンスキー大統領はロシアと占領下のクリミア半島でATACMSなどの長距離兵器を使用する能力は「即効性がある」と述べ、米国政府に規制を解除するよう求めた。
2024.07.14
 19:09
時事通信

(Yahoo)

奇襲を首謀、幾度も暗殺未遂 謎多き司令官 デイフ氏 <2408-071403>
 イスラエル軍が今回攻撃目標としたデイフ氏は、ハマスの軍事部門Qassam旅団のトップだが、公の場に姿を見せない謎多き人物である。 2023年10月のハマスによるイスラエル奇襲では、首謀者の一人として数年前から準備に当たったとされる。
 Reuters通信などによると、デイフ氏は1965年にガザ南部ハンユニス生まれて1987年にハマスに入り、第1次インティファーダ(対イスラエル民衆蜂起)に参加した。 2002年にイスラエル軍に殺害された前任者に代わりQassam旅団トップに就任し、1990年代から2000年代にかけてイスラエルで相次いだ一連の自爆テロを含め、長年テロ活動に関与してきた。
 エルサレム旧市街のアルアクサ・モスクにイスラエル警官隊が突入した2021年の事件に憤って大規模イスラエル攻撃の計画立案に着手したとされ、20年の奇襲を「アルアクサの洪水」と名付けた。国際刑事裁判所(ICC)の主任検察官は2024年5月に人道に対する罪などの疑いでハマスのガザ地区トップ、シンワル氏らと共にデイフ氏の逮捕状を請求した。
 何度も暗殺の対象になり、約20年前にイスラエル軍の空爆で手足に重傷を負い、車いすで生活しているとみられ、2014年にはイスラエル軍の攻撃で妻や子供らが死亡したという。
2024.07.14
 08:33
時事通信

(Yahoo)

ハマス軍事部門トップ、生死不明 ガザ南部空爆の死者90人に <2408-071402>
 ガザ当局が13日にガザ南部でイスラエル軍が行った空爆死者が約90人に達したと発表した。 負傷者は約300人だという。
 イスラエルのネタニヤフ首相は同日夜にテルアビブで記者会見し、ハマスの軍事部門トップ、デイフ氏らを目標に空爆を加えたが、同氏が死亡したという絶対的確信はないと語った。
 報道によれば、イスラエル軍はガザ南部ハンユニス西部のマワシ地区にあるハマスの部隊司令官の施設を狙ったが、デイフ氏がこの施設に入ったとの情報があったという。
 イスラエル軍は14日、同司令官を殺害したと発表した。
2024.07.14
 06:35

(16:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 13 2024 <2408-071401>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月13日の戦況 =
 ウクライナ保安庁 (SBU) が7月13日朝、ロストフ州チムリャンスク近郊の石油貯蔵所に対するUAV攻撃に成功したと報じられている。
 ロシアとイランは、二国間関係と多国間協力の深化へのコミットメントを引き続き表明している。
 拘束されたイワノフ元国防次官と関係があったとされるロシア人実業家とロシア軍高官が最近、同日に死亡した。
 ロシア当局に協力しているアルメニア国境警備隊は、ロシアとアルメニアの関係が悪化する中、アルメニアに対する政治権力を主張し、アルメニアの主権に挑戦するクレムリンの継続的な取り組みの一環として、エレバンでロシア市民を拘束したと報じられている。
 ウクライナ軍はクピャンスクとスバトベの近くで失った陣地を奪還し、ロシア軍はクレミンナ、トレツク、アウディーイウカの近くとドネツク州とザポリージャ州の州境地帯で前進した。
2024.07.13
 19:22
Ukrainska Pravda Orbán spoke out against Ukraine's accession at NATO summit – Bloomberg <2408-071311>
 Bloombergが、ハンガリーのオルバン首相がゼレンスキー大統領が出席したワシントンDCでのNATO首脳会議で、ウクライナは同盟に加わるべきではないと述べたと報じた。
 NATO首脳会議で、オルバン首相は、先に合意したウクライナへの軍事支援への参加を拒否し、ウクライナ大統領が出席した首脳会談で、ウクライナは同盟に加盟すべきではないと明言した。
 「オルバン首相はゼレンスキー大統領との本会議で、ウクライナはNATOに加盟すべきではないと示唆したとさえ言われている。 何人かの指導者は反撃し、ある指導者は、ハンガリー自身の歴史が、ウクライナが同盟に属している理由を示していると示唆した」とBloombergは指摘し、非公開の議論を詳述した。
2024.07.13
 15:37
Kyiv Independent US developing new 'extended-range' missile for Ukraine's Air Force <2408-071310>
 米国はウクライナ空軍向けに、長射程で安価な新型ミサイルを開発していて、1月に
RfIを発簡している。 7月10日の更新版では、ウクライナに供給するためであると明記された。
 要求には、開発される新兵器は、装甲目標を撃破できる破片効果弾頭を搭載したCEP≧10m、射程約460km500-lb級低コスト空中発射を目指す長距離攻撃弾 (ERAM) である。
 敵がECMを掛けた場合でもGPSを効果的に操作する能力が含まれる。
 この兵器は、契約締結後2年以内に生産が開始され、毎年最大1,000発が生産される予定である。
2024.07.13
 15:00
讀賣新聞

(Yahoo)

射程1000キロ超の新型対艦ミサイル、26年度にも九州配備へ…南西諸島の防衛を強化 <2408-071309>
 防衛省は、現行の数倍となる射程1,000kmを超える改良型地対艦ミサイルと、開発中の「島嶼防衛用高速滑空弾」令和7年度にも陸上自衛隊西部方面隊第2特科団に配備する方向で調整に入った。
 強引な海洋進出を続ける中国を念頭に、複数の種類のミサイルを置くことで南西諸島の防衛力を強化する狙いがある。
 政府関係者によると、現有の12式地対艦誘導弾を基に開発している改良型の地対艦ミサイルは、有事などの際に九州や沖縄地方に展開すれば、遠方の艦艇に対応することができる。 敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」は、政府が2022年に策定した国家防衛戦略の柱で、改良型ミサイルの導入前倒しも決まっている。
 この攻撃を避けて南西諸島の島に上陸した敵部隊には、開発中の地対地ミサイル島嶼防衛用高速滑空弾で対処する。 滑空弾は、弾頭部分が高速で落下するため敵による迎撃がより困難になる。 射程は数百㌔で、侵攻を受けた島に近い別の島から発射するケースを想定している。
 同時に、あらかじめ近くの離島に配置したMLRSも、数十㌔離れた敵部隊に対して一斉にロケット弾を発射する。 これら長距離と中距離、短距離と射程が異なる「三段構え」の装備で離島を防衛する構想である。
2024.07.13
 10:46
Kyiv Independent Poland considers downing Russian missiles over Ukraine, FM says <2408-071308>
 シコルスキ外相が7月12日にAmerican Enterprise研究所に、ポーランドは領空に向かって飛んでいるロシアのミサイルを、ウクライナ領空にいる間に撃墜するというウクライナの提案を検討していると語った。 彼の発言は、ポーランドのカミス国防相が、NATOの決定なしにロシアのミサイルを撃墜するというウクライナの要求にポーランドは応じないと述べた数日後に行われた。
 ウクライナ上空を通過するミサイルを迎撃する提案は、7月8日にワルシャワで調印された両国間の安全保障協定に盛り込まれた。
 ポーランドは、ロシア軍がウクライナに大規模な空爆を仕掛ける際、ポーランド領空を守るために戦闘機を頻繁に緊急発進させているがミサイルやUAVを破壊したことは一度もない。
2024.07.13
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 12 2024 <2408-071307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月12日の戦況 =
 西側諸国と米国の当局者は、ウクライナ軍は今後6ヵ月間守勢に廻らざるを得ず、2025年まで大規模な反攻作戦を実施できないと評価していると報じられているが、ウクライナ軍はすでに前線の一部で限定的な反撃で戦術的主導権を争おうとしており、ウクライナ軍は西側の支援の到着次第では、大部分が守勢に回っている場合でも限定的な反攻作戦を実施できる可能性がある。
 ベロウソフ露国防相が7月12日、オースティン米国防長官との電話会談で、米国にウクライナ支援中止を強要する今まで通りのロシアの脅しを繰り返した。  英国政府は、ウクライナロシア国内の軍事目標を攻撃するために英国から供給されたStorm Shadowを使用することを許可していないと報じられているが、以前の西側諸国の報道や英国の公式声明はこれに反している。
 米国防総省は7月11日、$225M相当のウクライナへの軍事支援パッケージを発表した。
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊とドネツク・ザポリージャ州の国境地帯で前進が確認された。
 ロシア軍の歩兵部隊は、ウクライナ軍の地雷原が拡大し、攻撃訓練が不十分なため、ウクライナ軍の塹壕陣地を縦隊で攻撃していると報じられている。
2024.07.13
 07:19
毎日新聞

(Yahoo)

ネパール首相が失職 下院投票で不信任多数 新しい連立政権樹立へ <2408-071306>
 ネパール下院が12日、ダハル首相の信任投票を実施し、不信任多数で首相の失職が決まった。 地元メディアによると、不信任が194で、信任は63にとどまった。
 ネパールでは短命政権が多く、ダハル首相は2022年12月に首相に任命されてから1年半で退陣に追い込まれた。
 2022年11月の下院選で、ダハル氏が率いるネパール共産党毛沢東主義派(毛派)は、政党として3番目に多くの議席を獲得し、最多議席を獲得したネパール会議派と連立を組んでいたが、選挙後に急遽第2勢力の統一共産党(UML)などの連合に合流して連立政権を樹立した。 しかし、その後も連合内の内紛が続き、2024年7月に入ってUMLはネパール会議派と連立を組むことで合意し、ダハル首相に辞任を要求した。
 地元メディアは、ダハル首相に権力が集中することをUMLが恐れたとする専門家の見方を示している。
 今後、UMLとネパール会議派は、新しい連立政権の樹立に向けて協議を進める。
2024.07.13
 07:15
News Post Seven

(Yahoo)

北朝鮮が海外留学生に一時帰国命令 若いエリート層への政治・思想指導強化を図る狙い、すでに離反する留学生も <2408-071305>
 米政府系報道機関
RFAが、北朝鮮当局は中国やロシアなどの大学に派遣している北朝鮮留学生に対して、学業を中断して一時帰国をするよう指示していると報じた。
 海外留学生らへの通告では、一時帰国の目的は7月下旬の金総書記への忠誠を強化することを目的とした会議に出席するためとされている。 これは北朝鮮の若者に対する思想統制を強化し、若いエリート層の離反を防ぐための広範な取り組みの一環とみられている。
 北朝鮮では2020年から2023年春ごろまでCOVID-19の感染拡大を受けて、留学生の帰国を禁止していたが、感染禍が落ち着いたことから政治・思想指導強化のため、帰国を命じたものとみられる。
 仮に、今回の政治・思想教育で一定水準に達しない場合は、夏休み明け秋以降、留学先に戻さない可能性もあることから、すでに帰国通告を受けたあと、消息が分からなくなっている留学生も出ているという。
2024.07.13
 02:03
時事通信

(Yahoo)

日独、太平洋で防衛協力 中国念頭、経済安保の枠組み創設 首脳会談 <2408-071304>
 ベルリンを訪問中の岸田首相は12日午後にショルツ首相と首相官邸で会談した。 中国の覇権主義的な行動を踏まえ、インド太平洋地域で防衛分野の協力拡大に取り組む方針で一致し、半導体や重要鉱物のサプライチェーン強化を図るため、経済安全保障に特化した政府間協議の枠組みをつくることに合意した。
 共同記者会見で岸田首相は、欧州大西洋とインド太平洋の安保は不可分との立場を改めて表明して「ロシアと北朝鮮の軍事協力の深まり、ロシアによるウクライナ侵略に関する中国の動きへの対応について、ドイツとさらなる連携を期待している」と述べた。
 ショルツ首相は、今夏にドイツ空軍機やフリゲート艦が来日を予定していることに触れ、「シグナルとしての価値を持つだけでなく、いかに日独が協調していけるのか確認することができる」と強調し、中国の南シナ海などでの動きを念頭に国連海洋法条約の順守を訴え、「北朝鮮から武器がロシアに入っている状況はゆゆしきことだ」とも主張した。
 日独間では物品役務相互提供協定 (
ACSA) が12日に発効したのを踏まえ、会談では部隊間の連携を強めることを確認した。 また外務・防衛担当閣僚協議 (2-plus-2) を早期に日本で開き、具体的な内容を話し合う。
2024.07.13
 02:00
RBC Ukraine Ukrainian defenders pushed Russian forces out of Sotnytskyi Kozachok <2408-071303>
 ウクライナ軍は、ハルキウ州のソトニツキー・コザチョクからロシア軍を追い出し一掃した。 DeepStateMapプロジェクトによると、ロシアの偵察・破壊工作グループ (RSG) が約1週間前にこの村に配置された。
Sotnytskyi Kozachok の位置 (Google Map)】
 プロジェクトの最新データによると、ソトニツキー・コザチョクは7月12日の夜遅くに青色を帯びた。 これに先立ち、7月11日には、ディープステートの地図に集落が赤で示され、そこにロシア軍がいることが示されていた。
2024.07.13
 01:00
RBC Ukraine Russian army tries to break through defense of Ukrainian forces in Donetsk region - General Staff <2408-071302>
 ウクライナ軍参謀本部によると、ロシア軍がドネツク州でウクライナ軍の防衛を突破した。 7月12日の戦況はポクロフスク、クラホヴェ、トレツク方面で最も激しいままである。
 敵は終日、ウクライナ領土に45回の空爆を行い、58発の誘導爆弾429機の突撃UAVを使用して、ロシア軍はウクライナ軍の陣地や人口密集地を3,408回砲撃した。
2024.07.13
 00:38
RBC Ukraine Ukraine war latest: Russian losses reach 'conflict highs,' UK Defense Ministry says <2408-071301>
 英国防省が7月12日、ウクライナにおけるロシア軍の損失が5月から6月にかけて「紛争のピーク」に達したと報告した。 同省は、ロシアがウクライナのハルキウ州への前進に失敗し、5月上旬に新たな戦線を開いたことが主な原因だとしている。 同省はXに関する諜報報告書で、ロシア軍の1日平均死傷者数は、2ヵ月間でそれぞれ1,262名と1,163名に達したと述べ、「ロシアは過去2ヵ月間に合計で7万名以上の人員を失った可能性が高い」と声明は述べている。
 「ロシアの死傷者は、ロシアがウクライナ軍の陣地を大量に攻略しようとし続けるため、今後2ヵ月間は1日平均1,000名を超え続ける可能性が高い」 情報筋は「ロシアは5月に1日あたり約1,000名の損失を被った可能性が高い」と推定している。
 Euro Pravdaは6月13日にNATOの情報源によるとして、ハリコフ攻勢でのロシアの損失は「天文学的」だと報じた。
 ゼレンスキー大統領は5月25日の取材で、攻撃中のロシア軍の損失はウクライナ軍の損失の8倍に上ると述べた。
 ウクライナ軍参謀本部によると、2022年2月24日に全面侵攻が始まって以来、ロシアは7月12日現在、ウクライナで55万6,650名の将兵を失っている。
2024.07.12 SOFREP South China Sea Conflict: Philippines Invests in New Fighter Jets <2408-071216>
 マルコス比大統領が、フィリピン空軍の防衛システム強化のための新型戦闘機の取得にゴーサインを出した。 この動きは、国の軍事近代化の取り組みの一環で、空軍は現在、南シナ海で中国との緊張が続く中、防衛能力の弱点に対処することにこれまで以上に注力している。
 比軍参謀総長のブラウナー陸軍大将は、現在のフィリピンのFA-50は韓国製で、国を守るには不十分だと強調した。 フィリピンは現在、F-16やJAS-39など「より大きく、より速く、より殺傷力のある」航空機の購入を検討しているが追加機数はまだ検討中という。
2024.07.12
 18:35
時事通信

(Yahoo)

中ロ軍が合同演習 「海の脅威に共同対処」 <2408-071215>
 中国国防省が12日、ロシア軍との合同演習「海上連合2024」7月中旬まで実施すると発表した。 同省報道官は、年次計画に基づく演習で「海洋安全保障上の脅威への共同対処能力」を示すことが目的と説明した。
 演習場所は広東省周辺の海空域としている。
2024.07.12
 17:14
BBC News

(Yahoo)

ハンガリーのオルバン首相、トランプ前米大統領と会談 フロリダで <2408-071214>
 トランプ前米大統領が11日夜、フロリダ州の私邸で、5日にプーチン露大統領と会談したばかりハンガリーのオルバン首相と会談した。
 トランプ前大統領とオルバン首相は、これまでも何度か会談しており、オルバン首相は11月の米大統領選挙でのトランプ前大統領の再選支持を公言しており、最近もバイデン大統領の敗北はとても、とても可能性が高いと発言している。
 オルバン首相は今回の訪問について、「平和ミッション5.0」とTweetし、「私たちは平和を作り出す方法を話し合った。 今日の良いニュース:彼はそれを解決する!」と付け加えた。
 オルバン首相は、親露的な見方を示すことから、ヨーロッパでたびたび批判されてきたが、トランプ前大統領を支持する人々や、米保守派の間では人気を保っている。
 オルバン首相は「平和イニシアティブ」と自ら呼ぶ取り組みを進めており、中国の習国家主席やウクライナのゼレンスキー大統領とも最近、会談しているが、今月、EU欧州理事会の議長国になったハンガリーは、EU加盟国の首脳たちは、オルバン首相の行動はEUを代表するものではないと強調している。
2024.07.12
 14:54
Reuters 通信

(Yahoo)

バイデン氏と米政権、イスラエルの戦争犯罪に加担=トルコ大統領 <2408-071213>
 トルコのエルドアン大統領が、バイデン米大統領とその政権ガザの紛争におけるイスラエルの戦争犯罪と国際法違反に加担していると述べ、イスラエルへの制裁を求めた。
 ワシントンでのNATO首脳会議の合間にNewsweek誌の取材に応じ、イスラエルによる民間人の残忍な殺戮や、病院などへの攻撃は戦争犯罪に当たると指摘し、「米政権はこれらの違反を無視し、イスラエルに最大限の支援を提供している。 これらの違反に加担するという犠牲を払っている」と述べた。
 また「国際法違反について誰がどのような制裁をイスラエルに課すかが現在の真の問題だが、誰もそれに答えていない」と述べた。
 トルコがロシアと中国と友好関係を維持していることや、BRICSと上海協力機構 (
SCO) との最近の接触について質問されると、トルコは「ウィンウィン」のアプローチで外交を行っているため非西側諸国との関係を排除できないと説明し、「わが国はNATOの揺るぎない同盟国だが、そのことが中国やロシアなどの国々と前向きな関係を築く能力を妨げるものではないと考えている」と述べた。
2024.07.12
 14:41
時事通信

(Yahoo)

東京事務所案「棚上げ」 数年後に計画再浮上も NATO高官 <2408-071212>
 NATO高官が11日までに、東京に連絡事務所を設置する案が棚上げ状態にあることを明らかにした。 首脳会議が開催されたワシントンで、記者団に「現段階では合意に達していない」と語った。
 ただ、「数年後に計画が再浮上しても驚かない」とも述べ、事態が今後進展する可能性を否定しなかった。
2024.07.12
 14:22
JSF

(Yahoo)

12式地対艦誘導弾能力向上型の試作ミサイルが初公開 <2408-071211>
 7月12日に防衛省から令和6年版防衛白書が発表された。 その中で開発中の長距離対艦ミサイル12式地対艦誘導弾能力向上型試作品が初めて公開されている。
 12式地対艦誘導弾の能力向上型(改良型)を名乗っているが、実際には大きさも形状も全く異なっており完全新型の別物で、ステルス形状を持つ大型の亜音速対艦ミサイルとなっている。
2024.07.12
 14:10
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO・イスラエル協力の試み認めず、トルコ大統領が表明 <2408-071210>
 トルコのエルドアン大統領が12日、NATO首脳会議で記者会見し「パレスチナで包括的かつ持続可能な和平が実現するまで、トルコはイスラエルとの協力へのNATO内の試みを認めない」と述べ、NATOがイスラエル政権との協力を継続することは不可能との立場を示した。 トルコのフィダン外相に対し、シリアのアサド大統領と会談して関係修復に乗り出すよう指示したことも明らかにした。
 また、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた外交努力を続ける考えも示した。
 バイデン米大統領とトルコへのF-16売却について協議したと述べ、3~4週間内に解決すると語ったとした。
 バイデン政権はトルコがスウェーデンのNATO加盟を認めたことを受けてトルコへのF-16売却を承認し、米上院では3月に売却を阻止する動議が否決された。
 エルドアン大統領はさらに、中国とロシアが主導する上海協力機構 (
SCO) について、トルコは単なるオブザーバーではなく、正式な加盟国になることを目指すと述べた。
2024.07.12
 14:10
Breaking Defense Let it go (long): France joins Germany, Italy and Poland in new ELSA long-range missile project <2408-071209>
 欧州4ヵ国の国防首脳が今週、ウクライナでの戦闘で浮き彫りになった欧州の防衛のギャップを補強するため、新たな長距離攻撃兵器の開発に協力する計画を発表した。
 フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドの国防相は7月4日日、
ELSAと呼ぶ基本合意書に署名した。 在米フランス大使館によると、この構想は「各国が長距離攻撃の分野で能力を開発、生産、供給することを可能にし、軍事力と欧州の防衛・産業基盤の強化を目的とした協力への道を開く」という。
 この取り組みには、「ロシアのウクライナ侵攻によって露呈したと参加国が主張する欧州の兵器庫のギャップを埋める」ことを目的とした「射程500kmを超えるミサイル」の開発も含まれている。
 Reuters通信が軍筋の話を引用して報じたところによると、この構想は射程1,000km~2,000kmのCMを想定しているという。
2024.07.12
 12:58
Reuters 通信

(Yahoo)

米国の独への長距離ミサイル配備、ロシアが対抗へ 大統領府表明 <2408-071208>
 ロシア大統領府のペスコフ報道官が11日、米国によるドイツへの長距離ミサイル配備計画に対抗すると表明、NATOがロシアの国家安全保障にとって深刻な脅威になっているとの認識を示した。
 米国とドイツは10日、米国が2026年にドイツへの長距離ミサイル配備を開始するとNATO首脳会議で発表した。 欧州に対するロシアの脅威の高まりに対抗する大きな一歩となる。
 またNATOは10日、ポーランド北部の新たな米ミサイル防衛基地について、任務開始の準備が整ったと明らかにした。 NATOのミサイル防衛シールドの一部としてBMを探知・迎撃する能力を持つ。
2024.07.12
 10:19
時事通信

(Yahoo)

中国軍、太平洋で活動活発化 北朝鮮の核開発「質的向上」 防衛白書 <2408-071207>
 木原防衛相12日の閣議で、令和6年版防衛白書を報告した。 中国の軍事動向について「西太平洋など小笠原諸島とグアムを結ぶ第2列島線に及ぶわが国周辺全体での活動を活発化している」と強調し、北朝鮮の核やミサイル開発の進展も取り上げ、「質的な能力向上に注力している」と危機感を示した。
 白書は、台湾海峡周辺での中国軍の威圧的行動などに言及し、「中台間の軍事的緊張が高まる可能性も否定できない」として、中国側が情勢悪化を招いているとの見解を明記した。
 北朝鮮を巡っては、2023年来の傾向として「装備体系の多様化や、運用能力を補完する
ISR情報収集・警戒監視・偵察(ISR)手段の確保」に力点を置いていると分析し、軍事偵察衛星の打ち上げや、固体燃料式の火星-18 ICBM発射などを、具体例として挙げた。
 ウクライナ侵攻を続けるロシアの継戦能力に関し、「北朝鮮からの砲弾やミサイル調達」に触れ、長期化の可能性を指摘した。
 日韓関係では、6月のFCSレーダ照射問題の再発防止策合意を踏まえ、「さまざまな分野で協力・交流を推進していく」と表明する一方、竹島については、従来通り「わが国固有の領土」と記した。
2024.07.12
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 11 2024 <2408-071206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月11日の戦況 =
 ロシア当局は、欧州防衛産業の主要人物の暗殺を試みたと報じられているが、これはおそらく西側諸国のウクライナ支援を妨害し、阻止しようとするロシアの取り組みと、NATO加盟国を不安定化させようとするロシアの広範な取り組みの一環とみられる。
 フィンランド当局は、先週、GPSの「誤動作」が増加し、航空および海上のGPSとレーダの混乱のほとんどがロシア国内から発生していると報告した。
 ウクライナは2024年末までに第2回世界平和サミットを開催する意向で、ロシアにも参加を呼びかける方針と報じられている。
 EU指導部は、ハンガリーのオルバン首相がモスクワでプーチン大統領と会談し、ロシアとウクライナの潜在的な仲介者として自らをアピールしようとしたことを受けて、EU理事会議長としてのハンガリーの権限を制限することを検討していると報じられている。
 ロシア政府は、批判的な声を根絶し、ロシアの情報空間に対する支配を強化する努力を続け、ロシア連邦保安庁 (FSB) が7月11日に、アディゲ共和国マイコップの正教会に対するテロ攻撃を阻止したと主張した。
 ウクライナ軍はハリコフ市の北で前進し、ロシア軍はシベルスクの南、アウディーイウカの北西、ドネツク市の西で前進した。
2024.07.12
 07:30
CNN

(Yahoo)

「中国はロシアの支援者」 NATO首脳声明 <2408-071205>
 米国で首脳会議を開いているNATOは10日、中国はウクライナを侵略しているロシアの「決定的な支援者」と批判する首脳声明を発表し、中国の脅威に対抗する姿勢を鮮明に打ち出した。
 設立75周年の記念式典などが開かれた今回の首脳会議の声明では、これまで最も強い言葉でウクライナでの戦争における中国の役割を批判するとともに、「体制上の挑戦」である中国に厳しい姿勢で臨むことを明確に示した。 声明では、中国とロシアの「無制限」の連携や、中国による「ロシアの防衛産業基盤への大規模な支援」がロシアのウクライナでの戦争を支えていると指摘し、ロシアへの物的・政治的支援をやめるよう求めている。
 欧米の首脳らはここ数ヵ月間、中国が兵器などに転用できる部品を供給することでロシアの軍事部門を後押ししていると批判してきたが、中国は軍事部品のロシアへの供給を否定している。
 声明ではまた、以前から懸念を示している中国の宇宙空間やサイバー空間での活動についてもあらためて言及し、対話の窓口は開かれているとの姿勢を示しつつも、「中国の威圧的な戦術やNATOを分裂させようとする動きから自衛する」との文言を盛り込んだ。
2024.07.12
 06:10
Reuters 通信

(Yahoo)

独仏など欧州4カ国、長距離巡行ミサイル共同開発で合意 <2408-071204>
 フランス、ドイツ、イタリア、ポーランドの欧州4ヵ国が11日、ロシアによるウクライナ全面侵攻で露呈した欧州の兵器不足を補うため、射程が500kmを超える長射程の
GLCMを共同開発する意向表明書に署名した。
 4ヵ国はNATO首脳会議が開かれている米ワシントンで文書に署名し、フランスのルコルニュ国防相は記者団に対し、共同開発する新型ミサイルは抑止力として機能することを意図しているとした上で、「できるだけ広く開放することを目的としている」とし、英国が参加する可能性を示唆した。
 ルコルニュ国防相によると、新型ミサイルの設計は年末までに完成される可能性がある。 射程などの詳細な仕様はその後に詰めるという。 軍関係筋は、新型ミサイルの射程について、NATO加盟国の要求を満たすために1,000~2,000kmとすることが目標とされていると語った。
2024.07.12
 03:52
共同通信

(Yahoo)

「兵器の使用制限撤廃を」とゼレンスキー氏 <2408-071203>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が、戦争に勝利するため米欧供与兵器使用制限を全て撤廃すべきだと訴えた。
 ロシア領内の軍事拠点への攻撃を拡大するのが狙いである。
2024.07.12
 00:51
Defense News Switzerland squares neutrality with its European air-defense push <2408-071202>
 スイス
ESSI構想への加盟を正式に進めており、当局者や専門家は、この構想での調達の焦点と特別な文言何ヶ所のおかげで、国の中立的な立場に沿った一歩であると考えている。
 スイス政府は声明で、ロシアのウクライナへの全面侵攻を受けて2022年に開始されたESSIへの参加を通じて、「国際的な協力の機会」を増やし、地上の防空装置の購入、訓練、兵站の調整を可能にすることを目指していると述べた。
 中立国のオーストリアとスイスは2023年7月にこの構想に参加する意向書に署名したが、当初は中立政策との整合の実現可能性に疑問が投げかけられていた。
 チューリッヒ工科大学の戦略研究学部のベルニ講師は、スイスの非同盟の伝統は、今回の場合、何の矛盾ももたらさないと述べた。「中立性の観点から、この構想への参加は問題ないと考えている。 参加はスイスの安全保障上の利益にもなる」と彼は述べた。
 ベルニ講師はまた、スイスは現在「BMによる攻撃を受けた場合に自国を防衛する手段を持っていない」ため、同国の最終的な加盟は軍事的観点からも首尾一貫していると主張した。
2024.07.12
 00:20
日経新聞 日本とNATO、専用の通信回線新設を決定 秘匿情報扱う <2408-071201>
 岸田首相が11日、ワシントンでストルテンベルグNATO事務総長と会談し、日本とNATO間で高度なセキュリティーを備えた専用の通信回線の新設を決めた。
 また偽情報対策に関する会合を令和6年度中に日本で開催すると合意した。 更に、自衛隊とNATOが欧州・大西洋地域で共同訓練する方針も申し合わせた。 ストルテンベルグ事務総長は「インド太平洋のパートナーとNATOの協力が一層重要になっている」と強調した。
 首相はこの後、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの首脳らとウクライナのゼレンスキー大統領とも会談した。 ゼレンスキー大統領は各国首脳らにインド太平洋地域の支援が一層重要になっていると伝え、4ヵ国とウクライナの連携を継続すると確かめた。
2024.07.11 Janes Hanwha starts producing ‘Block-I' laser weapon <2408-071122>
 韓国国防調達計画局 (
DAPA) が、Hanwha Aerospace社がが7月11日に新型対空レーザー兵器の生産を開始したと発表した。
 DAPAは、6月下旬にHanwha Aerospace社と締結した、大韓民国軍向けの「レーザーベースの対空兵器Block I」を生産する契約に続く生産開始を発表した。契約額はKRW100B ($725M)で、2024年後半に納入を開始する予定という。
 このレーザー対空兵器 (Block-I) は、光ファイバーレーザーを照射するもので、小型UAVやマルチコプターを近距離で正確に攻撃できるという。
2024.07.11 Janes US Coast Guard tracks more Chinese naval ships in Bering Sea <2408-071121>
 米沿岸警備隊 (USCG) が7月10日に、警備艦Kimballと哨戒機が7月6日と7日にベーリング海域で、複数の中国艦と遭遇したと発表した。
 USCGの報告によると、Kimballの乗組員はアリューシャン列島のアムチトカ水路の北124nmで3隻の船舶を発見し、米国沿岸警備隊コディアック航空基地のHC-130J乗組員はアムクタ水路の北84nmで別の船舶を発見した。
   USCGの発表によると、中国船舶4隻はいずれも公海を航行していたが、米国沿岸から200nmに広がる米国の排他的経済水域 (EEZ) 内にとどまっている。
2024.07.11
 22:04
Ukrainska Pravda Six EU countries to boycott ministerial meetings during Hungarian presidency <2408-071120>
 Euro Pravdaが、スウェーデンのロスヴァル欧州連合北欧協力担当相が、スウェーデンはハンガリーがEU理事会議長国の間ハンガリーが主催した会議に抗議して閣僚を派遣しないとReutersに述べたと報じた  ロスヴァル担当相によると、この決定はハンガリーのオルバン首相とプーチン大統領の交流に抗議して行われたという。
 彼女は、EU議長国としてのハンガリーの行動は有害であり、悪い結果をもたらすに違いないため、スウェーデンは7月の非公式政府会議に政治レベルでは参加しないと述べた。
 スウェーデンによると、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、フィンランドもボイコットに加わった。 ロスヴァル担当相は、他のEU加盟国もそのような措置を検討していると述べた。
 閣僚会議では、閣僚ではなく公務員が代表を務めるという。
2024.07.11
 18:28
日経新聞 海自艦、中国領海に一時侵入 「技術的ミス」と釈明 <2408-071119>
 中国外務省の林副報道局長が11日の記者会見で海上自衛隊の護衛艦が4日に中国浙江省沖の中国領海に一時的に侵入していたことを認めたが、日本側は技術的なミスだったと釈明しているという。
 林報道局長は「中国の法律は外国軍艦が中国領海に入る場合、政府の承認を得る必要があると定めている」と説明し、海自艦の「違法で不当な行為」を巡り日本政府に厳重抗議し、徹底調査と再発防止を求めたと明らかにした。
 中国の浙江海事局は4〜5日、浙江省沖に実弾射撃演習のための航行禁止区域を設定していた。 海自艦はこの演習を監視するため同区域に近づき、一時的に中国領海へ入ったとみられる。
2024.07.11
 18:07
Kyiv Independent Poland prepares Ukrainian Legion, 'several thousand' already registered <2408-071118>
 ポーランドのシコルスキ外相が7月11日、ポーランドは最初のウクライナ軍団の志願兵の準備を始めており、すでに「数千人」が参加登録をしていると述べた。
 この軍団は、7月8日にゼレンスキー大統領とポーランドのトゥスク首相が署名した安全保障協定の一環として正式に発表され、ウクライナとポーランドの政治的、経済的、軍事的協力のさらなる進展が示されました。
 ワシントンでのNATO首脳会議でシコルスキ外相はInterFax通信が報じたコメントで「ポーランドでは、ポーランドで志願兵からなる最初のウクライナ旅団の準備を始めている」と述べた。
 ポーランドのメディアは7月10日、ポーランドにいる何百人ものウクライナ人が新軍団への参加に関心を示していると報じた。
 グルジア軍団ロシア自由軍団ベラルーシ・パホニア連隊など、ウクライナ軍の他の特定の軍団とは異なり、ウクライナ軍団はウクライナ人で構成される。
 「男女合わせて最大100万人のウクライナ人が参加しており、そのうち数千人がすでに参加登録をしている。 興味深いのは、彼らの多くが同胞に仕え、交代させたいと思っているのに、『適切な訓練と装備を与えられずに戦場に送られたくない』と言っていることである」と彼は付け加えた。
 RMFによると、ロシアの全面侵攻が始まって以来、ポーランドでは約2万名のウクライナ兵が訓練を受けており、軍団はすでにウクライナ兵を訓練している軍事基地で訓練を受ける可能性が高いという。
 シコルスキ外相は、ポーランドがウクライナ軍団を訓練し、装備を整え、部隊としてウクライナに派遣されて巡回配置を終えた後、ポーランドに戻る権利を与えられることを確認した。
2024.07.11
 16:08
共同通信

(Yahoo)

日中、ホットライン利用せず 海自護衛艦の中国領海航行で <2408-071117>
 海上自衛隊の護衛艦すずつきが中国の領海で異例の一時航行をした7月4日、日中双方が防衛当局幹部間のホットラインを利用しないで、東京と北京の通常の外交・防衛ルートで連絡を取り合ったことを11日に外交筋が明らかにした。
 意思疎通の在り方に課題を残した。
2024.07.11
 13:05
Bloomberg

(Yahoo)

バイデン氏再選見通し悲観の NATO諸国、トランプ氏側近と接触図る <2408-071116>
 バイデン米大統領NATO創設75年を記念する首脳会議の開幕に当たり力強い演説を行い、加盟国首脳らを何とか安心させたが、11月の大統領選で再選される可能性を巡る疑念を静めるには力不足だった。
 欧州の代表団はトランプ前米大統領がホワイトハウスに返り咲く可能性に対処するため、同氏とつながりのあるアドバイザーなどとの会合を密かに日程に組み入れた。
 トランプ氏が勝利した場合、同氏が日頃から批判するNATOにどんな意味を持つのか、より明確に把握したい意図がある。
2024.07.11
 12:17
Bloomberg

(Yahoo)

NATO、中国はロシアの「決定的な支援者」-首脳宣言 <2408-071115>
 NATOは10日夜、ロシアのウクライナ侵攻への中国の軍事支援に対し、これまで最も強い表現での非難を含む首脳宣言を発表した。 中国政府はウクライナでの戦争用に、攻撃用UAVを開発している兆候がある。 3日間のNATO首脳会議の期間中に発表した宣言で、NATOは中国をロシアのウクライナ侵攻の「決定的な支援者」と表現した。 声明には、ロシアの防衛部門への転用が可能な部品、機器、原材料といった中国からの物資の提供について、詳しく記載されている。
 事情に詳しい複数の関係者によると、米国は首脳会議の前にNATO加盟国に対し、中ロ間で急速に深まる防衛協力関係への共通の懸念を固める取り組みの一環として、中国の対露支援について報告した。 声明は、中国はサイバー活動や偽情報、対宇宙空間能力の開発などを通じて、「欧州・大西洋地域の安全保障に対するシステミックな脅威」だとしている。
 ワシントンの駐米中国大使館の刘報道官は電子メールで配布した声明で「ロシアとの通常の貿易は公正に行われている」とコメントし、「中国は紛争当事者に武器を提供しておらず、軍民両用物資の輸出を厳密に管理している」と説明した。
2024.07.11
 11:21
BBCNews

(Yahoo)

NATO、ウクライナ加盟の「不可逆的な道筋」への支援を宣言 <2408-071114>
 NATOの加盟各国は10日、ワシントンD.C.で開かれている首脳会議で、ウクライナの将来的なNATO加盟への「不可逆的な道筋」に対する支援と、同国へのさらなる援助を約束した。 NATO加盟の32ヵ国は、ウクライナの新規加盟の正式なスケジュールでは合意しなかったが、ウクライナの戦争努力に対する「揺るぎない」支持を表明した。
 今回の首脳会議では、進行中のウクライナ侵攻が最大の議題となった。 全加盟国が合意した宣言では、ロシアを安全保障に対する「最も重大かつ直接的な脅威となり続けている」とした。
 ストルテンベルグNATO事務総長は「ウクライナ支援は慈善事業ではない。 我々自身の安全保障のためになることだ」と述べた。
 また、ウクライナ軍との統合を進めると発表し、2025年中にF-16や防空支援など€40B規模の軍事支援を実施するとした。
2024.07.11
 11:14
Reuters 通信

(Yahoo)

トランプ氏勝利ならウクライナに「平和の機会」=ハンガリー外相 <2408-071113>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が10日、トランプ氏が米大統領に復帰すればウクライナにとって「平和の機会」になると述べた。
 EU議長国であるハンガリーのオルバン首相は先週「平和使節」としてモスクワを訪問したが、一部のEU首脳からは、ロシアのウクライナ侵攻に正当性を与えるものとして非難の声が上がっている。
2024.07.11
 09:54
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ6月インフレ率は前年比4.8%、電気料金上昇で加速 <2408-071112>
 ウクライナ統計局が10日、6月の消費者物価が前年同月比4.8%上昇したと発表した。 電気料金の上昇などで5月の3.3%から伸びが加速した。 6月の電気料金は63.6%上昇したという。
 ロシア軍は3月以降、ウクライナの電力インフラに対する攻撃を強化したため、ウクライナ当局者らは過去4ヵ月で発電能力の約半分が破壊されたとしており、政府は修復資金調達のため電気料金引き上げを余儀なくされている。 また、企業の発電機使用が増え燃料価格も上昇し、6月は燃料価格が前年比25.5%上昇した。
 中央銀行は、2024年のインフレ率は8.2%と、2023年の5.1%から加速すると予想している。
【ロシアのインフレ率に関する記事:2408-071021 (Kyiv Ind. 2024.07.10)】
2024.07.11
 09:30

(19:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 10 2024 <2408-071111>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月10日の戦況 =
 ウクライナのハブリリュク国防第一次官が、ウクライナが戦場の主導権を握るには、西側諸国の強力な安全保障支援が不可欠であると強調した。 ハブリリュク次官はまた、ロシア軍がウクライナでの消耗戦に勝利するとしたプーチン大統領の勝利論に従い、緩やかに忍び寄る前進を無期限に維持できるという考えにも異議を唱え、ウクライナ軍はすでに、戦術レベルで限定的かつ局地的な反撃で戦場の主導権を争おうとしており、前線での陣地戦の現状が無期限に安定しているわけではないことを強調している。
 ハブリリュク大将は、ロシア軍が戦域全体の主導権を無期限に維持し、徐々に忍び寄る前進をもたらす一貫した攻撃圧力を維持し、消耗戦に勝利するには、中長期的な経済的および装備的課題に直面するだろうと評価した。
 ウクライナにおけるゆっくりとした、粉砕的な勝利というプーチンの明瞭な理論は、最近の2つの攻撃で発生したロシアの損失が報告されていることに例示されるように、継続的に高い死傷率を受け入れることを前提としている。
 NATO同盟国は、7月9日と10日にワシントンDCで開催されたNATO首脳会議で、ウクライナ支援の保証を再確認し、ウクライナに対する新たな安全保障支援パッケージを発表した。
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長は、ウクライナの降伏ウクライナ国家全体の破壊ウクライナの完全な占領以外、ロシアはウクライナとのいかなる交渉による和平解決も受け入れず、支持もしないと再確認した。
 2024年5月下旬にウクライナ人捕虜の処刑に関与したとされるロシアの自動車化狙撃連隊の兵士が、2024年6月に西部ザポリージャ州の同じ地域でウクライナ人捕虜2名を処刑したと報じられている。
 欧州の一部の米軍基地は、過去数ヵ月にわたるNATO同盟国に対するロシアの破壊工作とハイブリッド作戦の激化に対応して、警戒レベルを引き上げている。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、クレミンナ近郊、トレツク近郊で前進した。
 ロシア国防省は7月10日、ロシア軍がモスクワ州のアラビノ訓練場でモスクワ軍管区のC-UAV教官の第一陣を訓練したと発表した。
2024.07.11
 09:29
産経新聞

(Yahoo)

スウェーデン、戦闘機「グリペン」のウクライナ供与「用意ある」 F16 の後に <2408-071110>
 スウェーデンのビルストロム外相が10日に米政府系メディアVOAウクライナ局が公開した取材で、ロシアの侵略を受けるウクライナにGripen戦闘機を供与する用意があると述べた。
 ビルストロム外相は一方で、グリペンの供与が可能になるのはF-16の供与の後になると説明した。
2024.07.11
 08:04
Reuters 通信

(Yahoo)

米国、ドイツに長距離兵器の配備開始へ 2026年から <2408-071109>
 米国とドイツが10日に共同声明で、米国が2026年に欧州防衛強化を目的にドイツへのSM-6やTomahawk、極超音速兵器を含む長距離攻撃システムの配備を開始することを明らかにした。
 1987年に米ソ両国が署名した中距離核戦力全廃条約(INF条約)により、射程500kmを超える地上発射ミサイルは2019年まで禁止されていた。
 米国は2019年ロシアの条約違反を理由にINF条約からの離脱を表明し、ロシアは米国の主張を否定しINF条約で禁止されていた射程500km~5,500kmの地上発射BMとCMの開発を一時停止していた。
 プーチン露大統領は6月末に米国が欧州とアジアにこの種のミサイルを持ち込んだとして、ロシアは中距離と短距離の核ミサイル生産を再開すべきと述べた。
2024.07.11
 07:51
Reuters 通信

(Yahoo)

ポーランドの米弾道ミサイル防衛基地、任務準備整う NATO表明 <2408-071107>
 NATOが10日にポーランド北部の新たな米ミサイル防衛基地について、operationalの準備が整ったと明らかにした。
 ストルテンベルグ事務総長はワシントンで開いている首脳会議の合間に、ウクライナや中東の紛争でBMが広く使用されているとし、「防衛同盟としてわれわれはその脅威を無視できない。 BMDは集団防衛というNATOの中核的任務にとって不可欠だ」と述べ、同基地の準備態勢は重要な一歩だと述べた。
 NATOによると、ポーランド北部に配備されたのはAegis Ashoreで、短距離から中距離のBMを迎撃できる。
2024.07.11
 06:59
時事通信

(Yahoo)

ハマス戦闘員の6割殺傷 ガザ大隊の大部分を破壊 イスラエル国防相 <2408-071106>
 イスラエルのガラント国防相が10日、ガザで交戦するハマスに関し、両者が衝突した2023年10月以降、「戦闘員の6割を殺害または負傷させた」と語った。
 ガラント国防相は、ハマスの全24個大隊の大部分を破壊したとも主張し、殺害した戦闘員は14,000人に上ると説明した。
 ハマスは2023年10月時点で、約3万名の戦闘員を抱えていたとされるが、ガザ当局によるとガザではこれまでに38,000人以上が死亡している。
2024.07.11
 06:16
TBS News

(Yahoo)

NATO首脳会議ウクライナ支援めぐり協議 F16戦闘機“この夏に運用可能”と米バイデン大統領発表 <2408-071105>
 NATOの首脳会議がウクライナ支援をめぐる協議が始まり、ウクライナに供与されるF16がこの夏に運用可能になることが発表された。
 バイデン米大統領は、オランダとデンマークからウクライナに対して、F-16を引き渡す作業がすでに始まり、この夏に運用可能になるとし、ノルウェーもF-16を6機、年内に供与することを発表した。
2024.07.11
 06:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ウクライナ待望の新鋭ステルス軍艦 ついに就役か? 黒海進む姿ムービーで公開 <2408-071104>
 ウクライナ海軍が7月5日、トルコで建造中コルベット艦ヘーチマン・イヴァン・マゼーパの最新状況を動画で公開した。 説明によると現在は海上公試運転中とのことで、スケジュールが滞りなく進めば2024年中に就役予定だという。
 全長99.56m、排水量2,400t、乗員約100名で、主な武装として76mm単装速射砲1門や、対艦ミサイル8基RAM個艦用
SHORAD発射機1基、短魚雷発射管2基などを備えるほか、船体後部にはNH90ヘリコプターの発着が可能な飛行甲板を備えている。  ヘーチマン・イヴァン・マゼーパは、トルコが自国海軍向けに独自建造したAda級コルベット艦をウクライナ海軍向けに仕立て直したもので、2021年9月7日に起工、2022年10月2日に進水していた。
2024.07.11
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

チベット支援の国際会議、東京で来年6月に初開催…亡命政府議会が主催しダライ・ラマがオンライン演説 <2408-071108>
 中国当局が締め付けを強める少数民族チベット族への支援策を話し合う国際会議が2025年6月上旬に東京で開かれることがわかった。 1994年の初会合以来、主に欧米で行われてきたが、日本では初めてとなる。
 会議は、チベット亡命政府の立法機関である亡命チベット代表者議会が主催し、世界26ヵ国から議員や学者ら約90人が参加して、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世がオンラインでスピーチする。
 超党派の日本チベット国会議員連盟が開催を後押ししており、チベット支援を強化するきっかけとしたい考えである。
2024.07.11
 04:22
Defense News US to send Tomahawks, hypersonics, other long-range fires to Germany <2408-071103>
 米陸軍第1
MDTFが2024年4月7日に、フィリピンのルソン島北部の太平洋戦域MRC発射機を配備した。
 米国政府とドイツ政府によると、欧州の陸軍MDTFは2026年にその能力を受け取る。 ワシントンD.C.でのNATO首脳会議の最中の本日に発表された米国とドイツの両政府の共同声明によると、米国は2026年にドイツへの長距離射撃部隊の配備を開始する。
 共同声明には、この新機能は「欧州で現在発生している陸上火力よりも大幅に長い射程を持つ。 これらの高度な能力を行使することは、NATOに対する米国のコミットメントと欧州の統合抑止への貢献を示すことになる」と書かれている。
 MDTFの長距離射撃能力には、SM-6とTomahawk、そして「開発中の極超音速兵器」が含まれると、声明は詳述している。
2024.07.11
 02:52
Kyiv Independent Poland will not comply with Kyiv's request to shoot down Russian missiles flying towards Ukraine <2408-071102>
 ポーランドのカミス国防相が7月10日、ウクライナ西部に向かうロシアのミサイルを撃墜するというウクライナの要求にポーランドは応じないと述べた。
 2024年初めにウクライナのゼレンスキー大統領はReutersの取材で、ポーランドを含む西側同盟国は、ロシアのミサイルを撃墜することで、ウクライナの防衛により直接的に介入できると述べた。 これに対し、ポーランド国防相はPoland Radiaにで、ポーランドは単独ではこの問題についていかなる決定を下すこともできず、この決定はNATO全体で行わなければならないと語った。
 彼はまた、2024年初めに、ウクライナに対する大規模な空爆で、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入し、ミサイルはポーランド上空に39秒間留まった際にも、ロシアとの紛争をエスカレートさせたくないという米国の立場にも言及し、ポーランドは、ポーランド領空でミサイルを撃墜するかどうかを独自に決定するしかないと述べた。
 ポーランド外務省のヴロンスキ報道官によると、ポーランド政府はこの事件以来、ロシアのミサイルを撃墜した場合の法的な影響について議論している。
2024.07.11
 01:33
日テレ News

(Yahoo)

海自護衛艦、台湾北側の中国領海を一時航行 防衛省関係者 <2408-071101>
 防衛省関係者への取材で、護衛艦が中国の領海を航行していたことがわかった。 防衛省関係者によると、海上自衛隊の護衛艦すずつきが7月4日に台湾北側の東シナ海に位置する中国の領海を一時航行した。 護衛艦が中国の領海に入ることは異例である。 防衛省は、艦長に聞き取りなどを行い、詳しい経緯を調べている。
 周辺の海域では中国軍の艦艇によるミサイル発射訓練が行われていて、すずつきは警戒監視に当たっていたという。
 国際法上、船舶には沿岸国の安全を害さず領海を通行する無害通航権が認められているが、中国の国内法は事前の許可を求めていて、今回すずつきは事前の連絡は行っていなかったという。
2024.07.10 National Defense NATO SUMMIT NEWS: NATO to Initiate ‘Flagship Projects’ with Indo-Pacific Partners <2408-071025>
 NATOがインド太平洋地域の友好国と「旗艦プロジェクト」を開始する。 ストルテンベルグNATO事務総長は7月10日、NATOは北米と欧州を超えて拡大する計画はないが、特にインド太平洋地域の友好国とともにグローバルな課題に対処する方法を模索していると述べた。
 同盟の友好国のうち、オーストラリア、日本、ニュージーランド、韓国の4ヵ国は今週、ワシントンD.C.で開催されるNATO首脳会議に出席する予定で、「インド太平洋地域のパートナーと緊密に連携しているという事実...NATOの変化を反映している」とストルテンベルグ事務総長は、NATO創設75周年記念サミットの期間中に開催されたNATO公開フォーラムでの発言で述べた。
 ストルテンベルグ事務総長によると、NATOとインド太平洋地域の友好4ヵ国は首脳会談で、ウクライナへの技術や支援など、協力を拡大するための複数の主要プロジェクトに合意する。
さらに、同同盟は、NATOの新たな防衛産業誓約 (Defense Industrial Pledge) でインド太平洋地域のパートナーと協力することを望んでいると付け加え、これにより、同盟は産業基盤と製造能力を拡大することになると付け加えた。 NATOは、強力な防衛産業基盤を持つインド太平洋地域のパートナー国と「防衛産業の生産と協力をどのように強化できるかを模索する」と述べた。
2024.07.10 Stars & Stripes Russia declares newspaper The Moscow Times ‘undesirable’ amid crackdown on criticism <2408-071024>
 ロシア検事総長室は10日、ロシアの駐在員コミュニティに人気のオンライン新聞Moscow Times望ましくない組織と宣告した。 この指定は、批判的な報道機関や野党に対する弾圧のさなかに行われた。
 つまり、同紙はロシア国内でのあらゆる活動を停止しなければならず、同紙に協力したロシア人は最高5年の懲役刑に処せられることになる。 これは、11月に報道機関に適用された「外国代理人」の指定よりも厳しい措置であり、個人や組織は財務上の監視を強化し、公的資料には外国代理人であると宣言された通知を目立つように含めることを義務付けている。
 Moscow Timesは、ロシア軍とウクライナでの戦争の信用を失墜させると見なされる記事に厳しい罰則を課す法律が可決された後、2022年に編集業務をすでにロシアから移している。 英語とロシア語で公開しているが、ウクライナ戦争が始まってから数ヵ月後、ロシアではロシア語のサイトがブロックされていた。
2024.07.10
 22:47
時事通信

(Yahoo)

F16、ウクライナに輸送 近く飛行開始、防衛強化へ 米国務長官 <2408-071023>
 ブリンケン米国務長官が10日、ワシントンで開催中のNATO首脳会議の関連会合に出席し、F-16がオランダとデンマークからウクライナに輸送されていると明らかにした。 輸送中の機体数などには触れなかったが、近くウクライナで飛行を開始するという。
 ブリンケン長官は「F-16は今夏、ウクライナの空を飛行し、ロシアの侵略から自国を守り続けられるようにする」と強調した。
 米国とオランダ、デンマークの3ヵ国首脳は共同声明を出し、「ウクライナの航空戦力のさらなる強化に取り組む。 維持や武装を支援するとともに、操縦士の訓練もさらに行っていく」と表明した。
 ウクライナはロシアに劣る航空戦力の強化のため、F-16の供与を西側諸国に要求し、オランダが24機デンマークが19機の供与を表明し、米国がウクライナ軍操縦士の訓練を行っていた。
2024.07.10
 22:00
RBC Ukraine Baltic countries to disconnect from common energy system with Russia <2408-071022>
 バルト三国は、2025年初頭ロシアとベラルーシとの共通電力網から切り離す。 同省は、その後、バルト三国が2025年2月に孤立したシステムを試験し、ヨーロッパ大陸の送電網と同期することを明らかにした。  リトアニアエネルギー省によると、代わりに欧州の電力システムENTSO-Eと同期する。
 同省によると、リトアニアのクライビス・エネルギー相、ラトビアのメルニス・エネルギー相、エストニアのミハル・エネルギー相がユールマラで会談した。
 閣僚は、バルト三国とENTSO-E欧州大陸の電力網との同期に向けた準備が計画通りに進んでいると述べた。
 「今後数週間のうちに、バルト海送電システム事業者は、BRELL (ベラルーシ、ロシア、エストニア、ラトビア、リトアニアのエネルギーリング編) 契約を更新しないという共同決定を他の当事者に通知する」と同省は伝えている。
2024.07.10
 21:55
Kyiv Independent Russia faces 6th straight month of price growth, Bloomberg reports <2408-071021>
 Bloombergが7月10日にロシア連邦統計局のデータを引用して、ロシアは6ヵ月連続で食料と燃料のコストに影響を及ぼす物価上昇に直面していると報じた。 6月のロシアの年間インフレ率は8.59%で、前月の8.30%から上昇した。 この数字は、6月に約3.1%と予想されている米国のそれを大幅に上回っている。 国際通貨基金 (IMF) のデータによると、インフレ率も東欧やロシアに隣接する国々の平均を上回っている。
 ロシアの主要食料品の価格は劇的に上昇しており、2023年の野菜の価格はこの時点より19%高く、ジャガイモの価格は前月から約34%上昇した。 燃料費もここ数週間で着実に上昇している。
 ロシアは、ウクライナに対する全面戦争に端を発する莫大な国防費を負担しており、2024年には予算の30%近くにまで膨れ上がった。 全面戦争は、食料とエネルギーの供給の混乱もあって、世界的な物価上昇を助長し、西側諸国の制裁もロシア経済を孤立させ、政府支出は増加し続けている。
 ロシア中銀は2023年12月以降、政策金利を16%に据え置いているが、同行のナビウリナ総裁は、現在のインフレ率が下がらなければ「大幅な」引き上げが必要になる可能性があると警告した。
2024.07.10
 17:43
Breaking Defense ACC chief expects NGAD down select this year, ‘hopeful’ F-35 deliveries will resume this month <2408-071020>
 米空軍
ACC司令官のウィルスバッハ大将が、次世代制空戦闘機 (NGAD) は今年は機種選定を行い、F-35の引き渡しが今月再開されると予想している。 ウィルスバッハ大将は、退役が議会によって繰り返し阻止されてきたF-22の退役に反対すると述べた。
 計画された第6世代戦闘機の運命について、空軍指導部からの最近の複雑なメッセージにもかかわらず、軍の航空戦闘司令部 (ACC) 司令官は、今年中に勝利した請負業者が指名されることを期待していると語った。
2024.07.10
 14:00
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアへ不正輸出疑いの貿易業者、ウクライナ侵略後に売り上げ急増…制裁逃れ狙い韓国経由で輸出か <2408-071019>
 制裁で輸出が禁じられているロシアに、日本の水上バイクなどが不正輸出されていた疑いが大阪府警の捜査で明らかになった。 外為法違反容疑で逮捕されたロシア国籍の貿易業者アンドレイ容疑者が社長を務める大阪市中央区の貿易会社「アストレード」は、ウクライナ侵略が始まってから、売り上げを急激に伸ばしていた。
 府警は、制裁の影響を受けない韓国を経由する形でロシアへの輸出を繰り返していたとみて調べる。
2024.07.10
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 9 2024 <2408-071018>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月9日の戦況 =
 プーチン大統領とインドのモディ首相が7月9日、ロシアとインドの互恵的な政治、経済、エネルギー、軍事技術協力の強化に関する共同声明を発表した。
 モディ首相は、ロシアがウクライナ戦争の平和的、交渉による解決に関心を持っているというクレムリンの虚偽の言説暗黙のうちに支持し、その見返りとして、ロシアとの経済、エネルギー、技術協力の深化を望んでいた。
 プーチン大統領は、7月8日に行われたモディ首相との私的な夕食会で、ウクライナで戦っているインド人義勇兵を帰還させると約束した可能性がある。
 プーチン大統領が最近、ロシアはウクライナ降伏以外のいかなる条件でも交渉による停戦を受け入れず、現在占領している土地だけでなくウクライナ国家全体の完全な破壊という目標を放棄しないという明確な声明をしているが、匿名のアメリカ政府高官は、ウクライナは戦争に勝つために占領された土地と人々を解放する必要はないと考えている。
 国連のウクライナ人権監視団 (HRMMU) が実施した調査など、複数の独立調査は、ロシアが公式に否定し続ける中、7月8日にロシアのミサイルがキーウ市立オフマディト小児病院に着弾したと結論付けた。
 ウクライナ軍は7月8日~9日に夜通し、ベルゴロド州、クルスク州、ロストフ州、アストラハン州、ボルゴグラード州で、ロシアのエネルギーと軍事インフラに対するUAV攻撃を実施した。
 新たに選出されたイランのペゼシキアン大統領が、イランがロシアとの包括的な戦略的パートナーシップを締結する意思を改めて表明し、新大統領政権下でもイランのロシア支援は継続すると強調した。
 米国司法省が7月9日、ロシアの国営メディアや治安機関が米国内外で偽情報を広めることを目的としたボットファームを運営するために使用している数百のX (Twitter) アカウントとドメイン名の宣誓供述書を公開しました。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールの南東、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の南西での前進が確認され、ウクライナ軍はハリコフ市の北で前進した。
2024.07.10
 10:43
産経新聞

(Yahoo)

「ガザ抗議デモにイラン関与」 ヘインズ米国家情報長官が警告 <2408-071017>
 米情報機関を統括するヘインズ国家情報長官が9日に声明を発表し、ガザでの戦闘を巡り米政府によるイスラエル支援や同国のガザ攻撃に抗議する米国内のデモ活動イラン政府が支援していると警告した。
 11月の大統領選に向け、イランや中露などからの干渉が強まることが予想される中、国家情報長官室として積極的に情報を発信する姿勢を示した。
2024.07.10
 10:36
AP News

(Yahoo)

ロシア軍ミサイルの残骸公開 ウクライナ最大の小児病院直撃 <2408-071016>
 ウクライナ治安当局は7月9日、同国各地に対するロシア軍の大規模ミサイル攻撃があった翌日、空中発射巡航ミサイルKh-101の残骸と主張する画像を公開した。 画像は、ウクライナ最大規模の小児病院の爆撃跡で発見されたKh-101の残骸だというが、AP通信は独自に検証できていない。
 この攻撃で少なくとも31人が死亡した。
 Kh-101は防空レーダーに探知されないよう低空飛行するミサイルで、ウクライナは13発中11発を撃墜したと発表した。
2024.07.10
 10:08
聯合ニュース 韓国ハンファ ルーマニアに自走砲54両など供給へ=1500億円規模 <2408-071015>
 韓国防衛事業庁が10日、韓国防衛産業大手Hanhwa Aerospace社ルーマニア国防省とK9
SPH 54両K10砲側弾薬車36両などをKRW1.3Tで受注したと発表した。
 K9の採用はオーストラリア、エジプト、インド、ノルウェー、エストニア、トルコ、ポーランド、フィンランドに続き9ヵ国目となる。
 今回の契約は2023年には韓国から神弓MANPADSを輸入しているが、ルーマニアとのここ7年間の武器輸出で最大規模となる。
2024.07.10
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、偵察ドローン迎撃にスポーツ機も投入 小銃で撃ち落とす第一次大戦式 <2408-071014>
 ロシア軍の偵察UAVを、1970年代に開発された古いプロペラ機に乗ったウクライナの飛行士が小銃で撃ち落とすという、第一次世界大戦中と同じようなやり方でロシア軍のUAVと格闘戦を行っているのが、国内でひとつのムーブメントを巻き起こしているようで、さらに多くのウクライナ人が参加しようとしている。
 このほど共有された動画には、ウクライナ国防省情報総局(HUR)の要員がウクライナAeroprakt社製A-22軽量スポーツ機に搭乗し、偵察UAVを破壊する訓練を行っているとされる様子が映っている。 2人乗りのA-22の左側座席に射撃手が座り、UAVを突撃銃で撃ち落としている。
 ウクライナでは4月半ば以降、飛行クラブから借り受けたとみられるYak-52練習機の搭乗員が南部で、同様のやり方でロシア軍のUAVを撃墜している。 Yak-52の場合は後部座席から射撃手が、低い高度を低速で飛ぶUAVを散弾銃で撃っている。 このやり方は監視UAVの迎撃方法として有効であり、おそらく最も重要な点はコストがあまりかからないことだろう。
2024.07.10
 09:37
Reuters 通信

(Yahoo)

印ロ、エネルギー分野の連携強化へ 原子力や石油精製で <2408-071013>
 インド外務省高官が9日、インドはロシアとのエネルギー分野での関係強化を望んでいると述べ、Rosneft社などロシアの石油大手との取引を模索する可能性があると述べた。
 プーチン露大統領は9日にクレムリンでインドのモディ首相と会談し、両国が特別な戦略的パートナーシップを享受していると述べ、ウクライナ戦争の平和的解決に向けた尽力に謝意を示した。
 首脳会談後にクワトラ外務次官は会見で、両首脳が両国間の貿易を現在の$65Bから2030年までに$100Bに拡大する目標を設定したと説明し、「両首脳はエネルギー分野での協力について協議した際に協力関係を具体的にどのように強化するかに焦点を当てた」と述べ、Rosneft社や他のエネルギー企業といかに協力関係を構築できるかということだと説明した。
2024.07.10
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ポーランド、残りのMiG-29十数機もウクライナに供与する可能性 <2408-071012>
 ポーランドが残っているMiG-29をウクライナに供与する可能性を示唆した。 実現すれば、ウクライナ空軍のMiG-29の保有数は2022年2月の戦争拡大前の水準まで回復するかもしれない。 ウクライナ空軍はF-16とミラージュ-2000の到着も待っている。
 ポーランド空軍のMiG-29は、ウクライナのゼレンスキー大統領とポーランドのトゥスク首相が8日にワルシャワで2国間の安全保障協定に署名した際に話題にのぼった。
 トゥスク首相は記者会見で「MiG-29は現在、警備任務を実施しているので、いますぐ引き渡すことはできない」と説明した上で、ポーランド空軍がMiG-29に代わる新たな戦闘機を取得できるまでNATOの同盟国がポーランド領空の哨戒活動を支援してくれる場合に限り、MiG-29をウクライナに譲渡してもよいとの考えを示した。
2024.07.10
 09:13
Bloomberg

(Yahoo)

中国不動産開発の万科、4~6月に損失急拡大-投資「楽観的過ぎた」 <2408-071011>
 中国の不動産開発大手の万科が9日、4~6月(第2四半期)に損失が大きく膨らんだと明らかにした。 幾つかのプロジェクトへの投資が楽観的過ぎたと説明している。
 中国不動産業界の低迷を象徴する苦境に陥っている万科は香港取引所への届け出で、1~6月(上期)の損失がCNH7B~9B(1,550億~2,000億円)になったもようだと発表した。
 これはCNH362Mの損失を計上した1~3月(第1四半期)からの急激な赤字拡大を示しており、同社は業績悪化を「深く謝罪」するとコメントした。
2024.07.10
 08:38
Reuters 通信

(Yahoo)

来年の石油市場は需要が供給を上回る、米 EIA が見通し修正 <2408-071010>
 米エネルギー省エネルギー情報局 (EIA) が9日発表した短期エネルギー見通し (STEO) で、2025年の全世界の石油市場は需要について、供給がだぶつくとしていた従来の見通しを修正供給を上回ると予想した。
 石油輸出国機構 (OPEC) とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が6月の会合で協調減産を2025年末まで続けると決めたことを受けて予想を見直した。
 EIAによると、2025年は供給の不足分が2024年よりも小さくなる見込みである。
2024.07.10
 08:24
Defense News Japan reveals test launch of its hypersonic strike missile program <2408-071009>
 防衛装備庁 (ATLA) が、現在開発中の極超音速ミサイルの初発射試験映像を公式YouTubeで公開した。
 英国に本拠を置く国際戦略研究所 (
IISS) の防衛・軍事分析担当であるライト氏は、このビデオ映像をDefense Newsに、「日本は2024年3月と4月に、いわゆるHVGP予備試験をそれぞれ2回実施しており、ミサイルの製造元は、この試験の目的は測定ユニット、おそらくミサイルの慣性航法システムを検証することだと述べており、ATLAは、どちらの試験でも弾頭がブースターから分離したかどうかについては明らかにしていないと説明している。
2024.07.10
 08:21
Defense News Biden unveils additional air defense aid for Ukraine at NATO summit <2408-071008>
 バイデン米大統領が7月9日、NATOの75周年記念サミットの冒頭で、ロシアのミサイル攻撃を阻止するためウクライナに追加の防空システムを提供するという他の4ヵ国との合意を発表した。 米大統領補佐官は、北大西洋条約に調印したワシントンD.C.のメロン講堂で行った演説を「ウクライナへの防空装備の歴史的な寄贈」と表現した。
 米国、ドイツ、ルーマニアはPatriot FUを追加で供与し、オランダはPatriotの構成品を供与し、イタリアはSAMP/Tシステムを供与する。 5ヵ国は声明で、「ウクライナ向けの戦略防空システムの追加的な発表を2024年中にさらに発表する準備をしている」と述べた。
 共同声明によると、米国とさまざまな同盟国はウクライナに、NASAMS、HAWK、IRIS-T SLM、IRIS-T SLS、Gepardなど、数十の戦術防空システムを提供する意向」である。
 バイデン大統領の発表は、米国がウクライナをPatriotとNASAMの迎撃弾の列の先頭に上げ、「ウクライナは2025年に、数百発の追加迎撃弾を受け取ると述べた。
2024.07.10
 07:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ドネツク州の集落制圧と発表 ウクライナは防衛主張 <2408-071007>
 ロシア国防省が9日、ウクライナ東部ドネツク州の集落ヤスノブロディフカを制圧したと明らかにした。 ロシア国防省は中央部隊が「ヤスノブロディフカを解放し、戦術的な位置を向上させた」とした。
Yasnobrodivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ側は陥落を認めておらず、軍が防衛している集落の一つとしている。
2024.07.10
 07:30
時事通信

(Yahoo)

ウクライナにパトリオット追加供与 米発表 <2408-071006
 米国などが9日、ウクライナにPatriotなどSAM 5個システムを追加供与すると発表した。
 また、バイデン米大統領はNATO首脳会議で演説し、「ウクライナはプーチン統領を止める」と強調した。
2024.07.10
 07:07
時事通信

(Yahoo)

ロシアの対中接近けん制も 印首相、3期目初の2国間訪問 <2408-071005>
 モディ印首相のロシア訪問は、3期目の政権発足後、国際会議を除くと初の外遊となった。 過去2期では、最初の訪問先は近隣国だっただけに異例で、ロシア重視の背景には、原油や兵器の調達を頼る友好国との関係維持だけでなく、ロシアの過度な中国接近を牽制したいという思惑もあるようである。
 プーチン露大統領は3日、カザフスタンで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせて中国の習国家主席と会談し、TASS通信によると、中露関係を「史上最良」と持ち上げ「蜜月」を演出した。
 これに反しモディ首相はこの会議を欠席した。 表向きは議会対応を理由にしたが、領土問題を巡り関係が冷え込んだままの中国の習主席との同席を回避したとの見方が広がった。
 インドにとってはロシアが中国の軍備増強を助けたり、国境対立を含む印中間の争いで中国側に付いたりするのを防ぎたい思惑がある。
2024.07.10
 02:31
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、大規模攻勢の弾薬不足 国外調達の必要= NATO当局者 <2408-071004>
 ワシントンで9~11日に首脳会議を開催するNATOの当局者が9日、ロシアはウクライナで大規模な攻勢を開始するための弾薬と兵力が不足しており、他国から大量の弾薬を確保する必要があるとの見方を示した。
 NATO当局者は匿名を条件に記者団に対し、ロシア軍は小規模な領土獲得に苦戦する中、大規模な攻勢を仕掛ける兵士と弾薬が不足して、極めて大きな損失を被っていると指摘し、「人員が不足し、かつ経験不足の部隊に非現実的な目的を達成するよう命令せざるを得なくなっている」と述べた。
 その上で「ロシアが本格的な攻撃作戦を継続するには、イランと北朝鮮からすでに得ている弾薬に加え、その他の国から相当量の弾薬の供給を確保する必要がある」と言及し、ロシアは新たな大規模動員を実施する必要にも迫られるとの見方を示した。
 同時に、プーチン大統領は「時間はロシア側の味方だと考えている」とし、「驚異的な数の兵士の犠牲」に耐える用意ができているため。あと3~4年は戦時経済を維持できるとの見方を示した。
 ウクライナについては、かなりの兵力損失が出ているとしながらも、防衛力は大幅に向上したとしたが、新たな大規模攻勢をかけるために必要な弾薬と人員を調達するまで「しばらく時間がかかる」との見方を示した。
2024.07.10
 01:56
Kyiv Independent US, NATO allies to deliver 'dozens' of air defense systems in coming months, including 4 Patriots <2408-071003>
 NATO首脳会議の冒頭、バイデン米大統領が防空システムの供与を発表した。
 7月9日に発表された共同合意によると、米国と少なくとも他のNATO同盟国9ヵ国は、少なくとも4個
FUのPatriotを含む「数十」の防空システムを今後数ヵ月以内にウクライナに送ることに合意した。 この発表は、ワシントンでのNATO首脳会議の冒頭で行われた。
 米大統領府が発表した声明によると、米国、ドイツ、ルーマニアはウクライナに追加のPatriot FUを「迅速に」提供し、オランダはPatriotもう1個FUの構成品を提供する。 また、イタリアはSAMP/Tを追加供与する。
 共同声明には、「これら5個の防空システムは、ウクライナの都市、民間人、兵士の保護に役立つ。 これらのシステムを迅速に活用できるよう、ウクライナ政府と緊密に連携している」と記されている。
 合意によると、今後数ヵ月のうちに、カナダ、ノルウェー、スペイン、英国も、NASAMS、HAWK、IRIS-T SLM、IRIS-T SLS、Gepard SPAAGなど、ウクライナへの「数十」の戦術防空システムを追加供与する。
2024.07.10
 01:09
Kyiv Independent Saudi Arabia issued vague threats to G7 against seizing frozen Russian assets, Bloomberg reports <2408-071002>
 Bloombergが7月9日、情報筋の話として報じたところでは、サウジ当局はG7諸国に対し、西側同盟国が凍結されたロシアの資産$300Bを差し押さえた場合サウジアラビアが欧州の保有国債の一部を売却することをほのめかした。
 事情に詳しい消息筋によると、サウジアラビア財務省の高官は、西側同盟国が凍結されたロシアの資産を差し押さえることに反対し、欧州の保有国債の売却が始まることを示唆した。 Bloombergは、フランス財務省が発行する債券は具体的に名前が付けられていると報じた。
 5月と6月のG7の審議に先立ち、欧州の同盟国は自国に保有されている凍結資産をどう取るかについて意見が分かれており、一部の欧州諸国は利益の回収がユーロを不安定化させ、弱体化させる可能性があると懸念していた。
 G7首脳は先月、凍結されたロシアの資産$300Bの利息を裏付けに、年末までにウクライナに$50Bの融資を提供する計画で最終的に合意した。
2024.07.10
 00:53
Kyiv Independent Russian propagandists spin conflicting disinformation in bid to evade responsibility for missile strike on children’s hospital <2408-071001>
 キエフの小児病院を攻撃して世界に衝撃を与えた7月8日のロシアの大規模なミサイル攻撃責任をそらすために、慌てふためくクレムリンのプロパガンダ活動家たちは、偽情報と矛盾する情報の捏造をしている。
 キエフや他の地域を標的にした約40発のミサイルを含む、ここ数ヶ月で最強の攻撃は、ウクライナが同盟国からより大きな長期支援の約束を受けるよう圧力をかけているワシントンでの7月9~11日のNATO首脳会議の前夜に行われたため、モスクワにとって裏目に出る恐れがある。
 病院の瓦礫から引き出される子供たちの映像が怒りを引き起こした後、クレムリンは、オフマディト病院に命中したのはウクライナのSAMであるという公式見解に固執している。
 何の証拠も提示されていないこの言説は、西側諸国、ウクライナ、そして独立したロシアのアナリストによって暴かれている。
2024.07.09
 22:12
時事通信

(Yahoo)

地雷除去機、第1陣が到着 JICA支援の日本製 ウクライナ <2408-070920>
 日本政府と国際協力機構(JICA)が9日、日本企業が開発した地雷除去機4両をキーウでウクライナ非常事態庁に引き渡した。 キーウ市郊外で行われた引き渡し式典では、クリメンコ内相が日本の支援に謝意を表明し、「日本とはウクライナの領土をきれいで安全にする共通の目標がある」と強調した。 ウクライナの復旧を支援する総額910億円に上る無償資金協力の一部で、地雷除去機の提供は初めてで、年内に計20両程度が届けられる。
 山梨県南アルプス市の建設機械メーカー日建が製造した地雷除去機は、ウクライナでは初めて導入されるショベルカータイプで、アーム先端部を交換することでがれき除去や樹木伐採など多目的に使える。 同社の地雷除去機はカンボジアやアフガニスタンでも活躍している。
 日建の雨宮誠社長は取材に「機械の提供だけでなく、コミュニティーづくりに役立ちたい」と語った。
2024.07.09
 22:09
日経新聞 インドの親ロシア外交、新興国に波及の恐れ 包囲網綻び <2408-070919>
 モディ印首相が5年ぶりにロシアを訪問し、プーチン大統領と経済・安全保障協力を確認したのは、ロシアがインドと国境紛争を抱える中国に傾く事態を避ける狙いがあるが、ロシアと親密な関係を保つインドの姿勢は他の新興国の外交方針にも影響を及ぼす。
 モディ首相は9日にプーチン大統領との会談冒頭で、「インドとロシアの関係は今後数年でさらに深まるだろう」と強調した。
2024.07.09
 20:51
日経新聞 中国、ロシア非難せず 小児病院ミサイル攻撃 <2408-070918>
 中国外務省の林副報道局長が9日の記者会見で、ウクライナの首都キーウの小児病院をミサイル攻撃したロシアを非難せず各国は冷静になって自制し、情勢をエスカレートさせる行動を避けるべきだ」と述べた。
2024.07.09
 20:02
Reuters 通信

(Yahoo)

ロ印首脳会談、緊密協力で合意 モディ氏、人命損失を公然と批判 <2408-070917>
 プーチン露大統領が9日、クレムリンでモディ印首相と会談し、両国が特別な戦略的パートナーシップを享受していると述べ、ウクライナ戦争の平和的解決に向けた尽力に謝意を示した。
 プーチン大統領は「われわれの関係は、特別に恵まれた戦略的パートナーシップという特性を持つ」と発言し、「ウクライナ危機を解決する方法、とりわけ平和的手段による解決方法の模索を含め、最も深刻な問題に注がれている関心に感謝する」と述べた。
 これに対しモディ首相は、「友人として、私は常に、将来の世代のために平和が必要だと述べてきた。 戦場では解決は不可能だ。 銃や弾丸、爆弾が飛び交う中で和平交渉は成功しない。 話し合いを通じてのみ平和への道を見つけなければならない」と述べた。
 ロシアが友好国とみなす国の指導者からウクライナ戦争を巡って公然と批判されることはほぼなかったことを考えると、モディ首相のTVでの発言は驚きだった。
 モディ首相による2日間の訪問を終え、両国は原子力から医療に至るまで緊密な協力に向けた9分野を設定して2030年までに二国間貿易を$100Bにすることを目指すと述べた。
2024.07.09
 19:09
Reuters 通信

(Yahoo)

キーウ小児病院攻撃はロシアのミサイル、国連機関が見解 <2408-070916>
 ウクライナの首都キーウの小児病院へのミサイル攻撃について、国連機関は9日に独自の分析としてロシアのミサイルが直撃した可能性が高いと指摘した。
 国連ウクライナ人権監視派遣団 (HRMMU) のベル団長はキーウから中継した会見で「ビデオ映像の分析と現場での評価から、小児病院は迎撃された兵器システムによる被害ではなく、直撃を受けた可能性が高いことが示された」と述べた。 8日に現場を訪れたチームは最終的な判断を下すことはできなかったが、ミサイルはロシア連邦によって発射されたと思われると説明した。
 8日にキーウを含むウクライナ各地にミサイル攻撃があり、全土で少なくとも41人が死亡した。
 ロシア大統領府のぺスコフ報道官は9日、ロシアの攻撃ではなくウクライナのミサイル迎撃システムによるものと主張した。
2024.07.09
 19:00
Reuters 通信

(Yahoo)

キーウ小児病院被害、ウクライナ迎撃ミサイルが原因=クレムリン <2408-070915>
 ウクライナの首都キーウで8日、小児病院がミサイルにより損壊したことについて、ロシア大統領府のぺスコフ報道官が9日、ロシアの攻撃ではなくウクライナのミサイル迎撃システムによるものと主張した。 ぺスコフ氏は定例会見で主張の根拠は示さず、「ロシア軍は民間人を標的とした攻撃は行わないと断言する」と述べた。
 ウクライナ当局によると、8日のロシアのミサイル攻撃で少なくとも41人の民間人が死亡した。
 ウクライナ保安庁は小児病院がロシアのKh-101 CMによる攻撃を受けたとし、現場でシリアル番号の付いたミサイルの破片と誘導システムの一部が回収されたと発表した。
2024.07.09
 14:52
共同通信

(Yahoo)

23年度の防衛費1300億円使い残し <2408-070914>
 政府が2023年度予算に計上した防衛費6兆8,219億円のうち1,300億円程度が使い切れずに不用額となったことが9日、分かった。防衛省発足後の07年度以降では、東日本大震災の特殊要因があった11年度に次ぐ2番目の規模である。
2024.07.09
 14:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアと中国の軍艦がフィリピン海で不審船検査の訓練=タス通信 <2408-070913>
 ロシア国営TASS通信が、ロシア太平洋艦隊のコルベット艦Sovershennyと中国艦フィリピン海での哨戒中訓練を行ったと発表したことを明らかにした。
 Sovershennyが中国海軍の分遣隊とともにフィリピン海の共同哨戒中に不審船を検査する訓練を行った」としている。 不審船についての詳細は明らかにされていない。
2024.07.09
 14:06
日経新聞 NATO首脳会議、開幕へ ウクライナ支援へ新司令部 <2408-070912>
 NATO首脳会議が9日にワシントンで3日間の日程で開幕する。
 米国家安全保障会議(NSC)のカーペンター欧州上級部長は8日、ドイツにNATOの新司令部を創設し、ウクライナ軍を訓練などで支援すると明らかにした。
 NATO首脳会議で正式に決める。 カーペンター部長は記者団に「訓練と装備を調整し、ウクライナの将来の兵力開発を支援する」と説明した。
2024.07.09
 13:43
Reuters 通信

(Yahoo)

カシミール地方で武装勢力がインド軍の車列を襲撃 兵士5人死亡 <2408-070911>
 ヒマラヤのジャンムー・カシミール地方武装勢力がインド軍の車列を襲撃し、少なくとも5名の兵士が死亡した。
 メディアによると、武装集団は8日にカトゥア地区で手榴弾による攻撃を行った後に車列に発砲した。 軍が反撃しすると武装集団は逃走した。
 シン印国防相はX (Twitter) に「対テロ作戦は進行中で、わが軍の兵士はこの地域に平和と秩序をもたらす決意を固めている」と投稿し、遺族に哀悼の意を表した。
 カシミール渓谷とその周辺地域では、1989年に武装勢力が抗争を開始して以降襲撃事件がたびたび発生している。
2024.07.09
 11:15
CNN

(Yahoo)

中国とベラルーシが合同軍事演習、NATO及び EU加盟国との国境付近で <2408-070910>
 中国軍とベラルーシ軍が、ポーランドとの国境付近で合同演習を実施すると発表した。 今回の合同演習はNATO発足75周年記念の首脳会議がワシントンで行われ、ウクライナのゼレンスキー大統領がポーランドを訪問するタイミングとも重なり、米欧からさらなる挑発とみなされるのは確実である。
 ベラルーシ国防省は、中国
PLA部隊が先の週末に到着したと、中国の部隊が輸送機から装備を降ろす写真を公開し、演習は7月8日~19日までの11日間実施すると発表している。
 中国国防省は7日、「人質救出作戦と対テロ作戦」も今回の演習に含まれると発表した。
 演習は、ポーランドの首都ワルシャワからの距離は200km、ベラルーシの首都ミンスクとウクライナを隔てる国境からの距離は60kmのポーランドとの国境に面したベラルーシのブレスト近郊で実施する。
Brest の位置 (Google Map)】
2024.07.09
 09:30
Forbes

(Yahoo)

戦車不足のロシアに初期型T-72の在庫が1000両も残っている理由 <2408-070909>
 オランダの
OSINT分析サイトのOryxなどによると、ロシア軍はウクライナの戦場で戦車を損傷分を除くと月に平均100両ほど失っている。 一方、ロシアの軍事企業による戦車の新造数は50両足らずとみられる。
 このギャップをできるだけ埋めるため、ロシアは冷戦時代の古い戦車を長期備蓄施設から引き出して修理し、一部は改良も施して、ウクライナの前線に送り込んでいる。 保管されている戦車は基本的に屋外に置かれているので、商用衛星画像で確認でき、数を数えるのもかなり容易である。
 ロシアが再利用している戦車には、1950年代に開発されたT-55、1960年代に開発されたT-62、それ以降に開発されたいくつかの型式のT-72とT-80などがあるが、奇妙なのは、T-72の場合、1970年代に開発された最も古い型式のT-72 Uralとその改良型のT-72Aがほとんど含まれていない。 T-72 Ural/Aはそれ以降の型式のT-72よりも装甲が薄く、射撃統制装置の性能も低い。
 OSINTアナリストのHighmarsed氏の分析によると、ロシアがウクライナに対する戦争を拡大した2022年2月から2024年半ばまでに、T-55の備蓄は31%減少T-62の備蓄は37%減り、T-80Bの備蓄にいたっては79%も激減した。 ところが、T-72 Iral/Aの備蓄は9%しか減っていない
 Highmarsedは、ロシアは「T-72 UralとT-72Aはあまり多くの数を衛星画像で見える屋外備蓄施設から取り出していない」と説明している。
 錆ついた戦車であっても再生は可能で、車体のさびや汚れを除去・研磨し、鋼鉄製以外の部品をほぼすべて交換すればいい。 Highmarsedは「十分な資金と時間、スペアパーツがあれば、おそらくどんな戦車も再整備できるだろう」と述べている。
2024.07.09
 09:15
Reuters 通信

(Yahoo)

米、インドの対ロ関係に改めて懸念伝達 モディ氏の訪問受け <2408-070908>
 米国務省報道官がロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、インドのモディ首相とロシアのプーチン大統領の会談に関する質問に答えて8日、インドに対しロシアとの関係について懸念を表明したと明らかにした。 報道官は「モディ首相の公の発言から会談の内容を把握していくが、先に述べたように、対露関係を巡るわれわれの懸念を直接、極めて明確にインドに伝えた」と述べた。
 インドは侵攻後、ロシアと距離を置くよう西側から圧力を受けているが、長年にわたる関係と経済面の必要を理由に、これまでのところ応じる姿勢を示していない。
 モディ首相は8日に侵攻開始後初めてロシアを訪れてプーチン氏と非公式に会談し、X (Twitter) への投稿で会談は「両国の友好関係を一段と強化する上で必ず大いに役立つだろう」と述べた。
2024.07.09
 08:50
東亞日報 尹大統領、「ロシアは南北のどちらが重要なのかよく判断してほしい」 <2408-070907>
 韓国大統領室が8日、尹大統領がNATO首脳会議に出席するための訪米に先立ち公開されたReuters通信の書面取材で、「韓国とロシアの関係の行方はロシアの態度にかかっている」とし、「ロシア側が最終的に韓国と北朝鮮のどちらがより重要で必要な存在であるかをよく判断してほしい」と述べたと発表した。 北朝鮮との関係を最近、同盟レベルに格上げしたロシアに警告を送ったものとみられる。
 尹大統領はこの取材で、「北朝鮮は明らかに国際社会の厄介者」とし、「ロシアと北朝鮮間の軍事協力は、韓半島と欧州の平和と安全に対する決定的な脅威であり、深刻な挑戦だ」と述べた。 また、「ロシアが引き続き国連決議を破ることは、韓露関係にも明らかに否定的な影響を及ぼすしかない」と付け加えた。  さらに尹大統領は、「韓国の具体的な対ウクライナ支援は、兵器取引、軍事技術の移転、戦略物資支援など、ロシアと北朝鮮間の協力のレベルと内容を見ながら判断する」と述べ、大統領が直接、ウクライナへの兵器支援の可能性を確認した。  張国家安全保障室長は6月20日に北朝鮮とロシア間の相互軍事介入の可能性まで開いた条約が公開されると、「北朝鮮とロシアの協力レベルに応じてウクライナへの兵器支援問題を再検討する」と明らかにしていた。
2024.07.09
 08:37
Bloomberg

(Yahoo)

日本の「もしトラ」業種、防衛関連株が上昇機運-米中緊張の再燃読む <2408-070906>
 11月の米国大統領選挙で共和党候補のトランプ氏が勝つと中国との緊張が再び高まるリスクがあり、日本の防衛関連株は2023年来の上昇を後押しする日本の国防費増強の動きに加え、新たな株価の押し上げ材料を手にするかもしれない。
 三菱UFJアセットマネジメントの石金チーフファンドマネジャーは、トランプ大統領が誕生すれば、「中東や台湾海峡などいろいろと軍事リスクが高まるのではないかとの発想は当然働いている」と話す。
 2024年に入り34年ぶりに史上最高値を更新した日経平均株価の年初来の構成銘柄の動きを見ると、上昇率2.4倍で2位の三菱重をはじめIHIや川崎重工業、日本製鋼所など防衛関連銘柄が上位を占めている。
2024.07.09
 08:35
Reuters 通信

(Yahoo)

イランがミサイル製造増強か、米研究者が衛星写真分析 <2408-070905>
 最近のPlanet Labの衛星写真で、イランのBMの主要施設2ヵ所が大幅に拡張されていることが明らかになった。 米研究者2人はミサイル製造増強のためとみており、イランの高官3人もこれを認めた。 イランは2022年10月にミサイル提供でロシアと合意しており、米政府高官によると、イランはイエメンのフーシ派とレバノンのヒズボラにもミサイルを供給している。
 拡張工事は2023年8月にコジールで、10月にモダレスで始まったという。 イランの高官3人は匿名を条件に、BM製造増強のためにモダレスとコジールの施設が拡張されていることを確認した。 Planet Labが3月にモダレスの軍事基地、4月にコジールのミサイル製造施設を撮影した画像では、30以上の新しい建物の存在が示されている。
 Reutersが確認した画像では、多くの建造物が大きな土壁に囲まれている。 
Middlebury国際問題研究所のルイス氏によると、このような土壁はミサイル製造に関連するもので、一つの建物で爆発が起きても近くの構造物の可燃性物質が爆発するのを防ぐように設計されている。
2024.07.09
 08:08
産経新聞

(Yahoo)

モディ印首相がプーチン氏に「解決策は戦場で見つからない」 ウクライナ侵略巡り再び苦言 <2408-070904>
 インド外交筋が9日、モスクワを訪問中のモディ印首相が8日にプーチン大統領に対し、「解決策は戦場では見つからない」とのメッセージを伝えたことを産経新聞に明らかにした。 ロシアのウクライナ侵略を巡り、平和的解決を求めたものとみられる。
 モディ首相は2022年9月に訪問先のウズベキスタンのサマルカンドでプーチン大統領と会談した際、「今は戦争の時代ではない」と述べていたが、今回の会談でも改めてプーチン大統領への説得を試みた。
 インドはこれまで、ウクライナ侵略に関し、国連総会などの場で民主主義陣営主導のロシア非難に加わっておらず、6月にスイスで開かれたウクライナが提唱する和平案実現に向けた「世界平和サミット」に代表を派遣した際にも、ウクライナの「領土保全の尊重」などをうたった共同声明に「当事者双方に受け入れられる選択肢だけが不変の平和につながる」などとして署名していない。
 西側諸国からはこうしたインドの対応に民主主義の価値観を共有する観点から厳しい視線も向けられており、今回のモディ首相のメッセージはロシアだけでなく、西側諸国にも伝える意図がありそうである。
2024.07.09
 08:00

(18:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 8 2024 <2408-070903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月8日の戦況 =
 7月8日終日にウクライナの重要インフラを標的とした一連のミサイル攻撃で、ロシアのKh-101 CMがキーウ中心部のオフマディト小児病院に着弾した。
 ロシア当局者と情報宇宙関係者は、関与したミサイルと病院の状態について虚偽の主張をすることで、オフマディト小児病院攻撃の責任をそらそうとしている。
 7月8日のロシアのミサイル攻撃は、被害を最大化するために新しく注目すべき戦術を採用した可能性が高い。
 ハンガリーのオルバン首相と中国の習国家主席は、プーチン大統領が真剣な交渉や第三者による調停を拒否したにもかかわらず、7月8日に北京で行われた会談で、ウクライナでの戦争終結に向けた潜在的な調停者としての姿勢を崩さなかった。
 リピリン中将がヴォロビヨフ中将の後任としてロシアバルチック艦隊司令官に就任した。
 ウクライナ軍はチャシウ・ヤールで失った陣地を奪還し、ロシア軍はドネツク市近郊と西部ザポリージャ州で前進した。
 ミシュスチン露首相が7月8日、ロシアが2030年までにUAVの国内生産を5倍に増やすよう呼びかけた。
2024.07.09
 07:10
共同通信

(Yahoo)

NATO新司令部設置へ キーウに代表も、連携強化 <2408-070902>
 米国家安全保障会議(NSC)のカーペンター欧州上級部長が8日、NATOによる新たなウクライナへの軍事支援策を発表し、ワシントンで9日に開幕するNATO首脳会議で正式に表明する。
 訓練や装備面でロシアの侵攻を受けるウクライナ軍の育成に協力するNATOの新司令部ドイツに設置し、キーウに上級代表を置いてウクライナ政府との連携を強化する。
 ウクライナによる将来のNATO加盟を見据えた措置で、カーペンター部長は、ウクライナのNATO加盟が実現すれば、その日から各国との連携が取れるようになるとした。
2024.07.09
 05:02
讀賣新聞

(Yahoo)

能動的サイバー防御、国外からの通信監視へ…重要インフラに限定し事業者の事前同意を得る案 <2408-070901>
 政府は重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」で、外国から国内への通信情報を取得し、監視する方向で調整に入った。 導入にあたっては、憲法が保障する「通信の秘密」との整合性が焦点となる。
 対象は電力会社などの重要インフラ事業者への通信に限り、事業者の事前同意を得る案が出ている。 日本を経由する外国間の通信情報はより緩やかな要件で入手したい考えである。
 能動的サイバー防御は、政府が平時から通信情報を分析することで、攻撃を検知し、必要に応じて攻撃元のサーバーなどに侵入して無害化する仕組みで、機能が停止すれば、社会に甚大な影響を及ぼす発電所や鉄道などの重要インフラに対するサイバー攻撃の阻止に役立てることが想定されている。
 政府内では、サイバー攻撃が外国から国内の重要インフラを標的に行われることに備え、事業者の同意を得たうえで、通信情報を取得する案が浮上している。
 事前の同意があれば、通信の秘密に抵触することは避けられるためで、通信情報を取得する際、国内間の通信をどう扱うかについては、与党や有識者会議の議論を踏まえ、慎重に検討を進める。
2024.07.08
 21:10
Kyiv Independent Russia improves ballistic, cruise missiles to make them harder to shoot down, official says <2408-070812>
 元ウクライナ空軍報道官のイフナト氏が7月8日にFacebookに、ロシア軍はBMとCMを改良して
ECM装置とIRCM装置を搭載し、探知と撃墜をより困難にしていると書いた。 ロシアは過去1日でウクライナの都市に様々なタイプのミサイル44発を発射したと彼は付け加えた。
 ロシアは7月8日朝、キーウなどウクライナ全土の都市に大規模なミサイル攻撃を行い、少なくとも36人の民間人が死亡し、149人が負傷した。
 国家非常事態庁の発表によると、空爆はキーウ、ドニプロ、クリヴィーリフ、スロビアンスク、ポクロフスク、クラマトルスクを目標とし、「住宅、ビジネスセンター、2つの医療施設を含む50の民間施設」に損害を与えた。
 空軍はこれに先立ち、ウクライナ軍が7月8日朝にウクライナに向けて発射したミサイル38発のうち30発を撃墜したと発表した。
2024.07.08
 19:17
朝日新聞 「画期的だ」と木原防衛相 フィリピンと円滑化協定署名、中国に対抗 <2408-070811>
 日比両政府が8日、自衛隊とフィリピン軍が共同訓練などで相互に訪問しやすくする円滑化協定 (
RAA) に署名した。
 東シナ海、南シナ海で海洋進出を強める中国に対抗するため、日本は米国とともにフィリピンとの安全保障面での連携を強化しており、同国との関係を準同盟級へと格上げを図る。
2024.07.08
 17:45
Kyiv Independent Indian PM Modi arrives in Moscow in first visit to Russia since beginning of full-scale war <2408-070810>
 モディ印首相が7月8日、ウクライナへの全面侵攻が始まって以来、初めてのロシア訪問としてモスクワに到着した。 モディ首相がプーチン大統領と最後に会談したのは、2022年9月にウズベキスタンで開催された上海協力機構 (SCO) 首脳会議であった。
 モディ首相はX (Twitter) に「両国間の特別で特権的な戦略的パートナーシップ、特に未来の協力分野において、さらに深めることを楽しみにしている」、「両国間のより強い絆は、国民に大きな利益をもたらすであろう」と書いている。
2024.07.08
 17:32
Reuters 通信

(Yahoo)

NATOの対ロシア防衛計画、35─50個旅団が必要に=軍事筋 <2408-070809>
 NATO2023年にリトアニアのビリニュスで開催した首脳会議で約30年ぶりとなる大規模な防衛計画に合意した後、合意内容を具体的な軍事上の要件に落とし込む作業が続けられており、今週ワシントンで開くNATO首脳会議で最新情報が報告される予定になっている。 ロシアのウクライナ侵攻を受け、NATOが現行体制の大掛かりな見直しを迫られていることが浮き彫りとなった。
 NATO当局者はコメント要請に対し「防衛に必要な兵力と兵器の詳細な要件」が特定されたとし「
AMD、長距離兵器、後方支援、大規模な陸上機動部隊などが最優先事項だ」と述べた。
 軍事筋が匿名を条件にReutersに明らかにしたこところによると、ロシアからの攻撃を想定したNATOの新たな防衛計画を完全に実行に移すには35~50個の旅団が追加で必要になる。
 1個旅団は3,000~7,000名で構成されるため、35~50個旅団の増強はNATOにとって大きな課題となるが、軍事筋はこれ以上の詳細を明らかにしなかった。
 また、ある安全保障関係者によると、この計画を実行に移す場合、ドイツだけでも防空能力を4倍にする必要がある。
2024.07.08
 10:33
Reuters 通信

(Yahoo)

フィリピン、米国の南シナ海での支援を辞退=参謀総長 <2408-070808>
 フィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将が、中国軍による南シナ海の軍拠点への補給任務妨害を巡り、米国からの支援提供の申し出を辞退したことを明らかにした。
 南シナ海のSecond Thomasでは6月17日にフィリピン軍の拠点への物資補給の際に中国海警艦艇が意図的に高速で衝突し、フィリピン人船員が負傷した。
 ブラウナー大将は4日にReutersに対し、 「米国は支援を申し出ているし、どのような形で協力できるのか打診してきたが、われわれは助けを求める前に可能な限りの選択肢を尽くすようにしている」と語り、フィリピンは単独での対応を望んでいると発言した。
 フィリピンと米国は1951年に相互防衛条約 (MDT) を締結していることから、米国の一部からは、補給作業に対する米海軍の直接支援の声もでているが、ブラウナー大将は「純粋なフィリピンの作戦」とすることを希望すると発言し、「われわれの国益であり、米国が関与する理由はない」と主張した。
2024.07.08
 09:41
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー首相が北京入り、中国主席と会談へ 「平和使節」継続 <2408-070807>
 ハンガリーの首相報道官が国営通信MTIに、オルバン首相が8日に中国の習国家主席との会談のため北京入りしたことを明らかにした。 報道官は「オルバン首相の平和使節は続く」と述べた。
 ハンガリーが7月初めに輪番制のEU議長国に就任して以降、オルバン首相は「平和使節」と称してウクライナとロシアを訪問しており、中国は3ヵ国目となる。
 ハンガリーのシーヤールトー外相もオルバン首相の訪中に同行しており、ドイツ外務省関係者によると、ハンガリーは8日にブダペストで予定されていたシーヤールトー外相と独外相の会談を先週終盤になって取りやめたという。
2024.07.08
 09:10
Kyiv Independent Poland, Ukraine sign security agreement <2408-070806>
 ゼレンスキー大統領とポーランドのトゥスク首相が7月8日、ワルシャワで安全保障協定に署名した。 ポーランドは、2023年7月にG7が行った誓約に基づく協定に署名した最新の国になる。 米、英、独、仏、EUなど他の国々も、ウクライナがロシアの侵略を撃退するのを助けるために、同様の二国間条約に署名している。
 ウクライナとポーランドは、政治的、軍事的、経済的協力をさらに発展させ、「主権を持つ民主国家としてのウクライナの再建に緊密に協力する」ことで合意した。 この合意は、ポーランドが、1991年12月2日にウクライナのソビエト連邦からの独立を承認した最初の国であることを強調している。
 ゼレンスキー大統領は、安全保障協定には、ウクライナ領空でポーランドを狙うロシアのミサイルやUAVを迎撃するための「メカニズム」を開発する条項が含まれていると付け加えた。
2024.07.08
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナが韓国製弾道ミサイル「玄武-2B」をロシア軍基地に叩き込む日 <2408-070805>
 プーチン大統領が6月19日に平壌を24年ぶりに訪問し、北朝鮮の独裁者である金正恩と新たな条約を結んだ。
 これに対する韓国政府の反応は早かった。 張国家安保室長は6月20日の記者会見で、露朝の新条約に「深い憂慮」を示し、強く非難したうえで「ウクライナへの武器支援について再検討する方針だ」と述べ、ウクライナに殺傷兵器は供与しないとしてきた従来の方針を改める可能性を示唆した。
 具体的に言えば、SRBMである。 ロシアは2023年末に北朝鮮から強力なKN-23 SRBMを入手し、ウクライナに対して用いて大きな損害を与えたが、韓国はKN-23よりもさらに強力な玄武-2Bを保有している。
 米カリフォルニア州にあるMiddlebury College)国際大学院モントレー校(MIIS)で東アジア不拡散プログラムの責任者を務めるルイス氏は、「北朝鮮がロシアにKN-23を売却できるのなら、韓国は玄武シリーズをウクライナに売却できるだろう」と述べている。  重量3,400kg、固体燃料式のKN-23は、通常型は500kgの弾頭で射程450km程度とされ、より軽量な弾頭なら射程が600km以上に伸びるようだが、重量約5,400kgの玄武-2Bは、搭載可能な最大の約1tの弾頭で射程500km、より小型の500kg弾頭なら射程は800kmに達するという。 命中精度はおそらく韓国製ミサイルのほうが上だろう。
 仮にウクライナが玄武-2Bを取得できたとしても、それをどう使うかはまた別の問題になる。 米国は射程300kmのATACMSをウクライナに供与しているが、使用に制限を設けている。
2024.07.08
 08:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナの無人機がロシア国内の弾薬庫を攻撃=情報筋 <2408-070804>
 ある情報筋が7日、ウクライナのUAVがロシア南部でウクライナ北東部に隣接するボロネジ州の弾薬庫を攻撃したと明らかにした。 この情報筋は「近い将来ロシアの軍事施設で突然爆発が起こる可能性が高い」と述べた。 弾薬庫の規模は9,000㎡で、SSM、SAM、砲弾のほか銃弾も保管されていたという。
 攻撃を受けボロネジ州のグセフ知事は非常事態を宣言し一部住民が避難したが、犠牲者はなかった。 知事は7日夜にTelegramで、防空システムが複数のUAVを迎撃し、犠牲者や被害はなかったと明らかにした。
 ウクライナ軍はロシア領内の攻撃に向け長距離のUAV部隊を編成している。
2024.07.08
 07:25

(17:25 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 7 2024 <2408-070803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月76日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月6日から7日にかけて、ヴォロネジ州セルゲーエフカにあるロシア軍の弾薬庫をUAV攻撃した。
 ウクライナ空軍が2024年6月下旬にベルゴロド州にあるロシアの連隊司令部に対する攻撃を成功させたことが衛星画像で確認されており、西側諸国がロシアの軍事目標を攻撃するために西側が提供した兵器の使用に対する制限を解除し続けた場合、ウクライナがロシアの攻撃作戦をどのように妨害できるかをさらに示している。
 ウクライナのUAV操作員は、ロシアの長距離UAVを空中で阻止する能力を向上させているようで、これらの技術革新により、ウクライナ軍は大規模に配備されれば、短距離および中距離の防空システムへの負荷を軽減できる可能性がある。
 ロシア軍がチャシウ・ヤールとトレツク付近での前進が確認され、ウクライナ軍はハリコフ市の北で前進した。
 OSINTの研究者が衛星画像を分析し、ロシアが全面侵攻開始以来、野外集積所から戦争前のロシアの戦車の42%を撤去したと評価した。
2024.07.08
 07:05
Reuters 通信

(Yahoo)

仏総選挙、左派が最大勢力の勢い 極右は第3勢力か <2408-070802>
 7日に投開票されたフランス国民議会(下院、577議席)総選挙の決選投票は、調査会社の予測によると、事前の予想に反して左派連合が極右を抑えて最大勢力になる見通しとなった。 ただ、過半数には届かない見込みで、宙づり議会に陥る可能性が高い。
 当初は第1党になるとみられていたルペン党首の極右政党「国民連合 (RN)」は第3勢力にとどまり、マクロン大統領の中道与党連合がRNをやや上回り第2勢力となる見通しである。
 調査会社Ipsosの予想では左派連合「新人民戦線 (NFP)」が171~187議席、RN(連携勢力を含む)が134~152議席を獲得する見通しで、Erabの調査では左派連合が182~193議席、RNと連携勢力を合わせて136~144議席と予想されている。
 左派と中道連合はRNの勝利を阻止するため多くの選挙区で候補者を一本化していた。
2024.07.08 台北時報

(Yahoo)

MND plans suicide drone production 2408-070801>
 情報筋によると、米国はSwitchblade 300とAltius 600M-Vを2024年から2025年に台湾に供与する計画だが、軍幹部は台湾にはより多くの攻撃型UAVが必要だと考えている。
 台湾軍筋は7月7日、国防省は2025年の予算計画にType 1とType 2の自爆UAVの大量生産に必要な予算が含まれていると述べ、Type 1とType 2の自爆UAVを含む、国内で製造された攻撃UAVを大量生産する必要があると述べた。
 一方、中山科学技術院が開発したChien Hsiang
ARM UAV量産は2025年完了するという。
【Chien Hsiang 関連記事:1912-100005 (IDR 2019.10)】
 情報筋によると、ARM UAVの機能は改善されるが、同省は年間国防予算を使って、より小規模で機能を強化したUAVを生産し続けるという。
 研究所のデータによると、Type 1自爆UAVの飛翔時間は約15分で、誘導管制距離は10kmを超えている。 Type 2は飛翔時間が長く、画像、IR、マイクロ波システムを使用して目標を追跡するために、目視範囲を超えた偵察および攻撃任務を遂行でき、また群れでの攻撃にも使用でき、艦載、車載も出来る。
2024.07.07
 23:27
共同通信

(Yahoo)

日本とフィリピンの円滑化協定8日署名へ <2408-070710>
 フィリピン大統領府が7日、日本との間で自衛隊とフィリピン軍の相互往来を容易にする円滑化協定 (
RAA) に8日に署名すると発表した。
2024.07.07
 22:41
RBC Ukraine Far-right has lost. Results of parliamentary elections in France <2408-070709>
 フランスでは、国民議会(下院)の2回目の投票が終了し、親露派のルペン党は敗北した。
 Ifopの出口調査によると、極左の新人民戦線が180議席から215議席を獲得し、予想外に勝利すると予想されている。 マクロン大統領の大統領連合は150~180議席で2位、ルペン党首の国民結集党は3位で、120~150議席しか期待できない。
 しかし、これら3つの政治勢力はいずれも議会で絶対多数を獲得できず、連立交渉を余儀なくされる。
2024.07.07
 22:00
South China Morning Post China’s new interception radar ‘can track 10 hypersonic missiles at Mach 20’ <2408-070708>
 中国の科学者が、極超音速兵器の開発競争を激化させる技術の進歩を達成したと述べている。
 清華大学電子工学科の鄭教授が率いるチームは、Mach 20で飛来する10発の極超音速ミサイル前例のない精度で追跡でき偽目標も特定できるるレーダだと述べた。
 シミュレーションで新しいレーダは、これまで不可能と考えられていた7km/secで飛翔するミサイルの距離を28cmの誤差で測定し、99.7%の精度を示したという。
 レーダ信号を高精度に生成・解析して測定するには、電子を超高速で移動させる必要があり、回路基板が焼損する可能性があるが、鄭教授のチームは、レーダーにレーザを組み込むことで革新を起こし、主要なノード間の情報伝達を光速にまで到達させた。
 その結果、以前よりもはるかに複雑なマイクロ波信号を生成および処理できるようになり、初めて超高速物体を正確に測定できるようになった。
 この新しいマイクロ波フォトニックレーダーは600km以上の探知距離を誇っていると、広西チワン族自治区大学のZheng氏と共同研究者は5月24日付けで中国語専門誌「Optical Communication Technology」に掲載された査読付き論文で述べている。
 マイクロ波フォトニックレーダは小型軽量で、SAMや航空機への搭載に適しており、一部の軍事専門家は、次世代の
FCSレーダのキーテクノロジーであると考えている。
【註】
Microwave photonic radar の論文 (Optica Publishing Group)】
2024.07.07
 21:27
Kyiv Independent UK Defense Minister announces new Ukraine defense package during Odesa trip <2408-070707>
 英国のヒーリー新国防相が就任してから48時間も経たないうちに、オデーサを訪れてゼレンスキー大統領と会談し、7月7日に新たな防衛支援パッケージを発表した。 発表された新たな支援には、砲、25万発の砲弾、100発近くのBrimstorn精密誘導ミサイルが含まれる。 ヒーリー国防相は、ウメロフ国防相とも会談した。
 ヒーリー国防相は英国政府のウェブサイトで「政権交代があったかもしれないが、英国はウクライナのために団結している。 新しい国防長官として、私は重要な軍事援助の供給を強化することで、英国の支援を再活性化することを確実にする」と述べた。
2024.07.07
 15:55
AFP=時事

(Yahoo)

ハンガリー首相のアゼル訪問非難 欧州代表せずとEU外相 <2408-070706>
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)が6日、ハンガリーのオルバン首相が前日のロシアに続きアゼルバイジャンで開かれたチュルク諸国機構(OTS)の非公式首脳会議に出席したことを非難した。
 ハンガリーは今月からEU議長国だが、オルバン首相は前日には、予告なしにモスクワを訪れてプーチン大統領とウクライナをめぐり会談したため、EU当局やその加盟国、米国、ウクライナは反発している。
【註】
 チュルク系民族とは、アゼルバイジャン語、カザフ語、キルギス語、トルコ語、ウズベク語などのチュルク語を使用する民族集団で、トルコのエルドアン大統領がその盟主になろうとしていると見られている。
 チュルク諸国機構(OTS)はイスタンブールに本部を置く機構で、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、トルコ、ウズベキスタンが加盟しており、ハンガリー、トルクメニスタン、北キプロスがオブザーバで、将来はウクライナもオブザーバ参加すると見られている。
 アフガニスタンもオブザーバ参加を表明していたがタリバンの支配で消えた。
2024.07.07
 14:42
Reuters 通信

(Yahoo)

サウジ皇太子、イラン次期大統領に祝意 関係発展に意欲 <2408-070705>
 サウジアラビア国営サウジ通信 (SPA) が6日、サルマン国王とムハンマド皇太子がイラン大統領選に勝利したペゼシュキアン元保健相に祝意を伝えたと報じた。
 サウジとイランは長く対立してきたが、2023年3月に中国の仲介により関係を正常化することで合意し、それ以来双方の当局者は関係強化に向けて協議を続けている。
2024.07.07
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナが「迎撃ドローン」を実戦配備 無人偵察機やランセットの撃墜重ねる <2408-070704>
 ウクライナ軍の
FPV UAVがロシア軍のUAVを撃墜し始めた。 ウクライナ政府が立ち上げた BRAVE-1計画による迅速な開発の成果のようで、BRAVE-1は優れたアイデアを速やかに実用化することを目的とした技術アクセラレーターで、すばらしい実績を誇っている。
 BRAVE-1は4月に迎撃UAVの開発を公募していたもので、公募から3ヵ月で実戦配備した。
 要求した仕様はレーダなどの外部センサから目標の位置や速度、方位に関する情報を受け取り、UAVを発進させ、目標を発見、追尾し、自動で命中させるシステム、というシンプルなものだった。 目標としては具体的に、ロシアのOrlan−10、Zala、SuperCamなどの偵察UAVを挙げた。 これらの目標は、高度1,500mを95~160km/hほどで飛行する。
 既存の防空システムを使えば、こうしたUAVを撃墜するのは難しくないが、たとえばOrlan−10は1機$100,000程度なのに対して、Stinger MANPADは1発$500,000以上する。 こうしたSAMは希少なリソースなので、差し迫った脅威のために取っておかれる傾向にある。
2024.07.07
 07:02
Diamond online

(Yahoo)

「日本人学校はスパイ養成機関」中国スクールバス襲撃を引き起こした“反日デマ動画”が支持される背景 <2408-070703>
 中国蘇州で、日本人学校のスクールバスが刃物を持った男に襲われる事件があり、犯人の男に立ち向かった中国人女性が死亡した。 この他にも中国では外国人を狙った無差別殺傷事件が起きている。
 背景にあるのは、中国社会の閉塞感や経済不況、そして今も続く反日教育で、中国では今も反日ドラマや映画がたくさん放映されているほか、SNSも閉鎖的海外の情報に触れることが難しい。
 さらに昨今は「日本人学校はスパイを養成している」といったデマ動画が拡散されSNSで人気を集めている。
 なぜ反日動画は多くの中国人に支持され、デマを信じる人が減らないのか、その理由と実態を紹介したい。(以下、項目のみ)
 ・日本人学校のスクールバスが襲われ、中国人女性が亡くなった
 ・日本人学校についてのデマ動画が拡散、その内容は……
 ・デマ動画の元になった動画の投稿者に話を聞いた
 ・5歳児が「日本に行ったら殺されない?」今も続く反日教育
 ・外国人をターゲットに無差別殺傷事件を起こせば注目される
 ・中国のIT大手各社が、SNSへの反日的な投稿の規制を始めた
2024.07.07
 06:20

(16:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 6 2024 <2408-070702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月6日の戦況 =
 ハンガリーのオルバン首相が、プーチン大統領が調停や真剣な交渉を拒否しているにもかかわらず、ウクライナでの戦争を終わらせるための潜在的な調停者としての地位をとり続けているのは、オルバン首相がウクライナに対する欧州の支援を弱体化させる包括的な取り組みの一環として、西側諸国の焦点を和平交渉の可能性に移すことを狙っている可能性が高い。
 オルバン首相らの交渉とウクライナの和平案の呼びかけは、異なる目的を持つ明確な取り組みであり、プーチン大統領は、ウクライナの降伏以外のいかなる交渉による合意にも関心がないことを示している。
 ウクライナ軍は7月5日~6日に、クラスノダール地方のエネルギーインフラをUAVで攻撃した。
 イランは7月6日、イランとロシアが7月4日に銀行契約に署名し、ロシアとイランがロシアルーブルとイランリアルを取引できるようにすると発表した。
 ロシア軍はクピャンスク、シベルスク、トレツク、アウディーイウカ近郊で前進した。
2024.07.07 台北時報 Ministry plans 7 improved attack subs <2408-070701>
 台湾国防部は、完成した原型潜水艦海鯤Hai Kun、または「イッカク」)を元に改良された7隻の攻撃型潜水艦を建造するTWD284B($875B)の計建造画を提案したと、この問題に詳しい情報筋が6日に述べた。
 高官の支持を得ているこの計画は、行政院に提出される同省の年次予算案に該当すると、情報筋は匿名を条件に語った。
 海鯤は重魚雷しか発射できないが、新型潜水艦は重魚雷とHarpoonミサイルを発射するように設計され、より優れた戦闘システムを備えていると情報筋は述べた。
 これらの改良は、7隻の潜水艦が海鯤よりも建造コストがかなり高くなることを意味すると情報筋は付け加えた。
 情報筋によると、新型潜水艦は2025年~2039年に3隻、2隻、2隻のバッチで建造され、それぞれに18ヵ月の間隔を空けて、新たな改良を次のバッチに組み込む予定だという。
 海鯤の受領試験が計画通りに進めば、新型潜水艦の1隻目は2026年2隻目は2027年に建造を開始する予定という。
2024.07.06
 23:44
RBC Ukraine Romania to send up F-16 fighters <2408-070614>
 ルーマニア国防省の発表によると、7月6日にウクライナ南部を目標としたロシアのUAV攻撃があったため、ルーマニアはF-16 2機を発進させて状況監視を行った。
 この措置は、午前中にロシアのUAVがルーマニア国境近くにあるウクライナの領土に向かっているのが発見されたのた対応して行われた。
 ウクライナ南部の防空システムは7月6日、敵のUAV 8機を破壊した。
2024.07.06
 22:43
Kyiv Independent Military: Russia has lost up to 5,000 soldiers fighting for one district of Chasiv Yar <2408-070613>
 ウクライナKhortytsia軍団のヴォロシン報道官が、ロシア軍は7月6日にドネツク州のChasiv Yarの町1つの地区をめぐる戦闘で最大5,000名の将兵を失ったと述べた。
 彼の声明は、ウクライナ軍がチャシブ・ヤール東部の運河地区から撤退したことを受けたもので、近隣の防御陣地は破壊されたと、7月4日に軍の決定を発表した際に述べた。
 ロシア軍は、2月にアウディーイウカを占領した後、ドネツク州にさらに前進する道を開く可能性のある高台の町、チャシウ・ヤールに焦点を移していた。
2024.07.06
 22:42
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナに大型地雷除去機を供与へ、カンボジアと協力し第三国支援…上川外相が表明 <2408-070612>
 上川外相が6日、プノンペンのカンボジア地雷対策センターで演説し、同国と協力して第三国の地雷対策に取り組むと表明した。 カンボジアで地雷除去にあたる国際協力チームの設置を支援する。 ウクライナに対しては、日本が初の大型地雷除去機を供与することを明らかにした。
 上川外相は内戦で残された地雷の対策で知見を高めてきた同国を「世界の地雷対策をリードする存在だ」として、「国際協力のハブとして展開し、世界中の地雷被害ゼロを目指したい」と強調した。 民間企業とも連携し、地雷対策に関する技術革新を進めることも掲げた。
2024.07.06
 22:12
Kyiv Independent Russia hit mock-ups during recent attacks on airfield, Patriot launchers, Ukraine's Air Force says <2408-070611>
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク大将が7月6日、ロシア軍が最近のミサイル攻撃戦闘機とのモックアップを攻撃し、ロシア筋がMig-29 1機とPatriot発射機2基を破壊したと述べた。
 この声明は、ドニプロペトロウシク州クリヴィーリフのドヴヒンツェヴェ飛行場と、オデーサ州のユジネ近郊のPatriot基地へのミサイル攻撃を示すロシアの偵察UAVが撮影したビデオの公開に続くものである。
 ロシア国防省は、7月3日にIskanderがドヴィンツェヴェ飛行場に着弾した結果、ウクライナのMiG-29が破壊されたと主張した。
 ロシア戦争支持派のTelegram Channelは、7月6日にユジネ近郊でIskanderが攻撃した様子を映した動画を公開し、Patriot発射機2基とGiraffeレーダが破壊されたと主張した。 ただロシア国防省は攻撃について報告していない。
 オレシュチュク大将は自身のTelegram Channelで映像を再掲載し、ウクライナ空軍の兵士が「受動的防衛措置をうまく実施した」と述べた。
2024.07.06
 19:53
Kyiv Independent Chinese military personnel arrive in Belarus for joint exercises <2408-070610>
 ベラルーシ国防省の発表によると、中国軍の一団が7月6日にベラルーシに到着し、ベラルーシで7月8日~19日に開催される合同の「対テロ訓練」に参加した。 このニュースは、ベラルーシが中国とロシアが率いる上海協力機構に加盟した数日後にもたらされた。
 同省によると、この演習は「経験を交換し、ベラルーシと中国の部隊を調整し、部隊の共同訓練の分野でベラルーシと中国の関係をさらに発展させるための基盤を作る」ことを目的としている。
 ベラルーシはロシアのウクライナ侵略を支持しているが、ロシアの戦争で直接戦うために自国の軍隊を派遣していない。 ロシア軍は2022年初頭にベラルーシからウクライナへの全面侵攻を開始したが、キーウ近郊で敗北を喫し、撤退を余儀なくされた。
2024.07.06
 15:33
共同通信

(Yahoo)

中ロ結束誇示も「すきま風」 習氏、中央アジア歴訪終了 <2408-070609>
 中国の習国家主席が6日、カザフスタン、タジキスタンへの5日間の訪問日程を終えた。 上海協力機構(SCO)首脳会議に合わせ、カザフでロシアのプーチン大統領と1ヵ月半ぶりに会談し、対立する米欧をにらみ結束を誇示したが、ロシアと北朝鮮の包括的戦略パートナーシップ条約を巡り中露間には「すきま風」(北京の外交筋)が指摘されている。
 カザフは習主席が2013年に巨大経済圏構想「一帯一路」を初めて提唱した地で、習主席は今回の訪問でロシアが勢力圏と見なす中央アジア諸国の首脳らと相次いで会談し、一帯一路を通じた経済協力の拡大やSCOの枠組み強化で一致した。
 習主席は3日、カザフでトカエフ大統領と共に中国からカザフ経由で欧州に至る物流ルートの開通式にオンラインで出席した。 タジキスタンでは5日、ラフモン大統領と両国関係を「新時代の全面戦略協力パートナーシップ関係」に格上げすると宣言し、ロシアの「裏庭」とされた中央アジアで中国の存在感が高まる。
2024.07.06
  12:37
共同通信

(Yahoo)

イラン大統領に19年ぶり改革派 ペゼシュキアン氏、強硬派破る <2408-070608>
 イラン内務省が6日、大統領選の決選投票改革派のペゼシュキアン元保健相が、保守強硬派ジャリリ最高安全保障委員会元事務局長を破り、当選したと発表した。
 改革派の大統領としてはハタミ元大統領以来19年ぶりで、欧米と対立を深めた保守強硬派の外交路線から融和路線へ回帰を目指す。
2024.07.06
 10:37
毎日新聞

(Yahoo)

ハンガリー外相、ドイツ外相との会談取りやめ 首相のロシア訪問受け
 ドイツ外務省が5日、ハンガリーのシーヤールトー外相が、9日に首都ブダペストで予定されていたドイツのベーアボック外相との会談を取りやめたと明らかにした。
 ハンガリーのオルバン首相が、ウクライナ侵攻を続けるロシアを5日に訪問したことから、同じくEUに加盟する対独関係に影響を与えたともみられる。 訪露したオルバン首相はプーチン大統領とモスクワで会談してウクライナ情勢などを協議した。 ハンガリーは7月から6ヵ月、欧州理事会の議長国を務めるが、独断的な行動を取ったとして他のEU加盟国から批判されている。
 独DPA通信によると、ドイツ外務省はオルバン首相の訪露について「事前の合意のない驚くべきモスクワ訪問」と指摘した一方で、このような状況下だからこそ「外相同士の真剣な対話は非常に重要だった」としている。
2024.07.06
 09:20

(19:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 5 2024 <2408-070606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月5日の戦況 =
 プーチン大統領は、7月5日にハンガリーのオルバン首相と会談し、交渉による停戦に全面的に反対し、ウクライナ国家を破壊するという目標を達成する戦争の「最終的」終結を追求する決意を表明した。
 プーチン大統領は、ウクライナの領土と国民のかなりの部分をロシアの占領に明け渡すことと、戦争の最終状態に関するあらゆる交渉に先立って、ウクライナ軍の降伏を要求している。
 プーチンがいかなる停戦合意も拒否したことは、交渉の責任を西側とウクライナに負わせようとするクレムリンのこれまでの取り組みと矛盾する。 プーチンは、オルバンをEUを代表して発言できるEU代表として描こうとしたが、EU当局者はこの主張を明確に否定した。
 最近のロシア国内の世論調査は、クレムリンの情報操作がウクライナでの戦争に対するロシア国内の支持に影響を与えていることを示唆している。 これらのロシアの世論調査は、ウクライナでの戦争の遂行を批判するロシア人が、愛国心と権利剥奪のために依然として戦争を支持していることを示している。
 ウクライナ軍は7月4日と5日、タンボフ州、ロストフ州、クラスノダール地方の目標に対してUAVとミサイルによる攻撃を行った。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、トレツク、ドネツク市近郊で前進した。
 ロシア国防省当局者は、ロシア軍司令部が負傷した兵士を前線に送り込んでいるという批判が続く中、ウクライナで戦ったロシア兵に適切な医療やその他の支援を提供していると見せ続けている。
2024.07.06
 07:51
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに7兆円支援 来年中、首脳会議で合意へ NATO総長 <2408-070605>
 ストルテンベルグNATO事務総長が5日にブリュッセルで記者会見し、ワシントンで来週に首脳会議を開く予定のNATOが、2025年に少なくとも€40B規模のウクライナ軍事支援を行うことで加盟国が合意するとの見通しを明らかにした。
2024.07.06
 07:34
日経新聞 「ウクライナ支援で重大発表」 米高官、NATO首脳会議で <2408-070604>
 米政府高官が記者団に5日、9~11日にワシントンで開くNATO首脳会議に合わせ、ウクライナ支援に関する重要な発表があると明らかにした。
 「NATOのウクライナへの軍事的、政治的、財政的な支援をどのように拡大するかについて重要な発表をする」と説明した。 「ウクライナをNATOに橋渡しする一環だ」と加えた。 米欧の同盟国が一致して追加支援を講じるほか、米独自の追加の軍事支援も新たに発表する。
 一連の日程も公表し、9日夜に首脳はNATO設立75年を記念したイベントを開いて10日に会議を開き、スウェーデンの新規加盟を歓迎する。 バイデン大統領は同日夜にホワイトハウスで夕食会を主催する。
 11日は日本などインド太平洋地域の友好国も交えた会議を開催する。 NATOとウクライナによる協議もある。 バイデン大統領は同日、記者会見を開き、記者からの質問も受けつける。
2024.07.06
 05:44
朝日新聞

(Yahoo)

プーチン氏、EU議長国の訪問「時宜を得た」と歓迎 対外発信に活用 <2408-070602>
 プーチン露大統領が5日、モスクワを訪問中のハンガリーのオルバン首相との会談後の共同記者発表で、7月にハンガリーがEU理事会の議長国になった直後の会談を「時宜を得た」と歓迎し、オルバン首相を横にしてウクライナを批判し、実質的な降伏を求めるなど、議長国首脳の訪問を自らのプロパガンダ発信に活用した。
 プーチン大統領はオルバン首相との会談を「非常に中身が濃い」と評価し、ウクライナ侵攻で対立する米欧を念頭に、「地政学的に困難な現状においても対話を継続することが重要だ」と、オルバン首相を持ち上げた。
2024.07.06
 04:22
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、独の「パトリオット」3基目受領 防空能力倍増へ <2408-070603>
 ウクライナが5日、ドイツから3個目となるPatriot
FUが到着したと発表した。
 ゼレンスキー大統領はこれまで、ウクライナは自国防衛のために少なくともあと7個FUのPatriotを必要としており、同盟国に強く要請していた。
2024.07.06
 02:37
Kyiv Independent US pauses military exercises with Georgia as relations with Tbilisi deteriorate <2408-070601>
 米国防総省は7月5日、ジョージアとの二国間関係を総合的に評価した結果、ジョージアとのNoble Partner合同演習を無期限に延期したと発表した。 国防総省は、この決定は「軽々しく」行われたものではないと述べた。 Noble Partnerは当初、7月25日から8月6日までジョージアで行われる予定だった。
 米国政府は、ジョージア議会が外国からの資金提供を受けている組織に「外国代理人」のレッテルを貼ることを義務付ける物議を醸す法案を可決した直後の5月30日に、ジョージアとの関係の全面的な見直しを開始した。
 米国は6月6日に、ジョージア政府高官に対する制裁の第一弾を発動し、「ジョージアの民主主義を損なう責任がある、または共謀した」個人に渡航制限を課していた。
2024.07.05 Janes JMSDF mulls over new class of railgun-equipped destroyers <2408-070512>
 海上自衛隊は、電磁砲(レールガン)や高出力レーザを搭載した新型護衛艦13DDXの取得検討に着手した。 Janesの質問に対し防衛省の報道官は、2023年にこの艦の構想研究を開始したことを確認した。
 電磁砲と高出力レーザなどの指向性エネルギー兵器 (
DEW) を装備することに加えて、13DDXはまたと、高速目標を捕捉するために最適化される多機能レーダの新型が装備される。
 また、自動ダメージコントロールシステムナビゲーションシステムを搭載し、さまざまなミッションモジュールを柔軟に搭載することができる。
 13DDXは、海上自衛隊のあさひ型やもがみ型護衛艦からいくつかの特徴を継承するが、防衛省報道官によると、予想排水量数や全長などについては、まだ調査中であるため、これ以上の詳細は明らかにできないという。
 防衛省は2023年10月に試験艦あすかで、同国初の電磁砲の艦上発射試験を実施したことを明らかにした。
2024.07.05
 23:57
Kyiv Independent Meduza: 120,000 Russian troops killed in Ukraine. <2408-070511>
 ロシアの独立系メディアMeduzaとMediazonaが7月5日に、ウクライナへの全面侵攻が始まって以来、約12万名のロシア将兵が戦死したと報じた。
 MeduzaとMediazonaはBBC News Russianとともに、ウクライナでの戦闘で死亡したロシア将兵の名前をオープンソースの調査を通じて長年記録してきた。
 2月には83,000名のロシア将兵が殺害されたと推定したが、これは限定的ではあるが機密扱いではない相続関連データの分析に基づいていた。
 次に、ロシア国家統計局が公開している死亡率データ、ロシア遺言検認登録簿の記録、死亡記事の傾向と比較し、6月28日には、2022年以降に戦死した56,000人以上のロシア将兵の名前が公表された。
2024.07.05
 22:59
産経新聞

(Yahoo)

EU議長国のハンガリー首相が独断で訪露 ウクライナ支援の先行き懸念 <2408-070510>
 ハンガリーのオルバン首相が5日にモスクワを訪問し、ロシアの侵略が続くウクライナ情勢をプーチン大統領と協議した。
 会談後の共同記者発表でプーチン大統領は、停戦の先行きをオルバン首相と協議したと説明し、停戦にはロシアが併合を宣言した地域からのウクライナ軍の撤収が必要だとする一方的な立場を表明した。
 オルバン首相は「欧州にとって平和が最も重要だ」と述べ、今後も対露交渉を続ける考えを示した。
 ハンガリーは7月にEU議長国に就任したが、欧州メディアによると、オルバン首相の訪露はEU諸国の同意なしで行われたため、以前から親露的な姿勢が指摘されてきたオルバン首相の独断専行は、EUのウクライナ支援の足並みを乱れさせる可能性がある。
2024.07.05
 22:58
共同通信

(Yahoo)

日本で偽情報対策初協議へ NATOと日韓豪NZ、4分野 <2408-070509>
 複数の政府関係者が5日、日韓豪NZの4ヵ国とNATOが、偽情報やサイバー対策など4分野で協力を強化する方向で調整に入ったことを明らかにした。
 ワシントンDCでのNATO首脳会議に岸田首相はじめ4ヵ国首脳らが招待国として出席して合意する。 偽情報対策の協議体を新設し、日本で初開催する方針も申し合わせる。
 関係者によると、4分野は偽情報とサイバーの他、ウクライナ支援と新興技術で、偽情報を巡っては、ロシアのウクライナ侵攻や、中国による台湾周辺での軍事演習の際、大量に確認されており、「情報戦」に対処する上で連携が必要だと判断した。
2024.07.05
 20:32
時事通信

(Yahoo)

「公正な大統領選」危ぶむ声 現職劣勢で野党弾圧強まる ベネズエラ <2408-070508>
 28日投開票のベネズエラ大統領選は4日、3週間にわたる選挙戦に突入した。 3期目を目指すマドゥロ大統領の劣勢が伝えられる中、反米左派政権は野党弾圧など強権姿勢を強めていて、与野党が合意した公正な選挙の実現が危ぶまれ、国際社会から懸念の声が上がっている。
 2018年の前回選挙は野党陣営がボイコットし、与野党候補の本格対決となる大統領選の構図は、故チャベス大統領の後継としてマドゥロ氏が初当選した2013年以来になる。
 与野党は2023年10月の「バルバドス合意」を通じ、自由で公正な大統領選を約束したたため、合意直後に米国が対ベネズエラ経済制裁を一部緩和し、2023年12月には両国が囚人を交換するなど、選挙に向け緊張緩和ムードが広がったが、政権側は主要野党が統一候補を選ぶ予備選で圧倒的な支持を得た野党指導者マチャド氏の出馬を阻止し、代わりに出馬した元外交官のゴンサレス氏が優勢との世論調査結果が相次ぐと、野党陣営への摘発を強化し、EU選挙監視団の受け入れも撤回している。
2024.07.05
 20:00
時事通信

(Yahoo)

「日本に干渉の権利ない」 中国 <2408-070507>
 中国外務省の毛副報道局長が5日の記者会見で、中国の海洋調査船が東京都の沖ノ鳥島北方海域にブイを設置したことを日本側が批判したことに反発し、「日本に干渉する権利はない」と述べた。
 毛副局長は、ブイは津波観測用で「科学研究と公益が目的」だと主張し、「国際的に認められた行動であり、公海は全ての国に開放されている」と述べ、正当性を強調した。
2024.07.05
 16:48
Reuiters 通信

(Yahoo)

ロシア、黒海のクリミア拠点失いつつある=ウクライナ海軍司令官 <2408-070506>
 ウクライナ海軍司令官のネイジュパパ中将がReutersの取材に応じ、ロシア海軍の黒海艦隊がほぼ全ての戦闘可能な艦艇を占領下のクリミアから他の場所に移動させることを余儀なくされ、主要拠点はウクライナによる攻撃のため無力化しつつあると述べた。
 ミサイルとUSVの攻撃でロシアにとって重要な兵站拠点であるセバストポリ基地は大きな被害を受け、「ロシアは明らかにこの拠点を失いつつある」と語った。 移動した艦船はノボロシスクやアゾフ海に停泊しているという。
 ネイジュパパ中将は、黒海東部沿岸にあるロシアのノボロシスク海軍基地にはセバストポリのような大規模な設備はなく、CMの保管・装填場所として機能していると述べた。
 ネイジュパパ中将によると、ウクライナはこれまでに27隻の艦艇を破壊したり、損傷させたりしたが、そのうちの5隻はセバストポリ湾近くにウクライナのUSVが敷設した機雷によって破壊された。
2024.07.05
 08:39
Bloomberg

(Yahoo)

EU、ハンガリーのオルバン首相に警告-ロシア訪問計画の断念求める <2408-070505>
 ミシェル欧州理事会常任議長(EU大統領)が4日、EU議長国ハンガリーのオルバン首相に対し、EUの代表としてロシアと対話しないよう警告した。
 この警告は、オルバン首相がテュルク諸国の会議が行われるアゼルバイジャンに向かう途中にロシアを訪問する予定との報道を受けたもので、事情に詳しい関係者によると、ロシアはオルバン首相の訪問受け入れに向け準備を進めている。
 ミシェル大統領は同日、「輪番制のEU議長国EUを代表してロシアと関わる権限はない」とX (Twitter) に投稿した。 事情に詳しい別の関係者によれば、ミシェル大統領はハンガリー当局者と連絡が取れなかったか、あるいは訪問を確認できなかったため、こうしたメッセージを公に出したという。
 関係者は部外秘の対話を理由に匿名で、もしミシェル大統領が質問されていたら、モスクワを訪問しないようオルバン首相に助言しただろうと語った。
 EU外交当局者は、ウクライナ侵攻後にプーチン大統領と既に会談しているオルバン首相がEU議長国の立場を利用し、厳しい措置でロシアを孤立させるEUの取り組みに水を差すのではないかと危惧している。
2024.07.05
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 4 2024 <2408-070503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月4日の戦況 =
 プーチン大統領は、停戦合意に関するいかなる有意義な交渉にもロシアの参加を明確に拒否し、その代わりに、あらゆる停戦合意の前提条件として、ウクライナの「不可逆的」な「非軍事化」を要求した。 したがって、プーチンは、いかなる停戦に先立っても、ウクライナが事実上降伏するよう要求している。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) の将校は、2024年6月にロシア第83親衛空挺強襲旅団がハリコフ方面で大きな損失を被ったとの報道を受け、7月3日に同旅団の旅団長であるゴロディロフ大佐を詐欺容疑で拘束したと報じられている。
 プーチン大統領は、中央アジアにおける上海協力機構 (SCO) のプレゼンス拡大の取り組みを支持しており、この地域におけるロシアの影響力を拡大するための手段として、SCOのプレゼンス拡大を利用する可能性が高い。
 米国防総省が7月3日、米国製SAM $2.2B相当の購入と、ウクライナへの支援パッケージ$150Mを発表した。
 ロシア軍は最近、クレミンナ、アウディーイウカ、ドネツク市近郊に前進した。
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が7月4日、ロシア国防省がロシア軍に契約兵士を配置することに関する会議で、2024年上半期に約19万名のロシア人が兵役契約に署名したと主張した。
2024.07.05
 06:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

「戦車にもなる」「負傷者も運べる」実はほぼラジコン!? 変幻自在の「ロボ車両」戦場を変える? 陸自はどう使うのか <2408-070504>
 ウクライナ国防省が2024年5月に、同国経済産業省および国軍参謀本部と共同で、負傷兵や病人を前線から安全な後方へ搬送する担架型
UGVの実証試験を行ったことを明らかにした。
 実証試験で使用されたUGVは装輪式と装軌式で、両タイプとも遠隔操作により走行する。 まだ実戦では使用されていないようで、ウクライナ国防省としては、この実証試験が開発と量産の資金を集めるためのアピールの場も兼ねていると見られる。
 このUGVの開発が継続し、量産に移行するのかは未知数だが、ウクライナ軍は既に負傷者や病人を後送するUGVを使用している。 その一つがエストニアのMilrem Robotics社が開発し、同社からウクライナの慈善団体に寄贈されたTHeMISである。
2024.07.05
 05:01
讀賣新聞

(Yahoo)

中国公船が沖ノ鳥島近くにブイ、太平洋での設置は異例…レアメタル含んだ海底鉱物の調査狙いか <2408-070502>
 政府関係者が、日本最南端の沖ノ鳥島(東京都)北方に位置する日本の大陸棚にある四国海盆海域に先月、中国公船が浮標を設置したことを明らかにした。 中国はこれまで尖閣諸島周辺など東シナ海でブイを設置してきたが、太平洋の日本管轄海域では極めて異例で、政府はブイの詳細や設置目的の分析を進める。
 中国によるブイ設置を巡っては2023年7月に大型作業船の向陽紅-22が、尖閣諸島の魚釣島から北西80kmの日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に、直径約10mの海洋調査ブイを無断で設置し、ブイで収集した波のデータなどを人工衛星で送信しているとみられる。 政府は日中首脳会談や外相会談などで即時撤去を求めてきたものの、中国は応じていない。
 複数の関係者によると、同じ向陽紅-22が6月5日に上海を出港し、東シナ海から大隅海峡を通過して太平洋に出た後、6月中旬に四国海盆海域内でブイを設置した。 2023年7月のブイよりも小型で、近くを航行する船から夜間も見える発光器が付いている。
 四国海盆海域は日本のEEZに囲まれ、広さは国土面積37.8㎢の5割近くに相当する。 付近に島がないためEEZの域外になるが、国連の大陸棚限界委員会は2012年に沖ノ鳥島を基点とする日本の大陸棚として新たに認めている。 国連海洋法条約により、日本はこの海域での海底の探査や資源開発について、主権的な権利を行使できる。
 大陸棚はEEZとは異なり、その上の水域での海洋調査には沿岸国の同意は必要ないが、同海域の海底はレアメタルを含んだ鉱物資源が分布していると指摘されており、今回のブイが海底の探査などに関係する場合は、同条約に反する可能性が高い。
2024.07.05
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

フィリピンが極超音速ミサイルの標的に? 軍、基地を強化すると表明 <2408-070501>
 フィリピンの上院議員が、中国がフィリピンの基地など25ヵ所を、極超音速ミサイルの目標にする計画があるとの情報を明らかにし、懸念が広がっている。 攻撃目標の多くは米軍が一時駐留できる拠点だという。
 発端は2日にマルコス大統領の姉のアイミー・マルコス上院議員がソーシャルメディアに投稿した動画で、フィリピンを極超音速ミサイルの標的にするとの中国の計画を把握したと明らかにしたことで、アイミー議員は米国と安全保障面で関係を強めるフィリピンを「中国が脅威とみなし始めた」と分析したが、具体的な資料や情報源は公表しなかった。
 フィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将が4日の記者会見で「ミサイル攻撃に備え、基地の強化を進める」と表明した。
 ブラウナー大将は、アイミー議員の報告内容は検証中だとし、国民に「パニックに陥らないように」と訴えた一方で、ミサイルやUAVによる攻撃の可能性は「直視しなければならない現実だ」との認識を示し、「我々ができることは施設を強化し、攻撃から守ることだ」として、米軍と協力して防衛態勢をさらに固める考えを示した。
 一方、中国外務省の毛副報道局長は4日の定例会見でフィリピン側の指摘について「その情報はどこから来たのかわからない」とコメントし、「中国は平和発展の道をしっかり歩み、いかなる国に対する脅威にもならない」と述べた。
2024.07.04
 23:55
RBC Ukraine Duda convenes Polish Security Council meeting before NATO summit <2408-070420>
 ポーランド大統領の声明によると、ポーランドのドゥダ大統領は、NATO首脳会議に先立ち、6月8日にポーランド国家安全保障会議の会議を招集した。
 ドゥダ大統領は「ワシントンに出発する前の8日の09:00に国家安全保障会議を招集することを決定し、そこでNATO首脳会議で政治面で何が議論されるかについて、詳細に意見やアイデアを交換する機会を持つ」と述べた。
2024.07.04
 23:25
RBC Ukraine Duda comments on sending Polish troops to Ukraine for war with Russia <2408-070419>
 ポーランドのドゥダ大統領が、ロシアがポーランド軍をウクライナに派遣する必要があるほど状況をエスカレートさせないことへの希望を表明した。 ドゥダ大統領は、ロシアは欧州や世界全体に重大な脅威をもたらすため、ウクライナで優位に立つべきではないと強調した。
 同時に、ポーランド大統領は、ポーランドはNATOを戦争に引き込むことになるので、現在ウクライナに兵士を送るべきではないと述べた。 ドゥダ大統領によると、ポーランドの立場は、ウクライナに自国の兵士を派遣することなく、ウクライナに軍事支援を提供することだという。
 「ポーランド共和国やNATOの防衛のために戦うために、ウクライナに兵士を派遣する必要がなくなることを願っているから、その必要がなく、ロシアがそのような事態に陥らないことを願っている。 これが今日の我々の立場であり、我々はこの戦争に絶対に参加したくないし、我々の兵士がこの戦争に参加することを望んでいない」とポーランド国家元首は付け加えた。
2024.07.04
 22:12
RBC Ukraine Zelenskyy announces strong security agreement at NATO summit <2408-070418>
 ウクライナは、7月9日~11日に開催されるNATO首脳会議で、新たな安全保障協定に署名する。 ゼレンスキー大統領の夜の演説によると、すでに準備されている。
 大統領によると、彼はNATO首脳会議に関する拡大会議を開催した。 大統領はこのイベントを、ウクライナとそのすべての友好国にとって強力なものになるはずだと述べた。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナ・NATO理事会の会合も開催され、現在、友好国と署名する新しい決定と文書の作業が進行中で、特に防空に関しては朗報があるはずだと述べた。
2024.07.04
 21:20
Ukrainska Pravda Ukrainian Defence Intelligence kamikaze drones hit Tambov Gunpowder Plant in Russia – Ukrainska Pravda sources, video <2408-070417>
 ウクライナ国防情報部による特別作戦の結果、7月4日朝にロシアのタンボフ州コトフスク市にあるタンボフ火薬工場に突入攻撃UAVが突入した。
Kotovskの位置 (Google Map)】
 ロシア当局は火薬工場が攻撃されたことを否定しており、タムボフ州のエゴロフ首長は「2機のUAVが撃墜された。 死傷者や被害はない。 状況は統制されている」と述べた。 しかし、地元住民は、突入攻撃UAVの1機による攻撃と、それに続く爆発と炎が現場をはっきりと映したビデオをオンラインで共有している。
 攻撃の結果、被害の程度、ロシアの損失に関する情報は現在確認中である。
2024.07.04
 20:26
RBC Ukraine Three drones attack substation near Zaporizhzhia NPP, resulting in injuries - IAEA <2408-070416>
 UAV 3機がエネルゴダール市近郊の変電所を攻撃した。 
IAEA報道機関によると、ザポリージャ原子力発電所 (NPP) の作業員8人が負傷した。
 IAEAのグロッシ事務局長が指摘したように、こうした度重なるUAV攻撃は、原子力の安全と人命に対する脅威であり、阻止されなければならない。
 ザポリージャ原子力発電所のIAEA専門家は、UAVが近くの森林に衝突したと報告された後、濃い煙を目撃し、配電装置から爆発音を聞いたと報告した。 影響を受ける変電所は、原子力発電所の本部の外にあり、IAEAの専門家は、現在、原発敷地内への影響を報告していない。
 その後、IAEAの代表は、エネルゴダール市近郊で3回のUAV攻撃が発生し、変電所の1つを攻撃して8人の作業員が負傷し、うち1人が医療支援を必要としたと知らされた。 また、変電所の2基の変圧器のうち少なくとも1基から油漏れが発生し、1基の変圧器の上部が損傷し、接続線にも影響が及んだ。
 その結果、ラドゥーガ変電所は現在稼働していないが、エネルゴダールと近隣の工業団地にはまだ電気が供給されている
2024.07.04
 20:10
毎日新聞

(Yahoo)

長距離ミサイル、米から120億円で購入 27年度までに配備 防衛省 <2408-070415>
 防衛省が4日、射程約900kmのJASSM-ERと関連機材を$75Mで米国から購入する契約を、日米両政府が締結したと発表した。 令和9年度までに配備する。
 契約日は3月18日で、ミサイル本体は最大50発、航空自衛隊がF-15に搭載し、スタンドオフミサイルとして運用する。 将来は自衛隊が保有を進める反撃能力(敵基地攻撃能力)の一翼を担うとみられ、政府は5年度予算に取得費127億円を計上していた。
2024.07.04
 19:08
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドネツク州要衝の一部地区から撤退 ロシア軍侵入 <2408-070414>
 ウクライナ軍が4日、東部ドネツク州の要衝チャソフヤールの一部地区から撤退したことを明らかにした。 ウクライナ軍報道官は国内TVで「敵が侵入しており、運河地区を保持することは現実的ではなくなった。 軍人が生命と健康を脅かされており、守備陣地が破壊されたためだ」と説明した。 「ウクライナ軍は相対的に安全な地域に撤退したが、そこでも敵が積極的な戦闘行為を続けている」と述べた。
Chasiv Yarの位置 (Google Map)】
 ロシア国防省は前日、チャソフヤールの一地区を制圧したと発表していた。 ロシア国防省によると、同国軍はチャソフヤールの東側を流れる運河の西に位置する地区を掌握した。
 ロシア軍がチャソフヤールを完全に掌握した場合、クラマトルスクやスラビャンスクに向けて西進するための中継点となり得る。
2024.07.04
 18:12
共同通信

(Yahoo)

比軍、南シナ海での反撃を容認 中国の攻撃的な補給妨害受け <2408-070413>
 フィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将が4日の記者会見で、南シナ海の軍拠点への補給任務を担う軍人が攻撃された場合、自衛のために同等の反撃を容認する方針を明らかにした。
 中国の攻撃的な妨害を受けた措置で、武力衝突に至る恐れも高まりそうだが、マルコス大統領から緊張緩和を指示されたとも述べた。
 南シナ海のSecond Thomas礁(アユンギン礁)のフィリピン軍拠点周辺では6月17日に、補給に向かった複数のフィリピン軍ゴムボートを中国側が刃物で突き刺して破裂させ、中国のボートの衝突で兵士1人が指を切断する重傷を負い、中国は「臨検」を行ったとし、分解収納していた銃7丁も強奪していた。
2024.07.04
 17:18
共同通信

(Yahoo)

中国戦闘機、超音速巡航に改良 米に対抗、次世代機開発も加速 <2408-070412>
 中国紙が4日までに、中国軍は第5世代ステルス戦闘機J-20が音速を上回るスピードで長時間航行する「超音速巡航」(註:Super Cruise)ができるよう改良したと報じた。 機体の形状やエンジンに最新鋭技術を導入したという。
 台湾を巡り緊張が高まる中、米国に対抗し、次世代ステルス戦闘機J-31、J-35の配備に向けた開発も加速させるという。
【註】  F-22などの所謂第五世代戦闘機について、第五世代の明確な定義はないが、かつてF-22の開発過程などで流れた要求性能などから
・9Gでの旋回が持続できる高い運動性
・-40dB以上とされる高いステルス性
・アフターバーナーを使用しないで超音速飛行できるSuper Cruise性
などが挙げられていたが、なかでもSuper Cruise性を実現しているのはF-22だけと見られていた。
 尚、J-31とは、当初FC-31と呼ばれていた軽戦闘機で、J-35はJ-31の艦載型で、いずれもJ-20より小型の補助戦闘機である。
【J-35に関する記事:2204-011910 (JDW 2022.01.19)】
【J-31に関する記事:1401-112011 (JDW 2013.11.20)】
2024.07.04
 16:22
RBC Ukraine Explosion in Sevastopol: Smoke seen over Cape Fiolent <2408-070411>
 7月4日の日中、セバストポリ市で激しい爆発が発生し、クリミアのTelegram Channelによると、爆発後フィオレント岬上空に煙が見えた。 同チャンネルによると、ロシアの電子戦システムが設置されている地域で煙が見られたという。 この事件を受けて、ロシアはクリミア大橋を封鎖した。
 これについて、ロシアの宣伝チャンネルは、爆発は弾薬の廃棄に関連していると主張している。 セヴァストポリのラズヴォザエフ知事は、艦隊が「訓練射撃」を行ったと述べて、爆発を説明した。
 ウクライナ軍は、クリミア半島のロシア軍施設を繰り返し攻撃している。 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク大将が報告したように、7月1日にウクライナ軍機がクリミアの弾薬庫を攻撃した。
 さらに、6月22日~28日に、ウクライナの守備隊はクリミア半島の宇宙追跡通信センターに損害を与えた。
2024.07.04
 13:29
Ukrinform 2023年5月以降「キンジャル」はキーウ市内の目標に到達していない=ウクライナ空軍大佐 <2408-070410>
 ウクライナ空軍第96地対空ミサイル旅団旅団長のヤレメンコ大佐が、ウクライナがPatriotを得てからは、キーウに対して発射された20発以上のKinzhalは全て迎撃できていると発言した。
 ヤレメンコ大佐は、「我々がBMに対して活動している時、それがKh-47M KinzhalなのかIskander-Mなのか48N(編集注:S-400で使われるミサイル)なのか、あるいはBastionから発射されたZirconなのかは、我々にとっては重要ではない。 我々にとっては、それはとにかく弾道飛翔する目標なのだ。 それがどのような経空脅威だったのかは、後から分析者、専門家が、一定の性質や破片の捜索を根拠に特定する。  一つだけ言おう。 ウクライナの首都に向けて発射された全てのKinzhalは、Patriotが配備されたと発表されて以降、全て成功裡に迎撃している。 2023年5月初旬以降、私たちの国の首都の領域内の目標に到達した弾道標的は1つもない。 20発以上がキーウに向けて発射されたが、全て迎撃されている」と発言した。
2024.07.04
 12:02
Diamond online

(Yahoo)

香港で「法の支配」の番人が辞任!英国人裁判官が吐露した「法治の重大危機」とは <2408-070409>
 香港の最高裁判所に当たる終審法院「海外非常任裁判官」を務めてきた海外非常任裁判官の英国人2人が6月6日夜半、突如辞任した。 そのうちの1人がFinancial Timesに内部告発ともいえる手記を寄稿した。 衝撃の告発に対し、香港政府は4,000字もの反論を発表、他にも中国政府下のさまざまな機関が、英国人裁判官を非難する声明を出している。 イギリス発祥のCommon Lawが敷かれてきた香港の法制度は、これからどうなるのか。
 海外非常任裁判官とは、英国が1997年以前に支配していた香港でも採用してきたCommon Law制度が、中国への主権返還後も維持されるという約束の下で設けられたもので、同じCommon Law制度を施行する国(英国および旧大英帝国領だった国々)の裁判官を招いて、終審法院の審理に携わってもらうという仕組みである。
 香港のミニ憲法と呼ばれる「香港基本法」の82条にも、「必要に応じてその他Common Law制度運用地域の裁判官を招いて審理に参加させることができる」と記されている。 香港でのCommon Law制度の施行を「保障」する立場を担っているのが、この海外非常任裁判官であり、裏では香港の「法の支配」のカナリアとも呼ばれてきた。
 この判断に基づいて、これまでに英国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダからの裁判官(多くが現地の司法界を定年退職した高級裁判官たち)が招かれ、加えてまだ実績はないものの、理論上ではシンガポールやマレーシアの司法関係者を招くこともできる。
 2020年前半時点で過去最高の15人を抱えていた海外非常任裁判官だが、2020年6月末に中国人民代表大会で「香港国家安全維持法」(以下、国家安全法)が可決されて即時施行されて以来、すでに5人がさまざまな理由で離職していた。
 今回任期途中で辞職した2人のうちの1人、サンプション裁判官がFinancial Timesで発表したThe rule of law in Hong Kong is in grave danger(香港の法の支配は重大な危機に直面している)と題する手記が、今、制度自体を揺るがしている。 手記の中で同氏は、「香港の多くの裁判官は国民の自由の擁護者であるべき本来の役割を見失っている」とまで述べ、辞職の決意を固めたきっかけが5月30日の香港の高等法院(高等裁判所)の判決だったと明かした。
 この判決は、2020年に予定されていた立法会議員選挙候補者選びのために民間予備選挙を行った民主派関係者14人に対し、国家安全法違反と判断して有罪を言い渡したものであった。
 政府は2021年1月に、予備選挙に関わった民主派関係者ら55人が国家安全法違反の「国家政権転覆共謀罪」容疑で逮捕されたのである。
2024.07.04
 11:38
中央日報

(Yahoo)

「中国空母『福建』、3回目の試験航海か」…空母戦力増強を加速 <2408-070408>
 South China Morning Post (SCMP) が4日、中国の3隻目の空母福建が3回目の試験航海に入ったとみられると報じた。
 SCMPは福建最初の試験航海は5月5日から5日間、2回目は5月23日から20日間の日程で実施され、1回目は推進装置と電気システム、2回目は急旋回能力試験に焦点が合わされたと報じていた。
 中国の1隻目の空母遼寧
PLA海軍に引き渡されまでに10回、2隻目の山東は9回の試験航海が行われており、試験航海が順調に進行中の福建はこれよりも早く引き渡されると予想される。
2024.07.04
 10:51
Reuters 通信

(Yahoo)

独政府、対中ガスタービン事業売却を阻止、「安全保障上の理由」 <2408-070407>
 ドイツのショルツ連立内閣が3日、Volks Waged社の子会社MAN Energy Solutions社中国国有企業にガスタービン事業を売却する計画を阻止した。 フェザー内相は記者会見で「安全保障上の理由」と説明した。
 また、ハーベック経済・気候保護相は、「公共の秩序」のため重要な技術は保護されねばならず、取引停止措置の要因となったと述べた。
 MAN側は政府決定を尊重し、ガスタービン新規開発の段階的縮小に取りかかると発表した。 関係者によると、ガスタービン事業は収益性が高く、事業そのものは継続するという。
 売却先に挙がっていたのは中国造船業界で圧倒的な立場にある中国船舶集団 (CSSC) 傘下の中船重工龍江広瀚燃気輪機 (GHGT) 社で、MANは2023年6月に価格非公表の売却計画を発表したが、9月に入り、政府による綿密な計画審査が実施されると発表していた。
 ドイツ政界では、中国がガスタービンを民生用でなく、軍艦艇の動力源として使う恐れがあるとの懸念が一部で上がっていて、EUは中国との間で貿易摩擦が起きているさなかでのドイツ政府の決定となった。
2024.07.04
 09:50
朝日新聞

(Yahoo)

日韓豪NZで首脳会談へ 岸田首相の訪米、バイデン氏も参加の可能性 <2408-070406>
 日本政府関係者が、10日からNATO首脳会議にパートナー国として出席するため訪米する岸田首相が、これに合わせ同様に招かれている韓国、豪州、ニュージーランドとの4ヵ国の枠組みで首脳会談を開催する方向で最終調整に入ったことを明らかにした。 バイデン米大統領が短時間ながら参加する可能性もあるという。
 4カ国はインド太平洋地域のパートナー国として招待をされており、この地域で北朝鮮が核・ミサイル開発を進め、中国が海洋進出を強める中、安全保障面の連携などを確認する見通しだが、豪州は首相ではなく代理の出席を検討しているという。
 一方、日米韓の首脳会談も検討されていたが、11月に大統領選を控えたバイデン大統領との日程が合わず、正式な会談は見送られる方向となっている。 日米韓首脳会談は2023年8月に、毎年開催することで合意していたが、今年はまだ開かれていない。
2024.07.04
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 3 2024 <2408-070405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月3日の戦況 =
 ウクライナは人的資源の問題に取り組んでおり、いくつかの新しい旅団を編成しているが、西側諸国の武器供給の遅れと不十分さにより、ウクライナはこれらすべての新しい旅団に装備を装備できない可能性がある。
 適時適切な西側の安全保障支援は、ウクライナ軍が将来、いつ、どの程度の規模で戦場の主導権を握り、作戦上重要な反攻作戦を実施できるかを決定する重要な要因であり続ける。
 プーチン大統領は、彼が新たに提案する「ユーラシア安全保障アーキテクチャ」の礎石として、ユーラシアに焦点をあてたロシア主導の既存の国際機関を活用している。
 ウクライナは7月3日夜、クラスノダール地方ノヴォロシースクのロシア海軍インフラに対してUSV攻撃を行い、7月1日夜にベルゴロド州へのUAV攻撃でエネルギーインフラに損害を与えたと報じられている。
 何社かの中国とロシアの企業が、ロシアがウクライナで使用するために、イランが設計した遊弋弾Shahedに似たUAVの開発に協力していると報じられている。
 ロシア軍は最近、最東端のチャシフ・ヤール、トレツク方面、アウディーイウカ付近で前進し、ウクライナ軍はヴォフチャンスク、クレミンナ近郊、チャシウ・ヤールの南東で前進した。
 クレムリンは、ウクライナで戦ったロシアの退役軍人をロシアの国内政治の公的な役割に位置づけ続けている。
2024.07.04
 05:20
時事通信

(Yahoo)

日本国内に最新鋭機配備 米軍、1兆6000億円投じる <2408-070404>
 米国防総省が3日、日本に配備している米軍の戦闘機を最新鋭機に更新すると発表した。
 中国の覇権主義的な動きが強まる中、インド太平洋での抑止力を強化するのが狙いで、$10Bを投じて数年かけて実施する。
 具体的には、嘉手納基地に現在配備されているF-15C/D 48機<をF-15EX 36機に換装する。 移行期間中は嘉手納に第4世代と第5世代の戦闘機を巡回配備し、有事への備えを維持する。
 三沢基地では、現在の36機のF-16を48機のF-35Aに換装する。 また、岩国基地では、海兵隊が保有するF-35Bを増強する。
2024.07.04
 01:58
Defense News Kratos' Erinyes test vehicle logs hypersonic speeds on first flight <2408-070403>
 米MDAが、6月14日に初飛行したKratos社製のHTB-1極超音速試作機の試験を開始し、バージニア州のワロップス島から発射されMach 5を超える速度を達成した。
 HTB-1は2月に打ち上げられた
HBTSS 2基が、極超音速機の軌跡を捉えることを可能にした。
2024.07.04
 00:16
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ軍事支援で合意 来年400億ユーロ=外交筋 <2408-070402>
 西側の複数の外交筋がReutersに3日、NATO加盟国は2025年にウクライナへの軍事支援として€40B($43B)を拠出することで合意したことを明らかにした。
 ストルテンベルグNATO事務総長は加盟各国に対し、ウクライナへの軍事支援を複数年にわたり年間€40Bに維持すると確約するよう要請した。 外交筋によると、各国はストルテンベルグ事務総長が求めた複数年にわたる拠出などの要請は支持しなかったが、将来NATO首脳会議で拠出を再評価していくことでは合意した。
 こうした拠出を巡る確約は、米ワシントンで9~11日に開かれるNATO首脳会議で合意が予定される広範なウクライナ支援策の一部となる。
2024.07.04
 00:13
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル軍、ヒズボラ上級司令官殺害 レバノン南部攻撃で <2408-070401>
 レバノンの治安筋2人が、イスラエル軍が3日にレバノン南部を攻撃し、ヒズボラの上級司令官を殺害したことを明らかにした。 ここ約9ヵ月に及ぶ交戦で死亡した最高位の幹部の1人という。
 情報筋によると、ヒズボラ戦闘員1名と民間人1人も死亡した。
 ヒズボラは声明で、殺害されたのはナセル氏で「殉教者」と表現したが、詳細は明らかにしていない。 イスラエル軍からのコメントは発表されていない。
 これを受け、ヒズボラは上級司令官などの「暗殺」に対する報復として少なくとも2回の攻撃を行い、イスラエル軍基地にカチューシャ・ロケット弾100発、国境沿いの最大都市キリヤット・シュモナの別の基地にイラン製ミサイルを発射したと発表した。
2024.07.03
 22:31
Ukraine Pravda Pentagon to procure US$2.2bn worth of Patriot and NASAMS interceptors for Ukraine <2408-070319>
 米国防総省は、PatriotとNASAMSのミサイルを$2.2Bで調達すると発表した。
2024.07.03
 21:58
Kyiv Independent US announces new defense aid package for Ukraine worth $150 million <2408-070318>
 米国防総省は7月3日、ウクライナにSAMなどを提供するため、$150M相当の新たな軍事支援パッケージを発表した。
大統領府のジャンピエール報道官によると、このパッケージにはHIMARS弾砲弾、その他の重要な能力も含まれており、米国の備蓄から大統領の引き出し権限で供与される。
 国防総省によると、このパッケージには、HAWKミサイル155mmおよび105mm砲弾81mm迫撃砲弾、戦術車両、Javellinシステムも含まれている。
 国防総省はさらに、米国はウクライナ安全保障支援計画の資金約$2.2Bを、PatriotとNASAMS用ミサイルを購入するために使用すると述べた。
2024.07.03
 19:49
朝日新聞

(Yahoo)

海自が英豪海軍と初訓練、南太平洋で 「同志国」との協力強化狙い <2408-070317>
 海上自衛隊が3日、南太平洋海域英豪両国の海軍と共同演習を1、2両日に行ったと発表した。 海自が日英豪3ヵ国の枠組みの共同演習に参加するのは初めてである。
 海上幕僚監部によると、演習はフィジー沖からトンガ沖の海域で行われ、陣形を組む戦術運動などを確認した。 海自からはインド太平洋地域の海軍と連携強化を図る「インド太平洋方面派遣」でフィジーに寄港していた護衛艦のしろ(註:FFM-3)が参加した。
 日本は同盟国である米国のほかに同志国との安全保障協力も進めており、英国と豪州を「準同盟国」と位置付けている。
2024.07.03
 19:23
産経新聞

(Yahoo)

防衛省が統合作戦司令部創設会議を設置 令和6年度末発足へ準備加速 <2408-070316>
 防衛省が3日に、令和6年度末に予定する統合作戦司令部 (JJOC) の発足に向けて「統合作戦司令部創設会議」を設置したと発表した。 創設会議の下には統合幕僚副長と政策立案総括審議官を委員長とする「統合作戦司令部新編準備委員会」を設けた。
 創設会議は防衛事務次官、統合幕僚長を議長に大臣官房長や陸海空幕僚長らで構成し、防衛省・自衛隊が一体となって創設準備を加速させる体制を整えた。
 創設会議や準備委員会では指揮命令やシステム、同盟国である米国や同志国との調整などについて必要な検討を進める。
 先の通常国会で創設に必要な防衛省設置法などの改正法が成立したJJOCは、防衛省本庁のある市谷に240名態勢で発足する。
2024.07.03
  19:19
Kyiv Post Ukraine Drone Attack Halts Key Russian Electrometallurgical Plant <2408-070315>
 突入攻撃型UAVが、ベルゴロド州の2つの主要な変電所、Stary Oskol変電所と、ヨーロッパ最大級のMetallurgicheskaya変電所を攻撃した。
 ウクライナ軍事情報局 (HUR) のKyiv Post筋は、ロシアの重要な軍産複合施設であるオスコル・ウガロフ電気冶金企業体 (OEMK) が、7月1日早朝にHURと対外情報局 (SVR) の共同作戦で深刻な被害を受けたと述べた。
 突入攻撃UAVは、ベルゴロド地方の2つの主要な変電所、ネズナモヴォ近郊のスタリ・オスコル変電所と、ヨーロッパ最大級のボロコノフスコエ近郊の冶金チェスカヤ変電所を攻撃した。 この攻撃により、ロシアで唯一の全工程冶金企業であるOEMKは完全に電源を切られた。
 OEMKは、鉄の直接還元や電気炉溶解などの高度な技術で知られており、高品質で不純物のない金属を製造し、ロシアの軍産複合体で重要な役割を果たしていて、自動車や機械工学など、さまざまな産業向けに高品質の鋼を生産している。
 同社の製品は、自動車用鋼板、装甲板、軍用部品を製造するGaz、UAZ、Kamaz、EPK、SKF、AVTONORMALなどのロシアの主要企業で使用されている。
2024.07.03
  18:01
JSF

(Yahoo)

北朝鮮のミサイル呼称で「火星11型」と勝手に略して報道すべきではない理由 <2408-070314>
 北朝鮮のミサイル呼称で「火星11型」は報道でよく使われているが、これは略称としては使うべきではない。 火星-11(KN-02)はTochka-U(註:9K79、SS-21)のコピーだが、火星-11カ(KN-23)はIskander-Mのコピーで、両者は大きさも構造も全く別のミサイルである。
 ・火星-11(KN-02):Tochka-Uのコピー
 ・火星-11カ(KN-23):Iskander-Mのコピー
 ・火星砲-11ナ(KN-24):火星-11カの派生型
 ・火星砲-11ダ:火星-11カの拡大型
 ・火星砲-11ラ:火星-11カの縮小型
 ・火星砲-11∧:水中型の記号と推定
 火星砲の「砲」を省略して「火星」と呼ぶことは構わないが「カ・ナ・ダ・ラ」のサブタイプを勝手に省略してしまうことは駄目で、「カ・ナ・ダ・ラ」という表記が分かり難いなら、「A・B・C・D」あるいは「甲・乙・丙・丁」に置き換えてもよいであろう。
2024.07.03
  17:05
共同通信

(Yahoo)

ロシアの軍事動向に警戒感 木原防衛相「深刻事態発生も」 <2408-070313>
 木原防衛相が3日に陸上自衛隊旭川駐屯地を視察して隊員に訓示し、ウクライナ侵攻を続けるロシアの軍事動向を踏まえ、日本周辺での事態発生に警戒感を示した。 「東アジアで国際秩序の根幹を揺るがしかねない深刻な事態が発生する可能性が排除されない」と述べ、防衛力の抜本的強化を急ぐ考えを強調した。
 視察後、木原防衛相は記者団に、ロシアは北方領土を不法占拠し、極東地域で活発な軍事活動を継続していると指摘し、「近年、中国軍と爆撃機の共同飛行や艦艇の共同航行、各種訓練を実施するなど軍事面で連携を強化している」と懸念を示した。
2024.07.03
  15:46
中央日報

(Yahoo)

キューバに中国の傍受施設…米国「監視中、必要に応じて措置」 <2408-070312>
 米戦略国際問題研究所 (
CSIS) は1日、衛星写真の分析などに基づき、中国がキューバのベフカル、エルサラオ、ワハイ、カラバザルの4ヵ所で電子監視施設を機能強化して拡張するなど傍受施設を拡大していると明らかにした。
 CSISによると4ヵ所のうち最近建設された場所はエルサラオで、ここはキューバのグアンタナモにある米海軍基地と距離が遠くなく、中国はここに2021年から円形の大規模なアンテナ列を建設している。 CSISのフナイオーレ上級研究員はWall Street Journalに「この施設が完工すればグアンタナモ基地から出る通信およびその他の電子信号を監視することができる」と説明した。
 中国がキューバで通信傍受施設を拡大している状況がみられる中、米国政府がこれを監視して阻止する努力をしていると明らかにした。
 米国務省のパテル報道官が2日の記者会見で、「米国は本土および域内の安保公約を守ることができるという確信がある」とし「米国は通信傍受を阻止するために引き続き努力する」と述べた。  続いて「キューバでの中国の活動は数十年間続いていて、中国がキューバでの立場を強化しようと努力していることを知っている」とし「これを注視していて、必要なら対応するために適切な措置を取る」と話した。
2024.07.03
  12:04
Inside Defense AF delays procurement of Homeland Defense Over-the-Horizon Radar to 'future' budget <2408-070311>
 米国防総省が、今年度中に米国とカナダとの国土防衛
OTH-R計画の開始を中止し、開始予定を少なくともFY26に延期した。
 6月28日、空軍は議会に、FY24に開始する計画が変更されたと報告し、割り当てられた予算の一部として$54Mを流用する承認を求めた。
2024.07.03
  11:35
朝鮮日報

(Yahoo)

北朝鮮は1980年代まで韓国漁船461隻拿捕…457人は今なお帰還できず <2408-070310>
 韓国統一部が2日に公開した1980年代の南北会談に関する資料集によると、北朝鮮は朝鮮戦争から1987年5月までに459隻の韓国漁船を拿捕し、3,651人の乗組員を拉致した。
 うち427隻、3,232人は韓国に送還されたが、残り32隻の乗組員419人は今も帰還できていないという。 419人のうち漁船の沈没などに伴う犠牲者や行方不明者を除く403人が今も北朝鮮に抑留されているもようである。
2024.07.03
  10:28
中央日報

(Yahoo)

北朝鮮、トンネル掘る工兵をロシア派遣の可能性…兵力1万5000人予想 <2408-070309>
 最近、北朝鮮兵のウクライナ戦争派遣説が相次いで提起されているが、北朝鮮の軍人がウクライナでロシアが攻撃に利用するトンネル建設に動員されるという見方が出ている。
 
RFAは2日、ウクライナ専門家クシュ氏が英Daily Mailを通じて「北朝鮮がドンバス地域の復旧作業のために派遣する工兵は、実際には新しい地下トンネルの掘削作業をするため」と述べたと報じた。
 クシュ氏は「複数の情報筋によると、北朝鮮工兵5個旅団がドンバスに派遣される可能性があり、派遣兵力は最大15,000名以上になる可能性がある」と明らかにした。
 クシュ氏はロシアがすでにドネツク地域のアウディウカとトレツクの近隣でトンネル作戦に入っているとし、アウディウカにはすでにトンネルがあり、トレツクには戦争中に長さ3.2kmのトンネルが新しく建設されたと述べた。
 実際、ロシア国防省は6月30日にTelegramで、ドネツク地域に配置されたロシア軍が地下トンネルを利用してピウニチネ付近のウクライナ軍の主要拠点を占領したと明らかにしていた。
2024.07.03
 09:30

(19:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 2 2024 <2408-070308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月2日の戦況 =
 ハンガリーのオルバン首相が7月1日に、ハンガリーがEU理事会議長国になったことを受けて、7月2日の予告なしのキーウ訪問を利用して和平を提案したが、オルバン首相の努力がウクライナに確固たる平和をもたらす可能性は極めて低い。
 クレムリンは、ウクライナに、ロシアの条件で交渉するよう圧力をかけることを狙った、強化された情報戦を展開しており、ウクライナに時期尚早にロシアと交渉するよう、ロシア、西側、その他の努力をすれば、ウクライナを弱体化させ、ウクライナ内外で、ロシアの更なる侵略を大胆にするだけである。
 複数のロシア下院議員が、ロシアの「同胞」再定住計画からかなりの数の民族を除外する法案を提案し、ロシアの労働力不足を補うために「海外の同胞」を活用し、ロシア語とロシア語を話す人々を抱える他国に対する潜在的なハイブリッド戦を正当化するための情報条件を設定するクレムリンの取り組みを弱体化させた。
 ウクライナ軍は7月1日、占領下のクリミア半島にあるロシア軍基地の弾薬庫を攻撃した。
 ロシアは、NATO加盟国付近の海域や空域で偵察や通信を妨害する取り組みを強化している可能性がある。
 ロシア当局は、北コーカサスにおけるイスラム過激派の組織的問題に対処する代わりに、北コーカサスでのテロの脅威と適切に戦っていることを示すためにニカブを制限しているようである。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、チャシフ・ヤール、アウディーイウカ、ドネツク・ザポリージャ州の国境付近で前進した。
 ロシアはウクライナで戦うためにロシアの流刑地から女性を募集していると報じられており、これらの新兵の一部は最前線で戦っていると報じられている。
2024.07.03
 08:21
時事通信

(Yahoo)

中国主席、カザフ大統領と夕食 ロシア勢力圏で影響拡大 <2408-070307>
 中国の習国家主席が2日、中露主導の上海協力機構(SCO)首脳会議が開かれるカザフスタンの首都アスタナを公式訪問した。
 カザフ側の発表によると、トカエフ大統領と3日の中露首脳会談に先んじて2日に夕食を共にしながら会談したことから、プーチン露大統領は対中関係を重視しながらも、自らの勢力圏とする中央アジアへの中国の影響力拡大に内心穏やかではなさそうである。
 習主席はコロナ禍が始まってから初の外遊として、2022年9月にウズベキスタンで行われたSCO首脳会議の直前にもカザフを公式訪問し、巨大経済圏構想「一帯一路」を推し進める姿勢を示していた。
2024.07.03
 07:05
時事通信

(Yahoo)

防衛省、島しょ国支援を強化 南太平洋、中国進出に対抗 <2408-070301>
 防衛省太平洋島嶼国の人材育成や技術協力など能力構築支援を強化していて、岸田首相が16~18日に島嶼国首脳を東京に招いて開く太平洋・島サミットで安全保障・防衛協力の深化を表明する。
 2024年からは軍を持たない国でも、警察など治安機関に支援対象を広げた。 南太平洋への軍事進出を進める中国に対抗する狙いがある。
 木原防衛相は2日の記者会見で「法の支配に基づく開かれた国際秩序を維持、強化する上で重要な国々だ」と強調した。
 防衛省は6月下旬、島嶼国などの軍・警察関係者を護衛艦いずも乗せ、米領グアムから日本まで航海する乗艦協力プログラムを実施し、艦内で海洋法セミナーや訓練視察を行い、来日後は同省で災害対処や女性参画の研修会を開いた。
 島嶼国14ヵ国のうち軍隊保有国はフィジー、パプアニューギニア、トンガの3ヵ国だが、防衛省は1月に軍以外への2国間協力として初めてソロモン諸島の警察に不発弾処理の教育を実施し、5月にはトンガ海軍に船外機のメンテナンス支援を行った際、同国から軍以外の治安機関にも同様の支援を求められ、現在対応を検討中である。
 日本はオーストラリアから多くの資源や食料を輸入し、南太平洋はシーレーンとして重要なうえ、近年は米中両国の覇権争いの最前線でもある。 ソロモン諸島は2022年に中国と安保協定を締結し、1月にはナウルが台湾と断交して中国と国交を樹立するなど、中国が存在感を増している。
2024.07.03
 06:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

「日本が誇るハイテク戦車」さらにパワーアップ!? ついに“能力向上”検討へ 登場から10年以上が経過 <2408-070304>
 防衛装備庁は6月28日に、陸上自衛隊に配備が進む10式戦車の能力向上に関して、情報提供企業の募集を開始したと発表した。
 なお、防衛省は2023年9月に装甲車両の近代化に向けた研究に着手する方針を明らかにしており、戦車などの装甲車両についてタンデム弾頭
ATGM自爆型UAVによるトップアタックに対する脆弱性が顕在化しており、これらの脅威に対応する必要があると指摘している。
   この事業では、既存の装甲車両を改善・更新する概念設計を行うほか、そのための基盤を確保すべく、動力や電力システム、車体構造を研究して行く。
2024.07.03
 05:55
Bloomberg

(Yahoo)

中国、ロシア向けに殺傷能力のある攻撃ドローンを生産・試験-関係者 <2408-070306>
 事情に詳しい複数の欧州当局者が、中国とロシアの企業がウクライナでの戦争で用いられたイランのモデルに類似した攻撃UAVを開発していることを明らかにした。 西側当局者が警告してきたような殺傷能力のある支援の提供に中国が近づきつつある可能性を示唆している。
 非公開情報であることを理由に匿名で語った関係者の話では、中国とロシアの企業は2023年にイラン製Shahed UAVの複製で協力することを協議し、ロシア向け出荷の準備として2024年に一つのバージョンの開発・試験を開始した。 このUAVはまだウクライナで使用されていないとしている。
 ロシアにShahedのような攻撃UAVを提供することは、米国やその同盟国が繰り返し警告しているにもかかわらず、中国が対露支援を深めていることを意味する。 中国の習国家主席はウクライナでの戦争における中国の立場を中立と説明しようとしているが、西側当局者は、中国がロシア軍に部品などの支援を提供していると指摘している。
2024.07.03
 05:41
Reuters 通信

(Yahoo)

米国務長官とウクライナ高官、NATO 加盟巡り協議=米国務省 <2408-070303>
 米国務省のパテル副報道官が定例会見で、ブリンケン米国務長官ウクライナのイェルマーク大統領府長官が2日、ウクライナのNATO加盟を巡り協議したと述べた。
 「両氏はワシントンで開催されるNATO首脳会議やウクライナをNATO加盟に近づける加盟国の意向、ロシアの侵攻に対するウクライナの防衛能力強化への協力など多くの問題について話し合った」と述べ、またここ数ヵ月にわたりロシアの攻撃を受けているウクライナの電力網の「回復力強化」に向けたG7主導の取り組みについても協議したと述べた。
2024.07.03
 01:36
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリー首相がウクライナ訪問、和平交渉加速に向けた停戦求める <2408-070302>
 ハンガリーのオルバン首相が2日にキーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談し、ロシアとの戦闘終結につなげるために停戦を検討するよう求めた。 ハンガリーがウクライナとの広範な協力合意を望んでいるとも述べた。
 ハンガリーは7月1日から半年間、EUの議長国を務めるが、その直後の2日にオルバン首相は10年超ぶりにウクライナを電撃訪問した。 オルバン首相は共同声明発表の記者会見で、ウクライナが6月にスイスで開かれた平和サミットでゼレンスキー大統領が和平案を提唱したことや、年内に2回目のサミット開催を目指していることを評価すると述べた。
 オルバン首相は「私はゼレンスキー大統領に、順序を逆にして、まず停戦を実現することで和平交渉を加速できないか検討するよう求めた」とした上で、「期限付きの停戦は和平交渉を加速させるチャンスとなるだろう。 私は大統領とこの可能性を探った。 大統領の誠実な返答と交渉に感謝する」とコメントした。
 オルバン首相より前に発言したゼレンスキー大統領は、このコメントには言及しなかった。 ゼレンスキー大統領は、ウクライナとハンガリーの幅広い二国間協力協定の可能性を強調し、「本日の対話の全ての問題に関する内容は両国間の文書、あらゆる相互関係を規定する文書の基礎となり得る」と述べた。
2024.07.03
 00:42
Focus 台湾

(Yahoo)

中国、台湾漁船を拿捕 金門島周辺の海域 <2408-070301>
 台湾海洋委員会海巡署が2日夜、澎湖船籍の漁船大進満88号が同日夜、中国福建省に近い金門島周辺の海域で中国海警局艇に拿捕されたと発表した。
 海巡署によると、中国海警艇2隻は福建省晋江から11.2nmの水域で操業中大進満88号立ち入り検査を強行した上で拿捕した。 同署は警備艇3隻を現場に急派したが、海警局艇に阻まれ衝突を避けるため追うのをやめた。
 大進満88号には台湾人1人(船長)と外国人5人の計6人の乗組員が乗っていたが、海警に福建省の囲頭港に連れていかれたため、漁船と乗組員の早期返還に向け、台湾で対中政策を担う大陸委員会や漁業署は中国側との交渉に当たる。
2024.07.02
 22:12
共同通信

(Yahoo)

米中距離ミサイル装置、なお比に 9月まで維持、中ロ反発 <2408-070217>
 フィリピン陸軍のデマアラ報道官が2日、米軍が4月に初展開した中距離ミサイル発射装置がまだ国内に残されており、9月に米国へ戻す計画だと共同通信に明らかにした。 中国は撤去を強く要求、ロシアも核兵器搭載が可能な中距離ミサイルを生産・配備する対抗措置を発表していた。
 同発射装置は米軍がフィリピン軍とのSalaknib演習の第1部で、米本土からC-17で15時間余りかけて空輸し、4月11日にルソン島北部に展開していた。
2024.07.02
 21:53
Kyiv Independent Zelensky dismissed Orban's ceasefire proposal during his visit to Kyiv, official says <2408-070216>
 ハンガリーのオルバン首相が7月2日にキーウに到着し、ゼレンスキー大統領に「和平交渉をスピードアップする」ために停戦を検討するよう促した。 オルバン首相は両首脳の会談後、記者団に「秩序を逆転させ、まず停戦することで和平交渉を加速させることができるかどうか考えるよう大統領に求めた」と述べた。
 「停戦を期限と結びつければ、和平交渉を加速させるチャンスが生まれるだろう。 私は大統領とこの可能性を探りましたが、彼の率直な回答と交渉に感謝しています。」オルバン首相は、ウクライナの和平構想を称賛する一方で、「時間がかかりすぎる」と述べた。
 これに対しウクライナ大統領府のゾフクワ副長官は、ゼレンスキー大統領はオルバン首相の提案を却下したと述べた。
2024.07.02
 17:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナ保安局、クーデターを阻止と発表 <2408-070215>
 ウクライナ保安局 (SBU) が1日、前日に計画されていたクーデターを阻止したと発表した。 これまでに容疑者4人が特定され、2人が拘束された。 武器と弾薬、携帯電話、パソコンなどが押収されたという。 有罪となった場合、最大で禁錮10年の刑が科される。
 SBUによるTelegramへの投稿によると、首謀者らのグループは6月30日に首都キーウで暴動を起こし、その隙に議会を掌握して軍、政府指導部を追放する計画だったとされる。 同グループとロシアの関係は明らかでない。
 検事総長室は、首謀者が定員2,000人のホールを借り、軍兵士や民間企業の武装警備員から議会襲撃チームを募っていたと述べた。
2024.07.02
 13:58
AFP=時事

(Yahoo)

スバルバル諸島最後の私有地、外国勢力への売却を阻止 ノルウェー <2408-070214>
 ノルウェー政府が1日、中国などの外国勢力による買収を防ぐため、北極圏にあるスバルバル諸島(Svalbard Islands)の最後の私有地の売却計画を阻止したと発表した。
Svalbard Islands の位置 (Google Map)】
 スバルバル諸島は、ノルウェー本土と北極の中間に位置し、面積はベルギーの2倍。 ロシアと西側諸国との関係が冷え込む中、地政学的にも経済的にもホットスポットとなっていた。
【関連記事:2207-063003 (Reuters 2022.06.30)】
 同諸島は、1920年に締結されたスバルバル条約により、外国企業の参入を認める異例の法的枠組みに基づき統治されている。 ノルウェー領だと認められているが、ロシアや中国を含む締約国の国民にも、鉱物資源を開発する権利を認められている。
 同諸島南西部の僻地にある私有地Sore Fagerfjordは、山々や平原、氷河から成る60㎢の土地で、€300Mで売りに出されていたが、主権の守りたいノルウェー政府は、この土地が外国資本の手に落ちるのを快く思わず、1日に売却に際しては国家安全保障法に基づき、国の承認を要すると発表した。
 所有者の代理人を務める弁護士は以前AFPの取材に対して、北極圏とスバルバル諸島に長い間、心からの関心を示してきた中国の潜在顧客が具体的な行動を示していると説明していた。
2024.07.02
 12:29
Reuters 通信

(Yahoo)

24年上半期のアジア原油輸入、予想に反し減少 中国の落ち込みで <2408-070213>
 ロンドン証券取引所グループ (LSEG) のLSEGオイル・リサーチのデータによると、2024年上半期のアジアの原油輸入量は前年同期比日量13万バレル減の同2,716万バレルだった。
 世界の原油需要の伸びを牽引するとみられていた予想に反して減少した。
 世界最大の原油輸入国である中国の輸入が減ったことが主因で、アジア2位のインドの輸入が増えたものの、中国の減少を補うことはできなかった。
2024.07.02
 11:32
讀賣新聞

(Yahoo)

防衛省が初の AI活用方針、レーダーの目標探知など重点7分野…防衛相「課題克服の技術になり得る」 <2408-070212>
 防衛省は2日午前に、人工知能 (AI) の活用に関する初の基本方針を決定した。 少子高齢化が進む中でも自衛隊の体制を維持するため、AIで「隊員の負担軽減と省人化・省力化に取り組む」とし、レーダや衛星画像による目標の探知・識別など7分野で重点活用を進める方針を示した。
 基本方針は、米国や中国などがAIの軍事利用に力を入れていることを踏まえ、新しい戦い方への対応や人員の効率的な運用が急務となっており、AIの活用を巡り、「我々は今、後れをとって非効率で旧態依然の組織となるかどうかの分岐点にある」と指摘した。
 そのうえで、AIには誤りや偏見といった危険性も伴うとして、「AIが行うのは人間の判断のサポートで、人間による関与を確保することが必要だ」と強調した。 AIを重点活用する7分野は、
 ・目標の探知・識別
 ・SNSなどの膨大な情報の収集・分析
 ・指揮官の判断支援
 ・装備品の需要予測など、後方支援の効率化
 ・UAVなどの制御
 ・サイバーセキュリティーの能力向上
 ・事務作業の効率化
からなる。
 基本方針では、AIが標的を選択して攻撃する自律型致死兵器システム (
LAWS) については、「人間の関与が及ばない完全自律型の開発を行う意図ない」とする政府方針を明記し、国際人道法などとの「法的適合性」を確認し、AIを使った装備品の研究や導入を進める考えを打ち出した。
 また、防衛省は2日、サイバー分野の人材確保に関する「サイバー人材総合戦略」も取りまとめた。
2024.07.02
 11:28
時事通信

(Yahoo)

サイバー自衛官育成へ新区分 来年度新設、防衛省が人材戦略 <2408-070211>
 防衛省が2日、「サイバー人材総合戦略」を発表した。
 陸上自衛隊に令和7年度からサイバー職種を新設し、入隊段階からキャリアを積ませて指揮官を育成して、民間との間で人材が行き来するリボルビングドア(回転ドア)も推進し、高度な技能や知見を持つ要員を確保する方針を盛り込む。
 木原防衛相は2日の記者会見で「サイバー人材確保は喫緊の課題であり、サイバー分野で働き続けたい隊員の要望に寄り添えるようなキャリアパスを明確化した」と強調した。
 指揮官以外にも専門性を有する隊員を育てるため、教育・研修に重点を置くコースを新設し、予備自衛官に関しても「システム防護」の技能分野を「サイバー」に改め、募集活動を強化する。
 サイバー分野の要員については体力要件の緩和を検討する。
2024.07.02
 11:06
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、米「ATACMS」の誘導技術を研究 装置回収=報道 <2408-070210>
 ロシア国営通信RIAが1日、ロシア軍がATACMSから破損していない状態の誘導装置を回収し、米国の軍事技術を分析していると報じた。
 RIAが公開したビデオ映像では、武器専門家とされる人物が顔を隠した状態で、ロシア軍が撃墜したとみられるATACMSから回収した誘導装置と主張する装置を調べているが、Reutersは映像に映っている装置を確認できていない。
 この専門家はミサイルのGPS誘導装置の背面に貼られた、米アラバマ州の米軍施設に保管されていたことを示唆するラベルを見せた上で、回収したハードウエアからミサイルが飛行中にどのように制御されるか調べることができると説明している。
2024.07.02
 08:52
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラム聖戦、イスラエルにロケット弾 ガザでは戦車前進 <2408-070209>
 ガザでハマスと共闘するイスラム聖戦が1日、イスラエルに向けて多数のロケット弾を発射した。 イスラム聖戦は「シオニストの敵によるパレスチナ人に対する犯罪」への対応として、戦闘員がガザとの境界に近いイスラエル側の複数地区にロケット弾を発射したと明らかにした。
 イスラエル軍は飛来した20発のロケット弾による死傷者はいないとしたが、今回の攻撃でガザの戦闘員が依然としてロケット弾発射能力を有していることが示された。
 一方、イスラエル軍はガザ市東部シェジャイヤ地区やガザ南部ラファの西部と中部で戦車をさらに前進させた。 イスラエル軍は1日にシェジャイヤで複数の戦闘員を殺害し、大量の武器を発見したとしている。
 こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相はハマスの軍事能力を破壊する目標に近づいているとし、「ハマスのテロリスト集団を排除する段階の終わりに進んでいる」とした上で、「残党への攻撃は続く」と述べた。
2024.07.02
 08:19
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部の4集落制圧と主張 過去2日間 <2408-070208>
 露国防省が1日、露軍がウクライナ東部ハリコフ州の集落ステポバヤとノボセロフカ及び東部ドネツク州の集落ノボポクロフスコエを制圧したと主張した。 同省は6月30日にも、ドネツク州の集落スポルノエとノボアレクサンドロフカの制圧を発表していた。
 一方、ウクライナ軍は露軍に損害を強いることを主眼とした「守勢の戦術」を展開し、戦略的に重要性が低い地域での一定の後退は織り込み済みとされる。 ウクライナ軍は露軍に決定的な突破を許さないようにしつつ、追加動員や欧米諸国の軍事支援による戦力回復を待ち、将来的な反撃につなげる構想を維持している。
 戦況の先行きについて、Wall Street Journal紙も7月1日、露軍は多大な損害と引き換えに少しずつ前進しているものの、ウクライナ軍もUAVなどを使って効果的に防衛しており、戦局の全体的な膠着状態は当面続くとする米国防総省高官らの分析を報じた。
2024.07.02
 07:00

(17:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, July 1 2024 <2408-070206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年7月1日の戦況 =
 ロシア内務省のコロコルツェフ長官が、ロシア当局がロシアへの不法移民に関する拘禁と訴追を増やしているとする一方で、ロシア政府による不法移民に対する取り締まりの強化を求めた。
 ロシアは7月1日、2023年4月以来初めて国安保理の議長国を1ヵ月にわたって務めており、これまでと同様に国際システムにおける戦力投射の拠点として利用される可能性が高い。
 韓国統一省は7月1日、北朝鮮の国営朝鮮中央TV中国の衛星放送からロシアの衛星放送に切り替えたと発表し、韓国の北朝鮮国営TVの監視に影響が出たと報じられた。
 ハンガリーが7月1日、EU理事会の6ヵ月間の輪番議長国に就任した。
 ウクライナ軍はクレミンナ近郊に前進し、ロシア軍は最近アウディーイウカ近郊に前進した。
 ロシアの情報社会では、ウクライナでの負傷や障害のあるロシア軍人の虐待について議論が続いている。
2024.07.02
 06:53
Reuters 通信

(Yahoo)

再送北朝鮮、新型弾道ミサイル発射実験成功と発表 月内に再発射計画 <2408-070207>
 北朝鮮が2日に国営朝鮮中央通信 (KCNA) を通じ、4.5tの超大型弾頭を搭載できる新型
TBMの発射試験を1日に実施し成功したとし、今月中に再度実施する計画と表明した。
 KCNAによると、新型TBMは火星-11 Da-4.5で、試験では模擬重弾頭を搭載し飛行の安定性と精度を確認した。 ミサイル管理局は7月にも同型ミサイルの発射を行い、超大型弾頭の爆発力を試す計画という。
 1日の発射について、韓国軍は2発発射し2発目は「不規則」な軌道を飛行したとし、失敗した可能性があると分析している。 しかしKCNAの報道では、ミサイルを単数形で表現し、2発発射したのかは不明である。
【註】  北朝鮮が火星砲-11 Da-4.5の弾頭重量を4.5tと半端な数字にしたのは、韓国が2020年に開発した射程800kmの玄武-4が、射程500kmであれば弾頭重量4tであることを意識した可能性がある。
【関連記事:2007-052006 (JDW 2020.05.20)】
2024.07.02
 06:04
共同通信

(Yahoo)

ロシア滑空爆弾、自国に落下 西部ベルゴロド州に38発 <2408-070205>
 Washington Post紙が1日、ロシア軍がウクライナに対して多用している誘導滑空爆弾がウクライナ領に到達せず、ロシア領に落下したケースがあるとしたロシア側の内部文書を入手したと報じた。
 ロシア西部ベルゴロド州では2024年4月までの1年間で、少なくとも38発が落下したという。
 誘導滑空爆弾はソ連時代の爆弾に翼と誘導装置を付けたもので、戦闘機から投射する。 CMと比べて製造コストが低く、ロシアはウクライナ侵攻の前線や都市部で使用を拡大している。
 Washington Post紙によると、州都ベルゴロドには少なくとも4発が落ちた。 2024年5月と6月にも誘導滑空爆弾が落下して建物などが損傷した疑いのあるケースがあったという。
2024.07.02
 06:00
朝日新聞

(Yahoo)

「欧州の政治変える」オルバン氏ら右派指導者が同盟 会派設立めざす <2408-070204>
 ハンガリーのオルバン首相ら欧州の右派指導者が6月30日、政治同盟「欧州の愛国者」を設立したと発表した。 6月の欧州議会選では、EUに懐疑的な右翼政党が躍進し、会派に属さない右翼政党議員を結集させ、欧州議会の内外で存在感を高めていくのが目的である。
 同盟に参加するのは、オルバン首相率いる「フィデス・ハンガリー市民連盟」のほか、オーストリアで極右と呼ばれる「自由党」、前米国大統領になぞらえて「チェコのトランプ」の異名を持つバビシュ前首相が率いるチェコの「ANO2011」の3党で、この日ウィーンで開いた記者会見で、オルバン首相は「欧州政治の一つの時代は、1989年のベルリンの壁の崩壊に始まり2024年6月の)欧州議会選で終わった。 欧州の政治を変える」と強調し、欧州議会で新たな会派設立をめざすと表明した。
2024.07.02
 05:10
時事通信

(Yahoo)

中国、フィリピン近海に空母派遣 南シナ海で軍事威圧強化 <2408-070203>
 中国共産党機関紙系の環球時報が1日に、海外メディアの報道として、中国空母山東がフィリピン近海に派遣されたと報じ、南シナ海のSecond Thomas礁(アユンギン礁)などを巡って領有権争いが続くフィリピンに対して軍事的威圧を強めた。
 香港紙によると、中国の情報技術企業などが提供した衛星画像で、6月下旬に中国軍南部戦区の軍港を出港した山東が、2日後にルソン島の西200nmの海域を航行する様子が確認された。
2024.07.02
 01:37
Defense News Next-gen fighter not dead, but needs cheaper redesign, Kendall says <2408-070202>
 ケンドール米空軍長官がDefense Newsの独占取材で、次世代戦闘機を開発する計画を放棄してはいないが、コストを抑え、計画中のWingman UAVをよりよく統合するために再設計する必要があると語った。
 長官はまた、改良された
NGAD機は価格を抑えるため、当初目指していたほど複雑でない小型のエンジンになる可能性があると述べた。
2024.07.02
 01:00
RBC Ukraine Russian army pays high price for attempts to advance in Pokrovsk direction <2408-070201>
 ウクライナ軍参謀本部によると、敵はポクロフスク方面で最も活発に攻撃しており、この日だけで161回の戦闘が行われ前線の状況は緊迫した状態が続いているが、良く統制されているという。 参謀本部によると、ロシア軍はミサイル攻撃4回 (6発)、空爆33回 (誘導爆弾50発を含む)、UAV攻撃433発が実施された。  
Pokrovsk の位置 (Google Map)】
 敵の最も激しい攻撃はポクロフスク方面で発生しており、この日に入ってから44回のロシア軍の攻撃行動が記録されている。 現在ウクライナ軍は、ノヴォレクサンドリフカ、ノヴォセリフカ・ペルシャ、イェフヘニフカ、ソキル、ヴォスホート、ネタイロベの集落付近で14回の攻撃を撃退している。
 参謀本部によると、ロシア軍はポクロフスク方面への前進を試みたことで高い代償を払っており、この日だけで敵の損失は将兵109名が戦闘不能、負傷兵が181名、捕虜数名であった。
 さらに、ロシア軍の戦車1両、BMP1両、MT-LB1両、Tigr装甲車2両、乗用車2台、バギー1台が破壊された。 4機の戦術UAVと1門の機関砲も無力化された。 損傷した敵の装備の中には、戦車、大砲、120mm迫撃砲、4両の車両が含まれる。
 さらに、敵は大砲やその他の種類の兵器を使用して、ウクライナ軍の拠点と人口密集地域に3,072回の砲撃を行った。
2024.07.01
 23:43
RBC Ukraine In Sevastopol, Russian marine brigade increases combat readiness level - ATESH <2408-070114>
 ATESHゲリラ運動が、セヴァストポリでは、ロシア海兵隊第810海兵旅団が戦闘準備態勢を高めたと述べている。
 ATESHのエージェントが報告したように、セヴァストポリにある第810海兵歩兵旅団の基地では、戦闘準備態勢が引き上げられ、兵士が常に周囲を哨戒して不審者を監視している。
2024.07.01
 22:17
Ukrainska Pravda 14% of Slovak citizens want Russia to defeat Ukraine, most voted for current PM's party <2408-070113>
 スロバキア国民の14%はロシアがウクライナとの戦争に勝つことを望み33%はウクライナが勝つことを望んでいる。
 European Pravdaが、Ipsosが独立機関である中央ヨーロッパ・デジタル・メディア・オブザーバトリー (CEDMO) のために実施した世論調査の結果が、6月24日にDenník Nによって発表されたと報じた。
 それによると、スロバキア人の33%がウクライナの勝利を望み、14%がロシアの勝利を歓迎し、回答者の14%がどちらにしてもわからない、または気にしないと答えた。
 ロシアの勝利は、フィコ首相の最強政党であるSmer-SDの有権者が最も望んでおり、回答者の35%を占めている。 Smer-SDの有権者のうち、ウクライナの勝利を望んでいるのはわずか5%で、2021年に人民党「わがスロバキア」から分裂して結成され、コトレバが率いる極右政党「共和国運動」の有権者の34%が、ロシアの勝利を望んでいる。
 しかし、第2位の政府政党である「声-社会民主主義」の有権者のうち、ロシアの勝利を望んでいるのはわずか5%に過ぎない。 「声」党の支持者の25%以上がウクライナの勝利を望んでいる。 スロバキア国民党の有権者の約19%がロシアの勝利を望んでいる。 「いずれかの政党が勝利しない限り、一時的な平和」という答えが、党の有権者の間で広まっている。
2024.07.01
 19:30
産経新聞

(Yahoo)

北朝鮮発射の弾道ミサイル2発、ロシア輸出用の性能実験の見方も 1発は平壌近くに落下か <2408-070112>
 韓国軍合同参謀本部が1日、北朝鮮が同日05:05頃と05:15頃に西部の黄海南道長淵付近から北東方向へBM 2発を発射したと発表し、1発目は短距離弾で600km飛翔したという。 2発目については飛距離が120kmにとどまり、韓国軍は、非正常な飛翔で陸地に落下するなど、失敗した可能性があるとの見方を示した。
 聯合ニュースは2発目が首都平壌近くに落ちた可能性もあると報じた。 聯合にニュースよると、韓国軍は今回の2発について、北朝鮮が火星-11と呼ぶKN-23
TBMと推定している。
 KN-23はロシアに供与され、ウクライナの戦場でも使われているとされており、ロシアへの輸出用ミサイルの性能試験だった可能性があるという。
 北朝鮮のBM発射は、北朝鮮がBMの多弾頭化に向けた実験だと主張した6月26日の発射以来で、この際の発射について、韓国軍は空中で爆発した失敗だったとみている。
2024.07.01
 18:10
Defense News Marines sink moving vessel at sea with new missile in Pacific training
 米海兵隊のAH-1Z Viper沖縄近海で6月27日、新型のAGM-179
JAGM fire and forgetミサイルを用いて曳航されて移動する標的船の撃沈にインド太平洋地域で初めて成功した。
2024.07.01
 17:20
Kyiv Independent Turkey, Romania, Bulgaria start Black Sea demining operations to foster Ukraine exports <2408-070110>
 Bloombergが、トルコ、ルーマニア、ブルガリアが7月1日に、ウクライナからの穀物の安全な輸送を確保するため、黒海で共同の掃海作業を開始したと報じた。 2022年2月にロシアによる全面侵攻が始まって以来、黒海には数百個の機雷が敷設されている。
 トルコ主導の合意の下で、3ヵ国はロシアの全面戦争が始まって以来、黒海に漂流している機雷を除去する取り組みを監督する。 他のNATO加盟国は、この計画に関与していない。
 2022年に黒海穀物計画を仲介したトルコは、掃海合意で主要な役割を果たし、黒海での掃海に関する覚書が1月11日にイスタンブールで調印された。
 ウクライナは2023年にロシアが黒海の穀物取引を一方的に打ち切った後、黒海に新たな輸出ルートを設置することを余儀なくされ、当初は全面戦争が始まって以来、黒海で動けなくなって船を出港させるための人道的回廊として構想されていたが、その後、本格的な貿易ルートに成長した。
 インフラ省によると、6月末時点で、ウクライナは新ルートを通じて3,740万㌧の農産物を輸出している。
2024.07.01
 17:18
Inside Defense Long-range hypersonic weapon 'perfect' in key flight test of missile over Pacific <2408-070109>
 米国防総省が6月に、2025年に陸海軍が装備する超高速ミサイル
LRHWの発射試験に成功した。
2024.07.01
 13:46
Reuters 通信

(Yahoo)

イランのウラン濃縮施設増設、半分が終了=IAEA 報告書 <2408-070108>
 Reutersが入手した国際原子力機関 (IAEA) の28日の報告書で、イランが2週間前に通告した中部フォルドゥの施設でのウラン濃縮用遠心分離機の増設について、予定数の半分が設置されたが、まだ稼働していないとした。
 イランは2週間前にIAEAに対し、フォルドゥの施設でIR-6型遠心分離機を連ねたカスケード8列を3~4週間以内に設置すると通告していたが、IAEAによるとこのうち2列が2日以内に設置され、その後さらに2列が設置された。
 IAEAは6月5日にイランに対し、IAEAとの協力を強化し査察官の受け入れ拒否を撤回するよう求める決議を採択したが、外交筋によるとイランはこの決議を受けてウラン濃縮活動を強化している。 イランはこうした決議に反発する傾向がある。 イランは6月にも中部ナタンズの施設に設置した遠心分離機の稼働を拡大する方針もIAEAに通告している。
 米政府は6月27日、イランが核開発を拡大しているとして追加制裁を発表した。
2024.07.01
 13:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ドイツの右派政党 AfD、党員が大幅増加と発表 <2408-070107>
 ドイツの右派政党「ドイツのための選択肢 (AfD)」が6月29日、同国西部エッセンで開いた党大会で、党員数が大幅に増えたと発表した。
 AfDはEU欧州議会選挙での躍進を追い風に、今年実施されるドイツ東部3州の議会選挙での勝利を目指している。
 AfDのクルパ共同代表は、同党の党員が2023年1月以降で60%増えて46,881人になったと発表した。 22,000が入会した一方、4,000人が退会した。
 AfDは2023年の世論調査で、ショルツ首相率いる連立政権の内部対立や、ドイツ経済の不振を巡る不安、ロシアのウクライナ侵攻に伴う影響を巡る懸念といった不満を背景に、支持率が第2位に躍進した。
 6月に実施された欧州議会選挙でAfDの得票率は155.9%となり、連立与党3党を上回った
2024.07.01
 13:13
産経新聞

(Yahoo)

海自自衛艦隊が比海軍と「姉妹部隊」提携を検討 比側から提案、中国軍を牽制 <2408-070106>
 自衛艦隊司令官の斎藤海将が1日、自衛艦隊が従来は主に米国海軍の部隊と結んでいた「姉妹部隊」をフィリピン海軍の部隊と結ぶことを、比側から提案で検討していることを明らかにした。 斎藤海将によると、5月10日に行われた日米と豪州、韓国4ヵ国の艦隊司令官による会合に比軍が初めてオブザーバー参加した際、比側から提案があったという。
 姉妹部隊は海外の都市間で結ぶ「姉妹友好都市」のように相互の友好関係を確認し、交流親善のために部隊間で結ぶもので、従来は横須賀や佐世保などへ前方配備される在日米海軍艦艇と海自艦のほか、航空部隊や整備部隊などの間で結ばれている。
 斎藤海将は自衛艦隊が1日で発足70年を迎えるのを前に行った事前の記者会見で、比海軍との姉妹部隊提携について「比海軍との関係を強化する上で非常に有効なものであり、早期に作っていきたい」と述べ、艦隊のどの部隊が提携するのに適切かを検討する考えを示した。
 比海軍との部隊間交流を深め、南シナ海で力による現状変更を試みる中国海軍を牽制する狙いがある。
2024.07.01
 12:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーが EU 議長国就任、トランプ氏に共鳴も影響力限定か <2408-070105>
 トランプ前米大統領を模した「欧州を再び偉大に (MEGA) 」とのスローガンを掲げるハンガリーが7月からEU議長国を務めるが、EUは6月の欧州議会選を受けて移行時期にあるため、影響は限定的にとどまるとみられている。 ハンガリーを巡っては、オルバン首相が民主主義の規範を巡りEUと何度も対立してきたことから、欧州議員の間で議長国就任を認めるべきか疑問視する声も上がっていた。 アナリストは新たな欧州委員会と欧州議会の新議員が本格的に活動できるまでに数ヵ月かかるとみている。
 議長国の役割には議題設定、外交とユーロ圏の問題を除く分野での加盟国会議主宰、加盟国間のコンセンサス模索、法案に関する欧州議会との調整などが含まれるが、ハンガリーはこれまで、西バルカン諸国のEU加盟、不法移民対策、経済競争力強化などを優先課題に挙げてきたため、ハンガリーが重視する課題に共感する可能性のある極右勢力が先の欧州議会選で躍進したものの、同国が議長国として政策を推進する能力は限られそうだと見られている。
2024.07.01
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, June 30 2024 <2408-070104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年6月30日の戦況 =
 プーチン露大統領は、ウクライナの国家としての地位とアイデンティティを完全に破壊するという目的を保持しており、ウクライナにおける領土征服という彼の全ての目的は、この目的のための手段である。
 ロシア軍司令部は、空挺部隊部隊 (VDV) や編隊の限られた部隊を、前線のさまざまな正面でより小さな部隊に分離しているようであり、ロシア軍司令部は、少なくとも他のロシアの部隊や編隊と比較して、VDV部隊を比較的エリートと見なしている可能性がある。
 ウクライナ軍は6月30日にリペツク州のノボリペツク冶金工場を攻撃したと報じられている。
 ダゲスタン共和国のメリコフ主張は、ロシアで民族的・宗教的緊張が高まる中、ロシアの宗教的過激主義への対応について、カディロフ氏とロシア調査委員会のバストリキン委員長が最近行った討論会で、チェチェン共和国のカディロフ長官に公然と味方した。
 ヨーロッパや中東で軍用機や民間機がGPSの妨害を受け続けており、現在および将来の紛争における長期的なGPS妨害の役割を浮き彫りにしている。
 ウクライナ軍はクレミンナ近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はリプツィ、ヴォフチャンスク、クピャンスク、アウディーイウカ近郊で前進した。
 ロシアの軍事ブロガーは6月29日、ロシア軍司令官が、モスクワ軍管区第47戦車師団第26戦車連隊の治療を待つ負傷兵約50名を、医師の指示に反して前線に送ったと主張した。
2024.07.01
 07:43
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮が発射のミサイルは2発と韓国軍 <2408-070103>
 韓国軍が1日、北朝鮮が同日発射したミサイルは2発で、うち1発はSRBMだったと明らかにした。
 もう1発については分析中としている。
2024.07.01
 07:16
産経新聞

(Yahoo)

極右躍進、第1党うかがう勢い 仏下院選第1回投票 与党連合は3番手に <2408-070102>
 定数577のフランス国民議会(下院)選の第1回投票が6月30日行われ、即日開票された。 移民の制限などを訴える極右政党国民連合 (RN) 」が得票率で首位となり、第1党をうかがう勢いで、最大勢力だったマクロン大統領率いる与党連合は3番手に沈み、議席が大幅に減少する見通しである。 7月7日に決選投票が行われる。
 FIGARO紙に掲載された仏調査会社IFOPなどによる推計では、共闘勢力を含むRNの得票率は33.5%となり、首位に立ち、左派連合「新人民戦線」は28.5%と2位与党連合は22.1%にとどまった。
2024.07.01
 05:22
時事通信

(Yahoo)

北朝鮮、東方に弾道ミサイル発射 <2408-070101>
 韓国軍が1日、北朝鮮が東方にBMを発射したことを明らかにした。
2024.06.30
 22:56
RBC Ukraine Explosion and strike reported in Shcholkine, Crimea <2407-063004>
 クリミアでは、6月30日夜に占領当局が空襲警報を発令した。 当時、クリミア半島で爆発音が聞こえ、クリミアのTelegam Channelによると、シチョルカインで衝突があったと思われる。
Shcholkine の位置 (Google Map)】
 Telegam Channelによると、爆発音はケルチアルミアンスク近郊、シチョルカインで聞こえた。 後者ではミサイル1発が撃墜され、もう1発が目標に命中したと思われる。
 現在、シュチョルカインの住民は打撃時に火災発生を報告している。 火災の様子は、すでに写真やビデオに収められている。
 Telegam Channelによると、攻撃はおそらくEnergetyk-2の住宅コミュニティのエリアで行われた。
2024.06.30
 10:19
TBS News

(Yahoo)

イスラエル軍、ヒズボラ拠点へ攻撃強化 緊張が高まる <2407-063003>
 イスラエル軍とレバノンを拠点とするヒズボラが本格的な戦闘に入るとの懸念が高まるなか、イスラエル軍は29日もヒズボラの拠点を空爆したと発表した。
 イスラエル軍は29日、ヒズボラの軍事施設などを標的とした空爆をレバノン南部で実施したと発表した。 イスラエルメディアによると、ヒズボラもイスラエル側に向けて対戦車ミサイルなどを発射した。  双方は28日も交戦しており、攻撃を強化している模様である。
2024.06.30
 08:00

(18:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, June 29 2024 <2407-063002>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年6月29日の戦況 =
 ロシア国内の民族的・宗教的緊張が高まる中、2人の著名なロシア政府高官が、ロシア国内の宗教的過激主義に対処するための異なる道筋を先導しているようだ。
 ロシアの超国家主義者たちは、6月23日にダゲスタン共和国で起きたテロ攻撃を受けて、ロシア当局が新たなテロ攻撃を阻止し、ロシア国内の民族的・宗教的緊張に対処する能力に疑念を抱いている。
 ロシアとベラルーシの当局が逮捕し、監禁または刑務所に拘禁されていたウクライナの民間人10人が、ロシアによるウクライナへの全面侵攻前に拘束されていた個人を含め、ウクライナに帰国した。
 ウクライナ軍はクレミンナ近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はクピャンスク、チャシフ・ヤール、トレツク、ドネツク市近郊に前進した。
2024.06.30
 04:46
Kyiv Independent Czechia, Ukraine to sign bilateral security agreement on July 18 <2407-063001>
 チェコのフィアラ首相が、7月18日にロンドンで開催される欧州政治共同体首脳会議で、ウクライナとの二国間安全保障協定に署名すると発表した。 フィアラ首相は6月28日、前日にゼレンスキー大統領と「ワシントンでのNATO首脳会議の前に、チェコ・ウクライナ安全保障協定の条文に関する交渉をまとめる」ことで合意に達したと述べた。
 次回のNATO首脳会議は7月9日から11日に予定されている。
 チェコは、ウクライナがロシアの侵略を撃退するのを助けるために同様の二国間条約に署名した米国、英国、ドイツ、フランス、欧州連合を含む他の19ヵ国に加わる。
2024.06.29
 17:42
時事通信

(Yahoo)

改革派が首位、保守強硬派と決選 来月5日、19年ぶり イラン大統領選 <2407-062906>
 28日投票のイラン大統領選で、同国内務省が29日に発表した開票結果では、改革派のペゼシュキアン元保健相(69)と保守強硬派のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長(58)が得票数で1、2位となったが、いずれも当選に必要な過半数を得票できず、決着は7月5日の決選投票に持ち越された。
 内務省によると、首位のペゼシュキアン氏の得票率は約42.5%。ジャリリ氏は約38.6%だった。 投票率は40%で、大統領選としては過去最低を更新した。
2024.06.29
 16:36
RBC Ukraine Belarus reports tension on border with Ukraine - Provocation by Russia not ruled out <2407-062905>
 29日朝にベラルーシ国防省が、ウクライナ軍が国境に部隊を配置し、この地域を採掘して障壁を建設している、国境で「緊張」が高まっていると発表した。
 ベラルーシは、状況は「困難」であると述べたが、まだ「挑発」は記録されていない。 特に、ベラルーシ軍参謀総長兼第一国防次官のムラヴェイコ氏は、ウクライナとの国境の状況は「毎日変化しており、良い方向には変化していない」と述べ、「正当化されておらず、これまでのところ説明のつかない」活動がウクライナ側で記録されているとされている。
 さらに、ベラルーシは、米国製
IFVMRL、長距離砲などを装備したウクライナ第1親衛旅団の特殊部隊がジトーミル州のオヴルチ市に到着したと伝えられていると述べた。
 ウクライナ国家安全保障・国防会議の偽情報対策センターの責任者であるコバレンコ氏は、ウクライナとの国境での緊張に関するベラルーシ国防省の声明は、ウクライナ軍を前線から引き離そうとするロシアによる挑発である可能性があると述べている。
2024.06.29
 14:41
時事通信

(Yahoo)

ロシアが「盗んだ」穀物、最大6800億円 農地の地雷除去に数十年 ウクライナ高官 <2407-062904>
 ウクライナのビソツキー農業食料相代行(第1次官)が29日までに取材に応じ、ロシアが占領地から「盗んだ」穀物が最大$4.25Bに上ると明らかにした。
 また、農地に敷設された地雷除去に数十年かかると述べ、除去技術を持つ日本の協力に強い期待感を示した。
2024.06.29
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, June 28 2024 <2407-062903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年6月28日の戦況 =
 プーチン大統領が6月28日、米国が2019年に中距離核戦力 (INF) 全廃条約から離脱したことを受け、核搭載可能な短距離・中距離ミサイルの製造と配備を指示したが、これはおそらく、ロシアに有利な西側の意思決定に影響を与えるためのクレムリンの継続的な反射的統制キャンペーンの一環である。
 ウクライナ軍は6月28日にロシアの石油貯蔵所を攻撃し、6月27日から28日にかけての夜にマイクロエレクトロニクス工場と軍部隊を攻撃したと報じられている。
 ウクライナ軍戦略通信センター (StratCom) が6月28日、ウクライナ軍が2024年上半期に30機以上のロシア軍機を損傷または破壊したと報告したが、ISWはこの報告を完全に確認できていない
 ロシアのエリートの多くは、ウクライナにおけるロシアの戦争努力を批判していることから、ロシアが優勢であると判断し、それを支持することにシフトしたと報じられている。
 ロシアは、ロシア産の液化天然ガス (LNG) を輸送し、西側諸国の制裁を回避するために、影の船団を創設している可能性がある。
 ウクライナ軍はヴォフチャンスクとクレミンナの近くで陣地を奪還し、ロシア軍はチャシウ・ヤールの近くで前進した。
 ロシアの反体制派メディアVazhnye Istoriiが、連邦国家統計局 (Rosstat) のデータを用いて、2022年と2023年にウクライナでの戦争で71,000名以上のロシア人男性が死亡したと推定した。
2024.06.29
 06:51
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、日本に抗議 NATO 加盟国との共同訓練「容認できず」 <2407-062902>
 ロシア外務省が28日、日本が北海道でスペイン・ドイツとの共同訓練を計画していることについて、岸田首相が日本を「危険なエスカレーションの道」に導いていると非難し、日本大使館に抗議したことを明らかにした。
 外務省がウェブサイト上に掲載した文書によると、ロシアは日本に対し、ロシア極東から遠く離れたNATO加盟国がこの地域で軍事活動を行うことは「断じて容認できない」とし、「こうした活動はロシアの安全保障に対する潜在的な脅威になると見なしている」として「岸田政権の無責任な政策が北東アジアとアジア太平洋地域全体での危険なエスカレーションの道につながる」と指摘したうえで、防衛力を確保するために対抗措置を取ると警告した。
2024.06.29
 01:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、クリミアのロシア宇宙通信施設を破壊 軍が今週攻撃 <2407-062901>
 ウクライナ国防省が28日、ウクライナ軍が今週の攻撃で、ロシアの占領下にあるクリミア半島にあるロシア軍の衛星通信・航法システムにおける重要な軍事要素であるロシアの宇宙通信施設を破壊したと発表した。
 Reutersはこの声明を独自に検証できていない。
2024.06.28
 20:00
時事通信

(Yahoo)

三菱電機、米軍向け戦闘機レーダーの修理請負 <2407-062815>
 三菱電機が28日、RTX社(Raytheon)と米軍が装備しているF-15搭載レーダの修理請負に向けた試験的契約を結んだと発表した。
 三菱電機はこの契約を通じ、米軍装備品の修理事業への参入を目指す。 RTX社は本格的な契約に向け、三菱電機の修理能力を確認する。
2024.06.28
 19:30
朝日新聞

(Yahoo)

「くるくると不安定に…」北朝鮮のミサイル、韓国軍が異例の映像公開 <2407-062814>
 韓国軍の合同参謀本部は28日、北朝鮮が26日に発射したBMが上昇して爆発する様子を捉えたとする映像を公開した。 北朝鮮はこの発射を成功したと主張していたが、韓国軍は上昇の段階から不安定に回転しており、失敗を隠すための歪曲と判断したとしている。
 韓国軍がこうした映像を公開するのは異例で、同軍は発射準備段階から把握しており、レーダなどで26日05:30頃に発射を探知したが、上昇の初期段階から「胴体がくるくると不安定になり、飛行中に爆発した」(軍関係者)という。
 北朝鮮は26日に発射したBMについて、複数の弾頭を搭載する多弾頭化に向けた試験としIRBM用の固体燃料エンジンを使い成功したと主張しているが、韓国軍は北朝鮮が公開した写真では、液体燃料を使うICBM火星-17に類似しており、こうした主張も虚偽の可能性があると評価した。
2024.06.28
 16:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍の精鋭空挺旅団が壊滅か 北東部ボウチャンシク <2407-062813>
 ロシア軍が5月9日の対独戦勝記念日に合わせてウクライナ北東部で始めた攻勢は、ウクライナ側の国境地帯を広く深く占領して、国境から40kmのハルキウ市に重砲を近づけることが狙いだったのか、あるいはもっと野心的に、ハルキウ市に前進することまで司令部は目論んでいたのかもしれないが、どちらも実現しなかった
 攻勢開始から2週間のうちに、ロシア軍のおよそ3万名規模の攻撃部隊は国境から数kmの小さな都市ボウチャンシクで行き詰まり、ウクライナ軍の機械化旅団や海兵旅団、空中強襲旅団など数個旅団の一部からなる防御部隊は、ロシア軍の精鋭空挺旅団を撃破したもようである。
 ウクライナの有名な通信員、ハンドルネーム「ニコラエフスキー・バニョク」の報告によると、ロシア空挺軍の第83独立親衛空中襲撃旅団は3週間にわたる展開で大きな損害を出したあと、ボウチャンシクから撤退した。
 バニョクは「第83空中襲撃旅団は戦闘能力を回復するため、全体が緊急に後方に引き下がった」と書き、「人員の損耗が多すぎて戦うことができない。 『500』があまりに多い」と続けている。
 「500」というのは、ロシア軍の用語で戦闘を拒む兵士を指す秘匿語である。
2024.06.28
 14:32
時事通信

(Yahoo)

イスラエル・ヒズボラ応酬激化 「数週間で大規模戦闘」の見方も <2407-062812>
 AFP通信が、レバノンのヒズボラが27日にイスラエル北部にある主要なミサイル防衛基地を数十発のロケット弾で攻撃したのに対し、イスラエル軍が報復としてレバノン南部のヒズボラ拠点を攻撃しており、双方の応酬がさらに激化していると報じた。
 ハマスと連帯するヒズボラとイスラエルの衝突は、これまで国境付近に限定されていたが、報道によれば、米当局者の間では数週間以内に大規模な戦闘に発展しかねないとの見方が浮上し、事態の緊迫化を懸念する欧米諸国は「全当事者が最大限に自制すべきだ」(フランス外務省)などと訴えている。
 今回のヒズボラの攻撃について、イスラエル軍は「35発のロケット弾が飛来したが、font color=red>大半を防空システムで迎撃し、負傷者はいないとし、ヒズボラへの攻撃で戦闘員3人を殺害したと主張した。
 イスラエルのガラント国防相は26日、ヒズボラとの戦争は望まないものの、仮に話し合いが成功しなければ、レバノンを「石器時代」に戻すことが可能だと発言し、大規模な軍事作戦も辞さない姿勢を強調していた。
2024.06.28
 11:08
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアの人工衛星が軌道上で分解、多数の宇宙ごみ発生 <2407-062811>
 米宇宙統合軍が27日、ロシアが廃棄した人工衛星Resurs-P1が軌道上で分裂し、100個余りの宇宙ごみが発生したと発表した。 米航空宇宙局 (NASA) によると、人工衛星の分裂を受け、国際宇宙ステーション (ISS) に滞在している宇宙飛行士は約1時間にわたって係留中の宇宙船に退避した。
 ロシアは2022年にこの人工衛星の廃止を宣言していたが、分裂した原因は分かっていない
 宇宙統合軍によると、分裂は26日16:00 GMT頃に推定高度365kmの軌道上で起きたが、他の人工衛星に即座の脅威をもたらす恐れはないという。
 分裂した人工衛星を運営していたロシアの国営宇宙開発企業Roscosmosはコメント要請に返答しておらず、ソーシャルメディアで分裂について触れてもいない。
 軌道上で大量の宇宙ごみが発生する出来事は珍しく、衛星ネットワークが日常生活に不可欠となって宇宙空間が混み合う中、懸念が強まっている。 分裂が起きた低軌道では、Space-X社のスStarlinkを含む何千基もの人工衛星が周回している。
2024.06.28
 10:30
CNN

(Yahoo)

米即応群、イスラエルとレバノンの国境付近へ移動 衝突の懸念強まる <2407-062810>
 イスラエルとレバノンの間で国境をはさんだ衝突にエスカレートする懸念が強まる中、米当局者が米軍が国境付近へ部隊を移動させていることを明らかにした。イスラエルは先に、レバノン南部での「集中行動」の用意があると述べていた。
 米海軍によると、第24海兵遠征隊 (
MEU) が乗り組んだWasp水陸両用即応群 (ARG) が26日に地中海へ移動した。 以前からfont color=red>計画されていた配置だったと説明しているが、別の当局者は、イスラエルとレバノンのイスラム組織ヒズボラの間で衝突がエスカレートする懸念が強まったことから、艦隊を地中海の東部へと移動させたと話している。
   米国務省は27日に米国人に対して、改めてレバノンへの渡航を再考するよう強く求め、「治安情勢は依然として見通せず、瞬く間に変化する可能性がある」と警告した。 米国の一般市民に対するレバノンからの退避命令はまだ出していないものの、ホワイトハウスは退避命令を想定した計画を立てている。
 Wasp ARGは強襲揚陸艦Wasp、ドック型輸送艦New York、ドック型揚陸艦Oak Hillなどで構成され、6月初めに派遣された。 海軍の27日の発表によると、Oak Hillは6月18日にジブラルタル海峡を通過して既にこの海域に入っていた。
2024.06.28
 10:25

(20:25 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, June 27 2024 <2407-062809>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年6月27日の戦況 =
 ロシア軍は6月18日にトレツク方面で攻撃を開始して以来、攻撃のテンポを維持しており、同地域におけるウクライナ軍の突出部を減らすことを目指している可能性が高いが、現在のところトレツク近郊でロシア軍が急速に前進する可能性はほとんどない。 ロシア軍はこれまでのところ、この作戦に限られた兵力しか投入しておらず、ロシア軍は引き続き迅速な機動による作戦上の大きな戦果よりも、一貫した粉砕攻撃による段階的な前進を優先していることを示唆している。
 トレツク方面でのロシアの攻勢作戦の緩慢さは、ロシア軍が漸進をいつまでも続け、ウクライナが作戦上緊要な反攻を成功させるのを阻止し、ウクライナ軍との消耗戦に勝利できると仮定するプーチン大統領の明確な勝利理論と一致している。
 ウクライナは6月27日、EU、リトアニア、エストニアと長期安全保障協定に調印した。
 ロシア当局者や情報関係者は、軍の兵力創出要求に対応するために移民を活用しながら、移民をロシア社会に対する脅威ともみなし続けている。
 北朝鮮が現在、ウクライナの占領地域に工兵部隊を派遣している可能性があるという最近の報道を裏付ける証拠はなく、ISWは西側諸国が誇張したたと主張する北朝鮮の主張も確認できていない。
 ロシア軍はシベルスク、アウディーイウカ、ドネツク市付近でわずかに前進した。
 プーチン大統領は6月26日、ロシア海軍とロシア造船業界の長期的な将来に関する会議を開催し、ロシア国防省が2024年にロシア海軍に40隻以上の新しい艦艇を導入する計画であることに言及した。
2024.06.28
 06:58
時事通信

(Yahoo)

欧州委員長続投へ 大統領にポルトガル前首相 EU <2407-062808>
 ミシェルEU大統領がX(Twitter)で、EUが27日にブリュッセルで開いた首脳会議で、今秋に任期切れとなる主要ポストの人選について協議し、フォンデアライエン欧州委員長(65)の続投を支持する方針を決めたことを明らかにした。 ミシェル大統領の後任にはポルトガルのコスタ前首相(62)が選出された。 欧州委員長の任期は5年で、EU欧州議会の採決で過半数の賛成を得て就任する。
 外交安全保障上級代表(外相)にはエストニアのカラス首相(47)が指名された。
 ただ、Reuters通信によると、イタリアのメローニ首相は委員長指名の採決を棄権した。 大統領と外相にも反対したとされ、全会一致にならなかったもようである。 ハンガリーのオルバン首相も委員長と外相に反対したという。 両首相は極右・右派勢力を率いている。
2024.06.28
 06:25
共同通信

(Yahoo)

防衛に86兆円投資必要 EUトップ、首脳会議で <2407-062807>
 EU外交筋が、フォンデアライエン欧州委員長が27日にブリュッセルで開かれたEU首脳会議で、防衛分野で€500Bの投資が必要との見通しを示したことを明らかにした。 欧州のメディアによると、今後10年程度を想定した見通しだとみられる。
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、EU加盟国は防衛産業の強化や軍の装備の充実を図っていて、EUは2024年3月に欧州の防衛産業を強化するために欧州委と加盟国が連携して、2030年までに少なくとも装備の40%を共同調達し、50%をEU域内で購入する戦略を発表している。
2024.06.28
 06:10
Defense One Army tests next-gen long-range fires capability in Pacific <2407-062806>
 米陸軍太平洋軍が、米陸軍がパラオ沖の標的に向けて、無人ミサイル発射装置の試作品から新型の長距離ミサイルを発射した際、「すべてが素晴らしかった」と述べた。
 6月16日に自律型マルチドメイン発射装置 (
AML) から2発のPrSMが発射されたことについて、「これ以上の結果を求めることはできなかった」と、米太平洋陸軍作戦部長のヴァンアントワープ准将は電話取材に答えた。
 テネシー州兵の第3 MDTF1-181砲兵大隊は、海軍主導のValiant Shield演習の一環として、移動中の標的艦船をこの武器で撃沈した。 AMLとPrSMは、250哩離れた目標を攻撃でき、中国との潜在的な戦争に備える太平洋の合同部隊に長距離精密射撃やその他の支援を提供する陸軍の大規模な取り組みの一環である。
2024.06.28
 05:41
Defense News Germany approves funds to develop supersonic weapon, buy thousands of missiles <2407-062805>
 独国防省の報道資料によると、ドイツ議会は数千発のミサイル購入超音速艦載航ミサイルの開発予算を承認した。
 ドイツはノルウェーと共同で超音速ミサイルTyrfingを開発する。 議会の主要委員会は26日に、ドイツが近代的な海軍ミサイルを開発するための最初の経費を公表した。
 現在、ドイツ海軍のミサイルの大半はフランス製または米国製である。
 ノルウェーと同国国営のKongsberg社が主導的な役割を果たすが、ドイツ政府は現在から2033年までに€650M ($695M) をこの計画に拠出する予定である。
2024.06.28
 03:02
Kyiv Independent EU leaders support Ursula von der Leyen for second term as Commission chief <2407-062804>
 フォン・デア・ライエン委員長は、6月27日のブリュッセル首脳会議でのEU首脳間の合意に続き、欧州委員会委員長として2期目の指名を確実にした。
 エストニアのカラス首相は、今後5年間、EUを代表して世界の舞台で活躍するEUの外交官トップに、ポルトガルのコスタ元首相欧州理事会議長に選ばれ、27ヵ国の首脳間の妥協案を仲介する任務を負った。
 EU首脳会議の閉幕に際し、ポーランドのトゥスク首相はTwitterに「カジャ、ウルスラ、アントニオは受け入れた。 防衛計画は受け入れられた。 ポーランドとヨーロッパにとっての満足感だ」と述べた。
 フォン・デア・ライエン氏の指名には、欧州議会の無記名投票による承認が必要であり、EU首脳による承認よりも難しいハードルと広く見なされている。 欧州議会は、カラス氏を含む欧州委員会全体を、秋の投票で承認しなければならない。
2024.06.28
 03:00
RBC Ukraine Pro-Russian president of Bulgaria skips NATO summit due to position on Ukraine <2407-062803>
 ブルガリアのラデフ大統領は、7月9~11日にワシントンで予定されていたNATO首脳会議への参加を辞退した。 ブルガリアの国家元首の報道機関はその理由として、ウクライナ支援に対する彼の姿勢であると述べている。
 ブルガリア大統領府では、サミット参加の提案には、政府が採用した枠組みの立場を提示し、それに基づく文書を承認及び/または承認する要件が含まれていると述べた。
2024.06.28
 01:30
RBC Ukraine Orban opposes Ursula von der Leyen's re-election to European Commission <2407-062802>
 ハンガリー政府のコヴァチ報道官によると、ハンガリーのオルバン首相は首脳会談に先立ち、フォン・デア・ライエン委員長の欧州委員会委員長への再任を支持できないと述べた。
 特にオルバン首相は、ハンガリーはフォン・デア・ライエン委員長の任期延長を支持できないと述べた。 彼はまた、ハンガリーに対する法の支配を守るために手段を使用したと非難した。
 さらにオルバン首相は、欧州人民党、社会民主党、自由党といった最大の政治団体が結成した連立政権を、EU指導部を任命したと批判し、嘘と欺瞞の連立政権と呼んだ。
 同代表は、合意はプログラムや計画ではなく、締約国の方針に基づいていると強調した。
2024.06.28
 00:05
Kyiv Independent European MPs calls on Charles Michel to suspend Hungarian presidency of EU Council <2407-062801>
 欧州議会のドイツ選出フロイント議員とベゼラガー議員が、欧州理事会のミシェル議長に書簡を送り、ハンガリーのEU理事会議長国としての停止を要求した。 書簡では、ハンガリーにおける汚職の多さや、法の支配と報道の自由の弱体化についても言及されている。 ハンガリーは、2022年に本格的な侵攻が始まって以来、ウクライナのNATOやEUへの加盟、対露制裁に繰り返し反対してきた。
 欧州議会議員は、ハンガリーのオルバン首相がEUを独裁政権になぞらえ、ウクライナへの全面侵攻を続けるロシアとハンガリーの緊密な関係を強調したことを想起した。
 この書簡は、EU市民の20,000人の署名によって署名され、6月27日にフロイント議員のXアカウントに掲載されたと報じられている。
 EU理事会の議長国はベルギーは6月末で終了し、ハンガリーが7月1日から半年間、EU理事会の議長国になる。
2024.06.27 Defende Update Iron Swords War – Air defense challenge <2407-062719>
 2024年4月14日、シリアのダマスカスにあるイラン大使館近くのイランの目標に対するイスラエルの空爆に続いて、イラン軍が数百の武器を使用してイスラエルを直接攻撃するという、この地域紛争は例外的に暴力的な出来事で勃発した。
 この異例の行為は、イスラエルの防空システム全体と、イスラエル、近隣諸国、同盟国によって設立された地域防空連合が対応することを要求した。 この攻撃には、数百㌔離れた場所から数百発の発射、数十発のCM、1,000km以上から発射された120発以上のBMが含まれていた。
 この攻撃は、イスラエルの多層防衛網、主に戦闘機、Savid's Sling、Arrow兵器システムに直接挑戦した。
 その出来事の前に、イスラエルの防空システムは、イエメンからイスラエルに向けて発射されたBMとCMの大気圏外迎撃を行ったが、大規模な攻撃とイランの大規模な攻撃によってもたらされた挑戦は前例のないものだった。
 結局イランはこの戦闘で、彼らの武器のほとんどがイスラエルの国境から遠く離れた場所で迎撃され、到達した少数の武器も大きな損害をもたらさなかったため、彼らは敗北した。
2024.06.27
 23:20
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナとの安保協定に署名 首脳会議 <2407-062718>
 EUが27日から2日間の日程でブリュッセルで首脳会議を開き、今後5年間のEUの戦略的方針を定めるほか、EU主要機関の人事を決定する。
 また、EUおよびリトアニアとエストニアはウクライナのゼレンスキー大統領と安全保障協定に署名した。
 Reutersが入手したEUとウクライナの協定草案では、武器の供給、軍事訓練、防衛産業での協力、地雷除去など安保・防衛政策における9分野でウクライナを支援するというEUの責任が定められている。
 また、ウクライナはロシアに併合された領土を取り戻さなければならないこと、ロシアの勝利はあり得ないことなどを強調し、必要な限りウクライナを支援するとの確約を改めて表明した。
 さらに首脳会議では、G7が制裁で凍結されたロシア資産から生じる利子を活用してウクライナに提供する計画の$50Bの融資について、詳細をまとめるよう主要機関に要請する。
 今回の安保協定は、リトアニアおよびエストニアと締結した協定とともに、ロシアの侵攻に対する防衛を続ける中でウクライナとその同盟国との間で締結された他の同様の協定を補完することが目的で、米英仏独などがウクライナと同様の協定を締結している。
2024.06.27
 21:54
Kyiv Independent FT: Ukraine, US, Israel in talks to send up to 8 Patriot systems to Kyiv <2407-062717>
 Financial Times (FT) が6月27日に、事情に詳しい5人の匿名の消息筋の話として、米国、イスラエル、ウクライナがウクライナに最大8個システムのPatriotを提供する交渉を行っていると報じた。
 FTの情報筋によると、取引の概要はまだ最終決定されていないが、3ヵ国間で話し合われていて、イスラエルから米国を経てウクライナに送られるPatriotシステムも含まれるかもしれない。
 ウクライナは、米蘭独から供与されたPatriotシステムを少なくとも3個システム装備しており、ドイツとルーマニアは、さらに2個システムPatriotシステムを供与すると約束している。
2024.06.27
 19:22
Kyiv Independent Ukraine repels Russian troops from eastern Chasiv Yar neighborhood, military says <2407-062716>
 ウクライナ・ホルティツィア軍のヴォロシン報道官が6月21日にInterFaxUkraineで、ウクライナ軍はドネツク州のチャシウ・ヤールの町にある運河地区からロシア軍を駆逐したと語った。
Chasiv Yarの位置 (Google Map)】
 2月にアウディーイウカを占領した後、ロシア軍は、ロシアがドネツク州にさらに前進する道を開く可能性のある高台の町、チャシウ・ヤールに焦点を移していた。 ヴォロシン報道官は、ロシア軍はチャシフ・ヤール付近を突破して、この地域の他の集落に突入する意図をあきらめていないが、「ウクライナの守備隊はこの地域で確実に戦線を維持しており、ロシアの侵略者を反撃している」と述べた。
 ヴォロシン報道官によると、ロシア軍はTOS-1 Solntsepёk MRLなどでチャシフ・ヤールへの集中砲撃を続けている。
 6月26日にチャシフ・ヤールの防衛を強化するために配置された第24独立機械化旅団は、「これはサーモバリックロケット弾で攻撃する恐ろしい兵器だ」と述べた。
【註】  サーモバリック爆弾/弾頭とは機体爆薬 (FAE) の一種で、起爆薬と、燃料となる揮発性ガス、液体、又は粉末の爆発物でできている。
 FAEは最初に、予め決められた高度で起爆薬が破裂して、炸薬をエアロゾル状に拡散させ、次いで2番目の起爆薬が破裂して炸薬に点火し、 爆発の衝撃と巨大な火の玉を形成する。
 ソ連は、独自に各種のFAEを開発し、アフガニスタンで使用した。 現在ロシアは、各種の第3世代FAEを保有しており、1994~1996年及び2000年にチェチェンで使用している。
 米軍のBLU-118/B に充填されているのは、少量のHEにアルミ等が添加されてfuel-richになった炸薬で、燃焼はHEの爆轟に比べゆっくりと長時間進むと共に、周辺の酸素を大量に消費する。
2024.06.27
 16:00
Kyiv Independent Russian official calls for total destruction of 'everything Ukrainian' <2407-062715>
 ロシアが占領しているザポリージャ州を率いるロシア政府高官のロゴージン氏が6月27日、「ウクライナのあらゆるものを根本まで焼き尽くす時が来た。 痕跡が残らないようにする」と述べた。
 ロシアによるウクライナ侵略のジェノサイド(大量虐殺)の意図は、ウクライナの民間人に対する戦争犯罪や無差別暴力だけでなく歴史の否定と歪曲して、ウクライナ文化の抹殺の試み、ウクライナの子供たちの誘拐と国外追放にも現れている。
 国営宇宙企業RoscosmosのCEO、副首相、NATO大使を歴任し、現在占領下のザポリージャ州の「上院議員」を務めるロゴージン氏も、ウクライナの文学や歴史を破壊する必要性に言及し、ウクライナ人との「休戦」はあり得ないとし、「和解はおろか、いかなる停戦も、私たちの子供や孫にとって確実な死を意味する」と述べた。
2024.06.27
 13:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアの核ドクトリン見直し、米国は留意を=外務次官 <2407-062714>
 リャブコフ露外務次官がIzvestia紙に27日掲載された取材で、米国はロシアが進めている核ドクトリンの見直しに留意すべきだと述べた。
 リャブコフ次官は、プーチン大統領が核兵器使用に関するドクトリンの見直しを進めていることを明らかにしているとし、現在の核ドクトリンは「異なる時代、異なる状況」で作成されたものであり「敵対勢力が核ドクトリンの見直しを深刻に受け止めている」ことを期待すると述べた。
 また「私は見直しの結果を予想しないが、敵対勢力は大統領の言葉について考えるべきだ」とし「彼らは文字通り火遊びをしている。 危険な妄想に浸るのではなく、世界に真剣に目を向け、ロシアには不変の国益があり、それを最後まで守り抜く用意があることを理解するようになるべきだ」と述べた。
 また「いわゆる集団的西側諸国との関係が最も難しい局面で度重なる苦難があったにもかかわらず」ロシア側から外交関係を格下げしたことは一度もないとも発言した上で「現状では大使館、大使の仕事が特に難しくなっており、このまま放置すべきではない」とし「将来のいかなる選択肢も排除しない。 全ては敵対勢力がどう行動するかにかかっている」と述べた。
2024.06.27
 11:43
Kyiv Pravda Russia claimed to have downed RQ-4 Global Hawk UAV over Black Sea <2407-062713>
 ロシアのPravdaが24日、「ロシア航空宇宙軍が黒海上空で米国のUAVを撃墜した可能性がある」と報じた。
 自称新人軍事ジャーナリストのMilitary Observerは、自身のTelegram Channelで、黒海上空を哨戒中のロシアのMiG-31が米空軍の偵察UAVを撃墜したのは確実だと述べた。
 彼は、これはおそらくRQ-4B Global Hawk
HALE UAVであると述べ、後に「ある事件」があったことを認めたが、「米国防総省は事件を否定している」と述べた。
2024.06.27
 11:13
産経新聞

(Yahoo)

中国はウイグルやチベットの宗教弾圧継続 米国務省「信教理由に1万人を収監」と非難 <2407-062712>
 米国務省が26日、世界の信教の自由に関する2023年版報告書を公表し、中国政府が新疆ウイグル自治区のイスラム教徒や、チベット仏教徒キリスト教徒らに対する監視や弾圧を続けており、信教を理由に1年間で最大1万人以上を収監したと指摘した。
 フセイン担当特使は中国政府によるウイグル人への「ジェノサイド(集団殺害)と人道に対する罪」を批判した。
2024.06.27
 11:11
Kyiv Independent US wants to invite Armenia, Azerbaijan to upcoming NATO summit, sources tell Azerbaijani media <2407-062711>
 アゼルバイジャンのメディアTūrānが6月27日に匿名の情報源を引用して、米国がアルメニアとアゼルバイジャンを7月にワシントンで開催されるNATO首脳会議に招待する計画だと報じた。 このニュースは、オブライエン米国務次官補が、2ヶ月間で3度目の南コーカサス訪問となる6月27日にバクーに到着する予定である時にもたらされた。
 消息筋はTūrānに対し、首脳会談は両国間で進行中の和平プロセスに関する二国間協議を促進する可能性があり、「逃すにはあまりにも良い素晴らしい機会」になると語った。 本稿執筆時点では、招待状がすでに送付されているかどうか、アルメニアとアゼルバイジャンが参加を承諾したのか、あるいは参加の予定があるのかは不明である。
 長らく敵対していたアゼルバイジャンとアルメニアは、以前からNATOと提携関係にあったが、直接加盟を求めたことはない。
2024.06.27
 09:31
産経新聞

(Yahoo)

「砲撃量7対1から3対1に改善」 ウクライナ、対露砲弾不足の解消進む メディア報道 <2407-062710>
 ロシアの侵略を受けるウクライナのメディアRBK Ukraineが26日、同国軍参謀本部筋が「前線での露軍とウクライナ軍の砲撃量の差7対1から3対1に縮まった」と明らかにしたと伝え、ウクライナの砲弾不足が解消されつつあることを示した。 4月にウクライナ支援予算案を成立させた米国による弾薬供与の再開などが背景にあるとみられる。
 ウクライナ軍は2023年冬から2024年春にかけて砲弾不足が深刻化し、最前線の東部ドネツク州などで後退したが、最近は前線の安定化に成功したとされる。
 ウクライナ軍は防衛線を維持して露軍の損害を拡大させつつ、追加動員などで戦力回復を進めて将来的な反撃につなげる構想を描いており、砲撃量の差を埋めることが急務となっている。
2024.06.27
 09:26
讀賣新聞

(Yahoo)

航空自衛隊のレーダー配備、沖縄県・北大東島を「適地」判断…予定地はサトウキビ畑の保安林 <2407-062709>
 複数の政府関係者が、航空自衛隊の移動式警戒管制レーダの配備計画を巡り、防衛省が北大東島(北大東村)の環境調査の結果、同島を適地と判断したことを明らかにした。 中国軍が太平洋への進出を活発化させる中、同省は空自のレーダがない太平洋島嶼部の「空白地帯」を解消して警戒監視を強化する。
 27日に鬼塚村長らに説明する。 同省は7月中旬に2回目の住民説明会を開催するなどし、村が受け入れを決定すればレーダの配備を進める方針で、隊舎も建設して自衛隊員約30名が常駐する。
 配備予定地は北大東空港に近い村有地で、隣接するサトウキビ畑を塩害から守る保安林となっており、一部住民の間に伐採による塩害の影響を懸念する声がある。 そのため同省は、2023年3月から約1年間にわたって環境調査などを実施し、保安林を伐採しても影響はないと結論づけた。 島は沖縄本島の東360kmに位置し、人口は550人である。
 太平洋では2016年、中国の空母遼寧の航行が初めて確認されて以降、中国軍による空母艦載機の発着訓練が相次いで確認されている。  2023年は空母山東の航行も確認され、台湾有事の際、米軍の接近を阻止する訓練を繰り返しているとみられる。
 北大東島へのレーダ配備について、同省幹部は「太平洋での中国の動きを常時察知できるようになり、中国軍への『抑止力』になる」としている。
2024.06.27
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, June 26 2024 <2407-062708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年6月26日の戦況 =
 6月23日にダゲスタン共和国でISIS系列のWilayat Kavkazによるテロ攻撃が起きたことで、ロシアの情報社会では、北コーカサスでのさらなる攻撃と不安定化に対する懸念が高まっている。
 ダゲスタンでのテロ攻撃は、チェチェン共和国のカディロフ首長に、北コーカサスを宗教的過激主義から守ることのできる冷酷で独裁的な強権者としてのイメージを倍増させるきっかけにもなった。
 北朝鮮は、早ければ2024年7月にも、占領下のドネツク州での復興作業に参加するため、軍の建設・工兵部隊を派遣すると報じられている。
 ラブロフ露外相は、ロシア軍が既に占領しているウクライナの地域を超えて、ウクライナの領土譲歩に至らないいかなる交渉にも、ロシアは関心がないと繰り返した。
 ベロウソフ新露国防相が6月26日、オースティン米国防長官との最初の電話会談で、より広範なロシアの欧米の意思決定を相手にした作戦の一環として、米国にウクライナ支援をやめさせることを意図した、今まで通りの脅しを繰り返した。
 ロシアとウクライナは6月25日、ロシアによる捕虜虐待の継続を報告する中、それぞれ90名の捕虜を1:1で捕虜交換した。
 ロシアとイランは6月26日、ロシアと中国の間でロシアから中国へのガス供給に関する意見の相違が報じられたことを受け、イランへのロシア産ガス供給に関する覚書に署名した。
 ウクライナでは重要なSAMが広範囲に不足しており、ロシアの攻撃から重要インフラを守るウクライナの能力が阻害されている。
 ロシア軍はクピャンスク近郊でわずかに前進した。
 英国王立RUSI)が6月26日、ロシアの軍事装備と兵器の生産が2023年に大幅に増加したと報告した。
2024.06.27
 07:50
中央日報

(Yahoo)

北朝鮮がミサイル挑発した日…韓国では7年ぶり大規模な砲兵射撃訓練 <2407-062706>
 韓国軍が26日、延坪島と白翎島など西北島嶼一帯7年ぶりに大規模な砲撃訓練を実施した。 韓国政府は北朝鮮の汚物風船挑発に対応して9.19南北軍事合意の効力を全部中止したことを受け、前方地域での射撃訓練を本格化する方針である。 北朝鮮はこの日も汚物風船を散布し、日本名では極超音速BMの発射試験に失敗していた。
 軍当局によると、黄海境界地域を防御する海兵隊西北島嶼防衛司令部はこの日、延坪島・白翎島など西北島嶼一帯でK9
SPH 40両余りを動員した砲射撃訓練を行った。
 天武MRL(註:K239 老朽化したK136の後継)、Spike ATGMなども投入し、1時間にわたり290発ほど撃ったと、海兵隊は発表した。 K9 SPHと天武MRLは海上の特定海域を、Spikeは海上の標的を狙って射撃した。
 こうした訓練が実施されたのは2017年8月以来初めてで、1月に北朝鮮が200発の海岸砲射撃挑発をしたため、北側水域に向けて400発の対応射撃をしたことはあったが、北朝鮮への対応でなく軍の計画に基づく射撃訓練は過去7年間なかった。 2018年の9.19軍事合意で西北当初を含む西海緩衝水域で砲射撃をしないことにしたためで、軍はその後、西北島嶼海上訓練を全面中断し、最小単位の陸地訓練だけを行ってきた。
2024.06.27
 07:22
時事通信

(Yahoo)

多弾頭ミサイルの「重要実験」 北朝鮮、「成功」と主張 <2407-062705>
 北朝鮮の朝鮮中央通信が27日、ミサイル総局が26日に、IRBMに複数の弾頭を積み、分離、誘導する実験を行い成功したと報じた。 標的を撃破する能力の確保するのが多弾頭化の目的だとしている。
 北朝鮮は、固体燃料エンジンのIRBMを使い、弾頭部の飛行能力が測定可能な半径170~200kmの範囲で実験を実施し、分離した弾頭部は、三ヵ所の目標地点に正確に誘導されたと主張した。 デコイ弾頭の効果も検証したという。
 日韓当局は26日に北朝鮮からのBM発射を捉えており、27日の報道はこれを指すとみられるが、韓国軍は北朝鮮が「極超音速ミサイル」の実験を行ったが失敗したとみていた。
2024.06.27
 07:11
読売新聞

(Yahoo)

NATO事務総長にオランダのルッテ首相を選出、10月1日に就任…事務総長交代は10年ぶり <2407-062704>
 NATOが26日に最高意思決定機関北大西洋理事会 (
NAC) をブリュッセルで開き、ストルテンベルグ事務総長の後任に、ルッテ首相を選出した。 理事会は大使級で行われ、全会一致で合意した。
 7月のNATO首脳会議で正式承認を受け10月1日に就任する。 事務総長の交代は10年ぶりになる。
 2010年に首相に就任し、オランダで歴代最長の任期を務めているルッテ首相は、対露強硬派としてウクライナへのF-16の供与など軍事支援の先頭に立ってきたほか、中国への警戒心も強く、ルッテ政権は米国と足並みをそろえ、中国への半導体輸出規制にも乗り出した。 オランダ海軍のフリゲート艦を長崎に派遣するなど、インド太平洋の安定も重んじている。
2024.06.27
 05:49
Ukrainska Pravda North Korea to send engineering troops to occupied territories of Ukraine – TV Chosun <2407-062703>
 韓国のTVネットワークであるTV朝鮮や戦争研究所 (ISW)) が、北朝鮮が早ければ2024年7月にも、ロシア占領下のドネツク州で「復興工事」に参加するため、軍の建設・工兵部隊を派遣すると報じた。
 TV朝鮮は6月21日、韓国政府高官の話を引用して、北朝鮮が占領下のドネツク州のインフラ再建を支援するため、早ければ2024年7月にも大規模な工兵部隊をドネツク州に派遣すると韓国が予想していると報じた。
 報告書によると、北朝鮮軍は10個工兵旅団を有しており、TV朝鮮は、れらの旅団のうち3~4個旅団を占領しているウクライナ領に展開することで、北朝鮮はロシアから年間最大$115Mの外貨を獲得できると推定している。
2024.06.27
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

「無線指紋」DB化で偽の位置情報を見破る…防衛装備庁や東大発新興企業で研究始まる <2407-062707>
 防衛装備庁と東京の新興企業が、GPSなどが提供する位置情報の改ざんを見破る新技術の研究に乗り出した。 カーナビや本人認証などで幅広く利用されている位置情報の改ざんは、社会的な混乱を招くが、ミサイルの誘導など、安全保障にも幅広く活用される位置情報を守るため、防衛と民生の双方で使えるデュアルユース技術として実用化を目指す。
 研究は、東京大の研究者が創業し、位置情報の解析を行っている新興企業ロケーションマインド社が担う。 装備庁は、将来的に防衛技術への応用が期待できる民生技術の基礎研究などを支援する安全保障技術研究推進制度の枠組みで、令和5年度から4年間で5億7,600万円を支援する。
 GPSなどの衛星測位システムは、衛星の信号を無線で地上の受信機に送り、送信時間と受信時間の差で、受信機と衛星までの距離を測定するが、衛星4基以上からの信号を受信し、地上の位置をほぼ正確に算出できる。 ただ、攻撃者が偽の信号を地上で生成・発信し、攻撃対象に受信させることで位置情報を改ざんできるため、居場所を悟られないよう、攻撃者が自身の位置情報を改ざんするケースもある。
 そこで装備庁と同社は、新技術で対抗手段を研究する。
 同じ構造の衛星でも、製造された環境や時期で、電波の特徴にわずかな違いが出るため、この違いを人間の指紋のように識別し、衛星の電波指紋としてデータベース化して本物と照合することで改ざんを見破り、正しい位置情報を表示する。
2024.06.27
 04:35
Defense News Extended range version of Army guided rocket enters production <2407-062702>
 米陸軍がLockheed Martin社に長射程型
GMLRS (GMLRS-ER) 量産開始を承認した。 Lockheed Martin社は5月にFY24に$200Mの契約変更を獲得し、GMLRS-ER 240発の製造を受注していた。
 GMLRS ERは複数の飛行試験を成功させており、GMLRSの航続距離が70kmであるのに対し、GMLRS-ERの射程は150km以上に達する。
 Lockheed Martin社は2023年に、ウクライナに送られたGMLRSを補填するため$4.8Bで生産数を変更する契約を受注している。
 陸軍はGMLRSの生産を年間6,000発から14,000発に増やす計画で、新たな議会権限により、FY24に複数年契約を締結する。 複数年契約は、通常、高価で大規模なプログラムのために予約されており、長期的な確実性を提供し、コストを下げることができる。
 陸軍のFY25予算要求によると、FY25に$1.2Bで6,408発を購入する計画である。
2024.06.27
 01:03
Kyiv Independent Russian occupation authorities destroy UNESCO World Heritage site, build outdoor theater in its place <2407-062701>
 ウクライナ国立科学アカデミー考古学研究所の上級研究員が6月26日に、ロシア占領当局がクリミア半島南西部のユネスコ世界遺産に登録されている都市チェルソネソスを破壊し、発掘現場に野外劇場を建設したと発表した。
 ケルソネソス市は、2,500年以上前にクリミア半島の領土に設立された古代ギリシャの植民地で、2013年にユネスコは「タウリック・ケルソネーゼの古代都市とそのチョーラ」を世界遺産に登録した。
 2014年のロシアによるクリミア半島の違法な併合により、クリミア半島はロシアの占領下に置かれたが、ユネスコはウクライナの一部として認定し続けている。
2024.06.26
 23:21
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ大統領、レバノンとの連帯表明 近隣諸国にも支援呼びかけ <2407-062620>
 トルコのエルドアン大統領が26日に与党・公正発展党 (AKP) 議員向けの議会演説で、イスラエルとの緊張が高まる中、トルコはレバノンと連帯していると述べた上で、近隣諸国もレバノンを支援するよう呼びかけた。
 「イスラエルはパレスチナ自治区ガザを破壊し焼き払った後、今度はレバノンに目を向けているようだ。 西側諸国が舞台裏でイスラエルを支援している」と指摘し「この地域に戦争を拡大するというネタニヤフ首相の計画は大惨事につながる」とし、イスラエルに対する西側諸国の支援は「哀れだ」とした。
 その上で「トルコはレバノン国家および国民を支持する。 この地域の他の国々にもレバノンと連帯するよう呼びかける」とした。
2024.06.26
 19:16
時事通信

(Yahoo)

中国軍がパトロール 台湾周辺で威圧継続 <2407-062619>
 台湾国防部が26日正午すぎに、同日07:00以降に台湾周辺で中国軍機延べ26機が活動し、うち24機が台湾海峡の中間線を越えるなどして台湾側に接近したと発表した。
 台湾メディアによると、海上の艦艇と連携した6月に3回目の「共同戦闘準備哨戒」で、台湾軍が警戒に当たった。
 中国は5月に就任した台湾の頼総統に対し軍事的威圧を継続し、中国共産党機関紙系の環球時報は、軍事専門家の話として「いわゆる『中間線』を越えるのは常態化しており、いつどれくらい軍用機や艦艇を送り込もうが、台湾側は驚いて不思議に思う必要はない」と報じた。
2024.06.26
 17:57
中央日報

(Yahoo)

北朝鮮の極超音速ミサイル空中爆発…固体燃料エンジン燃焼問題の可能性 <2407-062618>
 韓国合同参謀本部は26日、「本日05:30頃に北朝鮮が平壌周辺から日本海に向け未詳のBMを発射したが失敗したと推定され、韓米情報当局で追加分析中」と明らかにした。 合同参謀本部関係者は記者らと会い「北朝鮮が発射したミサイルは1発で、250kmほど飛翔元山から70~80km離れた日本海上空中爆発し、破片は半径数㌔にわたり散らばり海に落ちた」と説明した。
 韓国軍合同参謀本部関係者は「北朝鮮が2024年に入って固体燃料極超音速ミサイルの試験発射に成功したと発表したが、これをさらに発展させるための試験をしたのではないかと推測する」と話した。
 北朝鮮が26日に日本海に向け極超音速IRBMを発射したと推定される中で、韓国軍当局が開発中である固体燃料エンジンを無理に使い燃焼系統の問題で空中爆発した恐れがあると明らかにした。
 日米韓が今週海上・水中・空中・サイバーなど多領域軍事演習であるFreedom Edgeを初めて実施することに対する正面対抗であり、軍事同盟水準に上がった朝露間の密着を誇示しようと急いだという見方も出ている。
2024.06.26
 16:27
共同通信

(Yahoo)

中国艦船、新たに2隻入港 カンボジア基地、拠点化か <2407-062617>
 複数のカンボジア軍関係者への取材で27日、中国の支援を受けて拡張工事が進むカンボジア南西部のリアム海軍基地で、2023年12月ごろから寄港していた中国海軍の艦船が帰国し、別の中国艦2隻が新たに入港したことが分かった。 中国軍の海外拠点化に向けた新たな布石とみられ、今後の動向が注目される。
 カンボジア軍関係者らによると、中国艦はローテーションでリアム海軍基地への停泊を一定期間続ける予定である。 中国の影響力拡大に米国は懸念を強めている。
 カンボジアと中国は5月30日までの合同軍事演習で初めて海上演習を実施した。
2024.06.26
 15:50
共同通信

(Yahoo)

ロシア極東、極北のミサイル移動 ウクライナ戦に転用か、衛星画像 <2407-062616>
 ロシア軍が2023年に極東サハリン州や核実験場がある北極圏ノバヤゼムリャ島に配備したSAM部隊を相次いで他地域に移したことが、ロシア軍事に詳しい東京大の小泉悠准教授が26日に衛星画像を分析して分かった。
 ウクライナ戦で不足する防空網の穴埋めとして、ロシア本土に再配置したとみられる。 ロシアが戦闘継続に向け、遠隔地からも兵器を集めている状況が浮かび上がった。
 北方領土の択捉、国後両島に駐屯していたSAM部隊も島外に移ったことが判明している。
 ウクライナ軍の攻撃に備え、同じく本土に再配置したもようである。
2024.06.26
 12:43
CNN

(Yahoo)

軍事請負業者のウクライナ派遣、承認の動き バイデン米政権 <2407-062615>
 事情に詳しい米当局者4人がCNNに、バイデン米政権は、自国の軍事請負業者のウクライナ派遣について、事実上禁止としてきた従来の措置の解除に動いていることを明らかにした。 米国が供与した兵器システムに対して、ウクライナ軍が維持、修理するのを支援するためとしている。
 当局者によると、方針はまだ政権当局者らによって検討中で、バイデン大統領からの最終的な承認は受けていない。 政権当局者の一人は、米軍をウクライナに派遣しないという点でバイデン大統領の決意は非常に固いと強調した。
 請負業者に関する変更が承認されれば、2024年中にも効力が生じる公算が大きく、その場合国防総省は、米国企業にウクライナ国内で活動するための契約を提供することが可能となる。
 2022年にロシアが侵攻して以降、ウクライナを巡りそうした契約が提供されるのは初めてとなる。
 今回の方針変更によって、バイデン政権のウクライナ政策は改めて重要な転換を迎えることになる。 米国は、ウクライナがロシアとの戦争で優位に立つための方途を模索している。
【註】
 派遣される軍事請負業者とは、退役した元軍人や退役させた現役軍人で構成され、実態は米軍人の派遣とたいした変わりはない。
 これらの業者はウクライナ軍の広報業務を代行することになると思われるが、前線でPatriotを始めとする高度兵器の整備や修理に携わることも考えられる。
2024.06.26
 11:40
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮のミサイル発射、失敗の可能性含め防衛省で分析中=官房長官 <2407-062614>
 林官房長官が26日午前の会見で、北朝鮮が同日朝にBMを発射したことについて、失敗の可能性も含めて詳細について防衛省が引き続き分析を行っていると明らかにした。
 林官房長官は、今後も米韓などと緊密に連携し、必要な情報の収集・分析と警戒監視に努める考えを示した。
 韓国の聯合ニュースは軍関係者の話として、北朝鮮が極超音速ミサイルを発射したようだが失敗したとみられると報じていた。
2024.06.26
 11:36
時事通信

(Yahoo)

岸田首相、8月にカザフ訪問 林官房長官 <2407-062613>
 林官房長官が26日の記者会見で、岸田首相が8月にカザフスタンを訪問し、中央アジア5ヵ国と初の首脳会合を開催すると明らかにした。
 狙いについて「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するためにも、中央アジア諸国との協力と連携はこれまで以上に重要だ」と説明した。
2024.06.26
 10:47
讀賣新聞

(Yahoo)

航空自衛隊新田原基地に敷地拡張計画、「PAC3」訓練場所確保へ…「F35B」2個飛行隊に発展も <2407-062612>
 航空自衛隊新田原基地で敷地拡張などが計画されている。 拡張は防衛省が隣接地約25haを取得して、PAC-3の訓練場などを確保する計画で、また令和6年度中から配備が始まるF35-Bについて将来は2個飛行隊(約40機)へ発展させる計画も示している。
 同省によると、敷地拡張で取得を予定しているのは、基地北西側の新富町十文字地区を中心とした区域で、BM迎撃などに使うPAC-3の機動展開訓練を行うことを想定し、訓練時は他の基地から発射機やレーダー装置などを持ち込む。 同基地へのPAC-3の常時配備はしないとしている。
 拡張区域内の南側のエリアは、災害救援物資などを空輸する際の集積場とし、外柵に沿って騒音対策のための緩衝地帯も設けるとしている。 町によると、予定地の大半は農地だが、一部宅地も含まれている。 敷地拡張について防衛省は既に地元住民ら向けに説明を行い、地権者らとの交渉を進めている。
2024.06.26
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, June 25 2024 <2407-062611>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年6月25日の戦況 =
 国際刑事裁判所 (ICC) と欧州人権裁判所 (ECHR) の2つの主要な国際機関が6月25日、ロシアによるウクライナでの戦争犯罪と人権侵害の長期にわたる対応を認める決定を発表した。
 ロシアとベネズエラは「強制的措置」に対抗するとしたMoUに署名したが、これはクレムリンが西半球で影響力を持っていることを西側に示す狙いの可能性が高い。
 ウクライナ軍は6月25日、ヴォロネジ州にあるロシアの弾薬庫にUAV攻撃を行い、最近ではベルゴロド州のPantsir-S1防空システムを何らかの武器で攻撃した。
 ロシアは6月24日に、EUのロシアの国営報道機関4社に対する制裁を受け、6月25日にEUを拠点とする報道機関81社に対抗制裁を科した。
 ダゲスタン共和国のメリコフ首長は、6月23日にダゲスタンで起きたWilayat Kavkazのテロ攻撃とみられる事件を受けて、ダゲスタン政府高官の個人記録の調査を命じ、クレムリンが北コーカサスにおけるイスラム過激派の脅威に対処する取り組みを強化し、安定と正常性を維持しようとしている可能性を示唆した。
 アルメニアのミルゾヤン外相が6月20日、アルメニアとベラルーシの関係が悪化する中、リトアニアを拠点とするベラルーシの野党指導者チハノウスカヤ氏とビリニュスで会談した。
 ウクライナ軍はヴォフチャンスクで陣地を奪還し、ロシア軍はシベルスクとアウディーイウカの近くに前進した。
2024.06.26
 08:17
時事通信

(Yahoo)

ハマス全部隊「戦闘機能失う」 ガザ南部で戦果強調 イスラエル軍 <2407-062610>
 イスラエル軍参謀総長のハレビ陸軍中将が23日にガザ最南部ラファを視察し、ラファを拠点とハマスの部隊に関し「解体したと言える段階に近づいている」との認識を表明した。
 軍が24日に声明で、戦闘員は依然残っているものの、「戦闘部隊としては機能していない」と発表した。
 イスラエル軍はこれまで、ラファで戦闘を続けるハマスの4個大隊のうち2個大隊を解体したとしていたが、ハレビ中将は今回、4個大隊全てが戦闘能力を失ったとの見方を示した。
2024.06.26
 07:37
Reuters 通信

(Yahoo)

米、ベトナムと経済協力強化を協議 プーチン氏訪越直後 <2407-062609>
 米国務省で経済成長・エネルギー・環境を担当するフェルナンデス次官が25日にベトナムのズン計画投資相と会談し、経済協力の強化について協議した。
 米国はロシアのプーチン大統領による先週のベトナム訪問を強く批判していた。
 国務省によると、ベトナムとの今週の協議では経済安全保障、半導体、投資環境、デジタル経済、サイバースペース、エネルギー、重要鉱物などを取り上げる。 米政府は2023年に両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げしていた。
 7月26日までにベトナムを「市場経済国」に認定するか判断する見通しで、認定すれば同国からの輸入品に課される反ダンピング関税の軽減につながり、フェルナンデス次官は「ベトナムと米国の関係はこれまで以上に強固だ」と述べた。
2024.06.26
 06:04
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮の弾道ミサイル、失敗と推定と韓国軍 米空母が釜山入港中 <2407-062608>
 韓国軍が26日朝、北朝鮮が同日朝に首都平壌付近から発射したとしているBMは失敗したと推定されると発表した。 日本の海上保安庁が05:33に防衛省の情報として、北朝鮮からBMの可能性があるものが発射されたと発表した6分後に、すでに落下したもようと情報を出した。
 防衛省はミサイルの到達高度は100km程度、飛翔距離は200km以上で、日本の排他的経済水域 (EEZ) 外に落下したと推定していると発表した。
韓国の聯合ニュースは軍関係者の話として、極超音速ミサイルを発射したようだが失敗したとみられると伝えた。
2024.06.26
 05:43
FNN Prime News

(Yahoo)

北朝鮮が発射した弾道ミサイルの可能性があるものは すでに落下したとみられる 防衛省 <2407-062607>
 防衛省によると、北朝鮮が発射したBMの可能性があるものは すでに落下したとみられる。
2024.06.26
 05:29
時事通信

(Yahoo)

レバノンから退避勧告 衝突拡大を懸念 カナダ <2407-062606>
 カナダ政府が25日、レバノンに滞在する自国民に対し「可能なうちに」退避するよう勧告を出した。
 レバノンではヒズボラとイスラエル軍の間で本格衝突に至る懸念が強まっており「商用便がある今が退避するときだ」と呼び掛けた。
2024.06.26
 04:04
Reuters 通信

(Yahoo)

米、約50の団体・個人に制裁 イラン軍を資金支援 <2407-062605>
 米国が25日にイラン軍のために数十億㌦の資金を送金したとして、約50の団体と個人に制裁を科した。
 米財務省によると、今回制裁対象となったのはイラン国防軍需省 (MODAFL) とイランのイスラム革命防衛軍 (IRGC) が利用している「影の銀行ネットワーク」で、このネットワークはMODAFLとIRGCが国際金融システムにアクセスし、2020年以降の数十億㌦相当の取引を支援したという。 今回の制裁では香港、UAE、マーシャル諸島、イラン、トルコなどを拠点とする企業も対象となった。
 また、このネットワークを通じてMODAFLとIRGCが得た資金は、イエメンのフーシ派などへの武器提供やウクライナとの戦争で使用されるUAVのロシアへの供給に使用されているとした。
 アディエモ米財務次官は声明で「われわれは引き続き同盟国や友好国、そして国際金融業界と協力し、テロを支援する資金の移動に対する警戒を強化していく」と述べた。
 一方、イランの国連代表部は、今回の米国による制裁は「イラン国民に対して不当に仕掛けられた経済戦争の一環」と非難した。
2024.06.26
 04:03
Reuters 通信

(Yahoo)

米、イスラエルとヒズボラの戦争回避に向けた外交合意模索=国防長官 <2407-062604>
 オースティン米国防長官が25日に訪米中のイスラエルのガラント国防相との会談の冒頭で、米国はイスラエルとレバノンの国境付近に住む双方の民間人が自宅に戻れるような外交合意に向けて緊急的に取り組んでいると述べた。
 「ヒズボラによる挑発は、イスラエルとレバノンの国民が望まない戦争に引きずり込まれる恐れがあり、そのような戦争はレバノンにとって大惨事となり、罪のないイスラエルとレバノンの民間人にとって壊滅的な打撃になるだろう」と指摘した上で「外交は、さらなる緊張の激化を防ぐための最良の方法で、そのため、われわれはイスラエルの北部国境に永続的な平穏を取り戻し、イスラエルとレバノンの国境の両側に住む民間人が安全に自宅に戻れるような外交合意を早急に求めている」とした。
2024.06.26
 04:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、欧州メディア81社に報道制限 EUの措置に対抗 <2407-062603>
 露外務省が25日、ロシア国内でEUのメディアへのアクセスを禁止すると発表した。 対象とするメディアは84で、フランスAFP通信、国営オーストリア放送協会ORF、アイルランドの放送局RTE、スペインEFE通信などが含まれる。
 EUは5月に「ロシア大統領府と関連のあるプロパガンダのネットワーク」として、4つのメディアに対する放送活動を禁止する措置を発表していたことへの対抗措置だとしている。
 ロシア外務省は、ウクライナでの特別軍事作戦に関し、これらの欧州のメディアが「組織的に不正確な情報を流している」として非難した。
2024.06.26
 03:59
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、EU 加盟交渉開始 戦時下で長期化予想 <2407-062602>
 EUが25日にウクライナと加盟交渉を開始した。 EUはこの日のうちにモルドバとも加盟交渉を開始する見通しで、両国がロシアの影響から脱却して西側との統合に向かっていることを示す。
 ロシアの侵攻を受けているウクライナにとって政治的な後押しとなるが、加盟には全27加盟国の承認が必要となり、長く厳しい交渉が予想される。
2024.06.26
 03:01
Defense News Marines make first landing on renovated WWII airfield in the Pacific <2407-062601>
 米海兵隊が戦後初めて、太平洋のペリリウ島に固定翼機として初めてC-130Jを着陸させた。
Peleliu 島の位置 (Google Map)】