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出 典
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標 題
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要 旨
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2024.10.10 06:58 |
時事通信 (Yahoo) |
イスラエル対抗策を協議か イラン外相、サウジ皇太子と会談 |
<2411-101007>
イランのアラグチ外相が9日、サウジアラビアの首都リヤドで事実上の最高権力者ムハンマド皇太子と会談し、イスラエル軍が侵攻したレバノンやガザの情勢を協議した。
イランのミサイル攻撃に対するイスラエルの報復への対応についても意見を交わしたとみられる。 |
2024.10.01 09:33 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
サウジアラビア、2024年度財政赤字は GDP比3%に拡大と予想 |
<2411-100117>
サウジアラビアが30日、2024年度の財政赤字はSAR118B($32B)で国内総生産 (GDP) の2.9%に拡大するとの見通しを示した。 2023年12月時点では赤字額は$79Bと予想されていた。
サウジは原油価格の下落や自主的な減産にもかかわらず支出を増やし続けており、2025年の赤字はGDPの2.3%になる見込みである。
サウジは石油への依存からの脱却を目指した大規模な経済改革Vision 2030を展開している。
2024年のGDPは2023年のマイナスから0.8%増とプラスを回復すると予想し、2025年は石油生産の拡大で成長率が4.6%に加速するとみている。
国際通貨基金 (IMF) は、サウジの財政均衡には原油価格が$100付近となることが必要と予想している。 |
2024.09.19 10:52 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
サウジ、パレスチナ国家樹立がイスラエルとの国交条件=皇太子 |
<2410-091914>
サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子が18日に諮問評議会で演説し、パレスチナ国家が樹立されない限り、サウジが「イスラエルと国交を樹立することはない」と明言した。
皇太子は、パレスチナ人に対する「イスラエルの占領による犯罪」を強く非難し、サウジは「東エルサレムを首都とするパレスチナ国家の樹立に向け、不断の努力を行う」と述べた。
サウジは米国を仲介役としてイスラエルとの国交正常化に動いていたが、関係者2人が今年明らかにしたところによると、2023年10月にイスラム組織ハマスとイスラエルとの戦争が勃発して以降、外交上の優先順位が急変し、正常化の動きは凍結している。 |
2024.07.10 01:09 |
Kyiv Independent |
Saudi Arabia issued vague threats to G7 against seizing frozen Russian assets, Bloomberg reports |
<2408-071002>
Bloombergが7月9日、情報筋の話として報じたところでは、サウジ当局はG7諸国に対し、西側同盟国が凍結されたロシアの資産$300Bを差し押さえた場合、サウジアラビアが欧州の保有国債の一部を売却することをほのめかした。
事情に詳しい消息筋によると、サウジアラビア財務省の高官は、西側同盟国が凍結されたロシアの資産を差し押さえることに反対し、欧州の保有国債の売却が始まることを示唆した。 Bloombergは、フランス財務省が発行する債券は具体的に名前が付けられていると報じた。
5月と6月のG7の審議に先立ち、欧州の同盟国は自国に保有されている凍結資産をどう取るかについて意見が分かれており、一部の欧州諸国は利益の回収がユーロを不安定化させ、弱体化させる可能性があると懸念していた。
G7首脳は先月、凍結されたロシアの資産$300Bの利息を裏付けに、年末までにウクライナに$50Bの融資を提供する計画で最終的に合意した。 |
2024.07.07 14:42 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
サウジ皇太子、イラン次期大統領に祝意 関係発展に意欲 |
<2408-070705>
サウジアラビア国営サウジ通信 (SPA) が6日、サルマン国王とムハンマド皇太子がイラン大統領選に勝利したペゼシュキアン元保健相に祝意を伝えたと報じた。
サウジとイランは長く対立してきたが、2023年3月に中国の仲介により関係を正常化することで合意し、それ以来双方の当局者は関係強化に向けて協議を続けている。 |
2024.05.21 07:46 |
Reuters 通信 (Yahoo) |
米・サウジ、防衛協定で合意間近=ホワイトハウス |
<2406-052110>
米大統領府が20日、サウジアラビアとの二国間防衛協定締結が最終合意に近いと明らかにした。 サリバン米大統領補佐官が先週末にサウジのムハンマド皇太子らと会談し、協議が大きく進展したという。 国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は、二国間協定での合意に「これまで以上に近づいている」とし「最終に近い」と述べた。
二国間協定が成立すれば、イスラエルのネタニヤフ首相に提示するより広範な枠組みの一部となり、ネタニヤフ首相はサウジとの関係正常化を実現するために譲歩するか決めることになる。
協定はサウジが中国製兵器の購入を停止し、中国からの投資受け入れを制限する見返りに、米国がサウジ防衛を正式に保証するとともに、サウジがより先進的な米国製兵器にアクセスできるようにする内容になる見通しで、米当局者によると、合意の一環として米国からサウジに対するF-35などの武器売却も協議している。 |
2024.03.22 09:21 |
Reuter 通信 (Yahoo) |
イスラエルとの関係正常化でサウジとの協議進展=米国務長官 |
<2404-032205>
ブリンケン米国務長官が21日、サウジアラビアとイスラエルの関係正常化に向けた協議で米国とサウジは良い進展を遂げたと述べた。 ただ、具体的な合意時期には言及しなかった。
ブリンケンは訪問先のエジプトの首都カイロで同国のシュクリ外相と共同会見を行い、「合意に達することができると確信している。 合意は両国にとって、また地域全体にとって歴史的な機会となるだろう」と強調した。
イスラエルとサウジの関係正常化に向けた協議は、2023年10月の織ハマスによるイスラエル奇襲とそれに続くイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃を受けて一時中断したが、最近再開した。 |
2024.02.06 20:44 |
聯合ニュース (Yahoo) |
韓国型パトリオット10基 サウジに輸出=UAEに続き2例目 |
<2403-020610>
韓国の申国防部長官のサウジ訪問に合わせて国防部が6日、天弓-2 10個システムをサウジアラビアに輸出する$3.2Bの契約が2023年11月に締結されていたと発表した。
天弓-2は韓国型ミサイル防衛 (KAMD) の主力兵器として、国防科学研究所の主導で2012年から開発が進められ、韓国軍需企業のLIG Nex1社が製造する中距離中高度のSAMシステムで、2017年にoperationalの判定を受け、2018年から量産が進められている。 射程は40kmで、高度40km以下で飛行する航空機やミサイルを迎撃できる。
天弓-2の輸出は2022年1月のUAEに続き今回が2例目で、韓国の防衛産業の競争力が海外市場で認められた証しと評価される。 |
2024.02.05 16:33 |
聯合ニュース (Yahoo) |
韓国・サウジ国防相が会談 防衛産業協力を確認 |
<2403-020510>
韓国の申国防部長官が4日、サウジアラビアの首都リヤドで開催された国際防衛展示会で同国のハリド国防相と会談し、協力強化について議論した。
韓国国防部によると、両国防相は韓国防衛事業庁とサウジアラビア国防省の中長期的防衛産業協力に関するMoUの締結式に立ち会った。 |
2024.01.31 07:28 |
Bloomberg (Yahoo) |
サウジが米国との防衛協力強化に向けた協議を再開-関係者 |
<2402-013102>
複数の関係者が、サウジアラビアは米国との防衛協力強化に向けた協議を再開したことを明らかにした。 この協議は2023年10月初めにイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘開始後、一時中断していた。
匿名で語った関係者の話では、協議は1月初めにサウジ北西部アルウラでムハンマド皇太子と複数の米上院議員との間で行われた。 議題となったのは防衛協定に関する交渉再開で、それには当初サウジとイスラエルとの関係正常化が含まれるはずだった。 |
2024.01.17 10:37 |
毎日新聞 (Yahoo) |
サウジアラビア「パレスチナ建設ならイスラエル承認」 交渉は難航か |
<2402-011710>
サウジアラビアのファイサル外相がスイスで開催中の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で16日、パレスチナ国家が建設されればイスラエルを国家として承認するとの考えを示した。
2023年10月にガザ地区のハマスとイスラエルの戦闘が始まってから、サウジとイスラエルの国交正常化交渉は凍結されているが、停戦が実現すればパレスチナ国家建設を条件に交渉を再開する余地を残した。
ただ、ガザ地区では激しい戦闘が続いており、交渉再開の道のりは険しいとみられる。 |
2024.01.10 04:56 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ドイツ、サウジアラビアへの武器輸出再開へ、ミサイル150発を承認 |
<2402-011002>
ドイツは2018年のトルコのサウジ総領事館でサウジ人記者カショギ氏が殺害された事件や、サウジによるイエメン内戦への軍事介入を踏まえ、同盟国との共同プロジェクトを除きサウジへの武器輸出を凍結していたが、ドイツ政府は10日にIRIS-T AAM 150発をサウジアラビアに輸出することを承認したと明らかにした。
イスラエルとハマスの軍事衝突をめぐるサウジの対応などを踏まえ、「地域の安定に役割を果たしている」とみて再開を決めた。 |
2023.11.11 04:52 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
カタール・サウジが首脳会談、ガザ情勢巡り協議 |
<2312-111105>
カタールの国営メディアが、タミム首長が10日にリヤドでサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談し、最近のガザ情勢について協議したと報じた。
カタール首相府は声明で「両首脳は、両国の閣僚や高官の同席のもとで会談し、イスラエルによるガザ侵攻を阻止するための取り組みや支援の手当て、地域の安全と安定を支援するその他の方法に焦点を当てた」とした。 |
【註】
サウジアラビア、エジプト、UAE、バーレーンの中東4ヵ国は2017年6月にカタールと国交断絶し中東情勢が一気に緊迫したが、2021年にサウジがカタールへの国境封鎖を解除し国交回復した。 |
2023.10.14 21:15 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
サウジ、イスラエルとの国交正常化交渉を凍結…ガザ衝突で困難と判断か |
<2311-101417>
ロイタ通信が13日にサウジ政府の事情に詳しい2人の情報筋の話として、サウジアラビアが米国が仲介するイスラエルとの国交正常化交渉を凍結していると報じた。 情報筋の一人は「協議は今のところ継続できず、再開する場合はパレスチナに対するイスラエルの譲歩を大きな優先事項とする必要がある」と指摘したという。
イスラエルとハマスの衝突を受け、サウジがイスラエルとの国交回復は当面の間、困難になったと判断した可能性がある。
サウジの実権を握るサルマン皇太子は9月に、交渉の妥結は「近づいている」との認識を示す一方で、パレスチナ問題を解決する必要性を強調していた。
皇太子は10月10日にパレスチナ自治政府のアッバス議長と電話会談し、パレスチナを支える立場を表明していた。 |
2023.10.12 09:59 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジ皇太子と電話会談 パレスチナ情勢巡り協議 イラン大統領 |
<2311-101213>
イランのライシ大統領とサウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子が11日にに電話会談し、ハマスとイスラエルの交戦について協議した。
両者の電話会談は、イランとサウジが3月に関係正常化で合意して以降初めてで、 電話はイラン側からかけたという。
イランは国際社会の中で突出してハマス支持の立場を鮮明にしており、イスラエル寄りに傾かないよう、サウジに働き掛ける狙いもあったとみられる。 |
2023.10.11 12:26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国とサウジが2回目の海軍合同演習=環球時報 |
<2311-101110>
中国人民日報系環球時報が10日、中国国防省が9月に実施を発表していた中国とサウジアラビアの海軍合同演習の開会式が中国南部の広東省湛江市の駐屯地で9日行われ、演習が始まったと報じた。
環球時報によると、中国の軍事専門家は、両国間で軍事協力の強化を視野に入れて恒例となったことを示していると語った。 |
2023.10.10 14:16 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ、パレスチナ支援継続を表明 皇太子がアッバス議長に |
<2311-101020>
パレスチナのWAFA通信社が、サウジアラビアのムハンマド皇太子がパレスチナ自治政府のアッバス議長に対し、サウジがパレスチナへの支援を続け、自治区に平穏と安定を取り戻すための取り組みを惜しまないと述べたと報じた。 |
2023.10.06 13:48 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
世銀、サウジのマイナス成長予測 減産など響く |
<2311-100615>
世界銀行が5日、サウジアラビアの2023年の経済成長率が0.9%のマイナス成長になるとの予測を示した。 4月時点では2.9%のプラス成長を予測していたが、原油の減産と価格下落を理由に大幅に下方修正した。
世銀は、石油価格が低迷する中、生産水準を引き下げたことでサウジの経済活動が急激に縮小していると指摘している。 |
2023.10.06 12:00 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ国営石油、11月のアジア向け主要油種価格引き上げ 5カ月連続 |
<2311-100614>
サウジアラビア国営石油会社Saudi Aramco社がは、主要油種アラブ・ライト原油の11月のアジア向け公式販売価格を引き上げた。
値上げは5ヵ月連続となる。 |
2023.10.03 14:17 |
時事通信 (Yahoo) |
イスラエル閣僚、再びサウジに 国交樹立へ動き活発化 |
<2311-100314>
イスラエル通信省が、カルイ通信相が2日に国連機関の会議に出席するためサウジアラビアの首都リヤドに到着したと発表した。 通信省によると、カルイ通信相には国会議員や外務省の代表団などが同行しており、リヤドでは駐サウジ米大使らと面会する予定だという。
イスラエルとサウジが国交正常化するとの見方が広まる中、イスラエル閣僚がサウジ入りするのは先週の観光相に続き2回目となる。 |
2023.10.03 11:27 |
Wedge (Yahoo) |
蜜月から対立へ サウジ・UAE 覇権争い激化の背景 |
<2311-100310>
兄弟のように親密な関係だったサウジアラビアとUAEが石油政策やイエメン、スーダンなどの対外方針をめぐって対立が表面化し、中東情勢に新たな緊張が走っている。 サウジを牛耳るムハンマド皇太子が「UAEに懲罰的な制裁を加える」と脅したとも伝えられるなど、石油大国同士の覇権争いで「ペルシャ湾は波高し」である。
サウジとUAEはともに湾岸の君主国であり、6ヵ国で構成する湾岸協力会議 (GCC) の主要構成国で、「アラブの春」で民主化の波が押し寄せた時も、両国は協力して体制を守り、対岸のイランの脅威にも対抗してきたが、この長い蜜月関係に亀裂が入ったのはイエメン戦争への対応を巡ってで、サウジとともにイエメンに軍事介入したUAEは、泥沼に引きずり込まれることを懸念して2019年、軍を一方的に撤退したうえ、サウジの傀儡であるイエメン暫定政府に敵対した南部の「分離独立派」を援助したためムハンマド皇太子を激怒させた。 |
2023.09.27 05:49 |
時事通信 (Yahoo) |
イスラエル閣僚がサウジ初訪問 サウジ使節団はパレスチナへ |
<2310-092704>
イスラエルのカッツ観光相が26日、国連世界観光機関 (UNWTO) の会合出席のためサウジアラビアの首都リヤドを訪問した。 サウジ訪問は2日間の日程で、各国と閣僚級の会談も行う予定という。
長年対立してきた両国は、米国の仲介で国交正常化に向け接近しており、イスラエル観光省によれば、同国閣僚の公式なサウジ訪問は初めてである。
一方、サウジの駐パレスチナ代表に8月に任命されたスデイリ氏は26日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪問し、自治政府のアッバス議長に信任状を奉呈した。
AFP通信は「サウジがこの30年間で初めて西岸へ使節団を派遣した」と報じた。 |
2023.09.23 03:11 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
イスラエル、サウジとの関係正常化は近い=ネタニヤフ首相 |
<2310-092301>
サウジのサルマン皇太子はイスラエルとの関係正常化へ向けて日に日に合意に近づいていると言及し、イスラエルのネタニヤフ首相とバイデン米大統領は会談で、イスラエルとサウジの関係正常化を巡って協議したことから、イスラエルがサウジとの関係を正常化する可能性があるとの期待が高まっていたが、ネタニヤフ首相は22日にニューヨークでの国連総会で、サウジアラビアとの関係正常化が近づいていることを確信していると表明した。
一方、サウジや米国がパレスチナ人を関係正常化のプロセスに参加させるよう求めているのに対し、ネタニヤフ首相はパレスチナ人に拒否権を与えるべきでないと主張した。 |
2023.09.22 06:33 |
時事通信 (Yahoo) |
イスラエル・サウジ接近をけん制 パレスチナ議長が国連演説 |
<2310-092203>
パレスチナ自治政府のアッバス議長が21日に国連総会で演説して、米国が仲介するイスラエルとサウジアラビアの関係正常化に向けた動きを牽制し、「パレスチナ人が完全な権利を手にする前に中東和平を実現できると考えるのは妄想だ」と強調した。 |
2023.09.21 09:12 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
イスラエルとの関係正常化に近づいている─サウジ皇太子=FOX |
<2310-092104>
サウジアラビアのムハンマド皇太子が20日放送予定のFOX Newsの取材で、同国はイスラエルとの外交関係正常化へ向けて着実に近づいていると述べた。
両国の関係正常化は、サウジが求めている米国による安全保障と民間核開発の支援に加え、イスラエルのパレスチナへの譲歩の可能性を含む複雑な交渉の中核となっている。
ムハンマド氏は「わが国にとってパレスチナ問題は非常に重要だ。 われわれはこの問題を解決する必要がある」と強調した。 |
2023.09.06 05:37 |
時事通信 (Yahoo) |
大使を相互派遣 サウジ・イラン |
<2310-090605>
国営サウジアラビア通信が5日、新たに任命されたサウジの駐イラン大使が同日テヘランに派遣されたと報じた。
国営イラン通信も、イランの駐サウジ大使がこの日、リヤドに到着したと伝報じた。
それぞれの大使が着任したことで、両国の接近が加速しそうである。 |
2023.08.12 02:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
サウジ、日英伊の戦闘機開発への参画を希望 「日本は反対」英紙報道 |
<2309-081201>
Financial Times紙が11日、サウジアラビアが日英伊3ヵ国の戦闘機共同開発に参画を希望していると報じた。 岸田首相が7月にサウジを訪問し、ムハンマド皇太子と会談した際、日本側に要望が直接伝えられたという。
報道によると、サウジの参加に英国とイタリアは前向きなのに対し日本は反対しており、その立場を英国とイタリアに伝えた。 日本は2035年までに戦闘機を納入することを重視しており、新たにサウジが参画することで遅れが生じることを懸念しているとの見方があるという。 |
2023.08.07 06:57 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ併合を不承認、中国含む和平案巡る会合一致…ロイター報道 |
<2309-080702>
ロイタなどが、サウジアラビアで5、6両日に開かれたロシアによるウクライナ侵略の終結に向けた道筋を模索する関係国の会合が、ウクライナの主権と領土の一体性の尊重を和平の中核に据える方針で一致したと報じた。
成果文書の発表は見送られたが、中国を含む参加国がロシアによるウクライナ領土の併合を承認しない原則的な立場を確認したことになる。
イタリアCorriere della Sera紙によると、ウクライナが2022年11月に提示した10項目の和平案の主要項目について協議する作業部会も設置される見通しとなった。
ウクライナが露軍の全面撤退を前提とした自らの和平案に固執しない立場を示したほか、サウジなど複数の参加国が独自の和平案を提案したとの報道もある。 会合は安全保障担当の高官や首脳の特使らが出席し非公開だった。 |
2023.08.05 23:27 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジでウクライナ和平会合開幕 米中印が参加 |
<2309-080515>
サウジの国営TVが、ロシアによるウクライナ侵攻終結の主要原則に関する合意につながるとウクライナ政府が期待を寄せる協議が5日、サウジアラビア西部ジッダで2日間の日程で始まったと報じた。
協議には、米中やインドをはじめ約40ヵ国の高官が参加している。 |
2023.07.31 18:30 |
産経新聞 (Yahoo) |
部隊間交流強化で一致 日サウジ防衛相会談 |
<2308-073111>
浜田防衛相が31日、防衛省でサウジアラビアのハーリド国防相と会談し、自衛隊とサウジ軍との部隊間交流など防衛協力を強化していくことで一致した。
また、ロシアのウクライナ侵略や覇権主義的な動きを強める中国を念頭に、力による一方的な現状変更の試みを決して許さない方針を確認した。 |
2023.07.31 15:35 |
CNN (Yahoo) |
サウジアラビア、ウクライナの和平会議主催へ 西側諸国や発展途上国が参加 |
<2308-073110>
ウクライナ大統領府のイエルマーク長官が30日、サウジアラビアが主催する西側諸国や発展途上国も参加する和平会議で、ゼレンスキー大統領が掲げる和平案「平和の公式」に対する各国首脳顧問による会議の準備を進めていると述べた。
会議には、ウクライナと西側諸国のほか、インドやブラジルなど主要な発展途上国も参加するがロシアは参加しないという。
ゼレンスキー大統領は、インドネシアのバリで2022年開催されたG20サミットで、10項目からなる和平案を明らかにしていた。 |
2023.06.06 00:57 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
イラン、週内に在サウジ大使館を再開へ=政府筋 |
<2307-060602>
イラン外務省報道官が5日、6月上旬にサウジアラビアにある在外公館を再開すると発表した。 報道官によると、首都リヤドに大使館のほか第二の都市ジッダの総領事館などを、6日以降順次正式に再開する。
両国関係は2016年ごろから悪化していたが、3月に中国を仲介役として外交関係の正常化と大使館の再開で合意していた。 |
2023.05:19 18:20 |
毎日新聞 (Yahoo) |
アラブ連盟首脳会議 ゼレンスキー氏対面で出席 訪日前にサウジに |
<2306-051916>
ウクライナのゼレンスキー大統領が広島市で開催中の主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)に21日に出席する途中でサウジに立ち寄り、19日にサウジアラビアのジッダで開かれたアラブ諸国21ヵ国による地域協力機構のアラブ連盟首脳会議にも参加して、ロシアのウクライナ侵攻を巡り多くのアラブ諸国が中立的立場を追求する中、改めて支持の拡大を訴えた。
ゼレンスキー氏はアラブサミットで「ウクライナ人が戦争を選んだのではない。 だが、外国や植民者には屈しない」と演説し、ロシアが占領中のクリミア半島はウクライナのイスラム文化の中心だと説明して、「イスラム教徒らを守るためにも支援を求めたい」と呼びかけた。 |
2023.04.13 19:06 |
朝日新聞 (Yahoo) |
シリア外相、サウジを訪問 「アラブ復帰」へ関係改善の動き本格化 |
<2305-041312>
シリアのメクダド外相が12日にサウジアラビアのジッダを訪問し、ファイサル外相と会談した。
AP通信によると、シリアの外相がサウジを訪れるのは2012年の両国の断交以来初めてで、シリアと他のアラブ諸国との関係改善の動きが本格化している。 |
2023.04.09 05:53 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジ代表団がイラン入り 大使館再開に向け協議 |
<2305-040901>
サウジアラビアの代表団が8日、7年にわたって閉鎖されていた大使館や領事館などの再開について協議を進めるためイランの首都テヘラン入りした。
訪問したのは実務者の代表団で、8日はイラン外務省で儀典長と面会した。 |
2023.04.07 13:03 |
Korea Wave (Yahoo) |
サウジ軍、韓国産多連装ロケットの運用を確認 |
<2305-040712>
サウジ国防省が1日にTwitterで、サウジアラビア軍総参謀長が韓国製K-239 MRLを装備した部隊を訪問した際の映像を掲載した。 サウジ側は2022年3月にK-239を製造するHanwha社とSAR3B(1,050億円)の契約を締結したという。 当時は具体的な導入品目と契約内容は公開されていないが、映像によってサウジ軍がK-239を導入したことが判明した。
K-239はポーランドとUAEも装備しており、射程80kmの239mm誘導ロケット弾と230mm無誘導ロケット弾を発射できる。 |
2023.04.03 12:21 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ、アラブ連盟首脳会議にシリアのアサド氏招待へ=関係筋 |
<2305-040308>
関係者3人が、5月19日に首都リヤドで開催予定のアラブ連盟首脳会議に、サウジアラビアがシリアのアサド大統領を招待する方針であることを明らかにした。 サウジのファイサル外相は、数週間以内にシリアのダマスカスを訪問し、アサド大統領を正式に招待するという。
サウジとシリア政府はコメントの要請に応じていない。
ロイタは関係筋の話として先月、両国がイスラムの断食月(ラマダン)明けに大使館再開で合意したと伝えた。 サウジ外務省はこの合意については確認していないが、シリア外務省と協議中だとしている。 |
2023.03.24 08:55 |
毎日新聞 (Yahoo) |
サウジアラビア、在シリア大使館を再開へ アサド政権との関係改善か |
<2304-032404>
ロイタ通信が23日、サウジアラビアがシリア内戦を機に閉鎖していた駐シリア大使館を近く再開させることでシリア側と合意したと報じた。 イスラム教ラマダン明けの4月下旬以降の再開に向け準備を進めているという。
シリアのアサド政権は2011年の内戦開始以降、アラブ諸国の中で外交的な孤立を深めていたが、地域大国であるサウジとの関係改善が進めば、ほかのアラブ諸国との関係にも影響を与える可能性がある。 |
2023.03.20 13:20 |
朝日新聞 (Yahoo) |
サウジ国王がイラン大統領を自国に招待 イラン側報道、和解が進展か |
<2304-032004>
イラン国営通信が政府高官のTwitterとして19日、サウジアラビアのサルマン国王がイランのライシ大統領を招待したと報じた。
サルマン国王はライシ師に宛てた手紙で、両国の外交正常化をめぐる合意を歓迎して首都リヤドを訪問するよう招請し、両国の経済分野や地域内での協力の強化も呼びかけたという。 ライシ師は招待を歓迎し、協力拡大の用意があることを強調したという。
両国は10日に、7年ぶりとなる外交関係の正常化で合意している。 |
2023.03.13 07:48 |
Wall Street Journal (Yahoo) |
中国、イラン・湾岸諸国の首脳会議を開催へ |
<2304-031303>
事情に詳しい複数の関係者が、中国の習国家主席は2022年12月にサウジアラビアの首都リヤドでの会合に出席した際、湾岸地域のアラブ諸国やイランとのハイレベル会合を北京で2023年に開催することを提案していたことを明らかにした。
その数日後にはイラン政府も会合に参加する意向を示したという。 |
2023.03.11 19:17 |
毎日新聞 (Yahoo) |
イランと敵対するイスラエル「完全な失敗」 中東外交戦略見直し必至 |
<2304-031110>
イランとサウジアラビアが外交関係の正常化で合意したことを受け、イスラエル最大野党党首のラピド前首相は10日夜に「イスラエルにとって完全な失敗だ」と、今回の合意をネタニヤフ氏のミスだと主張し強く非難した。
2022年末に発足したネタニヤフ政権は、イランの核兵器取得の阻止と、サウジとの国交正常化を目標に掲げていたが、今回の合意で「対イラン包囲網」を作ろうとしたネタニヤフ氏の戦略は、はしごを外された形となった。
2016年にイランとサウジが断交し、アラブ諸国とイランの溝が深まる中、イスラエルは「対イランでの連帯」を掲げ、敵対していたアラブ諸国との関係構築を目指してきた。 イスラエルは諜報情報などを各国に提供して懐柔し、米国のトランプ前政権の仲介もあり、2020年にはUAEやバーレーンなどと国交を正常化することに成功した。 |
2023.03.11 18:09 |
産経新聞 (Yahoo) |
中東諸国の多くが歓迎 目立つ中国への接近 サウジ・イラン外交正常化 |
<2304-031108>
サウジアラビアとイランが外交関係の正常化で合意した10日、中東ではエジプトやトルコ、ペルシャ湾岸の親米諸国など多くの国が歓迎する意向を表明し、2つの地域大国の歩み寄りがもたらしたインパクトの大きさを示している。
サウジとイランはイエメン内戦などで互いに敵対勢力を支援し、その対立は中東の不安定要因となってきたが、他方で双方ともに中国への接近が目立っている。
イランは米が連発する制裁で経済低迷が長引いているが、「制裁慣れ」に加え中国が原油購入を続けて支援していることも一因とみられ、動揺する様子はみられない。 ロイタ通信によると2022年12月の中国によるイラン産原油の購入量は過去最大を記録した。 2021年に中国と25年間の包括的な協力協定を締結し、協力範囲は経済からIT、安全保障まで及ぶとされる。
一方のサウジは2022年12月に同国を訪問した中国の習国家主席を厚遇して蜜月を演出した。 両国は原油取引で互いに不可欠な関係にある。 サウジの対中傾斜は、安全保障の後ろ盾の米国に対する不信感の裏返しでもある。 |
2023.03.11 15:04 |
時事通信 (Yahoo) |
バイデン米政権に痛手 中東での影響力低下警戒 サウジとイラン関係修復 |
<2304-031107>
サウジアラビアとイランが中国の仲介で外交関係修復に乗り出したことは、中東における米国の影響力低下を示した形で、バイデン米政権にとっては大きな痛手である。 中東地域を舞台に米中の神経戦は激しさを増しており、バイデン政権は政策の修正を迫られる可能性もある。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は10日のオンライン記者会見で、米国が中東地域への関与を低下させているのではないかという質問に対し強く否定した。
バイデン大統領は2022年7月にサウジを訪問し、人権問題を巡り関係が冷え込んでいた実力者ムハンマド皇太子と会談して、「中国やロシア、イランが埋めてしまう空白を残したまま、立ち去ることはしない」と強調し、中東への関与を続ける姿勢を鮮明にしていた。 |
【註】
サウジとイランの代理戦争の様相を呈しているイエメン内戦に終結の見通しがない中でのサウジとイランの国交回復に、どれだけの意味があるかの疑問も残る。 |
2023.03.11 09:20 |
朝日新聞 (Yahoo) |
イラン・サウジ合意、米は表向きは「歓迎」 イランへの懐疑的見方も |
<2304-031103>
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報担当調整官が10日の電話会見で、2016年から断交していたイランとサウジアラビアが外交関係の正常化で合意したことを受けて、「サウジから協議について情報提供を受けていたが、米国は直接関与していない」と語った。 その上で「地域の緊張を緩和するあらゆる努力を支持する」と述べた。
カービー調整官は合意の効果が続くかどうかは様子見だとしつつ、「イランが本当に合意を守るかまだ分からない。 イランは通常、約束を守るような政権ではない」と語った。 |
2023.03.10 22:10 |
共同通信 (Yahoo) |
イランとサウジ正常化合意 中国仲介、大使館再開へ |
<2304-031017>
イランの国営TVなどが、断交中のイランとサウジアラビアが10日、中国の仲介により北京で開いた高官協議で外交関係を正常化させることで合意し、3ヵ国の共同声明を発表したと報じた。 イランとサウジは2ヵ月以内に大使館を再開するという。
米国やイスラエル、アラブ諸国がイラン包囲網を築いてきたが、対立を続けてきた両地域大国の和解で中東情勢は緊張緩和に向かいそうだ。 また、中国の存在感が高まり、米国の影響力低下につながる可能性がある。 |
2023.03.10 00:20 |
日経新聞 |
ロシアとサウジ両外相が会談 OPECプラスでの協力確認 |
<2304-031001>
TASS通信などがラブロフ露外相が9日、サウジアラビアのファイサル外相とモスクワで会談し、両国は石油輸出国機構 (OPEC) にロシアなどを加えたOPEC-plusの枠組みでの協力を確認したと報じた。 ラブロフ外相は「ロシアとサウジの2国間関係は優先事項だ」と、貿易などの経済関係を強化する考えを伝えた。
サウジ側はロシアによるウクライナ侵攻について、政治的解決を進める立場を強調したという。 |
2023.03.01 15:21 |
Breaking Defense |
Saudi Arabia to join UK-led FCAS program after signing new military agreement |
<2304-030114>
サウジアラビアが英国主導でイタリアとスウェーデンが参加する次期戦闘機計画FCASに参加するとして、3月1日にLoIに署名した。
しかしながらサウジとの合意は日英伊が進めるGCAP計画とはTempest次世代機は共通でも別で、GCAP計画にスウェーデンは参画していない。 |
2023.01.12 14:21 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ、核燃料に国産ウラン使用を計画=エネルギー相 |
<2302-011214>
サウジアラビアのエネルギー相アブドルアジズ氏がリヤドで開催された鉱業関連会議で11日、原子力産業を構築するために国内で調達したウランを活用する考えを示した。 同相は最近の探査では国内に多様なウラン資源があることが分かったと述べた。
サウジアラビアはエネルギー源の多様化に向けて原子力を活用する方針を示しており、ウラン燃料の原料となるイエローケーキの生産や低濃縮ウラン、国内外向けの核燃料製造を含む核燃料サイクル全体が対象になると説明した。
UAEにはアラブ諸国で初となる原子力発電所がある。 |
2022.12.09 20:11 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国・サウジが共同声明 防衛、核分野でも協力 |
<2301-120918>
サウジアラビア国営サウジ通信が、公式訪問した中国の習主席が8日にサルマン国王やサルマン皇太子と会談し、9日に共同声明を発表したと報じた。
両国は包括的な戦略的パートナーシップ協定に署名して友好関係をアピールしたほか、防衛分野や核の平和利用をめぐる協力も推進するとした。 また声明によると、中国とサウジは内政不干渉の原則を守ることで合意し、両国の人権弾圧をめぐる欧米の批判に一致して対抗する意思を示した。
サウジは親米の産油国だが、中国が広範囲にわたる関係強化を進めていることが浮き彫りになった。 |
2022.12.09 18:35 |
朝日新聞 (Yahoo) |
サウジと総額4兆円の投資覚書 中国、影響力拡大図る |
<2301-120916>
中国の習国家主席が8日、訪問先のサウジアラビアでサルマン国王と国政を事実上取り仕切っているムハンマド皇太子とそれぞれ会談し、2年ごとの首脳会談や、同国との包括的戦略パートナーシップ協定に合意した。 伝統的に親米で中東地域の大国でもあるサウジに接近し、同地域への影響力を広げようとしている。
サウジは中国の石油の主要な調達先で、サウジにとっても2013年以降、中国が最大の貿易相手国となっているが、近年の両国関係の密接さは資源の分野だけにとどまらない。 今回、両国が調印した協定には、習氏が掲げる一帯一路とサウジの国家改革指針ビジョン2030の連携が盛り込まれた。
ビジョン2030が目指すのは、石油依存からの脱却と産業の多角化で、人口900万の未来都市ネオム(NEOM)を総工費$500Bで建設するのをはじめ、観光立国、スポーツ振興、教育改革などが含まれ、膨大な資金が必要となる。 |
2022.11.09 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabia deploys Chinese laser system to defend against UAVs |
<2302-110902>
サウジアラビア防空軍が中国製のSilent Hunterレーザ防空システムを複数システム配備している。 サウジアラビアはSilent Hunterの配備を公表していないが、同国国防相が公開した3月にリヤド近くで開かれたWorld Defense Showの映像には写っていた。
サウジは2021年8月にPoly Technologies社とSAR370M ($98.5M) の契約を結んでいる。 Janesは衛星画像から2個システムずつが8箇所に配備されているのを確認している。
マスト搭載のTWAレーダは3面固定フェーズドアレイでメルセデスベンツ社製Arocs 6×6車搭載の30ftコンテナに収納されている。
イエメンのフーシ派による度々のUAVやCM攻撃に晒されているサウジ南西部には、King Khalid航空基地に近いAbha国際空港、JeddahとRabighのAramco社石油基地に各1、Jeddahの海兵隊基地、JizanのPatriot基地の5箇所に合わせて5個システムが配備されている。
【 Silent Hunter 関連記事:1903-021704 (DN 2019.02.17)】 |
2022.11.02 05:57 |
Wall Street Journal |
イランがサウジへの攻撃画策か、米軍は厳戒態勢 |
<2212-110202>
米国とサウジの当局者が、サウジアラビアがイランによる自国への攻撃が迫っているとの機密情報を米国と共有していたことを明らかにした。 ただ、機密の詳細については提供することを拒んだ。
サウジ当局者によると、イランはサウジとイラク北部の都市エルビルへの攻撃を計画している。 9月以降、イラン全土を揺らしている反政府デモから注意をそらすことが狙いだという。
サウジの情報提供を受けて、中東に展開する米兵や周辺数ヵ国の軍が警戒態勢を引き上げたという。 米国家安全保障会議 (NSC) の報道官は、サウジによる警告を懸念しており、イランが実際に攻撃に踏み切れば対応する用意があるとの認識を表明し、地域における米国の利益とパートナーを守るため行動を躊躇しないと述べた。 |
2022.10.16 23:44 |
時事通信 (Yahoo) |
武器売却変更も選択肢 サウジとの関係見直しで 米高官 |
<2211-101610>
国家安全保障担当のサリバン米大統領補佐官が16日にCNN TVで、サウジアラビアとの関係見直しをめぐり、「軍事支援の変更も選択肢に含まれる」と述べ、サウジへの武器売却も検討対象との認識を示した。
サリバン補佐官は、サウジが主導する石油輸出国機構 (OPEC) とロシアなどの非加盟国で構成するOPECプラスの大幅減産決定に関し、「米国民の利益に反し、ロシアに味方した」とサウジの対応を批判した。 |
2022.10.12 08:17 |
Wall Street Journal |
サウジの減産決定、米の先送り要請拒否していた |
<2211-101210>
石油輸出国機構 (OPEC) とロシアなど非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスが大幅減産を発表する数日前、米政府関係者はサウジアラビアと湾岸の主要生産国に減産を1ヵ月先送りするよう求めていたことを協議の内容を知る関係者が明らかにした。 米国への答えは断固とした「ノー」だった。
米国側はサウジに対し、減産に踏み切ればウクライナ戦争でロシアの側に立つという明確な意思表示と見なし、米政府内ですでに弱まっているサウジ支援の機運がさらにしぼむことになると警告したがサウジ政府関係者は、米中間選挙を控えて都合の悪いニュースが出るのを避けたいバイデン政権の政治的思惑にすぎないと判断し、要請をはね付けた。 |
2022.10.12 05:53 |
時事通信 (Yahoo) |
米、対サウジ関係見直しへ OPEC 減産に不満 |
<2211-101207>
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が11日の記者会見で、バイデン大統領がサウジアラビアとの関係見直しを考えていると明らかにした。
石油輸出国機構 (OPEC) 加盟国とロシアなどの非加盟の産油国で構成するOPECプラスが米国などの要望に反して減産に乗り出す中、不満をあらわにした。 |
2022.10.11 14:37 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米上院議員、サウジとの協力関係「凍結」要請 ロシア支援と非難 |
<2211-101117>
米上院外交委員会のメネンデス委員長(民主党)が10日、サウジアラビアはウクライナ戦争でロシアを支援していると非難し、武器売却など同国との協力関係を凍結するよう求めた。
同委員長は声明で、武器売却や安全保障上の協力を含むサウジアラビアとの全ての協力を直ちに凍結する必要があるとし、サウジアラビア政府がウクライナ戦争に関する立場を再評価するまでいかなる協力も承認しないと語った。 |
2022.08.31 |
Jane's Defence Weekly |
First Saudi sites expected to be completed in 2026 |
<2212-083106>
米陸軍工兵隊が8月15日に発簡したRfPから、サウジアラビアが配置する7個THAADのサイトのうち、最初の4個のサイトは2026年末に完成し、7個サイト全ては2028年4月までに完成することが分かった。 |
2022.08.17 |
Jane's Defence Weekly |
US approves air-defence sales to Saudi Arabia, UAE |
<2210-081704>
米国防安全保障協力局 (DSCA) が8月2日、サウジアラビアへのPatriotとUAEへのTHAADの輸出を国務省が承認したと発表した。
サウジアラビアへ輸出されるのはMIM-104E Patriot GEM-T弾300発で$3.05Bと推定される。
UAEへはTHAAD弾96発とLCS、TOSそれぞれ2基ずつで、合わせて$2.245Bと見られる。 UAEはTHAADが輸出された唯一の国である。 |
2022.08.03 15:56 |
Bloomberg (Yahoo) |
米国務省、サウジへのミサイル売却案を承認-最大約30.5億ドル規模 |
<2209-080313>
米国務省はサウジアラビアに$3.05BでPatriotと関連機器の追加売却を行う案を承認し議会に通知した。 サウジは、GEM-T弾300発の売却を要請していた。
さらに同省は議会に対し、UAEに推定$2.25BでTHAADと関連機器を追加売却する案を承認したと通知した。 |
2022.06.21 00:20 |
Breaking Defense |
Israel announces regional air defense network with Middle East partners, US |
<2207-062101>
イスラエルのガンツ国防相が6月20日、イランからのロケット、CM、UAVに対抗するMEADと呼ばれる新たな防空同盟に中東の数ヵ国が加盟すると述べた。 ガンツ国防相はMEADに加盟する国名などを明らかにしなかったが、ヨルダン、サウジアラビア、UAE、エジプトなどが含まれると見られている。 中でもサウジとUAEはイスラエルの防空システム購入を打診していると報じられていた。
MEADはイランの武装UAVに対抗する現有の協力調整組織を元にする模様で、この組織は昨年、イランから飛来した複数のUAVをイスラエルのF-35 2機が撃墜したことにも貢献していた。 |
2022.06.07 09:20 |
Wall Street Journal |
サウジ、イスラエルとの関係構築に向けた動き |
<2207-060717>
サウジアラビア政府がイスラエルとの経済関係構築や安全保障に関する新たな合意に向け本格的な交渉を続けている。 サウジとイスラエルはバイデン米政権からの支援を受け、サウジ上空の飛行を巡りイスラエル発の商用機の権利を拡大する合意を取りまとめたい意向である。 また事情に詳しい関係者らによれば、紅海に浮かぶ戦略的に重要な2つの島に関しても、サウジ側が完全に掌握する方法を模索している。
サウジ政府は、ユダヤ教徒が大半を占めるイスラエルとの正式な国交樹立に関し、国民の中に支持する動きが広がっていると判断している。 サウジはイスラエルを国家として承認しておらず外交関係もないが、イスラエル指導者らと舞台裏で協議を進めてきた。 中東地域の政局が大きく変貌し、同地域で最も影響力が高い両国の数十年にわたる対立関係が解消される可能性もある。 |
2022.03.30 10:01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ主導連合軍、イエメンで作戦停止と表明 国連の停戦案受け |
<2204-033011>
イエメンのフーシ派と戦うサウジアラビア主導の連合軍が29日遅く、国連のラマダン期間中停戦を提案したことを受け30日から作戦を停止すると表明した。 国営サウジ通信 (SPA) は、連合軍報道官の声明として、連合軍統合司令部はイエメン国内の軍事作戦を30日06:00に停止すると発表すると報じた。
事情に詳しい関係筋によると、国連はラマダン期間中の停戦の見返りとしてフーシ派が制圧しているホデイダ港に燃料輸送船が入港することを認め、首都サヌアの空港で少数の商用便の発着を可能にすることを提案している。 |
2022.03.26 05:20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
フーシ派がサウジアラムコ石油施設を攻撃、火災発生 死傷者なし |
<2204-032606>
イエメンのフーシ派が25日、サウジアラビアのエネルギー施設への攻撃を開始したと発表した。 フーシ派軍の報道官は、25日にジッダにあるアラムコの施設にミサイルを、ラスタンヌーラとラービグの製油所にUAVを発射したと述べた。 首都リヤドの重要施設も目標にしたという。
一方、サウジ主導の連合軍はジッダにある国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設が攻撃を受け、貯蔵タンク2つで火災が発生したが死傷者は出ていないとと発表した。 |
2022.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
MBDA and SAMI JV establishes missile maintenance center |
<2206-032307>
サウジアラビアのSAMI社が3月8日に2022 World Defense ShowでMBDA社と関係強化のMoUを締結した。 SAMI社によると同社の技術者がフランスにあるMBDA社のミサイル大学で研修を受け、サウジアラビアでミサイルの整備、修理、オーバーホールなどを行う。
両社は合弁企業を設立してMBDAのCAMM、CAMM-ER、SPEARスタンドオフASMなどを取り扱う計画である。
サウジはThales社のLMM SHORADを装備していて、SAMIは2019年1月にThales社とも合弁企業を立ち上げている。 |
2022.03.23 |
Jane's Defence Weekly |
GAMI, Lochkeed Martin agree THAAD localisation deal |
<2206-032306>
サウジアラビアのGAMI社がLockheed Martin社と、3月6~9日にリヤドで開かれた2022 World Defense ShowでTHAADの現地生産契約を行った。 サウジで生産されるのは発射機とキャニスタになる。
サウジが$15BでのTHAADの売却を最初に承認されたのは2017年で、最初の契約は2019年3月にLockheed Martin社と$946Mで行われた。 その後2020年6月にAN/TPY2レーダの契約が$2.3Bで行われた。 |
2022.03.21 |
Aviation Week & ST |
Saudi Arabia prioritizes drone development and procurement |
<2206-032104>
サウジアラビアの宇宙航空企業が3月6~9日に開かれてWorld Defense Showに各種UAVを出品した。
サウジは他の中東諸国同様にMQ-1 PredatorやMQ-9 Reaperの装備を希望したが売却を拒否されたため中国からCH-4やWing Loong Ⅱを購入したがEOシステムの信頼性が低く満足しなかった。 そこで国内開発に踏み切った。
World Defense Showにはサウジの民間企業Intra社がMTOW 3,300kgのSamoom武装ISR HALE UAVの縮尺模型を展示した。 Samoomの初飛行は2025年に計画されている。 |
2022.03.21 |
Aviation Week & ST |
Rational reforms |
<2206-032103>
サウジアラビアが2028年の完了を目指した軍改革を行っている。 改革は昇任人事、調達、統合運用などに及ぶ制度改革で、後に国防相になった当時のサルマン皇太子が2015年に提唱し2017年に承認され、2018年に勅命となった。 軍改革の内容は3月6~9日に開かれたWorld Defense Shoreまで殆ど公表されていなかった。
軍改革で最も目を引くのは国軍の5個軍種のうち空軍と防空軍の2軍種を宇宙航空軍に統合するというものである。 |
2022.03.20 23:18 |
共同通信 (Yahoo) |
サウジ製油所に無人機攻撃 フーシ派、生産量一時低下 |
<2204-032004>
サウジアラビア国営通信が、同国のエネルギー省が20日に、西部の紅海沿いにある製油所などが19日深夜から20日未明にかけイエメンのフーシ派によるUAV攻撃を受けたと発表したと報じた。
ロイタ通信によると、国営石油サウジアラムコの幹部が、生産量が一時的に低下したが供給に影響はないと述べた。 |
2022.03.10 23:51 |
Defense News |
Saudi industry to produce THAAD air defense subsystems |
<2204-031015>
3月6~9日にリヤドで開かれた国際防衛展でサウジアラビアのGAMIが、2017年10月に米国と$15BのFMSで購入契約したTHAAD構成品の一部をサウジアラビア国内で生産することを公表した。
サウジで生産されるのは発射機とミサイルのキャニスタの2点であるという。 |
2022.03.09 10:07 |
Wall Street Journal (Yahoo) |
サウジと UAE の首脳、バイデン氏との電話会談拒否 |
<2204-030915>
米当局者らによると、サウジアラビアのサルマン皇太子とUAEアブダビ首長国のナハヤン皇太子はこの数週間に米国からバイデン大統領から会談を求められたが、いずれも拒否した。
米国はロシアのウクライナ侵攻に対抗するための国際支援の確保や高騰する原油価格の抑制に取り組んでいるが、サウジとUAEの当局者らは当時、米国の中東政策に対する批判を強めていた。 |
2022.02.09 |
Jane's Defence Weekly |
Cruise missile attacks show UAE air-defence deficiencies |
<2206-020904>
イエメンのフーシ派が1月17日に長距離CMを用いてアブダビを攻撃したが、改めて低空飛行する脅威への対応の難しさが露呈した。
フーシ派はMusaffah製油所と国際空港を4発のQuds-2 CMとZalfiqar BM 1発で攻撃したほか、複数のSamad-3 UAVで重要施設を攻撃したという。 UAEが1月18日に国連安保理に提出した報告によると、2発のCMが空港施設に、1発が南側の工業地帯に着弾したという。
アブダビは2018年に複数のPantsir-S1を配備し、そのうちの1基をQasr al-Watan首長宮廷の防波堤上に、他の2基を14km南東の人工島に、更に別の2基をAl-Dhafra航空基地に配置していた。 一方2020年にはAl-Dhafra航空基地にあったSkyquard対空機関砲を別の位置に配置した。
更に低空脅威に備えてMIM-23 HAWKも配置し、CM対処用にAN/MPQ-64 Sentinelレーダも装備していた。 |
2022.02.09 |
Jane's Defence Weekly |
Bomb boat hit Saudi naval vessel, says UN experts |
<2206-020902>
サウジ海軍の給油艦が2020年12月14日にジッダのKing Faisal海軍基地で爆装したUSVで攻撃された事件について、国連のイエメン問題専門家会議が報告を行った。
1月28日に出されたこの報告はフーシ派が民間のタンカーRhineを襲撃した報告の中で明らかにされた。 |
2022.02.04 |
Breaking Defnse |
Saudi ballistic missile program seeks deterrence against Iran, Houthi strikes |
<2203-020409>
イランを後ろ盾とするイエメンのフーシ派がUAEやサウジアラビアへの長距離攻撃を仕掛けているが、サウジアラビアが自前のBMを開発しているのが公然の秘密になっている。
同国空軍を退役したAlKahtani 少将は、サウジアラビアが各種射程のBMの開発を含む複数の対抗手段を計画していることを明らかにしている。 |
2022.01.18 |
時事通信 (Yahoo) |
イエメン空爆、約20人死亡 UAE首都攻撃に報復か サウジ連合軍 |
<2202-011807>
サウジアラビア主導の連合軍が17日夜にイエメンの首都サヌアにあるフーシ派の拠点などを空爆し、ロイタ通信はフーシ派高官の情報として約20人が死亡したと報じた。
フーシ派は17日に連合軍の一角を占めるUAEの首都アブダビに向けてUAVやBMを使った攻撃を行ったことから、その報復とみられる。 |
2021.12.24 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジ、中国支援でミサイル製造 米イラン交渉複雑化も CNN |
<2201-122402>
CNN TVが23日、サウジアラビアが中国の支援の下、国内でBMの製造を開始したと報じた。 関係者によると米国家安全保障会議(NSC)などが、中国とサウジ間でBM関連の技術移転が複数回にわたり行われたと報告を受けた。 バイデン政権は移転に関与した組織への制裁などを準備しているが、サウジ政府に強い姿勢で臨めるかは不透明という。
米国はイラン核合意維持に向けた交渉で、イラン側にミサイル開発の制限などを求めているが、イランと対立関係にあるサウジがBMの製造に着手したとすれば、交渉が複雑化する可能性がある。 |
2021.12.22 |
AP (Yahoo) |
イエメン内戦が首都に波及か 有志連合首都空港を“精密空爆“ |
<2201-122201>
サウジアラビア主導の有志連合が12月20日、イエメンの首都サナアの空港にあるフーシ派拠点に対して精密空爆を敢行したと発表した。 同連合は国連関係者と市民に空港から退避するよう勧告し、その1時間後に空爆が実施された。
有志連合は、イランの支援を受け2014年以降首都を占拠しているフーシ派が同空港を軍事拠点化し、サウジアラビアに対してBMを発射したり爆装したUAVを飛ばしていると主張している。
空港管理事務所によれば、国連の航空機に燃料を供給する設備が破壊され、燃料が供給できなくなったとしているが、国連によればフーシ派は人道支援物資を積んだ、少なくとも2機の国連機の着陸を禁止し、今後予定されている到着便をすべてキャンセルしたという。 |
2021.12.13 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジ・イランが専門家協議 ヨルダンで信頼醸成模索 |
<2201-121308>
ヨルダン国営通信が13日、サウジアラビアとイランが核問題を含む安全保障問題に関して専門家協議を開いたと報じた。
同通信によると、協議は核不拡散を専門とするヨルダンのシンクタンクが仲介して首都アンマンで開催し、信頼醸成に向けてイランの核やミサイルの脅威を軽減する方策を話し合った。 双方は地域の安定向上を望んでおり、互いを尊重する雰囲気だったという。
ロイタ通信は、イランの政府当局者は参加しなかったものの双方の現実をより理解するためには有益だとする外交筋の話を報じた。 |
2021.12.08 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジ、迎撃ミサイル不足か 米に緊急供給を要請 報道 |
<2201-120804>
Wall Street Journalが7日、イエメンの武装組織フーシ派による断続的なミサイル攻撃にさらされているサウジアラビアが迎撃ミサイルの不足を訴え、米国に緊急供給を要請していると報じた。 サウジ政府は米国に迎撃ミサイル数百発を売却するよう要請し、カタールなど湾岸諸国や欧州諸国にも備蓄の一部を譲渡するよう求めているという。
米当局者らによると、サウジは過去数ヵ月間、毎週十数発のBMやUAVによる攻撃を受けてきたが、大半はPatriotで迎撃に成功した。 ただ、バイデン米政権が米軍のPatriot部隊など一部戦力を中東から撤収したために防備が手薄になり、迎撃ミサイルの備蓄数が危険水準にまで低下しているという。 |
2021.12.04 |
NHK |
レバノン 情報相が辞任 自身の発言で湾岸諸国との関係悪化招く |
<2201-120407>
深刻な経済危機に陥っている中東のレバノンで、9月に発足した新政権のコルダヒ情報相が自らの発言でサウジアラビアなど湾岸諸国との関係悪化を招いたことから辞任することになった。
かつてTV司会者だったコルダヒ情報相は閣僚就任前に出演した討論番組でイエメンの内戦をめぐり、イランが支援する反政府勢力を擁護するような発言をしていたのに対し、政権側を支援するサウジアラビアが猛反発し、レバノンの大使を追放したほか両国間の経済活動を事実上停止させ、クウェートやバーレーンなどほかの湾岸諸国も追随したことで危機的状況にあるレバノンの経済がさらに悪化していた。
【関連記事:2111-102903 (S&S 2021.10.29)】 |
2021.11.24 |
日経新聞 (Finacial Times) |
サウジ、防衛力強化へ 軍需品の国産化率50%目指す |
<2112-112405>
サウジアラビアは10年以内に軍需品の国内生産比率を50%に引き上げる計画を進めている。
政府関係者は首都リヤド工場で爆弾とUAVの部品を生産しているAEC社をサウジの新たな軍需産業の中核と位置づけている。
AEC社は昨年SAMI社によって買収されたが、SAMI社は防衛装備品の国産化比率向上を目指して同国の政府系ファンドPIFが4年前に創設した国営企業である。 |
2021.11.17 |
Jane's Defence Weekly |
SANG confirms acquisition of VL MICA air defence system |
<2201-111716>
サウジアラビア国家警備隊 (SANG) が11月9日、リヤドの砲兵・防空司令部がMBDA社に車載VL MICAを発注したと発表した。
SANGはまたMPCVにMistral SAMと20mm砲を搭載したシステムも公表した。
La Tribuneは2013年に、SANGが€150M ($173M) で防空システムを発注したと報じていた。 |
2021.10.29 |
Stars & Stripes |
Saudi Arabia orders Lebanese ambassador to leave kingdom |
<2111-102903>
サウジアラビアが29日、サウジ駐在のレバノン大使に48時間以内の国外退去を命じた。 サウジ国営メディアは、同国の駐レバノン大使にも帰国を命じたと付け加え、更にレバノンからの輸入をすべて停止したと報じた。 ただこれは、サウジで働く何万人ものレバノン市民とその家族に影響を与えないともしている。
この決定は、レバノンのコルダヒ情報相がイエメンでの戦争をサウジアラビアとUAEによる侵略と表現したビデオがSNS上で流布された数日後に行われた。 |
2021.09.22 |
Jane's Defence Weekly |
Greek Patriot battery departs for Saudi Arabia |
<2111-092211>
ギリシャTanagra空軍基地で9月14日、サウジアラビアに派遣されるPatriot 1個中隊の出発式が行われた。
6月に米陸軍防空部隊がサウジ、クウェート、ヨルダンから撤退したのを受け、フランスと英国はサウジに防空監視レーダを展開させている。 |
2021.09.14 |
Breaking Defense |
Saudi Arabia considering Israeli-made missile defense systems |
<2110-091404>
サウジアラビアが長く依存してきた米防空システムが撤退するのに備えて、イスラエル製防空システムの導入の可能性についてイスラエル政府と接触を行っている。 サウジはRafael社製Iron DomeかIAI社製Barak ERのいずれかの導入を考えている模様である。
AP通信は米陸軍がリヤド郊外のPrince Sultan航空基地に配備しているTHAADとPatriotの中隊を週末(註:9/18~19)にも撤収させると報じている。 |
2021.09.07 |
Jane's 360 |
Saudi SAM fails during Houthi attack |
<2110-090705>
サウジアラビアの防空システムが、9月4日のイエメンからの攻撃に対して明らかに迎撃に失敗した模様である。 この攻撃でDammanでは子供2人が負傷し、14軒の住宅でガラスが壊れるなどの損傷を受けた。 複数のアマチュアが撮影した映像では夜空を侵入してくる飛行物体が地上に落下してから光を放っているのが映っていた。
イエメンのフーシ派はZulfiqar BM 1発とSammad-3 UAV 8機で湾岸Ras Tanuraにあるアラムコの石油施設を、Badr BM 5発とSammad-3 UAV 2機でJeddah、Jizan、 Najranにあるアラムコの石油施設を攻撃したと発表した。 Zulfiqarはイラン製Quiamの長射程型である。
またサウジ国防省は3発のBMと3機のUAVが東部の JizanとNajranを攻撃したと発表している。 |
2021.09.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ、東部でミサイル迎撃 アラムコ施設に影響なしと関係筋 |
<2110-090502>
サウジアラビア国防省が、4日に重要な石油施設がある同国東部のジザンとナジュラーンに向かっていたBMを迎撃したと発表した。 国営サウジ通信 (SPA) が報じた伝えた国防省の声明によると、ミサイルはダンマーム郊外の上空で迎撃され、その破片で子ども2人が負傷、住宅14棟に軽い損傷が生じたという。
またサウジ主導の連合軍は、サウジに向かう爆発物を載せたUAV 3機を迎撃したとしていた。 |
2021.09.01 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabia operating new air surveillance radar |
<2111-090113>
サウジアラビア空軍がジッダの基地で開いたパレードで、Patriot、Hawk、Shahine (Crotale)、Skyguardと共に押し上げアンテナ式の車載レーダを公開した。
このレーダは4月に南京で開かれた世界レーダ展に中国CETC社が出品していた3D TDAレーダと良く似ていて、パレードに参加していたレーダは同展でCETCが6基展示していたMercedes-Benz Arocs重トラック搭載の3D TDAと同じ砂漠迷彩が施されていた。 |
2021.06.19 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ空軍、南部基地標的のフーシ派ドローンを撃墜=国営テレビ |
<2107-061902>
サウジアラビア国営テレビがサウジ連合関係者の話として、空軍が19日にイエメンのフーシ派がサウジ南部Khamis Mushaytの空軍基地に向けて飛来させたUAVを撃墜したと報じた。
フーシ派は繰り返し同基地やサウジの他の都市を標的に爆発物を搭載したUAVやミサイルなどで攻撃しており、4月には国営石油会社サウジアラムコの施設では攻撃により火災が発生したとしている。 |
2021.06.16 |
Jane's Defence Weekly |
Turkey says it exported armed UAVs to Saudi Arabia |
<2108-061609>
トルコがサウジアラビアにUAV 3機を輸出することが国連軍備登録制度 (UNROCA) への届け出から明らかになった。 エルドアン大統領は3月16日に「サウジアラビアへ武装UAVを輸出する」と述べていた。 トルコはBaykar社製Bayraktat TB2とTUSAS社製Ankaの2種類の武装UAVを生産している。
トルコ製のUAVはシリアやリビアのほか2020年のナゴルノカラバフ紛争でも使用されている。
サウジは中国製のCH-4を複数機保有しているが、そのうち数機は5月20日にイエメンでフーシ派のSAMで撃墜されている。 |
2021.03.25 |
Defense News |
Playing both sides: Will Saudi-Greek drills impact ties with Turkey? |
<2104-032508>
サウジアラビアが3月だけでも、10日にフランスとWhite Shark 21、21日にはスーダンとAl-Fulk 4、23日には海軍が紅海でインドネシア海軍と、27日にはパキスタン空軍と、更にギリシャ空軍とFalcon Eye 1、米陸軍とFalcon Claws 3、UAEとDesert Flagなど8回の共同演習を行っている。
一方サウジは地中海でギリシャのライバルであるトルコとも連携する可能性がある。 昨年緊張を高めたトルコとギリシャの関係に変化が見られ、トルコの外相は3月17日に、ギリシャの外相が4月14日にトルコを訪問することを明らかにした。 それに先立ち両国の外務高官がアテネで会見している。 |
2021.02.03 |
Jane's Defence Weekly |
US freezes Saudi, UAE defence sales |
<>2104-020315>
ブリンケン米国務長官が1月27日、バイデン政権が政権移行間の一時的な措置としてサウジとUAEに対する武器輸出を停止すると述べた。 ブリンケン長官はUAEとバーレーンがイスラエルとの国交正常化を行ったアブラハム合意は引き続き尊重すると強調した。
UAEは2020年12月29日に米国から、F-35A 50機、MQ-9B 18機のほか大規模な空中発射武器を$23.4Bで売却する承認を得ている。 サウジアラビアも2020年12月29日にGBU-39 SDBを3,000発購入する合意を行った模様である。 |
2021.01.28 |
AFP=時事 (Yahoo) |
バイデン政権、UAE・サウジへの武器売却凍結 見直しへ |
<2102-012801>
米国務省が27日、バイデン政権がUAEへのF-35売却とサウジアラビアへの武器売却について、見直しのための一時的凍結を決めたことを明らかにした。
同省報道官は、武器売却の見直しは政権移行に伴う通常の措置だと説明している。 |
2020.07.08 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi spokesman accuses Iran of arming AQAP jihadists |
<2009-070811>
6月29日にサウジアラビアの首都リヤドで行われた記者発表で、米国のイラク担当特使とサウジ主導有志国連合の報道官が、イラン革命防衛軍 (IRGC) がアラビア半島のアルカイダ (AQAP) に武器を供与していると述べ、106mm無反動砲弾2発やSAM-7 (Strela-2) MANPADSなどその一部を展示した。 |
2020.07 |
International Defence Review |
Saudi FMS contract funds SLAM-ER production re-start |
<2008-070005>
Boeing社が12年ぶりにAGM-84K SLAM-ERの生産を再開する。 生産するのはサウジアラビア空軍がF-15SAに搭載するもので、600発以上が$1.97BのFMSで売却される。
SLAM-ERはAGM-84 Harpoon対艦ミサイルを精密誘導ミサイルにしたAGM-84H SLAMを大幅改良したもので250km以上の射程を有し、AWW-13 ADLを搭載して双方向データリンクによるman-in-the-loop制御を実現している。 |
2020.06.10 |
Jane's Defence Weekly |
Russia confirms it exported artillery to Saudi Arabia |
<2008-061013>
国連通常兵器登録制度 (UNROCA) が最近の報告書で、2019年にロシアがサウジアラビアに野砲を10個システム輸出したと指摘した。
報告書はシステムの種類を明らかにしていないが、2019年4月にInterfax通信が、サウジへのTOS-1A MRLの引き渡しを完了したと報じていた。
TOS-1AはT-72 MBTの車体に24連装発射機を搭載したもので、発射する220mmロケット弾はサーモバリック弾頭を搭載し射程は6kmという。 |
2020.03.26 |
Inside Defense |
MDA awards Lockheed nearly $1B THAAD contract for Army, Saudi Arabia |
<2004-032608>
米MDAが3月24日に、サウジアラビア向けのTHAADの改良をLockheed Martin社に$981Mで発注した。
この契約追加でサウジ向けの契約額は$5.3Bから$6.3Bに修正された。 |
2020.01.08 |
Defense News |
Saudi Arabia is developing a new counter-drone system |
<2002-010812>
2019年9月14日にCMやUAVの群れにより石油関連施設に打撃を受けたサウジアラビアが他国と共同で、国家レベルのCUAVシステムを開発している。
システムはsoft killと各種hard killを組み合わせるものでシステム規模が可変なため、輸出も可能という。 |
2019.12.09 |
Aviation Week & ST |
UAE makes investments in precision-guided munitions |
<>2002-120902>
UAEが空投武器の国内開発能力向上に力を入れている。
米議会が2019年7月に、サウジが主導するイエメン内戦への介入に対する人道的懸念から、サウジとアブダビに対するミサイルやロケットの輸出を禁ずる決議を行ったため、トランプ大統領が拒否権を行使して輸出を継続した経緯がある。 |
2019.11.13 |
Aviation Week & ST |
Defense distuptor |
<1912-111311>
= 中東における UAV による攻撃の実例を挙げた4頁の記事 =
・2018年1月にシリアKhmeimimにあるロシア軍航空基地が攻撃された事例
・2018年にイスラエルのBen Gurion空港が攻撃された事例
・2019年にサウジが攻撃された複数の事例 |
2019.06.26 |
Jane's Defence Weekly |
US looking for surveillance aerostats for Saudi Arabia |
<1908-062615>
米陸軍が6月10日、サウジアラビアに設置する係留気球についてのRfIを発簡した。
この気球は海抜2,133m、対地高度1,525mに係留されるもので、大型のPSS-Tを輸出が可能なサイズにするもので、全長28~35m、搭載能力500kg以上が要求されている。 |
2019.06.19 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabian THAAD locations revealed |
<1908-061918>
サウジアラビアがTHAADを配置する9ヶ所の基地が明らかにされた。
これらの基地では米陸軍工兵隊が$90Mと推測される額で工事を請け負っている模様である。 |
2019.03.06 |
Defense News |
Germany to extend Saudi weapons embargo until month's end |
<1904-030607>
ドイツのマース外相が3月6日、サウジアラビアに対する武器禁輸措置を3月末まで継続すると述べた。
【関連記事:1903-022003 (ロイタ 2018.02.20)】 |
2019.01.25 |
東京新聞 |
サウジがミサイル開発か 米紙、中東の軍拡懸念 |
<1902-012503>
Washington Postが衛星写真を複数の専門家が分析した結果として24日、サウジアラビアがBM製造工場を建設した疑いが強いと報じた。 首都リヤドの南西に建設された工場の衛星写真を分析した専門家らは、個体燃料を使ったロケットエンジンの製造と試験を行う施設との見方を示し、施設の形状から中国が技術面で協力している可能性があるという。
事実であれば、対立するイランの反発は必至で、中東の軍拡競争につながるとの懸念が強まりそうだ。 |
【註】
サウジアラビアは2018年3月に中国のCASC社とUAVの製造に関する合意文書に署名しており、中国の協力が事実であるとすれば、イランと北朝鮮、サウジと中国の構図が見えてくる。
【関連記事:1705-032914 (JDW 2018.03.29)】 |
2019.01.25 |
東京新聞 |
サウジがミサイル開発か 米紙、中東の軍拡懸念 |
<1902-012503>
Washington Postが衛星写真を複数の専門家が分析した結果として24日、サウジアラビアがBM製造工場を建設した疑いが強いと報じた。 首都リヤドの南西に建設された工場の衛星写真を分析した専門家らは、個体燃料を使ったロケットエンジンの製造と試験を行う施設との見方を示し、施設の形状から中国が技術面で協力している可能性があるという。
事実であれば、対立するイランの反発は必至で、中東の軍拡競争につながるとの懸念が強まりそうだ。 |
【註】
サウジアラビアは2018年3月に中国のCASC社とUAVの製造に関する合意文書に署名しており、中国の協力が事実であるとすれば、イランと北朝鮮、サウジと中国の構図が見えてくる。
【関連記事:1705-032914 (JDW 2018.03.29)】 |
2019.01.26 |
日経新聞 |
サウジは「EUの脅威」 テロ資金監視が不十分 |
<1902-012601>
ロイタ通信が25日、EU欧州委員会は、EUに脅威を与える国のリストの草案にテロ資金供与の監視の不十分さなどを理由にサウジアラビアを追加したと報じた。 リストは現在、北朝鮮やイラン、イラク、アフガニスタンなど計16ヵ国を挙げているが、リスト追加には、EU加盟国の承認を得る必要がある。
サウジ人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件で悪化したイメージを払拭したい同国には新たな痛手となりそうである。 |
2019.01.09 |
Jane's Defence Weekly |
Kuwait, Saudi Arabia order USD3.4bn of PAC-3 missiles |
<1902-010918>
米国防総省が2018年12月21日、Lockheed Martin社がクウェートとサウジアラビア向けのPAC-3弾を$3.37Bで受注したと発表した。
サウジはいままでにPAC-3 MSE弾と標準型であるCRI弾を購入したことがあるがクウェートにとっては初のPAC-3弾の可能性がある。 |
2018.12.19 |
Jane's 360 |
Saudi Arabia cuts defence budget |
<1901-121907>
サウジアラビアが2019年国家予算で、全体が7%増大するなか国防費は9.1%削減すると発表した。
2018年度に国防費は実質3.8%増であった。 |
2018.12.17 |
日経新聞 |
サウジへの兵器輸出「取りやめ検討」 カナダ首相 |
<1901-121704>
カナダのトルドー首相が16日、サウジアラビアと2014年に契約した総額CAD15B(1兆2,000億円)の武器輸出についてイスタンブールのサウジ領事館での記者殺害や、イエメン内戦への介入を理由に取りやめを検討していると語った。
ロイタ通信によると、カナダ政府に兵器を供給している米GD社のカナダ法人は17日、契約を破棄すればカナダ政府は数十億ドルの債務を負うとコメントした。 |
2018.11.29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ、THAAD 購入で米国と合意締結 |
<1812-112904>
米国務省の報道官が28日、サウジアラビアが26日にTHAADを$15Bで購入する契約に署名した。 THAAD売却交渉は2016年12月から続いていた。
国務省によると、売却されるのは発射機44基と迎撃ミサイルおよび関連装備品である。 |
【註】
サウジアラビアへのTHAAD売却は米国防安全保障協力局 (DSCA) が2017年10月に発射機6基で編成した7個 FUと迎撃弾360発の売却を承認している。 売却額は$15Bにのぼると見られていた。
【関連記事:1712-101811 (JDW 2017.10.18)】
Lockheed Martin社は既にUAEからTHAADを受注し、カタールも要求しているという。
【関連記事:1711-091314 (JDW 2017.09.13)】 |
2018.11.20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ドイツ、サウジ記者殺害巡り18人の欧州渡航を禁止 武器売却凍結 |
<1812-112003>
ドイツが19日、サウジアラビア人記者カショギ氏の殺害に関与した疑いのある同国籍の18人について欧州の大部分への渡航を禁止した。 18人は欧州諸国を国境検査なしで自由に往来できる「シェンゲン協定」に加盟する26ヵ国に渡航できなくなる。
またサウジへの武器売却を凍結した。 この結果Lürssen社製巡視船や、Thales、Airbus、Lockheed Martinの各社などが参加する企業体が製造する対砲兵レーダ4基が主な影響を受ける。 |
2018.10.23 |
日経新聞 |
米、サウジ当局者のビザ停止 記者殺害めぐり |
<1811-102305>
ポンペオ米国務長官が23日、サウジアラビアのカショギ氏の殺害に関わったサウジ政府当局者の米国への入国査証を取り消すと発表した。
トランプ政権がカショギ氏の殺害に関連してサウジ政府に対抗措置を講じるのは今回が初めてとなる。 |
2018.10.23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
カナダ、記者殺害巡りサウジとの武器取引を凍結する用意=首相 |
<1811-102304>
カナダのトルドー首相が22日、サウジアラビア人記者カショギ氏の殺害を巡り武器の悪用があったとの結論に至った場合にはサウジとの大型武器取引を凍結する用意があると述べた。
この発言により、2014年に米GD社のカナダ部門がサウジと結んだ総額$13Bの軽装甲機動車供給契約が凍結される可能性がある。 |
2018.10.23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
仏、サウジ向け武器輸出で明言避ける 独は輸出中止を呼び掛け |
<1811-102303>
フランス政府が22日、サウジアラビア向け武器輸出を停止するかどうか明言を避けた。 これに先立ち、ドイツ政府はサウジのカショギ氏が殺害された疑惑の真相が解明されない限り、サウジへの武器輸出を中止するようEU加盟国に呼び掛けていた。
フランスとサウジは、エネルギ・金融・武器など様々な分野で、密接な外交通商関係を築いており、仏国防省のデータによると2008~2017年にかけてサウジはフランスから€11B ($12.6B) 以上の武器を購入し、フランスにとって第2位の輸出相手先となっている。
フランス外務省は、同国の武器売却制限政策は厳格なものであり、省庁間の委員会がケースバイケースで分析して決定すると表明したうえで、サウジへの武器輸出はこうした状況で検討されているとしている。 |
2018.10.23 |
AFP=時事 (Yahoo) |
トルコ大統領、サウジ記者殺害は「計画されていた」と断定 |
<1811-102302>
トルコのエルドアン大統領が23日、イスタンブールのサウジアラビア総領事館内で、カショギ氏が死亡した事件を受け、殺害に関わったとみられるサウジ人容疑者18人の裁判をトルコで行うよう要求し、事件への関与者全員が刑罰を受けるべきだと訴えた。
また同大統領は、記者殺害はそれを企図してイスタンブールへ派遣されたサウジ人グループがまとめた行程表に沿って、数日前から計画されていたとの見解を示した上で、このグループに誰が命令を出したのか、遺体はどこにあるのかなど、多くの疑問に対する答えが引き続き待たれると述べた。 |
2018.10.22 |
産経新聞 (Yahoo) |
サウジ記者死亡事件で主導権握るトルコ 国際社会味方に |
<1811-102205>
サウジアラビアの反体制記者がトルコのサウジ総領事館で死亡した事件で、トルコが巧みな駆け引きを展開している。
政府は事件への言及を控える一方でメディアが捜査関係者の発言を次々に報じ、サウジ政府に同氏の館内での死亡を認めさせた。 サウジに批判的な国際世論の醸成にも成功し、主導権を握ったトルコのエルドアン大統領は23日に事件に関して声明を出す方針を示している。
通貨リラ急落など経済低迷に悩むトルコは近年、サウジや米国との関係が冷え込んでいるが、捜査情報を一手に握っている強みを外交面に生かし、外資導入などにつなげる狙いだという指摘もあった。 |
2018.10.22 |
時事通信 (Yahoo) |
対イラン共闘にほころび=米サウジ関係の維持困難―記者死亡事件 |
<1811-102204>
サウジアラビアの記者カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で死亡した事件で、イランを脅威と見なしてサウジやイスラエルと連携を強化する方針を取ってきたトランプ米政権のサウジとの共闘関係にほころびが出るのは避けられない状況になっている。
トランプ大統領は従来、対イランで連携するサウジについて「重要な同盟国だ」と強調してきたが、サウジが20日にカショギ氏が総領事館内での暴力沙汰で死亡したことを認めた後、対サウジ制裁も「あり得る」との立場を取るようになった。 |
2018.10.20 |
時事通信 (Yahoo) |
情報リークでサウジに圧力=トルコ、手法に疑問も―記者死亡事件 |
<1811-102007>
サウジアラビアの記者カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で殺害された疑惑をめぐり、サウジ人の容疑者がカショギ氏に加えた暴行に関する情報は次々にメディアで報道されたが、この件についてトルコ当局はこれまで捜査状況を公式な形では発表していない。 しかし追い込まれたサウジは最終的にカショギ氏が「口論と殴り合いの末、死亡した」と認めざるを得なくなった。
トルコとサウジは事件前から関係が悪化しており、サウジの政権に打撃を与えるためトルコが情報をリークした可能性も指摘されるが、手法には疑問の声も出ている。 |
2018.10.19 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米財務長官、サウジ投資フォーラムへの参加を取りやめ |
<1811-101902>
ムニューシン米財務長官が18日、サウジアラビアで来週開催される経済投資フォーラム「砂漠のダボス会議」への参加を取りやめる意向を表明した。 |
2018.10.19 |
産経新聞 (Yahoo) |
米がサウジ捜査に期限「数日間」 トルコに資料提供求める サウジ記者不明 |
<1811-101901>
サウジアラビアの反体制ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がトルコのサウジ総領事館で行方不明になった事件で、トランプ米大統領は18日にサウジ、トルコ両国訪問から帰国したポンペオ国務長官から報告を受け対応を協議した。
米国とサウジの関係についてトランプ大統領は、サウジはイランの脅威を食い止めている中東における非常に重要な同盟国だと述べるとともに、サウジに対する巨額の武器輸出合意を維持することの重要性を改めて強調した。 |
2018.10.12 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジへの武器売却凍結せず=反体制記者行方不明で―米大統領 |
<1811-101201>
サウジアラビア人の反体制記者がトルコのイスタンブールで行方不明になった問題で、トランプ米大統領は11日、サウジへの武器売却凍結は検討していないと語った。
凍結すれば、サウジはロシアや中国から武器を購入することになると指摘した。 |
2018.10.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
サウジ、南アフリカの軍事産業と広範な提携交渉 |
<1811-100503>
サウジアラビアの国営軍事企業SAMI社が3日、南アフリカの主要軍事企業全社との提携交渉を進めていることを明らかにした。 南アの公共企業省はSAMI社と交渉していることを認めたが、提携の可能性に言及するのは時期尚早とした。
南アではかつて軍事産業が主要産業の一つだったが、最近は世界的な軍事費の削減などで苦戦している。 一方サウジの軍事支出は米国、中国に次いで世界第3位だが国内には軍事機器の生産能力が乏しく、輸入に頼らざるを得ない部分が多くなっている。 |
2018.08.29 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Patriot PAC-3 capability confirmed |
<1810-082913>
サウジアラビアのSaudi Armed Force News Twitterに8月20日に掲載された写真から、メッカにPAC-3 1個中隊が配置されていることが初めて確認された。
サウジへのPAC-3売却は2014年10月に米国防総省国防安全保障協力局 (DSCA) が議会に、PAC-3弾202発と発射機36基など関連装備の改良を報告した時点で明らかになっていた。 |
2018.03.15 |
時事通信 (Yahoo) |
イラン核武装なら追随=中東覇権争いで敵視鮮明―サウジ皇太子 |
<1804-031501>
CBS TVが15日、サウジアラビアのムハンマド皇太子とのインタビューを報じた。
その中で皇太子は、対立するイランが核兵器開発に成功すれば、サウジも直ちに核兵器開発を行うとの考えを強調し
た。 |
2018.02.14 |
Jane's Defense Weekly |
Saudi S-400 talks hindered by tech transfer |
<1804-021408>
サウジアラビア産業省とロシアRosoboronexprt社が2017年10月にS-400の売却で合意しMoU
を結んだが、ロシア紙が2月7日に大統領補佐官の話として、サウジが国内での製造を主張しているため交渉が進展していない
と報じた。 |
2018.01.03 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabia increases defence budget |
<1802-010308>
サウジアラビア財務省が12月19日、2018年の国防費を前年比10%増のSAR210B ($56B)とす
ると発表した。 |
2017.10.18 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi THAAD sale approved |
<1712-101811>
米国防安全保障協力局(DSCA)が10月6日に、かねてからサウジアラビアが要求していたTHAADの売却を、
国務省が承認したことを明らかにした。 売却されるのは発射機6基で編成した7個
FUと迎撃弾360発で、売却額は$15Bにのぼると見られる。
サウジアラビアはロシアのS-400にも関心を持っていると伝えられている。 |
2017.10.11 |
Jane's Defence Weekly |
Riyadh and Moscow sign S-400 MOU |
<1712-101101>
サウジアラビアのサルマン国王がモスクワを訪問した10月5日にサウジ軍需工業界が、サウジがロシアとS-400の購入
で合意し、システムの一部をサウジで生産することになったと発表した。 |
2017.10.07 |
Yahoo |
時事通信記事
「サウジに THAAD 売却へ=イラン脅威に対抗―米」 |
<1711-100703>
米国務省が6日、サウジアラビアへのTHAAD売却を承認したと発表した。 国務省によると売却されるのは
発射機44両や迎撃弾360発、レーダ7基など総額$15B規模になる。
トランプ米大統領は5月にサウジを訪問した際、総額$120Bに上る武器売却でサウジ側と合意しており、THAADもその一環という。 |
【註】
Lockheed Martin社は2015年にカタールとサウジアラビアからTHAADを受注しており、
【関連記事:1504-030413 (JDW 2015.03.04)】
UAEは既にTHAADを保有している。
【関連記事:1702-122109 (JDW 2016.12.21)】 |
2017.09.13 |
Jane's Defence Weekly |
Lockheed Martin to help Saudi air defence forces develop THAAD system requirement |
<1711-091314>
Lockheed Martin社が9月5日、サウジアラビアからTHAADを受注したと発表した。 6月の報道によると受注額は$13.5B
にのぼると見られる。
同社は既にUAEからTHAADを受注し、カタールも要求しているという。 |
2017.08.30 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi troops deploy to Aden |
<1710-083009>
サウジアラビアはイエメン情勢を巡り盟友UAEと亀裂を生じたのを受けて、
イエメン南部に部隊を派遣した模様である。
これについてサウジは公表していないが、8月17日にアデンのコンテナターミナルで撮影された不鮮明な画像には、サウジアラビア国営海運会社の貨物船に
Oshkosh社製M-ATVをはじめとする各種軍用車両が搭載されているのが写っている。
【「イエメンをめぐるサウディと UAE の確執」記事 (Livedoor Blog)】 |
2017.05.31 |
Jane's Defence Weekly |
US announces USD109 billion in Saudi defence deals |
<1708-053109>
トランプ大統領のサウジ訪問に合わせて米国が5月20日、$109Bにのぼる武器売却を明らかにした。
売却されるのはCH-47 Chinook 48機、M1A2S Abrams 152両のほか、各種ヘリ、哨戒艇、P-8、THAAD、PAC-3など
広範にわたっている。 |
2017.05.17 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabia lining up THAAD acquisition |
<1707-051709>
ロイタ通信が5月5日、米政府がサウジアラビアに数十億㌦の武器輸出をしようとしていると報じた。 サウジアラビアは
THAADの売却を希望しているという。 |
2017.03.29 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabia to build Chinese UAVs |
<1705-032914>
サウジアラビアのKACST社が3月16日に中国のCASC社と、UAVの製造に関する合意文書に署名
した。
合意内容の詳細は明らかにされていないが、サウジ軍はすでにCASC社製のCH-4 MALE UAVを装備している。 |
2016.02.17 |
Jane's Defence Weekly |
Saudi Arabia announces sixth ballistic missile intercept |
<1603-021728>
サウジアラビアのPAC-2が2月9日に、6回目のBM撃墜を行った。
撃墜したのはイエメンの武装組織Ansat Allahが発射したQahir-1で、Qahir-1はS-75 (SA-2)を地対地
型にしたものである。 |
2016.02.16 |
Yahoo |
時事通信記事
「合同防空演習を開始=トルコ、サウジ両軍」 |
<1603-021604>
シリア問題をめぐって協力を強化しているトルコ軍とサウジアラビア軍が15日に合同防空演習を開始した。
トルコ軍の発表によると演習はトルコ中部のコンヤで5日間行われ、サウジ側からF-15 6機が参加する。 |
2016.02.14 |
Defense News |
Saudi Says it intercepted Scud missile from Yemen |
<1603-021406>
サウジアラビアの通信社が、サウジ防空部隊が13日に、イランが支援するイエメンの武装勢力が発射した
Scudを、国境から100kmの地点で撃墜したと報じた。 |
2016.02.14 |
Defense News |
20 Nations Join Major Military Maneuver in Saudi |
<1603-021405>
約20ヶ国の陸海空の部隊が参加した"Thunder of the North"演習が14日にサウジアラビア北部
で行われた。
サウジアラビアは隣国イエメン南部でイランが支援する勢力との戦闘を主導しており、昨年12月には35ヶ国の連合組織を立ち上げている。 |
2016.02.12 |
Yahoo |
時事通信記事
「初会合を来月開催=対テロ『イスラム軍事連合』」 |
<1603-021202>
サウジ筋が11日、サウジアラビア主導の対テロ「イスラム軍事連合」が3月にサウジで会合を開催することを明らかに
した。
昨年12月に結成された同連合が公に会合を開くのは初めてである。 |
2016.01.03 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「サウジ、シーア派指導者ら47人処刑 宗派間の対立悪化も」 |
<1602-010307>
サウジアラビアが2日、国内で爆弾などによる攻撃に関与した47人の死刑を執行した。 大半はアルカイダによる攻撃に
関与したスンニ派の過激派だが、サウジ王室に批判的だったシーア派の有力指導者ニムル師も含まれており、宗派間の対立
が国内外に広がる可能性がある。 |
2015.12.23 |
Jane's Defence Weekly |
UAE and Saudi Arabia operate Chinese UAVs over Yemen |
<1602-122304>
シンクタンクのAtrantic Councilが12月8日に行われた討論会で、サウジアラビアとUAEがイエメン
で中国製のUAV(註:CH-4と見られる)を使用していることを明らかにした。
Atrantic Councilの会員で米海兵隊の退役将軍が、UAEがイエメンで中国製UAVを使用しているのは、米国からの導入に失敗したからであると述べた。
【関連記事:1601-121903 (中央日報 2015.12.19)】 |
2015.12.22 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「サウジアラビア、石油設備狙ったイエメンのミサイルを撃墜」 |
<1601-122203>
国営サウジ通信が、サウジアラビアの防空システムが、イエメンから発射された弾道弾を撃墜
したと報じた。
イエメン軍の報道官は、イエメン軍がサウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの施設に対してミサイルを発射し目標に命中したと述べている。 |
2015.11.09 |
Aviation Week & ST |
In a bubble? |
<1512-110909>
中東諸国はここ10年、記録的に高価格な石油収入に支えられて国防費が増大している。 近年の原油価格低落も関係ない
模様で、SIPRI の報告によれば、サウジアラビアの国防費が2014年に世界第5位になっている。
2014年に於けるサウジアラビアの国防費は10年前の112%増で、GDP の占める割合は10%になって
いる。 また UAE の国防費も対 GDP 比が5.7%である。 |
2015.07.23 |
Yahoo |
産経新聞記事
「サウジ、露に100億ドル投資へ 米の中東外交不満で接近」 |
<1508-072302>
米国の同盟国であるサウジアラビアが、資本流出にあえぐロシアに$10Bの投資を表明するなど、にわかに
歩み寄る動きを見せている。
サウジがロシアに接近する背景には、2013年にアサド政権への空爆を断念し、イラン核問題の解決に動いた米オバマ政権への不快感がある。 |
2015.07.18 |
Yahoo |
時事通信記事
「『イスラム国』431人逮捕=サウジ」 |
<1508-071802>
サウジアラビア内務省が18日、ISIL のメンバー431人を逮捕したと発表した。 逮捕者の大
半はサウジ人であった。
サウジ東部ではシーア派のモスクを狙った自爆テロが相次いだが、内務省は過去数週間 ISIL 関連組織の破壊作戦を続け、リヤドの治安部隊のモス
クや外国公館を狙ったテロを阻止できたと主張している。 |
2015.06.17 |
Jane's Defence Weekly |
Yemeni 'Scud' attack raises Saudi targeting questions |
<1508-061712>
サウジアラビアが6月6日、イエメンから飛来した Scud を Patriot PAC-2 弾
2発で撃墜したが、サウジ軍広報官によるとイエメンには Scud 級ミサイルが300発は存在
する。 |
2015.06.07 |
Defense News |
Saudi intercepts Scud missile fired from Yemen |
<1507-060702>
サウジアラビア空軍が6日、イエメンのシーア派系武装組織フーシ派が発射した Scud 1発を、Patriot
1発で撃墜した。 |
2015.06.06 |
Yahoo |
時事通信記事
「サウジがミサイル撃墜=イエメン武装組織が発射」 |
<1507-060602>
サウジアラビア軍主導の連合軍が6日、イエメンのシーア派系武装組織「フーシ派」などが発射した弾道弾1発を
サウジの防空システムが6日未明に迎撃したことを、国営サウジ通信が伝えた。
フーシ派は2月の事実上のクーデターで権力を掌握したため、サウジ軍などは3月下旬に始まった空爆作戦で、フーシ派や、フーシ派を支持するサレハ前大統領に忠誠を誓う
部隊が所持する弾道弾などの兵器の破壊を重点的に進めていた。 |
2015.03.26 |
Yahoo |
産経新聞記事
「サウジ、混乱のイエメンに軍事介入 首都逃れたハディ暫定大統領から要請受け」 |
<1504-032603>
サウジアラビアを中心とする連合軍が26日未明、シーア派の一派であるザイド派が掌握するイエメンの
首都サヌア周辺への空爆を開始した。 オマーンを除く湾岸アラブ諸国は声明を発表し、イエメンへの軍事介入は、同国のハディ暫定大統領
からの要請を受けてのものだと強調した。
イエメンではザイド派の部隊が25日、ハディ暫定大統領が滞在する南部のアデンへの本格進攻を開始し、暫定大統
領の邸宅周辺を空爆している。 ハディ氏側は、アラブ各国に軍事介入を要請する考えを示していた。 |