2024年のシリア情勢に関する報道

 
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2024.12.31
 17:23
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、穀物輸出でシリアを支援方針 外相訪問、ロシアの影響力排除狙う <2501-123104>
 Reuters通信が、ウクライナのシビハ外相が12月30日、アサド前政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスを訪問して暫定政府のシェイバニ外相らと会談し、ウクライナは穀物を送ってシリアの復興を支援する方針で、シェイバニ外相もウクライナと戦略的パートナーシップを結びたいと抱負を述べ、ともに関係強化に前向きな姿勢を示したと報じた。
 ウクライナへの侵略を続けるロシアはアサド前政権を支援してきたが、ウクライナにすれば前政権崩壊はシリアからロシアの影響力を排除する好機と映る。 一方の暫定政府は前政権の打倒に中心的役割を果たしたイスラム過激派のシリア解放機構(
HTS)が主体で、ロシアがシリアに持つ軍事基地の存続可否が焦点として浮上している。
 シビハ外相は30日、HTSの出身で暫定政府を率いるアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)氏とも会談し、今後も食料をシリアに送って支援すると述べた。 ウクライナはすでにシリアに小麦粉を発送しており、31日にも到着する見通しである。
 一方、Reutersによるとアサド前政権時代のシリアに穀物を輸出していたロシアは、シリアの政権の将来像が不透明で支払いも遅れているとして、供給を停止したもようである。
2024.12.30
 09:36
Reuters 通信

(Yahoo)

レバノン、シリア軍人約70人を本国に送還=治安当局者 <2501-123004>
 レバノンの治安当局者とロンドンを拠点とするシリア人権監視団 (SOHR) が、レバノンが28日に非公式ルートで不法入国したシリアの将兵約70名を本国に送還したことを明らかにした。
 12月8日のアサド政権崩壊後、多くのシリア高官やアサド前大統領の側近らが隣国レバノンに逃亡したが、レバノン治安当局者とSOHRによると、さまざまな階級の軍人がレバノン北部のアリダ検問所を経由してシリアに送還された。 帰還者は国境を越えた後、シリアの新政権当局に拘束されたという。
 シリア新政権はここ数日、アサド前政権の「残党」に対する大規模な治安取り締まりを実施している。 レバノン治安当局者によると、軍人らは北部の港湾都市ジュベイルで地元当局者の検査でトラックの中から発見された。
2024.12.26
 12:31
AFP=時事

(Yahoo)

アサド氏宗派の聖廟攻撃動画めぐり抗議デモ 1人死亡 シリア <2501-122614>
 シリアで25日、国外脱出したアサド前大統領が属するイスラム教のアラウィ派の聖廟が攻撃される動画が公開されたことを受けて抗議デモが行われた。
 英国に拠点を置くNGOのシリア人権監視団 は、中部ホムスでデモを解散させるために治安部隊が発砲し、参加者1人が死亡、5人が負傷したと報告している。
 シリア人権監視団によると、アラウィ派の拠点タルトゥースやラタキアなどの沿岸都市や、アサド氏の出身地ラタキア県カルダハでもデモが行われ、数千人が参加し、12月にアサド前大統領が失脚して以降、アラウィ派による最大の抗議デモとなった。
 一方、アサド政権打倒を主導した旧反体制派のタハリール・アルシャーム機構(
HTS)によって任命された暫定政権の内務省は、アレッポの聖廟攻撃は最近行われたものではなく動画は12月にアレッポが解放された際のものだと説明している。
 攻撃したのは「正体不明の集団」で、動画が今ごろになって改めて公開されたのは「慎重を期するべきこの時期にシリア国民の間に対立を生む」ためのものとの見方を示した。
2024.12.26
 10:03
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ大統領、シリアのクルド人武装勢力に「武器放棄か壊滅か」 <2501-122607>
 トルコのエルドアン大統領が25日、シリアのクルド人武装勢力武器を捨てるか葬られるかのどちらかだと述べた。
 シリアのアサド政権崩壊後、トルコはクルド人武装組織のクルド人民防衛隊 (
YPG) の解散を繰り返し主張、YPGはシリアの未来に居場所はないと述べてきた。
 エルドアン大統領は議会で「分離主義者の殺人者たちは、武器に別れを告げるか、武器とともにシリアの土地に埋葬されるだろう」と述べた。
 「我々は、我々とクルド人の兄弟の間に血の壁を作ろうとするテロ組織を根絶する」と強調した。
 トルコは、クルド人勢力主体の民兵組織シリア民主軍 (SDF) の主要構成組織であるYPGを、1984年以降トルコ国家に対して反乱を繰り広げてきた非合法武装組織クルド労働者党 (PKK) の延長とみなしている。
2024.12.26
 07:24
共同通信

(Yahoo)

シリア各地で衝突相次ぐ 政権崩壊後の混乱収束せず <2501-122605>
 シリア人権監視団(英国)が25日、シリア西部タルトス郊外で暫定政府側の治安部隊と武装集団の衝突があり、治安部隊の隊員6人が死傷したと明らかにした。
 首都ダマスカス、中部ホムスなどではアサド前大統領と同じイスラム教アラウィ派が、多数派のスンニ派と小競り合いを起こしたり、抗議デモを開いたりした。
 過激派シリア解放機構(
HTS)のアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)指導者が主導する暫定政府は、さまざまな宗派の信者やキリスト教徒との融和を強調するが、アサド政権崩壊後の混乱は収束せず、今後の課題となりそうである。
 シリア紙によると、ホムスや中部ハマ郊外での抗議デモは北部アレッポでアラウィ派の施設が燃える動画の拡散が契機だったとみられる。 暫定政府は古い動画だと主張し、火消しを図った。
 一方、イスラエルメディアは、ネタニヤフ首相が同国軍に対し、2025年末まで占領地ゴラン高原のヘルモン山に駐留するよう命じたと報じた。
2024.12.25
 08:28
日経新聞 シリアのクルド人勢力、合意に不参加 分断継続の恐れ <2501-122503>
 中東の衛星TVのAl Jazeeraが24日、暫定政権を主導するシャーム解放機構(
HTS)など旧反体制派組織国防省傘下で統合するとの合意に、クルド人勢力主体の民兵組織シリア民主軍SDF)が加わっていないと報じた。 SDFが実効支配する北東部暫定政府の統治下に置かれず分断が続く恐れがある。
 旧反体制派組織を支援するトルコは、自国の非合法武装組織クルド労働者党PKK)とシリアのクルド系武装勢力を同一視し、トルコ支援勢力とSDFが衝突を続ける中、トルコ政府は暫定政府にも協力を呼びかけており、衝突拡大が懸念される。
 シリアの国営通信などは24日、HTSのジャウラニ指導者と旧反体制派組織の指導者らが会談し、全組織の解散と国防省の傘下入りで合意したと報じた。
 今後、国軍を創設するとみられる。
2024.12.25
 07:45
讀賣新聞

(Yahoo)

シリア少数派に募る不安…アサド氏出身宗派やキリスト教徒、「穏健」暫定政権に警戒感「権利守られるのか」 <2501-122501>
 アサド政権が崩壊したシリア多数を占めるイスラム教スンニ派の旧反体制派である(
HTS)が主導する暫定政権に対し、少数派が不安を募らせている。
 前政権の中枢を担ったイスラム教アラウィ派の住民が多く住む北西部タルトゥースなどでは、「少数派の権利は尊重されるのか」と懸念の声が上がっていた。
 シリアには多数の宗教・宗派が混在し、10%余にすぎないアラウィ派出身のアサド前大統領は、父の代から権力中枢を同じ宗派で固める一方、強権支配で国家の一体性を保ってきた。 政権の恩恵を受けたのは一部の取り巻きだけだったが、今後アラウィ派に敵意が向けられる可能性を恐れる人は多い。
 アラウィ派はイスラム教シーア派の一派とされるが、聖地巡礼を行わず、キリスト教やシリアの土着宗教の教えも取り入れ、イスラム社会で異端視されることが多い。
 信徒はシリア北西部の地中海沿岸地域に多く、トルコ南東部やレバノンの一部にもいる。
2024.12.24
 22:55
時事通信

(Yahoo)

旧反体制派、組織解散で合意 クルド系は不参加か シリア <2501-122413>
 シリアのメディアが、アサド政権崩壊を導いたシャーム解放機構(
HTS)を主力とする旧反体制派勢力が24日に各派を解散して国防省傘下で統合することで合意したと報じた。
 穏健派や強硬派が混在する旧反体制派の団結を促し、治安の確保や国家再建に注力する姿勢を内外に示す狙いがあるが、北東部の広域を実効支配するクルド人民兵組織は合意に加わっていないもようである。
 HTSのアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)指導者ら各勢力の代表がダマスカスで会合を開き、組織統合について一致した。 シャラア氏は実権掌握後、武装勢力の解散や旧政権の治安部隊解体を進める方針を示していた。
 Reuters通信によると、HTS主導の暫定政府の国防相には、HTS軍事部門司令官を務め、旧政権打倒に至る進攻を指揮したアブカスラ氏が就いた。
2024.12.24
 13:36
CNN

(Yahoo)

シリアの駐留米軍、徐々に増加 国防総省認める <2501-122412>
 事情に詳しい複数の国防当局者がCNNに、シリア駐留米軍の数が少なくとも2020年以降、国防総省が公表しているよりも定期的に増加していたことを明らかにした。 ここ数ヵ月は米国が長らく900名程度としてきた数の2倍以上に増加しているという。
 国防総省は先週、900名を超える追加部隊は「一時的」だと述べたが、同省のライダー報道官(註:空軍准将)は23日に、シリア駐留軍の人数について基準となる部隊への脅威が増大するにつれ、徐々に増加していることを認めた。
 ライダー准将は19日、シリア駐留米軍は2,000名程度で、ここ数年で「我々が説明してきた数より大幅に多い」ことを初めて明らかにした。 ライダー准将はさらに、ここ数日で初めてシリア駐留軍の規模が拡大していることを把握したと述べた。
2024.12.23
 10:32
Reuters 通信

(Yahoo)

クルド人武装勢力、シリアの将来に入り込む余地ない=トルコ外相 <2501-122310>
 トルコのフィダン外相が22日にシリアを訪問し、暫定政権の主力であるシャーム解放機構 (
HTS) のジャウラニ指導者と会談した。 シリアの将来にクルド人武装勢力が入り込む余地はないと述べ、クルド人民兵組織の人民防衛部隊 (YPG) の解散を求めた
 YPGはシリア北部で米国が支援するクルド人主体組織の中核をなすシリア民主軍 (SDF) について、トルコはトルコからの分離独立を目指すクルド労働者党 (PKK) と一体のものとみなしている。
 フィダン外相はジャウラニ氏と会見し、シリアの新政権とYPGの存在について協議したことを明らかにした。 「今後はYPGGがシリアの統一を脅かす存在であってはならない」と述べ、YPGは解散すべきだと強調した。
 国際社会はシリアにおけるSDFとYPGの行動の「違法性」に「目をつぶっている」と批判し、トランプ次期米大統領は異なるアプローチを取ると信じていると述べた。
 またシリアの再建を支援するために、アサド大統領に課された全ての制裁を早期に解除する必要があると訴え、トルコがインフラ整備などでシリアを支援する考えを示した。
 ジャウラニ氏は国防省と軍の新体制について数日以内に発表すると述べた。
2024.12.23
 07:10
共同通信

(Yahoo)

クルド勢力に武装解除要求 シリア、国軍委員会設置へ <2501-122306>
 シリア暫定政府を主導する過激派
HTSのジャウラニ指導者が22日にダマスカスでトルコのフィダン外相と共同で記者会見し、シリア北部や北東部を実効支配しISIS掃討で米軍と連携してきたクルド人武装勢力のシリア民主軍 (SDF) に武装解除を求める考えを示した。 「国家以外の勢力に武器を所持させない」と強調し、新たなシリア国軍を組織するための委員会を近く設置すると明らかにした。 フィダン外相はシリアからのクルド武装勢力排除を主張した。
 クルド支配地域にはSDFがいるが、アサド政権崩壊後もHTSとは別の旧反体制派組織のシリア国民軍 (SNA) と衝突を続けている。 SDFが武装解除に応じるかどうかは見通せず、暫定政府と対立する可能性もある。
 SDFを率いるクルド勢力はトルコの非合法武装組織クルド労働者党 (PKK) に近く、トルコはSNAを支援している。
2024.12.23
 05:30
RBC Ukraine Former Assad security forces surrender weapons to Syrian rebels - CNN <2501-122303>
 シリア南部の都市ラタキアでは、アサド政権の元高官が、反政府勢力が率いる暫定政府に武器を引き渡している。 同様の武装解除の取り組みは、全国の他の都市でも進行中であるとCNNは報じている。
 今週初め、AFPはラタキアで、シリア新政府の内務省の役人に個人の銃器を引き渡すのを待っている平服の男たちの長い列を示す映像を撮影した。
 映像には、政府関係者が男たちと非公式に関わり、武器を放棄する様子を撮影している様子が映っている。役所の隅には、さまざまな種類の銃器や弾薬が何百も並んでいた。
2024.12.21
 09:48
毎日新聞

(Yahoo)

米高官がシリア旧反体制派トップと初会談 穏健姿勢を評価 <2501-122106>
 米国務省高官が20日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、暫定政権を主導する旧反体制派HTSのジャウラニ指導者と初めて会談し、政権移行などについて協議した。
 国務省によると、アサド政権と対立してきた米国の高官の訪問は2012年以来で、米政府は、アルカイダ系を前身とするHTSをテロ組織に指定しているが、対話を本格化させることで穏健な政権運営を促し、安定化に道筋をつける狙いがある。 米側は今後も対話を重ね、HTSの出方を注視しながら、テロ指定の解除や新政府の承認などを検討していくとみられる。
 米高官は会談後の記者会見で、「とても生産的だった」と評価し、米政府はジャウラニ氏を「特別指定国際テロリスト」に指定しているが、高官はジャウラニ氏に対して、同氏に関する情報提供の報奨金(最大$10M)を取り下げると伝えたことを明らかにした。
2024.12.21
 07:04
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ大統領、諸外国によるシリア内クルド勢力支援の撤回を期待 <2501-122105>
 トルコ大統領府が20日、エルドアン大統領がシリアのアサド政権崩壊を受け、諸外国がシリア領内のクルド人戦闘員への支援を撤回することを期待しているとの考えを示したことを明らかにした。
 エルドアン大統領は前日の19日に、エジプトから帰国の機内で記者団に対し、部外者がクルド人武装組織のクルド人民防衛隊 (YPG) を支援する理由はもはや存在しないと明言していた。
 シリア北部で米国が支援するクルド人中心の組織YPGを、トルコは米国、EUからテロ組織に指定される武装組織のクルド労働者党 (PKK) の延長とみなしている。
 エルドアン大統領は、今後いかなる勢力もテロ組織と協力し続けることはなく、ISISやPKK、YPGなどの指導者は「ごく短期間で壊滅するだろう」と述べた。
2024.12.20
 11:58
毎日新聞

(Yahoo)

シリア駐留米軍、実は増員していた 900人から2000人に <2501-122006>
 米国防総省のライダー報道官が19日の記者会見で、シリアにISISの掃討目的で駐留する米軍の要員数について、これまで説明してきた900名ではなく、実際は少なくとも数ヵ月前から計2,000名に増員していたと明らかにした。 ライダー報道官は掃討作戦の中核を担っているのはあくまで900名だとし、増派された要員は「一時的」なものだと強調した。
 ライダー報道官は駐留人数は常時変化しているとした上で、「私も今日、2,000名という数字を知った」と説明し、「8日のアサド政権の崩壊以前から増えていた」と述べた。
 シリアで米軍はクルド人主力民兵組織シリア民主軍 (
SDF) と連携しながら、ISIS掃討に当たってきた。
 一方、トルコのエルドアン政権はSDFについて、トルコ国内の非合法武装組織とつながりがあるグループだとして敵視している。
2024.12.20
 11:14
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア民主軍、トルコと全面停戦なら非シリア系兵は撤退へ=司令官 <2501-122005>
 米国が支援するクルド人主力の組織であるシリア民主軍 (
SDF) のアブディ司令官が19日にReutersに対し、トルコとの国境に近いシリア北部でのトルコとの紛争が全面的な停戦に至った場合、支援のために中東各地から来た非シリア系クルド人兵士らが撤退するとの見通しを示した。
 アブディ司令官の発言は、トルコ国内で非合法化されている武装組織のクルド労働者党 (PKK) メンバーを含めた非シリア系クルド人兵士がSDF支援のためにシリアに来たことを初めて認めた。 トルコや米国などはPKKをテロリスト集団と見なしている。
 アブディ司令官は「シリアにはこれまでとは違った状況があり、政治的な段階を始めようとしている。 シリア人は自分たちで問題を解決し、新しい政権を樹立しなければならない」とし、「トルコ軍および同軍の同盟勢力との間で全面的に停戦した後、この段階に加わる準備を進めている」と言及した上で「シリアで新たな動きがあるため、私たちの戦闘を支援してくれた兵士たちは誇りを持ってそれぞれの地域に戻る時だ」との認識を示した。
 トルコはSDFを国家安全保障上の脅威と見なし、シリア北部でのSDFに対する新たな軍事作戦を支援していることから、非シリア系クルド人兵士の撤退は、トルコ側の主要な要求の一つとなっている。
2024.12.20
 10:42
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ、米支援クルド勢力 SDFとの停戦否定 「米発表は誤り」 <2501-122004>
 トルコ国防省関係者が19日、シリア北部で米国が支援するクルド人主力の組織であるシリア民主軍 (
SDF) とトルコが停戦合意に達したという米側の発表は誤りだと述べた。 トルコ政府関係者は匿名を条件に「トルコとしては、いかなるテロ組織との協議もあり得ない。 米国の発表は間違いだ」と記者団に述べた。
 シリアのアサド政権が崩壊し、各地で武装勢力による戦闘が勃発する中、米政府は先週、トルコが支援するシリアの元反体制派とSDFの最初の停戦を仲介し、米国務省は17日、トルコとの国境に近いマンビジュ周辺での停戦は今週末まで延長されると発表していた。
 一方、SDFはトルコが停戦に向けた国際的な努力に反し攻撃を続けていると非難し、戦闘を続ける構えを示した。
 SDFはISIS掃討を目指す米主導の連合と協力しているが、トルコはその中核であるクルド人民防衛隊 (YPG) について、国内で非合法化されている武装組織のクルド労働者党 (PKK) の派生組織と見なしている。
2024.12.19
 10:37
Reuters 通信

(Yahoo)

「トルコがシリア乗っ取り」トランプ氏主張をトルコ外相が否定 <2501-121908>
 トランプ次期米大統領がシリア旧反体制派によるアサド政権打倒はトルコによる「非友好的な乗っ取り」だと主張した。 トランプ氏は16日に記者団に対し、「シリアに入った人々はトルコの支配下にあるが、まあいいだろう。 トルコは非友好的な乗っ取りを行ったが、多くの命が失われることはなかった」と主張した。
 これに対しトルコ政府は18日に否定し、フィダン外相が中東の衛星TV局Al Jazeeraの取材で、「われわれはこれを乗っ取りとは呼ばない。 なぜなら、シリアで起きていることをそのような言葉で表現するのは重大な間違いだからだ。 シリア国民にとっては乗っ取りではない。 乗っ取りという要素があるとすれば、いま乗っ取りを行っているのはシリア国民の意思だ」と述べた。
 シリアで2011年に勃発した内戦の当初から、反体制派の主要な支援国と見なされてきたトルコは、シリアから反体制派の政治家や数百万人の難民を受け入れ、アサド政権軍と戦う反体制派を支援してきた。
 フィダン外相は、最終的にシリアを支配する勢力がトルコだと位置付けるのは間違いだと主張した。
2024.12.17
 16:27
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、シリアからの大規模撤収を開始 欧米当局者 <2501-121712>
 シリアのアサド大統領の失脚を受け、ロシアが軍装備品や兵員の大規模撤収を始めたことが分かった。 諜報に詳しい米当局者2人と西側当局者1人が明らかにした。
 当局者らはロシアの撤収について、大規模かつ重要な動きだと指摘し、撤収が始まったのは先週だが、恒久的なものになるかどうかは不明だとの見方を示した。
 欧米の諜報が示唆するところでは、ロシアの当局者は現在、シリアの実権を掌握した主要反体制派のシャーム解放機構 (
HTS) が一部主要基地へのロシアの残留を認める何らかの交渉による解決に前向きかどうか見極めている。候補となる基地の中には、ラタキアのフメイミム空軍基地タルトゥスの港湾施設も含まれるという。
 露大統領府のペスコフ報道官は先週の記者会見で、ダマスカスの反体制派と接触していることを明らかにし、「現地の支配勢力との接触を維持する必要がある。 我々はシリアに施設や人員を配置しているからだ」と述べていた。
 米当局者の2人によると、ロシアは海軍の資産をシリアからリビアに移動させ始めた。 別の国防当局者によれば、ロシア政府はリビア国民軍のハフタル司令官への圧力を強め、ベンガジの港湾に対するロシアの権益を確保するよう求めているという。
2024.12.17
 14:34
時事通信

(Yahoo)

シリア旧反体制派指導者、組織解散に言及 戦闘員は正規軍兵士に <2501-121711>
 シリアで暫定政府を主導する旧反体制派で旧ヌスラ戦線のシャーム解放機構(
HTS)の指導者ジャウラニ氏が16日、旧反体制派の各組織が解散されるとの見方を示した。
 通信アプリTelegramへの投稿によると、ジャウラニ氏は16日、国内の少数派でイスラム教の一派ドルーズ派のメンバーと面会して、「旧反体制派の各組織は解散され、戦闘員は国防省に兵士として組み込まれる」と伝え、「全て法の支配の下に置かれる」と説明した。
 また、多様な民族や宗派が存在する国家における結束の必要性を訴え、「シリアは団結しなくてはならない」と指摘し、暫定政府の下で少数派も保護されると強調した。
 ロシアに亡命したアサド前大統領は同日、声明で暫定政府について「テロリスト」と糾弾していた。
2024.12.17
 13:48
Wall Street Journal トルコ、シリア国境付近で軍部隊集結 米は侵攻懸念 <2501-121710>
 米政府高官らによると、トルコや同国と連携する民兵組織シリアとの国境沿いで軍との体制を強化していて、米国が支援するシリアのクルド勢力が支配する地域への大規模な侵攻を準備している可能性が懸念されている。
 国境沿いの体制には民兵組織の戦闘員らに加え、トルコ軍の特殊部隊や多くの砲兵部隊も加わっているという。 当局者らによれば、これら勢力はシリア北部のトルコ国境沿いにあるクルド人が多数を占めるコバニ周辺に集中している。
 米政府当局者の1人は、トルコによる越境作戦が差し迫っている可能性があるとも述べた。
 軍の部隊集結は12月初めにシリアのアサド政権が崩壊した後に始まり、2019年のトルコによるシリア北東部侵攻前の軍事的な動きと類似しているとみられる。 米高官の1人は「われわれはこの状況を注視しており、自制を求めている」と述べた。
 シリアのクルド人らによる民間行政組織高官のアフマド氏は、16日にトランプ次期米大統領に対し、トルコ軍による軍事作戦が差し迫っていると説明し、トルコのエルドアン大統領に越境侵攻を思いとどまらせるよう、働きかけを行うことを求めた。
 Wall Street Jounal(WSJ)が確認したアフマド氏によるトランプ氏への書簡は、「あなたの就任前に事実上われわれの土地を支配し、われわれの領土の支配者として彼らと交渉せざるを得なくすること」がトルコの狙いだと主張し、「トルコが侵攻を実行すれば、その結果は破滅的なものとなるだろう」とも述べている。
 クルド人主体の武装勢力のシリア民主軍(
SDF)はシリア北東部で米軍と連携してISISの残党掃討作戦を行っているが、今回のトルコによる脅威を受け、バイデン米政権が退陣する数週間前に脆弱な立場に置かれた格好となっている。
2024.12.17
 12:01
AP 通信

(Yahoo)

シリアにおけるロシアの存在 北部に撤退する露軍用車両 <2501-121709>
 シリア南部で地中海に面したタルトゥースから12月16日、北部にある同国第一の港湾都市ラタキアに向かうロシア軍用車両の延々と続く隊列が目撃された。 そのラタキアにあるロシアのフメイミム空軍基地では、定期的に大型輸送機が発着していた。
 オレンジ畑が点在するのどかなフメイミムの通りには、ロシア軍がこの地域に駐留していることを示すロシア語で書かれた看板を掲げる店が多いが、アサド前大統領の失脚後、ロシアの存在がいつまで続くかは未知数になった。
 同国北西部の反政府武装勢力は11月にアサド前大統領の支配を再び脅かす電撃的な攻撃を開始し、最終的に前大統領とその家族に亡命を許可したものの、ロシアはこの間ほとんど傍観していた。
 そのロシアはいま、シリアの一部地域から撤退を開始している。
2024.12.17
 07:55
Reuters 通信

(Yahoo)

シリアは内戦開始時の金保有高維持、外貨準備大幅減=関係者 <2501-121705>
 事情に詳しい関係者4人がReutersに、シリア中央銀行は、アサド政権崩壊後も2011年の内戦開始当初とほぼ同じ量の金を保有しているが、外貨準備は大幅に減少したことを明かした。
 World Gold Councilがシリア中銀のデータに基づいて算出した2011年6月のシリアの金保有高は25.8tで、Reutersの計算では現在の価格に換算すると$2.2B相当になる。
 一方、関係者の話によると、足元の外貨準備高は$200Mで、うちドルの準備高は数百万㌦に過ぎない
 国際通貨基金 (IMF) のデータに基づくと、内戦開始時の外貨準備は$14B、内戦前の2010年時点の推定$18.5Bに比べて著しく目減りした。
2024.12.17
 06:05
時事通信

(Yahoo)

シリア旧反体制派指導者、制裁とテロ指定の解除要求 米紙 <2501-121704>
 New York Times紙が一部メディアとの取材内容として、シリアで暫定政府を主導する旧反体制派のシャーム解放機構 (HTS) の指導者ジャウラニ氏が16日、米国や他の国々に対し、アサド旧政権下で科された対シリア制裁とHTSへのテロ組織指定の解除を促したと報じた。
 ジャウラニ氏は、制裁は「死刑執行人」を対象にしたものだとして、アサド前大統領の辞任により不要になったと指摘し、シリアを立て直すために全ての制約を取り除く必要性を訴えた。
 ただ、ジャウラニ氏個人の「特別指定国際テロリスト」指定については、解除は「私にとって重要ではない」と述べた。
2024.12.17
 02:15
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、シリア制裁緩和の用意 前向きな措置実施なら=カラス上級代表 <2501-121703>
 EUの外相に当たるカラス外交安全保障上級代表が16日にアサド政権崩壊後のシリアについて、新政権の下で包括的な政府が樹立され、女性や少数派の権利の尊重などの「前向きな措置」が講じられれば、EUは対シリア制裁の緩和を検討する用意があると述べた。
 カラス上級代表はまた、シリア暫定政府を主導するシャーム解放機構 (
HTS) の幹部と会談するため、EUが高官をシリアに派遣したと明らかにした。
 EUはこの日、ブリュッセルで外相会合を開催し、カラス上級代表は会合後に記者団に対し、アサド政権の後ろ盾となっていたロシアとイランのほか、過激主義的な勢力はシリアの将来に関与すべきでないとの考えを示し、「会合で多くの外相が、シリア新政権はロシアの影響力排除を条件にすべきだと強調した」と述べた。
2024.12.16
 14:32
Kyiv Post Russian tTroops in Syria lack food and water - Ukrainian intelligence report <2501-121608>
 ウクライナの主要情報局 (HUR) が15日、ロシアが残しているシリアに2ヵ所残している基地と、現在海上に停泊している船舶で、水と食料の不足が報告されたと述べた。
 兵站上の課題により、シリアのロシア軍兵士の食料と飲料水が不足していると、ウクライナ国防情報局(HUR)は12月15日に発表した。
 HURは、15日のTelegramの声明で、ロシアのフメイミム空軍基地タルトゥース海軍基地、そして現在タルトゥース沖に停泊している軍艦で不足が発生していると述べた。
 ロシアは2017年に両基地に恒久的な軍事駐留を確立した。
 HURは、避難努力の一環として、14日にロシアからフメイミム空軍基地に2機の輸送機が飛来し、立ち往生した兵士に食料を提供する予定であると述べた。
 HURは以前、12月10日に、複数の輸送機と軍艦が兵士と装備を避難させるためシリアに向かっていると述べていた。
2024.12.16
 14:20
Kyiv Independent Assad airlifted $250m in cash from Syria to Russia over two years, FT reports <2501-121607>
 Financial Times (FT) が12月15日に、アサド元大統領は、2018年~2019年の2年間で、シリアからロシアに、現金$250Mを空輸したと報じている。 打倒されたシリアの独裁者アサド元大統領は、2018年から2019年の間にモスクワに$250Mの現金を空輸したとFTが報じた。 FTは、同紙が見た財務記録を引用して、シリア中央銀行が$100紙幣と€500紙幣を2tを国内に送り込み、制裁対象のロシア銀行に預け入れたと述べた。
 同メディアは、シリアが軍事支援のためにロシアに多額の債務を負っており、アサドの親族が高級アパートを含むロシアの資産を買い占めていた時期に、送金が行われたと述べた。
 ロシアは2015年にシリアに部隊を配置し、複数の反政府勢力に対してアサド政権を支援した。
2024.12.16
 12:01
AP 通信

(Yahoo)

露軍シリアから性急な撤退 ウクライナ戦争にどう影響 <2501-121605>
 ロシア軍と軍用車両が12月15日、シリア地中海沿いの都市ラタキアにあるフメイム空軍基地に向かって撤退するのが、各地で目撃されている。 ロシア軍のヘリコプターが上空を警戒する中、軍用車両が続々と同空軍基地に到着している。 アサド政権が倒れた後も、ロシアが中東で力を発揮できるかどうかという疑問の中で、ロシア軍の性急な撤退が始まった。
 同空軍基地のゲートを警備する過激派武装組織 (
HTS) の戦闘員らは、ロシア軍とは接触しておらず、「ここにいるように命令を受けただけだ」と語った。
 首都ダマスカスと中部の都市ホムスを結ぶ高速道路では、MBT戦車やAPCとは別にこれまで南西部のヨルダン国境地帯やダマスカスなどの南部地域に配備されていた装備も目撃された。
 また、ロシアのシリアからの撤退がウクライナ戦争にどう影響するかという疑問も残る。
2024.12.16
 07:35
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、占領地ゴラン高原の人口倍増計画を承認 <2501-121603>
 イスラエル政府が15日、シリアとの間にある占領地ゴラン高原の人口を倍増させる計画を承認した。 ネタニヤフ首相は「ゴラン高原を強化することはイスラエル国家を強化することであり、現時点では特に重要だ」と述べた。
 イスラエルは1967年の第3次中東戦争でゴラン高原の大半を占領し、1981年に自国への併合を宣言した。 2019年に当時のトランプ政権はこれを承認したが、国際的には承認されていない
 首相府によると、ゴラン高原の人口増加を促進するためILS40M($11M)以上を投じる計画で、ネタニヤフ首相は「戦争とシリアが直面する新たな戦線を考慮し、ゴランの人口を倍増させたいという願望から」この計画を政府に提出したという。 ただネタニヤフ首相は「シリアとの紛争に関心はない」とも述べた。
 これについて、サウジアラビア、カタール、UAEはイスラエルの決定を非難した。
2024.12.16
 01:31
Bloomberg

(Yahoo)

米国はシリア暫定政府と直接対話、制裁緩和も-ブリンケン国務長官 <2501-121601>
 ブリンケン米国務長官が訪問先のヨルダンで14日に、米国はシリアで暫定政権を担う反体制派と直接協議していることを明らかにした。 同長官はアサド政権崩壊後の今後に焦点を絞った中東歴訪を終えた。
 ブリンケン長官はアカバで記者団に対し、制裁緩和の見通しも示した。 シリアのアサド政権崩壊後の移行は米国が掲げた目標に合致しているとし、米国は「これまでに講じたさまざまな制裁などの措置を精査し、相応の対応をする」と述べた。
 ブリンケン長官は、米当局者が反体制派を主導する武装組織ハヤト・タハリール・シャムなどの勢力と直接接触しており、米国とアラブの友好国がシリアの政治的移行を導く上で望む一連の原則に加え、行方不明の米国人ジャーナリストのタイス氏を見つけることの重要性について話をしていると語った。
2024.12.14
 05:16
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、対シリア軍事要衝ヘルモン山の冬季駐留準備へ <2501-121403>
 イスラエルのカッツ国防相が13日に同国軍に対し、シリア側を見渡せる軍事要衝のヘルモン山に冬季駐留する準備をするよう命じた。
ヘルモン山の位置 (Google Map)】
 カッツ国防相の事務所は声明で「シリア情勢を踏まえ、われわれがヘルモン山の頂上を維持することは安全保障上極めて重要」とした。 ヘルモン山はシリアとレバノンの国境にまたがり、イスラエルの占領地ゴラン高原に設置されたシリアとの緩衝地帯の最北端近辺にある。
 シリアのアサド政権崩壊を受け、イスラエルは緩衝地帯に部隊を配置しており、イスラエル軍のシリア駐留が長期化する兆候が強まっている。
【註】
 ヘルモン山はレバノンとシリアの国境にあるアンチレバノン山脈の最高峰で、最高点の標高は2,814mである。
 1973年の第四次中東戦争では、激戦地になった。 南部の稜線にあたるゴラン高原は1967年の第3次中東戦争以降イスラエルの支配下にあるが、最高点はシリアが支配している。
 ・第一次ヘルモン山の戦い(英語版) (10月06日 ~ 10月07日)
 ・第二次ヘルモン山の戦い(英語版)(10月08日 ~ 10月20日)
 ・第三次ヘルモン山の戦い(英語版) (10月21日 ~ 10月22日)
ヘルモン山 (Wikipedia)】
2024.12.14
 01:14
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、対シリア小麦輸出停止のもよう ウクライナが供給に意欲 <2501-121402>
 アサド独裁政権が崩壊したシリアに対し、ロシアが小麦の輸出を停止したことが13日に両国の関係筋の話で分かった。 新政権の不確実性と支払い遅延などが背景にあるという。
 ロシア政府関係筋によると、アサド政権崩壊後、シリア側の小麦輸入管理責任の所在が不明確になったため、輸出業者が供給を停止した。 シリア関係筋も、支払い状況が不明確になったため船舶の運航が遅延していると明らかにした。 シリア暫定政府がロシア側と協議しているという。
 ロシア穀物生産者輸出業者連合によると、シリアはロシア産穀物の主要な消費国ではないが、ロシアからの小麦供給が途絶えれば、シリアで食料不足が深刻になる恐れがある。
 一方、ロシアの全面侵攻を受けながらも世界的な穀物輸出国であるウクライナは、シリアへの食料供給の用意があると表明した。
 こうした中、ウクライナのコバル農業食料相はReutersの取材に対し「困難な状況にある地域にこそ、ウクライナの食料を届けなければならない。 ウクライナは食料の供給に前向きだ。 シリアが必要とするなら、ウクライナは共にある」と述べた。
 ウクライナは中東地域に小麦とトウモロコシを輸出しているが、シリアには供給していなかった。 ロシアの後ろ盾を受けていたアサド政権の崩壊後、ウクライナはシリアとの関係修復の意向を表明し、ウクライナのシビハ外相は「将来的な関係修復への道を開き、シリア国民への支持を再確認する用意がある」と述べている。
2024.12.13
 22:16
Kyin Independent Russia likely withdrawing its troops from Syria, CNN reports – photos <2501-121314>
 Maxar Tech社とPlanet Labs社によるシリアの軍事基地の衛星画像は、150tの搭載能力を持つ世界最大の貨物機An-124が、Il-76 3機小型の貨物機An-323とAn-721クメイミム空軍基地に到着したことを示している。 これらの輸送機は、ノーズコーンを持ち上げ貨物の搭載準備をしる。
 さらに、画像はロシア軍がKa-52を分解していることを示しており、Maxarの専門家は搭載の準備が整っていると見ている。 専門家はS-400 SAMの部品も特定したが、これも明らかにロシアへの輸送に向けて準備されているようである。
 Maxar Tech社は、シリア沿岸から地中海を航行するロシア船の写真も公開した。
 ロシア国営TASS通信は、ロシアがシリア新政府と、シリア国内の軍事基地を維持するため、まだ交渉中だと報じたが、同時にロシア軍の車列がフメイミム空軍基地に向かって移動するビデオも公開した。
2024.12.13
 19:37
時事通信

(Yahoo)

中国外相、「シリア国民の選択尊重」 過去にアサド政権支持 <2501-121313>
 中国の王共産党政治局員兼外相が13日、訪中したエジプトのアブデルアティ外相との会談後の共同記者会見でシリアのアサド政権崩壊を巡り、「中国はシリアの内政には干渉したことはなく、シリア国民の選択を尊重する」と述べた。
 習政権は、最近のシリア情勢に神経をとがらせているもようで、ロシアが後ろ盾となっていたアサド前政権を支持していた2023年訪中したアサド前大統領と習国家主席は、両国の「戦略的パートナーシップ」樹立を宣言し、ロシアが後ろ盾となっていたアサド前政権を支持していた
2024.12.13
 05:22
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、シリア旧反体制派のシャーム解放機構と直接接触=外務次官 <2501-121303>
 ロシアのInterfax通信が12日、ボグダノフ外務次官が、シリアのアサド独裁政権を倒した勢力のシャーム解放機構 (
HTS) の政治委員会とロシア政府は直接接触していると明らかにしたと報じた。 ボグダノフ次官は記者団に対し、HTSとの接触は「建設的に進んでいる」と述べた。
 ロシアがシリアのタルトゥースフメイミームに設置している軍事基地については、今もなお存在しているとし、ロシアはこれらの基地を維持し、「国際テロ組織」との戦いを継続することを望んでいると言及して、軍事基地はシリアの要請で設置されたとし、ISISの残存勢力などの勢力との戦いはまだ終わっていないとの認識を持っていると語った。
2024.12.12
 23:29
RBC Ukraine Israel states that it is preparing for strikes on Iran's nuclear facilities <2501-121222>
 Times of Iraelが、イスラエル空軍は、シリアの防空システムを無力化した後、イランの核施設を攻撃する準備をしていると報じている。
 報道によれば、イスラエル国防軍は、中東におけるイラン代理集団の弱体化と、シリアのアサド政権の劇的な崩壊の後、今やイランの核施設を攻撃する機会があると考えている。 その結果、イスラエル空軍は、そのような標的に対する潜在的な攻撃に対する準備を強化し続けている。
 最近の攻撃で、シリアの防空システムの85%以上が破壊されイスラエルの航空機とUAVに完全な制空権を与えたことが注目されている。
 イスラエル軍はまた、アサド政権の崩壊と、その主要な代理組織であるレバノンのヒズボラの弱体化により、イランが核開発計画を継続し、核抑止力を置き換えようとして爆弾を開発する可能性があると考えている。
2024.12.12
 22:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナがシリア反体制派にドローンなど軍事支援か 米紙報道 <2501-121220>
 Washington Post紙が10日にウクライナの軍事情報に詳しい関係筋が、シリアのアサド政権を打倒した反体制派の攻撃をめぐりウクライナからUAVなどの軍事支援を受けていたと明かしたと報じた。
 報道によると、ウクライナの情報機関は約1ヵ月前に、シリア北西部イドリブを拠点とする反体制派の過激派組織のシャーム解放機構(
HTS)を支援し、UAV約150機と、その操縦士約20人を送り込んだ。
2024.12.12
 12:02
AFP=時事

(Yahoo)

シリア民間防衛隊、秘密地下房の地図求めロシアに協力要請 <2501-121208>
 シリアの救助ボランティア団体シリア民間防衛隊 (White Helmets) が10日、国外脱出したアサド前大統領が滞在しているロシアに対し、同氏に圧力をかけ、政権下で拘束した人々のリストと秘密の収容施設の情報提供するよう求めた。 同団体は、時間と闘いながら被拘束者の解放を目指している。 2011年の内戦勃発以降、アサド政権は拷問、レイプ、裁判なしの処刑など、さまざまな人権侵害を行ってきたとされる。
 英国に拠点を置くNGOのシリア人権監視団は2022年、国内の刑務所では推定10万人以上が死亡し、その多くは拷問によるものだったと報告している。
 また、アサド政権下での残虐行為の象徴とされ、激しい拷問が行われていたサイドナヤ刑務所には約3万人が拘束され、このうちわずか6,000人しか釈放されていないと指摘していた。
 White Helmetsは10日、サイドナヤ刑務所で「隠された地下房」を捜しているとし、その後、新たな被拘束者の発見には至らなかったと発表した。
2024.12.12
 11:46
Reuters 通信

(Yahoo)

「国庫は空っぽ」シリア暫定政権、多難の船出 米政府に制裁解除を求める意向 <2501-121207>
 シリアのアサド政権を打倒した反政府勢力によって暫定首相に任命されたバシル氏は、数百万人のシリア難民を帰還させ、基本的な住民サービスの再開を目指す一方、国庫にはほとんど無価値のシリア・ポンドしか残っていないと述べた。
 首都ダマスカスのパン屋には11日に、長い行列ができていた。 これはシリアが抱える深刻な経済問題の一端を示している。
 バシル暫定首相は、数百万人のシリア難民を帰還させ、基本的な住民サービスを提供したいとしているが、外貨がなければ困難になるだろうと述べた。 バシル暫定首相は、反政府勢力が12日間の攻撃でアサド政権を倒す以前は、反政府勢力が支配する北西部で政権を運営していた。
 ダマスカスでは銀行や商店が再開し、武装した人の姿も減っているが、何十万人もの命を奪った内戦からの復興は、険しい道のりになるだろう。
 ダマスカスで事業を営む人は「我々が直面する問題は、通貨だ。 イドリブ地域やアレッポからここに来た人たちの中には、トルコリラやドルしか持っていない人もいる。 我々はそれをどうやって両替したらいいのかわからないので、ビジネスを妨げる要因になっている」と述べている。
 アサド政権に対する国際的な制裁も、経済が崩壊した要因の1つで、アサド政権の崩壊を受けて、米国の上院議員2人が米政府に対し、シリア制裁の一部の停止を求める書簡を送った。 最も厳しい制裁の1つは12月に更新される予定で、暫定政府は制裁緩和について米政府に連絡を取っているとReutersに明かした。
 またダマスカス商工会議所のトップは、新政府が経済関係者に対し、従来の統制経済をやめて今後は自由市場モデルを採用し、国際金融システムとの統合を目指す意向を示したと語った。
2024.12.12
 08:27
Reuters 通信

(Yahoo)

アサド政権の治安部隊解体へ、シリア反体制派指導者が表明 <2501-121206>
 シリアのアサド政権崩壊を主導した反体制派シャーム解放機構 (
HTS) ジャウラニ指導者が11日にReutersに対し、アサド政権の治安部隊を解体する方針を明らかにした。 ジャウラニ氏は「前政権の治安部隊を解体し、悪名高い刑務所を閉鎖する」と述べた。
 反体制派の司令官は既に、軍の徴集兵に恩赦を与えると表明している。
 アサド政権が数万人を収容していたとされる刑務所には、家族らを探すため多くの人が集まっている。 解放された人もいる一方、死亡が確認された人や、まだ見つかってない人も数千人いる。
 ジャウラニ氏は化学兵器が保管されている可能性のある場所を追跡し、安全を確保するため国際機関と連携しているとも述べた。 HTSはいかなる状況下でも化学兵器を使用しないと表明している。
 同氏はまた、テクノクラート(専門知識を持った官僚)による政権を樹立する意向を改めて示した。 現在の暫定政権は2025年3月を期限としている。
2024.12.12
 07:20
CNN アサド政権の薬物製造施設か、SNS に映像出回る <2501-121211>
 アサド政権が崩壊したシリアで撮影されたとされる、薬物カプタゴンが大量に保管されている倉庫の映像が11日にソーシャルメディア上に出回った。
 映像に映っている大きな倉庫は首都ダマスカス近郊の軍司令部にあるとされている。 同司令部はアサド元大統領の弟のマヘル・アサド氏が統括していた。 CNNは映像の撮影場所を検証できていない。
 映像の音声には「カプタゴンの錠剤を製造する最大規模の施設」とある。 大量のカプタゴンの錠剤が製造装置と共に床に置かれている様子が映っている。
 アサド政権下ではカプタゴンが製造・販売され、シリアは麻薬国家となっていた。
 米国などはアサド政権がカプタゴンを積極的に輸出していると主張してきたが、映像が本物であることが確認されれば、そうした主張を裏付けるものとなる。 周辺の中東諸国ではカプタゴンが重大な社会問題となっており、一部の国はカプタゴンの取り引きを抑制するためにアサド政権との協議に乗り出していた。
 アンフェタミンを含むカプタゴンは依存性の強い薬物で、末端価格が安いことから「貧者のコカイン」とも形容される。 近年の調査でカプタゴンの取り引きは年間数十億㌦規模にのぼると推定されている。
 米国の制裁を受けていたシリアにとって、カプタゴンの製造・販売はアサド政権の頼みの資金源だったと考えられている。
2024.12.12
 07:04
時事通信

(Yahoo)

処刑や拷問で3万人死亡か 首都郊外の刑務所解放 シリア <2501-121204>
 シリアで50年以上続いたアサド父子による独裁政権の崩壊に伴い、首都ダマスカス郊外のサイドナヤ刑務所などに政治犯として投獄されていた人々が解放された。
 同刑務所では、3万人以上が処刑や拷問などで殺害されたとの指摘もあり、前政権の残虐な反体制派弾圧が明らかになりつつある。
 中東の衛星TV局Al Jazeeraによると、反体制派の救助団体「シリア民間防衛隊(White Helmets)」はアサド政権が崩壊した8日、同刑務所から受刑者2万人以上を解放した。
 オーブンの中から遺体が見つかるなど、日常的に処刑が行われていた形跡も見つかった。 同団体のサレハ代表は「刑務所ではなく大虐殺の現場との印象を受けた」と語った。
2024.12.11
 14:26
Reuters 通信

(Yahoo)

米軍はシリア駐留継続へ、IS壊滅目指す=ホワイトハウス高官 <2501-121114>
 米大統領府高官が10日、ISISを壊滅させるために、シリアのアサド政権崩壊後も米軍は同国に駐留を続けると表明した。
   国家安全保障を担当するファイナー米大統領副補佐官はニューヨークで開催されたReuters Next会議で取材に応じ、「これらの部隊は非常に具体的かつ重要な目的で派遣されており、何らかの交渉材料として駐留しているわけではない」と述べ、「米軍はISISと戦うために10年以上現地に駐留してきており、現在もこの任務に全力を尽くしている」と強調した。 米軍はシリアにとどまるかとの質問に対し、「その通りだ」と明言した。
 アサド政権を崩壊に導いた反体制派の主力組織
HTSは国際武装組織アルカイダの流れをくみ、米国はテロ組織に指定している。
 ファイナー副補佐官は「このような組織については、政策の正式な変更はない」と述べ、テロ組織の指定は組織の発言や意図ではなく活動に基づいて決定するため行動を注視していくと説明した。
 一方で、これらの組織が過去数週間に発言している内容の一部は「非常に建設的」だと評価した上で、そうした発言に「シリアに信頼できる包括的な統治」をもたらす行動が伴うかどうか見守ると述べた。
 また、バイデン政権はトランプ次期大統領の政権移行チームメンバーと連絡を取り、シリアに関する情報を提供していると語った。
2024.12.11
 12:11
BBC News

(Yahoo)

イスラエル、シリアの海軍艦隊を攻撃 全土で空爆を350回以上実施と発表 <2501-121113>
 イスラエルが10日、シリアの海軍艦隊を攻撃したと発表した。 アサド政権の崩壊を受け、シリアの軍事資産を無力化するためだとし、また、シリア全土で数百回にわたって空爆を実施したとした。
 イスラエル国防軍 (IDF) は声明で、同軍の艦船が9日夜、シリアのアル・バイダラタキアの港を攻撃したとした。 当時、15隻が停泊していたという。 BBCは、ラタキア港における爆発の映像を確認した。 船や港の一部が大きな損傷を受けている様子が映っている。
 イスラエルのカッツ国防相は声明で、IDFの狙いは「イスラエル国家を脅かす戦略的能力の破壊」だと説明し、シリア艦隊を破壊する作戦は「大成功」だったとした。
 IDFはまた、シリア全土で空爆を350回以上実施したとした。 更にイスラエルが占領しているゴラン高原シリアの間にある非武装地帯にも、地上部隊を移動させたとした。
 ダマスカスやホムス、タルトゥース、パルミラでも、飛行場や軍用車両、防空兵器、兵器生産施設、武器倉庫、弾薬庫、「多数」の艦対艦ミサイルなどを攻撃したと説明し、それらが「過激派の手に渡るのを防ぐ」ためだとした。
 イギリスに拠点を置くNGOのシリア人権監視団(SOHR)も10日、アサド政権が反政府勢力によって倒されて以降、シリアに対するIDFの攻撃を310回以上確認しているとした。
2024.12.11
 00:42
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、シリア南部に防衛地帯設置へ ゴラン高原の支配強化 <2501-121104>
 イスラエルのカッツ国防相が10日、イスラエルに対する「テロの脅威」を防ぐため、シリア南部に「イスラエル軍が常駐しない防衛地帯」を設けるよう命じたと述べた。 詳細は明かさなかったが、防衛地帯は「シリアにおけるテロ組織の設立と組織化を阻止する」ことが目的だという。
 さらに、イスラエル軍がイスラエル占領下のゴラン高原とシリアの間の緩衝地帯に拠点を築いていると表明し、同地域の支配を強めていることを明らかにした。
 イスラエル軍はアサド政権が崩壊した先週末以来、化学兵器を含むシリア軍の装備が反政府勢力の手に渡らないようにするためとして、シリア全土の一連の標的を攻撃している。
 ネタニヤフ首相は「シリアの内政に干渉する意図はないが、われわれは安全を確保するために必要なことを行う。シリア軍が残した戦略的軍事施設が過激派の手に渡らないよう、空軍に爆撃を許可した」と明らかにした。
 イスラエルのメディアは、空軍が250回もの攻撃を実施したと報じたが、軍は攻撃回数については明言を控えた。
2024.12.11
 00:38
Reuters 通信

(Yahoo)

レバノン、旧アサド政権幹部の避難先となる危険性 主要政党が警告 <2501-121103>
 レバノンの進歩社会党 (PSP) が10日、アサド政権崩壊後、同政権の一部幹部レバノン、もしくはレバノン経由で他国に逃亡したとの報道を踏まえ、レバノンは犯罪に関与したシリアのアサド政権幹部らの避難先になってはならないと警告した。
 同党は声明で「レバノンは、レバノンやシリア市民に対し犯罪を犯した者たちの避難先になる危険性がある」と警告し、法的および政治的な影響を回避するため、こうした状況を防ぐようレバノン政府機関に呼びかけた。
2024.12.10
 06:50
毎日新聞

(Yahoo)

シリア反体制派、政府の軍人を恩赦へ 新政権で国内融和狙う <2501-121002>
 アサド政権が崩壊したシリアで、ダマスカスを制圧した
HTSなどで作る反体制派の司令官が9日、アサド政権時代のすべての軍人に対して恩赦を与えると発表し、アサド政権時代の恐怖政治や弾圧に対する報復の懸念が残る中、国内の融和を図る姿勢を打ち出した。
 また、反体制派は「女性の服装について介入することは厳しく禁じられている」との声明も発表した。
 HTSは国際テロ組織アルカイダ系ヌスラ戦線が前身で、イスラム教の保守的な解釈に基づく統治が始まることを恐れる住民もいるためイスラム過激派とのイメージの払拭を図ろうとしたとみられる。
2024.12.10
 06:48
毎日新聞

(Yahoo)

シリア、反体制派に政権委譲へ 首相が方針表明 独裁崩壊で <2501-121001>
 中東の衛星TV Al Arabiyaが、アサド政権が崩壊したことを受け、シリアのジャラリ首相が9日、反体制派を主導する
HTSが北西部イドリブ県を拠点に設立していたシリア救国政府に対し、政権を移譲することに同意したと明らかにしたと報じた。 8日に独裁政権が崩壊したシリアで、スムーズな権力移譲が実施されるかが注目されている。
 シリア内戦下で、イドリブ県など一部地域に押し込まれていたHTSが2017年、行政部門として設立した救国政府は、「内務省」や「保健省」など、通常の政府組織を模倣する形で組織を整えており、公式ウェブサイトによると、「解放されたシリア北部の住民に奉仕し、治安と安定を維持すること」を主要な目的に掲げている。
 中東の衛星TV Al Jazeeraは、救国政府を率いるバシル氏が移行政府の首相に就任する見通しだと報じている。 HTSのジャウラニ指導者とバシル氏はアサド政権のジャラリ首相らと会談し、今後の統治について協議した模様である。
2024.12.09
 22:55
RBC Ukraine Iran withdraws support for Assad - WSJ <2501-120918>
 Wall Street Journalが、イラン政府はイスラエルからの報復を恐れて、反政府勢力との戦闘でシリアのアサド大統領を支援することを拒否したと報じた。
 匿名のシリア当局者は、イランが反政府勢力の攻勢に備えなかったとしてアサドを非難したことを明らかにした。
 シリアへの援助物資を運んでいたイランの航空機は、イスラエルの空爆の脅威のため、離陸後に引き返さなければならなかったと報じられている。
2024.12.09
 19:31
Reuters 通信

(Yahoo)

イラン、シリア新指導部と接触か 政権崩壊受け影響力維持模索 <2501-120917>
 イランのある高官が9日にReutersに、シリアのアサド大統領が追放されて以来、イランはシリア新指導部の反体制派と直接接触していることを明らかにした。 両国関係が敵対化することを避けるためだという。
 アサド政権の崩壊によって、イランとロシアがこれまでアラブ世界に影響力を行使していた砦が拭い去られたことから、イラン当局はシリアの政変が、地域的影響力の要であるシリアにおけるイランの影響力にどのような影響を及ぼすのか懸念を深めているようである。
 ただ、イラン高官によると、イランはシリアの新支配陣の中におけるイラン寄りの人々と接触する外交的手段を模索し、「イランにとっての最大の懸念は、アサド氏の後継者がシリアをイランから遠ざけるかどうかであり、それはイランにとって避けたいシナリオだ」という。
2024.12.09
 18:25
Kyiv Independent Russia seeks Turkey’s help to withdraw troops from Syria, CNN Turk reports <2501-120916>
 CNNトルコが12月9日に、ロシアは、アサド政権崩壊後、トルコにシリアからの軍隊撤退を支援するよう要請したと報じた。
 アンカラの同紙特派員によれば、ロシアは空路でロシアに輸送する前に、シリアのトルコ支配地域に部隊を移転させることを提案している。
 しかし、ロシアはタルトゥースフメイミームの主要軍事基地の支配を維持するつもりだと報じられている。
 この報道は、アサド政権が反政府勢力に陥落した後、ロシアがシリアから軍事・海軍資産の撤退を開始したというウクライナ軍事情報部(HUR)の主張と一致している。
2024.12.09
 12:20
CNN

(Yahoo)

レバノン軍、シリア国境沿いに増援部隊を配備 <2501-120910>
 レバノン軍が8日、シリア国境沿いの東部と北部に増援部隊を配置したと明らかにした。
 レバノン軍は声明で、北部と東部の国境を監視・統制する部隊が、監視手続きの強化とともに増強されたと明らかにした。 レバノン全土に配備された部隊についても、治安の維持と市民の平和の保護のために例外的な措置を実施しているという。
 レバノン政府の発表によれば、ミカティ暫定首相は8日に軍や治安当局の幹部と電話会談を行い、国境の管理を強化して、シリア情勢の影響から同国を遠ざけることが優先事項だと強調した。
 ミカティ暫定首相は、シリアの刑務所から数百人の受刑者が解放されたことを受けて、行方不明者に関する委員会の能力を強化する必要性を訴えた。
 レバノンでの長期間にわたる内戦中に行方不明となった国民の多くはシリアの刑務所に収容されているとみられている。
2024.12.09
 09:36
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、アサド政権崩壊でまたも「勢力圏」喪失 ウクライナ侵略の代償、アルメニアに続き <2501-120907>
 ロシアを後ろ盾としてきたシリアのアサド政権の崩壊は、ロシアがウクライナ侵略に注力するあまり自身の勢力圏防衛に手が回らなくなっている実情を改めて浮き彫りにした。
 ロシアはこれ以前にも、ウクライナ侵略を背景に同盟国アルメニアの離反を招いており、ウクライナの戦場でロシアは優勢にあるものの、その代償として失っているものは大きい。
 ロシアは2015年にシリア内戦に軍事介入して反体制派勢力を空爆し、劣勢にあったアサド政権軍を優勢に導いた。 ロシアは介入の見返りとして、旧ソ連時代から租借してきたシリア西部タルトスの軍港に加え、新たに北西部ヘメイミーム空軍基地の使用権を獲得し、地中海や中東、北アフリカなどに軍事的影響力を行使する拠点としてきた。
 アサド政権の崩壊を招いた要因の一つには、ロシアがシリア駐留軍の戦力や兵器を引き抜いてウクライナに投入した結果、反体制派への抑止力が低下したことがあると分析されている。
 ロシア・アサド政権側と敵対してきた反体制派がシリアを掌握したことで、露軍拠点の先行きは不透明になっており、反体制派は現時点では「露軍拠点の安全は保証する」との立場を示しているとされるが、それは露軍拠点を攻撃しないという意味に過ぎない。 今後、反体制派が発足させる新政権がロシアとの租借契約の解除に動く可能性があり、そうなればロシアは周辺地域への足掛かりを失う
 ウクライナ侵略を背景にロシアが勢力圏を喪失するのは2度目で、南コーカサス地方では2023年9月にアゼルバイジャンが露主導の軍事同盟の集団安全保障条約機構 (
CSTO) に加盟する隣国アルメニアとの係争地ナゴルノカラバフで電撃的な軍事作戦に着手し、カラバフを奪還した。
2024.12.09
 03:06
テレ朝 News

(Yahoo)

シリアのアサド大統領と家族がモスクワに到着 ロシア国営メディア「人道的配慮に基づき亡命を認めた」 <2501-120902>
 ロシアの国営メディアが、政権崩壊に追い込まれたシリアのアサド大統領がモスクワに到着したと報じた。
 TASS通信は8日、ロシア大統領府の情報筋の話として反体制派の武装勢力に政権崩壊に追い込まれたシリアのアサド氏とその家族がモスクワに到着したと報じた。
 ロシアは人道的配慮に基づき亡命を認めたと報じている。
2024.12.09
 00:11
毎日新聞

(Yahoo)

イスラエルがシリアを空爆 政府軍が残した武器の破壊狙いか <2501-120901>
 Reuters通信が8日、ダマスカス近郊イスラエル軍によるものとみられる空爆があったと報じた。 Reuters通信によると、イスラエルによるとみられる空爆は、シリア南部スワイダの空軍基地にも行われた。 基地にはシリア軍が備蓄していたロケット弾やミサイルがあり、少なくとも6回の攻撃があったという。
 この他、南部ハルハラの空軍基地にも攻撃があった。  イスラエルは、シリアのアサド政権崩壊後、シリア政府軍が残した武器が過激派組織の手に渡ることを懸念しており、事前に防ぐために攻撃を仕掛けた可能性がある。
 イスラエルのネタニヤフ首相は8日、占領地ゴラン高原を訪れ、「中東にとって歴史的な日だ」と述べた。 アサド政権の崩壊は、シリアを支援していたイランとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラにイスラエルが打撃を与えた成果だと誇示した。
2024.12.08
 21:11
共同通信

(Yahoo)

アサド氏が平和的な権力委譲を指示 <2501-120812>
 ロシア外務省の声明によると、シリアのアサド大統領は辞任に当たり、平和的な手段による権力委譲を実行するように指示を残した。
2024.12.08
 20:49
共同通信

(Yahoo)

トルコ「新政権と協力」 アサド大統領は国外か <2501-120811>
 トルコメディアが、シリア反体制派に影響力を持つトルコのフィダン外相が8日、滞在中のカタール首都ドーハで記者会見し「シリア再建のため新政権と協力を続ける」と述べたと報じた。
 所在不明のアサド大統領は「おそらくシリア国外にいる」と言及した。
 フィダン外相は反体制派に対して、全ての民族、宗派による包括的な政権を樹立するよう要求し、「テロ組織がこの状況で利益を得るのを防ぐため努力する」と述べた。
2024.12.08
 20:18
産経新聞

(Yahoo)

シリア各地に割拠する反体制派 イスラム過激派、親トルコ、クルド人…政権崩壊で混乱必至 <2501-120810>
 アサド政権が崩壊したシリアは2011年に始まった内戦の結果、各地にさまざまな反体制派が複雑な形で割拠する事態となった。 それぞれ利害が異なる上、イスラム過激派は離合集散を繰り返すなどしており、政権崩壊後の情勢が混乱するのは必至である。
HTS
 シリア北西部イドリブには、アサド政権側との戦闘を主導したイスラム過激派のシリア解放機構 (HTS) などが根を張る。
 HTSは内戦開始直後に活動を活発化させたヌスラ戦線を前身とし、2016年に忠誠を誓った国際テロ組織アルカーイダとの決別を宣言し、他組織と合併して改名した。
 米国などはテロ組織に指定している。
SNA
 北部のトルコ国境に面する一帯は、トルコのエルドアン政権が肩入れするシリア国民軍(SNA)の支配地域で、HTSとともに政権側への攻撃に加わった
 エルドアン大統領はアサド政権の退陣を求め、反体制派を通じてシリアへの影響力浸透を図ってきた。
SDF
 また、北東部は少数民族クルド人主体の民兵組織のシリア民主軍(SDF)が支配している。
 エルドアン政権はトルコ国内の非合法武装組織のクルド労働者党(PKK)の分派だとして、過去にSDFに対する越境攻撃を行った。
・ISIS
 さらに、東部の一部地域では小規模ながらイスラム教スンニ派過激組織ISISが暗躍する。
 かつてシリアとイラクにまたがる広い範囲を制圧したが、米軍と連携したSDFなどの攻撃を受け、2019年に支配地域を全て失った
 東部にはISの勢力回復を警戒する米軍が兵士約900人を駐留させている。
2024.12.08
 19:13
毎日新聞

(Yahoo)

イラン大使館に武装集団侵入 シリア・ダマスカス 衛星テレビ報道 <2501-120809>
 中東の衛星TV Al Arabiyaが8日、アサド大統領による独裁政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスで、イラン大使館に武装集団が侵入したと報じた。 報じられた映像では、大使館の建物の窓ガラスが割られ、内部の家具も破壊された様子が確認できる。 路上には館内から持ち出されたとみられる書類も散乱していた。
 シリアでは8日未明、反体制派が首都を制圧し、アサド政権が崩壊した。 反体制派は戦闘員に対して、政府庁舎などの公共施設について、正式な政権移譲があるまでは侵入しないよう呼びかけていた。
 イランはシリア内戦でアサド政権を支えてきたことから、反体制派の戦闘員が大使館を襲撃した可能性がある。
2024.12.08
 15:29
TBS News

(Yahoo)

シリア・アサド政権崩壊と反体制派が宣言 国営テレビで動画放送 <2501-120806>
 内戦の続くシリアで、国営TVで放送された動画のなかで、反体制派勢力が、「アサド政権が崩壊した」と宣言した。 アサド大統領を乗せた飛行機がダマスカスを離れたとも報じられているが、行き先などは分かっていない。
 シリアでは、2011年から内戦が続いてきたが、反体制派勢力は11月27日に、北西部のイドリブから大規模な攻勢をかけ、政府軍と激しく交戦しながら首都ダマスカスに向かって包囲網を狭めていた。
2024.12.08
 08:20
毎日新聞

(Yahoo)

シリア反体制派、首都近郊に迫る 中部の要衝ホムスも制圧 <2501-120805>
 Reuters通信などが、内戦が続くシリアの反体制派が7日、首都ダマスカス郊外まで進攻したほか、中部の要衝ホムスでも政府軍を撤退させて市内を完全に制圧したと報じた。
 ホムスは国内の主要都市を結ぶ交通路の要衝で、反体制派による首都への攻勢が一段と勢いづくのは必至で、アサド政権の崩壊も現実味を帯びつつあり、2011年に始まった内戦は新たな局面を迎えた。
 反体制派の幹部は7日にSNSで「我々の部隊はダマスカス包囲の最終段階を始めた」と述べた。
 報道によると、反体制派は南部ダルアーから政府軍を撤退させた後、ダマスカスに向けて北上した。 政府軍は首都郊外からも続々と撤退しており、市内での防衛戦を見据えている模様で、地元記者によると、ダマスカスでは戦闘を恐れて避難する住民も出始めている。
 ダマスカス南部ではイスラム教少数派ドルーズ派を主体とする反政府デモも起き、アサド大統領のポスターや2000年に死去した父ハフェズ・アサド前大統領の像を破壊した。 ドルーズ派が多い南部スワイダでは7日、地元の反体制派が警察署を急襲し、刑務所から収容者を解放していた。
2024.12.08
 08:15
共同通信

(Yahoo)

シリア反体制派、重要都市ホムス掌握と主張 <2501-120804>
 Reuters通信によると、シリア反体制派が8日に首都ダマスカスにつながる重要都市、中部ホムスを掌握したと主張した。
2024.12.08
 07:46
産経新聞

(Yahoo)

「シリア軍港からロシア軍艦艇が脱出」報道、露外相が否定 反体制派攻勢でロシア苦慮 <2501-120802>
 TASS通信が、ロシアの支援するアサド政権が反体制派の攻勢で劣勢に立たされているシリア情勢を巡りラブロフ露外相は7日に訪問先のカタールの首都ドーハで開かれた国際フォーラムで司会者の質問に答え、ロシアが使用権を持つシリア西部タルトスの軍港から露軍艦艇が脱出したことが衛星写真で確認されたとする一部報道について「地中海で露軍の演習が行われており、衛星写真にはおそらく何か別のものが撮影されたのだろう」と述べ、否定したと報じた。
 ラブロフ外相は「『ロシアはシリアで負けた』と私に言わせたいなら、試み続ければよい」としつつ、「ロシアはシリアでテロリスト(反体制派)が優位に立たないようあらゆる手段を講じている」と述べた。
 ドーハでは同日、シリア情勢を協議するロシアとイラン、トルコの3ヵ国枠組みの外相会合も開催し、ラブロフ外相によると、3ヵ国はアサド政権と反体制派の対話を確立すべきだとする立場を確認し、戦闘停止へ協力する方針で一致した。
 2015年にアサド政権側でシリア内戦に軍事介入し、戦況を政権軍側に覆したロシアは、今回の反体制派の攻勢に苦慮している。
 ロシアは介入を通じ、旧ソ連時代から租借してきたタルトスの軍港に加え、北西部のヘメイミーム空軍基地の使用権も獲得して、中東やアフリカなどに軍事的影響力を行使する拠点としてきた。
2024.12.08
 04:34
テレ朝 News

(Yahoo)

シリア反体制派武装勢力が第3の都市ホムスに進攻 アサド政権数日以内に崩壊の見方も <2501-120801>
 シリアで反体制派武装勢力が、アサド政権が支配下に置く要衝を相次いで制圧し、第3の都市ホムスにも進攻したことが分かった。
 反体制派勢力が7日、主要都市のホムスに進攻したとしたうえで、「政府軍の防衛線は大きく崩壊した」ことを明らかにした。 中東のメディアなどは政府軍がホムスの一部の地域から撤退したと報じたほか、政府軍2,000名がイラクに避難したと報じた。
 このほかSNSでは、反体制派の勢力が迫る首都ダマスカスで市民らがアサド大統領の顔が描かれたバナーを破る様子なども投稿されている。
 米政府関係者はCNNの取材に対し、結論は出ていないとしつつも、アサド政権が数日以内に崩壊する可能性が高まっていると語った。
2024.12.07
 09:15
CNN

(Yahoo)

シリア南部で新たに反体制派蜂起、北部攻勢から遠く離れた地域 <2501-120706>
 シリア南部ダルアー県で、反体制派による新たな蜂起が発生している。 北部要衝ホムスへ向かう主要反体制派の攻勢からは遠く離れた地域となる。 CNNが位置情報を特定した映像には、反体制派の戦闘員がダルアー市南郊のヨルダン国境に近い道路を奪取する様子が捉えられている。 6日午後までに、バイクに乗った集団が北をめざす様子も映っている。 別の動画では、ダルアー市北郊の町ダエルに掲げられた「自由シリア」という旗が見える。
 新たに結成されたこの組織は声明で、目標は「新しいシリアの建設に集団で取り組むこと」だと説明した。
 シリア南部で反体制派の運動が始まったのは2012年で、ダルアーで地元活動家が自由シリア軍に属するグループを結成した時のことだが、戦闘員らは一旦ダルアー市を制圧したものの、後に政権が奪還した。
 南部の反体制派と政権軍の間ではかねて低強度の衝突が頻発していたが、情勢が大きく激化するのは久々となる。
2024.12.07
 07:25
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア反政府勢力、ホムス郊外の「最後の村を解放」と主張 南部都市も制圧 <2501-120704>
 シリアの反政府勢力がTelegramへの投稿で6日、同国中部の都市ホムス郊外の最後の村を解放したと主張した。 ただ、Reutersはこの情報を独自に確認できていない。
 反政府勢力に近い筋が、反政府勢力はその後南部の都市ダルアーも制圧したことを明らかにした。
Daraa の位置 (Google Map)】
2024.12.07
 01:58
Reuters 通信

(Yahoo)

米支援クルド勢力、シリア東部主要都市制圧 政府軍に一段の打撃 <2501-120702>
 関係筋3人が、米国が支援するクルド人主体組織のシリア民主軍 (
SDF) が6日、シリア東部の都市デリゾールを制圧したことを明らかにした。 ここ1週間で政府軍が支配力を失った都市はこれで3番目となる。
Deir Ez Zor の位置 (Google Map)】
 デリゾール市内に人脈を持つメディアDeir Ez Zor 24の活動家オマール・アブ・ライラ氏はReutersに対し、シリア政府軍とイランが支援するイラクの戦闘員SDFが進攻する前にデリゾールから撤退したと語った。  イラク治安筋によると、SDFはイラクとの国境にあるアルブカマル方面にも進出しており、24時間以内に同地域を制圧する可能性がある。
Al Bukamal の位置 (Google Map)】
 反政府勢力はすでに北部のアレッポと中部のハマといった要衝を制圧し、中部の都市ホムスに向けて前進している。
2024.12.06
 22:47
CNN

(Yahoo)

シリア反体制派のリーダー、目標はアサド政権の「打倒」 CNN独占インタビュー <2501-120620>
 シリアの反体制派が今週、北部アレッポに続き、政府から中部の要衝ハマも奪取した。 反体制派武装勢力を率いる過激派組織「シャーム解放委員会」
HTS旧ヌスラ戦線)のジャウラニ指導者はその最終的な目標について、独裁的なアサド大統領を打倒することだと語った。
 ジャウラニ氏は現政権の打倒という目標を達成するためにあらゆる手段を使うのは自分たちの権利だとしたうえで、「政権の破滅の種は常に政権内にあった。 イランは政権の復活を試み、時間を稼いだ。 その後ロシアも政権を支えようとした。 しかし真実は変わらない。 現政権は死んでいる」と述べた。
 ジャウラニ氏はCNNの独占取材で、国際テロ組織「アルカイダ」の分派組織から形成されたHTSの野望は、アサド政権を終わらせることに他ならないと断言し、制度に基づく政府と「国民が選んだ評議会」を創設する計画について語った。
 ジャウラニ氏は取材で、戦争で荒廃した国に対する異なるビジョンを描き出した。
 反体制派連合体が前進し、支配下に置く領土と人口が拡大する中、ジャウラニ氏は反体制派が支配する地域の管理について、民間人が恐れることはほぼないと主張した。 「イスラム統治を恐れる人々は、その誤った実施方法を目にしたか、正しく理解していないかのどちらかだ」と、反体制派がアサド政権の打倒に成功すれば、「統治、制度などの状態」に移行するとの見方を示した。
2024.12.06
 17:13
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア反政府勢力、ホムスへ進軍 イランとヒズボラはアサド政権支援 <2501-120616>
 シリア反政府勢力が政府軍への攻勢を強め南下を続ける中、紛争監視団体と住民が、5日夜から6日朝にかけて中部の都市ホムスから数千人の住民が避難したことを明らかにした。
 反政府勢力はすでに北部のアレッポと中部のハマといった要衝を制圧しており、アサド政権に打撃を与えている。
 一方でシリアのアサド政権を後押しするイランはミサイルやUAVのほか軍事顧問を送るなどで支援する意向を表明した。 レバノンのヒズボラも、ホムスを制圧されないよう精鋭部隊を派遣したことを明らかにした。
 イスラエル軍は、実効支配するゴラン高原へ増派し、あらゆるシナリオに備えているとしている。
 反政府勢力シャーム解放機構
HTS、旧ヌスラ戦線)の最高指導者アルゴラニ氏はCNNの取材に対し、シリア再建と中東や欧州に逃れたシリア難民の帰還が戦闘の目的だと述べた。
 HTSが支配地域に厳格なイスラム主義を押し付けようとするのではないかとの懸念に対し、「HTSは存在自体が目的ではなくいつでも解散する可能性がある。 アサド政権と対決するという重要な任務を遂行するための手段だ」と説明した。
 英国に拠点を置く監視団体「シリア人権監視団」によると、5日夜から数千人がホムスから政府の拠点である西海岸のラタキア県やタルトゥース県に向けて避難を開始した。
2024.12.06
 15:27
産経新聞

(Yahoo)

シリア反体制派、中部都市ハマ掌握 首都ダマスカス目指し南下 要衝ホムスへ <2501-120615>
 シリアでアサド政権側と戦うイスラム過激派のシリア解放機構」(
HTS)など反体制派が5日、シリア中部の都市ハマを掌握したのち、首都ダマスカスを目指して南下し、国内第3の都市ホムスに向かうとみられる。
 Reuters通信は、政権側はハマから撤収したと認めており、北部アレッポからの退却に続く打撃となると報じた。
 2011年の内戦開始以降ハマは政権側が支配下に置いてきたが、支援してきたロシアやレバノンのヒズボラがそれぞれウクライナ、イスラエルへの対応に追われ十分な援護ができないことが劣勢の一因とされる。
 在英のシリア人権監視団は5日、アサド政権側が反体制派の進撃を妨げるため、ハマとホムスを結ぶ高速道路の高架橋などを戦闘機で爆撃したと報じた。
 ホムスはダマスカスとアレッポのほか、地中海に面する西部との間を結ぶ交通の要衝で、西部の海軍、空軍基地にはロシア軍が駐留しているほか、北西部ラタキアにはアサド大統領の出身母体で国内少数派のイスラム教の一派、アラウィ派が多く住んでいる。
2024.12.06
 10:35
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア反政府勢力、「スンニ派過激派」からイメージ刷新図るも一部住民に根強い不信感 中部の要衝ハマ制圧 <2501-120609>
 シリア反政府勢力は5日、中部の要衝ハマを制圧した。 同国のアサド政権およびその同盟国であるロシアとイランにとって新たな打撃となった。 反政府勢力は、中部の要衝ハマの政府軍基地を掌握したとする映像を公開した。 Reutersは撮影場所を確認したが、日付は確認できなかった。
 シリア北部で電撃的な進軍を続ける反政府側は、政府軍がハマから撤退したと発表し、政府軍は「民間人の命を守り、市街戦を防ぐ」ため、市外に部隊を再配置したと発表して、撤退を事実上認めた。 アサド政権にとって大きな痛手となる。 反政府側は先週、北部の主要都市アレッポを制圧したが、ハマ陥落はそれからわずか数日後のことだった。
 今週象徴的な勝利を収めた反政府勢力の主要指揮官の1人、アブ・モハンマド・アル・ゴラニ容疑者は、アレッポの歴史的な城塞を訪れた。 反政府勢力は2016年に激しい戦闘の末、政府軍によって同市を追われていた。
 ゴラニ容疑者は、かつてイスラム過激派組織アルカイダのシリア支部を率いた人物で現在は民兵組織
HTSを率いる。 この組織はトルコ、米国、ロシアなどの国々からテロ組織に指定されている。
 ゴラニ容疑者は国内の宗教的少数派の保護を約束し、彼らにアサド政権に反旗を翻すよう呼びかけ、様々な宗教的・民族的少数派から成るシリアの内戦において、従来の強硬なスンニ派組織からのイメージ刷新を図っているようだが、多くの人々は依然として反政府勢力を恐れている。
2024.12.06
 09:06
Wall Street Journal シリア政権崩壊に現実味、反体制派が攻勢 <2501-120608>
 シリアの反体制派は5日、戦略都市ハマの制圧に向けて前進し、アサド大統領や同氏を支えるロシアおよびイランに深刻な打撃を加えた。 反体制派は広大な領域を支配し、勢いを増している。
 ハマが制圧されれば、反体制派が支配する北部シリアから首都ダマスカスに至るルートで政府が掌握している主要都市はホムスだけとなる。 反体制派はホムスを制圧すると述べていることから、アサド氏は沿岸部から切り離され、政権掌握が危うくなる可能性もある。 80万人が住むホムスはダマスカス、地中海、そして隣国レバノンとの国境を結ぶ戦略的要衝に位置する。
 5日にはハマ周辺の農村地帯で、反体制派とロシア空軍の支援を受けるアサド政権軍や戦闘機が激しい戦いを繰り広げたが、反体制派はハマに侵入したと主張し、シリア政府は同市から軍事力を撤退させると表明している。
 シンクタンク国際危機グループ(ICG)の上級顧問のハリファ氏は、「彼らがこのペースでホムスに向かい、ホムスの一部を制圧すれば、この政権が実際に崩壊する可能性を真剣に考える必要がある」と言及し、「現時点では現実的な可能性だ」と述べた。
 反体制派はその一方で、急速な進撃で補給線が脆弱になり、アレッポを含む領域を効果的に保持・統治できるかという疑問が生じており、ハマを制圧すればジレンマも抱える。 ただし反体制派の攻勢を受け、野党や米国が支援する民兵組織を含む非国家組織が広大な領域を支配する形となり、シリア西部の主要人口中心地に対するアサド政権の支配が脅かされることにもなる。
 ロシアとイランはアサド政権の支援に奔走し、ロシア軍機は反体制派が支配する地域で空爆を行ったほか、イラン外相はダマスカスに飛び、反体制派との戦いで政府を支援すると誓約した。
 だがロシアはウクライナ、イランはガザとレバノンでのイスラエルとの紛争に忙殺されており、シリアに軍事リソースを送れば、両国は異なる戦場間で難しい選択を迫られる可能性がある。
 イランが支援するレバノンのヒズボラも、アサド政権側で反体制派と戦ってきたが、イスラエルとの数ヵ月に及ぶ戦争によって打撃を受けている。
2024.12.06
 06:13
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア・イラク・イラン外相が6日会談、シリア情勢巡り協議へ=報道 <2501-120604>
 イラク国営通信 (INA) が5日、イラクのフセイン外相が6日にシリアおよびイランの外相と会談を行い、シリア情勢について協議すると報じた。 INAによると、シリアのサバグ外相は5日にイラクの首都バグダッドに、イランのアラグチ外相は6日に到着予定という。
 イラクとシリアの情報筋によると、一部のイラク戦闘員は今週初め、アサド政権軍を支援するためシリア入りした。
2024.12.05
 18:57
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア反政府勢力、中部要衝ハマを制圧 アサド政権に新たな打撃 <2501-120513>
 シリア反政府勢力が5日に中部の要衝ハマを制圧したことで、アサド政権およびその同盟国であるロシアとイランにとって新たな打撃となった。 2011年の内戦勃発以降、政府の支配下にあったハマの陥落は、アサド政権に衝撃を与え、反政府勢力のさらなる南下につながる可能性がある。
 反政府勢力は、シリアを南北に結ぶ交通の要衝である中西部の都市ホムスに向けて南下を続ける準備を進めていると発表した。
Homs の位置 (Google Map)】
 反政府勢力は3日からハマへの侵攻を試みており、5日には反政府勢力の指揮官ガーニー氏が、ハマに進攻しているとSNSに投稿したが、政権軍は否定していた。
 反政府勢力は先週、北部の要衝アレッポを制圧した後、南下し、3日にはハマのすぐ北にある戦略的に重要な丘を占拠し、4日にはハマの東側と西側に向かって前進していた。
2024.12.04
 15:13
AP 通信

(Yahoo)

シリア西部ハマを巡る攻防戦 反政府勢力10キロと迫る <2501-120416>
 シリア政府軍が同国西部で先週失った地域を奪還する中、反政府勢力は12月3日、4ヵ所の町を制圧して西部ハマ県の県都に迫りつつある。
 サルフィー・ジハード主義グループの過激派組織ハヤト・タハリール・アル・シャム(HTS)トルコの支援を受けた反政府勢力は、シリア西部の政府支配地域に進撃し、町を制圧しながら同国第4の都市ハマまで10kmに迫っている。
 シリアのアサド政権に反対する武装勢力は、ここ数日間でシリア最大の都市アレッポの大部分と、北西部イドリブ県南部の町や村を支配下に置いた。
 反政府勢力の軍事作戦管理部門によると、武装勢力はハマ県のハルファヤ、タイバト・アル・イマム、マールディス、ソランを占領、政府軍兵士50人を殺害したという。
 英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団」も、これらの町が反政府勢力に占領されたことを確認している。
 一方、シリア国営通信SANAによれば、シリア軍はハマ中部で激戦を繰り広げており、シリアとロシア空軍が猛爆撃を繰り返す中、政府軍が同地域で拠点を強化しているという。
 人権監視団と国営メディアは、シリア政府軍が3日、アレッポにつながるカナシル村を奪い返したと報じた。
2024.12.04
 10:30
Forbes

(Yahoo)

シリア情勢の裏で蠢く思惑 ロシアの弱体化とトルコの暗躍が中東勢力図を塗り替える <2501-120414>
 シリアの反体制派は、本稿執筆時点でここ5年間で最大の攻勢に出て、北部の要衝である第2の都市アレッポを含む複数の都市を奪還し、アサド政権に壊滅的な打撃を与えている。
 このニュースは、中東はもちろん世界中に衝撃を与え。何といっても、このような逆転劇は中東の勢力均衡図が大きく塗り替わる可能性を示唆している。
2024.12.04
 08:34
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエルがシリア首都近郊空爆、ヒズボラ幹部を殺害 <2501-120412>
 レバノンの治安筋がReutersに、ダマスカス近郊で3日、イスラエルが1両の車両を空爆し、レバノンの親イラン武装組織ヒズボラでシリア軍との連絡を担当するジュマア幹部が死亡したことを明らかにした。 シリア国営通信社は空港道路での空爆を報じたが、死傷者の詳細には触れていない。
 イスラエル軍はその後、諜報に基づいてダマスカスで攻撃を実施し、ジュマア幹部を殺害したことを確認し、「シリアにおけるヒズボラの存在と戦力構築活動」を抑えるためとした。
 イスラエルは11月にも、ダマスカス近郊のヒズボラ資産を攻撃したと発表している。
2024.12.04
 07:31
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア反体制派が中部ハマに接近 アサド政権に重圧強まる <2501-120410>
 シリア反体制派が3日、同国中部の主要都市ハマ付近まで前進した。 先週北部の要衝アレッポをほぼ制圧して以来攻勢を続けており、アサド政権の土台が揺らぎつつある。
 反体制派や人権団体によると、ハマ周辺の幾つかの集落を反体制派が掌握した。 シリアの国営メディアはこの地域に政府軍の増援が到着したと伝え、戦闘が激化している様子がうかがえる。
 ハマは2011年の内戦勃発以降、ずっと政府側が確保してきた都市だけに、アサド政権に対する重圧が増している。
 国際社会からはさまざまな反応が出ており、アサド政権を支援しているイランのアラグチ外相は、シリア政権の要請があれば軍部隊の派遣を検討すると表明し、同じくアサド政権を支えるロシアのプーチン大統領は、シリアに対する「テロリストの侵略」を止めるべきだと訴えた、とロシア国営RIA Novosti通信が報じた。
 イラクのスダニ首相は、シリア問題でイラクが「単なる傍観者」になるつもりはないと述べ、イスラエル軍によるアサド政権支配地域への空爆が反体制派を有利にしていると非難した。
 アサド政権にとって問題を難しくしているのは、米国が支援するクルド人主体の政治勢力に属する戦闘員が北東部で政府軍と交戦を開始し、新たな戦線が形成されて政府側の重要な補給ルートを脅かしていることである。
 2日にはイランが後ろ盾となっているイラク人民兵部隊がアサド政権支援のためシリアに入ったもようで、反体制派の関係者は、ハマ郊外で戦っている相手側には親イランの民兵が含まれていると明かした。
2024.12.04
 05:57
時事通信

(Yahoo)

反体制派、中部要衝へ砲撃 政権軍と激戦か シリア <2501-120409>
 在英のシリア人権監視団が3日、アサド政権の支配地域へ進攻している反体制派勢力が中部の要衝ハマなどに砲撃を加え、ハマ郊外の複数の町を制圧したと明らかにした。
Hama の位置 (Google Map)】
 シリア国営通信も3日、政権軍がハマ北方で防御戦を強化し、「テロ組織への反撃を準備している」と報じた。 反体制派は北部の要衝アレッポに続き、ハマに対しても攻勢を強め政権軍との攻防が激化している。
 人権監視団によれば、反体制派と政権軍はハマ周辺の北方地域で交戦し、市民を含む多数の死傷者が出ており、11月27日に反体制派が大規模攻撃を仕掛けて以降、「最も激しい衝突」になったという。
 政権軍による空爆は数時間で45回以上に及び、容器に爆薬や金属片などを詰めて殺傷力を高めた「たる爆弾」も投下されたとしている。 一連の戦闘に伴う死者は570人を超えた。
 Reuters通信は2日にイランの支援を受けるイラク人戦闘員約300人が、アサド政権側で参戦するためシリアに入ったと報じた。 反体制派が掌握地域を広げる中、再燃した内戦が泥沼化する恐れもある。
 一方、クルド系メディアによると、米軍などが支援するクルド人主体のシリア民主軍(SDF)は3日、東部デリゾール県でアサド政権が支配していた複数の村を制圧したと主張した。
 これらの村については、展開していたロシア軍が最近、撤収したと伝えられている。 SDFは、交戦してきた過激派組織ISISが「アレッポなどでの出来事につけ込むリスクがある」と警戒して、反体制派の進攻に呼応したとみられる。
2024.12.04
 04:33
共同通信

(Yahoo)

イラン、シリアに派兵検討 アサド政権を支援 <2501-120406>
 カタールのメディアが3日に、イランのアラグチ外相が2日、カタールメディアの取材で、内戦下のシリアで反体制派の攻勢を受けるアサド政権から要請があれば派兵を検討すると述べたと報じた。
 アラグチ外相はシリア情勢を議論するため、時期は明らかにしていないが、ロシアを訪問する意向を示した。
 ロシアと共にアサド政権の後ろ盾となってきたイランは反体制派をテロ組織と糾弾し、これまでもシリアに革命防衛軍の隊員を軍事顧問として派遣している。
2024.12.04
 01:55
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア北東部で新たな戦線、米支援クルド勢力と政府軍が交戦 <2501-120405>
 米国が支援するクルド人主体の組織に属する戦闘員が3日、シリア北東部でシリア政府軍と交戦したことを、双方が同日に明らかにした。
 シリアでは先週、反政府勢力が北部の要衝アレッポを制圧し、アサド大統領にとって新たな戦線が開かれたことになり、この地域の不安定さが一段と浮き彫りになった。
 シリア北東部は戦略的に重要な地域で、治安関係筋などによると、この地域でシリア政府軍を支援する親イラン民兵組織も空爆の目標となった。
 関係筋は、シリアで過激派組織ISISに対して活動する米国主導の軍事連合が空爆を行ったとしている。 Reutersは外国軍が空爆に関与していたことを独自に確認できていない。 軍事連合からのコメントも得られていない。
 戦闘が再開されたシリア北東部は、米国、ロシア、イラン、トルコの全てが関与する地域で、シリア内戦の複雑さと事態悪化のリスクが浮き彫りになる中、イランは2日夜に、外交努力の一環として、来週末にカタールの首都ドーハでトルコとロシアと外相会談が行われると明らかにした。
2024.12.04
 01:47
共同通信

(Yahoo)

地中海でロシア軍が演習 シリア反体制派けん制か <2501-120404>
 ロシア国防省は3日、地中海東部海軍と航空宇宙軍による演習を行ったと発表した。 演習場所はシリア沖とみられ、ロシアが支援するアサド政権と対立するシリア反体制派を牽制する狙いもあるもようである。
 発表によると、兵員千人以上や艦船10隻航空機24機が参加し、北方艦隊のフリゲート艦からZircon極超音速ミサイル、潜水艦からKalibur CMを発射し、シリアのロシア軍駐留拠点からBastion地対艦ミサイルを発射したとみられる映像も公開した。
2024.12.03
 19:40
朝日新聞

(Yahoo)

親イラン戦闘員、シリアに300人以上越境 ロシアも政権てこ入れか <2501-120315>
 Reuters通信がイラク治安筋らの話として2日、シリアで過激派などの反体制派が攻勢を強めるなか、アサド政権軍を支援するため、イラク国内の親イラン武装組織の戦闘員300人以上がシリアに越境したと報じた。
 アサド大統領は同日、イランのペゼシュキアン大統領と電話協議し、イラン国営通信によると、アサド大統領はイランの支援を称賛し、「勝利こそが我々の唯一の選択肢だ」と語った。
 政権軍を支援するプーチン露大統領も2日、ペゼシュキアン大統領と電話協議し、ロシア大統領府によると、両氏は反体制派の攻勢は「シリアの主権や政治的、社会経済的安定を損なうことを目的としている」とし、アサド政権への「無条件の支持」を表明した。
 ロシア国防省に近いとされる軍事ブロガーのライバー氏などは、反体制派がシリア北部にある第2の都市アレッポの大部分を制圧したことを受け、シリア駐留のロシア軍司令官が解任されたと伝えており、ロシア側もてこ入れを図っている可能性がある。
2024.12.02
 18:45
毎日新聞

(Yahoo)

シリア軍、反体制派に反撃強める 親イラン組織が政権支援で激化必至 <2501-120218>
 Reuters通信などが、シリアのアサド政権が1日にロシア軍とともに北部の主要都市アレッポや北西部イドリブ反体制派に対して激しい空爆を実施したと報じた。
 1日夜から2日にかけてはイラクから親イラン武装組織がアサド政権を支援するためにシリア入りしたという。 反体制派はアレッポの大部分を制圧するなど大規模な攻勢に出ているが、政権側が反撃を強めており、戦闘が激化するのは必至である。
 報道によると、イドリブでは中心部の住宅地が空爆され、少なくとも7人が死亡、数十人が負傷した。 反体制派は国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織ヌスラ戦線を前身とする
HTSが主導し、アレッポでは国際空港や中心部などを掌握したとされる。 中部ハマに向けても進攻したが、ハマ北部で政府軍が押し返したという。
 アサド大統領は1日、「テロリストに立ち向かい、安定と領土一体性を守る」と語った。
 在英民間団体「シリア人権観測所」によると、反体制派が攻勢を強めた11月27日以降、双方で民間人を含め446人が死亡した。
2024.12.02
 15:32
RBC Ukraine Hundreds of Iraqi fighters enter Syria to aid Assad regime <2501-120214>
 イランが支援する何百人ものイラク人過激派が、アレッポを占領した反政府勢力と戦うアサド政権を支援するため、一晩でシリアに入国した。 Reuters通信はイランはシリアへの支援を約束したと報じている。
 イラク治安部隊の情報筋2名によると、少なくとも300名の戦闘員が、主にバドルとヌジャバのグループから、公式の国境越えを避け、1日遅くに未舗装の道路を通って国境を越えた。
 シリア軍の高官筋は「これら部隊は北部の最前線にいる我々の同志を支援するために送られた新たな増援だ」と述べ、戦闘員は空爆を避けるために小グループで輸送されたと付け加えた。
2024.12.02
 14:59
Kyiv Post Russia Flees Damascus: Abandoned Military Equipment, Command Shake-Up, Major Losses in Syria <2501-120213>
 シリアの首都ダマスカスでは、反政府勢力とアサド大統領に忠実な政府軍との間で武力衝突が勃発し、シリア国内のロシア人の状況は急速に悪化している。
 ウクライナの国防情報局 (
HUR) は12月2日に、その結果、ロシアの軍人と外交官が首都から緊急に避難し始めたと報告した。
 HURの報告によると、反政府勢力はシリアの南方へ積極的に進撃しており、最初の戦闘はハマ、ホムス、スワイダの都市で報告されている。
 侵略国家の部隊はハマから逃げ出しクメイミム空軍基地に避難した。 フメイミムにあるロシア調整本部本部長のジュラヴリョフ大将は、アサド政権が状況に対するコントロールを失ったことを認めたと報告書は述べている。
 HURはまた、ロシア軍がハーン・シャイフーン市基地を放棄し、大量の武器と装備の備蓄を残したと述べた。 この性急な撤退は、ロシアが以前シリアで安定した存在感を持っていたため、多くの疑問を提起する。
 ロシア軍の混沌とした撤退のさなか、アラブ語のSNSは、ロシア派遣団の司令官キセリョフ大将の辞任についての議論で賑わっている。
 同時に、ロシアの特殊部隊を指揮していたバイクロフ大佐が、緊急にモスクワに召喚された。 彼は、なぜ彼の部隊が損失を被ったのか、そしてアレッポで軍事装備がどのようにして敵の手に渡ったのかを説明することが期待されている、と諜報機関の報告は明らかにしている。
2024.12.02
 08:17
CNN

(Yahoo)

アサド大統領によるシリア「掌握」の幻想が粉々に、ロシアやイランも不意を突かれる <2501-120204>
 「我々の指導者は永遠に」。これは現在のシリア大統領の父親であるハフェズ・アサド氏の大統領時代にシリアでよく目にしたスローガンだった。 気難しく厳格なシリアの指導者が永遠に生き続けるという見通しは、1980年代後半から1990年代前半にかけてシリアのアレッポで暮らし働いていた筆者のシリアの友人の多くにとって、暗いユーモアの源泉だった。 ハフェズ氏は2000年6月に死去し、ハフェズ氏は不死身ではなかったが、しかし、ハフェズ氏の政権は息子のバッシャール・アサド氏の指導の下、存続している。
 バッシャール氏の政権の存続が危ぶまれた瞬間もあった。 2011年に「アラブの春」と呼ばれた民主化運動が中東全域に広がり、チュニジアやエジプト、リビアで独裁政権が倒れ、イエメンやバーレーン、シリアで大規模な抗議デモが発生し、アサド政権の墓碑銘を書き始めるものも出たが、イランやロシア、レバノンの武装組織ヒズボラなどシリアの同盟国が救援に向かった。
 シリアでは過去数年にわたり、腐敗した残忍な政権と、分裂してときには極端な反政府組織との間の戦いが凍り付いたように見えていた。
 かつては中東の独裁者から敬遠されていたバッシャール大統領も、中東の政権がお互いに示す怪しげな尊敬の念を徐々に取り戻しつつあった。
 シリア内戦の悪夢は終わりを告げたのか。 バッシャール大統領が勝利を納めたのだろうか。 確かに、多くの人々がそう考えていた。
 シリアの大部分は、米国が支援するクルド人民兵と、トルコが支援するイスラム教スンニ派によって支配されていたにもかかわらず、ヒズボラやイラン、ロシアが政権を支えている。
 米国がシリア東部の一部を支配下に置いており、イスラエルは、いつでもどこでも、適切と判断した場合に空爆を実施した。 そして、過激派組織ISISは敗北したものの、奇襲攻撃を仕掛けている。
2024.12.02
 07:05
毎日新聞

(Yahoo)

シリア政府軍、反体制派に対し激しい空爆 北西部イドリブ <2501-120201>
 Reuters通信がシリアのアサド政権が1日、ロシア軍とともに北西部イドリブ反体制派に対して激しい空爆を実施したと報じた。 反体制派は北部の主要都市アレッポの大部分を制圧するなど大規模な攻勢に出ているのに対し、政権側が反撃を強めた。
 報道によると、イドリブでは中心部の住宅地が空爆され、少なくとも7人が死亡し、数十人が負傷した。 反体制派は国際テロ組織アルカイダ系の過激派組織「ヌスラ戦線」を前身とするHTSが主導しており、アレッポでは国際空港や中心部などを掌握したとされる。 中部ハマに向けても進攻したが、ハマ北部で政府軍が押し返したという。
 シリアのアサド大統領は1日、「テロリストに立ち向かい、安定と領土一体性を守る」と語った。 在英民間団体「シリア人権観測所」によると、反体制派が攻勢を強めた11月27日以降、これまでに370人以上が死亡している。
 政府軍はアレッポ奪還に向け準備を進めているとされ、市街地で大規模な戦闘が起きれば、多くの民間人が犠牲になる恐れもある。
2024.12.01
 19:03
時事通信

(Yahoo)

アレッポ市民、歓迎と不安 反体制派、市内に展開 シリア <2501-120108>
 内戦が続くシリアで、アサド政権の支配下にあった北部の要衝アレッポの大部分を反体制派勢力が掌握した。 拠点とする北西部イドリブ県から攻勢をかけ、電撃的な進攻でわずか数日間で人口約200万人の第2の都市をほぼ制圧した。
 通信アプリで時事通信の取材に応じたアレッポ市民は、圧政からの解放を喜ぶ人と、今後の行く末を案じる人に二分されていた。
 反体制派にとって、アレッポは2016年にアサド政権との「最激戦」の舞台となり、敗れて駆逐された因縁の地で、現地の映像では、進軍してきた反体制派の戦闘員は市内各地に展開して反体制派の旗を掲げて約8年ぶりの奪還を誇示した。 名所アレッポ城の前では笑顔で写真を撮り、アサド大統領のポスターを破り捨てる姿もあった。
 New York Times紙はアレッポからの現地報告で、飲食店などは通常営業を続け、住民を安心させるために反体制派がパンを配っていると報じた。
2024.12.01
 16:20
Wall Street Journal Russian and Syrian Regime Forces Strike Rebel-Held Territory as Assad Faces Biggest Threat in Years <2501-120107>
 シリアのアサド大統領は、反政府勢力がアレッポ市の大部分を急速な攻勢で占拠し、ロシアとイランが支援する彼の軍隊を崩壊させ中東の勢力均衡を変える可能性を秘めた後、ほぼ10年間で彼の権力掌握に対する最も深刻な挑戦に直面している。
 12月1日に、ロシアとシリア政府軍機は、戦争前にシリア最大の都市で、より広範な地域の商業の中心地だった要衝アレッポの奪取を含む、ここ数日で見られる反政府勢力の急速な前進を妨害する試みとして、反政府勢力の支配地域で空爆を開始した。
 反政府勢力の進出は、より広範な中東における力関係の突然の変化と、ロシアとイランにとっては耳障りな後退を示している。 ロシアとイランは長年、アサド政権の維持を支援してきたが、今ではロシアはウクライナでの戦争の結果として、そしてイランの場合は、その同盟国であるハマスとヒズボラがイスラエルとの紛争でひどく弱体化している結果として、自分たちを追い詰めていることに気づいている。
 地元の救助隊員とロシア国営通信社TASS通信は、ロシアとシリアの軍用機が1日に北西部の都市イドリブを攻撃し、反乱軍の前進を遅らせたと報じた。 ロシア軍は、反政府勢力の補給線への攻撃を強化していると述べた。 反政府勢力は週末に、主要な村や町を掌握した後、シリア北西部全域で激しい戦闘を起こした。
2024.12.01
 15:05
Kyiv Indeoendent Kremlin dismisses commander of Russian forces in Syria amid 'significant' losses, Ukraine's military intelligence says <2501-120105>
 ウクライナの軍事情報部(HUR)が12月1日に、ロシア指導部がシリアでモスクワの軍事グループを指揮していたキゼル大将を解任したと報じた。
 何年にもわたる低強度の戦闘の後、過激派グループのTahrir al-Shamが率いる反政府勢力は、11月29日にアレッポに入りアサド大統領の政府軍と交戦した。
 アサド軍は街を去り反撃の準備をしていると報告した。
 AP通信によると、親アサド派のシリア政府軍は、ロシア、イラン、レバノンのヒズボラの支援を受け、シリアの70%近くを掌握していた
 HURによれば、シリアに配備されたロシア軍は「重大な」損失を被り、一部のロシア部隊は包囲され数百名のロシア将兵が行方不明になっている。
2024.12.01
 09:08
共同通信

(Yahoo)

シリア反体制派、北部空港掌握か 要衝アレッポ、政権が反撃準備 <2501-120104>
 英国のシリア人権監視団が11月30日、シリア反体制派が北部の要衝アレッポの空港を掌握したと明らかにした。
 Reuters通信によると、ロシアはシリアのアサド政権に軍事支援を約束し、政権軍は反撃の準備を進めているもようだ。
 アレッポは最近数年間、政権の統治が安定していたが、反体制派が27日に電撃的な攻勢を開始し、29日に中心部に到達したとの主張が報じられた。
 監視団によると、反体制派はさらに中部ハマに接近しており、AP通信によると、反体制派は30日にハマに到達したと発表した。
 監視団によると、アレッポでロシアの戦闘機が行ったとみられる攻撃があり、少なくとも16人が死亡し、20人が負傷した。 27日に始まった戦闘の死者は320人を超えたとされる。
 国営シリア・アラブ通信 (SANA) によると、政権軍は反体制派からの奪還に向けすぐに反撃を開始すると強調した。 アサド大統領はイラクのスダニ首相と電話会談し、スダニ首相はシリア支援の用意があると確認したという。
2024.11.30
 20:18
朝日新聞

(Yahoo)

シリア反体制派、第2の都市アレッポを制圧か 戦況再び激化の可能性 <2412-113015>
 在英のシリア反体制派NGO「シリア人権監視団」(SOHR)が30日に、反体制派シリア北部にある第2の都市アレッポに攻勢をかけ大部分を制圧したと発表した。 アサド政権軍は「反撃のため一時的に撤退する」と表明した。
 SOHRによると、北西部イドリブを拠点とする過激派組織「シャーム解放委員会」(HTS、旧ヌスラ戦線)などの反体制派が政権支配地域への進撃を27日に開始し、イドリブから50km離れたアレッポ県の中心都市アレッポ市内に29日に進攻し、30日までに政府施設や収容所を含む市の大部分を制圧したという。
 アサド政権軍は声明で、反体制派が重火器やUAVなどを用いてアレッポなどを攻撃していると発表し、29日時点で反体制派に「甚大な損害を与えた」として撃退作戦を続けるとしていたが、30日に「反撃の準備のため部隊を再配置する」として地上部隊の一時撤退を表明した。
 Reuters通信が政権軍筋の情報として伝えたところによると、ロシア軍と政権軍は30日、アレッポ郊外の反体制派を戦闘機で空爆し、SOHRによると、一連の戦闘で、30日までに計300人以上が死亡した。
 アレッポは2016年にロシアやイランの支援を受けた政権軍が奪還した反体制派の拠点で、近年膠着していたシリアの戦闘が再び激化する可能性がある。
2024.11.30
 19:18
産経新聞

(Yahoo)

シリア北部、反体制派が攻勢 アレッポの「半分」支配下に アサド政権と露は空爆で応戦 <2412-113014>
 英BBC放送が30日、内戦中のシリアでアサド政権側と反体制派の激しい戦闘が起き、反体制派がシリア第2の都市である北部アレッポのおよそ半分を支配下に置いたと報じた。 反体制派が内戦の激戦地だったアレッポに入ったのは政権側が制圧した2016年以来となる。
Halep の位置 (Google Map)】
 シリア人権監視団(英国)によると、反体制派は27日にアレッポや北西部イドリブで攻勢を開始、これまでに民間人20人超を含む計約280人が死亡した。 国連当局者は、シリア北部一帯で激しい攻防が再燃したことを受け、事態悪化に強い懸念を表明した。
 Reuters通信によると政権側と後ろ盾のロシアは30日、アレッポと周辺地域の反体制派を空爆した。 ペスコフ露大統領報道官はこの日の空爆前に、アサド政権を支持すると明言し、「早急に対象地域の秩序を回復する」と述べていた。 政権側はアレッポの空港や市内に通じる道路を封鎖し、反体制派の封じ込めを急いでいる。
 内戦でアサド政権を支えるレバノンのヒズボラは11月27日に停戦が発効したばかりで、イスラエルの攻撃を受けて弱体化が著しくロシアもウクライナ侵略への対応に忙殺されているのが実情で、こうした状況を受けて反体制派が攻勢に出たとの見方もある。
2024.11.30
 04:00
RBC Ukraine Syrian rebels reach center of Aleppo, Russia promises military aid to Assad - Reuters <2412-113004>
 Reuters通信が、シリアの反政府勢力アレッポに対する攻撃中に、市の中心部に到達し、同時に、アサド政権軍が地元の空港と道路を閉鎖していると報じている。
 軍事筋三人が欧米の報道関係者に、シリア政府はすでにアレッポの中心部に到達している反乱軍の急速な前進をくい止めるため、アレッポの空港と、アレッポに通じる全ての道路を閉鎖したと語ったという。
2024.11.29
 19:24
時事通信

(Yahoo)

シリア第2の都市を砲撃 反体制派攻勢、255人死亡 <2412-112921>
 シリア国営メディアが、反体制派が29日に第2の都市、北部アレッポにある大学施設を砲撃し、市民4人が死亡したと報じた。
 アレッポに近い北西部イドリブ県に拠点を置く反体制派は27日にアサド政権に攻勢を仕掛け、政権軍も後ろ盾ロシアと共に空爆を実施した。 在英のシリア人権監視団によると、これまでの死者は市民を含め255人に達した。
 イドリブ県では、2020年3月にアサド政権を支えるロシアと、反体制派を支援するトルコ停戦で合意しており、Reuters通信によれば、今回の攻撃は停戦発効後では最大規模だという。
 反体制派は、アサド政権とロシアがイドリブ県内へ攻撃を強化していることに反発し、政権が支配するアレッポ周辺の集落を多数制圧した。 反体制派の一部がアレッポ市内に入ったとの報道もある一方、政権軍は声明で「テロリストを撃退している」と主張した。
2024.11.28
 15:37
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア反体制派、アレッポ州で政府軍に大規模攻撃 <2412-112804>
 シリア北西部アレッポ州反体制派が政府軍に対する大規模な軍事作戦を実施し、アサド政権の支配下にある少なくとも10地区を制圧したことを、双方の関係者が明らかにした。
 反体制派の大規模な軍事作戦は、ロシアとトルコの仲介で停戦合意が成立した2020年3月以来初めてで、反体制派は今回の作戦について、アサド政権を支援するロシアと政府軍の空軍がここ数週間、南部イドリブへの攻撃を強化していることに対応し、反体制派との前線付近に部隊を配置していた政府軍に先制攻撃することが目的と説明した。
 政府軍関係筋は、政府軍が反体制派の支配下にあるイドリブ市近郊などイドリブ州を攻撃したとしている。
2024.11.26
 07:12
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル軍がシリア攻撃、2人負傷=国営メディア <2412-112603>
 シリア国営メディアが25日、レバノン国境に近いシリア中部ホムス州のクサイル地方で、イスラエル軍の攻撃により少なくとも2人が負傷し、複数の橋が破損したと伝えた。
 これに先立ち、クサイルとその周辺では爆発音が聞こえ、当局が原因を調査中だと述べていた。
 イスラエル軍は同日、シリアを経由してレバノンのヒズボラに輸送されるイランの武器密輸ルートを狙った攻撃を行ったと発表し、この作戦でシリア領土を経由した武器輸送を妨害したと述べた。
 イスラエルは長年、シリアのイラン関連施設を標的にしており、2023年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲攻撃以降、攻勢を強めている。
2024.11.14
 06:58
時事通信

(Yahoo)

シリア中部を空爆 「武器密輸経路」が標的 イスラエル軍 <2412-111402>
 シリアの国営メディアが13日、同国中部ホムス南郊をイスラエル軍が空爆したと報じた。 レバノン国境に近い道路や橋が攻撃目標になったという。 死傷者は伝えられていない。
 イスラエル軍は、シリアとレバノンを結ぶ「武器の密輸経路」を攻撃したと発表した。 レバノンのヒズボラとの戦闘を巡り、イスラエルのネタニヤフ首相は、イランによるヒズボラへの武器供給ルートを断つ必要があると訴え、軍はシリアを断続的に空爆している。
2024.11.06
 02:27
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、シリア中部を攻撃 ヒズボラ弾薬庫が標的と表明 <2412-110602>
 シリア国営TVが5日、シリア中部の工場地帯と複数の住宅がイスラエルによる攻撃を受けたと報じた。 攻撃があったのはシリア中部のホムス県クサイルで、国営TVはこの攻撃で負傷者は出ていないと報じている。
 これについてイスラエル軍はヒズボラの弾薬庫を攻撃したと表明した。 イスラエルは、レバノンに拠点を置くヒズボラがシリアを経由してイランから武器を調達するのを阻止するために攻撃を行っていると主張している。
 イスラエル、ヒズボラがシリアからレバノンに武器を移送する補給路を確立させ、最近はシリアのクサイル地域で活動を拡大させているとして、先週もクサイルに対する攻撃を行った。 この際には多数の民間人が負傷している。
 イスラエル軍は前日、首都ダマスカス近郊にあるヒズボラの情報施設を攻撃したと表明し、シリア国防省は民間施設が攻撃を受けたとしている。
2024.11.04
 01:00
RBC Ukraine Israel launches ground operation in Syria, captures Syrian citizen <2412-110401>
 イスラエル軍が11月3日にシリアへの地上襲撃を実施し、イランとつながっているシリア国民を捕らえたと発表した。 イスラエル軍は、この拉致は「ここ数ヵ月に行われた」特別作戦の一部であったと述べたが、それがいつ行われたかは特定しなかった。 AP通信によると、これは現在の紛争でイスラエル軍がシリアの領土で活動した初めての公開事例となった。
 イスラエルは、過去1年間にシリアで、レバノンのヒズボラ構成員と、ヒズボラとシリアの主要な同盟国であるイランの高官を目標にして複数回空爆を実施しいるが、シリアでの地上作戦に関する情報はこれまで開示していなかった。
 イスラエル軍は、捕らえられた男性をアリ・ソレイマン・アル・アッシと特定し、シリア南部のサイダ地域に住んでいると述べた。 イスラエル国防軍は、この男は数ヵ月間、軍の監視下にあり、シリア国境近くのイスラエル併合されたゴラン高原の地域を狙ったイランの活動に関与していたと報じられた。
 以前、イスラエル軍は前例のない作戦を行い、特殊部隊が北レバノンのバトルーン海岸に上陸してヒズボラの高官を拉致し、高速艇で逃走したと報じられている。
2024.10.26
 09:51
毎日新聞

(Yahoo)

シリアの軍事施設も攻撃 紛争拡大の恐れ イスラエルがイランを攻撃 <2411-102613>
 イスラエル軍が26日未明、イランが10月上旬に攻撃してきたBM発射などへの報復として、イランの軍事施設に対して「精密攻撃」を加えたと発表した。 CNN TVによるとイスラエルは「第2波の攻撃」も始めており、攻撃は「一晩続く」とも伝えられている。 首都テヘランを含む地域で爆発音が確認されており、イランが今回の攻撃へ更なる報復に乗り出せば、紛争が拡大する恐れがある。
 イスラエル軍は声明で、ガザ地区の戦闘が始まった2023年10月以降、イランや親イラン武装組織がイスラエルに対して攻撃を続けていると指摘し、「報復としてイランの軍事施設に精密攻撃を加えている」と発表した。
 「第1波」とみられる攻撃を受けた段階で、イランメディアは、テヘラン西部・南西部にある軍事基地が攻撃されたと報じた。 テヘランでの爆発音は飛来してきたミサイルを防空システムが迎撃した際に起きたものだとして、市内の状況は「平穏だ」とも報じている。
 テヘラン近郊にあるイラン革命防衛軍の軍事施設に被害はないという。 一方、中部イスファハンや北東部マシャドなどでも爆発があったとの情報もある。
2024.10.10
 16:39
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、ヒズボラ傘下組織メンバーをシリアで殺害 軍発表 <2411-101014>
 イスラエル軍が9日、レバノンのヒズボラ傘下組織のメンバーをシリア西部のクネイトラ地域で殺害したと発表した。 殺害したのはヒズボラ傘下ゴラン・テロリスト・ネットワークのメンバーで、シリア政権筋からの情報をヒズボラに伝える役割を担っていた。 シリアで収集した情報を伝達し、イスラエルの占領地ゴラン高原での作戦を支援していたという。
 イスラエル軍は10日、レバノン南部でヒズボラの司令官2人を殺害したと発表した。 前日にはベイルート地域の弾薬庫と、レバノン南部の弾薬庫と軍事インフラを戦闘機で攻撃したと発表している。
 一方、シリア国営TVは10日未明、中西部の都市ホムスの工業地帯とハマ市近郊にある軍事施設に対し、イスラエルが空爆を実施し、「若干の物的損害」が出たと報じた。 報道によると、ホムスにある自動車製造工場が攻撃を受け火災が発生し、南部ダルアーでも爆発があり、調査を行っているという。
2024.10.09
 06:16
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、ダマスカスをミサイル攻撃 民間人7人死亡=シリア国営メディア <2411-100907>
 シリア国営メディアが8日、首都ダマスカス西部のメッゼ地区にある住宅がイスラエル軍による攻撃を受け、女性と子どもを含む7人の民間人が死亡、11人が負傷したと報じた。 周辺の建物も深刻な被害を受けているという。
 国営メディアは軍関係者の話として、ゴラン高原方面から3発のミサイルが発射されたと報じている。
2024.10.04
 15:08
Reuters 通信

(Yahoo)

レバノンのシリア国境検問所、イスラエル空爆で封鎖 避難路寸断 <2411-100415>
 レバノンのシリアとの主要な国境検問所が4日、イスラエル軍の攻撃により閉鎖された。 レバノンのハミエ運輸相は、マスナア検問所周辺をイスラエルが同日朝に空爆し、ここ数日に砲撃を逃れるため数十万人が利用していた道路が寸断されたとReutersに明らかにした。 同国政府の統計によると、過去10日間でシリア人を中心に30万人以上がイスラエルの砲撃を逃れるためにレバノンからシリアに入国した。
 検問所に近いレバノン領内が空爆を受け、幅4mの穴ができたというが、ハミエ運輸相は3日の記者会見で、同検問所はレバノン政府の管轄下にあるとしていた。
 イスラエル軍報道官は3日に、レバノンのヒズボラが同検問所を利用して武器を持ち込んでいると非難し、必要なら「行動をためらわない」と述べていた。
 一方、イスラエル軍報道官が4日に、レバノン南部で20以上の町の住民に直ちに避難するよう指示したことをXで明らかにした。 これまでに南部の90ヵ村とベイルートの南の一部地域に避難指示が出されている。
 レバノン治安当局は、イスラエル軍の攻撃によりベイルート南部郊外でヒズボラと関連のある救助隊員3名が負傷したとReutersに述べた。
2024.10.01
 12:53
CNN

(Yahoo)

イスラエルがシリア首都攻撃、テレビ司会者ら3人死亡 <2411-100121>
 シリア国営シリア・アラブ通信 (SANA) が、シリアの首都ダマスカスが夜間にイスラエルの攻撃を受け著名TV司会者のアフメドさんなど3人が死亡したと報じた。
 シリア国防省は、現地時間の02:00頃に、「占領されたゴラン高原の方向」からイスラエル軍がUAVと航空機でダマスカスを攻撃したが、防空システムでミサイルやUAVのほとんどを撃墜したと述べ、この攻撃で民間人3人と別の9人が負傷したとしている。
 SNSに投稿された映像には、ダマスカス市内の軍の航空基地西側にあるシリアの通信施設で爆発が起きる様子が映っている。 CNNはこの映像の位置情報を確認した。 別の映像では車が爆発・炎上していた。 アフメドさんらが死亡したのがこの場所だったのかどうかは分かっていない。 イスラエル軍は「外国メディアの報道についてはコメントしない」としている。
 イスラエルは2023年10月7日以来、断続的にシリアを空爆しているが、通常、攻撃を実行したことは確認していない。
2024.09.26
 20:44
共同通信

(Yahoo)

イスラエル軍、シリア領も空爆 <2410-092624>
 シリア人権監視団(英国)が26日、イスラエル軍がシリアとレバノン国境の検問所を空爆、負傷者が出たと伝えた。23日に始まった大規模空爆で、シリア領が攻撃されたのは初めてとしている。
2024.09.10
 11:18
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア、イスラエルがミサイル攻撃と主張 18人死亡 <2410-091005>
 シリアの国営SANA通信によると、イスラエル軍が8日深夜にレバノンの北西方向からシリア中西部のハマ県をミサイル攻撃し、少なくとも18人が死亡した。 負傷者36人のうち6人が重傷で、攻撃で2件の火災が発生し、消防隊が消火に当たっていると報じた。
 SANAによると、イスラエルは8日23:20頃に攻撃を開始し「中部の複数の軍事施設」を攻撃した。 一部のミサイルは防衛システムが撃墜したという。
 地元の情報筋によると、ハマ県ミシャフ近郊にある化学兵器製造のための主要な軍事研究センターが数回攻撃された。 このセンターには、兵器製造に携わるイラン人軍事専門家チームがいるとみられている。
2024.09.09
 22:18
TBS News

(Yahoo)

イスラエル軍がシリア中部複数の地域に空爆 16人死亡36人けが 化学兵器製造の研究所が標的になったか <2410-090913>
 シリアでイスラエルによるとみられる空爆があり、16人が死亡した。 イランの専門家の滞在していた化学兵器製造のための研究所が目標になった可能性があると報じられている。
 シリア外務省は9日に声明で、イスラエル軍が複数の地域に空爆を行い、16人が死亡、36人がけがをしたと発表した。
 Reuters通信は、攻撃を受けたのは中部ハマ県にある化学兵器を製造するための研究所で、イランの専門家が滞在していたとみられると伝えている。
 シリアは、イスラエルと敵対するイランから軍事顧問の派遣など支援を受けているが、イラン政府は、被害にあった研究所との関わりを否定している。
2024.08.17
 17:34
RBC Ukraine Only Syria condemned Ukraine's Kursk operation among all countries 'friendly' to Russia <2409-081714>
 ウクライナ軍がクルスク地方で作戦を開始してから10日が経つたが、ロシアが「友好的」と見なしている国々のほとんどで、近代史上初の外国によるロシア領土への侵攻を非難したことはまだない
 その中でロシア軍がアサドが権力を維持し、おそらく彼の命を維持するのを助けたシリアは例外で、特に、8月10日のシリア外務省の声明は、「シリア・アラブ共和国は、ロシア連邦のクルスク地域に対するウクライナ軍によるテロ攻撃のニュースを大きな懸念を持って追跡している」と述べた。 声明は、それが民間人の標的とされるものを狙ったと述べた。
 一方、中国外務省は、クルスク地域の状況に関するジャーナリストの質問に答えて、中国は「状況に注意を払った」と述べ、ウクライナ問題に関する中国の立場は一貫して明確であると付け加えた。 中国の外交官は、すべての当事者に対し、いわゆる状況を冷却させる以下の原則を遵守するよう呼びかけた。
 ・戦闘は外側に広がるべきではない。
 ・武力紛争のエスカレーションは許されるべきではない。
 ・戦火の増加を引き起こさないように。
 一方、ベラルーシの自称大統領ルカシェンコは、8月15日のロシアのTV局の取材で、ロシアとウクライナに「戦いを終わらせ」、交渉のテーブルに着くよう呼びかけた。
 彼によれば、ウクライナでの戦争が必要なのは「米国の高官」だけであり、同時に、彼は、ロシアは、合意に従って、ベラルーシに対する侵略に備えて、軍事支援を提供するために軍隊を送ると述べた。
 Moscow Timesによれば、
CSTO諸国もウクライナ軍の行動を非難しなかった。 CSTOのウェブサイトには8月16日、「CSTOの情報部門は24時間体制で活動し、状況を注意深く監視している」と記載されていた。 この組織は、ロシアが軍事支援を要請した場合に、必要なすべての手続きを適時に実施することを約束しただけだった。
2024.06.04
 06:10
Reuters 通信

(Yahoo)

イラン軍事顧問が死亡、イスラエルによるシリア空爆で=報道 <2407-060404>
 イランの半国営通信社SNNが3日、イスラエル軍が2日にシリアで実施した空爆で、イラン革命防衛軍の軍事顧問が死亡したと報じた。
 SNNは死亡した軍事顧問の階級は明らかにしていない。
2024.06.03
 09:17
Reuters 通信

(Yahoo)

シリア北部、イスラエル軍の空爆で複数の死者=国営メディア <2407-060304>
 シリア国営メディアが軍関係筋の話として、3日未明に北部のアレッポ近郊に対しイスラエル軍の空爆があり、複数の死者が出たと報じた。
 同メディアによると、イスラエルは5月29日にも、シリア中部と沿岸都市バニヤス市を空爆し、子ども1人が死亡、民間人10人が負傷している。
2024.05.30
 12:11
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、シリア中部と沿岸都市に空爆 子ども1人死亡=報道 <2406-053016>
 シリア国営メディアが29日に軍関係者の話として、イスラエルがシリアの中部地域と沿岸都市バニヤスに空爆を行い、子ども1人が死亡、民間人10人が負傷したと報じた。
 シリア国営メディアはこれに先立ち、同国の防空システムがホムス上空の「敵対的目標」を迎撃したと報じたが、詳細には触れなかった。
 イスラエル側からコメントは出ていない。
2024.04.22
 10:49
AFP=時事

 (Yahoo)

シリア駐留米軍基地にロケット弾攻撃 イラク北部から発射 <2405-042207>
 イラク治安部隊が、21日夜に同国北部からシリアに駐留する米軍主導の有志連合軍の軍事基地に向けてロケット弾が発射されたと明らかにした。
 治安部隊は声明で、同日21:50頃、「武装勢力がシリア領内にある多国籍軍の基地を数発のロケット弾で攻撃した」とし、イラク軍が同国北部ニナワ州で大規模捜索を行ったところ、攻撃に使用された車両を発見したとしている。 有志連合軍に対する本格的な攻撃は数週間ぶりである。
 英国を拠点とするシリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)は、米軍が駐留しているシリア北東部ハラブアルジル基地に、イラク領内から数発のロケット弾が発射されたと述べた。
 攻撃したのは、親イランの民兵諸派連合のイラクのイスラム抵抗運動との見方を示した。
2024.04.22
 08:44
Reuters 通信

 (Yahoo)

シリア米軍基地にイラクからロケット弾発射、親イラン派が攻撃か <2405-042204>
 イラクの治安当局関係者がReutersに、同国から21日にシリア北東部にある米軍基地に向けて少なくとも5発のロケット弾が発射されたことを明らかにした。
 前日にはイラクのスダニ首相が米国訪問から帰国したばかりで、米軍への攻撃は、イラクでイランの支援を受ける組織が2月上旬に攻撃を停止して以降初めてである。
 複数の関係者によると、シリアと国境を接する町でロケット発射装置が設置された小型トラックが炎上し、発射されていないロケット弾の爆発によるもので、この際に戦闘機が上空を飛行していたという。 関係者の1人は「トラックが米軍機に爆撃されたかどうかは調査しなければ確認できない」と述べた。 治安部隊が地域に配置され、別の車両を使って逃走した複数の人物の捜索を開始したという。
 治安情報当局は、イラク軍がシリア国境付近で犯人の広範な捜索を開始したとし、犯罪者に裁きを受けさせると表明した。 関係者によると、トラックは押収され、初期段階の調査では空爆によって破壊されたことが判明したという。
 20日未明にはイラクの軍事基地で大きな爆発があり、イラクの治安組織の人民動員隊 (
PMF) の戦闘員1人が死亡していた。
2024.04.02
 05:55
TBS News

(Yahoo)

シリアのイラン領事館にイスラエルがミサイル攻撃か 7人死亡 <2405-040202>
 シリアにあるイランの領事館がイスラエルによるものとみられるミサイル攻撃を受け、イラン革命防衛軍隊員ら少なくとも7名が死亡した。 イランの国営TVは1日、ダマスカスにあるイランの領事館で、イスラエルによるミサイル攻撃があったと報じた。
 イラン革命防衛軍の声明によると、国外での作戦を担うQuds部隊の司令官を含む7人が死亡した。 複数のイラン外交官が死亡したとの情報もある。
 イスラエル軍報道官は「コメントを差し控える」としているが、シリアに駐在するイラン大使は地元TVに対して、「我々の報復は深刻なものになるだろう」などと述べている。
 イスラエルとハマスの戦闘開始以降、敵対するイランとイスラエルの対立も激化しているが、イランの在外公館への攻撃は異例で、情勢のさらなる緊迫化が懸念される。
2024.03.29
 18:02
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエルがシリア空爆、ヒズボラ含む数十人死亡=治安筋 <2404-032910>
 シリア治安当局者が、イスラエルが29日にシリア北部のアレッポを空爆し、レバノンのヒズボラ戦闘員5人を含む38人が死亡したことを明らかにした。 イスラエル軍はコメントを控えた。
 シリア国防省によると、イスラエル軍は01:45頃にアレッポ州南東部の複数の地域を攻撃し、多数の民間人と軍人が死亡した。 3人の治安当局者はヒズボラの戦闘員5人が死者に含まれていたとReutersに述べた。そのうちの一人は現地の野戦司令官という。
 同時にアレッポと周辺の民間人に対してUAVによる攻撃が行われ、これは「テロ組織」が北西部イドリブとアレッポ西部から実施したとの見方を示した。
2024.02.05
 20:06
時事通信

(Yahoo)

米軍駐留基地に無人機攻撃 クルド勢力7人死亡 シリア <2403-020516>
 在英のシリア人権監視団が、シリア東部デリゾール県の産油地帯にある米軍が駐留する基地に4日夜から5日未明にかけてUAV攻撃があり、米軍と共に駐留していたクルド人主力のシリア民主軍 (
SDF) の兵士7人が死亡し18人が負傷したことを明らかにした。 米兵の被害はなかったもようである。
 シリア人権監視団は、武装組織の連合体「イラクのイスラム抵抗運動」が米軍の報復攻撃以降「初めて対応した」とした。
2024.02.03
 07:14
朝日新聞

(Yahoo)

米軍、イラクとシリアの親イラン組織施設を攻撃 3米兵死亡への報復 <2403-020302>
 米中央軍が2日、米兵3人が死亡したヨルダンの米軍基地攻撃への報復として、イラクとシリアでイランの革命防衛軍Quds部隊や関連する民兵組織を攻撃したと発表した。
 85以上の目標に対し、125発以上の精密弾を発射したという。
 攻撃対象には、指揮統制拠点、情報活動の施設、ロケットやミサイル、UAVの保管庫などが含まれる。
2024.01.30
 00:09
ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエル、シリア首都周辺のイラン軍事施設攻撃 2人死亡=報道 <2402-013001>
 イランおよびシリアの国営メディアが29日、イスラエルがシリアの首都ダマスカス郊外を攻撃し2人が死亡、数人が負傷したと報じた。 攻撃を受けた地域にはイランの軍事拠点があったとされるが、ダマスカス駐在のイラン大使はこれを否定した。
 シリア国営シリア・アラブ通信 (SANA) は当初、死者には不特定多数のイラン人が含まれていると報じたが、その後この表現が削除された。
 イスラエル軍の報道官は、攻撃についてコメントを控えた。
2024.01.20
 19:49
毎日新聞

(Yahoo)

シリアでイラン革命防衛隊幹部ら4人死亡 イスラエルの空爆か <2402-012018>
 シリアの首都ダマスカス郊外で20日にイスラエル軍によるとみられる空爆があり、ロイタ通信によるとイラン革命防衛軍の情報部門幹部を含む隊員4名が死亡した。 報道によると、空爆されたのは、アサド政権の顧問を務めるイランの関係者が使っていた建物で、精密誘導ミサイルが使用されたという。
 シリアでは2023年12月にも革命防衛軍の上級軍事顧問が殺害され、イランは1月中旬に報復としてイラクにあるイスラエルの諜報機関をBM攻撃しており、今回の攻撃もイランの報復を招く可能性がある。
2024.01.16
 07:49
時事通信

(Yahoo)

革命防衛隊、イラクとシリア攻撃 イスラエル機関の「拠点破壊」 イラン <2402-011605>
 イラン革命防衛軍 (
IRGC) が16日、隣国イラクとシリア領内をBMで攻撃したと明らかにした。 イラクでは北部クルド人自治区アルビル近郊の「イランに対する諜報活動とテロ計画の拠点」を攻撃目標にし、イスラエルの対外情報機関モサドの拠点を破壊したと主張した。
 イラクのメディアによると空爆は15日深夜に行われ、民間人4人が死亡した。 イラン外務省報道官は16日、テロに対抗して主権と安全を守る軍事行動だと正当化するのに対し、イラク政府とクルド自治政府は「主権侵害」と反発し、駐イラン大使の召還を決めた。
 IRGCは、上級軍事顧問が2023年12月にシリアでイスラエルからのミサイル攻撃で死亡し、イランは「イスラエルは犯罪の代償を必ず払う」(ライシ大統領)と報復を宣言していた。
 アルビルには米軍部隊も駐留しているが、米軍関連施設への被害は確認されていない。 AFP通信によると、米国務省報道官は「無謀な攻撃」と非難した。