2024年の報道 2023年の報道 2022年の報道 2021年の報道 2020年の報道 2019年の報道 2018年の報道 2017年の報道 2016年の報道 2015年の報道 2014年以前の報道 年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2025.05.12 15:33 共同通信(Yahoo) トルコのクルド武装組織が解散表明 <2506-051212> トルコで非合法武装組織クルド労働者党(PKK)に近いメディアが、40年以上にわたり反政府武装闘争を続けてきたPKKが12日に解散を発表したと報じた。 2025.05.12 15:29 Bloomberg(Yahoo) クルド反政府組織が武装解除に合意、40年にわたるトルコとの闘争に幕 <2506-051211> トルコの反政府武装組織であるクルド労働者党 (PKK) が、トルコに対して自治権を求めた40年にわたる闘争を終結させるため、武装解除に合意した。 NATO加盟国であるトルコが同地域における大国としての地位の確立を目指す上で歴史的な一歩となる可能性がある。 2025.03.11 06:00 朝日新聞(Yahoo) シリアのクルド人主体武装勢力、暫定政権へ統合に合意 国営通信 <2504-031102> シリア国営通信(SANA)が、暫定政権のシャラア大統領が10日、米国の支援を受け北東部一帯を支配するクルド人主体の武装勢力のシリア民主軍(SDF)の司令官と会談し、SDFが暫定政権軍に統合することで合意したと報じた。 SANAによると、シャラア大統領はSDFのアブディ司令官と、シリア全土における停戦やクルド人の市民権・憲法上の権利の保障、北東部でSDFが管理する油田やガス田、空港、イラクとトルコとの国境検問所を含む地域インフラの統合、暫定政権が取り組む前アサド政権の支持勢力との戦いへの支援などでも合意し協定に署名した。 2025年末までにこれらの合意事項を履行すべく取り組むとした。 2024年12月のアサド政権崩壊後に発足した暫定政権は内戦で分裂した領土の統一や国民融和を掲げ、国内に割拠する武装勢力の暫定政権軍への統合を進めてきた一方、SDFはクルド人の自治を認めない形での統合には消極的で、北部では暫定政権に近いトルコが支援する別の武装勢力との衝突も続いていた。 2025.03.03 09:49 Reuters 通信(Yahoo) シリア弱体化狙うイスラエル、米にロシア基地存続働きかけ <2504-030319> Reutersの複数の関係者への取材で、イスラエルが2月にトランプ米政権へ、シリア暫定政権の弱体化と中央集権化の阻止を働きかけていたことが分かった。 シリア暫定政権の後ろ盾がイスラム主義色の強いトルコ与党を率いるエルドアン大統領のためで、イスラエルはトルコの影響力拡大を防いで国境の脅威を排除したい考えである。 関係者らによるとイスラエルはこの一環として、トルコに対抗するためロシア軍がシリア領内に持つ2ヵ所の基地の存続を米国側に求めた。 一連の要望のうち主要な論点はWhite Paper(政策提言書)として複数の高官に配布された。 イスラエルは、アサド政権打倒を牽引した過激派のシリア解放機構 (HTS) への不信感を公然と表明しており、ネタニヤフ首相は2月23日にシリア南部におけるHTSや暫定政権に関係したいかなる勢力の存在も容認しないと言明し、同地域の非武装化を訴えた。 この発言に先立つ2月上旬にはサール外相が、イランによるヒズボラの再建活動をトルコが支援していると懸念を表明し、さらにシリア領内のイスラム主義グループがイスラエルに対する新たな戦線を構築していると指摘していた。 一方、エルドアン大統領は2024年に、イスラム諸国はイスラエルについて「拡張主義の脅威が高まっている」と指摘し、連携するべきだと表明していた。 2025.03.01 19:29 毎日新聞(Yahoo) クルドPKKが即時停戦を宣言 創設者の釈放を要求 <2504-030120> トルコからの分離・独立を目指し武装闘争を続けてきた非合法組織のクルド労働者党(PKK)が1日、創設者オジャラン氏の呼びかけに応じ、即時停戦を宣言したとPKK系の通信社が報じた。 停戦が実現すれば、40年以上にわたる紛争が終結し、トルコや中東地域の安全保障に影響を与える可能性がある。 PKKの声明によると、攻撃を受けない限り、すべての敵対行為を停止するとした一方で、武装解除はオジャラン氏の指導の下でしか実現できないとし、投獄されているオジャラン氏の釈放を求めた。 PKKはクルド人国家の樹立を求めて1984年から武装闘争を展開し、4万人以上が犠牲になった。 イラク北部のクルド人自治区などにも拠点を築いている。 終身刑を受けて服役中のオジャラン氏は2月27日、PKKに武装解除と解散を呼びかける声明を発表した。 2025.02.28 06:15 共同通信(Yahoo) 対トルコ武装闘争終結を クルド指導者、解散要求 <2503-022802> トルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)指導者のオジャラン受刑者が27日、PKKに武装解除と解散を要求し、トルコ政府に対して40年以上続けてきた武装闘争の終結を呼びかける声明を発表した。 指導部が応じればエルドアン政権との緊張緩和に向けた転換点となるが、10年前の同趣旨の呼びかけは失敗しており実効性は不明である。 声明は政治的な「環境が整った」として、政治システムを通じた民主主義の実現を訴えた。 PKKに近いクルド人系野党、人民平等民主党(DEM)議員らが記者会見して発表した。 与党の極右政党党首が2024年10月に、PKKの解散を条件として、オジャラン受刑者の仮釈放の可能性に言及し、これを受けてDEM議員らが2024年12月以降に3度、同受刑者に接見して調整していた。 Reuters通信によると、シリア北東部を実効支配するクルド人勢力主体の民兵組織シリア民主軍(SDF)司令官は「われわれとは関係ない」と述べ、解散に否定的な姿勢を示した。 2025.02.25 06:54 毎日新聞(Yahoo) シリアで「国民対話会議」始まる クルド勢力は招待されず <2503-022505> 2024年12月にアサド政権が崩壊したシリアで24日、国内の各地域や宗教などの代表が国家の将来像を協議する国民対話会議が始まった。 会議での議論が新たな憲法や政府機構に影響する可能性があり、暫定政権にとっては大きな節目となる。 AP通信などによると、参加者は約600人とみられ、2日間の日程で新憲法の構成や政府改革、個人の自由、経済問題などを議論する。 暫定政府への提言をまとめる見通しだが、法的拘束力は持たないという。 暫定政権は少数派などを含む包括的な新政府を樹立する方針で、国民対話会議はその実現に向けた一歩と位置づけられている。 経済制裁の解除を検討している欧米などもその成果を注視している。 ただ、旧反体制派でクルド人主体のシリア民主軍(SDF)の代表は招待されなかった。 SDFは北東部で一定の地域を支配し、暫定政権に近いトルコの支援を受ける別の旧反体制派組織と衝突を続けている。 暫定政権にとっては、クルド勢力を新政府に取り込めるかが引き続き大きな課題となる。 シリアではアサド政権の崩壊後、HTSが率いる暫定政権が発足し、前政権時代に制定された憲法を停止した。 暫定政権のシャラア大統領は3年以内に新たな憲法を策定し、その後に選挙を行う方針を示している。 2025.02.03 15:01 AP 通信(Yahoo) シリア民主軍の役割を語る アブディSDF最高司令官 <2503-020312> 米国が支援するシリアの部隊司令官が2月2日にAP通信の取材で、アサド一族を政権から追放した後は、宗教や民族に関係なく、すべての国民を平等に扱う世俗的、市民的、分権的な国家を建設すべきだと述べた。 シリア北東部のハサカで行われた取材で、クルド人が主導するシリア民主軍のアブディ最高司令官は、最近ダマスカスでシリアのシャラア新暫定大統領と会談したといい、両者は仲介者の助けを借りて、クルド人の将来も含め、シリアの将来について妥協点を見出すべく交渉しているという。 アブディ司令官は、米軍はシリアにとどまるべきだと主張する。 なぜなら、ISISが米軍の撤退によって利益を得るだろうし、地域全体の安全保障に影響するからだという。 同司令官は、米国主導のISISと戦う有志連合が、SDFとダマスカス当局の仲介をしていることを明らかにしたが、詳細には触れなかった。 アブディ司令官によれば、シリアのクルド人は、イラク北部のように国から分離したり、独自の自治政府や議会を設置したりすることは望んでおらず、地方分権国家で自分たちの地方問題を運営することを望んでいると述べた。 国内の旧反政府派閥の大半は解散し、新しい軍隊と治安サービスの一部になることに同意したが、それが実際にどのように機能するかは依然として不透明である。 2025.01.08 10:52 AFP=時事(Yahoo) シリアのクルド戦闘員標的に軍事作戦警告 トルコ外相 <2502-010804> トルコのフィダン外相が7日、シリアのアサド大統領失脚後、「無血」の政権移行に向けトルコが求める条件が受け入れられない場合、クルド人勢力に対する軍事作戦を開始する可能性があると警告した。 フィダン外相はCNNトルコに対し、クルド人民兵組織のクルド人民防衛部隊(YPG)がトルコ側の要求を受け入れなければ、「必要なことを行う」と語った。 具体的に何を指すか問われると「軍事作戦」だと答えた。 YPGはISIS掃討作戦において西側諸国から重用されているが、トルコとしては、自国内で非合法化されているクルド労働者党(PKK)とつながりがあるとみている。 PKKはトルコ政府とは数十年にわたり敵対関係にあり、同国およびその西側同盟国からはテロ組織と認定されている。 フィダン外相は、「外国から来たテロリスト戦闘員はシリアを去り、PKK指導部も去らなければならない。 残りの幹部は武器を置き、新体制に参加するべきだ。 これは無血で問題のない移行のためだ」と述べた。 米国がYPGを支援しているにもかかわらず、トルコはシリアに介入するかとの質問には、「過去にアフリン、ラスアルアイン、タルアビヤドで行ったことがある」と語り、シリア北部での軍事作戦に言及し、「それはわが国の国家安全保障が要求することで、他に選択肢はない」とし、新たな軍事作戦を躊躇しない考えを強調した。
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