2003年の国内情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2003.12.27 Yahoo! News 共同通信記事

「7月にも骨格、11月決定へ・・・」

 防衛庁は7月にも新たな防衛計画の大綱の骨格を示し、安全保障会議などで論議を重ねた上で、遅くとも11月末までに 新大綱を決定する方針である。
 これに基づき2005年度から5年間の中期防衛力整備計画を12月初めに決定する予定である。
2003.12.19 Yahoo! News 時事通信記事

新防衛大綱を策定へ、政府・・

 政府は19日の安全保障会議と閣議で、新たな防衛計画大綱の策定に向けて、防衛政策を見直す基本方針を決めた。  これに伴い、現行の中期防衛力整備計画(13〜17年度)は16年度で打ち切り、次期中期防は17年度に前倒しし て、新防衛大綱と併せ16年末までに策定する。
2003.12.19 Yahoo! News 読売新聞記事

「ミサイル防衛導入で戦車・・・・」

 政府は18日、ミサイル防衛システムの導入に伴う今後の防衛力整備の見直し案をまとめ、19日の閣議で正式に決定する。
 陸上自衛隊は対機甲戦を重視した装備構想を転換し、戦車及び火砲の規模縮小を図るとし、 機動力向上などを目指す。
 海上自衛隊は対潜戦を重視した整備構想を転換し、護衛艦、固定翼哨戒機の規模縮小を図る。
 航空自衛隊は対航空侵犯を重視した整備構想を転換し、作戦用航空機などの規模縮小を図る。
 自衛隊の将来構想として、弾道ミサイルなどの新たな脅威、多様な事態への対応体制の整備が必要だとしてい る。
2003.12.05 Yahoo! News 読売新聞記事

「100%ホンダ製双発ジェッ・・・・」

 ホンダは4日、小型ジェット機を開発したことを明らかにした。 今月17日、アメリカで初の試験飛行を行う。
 この機は全長12.50m、全幅12.20m、高さ4.02m、パイロットを含めた6〜8人乗りのビジネス用の小型 機で、ホンダが独自開発したエンジン2基を主翼の上に搭載している。
 高度9,150mを最高時速775kmで飛び、航続距離は約2,000kmという。
註:
 1997年のホンダ企業ニュースに以下の様 な記事と写真(右図)があるが、今回発表の機体とエンジン及び速度が異なっている。 発表の機体は MH02 のエンジンを自社製に換装 した改良型機か。

= 6 人乗り実験用飛行機 MH02 =
 本田技研が独自に設計、開発した6人乗り実験用小型ジェット機 MH02 は、1986年より研究を開始し、1992年にプロトタイプが完成、 1993年3月5日に初飛行、フライト・テストを1996年8月に終了したものである。 なお、今後 FAA への認可申請 、生産、販売は予定されていない。
 MH02 は前進翼のユニークなデザインで低速特性にすぐれ、また世界初のオールコンポジット ・ビジネスジェット機で、すべての構造部材にカーボン繊維強化エポキシ樹脂を採用した。
 推進装置として P&W社製ターボファンエンジン2基を主翼翼根部上面に搭載している。 その他の主な性能諸 元は以下の通りである。
 ・全  長: 11.25m
 ・全  幅: 11.24m
 ・全  高: 4.18m
 ・離陸重量: 3,629kg
 ・最大速度: 353kt (9,144m)
2003.12 軍事研究 陸空自衛隊のロボット兵器
= 陸空自の UAV に関する記事 =
チャカ-R
FFOS (遠隔操縦観測システム)
 富士重工製無人ヘリ RPH-2 の軍用型。
J/AQM-1 (AAM 射撃訓練用高速標的機)
 非回収型の標的機で250機以上を生産した。 エンジンには SSM-1 のエンジンを使用。
多用途小型無人機
2003.12 軍事研究 16DDHに初搭載!純国産FCS-3改
= FCS-3 の紹介と、今後の展望に関する記事 =
2003.12 軍事研究 海自次期空母型16DDHの徹底解明
= 16DDH の紹介、分析記事 =
2003.11.26 Yahoo! News 毎日新聞記事

「米国、海外駐留米軍を再・・・・」

 ホワイトハウスは25日、友好国・同盟国や米議会と海外駐留米軍の再編問題について協議に 着手したとのブッシュ大統領声明を発表した。 この海外兵力再編では在日、在韓米軍の再配置や削減も対象となる。
 またラムズフェルド米国防長官が、再編協議の完了までに数ヶ月、再編完了までに4〜6年かかるとの見通しを 示した。
2003.11 世界の艦船 注目の13,500t型 DDH はこうなる
= 16DDH の紹介記事 =
 16DDH は全長195m、全幅40m弱で、英、伊、西の CVS に匹敵する。
 甲板左右に張り出しているのは、各3基のチャフ発射機である。
 指揮通信機能が強化され、護衛隊群の指揮だけでなく、陸海空統合運用における司令部の設置も想定されてい る。 このため、統合通信システムを装備する。
2003.10.01 Jane's Defence Weekly Kawasaki signs EH-101 agreement  6月5日に海上自衛隊が EH-101 の採用を決めたのに伴い、9月22日に AugstaWestland社と川崎重工がライセンス生産 に合意した。
 それによると14機調達予定分のうち4機は英国で組立、10機を日本で組み立てる。
2003.09.29 朝日新聞

インターネット

新防衛大綱、1年先送り  政府は、防衛計画の大綱について、当初予定していた年内の策定を1年先送りする方針を固 めた。 政府はイラクへの自衛隊派遣作業を優先させるとともに、大綱の柱である国際協力のあり方の見直しには、イ ラク派遣の成り行きを見極める必要があると判断した。
 防衛庁は来年度からミサイル防衛 (MD) の配備に踏み出す方針で、防衛の将来像が示されないまま整備が先行 することになる。
2003.09.21 時事通信

  Yahoo

無人偵察機開発に90億円=映像電送、妨害電波機能も  防衛庁は21日までに、同庁技術研究本部が試作した多用途小型無人機(全長約5m、重さ約 700kg)に改良を加え、赤外線を使って撮影したデジタル画像や動画を陸上施設にリアルタイムで電送するほか 、妨害電波を発射する機能を付加しした無人小型偵察機を2008年度をめどに開発する 方針を固めた。 開発費用は総額90億円を見込んでいる。
 01年に試作が終了した多用途小型無人機は、F-4 に搭載して空中で発進し、ジェットエンジンで数千mの高度を Mach 1 弱で自動飛行し 、パラシュートを使って着水する。 この試作機に改良を加えて、F-15 に搭載する。
2003.09.17 Jane's Defence Weekly Japan revesls more detail of new carrier  海上自衛隊の13,500tヘリ空母の詳細が明らかになった。 この艦は全長 195m満載排水量16,000t以上で、 AV-8 Harrier を搭載する空母であるスペイン海軍の Principe de Asturias と同規模で、同様のタイ海軍の Chakri Naruebet より大型になる。
 防衛庁のスポークスマンは、16DDH は純粋なヘリ搭載艦であり、耐熱甲板やスキージャンプ台を装備する計画がないことを強調してい る。
2003.09.10 Jane's Defence Weekly Japanese budget to boost ballistic missile defence
= 16概算要求内容の紹介記事 =

 研究開発関連には YS-11E の搭載装備更新がある。
2003.09.09 朝鮮日報

  Yahoo

韓半島海域は今潜水艦戦争中  北朝鮮半島の緊張が高まるにつれ、半島近隣の海域が各国潜水艦の角逐の場となっていると、中国人民日報の姉妹紙 「環球時報」が最近報じた
 同紙は日本の軍事専門家の話しとして、朝鮮半島海域で活動中の各国潜水艦を30〜40隻と推算した。 中でも 、日本とロシアの潜水艦が最も多く、最も活発に活動していると伝えた。 特に潜水艦17隻を保有、世界5位を 誇る日本は、最先端の潜水艦でその威勢を誇示していると伝えられた。
 西太平洋地域に原子力潜水艦30余隻を配置している米国も、最近ロサンゼルス級の攻撃型原子力潜水艦3隻をグアム基 地に増派することにした。 グアムに配置された潜水艦は2日以内に朝鮮半島海域に到着できる。
2003.09.08 Defense News Japan eyes 2006 for military space system  日本は2〜3年後を目途に、衛星画像システムと階層ミサイル防衛システムから成る 大規模な軍事宇宙システムの保有を目指している。
 また、2008年に準天頂衛星の打ち上げを狙っており、この衛星は軍事通信やミサイル検知に活用することが可 能とされる。
 解像度1mの情報収集衛星は2005年までに6基打ち上げられる予定で、3月28日に最初の2基が打ち上げられ、2回 目を9月10日に予定 (◇注;11月以降に延期) している。 管轄は内閣衛星情報センターで、衛星は三菱電機が製造している。
 防衛庁はミサイル防衛用に PAC-3 と SM-3 (Aegisシステム) を導入するが、防衛当局は完全な対処は困難と し、階層防衛システムを採用する意向を示している。
 準天頂衛星は3基の航法衛星と解像度25cmのS帯移動通信衛星から構成され、GPSシステムの機能拡張を狙いに 各省庁が共同で開発を検討している。
 日本では国会が衛星の平和利用を唱っており、防衛当局は有効性を認識しているものの、軍事利用を前面に出すことは困難な状況にあ る。
2003.08.30 毎日新聞

  Yahoo

ヘリ空母、海自が1,164億円で建造へ  海上自衛隊は、保有する護衛艦で最大となる新しいヘリコプター搭載護衛艦を来年度から建造するため、概算要求に 盛り込んだ。
 全通甲板型で最大11機のヘリを搭載可能となり、フランスなどが保有するヘリ空母などに近い性能を持つ。  建造費は1,164億円。
  ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  ┃   主 要 性 能 諸 元  (防衛庁HPから)┃
  ┣━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━┫
  ┃ 基準排水量 ┃     13,500 t     ┃
  ┣━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫
  ┃ 最大速力 ┃   約 30ノット以上   ┃
  ┣━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━┫
  ┃      ┃ 高性能20mm機関砲 × 2 ┃
  ┃      ┃ 射撃指揮装置   × 1 ┃
  ┃      ┃ 垂直発射装置   × 1 ┃
  ┃ 主要装備 ┃ 電子戦装置    × 1 ┃
  ┃      ┃ 哨戒ヘリコプタ  × 3 ┃
  ┃      ┃(哨戒輸送ヘリコプタ  × 1)┃
  ┗━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━┛
2003.08.22 毎日新聞

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空自に精密誘導弾 来年度導入へ  防衛庁は22日、JDAM を航空自衛隊に導入する方針を固めた。 04年度予算の 概算要求に購入費を盛り込む。
 関係者によると、空自が保有している500-lb爆弾に誘導装置や翼を取り付けるなどして JDAM に改修する。  改修用の装置の単価は500万円前後の見通しで、空自は次期支援戦闘機 F-2 に搭載する方針である。
2003.08.04 時事通信

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飛行船成層圏に到達、世界初 航空宇宙技術研が飛行試験  航空宇宙技術研究所は4日未明、飛行船の成層圏滞空飛行試験を行った。 同研究所によると、飛行船が 成層圏に達したのは世界初という。
 同研究所は成層圏に飛行船を滞空させ、観測・監視活動や通信・放送の基地として利用する計画を進めている。
 飛行船は無人無動力で、全長47m、胴体の直径は最大12mあり、強化繊維でできてい て、ヘリウムガスの浮力を利用する。
 同日午前3時21分、日立港から上空へ飛び立ち、1時間54分の滞空で高度約16.4kmに到達した。
2003.07.29 毎日新聞

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防衛庁、初の指揮統制システム構築 米軍連動で  防衛庁は28日、中央司令部と前線にいる艦艇や航空機を衛星通信ネットワークで結び、大量のデータ送受信が可能と なる自衛隊初の指揮統制システムを構築する方針を固めた。 米軍の情報機能にも連動 させる。
2003.06.06 毎日新聞

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海上自衛隊の掃海・輸送ヘリの後継機決まる  防衛庁は5日、海上自衛隊の掃海・輸送ヘリ MH-53E と南極輸送支援用ヘリ S-61A の後継機を、川崎重工業と丸 紅エアロスペース社から共同提案のあった EH-101 型ヘリに決定した。
(関連記事と写真 AW&ST 2002.03.18)
2003.05.14 Jane's Defence Weekly Japan's joint approach
= 自衛隊の統合化推進、統合幕僚長設置の動きに関する記事 =
2003.05.04 共同通信

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大綱にミサイル防衛明記へ 防衛庁、年末にも改定  防衛庁は3日、北朝鮮の核開発やミサイルの脅威などを背景に、イージス艦発射型のミサイル防衛 (MD) 導入の2004年度予算要求を前提として、防衛力整備の指針である防衛計画の大綱を早ければ年末にも改定し、 MD の条項を盛り込む方向で検討に入った。
 防衛大綱の改定は1995年以来で、今回の改定は北朝鮮情勢の緊迫化やイラク戦争を受けた大量破壊兵器への備え と、米中枢同時テロ後の新たな脅威への対応が主なテーマになる。
 防衛庁は MD の16年度予算要求に向けて作業を急いでおり、遅くとも年末の政府案決定に間に合わせ、大綱改定を行いたい考えである。
2003.04.17 毎日新聞

  Yahoo

クラスター爆弾、空自が148億円分保有  航空自衛隊がクラスター爆弾を、87〜02年度の16年間で総額約148億円分購入し、現在も保 有していることが分かった。
 防衛庁によると、クラスター爆弾は CBU-87/B で、技術提携した国内企業から毎年8億〜10億円分購入し、02 年度で配備を完了した。
 保有数や配備状況は未公表だが、FAS によると、同型の90年当時の単価は約$14,000(約170万円)で、空自の保有数は数千発と推計さ れる。
FAS の CBU-87/B のページ
2003.04.16 Jane's Defence Weekly Japan sign deal for Boeing 767 tanker-transport  防衛庁が Boeing 767 給油機1号機の契約を行った。 引き渡しは2007年初期に予定されてい る。
 同機は、民間機型 767-200ER に給油ブームを取り付けたもので、機体のコンフィグレーションは、いわゆる”コンビ型”ではなく、全 座席型か全貨物型の何れかに限られる。
2003.04.13 時事通信

インターネット

敵基地攻撃能力、「正面から議論を」=菅民主党代表  民主党の菅直人代表は13日のテレビ番組で、先に石破茂防衛庁長官が自衛隊による敵基地攻撃能力 の保有検討に前向きな発言をしたことに関して、北朝鮮がミサイル攻撃する可能性もみられる時に、専守防衛の範囲内でどこまで 準備しておくべきか、真正面から議論すべきだと述べた。
2003.04.09 毎日新聞

インターネット

不審機防空識別圏に入り 空自機が緊急発進 北朝鮮機か  国籍不明の航空機が1日午後、日本海上空を朝鮮半島方面から ADIZ 内に入り、航空自衛隊機がスクランブルをかけて いたことが分かった。
 不明機は空自機の到着前に反転して ADIZ 外へ出たが、防衛庁は航跡などから北朝鮮の戦闘機の可能性が高い と判断し警戒している。
 関係者によると、不明機が ADIZ 内に入ったため、空自は国際緊急周波数で針路変更を求めたが、応答がないまま日本領空方面に進ん できたことから、小松基地の F-15 2機が緊急発進した。
 不明機が進む方向には、海上自衛隊の EP-3 が飛行していたという。
2003.04.07 Inside the Army US, Japan finalize deal to equip Japanese military with AH-64Ds  日米両政府は先月、AH-64D Apache Longbow 攻撃ヘリの共同製造に関する MoU を締結した。
 主契約会社は米側が Boeing 社、日本側が富士重工で、各種構成品の製造を Boeing が担当し、 日本で組み立てと試験を行う。
 防衛庁は月産 2〜4機の割合で 55〜80機を導入する模様で、2005年には最初の 2機が納入される計画となっている。 
2003.04.06 時事通信

インターネット

「基盤的防衛力構想」見直し=防衛大綱を改定へ  防衛庁は5日までに、日本の防衛政策の基本理念となっている基盤的防衛力構想を抜本的に見直す 方針を固め、具体的な検討に入った。
 核や弾道ミサイルの開発を進める北朝鮮の脅威に対応するには、防衛構想の転換が必要と判断した。
 1995年に閣議決定した防衛計画の大綱の改定を目指して作業を急ぐ。
2003.04.03 共同通信

インターネット

イージス艦を対テロ再派遣 交代期、日本近海1隻に  防衛庁は3日、アラビア海での支援活動で、海上自衛隊のイージス護衛艦きりしまに代わ り、佐世保基地のイージス艦こんごうを派遣する方針を固めた。 こんごうは10 日ごろ、補給艦はまななどと出発する見通し。
 海上自衛隊は現在、4隻のイージス艦を保有しているが、このうちちょうかいは秋ごろまで定期検査する予 定であるため、きりしまこんごうの交代時期に日本近海で稼 働可能なのはみょうこう1隻となる。
2003.04.01 共同通信

インターネット

米が偵察衛星の軌道公表 政府の非公開、無意味に  情報収集衛星(偵察衛星)を運用する内閣衛星情報センターは、安全保障にかかわるので軌道は非公開としているが 、2基の詳細な軌道データを、米航空宇宙局 NASA が1日までに公表した。
 NASA が公表したデータによると、2基の衛星は地球を縦に回る高度約485km〜510kmの軌道を周回中で、1日に地球を約15周し、4日に1度 、元の場所の上空に戻る経路をたどっている。
 打ち上げから1日までに、偵察目標の1基が朝鮮半島の真上を2回通過し、1日午前10時半すぎには、日本の本州上空を2基の衛星が、北か ら南に相次いで通った。
2003.03.31 Defense News Japan launches Spy Sats  日本初のスパイ衛星が3月28日、厳重な警戒下に種子島宇宙センターから H-2A ロケットで打ち上げられた。
 衛星は高度 300km の軌道上を周回し、北鮮の軍事活動を監視する。
2003.03.28 読売新聞

インターネット

初の情報収集衛星打ち上げ成功  わが国初の情報収集衛星2基を搭載した H-2A 5号機が28日午前10時27分、鹿児島県の宇宙開 発事業団種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星の軌道投入に成功した。

 第1段、第2段のエンジン燃焼と切り離しに続き約15分後と約24分には衛星2基を次々に分離し、南極と北極の上空を周回する 高度400〜600kmの極軌道に投入した。

2003.03.28 毎日新聞

インターネット

防衛庁、トマホーク導入を検討 他国基地を限定目標に  防衛庁は27日、トマホーク(射程約1,700km)など、他国基地に限定的な攻撃を加えられる兵器の導 入に向け検討に入ったと、防衛庁筋が明らかにした。
 27日、敵地攻撃能力の保有に意欲を示した石破茂防衛庁長官は、トマホークの購入が可能かどうかなど、 米側との水面下の調整を図るよう周辺に指示している。
2003.03.27 時事通信

インターネット

敵基地攻撃力の検討に前向き=衆院安保委で石破防衛庁長官  石破茂防衛庁長官は27日衆院安全保障委員会で、自衛隊による敵基地攻撃能力の保有につい て検討に値すると述べ、前向きな考え表明した。
2003.03.23 時事通信

インターネット

テロ、弾道ミサイルの脅威に対抗=首相が装備見直し強調  小泉首相は23日、防衛大学校で行われた卒業式で訓示し、今後の防衛力の在り方について、現在の 組織や現有の装備をテロや弾道ミサイルという新たな脅威に対抗し得るように見直し、効率化を図って いく必要があると述べ、弾道ミサイル防衛網の配備を視野に検討する考えを示した。
2003.03.19 共同通信

インターネット

空中管制機の投入要請 対北朝鮮で米軍が自衛隊に  米軍が、対イラク開戦を受けた北朝鮮の挑発行為を警戒し、電子偵察機の安全確保を目的として、日本に E-767 空中警戒管制機による日本海上空での監視飛行を要請していることを、米政府関係者が18日明らかにし た。
 今月2日に北朝鮮の戦闘機が米偵察機に異常接近した問題を憂慮した措置で、日本は要請を踏まえ監視飛行に踏み切る方向で調整に入っ た。
2003.02.17 時事通信

インターネット

「北東アジア司令部」検討か=米軍  韓国の夕刊紙・文化日報は17日、米国が朝鮮半島有事の際、効率的に対応するため、ハワイの太平洋軍司令部から 「北東アジア司令部」を分離、独立させることを検討していると報じた。
 新司令部は日本に設置される可能性が高いという。
2003.02.05 琉球新報

インターネット

在日米軍、三沢の F-16 を韓国派遣、対北朝鮮でシフト  緊迫した北朝鮮情勢に対応するため、三沢基地の F-16 が韓国内の基地に派遣されることを 、米国防総省当局者が4日、明らかにした。
 在韓米軍をめぐっては、米太平洋軍が国防長官に対し、空軍兵力を約2,000人増強することを要請しているが、在日米軍基地から韓国へ の動きは初めてである。
 三沢基地から韓国への派遣は間もなく行われるが機数は不明。 同基地には36機の F-16 が常駐しているが、 中東に派遣されているものもあり、現在の実数は20機台とみられている。
 米空軍はまた、米本土の B-52 12機、B-1 12機に待機命令を出し、司令官の決定があれば、グアム、韓国に移 動できる出動待機態勢をとっているという。
2003.01.22 Jane's Defence Weekly An ear to the ground
= 米国が極東地域に配置した SIGINT 網に関する記事 =
 米国は日本で、普天間、平安座、嘉手納、上瀬谷、三沢、横須賀の、少なくとも6ヶ所の SIGINT 基地を運用している。
 台北の北に位置する Yangmingshan山に設置された Pingtun Lee SIGINT 基地は、350〜400発の D-11 (M-11), DF-15 (M-9) TBM を展開 している中国の第2砲兵の活動を監視している。
 中国はこれらの TBM を使って多方向に対する波状飽和攻撃を行おうとしている。
2003.01.07 琉球新聞

インターネット

在沖海兵隊を増強/対北朝鮮で抑止力強化  部隊展開計画(UDP)によって半年ごとに交代する在沖海兵隊の歩兵とヘリコプター部隊の一部が、予定の期間を超え て駐留を延長することが7日、明らかになった。朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題など半島情勢 を受けた抑止力強化の措置。 延長は一部で始まっており、沖縄を拠点とする海兵隊兵力が200人程度増強されているとみられる。これに よって、在沖海兵隊の主力は対イラク戦には加わらず、北朝鮮の抑止機能を果たすことが明確になった。
2003.01.06 読売新聞

インターネット

情報収集衛星3月打ち上げ  政府は6日、日本初の情報収集衛星2基を今年3月下旬に、種子島宇宙センター H2A で打ち上 げる方針を決めた。 宇宙での作動状況の点検を経て、7月に本格稼働する見通しだ。
 情報収集衛星は、光学センサー搭載衛星と、合成開口レーダー搭載衛星の2種類で、光学センサーは地上にある約1mの 分解能を持ち、デジタルカメラと同様の画像を撮影できる。 合成開口レーダーの分解能は1〜3mで、白 黒画像しか撮影できないが、光学センサーが雨天などの悪天候や夜間で撮影できない分をカバーすることが可能だ。
 それぞれの衛星は上空400km〜600kmで、1日に地球を南北の方向に15〜20周回する。  地球の自転とあいまって、地球上のあらゆる地点を最低でも24時間に1回、撮影することが可能となる。
 2002、2003年度の2回に分け、2基ずつ打ち上げる計画で、8月にも2基を打ち上げる。 4基分の総費用は約 2,000億円。 2006年度には同型の予備機を2基、2008年度には分解能を0.5m程度まで向上させた 第2世代衛星をさらに2基配備する。
2003.01.03 韓国中央日報

インターネット

日本、無人偵察機を開発へ  東京新聞は3日、防衛庁が周辺国等を高空から撮影できる無人偵察機を開発するため、2003年度予算 に2億6,000万円規模の研究費を策定したと報道した。
同新聞は、この滞空型無人機は、他国の軍事施設を観測し続けたり、海上の工作船を追跡するためのもので、20km以上の高空を飛行す ることから地対空ミサイルを避けることができる」と説明している。 また同新聞は、日本は2007年まで計19億円を投 入し、無人偵察機開発および配置に必要な技術データを収集する予定だと付け加えている。
2003.01.02 朝雲新聞 3年ぶりマイナス予算

 15年度防衛予算主要事項

= 15年度政府予算案のうち、防衛関係費の内訳 =
 防衛関係費は一般会計の6.0%に相当する4兆9,265億円で、前年度比 0.3%減、対 GNP比0.988%となった。
・新中距離SAM × 0.5個群
・短SAM(改) × 2個セット
・近SAM    × 7個セット(要求は8個セット)
・ペトリオット改 × 2個群