2000年以前の国内情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2000.12.25 新聞各紙 13年度予算案、閣議決定  24日の閣議で、13年度予算政府原案が決定した。
 防衛関係費の総額は、4兆 9553億円(概算要求額 4兆 9916億円)。
2000.12.15 読売新聞 次期防、閣議決定  政府は15日、総額25兆1600億円にのぼる次期中期防衛力整備計画を決定した。
 年度ごとの予算は25兆100億円で、年度ごとの予算伸び率は0.5%と、現中期の0.9%を更 に下回る
 総額の内訳は以下の通り。
  ・物件費         :13兆9000億円
  ・人件糧食費       :11兆1100億円
  ・予見しがたい事象への対応:1500億円
 陸上自衛隊SAM関連では、
  ・ホーク改善用装備品  0.25個群
  ・新中距離地対空誘導弾 1.25個群
となっている。

「中期防衛力整備計画(平成13年度〜平成17年度)」
(防衛庁のホームページから)
2000.12.14 日経新聞 新型護衛艦の導入盛る

     次期防骨子案

 次期防骨子案と主要事業案が13日、明らかになった。総額は25兆円程度になる見通しだ。

 ・空中給油機導入
     調整中
 ・イージス艦2隻建造
      7,700t型       (註:「こんごう」は 7,250t)
 ・新型護衛艦2隻建造
     13,500t型       (註:「はるな」は 4,950t)
 ・新型対戦車ヘリ導入
 ・F-15 近代化改修
 ・次期哨戒機開発
     巡航速度: 830km 4発ジェット機   (註:P-3C は 620km/h)
 ・次期輸送機開発
     航続距離: 6,500km 2発ジェット機  (註:C-130 は 4,000km)
 ・新型戦車開発
     74式の後継  40t級       (註:90式は 50t、74式は 38t)

 空中給油機については、PKO で輸送機としても活用との方向で最終調整中である。

2000.12 Jane's Missiles & Rockets Chu-SAM ready for live firing this year
新中 SAM の紹介記事、誤報が多い
・現在の実射テスト段階(第6段階)までの総経費は 1,157億円。
・13年度予算に 30億円を追加要求中。
・中 SAM は弾道弾及び巡航ミサイルを撃墜する能力を保有。
・中 SAM の群は 4〜 5個 FU で構成。
・中 SAM は PIP-U HK 4個群の後継。
・PIP-V の後継にもなると見られる。 
2000.12.10 日経新聞 次期防25兆円前後に、伸び0.6%  ・次期防は15日に閣議決定
 ・次期防の総額は25兆円前後、平均伸び率0.6%前後で最終調整中
 ・空中給油機、自民公明に反対論消えていない
 ・イージス艦大型 DDH 各2隻は最終調整中
 ・CX, MPA は、何れかの開発時期を遅らせる案が浮上している
2000.12.07 毎日新聞

  ( Internet )

防衛庁、次期防の装備要求概要決める  防衛庁は 6日、次の中期防衛力整備計画で行う正面装備要求の概要を決めた。空中給油機4機や1万トン級のヘ リコプター搭載警護艦の導入、F-15 要撃戦闘機のレーダー探知能力の向上などを整備。 また、C-1 輸送機、P-3C 哨戒機の後継機 開発や新型戦車の開発などが主な柱で、総額約26兆5000億円を要求している。
2000.11.30 読売新聞 次期防予算、伸び1%前後  政府は29日、次期防予算総額を25兆3000億円程度、期間中の単年度平均伸び率は1%前後 とする方針を固めた。
 防衛庁は、実質平均伸び率で1.5%以上が必要としているため、12月中旬に予定されている次期防閣議決定に向けて、さらに上積み を要求していく方針である。
 現中期防は、当初実質年伸び率2.1%であったが、その後修正されて総額24兆2700億円、年伸び率0.9% であった。
2000.11.16
   〜
2000.11.18
読売新聞 次期防の課題(上)(中)(下)  南北首脳会談が実現し、韓国が北朝鮮を見る目が変わっただけなのに、与党内には対話が進展したと判断し、 防衛力整備に慎重な対応を求める声が出始めた。 野中幹事長もその一人である。
 次期防には「IT 革命の推進」、「武装ゲリラ、生物・化学兵器への対応力強化」などが加わる見通しだ。
 IT を中心とした「情報軍事革命 (RMA) 」は、「軍事史上、第1次大戦時の航空機の 登場に匹敵する」という。
2000.08.31 朝雲新聞 13年度業計と概算要求 総額 4兆 9916億円
・第1師団のコンパクト化
・西方直轄普通科連隊の新編
・公募予備自制度導入
・新規装備
  軽装甲機動車、空中給油機
・開発着手
  C X:
    巡航速度   890km ( C-1 は  650km )
    巡航高度 13,000m  ( C-1 は 11,000m)
    航続距離  6,500km ( C-1 は 2,200km)
    搭 載 量    26t ( C-1 は  8t  )
  MPA:
    巡航速度   830km ( P3C は  620km)
    巡航高度 11,000m  ( P3C は 8,800m )
    航続距離  8,000km ( P3C は 6,600km)
  88式 SSM 改:
    ライフサイクルコストを抑制しつつ、射撃効率や残存性を向上
弾道ミサイル防衛
   我が国の防空システムのあり方に関する総合的調査研究
   BMD に係わる日米共同技術研究(NTWD に関する試作)
Patriot の改善
   小型高速目標に対する探知能力、対処能力の向上
・その他陸自対空システム:
   改良ホーク改善 0.25個群
   81式短SAM改 2セット
   93式近SAM  9セット
   91式携SAM  17セット
1999.10.11 Defense News Japan poised to build large surface ships  海上自衛隊は、次期防で「はるな型」2隻の後継として、10,000t のヘリ空母建造を考 えている。 このヘリ空母のオプションの中には 15,000t〜20,000t のものも検討されている。
1999.09.02 朝雲新聞 12年度業計と概算要求 ・12師団の旅団化
・研究本部の新設
1998.09.03 朝雲新聞 11年度業計と概算要求 ・15HSP装備化
・将来警戒管制レーダの開発
1997.09.04 朝雲新聞 10年度業計と概算要求 ・13師団の旅団化改編
1996.09.05 朝雲新聞 9年度業計と概算要求 ・即応予備自を導入
・新規はOHX 5機
・歳出は4兆9850億円
1995.11.30 朝雲新聞 新「防衛計画大綱」を決定  
1995.11.29 読売新聞 新防衛計画の大綱 =全文=  
1995.08.31 朝雲新聞 8年度業計と概算要求