宇宙利用に関する報道

 
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2025.02.02
 22:52
産経新聞

(Yahoo)

H3ロケット打ち上げ成功 順調に信頼回復、宇宙ビジネスで日本の存在感向上へ <2503-020211>
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2日、日本の宇宙ビジネス拡大という使命を背負った次世代主力ロケットH-3の5号機の打ち上げに成功した。
 JAXAは初号機の打ち上げ失敗後、2号機以降4機連続で成功を重ねて高い技術力を実証し、順調に信頼を回復。衛星の打ち上げ需要増加で急拡大が続いている宇宙ビジネス市場で、日本の存在感の向上につながりそうである。
 JAXAは2024年2月にH-3 3号機の打ち上げを成功させ、以後は実用衛星を打ち上げ、3号機は「だいち4号」、4号機は防衛省のX-band防衛通信衛星「きらめき3号」5号機は内閣府の準天頂衛星「みちびき6号」を打ち上げ、すべて成功した。
2025.01.04
 15:47
共同通信

(Yahoo)

アジア上空に画像中継衛星 リアルタイムで海上監視 <2502-010408>
 NTTとスカパーJSATの共同出資会社のスペース・コンパス社が、2026年にも複数の地球観測衛星が撮影した画像データを中継して地上に送るための静止衛星アジア上空に打ち上げる。 運用が始まれば、日本を中心とした広範囲の衛星画像がほぼリアルタイムで得られ、海上監視の強化に役立つとして、防衛省や海運会社の活用を見込んでいる。 スペース・コンパス社は「すでに複数の潜在顧客と協議を進めている」としている。
 静止衛星はアジア上空36,000kmにとどまり、それより低い軌道を周回する地球観測衛星と交信して画像データを集め、光技術を使った高速通信で日本の地上局に送る。 観測衛星から直接地上に送るより1時間以上、時間を短縮できるとみている。
 スペース・コンパス社によると、防衛省が活用すれば海上の艦船の位置をほぼ常時把握できるようになり、海運会社は、地上のレーダーでは見つけるのが難しいステルス性能のある海賊船を早く発見して避けられるようになる。
 スペース・コンパス社は将来、世界規模でのサービス展開を目指す
2024.12.26
 12:39
讀賣新聞

(Yahoo)

日本版 GPS「みちびき」、11基体制に拡充…政府が宇宙基本計画の工程表改訂 <2501-122615>
 石破首相を本部長とする政府の宇宙開発戦略本部が、宇宙基本計画の行程表を改訂し、日本版のGPSと呼ばれる測位衛星みちびきを将来的に11基体制に拡充するなど、新たな目標を盛り込んだ。
 内閣府が整備を進めているみちびき現在4基で運用中だが、米国が運用するGPSの測位データがないと高精度な位置情報が取得できない。 このため政府は、日本独自の衛星網だけで位置情報を取得できる7基体制での運用を目指している。
 毎年末に改訂される行程表には今回、衛星の故障などに備え、将来的に11基体制での運用を目指して、みちびきの開発を進めると明記し、設計寿命が迫る3号機の後継機と、新規開発する8号機を令和13年度に打ち上げる計画を盛り込んだ。
 また、2029年に地球へ最接近する直径340mの小惑星アポフィスの国際探査への参加を検討するとした目標も追加した。 地球に衝突しそうな小天体に探査機をぶつけて軌道を変えるプラネタリー・ディフェンスの研究を進める。
2024.12.18
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

反撃能力の「目」となる小型衛星網を整備へ…政府、25年度予算案に2832億円計上方針 <2501-121804>
 複数の政府関係者が、政府は、攻撃目標を特定するため、多数の小型衛星を一体的に運用して情報収集する「衛星コンステレーション」整備費として、令和7年度予算案に2,832億円を計上する方針を固めたことを明らかにした。 反撃能力の「目」の役割を担うもので、7年度末から順次打ち上げる方向である。
 政府は、自衛目的で敵のミサイル発射基地などを攻撃する反撃能力を保有するため、長射程ミサイルの導入を進めているが、反撃には目標を探知・追尾する必要があり、防衛省は、民間の資金・ノウハウを活用する
PFI方式で衛星網を整備する。
 7年度予算案には、潜水艦から長射程ミサイルを垂直発射する装置の研究費用として297億円を盛り込む。 宇宙空間の監視や対処任務を目的とする「宇宙作戦団」(仮称)を新編するなどの組織改編も進める。
2024.11.14
 21:30
南日本新聞

(Yahoo)

観測ロケットS520-34号機打ち上げ成功 世界初、液体燃料使用の衝撃波推進エンジン実証 技術革新へ「非常に大きなステップ」 JAXA <2412-111413>
 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が14日11:30に観測ロケットS520 34号機を内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。
 衝撃波を推力に変換して進む爆轟エンジンを宇宙空間で分離し、飛行試験を実施し、液体燃料を使った爆轟エンジンでは世界初の試験成功となった。
【関連記事:2412-110805 (SCMP 2412-110805)】
 エンジンは7秒作動し、発生させた1,500m/secの衝撃波から予定通りの推力を得た。
 同エンジンは、推力向上やコンパクト化といった技術の革新につながる可能性があり、世界的に研究が進む。 将来はH3などのSLVでの採用も見込まれている。
 会見した名古屋大学の笠原次郎教授は「非常に大きな一歩で、早期の実用化を目指したい」と話した。
 今回の打ち上げでは、実験データを記録した機器を大気圏に再突入させて回収し、研究に活用する。
2024.11.05
 06:53
時事通信

(Yahoo)

大容量高速通信で現代戦対応=3基態勢完成、広範囲カバー―通信衛星「きらめき」・防衛省 <2412-110504>
 H-3
SLV 4号機で打ち上げられた防衛通信衛星きらめき3号は現代戦に不可欠な高速大容量の通信が可能で、主に陸海空各自衛隊を統合した指揮運用に用いられる。
2024.11.04
 21:12
産経新聞

(Yahoo)

防衛省独自の通信衛星網確立、自衛隊の統制能力を強化 「H3」4号機打ち上げ成功 <2412-110416>
 H-3次世代
SLV 4号機が4日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、防衛省のX-band防衛通信衛星「きらめき3号」を予定軌道に投入した。
 「きらめき」は既に1、2号が運用中で、3号が本格的に稼働すれば、防衛省独自の安定した広域高速通信網が確立され、幅広い地域に展開する陸海空自衛隊の統制能力がより強化される。
 X-bandとは、国際的に軍事利用が認められている8GHz~12GHzの周波数帯域のことで、この帯域の電波を利用した通信は、降雨や大気の乱れがあっても途切れず安定していることが特徴とされ、以前から分散した自衛隊間の通信に利用されてきた。
 「きらめき」が打ち上げられる以前は、民間X-band通信衛星3基による通信サービスを利用していたが、容量に制限がある上に老朽化が進んだため、防衛省が所有し運用する高性能なX-band通信衛星3基体制による独自の通信網を構築することになった。
 2017~2018年に打ち上げられた2基のうち、1号は太平洋上空2号はインド洋上空をカバーしており、今回打ち上げられた3号は日本上空をカバーすることで、太平洋からインド洋に至る広域の独自通信網が確立する。
【註】
 この記事ではX-bandを「降雨や大気の乱れがあっても途切れず安定している」としているが逆で、X-bandより低い周波数のS-bandやC-bandに比べて降雨の影響を受けやすい。
 X-bandの利点は帯域を広くとれることで、高速大容量の通信が可能で、画像や映像などのリアルタイムでの伝送に適していることにある。
2024.05.08
 21:11
IT Media News

(Yahoo)

防衛省、「迅速に打ち上げ可能な衛星」を川崎重工と実証へ 宇宙からの安全保障を強化 <2406-050813>
 防衛省が5月7日、即応的な打ち上げが可能な即応型マルチミッション衛星実証計画について、川崎重工業と契約したと発表した。
 宇宙空間の安定的な利用を確保するためには、衛星の打ち上げが必要となった際に迅速に打ち上げを完了できる体制に加え、必要な能力を速やかに発揮できる即応能力を持つ衛星が必要となるとしている防衛省が、打ち上げ後速やかに機能、性能を発揮する衛星の実証に加え、通常よりも検知しにくい衛星に対する観測実証を実施する。
 同事業ではこうした能力の整備に向けて、各種観測センサーなどを搭載可能なインタフェースを備え、軌道上で即応的に機能、性能を発揮する衛星の実証に取り組むことに加えて、防衛省・自衛隊として宇宙領域把握 (SDA) 能力の強化に取り組む中で、通常の衛星よりも検知しにくい形状・材質の衛星に対する観測精度を検証することが必要だとしている。
 そこで、実証衛星に検知しにくい特徴を一部持たせることで、地上や軌道上の他衛星からの観測実証も実施する。
 国家安全保障戦略などの戦略文書や宇宙安全保障構想に基づく事業で、安全保障のための宇宙システム利用の抜本的拡大(宇宙からの安全保障)に取り組むとしている。
2023.11.24
 18:30
日経新聞 「宇宙戦略基金」創設へ JAXA法改正案が衆院通過 <2312-112409>
 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) に新たに宇宙戦略基金を設け、企業の技術開発支援を可能にするJAXA法改正案が24日の衆院本会議で可決され衆院を通過した。
 政府は国内の宇宙産業の市場規模を2020年の4兆円から2030年代早期に8兆円に倍増させることを狙っている。
2023.05:05
 15:00
Forbes

(Yahoo)

人工衛星を数多く宇宙に送り出している国ランキング <2306-050511>
 2022年5月時点で地球の軌道上を回る人口衛星数ランキングは以下の通りである。
  1位:米 国:3,415基
  2位:中 国: 535基
  3位:英 国: 486基
  4位:多国籍: 180基
  5位:ロシア: 170基
  6位:日 本:  88基
  7位:インド:  59基
  8位:カナダ:  56基
(出典:UCS人工衛星データベース)
2023.01.26
 11:04
讀賣新聞

(Yahoo)

H2A ロケット46号機、打ち上げ成功…政府の情報収集衛星を搭載 <2302-012606>
 政府の情報収集衛星レーダー7号機を載せたH-2Aロケット46号機が26日10:50に種子島宇宙センターから打ち上げられた。 三菱重工業によると、衛星は切り離され打ち上げに成功した。
 H-2Aの打ち上げ成功は40回連続で、成功率は98.8%になった。 2月にはH-2Aの後継機H-3 1号機の打ち上げが予定されている。
2022.12.23
 12:02
毎日新聞

(Yahoo)

中宇宙の安保構想策定へ 23年夏めど 岸田首相が表明 <2301-122308>
 岸田首相が23日の宇宙開発戦略本部会合で、来年夏をめどに宇宙の安全保障構想を策定すると表明した。 首相は「最新の宇宙開発動向を踏まえ、3年ぶりに宇宙基本計画を改定する」とも述べた。 これらの計画づくりについて、高市早苗宇宙政策担当相や浜田靖一防衛相ら「関係大臣が連携し、具体的に進めてください」と指示した。
 国家安全保障戦略の改定を受けた措置で、衛星通信など安全保障上の重要性が高まっている宇宙分野のてこ入れを目指す。
2022.05.17
 12:17
NHK 「宇宙基本計画」政府の中間報告案 “日米豪印で協力推進” <2206-051709>
 政府がまとめた宇宙基本計画工程表中間報告案が明らかになり、日米豪印の4ヵ国の枠組みQuadで宇宙分野の協力を推進すると明記し、来週予定されているQuad首脳会合で宇宙分野の協力を推進することを確認する方向で調整を進めている。
 中間報告の案によると、宇宙状況の監視衛星令和8年度までに打ち上げるなどの状況を把握する体制の強化や、ミサイル防衛などのために、多数の小型衛星が互いに連携する衛星コンステレーションの検討を進めるとしている。
2021.11.22 讀賣新聞 小型衛星網、20年代半ばに3基打ち上げ…中露の極超音速兵器探知も視野 <2112-112201>
 複数の政府関係者が、政府が小型衛星による観測網の構築に向け、2020年代半ばに衛星3基を打ち上げ、実証試験を行う方針を固めたことを明らかにした。 災害状況の把握や海洋監視への活用が期待され、将来は中国やロシアが開発を進める超高速滑空兵器 (
HGV) などの捕捉追随も視野に入れている。
 岸田首相は、宇宙など先端科学技術の研究開発に大胆な投資を行う方針を示していて、19日に決定した経済対策では経済安全保障の強化に向け5,000億円規模の基金創設を打ち出しており、3基の打ち上げ費用600億円はこの基金から捻出する。
2021.10.10 時事通信

(Yahoo)

防衛省、「宇宙巡回船」の建造検討 警戒・監視、衛星修理も <2111-101001>
 関係者が9日、防衛省宇宙空間の警戒監視人工衛星の修理補給を担う宇宙巡回船の建造を検討していることを明らかにした。 実現時期は未定だが、同省の目指す宇宙状況監視(SSA)能力向上の一環として、宇宙空間を自由に航行する無人船を想定し、令和4年度予算概算要求に調査研究費1億円を計上した。
 宇宙空間には、役目を終えた衛星やロケットなどがスペースデブリとして多数存在し、稼働中の衛星に衝突する懸念があるうえに、中国やロシアは他国の衛星を攻撃妨害するキラー衛星の開発を進めているとされる。
2021.06.29 産経新聞

(Yahoo)

ミサイル防衛へ多数の小型衛星 政府が重点項目 <2107-062903>
 政府が29日に首相官邸で宇宙開発戦略本部を開き、特に重点的に取り組む事項の筆頭に宇宙安全保障の確保を掲げた宇宙基本計画工程表の改定に向けた重点事項を決定した。
 多数の小型衛星を低軌道に投入する衛星コンステレーションについて、ミサイル防衛強化などを目的に「米国との連携の可能性も念頭に検討を行い、先行的な技術研究に着手する」と明記した。
2021.03.30 産経新聞

(Yahoo)

宇宙海洋政策室長を公募 防衛省 時限的な「助っ人採用」 <2104-033003>
 防衛省が4月1日付で本省室長に部外から公募で中途採用した人材を初めて充てる。 宇宙、サイバ、電磁波という新領域防衛のうち、宇宙を担当する枢要ポストの宇宙海洋政策室長に登用し、政策立案などを担わせる。 宇宙海洋政策室長に宇宙航空研究開発機構 (
JAXA) の男性を採用した。
 サイバを担当するAI・サイバーセキュリティ推進室長も民間企業を含め部外からの公募を実施したが採用は見送り、人材の獲得と育成で課題も浮き彫りになった。
2021.03.29 讀賣新聞

(Yahoo)

防衛省、人工衛星の延命技術研究に着手…軌道上でドッキングして保守管理も <2104-032906>
 防衛省が、打ち上げられた人工衛星の寿命を延ばす技術の研究に着手した。 専用の衛星燃料補給や修理を行うもので、近く開発にかかるコストなどを報告書にまとめる。
 令和8年度までの打ち上げを予定している宇宙状況監視 (
SSA) 衛星で実用化したい考えである。
2021.03.12 Breaking Defense SPACECOM To Tighten Ties To Japan <2104-031208>
 米宇宙軍が3月12日、2023年2024年に種子島宇宙センターから打ち上げられる準天頂衛星 (
QZSS) に、中国の宇宙活動を監視する目的でSMSCが製造した光学センサを搭載することで日米が合意し、2020年12月に内閣府宇宙開発戦略推進事務局とMoUを交換したと発表した。
 米宇宙軍作戦部長のレイモンド大将は2月に議会で証言し、日本が今年、独仏に次いで公式に米宇宙軍との同盟国になると述べた。
2020.12.22 朝日新聞 防衛省、衛星群でミサイル監視計画 中ロの超音速に対処 <2101-122201>
 21日に閣議決定された来年度予算案で、防衛省多数の小型衛星を打ちあげる衛星コンステレーション(監視衛星群)計画に研究費1.7億円を計上した。
 中露の極超音速兵器は米国の早期警戒衛星でも探知が難しいため、同計画は低い軌道に数百から1千超の小型衛星を打ちあげて発見、追尾を行うというもので、米軍と連携した小型衛星群という新たな目を得ることで、新型ミサイルへの対処を可能にする狙いがある。
2020.12.03 讀賣新聞

(Yahoo)

民間衛星防衛へ指針…対サイバー攻撃、宇宙工程表改訂案で <2101-120302>
 政府が年内に決定する宇宙基本計画工程表改訂案が2日に明らかになった。 民間企業が開発した人工衛星の増加を踏まえ、衛星のデータを狙ったサイバ攻撃の予防策をまとめた指針を来年度に策定することなどを盛り込んだ。
 一方、中国やロシアが開発中の超高速滑空兵器 (
HGV) への対策として、多数の小型衛星で宇宙空間からHGVを探知追尾するシステムを調査研究するなど安全保障の取り組みも強化する。
2020.11.29 共同通信

(Yahoo)

H2A ロケットの打ち上げ成功 偵察のデータ中継衛星など搭載 <2012-112902>
 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が29日16:25にデータ中継衛星を搭載したH-2A 43号機を種子島宇宙センタから打ち上げ、約30分後に衛星を予定の軌道に投入し、2005年の7号機から37回連続での成功し、成功率は約97.7%になった。
 打ち上げた衛星は、政府が事実上の偵察衛星で収集したデータを中継するデータ中継衛星1号機と、JAXAの光データ中継衛星の2機能が電源、制御系などを共有し、搭載されている。
2020.11.27 南日本新聞

(Yahoo)

H-2A ロケット43号機、29日打ち上げ 種子島宇宙センター <2012-112703>
 三菱重工業が27日、情報収集衛星のデータ中継衛星1号機を搭載したH-2A 43号機を、29日16:25に種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。 データ中継衛星は国の安全保障などに関する情報を地上に届ける中継ぎをする衛星で、内閣衛星情報センターによると現在運用中の情報収集衛星は地上局上空を通る時だけデータを送れるが、静止軌道上の中継衛星を介することで、伝送できる時間帯が大幅に長くなる。
 同中継衛星には、宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の光通信を使ってデータ交換する装置も搭載され技術実証に挑む。 地球を周回する観測衛星のデータをレーザ光で取り込み、電波を使って地上へ届けるシステムLUCASの一環として、通信の高速、大容量化を狙う。
2020.09.30 毎日新聞

(Yahoo)

防衛省、宇宙・サイバー強化へ 概算要求で過去最大5兆4898億円 <2010-093005>
 防衛省令和3年度予算の概算要求で、宇宙やサイバなど防衛の新領域の対応を強化するため過去最大の5兆4,898億円を計上した。 Aegis Ashore代替策や米軍再編関係経費は金額を明示しない事項要求とし、年末にとりまとめる予算案で、防衛費がさらに膨らむ可能性が高い。
 宇宙分野では宇宙領域を統括する宇宙作戦群を新設し、全体で70名規模となる。 極超音速滑空兵器に対応するため、小型人工衛星群(コンステレーション)の調査研究費に2億円を計上した。
 陸海空の自衛隊による540名規模の自衛隊サイバー防衛隊の新設を盛り込んだ。 電磁波領域では、電子戦専門部隊を新設し、ネットワーク電子戦システム一式の取得を盛り込んだ。
 空母化を進めるいずも型護衛艦改修費は2年度予算の31億円から、231億円に増額した。
2020.08.27 時事通信

(Yahoo)

宇宙部隊の連携強化 安倍首相、米軍幹部と会談 <2009-082703>
 安倍首相が27日、レイモンド米宇宙軍作戦部長と首相官邸で会談し、「抑止力・対処力の強化に向け、宇宙分野をはじめ協力を深めたい」と述べて航空自衛隊の宇宙作戦隊と米宇宙軍との連携強化に期待を示した。
 両者は米国が主導する国際宇宙探査計画アルテミス計画について意見交換すると共に、日本の準天頂衛星に米国の宇宙状況監視 (SSA) 用センサを搭載するなど、協力を推進することも確認した。
2020.06.30 産経新聞 政府が「宇宙利用大国」に向け情報収集衛星10機体制へ 基本計画を改訂 <2007-063004>
 政府が30日の閣議で宇宙基本計画を5年ぶりに改定した。 自立した宇宙利用大国を掲げ、情報収集衛星を現在の4機から10機に増やすなど安全保障や防災への利用を重視する。
 計画では、準天頂衛星「みちびき」に宇宙ごみの接近を知らせるセンサを搭載するなど運用態勢を強化するほか、米国との連携を強めて多数の小型衛星ミサイルを探知するシステムの開発も検討する。
2020.06.04 時事通信

(Yahoo)

小型衛星群で探知能力向上 ミサイル防衛、米国と連携 防衛省 <2007-060402>
 防衛省が、日本や同盟国に向かうミサイルの探知追尾など早期警戒能力向上のため、小型人工衛星群(コンステレーション)導入の検討に着手する考えで、月内にも閣議決定する宇宙基本計画改定案に「米国との連携を踏まえ、必要な措置を講じる」と明示して、小型衛星の打ち上げや地上局の整備を検討する。
 ただ、実用化には先行する米国の協力が前提となるため、導入時期は未定である。
2019.05.14 共同通信

(Yahoo)

防衛省利用の画像衛星故障 岩屋氏「問題生じず」 <1906-051403>
 岩屋防衛相が14日、防衛省が他国に関する画像データを収集するため利用していた商用衛星が今年1月に故障し使用できなくなっていると明らかにした。
 故障したのは商用の地球観測衛星WorldView-4であるが、防衛相は他の商用衛星や政府の情報収集衛星を使用するなど、重層的な体制をつくっていると述べ、監視網に不備は出ていないと説明している。
【註】
 WorldView-4(旧名GeoEye-2)は米国で2016年11月に打ち上げられた31cm解像度の撮影能力を持つ商用衛星で、寿命は7年とされていた。
 日本では一般財団法人リモート・センシング技術センターがデータを提供している。
2019.04.20 読売新聞

(Yahoo)

サイバー、米に防衛義務…2プラス2で確認 <1905-042001>
 日米政府が19日、外務防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会 (2-plus-2) で、大規模なサイバ攻撃にも米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条が適用されうることを初めて確認した。
 日本の衛星に米国の宇宙監視センサを搭載することでも合意し、宇宙での協力を前進させた。  宇宙分野の日米協力を巡っては、中国やロシアの軍事衛星の動向や衛星を破損させる恐れがある宇宙ゴミなどを監視するため、日本が打ち上げ予定の準天頂衛星に米国のセンサーを搭載することを決めた。
【註】
 準天頂衛星は静止衛星と同じ高度36,000kmにありしかもわが国周辺の上空に留まることから、北朝鮮や中露のBMを常時監視するのに適するが、多くが高度数百㌔付近に漂う宇宙ゴミの監視に適するかは疑問である。
2019.03.28 産経新聞

(Yahoo)

宇宙基本計画の工程表改訂へ 政府の宇宙政策委 <1904-032809>
 政府の宇宙政策委員会が28日、平成31年度の宇宙基本計画工程表改訂に向けた議論を始めた。 6月に重点事項を取りまとめ、12月の宇宙開発戦略本部で行程表を改訂をする。
 出席者によると、委員からは昨年12月に策定した新防衛計画大綱について「防衛省は宇宙安全保障関連予算をどのように確保して行くか見通しを示してほしい」との指摘があった。
2018.11.01 NHK 日本版 GPS 衛星「みちびき」 きょうから本格運用 <1812-110102>
 日本版GPS衛星(註:準天頂衛星)「みちびき」の本格的なサービス1日から開始された。 専用の受信装置を使えば、これまで最大10mあった位置情報の誤差が数cmにまで縮まることから、さまざまな分野での活用が期待されている。
 「みちびき」は、昨年10月までに合わせて4機が打ち上げられ調整が行われていたが、衛星を管轄する内閣府は24時間、運用ができる4機体制の準備が整ったとして、1日から本格的なサービスを開始した。
2018.08.15 産経新聞 超小型衛星で尖閣監視 政府が検討 中国船の追跡可能に <1809-081501>
 政府尖閣諸島など日本周辺の監視強化に向け、超小型衛星の導入 を検討している。 既存の情報収集衛星を低コストで補完し、中国の積極的な海洋進出に対抗するもので、構想では多数の超小型衛星を打ち上げ 、情報収集衛星との同時運用で尖閣諸島や南シナ海などを監視する。 1基当たりの費用は情報収集衛星の数百億円に対し、超小型衛星は数億円 に抑えられる利点がある。
 政府は国内の民間チームが来年打ち上げる超小型レーダ衛星の性能を見極めた上で、数年内での導入も視野に議論を加 速させる。
2018.06.12 産経新聞 情報収集衛星レーダー6号機の打ち上げ成功 北朝鮮や中国の監視強化 <1807-061205>
 政府の情報収集衛星レーダ6号機を搭載したH-2A 39号機が12日13:20に種子島宇宙センタから打ち上げられ、予定の軌道に投入されて 打ち上げは成功した。
 レーダ6号機は設計上の寿命を超えて運用している4号機の後継機で、電波を使って夜間や曇りでも地上を撮影できる。 識別可能な物体の 大きさは運用中の5号機とほぼ同じ50cm程度とみられ、性能は4号機の約二倍に向上している。
2018.04.26 読売新聞

(Yahoo)

自衛隊の宇宙対応力「危機的に不足」…自民委 <1805-042601>
 自民党の宇宙・海洋開発特別委員会が25日に党本部で会合を開き、統合幕僚監部宇宙に関する運用 を統括する部門を新設することや、宇宙における安全保障の基本方針を定めた「国家安全保障宇宙戦略」の策定などを、政府に求める提言 案を示した。
 提言案は、宇宙も含めた軍備を進める中国の脅威などを念頭に、自衛隊の対応能力について危機的に不足していると明 記し、防衛費に占める宇宙予算を現状の400億円から1,000億~2,000億円に増額するよう訴えて いる。 またキラー衛星に対処するため、宇宙空間を監視する衛星の打ち上げなども検討するべきだと指摘している。
2018.03.12 Aviation Week & ST SmallSat tsunami <1805-031210>
 2026年までに6,200基の小型衛星の打ち上げが検討されているため、衛星同士の衝突や雲のように漂うデブリが心配され ている。
2018.03.07 Jane's Defense Weekly Japan launches spy satellite <1804-030708>
 日本が2月27日にH-2Aを用いて情報収集衛星IGS Optical 6を打ち上げた。 日本は現在光学衛星3基 レーダ衛星4基を運用しており、更に3基を打ち上げる計画である。
2017.10.10 NHKニュース 日本版 GPS 衛星「みちびき」4号機打ち上げ成功 <1711-101003>
 日本版GPS衛星「みちびき」の4号機が10日07:01に種子島宇宙センターからH-2A 36号機で打ち上げられ、打ち上げ28分後の7:30頃、高度 273km付近で予定の軌道に投入し、打ち上げは成功した。
 「みちびき」の打ち上げは8月の3号機に続き4基目で、今回の打ち上げにより4基体制が整い、 来年春に本格運用が始まればGPSの位置情報の誤差を現在の最大10mから数センチにまで小さくできるとい う。
2017.02.03 Yahoo 朝日新聞記事

「軍民両用研究を推進へ 宇宙・サイバー分野で政府検討」

<1703-020303>
 政府の科学政策の方針を決める安倍首相を議長にした総合科学技術・イノベーション会議が、宇宙やサイバなどの分野を中心に 民生分野の科学研究を軍事技術の推進につなげる具体策の検討をを月内にも開くかを含め、議論の進め方を調整している。
 日本の科学研究は戦後、軍事と一線を画してきたが、近年は軍事研究との距離が近づいている分野があり、その傾向が強まる可能性がある。
2017.02.01 Jane's Defence Weekly Japan launches first dedicated military communication satellite <1703-020110>
 防衛専用通信衛星きらめき-2 (DSN-2)が1月24日に種子島宇宙センタからH-ⅡA 32号機で打ち上げられた。 DSN-2は太平 洋上空で、2018年に打ち上げ予定のDSN-1はインド洋上空、2020年打ち上げるDSN-3は日本上空に位置する。
 X-bandのDSN-2はNECが開発しMELCOが製造したもので、NEC、NTTコミュニケーション、SKY Perfect JSATの合弁であるDSN社が運用する。
2017.01.24 Yahoo ロイタ通信記事

「防衛省の通信衛星、1機目を打ち上げ 陸海空の統合運用を強化」

<1702-012403>
 防衛省初のX-band通信衛星を載せたH-2A 32号機が24日午後に鹿児島県の種子島宇宙センタから打ち上げられた。  これまで防衛省は商用衛星を利用してきたが、寿命が近づいていることから、自前の衛星を32年度末まで3基 を打ち上げる。 3基すべての運用が始まると、通信容量は現在の4倍に増える。
 島嶼防衛をにらみ、陸海空の三自衛隊を機動的に運用する通信基盤を整え、離島などでも安定した通信を確保できるようになる。 更に海外に派遣した部隊との通信 も向上が見込まれる。
2016.11.25 Yahoo 毎日新聞記事

「防衛省 独自の通信衛星、1月24日打ち上げ」

<1612-112502>
 防衛省が25日、自衛隊独自の通信衛星来年1月24日に種子島宇宙センタからH-2Aで打ち上げ ると発表した。
 打ち上げるのはX-band通信衛星「きらめき2号」で、今年7月に1号機を打ち上げる予定だったが、輸送コンテナの損傷で衛星も傷ついたた め延期されたため2号機を先に打ち上げ、1号機は2018年に南米から打ち上げる。
【1号機関連記事:1606-053004 (時事通信 2016.06.30)】
2015.11.11 日経新聞

インターネット

情報収集衛星、10基に増強 宇宙基本計画の工程表改訂案 <1512-111102>
 政府は11日、2024年度までの宇宙政策の基本方針を示す宇宙基本計画の改訂工程表案を公表した。 危機管理を強化するため情報収集衛 星は現行の4基から10基体制を目指す。
 それとは別に、尖閣諸島周辺などの海洋状況の衛星監視2016年度前半から試験的に始める。 また、 米軍との連携強化も明記し、宇宙利用で安全保障を一層重視する。
 改訂案は意見公募などを経て12月に安倍首相を本部長とする宇宙開発戦略本部で決定する。
2015.09.05 Record China 中国などの不審船を監視、衛星によるリモートセンシング利用へ―日本 <1510-090501>
 政府が9月末に人工衛星や UAV を使用した海洋監視体制の基本計画を定め、早ければ年度内にも既存の衛星を活用した実証試験 を行う。 海洋監視体制は「海洋状況把握 (MDA) 」と呼ばれ、国家安全保障局や宇宙戦略室を中心に運用する。
 MDA は人工衛星、UAV、艦船、調査船などで構成され、JAXA の陸域観測技術衛星「だいち2号 (ALOS-2)」などの衛星活用に向けた実証試験の早急な 実施を計画している。
【 ALOS 衛星関連記事:1506-051104 (Defense News 2015.05.11)】
2015.02.01 Yahoo 時事通信記事

「情報衛星打ち上げ=予備機、H2A 27号機で―鹿児島」

<1503-020104>
 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は1日午前10時21分、政府の情報収集衛星レーダ予備機を搭載した H-2A 27号機を種子島宇宙センターから打 ち上げた。
 予備機は予定の軌道に投入されたのち初期機能が確認され、打ち上げは成功した。
2015.01.09 NHKニュース 政府 新たな『宇宙基本計画』を決定 <1502-010902>
 政府は宇宙開発戦略本部の会合を開き、安全保障能力の強化に向け、準天頂衛星情報収集衛星 を増やすことなどを盛り込んだ、新たな宇宙基本計画を決定した。  宇宙基本計画では、地上の位置情報を高い精度で測る準天頂衛星を現在の1基から7基に増やすほか、現在4基運用している情報収集衛星も数を増やすなどとしている。
2014.11.09 毎日新聞

インターネット

クローズアップ2014:宇宙基本計画素案 道筋見えぬ産業重視 <1412-110901>
◇基礎科学衰退に懸念
◇安保に重点 自衛隊経験不足
 宇宙基本計画の素案は、安全保障の確保の中の重点項目のひとつに、人工衛星の安全を守るために宇宙ごみや不審な衛星の動きを監視する宇宙状況監視 (SSA) の体制づくり を掲げているが、防衛省は自前の衛星を保有しておらず、内閣衛星情報センタが運用する情報収集衛星4基や民間の通信衛星3基を利用している。 民間の衛星は耐用年限を迎え つつあるため、同省は独自に保有する衛星に切り替えていく方針である。
 防衛省は、SSA を行う専従部隊を30年度以降に創設し、JAXA と連携して監視施設などを整備する方針だが、これまで自前の人工衛星を保有してこなかったこともあり、宇宙 に関する知見に乏しい。 JAXA との人事交流も検討しているが、同省防衛政策課によると予備的な協議を始めている段階にとどまっている。
2014.09.14 朝日新聞

インターネット

政府、新たな宇宙計画策定へ 人工衛星で安保能力を強化 <1410-091405>
 政府の宇宙開発戦略本部が12日、新たな宇宙基本計画を年末までに策定することを決めた。 昨年策定した5年計画が継続 しているが、中国の海洋進出や北朝鮮のミサイル発射の増加など、安全保障の環境が変化していることを受け、人工衛星を使った安 全保障能力を強める新計画を作成する。
 新計画に盛り込むことが検討されているのは、日本版の GPS に必要な準天頂衛星を現在の1機から早期の7機態勢への増強衛星を使った海洋監視、宇宙のゴミによる衛星の破壊を監視するための態勢づくりなどで、アジア太平洋各国などとの衛星データの共同利用なども 議論する。
2014.08.20 NHKニュース 人工衛星活用し海洋監視強化を <1409-082001>
 総理大臣の諮問機関『宇宙政策委員会』のもとに設けられた有識者会議が、政府の宇宙政策安全保障政策連携する形に見直し、人工衛星などを活用して海洋の監視体制を強めるよう求める 提言案をまとめた。 有識者会議は、この提言案を20日に開かれる宇宙政策委員会に報告したうえで、年内に最終的な取りまとめを行う。
 提言案では、ミサイルなどを探知する早期警戒衛星など、安全保障に資することを目的とした新たな衛星技術の開発を検討することや、地上の位置 情報を高い精度で測る準天頂衛星を現在の1基から早期に7基に増やして観測体制を一層充実させることを求めている。
2014.05.24 読売新聞

インターネット

『だいち2号』軌道投入…H2A で打ち上げ成功 <1406-052403>
 レーダで災害の状況や地形の変化を観測する人工衛星『だいち2号』が、24日に種子島宇宙センタから H-2A 24号機で高度630km の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
【関連記事:1406-042802 (AW&ST 2014.04.28)】
2013.10.16 東京新聞

インターネット

日英外相が戦略対話 安全保障協力推進で一致 <1311-101605>
 岸田外相が16日、英国のヘイグ外相と東京都内で戦略対話を開き、海洋安全保障や宇宙、サイバー空間、テロ対策を重 点に安保分野の協力を推進していく方針で一致した。
 また、両国による防衛装備品の共同開発の推進も確認した。
2013.01.28 Yahoo 産経新聞記事

「宇宙の目 コストの壁 情報収集衛星、軌道に 運用費1兆円、性能も課題」

<1302-012801>
 北朝鮮による弾道ミサイル発射を契機に導入された情報収集衛星は、今回の成功で当初予定から10年遅れで本格運用の見 通しとなった。 運用計画の遅れは平成15年の打ち上げ失敗や、レーダー衛星が19年と22年に相次ぎ故障したことによる。
 本格運用には光学衛星レーダ衛星各2基の4基体制が必要だが、今までは光学3基とレーダ1基が 稼働する変則的な状態にあり、レーダ衛星が1基足りないため、夜間や曇りのときは撮影回数の半減を余儀なくされていたが、今回のレーダ4号機が 機能すれば、ようやく態勢が整う。
 政府は高性能の衛星開発を継続する方針だが、1兆円規模に及ぶ巨額の費用が重くのしかかる。
2012.09.07 Yahoo 時事通信記事

「サイバー攻撃の研究も=『第5領域』に対処―防衛省指針」

<1210-090701>
 防衛省は7日、安全保障上の脅威となりつつあるサイバ攻撃に対処するため、自衛隊の任務や能力整備に関する指針を策定 した。 指針では、サイバ空間を陸、海、空、宇宙と並ぶ領域と位置付け、自衛隊の対処能力を向上させる必要性を強調し 、将来的には攻撃能力の研究も検討課題とした。
 米国も2011年にサイバ空間を軍事作戦を行う第5の戦域とする戦略を公表している。
2012.06.28 朝雲新聞

インターネット

宇宙研究開発法の改正案が成立 <1208-062801>
 宇宙航空研究開発機構(註:JAXA)法改正案が、6月20日の参院本会議で賛成多数で可決成立した。 改正案は同機構の業務 を『平和の目的に限り』と限定していた部分を『宇宙基本法の平和的利用に関する基本理念にのっとり』に変更、安全保障 分野での衛星利用などの研究開発を可能とする規定に改められた。
 平成20年8月施行の宇宙基本法では、宇宙開発利用を『国際社会の平和及び安全の確保並びに我が国の安全保障に資する よう行われなければならない』と規定し、安全保障分野での宇宙利用が可能となっていた。
2012.06.03 Yahoo 読売新聞記事

「日英が防衛協力で覚書…装備品の共同研究」

<1207-060301>
 渡辺周防衛副大臣が3日、英国のハービー国防担当閣外相と会談し、防衛装備品の共同研究などに関する日英の防衛協力を 進めていくための MoU を交わした。
 昨年12月に武器輸出三原則を緩和したことを受け、MoU には防衛装備品の共同研究や生産を進めることを盛り込んだ。 宇宙分野やサイバ分野に 関しても協力態勢を構築していくとしている。
2012.05.18 Yahoo 韓国聯合ニュース記事

「韓国のアリラン3号打ち上げ成功 地上とも交信」

<1206-051801>
 韓国三番目の多目的観測衛星『アリラン-3』が種子島宇宙センタから打ち上げられ、南極にあるノルウェーのトロール基 地にある地上局との交信にも成功した。 また、朝鮮半島上空通過時には韓国の地上基地との交信にも成功した。
 アリラン-3は、高度685kmの軌道上を1日に地球を14周半しながら、解像度70cmの EO カメラで地上を撮影する。 韓国は米国と欧州、イスラエ ルに次いで、サブメートル級精度の商業衛星を運用することになった。
2012.05.18 Yahoo RBB Today 記事

「しずく搭載、H-IIA ロケットの打ち上げに成功」

<1206-051801>
 MHI と JAXA が18日早朝5時10分、同日未明1時39分に、種子島宇宙センタから水循環変動観測衛星『しずく』 (GCOM-W1) および 韓国多目的実用衛星 (KOMPSAT-3) を搭載した、H-IIA 21号機を打上げたと発表した。
 ロケットは正常に飛行し、打上げ後約16分3秒に KOMPSAT-3 を、約22分59秒に『しずく』を分離し、小型副衛星 SDS-4、鳳龍弐号) も計画通り分離信号を送出したこと を確認した。
2012.05.08 Yahoo 韓国中央日報記事

「韓国の多目的実用衛星『アリラン3号』 日本で18日に打ち上げ」

<1206-050803>
 韓国の多目的実用衛星『アリラン3号』が18日に種子島宇宙センタから打ち上げられる。 アリラン3号は3月に種子 島宇宙センタに到着し、同時に打ち上げられる JAXA の GCOM-W 衛星とともに、SLV との接続試験やフェアリング内への搭載などの準備を 終えている。
 アリラン3号は、今後4年間にわたり685km上空で解像度70cmの高解像度電子光学カメラを使用し、地上の精密観測を行うことになる。  サ ブメートル級の地球観測衛星は韓国では初めてである。
2012.01.03 産経新聞

インターネット

政府、JAXA 法改正へ 平和目的規定を削除、安保分野での宇宙利用を促進 <1202-010302>
 政府は、独立行政法人宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の設置法 (JAXA 法) を改正し、宇宙開発を 平和目的に限定する項目を削除する方針を固めた。 安全保障分野での宇宙利用促進が狙いで、通常国会に改正案を提出する。
 ミサイル防衛の精度向上に向け、偵察衛星早期警戒衛星の研究開発が可能となり、中国の ASAT 開発にも対抗でき るようになる。
2011.12.12 Yahoo 毎日新聞記事

「情報収集衛星 H2A 打ち上げ成功…『成功率95%』達成」

<1201-121201>
 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構 (JAXA) が12日午前、政府の情報収集衛星『レーダ3号』を搭載した H-2A 20号機を種子島宇宙センタから打 ち上げ、21分後に衛星を分離し、予定の軌道に投入したことを確認し、打ち上げは成功した。
 レーダ3号は2号より性能が向上し、識別能力は1mとされる。
2011.10.12 読売新聞

インターネット

情報収集衛星レーダー3号機、12月に打ち上げ <1111-101201>
 政府の内閣官房内閣情報調査室が11日、情報収集衛星レーダ3号機を12月11日、種子島宇宙センタから H-2A 20号機で打ち上げると発表した。
 レーダ3号機は、先月23日に打ち上げられた高精度画像衛星である光学4号機と同様、北朝鮮の軍事施設などを監視する。