ATD-X /F-3 に関する報道

2007年以前の報道

 
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.03.26
 08:52
讀賣新聞

(Yahoo)

次期戦闘機の第三国輸出、容認する方針を閣議決定…安全保障政策を転換 <2404-032604>
 政府が26日午前に、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第三国輸出を容認する方針を閣議決定し、国家安全保障会議 (
NSC) 9大臣会合で防衛装備移転3原則の運用指針を改正した。
 殺傷能力のある完成品の輸出先を原則、共同開発の相手国などに限定してきた日本にとって、安全保障政策の転換となったが、輸出の対象は次期戦闘機に限り、実際の輸出の際には個別案件ごとに閣議決定を行うことも決め、手続きを厳格化した。
 輸出先についても、運用指針に「国連憲章の目的と原則に適合する方法で使用を義務付ける国際約束を締結している場合に限る」と明記した。 日本は現在、米英豪や東南アジアの国々など15ヵ国と締結している。 「武力紛争の一環として現に戦闘が行われていると判断される国」も除外した。
2024.03.05
 10:58
共同通信

(Yahoo)

次期戦闘機の第三国輸出は必要 首相「英伊と同等に貢献」 <2404-030507>
 岸田首相が5日の参院予算委員会で、英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機などの第三国輸出の必要性を強調した。
 「わが国の防衛に支障を来さないようにするため、直接移転を行い得る仕組みを持ち、英国、イタリアと同等に貢献し得る立場を確保することが国益だ」と述べた。 輸出を認めても、輸出可能な非戦闘目的5分野の撤廃にはつながらないとの認識を示した。 日本への武力攻撃は空や海を経由して行われるとして「わが国の平和と安定を確保するため、最新鋭の次期戦闘機を開発することが不可欠だ」と強調した。
2024.03.04 Janes GCAP partners progress concept design <2404-030416>
 日英伊3ヵ国は、第6世代グローバル戦闘機計画 (
GCAP) の予備設計について協議しており、計画全体の責任分担に関する協議が3月に開始される予定である。
 日本のATLA報道官は2月29日にJabesに対し、3ヵ国は「概念設計と予備設計を進めており、その中で戦闘機の構図に関する協議が行われていると述べた。
 3月1日の木原防衛相の声明によると、プログラムパートナー間の責任分担に関する議論も3月後半に開始される予定である。
 しかし、日本は武器輸出をめぐって行き詰まっており、GCAP航空機の海外への販売が制限される可能性がある。 木原防衛相によると、日本政府はワークシェアの決定が始まる前に、この問題を解決しようとしているという。
2024.01.26
 18:10
ロイタ通信

(Yahoo)

日英との戦闘機計画、初期段階終了後に他国へ開放も=伊国防相 <2402-012611>
 クロセット伊国防相がCorriere della Sera紙に26日に掲載された対談記事で、日英と進める次期戦闘機開発計画について、初期段階終了後に他国に門戸を開く可能性があると述べた。
 サウジアラビアとUAEの関心についての質問には直接答えず、多くの国が参入に関心を持っていると述べるにとどめた。
2023.12.14
 12:40
共同通信

(Yahoo)

次期戦闘機共同開発へ国際機関 日英伊防衛相が条約署名 <2401-121407>
 日英伊3ヵ国国防相が14日、次期戦闘機の共同開発に向け、企業側との契約などを担う国際機関を設立する条約に署名し、2035年度までの開発完了と配備開始を目指し連携を確認した。
 機体設計は三菱重工業と英国のBAE Systems社、イタリアのLeonard社でつくる共同企業体(JV)が担当する。
2023.12.13
 15:00
讀賣新聞

(Yahoo)

次期戦闘機開発、日英伊が数百人の政府職員派遣で最終調整…国際機関「GIGO」設立で合意へ <2401-121313>
 日英伊3ヵ国が14日に東京都内で国防相会談を開き、次期戦闘機の共同開発に向け、国際機関GIGOの設立で合意する。 GIGOは3ヵ国の代表からなる運営委員会実施機関で構成され、実施機関の初代トップには日本人が就任し、組織の本部は英国に設置する。 3ヵ国で計数百人の政府職員を派遣する方向で最終調整している。
 複数の政府関係者が、防衛省は職員を派遣するための職員派遣処遇法改正案を2024年の通常国会に提出することを明らかにした。
 日本が防衛装備品の共同開発を巡り、多国間で作る国際機関の設立に参画するのは初めてで、日本による国際機関への政府職員の派遣としては、異例の規模となるとみられる。
2023.10.30 National Defense U.K.-Italy-Japan Cite Steady Progress Developing Next-Gen Jet Fighter <2311-103019>
 9月にロンドンで開かれたDSEI Londonでは、日英伊が共同開発する
GCAPで、ミサイル開発企業MBDA UKMBDA Italy及び三菱電機が、GCAP機搭載兵器のシームレスな統合を確実にするために協力する」とともに、兵器の効果管理と関連技術に取り組むための協力協定を発表した。
2023.09.21
 17:39
ロイタ通信

(Yahoo)

英伊の戦闘機開発、ロンドンに本部設立で調整=関係者 <2310-092113>
 事情を知る複数の関係者が、次期戦闘機の共同開発を進める日英伊が、事業体の本部をロンドンに置く方向で調整するとともに、3ヵ国以外の国を準パートナーとして迎え入れる可能性を議論していることを明らかにした。 本部を英国に、トップを日本人にしてバランスを取る方向で調整している」と、関係者の1人は話している。
 関係者3人によると、3ヵ国は対等なパートナーにみえるよう事業体を設立しようとしているが、英国と日本の役割が大きくなる可能性があるという。
 参加国が増えれば各国の開発費が抑えられるほか、1機当たりの調達費も低減するメリットがある一方、事業が複雑化する恐れがある。
2023.09.13 Janes DSEI 2023: MBDA partners with Mitsubishi Electric Corporation for GCAP effects <2310-091310>
 三菱電機とMBDA社がDSEI 2023で9月13日、
GCAP搭載装備で協力することに合意し、MBDA UK社、MBDA Itary社、MELCO社が協力する。
 三菱電機 (MELCO) はGCAP搭載電子装備でFCSレーダをLeonard社と共同開発することは既に報じられており、MBDA社製造しているMetor BVRAAMのシーカにMELCO社製AAM-4Bのシーカを搭載するJNAAMの共同開発は、既に令和3年度から開発が進められていることから、ここで言う搭載装備 (effecter) とはERCの開発にMELCOが参入する可能性も考えられる。
2023.09.12 Janes DSEI 2023: GCAP partners agree to develop delivery construct <2310-091215>
 日英伊3ヵ国が9月12日、MHI社、Leonardo社、BAE Syatems社が
GCAP概念設計段階要求性能取り纏めを開始したことを明らかにした。
2023.09.11
 15:00
Defense News UK, Italy, Japan companies eye novel sensor mix for GCAP warplane <2310-091104>
 
GCAP3国共同開発は2025年中頃に搭載するセンサの開発で佳境に入る。 GCAPでは搭載レーダとセンサが全開発費の30%を占める。
 計画は英国からLeonard UK社、イタリアからはLeonard Itary社とELT Gp.、日本からはMELCO社が参画して、2年先の目標に向け作業を進めている。
2023.08.12
 02:00
朝日新聞

(Yahoo)

サウジ、日英伊の戦闘機開発への参画を希望 「日本は反対」英紙報道 <2309-081201>
 Financial Times紙が11日、サウジアラビアが日英伊3ヵ国の戦闘機共同開発に参画を希望していると報じた。 岸田首相が7月にサウジを訪問し、ムハンマド皇太子と会談した際、日本側に要望が直接伝えられたという。
 報道によると、サウジの参加に英国とイタリアは前向きなのに対し日本は反対しており、その立場を英国とイタリアに伝えた。 日本は2035年までに戦闘機を納入することを重視しており、新たにサウジが参画することで遅れが生じることを懸念しているとの見方があるという。
2023.07.06
 16:06
毎日新聞

(Yahoo)

日英伊、次期戦闘機開発で調整機関を新設へ 早ければ年内に署名も <2308-070609>
 日英伊の3ヵ国が、次期戦闘機の開発を管理監督する調整機関を新設する方針を固めた。 開発主体の3ヵ国の民間企業と政府間の意思疎通を円滑化し、各国政府の意向を迅速に反映させる狙いがある。
 装備品開発を巡り、日本が他国と共同で管理体制を敷くのは初めて。早ければ2023年内の関連条約署名を目指し、調整を進めている。
2023.04.26 Jane's Defence Weekly UK announces more funding to advance Tempest effort <2306-042609>
 英国が2022年に日伊と合意した
GCAP計画の一部となるTempest計画として、英国主契約社であるBAE Systemsと£656M ($823M) の契約を行った。
 英国の2021年国防白書によると、英国は2025年5月までに£2B以上を投入することになる。
2023.03.16 National Defense JUST IN: Future jet fighter could be held together with 'glue' <2304-031624>
 幕張メッセで3月15日に開幕したDSEI Japan展で三菱重工の構造設計の加茂氏が、日英伊が開発を進めている
GCAP機体表面は現在の戦闘機と大きく異なり、部材の接合には特許の黄色い接着剤が使われると述べた。
2023.03.16
 20:23
時事通信

(Yahoo)

次期戦闘機開発で協力 日英伊防衛相 <2304-031620>
 浜田防衛相が16日、ウォレス英国防相クロゼット伊国防相と防衛省で日英伊防衛相会談を行った。
 3ヵ国は2022年12月に次期戦闘機の共同開発で合意しており、会談では開発成功に向けた協力深化を確認した。 会談には開発主体となる日本の三菱重工業、英BAEシステムズ、伊レオナルドの幹部も同席した。
 3ヵ国は2024年までに基本設計をまとめ、2035年までに配備を目指す。
2023.03.16
 14:32
Aviation Wire

(Yahoo)

次期戦闘機、三菱電機がレオナルドなどと協業契約 アビオニクスを共同開発 <2304-031612>
 幕張メッセで3月15日に開幕したDSEI Japan展で、三菱電機とLeonardo UK、LeonardoとElettronicaの4社が同日、日英伊3ヵ国が共同開発する次期戦闘機計画で、ミッションアビオニクスシステムの開発担当企業として協業契約を締結したと発表した。
 三菱電機は国産戦闘機F-2用アビオニクスの開発と生産を手掛け、次期戦闘機でも複数の開発プロジェクトに参画している。
 Leonardo UKは2018年に設立された英国のTeam Tempestの創設メンバーで、第6世代戦闘機の技術開発に携わっている。 三菱電機とレオナルドUKは、2018年からレーダの共同開発に取り組んでおり、協業の実績がある。
2023.03.15 National Defense Sensors key part of new U.K.-Japan-Italy fighter jet program <2304-031513>
 日米伊が3月15日に千葉で開かれたDSEI展で、2022年12月に合意した英国のTempestと日本のF-3計画を統合する
GCAP9ftモデルを展示した。
 三菱電機の洗井防衛事業部長は、従来航空機の開発で開発経費と能力の10~15%であったが、GCAPでは開発コストの1/4を電子関係が占め、能力の1/2を電子装備が占めると述べていた。
2023.03.09
 05:05
讀賣新聞

(Yahoo)

日英伊防衛相が16日会談へ…共同開発する次世代戦闘機の協議加速で一致見通し <2304-030903>
 複数の日本政府関係者が、日英伊3ヵ国は16日に東京都内で防衛相会談を行う方向で最終調整に入ったことを明らかにした。
 3ヵ国が共同開発する次世代戦闘機を巡る協議を加速し、防衛協力の更なる拡大を目指す方針で一致する見通しである。
 浜田防衛相と英国のウォレス国防相、イタリアのクロゼット国防相が出席するほか、開発を担当する三菱重工業とBAE Systems社、Leonardo社の幹部も同席を予定している。
2023.03.01
 15:21
Breaking Defense Saudi Arabia to join UK-led FCAS program after signing new military agreement <2304-030114>
 サウジアラビアが英国主導でイタリアとスウェーデンが参加する次期戦闘機計画
FCASに参加するとして、3月1日にLoIに署名した。
 しかしながらサウジとの合意は日英伊が進めるGCAP計画とはTempest次世代機は共通でもで、GCAP計画にスウェーデンは参画していない
2023.02.22 Jane's Defence Weekly Constructing GCAP <2304-022212>
 日英伊が2022年12月9日、英伊が英国のTempestを元に進めてきた
FCAS計画と日本が進めてきたF-X計画を統合して、2035年運用開始を目指したGCAP計画として進めることで合意した。
2022.12.21 Jane's Defence Weekly UK, Japan, Itary launch Global Combat Air Programme <2302-122101>
 日英伊が12月9日、それぞれの次世代戦闘機開発を新たな
GCAPに統合すると発表した。
 GCAPはFCAS計画の中核として英国とイタリアが進めていたTempestと日本が進めているF-X計画を統合するもので、Tempestが英国主導であったのに対し3ヵ国が対等で参画する。
 英国からはBAE Systems社、日本からはMHI社、イタリアからはLeonardo社が参加し、2035年配備を目指す。
2022.12.19
 23:00
時事通信

(Yahoo)

日英に平等要求 戦闘機共同開発 イタリア <2301-121915>
 クロゼット伊国防相が、日本、英国、イタリアによる戦闘機共同開発について、「技術、調査、そして最終的には結果において、日英両国と同等の権利を持てなければ計画は進められない」と主張した。
 内訳は「33%:333%:333%だ」と強調し平等な扱いを求めた。
2022.12.09
 13:14
共同通信

(Yahoo)

日英伊、新戦闘機を共同開発 空自F2後継、35年めど配備 <2301-120912>
 日本、英国、イタリアの3ヵ国が9日に次期戦闘機について、共通機体を共同開発すると発表した。 3ヵ国首脳は共同声明で「長年にわたる防衛協力関係を一層拡大する」と強調した。  防衛省は航空自衛隊F-2(約90機)の後継として、2035年ごろの配備を目指す。
 米国防総省も防衛省と共同発表を出し、次期戦闘機を支援するUAVの開発を視野に、2023年から日米で研究に着手すると表明した。
2022.11.17
 19:54
毎日新聞

(Yahoo)

次期戦闘機の開発で協力検討 浜田防衛相とイタリア国防相が一致 <2212-111719>
 浜田防衛相が17日、クロゼット伊国防相と電話で約20分間協議し、次期戦闘機の開発に向けた日伊の協力について検討作業を加速させることで一致した。 次期戦闘機を巡っては、日英両国が共同開発の実現に向けて協議中で、イタリア側も参画に関心を示している。
 両相は日伊の防衛当局間の意思疎通を継続することや、「自由で開かれたインド太平洋」の維持強化に向けた防衛協力を一層進めることも確認した。
2022.10.11
 18:10
讀賣新聞

(Yahoo)

日英共同開発の次期戦闘機、年内の全体像合意へ協議加速…防衛相会談で一致 <2211-101121>
 浜田防衛相が11日に国のウォレス英国防相とTV会議方式で40分間会談した。
 両国防相は日英両政府が共同開発する次期戦闘機について、年内の全体像合意に向け協議を加速させることで一致した。 日英両政府は共通機体を開発する方向で最終調整している。
2022.09.21
 07:04
讀賣新聞

(Yahoo)

日英首脳が初会談、中国の「戦略的脅威」に協力して対処…戦闘機共同開発も加速 <2210-092103>
 岸田首相が20日午後(日本時間21日午前)にニューヨークで英国、トルコの首脳と相次いで会談し、秋の外交シーズンのスタートを切った。
 首相はニューヨークに到着直後、トラス英首相と昼食を取りながら1時間 初めて会談した。 両首相は中国を念頭に、東・南シナ海での力による現状変更に「深刻な懸念」を共有し、両首相は安全保障分野で協力を強化する方針を確認した。 会談では、次期戦闘機の共同開発を巡る協議を加速することも確認した。
2022.08.17 Jane's Defence Weekly Japan working on F-X fighter jet amid pending deal with UK on FCAS <2210-081708>
 航空自衛隊のF-X開発と英国の
FCAS計画が統合される動きから、計画統合は正式には年末に決まるものの、F-Xに関する国内8社がFCASとの連携を模索している。
2022.08.14
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

空自の次期戦闘機、イギリスと共通機体で開発…輸出視野に防衛装備移転3原則の改定検討 <2209-081401>
 日英両政府が航空自衛隊と英空軍の次期戦闘機について、双方の開発計画を統合し共通機体を共同開発する方向で最終調整に入った。 次期戦闘機に求める性能がほぼ一致していることに加え、開発費の抑制が図れると判断した。
 日本政府は完成機の海外輸出を念頭に、防衛装備移転3原則の運用指針改定を本格検討する。
2022.07.27 Jane's Defence Weekly Tempest demonstrator phase starts with manned flight to follow by 2027 <2210-072709>
 ウォーレス英国防相がTeam Tempestと共に、
FCAS計画のTempest次期戦闘機開発が本試作段階に入ったことを明らかにした。 構想分析は日本とイタリアも参加して既に開始されているという。 スウェーデンはFCAS計画だけに参加している。
 2018年のFarnborough航空展で設立されたTeam Tempestは2024年に計画されているOutline Buisiness Case 2の準備をしており、2035年就役を目指して2025年にはFull Business Caseを開始する。
2022.07.19
 04:36
Defense News Leonardo, Mitsubishi to collaborate on radar technology demonstration <2208-071903>
 Leonardo UK社三菱電機が7月18日にFarnborough航空展会場で、将来航空機搭載レーダの技術協力に関する
MoUを締結したと発表した。
 Leonardo UK社はTeam Tempestの一員で、日英両国は2021年12月に次期戦闘機開発の協力で合意しており、ロイタ通信は先週、日英が年内に次世代戦闘機の共同開発に合意すると報じている。
2022.07.19
 01:00
Defense News UK aims to fly supersonic combat air demonstrator by 2027 <2208-071901>
 ウォレス英国防相が今週開かれているFarnborough航空展会場のTempestのモックアップモデルの前で7月18日、Tempestは5年以内に初飛行すると述べた。
 開発を行っているTeam TempestにはBAE Systems、Leonardo UK、Rolls-Royce、MBDA UKの4社が参加し、イタリアとスウェーデンも計画に参加しているが、日本との関係も深まっている。
 Tempestのコンセプト分析の実施には英国のほか、イタリアと日本も参加している。
2022.07.14
 22:38
ロイタ通信

(Yahoo)

日英、戦闘機開発計画の統合検討 年内の合意目指す=関係者 <2208-071414>
 事情を知る日英の関係者3人が、日英がそれぞれ進める次期戦闘機開発計画を統合し、新たに共同事業を立ち上げる方向で年内の合意を目指して調整していることを明らかにした。 2つの事業を統合する方が技術とコスト両面で相乗効果が見込めるとの判断に傾いている。
 別の関係者は「仕様を少し変えつつも基本的には同じ戦闘機を調達することを検討している」と話した。
2022.05.14
 05:05
産経新聞

(Yahoo)

次期戦闘機、日英共同開発へ BAE と協力、伊も参加 <2206-051406>
 複数の政府関係者が、防衛省がF-2後継機開発BAE Systems社三菱重工業 (MHI) を主軸とした共同研究開発事業とする方向で調整に入ったことを、13日に明らかにした。 5日の日英首脳会談に基づき、年末までに正式合意する。 F-2後継機開発は米Lockheed Martin社から支援を受ける方向で検討されていたが、事実上の方針転換となる。
 機体はMHIとBAE Systwmsが参加し、エンジンはIHIとRolls-Royceが協力、イタリア企業やLockheed Martin社も一部参加する可能性がある。
 日英防衛当局は昨年12月に次期戦闘機のエンジン開発を共同研究することで合意し、主要部品についても共同開発の可能性を探っていた。
2022.03.02 Jane's Defence Weekly F-X next-gen fighter gains traction <2206-030206>
 2021年12月22日にRolls-Royce社がIHI社と英TempestとF-Xに採用されるエンジンの共同開発で合意したことなどから、日本独自として開発が進められてきたF-Xが国際共同開発の様相を帯びてきた。
2022.02.07 Aviation Week & ST Engine demonstrator to strengthen UK-Japan fighter ties <2205-020701>
 日英が次期戦闘機搭載エンジンの共同開発を進めている。 計画は£230M ($310M) で、英国からはRolls-Royce社が
FCAS-TIとして、日本からはIHI社がXF9-1として参加している。 開発したエンジンは英国のTempestと日本のF-Xで採用する。
 IHI社は既にXF-9エンジンを次期戦闘機用として試作し、2018年に地上試験を行っている。 このエンジンはアダプティブサイクル技術を採用した細身の高出力エンジンで、GE F110エンジン並みの容積で、F-22に搭載しているP&W F119並の性能を実現している。
2021.12.22 Defense New Britain and Japan join forces on next-generation fighter engine <2201-122205>
 英国防省が12月22日、日英が別々に開発している第六世代戦闘機で使用するエンジンの試作機を共同で開発するすることで合意し
MoUを結んだと発表した。
 IHI社とRolls-Royce社は現在進めている耐久性の検討が終わり次第、来年初めには開発を開始する計画で、日本側は来年度予算に経費を計上する。
 MoUではエンジンの他の技術での協力も盛り込まれているが、協力の内容は具体的には明らかにされていない。
2021.12.22 産経新聞

(Yahoo)

日英でエンジン実証機開発へ、次期戦闘機 来月開始 <2201-122203>
 防衛省が22日、次期戦闘機開発について英国防省と12月13日にエンジンの実証機開発来年1月に開始することで合意したと発表した。
 日英間の協力で英国側はBAE Systems社とRolls-Royce社が、日本側はIHI社が参加し、当面は双方の技術を利用したエンジンの実証機を共同開発すると同時に、他の主要部品についても共同開発の可能性を探る。
 次期戦闘機の機体自体の開発はMHI社が主導しLockheed Martin社から支援を受けることになっており、防衛省は同社と支援内容についての協議を続けている。
 防衛省は令和4年度当初予算案に今回の日英共同研究とは別に開発費858億円を計上している。
2021.12.19 讀賣新聞

(Yahoo)

F2 後継の次期戦闘機、開発に英参加…政府方針 <2201-121901>
 複数の政府関係者が、政府が次期戦闘機機体開発の一部英国を参加させる方向で最終調整に入ったことを明らかにした。 エンジン部分は既に英国との共同開発の方針を固めており、エンジンと関連性のある機体部分も共同開発することで、数兆円を見込む開発経費の削減を図る。
 政府は令和8年度に試作を開始し、2030年代には飛行試験の開始をめざし、来年3月までに協力の枠組みを固めたい考えである。
2021.09.15 Defense News Japan could become partner nation on UK-led future fighter effort, says program director <2110-091511>
 7月に日本の次期戦闘機F-X用のエンジンを日英で共同開発すると報じられているが、9月にロンドンで開かれてDSEI展Tempest
FCASの展示では英伊瑞と並んで日本の国旗も掲げられ、4ヶ国の国旗が並べられていた。
 英国の開発責任者は開発チームへの日本の参加も示唆している。
2021.08.31 Bloomberg

(Yahoo)

防衛費、過去最大の5.5兆円要求-「GDP 1%」超の可能性も <2109-083104>
 防衛省の令和4年度予算の概算要求は5兆4,797億円となった。 過去最大だった3年度当初予算比で2.6%増加しており、年末の予算案決定時に防衛費の目安となっている対国内総生産 (GDP) 1%を超える可能性もある。
 F-35を31年度の2倍にあたる12機取得する方針で1,300億円を計上した。 次期戦闘機の開発費用は1,047億円で、戦闘機を支援するUAVの研究費用として98億円も盛り込んだ。
 例年2,000億円超を計上している米軍再編関係経費など一部が金額を示さない事項要求となっており、予算編成時に総額が膨らむことも見込まれる。
2021.07.21 Jane's Defence Weekly Japan, UK discuss fighter jet powerplant partnership <2109-072102>
 日英政府がF-2後継となる次期戦闘機用エンジンの共同開発で協議している。 計画を実行するのはIHI社とRolls-Royce社で、IHIは今までも民間機用エンジンTrent部品の20%を生産している実績がある。
2021.07.03 朝日新聞

(Yahoo)

次期戦闘機、エンジンはロールスロイス?日英共同開発へ <2108-070301>
 複数の日本政府関係者によると、F-2後継となる次期戦闘機の開発について、政府はエンジンを英国と共同開発する方向で最終調整に入った。 日本はIHI社、英国はRolls-Roys社の参加を見込んでおり、将来の輸出も視野に入れた防衛協力を進める狙いもある。
 6月に英国で開かれた主要7ヵ国 (G7) 首脳会議の際に開かれた菅、ジョンソン両首相の会談でエンジンの共同開発についてのやりとりがあった。 同月下旬には防衛省の担当者が訪英し、エンジン部分を含めた協力について英側と協議し、両国で最終調整を行っている。
2021.03.10 日経新聞 川崎重工と NEC、次期戦闘機の共同開発に参加 <2104-031005>
 三菱重工業が統括する次期戦闘機の開発川崎重工業とNECも参加することが分かった。 共同設計に参加する日本企業はこれで三菱重を含め8社となる。
 役割分担はエンジンがIHI、機体がSUBARU川重、電子戦装備を制御するミッションシステムが三菱電機、レーダを含む電子機器が東芝富士通NECになる。
2021.01.11 Aviation Week & ST Japan picks Lockheed for F-X team <2103-011104>
 防衛省がMHIが開発するF-Xのシステムインテグレーション支援にLockheed Martin社を選定した。 またNorthop Grumman社も開発チームに参加する。
 F-X開発を巡ってはBoeing社と英BAE Systems社も参入を競っていた。
2021.01.11 共同通信

(Yahoo)

F2後継戦闘機の開発チーム発足 三菱重工中核に技術者500人 <2102-011106>
 複数の政府関係者が11日、航空自衛隊F2の後継となる次期戦闘機の開発で、三菱重工業を中核に複数の日本企業による技術者チームが発足したことを明らかにした。
 同社の工場に川崎重工業IHIをはじめ各社の技術者が順次集まっており、最終的に500人規模になる見通しである。
2021.01.01 日経新聞 無人戦闘機35年配備 防衛省方針、有人機と一体運用 <2102-010101>
 防衛省が2035年にも戦闘UAVを配備する方針で、次期戦闘機と同時期の導入をめざす。 複数の有人機やUAVを通信でつなぎ、一体的に運用して探知や迎撃をする。
 防衛省によると、中国は超音速巡航が可能な第四世代戦闘機1,000機以上保有し日本の3倍に達し、日本が数的に劣勢である。
2020.12.11 毎日新聞

(Yahoo)

次期戦闘機、ロッキード社から開発協力 2031年度に量産機製造開始 <2101-121107>
 政府は次期戦闘機を巡り、Lockheed Martin社からステルス性能などの開発で協力を受ける方針を固めた。 Lockheed Martin社はF-22やF-35の開発実績があり、システム統合や機体設計などで協力を受ける。
 次期戦闘機は令和13年度に量産機の製造を始め、35年ごろから退役するF-2と換装する計画である。
2020.12.02 共同通信

(Yahoo)

F2戦闘機後継、米英と協力へ 政府、分野ごとの連携も <2101-120204>
 複数の政府関係者が2日、F-2後継戦闘機開発における米英との協力について、いずれか1ヵ国の政府や企業をパートナーとする想定だったが、協力が特定国に偏るのは得策ではないと軌道修正し、システムやエンジンなど開発分野ごとの連携を視野に入れることにしたことを明らかにした。
 次期戦闘機の開発は国内防衛産業の技術力維持のため日本主導を掲げており、米英いずれか1ヵ国への依存が強まれば、主導権確保が難しくなるとの憂慮の声が自民党から出ていた。
2020.11.25 共同通信

(Yahoo)

次期戦闘機の海外輸出を 自民党有志、政府に提言へ <2012-112506>
 自民党関係者が25日、国防族ら有志議員の勉強会がF-2の後継となる次期戦闘機について、政府に対し将来の海外輸出を見据えて開発に取り組むよう求める提言案を取りまとめたことを明らかにした。
 次期戦闘機の生産数がF-2の機数にとどまれば、コスト面でデメリットは大きいと強調した。
2020.11.23 Aviation Week & ST MHI is contracted to develop the F-X <2102-112304>
= MHI が F-3 開発を単独受注した件に関する記事 =
 
2020.11.18 Jane's Defence Weekly F-X partnership proposals tabled <2101-111812>
 岸防衛相が11月4日、10月30日に締め切られたF-X開発で協力する海外企業について、BAE Systems、Boeing、Lockheed Martinの3社から応募があったと発表した。
2020.11.14 讀賣新聞

(Yahoo)

F2 後継機の調達巡り、河野氏「見直し大胆に」…行政レビュー <2012-111407>
 政府の予算の無駄を点検する行政事業レビュー3日目の公開検証が14日に都内で行わ、9月まで防衛相を務めた河野行政規制改革相が、F-2後継機の調達に関連し、自衛隊の陸海空の人員、予算の見直しを大胆にやっていく必要があると指摘した。
 河野行政規制改革相は、「次期戦闘機だけで国を守ることはできない。 どういう戦いを想定して装備品を調達するのか、国民の理解が不可欠だ」とも語った。
2020.11.14 共同通信

(Yahoo)

F2後継機の予算削減要請せず 河野行革担当相、行政レビューで <2012-111405>
 予算執行の無駄を外部有識者がチェックする秋の行政事業レビューの公開点検作業は14日に3日目の議論を終えた。
 河野行政改革担当相F-2後継機開発に関して日本の戦闘機保有数が中国の1/3であることに触れ、「数を質で相殺しなければいけない。 優先順位の見極めが必要だ」と述べるにとどめ、具体的な予算削減要請を行わなかった
2020.11.11 Jane's Defence Weekly Tokyo signs deal with MHI on F-X fighter project <2101-111109>
 岸防衛相が10月30日、次世代戦闘機開発 (F-X) をMHI社に発注したと発表した。 MHIはF-Xの胴体と全体の取り纏めを担当する。
 岸防衛相はF-Xの配備時期について2035年頃であることも明らかにした。
2020.11.04 毎日新聞

(Yahoo)

次期戦闘機開発支援、米英3社が応募 防衛省、年内に絞り込み <2012-110404>
 岸防衛相が4日の記者会見で、F-2の後継となる次期戦闘機の開発に対しLockheed MartinBoeingBAE Systemsの3社から開発支援の応募があったと明らかにした。
 防衛省は3社から提出された情報を分析し、年内に1社に絞り込む。
2020.10.30 日経新聞 次期戦闘機、米と分担協議へ 年内に協力企業選定 <2011-103004>
 防衛省が30日に次期戦闘機開発の主契約社として三菱重工業と正式に契約した。 最新技術の提供を受ける海外企業年内に絞る
 防衛省は今回、機体製造を担う三菱重工1社のみと契約し、エンジンやレーダなどのメーカーは三菱重工と直接契約し下請けとする方式で、防衛省がパーツごとに複数の企業と契約を結んだF-2の開発時とは異なる。
2020.10.30 産経新聞

(Yahoo)

次期戦闘機開発で三菱重工と正式契約 防衛省 <2011-103003>
 岸防衛相が30日の記者会見で、航空自衛隊の次期主力戦闘機開発の主契約社として三菱重工業と同日に正式に契約したと発表した。
 次期戦闘機はF-2の退役が始まる2035年頃までに初号機を配備できるよう、開発を積極的に進めていきたいと述べた。
2020.09.30 ロイタ通信

(Yahoo)

日本の防衛費、過去最大5兆4900億円を要求 長射程の攻撃力を強化 <2010-093003>
 防衛省が30日、前年度当初予算比3.3%増の5兆4,897億円令和3年度予算の概算要求に計上した。 Aegis Ashore代替措置については、金額を明示しない事項要求として盛り込んだ。  F-35の機内弾庫に格納する射程500kmのノルウェー製CM(註:
JSM)取得費172億円も計上した。 更に射程900kmのミサイル(註:AGM-158B JASSM-ER)を搭載するF-15の改修費213億円も要求する。 またSOJ開発費153億円も要求する。
 安価な小型衛星を多数使い、攻撃目標の位置を捉えるための情報収集能力を強化する研究にも着手する。 政府関係者は「小型衛星群も導入できれば、より高度なストライク・パッケージが揃う」と話している。
 このほか、F-2後継機は開発費と関連研究費で772億円を要求する。 調達から維持費も含めた総コストは4兆円以上とされ、2030年代の就役を計画している。
令和3年度概算要求の概要 (防衛省)】
2020.09.09 Jane's Defence Weekly Tokyo to sign F-X contract with MHI <2011-090916>
 河野防衛相が9月1日、F-Xの開発担当をMHI社単独とし早ければ10月にも契約を行うと発表した。
 開発の提案は8月31日に締め切られている。
2020.09.02 Jane's Defence Weekly Japan widens foreign access to F-X fighter project <2010-090218>
 防衛省が8月25日、F-X開発に協力する海外企業を募集する招聘状を米英などの企業に向け発簡した。
 河野防衛相は応募の期限を8月31日とした。
2020.09.01 日経新聞 次期戦闘機、三菱重工が応募 開発主体、10月にも契約 <2010-090108>
 河野防衛相が1日の閣議後の記者会見で、次期戦闘機の開発主体となる日本企業の公募に三菱重工1社から応募があったと発表した。
 開発主体の企業に情報提供する外国企業の募集も締め切り、7社から応募があったと発表したが、具体的な企業名の公表は情報提供を受ける前の段階なので、差し控えると述べた。
2020.08.26 Jane's 360 Japan widens foreign access to F-X fighter project <2009-082605>
 防衛省が8月25日、F-X開発に参入する外国企業を求める通知米英の企業に向けて発簡した。 河野防衛相は同日、応募の締め切りは8月31日と述べた。
 防衛省は通知で、F-X関連技術に関する情報収集手順についての提案を求めている。
2020.08.12 Jane's Defence Weekly Japan confirms single prime for F-X <2010-081214>
 河野防衛相が7月31日、F-X開発の主契約社に1社を選定することを確認した。
 主契約社はMHIになると見られるが、選定は9月早々に行われる。
2020.07.28 毎日新聞

(Yahoo)

政府、次期戦闘機開発で米3社に提案要求へ 年末までに1社選定 <2008-072805>
 政府がF-2後継機開発に向けて機体製造の主契約企業を三菱重工とし、開発協力企業の候補を米国の3社に絞り込んだ。 年末までに1社を選定し2021年3月までに正式に開発体制を決める。
 2000年に導入したF-2をでは米側からの技術情報の提供が限定的だった経緯も踏まえ、政府は慎重に協力の条件を詰める。 一方Tempestの開発を進める英国とも、エンジン部品の共通化などによってコスト削減が可能かどうか協議を続ける。
 政府は147機を調達予定のF-35A/Bを主力戦闘機と位置づけ、次期戦闘機にはF-15と同様、緊急発進対応などを担わせる考えで、速度を重視して強力なエンジンを積み、ミサイルもF-35より多く搭載できる大型機とする方向である。
2020.07.27 Aviation Week & ST Defense Ministry wants Japan's next fighter flying in 2028 <2009-072706>
 防衛省がそれまでの呼称次世代戦闘機 (Next-Generation Fighter) やそれ以前の呼称将来戦闘機 (Future Fighter) を止め次期戦闘機 (F-X) とした。
 防衛省は2013年から設計方針の検討を行っており、超高性能な飛行性能に加えて機内弾庫にAAM 8発を搭載する方針を固めている。 8発とは中距離用6発短距離用2発という。 このため機体はF-2を遙かに上回る大型になるとみられる。
 防衛省が7月7日に自民党に示した案によると、本試作は2022年に開始され、2024年に組み立てが始まる。 BAE Systems社が開発するTempestとの共同の話はあるがTempestの本試作は2025年以前には開始されない。
 2028年に初飛行が行われ、配備開始はその7年後(註:2035年)になる。
2020.07.15 Jane's Defence Weekly ....while production of new Japanese fighter to start in FY2031 <2009-071503>
 Janeが7月8日に入手した文書によると、防衛省がF-2後継戦闘機量産開始令和13年度であることが明らかになった。 それによる令和と6年度に試作を開始し、10年度から飛行試験を行い、その3年後に量産に移行する。 このため公式の装備開始は13年度になる。
2020.07.07 毎日新聞

(Yahoo)

次期戦闘機 「ステルス性能などは国産、米英と部分協力も」 政府、自民に提示 <2008-070702>
 防衛省が7日、2035年ごろから退役するF-2の後継戦闘機について、令和13年度に量産機の製造を開始する基本方針を自民党に示した。 ステルス性能など主要機能は原則、国内開発を目指す一方、米英政府や企業と部分協力する方針で協議を進めており、開発協力相手を年内に決定する方針も示した。
 国内開発を目指すのは、ステルス性ネットワーク戦闘機能先進統合センサーシステムなどとする案が出ている。
 一方で米軍と一体的に作戦を遂行するインターオペラビリティーは米国の支援を受け、同時期に新戦闘機開発を進める英国からはエンジン開発で協力を受ける案などを検討している。
2020.07.07 共同通信

(Yahoo)

次期戦闘機の試作、24年度着手 量産31年度、防衛省日程 <2008-070701>
 防衛省が7日に自民党本部で開かれた同党国防議員連盟の会合でF-2後継となる次期戦闘機の開発行程案を提示した。 それによると令和6年度に試作に着手し、13年度に量産開始、F-2が退役時期を迎える17年度からの配備を目指す。
 日本主導の開発を前提に、米国や英国の政府、企業と協力の在り方を巡り協議し、本年末までに協力の基本的枠組みを決める。
2020.07.04 日経新聞 次期戦闘機、日米官民協議始動 年末に大枠の計画 <2008-070401>
 次期戦闘機の開発で日米政府と防衛産業が6月下旬にオンラインで初の実質協議を実施し官民協議が動き出した。 開発計画の大枠を固める今年末に向け、米国からの技術支援や総経費を詰める。
 双方の防衛当局に加え日本側は三菱重工業、米側はLockheed MartinBoeingNorthrop Grummanの3社が参加するが、焦点は米国の戦闘機技術をどこまで取り入れるかで、Lockheed Martin社はステルス技術に強く、Boeing社は特殊素材、Northrop Grumman社はレーダや電子機器システムなどを得意としている。
2020.04.18 産経新聞

(Yahoo)

日本主導の「絶対条件」が決め手 F2 後継機、米との共同開発 <2005-041803>
 政府がF-2後継となる次期戦闘機の共同開発相手国として米国との最終調整に入ることが判明した。
 英政府は技術情報の開示に寛容とみて政府は昨年半ばまでは英国を選ぶ方向に傾いていたが、英政府は自国企業に仕事を割り振ることに躍起で日本主導には持ち込めないとの見方が強まった。  これに対して、米政府が拒否感が強かったF-22とF-35を基にした派生型案を撤回したことで流れが変わった。
 日米共同開発では日本が主導で機体主要部分を担って将来の改修ができる自由度と拡張性を確保し、改修がしにくいブラックボックスを極力少なくする。
2020.04.08 Jane's Defence Weekly Japanese MoD rejects foreign plans for its next-generation fighter <2005-040805>
 防衛装備庁が航空自衛隊の次期戦闘機開発について、Lockheed Martin社が提案していた第五世代戦闘機F-22とF-35の結合案を含む、全ての海外からの提案を拒否すると決めた。
2020.04.06 Aviation Week & ST Tempest accelerates toward end-of-year decision milestone <2006-040607>
= Tempest の計画進展に関する記事 =
 日本の次期戦闘機米国との共同開発と報じられているが、英国では日本のTempestへの参入も視野に入れている。
2020.04.01 Jane's 360 Japan rejects foreign plans for next-generation fighter <2005-040106>
 防衛装備庁の広報官が4月1日にJane'sに対し、次期戦闘機の開発にLockheed Martin社からを含む海外提案を拒否したと述べた。
 既存システム改良案の可能性もないという。
2020.03.27 時事通信

(Yahoo)

次期戦闘機、ステルス性能重視 共同開発、米英を検討 河野防衛相 <2004-032703>
 河野防衛相が27日、F-2後継機として2020年度から開発にする次期戦闘機の要求性能について、ネットワーク機能を重視し、ステルス性能も高いもので、F-35と比べミサイル搭載数を多くするとの考えを示した。
 また、米国と英国を共同開発のパートナーとして検討していることを明らかにし、年末の来年度予算編成までに両国との協力の在り方を決定する方針を明らかにした。
2020.03.18 Jane's Defence Weekly Japan keeps partnership options on F-X figjhter <2005-031802>
 F-2後継となるF-Xの開発における海外提携先について3月上旬に米国になったと報じられたが、装備庁は3月10日にこの報道を否定し、まだ白紙状態であるとした。
 また計画は全くの新規開発であることも確認した。
2020.03.11 Jane's 360 Japan keeps partnership options open on F-X fighter programme <2004-031105>
 航空自衛隊の次期戦闘機開発で、3月上旬に「米国との共同開発に決まった」と報じられたが、装備庁は3月10日にこの報道を否定した。
 装備庁の報道官は更に、防衛省は既存機の改良型候補にないとも強調した。
2020.03.06 日経新聞 次期戦闘機、日米で共同開発 英国は技術協力のみ <2004-030601>
 政府は次期戦闘機の開発に関し、日米共同で取り組む方向で調整に入った。 共同開発でも日本主導の方針を維持するため、日本が開発費の大半を負担する。 これにより基幹部分を開発し、将来的に機体を自由に改修できる優位性を保つ。
 同時期に新型戦闘機の計画を持つ英国との関係は技術協力にとどめる。 年内に正式決定する。
2020.02.05 Jane's Defence Weekly Japan prepares F-X partnership framework <2004-020501>
 防衛省はF-2戦闘機が2035年頃に退役することから、年内に次期戦闘機の開発を海外企業と共同で正式に開始したいとしている。
 これに伴い、今まで次世代戦闘機 (Future Fighter) としていた計画名を次期戦闘機F-Xと改称した。 ただ次世代戦闘機開発室の名称は次期戦闘機開発室には変更されない模様である。
2020.01.30 Jane's 360 Japan prepares F-X partnership framework <2002-013003>
 防衛省が将来戦闘機開発計画を正式にF-Xとし、開発及び生産において海外メーカと連携するとした枠組みを2020年末までに決定する。
 令和2年度予算にF-X関連経費は280億円が計上されており、そのうちの40%にあたる111億円が日本主導開発とする概要設計に当てられ、残りの60%にあたる169億円は関連装置等の開発に当てられる。
2020.01.13 Aviation Week & ST Japan sers fiscal 2021 target for partner to joint NGF <2003-011304>
 日本政府は令和2年度予算で次期戦闘機開発280億円を計上しており、本格開発を早ければ令和5年度にも開始する。 また河野防衛大臣は12月17日に、これまでの次世代戦闘機の名称を次期戦闘機 (NGF) に変えた。
 NGFにはBAE Systems、Northrop Grumman、Lockheed Martin、Boeingの各社が参入を狙っているが、防衛省が示した2019年時点の設計案(右図上)ではそれまでの26DMU案を大きく変えてBAE Systems社のTempest(右図下)を示唆するものになっており、尾翼は26DMU案の4枚からTempestや独仏の計画しているFCAS同様に2枚になっている。
 毎日新聞が12月15日にNGFでは米国製のデータリンクを採用すると報じた。 米国はF-35で採用している
MADLの採用を強く希望している。
2019.12.23 Aviation Week & ST Japan funds future fighter concept design <2002-122303>
 日本は来年度予算で将来戦闘機に111億円を計上した。 将来戦闘機の開発の協力にはBAE Systems、Lockheed Martin、Northrop Grumman、Boeingの各社が名乗りを上げている。
 英国と日本は2023年の発射試験開始を目指すMETEOR BVRAAMに日本製AESAシーカを搭載する
JNAAM計画が2020年で3年目を迎えている。
2019.12.20 時事通信

(Yahoo)

次期戦闘機開発に111億円 防衛費5.3兆円、過去最大 20年度予算案 <2001-122001>
 12月20日に閣議決定した令和2年度予算案防衛費は元年度当初比1.1%増5兆3,133億円となった。
 次期戦闘機について初期設計費111億円を初めて計上した。 初期設計費に加え将来的に日本主導で改修できるコンピューターシステムの構築に向けた研究費なども合わせると関連経費は約280億円となる。
 護衛艦いずも航空母艦への改修費31億円も盛り込んだ。 航空自衛隊に20名の宇宙作戦隊(仮称)を新設するほか、宇宙状況監視 (
SSA) 衛星の整備など計506億円を計上した。 サイバ関連の256億円には、陸海空共同のサイバ防衛隊の70名増員を盛り込んだ。
 Aegis Ashore関係では発射装置の取得費115億円と、調査費など14億円を計上したが、配備候補地の再調査や地元との調整を続けているため、特定の土地への配備を前提とした予算は組まなかった。
 米政府からのFMSによる調達経費は4,713億円で過去3番目の大きさで、F-35B 6機(793億円)や、F-35A 3機(281億円)が含まれる。
令和 2年度防衛省予算の概要
【註】
 近年、わが国の防衛費は補正予算で大幅に増額されているため、当初予算だけでは伸び率を評価できなくなっている。
┏━━━━━┳━━━━━━┳━━━━━┳━━━━━━┳━━━┓
┃     ┃ 当初予算 ┃ 補正予算 ┃ 総  額 ┃ up 率┃
┣━━━━━╋━━━━━━╋━━━━━╋━━━━━━╋━━━┫
┃平成29年度┃5兆1,251億円┃ 2,300億円┃5兆3,551億円┃ 2.1% ┃
┃平成30年度┃5兆1,900億円┃ 3,998億円┃5兆5,898億円┃ 4.4% ┃
┃令和元年度┃5兆2,574億円┃ 4,287億円┃5兆6,861億円┃ 1.7% ┃
┃令和02年度┃5兆3,133億円┃     ┃      ┃(1.1%)┃
┗━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━┻━━━━━━┻━━━┛
2019.12.15 毎日新聞

(Yahoo)

航空自衛隊 F2 後継機、米軍「戦術データリンク」搭載へ レーダー情報共有 <2001-121501>
 政府がF-2後継となる将来戦闘機について、米軍の相互運用性を維持するため米軍が使用する戦術データリンクを搭載する方針を固めた。  日米両政府は今年9月に防衛当局の実務者レベルで将来戦闘機構想に関する協議を本格化させ、自衛隊と米軍との共同作戦に最低限必要な環境を整えるため、情報や画像を共有する戦術データリンクや
IFF装置は米側から提供を受けたい意向を伝えている。
 日本企業は防衛装備庁の支援で機体、エンジン、レーダ、センサなどの要素技術の開発を進めているが、過去に米国の支援でF-2を開発した際、米側主要なシステムの機密情報ブラックボックス化したことから、政府は最も難しいとされる各システムの統合も日本企業に担わせたいとしている。
【註】
 米空軍ではF-22がIFDL、F-35がMADLと異なる戦術データリンク装備しており、現在は相互接続のための接続装置の開発を進めている。
2019.12.13 ロイタ通信

(Yahoo)

空自の F2 後継機、英国が共同開発の有力候補に浮上=関係者 <2001-121303>
 航空自衛隊次期戦闘機計画を巡り、英国が共同開発の有力候補に浮上していることがわかった。 自国軍向けの開発計画をすでに発表している英国が、日本と協力しようと秋波を送っており、米国以外とも安全保障面の関係を強化したい日本は関心を強めている。
 英国は次期戦闘機Tempest計画を進めており、2020年末をめどに負担を共有できるパートナ国を探している。 関係者によると、英国は日本に対し戦闘機の中身であるシステムや電子機器の共同開発を提案している。
 開発した技術の知的財産権を活用するのに制限を設けず機体やエンジンも日本が自由に設計できるという。 日本側の関係者は英国の提案に対する関心が高まっていると話している。
2019.12.09 Aviation Week & ST Tempest take <01.pdf>2002-120901>
= F-2後継がTempestと組む可能性に関する2頁の記事 =
 
2019.11.28 日経新聞 将来戦闘機、予算数百億円規模に 基幹システム統合など <1912-112801>
 防衛省が12月下旬に閣議決定する令和2年度予算案将来戦闘機の開発費を計上するため詰めの作業に入った。 夏の概算要求の時点では金額を示さない事項要求としていたが、2年度は関連する研究費も含めて数百億円規模の予算要求になる可能性がある。 米欧との国際協力を視野に日本主導で開発を進めており、協力国の決定は2年以降になる見通しである。
 2年度予算では任務遂行能力の基盤となるレーダやセンサ、電子機器などの基幹機能をまとめたミッションシステムを柔軟に改良できるような研究を進めるが、これらの基幹システムは戦闘力の向上のために数年単位で更新する必要があるという。
2019.11.16 Jane's Defence Weekly Japan to launch Future Fighter Development Office <2001-111605>
 防衛装備庁が、2020年4月に将来戦闘機開発室を新設することを明らかにした。
2019.11.06 Jane's Defence Weekly Replacing the F-2 <1912-110613>
= F-2 後継に関する5頁の記事 =
 ・Requirements
 ・F-22/F-35 hybrid
 ・Tempest
 ・UAVs
 ・F-2 experience
2019.09.16 Aviation Week & ST Future fighter sensor take to air <1911-091603>
 F-2後継となる将来戦闘機に装備するGaNを主としたセンサF-2に搭載しての飛行試験が5月から7月に行われ良好な成果が実証された。
 搭載センサはF-2が標準装備しているJ/APG-2と同寸で、東芝製GaNレーダ、パッシブRFセンサ、IRカメラからなり、パッシブ探知で最大限目標の発見を行い、レーダを放射する際にも捕捉される確率を低減することを目標にしている。
 J/APG-2はMelcon製J/APG-1の発展型で、J/APG-1は世界初の戦闘機搭載AESAレーダであった。
2019.09.16 Aviation Week & ST Japanese ministry proposes 'launch' off future fighter in fiscal 2020 <1911-091602>
 防衛省が令和2年度予算にF-2後継となる将来戦闘機の開発を、共同開発相手が決まらないまま要求した。 共同開発相手国は英国か独仏西グループが最有力で、米国と組む可能性は極めて低い
 予算には試作機の製造と、防衛装備庁に将来戦闘機開発室の設置を求めている。
2019.09.16 東京新聞 F2 後継、共同開発に意欲 米国防大手、重要情報開示 <1910-091606>
 Northrop Grumman社の新駐日代表プラカシュ氏が16日までにF-2の後継機開発を巡り、競合に参画する意向を明らかにした。
 日本政府が日本主導の国際共同開発を選択した場合には、日本企業に重要な技術についても情報を開示する用意があるとの認識を示した。
2019.09.12 AW&ST Sensors for future fighter take to the air <1910-091202>
 防衛省次期戦闘機に搭載する統合型センサの飛行試験を実施した。 試験結果は良好であったという。
 統合型センサの開発は次期戦闘機関連技術の一環として10年かけて行われ、GaN素子を利用したレーダパッシブ
RFセンサIRカメラなどで構成されている。
2019.09.10 AW&ST Japanese Ministry Proposes ‘Launch’ Of Future Fighter In Fiscal 2020 <06.pdf>1910-091006>
 防衛省は国際共同開発の相手が決まっていないが、2020年4月からの会計年度に将来戦当機の開発を開始したいと、来年度予算要求に挙げている。
2019.08.21 讀賣新聞

(Yahoo)

F2 後継戦闘機、「事項要求」で開発費計上へ <1909-082101>
 複数の政府関係者が、政府がF-2後継機開発費を令和2年度予算案に計上する方向で最終調整に入ったことを明らかにした。 開発費は概算要求では金額を示さない事項要求とする見通しで、年末の予算編成までに機体の概念をまとめ、金額を算定するが、開発費は現時点で総額1兆5,000億円以上と見積もられている。 F-2と同様の90機の配備を想定している。
 政府内では、海洋進出を強める中国への抑止力を念頭に、後継機は国産初のステルス戦闘機とし、長距離CMを搭載して高水準の対艦能力を併せて備えさせる案もある。
2019.06.24 時事通信

(Yahoo)

開発経費、概算要求見送りへ=F2後継機、設計方針まとまらず-防衛省 <1907-062401>
 複数の政府関係者が23日、2030年代半ばから退役が始まるF-2戦闘機の後継機をめぐり、防衛省は令和2年度予算概算要求への開発関連経費の計上を見送る方向で調整に入ったことを明らかにした。
 後継機に求める性能や設計の概要がまとまっていないためで、事務次官をトップとする検討チームはとりまとめを急いでいる。
2019.06.02 テレ朝 news

(Yahoo)

ロッキード「技術開示しない」自衛隊機の開発めぐり <1907-060203>
 F-2後継機の開発はLockheed Martin社が提案するF-22とF-35をベースとする共同開発の案が有力視されてきたが、関係者によるとLockheed Martin社はコンピューターシステムなど中枢の技術は開示しないと日本側に伝えたという。
 この場合、政府の中期防に盛り込んだ「国際協力を視野に日本が主導する開発」とはほど遠く、いわば下請けになってしまう恐れがあって調整は難航しそうである。
2019.05.09 Jane's 360 Japan, US deepen fighter technology talks <>1906-050905>
 防衛省と米政府が、航空自衛隊のF-2後継開発技術協力を深めることで合意した。
 焦点となるのはF-35の技術であるが、防衛省によると 米側からF-35の秘ソースコードを開示する提案はないという。
2019.04.18 中央日報

(Yahoo)

米「F35 機密、日本に開示」…世界最高ステルス機の共同開発視野に <1905-041803>
 読売新聞が17日、日米が世界最高水準の最先端ステルス機の共同開発に向けた本格的な協議に入ったものとみられる。
 米国が日本の次世代戦闘機開発計画に参与するために、今まで一度も外国に開示したことのなかったF-35の設計機密を日本側に開示する意向を明らかにしたと報じた。
2019.03.03 日経新聞 F2 後継機、来夏に計画策定 21年度開発着手めざす <1904-030301>
 政府は2030年代半ばから退役するF-2の後継戦闘機を、平成32年 (2021年) 度に開発に着手し、2035年度末からの部隊配備をめざして2020年夏までに開発計画を固める方針だが、次期戦闘機に必要な性能がまだ詰まっておらず、今夏に締め切る来年度予算案の概算要求開発費を盛り込むのは難しいと判断した。
 次期戦闘機の開発方法については国産、国際共同開発、既存機の改修の3案を検討しており、現在は必要な性能を詰めていて、3月中にも固めた上で国内防衛産業や、連携を探る米国、英国両政府との交渉に入り、最適な開発方法を選ぶ。
2019.01.13 Jane's Defence Weekly Japan priorities locally developed 'future fighter' <1904-021303>
 防衛省わが国主導でF-2の後継となる次期戦闘機を2030年代での就役を目標に開発することを次期中期防に盛り込んだ。 
2019.01.08 産経新聞

(Yahoo)

見えてきた次期国産戦闘機 F-3 ここまで“出来て”いる <1902-010802>
 航空自衛隊の戦闘機F-3の姿が見えてきた。 米国や英国との共同開発案もささやかれる中、日本主導で開発できるだけの技術力があるのか疑問を呈する声もあるが、最も重要な大出力エンジンと高性能レーダ、そしてステルス技術の核心でもあるウエポン・ベイなどがすでに完成の域に達している。
国産エンジンの進化 【関連記事:
1902-112604 (AW&ST 2018.11.26)】
目となるレーダ
武装の内蔵      【関連記事:1902-112601 (AW&ST 2018.11.26)】
未来の形は      【関連記事:1902-112603 (AW&ST 2018.11.26)】
いずれ見つかる?
2018.12.10 Aviation Week & ST Japan reveals AESA radar for future fighter <1902-121002>
 日本の防衛企業は過去数年間にわたり将来戦闘機に向けた技術開発を行ってきたが、11月28~30日に行われた国際航空展で防衛装備庁は三菱電機が開発したF-2に搭載するJ/APG-2レーダと同じサイズの新型レーダのAESAアンテナを展示した。
 J/APG-2は初のAESAレーダであるJ/APG-1の後継として6年前からF-2に搭載された幅72cmのレーダで、新型AESAアンテナは幅74cmになっており、他の類似レーダ同様に地上からの捕捉を避けるため数度上向きに傾いている。 素子は恐らくGaNが採用されていると思われるが、アンテナの裏には液冷用と見られるホースがついていた。
2018.12.08 讀賣新聞

(Yahoo)

F2 後継機「日本主導で」…次期中期防に明記へ <1901-120803>
 政府が7日、防衛計画大綱に関する与党ワーキングチーム (WT) の会合で、F-2後継機について、日本の主導で早期開発を目指す方針を説明した。 今月まとめる次期中期防にも明記し、具体的な開発計画を数年以内に決める。
 国内防衛産業の技術力を保つ狙いがあるが、国際共同開発も視野に入れる。
2018.11.30 Defense News Japanese acquisition officials reveal next steps in search for advanced fighter jet <1812-113009>
 F-2後継戦闘機は開発方針が決まらないなか鋭意技術開発が進められている。 その中にはスラスト変向式エンジンの開発も含まれている。
 現在試験が行われている推力15tのアフタバーナ付きターボファンエンジンXF-9は、X-2実証機が搭載しているXF-5より70%高い推力を実現している。
2018.11.26 Aviation Week & ST IHI XF9-1 eingine hits thrust targets for Japan's fighter tech program <1902-112604>
 IHI社が日本初の戦闘機用高出力エンジンXF9-1の開発を行っている。 XF9-1の出力はアフタバーナなしで11,000kgありで15,000kgと、2016年に初飛行した実証機X-2が搭載したXF5-1の三倍であるが防衛装備庁 (
ATLA) は更なる出力増大を望んでいる。
 XF9-1はF-22が搭載しているP&W社製F119同様逆回転2軸で、3段のファン6段の高圧圧縮機単段の高圧タービンと低圧タービンで構成されている。
 ATLAは噴気偏向ノズルの採用も考えている。
2018.11.26 Aviation Week & ST Concept design helps buoild Japanese inlet capability <1902-112603>
 防衛装備庁 (
ATLA) が将来戦闘機のステルス空気取り入れ口の風洞試験による検証を行った。 試験はMach 2を想定して行われた。
 ATLAは2030年装備化を目指し概念設計を行っており、2014年には25DMを発展させた26DMを発表している。
 エンジンにはIHI社製のXF-9Jが考えられている。
2018.11.26 Aviation Week & ST Composite substructure planned for new Japanese fighters <1902-112602>
 近年の戦闘機では重量軽減のため機体表面
CFRPが使用されているが、その内部は依然として金属である。 次世代戦闘機ではこれは変わると見られている。
 日本では胴体も機体表面同様に取り付け器具ではなく接着剤で組上げようとしており、複合材料性の機体表面がそれぞれ接着剤で結合された構造体に接着されている。
 実大モデルを用いた中部胴体の耐荷重試験が行われていて2019年3月31日までに完了することになっているが、当局者は技術的困難を認めており、試験期間が延びる可能性もある。
2018.11.26 Aviation Week & ST Japan tests weapon bay for fast release, fast flight <1902-112601>
 防衛装備庁 (
ATLA) が2030年代の実用化を目指して機内弾庫の開発を行っている。 弾庫の大きさは長さ6.4m、幅2m、深さ1.5mと小型である。
 この機内弾庫は空対空戦闘を念頭に超音速での開閉を考えており、風洞試験ではMach 1.4での放出を検証している。
 機内弾庫の開扉、放出、閉扉のサイクルは短時間が要求され、F-35の開発にJSF段階で参加したBoeing社によると1~3秒F-22では0.3秒以内と言う。
2018.11.12 Aviation Week & ST Japan pencils in 2025 first flight for future fighter <1901-111205>
 日本政府は次期戦闘機の開発方針を2~3ヶ月以内に決定して平成31年度に開発を開始し、2025年に試作機を初飛行させる計画であったが、計画は遅れそうである。
2018.11.05 産経新聞 F2 後継開発、主体は日本 防衛省、中期防明記へ <1812-110502>
 政府関係者が4日、防衛省が2030年代に退役を迎えるF-2の後継機をめぐり、次期中期防国内防衛産業の参画を重視する開発方針を明記する方向で調整に入ったことを明らかにした。 日本が開発主体となることで、防衛産業の基盤維持や戦闘機開発の技術蓄積を図る狙いがある。
 防衛省はF-2後継機について国内開発、国際共同開発、既存機の輸入を検討してきたが、純粋な国産開発はコスト、技術両面でハードルが高いことから政府内の意見集約が進まず、中期防への結論の明記は先送りする可能性もあるが、日本主体の開発方針は示す方向である。
2018.11.04 時事通信

(Yahoo)

政府、F2後継選定方針先送りも=新中期防、自民からは共同開発論 <1812-110403>
 次期防の焦点の一つであるF-2戦闘機の後継について自民党には国内の防衛産業を維持するため国際共同開発を求める意見があが、いずれの選択肢も開発費用に関する情報が不十分なことから、政府内では方針決定の先送り論が強まっている。 現行の中期防ではF-2退役時期までに必要な措置を講ずると明記している。
 F-2後継機には自主開発、国際共同開発、米国製既存戦闘機の改良の三つの選択肢があったが、自主開発について政府は巨額の開発費用を理由に断念しており、共同開発や製既存機の改良では、これまでに提案をしたのがLockheed Martin社のみにとどまっていることから、現時点で判断するのは難しいとの見方もある。
2018.10.29 毎日新聞

(Yahoo)

防衛省 F2 後継、日米共同開発へ F22 をベースに <1811-102902>
 防衛省が新規開発して2030年代に導入する次期戦闘機について、F-22を基にエンジンなどに日本独自の技術を採用するLockheed Martin社との共同開発が有力案として浮上した。
 年末に策定する新たな中期防に新規開発の方針を盛り込んだうえで、日米共同開発に踏み切る見通しである。
2018.10.17 Jane's Defence Weekly Japan commits to local involvement in fighter programme <1812-101709>
 新任の岩屋防衛相が10月5日、F-2後継戦闘機には国内企業に参画させるとの方針を示した。
 一方で国内開発するとの一部報道は否定した。
2018.10.04 毎日新聞

(Yahoo)

防衛省 空自 F2 後継機は新規開発 既存改良はコスト高く <1811-100401>
 政府関係者が、防衛省がF-2の後継機を既存機種の能力向上型ではなく新規開発する方針を固め、次期中期に開発方針を盛り込むことを明らかにした。 外国との共同開発を視野に入れながら、エンジンなどで日本独自の技術開発も進める。
 米英の3社から既存機種の能力向上型の導入を提案されていたが、コストや性能面から日本側の要求に合わないと判断した。
2018.08.22 日経新聞

(Yahoo)

次期戦闘機、日本で5割超生産 日米同盟の基盤強化 <1809-082207>
 航空自衛隊が2030年をメドに導入する次期戦闘機を巡り、Lockheed Martin社が防衛省に提出した開発計画が分かった。  提案はF-22を改修するもので、日本企業に開発生産の分担比率50%以上を認めている。
 門外不出とされたF-22は世界最強の戦闘機と称され米国はこれまで輸出を禁じてきたが、今回日本に機体などを提供するのは技術流出の恐れがなく、アジアの安全保障にも つながるとみるからで、日本がエンジンなど中核部品を担えば防衛産業の生産技術基盤を底上げできる。
2018.08.01 Jane's Defence Weekly Japan indicates possible Tempest collaboration with UK <1809-080104>
 英国が7月中旬にFarnborough航空展で公開したTempest次世代戦闘機に対し日本が計画参入を検討 していて更なる協議を進める模様である。
 防衛装備庁は2月にF-2後継に関する
RfIを発簡したが、米国のLockheed Martin、Boeing、Northrop Grummanの各種と共にBAE Systems社も 回答を寄せているという。
2018.07.17 読売新聞

(Yahoo)

F2 戦闘機後継「高すぎる」国際共同開発に暗雲 <1808-071703>
 F-2後継機を巡り、日本主導の国際共同開発を模索してきた防衛省の路線が大本命と目される Lockheed Martin社の提案想定より高額で揺らいでいる。
 13日にLockheed Martin社が示した正式な提案では、1機あたりの価格が200億円超で、150億円とみていた 防衛省の予測やF-35の131億円を大きく上回る結果となり、防衛省幹部は高額すぎでこのままでは受け入れられないと嘆いている。
2018.07.06 ロイタ通信

(Yahoo)

米ノースロップが参画を模索、空自の F2 後継機=関係者 <1808-070604>
 米空軍の主力機選定でLockheed Martin社に破れたNorthrop Grumman社が30年ぶりに戦闘機開発への復帰を目 指し航空自衛隊のF-2後継機開発への参画を模索している。
 F-3とも呼ばれるF-2後継機の開発に防衛省はこれまでに3回、国内外の企業から情報提供を呼びかけたが、関係者によるとNorthrop Grumman社はこのうち 2回に回答を提出し、提供可能な技術の一覧を示した。 また協力することになる日本の防衛産業とも初期段階の意見交換をしていて、関係者の1人は同社の 関心は高いと言っている。
 F-2後継機にはLockheed Martin社も名乗りを挙げる見通しで、日本を舞台に両社が再び火花を散らす可能性がある。
2018.05.27 産経新聞

(Yahoo)

F2 後継機は日本主導 秋にも国際共同開発案 防衛省検討 <1806-052702>
 複数の政府関係者が26日、防衛省がF-2後継機について日本主導による国際共同開発案を今秋に もとりまとめる方向で検討に入ったことを明らかにした。
 開発はMHI社を中心にしてIHI社が手がけるエンジンや、高性能半導体を使ったMELCO社のレーダなどを生かしたい考えで、防衛省は米企業による共 同開発案や既存機の輸入案などと比較検討した上で、年内にも開発方針を決定する。
2018.05.16 Jane's Defence Weekly US-proposed hybrid fighter for Japan: motivations and benefits <1807-051613>
 Lockheed Martin社が航空自衛隊のF-2後継にF-22とF-35の複合型を提案したのは、日英が共同開発を行おうとし ていることに対する米国の懸念がある。
 LM社が提案しているのはF-22の機体にF-35の搭載品を載せることを基本にしているが、F-22の機体を覆う電波吸収材は全世代のもので、 2017年の報告によるとF-22の稼働率はかつての73%から60%にまで落ちているという。
 一方のF-35については英三軍研究所 (Royal United Service Institute) が、そもそも制空戦闘機ではなく中国軍のSu-35との格闘戦には向いてい ないとしている。
2018.05.04 日経新聞 次期戦闘機、F22主体 ロッキードが日本に打診 <1806-050401>
 航空自衛隊の次期主力戦闘機に、Lockheed Martin社がF-22とF-35の混合型開発を日本政府に打診 したことが分かった。 F-22は高いステルス性と飛行性能に優れる一方、F-35はネットワークが特長で、自機のセンサに加え他機や地上のレーダの情報を瞬時に取り込むこ とができる。 Lockheed Martin社は今夏にも開発計画の詳細をまとめる。
【関連記事:1805-042002 (ロイタ 2018.04.20)】
 ただこの提案には貿易と安保を天秤にかける米政権の思惑が透けており、純国産を目指してきた日本側には米主導に懸念がもたれている。
【註】
 全く形状等異なるF-22とF-35の混合型を開発するとなれば全くの新型機開発になり、時間的にも経費的にも考えづらい。 とすれば、混合型開発と言うもののF-22 の技術を反映したF-35か、F-35の技術を取り入れたF-22になると思われる。
 F-22は既に生産を終了していることから、Lockheed Martin社が提案するのは「F-22の技術を取り入れた」と称する単なるF-35の改良型で、丁度F-2がF-16の変形であった のと同じパターンである可能性が高い。
2018.05.02 Jane's Defence Weekly Lockheed Martin positions fifth-gen fighter for Japan <1806-050208>
 F-2後継戦闘機について防衛省が3月に
RfIを発簡したが、Lockeed Martin社はF-22やF-35で 得た第五世代戦闘機技術を盛り込んだ提案を行うとしている。
 この計画はBoeing社やBAE Systems社も<狙っているいるが、防衛省はLockheed Martin社有利との報道を否定している。/td>
2018.04.21 読売新聞

(Yahoo)

F2 後継に無人機搭載、遠方の敵探知…防衛省 <1805-042102>
 F-2後継機について、防衛省がまとめ3月に要求性能として米英両政府に伝達した設計構想が 明らかになった。 要求性能では小型UAVを子機として搭載発射してレーダ情報を共有する機能 を備えするほか、
 ① F-35Aの2倍となる8発のAAMを機内装備
 ② F-2と同等の最大速度Mach 2
 ③ F-35Aと同等以上の航続距離、ステルス性、レーダ探知距離
を兼ね備えた戦闘機を目指す。 ASMは機外装備を想定している。
【註】
 ここで言う小型UAVとは、米国のALE-50チャフディスペンサからの発射可能なRaytheon社製のSilentEyesのようなminiUAVか、機内弾庫に搭載し発射するそれより大型の UAVが考えられる。
2018.04.20 ロイタ通信

(Yahoo)

空自 F2 後継機、米社が F22 と F35 両機ベースの開発案打診 <1805-042002>
 Lockheed Martin社がF-2戦闘機の後継に、F-22とF-35を土台にした機体を開発するを日本 政府に非公式に打診してきた。 Lockheed Martin社は米政府と議会の認可を得た上で、夏までに正式提案する。
 一方で日本側には30年前に米国とF-2を共同開発したときの苦い経験がある。 当初は国内開発を目指したがF-16を土台に日米で開発することが決まり、仕事量の4割を 米国に保証することとなった。 米国は戦闘能力を左右する基本ソフトのソースコードも日本に供与しなかった。
2018.03.14 Jane's Defence Weekly Japan says indigenenous F-2 replacement still an option <1805-031411>
 F-2の後継機種選定に海外機種を選定することになったとの報道について防衛省は認めていない
2018.03.12 Aviation Week & ST Japan's defense minister has denied <1805-031201>
 防衛相が2030年代に退役するF-2後継機国内開発を財務省の反対から断念 したとの報道を否定した。
2018.03.06 産経新聞

インターネット

空自戦闘機 F2 後継、米英企業と共同開発も視野 防衛省が情報要求書を提出 <1804-030601>
 2030年代に退役するF-2の後継機をめぐり、防衛省が米国や英国の企業に
RfIを呈示し、 国際共同開発も視野に入れた調査を行っていることについて朝日新聞が5日、「国産を断念する方向で最終調整に入っ た」と報じたが、防衛省幹部は方針は何ら決まっておらず海外企業への照会もしているが、判断材料となる情報を集め ているだけだと強調した。
 政府はF-2後継機について
 ① 独自開発
 ② 国際共同開発
 ③ 既存機の改修
のいずれを選ぶかの検討を進めている。
2018.03.05 朝日新聞

(Yahoo)

F2 後継機の国産断念へ 防衛省、国際共同開発を検討 <1804-030501>
 防衛省が2030年ごろから退役するF-2の後継機の国産開発を断念する方向で最終調整に入った。 防衛省は今後、国際共同開発を軸に検討を進 めるが、F-35Aを追加購入する代替案もある。 今週中にもF-2後継機への要求性能に関する
RfI米政府に呈示し、 米企業からの情報提供を求める。
 航空自衛隊にはF-15 200機、F-4 50機、F-2 90機の3機種のほか、F-35A後継機のF-35A 1機がある。
2017.12.22 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点:F3 戦闘機の優先順位低下、エンジン試験装置の取得見送り」

<1801-122203>
 政府が22日に決定した平成30年度の防衛予算案に、将来戦闘機F-3の国産開発に必要なエ ンジン試験装置の取得費を計上することを見送った。 BMDの強化など足元の脅威の対応に追われるなか、先の長いF-3計画の優 先順位が下がっていることが背景にある。
 防衛省は千歳市に航空エンジンの試験施設を保有しており、P-1のエンジンもここで試験したが、最大出力で行う最終試験はこの試験場の性能では難しく、 米空軍の施設を借りざるを得なかった。 防衛省はP-1用エンジンの今後の改良に備え、30年度に大型エンジンの試験装置の取得を計画し、今年夏の概算要求で 74億円を盛り込んだが、関係者によると、F-3を国産開発する場合を想定し、推力15t級の戦闘機用エンジンの試験に利用することも視野に入れていた。
2017.11.27 Aviation Week & ST New aspect <1801-112706>
 防衛省が公表した将来戦闘機の最新形状案26DMUでは、翼形状 が今までの案(25DMU)より従来形状低アスペクト比型に変化している。
 アスペクト比を大きくすると航続距離や滞空時間は延びるが、超音速樋工事の抵抗が大きくなる欠点がある。
2017.11.27 Aviation Week & ST Maybe later <1801-112705>
 2030年代中頃に退役するF-2 92機の後継となる将来戦闘機は、2019年4月からの次期防に盛り込むためには国 内開発するか否かの決定を2018年6~8月に行う必要があるが、ロイタ通信は4名の消息筋の話を元に決定が延期 されるみとおしであると報じている。 これに対して与党の有力議員である宇都隆史氏は、これら情報筋は全て国内開発反対派であるとして、記事の内容を否定 している。
 ただ、有力な海外連携先とみられる英国はTyphoonの退役を2040年と見ているうえ、2年後に開発を開始する には資金がない
2017.11.27 Aviation Week & ST Japan's Mitsubishi X-2 fighter technology demonstrator <1801-112702>
 2016年4月に初飛行したX-2技術検証機は、ステルス性などで目標を上回る成果を挙 げ飛行試験を完了した。
 MHI製のX-2には
TVCやfly-by-lightなどの新機能が盛り込まれている。
2017.11.22 Jane's Defence Weekly Japan undecided on F-2 replacement <1801-112212>
 防衛装備庁の報道官が11月15日、ロイタ通信が13日に報じた「次期戦闘機F-3の決定延期」との報道を認めた 上、まだ何も決まっていないことを明らかにした。
2017.11.13 Aviation Week & ST Urging expedition <1801-111302>
 航空自衛隊は2030年代に退役するF-2の後継を新規開発するか、海外の機体を改修するか、完全輸入するかの 決定を2019年3月までに行うが、国内開発するとしてもMHI社にはF-2を開発した1992年に340名いた設計技術者が20%程度 しか残っていない
 当時はこのほかに、GD社から70~80名の技術社が参画したほか、KHI、FHIの各社からも270名が設計に参加していた。
2017.11.13 Yahoo ロイタ通信記事

「防衛省、F3 戦闘機の開発決定先送り検討=関係者」

<1712-111303>
 防衛省が次期戦闘機F-3開発決定の先送りを検討している。 2018年夏までに国産、国際共同開発、輸入のいず れかから選ぶ方針だったが、将来にわたって日本の航空戦力が優位を保つための戦闘機の姿を明確に描けていないためで、次期中期防に具 体的な事業として盛り込まない公算が大きいという。 防衛省は、31年度から始まる中期防で事業化することを目指し、 昨年から2度にわたり
RfIを発簡して情報提供を求めたが、書類に目を通した企業関係者は「どんな戦闘機を作 りたいのか、まったく分からない」と話している。
2017.04.05 Jane's Defence Weekly Japan and UK may collaborate on future fighter aircraft <1706-040507>
 防衛省が3月中旬に声明で、日英が次世代戦闘機の共同開発で合意したことを明らかにした。
2017.04.03 Aviation Week & ST Anglo-Japanese fighter <1706-040306>
= 戦闘機開発の日英合意に関する記事 =
 将来戦闘機日英共同開発が不発に終わっても、BAE Systems社がMHIに協力する可能 性がある。 その場合でも日本側は技術提供だけでなく開発費の分担も要求すると思われる。 この点がフランスとの間でもネックになっている。
2017.03.25 Searchina 日本と英国がステルス戦闘機を共同開発? 中国側に大きなインパクト <1704-032501>
 日本と英国が16日、次世代ステルス機を共同研究することについての覚書を締結した。 2017年秋までに共同開 発に進めるかどうかを判断する。
 この出来事は中国にも大きな影響を与えそうで、中国メディアの今日頭条は23日、日本が英国と次世代ステルス機の共同開発に乗り出す可 能性を紹介しつつ、J-20は将来かなり手強い相手と対戦しなければならなくなると論じる記事を掲載した。
2017.03.16 日経新聞

インターネット

日英、次世代ステルス機の共同研究検討 近く覚書 <1704-031601>
 日英政府は、次世代ステルス戦闘機を巡る技術共同研究を検討 する覚書を交わす。 次世代ステルス戦闘機に求める性能や両国がもつ関連技術の情報を交換し、今秋までに実際に共同研 究を始めるか判断する。 日本がステルス戦闘機を巡る共同研究をするのは米国以外では初めてである。
 日本は2018年度中に次期主力戦闘機を国産するか国際共同開発するかを判断するが、日本はステルス関連技術を生かし、既に国産実証機X-2を開発し、実証試験を 進めている。 英国は日本の技術力に注目し日本と共同開発の可能性を探ると見られる。
2016.12.26 Aviation Week & ST Sumo size <1702-122602>
 防衛省は2030年代に装備化する次期戦闘機を国産するか否かを2018年4月に決定するが、国産戦闘機F-3の最新案である 26DMUF-22より大型になる可能性がある。
【 26DMU 関連記事:1604-021502 (AW&ST 2016.02.15)】
 防衛省は全長3.7mのMeteorや、次期対艦ミサイルASM-3を機内弾庫に収納する必要から、26DMUは全長20m、翼端長16mと、F-22の18.9m、13.6mより大型になり、自重 もF-22の19.7tより重くなるとみられる。
 IHI社が開発しているエンジンは極めて細くなり、1,800゚Cの高温で作動し、3D可動式ノズルが取り付けられる模様である。
2016.10.15 日経新聞

インターネット

空自の次期戦闘機、三菱重工と共同開発案 ロッキード CEOCEO <1611-101501>
 都内で開催中の国際航空宇宙展に参加するため来日したLockheed Martin社のCEOが日経新聞の取材に応じ、航空自衛隊が調達を検討している F-2後継機について、パートナーの三菱重工業と共に防衛省の情報提供の要請に応じたと話した。  共同開発を念頭に置いた発言とみられる。
 F-2後継機についてはBoeing社も三菱重工との共同開発などを防衛省に提案している。
2016.10.12 Yahoo ロイタ通信記事

「アングル:性能かコストか、日本の次期戦闘機が迫られる選択」

<1611-101205>
 2020年代終わりごろの配備開始を目指しているF-2後継を2018年度にも決定する。 検討している防衛省は、国内で単独開発するのか、外国 企業と共同開発するのか、完成品を輸入するのかの選択を求められている。 防衛装備庁が検討中のF-3は高性能だが、巨額の費用がかかる。
 開発と維持整備を合わせた総事業費が4兆円といわれるこの巨大プロジェクトの行方には、世界の防衛産業が注目しており、12日から東京台場で始まった国際航空宇宙 産業展に参加する企業関係者の間でも関心が高まっている。
2016.07.27 Jane's Defence Weekly Boeing, Lockheed Martin vie for Japan fighter deal <1609-072706>
 防衛省が6月に、F-2後継戦闘機に関する
RfIを発簡した。
 これに対しBoeing社とLockheed Martin社が関心を示している。
2016.07.04 Aviation Week & ST Japan's Defense Ministry is requesting information from industry for its next fighter program <1609-070401>
 防衛省が企業に対し、F-2後継戦闘機について新型機、改良型機、輸入機を含めた情報提供 (註:
RfIのことか)を求めた。
2016.04.22 Yahoo 朝日新聞記事

「国産初のステルス実証機『X2』初飛行 岐阜に着陸」

<1605-042202>
 次世代戦闘機の開発に向けた国産初のステルス実証機X-2が22日午前、愛知県営名古屋空港から航空自衛隊岐阜基地へ初飛行 をした。 この日は午前9時前に離陸して長野県や岐阜県の上空を飛び、26分後に岐阜基地に着陸した。
 防衛装備庁は今後、岐阜基地を拠点に飛行試験などを繰り返し、次世代戦闘機にX-2のステルス技術を採用するかどうかを2018年度までに判断する。
2016.02.24 Yahoo 毎日新聞記事

「ステルス実証機 『X2』の地上滑走試験 中谷防衛相視察」

<1603-022403>
 中谷防衛相が24日、ステルス実証機X-2地上滑走試験を視察した。
 防衛省は来月中旬にも始まる飛行試験の結果を踏まえ、次期支援戦闘機を国産化するか、国際共同開発するかを29年度までに判断する。
2016.02.15 Aviation Week & ST Material progress <1604-021502>
 2030年頃の装備化を目指す日本のF-3が搭載する低バイパスエンジンの開発は、材料の開発 に成功し次の段階であるエンジンコアの試作に進む。 これが終わるとタービンを含むエンジン全体の試作が行われ、平 成30年度に試験が計画されている。 材料の研究成果は、タービンケースに使うセラミックを基礎とした材料
CMCとタ ービンブレードに使用するニッケルを基礎とした単結晶超合金及びタービンディスクに使用するニッケルコバルト超合金 TMW-24である。
 公表された機体設計案25DMUでは、機内弾庫にMeteorと同寸のラムジェット推進AAM 6発を搭載としていたが、 26DMUではこれが4発になっているほか、機体下面とコックピット前方にあったIRセンサがなくなっている。
2015.03.17 Yahoo SankeiBiz 記事

「政府、国産ステルス戦闘機『F3』開発へ 戦後初、エンジン製造にめど」

<1504-031702>
 政府は、推力15tのエンジン開発に目処がつき、国内技術だけで高性能戦闘機を製造できる見通しが立ったことから、 F-3 を開発する方針を固めた。
 F-3 に搭載する「ハイパワースリムエンジン (HSE) は、試験機 ATD に搭載された推力5t実証エンジン XH-5 の技術を生かしながら開発するため、27年度 予算で圧縮機や燃焼機、高圧タービンの試作に着手し、30年度を目処に試作エンジンを試作を完了 する。
2015.01.07 Yahoo 朝日新聞記事

「国産ステルス機の初飛行延期 制御レバーに欠陥」

<1502-010702>
 防衛省が研究を進めている国産ステルス機『先進技術実証機』のエンジンの制御レバーに欠陥が見つかり、1月中旬にも 予定されていた初飛行が4月以降に先送りされることがわかった。 さらに、米軍の新型の戦闘機に導入している空中でエンジンが止まったときに自 動で再始動させる装置も新たに付け加えることにしたという。
 防衛省によると、エンジンの出力を制御するためのレバーの位置を認識する装置が正常に作動せず、ソフトウェアの改修が必要になった。
2014.12.28 Yahoo 時事通信記事

「国産戦闘機が初飛行へ=国際共同開発も視野―防衛省」

<1501-122802>
 三菱重工業に開発を委託している国産戦闘機の試験機は、計画通りにいけば来年1月中旬に初飛行する。 試験機は全長 約14m、幅約9m、高さ約4mで、炭素製の電波吸収素材を機体に用い、ステルス性能を備える。 エンジンは IHI社が開発した。
 防衛省は27年度から性能試験を実施し、実用化の可否30年度までに判断する。 防衛省が国産戦闘機の開発に執念を 示す背景には、国産機をベースに将来的な国際共同開発につなげたいとの思惑もある。 最低でも5,000億円とされる多額の開発費を調達するため、共同開 発は世界的な潮流で、新たな防衛装備移転三原則により、軍事技術や部品を他国に提供することも可能となった。
2014.11.24 Aviation Week &ST Against the odds <1502-112401>
 2030年頃の配備を目指した、ATDX を発展させた F-3 構想が検討さられており、開発を開始するか否かの判断を平成 30年度までに行う必要がある。
 技本は2011年(平成23年)から毎年設計案を公表しているが、2011年の 23DMU は ATDX を大型化した機体であった。 その後、横方向の
RCS 低減を目指した 24DMU を経て、2013年には機内弾庫を大型化すると共に、翼を異常な 程大きくし航続距離の増大を狙った 25DMU になった。 今年の 26DMU はまだ公表されていないが、25DMU を踏襲すると 見られる。
 25DMU は 24DMU より翼端長を20%伸ばし、アスペクト比が3.2~3.3から3.8~3.9に延ばしている。 因みに F-15 のアスペクト比は3.0、F-35 は2.4である。
2014.08.20 Jane's Defence Weekly Japan denies 2015 date for ATD-X prototype first flight <1410-082004>
 毎日新聞社と時事通信社が8月12日に、ATD-X の初飛行が2015年1月に行われると報じたことについて、 技本と MHI社がこの報道を否定した。
2014.08.12 毎日新聞

インターネット

国産ステルス: 1月初飛行、4年で実用化判断…三菱重方針 <1409-081209>
 三菱重工業が開発を進めているステルス戦闘機の試作機(註:ATD-X)を、来年1月に初飛行させる方針を固めた。 防衛省 は性能やコストを確認した上で、実用化するかどうか30年度までに最終判断する。 ATD-X は F-35 と同水準の性能を目指しており、IHI や FHI など も、エンジンや主翼などを受け持つ。
 三菱重工は基本的な飛行試験などを行ったうえ、来年3月末までに防衛省に機体を引き渡す。 同省は27年度から2年間かけて実戦を想定した試験飛行を重ね、ステルス性や飛 行性能を詳しく検証する方針で、F-2 が2030年代ごろから退役するため、後継機の選択肢に国産機を加えたい考えである。
2014.07.21 Aviation Week & ST TRDI's baby <1409-072105>
= ATD-X に関する記事 =

 
2014.07.14 Aircraft Channel 先進技術実証機『ATD-X(心神)』三菱重工小牧南工場でロールアウト。 最終組立と塗装を終え地上試験開始 <1408-071404>
 防衛省技術研究本部が11日、三菱重工小牧南工場で製造されていた先進技術実証機 ATD-X がロールアウトしたことを発表した。 12日にはTBS系が報 道特集として独占取材し、ロールアウトの様子を初めて放映したが、機密保持の為映像の一部箇所にモザイク処理が施された。  写真の映像撮影日は5月8日で、最終組立と技本 色である白と赤を基調とした塗装を終え、年内初飛行に向け各種地上試験等が行われている。
 F-2 が退役する2035年までに配備を進める次期戦闘機開発を国産か国際共同開発するかは、ATD-X の試験結果を見て2018年まで判断にする。
2014.04.23 Jane's Defence Weekly Japan's indigenous stealth jet prototype 'to fly this year' <1406-0402310>
 小野寺防衛相が4月10日に参議院の外交防衛委員会で、第六世代戦闘機の技術検証機 ATD-X の初飛行は予定どおり年内に行 われると述べた。
 4月15日に当局者が、5月の連休明けに試作機のメディア公開が行われ、続いて初飛行が行われる計画であると述べた。
2013.12.04 Yahoo 新華網記事

「日本が“将来戦闘機”の基本構想を発表、『後方ステルス性能が弱い』―中国紙」

<1401-120403>
 中国の南寧晩報紙が3日、防衛省技術研究本部が『2013年度防衛技術座談会』で発表した次世代戦闘機 23DMU と 24DMU につ いて分析し、これら将来戦闘機は、YF-23、F-22、J-20 などの第五世代機と違い、後方ステルス性能に対する考慮が足りないのが最大の欠点との見方を 示した。
 また記事は、25DMU 計画もあるが、同座談会ではほとんど発表されなかったと報じている。
【註】
 この記事で言う『2013年度防衛技術座談会』とは、10月29~30日にグランドヒル市ヶ谷で開かれた『防衛技術シンポジウム2013』のことのようである。
 このシンポジウムでは航開3室が『将来戦闘機機体構想の研究』と題する発表を行っている。 この際 、『三次元デジタルモックアップの一例』を呈示していることから、DMU とは Digital MockUp のことと思われる。
 右図は Web Site Japanese.CHINA.ORG.CN に流れている 23DMU 及び 24DMU の画像 で、23DMU には『ミサイル並列内装、前方ステルス重視』、23DMU には『ミサイル縦列内装、側方ステルス重視』と記載されている。
2013.09.11 Jane's Defence Weekly Japan requets $55m fir first flight of ATD-X <1310-091108>
 防衛省が26年度予算で ATD-X に、55億円を要求した。
 ATD-X はFY14に初飛行する計画である。
2013.09.09 Aviation Week & ST Japan's ATD-X fighter demonstrator in static testing <1311-090901>
 ATD-X の静荷重試験が、2014~2016年に行われる飛行試験に向けて、技術研究本部で行われて いる。
 ATD-X は、そのままで実用戦闘機になるのではなく、F-3 として提案されている実用機の開発は2017年に開始され、その 10年後に装備化される。
2012.12.24 Yahoo Searchina 記事
「日米中仏ロの 5 大主要国が開発を争う第6世代戦闘機 (1) 」
<1301-122401>
 J-31 の試験飛行に成功した瀋陽飛機製造公司は次世代戦闘機開発をすでに正式に開始しており、成都飛機 工業公司にも同様の開発計画が存在する。 これにより、米、露、仏、日、中の5ヶ国が第6世代戦闘機の開発を開始したことになった。
 第6世代戦闘機という概念は米国が初めて提唱し、その基準は超流線型、超音速巡航、超機動性、超遠距離攻撃などを指し、さらに DEW を 搭載する可能性が高い。
Searchina 記事
「日米中仏ロの 5 大主要国が開発を争う第6世代戦闘機 (2) 」
2012.10.26 Yahoo Searchina 記事
「日本が次世代戦闘機の開発計画を明らかに(1)=米誌」
<1211-102603>
 Aviation Week & ST が、『日本が2016~2017年F-3 戦闘機の開発を開始』という記事を掲載し た。 国産戦闘機については、IHI社が推力15t級の実証エンジンを開発し、MHI社が縮小サイズの先進技術実証機『心神』(ATD-X) の組み立てをすでに開始している。
 防衛省の計画では、実証機の開発は2016~17年に開始し、試作一号機が2024~2025年に初飛行する。 量産は2027年に開始し、2030年代前半 から F-15J の後継機として配備したいとしている。
Searchina 記事
「日本が次世代戦闘機の開発計画を明らかに(2)=米誌」
2012.10.22 Aviation Week & ST Generation F-X <1212-102202>
 米海空軍は2030年頃に F-22 や F-35 の後継戦闘機を F/A-XX 及び F-X として装備する計画であ るが、日本もほぼ同時期に F-3 を装備化しようとしている。
 F-3 は2016~2014年に本試作を開始し、2024~2025年に初飛行2027年頃の量産開始を目指して いて、2030年代前半は F-2 の後継として、2030年代後半は F-15J の後継として装備する構想である。 F-3 の生産機数は200機程度が見込まれている。
 機体は MHI が、縮小実証機である ATD-X を平成26年度に初飛行させる計画で、推力15tのエンジンは IHI が開発している。
2012.04.05 朝雲新聞

インターネット

目指すは"日の丸ステルス" 実証機"心神" 小ぶりな機体、優れた機動性 期待ふくらむ"平成の零戦" <1205-040501>
 平成12年に研究に着手した日の丸ステルス戦闘機『心神』が平成26年9月の初飛行を目指し、いよいよ組み立てを開始した。  総額392億円が投入されて試作される単座双発の心神の最大の特徴は以下の2点である。
(1) ステルス形状と電波吸収材などによる高ステルス性
(2) アフターバーナーと推力偏向パドルによる高機動性
2012.04.04 Jane's Defence Weekly Mitsubishi starts ATD-X work <1205-040405>
 三菱重工が3月28日、F-2 後継将来戦闘機の試作機 ATD-X組み立てを開始した。
2012.03.19 Aviation Week & ST North Asian fighters <1204-031908>
 日本と韓国2030年代を見据えて戦闘機を開発する計画を持っているが、日本の計画が有人戦 闘機であるのに対し、韓国は UAV を考えていて、2020年代にはリスクの少ない有人戦闘機を開発する計画である。
日本
 開発中の i3 は2021年に本格開発を開始する実用機の技術収集を目的としている。 実用機では GaN を用いて、現在 F-2 に搭載されている J/APG-2 の二倍の出力を実現するレーダが搭載される。 また2040年代を目標として発展計画では、他機が捕捉追随したデータ で射撃をすることも計画されている。
韓国
 韓国が2030年代を目標にしている UAV(右図)は翼端長9~10m、重量8tで、両側の弾庫に1発ずつ の爆弾又は ASM を搭載する。
 韓国の技術研究本部 (ADD) は1/2の検証機KAA社に試作させており、 来年初飛行する。
2011.12 International Defence Review Japan's TRDI reveals details of 'Shinshin' fighter <1201-120021>
 技本が開発を進めている ATD-X 技術検証機は年内に MHI社に発注され、間もなく機体の組み立てが開始される。 製 造期間は比較的短く、2016年には初飛行する。  ATD-X は全長14m、翼端長9mと、F-2 より小型で T-4 より大きく、 IHI社製で出力5tXF5-1 ターボファンエンジンを2基搭載する。
2011.11.18 Searchina 日本製ステルス機『心神』、5年後の初飛行目指す=英誌 <1112-111805>
 JDW が16日、防衛省技術研究本部と三菱重工はまもなく先進技術実証機『心神』(ATD-X) を公開すると報じた。
 防衛省は年内にも三菱重工と試作契約を結ぶ予定で、初飛行は2016年に予定されている。
2011.11.16 Jane's Defence Weekly Japnese MoD to begin making ATD-X airframe 'very soon' <1201-111607>
 防衛省11月4日、三菱重工業が間もなく ATD-X機体組み立てを開始することを明らかにした。
 防衛省はFY16での初飛行を目指し、2009~2016年に392億円を投入して開発している。
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Generation game <1109-061511>
= 第五世代戦闘機に関する4頁の特集記事 =
 現在就役中又は開発中の第五世代戦闘機は、F-22F-35T-50 PAK-FA J-20、三菱 ATD-X、Hindustan AMCA、KAI KFX などである。
2011.05 International Defence Review Eastern approaches: Asia's next-generation fighter programmes <1107-050022>
= 次世代戦闘機に関する5頁の特集記事 =
T-50
 T-50 の武装は機外搭載を主とするように見える。
J-20
ATD-X
2011.02.14 Aviaation Week & ST Vectoring and stealthy <1103-021403>
 防衛省と日本の航空工業界は、2030年頃の配備が計画されている第六世代戦闘機 i3 に搭載する推力30,000-lb級の ステルスエンジンを国内開発し、戦闘機開発に於ける米国への依存から脱却しようとしている。 自重が F/A-18E/F 並 の14tと見られる i3 にはこのエンジンが2基搭載される。
= 以下このエンジンのステルス構造について解説 =
2011.02.14 Aviaation Week & ST Parallel preservation <1103-021402>
= F-X をめぐる航空工業業界に関する記事 =
 F-2 の生産は今年で終了し、国内開発戦闘機の開発が2015~2017年に開始されとして、 量産開始は2028年頃になる。 日本の航空工業は、この間のギャップを F-X で埋めたいとしている。
2010.11.15 Aviation Week & ST Sixth-Gen visions <1101-111504>
 技術研究本部が開発を進めている ATD-X 技術検証機(右図)は2014年に初飛行する計画であるが、13件に及ぶその 主要技術は i3 第六世代戦闘機に継承される。
 i3 の全体試作は2021年以降であくまでも技術研究目的であるが、2030年以降に F-2 後継とすることも可能である。 丁度この時期は米空軍 が11月2日に RfI を発簡した次世代戦闘機とも一致する。
2010.09.13 Aviation Week & ST Edging toward partnership <1010-091308>

= わが国の武器禁輸緩和間近とする記事 =

 右図は ATD-X のレーダモデル試験の様子。
2010.09.06 Aviation Week & ST 6th-Gen on horizon <1010-090609>
= わが国の第六世代戦闘機開発に関する記事 =
 わが国の第六世代戦闘機 i3 の開発は、2014年に開始される ATD-X 実験機で開発した技術を元に2021年に本試作が開始 され、2030年に装備化されるため、2011年4月に計画が開始される。
 i3 の主な特色は以下の通りである。
 ・対ステルス能力
 ・DEW の採用
 ・そのほか、ステルス性、ネットワーク能力などが求められている。
2010.07.14 Jane's Defence Weekly Fighter club <1008-071415>
= 戦闘機の現状と趨勢に関する12頁にわたる特集記事 =
・米 国:F-15F-16F/A-18E/FF-22 F-35FA/XX NGAD
・欧 州:RafaleTyphoonGripen
・ロシア:Su-30MKSu-35SMiG-35 T-50/PAK-FASu-35
・中 国:J-10AJ-10B(右図)、FC-1/JF-17 J-11J-15
・パキスタン
・インド
・韓 国:KF-X
・日 本:F-XF-XX
2009.02.11 Jane's Defence Weekly Japan hastens searvh for stealth fighter <0904-021102>
 防衛省がFY09予算で ATD-X に85億円を計上し、試作を開始する。 防衛省の計画で ATD-X は、2015年までに総額394億円 をかけ開発する。
2009.01.12 Aviation Week & ST ATD-X funding <0902-011207>
 来年度予算で ATD-X に85.12億円が配分された。 防衛省は104億円を要求していた。 また F-15J の改良には947億円の要求に対し891.82億円 が配分された。
2008.11.03 Aviation Week & ST Precursor, not prototype <0812-110309>
 技本が今後10年間かけて開発する ATD-X Shinshin は独特のノッチ式電波吸収機構(右図)を持ち、 三次元 TVC ノズルスマートスキンを搭載するが、実用型機には、推力22,000-lb と ATD-X に搭載する XF5-1 エンジンの二倍の推力を持つエンジンが搭載される。
 この新型エンジンも IHI社で開発されるようである。 XF5-1 は T-4 に搭載された F3 を元に開発され、推力重量比8:1を実現しており、発展 型の XF7 は XP-1 に搭載されている。
2008.10.15 朝雲新聞

インターネット

横浜で「2008国際航空宇宙展」 <0811-101501>

 防衛省ブースに展示された技本の全機実大 RCS 試験模型。 将来の日の丸ステルス戦闘機をイメージさせる精巧な実物大模型は来場者の大き な関心を呼んだ。

2008.02.18 Aviation Week & ST Eastern action <0804-021807>
= 極東諸国の航空工業台頭に関する記事 =
・民航機
 中国:ARJ21 (100席)、MA700 (70席)、他に100t級 (150席)
 日本:MRJ (70~90席)
 韓国:60席級を検討中
軍用機  韓国:KFX、KMH、KUH、T-50
 日本:C-X、P-1、ATD-X(右図、表紙写真)
 中国:J-10
2008.02.11 Aviation Week & ST Design options <0803-021106>
 ステルス実験機として試作する ATD-X は戦闘機に成りうる機体である。 ATD-X の最初の写真は RCS 測定用であったが、2011年に初飛行す る機体の外観は RCS 測定結果で修正され、若干代わったものに成りそうである。 更に F-22 の導入に米国が同意しなかったことから、ATD-X は単な るステルス実験機ではなくなってきている。 その証拠にキャノピにステルス性には不向きな F-1 のものを使用し、吸気ダクトの曲がりを少なくしてエンジンフ ァンを隠せない形状に変更している。
 更に現在の大きさは Grippen 級であるが、吸気ダクトの上下などに余剰スペースが大きく、燃料タンクや弾倉に利用 きそうである。 コックピットも試験機としては単座であるのに、複座のスペースを持っている。 もし ATD-X を戦闘機にすれば Grippen より大型の戦闘機になる可能性がある。