2007年以前の ATD-X に関する資料

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2007.12.17 Aviation Week & ST ATD-X advances <0802-121704>
 2011年に初飛行予定の日本のステルス検証機 ATD-X 心神は、翼端長9m、全長14mと Gripen 程度の大 きさである。 重量は9tというが自重か積載時重量かは明らかでない。 形状は F-22 に似ているが主翼前縁の後退角が少なく、後縁の前 進角がほとんどないなど、在来型に近い形状になっている。 また垂直尾翼も F-22 ほど水平尾翼の前方に取り付 けられていない。
 IHI社製の XF5-1 エンジンは小型軽量で推力重量比が Gripen より25%良く Typhoon 並であるが、ATD-X は武装をして いない状態での値である。 また2基のエンジンからは3枚ずつのパドルが飛び出ているなど、ステルス製への配慮はない
【註:】

 防衛省 HP の「平成19年度事前の事業評価 評価書一覧」に「先進技術実証機の研究」として 計画の概要が公表されている。

 右図は同資料による。

2007.12.09 韓国中央日報

インターネット

日本、ステルス実験機「心神」・・・ <0724-120901>
 防衛省が8日、先進技術実証機の開発計画を発表した。 名称は『心神』で、来年 度から6年かけて開発を進め、2011年度中の初飛行を目ざす。
 開発経費は466億円で、初年度の来年度に157億円を要求している。
2007.10.01 Yahoo 時事通信記事

「スケールモデルを初公開 ・・・」

<0720-100101>
 防衛省技術研究本部が開発を進めている高い運動性能を備えた国産ステルス戦闘機実証機のスケールモデル が、1日報道陣に初めて公開された。
 実機の約1/5の大きさで、全長約3m、幅約2mで、炭素繊維強化複合材を使用しており、機体重量は約45kgである。 同研究本部が設 計し、三菱重工業が製造した。 流線形の鋭く長い機首に三角形の主翼、二つの垂直尾翼を広げたデザインが特徴的だ。
( ATD-X 関連記事 AW&ST 2007.08.06)
2007.08.20 Aviation Week & ST Japan's ATD-X stealth ・・・ <0718-082005>
 日本のステルス実験機である ATD-X 5年以内の初飛行 を狙っており、計画が順調に進めば F-15J の後継機開発に移行し、10年以内に実用化 をめざす。
 実験機の全長は約14m、11,000-lb推力のエンジン2基を搭載し、各エンジンは3基の推力方向制御板を持つ。
2007.08.06 Aviation Week & ST Bag of tricks <0717-080604>
 防衛省技術研究本部は、ATD-X (Advanced Technology Demonstration-Experiment) 計画を開始しており、ス テルス技術だけでなく、将来戦闘機に必要な航空機器、TVC、Fly-by-Light 制御、新型エンジン及びスキンセンサを総合的に研究する。
 機体は F-2 をベースにしたステルス設計で、試験用のラジコン小型無人機は昨年4月から飛行実験を行って いる。 本格的な開発には10年以上を要するが、開発機は Saab Grippen 規模の大きさになるとみられる。
 日本はフランスと技術共同を行っており、先月フルスケール模型がフランスの Celar 研究所に運ばれ、RCS の測定が行われている。
2007.07.24 読売新聞

インターネット

第五世代ステルス実験機開発・・・ <0715-072401>
 防衛省は23日、ステルス性能などを持つ第五世代戦闘機技術を検証する有人 実験機の開発に向け、来年度予算の概算要求に費用を計上する方針を固めた。 F-2 の生産が2011年度で終わ るのをにらみ、技術開発の基盤を維持するのが目的だ。
 国産機開発の姿勢を示すことで、来年夏の F-X 選定で米国などとの交渉を有利に進める狙いもある。