年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2016.12.25 Yahoo 朝日新聞記事 「海上警備、東南アジア各国を支援 海保が専従組織設置へ」 <1701-122501> 海上保安庁が、東南アジア各国の海上保安機関を支援する専従組織を来年度に立ち上げる 方針を決めた。 中国が南シナ海で海洋進出を活発化させるなか、軍と分離した警備機関を充実させることで、軍事衝突を避 ける狙いもある。 東南アジアでは近年、中国の海洋進出を背景に、海軍とは別の海保機関の立ち上げが相継いでいるが、いずれも70年近い歴史を持つ日本の海保がモデルになっている。 【註】 この記事は、事実に反してまでも「非軍事」を強調している。 ベトナム海洋警察は人民軍の一部であり有事には海軍の隷下に入る。 フィリピン沿岸警備隊、マレーシア海上法令執行庁なども有事には海軍隷下になるもので、必要があればその一部が隷下に入るとされている米沿岸警備隊や日本の海上 保安庁とは違い、全くの「非軍事」組織とは言い難い。 2016.11.16 NHKニュース 防衛相がラオス国防相と会談 法の支配の重要性確認 <1612-111602> ASEAN国防相らとの会合に出席するため、日本の防衛相として初めてラオスを訪れた稲田防衛相が、会合の議長を務めたチャンサモーン 国防相と会談した。 会談では、中国が南シナ海で海洋進出を強めていることを念頭に、法の支配にしたがって 紛争の平和的な解決を目指す重要性を確認するとともに、自衛隊がラオス軍の人材育成を支援するなど、 安全保障分野での協力の強化で一致した。 2016.11.16 Yahoo 時事通信記事 「巡視船2隻供与へ=日マレーシア首脳会談」 <1612-111601> 安倍首相が16日にマレーシアのナジブ首相と会談し、同国の海洋警備能力を高めるため、巡視船 2隻を供与すると伝えた。 両首脳は中国が海洋進出を強める南シナ海問題を念頭に、法の支配の重要性も確認した。 【関連記事:1611-102001 (読売新聞 2016.10.20)】 2016.10.26 NHKニュース 日比首脳会談 南シナ海問題で確認 「法の支配に基づき解決を」 <1611-102607> 安倍首相とドゥテルテ比大統領が会談し、南シナ海をめぐる問題について武力による威嚇や行使に訴えることなく、法の支配に基き平和的 に解決することの重要性を確認した。 また経済面や安全保障の分野での協力を強化するため、日本側がさまざまな支援を 行うことでも合意した。 それによると、フィリピンのテロ対策を支援するため、無償資金協力で小型高速艇を供与す、円借款で大型巡視船2隻を供 与するほか、防衛分野の協力として海上自衛隊のTC-90 5機貸与し、自衛隊がパイロットの教育などを含めて 支援するとしている。 2016.10.25 Yahoo 時事通信記事 「日本との防衛協力『進める』=南シナ海、多国間協議も―比大統領インタビュー」 <>1611-102501> ドゥテルテ比大統領が24日にのマラカニアン宮殿で時事通信などとの会見に応じ、日本との防衛協力について、わ れわれには沿岸警備能力が限られているので進めるべきだと述べ前向きな姿勢を示した。 また、日本がフィリピンに実施してきた これまでの支援に謝意を示した。 大統領はまた、自らの発言が対米関係で物議を醸していることに触れ、私は厳しい発言をしているが、幅広い両国関係は依然としてあり、何も変わらないと明言し、 もし中国とフィリピンが同盟を結ぶとしてもあくまで貿易や商業面でのことで、軍事面では米国と同盟関係にあり、中国と同盟することはできない と語った。 2016.10.20 Yahoo 読売新聞記事 「政府、マレーシアに巡視船供与へ…中国けん制」 <1611-102001> 複数の政府関係者が、政府が19日に南シナ海でのマレーシアの海上警備能力強化を支援するため、90m級の中古大型巡視船 2隻をマレーシアに供与する方針を固めたことを明らかにした。 政府は政府開発援助(ODA)を活用して海上保安庁の中古の大型巡視船2隻を補修し、マレーシア側に来年中に引き渡す方向で調整している。 2016.10.13 NHKニュース 日本・インドネシア・インド 合同で海上警備訓練 中国を念頭 <1611-101308> 洋上での不審船への対処を想定した、日本、インドネシア、インドの3ヵ国の海上保安機関の艦艇 が参加した合同演習がインドネシアで行われた。 この演習はアジア各国の海上保安機関の責任者が集まる国際会議の開催に合わせ、ジ ャカルタの沖合で13日に行われたもので、日本から巡視船えちごが参加したほか、インドネシアとインドの3ヵ国からも合わせて 7隻が参加した。 演習は、インドネシアの海上保安機関が放射性物質を積んだ不審船を発見したという想定で行われ、情報を受けたえちごとインドの巡視船が洋上で船を発見し 、汽笛や旗を使って停船命令を出し、インドネシアの海上保安機関の取締官が不審船に乗り込んで船員を拘束したあと、えちごの甲板で取締官らを除染する訓練 が行われ、それぞれの海上保安機関が互いの連携を確認した。 日本政府は中国を念頭に、訓練などを通じてアジア各国の海上警備能力の向上を支援していく考えである。 2016.10.12 産経新聞インターネット 日本の巡視船、フィリピンに供与 中国にらみ警備強化 <1611-101211> 日本がフィリピン沿岸警備隊に供与する全長40mの巡視船10隻の最初の1隻の引き渡し式および就役式が12日にマニラ の港で行われた。 式典にはドゥテルテ大統領も参加した。 この巡視船は日本の横浜で建造さ8月にマニラに到着して就役準備を進めていた。 機関砲などの装備はないが防弾のために装甲が強化されている。 2016.09.21 Yahoo 時事通信記事 「防衛協力推進で一致=日ミャンマー」 <1610-092104> 稲田防衛相が21日、ミャンマーのセイン・ウィン国防相と防衛省で会談し、ミャンマーの陸 海空軍に対する能力構築支援や防衛大学校への留学生受け入れなど、防衛協力と交流を推進していく方針を伝えた。 中国が海洋進出を強める南・東シナ海情勢については、対話や協力を通じて地域の平和と安定を維持していくことが重要だとの 認識で一致した。 2016.09.08 Yahoo 時事通信記事 「ベトナムに円借款228億円=安倍首相が首脳会談で伝達」 <1610-090801> 安倍首相が滞在中のラオスで7日、ベトナムのグエン・スアン・フック首相と会談した。 安倍首相は、ベトナムの気候変動対策として円借款228億円の供与を決定したと伝えると共に、ベトナムが要請していた巡視船の供与につい ても準備を進める考えを明らかにした。 2016.09.06 Yahoo 読売新聞記事 「南シナ海で中国をけん制…海自練習機も比に貸与」 <1610-090605> ASEAN関連首脳会議出席のためラオスを訪れた安倍首相が6日、フィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、 90m級の大型巡視船2隻を円借款で資金を提供し、日本で建造してフィリピンの沿岸警備隊に供与する方針を伝えた。 また5月に合意した海上自衛隊のTC-90練習機 5機の貸与も正式に決まった。 2016.08.18 東京新聞インターネット 比に日本供与の巡視船が到着 南シナ海問題、中国念頭 <1609-081805> 日本政府がフィリピン沿岸警備隊に供与する巡視船10隻の最初の1隻 が18日にマニラ港に到着した。 日本政府は、南シナ海問題を巡り中国と対立するフィリピンの海上警備能力向上を図る目的で、187億円の円借款 により全長40mの巡視船10隻を2018年末までに供与する。 巡視船は引き渡し時に機関砲などは装備されていないが、防弾のために装甲を強化しているため武器として扱われる。 2011年12月に武器輸出三原則が緩和されたことから、安倍政権は2014年4月に防衛装備移転三原則を決定し、武器である巡視船の国際貢献目的での提供が可能となった。 2016.07.13 産経新聞インターネット 海保巡視船「つがる」、マニラ沖で合同海賊対策訓練 <1608-071303> フィリピンのマニラ沖で13日、同国沿岸警備隊と海上保安庁の巡視船つがるが 海賊対策の合同訓練を実施した。 フィリピンは島国でありながら沿岸警備隊は脆弱で、南シナ海情勢への対応でもこれまで中国に圧倒されており、能力向上が課題となっている。 またフィリピン南部 スルー諸島では、イスラム過激派アブサヤフが貨物船などを襲撃し、船員を拉致して身代金を要求する事件が多発している。 2016.07.06 Jane's Defence Weekly Japan warned on SCS issue <1608-070617> 新華社通信が6月28日、中国外相が日本に対して、南シナ海問題に口出しするなと述べたと報じた。 2016.06.15 Searchina 日本が「タイとわが国の仲を裂き、両国の軍事交流阻止を画策」と批判=中国 <1607-061503> 環球網(註:人民日報傘下の環球時報が運営するWeb Site)が11日、7日に中谷防衛相がタイの国防相と南シナ海問題を中心に 会談したのは、日本が中国とタイの仲を裂き両国の軍事交流を阻止しようとした記事を掲載した。 また、両国 防相は今回の会談で自衛隊によるタイ軍の能力向上支援で合意した。 報道によれば、中谷防衛相は会談後に、タイとの防衛装備品と技術移転について、いずれは協定を結ぶことが必要という見方を示している。 2014年に生じたクーデタを機に米国はタイから距離を置いているため、中国はこの混乱に乗じてタイへの影響力を強めていた。 またタイも外交安全保障面で中国に接近 しているため、中国からすれば日本が「中国とタイの仲を裂く」行為と映るのだろう。 2016.06.08 NHKニュース 日本と ASEAN の防衛相会合 秋に開催で調整 <1607-060803> 中谷防衛相が訪問先のタイで、ASEANとの関係強化は地域の平和にとって不可欠だとして、日本とASEANの防衛相が参加 する会合を今年秋にラオスで開く方向で調整していることを明らかにした。 会合が開催されれば、一昨年に続いて2回目となる。 2016.06.07 東京新聞インターネット 防衛装備品移転へ協議推進を確認 日タイ防衛相 <1607-060703> 中谷防衛相は7日、タイのプラユット暫定首相、プラウィット副首相兼国防相とバンコクで 相次いで会談し、日本からタイへの防衛装備品移転へ協議を進めることを確認した。 両国は装備品移転の前提となる協定 を結んでいないため、まず事務レベルで議論を進めることで合意した。 また南シナ海問題を巡っては、航行の自由や国際法に基づく紛争解決の重要性で一致した。 2016.06.06 日経新聞インターネット 中谷防衛相、ミャンマー軍への協力伝達 スー・チー氏に <1607-060603> 中谷防衛相が6日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相と首都ネピドーで会談し、 自衛隊による防衛協力を通じてミャンマー軍の能力向上を支援する考えを伝えたのに対し、スー・チー氏は謝意を示し、 ① 人道支援や災害救援に関する自衛隊による能力向上支援 ② 防衛大学校への留学生の受け入れ継続 の方針で一致した。 2016.05.29 Yahoo 時事通信記事 「海自、越要衝に2度目の寄港」 <1606-052902> 海上自衛隊の掃海母艦うらがと掃海艇たかしまの2隻が29日、ベトナム南部 カムラン湾の国際港に入港した。 防衛省によると、2隻はバーレーンで行われた国際掃海訓練に参加し、日本へ戻る途中で、燃料などの補給や休養が寄港の目的だという。 2016.05.28 NHKニュース 日本・ベトナム首脳会談 海洋での防衛協力強化で一致 <1606-052803> 安倍首相が、伊勢志摩サミットの拡大会合に招待したベトナムのフック首相と会談し、南シナ海で中国が海洋進出の 動きを強めてベトナムなどと激しく対立している問題を踏まえて、海洋秩序を維持するために防衛協力を強化していくことで一致した。 両首脳は、南シナ海で中国が軍事的な動きを活発化させベトナムなどと激しく対立している問題について、一方的な現状変更の試みは許されないとして強い懸念を共有 したうえで、海洋秩序を維持するために防衛協力を強化していくことで一致した。 2016.05.02 Yahoo ロイタ通信記事 「日本が比軍に自衛隊機を貸与へ、譲渡できず苦肉の策」 <1606-050202> 中谷防衛相とガズミン国防相が2日午後に電話で会談し、海上自衛隊のTC-90練習機最大5機を有償で 貸与することで合意した。 もともとは同機を譲渡する方向で検討してきたが、国有財産を無償で供与したり、実勢価格より安く売却することを 財政法が禁じているため有償貸与になった。 2016.05.02 Yahoo 読売新聞記事 「日米、比と防衛協力強化…海自機の貸与合意」 <1606-050201> 中谷防衛相が2日にガズミン比国防相と電話会談し、海上自衛隊のTC-90練習機を最大 5機貸与することで合意した。 防衛装備移転三原則に基づく初の完成機の海外移転で、今年度中に貸与を開始する。 中谷防衛相は2日、フィリピンの能力向上は地域の安定化につながると意義を強調した。 2016.04.15 日経新聞インターネット 防衛省、タイ空軍向けに研修会 <1605-041505> 防衛省が15日、タイ空軍を対象に18~19日の日程で国際航空法に関する研修会を開くと発表 した。 航空自衛隊から講師を派遣し、防空識別圏(ADIZ)の概念などを解説する。 軍への能力構築支援はタイでは初めてで、ASEAN加盟国では8ヵ国目である。 2016.04.12 Stars & Stripes US Navy joins China, other nations for Komodo sea exercise in Indonesia <1605-041206> 米中及び35ヶ国の海軍から艦船48隻と航空機が参加するKomodo多国籍海軍演習がインドネシ ア海域で開催される。 この演習は2014年に開始され、今回が2回目である。 この演習は第15回西太平洋海軍シンポジウムの一部をなすもので、この会議では2年前に米中間で「 洋上に於ける不期遭遇対処規定(CUES)」が取り決められている。 2016.04.12 Yahoo ロイタ通信記事 「海自艦に18ヵ国の士官が乗船、インドネシアからフィリピンへ」 <1605-041205> 海上自衛が12日、護衛艦いせにオーストラリア、フィリピン、ベトナム、韓国など18ヵ国の大尉級若手士官を 乗せ、インドネシアからフィリピンまで航海すると発表した。 インドネシアで行われる多国間訓練を見学後、フィリピンのスービック港へ向かうもので、洋上でセミナーを開き法の 支配や海洋安全保障をテーマに議論する。 中国が南シナ海への進出を強めるなか、艦上で海洋安全保障などについて意見を交わす。 2016.04.12 Yahoo 時事通信記事 「海自艦、越要衝に初寄港=中国けん制へ連携アピール」 <1605-041203> 練習航海中の海上自衛隊の護衛艦ありあけとせとぎりが12日、カムラン湾の 国際港に寄港した。 スプラトリー、パラセル両諸島にも比較的近い軍事上要衝であるカムラン湾に、海自艦艇が入港したのは初めてである。 4日間の寄港中、両国関係者の交流や海上での衝突回避訓練などを行う。 2016.04.04 Yahoo 読売新聞記事 「潜水艦、大型護衛艦…海自艦相次ぎフィリピンへ」 <1605-040401> 海上自衛隊最大級の護衛艦いせが4月中にもフィリピンのスービック港に寄港することがわかった。 同港に は3日に潜水艦おやしおなども寄港している。 防衛省関係者によると、いせは3月下旬に日本を出港してインドネシアの観艦式やASEAN諸国との共同訓練に参加したのちフィリピンに向 かうという。 さらに、フィリピン海軍と米海軍の3ヵ国共同訓練も検討している。 2016.04.03 Defense News Japanese warships in Philippines near disputed waterway <1605-040304> 海上自衛隊の護衛艦2隻と潜水艦1隻が3日、フィリピンのスービーク基地に入港した。 入港したのは護衛艦ありあ けとせとぎり及び潜水艦おやしおで、AFPの写真ではありあけに対潜ヘリ1機も搭載されている。 これらの艦船は日米比がフィリピン近海で行う合同演習に参加するもので、比海軍広報官によると、この寄港は日比海軍が連携を強めることの 現れである。 2016.04.03 NHKニュース 防衛相 フィリピン訪問へ 自衛隊の練習機貸与で調整 <1605-040301> 中谷防衛相が今月下旬にフィリピンを訪問し、警戒監視活動に活用できる自衛隊の練習機を貸与 することで合意を目指している。 防衛省はフィリピンが無償供与を求めていた練習機を貸与することで合意できるよう調整を進めている。 日本の防衛大臣がフィリピンを訪問するのはおよそ2年ぶりで、今回の訪問でフィリピンとの間の防衛協力をさらに強化していくことを確認し中国をけん制したい考えで ある。 2016.03.31 China Record 米比合同軍事演習が間もなく開始、比軍「中国を念頭に置いたものではない」―中国メディア <1604-033101> 米国とフィリピンの「バリカタン」合同演習が4月4日から15日までの日程で行われ、米比両軍にオーストラリア軍を加 えた10,000名が離島奪還などを想定した演習を行う。 米軍は28日から順次フィリピンに到着しており、日本もオブザーバー として招待されている。 比軍当局者は同演習について、特定の国を念頭に置いたものではないとの認識を示しており、演習参加比軍の副司令官は、中国の南シナ海での動きが活発化している とした一方で、中国がバリカタン演習によって脅かされるべきではないと述べている。 2016.03.30 東京新聞インターネット 自衛隊、米比演習に定期参加へ 中国けん制 <1604-033004> 南・東南アジア担当の米国防副次官補が29日、米軍とフィリピン軍が南シナ海に面するフィリピン各地で実施する 合同演習に、自衛隊が定期的に正式参加するようになるとの見通しを示した。 自衛隊はこれまでオブザーバーとして参加していた。 2016.03.23 NHKニュース インドネシア海軍の能力向上へ 海自が技術講習 <1604-032302> 日本とインドネシアの政府が昨年12月に初めての外務防衛閣僚協議(2+2)を開き、自衛隊がインドネシア軍の能力の向 上を支援するなど防衛協力の強化で一致したが、これを受けて22日、海上自衛隊の担当者らがインドネシア海軍の施設 を訪れ、海中の水温や海流を数式を基に計算して予測する最新の技術について講習を行った。 インドネシア側は、南シナ海で活発に活動する中国を念頭に潜水艦部隊の増強に役立てたい考えである。 2016.03.15 Yahoo 毎日新聞記事 「海上自衛隊 護衛艦がフィリピンとベトナムに寄港」 <1604-031505> 海上自衛隊が15日、練習艦隊の護衛艦がフィリピンのスービック湾とベトナムのカムラン湾 に寄港すると発表した。 スービック湾には護衛艦ありあけ、せとぎりと練習潜水艦 おやしおが寄港する。 潜水艦のフィリピン寄港は2001年以来15年ぶりで、カムラン湾には護衛艦2隻も初寄港する。 2016.03.14 Yahoo NNA 記事 「海自の掃海母艦『うらが』、クラン港に寄港」 <1604-031406> 海上自衛隊の掃海母艦うらが(5,650t)と掃海艇たかしま(570t)が12日、14日まで3日間の日程で マレーシアのクラン港に寄港した。 うらがとたかしまは、4月に米国の主催で実施されるアラビア半島周辺海域での多国間掃海訓練に参加 するため、2月末に日本を出港した。 クラン港を出た後は、インドのコチに寄港してからバーレーンに入り、 40ヵ国が参加する訓練に臨んだ後、6月に日本に帰国する。 海上自衛隊は2012年から毎年、同訓練に参加しているが、マレーシアへの寄港は3年半ぶりだという。 2016.03.14 NHKニュース 防衛省 ベトナム軍対象に研修会へ 中国けん制 <1604-031402> 防衛省が今週、ベトナム軍の担当者を対象にした国連のPKO活動に関する研修会を開くことに なり、ベトナムとの防衛協力を強化することで、中国をけん制するねらいもあるものとみられる。 防衛省にると、ベトナム軍の部隊がPKO活動に参加したことはないという ことで、研修会ではPKO活動を担当する統幕の自衛官や国連の職員が、活動に参加する際に必要な調整事項や手続きなどについて説明を行うことにしている。 ベトナムとの防衛協力は、昨年11月の合意を踏まえ来月に遠洋航海の護衛艦がカムラン湾に寄港する方向で調整も進め ており、防衛省としては南シナ海で海洋進出を強める中国と対立するベトナムとの防衛協力を強化することで、中国をけん制するねらいもあるものとみられる。 2016.03.14 NHKニュース インドネシア海軍支援 自衛隊の担当者など派遣へ <1604-031401> インドネシアの海軍の能力の向上を支援するため、日本政府は海図の作成を指導する自衛隊など の担当者を今月下旬にインドネシアに派遣することになり、インドネシア側は、こうした技術を潜水艦の運用に役立てたい考えである。 インドネシアの外交筋によると、日本政府は今月下旬に自衛隊と海上保安庁の担当者をインドネシアに派遣し、インドネシア海軍に対して海底の地形 などを記録した海図の作成のための技術指導を行うという。 日本政府は昨年12月、インドネシアと初めての2+2を開き、自衛隊によるインドネシア軍の能力の向上に向けた 支援の強化など、防衛協力を深めることで一致している。 2016.03.09 Jane's Defence Weekly Japan and Philippines sign defence equipment and technology accord <1604-030921> 日比両国が2月29日、防衛装備と技術の移転に関する協定に署名した。 これは2015年11月の 合意を正式文書にしたものである。 これによりフィリピンは日本から大型巡視船を購入できるようになると共に、 TC-90 King Air練習機をリースすることになるが、フィリピンは中古のP-3Cの譲渡も希望している。 これより先に2015年6月には、マリンユナイテッド社が比沿岸警備隊に、多用途艇10隻をPHP8.8B ($200M)で 輸出している。 2016.03.09 産経新聞インターネット 米比海軍と海自幹部が会談、中国の軍事拠点化に懸念表明 <1604-030903> 米第7艦隊が8日、米海軍と海上自衛隊、フィリピン海軍の制服組幹部がマニラで5日に会談し たと発表した。 会談は、マニラに寄港している第7艦隊旗艦Blue Ridgeの艦上で行われた。 この会談で三者は、南シナ海の緊張に懸念を表明し、地域の安定と平和のために連携を強化することで一致した。 第7艦隊司令官は、地域の平和と安定を保つためには 3ヵ国の結束が非常に重要だと述べた。 2016.03.09 東京新聞インターネット シーレーン確保へ支援拡充 南シナ海で中国けん制 <1604-030902> 日本の政府開発援助(ODA)の実績や方針をまとめた外務省の2015年版「開発協力白書」の全容が8日に判明した。 ASEAN加盟国について日本のシーレーン上に位置する政治経済両面で極めて重要な地域と明記し、南シナ海で軍事拠点化を進める中国けん制を念頭に、 アジア地域への支援拡充を打ち出し、2014年版白書で触れなかったシーレーンの安全確保に踏み込んだ。 安倍政権はODAの活用してASEAN 諸国との連携を強化し中国に対抗する構えである。 2016.03.07 Yahoo ANNニュース 「南シナ海での共同訓練を強化 中谷防衛大臣」 <1604-030701> ソマリア沖のアデン湾における海賊対処のため、大湊基地から海上自衛隊の部隊170名が拠点となるアフリカ東部のジブチに向けて出発した。 中谷防 衛相は派遣される艦船がアデン湾を往復する機会に行うベトナムなど南シナ海周辺国との共同訓練をさらに 強化する方針を示した。 南シナ海では中国による軍事拠点化が進められているため、日本は共同訓練を通じて中国の動きを牽制したい考えである。 2016.03.03 中央日報 日本の潜水艦15年ぶりフィリピン派遣…南シナ海進出の中国牽制 <1604-030306> 朝日新聞が3日、海上自衛隊が来月に潜水艦をフィリピンのスービック湾に派遣する予定だと 報じた。 日本の潜水艦のフィリピン寄港は15年ぶりで、護衛艦2隻と共に両国の定期連合訓練に参加することになる。 日本はフィリピンに対し、2013年にODAで巡視船10隻を供与することに決めた。 建造費は128億円で、この夏から引き渡しが始まる。 また海上自衛隊の練習機TC-90 5機 を警戒監視用で貸与する案も検討している。 更に比国防部内では海上自衛隊のP-3Cと潜水艦を購入しようという声も出ており、昨年6月に 行われた両国の連合訓練ではフィリピン兵がP-3Cに搭乗した。 2016.02.29 Yahoo 読売新聞記事 「海自機、比海軍に貸与へ…南シナ海の監視に利用」 <1603-022901> 政府は、用廃になった海上自衛隊のTC-90練習機をフィリピン海軍に貸与する方針を固めた。 日比両政府は、今春に も貸与で合意する模様である。 フィリピン軍が保有する哨戒機は行動半径が300kmと狭いため、南沙諸島のスービ礁、ミスチーフ礁などで、広範囲で活動できる航空機を求めていたが、TC-90の行動半 径は比軍機の二倍以上で、スプラトリー諸島の大半をカバーできるという。 だた、TC-90は練習機であるためレーダなどがほとんど搭載されてお らず、比海軍は当面、目視による警戒監視に利用するとみられる。 2016.02.28 NHKニュース インドネシアなどと防衛装備品移転の協定締結を <1603-022801> 政府が南シナ海の周辺国と安全保障面での連携を強化したいとして、インドネシアやマレーシアとの間で防衛装備品の移転を 促進する協定の締結を目指し、調整を急ぐことにしている。 インドネシアは救難飛行艇の導入に関心を示しているという。 2016.02.26 NHKニュース 防衛装備品の移転協定 フィリピンと締結へ <1603-022601> 日比政府は昨年11月の首脳会談で、防衛装備品の移転や技術協力を促進に大筋合意したのを 受け事務レベルで調整を進めてきたが、来週早々にも第三国への装備品や技術の移転を規制することなどを盛り込んだ協定を締結することになっ た。 こうした協定は米豪などとは結んでいるがASEAN加盟国では初めてとなる。 フィリピンは、警戒監視用として海上自衛隊の練習機購入に関心を示しており、今後この協定を踏まえて調整が進められることになる。 2016.02.08 東京新聞インターネット 日米豪比、海保トップ会合へ 中国をけん制、海上警備連携 <1603-020806> 日米両政府がオーストラリアとフィリピンを含めた4ヵ国による初の海上保 安機関長官級会合を今年前半にも開く方向で調整していることを、関係国の複数の外交筋が8日に明らかにした。 各国の海保機関トップが集まり、東シナ海や南シナ海で活動を活発化させる中国をにらんだ海上警備態勢の強化へ連携を深める。 2016.01.18 産経新聞インターネット 自衛隊が「コブラゴールド」に参加 邦人輸送に陸自車両を初投入 <1602-011801> 防衛省が18日、2月にタイで開かれる多国間軍事演習Cobra Goldに自衛官300名を派遣すると発表した。 高機動車1両も現地に持ち込み、日本人を輸送する手順などを確認するが、自衛隊の車両が海外で邦人輸送訓練を行うのは初めてである。 2016.01.16 Yahoo 時事通信記事 「陸自、多国間演習に参加検討=地雷処理、PKOで連携強化―インド」 <1602-011601> インド西部で3月に開催されるASEAN拡大国防相会議が主催する多国間合同演習に陸上自衛隊の参加 を検討していることが15日に分かった。 Force 18と名付けられた合同演習にはASEAN諸国と日米中韓など18ヵ国 から最大300名が参加する。 演習は西部マハラシュトラ州プネのインド陸軍南部司令部を拠点とし、地雷処理などPKO関連について3月2~8日の日程で行われる。 2016.01.10 読売新聞インターネット 海自哨戒機、南シナ海飛行拡大へ…中国をけん制 <1602-011001> 防衛省が、ソマリア沖で海賊対処活動に参加したP-3Cが日本に帰還する際の飛行ルートを見直 し、フィリピンやベトナムなど南シナ海に面する国の基地を優先的に経由させる方針を固めた。 ソマリア沖の多国間海賊対処活動に参加するP-3Cは、3ヵ月ごとに日本とアフリカを往復しているが、これまではシンガポールやタイなど南シナ海から比較的離れた基地を 給油地に利用してきた。 これを、往路は従来通りだが、復路についてベトナムやフィリピン、マレーシアなど 南シナ海周辺の基地を優先的に利用するようにする。 2016.01.09 Yahoo 毎日新聞記事 「日英防衛相会談 ASEAN支援で連携強化で合意」 <1602-010901> 中谷防衛相が9日にファロン英国防相と防衛省で会談し、中国の海洋進出を念頭にASEANを対象 に、海洋安全保障の能力向上につながるセミナを日英で開催するなどの支援策で合意した。 会談では、予備交渉が続く物品役務相互提供協定(ASCSA)の早期締結や、防衛装備技術に関する協力も確認した。
「海上警備、東南アジア各国を支援 海保が専従組織設置へ」
「巡視船2隻供与へ=日マレーシア首脳会談」
「日本との防衛協力『進める』=南シナ海、多国間協議も―比大統領インタビュー」
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インターネット
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「ベトナムに円借款228億円=安倍首相が首脳会談で伝達」
「南シナ海で中国をけん制…海自練習機も比に貸与」
「海自、越要衝に2度目の寄港」
「日本が比軍に自衛隊機を貸与へ、譲渡できず苦肉の策」
「日米、比と防衛協力強化…海自機の貸与合意」
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「海自艦、越要衝に初寄港=中国けん制へ連携アピール」
「潜水艦、大型護衛艦…海自艦相次ぎフィリピンへ」
「海上自衛隊 護衛艦がフィリピンとベトナムに寄港」
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「南シナ海での共同訓練を強化 中谷防衛大臣」
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