2021年のイスラエル情勢に関する報道

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2021.12.27 共同通信

(Yahoo)

ゴラン高原の入植者倍増へ イスラエル、360億円投資 <2201-122703>
 イスラエル政府が26日、ゴラン高原ユダヤ人入植者5年間で倍増させる計画を承認した。 ILS1B ($317M) を投資して既存の入植地を拡大するほか、新たに二つの入植地を建設する方針で、占領の既成事実化が一層進みそうである。
 イスラエル軍はシリアからゴラン高原の大半1967年に奪って占領したのに対し国連安保理決議は撤退を求めているが、イスラエル政府は1981年に併合を宣言した。
2021.12.15 Jane's Defence Weekly RADA teases new exMHR radar for mobile Iron Dome variants <2203-121502>
 イスラエルのRADA社が11月14日に長距離型
MHRであるexMHRを$5Mで受注したと発表した。 米海兵隊がIron Domeを装備しようとしているが、Janesはこの発注元を米国以外と見ている。
 exMHRは4面固定レーダJLTV車に搭載したもので、機動型Iron Domeに適していると見られる。
 レーダはGaN素子を採用して従来のGaAsレーダの5倍の出力を持ち、各面は90cm×120cm、重量150kgで総重量は600kgになる。
 捕捉能力は大型航空機を200km、軽中迫撃砲弾、砲弾、マイクロUAV、短距離ロケット弾に対し18kmである。
 Rafael社はEurosatory 2018でI-Dome TELARを公表している。
 I-Dome TELARはTamir弾2×5合わせて10発を搭載するTELARと、IAI Elta社製ELM-2054 MMRをRheinmetall-MAN社製HXシリーズ6×6車に搭載したものであった。に
2021.12.15 共同通信

(Yahoo)

仏下院議員団が訪台へ 上院に続き、中国反発必至 <2201-121502>
 フランス国民議会(下院)のドルジ元環境相率いる台湾友好議員団が14日に台湾訪問に向けて出発した。 20日までの旅程で、滞在中に蔡総統らと会談する見込みという。
 議員団代表のドルジ氏はマクロン大統領の与党に所属し、11月末に下院が採択した台湾支持決議案を主導した。
 フランスからは10月に上院議員団が訪台したばかりである。
2021.12.15 時事通信

(Yahoo)

UAE、米と F35 交渉中断へ 対中国で難色 <2201-121501>
 ロイタ通信が、UAE当局者が14日にF-35の購入に向けた交渉を中断する方針を米国側に通告したと明らかにしたと報じた。 トランプ前米政権が昨年仲介したUAEとイスラエルの国交正常化を受けUAEが売却を求めていた。
 Wall Street Journalによると、米国は中国による最新鋭兵器に対する諜報活動を警戒して、中国と関係を深めるUAEに安全保障上の予防措置を講じるよう求めたが、UAE側が難色を示したという。 UAE当局者はロイタに、技術的要求や費用対効果を考慮し再検討することになったが、交渉を再開する可能性はあると語った。
2021.12.12 共同通信

(Yahoo)

イスラエル首相、UAE へ 国交正常化で初訪問 <2201-121206>
 イスラエル政府が12日、ベネット首相がUAEを訪問すると発表した。 アブダビ首長国のムハンマド・ビン・ザイド皇太子と13日に会談する。
 イスラエルは昨年8月に当時のトランプ米政権の仲介でUAEと国交正常化で合意し、その後バーレーンスーダンモロッコと相次いで国交正常化合意を発表して中東各国の政治対立の構造が大きく変化した。
2021.12.09 Breaking Defense In war plan prep against Iran, Israel seeking US air refueling assistance <2201-120911>
 イスラエルのガンツ国防相が12月9日にワシントンでオースチン米国防長官などの米国防当局者とイランの核合意復帰などについて会談した。 会談では何らの決定もなかったと言うが、イスラエルは米国に空中給油能力の確保を強く要求した模様である。
 イスラエル空軍は現在707給油機(註:KC-135)を保有しているが老朽化したため米国とKC-46A 2機の売却契約2022年中頃に行うことになっていたが、イスラエル空軍は2~3週間前にこの要求を変更して、緊急支給としてKC-45Aを4機に変更し現在米空軍向けに生産している機体をイスラエル空軍向けに'tail swapping'することを求めてきたという。
【註】
 イスラエルは遠く離れたイランを空爆するためには攻撃部隊への空中給油が必須として、過去にはイラン情勢が緊迫した際に米空軍に空中給油支援を要請していたことがある。
【関連記事:0902-011101 (時事 2009.11.01)】
2021.12.01 Jane's Defence Weekly Israel identifies Iran's 'deniable' unmanned aerial vehicle <2203-120112>
 イスラエルの駐米大使が11月17日に国連安保理に書簡を送り、イランの支援でイエメンやイラクで使用されているUAVを、5月18日にイスラエルの空域に侵入した航続距離1,700kmのKAS-04と特定した。
 KAS-04は今までShabab UAVと言う名でパレードで公開されており、フーシ派はSamadと呼んでいる。 Samad UAVはサウジアラビアへの攻撃で使用されており、国連の専門家パネルは18kgの弾頭またはニコンD810カメラを搭載できSamad-3は航続距離が1,200~1,500kmと見ている。
2021.11.24 Defense News Morocco buys Israeli counter-drone system Skylock Dome <2112-112409>
 モロッコ軍が11月21日に、イスラエルからSkylock Dome
C-UAVシステムを購入したと発表した。 システムは既に引き渡されているという。
 Skylock DomeはAvron社の子会社であるSkylock Systems社が開発したシステムで、EO/IR装置とレーダで疑わしい目標の追随を行い、ジャミングで無力化する。
2021.11.24 時事通信

(Yahoo)

イスラエルとモロッコ、防衛協力拡大へ覚書 <2112-112408>
 イスラエルのガンツ国防相が24日にモロッコの首都ラバトでルディ国防管理担当特命相と会談し、両国間の防衛協力拡大に向けた覚書に署名した。 イスラエル政府は声明で、覚書が交わされたことで「情報、軍事訓練などの分野で協力を深めることができる」と意義を強調した。
 イスラエルの国防相がモロッコを公式訪問するのは今回が初めてという。
【註】
 モロッコは隣国アルジェリアと対立しており、最近ガスパイプラインの封鎖や砲撃にまで発展している。
【関連記事:2112-110407 (日経 2021.11.04)】
【関連記事:2112-110102 (時事 2021.11.01)】
2021.11.18 Defense News Israeli, Emirati companies partner up on unmanned surface vessels <2112-111813>
 UAEなどと2020年9月にアブラハム合意を行ったイスラエルが初めて参加したドバイ航空展で、IAI社とUAE EdgeグループのEmirati社
USV共同開発で合意した。 開発するのは全長17mのUSVで、先進ソナーや画像システムとこれらを統合するC&C装置を搭載する。 この合意で両社は既に導入されているIAI社製のEOシステム整備拠点をUAEに開設することでも合意した。
 IAI社は2月にUAEが主催したIDEC展にも参加しており、IAI社とRafael社は2020年7月にEmirati社との協力でも合意している。
2021.11.14 日経新聞 ドバイ航空ショー開幕 イスラエル勢が初参加 <2112-111407>
 ドバイ航空展が14日にUAEのドバイで開幕した。 COVID-19パンデミック後としては初めての大規模な国際航空展で、主催者は5日間で85,000人の来場を見込んでいる。
 2020年にUAEなどと国交を正常化したイスラエルの国防省や防衛企業も初めて参加し、IAI社は「UAEなどと新たな商談や提携を進める絶好の機会だ」と期待している。
2021.11.12 ロイタ通信

(Yahoo)

米、UAE・バーレーン・イスラエルと初の海軍合同演習 <2112-111205>
 米中央軍海軍司令部 (NAVCENT) が11日、米国が10日にUAEバーレーンイスラエル紅海で海軍合同演習を開始したと発表した。
 NAVCENTの声明によると、演習は米揚陸艦Portland上での訓練を含み5日間行われ、参加国の海上阻止活動の相互運用性向上をはかるが、背景にはイランに対する共通の懸念経済的恩恵への期待感がある。
【註】
 この合同演習に米国との関係が最も強いはずだがUAEとの関係がギクシャクしているサウジアラビアが参加していないことが注目される。
2021.11.10 Jane's Defence Weekly Israel tests aerostat with advanced radar <2201-111014>
 イスラエル国防省が11月3日、長距離目標を捕捉するため米TCOM社製の係留気球Elta社製レーダを搭載した
HAAS Sky Dewの試験を行っていると発表した。 HAASはイスラエル北部に配備される。
 TCOM社製71M係留気球に搭載されているのはElta社製ELM-2083 L-band AESAレーダで、捕捉距離250km500目標の追随が可能という。 イスラエル空軍は2005年にELM-2083を装備していることを認めている。
 TCOM 71Mは1,600kgの搭載能力があり、高度15,000ftに係留される。
2021.11.10 Jane's Defence Weekly German Leopard 2 tested with Trophy APS for first time <2201-111008>
 イスラエル国防省が11月3日、ドイツが装備したTrophy
APS最初の一連の試験が完了したと発表した。 Rafael社とKrauss-Maffei Wegmann社が行った試験では90%以上の成果を収めたという。 Rafael社によると試験は10月末に完了した。
 Trophy APSは2023年までにLeopard 2A6MA3に取り付けられ名称がLeopard 2A7MA1になる。 1月にはドイツが2023年にNATOのVery High Readiness Joint Task Force差し出すLeopard 2 17両にAPSが取り付けられた。
2021.11.08 Defense News Israel's Elbit to make land surveillance system for Cyprus <2112-110809>
 キプロスが11月4日にイスラエルと、Elbit社製のUAVを元にしたキプロスを分断するGreen Lineの監視システムの共同開発で合意した。 開発は3年間と$32Mをかけて行われる。 この契約を受けてトルコでは緊張が高まっている。
 近年キプロスとイスラエルの関係は高まっている。
【関連記事:2111-100803 (毎日 2021.10.08)】
2021.11.04 Breaking Defense Israel launches new inflatable missile tracking system <2112-110413>
 イスラエル今週係留気球
HAASの配備を開始する。 HAASの1号機2022年初めまでにイラン製CMやUAVを監視するため同国北部に展開する。
 イスラエルは最終的にHAASを全国に展開させる計画であるが、その数は明らかにしていない。
2021.11.03 Jane's Defence Weekly Hanwha deepens collaboration with Israeli companies <2201-110319>
 韓国Hanwha社が10月21日、イスラエルのElbit社及びElta社とAESAレーダ、都市航空機、航空電子などに関する技術協力で合意した。
2021.11.03 Jane's Defence Weekly Israeli Navy's Reshef class to carry C-Dome <2201-110304>
 イスラエル海軍がSa'ar 4.5 Niritコルベット艦の後継として詳細設計を開始しているReshef級Iron Domeの艦載型であるC-Domeを装備する。
 一番艦となるReshefの設計には2年かかり、建造には更に2~4年かかると見られる。
【 C-Dome 関連記事:1607-052513 (JDW 2016.05.25)】
2021.11.03 MDA HP Israel begins initial testing for deployment of elevated sensor <2112-110308>
 イスラエル
IMDO米MDAと共同でCMなどの接近を警戒するため開発を進めていた、世界最大級の飛行船 (Aerostat) であるHAAS空中センサ (ES) を搭載したシステムの膨張飛行試験をイスラエル北部で開始する。
【註】
 米空軍とDARPAは、かつてこれと似たHAA構想を進めていた。 NORAD の考えていた飛行船はヘリウムを充填した全長152m、搭載重量2,040kgで65kWの電源を持ち、高度 70,000~80,000ftで1年間の 継続飛行が可能とされ、1機で 400nmを監視、12機で北米全域をカバーすることが出来るものであった。
 しかしながら、MDAは当時あったミサイル防衛諸計画の整理の一環としてHAAの計画中止を決め、FY-08に予算計上を行わなかった。
2021.10.22 Breaking Defense Israel to request America's new GBU-72 Bunker Buster bomb <2111-102211>
 イスラエルハマスがガザに構築したMetro Cityを攻撃するGuardian of the Walls作戦GBU-28 5,000-lb bunker buster爆弾を多用しているが、米空軍が最近完成させたGBU-72対
HDBT爆弾売却を要求するという。
【関連記事:2111-101305 (JDW 2021.10.13)】
2021.10.20 Jane's Defence Weekly Czech Republic, Israel sign SPYDER air defence deal <2112-102006>
 チェコがイスラエルと10月5日、Rafael社製SPYDER防空システム4個システムを購入する政府間契約に署名した。 SPTDERは第25対空ミサイル連隊が装備している2K12 Kubと換装され、今後20年間装備することになる。
 チェコ国防相によるとイスラエル製防空システムの装備はNATO加盟国で初めてとなる。
2021.10.20 Jane's Defence Weekly Estonia to receive Blue Spear missiles <2112-102005>
 IAI社が10月6日、エストニア軍からBlue Soear沿岸防衛システムを受注したと発表した。 契約はIAI社とシンガポールのST Engeering Land Systems社の合弁会社であるProteus Advanced Systems社と行われた。
 Blue Sprear 5GはGabriel
ASCMの陸上発射型で、Gabrielはイスラエル国防省をはじめ世界中に1,000発以上が販売されている。
【註】
 Proteus Advanced Sytems社はBlue Spearを販売するために2020年7月にIAI社とST Engeering Land Systems社が50%ずつの出資で設立した。
2021.10.20 Defense News Israel and South Korea to boost collaboration on loitering munitions <2111-102005>
 IAI社が20日に、10月19~23日にソウル南側の城南市で開かれたADEX 2021展で、KAI社と既に実戦経験のあるIAI社製HARPY NGWやHAROP遊弋索敵ミサイルの技術を元にした遊弋索敵攻撃UAVの技術で協力する協定に署名したと発表した。
 両社は3月に韓国陸軍向け
MUM-T技術で協力する最初の協定に署名している。
2021.10.13 Jane's Defence Weekly Turkmenistan parades new equipment <2112-101309>
 トルクメニスタンで9月27日に行われた独立30周年記念閲兵式にセルビア製のLazar 3
APCや、MAN-M及びMAM-Mマイクロ誘導弾を装備した(註:トルコ製Bayraktar TB2 UAVなどが参加した。 またElbit社製SkyStriker遊弋索敵弾も公開された。
 そのほかに中国製Dongfeng Mengshi 4×4車3両に続いてロシア製KamAZ-63968 Taifun-K 6×6 MRAP車も見られた。
2021.10.08 Defense News Estonia buys Blue Spear missiles for coastal defense <2111-100805>
 エストニア軍が、イスラエルIAI社と(註:シンガポールの)ST Engeneering Land Systems社の合弁であるProteus社沿岸防備用に改良したBlue Spear沿岸防備ミサイルシステムを発注した。
 Blue Spearは射程290kmの高亜音速ミサイルで、GPS妨害への抗堪性を持つという。
2021.10.08 毎日新聞

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イラン「アゼルバイジャンにイスラエル軍」 周辺国巻き込み攻防激化 <2111-100803>
 アゼルバイジャンが近年、高性能の小型UAVをイスラエルから調達するなど戦略的な関係を深めているのに対し、イランイスラエルがアゼルバイジャンを拠点に攻撃を仕掛けてくる可能性があると警戒し、アゼルバイジャンとの国境付近で大規模演習を実施して隣国の動きを牽制している。
 これに対してアゼルバイジャンはイスラエル軍の存在を否定した上で、今なぜ国境で軍事演習をする必要があるのかとイランを非難し、5日からトルコとともに国境付近で軍事演習を始め緊張が高まっている。
 一方、イスラエル政府は4日、キプロスイランが支援するグループがイスラエル人にテロ攻撃を実行しようとしたとイランを非難した。 イスラエルのメディアによると、キプロス当局は9月27日にロシアのパスポートを所持する男を逮捕したが、男の車からは銃と弾薬が見つかり、ほか数人とテロを起こそうとした疑いがあるという。 キプロスにはイスラエルの多くの防衛関連企業が拠点をいている。
2021.09.30 時事通信

(Yahoo)

イスラエル外相がバーレーン訪問 正常化後初、現地で抗議も <2110-093004>
 イスラエルのラピド外相が30日、昨年9月に国交正常化で合意したバーレーンの首都マナマをイスラエル大使館の開設に立ち会うため訪問した。 バーレーン側はハマド国王が会談に応じ、ラピド外相を厚遇した。
 バーレーンにはイランの影響下にあるシーア派の住民が多く、正常化に踏み切った政府に反発する声も出ていて、AFP通信によるとマナマ郊外ではデモ隊がタイヤを燃やして黒煙を発生させるなどして抗議行動を展開した。
2021.09.30 ロイタ通信

(Yahoo)

米、カタール国籍などの個人に制裁 ヒズボラを支援 <2110-093001>
 米財務省が29日、レバノンのヒズボラに財政的物質的支援を行ったとして、カタールサウジアラビアバーレーンパレスチナ国籍の複数の個人制裁を科すと発表した。 制裁措置はカタールと協調して実施する。
 同省外国資産管理局長は、ヒズボラは財源確保とテロ活動の支援に向け資金提供者のグローバルネットワークを構築することで、国際的な金融システムを悪用しようとしていると述べた。
2021.09.29 Jane's Defence Weekly Israeli Navy steps up Red Sea activity <2111-092910>
 AP通信が9月16日にイスラエル海軍の退役中将の話として、イスラエル海軍紅海への関心を高めていると報じた。
 イスラエル海軍最大の戦闘艦はSa'ar 5コルベット艦(フリゲート艦とは見られていない)で3隻を地中海に面したHaifaに配備しているが、Maxar衛星が9月17日にアカバ湾のエイラート港を撮影した画像Eilatと見られるSa'ar 5 1隻が写っていた。
 イランのNour Newsが今年8月に、2019年8月以来イスラエルによるイラン船舶に対する攻撃は14回を数えるが、そのうち地中海で起きたのは5回で、残りは全て紅海であったと報じている。
 また同通信はイスラエルの潜水艦1隻と戦闘艦2隻が8月4日にスエズ運河を抜けて紅海に入ったと報じている。 イスラエルが保有する潜水艦6隻は全てHaifaを母港としている。
2021.09.21 Stars & Stripes Spending bill contains $1 billion for Israel's rocket defenses <2110-092108>
 米議会下院が今週中にも採択するFY22国防予算ではイスラエレのIron Domeに$1Bが計上されるもようである。
 米国は第2次大戦後イスラエルに$146Bの軍事援助を行い、両国はFY19~FY28ミサイル防衛の$5Bを含む$38Bの援助を行うことで合意している。
2021.09.14 Breaking Defense Saudi Arabia considering Israeli-made missile defense systems <2110-091404>
 サウジアラビアが長く依存してきた米防空システムが撤退するのに備えて、イスラエル製防空システムの導入の可能性についてイスラエル政府と接触を行っている。 サウジはRafael社製Iron DomeかIAI社製Barak ERのいずれかの導入を考えている模様である。
 AP通信は米陸軍がリヤド郊外のPrince Sultan航空基地に配備しているTHAADとPatriotの中隊週末(註:9/18~19)にも撤収させると報じている。
2021.09.13 日経新聞 イスラエル軍がガザ空爆 ロケット弾に報復 <2110-091303>
 イスラエル軍が13日未明にハマスの軍事関連施設などを空爆したと発表した。 ガザからイスラエルに向けて12日夜と13日未明にロケット弾が発射されており、その報復としている。
 ロケット弾の発射と報復空爆の応酬は3夜連続となる。
2021.09.07 Military Times US Central Command absorbs Israel into its area of responsibility <2110-090706>
 米軍が管轄区域の見直しで、イスラエルを在欧米軍の管轄から外し中央軍の管轄に移した。 イスラエル国防省は9月1日に声明で、軍参謀総長が米中央軍司令官とこの問題で協議したことを明らかにした。
 この管轄区域の見直しはアブラハム協定の成立でイスラエルと周辺国の関係が改善したことによるもので、2020年に行われたEnduring Lightning演習ではイスラエルのF-35飛行隊が米F-35機と共にUAEのAl Dhafra航空基地から飛び立っていた。 また8月にはNovle Waters演習ではイスラエル海軍が米第5艦隊と行動していた。
【註】
 米第5艦隊はバーレーンに司令部を置き、中東及び東アフリカを担当している。
 一方、地中海及び大西洋の東半部を担当範囲としているのは第6艦隊で、ナポリに司令部を置いている。
2021.08.17 毎日新聞

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ガザからロケット弾発射 停戦後初 イスラエルが迎撃 <2109-081701>
 ガザ地区から16日に5月の一時停戦以来初めてイスラエルにロケット弾2発が発射された。 一時停戦後、ガザからは発火物付き風船が数回発射されたがロケット弾は初めてである。 イスラエルの対空防衛システムが迎撃し被害は出なかったが、イスラエルは報復攻撃を実施するとみられる。
 5月21日の一時停戦以降、イスラエルとハマスは停戦継続のための間接交渉を続けているが、ハマスが拘束するイスラエル兵士の解放や、カタールが提供する資金の送金方法などを巡って対立し、イスラエルはガザへの物資流入を制限して圧力をかけていた。
 今月16日朝にはヨルダン川西岸で、ハマス関係者を逮捕しようとしたイスラエル治安部隊とパレスチナ人の銃撃戦が起き、パレスチナ人4人が死亡したのに対し、ガザのイスラム過激派が報復を宣言していた。
2021.08.12 Stars & Stripes Israel says it downed a Hezbollah drone that crossed border <2109-081206>
 イスラエル軍が8月12日、ヒズボラが11日にレバノンから飛ばしたUAVが国境を越えたため撃墜したと発表した。 ヒズボラは8月上旬にイスラエルに向けロケット弾を発射している。 イスラエルはヒズボラがイスラエル領内の何処でも攻撃できるミサイルとロケット弾を130,000発保有していると見ている。
 一方レバノン経済は史上最悪の状況にあり、世界銀行1800年代中頃以降世界最悪の状況と見ている。
2021.08.07 共同通信

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攻撃はイラン製無人機 米軍発表、G7は非難声明 <2109-080702>
 米中央軍が6日、オマーン沖でイスラエル系企業運航のタンカーに対する攻撃に使われたUAVについて、調査チームが部品の一部を回収して分析した結果、イランのものとほぼ一致したと発表したことから、日米など先進7ヵ国 (G7) 外相はイランを非難する共同声明を出した。 イランは関与を否定している。
 米軍によると、タンカーは7月29日夜と30日に計3回のUAV攻撃を受け、船長のルーマニア人と、警護に当たっていた英国人の2人は、30日の3回目の攻撃で死亡した。 爆発により直径1.8mの穴が開き、内部が損傷した。
2021.08.07 ロイタ通信

(Yahoo)

レバノン・ヒズボラがイスラエルにロケット弾数十発、報復連鎖に <2109-080701>
 ヒズボラが6日、イスラエル軍が5日にレバノン南部に実施した空爆の報復として、イスラエルに向け数十発のロケット弾を発射したと発表した。
 これを受け、イスラエル軍も報復としてレバノンを砲撃し、死傷者は出ていないがイランを巡り緊張が高まる中、国境付近での報復連鎖が続いている。
2021.08.05 ロイタ通信

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イスラエル軍、レバノン国内のロケット弾発射場所を空爆=声明 <2109-080502>
 イスラエル軍が5日未明、4日にレバノンからロケット弾攻撃されたのを受け、発射場所となったレバノン南部の地域に空爆を実施したとの声明を発表した。
 ロケット弾はシーア派武装組織ヒズボラが支配するレバノン南部から発射されたが、犯行声明は出されていない。
 ヒズボラ系のTV局アルマナルは、イスラエルとの国境から12km離れたレバノンの町マフムディヤの近郊で、イスラエル戦闘機が2回の空爆を実施したと報じた。
2021.08.05 ロイタ通信

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イスラエルにレバノンからロケット弾、死傷者なし 米が非難 <2109-080501>
 イスラエル軍が4日、レバノンからイスラエルに向けロケット弾3発が発射され、そのうち2発がイスラエル領内に達したと発表した。 イスラエルの救護団体によると、ロケット弾で火災が発生したもののイスラエル側に死傷者は出ていない。
 イスラエル軍は報復としてレバノンを砲撃したという。 レバノン軍によると、イスラエルの砲撃はレバノン南部の複数の村に到達し、火災が発生したという。
2021.08.01 共同通信

(Yahoo)

米英「イランが攻撃」非難 イスラエル系運航タンカー <2109-080105>
 ブリンケン米国務長官とラーブ英外相が1日、オマーン沖で起きたイスラエル系企業運航のタンカーへの攻撃について、イランが攻撃したとして非難する声明を発表した。 米英に先立ちイスラエルのラピド外相も、航行の自由を侵害するイランのテロと批判している。 この攻撃で英国人ら2人の乗組員が死亡した。
 イラン外務省の報道官は1日の記者会見で「根拠のない非難をやめなければならない」と反発していて、米英との緊張が高まるのは必至で、米イランで中断している核合意再建に向けた間接協議を巡っても、さらなる交渉停滞の要因となりそうだ。
2021.08 Inteanational Defence Review Rafael unveils Sea Breaker advanced autonomous long-range missile system <2109-080003>
 Rafael社が第五世代、自動、精密打撃長距離ミサイルSea Breakerの開発を公表した。 Sea Breakerは全長4m以下、胴径350mm、重量400kg以下で107kgの侵徹破片榴弾を搭載し、1発でフリゲート艦級の艦船を無力化するという。
 誘導にはIIR/EOシーカを搭載しAI技術による目標の自動捕捉 (
ATA) や自動認識 (ATR) を行うが、双方向データリンクによるman-in-the-loop制御によることも可能である。
2021.07.26 時事通信

(Yahoo)

イスラエル、ガザを空爆 風船爆弾への報復か <2108-072602>
 パレスチナ治安当局筋が、イスラエル軍が25日にガザの北部と南部を空爆したことを明らかにした。
 ガザから飛ばされた発火装置付きの風船爆弾への報復とみられる。 双方で死傷者は報告されていない。
2021.07.21 Jane's Defence Weekly Rafael working on Sea Breaker prototype <2109-072116>
 Rafael社が6月30日、対艦対地両用で射程300kmのCM Sea Breakerを発表した。 開発がどの段階にあるかは明らかにしていないが、開発は複数のクライアントと共同で行っているという。
 Sea Breakerには2種類あり、1つは100t以下の小型艇に搭載する水上発射型、もう一つはSPYDER SAMと同じ発射機から発射する沿岸防備型で、誘導は背景照合自動目標認識装置と組み合わせた
IIRシーカで行うため、RFシーカーと異なり錯綜した沿岸環境での使用に適しているという。
2021.07.21 Jane's Defence Weekly US building combined joint operations center in Israel <2109-072115>
 米海軍第11移動建設大隊イスラエルのHatzor航空基地統合作戦指揮所 (
CJOC) を建設している。 施設は700㎡の平屋で、会議室2室と152名用の机が置かれるという。
 イスラエルには2ヶ所の米軍施設が置かれており、1ヶ所は南部Mount Karenに置かれたAN/TPY-2基地、もう1ヶ所はその東方25kmのMashabimある防空学校内の米軍施設である。
2021.07.20 ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエルにレバノンからロケット弾、被害なし=イスラエル軍 <2108-072002>
 イスラエル軍によると、同国で20日未明にレバノンからロケット弾2発が撃ち込まれ、迫撃砲で応戦した。 ロケット弾1発は迎撃され、もう1発は無人地帯に着弾したため被害はなく、負傷者も出ていないという。
 イスラエルはレバノンの武装組織ヒズボラと2006年に交戦しているが、その後は国境地帯ではおおむね平和が維持されているが、レバノン国内のパレスチナ組織がイスラエルに向け砲撃することが過去に何度も起きている。
2021.07.19 共同通信

(Yahoo)

エルサレム聖地でまた衝突 ユダヤ人礼拝に反発広がる <2108-071901>
 エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地神殿の丘で18日、パレスチナ人とイスラエル警察が衝突し、複数のパレスチナ人が軽傷を負った。
 1967年の第3次中東戦争で神殿の丘のある東エルサレムはイスラエルに占領されたが、それまで統治していたヨルダン政府との取り決めで、現在も神殿の丘での礼拝はイスラム教徒に限定されているが、この日はユダヤ教の祝日で、極右主義者らが警察に警護され神殿の丘を訪問した。
 イスラエル首相府は「礼拝の自由がある」と発表したが、イスラム諸国に反発が広がっている。
2021.07.07 Jane's Defence Weekly Rafael unveils Sea Breaker advanced, autonomous, long-range missile <2109-070701>
 Rafael社が開発中のSea Breaker第五世代自律長距離ミサイルを公表した。 洋上/陸上移動/固定目標攻撃用で射程は300kmと言う。
 全長4m以下、胴径35cm、ターボジェット推進で高亜音速で飛行し、107kgの侵徹/破片効果弾頭によりフリゲート艦サイズの目標を1発で破壊できるという。
 Sea Breakerの諸元等は同社製Spice 100 ASMと似ている模様で、AIを元にした自動目標捕捉 (
ATA) 、自動目標認識 (ATR) を行うが、双方向データリンクを搭載しman-in-the-loop制御が可能である。
2021.07.04 朝日新聞

(Yahoo)

イスラエルがまたガザ空爆 続く応酬、交渉の難航背景か <2108-070405>
 イスラエル軍が3日夜、ガザ地区のハマス拠点を空爆したと発表した。 2日連続で、6月にイスラエルのべネット新政権が発足して以来、4回目の空爆となった。
 イスラエル軍は、ガザ地区から発火装置を積んだ風船が放たれたことへの報復措置だとしている。 地元消防によると、イスラエル南部では風船によるとみられる火災が発生したが被害は限定的である。
 6月中旬以降、風船による攻撃と空爆の応酬が断続的に続く背景には、長期的な停戦をめぐる協議が難航している事情がある。
2021.07.04 共同通信

(Yahoo)

イスラエル貨物船に攻撃 乗組員けがなし <2108-070402>
 レバノンのTVが3日、インド洋北部イスラエルの貨物船攻撃を受け火災が発生したと報じた。 UAVやミサイルが使われたとみられる。 船はリベリア船籍でイスラエル人が所有し、サウジアラビアのジッダからアUAEに向かう途中だった。
 イスラエルのメディアによると攻撃されたのは同日で乗組員にけがはなかった。 イスラエル治安当局はイランが関与した可能性があるとみて調査している。
 アラビア海や紅海などでは、イスラエルとイランの船への攻撃が相次いでいる。
2021.07.02 朝日新聞

(Yahoo)

イスラエル、またガザを空爆 発火装置積んだ風船に報復 <2108-070201>
 イスラエル軍は2日、ガザ地区から発火装置を積んだ風船が放たれたことへの報復措置として、ハマスの武器製造場所を空爆したと発表した。
 イスラエル南部では1日、風船によるとみられる4件の火事が起きた。 いずれもけが人は確認されていない模様だが、イスラエル軍は「ガザ地区のテロ行為に強く反発する」と声明を出した。
 5月にイスラエルとハマスなどガザ地区の武装勢力が停戦して以来、イスラエル軍がガザ地区の空爆を発表するのは3度目である。
2021.06.30 Jane's Defence Weekly Israel tests 'ground-breaking' high-power airbone laser <2108-063009>
 イスラエル国防省とElbit社が6月21日、航空機搭載レーザシステムの試験に成功したと発表した。
 試験を行ったのはCessna 208 Caravan機に搭載された100kWのソリッドステートレーザで、高度3,000ftを飛行しながら複数のUAV標的を100%撃墜した。 有効距離は20kmと言う。
2021.06.30 Defense Update Rafael Positions Sea Breaker as a Multi-Domain, Counter A2AD Cruise Missile <2107-063002>
 イスラエルRafael社が6月30日、第5世代長距離精密誘導ミサイルSea Breakerを公表した。 Sea Breakerはマルチドメインの対地対艦CMで自動目標捕捉/目標認識能力を持ち、
INSIIR及びTERPROM誘導で飛翔し、艦対艦の場合には今日の多くの同種ミサイルと異なり、レーダシーカを使用する。
 Sea Breakerは全長4m以下、重量400kg以下弾頭重量250-lbと小型だが、ロケットブースタとターボジェット推進で300kmの射程を有する。
 陸上発射ではSPYDER SAMと同じ6発搭載の車載発射機を使用する。
Sea Breaker の CG 映像 (YouTube)】
2021.06.25 日経新聞 原子力施設にドローン攻撃 イランが「阻止」と報道 <2107-062501>
 イラン国営メディアが23日、テヘラン北西カラジにある原子力関連施設に対してUAVによる攻撃があったが阻止したと報じた。
 一方、イスラエルの一部メディアは、この攻撃によりウラン濃縮に用いる遠心分離機向けの部品製造施設被害が出ていると報じた。
2021.06.23 Jane's Defence Weekly Israeli military says Gaza tower bombing destryed Hamas EW capability <2108-062307>
 イスラエル軍が6月8日、イスラエル空軍が5月15日に爆撃して破壊したガザにある12階建てのAl-Jalaa Towerには、ハマスがIron Domeを攻撃する
EWサイトを設置していたためと発表した。
 それによるとハマスはここに、SIGINTELINTの装置を置いて電子情報活動を行うと共に、イスラエル軍及びイスラエルの民間に対しEW活動を行ってきたという。
2021.06.09 毎日新聞

(Yahoo)

イスラエル、AP通信ビル爆破は「妨害電波出したため」と発表 <2107-060902>
 イスラエル軍が8日、ガザ地区を支配するハマスとの戦闘の際に、AP通信などが入居するビルを爆破した理由について、Iron Domeへの妨害電波が発射されていたためだと発表した。
 駐米イスラエル大使は8日にAP通信幹部と会談し、ハマスの情報機関がこのビルから妨害電波を出していたと説明した。 イスラエルはビル爆破の1時間前に警告を出し、記者の安全を確保したと強調した。 これに対しAP通信は8日、イスラエル側に対し、主張を裏付ける証拠を公開するよう改めて求めた。
2021.06 International Defence Review Barak ER missile development finalised, in production <2107-060003>
 IAI社がBarak ER SAMの開発を完了し3Q/2021年の納入開始を目指して量産に入っている。
 Bakak ERは射程35kmのBarak MRSD70kmのBarak LRADと共にBarak MXを構成する射程150kmのSAMで、1.3mのブースタを含む全長5.8m胴径22.7cm、ブースタ径35cm、発射重量400kg、弾頭重量23kgで、垂直発射アクティブレーダ誘導、運動性能50g、最大射高30kmの性能を持つ。
 Barak MXの3弾種共、GaN素子を用いたElta社製ELM-2084 3DマルチピームレーダとBarak
BMCで制御され、8発搭載の発射機から発射される。
2021.05.28 AP

(Yahoo)

軍事力を誇示するパレード ハマス軍事部門がガザで実施 <2106-052803>
 ガザ地区で5月27日にハマスの軍事部門Qassam旅団の戦闘員がパレードを行って軍事力を誇示した。 ピックアップトラックに乗った武装した戦闘員が
MRLや有翼ロケットを搭載した車両に続いて、ガザ地区の目抜き通りをパレード。
 イスラエルとの戦闘では、ハマスとその他の武装グループが4,000発を超えるロケット弾をイスラエルに向けて発射し、中にはテルアビブやエルサレムまで飛んだものもあった。
2021.05.26 Jane's Defence Weekly Israli official details new intel aircraft <2107-052609>
 イスラエル空軍の新電子偵察機OronになるGulfstream G550が4月4日にNavatim航空基地に到着した。 Oronは
ELINT/COMINTを行う電子偵察機で、今後2年かけてElta社製AESAレーダSIGINT装置が取り付けられ、現在やはりG550をベースにしたShavit SIGINT機やEitam AEW&C機を配備している第122 Nchshon飛行隊に配備される。
2021.05.26 Jane's Defence Weekly Iron Dome systains interception rate <2107-052608>
 イスラエル軍が5月20日、5月10日以来の10日間でガザから4,070発のロケット弾が発射され、これををIron Domeが約90%の確率で撃墜したと発表した。 2014年の49日間戦争では4,500発が発射されたという。
 Iron Domekの撃墜数については公表しなかったが、発射したロケット弾のうち610発が失敗ガザ内地区に落下したという。
 ハマスの武闘部門は、イラン製Ababil-2の粗製型であるShihabを装備していることを明らかにしている。
2021.05.22 東京新聞 ハマス、戦力向上で支持拡大 議長に対抗、政治力強化か <2106-052203>
 パレスチナ自治区のハマスはイスラエル軍との戦闘で、ロケット弾の集中発射などで戦力向上を誇示し、パレスチナ全土で支持を広げた。 パレスチナ自治政府のアッバス議長に対抗し、政治力強化を狙ったとの見方も浮上している。
 ハマスは11日間の戦闘4,300発のロケット弾を発射したが、イスラエルメディアによると、約50日間で約4,600発を発射した2014年の戦闘より1日の最大発射数が195発から480発に増加し、同時集中発射でイスラエルの対空防衛を困難にした。 またUAV攻撃も実施した。
2021.05.21 朝日新聞

(Yahoo)

イスラエルとハマス、停戦に合意 エルサレム問題棚上げ <2106-052105>
 11日間にわたる戦闘を続けてきたイスラエルとガザ地区のハマスなど武装勢力が21日02:00に停戦に入った。
 イスラエル軍によると、10日以降にガザ地区からは4,340発のロケット弾が発射された。
2021.05.21 時事通信

(Yahoo)

ガザ衝突、停戦で合意 イスラエルとハマス <2106-052101>
 イスラエル政府が20日に治安閣議を開き、ハマスとの停戦を決めた。 AFP通信によるとハマスも停戦を受け入れた。
 今月10日の交戦開始から10日ぶりの停戦にこぎ着けたが、今後は合意に実効性が伴うかが焦点となる。
2021.05.19 Jane's Defence Weekly Hamas intensifies rocket barrages <2107-051901>
 5月10日に始まったイスラエルとハマスの戦いは最初の38時間だけで1,050発のロケット弾が発射され、13日早くには1,500発を越えた。
 2014年の7~8月の戦いでは最初の3日間に発射されたのは365発で、2014年の戦いで1日の発射数が200発を超えることはなかった。 これに対し今回ハマスの武装部門であるal-Qassam旅団は5月11日13:00前後の5分間でAshdodとAshkelonに対し137発を発射している。 Al-Qassam旅団は埋設した発射機にロケット弾を配置したり、A120を8名で運搬している画像を公開している。
 Al-Qassam旅団はまた11日20:44テルアビブとBen Gurion空港に射程120kmのA120ロケット130発を、12日03:00に110発の重ロケットを発射したとしている。 更に13日には射程が250kmのAyyash 250を配備したと発表している。
2021.05.17 Defense News Iron Dome intercepts drone during combat for first time, says Israeli military <2106-051703>
 ハマスは5月10日までに約3,000発のロケット弾を発射したが、その多くはガザから飛び出したものの故障などにより原野に着弾している。 イスラエル空軍のIron Domeはこのうち脅威と見なした1,000発と交戦し90%の確率でこれを撃墜している。
 Iron Domeはまた17日に初めてUAVを撃墜して以来、F-16がAAMで撃墜できなかったUAVを撃墜している。  
2021.05.15 毎日新聞

(Yahoo)

イスラエル軍、ハマス地下施設空爆 武器庫や隠れ家あるトンネル <2106-051502>
 イスラエル軍が14日、ハマスが隠れ家として使っていたトンネルを空爆したと発表した。 戦闘が始まった10日以降、最大規模の攻撃を行ったという。 イスラエル軍は14日にガザ地区北部で発見されたトンネルに対し、戦闘機160機で40分間の空爆を実施し地上からも砲撃した。 この攻撃で十数人のハマス工作員を殺害したと報じられている。 メトロと呼ばれているトンネルはガザ地区の地下広範囲にわたって広がっていて、武器庫やハマス幹部の隠れ家として利用され、ロケット弾などの運搬を空から察知されないように掘られていたとみられる。 2014年に起きたイスラエルとハマスの大規模な戦闘では、ハマスはイスラエル側に侵入する攻撃型トンネルを建造したが、今回のトンネルはガザ地区のみに建設された守備型だという。
 イスラエルは既にハマスの軍事拠点を多数破壊し、目的を一定程度達成したことから、地元メディアは外交筋の話として、近く停戦合意する可能性もあると報じている。
2021.05.14 時事通信

(Yahoo)

イスラエル軍がガザ地上攻撃 死者130人、ロケット弾2千発 情勢悪化 <2106-051407>
 イスラエル軍が14日未明にガザへの地上からの攻撃を開始した。 イスラエル軍はガザとの境界のイスラエル側から砲撃を浴びせる一方、空爆も一段と強化した。 一連の攻撃により、対イスラエル作戦用の地下トンネルや兵器などの破壊を進めたが、ガザでは住民の犠牲も拡大しこれまでに少なくとも122人が死亡した。
 一方、交戦が始まった10日以降、ガザからはロケット弾2,000発がイスラエルに向けて発射され、死者は双方合わせて130人に達した。 イスラエル北部沿岸付近の海上には、13日夜にレバノンから発射されたロケット弾3発も着弾した。
【註】
 ハマスが弾形の大きなロケット弾を2,000発も発射したと言うことは、イスラエルの監視が厳しいガザで大量のロケット弾を製造または運び込んだことを意味し、ハマスはこの時期を狙って周到かつ大規模に準備を行っていた可能性がある。
2021.05.14 AFP=時事

(Yahoo)

イスラエル軍、ガザ入りしていない 先の発表を訂正 <2106-051405>
 イスラエル軍が14日未明に先の発表を訂正し、同軍はパレスチナ自治区ガザ地区に入っていないと明らかにした。 混乱の原因は軍内の情報伝達ミスだという。
 イスラエル軍は14日00:00過ぎに部隊がガザ地区に入ったとメディアに発表したが、その2時間後にガザ地区に部隊は入っていないと訂正した。
2021.05.14 AFP BB News

(Yahoo)

イスラエル、ガザ境界に部隊増派 砲弾発射も <2106-051404>
 イスラエル軍とガザ地区のイスラム武装組織との衝突が激化する中、イスラエルは13日にガザ地区の境界地帯に部隊を増派した。 イスラエル軍はパレスチナ自治区を戦車で砲撃しており、AFP記者らは部隊が分離壁に集結する様子を確認した。 ただイスラエル軍は地上作戦について、今後の「筋書きの一つ」ではあるものの、主要目標ではないと説明している。
 一方、イスラエル国内ではユダヤ人とアラブ系住民との間での暴動で死者が出る事態となっており、治安当局が鎮静化を急いでいる。
【註】
 この記事では「戦車で砲撃」としているが、記事の映像で砲撃しているのは戦車ではなく自走榴弾砲 (SPH) であり、砲弾の種類と大きさ、発射弾数が格段に違う。
2021.05.14 AFP=時事

(Yahoo)

イスラエル、地上部隊がガザ入り 軍発表 <2106-051402>
 イスラエル軍が14日、ハマスに対する軍事作戦の一環として、地上部隊がパレスチナ自治区ガザ地区に入ったと発表した。
 軍は短いメッセージで「イスラエルの航空機と地上部隊がガザ地区で攻撃を実施している」と発表し、軍報道官はイスラエルの兵士がガザ地区に入ったことを認めた。
2021.05.14 NHK “イスラエル軍 ガザへの地上侵攻も視野に” 緊迫した状況続く <2106-051401>
 イスラエル軍とハマスとの間では13日も空爆とロケット弾攻撃の応酬が続けられ、ガザ地区ではこれまでに子どもを含む103人が死亡したという。
 一方、イスラエルではテルアビブなどに連日ロケット弾が発射され、これまでに7人が死亡し、住民は警報が鳴るたびに防空壕への避難を余儀なくされている。 またイスラエルの中部や南部の都市では、これまでにロケット弾1,500発以上が発射され、中部の町ペタハ・ティクバでは、ロケット弾による攻撃で5人が負傷した。
 衝突が激しくなる中、イスラエルのメディアは、軍が16,000名の予備役を召集しガザ地区への地上侵攻も視野に入れていると報じている。
2021.05.13 ロイタ通信

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トルコ、ガザ戦闘巡りイスラム諸国に断固とした対処求める <2106-051308>
 トルコのオクタイ副大統領が13日にイスラエルとハマスの衝突を巡り、イスラム諸国は団結して明確な姿勢を示すべきだとし、各国が暴力を非難しながら行動を起こしていないことを批判した。
 同副大統領は記者団に対し「国連では何度も決議がなされ非難の声が上がっているが、明確な姿勢は示されておらず、残念ながらその成果は出ていない」と述べた。
2021.05.13 時事通信

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2014年ガザ侵攻以降最大規模 ハマスがロケット映像を公開 <2106-051306>
 2014年のガザ侵攻以降最大規模となりつつあるハマスとイスラエル軍の衝突は5月12日に3日目に突入した。
 ハマスがロケットの装填と発射の模様を収めた映像を公開した。 撮影場所は明らかにされなかったが撮影日は5月11日で、射撃の目標はイスラエル南部のアシュケロンとアシュドドと中部のテルアビブだという。
 イスラエル軍筋によると、ハマスはこれまでの3日間で1,500発のロケット弾を発射しており、これは2014年のガザ侵攻当時に発射されたロケットの1/3に相当する数だという。
2021.05.13 中央日報

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イスラエル、13階建てビル爆撃…ハマス、数百発のロケット砲で報復 <2106-051305>
 イスラエルとハマスの間の流血事態が悪化している。 ガザ地区で13階建てビルがイスラエル軍の空襲で崩壊するなど事態が拡大すると、国連安全保障理事会は12日に緊急会議を招集した。 AP通信、BB放送、アルジャジーラ放送などを総合すると、ハマスが掌握するガザ地区ではこの日までに指導部2人とパレスチナのイスラムジハード指揮官3人を含め、少なくとも43人がイスラエルの爆撃で死亡した。 ヨルダン川西岸地区でも5人のパレスチナ人が死亡した。
 ハマスは10日からこの日まで最大都市テルアビブを含め、イスラエルにロケット攻撃を続けた。 イスラエルはIron Domeで大半のロケットを迎撃したが、AP通信が一部が居住地域に落ち、民間人6人が死亡、100人以上が負傷したと報じた。 その後、イスラエルは予備役5,000名を招集し、戦車を移動するなど戦争拡大の準備に入った。
2021.05.12 産経新聞 攻撃の応酬、死者50人超 イスラエル・パレスチナ 「全面戦争」の懸念 <2106-051205>
 イスラエルとハマスの衝突は12日も続き、イスラエル有力紙ハーレツによると、同国軍はガザにあるハマスの拠点など500ヵ所を空爆し、ハマスは衝突発生以降イスラエルにロケット弾850発を発射した。
 ガザでは11日に空爆を受けた高層ビルが倒壊し、ハマスはこれを受けてテルアビブなどに攻撃範囲を拡大した。 同国軍は9割前後のロケット弾を迎撃したとしているが、家屋などの損害も出ている。 ガザでは子供14人を含むパレスチナ人少なくとも48人が死亡しイスラエルでは6人が死亡した。
2021.05.12 ロイタ通信

(Yahoo)

テルアビブで爆発音、ロケット弾攻撃の警報も=ロイター目撃者 <2106-051203>
 ロイタの目撃者によると、テルアビブで12日未明にロケット弾攻撃を警告するサイレンが鳴り響き、複数の爆発音もあった。
 ガザを実効支配するハマスは、イスラエルの空爆に対抗するためテルアビブに向けロケット弾110発を発射したと発表していた。
2021.05.12 共同通信

(Yahoo)

ハマス発射のロケット弾は800発 <2106-051201>
 イスラエル民放のChannel 12が11日に同国軍関係者の話として、ハマス10日夕以降に発射したロケット弾は約800発となったと報じた。
2021.05.11 時事通信

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ガザ空爆で20人死亡 イスラエル軍、ハマスに報復 エルサレム衝突から発展 <2106-051105>
 イスラエル軍が10日夜にパレスチナ自治区ガザを空爆し、現地からの報道によると子供を含む少なくとも20人が死亡した。 イスラム組織ハマスがエルサレムイスラエル各地に向けてロケット弾を発射したことへの報復攻撃で、エルサレムの旧市街での衝突が交戦に発展した。
 イスラエルのネタニヤフ首相はガザからの攻撃について、一線を越えたもので、重い代償を払うことになると強調し、イスラエル軍は声明で「ロケット発射台や軍事拠点、テロ要員など、ハマス関連の多数の標的を攻撃した」と表明した。
2021.05.11 共同通信

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イスラエル軍がガザ空爆 <2106-051103>
 イスラエルのメディアによると、同国軍が10日夕にパレスチナ自治区ガザを空爆した。 3人の子どもが死亡したとの情報がある。
 ガザを実効支配するハマスによるロケット弾発射に対する報復と言う。
2021.05.11 共同通信

(Yahoo)

発射ロケット弾は40発、1人負傷 <2106-051102>
 イスラエルメディアによると、パレスチナ自治区ガザからイスラエルに向けて10日に発射されたロケット弾40発に上り、ガザとの境界に近いイスラエル南部でイスラエル人1人が軽傷を負った。
2021.05.10 ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエル軍がガザ空爆、ロケット弾発射受け報復 20人死亡 <2106-051005>
 ガザを実効支配するハマスと小規模なジハード武力勢力が10日、パレスチナ自治区ガザからエルサレム地区とイスラエル南部に向けロケット弾を発射したと表明している。 この日はイスラム教にとって3番目に神聖な場所であるアルアクサ・モスク付近で衝突が発生、投石するパレスチナ人に対しイスラエル警察が音響閃光弾を使用した。
 一方この日は1967年の中東戦争でイスラエルが東エルサレムを奪還した「エルサレム・デー」に当たり、特に緊張が高まっていた。
【註】
 ハマスはガザから発射するロケット弾を長射程化し、過去にエルサレムに撃ち込んだ実績がある。
【関連記事:1408-071610 (JDW 2014.07.16)】
2021.05.10 ロイタ通信

(Yahoo)

エルサレムでイスラエル警察とパレスチナ人が衝突、2日で数百人負傷 <2106-051001>
 エルサレムの旧市街近くで8日にパレスチナ人のデモ隊とイスラエルの治安部隊が衝突し、少なくとも80人が負傷したもようである。 前日にも市内で同様の衝突が起きており、負傷者は数百人に上っている。
 この日は1967年の中東戦争でイスラエルが東エルサレムを奪還した「エルサレム・デー」と重なる。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly IAI integrating Barak SAM with new corbette <2106-042812>
 IAI社が4月19日、イスラエル海軍4隻建造するSa'ar 6コルベット艦の一番艦MagenBarak SAMの搭載を行っていることを明らかにした。
 ドイツで建造された一番艦Magenは2020年12月2日にハイファに回航され、ELM-2248レーダなどイスラエル製の装備を搭載している。
 Barak 8には射程35kmのMRAD70kmのLRAD150kmのBarak-ERがあり、Sa'ar 6にはLRADが装備されるがBarak-ERへの更新も可能であるという。
2021.04.28 Jane's Defence Weekly Israel, Greece sign agreement on HAF training centre <2106-042806>
 イスラエルとギリシャが4月16日、Elbit社ギリシャKalamataに位置するギリシャ空軍第120飛行教育団に国際飛行訓練センタ建設し今後22年間維持する契約をNIS5.4B ($1.65B) で結んだ。
 ここでギリシャ空軍のM-346 Master高等練習機、T-6ターボプロップ練習機を用いた飛行訓練を行う。
2021.04.25 AFP=時事

(Yahoo)

シリア沖でイランのタンカーに攻撃、3人死亡 <2105-042502>
 在英のシリア人権監視団が、シリア沖で24日にイランの石油タンカーが攻撃を受け、少なくとも3人が死亡したことを明らかにした。 シリア人権監視団代表は、この攻撃で乗組員2人を含む少なくとも3人のシリア人が死亡したと述べた。 同代表はAFPに、タンカーはイランから来たもので、Baniyas港からそれほど離れていないところにいたと述べた。
 このような攻撃は2011年のシリア内戦勃発以降初めてである。 シリア人権監視団は、イスラエルによる攻撃かどうかは分からないとしたうえで、攻撃がUAVによるものか、ミサイルによるものかも不明だとしている。
Baniyas の位置 (Google Map)】
2021.04.22 ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエル南部にシリアのミサイルが着弾、近くに原子炉 <2105-042202>
 イスラエル軍によると、同国南部で22日にシリアから発射されたSAMが着弾した。 現場はディモナ原子炉の近くで警報のサイレンが鳴った。 軍の報道官はシリアからのミサイルはイスラエル空軍機に対し発射されたが、目標を越えて原子炉から30kmのディモナ地域に着弾したという。
 イスラエル軍が、報復のため今回撃ち込まれたミサイルの発射機を含めシリアのミサイル基地複数を攻撃したことを明らかにした。 シリアの国営通信社は、イスラエルがダマスカス近郊に向けてロケット弾を発射したが、防空システムが迎撃したと報じた。 ただ、兵士4名が負傷し物理的な被害もあったという。
2021.04.19 Aviation Week & ST Barak ER interceptor completes Israel's missile shild <2106-041907>
 IAI社が15年前の艦載型短距離SAMをマルチドメインの
AMDに改良したBarak MXシリーズが3月下旬に行われた射程150kmのBarak ERの試験終了を持って完成した。
 Barak MXは新たなブースタを取り付けているもののBarak 8が使用している8セルの発射機から発射できる。
【註】
 IAI社のHPによるとBarak MXには以下の3種類がある。
 ・Barak MRAD: 射程35km、シングルパルスロケットモータ
 ・Barak LRAD: 射程70km、デュアルパルスロケットモータ
 ・Barak ER: 射程150km、デュアルパルスロケットモータ+ブースタ
2021.04.19 Defense Update IAI's Barak-ER performs successful ballistic missile intercept <2105-041908>
 IAI社が4月19日に、Barak-ER SAMの一連の発射試験でBARAK ERによるBM迎撃に成功したと発表した。
 BARAK-ERはBARAK MXシリーズSAMの一種で、BMを含む経空脅威に対し150kmの射程を有する。
 Barak SAMはインド陸海空軍、イスラエル海軍、アゼルバイジャン空軍などが装備しており、ナゴルノ・カラバフ紛争では実戦使用されている。
IAI's Barak-ER Performs Successful Ballistic missile (YouTube)】
2021.04.18 Defense Update The new flight training center in Greece to following the Israeli model <2105-041802>
 Elbit社が4月18日、イスラエル国防省とギリシャ国防省がギリシャ空軍の飛行訓練センタ建設で合意したと発表した。 建設される訓練センターではギリシャ空軍のRafaleとF-35の飛行訓練を実施する。
 契約額はNIS5.5B (£1.375B、$1.65B) で、Elbit社がシミュレータ、訓練機、保守整備等を提供する。
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:2103-011310 (JDW 2021.01.13)】
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:1905-040801 (日経 2019.04.08)】
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:1807-062207 (S&S 2018.06.22)】
2021.04.14 Jane's Defence Weekly Israel unveils new Oron intel aircraft <2106-041409>
 イスラエル空軍の新電子偵察機OronになるGulfstream G550が4月4日にNavatim航空基地に到着した。 今後2年かけてElta社製AESAレーダや
SIGINT装置が取り付けられ、現在やはりG550をベースにしたShavit SIGINT機Eitam AEW&Cを配備している第122 Nchshon飛行隊に配備される。
2021.04.14 Jane's Defence Weekly Iran confirms attack on base ship in Red Sea <2106-041402>
 2016年12月にイランを出港して以来エリトリアとイエメンの間の紅海に4年間にわたり留まっているイランの商船Savizが4月6日06:00に爆発物により若干の損傷を受けたとイラン外務省報道官が発表した。 これについてThe New York Timesは、イスラエルが米国にこの船を07:30に攻撃したと通知してたと報じた。
 イラン外務省報道官はSavizが軍用船であるとの見方を否定し、紅海とアデン湾での補給基地として働く民間船であると強調した。
2021.04.14 毎日新聞

(Yahoo)

イスラエルの船攻撃される イランの報復か <2105-041402>
 レバノンのメディアが13日、イスラエル企業が所有する大型船UAEの沖合攻撃されたと報じた。 船の損傷は軽微で負傷者は出ていないという。 ナタンツの核施設が11日に攻撃されたことへのイランの報復とみられる。
 イスラエルメディアはイランによる攻撃として非難するイスラエル当局者の声を報じた。
2021.04.12 BBC News

(Yahoo)

イラン、核施設で「破壊工作」と発表 サイバー攻撃との報道も <2105-041204>
 イランの原子力庁 (AEOI) が11日、ナタンズの原子力開発施設破壊工作にあっていると発表した。 この前日には、新たなウラン濃縮施設の完成を発表したばかりだった。
 AEOI長官は、この施設が停電に見舞われたと述べた一方で、このテロ行為の実行者については語らなかった。 しかしイスラエルの公共放送は情報機関筋の話として、イスラエルによるサイバ攻撃の結果だと報じている。
 イスラエル政府はこの件について直接、見解を示していないものの、ここ数日、イランの原子力開発に対する警告を強めていた。
2021.04.12 AFP=時事

(Yahoo)

核施設でテロ攻撃と発表 イラン原子力庁 <2105-041201>
 イラン国営TVが、原子力庁が11日にナタンズの核施設テロ攻撃を受けたと報じた。 原子力庁のサレヒ長官がこれを「無益な」行為と非難し、国際社会にこの対核テロ行為に立ち向かうよう求めた。
 原子力庁報道官は当初、ナタンズ施設の「濃縮施設の電気回路の一部で事故」が発生したと発表していた。
 Fars通信は同報道官の話として、この件による負傷者はなく放射性物質の放出もなかったと報じた。
2021.04.11 時事通信

(Yahoo)

イラン中部のウラン濃縮施設周辺で事故、国営テレビ「配電設備の故障」…昨年7月にも爆発火災 <2105-041103>
 イラン国営TVが11日、イランの核活動の中枢であるナタンツのウラン濃縮施設周辺で「事故」が起きたと報じた。 配電設備の故障だとしている。
 ナタンツ核施設では昨年7月に爆発を伴う不審な火災が起き、ウラン濃縮に使う遠心分離器が破壊され、イランは最終的に「イスラエルの関与」とした。
2021.04.09 Wedge

(Yahoo)

イラン、イスラエル “影の戦争”激化、紅海で革命防衛隊軍用船に吸着機雷 <2105-040905>
 イラン革命防衛軍の軍用船が6日に紅海上でイスラエルによると見られる機雷攻撃を受けた。 両国はこのところ、中東の海域で互いの船舶を攻撃する影の戦争を展開してきたが、一気にエスカレートした格好である。 この日はウィーンでイラン核合意の再建をめぐり、米国とイランが間接協議しており、攻撃激化は交渉をつぶすためとの指摘も出ている。
 中東のメディアや米New York Timesなどによると、攻撃を受けたイランの貨物船サビズは、実際には革命防衛軍が軍事転用していた船舶で、数年前から紅海の出入り口であるバブエルマンデブ海峡付近の公海上に停泊していた。 革命防衛隊は停泊の理由について、海賊からイラン船を護衛するためとしていたが、アジアと欧州をつなぐ大動脈である紅海の航行の情報を収集するスパイ船だったと指摘されている。
2021.04.09 ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエルがダマスカスにロケット弾、シリア空軍が迎撃=国営通信 <2105-040902>
 シリア国営SANA通信が軍関係者の話として8日、イスラエルダマスカス南部に向けて多数のロケット弾を発射したがシリア空軍が迎撃したと報じた。 攻撃はレバノンとゴラン高原の方角から行われたという。
 SANA通信によると、兵士4名が負傷したほか、人的被害も出ている。 ダマスカスの住民は爆発音が少なくとも1回聞こえたとしている。
2021.04.07 時事通信

(Yahoo)

イラン船、紅海で被弾か 攻撃主体は不明 <2105-040701>
 イラン保守系のタスニム通信が6日、イランの船舶がイエメンとアフリカ北東部エリトリアに挟まれた紅海で攻撃を受けたと報じた。
 日時は不明だが船体に磁力で吸着させるリムペットマインと呼ばれる爆弾が使われたという。
2021.03.26 時事通信

(Yahoo)

イスラエル船にまた着弾か 「イランのミサイル」と報道 <2104-032603>
 イスラエルのTV Channel 12が25日、アラビア海を航行していたイスラエルの貨物船に、イランのミサイル1発が着弾したと報じた。 損傷の程度は軽いという。 貨物船はタンザニアからインドに向かっていたとされ、着弾後も航行を続けた。 イスラエル、イラン両当局とも情報を確認していない。
 イスラエルの貨物船については2月26日にオマーン湾で爆発がありイランの関与が指摘された一方、3月10日には地中海上でイランの貨物船の爆発が起き、イランのメディアがイスラエルを非難していた。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly IDF to get Iron String guided mortar bomb <2105-032414>
 イスラエル国防省が3月14日、軍がElbit社が開発した120mm SAL/GPS誘導迫撃砲弾Iron Sting装備を開始したと発表した。
 公開された映像ではIron StringはM1064装軌車に搭載されたElbit社製Cardomシステムから発射されていたが、Humveeに搭載された軽量型のCardome Spear (Hanit) システムからも発射できるという。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly Israel, South Korea to co-operate on unmanned airborne ISTAR <105-032412>
 イスラエルと韓国
ISTAR UAVの事業協同で合意し、3月15日にMoUを締結した。 MoUはElbit社とKAI社の間で結ばれた。
 UAVで先行するElbit社は10種類以上のUAVを開発し、30以上のユーザで数十年にわたり使用されてきている。
 一方、KAI社も近年、Naxt Corps UASやTactical UAS及びステルスUCAVを手がけている。
2021.03.24 Jane's Defence Weekly Hanwha Defense integrates Iron First APS and Spike LR2 ATGM onto its Redback IFV <2105-032405>
 豪Hanwha社が3月16日、Redback
IFVイスラエル製装備2種類を搭載した試験に成功したと発表した。 搭載したのはElbit社製Iron Fist APSとRafael社製Spike LR2 ATGMで、Iron Fistの試験は2020年末、Spikeの試験は2月に実施された。
 韓国Hanwha社製Redback IFVは豪陸軍がAUD18.1B~27.1B ($14B~21B) で計画しているIFVで、Rheinmetall社のLynx KF-41と受注競争を行っている。
2021.03.17 Jane's Defence Weekly IAI, Edge announce first Israeli-Emirati defence co-operation <2105-031711>
 イスラエルのIAI社とUAEのEdga社が3月11日、2020年8月の両国国交正常化を受け初の防衛企業間連携を開始したと発表した。 両社は
C-UAVの共同開発で合意MoUを締結した。
 システムはIAI社とEdge社の子会社SIGN4L社の、レーダ、EO装置、COMINT装置などを持ち寄り、ソフトキルやサイバによる鹵獲、更には銃砲、ミサイル、DEWによる撃墜も目指すという。
2021.03.16 Stars & Stripes Israel announces upgrade of Iron Dome rocket defense system <2104-031605>
 イスラエル国防省が3月16日、能力向上型Iron Domeの配備を完了したと発表した。 能力向上型Iron Domeは一連の試験でロケットやミサイルの斉射及び多数機来襲するUAVの撃墜にも成功しているという。
 イスラエルは10年前にIron Domeを配備して以来、今までに2,500発程のロケット弾を撃墜している。
2021.03.15 Jane's 360 Israel, South Korea to co-operate on unmanned airborne ISTAR <2104-031507>
 10種類以上のUAVを開発して30ヵ国以上に販売実績を持つイスラエルElbit社が3月15日、韓国KAI社
ISTAR UAVを共同開発することで合意しMoUに署名した。
2021.03.15 AP

(Yahoo)

イスラエル軍の最新迫撃砲弾 レーザーGPS精密誘導システム <2104-031503>
 イスラエル国防省が3月14日、新型レーザ/GPS精密誘導迫撃砲弾Iron Stingの試射の模様をメディアに公開した。
 同国南部の砂漠地帯で実施された発射試験では、Elbit社製120mm迫撃砲弾が装甲車から発射され、次々に目標に命中、その精度の高さが証明された。
 開発に10年掛かったというIron Stingは二次被害を最小限に抑える一方で、野戦と市街戦両面で高度な能力を発揮することが期待されている。
2021.03.13 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン船に攻撃、欧州に向けて地中海航行中 船体に損傷 <2104-031302>
 イラン国営の船会社が12日、欧州に向け地中海を航行中だったイランのコンテナ船Shahr e Kordが10日に爆発物を使った攻撃を受けたと明らかにした。 負傷者は出ていないものの、火災が発生し船体が損傷を受けたという。
 Wall Street Journalは、イスラエルが原油収入が中東におけるテロリズム資金になっているとの懸念から、シリアに向けて航行する船舶を標的にしていて、この多くがイラン産原油を積載していると報じている。 この報道について、イスラエル当局者はコメントを控えた。
2021.03.12 Stars & Stripes Israel, Greece, Cyprus hold naval drill as they deepen ties <2104-031206>
 トルコの地中海における存在感増大に対抗してイスラエルが主導するNoble Dina演習ギリシャキプロスが参加して3月12日に行われた。
 Noble Dinaにはフランスも参加し、対潜、捜索救難を想定して行われ、参加国の共同防衛強化が示された。
2021.03.10 Jane's Defence Weekly Rafael completes development I-Derby ER groud-launched variant <2105-031003>
 Rafael社が2月25日、陸上発射型I-Derby ER AAMの開発を完了したと発表した。 陸上発射型I-Derby ERは同社製のPython短距離AAMと共にSPYDER SAMシステムで使用される。
 2015年に公表されたI-Derbyは前身となったDerbyと同型同寸であるがソフトウェア制御のレーダシーカと2パルスロケットを搭載し、AAMとして使用すれば100kmの射程を持つ。
 SPYDERで使用すると射程が40kmブースタを取り付けると80kmになり、既にSpyderを装備しているジョージア、インド、シンガポールを初め2019年1月に発注したフィリピン、2020年9月に商談に入っているチェコにとっても魅力となる。
【註】
 1998年に運用が開始された射程50kmのRafael社製Derbyレーダ誘導AAMは、2015年にソフトウェア制御のレーダシーカを搭載したI-Derbyが発表され、同時に2パルスロケットを採用して射程を100kmまで伸ばしたI-Derby ERを公表している。
ダービー (ミサイル) (Wikipedia)】
2021.03.01 時事通信

(Yahoo)

イスラエル首相、同国船爆発でイランが関与と主張 イランは否定 <2104-030102>
 イスラエルのネタニヤフ首相が、イスラエル籍の船舶が先週、オマーン湾を航行中に爆発したことについて、イランが関与したことは明らかだと指摘した。 爆発を起こしたのは車両運搬船MV Helios Rayで、2月25日から26日午前にかけて爆発し、米当局者によると船体の両側に穴が開いた。 イスラエル当局者は、艦船の破壊工作に使われるリムペットマインと呼ばれる爆弾が使用されたと述べた。
 イラン外務省報道官は関与を強く否定し、ペルシャ湾の安全はイランにとって極めて重要だと述べた。
2021.03.01 ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエルがダマスカス近郊の標的を攻撃=シリア軍 <2104-030101>
 シリア軍が28日、イスラエルがシリアの首都ダマスカス近郊ロケット弾で攻撃したとの声明を出した。 ロケット弾はゴラン高原から発射されたもので、シリア軍が大半を撃墜したとした。
 イスラエル軍の報道官はシリア軍の声明について問われ、コメントを控えたが、イスラエルのガンツ国防相は26日、イランのシリア侵入を阻止するためにほぼ毎週行動を取っていると述べていた。
 地域の情報当局筋によると、イラン革命防衛隊Qods部隊とイランが支援する民兵組織は、ダマスカスの南近郊にある複数の地下基地多数の兵士を駐留させているという。
2021.02.24 Jane's Defence Weekly Israel announces Arrow-4 development <2104-022408>
 イスラエル国防省が湾岸戦争から30年経つ2月18日に、大気圏外と圏外で迎撃できるArrowの新型Arrow 4の開発を開始したと発表した。 開発はイスラエル
IMDOと米MDAが共同で行うという。
 Arrow 4はArrow 2の後継というが能力が向上しており、Arrow 2が大気圏へ再突入したBMを迎撃するのに対し、Arrow 4は大気圏再突入前後での迎撃が可能という。
 これに対しArrow 3は大気圏外での迎撃を行う。
2021.02.22 Breaking Defense UAE's Paramount group opens in Israel, company says at IDEX <2103-022205>
 UAEのParamountグループがIDEXの場で2月22日、イスラエルに事務所を開設したと発表した。
 これは2020年9月にイスラエルとUAE、バーレーン及び米国が合意した、イスラエルを国家として承認し、外交関係を結ぶとしたアブラハム和平協定によるものである。
【註】
 アブラハム和平協定の名称は、アブラハムがユダヤ民族の始祖であるイサクとアラブ民族の始祖とされるイシュマエルの父であることに因んで付けられた。
2021.02.19 JSF

(Yahoo)

イスラエルが弾道ミサイル防衛用「アロー4」迎撃ミサイルを開発開始 <2103-021902>
 イスラエルと米国が2月18日、共同で開発するBMD用の新型迎撃ミサイルArrow 4を発表した。 Arrow 4はendo-exoatmospheric interceptorと呼ばれArrow 2の後継になる。
 Arrow 2とArrow 4の迎撃高度はPAC-3よりも高くTHAADよりはやや低い、大気と宇宙の狭間および大気圏内で迎撃する。
 Arrow 2は大気圏内用とされているが操舵翼の制御だけでなくブースタが
TVCと見られることから、噴射が続いている限りは空気がほとんど無くても機動可能だと考えられ、空気が薄い高度でもある程度は機動が可能で、最大迎撃高度50kmとされている。
Arrow 4 の動画 (YouTube)】
2021.02.18 Defense News Israel and US begin Arrow-4 development <2103-021805>
 バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相会談した翌日に、イスラエルIMDOと米MDAがArrow 2の後継となるArrow 4の共同開発を開始したと発表した。 IAI社によるとArrow 4はArrow 2より大幅に改善されている。
 Arrow 4の構想は、Elbit社とBoeing社の間で2017年に始まった。
 湾岸戦争(註:1991年)の影響で開発が始まったArrow は2000年に初めてのArrow 2中隊が空軍に編成され、2009年にはArrow 3の開発が始まり2017年には配備された。 同年の3月にArrow 3はシリアから発射された中距離SAMを撃墜している。
2021.02.18 MDA HP The Israel Missile Defense Organization and the U.S. Missile Defense Agency begin Arrow 4 development <2103-021804>
 イスラエル
IMDOと米MDAが、Arrow 2の後継となるArrow 4の共同開発を開始した。
 AWSで2017年にoperationalになったArrow 3は大気圏外での迎撃を目指しているのに対し、2000年にOperationalになったArrow 2は大気圏上層部~大気圏外での迎撃を任務としている
2021.02.03 Jane's Defence Weekly US freezes Saudi, UAE defence sales <2104-020315>
 ブリンケン米国務長官が1月27日、バイデン政権が政権移行間の一時的な措置としてサウジとUAEに対する武器輸出を停止すると述べた。 ブリンケン長官はUAEとバーレーンがイスラエルとの国交正常化を行ったアブラハム合意は引き続き尊重すると強調した。
 UAEは2020年12月29日に米国から、F-35A 50機、MQ-9B 18機のほか大規模な空中発射武器を$23.4Bで売却する承認を得ている。 サウジアラビアも2020年12月29日にGBU-39
SDBを3,000発購入する合意を行った模様である。
2021.02.03 Breaking Defense Israel rejects US plan to inspect Chinese harbor at Haifa <2103-020308>
 イスラエルの日刊紙Haaretzなどが、中国がハイファに建設し向こう25年間中国のSIPG社が運営することになっている港湾施設について、イスラエル米国からの検証要求を拒否したと報じた。 これはイスラエルの対中関係と対米関係を比較するテストケースとして注目される。
 バイデン米大統領は就任後、多くの外国首脳と電話会談を行っているが、ネタニアフ首相とは行っていない
 トランプ米前政権は昨年イスラエルに対し、米沿岸警備隊によるハイファ港の検証申し入れていた。
2021.02.02 讀賣新聞

(Yahoo)

コソボ、イスラエルと国交樹立…エルサレムに大使館 <2103-020201>
 イスラエルとコソボが1日、国交を樹立した。 イスラエル外務省によると、コソボ大使館はエルサレムに置かれる。 エルサレムに大使館を置くのは米国とグアテマラに続き3ヵ国目となる。
 イスラエルとコソボは昨年9月に米国のトランプ前政権の仲介で国交樹立に合意していた。
2021.02 International Defence Review IMDO, MDA conduct integrated Iron Dome, David's Sling live-fire tests <2103-020002>
 イスラエル
IMDOと米MDAが2020年11月~12月上旬に、Iron Dome SRBMDDavid's Sling Weapon System (DSWS) による、連携した迎撃試験を地中海で実施した。
 Iron DomeのTamir迎撃弾とDSWSのStunner中距離迎撃弾は艦上に設置された発射機から同一または別々の目標に向け発射された。
 DSWSのStunnerは段階的にソフトウェアの更新が行われる計画で、既にBlock ⅠとBlock Ⅱは採用され、近くBlock Ⅲも採用される計画である。
2021.01.22 Stars & Stripes Israeli warplanes fire missiles at targets in Syria, kill four <2102-012208>
 シリア国営SANA通信が、1月22日早くにシリア東部に対しイスラエルからのミサイル攻撃があり4人家族が死亡しその他の4人が負傷したと報じた。 これとは別にイスラエル軍はレバノンからイスラエルに飛来したUAV 1機を撃墜したと発表した。
 消息筋によると、イスラエルは先週シリア東部イランが支援する部隊を空爆し、57名以上が殺害され数十名が負傷したと言う。
 シリア人権監視団によると、2020年にイスラエルはシリア国内の軍事基地、兵舎、車両など135箇所に対し39回の空爆を実施した。
2021.01.20 Jane's Defence Weekly IAI to upgrade RoKAF aircraft <2103-012011>
 IAI社が1月4日、韓国空軍から3種類の航空機に$50Mの搭載電子機器を受注していると発表した。
 詳細は明らかにされていないが、S-92 (VH-90) へり、RC-800B/RC-800GへのMode 5 IFF搭載と見られる。
2021.01.14 AFP=時事

(Yahoo)

イスラエルがシリア空爆 内戦下で最多の57人死亡 <2102-011401>
 在英シリア人権監視団が13日、シリア東部で12日夜にイスラエルがシリア政府軍や親イラン派部隊を目標とした空爆を実施し、57人が死亡したことを明らかにした。 シリア内戦開始以降、イスラエルが行った空爆によるものとしては最多の死者数となった。
 同監視団によると、武器庫や軍の陣地を狙った18回の空爆で、シリア政権軍の部隊少なくとも14人とイラクの民兵16人、親イラン部隊「ファーティマ旅団のアフガニスタン人隊員11人が死亡した。 残る16人の国籍は明らかになっていない。
2021.01.13 Jane's Defence Weekly Israel to provide pilot training for Greece <2103-011310>
 イスラエルとギリシャが1月5日、イスラエルがギリシャ空軍固定翼機操縦士の訓練を、向こう20年で$1.68Bで請け負う政府間協定を結んだと発表した。
 訓練はElbit社がイスラエル空軍飛行学校を真似て設立したギリシャ空軍飛行学校でLeonardo社製M-346 Master高等練習機10機を用いて行う。