年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2016.12.13 Yahoo 時事通信記事 「F35、第1陣の2機到着=『米国の貢献の象徴』―イスラエル」 <1701-121302> イスラエル南部ベエルシェバのネバティブ空軍基地で12日夜、イスラエルが購入したF-35の引き渡し式典が行われ た。 イスラエル軍によると米国以外では初の保有国となる。 イスラエルは数年内にF-35を50機取得する計画で、今回到着したのは第一陣の2機である。 2016.12.08 Defense Update Guided missile attack in Syria delivers a clear message <1701-120802> ダマスカス西方のAl Mezzeh軍飛行場で7日03:00に爆発と火災が起きた。 これについ てシリア政府はイスラエルからのロケット弾攻撃だとしているが、イスラエルはいつも通りコメントしていない。 シリア政府によるとロ ケット弾は56km離れたゴラン高原のTel Avital (Tal Abu Nada)から発射された誘導ロケット弾であると言う。 もし事実であるとすれば該当するイスラエルのロケット弾は射程150kmのIMI社製EXTRA 306mm弾だけである。 IMI社は122mm、160mm、306mm 、600mmの各種ロケット弾を製造しており、GPS/IMU誘導のロケット弾はそのCEPが10m以下、政府筋によると一部は5m以下であるという。 2016.11.30 Jane's Defence Weekly Israel counters increased Hamas sea smuggling <1701-113007> イスラエル海軍が11月22日、4月に鹵獲した潜入用ボートを公開し、ガザのハマスが最近になってトンネルに代え海上から 潜入や物資や武器の運び込みを行っていると警鐘を鳴らした。 2016.11.27 Defense News Israel to acquire 17 more F-35s <1612-112704> イスラエルのネタニアフ首相が27日、F-35を17機追加購入し50機 にすると発表した。 イスラエルのF-35購入は今回が第三次で、米政府はイスラエルへの75機の輸出を承認している。 2016.10.26 Jane's Defence Weekly Classified facility to be constructed in Israel <14.pdf>1612-102614> 米国防総省が$64.6Mの資金を提供してイスラエルに建設する秘密施設 'Site 13414'が10月18日にConti社に発注された。 戦略兵器計画用とされるこの施設は堅固に掩蔽された4,000㎡の施設と、管理用とみられる6,750㎡の建物からなっている。 2016.10.03 Yahoo 中央日報記事 「韓国軍の北朝鮮ミサイル監視レーダー、3年間に21回故障(1)」 <1611-100301> 北朝鮮のBM発射を探知するための韓国軍のGreen Pine BMEWRが過去3年間に 21回故障し、ミサイル監視網に42時間の空白が生じたと、国会国防委員会のパインが指摘した。 韓国軍は北朝鮮を24時間監視するため忠南と忠北地域にGreen Pine 2基を配備し、隔週で交互に運用しているが、同 議員が入手した「弾道弾早期警報レーダ未稼働現況」によると、忠清北道地域に配備したKAMDの核心要素であるGreen Pineは8回、忠清南道地域に配備したものは13回故障 した。 中央日報記事 「韓国軍の北朝鮮ミサイル監視レーダー、3年間に21回故障(2)」 2016.09.21 Jane's Defence Weekly US announces USD38 billion aid package for Israel <1611-092101> 米国がイスラエルと、2019~2028年の10年間にわたる総経費$38Bの一括軍事援助協定(MoU )を結んだ。 総額$30Bにのぼる現行の10ヶ年援助協定は2007年に結ばれたもので2018年に失効する。 現行協定はFMFで、援助額の26.3%を国内で使用できたが、新MoUでは$38Bのうち$33BがFMFで、残りの$5Bは BMDに割り当てられている。 2016.09.18 NHKニュース イスラエル シリアからの砲弾を迎撃システムで破壊 <1610-091801> イスラエル軍の発表によると、イスラエル軍が17日にシリアから発射された迫撃砲によるものと見られる砲弾2発をIron Domeで破壊した。 イスラエルが占領するゴラン高原には12日と13日にシリアからの砲弾が相次いで着弾していて、市民に被害がでるおそれもあることから、イスラエル当局は警戒を強 めている。 シリアでは政府軍と反政府勢力が今月12日から停戦に入っているものの散発的な衝突は起きており、今回破壊された砲弾もこうした戦闘の流れ弾だと見ら れる。 2016.09.14 Yahoo 時事通信記事 「イスラエル軍事支援に3.8兆円=28年度までの10年間―米」 <1610-091402> 米国務省が13日、FY19から10年間の米国によるイスラエル軍事支援をめぐり、両国が新た なMoUで合意したと発表した。 米メディアによると、軍事支援額は$38.9Bになる見通しである。 2016.07.29 Defense News Report: US aid for Israel missile defense competes with MDA priorities <1608-072906> ワシントンのシンクタンク"Center for Strategic and International Studies"が29日、米国の予算が制約されるなか、米固有のBMDS構築予算 とイスラエルのBMDS開発支援予算が競合しているとの報告書を発表した。 それによると米MDA予算の中でイスラエルの支援に充てた分は、1998~2012年の間は2011年のガザ紛争時に3.5%で あったのを除けば1~3%で推移していたが、2014年には主としてIron Domeのシステムと迎撃弾購入で 9%に跳ね上がっている。 2016年にはこれに加えてDavid's SlingやArrowの経費も入ってくると見られる。 2016.07.13 Jane's Defence Weekly Iseael, US carry out first remore missile defence integration test <1609-071306> イスラエル国防省が7月6日、各種BMDSを連接した試験が米国と共同で行われ成功したと発表 した。 この試験では迎撃弾の発射は行われなかった。 試験はElbit社が主導し、イスラエルMDO、米MDA及び在欧米軍も参加して行われた。 米軍とイスラエル軍の共同BMD演習'Juniper Cobra 16'は今年初めに行われている。 2016.07.06 Jane's Defence Weekly Israel looks to step up Iron Dome production to meet evolving threat <1608-070621> イスラエル軍当局者が6月27日、ヒズボラやハマスがイスラエルの防護能力を超えるロケット弾の 和攻撃を準備していることから、Iron Dome部隊や迎撃弾の量産ペースを引き上げる検討をしていると述べた。 イスラエル空軍司令官は同時攻撃規模を50~100発と見積もっている。 2016.07.06 Defense News US-Israel conclude 5-day missile defense tech drill <1608-070607> 米国とイスラエルが6日、イスラエルに対する多方向からのミサイルやロケット弾攻撃を想定 した技術開発演習IGT-16を、5日間ぶっ通しで実施したと発表した。 両国は2年に1度、実射を含むBMD演習Juniper Cobraを実施しているが、 今回は技術開発を目的としたコンピュータ上の演習で、Elbit社の子 会社であるElisra社が管理しているIsrael Test Bedで行われた。 2016.07.04 Aviation Week & ST Israel's alternations <1609-070402> F-35の基本構想は、米国と共同開発国8ヶ国が共通の機体を生産することであるが、イスラエルは独自の機体である F-35I Adirを装備しようとしている。 F-35I Adirは国内で開発した独自の通信装置、航法装置、武器、サイバ戦装置を持ち、保守整備の全てを 国内で実施するという。 同国空軍司令官は、イスラエルは毎日戦争状態にあり、戦争は理屈ではないと述べている。 2016.06.30 Defense Update Successful tests for Indo-Israeli Land-Based Air Defense System <1607-063007> インドDRDO、印空軍、IAI社が30日、MRSAM防空/BMDシステムの発射試験に成功した。 試験では航空機とCMを模擬した2機の標的が使用され、それぞれをMRSAM 1発ずつで撃墜した。 MRSAMはRafael社製Barak 8の発展型の陸上/艦載システムで、インドとイスラエルの海軍は既に装備している。 システムはElta社製のMF-STARレーダとRafael社製ミサイルで構成され、IAI社がシステムとりまとめを行っている。 MRSAMは射程が 70kmで、元になったBarak 8にデータリンクを付加している。 MRSAMにブースタを取り付け、射程を150kmに延ばす検討も行われている。 2016.06.27 Yahoo 時事通信記事 「イスラエルとトルコ和解=正常化で合意、きょう発表―ガザ支援船襲撃で関係悪化」 <1607-062701> ロイタ通信によると、イスラエルとトルコは26日、2010年のイスラエル軍によるトルコ支援船襲撃事件で極度に悪化していた 外交関係を正常化することで合意し、27日に正式に発表する。 両国は合意文書に署名し、召還した互いの大使を再派遣する。 2016.06.22 Jane's Defence Weekly Syria has resumed weapons production for Hizbullah, says Israeli general <1608-062207> イスラエルの軍事情報組織のトップが6月15日、シリアがヒズボラ向けの武器量産を再開し たと述べた。 生産されている武器の種類は明らかにしなかったが、IHS Jane'sはM-600とも呼ばれているTishrinと見 ている。 Tishrinはイラン製Fateh-110のシリア型で、最新型のFateh-110は300kmの射程を有する。 2016.06.21 Defense News US-Israel sign cyber defense declaration <1607-062108> イスラエルと米国が20日、両国のコンピュータ緊急対応チーム(CERTS)をリアルタイムで接続 しサイバー防衛を行うとした共同声明に署名した。 これによりイスラエルは、米国土安全保障省(DHS)が所 管するシステムに初めて接続する国になる。 【関連記事:1607-062002 (DN 2016.06.20)】 2016.06.21 Yahoo 中央日報記事 「韓国-イスラエル、水陸両用ドローン開発へ」 <1607-062103> 韓国産業通商資源部が20日、イスラエル経済省と産業研究開発財団理事会を開催し、民間用水陸両 用UAVを共同開発することにしたことを明らかにした。 2001年に設立された韓国-イスラエル産業研究開発財団は毎年それぞれ$2Mを基金として積み立て、共同研究課題を支援してきた。 韓国は軽くて衝撃に強い素材を使用し、着水しやすい機体を開発する。 2016.06.20 Defense News Israel Liberalizes Cyber Export Policy <1607-062002> 3年間に及ぶ議論の末イスラエル政府は、サイバ関連技術の輸出と移転を、軍事関連及び軍に対して を除き、全面解禁することにした。 【関連記事:1607-061802 (日経 2016.06.18)】 2016.06.18 日経新聞インターネット サイバー防衛にイスラエル技術 政府、16年内に覚書 <1607-061802> 政府は、2020年の東京五輪パラリンピックに向けて電気ガス水道や決済システムなど、重要インフラのサイバー防衛に力を入れているが、この 分野で世界トップレベルのイスラエルの技術を取り込み、技術開発力と防御力を向上させるため、イスラエル政府と技術協力の枠組みをつくる。 政府は、年内にもイスラエル政府と技術協力に向けた覚書を締結する。 2016.05.25 Jane's Defence Weely Israeli Navy announces successful C-Dome tests <1607-052513> イスラエル海軍当局者が5月18日、既にSa'arコルベット艦へのC-Domeの搭載を開始している と述べた。 Sa'ar 5は2月17日に、C-Domeを用いたGradを模した複数標的の撃墜に成功しているが、今後4年間で4隻のSa'ar 6 級がイスラエルに届くことになっている。 イスラエルはC-DomeをSa'arコルベット艦に装備し、海上の天然ガス施設の防備にあたらせる計画である。 C-DomeのTamir迎撃弾はSa'arが装 備しているBarak 8 SAMよりはるかに安価であるという。 2016.05.18 Defense News Israel claims intercept success with Sea-Based Iron Dome <1606-051802> イスラエルが18日、2週間前に艦載型Iron Domeによる迎撃試験に成功したと発表した。 試 験はELM-2248 Adirレーダを装備したSa'ar 5級コルベット艦で行われた。 当局は標的について明らかにしていないが、 消息筋によると標的は122mm型のGradであった模様である。 イスラエルは艦載型Iron Domeを、Sa'ar 5より大型のSa'ar 6にBarak-8と合わせて装備する計画で、Barak-8がシースキミングCMに対抗するのに 対し、Iron Domeは海岸から不意に攻撃してくるロケット弾に対処するという。 2016.04.22 Yahoo ロイタ通信記事 「シリア駐留のロシア軍、イスラエル軍機に発砲=新聞」 <1605-042204> イスラエルの有力紙が22日、シリアに駐留するロシア軍がイスラエルの軍用機に対し少なくとも2回 発砲したと報じた。 情報源は明らかにしていない。 また、発砲の日時や場所、イスラエル軍機に命中したかどうかも明らかではない。 これとは別に、イスラエルのTVがロシアの戦闘機が先週、シリア沖の地中海上空でイスラエルの戦闘機に接近したと報 じた。 両機の間に交信はなかったという。 2016.04.13 Jane's Defence Weekly Israel reports flat defence exports <1606-041312> イスラエル国防省が4月6日、2015年に於ける武器輸出額が$5.7Bと微増であったと発表した。 2016.04.09 NHKニュース トルコ イスラエルと関係正常化の見通し <1605-040901> トルコ政府が事実上外交断絶の状態にあるイスラエルと、関係正常化 で近く合意するという見通しを示し、天然ガスの輸入を頼るロシアとの関係が冷え込むなかト ルコは、沖合にガス田を抱えるイスラエルを新たな調達先とするねらいがあるとみられる。 トルコとイスラエルは2010年に支援物資を積んでガザに向かっていた市民団体の船が、イスラエル軍の銃撃でトルコ人9人が死亡して以来、事実上外交断絶の状態が続いて きた。 関係正常化の条件として両国は、イスラエルが、遺族への補償のための基金を立ち上げることや、トルコがガザ地区で活動するハマスへの支援をやめることなどに ついて協議してきた。 2016.05 International Defence Review Rafael begins DSWS deliveries to IAF <1606-050007> Rafael社が2015年12月に、David's Slingシステム(DSWS)の主要構成品の納入を開始し た。 全装備品の納入は2016年中頃に完了する。 DSWSの4回目で最後となる試験成功を受けたもので、IOCは 全構成品の納入完了直後になると言う。 システムは三段階での能力向上が計画されており、初期納入システムBlock 1には、ELM-2084 S-band 3D AESA MMR含まれている。 Stunner迎撃弾には三パルスロケットモータが採用され、最初の二段は中期飛行段階に、第三段は迎撃段階で使用される。 2016.03.09 Jane's Defence Weekly India to approve multiple Israel9i defence buys <1604-030917> インドは、モディ首相が今年後半にイスラエルを訪問するのに合わせて、$3Bと推定される 武器の買い付けを行う模様である。 この中にはIl-76を基にしたPhalcon AEW&C 4機の追加発注や、係留気球搭載レーダ4基 、SPICE誘導キット250セット、Litening-4レーザ照準ポッド164基、Spike ATGW 321システム8,356発などが含まれている。 2016.03.02 Jane's Defence Weekly Final tier of Israel's missile defence system to be place by 2017 <1604-030204> イスラエル空軍将校が2月25日、同国のBMD体系の一翼を成すArrow 3が、2016年12月の試験に成功したことから、 2016年内にIOCになる予定であることを明らかにした。 SRBMの迎撃を行うDavid's Slingも、目下ネットワーク連接作業中であるという。 またIron Domeの改良作業も行われている。 2016.03.01 Defense News US, Israel start delivering David's Sling system to Israel air force <1604-030102> イスラエル国防省が1日、David's Sling Weapon System (DSWS)の空軍への納入が開始されたことを明らかにした。 DSWSは昨年12月に一連の試験を完了しており、システムの引き渡しを受けた空軍はIOC宣言に向けたシステム試験を近く実 施する。 DSWSはシリアの302mmロケット弾、イランのFatah 110のほか、射程300kmのScud B級弾道弾も迎撃可能で、Iron Dome、Arrow 2、Arrow 3と共に、同国のBMD組織の一翼を担 うことになる。 2016.01.28 Defense News Israel to equip troop carriers with Trophy APS <1602-012803> イスラエル国防省が28日、Trophy APSを装備したNamer重 APCの試験を、計画より1年近く遅れて開始したと発表した。 NamerはMerkava Mk4 MBTを元に開発された。 Trophy APSは重車両を全周からのロケット弾攻撃から守るシステムで、2011年3月にガザ地区周辺でMk4 MBTに対する攻撃に対し、初めて戦果を挙げている。 その後2014年のガザ侵 攻作戦では数十回にわたり戦車と搭乗員を防護した実績を持っている。 2016.01.06 Jane's Defence Weekly David's Sling completes last pre-delivery tests <1602-010623> イスラエル国防省が12月21日、David's Slingは配備に向けた一連の試験を完了し、2016年中に operqtionalになると発表した。 空軍の防空部隊は2015年中訓練を行っており、2016年1Qには機材を受領するという。 2016.01.06 Jane's Defence Weekly IN successfully test-fires Barak-8 from INS Kolkata <1602-010615> インド海軍が12月30日、駆逐艦KalkataによるBarak-8の発射試験に成功した。 この結果を受けKalkata は32発のBarak-8を装備することになる。 Barak-8は開発開始以来8年目の2014年11月にイスラエル艦での発射試験に成功している。 2016.01.06 Jane's Defence Weekly Israel suspected of carruing out Syrian airstrike <1602-010614> イスラエル空軍はロシアがシリアにS-400を配備したのにかかわらず、12月19日には空爆でパレスチナ解放戦線 のリーダを殺害し、更にシリアへの空爆を続行しようとしている。
「F35、第1陣の2機到着=『米国の貢献の象徴』―イスラエル」
「イスラエル軍事支援に3.8兆円=28年度までの10年間―米」
「イスラエルとトルコ和解=正常化で合意、きょう発表―ガザ支援船襲撃で関係悪化」
「韓国-イスラエル、水陸両用ドローン開発へ」
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「シリア駐留のロシア軍、イスラエル軍機に発砲=新聞」