2023年のイラン情勢に関する報道

         
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.12.29 Janes Very-long-range anti-ship missile enters service with Iranian navy <2401-122912>
 イラン海軍が12月14日にコナラク海軍基地で行った式典で、ソビエトのKh-55を元にした射程が1,000km以上と言うTalaiyeh長距離対艦ミサイルとその発射機を展示した。
 Talaiyehは2020年8月に公開されたAbu Mahdiと同型と見られ、Abu Mahdiは2023年7月からイラン海軍とイスラム革命防衛軍海軍 (IRGCN) に配備されている。
2023.12.28
 00:28
ロイタ通信

(Yahoo)

イランとロシア、自国通貨での取引で最終合意=国営メディア <2401-122801>
 イランの国営メディアが27日、イランとロシア米ドルの代わりに自国通貨で取引することで最終合意したと報じた。 報道によると、ロシアで行われた両国の中銀総裁の会談で最終決定されたという。
 国営メディアは「銀行や経済関係者は国際銀行間通信協会 (
SWIFT) 以外の銀行間取引方式を含むインフラを利用して、自国通貨を取引できるようになった」と報じた。
 ロシア経済省と同国主導のユーラシア経済連合 (EAEU) は12月25日にEAEU加盟5ヵ国(ロシア、ベラルーシ、アルメニア、カザフスタン、キルギス)とイランが自由貿易協定 (FTA) を締結したと発表した。
2023.12.26
 13:20
ロイタ通信

(Yahoo)

米軍、イラクで親イラン組織の施設空爆 駐留基地攻撃に報復 <2401-122606>
 米軍が当局者が25日に、イラクで親イラン武装組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ)」などの施設を空爆したことを明らかにした。 同組織がイラク北部アルビルの駐留米軍基地にこの日行ったUAV攻撃で兵士3名が負傷したことに対する報復措置という。
 米軍によると、空爆は01:45 GMTに実施し、カタイブ・ヒズボラの複数の戦闘員を殺害し、複数の施設を破壊したもようである。
2023.12.26
 06:20
時事通信

(Yahoo)

イラン革命防衛隊幹部、シリアで殺害 イスラエルに報復示唆 <2401-122601>
 国営イラン通信が25日、シリアのダマスカス郊外にイスラエルからミサイルが撃ち込まれ、イラン革命防衛軍のムサビ上級軍事顧問が死亡したと報じた。
 イランのライシ大統領は声明を出し、「イスラエルはこの犯罪の代償を必ず払う」と報復を示唆した。
2023.12.25
 07:42
ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエル支援なら「地中海封鎖も」、イラン革命防衛隊が警告 <2401-122501>
 イランのTasnim通信が23日、イラン革命防衛軍のナクディ調整司令官が米国やその同盟国がパレスチナ自治区ガザで「犯罪」に関与し続ければ、「程なく地中海、すなわちジブラルタル海峡などの封鎖に直面することになる」と警告したと報じた。
 イランは地中海への直接のアクセスがなく、どのように地中海を封鎖するかは説明しなかった。
2023.12.24
 13:14
BBC News

(Yahoo)

インド沖でタンカーにドローン攻撃、イランから発射とアメリカ <2401-122407>
 米国防総省によると、インド西岸から200nmのインド洋で現地時間23日1:00に化学製品を積んだタンカーChem Pluto
が攻撃を受けた。
 タンカで発生した火災は鎮火し、死傷者はなかったが、 米軍はUAVがイランから発射されたとした。
2023.12.23
 10:27
時事通信

(Yahoo)

紅海での商船攻撃「イラン関与」 米 <2401-122305>
 米国家安全保障会議のワトソン報道官が22日に声明を出し、紅海周辺での商船攻撃について「イランが作戦計画に深く関与していることを把握している」と述べ、イランを非難した。
2023.12.14
 17:18
ロイタ通信

(Yahoo)

米主導の紅海多国籍部隊案、「重大な問題」に直面とイラン警告 <2401-121412>
 イラン学生通信が14日、イランのアシュティアニ国防軍需相米国が検討している紅海での航行の安全を守るための多国籍部隊について、「重大な問題」に直面すると警告したと報じた。
 アシュティアニ国防軍需相はイランの影響下にある紅海では「誰もそのような行動は取れない」とし「仮にそうした不合理な動きをすれば重大な問題に直面することになる」と述べた。
 イランが具体的にどのような措置を取る用意があるかについては明言しなかった。
2023.12.08
 07:11
ロイタ通信

(Yahoo)

イランがフーシ派の攻撃に関与、計画段階から=米大統領副補佐官 <2401-120803>
 国家安全保障担当のファイナー米大統領副補佐官が7日にコロラド州アスペンで開かれた安全保障関連会議で、イエメンのフーシ派がイスラエルや紅海の船舶にミサイルやUAVで攻撃していることについて、イラン革命防衛軍が計画と実行を支援しているとの米政府の見解を示した。
 イランは、フーシ派の対イスラエルや紅海での攻撃への関与を否定しているが、フーシ派はイスラエルによるガザでのハマスへの攻撃に報復していると主張している。
2023.12.06
 17:10
AFP=時事

(Yahoo)

イラン治安要員、抗議デモ参加者をレイプ アムネスティ <2401-120611>
 国際人権団体Amnesty Internationalが6日、イランの治安要員が2022年9月以降に全国に広がった抗議デモを弾圧する際に拘束した市民にレイプや性暴力を行っていたとする報告書を公表した。
 デモ参加者への性暴力は45件に上り、発生場所は半数以上の州に及んでいる。 このためAmnestyは、実際の数はこれを大きく上回る可能性があるとの懸念を示している。
 Amnestyは、安全な通信プラットフォームを通じて、遠隔で被害者や目撃者と面談して証言を集めた。
2023.11.22
 03:48
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、ロシアに弾道ミサイル提供検討の可能性=米政府高官 <2312-112203>
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が21日、イランがロシアに対するBM提供を検討している可能性があると述べた。
 カービー調整官はまた、イランはロシアに相当量のUAVを提供しているとの見方を示したほか、ロシアの民間軍事会社Wagnerがヒズボラまたはイランに軍備を提供する準備をしている可能性があるとも指摘し、米国はイランとロシアの情勢を監視し、必要に応じて適切な行動を取ると述べた。
2023.11.17
 08:45
東亞日報 イラン最高指導者、ハマスに「介入しない」…紛争拡大のリスク減少 <2312-111706>
 英Telegraph紙などが15日、イランの最高指導者ハメネイ師が、イランを訪問したハマスの政治部門最高幹部のハニエ氏に、イスラエルとハマスの紛争に介入しない考えを明らかにしたと報じた。
 これまでハマスを直接・間接的に支援してきたイランが、先月7日の紛争勃発後初めて介入不可の考えを公式化したもので、大きな注目を集めている。 イランが介入しなければ、イスラエルとハマスの紛争が中東全体の紛争に広がる危険性も減るとみられる。
2023.11.17
 06:47
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン「コッズ部隊」司令官、ハマス支援を表明 <2312-111705>
 イランのTasnim通信が、革命防衛軍Quds部隊司令官のガアニ氏が16日、イスラエルとハマスとの戦争においてハマスを支援すると述べたと報じた。
 ガアニ司令官は「敵がガザとパレスチナで汚い目標を達成するのを許さない」と語った。
2023.11.16
 09:11
共同通信

(Yahoo)

イラン、60%濃縮ウランを増加 IAEA報告書 <2312-111606>
 国際原子力機関 (
IAEA) が15日までにまとめた報告書によると、イランが核兵器級の90%に近づく重大な核合意違反に当たる60%に濃縮したUF6を10月28日時点で推定128.3kg貯蔵しており、9月の報告書から6.7kg増えた。
 イランがIAEAの一部査察官の受け入れを拒否していることについて、報告書は、濃縮施設などでのIAEAの活動に「直接的で深刻に影響している」と指摘した。
2023.11:04
 06:44
ハンギョレ

(Yahoo)

イランの民兵組織もイスラエルを脅かす…「シリアからレバノンに移動」 <2312-110404>
 イスラエル軍がTwitter(X)で2日、シリアに駐留していたイランのイマーム・ホセイン民兵組織ヒズボラを支援するため、レバノン南部に配置されたと主張した。
 イスラエル軍は、この組織がここ数週間、イスラエルを対象にしたいくつかの攻撃に加わったとし、いかなる勢力にも強力に対応する準備ができていると述べた。
 イスラエルメディアi24 Newsは、同組織がシリアを基盤とするイランの代理団体だとし、イスラエルとハマスの戦争が勃発した後、イランはこの地域の各代理人にイスラエルに対する攻撃を促していると報じた。
2023.10.27
 11:43
ロイタ通信

(Yahoo)

米軍、シリア東部のイラン関連施設を攻撃=国防総省 <2311-102711>
 米国防総省が米軍が26日、シリアとイラクで米軍への攻撃が相次いでいることを受け、イランのイスラム革命防衛軍とその支援を受けるグループがシリア東部で使用している施設2ヵ所を攻撃したと発表した。
 攻撃はバイデン大統領が命じた。
2023.10.27
 05:10
ロイタ通信

(Yahoo)

米大統領、イラン最高指導者に「直接」警告 米軍の攻撃巡り=政権 <2311-102704>
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が26日、この1週間米軍がイラクやシリア攻撃を受けたことを踏まえ、バイデン米大統領が25日にイランの最高指導者ハメネイ師に、中東地域で米軍部隊を攻撃しないよう直接メッセージを伝えたことを明らかにした。
 バイデン大統領は米軍が引き続き攻撃の対象になれば米国は対応するとハメネイ師に警告したと明らかにしていたが、どのように伝えたかについては明確にしていなかった。
2023.10.24
 07:02
讀賣新聞

(Yahoo)

「ヘジャブ」女性の死亡報じた女性記者2人、禁錮13年と12年判決…イランの革命裁判所 <2311-102406>
 イラン司法府が22日、ヘジャブの着用に抗議する2022年の大規模デモの発端になった女性の死を報じるなどした改革派の地元紙女性記者2人に対し、革命裁判所がそれぞれ禁錮13年と12年の有罪判決を言い渡したと発表した。
2023.10.17
 07:18
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン外相、抵抗戦線による「先制行動」を予想 数時間内に <2311-101702>
 イラン国営TVが16日、イランのアブドラヒアン外相抵抗戦線による先制行動が数時間内に予想されるとし、イスラエルが報いを受けずにパレスチナ自治区ガザで行動を起こすことは許されないと述べたと報じた。
 同外相は「抵抗戦線は敵(イスラエル)と長期的な戦争が可能だ。 数時間内に抵抗戦線による先制行動が予想される」と述べたが詳細には踏み込まなかった。
2023.10.12
 09:59
時事通信

(Yahoo)

サウジ皇太子と電話会談 パレスチナ情勢巡り協議 イラン大統領 <2311-101213>
 イランのライシ大統領とサウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子が11日にに電話会談し、ハマスとイスラエルの交戦について協議した。
 両者の電話会談は、イランとサウジが3月に関係正常化で合意して以降初めてで、 電話はイラン側からかけたという。
 イランは国際社会の中で突出してハマス支持の立場を鮮明にしており、イスラエル寄りに傾かないよう、サウジに働き掛ける狙いもあったとみられる。
2023.10.12
 02:43
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、ハマスの「対イスラエル作戦」認識していた可能性=米高官 <2311-101203>
 米政府高官が11日に匿名で、イランはパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスが対イスラエル作戦を計画していたことを認識していた可能性が高いと述べた。
 ただ、イランがハマスによるイスラエルへの攻撃を指示あるいは指揮したという情報は現時点ではないという。
 政府高官によると、米国はイランが少なくとも何が起こるかをより明確に認識していたか、あるいは計画の一部に関与していたかどうかについて引き続き調査するという。
2023.10.12
 02:38
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、ハマスのイスラエル攻撃に驚く 米当局が初期報告=関係筋 <2311-101202>
 関係者によれば、米情報機関の初期の報告では、イランの主要な指導者らはハマスによるイスラエルの攻撃に驚いていたとしている。 イランの指導者たちは通常、このような作戦について知っているはずという。
 ホワイトハウスは現時点でコメント要請に応じていない。
【註】
 これが事実なら、今まで報じられていた「ハマスがイスラエル攻撃で、IRCGで対外工作を担うQuds部隊と緊密に連絡を取っていた」との報道から、Quds部隊とイラン上層部の意思疎通はあまりうまくいっていないことになる。
【関連記事:2311-100910 (時事 2023.10.09)】
2023.10.11
 07:03
朝日新聞

(Yahoo)

イラン、スーダンと7年ぶりに外交正常化 サウジとの国交回復に続き <2311-101105>
 イラン外務省が9日、7年にわたり断交してきたスーダンとの外交関係の正常化を決定したと発表した。 AP通信によると、スーダン外務省も「両国が近く、大使館を開くために必要な措置をとることで合意した」との声明を出した。
 イランは3月にスーダンと協力関係にあるサウジアラビアとの外交関係を7年ぶりに正常化している。 サウジがイランと今年3月に中国の仲介で、外交関係を正常化させることで合意しており、7月にはスーダンの外相代理とイランの外相がアゼルバイジャンの首都バクーで会談し、両国の関係改善への機運が高まっていた。
2023.10.10
 01:41
Bloomberg

(Yahoo)

イラン、ハマスの攻撃を事前に知っていた可能性ある-イスラエル閣僚 <2311-101005>
 ネタニヤフ首相の側近の1人であるデルメル戦略問題相がBloomberg TVの取材で、イランはハマスのイスラエル南部に対する攻撃を知っていた可能性があると語った。
 デルメル戦略問題相はイランが攻撃を事前に知っていたかについて、当初はそうだとは考えなかったが、今は知っていた可能性を示す一定の証拠があるとして、この証拠の検証に取り組んでいるところだと述べた。
2023.10.09
 14:31
時事通信

(Yahoo)

イスラエル攻撃立案に関与か イラン精鋭部隊、ハマスと会合 8月以降2週間置きに・報道 <2311-100910>
 Wall Street Journal紙が8日、ハマス幹部らの話として、イランがハマスによるイスラエル攻撃計画の立案を支援していたと報じた。 レバノンの首都ベイルートで2日に開かれた会合では、攻撃実施を承認したという。 同紙は、ヒズボラ幹部や欧州当局者、シリア政府顧問からも同様の情報を得たとしている。
 同幹部らによると、イラン革命防衛軍で対外工作を担うQuds部隊の幹部は8月以降、ハマスやレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどイランが支援する4つの武装勢力の代表らとレバノンで、少なくとも2週間に1度のペースで会同し、陸海空からイスラエルに侵入する計画の詳細を詰めていた。 イランのアブドラヒアン外相も2回は会合に出席していた。
 米国が仲介するイスラエルとサウジアラビアの関係正常化を妨害するのが狙いだったとされる。
 イスラエル側はイランの関与が明らかになれば、体制指導者らを攻撃すると表明しており、大規模な地域紛争に発展する恐れもある。
2023.10.09
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

ハマスによるイスラエル攻撃、イランが準備段階から協力か 米紙報道 <2311-100909>
 Wall Street Journal紙が8日にハマスとレバノンのヒズボラの幹部の話として、ハマスがイスラエルにしかけた大規模攻撃イランの関係者が準備段階から協力し、最終的なゴーサインを出したと報じた。
 WSJによると、イラン革命防衛隊は8月からレバノンのベイルートで、ハマスとイスラエルに向けた陸海空の侵攻について協議を重ね、攻撃の詳細が計画されたという。 最終決定の会合は2日にあったとしている。
2023.10.09
 06:50
日経新聞 イラン大統領がハマス称賛、イスラエル攻撃「勇敢だ」 <2311-100904>
 イラン国営通信が、ライシ大統領が8日にハマスの指導者ハニヤ氏と電話会談し、イスラエルへの攻撃を勇敢だと称賛して「ハマスの作戦はイスラム諸国の誇りを高める」と絶賛したと報じた。
 ハニヤ氏は、ライシ大統領がハマスを支持していることに感謝の意を表明し、「私たちがイスラエルとの戦いで達成したことは、イスラム教徒の支持の結果であり、特にイランは支持者の筆頭だ」と述べた。
 イラン大統領府によると、ライシ大統領は8日に発表した声明で全てのイスラム諸国にパレスチナを支援するよう呼びかけた。
2023.10.08
 23:12
時事通信

(Yahoo)

米国務長官、イランの関与「確認せず」 ハマスのイスラエル攻撃 <2311-100813>
 ブリンケン米国務長官が8日にCNN TVに出演し、ハマスによるイスラエル攻撃について「イランが直接関与したという証拠は確認していない」と述べた。 一方、長年ハマスや他のテロ組織を支援してきたとして、イランを批判した。
 ブリンケン長官は、イスラエルとサウジアラビアの国交正常化に向けた動きを妨害することが攻撃の動機の一つだろうとも述べた。
 同長官によると、米政府は8日中に今回の事態を受けたイスラエルへの軍事支援を発表する。
2023.10.05
 06:29
CNN

(Yahoo)

米、押収のイラン製武器をウクライナに引き渡し CNN EXCLUSIVE <2311-100504>
 米中央軍が4日、押収したイラン製の弾薬100万発以上をウクライナ軍に引き渡したと発表した。 中央軍によると、弾薬は2日に引き渡された。 声明には「米政府はイランのイスラム革命防衛隊 (IRGC) に対する司法省の民事没収請求により、7月20日にこれらの弾薬の所有権を得た」とある。
 司法省は3月に、海軍がイエメンに輸送中の船から押収した100万発の同国製の弾薬や数千発のロケット推進弾の没収を模索していると発表した。 声明によると、これらは中央軍の海軍部隊が2022年12月9日に航行していた無国籍の木造船から押収したもので、国連安保理決議2216号に反して、IRGCからイエメンの反政府武装勢力へと移送中だったとしている。
2023.10.04
 17:39
日経新聞 イラン、サウジ・イスラエル接近を警戒 <2311-100411>
 イスラエルとサウジアラビアが接近の動きをみせていることに、イスラエルと敵対するイランが警戒を強めていて、最高指導者ハメネイ師は3日、「イスラエルと関係正常化という賭けを追求する政府は大きな苦しみを受ける」とサウジを牽制した。
 イラン国営通信によると、ハメネイ師はテヘランでの会合で「シオニスト体制が置かれている状況は、接近を促すような状況ではない。」と述べた。
2023.09.27
 19:19
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、軍事衛星打ち上げに成功=国営メディア <2310-092716>
 イラン国営メディアがザレプール通信相の発言として、イラン革命防衛軍は27日に軍事衛星Nour-3の打ち上げに成功したと報じた。
 国営メディアによると、Nour-3は高度450kmの軌道に乗った。 打ち上げには2022年にNour-2を打ち上げたサイト同様の3段推進のQased
SLVを使用した。
 米軍は衛星を軌道に乗せるために使われた長距離弾道技術を核弾頭などを搭載した長距離兵器の発射に利用することが可能だと分析し、人工衛星の打ち上げを隠れ蓑にBMを開発しているとしている。
2023.09.06
 05:37
時事通信

(Yahoo)

大使を相互派遣 サウジ・イラン <2310-090605>
 国営サウジアラビア通信が5日、新たに任命されたサウジの駐イラン大使が同日テヘランに派遣されたと報じた。
 国営イラン通信も、イランの駐サウジ大使がこの日、リヤドに到着したと伝報じた。
 それぞれの大使が着任したことで、両国の接近が加速しそうである。
2023.09.05
 00:02
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン濃縮ウラン貯蔵量が増加、協議進展なし=IAEA 報告書 <2310-090501>
 ロイタが4日に入手した来週開催される国際原子力機関 (IAEA) 理事会に先立ち加盟国に送付された報告書や外交筋によると、イランにおける濃縮度が兵器級に近い60%の濃縮ウランの貯蔵量が増え続けている。
 イランの60%濃縮イランの生産量は月間3kgと以前の9kgから鈍化したものの、最大60%の濃縮イランの貯蔵量は推定で7.5kg増の121.6kgとなった。 そのうち6.4kgは低濃縮ウランで希釈されたという。
 また未申告の施設におけるウラン濃縮に関する説明などを巡るイランとの協議は進展していないという。
2023.08.24
 05:54
朝日新聞

(Yahoo)

プリゴジン氏の死亡は確定的 搭乗機墜落、ミサイル発射の痕跡と報道 <2309-082406>
 プリゴジン氏の名前が乗客名簿にある同氏の所有機が墜落した。 事故の詳細は依然不明だが、ジェット機は、モスクワから北西部のトベリ州で墜落した。 ロシアの航空当局は、プリゴジン氏が搭乗していたと発表しており、同氏の死亡は確定的である。
 ロシアの独立系メディアによると、同機は高度8,500mを飛行中に突然墜落したという。
 Wagnerに近いTelgram ChannelのGray Zoneは、SAMが発射された痕跡があるとして、撃墜されたと報じた。
2023.08.22
 16:51
CNN

(Yahoo)

ロシアとイラン、陸軍の協力強化で合意 <2309-082213>
 ロシアとイランの国営メディアが21日、両国の陸軍の軍事協力の強化で合意したと報じた。
 イラン国営通信 (IRNA) によれば、両国の陸軍の司令官はモスクワでの会談後、イランとロシアの陸軍の軍事協力を強化し、戦闘態勢を向上させる計画の実施で合意した。
 ロシアの国営TASS通信はロシア国防省の発言を引用し、両国がさまざまな分野における陸軍のさらなる協力の強化で合意したと報じた。
2023.08.12
 06:41
共同通信

(Yahoo)

イラン濃縮度引き下げか ウラン蓄積ペースも減速 <2309-081205>
 Wall Street Journal紙が複数の関係筋の話として11日、イランが核兵器級に近い濃縮ウランの蓄積のペースを大幅に減速させ、保有するウランの一部の濃縮度も引き下げたと報じた。 関係筋によると、イランはこの数週間に、濃縮度を60%まで高めたウランのうち少量の濃縮度を引き下げた。
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は11日、報道の真偽の確認を避けた上で「濃縮の減速は歓迎すべきことだ」と述べた。
 米イラン両国の緊張緩和や、イラン核開発問題を巡る対話再開につながる可能性がある。
2023.08.09
 23:29
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、超音速巡航ミサイル技術を保有=タスニム通信 <2309-080924>
 イラン政権に近いTasnim通信が9日、イランが超音速CMを製造する技術を持っていると報じた。
 Tasnim通信によると、超音速CMは現在試験中で、イランの防衛計画は新たな段階に入るとした。
2023.07.27
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

イラン、島巡るロシアの声明に反発 蜜月一転? 「口論寸前」報道も <2308-072707>
 湾岸協力会議 (GCC) とロシアが閣僚級の戦略対話を10日開き、イランが実効支配しUAEが領有権を主張しているペルシャ湾の三つの島について、「UAEの主導と努力を含む、平和的解決に向けたあらゆる努力を支持する」との一文が盛り込まれた共同声明を発表した。
 これに対しイラン外務省は12日、声明はUAEの主張を支持する内容だとして駐露イラン大使を呼び出し、3島について「永遠にイランのものだ」として、この問題に関するロシアの立場を訂正するよう要求した。
 イラン国営通信は13日に「両国は戦術的同盟国であり、全てにおいてロシアがイランに賛成してくれると期待してはいけない」とした論文を配信した。
2023.07.16
 22:57
Military Times US sending F-16 fighter jets to protect ships from Iranian seizures <2308-071606>
 米国防総省高官が7月14日、中東でロシア、イラン、シリアの結束強化が懸念されることから、ホルムズ海峡付近で商船がイランに拿捕される危険が増大したとして、この海域でA-10が1週間前から哨戒任務に就いているが、16日までにF-16を派遣して増援することを明らかにした。
2023.07.13
 16:24
AP News

(Yahoo)

イラン船が原油違法積み替え インドネシアがタンカー拿捕 <2308-071311>
 インドネシアが7月7日、同国の排他的経済水域 (EEZ) 内で、別の船舶に違法に原油を積み替えた容疑で、イラン船籍のタンカーを拿捕し、乗組員を逮捕した。
 イラン船籍のタンカーは、北ナトゥナ海のEEZ内で、423億円相当の原油230万バレルをカメルーン船籍のタンカーに積み替える作業を行っていた。
 インドネシア警備隊が、2隻の大型タンカーが不審な動きしているのを察知し臨検のためタンカーに近づこうとしたところイラン船が逃げようとしたがマレーシア領海に入ったところで、同国沿岸警備隊に拿捕され、インドネシアに引き渡された。
2023.07.06
 00:41
時事通信

(Yahoo)

イラン海軍艦艇が発砲 米軍公表、「タンカー拿捕未遂」 <308-070601>
 米海軍が5日、ホルムズ海峡近くのオマーン湾で、イラン海軍艦艇がタンカー2隻を拿捕しようとしたため、これを阻止したと明らかにした。 この際、イラン海軍艦艇は発砲したというが、発砲による死傷者や被害は出なかったという。
 米軍がどのように介入したかは明らかにしなかった。
2023.06.11
 19:59
時事通信

(Yahoo)

核兵器保有、西側は止められず 合意再建協議は継続 イラン最高指導者 <2307-061103>
 ロイタ通信がイラン国営メディアを引用して、最高指導者ハメネイ師が11日、同国の核兵器保有について西側諸国に止めることはできないと述べたと報じた。 また一方で、「宗教上の信念から保有を求めていない」とも語った。
 ハメネイ師は米欧との核合意再建交渉について、われわれの核関連産業の基盤に悪影響を及ぼすのでなければ問題はないと、協議継続の意思を示した。 また、国際原子力機関 (IAES) の査察への協力も一定の範囲内で続けるべきだという考えを示した。
2023.06.10
 00:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、イランからドローン数百機 軍事協力深化か=米高官 <2307-061001>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が9日、ロシアがイランとの軍事協力を深化させているもようで、ウクライナへの攻撃で使用した数百機のUAVをイランから受領していたと明らかにした。
 さらに、ロシアがUAV製造施設建設に必要な資材をイランから受領しているという情報も得ており、アラブガ経済特別区の工場予定地の衛星写真を公開するとした。 同工場は2024年初めに本格稼働する可能性があるという。
2023.06.07 Janes IRGC unveils Fattah 'hypersonic' ballistic missile <2307-060715>
 イラン革命防衛軍 (
IRGC) が6月6日、現在のBMDSでは撃墜できない斬新な極超音速ミサイルFattahを公表した。 射程は1,400kmでMach 13~15で突入するという。
 FattahはFateh-110の最新型と似た形状RVには翼がついているが、RVには球形のロケットモータが搭載されており、メインロケットから切り離し後に加速するという。 また、このロケットモータはノズルが可変で、飛翔方向を変えることが出来るという。
2023.06.06
 17:13
時事通信

(Yahoo)

「極超音速ミサイル」公開 革命防衛隊が開発 イラン <2307-060616>
 国営イラン通信が、イラン革命防衛軍が開発した国産の極超音速ミサイルが6日にテヘランで行われた式典で公開されたと報じた。式典にはライシ大統領も出席したという。
 同通信はミサイルの写真とともに「射程は1,400kmで、Mach 13~15で目標に命中する」と報じた。
 ミサイル技術の発展を内外に誇示する一方、核合意再建交渉が難航する中で米欧を牽制する狙いもあるとみられる。
2023.06.06
 07:12
時事通信

(Yahoo)

エジプト、イランが和解か 経済関係期待も残る懸念 <2307-060605>
 長年断交状態にあるエジプトとイランが和解する可能性が出てきた。 イランの最高指導者ハメネイ師がエジプトとの関係改善を歓迎すると表明し、中東メディアは年内にも両国が大使を交換するとの観測を報じている。 ハメネイ師は5月29日にテヘランでオマーンのハイサム国王と会談したが、国営イラン通信によると、仲介役とされるハイサム国王が関係正常化を求めるエジプトの意向を伝え、ハメネイ師が「歓迎する。 問題ない」と応じたという。
 1979年のイラン革命で成立した現体制は、イスラエルと平和条約を結んだエジプトと断交したが、その後2012年にエジプトでイスラム組織ムスリム同胞団出身のモルシ大統領が就任すると両国は接近した。 しかし、モルシ政権がクーデターで打倒され、2014年にシシ政権が発足して以降、関係正常化に向けた動きは止まっていた。
 不況にあえぐエジプトはイランなどとの経済関係を、米国の経済制裁に苦しむイランはアラブ諸国との関係強化の足掛かりをそれぞれ期待しているとみられる。
2023.06.06
 00:57
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、週内に在サウジ大使館を再開へ=政府筋 <2307-060602>
 イラン外務省報道官が5日、6月上旬にサウジアラビアにある在外公館を再開すると発表した。 報道官によると、首都リヤドに大使館のほか第二の都市ジッダの総領事館などを、6日以降順次正式に再開する。
 両国関係は2016年ごろから悪化していたが、3月に中国を仲介役として外交関係の正常化と大使館の再開で合意していた。
2023.06.01
 11:18
毎日新聞

(Yahoo)

イランの濃縮度60%ウラン貯蔵増加 IAEA「核爆弾2個分」 <2307-060106>
 ロイタ通信などが、国際原子力機関 (IAEA) がイランが濃縮度60%のウランを5月13日時点で推定114.1kg貯蔵しているとする報告書をまとめたと報じた。報告書によると、前回の2月調査時から26.6kg増えたという。 2015年のイラン核合意は、濃縮度の上限を3.67%と定めており、60%は重大な核合意違反に当たる。
 濃縮度90%以上で核兵器製造に転用できるとされ、ロイタは、濃縮を進めた場合に核爆弾2個分の量に達しているとしている。
2023.05.28
 07:06
共同通信

(Yahoo)

イラン国境で部隊銃撃戦 アフガンと、3人死亡 <2306-052802>
 アフガニスタンとイランの国境で27日に双方の治安部隊による銃撃戦が起きた。 アフガンのタリバン暫定政権は同国で1人が死亡とし、国営イラン通信はイランで2人が死亡したと報じた。
 銃撃戦があったのは、アフガン南西部ニムルズ州の州都ザランジ近くの国境地域で、双方とも相手が先に攻撃を仕掛けたと非難している。 タリバン暫定政権は「事態は収束した。戦闘は望まない」と発表した。
 銃撃戦となった理由は不明だが、水不足に悩む両国は水資源を巡り緊張が高まっていた。
2023.05.26
 00:07
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、弾道ミサイル試射に成功 射程2000キロ 米仏は懸念表明 <2306-052601>
 国営イラン通信 (IRNA) が25日、イスラエルと米国の基地が射程内に収まる射程2,000kmの新型BMの発射試験に成功したと報じた。 このミサイルは液体燃料型で、イスラム教の初期にイスラム戦士が制圧したユダヤ人の城にちなんでKhaybarと名付けられた。
 国営TVによると、同ミサイルは1,500kgの弾頭の搭載が可能なKhorramshahr 4の改良型である。
2023.05.16
 05:40
日経新聞 イラン、ロシアへ高度な無人機提供を検討 米政府分析 <2306-051603>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が15日、イランがロシアに高度なUAVの提供を検討しているとの分析を明らかにした。 両国に関し「全面的な防衛協力をしている」と危機感を表明した。
 カービー調整官は、イランが2022年8月以降にロシアに、主にShahedなど400機以上の攻撃型UAVを提供したが、ロシアはこれまでより高度な種類のUAVに関心を示し、両国が協議していると言及した。
【註】
 イラン革命防衛軍が2021年にRQ-9A Reaperと似たサイズのUAV Gazaを公開した。 2021年中には試験を完了し、2022年には就役するといわれていた。
 Gazaは全長11m、翼端長20mのGazaは実用上昇限度35,000ftで偵察監視では500km、13発の爆装で2,000kmの行動半径と、35時間の滞空能力を持つという。
【関連記事:2108-060212 (JDW 2021.06.02)】
2023.04.26 Jane's Defence Weekly Iran's IRGC unveils new attack UAV <2306-042610>
 イランTNA通信が4月9日、革命防衛軍がMeraj-532新型突入攻撃UAVを開発したと報じた。
 尾部にX字翼を持つMeraj-532は航続距離450km、滞空能力3時間50kgの弾頭を搭載し、上昇限度12,000ftという。
 移動中のピックアップトラックから発進できるという。
 Meraj-532はイラクで活動中のイランに支援された武装勢力が保有している現有品より明らかに大型と見られる。
2023.04.09
 05:53
時事通信

(Yahoo)

サウジ代表団がイラン入り 大使館再開に向け協議 <2305-040901>
 サウジアラビアの代表団が8日、7年にわたって閉鎖されていた大使館や領事館などの再開について協議を進めるためイランの首都テヘラン入りした。
 訪問したのは実務者の代表団で、8日はイラン外務省で儀典長と面会した。
2023.04.05
 16:04
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、駐 UAE 大使を任命 関係改善で7年ぶり復活 <2305-040511>
 イランが4日、駐UAE大使を任命したと発表した。
 UAEは2016年1月にテヘランのサウジアラビア大使館が襲撃されたことをきっかけにサウジが断交したのに続き、イランとの関係を格下げしており、7年ぶりの復帰となる。
2023.04.01 Stars & Stripes Pakistani army says 4 troops killed by Iran-based militants <2305-040108>
 イランと国境を接するパキスタン南部バルチスタン州ケチ地区のジャルガイで4月1日、国境を警備していたパキスタン部隊武装勢力の襲撃を受けパキスタン兵4名が死亡した。
Baluchistan州Kechの位置 (Google Map)】
2023.04.01
 09:24
毎日新聞

(Yahoo)

イラン革命防衛隊の幹部死亡 イスラエルがシリアで攻撃か <2305-040103>
 イランメディアが3月31日、シリアのアサド政権の下で軍事顧問をしていたイラン革命防衛軍の幹部が同日未明、ダマスカス郊外でイスラエルによるミサイル攻撃を受け死亡したと報じた。
 革命防衛隊は報復の声明を出したが、イスラエルは攻撃についてコメントしていない。
 ロイタ通信によると、イスラエルがシリア領内を攻撃したのは3月だけで少なくとも6回に上る。 22日にはアレッポの国際空港でイランの武器庫を狙ったとみられる攻撃があったほか、30日未明にもダマスカス周辺でミサイル攻撃がありシリア軍人2人が負傷した。
2023.03.26
 05:13
時事通信

(Yahoo)

イランが「対抗措置」警告 米空爆の死者19人に シリア <2304-032602>
 イランのメディアが、イラン最高安全保障委員会報道官が25日、シリアにあるイラン関連の拠点が攻撃されればすぐに対抗措置を取ると警告したと報じた。
 23日にシリア東部の親イラン派軍事拠点を空爆した米国に対する牽制とみられる。
2023.03.24
 20:41
ロイタ通信

(Yahoo)

シリア米軍基地にイラン製無人機攻撃、米国人死亡で報復空爆 <2304-032412>
 シリア北東部の米軍基地で23日にUAV攻撃があり、米国の請負業者1人が死亡し、米兵5人が負傷した。 米情報機関はUAVをイラン製と判断したという。
 国防総省は、報復として同日シリアでイラン系武装組織に対し複数回の空爆を行ったと発表した。 オースティン国防長官は、バイデン大統領の指示で報復攻撃を行いイランのイスラム革命防衛隊隷下のグループが使用する施設を標的にしたと説明した。
 シリア人権監視団は米国の攻撃によりシリアで親イラン派の戦闘員8人が死亡したと発表した。
2023.03.20
 13:20
朝日新聞

(Yahoo)

サウジ国王がイラン大統領を自国に招待 イラン側報道、和解が進展か <2304-032004>
 イラン国営通信が政府高官のTwitterとして19日、サウジアラビアのサルマン国王がイランのライシ大統領を招待したと報じた。
 サルマン国王はライシ師に宛てた手紙で、両国の外交正常化をめぐる合意を歓迎して首都リヤドを訪問するよう招請し、両国の経済分野や地域内での協力の強化も呼びかけたという。 ライシ師は招待を歓迎し、協力拡大の用意があることを強調したという。
 両国は10日に、7年ぶりとなる外交関係の正常化で合意している。
2023.03.17
 21:43
Wall Street Journal イラン、フーシ派への武器供給停止に合意 <2304-031710>
 米国およびサウジ当局者が、イランがイエメンの反政府勢力フーシ派への武器密輸を停止することに合意したことを明らかにした。
 サウジとイランは先に、中国の仲介により、外交関係を正常化させることで合意しており、今回の動きはその一環だという。 同地域で続いている内戦の終結に向けた新たな展開となりそうである。
2023.03.15
 16:23
日テレ News

(Yahoo)

中国・ロシア・イランの海軍が合同軍事演習 中東・オマーン湾で <2304-031510>
 中国の国防省が、15日から19日までオマーン湾で中国とロシア、イランの海軍が共同で演習を行うと発表した。
 中国国防省によると3ヵ国の海軍による演習は2019年と2022年にも実施されており、今回は駆逐艦を派遣するという。
2023.03.13
 22:50
AFP=時事

(Yahoo)

ベラルーシ大統領、イラン訪問 両国の密接な関係強調 <2304-031312>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が13日、訪問先のイラン首都テヘランでライシ大統領と会談し、密接な関係を強調した。
 共にロシアのウクライナ侵攻をめぐる姿勢を含め、西側諸国と激しく対立している両国だが、共同声明ではウクライナ紛争への言及はなかった
2023.03.12
 14:33
時事通信

(Yahoo)

ロシアから最新鋭戦闘機購入へ 軍事関係強化 イラン <2304-031207>
 国営イラン放送がイラン国連代表部の話として11日、イランがロシアからSu-35を購入する契約で合意に達したと報じた。 契約の詳細は不明で、ロシア側の発表も報じられていない。 ロシアはウクライナ侵攻でイラン製UAVを使用しており、両国の軍事関係がさらに強化される。
 イランは他にも数ヵ国からの軍用機調達に関し調査を進めているという。
2023.03.11
 19:17
毎日新聞

(Yahoo)

イランと敵対するイスラエル「完全な失敗」 中東外交戦略見直し必至 <2304-031110>
 イランとサウジアラビアが外交関係の正常化で合意したことを受け、イスラエル最大野党党首のラピド前首相は10日夜に「イスラエルにとって完全な失敗だ」と、今回の合意をネタニヤフ氏のミスだと主張し強く非難した。
 2022年末に発足したネタニヤフ政権は、イランの核兵器取得の阻止と、サウジとの国交正常化を目標に掲げていたが、今回の合意で「対イラン包囲網」を作ろうとしたネタニヤフ氏の戦略は、はしごを外された形となった。
 2016年にイランとサウジが断交し、アラブ諸国とイランの溝が深まる中、イスラエルは「対イランでの連帯」を掲げ、敵対していたアラブ諸国との関係構築を目指してきた。 イスラエルは諜報情報などを各国に提供して懐柔し、米国のトランプ前政権の仲介もあり、2020年にはUAEやバーレーンなどと国交を正常化することに成功した。
2023.03.11
 18:09
産経新聞

(Yahoo)

中東諸国の多くが歓迎 目立つ中国への接近 サウジ・イラン外交正常化 <2304-031108>
 サウジアラビアとイランが外交関係の正常化で合意した10日、中東ではエジプトやトルコ、ペルシャ湾岸の親米諸国など多くの国が歓迎する意向を表明し、2つの地域大国の歩み寄りがもたらしたインパクトの大きさを示している。
 サウジとイランはイエメン内戦などで互いに敵対勢力を支援し、その対立は中東の不安定要因となってきたが、他方で双方ともに中国への接近が目立っている。
 イランは米が連発する制裁で経済低迷が長引いているが、「制裁慣れ」に加え中国が原油購入を続けて支援していることも一因とみられ、動揺する様子はみられない。 ロイタ通信によると2022年12月の中国によるイラン産原油の購入量は過去最大を記録した。 2021年に中国と25年間の包括的な協力協定を締結し、協力範囲は経済からIT、安全保障まで及ぶとされる。
 一方のサウジは2022年12月に同国を訪問した中国の習国家主席を厚遇して蜜月を演出した。 両国は原油取引で互いに不可欠な関係にある。 サウジの対中傾斜は、安全保障の後ろ盾の米国に対する不信感の裏返しでもある。
2023.03.11
 15:04
時事通信

(Yahoo)

バイデン米政権に痛手 中東での影響力低下警戒 サウジとイラン関係修復 <2304-031107>
 サウジアラビアとイランが中国の仲介で外交関係修復に乗り出したことは、中東における米国の影響力低下を示した形で、バイデン米政権にとっては大きな痛手である。 中東地域を舞台に米中の神経戦は激しさを増しており、バイデン政権は政策の修正を迫られる可能性もある。
 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は10日のオンライン記者会見で、米国が中東地域への関与を低下させているのではないかという質問に対し強く否定した。
 バイデン大統領は2022年7月にサウジを訪問し、人権問題を巡り関係が冷え込んでいた実力者ムハンマド皇太子と会談して、「中国やロシア、イランが埋めてしまう空白を残したまま、立ち去ることはしない」と強調し、中東への関与を続ける姿勢を鮮明にしていた。
【註】
 サウジとイランの代理戦争の様相を呈しているイエメン内戦に終結の見通しがない中でのサウジとイランの国交回復に、どれだけの意味があるかの疑問も残る。
2023.03.11
 09:20
朝日新聞

(Yahoo)

イラン・サウジ合意、米は表向きは「歓迎」 イランへの懐疑的見方も <2304-031103>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報担当調整官が10日の電話会見で、2016年から断交していたイランとサウジアラビアが外交関係の正常化で合意したことを受けて、「サウジから協議について情報提供を受けていたが、米国は直接関与していない」と語った。 その上で「地域の緊張を緩和するあらゆる努力を支持する」と述べた。
 カービー調整官は合意の効果が続くかどうかは様子見だとしつつ、「イランが本当に合意を守るかまだ分からない。 イランは通常、約束を守るような政権ではない」と語った。
2023.03.10
 22:10
共同通信

(Yahoo)

イランとサウジ正常化合意 中国仲介、大使館再開へ <2304-031017>
 イランの国営TVなどが、断交中のイランとサウジアラビアが10日、中国の仲介により北京で開いた高官協議で外交関係を正常化させることで合意し、3ヵ国の共同声明を発表したと報じた。 イランとサウジは2ヵ月以内に大使館を再開するという。
 米国やイスラエル、アラブ諸国がイラン包囲網を築いてきたが、対立を続けてきた両地域大国の和解で中東情勢は緊張緩和に向かいそうだ。 また、中国の存在感が高まり、米国の影響力低下につながる可能性がある。
2023.03.05
 05:33
時事通信

(Yahoo)

80%超濃縮ウラン「蓄積なし」 イランと監視強化で合意 IAEA <2304-030501>
 イランを訪問した国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が4日にウィーンの空港で記者会見し、イラン中部フォルドゥの核施設で核兵器級に近い濃縮度83.7%のウラン粒子が検出された問題について「その水準の濃縮ウランは蓄積されていない」と述べた。
 また、イラン原子力庁との共同声明を発表し、核施設への監視を強化することで合意したと明らかにした。
2023.03.02
 16:50
CNN

(Yahoo)

イラン、「約12日間で核兵器製造が可能も」 米が警告 <2304-030212>
 政策担当の米国防総省カール次官が米下院軍事委員会の公聴会で2日にイランの核開発に触れ、今や12日間ほどで核爆弾1個分の核分裂性物質を製造できる能力を保持している可能性があると述べた。
 カール次官は2018年当時にイランが核分裂性物質を獲得できるまでの期間は約1年だったが、現在は約12日間と主張した。
 米国のトランプ前政権が2018年、欧米諸国などが加わった2015年のイラン核合意から撤退した後、イランによる核開発の進展は著しいと、合意が定めた開発上の規制事項を無視し続けているともした。
2023.03.01
 09:30
毎日新聞

(Yahoo)

イランで濃縮度83.7%のウラン 核製造に必要な水準に迫る <2304-030109>
 AP通信などが2月28日、国際原子力機関 (IAEA) がイラン中部フォルドゥの地下核施設濃縮度83.7%のウラン粒子を確認したとの報告をまとめたと報じた。 濃縮度83.7%のウラン粒子は1月にウラン濃縮に使われる遠心分離機を連結させたカスケードで採取された試料の中から確認されたが、イラン側は濃縮の過程で「意図しない変動」が発生した可能性があるとIAEAに伝えているという。
 イランの核開発を制限する核合意は、イランによる濃縮度の上限を3.67%と定めているが、イランはこれを逸脱する濃縮度60%の製造を続けており、83.7%は核爆弾の製造に必要な濃縮度90%に迫る水準である。
 一方、イランが60%まで濃縮ウランの貯蔵量は、2月12日時点で推定87.5kgと前回の2022年10月調査時から40%増加したという。
2023.02.25
 14:59
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、イランに戦闘機の提供検討 米ホワイトハウス <2303-022508>
 米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官が24日、ロシアがイランとの軍事協力を強化する一環として、ウクライナ侵攻用の兵器供与の見返りとして戦闘機の提供を検討していると明らかにした。
 カービー調整官は、ロシアはイランに対して戦闘機以外にもミサイルや電子機器、防空システムなどを前例のない規模で提供する可能性があり、対するイランはロシアから新たに攻撃ヘリやレーダ、練習機など計数十億ドル相当の装備品も購入しようとしていると述べた。
 また、イランが既にUAV数百機や火砲、戦車砲弾を提供するなど、ロシアへの軍事支援を拡大しているとの見方を示した。
2023.02.25
 05:59
TBS News

(Yahoo)

米政府 ロシアにイランが弾薬など提供と警戒感 <2303-022504>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が24日、イランが2022年11月にロシアに弾薬や戦車砲弾を提供したことが分かったと発表した。
 見返りとしてロシアは防衛協力を申し出ているとし、戦闘機を提供する可能性もあると、中東情勢にも悪影響をもたらす可能性があるとして警戒感を示した。
2023.02.22 Jane's Defence Weekly Iran unveils underground shelter for aircraft assigned to Hormuz dispute <2304-022208>
 イランのメディアが2月7日、新設されたジェット戦闘機やUAVの地下基地Eagle 44を公開した。
 Eagle 44は港湾都市バンダル・アッバスの北方120kmの山岳地帯にあり、3,000mの滑走路から誘導路を経て、5本のトンネルが山に向かって延びている。
 ここにはF-4Eのほか、Kamman-12Akash UAVも格納されている。
2023.02.20
 20:29
ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、ウラン濃縮度84%に IAEA が確認=外交筋 <2303-022019>
 複数の外交筋によると、国際原子力機関 (IAEA) イランが濃縮度を84%に高めたことを確認した。
 Bloombergはイランがウランの濃縮度を84%に高めたと報道したが、IAEAはイランと検証結果について協議しているとコメントしていた。
 濃縮度が90%になると「兵器級」とみなされる。
2023.02.02
 17:15
時事通信

(Yahoo)

ドローン攻撃「イスラエルに責任」 イランが非難、報復辞さず <2303-020211>
 イランのイラバニ国連大使がグテレス国連事務総長らに宛てた書簡の中で、中部イスファハンの軍需工場で1月下旬に起きたUAV攻撃による爆発について、イスラエルに責任があると非難した。
 イラバニ大使は爆発をテロ攻撃と表現し、初期調査はシオニスト体制(イスラエル)に責任があることを示しており国際法違反だとし、イランには「断固対応する権利がある」と述べ、報復も辞さないと表明した。
【関連記事:2302-012904 (共同 2023.01.29)】
2023.01.29
 08:47
共同通信

(Yahoo)

イランの軍事工場に無人機攻撃 <2302-012904>
 ロイタ通信がイラン国営メディアの報道として、中部イスファハンの国防軍需省工場で28日に爆発音があったと報じた。
 同省はUAVによる攻撃だと発表した。
2023.01.11
 03:48
NBC News U.S. Navy seizes more than 2,000 AK-47s likely bound for Iranian-backed rebels in Yemen <2302-011102>
 米中央軍が、米海軍オマーン湾で1月6日にフーシ派へ送られると見られるAK-47突撃銃2,116丁を漁船から押収したと発表した。
2023.01.10
 22:00
共同通信

(Yahoo)

イラン、スカーフ外し摘発強化 「断固とした対応」 <2302-011015>
 イランMehr通信が、イランのホラマバディ副検事総長が10日、司法府が警察に対してスカーフで髪を隠さない女性を逮捕するよう命じたと明らかにしたと報じた。 反スカーフデモを契機に抗議の意思を示す形としてスカーフを外した女性が公共の場で増えているため、取り締まりが強化される。
 イランでは外国人も例外なく公共の場で女性はスカーフで髪を隠すよう義務付けられている。 ホラマバディ副検事総長はスカーフを外す行為を「明らかに犯罪だ」と強調し、罰金が科されると警告した。
2023.01.10
 14:37
時事通信

(Yahoo)

さらに3人に死刑判決 欧米、デモ弾圧を非難 イラン <2302-011008>
 イラン司法当局が9日、4ヵ月続いている抗議デモに絡み、3人の治安要員を殺害したとして男3人に死刑判決を下したと公式ニュースサイトを通じて発表した。
 スカーフの不適切な着用を理由に拘束された女性の死亡に端を発した抗議デモでは、今回の3人を含む17人に死刑判決が下され、既に4人の死刑が執行されている。
2023.01.08
 09:41
BBC News

(Yahoo)

イラン、反政府デモめぐり新たに2人を死刑に <2302-010803>
 イランが6日、昨年から国内各地で続く反政府デモに関連し、新たに2人の男性の死刑を執行した。 これで、抗議運動に関する死刑は4例目となった。
 死刑を執行された2人は共に、抗議運動中に治安部隊員を殺害したとして、昨年12月に有罪判決を受けていた。
2022.12.31
 14:37
AFP=時事

(Yahoo)

イラン、ホルムズ海峡付近で軍事演習 <2301-123112>
 イラン軍が30日にオマーン湾に面するマクラン海岸で実施した演習の写真を公開した。 現場はホルムズ海峡に近い。