「宇宙開発に大きな痛手=失敗続きの主力ロケット=インド」
「軍事、原子力で協力拡大へ=ロシア・インド首脳会談」
「インド初の国産原子力潜水艦、中国牽制が目的か」
「米印首脳会談、戦略的関係強化で一致」
「インド、日本と初の2プラス2」
「日印首脳、安全保障やインフラでの協力確認=首脳会談」
「インド・ロシア軍事協力を強化 タリバン勢力に対処」
「印パ、国境付近で『交戦』か ロケット弾など撃ち込む」
2010.12.26
Yahoo
時事通信記事
<1101-122601>
インドが25日、GSLV の打ち上げに失敗した。 失敗は4月に続き2回連続で、2016年に最初
の有人宇宙飛行を実現させようするインドだが、計画は道半ばでつまずいている。
GSLV はインド宇宙研究機関(ISRO)がロシアの技術も取り入れて開発した三段式の SLV で、2001年以降、計7回打ち上げを
試みたが、今回を含め3回失敗した。 しかも外部の専門家は、完全な成功は2回しかないと見ている。
2010.12.22
Jane's Defence Weekly
US sells SensorFused Weapons to India
<1102-122208>
米政府が12月8日、インドへ512発のクラスタ爆弾を$257.73Mの FMS で売却すると発表した。 売却されるのは
CBU-105 Sensor-Fused Weapons (SFW) で、インド空軍の Su-30MKI などの戦闘機に装備される。
2010.12.21
Yahoo
時事通信記事
<1101-122101>
ロシアのメドベージェフ大統領が21日、ニューデリーでシン首相との首脳会談を行い、両国が進める
第五世代戦闘機の共同開発をはじめとする軍事分野や、民生原子力分野で連携を強化することで一致した。
両国は第五世代戦闘機の具体的な設計やスケジュールに関して合意したほか、ロシアが軍事衛星
を通じて集めたデータをインドに提供することでも一致した。
2010.12.12
Yahoo
Searchina 記事
<1101-121201>
インド海軍が、2009年11月に進水した初の国産原子力潜水艦 Arihant が2011年末か2012年初めには運用が開始されると発表した。
インドの国防関係者は試験運転には約2年を要すると述べた。
印海軍は構造の詳細と装備しているのかは明らかにしていないが、Arihant は6,000tで K-15 SLBM 12発を装
備していると言われ、開発にはロシアの支援があったと見られている。
2010.11.29
Aviation Week & ST
Taking flight
<1101-112903>
インドが、数年前に一旦中止されていた国産戦闘機 AMCA の開発を再開する。 AMCA
は重量20tの双発第五世代ステルス戦闘機で、2011年末には要求性能等が確定し、試作一号機は2017年に飛行する。
インド空軍は2020年代から150機以上を装備する計画である。
インドはロシアと Sukhoi T-50 PakFa の共同開発で合意しているのにかかわらず開発は進められる。 AMCA は Su-30MKI や
MMRCA と Tejas 軽戦闘機の間隙を埋めるとされている。
2010.11.17
Jane' Defence Weekly
Joining the club
<1101-111704>
2010.11.08
Yahoo
毎日新聞記事
<1012-110803>
インドを訪問中のオバマ米大統領が8日、ニューデリーでシン首相と会談し、これまでの戦略的関
係を一層強化することで一致した。 オバマ大統領が外遊で足掛け4間を1国で過ごすのは初めてで、8日にはインドの国連常任理事国入り支持を明確に表明した。
また、両首脳は『海、空、宇宙の自由航行と安全』の確保に向けた協力でも一致した。 会見や演説では中国への言及こそなかったが、対中関係を念
頭に置いた米印のタッグ強化を印象付けた。
2010.11
Jane's Missiles & Rockets
BrahMos to develop 6,000 km/h missile
<1012-110029a>
12月に予定されている露大統領のインド訪問時に、超高速 BrahMos 共同開発合意文書の調印が行われる見込みである。 超高速 BrahMos は
最大速度6,000km/h以上、射程290kmで、2015〜2016年に試験が行われる。
一方インド陸軍は9月5日に BrahMos U の発射試験に成功した。 試験にはロシアの GLONASS 衛星が使用された。 印陸軍は
BrahMos T ミサイル67発と発射機5基を装備する1個連隊を既に編成しているが、新たに BrahMos U を装備す
る2個連隊を編成する。
空中発射型 BrahMos は2012年に発射試験が行われ2013年に配備される。
<1012-110029b>
ロシアの GLONASS 衛星は、現在 Plane 1 に7基、Plane 2 に6基、Plane 3 に8基の、計24基が軌道上にあ
る。
最近では9月3日に GLONASS-M 3基が Proton-M SLV で打ち上げられた。
2010.10.27
Jane's Defence Weekly
India hails Rustom tests as a success
<1012-102711>
インドが10月16日に、Rusrom MALE UAV の初飛行に成功した。
Rustom は高度3,000ftを30分にわたって飛行した。
Rustom は全長4m、翼端長8mで、75kgを搭載して高度25,000ftを12〜15時間飛行できる。
2010.10.18
Aviation Week & ST
On the radar
<1011-101808>
インドが始めて国内開発する Embraer社製 EMB-145 を元にした AEW&C 機は、
4機のうちの最初の1機がブラジルで間もなく開始され、計画は大きく前進する。
EMB-145 はブラジルに於ける試験飛行後来年8月に、アンテナやその他の装備を搭載しない状態でインドに回航され、レーダを搭載したあと
2014年に残りの3機と共に運用を開始する。
2010.10.13
Jane's Defence Weekly
India's 'Akula U' delivery delayed until March 2011
<1011-101310>
ロシアの Project 971( Akula U級)SSN のインドへの引き渡しが、2011年3月へ6ヶ月以上延期
された。 ロシアは Akula U級 Nerpa (12,000t) を$650〜700Mで2009年8月から10年間、インド海軍の Chakra として
貸与することになっていたが、建造の遅延と2008年11月に起きた事故のため延期されてきた。
2010.10.13
Jane's Defence Weekly
India to upgrade Chinese border airstrip
<1011-101304>
インドが、チベットにおける中国の軍備増強に対抗して、中印実効支配線から23km南方の Nyyoma にある前方降着場
(ALG) を Su-30MKI を展開できるように改修している。 Nyyoma ALG は
標高4,053mの高地にある。
2010.10.11
Aviation Week & ST
SAM surge
<1011-101107>
インドが、ソ連時代の SA-3 や SA-8 に代わる SAM の整備を積極的に進めている。
・Spyder
印空軍は Spyder MSAM 18システムを IAI/Rafael社に発注しているが、最初の1個システムが来年3月に引き渡される。
・Akash(右図)
開発でトラブルが続いた Akash ではあるが、印空軍が既に発注していた2個中隊分に加えて、ミサイルを125発ずつ装備する
6個中隊分を追加発注した。
最初の2個中隊分は2011年2月に納入され、同国北東部に配備される。
・Maitri SR-SAM
射程15kmの SR-SAM はフランスとの共同で開発が開始された。
・MR-SAM
射程70kmの MR-SAM は、印 DRDO にとって最も優先度の高い計画で、IAI社と共同で進
められている。 発射機40基を装備する連隊を2個以上編成する計画である。
2010.10.06
Jane's Defence Weekly
Prithvi U suffers launch setback
<1011-100606>
インド戦略軍が9月24日に行った Prithvi U のユーザ試験で、Prithvi U は移動型発射機から
発射せず試験に失敗した。 発射指令の数秒後にロケットエンジンが停止したという。
2010.10.06
Jane's Defence Weekly
India considers purchase of more Poseidon aircraft
<1011-100602>
インドが、2009年1月に P-8I 8機を Boeing社に、民間ベースで発注しているが、更に4機を追加発
注する模様である。
2010.09.15
Jane's Defence Weekly
US eyes Indian military counterweight to China
<1010-091514>
中国の軍事力増強をインドも米国も危惧しており、米国はインドを中国に対するカウンターウエイトと考えている。 インドも Javelin ATGM の採用を決めるなど
、従来のソ連製/ロシア製兵器を米国製に切り替えようとしている。
しかしながら米国の技術セイフガードなどが障害になっているとする論説記事。
2010.09.15
Jane's Defence Weekly
South Korea, India sign R6D pact
<1010-091512>
韓国とインドが9月3日、軍用プラットフォームの研究開発で協力する協定に調印した。 協力内容にはエレクトロニ
クスや情報の分野も含まれる。
両国間では既に、装甲車、SPH、フリゲート艦などの共同開発が議題にあがっている。
2010.09.15
Jane's Defence Weekly
'Project-75 India' goes global with RfI for submarines
<1010-091511>
インド国防省が次世代潜水艦 Project-75 India (P-75I) の RfI を発簡したし、9月末
までに回答を求めている。 P-75I の RfI は2008年9月に続いて2回目である。
RfI によると P-75I は全長80m、排水量2,500tで、AIP 推進が求められている。
2010.09.15
Jane's Defence Weekly
BrahMos achieves 'world first' in Indian Army test
<1010-091510>
インド陸軍が9月5日、陸上発射型 BrahMos ASCM の部隊射撃を行った。
射撃は東海岸で行われ、垂直発射機から発射後既定の経路を経て292km飛翔し、標的に対し Mach 2.8 で垂直に突入
した。 BrahMos は8.4m、3.9tで300kgの弾頭を搭載している。
インド陸軍は2007年に、発射機5基、ミサイル67発で最初の連隊を編成したが、今後更に BrahMos Block U
LACM を装備する連隊を2個編成する計画である。
【註】
「垂直に突入」が事実であれば、少なくとも終末では中/高々度飛行か、ポップアップ突入をすると思われる。
2010.09.13
Aviation Week & ST
Cruise control
<1010-091304>
インドが1,000kmを Mach 3.2 で飛翔するラムジェット推進 CM である
LRCM を開発しており、2014〜2015年に飛行試験を開始する。 LRCM は超高速の BrahMos-2 や亞音速の
Nirbhay とは明らかに別の計画で、形状はフランスの ASMP-A に似ている。
射程300km、Mach 5〜8 の BrahMos-2 の開発は、印露政府が民間ベースの技術協力を凍結した状態にある。 一方 Su-30MKI から発射する BrahMos-A
の発射試験は2012年に計画されている。
2010.09.08
Jane's Defence Weekly
BrahMos missile adopts Glonass satellite system
<1010-090808>
インドの DRDO が8月25日、BrahMos がロシアの測位衛星 GLONASS を
用いて292kmを飛翔し交戦に成功したと発表した。
BrahMos は2009年1月に行われた GPS を用いた試験で、GPS 信号の受信に失敗した。
2010.09.06
Aviation Week & ST
Spinning up
<1010-090612>
インド海軍と IAI社が HAL社が生産している Aloiette V ヘリを無人化した艦載 VTOL UAV を開発しているが、
海軍は少数機でよいから速やかに装備したい方針に代わってきた。 候補機としては MQ-8B Fire Scout があがっている。
EADS社の Orka や Boeing社の A160 Hummingbird はまだ開発中であるし、Schiebel社の S-100 では能力不足である。 S-100 は2007年10月にインド海軍の外洋哨戒艦
で離着艦試験を行っている。
2010.09.03
Searchina
インドが核ミサイル配備、専門家『中国に照準あわせ開発』
<1010-090301>
インド東部のオリッサ州政府が2日、同国中央政府の国防関係者の談話として、Agni 2 改良型の発射試験に成功したことを明らかにした。
Agni 2 の射程は2,000kmで、改良型の Agni 2+ は2,500kmとされる。 インド国防部関係者は Agni 2 や SRBM を、中国と
の国境地帯に配備するとの考えを明らかにしている。
更に、開発中の Agni 5 は射程が5,000〜6,000kmで、インド国内のどこに配備しても、中国全国を攻撃することが
可能という。
2010.09.01
Jane's Defence Weekly
Insia respons to Chinese missile moves
<1010-090114>
米国防総省が報告書のなかで、中国が DF-21 (CSS-5) を中印国境地域に移動させたとのしたのを受け、インドが射程2,000〜2,200km
の Agni U 及び350kmの Prithvi V を、北方の国境近くに配備する準備を進めている。
2010.09
Jane's Missiles & Rockets
AAD kills second endoatmospheric target
<1010-090024>
インド DRDO が7月26日に、AAD を用いて4回目の迎撃試験に成功した。 試験では
Prithvi を改造した標的が使用され、標的の発射5分後に AAD が、標的発射地点から70km離れた地点から発射され、高度15km
で迎撃した。
過去の迎撃成功は以下の通りである。
・2006年11月27日 PAD
・2007年12月 6日 AAD
・2009年 3月 6日 PAD
インドの BMD は二段階からなり、
・Phase 1
2012年実用化、2,000km以下の弾道弾対処、AAD 及び PAD からなる。
・Phase 2
2016年実用化、5,000km以下の弾道弾対処、AD-1 及び AD-2 からなる。
2010.08.27
Yahoo
ロイタ通信記事
「インドが中国との軍事交流を中止、軍幹部へのビザ発給拒否受け」<1009-082701>
中国がインドのカシミール地方の軍幹部に対するビザの発給を拒否したことを受け、インド政府は中国との
軍事交流を中止した。
インド政府は、軍幹部による中国訪問はなくなったとしている。
2010.08.25
Jane's Defence Weekly
India looks to Su-30MKI upgrade
<1010-082508>
インド空軍が、保有する Su-30MKI のうち50機を$2.42Bかけて改良する。 改良には
BrahMos の搭載も含まれる。 BrahMos を Su-30MKI の胴体下に搭載するための改修は現在ロシアの
Irkut社で行われているが、改良型 Su-30MKI では翼が強化され翼下にも搭載できるようにする。
Su-30MKI の改良は2011年に開始され2012年から配備される。
2010.08.23
Aviation Week & ST
India's GPS system close to operations
<1010-082302>
インドの GPS である Gagan が米 GPS の精度に悪影響を及ぼす恐れがあるとして続けられていた米印の話し
合いが合意を得て、Gagan は運用開始に近付いた。
Gagan は4月に GSAT-4 衛星の打ち上げに失敗したため代わりの衛星を11月に打ち上げる。 2012年には老杞憂化した
Insat-2E に代わる GSAT-10 が打ち上げられる。
2010.08.11
Jane's Defence Weekly
India seeks mini- and micro-UAVs
<1009-081106>
インド陸軍と空軍が7月下旬、mini-UAV と micro-UAV の国際 RfI
を発簡した。 micro-UAV は2kg以下で30分以上の滞空能力が求められている。
これとは別に空軍は6月に、Heron 及び Searcher U の後継となる UCAV の RfI も発簡している。
2001.08.04
Jane's Defence Weekly
India's AAD missile interceptor completes test
<1009-080408>
インド DRDO が7月26日、AAD の迎撃試験に成功した。 Prithvi を改造した標的は70km遠方
から発射され、高度100kmから下降して高度15kmで撃墜された。 AAD の迎撃試験は5回目で、そのうち4回成功している。
・第1回 2006年11月:高度48〜80kmで迎撃
・第2回 2007年12月:高度48〜80kmで迎撃
・第3回 2009年 3月:高度15kmで迎撃
・第4回 2010年 3月:標的弾がコースを外れ失敗
インドは二層 BMD を二段階で整備する計画で、第一段階は2012年までに配備する。
発展型は2016年に完成する計画で、50〜80kmでの大気圏外迎撃と、30km以下の大気圏内迎撃
の二層で構成される。
2010.08.04
Record China
インドがヒマラヤ山脈の難所でトンネル建設=中国への軍事的対抗が目的―米紙
<1009-080402>
1日付けのニューヨークタイムズ紙が、ヒマラヤ山脈ロタン峠でインドがトンネル建設に着工したと報じた。 同紙は
、トンネル建設が青海チベット鉄道を開通させた中国に対抗する意味を持つとしている。 工事は今年6月に着工し5年以内に完成する予定で、ト
ンネル建設のほかにも空港までの道路や軍の哨戒所、これまで未整備だった道路の修復を進めているという。
峠を通る道は中印国境の要路で、トンネル建設には重要な戦略的意義がある。 インド軍が国境部に配備される際に
は必ず通過しなければならないが、冬期には6ヵ月にわたり閉鎖されるなど、軍事行動の足かせとなってきた。
2010.08.02
Aviation Week & ST
Expanding umbrella
<1009-080201>
インドが7月26日に、標的弾の不具合で3月に中止された AAD の迎撃試験に成功した。 インド
DRDO は、高度50〜80kmの大気圏外迎撃を目指す PAD (Pradyumna) と、
30km以下の大気圏内迎撃用の AAD (Ashwin) からなる BMD Phase 1 を2013年初期までに戦列化したいとしている。
注目されるのは、インドが射程5,000km以上の弾道弾迎撃を目指そうとしていることで、AD-1、AD-2
と呼ばれる二種類の迎撃弾からなる Phase 2 では海外技術の導入を考えている。 有力な相
手先はイスラエルと見られ、DRDO は Arrow-2 の購入も検討している模様である。
2010.07.19
Aviation Week & ST
Astra fireworks
<1009-071906>
インドの Astra AAM は、最近行われた発射試験がデータリンクの不具合で失敗した。 現在
、不具合原因の調査中で、次回の試験は9月に予定されている。
初期型の Astra-1 は全長3.7m、胴径178mm、発射重量160kgで、最
大射程は80kmであるが、機動する戦闘機に対する射程はこれより短くなる。 打ち上げ弾道式の Astra-2 は
130kmの射程という。
2010.07.14
Jane's Defence Weekly
US and India look to enhance defence ties
<1008-071413>
米国防次官が7月1日、国防総省がインドとの防衛協力の拡大を目指しており、その一歩として軍事技術移転を進めるこ
とを明らかにした。 また国防長官も、このため武器輸出統制の手続きを見直す意向であると述べた。
インドは国内の防衛産業育成を推進しており、最先端技術の導入を目指している。
【註】
この背景には対中国戦略と共に、インド空軍の次期戦闘機 MMRCA の受注を米国機種に有利にする狙いがある可能性がある。
インドは MMRCA に AESA レーダ搭載と、ライセンス国産を条件にしている。
2010.07.14
Jane's Defence Weekly
India seeks to boost UCAV capability
<1008-071412>
インド空軍が6月29日に、UCAV に関する世界規模の RfI を発簡した。 RfI では最先端
技術を用いた長時間滞空、高実用上昇限度 UAV で、精密打撃兵器や衛星通信データリンクの搭載を求めている。
印空軍はこのほか、 IAI/Malat社製 Heron 及び Searcher U UAV の更新や、2011年までに同社製 Harop UAV の導入
を目指している。 インド軍は Searcher T/U 及び Heron を合わせて70機装備しているほか、Harpy 30機も保有して
いる。
また国防省は、陸軍が6〜8機の Heron を装備する UAV 部隊を2個、追加編成することを承認している。
2010.07.07
Jane's Defence Weekly
India to procure 42 more Su-30MKIs
<1009-070701>
インドが Su-30MKI 42機を$3.33Bで追加購入する。
42機はバンガロールの HAL社でライセンス生産される。 同社は既に発注された分と合わせて
180機を生産し、2016〜2017年までに納入する。
インド空軍はこの追加調達により、合わせて272機の Su-30MKI を保有することになる。
2010.07.06
Yahoo
毎日新聞記事
<1008-070601>
日本とインドの外務防衛次官級対話(2プラス2)が6日、ニューデリーで開かれ、両国が共同
でテロ対策を進め、シーレーン防衛のため協力を模索することで一致した。
昨年12月の日印首脳会談で安全保障分野の両国の連携強化を図るため定期開催が決まったもので、今回が初めての開催となる。
2010.07.05
Aviation Week & ST
Speed kills
<1008-070509>
インドとロシアが BrahMos-2 超高速 CM の共同開発について協議を進めている。 超高速
CM は目標に短時間で到達でき、敵の防空組織で撃墜されにくい利点がある。
インド DRDL は Mach 2〜8 を目指した scramjet/ramjet のデュアルモードエンジンを開発しているが、最初の実用型となる BrahMos-2 の
推進装置には、炭化水素燃料の scramjet/ramjet か、水素を燃料とした scramjet のいずれかが使用されることになる。
2010.07
Jane's Missiles & Rockets
Air-launched BrahMos starts static tests
<1010-070007>
空中発射型 BrahMos 用エンジンの地上に於ける静試験がロシアで行われている。 空中発射型は
地上発射型と同じラムジェットエンジンを使用するが、重量が3,000kgから2,500kgに軽減されるほか、固定翼や先端の形状も変わっている。
発射試験は当初2007年に計画されたが、度々延期されている。 運用開始は2012年に計画されている。
2010.06.28
Yahoo
ロイタ通信記事
<1007-062803>
菅首相が27日、G20 首脳会議の合間にインドのシン首相と会談し、年一回の首脳相互訪問を今後も続けることで一致し
た。
この席でシン首相は、安全保障・防衛面で日本との関係を強化すべきとして、シーレーン防衛が両国に有益と述べた。
2010.06.14
Aviation Week & ST
Fixed idea
<1007-061408>
インド海軍は現在 AEW機として Ka-31 を使用しているが、捕捉距離などの性能が不十分なため空母搭載用に固定翼の
AEW&C機を検討している。
これに対して Bell-Boeing社は2009年中頃に V-22 Osprey の AEW&C機を提案したが、同海軍は関心を示していない。
2010.06.07
Aviation Week & ST
Flanker flavor
<1007-060710>
インドとロシアが Su-30MKI の改良について話し合いを行っている。 改良型 Su-30MKI は
Super 30 と呼ばれ、レーダやアビオニクスが更新されるほか、BrahMos 1発を胴体下に
搭載できるよう機体が強化される。
空中発射型である BrahMos-A は2,500kgで、ブースタが変わるほかは艦上発射型や陸上発射型と99%が同じである。
2010.06.07
Aviation Week & ST
Rediness is all
<1007-060709>
Embraer社によると、インド DRDO が Saab-2000 Erieye をまねて国産した
AESA アンテナを搭載した EMB-145 AEW機が年内にも初飛行する。
2010.06.07
Aviation Week & ST
Autonomous ambitions
<1007-060708>
インドが今年中に、2発の対地兵器を機内弾庫に搭載できるステルス UCAV IUSA の開発
を開始する。 IUSA は ADE社が開発している MQ-1 Predator級の MALE UAV である Rustom(右図)などとは別の計画で、複合材を多用した機体
は新規に開発される。
IUSA のついては国産軽戦闘機 LCA を元にするとの見方もある。 2008年にインド DRDO の当時の長官が、2017
〜2018年に LCA を UCAV 化すると述べていた。
2010.05.24
Aviation Week & ST
Grand strategy
<1007-052403>
インド国防省が今後の技術開発の指針となるロードマップを作成した。 当面は2020年代の装備化
を目指している。
インドは射程1,000kmの Nirbhay CM を保有しているが、ロードマップでは長距離亜音速 CM を目指している。 また
遊弋索敵型ミサイルについてもイスラエルや欧州の企業と接触しており、3月には陸軍が遊弋索敵型中距離ミサイルへの関心を示している。
更に UAV を8〜10kmで撃墜できる DEW も目指している。
2010.05.19
Jane's Defence Weekly
India seeks to increase AEW&C capability
<1006-051912>
インド空軍は2004年に Il-76 A-50 輸送機に IAI社製 Phalcon レーダを搭載した
AEW&C 3機を発注し、2機を既に受領しているが、3機目が年内に納入される。
インド国防省が5月4日に議会に提出した2027年までの15年(5年×3)間の国防費見積もりには、AEW&C機の追加購入が上げられている。 インド
内閣の安全保障会議は2004年に、2011年までに$400Mかけて国産の AEW&C機を開発することを決めている。
2010.05.10
Aviation Week & ST
Flanking maneuver
<1006-051006>
インドが Su-30MKI に Nirbhay CM を搭載しようとしている。 Nirbhay の開発は5年以上前から行われており、最初に開発しているのは垂直
発射陸上型で、次いで空中発射型の開発が進められている。
Nirbhay は胴体中央に飛び出し翼、尾部に十字翼を持つ6mのミサイルで、射程は公表されていないが政府筋が800〜1,000kmであることを示唆し
ている。
2010.05.05
Jane's Defence Weekly
india extends MMRCA bid deadline
<1006-050513>
インド国防省が、2010年4月28日としていた MMRCA の提案期限を1年延期した。
2010.05.03
Aviation Weekb & ST
Trials delayed
<1006-050307>
インド空軍 MMRCA の機種選定作業は、飛行試験の遅れから遅れており、評価作業は2011年4月に開始される模様である。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
Indian AAD missile-defence trial aborted
<1006-050019>
インドが3月15日、AAD 迎撃弾による大気圏上層部に於ける迎撃試験を試みたが、
標的となった Prithvi U が発射約20秒後に搭載システムの故障により予定されていた弾道を外れたため
失敗した。
現地報道によると、この試験では高度15〜20kmでの迎撃が計画されていた。
2010.05
Jane's Missiles & Rockets
BrahMos flies vertical-launch mission
<1006-050006>
インドが3月21日、22回目となる BrahMos の発射試験を行い成功した。 今回の試験は Kashin級駆逐艦 Ranvir に装備
された BrahMos社開発の UVL 垂直発射機が使用された。 UVL は、現在ムンバイで建造中の Kolkata級駆逐艦3隻
と、ロシアで建造中の Talkata級フリゲート艦3隻にも装備される。
またインド国防省によると、BrahMos GLCM を装備する陸軍の3個連隊が近く編成される。
2010.04.07
Jane' Defence Weekly
India inducts BrahMos into air force service
<1005-040705>
インド国防省が3月26日、陸軍の追加2個連隊分240発の BrahMos と、Su-30MKI 搭載用に
小型化した BrahMos の開発を$2.57Bで発注した。 3月21日には BrahMos の22回目で初めての垂直発射試験が行われ、
Mach 2.8 での飛行に成功した。
また3月27日には射程290kmの Prithvi U と350kmの Dhanush、翌日には射程700kmの Agni 1
の発射試験も行われた。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
Indian Air Force to order more Akash missile systems
<1005-040024>
インド空軍が、既に発注している2個大隊分に加え、新たに6個大隊分の Akash SAM を発注
する。 空軍は2009年3月に発射機16基を発注しており、33ヶ月以内に納入される。
Akash 部隊の一部は、中国に対抗して、同国北東部に配備される。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
BrahMos cruise missile to be tested in the Baltic
<1005-040022>
BrahMos社が2月2日、ロシアで建造していて2011年にインド海軍に引き渡される Talwar級フリゲート艦 Teg による BrahMos
の発射試験が2011年初めにバルチック海で行われる。 かつてインドでは2010年と報じられていた。
未確認の報道によると、最初の潜水艦発射 BrahMos の発射試験が1月29日に行われた。 また2月4日付けのロシア政府報道によると、
空中発射型 BrahMos の発射試験は2012年度末に完了し、100機の Su-30MKI が搭載母機としてロシアで改修される。
2010.04
Jane's Missiles & Rockets
India to fly Agni-V missile within a year
<1005-040003>
インドが2月7日、射程3,500kmの Agni-V の4回目の発射試験に成功した。 この試験は導入
前試験の最終回で、陸軍の兵員により最大射程で実施された。
一方 DRDO長官によると、インドは Agni-V に第三段を取り付け射程を5,000kmとする
Agni-X の発射試験を1年以内に実施する。 Agni-X の設計は確定しており、既にサブシステムの試験に入っている。 Agni-X には Agni-V
と同じく1.5tの弾頭を取り付けられる。
2010.03.31
Jane's Defence Weekly
India succesfully tests vertical launch of BrahMos
<1005-033108>
インドが3月21日、航行中の駆逐艦から垂直発射される BrahMos の発射試験に成功した。 BrahMos は
Mach 2.8 で290kmを飛翔し、標的艦に命中した。 BrahMos は既にインド海軍に装備されると共に Il-38SD 洋上哨戒機5機への搭載も進められている。 しかしながら
潜水艦発射型及び Su-30MKI からの空中発射型の開発は、計画より遅れている。
一方ロシアとインドは、Mach 7 の超高速で飛翔する BrahMos 発展型の開発及び生産の計画を持っている。
2010.03.24
Jane's Defence Weekly
India, Russia to co-produce aircraft
<1005-032414>
インド国防相が3月15日、印露両国が多用途輸送機 (MRTA) 及び次世代
戦闘機 (FGFA) を、それぞれ同額出資して共同開発していることを確認した。
共同開発文書には、それぞれ2007年10月と11月に署名している。
2010.03.22
Aviation Week & ST
Carrier signal
<1005-032205>
プーチン首相が今月インドを訪問し、2004年に契約した空母が2012年末に引き渡されることが決まった。 Kiev級空母の Gorshkov は
甲板が延長され、MiG-29K が搭載できるようにスキージャンプ台が設置され Vikramaditya となる。
また2004年に契約された MiG-29K 16機に加え、新たに29機が追加発注された。 これによりインドは45機の MiG-29K を保有することになる。
オリジナルの MiG-29K である Article 9-31 は1988年に開発されたが、インドに引き渡されるのは Article 9-41 で、機体に複合材料の追加、
空中給油能力の付与、Phazotron Zhuk-ME スロットアレイレーダを含む新型アビオニクスへの換装、
ディジタルフライバイワイヤ及びグラスコックピットの採用などの改良が行われている。
2010.03.17
Jane's Defence Weekly
Saab submits standard Gripen for Indian MMRCA evaluation
<1005-031710>
Saab社の Gripen D が、3月中旬に行われる MMRCA 評価用として3月8日にインドに到着
した。 提案している Gripen NG がまだ開発途中であるためで、Saab社は評価に影響はないとしている。
2010.03.17
Jane's Defence Weekly
Selex AESA technology rides crest of fighter bids
<1005-031704>
Selex Galileo社が、インドの MMRCA に売り込んでいる Typhoon と Gripen NG やブラジルの FX-2 へ売り込ん
でいる Gripen NG、更に日本への Typhhon など、欧州の戦闘機売り込みにおいて AESA レーダで
重要な役割を果たしている。
同社は昨年 Saab社と Gripn 搭載の Raven ES-05 レーダの契約を結んだほか、Typhoon 搭載レーダ Captor の AESA化
について英国防省と$28Mの契約を結んだことが2月17日に明らかにされた。
2010.03.17
Jane's Defence Weekly
Israel targets Indian market opportunities
<1005-031703>
インドの国防費が4%増えて$32Bになるのを見て、イスラエルが武器の売り込みを積極化させている。 Rafael社や
Elbit社は現地企業と合弁会社設立している。
Rafael社が Spike-ER ATGM や ASPRO-A (Trophy) APS の売
り込みを図っているほか、IAI社は既に3機を売り込んでいる Phalcon Il-76TD AEW&C を更に3機売り込もうとして
いる。
2010.03.17
Jane's Defence Weekly
Russia seals $4 bn defence deal with India
<1005-031702>
ロシアのプーチン首相が3月12〜13日にインドを訪問し、総額$4Bにのぼる武器輸出契約に署名した。 23年前に建造され、1994年の火災で動か
なくなっていた空母を改修する契約は2004年に$975Mで行われたが、インドが$2.34Bの支払いに応じたことで2013年に引き渡
されることになった。
この空母に搭載される MiG-29K 16機は2004年に発注されているが、37,500tの国産空母に搭載する MiG-29K 29機の契
約も纏まった。 更に Su-30MKI 40機の追加発注が決まり、2017年までに国内生産150機を含む280機の Su-30MKI を装備
することになる。
また Akula U級原潜を10年間$700Mでリースすることも決まった。
2010.03.15
Aviation Week & ST
Venturing forth
<1005-031506>
インドへの武器輸出は現地企業との合弁会社を介して行われるが、その出資比率の上限を緩和する要求が出ている。
2010.03.13
Yahoo
毎日新聞記事
<1004-031301>
インドのシン首相とロシアのプーチン首相が12日にニューデリーで会談し、アフガニスタンなどでの
過激主義の台頭に協力して対処することで合意すると共に、アフガンのカルザイ政権がタリバンを政権に取り込むため和解交渉を進めていることに共に憂慮を表明
した。
また、軍事関係の一層の強化も確認し、ロシアからインドへの空母売買契約料の上積みや、MiG-29K 29機の売買などで
も合意して、契約書に署名した。
2010.03.10
Jane's Defence Weekly
India considers MMRCA radar competition
<1005-031002>
ロシアの業界筋によると、MMRCA の機種選定中のインドが AESA レーダの評価を
切り離して行おうとしている。 もしこれが実現すれば JAS 39 Gripen NG に搭載する Selex社の Galileo Vixen 1000E/ES05 Raven レーダを搭
載した MiG-35 や、Phazotron社の Zhuk-MAE レーダを搭載した Gripen など
'Frankenplane' が実現する可能性がある。
2010.03.01
Aviation Week & ST
MiG-29K rebound
<1004-030107>
インド海軍が16機発注している MiG-29K の最初の4機を受領し、2月19日に式典が行われた。
この16機は2004年に Kiev級空母 Admiral Gorshkov を$1.5Bで購入した契約に含まれている。
インド海軍は45機の艦載戦闘機を整備する計画であるが、残る29機の購入は未定である。
2010.03
Jane's Missiles & Rockets
Indian scramjet facility tests kerosene-burning combustor
<1004-030023>
インドの DRDL が、スクラムジェットエンジンの試験設備を開
発した。 この設備を利用して既にケロシンを燃料としたスクラムジェットエンジンの地上試験が開始されている。<
2010.02.24
Jane's Defence Weekly
Indian Navy welcomes MiG fighters
<1004-022411>
インド海軍が MiG-29KUB 艦載戦闘機最初の4機の受領式典が2月19日に行われた。 インドは訓練用の2機を含む
16機を2004年1月に発注している。
これらの MiG-29KUB を使用した初期訓練としての離着艦は、2009年9月にバレンツ海で、ロシア海軍空母を用いて行われた。
2010.02.24
Jane's Defence Weekly
Rheinmetall unveils RGM for India
<1004-022402>
Rheinmetall社がインドの防衛博で、インド陸軍向けの自走 Oerlikon 35mm回転弾倉砲 (RGM
) を公表した。 35mm RGM は Tata社製の8x8車に発電機と共に搭載されるが固有のレーダを持たず、他のレーダか
らの情報により EO/IR 装置を用いて射撃する。 射撃には通常 AHEAD弾を用いる。
2010.02.17
Jane's Defence Weekly
India's Agni V demonstrates 3,000km range
<1004-021707>
インドが2月7日に Agni V の発射試験を行い、Agni V は約3,500kmを飛翔して試験は成功した。 この結果三回の
試験に成功したことになった。 Agni V は全長17mの二段推進固体燃料の IRBM で、1.5tの弾頭を搭載する能力がある。 この成功によりイン
ドは射程5,000kmの ICBM(註:射程5,000kmでは IRBM である)開発に弾みがついた。
この試験は装備化に向けた試験とされているが、専門家は装備化までには少なくとも2年は必要と見ている。 射程
700〜800kmの Agni T 及び2,000〜2,300kmの Agni U は既に量産段階にあり陸軍が装備している。
2010.02.10
Jane's Defence Weekly
Boeing views AESA radar as key to Indian fighter contest
<1003-021005>
インド空軍が126機装備する次期戦闘機 MMRCA には6機種が候補に挙がっているが、AESA
レーダを実際に搭載しているのは F/A-18E/F、F-16E/F Block 60 と Rafake の3機種だけである。
AN/APG-79 Block U を搭載した F/A-18E/F を提案している Boeing社は、実質的な競争相手
は AN/APG-80 を搭載する F-16E/F(インド仕様は F-16N )だけと見て、受注に自信を示している。
2010.02.08
Aviation Week & ST
More MiG-29Ks in India
<1003-020805>
2月19日にインドが MiG-29K 艦載戦闘機4機を追加発注し、発注数が16機
になった。 この内6機は既に Goa の海軍基地に納入されている。
この契約を頭にしてインドは29機の MiG-29K を$1.2Bで発注し、2013年に導入する44,570tの空母 Admiral Gorshkov
と、2012〜2015年に就役する40,000tの国産空母に搭載する計画である。
2010.02.08
Searchina
核弾頭搭載、北京・上海も射程、ミサイル実験に成功―インド
<1003-020804>
インド国防省が7日、Agni-3 の発射試験に成功したと発表し、今回の成功を受けた直ちに陸軍に配備すると述べた。
Agni-3 の射程は,000〜3,500kmで、上海や北京の攻撃が可能とされる。
Agni-3 の発射試験は今回が4回目で、1回目は2006年7月に技術的問題で失敗したが、2007年4月と2008年5月の実験はいずれも成功した。
2010.02.03
Jane's Defence Weekly
Russian PAK-FA fifth-generation fighter makes maiden flight
<1003-020303>
PAK-FA の試作機である T-50 が1月29日に初飛行した。 飛行はロシア極東の Komsomolsk-on-
Amur の基地から離陸して45分間行われた。
ロシア観測筋によると、初飛行した機体には AESA レーダではなく Irbis-E PESA レーダが搭載され、エン
ジンも量産機に搭載される AL-41F1 ではなく、Su-27 に搭載されている AL-31F の改良型であるという。 ロシア空軍
は2015年に装備を開始する計画である。
一方、1月にインドが PAK-FA の共同開発に合意すると伝えられたが、2007年に Sukhoi社幹部が、共同開発は両国が50:50
で技術者や資金を提供し、知的財産も折半すると述べている。
2010.01.27
Jane's Defence Weekly
India stalls on signing defence accords with US
<1003-012707>
インド国防相と米国防長官が1月20日に会談したが、両国間の軍事協力はまだ同意に至って
いない。
インドは兵站支援の同意文書と通信インターオペラビリティの同意文書について更なる検討が必要としている。
2010.01.13
Jane's Defence Weekly
India, Russia close to finalising PAK-FA development deal
<1003-0113804>
ロシアとインドは2007年10月に、第五世代戦闘機 (FGFA) Pak Fa の共同開発
及び生産で政府間が合意したが、27ヶ月経って間もなく計画が開始される。 ロシアは単座型 FGFA 250機を装備する計画で、インドは
複座型200機を含む同程度の機数を計画している。
現在の Pak Fa 試作機はロシア空軍の要求だけに基づいておりインドの要求とは異なっていると見られることから、共同開発機は Pak Fa を元にする別の機体になる
模様である。 Pak Fa は本格的なステルス機で、RCS は0.5uと言われている。
2010.01.11
Aviation Week & ST
Saab revives carrier-borne Gripwn
<1002-011109>
インドが先月、空母搭載戦闘機の RfI を発簡したが、Saab社は Gripen NG を改造した
Sea Gripen を提案しようとしている。 同社は1990年代中頃から Gripen の空母搭載型を検討していた。
空母搭載のためには武装縣架装置、前脚などの改修と機体の強化が必要になるが、同社は400kgの重量増による空実重量7,500〜8,000kgで可能
としている。
2010.01.10
Yahoo
CNN 記事
<1002-011002>
インドの国境警備隊当局者が9日、北部のアムリツァル近郊のパキスタン国境付近で同日、パキスタン側からのロケット弾攻
撃の報復としてパキスタン側へロケット弾4発と自動小銃弾50発を撃ち込んだと述べた。 パキスタン側は攻撃の事実を否定している。
インドの地元メディアによると、インド側に負傷者はいなかった。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
India to develop missile-armed hypersonic UCAV
<1002-010045>
Mumbai の経済紙が、インド DRDO が超高速 UCAV を開発していると伝えた。 この UCAV
は Mach 5 で5,000km以上の航続距離を持ち、ペイロードを投下したのちには有人機のように帰投するという。 また衛
星打ち上げ用にも利用できる。
インドは2005年にスクラムジェット推進による超高速飛行体の模型を公表し、2008〜2010年に飛行試験を行うことを示唆していた。
2010.01
Jane's Missiles & Rockets
Indian Agni-U fails first night launch
<1002-010033>
インド陸軍が11月23日に、Agni-U IRBM の初めてとなる夜間射撃を行ったが
失敗した。 この射撃は11月6日に計画されていたが、技術的問題により延期されていた模様である。
発射重量16tの Agni-U は1999年4月に初めて発射試験に成功し、当初射程は2,000kmとされていたが、エンジンの改良とペイロードの軽量化で射程は
3,500kmになっていると見られる。 2009年4月に米国は、Agni-U の移動型発射基数を10基以下と見ている。