2006年のインド情勢に関する資料

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標     題
要         旨
2006.12.20 Jane's Defence Weekly Indian carrier conversion faces catch-up challenge <0702-122014>
 ロシア海軍の重空母巡洋艦 Admiral Gorshkov をインド海軍の STOL/拘束着艦式空母に改造する工事は、ロシアの Sevmashpredpriyatiye造船所で行われているが、構造上の問題が生起しその対策のため遅延 している。 しかしながらインド海軍によると、ロシア政府から計画期間内に完工するとの確約を得ている。
 インド海軍への引き渡しは2008年8月に予定されており、引き渡し後は Vikramaditya と改名して 2009年に就役する。
(関連記事 AW&ST 2004.02.02)
2006.12.06 Jane's Defence Weekly Interceptor missile test a success, says India <0701-120604>
 インドが Pruthvi U TBM を、国内で Pruthvi U を元に開発した直撃型迎撃ミサイル で撃墜した。 迎撃ミサイルの名称はまだない。 迎撃ミサイルは標的となった Pruthvi U の発射60秒後に発射され、 高度50kmで撃墜した。 開発した DRDO (Defence R&D Organization) によると、迎撃ミサイルは終末段階に アクティブシーカで誘導され、高い運動性を持つという。 但し実戦配備までには、まだ相当かかるとのこと である。
 インドは25年間続けてきた Trishul SAM の開発を最近中止したほか、Akash SAM も量産にはほど遠い段階にある。
2006.11.27 Yahoo 時事通信記事

ミサイル迎撃実験に成功、・・・」

<0623-112702>
 インドの PTI 通信によると、27日にインドが弾道弾撃墜実験に成功した。 実験では Prithvi-2 を発射し、約80km離れた別の実験場からほぼ1分後に発射された Prithvi-2 が、先に発射 された Prithvi-2 に命中した。
 Prithvi-2 は射程250kmの TBM である。
【註:】
 この報道が事実であれば、TBM で TBM を迎撃した初のケースとなる。
 ただ、米国の BMD でも、試験用の GBI は Minuteman U ICBM をブースタとして使用しており、Prithvi-2 がインターセプタのブー スタとして使用されたのであれば納得できる。
2006.11.06 Defense News Work halted on India's AWACS <0624-110605>
 2004年に開始したインドの AWACS 機開発が空軍の反対により中断しており、計画の見直しを行っている。  DRDO は当初、イスラエル製 Phalcon レーダをロシア製 Il-76 に搭載した3機を開 発する計画であったが、その後機種を Embraer EMB-145 に変更した。
 空軍は搭載機及びレーダの性能が要求を満足しないとして開発の継続に反対し、計画を2007年中頃までに見直すこととなった。  これにより装備化は2012年から2016年に延びることとなる。
2006.11 Jane's Missiles & Rockets Indian Army eyes Israeli SPYDER MR missile system <0624-110014>
 インドが Rafael-IAI 製 SPYDER-MR (Surface-launched Python and Derby-Medium Range) の採用を決めた。  採用理由の一つは、SPYDER-MR が SRBM に対処する能力があることである。
( SPYDER-MR 関連記事 JDW 2006.06.21)
 SPYDER-MR はブースタ付きPython 5 二波長 IIR AAM 及び Derby ARH AAM を発射し、最大射程は35km以上射高は16km以上である。  射撃統制は Barak SAM 用に開発したソフトを採用している。
 インドは SPYDER-MR を、Osa-AKM (SA-8) 及び Strela-10M (SA-13) の後継とするが、一部の旧装備も対固定翼機用として引き続き装 備する。
2006.10.23 Defense News Bribery scandal could cool India-Israel defense ties <0624-102303>
 インド中央調査局は、2000年に IAI社から Barak ミサイルシステムを$326Mで購入した際、当時の国防相や 海軍長官に収賄の疑いがあったとして被疑者の尋問を行っている。
 国内では反イスラエルの共産党を筆頭に、今後イスラエルと Popeye、Python の新規契約や BarakU の共同生産を白紙に戻す等の強硬 な意見があり、連合政権下の政府は、厳しい状況に立たされている。
2006.10.18 Jane's Defence Weekly India scretinises Barak-1 deal <0622-101811>
 インドの中央監察局が、2000年に行われたイスラエルの Barak-1 採用決定を巡る収賄 の疑いで、当時の国防相と退役海軍司令官を告発した。
 インドは2000年に7個システムの Barak-1 を購入している。
2006.10.16 Aviation Week & ST Filling gaps <0621-101611>
 インド国防省は、パキスタンが F-16C/D 36機を購入を決めたため、多目的戦闘機126機の機種選定を予定 より早める検討を進めている。 選定候補には F-16、F-18、Typhoon、Gripen、Dassault、MiG-35 があがっている。 空軍には40個飛行 隊あるが、主は旧式の MiG-21 で34個飛行隊あり、現有の MiG-29 及び Mirage-2000H も数年以内に退役を予定 している。
 このほかに、AWACS×3、国産軽戦闘機×20、Il-76 空中給油機×6、Rafael社の Spyder SAM ×18等の調達と 、現有の MiG-29 や Mirage-2000 の改善、Su-30MKI のライセンス国産の計画がある。 Spyder の 装備化は2009年初めになる模様である。
2006.10.11 Jane's Defence Weekly India swaps arms for co-operation with Myanmar <0621-101112>
 インドとミャンマが、ミャンマが国内に拠点を持つアッサム独立武装組織に対する取り締まりを強化しイン ド軍と共同掃討作戦を行う見返りに、インドが T-55 MBT、APC、105mm 軽榴弾砲、軽ヘリコプタを格安価格で提供する協定に同意した。
2006.10.11 Jane's Defence Weekly India's frigates to receive BrahMos anti-ship missiles <0621-101110>
 インド海軍の3隻の Tawar 級(Krivak V 級)フリゲート艦の VLS に、SS-N-27 Alfa Klub (3M-54E1) 代えて8発の BrahMos が搭載される。
 BrahMos は既に3隻の Project 61 駆逐艦の艦尾に搭載される工事が行われているほか、建 造中の3隻の Project 15A 駆逐艦の艦首に搭載される。 Project 61 の艦首には SS-N-2D Styx が引き 続き搭載される。
2006.10.02 Defense News India tries to fill growing missile defense gap <0624-100204>
 インド国防省は、陸軍と空軍が保有する SAM を3〜5年以内に更新するため、諸外国に各種装備に関 する提案を求める方針である。 インドが装備している SAM は旧ソ連時代のものであり、ほとんどが耐用命数を越えている。
 陸軍は約$400Mを投じて OSA-AK の後継を導入する方針で、年末までに RfP を発簡する。 候補には SpyderVL MicaSLAMRAAM などがあがっている。 また、総額$700Mにのぼる中長距離 SAM の要求は6ヶ月後に発簡予定で、PatriotAster30BUK MI-2 が候補となっている。
 空軍は Pechora の後継を$1B以上を投じて導入する計画である。
2006.10.02 Aviation Week & ST Banked credits <0620-100208>
 インドが導入を計画する、総額$2.3Bにのぼる126機の多目的戦闘機には、F/A-18E/F、F-16、Eurofighter、 Rafale、Gripen、MiG-35 が受注競争に加わるとみられ、RfP は11月〜12月中に発簡される模様である 。
2006.08.28 Defense News India's Su-30 costs double <0619-082806>
 インド HAL社が製造している Su-30 MKI の価格は当初見積もりの$4.8Bを大幅に越え、7月時点で $8.52Bとほぼ倍増している。 これは同国会計検査院が明らかにしたもので、高騰の理由は搭載機器及び支援 機材等の価格上昇とされる。
 インドは2000年に140機の Su-30 を国内製造することでロシアと合意、最終納入時期を2015年とし、これま でに20機が空軍に納入されている。
2006.07.26 Jane's Defence Weekly India to buy new land-attack missile <0616-072612>
 インド国防相が、ロシアから28発の 3M14E Klub-S LACM を$182Mで購入する ことを明らかにした。
 Klus-S は10隻保有する Kilo 級潜水艦の6隻に装備され、BrahMos ASCM を補完する。
2006.07.17 Defense News India Air Force wants more jets <0617-071704>
 インド空軍では、2012年までに34機の MiG 戦闘機が退役する。 空軍は既に150機の Su-30MKI と LCA (Light Combat Aircraft) を導入したが、更に総額$4Bで126機の MMRCA (Multirole Medium-Range Combat Aircraft) をライセンス国産する計画で年内に RfP を発簡する予定である。 所要数は200機以上となる可能性がある。
 候補機種には F-16、MiG-29M、Mirage 及び Saab Grippen が名乗りを上げている。
2006.06.26 Aviation Week & ST Irkut dealings <0614-062602>
 ロシアの Irkut社は、インドが保有する18機の 中古 Su-30 の後継として、12機の Su-30MKI を売り込むことで商議を進めている。 インドは18機をベラルーシに売却する方針である。
 一方、同社は2007年に、アルジェリアに28機、マレーシアに9機の Su-30 を納入する予定である。
2006.06.12 Defense News Despite India-China Pact, doubt in New Delhi <0616-061201>
 インドと中国は5月29日に防衛協力及び信頼性の醸成について合意文書を締結したが、1960年代から続く 国境問題の解決はほど遠く、軍事面での相互信頼関係は極めて低い。
 インドは中国のパキスタンへの武器輸出、マレーシアのココ島での海軍基地使用、インド洋での海軍力の増強等を懸 念しており、インド軍は中国との条約はほとんど期待できないとの見解を示している。
 また中国はインドの核共同開発を含む米国との軍事的接近と海軍力の強化を強く意識している。
2006.04.03 Aviation Week & ST Air defense overhaul <0609-040305>
 インドとシンガポールは SAM システムの更新を計画しており、欧米及びロシアの企業は各種 SAM システムの売り込み競争を行ってい る。
インド
 現在運用中のロシア製 SA-GOA の後継を計画中で、数週間以内に機種決定を予定している。 Rafael社は Spyder SR(右図)を、MBDA社は VL-Mica を提案している。
 Spyder SR は射程15kmで、Python 5 IIR AAM と Derby レーダ誘導 AAM を発射でき、迎撃高度は20〜9,000mである。 同社はまた、 垂直発射型でブースタにより>射程を35kmに延伸する Spyder MR の開発を進めている。
シンガポール
 空軍は改良ホーク6個 FU と RBS-70 Rapier 1個 FU を運用中であるが、維持経費の増大と部隊の強いシステム更新要求から10年以内に 更新する計画を進めている。
 改良ホーク後継には PAC-3、SAMP-T、VL-Mica、Spyder MR が、Rapier 後継には SLAMRAAM 、Mistral 2、Igla-S がそれぞれ受注競争に参加するとみられる。
2006.04 Jane's Missiles & Rockets India nears order for BrahMos-armed frigates <0609-040022>
 インドとロシアが3月に、Talwar 級フリゲート3隻の追加建造契約を$1.6Bで行う模様である。 既に 契約済みの3隻は Club-N を装備するが、追加分の3隻 はそれぞれ8発ずつの BrahMos 超音速 CM を装備する。
 BrahMos は既に15発が生産されており、Kashin U 級駆逐艦に装備される。 また Amur 級ディーゼル推進潜水艦を7m延長して8発ずつを搭載(右図)する。 インドは Amur 級潜水艦を4〜6 隻購入すると伝えられているが、契約されたとの報はまだない。
(関連記事 IDR 2004.11)
 インドの報道によると BrahMos には極東の2ヶ国を含む10ヶ国から引き合いが来ており、更に 射程1,000kmで陸上発射型の Enhanced BrahMos 計画も進められている。
2006.03.29 Jane's Defence Weekly Indian MoD denies Scorpene payment claim <0608-032909>
 インドが2005年10月にフランスと結んだ、6隻の Scorpene 潜水艦を$3Bで購入する契約を結んだ件で、仲介者 が存在していたことがインド国会で問題になったが、国防相はこれを否定している。
2006.03.27 Defense News India will upgrade balky MiG-29s <0609-032702>
 インドは保有する MiG-29 65機の FCS レーダの改善をロシア RSK社と$900Mで契約した。 改善により最新型 の AAM やレーザ誘導爆弾の搭載が可能となり、併せて耐用命数の延長を図ることができる。
 この他、インド海軍はロシアから購入した空母搭載用に16機の MiG-29K を発注し、更に国 産空母 ADS (Air Defense Ship) 搭載用として16機を追加発注する計画である。
 ロシアはまた、空軍が計画中の126機の中距離多目的戦闘機導入に、MiG-29SMT を提案している。
2006.03.15 Jane's Defence Weekly India moves to boost airborne surveillance <0607-031514>
= インド海軍の航空戦力強化に関する記事 =
MRA (Maritime Reconnaissance Aircraft)
 8機保有している Tu-142(右図)の後継で、2005年12月に米国の中古 P-3C のほか、仏、露、英のメーカに RfP が発簡された。
MRCA (Multi-Role Combat Aircraft)
 現在60機の装備が予定されているが、今後180〜190機に増強される可能性がある。
10t Helicopter
 16機の装備が予定され1月に RfP が発簡された。
MiG-29K
 44,500t空母 Admiral Gorshkov 搭載用に20機が発注され既に量産が開始されており、一番機は 2007年末に引き渡される。
 このほかに32,000〜35,000tのインド国産空母 ADS (Air Defence Ship) 用に12〜16機の追加発注もある模様 である
( ADS に関する記事 JDW 2005.04.06)
LCA
 インドが国内開発した軽攻撃機で両空母へ搭載される。 艦載型の初飛行は2007年4月に予定されている。
Sea Harrier 改
 16機保有する Sea Harrier FRS. Mk51 のレーダを、Elta社製 EL/M-2032 に換装する。
(関連記事 JMR 2005.06)
Il-38SD
 5機保有する Il-38 洋上哨戒機のアビオニクス及び電子戦装置を換装する。 Il-38SD の初号機は1月に就役している。
2006.03.13 Defense News Long-awaited programs move forward in Asia <0608-031308>
= アジア諸国の兵器受注状況 =
インド
Scorpene 潜水艦6隻の製造を Aramis社と$3.9Bで契約、2012年に1番艦を受領する。
Su-30MKI 140機を$3Bで国内ライセンス製造中でありこれまで18機が製造され、2018年までに全機を受領する。
・多目的戦闘機126機の導入を総額$5Bで計画中である。
豪州
 対空駆逐艦 AWD の開発プロジェクトを2005年に開始、3隻を総額$4.47Bで発注し、2013年以降受領年間1隻を 受領する。
シンガポール
 昨年12月に次期戦闘機として F-15SG を選定し、12機を総額$1Bで発注、2008年以降受領する。
中国
 2005年、ロシア NPO Saturn社に38機の Il-76MD/Il-78MK を総額$1Bで発注した。製造はウズベキスタンで行 われる。
2006.03 Jane's Missiles & Rockets India receives first upgraded Il-38SD aircraft <0608-030006>
 改良工事中であったインド海軍の Il-38SD 洋上哨戒機の最初の3機がインドに引き渡され、1月15日に対潜飛 行隊基地に到着した。 残りの2機は2006年中頃に引き渡される予定である。
(関連記事 JDW 2006.03.15)
 この改良では、レーダ、ESM 装置、EO などの搭載センサ情報を一元処理し、魚雷、爆弾、ASM などで攻撃する Sea Dragon システムが搭載された。
 ASM としては Kh-35E (AS-20) 亜音速 ASCM が搭載できるようになるが、インドは BrahMos 超音速 ASCM の搭載を予定している。 今回の改良で BrahMos の発射ができるか否か は不明である。
2006.02.20 Aviation Week & ST Learning the rules <0605-022008>
 インドは急速に世界有数の武器輸入国となっている。 米議会報告書では2004年度 の輸入額が$5.7Bで、$2.9Bであるサウジアラビアや$2.2Bである中国の二倍以上となっている。
 1月にニューデリーで開催された防衛博覧会 Defexpo の展示コーナは、米国、次いでイスラエルが大きく、過去10年間にインド軍の兵 器の75%近くを供給してきたロシアは三番目に追いやられている。
 一方、インドはアジア航空ショウで独自開発した BrahMos (右図) を展示したが、アジア市場 では注目されることがなく、ラテンアメリカに市場開拓をめざしている。
2006.02.20 Aviation Week & ST Market forces <0605-022007>
= アジアの軍需市場に関する特集記事 =
インド
 MiG-21 及び MiG-23 の後継として200機以上の戦闘機導入を計画しており、MiG-29M2、F-16、F/A-18 の他、Eurofighter Typhoon、 Saab Grippen、Mirage 2000 及び Rafale が売り込みを行っている。
台 湾
 中国が2015年には空母戦闘艦隊を複数展開するとして、P-3 哨戒機、PAC-3 及び潜水艦をはじめとする戦力増強を計画している。
日 本
 PAC-3 の導入を開始したが、米国と THAAD の導入について協議を開始した模様である。 また、F-2 の調達 数を削減したため、F-4 の後継検討が行われており、F-15、F-18、F-22 が候補に挙がっている。 機種選定は2009年頃とみられ、60機 程度を購入するとみられる。
シンガポール
 空軍の A-4SU 後継機に F-15SG を選定した。 搭載兵器を米国製とするか否かは未定である。 また、アジアで唯一 JSF 装備が確実 視されている。(以下略)
2006.02.10 Yahoo 産経新聞記事

「露のミサイル防衛システム・・・」

<0604-021001>
 ロシアがインドに最新型ミサイル防衛システム売却を提案していることが明らかになった。 インドが導入を 決めれば、南アジアで初となる。 だが、近代軍備を増強する中国を念頭にインドとの関係強化を目指す米国も兵器輸出に動いており、 南アジアでの軍拡競争は避けられない情勢となっている。
 ロシアでの報道によると、インドはパキスタンと中国からのミサイル攻撃を想定した防衛システムの構築を検 討しており、ロシア側は自国の最新ミサイル防衛システム S-300 S-400 の売却を提案した。
(関連記事 DN 2005.09.12)
2006.02.08 Jane's Defence Weekly India issues request for MiG-29 fleet upgrade <0605-020809>
 インド空軍は保有する67機の MiG-29 を$888Mかけて改良する事業の RfP を MiG社に発簡した。 改良では N019 パルスドップラレーダを Zhuk-M に換装し、新型のアビオニクス装置を搭載すると共に、 空中給油能力を付与する。 改良は2006〜2007会計年度に行われる 計画で、この改良によりインド空軍は MiG-29 を今後10〜15年間保有する計画である。
( Zhuk-M に関する記事 JDW 2005.02.02)
 またこれに合わせて125機の MiG-21 bis 及び40機の MiG-27ML の改良も行われる。 インド空軍は200〜250機の MiG-21 を保有して いるが2010年までに殆どが除籍される。