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出 典
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標 題
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要 旨
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2023.12.04 21:36 |
AFP BB |
ロシア軍将官死亡、州知事発表 自軍埋設の地雷踏んだ可能性も |
<2401-120416>
露ボロネジ州のグセフ知事がTelegramに4日、北方艦隊のザバドスキー少将が「特別軍事作戦」の任務中に死亡したと投稿した。
知事は死亡した状況には触れなかったが、複数のTelegram Channelは軍関係者の話として、ザバドスキー少将は11月末に前線から離れた場所で地雷を踏み死亡したと報じた。
ロシア軍が以前埋設した地雷だった可能性があるという。
【関連記事:2312-112908 (Kyiv Ind. 2023.11.29)】 |
2023.12.04 19:55 |
AFP BB |
ロシア軍、ウクライナ東部アウディーウカへの攻撃回数減少 町長 |
<2401-120414>
ウクライナ東部ドネツク州アウディーウカのバラバシ町長が3日、ロシア軍による過去24時間の攻撃が減ったことを明らかにした。
バラバシ町長はその要因として、悪天候に加えロシア軍の大きな人的・物的損失や士気の低下という三つを挙げた上で、「攻撃に志願するロシア人が減っている。 命令を拒否をする人も増えている」と述べた。
AFPはバラバシ町長の主張について、裏付けを取れていない。 |
2023.12.04 11:03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、動員体制に見直し必要=ゼレンスキー大統領 |
<2401-120409>
ウクライナのゼレンスキー大統領が定例のビデオ演説で1日、具体的な戦果を出すためのシナリオについて「特に動員の問題に関連しており、ウクライナの誰もがこの分野で変革が必要だと理解している」と強調し動員体制の見直しが必要だと述べた。
大統領府補佐官は国営TVで今週、前線に十分な人数を確保するために部隊の巡回配置が必要と訴え、多くの旅団が50代の兵士で占められていると語った。
一方、ロシア大統領府は1日、プーチン大統領が軍の最大兵員数を17万名増やす大統領令に署名したと発表した。 これにより軍の正規軍は132万名となる。 |
2023.12.04 07:25 (17:25 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 3 2023 |
<2401-120407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月3日の戦況 =
ウクライナの防空網が、ロシア軍が滑空爆弾によるスタンドオフ攻撃に大きく依存する動機付けになっていると報じられている。
ロシア軍は12月2日と3日の夜にミサイルとUAVによる攻撃を相次いで開始した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカ近郊に前進した。 |
2023.12.03 16:06 |
Kyiv Independent |
Official: Russia has lost over 7,200 troops, 530 units of military equipment over past week |
<2401-120306>
ウクライナのパヴリューク第一国防次官が12月3日、11月27日からの1週間におけるロシア軍の損害が人員7,210名、装備品534点であると述べた。 人員の損害には負傷者930名も含まれている。
この1週間でロシア軍は戦車62両、APC 117両、砲75門、MRL 6両、対空システム5個、車両144両などを失ったという。 またUAV 94機も失った。 |
2023.12.03 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 2 2023 |
<2401-120304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月2日の戦況 =
悪天候により、ウクライナとロシアの戦闘は前線全体でペースを落とし続けているが、完全に停止したわけではない。
ロシア軍は12月1日から2日にかけて、ウクライナ南部をShahed 136/131 UAVで攻撃した。
ウクライナと国際原子力機関 (IAEA) の当局者は、ザポリージャ原発が12月1日から2日にかけての夜に5時間半にわたってすべての外部電源から完全に切り離され、ロシアの占領下で8回目の完全停電となったと報告した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃続け、アウディーイウカ近郊に前進した。 |
2023.12.03 01:35 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、ロシア極東のシベリア鉄道の橋など「爆破」 BBC報道 |
<2401-120302>
BBCが1日にウクライナ治安部隊幹部の話として、ウクライナがシベリア鉄道の関連施設を11月末に爆破したと報じた。
爆破されたのは、ロシアと中国の国境付近を走るバイカル・アムール鉄道のトンネルや橋で、爆発は11月29日と30日に発生し、報道によると燃料タンクや線路などが損傷した。
BBCは、爆発による損傷の程度は「確認できていない」とする。 |
2023.12.02 09:58 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、東部マリインカ制圧と主張 ウクライナ軍苦戦か |
<2401-120207>
ロシアのオンラインメディアMashが1日、ウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツク市近郊の小都市マリインカを制圧したと主張する露軍現場部隊のビデオ声明をSNSに投稿した。
【Mar'inka の位置 (Google Map)】
事実であれば、東部戦線でのウクライナ軍の苦戦を示唆することになる。 |
2023.12.02 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 1 2023 |
<2401-120206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月1日の戦況 =
ゼレンスキー大統領とウクライナ軍最高司令官のザルジニー大将は、ウクライナの戦域周辺の防衛と要塞を強化する意向を示したが、現在および将来の防衛措置の議論にザポリージャ州を含めなかったことは注目に値する。
ウクライナの情報機関が12月1日にロシア極東のバイカル・アムール鉄道で別の列車を損傷させたと報じられている。
プーチン大統領が12月1日に、ロシア大統領市民社会人権評議会の構成を変更し、数人のメンバーを解任して反体制派の著名なメディア関係者を任命した。
ロシアの情報筋は、ロシア兵が前線地域で個人用電子機器やメッセージアプリを使い続けているため、ロシア軍が危険に晒されていると不満を漏らした。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、一部地域で前進した。 |
2023.12.02 07:44 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシア、南部ヘルソン州で戦力増強 クリミア方面への突破警戒か |
<2401-120205>
英国防省が11月30日、露軍が新編した第104親衛空挺師団を前線に派遣し始めたとみられると分析した。 担当地域はウクライナ軍が10月にドニエプル河を渡河して確保した南部ヘルソン州になる可能性が高いとしている。 露軍は、ウクライナ軍がクリミアへの突破口を開くことを警戒し、戦力を増強しているとみられる。
英国防省は一方で、同師団は訓練が不十分で精鋭とされる露軍の空挺部隊の基準に達していないもようだとも指摘した。
露軍事メディアは11月29日、東岸の集落クルインキ周辺で300~400名規模のウクライナ部隊が露軍と戦闘を続けていると報告した。 同川東岸はロシアが実効支配する南部クリミア半島に接する重要地域である。
【Krynky の位置 (Googe Map)】
一方、ウクライナ軍はクリミア方面に圧力をかけることで露軍の戦力を分散させ、反攻を進める南部ザポロジエ州や東部ドネツク州での戦局の膠着を打破する狙いだとみられている。 |
2023.12.02 04:08 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ゼレンスキー大統領、反転攻勢で「期待通りの結果得られず |
<2401-120203>
ウクライナのゼレンスキー大統領が11月30日にAP通信の取材に答え、6月に始めた反転攻勢について「期待通りの結果を得られなかった」と語った。
ゼレンスキー大統領は、要望した兵器のすべてを受けられなかったと述べ、米欧の軍事支援が追いつかず地上部隊が不利な状況に置かれたとの認識を示した。 |
2023.12.02 00:04 |
Kyiv Independent |
Mediazona confirms the identity of more than 38,000 Russian soldiers killed in Ukraine |
<2401-120201>
ロシアの独立系メディアMediazonaが12月1日にBBCロシアと共同で、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、戦死したロシア兵38,261名の氏名をオープンソースの調査で確認した。
11月17日の前回更新以降、1,200名多いのロシア兵の名前が死傷者リストに追加された。 |
2023.12.01 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 30 2023 |
<2401-120105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月30日の戦況 =
最近のロシアの世論調査によると、ウクライナでの戦争を全面的に支持するロシア人の数は2023年2月からほぼ半減し、ウクライナからのロシア軍の撤退を支持する数は支持しない人よりも多くなっている。
ロシア軍は11月29日と30日にウクライナにミサイルやUAVによる攻撃を複数回実施し、民間インフラを攻撃した。
ウクライナ保安庁が、11月29日夜に東シベリア鉄道の爆発に関与したと報じられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった。
ウクライナ軍観測筋は、ロシアが2ヵ所に長期保管していた武器や装備品を使用して約4ヵ月で2個戦車大隊を編成する計画だが、これは即使用可能な武器や装備が不足していることを示していると述べた。 |
2023.12.01 05:14 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア極東の鉄道で爆発 ウクライナ関与と報道 |
<2401-120104>
ウクライナメディアが情報筋の話として11月30日、ロシア極東ブリャート共和国の鉄道トンネルで爆発があり、ウクライナ保安局が関与していたと報じた。 ロシアは軍事物資の輸送に鉄道を利用していた。
爆発はウクライナから4,000km以上離れた場所で、貨物列車が走行中に四つの装置が爆発したというが、装置が仕掛けられた場所は不明である。
ロシア鉄道は、29日にも貨物列車の燃料タンクから煙が上がっていることに職員が気づき、車両を停止したと発表しており、被害は調査中だとした。 |
2023.11.30 11:42 |
乗りもの ニュース(Yahoo) |
「5分で一気に5機撃墜!」ウクライナ空軍報道官 パトリオットミサイルの重要性訴える |
<2312-113006>
ウクライナ空軍報道官が11月27日、米独から供与されたPatriot部隊が、5月13日のロシアのブリャンスク州上空において敵機を撃墜した件の詳細が報じられた。
報道官は、Patriot部隊が5月の戦闘でSu-34、Su-35、Mi-8MTPR-1、Mi-8 2機の計5機を5分以内に撃墜したとを明らかにした。 この件に関しては、戦闘後にロシア側の報道でSu-34とSu-35が相次いで撃墜されたことが報じられており、ウクライナ側の誤認ではなく、事実の可能性が高いとみられる。
この戦闘後、Patriotの脅威を恐れたロシア軍はしばらく同地や黒海上空での航空機での軍事行動を控えたという。 |
2023.11.30 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 29 2023 |
<2312-113003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月29日の戦況 =
ドニプロ河東岸で防衛するロシア軍が指揮系統を確立できていないことは明らかで、ロシア軍の士気と戦闘能力は低下し続けている。
ロシア軍のドニプロ部隊は、最近配置された疲弊した部隊や新編部隊などが多く、これが指揮系統混乱の原因になっている可能性がある。
ロシアがハイブリッド戦の一環としてフィンランドとの国境で移民危機を作為しようとしているのに対応して、ポーランドがフィンランドに軍事顧問を派遣することを検討していると報じられている。
ロシア外務省は11月28日、ロシアが日本との核削減協定を破棄したことを正式に発表した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されていない。 |
2023.11.29 23:52 |
Kyiv Independent |
Ukraine war latest: Russian general, 5 high-ranking officials reportedly killed in Ukraine |
<2312-112908>
ロシア軍第14軍団副軍団長のザヴァツキー少将がウクライナで地雷で死亡したと報じられた。
ロシアはウクライナでの高官の死亡報道についてほとんどコメントしないが、ロシアの独立系メディアMediazonaは最近、全面侵攻以降に殺害されたロシア軍少将5名の名前を確認した。
ウクライナの国家抵抗センターも11月29日、ザヴァツキー少将とは別にロシアが占領するヘルソン州のユヴィレイネ村への攻撃で、少なくとも5人のロシア高官が殺害されたと報じた。 |
2023.11.29 09:45 (19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 28 2023 |
<2312-112903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月28日の戦況 =
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、クピャンスクとアウディーイウカ付近に前進した。
チェチェン共和国のカディロフ首長が11月27日、チェチェンはロシア国防省隷下に2個連隊と1個大隊、ロシア国家親衛隊隷下に1個大隊を新編したと発表した。 |
2023.11.28 08:00 (18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 27 2023 |
<2312-112803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月27日の戦況 =
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ・クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった。
ロシア海軍副司令官のアスタポフ中将が11月27日、ロシア海軍が戦闘能力を高めるため、海軍歩兵旅団を師団に再編していることを認めた。
ウクライナのパルチザンは、占領下のウクライナ全土でロシア占領分子を標的にしている可能性が高い。 |
2023.11.27 22:49 |
Kyiv Independent |
Ukraine war latest: Russia reportedly suffers 'some of highest' casualty rates over past 6 weeks |
<2312-112715>
英国防省が11月27日、ロシア軍は過去6週間でウクライナで最も高い率で死傷者数を出している可能性が高いと報告した。 同省は、アウディーイウカに対する攻撃が主に原因だと述べている。
同省はウクライナ軍参謀本部の発表を引用して、11月27日までにロシアはウクライナで325,580名の兵士を失っており、11月にはロシア軍の損失は1日平均931人に達したと報告した。
英国防情報部は、最新情報には兵員の損失とは戦死者と戦傷者の合計で、その方法論を検証することはできないが、数字はもっともらしいと書かれている。 |
2023.11.27 17:55 |
Kyiv Independent |
Media: Ukraine hits aircraft factory in Russia's Smolensk |
<2312-112712>
(註:ウクライナのインターネットメディア)Hromadskeが11月27日にウクライナ軍事情報局 (HUR) からの情報として、ウクライナ軍がロシア西部スモレンスクの航空機工場を一晩で攻撃したと報じた。 HURはHromadskeに対し、攻撃とされるものの詳細を明らかにしていない。
スモレンスクはモスクワの南西400kmで、ウクライナの国境から300kmに位置している。
【Smolensk の位置 (Google Map)】
ロシア国防省は、ロシア軍が23:00頃にスモレンスク州上空でウクライナのUAVを迎撃したと主張したが、Telegramの現地チャンネルはスモレンスクで11月26日深夜に爆発音が聞こえたと報じた。 スモレンスク州知事代行は、インフラへの被害や死傷者はいないと主張した。 |
2023.11.27 13:03 |
Kyiv Independent |
UK Defense Ministry: Russian casualty rates 'some of highest' over last 6 weeks |
<2312-112708>
英国防省が11月27日、ウクライナに侵攻したロシア軍は、主にアウディーイウカに対する攻撃により、過去6週間で最も高い死傷率に見舞われている可能性が高いと発表した。 同省はウクライナ軍参謀本部の報告を引用し、ロシア軍の損失は11月中だけで1日平均931名に達したと述べた。
ロシア軍にとって今までで最も死傷者が出たのはバフムート市への攻撃がピークとなった2023年3月で、同省は最新の情報更新でロシア軍によるには1日平均776名であった。 |
2023.11.27 12:07 |
Kyiv Independent |
FT: Turkish exports of military-linked goods to Russia soar in 2023 |
<2312-112706>
Financial Timesが11月27日、ロシアの軍事生産に必要な物資のトルコからの輸入が2023年になって急増していると報じた。
トルコからの供給は米国が重要と指定しているマイクロチップなど45品目で$158Mにのぼるという。 これは2022年の3倍にあたる。 |
2023.11.27 09:56 |
日経新聞 |
ロシア、戦闘機3機撃墜主張 ウクライナ防空の弱さ露呈 |
<2312-112703>
ロシア国防省が26日の戦況説明で、過去24時間にウクライナ軍の戦闘機3機を撃墜したほか、ウクライナ東部と南部でUAV 機53機を撃墜したと発表した。
ロシア軍は、ヘルソン州のウクライナ側支配地域であるドニエプル川西岸上空でSu-27を2機、ドニエプロペトロフスク州の上空でMiG-29 1機をSAMで撃墜したという。 |
2023.11.27 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 26 2023 |
<2312-112702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月26日の戦況 =
ロシア軍は11月25日から26日にかけて、ウクライナ一帯にUAV攻撃を実施した。
ウクライナ軍情報総局がロシア領内で大規模なUAV攻撃を行ったと報じられており、ロシア占領当局はウクライナ軍がドネツク州で攻撃を仕掛け、広範囲にわたる停電を引き起こしたと非難した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、一部地域で前進した。 |
2023.11.26 13:20 |
Ukrainska Pravda |
Russia moves air defence systems from "NATO-encircled Kaliningrad" to battlefield in Ukraine – UK intelligence |
<2312-112604>
欧州Pravdaが11月26日、英国国防情報局が、ロシアがウクライナとの戦争での損耗補填として、11月にカリーニングラードから防空システムを移動させたことを示唆したと報じた。
これは11月にロシア軍輸送機が異常な動きを見せたことによるもので、英情報当局はロシア軍がウクライナで10月下旬にS-400に損失を被ったため、カリーニングラードからS-400を移したと見ている。 |
2023.11.26 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 25 2023 |
<2312-112602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月25日の戦況 =
ロシア軍は11月24日から25日にかけてShahed 131/136 UAVの改良型を使用して、全面侵攻開始以来最大規模のUAV攻撃を開始した。
ゼレンスキー大統領は11月25日、西側諸国が黒海での穀物回廊を守るため、ウクライナに艦船を移管させることで合意したと発表した。
アルメニアのパシニャン首相が、最近のロシアとアルメニア関係の悪化からロシアはアルメニアへの武器輸出契約を履行していないと述べ、アルメニアに輸出する武器をロシアが保有できるようにする代替案を提示した。
ロシア軍は11月25日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、ドネツク市の西と南西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.11.25 18:06 |
共同通信 (Yahoo) |
過去最大のロシア軍無人機攻撃 ウクライナ全土に75機 |
<2312-112505>
ウクライナ空軍が25日、同日未明にロシア軍による75機のUAV攻撃が全土にあり、74機を撃墜したと発表した。 2022年2月の侵攻開始以来で飛来数は過去最大という。
うち50機が首都キーウに飛来し、撃墜した破片により幼稚園や集合住宅で火災が起き、キーウ州では16,000世帯が停電した。 クリチコ市長によると最大規模であった。 |
2023.11.25 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 24 2023 |
<2312-112504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月24日の戦況 =
ウクライナ当局は、ロシア軍が11月22日にアウディーイウカへの新たな攻撃を開始したと報告したが、10月に発生した以前の攻撃よりも機械化能力が低下している可能性が高い。
ウクライナを支援するラムシュタイン会議は、11月22日に開催された第17回のオンライン会議で、ウクライナの防空能力をさらに発展させる決意を表明した。
11月23日にベラルーシのミンスクで開かれた集団安全保障条約機構 (CSTO) の集団安全保障理事会にプーチン露大統領は出席したが、アルメニアは最近のCSTOの行事や演習を欠席し続けている。
中国国営建設会社を含む中国企業は、ロシアとクリミアをつなぐ海底トンネルの建設計画に協力していると報じられている。
ロシア軍は、スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を行い、一部の地域ではわずかに前進した。 |
2023.11.24 20:58 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍、東部アウディーウカを「全方向から」攻撃 町長 |
<2312-112410>
ウクライナ東部アウディーウカ町長のバラバシ氏が24日、ロシア軍から3度目の大規模攻撃を全方向から受けていると明らかにした。 町長はロシア軍はアウディーウカに対し誘導爆弾やクラスター弾を使用しており、連日30~40回の「大規模」攻撃があると述べた。
また、多くの歩兵が派遣されているほか、大型兵器は舗装道路を工業地帯への攻撃に向かっているという。 |
2023.11.24 14:14 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア、要衝に大部隊投入 歩兵重視に転換か ウクライナ東部 |
<2312-112406>
AFP通信が23日にウクライナ軍関係者の話として、ロシア軍がアウディイウカ周辺に大規模な部隊を投入していると報じた。
ウクライナ軍の大隊幹部はAFPの取材に、ロシア軍は歩兵部隊を重視する作戦に転換してアウディイウカを奪取する機会を狙っているとし、ウクライナ軍が半分包囲されていると認めたが、同地を守り抜く十分な部隊を有していると強調した。 |
2023.11.23 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 22 2023 |
<2312-112304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月22日の戦況 =
米国家安全保障会議のカービー報道官が11月21日、イランがロシアに滑空爆弾を供給しており、イランがSRBMをロシアに供与する準備をしている可能性があると報じた。
Bloombergが11月21日、EUがウクライナに対する安全保障上のコミットメントを強化する計画を提案したと報じた。
ロシア軍は11月21日から22日にかけて、ミサイルやUAVによる攻撃を行った。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、ホルリフカ北西、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の境地帯、ザポリージャ州西部、ドニプロ河東岸で攻撃を続け、シンキウカの東で前進した。
【Synkivka の位置 (Google Map)】 |
2023.11.22 |
Military Land |
Invasion Day 637 – Summary |
<2312-112216>
= Left Bank Front Invasion Day 637 =
|
2023.11.22 10:09 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、アブデーフカで兵力投入削減 攻撃減少=ウクライナ軍 |
<2312-112207>
ウクライナ軍報道官がアブデーフカの戦況について21日、ロシア側の兵力や武器の投入が減少しているとの見方を示した。 報道官は、地上攻撃や空爆が減少していると指摘したが、侵略者はアブデーフカを包囲する計画を放棄していないとも述べた。
ロシア国防省はアブデーフカの南側の集落を攻撃しているとしたが、詳細は明らかにしていない。 |
2023.11.22 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 21 2023 |
<2312-112206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月21日の戦況 =
ロシア軍は11月20日から21日にかけてと21日に、ドネツク州の病院を含む港湾や民間インフラを目標にミサイル攻撃やUAV攻撃を行った。
ピストリウス独国防相が11月21日にキーウを訪問した際、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
アルメニア国防省は、アルメニアがウクライナに武器を供給する計画があるというロシアの主張を否定した。
ロシア軍は11月21日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.11.21 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 20 2023 |
<2312-112103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月20日の戦況 =
ロシアとフィンランドの国境におけるロシアのハイブリッド戦術は、2021年にロシアとベラルーシがポーランド国境で移民危機を引き起こしたのと似ており、NATOの不安定化を狙っている可能性が高い。
米国防総省は、11月20日にオースティン国防長官がキーウを訪問した際に、ウクライナに対する新たな安全保障支援パッケージを発表した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域ではわずかに前進した。 |
2023.11.20 08:15 (18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 19 2023 |
<2312-112003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月19日の戦況 =
ロシア軍は11月18日から19日にかけて、キーウ州、ポルタヴァ州、チェルカースィ州を中心にUAV攻撃を行った。
ロシア軍は19日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、西部ザポリージャ州で攻撃し、一部地域で前進したと報じられている。 |
2023.11.19 15:41 |
Kyiv Independent |
Official: Ukraine destroys over 700 units of Russian military equipment, 7,000 troops in past week |
<2312-111907>
ウクライナのパヴリューク第一国防次官が11月19日、過去一週間でウクライナ軍は、ロシア軍に装備711品目と7,029名の将兵を失わせたと発表した。
失った装備には戦車86両、APC 185両、MLR 17両、対空装備8基、車両170両などが含まれるという。 またUAV 123機、航空機1機も破壊した。
これより先の同日に参謀本部は、ロシア軍が侵攻開始以来318,570名を失ったと発表している。 |
2023.11.19 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 18 2023 |
<2312-111901>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月18日の戦況 =
ロシア軍は11月17日から18日にかけて、ウクライナに対しUAV攻撃を実施した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、アウディーイウカ市とドネツク市付近に前進した。 |
2023.11.18 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 17 2023 |
<2312-111805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月17日の戦況 =
ウクライナ当局は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸に橋頭堡を築き、西岸からの砲射程外にロシア軍を追い出す戦闘を行っていると述べた。
ロシア軍は、ウクライナ軍の反攻でザポリージャ州西部での教訓を、ヘルソン州での現在の防御戦に生かしているようである。
ウクライナ当局は、ウクライナ軍が10月7日にドニプロ河東岸での戦闘を開始して以来、ロシア軍は1個旅団に相当する死傷者を出したと報告し、ロシア軍はウクライナの他の地域からヘルソン州に戦闘力を移すことを余儀なくされたと報じられている。
ロシア軍は11月16日から17日にかけて、ウクライナに対してUAVやミサイルによる攻撃を相次いで行った。
ゼレンスキー大統領は、イスラエルとハマスの戦争がウクライナの砲弾供給に悪影響を及ぼしていると述べた。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、何ヶ所かで前進した。 |
2023.11.18 02:30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、南部ロシア支配域に複数の橋頭堡 ドニエプル川渡河 |
<2312-111801>
ウクライナ軍参謀本部報道官が17日、ウクライナ軍がドニエプル河東岸の陣地からロシア軍を押し出し、複数の橋頭堡を築いたと発表した。 ウクライナ海軍は、複数の橋頭堡を築き、ドニエプル河東岸で作戦を実施したと表明。
ゼレンスキー大統領はこの日、ウクライナ軍がドニエプル河で高速艇などを使った作戦を実行している様子を撮影した画像をTelegramに投稿した。
ロシアが任命したヘルソン州の責任者サルド氏は15日、ウクライナ軍がドニエプル河の渡河に成功し、ヘルソン州のロシアが支配する地域に入ったと認めていた。
ウクライナ軍のこの日の発表に対し、ロシアは今のところ反応していない。 |
2023.11.17 20:30 |
Kyiv Independent |
15 Russian warships destroyed, 12 damaged, Ukraine's navy says |
<2312-111713>
ウクライナ海軍報道官が11月17日、ロシアの全面侵攻開始以来ウクライナ戦争で、黒海で15隻のロシア艦が破壊され、12隻が損傷したと報告した。
ロシアの全面侵攻が始まって以来、ウクライナ軍は黒海艦隊の艦船を繰り返し攻撃し、英国のヒーピー国防省国務相が黒海におけるロシア海軍は機能的敗北したと表現した。 |
2023.11.17 18:20 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、アウディーイウカのウクライナ軍拠点に迫る…制圧されれば補給線断たれる恐れ |
<2312-111711>
英国防省が16日、ロシア軍がアウディーイウカで、クライナ軍の守備拠点があるコークス工場に迫っているとの分析を発表した。 アウディーイウカの戦況を左右するとみられる。
ISWが16日に発表した露軍事ブロガーの情報に基づく分析によると、露軍はウクライナ軍を南北から挟撃する形で前進している。 |
2023.11.17 16:05 |
Kyiv Independent |
Ukrainian Marines: Russia has suffered close to 3,500 casualties in Dnipro River battles |
<2312-111708>
ウクライナ海兵隊が11月17日、ドニプロ河での戦闘でロシア軍は1,200名以上が戦死し、3,500名の兵士と数十の装備を失ったと発表した。
海兵隊は、11月16日現在、この地域でロシア軍が1,216人の戦死、2,217人の負傷者を出し、戦車24両、装甲車48両、火砲89門、その他の車両135両、MRL9両、舟艇14隻を失ったと発表した。 |
2023.11.17 10:45 (20:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 16 2023 |
<2312-111707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月16日の戦況 =
ロシア軍は11月15日から16日にかけて、ウクライナに対してミサイルやUAVCによる攻撃を相次いで行った。
ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記が11月16日、中央管区上空の防空を強化していると発表したが、これはウクライナが最近、冬季に後方地域のロシア補給路に対する阻止作戦を実施する意図を暗示していることに対応したものと思われる。
ウクライナは、ロシアによるザポリージャ原発の占領が続いているため、設備やメンテナンスの不具合が発生し、発電所の安全が脅かされていると述べた。
元ロシア第6空軍兼防空軍司令官のスビリドフ中将が11月15日、スタヴロポリ地方の自宅で死亡しているのが発見された。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ロボティネ近郊、ヴァシリフカ北東で攻撃続け、アウディーイウカ近郊に前進した。 |
2023.11.16 17:01 |
日経新聞 |
ウクライナ、渡河作戦で3拠点確保 補給路を一部遮断 |
<2312-111614>
Wall Street Journal紙が15日、作戦に参加した兵士の話としてウクライナ軍が南部ヘルソン州のドニエプル河の渡河作戦で、ロシア支配地域の3ヵ所に拠点を確保したと報じた。 ロシア軍の補給路を一部遮断したものの、兵力では劣勢に立たされており、十分な部隊と装甲車を東岸に移送できるかが焦点となる。
ISWは15日の戦況分析で、ウクライナ軍が東岸で通常よりも大規模な作戦を実施したと指摘した。
ウクライナ軍南部作戦司令部のフメニュク報道官は、ロシア軍を河岸から3~8km先まで押し戻していると表明しているがロシア軍も激しく抵抗しており、一進一退が続いているもようである。 |
2023.11.16 09:45 (19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 15 2023 |
<2312-111608>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月15日の戦況 =
ウクライナ政府は、ロシアが穀物やその他の重要な食料を輸送する黒海回廊の航行を阻止しようとしているなか、黒海回廊を通る民間船舶に補償を提供する保険を国際保険会社と合意した。
最近のロシアの世論調査によると、ロシア人の約半数がウクライナでの戦争とロシアの和平交渉への支持を維持している。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃作戦を行い、一部地域で進前進した。 |
2023.11.16 09:41 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍の死者は3万人超か、市民団体が調査報告公表 |
<2312-111607>
ウクライナの市民団体が、2022年2月のロシアによる侵攻でこれまでにオープンソースを通じて死亡が確認できたウクライナ兵は24,500名、総数は30,000名を超えたとする調査結果を発表した。 今回の報告はウクライナ誌に掲載され、執筆した歴史家らは行方不明としてされる15,000名の多くが死亡したとみられることから、実際の死者数はさらに多いとの見方を示した。
New York Times米紙は8月に、匿名の米当局者の発言として、ウクライナの総死者数は70,000名近くと報じていた。 ロイタは数字を独自に確認できていない。
ウクライナ政府は死者数の公表は戦闘の弊害になる可能性があるとして国家機密として扱っている。 |
2023.11.16 08:13 |
Kyiv Independent |
General Staff: Russia has lost 315,620 troops in Ukraine |
<2312-111605>
ウクライナ軍参謀本部が11月16日朝、2022年2月24日に全面侵攻を開始して以来、ロシアはウクライナで315,620名の兵士を失ったと発表した。 この数字には、ロシア軍が過去1日だけで被った1,130名の死傷者が含まれている。
ロシア軍はまた、戦車5,388両、装甲戦闘車10,121両、車両と燃料タンク10,060両、火砲7,683門、MRL 892両、防空システム585基、固定翼機323機、ヘリ324機、UAV 5,689機、艦艇22隻、潜水艦1隻を失ったと述べた。 |
2023.11.16 00:29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部のロシア支配地域入り ロシア当局者が認める |
<2312-111601>
ロシア当局者が15日、ウクライナ軍がドニエプル河を渡河し、ヘルソン州でロシアが支配する地域に入ったと認めた。 ウクライナ軍は小規模なグループで活動しており、ロシアはこれを阻止するために援軍を送ったとしている。
ロシアが任命したヘルソン州の責任者サルド氏は、ウクライナ軍がドニエプル河の渡河に成功したと認めたが、ウクライナ軍は大きな損害を被っているとしている。 |
2023.11.15 |
Military Land |
Invasion Day 630 – Summary |
<2312-111511>
= Left Bank Front =
|
2023.11.15 08:20 (18:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 14 2023 |
<2312-111505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月14日の戦況 =
ロシア軍は、ウクライナ東部で複数正面での同時攻撃を実施することで、ウクライナから主導権を取り戻そうとしている可能性が高いが、ウクライナ軍が重要な地域で戦闘力を維持しているため、ロシア軍が主導権を完全に取り戻すことができるかどうかは依然として不明である。
ウクライナ大統領府のイェルマーク長官が11月13日、ウクライナ軍がドニプロ河東岸に足場を築いたと述べた。
ロシア軍は11月13日から14日にかけて、ウクライナの後方地域に対してミサイル、航空機、UAVによる攻撃を行った。
ロシア軍は14日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃作し、一部地域で前進した。 |
2023.11.14 08:55 (18:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 13 2023 |
<2312-111405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月13日の戦況 =
ロシアの国営メディアが、ドニプロ河東岸でロシア軍がドニプロ川のさらに東の陣地に再編成したという報道を発表し、ロシア軍司令部やロシア国営メディアが、東岸で進行中のウクライナ軍の作戦に対するロシアの対応について、調整された情報ラインを確立できなかったことを示唆している。
TASS通信とRIA Novostiの報道の原因や状況がどうであれロシアのメディア社会が、ドニプロ河東岸で何が起きているのかについて、いまだにまとまっていないと見ている。
ロシアの軍事ブロガーは、ロシアの後方地域に対するウクライナの攻撃ではなく、ウクライナの軍事施設等に対するロシアの攻撃をより強調しているが、報告されているロシアの攻撃の大部分はウクライナの民間施設に影響を与えているのに対し、報告されたウクライナの攻撃の大部分はロシアの軍事施設等に影響を与えている。
ブリンク駐ウクライナ米大使は、ロシアが回廊の使用を阻止しようとする努力が続くなか、11月13日に100隻目の民間船が黒海回廊を出港したと述べた。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、一部地域で前進した。 |
2023.11.14 04:40 |
共同通信 (Yahoo) |
黒海臨時航路に100隻 8月以降、穀物輸出継続 |
<2312-111403>
ブリンク駐ウクライナ米大使がTwitter(X)で、ウクライナが8月に設けた黒海の臨時航路を利用した貨物船が計100隻に達したことを明らかにした。 総計370万㌧の食糧や物資を輸送したという。
ウクライナ産穀物の輸出合意からロシアが7月に離脱し、穀物輸出を続けるためウクライナが独自に設けた臨時航路は、従来よりも沿岸近くルーマニア領海を通過してトルコに向かう航路で、陸上の防衛システムで安全を保証している。 |
2023.11.13 05:55 (15:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 12 2023 |
<2312-111302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月12日の戦況 =
ウクライナは、占領下のウクライナとロシアの後方地域で、ロシア軍、兵站、その他の重要な軍事施設に対する攻撃を強化しているようである。
ロシア軍は11月12日、ウクライナ南部を狙って限定的なミサイル攻撃を実施した。
ロシア軍は、クピャンスク~クレミンナの線、バフムート近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ウクライナ軍は11月12日、ドニプロ河の東岸でわずかに前進した。 |
2023.11.11 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 10 2023 |
<2312-111107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月10日の戦況 =
ウクライナ軍情報総局が10日、ウクライナのUSVがクリミア半島でロシア黒海艦隊の揚陸艇2隻を撃沈したと発表した。
ロシアの軍事ブロガーは、ドニプロ河東岸からウクライナ軍を追い出せなかったロシア軍の失敗に過剰反応し続けている。
ロシア軍はウクライナに対して10月、予想される大規模な冬季攻撃作戦に先立ち、9月よりも大幅に小規模で頻度の低いUAV攻撃を行った。
ロシア軍は11月10日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し一部地域で前進した。 |
2023.11.11 08:44 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、露揚陸艇2隻撃沈 クリミア西部 |
<2312-111106>
ウクライナ国防省情報総局が10日、クリミア半島西部のウズカヤ湾でUSV攻撃により露海軍揚陸艇2隻を撃沈したと発表し、沈没したことを示す写真も公表した。 同情報総局は、2隻が黒海海域で防空任務についていたと指摘し、今回の喪失により露軍の防空力がさらに低下するとした。
一方ウクライナメディアは、ウクライナ軍のザルジニー総司令官が10日に、ドネツク州アブデーフカの攻防戦で、1ヵ月に露軍に10,000名の人的損害を与えたほか、装甲戦闘車両350両、Su-25 7機を撃破したと明らかにしたと報じた。 |
2023.11.11 01:03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ウクライナによるドニエプル川東岸での橋頭堡建設を阻止 |
<2312-111101>
ロシア国防省が声明で10日、ロシア軍がドニエプル河東岸とその近隣諸島で橋頭堡を築こうとするウクライナ軍の試みを阻止し、この1週間で500名のウクライナ兵を殺害したと発表した。 ロシア国防省の声明によると、ウクライナ南部ヘルソンで戦闘が発生したという。
ロイタはロシア国防省の声明で発表したこの情報を独自に確認することはできていない。 |
2023.11.10 23:39 |
FNN Prime (Yahoo) |
ロシア揚陸艦をドローンで攻撃 |
<2312-111012>
ウクライナ軍が10日、クリミア半島でロシア黒海艦隊の揚陸艇2隻を攻撃したと発表し、映像を公開した。 揚陸艇には海兵隊員と車両が載っていたという。
ロシア側から被害に関する発表はまだない。 |
2023.11.10 23:28 |
Ukrinform |
ウクライナ軍情報機関、クリミアで破壊した露軍揚陸艇が沈没したと報告 |
<2312-111010>
ウクライナ国防省情報総局が10日、追加情報収集により、クリミアのヴジカ湾でロシア軍の小型揚陸艇アクラ型とセルナ型の2隻の破壊を確認したと発表した。 情報総局によると、アクラ型はすぐに沈没し、セルナは救助が試みられていたが沈没したという。
それ以前に情報総局は、10日未明ウクライナ軍がクリミアにてロシア軍の揚陸艇2隻を攻撃したとのみ発表していた。 |
2023.11.10 08:55 (18:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 9 2023 |
<2312-111004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月9日の戦況 =
ロシア軍は、ヘルソン州で進行中のウクライナ軍の作戦に対応するため、西部ザポリージャ州で防御を行いながら部隊を転用するため、ウクライナ東部での攻撃を維持するのに苦労している可能性が高い。
ロシア軍はここ数日、バフムート方面で威力偵察的な局地攻撃を開始している可能性が高い。
ロシア軍は8日、オデーサ市近郊で民間船を攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ方面、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、クピャンスク近郊で前進した。 |
2023.11.10 08:35 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナの「秘密兵器」PTS-2水陸両用車が渡河作戦で活躍 近く架橋決行も |
<2312-111003>
2022年末以来、ウクライナ軍はドニプロ河東岸のロシア軍陣地に対し、攻撃を加えてはすばやく撤収する襲撃を繰り返してきたが、10月19日にはウクライナ海兵隊第38独立海兵旅団の部隊と伝えられる渡河部隊がドニプロ河東側にとどまり、10日後もまだ左岸に留まり橋頭堡を確保した。
海兵隊の部隊は1980年代の古いPTS-2水陸両用輸送車に装甲車を積載して河を往復しており、PTS-2が甲板に装甲車を載せてドニプロ河を渡河している映像がネット上に出回った。
PTS-2はソ連で1960年代に開発されたPTSを改良したもので、MT-T牽引車の車台を元に、T-64の走行装置、T-72のエンジンを組み合わせている。 歩兵75名あるいは装甲車などの車両を1両輸送できる。 ウクライナ軍は2022年以前の時点でPTS-2を15両前後保有していたと伝えられる。 |
2023.11.10 04:32 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシアの防空システム弱体化 最新鋭兵器損失と英分析 |
<2312-111002>
英国防省が9日、ロシアがクリミア半島などに配備していたS-400を数基を失ったため配備変更を余儀なくされているとの分析を発表した。
国内の重要拠点に配備したS-400を配備変更する可能性があり、防空システムの弱体化はほぼ確実だと指摘した。 |
2023.11.09 19:07 |
Kyiv Independent |
Russia claims Ukrainian Neptune missile downed over Black Sea |
<2312-110909>
ロシア国防省が9日、ロシア軍が17:40頃にクリミア半島海岸近くの黒海上空でウクライナ軍のNeptune対艦ミサイルを撃墜したと主張した。
Neptuneは射程300kmのウクライナ製で、2022年4月14日にロシアのS-400を破壊し、ロシアの黒海旗艦Moskvaを撃沈したと報じられている。
ウクライナはこの件についてコメントしていない。 |
2023.11.09 07:45 (17:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 8 2023 |
<2312-110903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月8日の戦況 =
ウクライナ軍は8日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で反攻を続けた。
ロシア軍は8日、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部のクピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
ロシアが、エジプト、パキスタン、ブラジル、ベラルーシなど、以前に装備品を販売した国から部品を入手しようとしていると報じられている。 |
2023.11.09 05:34 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、民間船をミサイル攻撃 1人死亡、乗組員3人負傷 |
<2312-110902>
ウクライナ軍が8日、オデッサ州の港でリベリア船籍の商船が入港する際にロシア軍が発射したミサイルが命中し、1人が死亡しフィリピン国籍の乗組員3人や港湾職員が負傷したたと発表した。
この船は中国に鉄鉱石を輸送する予定だった。 |
2023.11.08 07:40 (17:40 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 7 2023 |
<2312-110803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月7日の戦況 =
ロシア筋によると、ウクライナ軍はドニプロ河東岸に限られた数ながら装甲車を移動させ、東岸でほぼ大隊規模の軽歩兵部隊で通常よりも大規模な地上戦を実施している。
ウクライナ軍は7日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で反攻した。
今まで楽観論を述べてきた著名なロシア人戦争支持派ミルブロガーがロシア軍の能力について、戦争について比較的悲観的な評価を表明し、ロシアが勝利するためには、ロシア経済と防衛産業基盤を戦時体制に完全に移行する必要があると強調した。
ケルチにあるロシアの造船所に対する11月4日のウクライナの攻撃は、黒海艦隊艦艇に大きな損害を与えた。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州東部と西部で攻撃を展開し、一部地域で前進したと報じられている。 |
2023.11.07 08:50 (18:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 6 2023 |
<2312-110703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月6日の戦況 =
ロシア軍が11月5日夜と11月5日から6日にかけてウクライナ南部の後方地域に対してミサイルやUAVによる攻撃を行い、5日にはヘルソン州の目標に対して過去最大規模の滑空爆弾攻撃を行った。
ロシアのミサイル生産が以前の予測よりも急速に増加したと報じられたため、ロシア軍は、精密打撃ミサイルの備蓄を増やしたとみられる。
ウクライナ軍はバフムート近郊と西部ザポリージャ州で反攻した。
ロシア軍は11月6日にクピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州東部、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.11.06 21:14 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍、東・南部で前線突破に「失敗」 ウクライナ軍 |
<2312-110608>
ウクライナ軍報道官が6日の国営TVの取材で、ロシア軍が先週ウクライナ東部および南部で前線突破を試みたものの、失敗に終わったと発表した。 報道官は「敵は複数の方面に同時攻撃を行っている」と述べた。
また同報道官によると、ロシア軍はウクライナが2023年に入り支配権を回復した南部ザポリージャ州ロボティネ付近でも陣地回復を試みたが成功していないという。
一方ロシア国防省は前日の5日、ロボティネ付近でウクライナの攻撃を撃退したと発表した。
AFPは、どちらの主張についても真偽を確認できていない。 |
2023.11.06 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 5 2023 |
<2312-110603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月5日の戦況 =
ウクライナ軍は11月4日、ケルチにあるロシアの造船所への攻撃に成功し、海軍艦艇に損害を与えたとみられる。
ウクライナ軍は11月5日、クリミア半島南部のロシア軍後方地域への攻撃を強化したと報じられている。
ウクライナのゼレンスキー大統領はNBCの取材で、戦争は膠着状態ではないと繰り返した。
ウクライナ軍はバフムト近郊で攻撃を継続し、11月5日にはザポリージャ州西部とドニプロ河東岸で前進したことが確認された。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.11.05 |
Military Land |
Invasion Day 619 – Summary |
<2312-110510>
= Avdiivka Front includes the vicinity of Avdiivka =
|
2023.11.05 14:52 |
Kyiv Independent |
Military: Ukraine damages Russian cruiser 'Askold' in Crimea |
<2312-110507>
ウクライナ海軍のリジェンコ大佐が、Radio Free Europe/Radio Liberty (RFE/RL) の取材で、11月5日に公開された衛星画像が11月4日のウクライナがクリミアのケルチに対して行ったCM攻撃で損傷を与えたのはKalibr CMを8発装備するAskold(註:1,000t未満のコルベット艦)であったことを明らかにした。
ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク中将は4日にCM攻撃でロシア艦に損傷を与えたことを明らかにしていたが、艦名は公表していなかった。
ロシア国防省はケルチの造船所が15発のCM攻撃を受け、その内の13発を撃墜したと発表した。 |
2023.11.05 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 4 2023 |
<2312-110505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月4日の戦況 =
ロシア軍は11月3日と4日にウクライナに対してミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
ウクライナ軍は4日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を継続した。
ロシア軍は、バフムートの南北、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の西と南西、ヴフレダル近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州の東部と西部で、クピャンスク州スバトベ州クレミンナの線で攻撃し、各正面で前進した。
BBCとロシアの野党メディアMediazonaが、2022年2月24日から2023年11月3日までに、ウクライナでの戦争で少なくとも35,780名のロシア軍人が死亡し、最近2週間だけでも923名が死亡したことを確認した。 |
2023.11.04 21:41 |
Ukrainska Pravda |
Ukraine's Air Force hits Kerch plant where Russian Kalibr missile carrier was docked |
<2312-110416>
ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク中将がTelegramで、空軍機がケルチ市を攻撃し、Kalibr CMを搭載する最新鋭艦を撃沈したことを明らかにした。
【Kerch の位置 (Google Map)】
また11月4日に空軍の防空部隊がIskander-K CM 3発を撃墜したことも明らかにした。 |
【註】
Iskanderは9P78-1 TELから9M723 Iskander-M TBM (SS-26) や、9M728 GLCMを発射する。 |
2023.11.04 20:41 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、欧州最大規模「コークス工場」の掌握狙いか…ウクライナ側が音声通信を傍受し判明 |
<2312-110414>
ロイタ通信によると、アウディーイウカの当局者が3日放送の国営TVで、露軍の次の目標は中心部に隣接する巨大なコークス工場の掌握だと明かした。 露軍の音声通信の傍受で判明したという。 ISWも3日、露軍がアウディーイウカの北側で前進したのを確認した。
【Avdeyvskiy Cone Plant の位置 (Goole Map)】
欧州最大規模とされるコークス工場は、ウクライナ軍が要塞化しているとみられるが、露軍が工場を制圧すれば、中心部への補給路を断つことにつながることから、当局者は「地面が乾き、前進が可能になれば、いつでも攻撃は始まる」と語り、露軍の大規模攻撃が近く始まる可能性を示唆した。 |
2023.11.04 08:35 (18:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 3 2023 |
<2312-110407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月3日の戦況 =
ロシア軍は11月3日、ウクライナ全土で特に大規模なUAV攻撃を実施した。
米国防総省は11月3日、ウクライナの防空体制の強化を主な目的としたウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
シリアのWagnerが、レバノンのヒズボラに提供することに同意したPantsir-S1防空システムをシリアに渡したと報じられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西部と南西部、ヴフレダル近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.11.03 10:15 (20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 2 2023 |
<2312-110305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月2日の戦況 =
ロシア情報筋によると、ウクライナ軍が11月1日にヘルソン州を統括するロシア軍司令部Dneprにミサイル攻撃を行った。
ウクライナ軍はバフムート近郊で前進し、11月2日に西部ザポリージャ州で攻撃を続けた。
韓国が、北朝鮮がロシアへの武器弾薬の移転を増やしていると報じられており、これまでに100万発以上の砲弾を届けたと報じられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西・南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.11.02 23:08 |
Kyiv Independent |
Ukraine war latest: Russia suffers heavy losses near Vuhledar; US sanctions 200 targets involved in Russian war effort |
<2312-110215>
ゼレンスキー大統領が11月2日、ドネツク州のヴフレダルへのロシアの進撃をウクライナ軍が撃退したと述べた。 その結果ロシア軍は、数十両の車両と多数の死傷者を含む大きな損失を被ったという。
【Vuhledar の位置 (Google Map)】
占領下のドネツク市の南西に50kmに位置するウクライナ軍が支配するヴフレダルは、2023年初頭にロシア軍が大きな敗北を喫した場所であり、攻撃部隊は数千名と100両以上の装甲車を失ったと報じられている。 |
2023.11.02 10:00 (20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, November 1 2023 |
<2312-110205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月1日の戦況 =
ウクライナ軍は11月1日、バフムト近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を続けた。
ショイグ露国防相が、ウクライナ軍がドニプロ河東岸で活動し続けているとするプーチン大統領の主張を繰り返した。
ロシア軍は10月31日夜から11月1日にかけて、主にポルタヴァ州を目標に比較的大規模なUAVやミサイル攻撃を実施した。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート方面、アウディーイウカ付近、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し各正面で前進した。 |
2023.11.02 08:31 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍総司令官が危機感、戦局こう着でロシア軍再建の時間与える恐れ |
<2312-110203>
クライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が1日、Economist誌への寄稿記事で、ロシアとの戦争が一進一退の消耗戦に移行しつつあり、このままではロシア側に兵力再建の時間を与えてしまうと危機感を表明した。 |
2023.11.01 22:10 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍が今年最大の砲撃、24時間で100集落以上 ウクライナ内相 |
<2312-110114>
ウクライナのクリメンコ内相が1日、ロシア軍が過去24時間に10州の118の集落に対し砲撃を行ったと発表した。 24時間に攻撃を受けた町村の数としては2023年最大の規模だったという。
現地当局によると、東部ハルキウ州と南部ヘルソン州でそれぞれ1人が死亡した。 また、東部ドニプロペトロウシク州知事は州内の都市ニコポリでロシア軍によるUAV攻撃があり、女性1人が死亡し、4人が負傷したと明らかにした。 |
2023.11.01 06:45 (16:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 31 2023 |
<2312-110106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月31日の戦況 =
ウクライナ軍は10月31日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を継続した。
ロシア軍は10月31日にミサイルやUAVによる攻撃を行った。
ロシア当局は、占領下のドネツク州でウクライナ人家族を殺害した容疑者2人を拘束した。
ロシア情報筋によると、ウクライナ軍は10月30日にセバストポリなどに対し、各種ミサイルで攻撃を行った。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、アウディーイウカ付近に前進した。 |
2023.10.31 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 30 2023 |
<2311-103105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月30日の戦況 =
ドネツク州ヴォルノバハで、所属不明のロシア兵がウクライナ人家族を殺害したと報じられ、ウクライナの占領地域に蔓延する暴力の脅威的な環境がさらに浮き彫りになった。
ウクライナ軍は30日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で前進を確認した。
ロシア軍は、主に囚人で構成された突撃部隊Storm-Zを、歩兵を中心とした接近戦の激しい正面での攻撃に投入し続けている。
ロシア軍は10月30日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西・南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、西部ザポリージャ州で攻撃し一部地域で前進した。 |
2023.10.30 18:37 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍兵士、ウクライナ東部で相次ぎ投降…「犠牲いとわない攻撃」で士気低下か |
<2311-103011>
ウクライナメディアによると、ウクライナ軍報道官が29日、ロシア軍が攻勢を続けるアウディーイウカで露軍兵士の投降が相次いでいると明らかにした。 報道官は「露軍の司令官は、威圧や暴力で兵士を無理やり戦わせている」と指摘した。
アウディーイウカでは、露軍が犠牲をいとわない攻撃を展開し、10月10日以降、推計で5,000名を超す死傷者が出ているが、戦況を知らされないまま戦場に送り込まれた兵士が多数いるため戦闘を拒否する露軍兵士が続出しているという。 報道官は「前日だけで約10名のロシア兵が投降した」と述べた。
米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官も26日の記者会見で、露軍がアウディーイウカなどで「命令に従わない兵士を処刑しているという情報がある」と述べ、兵士たちの士気は低下しているという。
駐米露大使館はSNSへの投稿で、カービー報調整官の発言について「とんでもないウソだ」と反発した。 |
2023.10.30 10:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシア軍がウクライナのレオパルト2をさらに2両撃破か、1週間で計5両 |
<2311-103005>
ロシア軍がウクライナ軍のLeopard 2 MBTをさらに2両撃破したようである。
ウクライナ軍は1週間で、4両目と5両目のLeopard 2を失ったことになる。 |
2023.10.30 10:00 (20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 29 2023 |
<2311-103004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月29日の戦況 =
ダゲスタン共和国や北コーカサス地方での反ユダヤデモは、ロシアにおける民族間・宗教間の緊張の高まりを浮き彫りにしている。
ロシアの超国家主義者たちは、反ユダヤ主義のデモがダゲスタンや北コーカサスからロシアの他の地域に広がるのではないかと懸念を表明した。
ロシアの軍事ブロガーは10月29日、空挺部隊司令官のテプリンスキー上級大将が、マカレビッチ上級大将の後任としてヘルソン方面で活動するロシア軍ドニエプル部隊の司令官に就任したと主張した。
ウクライナ軍は10月29日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻勢をかけ、バフムート近郊で前進した。
New York Times紙が、米国が2023年秋にウクライナにハイブリッド防空システム(註:FrankenSAM)を送ると報じた。
誰かが著名なロシア空挺軍関連の軍事ブロガーを閉鎖した可能性がある。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベの線、バフムート近郊、アヴディブフカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続けドネツク市の西に前進した。
ロシアの軍事ブロガーは、ロシア軍がウクライナに新しい電子戦データステーションシステムの配備を開始したと主張した。
ロシア軍関係者は、占領下のウクライナで凶悪犯罪を犯し続けている。 |
2023.10.30 09:28 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍人、民家で9人殺害か 明け渡し拒否、当局捜査 |
<2311-103002>
ロシア連邦捜査委員会が、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州の親露派ドネツク人民共和国支配地ボルノバハの民家で29日までに、子供も2人を含む市民9人が射殺された事件を、殺人容疑で捜査を始めたと発表した。 ロシア独立系メディアAstraは29日にロシア軍人の犯行だとの見方を報じた。
ウクライナ最高会議人権委員会のルビネツ氏は29日、家主の男性がウクライナ侵攻に参加するロシア南部チェチェン共和国の部隊に家を明け渡すのを拒んだため殺害されたとの情報があると指摘し、「ウクライナ市民が多数虐殺されたキーウ近郊ブチャなどでの拷問と同じだ」と通信アプリで非難した。 |
2023.10.29 09:50 (19:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 28 2023 |
<2311-102904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月28日の戦況 =
Wagner Gp.の残党がアウディーイウカ方面で戦っているロシア軍の部隊で戦っているようである。
ウクライナ軍は28日にバフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を続けた。
ロシア軍は10月27日から28日にかけて、ドニプロペトロウシク州に対してミサイル攻撃を行った。
ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を行い、一部地域で前進した。 |
2023.10.29 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
積み重なるロシア兵の屍、「孤塁」アウジーイウカを守る第110旅団の死闘 |
<2311-102903>
ウクライナ東部ドネツク市のすぐ北西にあるアウジーイウカ周辺に対して、ロシア軍の3個旅団が攻撃を仕かけたが、この攻撃は拘束 (fixing) 作戦と見られる。 ISWも早くも11日時点で「ウクライナはアウジーイウカへの攻勢について、ロシア側による拘束作戦だと認識しており、この軸に追加兵力を投入する公算は小さい」と分析していた。
ロシア軍はこの攻撃で他正面でのウクライナ軍を引き剥がし、こちらに張り付けることを目論んだが、これまでロシア側の狙いどおりにはなっていない。
ウクライナ軍によるアウジーイウカへの増援は、確認できるものではザポリージャ州のメリトポリに向かう軸の反転攻勢を主導していた第47独立機械化旅団の1個もしくは2個大隊だけである。
より大きな兵力のロシア軍部隊による連続攻撃に持ちこたえているアウジーイウカにいるウクライナ軍の数個旅団の1つは、この町の北面に配置された第110独立機械化旅団で、2,000名規模の第110旅団はウクライナ軍で最も経験豊富な部隊というわけでもなければ、最も装備の充実した部隊でもないが、この旅団は現時点でウクライナ戦争において最も過酷で最も重要な仕事をしていると言っても過言ではない。 他戦線からの増援を受けずにアウジーイウカを死守することで、ウクライナ軍の反転攻勢を停止させずにしている。 |
2023.10.28 21:49 |
Ukrainska Pravda |
Russian losses on Tavriia front increase again |
<2311-102815>
タヴリア作戦戦略軍のタルナフスキー司令官がタヴリア戦線におけるロシア軍の損失は再び増加し始めていて、ウクライナの守備隊は10月28日に529名のロシア兵を殺害した。
【Tavriia の位置 (Google Map)】
それによるとロシア軍は日中に戦車7両、装甲戦闘車9両、砲1門、UAV 11機、特殊装備1基、SAM 1基の装備と、弾薬36品目が破壊された。 |
2023.10.28 13:06 |
Kyiv Independent |
Umerov: Russia has lost 4,000 soldiers in battle for Avdiivka |
<2311-102809>
ウクライナ国防省によると、ウメロフ国防相が10月28日にオースティン米国防長官との電話会談で、アウディーイウカでのロシア軍の損失は4,000名にのぼると述べた。
ゼレンスキー大統領は前日、ロシアがアウディーイウカを占領しようとして少なくとも1個旅団を失ったと述べた。 |
2023.10.28 07:45 (17:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 27 2023 |
<2311-102806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月27日の戦況 =
ウクライナ軍は10月27日にドニプロ河の東岸を僅かに前進すると共に、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ロシア軍は、10月26日から27日の夜にミサイルとUAVにゆよる攻撃を行った。
ロシア当局が捕虜に関するジュネーブ条約に違反して、ウクライナ軍人捕虜にウクライナで志願兵として戦うよう強制した可能性がある。
ロシア軍は10月27日にアウディーイウカ周辺で攻撃を続けたが前進は確認されなかった。 米国国家安全保障会議のカービー報道官は10月26日に、ロシア軍はアウディーイウカ近郊で行った最近の攻撃で数千名の死傷者を出し、少なくとも125両の装甲車両を失ったと述べた。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近くのドネツク市南西、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ西部で攻撃し、バクムットの近くで前進した。 |
2023.10.28 05:52 |
共同通信 (Yahoo) |
ロ空軍、ミサイル攻撃抑制 英分析、インフラ狙う準備 |
<2311-102804>
英国防省が27日、ロシア空軍の長距離爆撃機部隊がウクライナに対しALCM攻撃を1ヵ月以上控えているとの分析を発表し、ミサイルを温存して冬場に電力インフラを狙う準備をしているとの見方を示した。
その上で、イラン製のUAVを併用したインフラ攻撃を繰り返す恐れがあると警告した。 |
2023.10.27 17:37 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア南部の原発付近にウクライナの無人機、攻撃阻止とロ国防省 |
<2311-102715>
ロシア国防省が27日、南部クルスク州の原子力発電所付近でウクライナのUAV攻撃を阻止したと発表した。 複数の国内メディアによると、爆発で核廃棄物貯蔵施設の正面が損傷した。 負傷者や被害はなく、放射線レベルも正常で、原発は通常通りに稼働しているとしている。
同省によると、クルスク原発があるクルチャトフ付近で26日夜にUAV 1機を撃墜した。 同原発は別の声明でUAV 3機による攻撃が阻止されたと表明した。
治安情報に詳しい国内メディアのBAZAとSHOTによると、UAV 2機は爆発に失敗したが、3機目は核廃棄物貯蔵施設の付近で爆発した。 |
2023.10.27 10:15 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ、レオパルト2戦車を続けて3両失う 主力旅団入れ替えの影響か |
<2311-102709>
ウクライナ軍はここ数日で、貴重なLeopard 2 MBTを立て続けに3両失った。 OSINTアナリストのパーペチュア氏によると、今週オンラインに出回った動画で、南部ザポリージャ州でLeopard 2A4が2両損傷し、ほか1両は遺棄されたことが確認されたという。
ウクライナ軍が6月上旬に反転攻勢に出て以来、西側から供与された戦車の損害としては最も大きなものになった。 |
2023.10.27 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 26 2023 |
<2311-102707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月26日の戦況 =
アウディーイウカ周辺のロシア軍の大幅な装備喪失は、長期的にロシアの攻撃能力を損なう可能性がある。
ウクライナ軍はドニプロ河東岸のヘルソン州をわずかに前進し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。 |
2023.10.27 05:32 |
時事通信 (Yahoo) |
「ロシア軍、命令不服従なら処刑」 米高官が指摘 |
<2311-102705>
米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は26日の記者会見で、ロシア軍は10月11日ごろからウクライナ東部ドネツク州のアウディイウカ周辺で激しい攻撃を行っているが、ウクライナ軍がロシアの戦車部隊を撃退し、多くの死傷者が出ていると述べ、訓練や装備が不足した部隊を動員し、人海戦術を取っていると指摘した。
その上で「ロシア軍指揮官が兵士を処刑すると脅しているという情報もある」と述べ、ウクライナに侵攻しているロシア軍について「命令に従わない自軍の兵士を処刑している」との見方を明らかにした。 |
2023.10.26 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 25 2023 |
<2311-102606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月25日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部でわずかに前進し、10月25日にバクムット近郊で攻撃を続けた。
ロシア軍は10月25日にアウディーイウカの近くで攻撃し、前進が確認された。
ロシアの情報筋は10月25日、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州で通常よりも大規模な作戦を再開し、東岸の複数の地域で陣地を維持していると主張した。 しかし、ウクライナ軍が東岸で大規模な作戦を再開したと主張しているのはほんの一握りのロシアの情報源だけである。
ロシア国防省は、10月25日にクズメンコ中将がロシア東部軍司令官であることを確認した。
ロシア軍は、ドネツク市の南西、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトーヴェの線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ西部で攻撃したが前進は確認されなかった。 |
2023.10.26 07:23 |
中央日報 (Yahoo) |
ロシア国防省「ウクライナの ATACMS ミサイルを初めて撃墜」 |
<2311-102604>
ロシア国防省が25日、ウクライナのATACMSを初めて撃墜したと明らかにした。 ロシア国防省がATACMS迎撃に成功したと明らかにしたのは初めてである。
ロシア国防省はこの24時間でATACMS 2発、SSMに改造されたS-200 1発、HARM 2発、HIMARS 2発などを迎撃したと発表した。 |
2023.10.26 07:08 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
露軍兵員死傷「5日で2400人」、ドネツク攻防は空爆主体に…ウクライナ報道官 |
<2311-102603>
ロイタ通信によると、ウクライナ軍の報道官が24日、露軍が攻略を狙う東部ドネツク州アウディーイウカ方面で、多数の戦闘車両を使った地上部隊による攻撃を減少させ、航空攻撃中心に切り替えたとの見方を示した。
露軍は記録的な損失が伝えられており人海戦術を修正したとみられるが、この報道官はドネツク州での露軍兵員の損失に関し「過去5日間で死傷者が2,400名に上っている」と主張し、大半がアウディーイウカ周辺だと説明した。 露軍が誘導爆弾による空爆を増やす一方、地上部隊は少人数になったとも述べた。
ウクライナ軍は2014年の親露派武装集団との紛争勃発後、アウディーイウカ死守のため地雷を敷設するなど要塞化を図ってきており、露軍はアウディーイウカ攻略に失敗し続けている。 |
2023.10.25 |
Military Land |
Invasion Day 609 – Summary |
<2311-102525>
= Avdiivka Front includes the vicinity of Avdiivka =
|
2023.10.25 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 24 2023 |
<2311-102507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月24日の戦況 =
ウクライナ軍は10月24日、ウクライナ東部と南部で反撃を続け、バクムットの南とザポリージャ州西部で前進した。
ロシアはShahed-131/136 UAVより安価で軽量な国産UAVで補完しているようである。
ゼレンスキー大統領が10月24日の演説で、黒海とウクライナの一時的な穀物回廊に対するロシアによる支配の低下を強調した。
ロシア軍は10月24日にアウディーイウカの近くで攻撃し、アウディーイウカの北東で前進したことが確認された。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン市の東30kmでドニプロ河から2kmにあるクリンキーで拠点数ヵ所を確保し、ドニプロ河の東岸への限定的な攻撃を続けたと主張した。
【Krynky の位置 (Google Map)】 |
2023.10.25 00:31 |
Kyiv Independent |
Record Russian armor, personnel losses in failed attempt to take Avdiivka by storm |
<2311-102502>
冬の到来を前にした10月9日、ロシア軍がウクライナ東部アウディーイウカ市で大規模な攻勢に出た。 アウディーイウカ市は2014年にドネツク州がロシア軍に占領された際にも持ちこたえてきた緊要なウクライナ軍の拠点で、ロシア軍はここに数十両の装甲車両と数千名の歩兵と砲兵、航空戦力を投入してきたが、2週間に及ぶ戦闘の結果ロシア軍はアウディーイウカ市の確保に失敗した。
にもかかわらず僅かな戦闘中断の後ロシアは19日に再び攻勢をかけまた同じ失敗をした。
ウクライナ軍参謀本部によるとこの日だけでロシア軍は兵員1,380名、戦車55両、IFV 120両を失った。 |
2023.10.24 19:00 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
「ロシア軍は弾薬400万発保有、戦闘1年可能」「北朝鮮は弾薬30万発提供」…エストニア軍ぐ |
<2311-102414>
エストニア公共放送が20日にエストニア軍情報機関トップのキビセルグ氏が記者会見で、ロシア軍が400万発の弾薬を保有し1年間は戦闘を継続できるとの見方を示したと報じた。 さらにロシアは北朝鮮から30万発の弾薬の提供を受け、長期戦への備えを進めているともした。 露軍が1日に使用する弾薬は1万発と推定されるという。
キビセルグ氏は、露軍のここ10日間の1日平均の攻撃回数が76回に及び、数か月前の20~40回に比べて増加したと指摘した。 被害は大きいものの、前線を安定させるため追加の契約軍人や志願兵を投入できる余地もあるとした。
北朝鮮による弾薬提供については、露南部クラスノダール地方で露軍が使用する1ヵ月分にあたる30万~35万発の弾薬が輸送されたと明らかにした。 |
2023.10.24 08:06 |
Kyiv Independent |
General Staff: Russia has lost 295,510 troops in Ukraine since Feb. 24, 2022 |
<2311-102404>
ウクライナ軍参謀本部が10月24日、ロシアが全面侵攻以来295,510名を失ったと発表した。 この中には前日に負傷した810名も含まれている。
報告によるとロシアは戦車5,105両、装甲戦闘車9,669両、油送車を含む車両9,447両、砲7,081門、MRL 828門、対空火器552、固定翼機320機、ヘリ324機、UAV 5,363機、艦艇20隻を失ったという。 |
2023.10.24 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 23 2023 |
<2311-102408>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月23日の戦況 =
ロシア軍が2024年にウクライナで必要とする砲弾は、2022年に比較して国内生産が低水準ではあるものの、北朝鮮からの輸入で補完されるため、十分な量を維持できる可能性が高い。
ロシア軍はアウディーイウカ周辺で攻撃し、アウディーイウカの北東で前進したことが確認された。
ロシアの情報筋は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州からウクライナ軍を押し戻したと主張したが、ウクライナ軍は東岸に拠点を維持していると述べている。
ロシア軍は、10月22日から23日の夜にミサイルとUAV攻撃を行った。
ウクライナ軍は、バクムット近郊とザポリージャ州西部で戦闘が続く中、10月23日にバクムットの南で前進した。
ロシア軍は、クピャンスク近郊、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、ドネツク市南部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃施し、一部の地域で戦果を挙げたことが確認された。 |
2023.10.24 07:06 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア軍の損失膨らむ 冬場控え東部で激戦 ウクライナ軍は渡河 |
<2311-102407>
ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州で総攻撃を仕掛けている。 戦場の冬季入りを目前に控え、ウクライナの攻勢をくじいておくのが狙いで、22日も同州アウディイウカなどで激戦が繰り広げられた。 ウクライナ軍は徹底抗戦で踏みとどまっているためロシア軍の損失が膨らんでいるもようである。
ウクライナ側の情報では、ロシア軍はアウディイウカ周辺で過去1週間に推計5,000~6,000人の兵士が戦死した。 ISWは22日にロシアが前線に部隊の増派を続けていると指摘し、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、ロシアには「自軍は人的損害を気にせずに戦える」と示す狙いがあると分析している。
一方、ヘルソン州ではウクライナ軍がドニエプル河を渡河し、ロシアに占拠された東岸に拠点を設けたと伝えられる。 クリミア半島とロシア本土を結ぶ「陸の回廊」の分断に向け一歩前進した。
ただ、TASS通信によると、ロシア軍は22日の戦闘でウクライナ軍部隊を撃退したと主張していることから、ウクライナが橋頭堡を東岸に確保したかは予断を許さない。 |
2023.10.24 00:39 |
Kyiv Independent |
Military intelligence: 400,000 Russian soldiers occupy Ukrainian lands |
<2311-102401>
ウクライナ軍情報部門の報道官が10月23日にKYIV24 TVで、現在ウクライナ領内に400,000以上のロシア軍がいると述べた。 |
2023.10.23 15:05 |
Ukrinform |
ロシア軍は艦船の一部をクリミアから占領下ジョージア領へと移動させようとしている=宇情報総局 |
<2311-102305>
ウクライナのスキビツィキー情報総局副局長がApostrophe TVの取材で、ロシア軍が黒海艦船の一部をウクライナ領クリミアからロシア領ノヴォロシースクの港へと移動させたが、同港には全ての艦船を停泊させることができないことから、ロシアが占領するジョージア領の港も利用することを決めたと発言したとTelegramで述べた。
さらに副局長は、現在ロシアが占領しているジョージア領アブハジアにおいて浚渫などの関連作業を行っり、港湾インフラの再建を行ったりした。と発言した。 |
2023.10.23 10:42 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍の死傷者24万~29万人か…英国防省が推計、「ワグネル」は含まれず |
<2311-102304>
英国防省が22日、2022年2月のロシアによるウクライナ侵略開始以降、ロシア軍の死傷者が24万~29万名に達したとの推計を明らかにした。 このうち15万~19万名が死亡もしくは戦闘に復帰できない重傷を負ったという。 この推計にはWagner戦闘員は含まれていない。
ロシア軍は10月になって、ドネツク州アウディーイウカへの大規模攻撃を仕掛けているが、ウクライナ軍の激しい抵抗で大きな損失を被っている模様である。 |
2023.10.23 06:45 (16:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 22 2023 |
<2311-102302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月22日の戦況 =
ロシア軍は、10月19〜20日でのアウディーイウカ正面での機械化部隊による突撃が失敗したにもかかわらず、増援部隊を投入している。
ウクライナ軍は10月22日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続けた。
ロシア軍は10月22日にウクライナに対してミサイルとUAVによる攻撃を行った。
ロシアの著名なミルブロガーである前線の司令官は、ロシアのトップダウン検閲を批判した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディ~イウカ-ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃を行い、10月22日に一部の地域で前進した。 |
2023.10.22 15:30 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア占領地への渡河作戦開始か ヘルソン州 |
<2311-102205>
ロシア政府系の軍事ブロガーが22日までに、ウクライナ軍がドニプロ河を渡河し東岸地区への進撃を図っているとみられると述べた。
この軍事ブロガーは20日、ドニプロ河東岸での戦闘は河沿いにあるクリンキー村近くで起きているとし、ウクライナ軍はロシア軍が支配する河岸地域で主導権を握るため予備役兵を投入し、足がかりを築こうとしているとの見方を示した。
【Krynky の位置 (Google Map)
ロシアのブロガーたちは今週になり、ウクライナ軍が渡河し一部はロシア軍の防御を突破したと報じていた。 東岸に位置するピシチャニウカを含む二つの村へ迫っているともしていた。
【Pishchanivka の位置 (Google Map)
ウクライナは渡河作戦について公式なコメントは発表していない。
ただ、東岸地域への攻撃は以前も試みていて、6月にはアントニウスキー橋近くのロシア軍の占領地で拠点の構築を初めて果たしていた。 夏の間は複数の攻撃を行ってもいた。 |
2023.10.22 06:45 (16:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 21 2023 |
<2311-102201>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月21日の戦況 =
ウクライナ軍は、過去数日間にアウディーイウカに対するロシアによる強力な攻撃を撃退し、この地域のロシア軍にさらに大きな人員と装備の損失を与えた可能性がある。
ロシア軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナ軍を阻止するため、陣地への補給および陣地の強化に苦労している。
ウクライナ軍は10月21日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続けた。
ロシア軍は、おそらく冬期にさらなる打撃を行うため、ウクライナの防空の盲点を見つけようと、ウクライナの後方地域へミサイル、GB、UAVを組み合わせ航空攻撃をしている可能性がある。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンのナ線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の南西、ドネツク-ザポリ州とジャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、複数正面で前進した。 |
2023.10.21 06:00 (16:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 20 2023 |
<2311-102101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月20日の戦況 =
ロシア軍は10月20日にアウディーイウカの近くで新たな攻撃を開始しわずかに前進した。 ロシア軍は大量の物資と人員の損失にもかかわらず、この地域での攻撃を続けている。
ウクライナ軍は10月20日、ドニプロ河東岸のヘルソン州で大規模な地上作戦を継続し、東岸の集落を確保したことが確認された。
ロシアとウクライナの情報筋は、ドニプロ河東岸のヘルソン州の東岸を守るロシア部隊は、他正面のロシア軍よりも能力が比較的低いことしている。
ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続けたが、前進は確認されなかった。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で僅かに前進した。 |
2023.10.20 12:44 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア占領のドニプロ川東岸に部隊進めたか |
<2311-102009>
ウクライナ軍参謀本部が19日朝、 過去24時間のうちにロシア軍が南部へルソン州のピシュチャニヴカ村を空爆したと報告した。
【Pishchanivka の位置 (Google Map)】
その付近にウクライナ軍の部隊がいるかは、明らかにしなかったが、ピシュチャニヴカ村はドニプロ河の東3kmにあることから、部隊がドニプロ河を渡河してロシア支配地域へ進んだという情報を事実上認めた。 ISWは、ウクライナ軍がドニプロ河から東へ4km進んだとの見方を示している。
ロシアミルブロガーのWarGonzoは19日、ドニプロ川の東岸で戦っているウクライナ軍の部隊は、イギリスで訓練されたと書いた。
ウクライナ軍はこれまでも何度か、ドニプロ河を東へ越える小規模な作戦を散発的に実施しているものの、今回の渡河作戦とその後の前進は、さらに大規模な渡河作戦に備えて、支配地域を拡大するのが目的と推測されている。 |
2023.10.20 08:00 (18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 19 2023 |
<2311-102007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月19日の戦況 =
ロシアの情報筋は、10月19日にドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナ軍が行った通常よりも大規模な戦闘について議論を続けているが、ウクライナ軍がドニプロ河岸とアントニフスキー鉄道橋の近くで一部を確保した可能性がある。
10月18日に公開された衛星画像は、ルハンシク市の飛行場に対するATACMSによる攻撃が10月17日にヘリ数機に損傷を与えた可能性が高いことを示唆している。
ウクライナ当局は10月19日、ロシア軍がアウディーイウカ近郊で大量に車両を失ったなか、ウクライナ軍が過去10日以内にドネツク州で5機のロシアの固定翼空機を撃墜したと報告した。
ウクライナ軍は10月19日の反撃で、バクムットの南とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
ラブロフ露外相が10月19日に平壌で北朝鮮の崔外相と会談したが、北朝鮮から軍需品を追加調達するロシアの進行中動きと見られる。
ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍が攻撃を進めているため、ロシアは予備軍を損耗させているとを見ている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の南、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。 |
2023.10.20 00:20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、米供与の長射程ミサイルを定期的に取得の予定=外相 |
<2311-102002>
ウクライナのクレバ外相が19日、今後も米国からATACMSを定期的に受け取ると述べた。 これは9月下旬にワシントンで行われたゼレンスキー大統領とバイデン大統領の会談で合意された結果だとした。
供給されたミサイル数は公表されていないが、New York Times紙によると、現時点で20発だという。 |
2023.10.19 21:12 |
時事通信 (Yahoo) |
クリミア橋防衛、ロシアの「負担」に ウクライナの攻撃で 英国防省分析 |
<2311-101915>
英国防省が19日のウクライナ戦況報告で、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋について、多方面での防御が必要とされ、ロシアにとって安全保障上の大きな負担になっていると指摘した。
ロシア軍は橋の防衛のため、他地域に配備するはずの防空システムや要員を割くことになり、ロシアの戦力はそがれている。 英国防省は「この巨大で脆弱な建築物を守るというロシア治安部隊の自信は、ウクライナ軍の巧妙な作戦によって揺らいでいる」と分析した。
クリミア橋は繰り返しウクライナの攻撃を受けている。 |
2023.10.19 10:03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、黒海艦隊司令部都市でミサイル撃墜 被害なし=市長 |
<2311-101909>
ロシアが18日、ロシア黒海艦隊司令部が置かれているウクライナ南部クリミアのセバストポリでミサイルを撃墜したと、ラズボジャエフ市長がTelegramに投稿した。 死傷者やインフラへの被害はなかったという。
国防省はその後、クリミア半島でS-200 SAM(註:SA-5)の改良型2発を撃墜したと発表したが、ロイタは発表を独自に確認できていない。 |
2023.10.19 07:45 (17:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 18 2023 |
<2311-101908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月18日の戦況 =
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍の2個海軍歩兵旅団のおそらく中隊規模の部隊が、10月17〜18日にドニプロ河を越えてヘルソン州の東岸を攻撃したと主張した。
ロシアの情報筋は、ドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナ軍が進めている動きについて明白な懸念を表明し、これらの活動をウクライナの大きな作戦の一部と見なした。
ISWは、ドニプロ河東岸のヘルソン州でのウクライナ軍の活動きについて、ウクライナ軍が東岸に橋頭堡を作成したと見ていない。
ウクライナ軍はウクライナ東部と南部で反撃を続け、バクムット州の近くとザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
10月17日の衛星画像には、ベルジャンシク飛行場へのATACMS攻撃がロシアの航空機と飛行場施設に損害を与えた可能性が高いことを示唆しているが、ISWはまだ被害の程度を確認できていない。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ方向、ドネツク市南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカの南で前進した。 |
2023.10.18 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 17 2023 |
<2311-101813>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月17日の戦況 =
ウクライナが、10月17日に初めて占領下のウクライナでロシアを攻撃するために米国が提供したATACMSを使用した。
ウクライナのATACMSは、ロシアにとって作戦上重要な飛行場を攻撃し、ロシアの航空機の一部を最前線から遠く離れた飛行場に撤退させる可能性がある。
ATACMSの登場はまた、後方地域にあるロシアの弾薬庫に脅威をもたらし、ロシア軍は既存の基地を強化するか、さらに基地を分散させるかの選択を余儀なくされる可能性がある。
ロシアの情報筋はATACMSに対する恐怖を示しており、ロシアの意思決定に影響を与える可能性がある。
ウクライナ軍は反撃を続け、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺く、ドネツク市の南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部に沿って攻撃を続け、特定の正面で前進した。 |
2023.10.18 02:23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米供与の長射程ミサイル「ATACMS」初使用=ウクライナ大統領 |
<2311-101803>
CNNが複数の匿名の米政府当局者の話として、米国がウクライナにATACMSを秘密裏に引き渡したと報じ、Wall Street Journalはウクライナ軍が17日にロシア軍に対し初めてATACMSを使用したと報じた。
ウクライナ軍はこの日、ロシア軍が制圧しているウクライナ東部と南部の飛行場を攻撃し、ヘリやSAM発射機などを破壊したと発表した。 具体的には、ルガンスク市とベルジャンスク市の近郊にある飛行場に「正確に狙いを定めた」攻撃を行ったと明らかにした。 ただ、ウクライナ軍がATACMSを使用したとの報道については言及していない。
ゼレンスキー大統領は恒例のビデオ演説で17日、米国から供与されたATACMSをウクライナ軍が使用したと明らかにし「米国に感謝する。 バイデン大統領との合意が履行されている。 ATACMSSは極めて正確だ」と述べた。
ロシア国防省はこの攻撃についてコメントしていないが、多くのロシアの軍事ブロガーは今回の攻撃に言及し、ATACMSによる攻撃でロシア軍が兵士と装備を失ったと述べている。 |
2023.10.17 22:33 |
Kyiv Independent |
Ukraine war latest: Ukraine uses ATACMS for first time to strike airfields in Russian-occupied territory |
<2311-101719>
ウクライナ軍が米国から供与されたATACMSを初めて使用した攻撃をザポリージャ州のベルディアンスクとルハンスク州に対して行い、ヘリ9機とSAM 1基を破壊すると共に死傷者数十名の損害を与えたと発表した。
また米欧州アフリカ軍が、ウクライナに供するAbrams MBT 31両全ての引き渡しを完了したと発表した。 |
2023.10.17 15:07 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア掌握の飛行場に夜間攻撃成功と発表 |
<2311-101710>
ウクライナ軍が17日、ロシア軍が掌握するルガンスク市とアゾフ海の北岸に位置するザポロジエ州の港湾都市ベルジャンシク市近郊の飛行場とヘリに対する夜間攻撃を成功させたと発表した。
【Berdyansk の位置 (Google Map)】
一方、ロシア側当局者は、ロケット弾を迎撃したとしてベルジャンシクへの攻撃は成功していないと主張している。
ロイタはこれらの情報を独自に確認できていない。 |
2023.10.17 08:00 (18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 16 2023 |
<2311-101704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月16日の戦況 =
ロシア軍は、アウディーイウカ戦線でのドネツク人民共和国軍による攻撃を支援するために、中央軍管区の少なくとも2個旅団を投入した可能性がある。
ウクライナ軍は10月16日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線、バクムット方向、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
Royal United Services Institute (RUSI) が、10月16日に進行中の北朝鮮のロシアへの武器輸送に関する詳細を報告した。 |
2023.10.16 16:47 |
日経新聞 |
ロシア、黒海のミサイル拠点拡大 フリゲート艦戦闘配備 |
<2311-101613>
ウクライナ軍が16日にTelegramで、ロシア軍が黒海においてKalibr CMを搭載したフリゲート艦2隻を戦闘配置につけたと公表した。 潜水艦などを含めKalibrの発射プラットフォームが20に達する可能性があるとし、ミサイル攻撃の危険性がさらに高まっていると指摘した。
英国防省は、ロシアの黒海艦隊がCMでウクライナを攻撃しており、今後も黒海の東部から攻撃を継続すると見ている。 |
2023.10.16 13:21 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
クリミア大橋の復旧工事が完了、4車線通行が再開…ロシア軍の住宅やインフラへの攻撃で4人死亡 |
<2311-101606>
露TASS通信が14日、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋の復旧工事が完了し、4車線での通行が再開されたと報じた。 予定より18日早い復旧という。
クリミア大橋は7月に攻撃を受けて一部車道区間が完全に破壊され、ウクライナの情報機関が米メディアに対し、攻撃が海軍との合同作戦だったことを認めていた。 |
2023.10.16 09:25 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、前線補給で鉄道建設 英国防省分析 |
<2311-101605>
英国防省が15日、ロシアが前線の補給に活用するため、ロシアの支配下にあるウクライナ東部ドネツク州マリウポリにつながる鉄道を新たに建設していると分析した。 現在ある鉄道網はウクライナ軍の攻撃を受け脆弱化しているためで、ロシア軍は鉄道で弾薬や燃料、人員などを前線に輸送すると見られる。
英国防省は新たな鉄道の建設について、南部ザポロジエ州の前線へ物資を届ける際の輸送時間を短縮する狙いだとした。 |
2023.10.16 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 15 2023 |
<2311-101603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月15日の戦況 =
ロシア軍は10月15日にアウディーイウカを包囲するため攻撃を続けたが、この地域でのロシアの前進速度が低下した模様で、まださらなる戦果を上げていない。
プーチン大統領は、ドネツク州のアウディーイウカ周辺でのロシアの前進への期待を抑えようとしている可能性がある。
ロシアの情報筋も、アウディーイウカ周辺のロシアの攻撃作戦の見通しについて、当初の楽観的な見方を見直そうとしている。
しかし、ロシア軍は短期的にはこの速度で攻撃を継続する可能性があり、現時点で決定的な突破口を達成したり、アウディーイウカを包囲したりする可能性は低いにもかかわらず、この地域のウクライナ軍にとって脅威であり続けるであろう。
ウクライナ軍は10月15日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続け、バクムットの南でわずかに前進した。
ロシア軍は10月15日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
ロシアのミルブロガーは、ロシア軍が現在後方地域に新しい師団で構成されるかなりの予備力を持っていると主張しているが、これらの部隊が現時点で完全に配置される可能性は非常に低い。 |
2023.10.15 19:20 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍高官、東部戦況「著しく悪化」 ロ大統領、反転攻勢対応に自信 |
<2311-101509>
ウクライナ軍陸軍司令官のシルスキー大将が14日、北東部ハリコフ州クピャンスクから東部ドネツク州リマンにかけての前線の情勢について、ここ数日で著しく悪化していると認めた。 また、ロシア軍はクピャンスク包囲を狙っているとの見方も示した。
プーチン露大統領も国営TVの取材で、ウクライナ軍の反転攻勢に強力な防戦で対応していると表明し、クピャンスクやドネツク州アウディイウカといった地名も挙げつつ、「わが軍はほぼ全ての正面でかなり広い地域で持ち直している」と強調した。 |
2023.10.15 06:25 (16:25 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 14 2023 |
<2311-101504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月14日の戦況 =
米国とウクライナの当局者が10月12日と13日に、アウディーイウカ周辺でのロシアの攻撃を予想し、防御に自信を表明した。
ロシアの情報筋は、アウディーイウカ周辺でのロシア軍の成功の見通しとウクライナ軍の能力の現状について意見が分かれたままである。
ウクライナ軍は10月14日、ウクライナ東部と南部で反撃戦を続け、ドネツク市の西に進んだ。
ロシア黒海艦隊は、主要な乾ドックがセヴァストポリにあるため、ロシア艦艇に対するウクライナの攻撃があるも、セヴァストポリに何隻かを残置している。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線に、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部で前進した。 |
2023.10.14 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 13 2023 |
<2311-101410>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月13日の戦況 =
ドネツク州アウディーイウカ地域で進行中のロシアの攻撃は10月13日に、市内周辺で行き詰まっていると伝えられた。
ロシア軍司令部は、アウディーイウカ周辺のロシアの作戦に関するロシア情報筋の議論を制限しているようである。
ウクライナ軍は10月13日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃した。
ロシア軍は、UAV攻撃やミサイル攻撃、および局地的な襲撃でウクライナの重要インフラ施設を攻撃し続けている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット、アウディーイウカ、ドネツク市の周辺、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で攻撃を続け、複数のな正面で前進した。 |
2023.10.13 |
Janes |
Ukraine conflict: Western countries pledge more air-defence equipment |
<2311-101322>
10月11日にNATO本部で開かれたウクライナ支援国会議 (UDCG) に参加したゼレンスキー大統領が、砲や砲弾と共に更なる陸上防空装備の供与を求めた。
会議後オースチン米国防長官は、ドイツが追加のPatriotシステムとPatriotミサイル及びIRIS-T 2個システムの追加、スペインがHAWKシステムとその他防空装備、ブルガリアがS-300の供与を表明したと述べた。
英国はC-UAV用にTerrahawk Paladin VSHORADを提供している。 |
2023.10.13 |
Stars & Stripes |
Ukraine hits Russian navy ships with sea drones |
<2311-101321>
Sea Babyと呼ばれているウクライナの試作USVが2日間で2隻のロシア艦を攻撃し損傷を与えた。
攻撃したのは黒海艦隊のコルベット艦Buyanと哨戒艇Pavel Derzhavinで、ウクライナの国家安全保障局当局者は、ウクライナ海軍との共同作戦により、10月13日にセヴァストポリ港でBuyanに損傷損傷を与えたと述べた。
親露ブロガーのRybarは10月13日に、Pavel Derzhavinはその朝、セバストポリ港外て攻撃されプロペラが損傷したと報告した。 |
【註】
Buyanについて、記事ではmission carrierとかmissile carrierとしているがmissile corvetの誤りと思われる。 |
2023.10.13 11:07 |
Ukrinform |
ロシアは冬季のウクライナ攻撃のためにミサイルを増やしている=英国防省 |
<2311-101309>
英国防省が13日、ロシア空軍の長距離航空機が9月21日以降ウクライナに対して、すでに21日間攻撃を行っていないとし、それは冬季の重要インフラへの攻撃に向けてミサイルを温存していることを示している可能性があると指摘した。
このような休止は異常なことではなく、類似の攻撃休止は2023年3月9日から4月28日まで、51日間にわたって確認されていると指摘されている。
また、現在、ロシアは、昨冬の一連のウクライナの重要インフラ破壊攻撃後に、AS-23(註:Kh-38/Kh-38M ASM)の備蓄がほとんど尽きている可能性もあるとしている。 |
2023.10.13 10:00 (20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 12 2023 |
<2311-101305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月12日の戦況 =
ロシア軍は、10月10日にドネツク州のアウディーイウカ周辺で重要かつ継続的な攻撃を開始した可能性があり、ISWは初期にこれらの攻撃はウクライナ軍をこの場に拘束するための限定的な動きであるとしていた見方を修正している。
ロシア軍は10月12日現在、アウディーイウカ周辺で大きな突破口を確保しておらず、市内のウクライナ軍を直ちに分断する可能性は低い。
衛星画像は、ロシア軍がアウディーイウカ周辺の攻撃作戦で少なくとも大隊戦術群 (BTG) 相当の装甲車両を失った可能性が高いことを示している。
ロシアの情報空間は、アウディーイウカでのロシアの成功を誇張している可能性が高い。
ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続け、10月12日に両正面で前進したと伝えられている。
ロシア軍は10月11日から12日の夜、ウクライナ南部の港湾インフラとハリコフ州の重要インフラをUAV攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク近郊、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市周辺、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。 |
2023.10.12 22:44 |
Ukrainska Pravda |
Explosion occurs in Russia's Bryansk, local authorities report about drone |
<2311-101228>
ロシア・ブリャンスク州知事がTelegramで、UAV 1機が飛来したが電子戦装置で撃墜され、落下途中に爆発したと述べた。
【Bryansk の位置 (Google Map)】
その後ロシア国防省が、UAV 2機を撃墜したと発表した。 |
【註】
電子戦装置によるECMで制御を失い墜落したUAVが、落ちる途中で爆発したとは考えにくい。
ECMではなく対空火力で撃墜されたか、ECMで制御を失ったUAVが墜落し、搭載していた爆薬が爆発したと考えるのが自然と思う。 |
2023.10.12 08:15 (18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 11 2023 |
<2311-101210>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月11日の戦況 =
アウディーイウカ近郊で進行中の局地的なロシアの攻撃は、ウクライナでの戦術的な戦場の教訓を生かしたロシア軍の能力を示している可能性がある。 しかし、これらの戦術レベルの成功は、必ずしもロシア軍のより広い作戦上および戦略上の戦果につながる可能性は低い。
ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続け、10月11日に両正面で前進したと伝えられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月11日に一部の地域で前進した。 |
2023.10.11 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 10 2023 |
<2311-101106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月10日の戦況 =
ロシア軍は10月9日にドネツィク州アウディーイウカ地域とザポリージャ州西部のオリヒフ南西部で局地的な攻撃を開始したが、これはウクライナ軍をロボタイン地域から遠ざけることを目的としている可能性が高い。
ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍の3個大隊がアウディーイウカ方向に攻撃を行ったことを確認し、ISWはその地域での戦闘の映像を観察したが、この記事の執筆時点でこれらの主張されたロシアの前進の確認を観察していない。
ウクライナ軍は、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を継続し、ドネツクとザポリージャ州の州境地域で前進を確認した。
ロシア軍の指導部は、第58諸兵科連合軍司令官に再び交代させた可能性があり、ザポリージャ州西部で進行中のロシアの指揮統制の問題を示唆している。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナの穀物の輸出のためにモルドバとルーマニアを通る新しい回廊を開く計画を発表した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月10日に一部の地域で前進した。 |
2023.10.11 06:54 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ東部で総攻撃 包囲進むアウディイウカ ロシア軍 |
<2311-101104>
ウクライナのメディアなどが10日、ロシア軍が東部ドネツク州アウディイウカに同日朝から総攻撃を行っていると報じた。
【Avdeyevka の位置 (Google Map)】
親露派の拠点都市ドネツクから北に15kmの最前線に位置するアウディイウカは、ロシア軍による包囲が進んでおり、州内の激戦地になぞらえて「第2のバフムト」と化する恐れがあると懸念されている。 |
2023.10.10 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 9 2023 |
<2311-101010>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月9日の戦況 =
ウクライナ軍は反撃を継続し、10月9日にザポリージャ州西部とバクムット近郊で前進したと伝えられている。
ロシア軍はザポリージャ州フリャイポールの南で局地的な攻撃を開始し、おそらくウクライナの反撃に対抗して、南部軍を再編成した可能性があると伝えられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、10月9日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は、ドネツク州西部とザポリージャ州西部のバクムット近郊で攻撃を継続し、一部の地域で前進したと伝えられている。 |
2023.10.09 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 8 2023 |
<2311-100907>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月8日の戦況 =
ロシアは大規模な軍事改革の一環として、レニングラード軍管区を形成する準備を進めている。
ウクライナ軍はバクムット周辺で反撃を継続し、10月8日にザポリージャ州西部で僅かに前進した。
ロシア軍はロボタイン~ヴェルボーブ地域での地雷設置を強進めており、ザポリージャ州西部から離れた地域にウクライナ軍を固定しようとしている。
戦略国際問題研究所 (CSIS) が、プーチン大統領が9月12〜17日に北朝鮮の金総書記と会談して以来、北朝鮮とロシア間の鉄道交通量が劇的に増加したことを衛星画像から確認した。
ロシア軍は、10月8日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って攻撃を継続し、一部の地域で前進したと伝えられている。
プラハを拠点とするロシア語メディアのCurrent Timeが10月8日にロシア軍内の脱走事件の数が増加していると報じた。 |
2023.10.08 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 7 2023 |
<2311-100804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月7日の戦況 =
ウクライナ軍は10月7日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を継続し、両正面で前進したと伝えられている。
ロシア軍は、10月6日から7日の夜に、ウクライナの後方地域と港湾インフラをミサイル攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月7日に一部の地域で前進したと伝えられている。 |
2023.10.07 14:10 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア国防相、スホイ34戦闘爆撃機の増産命令 |
<2311-100702>
ショイグ露国防相は6日、ノボシビルスクの航空機工場を訪問した際Su-34の増産を命じた。
ロシアは戦時経済に軸足を移し、2024年予算案で国防費を68%増額した。 これは国内総生産 (GDP) 比約6%に相当し、社会政策費を上回る。 |
【註】
Su-34はSu-24の後継となる並列複座の重戦闘爆撃機で、最大離陸重量 (MTOW) が45tと、Su-27ファミリの他機種の30t~34tに比べて大型で、ロシアが、どちらかと言えば特殊なこの戦闘機の増産に力を入れている点が注目される。
機内には30mm砲と180発の砲弾を搭載し、12ヶ所のパイロンに最大8,000kgの武装ができる。 機内燃料だけでの航続距離は4,500kmである。 |
2023.10.06 11:15 (21:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 5 2023 |
<2311-100612>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月5日の戦況 =
ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を継続し、10月5日に前進したと伝えられている。
ロシア軍は、第41軍の部隊と第810海軍歩兵旅団の部隊をヘルソン方向に転用した可能性がある。
ロシア軍はハリコフ州のフロザをミサイル攻撃し、ウクライナ全土で一晩のUAV攻撃に続いて、10月5日に51人が死亡した。
ロシアはアブハジアに小規模だが恒久的な海軍基地を建設すると伝えられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃したが、10月5日には前進しなかった。 |
2023.10.06 03:41 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア大統領、反攻開始以来のウクライナ損害を9万人超と推定 |
<2311-100606>
プーチン露大統領が5日、ウクライナは6月上旬に反攻を開始して以来、9万人以上の兵力を失ったと述べた。
また、ウクライナ軍は557両の戦車と1,900両の軍用車両車を失ったと述べた。 |
2023.10.05 10:04 |
CNN (Yahoo) |
ロシアの防空システム「S400」を破壊、ウクライナ当局が主張 |
<2311-100508>
ウクライナの情報筋が、ウクライナ保安局 (SBU) のUAVが4日未明、ウクライナと国境を接するロシア南西部ベルゴロド州にあるS-400を破壊したことを明らかにした。
【Belgorod州の位置 (Google Map)】
情報筋はCNNに対し、ベルゴロド州で夜間に爆発が起きた原因はSBUがS-400を攻撃したからだと述べた。 情報筋によれば、ロシア側が投稿した動画には、S-400があった場所で20回程度爆発が起き、同時に近隣の集落で停電が発生したことが示されている。
ウクライナは9月、クリミア半島でもS-400を破壊していた。 |
2023.10.05 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 4 2023 |
<2311-100505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月4日の戦況 =
ロシア軍は最近、セヴァストポリ港からクラスノダール地方のノヴォロシースク港に黒海艦隊艦船を数隻移動させた。
【Novorossiysk の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続け、10月4日にわずかに前進した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、クレミンナの近くで僅かに戦果を挙げた。 |
2023.10.05 04:10 |
Ukrinform |
ウクライナ情報総局、クリミア上陸作戦の実施を報告 |
<2311-100501>
ウクライナ国防省情報総局がTelegramで、隷下の特殊部隊が4日にクリミア半島に上陸し、ロシア占領者を攻撃したと発表した。
発表では、ウクライナ国防省情報総局Timur特殊部隊隊員がクリミア半島に上陸し、ロシア側に対して砲火を加えたとしている。 |
2023.10.04 23:15 |
Ktiv Independent |
Ukraine war latest: Kyiv says special forces conduct operation in occupied Crimea |
<2311-100416>
ウクライナ国防省情報総局 (HUB) が10月4日、ウクライナ軍特殊部隊がクリミアで地上戦を行い、HUBのエンブレムがついた国旗を立てたと発表した。
ウクライナメディアのHromadskaはHUBの発表を引用し、部隊はロシア軍に甚大な損害を与え、既に帰還したと報じた。
Ukrainska Pravdaはウクライナ軍にも損害が出たと報じている。 |
2023.10.04 10:40 (20:40 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 3 2023 |
<2311-100407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月3日の戦況 =
ロイタが10月3日に、ロシア軍が緊要な正面にウクライナ軍に対し逆襲するためStorm-Z部隊を送り込んでいると報じた。
ウクライナ軍は10月3日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ロシア軍は10月2日から3日の夜にUAVとミサイルによる攻撃をした。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進したと伝えられている。
ロシアで政府に批判的な報道機関Verstkaが、占領しているヘルソン州、ザポリージャ州、ドネツク州、ルハンシク州における全ての占領当局者は、ほぼ半数がロシア出身であることを明らかにした。 |
2023.10.04 05:43 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、クリミア半島沖でウクライナのミサイル撃墜=国防省 |
<2311-100403>
ロシア国防省が3日夜、ロシアの防空システムがクリミア半島沖の黒海北西部上空でウクライナ製のNeptune ASCMを撃墜したと発表した。
ロシアが任命した地元知事は、撃墜されたUAVの破片による住居への被害を報告した。 クリミア半島のセバストポリでロシア側のトップを務めるラズボジャエフ氏によると、UAVの破片がアパートの屋上に落下したが、負傷者はいなかったという。 |
2023.10.03 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 2 2023 |
<2311-100304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月2日の戦況 =
ウクライナ軍は、10月2日にザポリージャ州西部とバクムット近郊で反撃を続け、ドネツク州と~ザポリージャ州の州境地域でわずかに前進した。
ロシア軍は9月にウクライナの穀物と港湾インフラに対し記録的な数のUAV攻撃を実施したが、10月1日から2日の夜にもウクライナに小規模なShahed-131/136 UAVによる攻撃を行った。
ロシア軍は、クレミンナ近郊、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月2日に一部の地域で前進したと伝えられている。 |
2023.10.02 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 1 2023 |
<2311-100204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月1日の戦況 =
ロシア軍は、ザポリージャ州西部でのウクライナによる攻撃に対する防御の一環として、ロボタイン地域で反撃を実施している。 ロボタイン以南の状況は流動的である。
ロシア軍は、9月30日から10月1日の夜にウクライナに対してUAV攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~ライマンの線、バクムット付近、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、ザポリージャ州西部でわずかに前進した。 |
2023.10.01 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 30 2023 |
<2311-100103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月30日の戦況 =
ウクライナ軍は9月30日、ザポリージャ州西部とバクムット近郊で反撃を継続した。
クレムリンは、ロシアが併合したと主張するウクライナの領土の範囲をまだ明らかにしていないようで、併合から1年経ってもロシア政府と占領当局者の間で混乱が続いている。
ロシア軍は、9月29日から30日の夜に、主にヴィーンヌィツャ州をUAV攻撃した。
ロシアのミルブロガーは9月30日、露軍司令部がミルブロガーからの反発を受け、露軍第205自動車化狙撃旅団の旅団長を解任したと主張した。
ロシア軍は、クピャンスク、クレミンナ、バクムット近傍、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、アウディーイウカ~ドネツク市の線でわずかに前進した。
ロシア当局は、ロシアのパスポートを持っている占領下のウクライナの市民を徴兵し始めた。 |
2023.09.30 |
Military Land |
Invasion Day 584 – Summary |
<2310-093009>
= Military Land が掲載した2023年9月30日のザポリージャ正面の戦況 =
ウクライナ軍がノヴォプロコピフカの北東郊外に入ったが、最終的に攻撃は撃退されウクライナ軍は北に撤退した。
ロシア軍は、前線から45km後方のビルニャンスク付近で車両を運ぶウクライナの列車を攻撃した。
ウクライナ軍参謀本部からは発表がなかった。 |
2023.09.30 10:15 (20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 29 2023 |
<2310-093004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月29日の戦況 =
ウクライナ軍は9月29日、ザポリージャ州西部とバクムット地域で反撃を継続した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺く、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、9月29日に一部地域で前進した。 |
2023.09.29 23:37 |
Ukrainska Pravda |
Russian media: over 33,000 Russian soldiers killed in war with Ukraine |
<2310-092911>
BBCとロシアの独立系ニュースサイトMediazonaが、ウクライナでの戦争の本格的な侵略が始まって以来、少なくとも33,236人のロシア兵が戦死し、そのうち3,836人が動員兵であったことを明らかにした。
更に、7月のウクランナ軍の反攻開始以来、将官2名、大佐11名など234名の将校を含む少なくとも2,448名の将兵が戦死したという。 |
2023.09.29 09:20 (19:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 28 2023 |
<2310-092903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月28日の戦況 =
ウクライナ軍は9月28日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を継続した。
ロシア軍は最近、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線での攻撃テンポを下げた。
ロシアの航空活動は、ハリコフ州、ルハンシク州、ヘルソン州でますます活発になっている反面、ウクライナ軍が反撃している反面、ザポリージャ州西部では活動が弱まっている。
ロシア軍は、9月27日から28日の夜にUAV攻撃した。
ロシア軍は、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の国境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが戦果は確認されなかった。 |
2023.09.28 09:45 (19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 27 2023 |
<2310-092803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月27日の戦況 =
ウクライナ軍は9月27日、バクムット近郊とザポリージャ州西部でわずかに前進した。
ロシア軍は9月27日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが戦果は確認されなかった。
ウクライナのパルチザンは、占領下のウクライナでのロシアの兵站を混乱させ続けている。 |
2023.09.27 10:35 (20:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 26 2023 |
<2310-092709>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月26日の戦況 =
ウクライナ軍が9月26日もザポリージャ州西部で攻撃作戦を続けたため、Verboveの戦況は依然として不明である。
ロシア軍第58諸兵科連合軍の第42自動車化狙撃師団隷下のある疲弊した部隊がノヴォプロコピフカ地域で反撃を増加させいることは、ウクライナがこの地域での反攻を担当したロシア軍空挺部隊をやや疲弊させた可能性を示唆している。
露軍第42自動車化狙撃師団の部隊はトクマクまで後方広くに配置されていることから、ロシア軍が人員をウクライナ南部に厚く配置していないことを示唆していると伝えられている。
ザポリージャ州西部でウクライナの反撃から守るロシア第42親衛自動車化狙撃連隊内の部隊で民族間の対立が起きているようである。
ロシア軍は、9月25日から26日の夜に、ウクライナの港と軍事目標に対してShahed-131/136 UAVによる攻撃を実施した。
ロシアと西側の情報筋は、ロシア国防省が黒海艦隊司令官のソコロフ中将が9月26日の会議に出席したとされる映像を投稿したことで、ソコロフ中将が生きていると主張しているが、現時点では状況は不明である。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月26日に一部地域で前進したと伝えられている。 |
2023.09.27 09:55 |
Ukrinform |
国際司法裁判所でウクライナ対ロシアのジェノサイド容疑口頭弁論再開 露は裁判権の不在を主張 |
<2310-092706>
ハーグの国際司法裁判所 (ICJ) が25日、「集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約」(通称「ジェノサイド条約」)に基づいたジェノサイド容疑に関連して、ウクライナがロシアの軍事行動停止などを求めて起こした訴訟3日目の口頭弁論を開いた。
口頭弁論では、シュリギン駐蘭ロシア大使がロシアを代表して発言し、「ロシアはICJに対して、ウクライナがロシアに対して、本件審理の一環で提出したいかなる要求も審理する裁判権がないことを発表し、それが受け入れられないことを認めるよう求める」と発言した。 |
【註】
国際司法裁判所 (ICJ) はニューヨークに所在しない唯一の国連の主要機関としてオランダのハーグにおかれた国連の司法機関で、1946年にそれまでの常設国際司法裁判所にとってかわって活動を開始した。
一方国際刑事裁判所 (ICC) は法律的にも機能的にも国際連合から独立した常設の裁判所で、国連システムの一部ではない。 |
2023.09.27 00:59 |
Kyiv Independent |
Ukraine war latest: Another Russian command post reportedly hit; Supposedly dead Russian general shown alive |
<2310-092702>
ウクライナ軍が9月25日にロシア黒海艦隊司令官のソコロフ中将がセヴァストポリにある艦隊本部への攻撃で殺害されたと報告したが、ロシア国防省は翌日、ソコロフ中将がビデオてショイグ国防相を交えた会議に参加したと主張する映像を公開した。
ウクライナ軍のHIMARSによるヘルソン州攻撃でフロマドケのメディアが9月26日、露軍第70自動車化狙撃師団の将校少なくとも8名が死亡し、7名が負傷したと報じた。
このメディアは攻撃のあった時期は特定していないが、Radio Free Europe/Radio Libertyは攻撃があったのはヘルソン市南東30kmのラデンスクで、Ukrainska Pravdaは9月18日としている。
【Radensk の位置 (Google Map)】 |
2023.09.26 21:17 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、司令官参加の映像公開 ウクライナが死亡発表 |
<2310-092617>
ウクライナ軍は25日に、クリミア半島のセバストポリにある黒海艦隊司令部への22日の攻撃で、ロシア黒海艦隊司令官のソコロフ中将ら将校34名が死亡し、105名が負傷したと発表したが、ロシア国防省は26日に、ショイグ国防相らが出席した会議にソコロフ中将がオンライン参加しているように見える映像を公開した。
TASS通信によると、ペスコフ大統領報道官は26日、ソコロフ氏が死亡したとの情報について「国防省からの情報はない。われわれが言うことは何もない」と記者団に述べ、確認を避けた。 |
2023.09.26 18:29 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア黒海艦隊、能力低下 「象徴的戦力を弱体化」 英分析 |
<2310-092615>
英国防省が26日、ウクライナ軍の大規模攻撃で被害を受けたロシア海軍黒海艦隊について、能力が低下する公算が大きいという見方を示した。
英国防省は、ロシアの被害は深刻ながらも限定的だと分析したが、艦隊はCM発射など中核任務の遂行能力を残している半面、ウクライナ軍にとってはロシアの象徴的、戦略的な戦力を弱体化できる証明になったと指摘した。 |
2023.09.26 12:43 |
Ameba Times (Yahoo) |
ロシア黒海艦隊34人死亡 「司令官死亡は偽情報」とロシアが反論 |
<2310-092612>
ウクライナ軍はロシア黒海艦隊司令部へのミサイル攻撃で、司令官を含む34名が死亡したと発表したが、ロシア側は司令官の死亡は「偽の情報だ」と反論している。
ロシアのメディアはロシア軍の関係者の話として「黒海艦隊の司令官は当時、施設にいなかった。 偽の情報だ」と司令官が死亡したことを否定した。 |
2023.09.26 07:50 (17:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 25 2023 |
<2310-092607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月25日の戦況 =
ザポリージャ州西部ではウクライナの攻撃が9月25日も続いているが、ヴェルボーブの戦況は依然として不明である。
ウクライナの特殊作戦部隊は9月25日、セヴァストポリにある黒海艦隊司令部に対する攻撃で艦隊司令官のソコロフ中将を含む34名の将校が死亡したと報告した。
ウクライナ軍は9月24日にUAVで、クルスク州のハリノ飛行場とロシア連邦保安庁の建物を攻撃したと伝えられた。
ゼレンスキー大統領は9月25日、米国が提供するAbrams MBTがウクライナに到着したことを確認した。
ロシア軍は、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃したが失敗した。
ウクライナ軍は、バクムット近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃したが、戦果は確認されなかった。 |
2023.09.26 00:25 |
Kyiv Independent |
Overcoming setbacks, NATO-trained brigade breaches Surovikin line in Zaporizhzhia Oblast |
<2310-092602>
西側からの戦車の供給が遅々としている間に、ロシアは衛星画像で見るような防御線を構築していたが、海外で訓練されたウクライナ軍第47機械化旅団にようやく前進する時が来た。
一年前に新規に編成されたMaguraと呼ばれている第47機械化旅団が背負った期待は、オリヒフ南への前進を主導し、トクマクとメリトポリの主要都市に達することである。 |
2023.09.26 00:06 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア黒海艦隊司令官を「殺害」、先週の攻撃で=ウクライナ特殊部隊 |
<2310-092601>
ウクライナ特殊作戦部隊が25日、セバストポリにあるロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃で、同艦隊司令官のソコロフ中将が死亡したと発表した。
ロシア国防省はソコロフ中将の死亡を巡るロイタの取材に対し、今のところ応答していない。 ロシア国防省は同司令部が少なくとも1発のウクライナ軍のミサイル攻撃を受け、軍人1名が行方不明になっていると発表していた。
ウクライナ特殊作戦部隊はこの日「ロシア黒海艦隊司令部に対する攻撃で同艦隊司令官を含む34名の将校が死亡し、105名が負傷した。 司令部の建物は復旧できない状態にある」とTelegrqmに投稿した。
ウクライナ特殊作戦部隊が死傷者の数をどのようにして確認したのかは現時点で分かっていない。 |
2023.09.25 21:01 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア黒海艦隊司令官を「殺害」 22日の攻撃で ウクライナ |
<2310-092512>
ウクライナ軍が声明で25日、セバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊司令部への22日の攻撃で艦隊司令官を殺害したと発表した。
声明では「司令官を含む将校34名を殺害し、105人を負傷させた」と述べ「司令部は修理不能だ」としている。 |
2023.09.25 11:00 (21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 24 2023 |
<2310-092507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月24日の戦況 =
ロシア軍3個師団の部隊は、ザポリージャ州西部のオリヒフ地域に突出したウクライナの攻撃に対して強固に防御している。
【Orikhiv の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍は9月24日現在、オリヒウの突出部で3方向に沿って攻撃している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が9月22日にヴェルボーブに侵入し、24日の時点で装甲車両で集落を攻撃し続けたと報告している。
ロシアの情報筋によると、ウクライナ軍はヴェルボーブの北を攻撃しており、ノヴォフェドリフカに配置されている露軍第56 VDV連隊をヴェルボーブ地域の他の連隊から分断する可能性がある。
ロシア軍は、南に準備された防御陣地に後退するという戦術的に妥当な行動方針を取らず現在地を保持しようとしているため、かなりの戦闘力を費やし続けているようである。
ロシアの軍司令部は、持ちこたえて時間を稼ぐように命じているかもしれないが、クレムリンがそのようにして稼いだ時間を何に活用しようとしているのは不明である。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃を継続した。 |
2023.09.24 23:19 |
Kyiv Independent |
Power outage reported in St. Petersburg airport |
<2310-092418>
サンクトペテルスブルグで大きな爆発音と閃光がした1時間後に停電したとの複数の投稿がTelegramに寄せられた。
市中心から23km南方にあるプルコヴォ空港では国内線の出発ロビーでは電力供給が中断され建物内に非常灯が点灯したという。 |
2023.09.24 20:44 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ザポリージャ戦線、ウクライナが「第3防衛線」突破…車両の通過も可能に |
<2310-092416>
ウクライナ軍の反転攻勢を指揮するタルナフスキー准将が23日にCNNの取材で、ザポリージャ戦線で露軍が構築した第三防御線を突破し前進を続けていると述べた。
タルナフスキー准将によると、ウクライナ軍が要衝のトクマク奪還に向けた足がかりとなるロボティネ近郊の村ベルボベでの戦闘で露軍の第三防御線を破ったと明かし、大きな突破口になるとの見方を示した。
ISWなどは21日に、ウクライナ軍が露軍第三防御線の一部を突破した可能性を指摘していた。 現場の指揮官はWashington Post紙に対し、歩兵はすでに2~3週間前に第三防御線を越えており、最近になって車両の通過も可能になったと語った。 激しい露軍の抵抗で、ウクライナ軍の前進はゆっくりしたものという。 |
2023.09.24 11:34 |
BBC News (Yahoo) |
ロシア黒海艦隊司令官ら重傷、海軍会合に合わせクリミアを攻撃=ウクライナ軍 |
<2310-092406>
ウクライナ軍が23日、クリミアのロシア黒海艦隊司令部に対する22日のミサイル攻撃について短い声明を発表した。 ロシア海軍当局者の会合に合わせて実施したと説明し、黒海艦隊の幹部を含む数十人が死傷したと主張したが、詳細は明らかにしなかった。
セヴァストポリに拠点を置くロシアの黒海艦隊は同国海軍で最強の艦隊とみられている。
ウクライナ国防省情報総局長は、ロシア軍司令官2名が重傷を負ったと述べた。 ロシア政府は22日に攻撃で兵士1人が行方不明になったと明らかにしている。
BBCは戦闘に関する双方の主張の多くを、独自に検証できていない。 |
2023.09.24 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 23 2023 |
<2310-092405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月23日の戦況 =
ISWは、ウクライナ軍がザポリージャ州西部のヴェルボーブ西のロシア軍野戦要塞を突破したと判断しつつある。
ただしウクライナ軍は、ヴェルボーブの近くに設置されたロシアの防御陣地全て制圧したわけではない。
ウクライナ軍はザポリージャ州へ深く侵入しており、ロボタインのすぐ南1.5kmにある最前線の村、ノヴォプロコピフカを攻撃している。
【Novoprokopivka の位置 (Google Map)】
ザポリージャ州西部でのウクライナの反撃で、ロシア黒海艦隊の第810海軍歩兵旅団が壊滅した可能性がある。
ウクライナ高官は、バクムットにおけるウクライナ軍の目的はロシア軍をこの場に拘束することであることを認めた。 ウクライナ軍がバクムットにロシア軍を拘束することは、クピャンスクの最前線への圧力を緩和している可能性がある。
クライナ軍情報部長は、セヴァストポリのロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃でロシアの上級司令官を負傷させたと述べた。
ロシア軍は、9月22日から23日の夜にミサイルとUAVで攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ-クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ-ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃したが、9月23日に前進は確認されなかった。 |
2023.09.24 06:30 |
共同通信 (Yahoo) |
クリミア半島住民に避難呼びかけ ウクライナ軍、攻撃強化 |
<2310-092402>
ウクライナのベレシチュク副首相が23日、ウクライナ南部クリミア半島に住むウクライナ人に避難を呼びかけた。
ベレシチュク副首相は住民に「ウクライナ側の地域か第三国で半島の解放を待ってほしい」と訴えた。 |
2023.09.23 17:47 |
朝日新聞 (Yahoo) |
黒海艦隊攻撃で「幹部含む数十人の死傷者」 ウクライナ特殊作戦部隊 |
<2310-092312>
ウクライナの特殊作戦部隊がSNSに23日、ウクライナ軍による22日のセバストポリでのロシア黒海艦隊司令部への攻撃で、幹部を含む数十人が死傷したと投稿した。 BBCは英仏から提供されたStorm Shadow/SCULP CMが使われたと報じている。
投稿によると、ロシア海軍の幹部が会議のために集まっている情報をウクライナ空軍に提供し攻撃が実施されたという。 ロシア側は攻撃を受けたことを認めているが、死傷者については明らかにしていない。
ウクライナ国防省情報総局トップのブダノウ氏はVOAのウクライナ語放送の取材に対し、「少なくとも9人が死亡し、16人が負傷した」とコメントした。 VOAは黒海艦隊のソコロフ提督が死傷者に含まれているかどうかも確認したが、回答はなかったという。
ウクライナ軍は、2014年に併合されたクリミア半島の奪還をめざして大規模攻撃を続けていて、13日にロシアの揚陸艦と潜水艦を、14日にはロシアのS-400を破壊していた。 |
2023.09.23 17:05 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部ベルボベ村で「突破口開いた」 前線指揮官 |
<2310-092311>
ウクライナ軍南部方面指揮官のタルナフスキー准将が22日、隷下部隊がベルボベ村で敵陣を突破したことを明らかにし、今後さらに大きな突破口が開けるだろうと予告した。
タルナフスキー准将はCNNの取材に「ベルボベ近郊の左側面で突破口が開いた。 我々はさらなる前進を続ける」としたが、前進が予想より遅いことは認めた。
ウクライナの当局者からはここ数週間、南部前線で進展が生まれつつあることをうかがわせる発言が相次いでいて、ザポリージャ州にあるロシア軍の防衛拠点の第一線を突破し、南部前線沿いに広がる要塞化された塹壕網に接近している兆候が出ていた。
一方、ロシアがザポリージャ州の占領地で任命した当局者は戦況について異なる見解を示している。
CNNはどちらの戦況報告についても検証できていないが、入手可能な動画に基づくオープンソースの分析からは、ウクライナ軍の一部がベルボベ村付近にあるロシアの主要防衛線を突破したことがうかがえる。 |
2023.09.23 15:00 |
Forbes (Yahoo) |
南部で塹壕突破したウクライナ部隊、次に待つのは危険な平野横断 |
<2310-092310>
ロシアに占領されているウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリまで伸びる80kmの軸に沿って攻勢をかけているウクライナ軍の旅団は、べルボベの西、トクマクの北に広がるロシア軍の主要な防衛線を突破した。
第82空中強襲旅団のIFVはここ数日で防衛線の一番外側にある塹壕の周辺を走破して竜の歯と呼ばれる対戦車障害を縫うように通り抜け、べルボベに向かって前進した。 べルボベではロシア軍の3個連隊と特殊作戦部隊、予備部隊が必死の防衛戦を展開している。
スロビキン・ラインと呼ばれる第一線の突破はウクライナ側にとって困難なものだったが、ウクライナ軍の車両部隊と歩兵は、同ラインの外側の塹壕からべルボベ村の端まで1.6kmにわたって広がる身を隠す場所がほぼない平野に出た。
そこではウクライナ軍部隊がべルボベに入り、最西端の建物で安全を確保するまで、ロシア軍のUAVに監視される中を少なくとも1.6km東に進まなければならず、その間にロシア側はUAVに搭載された小型爆弾や、UAVの支援を受けた砲でウクライナ部隊を容易に攻撃できる。 |
2023.09.23 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 22 2023 |
<2310-092306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月22日の戦況 =
ウクライナ軍が9月22日にセバストポリのロシア海軍黒海艦隊司令部をUAVとCMで攻撃し、深刻な損害を与えた。
ウクライナ軍が9月22日にバフムートの南で前進すると共に、ザポリージャ州西部でも躍進していると報じられた。
米国防総省が9月21日に$325Mにのぼるウクライナへの支援を発表した。 また間もなくATACMSをウクライナに供与すると報じられている。
ウクライナ軍当局はWagner Gp.ケルソン州の占領地域で活動しているとの報道をきっぱりと否定した。
ロシア軍は、クピャンスク地域、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州西部で攻撃施し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進したと伝えられている。
ロシア政府は、2024年の国防費をRUB4.4T ($46B) 増やす計画であると伝えられている。 |
2023.09.22 21:49 |
AFP=時事 (Yahoo) |
クリミア海軍司令部にミサイル攻撃、兵士1人死亡 ロシア側発表 |
<2310-092211>
ウクライナ南部クリミア半島の黒海艦隊司令部が22日にウクライナ軍によるミサイル攻撃を受け、少なくとも1名の軍人が死亡したとロシア側が発表した。 ロシア国防省は防空システムでミサイル5発を撃墜したと主張した。
ロシア側が貨物船の安全な運航を保証する合意から離脱して以降、ウクライナ、ロシア両軍共に黒海およびその周辺での攻撃を強化している。 |
2023.09.22 10:55 (20:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 21 2023 |
<2310-092205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月21日の戦況 =
ウクライナの装甲車両がザポリージャ州西部でロシアの防御層の最深層を超えて活動しているが、ISWはまだウクライナ軍がロシアの防御層を完全に突破したと見なすことは出来ない。
ウクライナ軍はクリミアで、ロシア軍のサキ航空基地をUAVとミサイルで攻撃し、ロシアの航空機に損害を与えた可能性がある。
衛星画像は、ウクライナ軍が9月20日にクリミアにある黒海艦隊司令部の第744通信所も攻撃したことを示しているす。
ロシア軍は、9月20日から21日の夜にウクライナに対して特に大規模なミサイル攻撃をしたが、これはゼレンスキー大統領の米国訪問に対応した可能性がある。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが前進しなかった。 |
2023.09.22 09:22 |
Wall Street Journal (Yahoo) |
ウクライナ軍装甲車、ロシア防衛線を突破 |
<2310-092204>
ウクライナ軍が南東部でロシアの主要防衛線を装甲車で突破した。 3ヵ月半に及ぶ反転攻勢でウクライナはロシア軍の占領地域を二つに分断することを目指しており、重要な節目となる。
【Verbove の位置 (Google map)】
南東部ザポロジエ州のベルボベ村付近で、ウクライナ軍は塹壕やコンクリートで構築された「竜の歯」と呼ばれる対戦車防御陣地を突破し、装甲車両が通り抜けられるようになったと、現地のウクライナ空挺部隊の将校が語った。
今回の防衛線突破の規模は小さく、現地では激しい攻防が続いており、ロシア軍は砲撃を強化し反撃しているため、ウクライナ側では多くの死傷者が出ている。
公開情報に基づく分析では、ウクライナ軍車両に対する砲撃が映されたロシアの動画は防衛線突破を裏付けるものとみられている。 |
2023.09.21 18:59 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、クリミアの飛行場を攻撃 ロシア軍は各地にミサイル |
<2310-092115>
ウクライナのメディアが、同国の情報機関・保安局(SBU)筋の話として、ウクライナ軍は20日夜から21日未明にかけ、クリミア半島のサキ航空基地を攻撃し、ロシア側に深刻な打撃を与えたと報じた。 サキ航空基地には戦闘機が少なくとも12機配備され、UAVの関連施設もあったという。
ウクライナ軍はこのところ、同半島にあるロシア軍の施設に対する攻撃を繰り返し、サキ航空基地はこれまでも攻撃目標になってきた。 |
2023.09.21 16:13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、 ウクライナを大規模空爆 エネルギー施設に被害 各地で停電 |
<2310-092111>
ロシア軍が21日、キーウを含むウクライナ各地に大規模な空爆を行い、全土でエネルギー・インフラ施設が被害を受けた。 ウクライナ政府当局者によると、空爆で2人が死亡したほか少なくとも18人が負傷した。
この日の空爆は過去数週間で最も規模が大きく、ウクライナ当局者は冬季を前にロシア軍がウクライナの電力網を目標に新たな空爆を開始したとの見方を示している。 昨冬はロシア軍の重要インフラに対する度重なる空爆で大規模な停電が引き起こされ、何百万人もの人々が厳しい寒さにさらされた。 |
2023.09.21 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 20 2023 |
<2310-092109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月20日の戦況 =
ウクライナ軍は9月20日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ロシア軍は、9月19日から20日にかけて、ウクライナに対してShahed UAVによる攻撃を再び実施した。
ウクライナの主要軍事情報局 (GUR) が、ウクライナの妨害工作員が9月18日にモスクワ近郊のチカロフスキー航空基地でロシアの戦略航空機に損害を与えたと報告した。
ショイグ露国防相が、イランのライシ大統領がロシアへのUAV提供を拒否した翌日の9月19日、テヘランでイランのバゲリ参謀総長と会談し、ロシアとイランの軍事協力について話し合った。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムット周辺く、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃したが戦果は確認されていない。 |
2023.09.21 10:09 |
Kyivindependent |
38 of 44 Russian cruise missiles downed by Ukraine overnight |
<2310-092108>
ウクライナ軍参謀本部が、9月21日にロシアがキーウなどをKh-101/Kh-555/Kh-55 CM 44発で攻撃したが、このうち38発をウクライナ軍が撃墜したと発表した。
またS-300 SAM 6発の攻撃もあったという。 |
2023.09.21 09:31 |
CNN (Yahoo) |
空軍基地に攻撃、軍用機3機損傷か モスクワ近郊 |
<2310-092106>
ウクライナ国防省情報総局が20日、モスクワ近郊の飛行場が18日に攻撃を受けたと明らかにした。 「未確認の工作員が航空機2機とヘリコプター1機を爆破した」としている。
同局によると、攻撃を受けたのはモスクワから北東30km離れたところにあるチカロフスキー空軍基地で、「未確認の人物が厳重に警備されている飛行場に爆発物を仕掛け、ロシア空軍第354特殊部隊連隊に所属するAn-148とIl-20、モスクワ州上空でUAVの撃墜を行っていたMi-28Nを爆破した」と説明した。
機体の損傷の程度から、早期の修復は見込めないとの見方も示した。
ロシアの一部のメディアは18日、チカロフスキー空軍基地付近での火災を報じたが詳細には触れていない。 |
2023.09.21 09:13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
クリミアと黒海上空でウクライナ無人機19機破壊、ロシア軍が発表 |
<2310-092105>
ロシア国防省が、20日から21日にかけての夜間にウクライナによるテロ攻撃の試みを、対空部隊が黒海とクリミア半島上空でウクライナのUAV 19機を破壊し、さらに他の地域上空でも3機を破壊したと発表した。
黒海とクリミア以外で破壊した3機はロシア中南部のクルスク、ベルゴロド、オルロフ地域の上空で撃墜したという。 |
2023.09.21 00:47 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
09210047 ウクライナ軍、セバストポリのロシア黒海艦隊司令部を攻撃 |
<2310-092101>
ウクライナ軍が20日、クリミア半島のセバストポリ近郊にあるロシア黒海艦隊司令部を同日朝に攻撃したと発表した。 ウクライナ軍は攻撃は成功したとしているが、詳細は明らかにしていない。
ロシアが送り込んだセバストポリの「知事」はこの日、セバストポリに対するミサイル攻撃を阻止したと表明している。 |
2023.09.20 09:56 |
共同通信 (Yahoo) |
占領地にロシア軍20万~30万 米統参議長、反転攻勢厳しく |
<2310-092004>
米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将か19日、ウクライナ軍の反転攻勢を評価しつつも「占領地域に展開する200,000~300,000のロシア軍を追い出すのは、ウクライナ軍にとって厳しい仕事だ」と述べ、今後も困難な戦いが続くとの認識を示した。
ミリー大将はドイツのラムシュタイン米空軍基地で開いたウクライナ防衛支援の関係国会合での記者会見で「ウクライナ軍は54%の占領地域を解放したが、まだ先には多くの仕事が残っている」と指述べた。 |
2023.09.20 08:50 (18:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 19 2023 |
<2310-092003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月19日の戦況 =
ロシア軍は9月19日にウクライナの後方地域に対し、Shahed-131/-136 UAVとBMによる攻撃を行った。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃したが、9月19日には前進しなかった。
ウクライナ軍は9月19日に少なくとも2正面で攻撃し、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線とザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.09.19 21:43 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部港から穀物船出港 ロシアの合意離脱後に初めて |
<2310-091908>
ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相が19日にFacebookへの投稿で、オデッサ州のチョルノモルスク港から小麦を積んだ民間貨物船が黒海に出港したと明らかにした。 ウクライナ当局は16日、民間貨物船2隻が臨時回廊を通ってチョルノモルスク港に入港したと発表していた。 臨時回廊はNATO加盟国のルーマニアやブルガリアの沿岸を通る。
ロイタ通信などによると、ロシアの穀物輸出合意離脱後、ウクライナが設けた臨時回廊を通じて入港した貨物船が穀物を積んで出港するのは初めてである。 |
2023.09.19 13:26 |
AP通信 (Yahoo) |
バフムート包囲へさらに前進 ウクライナ軍が高地を奪還 |
<2310-091905>
クウクライナ軍が9月17日、東部戦線の最激戦地となったバフムートの南にある、クリシュチウカ村を奪還した。 バフムート都市圏に属するクリシュチウカ村は、ロシア軍が占領するバフムートの南8kmにあり、すぐ南隣のアンドリーウカ村の奪還から日を置かずに、ウクライナ領土防衛隊の旅団と第80独立空中強襲旅団、さらに第5独立強襲旅団の混成部隊によって奪還された。
この村の高台からは、ロシア軍が占領しているバフムートの町と兵站ラインを見渡すことができ、ウクライナ軍が町を包囲する新たな機会が生まれた。
ウクライナ国防省のマリャル次官は、クリシュチウカは解放されたが、ロシア軍はまだ失われた陣地を取り戻そうとしていると述べた。 |
2023.09.19 11:00 (21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 18 2023 |
<2310-091903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月18日の戦況 =
ウクライナ軍当局者によると、ウクライナがバクムットの南にあるクリシチイウカとアンドリーウカを奪還したことで、バクムットの南の地域でのロシアの防御能力が低下した可能性がある。
ウクライナ軍の反撃は、ザポリージャ州西部におけるロシア軍で重要な部隊の特に深刻な弱体化をもたらした可能性がある。
バクムットの南における最近のウクライナの前進は、この地域でもロシア軍部隊が同様に弱体化したのに対応した可能性がある。
ロシア軍は、9月17日から18日の夜に、黒海沿岸および後方地域をShahed-131/136 UAVおよびCMで攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境、およびザポリージャ西部で攻撃し、9月18日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は、少なくとも2正面で攻撃し、9月18日にザポリージャ西部で前進した。 |
2023.09.18 12:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍の精鋭旅団が猛攻、バフムート近郊のロシア軍旅団が全滅 |
<2310-091806>
ウクライナ軍旅団が8月中旬に、ウクライナ南部メリトポリに向かうルートの要衝であるベルボベでロシア軍の防衛線を突破したため、ロシア軍は温存していた最後の精鋭師団である第76親衛航空突撃師団をウクライナの東部から南部へと振り向けたが、この配置転換により東部に展開するロシア軍は機動性のある予備兵力を失った結果、ウクライナ軍は9月15日かその直前にアンドリーウカを奪還した。
アンドリーウカへの攻撃を行ったウクライナ軍の第3強襲旅団の旅団長は、「電撃作戦の結果、アンドリーウカのロシア軍の第72自動車化狙撃旅団は包囲され、主力部隊から切り離され壊滅した」と述べている。
2日間にわたる激しい戦闘で、第3旅団は第72自動車化狙撃旅団ほぼすべての歩兵を殺害したと主張し、ロシア軍の死傷者と捕虜は1,000名以上にのぼった可能性があるとした。 |
2023.09.18 07:35 (17:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 17 2023 |
<2310-091804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月17日の戦況 =
ウクライナ軍は9月17日にバクムットの南にあるクリシチイウカを奪還し、バクムット方向の他の場所で攻撃を続けた。
ロシア軍は、9月16日から17日の夜に、ウクライナ南部でShahed-131/136 UAVとCMで攻撃した。
ロシア軍は9月17日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク~ザポリージャ州地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
ウクライナ軍はまた、ザポリージャ州西部で反撃を継続した。 |
2023.09.18 06:01 |
共同通信 (Yahoo) |
激戦地バフムト周辺また奪還 ウクライナ軍、前進続く |
<2310-091802>
ウクライナ国営Ukrinform通信が、陸軍司令官のシルスキー大将が17日にウクライナ軍がバフムト南方の集落クレシチェエフカを奪還したと発表したと報じた。
バフムトはロシアが5月に制圧した交通の要衝で、Ukrinformは17日に、ウクライナ軍の東部担当報道官の話として、ロシア軍がバフムト方面に52,000名を集結させていると報じており、さらなる戦闘の激化が懸念される。 |
2023.09.18 06:01 |
共同通信 (Yahoo) |
激戦地バフムト周辺また奪還 ウクライナ軍、前進続く |
<2310-091801>
ウクライナ国営Ukrinform通信が、ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が17日に、ウクライナ軍がバフムト南方の集落クレシチェエフカを奪還したと発表したと報じた。 ウクライナ軍は15日に同じくバフムト南方の集落アンドレーエフカ奪還を発表したばかりで、シルスキー大将は「クレシチェエフカはロシアを排除し解放された」とした。
バフムトはロシアが5月に制圧した交通の要衝で、周辺で激戦が続いており、Ukrinformはウクライナ軍の東部担当報道官の話として17日に、ロシア軍がバフムト方面に52,000名を集結させていると報じている。 |
2023.09.17 22:11 |
日経新聞 |
ロシア軍、要衝の防衛強化 南部ザポロジエ州、英分析 |
<2310-091705>
英国防省が17日、ウクライナ南部ザポロジエ州の要衝トクマク周辺でロシア軍がここ数日、防衛線を強化しているとみられるとの分析を発表した。
検問所や対戦車障害物を設置、新たな塹壕を掘っているもようだという。 ウクライナの反転攻勢に対するロシアの懸念の高まりを示していると指摘した。
ISWは16日に、ウクライナ軍の前進でロシア軍はザポロジエ州西部では防御強化を迫られ、東部ドネツク州から有力部隊を転用しているとみられると発表した。
一方、ウクライナの国営Ukrinform通信は17日にウクライナ軍の東部担当報道官の話として、ロシア軍がドネツク州の激戦地バフムト方面に52,000名を集結させていると報じた。 |
2023.09.17 08:25 (18:25 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 16 2023 |
<2310-091702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月16日の戦況 =
ウクライナ軍は9月16日にバクムット方向への攻撃を継続し、この地域で戦果を挙げ続けた。
ロシアの司令部はザポリージャ州西部でのウクライナ軍の前進への対処を優先し、バクムットの南から比較的精鋭な部隊をさせている可能性がある。
ウクライナ軍も9月16日にザポリージャ州西部で前進し、ロシアの防御陣地に侵入し続けた。
9月16日のウクライナ軍のUSV攻撃で、ロシア船が損害を受けた可能性がある。
ウクライナ当局は9月16日、黒海のウクライナ回廊を使用して民間船が初めてウクライナの港に到着したことを確認した。
ロシア軍指導部は、モスクワを含むロシアの都市へのUAV攻撃に対する防空の失敗を認めずに、汚職容疑を口実に防空当局者を解任している可能性がある。
ロシア軍は9月16日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は9月16日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.09.17 06:01 |
共同通信 (Yahoo) |
東部ハリコフ州で2人死亡 ロシア軍は巡航ミサイル備蓄か |
<2310-091701>
英国防省が16日、ロシア軍が今冬にウクライナの電力インフラを攻撃するためCMを備蓄している可能性があると分析した。 ロシア軍は昨冬も同様にインフラを破壊した。
その後、CMの生産を増強する一方で、発射を減らしていると指摘した。 |
2023.09.16 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍、3週間でクリミアの S-400 防空システム2基破壊 残り3基 |
<2310-091606>
ロシア空軍は黒海艦隊を守るため、2022年2月にウクライナに侵攻する前の数年間で、S-400 SAM 5個システムをクリミア半島に配備したが、ウクライナ海軍はここ1ヵ月足らずの間に、そのうちの2個システムを破壊した。
8月23日にまずクリミア半島北西部のタルクハンクト岬にあるS-400が、9月14日には58km南のエフパトリアにあるS-400が攻撃を受けた。 |
2023.09.16 08:20 (18:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 15 2023 |
<2310-091605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月15日の戦況 =
ウクライナ軍は9月14日にバクムット地域のアンドリーウカを奪還し、9月15日にバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ウクライナ軍海軍が9月14日、黒海でロシア船にUSV攻撃を行った。
ロシア軍は、9月15日にウクライナの後方地域を目標にShahed-131/-136 UAVで攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月15日に一部の地域で前進した。
ロシア占領当局は、占領下のウクライナ南部とロシアおよび占領下のクリミアを結ぶ兵站線線 (GLOC) を強化する努力を続けている。 |
2023.09.16 07:42 |
テレ朝 News (Yahoo) |
ウクライナ クリミア半島のロシア防空システムを破壊と発表 |
<2310-091603>
ウクライナ海軍が14日、CM 2発でロシア軍がクリミア半島に配備しているS-400の破壊に成功したと発表した。
ウクライナ軍は13日にもセバストポリの造船所で修理中の揚陸艦と潜水艦を破壊するなどクリミア半島のロシア軍への攻撃を強めている。 |
2023.09.16 02:18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナの海上ドローン、ロシアのミサイル艦を攻撃=関係筋 |
<2310-091601>
ウクライナの関係者が15日にロイタに、14日にウクライナのUSVがセバストポリ軍港の入り口でロシアの小型ミサイル艦Samumの後部右側を攻撃し大きな損傷を与えたと述べた。 攻撃を受けたミサイル艦は片側に傾き、修理のために曳航されたという。
ロシア国防省は14日の声明でSamumに対するウクライナの攻撃を認めたうえで、USVを迎撃し破壊したと発表した。
ロイタは独自にこの発言を確認できていない。 |
【註】
ミサイル艦Samumは外観から見て、側面を固定板にした一種のACVであるSESと見られる。
もしSESであれば側板に損傷を受け空気が漏れてしまうと浮上できなくなり、SESとしての航行は出来なくなる。 |
2023.09.15 08:40 (18:40 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 14 2023 |
<2310-091503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月14日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部とバクムット周辺で攻撃を継続し、9月14日にバクムットの南に前進したと伝えられている。
ウクライナ軍は9月14日、クリミアの占領下のエフパトリア近くのロシアの防空システムを攻撃し、ロシアの防空システムに欠陥がある可能性があることを示唆した。
【Yevpatoria の位置 (Google Map)】
ロシア軍は9月14日にウクライナの港湾インフラを目標にしたShahed-131/136によるUAV攻撃を実施した。
ロシアの第7親衛空中突撃 (VDV) 師団第247 VDV連隊の連隊長ポポフ大佐が、ウクライナでの戦闘で戦死したと伝えられた。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月14日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍もアウディーイウカ~ドネツク市で前進した。 |
2023.09.14 18:57 |
時事通信 (Yahoo) |
クリミアで防空システム破壊 ウクライナ軍、攻撃継続 |
<2310-091411>
ロイタ通信がウクライナ情報筋の話として、ウクライナ軍が14日にクリミア半島でUAVとミサイルによる攻撃を行いロシアの防空システムを破壊したと報じた。 ウクライナ側はUAVで防空システムのレーダーやアンテナを攻撃した後、CM 2発を発射したという。
ロシア国防省も、14日にクリミア上空でロシア軍の防空システムがウクライナのUAV 11機を撃墜し、「テロ攻撃の試みは失敗した」と表明した。 |
2023.09.14 08:40 (18:40 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 13 2023 |
<2310-091404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月13日の戦況 =
ウクライナ軍が9月13日にセヴァストポリ軍港にミサイル攻撃を行い、揚陸艦、Kilo級潜水艦、港湾インフラに損害を与えた。
ウクライナ軍は、9月13日にザポリージャ州西部とバクムット周辺の2正面で反撃し、両正面で前進したと伝えられた。
ロシア軍は、9月12日から13日の夜に、スームィ州とオデッサ州をShahed-131/136 UAVで攻撃した。
プーチン大統領は、ロシアと北朝鮮との関係拡大がロシアの既存の制裁回避計画を危険にさらす可能性があることを懸念している可能性が高い。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の国境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されていない。
ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) が、GURとウクライナのパルチザンが9月12日にザポリージャ州エネホダルのロシア占領パスポート事務所にUAV攻撃を行っていることを示す映像を公開した。 |
2023.09.14 07:36 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ反転攻勢、東部で攻撃激化に直面=国防次官 |
<2310-091403>
ウクライナのマリャル国防次官が13日に国営TVで、反転攻勢を進める部隊が東部の前線でロシア軍の新たな反撃に直面していると明らかにした。
マリャル次官によると、ウクライナ軍は数ヵ月にわたり防衛を続けてきた東部アブデーフカと近郊のマリンカに対する新たな攻撃に直面している。
【Avdiivka の位置 (Google Map)】
ウクライナの反転攻勢はアゾフ海へ南下しながら集落を奪還するとともに、5月にロシア軍に占領された東部バフムト周辺を奪還することに重点を置いている。
バフムト奪還作戦では「安定した成功」を収めているという。
南部については、9月に奪還したロボティネを確実に支配下に置いているとしつつ、周辺では非常に激しい戦闘が続いているが、前進を遂げているとも述べた。 |
2023.09.13 19:40 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、セバストポリの艦船修理工場に大規模攻撃 火災発生、24人負傷 |
<2310-091309>
ロシア国防省とウクライナの双方が、ウクライナ軍が13日未明にクリミア半島セバストポリ軍港の艦船修理施設に対して大規模攻撃を仕掛けたことを明らかにした。
ロシア国防省は、ウクライナ軍がセバストポリ市にあるオルジョニキーゼ艦船修理工場に対しCM 10発で攻撃したが、CM 7発を迎撃し、黒海艦隊の航行中の艦船に対しUSV 3隻を送り込んだが、哨戒艇がすべてのUSVを破壊したと主張した。 ただ、修理中の艦船2隻がCM攻撃で損傷したことは認めた。
ロシアが任命したセバストポリのラズボジャエフ市長も、大規模攻撃があったことを確認し、ミサイル攻撃で火災が発生し24人が負傷したことを明らかにした。 投稿された現場のものとされる映像と写真には、巨大な黒煙や激しい炎が上がる様子が捉えられている。
ロシアの非公式軍事ブロガーの一人によれば、乾ドックで修理中だった通常動力潜水艦(註:Kilo級)Rostov Na Donuと大型揚陸艦Minskの2隻が損傷したというが、こうした証言について独自に検証することはできていない。 また別の非公式アカウントは、攻撃にはStorm Shadowが使用されたと主張した。
一方、ウクライナ空軍司令官のオレシチュク中将は、空軍操縦士の「素晴らしい戦闘行為」に感謝の意を表明した。 |
2023.09.13 07:42 |
CNN (Yahoo) |
ロシア艦隊、黒海の一部で活動できず 石油掘削施設の周辺 ウクライナ軍発表 |
<2310-091305>
ウクライナ海軍報道官が12日、ウクライナが奪還したクリミア半島沖にある石油・ガス掘削施設Boyka Towersの周辺で、ロシア軍の黒海艦隊が活動できなくなっていると明らかにした。
ロシアの航空機は依然として現地で存在感を示し、空からの脅威がまだあるが、ウクライナ軍が沿岸に配備している砲やMANPADS、ミサイルシステムにより、ロシア艦はBoyka Towersに近づくことができないと述べた。 |
2023.09.13 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 12 2023 |
<2310-091304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月12日の戦況 =
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ西部で攻撃し、9月12日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は9月12日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.09.13 05:56 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ザポロジエ原発付近をドローン攻撃=ロスアトム |
<2310-091303>
ロシア国営原子力企業Rosatom社のリハチョフ総裁が12日、ロシアが占拠するザポロジエ原子力発電所の近くにあるエネルホダルにウクライナ軍が11日にUAVによる攻撃を行ったと明らかにした。 リハチョフ総裁によると、UAV 6機は全て破壊された。
【Enerhodar の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍事情報当局GURは12日、エネルホダルに対するUAV攻撃の映像を公開し、ロシアがパスポート発行に利用している建物のほか、ロシア軍将校が駐在している場所などを攻撃したとした。
ロイタはGURの発表や映像を独自に確認できていない。 |
2023.09.12 20:49 |
Kyiv Independent |
Reuters: Cargo plane manufacturer Antonov moves to drone production |
<2310-091214>
ロイタ通信が9月12日、国営Ukroboronpom (Ukrainian Defense Industry) の発表として、ウクライナの輸送機メーカAntonov社がUAVの生産に乗り出すと報じた。 |
2023.09.12 15:31 |
AP 通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍東部戦線で前進 バフムート方面で高地を確保 |
<2310-091209>
ウクライナ国防省のマリャル次官が述べたところによると、ウクライナ軍はドネツク州でバフムートのすぐ南にあるオプチネを奪還し、さらに南のクリシチウカとアンドリーウカに向けて前進しているという。
【Opytne の位置、Klishchiivka と Andriivka の位置 (Google Map)】 ウクライナ軍はバフムートを制圧するため、周辺部の高地に火砲陣地を確保しようとしており、マリャル次官によれば、クリシチフカとアンドリーウカでしたという。
|
2023.09.12 10:55 |
AP 通信 (Yahoo) |
黒海の石油採掘施設を奪還 ウクライナ軍特殊部隊 |
<2310-091207>
ウクライナ国防相が、オデーサとクリミア半島の中間にある石油と天然ガスの洋上採掘施設を、ウクライナ軍特殊部隊がロシアから奪還したことを明らかにした。 Boyka Towersと呼ばれる採掘施設は、2014年のロシアによるクリミア半島併合から1年後の2015年以降、ロシア軍に占拠されていた。
ウクライナ国防相の情報総局が発表した声明では、Boyka Towersはエネルギー目的に利用されただけでなく、全面侵攻の際にはヘリコプターや電子戦装置を配置する基地としても使われたという。
ロシア人軍事ブロガーによれば、Boyka Towersは1年以上無人だったといい、先月ウクライナ軍特殊部隊が実施した奪回作戦は、その後の部隊の配備に繋がっていないという。 |
2023.09.12 06:15 (16:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 11 2023 |
<2310-091204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月11日の戦況 =
ウクライナ軍は9月11日にドネツク州とザポリージャ州で反撃し、バクムット州の近くとザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月11日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は9月11日に少なくとも1正面で攻撃し、バクムット付近、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。
ウクライナと英国の軍当局者が9月11日、ロシア軍は2023年末までに400,000名以上を動員しようとしていると報告した。 |
2023.09.11 23:52 |
Kyiv Independent |
UK says Russia targeted civilian cargo ship in Black Sea |
<2310-091112>
英国外務省が、ロシア軍が8月24日に黒海のオデッサ港で民間貨物船に対し攻撃したとする新たに入手した情報を明らかにした。
報告書によると、ウクライナは黒海艦隊から発射され港に向かってきたKalibr 2発を含むロシアのミサイルを撃墜した。
ロシアの意図された標的は、港に停泊しているリベリア船籍の貨物船であったという。 |
2023.09.11 22:11 |
AFP=時事 (Yahoo) |
黒海の石油プラットフォーム奪還 ウクライナ情報総局 |
<2310-091111>
ウクライナ国防省情報総局が11日、黒海にあり、2015年以降ロシア側が支配していた石油と天然ガスの採掘施設を奪還したと発表した。 通称Boyka Towersと呼ばれるこのプラットフォームは、クリミア半島とオデーサ州の中間付近に位置する。
さらに、「作戦のある段階で、ウクライナの特殊部隊舟艇とロシアのSu-30の間で戦闘が起き、Su-30は被弾して退却を余儀なくされたことを明らかにした。 |
2023.09.11 15:33 |
Ukrinform |
ウクライナ、クリミア近海の天然ガス・石油掘削リグのコントロールを特殊作戦で奪還 |
<2310-091105>
ウクライナ国防省情報総局が11日、同局部隊が特殊作戦により黒海海上のクリミア近海に設置されているガス石油掘削リグ、通称Boyka Towersを奪還したと発表した。
発表には「ウクライナ国防省情報総局部隊が奪還したのは、掘削プラットフォームのPetro HodovaletsとUkraina、及び掘削リグのTavridaとSyvashである」と書かれている。
さらに、特殊作戦部隊は作戦遂行時に、NAR対ヘリ無誘導弾や、船舶を監視するNevaレーダも鹵獲したという。
今回の作戦の際、ウクライナの特殊作戦部隊の舟艇がロシアのSu-30と交戦し、Su-30は被弾して退却を余儀なくされたと書かれている。 |
2023.09.11 14:50 |
AFP=時事 (Yahoo) |
人道支援NGO車両に攻撃、救援活動従事者2人死亡 ウクライナ東部 |
<2310-091103>
ウクライナ東部ドネツク州で9日、人道支援組織の活動家ら4人が乗る車両が攻撃を受け、カナダ人とスペイン人の救援活動従事者が死亡した。
ウクライナ国防省は、人道支援NGOのRoad to Reliefに所属するスペイン出身のイグアルさんとカナダ出身のイナットさんが、ロシア軍の攻撃を受けて死亡したと発表した。 |
2023.09.11 06:06 (16:06 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 10 2023 |
<2310-091101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月10日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部のロボタインの南で前進したほか、9月10日にバクムットの近くでも前進したと伝えられている。
ロシア軍は、9月9日から10日の夜に、キーウ州に対しShahed-131/-136でUAV攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ-クレミンナの線、バクムット周辺く、アウディーイウカ~ドネツクの市線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域を奪還したと伝えられている。
ウクライナ中央情報局 (GUR) 報道官のスキビツキー少将が9月10日、ロシア軍は占領地域に420,000万以上の部隊のほか、ロシア国家警備隊やその他の部隊や組織を投入していると述べた。 |
2023.09.10 16:18 |
AFP BB |
ロシア無人機の残骸、ルーマニアでまた発見か |
<2310-091007>
ルーマニア国防省が9日、ウクライナとの国境付近でロシアのUAVのものとみられる残骸を新たに発見したと発表した。
同省は、海軍部隊が地元当局からの情報提供を受けてプラウル(註:ドナウ川を挟んだウクライナのイズマユール対岸)一帯を捜索したところ、ロシア軍が使用しているものに類似したUAVの一部残骸が見つかったとしている。 |
2023.09.10 15:28 |
Kyiv Independent |
Military: Southern forces liberate another 1.5 square kilometers near Robotyne |
<2310-091006>
Tavriaと別称されているウクライナ南部方面軍が9月10日、ロボティネで過去24時間に1.5㎢を奪還したと発表した。
それによるとウクライナ軍砲兵は過去24時間に1,391回交戦して、ロシア兵72名が死亡、149名が負傷、5名が捕虜になり、戦車3両を含む27装備品を破壊したという。 またロシア軍の補給拠点6ヵ所も破壊したという。 |
2023.09.10 15:16 |
時事通信 (Yahoo) |
一晩でキーウに無人機32機飛来、25機撃墜 ウクライナ軍 |
<2310-091005>
ウクライナ軍が10日、キーウとその周辺に一晩でUAV 32機が飛来し、うち25機を撃墜したと発表した。 残り7機についての説明はなかった。
これより前にキーウ市軍政当局トップのポプコ氏はTelegramで、「まとまった数のUAVが多方向から首都に飛来した」と述べていた。
キーウに滞在しているAFP記者によると、爆発音が10回程度聞こえたという。 |
2023.09.10 07:12 |
共同通信 (Yahoo) |
南部で「ロシア部隊消耗」 英分析、ウクライナ軍前進 |
<2310-091002>
英国防省が9日、ウクライナ軍が8月下旬に奪還した南部ザポロジエ州ロボティネの東方で「何層にも重なったロシアの主防衛線に突入し、徐々に前進しながらロシア軍を消耗させている」との分析を発表した。
分析では、ロシア軍が他正面からロボティネ周辺に部隊を移動させているが、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムトの南方でも部隊を維持していることから、南正面へのロシア軍の部隊移動は別正面での攻撃を制限している可能性があるとしている。 |
2023.09.10 06:30 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ反攻3カ月 露軍の防衛線突破、要衝トクマク奪還が焦点に |
<2310-091001>
ウクライナ軍が南部ザポロジエ州でロシア軍の第一防衛線を複数地点で突破したとされ、膠着状態にあった戦況が徐々に動きつつある。
反転攻勢に備え、ロシア軍が同州に築いた主要な防御線は3本とされ、地雷原や戦車の走行を阻む溝、障害物などから成る強固なラインだが、ウクライナ側は8月末に第一防御線の一端がある同州の集落ロボティネを奪還したと発表し、9月1日にはマリャル国防次官が第一防御線を複数地点で突破したと明らかにした。
ウクライナ軍は第二防御線の攻撃に入った模様で、南部戦線司令官のタルナフスキー准将は「露軍は時間と資源の6割を第一防御線の構築に割いた」と推定し、第2防衛線に敷設された地雷は限定的で、ウクライナ軍に有利に働くとみる。 |
2023.09.10 05:55 (15:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 9 2023 |
<2310-091003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月9日の戦況 =
ウクライナ軍は9月9日に、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進を確認し、バクムットの南で前進したと主張した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ西部で攻撃し、9月9日に一部の地域で前進した。 |
2023.09.09 23:41 |
Kyiv Independent |
General Staff: Ukrainian forces make gains near Robotyne, Klishchiivka |
<2310-090911>
ウクライナ軍参謀本部が9月9日、ドネツク州のクリシチイウカ南側とザポリージャ州のロボタイン南側で戦果を挙げたと報告した。
ウクライナ軍第3突撃旅団の副団長は8日にラジオ局に対し、バフムートの南に位置するクリシチイウカの半分以上を制圧したと述べた。
【Klishchiivka の位置 Google Map)】
参謀本部によると、その日の戦闘は26回行われ、ロシア軍は2発のミサイル攻撃、29回の空爆、MLR 14発の斉射を行った。
これにより、ルハンシク州では20以上の集落がロシアの砲撃に見舞われ、ザポリージャ州でも20以上の集落が、ドネツク州では35以上の集落が攻撃された。 |
2023.09.09 23:11 |
Kyiv Independent |
Russian official: 3 drones downed over Crimea |
<2310-090910>
ロシアが不法占拠しているクリミアで任命した知事が9月9日、クリミア半島で3機のUAVを撃墜したと述べた。
クリミアに対するウクライナの無人機攻撃は増加しており、ウクライナ保安庁は8月16日、7月17日にクリミア橋をUSVで攻撃したと発表した。 8月24日にはウクライナ地上軍がクリミアに上陸し国旗を掲げた。 |
2023.09.09 09:40 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部原発周辺で攻撃増 IAEAが脅威再警告 |
<2310-090905>
CNN TVが8日、国際原子力機関 (IAEA) の専門家が、過去1週間に欧州最大のザポロジエ原発周辺で戦闘が増加しており「核の安全への潜在的な脅威」が増したと改めて警告したと報じた。
IAEAのグロッシ事務局長の声明によると、専門家は「過去1週間にわたり、多数の爆発音を聞いた」とした。 |
2023.09.09 09:05 (19:05 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 8 2023 |
<2310-090904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月8日の戦況 =
ロシア軍はさらに、電子戦装置の配備を増強しようとしていると伝えられた。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部のバクムットの南とロボタインの南に前進し続けたが、9月8日に確認された戦果は得られなかったと伝えられた。
ロシア軍は、9月7日から8日の夜にオデッサ州を目標としたShahed-131/136 UAV攻撃を行った。
ラブロフ露外相は、黒海での穀物輸出合意に戻るつもりはないと言明している。
ロシア外務省が、アルメニア政府がロシアとの数十年にわたる安全保障関係に疑問を呈している最近の動きに直接対応した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムット近郊、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが、9月8日に前進は確認されなかった。 |
2023.09.09 01:24 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア部隊1万人完全撤退か 昨年秋にベラルーシ派遣 |
<2310-090902>
ベラルーシの独立系監視団体ガユンが8日にTelegramで、ベラルーシに2022年10月から合同部隊名目で派遣されていた10,000名のロシア軍が8月に完全撤退したと明らかにした。
もともと軍用飛行場やレーダ施設に駐留していた2,000名強の部隊は残留しているという。 |
2023.09.09 00:47 |
Kyiv Independent |
UK planes guard Ukrainian grain ships in Black Sea |
<2310-090901>
ロシアが7月に黒海での穀物輸出合意から離脱し、オデーサ州の穀物搬出施設への攻撃を繰り返しているのを受け、英首相官邸が9月7日に穀物輸送にあたる船舶を防護するため航空機を黒海に派遣していると発表した。 |
2023.09.08 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 7 2023 |
<2310-090803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月7日の戦況 =
ウクライナ軍は9月7日にバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃し、両正面でさらに戦果を挙げた。
ISWはウクライナの反撃が2023年に成功を収める可能性があるとし続けていたが、実際にはロシアの防御陣地は堅固で強く保持される可能性がある。
ロシア軍は9月6日から7日にかけて、スームィ州とオデッサ州に対してShahed-123/131 UAVで大規模に攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線に沿って、バクムット方向、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃をしたが、9月7日には前進は確認されなかった。 |
2023.09.07 07:05 (17:05 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 6 2023 |
<2310-090703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月6日の戦況 =
ウクライナ軍はバクムット州とザポリージャ州西部で反撃し、9月6日にザポリージャ州西部で戦果を挙げた。
ウクライナとロシアの情報筋が、ロシア軍事産業は精密兵器の補給を継続することに加えて備蓄を補充するという課題に直面していると報告している。
ロシア軍は、9月5日から6日にかけて、ウクライナに対して大規模なミサイルとUAVによる攻撃を実施した。
ブリンケン米国務長官が予告なしに9月6日ののキエフを訪問し、ウクライナに対する追加の$175Mの軍事支援パッケージを発表した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネストク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月6日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は、9月6日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.09.07 01:24 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア無人機の部品、ルーマニア領土に落下した可能性=国防相 |
<2310-090701>
ルーマニアのティルバル国防相が6日、ロシアのUAV部品がルーマニア領土に落下した可能性があると述べた。
ウクライナが4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州のドナウ川沿いのイズマイル港をUAV攻撃した際、ロシアのUAVがルーマニアの領土に落下し爆発したと発表したのに対し、ルーマニアは自国領土は攻撃されていないとしていた。 |
2023.09.06 |
Military Land |
Invasion Day 560 – Summary |
<2310-090616>
= Zaporizhzhia Front includes the Zaporizhzhia Oblast =
・ウクライナ軍がヴェルボーブ近郊で戦果を挙げた。
・ウクライナ軍歩兵部隊がロボタインを越えて前進し、集落南境界に到達した。
・ロシア軍がカミャンスケの南測地域を放棄したためウクライナ軍が占領した。 |
2023.09.06 18:46 |
CNN (Yahoo) |
ロボティネ村からの軍撤退は「戦術的」 ロシア任命の州知事代行 |
<2310-090612>
ロシアが任命したウクライナ南東部ザポリージャ州のバリツキー知事代行が5日にTV取材で、ロシア軍はウクライナ軍にロボティネ村を明け渡した後、村から戦術的に撤退したとの認識を示した。
知事代行は、ロボティネは「大規模な長期の戦闘の結果、もうほとんど存在していないとし、この集落が残っているのは地図上だけだ」と述べ、更地となった村を守るのは得策ではないため、ロシア軍は標高が高い丘に退却したという。
CNNは、ウクライナ軍がロボティネ村付近のロシア軍の防御を突破し、現在は一帯での戦果を拡大することに注力していると報じていた。 |
2023.09.06 12:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍、チャレンジャー2戦車を初めて失う |
<2310-090609>
英国から供与されたウクライナ軍のChallenger 2 MBTに初の損失が生じた。
ウクライナ軍第82空中強襲旅団に所属するとみられる1両が、南部ザポリージャ州ロボティネ郊外の道路脇で炎上している様子を撮影した動画が4日にネット上に出回った。 |
2023.09.06 09:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍のバイラクタル無人機部隊が劇的復活 ロシアには不吉な兆候 |
<2310-090607>
ここ数ヵ月間ウクライナの空からほぼ姿を消していたウクライナ軍のBayraktar TB-2 UAVが再び戦闘に戻ってきた。
3日にネット上に公開された複数の動画には、ロシア軍の占領下にあるウクライナ南部でTB-2がロシア軍の哨戒艇や補給トラックを空爆する様子が映っている。
ロシアが支配していると言われている空域へのTB-2の進入は、9ヵ月前にロシアの防空網によってひどく損耗した70機規模のTB-2部隊を、ウクライナがなんとか再建したということと、ウクライナ南部の広い範囲で、ロシア軍の防空網が徐々に弱まってきているということを意味する。 |
2023.09.06 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 5 2023 |
<2310-090606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月5日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で前進を続けている。
ドネツク州とザポリージャ州の州境地域でのウクライナの反撃は、ロシア軍第7警備隊山岳空挺師団の部隊を拘束し、この部隊がザポリージャ州西部の緊要地域に部隊移動するのを阻止した可能性がある。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線て、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月5日に一部地域で前進した。
ウクライナ軍は9月5日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット周辺、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.09.06 01:10 |
毎日新聞 (Yahoo) |
「ウクライナ軍の損失、3カ月で6.6万人」ロシア国防相が主張 |
<2310-090602>
InterFax通信が、ショイグ露国防相が5日にウクライナ軍の反転攻勢が始まって以降、敵の損失は66,000名を超えると国防省幹部との電話協議で述べたと報じた。
また、相手側が7,600の兵器を失ったとも指摘し、この3ヵカ月間の反攻の間に目標を達成できずに多大な損失を被っていると話したという。 |
2023.09.05 19:03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナの反転攻勢、全ての戦線で失敗=ロシア国防相 |
<2310-090514>
ショイグ露国防相が5日、ウクライナの反転攻勢は完全に失敗しているとの見方を示したが、ロシア軍が占領する南部ザポロジエ州の一部で情勢が緊迫しているとも指摘した。 |
2023.09.05 13:06 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ政府、東部と南部で反攻順調と発表 大統領も前線視察 |
<2310-090508>
ウクライナ政府が4日、ロシア軍への反攻により東部戦線でさらに領土を奪還し、南部でも前進していると表明した。
マリャル国防次官によると、ウクライナ軍はこの1週間で、5月にロシア軍に占領された東部の都市バフムト周辺の3㎢を奪還した。 ウクライナは6月上旬に反攻を開始して以来、バフムト周辺の47㎢の領土を奪還したという。
詳細は不明だが南部ザポロジエ州のノボダニリフカ村とノボプロコピフカ村の方面で戦果があった。
ロシア側はウクライナ軍の前進を確認していない。 ロイタはこの情報を独自に確認できていない。 |
2023.09.05 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 4 2023 |
<2310-090506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月4日の戦況 =
ザポリージャ州西部でのウクライナの前進に先立って、ウクライナの軽歩兵はロシアが構築した対戦車溝や対戦車障害物を超えた位置まで前進している。 ISWはウクライナ軍がこれらの地域で重機なしでロシアの防御層を突破したとは思えない。
ロシア砲兵の限られた能力とウクライナの対砲兵砲撃の優越により、RUSIはロシア軍が彼らの教義どおりに戦えていないと報告した。
ロシア軍は9月3日から4日の夜にドニプロペトロウシク州とオデッサ州でUAV攻撃を実施した。
国連の独立国際調査委員会のモース委員長は9月4日、委員会はまだロシアがウクライナで大量虐殺を行っていると結論付けていないと述べた。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州部の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月4日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は9月4日の攻撃で、バクムットの近くとザポリージャ州西部に前進した。
ショイグ露国防相は9月4日、ロシア軍が9月に予定していたZapad-2023合同戦略演習を開催しないと発表した。 |
2023.09.05 01:57 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア無人機、NATO 加盟国ルーマニアで爆発 ウクライナ主張 |
<2310-090503>
ウクライナ外務省のニコレンコ報道官がFacebookで4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州のドナウ川沿いのイズマイル港をUAVで攻撃した際に、ロシアのShahed UAVがNATO加盟国であるルーマニアの領土に落下し爆発したと発表した。
一方、ルーマニア国防省はロシアのUAVがルーマニアの領土に落下したという情報を断固否定するとし、「ロシアの攻撃手段がルーマニアの領土や領海に直接軍事的脅威を与えたことはない」とした。
ロイタはどちらの発表も独自に検証できていない。 |
2023.09.04 12:57 |
CNN (Yahoo) |
石油貯蔵施設で火災 ロシア・サンクトペテルブルク |
<2310-090405>
ロシア緊急事態省がTelegramに、サンクトペテルブルクの石油貯蔵施設で発生した火災が鎮火したと投稿した。 SNSに投稿された映像には、爆発音が鳴り響き、大きな黒煙が上がる様子が映っていた。
緊急事態省によると、火災の通報があったのは現地時間の10:59で、80m×10mの格納庫が炎上し、焼失面積は800㎡に及んだ。
出火原因は現時点で不明だが、過去にはロシアの石油貯蔵施設などのインフラがウクライナ侵攻に関連して攻撃目標にされている。 |
2023.09.04 11:35 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ東部で激しい戦闘、ロシア軍が追加戦力を投入 |
<2310-090404>
ウクライナ軍報道官が3日、ウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州の一部で、ロシア軍との激しい戦闘が続いていると明らかにした。
報道官によれば、ロシア軍は2日にウクライナ軍陣地に対して570回の砲撃を行ったほか、航空機による攻撃も実施した。 報道官によれば、ロシア軍はハルキウ州から州境を越えたルハンスク州の集落を攻撃しており、ロシア軍の狙いはこの集落の高台からウクライナの防御線を突破することだという。
報道官によれば、過去24時間に5回の砲撃戦が行われたが、ロシア軍はいずれの戦闘でも成功せず、126名のロシア軍兵が死亡したほか、UAV 7機や弾薬庫が破壊されたという。
ウクライナ軍は、同地域の二つの主要都市にちなみ戦闘が行われている場所をクピャンスク・リマン区域と呼んでいる。 ロシア軍はウクライナ軍の反攻を撃退するために数千名の部隊を追加投入している。
クピャンスク近郊での戦闘は激しさを増しており、過去数週間に市民が避難を余儀なくされている。 |
2023.09.04 08:05 (18:05 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 3 2023 |
<2310-090402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月3日の戦況 =
ウクライナ軍将校達が、ウクライナ前進のすぐ前方とさらに南にあるロシアの防御陣地の突破は、ウクライナ軍にとってそれほど困難ではないかもしれないと述べた。
ウクライナ軍当局者は特に、前進正面は地雷原が疎らなため、今までより楽に前進することができると述べた。
ウクライナ軍は反撃を継続し、9月3日にバクムット周辺とザポリージャ州西部で前進した。
複数のロシアの情報筋が、ウクライナ軍はドニプロ河の左岸で占領下のヘルソン州で活動し続けているとした。
ロシア軍は9月3日にオデッサ州で、ウクライナの港湾施設をUAV攻撃した。
ロシア軍がクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク西部、ドネツク州と-ザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、9月3日に一部の地域で前進した。 |
2023.09.04 04:13 |
TBS News (Yahoo) |
ドナウ川の港湾にロシア軍がドローン攻撃 ウクライナ産穀物の輸出ルート |
<2310-090401>
ウクライナ南部で3日、ロシア軍によるUAV攻撃があり、ウクライナ産穀物の輸出ルートとなっているドナウ川の港湾インフラが被害を受けた。 オデーサ州の当局者は3日、3時間半にわたってロシア軍のUAV攻撃があり、2人が負傷したと明らかにした。
ウクライナ軍はUAV 22機を撃墜したとしているが、ドナウ川の港湾インフラが被害を受けたという。 |
2023.09.03 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 2 2023 |
<2310-090303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月2日の戦況 =
ウクライナ軍は9月2日に少なくとも1正面で攻撃し、バクムット近郊、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部で前進した。
ウクライナ軍は9月2日にザポリージャ州西部で反撃し前進したと伝えられている。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月2日に一部の地域で前進した。 |
2023.09.02 08:15 (18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 1 2023 |
<2310-090207>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月1日の戦況 =
ウクライナ中央軍事情報部 (GUR) のブダノフ長官が、ロシア軍がウクライナ南部でのウクライナ軍の反撃に対処するため、現在ルハンシク州正面にいる新編された予備軍の第25諸兵科連合軍 (25CAA) を横に移動させて再配置しようとしていると報告した。
第25諸兵科連合軍は、以前に報告された2023年12月の予定配備日前に急遽配置されたことを考えると、戦闘能力を発揮する可能性は低い。
ロシアの再配置は、短期的な必要性によるもので、長期的な再編成計画を妨げている。
ウクライナ軍は9月1日にバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃し前進した。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが戦果は確認されていない。 |
2023.09.02 06:42 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ戦争「ロシア国内に移行段階」、攻撃増加へ=大統領府顧問 |
<2310-090205>
ウクライナのポドリャク大統領府顧問が1日、ロシア国内でのUAV攻撃は増加していくとの見方を示し、こうした攻撃が頻発していることはウクライナの戦争が徐々にロシア国内に移行していることを示していると述べた。
ポドリャク顧問はキーウでロイタの取材に応じ、ウクライナはロシア軍に占領された地域への攻撃を強化しているとし、ロシア国内でも工作員やパルチザンによる攻撃が増加するとした上で「敵対行為が徐々にロシアの領土に移行する段階に入っている」と語った。 |
2023.09.02 04:46 |
TBS News (Yahoo) |
ウクライナ南部戦線「注目すべき進展があった」と米高官が明らかに |
<2310-090204>
米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が1日、南部ザポリージャ州での戦闘で、「これまでの72時間でウクライナ軍による注目すべき進展があった」ことを明らかにした。
南部の都市ザポリージャからウクライナ軍が南に向かって反転攻勢を進める中で、「ロシア軍の第二防御線に対して、いくつかの戦果を挙げた」としている。 |
2023.09.01 22:30 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア軍防衛線の一端を突破か 中南部でさらに前進 |
<2310-090119>
ウクライナ国防省が8月30日、同国軍が反転攻勢の焦点である中南部ザポリージャ州で前進を続けていると発表した。 国防省は部隊が南に前進しているともしており、要衝トクマクをめざす作戦も続いているとみられ、2ヵ月間の攻防の末に奪還した同州西部ロボティネ村から南、東方向へ進み、ロシア軍の陣地に迫ったとみられる。
Wall Street Journal紙は31日、ウクライナ軍が南のアゾフ海までの間に設けられたとされるロシア軍の防衛線の一端を突破したと報じた。 |
2023.09.01 20:22 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア空港への無人機攻撃、国内から ウクライナ情報局長 |
<2310-090117>
ウクライナのブダノフ情報局長が1日、複数の輸送機が損傷を受けてた8月末のロシア西部プスコフ州の空港に対するUAV攻撃について、ロシア国内から実施されたものだったと発表した。
プスコフ州は、西はエストニアとラトビア、南はベラルーシと国境を接しており、今回攻撃を受けた空港は、ウクライナから700km離れている。 |
2023.09.01 19:00 (06:00 EST) |
Defense One |
Russian malware steals data from Ukrainian troops' phones: report |
<2310-090115>
米CISA、FBIの他、英National Cyber Security Centre、NZ National Cyber Security Centre、加Centre for Cyber Securityを始めとする海外の組織が纏めた報告書から、Sandwormと呼ばれるロシア国営のサイバ戦組織が、Infamous Chiseマルウェアをウクライナ将兵のAndoroid端末に送り込み、居場所や動きを監視していることが分かった。 |
2023.09.01 14:17 |
時事通信 (Yahoo) |
越境攻撃のウクライナ兵死亡か=ロシア、「破壊工作者」と主張 |
<2310-090112>
ロシア西部ブリャンスク州のボゴマズ知事が8月31日にSNSに投稿し、ウクライナの特殊部隊が30日に対ウクライナ国境から40kmに位置するナフリンスキー地区を越境攻撃し、「軍関連やエネルギーインフラ施設へのテロ攻撃を実行しようとした」と主張した。 |
2023.09.01 11:11 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ国防省高官、ロシア空港へのドローン攻撃実施を認める |
<2310-090109>
ウクライナ国防省の高官がBBCに、ロシア北西部プスコフの空港で8月30日にIl-76 4機が破壊され2機が損傷したUAV攻撃について、ウクライナによるものだったことを明らかにした。 現地報道は、ウクライナ国防省の情報総局 (GUR) が関わったと伝えていたが、同省の高官は今回、この報道が正しいと認めた。
ウクライナ当局は今までロシアでの攻撃については口を閉ざしていたが、UAV攻撃が活発化するにつれ、それらがウクライナによる戦争行為の一環だと認める姿勢を、以前より見せるようになっている。 |
2023.09.01 09:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部ベルボベ周辺で第1防衛線を突破 |
<2310-090107>
ロシア軍はウクライナ南部で2023年春から初夏にかけて、スロビキン上級大将の指揮のもと、ウクライナ軍の反転攻勢を見越して三重の防衛線を急遽構築した。
工兵部隊と民間請負業者はコンクリート製の対戦車障害物をばらまき、塹壕を掘り、何十万個という地雷を埋め、スロビキン・ラインと称される世界でもほとんど類を見ない強固な要塞を築いた。
ウクライナ軍は6月4日に反攻を開始したが、ロシア軍が防衛線の北側に設けた地雷原が最大の理由でこれまで南部と東部の主要な攻勢軸でわずか数kmしか前進できていなかったが、8月30日かその少し前、ウクライナ空挺軍第82空中強襲旅団が、ザポリージャ州の集落ベルボベ周辺で第一防御線を越えた。
ロシア陸軍第100偵察旅団が30日に投稿したUAV映像には、地雷原を処理するウクライナ兵に向けて砲撃が行われる様子が映っている。 第100偵察旅団はこの映像を戦場での勝利を示す証拠とみなしているのかもしれないが、砲撃が加えられている場所をよく見ると、そこはスロビキン・ラインの一番外側の塹壕の内側、つまりロシア側が守備していた場所である。 |
2023.09.01 08:15 (18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 31 2023 |
<2310-090106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月31日の戦況 =
ウクライナ軍は8月31日にドネツク州バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃し、両正面で前進したと伝えられている。
ウクライナのゼレンスキー大統領が8月31日、ロシア軍縦深の後方地域に対するウクライナの攻撃能力を向上するため、国内で長距離ミサイルを生産すると強調した。
ロシア当局はおそらく、批判的なミルブロガー達を沈黙させるため、ロシア軍の信用を傷つけたという名目で集中取り締まりを行い、著名な超国家主義者のミルブロガーを逮捕した。
ロシア軍は最近、ロシア国防省を批判した3人のロシア人ミルブロガーの拘留を命じたため、ロシア情報筋の一部で反発を引き起こした。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊のアウディーイウカ~ドネツク市ので反撃したが、8月31日にドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で反撃に失敗した。 |
2023.09.01 06:19 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍の反転攻勢、南部戦線で徐々に前進 |
<2310-090105>
ウクライナ軍が8月31日、先週掌握した南部ザポリージャ州ロボティネ村の南側と東側で前進したと明らかにした。
ウクライナ軍参謀本部は「ノボダニリウカ・ノボプロコピウカ方面で陣地を固めており、特定された敵に砲撃を加え、対砲兵射撃を行っている」と戦況を説明した。
同方面で戦っている第46旅団によると、戦闘はロボティネ村の4km南に位置する小さな集落ノボプロコピウカ北側の周辺部に移った。 同集落はロシア軍の要塞に近い。
同旅団はまた、ウクライナ軍の部隊がベルボベ村の西端にも拠点を構えているとTelegramで明らかにした。 ロシア軍の防衛線に極めて近いところで戦闘がすでに行われているという。
【Novodanylivka 位置、Novoprokopivka 位置、Verbove 位置 (Google Map)】
同軍の前進についてはロシアの軍事ブロガーも指摘していて、ザポリージャ州の親露派知事は、ウクライナ軍の2個強襲部隊がベルボベ郊外の防衛線を突破しようとして壊滅させられたと語った。
ロシアの最も著名なブロガーのWarGonzoは、ウクライナ軍は西からべルボベに向かって前進したが、ロシア軍は「べルボベ郊外で防衛を維持している」とした。 |
2023.08.31 19:35 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシア首都へドローン攻撃「日常化」 市民は「戦争」自覚 |
<2309-083121>
ロシアの首都モスクワで、UAV攻撃が日常化しつつある。 8月29~30日にはモスクワ州を含む6州が過去最大規模となるUAV攻撃を受けた。
ロシア側によると、8月にモスクワを目標としたUAV攻撃は少なくとも11回に上り、4回だった7月から大きく増加した。 7月30日には市内の高層ビル群モスクワ・シティのビルにUAVが衝突して火災が発生したが、モスクワ・シティは8月1日と23日にも攻撃目標となり、一部のビルが損傷した。 7~8月にモスクワ方面に飛来したUAVは計20機を超え、死者は報告されていないが負傷者が出ている。
モスクワへのUAV攻撃は、露国民に侵略当事者であることを自覚させ、厭戦機運を高めることを狙ったウクライナの心理作戦だとの見方が強い。 モスクワ市民からは「以前は戦争は人ごとだったが、そうでなくなった」との声も出るなど、攻撃は露国民の意識に一定の変化を与えている。
露国防省は一連のUAVを無力化していると主張し、落下したのは撃墜したUAVの破片や電波妨害で制御を失ったUAVだとして、戦争に疑問を抱く国民が増える事態を避けようとしている。 |
2023.08:31 16:26 |
Ukrinform |
ダニーロウ宇安保会議書記、ウクライナ国産長射程ミサイルの発射動画を公開 |
<2309-083118>
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議 (NSDC) 書記が31日にTwitterで、ウクライナ国産長射程ミサイルの発射動画を公開した。
ダニーロウ書記は、試験は成功しておりセヴァストーポリが待っていると書き込んだ。
ゼレンシキー大統領は同日にTelegramで、射程700kmの長射程兵器の運用に成功したと報告していた。 |
2023.08.31 16:06 |
日経新聞 |
ウクライナ軍、南部でさらに進軍か 米シンクタンク分析 |
<2309-083117>
ISWが30日、ウクライナ軍が南部ザポロジエ州のベルボベ村方面に向けて前進していると分析した。 BBCによると同村の周辺で火災が発生し、ロシア軍とウクライナ軍の戦闘が起きている可能性がある。
ベルボベは28日にウクライナが奪還を表明したロボティネ村の東方に位置し、ロシア軍の防衛拠点の一つと見られる。
【Verbove の位置 (Google Map)】
ISWはベルボベ郊外においてウクライナ軍が活動しているとし、ロシア軍が守勢と見ている。 |
2023.08.31 12:59 |
テレ朝 News (Yahoo) |
ウクライナ軍の「段ボール製ドローン」16機出動 ロシア軍機5機などに攻撃 |
<2309-083111>
ウクライナメディアによると、ウクライナ軍はオーストラリア企業が製造した使い捨ての段ボール製UAV 16機を使い、Su-30やMiG-29などのロシア軍機に体当たり攻撃した。
紙と輪ゴムなどでできているため、畳んだ状態で輸送できコストが低く、組み立ても簡単でレーダで察知されにくく、出撃したUAVのうち、ロシア側に迎撃されたのは3機に留まっている。
製造した企業ににると、120kmの飛行と自力での着陸が可能で、危険な場所へ補給を届けられるほか、偵察用などにも改造されているということです。 |
2023.08.31 11:01 |
AP News (Yahoo) |
ドローンによる夜間波状攻撃 ロシア領内深くの標的を直撃 |
<2309-083110>
ロシア当局とメディアが8月30日、ウクライナがロシア北西部の奥深くで4時間以上にわたり、軍事施設などを標的にUAVによる夜間波状攻撃を行ったと報じた。 開戦以降ロシア領内への攻撃としては最も大規模となったが、負傷者などは報告されていない。
ロシア国営TASS通信が当局の話として伝えたところによると、複数のUAVがエストニアとラトビアとの国境近くの飛行場を攻撃して大規模な火災が発生し、Il-76輸送機4機が損壊した。 ウクライナ国境から北に700km、モスクワから西に700km離れたプスコフの飛行場は、一晩の攻撃で最も大きな被害を受けた。
その他に標的となった地域は、モスクワの南400kmにあるオリョール、同じく南200kmのリャザンとカルーガ、さらにウクライナと国境を接するブリャンスクも攻撃された。
UAVがウクライナ国内から発射されたものか、ロシア国内から発射されたものか、AP通信は確認できていない。 |
2023.08.31 10:40 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
戦闘拒否するロシア軍兵士相次ぐ、給与アップで入隊勧誘か |
<2309-083109>
英国防省が30日、ロシア軍で戦闘への参加を拒否する兵士が相次いでいるとの分析を明らかにした。 露軍の士気の低さを示すものだとし、訓練不足の兵士を大量に前線に投入して穴埋めしている可能性を指摘した。
英国防省によると、露軍事裁判所は8月25日に兵士2名に対し、ウクライナの前線への帰還命令に従わなかったとして有罪判決を出した。 戦闘拒否で有罪判決を受ける兵士は週100名近くに上っているとの露独立系メディアの報道を引用し「このペースが続けば、1年で5,200名が有罪になる。 訓練不足や戦意の欠如を反映しているのだろう」との分析を示した。
29日に発表した分析では、露軍が兵士の給与を引き上げ、ウクライナで兵役に就く下級兵士の給与が、露国内の平均給与の2.7倍を超えていると指摘した。 |
2023.08.31 10:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナのレオパルト2戦車、損失は71両中5両のみ 反攻開始から3ヵ月 |
<2309-083108>
ウクライナ軍が南部と東部で待望の反転攻勢を開始してから13週間経つが、その間にLeopard 2 MBT 71両のうち、失ったのはわずか5両だけである。
69tのLeopard 2は頑丈なため、これまでに少なくとも10両が損傷したが、ウクライナ軍はポーランドとドイツの車両基地で損傷車両を修理し、戦線に復帰させている。
更に重要なのは、破壊されたLeopard 2 5両の乗員20名のほぼ全員が、車両が燃えたり爆発したりする前に脱出した可能性がある点である。 |
2023.08.31 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 30 2023 |
<2309-083107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月30日の戦況 =
ウクライナ軍が8月29日から30日の夜にプスコフ州のロシアの飛行場をUAV攻撃しIl-76 4機を破壊したと伝えられた。
ウクライナの偵察隊と見られる軽歩兵が8月30日にヴェルボーブ近くのロシアの野戦要塞東部に侵入した。
ロシア軍は8月30日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し前進したと伝えられている。
ウクライナ軍は8月30日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。
クリミアを拠点とするパルチザングループAteshが8月29日にヘルソン州ノヴァカホフカにある統一ロシア党本部で爆発物を爆発させることに成功したと主張した。 |
2023.08.31 07:35 |
中央日報 (Yahoo) |
ロシアの屈辱…段ボール製ドローンの攻撃で戦闘機5機が損傷 |
<2309-083106>
ウクライナ軍が段ボール製のUAVを利用してロシア飛行場で戦闘機5機に損傷を与えたと明らかにした。 SBUは「今回の攻撃に動員されたUAVは16機で、このうち3機が撃墜されたと説明した。
米Businese Insiderが29日、ウクライナ保安庁 (SBU) が26日に現地メディアであるKyiv Postに「ロシア西部クルスク飛行場でMiG-29 1機とSu-30 4機を攻撃し、Panteir SAMとS-300 SAMの一部も損傷させたと発表したと報じた。
ロシア空軍の動向を伝える親露ブロガーの@FighterbomberはTelegramに「今回の攻撃はオーストラリアが提供した段ボール製UAVを使った初めての攻撃」としながら「もし、このUAVが電動ならウクライナ領土から飛来することは不可能だったはず」と予想した。
オーストラリア政府は2月に、ウクライナにUAVを毎月100機ほど提供すると発表していた。
ForbesやIndustry Tapなどは4月に、オーストラリアのシステムエンジニア企業SYPAQ Systems社が段ボール製UAVのPPDS (Precision Payload Delivery System) をウクライナ軍に供与したと報じた。
前方にプロペラを持つ翼端長2mのこのUAVは、GPSを使って自律飛行するため遠隔操縦が不要で120km飛行できる。 搭載能力は5kgで、弾薬・食糧・医薬品を空中輸送したり敵陣に小型爆弾を投下したりすることができる。
箱形にパッケージングされて輸送されて現場で簡単に組み立てることができ、レーダに捕捉されにくいという。 また、単価が$670~$3,350と安く、戦場で大量消耗に適している。 |
2023.08.30 22:11 |
Ukrainska Pravda |
Drones attacked Russia and Crimea over 190 times this year − BBC |
<2309-083018>
2023年になってウクライナはロシア本土やロシアが占領しているクリミアに対して190回以上にわたりUAVによる攻撃を行っている。 中でも8月29~30日にロシアの6州に対して行った攻撃は最大規模であった。
BBCによると2023年にウクライナのUAV攻撃はウクライナとの西側国境近いロシアのブリャンスク州、ベルゴロド州、クルスク州、およびロシアに占領されたクリミアに集中している。
また黒海のロシア海軍基地に対するUSV攻撃は12回に及んでいる。
更にウクライナとの国境から450km離れたモスクワ州へのUAV攻撃も数回行われている。
BBCは2月にモスクワから100km離れた地点で墜落したUAVがウクライナ製のUJ-22に似ていると報じていた。 このUAVは自動飛行により800kmを飛べるという。
|
2023.08.30 20:02 |
Kyiv Independent |
Media: At least 24 aircraft in Russia, Belarus, Crimea destroyed or damaged by Ukraine over full-scale war |
<2309-083016>
ロシアは現在ウクライナ戦に436機の軍用機を投入しているが、全面侵攻開始以来ロシア、ベラルーシ、クリミアのロシア軍の航空基地は少なくとも6回の襲撃を受け、少なくとも24機を失っている。
中でも2022年8月9日にクリミアのサキ空軍基地への襲撃ではSu-30SM 4機とSu-24M 7機を失った。
2022年12月5日のサラトフ州とリャザン州のエンゲルス2空軍基地とディアギレボ空軍基地に対するUAV攻撃ではTu-22M3 1機とTu-95 2機を破壊した。
ベラルーシのマチュリシキー飛行場では駐機していたA-50 AEW&C機1機が、現地のパルチザンにより破壊された。
最近では8月30日にプスコフ市の軍用飛行場でIl-76 4機か破壊され、その他の2機が損傷を受けたという。 |
2023.08.30 16:55 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、ヘルソン州で火砲や弾薬が「不足」 ロシアの軍事ブロガー |
<2309-083015>
7万人以上のフォロワーを持つロシアの著名な軍事ブロガーが25日、クライナ南部ヘルソン州の部隊から火砲による支援が不足していると告げられたと投稿し、ウヘルソン州のロシア軍に対する火砲や弾薬の支援が不足していると明らかにした。 このブロガーによれば、旅団長や偵察大隊長は火砲による支援やUAVもなく兵士を送り込んだ結果、ロシア兵士がまとめて殺害されているという。
別のブロガーは27日の投稿で、ロシア軍の第205旅団が軍と国の憂慮すべき警告に直面していると弾薬不足に言及した。 このブロガーは、プリゴジンの乱で物事が前進して変化が始まるという確信があったものの、3ヵ月が経過したがまだ何も変化がないと述べた。 プリゴジン首領は死亡する数ヵ月前に、弾薬不足をめぐりロシア当局者を批判していた。
別のブロガーは28日、ロシア軍で拡大している問題について指摘し、ヘルソン州で戦っている第205旅団はドニプロ河の中洲を占領するよう命令されたものの、弾薬や食料、火砲による支援、偵察が不足していると返答したという。 |
2023.08.30 16:40 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア6州に無人機攻撃 ウクライナ、最大規模か |
<2309-083013>
TASS通信などによると、29日深夜から30日未明にかけて、ロシア北西部プスコフ州やウクライナ国境の西部ブリャンスク州、モスクワ州など6州にウクライナのUAV攻撃があった。 2022年2月の侵攻開始以来、ロシア領内に向けられたUAV攻撃としては最大規模とみられる。
プスコフ州西部の空港では、駐機していた軍のIl-76が少なくとも2機損傷し火災を起こし、同空港は終日、民間機の発着を取りやめた。
ブリャンスク州には4機以上のUAVが飛来し、撃墜された1機が連邦捜査委員会の建物にぶつかり屋根などが損傷した。 ボゴマス州知事はテレビ塔が狙われたと表明した。 |
2023.08.30 13:59 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、1日あたり約40機の偵察用ドローン失う |
<2309-083010>
ウクライナ政府高官が29日に地元メディアで、軍や治安部隊が平均して1日あたり40~45機の偵察用UAVを失っていることを明らかにした。 この高官によれば、失われたUAVの中にはMavicの他に、Matriceなど国内外で製造された大型UAVも含まれている。
高官によれば、できる限り多くのUAVを提供できるよう最善を尽くしており、市場で入手可能なUAVはほとんどすべてを購入しており、これまでに22,000機以上の攻撃用UAVの契約が結ばれ、すでに15,000機がウクライナ軍に納入されている。 |
2023.08.30 11:47 |
BBC News (Yahoo) |
ロシア北西部の空港にドローン攻撃、軍用輸送機が損傷=報道 |
<2309-083009>
ロシアの複数の報道によると、同国北西部ペスコフの空港で29日にUAVによる攻撃があり、軍用輸送機が損傷した。
TASS通信は当初、救急当局の話として、Il-76 4機が被害を受け、うち2機は炎上したと報じた。 国営RIA通信もその後、2機が炎上したと報じた。 |
2023.08.30 10:45 (20:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 29 2023 |
<2309-083008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月29日の戦況 =
ウクライナ軍が8月29日にドネツィク州のバクムットとザポリージャ州西部のロボタイン付近に前進した。
ロシアの情報筋は、ザポリージャ州東部と西部におけるロシアの脆弱性に対する懸念を表明し続けた。
米国国務省が8月29日にウクライナに対する新たな軍事援助パッケージを発表した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃したが確認された前進はなかった。 |
2023.08.30 08:31 |
産経新聞 (Yahoo) |
露当局者、交通の要衝トクマクから脱出 ウクライナ軍前進に危機感か |
<2309-083007>
ウクライナ側地域に退避中のウクライナ軍が奪還を目指す南部ザポロジエ州の主要都市メリトポリのフェドロフ市長が29日、地元住民から提供された情報だしてメリトポリの北方に位置する交通の要衝トクマクから「露占領当局者らが脱出を始めた」とSNSで報告した。
ウクライナ国防省は28日にトクマク北方の集落ロボティネ(註:北北東20km)の奪還を発表しており、次の目標はメリトポリへの進出ルート上にあるトクマクの奪還だとみられている。
トクマクは鉄道交通の拠点で、ウクライナ軍が奪還に成功した場合、露軍の補給が乱れる可能性がある。 露当局者の退避が事実であれば、ウクライナ軍の前進に対するロシアの危機感が示された。 |
2023.08.29 14:32 |
時事通信 (Yahoo) |
クリミア攻撃に「西側同意」 ウクライナ主張、巡航ミサイル投入 |
<2309-082907>
ウクライナのポドリャク大統領府顧問が28日、2014年から南部クリミア半島を占領するロシア軍への攻撃強化について、後ろ盾の西側友好諸国から同意を得られていると地元TVで述べた。
1年前はやめてくれと言われたが、今やコンセンサスがあるとも述べた。 |
2023.08.29 11:43 |
中央日報 (Yahoo) |
ウクライナ、探知困難な水中ドローン公開…戦争の勢力図を変えるか注目 |
<2309-082904>
ウクライナがUSVに続きUUVを開発した。
英TelegraphやNaver Newsなどの外信が27日、初の無人艇旅団を創設したウクライナ海軍が最近Marichkaという新たなUUVを公開した。 全長6m、幅1mで、行動半径は1,000kmに及ぶと報じた。
このUUVは水上艦艇、潜水艦、沿岸要塞、橋脚を攻撃するように設計されており、弾頭に代えて貨物を輸送したり偵察も遂行できる。
Marichkaは今後、ロシア黒海艦隊だけでなく、主要インフラや施設を目標とした作戦に活用されるものとみられ、戦争の構図を変えることができるか注目されている。 |
2023.08.29 09:10 (19:10 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 28 2023 |
<2309-082903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月28日の戦況 =
ウクライナ当局は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部とバクムット近郊で前進を続け、ロボタインを奪還したことを正式に認めた。
ロシア軍司令部は、ウクライナの反撃に対して脆弱な位置を守るため、空挺部隊を投入している。
ウクライナの情報当局者は、ロシア軍が2023年夏に高精度ミサイルをわずかに補充した可能性があることを示唆した。
ウクライナ当局は、ロシア軍が2023年秋にウクライナの重要インフラに対するより広範な作戦を再開する可能性があると述べたが、ロシアは2022年~2023年の冬季規模の作戦を維持するに足るミサイルを補充していない可能性が高いと評価した。
ウクライナ当局は、今後のロシアの打撃作戦は、少数のミサイルと大量のUAVを使用する新しい戦法を採用する可能性があると分析している。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク西部で攻撃したが確認された前進はなかった。
ウクライナ中央軍事情報局が8月28日に、ザポリージャ州で占領下のエネホダル(註:ザポリージャ原発のある町)にあるチェチェンAkhmat-1 Rosgvardia治安憲兵隊の兵舎でパルチザンが爆破したと報告した。 |
ウクライナの情報当局者は、ロシア軍が2023年夏に高精度ミサイルをわずかに補充した可能性があることを示唆した。 ウクライナ中央軍事情報局報道官は8月28日にロシア軍の射程500km以上のミサイル備蓄は585発であると述べた。
レズニコフ国防相がロシアのミサイル備蓄に関する数値を公式に公表したのは、2022年10月頃から2023年3月までの重要なインフラを対象としたロシアの打撃作戦下の2023年1月上旬であった。
報道官は、2023年1月に国防相が示した数値と比較した、ロシアのミサイル備蓄の新しい数値を次のように公表した。
・Iskander BMとCM 270発(+126発)
・Kalibr 洋上発射CM 140発(+81発)
・Kh-100/Kh-101/Kh-55/Kh-555 CM 約100発(-18発)
・Kinzhal ALBM約75発(+22発)
・Kh-22/32 150発(-12発) |
2023.08.28 18:30 |
Forbes (Yahoo) |
押されるロシア軍がたまらず予備投入 失敗なら大損害の「全賭け」に |
<2309-082808>
ロシア軍はウクライナ南部ザポリージャ州の戦線への増援を急いでいる。 増援部隊はロシア空挺軍の第76親衛空挺師団から送られる模様で、第76親衛空挺師団は2023年初めにロシア軍が現在も限定的な攻撃を続けている東部ルハンスク州西部の都市クレミンナ方面を攻撃したのを最後に、実戦から遠ざかっていた。
米外交政策研究所のリー氏によれば、第76親衛空挺師団は「おそらくロシア最高の師団で比較的消耗が少ないという。 同師団の再投入は、ウクライナ軍が南部と東部の複数の軸で同時に始めた反転攻勢が、ここにきて勢いを増していることを物語る。 |
2023.08.28 11:05 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部で前進 ロシア軍は東部で攻勢 |
<2309-082803>
ウクライナ軍が27日、南部ザポリージャ州で前進したほか、ロシア軍が東部クピャンスク市の周辺地域に対する攻撃を強化していると明らかにした。
南部ザポリージャ州のウクライナ軍の報道官が、ウクライナ軍はロボティネ近郊へと前進を続けていることを明らかにした。 ウクライナ軍はロボティネの南に位置する別の集落ノボプロコピウカと、北のマラトクマチカへ向けて前進しているという。
【Robotyne 位置、Novoprokopivka 位置、Malatokmachka 位置 (Google Map)】
東部のバフムート方面では、ウクライナ軍が依然として攻撃を行っており、1mずつ前進している。
報道官によれば、ロシア軍は反撃に出て失った陣地を取り戻そうとしているものの成功しておらず、同地域におけるロシア軍の戦術は事実上変化していないという。 |
2023.08.28 10:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ海軍、改良対艦ミサイルでクリミア攻撃 ロシア軍のS-400破壊 |
<2309-082802>
ウクライナ海軍がクリミア半島西部に配備されているロシア空軍のS-400を爆破した際、Neptune対艦ミサイルを対地攻撃モードで使用したと報じられている。
ウクライナのLuch設計局は、対地攻撃モードを備えているロシアのKh-35対艦ミサイルをモデルにしてNeptuneを設計した。
ロシア軍はクリミアに侵攻した2年後の2016年に、クリミア西部のタルクハンクト岬にS-400を配備した。
S-400やBastion ASCMなどタルクハンクト岬にある兵器は、ウクライナが2023年に長距離攻撃能力を拡大して以来、攻撃対象の主な候補となっていた。
【関連記事:2103-011308 (JDW 2021.01.13)】 |
2023.08.28 08:35 (18:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 27 2023 |
<2309-082801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月27日の戦況 =
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
ロシア軍は8月26日~27日の夜間にミサイル攻撃し、キエフ州のウクライナの飛行場を攻撃目標にしたと伝えられた。
ロシア調査委員会は8月27日にWagner Gp.のプリゴジン首領が、23日の飛行機墜落事故で死亡した遺伝子検査した10名の中に確認されたと発表した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった。 |
2023.08.27 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 26 2023 |
<2309-082701>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月26日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部でさらに戦術的に重要な戦果を挙げており、複数のウクライナとロシアの情報筋は、ウクライナ軍がウクライナと米国の情報筋がロシアの最も堅い正面と見ていたを突破して前進していると報告した。
ウクライナ軍は現在、これまでのロシア防御陣地より弱い可能性がある次のロシア軍防御陣地に接近している。
ウクライナの情報筋は、ロシア軍がルハンシク州のクレミンナ地域からザポリージャ州西部のロボタイン地域に比較的精鋭な部隊を転用したとみている。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州西部で攻撃したが前進は確認されていない。 |
2023.08.26 20:44 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ、南部2方面で前進 ロシアは東部で作戦強化か |
<2309-082608>
CNN TVが25日、ウクライナ軍が南部でロシア軍の複数ある防衛線の一部を突破し、要衝トクマクに向け前進しているとみられると報じた。
英国防省は26日、ウクライナの反転攻勢で東部バフムトや南部で圧力を受けているロシア軍が、今後2ヵ月以内に東部ドネツク州リマンからハリコフ州クピャンスクにかけて作戦を強化する可能性があるとの分析を発表した。
TASS通信によると、ロシア国防省はモスクワとその周辺に26日未明にUAV攻撃があったが、空軍が破壊したと発表した。 |
2023.08.26 11:10 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部前線で突破口拡大か 要衝トクマク接近をうかがう |
<2309-082606>
ウクライナ軍がザポリージャ州の南部戦線でロシアの防御線を一部突破したことを示す兆候が強まっていて、戦略的要衝トクマクに向かう動きを拡大させている。 ウクライナ軍参謀本部は25日、ノボプロコピウカ村に向かう地域と、その東にある小集落オチェレツバテの方面でさらなる戦果を挙げたと発表した。
【Novoprokopivka の位置、Ocheretuvate の位置 (Google Map)】
ロシアの複数の軍事ブロガーが伝える戦況からは、南部の一部地域でロシア軍の前線の状況が厳しくなっていることがうかがえる。
最も著名なブロガーのひとりWar Gonzoは、ウクライナ軍がロボティネに足場を築きノボプロコピウカを攻撃していて、村は激しい砲撃にさらされているとした。
ロシア軍第58諸兵科連合軍とつながりを持つブロガーRogoz at the frontは、敵の装甲車が集結していると報告し、「敵は決定打を加えるべく戦力を集結している。 彼らはまずベルボベ、そしてトクマクに到達する必要があるが、我々は持ちこたえている」とした。
別のブロガーOtryyady Kadyrovtsyも、「ロボティネ地域で激しい戦闘が続いており、敵は砲撃の援護を受けて急速に前進している」と伝えた。
一方で、ウクライナが多大な損失を被っているとの報告もある。 ロシア国防省は、直近の戦闘でウクライナ兵110名が死亡したほか、ウクライナに供与された西側の装甲車を破壊したと主張した。 |
2023.08.26 10:56 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ、ロシアの防衛線突破 米報道、クリミア攻撃強化 |
<2309-082605>
CNN TVが25日、反転攻勢を進めるウクライナ軍が南部でロシア軍の第1防衛線を突破し、南部ザポロジエ州の要衝トクマクに向け前進しているとみられると報じた。 南進するにつれ、クリミア半島への攻撃を強化していると指摘した。
ウクライナ軍参謀本部は25日、ザポロジエ州の2方面で前進したと発表した。 ウクライナ軍は、アゾフ海付近の重要都市メリトポリに通じるロボティネに前進したことを公表していた。 |
2023.08.26 09:55 (19:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 25 2023 |
<2309-082603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月25日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部のロボタイン近郊で反撃を続け、8月25日に前進したと伝えられた。 ロシアのミルブロガーはこの地域での援軍と部隊交代がないことに懸念を表明した。
ロシアの部隊がドニプロ河デルタの或る島で支援が不十分なため重大な損失を被ったという報告に対し、ロシア情報筋の一部はロシア軍事司令部に対し怒りをあらわした。
ウクライナのUAVが8月25日に、クリミアにあるロシア軍部隊を攻撃した可能性がある。
ロシア軍は8月25日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部で攻撃し前進した。
ウクライナ軍は8月25日に少なくとも2正面で攻撃し、ザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。 |
2023.08.26 05:04 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナ東部で再編成 攻勢再開か=ウ陸軍司令官 |
<2309-082601>
ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が25日、ロシア軍は攻勢再開に向けロシアが支配しているウクライナ東部で再編成していると述べた。
Telegramの自身のチャンネルで「敵はクピャンスクおよびリマン方面での1ヵ月にわたる激戦と多大な犠牲を経て、兵力と手段を再編成する同時にロシア連邦領土から新たに編成された旅団と師団を投入している」と指摘し、これらの措置の主な目的は「戦闘能力のレベルを上げ、積極的な攻撃作戦を再開する」ことだとした。
ロシア軍の再編成の詳細は明らかにしなかったが、ロシア軍は砲撃や空爆を続けているとした。 |
2023.08.25 22:36 |
Ukeainska Pravda |
Ukraine's Security Service and Armed Forces launch drone strike on Russian brigade in Crimea, dozens of casualties reported |
<2309-082512>
ウクライナ軍は8月25日にウクライナ保安当局 (SSU) と共同で、ロシア黒海艦隊の第126旅団を一群のUAVで攻撃した。
攻撃したのはロシア軍が一時占領しているペレヴァルネ村で、弾薬庫やロシア軍の装備が致命的に損傷し、ロシア兵数十名が死傷したと言う。 |
【註】
第126旅団が黒海艦隊の沿岸防衛旅団であれば、Bastion又はBal ASCMSを装備していた可能性があり、もしこれが破壊されるとロシア黒海艦隊が黒海北部の制海権を失う可能性がある。 |
2023.08.25 20:57 |
Kyiv Independent |
Media: Military intelligence confirms strike on Russia's 126th Coastal Defense Brigade |
<2309-082510>
ウクライナ軍情報部門の広報官がSNSのLigaで、クリミアを占領しているロシア軍の第126沿岸防衛旅団を8月25日に攻撃したと発表した。
攻撃したのはシンフェロポリ地区のペレヴァルネ村で、ドニプロ河西岸から270km、東岸でウクライナが確保している地域から300km以上離れている。
【Perevalne の位置 (Google Map)】
報道官によると今回の攻撃はクリミアに対する最初のものではなく、ウクライナ軍情報部長は今やクリミアの何処へでも攻撃できると述べたとした。 |
2023.08.25 18:09 |
AFP BB |
クリミアで無人機42機撃墜 ロシア国防省 |
<2309-082515>
ロシア国防省が25日にTelegramで、クリミア半島周辺でウクライナ軍のUAV 42機を撃墜したと発表した。
同省はUAV 9機をクリミア上空で破壊し、さらに33機をECMで墜落させたと投稿した。 |
2023.08.25 09:50 (19:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 24 2023 |
<2309-082503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月24日の戦況 =
ウクライナ軍は8月24日、ザポリージャ州西部のロボタイン地域でロシアの第2防御線に接近し、ロシアの防衛線の突破口をさらに拡大した。
ウクライナ南方作戦司令部報道官が、ロシア軍がヘルソン州からザポリージャ州へ兵力転用を行っていると報告し、ウクライナ軍がこの地域のロシアの防御衛線をさらに弱体化させたことを示唆した。
ロシア軍が8月24日に、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ザポリージャ州西部で攻撃し、前進したと伝えられている。
ウクライナ軍は8月24日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.08.25 02:46 |
Ukrinform |
U.S. quantum tech firm teams with Australia to develop GPS alternative |
<2309-082501>
ウクライナのゼレンシキー大統領が24日、ウクライナ国防省傘下情報総局の部隊による被占領下ウクライナ領クリミア上陸特殊作戦につき、ウクライナ側に損耗は出ていないと述べつつ、同時にクリミア解放について話すのは時期尚早だとも発言した。
情報総局の発表には、「8月24日未明にクリミアで、ウクライナ海軍の支援を受けた上でウクライナ国防省情報総局の作戦が行われ、特殊部隊が船でオレニウカとマヤクの地区の岸へと上陸した」と書かれている。
【Maiak の位置 (Google Map)】
さらに、ウクライナ軍部隊が占領軍部隊と交戦した結果、敵は人員に損耗を出し機材は破壊されたが、ウクライナ軍には損耗を出さず、現場を離れたとしている。 |
2023.08.24 21:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、クリミア半島に一時上陸か 「目的は達成された」 |
<2309-082418>
ウクライナの公共放送Susplineなどによると、ウクライナ国防省情報総局報道官が24日、同局の部隊が海軍と共同でクリミア半島に上陸し、特別作戦を行ったと述べた。 ロシアの一部メディアも、同半島西端のタルハントゥト岬付近で戦闘があったとしている。 報道官は「目的は達成され、特別作戦は続いている。 我々はすべての詳細は明らかにしない」と述べた。
【関連記事:2309-082402 (FNN 2023.08.24)】
Telegram上の地元の情報チャンネルは、タルハントゥト岬近くで同日05:00頃に爆発音が響いたと報じた。 岬にはロシア空軍の通信技術部隊基地や防空システムのレーダ拠点があるという。
別のロシアの情報チャンネルは、ウクライナ兵らは10名ほどで間もなく岬からボートで去ったとしている。 |
2023.08.24 11:20 (21:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 23 2023 |
<2309-082411>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月23日の戦況 =
Wagnerのプリゴジン首領と投資者のウトキン氏が、ロシア軍がトヴェリ州上空でWagnerの航空機を撃墜されたため死亡したと伝えられた。
プーチン大統領がロシア軍司令部にプリゴジンの搭乗機を撃墜するよう命じたことがほぼ確実である。
ザポリージャ州西部のロボタインとその周辺でのさらなる戦術的に重要なウクライナ軍の戦果は、この地域でのロシア防御線の突破口を拡大し、ロシアの第2防衛線を脅かしている。
ウクライナ軍が8月23日にクリミアでロシアのS-400を攻撃した可能性がある。
ロシア軍は8月23日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域のアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが前進は確認されなかった。 |
2023.08.24 01:24 |
FNN Prime (Yahoo) |
ウクライナ軍 クリミアの地対空ミサイルシステム破壊 大規模攻撃布石か |
<2309-082402>
ウクライナ国防省の情報部門が23日に、ウクライナ軍がロシア軍が南部クリミア半島に配備したS-400 SAMを破壊したと発表した。 破壊したS-400はクリミア半島の西部タルハンクト岬近くのオレニフカ村付近にあった。
【Olenivka村の位置 (Google Map)】
ウクライナ国防省は「敵がクリミアで持っているSAMの数が限られていることを考慮すると、占領軍にとって痛手だ」と強調したうえで「クリミア半島の奪還に向けた今後の展開に影響を与えるだろう」としていて、今回の攻撃がウクライナ国防省の高官が示唆したクリミア半島への大規模攻撃の布石となる可能性がある。 |
2023.08.23 11:08 |
AP News (Yahoo) |
南部ザポリージャ州の村占領 ウクライナ第47独立機械化旅団 |
<2309-082305>
ウクライナ国防省が8月22日、同国軍が南部ザポリージャ州ロボティネ村に取り残された住民を救出し、村を解放したと公表した。
ウクライナ軍タブリア作戦戦術グループのタルナウスキー司令官によれば、Bradley IFVに先導されたウクライナ軍部隊がロボティネ村に前進し、ロシア軍の砲撃に備え6人の住民を退避させた後、村を占領したという。
また、マリャル国防次官も「ウクライナ軍部隊は計画的な戦闘を遂行して敵を撃破、ロボティネ村を解放した」と述べた。 |
2023.08.23 09:52 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ無人機4機撃墜、モスクワ近郊と西部ブリャンスク州で=ロシア |
<2309-082304>
ロシア当局が22日未明、軍がモスクワ近郊とウクライナと国境を接している西部ブリャンスク州上空でウクライナのUAVそれぞれ2機を撃墜したと明らかにした。
TASS通信によると、この攻撃でモスクワの空域は一時閉鎖され、主要空港3ヵ所で離発着が止まった。 |
2023.08.23 09:45 (19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 22 2023 |
<2309-082303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月22日の戦況 =
8月22日の時点でウクライナ軍は、ザポリージャ州西部のロボタインとその周辺で前進を続けた。
ロシア軍は、ザポリージャ州西部のオリヒフ方向に、戦域内の他の場所から小規模ながら部隊を転用しているようである。
ウクライナ軍の複数正面での攻撃は、ロシア軍部隊をその場に拘束して部隊転用を阻止しているため、ウクライナ軍を単一軸に集中させるよう求めることは問題がある。
ロボタイン地域でロシア軍の第1防御線を突破したウクライナ軍は、第1線よりも比較的脆弱な可能性のある第2防衛線に対する攻撃の開始に近づいている。
ロシア軍は、最近ウクライナがドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進したことを懸念しているようである。
ロシア軍は8月22日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は8月22日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.08.22 23:55 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、黒海要衝の島付近でウクライナ軍乗せた軍艦破壊と主張 |
<2309-082216>
ロシア国防省が22日、黒海の要衝ズメイヌイ島(スネーク島)東方沖で、ロシア戦闘機がウクライナ軍の隊員を乗せた米製軍用高速艇を破壊したと主張した。 高速艇には「ウクライナ軍上陸グループ」が乗っていたと説明したもののさらに詳細な説明はなく、ロイターは内容を独自に確認できなかった。
ウクライナ国防省はコメント要請にすぐには応じなかった。 |
2023.08.22 20:58 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部重要集落に到達 地雷原突破に光 |
<2309-082215>
ウクライナのマリャル国防次官が22日、ウクライナ軍が南部ザポロジエ州で露軍の支配下にある集落ラボティノに入り、住民の避難作業を開始したとSNSで発表した。 マリャル次官は、集落内ではなお戦闘が続いているとしている。
【Robotyne の位置 (Google Map)】
ラボティノは、メリトポリなどへの進出ルート上にあり、ウクライナ軍の一定の前進が示された。 |
2023.08.22 17:52 |
CNN (Yahoo) |
ロシア、ウクライナの無人機4機を撃墜と発表 モスクワとブリャンスクで |
<2309-082214>
ロシア国防省が22日、モスクワ近郊と西部ブリャンスク州でウクライナ軍のUAV 4機を撃墜したと発表した。
国防省は、ブリャンスク州で防空システムが2機を発見して電子戦兵器で妨害し、墜落させたと主張。 モスクワ州でも2機を破壊したと述べた。 死傷者は出ていないという。
モスクワ市長はTelegramに、2機は同市の北西に位置するクラスノゴルスクで迎撃され、南西方向のチャスツィでもUAV 1機が撃墜されたと投稿した。
ロシア航空当局は22日にモスクワの全空港を一時的に閉鎖したが、その後発着が再開している。 |
2023.08.22 10:55 |
Ukrainska Pravda |
Two Tu-22 bombers attacked by drones and destroyed at Russian Soltsy aтd Shaikovka airfields |
<2309-082210>
ソルツィ飛行場とシャイコフカ飛行場への攻撃の結果、Tu-22M3 2機が完全に破壊され、他の2機の航空機も損傷した。
・出典: ウクライナ・プラウダの防衛情報情報源
・引用: Tu-223M3 2機が完全に破壊され、他の2機の航空機がわずかに損傷した。
・詳細: 情報筋によると、飛行場はロシア連邦の領土からの4ロータUAVにより攻撃された。
・背景: ロシアのTelegram Channelが8月21日朝、カルーガ州の飛行場でウクライナ軍のUAVによる攻撃を報告した。 未使用の航空機が損傷したと伝えられた。
州知事は、UAV攻撃はキロフスキー地区で撃退され、インフラストラクチャへの死傷者やその他の損傷はなかったと主張した。
ロシア連邦のノヴゴロド州の軍用飛行場が8月19日にUAVに攻撃され、少なくとも1機の航空機が損傷したと報告されている。 |
2023.08.22 10:36 |
Ukrainska Pravda |
Soltsy airfield likely attacked from Russian territory – UK intelligence |
<2309-082209>
英国国防情報局がロシアのノヴゴロド州のソルツィ飛行場でTu-22M3を破壊したUAV攻撃は、ロシアの領土から行われた可能性があることを示唆している。
・出典: 英国国防省、欧州プラウダの報告
・細部: 英国国防情報局が述べたように、回転翼UAVでは、ロシア国外からソルツィ施設に到達出来る可能性は低い。
・引用: これはLRA飛行場への少なくとも3回目の成功した攻撃であり、国内の奥深くにある戦略的場所を保護するロシアの能力について再び疑問を投げかけている。
・詳細: 英国国防情報局はまた、ロシアがウクライナで不正確なKh-22重対艦ミサイルを発射するためにTu-22M3を頻繁に使用し、無誘導爆弾でマリウポリを集中的に爆撃したと指摘した。 |
2023.08.22 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 21 2023 |
<2309-082208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月21日の戦況 =
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境とウクライナ東部での反撃を継続しながら、8月20日から21日にかけてザポリージャ州西部のロボタイン内および東部で戦術的に大きな戦果を挙げた。
ロシアのミルブロガーは、ロシア軍が装備を欠いており、最前線全体に沿って士気が低いことを示し続けている。
ロシア国防省は、現在ヘルソン州で防御しているより部隊より戦闘効果がある部隊を重要な正面に再配置できるようにするために、おそらく部隊の改編をしている。
ロシア軍は、クレミンナ、バクムットの近く、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、バクムット近郊で前進した。 |
2023.08.22 01:51 |
TBS News (Yahoo) |
ロシアの戦略爆撃機ドローン攻撃で完全に破壊か 独立系メディア報道 |
<2309-082201>
ロシアの独立系メディアMoscow Timesが20日、北西部ノブゴロド州の軍用飛行場で19日にウクライナのUAV攻撃で戦略爆撃機を初めて完全に破壊されたと報じた。 Moscow Timesは、ネット上で拡散しているTu-22M3が炎上する様子だとする画像をSNSに投稿している。
これに先立ち、ロシア国防省は19日、軍用飛行場へのUAV攻撃により駐機場で火災が発生し、航空機1機が損傷したと発表していた。 |
2023.08.21 16:01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ高官、東部の戦況「厳しい」 ロ軍と激しい攻防 |
<2309-082111>
ウクライナのマリャル国防次官が21日、東部ハリコフ州の戦況が厳しいとの認識を示した。 ただロシアの攻撃を退けており、バフムトの南でこの1週間で新たに3㎢を奪還したと説明した。
マリャル氏は国営TVに「クピャンスク方面の状況は厳しい」とし、「わが軍の部隊に自信を持っているが、現地の要員にとって非常に厳しい状況だ。敵も前進していない」と語った。
ウクライナ軍は先週、ハリコフ州の町クピャンスクに向かって攻撃していると指摘していた。 |
2023.08.21 12:28 |
BBC News (Yahoo) |
ロシア、ウクライナが南西部の鉄道駅にドローン攻撃と主張 モスクワへの攻撃は阻止と |
<2309-082109>
ロシア国内でUAV攻撃があったという主張は、ここ数ヵ月でその頻度を増している。 ウクライナ側は特定のUAV攻撃について関与を主張していない。
ロシアが20日、ウクライナと国境を接する南西部クルスク州の鉄道駅がウクライナのUAV攻撃を受け、5人が負傷したと発表した。 同様にウクライナと国境を接するロストフ州にもUAV攻撃があったが、負傷者は報告されていない。
ロシアはまた、モスクワに向かっていたUAV 1機を阻止したとしている。 このUAVは人口の少ない場所へ墜落したという。 |
2023.08.21 08:50 (18:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 20 2023 |
<2309-082107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月20日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも2正面で反撃し、ロボタイン近郊で前進した。
ロシアの縦深地域に対するウクライナの攻撃は、ウクライナの意図通りロシアの情報社会に不満を生み出し、ロシアの軍事司令部に対する批判を引き起こしている。
ロシアの後方地域に対するウクライナ軍の攻撃は、侵攻したロシア軍の士気を低下させている。
オランダとデンマークがF-16をウクライナに提供することを確認したが、いつかは特定しなかった。
ロシア軍は8月20日にクピャンスク、クレミンナ、バクムット、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃施し、バクムットの近くでわずかに前進した。 |
2023.08.21 07:27 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナの無人機がモスクワなど4州を攻撃、5人負傷=ロシア |
<2309-082103>
ロシアが20日、ウクライナのUAVがモスクワを含む4州を攻撃したと発表した。 この攻撃で5人が負傷し、モスクワの空港2ヵ所を利用する航空便に迂回が必要になるなど影響が出た。
ロシア国防省によると、ウクライナと国境を接するロシアのクルスク州、ロストフ州、ベルゴロド州がUAV攻撃され、モスクワ州ではUAVを妨害して無人地帯に墜落させた。
ロシア国防省はその後、ベルゴロド州へのUAV攻撃を2度阻止したと発表した。 |
2023.08.20 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 19 2023 |
<2309-082003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月19日の戦況 =
ロシア軍は、一晩中チェルニーヒウ市をShahed UAVで攻撃した後、8月19日に市中心部をミサイル攻撃をした。
ロシア筋は、ウクライナ軍が8月19日にノヴゴロド州のソルツィ空軍基地をUAV攻撃し、戦略航空機に損害を与えたと主張した。
ウクライナ軍は8月19日に少なくとも3正面で反撃し、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿ってとザポリージャ州西部で前進した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、8月19日に一部地域で前進した。 |
2023.08.20 02:26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ戦争、両軍の死傷者50万人に迫ると米推計= NYT |
<2309-082002>
New York Times紙が18日に米政府当局者の話として、ロシアによる2022年2月のウクライナ全面侵攻開始以降、ロシア軍とウクライナ軍の合計の死傷者数は50万人に上ると推計されていると報じた。
New York Times紙によると、ロシア軍の死傷者は30万人に近づいており、このうち死者は最大12万人、負傷者は17万~18万人に達しているもようで、ウクライナ軍の死者は約7万人、負傷者は10万~12万人と推計されるとしている。 |
2023.08.19 18:15 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナが重視するクリミア攻撃、米政権内では懐疑的な見方も |
<2309-081911>
ウクライナはこのところクリミア半島へのミサイル攻撃を強化して、ロシアの兵站や補給の妨害を図っているが、米政権内ではこの戦略に懐疑的な見方も出ている。
米軍やバイデン政権当局者の一部にとっては、クリミア攻撃は良くいっても集中のさまたげ、悪くいえば貴重なリソースの無駄遣いでしかないとし、多くの専門家はここにきて、ウクライナが複数の攻撃軸に戦力を薄く分散させすぎているとの見方を示している。
国防総省の高官はCNNに対し、「クリミア攻撃はロシアのバランスをやや崩したが、決定的な効果は出ておらず、反転攻勢だけに焦点を絞った方が、おそらく誰にとっても良い結果になる」と指摘している。 |
2023.08.19 17:30 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍攻撃ヘリ、外国製のハイテク利用が判明 ウクライナ |
<2309-081910>
ウクライナのイエルマーク大統領府長官が19日までに、同国内で最近撃墜されたロシア軍の攻撃型ヘリKa-52が外国製の半導体やプロセッサーを使って製造されていたことが判明したと述べた。
その上で、ロシアの攻撃ヘリは西側あるいはアジア諸国で製造される「ハイテク部品」を取り込んでいると指摘し、チップ、プロセッサー、フラッシュメモリー、通信変圧器や他の部品はKa-52の運用や修理に必要なものだとし、「ロシアへの制裁は強化される必要がある。 ロシアの軍産複合体が技術入手を図る術を断ち切るべきだ」とも強調した。 |
2023.08.19 08:28 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部で前進 「主要都市奪還困難」との見方も |
<2309-081906>
米CBS Newsが18日、ウクライナ軍が反攻の主軸である南部ザポロジエ州で露軍の地雷原を突破し、同州の都市トクマクを占領している露軍の第1防衛線と交戦を始めたもようだとする米当局者の見解を報じた。 トクマクはウクライナ軍が奪還を目指すアゾフ海沿岸地域の主要都市メリトポリへの進出ルート上にある。
【Tokmak の位置 (Google Map)】
ただ、ザポロジエ州では露軍が重層的な防衛線を構築しているため、CBSは「トクマクを奪還し、さらにメリトポリ方面に前進するのはウクライナ軍にとって困難な任務になるだろう」と指摘している。 |
2023.08.19 08:20 (18:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 18 2023 |
<2309-081905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月18日の戦況 =
Washington Post紙が8月17日、米国の情報機関がウクライナの反撃はザポリージャ州西部のメリトポリに到達できず、クリミアへのロシアの陸橋を切断するという主要な目的を達成できないと分析したと報じた。
別々な狙いでいくつかの前進軸に沿って進行中のウクライナの反撃全体の成功について評価を行うのは時期尚早である。
ウクライナ軍は8月18日に少なくとも3正面で攻撃し、ザポリージャ州西部のロボタインの近くでさらに前進したと伝えられている。
ウクライナ南部作戦司令部報道官が、8月6日のウクライナ攻撃の後にロシア当局がチョンハル橋を修理したというロシアの主張に異議を唱えた。
ロシア軍は8月18日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アヴィウドカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。 |
2023.08.19 04:53 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南東部の要衝メリトポリ奪還の公算小さい=米当局者 |
<2309-081903>
米政府当局者が19日、ウクライナ軍が現在進める反転攻勢で、南東部ザポロジエ州の要衝メリトポリを奪還できる公算は小さいとの見方を示した。
【Melitopol の位置 (Google Map)】
米政府当局者は情報機関の報告に基づき、ウクライナ軍の反転攻勢の進展が当初の予想より遅れているとの米国の見方とおおむね整合していると述べた。
メリトポリは鉄道を含めた交通の要衝で、ロシアは2022年2月のウクライナ全面侵攻開始直後の3月に制圧した。 |
2023.08.18 16:43 |
時事通信 (Yahoo) |
モスクワにまたドローン墜落 新都心近く、負傷者なし |
<2309-081810>
ロシア国防省によると、モスクワ中心部に18日未明にUAV 1機が飛来し、防空システムで妨害を受けて墜落した。 ソビャニン市長よると、新都心「モスクワ・シティ」に隣接する展示場に落下したが、負傷者はいないという。
国防省は、市内のほか郊外にもUAVが飛来したと主張している。 |
2023.08.18 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 17 2023 |
<2309-081805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月17日の戦況 =
ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部の小さな集落付近でウクライナ軍が最近、ロシアの防衛線の構造から戦術的に重要な前進をした可能性がある。
ロシア軍は、ロボタインやウロザインなどの集落を保持するために多大な努力、資源、人員を捧げたにもかかわらずウクライナが前進したことは、ロシア軍の防御が広範で劣化している可能性がある。
ロシア軍がヘルソン州のチョンハル橋の状態について行った報告で、ウクライナの攻撃でクリミアへの主要な兵站線 (GLOC) が11日間混乱したことが明らかにされた。
ロシア軍は8月17日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は8月17日に、少なくとも3正面で反撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.08.17 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 16 2023 |
<2309-081703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月16日の戦況 =
ウクライナ軍は8月16日に少なくとも3正面で反撃し、ザポリージャ州西部とドネツク州とザポリージャ州の州境で前進した。
ウクライナ軍が公開したウクライナの報告とビデオからウクライナ軍が8月16日にドネツク州とザポリージャ州の州境にあるウロジャインを奪還したことが確認された。
ロシア軍は8月15日16日の夜、主にオデッサ州の穀物と港湾インフラを標的に、ウクライナに対してUAV攻撃した。
海上交通を阻止しようとするロシアの試みを回避するためウクライナが黒海に開設した臨時回廊を、8月16日に最初の民間船が通過した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった。 |
2023.08.16 18:36 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
コンテナ船が黒海人道回廊を利用、オデーサ港出港=ウクライナ高官 |
<2309-081611>
ウクライナ政府が黒海の人道回廊を利用してコンテナ船が16日にオデーサ港を出港したと発表した。 船は香港船籍で、ロシアによるウクライナ侵攻前の2022年2月23日から同港に停泊していたと明らかにした。 2,114個のコンテナに30,000t以上の貨物を積んでいたという。
ウクライナのクブラコフ副首相は人道回廊について「ロシアの侵攻時にウクライナのチョルノモルスク、オデーサ、ピプデンニの港に入港していた船舶を避難させることを主な目的として使用される」と説明した。 |
2023.08.16 14:56 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
銃を構えた兵士が操舵室に… ロシア国防省、黒海で貨物船臨検した際の映像公開 |
<2309-081608>
ロシア国防省が15日、13日に黒海を航行中だったパラオ船籍の貨物船に対し臨検を行った際の映像を公開した。 映像には乗組員が甲板上でひざまずき、両手を後頭部で組まされている様子や、銃を構えた兵士が船に乗り込み、操舵室に入る様子が映っている。
ロシア軍は、この貨物船に対し威嚇射撃も行っている。これについてロシア側は、停船を命じたが従わなかったためだと説明している。 |
2023.08.16 07:45 (17:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 15 2023 |
<2309-081603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月15日の戦況 =
ウクライナ軍は8月15日に少なくとも3正面で反撃し、ルハンシク州とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
ロシア軍は、8月14日から15日の夜に、主にウクライナの後方地域に対して大規模なミサイル攻撃を実施した。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、スヴァトヴェとバクムットの近くで前進したと伝えられている。
主にウロジャイン近郊で戦っているロシアのVostok大隊が8月15日に、ロシア軍がウロジャインを完全に失ったのは歩兵と装備の不足だと非難したが、ISWはロシア軍が町から完全に撤退したという事実をまだ観察していない。
ロシア連邦直属の志願兵部隊Bashkortostan連隊がウクライナに配置されたと伝えられた。 |
2023.08.15 20:40 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍事資源「ほぼ枯渇」 ロシア国防相 |
<2309-081511>
ショイグ露国防相がモスクワで100ヵ国以上の代表を招いて開催された国際安全保障会議で15日、ウクライナの軍事資源について、西側諸国から支援を受けているにもかかわらずほぼ枯渇しているとの見方を示した。
ショイグ国防相は「西側からの広範な支援にもかかわらず、ウクライナ軍は結果を出せておらず、戦闘の暫定結果にはウクライナ側の軍事資源がほぼ枯渇していることが表れている」と述べた。
ウクライナ側が東部バフムート周辺の一部を奪還したと発表した一方、ロシア側はハルキウ州クピャンスク周辺で前進したと主張している。 |
2023.08.15 13:14 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南東部で「一定の成功」 前線全体で激戦 |
<2309-081510>
ウクライナのマリャル国防次官が8月14日に戦況について、激しい戦闘が続いているとしながらも、南東部の一部でウクライナ軍の前進に一定の成果があったと報告した。
ウクライナの第3独立突撃旅団が公開したこの動画には、兵士らが塹壕にライフルを撃ち、手榴弾を投げ込む様子が映っている。 |
2023.08.15 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ海兵隊、ロシアが支配するマリウポリに接近中 |
<2309-081509>
ウクライナ軍の戦車が、ウクライナ支配地とロシアが占領するマリウポリとの間にある次の難所であるウロジャイネに入った。 8月11日にネット上に出回ったUAV映像には、ウクライナ海兵隊の第35旅団に属するとされる少なくとも3両の戦車が、ウロジャイネの南北に伸びる3本の幹線道路のうち中央の道路を南下しながら発砲している様子が映っている。
この突撃部隊には、今回は航空機による空からの支援があった。 戦車による攻撃と同時期に撮影されたと思われる別の映像では、JDAMだとウクライナが主張する2発が、戦車からわずか数百㍍南にあるロシア軍の拠点とみられる建造物を爆破している。 ウクライナ空軍はJDAM-ERを搭載できるようMiG-29の一部を改良している。
ウクライナ海兵隊の第35旅団を含む最前線の4個旅団は、モクリ・ヤリー川流域の攻勢を維持するために南側戦線の幅16kmの一帯に集中している。 |
2023.08.15 09:19 |
産経新聞 (Yahoo) |
欧米、来春反攻を検討 ウクライナ支援の長期化予期 米紙報道 |
<2309-081508>
Wall Street Jpurnal紙が13日、ウクライナを支援する欧米諸国が来年春の攻勢について既に検討を始めていると報じた。 同紙は「このことは、欧米側が戦闘の長期化を予期していることの表れだ」と指摘した一方で、欧米諸国には有権者が泥沼化した戦争への支援に嫌気がさす事態への懸念があるとも報じた。
露軍の防衛線は強固で、現時点でウクライナ軍が短期的に反攻の成果を得ることは困難になっているとしたうえで、2024年半ばまでにウクライナは欧米側からF-16を供与される可能性があるほか、高性能UAVなどさらに高性能な兵器も供与される可能性があるとし、時間の経過に従ってウクライナ軍の保有兵器が充実し、兵器への習熟や戦術も進展することで、露軍に勝利できる可能性が高まるとの期待が欧米諸国にあると伝えた。 |
2023.08.15 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 14 2023 |
<2309-081507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月14日の戦況 =
ウクライナ軍は8月14日に少なくとも2正面で反撃し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進したと伝えられている。
ロシア軍は、8月13日から14日の夜にオデッサ州に対しミサイルとUAVによる攻撃を実施した。
米国が8月14日、ウクライナに対する新たな$200Mの安全保障支援パッケージを発表した。
ウクライナ軍は、クピャンスクの近く、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、バクムットの近くで前進した。
ロシア軍は、クピャンスク近郊、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、クピャンスク近郊で前進した。 |
2023.08.15 05:30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア南部ダゲスタンで爆発、少なくとも5人死亡=タス通信 |
<2309-081505>
TASS通信が災害医療センターの話として、ロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラで14日夜にガソリンスタンドで爆発が発生し、少なくとも5人が死亡し10人が負傷したと報じた。
地元の救急隊によると500㎡で火災が発生し、ロシア通信 (RIA) は当局者の話として、新たな爆発や火災発生の恐れがあると報じている。 |
2023.08.15 00:24 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南東部で「一定の成功」 前線全体で激戦=当局者 |
<2309-081501>
ウクライナのマリャル国防次官が14日にロシアとの戦況について、前線全体で激しい戦闘が続いているとしながらも、南東部の一部でウクライナ軍に一定の戦果があり前進したと報告した。
マリャル次官は、ロシア軍が敷設した地雷などでウクライナ軍の前進が妨げられているなかでも、ウクライナ軍はドネツクの南西96kmの地点にあるスタロマイオルスク周辺で前進し、ロシア軍に圧力をかけていると述べた。
【Staromaiorsk の位置 (Google Map)】
マリャル次官によると、激しい攻防戦が続いた東部ドネツク州バフムト周辺でウクライナ軍は先週、5.2㎢を奪還したが、ロシア軍は東部クピャンスクのほか、ドネツク州の要衝リマンの周辺で攻撃を続けており、再編成を行っていると明らかにした。 |
2023.08.14 11:29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部でロシア軍の戦線突破目指す=ロシア側幹部 |
<2309-081408>
ウクライナ南東部ザポロジエのロシア支配地域幹部ロゴフ氏は、隣接する東部ドネツク州の西部でウクライナ軍がロシア軍の戦線を突破しようとしていると述べた。
同氏は「過去2週間にわたる激しい戦闘の末、敵はウロジャイネの北部に足場を築いた」とし、明らかにさらに南への進軍を目指していると指摘した。 ウロジャイネの南部はロシア軍が依然として支配しているとも述べた。
【Urozhaine の位置 (Google Map)】
ロシア東方軍管区報道官は、ウクライナ軍がウロジャイネと川を挟んで反対側にあるスタロマイオルスケの方角を攻撃しようとし損害を被っていると述べた。 |
2023.08.14 08:45 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ドニエプル川東岸に進出 ロシア軍少佐を捕虜に |
<2309-081407>
ウクライナメディアが、ウクライナ軍南部方面部隊報道官の地元TVでの発言を13日、同国軍部隊がロシア軍の支配下にあるヘルソン州のドニエプル河東岸に進出し、露軍を攻撃していることを明らかにしたと報じた。
一方、露オンラインメディアは同日、東岸の集落カザチイ・ラーゲリで戦闘が起き、露軍の少佐がウクライナ軍の捕虜になったと報じた。
【Kozachelaher の位置 (Google Map)】
ISWも8日以降、東岸にウクライナ軍が進出したとみられると分析していた。 ISWは12日にウクライナ軍が東岸に一定の陣地を確保したとみられるものの、現時点で東岸に本格的な拠点を確保したと評価するには時期尚早だと指摘した。
ウクライナ軍は現在、反攻の主軸である南部ザポロジエ州で露軍の防衛線に直面し前進が停滞するため、ヘルソン州で東岸に進出して露軍の戦力をザポロジエ州から分散させるための陽動作戦を展開している可能性がある。 |
2023.08.14 07:33 |
時事通信 (Yahoo) |
黒海で貨物船に威嚇射撃 ウクライナは非難、穀物拠点行き ロシア |
<2309-081402>
ロシア国防省が13日、黒海南西部で同日朝にパラオ船籍の貨物船を停止させるため、露海軍警備艦が威嚇射撃を行ったと発表した。 貨物船は、ウクライナ南部オデッサ州のドナウ川沿いにある穀物輸出拠点イズマイル港が目的地だった。
ウクライナのポドリャク大統領府顧問はTwitterで「海賊行為」に当たるとロシアを非難した。 |
2023.08.14 06:25 |
Bloomberg (Yahoo) |
ロシア海軍が黒海で貨物船に警告発砲、停船強制し検査-国防省 |
<2309-081401>
ロシア国防省が、13日に露海軍が黒海を航行していた貨物船に対し、停船させ臨検するため警告発砲したことを明らかにした。
ウクライナのイズマイル港に向かっていたパラオ船籍の貨物船は13日早朝に南西海域でロシア海軍の警備船に遭遇し、ロシア海軍は臨検のため停船を命じたが貨物船側が応じなかったため発砲したとロシア国防省は説明した。
ロシアが7月に重要な穀物輸出合意から離脱して以来、こうした事例は初めてである。 |
2023.08.14 05:20 (15:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 13 2023 |
<2309-081404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月13日の戦況 =
ウクライナ軍は8月13日に少なくとも2正面で反撃し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
ISWは、ロシア軍がウロザインから完全に撤退したという確認を観察しておらず、現在ロシア軍は少なくとも集落の南部に陣地を維持している可能性が高い。
ロシアの艦が、オデッサ州のイズマイール港に向かう途中の民間貨物船を強制的に停止して捜索した。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムットの近く、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で失地を回復しようと攻撃し、一部の地域で前進したと伝えられている。
ウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、クレミンナの近く、バクムットの近く、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、いくつかの地域で前進したと伝えられている。 |
2023.08.13 |
Military Land |
Invasion Day 536 – Summary |
<2309-081403>
= Donetsk Front =
ウクライナ軍は前進し、ウロザインの中心部に到着した
【Urozhaine の位置 (Google Map)】
ロシア軍が砲兵の援護の下でウロザインから撤退したようである。
以上からロシア軍はウロザイン集落から完全に撤退した模様である。 |
2023.08.13 21:41 |
Ukrainka Pravda (Yahoo) |
Russians spread disinformation about ship inspection and warning shots in Black Sea |
<2309-081308>
国際的な情報機関のInformNapalmが、ロシアが黒海で貨物船Sukru Okanを警告射撃で停船させ臨検を行ったとの偽情報を流したと報じた。
この出来事を目撃した他船の船員がInformNapalmに提供した情報によると、ロシア国防省は船の検査が成功したと嘘をついたと述べ、Sukru Okanはるロシアの停船要求に従わず、トルコの領海に向かって進路を変えたと述べた。 またヘリの接近も警告射撃もなかったという。 |
2023.08.13 05:45 (15:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 12 2023 |
<2309-081302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月12日の戦況 =
ロシアのミルブロガーは、以前のウクライナの襲撃と違いウクライナ軍がドニプロ河東岸に残留していることを認めたが、ISWはまだ橋頭堡を確保したと認めていない。
ウクライナ軍は8月12日、少なくとも2正面で反撃し、ザポリージャ州とドネツク州の州境界で戦術的に意味ある前進を行ったと伝えられている。
ウクライナ軍が8月12日にケルチ海峡橋を2発のミサイルで攻撃すると共に、占領下のクリミアをUAV攻撃を開始したと伝えられている。
ロシア軍は8月12日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ザポリージャ州とドネツク州の州境界で攻撃したが、確認された戦果は得られなかった。 |
2023.08.12 21:36 |
Kyiv Independent |
Ukrainians advance 16-20 kilometers in 'tactically significant' move |
<2309-081209>
ロシアとウクライナからの情報によると、ウクライナ軍は南部沿岸に向け、ロボタインとスタロマイオルスケ2正面で戦術的に価値ある前進を遂げた。
ウクライナ軍偵察隊が集落に入り、ロボタイン近傍では対砲兵戦を行っている。
【Robotyne の位置、Staromaiorske の位置 (Google Map)】
ISWによるとウクライナ軍は16~20kmを確保した模様という。 |
2023.08.12 21:05 |
朝日新聞 (Yahoo) |
クリミア橋にウクライナ軍がミサイル攻撃 ロシア国防省が発表 |
<2309-081208>
ロシア国防省が12日、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土をつなぐクリミア橋付近でウクライナのミサイルを撃墜したと発表した。 同省はクリミア橋は損傷がないとしている。
また国防省は、クリミア橋付近で同日15:00頃に、再びウクライナ軍のミサイルを撃墜したと発表した。 同日13:00頃に続く2度目の橋を狙った攻撃で、いずれもソ連製のS-200 SAMを改造したミサイルが使われたとしている。
同半島で「首長」を名乗る親露派アクショノフ氏は、ウクライナ軍のミサイル3発が時間をおいて撃墜されたとしている。 |
2023.08.12 10:30 |
CNN (Yahoo) |
ロシアが「キンジャル」発射、F16 訓練予定のパイロット狙う ウクライナ空軍 |
<2309-081207>
ウクライナ空軍が11日、ロシアがF-16の訓練を近く受ける予定のウクライナ軍パイロットらを狙いKinzhalを発射したと主張した。
空軍報道官がウクライナのTVに語ったところによると、Kinzhal 4発のうち1発は迎撃され、他の3発は軍飛行場の近くに着弾したという。
ここ数ヵ月、ウクライナ軍の飛行場は絶えずロシアの攻撃目標になっている。 最も頻繁に狙われているのはウクライナ西部のスタロコスティアンティニフ飛行場だが、11日早朝の攻撃で目標とされたのは、西部イワノ・フランキウスク州にあるコロミヤ飛行場だった。 |
2023.08.12 09:45 (19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 11 2023 |
<2309-081206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月11日の戦況 =
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で戦術的に重要な前進をし、8月11日に少なくとも3正面で反撃が続く中、ロボタインの郊外に到達した。
【Robotyne の位置 (Google Map】
ウクライナの反撃でザポリージャ州西部を防御しているロシア軍を横移動することを余儀なくさせているようで、そこへのウクライナ軍の攻勢がロシアの防衛を著しく低下させている可能性がある。
ウクライナ軍との戦闘がロシア軍を前線の特定の正面に固定しているため、部隊を主要正面へ横移動するというロシアのやり方は、全体としてロシアの防衛線をさらに弱体化させる可能性がある。
ロシア軍のさらなる劣化がウクライナ軍に突破口形成の機会を生んでいる。
クピャンスクの北東で攻撃を強化しているロシア軍は、ウクライナ軍を緊要地形から排除する可能性がある。
ロシア軍は8月11日にウクライナに対しミサイル攻撃を実施し、先週2度にわたり攻撃したウクライナの飛行場を攻撃目標にした。
ロシア軍は8月11日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
ロシアがイラン製のShahed-131 /-136 UAVの改良型であるGeran-2 UAVの生産を開始した。 |
2023.08.11 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 10 2023 |
<2309-081105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月10日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃し、8月10日にドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進した。
ロシアのミルブロガーが、ロシア軍がウクライナでウクライナの車両を破壊したという主張を捏造または装飾したとしてロシアの軍を非難した。
ロシア軍は、8月9日~10日にかけて、ウクライナに対しミサイルとUAVによる攻撃をした。
ロシア軍は8月10日、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、何ヶ所かで前進した。 |
2023.08.11 07:00 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ハリコフ州へ攻勢 ウクライナ、一部住民退避 |
<2309-081104>
ロシア国防省が10日、ウクライナ東部ハリコフ州クピャンスク方面で攻勢を続け、前線で優位を確保したと発表した。 TASS通信によるとハリコフ州政府は同日、クピャンスク周辺37地区の住民を安全な場所に退避させる決定をした。
ロシアはウクライナ軍が大規模反攻を開始した前後から、ウクライナ軍の反撃に遭い2022年9月に撤退を余儀なくされたハリコフ州への攻勢を再び強化し、州都ハリコフや同州イジュムにつながる幹線道路が集まるクピャンスクへの攻撃を強めている。 同州に隣接するロシア西部ベルゴロド州への越境攻撃を阻止する狙いがある。 |
2023.08.11 03:35 |
TBS News (Yahoo) |
ウクライナ海軍 民間船舶のための臨時航路設置を発表 |
<2309-081101>
ウクライナ海軍が10日、黒海の港を発着する民間船舶のための臨時航路が設置されたと発表した。 数日以内に最初の船舶が航行する予定だという。
ロシアが黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出に関する合意を停止したことで滞っている穀物の輸送などに使われるという。
ウクライナ海軍は臨時航路について、ウクライナが国際海事機関 (IMO) に対し提案していたもので、IMO理事会はロシアに対し国際条約を遵守し、商用船の航行を脅かすことをやめるよう求めた。
ただ、ウクライナ海軍は「全ての航路でロシアによる軍事的脅威や機雷の危険が残っている」としていて、実効性は不透明である。 |
2023.08.10 21:52 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、ロシアへの無人機攻撃強化か…SNS で資金集め航続1000kmの最新鋭機生産 |
<2309-081016>
ロシア国防省はウクライナが10日未明にモスクワ方面に発射したUAV 2機を撃墜したと発表した。 モスクワを攻撃目標にしたUAVの飛来は2日連続で、ウクライナが露本土へのUV攻撃を強化しているとみられる。
モスクワ市長によると、10日未明にモスクワ南西のカルーガ州と、モスクワの中央環状道路付近にUAVが1機ずつ飛来した。 TASS通信などによると、UAV攻撃の影響でモスクワ南郊のドモジェドボ、ブヌコボ両国際空港が離着陸を一時停止した。 ドモジェドボ空港から10km離れた自動車修理施設では10日未明に大規模な火災が発生し、UAV攻撃の可能性が指摘されている。 露国防省によると、クリミア半島セバストポリ方面にも10日未明にUAV 11機が飛来したという。
露軍に比べて航空戦力で劣るウクライナ軍はロシアの侵略開始前から、UAVの積極活用に取り組んできており、ウクライナ政府は2022年5月に装備や復興などの資金を民間に募るサイトUnited 24を開設し、8月4日時点でUAV 4,100機、USV 18隻を購入した。 |
7月末のモスクワへの攻撃で使用したと指摘されるBeaverは最大航続距離1,000kmの最新鋭国産機で、価格は推計UAH4M(1,500万円)とされるが、SNSで購入資金を集めた。
ウクライナは部品を調達して自国でUAVを製造しており、生産体制は軌道に乗っているとみられる。 |
2023.08.10 20:26 |
日テレ News (Yahoo) |
モスクワ近郊の工場で大規模爆発 砲弾にドローン? メディアが伝える情報は… |
<2309-081014>
モスクワの北東50kmに位置する町にあるロシア治安部隊用の光学機器を製造する工場で9日に爆発が起き、少なくとも1人が死亡、56人がケガをした。 原因については様々な情報が飛び交っている。
地元メディアが工場が花火会社に貸していた倉庫で発生したと報じました一方、独立系メディアは付近で砲弾のようなものが見つかったと報じ、さらに別のメディアは、爆発現場付近で爆発直前にUAVを見たという目撃情報を報じている。 |
2023.08.10 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 9 2023 |
<2309-081003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月9日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、8月9日に一部地域で前進した。
ロシアの情報筋は、8月9日にモスクワのザゴルスク光学機械工場の近くで爆発について特にほとんどのロシアの情報筋は、不十分な安全規制が原因でウクライナによるものであった可能性があるとは見ていない。
ロシア軍は、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムットの北、ザポリージャ州西部で攻撃した。
8月9日に公開された映像は、8月8日にヘドニプロ河東岸にあるコザチラヘリ近くのウクライナの侵入は小規模な襲撃であった可能性が高いというISWの分析を裏付けている。
ロシア軍はカザフスタンからロシアに軍装備を移送させている可能性があるが、ISWはこれらの報告を確認する兆候を観察していない。 |
2023.08.09 21:40 |
Kyiv Independent |
Russian official claims fire in military facility in Russia's Stavropol Krai |
<2309-080920>
ロシアのスタヴロポリ地方ゲオルギエフスク地区のザイツェフ地区長が現地時間8月9日18:60にTelegramで、ゲオルギエフスクの軍事施設で火災が発生したと主張した。
【Stavropol Krai の位置 (Google Map)】
ザイツェフ地区長は火災の原因を気温の上昇による自然発火としているが、Kyiv Independentはその主張を確認できていない。
ザイツェフはウクライナのドネツク州との国境から600kmの距離にあり、8月9日にはその前に、ロシアのメディアがモスクワの北東にあるセルギエフポサドの町にある工場での爆発したと報じている。 この爆発はロシアにUAV攻撃があった数週間後に起きた。 |
2023.08.09 15:35 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ反攻、欧米支援国に届く情報は厳しさ増す 「最も困難な局面」 |
<2309-080915>
ウクライナの反転攻勢が始まって数週間が経過したが、最新の情報について報告を受けた米高官や欧米当局者4人がCNNに、欧米当局者の間ではウクライナ軍の領土奪還能力に関して厳しい見方をする傾向が強まっていることを明らかにした。
上級外交官の一人は「今後2~3週間は引き続き、戦果を挙げるチャンスがあるかどうか見極める時間が続くだろうが、紛争のバランスを変えるほどの戦果を本当に挙げられるかと言えば、その可能性は極めて低いと思う」と語った。
欧州でウクライナ軍装甲部隊の訓練に当たる米軍幹部と会談し帰国した米民主党クイグリー下院議員は、「我々に寄せられている報告は厳しい内容で、ウクライナが直面する課題について思い知らされている」とし、「今回の戦争で最も困難な局面に差し掛かっている」との見方を示した。 |
2023.08.09 14:54 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
モスクワ郊外でドローン2機撃墜、ロシア発表 ウクライナを非難 |
<2309-080914>
ロシア国防省が、モスクワ市郊外の2ヵ所にウクライナ軍による2機のUAV攻撃の試みがあったが2機は防空システムで撃墜したと発表した。
モスクワのソビャニン市長は、2機のうち1機は国際空港のある市南郊ドモジェドボで撃墜し、あと1機は市西郊の高速道路の近くで撃ち落としたと述べた。 |
2023.08.09 10:22 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍のミサイル、ドネツクの「司令部に命中」…ウクライナ「既に3回同じ主張」 |
<2309-080911>
露軍が7日にウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクをミサイルで攻撃し、ロイタ通信などによると9人が死亡し、80人以上が負傷した。 時間差攻撃で救助要員の被害拡大を狙ったという批判への反論とみられる。 ウクライナのゼレンスキー大統領はIskanderが使われたとの見方を示している。
これについて露国防省は8日、「ウクライナ軍の前線司令部に命中させた」と発表した。
前線司令部を狙ったとする露軍の主張に対して、ウクライナ軍報道官はUkrainska Pravdaの取材で、「露軍によるプロパガンダで、ロシア側は既にこの司令部を破壊したと3、4回主張している」と反論した。 |
2023.08.09 09:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナの巡航ミサイル爆撃機、ロシア軍が破壊試みも度々失敗 |
<2309-080908>
ウクライナ空軍の第7戦術航空旅団が装備している40年前のSu-24が強力な長距離攻撃兵器になった。 ロシアが2022年2月24日にウクライナに本格侵攻したとき、同旅団はSu-24M戦闘爆撃機とSu-24MR偵察機を数十機保有していた。
侵攻後の最初の1年でSu-24 17機がロシア軍に破壊され、乗員数十人が犠牲になったが、ウクライナ空軍は引退したパイロットを呼び戻し、保管所に放置されていた多くのSu-24の一部を復活させることで、同旅団の戦力をなんとか維持した。
ところが今春には、英国が供与したStorm Shadowが同旅団の役割を大きく変えた。 英国とウクライナの技術者らは、Su-24MとSu-24MRをStorm Shadowを2発搭載できるように改造した。
このミサイルを手にした第7旅団は、もはや厳重に防衛されている標的を攻撃するためにその上空を飛行しなくてもよくなり、ウクライナ側が支配する比較的安全な空域を飛行しながら攻撃を仕掛けることができる。 これにより同旅団の損失は大幅に低下し、2022年には平均して月に1、2機を失っていたのが、2023年になってから損失はほぼ皆無である。 |
2023.08.09 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 8 2023 |
<2309-080907>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月8日の戦況 =
ウクライナ軍はドニプロ河を渡河して小規模な襲撃を行い、ドニプロ河東岸に上陸したようであるが、東岸に拠点を確保したかどうかは不明である。
ISWは、コザチロパンまたは他の東岸集落の近くに拠点を確保したことを自ら視認するか観察しない限り、ドニプロ河東岸の状況を慎重に見極め続ける。
ロシア軍は8月8日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ドネツク州西部で攻撃作戦を実施し、一部地域で前進した。
ウクライナ軍は8月8日に少なくとも2正面で反撃し、スヴァトーブの近くで前進した。
ロシアは、ウクライナでの装備の損失を補うために、ソビエト時代の装備の備蓄から補充し続けている。 |
2023.08.09 05:57 |
共同通信 (Yahoo) |
反転攻勢「非常に困難」とゼレンスキー氏 |
<2309-080903>
ウクライナのゼレンスキー大統領が8日、領土奪還に向けた反転攻勢について「望んでいたよりも遅く、全てが非常に難しい」との見解を示した。
その上で「後退はしない。 主導権はウクライナが握っている」とも述べ、進軍を続けると強調したと地元メディアが報じた。 |
2023.08.09 02:01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、戦闘システムへのロシアの不正アクセス阻止 |
<2309-080906>
ウクライナ保安局 (SBU) が8日、ロシアのハッカーによるウクライナ軍の戦闘情報システムへの不正アクセスの試みを阻止したと発表した。 背後にSand Wormとして知られるロシアのハッカー集団がいたとしているとされ、SBUはウクライナ軍の位置や移動、技術支援に関する機密情報へのアクセスを試みる動きを阻止したという。
ロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、ウクライナは政府や軍機関のほか、エネルギー部門に対するサイバー攻撃の増加を報告しているが、ロシアは関与を繰り返し否定している。 |
2023.08.08 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 7 2023 |
<2309-080803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月7日の戦況 =
ウクライナ軍は、8月7日に少なくとも2正面で反撃した。
ウクライナでの戦争終結のための和解について中国とロシアとの不一致の高まりは、8月5〜6日にサウジアラビアのジッダで開催された会談で明らかになったと伝えられている。
ロシア軍は8月7日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境沿い、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。 |
2023.08.07 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 6 2023 |
<2309-080705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月6日の戦況 =
ウクライナ軍が8月6日に、クリミアとヘルソン州を結ぶロシアの占領下にある重要な地上連絡線 (GLOC) に沿った2ヵ所主要な道路橋を攻撃し、ロシア軍は道路交通を短い東部ルートからより長い西部ルートに変更させた。
重要なロシアのGLOCに沿った橋に対するウクライナの攻撃は、反撃作戦における決戦に備えたの阻止作戦の一部である。
ロシア軍は8月5日~6日の夜に、ここ数かヵ月で最大規模となるミサイルとUAVの攻撃を実施した。
ウクライナ当局は、2022年2月24日にロシアがウクライナへ侵攻を開始して以来、ウクライナの防空部隊が3,500機の経空脅威を破壊したと述べた。
ウクライナ軍は、8月6日に少なくとも2正面で反撃した。
ロシア軍は8月6日に、クピャンスク~スヴァトヴェ-クレミンナの線、バクムットの近く、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ザポリージャ州とドネツク州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。 |
2023.08.07 06:57 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ併合を不承認、中国含む和平案巡る会合一致…ロイター報道 |
<2309-080702>
ロイタなどが、サウジアラビアで5、6両日に開かれたロシアによるウクライナ侵略の終結に向けた道筋を模索する関係国の会合が、ウクライナの主権と領土の一体性の尊重を和平の中核に据える方針で一致したと報じた。
成果文書の発表は見送られたが、中国を含む参加国がロシアによるウクライナ領土の併合を承認しない原則的な立場を確認したことになる。
イタリアCorriere della Sera紙によると、ウクライナが2022年11月に提示した10項目の和平案の主要項目について協議する作業部会も設置される見通しとなった。
ウクライナが露軍の全面撤退を前提とした自らの和平案に固執しない立場を示したほか、サウジなど複数の参加国が独自の和平案を提案したとの報道もある。 会合は安全保障担当の高官や首脳の特使らが出席し非公開だった。 |
2023.08.07 06:31 |
共同通信 (Yahoo) |
クリミアの補給路を攻撃 ウクライナ軍、ミサイルか |
<2309-080703>
ウクライナ軍は6日、ロシアが実効支配するウクライナ南部のクリミア半島とヘルソン州を結ぶ二つの橋を攻撃したと明らかにした。 ウクライナは半島東部とロシア本土を結ぶクリミア橋を7月にも攻撃しており、ロシア軍の補給路に打撃を与える狙いとみられる。
ロシアが半島を併合して創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は6日、半島北部とヘルソン州をつなぐチョンガル橋にミサイル1発が命中し、自動車道が損傷したと通信アプリに投稿した。
ヘルソン州のロシア側行政府トップ、サリド氏はStorm Shadowが使われたとし、穴が開いた路面の写真を公開した。 |
2023.08.07 02:29 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ヘルソン州とクリミア半島を結ぶ橋で複数の爆発 |
<2309-080701>
ロイタなどによると、クリミア半島の親露派幹部らが6日に、ウクライナ南部ヘルソン州とクリミア半島を結ぶ二つの橋を狙った攻撃があり、複数の爆発があったと明らかにした。 親露派幹部はウクライナ軍がStorm Shadowを用いて攻撃したと主張している。
報道によると、橋やガスのパイプラインが損壊したほか、橋の上にいた市民1人が負傷したとしている。 ウクライナ軍はロシア軍の補給路を狙った攻撃を繰り返しており、その一環とみられる。
一方、ロシア軍も連日、ウクライナ各地に空爆を続けていて、ウクライナ国営Ukrinform通信などによると、5日には東部クピャンスクで輸血センターがミサイル攻撃を受け、少なくとも2人が死亡した。 5日夜から6日朝にかけては西部フメリニツキー州の空軍基地などを狙ったロシア軍の空爆もあり、近くの建物で火災が起きたという。
【Khmelnytskyi州の位置 (Google Map)】 |
2023.08.06 19:54 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ領土の一体性「和平の根幹」 中国参加の会議で一致 報道 |
<2309-080608>
AFP通信が欧州の情報筋の話として、サウジアラビア西部ジッダで開かれ約40ヵ国が参加したロシアが侵攻するウクライナの和平を議論する国際会議が5日、ウクライナの領土の一体性と主権が和平の根幹であるとの点で一致したと報じた。 AFP通信によると、議論は非公開で、成果文書は発表されなかった。
会議は6月にデンマークのコペンハーゲンで行われた1回目の会議を受けて、ウクライナとサウジが各国の国家安全保障担当の高官らを招待して開かれ、欧米のほかGlobal Southと呼ばれる新興途上国も参加し、前回不参加だった中国が加わり、BRICS 5ヵ国のうちロシアを除く4ヵ国が顔をそろえた。
ロシア抜きで行われたことをめぐり、ブラジルの代表からは「真の和平を求めるならばロシア政府を巻き込む必要がある」との発言があったという。
日本からは山田外務審議官が出席した。 外務省によると、今後も引き続き議論を継続することで一致したという。 |
2023.08.06 18:34 |
時事通信 (Yahoo) |
「黒海艦隊に大打撃」 ロシア艦、深刻な損傷 英国防省分析 |
<2309-080607>
英国防省が5日の戦況分析で、ウクライナによるUSV攻撃を受けたロシア海軍揚陸艦Olenegorsky Gornyakについて「深刻な損傷を受けたことはほぼ確実だ」と指摘した。
黒海艦隊はクリミア半島のセバストポリ軍港を拠点としていたが、侵攻初期のウクライナ軍の反撃を受けて、潜水艦などをノボロシスクに退避させていたことから、ノボロシスク付近への攻撃を阻止できなかったことも含め黒海艦隊に大打撃だと分析した。
英国防省によると、Olenegorsky Gornyakは全長113m、(註:満載時)排水量3,600tで、損傷後の映像では30゚~40゚傾いており制御不能な状態を示しているという。
元ウクライナ海軍高官はロイタに対し、揚陸艦に到達したUSVは740km航続したと推定され、海軍による攻撃の射程が大きく広がっていることから、ロシア海軍は戦力配置の見直しを余儀なくされる可能性もあると主張した。 |
2023.08.06 11:51 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ無人艇、ロシア海軍基地を攻撃…大型揚陸艦から黒い液体 |
<2309-080603>
TASS通信が5日、ケルチ海峡でロシアの貨物船がウクライナのUSV攻撃を受けたと報じた。 クリミアと露本土を結ぶクリミア大橋の通行も一時遮断されたという。 TASS通信によると、ケルチ海峡への攻撃では貨物船の機関室が損傷した。
露西部クルスク州でもUAVによる攻撃があり、行政庁舎などが損壊した。
4日には、露南部ノボロシスク港近くの露海軍基地がUSVで攻撃され揚陸艦が標的となった。 ニュースサイトUkrain Pravdaは攻撃後の揚陸艦を捉えた衛星写真を基に、黒い液体が確認できるとして、揚陸艦が燃料漏れを起こすほどに損傷している可能性があるとした。 |
2023.08.06 09:22 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア南部6港は危険地域と警告 ウクライナ、攻撃加速か |
<2309-080602>
ウクライナ政府が5日までに、黒海に面するロシア南部クラスノダール地方のノボロシースクやソチなど6ヵ港の海域が軍事的脅威下にあると宣言し、ロシア側に危険地域だと警告した。 ウクライナがロシア領での攻撃を加速させる可能性がある。
5日にはロシアが実効支配するクリミア半島と本土の間に位置するケルチ海峡の南方を航行していたロシアのタンカーSIGがUSVによるとみられる攻撃を受け、損傷した。 |
2023.08.06 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 5 2023 |
<2309-080601>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月5日の戦況 =
ウクライナ軍は8月4日、黒海で2日連続ロシアの石油タンカーをUSVで攻撃した。
ウクライナ当局は、7月17日以降ウクライナの主要港であるオデッサに対するロシアの攻撃が続いていることに対する対応として、黒海にあるロシアの港の近くで船舶を攻撃する可能性があると海事通報を出した。
ウクライナ水上攻撃は、大規模な反撃作戦の準備目的とした阻止作戦の一部である可能性がある。
ウクライナ軍はロシア軍をバクムット地域に引き寄せ、そこでのテンポの遅い攻撃により彼らを拘束している。
ウクライナ軍は8月5日、ウクライナ南部で小規模な攻撃を行ったが、これは後方地域でのロシアの兵站と司令部機能を妨害するための攻撃パターンの一部である。
ロシア軍は、クピャンスク北東のスヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域のアウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、スヴァトヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で前進した。
ウクライナ軍は、スヴァトヴェ~クレミンナ線に沿って、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、スヴァトヴェ~クレミナ線で前進した。 |
2023.08.05 14:45 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍艦船への攻撃は保安局、海軍の合同作戦 ウクライナ筋 |
<2309-080513>
ウクライナ関係筋がCNNの取材で4日、ロシア南部黒海沿岸ノボロシスク港で同日起きた揚陸艦Olenegorsky Gornyakへの攻撃についてウクライナ保安局と海軍の合同作戦だったことを明らかにした。
攻撃に使われたのはTNT 450kgを積んだUSVで、攻撃で深刻な損傷を被り任務遂行が出来なくなったとも述べた。 Olenegorsky Gornyakには100名が乗艦していたとした。
ロシア国防省は4日、USV 2隻がノボロシスク海軍基地を狙ったが、ロシア艦への攻撃を阻止したとの声明を発表していた。 |
2023.08.05 12:49 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
クリミア半島沖でロシアタンカー損傷、ウクライナがまた無人艇攻撃 |
<2309-080512>
クリミアのロシア側当局者が、ケルチ海峡で5日未明にロシアのタンカーがウクライナのUSVによる攻撃を受けたことを明らかにした。
TASS通信は当局の話として、海峡の南側でタンカーが損傷して機械室が多少の被害を受け停泊していると報じた。 ロシア南部ノボロシースク港の海難救助当局によると、タンカーは自力で航行できず、タグボートを派遣した。
ロシア側の当局者は、5日の攻撃ではクリミアとロシア本土を結ぶケルチ橋とは無関係だと述べた。
ロシアでは前日、ノボロシースク海軍基地がウクライナのUSVによる攻撃を受け海軍艦1隻が大きな被害を受けたばかりである。 |
2023.08.05 09:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍が旧式車両を多数損失 南部戦線で「賭け」に出る |
<2309-080511>
6月4日に始まった反攻ではこれまでに、ウクライナ軍がいくつかの前線で数km前進し、東部ドンバス地方バフムートの周辺で戦果が得られたが、ウクライナ南部ザポリージャ州の前線のすぐ南に位置し、20km南のトクマクと道路でつながっているロシアが占領しているロボティネの町では、ロシア軍の3個自動車化狙撃連隊、2個特殊部隊旅団、複数の予備大隊が有利な場所を押さえている。
そのためウクライナ軍の第47、65、118の3個機械化旅団は、わずかな前進のためにも損失を被る状態となっている。
【Robotyne の位置 (Google Map)】
特に7月下旬にロボティネ近郊で行われた攻勢は多くの損失を生み、この方面での戦闘が非常に厳しいことを浮き彫りにした。 第118機械化旅団は、ロボティネの北東数kmにある交差点を突破しようとした際、BMP IFVを少なくとも4両、MBTを2両、その他の車両を少なくとも1両失った。
第118機械化旅団に何が起こったのかはっきりしないが、同じ前線でのこれまでの戦闘、特に第47機械化旅団が6月初旬にロボティネ北方で実施し大きな損失を生んだ複数の攻撃から察するに、ロシア軍の地雷と砲撃により前進を阻まれ、生き残った乗員たちは車両を捨てて、死傷者と共に撤退することを強いられたのだろう。 |
2023.08.05 08:05 (18:05 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 4 2023 |
<2309-080510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月4日の戦況 =
ウクライナ軍は、8月3日~4日の夜にクリミアとクラスノダール地方で、ロシアの兵站と港湾施設に対してUAV及びUSVによる攻撃を実施した。
ウクライナ軍は8月4日に少なくとも3正面で反撃した。
ロシア軍は8月4日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線沿い、バクムット近郊、ザポリージャ州とドネツク州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.08.05 07:43 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア揚陸艦への攻撃を示唆 黒海の軍港、ゼレンスキー大統領 |
<2309-080508>
ウクライナのゼレンスキー大統領が4日、ノボロシースクの軍港でロシア軍の揚陸艦を攻撃したことを示唆した。
ロシア側は撃退したとしているが、損傷して傾いた揚陸艦がタグボートで曳航される様子を撮影したとされる動画や写真がインターネットに出回った。 ロイタ通信によると、揚陸艦は損傷が激しく、戦闘任務に就けない状態となった。 軍揚陸艦を捉えた衛星写真では損傷して油が漏れているように見える。 |
2023.08.05 02:18 |
TBS News (Yahoo) |
ザポリージャ原発 3・4号機の原子炉建屋から爆発物確認されず IAEA立ち入り調査 |
<2309-080505>
国際原子力機関 (IAEA) が4日、ウクライナ南部のザポリージャ原発について「3号機と4号機の原子炉建屋の屋根を調査した結果、爆発物は確認されなかった」と発表した。
ザポリージャ原発をめぐっては、ウクライナ軍が「3号機と4号機の屋根に爆発物に似た物体が設置された」と発表し、緊張が高まっていた。 |
2023.08.05 02:04 |
Kyiv Independent |
Explosions reported near Crimean Bridge, potentially damaging Russian chemical tanker |
<2309-080503>
ロシア関連のTelegramで、8月5日早朝にクリミア橋近くで爆発があったと報じられた。 ロシアの情報では爆発は橋本体で起きたものではないという。
Moscow TimesはTelegramで、爆発はケルチ海峡を通過中のケミカルタンカーSIGで起きたという。 |
2023.08.05 01:46 |
日テレ News (Yahoo) |
ウクライナ 露艦艇に無人艇で攻撃か ロイター通信が“深刻な被害受け他船に引航”映像公開 |
<2309-080502>
ウクライナの情報当局が4日、黒海沿岸でロシア艦をUSVで攻撃し、大きな損害を与えたと明らかにした。 ロイタ通信などによるすと、黒海沿岸のノボロシースク近くでウクライナの保安当局と海軍が共同で攻撃を行ったという。
ウクライナのUSVが撮影したとされる映像でUSVは、ロシア海軍の揚陸艦に向かって進んで体当たりしたのちに途切れた。 ウクライナ側は、USVが爆薬450kgを積んで体当たりし、ロシアの揚陸艦は大きく破損したとしている。
ロシア側はウクライナのUSV 2隻を撃退し、死傷者や被害はなかったと主張しているが、ロイタ通信はこの揚陸艦が深刻な被害を受けて、他の船に曳航されているとする映像を公開している。 |
2023.08.04 22:52 |
Kyiv Independent |
Official: Ukrainian forces break through Russian first line of defense in south |
<2309-080416>
ウクライナのマリアール国防次官が8月4日、ウクライナ軍が南部戦線でロシアの防御陣地の第一線を突破したと述べた。
ウクライナ当局者によるとウクライナは南部戦線を重視しているのに対し、ロシア軍は東部戦線に努力を集中しているという。 |
2023.08.04 19:17 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア艦、水上ドローンで損傷か ウクライナが攻撃 |
<2309-080415>
ロシア国防省によると、黒海に面した南部クラスノダール地方ノボロシスクの海軍基地で4日未明にウクライナ軍のUSVによる攻撃があった。
ロシア側はUSVを発見し破壊したと主張したが、揚陸艦Olenegorsky Gornyakが損傷したという情報が広まっている。
ウクライナ保安局 (SBU) 関係者は4日に自国メディアに対し、海軍と協力して攻撃に成功したと説明した。 SNSにはUSVの搭載カメラが捉えた衝突の瞬間や、攻撃後に大きく傾いた揚陸艦が曳航される様子の動画が投稿された。 |
2023.08.04 13:18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、ロシアの黒海主要港に無人艇攻撃 被害なし=ロシア当局 |
<2309-080408>
ロシア国防省が4日、南部の黒海沿岸のロシアの主要貿易港であるノボロシースク港に近いロシア海軍基地がウクライナのUSVによる攻撃を受けたが、ロシアの艦がUSVを破壊したと発表した。
【Novorossyysk 軍港の衛星写真 (Google Earth)】
ノボロシースク港を石油輸送拠点とするCaspian Pipeline Consotium社によると、当局が全ての船舶の移動を一時的に禁止した。 施設に被害はなく、タンカーへの石油積み込み作業は続けているという。 |
2023.08.04 08:30 |
Forbes (Yahoo) |
ポーランド製の歩兵戦闘車、ウクライナに初めて姿現す |
<2309-080404>
7月30日にネット上に出回った動画には、スウェーデン供与のCV90 IFVとBgbv90 ARVのほかに、ポーランド製のKTO Rosmak8輪式IFV 2両が走行している様子が映っていた。
ポーランド政府が4月にウクライナへのRosmak 200両の供与を発表して以来、Rosmakがウクライナで確認されたのは初めてで、第21機械化旅団はスウェーデンから供与された車両を、ポーランドから調達した車両で補完している可能性がある。
Rosmakは乗員3名、搭乗員8名で重量25t、Strykerと同じ30mm機関砲を装備し最高時速100kmの性能を持つ。 |
2023.08.04 08:21 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシアのドローン使用は計2千機近く ゼレンスキー大統領が明らかに |
<2309-080403>
ウクライナのゼレンスキー大統領が3日夜のビデオ演説で、ロシアがウクライナへの攻撃に使用したUAVが少なくとも2,000機近くに上ることを明らかにした。
ゼレンスキー大統領は演説で、ロシアがこれまでに少なくとも1,961機のイラン製Shahed自爆型UAVをウクライナに向けて発射したと述べた。ウクライナ側による撃墜については「残念ながらすべてではない」として、防空システムの強化に向け、各国のウクライナ大使が駐在先の政府に支援を働きかけていると話した。 |
2023.08.04 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 3 2023 |
<2309-080402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月3日の戦況 =
ウクライナ軍は8月3日、少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で前進したと伝えられている。
ロシア軍は8月3日、主にキーウを標的にUAV攻撃を実施した。
ロシア国防省は、ロシア空挺部隊司令官テプリンスキー上級大将の8月2日の演説を、おそらくウクライナでのロシアの死傷者を開示したため削除した。
ロシア軍は8月3日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は8月3日にクレミンナとヴーレダールの近くで前進したと伝えられた。 |
2023.08.03 21:09 |
Kyiv Independent |
Romania investigating reports of Russian drone debris falling on its territory |
<2309-080308>
ルーマニア国防省が8月3日、ウクライナのオデーサ州を攻撃したロシアのUAV 1機が、ウクライナと国境を接するルーマニア領内のチャタルキオイに墜落したとの報を受け調査を開始したと発表した。 ただ空軍は報じられた事実を示す証拠は見つけられなかったようである。
【Ceatalchioi の位置 (Google Map)】
チャタルキオイのセルネガ市長はDigi 24 Newsを通じて、ウクライナのイズマイールに向かうロシアのUAVが2日に上空を通過し、その内の1機が林に墜落したと述べた。
【Izmail の位置 (Google Map)】 |
2023.08.03 11:42 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍が強固な防衛線、前進はせず=ウクライナ当局 |
<2309-080305>
ウクライナ軍は6月に反転攻勢を開始して color=red>アゾフ海に向かって南下し南部のロシア支配地域とクリミア半島を結ぶ橋を破壊し、東部の要衝バフムトの周辺地域も奪還したとしている。
ウクライナのマリャル国防次官は、ロシア軍はバフムト地域でウクライナの前進をかなり執拗に止めようとしたが成功していないと述べた。
しかしウクライナ当局者によると、ロシア軍は地雷原で防衛線を築いて守りを固めており、ウクライナ軍の東進や南進を困難にしている。 ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記は、敵が多くの地雷を埋めて防衛の準備を行ってきたと指摘した。
ロシア側は、東部ドネツク地方でウクライナ軍による12回にわたり攻撃を撃退したと発表した。 ロシアの国防相は、ウクライナ軍がドネツク州の南部と北部の複数地域で前進を試みたが失敗したと述べた。 |
2023.08.03 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
民間船3隻が黒海を問題なく通行 ロシアの妨害宣言は虚勢か |
<2309-080304>
イスラエル籍とギリシャ籍及びトルコ・グルジア籍の貨物船3隻が7月30日に黒海を航行し、ドナウ川河口にあるウクライナの穀物輸出港の1つに入港した。 イスラエル籍とギリシャ籍の船舶はボスポラス海峡から北に、トルコ・グルジア籍の船舶はトルコ北部から西に航行した。
ロシアは7月にウクライナ産穀物の黒海経由の輸出を保障する合意から離脱し、ウクライナの港への船舶の航行を阻止する構えを見せていた。 |
2023.08.03 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 2 2023 |
<2309-080303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月2日の戦況 =
ロシア軍空挺部隊司令官のテプリンスキー上級大将が、2023年末までに2個空挺連隊を新編して第104空挺師団を再建すると発表した。
テプリンスキー上級大将の発表は、7月中旬にWagner Gp.と提携したとして逮捕されたという噂について、彼がその地位とロシア国防省の支持を維持していることを示している。
ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃し、8月2日にバクムットの近くで前進したと伝えられた。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーブの線、クレミンナ近郊、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、一部地域で前進した。 |
2023.08.02 08:15 (18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, August 1 2023 |
<2309-080206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月1日の戦況 =
ロシア国防省は、ウクライナが8月1日にUUVで黒海艦隊哨戒艇2隻を攻撃したとしてウクライナを非難した。
おそらくウクライナが8月1日の早朝にモスクワ市をUAV攻撃した。
ベラルーシのヘリコプター1機が8月1日にポーランド領空を侵犯したと伝えられた。
ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃を継続し、8月1日にバクムットの近くで前進したと伝えられた。
ロシア軍は8月1日、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線と、アウディーイウカ~ドネツィク市の線、及びドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、ある程度前進した。
ウクライナ軍は8月1日にクレミンナとバクムットの近くで前進した。 |
2023.08.02 01:51 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、クリミア半島セバストポリで無人機撃墜=当局者 |
<2309-080202>
ロシアの占領下にあるクリミア半島セバストポリのラズボジャエフ市長が1日にTelegramで、セバストポリ上空でUAVを撃墜したと発表した。
これに先立ち、ロシア国防省はセバストポリ南西340kmにいたロシア艦2隻がウクライナのUAV 3機に攻撃されいずれも破壊したと発表した。 |
2023.08.01 18:18 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナの子ども70万人、侵攻開始後にロシアに移送 ロシア高官 |
<2309-080112>
ロシア大統領府で子どもの権利を担当するリボワベロワ大統領全権代表が7月30日、ウクライナでの戦争が始まって以降、ウクライナの子ども70万人余りがロシアに移送されたと明らかにした。
報告書によれば、養護施設や親の保護がない生徒1,500人がロシアに移送された。 ロシアの占領下にあるドネツク州からは288人の子どもが到着し、その後、里親に引き取られたという。
リボワベロワ代表に対しては、国際刑事裁判所 (ICC) が3月に子どもたちを違法に移送した戦争犯罪に関与した疑いで逮捕状を出している。 |
2023.08.01 16:38 |
CNN (Yahoo) |
メドベージェフ前大統領、ウクライナの反攻成功なら「核使用」も |
<2309-080110>
前露大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長が7月30日、ウクライナの反攻が成功すれば、ロシアは核兵器の使用を余儀なくされる可能性があると述べた。
メドベージェフ副議長は2022年9月に、ウクライナからロシアに編入された領土を防衛するために戦略核兵器が使われる可能性があると発言したこともあった。 |
【註】
今まで強硬な発言を繰り返してきたメドベージェフ前大統領が、「ウクライナの反攻が成功すれば」と発言したことが注目される。 |
2023.08.01 13:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ軍、対空ミサイルを対地に改造 ロシア都市攻撃に使う |
<2309-080107>
ウクライナ政府がより射程の長い兵器の供与を支援国に求める一方で、ウクライナ空軍は6月以前のどこかの段階で、旧式のS-200が使用するV-860弾やV-880弾の指令誘導装置をGPS誘導装置換え、地対地ミサイルに改造したとみられ、この改造ミサイルを使ってロシア国内の目標を攻撃し始めた。 ウクライナに対して西側諸国から遠距離打撃兵器が供与される場合でも、ロシア国内の目標に使用してはならないという条件がつけられる。
7月28日には、ウクライナとの国境から30km、前線からは160kmほどの距離にある黒海に面する都市タガンログにS-200改造ミサイルが撃ち込まれた。
S-200改造ミサイルによる攻撃は、7月9日に最初にウクライナとの国境から180km離れたロシア西部ブリャンスク州の工業用地に撃ち込まれ確認された。 |
【註】
S-200はNATOコードでSA-5と呼ばれている1967年に配備が開始された全長10m以上、発射重量7t以上、弾頭重量200kg以上の大型SAMで、SAMとしての射程は300kmである。
推進は液体燃料で4本の固体燃料ロケットブースターで発射される。 |
2023.08.01 12:27 |
AFP BB |
モスクワに再び無人機攻撃、前回と同じビルに衝突 |
<2309-080106>
モスクワのソビャニン市長がTelegramに1日、ウクライナによるUAV攻撃を先週末に受けた市内のビルが再び攻撃されたと明らかにした。
市長は「モスクワに飛来したUAV数機を撃墜した。 1機は先週末と同じビルに衝突し、21階の一部が損壊した」と投稿した。 |
2023.08.01 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 31 2023 |
<2309-080105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月31日の戦況 =
ウクライナ軍は7月31日に少なくとも3正面で反撃した。
ウクライナ大統領府のイェルマク首席補佐官が7月30日、ウクライナと米国が8月6~13日の週にウクライナに安全保障を提供する協議を開始すると述べた。
ロシア軍は、スヴァトーヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、ルハンシク州で戦果を挙げたと主張した。
ウクライナ軍はバクムットの近くで反撃を続けた。
ウクライナ軍は、ドネツク州西部とザポリージャ州西部で反撃を続けた。 ロシア軍はドネツク州西部とザポリージャ州西部で小規模に反撃した。 |
2023.07.31 15:35 |
CNN (Yahoo) |
サウジアラビア、ウクライナの和平会議主催へ 西側諸国や発展途上国が参加 |
<2308-073110>
ウクライナ大統領府のイエルマーク長官が30日、サウジアラビアが主催する西側諸国や発展途上国も参加する和平会議で、ゼレンスキー大統領が掲げる和平案「平和の公式」に対する各国首脳顧問による会議の準備を進めていると述べた。
会議には、ウクライナと西側諸国のほか、インドやブラジルなど主要な発展途上国も参加するがロシアは参加しないという。
ゼレンスキー大統領は、インドネシアのバリで2022年開催されたG20サミットで、10項目からなる和平案を明らかにしていた。 |
2023.07.31 11:20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、北東部でロ軍の攻撃に抵抗 一部で前進=国防次官 |
<2308-073108>
ウクライナのマリャル国防次官が31日、同国北東部がロシア軍の激しい攻撃に晒されているがウクライナ軍が抵抗を続け、一部地域では損失を出しながらもロシア軍を押し返していると述べた。
ウクライナは南部で200㎢を奪還したが、ロシア軍の部隊と地雷によって前進が限定的になっているという。 |
2023.07.31 10:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシアの新型高性能ミサイル、ウクライナ反攻の脅威に |
<2308-073107>
ウクライナ軍がザポリージャ州で攻勢を強める中、ロシア軍が長射程の新型高性能ミサイルを搭載した攻撃ヘリKa-52で反撃している。
英国防省が7月27日に発表した最新の情報分析によると、ザポリージャ州の戦線で最も効力を発揮しているロシアの兵器システムの一つがKa-52で、シリアでの戦闘経験を通じて開発された新型のKa-52Mが配備されているという。
Ka52はレーザー誘導のATGMである射程10kmのVikhrと6kmのATAKAを搭載でき、いずれも直接照準方式だが、Ka-52Mは射程15kmのLMURを搭載する。
赤外線画像と衛星航法を組み合わせて誘導されるLMURは、射手が赤外線探知装置で標的を捕捉して発射する他に、射手が相手の視界に入らない場所から指定した座標に向かってミサイルを発射したのち、ミサイルのIRカメラを介して目標にロックできるモードを有している。 |
2023.07.31 06:45 (16:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 30 2023 |
<2308-073104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月30日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で前進したと主張した。
ロシア軍は、スヴァトーヴェ~クレミナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが、これらの地域で戦果は確認されなかった。
ウクライナ軍はバクムットの南西と北西で攻撃し、この方向に戦果を挙げたと主張した。
ウクライナ軍はドネツク州西部とザポリージャ州西部で攻撃し、わずかに前進したと主張した。
ロシアの情報筋は、ロシア軍が反撃し、ドネツク西部とザポリージャ州西部で失地を回復したと主張した。 |
2023.07.30 23:13 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ザポリージャ原発4号機、高温停止状態に…ウクライナ当局が100度以下の「冷温停止」要求 |
<2308-073016>
国際原子力機関 (IAEA) が29日、ロシアが占拠しているザポリージャ原発4号機について、原子炉が100゚Cを上回る高温での停止状態に移行したと発表した。 IAEAの発表では、ロシア側は排水処理に使う蒸気を発生させる目的で、原子炉を高温に保つ措置を取っているため、IAEAはボイラーを設置するように働きかけているという。
ウクライナ側は原子力災害のリスクを下げるため、原子炉6基すべてを100゚C以下の冷温停止に戻すよう要求している。
同原発では、原子炉の冷却に必要な外部電源や冷却水の確保が戦闘で不安定な状況が続いている。 |
2023.07.30 12:44 |
AFP=時事 (Yahoo) |
モスクワに新たな無人機攻撃、ビルに軽微な被害 |
<2308-073010>
ロシア国防省が30日未明、モスクワがウクライナのUAV 3機に攻撃されたと明らかにした。 うち1機は郊外で撃ち落とし、残り2機は制圧したがオフィスビルに衝突したという。
国営TASS通信は、市内のブヌコボ国際空港で航空便の離発着が停止され、他の空港に振り向けられると報じた。 |
2023.07.30 08:53 |
時事通信 (Yahoo) |
サウジアラビア、ウクライナ和平で会合 8月5、6日にジッダで開催 米紙 |
<2308-073008>
Wall Street Journal紙が29日、サウジアラビアが8月5、6両日に同国西部ジッダで、ロシアのウクライナ侵攻で和平に関する協議を主催すると報じた。
同紙が外交筋の話として伝えたところによると、会合にはウクライナや西側諸国のほか、インドやブラジルといった主要新興国など30ヵ国の高官が参加する。
もう一方の当事国であるロシアは不参加という。 |
2023.07.30 05:40 (15:40 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 29 2023 |
<2308-073005>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月29日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月29日に一部の地域で前進した。
ウクライナ軍が7月28日と29日にクリミアでロシアの軍事および兵站資産を攻撃にした可能性がある。
ロシア軍は7月28日夜にドニプロペトロウシク州ドニプロ市にミサイル攻撃を行った。
ロシア軍は、スヴァトヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、スヴァトーヴェ~クレミンナの線で前進したと主張した。
ウクライナ軍は、スヴァトーヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線で反撃し、バクムット周辺で前進した。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とオリヒフの南に沿って攻撃し、ドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って前進した。
ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とオリヒフの南で攻撃したが、確認または主張された前進はなかった。 |
2023.07.30 00:06 |
Kyivindependent |
Ukrainian military confirms striking bridge between Kherson Oblast and Crimea |
<2308-073001>
ウクライナ軍戦略通信局が、クリミア半島とケルソン州を繋ぐチョンハル橋を攻撃したと発表した。
発表はロシアがケルソン州で任命した代理人が、クリミアのジャンコイとヘルソン州のヘニチェスクを結ぶ鉄道をCMで攻撃したとしてウクライナを非難した直後に行われた。
【Chonhar Bridge の画像 (Google Earth)】
ロシアの代理人はStorm Shadow 12発で攻撃されたがロシア軍が全て撃墜したが、若干の損傷を受けたと述べた。
ロシア国防省はウクライナのCM 7発を撃墜したと発表した。
【関連記事:2307-062308 (BBC 2023.06.23)】 |
2023.07.29 17:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍が北朝鮮製の武器使用? ロシアから「奪った」、英報道 |
<2308-072907>
Financial Times紙が29日、ウクライナ軍が北朝鮮製のロケット弾を使用していると報じた。 報道によると、北朝鮮製のロケット弾が使用されたとされるのはバフムート近郊で、ソ連時代に作られたロケットを操作するウクライナ軍の部隊が同紙の取材に応じたという。 ウクライナ軍砲兵部隊の指揮官は同紙に、北朝鮮製の弾薬は不発率が高く暴発の可能性があるため好まれなかったと述べ、大半が1980~90年代に製造されたものだという。
ウクライナ国防省はロシア軍から奪ったものであると、同紙の取材に対し示唆したという。 北朝鮮によるロシアへの武器提供をめぐっては、米国が武器取引があるとの見方を示しているが、北朝鮮は否定している。 |
2023.07.29 10:14 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍の南部戦線司令官、反転攻勢で一定の成果と報告 |
<2308-072906>
ウクライナの反転攻勢がより積極的な新局面に入りつつあるとみられるなか、南部戦線を指揮するウクライナ軍司令官のタルナフスキー准将が29日までに、自身の部隊がロシア軍の撃退に一定の成果を挙げていると報告した。
タルナフスキー准将は「防衛軍は組織的に敵を押し返しており、一定の成功を収めている」と述べ、さらにウクライナ軍が27日に制圧を主張した南東部の村を挙げ、「特にドネツク州のスタロマイオルスケを奪還し、陣地を固めているところだ」とした。
タルナフスキー准将が指揮する地域には激しい戦闘が進行中だというドネツク、ザポリージャ両州の南部が含まれている。 |
2023.07.29 09:50 (19:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 28 2023 |
<2308-072905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月28日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃し、7月28日にバクムットの近くで前進したと伝えられている。
黒海でのロシア海軍の態勢は、海上封鎖を宣言することなく、ウクライナの港に事実上の封鎖をしようとしている可能性がある。
ロシア軍は7月28日にバクムット近くのスヴァトベ~クレミンナの線とドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
ウクライナ軍は7月28日に少なくとも3正面で反撃し、バクムット近くのスヴァトーヴェ~クレミンナの線と、ドネツク州とザポリージャ州の州境で前進したと伝えられている。 |
2023.07.29 05:14 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア南部上空にウクライナのミサイル、サマラの石油精製所で爆発 |
<2308-072902>
ロシア軍が28日、ウクライナとの国境に近いロシア南部ロストフ州のタガンログの上空でウクライナのミサイルを迎撃したと発表した。 ミサイルの破片が民間人が負傷し、建物を損壊したとしている。
【Taganrog の位置 (Google Map)】
同州のゴルベフ知事によると、博物館のほかカフェが被害を受け、住宅の窓ガラスも吹き飛んだ。 9人が負傷して病院に搬送されたが、死者は出ていないという。
この件に関してウクライナは今のところ反応していない。
これとは別に、ロシア南西部サマラ州の州都サマラで、国営石油企業Rosneft社が保有する石油精製所で爆発が発生した。 爆発は爆弾によるものとの見られる。 大きな被害はなく、死傷者も出ていないという。 TASS通信は、爆発に関与したと疑われる人物が拘束されたと報じた。
【Camapa の位置 (Google Map)】 |
2023.07.28 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 27 2023 |
<2308-072807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月27日の戦況 =
ウクライナ軍は7月27日に少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で戦果を上げたが、ザポリージャ州西部のオリヒフの南で機械化部隊による攻撃は続けていないようである。
米国当局者は、ザポリージャ州西部でのウクライナの反撃作戦の7月26日の増加は、ウクライナの重要な作戦の一部であるとすることに慎重な見方を示した。
ロシアは、7月26日から27日にかけて、オデッサ州とウクライナ後方地域のウクライナの港湾インフラに対して打撃した。
ロシア軍は7月27日にクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線、バクムット、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃したが、確認された前進はなかった。
ウクライナ軍は7月27日、バクムットの南、ザポリージャ州のドネツク州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。 |
2023.07.28 08:30 |
Forbes (Yahoo) |
クリミアのロシア軍補修拠点をウクライナのSu-24が巡航ミサイルで叩く |
<2308-072805>
ウクライナ南部クリミア半島の北部ジャンコイから南へ1.5キロメートルほど下ったノボステプネという場所に、ロシア軍の車両置き場(車廠)があり、ウクライナ南部で戦闘を行っているロシア軍部隊は、損傷した車両をここに送って修理している。
【Dzhankoi の位置 (Google Map)】
ロシアの複数の情報筋によると、24日にこの車廠がウクライナ空軍のSu-24から発射されたStorm Shadow 1発による攻撃を受けたが、どのくらいの数の車両があったのかは定かではなく、何両が破壊されたのかも不明である。 |
2023.07.28 07:00 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ドネツク州の集落を奪還 大統領がビデオ公開 |
<2308-072802>
ウクライナのゼレンスキー大統領が27日、東部ドネツク州のスタロマイオルスケ村をロシア軍から奪還したと表明するウクライナ軍兵士のビデオを公開した。 ビデオではウクライナ軍兵士が第35旅団と領土防衛部隊が任務を果たし、スタロマイオルスケ村を解放したと語っている。
【Staromaiorske の位置 (Google Map)】
ロイタはこのビデオの位置情報を独自に確認できていない。
プーチン露大統領はこの日、南部でのウクライナ軍の攻撃が激化していると述べている。 |
2023.07.27 |
Stars & Stripes |
On southern front, Ukrainian forces aim to smash through Russian defenses |
<2308-072728>
ウクライナのマリアール国防次官が、5月にロシア軍に落とされたウクライナ東部の都市バクムットの南でウクライナ軍が徐々に前進していると述べた。 市の北では、ウクライナ軍が敵の攻撃を撃退していると言う。
ゼレンスキー大統領は27日遅くにTelegramで、ウクライナの第35旅団の兵士がドネツク地域のスタロマオルスケ村を奪還したと主張している様子を示した。
ウクライナ当局は26日、ウクライナ軍がアゾフ海に達するため、南東ザポリージャ地域のオリヒフの南に前進し、ロシアが建設したクリミアへの橋を切断し、ロシア軍と装備の移動能力を制限すると述べた。
ロシアとウクライナの当局者はまた、オリヒフの南6哩にあるロボタイン周辺で激しい戦闘が起こっていると述べた。 ISWはウクライナ軍がザポリージャ州で大規模に機械化部隊を投入したとしていることから、ウクライナはロシアがオリヒフに設置した防衛線を突破したとみられる。 |
2023.07.27 23:45 |
テレ朝 News (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア防御線を突破 米シンクタンク分析 |
<2308-072727>
ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、「前線で非常に良い結果が得られた」と述べた。 詳細は明らかにされていないが、反転攻勢でウクライナ軍が大きな戦果を挙げたことを主張していると見られる。
またISWは26日、ウクライナ軍が南部のザポリージャ地域で大規模な反撃を行い、ロシア軍の防御陣地を突破したようだと指摘した。
一方、プーチン大統領は27日、ウクライナ軍はザポリージャ地域で攻撃を強化したが成功しなかったと改めて主張した。 |
2023.07.27 14:30 |
Bloomberg (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部で反転攻勢の大規模作戦に着手-米当局者 |
<2308-072715>
米当局者が軍事作戦の詳細情報であるとして匿名で、ウクライナ軍は南部で大規模作戦に着手したことを明らかにした。
ゼレンスキー大統領は26日夜、詳細は語らなかったものの、ウクライナを守る人全てに栄光あれ!前線の兵士たちはきょう素晴らしい戦果を上げたと述べ、ウクライナ軍が大掛かりな作戦を進めている可能性を裏付けた。 ロシア当局者もウクライナによる大規模攻撃を報告した。
ISWはザポリージャ州西部でウクライナ軍は高度に機甲化されて反転攻勢に乗り出し、攻撃に備えていたロシアの防御線を突破したとみられると分析した。 ただ、ウクライナ軍の攻撃と損害の規模に関するロシアの情報源の見方は分かれているため、攻撃の結果ははっきりしないと説明した。
New York Times紙は先に、匿名の米国防総省当局者2人を引用して、ウクライナが反転攻勢の猛攻を開始したと伝えていた。
ただウクライナ大使館員は匿名で、ロシアの侵攻に対する戦いでは前線のさまざまな場所で長期にわたって数多くの作戦が行われることになるとし、反転攻勢の一部を決定的な戦いと決めつけるべきではないと指摘した。 |
2023.07.27 14:16 |
時事通信 (Yahoo) |
米沿岸警備隊、パプアに展開 中国に対抗、監視強化 |
<2308-072714>
パプアニューギニア訪問中のオースティン米国防長官が27日に首都ポートモレスビーで記者会見し、米沿岸警備隊をパプアに展開すると明らかにした。
米国とパプアは5月に、米軍がパプア国内の港や空港を利用できるようにする防衛協力協定を結んだ。 米沿岸警備隊の展開もこれに基づく措置で、排他的経済水域 (EEZ) 内での漁船の違法操業などに対処する。
中国が太平洋島嶼地域で影響力を拡大していることを踏まえ、同地域での海洋活動に対する監視を強化する狙いがあるが、オースティン長官は「われわれはパプアに恒久的な軍事基地を求めるつもりはない」とも表明し、米中の覇権争いに巻き込まれることを警戒するパプアに、一定の配慮を示した。 |
2023.07.27 11:52 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、反転攻勢の主要作戦着手 ザポロジエで攻撃 米報道 |
<2308-072712>
New York Times紙が26日、反転攻勢を進めるウクライナ軍が南部ザポロジエ州で決戦を開始したと報じた。 米欧諸国から装備供与と訓練を受けた数千名規模の部隊を新たに投入し、クリミア半島奪還を視野にロシアの実効支配地域を東西に分断する狙いがある。
報道によると、ウクライナ軍は6月に東部と南部の3方面で反転攻勢を開始したが、ロシア側が防備を固めていたこともあり、大きな戦果にはつながっていないが、今回はウクライナ軍が拠点を置くオリヒウ付近に、これまで温存してきた予備戦力を投入し、大量の地雷や塹壕が張り巡らされたロシアの防御線の突破を図っている。
TASS通信によると、ロシア国防省報道官は26日、「ウクライナ軍の3個大隊が戦車部隊の増援を得て、26日朝からオリヒウ周辺で激しい攻撃を再開した」としたが、ロシア側が応戦し撃退したとしている。 交通の要衝トクマクとオリヒウの中間に位置するロボティノ付近でも、ウクライナ軍の攻撃を退けたとした。 |
2023.07.27 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 26 2023 |
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月26日の戦況 =
ウクライナ軍は7月26日にザポリージャ州西部で重要な機械化部隊による反撃を開始し、オリヒフの南にある事前に準備されたロシア陣地を突破したようである。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍の攻撃とウクライナの損失の両方の規模に関して異なる主張を展開し、ウクライナ側の実際の損失は不明確なままである。
西側とウクライナの当局者は、ロボタインへの攻撃はウクライナの反撃作戦の転換を示すと示唆した。
【Robotyne の位置 (Google Map)】
ロシア軍は7月26日の夜に主にウクライナの後部地域を狙った大規模なミサイル攻撃を実施した。
ロシアの黒海艦隊は、民間船の臨検を行うため、態勢を強化している。
ロシア軍は7月26日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線、バクムット、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ザポルジア州西部で攻撃し、前進した地域もある。
ウクライナ軍は7月26日に少なくとも3正面で反撃し、一部地域で前進した。
ウクライナ軍筋は、ロシア軍がロシア製のShahed UAVを使用し始めたと報告した。 |
2023.07.27 08:14 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ゼレンスキー氏「前線で非常に良い結果」、近く詳細公表へ |
<2308-072708>
ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、前線で非常に良い結果が得られていると述べ、近く詳細を公表する考えを示した。 大統領は反転攻勢について、自身が望むよりゆっくり進んでいると繰り返し述べていた。
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は26日の記者会見で、反転攻勢のペースが仮に十分でないとしても、膠着状態ではないとの認識を示し、「ウクライナ軍は前進している」として、前進を続けるために必要な機材と能力を確保できるよう米政府として取り組むと述べた。 |
2023.07.27 07:18 |
時事通信 (Yahoo) |
NATO、黒海で監視強化 ロシアの威圧に対抗 |
<2308-072706>
NATOが26日、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から離脱したロシアがウクライナ南部の港湾都市や穀物貯蔵施設などに攻撃を続けていることは「黒海の安定にとって大きなリスク」と批判し、黒海で対潜哨戒機やUAVを使った監視・偵察活動を強化する方針を明らかにした。
ロシアは7月17日が期限だった輸出合意の失効後、ウクライナの港湾に向かう全船舶を「潜在的に軍事物資を積んでいると見なす」と宣言し、21日には黒海で演習を行うなど、ウクライナや欧米への威嚇を強めている。 |
2023.07.27 01:08 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍が南部で前進、1700機の無人機が前線に=高官 |
<2308-072701>
ウクライナのマリャル国防次官が26日、ウクライナ軍は南部で徐々に前進していると述べた。 マリャル国防次官は、ウクライナ軍はロシア軍が占拠している南部のメリトポリやベルジャンスクで前進しているほか、東部バフムトでも反転攻勢に成功しているとし、2022年に奪還した東部リマンなどでもロシア軍の侵攻を引き続き撃退しているとした。
また、ウクライナのフェドロフ副首相は反攻支援に向け1,700機のUAVが前線に届けられるとした。 |
2023.07.26 |
Military Land |
Invasion Day 518 – Summary |
<2308-072613>
ロシア軍がロボタインの東でウクライナの車両を砲撃したとしたことから、ウクライナ軍がこの地域まで進出したことが明らかになった。
ウクライナの参謀本部からの、ロシア軍の攻撃を撃退したとの報告はない。 |
2023.07.26 21:37 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、船舶航行妨害を準備か 黒海艦隊の配置態勢変更と英 |
<2308-072611>
英国防省が26日、ウクライナ産穀物輸出合意を離脱したロシアの黒海艦隊がウクライナ封鎖の準備として、艦船の配置態勢を変更したとする分析を発表した。 ロシア哨戒艇がウクライナに向かう民間船舶の航行を妨害する任務に就く現実的な可能性があるとした。
ロシアは7月、ウクライナの港に向かう全船舶が軍事関連物資を積んでいると見なすと表明しており、穀物積み出し港があるオデッサなどへの攻撃を強めている。
ウクライナも同様の対抗措置を取ると宣言しており、黒海周辺の緊張が高まっている。 |
2023.07.26 19:35 |
日経新聞 |
「ロシア軍、黒海南部に軍艦配置」英国防省 |
<2308-072609>
英国防省が26日、ロシア軍がコルベット艦Sergei Kotovを黒海南部に配置し、ボスポラス海峡とウクライナ南部オデッサを結ぶ航路を哨戒していると発表した。
ウクライナに向かう民間船舶の拿捕を目的とする可能性があり、海域での衝突リスクが高まるとの分析を示した。 |
2023.07.26 09:20 (19:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 25 2023 |
<2308-072606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月25日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月25日に前進した。
ロシア軍は、7月24日から25日にかけて、ウクライナ後方地域でShahed UAVによる攻撃を行った。
ロシア軍は、スヴァトヴェ、クレミンナ、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ザポリージャ~ドネツク州境近くで攻撃し、スヴァトヴェ、クレミンナ、バクムットの近くで前進したと主張した。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州の州境に沿って、クレミンナ、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ザポリージャ州西部の近くで攻撃し、バクムット地域、ザポリージャ州とドネツク州の行政境界に沿った一部の地域、およびオリヒフの西で前進した。 |
2023.07.26 09:08 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナ東部で2キロ進撃と発表 |
<2308-072604>
ロシア国防省が25日、同国軍がウクライナ東部ドネツク州方面の前線で、最大2km前進したと発表した。 国防省は、同国軍がウクライナ東部リマン方面で4kmにわたる前線を最大2km押し戻したと主張し、その一環として、セルギーウカ村を制圧したとしている。
ロシア側の狙いは、ウクライナ側に対しリマン戦線の防衛に兵を割かせ、バフムートなどのロシア軍が制圧した都市への前進を断念させることにあるとみられている。 |
2023.07.26 09:00 |
Forbse (Yahoo) |
ロシア軍も反攻、ウクライナ北東部で M-55S 戦車撃破 |
<2308-072603>
ロシア軍がウクライナ軍の反攻阻止を試みている。 ロシア軍はウクライナ北東部のロシア占領下にあるスバトベのすぐ西からクレミンナ郊外まで伸びる64kmの線に沿って多方面から攻撃を仕かけた。 この結果についてISWはロシア軍が「主張する前進」と表現した。
ロシア軍による攻撃の犠牲となったのは、スロベニアから初めて供与された戦闘車両M-55S MBTとみられ、完全に損壊したようである。
スロベニアは2022年秋に、保有していたM-55S 28両すべてをウクライナに提供した。 重量36t、乗員4名のこの戦車は元々、1950年代半ばに製造されたソ連のT-55 MBTをイスラエルが1990年代に改良したものである。 M-55Sはアクティブ装甲が追加されているが防御力は低いものの、英国製の105mm砲とイスラエル製の優れた火器管制装置を備えている。 |
2023.07.26 06:35 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進 |
<2308-072602>
ウクライナの当局者らが25日、ウクライナ東部バフムートで南側にいるロシア軍が大きな損失を被り、ウクライナ軍の激しい砲撃を受けて後退したようだと明らかにした。
ロシア人の軍事ブロガーも同様の見解を伝えている。
ウクライナ軍東部方面軍報道官は同日、アンドリーウカ村近くでのウクライナ軍の前進について、バフムートを包囲してロシア軍を追い出すという計画の一環だと説明した。 |
2023.07.25 20:19 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナの無人機攻撃、黒海で撃退 ロシア国防省 |
<2308-072512>
ロシア国防省が25日、黒海で哨戒艇Sergei Kotovに対し夜間に行われたUAV 2機による攻撃を撃退したと発表した。
この発表によると、哨戒艇が配置されていた位置は、セバストポリ南西370km付近で、Sergei Kotovは1kmまで迫っていたウクライナ側のUAVを通常兵器で破壊し、任務を継続しているという。 |
2023.07.25 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 24 2023 |
<2308-072507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月24日の戦況 =
ウクライナ軍が7月24日、モスクワのロシア国防省付近でUAV攻撃を行った可能性が高い。
ウクライナ軍は占領下のクリミアにあるロシアの軍事施設を攻撃し、7月24日に一時的にクリミア経由のロシア兵站を混乱させた可能性がある。
ロシアは、7月23~24日にかけて、オデッサ州のウクライナの港湾インフラに対してUAV攻撃を実施した。
ウクライナ軍は7月24日に少なくとも3正面で反撃し、一部でで前進したと伝えられている。
ロシア軍は、クピャンスクt~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、クレミンナの南で僅かに戦果を挙げた。
ウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線及び、バクムット地域で攻撃し、バクムット地域で前進したと伝えられている。
ロシア軍はドネツク州西部で攻撃したが、確認または主張された戦果は得られなかった。
ウクライナ軍はドネツク州西部とザポリージャ州西部で攻撃し、オリヒウ地域で前進したと伝えられている。 |
2023.07.24 |
Military Land (Yahoo) |
Invasion Day 516 – Summary |
<2308-072416>
ザポリーシャ正面
ロシア軍のUAVがロボタイン集落の北東で、ウクライナ軍のBradley IFVに対し攻撃していることから、ウクライナ軍がこの地域で前進していることが窺える。
ウクライナ軍参謀本部発表
特になし |
2023.07.24 20:49 |
AFP=時事 (Yahoo) |
モスクワ無人機攻撃、ウクライナ軍の「特殊作戦」 国防筋 |
<2308-072415>
ウクライナの国防筋がAFPに24日、ロシアの首都モスクワで同日に発生したUAV攻撃について、ウクライナ軍情報機関による特殊作戦だったことを明らかにした。
ウクライナはこの前日、港湾都市オデーサへのロシアによるミサイル攻撃を受け報復するとしていた。 |
2023.07.24 18:43 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南・東部でさらに16平方キロ奪還 |
<2308-072413>
ウクライナのマリャル国防次官が24日にTV放送されたコメントで、ウクライナ軍が先週、先週南部で12.6㎢、バフムート一帯で4㎢、合わせて16㎢の領土を新たに奪還したと発表した。
マリャル次官によると、ロシア軍が東部ハルキウ州クピャンスク一帯で、ウクライナ軍部隊をオスキル川の対岸へ押し戻そうと攻撃を仕掛けているという。
【Kupiansk の位置 (Google Map)】 |
2023.07.24 15:23 |
共同通信 (Yahoo) |
無人機攻撃でクリミアの弾薬庫被害とロシア |
<2308-072410>
ロシアがウクライナ南部クリミア半島に創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長が24日、半島北部ジャンコイの弾薬庫がUAVによる攻撃を受け被害を受けたと明らかにした。
一方UAV 11機を迎撃したとしている。
【Dzhankoi の位置 (Google Map)】 |
2023.07.24 14:02 |
CNN (Yahoo) |
モスクワにドローン攻撃、大きな被害なし 市長が発表 |
<2308-072406>
モスクワのソビャーニン市長がTelegramを通し、市内の非居住用建物2棟が24日04:00頃にUAVによる攻撃を受けたと発表した。 建物に大きな被害はなく、死傷者も出ていないという。
国営TASS通信は、UAV 1機が高層のオフィスビルに命中したと報じた。 さらに24日朝に市内の路上でUAVの残骸が見つかり、道路が閉鎖されているが、死傷者の報告はないと報じた。
CNNは報道の内容を独自に確認できていない。
モスクワでは5月にもUAV攻撃があり、建物2棟が損壊し2人が負傷したが、ウクライナは直接の関与を否定した。 ウクライナ軍がロシア本土への攻撃を公に認めたことはほとんどない。 |
2023.07.24 11:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシア軍の旧式歩兵戦闘車、わずか数日で18両が撃破される |
<2308-072405>
OSINTサイトOryxのアナリストは19日、これまでに破壊されたBMP-1の集計結果を発表した。 それによるとロシア軍はウクライナ南部などでの最近の激戦で、1日あるいは数日間にBMP-1 IFVを少なくとも18両失った。 BMP-1は1960年代に開発された旧型だが18両の損失は大きい。
ウクライナ側に最近生じた最大級の損失は、6月8日に南部ザポリージャ州で地雷原突破を試みた際に起きたが、この時に遺棄を余儀なくされたM2 Bradlry IFVは17両で、ウクライナは後に、地雷原迂回と地雷の除去に成功し、M2の多くを含む損傷車両を回収できるようになった。
ロシア側は砲撃によって押しつぶされ、爆発物を搭載したUAVによって内側から破壊され、地雷によって突き上げられた、完全に破壊されていて回収できる状況にない。 |
2023.07.24 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 23 2023 |
<2308-072403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月23日の戦況 =
ウクライナ軍は7月23日に少なくとも3正面で反撃し前進した。
ロシア軍は7月22日から23日にかけて、オデッサ市の港湾インフラと市内中心部をミサイル攻撃し、民間地域に深刻な被害を与えた。
ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で攻撃を続け、戦術的に重要な戦果を挙げたと伝えられている。
ウクライナ軍は、スヴァトーヴェ~クレミンナの線とバクムット地域で反撃を続け、バクムット近郊で戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市で攻撃を続けたが前進しなかった。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で反撃を継続し前進した。
ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で小規模な攻撃を実施した。 |
2023.07.23 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 22 2023 |
<2308-072301>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月22日の戦況 =
ウクライナ軍は7月22日に少なくとも3正面で反撃を続けた。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナの反撃作戦はまもなくテンポを速める可能性があり、反撃作戦の遅れは物資が限られていることに一部起因していると述べた。
ウクライナ当局は7月22日、クリミアのロシアの石油貯蔵所と弾薬庫を攻撃するなどのウクライナの阻止作戦は、ロシアの兵站と対砲兵戦能力を低下させており、ウクライナを有利にしている可能性が高いと述べた。
ウクライナ南部のウクライナの海運と農業インフラに対するロシアの打撃は沈静化しているか、一時的である可能性がある。
ウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線とバクムット地域で攻撃したが戦果を挙げていない。
ロシア軍は、クピャンスクとバクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、クピャンスク地域で前進したと主張した。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で攻撃したが前進していない。
ロシア軍はドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃したが、確認または主張された前進は行われなかった。 |
2023.07.22 21:01 |
朝日新聞 (Yahoo) |
クリミアで弾薬庫爆発、半径5キロの住民避難 ウクライナ攻撃認める |
<2308-072213>
ウクライナ南部クリミア半島で首長を名乗る親露派幹部アクショノフ氏が22日、ウクライナ軍がクリミアをUAVで攻撃し、弾薬庫が爆発したとSNSに投稿した。 アクショノフ氏は、クリミア中央部のクラスノフバルジースキー地区の弾薬庫が攻撃によって爆発したが、大きな損害や負傷者は確認されていないとし、半径5km以内の住民の避難と鉄道の運行停止を決めたという。
【Krasnogvardeysk の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍戦略広報局もSNSで「石油施設と弾薬庫を破壊した」と述べ、攻撃を認めた。
ロシアが軍事拠点化したクリミアをめぐっては、17日にクリミア橋で爆発があり、19日にも弾薬庫が爆発した。 |
2023.07.22 10:00 (20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 21 2023 |
<2308-072209>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月21日の戦況 =
ウクライナ軍は7月21日に少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で戦果を挙げた。
ロシア軍がクピャンスク、クレミンナ、バクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、クピャンスクとクレミンナ地域で前進したと伝えられている。
ウクライナ軍は、バクムット地域、およびクピャンスク-スヴァトーヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカドネツク市の線で反撃し、バクムット地域で前進した。
ロシア軍は、ドネツク州西部、ドネツク西部~ザポリージャ州東部、オリヒフ南部で小規模な攻撃を実施し、オリヒフの南に前進したと伝えられている。
ウクライナ軍は、ドネツク西部~ザポリージャ州東部地域とザポリージャ州西部で反し、ドネツク西部~ザポリージャ州東部地域で戦果を挙げた。 |
2023.07.21 20:10 |
朝日新聞 (Yahoo) |
食料輸出協定離脱のロシア、黒海で拿捕やミサイル発射の演習 |
<2308-072121>
ロシア国防省が21日、黒海艦隊が黒海で演習を行ったとしSNSで動画を公開した。 InterFax通信によると、演習では艦隊の船舶と航空機が合同演習を行い、航行禁止海域に侵入した船を拿捕する訓練も行ったという。
黒海北西部の演習場ではASCMの発射訓練を行い、標的船に命中させたとした。 |
2023.07.21 18:21 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、ロシア非難せず ウクライナの総領事館被害 |
<2308-072119>
ウクライナ南部オデッサの中国総領事館が20日にロシア軍の攻撃で一部が損壊したが、中国外務省副報道局長は21日の記者会見で、ロシアを非難しないのか問われたのに対し、「関係部門との意思疎通を保っている」などと述べるにとどめて批判を避け中露の蜜月関係を優先した。 |
2023.07.21 09:50 (19:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 20 2023 |
<2308-072108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月20日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月20日に前進したと伝えられている。
Wagnerv Gp.はウクライナで80%の死傷者率と28%の戦死率に苦しんでいると伝えられている。
ロシア軍は7月20日の時点で、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続け、クピャンスク~スヴァトベ-クレミンナ線を前進した。
ウクライナ軍は、クピャンスク東方、クレミンナ近郊、バクムット近郊、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続け、7月20日にバクムット近郊で戦果を上げた。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャの州境、オリヒウ南部のヴフレダール近郊で攻撃を継続し、7月20日にドネツク西部とザポリージャ州東部、ザポリージャ州西部で僅かながら領土を奪還した。
ロシア軍は7月20日、ドネツク州とザポリージャ州の州境にあるウクライナ軍陣地への攻撃に失敗した。 |
2023.07.21 06:12 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ザポロジエ原発施設屋根への調査まだ許可せず= IAEA |
<2308-072106>
国際原子力機関 (IAEA) が20日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所について、爆発物などが仕掛けられていないか確認するために立ち入りが必要とした施設の屋根などへの立ち入り調査をロシアがまだ承認していないと明らかにした。
IAEAはこの日、約1週間ぶりに声明を発表し、「IAEAの専門家はこの1週間、ザポロジエ原発で追加調査を行ったが、これまでのところ軍事用の重装備のほか、爆発物や地雷は確認されていない」としたが、原子炉の建屋の屋根への立ち入り調査は許可を待っている状態だとした。 |
2023.07.21 01:48 |
Ukrinform |
ウクライナ空軍、ロシア軍使用のミサイル「オニクス」が撃墜困難な理由を説明 |
<2308-072103>
ウクライナ空軍司令部報道官が20日にTV番組で、ロシア軍がウクライナ南部攻撃にて使用しているOnix CMは高速かつ低空で飛来するため、ウクライナの保有する防空システムでは撃墜が困難だと発言した。
同報道官はOnixについて、対艦用でMach 2.6で飛翔し、高高度を飛翔後目標に突入する際には高度10m~15mを飛翔するため、現在ウクライナにある防空システムでは撃墜することはまず不可能だと述べた。
更にKh-555はもう製造していないのが明らかだが、Kh-101は月産100発の割で製造している。 Kh-22は古いソ連製のミサイルもあるが250発は保有していた。 だが既に150発を射耗したと述べた。 |
【註】
P-800 Onixはラムジェット推進の超音速対艦CMで、NATOコードではSS-N-26/SSC-5と呼ばれている。 また輸出仕様は Yakhont、陸上発射型はBastion、空対艦型はKh-61と呼ばれ、Bastionは北方領土への配備も報じられている。
また、Yakhontをインドと共同生産しているのがBrahMosと呼ばれ、フィリピンも採用を決めている。 |
2023.07.21 00:30 |
Kyiv Independent |
Ukraine war latest: Russian forces in Bakhmut 'semi-encircled,' says Ukrainian military commander |
<2308-072101>
ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が7月20にBBCに対し、バフムートのロシア軍を包囲しつつあると述べた。 |
2023.07.20 18:55 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ勝利を「楽観視」、ロシア軍失速 英MI6長官 |
<2308-072008>
英対外情報部 (MI6) のムーア長官が19日にプラハでの演説で、ロシア軍が戦場で失速していることなどを要因に挙げ、ウクライナがロシアに勝利するとの楽観的に判断していることを明らかにした。 長官は「ウクライナが1ヵ月で奪還した領土は、ロシアが1年で占領した地域より多い」と指摘し、「ロシア軍が弾みを取り戻す見通しはほとんどないようにみられる」と述べた。
ただ、ウクライナは6月に踏み切った反転攻勢は一部に出ていた見立てより厳しい局面にあり、ロシア軍の防御線の突破は数十㌔でなく数百㍍単位で測られる前進となっている。 |
2023.07.20 10:50 (20:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 19 2023 |
<2308-072003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月19日の戦況 =
ロシア軍が7月19日に、ウクライナ南部の港湾と穀物インフラに対して大規模なミサイルとUAVの攻撃を開始し、ウクライナの穀物輸出を妨げようとしている。
南アフリカ大統領府は、プーチン大統領が8月にヨハネスブルグで開催されるBRICSサミットに出席しないと発表した。
クリミア南東部の占領下のキロフスキー・ライオン(イスラム・テレク・ライオン)のロシアの訓練場での爆発により、7月19日にクリミア東部とセヴァストポリを結ぶタブリダ高速道路のロシアによる使用が中断された。
【Kirovskyi Raion (Islam Terek Raion) の位置 (Googlr Map)】 |
【註】
ロシア軍の弾薬集積地などが攻撃されたKirovskyiの場所は、7月19日に2308-071914で示したKirovskeとは別の場所であることが分かった。 |
ウクライナ軍は7月19日に前線の少なくとも3正面で反撃し、これらの地域で戦果を挙げた。
ウクライナ軍は、クピャンスク地域、クレミンナ近郊、バクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の戦で攻撃し、バクムットの近くで戦果を挙げた。
ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市の戦、およびドネツク西部~ザポリージャ州東部地域で攻撃を続け、アウディーイウカ~ドネツィク市の線で僅かに戦果を挙げ、ドネツク西部~ザポリージャ州東部地域では僅かに前進したと伝えられた。
ウクライナ軍は、ドネツク西部~ザポリージャ東部地域とザポリージャ州西部で反撃し、両正面で戦果を挙げたと伝えられている。
ウクライナのクリミアを拠点とするパルチザン組織Ateshが、7月14日に占領下のヘルソン州でロシア軍の車両縦隊に対する攻撃に成功した。 |
2023.07.19 23:43 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる |
<2308-071918>
ウクライナのソルスキー農業政策食料相が19日、オデーサ州のチョルノモルスク港が夜間にロシアの攻撃を受け、穀物輸出施設が大きな被害を受けたほか、貯蔵されていた大量の穀物が失われたと明らかにした。
【Chornomorske の位置 (Googlr Map)】
ソルスキー農業相によると、夜間の空爆で失った穀物の量は60,000tで、黒海穀物輸出合意のもと60日前に出荷されるべき穀物だったという。 またウクライナ最大のヒマワリ油生産輸出業者の施設などが大きな被害を受けたという。
ウクライナは、ロシアによる港湾施設への空爆は意図的で計画的なものだと非難している。
被害を受けた施設の完全な修復には少なくとも1年かかるとし、穀物輸出施設に対するロシアの攻撃は 「ウクライナに対するものではなく、全世界に対するテロ行為だ。 世界の食料安全保障が再び危険にさらされている」と非難した。 |
2023.07.19 22:05 |
産経新聞 (Yahoo) |
クリミアの露演習場で火災 ウクライナ、攻撃認める |
<2308-071917>
ウクライナ南部クリミア半島のアクショノフ首長が19日、同日早朝にクリミア東部の演習場で火災が起き、近隣住民2,000人超を避難させる計画だとSNSで発表した。
一方、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は同日SNSに、クリミアでの作戦が成功したと投稿し、ウクライナによる攻撃だったことを認め、露軍は大損害を受けたが隠しているとも指摘した。 |
2023.07.19 20:23 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍施設で「武器庫」の爆発続く クリミア |
<2308-071914>
ウクライナ南部クリミア半島にあるロシア軍施設で火災が発生し、武器庫とされる建物で大規模な爆発が続いた。 SNSに投稿された動画には、クリミア半島東部キロフスク郡の施設で爆発が次々と起きる様子が映っている。
【Kirovske の位置 (Googlr Map)】
Telegramの有力チャンネルGray Zoneは、ウクライナ軍がStorm Shadowで攻撃した可能性を示唆したが、公式の裏付けはない。 クリミアのウクライナ人らによる地下組織Ateshは火災発生を歓迎する一方、責任を否定した。 Telegramのロシア軍系チャンネルRybarは、04:00頃に最初の爆発音が聞こえたと報告した。
ロシア国営TASS通信によると、爆発音は6時間後になっても続いた。 クリミア議会のトップはロシア国営メディアに、完全な鎮火までには2日かかる可能性があると述べた。 |
2023.07.19 16:36 |
FNN Prime (Yahoo) |
ロシア軍施設で爆発・火災 クリミア「住民2000人が避難」 |
<2308-071910>
ウクライナのクリミア半島にあるロシア軍の弾薬庫が爆発し火災が起きた。 実効支配しているロシア側の事実上の知事などによると、クリミア半島東部で19日早朝、弾薬を保管していた倉庫が爆発し激しく炎上した。
この爆発により「4つの集落の住民2,000人以上が避難することになっている」としている。 |
2023.07.19 09:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 18 2023 |
<2308-071908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月18日の戦況 =
7月18日のケルチ海峡橋攻撃は、ウクライナ南部ロシア軍の兵站に直ちに影響を及ぼしている可能性がある。
ロシア軍は、表面上ケルチ海峡橋攻撃に対する報復として、ウクライナ南部のウクライナ軍施設を打撃した。
ウクライナ軍は、ロシアの攻撃増加に対し少なくとも3正面で反撃し、7月18日にハリコフ州とルハンシク州の州境での戦果を主張した。
Telegraphは、ベラルーシのルカシェンコ大統領とベラルーシ当局がウクライナの子供たちの強制連行に積極的に関与していると結論付けた。
ロシア軍は、クレミンナ南西のクピャンスク~スヴァトベの線と、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市で攻撃を継続したが、全ての正面で僅かに占領地を拡大しただけだった。
ウクライナ軍はバクムット周辺で反撃を続け、バクムットの北に前進した。
ウクライナ軍は、ドネツク西部~ザポリージャ東部とザポリージャ州西部で反撃し、僅かに前進したと伝えられている。
ロシア軍はドネツク西部~ザポリージャ州東部で小規模な攻撃を実施し、ザポリージャ州西部で僅かに前進した。 |
2023.07.19 07:50 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ反攻、徐々に前進 南部の集落で戦闘開始 |
<2308-071907>
ウクライナ国防省広報官が18日、東部ドネツク州西部の集落スタロマイオルスコエまでウクライナ軍が到達し、露軍と市街戦を開始したと明らかにした。 ISWも16日、ウクライナ軍がスタロマイオルスコエ周辺で一定の前進に成功したと分析していた。
【Staromayorske の位置 (Goole Map)】
同集落は反攻の主軸の一つである南部ザポロジエ州方面に位置しており、ウクライナ軍が徐々にだが着実に前進していることが示された。 |
2023.07.19 06:12 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ北東部、ロシアは前進と表明 主張に大きな相違 |
<2308-071904>
ウクライナ北東部の戦況について18日、ロシアは軍が前進していると表明した一方、ウクライナは北東部で主導権を握ったと発表した。
ロシア国防省報道官は、ロシア軍は北東部ハリコフ州の重要な鉄道分岐点であるクピャンスク方面に向けて最大2km前進したと表明した。
一方、ウクライナのマリャル国防次官は、この地域の主導権はウクライナ軍に移ったとし「ロシア軍のクピャンスク方面への攻勢は、現時点では成功していない。 戦闘は続いているが、ウクライナ軍が主導権を握っている」と述べた。
双方の主張が大きく食い違う中、ロイタは独自に戦況を確認できていない。 |
2023.07.18 19:45 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシアがクリミア橋攻撃で「報復」 |
<2308-071815>
ロシア国防省が18日、クリミア橋が17日未明に受けた攻撃に対する報復だとして、南部オデッサの軍事関連施設などにミサイル攻撃を行ったと発表した。
これに対し、ウクライナ空軍は18日、露軍が発射したミサイル6発を全て撃墜したと発表し、撃墜時の破片で1名が負傷したとした。 |
2023.07.18 15:57 |
共同通信 (Yahoo) |
クリミアに無人機28機攻撃とロシア国防省 |
<2308-071812>
ロシア国防省が18日、クリミア半島で18日未明にUAV 28機による攻撃があり、いずれも撃退したと発表した。
17日にはクリミアとロシア本土を結ぶ橋が攻撃を受けていた。 |
2023.07.18 13:47 |
AP News (Yahoo) |
ウクライナ版シールズの登場 ドニプロ川でロシア軍を攻撃 |
<2308-071809>
ウクライナ特殊作戦軍が7月13日、隷下の特殊部隊の高速艇が南部へルソン州のドニプロ河で、ロシア軍監視所がある中洲を攻撃する映像をfacebookに投稿した。 攻撃に参加したのは、特殊作戦軍隷下の第73海軍特殊作戦センターの通称Sealsと呼ばれる特殊部隊で、ドニプロ河の中洲をUAVで偵察中にロシア兵を発見した。
この場所が妨害電波発信源である可能性が高いことから、2隻の高速艇で夜中の内に中洲に接近し、夜明けを待って攻撃することになり、攻撃の様子は、自軍のUAVやその他の通信手段を使って、遠隔地から監視調整されたという。
攻撃に投入されたのは、米国から供与された10隻のWillard Sea Horse特殊艇の2隻に分乗した、完全装備の特殊部隊員20人で、この高速艇には古野電気製の航法装置を搭載している他、前方に7.62mm機関銃を装備している。
この作戦でSealsの高速艇はロシア軍監視所から、15~20mの至近距離に接近し、水上から機銃掃射した。 ロシア軍の砲撃を受けたが、損害はなかった。 |
2023.07.18 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 17 2023 |
<2308-071805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月17日の戦況 =
ウクライナ軍は、ハリコフ州~ルハンシク州の州境でロシアの攻撃が増加したことを背景に、7月17日に少なくとも3正面で反撃を継続した。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーブの線で積極的に攻撃し、わずかな戦果を挙げた可能性がある。
ロシア軍は、クレミンナの南西と南、バクムット周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続けた。
ウクライナ軍はバクムット地域で反撃を継続し、ドネツクとザポリージャの州境近くで前進した。
ロシア軍はドネツク州西部で小規模な反撃を行った。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部のオリヒフ地域で攻撃に失敗したと主張した。
ロシア反体制メディアのVerstkaは、ロシア当局が戦争の開始以来、少なくとも8名のロシア軍司令官を再任せずに解任されたと報告したが、これはISWの見方とほぼ一致している。 |
2023.07.18 09:51 |
CNN (Yahoo) |
ロシア、クピャンスク一帯に兵士10万人余を集結 ウクライナ軍報道官 |
<2308-071804>
ウクライナ東部方面軍報道官が17日、ロシアが10万名あまりをハルキウ州クピャンスク一帯に集結させ、ウクライナの守備の突破を図っていると明らかにした。
【Kupiansk の位置 (Google Map)】
報道官は「敵はリマン~クピャンスク方面に非常に強力な部隊を集結させ、人員10万超、戦車900両超、MRL 370基超を投入している」とし、空挺部隊や自動車化部隊のほか、追加支援として戦闘予備役兵や領土部隊、ストームZ中隊も動員されていると明らかにした。 |
【註】
ネット情報によるとストームZ中隊とは「特に複雑な戦闘任務の遂行に際して即時作戦的に使用するため、通常の陸軍軍団単位構造の外に一時的に創設される独立した合同戦術複合武器中隊」と定義している。
Storm Z中隊(100名)の編成は以下の通りという。
・中隊本部
・捕獲隊(10名)× 4
・火力支援隊(10名)× 4
・戦闘工学班(5名)
・偵察班(8名) |
2023.07.18 00:01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、黒海の航行安全保証取り消し 国際海事機関に通達 |
<2308-071801>
ロシア大統領府が17日、黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させることを主な目的とする国際合意「黒海イニシアティブ」への参加を一時停止したと発表した。 TASS通信は、ロシアの国連当局者がこの日、参加停止の決定は最終的なもので、これ以上の協議は予定されていないと述べたと報じている。
ロシアは国連の専門機関である国際海事機関 (IMO) に対し、黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させることを主な目的とする国際合意「黒海イニシアティブ」への参加をロシアが停止したことを受け、ロシアによる黒海での航行安全保証が取り消されると通達した。
ロイターが入手したロシアのIMO宛ての書簡の抜粋によると、ロシアはこのほかに、ロシアに対する攻撃が続いていることを踏まえ、ウクライナによる脅威を無力化するために必要な対策を積極的に取るとも表明した。 |
2023.07.17 23:00 |
Forbes (Yahoo) |
クリミア橋で爆発、ウクライナが無人艇で攻撃か ロシア軍の補給に影響も |
<2308-071712>
クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋で17日に爆発があったと相次いで報じられ、通行止めの措置がとられた。 ウクライナメディアのRBC Ukraineは同国保安局 (SBU) 筋の情報として、ウクライナ海軍と情報機関によるUSV攻撃だったと報じている。
ウクライナのジャーナリストらは、橋の一部が大きく損傷した様子とされる画像をtwitterで共有している。 AP通信によると、ロシア側当局は男女2人が死亡し、その娘が負傷したと発表した。
戦略的に重要であるクリミア橋は昨年10月にも、ウクライナ軍による攻撃で損傷していた。 |
2023.07.17 14:16 |
共同通信 (Yahoo) |
クリミア橋で路盤が破損、2人死亡 |
<2308-071707>
InterFax通信によると、ロシアが実効支配するクリミア半島と本土を結ぶクリミア橋で17日、路盤の一部が破損し、男女2人が死亡した。
原因は調査中という。 |
2023.07.17 12:52 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
クリミア大橋で複数回の爆発音、一部損傷し通行止め…首長は SNS に「緊急事態発生」 |
<2308-071704>
TASS通信などによると、クリミアと露本土を結ぶ全長19kmのクリミア大橋の一部が17日に損傷し通行止めになった。 地元メディアは17日03:00過ぎに橋で複数回の爆発音が聞こえたと報じている。
ロシアが任命したクリミアの「首長」はSNSに17日、大橋の一部で「緊急事態が発生した」と投稿した。 クリミア大橋はウクライナに侵略する露軍の重要な補給ルートで、2022年10月に爆発が発生している。 ウクライナの国防次官は8日、2022年10月の爆発にウクライナ軍が何らかの形で関与したことを認めている。
露国防省は、ウクライナ軍が7月9日にクリミア大橋の破壊を狙ってミサイルを発射し、露軍が着弾を阻止したと発表した。 |
2023.07.17 10:55 (20:55 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 16 2023 |
<2308-071702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月16日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃したが、限られた戦果しか得られなかったと伝えられている。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーブの線で攻撃したが前進は確認されなかった。
ロシア軍はクレミンナの近くで攻撃を続け前進した。
ウクライナ軍は引き続き、占領下のルハンシク州のロシア軍後方を攻撃している。
ウクライナ軍はバクムットの近くで反撃を続け、前進したと伝えられている。
ロシアとウクライナの情報筋は、一部のチェチェン軍がバクムット地域に配置されたことを確認した。
ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続けたが前進しなかった。
ウクライナ軍は、ドネツクとザポリージャの州境で反撃したが、僅かな戦果しか得られなかった。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃したが、この地域での前進は確認されなかった。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸で活動を続けているが、ロシアもウクライナも前進していないとした。
ロシア当局は、ウクライナ軍が7月15日から16日にかけて、セヴァストポリ近くの黒海で無差別のUAV及びUSV攻撃を行ったと非難した。
Lancet遊弋弾を生産しているロシアのZalo Aero Groupが、自動照準装置を備えた新世代UAVの生産と、海外での生産を拡大する方針を発表した。
Wagner部隊は、ロシア・ベラルーシ連合部隊に統合されと伝えられた。 |
2023.07.16 10:00 (20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 15 2023 |
<2308-071603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月15日の戦況 =
ロシアの情報筋は7月15日、ロシア軍司令部が第106親衛空挺師団師団長のセリバーストフ少将を解任したと報じた。
セリバーストフ少将の解任は、ロシア軍司令部による粛清の一環である可能性があり、ウクライナにおけるロシアの指揮系統の腐敗が加速している可能性がある。
ウクライナ軍は7月15日に前線の少なくとも3正面で反撃したが僅かな戦果しか得られなかったと伝えられている。
ロシア軍がスヴァトーブの近くで攻撃し、ある程度占領地を拡大した。
ウクライナ軍はバクムットの南側で僅かに前進したが、ロシアの情報筋はロシア軍がバクムット南北の側面で僅かに前進をしたと伝えられている。
ロシア軍はドネツク市~アウディーイウカの線で小規模な攻撃を続けたが、占領地の拡大はなかった。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で反撃を続けたが、僅かな戦果しか挙げられなかったと伝えられている。
ウクライナ軍は反撃を続け、ザポリージャ州西部で僅かに前進をしたと伝えられている。 |
2023.07.16 06:28 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ、兵器2割損失 クラスター弾で反攻加速へ |
<2308-071601>
New york Times紙が15日、ロシアの侵攻を受けるウクライナが大規模な反転攻勢の開始から2週間で、前線に投入したMBTやAPCなどの兵器のうち最大2割を失ったと報じた。 同紙によると、6月にウクライナ軍はLeopardを含むMBT 20両以上を失った。
戦術を変え、前進を急ぐよりも長射程ミサイルの使用などに重点を置くことで、損失率は1割程度に減ったという。 |
2023.07.15 14:17 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、進軍は「それほど迅速ではない」 反攻で苦戦 |
<2308-071507>
ウクライナ大統領府のイェルマーク長官が14日、東部と南部の領土をロシア軍から奪還する反転攻勢の進展は遅々たる歩みにとどまっていると認めた。
続けて「問題が起きそうなら、われわれは公表する。 粉飾するつもりはない」とも述べた。 |
2023.07.15 06:45 (16:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 14 2023 |
<2308-071502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月14日の戦況 =
ベラルーシ政府と独立系筋は7月14日、以前にアフリカに派遣されていたWagner Gp.の教官がベラルーシの訓練場に到着したことを確認した。
ウクライナ軍は7月14日、少なくとも3正面で反撃を継続し、一部の地域で戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍は7月14日にウクライナ全土をShahed UAVで攻撃をした。
ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で戦闘を続けた。
ウクライナ軍は攻撃を続け、バクムット周辺で前進したと伝えられている。
ウクライナ軍とロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を行った。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で反撃を続けたが、僅かな戦果しか得られなかったと伝えられた。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃を継続し、この方向では前進したと伝えられた。 |
2023.07.14 10:50 (20:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 13 2023 |
<2308-071406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月13日の戦況 =
第58混成軍の元司令官ポポフ少将が音声で、ザポリージャ州西部の最前線の問題について上官に不満を表明したとしてショイグ国防相が彼を解任したと主張した。
ウクライナ軍は7月13日、最前線の少なくとも3正面で反撃を継続し、一部の地域で戦果を挙げた。
ロシア軍は7月13日にウクライナ全土でShahed UAVによる攻撃を行った。
ロシアとウクライナの情報筋は、クレミンナの近くで陣地争奪戦を行ったとした。
ウクライナ軍はバクムット周辺を攻撃し前進したと伝えられている。
ウクライナ軍とロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦し続けている。
ウクライナ軍は、ドネツク州西部で小規模な攻撃を実施し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で反撃したと報告した。
ウクライナ軍は反撃作戦を継続し、7月13日の時点でザポリージャ州西部で若干の戦果を挙げた。 |
2023.07.14 06:00 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ワグネル、現在はウクライナで重要な役割果たさず=米国防総省 |
<2308-071402>
米国防総省のライダー報道官が13日にWagnerについて、現在はウクライナでの軍事作戦に重要な形で参加していないと明らかにした。
ロシア国防省は12日、Wagnerが保有する兵器のロシア正規軍への引き渡しが完了しつつあると明らかにしており、兵器引き渡しが事実なら、ウクライナ侵攻で大きな役割を果たしてきたWagnerが戦闘から撤退しつつあることを示すこれまでで最も具体的な動きになる。 |
2023.07.13 10:30 |
Forbes (Yahoo) |
「4倍返し」でロシアの大砲を破壊、ウクライナは砲撃戦に勝利しつつある |
<2308-071308>
ロシアがウクライナで全面戦争に乗り出してから1年5ヵ月、そしてウクライナが待望の反転攻勢を始めてから1ヵ月あまり経つなか、ウクライナ軍は重要な戦いに勝利しつつある。
戦場でどちらが勝つかは砲撃戦で決することが多いが、ウクライナがロシアに対する反攻を開始してから、戦闘車両に関しては両軍とも同程度の損害を出している一方、砲の損害は不均衡になっている。
ウクライナ軍とロシア軍はザポリージャ州とドネツク州南部で共に戦闘車両を確認できるだけで150両強失っているが、砲の損害は両軍の間で偏りがある。 観測筋によると、ウクライナの反抗開始後にロシア側が榴弾砲やロケット砲を32門破壊されているのに対して、ウクライナ側の損害は8門にとどまっている。
ロシアは開戦時に榴弾砲やロケット砲をおよそ5,000門保有し、ウクライナの保有数はその1/3だったが、1年半近くにわたって激戦が続くなかで、ロシアの砲での優位性は崩れてきている。 ウクライナ軍はこの間、ロシア軍の榴弾砲やロケット砲を600門破壊されたのに対し、破壊されたウクライナ軍の砲は200門にとどまっている。 |
2023.07.13 09:15 (19:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 12 2023 |
<2308-071307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月12日の戦況 =
ウクライナ軍は7月12日、少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍は7月12日、ウクライナ全土でShahed UAVによる攻撃を実施した。
ロシア国防省は、Wagner Gp.が武器と装備をほぼ完全に引き渡したと発表した。
ロシア軍とウクライナ軍が、クピャンスク~-スヴァトーブの線で小規模な戦闘を行ったと伝えられた。
ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナ地域で小競り合いを続けたが、ロシア軍は僅かな戦果しか得られなかったと伝えられている。
ウクライナ軍はバクムット地域で反撃を続けた。
ロシア軍とウクライナ軍が、アウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク州西部で小規模な攻撃を行ったと主張した。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州の州境で反撃を続けた。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州西部で機械化突撃部隊による小規模な作戦を続けた。 |
2023.07.12 13:08 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部バフムート周辺で「前進」 |
<2308-071209>
ウクライナ軍は東部バフムート周辺で、さらに前進したと発表した。 ウクライナ軍第3独立強襲旅団は、ロシア軍第83空中襲撃旅団の部隊をバフムート近郊で撃破し、さらに1km余りの領土を奪還したと述べた。 ウクライナ軍の前進によってバフムート周辺の高台を制圧し、同市を砲撃の範囲内に収めたという。 ウクライナ軍当局者はロシア軍をバフムート市内に閉じ込め、南側と北側で陣地を確保することが目的だと述べた。
一方ロシア側は、さらに東部に位置するリマン市周辺での戦果を主張している。 ロシア国防省は、砲撃によってリマン周辺でM777榴弾砲を破壊したと述べた。 |
2023.07.12 10:15 (20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 11 2023 |
<2308-071206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月11日の戦況 =
ウクライナ軍は7月11日に少なくとも3正面で反撃し、一部で戦果を挙げた。
占領下のザポリージャ州ベルジャンシクにあるロシア軍第58諸兵科連合軍 (CAA) の指揮所に対するウクライナのStorm Sahdowによる攻撃で、ロシア南方軍管区副司令官のオレグツォコフ中将が戦死したと伝えられた。
ロシア軍参謀総長のゲラシモフ上級大将が、ザポリージャ州西部でウクライナの反撃が続く中での部隊交代について懸念を表明した第58CAA司令官ポポフ少将を解任したと伝えられた。
ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で攻撃し、占領地を拡大した。
ウクライナ軍は、バクムットの北部と南部の郊外で反撃を続けた。
ロシア軍は、ドネツク市~アウディーイウカにあるウクライナ陣地への攻撃を開始した。
ロシア軍とウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州間の州境に沿って交戦を続けた。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州西部オリヒフの南で反撃を続けた。 |
2023.07.12 08:43 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍指揮官がウクライナで死亡の報道 これまでで最も高位の将官か |
<2308-071205>
ロシア軍のツォコフ中将がウクライナで戦死したと報じられていることがわかった。 ウクライナで死亡した将官としては最も高位の人物のひとりとみられる。 Telegramのロシア人チャンネルMilitary Informerは、ベルジャンスク近くの第58陸軍予備軍指揮所へのStorm Shadowによる攻撃で、南部軍管区副司令官のツォコフ中将が戦死したと載せた。
独立系アナリストやCNN独自の集計によると、侵攻開始以来の戦闘で、ロシア軍は10名の将官を失っている。
ウクライナ当局者は、ベルジャンスクにあるロシア軍本拠地へのミサイル攻撃でツォコフ中将が死亡したと明らかにしたが、CNNはツォコフ中将の死亡を確認できていない。 |
2023.07.12 07:46 |
産経新聞 (Yahoo) |
「ウクライナ軍の反攻失敗」「死傷2万6千人超」 ロシア国防相、クラスター弾使用にも言及 |
<2308-071203>
露国防省が、ショイグ露国防相11日にウクライナ軍が反攻を開始した6月上旬以降の約5週間で26,000人以上の死傷者を出し、戦車など3,000点以上の兵器を失ったとし、「反攻はどの方面でも目標を達成していない」と主張したと発表した。
ショイグ国防相はまた、米国がウクライナへの供与を発表したクラスター弾について、実際に供与されればロシアも使うと警告した。 |
2023.07.11 12:11 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ワグネル、反乱時にロシア核兵器貯蔵基地に接近か |
<2308-071111>
Wagnerが6月24日の反乱でモスクワへ向けて北上していた際、複数の車両が東へ外れてボロネジ州の核兵器貯蔵基地Voronezh 45の方向に向かったことが、インターネットに投稿された動画や現地住民の話で明らかになった。
ワグネル車両の軌跡は同基地から100kmの地点で途絶え、ロイタはその後に何が起きたのかを確認できなかったが、ウクライナのブダノフ国防省情報総局長はロイタの単独取材で、Wagner戦闘員はその後も前進し、核兵器貯蔵基地の核兵器貯蔵施設門前まで到達したものの、門が閉ざされていたため中に入れなかったと話した。 Wagnerの意図は、反乱の勝算を高めるために旧ソ連時代の小型核兵器を抑えることだったと説明した。
ロシアの占領下にあるウクライナ東部の消息筋は、この事態をロシア政府は憂慮し、ベラルーシのルカシェンコ大統領を仲介役とする反乱終結を後押しする要因になったと述べた。
西側の当局者らは、ロシア軍が貯蔵する核兵器が反乱の際に危険にさらされることはなかったと繰り返し述べている。 |
2023.07.11 11:49 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ、バフムート周辺の高地奪還と発表 |
<2308-071110>
ウクライナのマリャル国防次官が10日にtelegramで、反転攻勢を進めるウクライナ軍がバフムート周辺の主要な高地を奪還したことを明らかにした。 |
2023.07.11 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 10 2023 |
<2308-071105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月10日の戦況 =
ウクライナ軍は7月10日に少なくとも3正面で反撃した。
チェチェン共和国のカディロフ首長はアフマト特殊部隊がバクムット方面に配置されたと主張したが、地元のウクライナ司令官はチェチェン軍に遭遇したことを否定し、これらのチェチェン部隊がウクライナでのロシアの作戦に重要な正面で貢献していないことを示唆した。
ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトーブ~クレミンナの線とバクムット方向で交戦した。
ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
ウクライナ軍は7月10日、ザポリージャ州西部オリヒフの南で反撃した。 |
2023.07.11 04:00 |
Military Land |
Invasion Day 502 – Summary |
<2308-071103>
ウクライナ軍第47機械化旅団隷下部隊がロボタイン集落に向け更に前進した。 |
2023.07.10 22:23 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
クリミア大橋にウクライナがミサイル、ロシアは着弾阻止と発表…長距離攻撃が活発化か |
<2308-071012>
ロシア国防省が、ゲラシモフ参謀総長が10日の軍幹部らとの会合でウクライナ軍が9日にクリミア大橋をミサイル攻撃したが、露軍が着弾を阻止したとゲラシモフ参謀総長が10日の軍幹部らとの会合で明らかにしたと発表した。 クリミア大橋への攻撃は、ウクライナ軍がS-200 SAM(註:SA-5)を地上攻撃用に改造して攻撃に使ったという。
9日には露南部ロストフ州の軍用空港や西部カルーガ州もS-200で攻撃され、4発のミサイルのうち2発を迎撃し、2発を電子戦装置で無力化したという。 |
2023.07.10 19:07 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍、さらに14平方キロを奪還 |
<2308-071009>
ウクライナが10日、ロシア軍に対し反転攻勢を強める自国軍が先週、南部と東部で合わせて14㎢の領土を新たに奪還したと発表した。 ウクライナ軍報道官は国営メディアに対し、「ウクライナ南部では先週、10㎢以上の領土が奪還された。 バフムート一帯では、ウクライナ軍が4㎢を解放した」と述べた。
ウクライナ政府は先に、先月の反攻開始から合わせて193㎢を奪還したと発表していた。 |
2023.07.10 16:29 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍の死者4万7千人か アフガン侵攻の3倍、独立メディア推測 |
<2308-071007>
ロシア独立系メディアのMeduzaが10日、独立系メディアMedia Zoneや研究者と計算した結果、2022年2月のウクライナ侵攻開始以来、ロシア軍の死者が47,000人に上るという推測を発表した。 ソ連時代に10年間続いたアフガニスタン侵攻の3倍で、ロシアになってからのチェチェン紛争の9倍だとしている。 重傷者を含めた兵力の損失は少なくとも125,000人になるとみている。
侵攻でのロシア兵の死者について、ロシア国防省の発表は2022年9月の5,937人が最後だが、Meduzaは「世論の反発を招きかねないという理由だけでなく、ウソが政権の基本戦略になっている」と批判し、ロシアの損失に関する最初の信頼できる評価だとしている。 |
2023.07.10 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 9 2023 |
<2308-071002>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月9日の戦況 =
ウクライナ軍は7月9日に少なくとも3正面で反撃した。
ロシア軍は、スヴァトーブの北とクレミンナの南で小規模な攻撃を実施した。
ウクライナ軍とロシア軍は、バクムット地域で交戦を続けている。
ロシア軍とウクライナ軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦し、7月9日の時点でロシア軍が前進した。
ウクライナ軍はドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進を続け、ザポリージャ州西部で反撃を続けた。
ロシア軍がドニプロ河の東岸ヘルソン州でかつて水没した地域を復活させたと伝えられている。 |
2023.07.09 15:18 |
日テレ News (Yahoo) |
クリミア橋爆発 ウクライナ「先制攻撃だった」関与を公式に認める |
<2308-070904>
ウクライナのマリャル国防次官が8日、2022年10月に起きたウクライナ南部のクリミア橋爆発は「先制攻撃だった」として関与を公式に認めた。
クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋はトラックに積まれた爆弾が爆発して橋が一部崩壊した。 プーチン大統領はウクライナによるものだとして報復攻撃を行ったが、ウクライナ側は関与について認めていなかった。
こうした中、次官は8日に自らのSNSに「大規模戦争の日々500日」とする投稿を行い、「ロシアの兵站を混乱させるため、クリミアの橋に先制攻撃を仕掛けた」と関与を認めた。 |
2023.07.09 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 8 2023 |
<2308-070903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月8日の戦況 =
ウクライナ軍は7月8日に少なくとも3正面で反撃した。
米国は7月7日、クラスター爆弾を含むウクライナ向けの新たな軍事援助パッケージを発表した。
ロシア軍は、7月7日~8日の夜にウクライナの産業およびインフラ施設に対して、Shahed-131/136 UAVとミサイルで攻撃した。
ロシア軍はハリコフ州とルハンシク州の州境とクレミンナ南部で攻撃を行い、ウクライナ軍は占領下のルハンシク州後方深くにあるロシア軍の集結地への攻撃を継続している可能性が高い。
ウクライナ軍とロシア軍はバクムット周辺で交戦した。
ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を行った。
ロシア軍とウクライナ軍は7月8日、ザポリージャ州とドネツク州の州境に沿って交戦した。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃を続けた。 |
2023.07.08 18:32 |
共同通信 (Yahoo) |
バフムトで再び激しい攻防と分析 英国防省、ウクライナ軍成果と |
<2308-070805>
英国防省が8日、過去1週間のウクライナ反転攻勢で、バフムト方面が再び激しい攻防の舞台になっているとの分析を明らかにした。 英国防省は、バフムトの北と南の両面でウクライナ軍が着実に戦果を得ているとし、ISWも7日の戦況分析で、ウクライナ軍の発表を基に「戦術的に重要な進展」と評した。
英国防省は、ロシア軍は「士気の低下や反撃能力が限られていることで、苦闘している可能性が高い」と言及し、ロシア指導部にとってバフムトの確保は政治的にも重要だが、部隊増派の余地は少ないとの見方を示した。
一方、ロイタ通信によると、政策担当のカール米国防次官は7日、ウクライナ軍の反転攻勢について、一部の人々の希望より進展は遅いが、判断は時期尚早だと発言した。 「ウクライナ軍はロシアの前線の弱い部分を探っており、真の評価は弱点を見つけた際にどれだけ素早くそこを突けるかだ」と述べた。 |
2023.07.08 14:31 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナの民間人死者9170人超 ロシア侵攻後 国連 |
<2308-070803>
国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) が7日、ロシアによるウクライナ侵攻開始から500日を前に公表した報告書で、侵攻が始まった2022年2月24日から今年6月末までにウクライナで死亡が確認された民間人が9,177人、負傷者は15,993人に達すると明らかにした。
戦闘が激しい地域の実情把握が困難なため、「実際の市民の死傷者数ははるかに多い」と指摘した。 |
2023.07.08 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 7 2023 |
<2308-070801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月7日の戦況 =
ウクライナ軍はバクムット地域で戦術的に重要な戦果を挙げ、7月7日にその他3正面で反撃を続けた。
ロシア軍はロシア東部軍集団のほぼ全力をウクライナ南部に投入したと伝えられている。
ロシア東部軍集団のほぼ全力と南部軍管区 (SMD) 部隊の多くを南部に配置転換しようとしていることは、南部における防御態勢が脆弱である可能性があることを示唆している。
ロシア軍は7月6日~7日に、ウクライナの後方地域に対して一連のミサイルとUAVの攻撃を実施した。
ロシア軍とウクライナ軍は、ハリコフとルハンシク州の州境で戦闘を続けた。 またドネツク州西部で交戦した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が7月7日にザポリージャ州西部で新たな反撃を開始したと主張した。
ロシアは占領したザポリージャ原発 (ZNPP) 施設への国際監視員のへのアクセスを制限し続けている。 |
2023.07.07 17:01 |
共同通信 (Yahoo) |
核使用で「即座に終戦」 ロシア前大統領が威嚇 |
<2308-070710>
ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は7日までに、ウクライナ侵攻に関し「全ての戦争は即座に終わらせられる。 平和条約を結ぶか、1945年に米国が核兵器で広島と長崎を破壊したのと同じことをするかだ」と述べ、核兵器が使用される可能性に触れて威嚇した。 |
【註】
メドベージェフとは、2008年に2任期が切れて大統領の座を降りなければならなかったプーチンが、一旦名目だけの大統領に据え、2012年に再び大統領に就くため利用した、謂わばプーチンのアバターであることから、メドベージェフの発言はプーチンの代弁である可能性もあり、注意を要する。 |
2023.07.07 10:25 (20:25 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 6 2023 |
<2308-070706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月6日の戦況 =
ウクライナ軍は7月6に少なくとも3正面で反撃している。
ロシアのミルブロガーは、ウクライナ南部でのロシアの防御は厳しい局面にあり、ロシアの情報源が報じていた程うまくいっていない可能性があると主張した。
ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で交戦した。
ウクライナ軍が7月6日の時点でバクムットの南西に前進していることが目視確認された。
ロシア軍がバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けた。
ウクライナ軍がザポリージャ州とドネツク州の州境に沿って、およびザポリージャ州西部で反撃した。 |
2023.07.06 18:37 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ロシア「ウクライナの子ども70万人滞在」 ローマ教皇、解決に意欲 |
<2308-070611>
プーチン露政権が戦闘地域から500万人がロシアに避難し、70万人の子供が含まれると説明し始めた。
一方、ロシアを訪問したローマ教皇特使のズッピ枢機卿は4日、ウクライナに子どもを帰還させる「仕組み」づくりに取り組む意欲を表明した。 ロシアがウクライナの子どもたちを移送した疑いが指摘される中、ローマ教皇庁の仲介でこの問題が協議される可能性が出てきた。 |
2023.07.06 10:25 (20:25 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 5 2023 |
<2308-070606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月5日の戦況 =
ウクライナ軍は7月5日に5つの正面で反撃し、一部の地域で戦果を挙げたと伝えられている。
ウクライナ軍が7月5日の夜間と日中に前線全体で、ロシアの後方陣地に対し一連のミサイル攻撃を実施したと伝えられている。
クレムリンは、6月24日のWagner Gp.の反乱の後、ロシアでの武装反乱のリスクが潜在していることを懸念している。
Financial Times紙が、3月下旬に中国の習国家主席がモスクワを訪問した際に、プーチン大統領がウクライナで核兵器を使用すると脅迫することに対して警告したと報じた。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーヴェの線で攻撃を続け、クレミンナ周辺でウクライナ軍と小競り合いを続けた。
ウクライナ軍はバクムット地域で攻撃を成功させた。 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がバクムットの南西7kmのクリシチイウカ近くの緊要な高地を確保したと報告した。
ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で戦闘を続けた。
ウクライナ軍は、ドネツィク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
ウクライナ当局者は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸に陣地を維持していることを確認した。 |
2023.07.05 13:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシア軍は次々と重迫撃砲を投入するもウクライナ軍が即座に破壊 |
<2308-070508>
ロシアの巨大な2S4 Tyulpan 240mm SPMがウクライナ戦場に続々と出現しているが、姿を現すやすぐに破壊されている。
2S4 Tyulpanは現在世界で使用されているものの中で最大の迫撃砲だが、1959年から1988年まで生産され、最後の1両ですら生産から45年が経過している2S4 Tyulpanの展開は、ロシア軍の火砲がますます逼迫し、生き残る可能性が低い旧式の兵器に頼っていることの表れかもしれない。 |
2023.07.05 10:35 (20:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 4 2023 |
<2308-070507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月4日の戦況 =
ウクライナ軍は前線の少なくとも4正面で反撃し、7月4日に前進した。
ロシアとウクライナは、7月5日にザポリージャ原子力発電所 (ZNPP) の状況を取り巻く舌戦をエスカレートさせ、ロシアは偽旗攻撃の準備をしているなどZNPP周辺の無責任な行動でウクライナを非難することことを狙っている模様だが、現時点でロシアがZNPPで放射線事故を引き起こす可能性は低いままである。
ロシアは、NATOに対する準備を整えるため、北方艦隊の一部として新しい諸兵科連合軍を結成していると伝えられている。
ロシア国防省は、ウクライナ軍が7月4日にロシアのモスクワ州とノバヤモスクワにUAV攻撃を行ったと主張した。
ロシアは、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線とクレミンナの南で小規模な攻撃を実施した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で小規模な攻撃を行ったと主張した。
ロシア軍とウクライナ軍は、バクムット地域での戦闘を拡大させた。
ロシア軍は7月4日、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
ロシア軍とウクライナ軍はドネツク州西部で交戦した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部のオリヒフの近くで反撃したと主張した。 |
2023.07.05 08:43 |
産経新聞 (Yahoo) |
「ロシア軍、原子炉建屋に爆発物」ウクライナが警告 ザポロジエ原発 |
<2308-070505>
ウクライナ国防省情報総局が4日、ロシア軍の占拠下にある南部ザポロジエ原発の原子炉建屋2棟の屋根に同日、爆発物とみられる物体が設置されたとSNS上で発表した。 情報総局は、爆発物が爆発しても原子炉は損傷しないとみられるものの、露軍が原発への攻撃を偽装してウクライナを非難する口実にする可能性があると警告した。
ゼレンスキー大統領も4日のビデオ声明で、原発への爆発物の設置について言及し、露軍が爆発物を爆発させるかどうかは不明だとしつつ、「いずれにせよ原発に危険をもたらしている唯一の存在はロシアだということを世界は認識せざるを得ない」と述べた。 |
2023.07.04 22:17 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、5月にパトリオットでロシア軍機4機を撃墜…越境攻撃を初確認 |
<2308-070408>
ウクライナ空軍が3日公表した動画で、ウクライナ軍が5月13日に露西部ブリャンスク州を飛行中の露軍機4機をPatriotで撃墜していたことが明らかになった。
5月13日の攻撃では露軍のヘリ2機と戦闘機2機がほぼ同時に墜落し、乗員全員が死亡したとされるが5機を撃墜したとの見方もある。
Patriotによる越境攻撃の確認は初めてで、ウクライナと米欧との摩擦の火種になりかねない。
|
2023.07.04 14:06 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
モスクワ州でドローン3機撃墜=通信社 |
<2308-070406>
複数のロシア国内通信社が非常事態省関係者の話として、モスクワ州上空で4日早くに少なくとも3機のUAVが撃墜されたと報じた。 TASS通信によると、同省関係者は「現時点の情報によると、異なる時刻にUAV 3機がモスクワに向かっていた」と指摘していた。 隣接するカルーガ州でも1機が撃墜されたという。
ロシア通信 (RIA) によると、大統領府の南西30kmの村で2機が撃墜され、1機はカルーガ州で撃墜された。 別の1機はモスクワの西63kmに位置する町で撃墜されたという。
現時点で負傷者や被害は報告されていない。 |
2023.07.04 10:00 (20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 3 2023 |
<2308-070404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月3日の戦況 =
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月3日にわずかに前進した。
ロシアのミルブロガーは、ドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナの活動を掌握しさらなる前進を防ぐために、ドニプロ河で小型船と機器を増やすよう求めている。
ロシア軍は、7月3日の夜間と日中にウクライナの後部地域をUAVとミサイルで攻撃した。
ウクライナ軍とロシア軍がスヴァトーヴェ~クレミンナの線とクレミンナの南で小規模な交戦を続けた。
ロシア軍とウクライナ軍はバクムット地域で交戦した。
ウクライナ軍がドネツク州西部、ドネツク~ザポリージャ州の州境近く、およびザポリージャ州西部で小規模な攻撃を続けたと伝えられた。
ロシアの公式筋は、ロシア軍がアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸のヘルソン州に対するすべてのウクライナの攻撃を撃退したと主張し続けている。 |
2023.07.04 07:35 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、18万人超の兵士を展開 東部の主要な前線2カ所に |
<2308-070402>
ウクライナ軍の報道官が3日、ロシア軍が18万名超の兵力をウクライナ東部の主要な前線リマンとクピャンスクの2ヵ所に展開していると明らかにした。 報道官によれば、リマンとクピャンスクには12万以上のロシア軍がおり、空挺部隊や機械化部隊、陸軍の予備兵などからなる「かなり強力な集団」だという。 また、バフムートの前線には5万名がいると述べた。 マリャル国防次官はSNSへの投稿で、バフムート近郊で頻繁に衝突が発生し、状況は激しく変化していると述べた。
ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将は3日、ロシア軍が反撃のため部隊を移動させて状況を不安定化し、ウクライナ側に損失を与えてウクライナ軍の兵站を混乱させようとしているという。 |
2023.07.03 22:30 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ反転攻勢、ロシアの塹壕一時占拠か 親ロシア派が明らかに |
<2308-070311>
ウクライナザポリージャ州の親露派幹部が3日、ロシア軍が占領下に置く同州西部の集落ロボティネ周辺で前日、同軍が築いた防衛ラインがウクライナ軍の攻撃を受けたとSNSに投稿した。 一時的にロボティネ西郊の塹壕がウクライナ軍に占拠されたが、ロシア軍が砲撃で反撃し、ウクライナ軍を撤退させたという。
【Robotyne の位置 (Google Map)】
ロボティネは、ウクライナ軍が掌握する都市オリヒウの南12kmに位置し、ロシア軍にとってはザポリージャ州南部の占領地を守る重要な位置にあり、塹壕や地雷原でウクライナ国内の占領地に1,000km以上にわたって築かれた防御線の中でも最も厳しい態勢が敷かれるとされる地域の一部である。 |
2023.07.03 16:10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、1週間で37.4平方キロ奪還 激戦続く=国防次官 |
<2308-070306>
ウクライナのマリャル国防次官が3日にtelegramで、東部と南部戦線について、ウクライナ軍が少しずつ前進しており、過去3週間で37.4㎢の領土を奪還したと述べた。 同次官は東部戦線では過去1週間で9㎢、南部戦線では28.4㎢を奪還し、南部戦線でこれまでに158.4㎢を奪還したという。
ロシア軍はドネツク州のリマン、アブデーフカ、マリンカ方面を攻撃しているという。 ロシア側は週末、バフムトを取り囲む集落やそれより南部の地域でウクライナの攻撃を撃退し、北東部でウクライナ軍を抑え込むのに成功したと報告していた。
ロイタは、どちらの報告も確認できていない。 |
2023.07.03 11:02 |
日経新聞 |
ウクライナ軍の渡河成功か、東部で激戦続く 英国防省 |
<2308-070304>
英国防省が1日、27日から両軍の攻防が続いていたドニエプル河東岸のヘルソン州にウクライナ軍が展開しているとの見方を示した。 米CNNなどによると、ウクライナ軍がドニエプル川東岸に橋頭堡を確保した可能性がある。
一方、ロシア当局者は1日にtelegramで、ウクライナ軍を東岸から一掃したと主張した。 奇襲攻撃によってウクライナ軍の拠点などを占領したており、東岸にウクライナ軍の橋頭堡はないとも述べた。
英国防省によると、ロシア軍はドニエプル河周辺の防衛にあたっていた部隊の一部をウクライナの反転攻勢が強まる南部ザポロジエ州に移動させている可能性が高い。
ISWは1日、ロシア側が「ウクライナ軍がドニエプル河東岸のヘルソン州へ上陸する懸念を強めているとの見方を示した。 |
2023.07.03 09:01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部でロ軍の攻撃に直面 南部に進展=国防次官 |
<2308-070303>
ウクライナのマリャル国防次官がtelegramで2日、ウクライナ軍が東部ドネツク州のアブデーフカとマリンカの近辺で前進しているロシア軍の攻撃に抵抗し、北東部ではロシア軍がルガンスク州スワトボへの攻撃を開始し激しい戦闘が行われ非常に難しい状況になっているが、ドネツク州の激戦地バフムトの周辺や南部では、攻勢が進展していると述べた。
一方、ロシア側はバフムトを取り囲む集落やそれより南部の地域でウクライナの攻撃を撃退し、北東部でウクライナ軍を抑え込むのに成功したと報告していた。
ロイタは、どちらの報告も確認できていない。 |
2023.07.03 07:00 (17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 2 2023 |
<2308-070301>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月2日の戦況 =
ウクライナ軍は7月2日に6正面で反撃し、これらの地域の何らかの戦果を挙げたと伝えられた。
ロシア軍は7月2日にウクライナ南部とキーウをUAVとミサイルの攻撃した。
ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で陣地攻撃と防御を続けている。
ウクライナ軍とロシア軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を続けた。
ウクライナ軍はドネツク州西部で小規模なな攻撃を行い、7月2日現在、前進していると伝えられている。
ロシアの情報筋は、ロシア軍とウクライナ軍がドネツク西部とザポリージャ州東部州境地域で小規模な交戦を行ったと主張した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍は7月2日現在にアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸のヘルソン州で若干の地歩を確保しているとした。 |
2023.07.02 23:07 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍がドニプロ川東岸に拠点か…ワグネルに制圧された露軍部隊、汚名返上のため死守 |
<2308-070208>
英国防省が1日、ロシア軍が占拠するドニプロ河東岸にウクライナ軍が橋頭堡を確保した可能性が高いとの見方を示した。 ウクライナ軍は6月23日頃から東岸に展開し、27日頃から2022年11月に爆破されたアントノフ大橋付近で戦闘が起きている。
これに対しロシア側幹部は7月1日、ウクライナ軍を東岸から撤退させたと主張した。 東岸を守る露軍部隊は、Wagnerの部隊が制圧した露南部ロストフ・ナ・ドヌーにある露軍南部軍管区司令部の所属とされ、ISWは1日に部隊は汚名返上のため、東岸の死守が至上命令になっているとの分析を示した。 |
【註】
橋頭堡とは上陸作戦に於いて、最初に上陸した部隊は後続部隊が安全に上陸出来るようにするため、銃、機関銃や対戦車砲などの直射火器が届かない範囲を確保するが、これを橋頭堡と呼ぶ。 |
2023.07.02 16:59 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ゼレンスキー氏、ザポロジエ原発に「深刻な脅威」 爆発警戒 |
<2308-070207>
ウクライナのゼレンスキー大統領が1日にキーウを訪問したスペインのサンチェス首相との共同記者会見で、ロシア軍が占拠するザポロジエ原発について、引き続き深刻な脅威があるとし、ロシア側が局所的な爆発を引き起こす可能性に警戒感を示した。
ウクライナ軍情報機関はこれまでに、ロシア軍が同原発に地雷を仕掛けたとの見方を示している。 |
2023.07.02 16:40 |
CNN (Yahoo) |
反乱発生前、ワグネルにウクライナ従軍の拒否通告 ロシア |
<2308-070206>
ロシア国営TASS通信とRIA Novosti通信が、ロシア下院のカルタポロフ国防委員長が2日までに、Wagnerのプリゴジン首領が武装蜂起を起こす前、ウクライナでの「特別軍事作戦」への参加はもはや認められないと通告されていたことを明らかにした。
同委員長によると、プリゴジン首領は国防省によるWagnerへの資金援助は今後止められるとも告げられていたという。 |
2023.07.02 14:22 |
CNN (Yahoo) |
ワグネルの戦死者「2.1万人」 ゼレンスキー氏 |
<2308-070205>
ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、スペインのサンチェス首相による首都キーウ訪問に合わせた同国メディアとの記者会見で、同国東部でWagnerの戦闘員少なくとも21,000名を殺害したと述べた。
ゼレンスキー大統領はこの中で、Wagnerが最強の部隊を配置した東部だけで戦死者は21,000名に上り、80,000名が負傷したと主張した。
CNNはこの発言の真偽を確認できていない。 |
2023.07.02 09:06 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ダム決壊被害のウクライナ南部で戦闘再開か 英国防省分析 |
<2308-070203>
英国防省は1日、ロシア軍が占領しているドニエプル河東岸のヘルソン州で、6月下旬以降にウクライナ軍と露軍による激しい戦闘が起きているとの分析を発表した。
6月上旬に同州のカホフカ水力発電所のダムが決壊して以降、ドニエプル河周辺は多くの建物に浸水被害が出ていたが、排水作業が進んで水位が下がったことから、戦闘が再開されたとみられる。 |
2023.07.02 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, July 1 2023 |
<2308-070202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月1日の戦況 =
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が7月1日に少なくとも4正面で反撃したと主張した。
統合参謀本部議長のミリー大将将軍は、ウクライナの反撃作戦には西側が予想していたよりも時間がかかることを認めた。
ロシアの当局者と情報筋は、ロシア軍が7月1日にドニプロ河東岸ヘルソン州で小規模なウクライナ軍の上陸を撃退したと主張した。
ロシア軍はバクムット周辺での戦闘のためウクライナの他の地域から部隊を転用している可能性がある。
ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で小規模な攻撃を続けた。
ウクライナ軍はバクムット周辺で攻撃を続けた。
ロシア軍は、バクムット地域で小規模な攻撃を実施しながら空挺部隊をバクムット地域に移動させた。
ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続けた。
ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で最近ウクライナ軍が確保した地域に反撃を続けた。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃作戦を続けた。
ケルチ海峡橋でロシアがセキュリティーを強化しているため、クリミアへのロシアの兵站活動に遅れが出ている可能性が高い。 |
2023.07.01 10:30 (20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 30 2023 |
<2308-070106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月30日の戦況 =
ウクライナ軍は6月30日に少なくとも3正面で反撃した。
ウクライナ最高司令官ザルジヌイ大将は6月30日、ウクライナ軍がリソース不足にもかかわらず、ウクライナ東部と南部で前進し続けていると述べた。
ロシアの情報世界は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州からウクライナ軍の小部隊を排除できなかったことを非難している。
ウクライナの諜報機関は、ロシア軍と当局者が、おそらく施設での故意の事故に備えて、ザポリージャ原発 (ZNPP) を徐々に離れていると報告した。 しかしロシア軍がZNPPで故意に事故を引き起こす可能性は低く、ロシアは意図的に放射線事故の脅威を利用している可能性がある。
ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で戦闘を続けた。
ウクライナ軍は反撃を続け、バクムット地域で若干戦果を挙げた伝えられている。
ウクライナ軍とロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で小競り合いを続け、ウクライナ軍は6月30日時点で前進した。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州西部とドネツク州とザポリージャ州の州境で反撃を続けた。 |
2023.07.01 09:20 |
CNN (Yahoo) |
南部の橋で激しい戦闘 ロシア任命知事、ウクライナ兵30人死亡と主張 |
<2308-070104>
ウクライナ南部ヘルソン州のアントニウスキー橋周辺で、ロシア軍とウクライナ軍による激しい交戦が起きている。 ウクライナがドニプロ河東岸のロシア支配地域にある戦略的に重要な領域を押さえたとの情報もあるが、ロシアが任命した当局者はこれを否定した。
ただ、ロシアの軍事ブロガーは30日、ロシア軍が東岸からウクライナ兵を排除しようとして失敗したとし、「我々の側に死傷者が出ていて、現在も敵は東岸に引き続き小規模な橋頭堡を確保している状況だ」と述べた。 ブロガー2人によれば、ウクライナの戦闘員は橋の下に隠れており、ロシア軍は彼らに向けミサイルやロケット弾を発射しているという。
ロシアが任命したヘルソン州のサルド知事はtelegramで30日、ドニプロ河を渡ったウクライナ兵に対するミサイル攻撃で多数の死傷者が出ており、アントニウスキー橋付近にIskanderが着弾し、戦闘員少なくとも30名が死亡、十数名が重傷を負ったと主張した。
CNNはウクライナ側の死傷者に関する知事の主張を確認できていないが、橋の南側を捉えた動画には、橋に新たな損傷が生じ、高架道路全体が破壊されている様子が映っている。 動画の位置情報は確認済みである。
ウクライナ軍がドニプロ河東岸に橋頭堡を確立する中、一帯では1週間近くにわたり激しい戦闘が続いている。 |
2023.06.30 20:41 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア占拠原発から退避開始か ワグネル撃墜、侵攻に影響 |
<2307-063021>
ウクライナ国防省情報総局が30日、ロシア軍が占拠しているザポロジエ原発から、ロシア国営原子力企業Rosatom社の職員が退避を始めたとの情報を公表した。 ウクライナ人従業員も7月5日までにクリミア半島へ退避するよう勧告されたという。 退避の理由は明らかにしていないが、ゼレンスキー大統領はロシアが同原発でテロを準備しているとの見方を示している。
一方でRosatom社の総裁顧問はTASS通信に、「監視を減らしておらず、活動を続けている」と述べ、ウクライナ側の主張を否定した。 |
2023.06.30 16:52 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ほぼ全戦線で主導権を握ったか 米シンクタンク分析 |
<2307-063018>
戦争研究所 (ISW) が29日、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナ軍がほぼ全戦線で主導権を握ったとの見方を示した。
ウクライナ軍参謀本部は29日に、東部バフムート方面で「戦略的主導権」を握ったと発表したほか、ザルジニー総司令官やマリャル国防次官も同様の発言をしていた。 ウクライナ軍は同日、ウクライナ中南部ザポリージャ州西部など2地域でも前進したという。
ISWは、ウクライナ軍がこうした発信をすることで、戦況での優位性をさらに強めようとしている可能性を指摘した。 |
2023.06.30 10:24 |
産経新聞 (Yahoo) |
南・東部で最大1.5キロ前進に成功 ウクライナ軍の反攻作戦 |
<2307-063011>
ウクライナのマリャル国防次官が29日にSNSを通じ、南部ザポロジエ州方面でウクライナ軍がアゾフ海沿岸の港湾都市ベルジャンスク方向に1.3km前進したほか、東部ドネツク州バフムト方面でもウクライナ軍が1.5kmの前進に成功したと明らかにした。
ウクライナメディアによると、ウクライナ軍幹部もバフムト周辺で同国軍が防御から攻勢に転じているとし、露軍が制圧を宣言したバフムト市内でも戦闘が起きているとした。
一方、露国防省は29日、ドネツク州やザポロジエ州などでウクライナ軍を撃退し、多数の損害を与えたと主張した。 |
2023.06.30 10:03 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ワグネル撃墜の露軍機、「重要な役割」のイリューシン 英分析 |
<2307-063010>
英国防省が29日、Wagner部隊が撃墜した露軍機は、空中での指揮・統制機能や無線中継を担うIl-22Mだったとの見方を示した。
同機はウクライナ侵攻で重要な役割を果たしてきたため、今回の撃墜でロシア軍の空と陸の作戦に悪影響を及ぼすと見ている。 |
2023.06.30 10:00 |
Forbes (Yahoo) |
戦闘車両不足のウクライナ軍、装甲トラクターを改造して前線へ |
<2307-063009>
ロシアの武力侵攻が始まった時点で、ウクライナ軍は1,200両のIFVを保有していたが、1年4ヵ月にわたる激闘を経てこのうち600両近くが失われた。
ウクライナを支援する諸国は、800両のIFVを供与すると約束しているため、ウクライナ軍が装備するIFVは開戦時わり200両増える計算になるが、2022年2月に本格的な戦闘が始まって以来、ウクライナ軍は新たな旅団を数十個立ち上げ、同時に既存の旅団を増強して軽装備の戦闘車を重装備に置き換える動きも進めていることから、ウクライナ軍ではIFVが大幅な不足状態にある。
一方で、ウクライナにはソ連で開発されたディーゼル駆動のMT-LB汎用軽装甲牽引車が数多く存在することから、ウクライナの軍事産業が、8人乗り型のMT-LBを改造してIFVに仕立て上げている。 |
2023.06.30 07:45 (17:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 29 2023 |
<2307-063008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月29日の戦況 =
ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ軍がバクムット方向で戦略的主導性を掌握し、現在この地域で広範な攻撃を行っていると述べた。
ウクライナ軍は、前線の少なくとも2正面で攻撃を実施し、6月29日に戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍とウクライナ軍は、クレミンナの南で小規模な交戦を続けた。
ウクライナ軍はバクムット地域での反撃を強化し、前進したと伝えられている。
ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の戦で小規模な攻撃を続けた。
ロシア軍はウクライナの反撃に先立ち5月初旬に、占領下のザポリージャ州のトクマク郊外にダムを建設した。
ロシアのロシア戦闘予備軍 (BARS) 情報筋は、ロシア軍がドニプロ河の東岸のある地域に装備を移動しているとした。
クリミアに本拠を置くAteshパルチザン組織は、ロシア軍がクリミア北部の主要なインフラを守るためにアルミャンスクでの部隊を強化していると述べた。
【Armyansk の位置 (Google Map)】
ロシア国防省が非正規軍を国防省隷下に統合する取り組みの一環として、ロシアのコサック兵団と契約を結んだと伝えられている。 |
2023.06.29 07:45 (17:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 28 2023 |
<2307-062903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月28日の戦況 =
ロシアの情報筋は、Wagnerの反乱がすでにロシアの指揮構造に広範な影響を及ぼしていると推測した。
ロシア当局が6月28日にスロビキン陸軍上級大将を逮捕し、クレムリンに不誠実と見なされる人物を一掃するつもりである可能性があると伝えられている。
ベラルーシは、6月28日にベラルーシにロシアとベラルーシに合同訓練センターを設立することに関する合意を正式に批准した。
ショイグ露国防相が6月28日にイラン軍参謀総長のバゲリ少将と電話会談した。
未確認の報告によると、ロシア軍憲兵がシリアでWagner Gp.の司令官を拘留したとされている。
ウクライナ軍は少なくとも4正面で反撃した。
ロシア軍とウクライナ軍は、クレミンナ、バクムットの近く、およびドネツク州西部で交戦した。
ロシア軍は6月27日の夜にドネツク州のクラマトルスクで民間インフラを打撃した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で反撃を継続し、6月27日と28日にヘルソン州のアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸で威力偵察を行ったと主張した。 |
【註】
威力偵察とは、敵に攻撃を仕掛けてその反応を見ることで敵情を探る戦術行動で、あくまでも情報取得の活動で本格的な攻撃とは区別される。 |
2023.06.28 14:40 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍指揮官、プリゴジン氏の反乱計画を事前に認識=米紙 |
<2307-062814>
New York Times紙が米情報機関の説明を受けた米政府高官の話として27日、ロシア軍首脳がWagnerのプリゴジン首領による武装反乱の計画を事前に知っていたと報じた。
同紙によると、この軍首脳は2022年10月から2023年1月までウクライナ侵攻を統括した前総司令官のスロビキン上級大将で、1月にショイグ国防相はゲラシモフ軍参謀総長を最高司令官に任命し、スロビキン上級大将を副司令官としていた。
米情報当局の説明を受けた政府高官らは、スロビキン上級大将がプリゴジン首領の計画を支援したかどうかを把握しようとしているという。 また、他のロシア軍指揮官らがプリゴジン首領を支援した可能性も示されているという。 |
2023.06.28 11:01 |
Abema Times (Yahoo) |
ウクライナ軍、侵攻前から親ロシア派勢力に実行支配されていた地域を奪還か イギリス国防省 |
<2307-062808>
英国防省が27日、ウクライナ軍がドネツク州で前進し、2014年以降に親露派勢力に実効支配されていた地域を、ウクライナ軍が奪還した可能性が高いという見方を示した。
英国防省は「ドンバス全域でのウクライナ軍の同時多発的な攻撃が、この地域で活動するドネツク人民共和国軍とロシア南部のチェチェン共和国部隊を疲弊させた可能性が高い」と指摘した。 |
2023.06.28 10:50 (20:50 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 27 2023 |
<2307-062807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月27日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも4正面で反撃し、6月27日に戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーヴェの北西とクレミンナの南に小規模な交戦を続けた。
ウクライナ当局は、ウクライナ軍がロシアでの武装反乱を利用して、6月27日現在バクムット地域での反撃を強化していることを示唆した。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で反撃を続けた。
ロシアのミルブロガーは、ヘルソン市の南に進出しようとしているウクライナ軍に懸念を表明した。 |
2023.06.28 06:29 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、民間人800人以上を拘束 9割以上を拷問虐待、国連調査 |
<2307-062804>
ウクライナで活動する国連の人権監視団のボグナー団長が27日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が発表した報告書を元に、2022年2月にウクライナに侵攻を開始して以来、ロシア軍が800人以上の民間人を恣意的に拘束し、うち77人を処刑したと発表した。 国連が詳細に調べることができた事例では、9割以上が拷問や虐待を受けていたという。
OHCHRの調査団は70回に及ぶ収容施設への訪問と1,000人以上を対象にした聞き取り調査を実施したという。 |
2023.06.27 12:00 (22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 26 2023 |
<2307-062711>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月26日の戦況 =
プーチン大統領は6月26日に演説を行い、できるだけ多くのWagner戦闘員にロシア軍に加わるよう説得しようとしたことから、クレムリンは、ロシアがウクライナでの作戦やその他の国際的な関与を維持するためにWagner軍を維持することを目指していることを示した。
Wagner Gp.の将来は不透明だがプリゴジンは含まれない可能性が高く、また独立の組織として残らないとみられる。
ウクライナ軍は反撃を継続し、6月26日の時点で前線の少なくとも2正面で前進した。
ロシア軍は、スヴァトーブの北西とクレミンナの南に小規模な攻撃を実施した。
ウクライナ軍とロシア軍はバクムット周辺で交戦を続け、ウクライナ軍は6月26日の時点で前進したと伝えられている。
ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を実施した。
ウクライナ軍とロシア軍はドネツク州とザポリージャ州の州境付近で小競り合いを続け、ウクライナ軍は6月26日の時点で戦果を挙げた。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で小規模な地上攻撃を続けたとした。
衛星画像によると、ウクライナ軍は6月26日現在、ドニプロ河東岸のヘルソン州アントニフスキー橋の近くの地点を確保していることが確認された。
ロシア下院は、民間軍事会社 (PMC) が囚人を募集することを禁止する法律を可決した。 |
2023.06.27 10:32 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ワグネルのモスクワ進軍、安保上の問題露呈 プリゴジン氏 |
<2307-062709>
Wagnerのプリゴジン首領が26日、Wagner部隊のモスクワへ向けた進軍により、ロシアが国内での非常に深刻な安全保障上の問題を露呈したと指摘した。
Wagner部隊は、進路上にある空軍基地など全ての軍事施設を制圧しながら、モスクワまで200kmの地点まで迫ったと語った。 |
2023.06.27 10:00 |
AP News (Yahoo) |
ウクライナ軍東部戦線で前進 集落解放でロシア軍に圧力 |
<2307-062708>
ウクライナ国防省が6月26日、陸軍第31独立機械化旅団第2機械化大隊が、ドネツク州とザポリージャ州の州境に近いリブノピルで集落を奪還したことを明らかにした。
マリャル国防次官もtelegramに、「リブノピルが我が軍の支配下に戻った。 さあ、前進だ」と投稿している。 |
2023.06.27 07:36 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、前線の全区域で前進=ゼレンスキー大統領 |
<2307-062707>
ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、前線の拠点を視察したのちに列車からビデオ演説し同国軍が前線の全ての正面で前進したと明らかにした。 |
2023.06.27 07:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
プーチン氏、ワグネル存続認めず 「首謀者は犯罪行為、分裂企てた」 |
<2307-062706>
Wagnerのプリゴジン首領による反乱をめぐり、プーチン大統領が26日夜に国民に向けてTV演説を行い、プリゴジン首領の名指しは避けつつ、「反乱の首謀者は犯罪行為や国の分裂、弱体化を企てた」と厳しく批判した。
演説ではWagner戦闘員についてウクライナ侵攻への貢献をたたえる一方、「国防省などと契約し、ロシアの兵役を続ける機会がある。 ベラルーシにも行ける。 選択はあなたたちにある」と述べ、実質的にWagnerの存続を認めない考えを示した。 |
2023.06.27 06:57 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、東部ドネツク州に注力 ウクライナ軍発表 |
<2307-062705>
ウクライナ軍参謀本部は26日に、ロシア軍は引き続きリマンやバフムート、マリンカ方面などウクライナ東部ドネツク州の都市への攻撃に注力していると明らかにした。
日中に35回以上の戦闘が行われたという。 |
2023.06.27 03:03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
プリゴジン氏、沈黙破る 「政府転覆意図せず」 米は関与否定 |
<2307-062703>
Wagnerのプリゴジン首領は26日、武装蜂起後初めて沈黙を破ってtelegramに11分の音声声明を投稿し、政府を転覆させる意図はなかったとのコメントを発表した。
プリゴジン首領は進軍の目的をワグネルの破壊を回避し、ウクライナに対する特別軍事作戦で過ちを犯した者の責任を追及するためだったという認識を示した。 |
2023.06.26 |
Janes |
Russian Air Force suffers significant losses in Wagner mutiny |
<2307-062617>
ロシア空軍が6月24日にWagnerの攻撃により、Ka-52 1機、Mi-8 4機、Mi-35 1機、Il-22 1機を撃墜され、合わせて29名を失った。 |
2023.06.26 23:28 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、南東部で9番目の集落を奪還 「130平方キロを解放」 |
<2307-062616>
ウクライナのマリャル国防次官が26日、反攻開始初期に奪還した複数の集落のすぐ西側に位置するリブノピル村の制圧に成功したと発表した。
【Rivnopil の位置 (Google Map)】
これによりウクライナは、6月に9集落を奪還したとみられる。 次官によると、反攻開始以来ウクライナは南部で130㎢を奪還した。 奪還時期は明言しなかった。 |
2023.06.26 17:23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部の戦況、この1週間でほとんど変化なし=国防次官 |
<2307-062610>
ウクライナのマリャル国防次官が26日、同国南部の前線でロシア軍からさらに領土を奪還したが、戦況はこの1週間ほとんど変っていないと述べた。
一方で、リマン、バフムト、アブデーフカ、マリンカを含む東部の前線では、この1週間に250回の戦闘が繰り広げられ、「まだ激しい戦闘が続いている」とした。 |
2023.06.26 14:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進 ロシア側の死者20人と発表 |
<2307-062609>
ウクライナ軍が25日、ドネツク州で直近2日間にロシア軍と20回以上交戦したと発表した。 参謀本部によると、ロシア軍からは1日のうちに計25回の空爆があった。 またロシア軍が1ヵ月前から突破をめざしているハルキウ州のクピャンスクでは激しい砲撃を受けた。 だが参謀本部は、ロシア側による新たな占領地の拡大をすべて阻止したと主張している。
ウクライナ軍東部方面部隊報道官は、この1日にバフムートの南方と北方で600~1,000m前進し、ロシア軍の200名近くが死亡し、さまざまな装備が破壊されたと述べた。
CNNはウクライナ軍による発表の真偽を確認できていない。 |
2023.06.26 12:23 |
CNN (Yahoo) |
ワグネルが撃墜したロシア軍機か SNSに残骸の画像 |
<2307-062608>
Wagnerが撃墜したとされるロシア軍機の動画と画像がSNS上で公開された。 現場はロシア南部の農村部で、機体の残骸に書かれた文字から、ロシア空軍の空中司令・通信本部としても使われるIl-22と判明した。 墜落の原因は不明だが、その瞬間をとらえた動画は、ミサイルかロケット弾で撃墜されたことを示している。
ロシアの軍事ブロガーは24日、10名を乗せたIl-22がWagner部隊に撃墜されたと述べた。 ロシア国防省はIl-22の損失を認めるコメントを出していない。
またロシア国営TVのChannel 1の記者によれば、南西部ボロネジ近郊で航空機が墜落しWagnerのプリゴジン首領が乗員の遺族に補償金の支払いを申し出た。
プリゴジン首領は墜落機に言及していないが、これとは別に24日にロシアの戦闘ヘリが撃墜されたと発表し、25日にはボロネジ州で墜落したとされるロシア軍のKa-52攻撃ヘリの残骸の動画が流れた。 ロシア軍事ブロガーの1人は、このヘリがWagnerに撃墜され、乗員が死亡したと主張した。 |
2023.06.26 12:02 |
テレ朝 News (Yahoo) |
プリゴジン氏“消息不明” ベラルーシ政府、到着未確認か |
<2307-062607>
モスクワへの進撃を停止したWagnerのプリゴジン首領が消息不明となっていて、各国が動向を注視している。
プリゴジン首領はロシアのロストフ州を24日夜に出発して以降、広報担当も連絡が取れていないとしていて、消息不明になっている。 |
2023.06.26 08:56 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
武装反乱のプリゴジン氏、代理見つかるまで処罰保留か=英国防専門家 |
<2307-062605>
プーチン大統領が国軍に武力で立ち向かう者は処罰すると述べていたが、Wagner首領のプリゴジン処遇は明らかになっていない。
英King's Collegeのミロン研究員は、アフリカなどで展開しているとみられるワグネル部隊の代理指導者が見つかるまで処罰を保留するとの見方を示した。 |
2023.06.26 08:28 |
産経新聞 (Yahoo) |
「ワグネル反乱、前線に影響せず」 ウクライナ軍、東部で1キロ前進 |
<2307-062604>
ウクライナ軍東部方面部隊報道官が25日、バフムト周辺でウクライナ軍が最大1km前進し、露軍に400名の損害を与えたと発表した。 報道官はWagnerの武装反乱は前線の戦況に影響を与えていないとも説明した。
ウクライナ軍は現在、ザポロジエ州方面とバフムト方面で反攻を行っており、ザポロジエ州方面では露軍の支配下にある重要都市メリトポリやベルジャンスクの奪還を目指しているとみられる。
バフムト方面では露軍に打撃を与え、露軍が主目標とするドネツク州全域の制圧を阻止する構えである。 |
2023.06.26 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 25 2023 |
<2307-062603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月25日の戦況 =
Wagner軍は6月25日、ロストフの陣地とモスクワへの経路から撤退し続けているが、クレムリンがWagner戦闘員をどう活用するかは不明のままである。
ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃を続けている。
ウクライナで作戦を行っているロシア軍の能力はWagnerの武装反乱でも影響を受けていないようである。
ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) のブダノフ長官が6月23日、ロシア軍がザポリージャ原発への攻撃の準備を終えたと警告した。
ロシアが国境を越えてスームィ州に、攪乱偵察隊を侵入させようとした。
【Sumy Oblast の位置 (Google Map)】
ロシア軍は、スヴァトヴェ、バクムットの近く、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な地上攻撃を続けた。
ロシア軍とウクライナ軍は、ドネツク西部とザポリージャ州西部で小規模な交戦を行った。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のアントニフスキー橋の近くに陣地を維持していると主張した。
【Antonivskyi橋の位置 (Google Map)】 |
2023.06.26 06:22 |
FNN Prime (Yahoo) |
ウクライナ軍 東部戦線で前進 ロシア軍士気“低下”米分析 |
<2307-062602>
ウクライナの国防次官が24日、東部の部隊がバフムトを含む複数の方面に向けて攻撃を開始し、全正面で前進がみられていることを明らかにしたが、英国防省も戦況分析で、ウクライナ軍が東部と南部を中心に大規模攻撃を展開していて、徐々にではあるが重要な地域で着実に作戦を進めているとの見方を示した。
ロシア軍も東部で攻撃に向けた準備を進めているとの情報もあるが、ISWはWagnerの武装反乱が前線で戦っているロシア軍兵士の士気を、ほぼ間違いなく低下させるだろうと分析している。 |
2023.06.25 22:45 |
時事通信 (Yahoo) |
ワグネル反乱でロシアに亀裂 ウクライナ侵攻は「戦略的失敗」 米国務長官 |
<2307-062512>
ブリンケン米国務長官が25日にCNN TVなどで、Wagnerの反乱によってロシア国内で以前にはなかった亀裂が現れていると述べ、対ロシア反転攻勢を続けるウクライナを利するとの見解を明らかにした。
ブリンケン長官は反乱について、ロシアの内政問題とした上で、プーチン大統領の権威やウクライナ侵攻の前提そのものに疑問を投げ掛けたとし、今後数日から数週間で事態がさらに展開するとの見通しも示し、侵攻が「全くの戦略的失敗だった」と断じた。 |
2023.06.25 12:00 (22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 24 2023 |
<2307-062510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月24日の戦況 =
ロシア大統領府が6月24日遅く、ベラルーシのルカシェンコ大統領が、Wagnerのプリゴジン首領がロシアで刑事告発されることなくベラルーシに移るという取引をしたと発表した。 Wagner戦闘員の一部は、ロシア国防省と契約を結んで、Wagner構成員は武装反乱への関与に対して起訴されることはない。
Wagnerはロストフナドヌにあるロシア南方軍管区本部を包囲し、モスクワ市から330km以内まで進んだが、Wagner軍はまもなく基地への撤退を開始すると伝えられ、プリゴジン首領がロストフナドヌを出発する様子の映像を流した。
ルカシェンコが仲介した合意では、Wagnerは新たな組織の一部として残ることができるものの、プリゴジン首領率いる独立した組織としては排除される可能性が非常に高い。
ロシア軍は、Wagnerの武装反乱にもかかわらず、6月24日にここ数ヶ月で最大規模のミサイル攻撃を開始した。
ウクライナ軍は前線の少なくとも正面で反撃を実施し、6月24日に前進したと伝えられており、接触線以外でも戦闘を続けた。 |
2023.06.25 11:02 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ワグネル進軍、歓迎するロシア住民 |
<2307-062508>
ロシア軍指導部の打倒を宣言したWagnerが24日、モスクワへと向けた進撃を停止したが、一時掌握していたロシア南部軍管区司令部などが置かれるロストフ州の州都ロストフナドヌーでは、地元住民から歓迎される様子が見られた。
Wagner隊員は地元住民と言葉を交わした他、写真撮影にも応じていた。 また、Wagnerのロゴが入った旗を掲げ進軍を歓迎する男性や、隊員と抱擁を交わす少年の姿もあった。 プリゴジン首領は24日、部隊が「発砲を伴わずに」南部軍管区司令部に入ったと明らかにし、地元住民の支持も得ていると主張していた。 |
2023.06.25 09:53 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシアに多方面攻撃 国防次官が発表 |
<2307-062507>
ウクライナのマリャル国防次官がtelegramで24日、Wagnerの武装蜂起で混乱するロシア軍に対し、東部の部隊が同日にバフムート、ヤヒドネなど数ヵ所で複数の方向に攻撃を仕掛けたと発表した。 マリャル次官は全方面で前進があると述べたが、それ以上の詳細には言及しなかった。
次官はまた、ウクライナ南部で激しい戦闘が続いていて、ロシア軍は守勢に回り、ウクライナ軍の動きを必死に阻止しようとしていると主張した。 |
2023.06.25 09:36 |
CNN (Yahoo) |
ワグネルの戦闘員、基地に戻り軍と契約へ ロシア大統領府 |
<2307-062506>
ロシア大統領府のペスコフ報道官が、Wagnerのプリゴジン首領との間で結ばれたWagner部隊のモスクワへの進撃中止に関する合意の詳細を明かし、希望する者はロシア国防省と契約することになると述べた。 ペスコフ報道官は、Wagner戦闘員が進軍に参加したことで法的措置を受けることはないとも語った。
大統領府はウクライナの前線での「彼らの英雄的な行動にいつも敬意を払っている」とした。
プリゴジン首領は方針転換した合意についてほとんど詳細を明らかにしていない。 |
2023.06.25 07:25 |
毎日新聞 (Yahoo) |
プーチン大統領、軍事蜂起のプリゴジン氏を反乱罪に問わず |
<2307-062505>
ペスコフ大統領報道官が国営メディアで、プーチン大統領はWagnerが武装蜂起した問題について24日にプリゴジン首領を反乱罪に問わない決定を下したことを明らかにした。
プリゴジン首領がモスクワへの進撃停止と事態の沈静化に同意したためという。 |
2023.06.25 06:49 |
産経新聞 (Yahoo) |
ワグネル撤収を発表 プリゴジン氏はベラルーシへ |
<2307-062504>
ロシアのプーチン政権に対して反乱を起こしたWagnerのプリゴジン首領が24日夜、流血の事態を回避するためとして、モスクワまで200kmの距離に到達していたWagner部隊を野営地に引き返させるとSNSで表明した。 ウクライナに戻るとみられる。
これに先立ちベラルーシのルカシェンコ大統領がプリゴジン首領と会談し、ワグネル部隊の移動を停止させることで合意したと発表した。
TASS通信は24日、露司法当局がプリゴジン首領への刑事訴追手続きを停止し、プリゴジン首領はベラルーシに向かうと報じた。
露メディアによると、Wagner部隊は24日夜に占拠していた南部ロストフ州などから撤退を始め、露正規軍との大規模な衝突が起きる事態は回避された。 |
2023.06.25 02:56 |
日テレ News (Yahoo) |
プリゴジン氏「流血避けるため部隊を戻す」ワグネル部隊の移動停止に同意か |
<2307-062502>
ベラルーシ外務省が、ベラルーシのルカシェンコ大統領がWagnerのプリゴジン首領との交渉を行った結果、プリゴジン首領が部隊の移動を停止することに同意したと発表した。
ロイタ通信によると、プリゴジン首領も「流血を避けるため、部隊を戻す」とのメッセージを表明したという。
Wagnerは24日、ロストフナドヌーにあるロシア南部軍管区司令部を占拠したほか、部隊の一部がモスクワから南におよそ500kmに位置するボロネジを通過し、モスクワに向かって北上していると報じられていた。
【Voronezh の位置 (Google Map)】 |
2023.06.25 01:04 |
毎日新聞 (Yahoo) |
モスクワで「外出禁止令」 ワグネルの部隊に備える措置か 英BBC |
<2307-062501>
BBCによると、モスクワ市当局が24日に市民に向けて当面は外出を控え、週明け26日月曜日も仕事を休むよう呼びかけた。 Wagner部隊がモスクワに向けて移動していることに備える措置だとみられる。 モスクワ市当局は「対テロ作戦」の実施を宣言した。
ワグネルはロシア南部ロストフ州の軍拠点などを掌握した後、一部の精鋭部隊を電撃的にモスクワに向かわせている模様である。 |
2023.06.24 23:17 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ワグネル創設者「大統領の要求には屈しない」 ロシア軍と戦闘始まる |
<2307-062417>
Wagnerのプリゴジン首領が23日にtelegramで、ウクライナ侵攻に加わるワグネル部隊の拠点がロシア軍の攻撃を受けたと批判し「正義の行進」を行うと宣言し、翌日に露南部ロストフ州に入り州都ロストフナドヌーの南部軍管区司令部を制圧した。 これに対しプーチン大統領は24日にTV演説でWagnerの行動を「反乱」と指弾し容認しない姿勢を強調した。
プリゴジン首領はプーチン氏の演説後にtelegramで「大統領は大きな間違いを犯した。 誰も大統領の要求には屈しない」と訴え、従わない姿勢を強調し、「我々は愛国者だ」とも述べ、露西部など一部で鎮圧する露軍とWagnerの戦闘が始まった。 |
2023.06.24 18:15 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、河川巡視艇隊を創設 戦略河川ドニプロ川を防衛 |
<2307-062416>
ウクライナ軍が、ドニプロ河の警備や防衛を担う河川巡視艇隊を創設した。
今まではソ連時代の装備品や戦闘用に改造した民間船舶などを装備していたが、米国やNATO加盟国、他の支援国からの援助も最近取り付けた。
米国防総省によると、米国だけで河岸警備任務に適した哨戒艇62隻を供与し、その中にはSeaArk Dauntless型哨戒艇の少なくとも18隻が含まれるとした。
SeaArk Dauntless型哨戒艇は全長10m、速力35ktで、機関銃3丁と40mm擲弾発射筒も装備しいる。 |
【註】
ウクライナは独自でGurza-M (Viper-M) 型ミサイル搭載河川哨戒艇20隻の建造を進めており、6月に8番艇を就役させた。
【関連記事:2307-061214 (Janes 2023.06.12)】
Gurza-M型哨戒艇は全長23m、幅4.8m、排水量54t、速力25ktで、ウクライナ製のBM-5M.01 Katran-M CIWS 2基を前後に装備している。
Katran-M CIWSはZTM-1 30mm機関砲を中心に、Baryer SSM 2発、KBA-117 (AG-17) 30mm擲弾発射筒、KT-7 7.62mm機銃、902V type 81mm発煙発射筒6本とEO照準装置から成る。 |
2023.06.24 16:44 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
プーチン氏「武装蜂起」鎮圧すると表明、ワグネルトップは投降拒否 |
<2307-062415>
プーチン露大統領が24日に緊急TV演説を行い、Wagnerの武装蜂起を反逆に当たるとして鎮圧する方針を国民に説明した。
これに対しWagnerのプリゴジン首領はすぐに反応し、音声メッセージで投降する考えはないと表明した。 |
2023.06.24 16:32 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ワグネル、南部の司令部占拠 ロ軍ヘリが南西部で部隊攻撃 |
<2307-062414>
Wagnerのプリゴジン首領が24日にソーシャルメディアに投稿した動画で、Wagner部隊がロシア南部ロストフナドヌーを占拠したと表明した。 ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ軍参謀総長に面会に来るよう要求した。
動画はプリゴジン首領の広報担当者が投稿したもので、プリゴジン首領は自らの現在地についてロストフにあるロシア軍南部軍管区司令部だと説明した。 また、市内の軍関連施設は全てワグネルの支配下にあると述べた。
この動画では、プリゴジン首領に行動を思いとどまるよう呼びかけるビデオを公表していたロシア軍のアレクセーエフ中将がプリゴジン氏と一緒に映っていた。 |
2023.06.24 14:21 |
日テレ News (Yahoo) |
ワグネル、ロシア南部ロストフの空港と軍事施設を占拠か プリゴジン氏がメッセージ投稿 |
<2307-062413>
Wagnerのプリゴジン首領が、ロシア南部の主要都市ロストフにある空港と軍事施設を自らの部隊が占拠したとの声明をSNSに投稿した。
Wagnerはウクライナ侵攻でロシア軍に協力して戦闘に加わっていたが、最近では戦闘の方針をめぐってロシア国防省との対立が深まっており、こうした中でプリゴジン首領は23日、ロシア軍から攻撃を受けたと主張した上で「全力で対抗する」などと述べていた。 |
2023.06.24 13:26 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ワグネル創設者が「正義の行進」宣言 ロシア軍と武力衝突の可能性 |
<2307-062412>
Wagnerのプリゴジン首領が23日にtelegramで、ウクライナ侵攻に加わるWagner部隊の拠点がロシア軍の攻撃を受けたと批判して正義の行進を行うと宣言し、24日には部隊をロシア南部ロストフ州入りさせたと表明した。
TASS通信によると、連邦保安庁 (FSB) は23日、プリゴジン首領が「武装反乱を呼びかけた」として捜査を開始した。 また報道によると、FSBはWagnerの兵士にプリゴジン首領の拘束を呼びかけ、モスクワの警備体制が強化されているが、ロシア軍とワグネル部隊の武力衝突に発展する可能性も出てきた。
ロイタ通信などによると、プリゴジン首領はロシア軍に対して「徹底的にやる準備はできている」と述べた。 また、Wagnerの兵士を阻止するために配置されたロシア軍兵士が道を譲ったと主張し、「我々の部隊はあらゆる場所で国境を越えている」とした上で「邪魔するものはすべて破壊する」と警告した。 タス通信などによると、ロストフ州のゴルベフ知事も同日、住民に中心部に近づかないよう呼びかけた。
ペスコフ大統領報道官によると、プーチン大統領もプリゴジン首領の発言を含む現在の状況について説明を受けており、「必要な措置が取られる」と語った。 ただしプリゴジン首領はプーチン大統領に対する直接的な批判はしていない。 |
2023.06.24 13:00 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナ、工兵車レオパルト2Rの半数失うも他の特殊車両で地雷原に対応 |
<2307-062411>
ウクライナ軍の第33機械化旅団と第47強襲旅団の部隊が、6月8日にウクライナ南部ザポリージャ州マラトクマチカの南に広がる地雷原に突入したことは世界中で大きく報じられたが、これらの旅団はその日、保有するものの中で最高の車両、Leopard 2A6 MBT 1両、M2 Bladrey IFV 10数両、Leopard 2R工兵車を3両を失った。
なかでもフィンランドが供与したLeopard 2Rの損失は最も注目すべきもので、失った3両はウクライナ軍が装備する同型車の半分を占めていた。 Leopard 2RはフィンランドのPatria社が地雷を除去し、塹壕を埋め、土手を崩せるよう設計した。 |
2023.06.24 12:47 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア反政権派の元石油王、プリゴジン氏の支持呼び掛け |
<2307-062410>
ロンドンで亡命生活を送っているロシアの元石油王で反政権派のホドルコフスキー氏が24日、ロシア軍指導部の打倒を宣言した同国のWagnerのプリゴジン首領を、大統領府を敵に回すと自分で決めた以上、たとえ極悪人であろうと支援することが重要だと訴え、支持するよう国民に呼び掛けた。
ホドルコフスキー氏はSNSで、「今すぐ支援しなければならない。 必要なら、われわれも戦う」と投稿した。 |
2023.06.24 12:32 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシアが放射性物質漏れ画策 ウクライナ、国民に冷静な対応呼び掛け |
<2307-062409>
ウクライナのゼレンスキー大統領が今週、ロシア軍が占拠しているザポリージャ原発で放射性物質の漏出を伴うテロ攻撃を画策していると主張したのを受け、ウクライナ保健省は22日夜にパニックを起こして安定ヨウ素剤を買いだめしないよう国民に呼び掛けた。 保健省は、安定ヨウ素剤の誤った服用による副作用について警告し、命に関わる恐れもあると強調した。
ロシア大統領府は「うそ」だと否定したが、ゼレンスキー大統領の発言を受け、多くのウクライナ国民が警戒を強め、多くの薬局で安定ヨウ素剤の需要が急増した。 |
2023.06.24 10:48 |
Ukrinform |
ウクライナ軍、露軍巡航ミサイルを41弾撃墜 |
<2307-062408>
ウクライナ空軍は、24日未明のロシア軍のミサイルと自爆型UAVの攻撃の際に、41発のCMと2機の自爆型UAVを撃墜したと報告した。
発表には、「6月24日未明、敵はウクライナ領に対して、カスピ海方面のTu-95MSとTu-22M3 10機からKh-101/Kh-555 ALCM 40発、北方、南方、東方からは8機の航空機からKh-22 9発、黒海海上からはKalibur CM 2発、Shahed 136/131自爆型UAV 2機で攻撃した」と書かれている。
ウクライナ軍は、Kh-101/Kh-555は40発全てを撃墜、Kaliburは1発撃墜、Shahedは全2機を撃墜したと書かれている。 |
2023.06.24 10:45 (20:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 23 2023 |
<2307-062407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月23日の戦況 =
Wagnerのプリゴジン首領が、6月23日に武装反乱を開始したようであるが、ロシア大統領府はプリゴジン首領の行動に反対しているようである。
プリゴジンは、ロシア国防省に対して真に武装反乱を行うつもりである可能性がある。
ロストフ・ナ・ドヌのロシア軍南部軍管区司令部に対するWagnerの攻撃は、ウクライナでのロシアの戦争遂行に大きな影響を与えるであろう。
【Rostov-on-Don の位置 (Google Map)】
プリゴジン首領が明らかに武装反乱を開始したのは、Wagner軍に対する彼の支配を維持するためであると見ている。
プリゴジン首領の意図は、ロシア軍の上級将校と軍人からの忠誠を得ることであった可能性が高いが、Wagner所属のスロヴィキン陸軍大将が武装反乱の呼びかけを非難したことを考えると、彼は十分な軍事的な支援を確保する可能性は低い。
Wagner Gp.が国防省を脅かすことができたとしても、プーチン大統領がプリゴジンに同意して国防省を倒す可能性は非常に低い。
ウクライナ軍は6月23日に前線の少なくとも2正面で反撃した。
ロシア軍は6月23日、主にフメリニツキー州のウクライナ飛行場を目標に、ウクライナに対してミサイルとUAV攻撃を実施した。
ロシア軍はクピャンスク地域で小規模な攻撃を続け、ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナの南で小競り合いを続けた。
ロシア軍はバクムット地域で確認された攻撃を実施しなかった。
ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を続けた。
ロシア軍とウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域での交戦を続けた。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃を続けた。 |
2023.06.24 10:35 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ワグネル部隊、ロシアの軍用ヘリ撃墜 プリゴジン氏 |
<2307-062406>
Wagnerのプリゴジン首領が24日朝、Wagner部隊がロシアのヘリ1機を撃墜したと発表した。
プリゴジン首領は新たな音声メッセージで、「Wagner部隊は民間人の車列を銃撃したヘリを撃墜した」と述べた。 プリゴジン首領は、民間車両に交じって移動していたWagner部隊への空爆をゲラシモフ参謀総長が命じたと非難している。
プリゴジン首領の主張については検証できていない。 |
2023.06.24 09:18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ワグネル創設者、ロシアに進軍と表明 ウクライナから南部へ部隊 |
<2307-062405>
Wagnerのプリゴジン首領が24日にtelegramに音声を投稿し、Wagner軍がウクライナから国境を越えてロシア南部ロストフに入ったと表明した。
プリゴジン首領は、部隊の進路を妨げるものは誰であろうと撃破すると述べ、ロシア軍と徹底的に対峙する用意があると発言した。 |
2023.06.23 20:54 |
AFP BB |
ロシア軍、ウクライナ軍の反攻受け「後退」 ワグネル創設者 |
<2307-062313>
Wagnerのプリゴジン首領が23日、ロシア軍はウクライナ東部と南部でのウクライナ軍による反転攻勢を受けて後退していると述べた。
プリゴジン首領はSNSに、「ロシア軍はザポリージャとヘルソンの前線で後退しており、ウクライナ軍はロシア軍を押し返している」と投稿した。 |
2023.06.23 12:58 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ、クリミア半島と結ぶ橋を攻撃か 英長距離ミサイルを使用とロシア |
<2307-062308>
ウクライナ南部ヘルソン州とクリミア半島を結ぶチョンハル橋が22日にミサイル攻撃を受けた。
チョンハル橋は並行する2本の橋からなるが、ロシアが任命したヘルソン州トップのサルド氏によると、2本とも損傷した。 サルド氏が投稿した複数の画像では、2本の橋の片方にぽっかりと穴が開いていることがわかる。 同氏は、すぐに修復作業が行われ、車両は一時的に別のルートを通ることになるとしている。 ロシアに任命されたヘルソン州の別の当局者は、修復作業は数週間かかる可能性があるとしている。
チョンハル橋はクリミア半島からウクライナ本土南部の前線への最短ルートで、ロシア占領下の都市メリトポリへと続く重要な連絡路でもある。 メリトポリは今月初めにザポリッジャ州で始まったウクライナの反転攻勢の攻撃目標のひとつだと考えられている。
ウクライナ軍報道官はウクライナの国営TVで、狙いはロシアの補給路寸断だと述べた。 ウクライナ軍情報当局者は、さらなる攻撃が続くだろうと述べた。 |
2023.06.23 09:30 (19:20 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 22 2023 |
<2307-062304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月22日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃を継続し、6月22日に戦果を挙げたと伝えられている。
ショイグ国防相が、軍再編の一環として新たな軍団を編成して西部軍管区を増強すると共に、予備軍を6月末までに編成すると発表した。
ロシア国防省が7月1日の期限までに、志願兵部隊を完全に正規軍に組み入れる可能性は低い。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナの諜報機関がロシア軍がザポリージャ原発 (ZNPP) で妨害活動を行う準備をしていると見ていると述べた。
ウクライナ軍は、ウクライナ南部のロシア軍兵站線の攻撃を強化している可能性がある。
ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトーブの線で戦闘を続け
た。
ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けた。
ロシア軍はバクムットの近くで小規模な上攻撃を行った。
ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を行った。
ウクライナ軍とロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で交戦し続けた。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃した。 |
2023.06.23 09:27 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍を犯罪者リストに、ウクライナで昨年子供136人殺害=国連 |
<2307-062303>
ロイタが、グテレス国連事務総長が22日に国連安全保障理事会への報告書で、ロシアが2022年にウクライナで136人の子どもを殺害したと非難し、ロシア軍をグローバル犯罪者リストに加えたことを確認した。 国連はまた、ロシア軍とその関連グループが518人の子どもに傷害を負わせ、学校や病院を480回攻撃し、さらに91人の子どもを人間の盾にした。
報告書はまた、ウクライナ軍も80人の子どもを殺害し、175人の子どもに傷害を負わせたほか、学校と病院に212回の攻撃を行ったことも確認したが、ウクライナ軍はグローバル犯罪者リストには入っていない。 |
2023.06.22 14:10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、ヘルソン州とクリミア結ぶ橋にミサイル攻撃 |
<2307-062210>
ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域とクリミア半島の当局者が22日、両地域を結ぶチョンガル橋がウクライナのミサイル攻撃を受け、通行できなくなっていることを明らかにした。
チョンガル橋は、2014年にロシアが一方的に併合したクリミアと本土を結ぶ数少ない橋の一つで半島と大陸を結ぶ狭い地峡の代わりとなっている。
【Chongar Strait の位置 (Google Map)】
ロシアが任命した同州のサルド知事によると、Storm Shadowで攻撃された可能性が高い。 クリミアのアクシヨノフ知事は、橋の通行がいつ再開できるかを判断するため専門家が現場を調査していると述べた。
RIA通信によると、ロシアの調査チームは、ウクライナ軍がミサイル4発を発射したと伝えた。 そのうちの一発の残骸にはフランスで製造されたという表示があったという。 |
2023.06.22 13:13 |
CNN (Yahoo) |
東部ドネツク州で激戦続く、南部で前進と主張 ウクライナ軍 |
<2307-062209>
ウクライナ軍参謀本部が22日までに、ロシア軍が引き続きリマンやバフムート、アウジーイウカ、マリンカといった地域に重点を置くなか、東部ドネツク州で激しい戦闘が続いているとの見解を示した。 参謀本部によれば、これらの地域では過去1日の間にロシアが複数の攻勢を仕掛け30回を超える交戦が起きたものの、不成功に終わったという。
ウクライナ軍参謀本部と南部の統合軍のタルナフスキー司令官は、ザポリージャ方面やヘルソン方面ではロシア軍は守勢に回り、ウクライナ軍が前進していると述べた。
タルナフスキー司令官はtelegramで南部の町タブリナに触れ、過去1日の間に死傷した敵の規模はほぼ3個中隊に相当し、ウクライナは敵の装備品68品目を破壊、損傷させ、我が軍は組織的に敵を陣地から駆逐しつつ前進していて、成功はすでに明白になっていると説明した。
ウクライナ軍第3強襲旅団の旅団長はバフムートの戦況について、ロシア軍は失った陣地の一部を回復しようと試みたものの、不成功に終わったとの見解を示した。 |
2023.06.22 11:23 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア国防省は「国民を欺いている」 ワグネル創設者 |
<2307-062207>
Wagnerのプリゴジン首領が21日に広報を通じて発表した音声メッセージで、ロシア国防省は真実を語っておらず、実際にはウクライナ軍に領土を奪われていると非難した。
また、ウクライナ軍はすでにドニプロ河を渡河しようとしていると警告し、こうした事実は国民の目から完全に隠されており、気付いた時にはクリミア半島もウクライナの手に渡っていることだろうと訴えた。 |
2023.06.22 08:30 (19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 21 2023 |
<2307-062204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月21日の戦況 =
ウクライナ軍は6月21日に前線の少なくとも3正面で反撃した。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの効果的な防御によりウクライナ軍の反撃が予想よりも遅れていることを認めた。
ウクライナのUkroboronprom社が6月20日、ウクライナが航続距離1,000kmのUAVを製造し、試験に成功したと発表した。
ロシア軍とウクライナ軍がクピャンスク~スヴァトーブの線で交戦している。
ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けた。
ロシア軍とウクライナ軍がバクムット地域とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を続けた。
ウクライナ軍は、ドネツクとザポリージャ州の間の州境で小規模な攻撃を実施した。
ロシア軍とウクライナ軍は、ザポリージャ州西部で小規模な攻撃を実施した。
ロシア軍は、黒海艦隊の一部として新しいアゾフ海軍区を編成した伝えられている。 |
2023.06.21 17:42 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍、東部で攻勢に ウクライナ、防戦認める |
<2307-062109>
ウクライナのマリャル国防次官が20日、東部ドネツク州北部のリマンやハリコフ州クピャンスク方面など複数の地域でロシア軍が攻勢に出ていると述べ、ウクライナ軍が防戦に回っているとの認識を示した。 |
2023.06.21 08:37 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア、精鋭の空挺部隊を東部戦線に増派…ウクライナの南部反攻を妨害か |
<2307-062105>
ウクライナのマリャル国防次官が19日、ロシア軍がハルキウ州東端クピャンスクからドネツク州の要衝リマン方面に延びる戦線に精鋭の空挺部隊などを増派して攻撃を強化しているとSNSで述べた。
大規模な反転攻勢を展開するウクライナ軍が南部に戦力を集中するのを妨害する狙いとみられる。 |
2023.06.21 06:15 (16:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 20 2023 |
<2307-062104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月20日の戦況 =
ウクライナ軍は6月20日に前線の少なくとも2正面で反撃した。
ロシア軍は6月20日にウクライナにミサイルとUAVでの攻撃を実施した。
ロシア軍はクレミンナの近くでやや激しい攻撃を行った。
ロシア軍とウクライナ軍はバクムット付近で交戦を続けた。
ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州の州境で反撃した。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で小規模な攻撃を続けた。 |
2023.06.20 10:57 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、数千人規模を要衝バフムトなどに転戦か…ウクライナ軍の反攻激しい地域へ増援 |
<2307-062015>
英国防省が19日、ロシア軍がウクライナドニプロ川東岸に配置していた数千名規模の部隊を、ザポリージャ州やドネツク州の要衝バフムトに移動させ始めた可能性が高いとの分析を明らかにした。 分析によると、ウクライナ軍の反転攻勢が激しい地域への増援が目的で、空挺部隊や海軍歩兵部隊も含まれるとみられる。
ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムが決壊し、洪水を引き起こしたことで、ウクライナ軍がドニプロ河を渡河してロシアが占領する東岸に攻撃を仕掛ける可能性が低くなったと判断した模様である。
ただ、ウクライナ軍がドニプロ河の水位が下がった15日に東岸への上陸を試み、露軍と銃撃戦になったとの報道がある。 ウクライナ軍関係者は渡河する橋頭堡を築き始めたと明らかにしており、露軍の転戦部隊は出はなをくじかれた可能性もある。 |
2023.06.20 10:24 |
AP News (Yahoo) |
ウクライナ南部戦線でも戦果 ザポリージャ州で集落を解放 |
<2307-062013>
ウクライナ軍で最も精強な部隊の一つとされる第128独立山岳強襲旅団第2独立歩兵大隊が6月18日に南部ザポリージャ州で、プヤティハートキ集落をロシア軍から解放した。
【Pyatykhatky の位置 (Google Map)】 |
2023.06.20 09:50 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ドンバス地域東部でウクライナ軍の反攻撃退と主張 映像公開 |
<2307-062012>
ロシア国防省は19日に動画を公開し、ウクライナによる反攻が集中して行われている地域の1つのドンバス地域東部のノボドネツク村でウクライナ軍の攻撃を撃退したと主張した。
【Novodonets'ke の位置 (Google Map)】
同省によると、ロシア太平洋艦隊の海軍歩兵隊が夜間攻撃を撃退し、ウクライナの装甲車を破壊したという。
ロイターは戦況を独自に確認できなかった。 |
2023.06.20 09:42 |
Ukrinform |
ロシア軍、ウクライナを自爆型無人機で攻撃 防空システムが35機中32機撃墜 |
<2307-062011>
ウクライナ空軍がtelegramで、ロシア軍が20日未明にウクライナ各地を自爆型UAVで攻撃したが、飛来した35機中32機を撃墜したと発表した。 35機の内30機のShahedは空軍が、残り2機は陸軍が撃墜したという。
他方、西部リヴィウでは重要インフラにUAVが着弾した。 |
2023.06.20 07:30 (17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 19 2023 |
<2307-062006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月19日の戦況 =
ウクライナ軍は6月19日に、少なくとも3正面で反撃し戦果を挙げた。
ロシア軍は6月19日にウクライナ南部をUAVとミサイルで攻撃した。
ブリンケン米国務長官が、中国政府がロシアにウクライナで使用する殺傷兵器を提供しておらず今後も提供しないことを繰り返したと報告した。
Lockheed Martin社がNATO諸国がウクライナに送ることに同意すれば、ウクライナがF-16を飛行させ維持するのを支援する準備ができていることを示した。
ロシア軍はクピャンスク地域で戦果を上げ、スヴァトーヴェ~クレミンナの線で攻撃を続けた。
ウクライナ軍が反撃を続ける一方で、ロシア軍はバクムットの近くで小規模な攻撃を行った。
ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線に小規模な戦闘を行った。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って小規模な攻撃を行った。
ウクライナ軍はザポリージャ州西部で小規模な攻撃を行った。
ロシアの情報筋は、ザポリージャ州占領当局者を乗せた車がクリミア占領下のシンフェロポリで爆発したと主張した。
【Simferopol の位置 (Google Map)】 |
2023.06.20 07:21 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、爆薬搭載の戦車を遠隔で「爆破」 新しい戦術か |
<2307-062005>
ロシア国防省はSNSへの投稿で、大量の爆薬を搭載した戦車を遠隔操作して、ウクライナの拠点を破壊したと発表した。 戦車には3.5tのTNT爆薬と、100kgの炸薬を充填した爆弾5個を搭載したと説明した。 ロシア軍の新たな戦法とみられる。
戦車の準備と攻撃を行った指揮官によれば、戦車は操縦士が手動でウクライナ側へと向け、ウクライナ軍から300m離れた場所で飛び降り、戦車がウクライナの陣地に近づくと無線で爆発させたという。 |
2023.06.19 20:16 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
プーチン氏を恐れる部下から誤った情報提供か、ウクライナ反攻巡る戦況報告に疑念が再燃 |
<2307-061910>
プーチン大統領がウクライナ軍の大規模な反転攻勢について積極的に発言し、自ら情報戦を主導しているが、不正確な情報もありプーチン大統領への戦況報告が的確かどうかという疑念が再燃している。 ロシアのウクライナ侵略をめぐっては、プーチン大統領の機嫌が悪くなることを恐れる部下が誤った情報を提供していると指摘される。
プーチン大統領は16日にサンクトペテルブルクの国際会議の全体会合でウクライナ軍Patriotについて、「露軍はキーウ付近で5個セットを破壊した」という趣旨の発言をしたが、ウクライナに配備されているPatriotは2個セットである。 |
2023.06.19 18:28 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部で新たな集落奪還と表明 2週間で113平方キロ |
<2307-061909>
ウクライナ軍が19日、ロシアが占領するザポロジエ州の集落ピャチハトキを奪還したと表明した。 過去2週間で113㎢の領土を奪還したとしている。
ロシア側が任命したザポロジエ州の当局者は18日、ウクライナ軍がピャチハトキを奪還したが、その後は押し戻されて現在「グレー」エリアになっていると述べた。
ウクライナのマリャル国防次官は、同国軍が過去2週間で最大7km前進し、8個集落を解放したとtelegramに投稿した。
英国防省は19日、ロシアがこの10日間にドニプロ河東岸の部隊をザポロジエやバフムトに配置替えし始めたもようだと指摘した。 カホフカダム決壊に伴う洪水で、ウクライナ軍による大規模な渡河作戦の可能性が低下したとロシアが考えている可能性があるという。 |
2023.06.19 16:20 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ南部の前線で「最も激しい戦い」 ゼレンスキー氏 |
<2307-061908>
ウクライナのゼレンスキー大統領が18日の定例報告で、南部の前線で最も激しい戦闘が行われていると述べたほか、東部でロシア軍を撃退しているウクライナ軍をたたえ、ウクライナ軍が前進していると述べた。 ウクライナ軍参謀本部は18日に、ロシア軍がリマンやバフムート、アウジーイウカ、マリンカといった方面に引き続き戦力を集中していると述べた。
ゼレンスキー大統領は、Patriotがひとつも破壊されておらず、過去1週間で約30発のミサイルと約50機の攻撃型UAVを破壊したと述べた。 ウクライナ空軍はロシア軍への攻撃を、過去1週間で100回以上実施したという。
ウクライナによる反転攻勢の序盤は、ロシア軍の防衛線を試すような攻撃と一定の前進がみられたものの、大きな突破口は開けていない。
ロシア国防省は18日、ウクライナ軍は南部のザポリージャ州の方面で最も活発に前進していると述べた。 |
2023.06.19 09:48 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、新たに南部の集落を奪還か 露国防省は否定 |
<2307-061904>
ウクライナ軍の反攻作戦の主要方面の一つであるザポロジエ州の南側を占拠する親露派勢力幹部のロゴフ氏が18日、同州の集落ピャチハトキがウクライナ軍に奪還されたとSNSで明らかにした。
ただ、露国防省はほぼ同時刻に、「ピャチハトキに対するウクライナ軍の攻撃を撃退した」とする現場部隊の報告をSNSで発表するなど、情報が錯綜している。 |
2023.06.19 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 18 2023 |
<2307-061903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月18日の戦況 =
ウクライナ軍は6月18日に少なくとも4ヵ所の前線で反撃を続けたが、領土の奪還は限られていた。
ウクライナ軍は、今後の作戦に向け戦術を再評価するために、反撃を一時停止している可能性がある。
EU域内市場委員が6月18日、EUがウクライナへの武器の供給を加速していると発表した。
ロシア軍は、スヴァトーブの北とクレミンナの南に小規模な攻撃を行った。
ロシア軍とウクライナ軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を行った。
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州間の州境で反撃を続けた。
ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州西部でのウクライナの反撃を撃退し続けていると主張した。 |
2023.06.19 08:22 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、前線3カ所で激戦と発表 ウクライナ大統領「反攻順調」 |
<2307-061902>
ロシア政府が18日にウクライナの前線3ヵ所で激しい戦闘があったと発表した。 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は自国軍が敵の前進を阻止し、反攻が順調に進んでいるとの認識を示した。
ロシア側が任命したウクライナ南部ザポロジエ州の当局者によると、ウクライナ軍は同州の集落ピャチハトキを奪還し、ロシアの砲撃にさらされながらそこで守りを固めている。一方、ロシア国防省の日報は前線の3ヵ所でウクライナの攻撃を撃退したとしているが、ピャチハトキには言及しなかった。 ロシアの軍グループBoctokによる別の声明では、ウクライナはこの集落の奪取に失敗したという。
ウクライナ軍参謀本部による夜の報告も、ピャチハトキには言及していない。 ウクライナは先週の反攻開始時にピャチハトキ付近の集落であるロブコベとさらに東方のドネツク州の複数の集落を奪還したと発表した。
【Piatykhatky の位置 (Google Map)】
ロイターは、戦況を独自に確認できていない。 |
2023.06.18 22:02 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア、内陸国境州に地対艦ミサイル配備…小型でレーダー検知しにくく「新たな脅威」 |
<2307-061813>
ウクライナ空軍報道官が15日、最近露軍がウクライナ北部と接する露西部ブリャンスク州に射程260kmのKh-35地対艦ミサイルを発射するBal-Eを配備したことを確認したと発表した。
地上の目標にも発射できるBal-Eが発射するKh-35は小型でレーダが検知しにくいため、新たな脅威と位置付けた。 Bal-はE既に南部ミコライウ州などで使われていると明らかにしたほか、南部クリミアに配備されているとの情報もある。
米欧が供与した防空システムをキーウ一帯にくぎ付けにし、ウクライナ軍の東/南部での大規模な反転攻勢を妨害する狙いとみられる。 |
2023.06.18 17:43 |
時事通信 (Yahoo) |
港湾都市近郊の武器庫破壊 ウクライナ軍、反攻の成果強調 |
<2307-061810>
ウクライナのメディアが18日、ウクライナ軍がロシアの占領下にあるヘルソン州の港湾都市ヘニチェスク近郊の村で大規模な武器庫を破壊したと発表したと報じた。
この中で当局者は、部隊が大きな打撃を与えて武器庫は炎上したとし、ウクライナ側に飛来する砲弾は減少することになると作戦の成果をアピールした。
【Henichesk の位置 (Google Map)】
ヘニチェスクはヘルソン州の主要都市で、ロシア側当局は2022年11月にウクライナ軍の攻撃で州都ヘルソンからの撤退を余儀なくされた後、アゾフ海に面するヘニチェスクを臨時州都と位置付けている。
事実なら、ウクライナ軍が占領地の深い部分で反転攻勢を進めていることを示す。 |
2023.06.18 16:57 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシアが爆発物仕掛ける、カホフカダム破壊で証拠発見= NYT |
<2307-061809>
New York Times紙が16日に複数のエンジニアと爆発物の専門家の話として、ロシア支配地域にあるカホフカダムが6月に破壊されたのはロシアが仕掛けた爆発物によるものであることを示す証拠があると報じた。
同紙は調査の結果、ダムのコンクリート基盤を通る通路に置かれた爆発物が爆発したことを示唆する証拠が見つかったと報じ、「この証拠はダムが、これを管理する側であるロシアが仕掛けた爆発物によって損傷したことを明確に示している」とした。 |
2023.06.18 14:53 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア兵の死者、名前確認分だけで2.5万人 英BBCなど独自調査 |
<2307-061807>
Kyiv Independentが18日、BBCとロシアの独立系メディアMediazonaによる独自調査で、2022年2月のウクライナ侵攻以降に死亡し名前が確認できたロシア兵が25,000名に達したことが分かったと報じた。
BBCとMediazonaによると、2022年2月からの15ヵ月間で死亡したロシア兵25,528名の名前を確認したという。 両社はロシア国内の地方当局が発表する訃報やSNSに投稿された情報をもとにウクライナでの戦死者の名前を調査し、定期的に人数を発表しており、実際の死者数はこれよりはるかに多いとしている。
Mediazonaによると、ロシア国防省は地元当局に戦死者数が明らかにならないよう、訃報を公表しないように働きかけている可能性もあるとして、名前などのデータは、ボランティアがロシア各地の墓地を訪問して得たという。 |
2023.06.18 10:53 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ「南部で戦術的成功」 ロシア優位との見解も 続く激戦 |
<2307-061804>
ロシアの侵攻を受けるウクライナのマリャル国防次官が17日にtelegramへの投稿で、ウクライナ軍が南部で戦術的な成功を収め、最大2km前進したと明らかにした。 マリャル次官によると、南部ではウクライナ軍が複数の集落を奪還し、少しずつ前進を続けているという。
一方、英国防省は17日、ロシア軍が前線から100km離れた空港に攻撃ヘリ20機以上を追加配備したとし、ヘリによる地上攻撃によりロシア軍が「南部で一時的に優位に立っているとみられる」と分析している。 |
2023.06.18 08:30 (18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 17 2023 |
<2307-061802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月17日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも4正面で反撃を続けている。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミナの線で小規模な攻撃を実施し、ウクライナ軍はクレミンナの西と南で局地的攻撃を行ったと伝えられている。
ロシア軍とウクライナ軍は、バクムット地域とアウディーイウカ~ドネツクの線で小規模な交戦を続けた。
ロシア軍は、おそらく6月16日にヴーレダールの近くで占領地を拡大し近くを攻撃し続けた。
ウクライナ軍は、ドネツク西部とザポリージャ州東部の州境界近くで反撃を続けた。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部での攻撃を強化したと主張した。 |
2023.06.17 21:20 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ドニプロ川の渡河作戦、東岸で銃撃戦…ウクライナが反撃拠点の橋頭堡目指す |
<2307-061709>
ウクライナ軍関係者が16日、ウクライナ軍がノバカホフカに橋頭堡を確保する作戦を開始したとSNSで明らかにした。
【Nova Kakhovka の位置 (Google Map)】
16日のロシアIzvestiya紙現地報道によると、東岸を占領する露軍との銃撃戦は15日夜にノバカホフカで起きた。 カホフカ水力発電所ダムの決壊で洪水被害を受けた地域だが、当時、水は引いていたという。 ウクライナ軍は大規模反攻でドニプロ河を渡河して東岸に上陸してクリミア方面に前進するシナリオが取りざたされていたが、ダム決壊で先送りを余儀なくされていた。
ウクライナ軍南部方面部隊報道官は16日、露軍が東岸に部隊を戻し始めたと指摘した。
ウクライナ陸軍司令官は16日にバフムトを巡る攻防に関し、ウクライナ軍が前進を続けており、露軍が部隊をバフムトに増強し続けているとSNSで明らかにした。
ウクライナ国防次官は16日、ウクライナ軍が反攻で奪還を目指す拠点都市が集中するザポリージャ州一帯の二つの戦線では、露軍の航空戦力と火力の優勢を認めつつ、「それぞれ2km前進し、戦術的な成功を収めている」とSNSに投稿した。 |
2023.06.17 15:11 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ、さらに進軍か 高官「南部で最大2キロ」 |
<2307-061708>
ウクライナ軍は16日、南部などでロシアに対する反転攻勢を継続した。
ウクライナのマリャル国防次官は通信アプリで「南部では各方面で最大2km前進している」と説明し、ISWも「前線の少なくとも3地域で戦果を挙げたと報告されている」とした。
反転攻勢の本格化から1週間以上が過ぎた。 ウクライナのゼレンスキー大統領は国民向け演説で「最も重要なのはわれわれの前進だ」と強調した。 |
2023.06.17 07:15 (17:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 16 2023 |
<2307-061705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月16日の戦況 =
ウクライナ軍は6月16日、前線の少なくとも3正面で反撃を続け、戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍は6月15日~16日にかけて、CMと突入UAVでキーウとクルィヴィーイ・リーフを攻撃した。
アフリカ16ヵ国の首脳は、共同平和使節団として、6月16日にキーウでゼレンスキー大統領と会談した。
ロシア大統領府は、発表された計画に沿ってロシアがロシア管理下の戦術核弾頭をベラルーシに移送し始めたと主張した。
ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線を小規模攻撃した。
ロシア軍とウクライナ軍は、バクムットの近くとアウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦した。
ウクライナ軍はヴーレダール地域で攻撃を続けた。
【Vuhledar の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境近くで反撃を続け、この地域で戦果を挙げたと伝えられている。 |
2023.06.17 08:00 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア将校2000人超死亡か 英報道、兵士高年齢化も |
<2307-061704>
BBC放送が16日、BBCとロシアの独立報道機関などによる調査の結果、ウクライナ侵攻で死亡したロシア将校が2,100名以上に上ることが判明したと報じた。 中佐以上では少なくとも242名という。 戦闘機の操縦士は少なくとも159名が死亡した。
ロシア兵の死者数が増える中、高年齢化や訓練の未熟さが徐々に目立つようになっていて、侵攻開始当初の戦死者は20歳前後の職業軍人が多かったが、最近3ヵ月は動員兵や民間軍事会社ワグネルの戦闘員が増加し、刑務所から動員された30代半ばの男性といったケースも顕著になっている。 |
2023.06.17 00:06 |
Kyiv Independent |
Defense Ministry: Ukraine advances 2 kilometers in multiple directions |
<2307-061701>
ウクライナのマリャル国防次官が戦況報告で16日、ウクライナ軍が複数の正面で2km程度前進していると述べた。 ただ、軍は防勢作戦と攻勢作戦を合わせて行っているという。
マリャル次官は14日にはドネツク州とザポリージャ州の数ヵ所で200~500m前進していると述べていた。 また11日には6.5km前進して90㎢を奪回し、ロブコベ、レバドネ、ノボダリフカ、ネスクチネ、ストロジェヴェ、マカリフカ、ブラホダトネの7ヵ村を解放したと述べていた。 |
2023.06.16 19:55 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ首都にミサイル攻撃 使節団到着に合わせ |
<2307-061615>
ウクライナ軍が16日、首都キーウ上空でロシアのミサイル12発を撃墜したと発表した。 撃墜されたのは、Kinzhal 6発とKalibur 6発で、さらにISR UAV 2機も破壊したという。
キーウにはこの日、アフリカ諸国首脳らの使節団が到着して、和平について会談が行われるのを前にした攻撃だった。 |
2023.06.16 12:42 |
CNN (Yahoo) |
ロシアの「キンジャル」をパトリオットで破壊、ウクライナ軍指揮官が振り返る |
<2307-061608>
ウクライナ軍がロシアのKinzhal 6発をPatriotで撃墜した時の様子について、Kinzhalを撃破したことは後になるまで分からなかったという。
撃墜した第96 SAM旅団のヤレメンコ旅団長はウクライナ国防省のウェブサイトに、Kinzhalを撃墜したのに気付いたのは、専門の分析官が残骸を調査した後だったと語った。 |
2023.06.16 08:45 (18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 15 2023 |
<2307-061605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月15日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも3方向で反撃を続け、6月15日に戦果を挙げたと伝えられている。
ロシア軍は6月15日早朝にウクライナ全土をUAVとミサイルで攻撃した。
西側諸国は、今後数ヵ月以内にF-16と追加のLeopard MBTをウクライナに提供する可能性がある。
ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で小規模な攻撃を続けた。
ウクライナ軍とロシア軍はバクムット付近で交戦し、ロシア軍は6月15日に占領域を広げた。
ウクライナ軍とロシア軍がアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を行ったと伝えられた。
ロシア軍とウクライナ軍はドネツク州西部で交戦した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で攻撃を続けたと主張した。 |
2023.06.16 07:45 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍の航空出撃増加と英分析 |
<2307-061604>
英国防省が14日、ウクライナ軍の反転攻勢に対しロシア軍が南部戦線で地上部隊を支援するため、航空出撃をここ2週間で増やしていると指摘した。
ウクライナのマリャル国防次官は14日、航空戦力や砲撃力はロシア軍が優勢だと認め「極めて厳しい戦闘条件下で進撃している」と強調した。 |
2023.06.16 02:47 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、進軍減速か ロシアは戦闘機出撃を増加 |
<2307-061602>
ウクライナ軍が15日、同国南部や東部でロシア軍に対する反転攻勢を続けたが、航空戦力を駆使するロシア軍もウクライナの戦車などを破壊しており、14~15日のウクライナの前進速度は落ちている可能性がある。
ウクライナのマリャル国防次官は14日にtelegramで、「極めて激しい戦闘の中、前進している」と述べる一方、航空戦力や砲撃力はロシア軍が優勢だと認めた。 英国防省も14日、ロシア軍がこの2週間でウクライナ南部上空への戦闘機の出撃を増やしていると指摘した。
英BBC放送は15日、「反転攻勢でロシア軍が逃走する」といった楽観論に西側高官が警告を発したと伝えた。 高官は、ロシア軍が「十分に準備した防衛陣地」を構築していると指摘し、既にウクライナ側は多大な犠牲を出しており、現時点で「前進速度は遅い」と述べたという。 |
2023.06.15 14:08 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ攻勢、前線の防空能力が課題 |
<2307-061506>
ウクライナがロシアに対し開始した反転攻勢は、ドネツク州で集落の奪還が続く一方、ザポロジエ州オレホフ周辺の前線では一進一退の状況が続いている。 露軍の航空攻撃に前進を阻まれているもようで、ウクライナの防空システムがキーウなどのミサイル防衛にくぎ付けとなり、前線の防空能力の低さに悩まされているとみられる。
ウクライナは欧州で訓練を終えた兵士で編成した旅団をザポロジエ州に配置したが、8日からオレホフ周辺で開始した攻勢は目立った戦果が確認されていない。 部隊が投入したLeopard 2 MBTやBladrey IFVが破壊された映像が露側から流れるなど苦戦も伝えられている。 |
2023.06.15 11:15 |
Forbes (Yahoo) |
ウクライナは過去から学ぶ、20年前の米軍の戦術でロシア軍を突破 |
<2307-061504>
ウクライナ南部ザポリージャ州と東部ドネツク州ではウクライナ軍が3本か4本の軸に沿って前進しているが、モクリ・ヤリー川沿いの軸ではウクライナ軍はただ前進しているのではなく、雷のような速さで駆け抜けている。
ヴェリカノヴォシルカという町からマカリフカまで南北に走る未舗装の道路を高速で進んでいる第35独立海兵旅団は米軍の戦術を活用している。
【Velyka Novosilka の位置、Makarivka の位置 (Google Map)】
2003年4月のイラク侵攻では初期に米陸軍第3歩兵師団の大隊はM1 Abrams MBT 29両、M2 Bladrey IFV 14両、M113 APC数両でThunder Run都市攻撃Task Forceを編成し、計画されていたバグダッドへの複数旅団の連合攻撃が始まる数日前にバグダッドに突入した。
ウクライナ軍第35海兵旅団がモクリ・ヤリー川沿いでThunder Runを開始して1週間以上が経過したが、8日と9日間の激しい戦闘で同旅団はいくつかの村を奪還し、直近では6月12日にマカリフカを奪還した。 |
2023.06.15 10:28 |
テレ朝 News (Yahoo) |
一日でウクライナ兵1000人以上殺害…ロシア側が主張 ウクライナ軍が反転攻勢強めるドネツク州などで |
<2307-061503>
ロシア国防省は14日、過去24時間にウクライナのドネツク州とザポリージャ州方面でウクライナ兵800名以上を殺害し、戦車20両なども破壊して大規模な反転攻勢を撃退したと強調した。 ドネツク州の別の方面でも205名以上を殺害したと主張した。
一方、ウクライナのマリャル国防次官はロシア側の情報に対して「ウクライナ兵の士気の低下を狙っている」と非難した上で、ロシア兵の死傷者についてドネツク州のバフムト方面ではウクライナ兵の9倍近く、ザポリージャ方面ではおよそ5倍になっていると主張した。 |
2023.06.15 09:00 (19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 14 2023 |
<2307-061502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月14日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも3方向で反撃を続け、6月14日に戦果を挙げた。
ロシアからの情報では、ウクライナ軍がルハンシク州のクレミンナ近くの西部軍管区第20諸兵科連合軍 (CAA) の師団を、第20CAA司令官が指示する間に攻撃したと、ロシアのミルブロガーの間で不満を引き起こしたとした。
ロシア軍は6月14日、ウクライナ全土でミサイルとUAVで攻撃した。
ロシア軍は、クピャンスク方向とクレミンナの南で限定攻撃した。
ウクライナ軍とロシア軍はバクムット地域で交戦を続けた。
ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模なな攻撃を続けた。
ウクライナ軍はドネツク州とザポリージャ州の州境近くで反撃を続け、6月14日の時点でこの地域で戦果を挙げたと伝えられている。
ウクライナ軍は6月14日にザポリージャ州西部で小規模な攻撃を続けた。 |
2023.06.15 01:50 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ東部の解放集落、ロシア兵の死屍累々 |
<2307-061501>
ウクライナがロシアから奪還した東部地域では、ロシア兵の遺体や焼け焦げた装甲車などが散乱し、戦闘の激しさを物語っている。
奪還されたばかりの東部ドネツク州ストロジェベ村に入る道にはロシア兵の遺体が列をなしている。 道路沿いに並ぶ家は砲撃で激しく損傷した。村は静まり返っており、住民の姿は見えない。 |
2023.06.14 20:34 |
Kyiv Independent |
General Staff: Russia launches 37 airstrikes in past 24 hours |
<2307-061414>
ウクライナ軍参謀本部が6月14日の定例会見で、ロシア軍が過去24時間に37ソティーの航空攻撃と32発のロケット弾攻撃を行ったと述べた。 この攻撃ではKh-22 6発とKalibr 4発及びShahed UAV 10機が投入されたという。
ウクライナ軍もロシア軍の集中した地域に12回の空爆を実施した。
前線ではライマン、バクムット、アウディーイウカ、マリンカで激戦となり、過去24時間で39回の衝突が起きた。
ウクライナ軍もロシア軍の集中地域やSAM陣地など11ヵ所、及び電子戦の拠点3ヵ所にミサイル攻撃や砲撃を行ったという。 |
2023.06.14 16:05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、マカリフカ奪還の様子だとする映像公開 |
<2307-061410>
ウクライナ軍は13日、海兵隊部隊がドネツク地方のマカリフカに入った際のものだとする映像を公開した。 映像では、第137独立海兵大隊の旗を掲げた一団が、村を掌握したと話している。
ロイタは、この映像がマカリフカであることを確認したが、いつ撮影されたものであるかは独自に検証できなかった。
ウクライナ側は11日、ザポロジエ州との境にあるドネツク州のブラホダトネ、ネスクフネ、マカリフカを同軍が掌握したと発表していた。 |
2023.06.14 14:39 |
CNN (Yahoo) |
NATO事務総長、ウクライナが「前進」 |
<2307-061408>
ストルテンベルグNATO事務総長が13日、ロシアに対する反攻を進めるウクライナ軍が攻撃によって前進を維持していると述べ、西側諸国による継続的な支援の必要性を強調した。 |
2023.06.14 10:35 (20:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, June 13 2023 |
<2307-061405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月13日の戦況 =
ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃を継続し、6月13日にさらに一部を奪還した。
ロシアの情報筋は、ウクライナのザポリージャ州でのミウクライナ軍のサイル攻撃でロシア東部軍管区第35混成軍参謀長のゴリャチェフ少将が戦死したとした。
ロシア軍は6月13日にウクライナ全土でミサイルとUAVによる攻撃を行った。
ロシア軍はクレミンナ戦線を攻撃し続けたが、クピャンスク~スヴァトーブの線では攻撃しなかった。
ウクライナ軍はバクムットの北と南の側面で前進を続け、ロシア軍はバクムットの近くで反撃を開始した。
ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続け、ドニプロ河東岸のヘルソン州から増援部隊を移動させている。
ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境界近くで限定攻撃を行った。 |
2023.06.14 10:02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍が奪還した集落にロイターのカメラが入る、反転攻勢による前進を確認 |
<2307-061404>
ロイタのカメラが13日にウクライナ軍が奪還したドネツク州のネスクチネに入り、反転攻勢による同軍の前進を初めて独自に確認した。 ロシア政府は、この村やほかの集落が陥落したことを公式に認めていない。
ウクライナ国土防衛隊員は、ここは1年半前からロシアの占領下にあったが、3日前に奪還したと話した。 |
2023.06.14 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
反攻での損失続くウクライナ、戦車などの大幅な追加供与訴え |
<2307-061403>
ウクライナ軍は、ロシア軍に対する反転攻勢開始から9日が経過する中、供与を約束されたLeopard 2 MBT 85両のうち少なくとも4両を失ったが、さらなる損失を予期している。
5日にザポリージャ州とドネツク州の少なくとも3正面で攻撃を開始したウクライナ軍は、MBTやIFV、工兵車を失い続けている。 損失ペースは専門家にとっては想定の範囲内だが、それ以外の人々を驚かせている。
マラトクマチカ南郊にあるロシアの地雷原突破を試みた8日の攻勢は、特に大きな損失を生んだ。 第33機械化旅団と第47強襲旅団はこの際、13両中4両のLeopard 2A6 MBT、109両中16両のM2 Bladrey IFV、6両中3両のLeopard 2R工兵車を瞬く間に失ったとされる。
メルニク外務次官はドイツのNTVに対し、独政府がウクライナへの供与を表明しているLeopard 2の数を現在の18両から3倍の54両に増やすべきだとし、ウクライナ軍はさらに多くのMBTやIFVなどの機甲車両を緊急に必要としていると語った。 |
2023.06.13 20:16 |
AFP=時事 (Yahoo) |
独戦車や米歩兵戦闘車、ウクライナで鹵獲 ロシア国防省 |
<2307-061310>
ロシア国防省が13日、Leopard MBTやBladrey |