ロシアのウクライナ侵攻(2022年)に関する資料

(その12:ウクライナ軍の反攻)

                                                                                                                                                                                                                                           
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.06.04
 16:00
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア西部国境地域へ攻撃相次ぐ 住民4000人超が避難 <2307-060408>
 ウクライナへの「特別軍事作戦」を続けるロシアが、6月に入り西部国境地域を相次いで攻撃されており、特にウクライナに隣接するベルゴロド州の被害が大きく、3日も少なくとも2人の死者を出した。 被害を避けるため、既に同州の4,000人を超す住民が国内の別の地域に避難し、ロシア政府は安全確保を急ぐ構えを示している。
 ベルゴロド州のグラトコフ知事は4日にtelegramで、同日未明に州西部のシェベキノ地区などが砲撃されたと明かした。 この地区では3日もウクライナ軍に砲撃され、住民2人が死亡し、2人が負傷しており、2日にも同州南部の町ソボレフカなどが砲撃を受け、4人死亡との発表が出ていた。
 これまでもベルゴロド州はウクライナ軍による砲撃やUAV攻撃の脅威にさらされてきたが、最近は武装集団による襲撃も伝えられている。 ロシア国防省は1日、武装集団が3回にわたりシェベキノ周辺への侵入を試みたが、いずれも撃退したと発表し、ウクライナ軍のテロ攻撃だと非難している。
 ベルゴロド州では5月22日にも侵入してきた武装集団の攻撃で住民2人が死亡した。
2023.06.04
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 3 2023 <2307-060405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月3日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーヴェの線と、クレミンナの北西と南に限定的な攻撃を続けた。
 ロシア正規軍が、6月3日の時点でバクムットのWagner軍と大幅に交代した可能性がある。
 ロシア軍は、マリンカ近くのアウディーイウカ~ドネツク市の線への攻撃を集中した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク州西部で限定的な攻撃を続けたと主張した。
 ロシア軍はヘルソン州に防御陣地を完成させるための努力を続けた。
2023.06.04
 05:53
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、戦略の幅狭まる ワグネル撤退で、英分析 <2307-060403>
 英国防省が3日、バフムトの前線からWagnerの部隊が撤退したことを受け、ロシア軍が前線に正規軍を配置していると指摘し、結果としてロシア軍が取り得る戦略の幅が狭まっているとの分析を明らかにした。
 英国防省は、ロシア軍がバフムト方面に空挺部隊も投入していると説明した。 空挺部隊は侵攻前まで精鋭と見なされていたが、ウクライナでの戦闘で深刻な失敗に関わったとされる。 ウクライナ軍報道官は3月に、バフムトで攻勢をかけていたWagnerが多くの人員を失ったため、ロシア軍の空挺部隊が戦闘で果たす役割が増大しているとの認識を示していた。
2023.06.04
 00:06
時事通信

(Yahoo)

ベルゴロド州に展開の用意 ワグネル <2307-060401>
 Wagnerのプリゴジン首領が3日、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州に部隊を展開させる用意があると表明した。
 プリゴジン首領はTelegramを通じ「ベルゴロド州で起きていることを国防省が止めないなら、その時はわれわれがロシア領を守る」と強調した。 ベルゴロド州のグラトコフ知事は2日、迫撃砲やロケット弾による500回に及ぶ越境攻撃を受けたと訴えていた。
2023.06.03
 16:50
CNN

(Yahoo)

ロシア兵損失は侵略開始以降で20万8000人、ウクライナ軍 <2307-060309>
 ウクライナ軍東部作戦管区広報官が3日までに、ロシア軍兵士の死者数は2022年2月の侵略開始以降208,000名に達し、侵攻当初に投入された17万名以上を上回る損失を被ったと主張した。 CNNはこれら数字の真偽を独自には確認出来ていない。
 ロシア軍が侵攻で失った兵員の人数は情報源によってばらつきがあり、バイデン政権は5月に2022年12月以降に生じた死傷者は10万名以上と報告したが、ロシア大統領府の報道担当者は当時、この数字を否定し、米国が「何らかの正しい数字を示し得る方途は絶対にない」とも反論していた。
 ロシアのショイグ国防相は2022年9月、死亡したロシア兵は6,000名以下としていたが、露国防省はこれ以降、新たな数字を公表していない。
2023.06.03
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 2 2023 <2307-060307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月2日の戦況 =
 ロシアミルブロガーの一部は、ベルゴロド州の状況を利用してロシアの指導者を批判し続けているが、大方は最近の襲撃を重視していない。
 ロシア軍は、6月2日~2日の夜に、ウクライナに対しCMとUAVによる攻撃を行った。
 露参謀本部動員局長のブルディンスキー上級大将が、ショイグ国防相のかねてからの提案に従い、ロシア軍が2023年末までに新たに2個の軍管区を編成すると発表した。
 ロシア軍はクピャンスクとクレミンナの方向で攻撃を続けた。 ロシア軍はマリンカで攻撃を行った。
Marinka の位置 (Google Map)】
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク州西部で限定的な反撃を行い領土を奪還したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナが占領下のザポリージャ州ベルジャンシクの港湾地域をStorm Shadowで攻撃したと主張した。
2023.06.03
 06:58
ロイタ通信

(Yahoo)

キーウ周辺に36回の空爆、ロシア西部にウクライナから砲撃 <2307-060306>
 ウクライナ軍が2日にtelegramで、キーウ周辺で夜間にミサイルやUAV 36発/機を撃墜したが、落下した破片により2人が負傷し、住宅5棟が被害を受けたことを明らかにした。
 一方、ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は2日、ウクライナが国境付近の町を砲撃し4人が死亡したと明らかにした。 国境に接する町シェベキノでは、工業施設で火災も発生したという。
 ロシア国防省は1日に、ベルゴロド州に侵入してきた「親ウクライナ派武装勢力」を撃退したと発表した。 侵入は1週間で2回目となる。 ウクライナは関与を否定している。
 ベルゴロド州の攻撃を実行したと主張する自由ロシア軍団は、自らを自由世界の一員となるロシアを作るためプーチン政権と戦うロシア人であるとしている。 また反プーチン政権のロシア義勇軍とともに、ウクライナの命令ではなく自らの力で攻撃するロシア人有志であると述べている。
2023.06.03
 05:44
日経新聞 ロシア軍「国境防衛と攻撃のジレンマに」 英国防省分析 <2307-060304>
 ウクライナの戦況を分析している英国防省がTwitterに2日、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州に攻撃が続いているため、攻撃用ヘリや
MRLなどあらゆる兵器を自国内に配備せざるを得なくなっていると指摘し、国境地域の防衛とウクライナの占領地域の戦線のどちらを強化するか深刻なジレンマに直面していると投稿した。
2023.06.02
 22:31
Ukrinform ウクライナはクリミアを今年奪還するかもしれない=ウォレス英国防相 <2307-060216>
 ウォレス英国防相がWashington Post紙の取材に対し、ロシアが必要な装備を使い果たした2023年中にプーチンが違法に併合したクリミア半島をウクライナが奪還する現実的可能性があると発言した。
2023.06.02
 18:26
Newsweek

(Yahoo)

ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止できず...チャレンジャー2戦車があっさり突破する映像を公開 <2307-060213>
 近いうちにウクライナが反転攻勢に打って出ると言われる今、ロシア軍はウクライナ国内の占領地域に戦車などの前進を食い止めるための防御用障害物「竜の歯」を設置しているが、Twitterにはウクライナ軍の戦車が「竜の歯」をやすやすと突破する様子を捉えた動画が投稿され、その障害物も実際にはほとんど効果がないかもしれない。
【「竜の歯」関連記事:2305-042201 (讀賣 2023.04.22)】
2023.06.02
 10:51
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ拠点のロシア人武装組織、露西部に再進入し大規模攻撃…プーチン大統領の威信に傷 <2307-060210>
 ウクライナに拠点を置く二つのロシア人武装組織が1日にウクライナと国境を接する露西部のベルゴロド州に進入し、国境付近で露軍と交戦したとSNSに投稿した。 進入攻撃を行ったのはロシア義勇軍団自由ロシア軍団で、自由ロシア軍団はSNSに露軍の弾薬庫や軍用車両を砲撃で破壊したとする動画を投稿し、露軍に投降も呼びかけた。
 地元州知事によると武装組織は断続的な砲撃も行った。 州都ベルゴロドにはUAV攻撃もあった。
 武装組織の大規模な進入攻撃は5月22日以来で、国境警備の強化を指示していたプーチン大統領の威信が傷ついた。
2023.06.02
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 1 2023 <2307-060208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月1日の戦況 =
 ロシア軍は、5月31日~6月1日の夜と6月1日の日中に、ウクライナに対して新たなミサイル攻撃を実施した。
 全露義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) の部隊が、6月1日にベルゴロド州への襲撃を実施したと伝えられた。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とスヴァトーヴェの北西で攻撃した。
 バクムット正面でのロシアとウクライナの戦闘は6月1日現在も低調で、ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍の南翼での攻撃は確認されなかった。
 ロシアの占領当局は、占領地での地方選挙を9月10日に行なうと発表した。
 ウクライナのコスティン検事総長が5月31日、ロシア軍が子どもに対し犯したとする2,900件以上の犯罪を調査していると発表した。
2023.06.02
 00:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ側からの越境攻撃を撃退、「戦闘員30人死亡」=ロシア <2307-060201>
 ロシア国防省が1日、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州に侵入してきた親ウクライナ派武装勢力を撃退したと発表した。 ロシア国防省によると、この日は同州シェベキノ周辺で3回の越境攻撃を撃退した。 30人以上のウクライナ側戦闘員が死亡し、4両の装甲車が破壊されたとし、ウクライナが「テロ組織」を使って民間人への攻撃を試みていると非難した。
 同地域では激しい砲撃とUAVによるものとみられる攻撃があり、一部民間人が避難したという。
 ベルゴロド州では5月22日にも、ウクライナ側から侵入したとみられる武装集団による攻撃があった。
2023.06.01
 12:58
CNN

(Yahoo)

ウクライナ南部ザポリージャ州、ロシア支配下の街で連続爆発 <2307-060107>
 ウクライナ南部ザポリージャ州の親露派当局者が、前線に近いポロヒで連続して爆発が発生したことを明らかにした。 ポロヒに対しては定期的にウクライナ軍による砲撃が行われており、先週はウクライナ軍が配電所に砲撃を行ったため停電が発生したという。
 ザポリージャ州に位置するポロヒは、多くの専門家がウクライナによる反転攻勢の焦点となるとみている。
Polohy の位置 (Google Map)】
2023.06.01
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 31 2023 <2307-060103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月31日の戦況 =
 ロシア軍司令部は、Wagner Gp.軍のバクムットからの撤退を受けて、チェチェン共和国のカディロフ首長軍にウクライナでの攻撃を開始するよう命じた可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの南で上攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を実施した。
2023.05.31
 21:26
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナの「最後の軍艦」破壊と主張 <2306-053118>
 ロシア軍が定例会見で31日、オデーサ港に停泊していたウクライナ海軍の最後の主要艦である中型揚陸艦Yuri Olefirenkoを5月29日に破壊したと主張した。
 AFPはこの主張について独自に裏付けを取れていない。
 ウクライナ海軍報道官は、コメントを差し控えるとした。
【註】
 Yuri Olefirenkoは排水量1,192tで、双連30mm砲2門、18連装140mmロケット弾発射機2基、Stela-3 4連装発射機2基などを装備している。  1971年にソ連海軍で就役し、1996年からウクライナ海軍の所属になっている。
2023.05.31
 18:07
時事通信

(Yahoo)

「5月に入り主導権失う」 ロシア軍の現状分析 英国防省 <2306-053116>
 英国防省は31日にウクライナに関する戦況分析で、5月に入ってロシア軍は次第に戦争の主導権を失うようになったと指摘した。 ロシア各地やウクライナのロシア占領地域では、攻撃を受けたという報告が相次いでいる。
 ロシアの治安当局は31日、ウクライナ東部ルガンスク州のロシア占領地域の村に夜間、ロケット弾4発が撃ち込まれ少なくとも5人が死亡したと主張した。 HIMARSを使った攻撃だとしている。
 ロシア国内でも、モスクワに30日にUAV 8機が飛来したほか、西部ベルゴロド州で砲撃があった。 ベルゴロド州では、22日にウクライナから武装勢力が侵入し戦闘が起きている。  ロシア南部クラスノダール近郊のアフィプスキー製油所もUAVによるとみられる攻撃を受け火災が発生した。
ロシア領内での攻撃に関し、ウクライナ政府は「直接的な関与」を否定している。
2023.05.31
 12:58
AFP=時事

(Yahoo)

米、ロシア領内への攻撃支持せず <2306-053111>
 米政府が30日、モスクワの高層住宅などへのUAV攻撃を受け、ロシア領内への攻撃を支持しない立場を明確にした。
 国務省報道官は「米国は一般論としてロシア領内への攻撃を支持しない。 われわれはウクライナによる領土の奪還に向け、装備や訓練を提供することに注力してきた」と述べた。
2023.05.31
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 30 2023 <2306-053107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月30日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスクの北東とスヴァトーヴェの北西で限定的な地上攻撃を行い、ロシアの情報筋はロシア軍がクレミンナの南で攻撃を行ったと主張した。
 バクムット正面のロシアとウクライナの戦闘烈度は、5月30日現在も低いままである。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線への攻撃で僅かに前進した。
 ロシア軍の南翼での攻撃は確認されなかった。
2023.05.31
 02:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア侵攻に伴うウクライナ医療機関への攻撃1000件超= WHO <2306-053102>
 世界保健機関 (WHO) が30日、ロシアによるウクライナ国内の医療機関への攻撃は1,004件に上り、WHOがあらゆる紛争で記録した中で最多と発表した。
 声明では「WHOが検証した、過去15ヵ月間の本格的な戦争における1,004件の攻撃は、医療従事者と患者の双方を含む少なくとも101人が死亡した」とした。
2023.05.30
 14:13
ロイタ通信

(Yahoo)

モスクワにドローン攻撃、8機全て破壊=ロシア国防省 <2306-053009>
 ロシア国防省が「今朝ウクライナがモスクワにUAV 8機で攻撃を仕掛けたが全て撃墜された」と発表した。 モスクワ南西部で02:00~03:00GMT(日本時間11:00~12:00)に大きな爆発音がしたと市民が証言し、UAV 1機が撃墜され煙が上がっている様子の動画も紹介されている。
 モスクワ市長によると、2人が負傷しこのうち1人が病院に運ばれたが死者の報告はない。
2023.05.30
 11:32
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍の反転攻勢、「タイミングは決まった」とゼレンスキー氏 <2306-053008>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が29日夜の演説で、ウクライナ軍による反転攻勢の時期に関する決定が下されたことを明らかにした。
 ただ具体的にいつ反転攻勢を開始するのかは明言しなかった。
2023.05.30
 10:26
ロイタ通信

(Yahoo)

キーウ、過去24時間で3度目の攻撃 少なくとも1人死亡・4人負傷 <2306-053005>
 ウクライナの当局者が30日早く明らかにしたところによると、キーウで過去24時間で3度目の攻撃が異なる方向から波状で行われ、少なくとも1人が死亡、4人が負傷した。
 キーウの当局者らによると、ロシアは30日未明に市内への新たな大規模攻撃を開始し、ウクライナ軍がUAV 20機以上を撃墜した。
2023.05.30
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 29 2023 <2306-053004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月29日の戦況 =
 ロシア軍がウクライナに対し、5月28日~29日の夜と29日の日中にCMとイラン製UAVで攻撃を行った。
 ロシアは5月28日にベラルーシにさらに少なくとも1個中隊のS-400を配備した。
 元ロシア副国防相のミジンツェフ上級大将が現在Wagner Gp.の副司令官として活動していることが確認された。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 バクムットとその周辺でのロシアの攻撃速度は著しく低下したままである。
 ロシア軍は、特にマリンカに焦点を当てて、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けた。
Marinka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はドネツク州西部で限定的な攻撃を行い、マリウポリの要塞を増強している。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州でウクライナ軍の偵察部隊を撃退したと主張した。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は5月29日現在、入院していない可能性が高い。
2023.05.30
 06:04
ロイタ通信

(Yahoo)

米のパトリオットミサイルなら100%迎撃が可能=ウクライナ大統領 <2306-053002>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が29日、Patriotを使用すれば100%の迎撃率を確保できると述べた。
 ウクライナ軍によると、この日の日中の攻撃でロシアが使用した11発のミサイルは全て撃墜した。
2023.05.29
 15:15
Ukrinform ロシア軍、キーウを弾道ミサイルで攻撃 全弾撃墜 <2306-052911>
 ウクライナ空軍がTelegramで、ロシア軍が29日11:30頃にキーウに対してIskander-M
TBMIskander-K CM、合わせて11発北方から発射して攻撃したが、ウクライナ空軍が全弾を撃墜したと発表した。
2023.05.29
 14:56
AP

(Yahoo)

自走榴弾砲で露軍側面を砲撃 守勢に立たされるロシア軍 <2306-052910>
 ウクライナ軍による大規模な反転攻勢が始まるという情報が独り歩きしているが、ドネツィク州ではバフムートを占領したロシア軍が部隊の再編成と兵員の補充に追われ、攻撃の手を緩めているといわれている。
 ロシア軍の側面を攻撃するウクライナ軍は、ドイツから供与されたPzH2000
SPHでロシア軍部隊を砲撃しているが、前線の兵士は反転攻勢を前に、入手できるのであれば、どんな兵器でもほしいという。 反転攻勢を前に、東部戦線のウクライナ軍はバフムート郊外の20㎢を解放し、ロシア軍の側面を脅かしている。
 ロシア軍は東から南に弧を描く長い戦線全域で、ウクライナ軍の反撃に備えてはいるが、攻勢の正面がどこになるのか、いつ始まるのかなどは分かっておらず、心理的に守勢に立たされている。
2023.05.29
 10:02
Ukrinform 露軍再び大規模ミサイル攻撃 ウクライナ軍、ミサイル37弾、無人機29機撃墜 <2306-052906>
 ロシア軍が29日未明に再び同国に対してミサイルと
AUAVで大規模攻撃を行った。 ウクライナ軍は、CM 37発AUAV 29機を撃墜した。
 発表によれば、ロシア軍が攻撃に使ったミサイルとUAVは以下のとおりである。
 ・Kh-101/Kh-555 40発:カスピ海方面のTu-95MSから
 ・Shahed-136/131 AUAV 35機
 また、ウクライナ軍が撃墜したのは、CM 37発、AUAV 29機、ISR UAV 1機と発表された。
2023.05.29
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアのドローン58機を撃墜 イランに制裁科す動きも <2306-052905>
 ウクライナ軍参謀本部が28日夜、キーウなどで前日深夜から攻撃を始めたロシア軍のUAVについて、59機のうち58機を撃墜したと発表した。
 参謀本部によると、ロシア軍は27日深夜から28日にかけて、キーウを含む広範囲に91回の空爆を加えたほか、ウクライナ軍の陣地や人口密集地を
MLR25回攻撃した。
2023.05.29
 08:11
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナが石油施設をドローン攻撃、砲撃で2人死亡=ロシア <2306-052904>
 ロシア当局とメディアが、ウクライナが27日にロシア国内の石油パイプライン施設をUAVで攻撃したことを明らかにした。 地元当局によると、ウクライナとの国境から500km離れたエロヒノ村近くにUAVが墜落した。
 ロシアKommersant紙によると、モスクワの北西に位置するトベリ州でUAV 2機が世界最大級の石油パイプラインDruzhbaに供給する施設を攻撃した。 Druzhbaはソ連時代に建設され、日量200万バレル以上の送油能力を持つが、ウクライナ侵攻を受けて欧州がロシア産エネルギーへの依存を低下しようとする中で利用が減少している。
 一方、ベルゴロド州のグラトコフ知事は、ウクライナの砲撃により少なくとも1人が死亡し、送電線も被害を受けたとしている。 クルスク州でも地元知事が、砲撃により1人が死亡したことを明かした。
2023.05.29
 07:40
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ「英ミサイル全て命中」 ロシアの「迎撃」主張を否定 <2306-052903>
 ウクライナメディアが地元テレビでの発言として、レズニコフ国防相が英国から供与されたStorm Shadowについて28日、「これまでに発射された100%が目標に命中した」と明らかにしたと報じた。
 露国防省はいままで10発以上のStorm Shadowの迎撃に成功したと発表していたが、レズニコフ国防相は露国防省の主張を否定した。
2023.05.29
 05:00

(15:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 28 2023 <2306-052902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月28日の戦況 =
 ロシア軍は、5月27日から28日にかけて、戦争開始以来最大規模のShahed UAV攻撃を行った。
 バクムット周辺でのロシア軍の攻撃速度は著しく低下している。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の正面で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はウクライナ南部の地域を砲撃し続けた。
2023.05.28
 19:50
毎日新聞

(Yahoo)

プーチン大統領、国境地帯の警備強化指示 相次いで攻撃されたと主張 <2306-052809>
 ウクライナへの「特別軍事作戦」を続けるプーチン大統領が28日にビデオ声明を出し、国境地帯の警備強化に当たるように治安機関に指示した。
 ロシアはウクライナとの国境地帯が相次いで攻撃されたと主張しており、対応策を急がせているとみられる。
 ロシア西部では27日、ウクライナ側から攻撃されたとの発表や報道が相次いだ
 ベルゴロド州の知事はウクライナ領内から砲撃を受け、住民1人が死亡、3人が負傷したと明かした。クルスク州の国境地帯も砲撃を受け、住民1人の死亡が伝えられている。 複数のロシアメディアによると、トベリ州でもウクライナまで延びる石油パイプラインの施設がUAVによる攻撃を受けたが、迎撃したという。
 ベルゴロド州では22日に武装集団が住宅や工場などを攻撃し、避難時の死者も含めて2人が死亡し、13人が負傷するという戦闘が起きていた。
2023.05.28
 12:45
時事通信

(Yahoo)

キーウへドローン攻撃 侵攻後で最大規模 ウクライナ <2306-052806>
 ウクライナ軍が、28日未明にかけてキーウなどにロシア軍のイラン製UAV 54機が飛来し、52機を撃墜したと発表した。 このうち40機以上はキーウ上空で破壊された。 AFP通信は、今回の空襲で少なくとも2人が死亡したと伝えた。
 キーウへのドローン攻撃としては、ロシアが侵攻を開始した2022年2月以降で最大規模だとしている。
 またハリコフ州知事は28日、国境近くの集落がロシアの空爆や砲撃を受けたとTelegramに投稿し、同日までに2人が死亡したと発表した。
 一方、TASS通信は、ウクライナ国境に近いロシア南部クラスノダールの製油所にUAV数機が接近したが撃ち落とされ、製油所への影響はないと報じた。
2023.05.28
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 27 2023 <2306-052804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月27日の戦況 =
 ロシア軍は、Wagner軍のバクムット撤退を援護するためにドネツク人民共和国 (DNR) 軍を派遣している可能性がある。 この結果アウディーイウカ~ドネツクの線でのロシアの攻撃速度が低下する可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とクレミンナの南に限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で失敗した攻撃を再開した。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州南部後方の兵站拠点を攻撃し続けた。
 ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) が5月26日、ロシア軍がザポリージャ原発で放射線の危険を引き起こすために大規模な挑発を行う準備をしていると警告した。
 ロシア法務省が5月26日に「母と妻の評議会」を外国代理人指定し、活動を抑制しようとしている。
【註】
 母と妻の評議会 (Council of Mothers and Wives) はロシアのウクライナ侵攻に関与したロシア軍人の親戚によって2022年に設立された組織で、ロシア復興国民連合と提携しているという。
2023.05.28
 07:57
FNN Prime

(Yahoo)

ロシア国境付近で爆発相次ぐ中、ウクライナ軍総司令官 反転攻勢開始を示唆 <2306-052803>
 ベラルーシやバルト三国と国境を接するロシア西部の石油パイプライン管理棟が爆発した。 ロシア西部プスコフ州知事によると、27日朝に州内の石油パイプラインの管理棟が2回のUAV攻撃を受け破損したという。
 このほか、ロシア西部の国境周辺では石油タンクなどの爆発が相次いでいて、ロシアは、ウクライナ側から攻撃を受けたとの主張を繰り返している。
2023.05.28
 07:03
共同通信

(Yahoo)

南部港湾都市で爆発相次ぐ ウクライナの長距離攻撃か <2306-052801>
 ウクライナメディアが、27日にロシアが併合したウクライナ南部ザポロジエ州の港湾都市ベルジャンスクで複数の爆発があったと報じた。
 前線から100km以上離れており、ウクライナ軍の攻撃だった場合、長距離兵器を使った可能性がある。
 アゾフ海に面する同市では25日にも爆発が伝えられ、ウクライナ軍は21日にも同市のロシア軍拠点を攻撃したと表明していた。
 ベルジャンスクは大規模反攻を控えるウクライナ軍が奪還を視野に入れているとされる。
2023.05.27Military Land Invasion Day 458 – Summary <2306-052707>
 侵攻458日目の戦況
 ・Sloboda Front
 ・Siverskyi Donets
 ・Bakhmut Front
 ・Bakhmut City
 ・Avdiivka Front
 ・Donetsk Front
 ・Zaporizhzhia Front
 ・Kherson Front
2023.05.27
 20:33
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ総司令官「領土取り戻す時」 反転攻勢を宣言か <2306-052706>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将がTelegramに27日、「われわれのものを取り戻す時が来た」と述べると共に、ロシア軍との戦闘に臨むウクライナ軍の映像を投稿した。
 ロシアに占領された領土を奪還するための大規模な反転攻勢の開始を宣言した可能性がある。
 反転攻勢の時期を巡っては、ウクライナ政府内部や専門家の間でも見解が分かれているが、ポドリャク大統領府顧問は25日にイタリアの公共放送RAIの取材に、大規模な反転攻勢は「既に始まっている」と発言していたが、軍トップが表明したのは今回が初めてとみられる。
2023.05.27
 09:02
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、占領下のマリウポリにミサイル攻撃 ロシア任命の市長が主張 <2306-052703>
 ロシアの占領下にあるウクライナ南部マリウポリでロシアが任命した市長によると、ウクライナ軍が26日に同市を長距離ミサイル2発で攻撃した。 親露派が自称する「ドネツク人民共和国」の当局者はこれに先立ち、市内での爆発はウクライナのロケット攻撃によるものだとの見方を示していた。
 SNSに投稿された動画の映像についてCNNは、アゾフスターリ製鉄所で撮影されたことを確認した。
 マリウポリのウクライナ側市長の顧問であるアンドリュシェンコ氏もテレグラムで26日の爆発に言及し、攻撃を受けた現場ではロシアの緊急要員が対応に当たっており、混乱した様子だという。
 アンドリュシェンコ顧問は「攻撃はアゾフスターリの敷地に対して行われた」とし、「彼らはあの場所に基地を設置し、一緒に弾薬集積所も設置した」としている。
 ロシア軍は製鉄所の近くに弾薬集積所も設置しているということについてCNNはこの主張を独自に検証できていない。
 ウクライナは今回の攻撃に関して関与を表明していない。
2023.05.27
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 26 2023 <2306-052702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月26日の戦況 =
 ウクライナの情報筋は、Wagner軍はまだバクムットに存在しているが、市周辺のロシアの攻撃速度は低下し続けていると主張している。
 バクムットの側面に対するウクライナ軍の限定的な反撃の成功は、バクムットにおけるロシア軍の増援を複雑化する可能性がある。
 ロシア軍が5月25日と26日にウクライナ全土でミサイルとUAVで大規模に攻撃した。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とスヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃戦を続けた。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツクの戦で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナ南部のウクライナの陣地を砲撃にし続けた。
 ロシアは、ウクライナと国境を接するロシアの地域を守るため新たに志願兵部隊を編成している。
2023.05.26
 23:40
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア占領下の港湾都市で複数回爆発…ウクライナ軍が「ストームシャドー」で攻撃か <2306-052612>
 ウクライナでロシア軍の占領下にある港湾都市ベルジャンシクで、ロシアが任命したザポリージャ州の「幹部」が、25日夜に大規模な爆発が複数回発生したことを明らかにした。 ベルジャンシクは前線から100km離れており、英国に供与された射程200kmのStorm Shadowで露軍の基地を攻撃したとみられる。
 ウクライナ大統領府顧問は25日にSNSで、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢に関し、「敵の補給拠点の集中的な破壊が含まれる」と説明しており、本格的な奪還作戦の開始に向けた攻勢の可能性がある。
 複数の露メディアによると、ロシアが2014年に併合したクリミア対岸の露南部クラスノダール中心部では26日にUAV攻撃による爆発が起きた。 露西部ベルゴロド州でも、国営Gazprom社の建物で爆発があった。
 一方、24日の黒海での露海軍黒海艦隊の情報収集艦に対する
USV攻撃はウクライナが関与を認め、ウクライナ国防省がSNSに動画を投稿した。
2023.05.26
 15:13
AP

(Yahoo)

ドイツ製ゲパルト自走対空砲 キーウ防空に目覚ましい戦果 <2306-052611>
 ロシア軍が5月に入ってから頻繁にUAV攻撃を繰り返しているが、ウクライナ軍が5月25日にキーウを狙ったロシア軍のShahed-136/131 12機を撃墜したと発表した。
 この日の空爆は大規模で、7波に分かれてキーウ上空に飛来したが、ウクライナ軍の防空システムがすべて探知、撃墜した。
 ウクライナ軍統合軍司令官ナエフ中将によると、空軍のSAM部隊と戦闘機などウクライナ軍のミニ諸兵科連合がこの攻撃の撃退に関与したという。
 ウクライナ軍北部作戦管区には、ドイツ製のGepard
SPAAGが配備されておりこれまで目覚ましい戦果を挙げている。
2023.05.26
 07:30
CNN

(Yahoo)

ウクライナの無人艇、ロシア偵察艦に衝突か 映像公開 <2306-052608>
 ロシアが黒海に展開する情報収集艦イワン・フルス
USVに体当たりされたとみられることが新たな映像で明らかになり、ウクライナの攻撃を阻止することができたというロシアの主張と矛盾している。
 ウクライナ国防省が25日にSNSで公開しCNNが分析した映像はUSVに設置されたカメラで撮影されており、USVが情報収集艦に高速で近づき体当たりする直前の様子を映しているとみられる。
 CNNの分析では、この大型の船はイワン・フルスである可能性が高いと結論づけた。 映像にはUSVの先端部も映っており、ロシア国防省が25日に投稿した映像に映っているUSVと似ている。 ウクライナ国防省の映像は情報収集艦までもう数㍍というところで途切れている。
2023.05.26
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 25 2023 <2306-052607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月25日の戦況 =
 露ベルゴロド州のグラドコフ知事が、ロシア当局が5月24日現在、ベルゴロド州に7個領土防衛大隊を創設したと発表したが、これはおそらく5月22日の全露親ウクライナ派のベルゴロド州襲撃後のロシア国境地域の防衛態勢とするためであろう。
 ロシアが5月24日~25日の夜に、ウクライナ全土で大規模なShahed-131/136 UAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とクレミンナの南で限定的な攻撃を続けた。
 Wagner軍が市内の最前線の地域から撤退を開始したなか、ロシア軍はバクムット周辺で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクリミア上空で6機のUAVを撃墜したと主張した。
2023.05.26
 06:49
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ大統領府顧問、大規模な反転攻勢「すでに数日間続いている」「集中的な戦い」 <2306-052606>
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問がイタリア国営放送RAIの24日放映の取材で、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢「すでに数日間続いている」と述べ、ロシア側に対する領土奪還作戦が始まっていることを認めた。 1,500kmに及ぶ境界線での集中的な戦いだと語り、対象地域など詳細は明らかにしなかった。
 両軍の配備状況に詳しい有力軍事SNSの
Military Landは24日、ウクライナ軍が大規模な反攻のために新たに編成した12個旅団の前方配置が始まったとし、第88機械化旅団が東部ハルキウ州の戦線に展開していることを確認したとしている。
2023.05.25
 18:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネルがバフムトから撤退開始、ロ軍に明け渡し=プリゴジン氏 <2306-052518>
 Wagnerのプリゴジン首領が25日にTelegramで公開した動画で、バフムトから部隊を撤退させ始め、ロシアの正規軍と交代しつつあると明らかにした。 プリゴジン首領は「今日25日の05:00から6月1日まで、大半の部隊は後方に移動する予定で、軍に陣地を明け渡している」と述べた。
 戦闘服姿のプリゴジン首領は動画で、正規軍が事態に対処できない場合はWagnerの部隊がバフムトに戻る用意があると述べた。
2023.05.25
 13:19
AP

(Yahoo)

美しい街を"破壊"しただけ 「バフムートの戦い」終わらず <2306-052515>
 ロシア軍によるバフムートの占領宣言にもかかわらず、ウクライナ軍指導部は戦いは終わってはいないという。 マリアー副国防相は5月23日、ロシア軍が制圧したと主張するバフムート市外で、ウクライナ軍がわずかながら前進していると述べた。
 副国防相によると、ウクライナ軍は依然として市の南西部郊外を制圧しており、ロシア軍の側面でも戦闘が続いているとしたうえで、ロシア軍はバフムートの包囲に失敗しただけでなく、市周辺の高台の一部を失い、ウクライナ軍が郊外を制圧したことで、ロシア軍の存在が難しくなっていると付け加えた。
2023.05.25
 12:58
ロイタ通信

(Yahoo)

アングル:ウ軍反転前に防衛線かく乱か、ロシアへの越境攻撃 <2306-052514>
 ウクライナ領からロシア西部ベルゴロド州に武装集団が侵入する事態が起きたことで、ロシアはウクライナが大規模な反転攻勢に対する準備を進めている最中に前線から部隊を移動させざるを得なくなったと、軍事専門家は解説する。 ウクライナ側は武装集団による攻撃への関与を一切否定しているが、専門家らはウクライナ軍と連携しているのはほぼ間違いないとみている。
 英国王立防衛安全保障研究所 (
RUSI) の専門家は「ウクライナ側はロシアを別正面におびき寄せて隙間を作ろうとしているもので、ロシア側は増援部隊を送らざるを得なくなっている」と指摘している。
 今回侵入した場所は、ドンバスの戦闘中心地から遠く、北部ハルキウの前線からも160km離れている。
2023.05.25
 10:41
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアでさらなる越境攻撃を予告、親ウクライナ武装集団 <2306-052512>
 親ウクライナ派武装集団のロシア義勇軍団 (RVC) 指揮官のカプスチン氏がロシアとの国境に近いウクライナ北部にある非公開の場所で24日に記者団の前に姿を見せ、今週初めにウクライナ領からロシア西部ベルゴロドで2日間にわたる攻撃を行ったと明らかにした。
 また、さらなる作戦を計画していると述べた。
2023.05.25
 10:36
Ukrinform ウクライナ防衛戦力、露軍発射の自爆型無人機36機全て撃墜 <2306-052511>
 ウクライナ空軍が25日にTelegramで、未明にロシア軍が飛ばしたShahed-136/131自爆型UAV 36機を全て撃墜したと発表した。
2023.05.25
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 24 2023 <2306-052510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月24日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット郊外とアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、FAB-500爆弾(註:500kg汎用爆弾)でウクライナ南部のウクライナ陣地を爆撃している。
2023.05.25
 07:14
Abema Times

(Yahoo)

プリゴジン氏 ウクライナ侵攻批判「目的ない」 <2306-052508>
 Wagnerのプリゴジン首領が23日に公開された取材報道でウクライナ軍について、「ロシアが非武装化しようとした結果、世界最強の軍隊の一つになった」と称賛する一方で、ウクライナ侵攻については「同族の戦いで目的がない」と批判した。
2023.05.25
 07:08
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ当局が関与か ロシア大統領府攻撃 米報道 <2306-052507>
 New York Times紙が24日、今月初旬にモスクワのクレムリンにUAV攻撃があったとロシアが主張していることに関し、米政府関係者がこの攻撃がウクライナ当局によって計画された可能性が高いとみていると報じた。
 米政府はウクライナが国境を越えてロシアを攻撃することに懸念を抱いており、同紙は「バイデン米政権を不安にさせるものだ」と指摘した。
2023.05.25
 02:15
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナ無人艇が黒海で偵察艦に攻撃」動画公開 <2306-052506>
 ロシア国防省が24日、黒海で天然ガスのパイプラインの警備に当たっていたロシア海軍哨戒艦に対し、ウクライナ軍が3隻の
USVによる攻撃を仕掛けたと発表した。 哨戒艦はUSVを砲撃により破壊し、通常通り任務を続けているという。
 発表によると、攻撃があったのはボスポラス海峡の北東140km付近で、トルコの排他的経済水域 (EEZ) 内だったという。
 ロイタ通信によると、哨戒艦が警備していたのは、天然ガスをロシアからトルコに送る2本のパイプラインだった。
2023.05.25
 00:19
Ukrinform ロシア領に進軍したロシア人部隊、記者会見開催 死者なしと主張 <2306-052502>
 ロシア領ベルゴロド州へ進撃した後にウクライナ領へ帰還したロシア自由軍団ロシア志願兵軍団が24日にウクライナ北部のロシアとの国境付近で記者会見を開き、両部隊はロシア領に42km進んだと主張した。
 ロシア志願兵軍団の指揮官カプスチン氏は、同部隊はベルゴロド州のいくつかの自治体を1日間支配したとし、本作戦の活発な局面は今も別の形で続いていると述べた。
 その他に記者会見では、ベルゴロド州の戦闘で両部隊から死者は出ておらず、負傷者が2名出ただけだと主張した。
2023.05.25
 00:05
朝日新聞

(Yahoo)

バフムートの戦闘で「戦闘員2万人死亡」 ワグネル創設者が明かす <2306-052501>
 ロシアの独立系メディアASTRAなどが24日、Wagnerのプリゴジン首領が親プーチン派の政治活動家ドルゴフ氏による取材で、バフムートでの戦闘で戦闘員2万人以上を失ったことを明らかにしたと報じた。
 プリゴジン首領によると、受刑者約5万人を戦闘員として採用し、うち約2割が戦闘で死亡し、ほかの形で契約した戦闘員もほぼ同数が死亡したという。 負傷者も1万人程度いるという。
 また、プリゴジン首領はウクライナ軍側の死者を5万、負傷者を5万~7万と見積もった。
 バイデン米大統領は21日、ロシアはバフムートの戦闘で10万人を失ったとしていた。
2023.05.24
 22:11
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ軍総司令官「負傷」か ロシア報道、ウクライナは反論 <2306-052417>
 国営ロシア通信が24日、ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将5月初めに前線で負傷して開頭手術を受け、今後の任務継続が困難な見通しだとのロシア治安当局筋の話を報じた。 一方、ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記は24日、ザルジニー大将が同日ゼレンスキー大統領に報告を行ったと表明し、事実上反論した。
 ロシア通信によると、ウクライナ軍内の複数の消息筋から得た情報としてザルジニー大将は5月初めにヘルソン州内の陣地でロシア軍のミサイル攻撃を受け、破片で頭蓋骨に多数の傷を負ったためキーウの病院で手術を受けた。
2023.05.24
 19:21
CNN

(Yahoo)

ロシア南西部ベルゴロド州へのドローン攻撃、9人負傷 州知事 <2306-052414>
 ロシア南西部ベルゴロド州のグラトコフ知事が24日、同州への夜間のUAV攻撃で9人が負傷し、病院に搬送されたと明らかにした。 前日には反プーチン大統領を掲げる勢力が同州で攻撃を実施したと主張していた。
 ウクライナと国境を接するベルゴロド州では、一連のUAV攻撃により車や住宅、建物が損傷する被害が発生しており、グラトコフ知事は23日はベルゴロドにとって「平穏な夜」とは言い難い状況だったと説明している。 ただ知事によれば、ロシアの防空システムがUAVの大半を撃退した。
2023.05.24
 12:48
AP

(Yahoo)

依然戦闘が続くバフムート ウクライナ軍司令官が映像公開 <2306-052409>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が23日にSNSで、「バフムート方面。 戦闘行動中のSIGNUM。 戦闘は継続中。 守備隊は側面攻撃に成功」と投稿し、バフムートの最前線でロシア軍と戦うウクライナ軍兵士の映像を公開した。
 ウクライナのマリアー副国防相によると、ロシア軍とWagnerの双方が占領したと主張するバフムートでは、ウクライナ軍がロシア軍を攻撃し、ウクライナ軍は23日の時点で依然として町の南西郊外で前線を維持し、ロシア軍に側面攻撃を継続しているという。
 勝利宣言はしたものの、ロシア軍は5月に入って同市の南北で数㌔をウクライナ軍に奪回されたことで、ここにきて数千名規模の部隊をバフムートに増派した。
2023.05.24
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 23 2023 <2306-052406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月23日の戦況 =
 ロシア当局は、ベルゴロド州での対テロ作戦を終了し、5月23日にこの地域で親ウクライナ全露義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) を撃破したと主張した。
 ロシア軍は、5月23日の時点でRDKとLSR部隊を少なくともコジンカ国境集落に押し込み、おそらくロシア領土から追い出した可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、計画されたウクライナの反撃に先立って、ウクライナ南部で防御作戦を続けた。
2023.05.24
 09:58
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、ウクライナからの越境部隊を「撃退」 <2306-052405>
 ロシア国防省が23日、ウクライナから侵入した武装集団を空軍機と火砲を投入して撃退したと発表した。
 国防省は、ロシア領内での武力行使はウクライナ侵攻を開始して以降初めてだと認めた上で、残党をウクライナ領内まで押し戻し、攻撃を継続して殲滅したと述べた。
2023.05.24
 09:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ベルゴロド州の戦闘2日目、襲撃グループがロ軍の兵員輸送車を奪取か 映像公開 <2306-052404>
 ロシア義勇軍が22日、ロシアのベルゴロド州コジンカで、ロシア軍の
APC奪取したとして映像を公開した。 ベルゴロド地方での戦闘は2日目に入ったが、ロシア当局は、ウクライナから武装した戦闘員が侵入したとしている。
 22日の襲撃には装甲車が使用されたとみられ、ウクライナ戦争開始以来、ロシア国内で起きた襲撃としては最大規模のものとなった。 襲撃部隊は、国境の町コジンカと複数の町を占拠したと主張した。
 ただ、襲撃に加わった戦闘員の数や所属、衝突の規模など詳細は独自に確認することはできなかった。
2023.05.24
 09:12
Abema Times

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナ支持するロシア人部隊を撃退」 <2306-052403>
 ロシア国防省が23日、ロシア西部で戦闘を続けていたウクライナを支持するロシア人部隊を撃退したと発表した。 国防省は「侵入した70人以上のテロリスト、
IFV 4両、ピックアップトラック5両を撃破した」と発表した。
 独立系メディアは、「鎮圧のため陸軍4,200名と戦闘車両60両などが投入された」と報じていて、ウクライナへの侵攻後、ロシア国内で最大規模の地上戦が行われたとみられる。
2023.05.23
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 22 2023 <2306-052305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月22日の戦況 =
 全露親ウクライナ義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) の部隊が5月22日にベルゴロド州を襲撃した。 ウクライナ当局は、攻撃を認識していると述べたが、ウクライナ軍による直接の関与を否定した。
 Wagnerのプリゴジン首領が、Wagner軍が再編成と訓練のため6月1日以降2ヵ月間、ウクライナの最前線全域から撤退すると述べた。
 ウクライナ当局は、5月22日にバクムットとその周辺で限定的な戦闘が続いたと述べた。
 ロシア軍は、5月21日~22日の夜に、ウクライナのインフラに対して大規模なUAVとミサイルの攻撃を行った。
 ロシア軍はクピャンスク方向への限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ地域でわずかな戦果を挙げたが、ドネツク州西部では攻撃が確認されなかった。
2023.05.23
 10:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムトを南北から挟み撃ちか ロシア軍の包囲を目指す <2306-052304>
 ウクライナ軍が22日、ロシア軍の包囲を試みてバフムトの北部と南部で前進を続けていると発表した。
 専門家は仮にロシア軍がバフムトを制圧したとしていても、同市にインフラは残っておらず、ロシア軍が同市を維持しながら西進するのは極めて困難だとの見方を示した。
2023.05.23
 03:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ武装集団、ロシア領内に侵入=州知事 <2306-052302>
 ウクライナ国境に近いロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事が22日、ウクライナの破壊工作集団がロシア領内に侵入したが、ロシア軍がこれを退けているとした。  ロシア治安当局と関連するTelegram Channelバザは、ウクライナの装甲車がグライボロン国境検問所に進入する様子を映したとされる空撮映像を公開した。
 一方、ウクライナ国内メディアは軍情報機関の話として、ロシアの反体制派による攻撃だったと報じた。
 ロイタはこの報道を確認できず、ウクライナ軍からのコメントも得られていない。
2023.05.22
 22:44
産経新聞

(Yahoo)

露義勇兵部隊、露領内に進入か ウクライナ隣接州で「爆発」 <2306-052216>
 ウクライナに接するロシア西部ベルゴロド州のグラドコフ知事が22日にTelegramで、ウクライナ軍の破壊工作グループがロシア領内に侵入し、露軍と治安部隊が応戦中だと主張した。 また、州内でUAVによる攻撃で爆発も起きたが、被害は確認されていないとした。
 これに先立ち、ウクライナ軍に外国人義勇兵として参加する自由ロシア軍は同日朝にTelegramで、「自由を守るために武器を取った。 クレムリンの独裁政治を終わらせるときが来た」と投稿し、午後にはウクライナ国境に近い同州コジンカ地区を解放したと、前線部隊が同州グライボロン地区に入ったと書き込んだ。
 ウクライナ軍のロシア人義勇兵は、3月にもウクライナ国境に接する露西部ブリャンスク州に進入し、治安部隊との間で銃撃戦となっている。
2023.05.22
 22:08
讀賣新聞

(Yahoo)

ザポリージャ原発を要塞化、ロシア軍が地雷や塹壕…駐留2500人超え <2306-052215>
 ウクライナ国営原子力企業Energoatom社が16日にSNSで、ロシア軍が占拠を続けるザポリージャ原発に駐留する露軍が2,500名を超え、欧州最大規模の原発を要塞化したと批判している。 露軍兵士は原発に残る職員より多いという。
 ロイタによると、露軍は周囲に塹壕や地雷を敷設し、建物には射撃スペースやUAVを妨害するネットを設置し、職員が妨害や反旗を翻す事態を警戒しているとみられる。
2023.05.22
 21:17
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、ドローンなどで東部ドニプロ攻撃 ウクライナ軍発表 <2306-052214>
 ウクライナ軍が22日、東部ドニプロが前夜にロシア軍のミサイル16発と攻撃UAV 20機による攻撃を受けたと発表した。 参謀本部はFacebookへの投稿で、防空システムによりUAV全機およびCM 4発を破壊したと公表した。
 ロシア軍によるウクライナへの夜間攻撃は5月に入って以降増加しており、特にキーウが攻撃目標となっている。
2023.05.22
 13:13
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、最前線から100キロの露軍部隊本部を攻撃…長射程兵器を使用か <2306-052211>
 ウクライナ軍が21日、ロシア軍の占領下にある南部ザポリージャ州の港湾都市ベルジャンシクの露軍司令部を攻撃し損害を与えたと発表した。 ベルジャンシクは戦闘の最前線から100km離れており、長射程兵器を使用した模様である。 ベルジャンシクはウクライナ軍が大規模な反転攻勢で奪還を目指す候補地として取りざたされている。
Berdyansk の位置 (Google Map)】
【Berdyansk 関連記事:2306-050806 (BBC 2023.05.08)】
 ウクライナ軍は使用した兵器については明らかにしていないが、露軍側はウクライナ軍が射程250kmのStorm Shadowを使ったと主張している。
 一方、ウクライナ陸軍司令官は21日に、露国防省が全域制圧を宣言したバフムト周辺の最前線を視察したとSNSで発表した。 司令官はバフムト周辺での反撃で成果を上げており、奪還の機会がくると強調した。 ウクライナ側はバフムトの陥落を認めていない。
2023.05.22
 11:02
CNN

(Yahoo)

ウクライナ陸軍司令官、バフムートの大半は支配下にないと認める <2306-052207>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が21日に声明で、ウクライナ軍がバフムートの大半を支配していないと認めたが、同市を取り囲む態勢を維持しているという。
 シルスキー大将は、「我々が支配しているのはバフムートのわずかな部分だが、その防衛の重要性は変わらない。 それにより状況が変われば我々に同市に入る機会を得られ、それは必ず起きる」と述べた。
 一方、ゼレンスキー大統領や政府当局者はロシア側の主張を否定し、ウクライナ軍は同市最西端の小さな地域を維持していると述べていた。
 CNNは戦地の状況を独自に検証できていない。
2023.05.22
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 21 2023 <2306-052204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月21日の戦況 =
 Wagnerのプリゴジン首領は、バクムットで完全に勝利したと主張した。
 Wagner部隊がバクムット市の西部行政境界を確保した可能性が高いが、ウクライナ軍はバクムット郊外での反撃を優先し続けている。
 ISWはかねてから、Wagnerの攻撃は市街地での数ヵ月にわたる消耗戦で限界に達する見ており、現在の枯渇状態でWagnerがバクムットを越えて戦い続ける可能性は低い。
 バクムット確保としたロシアの発表は、クレムリンの国内向け発表とロシアの超国家主義ミルブロガー社会の報道との間の乖離をますます大きくしている。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東とクレミンナの南で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はドネツク市~アウディーイウカの線で攻撃を続けたが、検証可能な前進はない。
 ウクライナ軍がザポリージャ州ベルジャンシクの飛行場にあるロシア司令部をStorm Shadowで攻撃したと報じられた。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が、5月20日現在ウクライナにチェチェンからの7個連隊と4個大隊を投入しているとした。
2023.05.22
 08:28
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍報道官「ワグネルを包囲し全滅させるだろう」 バフムト陥落を改めて否定 <2306-052203>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が21日、ロシア国防省が制圧したと主張したバフムトについて、市内の南西部をなおウクライナ軍が確保しているとし、改めてバフムトの陥落を否定した。
 同報道官は、バフムト市内にはWagner部隊が展開しているが、同市郊外で前進しているウクライナ軍がWagnerを遅かれ早かれ包囲し全滅させるだろうとも述べた。
2023.05.22
 08:06
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアのバフムト制圧否定 郊外で進軍 <2306-052201>
 ロシア政府が20日、バフムトを完全に掌握したと発表したが、ウクライナ軍は21日にバフムトの一部をまだ支配しており、状況が変われば市内への前進が可能になると説明し、郊外で前進しておりロシア軍を包囲しつつあると述べた。
 ウクライナのマリャル国防次官も、ウクライナ軍がバフムトの工業施設やインフラ施設などを防衛していると述べた。
2023.05.21
 08:35
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア政府、要衝バフムト「解放」発表 ウクライナ側は反応なし <2306-052105>
 ロシア政府が20日、バフムトを完全に掌握したと発表した。 ロシア国防省は「南部軍の砲撃と航空支援を受けたWagnerの攻撃により、アルチェモフスク(バフムトのロシア名)の解放は完了した」との声明を発表した。 これに先駆けWagnerのプリゴジン首領が同都市を制圧したと主張し5日以内にバフムトから部隊を引き揚げ、廃墟と化した都市をロシア軍に引き渡すとしている。
 ウクライナ政府は、まだ戦闘が続いているとしてプリゴジン首領の主張を否定していたが、ロシア政府の声明に対してはまだ反応がない
2023.05.21
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 20 2023 <2306-052104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月20日の戦況 =
 Wagnerのプリゴジン首領は、5月20日にバクムット市での勝利を宣言し、5月25日に市から撤退する意向を発表した。
 ウクライナ軍は、バクムットの北側と南側で圧力をかけ続けている。
 Wagner軍は、ウクライナの反撃に備えるロシア正規軍を混乱させることなく、バクムットから整斉と撤退出来る可能性は低い。
 ロシア正規軍は、Wagner軍がバクムットに残っている場合でも、増援部隊をバクムット正面に投入する必要があると見られる。
 ロシア軍は5月19日~20日の夜にShahed UAVでキエフ州を攻撃した。
 サリバン米国家安全保障補佐官が5月20日、ロシア領土攻撃に使用しないことを条件に、米国はF-16を含む戦闘機をウクライナに供与することに同意すると述べた。
 ロシア軍はクレミンナ地域で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 Washington Post紙が5月19日にウクライナ軍司令官の話として、ウクライナ軍特殊作戦部隊がドニプロ河東岸のヘルソン州を攻撃しているが、まだ拠点を確保できていないと報じた。
2023.05.21
 06:43
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、バフムト制圧へ兵力増派…ウクライナ軍報道官「戦闘は続いている」 <2306-052103>
 英国防省が20日、ロシア軍がバフムトで兵力を増強したとの分析を明らかにした。 Wagnerのプリゴジン首領は20日にSNSでバフムト市全域を制圧したと主張したが、ウクライナ軍報道官は戦闘は続いていると述べ陥落を認めていない
 ウクライナ国防次官は19日、露軍側が数千名を増派してバフムト市内全域の制圧を試みていると指摘し、バフムト周辺でのウクライナ軍の戦闘について「ペースはやや落ちたが、前進が続いている」と述べた。
 露軍は20日にキーウを3日連続で攻撃し、ウクライナ空軍によると露軍は19日夜~20日未明に自爆型UAV 20機を投入したがウクライナ軍が全機を撃墜した。 20日に投入された18機は全てキーウが攻撃目標だったという。 ウクライナ軍のSAMを消耗させ反転攻勢を遅らせる狙いとみられる。
 一方TASS通信は、ウクライナ軍が20日、露軍の占領下にあるマリウポリを複数のミサイルで攻撃したと報じた。 露軍が基地にしている空港などで爆発が発生したとの情報もある。
2023.05.21
 02:08
TBS News

(Yahoo)

要衝バフムト「完全に制圧」 ロシア民間軍事会社ワグネル創設者が主張 ウクライナ側は否定 <2306-052101>
 Wagnerのプリゴジン首領が20日にWagner戦闘員たちの前でロシア国旗を手にする動画をSNSに投稿し、バフムトを完全に制圧したと主張した。 プリゴジン首領はウクライナ軍との戦闘が224日間続いたとし、今後は部隊を休ませるため、Wagnerは25日にバフムトを離れロシア軍に引き継ぐと述べた。
 一方、ロイタ通信によると、ウクライナ軍報道官はプリゴジン首領の主張を否定し、「ウクライナ軍の部隊はバフムトで戦闘を続けている」と強調した。 ウクライナのマリャル国防次官はSNSで「ウクライナ軍はバフムトの南西の地域で防衛を続けている。 バフムトでは激しい戦闘が続いていて危機的な状況だ」としている。
2023.05.20
 10:00
共同通信

(Yahoo)

欧州4国、F16 訓練承認を歓迎 英蘭とベルギー、デンマーク <2306-052004>
 米国がウクライナ軍の操縦士へのF-16の訓練実施を承認したことについて、英国とオランダ、ベルギー、デンマークの4ヵ国は20日までに歓迎する声明を発表した。
 米メディアによると、オランダ、ベルギー、デンマークはF-16を所有し、英国は所有していないもののF-16のウクライナへの供与や運用に向けた「戦闘機連合」創設を支援する立場で、夏にもパイロットの訓練を始める意向を示している。
 英国のスナク首相はTwitterで「ウクライナのために、米国、オランダ、ベルギー、デンマークと協力する予定だ」と表明した。
2023.05.20
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 19 2023 <2306-052003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月19日の戦況 =
 ウクライナ当局者が、ロシア軍は利用可能な予備兵力の殆どをバクムット地域に投入し、ウクライナ軍の反撃を遅らせたと述べた。
 バクムット近郊でのウクライナ軍の反撃はロシア軍に包囲される恐れを排除し、ウクライナ軍の狙い通りロシア軍に乏しい兵力を局所的な反撃対処に廻すことを余儀なくさせた。
 ロシア軍は、5月18日~19日の夜にウクライナ全土に対しUAVとミサイル攻撃を実施した。
 バイデン大統領は5月19日にG7首脳に、米国はF-16やその他の第4世代機でウクライナ軍操縦士を訓練するための共同の取り組みを支援すると通知したと伝えられている。
 クレムリンは2023年に国家予算の非公開費目からRUB3.1T ($38.7B) を捻出して戦争資金とし、ウクライナの占領地を維持しようとしていると報じられている。
 ウクライナの情報筋は、ロシア連邦軍参謀本部の2個旅団が、妨害活動と挑発に対抗するためにクルスク州の国境地域に配置されたと報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクピャンスク~スヴァトーブの線で攻撃を続けたと主張した。
 ロシア軍はバクムット地域で地上攻撃を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃速度をわずかに上げた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がロシア占領下のザポリージャ州で防御準備として畑を灌水させていると述べた。
 ロシア安全保障理事会のメドベージェフ副議長が、ロシア軍が2023年1月1日以降に志願兵隊117,400名を契約要員を採用したと主張した。
2023.05.20
 09:15
CNN

(Yahoo)

占領下のマリウポリで爆発の情報、ロシア軍基地で発生か ウクライナ側当局者 <2306-052002>
 ロシアの占領下にあるウクライナ南東部マリウポリで19日夜に爆発が報告された。 これについてアンドリュシチェンコ市長顧問がTelegramで、ロシア軍の基地で発生したものだとの見方を示した。 アンドリュシチェンコ氏自身はマリウポリ市内にはいないが、やはり占領地域の外に拠点を置いているマリウポリ市議会も同様の見解を示した。
 市議会はTelegramで「マリウポリの住民が3回の大きな爆発を耳にした」とし、暫定的な情報として爆発は市内の空港にあるロシア軍基地で発生したと述べ、遠方で煙や炎が立ち上る様子を捉えた短い動画を公開した。 市議会はさらに「動画から判断する限り、この情報が確認されれば、敵は相当な損害を被ったはずだ」としている。
 CNNは当局者らの発言について独自に確認できていない。 またロシアが据えた地元行政府はまだ今回の爆発や原因についてコメントしていない。
 マリウポリはウクライナ南部に展開するロシア軍の準備拠点となっており、ロシア軍の車列が頻繁に通過しており、市内にはロシア兵150名あまりが駐留し主に防空任務についているという。
2023.05.19
 23:39
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍が巡航ミサイルをキーウへ発射、5月10回目の攻撃…パトリオットは「完全復旧」 <2306-051917>
 ウクライナ空軍などによると、ロシア軍が19日に自爆型UAV 22機Kalibur CM 6発をキーウなどに発射した。 ウクライナ軍はUAV 16機とミサイル3発を撃墜したという。 露軍によるキーウへの攻撃は2日連続で、5月に入ってから10回目となった。
 キーウ周辺に展開しているPatriotは露軍のミサイル攻撃で損傷していたが、米国防総省副報道官は18日の記者会見で、損傷は軽微で完全復旧したと明らかにした。
2023.05.19
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 18 2023 <2306-051908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月18日の戦況 =
 ウクライナ軍がバクムット周辺で戦術的主導権を取りし、5月18日の反撃で重要な戦果を挙げた。
 Wagnerのプリゴジン首領が5月18日、バクムットで北側と南側を失ったためバクムットのウクライナ軍を包囲できないことを認めた。 このためプリゴジンとワグナー系のミルブロガーは、バクムットとその周辺での軍事的失敗についてロシア正規軍を非難している。
 ロシア軍が5月17日~18日の夜にウクライナ全土で大規模なミサイル攻撃を実施し、キーウを攻撃目標としたのは5月初旬以来9回目となった。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナ線に沿って限定攻撃を実施した。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を実施した。
 おそらくウクライナのパルチザンがクリミアでロシアの鉄道を攻撃した。
2023.05.19
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍がバフムート南西部を「支配」、国防次官が SNS 投稿 <2306-051907>
 英Guardianが、ウクライナのマリャル国防次官が18日夜にドネツク州の激戦地バフムートの南西部をウクライナ軍が確保しているとSNSに投稿したと報じた。
 ウクライナ軍はバフムート一帯でロシア軍の攻撃を退けて特定の計画のための時間を稼ぐ一方、南部の複数の地点で1kmほどの前進を果たしたという。
2023.05.19
 06:43
CNN

(Yahoo)

ロシア攻撃で損傷のパトリオット修復 米国防総省 <2306-051905>
 米国防総省が18日、キーウへのロシア軍のミサイル集中攻撃で損傷したPatriotが完全に復旧して運用可能な状態になったことを明らかにした。
2023.05.19
 06:25
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍旅団、激戦地バフムート西郊で前進と主張 <2306-051904>
 バフムートとその周辺でロシア軍との激しい戦闘が続くなか、ウクライナ軍部隊が19日までにバフムート西郊外で前進したと明らかにした。 ウクライナ軍第3独立強襲旅団旅団長によると、今後の反転攻勢を前にした直近の攻撃で、幅2km、奥行き700mにわたって突破し強力な陣地を確保したという。 ウクライナは、少なくともロシア兵50名が殺害され、100名超が負傷し、さらに4名が捕虜としてとらえられたと主張している。 同旅団によると、この地域における敵の予備兵は大幅に減少したという。
 CNNは同旅団の主張を独自に検証できていない。
 また、ロシア軍の激しい攻撃にもかかわらず、ウクライナ軍はここ数日でバフムート周辺のいくつかの地域で前進したと主張している。 ウクライナ軍第46独立空中強襲旅団はTelegramで、バフムート南部に広がる農村地域の奪還できそうな領土と、バフムートからスロビアンスクに向かって北西に走る幹線道路近くの村々に注力していることを明らかにした。
 ロシアWagnerのプリゴジン首領は18日、ロシア軍部隊がバフムート北部から退却したためWagnerが無防備になったと主張した。 だがプリゴジン首領によると、バフムートにいるWagnerの戦闘員は引き続き同市の西端に沿った通りや建物を占領しているという。
2023.05.19
 04:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトで後退 ウクライナ軍とワグネルの双方が指摘 <2306-051903>
 ウクライナのマリャル国防次官が18日にTelegramで、「ロシア軍は予備軍の大部分をバフムトに集結させ態勢を強化した」とし、ロシア軍はバフムト市で一日中攻撃を続けたが、ウクライナ軍はこれを撃退したとし、ウクライナ軍はバフムト南西部を制圧しているほか、いくつかの地点で1km前進したとしているとした。
 ウクライナ軍が前進する中、バフムト作戦を主導してきたWagnerとロシア正規軍との亀裂が浮き彫りになりつつある。 Wagnerのプリゴジン首領は18日に音声で、ロシア正規軍はバフムト北方へ最大570mの地点まで撤退し、Wagner陣地の側面をウクライナ軍に露出させたとした。
 ロシア国防省は、ここ1週間でバフムト近郊から一部撤退したことを認めている。
2023.05.18
 19:18
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ南部・クリミアで貨物列車が脱線 けが人なし 独立系メディアは「爆発によるもの」報道 <2306-051820>
 クリミアの親露派幹部が18日朝、穀物を積んだ貨物列車が脱線したと発表した。  ロシア情報機関の連邦保安局 (
FSB) が調べを進めているという。
 クリミアの鉄道当局は「妨害行為のため脱線した」としているが、複数の独立系メディアは脱線は爆発によるものだと報じている。
 今月上旬にはウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州で2日連続で貨物列車が脱線していて、爆発装置が仕掛けられたとみられている。
2023.05.18
 18:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナ全土に空襲警報 ミサイル30発の29発を撃墜 <2306-051819>
 ウクライナ当局が18日、同日未明に全土規模で空襲がありキーウや他州で爆発音が響いたと報告した。 キーウのクリチコ市長がSNSでドニプロウスキーなど複数の地区で爆発が発生したと述べた。
 ウクライナ空軍はロシア軍による17日夜からの一連の攻撃で撃ち込まれたCMは30発とし、そのうち29発を無力化したとの声明をSNS上で発表した。 これら攻撃は数波にわたり、海上、空中や地上からの発射を組み合わせて異なった方向から仕掛けられ、攻撃型UAVの2機と
ISR UAV 2機も撃墜したとつけ加えた。
 ウクライナ軍の南部作戦管区はオデーサ州の港湾都市オデーサの産業施設に18日未明にロシア軍のミサイル1発が着弾し、1人が死亡、2人が負傷したことを明らかにした。
2023.05.18
 13:05
CNN

(Yahoo)

ロシアが弾薬の消費拡大、ウクライナ防空システムの「圧倒」狙いか 米当局者 <2306-051818>
 米当局が、ロシア軍が通常よりも多くの弾薬を消費することで、ウクライナ側の防空システムを圧倒し、混乱を引き起こそうとしているとの見方を示していることがわかった。 事情に詳しい当局者によれば、ロシア軍は一度に様々な方面から、より大規模な空襲を実施しており、キーウや他の重要な場所の指令部や管理センターを標的としているという。
 ウクライナ軍幹部によれば、ロシアは16日にKinzhal、Kalibur、Iskander集中攻撃を北、南、東から行ったが、当局者によれば、ロシア側は精密攻撃が行える弾薬の供給に限りがあるため、攻撃の拡大がウクライナに有利に働く可能性さえあるという。
2023.05.18
 12:11
CNN

(Yahoo)

ワグネル戦闘員、バフムートで前進続ける トップが主張 <2306-051815>
 Wagnerのプリゴジン首領が18日までに、Wagner戦闘員がバフムートで前進したことを明らかにした。
 プリゴジン首領がTelegramに投稿した内容によると、Wagnerはバフムートで260m以上前進したが、戦闘地域を囲む形で残る複数の建物は、依然としてウクライナ軍が占拠した状態だという。
 プリゴジン首領はロシア軍の空挺部隊が撤退したことを理由に挙げ、残ったウクライナ軍を包囲するのは現状不可能だとした。
2023.05.18
 11:52
CNN

(Yahoo)

地対空ミサイル「パトリオット」、機材二つがロシアの攻撃で損傷 米当局者 <2306-051814>
 米当局者によると、ウクライナに配備されているPatriotが16日にロシアによる攻撃を受けて損傷したが、システムは停止しなかったことを明らかにした。
 システムはロシア軍のKinzhal極超音速ミサイルやKalibur CMなどによる集中攻撃によのも発電機と電子機器の一部が損傷したという。 米当局者3人によれば損傷は最小限で、そのうちの1人は軽微な損傷だと述べた。
 システムはロシア軍による攻撃中も機能し続けたという。
2023.05.18
 09:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムト周辺で前進 ロシア部隊投入続く=報道官 <2306-051809>
 ウクライナ軍報道官が同国TVで17日、バフムト周辺でさらに前進を遂げたと明らかにした。 この日は一部で500m前進したと述べた。
 一方でロシア側が空挺部隊を含む新たな兵力投入を続けていて、ロシア側に弾薬不足の兆候は見られないとし、「敵はあらゆる兵器を使ってバフムトを制圧しようとしており、何らかの暫定的な成功を収めようと空挺部隊を中心に新たな部隊を投入している」と語った。
 ロシア側はこれについてコメントしていないが、RIA Novosti通信はロシア軍がバフムト西部制圧に向けて戦闘を続けているとする国防省の発表を報じた。
2023.05.18
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 17 2023 <2306-051808>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月17日の戦況 =
 ロシアとウクライナの当局者は、5月17日にバクムットの近くでの限定的な反撃が続いていることを認めた。
 ウクライナ当局は、地形の特徴がウクライナ軍のドニプロ河渡河攻撃の制約になっていると報告した。
 米国は、ロシア国防省が5月16日にキーウへのロシアのミサイル攻撃がPatriotを破壊したと主張したが、システムは稼働していると報告した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線を限定攻撃した。
 ロシア軍はバクムットで逐次戦果挙げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はウクライナの反撃を恐れドニプロ河西岸とデルタの島々を砲撃し続けた。
2023.05.17
 22:34
讀賣新聞

(Yahoo)

米政府、ウクライナ供与の「パトリオット」損傷を認める…ロシア軍の「飽和攻撃」で <2306-051713>
 米政府当局者がWashington Post紙の取材で16日、ウクライナ軍がキーウ周辺で展開するPatriotがロシア軍のミサイル攻撃で損傷したことを認めた。 ウクライナの迎撃能力を上回る大量のミサイルを撃ち込む飽和攻撃で、露軍がPatriotの破壊を狙ったとの見方が出ている。 New York Times紙は16日に複数の米当局者の話として、Patriotは「あらゆる脅威に対して対処可能だ」と報じ、深刻な損傷ではないことを示唆した。
 露国防省は16日に露軍のKinzhalがキーウのPatriotを直撃したと発表していた。 これに対しウクライナ軍参謀本部は、露軍が16日未明に発射したKinzhal 6発やS-400 SAMを含む25発を全て迎撃したと発表していた。
 ただ、キーウのウクライナ軍関係者は16日、「攻撃は20分余りで、前例のない集中度だった」とSNSで明らかにした。 米国の専門家はWashington Postに「ロシアは複数の軌道を描く様々なミサイルを投入し、洗練された複雑な攻撃を行った」と指摘した。
2023.05.17
 21:12
Kyiv Independent Ukraine war latest: Patriot missile system suffers minor damage, US officials tell CNN <2306-051712>
 CNNが5月17日に米政府当局者の話として、米国がウクライナで損傷したPatriot調査するチームを16日に派遣したが、システムの中核となるレーダは損傷しておらず、修理のため後送しない模様だと述べた。 
2023.05.17
 08:20
ロイタ通信

(Yahoo)

欧州、ウクライナ侵攻でロシアの責任追及へ 損害登録制度発表 <2306-051707>
 人権などの問題に取り組む国際機関の欧州評議会が16日にアイスランドで開いた首脳会議で、ロシアにウクライナ侵攻の責任を問う方針を表明し、ロシア軍が与えた損失と損害を記録する枠組みを発表した。
 会議では、ロシアの侵攻で生じた損害、損失、傷害に関する証拠や主張を記録する「損害登録」の仕組みを発表し、ロシア国内やウクライナのロシア占領地域に連れ去られた子どもを巡る問題などへの対応も検討した。
 46ヵ国が加盟する評議会首脳会議開催は第2次世界大戦後の設立以来4回目で、ショルツ独首相やマクロン仏大統領、スナク英首相が出席して17日まで開く。 ウクライナのゼレンスキー大統領もビデオ演説する。
 仏大統領府は、ウクライナ国民への支援で欧州評議会開発銀行 (CEB) の活用が検討されているとした。
2023.05.17
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 16 2023 <2306-051706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月16日の戦況 =
 ロシアは5月15日~16日の夜に大規模なUAVとミサイル攻撃を実施した。
 ロシアとイランは、二国間の軍事経済協力の強化を続けている。
 ロシア軍はルハンシク州での配備を強化するためにベラルーシから人員と装備で増強していると伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク-スヴァトーベ~クレミナの線で攻撃に失敗したにもかかわらず攻撃を続けた。
 ロシア軍は5月16日の時点でバクムット内でわずかな戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けている。
 ロシア軍は、予想されるウクライナの反撃に先立ち、ドニプロ河東岸のヘルソン州を確保することでパニック状態にある。
2023.05.17
 06:03
時事通信

(Yahoo)

ロ攻撃でパトリオット損傷か 米報道、ウクライナ確認せず <2306-051703>
 CNN TVが、米当局者が16日にロシア国防省がキーウへの攻撃でPatriot 1個システムを破壊したと主張したことに関し、損傷したもようだと認めたと報じた。
 完全には壊れていないというが、修理が現地で可能か、回収の必要があるか、損傷の程度について調査中であるという。
 ウクライナには2個システムのPatriotが配備されている。
2023.05.17
 03:14
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート周辺20平方km奪還と発表 <2306-051701>
 ウクライナのマリャル国防次官が16日、バフムート周辺で同国軍が20㎢の領土をロシア軍から奪還したと発表した。
 マリャル次官はSNSへの投稿で、「過去数日間で、われわれの部隊がバフムート近郊の北と南の20㎢を解放した。 同時に、敵軍はバフムート市内で若干前進しており、砲撃で街を完全に破壊している」と述べた。
2023.05.16
 13:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、未明にキーウ空爆 ウクライナ「異例の激しさ」も全ミサイル撃墜 <2306-051609>
 ロシア軍が16日未明にキーウを複数回にわたり空爆した。 市当局者はUAVやCMを使った異例の激しい空爆が行われ、おそらくBMも使用されたとの見方を示した。 その後、ウクライナ軍は未明に発射されたミサイル18発全てを撃墜したとし、うち6発は極超音速ミサイルだったと述べた。
 キーウへの空爆は5月に入って8回目で、キーウ市の軍管理当局責任者は「異例の頻度で最も短時間に最多のミサイル攻撃があった」とTelegramに投稿した。
 ウクライナ軍は、ミサイル18発、Shahed UAV 6機、
ISR UAV 3機をウクライナ国内で撃墜したことを明らかにした。
 撃墜したミサイルは航空機から発射されたKinzhal 6発、黒海の艦船から発射されたKalibur CM 9発Iskander 3発としている。
2023.05.16
 12:13
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア防衛費、1─2月は前年比282%増の260億ドル=財務省 <2306-051608>
 ロシア財務省の予算ポータルサイトによると、1~2月の国防支出前年同期比282%増えてRUB2T ($26B) に達し、ウクライナ戦争による国防費の膨張ぶりが明らかになった。
 露政府は2023年の国防費としてRUB4.98Tを計上しており、1~2月だけで40%強を使用したことになる。
2023.05.16
 08:35

(18:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 15 2023 <2306-051605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月15日の戦況 =
 ウクライナ当局は、バクムットとその周辺での最近の局地的な反撃でのウクライナ軍の戦果は限られていることを認めた。
 ロシア国防省が、5月15日にStorm Shadowを初めて迎撃したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がハリコフ州のマシュティフカを占領し、オスキル川の西岸に橋頭堡を確保したと主張したが、ISWはこれらの主張を画像や映像で確認していない。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を開始し、ドネツク市近くで限定攻撃作戦を実施した。
 ウクライナの諜報機関は、ウクライナ南部で152,000名のロシア軍が、ウクライナの反撃に備えた防御準備を続けていると報告した。
 ロシア当局と占領当局は、ウクライナ人を占領地からロシアに強制移住させる準備を続けている。
2023.05.16
 03:42
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア側支配のルガンスクで爆発、親露派幹部が重傷、市民1人死亡 <2306-051601>
 独DPA通信などがロシアメディアの情報として、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部のルガンスク州で爆発があり、親露派武装勢力「ルガンスク人民共和国」の「内相」を務めるコルネット氏が重傷を負ったと報じた。
2023.05.15
 12:41
CNN

(Yahoo)

ロシア軍機4機、ウクライナ国境付近で墜落か <2306-051507>
 ロシアのメディアなどによると、ロシア西部のウクライナ国境付近で13日にロシア軍の戦闘機とヘリコプター合わせて4機が墜落したとみられるが、SNS上で位置情報が確認された動画には、国境から50kmのブリャンスク州クリンツィでヘリコプター少なくとも1機が墜落する場面が映っている。 またクリンツィから25km離れた村で航空機1機が墜落し、黒煙が立ち上る場面の動画も確認された。
 ロシアKommersant紙は4機の墜落を伝えたうえで、ほかにも複数のヘリコプターが撃墜された可能性があると報じた。
 同紙によれば、戦闘機はウクライナのチェルニヒウ州を爆撃する途中で、ヘリコプターは戦闘機が撃墜された場合の救助のため派遣されたが4機はいずれも帰還せず、パイロットらは死亡したという。
 この報道の真偽は確認されていないが、Telegramには「慎重に計画されたウクライナ側の作戦」を指摘する投稿もあった。
 これまでにロシア領で同時に複数のロシア軍機が墜落した前例はないことから、専門家はロシア軍が遠距離からの誘導爆弾を多用していることを受け、ウクライナ軍が対空防衛線を前進させた可能性があるという。
2023.05.15
 07:52
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、バフムト周辺で陣地10カ所以上奪取か 露軍大佐2人戦死 <2306-051503>
 ウクライナのマリャル国防次官が14日、バフムト周辺「陣地10ヵ所以上を露軍から奪取した」とSNSで発表した。 マリャル次官は13日に「ウクライナ軍がバフムト方面で2方向から前進している」と説明していた。 バフムトは一時、露軍による制圧が近いとの観測が強まったが、最近はウクライナ軍が同市や周辺で反撃し、露軍を後退させているとみられている。
 露国防省は14日、バフムト方面でウクライナ軍が大規模な攻撃を試みているとした上で、「全て撃退し、防衛線は破られなかった」と主張した一方、バフムト方面で部隊指揮を担っていた大佐2名が戦死したとも明らかにした。
 ウクライナメディアが14日、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問がドイツメディアの取材に対し、バフムト方面での反撃について、同国軍が近く着手するとの観測が出ている本格的な反攻作戦の序章だと述べたと報じた。
 露国防省は14日、バフムト方面でウクライナ軍が大規模な攻撃作戦を試みているとした上で、「全て撃退し、防衛線は破られなかった」と主張した一方、バフムト方面で部隊指揮を担っていた大佐2名が戦死したとも明らかにした。
2023.05.15
 05:00

(15:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 14 2023 <2306-051502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月14日の戦況 =
 ロシア軍は5月13日~14日の夜に一連のUAVとミサイル攻撃を実施した。 ロシア軍による毎日のUAVとミサイル攻撃は、ウクライナ軍の反撃能力を一時的に低下させることを目的としている可能性がある。
 ウクライナ軍は5月14日、バクムット周辺で反撃を続けた。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、クピャンスク~スヴァトーヴェの線で攻撃を行った。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けているが、バクムットまたはその周辺では更なる戦果を上げていない。
 ロシア軍は、ウクライナ南部のフリャイポールの西を砲撃し続けた。
2023.05.15
 03:19
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア軍司令官2人死亡、バフムトでウクライナ前進か <2306-051501>
 ロシア国防省が14日、バフムト近郊旅団長ら軍幹部2名がウクライナ軍の攻撃により死亡したと発表した。バフムトではウクライナ軍が本格的な反攻に転じたとの見方が強まっており、戦闘が激化しているとみられる。 露国防省の発表によると、死亡したのは現地で指揮を執っていた旅団長と別の部隊の副司令官で、いずれもウクライナ軍の攻撃を受け撃退を試みていたという。
 バフムトではウクライナ軍が少しずつ前進している模様で、マリャル国防次官は13日にTelegramで、ウクライナ軍がバフムト郊外の2方面で前進を続けていると明らかにした。
2023.05.14
 21:03
共同通信

(Yahoo)

ロシア戦闘機墜落、関与を否定 ウクライナ軍 <2306-051409>
 ウクライナ軍報道官が14日にウクライナのTVで、ロシア西部ブリャンスク州上空付近を飛行していたロシア空軍の戦闘機とヘリコプターの墜落への自国軍の関与を否定し、ロシア軍の防空システムが撃墜したとの見方を示した。 報道官は、墜落したのは戦闘機2機とヘリコプター3機の計5機だとも述べた。
 ロシアのKommersant紙は13日に、ウクライナと国境を接するブリャンスク州でSukhoi戦闘機2機とMi8ヘリコプター2機が墜落し、乗員全員が死亡したと報じ、ウクライナ側による攻撃との見方が出ていた。
2023.05.14
 15:14
CNN

(Yahoo)

パトリオット狙った極超音速ミサイルを逆に撃墜、ウクライナ <2306-051407>
 米政府当局者は14日までに、ロシア軍がウクライナに供与されたPatriotの破壊を狙いKinzhal極超音速ミサイルによる攻撃を仕掛けたものの失敗し、逆にパトPatriotに撃ち落とされていたことを明らかにした。
 米当局者の1人は、ウクライナのPatriot操作員は5月4日に行われたKinzhalに対し異なる方向に複数のミサイルを発射し迎撃したと説明した。
2023.05.14
 14:42
共同通信

(Yahoo)

ロシア領攻撃、内部で提案 ゼレンスキー大統領、米報道 <2306-051406>
 Washington Post紙が13日に情報機関の通信傍受記録が含まれた同紙が入手した機密文書を元に、ウクライナのゼレンスキー大統領が今年初めにロシア領内の都市の占領や軍部隊への攻撃を側近に持ちかけていたことが分かったと報じた。 ロシアとハンガリーをつなぐ石油パイプラインの爆破も提案していた。
2023.05.14
 12:10
テレ朝 News

(Yahoo)

東部バフムトで反撃強化か ウクライナ軍「一部地域で前進」 <2306-051404>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が13日、「我々は前線の一部地域で前進しており、敵は装備や人員を失っている」と自身のSNSに投稿し、反撃の成果をアピールした。
 13日に発表されたイギリス国防省の分析では、ロシア軍部隊がバフムト南部から撤退し、ウクライナ軍が少なくとも1km領土を奪還したという。
 ロシア国防省は12日、バフムト北部の一部地域でロシア軍が撤退したことを認めている。
2023.05.14
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 13 2023 <2306-051403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月13日の戦況 =
 ウクライナ軍はバクムット地域で反撃を続け、未確認ながら5月13日にバクムット市の南西で若干の戦果を挙げたという。
 ロシア軍は、5月12日~13日の夜間にShahed-131/136 UAVによる攻撃を実施した。
 ロシアのメディアが、5月13日にMi-8 2機Su-34及びSu-35各1機ブリャンスク州で墜落したと報じた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が5月12日と13日にStorm Shadow CMでルハンシク州のロシア軍後方の兵站地域を攻撃した。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が5月13日にミンスクの大統領病院に入院したと報じられた。
 ロシア軍は、クパンスクの北東とスヴァトーヴェの北西で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット市内で僅かに戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツクの戦で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、フリャイポレの西にあるウクライナ軍のウクライナ軍陣地を砲撃した。
Hulyaipole の位置 (Google Map)】
2023.05.14
 00:31
産経新聞

(Yahoo)

ロシア西部の州で戦闘機とヘリ、相次ぎ墜落 <2306-051401>
 TASS通信が緊急事態当局者の話として、ウクライナ国境に近いロシア西部ブリャンスク州で13日、Su-34 1機Mik-8 2機が相次いで墜落し乗員は全員死亡したと報じた。 墜落したSu-34は2機との情報もある。
 露当局はウクライナ軍に撃墜された可能性もあるとして墜落原因を調査している。
2023.05.13
 23:22
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍4機、同時撃墜か ウクライナ国境、破壊工作説も <2306-051322>
 ロシア経済紙Kommersantによると、ウクライナと国境を接するブリャンスク州で13日、ロシア軍のSu-34Su-35Mi-8 2機の計4機が墜落した。 同じ時間帯に撃墜されたもようで、保守系メディアの情報では、乗員合わせて9名が死亡したという。 TASS通信などによれば、Su-34の乗員2名は緊急脱出できなかった。また、Su-34とヘリ1機の墜落現場は50kmしか離れていない。
 ウクライナが大規模な反転攻勢を予告し前線で戦闘が激化していることから撃墜の可能性が高いとみられているが、それぞれのミサイルがウクライナ領とロシア領のどちらから発射されたかを巡り、情報が交錯している。 州内で「破壊工作員」が
MANPADSを使った可能性も排除できず、警備が強化されたと伝えられる。
 これまでウクライナ軍がUAVでロシア空軍基地を攻撃したとみられる例はあるが、クリミア半島を除きロシア領内で飛行中の軍用機の撃墜が疑われる例はほとんどなかった。
2023.05.13
 21:45
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア南部で戦闘機Su34が墜落と報道 同じ日にヘリコプターも <2306-051319>
 ロシア国営TASS通信が13日、ウクライナと接するロシア南部ブリャンスク州でSu-34が墜落したと報じた。 原因は調査中という。
 同州ではこの日にヘリコプターも墜落し、乗組員2人が死亡したという。
 ブリャンスク州では11日にボゴマース知事が、同州にある石油最大手Rosneft社の石油貯蔵基地がウクライナ軍のUAV攻撃を受け貯蔵タンクが一部損傷したとSNSに投稿した。 別の街の行政庁舎もUAV攻撃を受けたとしているが、いずれも負傷者はいなかったという。
2023.05.13
 20:31
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナが東部で反撃、ロシア軍司令部で大規模爆発…英ミサイル「ストーム・シャドー」か <2306-051318>
 TASS通信などによると、ウクライナ東部ルハンスク州の州都ルハンスク市の中心部で12、13の両日、露軍の司令部などで大規模な爆発が起きた。 州都は最前線から100km後方にあり射程80kmのHIMARSでは届かない。
 露国防省は13日、ウクライナが英国から供与を受けたStorm Shadowを使ったと主張し非難した。 露側の地元「当局」は12日の爆発に関し、現場付近でStorm Shadowの刻印が入った部品などが見つかったとする写真も公表した。 英国防相は11日にウクライナに提供済みだと発表していた。
2023.05.13
 17:45
CNN

(Yahoo)

メリトポリで親ロシア派狙った暗殺未遂が続発、裁判所トップも <2306-051316>
 ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部ザポリージャ州でロシアが任命したバリツキー「知事」が13日までに、メリトポリ市でロシア側が据えた裁判所長を狙った暗殺未遂事件が11日に起きたとSNS上で明らかにした。
 同市ではここ数週間、ロシア側に同調した要職者を対象にした暗殺や同未遂事件が複数回発生し、先週にはメリトポリの警察幹部が爆弾の爆発に巻き込まれて負傷し、4月27日には別の警察幹部が手製の爆発物による攻撃を受け死亡していた。
2023.05.13
 10:05
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、バフムート北郊での後退を認める <2306-051307>
 ロシア国防省が日次の情報更新で12日、「防御の安定性を高めるため、ロシア軍部隊がマロイリノフカ方面の戦線を占領した」と述べバフムートの北郊からロシア軍が後退したことを認め、より有利な防御陣地に移動したと主張している。
 国防省は、これにより「ベルヒフカ貯水池の有利な条件」を利用できるようになるとしているが、実質的には数㌔の領域を失ったと認めたことになる。
Myronivka の位置 (Google Map)】
 今回の発表に先立ち、ロシア国防省は11日深夜に異例の声明を出し、ウクライナ軍がバフムート周辺の前線を突破したとの報道を否定していた。
 Wagner首領のプリゴジン氏は国防省の発表に反応し、「これは逃亡であって、再編とは呼べない」と指摘し、後ほどさらなる詳細を公表すると約束した。
 ウクライナの国防次官は12日、ウクライナ軍が過去1週間でバフムート周辺のロシア軍を2km押し返すことに成功したと述べた。
2023.05.13
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 12 2023 <2306-051306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月12日の戦況 =
 ウクライナ軍が5月12日の局地的な反撃バクムットの北西に戦果を上げている。
 ウクライナと米国の当局者は、ウクライナ軍はまだ計画された反撃を開始していないと述べた。
 ブリゲティ駐南アフリカ米国大使が、2022年12月に南アフリカがロシア船に弾薬と武器を積み込んだのは、中立を宣言した南アの立場と矛盾するとと非難した。
 ロシア国防省は、ハリコフ~ルハンシクの線でのウクライナが反撃したのではとする情報社会間の疑念から気をそらし、和らげようとしている。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で限定攻撃を続けている。
2023.05.13
 08:07
時事通信

(Yahoo)

「逃げたのはワグネル」 ロ軍抵抗、創設者が偽情報か ウクライナ軍 <2306-051304>
 米CNN TVが12日にウクライナ軍の現場指揮官への取材で、バフムトで反転攻勢に出たことを認めた上で、Wagnerの戦闘員らが真っ先に逃げ出し、ロシア正規軍は抵抗したと報じた。
 Wagner首領でロシア国防省と対立するプリゴジン氏は弾薬不足が解消されないと主張し、Wagnerを翼側で支援するロシア軍が配置転換名目で逃亡していると告発していたが、ウクライナ軍指揮官の証言が事実とすれば、これらの発言が偽情報だった可能性がある。
2023.05.13
 05:17
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、バフムート近郊から「逃亡」 ワグネル創業者 <2306-051302>
 ロシアWagner首領のプリゴジン氏が12日、同国の正規軍がバフムート近郊の拠点から逃亡していると述べた。
 ロシア国防省はこの直前、バフムート北方の防御を強化するために部隊を配置転換したと発表していたが、プリゴジン氏はSNSに投稿した音声メッセージで、「これは再編成とは呼べない。 逃亡だ」と指摘し、さらに別の動画メッセージで、国防省の部隊はバフムートの北方と南方から「単に逃げた」とし、「部隊の翼側は失敗し、正面は崩壊している」と述べた。
2023.05.13
 01:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部でのウクライナ軍の攻勢撃退=ロシア国防省 <2306-051301>
 ロシア国防省が12日に声明で、ウクライナ軍がドネツク州ソレダル方面で攻勢を強めたが、ロシア軍が撃退したと発表した。 声明ではウクライナ軍は1,000名を超える部隊と40両の戦車を投入し、95kmにおよぶ前線で26回の攻撃を試みたが、ウクライナ軍部隊による攻撃は全て撃退され、ロシア軍の防衛ラインに突破口を開くことは出来なかったとした。
Soledar の位置 (Google Map)】
 一方、戦術的な理由によりロシア軍が一部の前線からやや後退したことも示唆した。 ロシア軍が一部地域の前線からやや後退し、バフムトの北西に位置するベルホフカ貯水池近くでより有利な陣地を確保したという。
 ウクライナのマリャル国防次官が12日に、ウクライナ軍が今週バフムト周辺で2km前進し、その間に陣地は一切放棄していないと述べた。
 バフムトへの攻撃で主力となっているロシアWagner首領のプリゴジン氏は、ロシア国防省の発表は実際にはロシア軍が逃げ出した敗走と指摘し、ウクライナはバフムトとチャソフヤールを結ぶ重要な補給路を完全に掌握したほか、有利な高台を押さえたという。 また、ロシア軍がこれ以上陣地を失えばウクライナ軍がバフムトを徐々に包囲する恐れがあるとした。
 プリゴジン氏は、弾薬や装備は不足しているものの、Wagner部隊はバフムトで前進を続けており、さらに20棟ほどの建物を占拠すればバフムトを完全に掌握できると述べた。
 ロイタは戦況について独自に確認できていない。
2023.05.12
 19:08
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、バフムート周辺で一部領土奪還と発表 <2306-051213>
 ウクライナのマリャル国防次官が12日にソーシャルメディアへの投稿で、バフムート周辺の領土の一部を奪還したと発表した。 マリャル次官は「敵は兵士を大量に失い、わが軍はバフムート付近で2km前進したが、われわれは今週、一つの拠点も失っていない」と述べた。
 一方、ロシアは11日夜にバフムート周辺の支配地を失ったという報道は事実と異なるとし、ウクライナ軍の前進を否定した。
 ISWは12日に公表した分析で、ウクライナ軍が「バフムート近郊での局地的反撃で、ロシア軍の前線の一部を突破した可能性が高い」としている。
2023.05.12
 13:36
BBC News

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ軍の前進を否定 東部の前線 <2306-051207>
 Wagner首領のプリゴジン氏は、ロシア正規軍がバフムート周辺の拠点を放棄したと非難し、ロシアの軍事ブロガーらは、いくつかの地域で11日にウクライナ軍の前進や部隊の移動があったとしたが、ロシア国防省は11日、ウクライナ東部の前線でウクライナ軍が前進したとする親露派の報告を否定した。 ロシア国防省は声明で、「前線のいくつかの地点で『突破』があったと、Telegramで個々に宣言されているが、現実と一致しない」と主張した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、反攻の開始は時期尚早だとBBCなど公共放送局の取材で述べた。 ゼレンスキー大統領は、「手持ちの兵器でも前進し成功できると思うが多くの人を失うことになることから待つ必要があり、まだもう少し時間が必要だ」と話した。
2023.05.12
 11:43
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、反攻に向けた「形成」作戦を開始 米軍高官 <2306-051206>
 米軍や欧米当局の高官がCNNに、ウクライナ軍が予想されるロシア軍への反転攻勢を前に、準備段階に当たる形成作戦(註:Shaping Operation)を開始したことを明らかにした。
 形成作戦の内容には、部隊の進軍に備えて戦場の状況を準備するため、武器集積所や指揮所、装甲車、火砲を攻撃することが含まれる。 大規模な連合作戦の前に行われる標準的な戦術となっている。
 ウクライナが2022年夏に南部と北東部で反攻を仕掛けた際にも、事前に航空攻撃で戦場を形成する作戦が行われた。 米軍高官によると、こうした形成作戦は、予定されるウクライナの攻勢の主要部分の前に何日も続く可能性があるという。
 ゼレンスキー大統領は11日公開の欧州の複数の公共放送との取材で、「現状の装備でも前進して成功を収めることは可能だが、多くの人命が失われることから容認できない」とし、そのうえで「我々にはもう少し時間が必要だ」と説明して、ウクライナがまだ待っている装備品として戦車を含む装甲車両を挙げた。
2023.05.12
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 11 2023 <2306-051204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月11日の戦況 =
 ウクライナ軍がバクムット周辺での局地的な反撃でロシアを何ヵ所かを突破した可能性がある。
 ウクライナ軍はバクムット周辺で局地的な反撃を続けたと伝えられた。
 バクムット周辺の翼側にロシア軍が強力でない部隊を配置していることは、ロシア国防省がウクライナ軍を包囲することを放棄したことを示唆している。
 ゼレンスキー大統領は、約束された軍事援助を待っているため、ウクライナ軍の反撃開始には時間を要すると述べた。
 匿名のクレムリン情報筋は、Wagner Gp.首領のプリゴジンの最近の言動は、ロシアの「最高指導者を深刻に混乱させている」と述べた。
 ロシア国防省は、Patriotがが5月4日の夜にKinzhalを撃墜したというウクライナと米国の報告を否定した。
 ロシア占領下のクリミアで、ロシア占領当局はウクライナ正教会への弾圧が続き、シンフェロポリのウクライナ正教会大聖堂を押収した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃した。
 ロシア軍は、フリャイポールの西とヘルソン州のウクライナの陣地を砲撃した。
 プリゴジンが要求する1日あたり80,000発の砲弾を供給するためには、ロシアは開戦前の13倍以上になる年産2千9百万発の砲弾を生産する必要がある。
2023.05.12
 04:38
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル部隊、バフムト周辺で追い詰められる=プリコジン氏 <2306-051203>
 Wagner首領のプリゴジン氏が11日、バフムト周辺でWagner部隊が追い詰められており、多大な犠牲を払って占拠した拠点が失われていると述べた。
 バフムト周辺のWagner部隊を守るのはロシア正規軍の仕事だと主張し、「Wagner部隊を巡る状況は最悪の予測シナリオ通りに進んでおり、数ヵ月にわたり同志の血と命をかけて占拠したあらゆる領土は今、戦うことなく捨て去られている」とした。
 これに先立ち、ロシア国防省は空挺部隊がバフムト西側で進軍を支援し、ウクライナ軍を足止めしていると発表した。
 ロイタは戦況について独自に確認できていない
2023.05.11
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 10 2023 <2306-051110>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月10日の戦況 =
 ウクライナ軍は5月9日にバクムット周辺で限定的な反撃を成功させた。 ロシア軍はバクムット地域で続く消耗戦攻撃で戦闘能力が落ち、ウクライナ軍による局地的な反撃に対する防御力が低下している可能性がある。
 米国防総省は、ウクライナ軍がPatriotでロシアのミサイルを撃墜したことを確認した。
 バイデン政権はウクライナへ新たに$1.2Bの軍事援助パッケージを発表した。
 ロシア軍とWagner軍は、Wagnerが5月10日深夜にバクムット周辺から撤退するというWagner首領プリゴジンによる脅しにもかかわらず、10日に攻撃を続けた。
 ロシア軍はクピャンスクとクレミンナと、アウディーイウカ~ドネツクの線で攻撃した。
 ロシア軍は、ヘルソン州とザポリージャ州のウクライナ軍陣地を空爆した。
2023.05.11
 06:23
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート付近で反撃に成功と主張 <2306-051106>
 ウクライナ軍が10日、バフムート近くで反撃に成功し、ロシア軍に大きな損失を与えたと明らかにした。
 ウクライナ軍第3強襲旅団長は「ロシア軍の第72旅団の部隊は打ち負かされた」とTelgramに投稿された動画で述べた。 同旅団長によると、ロシア軍の第72旅団の第6、第8中隊はかなりの数の装甲戦闘車両とともに完全に破壊されたという。 また、多数のロシア兵捕虜がとらえられ、バフムート周辺での戦闘で主要な役割を果たしているWagnerの第3強襲部隊が大きな損失を被ったことを明らかにした。
 旅団長はまた、ウクライナ軍の攻撃により幅3km、奥行き2.6kmにわたる地域がロシア軍から完全に解放されたと述べたが、正確な位置は示さなかった。
 ウクライナ軍東部方面部隊報道官は、戦闘はまだ続いているものの敵はこの地域で大きな損失を被っているとし、203名が死亡し216名人が負傷したという。
2023.05.11
 05:12
共同通信

(Yahoo)

ロシア、原発作業員退避準備か ザポロジエ、3千人超 <2306-051108>
 ウクライナ原子力企業Energoatom社が10日、ザポロジエ原発を占拠するロシアが、原発が立地する都市エネルゴダールから職員ら3,100人の退避を準備しているとの情報があると発表した。 ロシア側には原発の運転を維持する能力がないことが証明されたとし「熟練した人材が破滅的に不足している」と指摘した。
Enerhodar の位置 (Google Map)】
 欧州最大のザポロジエ原発では6基の原子炉停止状態にあるが、しばしば外部電源を喪失し周辺への攻撃による大事故が懸念されてきた。
 ロシアはザポロジエ原発を軍事拠点化していると指摘される。 ウクライナは5月中にも大規模反攻を開始するとみられ、原発の周辺地域を含めて戦闘激化の可能性がある。
2023.05.11
 03:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアがバフムト前線から後退と表明 <2306-051104>
 ウクライナ軍が10日、バフムトからロシア歩兵旅団を撃退したと発表した。 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将も、ウクライナ軍の反撃の結果バフムトの一部でロシア軍が最大2km後退したと明らかにした。 ただ、詳細は明らかにしなかった。
 Wagner首領のプリゴジン氏もロシア側は撤退しているとしており、ウクライナ側はこれを裏付けるものとしている。 プリゴジン氏は9日、ロシア軍がバフムトから退いているとし、第72旅団が3㎢を失い、Wagnerは500人の戦闘員を失ったと述べていた。
 ロシア政府は第72旅団がバフムト南西部郊外の陣地を放棄したとの報道についてコメントしていない。 ロイタは現地の状況を独自に確認できていない
2023.05.10
 09:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナが計画する反転攻勢、決定的な現状打破にはならず 英外相 <2306-051009>
 ウクライナを巡って近くロシアに対する反攻が行われるとの見方が広がっているが、訪米中のクレバリー英外相が9日、ウクライナは大きな勇気と抵抗を示しているが、映画のような反転攻勢を期待するべきではないと指摘した。
2023.05.10
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 9 2023 <2306-051007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月9日の戦況 =
 Wagner首領のプリゴジンは、ロシア国防省が砲弾の飢餓を解決できなかったにもかかわらず、以前に述べた期限である5月10日までにバクムットから撤退しないと発表した。
 プリゴジンが5月5日に行った撤退するとの脅しを行わなかったことは、彼がロシア国防省を頼りにしていることを示している。
 ロシア軍は5月8日~9日の夜にウクライナに対して新たな大規模ミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムット市内で僅かに戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツクの戦で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はフリャイポールの西とヘルソン州のウクライナの陣地を攻撃目標にした。
Hulyaipole の位置 (Google Map)】
2023.05.10
 06:53
CNN

(Yahoo)

「弾薬供給は要求の10%」 ワグネル創設者、ロ軍上層部を非難 <2306-051006>
 Wagner首領のプリゴジン氏が9日、ロシア軍上層部がWagner戦闘員を支援せずバフムート近くの前線維持にも失敗したと非難した。
 プリゴジン氏は「ロシア国防省のある部隊が陣地を放棄し我々の側面の一つから逃げ出したため、幅2km近く、奥行き500mほどにわたって前線が空白になったが、どうにかワグネルがその穴を埋めた」と述べた。 さらに、弾薬が十分に供給されればWagnerがバフムートを制圧できるだろうが、ロシア政府は当初の約束を撤回したと指摘した。
 プリゴジン氏によると、政府は弾薬供給を7日に約束したことから、同氏は翌8日朝に政府がワグネルの求めるもの全て」を供給するとの命令を出したと述べたが、その後供給されたものは要求のわずか10%だったという。
 同氏は我々はあからさまにうそをつかれたと述べ、責任はゲラシモフ参謀総長にあるとした。
2023.05.10
 01:26
Kyiv Independent Russian brigade flees Bakhmut <2306-051001>
 ウクライナ軍第3突撃旅団が5月9日、ロシア軍の第72独立自動車化狙撃旅団が撤退したことを確認した。 第3旅団はバフムートの戦いで64名のロシア兵を殺害したという。
 第72旅団の撤退はウクライナ側の発表以前にWagner首領のプリゴジン氏が、第72旅団が500名の遺体を残置して撤退したと発表していた。
2023.05.09
 15:54
Ameba Times

(Yahoo)

ワグネル創設者、ウクライナ東部バフムトで「部隊が前進」「2.37平方キロメートルを残すのみだ」 <2306-050916>
 Wagner首領のプリゴジンが8日にSNSに音声を投稿し、バフムトでWagner部隊が様々な方向へ280m前進しており、ウクライナ側が維持する地域が僅か2.37㎢を残すのみになっていると述べた。
 プリゴジン氏は5日に弾薬の供給が途絶えていることを理由に、「10日に部隊をバフムトから撤退させる」と表明したものの、7日の投稿ではロシア国防省から「戦闘を続けるために必要な武器や弾薬の供与を約束された」として、バフムトでの戦闘を継続する意向を示していた。
2023.05.09
 14:22
AP

(Yahoo)

ロシアが自爆ドローン夜間空襲 キーウでは35機を全機撃墜 <2306-050915>
 ロシアが対独戦勝記念日を翌日に控えた5月8日夜、ウクライナ全土に対してイラン製自爆UAV約60機による夜間攻撃を敢行した。 キーウでは3時間にわたって空襲警報が鳴り響いたが、35機の自爆UAVは全てウクライナの防空システムによって撃墜された。 キーウでは撃墜されたUAVの破片で5人が負傷した。
 キーウ西部のズビアトシンスキー地区では、UAVの残骸が2階建てのアパートに落下し、別の破片が駐車してあった車に当たって炎上した。 撃墜されたUAVの被害を受けた高層アパートを視察したクリチコ市長は「防空システムのおかげで、自爆UAV 35機はすべて撃墜された」と述べた。
2023.05.09
 14:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアがキーウに巡航ミサイル、全て撃墜=ウクライナ当局者 <2306-050913>
 ウクライナ当局者によると、ロシアが対ナチスドイツ戦勝記念日に当たる9日にキーウに向けて15発のCMを発射したが、防空システムに全て撃ち落とされた。
 これまでのところ、今回のCM攻撃による死傷者は確認されていないという。
2023.05.09
 12:48
AP

(Yahoo)

巡航ミサイルは命中せず自爆 オデーサにミサイル攻撃8発 <2306-050910>
 ウクライナ空軍報道官が5月8日朝のTV番組で、ロシア軍がオデーサに向けて爆撃機から最大8発のCMを発射したことを公表した。 同報道官によると、ソ連時代に製造されたCMのうち何発かは、目標に到達する前に自爆するか海に落下したという。
 ウクライナの南部作戦管区が8日にfacebookに投稿したところによると、この日はCMの他にUAVによる空襲もあり、食糧倉庫1棟と黒海沿岸の複数のリクリエーション施設が被弾・炎上したが、けが人などは報告されていない。
2023.05.09
 11:12
Ukrinform ウクライナ防衛部隊、ロシア軍発射のミサイルを25弾中23弾撃墜 <2306-050908>
 ウクライナ軍総司令官のザルジュニー陸軍大将がTelegramで、ロシア軍が9日未明にウクライナ各地を25発のCMで攻撃したが、ウクライナ軍はこの内23発を撃墜したと発表した。
 ザルジュニー大将は、「敵はウクライナ領を海上発射と空中発射のCMで攻撃した。
 5月8日22:00頃に敵は8発のKaliburを黒海のミサイル艦からウクライナ東部地域に発射したが、8弾全てを撃墜したと述べた。
 5月9日04:00前に第2波攻撃が行われ、17弾のKh-101/Kh-555カスピ海方向上空のTu-95MS 4機から発射されたが、中部空軍が14弾南部空軍が1発、計15発のKh-101/Kh-555を撃墜したことを明らかにした。
2023.05.09
 07:19
CNN

(Yahoo)

ヘルソン州黒海沿岸の都市、ロシア側行政府が大部分撤退 ウクライナ軍 <2306-050905>
 ウクライナ軍が、ロシア軍に占領されたヘルソン州黒海沿岸のスカドフスクで、ロシア側が設置した行政府の大部分が撤退したと発表した。
Skadovsk の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍によると、スカドフスク地区及びスカドフスク市の行政府は活動を停止し、占領者は6日夜に文書や備品など公的機関の財産を車に積み、7日朝に家族とともに同地を離れたという。 軍の声明によれば、近隣の複数の村でも同様の動きが起きているという。
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア側は海路を利用してロシア軍占領地に文書や略奪品を運ぶ計画だと主張した。
2023.05.09
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 8 2023 <2306-050906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月8日の戦況 =
 ロシア軍が5月7日~8日の夜に大規模なミサイルとUAVによる攻撃を実施した。
 ロシア占領下のトランスニストリア(註:沿ドニエステル共和国)が「平和維持軍」を増強するようロシアに求めた。
 プーチン大統領は、戦勝記念日のパレードを利用して、中央アジアにおけるロシアの継続的な影響力を示そうとしている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナ線に限定攻撃を実施した。
 ロシア軍は5月8日の報告の中で、Wagner軍の攻撃強化、アウディーイウカ~ドネツク市の線での攻撃継続、バクムット内でわずかな前進を挙げた。
 ロシアの占領当局は、ヘルソン州とザポリージャ州の後方地域で民間人を強制的に避難させ続けているた。
2023.05.09
 04:58
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネルに弾薬供給開始、バフムト制圧に前進=プリゴジン氏 <2306-050903>
 Wagner首領のプリゴジン氏が8日、バフムトの制圧に向け前進するために必要な弾薬の供給を受け始めたと明らかにした。
 プリゴジン氏は弾薬の供給を受け始めているとし、今日130m前進し前進を続けているとSNSに音声情報を投稿した。