ロシアのウクライナ侵攻(2022年)に関する資料

(その11:バフムートの攻防)

                                                             
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.05:08
 23:27
産経新聞

(Yahoo)

ロシアが自爆ドローン60機投入 対独記念日前にウクライナ各地攻撃 <2306-050812>
 プーチン露政権が重視する第二次大戦の対ドイツ戦勝記念日の9日を控えて攻勢を強め、8日未明にかけウクライナ各地を自爆UAVやミサイルによる大規模攻撃を実施した。
 ロイタ通信によると、投入された自爆UAVは大規模爆撃が再開された4月末以降最大となる60機に上り、ウクライナ側によるとキーウでは飛来したUAV 36機全てを撃墜したが、破片の落下などで5人が負傷した。
 オデッサでは食料施設がミサイル攻撃で延焼して3人が負傷し、ウクライナメディアによるとヘルソン州では露軍の砲撃によって9人が負傷した。
 一方、露側は実効支配する南部クリミア半島でウクライナ側のUAV 22機を破壊したと主張した。
2023.05:08
 11:54
BBC News

(Yahoo)

ザポリッジャ原発の近隣住民、避難指示で「とんでもないパニック」 ウクライナ当局 <2306-050806>
 ウクライナ軍参謀本部は7日、同国南部にある欧州最大のザポリッジャ原発に近い町の住民にロシア軍が避難を指示したことから、住民がロシア占領地域の都市に避難していると発表した。 「とんでもないパニック」が起きているとするウクライナ当局者もいる。  ザポリッジャ州の大半を占領しているロシア軍は、同州エネルホダルや前線に位置する18地域で住民に避難を命じている。 ウクライナ軍参謀本部によると、住民らはロシア占領地域内のベルディアンスクプリモルスクに避難するよう指示されているという。
Enerhodar の位置Berdyansk の位置Premorsk の位置 (Google Map)】
 ザポリッジャ州メリトポリを脱出しているフェドロフ市長は6日、数千台の車が移動を始め、5時間の渋滞が発生したと述べ、民間人で構成されているとされる避難の車列の2/3は同地域から撤退するnt color=red>ロシア軍だと主張している。 ただ、この主張が事実かどうかBBCは検証できていない。
2023.05:08
 09:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネルが撤退方針を撤回 ウクライナ、9日前にバフムト陥落目指すとみて警戒 <2306-050805>
 Wagner首領のプリゴジン氏が7日、ロシア政府がさらなる武器供給を約束したとして、バフムトからの撤退方針を転換し攻撃を継続する可能性を示唆した。
 ロシアはバフムトを他の都市への侵攻の足掛かりとして重視しており、同市をめぐる攻防はこの戦争で最も激しいものとなっている。 数ヵ月に及ぶ攻防で、両軍とも数千人の死者が出ているとみられる。
 一方、ウクライナが大規模な反攻に向け準備を進める中、ロシア側当局者は、ロシアが支配下に置いたザポロジエ原発の周辺から住民の退避を進めている。 国際原子力機関 (IAEA) は原発周辺の状況は「予測不可能」で「危険」だと警告している。
2023.05.08
 08:25

(18:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 7 2023 <2306-050804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月7日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスクの北東とクレミンナの南に限定攻撃を続けた。
 ロシア軍は5月7日の時点でバクムットでいくらかの戦果を挙げ、アウディーイウカ~ドネツクの線での限定攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が5月6日~7日の夜にクリミアで23機のUAVを飛行させたと主張した。
2023.05:08
 07:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、9日までのバフムト制圧狙い砲撃激化=ウクライナ軍幹部 <2306-050803>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将がTelegramで7日、ロシア軍がバフムトへの重火器による砲撃を激化させ先端装備の使用を増やすと共に、部隊を再編して、ロシアの対独戦勝記念日に当たる5月9日まで制圧することを依然望んでいると述べた。
 ロイタは、この報告の真偽を確認できていない。
2023.05:08
 05:34
朝日新聞

(Yahoo)

「ロシア国防省から弾薬供給」 ワグネル創設者、撤退中止は明言せず <2306-050802>
 ロイター通信などが、Wagner首領のプリゴジン氏が7日にSNSへの投稿で、「ロシア国防省から作戦継続に必要な弾薬や武器の供給を約束された」ことを明らかにしたと報じた。 プリゴジン氏は7日の投稿で、撤退を中止するかどうか明言していない。
 プリゴジン氏は5日、弾薬供給の遅れに不満を示し、10日にバフムートから撤退すると表明し、6日にはチェチェン共和国のカドイロフ首長に戦闘を引き継ぐ意向を示していた。
 バフムートを訪れたウクライナ軍のシルスキー司令官は7日、「ロシア軍が砲撃の強度を高め、部隊を再編成している」とSNSに投稿し、ロシア軍がバフムート制圧を諦めず、あらゆる手段を講じているとした。
2023.05:07
 20:50
時事通信

(Yahoo)

IAEAが警告=「予測不能で危険」―ザポロジエ原発 <2306-050706>
 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が6日に声明を出し、ウクライナ南部ザポロジエ原発について「状況がますます予測不能になり、危険性が高まっている」と警告した。
2023.05.07
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 6 2023 <2306-050705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月6日の戦況 =
 Wagner Gp.の首領プリゴジンとチェチェン共和国のカディロフ首長が5月6日に、チェチェンAkhmat軍がバクムットのWagner軍と交代する意向を表明した。
 CNNが、ここ数ヶ月間ロシアの電子妨害がウクライナのHIMARSの効果を下げていると報じた。
 ロシア軍は、クパンスクの北東とクレミンナ地域で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット市内で僅かに戦果を上げ続けた一方、ウクライナ軍はアウディーイウカの南西で限定的な反撃を成功させた可能性がある。
 ロシアの占領当局は、ウクライナ軍がHrim-2 SRBMでクリミアを攻撃したと主張した。
【註】
 Hrim-2 Gromはウクライナが開発した射程400~500km、弾頭重量500kgの固体燃料、単段推進SRBMで、開発が行われていることは2014年にキーウで開かれた兵器展で公表され、2017年にはTELの写真が公表されていた。 2016年にサウジアラビアが開発費として$40Mを提供していた。
 2019年には試作品の2発が製造されサウジアラビアで試験が行われ、2022年の配備開始が計画されていた。
 2022年8月9日にロシアとの戦線から220kmロシア側にあるクリミアのサキ航空基地で起きた爆発について、複数のメディアはHrim-2 Gromによると報じていた。
【サキ航空基地襲撃に関する報道:2209-081001 (ロイタ 2022.08.10)】
2023.05:07
 07:14
日テレ News

(Yahoo)

露民間軍事会社ワグネル、ウクライナ東部要衝バフムトに大規模攻撃開始 「10日に撤退」表明も短期間の制圧可能とみて <2306-050704>
 10日にバフムトから撤退すると表明しているWagnerが、短期間での制圧が可能とみて大規模な攻撃を開始した。 ロシアメディアによると、Wagnerは隣の町からバフムトにつながるウクライナ軍の補給路に対して大規模な攻撃を開始したという。
 Wagnerの首領プリゴジン氏は6日には新たな声明を投稿し、あとわずかで町全体を占領できる可能性があるとして、攻勢をかけていることを明らかにしたが、Wagnerが撤退した場合でもチェチェン共和国のカディロフ首長が率いる民兵が戦闘を引き継ぐことを表明している。 こうした動きに、ロシア国防省は反応していない。
 一方、5日にはショイグ国防相が軍事施設を視察する動画を公開して必要な武器と装備を継続して補給するよう指示した。 9日の戦勝記念日を前にした混乱を収める狙いがあるとみられる。
2023.05:06Stars & Stripes Ukraine downs Russian hypersonic missile with US Patriot <2306-050610>
 ウクライナ空軍が5月6日に、ロシアがMiG-31Kから発射した極超音速ミサイルKh-47 Kinzhalを4日にPatriotがキーウ上空で撃墜したと発表した。 これはPatrio初の戦果発表で、ウクライナ軍が゛初めて極超音速ミサイルを撃墜した発表でもある。
 Kh-47 KinzhalはMach10の速度で射程は2,000kmという。
2023.05:06
 14:25
CNN

(Yahoo)

米供与のハイマース、ロシアの電波妨害で精度低下 ウクライナは対策強いられる <2306-050607>
 ロシアがHIMARSに対し電波妨害を駆使してGPSによる誘導を狂わせ、目標への命中を阻止しているケースがここ数ヵ月で増えていることを、この問題について報告を受けた複数の関係者がCNNに明らかにした。
 米英やウクライナの情報筋5人によると、ここ数ヵ月にロシアの集中的な妨害によりHIMARSの有効性は低下している。 米国やウクライナの当局者は巧妙さを増すロシアの電波妨害に対抗するため、HIMARSのソフトウェアを変更する方法を模索することを余儀なくされているという。 米国防総省のある当局者は「絶えずイタチごっこが続いている」と説明し電波妨害への対策が見つかっても、ロシアはその対策に対抗する措置を繰り出してくると指摘した。
 GPSへの妨害は誘導砲弾Excaliburや誘導爆弾JDAMのようなスマート兵器にも影響を与えうる。 国防総省の流出文書によるとJDAMは特に妨害の影響を受け易いという。
2023.05:06
 10:30
CNN

(Yahoo)

ワグネルのバフムート撤退、「転換点」となる可能性 ウクライナ軍報道官 <2306-050606>
 ウクライナ軍報道官が6日までに、Wagnerが10日にバフムートから撤退する方針を決めたことに言及し、同市を巡る戦闘の転換点になり得るとの認識を示した。
 Wagner首領のプリゴジン氏は5日にTelegramへの投稿で戦闘員に多くの死傷者が出ていることに触れ、十分な弾薬を供給しなかったロシア国防当局の既得権益層に責任があると主張し、正規軍の参戦を求めているが、ウクライナ軍報道官はWagnerが信じがたい損耗を出した理由について、絶えず肉弾攻撃を仕掛けるという愚かな行動が原因だと分析し、プリゴジン氏が撤退を望んでいるのは、バフムートを巡る戦闘でWagnerが壊滅に近い状態に追い込まれているからだとの見方を示した。 Wagnerの損耗が現在の1日100名を超えるペースで続いた場合、人員を補充する方途はなく、Wagnerはバフムート近郊で壊滅すると見ている。
2023.05.06
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 5 2023 <2306-050605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月5日の戦況 =
 ロシア国防省は、ウクライナ軍の反撃に対する防御の準備を優先してバクムット攻勢の優先順位を下げたようであり、Wagner Gp.と首領のプリゴジンの立場を困難にした。
 ロシア占領当局は避難を装ってザポリージャ州の民間人70,000人をロシア占領地後方に強制移住させると発表した。
 ロシア軍はクレミンナとアウディーイウカ付近で地上攻撃を行い、バクムット内でわずかな戦果を上げた。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がバクムットの近くで限定的な反撃を行ったと主張した。
2023.05:06
 06:51
日経新聞 ロシア、ザポロジエで住民7万人避難 反攻に緊張 <2306-050604>
 TASS通信が、ウクライナ南部ザポロジエ州のロシア側行政府トップのバリツキー氏が5日、ウクライナ軍の攻撃が強まっているとして、前線に近い18地区から子どもや高齢者、病気療養者らを一時避難させると発表したと報じた。
 行政府幹部によると、対象者は7万人に上るという。
2023.05:05
 18:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル、10日にバフムト撤退表明 「弾薬なければ滅びる運命」 <2306-050514>
 Wagner首領のプリゴジン氏が5日、軍参謀総長、国防省、プーチン大統領に宛てた書面の声明で、部隊を10日にバフムトから撤退させると表明し「撤退するのは、弾薬がなければ無意味に滅びる運命にあるからだ」と述べた。
 撤退は、ロシアの対独戦勝記念日の翌日というタイミングでプーチン大統領にとっては打撃となる。 ロシア大統領府は、声明について、ウクライナでの「特別軍事作戦」に関わるとしてコメントを差し控えた。
 Wagnerはバフムト攻略を先導する形で戦い、3週間前にはバフムトの80%以上を制圧したと主張していた。
2023.05:05
 16:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア南部の製油所に連日の無人機攻撃、再び火災=タス通信 <2306-050513>
 TASS通信が5日に当局の情報として、ロシア南部のイルスキー製油所が2日連続UAVの攻撃を受け火災が発生したと報じた。 RIA Novostiは、人的被害はなく火災は鎮火したと報じた。
 イルスキー製油所はクラスノダール地方の黒海沿岸の港ノボロシースクの周辺にあり、年間精製能力は660万㌧という。
Novorossiysk の位置 (Google Map)】
2023.05.05
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 4 2023 <2306-050506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月4日の戦況 =
 ロシアは5月4日にウクライナに対して別のShahed-131/136による攻撃を実施した。
 ロシア当局は、5月3日のクレムリンへのUAV攻撃を使用して、9日の戦勝記念日パレードの中止を拡大している可能性がある。
 ヘインズ米国家情報長官は、ウクライナの反撃の成功に関係なく、ロシア軍は軍需品と人員不足のために2023年に大規模な攻撃を行うことができない可能性が高いと述べた。
 ロシアとインドがルピーでの取引を停止したと伝えられた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクレミンナの南で占領地域を拡大したと主張した。
 ウクライナ軍はバクムットの南西で限定的な反撃を行った模様である。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州でウクライナ軍を撃退したと主張した。
2023.05:05
 03:40
日経新聞 米軍トップ「ロシア停戦に1〜2年」 合理的判断に時間 <2306-050501>
 ミリー統合参謀本部議長が2日公開の米メディアの取材で、ロシアが侵攻を続けるウクライナとの停戦になお1〜2年かかる可能性があると指摘した。
 主戦論が残るプーチン政権内部に政治的な制約があるため、合理的な判断に時間を要するとの認識を示した。
2023.05:04
 20:49
AFP=時事

(Yahoo)

飛来した無人機24機中18機撃墜 ウクライナ軍発表 <2306-050417>
 ウクライナ空軍はTelegramへの投稿で、Shahed-136及びShahed-131などのUAVが一晩で24機来襲したが、自軍は他の防空部隊と協力し、18機を撃墜したと明らかにした。
 またキーウの軍政当局トップのポプコ氏は、暫定情報ではあるが「防空部隊が敵のミサイルやUAVをすべてキーウ上空で破壊した」とし、キーウへの攻撃が試みられたのは5月だけで3回目で、今回の攻撃は2023年に入ってから最も激しかったと述べた。 墜落した無人機の破片は市内に散乱したものの、負傷者はいないという。
2023.05:04
 19:05
Abema Times

(Yahoo)

ロシア国内でドローンによる攻撃が相次ぐ 南部の製油所で4機が攻撃とタス通信 <2306-050413>
 ロシア国営TASS通信が4日、ロシア南部クラスノダール地方の製油所が、UAV 4機による攻撃を受けたと報じた。 貯蔵タンクで火災が発生したが、けが人は確認されていないという。
Krasnodar Krai の位置 (Google Map)】
 また、南部ロストフ州の知事は4日に自身のSNSで、ロストフ州内の製油所にUAVの墜落があったと明らかにするなど、ロシア国内でUAVによる攻撃が相次いでいる
Rostov州の位置 (Google Map)】
2023.05.04
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 3 2023 <2306-050407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月3日の戦況 =
 ロシアは、ウクライナがクレムリンをUAV攻撃したと非難した。 ロシアは、国民に戦争が国内に迫っていると見せて動員を正当化するため、この攻撃を演出した可能性がある。
 クレムリンは、戦争に対する国内の支持を高めるため、ウクライナの反撃に先立って他の偽旗作戦を実施し、偽情報を増やすことを計画している可能性がある。
 Wagner Gp.頭領のプリゴジンは5月3日、おそらく情報社会の不安を利用してWagnerに対するロシア軍の支援の強化を求めるため、ウクライナの反撃がすでに始まっていると根拠なく主張した。
 ロシア軍は5月2日~3日の夜にShahed-131/136によるUAV攻撃を実施した。
 ロシア軍はクレミンナの付近で限定攻撃を続けた。 バクムットとその周辺では戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ドニプロ河西岸のヘルソン州に対して激しい空爆と砲撃を実施した。
2023.05:04
 05:41
日経新聞 ウクライナ軍、南部で攻撃 反転攻勢へ威力偵察か <2306-050405>
 ロシアのTASS通信ウクライナ軍が3日、ロシアが一方的に併合を宣言している南部ザポロジエ州のオレホフを攻撃したと報じた。 その後、ウクライナ軍は撤退したという。 反転攻勢を目的とした威力偵察との見方が出ている。
Orehovo の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍の反転攻勢をめぐっては、Wagnerの首領プリゴジン氏も3日にTelegramで、「反撃はもう始まっていると思う」とコメントしていた。
2023.05:03
 11:01
朝鮮日報

(Yahoo)

ロシア紙「ウクライナ軍に反転攻勢の徴候…今月9日に決行か」 <2306-050307>
 ロシアの日刊紙Московский комсомолец (MK) が2日、5月9日のロシアの戦勝記念日にウクライナが反転攻勢を開始する可能性があることがわかったと報じた。 現地の軍事政治研究センターで責任者を務めるクリンチェビッチ氏はMK紙の取材に対し「ウクライナ軍は5月9日の戦勝記念日にロシア領土深くに入る込む大規模な挑発を準備している」と述べた。
 MK紙はまた、現地の専門家は「ウクライナの反転攻勢によりロシアの都市を狙った小規模なテロ攻撃が数十回行われる可能性がある」とも予測していると報じた。
 New York Timesも1日付で「ウクライナによる反転攻勢が近い徴候が相次いで捕捉された」と報じた。 NYTは「この徴候には双方の軍事攻撃強化、ロシア軍による防衛陣地の移動、ウクライナと接するロシア西部の都市で発生した爆発による列車脱線事故なども含まれる」と伝えている。
 ウクライナのレズニコフ国防相も4月28日に国営TVに出演し「反撃の準備は最後の段階に入ったており、その方法や位置、時期については指揮官たちが決めるだろう」と述べ、反転攻勢を予告した。
2023.05.03
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 2 2023 <2306-050306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月2日の戦況 =
 中国、インド、ブラジルなどのロシア友好国を含む国連加盟国は、4月26日にロシアをウクライナへの侵略者と見なす決議を採択することを決議した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァト~ヴェ-クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムット周辺で戦果を上げたが、市内では前進しなかった。
 ロシア軍はアウディーイウカ~-ドネツクの線で限定攻撃を続け、ロシアの情報筋はウクライナ軍がアウディーイウカ地域で限で局所的な反撃を行ったと主張した。
 ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ河デルタの島々とその周辺で活動し続けている。
2023.05:03
 07:37
時事通信

(Yahoo)

2日連続で列車脱線 「爆発」「破壊工作」主張 ロシア <2306-050303>
 ウクライナと国境を接するロシアのブリャンスク州で2日、前日に続いて貨物列車が脱線し、直後にボゴマズ知事が「線路で爆発物が炸裂した」と再び主張した。 地元メディアによると、関係筋は「同じ破壊工作グループの仕業の可能性がある」と指摘したが、詳細は不明である。
 1日はウクライナやベラルーシとの国境近くで石油製品や建材などを輸送する貨車7両と機関車が脱線して一部が炎上し、2日は貨車20両が脱線した。 2日は火災は起きなかったが、積んでいた硫黄や硝石などが流出したという情報がある。 現場は州都ブリャンスク郊外で、前日に比べて都市部に近いが、けが人は伝えられていない。
2023.05:02
 09:20
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア兵の死傷者、22年12月以降に急増 ウクライナ侵攻で米分析 <2306-050209>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が1日の記者会見で情報機関の分析として、ウクライナに侵攻するロシア側の兵士と戦闘員の2022年12月以降の死者数が2万人以上、負傷者数が8万人以上にのぼるとの見方を示した。
 ロシアはウクライナ東部ドネツク州バフムトの攻略を目指しており、ここ数ヵ月で死傷者数が加速度的に増加しているとみられる。
2023.05.02
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 1 2023 <2306-050208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月1日の戦況 =
 ロシア軍は、4月30日から5月1日の夜にウクライナに対して大規模なミサイル攻撃を実施した。
 米大統領府は5月1日、バクムットに対するロシアの攻撃は失敗したと評価した。
 ロシア国防省は、ロシア国防副大臣のミジンツェフ上級大将をクズメンコフ上級大将に交代させたことを認めた。
 軍はスヴァトーブ~クレミナの線で攻撃した。 またバクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
 ウクライナ当局は、ワグナーグループと他のロシア軍がバクムットでの攻撃作戦のペースを維持するのに苦労していることを示しました。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドニプロ河を越えて襲撃していると主張し続けている。
2023.05:02
 05:35
時事通信

(Yahoo)

ロシア、死傷者10万人 ウクライナ要衝バフムトの戦闘 米高官 <2306-050205>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は1日の記者会見で、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトを巡る戦闘だけで2022年12月以降、ロシア側の死傷者が10万人を超えたと推計した。 死者は2万人を上回ったとみられる。 カービー調整官は「ロシアの攻勢は失速しており、失敗した」と結論付けた。
 カービー調整官はまた、第2次大戦の激戦での米軍の死者数と比較し「この数字は驚くべきものだ」と指摘したうえで、死者の約半数はWagnerの戦闘員で、その大半が受刑者で十分な戦闘訓練を受けていなかったとも述べた。
2023.05:02
 03:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアで貨物列車が爆発・炎上、西部の国境州 死傷者なし <2306-050202>
 ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州で1日に爆発が起こり、貨物列車が脱線した。 ボゴマズ州知事がSNSに画像を投稿した。 死傷者はいないという。
 ボゴマズ州知事が示した事件現場は、ロシアとウクライナの国境から北に60kmの地点で、知事は誰が攻撃を行ったかについては言及しなかったが、ロシア当局によると、ウクライナとベラルーシ両国と国境を接するこの地域では、ロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、親ウクライナ派の破壊工作グループによる複数の攻撃が発生している。
 これとは別に、サンクトペテルブルクがあるレニングラード州のドロズデンコ知事は1日、夜の間に送電線が爆破され、近くで爆発物が発見されたと明らかにした。 ロシア連邦保安局 (FSB) が現場検証を行っているという。
2023.05:02
 00:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ軍需施設にミサイル攻撃 「目的達成」 <2306-050201>
 ロシア国防省が1日に声明で、前夜から未明にかけてウクライナの武器庫や弾薬工場などの軍の拠点にミサイル攻撃を実施し、所定の標的全てに命中したと発表した。
 声明では「夜間にウクライナの軍需産業施設に対し高精度の長距離空中・海上発射ミサイルで攻撃を行った」とし、「攻撃の目的を達成し、ウクライナ軍の弾薬、武器、装備品の製造業務が中断された」と述べた。
 ウクライナ当局はこの日、この3日間で2回目となるロシアによるミサイル攻撃があり、東部では大規模な火災が発生し少なくとも34人が負傷し住宅数十棟が損害を受けたと発表していた。
2023.05:01
 17:00
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトの一部陣地から撤退=ウクライナ司令官 <2306-050111>
  ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将がTelegramでの声明で1日、バフムトでウクライナ軍の反撃によりロシア軍が複数の陣地から撤退したと明らかにした。 ただ状況は依然として困難としている。 シルスキー大将は4月30日に前線を訪問した際に「状況は非常に困難だが一部の地区ではわれわれの部隊の反撃を受けて敵はいくつかの陣地から去った」と述べたという。  ウクライナ軍はバフムトからドネツクの西に位置するマリンカまでの東部戦線の一部で敵の攻撃を36回以上撃退したと明らかにした。
Mar'inka の位置 (Google Map)】
2023.05:01
 15:24
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアの巡航ミサイル18発中15発を迎撃 <2306-050110>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が1日、北極圏やカスピ海方面からロシアのCM 18発が飛来し、ウクライナ空軍がそのうち15発を迎撃したと発表した。
 ザルジニー大将は声明で、02:30頃にロシアが戦略爆撃機を使ってウクライナを攻撃した。 ロシアのムルマンスク州オレネゴルスク地域にTu-95が9機カスピ海にはTu-160 2機がいたと述べた。
2023.05.01
 12:00

(22:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 309 <2306-050107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月30日の戦況 =
 ウクライナの参謀本部は、ロシア軍が4月30日にクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線における攻撃をしなかったと報告した。
 ウクライナ国家警備隊報道官が、ロシア軍は多くの砲を使用しているが、バクムットとマリンカに比べてクピャンスクとライマンの方向での砲撃は少ないと述べた。
 ロシア軍は4月30日にバクムットとその周辺、およびアウディ~イウカ-ドネツク市の線で攻撃をした。
 ウクライナ東部軍報道官のチェレヴァティ大佐は、ウクライナ軍は引き続きバクムットへの兵站経路にアクセスできると報告した。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がバクムットでWagner軍と共同作戦を実施したエリート部隊で、空挺部隊に新に複数の旅団を編成したと主張した。
2023.05:01
 11:39
ロイタ通信

(Yahoo)

ウ軍、バフムトへの補給路を維持 ワグネルは一部撤退を示唆、150メートル前進に「94人犠牲」 <2306-050105>
 ウクライナ軍が29日にバフムトへの主要補給路を依然として確保していると表明した。 東部ウクライナ軍報道官は、「命の道」と呼ばれるチャソフヤールからバフムトに至る17kmの区間は、まだウクライナ側の支配下にあると述べた。 ロシア軍は、バフムトをを他都市への進軍の足掛かりにしたいとして10ヵ月かけて前進を試み、戦闘は路地ごとや家ごとに行われた。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 一方Wagnerの首領プリゴジン氏は29日、ロシア軍がさらに弾薬を送らなければバフムトから部隊の一部を撤退すると警告した。 プリゴジン氏はWagner部隊がバフムトで100~150mほど前進したと明らかにしたが、この過程で94名の戦闘員が犠牲になったという。 Telegramで公開された音声でプリゴジン氏は、より多くの弾薬があれば、ワグネルの損失は1/5程度で済んだと語っている。
2023.05:01
 11:19
ロイタ通信

(Yahoo)

未明のウクライナ全土にミサイル攻撃、大規模火災で34人負傷 <2306-050104>
 ロシア軍が1日未明、ウクライナ全土に3日間で2回目となるミサイル攻撃を行った。 東部の地区で大規模な火災が発生し、当局者によると34人が負傷、住宅数十棟が損害を受けた。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将はSNSに「02:30頃にロシアの侵略者が戦略航空機からウクライナを攻撃した」と投稿した。
 キーウ市当局は、首都に向けられたミサイルは全て破壊され、現時点で民間人に死傷者はなく、住宅やインフラの損害も報告されていないとSNSで発表した。 当局者によると、キーウ州では防空システムが作動した。
 ウクライナ軍は、防空部隊がロシア軍のミサイル18発のうち15発を破壊したと発表した。 広範な被害を受けたのは東部の都市パウロフラードだけだった。
Pavlohrad の位置 (Google Map)】
 パウロフラードは一晩で2回攻撃され、工業企業1社、集合住宅19棟、民間ビル25棟などが被害に遭った。 議会議長のルカシュク氏は、攻撃により集合住宅19棟、住宅25棟、学校3箇所、幼稚園3箇所、さらにいくつかの商店が被害を受けたと述べた。
 また、地元議会関係者によると、ロシアは中部ドニエプロペトロフスクを含む地域にもミサイルを発射したため、防空部隊はミサイル7発を撃ち落とした。
Dnepropetrovsk の位置 (Google Map)】
 ザポロジエのロシアが任命した当局者はパウロフラードの火災の画像を投稿し、ロシア軍が軍事目標を攻撃したと指摘した。
2023.04.30
 00:52
日テレ News

(Yahoo)

クリミア半島で燃料タンクが大規模火災「神による罰だ」露の黒海艦隊が使用の燃料か…4万トン焼失 <2305-043002>
 クリミア半島の南西部セバストポリの地元知事が、ウクライナ側のUAV 2機が燃料タンクに突入したことで29日に火災が発生したことを明らかにした。
 ロイタ通信はウクライナ軍関係者の話として、タンクにあったのはロシアの黒海艦隊の燃料だったとした上で、4万㌧が失われたと報じている。
2023.04.29
 21:53
テレ朝 News

(Yahoo)

クリミア 石油施設で大規模火災  「ドローン攻撃」ウクライナ関与か <2305-042909>
 ウクライナ南部クリミアの軍港都市セバストポリで石油貯蔵施設で激しい火災が起きた。
 ロシアが任命したラズボジャエフ市長は29日、火災はUAV 2機の攻撃によるものだと明述べた。 関係者によると、少なくとも4機のUAVが攻撃し、2機が命中したとみられる。 人的被害はないものの、鎮火には相当な時間を要するという。
 ウクライナは今回の火災についてコメントしていない。
2023.04.29
 17:29
AFP BB クリミアの燃料貯蔵施設で火災、ドローン攻撃か <305-042907>
 ウクライナ南部クリミア半島の燃料貯蔵施設で29日に大規模な火災が発生した。 UAV攻撃によるものとみられる。
 ロシアが任命したセバストポリ市長のラズボザエフ氏はTelegramに、港湾都市セバストポリのカザチヤ(Kazachya)湾に面した燃料貯蔵施設で火災が起きた」と投稿した。
Kazachya湾の貯油施設衛星画像 (Google Map)】
 現時点での情報ではUAV攻撃によるものとみられるとしている。
2023.04.29
 14:30
CNN

(Yahoo)

ウクライナの反攻準備「ほぼ完了」、後は実行命令待ちと国防相 <2305-042906>
 ウクライナのレズニコウ国防相がオンライン上の情勢説明で8日、ロシア軍に対する反転攻勢の準備が終わりつつあるとの見解を述べた。
 反攻に投入される兵器を既に確保したのかとの質問には、米国が提供を約束したAbrames MBTは間に合わないLeopard 2とChallengerは届いたとし、Leopard 1もこの後に到着すると述べた。
 様々な型式の装甲車両を多数保持しているとし、Bradley IFV、Marder IFVやStryker APCなどに言及した。
2023.04.29
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 28 <2305-042903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月28日の戦況 =
 ロシア軍が4月27日の夜、ウクライナの後方地域に対して一連のミサイル攻撃を開始した。
 ロシア国防省が、バルチック艦隊司令官のリイナ大将が太平洋艦隊司令官に異動した後、ボロビョフ中将をバルチック艦隊の新しい司令官に任命したことを確認した。
 ロプーチン大統領が、ウクライナの占領地域の居住者のロシアへのさらなる大規模な強制移住を成文化する法令に署名した。
 ロシア軍はクレミンナ付近で攻撃を続け、4月28日の時点でクレミンナの北西に逐次前進している。
 ロシア軍は、コスチャンティニフカ~チャシフヤール~バクムットを結ぶ高速道路T0504線に対する圧迫を強めている。
2023.04.28
 22:25
共同通信

(Yahoo)

ロシア国防省は28日の戦況説明で、27日夜から <2305-042814>
 ロシア国防省は28日の戦況説明で、27日夜から28日朝にかけウクライナ各地で同国軍の予備部隊の拠点を精密誘導ミサイルで攻撃したと発表した。
 全ての目標を破壊し、ウクライナ軍による前線への人員補充を阻止したとしているが、具体的な地名には触れていない。
2023.04.28
 19:05
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナの集合住宅にミサイル攻撃 多数の死傷者 キーウにも攻撃 <2305-042813>
 ロシア軍が28日早朝、キーウや中部の都市ウマニなどのほか、ウクライナ南部にも大規模なミサイル攻撃を仕掛け、ウマニでは10歳の子どもを含む少なくとも17人が死亡し、多数のけが人が出ている。
 ウクライナ国営通信社Ukrinformなど現地報道によると、ウマニでは集合住宅と倉庫の2ヵ所が攻撃を受け、ドニプロでは2歳の女児と31歳の女性が死亡したという。 キーウも約50日ぶりにミサイル攻撃を受け、ウクライナ側の発表によると、撃墜したミサイルなどの破片でキーウの北西部地区の送電線が切断された。
 ウクライナ軍のザルジニー総司令官は28日、ロシア軍は04:00頃にカスピ海上空からTu-95で23発のCM攻撃を行ったが、そのうち21発とUAV 2機を撃墜したとSNSに投稿した。
2023.04.28
 14:06
BBC News

(Yahoo)

親ロシアに転じた警察署長、爆弾で暗殺か ウクライナで抵抗が活発化 <2305-042812>
 ウクライナ南部のロシア占領下の都市メリトポリから避難中の市長が27日、メリトポリで05:20頃に爆破事件があり、ロシアがメリトポリを制圧後にロシアへの協力者に転向した警察署長のミシチェンコ氏がが死亡したことを明らかにした。
 同市周辺ではウクライナ軍とは別の抵抗活動が活発化しているとされ、関連が指摘されている。
2023.04.28
 11:24
CNN

(Yahoo)

ウクライナ南部のロシア支配地域、複数の場所で爆発の報告 <2305-042807>
 当局の報告やSNS上の目撃証言によれば、ウクライナ南部にあるロシア占領地域複数の場所で27日に激しい爆発が発生した。
 Telegramへの投稿によればヘルソン州の町でドニプロ河に面する重要な水力発電施設があるノバカホフカやその近郊で複数の爆発があった。 Telegramへの投稿の一つでは「ノバカホフカで攻撃音が聞こえ、何かが燃えている」とし、「煙が見える。 爆発音のような音も聞こえた」とも述べている。
 CNNはどの目標が攻撃を受けたのか確認できていないが、ロシアが任命したノバカホフカの地元当局は、ウクライナ軍の砲撃で電力供給が断たれていることを明らかにした。
 ザポリージャ州メリトポリでは大きな爆発音が聞こえたことを同市のフェドロフ市長が明らかにした。 メリトポリはロシアの占領下にある都市で、前線から離れたロシア軍の拠点になっている。
 ロシアが任命したザポリージャ州占領当局の高官によると、集合住宅の入り口付近で
IEDが爆発したが、建物はやや損傷したものの、死傷者は出ていないという。
2023.04.28
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 27 <2305-042806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月27日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスク方面で防御体勢を取るためクレミンナ近郊での攻撃を制限した。
 ロシア軍はバクムット市内及びその周辺で確認された戦果利益を上げなかったが、増援の予備部隊をバクムット地域に移動させている可能性がある。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ウクライナ軍の反撃から守るために、ザポリージャ原発でさらに配備を強化している。
 ウクライナのパルチザンは、4月26日~27日に占領地で別々に3回の襲撃を実施した。
2023.04.27
 18:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア内陸部深くへの攻撃計画否定 侵攻後1年で <2305-042708>
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が27日までに、同国がロシアの侵攻から1年経過した今年2月24日に首都モスクワを含めたロシアの内陸部深くへの攻撃を計画していたとのWashington Post紙の報道を否定した。
2023.04.27
 13:25
CNN

(Yahoo)

現在のロシア地上部隊、ウクライナ開戦時より「規模大きい」 米軍司令官 <2305-042707>
 米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将が26日に上院軍事委員会で証言し、「ロシア地上軍は今回の紛争でやや劣化したが、現在の規模は開戦時よりも大きい」と述べ、ウクライナでの戦争で損失を被っているものの、依然として豊富な戦力が残っているとの見解を示した。
 空軍が失った航空機は80機にとどまり、まだ戦闘機と戦闘爆撃機が合わせて1,000機残っているという。 海軍が失った艦船は1隻のみである。
 米空軍州兵がリークしたとされる軍の機密文書からは、ロシアの地上部隊が戦争のどの場所に投入されたのかがうかがえる。 2月と3月の日付が入った文書によると、戦闘可能な544個大隊のうち、ウクライナ戦争に投入されたのは527個大隊で、このうち474個大隊は既にウクライナ入りしているという。
 文書の一つでは、ウクライナで戦死したロシア兵の数を35,000~43,000名と推計している。
2023.04.27
 11:30
Fobes

(Yahoo)

「偽衛星信号」でロシアのドローンを誤誘導 ウクライナの新たな電子戦が奏功 <2305-042706>
 ウクライナでは双方が相手のUAV攻撃を阻もうとJamming(妨害)を多用しているが、ウクライナが偽の信号で衛星誘導システムを欺くSpoofingでロシアのUAVを次々に墜落させている。
 これまでは電子戦による
C-UAVとしてJammingで制御信号を妨害し操縦を不可能にするいう方法と、GPSをはじめとするGNSSの周波数に干渉し使えなくするという方法が用いられてきたが、新にGNSS信号のSpoolingによるC-UAVも行われているとみられることが、ロシア側の報告からわかった。
 ロシアの支援を受ける民兵組織が運営するNovorossiya支援調整センターは1月14日の記事で、ロシアのある部隊でUAVの損失率が異様に高くなったことを報告している。
2023.04.27
 09:58
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ「露戦力は37万人」「最終目標は国家破壊」 <2305-042705>
 ウクライナ国防省広報部が26日、現時点で露軍が369,000名をウクライナに派遣していると発表した。 広報部は、露軍の目下の目標はドネツク州全域を制圧することだとした上で、「ロシアは独立国家としてのウクライナを破壊するという最終目標を放棄しておらず、そのために力でウクライナに交渉を迫ろうとしている」と指摘した。
 また露軍が48個旅団、122個連隊、戦車など5,900の兵器を戦線に投入しているとした。
2023.04.27
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 26 <2305-042704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月26日の戦況 =
 ロシアの民間軍事会社 (PMC) 間の競争は、バクムットで激化している可能性がある。
 中国の習国家主席はゼレンスキー大統領との会話の中で、主権と領土保全の相互尊重がウクライナと中国の関係の基礎であると述べた。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍がクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を実施しなかったと報告した。
 ロシア軍はバクムット市内とアウディーイウカの北で戦果を上げた。
 ロシアの情報筋は、ロシア連邦保安局 (FSB) がクリミアでの攻撃を阻止したと主張した。
2023.04.26
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 25 <2305-042607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月25日の戦況 =
 ウクライナ軍当局者は4月25日、ウクライナ軍がロシア占領下のドニプロ河東岸でのロシア軍との対砲兵戦画期的な成果を挙げたとした。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブ~クレミナの線で限定攻撃を行ったとした。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に恒久的な陣地を構築したことを強く否定した。
 ウクライナレジスタンスセンターは、ウクライナのパルチザンがオレシキー近くのロシア軍の検問所を爆破したと報告した。
Oleshky の位置 (Google Map)】
2023.04.26
 06:30
CNN

(Yahoo)

ロシアの「最上級の協力者」が退避開始、ザポリージャ州の町で ウクライナ当局 <2305-042606>
 ウクライナ当局者によると、ロシアの占領下にある南部ザポリージャ州のいくつかの町で退避が進められている。 ウクライナが支配しているニコポリ地区軍政トップのエフトゥシェンコ氏は、ドニプロ河対岸のロシアが占領している地域の住民の話として、退避用のバスが到着し始めたと述べた。
 エフトゥシェンコ氏のTelegramへの投稿によると、若い家族がカミアンカドニプロウスカの集落からの退避を申し込もうとしたが「行政が拒否した」という。 同氏は退避を申し込んだ家族とロシアが支援する行政との間で交わされたものとされているメッセージを公開した。 やり取りの中で家族は「残念ながら、行政の決定によりこれらのバスの座席はすでに予約されているため、現時点で登録できるものはない」と告げられた。
 同氏は「これまでのところ最上級の協力者だけが退避しており、その他の人々はウクライナ軍を待っている」と述べた。
Nikopol の位置Kam'yanka-Dniprovs'ka の位置 (Google Map)】
2023.04.26
 03:15
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、5月にも大規模軍事作戦か 米紙報道 <2305-042603>
 New York Times紙が24日に米当局者の話として、ウクライナ軍が早ければ5月にも大規模な作戦を開始すると報じた。 作戦はアゾフ海沿岸を含むウクライナ南部で展開される可能性が高いという。
 同紙によると、ウクライナ軍は作戦に向け5万名の兵力を持つ12個隊を4月末までに準備しており、そのうち9個隊を米国とNATO軍が訓練したという。
 米当局者は同紙に対し、米国やNATO加盟国が作戦に向け、ウクライナ側に多くの火器や弾薬を供給したとした上で、今回の作戦が決定的な成功を得られない場合、欧米諸国はウクライナへの支援を減少させ、ウクライナには紛争を凍結、または終了させるため、ロシアと真剣に交渉するよう圧力がかかる可能性があると指摘した。
 一方、ウクライナ軍広報官は25日、ウクライナ側が過去3日間で、ロシア軍が占領しているウクライナ南部ヘルソン州のドニエプル河東岸で目覚ましい戦果を挙げ、露軍の戦車や戦闘用車両、対空防衛システムなどに打撃を与えたと主張し、近い将来、さらなる攻撃を仕掛けることを示唆した。
 ISWは22日、ウクライナ軍がドニエプルt河東岸に陣地を構え、補給路を確立した可能性があるとの分析を発表している。
2023.04.25
 23:15
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、最新鋭戦車「アルマタ」をウクライナ投入 <2305-042517>
 情報筋の話として国営ロシア通信が25日、ロシア軍が最新鋭のArmata
MBT(註:T-14)を作戦地域に投入したと報じた。 現時点では最前線での戦闘には参加せず、ウクライナ軍の拠点に対する砲撃などを行っているという。
 露軍は技術が漏洩する恐れなどから、最新鋭の装甲を装備したArmata MBTをこれまで実戦投入してこなかったとされるが、ウクライナ軍が米欧諸国から供与されたMBTを実戦投入することを見越し、米欧製戦車に対抗できるとされるArmataを投入した可能性がある。
 露メディアによると、アルマタは2015年5年の閲兵式で初公開され、その後も性能試験が続けられていた。 露国防省高官は2021年11月に、同年末までに20両が引き渡されると表明し、現時点までの生産数は数十両程度だとされている。
【関連記事:2302-011911 (時事 2023.01.19)】
2023.04.25
 13:31
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドニプロ川東岸に拠点か 南部のロシア掌握地域 <2305-042509>
 ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に拠点を確保したとする報告が出ている。
 ISWが23日に公表した報告によると、ロシアの軍事ブロガーが同日、「ウクライナ軍の前進を確認するのに十分な、位置情報を伴う映像と文字報告」を投稿した。 その投稿からは、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のオレシキーの北西部で活動していることがうかがえるという。 ISWは、ウクライナ軍の前進の規模や意図を分析できるだけの情報はないとした。
Oleshky の位置 (Google Map)】
 BBCウクライナ語は軍関係者の話として、ヘルソン市付近でドニプロを渡る特定の動きがあったと伝えているが、ウクライナ軍はこうした動きが事実か明らかにしていない。 一方、ロシアは否定している。
2023.04.25
 13:17
CNN

(Yahoo)

ウクライナ当局、ロシア軍が南部メリトポリ付近に「強力に集結」 <2305-042508>
 ウクライナ南部メリトポリのフェドロフ市長が25日までに、ロシア軍が同市周辺に強力に集結しているとの見解を明らかにした。 市長はウクライナのTVで、メリトポリの被占領地域でロシア軍の二つの部隊が「極めて強力に集結している」との見解を示した。 市長自身はメリトポリ市内にいない。  フェドロフ市長によると、一方の部隊はロシア軍が多数の娯楽施設やホテルなどを制圧しているアゾフ海沿岸のキリリウカに展開して輸送拠点として使用しており、アゾフ海沿岸の別の場所にあるプリモルスキーポサドにも小さな基地を置いているという。 前線に近いビルマクでも同様の状況になっているという。 この地域は今後数週間でウクライナによる反転攻勢の焦点となる可能性がある。
Kirylivka の位置Prymorsk の位置Bilmak の位置 (Google Map)】
 CNNはフェドロフ市長の主張について独自に検証できていない
2023.04.25
 11:29
Ukinform ウクライナ軍、ヘルソン州での活動の成果を報告しつつ、引き続き「静寂」を要請 <2305-042507>
 ウクライナ軍南部司令部報道官のフメニューク氏が24日にTV番組「統一ニュース」に出演し、ウクライナ軍が過去3日間に南部方面ての戦闘活動でかなり強力な成果を出しているとし、ウクライナ側は毎日13〜20両の敵を破壊することができていると発言した。
 フメニューク氏は、ドニプロ河東岸の敵の火砲を掃討しているとし、ウクライナ軍人はロシア軍の榴弾砲、戦車、装甲車、防空システムを破壊していると補足した。
 同時に同氏は改めて、情報面での静寂を呼びかけた。
2023.04.25
 09:51
共同通信

(Yahoo)

2月にモスクワ攻撃計画か 米要請で中止、機密文書 <2305-042506>
 Washing Postが2流出した米機密文書を基に4日、ウクライナ国防省がロシアの侵攻から1年となる2023年2月24日にロシアへの大規模攻撃を計画していたと報じた。 モスクワも攻撃対象に含まれていたとされ、ロシアの報復による戦闘激化を懸念した米国の要請によってウクライナ側は計画を中止したという。
 ウクライナ国防省のブダノフ情報局長が、侵攻から1年に合わせて「情報局の総力を結集し、大規模攻撃を準備」するよう部下に指示した。 対象はモスクワのほか、黒海に面するロシアの港湾都市ノボロシースクだったとみられる。
2023.04.25
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 24 <2305-042505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月24日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーが、プーチン大統領が4月20日に追加の軍指揮官交代を命じたと推測した。
 ウクライナ軍が4月24日早朝にセヴァストポリにあるロシア黒海艦隊の基地に対してUSV攻撃を行った可能性がある。
 Wall Street Journalが4月24日、ロシア船がウクライナで戦うロシア軍に補給するためにカスピ海を越えイランの弾薬を輸送していると報じた。
 ウクライナ軍は4月24日現在、クレミンナの南で僅かに戦果を上げ、ルハンシク州の後方地域にあるロシアの兵站路を引き続き攻撃している。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 一部のロシア筋は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に永続的な陣地を構築したという他のロシアのミルブロガーからの主張を否定した。
2023.04.25
 07:38
中央日報

(Yahoo)

モスクワ付近で爆発物積んだドローン発見…地域の戦勝記念行事が中止に <2305-042503>
 24日のAFP、ロイタ通信によると、モスクワの中心から東に50kmの距離にあるボゴロドスキーのスキン市長が「住民が地域内の森で爆発物が積まれたウクライナのUAVを発見した」とTelegramで明らかにした。 スキン市長はUAV発見を受け、5月9日に開催する予定だった地域の戦勝記念行事を中止にすると報じた。
 戦勝記念日は旧ソ連が第2次世界大戦でナチスドイツを相手に勝利した日で、ロシアと一部の旧ソ連地域ではこの日を記念して軍事パレードなどを行ってきた。
【註】
 毎年恒例の国威発揚行事である「不滅の連隊」行進を中止した理由を「安全のため」とした理由を裏付けたつもりであろうが、UAVを「ウクライナの」とした根拠は不明で、「林の中で発見」にも無理があり、もしそうだとしてもたった1機のUAV発見で全国規模の国家行事を中止する理由としては不自然である。
【関連記事:2305-041814 (テレ朝 2023.04.18)】
2023.04.24
 20:33
時事通信

(Yahoo)

ウクライナが「一時奪還」 南部のドニエプル川東岸 <2305-042410>
 ISWが24日に、ウクライナ軍がドニエプル河東岸のロシア軍支配地域の一部に前進し、初めて陣地を得たと報告した。 ただ、ロシアの軍事ブロガーの情報によると、奪還は一時的だったもようで、ISWは「ロシア軍は支配する都市部の防衛を優先し、河岸付近は無人にしていた可能性がある」と分析している。 ウクライナ軍が一時的に前進した情報があるのは、ヘルソン州でロシア軍が強固な守りを築いていたはずの東岸の2地区で、ウクライナ軍は自国メディアに「沈黙が必要だ」と述べ、否定も肯定もしなかった。 ロシア通信によると、ヘルソン州の親露派政治家トップのサリド氏は「偽情報」だと反発した。
 ウクライナの大規模反転攻勢がいつ始まるかが焦点だが、ウクライナとロシアの双方軍はバフムトだけでなく前線一帯で攻撃を仕掛けて相手の兵力を分散させる神経戦が展開されているとみられる。
2023.04.24
 13:18
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、クリミアの黒海艦隊への無人機攻撃を撃退=国防省 <2305-042407>
 ロシア国防省が24日、クリミア半島セバストポリ港に駐留する黒海艦隊に対する
USV 3隻による攻撃を同日03:00頃に撃退したと発表した。 ただ、ロイタはこの情報を独自に確認できていない。
 これに先立ち、ロシアが任命したセバストポリのラズボザエフ知事は、ロシアの黒海艦隊がセバストポリ港に対するUSV攻撃を撃退したと明らかにしていた。 ラズボザエフ知事はSNSで、最新情報によるとUSV 1隻が破壊され、もう1隻は自爆したと述べ、被害は報告されておらず市内は現在、静かだという。
 ロシアのInterFax通信によると、同港の旅客フェリーの運航は停止している。 交通当局は運航停止の理由を明らかにしていない。
2023.04.24
 11:49
ロイタ通信

(Yahoo)

要衝バフムトで爆発、煙広がる ウクライナ軍がドローン映像公開 <2305-042403>
 ウクライナ軍第93機械化旅団が22日、バフムトでUAVが撮影したとする映像を公開した。 映像の字幕には、第93機械化旅団の戦車がバフムトで敵陣に砲撃と書かれている。
 ロイタは、映像に映っている建物や道路が、この地域の衛星画像と一致しているのを確認したが、撮影日は確認することはできていない。
 一方ロシア国防省は23日、バフムトでロシア軍が前進したと表明した。
2023.04.24
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 23 <2305-042402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月23日の戦況 =
 ウクライナの参謀本部が、ロシア軍が4月23日にクピャンスク~スヴァトーブ~クレミンナの線で攻撃しなかったと報告した。  ウクライナのセベロドネツク・ライオン政権の長ヴラセンコ氏は、ロシア軍がセヴェルドネツクやルハンシク州の他の大都市の周辺に要塞を建設していると報告した。
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍人とWagner戦闘員が、ルハンシク州のスタニツィアルハンスカで銃撃戦を行ったと報告した。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。ウクライナ軍のタヴリスク統合報道官ドミトラシキフスキー大佐は4月23日に、ロシア軍が全力をアウディーイウカ方向に集中させ、ドネツク方向に28回の攻撃を行ったと報告した。
Avdeyevka の位置 (Google Map)】
 4月23日に公開された画像は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河東岸にあるオレシキーの北西の地域で活動していることを示している。 だがヘルソン州占領管理局長のサルドは、23日の時点でウクライナ軍が東岸に橋頭堡を確立したことを否定した。
Oleshky の位置 (Google Map)】
 ベラルーシの軍事報道機関は、ベラルーシ軍はロシアが1993年~1996年にベラルーシから発射機を撤去する前に核兵器を配備していた基地に、ロシアの戦術核兵器を配備する計画であるとした。
2023.04.23
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 22 <2305-042302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月22日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーが、ウクライナ軍が4月22日の時点にドニプロ河東岸のヘルソン州に陣地を構築したとする地域の映像と報告文書を提供したが、陣地の規模や意図はわからない。
 ロシアの戦闘爆撃機が4月21日にFAB-500爆弾2発でベルゴロドを誤爆したが、そのうちの1発が不発であった可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~-スヴァトベ~クレミンナの線とシヴェルスクの近くで限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍は4月22日もバクムット周辺で前進を続けたが、ロシア軍は市内の迂回作戦を完了出来ていない。
 ロシア軍はアウディーイウカからドネツクの戦で攻撃を継続し、ドネツク州西部で限定攻撃を実施した。
2023.04.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 21 <2305-042206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月21日の戦況 =
 ロシア軍は新たなShahed UAVの補給を受け、25日ぶりにキーウを目標とした攻撃を行った。
 バルチック海艦隊の司令官であるリイナ大将が太平洋艦隊の指揮を執ったと伝えられた。
 ロシアの戦闘爆撃機が4月20日に誤ってベルゴロドを爆撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進し続けたが、ロシア軍は市内の迂回行動を達成できていない
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク戦線で攻撃を継続し、ドネツク州西部で限定的な攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河東岸に陣地を確保したと主張した。
 ロシア当局はウクライナの反撃に備えて、アラバトスピットの兵站能力と保安対策を強化している。
Arabat Spit の位置 (Google Map)】
2023.04.22
 06:53
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア国防省、バフムト西部で攻撃と表明 <2305-042203>
 ロシア国防省が21日にバフムトでの戦闘状況について、ウクライナ軍がまだ保持しているバフムト西部でロシアの攻撃部隊が攻撃を続けていると表明した。
 ウクライナは、バフムト攻防戦でロシア軍が激しい戦闘の末に若干の前進を見せたとしながらも、状況は制御下にあるとの見方を示している。
2023.04.22
 00:10
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍が800キロの「防衛線」…ウクライナ軍の反転攻勢に備え <2305-042201>
 ロシア軍が、ウクライナ軍が計画する大規模な反転攻勢に備えて占領地域への前進を妨害する防衛線の構築を急いでいる。
 スペインのEl Pais紙が17日に衛星写真などの分析に基づき、防衛線が全長800kmに及ぶと報じた。 同紙などによると、露軍は2022年夏頃から東部ドンバス地方から南部ザポリージャ、ヘルソン両州まで1,000kmにわたる戦闘の最前線付近に本格的に始めた塹壕の掘削には、深さ1.5mの直線や曲線を1時間に800m掘削可能とされる専用工作車両BTM-3を投入し、ウクライナ人も動員しているとされる。
 英国防省は12日、露軍がザポリージャ州の主要都市メリトポリを守るため、120kmに及ぶ3段構造の防衛線を構築したとの分析を明らかにした。戦車の進軍を防ぐ塹壕、地雷原、「竜の歯」と呼ばれる高さ1.2mのコンクリート製障害物を設置する構造という。
 ただ、防衛線の維持には兵員や兵器が不可欠とされ、消耗が著しい露軍が十分に配置できるかどうかは不透明である。
2023.04.21
 10:40
産経新聞

(Yahoo)

露西部の都市で爆発 2人負傷 露軍機から弾薬落下 <2305-042105>
 TASS通信が、ウクライナとの国境に近いロシア西部ベルゴロド州の州都ベルゴロドで20日夜に爆発が起き、同州のグラドコフ知事によると複数の住宅が損傷し、民間人2人が負傷したと報じた。 露国防省は爆発について、露軍のSu-34から弾薬が誤って落下したのが原因で、負傷者はなかったと発表した。
 これとは別にグラドコフ知事は同日昼、ウクライナでの軍事作戦の開始以降、ウクライナ軍の砲撃やUAV攻撃により、ベルゴルド州で民間人30人が死亡し123人が負傷したと主張した。 グラドコフ知事の主張によると、ウクライナ軍からの砲撃は2,200回以上で、UAV攻撃は300回以上に上っており、3,000戸以上の住宅や600以上のインフラ施設が損傷したと主張した。 ロシア側はこれまでも同州を攻撃をしているとしてウクライナを非難してきた。
2023.04.21
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 20 <2305-042103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月20日の戦況 =
 ロシア政府が4月14日に予告なしに始まった太平洋艦隊への臨戦態勢検閲の最中に、太平洋艦隊司令官アヴァキヤンツ大将を降格させた。
 ロシアの著名なミルブロガーは、ロシア軍が空挺部隊、海軍歩兵、スペツナズをウクライナの最前線で歩兵として使用していることを批判した。
 ロシア軍はクレミンナ地域で限定攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブの北西で偵察活動を続けていると主張した。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、アウディーイウカ~ドネツクの線、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ウクライナの反撃の可能性を懸念して、ウクライナ南部で防御準備を続けている。
2023.04.21
 04:57
日経新聞 ロシア、ウクライナ東部に新部隊創設 英国防省が分析 <2305-042102>
 英国防省が20日、プーチン大統領がウクライナ南部ヘルソン州を訪問した際、ロシア語でドニエプルを意味する名称の新たな部隊について言及したと明らかにした。
 ロシア軍は同州のドニプロル川沿岸地域で戦闘を続けており、英国防省は「大きな損失があったため部隊を再編したようだ」とみている。
2023.04.20
 09:26
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナの要衝バフムトで攻撃強化…来月の対独戦勝記念日へ戦果獲得優先か <2305-042012>
 ウクライナの陸軍司令官が18、19の両日、バフムトでロシア軍側が戦力を増強し砲撃と爆撃を激化させているとの見解を示し日、「バフムトは持ちこたえている」と述べて抗戦の継続を強調した。
 ロシアが一方的に任命したドネツク州の「暫定トップ」は19日に露国営TVで、露軍側が市内の90%を掌握したと主張した。 東部で制圧地の拡大が難航するプーチン大統領が、5月9日の旧ソ連による対独戦勝記念日に向けた戦果の獲得を優先し始めたとの見方が出ている。
2023.04.20
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 19 <2305-042010>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月19日の戦況 =
 ウクライナのマリャル国防次官がは4月19日、ウクライナ軍がすでに一部で反撃行動を行っていると述べた。
 ロシア軍は、ロシアの精密打撃兵器の供給不足を補うため、Shahed UAVやその他の非精密打撃兵器を使用し続けている。
 ロシア軍はクレミンナ付近で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、アウディーイウカ~ドネツクの線、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州で限定的な攻撃を行ったと主張した。
2023.04.19
 19:50
CNN

(Yahoo)

新型兵器の製造に困難抱えるロシア、旧型投入で継戦能力維持か CSIS報告書 <2305-041909>
 戦略国際問題研究所 (
CSIS) の新たな分析でもロシア軍は戦場での損耗と西側諸国からの制裁により勢いを失った状況にあるが、ロシア政府は引き続きウクライナでの戦争を引き延ばすだけの戦力を保持しているとの見方が明らかになった。 西側当局者は18日に行われた状況説明でロシアの戦車について、1948年に導入されたT-55も戦場に送り込んでいると明らかにした。
 CSISの試算によれば、ロシア軍はこれまでの戦闘で戦車や車両、砲、UAVといった主要な装備を1万品目近く喪失した一方で、冷戦期及びそれ以前の装備の備蓄を活用してこれらの損失を埋め合わせることは可能だという。 その場合、先端的な装備という観点からロシア軍の質は低下する公算が大きいと、CSISの報告書は述べている。
 報告書では、ロシアが戦争開始から1年で失ったとみられる戦車の数を1,845両から3,511両と推計し、特に2013年に初めて投入された比較的新型のT-72B3 MBTの被った損害が甚大だったとしている。 オランダに拠点を置くオープンソースの情報サイトOryxは、今週の時点で500両以上のT-72B3が破壊、損傷した状態もしくは放棄、鹵獲された様子を捉えた証拠をつかんでいると述べている。
 CSISの報告書によると、ロシアのある戦車工場の生産能力は1産20両だが、ロシアはウクライナであらゆる型式の戦車を毎月平均150両近く喪失している。
2023.04.19
 15:52
Ukrinform ウクライナ軍は反転攻勢の開始を発表しない=マリャル宇国防次官 <2305-041906>
 ウクライナのマリャル国防次官が19日にTV番組「統一ニュース」に出演時した際、ウクライナ国民は防衛戦力が反転攻勢の開始を発表する日が来るのを待つべきではないと述べ、そもそもすでにある種の行動は行われていると発言した。
 マリャル次官は、「ウクライナ軍が『今から反転攻勢を始める』と述べるような日は来ない。 なぜならそれは秘密情報だからで戦時下ではあり得ない。と発言した。
2023.04.19
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 18 <2305-041902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月18日の戦況 =
 ロシア不滅の連隊中央本部が、おそらく戦死者数についての公の議論を逸らすため、毎年恒例の不滅の連隊戦勝記念日の行進を中止した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットで戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
2023.04.18
 09:03
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、バフムートの2地区を奪取と主張 <2305-041805>
 ロシア国防省が18日までに、ウクライナ東部バフムートの戦況に触れ、強襲部隊が市中央部と北西部の2地区を奪取したと明らかにした。 国防省は奪取した場所についてこれ以外の詳細を明らかにしていない。
 ウクライナ軍参謀本部はこれに先立ち、敵がバフムート西郊と南西郊の2地域付近で攻撃を仕掛けたものの不成功に終わったと述べていた。 参謀本部は17日午前に更新した情報で、「バフムートでは激しい戦闘が進行中だ」とも述べた。
 CNNは露国防省の主張について独自に検証できていない
2023.04.18
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 17 <2305-041803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月17日の戦況 =
 モスクワ市裁判所が、ロシアの野党活動家カラ・ムルザ氏に、ウクライナでの戦争への批判に対し大逆罪で懲役25年の刑を宣告した。
 中国の李国防相が4月16日にプーチン大統領と会談し、中露軍事交流と協力強化を約束した。
 ロシア軍は、クパンスクの北東とクレミンナの南で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットでさらに戦果を収め、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナ南部で防御準備を続けている。
2023.04.17
 04:30

(14:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 16 <2305-041701>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月16日の戦況 =
 ロシア軍司令部は、ウクライナ作戦の責任空挺部隊に転嫁しているようである。
 Wagner Gp.はその損失を補填するために、動員兵にWagnerとの契約に署名するように強制しようとしている可能性がある。
 ロシア軍はクレミンナの南で限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 ロシア軍はウクライナ南部で砲撃の頻度を高めたと伝えられた。
2023.04.16
 09:04
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ・バフムトで新たに2つの地域を奪取と発表 ロシア国防省 <2305-041602>
 ロシア国防省が15日、Wagnerバフムトで新たに2つの地域を占領したと発表した。 ウクライナ軍は退去しながらインフラを破壊していると発表し、確執が表面化していたWagnerの戦果を強調した。
 英国防省も14日に「ロシア軍とWagnerが協力関係を強化した」との見方を示していて、長期間の攻防が続いてきたバフムトの戦況が変わる可能性が出てきている。
2023.04.16
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 15 <2305-041601>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月15日の戦況 =
 Wagner首領のプリゴジンがロシア政府にウクライナとの戦争を終わらせるよう求めたという西側の報告は不正確で、あるロシアの情報社会運営者もプリゴジンのエッセイを誤解して、一部のロシアのミルブロガー間の亀裂をさらに露呈している。
 ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を行い、クピャンスク方向で占領地を守る準備をしている可能性がある。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の正面で攻撃作戦を続けた。
2023.04.15
 18:03
時事通信

(Yahoo)

「停戦理想も合意不可能」 ウクライナ反攻に備え ワグネル創設者 <2305-041506>
 Wagner首領のプリゴジン氏が14日にウクライナ侵攻の現状認識に関する長文をSNSで発表した。 ロシアがウクライナ侵攻で東部南部一帯を占領していることを踏まえ「作戦の終了を発表しロシアが計画した結果を達成したと周知することが、理想的な選択肢」と主張した。
 一方で「敵との合意は不可能で戦うのみだ」と述べ、ウクライナ軍の反転攻勢に備えるよう訴えた。
 プリゴジン氏はロシア国防省と衝突し、刑務所で戦闘員を募集する権限を奪われるなど、影響力を失いつつあるとされており、こうした文書を出すのは社会の注目を集める狙いがありそうである。
2023.04.15
 12:10
CNN

(Yahoo)

ロシア特殊部隊スペツナズ、ウクライナ戦争で著しい戦力低下か 米紙報道 <2305-041504>
 Washington Post紙が14日、インターネット上に流出した米情報機関の機密文書をもとに、ロシア特殊部隊スペツナズがウクライナでの戦争により著しい戦力低下していると報じた。 同紙によると、一連の文書はSNS Discordを通じて入手されたもので、スペツナズの第346旅団はほぼ全滅状態で、活動できるのは「派遣された900名のうち125名のみ」だという。
 CNNは一連の文書を確認しておらず、その内容について検証できていない
2023.04.15
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 14 <2305-041503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月14日の戦況 =
 ロシアは、4月16~18日に中国李国防相のモスクワ訪問に先立ち、ロシアを中国との対等な防衛パートナーと見なそうとしている可能性がある。 その一環としてロシアの海軍力を誇示するためにロシア太平洋艦隊演習を開始した可能性がある。
 ロシアはまた、太平洋艦隊の戦闘準備検閲を使用して、5月19~21日のG7会議に先立って日本のウクライナに対する更なる支援を阻止しようとしている。
 ウクライナ軍がルハンシク州で後方地域を攻撃したため、ロシア軍はクレミンナ地域で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットで前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を行った。
2023.04.15
 08:31
産経新聞

(Yahoo)

ワグネルトップ「停戦すべき時が来た」 ロシア軍の敗北にも言及 <2305-041502>
 Wagner首領のプリゴジン氏が14日にSNS上で、プーチン政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だとする声明を発表した。 同氏はまた、露軍は東部ドネツク州全域の制圧とする主目標を達成できそうもないうえ、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性があるとも警告した。
 バフムトを巡る攻防で露軍側の主力を担当したWagner首領のプリゴジン氏は露軍側の戦力低下を認識し、作戦の終結を求めた可能性がある。 ただ、プーチン政権は「軍事作戦は目標達成まで続ける」としており、現時点で停戦に動く可能性は低いとみられる。
 プリゴジン氏は声明で、ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な戦果を達成したと指摘し、2023年2月24日時点の前線を停戦ラインとすべきだと主張しし、停戦しない場合には露軍はウクライナ軍の反攻で占領地域を奪還され、威信も失う恐れがあると指摘した。
 更に、ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だとも述べ、ウクライナはロシアの一部だとするプーチン露大統領の持論に暗に異を唱えた。
2023.04.14
 16:58
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムトから一部撤退 ロシア再攻勢=英情報機関 <2305-041408>
 英情報機関が14日、ロシア軍がバフムトで再び攻勢を強め、2日にわたって激しい砲撃を行ったため、ウクライナ軍が一部地域からの撤退を余儀なくされているとの見方を示した。
 ウクライナ軍はバフムトの西地区を維持しているが、48時間前からロシア軍の非常に激しい砲撃を受けているとした。 また、ウクライナ軍は重大な補給の問題に直面しているが、明け渡さざるを得なくなった陣地から秩序ある撤退を行っているとの見方を示した。
 ロシア軍とWagner部隊の連携が改善し、Wagnerの部隊はバフムト中心部での前進に照準を合わせており、ロシアの空挺部隊は街の側面への攻撃により援護しているという。
2023.04.14
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 13 <2305-041405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月13日の戦況 =
 ウクライナの分析では、ロシア軍が現時点で複数の正面での同時攻撃を実施できないというISWのかねてからの分析を認めている。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットで戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍の反撃に備えて、ウクライナ南部での陣地を強化し続けている。
2023.04.13
 15:23
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、3層構造の防御陣地120キロ…南部メリトポリでウクライナの反転に備え <2305-041309>
 英国防省が12日、ロシアがウクライナ南部ザポリージャ州で、露軍が占拠する主要都市メリトポリを守るため120kmにわたる三段から成る防御陣地を構築したとする分析を示した。 三段の防御陣地は最前線の部隊から離れた場所で後方部隊が二段に分かれて控える隊形を指すとみられる。
 ISWも11日、同州で露軍の特殊部隊が展開している可能性を指摘した。
 同州で今後、ウクライナ軍の反転攻勢が行われる可能性が高いとみて、露軍は防衛態勢の強化を急いでいる模様である。
2023.04.13
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 12 <2305-041301>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月12日の戦況 =
 ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツクの線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は占領下のザポリージャ州とクリミアで防御陣地を建設し続けている。
2023.04.12
 15:12
AP

(Yahoo)

反転攻勢に備えるクリミア 要塞化された半島の衛星画像 <2305-041212>
 クリミアの親露派指導者アクショノフ首長は4月11日に記者団に対し、ロシア軍はクリミア半島を要塞化し、ウクライナの反攻を撃退するのに十分すぎる兵員と装備を準備していると述べたうえで、「敵を過小評価することはできないが、準備はできており惨敗にはならない」と断言した。
 Maxarの衛星写真には、ウクライナとクリミア半島を結ぶ北東部のメドベジェフカ付近に掘られた、塹壕やその他の要塞が構成する複雑な網目模様が写っており、ウクライナの攻撃の可能性に対するロシアの懸念がうかがえる。
メドベジェフカの位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は、ロシアとクリミアの間の陸上回廊を突破して、ザポリージャからメリトポリとアゾフ海を目指す可能性が高く、そうなればロシア軍が分断される可能性があるが、アクショノフ首長はウクライナ軍は地雷原や対戦車壕などの障害物に遭遇する可能性が高く、ロシア軍は広範な塹壕システムによって強固に守られていると反論し、ウクライナ軍がロシア軍を撃退するのは困難であろうと述べた。
2023.04.12
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 11 <2305-041203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月11日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスクの北東に展開しているようで、クレミンナの南の森林地帯で戦果を上げている。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
2023.04.12
 01:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ東部バフムトの8割以上を支配=ワグネル創設者 <2305-041201>
 Wagner首領のプリゴジン氏が11日にTelegramで動画を公開し、バフムトの80%以上を制圧していると述べた。 プリゴジン氏がバフムトの地図を示し、自軍が包囲を続けている様子を紹介したうえで、赤ペンで小さな地域を示し「ここでは戦闘が続いている」と述べた。 Wagnerはバフムトでの戦闘を主導している。
 一方、ウクライナ東部軍司令部報道官はこれを否定し、バフムトは敵の優先目標で非常に困難な状況にあるとしながらも、ウクライナ政府は自軍が包囲されることは認めないと述べた。
2023.04.11
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 10 <2305-041103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月10日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で占領地を広げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はヘルソン州とザポリージャ州で防御準備を続けた。
2023.04.11
 02:32
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍「バフムト75%以上制圧」、親ロ派指導者が表明 <2305-041101>
 ウクライナ東部の親露派支配地域「ドネツク人民共和国」の指導者を名乗るプシリン氏がバフムトを訪問したとする自身の映像をTelegramに投稿し、この訪問後ロシアの国営TV Russia 24に対し75%以上がロシア軍部隊の支配下にあると断言できる」と述べた。 ただ、バフムトの陥落について語るのは時期尚早との考えも示した。
 ロイタは、プシリン氏が投稿した映像が撮影された場所や日時を独自に確認できていない
2023.04.10
 11:47
Wall Street Journal ウクライナ、5月にも対空ミサイル枯渇か 流出資料で警告 <2305-041007>
 SNSに流出した米国防総省のものとされる資料から、ウクライナのSAMが枯渇ロシアがウクライナの制空権を5月にも掌握する可能性があることが明らかになった。
 Wall Street Journalでは内容や7日に明らかになったさらに多くの資料を確認しているが、本物かどうかを独自に確認することはできなかった。
 ウクライナ空軍報道官のイーナト大佐は、流出文書に含まれる情報の信憑性について、ウクライナでは機密情報であることからコメントはできないと述べた。 一方でウクライナの防空システムが深刻な問題に直面していることを確認し、欧米のパートナー国による支援の加速を必要としていると続けた。
2023.04.10
 08:20
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、特別部隊を編制 ウクライナに供与の米欧製戦車に対抗 <2305-041004>
 TASS通信が、露軍高官が9日にウクライナに供与されるMBTに対抗する特別部隊を編成したと発表したと報じた。 ロシアは従来、「ウクライナ軍が米欧製MBTを投入しても戦況は変えられない」と主張していたが、ウクライナ軍が反攻を本格化させることを警戒しているもようである。
 同高官によると、部隊には狙撃兵や携帯型
RPGを装備した兵士、自爆型UAVの操縦士らが含まれるという。 特別部隊の規模や配備される場所は明らかになっていない。
 ウクライナのレズニコフ国防相によると、米欧製戦車は4月~5月中に投入される可能性があるという。
2023.04.10
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 9 <2305-041003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月9日の戦況 =
 ウクライナ軍のタヴリスク方面報道官ドミトラシキフスキー大佐が、ロシア軍がザポリージャ正面第113個大隊戦術群 (BTG)、ドネツク正面第205 BTGを投入したと述べた。
Tavriisk の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で攻撃した。 ウクライナ東部軍報道官は、これらの方向に7回の交戦があったと述べた。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。 東部軍報道官は、ロシア空挺部隊がバクムットに現れたと述べた。
 ロシア軍は4月9日にバクムット南部でわずかに戦果を上げた可能性が高い。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で威力偵察を実施したと主張した。
2023.04.09
 16:30
CNN

(Yahoo)

送電網襲ったミサイルやドローンの数は1200余、ウクライナ <2305-040904>
 ウクライナの国営電力企業Ukrenergo社が8日、同国のエネルギー関連インフラの破壊を狙ってロシア軍が投入したミサイルやUAVの数はこれまで1,200を超えるとの声明を発表した。 これら攻撃が起きた期間には具体的に触れなかった。
 同社によると、発射されたミサイル1,200発のうち250発が自社の施設に着弾し、ウクライナの主要な送電網の43%に損害があり、全ての火力発電所や水力発電所も程度の差こそあれ損壊などを被ったとした。
2023.04.09
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 8 <2305-040903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月8日の戦況 =
 ウクライナとロシアの情報筋が4月8日にロシア軍による攻撃の減少について討議し、ロシアの攻撃全体が頂点に近づいているというISWの評価を支持した。
 ウクライナのエネルギーインフラを破壊するためロシアが行ったミサイル攻撃は決定的に失敗したため、ロシアは攻撃を停止したようである。
 ロシア国防省は、スームィ州での偽旗攻撃を準備している可能性がある。
Sumy 州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット周辺で戦果を上げ続けているため、その功績の評価をめぐりWagnerとロシア正規軍が対立しているようである。
 ロシアの情報筋は、カホフカ湖を渡河攻撃するなど、ウクライナ南部におけるウクライナ軍の可能行動についての見積もりを行っている。
2023.04.08
 11:23
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍がバフムト中心部に到達か、英国防省分析…局地的「戦果」狙いの可能性 <2305-040809>
 英国防省が7日、ロシア軍が2022年5月頃から攻略を図っている東部ドネツク州の要衝バフムト情勢に関し、露軍が市内中心部に到達した可能性が高いとの分析を明らかにした。
 英国防省は露軍側が前進した要因として、露軍が正規軍を増強して砲兵部隊を効果的に活用していることを挙げた。 攻略作戦の主力を担ってきたWagnerと露国防省は確執が伝えられているが、最前線では関係が改善している可能性があるとの見方も示した。
 露軍が1月に始めた東部ドンバス地方での攻勢拡大は多大な犠牲の割に成果が上がっておらず、局地的な「戦果」獲得を狙っている可能性がある。
2023.04.08
 09:44
産経新聞

(Yahoo)

バフムトの鉄道駅巡り激戦か 英「ロシア軍、勢い回復」 <2305-040807>
 英国防省バフムトに関し7日、3月末以降、前進が停滞していた露軍が、ここ数日で再び勢いを取り戻したと、露軍が市中心部まで進出しているもようだと分析した。 ISWも6日、露軍が市中心部で一定の前進を遂げているとの見方を示した。
 一方、Wagner首領のプリゴジン氏は7日、バフムト中心部の鉄道駅を巡ってウクライナ軍との激しい戦いが起きているとSNSで述べた。
2023.04.08
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 7 <2305-040806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月7日の戦況 =
 ウクライナの当局者は、ロシアの航空部隊が航空機の損失と高精度兵器が枯渇した可能性から戦術を変更していると報告した。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、占領下のザポリージャ州とヘルソン州で防御陣地を構築し続けている。
2023.04.07
 18:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムト中心部を制圧した可能性=英情報機関 <2305-040717>
 英情報機関が7日、バフムトの中心部をロシア軍が占領した可能性が高く、ウクライナ軍の西からの補給路が危うくなっているとの見方を示した。
 英情報機関は「ロシアはさらに前進して町の中心部に到達し、バフムトカ川の西岸を押さえた可能性が高い」と分析し、ウクライナ軍の西からの重要な補給路は「深刻な脅威にさらされているようだ」との見方を示した。
 ウクライナ軍東部方面軍報道官は、ウクライナ軍はバフムトの状況を掌握しており、ロシアの意図を理解していると述べた。 「状況は難しく敵はバフムトを占領するために最大限の努力を払っているが、相手は深刻な損失を被っており、戦略的成功には至っていない」と語った。
2023.04.07
 12:01
AP

(Yahoo)

ウクライナがドネツクを攻撃 ロシア任命の首長代行が確認 <2305-040711>
 ロシア国営通信社RIA Novostiが4月6日、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部ドネツク人民共和国の州都ドネツクにある修理工場に対するウクライナ軍の砲爆撃で、少なくとも4人が死亡したことを明らかにした。 修理工場の従業員によれば、合計4回のミサイル攻撃があったという。
 この砲爆撃は、ロシアが任命した同人民共和国のプシリン首長代行と、ロシア調査委員会によって確認された。
2023.04.07
 09:58
時事通信

(Yahoo)

ロシア国境また侵入か 「ウクライナの破壊工作」 <2305-040709>
 ロシア国防省が6日、ウクライナと国境を接するブリャンスク州のスルチョフスク村に同日朝、「ウクライナ軍の破壊工作グループ15人以上が侵入を試みた」と発表した。 ロシア側と交戦となり、損害を受けてウクライナ側に撤退したという。 同州のボゴマズ知事も先に、侵入事件の発生を明らかにした。
 これに関し、ウクライナの影響下にあるとされるロシア義勇軍団は6日、Telegramに侵入を認める声明と動画を投稿し、「住民にパンフレットを配り、交戦中は隠れているよう呼び掛けた」と表明した。
2023.04.07
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 6 <2305-040706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月6日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領とプーチン大統領は4月5日と6日にモスクワで会談したが、ルカシェンコ大統領はロシアの戦争にベラルーシをさらに関与させるつもりはないことを示す定型的な言い回しをした。
 ロシア軍の指揮官は、戦力が低下した殆どのロシア軍部隊を強化するために、市街戦専門のStorm Zと呼ばれる中隊規模部隊を編成していると伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が他の地域を犠牲にすれば、前線の優先地域で必要な砲撃規模を維持できると見た。
 ロシア軍はウクライナの反撃を恐れて、占領下のクリミアから装備をウクライナ南部の他の場所に再配備させた可能性がある。
2023.04.07
 04:17
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、東部バフムト死守 天候回復なら反攻も <2305-040702>
 ウクライナのイェルマク大統領府長官が6日、バフムトで引き続き市街戦が行われていることを明らかにした。 また、ウクライナ軍は天候が回復し次第、反攻を開始する準備ができたと述べた。 イェルマク長官は「市街戦が続いており、敵の包囲攻撃は失敗している」とした。 同地での戦闘を担うWagner首領のプリゴジン氏も、市の西部で戦闘は続いていると明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は5日に、バフムトから撤退する可能性を示唆していた。
2023.04.06
 15:08
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ反転攻勢の「切り札」となるか、総勢4万人の部隊を新たに編成 <2305-040613>
 ウクライナで内務省が採用して新設した部隊「鋼の国境」旅団はウクライナ軍には属さないが、総勢4万名からなる新しい8個強襲旅団の1つだという。
 この部隊は、ウクライナが近く実施する見通しのロシアに対する反転攻勢に投入され、西側の最新戦車や国外で訓練を受けた数千名の新兵で強化されたウクライナ正規軍部隊とともに戦うことになる。
 「鋼の国境」は、現在はロシア占領下にあるマリウポリの防衛にあたった国境警備隊の元司令官で、一時捕虜となったが捕虜交換で解放されたパディテル氏が率いている。
2023.04.06
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 5 <2305-040606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月5日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が、ウクライナ軍は必要に応じて包囲を避けるためにバクムットから撤退すると述べたが、ISWはまだそうする必要があると見ていない
 プーチン大統領は4月5日、グレチュシキン上級大将を緊急事態省の副長官から解任した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で交戦を続けている。
 ロシア軍はおそらくバクムットとその周辺で戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って攻撃を続けた。
2023.04.06
 08:29
CNN

(Yahoo)

バフムートで激戦続く、ロシアは完全制圧試みる ゼレンスキー氏が撤退の可能性示唆 <2305-040605>
 ロシア軍が完全制圧を狙うウクライナ東部バフムートの戦況について、ウクライナ軍と現地の兵士は激しい戦闘が続いている状況だと明らかにした。
 ウクライナ軍参謀本部は戦況報告で、「敵はバフムートの完全制圧を試みており、市への攻撃を続けている」とし、「敵はボフダニウカとイワニウスケ付近で攻勢を掛けたものの、成功しなかった。 ウクライナの守備隊は過去1日で15回、敵の攻撃を撃退した」と述べた。
 一方ゼレンスキー大統領はポーランドのドゥダ大統領と会談した際、「私にとって最も重要なのは兵士を失わないことだ」と前置きしたうえで、「状況が激しさを増し、包囲によって人員を失う可能性が出てくれば、現場の将官が適切で正しい決定を下すだろう」と述べた。
2023.04.06
 05:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領、バフムト撤退の可能性示唆 ポーランドで会見 <2305-040603>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が5日、訪問先のポーランドで行ったドゥダ大統領との共同記者会見で、バフムトから撤退する可能性を示唆した。
 ゼレンスキー大統領はバフムトがまだロシア軍の手に落ちてはいないと明言したが、包囲される危険がある場合は兵士らを守るために「相応の」決定を下すと述べた。 またゼレンスキー大統領は、欧米のパートナーからより多くの弾薬供給を受ければ、バフムトやその他の地域でより早く反撃することができるようになると述べた。
2023.04.05
 14:48
CNN

(Yahoo)

バフムート西側の高地、ウクライナ軍が「掌握」 <2305-040509>
 ウクライナ東部バフムートで数週間にわたり従軍しているウクライナ軍兵士が5日までに、バフムートの西側に位置する高地の街チャシブヤールはウクライナ側が掌握していると述べた。 この兵士は過去にもCNNの取材に答えたことがあり、所属は第45独立空中強襲旅団だという。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 この兵士によれば、チャシブヤールは周囲よりも高い位置にあるため特に大口径の火器の砲撃で有利で、このため街はウクライナとロシアの両軍にとって重要だという。
2023.04.05
 10:46
ロイタ通信

(Yahoo)

バフムトで攻防続く、ウクライナ側が死守の構え ロ軍戦果急ぐ <2305-040506>
 ウクライナでは5日もバフムトとその南に位置するアブデーフカ戦闘の中心となっており、ウクライナ軍によると過去24時間でロシア軍の45回に上る攻撃を撃退した。 また、ロシア軍部隊や指揮所に7回の空爆も行ったという。
Avdeyevka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部はfacebookで、バフムトでロシア軍の猛攻撃が続いており、過去24時間で少なくとも20回の攻撃を退けたと報告し、過去24時間にロシア軍がUAVによる17回の攻撃も含め28回の空爆を行ったとし、そのうち14機を撃墜したと説明した。 また、アブデーフカについてもロシアの砲撃で壊滅的な被害が出ているという。
 Wagnel首領のプリゴジン氏は数日前に、「法的」な観点からロシアがバフムトを占拠したと発言したが、ウクライナ側はこれを繰り返し否定している。
2023.04.05
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 4 <2305-040504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月4日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、噂されている南方向へのウクライナの反撃に対する準備を続けている。
 ロシアの占領当局は、ウクライナの占領地域からの撤退計画を準備しているというウクライナの報告を否定した。
2023.04.04
 14:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドローン17機中14機を破壊 ロ軍が夜間攻撃 <2305-040405>
 ウクライナ軍がTelegramで4日、ロシア軍が夜間に発射したイラン製UAV 17機のうち14機を破壊したと発表した。 13機は同国南西部オデーサの上空で破壊したという。
 ウクライナ軍司令部は、おそらくアゾフ海東部沿岸地域からの攻撃と思われると発表した。
2023.04.04
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 3 <2305-040403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月3日の戦況 =
 Wagnerの戦闘員はバクムット中心部でさらに前進し、4月2日の夜にバクムット市庁舎を占拠した。
 ロシアの治安機関は、ロシアからの脱出を阻止するため、高官や国営企業幹部のパスポートを没収し続けていると伝えられている。
 ロシアの情報筋は4月3日、露軍空挺部隊部隊が初めてTOS-1Aサーモバリック砲を受領したと報告した。
 ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ、ドネツク市とその周辺、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
【註】
 サーモバリック (thermobaric) 弾は機体爆薬 (FAE: Fuel Air Explosive) 弾と似た効果の弾頭/爆弾で、FAEの様な2段燃焼式ではなく、単段燃焼爆弾である。
 サーモバリック弾ではアルミなどを添加してfuel-richになった炸薬の燃焼は従来型HEの爆轟に比べゆっくりと長時間進むみ、周辺の酸素を大量に消費して酸欠による殺傷効果も狙っている。 2段燃焼式のFAEと異なり単段燃焼爆弾で、ナパーム爆弾とは全く別物である。
 米軍もBLU-118/Bサーモバリック爆弾を装備している。
2023.04.04
 01:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ「バフムトはロシア占拠から程遠い」、ワグネルの主張否定 <2305-040401>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官がロイタの電話取材に対し3日、バフムトはロシア軍の占拠からは程遠いとし、Wagnerがロシア国旗を掲げたと主張する行政庁舎についてどこに旗を掲げたのかは不明で、ロシア軍はバフムトを占拠したと偽っていると述べた。
 Wagner首領のプリゴジン氏は2日夜、同社の兵士らがバフムト市内の行政庁舎にロシア国旗を掲げたと主張した。
2023.04.03
 12:23
AP

(Yahoo)

新規編成ドローン迎撃部隊 ウクライナがメディアに公開 <2305-040309>
 ウクライナ軍が4月1日、キーウの北西郊外に位置するホストメリで、西側メディアに新規編成の
C-UAV部隊を公開した。
 ウクライナ軍はピックアップトラックの荷台に機関銃を設置した即応チームを活用してきた。 一組4人編成のC-UAVチームは、UAV発見から15分以内に予想される現場に急行、荷台に設置されたM-2重機関銃とStigerでUAVを撃ち落とす。 ウクライナ人ビジネスマンが、海外で見つけたピックアップトラックを購入して改造資金を提供し、迎撃部隊が誕生した。
 開戦当初は第2次世界大戦中の機関銃を使用していたが、現在は西側から供与される重機関銃に代わり、軍は全国規模の迎撃網を構築する構想を練っている。
2023.04.03
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 2 <2305-040306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月2日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けた。 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクレミンナの北西でわずかな戦果を上げたと主張した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺を攻撃し続けた。 ISWが以前に分析したように、ロシア軍はバクムット北部のアゾム工場を押収した可能性が高い。 ウクライナ軍は4月2日に工場にミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。 タヴリスク地域のウクライナ軍報道官は、ロシア軍がドネツク方面のある場所から撤退したと述べた。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州メリトポリの鉄道駅に対し先週3回目となるHIMARSによる攻撃を実施した。
 英国国防省は、20万人のロシア軍死傷者の一部が、過度のアルコール摂取や小火器の誤操作など、戦闘外の規律と訓練の不足によるものであると見ている。
2023.04.03
 09:17
AFP=時事

(Yahoo)

バフムートの「市庁舎制圧」 ワグネル創設者 <2305-040304>
 Wagner首領のプリゴジン氏がTelegramで2日、バフムートの市庁舎をワグネル部隊が制圧し、「法的な意味で」同市を掌握したと主張した。
 プリゴジン氏は3月20日に、Wagnerがバフムートの70%を掌握したとしていた。
2023.04.02
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 1 <2305-040205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月1日の戦況 =
 ロシア、ウクライナ、および西側の情報筋は、3月31日までにドネツク州とルハンシク州のすべてを占領するというクレムリンのロシアの冬期攻勢は目標達成ができなかったと述べた。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 バクムット市内またはその周辺でロシア軍の戦果は確認されなかったが、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は占領下のウクライナ南部で防御陣地を構築し続けている。
 ロシアは4月1日に開始した半年に1回の徴兵は2016年以来最大の規模となった。
2023.04.02
 07:42
共同通信

(Yahoo)

ロシアの作戦「失敗は明白」 英国防省分析、統括司令官任命後 <2305-040204>
 英国防省が4月1日、ロシアは参謀総長のゲラシモフ上級大将が異例の人事で1月に作戦の統括司令官に任命したことから、ロシア軍が大規模攻勢に出るとの見方が強まっていたが、東部ドンバス地域の完全制圧を目指した作戦は「失敗したことが明白になった」との分析を発表した。
 英国防省は、ロシアがドンバス地域の戦線数万人の死傷者を出しながら、制圧した地域は僅かだと指摘し、2022年9月の部分動員令で多数の予備役を投入し、人員を増強したが「ほぼ無駄に終わった」とした。
2023.04.01
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 31 <2305-040109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月31日の戦況 =
 プーチン大統領が3月31日、潜在的な反西側連合を促進しようとする新しいロシア外交政策概念を承認した。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で上攻撃を続けている。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツクの最前線に沿って攻撃作戦を続けた。
2023.03.31
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 30 <2304-033105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月30日の戦況 =
 プーチン大統領が3月30日、4月1日から7月15日までの間に、147,000名を徴兵する半年ごとの春期徴兵を開始する法令に署名した。
 西側当局は、Wagner Gp.とロシア正規軍バクムット地域でかなりの人員を失った可能性が高いと報告した。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) は、スヴェルドロフスク州エカテリンブルクでWall Street Journalの特派員をスパイ容疑で逮捕した。
 ロシア軍が、クピャンスクの北とスヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍が、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の戦で攻撃した。
2023.03.31
 06:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアのミサイル6発、ウクライナ東部ハリコフに着弾=知事 <2304-033102>
 ウクライナ東部ハリコフのシネグボウ知事が30日、同地域に少なくとも6発のロシア製ミサイルが着弾したと明らかにした。
 これまで得られた情報によると、着弾したのはS-300 SAMである可能性が高く、ハリコフに近いロシア南部ベルゴロド地方から発射されたとみられる。
2023.03.30
 20:41
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ国防相、大規模な反転攻勢は「複数地域で4月か5月」…レオパルト2投入へ <2304-033011>
 ウクライナのレズニコフ国防相がエストニア公共TVの取材で、大規模な反転攻勢に関して「軍参謀本部が複数の地域での作戦を計画している」と述べ、4月か5月にロシアからの領土奪還に着手する見通しを示した。
 レズニコフ国防相は、反転攻勢の開始時期は天候に左右される面があるとも述べ、Leopard 2を投入すると語った。
2023.03.30
 17:15
CNN

(Yahoo)

ウクライナ陸軍司令官が自ら赴き陣頭指揮、バフムート防衛 <2304-033010>
 ウクライナ陸軍がSNS上への28日の投稿で、バフムートの攻防に触れ、陸軍司令官のシルスキー大将が同市防衛の陣頭指揮を執っていることを明らかにした。
 陸軍司令官は絶えず前線に赴いて指揮下の部隊と共におり、他の司令官と共に敵を阻止する反撃などを調整しているとした。
2023.03.30
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 29 <2304-033005>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月29日の戦況 =
 ウクライナのレズニコフ国防相が3月27日、ウクライナ軍は気象状況を見て4月または5月に反撃を開始する計画であると述べた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の正面で攻撃を続けた。
 ベラルーシ国防省は、予備役登録者を再訓練するための計画が進行中であると報告した。
2023.03.30
 07:14
CNN

(Yahoo)

クリミアのロシア航空基地付近から黒煙 ウクライナがドローン攻撃か <2304-033004>
 SNSに29日に投稿された動画などによると、クリミア半島にあるロシア軍の飛行場またはその付近で爆発か火災があったとみられる。 動画にはクリミア中部シンフェロポリ市の航空基地がある地域から黒煙が上がっている様子が映っている。
Simferopol の位置 (Google Map)】
 ロシアがクリミアの首長に任命したアクショノフ氏はTelegramに「UAVがシンフェロポリ地域で撃墜された」と投稿した。 UAVは畑に墜落し死傷者や損壊はなかったという。 クリミア首長顧問は、ウクライナ軍が航空基地を攻撃しようとジェットエンジンのStrizh UAV (註:Tu-141)を使った可能性が高いとの見方を示した。
 この件について、ウクライナ側からの公式コメントは出ていない。
2023.03.30
 02:31
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアのワグネル派遣部隊、東部バフムトで被害=創設者 <2304-033002>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が29日、バフムトを巡る戦闘でウクライナ軍だけでなくWagnerの部隊にも深刻な被害が出ていると明かした。
 ロシア当局によると、ロシア軍はバフムト内の路上での戦闘でまだ攻勢を保っているが、数週間前に見込まれていたようにバフムトを包囲しウクライナ軍を撤退させるような段階には今のところ至っていない。
 英軍情報当局は29日、ウクライナ軍がバフムトの主要な補給路の一つからロシア軍を押し戻すことに成功したと発表した。
2023.03.29
 17:52
Ukrinform ロシアのウクライナでの兵力損耗は22万人以上=ウォレス英国防相 <2304-032910>
 ウォレス英国防相がロンドンでスウェーデンのヨンソン国防相との共同記者会見で29日、「私が見た米国の最新データによれば、ウクライナにおけるロシア人死傷者数は22万人を超えている」と発言した。
2023.03.29
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 28 <2304-032905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月28日の戦況 =
 Wagner軍は、バクムット北部のAZOM工業団地を占領し、市内で戦果を上げ続けている可能性がある。
 ロシアとウクライナの情報筋は、クズメンコ中将がムラドフ上級大将に代わって東部軍管区司令官になると推測した。
 Wagner首領のプリゴジンは、ロシアメディアでの彼の影響力を利用して、ロシアの2024年大統領選挙の候補者として売り込んでいる可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州で局地攻撃を行ったと主張した。
 プーチン大統領が、占領下のウクライナで勤務するロシア国家警備隊員の年齢上限を2026年1月1日まで撤廃する法令に署名した。
2023.03.29
 06:50
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部でロシア軍を1日に24回撃退 <2304-032903>
 ウクライナ軍が28日の戦況を報告で、ドネツク州とルハンスク州の数ヵ所に激しい戦闘が集中しており、ウクライナ軍がロシア軍の前進の試みを数多く退けたとした。
 ウクライナ軍参謀本部は「ビロホリウカ、バフムート、アウディイウカ、マリンカの町やその周辺が引き続き戦闘の中心地となっており、ウクライナ軍はこれらの地域で敵の攻撃をこの1日で24回退けた」と説明した。
2023.03.28
 10:31
AP

(Yahoo)

ウクライナ軍が反転攻勢か 東部戦線「バフムートの戦い」 <2304-032809>
 ウクライナ軍参謀総長は25日、ウクライナ軍がバフムートでロシア軍を押し戻していると述べ、英軍事情報筋もロシア軍が防御態勢に移行しているようだと指摘している。
 ロシアが正規軍とWagnerの傭兵を投入して、三方からウクライナ軍に迫っていた7ヵ月にわたる「バフムートの戦い」は、ロシアのウクライナ侵攻における最も長期間の戦いとなっている。
2023.03.28
 09:41
Ukrinform ウクライナ、ロシア軍発射の自爆型無人機15機中14機を撃墜 <2304-032808>
 ウクライナ軍参謀本部がfacebookに投稿した28日06:00時点での状況報告で、28日未明にロシア軍が15機で攻撃を仕掛けたShahed-136自爆型UAVのうち14機を撃墜したことを明らかにした。
2023.03.28
 09:36
CNN

(Yahoo)

バフムートの戦況、「最も激しい局面に」 ウクライナ陸軍トップ <2304-032807>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が、バフムートでのロシア軍との戦闘が最も激しい局面に入ったとの見方を示した。 戦いは膠着状態が続いているが、他の戦場で大きな勝利を収めることができていないロシアはバフムート攻略を進めている。
 国防省によれば、シルスキー大将はウクライナ軍を強化するための決定を下したという。
2023.03.28
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 27 <2304-032806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月27日の戦況 =
 3月27日のロシア東部軍管区司令官ムラドフ上級大将の解任についての噂は、ロシアの情報空間で控えめで冷笑的な反応を生み出した。
 ロシア軍はスヴァトーブ周辺でわずかな戦果を上げ、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を続け、バクムット市内で戦果を上げた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア当局は、不規則な編成の新しい志願兵大隊を編成している。
 ウクライナのパルチザンは、ドネツク州マリウポリの占領法執行官に対してIED攻撃を行った。
2023.03.27
 11:04
BBC News

(Yahoo)

ウクライナのドローン、ロシア西部で撃墜=ロシア国防省 <2304-032707>
 ロシア国防省が26日、同国西部でウクライナのUAVを撃墜したと発表した。 同省によるとウクライナ国境から400kmモスクワの南220kmに位置するトゥーラ州の町キレエフスクで同日、UAVを墜落させた。 ロシアの警察当局によると、爆発物を積んだTu-141とみられるUAVが15:20に撃墜され、町の中心部には大きなクレーターができたという。
 ウクライナはまだコメントを出していない。 これに先立ち、ウクライナの自爆型UAVがロシアの民間人を攻撃したとの見方が出ていたが、ウクライナはこれを否定した。
2023.03.27
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 26 <2304-032703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月26日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線に対して限定攻撃を行った。 ウクライナ東部軍報道官のチェレヴァティ大佐は、ロシア軍とウクライナ軍がクピャンスク~ライマンで10回にわたり交戦したと述べた。
 ロシア軍はバクムットとその周辺をへの攻撃を続け、市内でわずかな戦果を上げた。 ロシアの情報筋はWagner軍がバクムット北部のアゾム工場を掃討したと主張した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続け、マリンカ内でわずかな戦果を上げた。 ウクライナの情報機関は、Wagner軍がアウディーイウカに達する可能性があると述べた。
 ロシア軍はザポリージャ州、ヘルソン州、ドニプロペトロウシク州の地域に対して定期な砲撃を続けた。 ウクライナ南部軍の報道官は、ウクライナ南部のロシア軍はミサイルとUAVが不足していると述べた。
 ロシアの情報筋は、アウディーイウカ地域で活動する不正規編成の第1 Wolves攪乱偵察旅団Uragan志願兵大隊を編成したと報告した。
 ウクライナ軍参謀本部は、ザポリージャ州ベルジャンシクのロシア占領当局が地元に、4月1日までにから移動するため手段を要求していると報告した。
2023.03.27
 00:44
共同通信

(Yahoo)

ウクライナが無人機攻撃か ロシア西部、3人負傷 <2304-032701>
 TASS通信によると、ウクライナ国境に接していないロシア西部トゥーラ州の町キレエフスクで26日、住宅がウクライナのUAVによる攻撃を受け爆発、3人が負傷した。 地元治安当局者は、ソ連時代に開発された偵察用UAVのTu-141が使われたとの見方を示した。
Kireyevsk の位置 (Google Map)】
 Tu-141は2022年12月、モスクワ南東リャザニ州と南部サラトフ州の空軍基地計2ヵ所が攻撃された際にも使われた可能性が指摘されている。
2023.03.26
 12:00

(22:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 25 <2304-032606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月25日の戦況 =
 プーチン大統領は陳腐化した情報操作を刷新するため、ロシアが7月1日までにベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表し、別の情報操作を開始した。
 ロシア正規軍は、攻撃が過早に頂点に達するのを防ぐために、バクムット周辺のWagnerの攻撃に参加する可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を続け、市内の限られた土地を占領した。
 ロシア軍がドニプロ河東岸のノヴァカホフカで大規模な部隊交代を実施したと伝えられた。
2023.03.26
 09:55
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトで失速か 英国防省分析、人員損失激しく <2304-032604>
 英国防省が25日、ウクライナ東部バフムトでロシア軍が激しい人員損失により失速しているとの戦況分析を発表した。 ロシア軍はバフムトの南部に位置するアブデーフカや東部ルガンスク州のクレミンナ、スワトボ方面に力点を移し守りに転じているという。
 バフムトではウクライナ軍にも多数の犠牲が出ていると指摘した。
 これに対し、ウクライナ軍東部軍報道官は、バフムトではまだ攻撃が続いていると強調し、さらなる分析が必要だとした。
2023.03.26
 05:53
時事通信

(Yahoo)

ベラルーシに核配備へ ロシア大統領、ルカシェンコ政権と合意 <2304-032603>
 プーチン露大統領が25日放送の国営TVで、ベラルーシに戦術核兵器を配備することでルカシェンコ政権と合意したと明らかにした。 プーチン大統領が言及したのはIskanderで、既に引き渡しており「4月3日から訓練に入り、7月1日にベラルーシ領に戦術核専用の弾薬庫が完成する」と予告した。
 プーチン政権は既に、カリーニングラード州にも核搭載可能なミサイルを配備しているとされ、核の威嚇を一段と強めた。
2023.03.25
 09:32
CNN

(Yahoo)

バフムート巡る戦闘、前線で依然「最も困難」 ウクライナ軍総司令官 <2304-032505>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が24日、英軍参謀長のラダキン海軍大将と電話会談し、バフムートを巡る戦闘の難しさを強調した。
 ザルジニー大将はTelegramに、ラダキン大将との会談の概要を投稿し、前線全体の作戦状況について伝えバフムート方面の戦況が最も困難だと言及し、さらにウクライナの防空の強化についても議論したと述べ支援に謝意を示した。
2023.03.25
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 24 <2304-032503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月24日の戦況 =
 一部の著名なロシアのミルブロガーは、効果のない人海戦術的な正面攻撃でロシア軍をヴーレダールに拘束し続けているとしてロシア軍司令部を批判した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を実施した。
 英国防省が2月24日、ベラルーシのブレストにある第230訓練場から少なくとも1,000名のロシア兵をロシアに転属させたと報告した。
2023.03.24
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 23 <2304-032407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月23日の戦況 =
 Bloombergが、ロシア軍が人員と軍需品の供給を削減したことから、プリゴジンがWagnerの作戦を縮小する準備をしていると報じた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が複数正面で大規模同時攻撃を実施できないと見たISWの分析通りと見ている。
 ロシア軍のミサイル攻撃が減少しており、高精度ミサイルの備蓄が枯渇していることを示している。 このためミサイル攻撃をウクライナの軍事施設に集中し始めている。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍は、バクムット市とその周辺およびアウディーイウカ周辺の地域を攻撃し続けている。
 ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ河を越えて襲撃し続けている。
 ロシアで4月1日に行われる春期徴兵に先立って、ベラルーシ駐留ロシア軍がロシアに撤退した。
2023.03.24
 03:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、近く反転攻勢 バフムトでロシア軍失速=陸軍司令官 <2304-032402>
 ウクライナのシルスキー陸軍司令官が23日、ロシア軍の大規模な冬の攻勢はバフムトを陥落させられないまま失速しているとし、ウクライナ軍は「極めて近いうちに」反転攻勢を開始すると述べた。
2023.03.23
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 22 <2304-032303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月22日の戦況 =
 ロシア軍がウクライナで3月21日から22日にかけて実施したUAVとミサイルによる攻撃が限定的であったことが、ロシア軍が精密ミサイル不足に苦しんでいることを示した。
 ショイグ国防相が3月22日に、ロシアの防空軍を増強すると述べた。 またショイグ国防相は、千島列島の1箇所に対艦ミサイルを配備すると発表し、ウクライナを支援する日本に警告した。
 バクムット周辺でロシアの作戦速度が落ちていることから、西側はロシア軍が他の方向に攻撃を開始しようとしている可能性があると見ている。
 ロシア軍は装甲車両の大幅な損失を補うために、T-54やT-55をウクライナに投入している可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット市内でわずかに占領地域を拡大し、バクムットとその周辺、およびドネツク市郊外で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸地域を掃討していると述べた。
【註】
 T-54は第二次世界大戦中に開発され1946年制式化された戦車で、その改良型T-55は1958年に登場し、1970年代後半まで生産された。
2023.03.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 21 <2304-032202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月21日の戦況 =
 Wagner Gp.は、囚人との6ヵ月の契約が終了するため、今後数週間で囚人のほとんどを失う可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット市内及びその周辺で確認された戦果を挙げられず、ドネツク市郊外で攻撃を続けた。
2023.03.21
 22:13
讀賣新聞

(Yahoo)

クリミア北部でロシア軍巡航ミサイル破壊、列車で輸送中 <2304-032118>
 ウクライナ国防省情報総局が20日、クリミア北部ジャンコイで、露軍のKalibr CMが列車で輸送中に破壊されたと発表した。だったという。
 ウクライナ軍は関与を認めていないが、ウクライナ軍による攻撃との指摘も出ている。
【註】
 この記事では「ウクライナ軍は関与を認めていない」としているが、CNNは13:43に「ウクライナ国防省が20日に発表」と報じている。
【関連記事:2304-032105 (CNN 2023.03.21)】
2023.03.21
 13:43
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、クリミアでロシア軍のミサイルを破壊と発表 <2304-032111>
 ウクライナ国防省が20日深夜、クリミア半島でロシアのCMを破壊したと発表した。 発表によると、クリミア半島北部の町ジャンコイでの攻撃が列車で輸送中だったミサイルに命中した。
 ロシアがクリミアの首長に任命したアクショーノフ氏は、攻撃を受けてジャンコイの防空システムが稼働したことを認め、1人が負傷、建物2棟が損壊したと述べた。
 ジャンコイには、ロシアがクリミア半島に置く重要な軍用飛行場のひとつがあり、ウクライナ南部に展開するロシア軍部隊への鉄道、道路の補給拠点として重要な役割を果たしている。
2023.03.21
 10:36
共同通信

(Yahoo)

クリミアに無人機攻撃か 「ロシアのミサイル数発破壊」 <2304-032109>
 ウクライナ国防省情報総局が20日、クリミア半島の北部ジャンコイで爆発があり、鉄道輸送中だったロシアのCM数発が破壊されたと発表した。 同情報総局はウクライナ側の攻撃であることを示唆した。
Dzhankoy の位置 (Google Map)】
 ジャンコイ近郊にはロシア軍の空軍基地があり、周辺はクリミア半島で最大の軍事拠点化しているという。
2023.03.21
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 20 <2304-032108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月20日の戦況 =
 中国の習国家主席がプーチン大統領と会談し、ロシアと中国の関係についてプーチンが望むよりも控えめなビジョンを提供した。
 ウクライナ中央情報局 (GUR) 報道官は、ロシアの大規模ミサイル攻撃の頻度が減少したと述べた。
 イスラエルがウクライナ向けC-UAV jamming装置の輸出を許可承認したことに対するおそらく報復として、ロシアは、国連安全保障理事会にシリアでのイスラエルの空爆について協議するよう要請した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍とロシア軍がクピャンスクの北東で交戦したと主張した。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続けている。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続け、アウディーイウカの近くでわずかに戦果を上げた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍が防御要塞を構築し、ザポリージャ州でのウクライナの威力偵察を撃退していると主張している。
 ロシアの情報筋は、クリミア半島シンフェロポリのガスパイプラインの近くで誰かが仕掛けた爆発物が爆発したとを非難した。
 プーチン大統領が、ハイテク工業品を入手することが困難であることを認めた
 ウクライナのパルチザンが、3月17日にロシアが任命したヘルソン州の未決囚亜拘留施設所長をIEDで殺害した。
2023.03.21
 06:53
ロイタ通信

(Yahoo)

プリゴジン氏、ウクライナ軍の大規模攻撃を警告 ロ国防相に書簡 <2304-032107>
 Wagner首領のプリゴジン氏が20日に公開したショイグ国防相宛ての書簡で、ウクライナ東部のロシア軍本体からWagner部隊を切り離す目的ウクライナ軍による攻撃が差し迫っていると警告した。
 プリゴジン氏は書簡で大規模な攻撃が3月下旬から4月上旬に計画されているとし、Wagner部隊がロシア軍の主力部隊から切り離されないよう、あらゆる措置を取るよう要請した。
2023.03.20
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 19 <2304-032001>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月19日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナので限定攻撃作戦を続けている。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺でロシアの攻撃を続け、バクムットの北西6kmのボフダニフカ付近で僅かに戦果を挙げた可能性がある。
 ロシア軍はドネツク市郊外で攻撃を続け、アウディーイウカの北西約10kmにあるベルディチに向かって前進した可能性がある。
Berdychi の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はウクライナ南部全体に防御要塞を建設した。
2023.03.19
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 18 <2304-031902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月18日の戦況 =
 ロシア軍は、3月17日から18日の夜に、Shahed-136 UAV 16機でウクライナを攻撃した。
 BBCとロシアの反政府系報道機関が、ロシア軍が少なくとも合計35,000人の死者157,000人の負傷者を出したと推定している。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定撃を実施した。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびドネツク市郊外で攻撃作戦を続けた。
 ロシア軍は、占領下のクリミアとその近くの地上連絡線 (GLOC) に沿って防御要塞を建設し続けている。
2023.03.18
 15:34
BBC News

(Yahoo)

バフムートで激戦続く 双方が大きな損失与えたと主張 <2304-031813>
 ウクライナ東部バフムートをめぐって激戦が続いており、ウクライナとロシアの双方が12日、相手に多大な損害を与えたと主張した。
 ゼレンスキー大統領は12日、毎夜恒例のビデオ演説で、「3月6日から1週間足らずの間に、バフムート地区だけで1,100人以上の敵兵殺害に成功した。 ロシアにとって取り返しのつかない損失が、バフムート近くで発生した」と述べた。 また、1,500人のロシア兵が重傷を負い、戦闘不能になっていると付け加えた。
 一方、ロシア国防省は、ロシア軍が過去24時間220人以上のウクライナ兵を殺害したと発表した。
 BBCは、双方の発表内容を確認できていない。
2023.03.18
 09:09
共同通信

(Yahoo)

ロシア、バフムトの7割支配主張 ウクライナ東部、戦況膠着 <2304-031810>
 ロシア国営TVが、ウクライナ東部ドネツク州の親露派ドネツク人民共和国の幹部が17日、激戦が続く要衝バフムトの6~7割をロシア軍が支配下に置いたと主張したと報じた。 バフムトにはロシアの正規軍のほかWagnerが戦闘員を投入して猛攻をかけたが、ウクライナ軍が防衛し膠着が続いている。
 英国防省は17日の分析で、バフムト周辺のロシア軍が戦闘力を消耗し、1月以降で最低水準の局地攻撃を展開していると指摘した。
 ゼレンスキー大統領は17日に最高司令官会議を開き、バフムトなどウクライナ東部の前線での部隊強化に向け協議したと発表した。
2023.03.18
 08:25

(18:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 17 <2304-031807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月17日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、ベラルーシの産業がロシアの電子部品を供給していることを確認したことから、ベラルーシがロシアへの制裁を回避する支援する可能性があるというISWの分析通りになった。
 セルビアがロシア制裁を拒否したことについてヴチッチ大統領の論調が軟化している。
 国際刑事裁判所が3月17日、プーチン大統領と子供の権利担当委員ベロワに、ウクライナの子供をロシアへ強制連行したことを含む戦争犯罪の容疑で逮捕状を発簡した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーベ~クレミンナの線を越えた攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はドネツク市郊外で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がウクライナ南部の最前線でウクライナ軍を撃退したと主張した。
2023.03.18
 06:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍バフムト完全包囲狙う、多方面から攻撃=ウクライナ陸軍司令官 <2304-031804>
 ウクライナ陸軍司令官シルスキー大将が17日にバフムトについて、ロシア軍は完全包囲を狙い複数の方向からウクライナ軍の防衛線を突破しようとしていると述べた。
 シルスキー大将は「バフムトは今も対立の中心地になっており、戦闘は続いている」とし、「ロシア軍はあらゆる戦力を駆使して複数の方向から防衛線を突破し、バフムトを完全に包囲しようとしている」と述べた。
2023.03.17
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 16 <2304-031705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月16日の戦況 =
 西側の通信社が、中国企業ロシアの実体が不明な相手軍用及び軍民両用の機器を販売したことを確認した。 これらの取引は小規模がさいように見であるが、ロシアの防衛産業基盤への負担を軽減し、西側による半導体素子のロシアへの販売の制限を回避する可能性がある。
 ポーランドのドゥダ大統領が、ウクライナに29機のMiG-29 4機を供与すると述べた。
 ナゴルノ・カラバフに派遣されているロシアの「平和維持軍」ウクライナに転用するというロシアの決定は、アルメニアに対するロシアの影響力を弱める。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線及びドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州で局地攻撃を行ったと主張した。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍が黒海で海軍を増強したと報告した。
2023.03.16
 21:23
時事通信

(Yahoo)

ロシア当局庁舎で火災・爆発 1人死亡、ウクライナ国境近く <2304-031704>
 ウクライナと国境を接するロシア南部ロストフ州の州都ロストフナドヌーにある連邦保安局 (FSB) 国境警備隊の庁舎敷地内で16日に爆発を伴う火災が発生した。 TASS通信によれば、1人が死亡し、2人が負傷した。 弾薬庫が爆発したとの情報があり、黒煙が立ち上る映像がインターネットに投稿された。 現地メディアによると、電気系統のトラブルが原因の可能性があるという。
 一方、プーチン政権はかねてから「ウクライナの破壊工作」の脅威を煽っており、国境地帯で警戒レベルを高めている。
2023.03.16
 19:50
CNN

(Yahoo)

ウクライナ激戦地でロシア軍機を撃墜、侵攻後に計304機 <2304-031619>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が15日、イエルマーク大統領府長官の発言を受け、バフムート上空でウクライナ軍第93機械化旅団がロシア軍のSu-25攻撃機を撃墜したと発表した。 イエルマーク長官がSNSに掲載したSu-25の墜落場面ともみられる動画には、白色のパラシュートもみられ、パイロットが脱出したことを示唆した。
 CNNは司令官や長官の主張を独自に検証できていない。
 ウクライナ外務省によると、ロシアの侵攻開始後、ウクライナ軍が撃墜したロシア軍用機などは2023年3月15日までに少なくとも304機に達した。
2023.03.16
 10:44
CNN

(Yahoo)

バフムートでロシア軍がわずかに前進も「大きな犠牲」 米軍トップ <2304-031608>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が15日にバフムートの戦況について、ロシア軍は僅かに前進をしているが大きな犠牲を伴っていると述べた。
 ミリー大将によると、バフムート市内とその周辺では現在、激しい戦闘が展開されており、他の前線では「砲火がかなり飛び交っているものの、ウクライナ軍、ロシア軍双方に大きな前進はみられない」という。
2023.03.16
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 15 <2304-031606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月15日の戦況 =
 ウクライナでのロシア軍の作戦ペースは、前週と比較して落ちているようである。 一方、バクムットに対するWagner Gp.の攻撃は最高潮に近づいているようである。
 プーチン大統領は3月15日にモスクワで、シリアのアサド大統領と会談した。
 ロシア軍の攻撃はスヴァトーブの北西で確認されなかったが、スヴァトーブ~クレミンナの線では限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って攻撃した。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がヘルソン州のカホフカ貯水池全域で攻撃しようとしたと主張した。
 クレムリンは国防省に対し、4月1日から40万人の志願兵を募集するよう命じたと伝えられた。
2023.03.15
 20:20
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ激戦地でロシア側が白リン弾使用か AFP取材班が目撃 <2304-031512>
 バフムートに近いチャシウヤールで14日16:45頃、ロシア軍の陣地の方から無人地帯に向かって2回にわたり白燐弾が発射されるのをAFP取材班が目撃した。 これにより道路の両側の草木が燃え、サッカー場ほどの面積が焼けた。 延焼した土地から約200m先には複数の民家もあった。
 白燐弾は民間人への使用が禁止されている焼夷弾だが、1980年の特定通常兵器使用禁止制限条約 (CCW) では、軍事目標に対する使用は認められている。
2023.03.15
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 14 <2304-031503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月14日の戦況 =
 ポーランドのモラヴィエツキ首相が3月14日、ポーランドは4~6週間以内にMiG-29をウクライナに供給できると述べた。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍ウクライナ軍を北部国境地域に拘束するため、国境沿いに防御線を構築し続けていると報告した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃した。
 ロシア軍はバクムット市内で前進し、アウディーイウカ~ドネツク市の最前線に沿って、そしてドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ロシアが占領するザポリージャ州後方地域の要塞化を続けている。
 ウクライナのパルチザンがIED攻撃でノヴァカホフカ占領軍政権の副長官を負傷させた。
2023.03.15
 00:56
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、東部の要衝バフムト防衛継続へ 「戦略的に最重要」 <2304-031501>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が14日にバフムトの攻防戦を巡り軍幹部との会合を開き、防衛を継続することを確認した。  大統領府は声明で、大統領は政府高官や軍司令官らとバフムトの状況について討議したとし、「全員がバフムトの防衛を継続する共通の立場を表明した」とした。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将は、バフムトの防衛は戦線全体の防衛の安定化に向けた鍵になるとし、戦略的に最も重要との考えを示した。
2023.03.14
 12:12
ロイタ通信

(Yahoo)

バフムト周辺でロシア兵1100人超殺害か、「取り返しのつかない損失」とウ大統領 <2304-031411>
 ウクライナ東部バフムトをめぐる攻防が激しさを増していて、Wagnerを中心とするロシア側はバフムトの東側を制圧したが、全体の包囲には至っていない。 ウクライナ軍の現地司令官は13日、バフムトを占拠しようとする敵の試みはすべて撃退したと述べた。
 ロシア側からも激しい戦闘の報告が寄せられていて、Wagner首領のプリゴジン氏は12日に状況は「非常に厳しい」と明かした。
 一方、12日夜に演説したウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍に大きな損害が出たとの見方を示した。
2023.03.14
 10:50
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、ワグネルの影響力を削ぐためバフムートを利用か ISW <2304-031409>
 ISWの12日の発表によると、3月7日前後にウクライナ軍がバフムート東部から退却して以降、ロシアの前進ペースは落ちているという。 このためISWは、ロシア国防省はWagnerの戦力を低下させプリゴジン氏の力を弱めるために、バフムートへの攻撃を利用している可能性が高いとの見方を示した。
 ISWはロシア国防省について、Wagneの精鋭部隊と囚人部隊の両方を意図的に消耗させるためにこの機会を利用している可能性が高いと分析し、プリゴジン氏の力を弱め、政権内で影響力拡大を図る同氏の野心をくじく狙いがあると指摘した。
2023.03.14
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 13 <2304-031406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月13日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がバクムットでの攻撃に固執しているため、ウクライナ軍の戦闘能力に関するロシアの情報社会での懸念が高まっているようである。
 ロシア軍は、新編された突撃隊をさまざまな状況下でさまざまな方法で採用していると伝えられている。
 ウクライナのヴェレシュチュク副首相が、ロシアが2,161人のウクライナ人孤児をロシアに不法連行したことを確認した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線の全面で攻撃を続け、クピャンスクの北東とシヴェルスクの東でわずかに戦果を上げた。
 ロシア軍はバクムット市とその周辺で前進を続けたが、3月13日の時点でバクムット市の迂回包囲できていない
 ウクライナ軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州に対して襲撃を続けている。
2023.03.13
 23:44
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ザポリージャ州・メリトポリ一帯で防衛態勢を強化…主要補給路の確保図る <2304-031313>
 ロシア軍がウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリ一帯で、露軍が防衛態勢を強化し、ウクライナ軍の反転攻勢に備える姿勢を鮮明にしている。 補給拠点となっているメリトポリが奪還され、露本土とクリミアが分断される事態を強く警戒しているとみられる。 同州は露軍がメリトポリなど南側の7割を占領し、州都ザポリージャなど北部の3割をウクライナ軍が守っている。
 露側の「州幹部」は9日、露軍の動員兵部隊がザポリージャ州に到着したとSNSに投稿し、態勢強化を強調した。 露軍がメリトポリ北方で、防衛線を延長していることも衛星写真で確認された。 ISWは11日に「露軍が主要な補給路を確保しようとしている」と指摘した。 州幹部は11日にTASS通信に、ウクライナ軍が7万人の兵力を集中させていると語り、ウクライナによる反転攻勢への危機感を示した。
2023.03.13
 12:18
CNN

(Yahoo)

バフムートへの供給網、依然として「機能」 ウクライナ軍司令官 <2304-031305>
 ウクライナ軍司令官が12日、東部バフムートを出入りするための兵站路は依然として機能していると明らかにした。
 航空偵察部隊司令官によれば、天候による制約はあるものの、現時点では兵站路は機能していて弾薬の供給は難しいものの可能で、負傷者を避難させたり増援を送り込んだりすることもできるとしている。
2023.03.13
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 12 <2304-031304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月12日の戦況 =
 ロシア外務省のザハロワ報道官がは3月12日、ISWが11日に報じたクレムリンの内紛を認めた彼女のコメントは虚偽であり、情報攻撃であると主張した。
 イラン国営メディアが3月11日、イランがロシアからSu-35を購入する契約を締結したと発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットの近くで攻撃作戦を続けたが、都市周辺の迂回、包囲をできていない。 ロシアのミルブロガーは、Wagnerの戦闘員がバクムットの北西11kmのオリホヴォヴァシリフカを一部または全部を占領したと主張したが、プリゴジンはWagnerの戦闘員が集落を確保していないと述べた。
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 ロシア軍はアウディーイウカの近くとドネツク市の西郊外に沿って攻撃した。 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がアビウカ北9kmのクラスノホリフカに入ったと主張したが、ISWはこれらの主張の視認していない。
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 ロシアのミルブロガーは3月12日、SPETSNAZ軍の脱走率が高いと主張した。 ロシアのミルブロガーは、SPETSNAZ部隊は完全編成されておらず、過去10年間充分な給与を受け取っていたにもかかわらず、一部のSPETSNAZ司令官が脱走したと主張した。 ISWにはこれらの主張を独自に確認していない。 これらの精鋭部隊から指揮官が脱走した可能性は低いようである。
 英国国防省は3月12日、ロシア東部地域出身軍人のウクライナでの死亡率がモスクワ市出身者の最大40倍で死亡していると報告した。 英国国防省は、カザフ人とタタール人の少数民族がアストラハン州のロシア軍人の死傷者の75%を占めていると報告した。
2023.03.12
 14:26
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ特殊部隊「クラーケン」、ロシア領内の監視塔2ヵ所破壊 <2304-031206>
 ウクライナの志願兵で構成する特殊部隊クラーケン (Kraken Regiment) が11日にSNSを通じ、隣接するロシア西部ブリャンスク州とクルスク州にあるロシアの監視塔を2ヵ所破壊したと発表した。 Krakenは東部ハルキウ州を拠点とする特殊部隊で、ウクライナ国防省の情報総局と連携している。
 Krakenは3月5日にも、ブリャンスク州内の監視塔を自爆型UAVで破壊したと発表していたが、今回はKrakenの対戦車部隊が関与したとし、破壊した監視塔について、露側が国境付近のウクライナ領内を監視していたと説明した。  ウクライナのニュースサイト
Kyiv Independentは、今回の攻撃にはATGM使われたとの見方を示した。
2023.03.12
 10:33
CNN

(Yahoo)

ワグネル社トップが前進を主張 「バフムート市中心まで1.2キロ」 <2304-031205>
 激戦が続くバフムートで11日、Wagnerの首領プリゴジン氏が市役所ビルから1.2kmの場所に立つ自身の動画を投稿し、Wagner部隊はさらに前進していると主張した。 ブリゴジン氏は動画の中で「煙が出ている1.2km先の5階建てビルが市役所だ」と指差し、「ここはウクライナ軍が北から反撃を仕掛けると予想される場所だ。 戦闘員たちがわれわれの側面を固めることが重要だ」と語った。
 ウクライナ東部方面軍報道官は同日、国内TVの取材に対し、バフムート市内では直近24時間以内に20回を超える戦闘があったとし、ロシアの攻撃集団の大半がWagner戦闘員で、ロシア軍の空挺部隊がこれを支援しているとの見方を示した。
 英国防省によると、ロシア側の部隊はすでに市東部の大半を掌握し、中央を流れる川が現在の前線になっている一方、ウクライナ軍は市西部を維持してロシア側部隊の前進を阻止し、ロシア側に多数の死者が出た区域もあるという。
2023.03.12
 07:12
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ陸軍「反攻遠くない」 バフムト防衛で時間稼ぎ <2304-031201>
 ウクライナ陸軍が、シルスキー陸軍司令官が11日にバフムトを防衛するため近く反転攻勢を目指す考えを示唆したと発表した。 兵員を集めて反攻開始まで時間を稼ぐ必要があるが、そう遠くないと述べた。
 ウクライナ軍参謀本部は、バフムトでロシア側が絶え間なく攻撃を続けたがウクライナ軍は多くを撃退したと発表した。 ロシアは全域制圧を目指すドネツク、ルガンスク両州の境界線に向けドネツク州のリマンやアブデーフカ、マリンカ方面に猛攻をかけている。
2023.03.12
 05:30

(15:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 11 <2304-031203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月11日の戦況 =
 ロシア軍は3月11日にバクムット市内前進が確認されなかった
 ロシア外務省報道官のザハロワが暗黙のうちに、クレムリン内でに内紛があり、クレムリンが情報の統制をできなかったことと、プーチン大統領がこれを修正できないことを認めた
 ウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブに向け前進したと報告している。
Svatove の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はザポリージャ州の要塞を強化し続けている。
2023.03.11
 10:53
共同通信

(Yahoo)

ロシア進軍、破壊広範囲に バフムト「状況悪化」 <2304-031105>
 ウクライナのマリャル国防次官が10日、ロシア軍が攻勢を強めるバフムトについて「状況は悪化している」とSNSで窮状を訴えた。 マリャル次官は「敵は防衛を突破しようとしている」と危機感を示した。
 New York Times紙によると、戦闘による破壊が広範囲に及び、特に町の東側で被害が甚大なことが衛星画像で明らかになった。 Maxar社が公開した衛星画像では集合住宅や橋、工場が破壊された。
2023.03.11
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 10 <2304-031102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月10日の戦況 =
 ロシア軍は、現在の前線から遠く離れた後方地域や戦闘のない地域防御線を構築し続けている。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブ~クレミンナ線で限定攻撃を行ったと主張した。
 ロシア軍はバクムット市東部を掃討し、アゾム金属加工工場から800m以内のバクムット北西部に前進した。
 ロシア軍はドニプロ河デルタの島々で偵察活動を続けている。
2023.03.10
 15:24
AP News

(Yahoo)

多種多様なミサイルを発射 露軍ウクライナ攻撃のナゾ <2304-031012>
 バフムートへの今回の攻撃は、高価なミサイルを多用した点で異例であり、ロシアがなぜ今このような数と種類のミサイル攻撃を実施したのかという難しい問題を提起している。
 ウクライナは、発射された81発のミサイルのうち34発を撃墜したと発表したが、通常より低い撃墜率となったのは、今回の攻撃には迎撃不能な3種類の新型ミサイルが使用されたためだという。
 ウクライナが撃ち漏らしたのは、確認されているだけでKh-47M2 Kinzhal極超音速空対地ミサイル6発で、KinzhalはIskanderを航空機から発射できるように改良されたものである。  これに加えて、Kh-22 6発、さらに対地攻撃用に改良されたS-300 SAM 13発がウクライナの迎撃網をかいくぐったとされる。
2023.03.10
 14:41
BBC News

(Yahoo)

ロシアのインフラ攻撃戦略、なぜうまくいっていないのか <2304-031011>
 ウクライナ各地の電力インフラが9日にロシアの組織的な攻撃を受けた。 こうした攻撃はほぼ1ヵ月ぶりで、ここ数週間に電力施設が散発的に狙われることはあったが、2022年10月上旬にインフラへの攻撃が始まって以降で、組織的なインフラ攻撃がない期間としては最長となっていた。 ロシアのインフラ攻撃は散発的になっており、その傾向が顕著になっている。
 西側政府の関係者らは、インフラへの効果的な攻撃に必要な精密誘導兵器、特にミサイルが、ロシア軍で不足していることがうかがえるとしている。 ある政府関係者は今週初め、ロシアはまとまった攻撃のために多数の精密兵器をそろえるのに時間がかかっていると述べた。
2023.03.10
 13:48
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍のミサイル「前例ないほど多様」、地対空など目的外も使用…兵器不足でかきあつめたか <2304-031009>
 ロイタ通信によるとウクライナ空軍報道官は、ロシア軍が9日にウクライナ全土へ1月以降最大規模となるミサイル攻撃を実施したことに関連し、「過去に前例のないほど多様なミサイルを使った」と述べた。 SAMなど目的外の兵器もか掻き集めた状況もうかがわれ、ウクライナ国防省情報総局報道官は、ミサイルの不足が背景にあるとの見方をRBC Ukraine通信に示した。
 発射された81発のうち、Kh-101とKh-222 CMが28発Kalibr CMが20発S-300 SAM が13発で、極超音速ミサイルKinzhal 6発Kh-22Kh-31Kh-59などだった。
2023.03.10
 10:46
BBC News

(Yahoo)

ロシアが極超音速ミサイル使用、ウクライナ各地に大規模攻撃 <2304-031008>
 ウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃が続いており、9日には少なくとも9人が死亡したが、ロシア国防省報道官は9日、極超音速ミサイルシステムKinzhal(註:Iskander
ALBM 型と見られている)を含む高精度長距離兵器が、ウクライナの軍事インフラの重要な部分を直撃したと説明した。
 ロシアは侵攻開始直後の数ヵ月を除き、極超音速ミサイルKinzhalを使っていなかったと報じられていた。
2023.03.10
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 9 <2304-031007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月9日の戦況 =
 ロシア軍はバクムットの北西に進んだ可能性があり、バクムット付近での攻撃速度が上がる可能性がある。
 バクムット東部でのWagner Gp.の攻撃は一時停止したようである。
 ロシア軍はヴーレダール周辺での攻撃を再開する準備をしている可能性があるが、人員と弾薬の補給の継続問題がロシア軍の前進を制限し続ける可能性が高い。
Vuhledarの位置 (Google Map)】
 ロシア軍内で、戦術的な利益がほとんど見られないヴーレダール近郊でのコストのかかる攻撃を進めようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナ線の全面で攻撃を続けている。
 ロシア軍はドネツク市の郊外とヴーレダールの近くで攻撃を続けた。
2023.03.10
 07:12
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍に手詰まり感 「バフムト制圧」でも ウクライナ東部 <2304-031003>
 米戦争研究所が、ロシア軍がバフムトの東側を制圧したもようだと指摘し、Wagnerも8日に東側の制圧を宣言した。 ゼレンスキー大統領は7日に「別の都市への侵攻ルートを開きかねない」と完全撤退を否定しているが、仮にバフムトが陥落した場合でも、ロシア軍部隊はさらなる進軍に不十分と見積もられ、手詰まり感が漂う。
 ロシア軍は2月上旬、ドネツク州ウグレダル周辺で防衛線の突破を図ろうとしたが、逆に戦車や装甲車を多数破壊されたとされる。
2023.03.09
 23:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ戦争2年間継続可能=リトアニア軍情報部門 <2304-030919>
 リトアニア軍の情報部門トップが9日にビリニュスで記者団に対し、ロシアにはウクライナでの戦争を2年間継続するのに十分な資源があると述べた。
 ロシアがどの程度長く戦争を続けられるかは、イランや北朝鮮などからの支援にも左右されるとしながらも、ロシアが現在持っている戦略的予備力、装備、弾薬、軍備を見れば、現在の勢いで2年間は戦争を継続できると述べた。
2023.03.09
 18:44
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ各地に大規模ミサイル攻撃、死傷者も ザポリッジャ原発は電源喪失 <2304-030916>
 ウクライナの広い範囲で9日にロシアによる大規模なミサイル攻撃があり、少なくとも9人が死亡した。 80発以上が撃ち込まれた様子で、北東部ハルキウから南部オデーサ、西部ジトーミルまでの各州に及びキーウへの攻撃も報告されている。
 ロシアが支配する南部のザポリッジャ原子力発電所では電力供給が失われたとみられている。
 ウクライナ軍は、ロシアが81発のミサイルを発射したと発表し、ここ数週間で最大規模の攻撃となった。 一方で、CM 34発と、イラン製Shahed UAV 8機のうちの4機を撃墜したとしている。
2023.03.09
 14:14
日経新聞 ロシアの弾薬自国調達「数カ月で困難に」 米情報機関 <2304-030913>
 米議会上院情報委員会が8日に開いた公聴会に出席したヘインズ国家情報長官が8日、ウクライナ侵攻を続けるロシアが現状の規模で攻撃を続ければ数ヵ月以内に自国で弾薬を調達するのが難しくなるとの認識を示した。
 米欧はロシアへの武器供給を遮断するため、中国を含む第三国が軍事支援に回らないよう圧力を強める。
2023.03.09
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 8 <2304-030911>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月8日の戦況 =
 Wagner Gp.首領のプリゴジン氏が3月8日、ロシア軍がバクムット東部全域を占領したと発表した。 しかしロシア軍がバクムットを占領しても、バクムットを突破口とできる可能性は低いままである。
 ドイツとポーランドの当局者は、ドイツとポーランドがLeopard 2 28両を3月にウクライナに納入すると発表した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は3月8日にバクムット周辺で攻撃を続けたが、市内迂回には成功していない
 ロシア軍はドネツク市郊外に沿って攻撃作戦を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が3日連続でドニプロ河デルタ諸島に上陸したと主張した。
2023.03.09
 07:04
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、24時間でロシア兵「100人超死亡」 東部バフムートの戦闘で <2304-030908>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が8日、バフムートでの戦闘で100人を超えるロシア兵過去24時間で死亡したと明らかにした。
 同報道官によると、7日にはバフムート市内とその周辺でロシア軍による砲撃が102回、戦闘攻撃が72回あったが、ロシア軍は前進して戦術的な勝利を収めることができなかったという。
2023.03.09
 06:44
CNN

(Yahoo)

バフムートの陥落「数日内の可能性も」 NATO 事務総長 <2304-030906>
 ストックホルムでEUの国防相会合が開かれるのを前に、ストルテンベルグNATO事務総長が8日、バフムートが今後数日内に陥落する可能性を排除できないと述べた。
 ストルテンベルグ事務総長はさらに、陥落は必ずしもこの戦争の転換点となるわけではないとし、ロシアを過小評価すべきでないことを強調しているだけとの見解を示した。
 Wagner首領のプリゴジン氏は同日にバフムート市の東部を掌握したと主張したが、プリゴジン氏の主張をCNNは確認できていない
2023.03.08
 17:46
時事通信

(Yahoo)

要衝バフムトの「東部制圧」 ロシア側主張、陥落の危機 ウクライナ <2304-030811>
 Wagner首領のプリゴジン氏が8日にTelegramに音声メッセージを投稿し、バフムトの東部を制圧したと主張した。 事実なら、徹底抗戦を訴えるウクライナ側にとって打撃となる。
 プリゴジン氏はこの中で、バフムトを南北に流れる川の東岸をワグネルが完全に支配下に置いたとした。 ショイグ露国防相は7日、バフムト制圧によりウクライナ軍の防衛ラインからより深い位置での作戦が可能になると述べ、攻略の重要性を改めて強調していた。
2023.03.08
 11:44
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ東部バフムート、ロシアの死傷者は最大3万人=西側当局 <2304-030806>
 西側の複数当局者が、ウクライナ東部の前線となっているバフムート市で、2022年夏に戦闘が始まって以降、2万~3万人のロシア兵が死傷しているとの見解を示した。
 この戦闘の規模と、同市の戦略的価値とは全く釣り合いが取れていないとしている。
2023.03.08
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 7 <2304-030805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月7日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ軍が3月7日にバクムト東部から統制とれた撤退をしたため、バクムトカ川東岸のバクムット市東部を占領した可能性がある。
 ゼレンスキー大統領は3月7日に、ロシア軍はドンバスの主要都市を占領する経路を啓開したと述べたが、ISWはロシア軍はバクムットの占領を利用して戦果を拡張する能力を欠いており、バクムットの占領が頂点になる可能性が高いと分析している。
 ロシア軍はバクムットを超えて前進するために必要な機械化部隊を欠いている可能性が高く、バクムット攻撃に投入された突撃隊は機動戦を行うことができない可能性が高い。
 ロシアの独立世論調査機関Levada Centreは、戦争への明白な支持ではないにしても、ロシア人は動員回避のために国を去った者に対しの51%がて否定的に感じているという世論調査結果を発表した。
 ヘッカー米空軍大将が3月6日、米国がウクライナにJDAM-ER誘導爆弾キットを提供したことを確認した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナ線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市線に沿って地上攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドニプロ河を越えてヘルソン州で作戦を行おうとしていると主張した。
2023.03.08
 09:41
CNN

(Yahoo)

ゼレンスキー氏が警鐘、ロシアがバフムート掌握なら東部でさらに進軍 撤退否定 <2304-030804>
 ウクライナのゼレンスキー大統領がCNNの単独取材に応じ、ロシア軍がバフムートを掌握すればウクライナ東部の主要都市の制圧につながる「開けた道」を手にすることになると警告し、包囲されたバフムートにウクライナ軍をとどまらせた自身の判断を擁護した。
 ロシアの数週間に及ぶ攻撃を受け、バフムートは陥落寸前の状態にあるが、ウクライナ軍幹部はバフムートの防衛を続ける方針で一致していると強調した。
2023.03.07
 12:45

(22:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 6 <2304-030708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月6日の戦況 =
 捕獲したロシア軍の教程では、ロシア軍は市街戦で新編成の突撃隊を投入すると伝えられている。
 ロシア軍は、精密ミサイルの不足が続く中、新型の誘導爆弾を使用した。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットで占領地域を拡大したが、まだ市街地を包囲したりウクライナ軍を撤退させていない
 ロシア軍はアウディーイウカの近くとドネツク市の西で攻撃を続けた。
Avdiivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ河デルタでの火力統制を維持するのに苦労している。
 ロシアの軍司令部は、ウクライナでの戦闘がますます接近戦になっているにもかかわらず、それに対応する装備を行っていない
2023.03.07
 09:55
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア領内の監視塔を破壊 軍が発表 <2304-030706>
 ウクライナ軍が6日、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州監視塔をUAVで破壊したと明らかにした。 ウクライナ軍がこうした攻撃を認めるのは異例である。
 ウクライナ国防省情報総局の部隊KrakenがTelegramへの投稿で、Kraken特殊部隊の偵察要員が、自爆型UAVを使ってブリャンスク州にある自律型監視塔を破壊したと述べた。
2023.03.07
 07:21
CNN

(Yahoo)

バフムートでの兵士死亡数、ロシアがウクライナの5倍か NATO 推計 <2304-030705>
 当局者がCNNに、NATOの情報部門の推計によればウクライナ東部バフムートの戦闘で死亡した兵士の数は、ロシア兵はウクライナ兵の少なくとも5倍に上ることを明らかにした。
 匿名を求めた当局者は、5:1という数字はあくまで諜報に基づいた推計だとしている。
2023.03.07
 07:14
CNN

(Yahoo)

バフムート防衛、ウクライナにとって「大きな戦略的成功」 政府高官 <2304-030704>
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が7日までに、東部ドネツク州バフムートの防衛で目標を達成したと述べ、ウクライナ軍にとって大きな戦略的成功だとの認識を示した。
 そのうえでポドリャク顧問は、たとえどこかの時点で軍指導部がより有利な位置まで撤退する決定を下すとしても、ウクライナ軍にとってバフムート防衛は、将来の勝利の基礎となる大きな戦略的成功になるとの認識を示した。 ただ、まだ撤退が決まったわけではないと注意を促し、軍指導部はバフムート防衛を続ける考えで一致していると説明した。
2023.03.07
 00:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍トップ、バフムト防衛継続を支持=ゼレンスキー氏 <2304-030701>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が6日、東部ドネツク州の激戦地バフムトを巡る協議で、軍が防衛継続を支持したと明らかにした。
 大統領府はこれに先立ち、ゼレンスキー大統領がバフムトの状況について上級指揮官と協議し、ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将と陸軍司令官のシルスキー大将が「防衛作戦の継続、およびバフムトでのウクライナ軍の強化に賛成した」と明らかにしていた。
 ゼレンスキー氏は恒例の夜の演説で「両司令官は撤退ではなく防衛強化を支持した」とし、バフムトで戦うウクライナ軍の支援を指示したと明らかにした。
2023.03.06
 11:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ワグネルとの接触拒否か バフムト撤退なら戦線崩壊も <2304-030604>
 Wagner首領のプリゴジン氏が5日、ロシア軍司令官に弾薬の補給が早急に必要だとする書簡を送ったが、6日08:00にはWagnerの代表が司令部への入館許可を取り消され、出入りを拒否されたという。
 Wagner首領のプリゴジン氏は5日に公開された動画で、Wagnerがバフムトからの後退を余儀なくされれば戦線全体が崩壊すると警告した。
 ロイタは動画の撮影場所や時期について独自に確認できていない。
2023.03.06
 10:25

(20:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 5 <2304-030602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月5日の戦況 =
 ウクライナ空軍司令部とウクライナの報道機関Defense Expressが、ロシア軍がUPAB-1500V爆弾を使用し始めたと報告した。
 ロシア軍はクレミンナの北西と南に限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカの近くとドネツク市の西郊外を攻撃した。 ロシアの情報筋は、ロシア軍がドネツク市の北西8kmにあるペルボマイスケに前進したと主張した。
 ウクライナの参謀本部が、ロシア軍がザポリージャとヘルソン方面で攻撃へ移行しようとしていると報告しているが、 ISWはロシア軍がザポリージャ州やヘルソン州で本格的な攻撃を開始しようとをしているという兆候を察知していない
 ウクライナのリトビノワ副検事総長は、ロシアが16,000人の子供を国外に連行したが、そのうち307人がウクライナに戻ったと報告した。
 ウクライナのゼレンスカ大統領夫人は、ウクライナの検察官がロシア軍がウクライナ市民に対して犯した性的暴行の171件を調査していると報告した。
【註】
 UPAB-1500Vは1.5tの滑空爆弾で1,010kgの侵徹弾頭を搭載し、INS及び衛星誘導で40km飛翔する。
 2019年のMAKS展で初めて公表された。
2023.03.06
 00:01
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍が東部ハルキウ州に再進軍か、産婦人科病院に砲撃…住民が強制退避を開始 <2304-030601>
 ウクライナ東部のハルキウ州知事が5日、同州東端のクピャンスクで4日深夜から5日朝にかけて、ロシア軍による住宅などを狙った激しい砲撃があり、住民1人が死亡したと発表した。
 クピャンスクでは露軍の砲撃が激化し、一部住民の強制退避が始まっている。 露軍は、2022年に撤退したハルキウ州への再侵攻を狙っているとみられる。
Kupyansk の位置 (Google Map)】
2023.03.05
 10:24
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムト放棄観測を否定 「郊外で戦闘中」 <2304-030505>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が5日までにCNN TVに、半年間以上にわたって激戦が続いてきた東部ドネツク州バフムト市の戦況について「戦闘の中心はより郊外に移っているが、市はウクライナ軍の支配下にある」と述べ、ウクライナ軍が近く同市を放棄するとの観測を否定した。
バフムトをめぐっては、Wagner首領のプリゴジン氏が3日、「実質的に包囲した」と主張し、ウクライナ政府高官は最近、「ウクライナ軍が戦略的撤退を決定する可能性がある」と述べていた。
 ロイタ通信は4日までに、ウクライナ軍のUAV部隊の指揮官が、バフムト市からの「即時撤退を命じられた」と述べる動画をSNSに投稿したと報じている。
2023.03.05
 09:33
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部バフムト ロシアが包囲網狭める 防御脆弱に 英分析 <2304-030504>
 英国防省が4日、ドネツク州の要衝バフムトで包囲網を狭めるロシアに対し、ウクライナ軍の防御が脆弱な状態にあるとの分析結果を公表した。
 同省によると、ロシアは正規軍とWagnerがバフムト北郊で前進し、市内の一部と周辺でウクライナ軍との激しい戦闘が続いている。 ウクライナ軍は精鋭部隊を増強するなどしているが、ロシアによる3方向からの攻勢に対し、防御が手薄になっているという。 また、ウクライナ軍の主要な補給路を含む二つの橋が破壊されたことで、補給能力も低下しているという。
 ロイタ通信によると、ウクライナ軍幹部はfacebookに4日、ロシアがバフムト包囲を試みたが失敗したと投稿したが、ウクライナ側にとって戦況は厳しくなりつつあるとみられる。
2023.03.05
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 4 <2304-030502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月4日の戦況 =
 ロシア軍は、バクムットの特定の地域に対して迂回作戦を行うのに十分な位置的優位性を確保したようだが、ウクライナ軍をまだ撤退させておらず、すぐに同市を包囲することはできない可能性がある。
 迂回作戦の目的は、敵に準備された防御陣地を放棄させることであり包囲の目的とは異なる。 ロシア軍はバクムットでウクライナ軍を包囲するつもりだったようだが、ウクライナ軍司令部は包囲される危険を冒すのではなく、撤退する可能性が高い。
 ショイグ露国防相は、ドネツク州西部で東部軍管区司令官のムラドフ上級大将と会談し、ヴーレダール周辺のロシアの損害の程度と、この方向へのさらなる攻撃の可能性を分析した可能性がある。
Vuhledarの位置 (Google Map)】
 中国政府ロシアが武器販売協議を公表したことについてクレムリンに腹を立てていると伝えられている。
 カルタパロフ露下院防衛委員長がロシア企業に対し、UAV攻撃を避けるため独自の防空システムを購入するよう奨励した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナ線で攻撃を行っている。
 ロシア軍はバクムットを包囲、ドネツク州で攻撃を行うための努力を続けた。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍がウクライナ南部での攻撃を準備していると報告し続けている。
2023.03.04
 17:36
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、激戦地バフムートで「厳しい圧力下にある」 英国分析 <2304-030407>
 英国防省が4日にバフムートの攻防で、ウクライナ軍が戦闘の激化に伴って厳しい圧力下にある」とする分析を公表した。
 同省によると、ロシア側はバフムートの北郊で前進し、ウクライナ軍は3方面から攻撃に晒されているため精鋭部隊を投入して増援を図っているが、バフムートへの補給路は次第に狭まりつつあるという。
2023.03.04
 10:35
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、引き続き東部バフムートの包囲を試みる ウクライナ軍 <2304-030405>
 ウクライナ軍参謀本部が2日夜の戦況報告で、ロシア軍が引き続き東部ドネツク州バフムートの包囲を試みているとした。
 参謀本部は「特にバフムート北郊に位置する集落バシウキウカデュボボ・バシリウカ、バフムート近郊で、我々の守備隊が攻撃を多数撃退した」と述べた。
Berkhivka州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバフムート北郊のリマンや、ドネツク州の他の町に対しても砲撃を仕掛けたという。 ハルキウ州クピャンスクの近郊、ルハンスク州クレミン、同州ビロホリウカでも攻撃が報告された。
 南部ザポリージャ州とヘルソン州では「ロシアは守勢に回っており、攻勢再開に向け陣地の改善を図って」いる状況で、ロシアは15の集落に対して砲撃を実施し、民間人の死傷者が出ているという。
 一方、ウクライナ軍もこの24時間で、敵の人員や装備品に対する攻撃を実施した。 参謀本部は「我々の守備隊が敵のSu-34とZALA UAVを撃墜した」と述べ、ロシアの戦闘機とUAVを1機ずつ撃墜したとするウクライナ空軍の先の主張を確認したが、CNNはこの主張について独自に確認できていない
2023.03.04
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 3 <2304-030403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月3日の戦況 =
 ロシア軍はドネツク州で攻撃を続け、ウクライナ軍はバクムットの少なくとも一部からの撤退の準備をしているように見える。
 ロシアは、ブリャンスク州での3月2日の状況について情報を統制し続けており、何が起きたかを明らかにできない。
 プーチン大統領は、ブリャンスク州から報告された状況について、ロシア安全保障理事会との緊急会議で取り上げなかった。
Bryansk州の位置 (Google Map)】
2023.03.03
 17:34
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ・バフムト、ロシア軍が実質的に包囲=ワグネルトップ <2304-030312>
 Wagner首領のプリゴジン氏が3日に公開された動画で、ウクライナ軍のバフムトへのアクセスは1本の道路だけになり、バフムトはロシア軍によって実質的に包囲されていると述べ、ゼレンスキー大統領に撤退を命じるよう促した。
2023.03.03
 11:29
AP News

(Yahoo)

鹵獲戦車で侵入ロシア軍砲撃 ウクライナ領土防衛隊が撃退 <2304-030309>
 初めて編成された1年前には兵器らしい兵器は何もなかったウクライナ軍第127独立領土防衛旅団第225大隊が3月2日、ウクライナ北東部ハルキウ州でウクライナ軍陣地を砲撃していたロシア軍迫撃砲小隊を攻撃した。 この攻撃でロシア兵4人が死亡、3人が負傷した。
 第225大隊は航空偵察部隊から、装甲車でウクライナ領内に侵入した約30名のロシア兵がウクライナ軍陣地を砲撃しているという情報を入手したため、ロシア軍から鹵獲したT-64 MBTでロシア軍小隊を砲撃し撃退した。
2023.03.03
 09:32
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、バフムートで攻勢継続 ウクライナは撃退試みる <2304-030308>
 ウクライナ軍参謀本部が2日夕の戦況報告でし、バフムート一帯でロシア軍の攻勢が続いていると明らかにし、ウクライナ軍はバフムート近郊やドネツク州の周辺地域で攻撃の撃退を試みているという。  参謀本部によると、この24時間にロシア軍はザポリージャやバフムートの西5kmに位置するチャシフヤールにロケット攻撃を実施した。
2023.03.03
 09:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ側、バフムトの西方に新たな防衛線設置か ロシアが攻勢強める <2304-030307>
 ウクライナ軍参謀本部が2日、ロシア軍はバフムトに向けて前進を続けていると述べた。 ロシア軍の進撃を恐れ、付近の村々から住民の避難が続いている。
 こうしたなか、バフムトの西にあるチャシフヤールでは、重機を使って新たな塹壕を掘る様子が見られた。 新たな防衛線の一部とみられる。
Chasiv Yar (Google Map)】
2023.03.03
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 2 <2304-030306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月2日の戦況 =
 クレムリンは、3月2日にロシアのブリャンスク州で国境侵攻を行ったとしてウクライナを非難したが、ウクライナ当局はこれを否定した。
 ショルツ独首相が3月2日、ドイツはウクライナに安全保障を提供することについて同盟国と交渉していると述べたが、提案された保証の詳細については明らかにしなかった。
 ロシア当局は、長年ロシアの勢力圏にしてきたセルビアでの影響力が喪失していることを懸念しているようである。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東での限定攻撃とクレミンナ周辺の攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムットを南西からも包囲するのを一時止め、代わって北東部の攻撃に集中してウクライナ軍に市街地からの撤退を促している可能性がある。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクリミアで2機のウクライナのUAVを撃墜したとした。
2023.03.03
 07:06
CNN

(Yahoo)

ワグネルの兵士、バフムート市内に進軍か トップが動画公開 <2304-030304>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が2日、Wagnerの兵士がバフムート市内にいるところをとらえたものだとする動画を公開した。
 CNNがバフムート東部で撮影されたものだと確認した動画には、戦闘服姿の兵士らが大きく損壊した建物の屋上でWagnerの旗を掲げている様子が映っている。
2023.03.02
 20:37
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、バフムート市内で前進 陥落近づくか <2304-030218>
 ウクライナ軍や米シンクタンクの分析によると、ロシア軍がウクライナ東部の激戦地バフムートの市内で前進している。
 ウクライナ軍参謀本部は2日、「バフムートの方向に敵が進軍している」と発表し、ロシア軍が同市郊外でなく市内に存在することを示唆した。 ISWはロシア軍が「バフムート市内を進み、市周辺で地上攻撃を続けている」と述べている。
2023.03.02
 20:05
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムートで「猛烈に抗戦」 ワグネルのトップが認める <2304-030216>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が1日夜にCNNの番組で再生されたTelegramの音声メッセージの中で、東部の要衝バフムートウクライナ軍は猛烈な戦闘を繰り広げていることを明らかにした。
 プリゴジン首領は、ウクライナ軍は予備役をバフムートに追加投入し、全力を挙げてこれを保持しようと数万人のウクライナ兵が猛烈に攻撃を退けていて、殺される人間は日々増えていると述べた。
2023.03.02
 19:29
ロイタ通信 ウクライナ破壊工作グループがロシアに侵入、交戦中=通信社 <2304-030215>
 ロシア国営タス通信が治安当局者の話として2日、ウクライナと国境を接するブリャンスク州でウクライナの破壊工作グループが二つの村に潜入し、国境から1km足らずのLubechanye村の商店で人質を取り、ロシア軍と交戦していると報じた。
Bryansk州の位置 (Google Map)】
 これに先立ちブリャンスク州のボゴマズ知事はTelegramに、ウクライナの破壊工作偵察グループがLubechanyeに侵入し、自動車に発砲した結果住民1人が死亡したと投稿した。 またウクライナ軍がUAVによる攻撃を行い、国境付近の別の地域を砲撃したと指摘した。
2023.03.02
 19:10
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアの戦死者は最大7万人、第2次大戦後のロシア・ソ連の全作戦の死者数超える <2304-030214>
 米政策研究機関の
CSISが2月27日に発表した分析で、ウクライナに侵略しているロシアの正規軍兵士や戦闘員らの死者数が最大7万名で、ソ連が第2次世界大戦後に関わった全ての軍事作戦の合計戦死者数を超えたとする推計を明らかにした。
 CSISが朝鮮戦争からウクライナ侵略まで、ソ連とロシアによる17の軍事行動での露側の戦死者数を比較したところ、ウクライナ侵略開始までの戦死者数は49,300名だった。
 ウクライナ侵略での戦死者数は、Wagnerの戦闘員や親露軍側のウクライナ兵も含め6万~7万名と見積もった。
2023.03.02
 11:22
讀賣新聞

(Yahoo)

ドネツク州戦車戦、ロシア軍が「130両損失」…ウクライナ外相「冬のテロに打ち勝った」 <2304-030207>
 New York Times紙が1日、ウクライナ東部ドネツク州ウフレダルでの戦闘で、ロシア軍が少なくとも130両の戦車や装甲車を失ったとみられると報じた。 露軍は同州の要衝バフムトで攻勢を強めているとみられる一方で、戦闘で多大な損失を被っている可能性がある。 州都ドネツク南西のウフレダルは、露本土と南部クリミアを結ぶ露軍の主要な補給路の北側に位置しており、露軍が攻略を本格化させていた。
Vuhledarの位置 (Google Map)】
 同紙によると、その周辺の平原で約3週間にわたって戦車戦が繰り広げられ、ウクライナ軍は隊列を組んで進む露軍戦車を待ち伏せて、Javellin ATGMなどで大きな打撃を与えたという。 同紙は、ロシア軍は侵攻初期に数百両の戦車を失ったのと同じ過ちを犯したと指摘した。
2023.03.02
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 1 <2304-030205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月1日の戦況 =
 Politicoが、セルビアのヴチッチ大統領ロシアとの緊密な関係を再考しているようであり、Wagner Gp.がセルビアで行っている募集と政府転覆転覆の取り組みに拍車をかけていると報告した。
 ロシア軍はベルゴロド州で国境の陣地を強化している。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバクムット市内で前進し、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けている。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナ南部で防御を続けている。
2023.03.02
 07:09
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート撤退の決定は下していない 報道官 <2304-030204>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が1日にCNNの取材に対し、東部のバフムートから撤退する決定は下していないと明らかにした。
 報道官は、「領土維持の必要性よりも人員や作戦状況への脅威の方が大きいことが分かれば、我々はそれ兵員の撤退を行うが、パニックにならず組織的な形で実施する」と述べた。 さらに「この状況で撤退の必要性があるかどうかを判断するのは司令部だけで、その後、参謀会議で関連する決定が下される」と説明したうえで、「今のところそうした決定は下されていない」とした。
 ロシア軍はバフムートに激しい攻撃を仕掛けているものの、ウクライナの当局者は2月28日に同市が包囲されていないことを明らかにしていた。
2023.03.02
 06:58
CNN

(Yahoo)

クリミアへの大規模ドローン攻撃を防衛 ロシア国防省 <2304-030203>
 ロシア国防省が1日、UAVを使ったウクライナのクリミアへの大規模な攻撃ロシア軍が防いだと声明で明らかにした。
 声明には「ウクライナのUAV 6機が防空システムにより撃墜された。 これとは別の4機が電子戦で活動不能になった」とある。
 露国防省は2月28日に、ロシア南部クラスノダール地方とアドイゲヤ共和国への攻撃を試みたウクライナのUAVを電子戦システムが制圧したと発表し、モスクワ州当局は、ウクライナのUAV 1機が同州コロムナの近郊に墜落したと主張したが、UAV画像の撮影場所は特定されていない。
2023.03.01
 15:10
共同通信

(Yahoo)

東部要衝バフムト、戦略的撤退も ウクライナ高官、米CNNに <2304-030113>
 ウクライナのロドニャンスキー大統領顧問がCNN TVの取材で2月28日、東部ドネツク州の要衝バフムトの戦況について「ウクライナ軍は必要になれば戦略的に撤退する。 無為に兵士を犠牲にできない」と述べた。
 一方で、政策担当のカール米国防次官は同日、短期的に戦況は大きく動かないとの見通しを示した。
2023.03.01
 10:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍がバフムトの包囲強める、ウクライナ軍は徹底抗戦「われわれはあきらめない」 <2304-030110>
 ウクライナ東部のバフムト掌握を切望するロシア軍が28日、数週間にわたって続けてきた包囲作戦をさらに強化していがウクライナ軍は徹底抗戦の構えである。 ウクライナ軍によると、ロシア側はバフムト周辺の集落を砲撃し、かつて人口7万人だった同市は、数ヵ月にわたる激しい戦闘の末、廃墟の町と化している。
 同市周辺ではロシア軍とWagner軍が、ウクライナ軍の補給線を断ち、降伏あるいは撤退させようとしている。 バフムトを占拠すれば、ロシアにとって半年超ぶりの大きな戦果となり、ロシアが一方的に併合を宣言した4地域の1つであるドネツク地方の、未占領都市奪取への道が開かれることとなる。
 バフムト市が危機に瀕する一方、米国防総省高官は28日、ロシア軍が短期的に占領地を大きく拡大することはないとの見通しを示した。
2023.03.01
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 28 <2304-030107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月28日の戦況 =
 ロシアは、戦場での具体的な戦果が得られていないことから目をそらし、予想されるウクライナの反撃に先立って西側の戦車などの援助提供を遅らせるために、偽旗情報作戦を拡大しているようである。
 政策担当のカール米国国防次官が、米国はロシア軍がウクライナで核兵器を使用する兆候を掌握していないと述べた。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を行い、クレミンナの北では僅かに前進をした可能性があるす。
 ロシア軍はバクムット北部で戦果を上げ、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けている。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの子供たちの強制連行に関与した109人のロシア人を処罰するウクライナ国家安全保障防衛評議会の決定を制定した。
2023.03.01
 08:21
CNN

(Yahoo)

ロシア軍がバフムートに激しい攻撃、包囲には至らず ウクライナ軍 <2304-030106>
 ウクライナ軍の指揮官など2月28日、ロシア軍が東部バフムートに激しい攻撃を加えているものの、掌握には至っていないとの認識を示した。
 ウクライナ軍第28旅団旅団長のマドヤル大佐がTelegramで、ここ24時間ロシア軍は持てる力を全て駆使して砲撃を行っているが、地上戦では成功を収めておらず、空からの攻撃でそれを補っている状況だと述べた。
 マドヤル大佐はまた、他のウクライナの情報筋と同様、バフムートは包囲されていないとの見方を示しし、バフムートに入る道路は依然として危険な状況で、敵の射撃統制下には入っていないものの、攻撃にさらされたり、被弾したりする可能性があると述べた。
 ウクライナ軍第10独立山岳強襲旅団の報道官はウクライナTVの取材に、ロシアの部隊は最大20名からなり、ウクライナの陣地を突破しようと試みているが、「我々は全ての攻撃を撃退している」と述べた。
 ウクライナ軍参謀本部は2月28日の戦況報告で、バフムート北郊と西郊の複数の集落で攻撃を撃退したことを明らかにした。
2023.03.01
 02:51
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、短期的に大きな戦果挙げられず 前線膠着=米国防省当局者 <2304-030102>
 政策担当のカール米国防次官が下院公聴会で28日、「今後数週間から数ヵ月の間に小規模な動きが見られる可能性はあるが、ロシア軍がウクライナを席巻し大きな領土を獲得できると示唆するものは何もない」と述べ、ロシア軍が短期的に大きく占領地を拡大できるとは予想していないと述べた。
 またウクライナが供与を要請しているF-16については、 既存の機体の納入でも1年半から2年新造の機体ではさらに数ヵ月かかるとし、戦闘機について「ウクライナは有優先事項としているが、上位3位の優先事項とはしていない」と述べた。
 バイデン大統領はウクライナに対する戦闘機供与を現時点では否定している。
2023.03.01
 00:01
ロイタ通信

(Yahoo)

モスクワ南東で無人機墜落、被害なし 知事「民間施設標的」と主張 <2304-030101>
 ロシアモスクワ州のボロビヨフ知事が28日、モスクワ市中心部から110kmのコロムナ近郊の天然ガス施設付近にUAVが墜落したと発表した。 「民間インフラ施設」が狙われたと主張し、連邦保安局 (FSB) が対応しているとしたが、被害はなく住民への危険もないという。
 これに先立ち、ロシア国防省は、ウクライナ軍が南部クラスノダール地方とアドイゲヤ共和国の民間インフラ施設に向け攻撃用UAVを発射したが、
C-UAVシステムにより2機とも制御不能となり、1機は野原に墜落し、もう1機も経路を外れ目標への被害はなかったとした。
 ウクライナはロシア国内での攻撃について公に認めていないが、コロムナで墜落したUAVがウクライナによるものだとすれば、ロシアのウクライナ侵攻以来、モスクワに最も接近したUAV攻撃未遂となる。
2023.02.28
 10:31
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍の巡航ミサイル枯渇、現在は保有100発以下か…ウクライナ国防省分析 <2303-022805>
 ウクライナ国防省情報総局が27日、ウクライナを侵略するロシア軍のCMが枯渇し、露軍がミサイル攻撃の戦術を見直しているとの分析を明らかにした。 それによると、露軍が保有する高精度のCMは現在100発以下にまで減少している。 露軍は全てのミサイルを合わせると数千発を保有しているとみられているが古いミサイルが多く、実戦で使用可能なCMは一部だという。 ロシアのミサイル製造能力は月30~40発以下で、情報総局は「製造量以上にミサイルを使い果たしている」と指摘した。
 侵略開始1年となる24日に露軍が大規模なミサイル攻撃を準備しているとの見方もあったが、実施しなかったのは、ミサイルの枯渇が要因だった可能性がある。
 一方、Ukrainska Pravdaは、ウクライナ空軍の報道官は27日、露軍が26日夜から27日未明にかけて仕掛けたUAV攻撃について、ウクライナの防空システムを疲弊させるために行ったとの見方を明らかにしたと報じた。 露軍は少なくとも14機のUAVをキーウなどに飛ばし、11機をウクライナ軍が撃墜した。 ウクライナ軍の迎撃ミサイルの発射地点などを把握する目的があったとみられる。
2023.02.28
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 27 <2303-022804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月27日の戦況 =
 ウクライナ側が捕獲したロシア軍の操典では、新しい突撃戦法を実施していると伝えられている。 突撃隊の戦法はさらに、ロシア軍がバクムットでWagner Gp.が行った戦術を採用しようとしている可能性がある。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がルハンシク州の最前線に沿って集中させ戦闘を拡大させていると述べた。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍はドネツク州の戦線全面で攻撃を続け、ロシアの情報筋はWagner軍がバクムットの北で占領地域を拡大したと主張した。
 ロシア軍は、すでに限られた精密攻撃の弾薬備蓄を使い続けている。
 ロシア当局は、全ての社会的支援措置が3月1日に占領地で発効すると発表した。
2023.02.27
 21:26
日経新聞 ウクライナ南東部マリウポリで爆発相次ぐ 英国防省分析 <2303-022712>
 英国防省が27日、ロシアが占領するウクライナ南東部マリウポリの弾薬庫などで爆発が報告されているとの分析を公表した。 分析によると、爆発が起きているのは空港の弾薬庫や燃料庫とロシアが軍事拠点として使用している製鉄所などで、親露派勢力が21日以降に少なくとも14回の爆発を報告しているとした。
 マリウポリはロシア軍とウクライナ軍の前線から80km離れている。
2023.02.27
 11:15

(21:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 26 <2303-022708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月26日の戦況 =
 ウクライナ中央情報局のスキビツキー副局長が、ウクライナ軍は春に行う反撃の準備を完了しており、ウクライナの戦略目標はウクライナ南部でクリミアとロシア本土を結ぶロシアの戦線に楔を打ち込むことであると述べた。
 バーンズ米CIA長官が2月25日、中国の指導部ロシアへの殺傷兵器の提供を検討していると確信しているが、最終決定を下していないと述べた。
 ロシア軍は、スヴァトーブの北西とクレミンナの近くで失敗した作戦を実施し続けている。
2023.02.27
 10:00
朝日新聞

(Yahoo)

ベラルーシ飛行場で爆発、ロシアの軍用機が損傷か パルチザン攻撃? <2303-022707>
 ウクライナのメディアKyiv Independentなどが、ベラルーシの首都ミンスクに近いマチュリシチ飛行場で26日に爆発があり、駐機していたロシアの軍用機が損傷を受けたと報じた。
 ベラルーシの反政府系メディアによると、ベラルーシでルカシェンコ政権に抵抗しているパルチザンがUAV 2機で攻撃したという。 損傷を受けたロシア軍機はA-50
AEW&Cで、ロシアはウクライナの目標に向けてミサイルを誘導するため9機を運使用しているという。
 ベラルーシ国内の独立系軍事情報監視団体ベラルーシ・ガユンによると、地元住民が現地時間26日08:30~09:00頃に飛行場の近くで数回の爆発音を聞いたという。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まってから、ベラルーシのパルチザンは度々ベラルーシ国内で軍事や輸送、サイバーインフラなどを妨害していると見られている。
2023.02.27
 08:28
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル創設者、バフムト郊外の村制圧と表明 ウクライナ側認めず <2303-022703>
 ロシアWagnerの首領プリゴジン氏が、Wagner部隊が25日にウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトの北に位置するヤヒドネ村を制圧したと音声メッセージで明らかにした。 しかし、ウクライナ軍参謀本部の25日の報告では、バフムト近郊の村々は依然としてウクライナの支配下にある。
 プリゴジン氏は24日バフムト郊外のベルホフカ村を制圧したと表明していた。
 ウクライナの軍事専門家ジダーノフ氏はYou Tube番組で、ベルホフカがロシア軍の支配下に置かれたと述べた。
 ただ、ウクライナ軍参謀本部の報告では、ロシア軍はベルホフカを含むバフムト郊外の村々の攻略に失敗した。 ヤヒドネには言及していないが、バフムトの南と西にある村を含む18の集落がロシア軍によって砲撃されたとしている。
Yahidne の位置Berkhivka の位置 (Google Map)】
2023.02.26
 19:56
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍の精鋭部隊「能力低下」 破壊された車両の画像公表 英国防省 <2303-022606>
 英国防省が26日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の激戦地に展開した精鋭部隊の第155独立親衛海軍歩兵旅団に所属する車両とみられる複数の装甲車両が破壊された衛星画像を公表した。 画像はドネツク州西部ウグレダル近郊を9日に撮影したもので、ロシア車両10両の破壊が確認された。
 同省は、精鋭部隊が作戦遂行能力は「ほぼ確実に大幅低下した」と強調した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍はその後、ロシア精鋭部隊が「ほぼ壊滅」したと主張したが、英国防省はロシアが部隊の立て直しを図るため経験の浅い兵士らを動員しているとの見方を示した。
2023.02.26
 09:10
産経新聞

(Yahoo)

露軍、チェチェンの特殊部隊増員か バフムト周辺で戦闘続く <2303-022604>
 ウクライナ軍が25日、東部ドネツク州の要衝バフムトと周辺で戦闘が続き、露軍が同市の制圧と包囲に主な努力をさいていると発表した。 ウクライナ軍参謀本部は同日、露軍が動員兵の脱走や戦闘放棄を防ぐため、露南部チェチェン共和国の特殊部隊最大200名をバフムト方面に増員したと明らかにした。 ウクライナ軍当局などによると、露軍はこれまでも自軍兵の降伏や逃亡を後方から監視する「督戦部隊」を配置している。
 一方、Wagnerの首領プリゴジン氏は同日にSNSで、バフムトから北に数㌔の集落1ヵ所を新たに制圧したと主張した。
 また、複数の露主要メディアは25日、ウクライナ軍がバフムト近くの貯水池を破壊したとする動画を公開した。 Wagnerも同様の情報を確認したとしており、ウクライナ軍が露軍の足止めを狙った可能性もあるが、真偽は不明である。
2023.02.26
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 25 <2303-022603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月25日の戦況 =
 英仏独が、ウクライナがNATOに加盟する代わりに、加盟国より低いレベルの保護を受けるNATO・ウクライナ協定を準備していると伝えられている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺でわずかに占領地域を拡大し、ドネツク州の最前線全体で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ザポリージャ州の最前線での戦闘に苦労し続けている。
 ロシア軍は戦場で多大な損失を被り続けており、一部のミルブロガーは、死傷者の規模を認識していないとしてロシア国防省を批判するようになった。
2023.02.26
 08:03
時事通信

(Yahoo)

新たな対ロ制裁発動 121個人・団体対象 EU <2303-022602>
 EUが25日にウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁を発動した。
 新たに121の個人と団体を対象に加えたほか、€11.4B(1兆6,000億円)の輸出禁止・規制措置も盛り込んだ。
2023.02.26
 07:16
共同通信

(Yahoo)

東部要衝バフムトで攻防激化 司令官訪問、ロシア軍中心部迫る <2303-022601>
 ウクライナ軍で東部作戦を指揮するシルスキー陸軍司令官が25日、ロシア軍の猛攻が続く東部ドネツク州の要衝バフムトの指揮所を訪れ部隊の状況を確認し、現場指揮官から報告を受けた。
 ウクライナ軍参謀本部のグロモフ准将が23日、ロシアが当面はバフムト制圧を狙い、夏までにドンバス地域制圧を目指している可能性が高いと指摘していた。
 ロシア通信によると、Wagnerの現地司令官は25日、バフムト中心部まで2km以内に迫っているとし、「ウクライナ軍は市を防衛する構えだが、一部で退却が始まっている」と主張した。 ただウクライナ軍が兵員を前線に投入して人的損失を補っており、思うように前進できないと認めた。
 ロシア軍はWagnerの部隊と共に、鉄道や幹線道路の結節点であるバフムトを3方向から包囲し攻勢をかけている。 Wagnerの首領プリゴジン氏は24日、バフムト郊外7kmの集落ベルホフカを制圧したと表明した。
Berkhivka の位置 (Google Map)】
2023.02.25
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 24 <2303-022505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月24日の戦況 =
 ロシア政府は、占領しているモルドバのトランスニストリアでの偽旗作戦の可能性がある動きを強めている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍ある空挺部隊少なくとも2分割して別々の前進軸に投入したことを確認した。
 ロシア軍はバクムット周辺でわずかに前進し、ドネツク州の最前線全体で攻撃を続けている。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州脅威に晒されるかもしれないと示唆した。
 ロシアは、(註:モルドバ駐留)ロシア平和維持軍を増強しようとしている。
 ロシアの情報筋は、ドネツク人民共和国 (DNR) の司令官の失策への責任をロシア軍正規軍に転嫁しようとした可能性がある。
 ウクライナのパルチザンが、クリミアのポシュトーブ近くで鉄道の分岐線を爆破した可能性がある。
Poshtove の位置 (Google Map)】
2023.02.24
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 23 <2303-022406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月23日の戦況 =
 クレムリンは、ロシアのウクライナへの本格的な侵略の1周年を前に、チェルニーヒウ州とモルドバでの偽旗作戦の準備をしているようである。
Chernihiv州の位置 (Google Map)】
 Wagner首領のプリゴジンは、ロシア国防省がロシア情報社会からのプリゴジンへの強い支援を受け、2月23日にWagner Gp.の砲弾要求を完全に満たしたと発表した。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアは、ケルチ海峡橋の道路補修を予定より早く完了したと発表した。