ロシアのウクライナ侵攻(2022年)に関する資料

(その10:ロシアのヘルソン撤退)

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.02.23
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 22 <2303-022306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月22日の戦況 =
 ウクライナの諜報当局は、ロシアがウクライナでの新たな攻勢作戦を維持するために必要な戦闘力を欠いていると分析している。
 ロシア軍は、クピャンスク~ライマン線での攻撃速度を上げようとしている可能性がある。
 ロシア軍はドネツク州の全正面で攻撃を続け、バクムット周辺で僅かに占領地域を拡大した。
 ロシアと占領当局は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州とクリミアでの防御に焦点を合わせていることを公示し続けている。
 米国の諜報当局者は、プーチン大統領がはるかに多くを動員する可能性があると述べた。
2023.02.22
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 21 <2303-022205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月21日の戦況 =
 ロシア軍は、スヴァトーブの北西とクレミンナの近くで限定攻撃を続けた。 ウクライナ軍はクレミンナの近くで限定的な反撃を行ったと伝えられている。  ロシア軍はバクムットとその周辺で戦果を上げ続け、アウディーイウカの近くで攻撃を続けている。  ウクライナ当局は、ロシア軍がウクライナ南部の後方地域を要塞化し続けていると報告した。
2023.02.22
 09:45
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍の戦車は数年で枯渇か 残された最終手段とは <2303-022204>
 ある試算によると、ロシア軍は2、3年後に戦車を使い果たす恐れがある。 ロシア軍は、侵攻先のウクライナにT-90、T-80、T-72の戦車2,500両を投入したが、この1年の激戦で1,600両以上を失った。
 ロシア政府は戦車メーカーのUralvagonzavod社Omsktransmash社損失分の補填を命じたが、両社は新しい戦車を大量生産する能力も部品も不足しているため、できることには限界がある。 ロシアNovaya Gazeta紙によると、同国の防衛産業は現在、戦車の年産能力が250両以下である。
 このままでは1,600両を補填するため1,350両を増産するには、備蓄されている旧式戦車を使うしかない。 問題はこれらの戦車の大半が野晒しにされ、金属が錆び、ゴムが損傷し、傷つきやすい光学機器が劣化した状態で保管されていることである。
 ロシア軍が使用可能な戦車を何両保有しているかについて、Novaya Gazeta紙は8,000両の保管戦車があると推定しているが、あるアナリストが公開情報に基づき行った分析では、戦時備蓄としてT-72、T-80、T-90が10,000両あるとされた。
2023.02.22
 07:47
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領、東部前線「動かず」と強調 ロシア側は前進を主張 <2303-022202>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が21日にビデオ演説で、ウクライナ軍はロシアの絶え間ない攻撃で強い圧力にさらされているものの、東部の前線で防衛を続けていると述べた。 演説に先立ち、軍幹部との会議で前線に関して詳細な報告を受けたという。
 激しい戦闘が続く東部ドネツク、ルガンスク両州で、ロシア軍は非常に大きな損失を被っているが全く攻撃を弱めていないとし、ウクライナ軍はあらゆる手を尽くして抵抗しているとした。
 一方ロシア国防省は、同州の要衝バフムトでロシア軍部隊が過去2日間だけで2.5km前進したと主張した。
2023.02.21
 19:52
Newsweek

(Yahoo)

東部のロシア軍精鋭部隊は戦闘不能、主力戦車も1年で半分喪失、このままではロシア大攻勢は不発に終わる?(英米専門家) <2303-022109>
 英国防省は2月20日の日次報告で、ロシア側に多くの死傷者が発生していると指摘し、特にドネツク州のバフムトやウフレダールでこの傾向が強く、精鋭とされる第155および第40海軍歩兵部隊が非常に多くの人員を喪失した結果、戦闘不能に陥っている可能性が高いと指摘している。
 ロシア軍は、侵攻開始から1年となる2023年2月24日の節目に合わせて戦果を誇示する政治的な圧力に直面しているとも指摘した。
 英国防省の高官は「ロシアは、開戦1年目の節目に合わせて、バフムトを掌握したと主張する可能性が高いが、これは戦場での現状を無視した宣言になる」と語り、この春の大規模作戦で巻き返しができなければ、「ロシア上層部内部の緊張が増すだろう」と指摘した。
 英国防省とは別の西側の分析でも、ロシア軍は装備の更新に問題を抱えており、ルハンスク州における冬季の攻撃作戦でも、優勢を得るための装備等が欠けているとみられるとの見解を示した。
2023.02.21
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 20 <2303-022105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月20日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーヴェ~クレミンナ線で攻撃を続けている。  ロシア軍は、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ドネツク州西部で攻撃を続けている。
2023.02.20
 17:30
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争、春から夏に重大局面 ロシア大統領選控え <2303-022015>
 ロシア軍のウクライナ侵攻は、来年2024年3月の大統領選を控えロシアは秋に「政治の季節」に入ることから、今年春から夏にかけて重大局面を迎えそうである。
 一方のウクライナ側も、長期戦は不利とみて、今年を「決戦の年」と位置付けており、夏までの展開が、その後の戦況を左右することになるだろう。
2023.02.20
 13:30
CNN

(Yahoo)

ザポリージャ原発で専門家の作業妨害、ウクライナがロシアを非難 <2303-022009>
 ウクライナの外務省が19日、ロシアがザポリージャ原発で国際原子力機関 (IAEA) の専門家作業を妨害したと非難した。 現在ザポリージャ原発はロシア軍の占領下にある。
 IAEAは2月に入り軍事活動が増えたために、原発に常駐する専門家チーム交代できない状態にしたと明らかにしていた。 IAEAによれば、2022年9月以降、専門家のチームは1ヵ月交代で施設に滞在していた。
2023.02.20
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 19 <2303-022004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月19日の戦況 =
 国家安全保障、防衛、諜報に関するVerkhovna Rada委員会の委員であるヴェニスラフスキー氏が、ロシア軍は既に全ての戦闘準備部隊をルハンシク州とドネツク州、およびザポリージャ州の一部の前線に配置していると述べた。
 ウクライナ軍が供与が約束されたMBT 320両のうち、4月までに西側が提供する50両だけを最前線に配備できるようになると伝えられている。
 ロシア国防省は、ドネツク人民共和国 (DNR) の第1軍団ルハンシク人民共和国 (LNR) の第2軍団ロシア軍の正規軍であることを確認し、DNR軍事司令部広報官や他のLNRやDNR司令官を解任したという非難を否定した。
 ロシア国防省が対立するプリゴジンの再任を拒否したのに対し、チェチェン共和国のカディロフ首長プリゴジンを公に称賛した。 カディロフ首長はまた、軍を離れたのち彼自身の準軍事会社を設立するかもしれないことを示した。
 クリミア半島のケルチ海峡橋での10月30日の爆発に関するロシア調査委員会のバストリキン委員長が、ウクライナの特殊部隊がテロ攻撃を計画し、実行したことを証明していると主張した ウクライナ軍が攻撃を行ったのでれば攻撃はテロではなく合法的な軍事作戦であっただろう。
 ロシアのミルブロガーが、ロシア軍が国境を越えてハリコフ州に入り、国境の集落を占領したと主張した。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けた。 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナの西と北西の最前線を強化しているとした。
 ロシア軍は、バクムットの北部郊外と東部郊外で僅かに戦果を挙げた可能性がある。 著名なロシアのミルブロガーは、弱体化したWagner Gp.の部隊が、力不足のためにバクムット地域での攻撃の範囲を狭めていると主張した。
 ロシア軍はドネツク市の西部郊外とヴフレダール周辺で攻撃を続ていると伝えられた。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がザポリージャ州のノボダニリフカの近くで局地攻撃を実施し、Wagner Gp.の戦闘機がザポリージャ州のメリトポリに到着したことを映像を流して強調した。
 ウクライナ軍当局者は、ロシア軍が兵站上の理由から配備されたS-300を修理できずロシアに後送しなければならないと報告した。
2023.02.20
 07:54
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ東部でロシア軍に「極めて重大な」損失=大統領 <2303-022003>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日、ロシア軍に東部ドンバス地域のウグレダル付近で「極めて重大な」損失を与えていると述べた。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ゼレンスキー大統領は数ヵ月前から戦闘が集中しているドンバス地域の複数の町に言及し、「ロシアがドンバスのバフムト、ウグレダル、マリンカ、クレミンナでより多くの損失を被るほど、より早くこの戦争をウクライナの勝利で終わらせることができるだろう」と述べた。
2023.02.19
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 18 <2303-021904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月18日の戦況 =
 ハリス米副大統領が2月18日、ロシアがウクライナで人道に対する罪を犯したと米国が判断したと発表した。
 ウクライナ当局は、ドネツク州全体で大規模な攻撃を行うロシア軍の能力に疑問を呈し続けている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナ地域で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は占領下のザポリージャ州で防御陣地を強化し続けている。
2023.02.18
 17:17
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍大規模攻撃「兆候なし」 英国防相、侵攻1年合わせ <2303-021805>
 ウォレス英国防相が17日にFinancial Timesの取材に答え、ロシア軍がウクライナへの侵攻開始から1年となる2月24日に合わせて大規模攻撃を行うとの懸念が高まっていることについて「いまのところその兆候はない」と述べ、否定的な見方を示した。
 ウォレス英国防相はまた、最近、東部ドネツク州のウグレダルでは3日間で3,000名が戦死するなど甚大な人的被害を出しながら、ロシア側には戦術を改善する様子がみられないと指摘した。
2023.02.18
 09:19
TBS News

(Yahoo)

要衝バフムト隣接の集落「制圧」ロシア側主張 侵攻1年向けなりふり構わない攻勢でロシア側も被害拡大か <2303-021803>
 ロシアがウクライナ東部の要衝バフムトに隣接する集落を制圧したと主張している。 Wagnerの首領プリゴジン氏は17日、SNSにWagnerの旗を掲げる戦闘員らの画像とともに、バフムトの北側に隣接する集落について、Wagner部隊の完全な支配下にあると制圧を主張した。 プリゴジン首領は16日にはSNSで、バフムトについて「3月か4月までに包囲するだろう」と述べている。
 こうした中、BBCはロシア語サイトで、ロシア側の死者がこの2週間だけで1,600名あまりにのぼるとしてこれまでの5倍のペースだとする分析結果を公表した。 ロシアが戦果をアピールしようとなりふり構わず攻勢を強めている可能性がある。
2023.02.18
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 17 <2303-021801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月17日の戦況 =
 ロシア国防省が公表した4人の軍管区司令官の名前を見ると、ウクライナ侵攻の開始当時の指揮官が全て交代している。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市~アウディーイウカ地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ヘルソン州のノヴァ・カホフカ近郊でロシアとウクライナが交戦していすることから、ロシア軍がドニプロ河岸近くの陣地に配置している可能性が高い。
 英国防省は、ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、ロシア軍は最大20万人の死傷者を出した可能性が高いと報告した。
 プーチン大統領は2月17日、占領地をロシアの法的、経済的、行政的構造に統合するためのさまざまな法律に署名した。
2023.02.17
 19:38
時事通信

(Yahoo)

ロシア側死者「4万~6万人」 ワグネル受刑者半数死傷か 英分析 <2303-021708>
 英国防省が17日の戦況分析で、ロシア軍とWagnerの死傷者が175,000~200,000名に上る可能性が高いと指摘した。 このうち死者は40,000~60,000名という。 ロシア側の死傷者は部分動員令が出された2022年9月以降に大幅に増加した。 砲撃が主な死傷の要因とみられる。 また、Wagnerはその半数が死傷した可能性があると推定している。
 現代戦の水準としては負傷者に対する死者の割合が高く、「軍の大半で極めて初歩的な医療しか提供されていないのが原因であることはほぼ確実だ」と分析した。
2023.02.17
 11:17
CNN

(Yahoo)

ワグネルの砲兵、ロシア国防省に弾薬の追加供給を要請 <2303-021705>
 ロシアWagnerの砲兵らが16日にTelegramで、ロシア国防省にウクライナでの戦闘に使う弾薬を追加供給するよう訴えた。 傭兵一人は投稿した動画で、現在の我々は弾薬の補給を完全に断たれた状態にある」と述べ、榴弾砲や対戦車砲、迫撃砲の弾薬不足を訴えた。
 Telegramの動画や説明文では、Wagnerの戦闘員の居場所について詳細を明かしていない。
 今回の動画を受け、プリゴジン氏は砲兵らを「素晴らしい戦闘員」にして英雄だと称賛し、国防省に要請に応じるよう求めたが、国防省は今のところ要請に反応していない。
2023.02.17
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 16 <2303-021703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月16日の戦況 =
 ロシア軍は2月16日、ウクライナ全土のインフラ施設に対して一連のミサイル攻撃を実施した。
 ウクライナでロシア軍は空軍の投入を増やしているが、ウクライナ軍空域での航空作戦を劇的に増加させる可能性は低いと伝えられている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河に沿って偵察活動を続けていると主張した。
 ロシア国防省は刑務所での募集を続けていると伝えられている。
 ロシアの占領当局は、占領地域をロシアの法制度に組み入れようとし続けている。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナまたは西側がベラルーシを攻撃した場合、ベラルーシ軍がウクライナを攻撃するというかねてからの論理を繰り返している。
2023.02.17
 6:30
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、一晩でミサイル36発 ウクライナ東部で1人死亡 <2303-021701>
 ウクライナのドニプロペトロウシク州軍政トップによると、16日03:00頃に同州パブロフラードが攻撃を受け、1人が死亡し、7人が負傷した。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー大将によると、ロシア軍は現地時間16日01:40から03:45までの間に36発のCM、ASM、
ASCMを発射した。 そのうちCM 14発とASM 2発がウクライナ軍によって撃墜された。
 ザルジニー大将は「今回の攻撃にはロシア西部クルスク州とカスピ海水域からのTu-22M3Tu-95MS、ウクライナ南部メリトポリ周辺からのSu-35、黒海水域のCM搭載艦が使われた」と述べた。
2023.02.16
 11:56
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート「堅守」 ゼレンスキー氏 <2303-021605>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が同国を訪問中のスウェーデンのクリステション首相との共同記者会見で15日、東部バフムート付近の戦況が最も厳しいと認めた上で、同国軍がロシア軍の進撃を食い止めていると述べた。
2023.02.16
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 15 <2303-021604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月15日の戦況 =
 プーチン大統領が2月21日に予定されているロシア連邦議会への演説で、ウクライナでの戦争の更なる拡大新しい動員計画、その他の重要な政策発表する可能性は低い。
 ロシア軍はスヴァトーヴの北西、スヴァトーヴェ~クレミンナ線に沿って攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河東岸に陣地を保持している可能性があることを示唆しているが、ISWはその事実を確認していない
2023.02.16
 04:13
TBS News

(Yahoo)

ロシア戦車4割減 ウクライナ侵攻で戦力喪失 英研究所が分析 <2303-021601>
 国際戦略研究所 (
IISS) が15日に公表したMilitary Ballance 2023によると、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍ではて膨大な損失が生じ、ロシア軍が保有する実戦使用が可能なMBTは2,000両と、前年と比べて4割減った。
 ウクライナ侵攻で多くのMBTを失い、代替品として旧式装備を投入せざるを得なくなったと指摘している。 また、6%から8%の戦闘機の損失が出たとみられ、背景には情報不足や過度に楽観的な情勢分析があったとしている。
 一方、中国については、軍事予算が前年比で7%増え、過去最大になったと分析し、戦闘機の数を増やし、国産ジェットエンジンを搭載した新型軍用機の配備も始めるなど、空軍力の強化を進めているとみている。
2023.02.15
 18:11
CNN

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ国境付近に航空機を集結か 英紙報道 <2303-021510>
 英Finacial Times紙が14日、NATO加盟国の間で共有されている情報として、ロシアがウクライナ国境付近に航空機を集結していると報じた。
 一方、オースティン米国防長官はNATO国防相会議に出席した後の記者会見で同日、今のところロシアが大規模空襲に向けて航空機を集める様子はみられないと述べた。
 そのうえで、ロシア軍に相当な数の航空機と大きな残存戦力があることは承知しているとして、ウクライナの防空能力をできる限り強めるために全力を尽くす必要があるとの認識を示した。
2023.02.15
 15:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナのルガンスク州で防衛線突破と発表 <2303-021509>
 ロシア国防省がTelegramで15日、ロシア軍がウクライナ東部ルガンスク州の一部でウクライナ軍の防衛線を突破したと発表した。ルガンスク州のどの地域で攻撃が行われたかは明らかにしなかった。 「攻撃中にウクライナ軍は以前占領した線から最大3km後退した。 ウクライナ軍の第2防衛線はロシア軍の突破を阻止することができなかった」という。 ロイタは戦況を確認していない。
 ロシア軍は現在、南部のヘルソン州とザポロジエ州の大部分、ルガンスク州のほぼ全域、州都を含むドネツク州の半分以上を押さえている。
 ウクライナ軍は15日朝の定例発表でルガンスク州における深刻な後退に言及せず、バフムトやウグレダルを含む20以上の集落で攻撃を撃退したと発表した。
2023.02.15
 15:03
Ukrinform

(Yahoo)

ロシアは自軍の97%をウクライナでの戦争に投入=英国防相 <2303-021508>
 ウォレス英国防相が15日、ロシアは自国軍の97%をウクライナ戦争に投入したと発言した。
 ウォレス英国防相は、ロシアはウクライナの防衛を突破するだけの戦力を結集できていないとと指摘し、「我々はロシア軍の前進努力だけ見ており、それはロシア軍に多大な代償を払わせている。 現在我々はロシア軍の97%がウクライナにいると見積もっている」と発言した。
 更に、ウクライナに投入されたロシア軍の損耗率が非常に高く、潜在戦闘力は40%まで低下し、同国の戦車のおよそ2/3が破壊されるか破損していると指摘した。
2023.02.15
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 14 <2303-021507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月14日の戦況 =
 オースティン米国防長官は2月14日、ウクライナ防衛支援54ヵ国が長期にわたりウクライナを支援し続けることを示唆した。 しかしWashington Post紙は、米国当局がウクライナに、ウクライナに対する西側当局者の個人的な見解としての安全保障援助は有限であると報じた。
 ロシア軍は2月14日にクピャンスク方向とスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けている。 またバクムット周辺とドネツク市西部郊外にでも攻撃を続けた。
 2月14日にドネツク州西部、ヘルソン州、ムィコラーイウ州、ザポリージャ州西部でロシア軍の攻撃は確認されなかった
 ロシア北西部コラ半島のロシアの地上部隊は、ウクライナ侵攻前の1/5に減少していることは、クレムリンがNATOの軍事的脅威を懸念していないという、かねてからのISWの分析と合致している。
Kola 半島の位置 (Google Map)】
 ウクライナ人とタタール人のパルチザンが、2月10日にノバカホフカでロシア軍人2名と特殊部隊員2名を乗せた車に対してIED攻撃を実施したと伝えられた。
Nova Kakhovkaの位置 (Google Map)】
2023.02.15
 01:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトで前進 制圧されるかは不明=米 NSC 調整官 <2303-021502>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が14日、ウクライナ東部の要衝バフムトについて、ロシア軍がここ数日で前進しているとしながらも、バフムトがロシア軍に制圧されるかはまだ分からないと述べた。
 カービー調整官は記者団の質問に答える形で、バフムトがロシア軍に制圧されたとしても「戦争全体に戦略的な影響は及ばない」との見方を示した。
2023.02.15
 01:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、春にもロシア軍に攻勢=米国防長官 <2303-021501>
 ブリュッセルで始まったNATO国防相会合に出席オースティン米国防長官が14日、ウクライナが春にもロシア軍に対する攻勢をかけるとの見方を示した。
 ロシア軍については、戦場に多くの新兵を投入しているものの、多くは訓練不足で装備も整っていないとし、現時点ではロシアが大規模な空爆のために戦闘機を集結させている兆候はないとも述べた。
2022.12.14 Jane's Defence Weekly Ukraine strikes deep into Russia <2303-121409>
 ウクライナが12月5、6日にロシア領内数百㌔に位置する空軍基地を攻撃し、航空機や施設に損害を与えると共に、負傷者も出ている。
 5日に攻撃されたEngels-2航空基地は国境から600kmに位置し、Tu-95やTu-160の基地になっている。 同日攻撃された500km離れたRyazan-Dyagilevo航空基地Tu-22MやIl-78空中給油機が基地にしている。
 6日に攻撃されたKursk基地は250kmにあり、特定機種は常駐していない。
2023.02.14
 12:30

(22:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 13 <2303-021404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月13日の戦況 =
 プーチン大統領は、露海軍歩兵がドネツク州のヴフレダール周辺で壊滅的な死傷者を出し続けているが、ロシア国防省を支持し続けている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット周辺で僅かに前進し、ドネツク州の最前線全体で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ザポリージャ州西部でウクライナ陣地の攻撃に失敗したが、この地域での陣地を強化し続けている。
2023.02.14
 07:05
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍が「大攻勢」開始か 戦果急ぐ、ウクライナ正念場 <2303-021402>
 ウクライナのゼレンスキー政権が、ロシア軍の大規模攻勢が既に始まりつつあるとの認識を示している。 ウクライナ東部ドネツク州の重要拠点バフムト周辺では、ロシア側の包囲が一段と進行しており、西側諸国のMBTが今春ウクライナ軍に配備されるまでが正念場とみられ、激しい攻防が続きそうである。
 2月24日の侵攻開始1年を控え、プーチン大統領は21日に年次教書演説を予定しているがり、ロシアが当初最低ラインとして目指したドネツク州の完全制圧は進んでいないことから戦果を急いでいるもようである。
 ウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記は11日に地TVに「ロシア軍は始めたと言わないだけで、既に大攻勢に出ている」と述べた上で「われわれは撃退している」とたが、朝鮮半島分断のようなシナリオを念頭にプーチン政権で「二つ目のウクライナをつくる計画が進行中だ」と警戒を促した。
2023.02.13
 23:08
時事通信

(Yahoo)

ロシアの大規模攻撃「始まった」 NATO事務総長 <2303-021317>
 ストルテンベルグNATO事務総長が13日の記者会見で、春以降との観測が強まっていたロシアによるウクライナへの大規模攻撃について既に始まっているとの認識を示した。
 また、12日にはNATOのホームページがサイバー攻撃に遭ったことも明らかにした。
2023.02.13
 22:05
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、精鋭の旅団5千人を東部での戦闘で失った可能性 米サイト <2303-021316>
 ウクライナメディアのKyiv Independentが13日、米政治専門サイトPOLITICOが12日にウクライナ東部ドネツク州ブフレダールをめぐる戦闘で、ロシア軍が精鋭の第155海軍歩兵旅団全体を失った可能性があると報じた。
 ウクライナ国防軍の地区報道官がPOLITICOに語ったところによると、指揮官を含む多数の敵軍がブフレダールとマリンカ近くで撃退されたと述べた。
 旅団は5千人で構成されるが、そのほとんどが死傷または捕虜になったと見積もっているという。
Vuhledar の位置Mar'inka の位置 (Google Map)】
 また、「第155旅団は3回人員を補充しなければならなかった。 最初が首都キーウ近郊のイルピンとブチャの後、ドネツク近郊で敗北したときが2度目で、今回ブフレダール周辺で旅団のほぼ全体が破壊された」と話した。
2023.02.13
 16:31
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、大規模攻勢「既に開始」 規模は限定的か <2303-021312>
 ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記が、同国や米欧諸国が警戒している露軍の2~3月の大規模攻勢について既に始まったとの見方を示した。 ただ、ダニロフ氏やウクライナ国防省は、露軍には戦力不足により想定されたほどの攻勢を行う余力がないと指摘した。 ISWも露軍の攻撃能力に懐疑的な見方を示した。
 露軍は現在、プーチン大統領が年次教書演説を行う今月21日までに東部ドネツク州バフムトを制圧したい思惑だとされ、攻勢を強めており、ウクライナメディアによると10~11日にバフムト周辺では過去最多となる54回の戦闘が発生している。
 英国防省や戦争研究所は、露軍がバフムト周辺で限定的に前進しているものの、相当の損害も被ったとみており、軍事情報サイトOryxによると8~10日だけで露軍が戦車36両を喪失したことが確認された。
2023.02.13
 15:44
BBC News

(Yahoo)

ロシア軍が「少しずつ優勢に」 ウクライナ東部バフムート周辺で徐々に支配地域を拡大 <2303-021311>
 ウクライナのゼレンスキー大統領は東部のバフムートを「我々の要塞」と呼んでいるが、ロシア軍はこの6ヵ月、バフムートを占領しようとしてきた。
 ウクライナ側はいま、ロシア軍がバフムートを破壊すべく猛攻を強めているとみている。
2023.02.13
 15:15
CNN

(Yahoo)

東部に記録的な砲撃、ロシア側は「消耗」 ウクライナ軍報道官 <2303-021309>
 ウクライナ軍東部管区報道官はTV局との対談で12日、東部ドネツク州リマンとルハンスク州方面への砲撃は連日、記録を更新していて、直近24時間で砲撃は424回戦闘は23件に上ったと話した。 バフムートだけでは48回の攻撃と、19件の衝突があったという。
 同報道官によれば、要衝バフムート方面が引き続き主な標的となっており、前線沿いでは各種ロケット砲による攻撃が167回、部隊の衝突が41件に上り、ロシア軍が失った兵士は212名、負傷兵は315名に達した。 ただCNNは死傷者の人数を独自に確認できていない。
 ロシアはウクライナ軍の消耗を狙っているのかという質問に対し、同報道官は逆に「ウクライナ東部の防衛部隊は、敵が大規模攻撃を実行できないよう消耗させている」と主張し、ロシア軍を疲弊させ、兵員や装備の損失を与えている結果として、ロシア軍側の戦闘の質や心理状態に明らかな影響が出ているとの認識を示した。
2023.02.13
 13:48
中央日報

(Yahoo)

ロシアが「破壊されない」と自慢した「ターミネーター装甲車」 ウクライナ軍に爆破される <2303-021307>
 ウクライナが、ロシアが誇るTerminator 2火力支援戦闘車初めて破壊したとして映像を公開した。 ロシア軍はこの装甲車は破壊が難しいと自慢してきたが、映像によると森から抜ける道にあった火力支援戦闘車は直撃弾を受けて火炎に包まれた。
 米メディアのInsiderなどは、この映像は東部ドンバス地域ルハンシク州のハイダイ知事が最近SNSに載せた。 ハイダイ知事はこの映像について「ロシア軍のBMPT-72 Terminator 1両がクレミンナ近隣の森でウクライナ軍の攻撃によって爆破された」と説明した。
2023.02.13
 10:59
Ukrinform ロシア軍は優先的に防衛する方面を決めかねている=英国防省 <2303-021305>
 英国防省が13日、ロシア軍はウクライナ軍の攻勢がウクライナ南部ザポリッジャ州と東部ルハンシク州いずれの防衛を優先するかを決めかねていると指摘した。
 英国防省がTwitterに掲載した情報機関の報告には、2月7日時点のオープンソースの画像から、ロシアがウクライナ南部ザポリッジャ州中央部、特にタラシウカ村近くにて、防衛拠点を追加的に強化しているのがわかっていると書かれている。 さらに、2月8日には、ロシアはザポリッジャ州のヴァシリウカとオリヒウの間に防衛拠点を設置したという。 その上で、現在のロシアの作戦上の焦点は東部ドンバス地方中央部に向けられているにもかかわらず、以前同様に伸び切っている前線の重要地点の防衛を懸念していると指摘している。 同省は、ザポリッジャ州とルハンシク州の継続する防衛地点強化、人員の投入がそのことを示していると伝えた。
 現在、ウクライナにおえるロシアの前線は1,288kmになっており、占領するザポリッジャ州ではそれは192kmになっているという。
 同省は、「ザポリッジャ州でウクライナ軍が突破すれば、ロシアの露ロストフ州とクリミアを結んでいる『陸の回廊』の存続が危ぶまれることになる。ウクライナがルハンシク州で成功すれば、ロシアの公言するドンバス地方の『解放』という目的はさられに損なわれることになる。 どちらの脅威に抵抗の優先度を与えるかを決めることが、ロシアの作戦計画立案者にとっての主要なジレンマとなっているようだ」と指摘した。
2023.02.13
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 12 <2303-021304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月12日の戦況 =
 英国国防省は、ウクライナ参謀本部から入手した統計から、ロシア軍が侵略当初の数週間以来最も多くの死傷者を出した可能性があり、先週1日平均824人の死傷者を出したと報告した。 ただ英国国防省は、ウクライナ軍参謀本部がロシアの死傷者を数えた方法を検証できない。
 ウクライナ中央軍事情報局は、ウクライナでShared UAVを操作するクルド語とペルシア語の会話を傍受したと発表し、ロシア軍がウクライナでイラン製UAVを操作するためにクルド人の傭兵を使用している可能性があると述べた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブの北西で攻撃を継続しているとし、クレミンナ周辺で攻撃を続け、その地域で23回の戦闘が報告した。
 ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダール周辺で攻撃を続けた。
 Wagner Gp.首領のプリゴジンが、Wagner軍がバクムットの北にあるクラスナホラを占領したと主張した。 プリゴジンはまた、Wagner軍がバクムットの半径50km以内にある唯一のロシア軍であると誤情報を流した。
 ウクライナ当局はISWの事前分析と同様に、ヘルソン州のロシア軍本格的な攻撃を開始する能力を欠いていると報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシアが占領下のマリウポリに黒海艦隊基地を建設する可能性があるとした。
2023.02.12
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 11 <2303-021202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月11日の戦況 =
 ウクライナ軍当局者と戦争を支持するロシアの国家主義者は、現在の状況でドネツク州で大規模な攻撃を開始しようとしているロシア軍の能力を軽く見ている。
 ドネツク州ヴフレダール周辺でのロシア軍の報告された成功と失敗は、ロシア軍が決戦を開始できるというロシアの超国家主義者の信念を弱めた可能性がある。
 バクムット地域における限定的ではあるが明らかななロシアの前進と、他の場所で有意義な前進をしていないことによる差は、ロシア軍が急速な前進を確保できないというミルブロガーとウクライナの見方通りである可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで攻撃を続けているが、引き続きドネツク州での攻撃作戦を優先している。
 ロシアの占領当局は、占領下のザポリージャ州の北にあるカホフカ貯水池で放水している可能性が高い。
【註】
 カホフカ貯水池は、Hoba Kakhovkaにあるダムでドニプロ河をせき止めた人工湖で、カホフカ水力発電所の水源であると共にクリミアへの給水路である北クリミア運河の起点にもなっている。
2023.02.11
 17:01
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部前線 ロシア軍、一部地域で前進か 英国防省分析 <2303-021108>
 英国防省が10日、ロシア軍が一部地域で前進に成功したとの分析を発表した。 英国防省の情勢分析は、ロシアのWagner部隊が7日以降にウクライナ東部ドネツク州北部にあるバフムト近郊の前線を2~3km前進させたとした。 1月下旬から攻撃を続けている同州南部ウグレダルの近郊でも、ロシア軍が支配地域を拡大したと見ている。
Ougledar の位置 (Google Map)】
 InterFax通信によると、ロシア国防省報道官が10日、ドネツク州などを中心にして、ウクライナ軍の戦車や装甲車、榴弾砲などを破壊し、125名のウクライナ兵を殺害したなどと発表した。 具体的な前線での前進には触れていないが、ドネツク州での戦果を印象づけている。
 一方、ISWは8日、ロシア軍がドネツク州に隣接するルガンスク州を直近の最大の攻撃目標に定め、攻撃を開始した公算が大きいとの分析を発表した。 州西部のスワトボとクレミンナを結ぶ地域に3個師団を投入し、攻撃を活発化させているとの見方も示している。
2023.02.11
 11:25
CNN

(Yahoo)

ロシア占領下のメリトポリで複数の爆発、双方の当局者が報告 <2303-021106>
 ウクライナ当局と親露派当局の双方が、ロシアの占領下にあるウクライナ南部メリトポリで10日夜に複数の爆発が発生したことを明らかにした。 ウクライナ軍はここ数週間、市の奪還を目指してメリトポリに対する攻撃を繰り返している。
Melitopol の位置 (Google Map)】
 親露派軍民行政府の一員ロゴフ氏はSNSで、「市内で一連の爆発音が聞こえた。 今晩2度目だ」と述べ、ウクライナ軍が重火器やMLR/a>で攻撃したと主張している。
2023.02.11
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 10 <2303-021104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月10日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ全土で大規模なミサイルとUAVでの攻撃を開始した。
 ロシアのミサイルがNATO領土上空を飛行したとのことが戦況の拡大を引き起こす可能性は非常に低く、ISWはプチン大統領がNATOとの直接の紛争のリスクを冒すことを望まないこと分析し続けている。
 ドネツク州ヴフレダール近郊でロシアが攻撃に失敗したとの最近の映像は、ロシア動員兵の訓練不十分を露呈した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナ周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍がザポリージャ州で限定攻撃を行ったと伝えられた。
2023.02.10 Defense Update The changing landscape of air-defense <2303-021017>
 WWⅡでは数千機にるぼる爆撃機による爆撃が行われたのと異なり、現代では少ない数の爆撃機や戦闘機による攻撃が行われている。 しかしウクライナ戦争では爆撃機による爆撃ではなくスタンドオフのミサイルによる攻撃が主となってきている。 更にこれに加えて、
LAM、CM、TBM、後超音速ミサイルなどによる攻撃が主流になってきた。
 特にTBMについては、ウクライナによると2月の開戦から2022年11月の間に、500km以上遠方から9K720 IskanderなどのTBM 800発以上が打ち込まれている。
 これに伴い、防空システムへの対ミサイル能力の要求が高まっている。
2023.02.10
 19:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、キーウなどのインフラ攻撃 ミサイルがモルドバ領空侵犯 <2303-021014>
 ウクライナでは10日にキーウを含む各地でロシア軍のミサイル攻撃があり、ウクライナ空軍はロシアがCM 71発を発射し、うち61発を撃墜したと発表した。 南東部のザポロジエには1時間に少なくとも17発のミサイルが撃ち込まれ、地元当局者によると2022年2月の侵攻開始以来最も激しい攻撃だった。
 ウクライナ軍司令官は、Kalibr 2発黒海から発射され、モルドバとNATO加盟国のルーマニア領空を通過してウクライナに着弾したと指摘した。 ゼレンスキー大統領はTelegramに投稿した動画でこれらミサイルはNATOと集団安全保障に対する挑戦だと訴えた。
 ルーマニア国防省は、ミサイルは国境から北東に35km程度離れたモルドバ領空を飛んだと指摘した。 一方、モルドバはミサイルの領空侵犯を確認、ロシア大使を呼び出した。
2023.02.10
 11:59
ロイタ通信

(Yahoo)

イタリア首相が独仏非難、ゼレンスキー氏との晩さん会招かれず <2303-021011>
 メローニ伊首相が9日、パリで行われたウクライナのゼレンスキー大統領との晩餐会に招待されなかったとしてドイツとフランスを非難した。
 2022年に独仏首脳と当時のドラギ伊ア首相が協力してウクライナ問題に臨んだのと対象的に、10月に就任したメローニ氏は蚊帳の外に置かれる格好となった。
2023.02.10
 11:20
CNN

(Yahoo)

ロシア、運用可能な戦車の半数を喪失か 調査団体 <2303-021010>
 ロシアはウクライナ侵攻開始以降、運用可能な戦車の半数を失った可能性があることが、調査団体の集めた情報から明らかになった。 ロシア軍はプーチン大統領の掲げるウクライナ侵攻の目標の達成に苦慮している。
 2022昨年2月24日の侵攻開始以来、ウクライナでの軍装備品の損失に関する視覚的証拠を集めてきたオープンソースの情報サイト
ORYX(註:オランダ)が今週、ロシアの戦車1,000両が戦争で失われたことを確認したと公表した。 これ以外に544両がウクライナ軍に奪取され、79両が損傷65両が放棄されたと明らかにした。
 ORYXのブログに寄稿する軍事専門家ヤノフスキ氏によると、ORYXが視認できなかった損失は集計に含まれていないことから、同氏の推計では実際の損失は2,000両近くに上る可能性があるという。
2023.02.10
 10:00
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、東部ルハンスク州で攻勢 ウクライナの当局者が明かす <2303-021008>
 ウクライナ東部のルハンスク州軍政トップのハイダイ氏が、ロシア軍はルハンスク州で攻勢をかけているものの、これまでのところ「大きな戦果」は挙げていないことを明らかにした。
 ハイダイ氏はTelegramでのTV対談で、確かな戦闘の激化が既に始まっていると結論でき、これはロシアがかねて計画していた全面攻勢の一環と言って差し支えないと指摘した。
 ロシア軍の圧力は、占領下にある北東部の都市クレミンナ一帯を起点としている。 ウクライナ軍は数回にわたりクレミンナとその北のスバトベとを結ぶ主要な道路の寸断を試みており、そこが過去数ヵ月間の前線となっているが、ハイダイ氏によれば、ウクライナ軍は現地でロシア軍による攻撃を何度も撃退し、今のところ突破は許していない。難しい状況だが、現地は依然としてウクライナ軍の守備隊が抑えているという。
 ロシア軍による攻撃の増加は、ウクライナ軍参謀本部も定期的な最新情報の中で把握している。
2023.02.10
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 98 <2303-021006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月9日の戦況 =
 Wagner Gp.の首領プリゴジンは、囚人の募集を完全に停止したと発表した。
 ロシア政府は、ウクライナでの長引く戦争に備えてロシアの防衛産業基盤を強化する措置を追求しているす。
 Wagner Gp.とつながりのある著名なロシアのミルブロガーが、軍服調達スキャンダルをめぐってショイグ国防相の解任を求めた。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はドネツク州西部とアウディーイウカ~ドネツク市地域で限定攻撃を実施し、バクムット周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はザポリージャ州で限定攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がドネツク人民共和国 (DNR) の志願兵部隊をロシア軍に統合されたと主張した。
2023.02.10
 08:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍死傷者は「最大27万人」 安上がりな人海戦術の代償 <2303-021004>
 New York Times紙が米政府高官の推計として先週、ロシア側の死傷者数を20万人に迫っていると報じたが、独立系調査組織紛争情報チームCITは、ロシア軍の人的損失を最大27万人と推計している。
 CITはメディア報道、特にロシア側の死亡記事に関するBBCの独自分析を精査し、2022年2月以降にロシア兵33,000人が家族によって埋葬されたと結論づけた。 次に、戦闘中に行方不明となったロシア兵の人数を、ウクライナ側が昨年春に入手したロシア第1戦車軍の報告書に記された作戦行動中行方不明者の割合から推計した。
 キーウ周辺での3ヵ月間に及ぶ激戦の後に第1戦車軍が記録した死者は61名行方不明者は44名で、同じ比率をロシアの全戦闘に適用できるとすれば、戦闘不明者は数万人に上り、CITはそのほとんどが戦死したとみている。
 ウクライナ侵攻全体では、合わせて65,000名のロシア兵が死亡したか行方不明になったとCITは推測する。 歴史的に見て、現代の軍隊は戦死者1人につき3、4人の負傷者を出していることから、死傷者の合計は27万人となる。
2023.02.10
 06:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナへの攻撃強めるもよう 数日中に=伊国防相 <2303-021003>
 クロゼット伊国防相が9日、ロシアがウクライナ侵攻で「今日そして数日中に攻撃を強めるようにみられる」とし、ウクライナの自衛支援に向け同国と連携しているという認識を示した。
2023.02.09
 23:19
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、ルハンスク州で大反攻…州知事「最大限の激しさ」 <2303-020919>
 ウクライナ東部ルハンスク州の知事が8日、ドネツク州との州境に近いクレミンナ方面でロシア軍の攻撃が最大限の激しさを見せているとSNSに投稿した。 ルハンスク州知事は9日も「露軍がウクライナ軍の防衛線の突破を図っているが、めぼしい成果を上げていない」と強調した。
 ISWは8日、露軍がルハンスク州で、大規模攻撃を開始したとみられるとした。
 TASS通信によると、ロシアが一方的に任命したドネツク州「暫定知事」が7日、露軍が包囲を試みるバフムト周辺から一部の部隊が北上し、リマン攻略の足がかりをつかもうとしていると述べた。
 露軍はバフムトとリマンを掌握し、ウクライナ軍が確保しているドネツク州の主要都市に南北から迫るシナリオを描いているとみられる。
2023.02.09
 12:14
ロイタ通信

(Yahoo)

スペースX、衛星通信通じたウクライナ軍の無人機操縦を制限 <2303-020910>
 米宇宙開発企業Space X社のショットウェル社長が8日、ロシアとの戦争でウクライナ軍がUAV操縦に同社の衛星通信サービスStarlinkを利用するのを防ぐ措置を取ったと明らかにした。 具体的な対応措置については触れなかった。
 同社は、ウクライナ軍にブロードバンド通信を提供してきたStarlinkについて決して兵器化する意図はなかったがし、ウクライナは想定外に、またいかなる合意にも基づかない方法でこれを利用したと述べた。
 ショットウェル社長は、StarlinkをUAV操縦に使うことはウクライナ政府と結んでいる契約の範囲を超えているとし、契約はロシアの侵攻によって影響を受けた病院、銀行、家庭にブロードバンドインターネットを提供するといった人道目的のためだと語った。
2023.02.09
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 8 <2303-020909>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月8日の戦況 =
 ロシア軍はウクライナでの主導権を取り戻し、ルハンシク州で次の大規模な攻撃を開始した。
 ウクライナ軍がこの地域でこれまでのところロシア軍の前進を阻んできたのに対し、ロシア軍がこの地域での攻勢に少なくとも3個師団を投入したことから、ロシアの攻勢が始まったことが分かる。
 ドネツク人民共和国 (DNR) 人民民兵は、ロシアの攻撃に先立って疲弊したDNR部隊を強化するため、ロシアの砲兵大隊を統制下に入れたと伝えられている。
 動員されたロシア軍の要員をDNR軍組織にの配属したと報告されていることも、ロシアの軍事司令部がDNR軍とルハンシク人民共和国 (LNR) 軍ロシア軍に統合することを示唆している可能性があるが、重大な困難に直面する可能性もある。
 ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を行い前進を続けた。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西で攻撃行動を続け、クレミンナ近郊での攻撃作戦を強化した。
Svatove の位置 Google Map)】
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市地域とドネツク州西部で限定攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ドニプロ河デルタキンバーンスピット小規模な小競り合いと偵察活動を続けている伝えられた。
Kinburn Spit の位置 (Google Map)】
2023.02.08
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 7 <2303-020807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月7日の戦況 =
 おそらくロシア軍司令部は、十分な戦闘力がない状態大規模な攻勢を行い、ドネツク州を征服をしようとしている可能性がある。
 ロシア愛国者の情報社会は、ロシアが迅速かつ多正面での決戦を期限内に維持できないことに対する懸念を表明している。
 ロシア国営Gazprom社が、国営の準軍事組織を正規軍化して民間軍事企業を弱体化させようと、独自の民間治安部隊を創設している可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット周辺で上攻撃を続けている。
 南翼のロシア軍は占領地拡大をしていない。
2023.02.08
 09:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロ軍死者が1日で最多1000人超、ウクライナ発表 東部で戦闘激化 <2303-020805>
 ウクライナ軍が7日、ロシア軍の死者数過去24時間で1,030人に上ったと発表した。 侵攻開始後で最多で、この2日間の死者数は1,900人になったとしている。
 これまでのロシア側の死者を、ウクライナ軍は133,190人と主張する一方、ロシアはウクライナ軍の1月の死者が6,500人に上ったとしている。
 ウクライナも最近は詳細な戦況をほとんど明らかにしていないが、こうした主張は塹壕戦が激化しているという双方の説明と一致する。
2023.02.08
 07:05
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍の前進、限定的 経験不足の部隊に非現実的目標 英分析 <2303-020804>
 英国防省はウクライナ侵攻を巡る7日の戦況報告で、ロシア軍が1月上旬から反転攻勢を試みているものの軍事物資が不足し、限定的な前進にとどまっていると分析した。
 大規模攻勢への警戒感が強まっているが、ロシアが今後数週間で戦況を大きく左右するほどの部隊を編成できる見込みは薄いという見方も示した。
 ロイタ通信によれば、ロシアのメディアは6日ら、ロシア軍がドネツク州の町ニコラエフカを掌握したと伝えたが実態は不明で、少しでも戦果を誇示したい宣伝戦の可能性もある。
Nikolaevka の位置 Google Map)】
2023.02.07
 18:40
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部で兵力増強 「15日以降に攻撃」観測 <2303-020712>
 侵攻開始から1年となる2月24日前後にロシアが「象徴的な」理由で大規模な攻勢を開始する可能性があるとウクライナ側は予想している。
 ルガンスク州のガイダイ知事は、ウクライナ東部でロシアが兵力を増強していると指摘した。 ガイダイ知事はウクライナのTVに「ロシアの予備軍が次々とこちらに配置され、装備が持ち込まれている」とし「2月15日以降いつでも攻撃があり得る」と述べた。
 一方、英国防省は7日、戦況に大きな影響を及ぼし得る戦力ロシアが数週間以内に用意できる公算は小さいとの見方を示した。
2023.02.07
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 6 <2303-020704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月6日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ロシア軍が2月中旬から下旬にウクライナ東部で決戦に出る準備をしていると分析している。
 有能なロシアの民族主義者は、2月下旬に攻撃を成功させるロシアの能力に懐疑的な見方を表明している。
 ショルツ独首相は、ドイツの戦車の提供がロシアの安全を脅かすというプーチン大統領の誤った論理を否定した。
 ロシア政府はWagner Gp.首領プリゴジンのロシアにおける正当性と権威を否定してる。
 ロシアの民族主義世界の情報でもプリゴジンの魅力も、バクムット周辺のWagnerによるの攻撃の戦果を過剰評価も、低下している可能性がある。
 イランに対する武器等の供給に対する西側の制裁失敗で、ロシアがイランから戦闘UAVを取得した可能性がある。
 ロシア軍は2月4日から6日の間にクピャンスクの北東で戦果を上げた可能性が高く、ロシアの情報筋はロシア軍が2月5日と6日にスヴァトーブ~クレミンナ線の以前位置まで西進したと主張した。
 ロシアは、ロシア軍が2月3日にビロホリフカを占領したと主張しているが、ウクライナ軍は2月6日現在、ルハンシク州のビロホリフカに陣地を維持している。
Bilohorivka の位置 Google Map)】
 ロシア軍はバクムットの北東と南で攻撃を続けたが、2月6日現在、集落を包囲していない
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市地域で限定攻撃を行った。
Avdiivka の位置 Google Map)】
 ウクライナ軍はドニプロ河の渡河を試している。
 ロシア当局と占領当局は、ドンバスでのロシア軍増強を隠蔽するため警備を強化している可能性がある。
2023.02.07
 09:08
共同通信

(Yahoo)

ロシア、10日以内に大攻勢も ゼレンスキー氏、対応協議 <2303-020703>
 Financial Times紙がウクライナの軍事顧問の話として6日、ロシア軍の大攻勢が10日以内にあり得るという「非常に堅い情報」をウクライナが得たと報じた。
 ゼレンスキー大統領は軍のザルジニー総司令官、国防省のブダノフ情報局長らと会い、ロシアの攻勢の可能性やバフムトの状況などについて対応を協議した。
 地元メディアが、ウクライナ国防省幹部は「今年春や夏に東部や南部の戦線を増強するためロシアは1月に、30万~50万人を徴兵しようとした」とした上で、ロシア軍が侵攻をやめる意思はないとの考えを示したと報じた。
2023.02.07
 08:43
AFP=時事

(Yahoo)

ワグネル創設者、自らバフムート空爆と主張 ウクライナ大統領に「決闘」挑む <2303-020702>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が6日、ウクライナ東部ドネツク州のバフムートを自ら戦闘機で空爆したと明らかにした。 プリゴジン氏は、暗闇を飛ぶ機内でヘルメットと酸素マスクを着用した動画をSNSに投稿し、「われわれはバフムートを空爆し、着陸するところだ」と語った。
 さらに、翌日もMiG-29に乗り込むと宣言し、ウクライナのゼレンスキー大統領に対し、バフムート上空での空中戦に参加するよう呼び掛け、「あなたが勝てばアルテモフスク(バフムートのロシア名)はあなた方のものだ。 負ければ、われわれはドニエプル河まで進撃する」と述べた。
2023.02.07
 07:20
CNN

(Yahoo)

東部バフムート、天然の防御で「難攻不落の」要塞に ウクライナ軍司令官 <2303-020701>
 ウクライナ陸軍のシルスキー司令官はTelegramで6日、東部の都市バフムートは高台や丘に囲まれ、街自体が敵にとって罠になっているなど、この地域ならではの地理的な特徴があり、天然の防御により難攻不落の要塞になっているとの見方を示した。
  シルスキー司令官によると、ウクライナ軍は天然の地形に沿って障害物を設置したことで、地域を難攻不落の要塞にし、数千人の敵が死亡する状況になっているという。
2023.02.06
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 5 <2303-020604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月5日の戦況 =
 現在ウクライナの(更迭される可能性がある)レズニコフ国防相が、ウクライナ当局はウクライナ侵攻記念日2月24日の前にロシアが攻勢に出る可能性を予測していると述べたが、ハリコフ市の近くにロシアの戦闘群はいないと述べた。
 ショルツ独首相が、ウクライナは西側が提供した武器でロシア領土を攻撃することはないと述べた。
 米当局者が、ロシアとイランがウクライナでの戦闘用に最大6,000機のUAVを製造する工場をロシア国内に建設する計画であると述べた。 ロシアの情報筋は、ロシアの武器メーカLobaev Arms社がこれらのUAVの開発と生産を開始しているとしている。
 ロシア軍はクレミンナ地域で攻撃を続けており、ロシアのミルブロガーはロシア軍が最近スヴァトーブの北西で新たな攻撃を開始したとした。
 ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を続けた。 ロシアのミルブロガーは、Wagner Gp.の首領プリゴジンがウクライナ軍がバクムットから撤退していないとしているとした。 ISWは引き続き、ロシア軍がバクムットからウクライナ軍を撤退をさせることができていない可能性が高いと分析している。  ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヴーレダール方向に予備隊を移動させているとし続けている。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 衛星画像によると、ロシア軍が2022年10月18日から2023年1月21日の間にクリミア北東部のアラバトスピットに要塞を建設した。
Arabat Spit の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍が占領下のルハンシク州で負傷兵を治療するためにロシアから医療要員を投入し続けていると報告し、ロシア軍がルハンシク州で攻勢撃の準備をしているというISWの分析を支持した。
2023.02.05
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 4 <2303-020503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月4日の戦況 =
 ロシアが挑もうとしている決戦の攻撃目標が、ドネツク西部~ザポリージャの最前線からザポリージャ市である可能性は低い。
 ロシア軍は、ドネツク州の州境まで到達してザポリージャ市を制圧するために必要な、複数の同時大規模攻撃作戦を維持する能力あるとは思えない
 ロシア国防省は、ウクライナでのロシアの不正規軍をロシアの正規軍に再構築して統合するための取り組みを開始した。
 ウクライナ東部での大規模な攻撃の準備と合わせて大幅な組織改編を行うという露国防省の決定は、プーチン大統領が承認し、参謀総長ゲラシモフ陸軍上級大将が遂行しているものと見られる。
 ロシアとウクライナは、63人のロシア人捕虜と116人のウクライナ人捕虜を交換した。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西で限定攻撃を実施し、クレミンナ周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットとヴフレダール周辺で攻撃を続けたが、ドネツク市の西部郊外に沿った攻撃ではペースが遅くなっている。
 ウクライナ軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州でロシア軍を引き続き砲撃している。
2023.02.04
 13:21
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍の死傷者「20万人近くに」、ワグネル戦闘員は「消耗品」…米政府高官 <2303-020414>
 New York Times紙が、米政府関係者らがロシアによるウクライナ侵略で露軍の死傷者数が20万人に近づいているとの分析を明らかにしたと報じた。 東部ドネツク州の要衝バフムトを巡る激しい攻防により、死傷者の増加が加速しているという。
 米政府高官によると、両軍はバフムト周辺で毎日数千発の砲弾を撃ち合っており、それぞれの死傷者は1日数百人に上る。 特に露軍では、正規軍の前面に立たされたWagnerの戦闘員が、ウクライナ軍による砲撃を受けて死傷者数が急増しているという。
 高官らは、露軍はワグネルの戦闘員を消耗品として使い、ウクライナ軍の弾薬を枯渇させるのが狙いと分析している。
2023.02.04
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 3 <2303-020411>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月3日の戦況 =
 バイデン政権は2月2日、ウクライナへのHIMARS用弾を含む$300Mの軍事援助パッケージを発表した。
 ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナで攻撃を続け、クレミンナ近郊での攻撃を強めた。
 ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍のウクライナ南部での占領地拡大は確認されていない。
 西側当局は、ロシア軍がウクライナでの戦争で約20万人の死傷者を出したと推定していると伝えられている。
2023.02.03
 15:29
日経新聞 Financial Times: バフムト攻防、ロシアの攻勢でウクライナが窮地に <2303-020312>
 ウクライナ東部バフムトでの戦闘が転換点に近づいている。 ウクライナ側の支配下にある同市を制圧し、プーチン大統領にとって2022年初夏以来となる大きな勝利をつかもうとするロシア軍は新たな兵力を続々と投入している。
 8ヵ月にわたる激しい戦闘を経てロシア軍は現在、三方向からバフムトに迫り、ウクライナ側の主要補給ルートを攻め立てている。 ウクライナ政府は防衛に伴う代償について、苦渋の選択に直面している。
2023.02.03
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 2 <2303-020305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月2日の戦況 =
 ウクライナの情報当局者はウクライナ東部でのロシアの攻撃について、プーチン露大統領がロシア軍に3月までにドネツク州とルハンシク州を占領するよう命じたとする、ISWが見積もったロシア軍の最も可能性の高い可能行動を支持したと述べた。
 ロシア当局は、ルハンシク州におけるロシア軍の新たな配置を秘匿するため、占領下のルハンシク州でのSNSを遮断した。
 ウクライナのレズニコフ国防相はISWのロシア軍に対する可能行動見積もりを支持し、ロシア軍が差し迫った攻撃のために大幅に多くの人員を動員した可能性があることを示唆した。
 ロシアとウクライナの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブ地域で攻勢を準備している可能性があることを示唆した。
Svatove の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は2月2日にクレミンナ地域で攻撃を強化した。
 ロシア軍はバクムットの北東と南西に対し攻撃を続けた。
 ロシア軍と占領当局は、過激派運動に関与しているという容疑でクリミア・タタール人を特定し、逮捕しようとしている
2023.02.02
 13:31
BBC News

(Yahoo)

ロシア軍が2月24日に大規模攻撃を計画か、ウクライナ国防相が警告 <2303-020207>
 ウクライナのレズニコフ国防相が1日、ロシアが新たな大規模攻撃の準備を進めており、早ければ侵攻開始から丸1年となる2月24日にも仕掛けてくる可能性があると警告した。 レズニコフ国防相によると、ロシア政府50万人規模の部隊を招集し、侵攻開始から丸1年の節目に何かを試みる可能性があると述べた。 23日にはロシア軍をたたえる「祖国防衛者の日」を控える。
 プーチン露大統領は2022年9月に軍歴のある予備役約30万人の部分的動員を行うと発表し、国の「領土保全」を確保するために必要だと説明したが、レズニコフ国防相は、実際に動員されウクライナに配置された人数はこれよりずっと多く、50万人に上るかもしれないと示唆した。
2023.02.02
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 1 <2303-020205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月1日の戦況 =
 ウクライナ当局はISWの最も可能性の高いロシア軍の行動見積もりを支持し、2月か又は3月にドンバスで決戦に出ると警告している。
 プーチン露大統領は、ウクライナ軍を北部国境地帯に拘束するため、ウクライナ北東部に対し国境を越えた攻撃を準備しているように国内情報を操作している可能性がある。
 ロシア軍はバクムットの北東と南西に攻撃を続けた。
 ロシア軍は、2月1日にスヴァトーブ~クレミンナ線で失地回復のため限定攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河デルタで島々を奪取するのを防ぐのに失敗した任務を遂行し混乱し続けている。
 クリミアのパルチザンは、1月30日に占領下のクリミアでIED攻撃を行った可能性がある。
2023.02.02
 03:21
日経新聞 ウクライナ南部で「もっとも激しい爆撃」 英国防省分析 <2303-020202>
 英国防省が1日に発表したウクライナの戦況分析で、同国南部のドニエプル河沿いで、今回の紛争における最も激しい砲撃が起きていると指摘した。 ロシア軍がドニエプル川東岸から、西側の沿岸に位置するへルソン市への砲撃を続けているという。
 英国防省はヘルソンについて、ロシアの意図ははっきりしないものの、市民の士気の低下やウクライナからの反撃回避が目的の一部だろうと分析している。
 一方、ウクライナ国防省は、2月から3月にかけて戦争が非常に活発な時期に入るとの見方を明らかにした。
2023.02.01
 16:50
CNN

(Yahoo)

ロシア空挺部隊、バフムートでワグネル戦闘員に合流 アゾフ連隊元幹部 <2303-020111>
 ウクライナのアゾフ連隊元幹部のゾリン氏が1月31日、東部バフムートを巡る戦闘でロシア軍の空挺部隊が民間軍事会社Wagnerの雇い兵に合流していることを明らかにした。 ゾリン氏は戦場で戦っているわけではないが、ウクライナ兵と連絡を取り、補給面の支援を行っている。
 ゾリン氏はTelegramで、バフムート地区で以前はまずWagnerの雇い兵の受刑者が突撃を行い、その後Wagnerのエリートが続いていたが、現在は空挺部隊も戦闘に参加していることを明らかにした。
 ウクライナ軍の他の指揮官もここ数日、ゾリン氏と同様の見方を示しており、ロシア正規軍の兵士がバフムートを巡る戦闘でWagnerを支援していると指摘している。  CNNはこうした主張について独自に確認できていない。
2023.02.01
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 31 <2303-020108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月31日の戦況 =
 ISWは、ロシア軍がバクムットでウクライナ軍を突然包囲できる可能性は非常に低いと見ており、バクムットの陥落が差し迫っているとは見ていない
 ロシア軍司令部は、ロシア軍の能力をドネツク州とその戦域で急速に前進すると過大評価している。
 ロシアの正規軍は、疲弊したWagner部隊をバクムットからザポリージャ州の最前線に移す可能性がある。
 ロシア国防省は、ロシア軍が都市を占領すると想定して、バクムット近くのWagner部隊に代わって唯一の司令部を組織しようとしている可能性がある。
 ウクライナ当局は、今後数ヵ月以内にロシアの攻撃が差し迫っている可能性が高いというISWの分析を支持し続け、さらにウクライナ軍がそれ以上の反攻を開始を計画していることを示唆した。
 著名なロシアのミルブロガーは、ネットワークを通じてウクライナでのロシアの軍事的失敗を暴露し続けている。
 ロシアは、国内の弾圧を正当化するためにテロ対策法を武器にし続けています。
 ロシア軍は1月31日、スヴァトーブ~クレミンナで失地回復のため限定攻撃を続けた。 ロシア軍はドネツク州の最前線に沿って攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ヴーレダール周辺での局地攻撃から、ウクライナ東部の他の場所で大きな戦果を得る可能性は低い。
2023.02.01
 06:08
日経新聞 ロシア・ウクライナ、開戦直後に衛星妨害 米宇宙軍分析 <2303-020105>
 米宇宙軍作戦部長のサルツマン大将が31日にロシアによるウクライナ侵攻に関し「開戦直後から双方が衛星活動を攻撃した」と指摘した。 「宇宙がいかなる現代戦争でも重要な側面であるとこれまでより思いを強くした」と述べた。
 サルツマン大将は両軍が開戦後すぐに相手の指揮統制を弱体化させる目的で電波妨害などを試みたと言及した。
2023.02.01
 02:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、要衝バフムトへの供給ライン維持=報道官 <2303-020101>
 ウクライナ軍のチェレバティ報道官31日、ロシアはチャシフヤールからバフムトに通じる道路の遮断に失敗したとし、ウクライナ軍が補給に利用している道路は遮断されておらず、バフムトのウクライナ軍には必要なもの全てが供給されていると述べた。 ただ、ロシアは引き続きバフムトを攻撃の主な焦点としているとの見方を示した。
 バフムトではウクライナ軍とロシア軍に加え、軍事会社Wagnerが数ヵ月にわたり激しい消耗戦を繰り広げており、ロシアはこの日バフムト近郊の集落ブラゴダトノエを制圧したと表明している。
 ロイタはウクライナとロシアの双方の発表を独自に確認できていない。
2023.01.31
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 30 <2302-013109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月30日の戦況 =
 西側、ウクライナ、ロシアの情報筋は、ロシア軍の攻撃が差し迫まり、攻撃の準備をしていることを示し続けており、今後数ヵ月以内の攻撃が最も可能性の高いと見るISWの評価と合っている。
 ウクライナ軍がスヴァトヴェ北西で反撃を実施したため、ロシア軍はクレミンナの西で失地回復の攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ルハンシク州後方地域でのロシア軍集結地を攻撃し続けた。
 ロシア軍はドネツク州の最前線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットの近くで僅かに占領地を拡大した。
 ロシア軍のザポリージャ州での攻撃確認されなかった
 ロシア軍と占領当局は、過激派やテロ活動の反露感情をと結びつけるために、クリミアのタタール人を反露の過激派、或いはテロリストと結びつけて攻撃している。
2023.01.30
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 29 <2302-013003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月29日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍クゼミフカの近くで反撃を続けたとした。
Kuzemivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がクレミンナの西と南にロシアの限定攻撃を撃退し続けたと報告した。
 プリゴジンがWagner軍が12月29日にブラホダトネを占領したと発表した。
 ロシア軍は、バクムットとドネツク市~アウディーイウカ地域で攻撃を続けている。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がポビエダとヴフレダールの近くでの攻撃を撃退したと報告した。 ロシアの情報筋は、ヴフレダールの西と東で戦闘が進行中であると主張した。
Pobieda の位置Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシアの情報筋は、1月29日に20日連続でザポリージャ州でのロシアの攻撃について報告しなかった。 ウクライナ軍はスヴィトロドリンスケの橋をHIMARSで攻撃した。
Svitlodolynske の位置 Google Map)】
 ロシア軍は、ヘルソン市やドニプロ河西岸の集落を定期的に砲撃した。 ヘルソン州行政顧問のクラン氏は、ロシア軍がベリスラフへの砲撃に焼夷弾(註:サーモバリック弾と見られる)を使用したと報告した。
Beryslav の位置 Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部は1月29日も、ベラルーシのロシア軍が打撃群を編成しているのを確認していないと繰り返した。
2023.01.29
 19:43
産経新聞

(Yahoo)

ロシア・ワグネル「バフムト近郊の集落制圧」 東部で攻勢継続か <2302-012908>
 ウクライナ侵略で露軍側で参戦している露民間軍事会社Wagnerの首領プリゴジン氏が29日、東部ドネツク州の要衝バフムト近郊の集落ブラゴダトノエを同社部隊が制圧したとSNSで主張した。
Blahodatne の位置 Google Map)】
 露軍側は今月、バフムト近郊ソレダルの制圧を発表し、ウクライナ軍も同市からの撤退を認めるなど、露軍側の攻勢が続いているもようである。
2023.01.29
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 28 <2302-012903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月28日の戦況 =
 Wanger Gp.の攻撃が1月12日頃にソレダールの占領で最高潮に達し疲弊した後、ロシアの正規軍がWagner軍と交代する可能性がある。
 ロシア軍はおそらく、ドンバスで計画されている決戦に出る前にウクライナ軍が主導権を取り戻すのを防ごうとしている。
 ロシア軍は、バクムット周辺のWagner軍への依存度を低下させることで、Wagner Gp.首領のプリゴジン氏の影響力を低下させている可能性が高い。
 ロシア軍は、ドネツク西部とザポリージャ州東部でウクライナ軍を拘置しながら、複数の主要な攻撃を維持するのに必要な戦闘力を欠いている可能性がある。
 ロシア軍指導部が誤った自己能力見積もりに基づいて、再び攻撃作戦を計画している可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で失地回復のため限定反撃を続けていると伝えられている。
 ウクライナ軍はルハンシク州でロシア軍の後方地域を攻撃し続けている。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けると共に、ドネツク州西部のヴーレダール近くで局地攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ザポリージャ州でのロシアの攻撃を1月28日まで続けて報告していない
2023.01.28
 22:49
朝日新聞

(Yahoo)

「マキイウカの悲劇」でのロシア兵死傷者は300人以上か 英分析 <2302-012812>
 英国防省は28日、ウクライナ東部ドネツク州マキイウカで年始に起きた廠舎への攻撃で、ロシア兵の死傷者数が300名以上に及ぶ可能性が高いとする分析を公表した。
Makiivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍の支配地域にあるマキイウカでは1日未明、ロシア軍が使用していた廠舎が攻撃を受け、多数の死者が出た。 ロシア国防省は死者数を89名としたが、ウクライナ側はロシア兵の死者は400名、負傷者300名と主張し、マキイウカの悲劇としてロシアメディアでも報道された。
 英国防省が推計した死傷者300名以上のうち、死者もしくは行方不明者が大半を占めるとみられるとし、「ロシアの公式発表には偽情報があふれている」と述べた。
2023.01.28
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 27 <2302-012810>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月27日の戦況 =
 露大統領府当局者がBloombergに、プーチン大統領が早ければ2月か3月に攻勢に出る準備をしている可能性があると述べた。
 ロシアの反体制派が、ロシア当局が被占領下のヘルソン州から占領下のクリミアに子どもたちを移送しているのを目撃した。
 ロシア当局は、1月26日にザポリージャ原子力発電所 (ZNPP) の近くで爆発があったとの報告を否定した。
 ロシア軍司令部は、新たな攻撃に先立つ情報統制としてゲラシモフ将軍の指示で、ミブロガーによる最前線の報道を制限しようとしている可能性がある。
 ウクライナ軍は1月26日と27日とにクレミンナ近郊で反撃した。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市西部郊外、ドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍が1月27日にザポリージャ州で局地攻撃を継続したと報告しなかった。
2023.01.28
 09:15
産経新聞

(Yahoo)

ドネツク州で激戦続く ロシア軍、損害度外視で攻勢か <2302-012809>
 ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官が27日、最前線である東部ドネツク州の要衝バフムトや同州西部の小都市ウグレダルで、両市の制圧を狙うロシア軍と防衛するウクライナ軍の戦闘が続いていると発表した。
Ugledar の位置 (Google Map)】
 チェレバティ報道官によると、ウグレダル周辺で露軍は過去24時間に322回の砲撃を実施、58回の近接戦闘が起き、ウクライナ軍が露軍兵300名を死傷させ、MBTIFV計7両を破壊したとした。 バフムト方面でも露軍を撃退し続けているとした。
 一方TASS通信は、同州の親露派武装勢力幹部が27日、露国営TVで「ウグレダルの一角を露軍が占拠した」と主張した。
 ウクライナ国防省は、露軍が3月までに同州全域の制圧をプーチン大統領から命じられ、損害を度外視して攻勢を強めているとの観測を示している。
2023.01.28
 07:23
讀賣新聞

(Yahoo)

ワグネルより正規軍、ロシアが精鋭「空挺軍」集中投入…総司令官交代で積極攻勢に <2302-012807>
 ロシア軍が年明け以降、精鋭の空挺部隊をウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトなど激戦地に投入している。 ゲラシモフ参謀総長の総司令官就任を機に、戦況を好転させるための集中投入のようで、これまでの主戦力だったWagnerの雇い兵に代わり正規軍を再び重視し始めたとの指摘も出ている。
 バフムト防衛にあたるウクライナ軍の報道官が25日、露軍がバフムト市内に侵入しようと試みており、1日に40回近い戦闘があったと指摘した。 露軍はここへ来て、バフムト攻防戦での積極攻勢が目立つ。
 その背景にあるのが、空挺部隊の投入とみられている。 地元ニュースサイトUkrain Pravdaは今月下旬に、1月2日に空挺部隊の兵士がバフムトに入ってから砲撃の質が一変したと伝え、露軍の戦法が効率的になったと指摘している。
2023.01.28
 05:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ前線の状況、なお「極めて深刻」=ゼレンスキー大統領 <2302-012804>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が27日夜のビデオ演説で、前線の状況は依然として極めて深刻であり、特にロシアが攻勢を強めている東部ドネツク州で顕著と述べた。
 またドネツクのウグレダールとバフムトで大きな戦闘があったとし、「占領軍はわれわれの拠点を襲うだけでなく、意図的かつ計画的に周囲の町や村を破壊している」と指摘した。
2023.01.27
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 26 <2302-012705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月26日の戦況 =
 ロシア軍は1月26日、ウクライナ全土で新たな大規模な一連のミサイルとUAVによる攻撃を行った。
 米国財務省は、Wagner Gp.がウクライナ国外での事業を再活性化する取り組みを対象とした新しい制裁を発表した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナの近くで反撃を再開したとした。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびヴフレダール地域で攻撃を続けている。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がザポリージャ州で限定的かつ局地的な攻撃を続けたと主張しているが、ウクライナ当局は、ザポリージャ州のロシア軍が本格的な攻撃を実施していないと報告した。
 Wagner Gp.は、過去数ヵ月にわたってウクライナ東部での攻撃で、重大な損失を被ったた可能性がある。
2023.01.26
 15:03
Ukrinform ウクライナ空軍、ロシア軍の無人機・ミサイル攻撃に対する撃墜数を報告 <2302-012610>
 ロシア軍がウクライナに対し、25日夜~26日朝にUAVとCMによる大規模攻撃を行った。 これに対しウクライナ空軍は26日にTelegramて、アゾフ海東岸から発射されたShahed UCAV 24機を撃墜したと報告した。
 また空軍は、1月26日に敵はウクライナの重要インフラ施設に対する大規模ミサイル攻撃を行ったが、10:45時点で47発のミサイルを破壊した。 発射されたミサイルはKh-47 2発Kh-101/Kh-555 40発Kalibr 9発Kh-59 4発の合わせて55発で、Kh-59は4発中3発を撃墜した。
2023.01.26
 11:45

(21:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 25 <2302-012607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月25日の戦況 =
 ロシア軍はルハンシク州で決戦を開始するため、全前線で散発的に攻撃を行い、ウクライナ軍を分散させようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、ルハンシク州に配置した部隊に焦点を移し、バクムットに集中しているWagner Gp.から離れようとしている。
Luhansk州の位置Bakhmut の位置 (Google Map)】
 ロシア政府とロシアのミルブロガーは、西側からウクライナへ提供される戦車ロシアの見通しを脅かしている可能性が高いことことから、これをを軽視していると見せかけようとしている。
 ロシア軍は、ロシア軍がクレミンナの近くで限定攻撃を続けたため、ウクライナ軍がスヴァトーブの近くで反撃したと主張した。
 ウクライナ軍はクレミンナ周辺で前進した可能性が高い。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がソレダールから撤退したことを認めた。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続け、ロシア軍はヴフレダールの近くで局地攻撃作戦を続けたと伝えられている。
 ロシア軍はザポリージャ州の最前線で小規模な攻撃を続け、ウクライナ軍をザポリージャ州に拘束しようとしている可能性が高い。
2023.01.25
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 24 <2302-012510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月24日の戦況 =
 NATO加盟国はウクライナに近代的なMBTを送ると伝えられている。
 ロシアの報道機関RBKが1月23日、ショイグ露国防相がクゾブレフ上級大将を南部軍管区(SMD)司令官に、ニキフォロフ中将を西部軍管区(WMD)司令官に任命したと報じた。
 ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナ線でて限定的な攻撃を続け、ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けたと伝えられている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で地上攻撃を続け、バクムット近くでわずかに前進した。
 ロシアの情報筋は、バクムットで進展が得られなかったことから、ロシア軍がヴーレダール周辺で攻撃を開始したと主張した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はザポリージャ州で限定的かつ局地的な攻撃を続けた可能性が高いが、占領地を拡大しなかった可能性が高く、ザポリージャ州占領当局の以前の占領地拡大主張をさらに弱めている。
 ウクライナの特殊部隊は、1月23〜24日にヘルソン州のドニプロ川を越えた襲撃を実施した。
 ロシアの軍事産業は、UAVと遊弋弾の生産を増やしていると伝えられている。
2023.01.25
 11:18
CNN

(Yahoo)

米国と同盟国、ウクライナに戦術変更要求 春に向けバフムートから南部へ攻勢の転換促す <2302-012509>
 米国とウクライナの複数の当局者がCNNに、米国と西側諸国の当局者らはウクライナに対し、戦闘の焦点を数ヵ月にわたって激戦が続く東部の要衝バフムートから移し、南部での攻勢を優先させるよう強く求めていることを明らかにした。 その際戦術も変更し、最近西側諸国が供与を約束した新たな装備の利点を活用するべきだとした。
 過去6ヵ月近く、ロシア軍と対峙したウクライナ軍は、バフムートで一進一退の攻防を繰り広げ、分離主義勢力が制圧するドネツクとルハンスクの間に位置する同市は激しい砲撃に遭い、ほぼ破壊し尽くされた状態にある。
 西側の情報機関の高官は先週、バフムートについて、インフラの破壊により軍事的な魅力は低下したと述べていた。
 ゼレンスキー大統領と会談した米国のファイナー大統領副補佐官、シャーマン国務副長官、カール政策担当国防次官は、ウクライナによる戦術変更を支援したいと提言し、バフムートでの消耗戦から離れ、機甲化した機動作戦による戦闘形態に照準を合わせる考えを示唆した。 米国と欧州諸国が最近、英国の戦車14両を含む数百台の装甲車両をウクライナに供与したが、これは上記の戦術変更を念頭に置いたものだと当局者らは指摘した。
2023.01.25
 01:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ原発から軍装備品発見されず= IAEA 事務局長 <2302-012503>
 ロシア対外情報局 (SVR) が23日に、ウクライナが西側から供与された武器を国内の原子力発電所に保管していると非難したのに対しウクライナ側は事実ではないと否定していたが、国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長は24日、ウクライナ国内の原子力発電所から軍装備品は発見されなかったと明らかにした。
 グロッシ事務局長は欧州議会に対し、IAEAはウクライナの全ての原発施設にスタッフを常駐させており、24日に軍装備品が保管されているか検査を命じたところ、発見されなかったと説明し、これら施設で違法行為や非常に危険なことが行われているという非難を覆したのは今回が2回目と述べた。
2023.01.24
 11:45

(21:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 23 <2302-01210>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月23日の戦況 =
 ウクライナの諜報機関は、ロシア軍が2023年の春または初夏の攻勢に向け準備をしていると分析し、ロシア軍が今後数か月以内に決戦に出る可能性があるというISWの見方を認めた。
 Wagner Gp.が過度に囚人の採用に依存依存していることが、Wagnerの戦闘力に影響を及ぼしているようである。
 ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で失地回復のため限定攻撃を続けている。
 ウクライナ軍はロシア軍が占領しているルハンシク州でロシア軍の集結地域を攻撃した。
 ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市の西部郊外で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、過去72時間にザポリージャ州で攻撃に失敗した可能性がある。
2023.01.24
 10:04
CNN

(Yahoo)

ロシア、前線補強で数万人の兵を送る 米軍関係者 <2302-012409>
 米軍幹部が23日、ロシアがウクライナで前線を補強するため、この数ヵ月間で新たに数万人の兵士を送り込んだとの見方を示した。 ただ、こうした兵士は不十分な装備と訓練で戦場に急派されたため、戦況にほとんど変化をもたらさなかったという。 ロシアが送り込んでいるは組織された新部隊ではなく既存部隊の交代や補充のためで、この幹部によるとこれらの兵士は昨年秋の30万人の新兵動員令後に戦場に入り始めた。
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将は20日に、ロシア側の死傷者は10万人を優に超えるとの見方を示した。
2023.01.23
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 22 <2302-012305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月22日の戦況 =
 ロシア軍が1月22日にスヴァトーブ-クレミンナの線で失地回復のため限定攻撃を続けた。 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がルハンシク州カディーイウカの産業施設をHIMARSで攻撃したと主張した。
Kadiivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバクムットとドネツク市~アウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は1月22日、ロシア軍がザポリージャ州で2方向の攻撃を継続し行い、主攻はフリャイポールとオリヒフとした。
 タヴリスク正面防衛軍のウクライナ合同報道センターの責任者は、1月22日にロシア軍はザポリージャ方面に大規模な戦闘はないと述べた。
HulyaipoleOrikhivTavrisk の位置 (Google Map)】
2023.01.23
 04:48
毎日新聞

(Yahoo)

ザポロジエ州で砲撃戦 露が「優勢」と主張もウクライナは否定 <2302-012301>
 ウクライナ南部ザポロジエ州で、ウクライナ、ロシア両軍が砲撃を繰り返していて、ロシア国防省は22日にロシア軍がザポロジエで陣地を拡大させるなど戦況が有利に進んでいると主張したが、ウクライナ側は否定している。
 ロイタ通信によると、ロシア国防省は22日「ザポロジエでの攻撃作戦で、東部軍管区の部隊がより有利な地点を確保した」と主張し、ウクライナの戦闘車両や榴弾砲、HIMARSなどを破壊し、ウクライナ側に死傷者が出たとしているが、ウクライナ側は「ロシアの主張は誇張だ」と反論している。
 英国防省は21日、ザポロジエ州ではロシア、ウクライナ両軍が大規模な部隊を投入し、砲撃戦や小競り合いを繰り返しているものの、大規模な攻勢は回避されているとの分析を示した。
 ウクライナ南部では、ロシア軍が昨年11月にヘルソン市から撤退して以来、双方とも足踏み状態が続いている。
2023.01.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 21 <2302-012203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月21日の戦況 =
 バクムットでのウクライナ軍の防衛は、ウクライナが多大な損失を被ったが、戦略的に有意義である可能性が高い。
 Sun紙は、米諜報機関がウクライナでのロシア軍の死傷者の総数を1月20日現在で188,000名と推定しており、47,000名が戦死した可能性があることを示唆していると報じた。
 ロシア軍がスームィ州北東部に小規模な偵察活動を行った。
Sumy州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、スヴァトーブからクレミンナ線で失地回復のための限定攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市の西で地上攻撃を続け、バクムット周辺で徐々に戦果を上げている可能性が高い。
 ザポリージャ州ロシアの占領当局者ロゴフ氏が1月20日に大規模な占領地拡大を主張したが、21日時点で入手可能なオープンソースの証拠は、ロシアの情報操作の一部である可能性が高いことを示している。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍が軍の中核的機能維持に携帯電話や秘匿されていない民間技術に依存し続けていることを、作戦安全保障 (OPSEC) の重大な違反を非難している。
2023.01.21
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 20 <2302-012106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月20日の戦況 =
 チェチェン共和国カディロフ首長は明らかに、チェチェン人戦闘員のウクライナ戦争への関与宗教的な理由に結びつけ、彼の権力基盤を築き上げている。
 米国の諜報機関も、ISWが長い間主張してきたロシア国防省とWagner Gp.の間の抗争を確認した。
 プリゴジンがWagner Gp.の法的承認を求めていることも、ロシア政府内でのさらなる派閥化を引き起こす可能性がある。
 ロシアのTelegramでは、プーチンがロシアの空挺部隊司令官のテプリンスキー上級大将を解任したとしているが確認されていない。
 ロシア軍とウクライナ軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで交戦していると伝えられている。
 ロシア軍はドネツク州の全前線で攻撃を続けており、ロシアの情報筋は、ロシア軍がバクムットを包囲したと誤った主張をしている。
 ザポリージャ州のロシア軍は、占領地を拡大したとの最近の主張にもかかわらず、長期的には防衛準備をしている可能性がある。
2023.01.20
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 19 <2302-012006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月19日の戦況 =
 クレムリンの高官は、ベラルーシの国家指導部とのハイレベル会議を引き続き行っている。 ウクライナに対する攻撃の準備をしている可能性があるが、ベラルーシからのロシアの攻撃は今後数週間中にはないと見られる。
 2023年後半にロシアがベラルーシから攻撃する可能性あり得るが、2023年初頭のベラルーシからのウクライナに対する新しいロシアの攻撃は可能性は低い。
 超国家主義のロシアのミルブロガーは、ロシア軍がベラルーシからウクライナを攻撃するという案に反対している。
 ラブロフ露外相は、欧州安全保障協力機構 (OSCE) を攻撃し、クレムリンが第三次ミンスク合意を支持するすることはないとした。
 ルカシェンコは、ベラルーシをロシアが支配する連邦国家内の主権国家に組み入れることで、クレムリンとのバランスをとろうとしている。
 ロシア政府は、ウクライナ軍がロシア軍が占領しているクリミアを攻撃できる武器を受け取った場合、戦争がエスカレートすると吹聴し続けている。
 ロシア政府支持者の過激派は再び核エスカレーションの脅迫で、ウクライナに追加の軍事援助を提供する西側の政策立案者を怖がらせようとしている。
 プーチン大統領は、おそらくWagner Gp.首領プリゴジンの影響力を減らそうとしており、プリゴジンの敵側にますます味方している。
 プリゴジンがWagner Gp.の主張する戦果彼の立場を高めるために使用していることで、ロシア国防省との対立を深めている可能性がある。
 ロシア参謀総長のゲラシモフ上級大将は、Wagner Gp.はロシア軍に属しておらず、そうでない証拠があるのにかかわらず、ロシア軍はWagner Gp.と協力していないと公言した可能性がある。
 ウクライナ軍はスヴァトヴェの近くで反撃を続け、ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を行ったと伝えられている。
 ロシアの情報筋は、ソレダール、バクムット、アウディーイウカ周辺で進められているロシアの攻撃で、クリシチイウカを確保したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州で局地攻撃を実施したと主張した。
2023.01.19
 19:01
時事通信

(Yahoo)

ロ軍、主力戦車の投入検討か 宣伝戦が主目的 英分析 <2302-011911>
 英国防省が19日、ロシアがウクライナの戦場にT-14
MBTの投入を検討しているとの分析を公表した。 昨年12月下旬撮影の人工衛星画像によると、ロシア南部の訓練場付近で少なくとも2両のT-14が確認された。
 T-14には開発の遅れや製造上の問題などが付きまとってきた経緯があるためで、さらにロシア軍の他の戦車よりも大きく重く、兵站面で課題があると見られいることから、英国防省は、T-14の投入はロシアにとって危険性の高い決定になるだろうと見ている。 また同省はT-14は生産数が少なく、ロシア軍の司令官は戦闘においてこの戦車を信用しないだろうから、仮に配備されたとしても、宣伝のために使うのが第一の目的だろうと強調した。
2023.01.19
 15:41
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、近く大規模攻勢か 参謀総長を統括司令官に任命 <2302-011910>
 今月11日にショイグ国防相が参謀総長のゲラシモフ上級大将を現地の統括司令官に任命する異例の人事を断行したことから、ロシアの専門家の間では、欧米がウクライナへの供与を決めた戦車などの重火器が前線に届く前に大規模攻勢に出ると見ている。
 2012年11月に中央軍管区司令官から参謀総長に就任したゲラシモフ上級大将は、非正規軍やサイバー攻撃を駆使した宣戦布告なしの戦闘で敵を圧倒するハイブリッド戦争のロシアでの発案者とされ、その理論は「ゲラシモフ・ドクトリン」とも呼ばれている。
2023.01.19
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 18 <2302-011906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月18日の戦況 =
 Wagner Gp.の首領プリゴジンのロシア国防省と大統領府に対する発言は、攻撃的でますます大胆になっている。
 プリゴジンとロシアの他の著名な声は、報復を恐れることなくプーチン大統領を批判している。
 ロシア軍は、クレミンナの近くで失地回復のため、限定反撃を続けた。
 ロシア軍は、ソレダール、バクムット、アウディーイウカ、ドネツク市の近くで攻撃を続けた。
 ロシアの国防省は、ソレダー地域での戦果について、Wagner Gp.の活躍を軽視しようとし続けている。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が大規模な攻勢か防御のためにザポリージャ州に集結していると見ている。
 ロシア軍がウクライナ南部で日常的と見える砲撃に焼夷弾(註:サーモバリック弾のことか)の使用を増やしていることは、ロシア軍の通常砲弾が不足している可能性が高いというISWの最近の見方を裏付けている。
 ウクライナとロシアの情報筋は、ロシアが第2波動員の準備をしている可能性が高いことを引き続き示している。
2023.01.19
 06:47
毎日新聞

(Yahoo)

英国防省、ウクライナ軍が激戦地ソレダルから「撤退」と分析 <2302-011904>
 英国防省が18日、ウクライナ軍がソレダルから16日までに撤退した可能性が高いとの分析を示した。 ロシア国防省が13日にソレダル制圧を発表し、ウクライナ側は戦闘継続を主張している。 ウクライナ軍ソレダルより西に新たな防衛線を構築した模様という。
 英国防省によると、ロシアのソレダル侵攻は同州北部の交通の要衝であるバフムトを拠点とするウクライナ軍の包囲作戦の助攻で、侵攻部隊は主にWagner Gp.で構成されている。 ロシアはバフムト攻略を目指して攻勢を強めており、今年1月以降はバフムトの南部と東部を激しく砲撃してウクライナ軍の補給路を圧迫している。
 ソレダル制圧は、2022年夏以降多くの地域で劣勢に立たされていたロシアにとって久しぶりの戦果となるが、全体の戦況への影響は限定的とみられる。 戦争研究所 (ISW) も12日の戦況分析で、ソレダル制圧がバフムトの包囲に直結しないとの見方を示している。
2023.01.18
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 17 <2302-011804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月17日の戦況 =
 ショイグ露国防相が1月17日、2023年から2026年の間に大規模な軍改革を実施するというプーチン大統領の指示を実施すると発表した。
 プーチン大統領は、数日中、おそらく1月18日にも第二波の動員を発表する可能性がある。
 セルビアのブチッチ大統領Wagner Gp.に対しにセルビアでの採用を中止するよう求めた。
 ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を続け、ウクライナ当局はロシア軍がルハンシク州で決戦の準備をしている可能性があることを示唆した。
 ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けている。
 ロシアの情報界は、ソレダー周辺でのロシア軍の戦術的戦果をを作戦上重要なものにまつりあげるのに苦労している。
 ヘルソン州のロシア軍は、ウクライナ軍の砲撃により、ドニプロ河東岸のヘルソン州での兵站を維持するのに苦労し続けている。
 ロシアの占領当局者は、プーチン大統領1月18日にウクライナでの戦争に関連する「重要な声明」を出すとした。
2023.01.17
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 16 <2302-011706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月16日の戦況 =
 ロシア政府は、Wagner Gp.首領プリゴジンのWagnerだけがドネツク州のソレダールを確保したという主張に異議を唱え続けている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がクレミンナ周辺で攻撃を続けたため、スヴァトーブ周辺とクピャンスク方向に失地回復のために局地的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットの北でさらに占領地域を拡大し、クリシチイウカ近くのバクムットの南で攻撃を強化している可能性がある。
 ロシア軍はアウディーイウカとドネツク市の近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ドニプロ河東岸ヘルソン州に部隊を集中し、ロシアとウクライナ南部の間の新しい兵站線を確保しようとしている。
2023.01.16
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 15 <2302-011603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月15日の戦況 =
 ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ軍がルハンシク州のマキイフカとビロホリフカの近くでロシアの攻撃を撃退したと報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がソレダーの掃討を終え、集落の北、西、南西にあるウクライナの陣地を攻撃したとした。 ウクライナの情報筋は、ロシア軍が1月15日にドヴォリチキア近くのソレダールの西にある鉱山を占領したと報告した。
 ロシア軍はバクムットとその北、東、南、南西の地域を攻撃し続けた。 ロシア軍は、アンドリーフカ近くのバクムットの南西で僅かに前進した。
 ウクライナのヘルソン州軍事顧問クラン氏が、ロシア軍が占領下のヘルソン州での存在感を高め、Wagner Gp.軍の一部がヘルソン州に到着したと述べた。
 ヘルソン州のロシア占領責任者サルドは、ヘニチェスク~アラバトスピット橋の修復により、占領下のヘルソン州へのロシアの兵站が改善されたと主張した。
 ロシアの軍人が、おそらく動員への抵抗に対する同士討ちで、ロシアのベルゴロド州でロシア兵が駐屯していた建物手榴弾を爆発させたと伝えられた。 ロシアの情報筋は、手榴弾攻撃が3人を殺害し、10人の動員兵を負傷させたと報告した。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
2023.01.15
 18:14
時事通信

(Yahoo)

モルドバにまたミサイル破片 大統領「ロシアを強く非難」 <2302-011504>
 モルドバ北部の国境地帯で14日、落下したミサイルの破片が見つかった。
 現地メディアによると、警察当局は「ロシア軍によるウクライナ攻撃に絡んでモルドバ領内に落下するのは昨年10月と12月に続き3回目だと指摘した。
2023.01.15
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 14 <2302-011502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月14日の戦況 =
 ロシア軍が1月14日、ウクライナの重要インフラに対しミサイル攻撃の2波開始した。
 Wagner首領のプリゴジンは、ソレダルを奪取するというWagner Gp.の役割を利用して政治的地位を高め、ロシア軍を間接的に批判した。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線でて限定的な反撃を続けた。
 ロシア軍がソレダル周辺、バクムット、アウディーイウカ地域で攻撃を続け、ウクライナ軍がソレダールの集落内でまだ地点を確保している可能性はほとんどなくなった
 ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川東岸で最前線を強化して防御を行っている。
 ヘルソン州のロシア占領当局は、住民をロシアに強制的に移住させる措置を継続している。
2023.01.14
 21:30
CNN

(Yahoo)

ロシアがソレダル掌握に躍起になる理由 <2302-011408>
 ロシアが13日に軍によるソレダルの制圧を発表したものの、ウクライナ政府はこの主張を否定した。
 ロシア軍が実際にソレダルを奪取した場合、ドンバス地方における数ヵ月ぶりの戦果となる。 戦場で屈辱的な後退が続く中、プーチン大統領にとって幾分前向きなニュースとなる可能性がある。
 ソレダルの軍事的重要性は乏しく、おおむね象徴的なものにとどまるが、制圧が確認されれば、ロシア軍や傭兵会社Wagnerは昨年夏以降に目標としてきた近郊のバフムートに注力することが可能になる。
 Wagnerの首領である新興財閥のプリゴジン氏にとっても、ソレダル制圧は広報戦略上の勝利となりそうだ。 プリゴジン氏はロシア国防省による特別軍事作戦の進め方を批判する場面がしばしば見られる。
2023.01.14
 11:23
共同通信

(Yahoo)

IAEAトップ、ウクライナ訪問 来週、全原発に専門家配置目指す <2302-011405>
 国際原子力機関 (
IAEA)が13日の声明で、ロシアが侵攻したウクライナの全ての原子力施設に専門家を配置するため、グロッシ事務局長がウクライナを来週訪問すると発表した。
 ウクライナには1986年に事故が起きたチェルノブイリ原発のほか、ザポロジエ、リブネ、南ウクライナ、フメリニツキーの4原発があり、攻撃によって大事故が起きることが懸念されている欧州最大のザポロジエ原発には既に専門家が常駐している。
2023.01.14
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 13 <2302-011404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月13日の戦況 =
 ロシア国防省が1月13日、ロシア軍が1月12日夜にソレダールを確保したと発表した。 Wagner Gp.について言及していなかった国防省の最初の発表が、ロシアの情報界内で大きな反発を引き起こしたため、国防省はWagnerの実績を認めたる2回目の発表をすることを余儀なくされた。
 Wagner Gp.首領のプリゴジンは、ソレダールでの勝利を自分のの権威を高めるためめる手段として利用しようとしている可能性が高い。
 プーチンは、プーチンとロシア国防省に忠実なミルブロガーの幹部を育成し、プリゴジンの野望を抑える措置を講じている可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナ線で限定的な反撃を行ったが、ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けたと伝えられている。
 ロシア軍は、ソレダール、バクムット、アウディーイウカ周辺で攻撃を続けた。
 ウクライナ諜報機関は、ロシア軍がそのうち200万人に増員しようとしていると報告した。
 ウクライナのパルチザン攻撃で、ロシアは戦力を最前線から後方地域に移動し続けている。
2023.01.14
 04:28
Bloomberg

(Yahoo)

ロシア国防省、ソレダル攻撃はワグネル主導と認める <2302-011402>
 ロシア国防省が、ウクライナ東部バフムトの北東に位置するソレダルを制圧したと主張し、その後の声明でソレダル制圧作戦を民間軍事会社Wagnerが主導していたことを認めた
 ただウクライナはまだ戦闘を続けているとして制圧を否定しているが、現地で取材するCNNの取材班ウクライナ軍が組織的に撤退しているのを目撃したと報じた。
2023.01.14
 00:00
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ東部ソレダル制圧とロシア国防省発表 要衝バフムトに攻勢へ 民間軍事会社「ワグネル」の主張と食い違いも <2302-011401>
 ロシア国防省が13日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト近郊にあるソレダルを12日夜に制圧したと発表した。 ソレダルの制圧によりバフムトにいるウクライナ軍への補給路を断ち、封鎖が可能になるとしていて、ドネツク州での攻勢継続のために重要だと主張している。
 ソレダルをめぐっては、民間軍事会社Wagnerの首領プリゴジン氏が11日にWagnerの部隊のみで全域を制圧したと主張していたが、国防省は今回の発表で軍による集中砲撃の結果制圧したとしていて、両者の主張には食い違いもみられる。
 一方、ウクライナ側は戦闘が続いているとして、制圧を否定している。
2023.01.13
 19:52
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ東部ソレダル制圧とロシア国防省 <2302-011304>
 TASS通信によると、ロシア国防省が13日、激戦が続いていたウクライナ東部ドネツク州のソレダルを12日夜に制圧したと発表した。
2023.01.13
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 12 <2302-011302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月12日の戦況 =
 ロシア軍は1月11日にソレダールを占領した可能性が高いが、この小規模な勝利がバクムット差し迫った包囲の前兆となる可能性は低い。
 ロシア軍とウクライナ軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で交戦していると伝えられた。
 ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の西で攻撃を続けている。
 ロシア軍はドニプロ川の東岸で防御を続けている。
 ロシア当局と占領当局は、占領地からロシア連邦へのウクライナ市民の大量強制移住の準備をしている可能性がある。
 ウクライナ戦域軍のゲラシモフ司令官の3人の参謀長の一人に任命されたロシア地上軍最高司令官サリュコフ上級大将が、ロシアとベラルーシの合同地域軍群 (RGV) の演習を統裁するためベラルーシに入った。
2023.01.12
 18:49
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア兵100人以上をソレダル方面で殺害か ウクライナ軍が発表 <2302-011217>
 ウクライナ特殊作戦軍が12日にSNSで、東部ドネツク州ソレダル方面で、ロシア兵100人以上をミサイル攻撃などで殺害したと発表した。 発表によると、同軍はロシア兵が集中していた場所を特定し、ミサイル攻撃や砲撃を加えて、兵士らを殺害したとしている。
 ソレダルをめぐっては、ロシアの民間軍事会社Wagnel首領のプリゴジン氏が11日に全域の掌握を主張したが、ウクライナ側は否定している。
2023.01.12
 15:09
AP

(Yahoo)

厳しい局面迎えるウクライナ 東部戦線の戦況は膠着状態 <2302-011215>
 ウクライナ東部ドネツク州の東部戦線では、ロシア軍の砲爆撃が日を増して激化しており、ウクライナ陸軍第28独立機械化旅団は、連日厳しい局面を迎えている。 バフムートの最前線では、ロシア軍の無差別砲撃に対して、ウクライナ軍はフィンランドから供与された120mm迫撃砲で目標を厳選して応戦している。
 ソレダルを巡る戦いも11ヵ月に及ぶこの侵略戦争で最も激しく、また最も犠牲を払った地上戦の一つといえよう。
 ロシア軍はソレダルに対し最初はWagnelの傭兵部隊を送り込んだが、ウクライナ軍の猛反撃で多大な損害を被ってから、高度に訓練された歩兵や降下兵、特殊部隊などの精鋭部隊を投入するに至って、ウクライナ側も消耗、損害が出始め、現段階で厳しい局面を迎えている。
2023.01.12
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 11 <2302-011210>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月11日の戦況 =
 ロシア国防省が1月11日、ウクライナでの戦争のためのロシアの指揮構造の大規模な改造の一環として、参謀総長のゲラシモフ上級大将が戦域司令官に就任すると発表した。
 ゲラシモフの任命は、おそらく2023年にロシアが決戦に出ようとしている可能性がある。
 プリゴジン(註:Wagnerの創始者)とシロヴィキ派(註:ロシアの強硬派)のお気に入りであるスロビキン上級大将の上にゲラシモフ上級大将を置いた人事は、ロシア国防省の優位性を主張するための政治的決定であった可能性が非常に高い。
 ロシアの防衛産業が軍需品不足を解決できないでいることは、ウクライナ東部で作戦を維持するロシア軍の妨げになる可能性がある。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ベラルーシからのロシアの新たな攻撃はまずありそうもないと繰り返し述べた。
 最近前進しているにもかかわらず、ロシア軍は依然としてソレダルを完全に占領しておらず、ソレダルを完全制圧できないロシア軍がバクムットを占領する可能性は低い。
 ウクライナ軍がクレミンナの近くで反撃を続け、ルハンシク州の後方を攻撃したため、ロシア軍はスヴァトーブの近くで抵抗を続けている。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍の砲撃によりロシア軍がウクライナ南部で主要な装備等を後送して兵站網を再構築していると報告した。
 ショイグ露国防相が防衛産業基盤を改善する計画を発表した。
2023.01.11
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 10 <2302-011108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月10日の戦況 =
 ロシアのメディアが1月10日、ロシアが敗退した2022年9月に中央軍管区司令官兼ハリコフとドネツク州北部のロシア軍司令官であったラピン上級大将ロシア地上軍の参謀長に任命されたと報じた。
 ラパン上級大将任命のニュースは、侵攻以前に分裂していたロシアの情報空間にさらなる混乱を引き起こした。
 ウクライナ軍参謀本部は、1月10日にベラルーシがウクライナ北部国境近くのロシア軍と、ウクライナ北部へのロシアの攻撃準備の可能性を示しているが、ISWは現時点ではこの行動方針はありそうもないと評価している。
 ウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で戦果を挙げている。
 ロシア軍はドネツク州の最前線で攻撃を行いソレダー周辺で成果を上げたが、集落を占領していない。
 クレムリンは、ロシア当局が部分的動員の第二波の準備をしているとの見方を否定している。
 ロシアの占領当局は、占領地での効果的なパルチザン活動の封じ込めに苦労している。
2023.01.11
 09:40
CNN

(Yahoo)

ソレダルの戦況、「危機的」とウクライナ軍兵士 死者数把握できず <2302-011107>
 ウクライナ東部の町ソレダルで戦うウクライナ兵の1人が11日までにCNNの取材に答え、戦況について「危機的」とした上で、死者があまりに多く「誰も人数を数えていない」のが実情だと明かした。
Soledar の位置 (Google Map)】
 この兵士が所属するのはウクライナ軍の先頭に立ってソレダルを防衛している第46独立空中強襲旅団で、ロシア軍と傭兵会社Wagnerによる大規模な攻撃に直面している。
 CNNは安全上の理由から、この兵士の身元を特定していない。
2023.01.11
 07:24
ロイタ通信

(Yahoo)

ロ軍事会社、ウクライナ東部ソレダル制圧と発表 戦闘継続=通信社 <2302-011104>
 複数のロシア通信社が、ロシアの民間軍事企業Wagnel社トップのプリゴジン氏が10日、自社の部隊がウクライナ東部ソレダルを制圧したと明らかにしたと報じた。 ただ、戦闘は続いているという。 ロシアの通信社によると、プリゴジン氏は声明で、Wagnel部隊がソレダル全域を掌握したとした上で、中心部では市街戦が行われていると述べた。
 一方ウクライナは同日、ロシアの猛攻にもかかわらず、ウクライナ軍はまだ持ちこたえているとしていた。
2023.01.11
 06:31
CNN

(Yahoo)

ロシアの砲撃、一部で75%減少と米当局者ら 苦境の表れか <2302-011105>
 ロシアがウクライナに侵攻して11ヵ月目に入る中、米国とウクライナの当局者らはロシアの砲撃がピーク時に比べて大幅に減少しており、場所によっては75%減っているところもあるとCNNに明らかにした。
 両国の当局者らはその明確な理由をまだ把握していないが、ロシアが供給の少なさから砲弾の割り当てを制限しているのか、あるいはウクライナ軍の効果的な攻撃に直面し、広範にわたる戦術の見直しの一環の可能性もある。
2023.01.10
 21:36
Newsweek

(Yahoo)

ロシアの最新鋭戦闘機は怖くてウクライナ上空に飛べない──英国防省 <2302-011014>
 英国防省が1月9日に発表した最新の報告書で、ロシア軍が2022年夏以降、Su-57をウクライナ侵攻のために配備していることはほぼ間違いないものの、その任務はロシア国内に限定されてきた可能性が高いと、述べた。 代わりにロシア軍は、ロシア側から長距離ミサイルをウクライナに発射するためにSu-57を用いていると考えられるという。
 このようにSu-57を国境の外に出さないという運用方針は、ロシア政府がSu-57がウクライナで危険にさらされる可能性を恐れていると見ている。
2023.01.10
 16:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部ソレダルの大半を制圧の公算=英国防省 <2302-011009>
 英国防省が10日、ロシア軍と民間軍事会社Wagnerの部隊が過去4日間の戦術的な前進の結果、ウクライナ東部ソレダルの大半を制圧した公算が大きいとの見方を示した。 英国防省はロシア軍がバフムトを北から包囲し、ウクライナ軍の補給路を混乱させることが狙いと分析した。
 ウクライナ当局によると、ロシア軍はこのところ要衝バフムトの近くに位置するソレダルへの攻撃を強化している。
2023.01.10
 10:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、バフムト近郊で攻勢強める ワグネル傭兵投入か <2302-011007>
 ウクライナ当局は、ロシア軍が東部ドンバス地域ソレダルへの攻勢を強め、民間軍事会社Wagnerの傭兵が大規模攻撃を仕掛けていると明らかにした。 ウクライナのマリャル国防次官は、ロシア軍によるソレダル攻撃を一旦は撃退したものの、直ちに多数のWagner部隊が投入され、大量の砲弾や
MRLなどを用いて攻勢をかけていると述べた。
 Wagnerの創設者のプリゴジン氏は7日、この地域を掌握する意義は地下の洞窟状の採掘トンネル網にあり、多数の部隊だけでなく戦車や兵器も収容できると述べた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、バフムトとソレダルは大きな被害を受けながらも持ちこたえているとし、ソレダルの兵士の強靭さにより、ウクライナは追加の時間と力を得たと述べた。
2023.01.10
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 9 <2302-011006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月9日の戦況 =
 Wagner Gp.の創始者であるプリゴジンは、ソレダーでのWagner Gp.の成功を利用して、戦闘部隊としてのWagner Gp.を売り込んでいる。
Soledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はドネツク州の最前線で攻撃を行い、ソレダールとバクムット周辺で戦果を上げた。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナで交戦している。
 ウクライナのパルチザンは、ルハンシク州の後方地域でロシアの重要な兵站線を攻撃目標にしている可能性がある。
 ロシア軍はヘルソン州の東岸で陣地を強化し続け、ザポリージャ州にも防御陣地を建設し、装備を輸送し続けている。
 ロシアとウクライナの情報筋は、動員の第2波が差し迫っているか進行中である可能性があることを示した。
2023.01.10
 07:20
中央日報

(Yahoo)

ロシア「東部・北部のウクライナ軍拠点砲撃…150人以上射殺」 <2302-011004>
 TASS通信が、コナシェンコフ露国防省報道官が9日の会見で、前日にウクライナ北部のハルキウ州クピャンスクなどに集結していたウクライナ兵と装備をミサイルで攻撃したことを明らかにしたと報じた。 この攻撃で50人以上が射殺され、該当部隊の火力にも損害を与えたという。
 コナシェンコフ報道官はロシア軍がウクライナ東部のリマン地域にも前日に砲撃を加えてウクライナ軍60人以上が死亡したと明らかにした。 この攻撃でウクライナ兵力に損失が発生しただけでなく、装甲車3両や輸送車両3両なども破壊されたと伝えた。
 また、前日ドネツク南部地域にもロシア軍の砲撃を受けたウクライナ軍が戦力を損失し、該当地域では兵力40人以上が死亡して装甲車2両や輸送車両3両が破壊されたと報じた。
 続いて開戦以降にウクライナ軍の戦闘機367機ヘリ200機UAV 2,856機SAM 400基
MBTおよび装甲車7,460両MRL 972両野砲および迫撃砲3,793門特殊軍用車量7,978両が破壊されたと説明した。
2023.01.09
 20:39
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍部隊がベラルーシに移動、「陽動作戦」か…合同軍事演習でウクライナに圧力 <2302-010907>
 ベラルーシ国防省が8日、ロシアとベラルーシの航空部隊による合同演習が実施されると発表したが、ロシアは演習を通じてベラルーシに部隊を集めウクライナへの圧力を強める狙いとみられる。
 発表によると、演習はベラルーシ軍の空軍と防空部隊の全ての飛行場と演習場で実施される。 参加規模や投入される軍用機など詳細は明らかにしていないが、8日には演習に参加する露軍部隊の一部がベラルーシ入りしたと説明した。
2023.01.09
 14:44
産経新聞

(Yahoo)

ロシア・ベラルーシ空軍が合同演習へ ウクライナ威圧か <2302-010906>
 ベラルーシ国営Belta通信が、ベラルーシ国防省が8日、同国内で16日から2月1日にベラルーシ空軍と露航空宇宙軍の合同演習を実施すると発表したと報じた。
 両国は演習名目でウクライナ国境付近に戦力を集め、ウクライナに北部国境からのベラルーシ参戦を警戒させて、戦力を分散させようとしているとの見方が強い。
2023.01.09
 13:30
Abema Times

(Yahoo)

ミサイル攻撃でロシア「600人以上殺害した」の発表 ウクライナ側「死者はいない」と否定 <2302-010905>
 ロシア国防省がウクライナ東部にあるウクライナ軍の兵舎をミサイルで攻撃し、600人以上を殺害したと発表したが、ウクライナ側は死者はいないと否定している。
 東部クラマトルシクの市長は8日に、ロシア軍の攻撃で学校など2ヵ所、マンションなど8棟が被害を受けたとしたが犠牲者はいなかったとしている。 ウクライナ軍もロシア軍の発表はまったくのデタラメだと否定している。
2023.01.09
 07:40
産経新聞

(Yahoo)

ロシアの「ウクライナ兵600人殺害」主張、虚偽の疑い強まる <2302-010903>
 露国防省が8日、ウクライナ東部ドネツク州マキエフカの露軍拠点に対する昨年末のウクライナ軍の攻撃で多数の露軍兵が死亡したことへの報復だとしして、ウクライナ兵1,300人超が滞在していたクラマトルスクの学生寮2ヵ所をミサイル攻撃600人超を殺害したと主張したが、ウクライナメディアによると、クラマトルスク市当局は露国防省の発表に先立ち、7日深夜に露軍のミサイル攻撃があったものの、大きな被害はなかったと発表していた。
 攻撃を受けたとされる学生寮を訪れたフィンランド人記者は8日にTwitterを通じ、付近にミサイル着弾の痕跡はあったが、学生寮は損傷しておらず、周辺住民の誰も救急車などを見ていなかったと報告し、「ロシアの発表よりウクライナの発表の方が信用できる」と指摘した。 ロイタも同様の記事を配信した。
 英Sky Newsは「露国防省の主張はほぼ確実に噓だ」と指摘し、露国防省は国内世論を考慮した報復成功というプロパガンダを行ったとの見方を示した。
 ウクライナ軍は昨年末のマキエフカへの攻撃で400人の露軍兵が死亡したと発表したが、露国防省は89人が死亡したと主張しており、露軍が自軍の損害を認めるのは異例だった上、実際の死者数はさらに多かったとの見方が強い。
2023.01.09
 05:45

(15:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 8 <2302-010902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月8日の戦況 =
 ウクライナのダニロフ国家安全保障防衛評議会長官が1月8日、ロシアがイラン製UAVの国内生産を開始する予定であると述べた。
 ロシア軍は1月8日にスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って失地回復のため反撃を続けた。 ルハンシク州のハイダイ首長は1月8日、ロシア軍がバクムット地域からクレミンナ地域に複数の大隊を移動させたと述べた。
 ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市の西部郊外に沿って攻撃を続けた。 ウクライナの公式筋は、ウクライナ軍がバクムット近くのロシアの陣地を占領したと報告したが、ウクライナ東部軍は1月8日にロシア軍はソレダールを占領していないと述べた。 著名なロシアのミルブロガーは、ロシアがバクムットを包囲する可能性について異なる意見を述べた。
 チェチェン共和国のカディロフ元首が1月7日、300人のChechen Akhmat-1 OMON (註:Special Purpose Mobile Unit) 要員がウクライナに派遣されたと述べた。
 ウクライナ当局が、ロシア軍が1月7日から8日にかけて、ヘルソン市の民間インフラを焼夷弾で攻撃したと報告した。
 ロシアの占領当局は、1月8日にルハンシク州でパルチザンがガスパイプラインを掘り起こしてして妨害した可能性が高いと主張した。
2023.01.09
 01:07
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア「ウクライナ兵600人殺害」と発表 ウ軍「プロパガンダ」 <2302-010901>
 ロシア国防省が8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクでウクライナ軍が兵舎として使っている建物をミサイル攻撃し、600人以上の兵士を殺害したと発表した。
 一方、現地で取材する欧米メディア「そのような兆候はない」と報じ、ロシア側の発表に疑問を投げかけている。
 ロイタは、攻撃を受けたとされるウクライナ軍の兵舎を現地で取材班が確認したが「ミサイル攻撃を受けた形跡は見られず、遺体や血の痕もない」と報じた。 CNNの取材班も現地を訪れたが、多数の死傷者が出た様子は無かったという。
 ウクライナ軍の現地の報道官はBBCに対し、ロシアの主張はプロパガンダだと述べた。
2023.01.08
 22:07
テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナ軍を東部ドネツク州で攻撃600人以上殺害」ロイター <2302-010804>
 ロシア国防省が8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルシクにあるウクライナ軍の建物2ヵ所をミサイル攻撃し、600人以上を殺害したと発表した。 当時、建物にはウクライナ軍1,300人以上がいたと主張している。
Kramatorsk の位置 (Google Map)】
 今回の攻撃について、ロシア国防省は先日の80人以上の死者を出したウクライナ軍によるドネツク州マキイウカのロシア軍の兵舎への攻撃に対する報復だとしている。
2023.01.08
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 7 <2302-010802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月7日の戦況 =
 ロシア軍は、バクムット周辺とドネツク市の西部郊外に沿って攻撃を続け、ソレダールで僅かに前進したことが確認された。
 ソレダールでの最近のロシア軍の戦果は、バクムットの差し迫ったロシアの包囲の前兆ではない。
 ロシア軍はミサイルとイラン製UAVの在庫を使い果たしたと伝えられているが、当面はウクライナのインフラを大規模攻撃する可能性がある。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブとクレミンナ周辺で交戦している。
 ウクライナと欧州諸国は、ロシアが準備をしている第2次動員が差し迫ったと警告している。
2023.01.07
 18:25
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアの動員予備役30万人のうち「539人死亡」…BBC が独自集計 <2302-010706>
 英BBCが6日、ロシア語の独立系メディアなどと共同でウクライナ侵略を巡るロシア兵の死者を独自集計した結果、プーチン大統領が昨年9月に発令した予備役の部分的動員で招集された30万人のうち、539人の死亡が確認されたと報じた。
 このうち500人は派遣されたウクライナで死亡し、残りの39人は前戦に送られる前にロシア国内で訓練中の事故などが原因で死亡したという。
 この中には今月1日のウクライナ軍による東部ドネツク州の露軍臨時兵舎への攻撃は含まれていないといい、実際の死者数はさらに多いとみられる。
2023.01.07
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 6 <2302-010704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月6日の戦況 =
 ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナとスヴァトーブの近くで交戦を続けた。
 ロシアの情報筋は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市周辺でロシアの攻撃が続いたため、ロシア軍ソレダールで戦果を上げたとした。
Soledar の位置 (Google Map)】
 ロシア当局と軍首脳部は、12月31日のマキイフカに対するウクライナ軍のHIMARS攻撃への対応に対する反発を受けている。
2023.01.07
 08:38
朝日新聞

(Yahoo)

「停戦中」ロシアがミサイル攻撃か 「これが本質」ウクライナが批判 <2302-010703>
 ウクライナ側によると、プーチン露大統領が一方的に自国軍に命じた「停戦」が始まった6日に、各地でミサイルなどによるロシア軍の攻撃があった。
 ウクライナ軍参謀本部によると、東部ドネツク州の民間施設などに対して6日に、ミサイル1発とロケット砲12発の攻撃があったという。 また、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は同日、ヘルソン市で消防署が砲撃されたとSNSに投稿し、「これが『ロシアの休戦』の本質だ。 沈黙を装い、背後から殺すのだ」とした。
2023.01.06
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 5 <2302-010608>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月5日の戦況 =
 プーチン露大統領が、ロシア正教会のクリスマスに合わせてロシア軍が36時間の停戦を行うと発表したことは、ウクライナの評判を落とすことを狙った情報操作である可能性が高い。
 ロシア軍はウクライナ軍がスヴァトーヴェ~クレミンナで反撃を続けたと主張し、失地回復のため限定的な反撃を行っている。
 ウクライナ軍は、ロシア軍がバクムット周辺とドネツク市の西で攻撃を続けたが、反撃を成功させたと伝えられている。
 ロシアのミルブロガーは、ザポリージャ州でロシアが成功していると主張し、攻撃衝力が限界に達しつつあるバクムット周辺でのロシア軍の動きを隠蔽しようとしている可能性がある。
 動員されたロシア兵死傷者のなかで非常に大きな部分を占めている可能性がある。
2023.01.06
 08:45
産経新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー大統領「自軍の態勢整えようとしている」 露の一時休戦案、拒否の構え <2302-010607>
 プーチン露大統領が5日に、ウクライナの全戦線で休戦するようショイグ露国防相に命じ、ウクライナにも休戦に応じるよう求めたが、これに対しゼレンスキー大統領は「ロシアは休戦を利用し、ウクライナ軍の前進を止め、自軍の態勢を整えようとしている」と非難し、一方的な休戦案には応じない考えを示した。
2023.01.06
 00:41
時事通信

(Yahoo)

プーチン氏、6日から36時間停戦 クリスマスで総主教提案「考慮」 トルコ仲介か、実現不透明 <2302-010602>
 プーチン露大統領がショイグ国防相に対し5日、6日12:00からウクライナ東・南部の前線全域で36時間の停戦に入るよう命じた。 ロシア正教会のキリル総主教は東方正教のクリスマス(7日)に合わせて6日12:00~8日00:00に停戦するよう「全当事者」に要請しており、大統領府は「総主教の提案を考慮」したと説明した。
 停戦の命令に先立ち、プーチン大統領は仲介役であるトルコのエルドアン大統領と電話会談した。 エルドアン氏は、ロシアによる「一方的な停戦の宣言」が和平に寄与すると強調した後、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談しており「クリスマス停戦」に応じるよう促した可能性がある。
2023.01.05
 17:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア兵、1日で800人死亡 東部激戦地などで=ウクライナ軍 <2302-010510>
 ウクライナ軍が5日、主に東部ドネツク州での戦闘でロシア兵が24時間で800人死亡し、航空機1機、ヘリコプター1機、戦車3両が破壊されたもたとの推計を示した。
 ウクライナ軍によると、ロシア軍はドネツク州でバフムトに戦力を集中させており、同州アウディーウカとハリコフ州クピエンスクでの攻撃は失敗に終わったという。
2023.01.05
 13:50
CNN

(Yahoo)

イラン製無人機、昨年9月以降に540機超を撃墜 ウクライナ軍 <2302-010509>
 ウクライナ軍が4日、2022年9月以降に撃墜したイラン製UAV Shahedが540機以上にのぼると明らかにした。 撃墜したCMは約500発だとした。
2023.01.05
 13:08
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍がクリミアに部隊再配置、ウクライナ側分析…戦闘は「3月に最も激しくなる」 <2302-010508>
 ウクライナ国防省が4日、ロシアがクリミア北部とウクライナ内陸部の支配地域をつなぐ陸路の維持を狙い、クリミアに部隊を再配置しているとの分析を示した。
 前線は、降雪が根雪にならない泥濘期で、地上部隊の移動が難しく膠着状態となっているため、露軍は地上戦が再び激化するまでに戦力の立て直しを急いでいる模様である。
 ABC Newsが4日に報じた対談でウクライナ国防省幹部は、春に本格的な反転攻勢を再開するとの見通しを示し、戦闘は3月に最も激しくなると述べた。 ロシアからの占領地奪還はクリミアや東部ドンバス地方など全土で起こると強調した。
2023.01.05
 12:49
CNN

(Yahoo)

ロシア、東部での攻勢に注力 ウクライナ軍当局者 <2302-010507>
 ウクライナ軍参謀本部が4日、ロシア軍がウクライナ東部のリマンやバフムート、アウディーイウカ方面への攻勢に注力していると明らかにした。 ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍はクピャンスク方面戦術的状況の改善を試みており、クピャンスクとリマン方面で、15ヵ所の集落が戦車や砲兵隊から砲撃を受けたと述べた。 またバフムートとアウディーイウカ方面では30余りの集落が砲撃を受け、過去1日で南部のザポリージャ州やヘルソン州では40以上の集落が攻撃された。
 一方ウクライナの国境警備当局は4日、バフムート方面でロシア軍の攻撃を撃退したほか、ロシア側の陣地に進攻したと明らかにした。 この戦闘でロシア軍の兵9人が死亡し、20人が負傷したほか、ウクライナ軍が300m前進したという。
 CNNはこうした戦況の主張について独自の確認ができていない。
2023.01.05
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 4 <2302-010506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月4日の戦況 =
 動員された新兵のみで部隊を編成しても戦闘力にはならない
 ロシア国防省は、日報の様式を再び変更し、情報欄に重要ではない成功を氾濫させ、重大な軍事的失敗から気をそらそうとしている。
 ウクライナ中央軍事情報局長官が、ウクライナ軍が2023年春にウクライナ全土で大規模な反撃を開始すると述べた。
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラを攻撃するのにイラン製UAVへの依存を高めている。
 ウクライナ軍の打撃でルハンシク州のロシア軍兵站が損害を受けたため、ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナで失地回復の攻撃続けていると伝えられている。
 ロシア軍の攻勢が広範で限界に達している可能性があるという中で、ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を続けている。 ロシア軍はドネツク市西郊外で攻撃を続けた。
 ロシア軍は1月4日、ヘルソン州で部隊を再編築し防御を続けた。
2023.01.05
 06:33
共同通信

(Yahoo)

春に対ロ大規模反攻か 情報局長「戦闘激化へ」 <2302-010503>
 ABC Newsが、ウクライナ国防省情報局長が4日までに対談で、同国に侵攻を続けるロシアに対する大規模な反攻を春に計画していると述べ、戦闘が3月に最も激しくなるとの見方を示したと報じた。
 またウクライナとの国境から離れたロシア領土内へのさらなる攻撃も示唆した。
2023.01.04
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 3 <2302-010403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月3日の戦況 =
 ロシア軍人の能力低下が国防省に対するミルブロガーの批判をさらに激化させた可能性がある。
 ウクライナ軍がルハンシク州でロシア軍兵站を攻撃し続けたため、ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で限定的な反撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近くで攻撃作戦を続け、ドネツク州西部で部隊を集結している可能性があるす。
 ウクライナ軍が1月2日現在、ドニプロ川デルタのヴェリキーポチョムキンスキー島陣地を構築したと伝えられた。
2023.01.04
 08:36
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア軍にさらなる大打撃与えたと主張 南部戦線で500人死傷か <2302-010402>
 ウクライナ軍参謀本部3日、ヘルソン州の町チュラキウカ近くに対して行った2022年12月31日の攻撃で、ロシア軍の兵士500人前後が死傷したとした。 南部で展開するウクライナ軍の報道官は、国内のTV放送で今回の攻撃について同軍による南部戦線での成果の一つと説明。 敵の位置を把握しているため今後さらなる攻撃が行われると述べた。
Chulakivka の位置(Google Map)】
 ロシア政府はチュラキウカに関する主張について、公にコメントしていない。 CNNはウクライナの主張を独自に確認できていない。  ただ多くの読者を抱えるロシア人軍事ブロガーが3日にTelegramに投稿した内容によると、ウクライナ軍が兵舎などロシア軍の複数の拠点をHIMARSの目標にしていることは否定できないという。 このブロガーは、ロシア軍に対して行われた12月の攻撃のリストにチュラキウカを狙ったものを加えている。
2023.01.03
 22:32
産経新聞

(Yahoo)

規則違反の私物携帯を探知か ロシア兵63人死亡の攻撃 <2302-010309>
 東部ドネツク州マケエフカで露軍兵士63人が戦死したとされた攻撃で、ISWは2日の報告書で地元当局者の話として、露軍兵士が規則に違反して私物の携帯電話を使用したため電波を探知され、ウクライナ軍の精密誘導攻撃を受けたと指摘した。
 ロイタ通信などによると、攻撃を受けたのは露側の実効支配地域にある職業訓練学校で、露軍兵士600人が建物内にいた。 露国防省によると攻撃にはHIMARSが使われ、6発のうち4発が着弾した。 近くに弾薬が保管されていたため被害が拡大したとの情報もあり、ロシアの国会議員らで軍の対応を批判する声が出ている。
 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は2日のビデオ演説で、新年に入り露軍のイラン製UAV 80機以上を撃墜したとし、露軍がさらなるUAV攻撃を計画しているとして警戒を呼びかけた。
2023.01.03
 10:21
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍の攻撃でロシア軍に多数の死傷者か、弾薬庫が爆発 <2302-010305>
 複数のSNSアカウントによると、ドネツク州マキイウカで1日未明にロシア軍の徴集兵が集まる専門学校に隣接した弾薬庫がウクライナのHIMARSによる攻撃を受け爆発しロシア軍に多数の死傷者が出た。
 ウクライナ軍はロシア軍の死者400人、負傷者300人と主張したが、直接的な関与には言及しなかった。 CNNは死傷者数や攻撃に使用された兵器を独自に確認できていないが、一部の親露派軍事ブロガーは、ロシア軍の死傷者数は数百人にのぼる可能性があると推定している。 ロシア国防省は2日に攻撃を受けたことを認め、ロシア兵63人が死亡したとした。
2023.01.03
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 2 <2302-010304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月2日の戦況 =
 ロシアが12月31日から1月2日まで2夜連続で行ったUAV攻撃に対し、ウクライナ軍が全てのUAVを迎撃したと伝えられている。
 ウクライナに対するロシア軍の空爆及びミサイル攻撃は、ロシア政府にとって望ましい宣伝効果を挙げていない可能性がある。
 ウクライナが12月31日に行ったドネツク州マキイフカのロシア基地に対するHIMARS攻撃の戦果は、ロシアの情報社会で軍指導部に対して大きな批判を引き起こしている。
 ロシア国防省は、秘密保全欠如の責任をドネツク人民共和国と動員兵に押しつけようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、一時的な停戦を行いスヴァトーブの北西で配備変更をしようとしたが失敗した。
 ウクライナ防衛戦略センタが、ロシア軍がハリコフ~シヴェルスクの最前線に人員を配置し続けていると報告した。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が砲撃頻度を維持するのに苦労しながらも、東軸に沿って再配置していると報告した。
 ロシア軍はザポリージャ州で限定攻撃を試み、防御態勢を強化しようとしている。
2023.01.03
 01:03
讀賣新聞

(Yahoo)

東部ドネツクのロシア軍兵舎にロケット攻撃、63人死亡…侵略開始後で最大規模の被害か <2302-010302>
 ロシア国防省が2日、ウクライナ東部ドネツク市郊外にある露軍の拠点がウクライナ軍の攻撃を受け63名が死亡したと発表した。 露国防省は、ウクライナ軍がHIMARS 6発が兵舎として使用している建物に向け発射し、露軍は2発を迎撃したと発表した。 露軍兵士の死傷者には昨年秋の部分的動員で招集された動員兵が多く含まれていたとの情報がある。
 ウクライナ軍の情報機関は1日にSNSで、この拠点で昨年12月31日に露軍兵士400人が死亡し、300人が負傷したとしており、実際の死者数は63人を上回る可能性が高く、昨年2月24日の侵略開始以降、一度の攻撃による露軍兵士の被害としては最大規模との見方が出ている。
【註】
 HIMARSはM26 GMLRS弾を6発搭載しているので「6発発射」は通常の射撃で、ロシア側の言うように2発を迎撃したのであれば4発が着弾したことになる。
 ただ、M26 GMLRS弾の弾頭は200-lb(90kg)で、陸上自衛隊が装備している203mm榴弾砲の砲弾とほぼ同じ大きさであることから、この砲弾4発だけで63名が死亡とは考えにくく、砲弾の破裂で生起した火災や建物の瓦解に伴う下敷きによる可能性がある。
 ウクライナの発表のように死者400名、負傷者300名となると、HIMARSによる損害は全損害の一部と考えられる。
2023.01.03
 00:32
共同通信

(Yahoo)

ハイマースでロシア側63人死亡 国防省が発表 <2302-010301>
 ロシア国防省が2日に前日からの戦況発表で、ウクライナ東部ドネツク市北東にあるマケエフカに駐留していたロシア軍部隊にウクライナ軍のHIMARSによる攻撃があり、ロシア軍関係者63名が死亡したと発表した。
Makeevka の位置 (Google Map)】
 ロシア側がこれだけ多くの人的損害を認めるのは異例で、州内で双方の激戦が続いているとみられる。
 同時に、砲撃などによりドネツク州などで150名近くのウクライナ兵を殺害し、これとは別に東部ハリコフ州でも30名のウクライナ兵を殺害と発表している。
2023.01.02
 22:35
産経新聞

(Yahoo)

ロシア無人機の計80機超「撃墜」 ウクライナ当局 <2302-010204>
 ウクライナ軍が2日、ロシア軍による同日未明にかけてキーウなどがUAVによる攻撃を受けたが、約40機の露軍UAVを撃墜したと明らかにした。
 露軍は1日も未明からキーウとその周辺をUAVで攻撃し、キーウ州のクレバ知事によれば飛来したUAVは約30機で、インフラ施設を攻撃した。
2023.01.01
 10:55
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ミサイル12発とドローン1機を撃墜 <2302-010106>
 ウクライナ軍が12月31日、ロシア軍がカスピ海上空のTu-95と地上のIskanderから発射したCM 20発超のうち12発を撃墜したと明らかにした。
 Telegramに投稿された空軍司令部の声明には、20発のミサイルが発射されたが、そのうちの何基かはウクライナ領土に届かず、ロシア領内に落下したと書かれている。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将も、CM 12発をキーウ州で6発ジトーミル州で5発フメリニツキー州で1発を撃墜したとTelegramで述べた。
 空軍司令部はまた、ロシア軍のUAV 1機も撃墜したと明らかにした。 このUAVはミサイル攻撃中に空中偵察を行い、ウクライナ軍の防空の位置を標定しようとしていたという。
2023.01.01
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 31 <2302-010105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2022年12月31日の戦況 =
 ロシア軍は火砲の弾薬の在庫を使い果たした可能性が高く、その結果ウクライナでの現在の作戦速度を維持するのに苦労するであろう。
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラを目標に新たなミサイル攻撃を開始したが、以前の大規模な攻撃と比較して強度は低下した。
 ロシア軍は、12月31日にスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って失地回復のために限定反撃を続けている。
 ロシア軍は12月31日、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市周辺で攻撃を続けた。
 国際原子力機関 (IAEA) は、ザポリージャ原発 (ZNPP) が12月29日夕に最後に機能していたバックアップ電力線への接続を失ったと発表した。
 ロシア軍はザポリージャ州東部と南軸に沿って作戦を継続している。
 ウクライナのレズニコフ国防相が12月31日、ロシアが戒厳令を宣言して国境閉鎖して人員通過を阻止し、1週間程度後に別の動員を開始することを計画していると述べた。
 ロシアの占領当局は、ウクライナのパルチザン活動に対応して、占領地での法執行機関の取り締まりを強化し続けている。
2022.12.31
 09:26
毎日新聞

(Yahoo)

ベラルーシ、ミサイル着弾で批判 ウクライナ、参戦に警戒 <2301-123110>
 ベラルーシ国営Belta通信によると、同国の国防省は29日午前にウクライナ方面から飛来したS-300を迎撃し、破片が南西部ブレスト州の畑に落下したと発表した。 ベラルーシ外務省は駐在するウクライナ大使を召還し抗議した。
 ウクライナは、ベラルーシがウクライナへの批判を強めていることから、一方的な主張を展開してロシア軍と共に侵攻する根拠にするのではないかと警戒している。
2022.12.31
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 30 <2301-123109>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月30日の戦況 =
 ロシア軍が12月29日から30日の夜にイラン製UAVを使用してキーウを攻撃した。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍はルハンシク州のロシア軍集結地を攻撃した。
 ロシア軍は、アウディーイウカ地域とバクムットで攻撃を続けたが、ロシアの攻撃速度は前日に比べて鈍化した可能性がある。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州で攻撃を行ったとした。
2022.12.31
 02:00
日経新聞 ロシア軍の消耗顕著に 兵器損失、ウクライナの3倍か <2301-123102>
 ウクライナ侵攻が長引き、ロシア軍の戦力が低下してきた。 ロシア軍は29日朝にウクライナ全土で大規模なミサイル攻撃を実施したが、これまでに発射されたミサイル数は確認されただけで549発と、ロシアの年間生産量の6年分3ヵ月で使い切った計算で、ミサイルの備蓄は急減している。
 米欧による先端技術部品の輸出禁止でロシアのミサイル生産能力も落ちていて、ウクライナ軍はあと2~3回の大規模攻撃でロシア軍のBMの備蓄が尽きるとの見方がある。
 兵器の損失も膨らみ続けていて、民間の軍事情報サイトOryxの24日時点のリストによると、破壊されたりウクライナ側に渡ったりしたロシア側の装備品は8,500品目で、ウクライナ側のほぼ3倍になっている。 直近の1ヵ月でロシア軍は240両を超える戦車と装甲車を失ったという。
 ウクライナはロシアが核使用に踏み切れないとみて同国本土への直接攻撃を強める構えだが、偶発的に西側との全面戦争にエスカレートするリスクも残る。
2022.12.30
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 29 <2301-123004>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月29日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラに対して新たな大規模ミサイル攻撃を実施した。
 ラブロフ露外相は、ロシアがウクライナとの真の停戦交渉を行うことを望まないことを繰り返した。
 ウクライナの軍事情報局 (GUR) のブダノフ長官がウクライナでの戦闘は行き詰まっていると述べた。
 クレムリンは、反対派を排除するために、政府に広範な権限を曖昧な条件で与えるため法律を操作し続けている。
 ウクライナが繰り返すロシア国内深くの目標に対する打撃は、UAVに対するロシアの防空の能力限界を露呈し、自国領を護れないという批判を招いている
 ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続け、ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、アウディーイウカ地域とバクムット周辺で攻撃を続けており、戦果を挙げる可能性が高い。
 ロシア軍はヘルソン州で防衛を継続した。
2022.12.30
 04:53
AFP=時事

(Yahoo)

ベラルーシのミサイル撃墜、ロシアの策略か ウクライナが示唆 <2301-123001>
 ウクライナが国防省は声明で29日に、ベラルーシが自国領内で撃墜したミサイルについて、ロシアがウクライナ侵攻にベラルーシを参戦させるために行った策略であった可能性を示唆した。
 声明では、ベラルーシへのミサイル飛来がロシアの「意図的挑発」であった可能性は排除できないと指摘し、ロシアが発射したCMにベラルーシ領空での迎撃を誘発するような経路を取らせた可能性があるとした。
2022.12.29
 22:14
AFP=時事

(Yahoo)

ロシアのミサイル69発中54発「迎撃」 ウクライナ軍 <2301-122917>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が29日、初期情報によると本日発射されたミサイルは69発に上ったがCM 54発が撃墜されたと述べた。 キーウ市当局も同日、同市に向けて発射されたミサイル16発を全て撃墜したと発表していた。 同市の軍当局はSNSに「キーウ上空でミサイル16発が記録されたが、16発全てが撃墜された」と投稿した。 ただ、ミサイルの破片で民家3軒と自動車1台が損傷したという。
 大統領府顧問ポドリャク氏は先に、120発以上が発射されたとしていた。
2022.12.29
 21:50
時事通信

(Yahoo)

ベラルーシ、ウクライナから発射のミサイル迎撃と発表 <2301-122916>
 ベラルーシ国防省が29日、ウクライナ領内から10:00頃に発射されたミサイルを防空システムで迎撃したと発表した。 ウクライナおよびポーランドと国境を接する西部ブレスト州の村でその残骸が見つかり、初期調査段階で残骸は「ウクライナ領内から発射されたS-300の破片とみられるとしている。
 ロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアの主要同盟国であるベラルーシがこのような報告をしたのは初めてである。
2022.12.29
 17:37
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ各地にミサイル120発以上、キーウやリビウで爆発 <2301-122914>
 ウクライナで29日朝に各地でロシアのミサイル攻撃があり、首都キーウなど複数の都市で爆発音が響いた。
 ウクライナ空軍は、ロシアが夜間のUAV攻撃に続き、多方向からCMで攻撃しているとした。 ポドリャク大統領顧問は120発以上のミサイルが飛来したと述べた。
2022.12.29
 15:10
CNN

(Yahoo)

ロシア軍司令部が市内離れる、民間人も退去 ルハンスク州要衝クレミンナ <2301-122912>
 ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事が28日にTV局との会見で、ロシア軍との攻防が続く同州の要衝クレミンナ市の戦況に触れ、同市に来ていたロシアの民間人全員が業務を中断して退去したと報告した。 またロシア軍司令部もクレミンナから他の集落へ移ったと説明した。 市に派遣されていた医師や修理要員ら民間人が携わっていた全ての業務が中止や凍結され、全員がロシア領内へ向かったなどと述べた。
 今春以降、クレミンナを占領しているロシア軍は、クレミンナを失えばロシア軍はセベロドネツク市に展開する部隊への補給に支障が出る事態となる。
2022.12.29
 12:58
BBC News

(Yahoo)

戦闘はこう着状態に ウクライナ情報総局長、BBCに話す <2301-122908>
 ウクライナ国防省情報総局長のブダノフ少将がBBCの取材に対し、現在ウクライナでの戦闘はウクライナとロシアのどちらも大きく前進できずにいる膠着状態にあると話した。 この間、ウクライナ政府は西側各国からの先端兵器の提供を待っているところだという。
 ウクライナ軍が11月にへルソン市を奪還して以降、最も激しい戦闘は東部ドネツク州のバフムート周辺で行われてきたが、それ以外の場所では、ロシア軍はもっぱら防戦態勢をとっている様子だという。 その一方、全長1,000kmにわたる前線においてウクライナ軍の地上部隊の動きは、冬の寒さの影響でペースを落としている。
 ブダノフ局長は、かなりの被害を受けたロシア軍は今では完全に行き詰まり状態にあるとし、ロシア政府は今後さらに徴集兵の動員を発表すると決めたようだと話した。
 それでもウクライナ軍は今も複数の場所で前進するため物資が不足していると、局長は付け足した。
2022.12.29
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 28 <2301-122905>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月28日の戦況 =
 バクムットに対するロシアの攻撃は、おそらく最高潮に達している。
 ロシア軍はルハンシク州での決戦の準備をしているようで、2023年の冬にザポリージャ州で新たな攻撃を行う可能性は低い。
 ロシアは、ウクライナがロシアのウクライナ領併合を受け入れることを主張することで、ウクライナとの停戦交渉を行う意図がないことを示し続けている。
 ロシアは、Patriotの供与を米露関係悪化の拡大としているが、ISWはロシアがNATOとの大規模な紛争に故意に拡大しようとはしないと確信している。
 ウクライナ軍はクレミンナへの反撃を続け、ロシア軍は失地回復のために反撃を続けている。
Kreminna の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、バクムット、ドネツク市周辺、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍はヘルソン州とザポリージャ州で防御と部隊交代を続けた。
2022.12.28
 16:36
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ヘルソンで砲撃 ベラルーシから軍機発進との情報 <2301-122809>
 ウクライナ軍によると、ロシア軍が28日未明までの24時間でヘルソンの非軍事目標に33発のロケット弾を発射した。 ロシア軍はヘルソン近郊のドニエプル川西岸の人口密集地を砲撃しているという。 ロシアは民間人への攻撃を否定している。
 このウクライナ軍発表をロイタは独自に確認できていない。
 ウクライナの軍事アナリストによると、ロシア軍は先月放棄したヘルソンへの攻勢を強めている。
 ウクライナ当局によると、28日朝には全土で空襲警報が発令された。 SNSでは警報はベラルーシからロシア機が飛び立ったことを受けたものとの情報が飛び交っているが、ロイタはこの情報を確認できていない。
2022.12.28
 15:09
CNN

(Yahoo)

ウクライナ東部クレミンナ、ロシアが「大量の予備兵」を投入 <2301-122808>
 ウクライナ東部ルハンスク州の軍政トップのハイダイ氏が27日、同州リシチャンスク北西のクレミンナ市で激しい戦闘が続いていると述べた。 ロシア軍は現地に兵力を投入しているという。
 ハイダイ氏によれば、ロシア軍は大量の死傷者を出しているものの、クレミンナを失えば、全ての防衛線が崩壊するとして、大量の予備兵と装備を投入して、常に兵力の回復を行っているという。
 CNNは、ロシア側の死傷者数について、独自に確認できていない。
2022.12.28
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 27 <2301-122505>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月27日の戦況 =
 ラブロフ露外相が、米国とウクライナがロシアの要求を受け入れるまで、ロシアは軍事的解決策を追求し続けると述べた。
 ウクライナ軍は、ISWが以前に評価したよりもウクライナ北東部でより多くの戦果を上げた可能性がある。
 バクムット地域とアウディーイウカ~ドネツク市地域でのロシアの攻撃が最高潮に近づいている可能性がある。
 ロシア軍はウクライナ南部で要塞化の取り組みを続けている。
2022.12.27
 17:01
CNN

(Yahoo)

ロシア外相、「併合」4州めぐりウクライナに最後通告 <2301-122707>
 ロシア国営TASS通信が、ラブロフ外相が26日にウクライナロシア政府の「新しい領土」に関する提案を受け入れなければならず、受け入れられない場合にはロシアが軍事行動を起こすと述べたと報じた。
 ロシアは9月にウクライナのルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの4州で偽の住民投票を実施した後、これらの地域の併合を主張したが、完全な支配下には置けていない。
 プーチン露大統領は先週、併合した4州について「極めて複雑」な状況にあると認めていた。
2022.12.27
 13:00

(23:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 26 <2301-122705>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月26日の戦況 =
 プーチンは、エリート層のなかでウクライナ戦争への支持の欠如を懸念している可能性があり、彼らの財産の国有化する準備をしている可能性がある。
 ロシアのミルブロガー世界で、ロシアのはるか後方にある軍事目標に対するウクライナの攻撃は、頭痛の種になっているす。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で交戦をを続けている。
 ウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナの近くで戦っていると報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がバクムットの北東で限定的ながら戦果を上げたとしている。
 ロシア軍はドネツク市の西郊外への攻撃を続けている。
 ウクライナ軍当局者は、ロシア軍がザポリージャ州で攻撃は陽動のため部隊を集中させている可能性があり、ロシア軍がヘルソン州で西岸に到達するために小規模な偵察活動を実施しようとしていることを示唆した。
2022.12.27
 09:40
産経新聞

(Yahoo)

東・南部で激戦続く バフムト方面、ロシア軍の攻勢に陰りも <2301-122704>
 ウクライナ軍参謀本部が26日、24~25日にかけて南部ヘルソン州と東部ルガンスク州ロシア軍部隊の密集地域を攻撃し、合わせて300名を死傷させたと発表した。 また露軍は負傷兵の増加に苦しんでおり、各地の民間病院を接収して治療を施しているとも指摘した。
 一方、露国防省は26日、最激戦地のバフムト方面を含む東部ドネツク州でウクライナ軍170名を死傷させたと主張した。
 東部や南部で激戦が続いているが、バフムト方面では露軍の攻勢が弱まりつつあるとの観測も出ている。 これに対しウクライナ軍は、バフムトで露軍に損害を強いつつ、南部ザポロジエ州ヘルソン州ルガンスク州などで反攻の機会を伺っているとの観測が強い。
2022.12.27
 07:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、前線の状況「厳しい」 ゼレンスキー氏演説 <2301-122703>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が毎日夜に放送されているビデオ演説で26日、ドンバス地域の前線における状況は「困難かつ苦痛」であり、国の全ての「強さと集中力」が必要だと訴え、バフムト、クレミンナなどドンバス地域の都市は、最大限の力と集中力を必要とすると述べた。
 現地の状況は困難かつ苦痛で、占領軍は前進するために利用可能な全てのリソースを投入しているなどとした。
2022.12.26
 20:18
朝日新聞

(Yahoo)

またロシア本土の基地へ攻撃か、3人死亡 ウクライナ側は関与認めず <2301-122611>
 ロシア国防省が26日、南部エンゲリスの空軍基地で「ウクライナのUAVを撃墜した」と発表した。 残骸が基地に落下し、軍人3人が死亡したとしている。 この空軍基地には5日にもUAVが飛来したとされており、ロシア本土への攻撃が続いた可能性がある。 TASS通信によると、26日の攻撃では航空機への被害はなかった。
 エンゲリスの基地は、ウクライナへのミサイル攻撃にも使われているとされるTu-95を配備する航空部隊の拠点でウクライナとの国境からは450km以上離れている。 ウクライナ側は攻撃への関与を認めていない。
2022.12.26
 10:10
共同通信

(Yahoo)

ロシア南部の空軍基地で爆発と報道 <2301-122606>
 ウクライナのメディアが26日、ロシア南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地2回爆発があったと報じた。
 詳細は不明だが、現場ではサイレン音が鳴り響いたという。
【註】
 エンゲリス空軍基地では12月5日にもUAVとされる空襲があった。
Engels空軍基地の位置 (Google Map)】
【関連記事:2301-120514 (ロイタ 2022.12.05)】
2022.12.26
 04:31
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍の弾薬不足続く インフラ攻撃限定と英分析 <2301-122603>
 英国防省が25日までの戦況分析で、9月に部分動員を発令したロシアは10月以降に数万人の予備役をウクライナに投入し、兵員不足は改善されつつあるが、弾薬不足が依然として要因となり、攻撃が限定的になっている可能性があるとの見方を示した。
 ロシア軍はCMが不足し、ウクライナへのインフラ攻撃週1回前後に限定しているとみられほか、前線の防御だけでもかなりの砲弾やロケット弾を消費していることが「ロシア軍の弱点」と指摘した。
 一方ウクライナ軍は25日にロシア軍将校らの会議が開かれていた拠点を攻撃し、約70人が負傷したと主張している。
2022.12.25
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 24 <2301-122503>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月24日の戦況 =
 ロシア軍はバフムートとアウディーイウカ周辺で攻撃を継続しているが、バフムート地域での攻撃ペースを維持するのに苦労する可能性があり、作戦を一時停止しようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、クレミンナ~スヴァトーブ線に沿って失地を回復するため、限定的な攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺で攻撃を継続した。
 ロシアのSPETSNAZ(註:特殊部隊)が、ドニプロ河西岸のヘルソン州におけるウクライナの防衛を調査するためドニプロ河デルタを偵察している可能性がある。
 ロシア軍は、Grad MRLでヘルソン市の住宅地を攻撃し、少なくとも10人が死亡、55人が負傷した。
2022.12.25
 05:05
共同通信

(Yahoo)

東部激戦地でロ軍90人死亡 ウクライナ、攻撃非難 <2301-122502>
 ウクライナメディアのUkrains'ka Pravdaによると、ウクライナ軍の報道官が24日、ロシア軍が制圧を目指す東部ドネツク州バフムトロシア軍兵士90人以上が死亡し、約100人が負傷したと明らかにした。 ロシア側バフムトに戦力を重点配置して激戦が続いている。
 報道官は、ロシア軍側から同日「砲や
MBTMRLによる225回の攻撃があった」と述べた。 ロシア軍はあらゆる手段でバフムト戦線での進軍を試みているが「損失が続いており、ウクライナ軍の防衛を突破することはできない」と強調した。
2022.12.24
 23:59
時事通信

(Yahoo)

10項目の和平案具体化 ウクライナ、対ロ圧力狙う 米紙 <2301-122415>
 Wall Street Journal紙が24日までに、ウクライナのゼレンスキー政権が、11月に提示した10項目の和平案の具体化を進めていると伝えた。 ロシアによる侵攻開始1年の2023年2月24日ごろの公表を目指しているという。
 ただ、10項目はウクライナの領土回復ロシア軍の撤退など、ロシアが受け入れられないものばかりで、和平案は対露圧力の強化が目的とみられる。
2022.12.24
 22:01
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ南部ヘルソンに攻撃、7人死亡 大統領「殺人」と非難 <2301-122414>
 AP通信がウクライナ当局が24日、ヘルソン市中心部らロシア軍の攻撃があり、7人が死亡し少なくとも58人が負傷したと明らかにしたと報じた。 うち16人は重傷という。
 ゼレンスキー大統領はTelegramで、攻撃された場所は軍事施設ではないとしたうえで、「脅迫と快楽を目的とした殺人だ」と非難した。
2022.12.24
 21:46
朝日新聞

(Yahoo)

クリスマスイブの人混み狙いロシアが砲撃か ヘルソン州で8人死亡 <2301-122413>
 InterFax Ukrine通信が、ウクライナ南部ヘルソン州の検察が24日、ロシア軍の砲撃によるヘルソン市での死者が少なくとも8人にのぼると明らかにしたと報じた。 検察当局は、クリスマスイブの24日朝に地元住民が最も多く集まる場所が狙われたとみており、声明で「住宅、行政施設、車両などの民間インフラも被害を受けた」と指摘した。
 ウクライナ大統領府の高官は、負傷者も多数に上っており、「少なくとも16人は重体だ」とSNSで明らかにした。
2022.12.24
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 23 <2301-122411>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月23日の戦況 =
 ISWは、ロシア政府が多分キーウを狙ってベラルーシから新たな攻撃を行うという、最も危険な行動方針 (MDCOA) の準備を少なくとも2022年10月以降続けていると見ている。 ロシアの著名なミルブロガーは、冬から春にかけてMDCOAが実行される可能性を強調しているが、ISWはこのMDCOAについて可能性は低いと評価してる。
 ロシア軍は明らかに、ルハンシク州北西部での攻撃の準備を行っている。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が冬の攻撃失敗するのを利用して2023年2月に和平案を提示する準備をしていると伝えられている。
 プーチン露大統領が新たに公の場へ登場しているのは、彼がロシアでの彼の人気とイメージ低下を懸念するようになったことを示している可能性がある。
 ロシア軍は、12月22日から23日にかけて、ウクライナ北部と北東部で少なくとも2回の威力偵察を実施した。
 ウクライナ軍は、過去72時間にわたってバフムート市の東と南で戦果を上げた可能性がある。
 ロシア軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州とザポリージャ州で防御陣地を強化して、ウクライナ南部で防衛作戦を実施している。
 ウクライナのパルチザンは、占領地のロシア当局者を目標にし続けている。
2022.12.24
 10:44
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア侵略で壊滅状態の南部マリウポリ周辺に新たな1万300基の墓か…AP分析 <2301-122409>
 AP通信が22日、ウクライナ南部マリウポリ周辺で3~12月にかけて衛星やドローンの画像などを活用して地面が掘り返された場所を詳しく調べ、少なくとも10,300基の墓が新たに作られたとの分析結果を報じた。
 報道によると、新しい墓は50,000㎡ル以上の範囲に作られており、画像を分析したところ、露軍が重機で長い溝を掘り、埋め戻されていたことも分かった。 墓には数字が記された小さな札があり、書かれた数字などから複数の遺体が埋葬されているとみられるものもあったという。
 マリウポリでは2万人以上が死亡したとされるため、集団墓地の調査経験がある専門家は「墓の数は必ずしも殺害された人数と一致しない」と指摘している。
2022.12.23
 18:46
共同通信

(Yahoo)

南部ヘルソンでロ側150人死亡 ウクライナが攻撃強化か <2301-122316>
 ウクライナ軍参謀本部が22日、ロシアが実効支配する南部ヘルソン州のドニエプル川東岸にあるカホフカの飛行場を20日に攻撃し、ロシア側の約150人が死亡したと主張した。
 東岸の黒海に面した地区への攻撃では約140人が負傷したとしている。 ウクライナ側が東岸進出に向け攻撃を強めている可能性がある。
 一方ウクライナ警察は22日、ヘルソン州のドニエプル川西岸で、奪還以後に332人の死亡を確認したと明らかにした。 州内でロシア軍による戦争犯罪の捜査が8,000件以上進められており、ウクライナ人を拷問した部屋が7ヵ所新たに見つかったという。
【註】
 Google Earthで見る限り、Kaxobka市及びHoba Kaxobka市周辺に飛行場は見当たらない。
Kaxobka市及びHoba Kaxobka市周辺
2022.12.23
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 22 <2301-122306>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月22日の戦況 =
 プーチン露大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領対等で主権のある相手として扱うことを拒否し続けており、さらにウクライナとの真剣な交渉に興味がないことを示している。
 プーチンの言い方は、主権国家としてのウクライナを否定する情報操作の一部である。
 ロシア軍はクレミンナ~スヴァトーブ線に沿って限定攻撃を続け、ウクライナ軍はクレミンナ地域で反撃を続けている。
 ロシア軍はバフムートとアウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ウクライナの反撃を恐れて、ヘルソン州とクリミアの治安対策を強化している。
2022.12.23
 08:56
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ「露戦死者10万人突破」 露支配集落の首長死亡 <2301-122305>
 ウクライナ軍参謀本部が22日、ロシアが2月にウクライナ侵攻を開始して以降、露軍の戦死者数が10万人を超えたと発表した。 また、これまでに露軍の
MBT 3,000両IFV 6,000両野砲2,000門を破壊したとした。
 これに対しショイグ露国防相は9月下旬時点で、露軍の戦死者数を5,937名で、ウクライナ軍の戦死者は6万人、負傷者は6万人としている。
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は今月、自軍の戦死者数が10,000~13,000名で、負傷者はそれ以上だと説明しており、戦死者数は双方の発表内容が大きくかけ離れており、実態は判然としない。
 米統合参謀本部議長ミリー陸軍大将は11月上旬時点で、双方でそれぞれ10万人が死傷したとの見方を示している。
2022.12.23
 01:25
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、23・24日に大規模ミサイル攻撃計画か ウクライナ報道 <2301-122301>
 ウクライナのニュースメディアUkrains'ka Pravdaが22日、同国の情報機関の話として、ロシア軍が23日か24日に大規模なミサイル攻撃を計画していると報じた。
 報道によると、ロシア軍はTu-95 8~14機Tu-22M3 3機Iskander 4発と、Kalibrを含むCM 67発を用意しているという。 そのほかUAVによる攻撃が行われる可能性もあるとしている。
2022.12.22
 11:02
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア元副首相が負傷、ウクライナ東部の砲撃で=通信社 <2301-122207>
 ロシアの通信社によると、ウクライナ東部ドネツク市で21日にロゴジン元露副首相と親露派勢力ドネツク人民共和国のホツェンコ首相がウクライナ軍の砲撃によって負傷した。 TASS通信によると命に別状はない。
 側近らがロシアの通信社に語ったところによると、2人はドネツク郊外のホテルが高精度兵器の砲撃を受けた際に負傷した。 ホテルにいたロシア国会議員は、砲撃は情報を元に行われたとの見方を示した。 ロゴジン元副首相は親露派支配地域で軍に助言する役割を担っている。
2022.12.22
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 21 <2301-122205>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月21日の戦況 =
 ショイグ露国防相は、一連の広範なロシア軍の改革を提案したが、現在の紛争に間に合う可能性は非常に低い。
 プーチン大統領が目標を達成できなかったことから、国内での信頼を取り戻し2年目の戦争継続しようとする政権を危うくしている。
 ロシアの核発言は、恐らく国民にアピールし、西側を威嚇しようとするものであり、核兵器を使用しようとするものではない
 ウクライナのゼレンスキー大統領は12月21日にワシントンDCを訪問した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で交戦を続けている。
 ロシア軍はバクムットとドネツク市地域で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局者は、ロシア軍がドニプロデルタ諸島を確保しようとして失敗したことを確認した。
 ロシア当局は、パルチザン活動を抑圧し、パルチザンの支援者を抑えるため、法執行機関の取り締まりを強化した。
2022.12.21
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 20 <2301-122106>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月20日の戦況 =
 ISWは、ロシアベラルーシからウクライナ北部へ向けて侵攻する可能性は極めて低いと見ているが、最も危険な可能行動として引き続き観察している。
 ゼレンスキー大統領のバフムート訪問は、プーチン大統領を戦争指導者としているロシア政府の情報戦を弱体化させた。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って限定反撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ河東岸の防御陣地を強化している。
 プーチン大統領は、ロシアの治安機関に対し親ウクライナのパルチザン活動への対抗強化を命じた。
2022.12.20
 19:40
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ、東部で激しい攻防 24時間で空爆60回 <2301-122015>
 ウクライナ軍参謀本部がfacebookで20日、過去24時間にウクライナ全土でロシア軍による空爆が60回ミサイル攻撃が4回
MLR攻撃が80回以上行われたと発表した。 一方、ウクライナ側もルガンスク州やドネツク州の10ヵ所でロシア軍の攻撃を撃退しており、東部を中心に激しい攻防が続いている。
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍がウクライナ南部のザポロジエ州とヘルソン州でドニプロ川東岸に沿ってウクライナ軍の拠点と民間インフラへの砲撃を続けているとした。
2022.12.20
 19:13
AFP=時事

(Yahoo)

プーチン氏、併合4州の状況は「極めて困難」 <2301-122013>
 プーチン露大統領が「国家治安部隊員の日」に際して20日、ロシアが併合したと主張するウクライナのドネツク、ルガンスク両人民共和国と、ヘルソン州、ザポリージャ州の4州について、「極めて困難な」状況にあるとの認識を示した。
 大統領は、情報活動に対抗する戦いにおいて「最大限の冷静さと戦力の集中」が必要だと訴えるとともに、「外国の情報機関の活動を完全に抑え込み、直ちに反逆者やスパイ、妨害工作員を特定することが重要だ」と強調した。
2022.12.20
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 19 <2301-122010>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月19日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は、12月19日にロシアとベラルーシの統合に譲歩を強要するプーチン大統領圧力をそらした可能性がある。
 ロシア軍は、12月18日から19日にかけて、Shahed-131とShahed-136 突入攻撃型UAVでキーウを攻撃した。
 元ロシア軍で司令官で、情報分野で批判的な声を上げたロシアの著名なミルブロガーのガーキンが、戦争におけるロシア軍全体の動きについて厳しい批判を書いた。
 ドネツク人民共和国 (DNR) は、行政手順の基本についてロシア占領当局と衝突し、ウクライナのさまざまな占領政権間の緊張を示唆していると伝えられている。
 Wagner Gp.が、最近採用され訓練が不十分な囚人の素養に対応するため、残虐行為を中心に攻撃モデルを構築した可能性がある。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がルハンシク州のロシアの後方陣地を攻撃目標にしたとして、スヴァトベ~クレミンナの線に沿って限定的な攻撃を続けている。
 ロシア軍が12月18日にバクムットの南を失ったため、バクムットとドネツク市の近くで攻撃を続けた。と伝えられた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がヘルソン州のドニプロ河東岸地域から一部の部隊を下げていると報告した。
 ロシアの占領当局は、占領地内の移動を制限し、社会的脅迫戦術をとっている。
2022.12.20
 10:05
産経新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー氏「ロシアが自爆ドローン250機を追加調達」 <2301-122007>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日に、ラトビアでこの日開かれた北欧諸国などが参加する英国主導の軍事枠組みである合同遠征軍 (
JEF) の首脳会合オンライン演説し、ロシアがイランから自爆型UAVのShahed 250機を新たに調達し、34機をウクライナの電力インフラを攻撃目標とした同日未明の攻撃で使用したと明らかにした。
 ウクライナ軍などによると、同日未明に首都キーウなどにShahedを使った露軍の攻撃があり、30機を撃墜したが、一部が電力インフラに命中した。
 ウクライナ国防省情報総局の高官は17日に、ロシアがイランからShahedを追加調達したとする諜報結果を公表したが、調達した機数は明らかにしなかった。
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は9日時点で、ロシアがこれまでにイランから数百機のShahedを調達したとの見方を示していた。
2022.12.19
 21:58
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア国防省、西部州で米国製ミサイル迎撃と主張 <2301-121914>
 ロシア国防がSNSに19日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州上空で、防空システムが米国製の
HARMミサイルを迎撃したと投稿した。
Belgorod 州の位置 (Google Map)】
 ウクライナ侵攻開始から約10ヵ月が経過したが、ロシア側によるこうした主張は前例がほぼないとみられている。
 ロシア側は、同州はウクライナからの攻撃を頻繁に受けていると主張している。
2022.12.19
 04:00

(14:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 18 <2301-121904>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月18日の戦況 =
 ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) のユソフ代表が、ロシア軍がイラン製UAVの新しいバッチを受け取り、BMの取得についてイランと交渉を続けていると報告した。
 ウクライナとロシアの情報筋は、スヴァトーブ~クレミナ線に沿って戦闘が続いたと報告した。
 ウクライナとロシアの情報筋は、バクムット郊外と市の北東と南で進行中の戦闘を報告した。 ロシア国防省は、ロシア軍がソレダールの北東にあるドネツク州のヤコブリフカを占領したとした。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がバクムット近くからロシア軍を排除したとした。
 ウクライナ当局者は、ロシア軍がヘルソン州のドニプロ河岸から部隊を配置転換しているが、ロシア軍が撤退しているか否か判断するのは時期尚早であると述べた。 ロシア軍とウクライナ軍は、ドニプロ河を渡って定期に砲撃とロケット弾攻撃を続けている。
 ウクライナ軍は、ウクライナ軍が12月16日にザポリージャ州のロシア軍集結地2箇所と2箇所の弾薬庫を攻撃し、150人の人員を負傷させ、10品目の装備を破壊したと報告した。
 メリトポリのフェドロフ市長は、ロシア軍がメリトポリにDragon's Teeth対戦車構築物を設置していると述べた。
【註】
 Dragon's Teethとは、MBTIFVなどの前進を阻止するため構築された鉄筋コンクリート製のビラミット状構築物で、第二次世界大戦中にドイツ軍がジークフリート線で広く使用した。
2022.12.19
 05:56
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、東岸から一部撤退か 南部州、ウクライナ軍分析 <2301-121903>
 ウクライナ軍参謀本部が18日までの戦況分析で、ロシア軍が南部ヘルソン州のドニエプル河東岸にある2つの町から撤退を開始したとの見方を示した。 ロシア軍が11月に西岸ヘルソンから撤退したのち両軍は川を挟んでにらみ合う形となっていたが、ウクライナ軍特殊部隊は今月3日にドニエプル河東岸に橋頭堡を確保したとする動画を公開した。
 参謀本部は13日にも東岸地域の別の集落からロシア軍が撤退したことを確認したと主張し、ISWは撤退は後方の守りを固めるためのものだとの見解を示していた。
2022.12.18 Jane's Defence Weekly Russia 'almost certainly' employing Su-57s against Ukraine, says UK MoD <2303-121804>
 ウクライナ国防相が1月9日に更新した情報開示で、ロシア空軍が遅くとも2022年6月にはウクライナ戦にSu-57を投入していると見ていることを明らかにした。
 最近の民間衛星画像からロシア空軍の第929飛行試験場のあるウクライナ国境から450kmにあるAkhtubinsk航空基地で5機のSu-57が確認されている。
 ロシア空軍は2022年12月に10機のSu-57を受領し、更に飛行試験用の機体10機を発注している。
2022.12.18
 11:10
AFP BB ロシア「外国製兵器の搬入阻止」 ウクライナ大規模空爆で <2301-121802>
 ロシア国防省が17日の定例会見で、ウクライナ全土に停電と断水をもたらした前日の大規模攻撃について、同国への外国製兵器の引き渡しを阻止する戦果も挙げたと主張した。
 会見では、「ウクライナ軍の指揮系統、軍産複合体、それを支えるエネルギー施設に対し、高精度兵器で大規模攻撃を行い、目標は達成され全目標に命中した。 攻撃の結果、外国製の武器弾薬の搬入を妨害し、交戦地域への増派を阻止し、ウクライナ企業による武器生産と修理を停止させた」とした。
2022.12.18
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 17 <2301-121801>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月17日の戦況 =
 バフムート周辺でロシア軍が進めている攻撃が、ドネツク人民共和国軍とWagnel Gp.軍との間での断絶を更に大きくしている。
 米CIAが今までのISWの見解通り、ロシア政府がウクライナとの停戦交渉に真剣に取り組んでいないと評価している。
 ウクライナ軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで反撃を行い、ロシアの後方地域を攻撃し続けている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ-ドネツク市の近くで攻撃を続けた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ河東岸の罠にウクライナ軍を引き込もうとしている可能性があると警告した。
2022.12.17
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 16 <2301-121704>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月16日の戦況 =
 プーチン露大統領が19日にベラルーシのミンスクで開催される会議で、ルカシェンコ大統領にウクライナでのロシアをさらに支援するよう圧力をかける可能性が高いが、ルカシェンコはすでにこの要求をそらす準備をすでに行っている。
 プーチン大統領のミンスクへの訪問は、ベラルーシ領からの新たな攻撃を行おうといる可能性がある。
 プーチン大統領は、ウクライナへの本格的な侵攻を開始する前に、ロシア経済へ及ぶ悪影響について最悪のシナリオを無視したと伝えられている。 このためロシアは、経済的課題に直面し続けている。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナ、及びバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市で攻撃を続ける一方、ドニプロ河東岸で防御態勢をとり続けている。
 ロシアの占領当局は、負傷したロシア兵を治療し、占領地で活動しているロシア軍を支援するために、民間インフラを接収し続けている。
2022.12.15
 11:08
AP

(Yahoo)

ロシア東部戦線の戦果を発表 ウクライナ戦術群司令部砲撃 <2301-121505>
 ロシア国防省が12月14日、ここ数週間で東部戦線ロシア軍の主要目標の一つとなっていた、ウクライナ東部ボジアーネの集落を制圧したと発表した。
Vodiane の位 (Google Map)】
 露国防省によると、ウクライナ兵最大50名が死亡、戦車1両、装甲車3両、ピックアップトラック4両が破壊されたという。
 ボジアーネは、ドネツク州のブフレダールの北東10kmに位置する集落で、バフムートと並んで、ロシア軍が制圧を目指していた。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 露国防省はまた、ドネツク州クラマトルスク地区のリマンにある、ウクライナ戦術群司令部を砲撃したことを明らかにしたが、キーウからは何の反応もなく、AP通信もロシア国防省の主張を確認できていない。
2022.12.15
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 14 <2301-121503>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月14日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ロシア軍が2023年の初めに大規模な攻撃を開始しようとする可能性があると予測している。
 ウクライナの防空部隊は、ロシア軍が12月14日の攻撃で発射したすべてのUAVを撃墜した。
 ロシア政府はウクライナ政府に対し、宗教の自由と報道の自由を抑圧しているとした情報操作を強化する可能性がある。
 ウクライナ軍が反撃を続ける一方、ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナ地域で攻撃した。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
 ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川の南で防御を続けている。
 ウクライナのパルチザンは、ウクライナ軍が攻撃目標を決めるのを支援している。
2022.12.15
 05:02
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアの補給橋爆破、ウクライナのレジスタンス関与…「クリミア付近まで進軍」視野 <2301-121501>
 ウクライナ軍参謀本部が13日、南部ザポリージャ州の露軍占領地域に対するウクライナ軍のミサイルなどを使った過去数日の攻撃で、露軍司令部をはじめ複数の拠点を破壊したと発表した。
 ウクライナ軍の大統領府顧問は10日、露軍が兵站拠点にしている主要都市メリトポリを奪還すればクリミア付近まで進軍が可能になると述べ、奪還に向けた作戦開始を示唆していた。 メリトポリの市長は12日に、ロシアからの重要な補給路となっているクリミアへの橋で爆発が発生し、住民の抵抗運動が関与したと指摘した。 さらにウクライナとの国境に近い露西部ブリャンスク州でも13日に爆発が発生し、ウクライナ軍が露軍基地にミサイルで攻撃した可能性が取りざたされている。
 ウクライナのエネルギー施設を断続的に集中攻撃している露軍は、14日にキーウ中心部や周辺に自爆型UAVを発射した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、UAV 13機全てをSAMで撃墜したと発表した。
2022.12.14
 15:49
日経新聞 Finacial Times: 空戦激化、払底するウクライナ軍の迎撃弾備蓄 <2301-121409>
 ロシア軍は2ヵ月前からウクライナの電力網を攻撃し続けているが、ウクライナ政府によると直近の5日の爆撃では、ロシアが撃ったミサイル70発のうち、10発しかウクライナの防空網を突破することができなかった。 ウクライナ側が主張する87%の迎撃率は、同国の防空システムの有効性が高まっていることの証しだが、それらのシステムは西側の最新機器と技術による改良で強化されているものの主に旧ソ連時代のものである。
 しかしウクライナは憂慮すべきスピードで弾薬を消費していて、ロシアの精密誘導ミサイルの備蓄が急減する一方で、ウクライナのSAMも残り少なくなるという弾薬の消耗戦になっている。
2022.12.14
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 13 <2301-121406>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月13日の戦況 =
 12月13日にベラルーシ軍の特別検閲が急に行われたが、ベラルーシ軍がウクライナを攻撃する可能性は依然として低い。 ウクライナ当局も、12月13日の時点でベラルーシがウクライナに侵攻する可能性は低いと見ている。
 イスラエルの高官は、イランは国連制裁の切っ掛けとなるのを避けるために、ロシアに提供する予定のミサイルの射程を制限していると述べた。
 ウクライナの諜報機関は、1990年代にウクライナがロシアに移送したミサイルでウクライナを攻撃していると報告した。
 米国当局は12月13日、国防総省がPatriotをウクライナに送る計画を最終決定したと述べた。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット内でわずかに前進し、アウディーイウカとヴフレダールの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍は、占領下のヘルソン州の後方陣地を強化し続けているため、ドニプロ川南の一部地域から撤退している可能性がある。
 過去数日間ウクライナ軍がメリトポリ近くのロシア軍への砲撃が増える中、ウクライナ軍がザポリージャ州メリトポリの橋を崩落させた可能性がある。
2022.12.14
 00:05
日経新聞 ウクライナ、ロシア制圧地域の5割超奪還 英国防省分析 <2301-121401>
 英国防省が13日までに、ウクライナがロシアが侵攻後に制圧した地域の54%を奪還したとの分析を発表した。
 英国防省は戦況分析で、ロシアは東部のドネツク州やルガンスク州、南部のザポロジエ州やヘルソン州への支配拡大を依然として目指していると推定したが、これらの地域を奪還できる打撃部隊を編成する可能性は極めて低いとして、目的を達成することは困難だと指摘した。
2022.12.13
 20:00
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍の弾薬、来年初頭に枯渇か…米軍高官「イランや北朝鮮からの調達狙っている」 <2301-121314>
 米軍高官が12日に記者団に対し、ロシア軍の砲弾やロケット弾の在庫が減少し、2023年初頭にも枯渇する公算が大きいとの分析を明らかにした。 高官は、イランや北朝鮮などに接触し、信頼できる弾薬を得ようとしていると語った。
 ウクライナ国防省情報総局の幹部が12日のNew York Times紙との対談で、露軍がウクライナへの攻撃に使用しているミサイルについて、ロシアが侵略開始後にCMを約360発製造したとの見方も示し、ミサイル攻撃が当面続く可能性に警戒感を示した。
2022.12.13
 19:47
CNN

(Yahoo)

東部ドネツク州の前線、状況は「難しい」 親ロ派幹部 <2301-121313>
 ロシア国営RIA Novosti通信がウクライナ東部ドネツク州の親露派で自称「ドネツク人民共和国」のトップであるプシーリン氏が同州前線の状況について「難しい」と述べたと報じた。 プシーリン氏によれば、ロシア軍は前進を続けているものの、望むような速さではないという。
 プシーリン氏は、激しい戦いが続くバフムートとその周辺の状況についても言及し、ロシアの民間軍事会社Wagnelの傭兵がバフムートの北東16kmに位置する集落を掃討し、バフムートに大規模な攻勢をかけるのに必要な状況を整えているという。
 ドネツク市は2014年以来、親露派が占拠しているものの、ウクライナ軍は依然として市から数㌔離れた位置にとどまっていて、ドネツク州の多くの地域を支配下に置いている。
2022.12.13
 17:05
CNN

(Yahoo)

東部バフムート、激しい戦闘も「持ちこたえている」 ウクライナ軍 <2301-121310>
 ウクライナ軍報道官はTelegramへの投稿で東部のバフムート市について、周囲で激しい戦闘が行われているものの、バフムートは持ちこたえていると述べた。
Bakhmut の位置 (Google Map)】
 ウクライナのゼレンスキー大統領は先ごろ、ウクライナ軍が東部のドンバス地方の前線で厳しい状況に置かれているとの認識を示していた。
2022.12.13
 10:51
AP

(Yahoo)

露軍占領下メリトポリで爆発 ウクライナ軍の HIMARS 砲撃 <>2301-121308>
 ウクライナ南部ザポリージャ州で12月10日、ロシア軍占領下にあるメリトポリで大きな爆発があった。 ロシアが任命した同州の知事はTelegramに、HIMARSが市外のレクリエーション施設に着弾し2人が死亡、10人が負傷したと投稿した。
Melitopol の位置 (Google Map)】
 これに対して、メリトポリのフョードロフ市長は地元住民からの情報として、攻撃されたのはロシア軍基地で、占領軍200名が死亡したとみられると話している。  メトロポリは、11月にヘルソン市を放棄したロシア軍が、へルソン州の「新州都」を設けたヘニチェスクから約90km北に位置しており、ウクライナとロシアの2つの市政府が、互いに正当性を主張し合っている。
2022.12.13
 09:20
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、ルガンスク州要衝奪還へ前進 2集落を解放 <2301-121306>
 ウクライナのメディアが、志願兵でつくる特別部隊Krakenが12日にSNSを通じ、ウクライナ軍が東部ルガンスク州の要衝スバトボの北方に位置する集落2ヵ所をロシア軍から奪還したと発表したと報じた。 ガイダイ州知事はこの日までに、州内の要衝クレミンナにもウクライナ軍が数㌔地点まで接近していると明らかにした。
Svatove の位置 (Google Map)】
 部隊が奪還を発表したのは、東部ハリコフ州内のルガンスク州との州境に近い集落2ヵ所で、ルガンスク州でこれまでに10ヵ所以上の集落を奪還したウクライナ軍はスバトボとクレミンナを奪還した上で、露軍が7月上旬に全域の制圧を宣言した同州の中心都市セベロドネツクやリシチャンスクの解放を目指している。
 ただ、ガイダイ知事は「露軍がルガンスク州内を要塞化している」と指摘し、州での反攻は容易ではないとの認識も示した。
 一方露軍は現在、全域の制圧を目指すドネツク州の要衝バフムト方面で攻勢を強化しており、ウクライナ軍参謀本部によると、この方面で連日激戦が続いている。 露軍はバフムトを制圧し、州の中心都市クラマトルスクの制圧を狙う構えである。
2022.12.13
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 12 <2301-121305>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月12日の戦況 =
 ロシア軍は、ハリコフとルハンシク州の州境近くでウクライナの反撃に対する防御を強化し、ドネツク州での限定攻撃を支援するために、ウクライナ東部での態勢強化を続けている。
 ロシアのウクライナでの戦争による経済的な負担が、プーチン大統領の世界での地位を弱体化させ続ける可能性が高い。
 ロシア国防省は、ゲラシモフ参謀総長が交代したか、または間もなく交代するという噂を、彼が一時的に職務を停止しているものの、ショイグ国防相の補佐をまだしていると公式に否定した。
 ウクライナのレズニコフ国防相が、路面凍結で機動戦が可能になったのち、ウクライナは2022年から2023年の冬に反撃を継続する予定であるとしたISWの見方を肯定した。
 米国政府高官は、この冬に反撃作戦を実施するウクライナの能力と意図に関する評価を修正している可能性がある。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がルハンシク州の後方を攻撃したため、スヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃し、ドネツク市の南西で防御している。
 ウクライナ軍は、ウクライナ南部の重要な地上通信線 (GLOC) に沿ったロシアの装備等と兵站拠点を引き続き攻撃目標にしている。
 ロシア軍は黒海沿岸のクリミア半島北部水祭を強化している。
 ロシア軍はクリミアのロシア軍を維持するのに十分なインフラを欠いている可能性がある。
2022.12.13
 07:15
CNN

(Yahoo)

メリトポリのロシア軍、市内で「再配置」 退避中の市長が発言 <2301-121304>
 ロシアの占領下にあるウクライナ南部メリトポリのフェドロフ市長が12日、ウクライナのTV局との対談で、市内のロシア軍が先週末のウクライナ軍による攻撃を受け「再配置」を進め、パニック状態に陥っているとの見解を示した。 フェドロフ氏は証拠を示さずに「彼らは軍の部隊を他の場所に移して隠そうとしている」と述べた。
 フェドロフ氏は市外に退避している。
Melitopol の位置 (Google Map)】
2022.12.12
 12:44
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」の拠点攻撃か ルハンスク州知事が発表 <2301-121203>
 ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事が11日、ウクライナ軍がロシアの雇い兵組織Wagnerの本部を攻撃したと発表した。 ハイダイ知事が11日、ルハンスク州カディフカ(註:別名Stakhanov)にあるロシアの雇い兵組織Wagnerの拠点となっているホテルが攻撃を受け、ロシア側が大きな損失を被ったと説明した。
Kadiyevka (Stakhanov) の位置 (Google Map)】
 医療の不足から、生存しているWagner部隊の少なくとも50%は死亡するとみているとした。
 BBCはこのホテルにWagnerがいたかどうか独自に検証できていない
2022.12.12
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 11 <2301-121201>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月11日の戦況 =
 ロシア国防省が12月11日、ゲラシモフ参謀総長が解任されたという噂を否定し、辞任したとした。
 ウクライナとロシアの情報筋は、悪天候の中でスヴァトーブ~クレミンナ線に沿ってライマンの近くで戦闘が続いていると報告した。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がヘルソン正面からクピャンスク方向に200品目以上の装備を移動させたとし、衛星画像ではルハンシク州の露軍T-90 MBTが西に向かっているのが見られる。 ウクライナの当局は増強されたロシア軍部隊は今のところ脅威ではないないと述べた。
Kupyansk の位置 (Google Map)】
 ロシアとウクライナの情報筋がバクムット周辺での戦闘が続いていると報告していたとおり、ロシア軍がわずかなに占領地域を拡大した。
 ウクライナ軍東部軍報道官が、ロシア軍が部隊運用戦術大隊戦術グループ (BTG) からより小さな攻撃に適した突撃部隊に変更したと述べた。
 ロシアとウクライナの情報筋が、ウクライナ軍がロシア軍の主要兵站路にあるスカドフスク、ホラプリスタン、オレシキー、ヘルソン州のノヴァカホフカを砲撃したとした。
Skadovsk  Hola Prystan  Oleshky  Nova Kakhovka の位置 (Google Map)】
 ロシアとウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州のメリトポリにあるロシア軍の基地を砲撃したと報告した。 ある情報筋はこの砲撃で最大200名のロシア兵が死亡したと主張した。
 ウクライナのパルチザンが、クリミアのソビエトでロシア軍兵舎を焼いたのは自分たちと主張している。
2022.12.11
 20:35

(Yahoo)

時事通信 ロシア兵舎火災、2人死亡 パルチザン関与主張、ドローン説否定 クリミア <2301-121104>
 ウクライナ南部クリミア半島の町ソビエツキーで10日朝、ウクライナ侵攻のため動員兵が集められたロシア軍の兵舎が火災に見舞われ、親露派がSNSで伝えたところによると、2人が死亡したという情報がある。
Sovietsky の位置 (Google Map)】
 ウクライナの一部メディアは火災について「UAV攻撃が原因」と報じていたが、ウクライナ人と先住民族タタール人パルチザンを名乗る団体Ateshが同日夜、声明を出し「計画に成功した」と、人為的に火を付けたと主張した。
2022.12.11
 08:40

(18:40 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 10 <2301-121102>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月10日の戦況 =
 タイムズが、匿名の米国防筋が国防総省はもはやウクライナに、ロシアの軍事目標を攻撃することを控えることを主張していないと述べたと報じた。
 ロシア軍は、前週よりも多くのイラン製UAVを使用して、ウクライナのインフラに対する攻撃を実施した。
 ロシア軍が、ウクライナ軍砲兵をドネツク市が射程に入らない距離に遠ざけることができなかったため、ドネツク州の親露派指導者からの支持を失う可能性がある。
 ロシア当局が占領地の行政体制を管理するためにチェチェンの官僚と軍を更に投入している。
 ウクライナ軍はスヴァトーブへの反撃を継続し、ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナの近くで交戦した。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域に向かって前進し、ドネツク州西部で防御しようとしている。
2022.12.10
 18:08
共同通信

(Yahoo)

ロシア戦死者1万人の名前確認 動員兵4百人、BBC調査 <2301-121005>
 英BBC放送ロシア語版が9日、ウクライナ侵攻で死亡したロシア兵10,002名の名前を確認したと報じた。うち約400名は9月の部分動員令による招集兵だったという。 ロシアの独立系メディアMedia Zonaなどと合同でロシア各地の墓地や記念碑を調査し裏付けた結果としており、確認できた死者数は、実際の死者の4~6割程度と推定している。
 BBCによると、HIMARSなどによりロシアの指揮所への攻撃が可能になったことから戦死者には精鋭部隊や将校も含まれており、将官4名大佐49名が死亡したとしている。
2022.12.10
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 9 <2301-121004>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月9日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーブの近くに防御線を確立した。 ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナの近くで交戦した。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ドニプロ川のヘルソン市西の島に陣地を構築した可能性がある。
 ウクライナ南部のロシア軍装備等と兵站拠点に対するウクライナ軍の阻止作戦は、ロシア軍及びその兵站路に打撃を与えると共に、ロシアの士気をより広範に低下させた可能性がある。
2022.12.09
 20:34
時事通信

(Yahoo)

ロシア空軍基地から16機消える 爆撃機、ドローン攻撃受け退避か <2301-120920>
 ロシアの独立系メディアが8日、5日のUAV攻撃で攻撃目標となったロシア本土の空軍基地2ヵ所から、少なくとも16機が姿を消したと報じた。
 国外で紹介された衛星写真を基に攻撃の前後で比較すると、UAV攻撃でTu-22が損傷した写真がインターネット上に投稿されているリャザニ州のディアギレボ空軍基地では、爆撃機9機と別の軍用機の少なくとも計10機が衛星写真から見えなくなった
 一方、サラトフ州のエンゲリス空軍基地を捉えた衛星写真では、攻撃を受けた後にTu-95 6機が減っていた。
2022.12.09
 12:57
TBS News

(Yahoo)

ザポリージャ原発の敷地内にロ軍がロケット砲配置 「挑発の準備をしている」原発運営企業が指摘 <2301-120911>
 ウクライナ国営原子力企業Energoatom社が8日、ロシア軍がザポリージャ原発の敷地内に
MRL数両を持ち込み、第6原子炉の近くにある使用済み燃料保管庫の隣に配置したとして、ザポリージャ原発で挑発の準備をしていると指摘しました。
 Energoatom社は、ロシア軍が燃料保管庫を盾にして、ドニプロ川の対岸の町を攻撃する可能性が高いと見ている。
2022.12.09
 08:40

(18:40 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 8 <2301-120906>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月8日の戦況 =
 ショルツ独首相がロシアの核エスカレーションのリスクは低いと述べた。
 米統合参謀本部議長のミリー大将が、冬期間にウクライナで戦闘が激化する可能性があると述べた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がザポリージャ原発 (ZNPP) をさらに軍事化したと述べた。
 ウクライナ東部でのウクライナの反撃が続く中、ロシア軍はスヴァトーブ近くの陣地を強化しクレミンナの近くで反撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域を攻撃し続けた。
2022.12.08
 16:44
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ベラルーシで戦術軍事演習に参加 <2301-120815>
 ロシアが8日、ロシア軍がベラルーシでの戦術的な軍事演習に参加していると発表した。 ロシア国防省は西部軍管区の部隊がベラルーシで集中的な戦闘訓練を行っているとの声明を発表した。
 ロシアがベラルーシに対しウクライナ戦争への関与を強めるよう圧力をかけていると懸念されている。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は参戦しないとしているが、過去に軍に対し、ロシア軍と共にウクライナ国境付近に展開するよう命じたことがある。
2022.12.08
 15:27
讀賣新聞

(Yahoo)

プーチン氏「ロシアの核戦力は他の保有国より進んでいる」…「脅威は高まっている」 <2301-120814>
 プーチン露大統領が7日、侵略するウクライナをめぐって核戦争の「脅威は高まっている」と述べた。 「核は防衛手段として考えているが、我々に向けて攻撃があれば対抗する」とも主張し、苦戦が続く中、ウクライナを支援する米欧を改めて牽制した。
 ロシアの核戦力について他の核保有国よりも進んでいると語り、ロシアが優位にあると主張したうえで、我々は保有する全ての手段によって国益を守ると強調した。
2022.12.08
 10:19
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ隣接州で防衛線強化 知事が現地視察 ロシア <2301-120812>
 ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州と、ベルゴロド州の知事は7日までに、防衛線の建設状況を視察したと明らかにした。
 英国防省は7日のウクライナ侵攻に関する定例会見で、ロシア側の防衛線強化は「愛国心の高揚」が狙いだが、ロシアの政治指導者の間には「ウクライナからの侵攻の脅威が現実味を帯びている」とみる向きもあるとの見解を示した。
2022.12.08
 10:00
毎日新聞

(Yahoo)

占領下のマリウポリは今 衛星画像で見えるロシア軍の活発な動き <2301-120811>
 BBCが、ロシアが占拠している南東部の港湾都市マリウポリで、露軍の軍事施設とみられる大型の建物が新たに建設されていることが、Maxar社が撮影した衛星画像で明らかになったと報じた。 反転攻勢を強めるウクライナ軍に対し、露軍の劣勢ぶりが伝えられているが、ロシアは支配下にある地域では影響力を強めようとしている模様である。
 Maxar社が11月末に撮影したマリウポリの衛星画像では、屋上にロシア語でАРМИЯ РОССИИ(ロシア軍)と書かれた大規模な施設が新たに造られた様子が確認された。
 春の戦闘で破壊された劇場では周りに新たに囲いが設置された。 空爆で一部が破壊されていた集合住宅はその後、完全に解体されたことが確認された。
 BBCによると、露軍が修理不可能な住宅を解体し、新たな建物を造ろうとしている可能性があるという。
2022.12.08
 09:44
CBS News Intense fighting underway in eastern Ukraine as both sides suffer heavy losses <2301-120810>
 ウクライナ軍参謀本部が12月7日、ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を強めているため、ウクライナの都市や集落の20ヵ所程度が激戦地になっていることを明らかにした。
 このためロシア軍は毎日100名程度が損耗しており、ウクライナ軍にも損害が出ているという。
 こうした中、ゼレンスキー大統領が前線を訪問し兵士を激励した。
2022.12.08
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 7 <2301-120809>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月7日の戦況 =
 プーチン露大統領は、ウクライナでの征服戦争が長期にわたるのに備えている。
 ストルテンベルグNATO事務総長はISWの以前からの主張どおり、2022年から2023年の冬の作戦停止がロシアに有利であるとコメントした。
 ロシア軍3週間ぶりにShahed-136 UAVを使用した。
 ベラルーシにウクライナでの戦争に参加するよう圧力をかけるロシアがベラルーシ軍と摩擦を引き起こしている可能性がある。
 ロシア軍は、ハリコフ東部とルハンシク州西部で攻撃速度を上げている可能性が高い。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ヘルソン州東部で防御しながら部隊の配備変更を続けている。
 独立系のロシアのメディアは、ロシア当局の否定声明にもかかわらず、動員が継続されていると報じている。
 ロシア占領当局は、ドネツク州のマリウポリをロシア軍の後方軍事および兵站基地に変えている可能性が高い。
2022.12.08
 07:08
時事通信

(Yahoo)

ソ連製ドローン転用か ウクライナ軍、ロシア防空網突破 <2301-120805>
 ウクライナ軍によるとみられるロシア本土の空軍基地へのUAV攻撃では、防空網を突破内陸の奥深くまで500km以上も進入しており、ウクライナ軍が保有する航続距離150kmのトルコ製Bayraktar TB2では不可能なため、ソ連時代に開発された無人偵察機の改良型が使用されたという見方が出ている。 ロシア国防省は発生当日の5日、ウクライナ軍の攻撃とすぐさま「ソ連製のUAVで攻撃された」と発表した。
 ロシアの政権系メディアによれば、Tu-141無人偵察機が転用されたとみられている。 ウクライナのメディアによると、Tu-141はソ連時代にウクライナ北東部ハリコフの工場で生産され、1979年から使用されており、もともと航続距離400kmだったが、2014年のロシアによる軍事介入後、改良されて航続距離が1,000kmまで延び再投入されたとされる。
 ウクライナの国営防衛企業Ukroboronprom社は10月に、航続距離1,000kmの
UCAV開発が最終段階にあると明らかにした上で「年末までにウクライナ人も敵ロシアも驚かせる」と宣言していた。
【註】
 Tu-141 無人偵察機
 ・全  長: 14.33m
 ・翼 端 長: 3.88m
 ・全備重量: 6,215kg
 ・巡航速度: 1,000km/h
 ・航続距離: 1,000km
 ・実用上昇限度:6,000m
2022.12.08
 03:28
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナの主権を尊重 兵器の使用巡る決定含め=高官 <2301-120803>
 ロシア国防省が5日、モスクワ南東リャザニ州と南部サラトフ州空軍基地2ヵ所ウクライナのUAVで攻撃され、6日にも3ヵ所目のロシア飛行場がUAV攻撃を受けたと発表したが、ウクライナはこれらの攻撃への直接の関与を認めていない。
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は7日、ロシアとウクライナの戦争の拡大を懸念しているとしつつも、米国がウクライナに供与した兵器どのように使用するかを巡る決定を含め、米国はウクライナの主権を尊重すると言明した。
2022.12.07
 21:22
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア国防省が不用意な発表か ウクライナの攻勢裏付けたと米で指摘 <2301-120717>
 戦争研究所 (ISW) が6日、ウクライナ軍が北東部ハルキウ州で僅かにに前進したようだとする分析を公表した。 ウクライナ軍は9月に同州の大半を奪還したが、ロシアの支配下にある州東部でも反転攻勢を広げている可能性があるという。
 ウクライナ軍参謀本部は5日、ハルキウ州東部の三つの集落周辺で、ウクライナ軍の陣地がロシア軍から砲撃を受けたと発表した。 ロシア国防省も同日、州東部の別の集落にあるウクライナ軍の司令部を攻撃したと発表した。
 ISWはロシア国防省の発表について、ウクライナ軍がこの集落をすでに制圧したことを不用意にも示してしまっていて、ウクライナ軍の発表も踏まえ、同軍が州東部で支配地を広げている可能性があると結論づけている。
2022.12.07
 20:33
時事通信

(Yahoo)

ロシア内陸部に相次ぐ攻撃 ウクライナ、能力誇示 <2301-120716>
 ウクライナに隣接するロシア中部クルスク州の飛行場で6日に、燃料タンクがUAVによる攻撃で炎上した。  5日にはロシア中部サラトフ州の重爆撃機が30機以上駐留する戦略的に重要な拠点エンゲリス空軍基地がUAV攻撃され、ウクライナ各地へのミサイル攻撃に使用されるTu-95 2機が損傷した。 この基地はウクライナから600km以上離れている。 またモスクワに近いリャザニ州のディアギレボ空軍基地でも5日に燃料輸送車が爆発して3人が死亡した。
 ロシア内外では、内陸部の空軍基地が相次いでウクライナのUAV攻撃を受けたことで衝撃が広がっている。
2022.12.07
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 6 <2301-120707>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月6日の戦況 =
 ウクライナ軍は最近ハリコフ州北東部で戦果を上げた可能性が高く、ロシア軍は限定的な攻撃でウクライナの反撃から防御している。
 ロシア軍はバフムートとアウディーイウカの近くで攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がバフムートの近くでわずかに前進したと主張しているが、ロシア軍は都市を包囲できていない。
 ロシア当局は、橋桁が修理されたケルチ海峡橋について安全性であると思わせるに情報操作を行っている可能性が非常に高い。
 ロシア外務省報道官は5日、ロシアがザポリージャ原発からの撤退または管理権を別の関係者に移す準備をしているという噂を否定した。
2022.12.07
 07:31
CNN

(Yahoo)

「ロシアの高精度ミサイルの在庫はほぼ枯渇」 ウクライナ国防省高官 <2301-120706>
 ウクライナ国防省情報総局長のブダノフ氏がウクライナのTVで、ロシアが高精度のミサイルをほぼ使い果たし、これまでのところイランからBMを受け取っていないとの見方を示した。
 「だが我々が現在目の当たりにしているように、ロシア軍は在庫が完全に尽きるまでミサイルを使うことを決めた。 これはロシアにとって愚かなことで、現地の軍はこの問題に気づいている」と指摘した。
 ただブダノフ氏は「ロシア軍が現在使用しているミサイルの数に比べると極めて少ないが、新しいミサイルを製造している。 何種類かの高精度ミサイルのみが製造されている」と説明した。
 CNNはロシア軍のミサイルの在庫について確かめることはできない。
2022.12.06
 18:44
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、攻撃関与認める 米紙報道、ミサイル拠点 <2301-120614>
 ロシアの空軍基地2ヵ所で計3人が死亡した5日のUAV攻撃について、New York Times紙が同日、ウクライナ政府高官が自国の関与を認めたと報じた。 基地はウクライナのインフラに対するミサイル攻撃の出撃拠点になっていたとされる。 同紙はこれまでで最も明確なロシア領土への攻撃だとした。
 無人機攻撃を受けたモスクワ南東リャザニ州のジャギレボ空軍基地と南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地Tu-160Tu-95などロシアの主力長距離戦略爆撃機が配置され、いずれの基地もウクライナ国境から約500km離れている。
2022.12.06
 18:24
日テレ News

(Yahoo)

ロシア国内の空軍基地にドローン攻撃か ウクライナ軍が関与を示唆 <2301-120613>
 ウクライナ空軍は5日、SNSで「リャザン州。 何が起きた?」とのコメントとともに、損傷した軍用車両と戦闘機の写真を公開し、関与を示唆した。 また、ウクライナ側は「ロシアのクルスク州の空軍基地近くの燃料タンクが攻撃された」とする州知事のコメントをSNSで紹介し、黒煙と炎があがる6日早朝のものとみられる映像も公開した。 ウクライナ側による新たな攻撃の可能性もある。
Kursk州の位置 (Google Map)】
 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシア軍による70発のミサイル攻撃があり、4人が死亡したと明らかにした。
2022.12.06
 17:48
CNN

(Yahoo)

ロシア空軍基地攻撃、ウクライナの新型ドローン開発に注目集まる <2301-120611>
 ロシアの空軍基地2ヵ所に対する攻撃について、ロシア国防省ウクライナのUAVによって実施されたとし、ロシアの防空システムがUAVを撃墜したとも主張しているが、衛星画像や写真からは、リャザン州の基地にいるロシア軍機に一定の損害が出たことがうかがえる。
 このことからウクライナによる長距離
UCAV開発の取り組みに注目が集まっている。
 ウクライナ国防省は一連の爆発について公式にコメントしておらず、ウクライナ政府は長距離UCAVが保有兵器に加わったことを認めていないが、国営兵器メーカUkroboronprom社はここ数週間、新型長距離UAVの完成が近いと複数回示唆していた。
 Ukroboronprom社は10月にFacebookでUAVの構造の一部とみられる画像を公開し、航続距離1,000km搭載重量75kgで、最終仕上げを行っているとの説明を添えていた。 1ヵカ月後の11月24日には別の投稿を行い、UAVの試験が次段階に入り、参謀総長のために電子戦の環境下での飛行試験の準備をしていると述べた。 さらに12月3日には、同社の広報がウクライナのTVに対して「様々な段階の試験が成功裏に完了した」と明らかにした。
2022.12.06
 05:25
AFP BB ロシア飛行場2か所に「ウクライナの無人機攻撃」 3人死亡 <2301-120605>
 ロシア国防省が、ロシア南西部の航空基地2ヵ所で5日にウクライナによるUAV攻撃があり、3人が死亡したと発表した。
 攻撃を受けたのは、リャザニ州のジャギレボ航空基地サラトフ州のエンゲリス航空基地で、国防省によると同日朝にウクライナの旧ソ連製UAVが飛来し迎撃されたが、残骸が飛行場に落下し爆発し、ロシア兵3人が死亡、4人が負傷し医療施設に搬送された他、航空機2機が軽度の損傷を受けた。
 また国防省は同時に、同国軍がモスクワ時間の同日15:00(日本時間同9時)頃に「ウクライナ軍の指令システムおよび関連する防衛と通信、エネルギー、軍事施設に対する大規模な攻撃」を実施し「17の目標すべてに命中した」と発表した。
2022.12.06
 05:00

(15:005 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 5 <2301-120604>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月5日の戦況 =
 ロシア軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿ってウクライナの攻撃から守り続けた。
 ロシア軍はバクムット周辺で徐々に戦果を上げ続けたが、まだ都市を包囲しておらず、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を実施した。
 ロシア軍がドニプロ川西岸にある20以上の集落を砲撃し、ヘルソン市を攻撃し続けた。
2022.12.06
 04:57
朝日新聞

(Yahoo)

空軍基地の爆発は「ウクライナ軍のドローン攻撃」 ロシア国防省 <2301-120603>
 InterFaxが、ロシア国防省が5日、ロシア国内2ヵ所の空軍基地で同日あった爆発について、ウクライナ軍のUAV攻撃だったと発表したと報じた。 攻撃されたのはモスクワ南東部のリャザン州とロシア南部サラトフ州にある空軍基地で、UAVはいずれも撃墜したが、その破片の落下や爆発で軍用機2機が損傷し、3人が死亡し、4人がけがをしたとしている。 同省はロシアの長距離爆撃機を狙ったとみている。
 ロシアの独立系メディアは同日、サラトフ州の空軍基地がUAV攻撃され、Tu-95 2機が損傷したと報じた。 またリャザン州の空軍基地では、タンクローリーが爆発して3人が死亡したと報道されていた。 いずれもウクライナ国境から400km以上離れた場所で、事実だとすれば国内のかなりの距離まで侵入を許したことになる。
2022.12.05
 23:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ全土にロシアのミサイル、2人死亡 キーウ州4割停電 <2301-120515>
 ウクライナ各地で5日にロシア軍による新たなミサイル攻撃があり、大規模な停電が発生している。 南東部ザポロジエ州では住宅にミサイルが撃ち込まれ、少なくとも2人が死亡、子どもを含む3人が負傷したという。 北部キーウ州のクレバ知事によると、攻撃によって同州の40%で電力がストップしている。 また南部オデーサ州では電力が失われたため断水しているほか、ミコライウ市周辺では火災発生の恐れから停電が実施されているという。
 ウクライナ空軍によると、ロシア軍が5日に発射したミサイル70発超のうち60発超を撃ち落とした。 また政府当局者によると、キーウ市に向けて発射された10発のミサイルのうち9発が撃墜された。
2022.12.05
 23:47
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア空軍2基地でウクライナのドローン攻撃、3人死亡=国防省 <2301-120514>
 ロシア国防省が5日、国内の空軍基地2ヵ所でウクライナのUAV攻撃があり、軍事要員3人が死亡し4人が負傷したほか、航空機2機が軽い損傷を受けたと発表した。
 ロシア国防省の発表に先立ち、ロシア通信 (RIA) は、モスクワの南東185kmに位置するリャザン州の空軍基地燃料車両が爆発し、3人が死亡、6人が負傷したと報じていた。
Ryazan州の空軍基地 (Google Map)】
 また、サラトフ州知事は同州のエンゲルス空軍基地で「大きな衝撃音と閃光」があったとのSNS投稿を認めた上で、Telegramに「住宅エリアで緊急事態が発生したわけではない。 民間インフラに被害はなかった」と投稿し、「軍事施設での出来事に関する情報は法執行機関によって確認されている」とした。
 エンゲルス基地はモスクワの南東730kmに位置し、ロシアの空輸核戦力を収容する2つの戦略爆撃機基地の1つである。
Engels空軍基地 (Google Map)】
 リャザン州およびサラトフ州はともにウクライナから数百マイル離れている。
2022.12.05
 20:38
朝日新聞

(Yahoo)

ロシアの出撃、1日300回→数十回に 冬の天候影響?英国防省分析 <2301-120511>
 英国防省が5日、ロシア軍の爆撃機などによる出撃回数が減少していると発表した。 同省によると、3月には1日に最高300回ほど出撃していたが、現在では数十回に減少している。
 同省は、出撃回数が減っている理由は、ウクライナの防空システムの脅威、ロシアの航空機が飛行できる時間が限られるようになったこと、天候の悪化の3点を挙げ、「ロシアの地上攻撃戦術は視覚的な識別と無誘導弾に大きく依存しているため、天候の悪い冬の間はロシア空軍の地上攻撃は少ないだろう」とした。
 ロシア軍は戦闘で60機以上の固定翼機を失っていて、すでに多数の爆撃機を失い、最新式の装備にも乏しいことから、今後も低調のままではないかとみている。
2022.12.05
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 4 <2301-120504>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月4日の戦況 =
 ウクライナ当局がウクライナ軍が冬期間に反撃を継続することを示唆した。  ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けていると報告した。  ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺で攻撃を継続している。
2022.12.04
 21:17
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドニプロ川東岸奪還へ近く攻勢か…州知事が住民に避難呼びかけ <2301-120411>
 ウクライナ南部ヘルソン州の知事が3日、ドニプロ川東岸で戦闘が激化する恐れがあるとして、東岸住民に避難を呼びかけた。 州知事は、ウクライナ軍が奪還した西岸への避難を促しており、普段は住民に禁じているドニプロ川の渡河を、3~5日の日中は認めた。
 ウクライナ軍南部方面軍報道官も4日に公共放送で「ドニプロ川東岸も解放しなければならない。 地元住民はウクライナ軍が近くにいることを知っている」と述べ、反攻を計画していることを示唆した。 ウクライナ軍の特殊部隊は3日、東岸でウクライナ国旗を掲げ橋頭堡を確保したとの動画をSNSに投稿した。
 ウクライナ軍が、東岸奪還に向けた反転攻勢に近く乗り出す可能性がある。
2022.12.04
 15:50
Abema Times

(Yahoo)

ウクライナ軍特殊部隊、ロシアが実効支配するヘルソン州東部に“到達” 国旗を掲げる動画を公開 <2301-120406>
 ウクライナ軍はロシア軍が実効支配するへルソン州の東部に到達し、国旗を掲揚したとする動画を公開した。
 ウクライナ軍特殊部隊Carlsonが3日、兵士らがへルソン州のドニプロ川をはさんだ東側に到達したとする動画をSNSに公開した。 場所はへルソン市の対岸だとしていて、国旗は前の晩に掲げたという。
 戦争研究所 (ISW) は、「これが事実ならば、ウクライナ軍がへルソン州の東部で作戦を開始する糸口になる可能性がある」と指摘している。
2022.12.04
 11:44
共同通信

(Yahoo)

「大規模な兵力と火力を投入」ロシア軍が前進の可能性 東部ドネツク州・バフムトめぐり激しい攻防 <2301-120405>
 英国防省が3日にTwitterで、激しい攻防が続くウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトロシア軍が前進した可能性が高いことを明らかにした。 ロシア軍はドネツク州バフムト周辺の前線でおよそ15kmにわたって大規模な兵力と火力を投入し、南側に前進した可能性が非常に高いという。
 一方で、ロシアにとって「得られる成果に釣り合わないほど高くついている」と分析し、「バフムトの占領は政治的な目的になった可能性がある」と指摘している。
 バフムトについてウクライナのゼレンスキー大統領は、「最も激しく苦しい状況だ」として、前線で戦う兵士に感謝の意を示した。
2022.12.04
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 3 <2301-120404>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月3日の戦況 =
 ウクライナ軍はドニプロ川のヘルソン市対岸に到達したと伝えられている。
 ウクライナ東部の状況は冬が始ったことで、戦闘推移が速くなっている可能性がある。
 ロシアとベラルーシの国防相がミンスクで会談し、二国間安全保障関係をさらに強化した可能性がある。
 ウクライナ軍クレミンナの北西に前進し続けている可能性が高い。
 ロシア軍は、バフムート周辺、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ドネツク西部とザポリージャ州東部で攻撃を続けている。
 ロシア当局はロシアの協力者をオレシキーから避難させたと伝えられた。
Oleshky の位置 (Google Map)】
 プーチン大統領が10月31日に部分動員の正式な終了を発表したにもかかわらず、ロシア国家警備隊 (Rosgvardia) が動員が継続していることを確認した。
2022.12.03
 17:10
共同通信

(Yahoo)

クリミア半島含む領土奪還支持 リトアニア外相 <2301-120313>
 リトアニアのランズベルギス外相が1日に共同通信との面談に応じ、ウクライナクリミア半島を含めロシアから領土を奪還するつもりだと指摘し、支持する考えを強調した。
 また、制裁で凍結されたロシア資産をウクライナ支援に活用する案や将来的なウクライナのNATO加盟に賛同を示した。
2022.12.03
 15:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナへのミサイル攻撃、1週間ほぼなしの「異変」 <2301-120312>
 ウクライナ空軍報道官が2日、ロシア軍による首都キーウや州都などへのミサイルやUAV攻撃が過去1週間ほぼ途絶えている珍しい状態が続いていると報告した。
 大きな被害が生じたミサイル攻撃などは、70発の
ALCMがウクライナ全土の標的を襲っていた11月23日以降、記録されていないとした。
 報道官は地元TVの取材に、ロシア軍がイランから調達した攻撃型UAV Shahedを使い尽くしたことが一因の可能性があると述べた。 注文して受け取っていた分を既に使い切ったとし、「追加分として1700機程度を新たに発注した懸念が出ている」とも述べた。
2022.12.03
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 2 <2301-120307>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月2日の戦況 =
 ラブロフ露外相は西側との交渉の基礎として、2月24日の侵略前に行ったのとまったく同じ要求を繰り返し、ペスコフ報道官はウクライナ領土のロシアへの併合を認めるようさらに要求した。
 ウクライナ軍が防空に成功にもかかわらず、ロシア軍は依然としてウクライナのエネルギーインフラに脅威を与えている。
 西側からの追加防空システムがロシアに対し、ウクライナのインフラに対するロシアの空爆に疑問を持たせようとしている。
 ロシア当局は、ザポリージャ原発 (ZNPP) の非軍事化に条件を付けているが、ロシアはこれに従わない可能性が高く、脅威を排除または減少させることはない。
 ウクライナ軍クレミンナの南西と北西に局地的な突破口を開いた。
Kreminna の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバフムート地域で僅かに前進を続け、アウディーイウカ~-ドネツク市地域で攻撃した。
 ロシア軍は、ウクライナ軍の砲撃により、ウクライナ南部の後方地域への部隊配置に苦労している可能性がある。
2022.12.03
 06:25
日テレ News

(Yahoo)

ザポリージャ州のロシア軍一部撤退か ウクライナ軍が明らかに <2301-120305>
 ウクライナ軍統合参謀本部が2日、南部ザポリージャ州ロシア軍の部隊の一部に撤退する動きがみられると明らかにした。 また、これらの地域の行政職員を避難させる準備を進めているとしている。
 こうしたなかロシアの独立系メディアMedusaが2日、ロシアがザポリージャ原発をウクライナか国際原子力機関 (IAEA) に引き渡す可能性があると報じているた。
 ザポリージャ原発をめぐってはウクライナの原子力企業Energoatom社もロシア軍が撤退準備を進めている兆候があるとしているが、これまでのところロシア側は原発からの撤退を否定している。
2022.12.03
 03:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ南部ドニエプル川東岸の「避難」拡大=親ロシア派当局 <2301-120302>
 ウクライナ南部ヘルソン州の親露当局が2日、ドニエプル川東岸の市民の移住拡大の一環として、カホフカ地区からの移動困難者の避難を開始すると発表した。
Kakhovka の位置 (Google Map)】
 カホフカ当局によると、寝たきりの人や体の不自由な人は南東のゲニチェスク地区に移されるという。
Henichesk の位置 (Google Map)】
2022.12.02
 22:24
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ側の戦死者、1万~1万3000人…露軍は南部の数か所の集落から撤退か <2301-120208>
 ウクライナ軍報道官によると、ロシア軍が南部ザポリージャ州の集落数ヵ所から撤退を開始している模様という。 最近の州内での戦闘で、露軍の軍事施設や弾薬庫などを破壊したとしている。
 またゼレンスキー大統領は1日のビデオ演説で、ロシアとの捕虜の交換でウクライナ軍兵士ら50人が解放されたと発表した。 これまでに1,300人以上が解放されたとしている。
2022.12.02
 18:11
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ大統領府、自軍の戦死者「1万~1万3千人」…EUの「10万人」に反論 <2301-120207>
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問が1日に地元TVとの会見で、ウクライナ軍の戦死者について10,000~13,000人と述べ、ウクライナ軍の死者が10万人と述べたEU欧州委員会のフォンデアライエン委員長に反論した。
 フォンデアライエン委員長は11月30日にウクライナ兵10万人と民間人2万人が死亡したと述べたが、その後EUは公式発表から削除している。
 ミリー米統合参謀本部議長も11月上旬に、露軍とウクライナ軍死傷者数がそれぞれ10万人を超えたとの見方を示していた。
2022.12.02
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, December 1 <2301-120202>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月1日の戦況 =
 ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線に沿ったウクライナの反撃からの防御を続けている。
 ロシア軍はバフムート周辺で逐次成果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を行った。
Bakhmut の位置 (Google Map)】
 ザポリージャ州でのロシア軍の動きは、ウクライナ軍の砲撃の増加で重要地域を守れないことを示唆している可能性がある。
 ロシア軍は、ザポリージャ州とドニプロ川の東岸での防衛を支援するためにクリミアに予備軍を保持している。
2022.12.01
 18:26
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、バフムート周辺で戦力消耗か 米分析「攻略の利点超える」 <2301-120112>
 ウクライナの戦況をめぐり戦争研究所 (ISW) が11月30日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺で戦力を消耗しているとする分析を公表した。 ロシア軍は5月下旬以降、一貫して同方面に戦力を注いできたが、得られた戦果は少ないという。
 ISWは、ロシア軍がバフムート方面に注力することで、他の地域でウクライナ軍が反攻しやすくなる可能性があるとしている。
2022.12.01
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 30 <2301-120106>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月30日の戦況 =
 ロシア軍バフムート周辺で、作戦上重要でない集落を無駄に攻撃する以前の失敗を繰り返している。
 ロシアの国営原子力企業Rosenergoatom社が、ザポリージャ原発の新しい取締役を任命した。
 ロシアの世論調査では、ロシア国民がウクライナ戦争への厭戦意識が広がっていることを示している。
 ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線に沿ったウクライナの反撃から防御する努力を続けている。
 ロシア軍はバフムート周辺で徐々に戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けている。
 ウクライナ当局者は、ウクライナ軍がキンバーン岬で作戦を行っていることを認めた。
Kinburn 岬の位置 (Google Map)】
2022.11.30
 09:59
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部要衝バフムトに露軍接近か 「現在の最激戦地」 <2212-113011>
 ウクライナ部隊の将校が11月29日、東部ドネツク州の要衝都市バフムト方面が現在の最激戦地と指摘する一方、ドネツク州の親露派武装勢力トップは28日にバフムトの包囲が近いと主張した。
 戦争研究所は、露軍の一定の前進がみられるものの、露軍が同市の包囲に成功する保証はないと分析している。
2022.11.30
 09:41
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、ドニプロ川西岸の全集落に砲撃 <2212-113010>
 ウクライナ当局者が29日、ウクライナ南部ヘルソン州でロシア軍がドニプロ川西岸の全ての集落に対して砲撃を行っていると明らかにした。 砲撃の対象となっている集落には最近になってウクライナ軍によって解放された場所も含まれている。
 ヘルソン州議会の議員は記者会見で、ロシア軍がヘルソン市とドニプロ川沿いの全ての集落に対して砲撃を継続していると述べた。 同議員によれば、死傷者は出ていないものの、主要なインフラに対する攻撃は続いている。
2022.11.30
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 29 <2212-113009>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月29日の戦況 =
 ロシア軍が11月29日にバクムット周辺で若干の成果を上げたが、ロシアの情報筋が主張する速度でロシア軍が前進した可能性は低い。
 英国国防省がISWの過去の見解どおり、ロシア軍が過去3ヵ月間大隊戦術群 (BTG) の展開を停止した可能性が高いと報告した。
 ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナ周辺で反撃したたため、ロシア軍はスヴァトーブ周辺で防御を続けている。
 ロシア軍は失地回復のために、クレミンナの西で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はシヴェルスクとアウディーイウカの近く、及びドネツク州西部で攻撃を行った。
 ウクライナ軍がウクライナ南部のロシア軍集結地を攻撃しているため、ロシア軍はヘルソン州東部の防御陣地を強化し続けている。
2022.11.30
 03:49
South China Morning Post Russia firing unarmed missiles to deplete Ukraine air defence, US military official says <2212-113002>
 英国軍事情報筋が26日にロシア軍が核弾頭を外した核CMをウクライナ戦争で使用していると発表したのに対し、匿名を前提にした米軍当局者が11月28日、ロシア軍は核CMの核弾頭を下ろしてバラストに代えてウクライナに打ち込み、ウクライナの防空システムを射耗させるのに使用していると述べた。
2022.11.29
 11:04
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍のミサイル攻撃、97%が民間施設対象…1万6000発のうち軍施設は500発だけ <2212-112909>
 ウクライナのレズニコフ国防相が28日に自身のTwitterで、ロシア軍によるミサイル攻撃の97%は民間施設を目標としたものだったと非難し、「我々はテロ国家と戦っている」と強調した。
 レズニコフ国防相によると、露軍によるミサイル攻撃は2月の侵略開始以降の9ヵ月で16,000発以上に上り、このうち軍施設を狙ったのは500発だけで、12,000発超は郊外や村落に落ちた。 1,900発は住宅250発は橋などの輸送基盤、220発はエネルギー施設を狙ったものだった。
2022.11.29
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 28 <2212-112907>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月28日の戦況 =
 ロシアが11月27日と28日にバクムット周辺のいくつかの集落を占領したとの主張は、ロシアによるバクムットの差し迫った包囲の前兆ではない
 11月にロシア軍をベラルーシへ配置は、ロシア軍の訓練情報戦を実施するためである可能性がある。
 ロシア軍は来週、ウクライナ全土で新たなミサイル攻撃を実施する可能性が高いが、これは攻撃頻度を増大すのではなく維持する程度の可能性が高い。
 ロシアの情報筋か゜、ウクライナ軍がクレミンナの西で反撃を続けたと報告したため、ロシア軍はスヴァトーブ周辺のウクライナの反撃に備えている。
 ロシア軍はバクムットの南で徐々に成果を上げている。
 ロシア軍はヘルソン州東部で引き続き陣地を強化し、安全を確立しようとしている。
 ウクライナ軍は、ロシア軍とウクライナ南部の重要な兵站線に沿って攻撃をしている。
2022.11.29
 07:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、南部ヘルソン州を過去1週間で258回砲撃=ゼレンスキー氏 <2212-112906>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が28日、ロシア軍がウクライナ南部ヘルソン州の30ヵ所の集落を過去1週間で258回砲撃したと発表した。
 また、ヘルソンの北西にあるミコライウ市への給水施設をロシア軍が破壊したと明らかにした。
 ロシア軍はヘルソン州のドニエプル川西岸から撤退したが、対岸の新たな地点からヘルソン市などに対する砲撃を続けている。
2022.11.29
 06:57
CNN

(Yahoo)

ロシア軍のザポリージャ原発からの撤退、親ロシア派が否定 <2212-112904>
 ウクライナの親露派勢力が、ロシア政府がウクライナ中南部のザポリージャ原発からの撤退を計画しているとの見方について「積極的に偽情報を拡散させている」と否定した。 親露派当局はSNSへの投稿で、「この情報は現実に即していない」とし、ザポリージャ原発は依然としてロシア軍の支配下にあると述べた。
 ウクライナ国営原子力企業Energoatom社のコティン総裁は27日に、ザポリージャ原発を占拠しているロシア軍が撤退する可能性があるという情報を受け取ったと明らかにしていたが、国際原子力機関 (IAEA) はコティン総裁の主張を裏付ける情報を発表していない
2022.11.28
 18:35
共同通信

(Yahoo)

ウクライナの渡河想定、ロシア軍 米分析、ドニエプル川東岸に塹壕 <2212-112810>
 戦争研究所が27日、ウクライナ南部ヘルソン州のドニエプル川東岸を拠点とするロシア軍が、ウクライナ軍の渡河を想定して地上戦に備えている可能性が高いと指摘した。
 衛星写真などから、ロシア側は河口のキンブルン半島へのウクライナ軍の上陸は防げないと判断していると分析し、半島と陸続きの内陸部に塹壕を掘り防衛線を築こうとしているとした。
 東部ドンバス地域とクリミア半島を結ぶ陸路を保持したいロシアにとって、ドニエプル川東岸部の死守は至上命令とされ、ウクライナ軍が東岸への渡河に成功すれば、全体の戦局に影響しそうである。
2022.11.28
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 27 <2212-112806>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月27日の戦況 =
 ウクライナの参謀本部は、スヴァトーブ~クレミンナ線のロシア軍がクピャンスク周辺で防御し、クレミンナの西で攻撃を行っていると報告した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナに対する反撃を続けたと報告した。
 ロシア軍はアウディーイウカ周辺で攻撃を続けた。 ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ軍が11月27日にバクムット周辺での攻撃を撃退したとの報告がないことから、ロシア軍がその地域で前進した可能性があるとした。
 ロシア軍は、ドニプロ市、クルィヴィーイ・リーフ、ザポリージャ市を打撃した。
2022.11.28
 07:13
時事通信

(Yahoo)

英国防省、ドネツク州でロシアに多大な損害 ウクライナ東部、攻防の焦点 <2212-112805>
 英国防省が27日公表の最新のウクライナ情勢分析で、ロシアは東部ドネツク州中南部地域を今後の攻撃拠点として重視しているもようだが、状況を打破するだけの質を誇る部隊を集めることは困難だとの見方を示した。 同地域での攻防では、ロシア海軍歩兵部隊に多大な被害が出ているという。
 英国防省は、ウクライナ軍、ロシア軍とも同地域に戦力を投入しているものの、双方の支配領域は過去2週間ほぼ変化していないとしたうえで、「ロシアが作戦上の局面打開に必要な質を備えた兵力を集結させることは恐らくできない」と分析した。
 ウクライナ軍参謀本部は27日、ドネツク州などで前日の戦闘だけで600人のロシア兵が死亡したと推計した一方、ロシアが来月10日から追加動員を計画しており、準備を進めているとの情報を入手したと発表した。
2022.11.28
 04:24
毎日新聞

(Yahoo)

「ロシア軍がザポロジエ原発から撤退の可能性」ウクライナ原子力企業 <2212-112803>
 ウクライナの国営原子力企業Energoatom社のコティン総裁が27日に国営TVで、ロシア軍が占拠を続ける南部ザポロジエ原発からロシア同軍関係者らが撤収する可能性があるとの見方を示した。
 ロイタ通信によるとコティン総裁は「ここ数週間、ロシア軍関係者が退去の準備をしている兆候があるとの情報が入ってきている」と述べた。 「ロシアのメディアでは、原発を明け渡し、国際原子力機関 (IAEA) の管理に移すべきかもしれないとする報道がとても多い」とも語った。
2022.11.27
 05:45

(15:45 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 26 <2212-112703>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月26日の戦況 =
 ウクライナでの作戦の進展は、戦域全体が凍結するため、今後数週間で上がる可能性がある。
 ロシア当局は、ウクライナの子どもたちをロシアに強制連行し続けている。
 ロシア当局は、Wagnerのプリゴジン氏の影響力の高まりに対抗しようと、ロシア軍を強化しようとしている可能性がある。  ロシア軍は、ウクライナのインフラに対する攻撃で核弾頭型のKh-55 CM(註:通常弾頭型はKh-555)から核弾頭を外して使用している可能性が高く、ロシア軍の高精度兵器の枯渇を浮き彫りにしている。
 ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で行われているウクライナ軍の反撃に対する防御を継続している。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの方向で攻撃を続けた。
 ロシア軍はヘルソン州東部に防御陣地を構築し続けている。
2022.11.26
 11:31
朝鮮日報

(Yahoo)

ウクライナ当局「自爆ドローンの使用法、ロシア軍に教えたイラン人教官を暗殺」 <2212-112609>
 ウクライナ国家安全保障国防会議のダニーロフ書記が24日に英Guardian紙の取材に応じ、クリミアでロシア軍にイラン製自爆UAVの使用法を指導しているイラン人を攻撃して処断したと主張した。 正確に何人が攻撃対象になったかは明かさなかった。
 ダニーロフ書記はさらに「このイラン人らはロシアが不法占領したわれわれの領土に来て、ロシアに協力し、わが国への破壊行為に参加した」とし、「これからも戦争に関与するイラン人は追加で標的になるだろう」と警告した。
2022.11.26
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 25 <2212-112607>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月25日の戦況 =
 フォーブスの調査によると、ウクライナでの戦争ロシア連邦の年間予算深刻な影響を及ぼしている。
 あるウクライナ当局者が、ウクライナ軍がクリミアでイランの軍事顧問を殺害し、イラン軍を攻撃目標にすると警告したことを確認した。
 ロシア軍指導部が、ロシアがウクライナでの戦争に勝つために500万人を動員する必要があると述べた文書を回覧しているもようである。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西で失地回復のため限定反撃を行った一方、ロシアの情報筋はウクライナ軍がクレミンナへの反撃を続けたとした。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を継続しているが、ロシアはバクムット地域での進展の欠如の責任をそらすための情報を操作している可能性がある。
 ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ川の南と、クリミアとヘルソン州南部を結ぶ重要な補給路の周辺で防御を強化している。
 ロシアの情報筋と当局者は動員の可能性を否定しながら、おそらく2回目の部分的な動員を試みようとしている。
【註】
 11月25日のISWの定期レポート(11月24日版)はなかった。
2022.11.24
 17:16
CNN

(Yahoo)

侵攻後に撃ち込まれたミサイルは4700発以上、ウクライナ <2212-112416>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が24日にフランス語圏諸国で構成する国際組織での演説で、ロシア軍が侵攻を開始以降今月20日時点で、ウクライナ国内に撃ち込んだミサイルは4,700発以上に達すると述べた。
 一方、ウクライナ軍は23日にSNS上で、ロシア軍が23日にウクライナの重要インフラ施設へ70発もの大規模なミサイル攻撃を仕掛けたが、このうち51発を撃墜し、攻撃型UAV 5機も撃墜したと述べた
2022.11.24
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 23 <2212-112414>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月23日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナの重要なインフラに対して、別の一連の大規模なミサイル攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けたとした。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川の東岸で防御を続けた。
 ロシア軍と占領当局は住民を強制移住させ、彼らの財産を没収し続けた。
2022.11.24
 04:46
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍に「著しい」砲弾不足 米国防長官 <2212-112406>
 オースティン米国防長官が23日、ロシア軍はウクライナ侵攻当初から兵站に苦戦してきたとし、ウクライナ軍により軍需品の保管施設が攻撃されたため、利用可能な弾薬の残量に若干の問題が生じ始めたと述べた。
 ロシア軍は、地上部隊の進軍前に大量の砲弾を撃ち込むなど、砲撃に大きく依存した作戦を展開しているが、オースティン長官はそのような作戦を維持できるような弾薬が残っているかどうかはわからないと述べた。
 また、ロシアの精密誘導弾の供給が9ヵ月間にわたる侵攻で著しく減少していると言明し、マイクロチップなどの輸出入制限のため、弾薬を早急に補填することができないとの見方を示した。
2022.11.23
 18:45
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア、イラン製ドローンをほぼ使い切った可能性 英国防省が分析 <2212-112311>
 英国防省が23日、ロシアは9月以降に数百機のイラン製UAVをウクライナに対する攻撃に使い、ウクライナ軍の拠点や電力網のほか、最近では医療施設も標的にしているとし、ミサイルの不足を補うためにUAVを使っていると英国防省は分析した。 その上で11月17日ごろから、自爆型のUAVによる攻撃が報告されておらず、保有していたUAVをほぼ使い切ったと見ている。
 英国防省は一方、ロシアが追加供給を模索しているとも指摘し、自国でミサイルを製造するよりも早く外国からUAVを調達する可能性があるとしている。
2022.11.23
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 22 <2212-112309>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月22日の戦況 =
 ロシア政府は、ベルゴロド州での偽旗攻撃の準備をしている可能性がある。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は高精度ミサイルの兵器を大幅に使い果たしたが、それでもウクライナのインフラを脅かす可能性がある。 また高精度兵器の備蓄補充に苦労している可能性がある。  ベラルーシの首相はイランを訪問し、経済協力と安全保障関係の可能性について話し合った。
 ロシア軍の動きからロシア軍がザポリージャ東部とドネツク州西部の陣地を強化している可能性が高いことを示唆している。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃作戦を続けたとした。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ付近を攻撃し続けている。
 クリミア占領当局は、半島のロシアの兵站線 (GLOC) に対するウクライナ軍の攻撃とキンバーン岬での戦闘に不安を高めている。
Kinburn岬の位置 (Google Map)】
2022.11.23
 07:41
産経新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー大統領「拠点1800ヵ所超を奪還」 残りは2千ヵ所 <2212-112307>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が22日にフランスの地方自治体首長らの会合でオンライン演説し、ウクライナの都市や集落など3,700ヵ所以上の拠点が露軍に一時的に占領されたものの、これまでに1,800ヵ所以上を奪還したと明らかにした。
 一方で「解放しなければならない拠点がなお2,000ヵ所残っている」と指摘し、領土解放を続ける意思を表明し、国際社会に支援を求めた。
2022.11.23
 03:26
ロイタ通信

(Yahoo)

クリミア半島で対空防衛システム作動、ドローン2機撃墜=知事 <2212-112304>
 ロシアから派遣されているクリミア半島セバストポリのラズボザエフ知事が22日にSNSで、対空防衛システムが作動し、2機のUAVを撃墜したことを明らかにした。
2022.11.23
 01:35
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ情勢のエスカレーションに備える必要=独首相 <2212-112303>
 ショルツ独首相が22日、ウクライナ情勢がエスカレートする可能性に備える必要があるという認識を示した。 ショルツ首相は「戦争の進展状況や目に見えて拡大しているロシアの失敗を踏まえると、われわれは情勢のエスカレーションに備えなければならない」とし、インフラの破壊も含まれる可能性があると述べた。
 さらに、今月初めの中国訪問で、ウクライナでの核兵器使用への反対姿勢を習国家主席と共同で明示したことには価値があったと述べた。
2022.11.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 21 <2212-112203>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月21日の戦況 =
 2日間の砲撃でザポリージャ原発は広範な被害を受けた。
 ロシア政府が情報統制を強化している。
 ウクライナ諜報機関はロシア軍特殊部隊がベラルーシの重要なインフラへの偽旗攻撃を計画していると報告したが、ベラルーシ軍にウクライナでの戦争に参加するよう圧力をかけることに失敗する可能性が高く、ISWはベラルーシ軍が戦争に参加する可能性は低いと評価している。
 あるウクライナ当局者が、ウクライナ軍ムィコラーイウ州のキンバーンスピットで作戦を行っていることを認めた。
 ウクライナ軍は、気象条件が悪化するなか、ウクライナ東部で反撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近くで攻撃を続けた。
 ウクライナ軍がウクライナ南部のロシア軍の集積所を攻撃し続けている間に、ロシア軍はドニプロ川の南ヘルソン州で防御準備を行い要陣地を強化し続けている。
2022.11.21
 11:53
朝鮮日報

(Yahoo)

ウクライナ国防次官「クリスマスまでにクリミア半島に進撃、来春には終戦」 <2212-112107>
 英ロンドンを訪問しているウクライナ国防次官のハウリロウ退役少将が19日、英Sky Newsとの会見に応じ、ウクライナ軍がクリスマスまでにクリミア半島に進撃し、来春には戦争を終わらせることができると主張した。
 ハウリロウ次官は「ロシア国内で予期せぬ大きな変動が起き、ウクライナに有利な環境が生じる可能性も排除できない」とし、「たとえそうした事件がなくても、ウクライナ軍が年末までにクリミアに到達することができるだろう」と述べた。 ただ、ロシアのウクライナ侵攻から1年目となる来年2月24日までに戦争が終わるかという質問には「現実的にそれよりは時間がかかるだろう」としながらも、「個人的には春が終わる前にこの戦争が終わりそうだと感じている」と答えた。
2022.11.21
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 20 <2212-112106>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月20日の戦況 =
 ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) は11月20日、ベラルーシ軍にウクライナでの戦争に参加するよう圧力をかけるために、ロシア軍の特殊部隊がベラルーシの重要なインフラ施設への偽旗攻撃を計画していると報告した。 ウクライナ軍参謀本部は、ベラルーシ突入部隊を観察していないとしているが、ISWベラルーシ軍がウクライナに侵攻する可能性は低いと引き続き見ている。
 ロシアとウクライナの情報筋は、11月20日にスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って進行中の戦闘を報告した。
 ロシア国防省は、ルハンシク州のノボセリフスケ地域にウクライナ軍が集結していると主張した。 ロシア国防省は以前にも集落に対するウクライナの攻撃を撃退すると主張しており、この主張は、ウクライナ軍が集落に前進したことを示している可能性がある。
 ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ、およびドネツク西部の方向で攻撃を続けている。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ川の東岸から他正面に一部の部隊を移動させたが、依然としてヘルソン州南部で重要な部隊を維持していると報告した。
 ウクライナとロシアの情報筋は、砲撃がザポリージャ原発 (ZNPP) のインフラに損害を与えたと報告した。 あるロシアのミルブロガーは、砲撃は工場の南にあるロシアが支配する地域から行われたと主張したが、ほとんどのロシアの情報筋はウクライナを非難している。
2022.11.21
 09:49
共同通信

(Yahoo)

東部ドネツク州で最激戦 ロシア軍、南部の兵力転用か <2212-112105>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が20日夜のビデオ演説で、東部ドンバス地域で激しい戦闘が続いたと語った。 ロシア軍は今月、南部ヘルソンから撤退後、一部兵力を東部に移動させたとみられている。 ゼレンスキー氏は「最激戦はドネツク州で起きている」とし「東部だけでロシアからの砲撃が1日に約400回あった」と主張した。
 ルガンスク州ではウクライナ軍が徐々に前進しており、南部では防衛線を維持し、ロシア軍の戦力を計画的に破壊していると明らかにした。
2022.11.20
 18:43
時事通信

(Yahoo)

ザポロジエ原発に砲撃か ロシア侵攻で市民8300人超犠牲 ウクライナ <2212-112008>
 国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が20日に声明を発表し、ウクライナ南部ザポロジエ原発で19~20日に砲撃によるとみられる十数回の爆発が起きたと明らかにした。
 IAEAによると、爆発は原発敷地内とその周辺で発生した。 放射能漏れは起きておらず、原子炉の安全に影響はないものの、いくつかの建物や設備が損壊した。
 グロッシ事務局長は「まったく受け入れられない」と述べ、「実行者が誰であれ、直ちにやめるべきだ」と強調した。
2022.11.20
 15:33
共同通信

(Yahoo)

ドニエプル渡河巡り攻防 ロシア軍、東岸半島の上陸阻止 <2212-112005>
 ウクライナ南部ヘルソン州では、ウクライナ側が西岸地域を奪還したドニエプル川を挟んでロシア、ウクライナ両軍が対峙し、ロシア側が住民と部隊を移動させた東岸への進撃を図るウクライナ側が、東岸の最西端にあるキンブルン半島上陸を狙う一方、ロシア軍は阻止する構えである。 ドニエプル川河口に位置するキンブルン半島の先端は、対岸の港町オチャコフから数㌔しか離れていない。
 ロシア軍撤退後の11日に西岸にウクライナ軍はヘルソン市に入ったが、ドニエプル川の橋は破壊され、東岸への進攻は容易ではない
2022.11.20
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 19 <2212-112004>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月19日の戦況 =
 伝えられるところによると、ロシア軍は占領下のルハンシク、ドネツク、ザポリージャ州東部で、ヘルソン州からの部隊と動員兵で陣地を強化している。
 米国の情報当局者が、ロシアとイランの当局者が11月初旬にイランのUAVをロシア国内で製造する契約を締結したと述べた。
 ウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で反撃を続けている。
 ロシア軍はバクムット周辺で多大な損害を出しているにもかかわらず、バクムット、アウディーイウカ、およびドネツク市の西周辺で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ケルチ海峡橋が一部使用不可能になってるなか、ウクライナ南部の兵站線周辺を強化している。
 ロシアの囚人の数は、おそらくWagner Gp.の大規模な採用により、2022年1月以降6.5%減少した模様である。
2022.11.20
 08:36
共同通信

(Yahoo)

南部ヘルソン、拘束や不明多数 226人と米報告書 <2212-112002>
 ロシアによる戦争犯罪の証拠を収集する米国務省の関連団体紛争監視団が18日、ロシアが併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州に関する報告書を発表し、226人が拘束されたり行方不明になったりしたと明らかにした。
 報告書によると、226人はウクライナの政府関係者や治安当局者、市民社会の指導者らで、実際はこれよりはるかに多数に上ると分析している。
2022.11.19
 18:30
CNN

(Yahoo)

ロシア、戦略戦術や作戦遂行の目的ほぼ全てで失敗 米軍首脳 <2212-111909>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が19日に、ウクライナ支援を協議する関係諸国との国際会合後にオースティン米国防長官と共に臨んだ記者会見で、ロシアはウクライナ戦争で全ての目標達成に失敗しているとの戦況判断を示した。
 ミリー大将は、ロシアがウクライナ全土の制圧、その後のウクライナ東部ドンバス地方の支配固めを重視する戦略への転換、中南部ザポリージャ州や南部ヘルソン州の占領を狙う作戦など侵攻開始時での目標達成に失敗したと指摘した。
2022.11.19
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 18 <2212-111907>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月18日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃を続けるのに対抗して、ルハンシク州の後方地域を強化すると共に、失地を回復しようとしている。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカの近く、およびドネツク州西部で限定攻撃を続けた。
2022.11.19
 07:40
朝鮮日報

(Yahoo)

英国防省「ロシア軍、最大60キロ後退して防衛線を構築」 <2212-111906>
 英国防省が定例の情報ブリーフィングで18日、ドニプロ川西岸から撤収したロシア軍は、占領地全域で兵力の再整備、再編成、防御準備を続けていると明かした。 更に、部隊はクリミア半島の国境付近やドネツク州~ルハンスク州間のシベルスキー・ドネツ川付近に新たに塹壕線を構築したとし、これらの地域の一部は現在の戦線より最大で60km後方に位置しており、ウクライナ軍のさらなる主要突破に備えていることを示唆するとコメントした。
 また「ロシアはヘルソンから撤収した兵力の一部を、ドネツク州のバフムト村付近で攻勢を強化拡大するため、再配置を試みる可能性がある」との見方を示した。
2022.11.18
 10:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍連隊、わずか12日間の戦闘で徴集兵2500人を失ったと報じられる <2212-111805>
 ウクライナ軍の第92機械化旅団が、ドンバス地方のセベロドネツクから北西に48km離れたロシアが占領している町スバトボの近くで、ロシアの徴集兵で編成され前線に押し出された第362自動車化狙撃連隊を、前線投入と同時に殺害している。 第362自動車化狙撃連隊と姉妹連隊の第346連隊は、ウクライナの第92機械化旅団のセベロドネツクへの進軍を止めることはできないまでも、遅滞させるためスバトボ周辺の戦線を維持するよう命令されている。
Svatove の位置 (Google Map)】
 スバトボへの配属はロシアの徴集兵にとってまさに死刑宣告で、連隊はわずか12日間兵力の半分にあたる2,500人を失ったと、ある徴集兵が傍受された通話で話した。
2022.11.18
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 17 <2212-111804>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月17日の戦況 =
 ヘルソン州東部のロシア軍は、ウクライナ軍の阻止作戦に対して部分的に脆弱である可能性がある。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃を続けているとした。
 ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ドネツク市の南西周辺で攻撃を続けている。
 ウクライナ軍は11月17日に、ヘルソン州の東岸とザポリージャ州の後方にあるロシアの装備と部隊の集結地を引き続き攻撃目標にしている。
2022.11.18
 08:15
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、ドニプロ川東岸の防御陣地を強化か <2212-111803>
 ウクライナ軍南方作戦司令部によると、ロシア軍はドニプロ川東岸に置く防御線の増強を続けるとともに、部隊の再編成を行っている。
 ロシア軍はドニプロ川東岸へ撤退したが、カホフカ周辺のロシア軍陣地を目標にウクライナの砲撃は続いていているが、カホフカの町でロシア軍はインフラ施設に爆発物を仕掛け、携帯電話の中継塔を破壊していると同司令部は説明した。
 ロシア軍の砲撃は中部ドニプロペトロフスク州のミリブカ、マルハネッツ、ニコポルなど川を挟んでさらに北の地域に対して続けられたという。
 また、黒海ではロシアは展開する海軍のCM搭載艦を増やして現在は3隻で、うち1隻は水中におり、Kalibr 24発による一斉射撃が可能だという。
2022.11.18
 06:49
ハンギョレ新聞

(Yahoo)

ロシアと NATO の戦争? 緊迫の7時間半…恐怖に包まれた欧州 <2212-111802>
 15日19:40にロシアのミサイルがポーランド領土に落下し2人が死亡したというAP通信の速報が流れ、欧州全体が驚愕した。 「本当にロシア軍が撃ったミサイルがポーランドを攻撃したのか」(BBC)など、主要海外メディアは全欧州と世界を破滅へと導く戦火の拡大という不吉なシナリオを頭の中から消そうと努め、速報に速報を重ねた。
 北大西洋条約第5条は、「一国に対する攻撃は、加盟国すべてに対する攻撃」とみなして対応せよとはっきり示しているため、ロシアがポーランドに意図的な攻撃を加えたのなら、NATO加盟国は力を合わせて立ち向かわなければならない。 それは、この9ヵ月間のロシアとウクライナ戦争が、ロシアとNATO戦争へと拡大することを意味した。
 最初の報道が流れてから7時間半後のバリ時間で16日09:53、中部欧州標準時で16日02:53にG20サミットに出席していたバイデン大統領が口を開き、「軌跡から見てロシアから発射されたものではないようだ」と述べた。 その後ストルテンベルグNATO事務総長が記者会見を開き、「ロシアの攻撃を防ごうとしたウクライナ防空システムのせいで発生したもの」とし「ロシアもNATOを攻撃する意図はないようだ」という「予備結論」を下した。
 全世界を第3次世界大戦の恐怖に陥れたポーランドのミサイル事態が終わった瞬間だった。
2022.11.18
 06:00
時事通信

(Yahoo)

ロシア、オランダ裁判に反発 マレーシア機撃墜で終身刑 <2212-111801>
 ロシア外務省が17日に声明で、オランダの裁判所が2014年に起きたマレーシア航空機撃墜事件ロシアの元情報機関員ら3人に終身刑を言い渡したことに対し、「公正な裁判の原則を無視した」と遺憾の意を表明し、審理と判決の根底には「オランダなどの合同捜査チームが唱えるロシア関与説を確定するという政治的要請があった」と反発した。 裁判は、ロシアが引き渡しに応じないため被告人不在で行われた。
 これについてウクライナのレズニコフ国防相はTwitterで、判決を歓迎しつつもロシア側は悔い改め、罰を受ける用意がないと非難し、ロシアへの勝利によってのみ判決の履行が可能になると強調した。
2022.11.17
 18:01
朝日新聞

(Yahoo)

「侵攻後、最大の攻撃」と英分析 ウクライナに長距離ミサイル80発 <2212-111717>
 英国防省が17日、ウクライナ全土で15日にあったロシア軍のミサイル攻撃について、最大で80発が長距離ミサイルによるもので、主に電力インフラを標的としたとする分析を公表した。
2022.11.17
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 16 <2212-111712>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月16日の戦況 =
 Wagner Gp.の資金提供者であるプリゴジンは、野心的な政治的目標を追求する可能性が高く、超国家主義社会の中心人物としての地位を確立し続けている。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナの方向で反撃を続けているとした。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近く、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ウクライナ南部のロシア軍と兵站線を攻撃し続けている。
 ルハンシク州とドネツク州におけるロシア軍の士気と心理状態が非常に低いとの複数の報告がある。
 ロシア当局は、占領地の代理役人をロシア当局に置き換え、住民を強制的に移住させ、占領地域をロシアと統合する努力を続けている。
2022.11.17
 08:35
毎日新聞

(Yahoo)

米軍高官「ウクライナ、軍事的勝利は当面ない」 政治解決に期待 <2212-111709>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が16日の記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻に関して「ロシアがウクライナ全土を征服するという戦略目標を実現できる可能性はゼロに近いが、ウクライナが軍事的に勝利することも当面ないだろう」と指摘した。
 ミリー大将は「防衛に関して、ウクライナ軍は大成功を収めているが、攻撃に関しては、9月以降にハリコフ州とヘルソン州で成功したが、全体から見れば小さな地域で、ウクライナ全土の20%を占領するロシア軍を軍事的に追い出すことは非常に難しい」と指摘した。
 その上で「ロシア軍は大きなダメージを受けており、政治的判断で撤退する可能性はある」と述べ、攻勢に出ているウクライナにとっては交渉の好機だとの考えを示した。
2022.11.17
 06:22
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ軍「迎撃態勢」認める ポーランド着弾当時 米報道 <2212-111706>
 CNN TVが米当局者の話として16日、ポーランド東部にミサイルが着弾した問題を巡り、ウクライナ軍がその時間帯に現場周辺でSAMによりロシア軍が発射したミサイルの迎撃を試みていたと米国に認めていた。 ロシア軍が15日にウクライナ全土をミサイル攻撃していた。
 現場で見つかった残骸とこのSAMが同じものかは不明だが、米国はNATOの情報を補完する重要な状況証拠の一つと見なしている。
【註】
 ウクライナのSAMによる迎撃で機体に損傷を受け、予めセットされていた目標への飛翔ができなくなったロシアのミサイルが本来の目標から外れ、、ポーランドとの国境を越えてプシェボドフ集落を目標と誤認し突入した可能性も考えられる。
2022.11.17
 03:10
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランド爆発原因、ウクライナのミサイルでない=ゼレンスキー氏 <2212-111704>
 InterFax通信が、ウクライナウクライナのゼレンスキー大統領が16日に、ポーランド東部で2人が死亡した爆発の原因はウクライナのミサイルではないと確信していると述べたと報じた。
 ゼレンスキー大統領は「極めて信頼度の高い」ウクライナ軍からの報告に基づいて、爆発はロシアのミサイルによるものとの結論に至ったとし、「原因がウクライナのミサイルでなかったことに疑う余地はない」と述べた。
 また、ウクライナは当然、爆発現場への立ち入り調査に参加する権利を有しているとの見解を示した。
2022.11.17
 01:38
日テレ News

(Yahoo)

ポーランドにミサイル落下…ウクライナ軍の「S-300」? 専門家“制御不能で国境越え…” <2212-111703>
 ポーランドに15日に落下したミサイルは、ウクライナ軍のS-300である可能性が高いことが明らかになった。 ポーランドに落下したミサイルについて、ロシア国防省はウクライナ軍のS-300だと主張している。
 専門家によると、ウクライナ西部を狙ったロシア軍のミサイルの迎撃を試みたものの、トラブルで制御不能になり、国境を越えた可能性が高いという。
2022.11.17
 00:16
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍の攻勢受けたロシア軍、ドニプロ川東岸で後退か…一部地域から住民退避 <2212-111702>
 ウクライナ軍南部方面軍報道官が15日に地元TVに対し、同国南部ヘルソン州のドニプロ川東岸で防御を固めるロシア軍が河岸から15~20kmまで後退していると述べた。 西岸地域の奪還に成功したウクライナ軍は攻勢を強めており、東岸の一部地域からは住民が退避を始めている。
 TASS通信などによると、ロシアが同州に設置した「政府」が15日、カホフカ水力発電所のダムに近い東岸の都市から行政職員も退避したと明らかにした。
 また、ロシアが任命した同州の「暫定知事」は15日にロシア国営TVに対し、同発電所が発電を停止したと説明した。 同州の「政府」関係者はミサイル攻撃で「大規模な損傷」を受け、復旧に1年以上かかる可能性もあるとした。
2022.11.17
 00:15
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランドの爆発に「ロシアの痕跡」の証拠=ウクライナ国防幹部 <2212-111701>
 ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記が16日、ポーランド東部で発生した爆発についてポーランド政府とNATOはウクライナの迎撃ミサイルが原因としているが、ウクライナは「ロシアの痕跡」を示す証拠を持っていると述べた。
 ダニロフ書記はどのような証拠に基づいたのか詳細は明らかにしていない。
2022.11.16
 18:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ迎撃ミサイルが着弾と米大統領、NATO は緊急会合開催 <2212-111621>
 NATOが16日、ポーランドのウクライナ国境近くに15日にミサイルが着弾し2人が死亡したことを受けて緊急会合を開く。
 NATO関係者によると、バイデン米大統領は着弾したのはウクライナの迎撃ミサイルだったと主要7ヵ国 (G7) とNATO加盟国に伝えた。
 RIA通信によると、ロシア国防省は16日、ポーランドが公開した残骸の写真から、専門家がウクライナ空軍のSAMだと特定したと表明した。
【註】
 東方向から飛んでくるロシアの経空脅威に対して発射されたウクライナのSAMが西に飛んでポーランドに落ちたとは考えにくい。 また、もし何らかのトラブルでウクライナのSAMが西に飛んだとしても、殆ど人気のない地域で人的損害を出すとは考えづらい。
2022.11.16
 13:35
CNN

(Yahoo)

NATO、ポーランド着弾のミサイルをレーダーで追跡 <2212-111619>
 NATO軍関係者が15日、同日にポーランド上空を飛行していたNATOの航空機が、同日ポーランドに着弾したミサイルをレーダで追跡していたことをCNNに明らかにした。 このミサイル追跡の情報はNATOとポーランドに提供されたと語ったが、ミサイルを発射した主体や発射地点に関する情報ついては語らなかった。
 NATOの航空機はロシアのウクライナ侵攻以降、ウクライナ周辺で定期的に監視活動を行っている。
2022.11.16
 12:30

(22:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 15 <2212-111618>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月15日の戦況 =
 ロシア軍は開戦以来、ウクライナの重要なインフラに対して大規模なミサイル攻撃を実施し、おそらく高精度兵器の相当部分を射耗してしまったようである。
 ポーランド政府は、ロシア製ミサイルと思われるものが、ウクライナとの国境から6km以内のポーランドに着弾したと発表した。
 伝えられるところによると、ロシア軍司令官は焦りから既定のヴーレダール方向への攻撃計画を無視し、訓練不十分な援軍をパヴリフカへの難しい攻撃に投入し、ロシアの軍事指導部への批判の原因をつくった。
Vuhledar の位置 (Google Map)】  【Pavlivka の位置 (Google Map)】
 ロシア人が動員問題への不満を表明するためにSNSをほ活用し、組織化されたオンライン反戦運動を高めた可能性がある。
 ロシアの情報筋によると、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナの方向に反撃を続け、ルハンシク州後方のロシアの兵站線を攻撃しているとした。
Svatove の位置 (Google Map)】  【Kreminna の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダール付近で攻撃を続けた。
 クリミアからウクライナ南部へのロシア軍の兵站線はかなり劣化している。
 物資が減少するロシア軍は、ベラルーシから装備の供給を続けている。
2022.11.16
 11:56
テレ朝 News

(Yahoo)

ポーランドの着弾 ウクライナが迎撃のミサイル残骸が落下か <2212-111617>
 ポーランドに着弾したミサイルについてポーランドのジャーナリストは関係者の情報として、ウクライナが迎撃したミサイルの残骸が落下した可能性が高いと報じている。
【註】
 事件現場のPrzewodów村付近はGoogle Earthで見ると広大な田園地帯に小さな集落がポツン、ポツンと点在する地域で、残骸が落下する可能性があるのはほぼ畑の中で、村落に落下する可能性は極めて低いと思われる。 しかも人の近くに落ち2人が死亡する可能性は皆無に近い。
 とすると、このミサイルは集落か車両を目標にして突入したはずである。
 更に落下物が爆発し2人が死亡したとの報道からすると、残骸ではなく、弾頭が爆発したと見るのが合理的である。
Przewodów 周辺の空中写真 (Google Earth)】
2022.11.16
 11:40
毎日新聞

(Yahoo)

「ロシアからとは考えにくい」ポーランド着弾ミサイルでバイデン氏 <2212-111616>
 バリ島で開かれた主要7ヵ国(G7)とNATOの首脳会合の終了後の16日に、滞在先のバリ島で記者団の取材に応じたバイデン米大統領が、ポーランド東部での爆発について、「ミサイルの軌跡から考えるとロシアから発射されたとは考えにくい」と述べた。
 「爆発の調査でポーランドを支援することで合意しており、何が起きたか正確に把握するつもりだ」とも強調した。
2022.11.16
 03:19
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ主要都市にミサイル100発 撤退加速の兆しも <2212-111601>
 ロシア軍が15日、ウクライナ南部ドニエプル川からの撤退加速の兆候を見せる一方、ウクライナの各都市にミサイル攻撃を行った。 ウクライナ空軍の報道官によると、ロシア軍は夕方までにウクライナに100発のミサイルを発射したという。 今回のミサイル攻撃はウクライナ侵攻で最も激しいもので、主要な10都市で空襲警報が鳴り響き、爆発が発生した。
 こうした中、ヘルソン州第2の都市ノバ・カホフカでロシア設置の行政機関が、務めている職員数千人の住民とともに避難したと発表した。
Nova Kakhovska の位置 (Google Map)】
2022.11.15
 13:57
CNN

(Yahoo)

ロシアのミサイル攻撃は「小康状態」 ウクライナ空軍 <2212-111509>
 ロシアによるウクライナへのミサイル攻撃10月に激しく継続して行われたが、ウクライナ空軍はミサイル攻撃に小康状態がみられると明らかにした。
 空軍の報道官によれば、依然として前線の町にはロケット砲やS-300 SAMによる攻撃が行われており、弾道軌道の種類のミサイルも発射しているという。
 ロシア軍は12日には爆撃機から複数のKh-22を発射して攻撃を行ったという。
 報道官は「過去1週間、CMやShahed UAVの使用を目撃していない。 ロシア軍は兵器不足から大規模な空爆を継続的に実施できなくなっている」と述べた。
 Iskander SRBMやKh-555Kh-101などのCM、特にKalibr CMが不足しているとみられるという。 報道官によれば、10月にはKalibr CMは15回使用されたが、Kalibr CMは素早く製造して配備するということができないという。
【註】
Kh-22: 1950年代初期に開発された射程600kmのCM。 NATO名AS-4
S-300: 露軍の主力長距離SAM。 BMやCMに比べて高価、弾頭は対空用。
Kh-555: 1978年に初飛行したKh-55 (AS15) の通常弾頭型
Kh-101: Kh--555の後継として開発されたステルスCM。 Kh-102は核弾頭。
Kalibr: 3M-14、533mm魚雷発射管から発射できる露軍の主力CM
2022.11.15
 11:56
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナにとって今後数か月が「試練」 NATO事務総長 <2212-111507>
 ストルテンベルグNATO事務総長が14日、ウクライナにとって今後数か月が試練になると述べ、ロシアの軍事力を過小評価するべきではないと警告した。
 ストルテンベルグ事務総長は、プーチン露大統領の狙いは、ウクライナに寒くて暗い冬を迎えさせることだ」と指摘したうえで、ロシアを過小評価する過ちを犯してはならないと述べ、ロシア軍は大きな軍事力と兵力を保持していると警鐘を鳴らした。
2022.11.15
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 14 <2212-111506>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月14日の戦況 =
 ロシア軍はドネツク州での攻撃を強化し、バクムット周辺とドネツク市の南西に進出したと主張した。
 ロシア国防省が、ヘルソン州西岸からの撤退したロシア軍が11月13日と14日にドネツク州で戦果を拡大したことから、ドネツク州での作戦を強化しているを強調している可能性がある。
 ロシアのミルブロガーは、ゼレンスキー大統領が11月14日にヘルソン市を訪問したことから、前日よりもヘルソン州西岸からのロシア軍撤退を批判している。
 ウクライナ軍はスヴァトヴェ~クレミンナ線で反撃を続け、ビロホリフカの近くでロシア軍と交戦した。
Bilohorivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はハリコフ州北東部での失地回復に失敗した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がキンバーンスピットへの襲撃に失敗したと主張した。
Kinburn Spit の位置 (Google Map)】
2022.11.15
 07:15
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、メリトポリ市を「巨大な軍事基地」に <2212-111504>
 ウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリのフェドロフ市長がTelegramへの投稿で13日、ロシア軍が占領中に同市を「巨大な軍事基地」に変えたと述べた。 メリトポリにはヘルソンやザポリージャ州トクマクからロシア軍が到着しているという。
Melitopol の位置 (Google Map)】
 フェドロフ市長は「メリトポリ市の周辺に要塞が建設されている」と述べ、ロシア軍は接収した地元の住宅や学校などで暮らし、住宅地に軍装備品が配備されているという。  更に民間人はメリトポリの飛行場周辺への接近を禁じられているという。
2022.11.14
 21:20
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、ヘルソンは今も自国領土と主張 ゼレンスキー氏の訪問後 <2212-111407>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が14日にウクライナ南部のヘルソン市を訪問した。
 ロシア大統領府報道官は14日、ゼレンスキー大統領のヘルソン訪問については「コメントを差し控える」とした上で、「周知の通り、この土地はロシア連邦の一部だ」と強調した。
2022.11.14
 17:10
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、東部ドネツク州に注力か ゼレンスキー氏「戦闘激化」 <2212-111405>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が14日、ウクライナ軍が奪還した南部ヘルソン州の州都ヘルソン市を訪れて部隊を視察し戦果を誇示した。 大統領は13日のビデオ演説で、露軍が撤退する際に破壊したヘルソン市の水や電気などのインフラの復旧を急いでいることを明らかにし、ヘルソン州内で226の集落で治安を回復しつつあり、当局が400件以上に及ぶロシア軍の戦争犯罪の捜査に乗り出したことにも言及した。 さらに13日は合計5州で露軍からミサイル攻撃や空爆を受けたことを明かし、東部の「ドネツク州で、戦闘が激しくなっている」と述べた。
 一方、ヘルソンで撤収を余儀なくされたロシア軍は東部ドネツク州で激しい戦闘を続けており、東部の占領地域の拡大に注力する様相を見せている。 ロシア国防省も13日に、ドネツク州中部にあるマイオルスク村を占拠したほか、他方面の戦闘でウクライナ軍を撃退したと発表した。
2022.11.14
 11:43
TBS News

(Yahoo)

「全ての殺人者を見つけて責任を追及する」ゼレンスキー大統領 ロシアによる400件以上の戦争犯罪を明かす ヘルソン州 <2212-111403>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が、ウクライナ軍が反転攻勢を続ける南部ヘルソン州について、「ロシアによる400件以上の戦争犯罪の記録があり、民間人と軍人両方の遺体が発見されている」と指摘し、「全ての殺人者を見つけて、責任を追及する」と強調した。
 こうしたなかロシアの独立系メディアのメドューザが、軍事会社Wagnerの元戦闘員が裏切り者として処刑された疑いがあると報じた。 この元戦闘員はウクライナで投降した際に、「ウクライナ側として戦う」などと話したという。
 これに先立ちSNS上には元戦闘員が処刑される様子を撮影したとする動画が投稿されている。 処刑動画の投稿は、見せしめの狙いもあるとみられる。
 元戦闘員は殺人罪で服役中、Wagnel創設者のプリゴジン氏に勧誘され、戦闘員になったという。 プリゴジン氏はこの件について「犬は犬死にする」などとコメントし、関与を示唆している。
2022.11.14
 10:26
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナ軍 南部で攻勢強める 先週一週間で179の町や村を解放 <2212-111402>
 ウクライナ軍は13日、7日から13日の一週間だけで南部へルソン州とミコライウ州179の町や村を解放したと発表した。
 一方、ザポリージャ州知事はロシア軍がへルソン州の方向などからザポリージャ州のメリトポリに移動していると述べた。 周辺に防御陣地を構築しているとの情報も出ている。
 またゼレンスキー大統領は、ロシア軍かが東部ドンバス地方について攻撃のペースを弱めず、激しい戦いが続いているとしながらも「我々の防衛ラインは突破させない」と強調している。
2022.11.14
 05:30

(15:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 13 <2212-111401>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月13日の戦況 =
 ベラルーシに駐留するロシア軍は、ベラルーシ人との間で社会的緊張を生み出している。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍クレミンナとスヴァトーブで反撃しているとした。
 ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ川西岸の確保を強化し続け、東岸ベリスラフの南50kmのチャプリンカにあるロシア軍基地を攻撃した。
Chaplynka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダールの方向を攻撃し、ロシア国防省はロシア軍がバクムットの南東にあるマヨルスクを占領したとした。
 ロシア軍はザポリージャ州とドニプロペトロウシク州の最前線の集落を砲撃し続け、Iskanderでザポリージャ市を攻撃した。
 ロシア軍と占領当局はメリトポリ、ザポリージャ州で男性を強制動員し、市内に塹壕と防御陣地の建設を強制している。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ川東岸から撤退し、ザポリージャ州のメリトポリとドネツク州のマリウポリに部隊と装備を集結させていると述べた。
2022.11.13
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 12 <2212-111301>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月12日の戦況 =
 ロシアの情報筋はウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けているとした。
 ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダールの方向に攻撃を続けている。
2022.11.12
 18:39
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ、ヘルソン州都奪還へ 隣接ミコライウ州も解放 <2212-111211>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が11日、ヘルソン市に軍の特殊部隊が市内に入り、軍本隊も市近郊に迫っていることを明らかにした。 大きな痛手を受けたロシアだが、撤収に合わせ、ヘルソン州内のダムや橋などインフラの破壊を試みたとも伝えられている。  ウクライナメディアが、ヘルソン州の西隣にある南部ミコライウ州の知事も11日、州内のほぼ全ての地域がロシア軍から解放されたと明らかにしたと報じた。
2022.11.12
 17:46
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、10月下旬にはヘルソンから撤退開始か 英国防省が分析 <2212-111210>
 ロシア軍がヘルソン市からの撤退完了を発表したのは11日で、撤退を命じてからわずか2日後であったことから、英国防省は12日、ロシア軍のヘルソン市からの撤退作業は先月下旬に始まっていた可能性があるとの分析を公表した。
 ウクライナのレズニコウ国防相は当初、撤退には最低でも1週間はかかると見ていたが、英国防省によるとヘルソン市の親露派が市民に避難を促した10月22日の時点で既に軍の撤退が開始されいた可能性があるという。 ロシア軍が市民の避難に合わせ、民間人の服を着た兵士や装備品を退避させていたと考えるのが現実的だとしている。
2022.11.12
 17:32
CNN

(Yahoo)

ウクライナの電力危機、最も脆弱なのは首都含む2州 <2212-111209>
 ウクライナの国営電力企業Ukrenergoが12日までに、ロシア軍によるエネルギー関連施設への波状攻撃を受け電力供給が最も脆弱な地域は首都キーウの州と北東部ハルキウ州になっているとの現状認識を示した。
 同社のCEOは7日に地元TV局で、5波にわたる大規模攻撃多数の小規模攻撃により給電を実施できる状況は厳しいとの見方を表明している。
2022.11.12
 14:40
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部ルハンスク州の一部戦線で前進 <2212-111208>
 ウクライナ軍が反転攻勢を仕掛ける東部ルハンスク州の主要都市セベロドネツクの行政当局幹部がウクライナのTV局の取材に答えた。 この幹部によると、ウクライナ軍は同州スワトベ市やさらに北へ離れた地域の周辺で一定の戦果を得ている。
 スワトベの西方や南方へ前進しており、ロシア軍の弾薬庫なども破壊しているという。 ただ、ルハンスク州の全ての最前線では交戦が続いているとした。
Svatove の位置 (Google Map)】
 同州クレミンナ市ルビージュネセベロドネツクリシチャンスク市はいずれもスワトベからは南方に位置し、ロシア軍が今年の春と夏に激しい戦闘などの末に掌握していた。 ウクライナ軍は現在、これら4地域から数哩以内に進出しているという。
 ロシアはルハンスク州の一方的な併合を宣言している。
2022.11.12
 13:26
Newsweek

(Yahoo)

日露戦争に並ぶ屈辱...ロシア国営TV、へルソン撤退に「歴史的敗戦」引用し悲壮ムード <2212-111207>
 ロシア国営TVで11月9日に放送された番組冒頭で番組MCが、本来ならば米中間選挙について番組内で議論する予定だったが、ヘルソン撤退というより重大な事態が発生したと深刻な面持ちで説明したのち、ロシア軍部隊をドニプロ川西岸帯域から撤退させると発表したショイグ国防相の映像を紹介した。
 MCはロシアが過去に携わった戦争に言及し、「我々は日露戦争に負けた」と、彼は1905年にロシア帝国が直面した屈辱の敗北を挙げると、「第一次世界大戦にも負けた。 大戦のさなかでも革命が起きて、1914年から1918年まで続いた長い戦争に、我々は負けた」と続けた。
2022.11.12
 10:05
CNN

(Yahoo)

セバストポリのロシア艦隊への攻撃、ウクライナが初めて認める <2212-111206>
 ウクライナ政府のクラウドファンディングサイトで、「2022年10月29日に海軍の
USVロシア艦を攻撃し3隻を損傷させた。この中には、ロシア黒海艦隊の旗艦であるフリゲート艦Admiral Makarov含まれていたことを初めて認めた。 ロシアは掃海艇が損傷したことを認めたが、それ以外の艦艇については被害を認めていない。 Admiral Makarovが大きく損傷したことを独立した立場から確認した情報はない。
 クラウドファンディングの目標は、こうしたUSV 100隻からなる艦隊を編成し、自国海域の防衛やロシア艦船の出港の阻止、商船の保護、秘密任務の実施に使われるとしている。 USV 1隻のコストは$250,000と推計されている。
2022.11.12
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive 1campain assessment, November 11 <2212-111204>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月11日の戦況 =
 ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ川西岸の奪還を完了し、11月11日にヘルソン州全域を獲得し、今後数日間かけて西岸の支配を強化するであろう。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍のドニプロ川左岸への撤退についてロシア国防相の声明を批判したが、一般的に落ち着いた態度をとった。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がルハンシク州クレミンナとスヴァトーブへの反撃を継続し、ルハンシク州後方のロシア兵站を目標にしたとしている。
 ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ、ヴフレダール周辺で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州へのロシア軍集結地を攻撃目標にし続けた。
 Wagner Gp.の資金提供者であるプリゴジンは、ロシア領土へのウクライナによる侵攻の脅威がないにもかかわらず、ベルゴロド州とクルスク州(註:ロシア西部でウクライナと接する州)で並行した防御線を構築し続けている。
 ウクライナのパルチザンはロシアの占領当局を攻撃目標にし続けている。
2022.11.12
 07:50
時事通信

(Yahoo)

ヘルソンのダム破壊 ロシア軍撤退「焦土作戦」か ウクライナ <2212-111203>
 Maxar社が11日に公表した衛星画像で、ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムの一部が破壊された様子が明らかになった。
 New York Times紙によると、ヘルソン市周辺からのロシア軍撤退に伴い変化が見られたが、ウクライナ軍が奪還しても利用できなくする焦土作戦の可能性がある。
2022.11.12
 03:31
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ軍がヘルソン市入り、ゼレンスキー大統領は奪還を宣言 <2212-111202>
 ウクライナ軍がヘルソン市内に入った。 ヘルソン市中心部の広場に市民が集まりウクライナ国旗を振り、ウクライナ軍兵士を歓迎する様子がSNSに投稿されている。 ウクライナ国防省情報総局は軍のヘルソン入域を確認し、ゼレンスキー大統領はTelegramで、今では「ウクライナの」支配下にあると宣言した。
 プーチン大統領は撤退についてこれまで公にコメントしておらず、ペスコフ大統領報道官は、撤退が「スロビキン司令官の提案で、ショイグ国防省が決定した」と記者会見で説明し、撤退決定からプーチン氏を切り離そうと努めている。
2022.11.12
 00:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部ヘルソン市奪還=国防省情報総局 <2212-111201>
 ウクライナ国防省情報総局が11日にヘルソン市に入り、ロシア軍が侵攻開始直後の3月から占領していた同市を取り戻したと明らかにした。
 情報総局はヘルソン市に残っているロシア兵に対し投降を呼びかけている。