2024年のシンガポール情勢に関する報道

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出   典
標       題
要             旨
2024.12.09 Janes ST Engineering signs amphibious armoured vehicle deal with Kazakhstan <2501-120921>
 Singapore Technologies Engineering(ST Engineering)社Kazakhstan Paramount Engineering (KPE) 社が、カザフスタンでTerrex 2
IFVベースの8×8多目的水陸両用装甲車を製造する契約を締結した。
 ST Engineering社は、KPE社とパートナーシップ契約を締結し、カザフスタン軍に新型の8×8水陸両用装甲車を供給した。
 ST Engineering社は12月6日の報道資料で、同社の歩兵戦闘車(IFV) Terrexをベースにした新車両は、KPE社によってカザフスタンで製造されると述べた。 ただし、生産数は明らかにされていない。
 「ST Engineering社はKPE社と協力して、新しい8×8水陸両用多目的装甲車の国内生産能力を確立する」と同社は述べた。 「これには、車両の設計と製造のためのエンジニアリングおよび技術サポートが含まれる」
 KPE社の監査役会会長であるバリソフ氏は、KPE社が年間500両の軍用車両を製造する能力と、カザフスタンの要件を理解していることにより、同社とST Engineering社は「カザフスタン共和国軍の8×8両用車のニーズを完全に満たす」ことができると述べた。
 ST Engineering社の広報担当者はJanesの取材で、パートナーシップを通じて製造される車両は、2015年に米海兵隊の水陸両用戦闘車両要件の提案として同社が発表したTerrex 2の設計に基づいていると述べた。
【註】
 カザフスタンは中央アジアの内陸国であるが、一部分でカスピ海に面している。
2024.09.24 Janes Singapore commissions first two Invincible-class submarines <2410-092414>
 シンガポールは、同国初のInvincible級 (Type 218SG) ディーゼル電気潜水艦 (SSK) 2隻を就役させた。
 両艦は、それぞれInvincibleImpeccableと名付けられ、9月24日にRSSシンガプーラ・チャンギ海軍基地で開催された就役式で就役した。
 これらの潜水艦は、シンガポール共和国海軍 にType 218SG SSK 4隻を装備する計画の一部である。
 両艦は、2013年と2017年にドイツの造船会社tkMS社とシンガポール国防省との間で締結された2件の別々の契約に基づいて発注された。
2024.02.22
 11:12
Breaking Defense ST Engineering unveils infantry fighting vehicle, cites Marine interest in ground effect craft <2403-022209>
 米海兵隊ST Engineering社(註:シンガポール)に、同社の
WIGについて照会を行ったと報じられた。
 ST Engineering社はBreaking Defenseに、米国海兵隊は当社の10人乗りWIG機について話し合ったと述べた。
 同社には21日にトルコ民間企業のEurasia Mobility Solutionsから、最大20機の購入について打診があった。
 元々はシンガポールの小さな企業WigetWorks社によって開発されたAir Fish 890ktで、乗組員を含む最大10人、または1,000kgを搭載できる商用船である。
2024.02.18 National Defense Singapore Airshow: ST Engineering unveils hybrid-electric fighting vehicle <2403-021816>
 シンガポールのST Engineering社が、世界初のハイブリッド動力35t新型
IFVを発売した。
 シンガポール陸軍は2009年から同社のTerrexシリーズIFVを装備しているが、2月18日に開催されたシンガポール航空展で最新版であるTerrex s5を発表した。
 同社によるとこの8x8車は現行および次世代のデジタルアーキテクチャの両方を活用でき、従来型とハイブリッドの両方の電気駆動が可能で、出力は711馬力、航続距離は1,000kmだが、リチウムイオン電池を搭載したオプションでは出力が1,200馬力に達し、50kmの静音走行が可能という。