年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2021.10.20 |
Jane's Defence Weekly |
Estonia to receive Blue Spear missiles |
<2112-102005>
IAI社が10月6日、エストニア軍からBlue Soear沿岸防衛システムを受注したと発表した。 契約はIAI社とシンガポールのST Engeering Land Systems社の合弁会社であるProteus Advanced Systems社と行われた。
Blue Sprear 5GはGabriel ASCMの陸上発射型で、Gabrielはイスラエル国防省をはじめ世界中に1,000発以上が販売されている。 |
【註】
Proteus Advanced Sytems社はBlue Spearを販売するために2020年7月にIAI社とST Engeering Land Systems社が50%ずつの出資で設立した。 |
2021.10.08 |
Defense News |
Estonia buys Blue Spear missiles for coastal defense |
<2111-100805>
エストニア軍が、イスラエルIAI社と(註:シンガポールの)ST Engeneering Land Systems社の合弁であるProteus社が沿岸防備用に改良したBlue Spear沿岸防備ミサイルシステムを発注した。
Blue Spearは射程290kmの高亜音速ミサイルで、GPS妨害への抗堪性を持つという。 |
2021.10.06 |
Jane's 360 |
Singapore lodges concerns with Malaysia over airspace incursion |
<2111-100608>
マレーシア警察のヘリコプターが2021年9月11日に、承認なしにPulau Tecong島の東部上空にあるシンガポールの領空に侵入したためシンガポール空軍のF-16が緊急発進した。
シンガポール国防相は10月5日に発表された議会の質問に対する書面による回答で、マレーシア警察のヘリはジョホール南部のタンジュン・ペンゲリに向かって南東方向に移動していたと述べた。
【Pulau Tecong島の位置 (Google Map)】 |
【註】
シンガポールとマレーシアは過去にもジョホール水道を挟んで国境侵犯のいざこざを度々起こしている。
【関連記事:1905-040605 (日経 2019.04.06)】
【関連記事:1902-011408 (Jane 2019.01.14)】 |
2021.08.20 |
Jane's 360 |
New Zealand's multirole vessel begins two-month maintenance at ST Engineering |
<2109-082004>
ニュージーランド海軍が多用途艦Canterburyの2ヶ月間に及ぶ15年目の大規模整備をシンガポールのST Engineering社で行う。 ニュージーランドには全長131mのCanterburyが使える乾ドックがないためである。
Canterburyは2007年6月にオランダのMerwede造船所で建造されオーストラリアで艤装されたあとニュージーランドに納入された。 |
2021.08.18 |
Jane's Defence Weekly |
Swift and decisive |
<2110-081814>
= シンガポールの次世代装甲車に関する8頁の記事 =
・First and second-generation armour
・Blonix IFV
・MBT evolution
・The NGAFV programme
・Unmanned experimentation
・A part of the next-generation SAF |
2021.08.04 |
Jane's Defence Weekly |
US is pursuing an 'integrated deterrencce' strategy in Aia-Pacific region, says Austin |
<2110-080401>
ベトナム、フィリピンなどの東南アジアを歴訪中のオースチン米国防長官が7月27日にシンガポールで、米国はアジア太平洋で統合抑止戦略 (Integrated Deterrence Strategy) を推進していると述べた。
その上で具体例として、シンガポールとの共同サイバー防衛、日本との新たな宇宙センサの共同配備、英国空母Queen Elizabethを旗艦とするCSGの展開などを挙げた。 Queen Elizabeth CSGには米海軍の駆逐艦と海兵隊のF-35飛行隊も参加している。 |
2021.08 |
Inteanational Defence Review |
Singapore Army showcases Veloce 15 VTOL mini-UAV |
<2109-080012>
シンガポール陸軍が6月28日にVeloce 15ハイブリッドVTOL miniUAVを公表した。 Veloce 15は2009年から装備しているSkyblade Ⅲ miniUAVの後継となる。
翼端長3.7m、MTOW 17.5kgのVeloce 15は高度300~2,000ftを飛行でき、滞空能力3時間、データリンク通達距離15kmの性能を持つ。 |
2021.08 |
Inteanational Defence Review |
RSAF boosts smart airbase initiative with HOPE Techniks CLAW munitons loader |
<2109-080001>
シンガポール国防省が6月30日、空軍が国防科学技術局 (DSTA) が開発した軽量型航空機武器搭載装置 (CLAW) の試験を行っている。
CLAWは1名で操作できる2輪の装置で、弾薬の保管庫への収納や航空機への搭載ができる。 装置は全長4,020mm、幅1,440mm、高さ1,240mmで電動で駆動し、連続8時間使用できる。 |
2021.07.31 |
時事通信 (Yahoo) |
米、対北朝鮮密輸タンカー接収 シンガポール人所有 |
<2108-073101>
米司法省が30日、北朝鮮への石油製品密輸に関わったとして、シンガポール人の男が所有するタンカーを接収したことを明らかにした。 タンカーは国連安保理の北朝鮮制裁決議に違反し瀬取りを行っていたという。 カンボジア当局が2020年3月に米国の差し押さえ状に従ってタンカーを拿捕していた。 米当局はシンガポール人の男を訴追し行方を追っている。
司法省によると、タンカーは2019年8月~12月にかけ、位置情報の伝達装置を違法に止め、$1.5M相当以上の石油を瀬取りで制裁対象の北朝鮮の船に移した。 |
2021.07.14 |
Jane's Defence Weekly |
Singapore Army's 3G froce transformation programme achieves key milestone |
<2109-071409>
シンガポール国防省が6月30日、陸軍が17年かけた第3世代 (3G) 近代化計画を3G混成師団の運用開始をもって完了したことを明らかにした。
3G混成師団は自動車化混成旅団とHIMARSなどを装備する師団打撃旅団で構成され、3G指揮統制情報処理装置 (CCIS) や戦場管理システム (BMS) を装備する。
2020年11月には射撃統制を行う国産の指揮所Sense and Strike (HQ SS) を装備し、TPQ-53対砲迫レーダと迫撃砲を搭載したBelrex装甲車 (PCSV) を導入している。 |
2021.06.16 |
Jane's Defence Weekly |
Ebbing airbase selected for RSAF F-16, F-35 fighter training |
<2108-061606>
シンガポール国防省が6月4日、同国空軍のF-16及びF-35Bの訓練基地にアーカンソー州Ft. SmithにおるEbbing州兵空軍基地が選定されたと発表した。 この結果アリゾナ州Luke AFBからF-16C/D 12機が2023年以降に移駐する。 またF-35Bは2026年からEbbing州兵空軍基地に配置される。
Luke AFBにはシンガポール空軍のほかに台湾空軍のF-16も駐留している。 |
2021.06.04 |
Defense News |
US approves location for Singaporean F-16, F-35 training |
<2107-060408>
米国とシンガポールがアーカンソー州Ft. SmithのEbbing州兵空軍基地でシンガポール空軍のF-16及びF-35Bの訓練を行うことに合意した。
アーカンソー州兵広報によるとF-16は2023年に、F-35Bの1番機は2026年に到着する。
シンガポール空軍は現在F-16の訓練を、アリゾナ州フェニックスに近いLuke AFBで行っている。 |
2021.06 |
International Defence Review |
Sea Guardian: Singapore aim to boost maritime security with MARSEC USVs |
<2107-060010>
= シンガポールの MARSEC USV に関する3頁の記事 =
・Platform design
・MRCV mothership concept
・Further development |
2021.05.18 |
Defense News |
Emirati shipbuilder receives record $1B order for Navy ships |
<2106-051803>
UAE国防省と海軍が5月18日、UAE Edge社傘下のアブダビ造船 (ADSB) 社にFalaj 3級外洋警備艦をAED3.5B ($952.7M) で発注したと発表した。
ADSB社は3Q/2021年末にシンガポールのST Engineering社の支援を受けて4隻の建造を開始し、5年以内に引き渡すという。 |
【註】
Falaj 3は全長60m、幅9.5m、喫水4.45m、満載時排水量641tで、速力26kt、航続距離2,000nmの性能を持つ。 |
2021.04.21 |
Defense News |
Rescue vessels begin search for missing Indonesian submarine |
<2105-042102>
バリ島近海で魚雷発射訓練中の53名が乗り組んだインドネシア海軍の潜水艦Nanggalaが4月21日早朝に消息を絶ったのを受け、シンガポール海軍の潜水艦救難艦Swift Rescueが同日午後にバリに向け出航した。 Swift Rescueはインドネシア海軍と協力して捜索に当たるが、Nanggalaからの最後の消息を確認した水深700~800mの現地では、既にインドネシア海軍のコルベット艦2隻などが捜索を行っている。
シンガポールとインドネシアは2012年に救難協定を結んでおり、インドネシアは米国を含む他の国々とも同様の協定を結んでいる。
Swift Rescueは海軍艦でありながら契約した民間人が乗り組んでいる。 |
2021.03.01 |
Defense News |
Singapore's navy tests a new layer of surveillance: unmanned vessels |
<2104-030106>
シンガポールがAIを利用したUSVの試験中で、完了すれば哨戒任務用として4隻を導入する。
このUSVは台湾の龍德造船が建造したもので、全長16.9m、排水量30tで、12.7mm機銃1丁とレーザ幻惑装置、長距離音響装置を装備して、速力25kt、航続26時間の性能を持つ。 |
2021.03.01 |
Defense News |
UAE vehicle maker teams up with Singapore's ST Engineering for hybrid system |
<2104-030104>
UAEの車両メーカNimr社が、2月21日~25日に開かれたIDEX展で、シンガポールのST Engineering社とハイブリッド動力装置に関する技術提携のMoUに署名したと発表した。
Nimr社は同社製のHafeet Mk 2及びAjban Mk 2装甲車のハイブリッド車化を狙っている。 |
2021.02.26 |
Newsweek (Yahoo) |
バイデンが提唱する対中連携を拒否 シンガポールが中国と海上演習を実施 |
<2103-022604>
シンガポールが24日、約5年ぶりに中国海軍との合同演習を実施した。 中国との軍事関係が今後強化される可能性はあるものの、米国がシンガポールにとって「安全保障上の第一のパートナー」であることは変わらないとシンガポールの専門家は見ている。
ビジネスを重視するシンガポールの外交政策を考慮すれば、中国封じ込めの国家連携に参加することは考えにくく、バイデン米大統領が中国に対抗する、いわゆる「民主主義国家の連携」を提唱しているが、シンガポールのリー首相はこの考えを「冷戦型」と呼んで、参加を拒否する姿勢である。 |
2021.02 |
International Defence Review |
Singapore confirms SAMP/T operationa, reveals new configuration |
<2103-020003>
シンガポール空軍が2020年12月17日に東部のLim Chu Kang Camp ⅡでAster 30 SAMP/Tを公開した。
シンガポールは2012年にイスラエルからSPYDER-SR SHORADを導入し、2018年7月にFOCとしたが、2013年9月にSPYDER-SRを補完するものとしてSAMP/Tの導入を決めた。
SAMP/Tの標準的な中隊はAster 30 8発を搭載したVLS TEL 4両(6両まで可能)と、Arabel 360゚監視X-band MFRレーダ1基及び指揮統制車1両で構成される。 |
2021.02.24 |
Breaking Defense |
UAE's first air defense missile to be used on German Oerlikon Skynex |
<2103-022408>
UAEがIDEXで、同国製のSkyKnight迎撃弾がRheinmetall社製Oerlikon防空システムに組み込まれると発表した。
開発したのはUAE EDGEグループのHALCON社で、SkyKnightはUAV、回転/固定翼機も撃破可能な射程10kmのC-RAM弾である。 |
【註】
HALCON社のPR動画によると、SkyKnightはコンテナ車形状の60発入りVLS発射機から発射される。
【SkyKnighr の映像 (HALCON)】 |