2023年のフィリピン情勢に関する報道

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2010年以前の東南アジア諸国情勢に関する報道            
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.12.20
 17:04
日経新聞 フィリピン、管制レーダー運用開始 南シナ海動向警戒 <2401-122009>
 フィリピン国防省が20日、北西部にある空軍基地(註:ルソン島中部サンフェルナンド)で三菱電機が製造した警戒管制レーダの受領式典を開いた。
 このレーダは日本政府の防衛装備移転三原則が制定されて以降初となる完成装備品の輸出となる。
2023.12.12
 18:12
毎日新聞

(Yahoo)

フィリピン、中国大使を召喚 追放の可能性も 南シナ海問題で <2401-121210>
 フィリピン政府が11日、中国が南シナ海で挑発的な行動を続けているとして、黄駐比中国大使を召喚したと発表した。
 比外務省の報道官は同日の会見で、黄大使をフィリピンにとってペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定することについて真剣に検討しなければいけないと述べた。
 比沿岸警備隊によると、南シナ海のアユンギン礁周辺で10日に中国沿岸警備隊の警備艦が比側の船に放水した上で、補給船などに衝突し、1隻は深刻なエンジン損傷を受けたという。
2023.12.12
 13:10
毎日新聞

(Yahoo)

中国艦船、「音響兵器」で比側を妨害 米比軍首脳が対応協議 <2401-121207>
 米統合参謀本部議長のブラウン空軍大将が11日、フィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将と電話で協議し、南シナ海アユンギン礁スカボロー礁周辺で、中国艦船がフィリピン公船や漁船を妨害している問題への対応を話し合った。
 米国務省によると、中国艦は音波で脳などにダメージを与える音響兵器も使って比船を妨害しているという。
2023.12.12
 06:58
讀賣新聞

(Yahoo)

中国船が南シナ海でフィリピン船に連日放水、両国が非難の応酬…マルコス大統領「我々はひるまない」 <2401-121203>
 フィリピン政府が10日、南シナ海で中国と領有権を争うアユンギン礁周辺で中国海警局艦が比船に放水し衝突したと発表した。 アユンギン礁は比側が実効支配し、2016年の仲裁裁判所による判決ではフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) 内と認められている。
 発表によると、比側が10日に補給活動を行っていたところ、海警艦が比沿岸警備隊の警備艦や補給船に放水し、エンジンなどが損傷した。 また、別の比補給船に海警艦が衝突したが、補給活動は継続された。
 9日にも中国側が比船に放水しており、両国が非難の応酬を繰り広げ緊張が高まっている。
2023.12.11
 18:22
産経新聞

(Yahoo)

フィリピン船が航行不能 中国が放水砲や衝突 米は中国非難 <2401-121106>
 フィリピン政府が10日、南シナ海スプラトリー諸島のアユンギン礁の拠点に向かっていたフィリピンの補給船が中国海警局の艦船から放水砲で航行を妨害され、エンジンを損傷し航行不能になったと発表した。 別の補給船も中国の海上民兵の船に衝突されたという。
 フィリピン政府は、中国の海警局艦や海上民兵船による妨害行為が「補給船の乗組員の命を危険にさらした」と非難し、護衛の警備艇も放水砲を受けてマストが損傷したとしている。
 米国務省は同日の声明で、南シナ海でのフィリピン公船への攻撃は米国のフィリピン防衛義務を定めた「米比相互防衛条約が適用される」と中国を牽制した。
2023.12.11
 09:15
中央日報

(Yahoo)

船舶ぶつけて放水も…中国とフィリピンが海上で衝突 <2401-121104>
 中国とフィリピンが領有権紛争地域である南シナ海で2日連続衝突した。
 中国海洋警察は10日にSNSの公式アカウントを通じ、この日午前フィリピン海洋警察の船舶2隻と公務船1隻、補給船1隻が中国政府の承認なくスプラトリー諸島のSecond Thomas礁(フィリピン名アユンギン礁)周辺海域に侵入したことを受け統制措置を取ったと発表した。
 その上で06:39にフィリピンの艦艇が中国側の数回の厳重警告を無視し、国際海上衝突防止規則に違反したまま危険な方式で突然方向を変え、正常な法執行航行中だった中国海洋警察艇にわざとぶつかり側面衝突を発生させたと主張した。
 中国とフィリピンは前日には北東に650kmほど離れた南シナ海のスカボロー礁周辺で摩擦を起こした。
2023.12.10
 12:47
TBS News

(Yahoo)

中国船とフィリピン船が南シナ海で衝突か 中国海警局「フィリピン側の責任」と主張 <2401-121005>
 中国海警局が10日、アユンギン礁の付近でフィリピンの艦艇や補給船など4隻が不法に侵入したとして取り締まりを行ったと発表した。
 また06:30すぎにフィリピン船が再三の警告を無視して急旋回し、中国艦船に故意に衝突したと主張し、「フィリピン側が事故の全責任を負う」と強調している。
 けが人の有無についてはわかっていない。
2023.12.10
 08:57
Abema Times

(Yahoo)

南シナ海で中国船がフィリピン船に放水銃を8回発射 <2401-121004>
 フィリピン政府が9日、南シナ海のスカボロー礁周辺で漁船に燃料などの補給へ向かっていた船が、中国海警局艦から放水銃による妨害を受けたと発表した。 放水銃は、少なくとも8回発射され、船の通信機器などが損傷したという。 また、中国側から大きな音を出す装置による妨害も受けたとしていい。  フィリピン側は「漁船への支援活動を妨害することは、違法かつ非人道的だ」と強く非難している一方、中国海警局は「海域に侵入したフィリピン船3隻に対し、取り締まりを行った」と声明を出した。
2023.12.05
 20:47
時事通信

(Yahoo)

南シナ海対策でスービック港拡張 日本から大型巡視船調達 比 <2401-120510>
 海上保安庁が11月、フィリピン沿岸警備隊に総額PHP30B(798億円)の円借款大型警備艦5隻を引き渡すことで合意し、2027年に1隻目が引き渡される予定であるが、フィリピン沿岸警備隊は5日、ルソン島のスービック港をこの全長97mの大型警備艦が利用できるよう拡張すると発表した。
 南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国に対処するための措置という。
2023.12.03
 22:14
日テレNews

(Yahoo)

南シナ海に中国海上民兵の船団、135隻以上“不法に集結” フィリピン沿岸警備隊が発表 <2401-120307>
 フィリピンの沿岸警備隊が3日、南シナ海に中国の海上民兵の船団135隻以上が集結していると発表した。
 沿岸警備隊は先月、スプラトリー諸島周辺で100隻以上の船団を確認し監視を続けてきましたが、無線による呼びかけにも応答はなく船の数も増え一列に並んで一塊になる数十隻もの船もいるという。
 南シナ海では、先月も中国海警局の船がフィリピンの船に放水するなど、緊張が高まっている。
2023.12.01
 21:02
時事通信

(Yahoo)

フィリピン、南シナ海に監視ステーション 中国側の動きをチェック <2401-120116>
 フィリピン沿岸警備隊が1日、南シナ海スプラトリー諸島で実効支配するパグアサ島に監視基地を開設したことを明らかにした。
 レーダや衛星情報、沿岸に設置したカメラなどを通じ、南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国側の船舶をチェックするという。
2023.11.25
 18:57
共同通信

(Yahoo)

比、豪軍とも EEZ 共同巡回開始 「航行・飛行の自由」を掲げ <2312-112506>
 フィリピン国防省が25日、同国の排他的経済水域 (EEZ) 内で自国軍とオーストラリア軍が同日、初めて共同哨戒を開始したと発表した。
 実施海域は明らかにしていないが航行と飛行の自由を掲げており、南シナ海の可能性がある。 豪比連合軍による哨戒は27日までで、フィリピン軍は海軍艦2隻と偵察機5機オーストラリア軍はフリゲート艦1隻と偵察機1機が加わるという。
 米軍とは23日まで南シナ海で共同巡回を行い、南シナ海の権益を主張する中国の反発を招いた。
2023.11.24
 13:22
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン、国際刑事裁への再加盟検討 前政権中に脱退 <2312-112405>
 マルコス比大統領が24日、国際刑事裁判所 (
ICC) への再加盟を検討していることを明らかにした。 ICCは2023年、フィリピンが求めていたドゥテルテ氏の麻薬撲滅戦争に関する捜査中止を拒否したのをを受けて、マルコス大統領は3月にICCとの接触を停止すると表明していた。
 フィリピンは2019年に多数の死者が出た政府の薬物犯罪対策に対するICCの捜査権限に当時のドゥテルテ大統領が疑問を示しICCから脱退した。
2023.11.21
 23:04
AFP=時事

(Yahoo)

比米両軍、南シナ海で合同パトロール 中国けん制 <2312-112109>
 マルコス比大統領が21日、米比軍が南シナ海で合同哨戒を開始すると発表した。マルコス大統領によると合同哨戒は3日にわたって行われるという。
 米比軍による合同哨戒は、親中路線を取っていたドゥテルテ前大統領の在任中に中断されていたが、フィリピンはマルコス大統領が2022年に就任して以降、米国との関係修復を目指してきており、2023年2月に合同哨戒の再開に合意していた。
2023.10.25
 21:01
共同通信

(Yahoo)

日本とフィリピンが部隊往来協定交渉入りへ <2311-102523>
 日本、フィリピン両国外交筋が25日、自衛隊とフィリピン軍部隊の相互往来をスムーズにする円滑化協定 (
RAA) の締結に向け、近く交渉入りする方向で調整に入ったことを明らかにした。
2023.10.23
 22:10
朝日新聞

(Yahoo)

中国船22隻が連携し妨害か 南シナ海衝突、フィリピンは大使に抗議 <2311-102308>
 フィリピン軍が23日、南シナ海でフィリピン船と中国船が衝突した事件について「中国船22隻が連携して進路を妨害してきた」と発表した。 外務省も首都マニラにある中国大使館に抗議した。 大使を呼び出したが、中国側は「不在」として公使が代理で出席した。
 フィリピン軍によれば、中国海警局艦4隻海上民兵16隻、中国海軍艦2隻が連携して妨害行為をしてきた。 フィリピンの補給船は沿岸警備隊の警備艦に護衛されながら航行していたが、中国船の進路妨害で護衛から引き離された。 その後、衝突は起きたという。 けが人はないもようである。
2023.10.22
 14:53
AFP=時事

(Yahoo)

衝突前に比巡視船が「あおり行為」 中国反論 <2311-102204>
 中国中央テレビ(CCTV)が、中国外務省が22日に南シナ海Second Thomas礁沖でこの日午前、中国の船舶がフィリピン船に衝突したと同国が主張していることについて、衝突前に同国の警備艦が故意にあおるような行動をしたと反論したと報じた。
 中国外務省は「フィリピン沿岸警備隊の警備艦4409が故意にあおるような行動に出た後、計画通り反転した」と指摘し、「中国海警艦は警告を繰り返した後、不法侵入してきたフィリピン船を法に基づいて阻止した」と説明し、その結果「軽微な衝突」が起きたとした。
2023.10.22
 13:55
AFP=時事

(Yahoo)

中国海警船、比補給船に衝突 南シナ海 <2311-102202>
 フィリピンが22日、南シナ海Second Thomas礁(アユンギン礁)沖でこの日午前、同国の補給船が「中国海警局艦に衝突されたと非難した。
 比政府の西フィリピン海Task Forceは声明で、アユンギン礁から25kmの海域で中国海警艦5203が、フィリピン軍が借り上げていた先住民の小型補給船に衝突するという危険な妨害行動」があったと指摘し、さらに補給船を護衛していたフィリピン沿岸警備隊の警備艦も、「中国海上民兵」の船舶に衝突されたという。
 声明は、「中国海警局および中国海上民兵による今回の危険かつ無責任、違法な行為を最も強い言葉で非難する」としている。
2023.10.20
 19:58
日経新聞 フィリピン、中国へ軍人派遣停止 南シナ海の妨害行為で <2311-102014>
 フィリピン国軍参謀総長のブラウナー陸軍大将が19日、同国の軍人を中国へ派遣し研修を受けるプログラムを一時停止していることを明らかにした。
 南シナ海で8月にフィリピンの船が中国海警局の船から放水銃を発射される事案を受けた措置で、両国が結んだ防衛協力の覚書の内容を見直す可能性についても言及した。
2023.10.19
 23:58
日経新聞 フィリピンに大型巡視船5隻追加へ 日本が供与 <2311-101919>
 フィリピン沿岸警備隊のガバン新長官が19日、日本から大型巡視船5隻の追加供与を受ける見通しになったと明らかにした。 日本からは2022年に円借款で建造した全長97mの巡視船2隻の引き渡しを受けたが、南シナ海で中国艦船の威圧にさらされる沿岸警備隊は同型の巡視船5隻の追加供与を要望し、調整が続いていた。
 ガバン長官は交代式典の後に記者団の質問に対し、追加供与が年内に日比間で正式合意に至らず「準備期間が長くかかる可能性がある」としたものの、手続きが進行中だが障害はないと強調した。
 供与済みの巡視船2隻はフィリピン沿岸警備隊で最大だが、現在運用中の大型巡視船は計3隻しかなく、多数の大型艦船を展開する中国海警局に圧倒されている。
2023.10.19
 20:14
共同通信

(Yahoo)

比、サイバー軍を年内創設へ 海洋監視拡充、日本に協力期待 <2311-101914>
 フィリピン軍参謀総長のブラウナー陸軍大将が19日記者会見し、年内にサイバー軍を創設する考えを示し、軍はサイバー攻撃で被害を受けており、専門知識を持つ人材を新規採用してサイバー軍をつくると説明した。
 また、中国が南シナ海で軍事圧力を強める中、ブラウナー大将は「今、懸念しているのは海上の国境防衛だ」と強調し、レーダと航空機は海洋監視、艦船は補給に必要だとしたうえで、日本が4月に創設した同志国軍への支援枠組み政府安全保障能力強化支援 (
OSA) について、日本から導入した警戒監視レーダの追加拡充のほか、航空機、艦船、サイバー防衛での協力に期待を表明した。
2023.10.10
 01:35
ロイタ通信

(Yahoo)

中国、フィリピンの南シナ海での「挑発行為」に警告 <2311-101004>
 中国外務省は9日、フィリピンによる南シナ海のSecond Thomas礁での更なる「挑発行為」中国の領土主権を侵害し、国際法に違反し、地域の平和と安定を乱すと警告した。
 声明では、フィリピンの領土は一連の国際条約によって定義されており、この環礁はフィリピンの領土の一部であったことは一度もないと強調し、フィリピンはSecond Thomas礁の領有権を主張する法的根拠をまったく持っていないとした。
 その上で、中国は領土主権と海洋権益を断固として守るために必要な措置を引き続き実施するとした。
2023.10.06
 17:07
AP News

(Yahoo)

1メートルの至近距離に接近 南沙諸島沖で中比の警備艇 <2311-100619>
 南シナ海Union堆の東に位置するSecond Thomas礁周辺海域で10月4日、フィリピン沿岸警備隊の警備艇に対して、中国海警局の警備艇が異常接近し、至近距離でフィリピン艇の船首を横切るという緊迫した事態が発生した。
 フィリピン警備艇がエンジンを後進にさせたため衝突は避けられたが、この緊迫した様子は、フィリピン警備艇に乗船していたAP通信を含むメディアの目前で展開された。
 また、2隻のフィリピン艇の別の1隻と、物資を積んだ民間の補給船が中国警備艇と民兵船に包囲され、明らかな敵対行為は約4時間にわたって続けられた。
2023.10.04
 13:25
ロイタ通信

(Yahoo)

南シナ海でフィリピン人漁師3人死亡、外国商船が衝突=沿岸警備隊 <2311-100408>
 フィリピン沿岸警備隊が4日、南シナ海スカボロー礁北西157kmの海域で2日に、停泊していた漁船が詳細不明の外国商船に衝突され、11人が救助されたがフィリピン人乗組員3人が死亡したと発表した。 沿岸警備隊はこれ以上の詳細を明らかにしていない。
 この辺りの海域を巡っては、中国がスカボロー礁付近に設置した長さ300mのボールブイ障害物をフィリピン側が撤去したと発表したことを受け、このところ緊張が高まっている。 中国はスカボロー礁を2012年に実効支配して以来、沿岸警備当局の船舶やトロール漁船を恒常的に展開している。
2023.09.26
 05:01
日テレ News

(Yahoo)

フィリピン 中国が設置した障害物を撤去 領有権を争う南シナ海の海域 <2310-092606>
 フィリピンが南シナ海の海域に中国が設置した障害物を取り除いたと発表した。 フィリピンの沿岸警備隊がスカボロー礁で撮影したとする映像には、ブイのようなものが海面に連なっている様子が写っている。
 フィリピンは、中国海警局艦300mにわたり障害物を設置したとして撤去するよう要求していたが、中国政府はスカボロー礁について中国固有の領土だとした上で「フィリピン側の船が許可無く侵入しようとしたため法に基づき必要な措置をとった」と反論していた。
2023.09.24
 17:04
Bloomberg

(Yahoo)

中国、南シナ海のスカボロー礁でバリアー設置-フィリピン当局 <2310-092411>
 フィリピン当局によると、中国は南シナ海のスカボロー礁の南東部にフローティングバリアーを設置し、フィリピン漁船を排除しようとしている。
 フィリピンの沿岸警備隊と漁業水産物資源局は、22日に両機関の職員が定期的な海上パトロールを行った際に発見した中国の動きを強く非難すると、沿岸警備隊報道官は24日のX (Twitter) に投稿した。
 中国外務省報道官の事務所への電話取材には、通常の営業時間外で応答がなかった。
2023.09.19 Janes Hanwha Ocean offers variant of KSS-Ⅲ submarine for Philippine Navy's requirements <2310-091912>
 韓国Hanwha社が、フィリピン海軍が2隻建造する潜水艦に提案したKSS-Ⅲの最新型を公表した。
 提案は韓国海軍が装備しているJangbogo-Ⅲを元にした全長77m、幅9.7m、水上排水量2,800tで、リチウムイオン電池を搭載する。
2023.09.07
 12:50
日経新聞 日米フィリピン、南シナ海で中国に対処 首脳が懇談 <2310-090705>
 岸田首相が6日、インドネシアハリス米副大統領マルコス比大統領とASEAN関連首脳会議の夕食会で短時間懇談し、中国が大半を自国領と記す地図を公表するなど緊張が高まる南シナ海の情勢について意見交換して、力による一方的な現状変更に連携して対応すると確認した。
2023.09.03
 15:00
朝日新聞

(Yahoo)

台湾まで200キロの島に米軍が港を建設か 中国と緊張のフィリピン <2310-090305>
 ロイタ通信が地元知事らの話としてで、台湾にほど近いフィリピン最北端の離島米軍と地元自治体が商業港の開発を計画していると報じた。
 ロイタの8月30日の報道によると、開発予定地はバタネス州バタン島で、西太平洋と南シナ海を往来する船舶が多く通過する海上交通の要衝バシー海峡を挟んで台湾南端の恒春半島から200kmも離れていないだ。
Batanes Islands の位置 (Google Map)】
 南シナ海をめぐって中国との関係が悪化するフィリピンでは今年、米軍が使用可能な拠点の増設が決まったばかりで、米中対立が鮮明となるなか、米国が東南アジアで足場を広げる動きの一環とみられる。
2023.08.25
 19:06
共同通信

(Yahoo)

比、日米豪共同訓練に参加 大型艦派遣、世論は歓迎 <2309-082509>
 海上自衛隊が25日に護衛艦いずもをフィリピンに派遣し、米豪比軍と24日に4ヵ国共同訓練を実施したと発表した。 米軍からは予定していた強襲揚陸艦ではなく
LCSが加わった。
 複数の関係筋によると、訓練は当初、フィリピンが参加を見送り、日米豪が南シナ海で23日に行う計画だったが、中国が南シナ海でフィリピン軍拠点への補給を妨害し続けるなか計画が大きく報じられ、歓迎する国内世論が高まったことから、日米豪3ヵ国で計画していた訓練にフィリピンが加わった。
 フィリピン海軍からは揚陸艦が参加し、1日遅れてマニラ周辺で実施される。
2023.08.24
 17:07
AP News

(Yahoo)

比補給船が中国警戒線を突破 南シナ海で続く鍔迫り合い <2309-082415>
 米海軍機が上空を旋回する中、南シナ海でフィリピンが実効支配する環礁に駐留する交代の兵士と食料、水、燃料を届けようとする同国の補給船2隻が8月22日、中国海警艦艇が敷く警戒線を突破した。
 フィリピン警備艇2隻4隻の海警局艦艇と中国民兵と思われる4隻に航路を妨害されたが、その間に警戒線を突破した2隻の補給船が、現場から7km以上離れたSecond Thomas礁に座礁させたフィリピン海軍艦に、交代要員と補給物資を届けることに成功した。
 フィリピン沿岸警備隊の警備艇も補給船に続こうとしたが、こちらは4隻の海警局艦艇に約5時間にわたって航路を妨害されSecond Thomas礁への接近を阻まれた。
2023.08.18
 20:31
時事通信

(Yahoo)

中国の脅威、8割近くが実感 信頼度トップは日本 比世論調査 <2309-081814>
 フィリピンの政治コンサルタント会社PUBLiCUS ASIAが17日に発表した調査結果で、フィリピンでは8割近くの人が中国に脅威を感じていることが分かった。 中国を脅威と捉える人は79%と飛び抜けて多く、2位の米国は9%だった。
 一方、どこの国を信頼するかとの問いでは、日本が55%の支持を得てトップだった。 日本の次に信頼する国と地域は、45%の支持を集めたASEAN、44%のカナダが続き、米国やオーストラリア、韓国はいずれも39%にとどまった。
2023.08.10
 20:52
TBS News

(Yahoo)

南シナ海に「中国船など400隻以上確認」放水問題でフィリピン軍の警戒高まる <2309-081015>
 フィリピン軍が10日に記者会見を開き、南シナ海で中国船など400隻以上が確認されたと明らかにした。
 フィリピン軍は、南シナ海の排他的経済水域内で9日までに実施した監視活動で「400隻以上の外国船のうち85%以上が<海上民兵が乗った中国船だった」ことを明らかにした。
 南シナ海では5日にフィリピン軍の実効支配拠点への補給活動にあたっていた輸送船や警備艇が、中国海警局艦から放水を受けるなど緊張が高まっていて、フィリピン軍「中国船がさらなる攻撃を仕掛けてくる事態が懸念されるため、予備の船を配置するなど、部隊の増強を検討している」としている。
2023.08.10
 11:19
AFP=時事

(Yahoo)

比大統領、中国に反論 座礁艦の撤去合意「承知せず」 <2309-081004>
 マルコス比大統領が9日、南シナ海のスプラトリー諸島沖に座礁させた老朽艦について、フィリピンが撤去を約束したとの中国の主張に対し、そのような合意は「承知していない」と反論した。
 フィリピンは1999年、中国の南シナ海進出を阻止する目的で、Second Thomas Shoal礁LST Sierra Madre を意図的に座礁させた。
 同艦は長年、両国間の火種となってきており、中国側はここ数日、フィリピン側が同艦の撤去を繰り返し約束したと主張している。
 AFPは駐比中国大使館にマルコス大統領の発言についてコメントを求めたが、回答は得られていない。
2023.08.06
 16:39
共同通信

(Yahoo)

中国艦、放水砲で物資補給を妨害 フィリピン軍が非難、南シナ海で <2309-080606>
 フィリピン軍が6日、南シナ海のSecond Thomas礁で5日に同軍拠点に兵員交代と物資補給のため近づいたチャーター船のうち1隻を中国海警局艦が放水砲を使って妨害したとし、強く非難するとの声明を発表した。 声明は、中国側が船の乗組員の安全を無視し、国際法に違反していると批判し、「人命を危険にさらす事故や誤算を防ぐため、責任ある行動」を求めた。
 南シナ海での中国の主権主張が国連海洋法条約に基づく仲裁裁判所の2016年の判断で否定されたことにも言及した。 日米はフィリピンへの支持を表明した。
 一方、中国は法に基づき排除したと主張した。
2023.07.10
 21:15
時事通信

(Yahoo)

巡視船を派遣、中国漁船排除へ 南シナ海の石油埋蔵海域 フィリピン沿岸警備隊 <2308-071011>
 フィリピン沿岸警備隊が10日、南シナ海スプラトリー諸島のReed堆付近にとどまっている多数の中国漁船を排除するため、海軍と協力し今週中に警備艦艇を派遣すると明らかにした。
 沿岸警備隊は6月30日、Reed堆南方のIroquois堆近くで48隻の中国漁船を確認したが、これほど多くの中国漁船が、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内のこの近辺で確認されたのは初めてだという。 2月時点では中国漁船は12隻だったという。
 Reed堆の近くには、石油などの天然資源が豊富に埋蔵されているとみられている。
2023.07.05
 20:29
AFP=時事

(Yahoo)

中国船、「危険」行為で航行妨害 比沿岸警備隊が非難 <2308-070514>
 フィリピンの沿岸警備隊が5日、南シナ海で中国海警局艦による極めて危険な行為により、比側の船2隻が妨害を受けたと非難した。 比沿岸警備隊の報道官は、中国艦のうち1隻が比船の船首から90m以内に入り、比側は衝突を回避するため減速を余儀なくされたと述べた。
 比沿岸警備隊によると、航行妨害があったのは6月30日で、Second Thomas礁に領有権を主張するため海兵隊が駐屯している座礁した海軍艦物資を届ける定例任務を遂行中だった。
 AFPは駐比中国大使館にコメントを求めたが、現時点で回答はない。
 Second Thomas礁近海では4月にも、中国艦が比船の45m以内にまで近づき衝突寸前になるという同様の事案が発生している。
2023.05.29
 18:57
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピンと日米、沿岸警備隊が初の合同海洋演習実施へ <2306-052914
 南シナ海での中国の動きに対する懸念が高まる中、米国とフィリピンの沿岸警備隊、日本の海上保安庁が初めて共同で海上演習を実施する。 フィリピン沿岸警備隊報道官が29日、6月1日から7日まで米国と日本が主導しバターン州沖で演習を実施することを明らかにした。 またオーストラリアがオブザーバーとして参加するという。
 南シナ海における中国の動きを警戒する日米豪は、米国の同盟国であるフィリピンとの関係強化に意欲を示している。
2023.05:15
 10:56
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン、南シナ海の南沙諸島に浮標設置 <2306-051506>
 フィリピンの沿岸警備隊が14日、南シナ海スプラトリー諸島の主権を明示するため、排他的経済水域 (EEZ) に同国の国旗を付けた浮標を設置したと発表した。
 沿岸警備隊によると、浮標は10日から12日にかけてWhitsum礁(註:Union Banks)を含むEEZ内の5ヵ所に設置した。 Whitsum礁には2021年に何百隻もの中国の船舶が停泊していた。
 マルコス大統領が米国との関係強化を図る中、中国は南シナ海への海洋進出を積極化させている。
 マニラの中国大使館はコメント要請に返答していない。
2023.05:02
 06:13
ロイタ通信

(Yahoo)

バイデン氏、フィリピン防衛へのコミットメントは「鉄壁」 首脳会談 <2306-050206>
  バイデン大統領が1日に訪米中のフィリピンのマルコス大統領と会談し、フィリピンが中国から圧力を受けている南シナ海を含め、同盟国の防衛に対する米国のコミットメントは「鉄壁」と表明した。
 フィリピン大統領によるホワイトハウス訪問は10年ぶりである。
2023.04.29
 10:17
讀賣新聞

(Yahoo)

南シナ海に「海上民兵」か、中国船100隻以上が集結…退役軍人・漁民で構成 <2305-042905>
 フィリピン沿岸警備隊が28日、南シナ海の排他的経済水域 (EEZ) などで18~24日に行った哨戒で、中国軍や中国海警局などを含む100隻以上を確認したと発表した。
 2021年3月に中国船200隻以上が集結したWhitsum礁付近で100隻以上が確認された。
 比当局は、中国の退役軍人や漁民らで構成する海上民兵が乗っているとみている。 Second Thomas Shoal礁付近では、中国海警局艦が接近して進路を妨害し、危険な操船を行い、別の海警艦は比艦を追尾した。
2023.04.29
 07:30
朝日新聞

(Yahoo)

南シナ海であわや衝突の危険事態 フィリピン「中国船が接近」と非難 <2305-042904>
 フィリピン沿岸警備隊 (PCG) が28日、南シナ海でPCGの警備艦が中国海警艦から危険な接近行為や進路妨害を受けたとして、非難する声明を出した。
 PCGは18~24日にスプラトリー諸島周辺を警備艦2隻で哨戒した報告によると、危険な行為があったのは23日で、両国が領有権を争うアユンギン礁(註:Second Thomas Shoal)近くで、中国海警艦がPCG艦に50mまで接近して進路を妨害した。 また、中国側の別の1隻も約640mまで近づき、PCGの船を追跡する行動を取ったという。
 現場は2月にフィリピンの警備艦が中国艦からレーザ照射を受けたとされる海域で、マルコス大統領が30日から訪米するのを前に、再び緊張が高まっている。
2023.04.11
 21:05
AFP=時事

(Yahoo)

米比、過去最大の合同演習開始 南シナ海で実弾使用も <2305-041113>
 フィリピンと米国が11日、過去最大規模の年次合同演習を開始した。 フィリピン語で「肩を並べる」という意味のBalikatanと名付けられた今年の演習はマルコス大統領の就任後では初となる合同演習で、2週間で米軍12,200名比軍5,400名、さらにオーストラリア軍からも100名2022年の倍近い数の兵士が参加する。 今回は初めて南シナ海での実弾射撃も行われる。
 今回の演習では、台湾から300km離れたルソン島北端沖にある島への軍用ヘリでの着陸や、陸海軍合同で別の島を奪還するという想定の訓練などが行われる。
2023.04.11
 09:10
AFP=時事

(Yahoo)

米軍使用基地からの「攻撃行動」認めず 比大統領 <2305-041104>
 マルコス比大統領が10日、米軍の使用を認めているフィリピン国内の基地からの攻撃行動は一切認めないと述べた。
 フィリピンは先週、2014年に米国との間で締結された防衛協力強化協定 (
EDCA) に基づき合意している5つの基地に加え、新たに4つの基地の使用を米軍に許可すると発表した。 この協定の下で米軍は各基地に駐留したり、防衛装備や物資を保管したりすることができる。
2023.04.03
 21:20
朝日新聞

(Yahoo)

米軍駐留できる4拠点を発表 フィリピン、台湾や南シナ海向く場所も <2305-040313>
 フィリピン大統領府が3日、米国との防衛協力強化協定 (
EDCA) に基づき、新たに米軍が一時的に駐留できる4ヵ所の拠点を発表した。 従来の5ヵ所から9ヵ所となる。
 発表によると、北部カガヤン州のカミロオシアス海軍基地ラルロ空港、北東部イサベラ州のメルチョラデラクルス基地、西部パラワン州バラバク島の計4ヵ所に、米軍が一時的に駐留できるようになる。
2023.03.23
 20:10
共同通信

(Yahoo)

米、比の台湾至近州で2基地利用へ <2304-032309>
 米軍が使用できるフィリピン軍の基地を4ヵ所増やす合意について、台湾と至近距離にあるルソン島北東部カガヤン州の知事は23日に共同通信の取材に答え、うち2ヵ所が州内にあると述べた。
2023.03.15 Jane's Defence Weekly Philippines reports Chinese military boats near Thitu Island <2305-031502>
 フィリピン沿岸警備隊が3月4日、艦番号5302の中国海警局艦1隻を含む海軍艦42隻がパグアサ島近海に集結していることを明らかにした。
 Jabesは比沿岸警備隊が公開した写真から海警局艦も2012年に用途変更された
PLA海軍の敷設艦であることを確認した。
2023.03.14
 18:48
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン・米、4月に合同軍事演習 過去最大規模に=軍報道官 <2304-031412>
 フィリピン軍が14日、米軍と比軍が4月11日から28日まで17,600名が参加した過去最大規模合同演習を実施すると発表した。 マルコス大統領の下で米国との関係が改善していることが浮き彫りになった。
 演習の比報道官によると、演習には米国から12,000名が参加し、「水中への実弾射撃訓練」を初めて行う。
2023.03.08
 03:30
毎日新聞

(Yahoo)

フィリピン、米日豪と防衛強化 南シナ海巡り中国との対立鮮明に <2304-030801>
 フィリピン沿岸警備隊が4日、フィリピンが実効支配するスプラトリー諸島パグアサ島周辺で、中国軍の艦船など42隻を確認し、一部は島周辺に停泊していたと発表した。 2月には中国艦船が同諸島で補給活動中の比警備艦に2度レーザ光線を照射する事案があり、マルコス大統領が中国の駐フィリピン大使を呼び出して「深刻な懸念」を伝えたばかりである。
 スプラトリー諸島で中国の挑発的な行為が続く中、フィリピンは米豪日との防衛協力強化を進めていて、フィリピンが南シナ海での多国間哨戒活動に初参加することも検討されており、対立構図は一層鮮明になりそうである。
2023.03.01
 07:11
Defense News US, Philippine marines team up to bolster littoral warfare skills <2304-030105>
 フィリピン海兵隊司令官のゲーラン少将が来週、米海兵隊の基地数ヵ所を訪問する。
 米海兵隊は2022年3月に敵の懐で作戦を遂行する新たな部隊の最初として第3海兵沿岸連連隊を立ち上げているが、比海兵隊も同様の沿岸防衛の要求に迫られている。
2023.02.27
 18:29
日経新聞 フィリピン、対艦ミサイル初配備へ 中国の海洋進出警戒 <2303-022711>
 フィリピンが、2024年にインドが供給する地上発射型の対艦ミサイル(註:BrahMos ラムジェット推進超音速ミサイル)を初めて配備する見通しであることをフィリピン海兵隊が明らかにした。
 インドが2月中旬までの3週間、ミサイルシステムの運営や点検を指導した。 設置する場所や具体的なミサイルの数は明確にしていないが、照準は南シナ海に合わせることになる。
2023.02.27
 11:30
NNA

(Yahoo)

フィリピン コンバージ、環太平洋ケーブル陸揚局を着工 <2303-022709>
 フィリピンの通信サービス会社Converge ICT Solutions社が23日、ミンダナオ島ダバオ環太平洋海底通信ケーブルシステムBif Rostの陸揚げ局建設に着工したと発表した。 2024年の完工を見込んでいる。
 米西海岸、メキシコ、グアム、フィリピン、インドネシア、シンガポールを結ぶBif Rost Cableは全長15,000kmで、Facebookを運営する米Meta、シンガポールのKeppel Midgard HD、インドネシアのTLKM社から成る企業連合が敷設を手がける。
【註】
 南太平洋を結ぶ海底ケーブルの敷設事業は、日米豪の計画に割り込みを図ろうとする中国との争いが続いている。
【関連記事:2107-062404 (ロイタ 2021.06.24)】
2023.02.22 Jane's Defence Weekly Philippine patrol vessel hit by Chinese laser, says coadtguard <2304-022205>
 フィリピン沿岸警備隊が2月13日、哨戒艦Malapascuaが2月6日に南シナ海スプラトリー諸島のSecond Thomas礁付近で中国海警局艦からレーザ照射を受けたと発表した。 比沿岸警備隊はレーザ照射した中国艦名を明らかにしなかったが、Janesはその画像からType 718B 100m級外洋哨戒艦Haijing 5205と特定した。
 フィリピンはAyungin礁に揚陸艦を座礁させ、海軍の12名を駐留させており、Malapascuaはここに補給を行っていた。
2023.02.22
 19:09
日経新聞 オーストラリア・フィリピン、防衛会議を定例化 対中国 <2303-022216>
 フィリピンとオーストラリアが22日にマニラで国防相会談を開き、防衛協力の強化で合意し、国防相の参加を想定する防衛閣僚会議の開催を定例化する。 フィリピンは、中国に対抗する米国、日本、豪州などの陣営に一段と近づく
 会談後の記者会見で、マールズ豪副首相兼国防相は「両国はかつてないほど戦略的な連携関係にある」と強調したうえで、今後は合同軍事演習の回数増や南シナ海での共同パトロールの実施を検討すると話した。
 中国を念頭に「南シナ海に適用されるルール、国連海洋法条約、航行・上空飛行の自由などの原則は豪州とフィリピンの国益に深く関わる」と強調した。
2023.02.15 Jane's Defence Weekly Philippines pact set to expand US military presence <2304-021504>
 中国の敵対行動が増大していることから、フィリピン2014年に米国と締結した防衛協力強化合意 (
EDCA)に基づき比国内に於ける米軍の基地使用拡大に合意した。
 この決定はオースチン米国防長官の訪比に合わせて2月1日に発表された。 この結果、既に米比間で合意している5箇所に加え新たに4箇所が米軍施設に加わる。
 米国はEDCAとして米軍の駐留する5箇所のインフラ整備に$82M以上を注ぎ込んでいる。
2023.02.13
 21:17
AFP=時事

(Yahoo)

フィリピン、中国海警局のレーザー照射を非難 <2303-021315>
 フィリピン沿岸警備隊が13日、南シナ海スプラトリー諸島Second Thomas礁付近で先週、中国海警局艦から軍用級レーザーを照射され、比警備艦の乗組員が一時的に視力を失うなどしたとして非難している。 中国艦はまた「危険な操舵」を行い、140m以内に接近した。
 場所はSecond Thomas礁から20kmの海域で、フィリピンは主権の主張を目的として、ここに座礁させた揚陸艦に軍の部隊を駐留させているが、その補給任務中にレーザー照射を受けたと発表した。
2023.02.02
 15:23
ロイタ通信

(Yahoo)

フィリピン、米軍使用基地を4カ所増加 対中国で結束 <2303-020210>
 フィリピンを訪問したオースティン米国防長官が2日にガルベス国防相と会談し、フィリピン国内で米軍が使用できる拠点の新たに4ヵ所設定し9ヵ所とすることで合意したと発表した。
 米国とフィリピンは2014年に防衛協力強化協定 (
EDCA) を締結し、米軍は共同訓練や装備配置、燃料貯蔵などのためにフィリピンの軍事拠点にアクセスできる。
 新たに利用可能になる4拠点の具体的場所は明らかにしていないが、元フィリピン軍当局者は、米国がルソン島北部と南シナ海のスプラトリー諸島に面するパラワン島の基地へのアクセスを求めていると指摘している。
2023.01.31
 17:11
中央日報

(Yahoo)

米国、台湾に近いフィリピンの基地使用権確保…中国との衝突に備える要衝地 <2302-013113>
 Washington Post紙が30日、米国がフィリピンに軍事基地使用権限を追加で確保すると報じた。 匿名の米国務省当局者は同紙に、この数ヵ月にさまざまな現場を評価し判定するための広範囲な作業が行われ、そのうち少なくとも2ヵ所は決定されたと述べた。 新たな軍事基地はルソン島北部に位置し台湾と近い所で、南シナ海で発生する恐れのある中国との衝突に備える要衝地に選ばれる。
 早ければ今週中にオースティン米国防長官がフィリピンを訪問してマルコス大統領、ガルベス国防相と会談して公式発表するものと予想される。 これに先立ち国家安全保障担当のサリバン米大統領補佐官が1月初めにフィリピンのアニョ国家安全保障担当顧問とこの問題を協議した。
2023.01.05
 21:48
共同通信

(Yahoo)

中国、3兆円フィリピン投資約束 南シナ海資源交渉は議論の余地 <2302-010513>
 北京を訪問中のマルコス比大統領が5日に同行記者団と会見し、中国側から開始済み事業も含め$22Bの投資の約束を取り付けたと述べた。 両国政府が5日に発表した共同声明は、南シナ海を巡る資源交渉の早期再開をうたった。
 習国家主席との4日の会談で、南シナ海での石油と天然ガスの共同探査開発に向けた交渉再開で合意したが、実現は難航が予想される。 マルコス大統領は議論の余地が残っていると訴えた。
 習国家主席は、米国との同盟強化に舵を切ったマルコス大統領を引き寄せようと、農業やインフラ整備などの分野で経済協力の意向を示した。