年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2022.12.22 18:32 ロイタ通信(Yahoo) フィリピン、南シナ海で軍事プレゼンス強化 「中国の活動」受け <2301-122212> フィリピン国防省が22日、係争水域での中国の活動に懸念を示し、南シナ海でのプレゼンス強化を軍に命じた。 活動内容の詳細を明らかにしていないが、今週には中国が南シナ海スプラトリー諸島のエルダド礁やランキアム礁など4ヵ所で埋め立てを行っているとの報道があった。 2022.12.18 23:30 日経新聞 フィリピン軍補給船を中国船が追尾 「主権侵害」と反発 <2301-121807> フィリピン軍西部方面隊が18日、南シナ海スプラトリー諸島アユンギン礁にある比海軍基地に接近した補給船を中国海警局艦が追尾したと明らかにし、主権侵害だと反発した。 西部方面隊によると、海警局艦は海上民兵船数隻を伴ってアユンギン礁の周辺を巡回して補給船に対して無線交信し、周辺は「中国の管轄下にある」と主張したほか「補給は容認するが建設資材の持ち込みには対処する」と警告した。 補給任務は今年11回目で、物資と交代要員を17日に運び入れたという。 西部方面隊司令官は、同じくフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるミスチーフ礁を中国が軍事拠点化した問題を挙げ、アユンギン礁の海軍拠点維持の重要性を強調した。 フィリピンは来年1月3日から予定しているマルコス大統領の訪中を前に、南シナ海問題で中国を牽制している。 2022.12.01 19:56 讀賣新聞(Yahoo) 南シナ海の資源共同開発、フィリピン大統領「中国政府と交渉以外の方法あるかも」 <2301-120115> マルコス比大統領が1日、南シナ海の資源の共同開発を巡る中国との協議が行き詰まっていることについて、中国の領有権主張により「共同開発の障害であり解決は難しい。 中国政府との交渉以外の方法があるかもしれない」と述べた。 中国に対し、自国の権益を譲らない姿勢を示したとみられるが、具体的な方法については言及しなかった。 両国は2018年に南シナ海で石油天然ガスの共同探査開発を行うことで合意し協議を進めていたが、今年6月にドゥテルテ前政権が協議の打ち切りを発表し、マルコス政権は協議を再開する意向を示したが、中比のどちらの法律に基づいて開発を進めるかが問題となっていた。 2022.11.21 21:26 産経新聞(Yahoo) 米、フィリピン防衛を明言 副大統領訪問で中国牽制 <2212-112115> ハリス米副大統領が21日に訪問先のマニラでマルコス大統領と会談し、中国とフィリピンが領有権問題で対立する南シナ海情勢に関し「比軍の航空機、船舶が攻撃された場合には米国は防衛力を発動する」と述べ、強固な同盟関係をアピールして中国の牽制を図った。 バイデン米政権は中国をにらんでフィリピンとの関係を重視している。 2022.11.21 21:13 AFP=時事(Yahoo) 中国、係争海域で「ロケット残骸を強奪」 比海軍が主張 <2212-112114> フィリピン海軍が21日、自国の海域に落下したロケットのフェアリングを回収していたところ、中国海警局がこれを「力ずく」で奪ったと非難した。 フィリピン海軍高官によると、同軍のゴムボートが20日に「正体不明の浮遊物」を南シナ海スプラトリー諸島のパグアサ島にある比軍基地に向かって曳航していたところ、中国海警局艦に行く手を「ふさがれた」という。 比海軍高官によるとこのあと、中国海警艦からのゴムボートが、比海軍のゴムボートに取り付けられた曳航索を切断し、力ずくでこの曳航物を強奪した。 物体は中国側の船に載せられ、比軍は基地に戻ったという。 一方、中国政府は「友好的な話し合い」を経て引き渡しが行われたと主張している。 2022.10.07 22:46 AFP=時事(Yahoo) 米比軍が合同演習、同盟強化へ 中国とは対立姿勢 <2211-100714> フィリピンのルソン島各地で、3,500人以上が参加する米比合同演習Kamandagが行われていて、7日には両国の海兵隊が、中国との係争地となっている岩礁から240km離れた浜辺に上陸した。 演習は3日から始まり、14日まで続けられる予定で、演習目的の一つはフィリピン軍の沿岸防衛能力の強化という。 ドゥテルテ前大統領は中国との融和路線に転じ、米国との演習を中止する可能性も示していたが、マルコス大統領は数十年に及ぶ米国との同盟関係への強い支持を表明した。 2022.10.07 19:38 NHK News 南シナ海沿岸で日米韓フィリピン 初の4か国合同訓練 中国念頭e <2211-100710> 南シナ海で海洋進出を強める中国を念頭に、米軍とフィリピン軍に陸上自衛隊と韓国軍が参加した初めての4ヵ国合同演習が行われた。 合同演習は、米比軍海兵隊が2016年から行っていて、今年は初めて陸上自衛隊と韓国軍が参加した。 このうち、南シナ海に面しているルソン島西部のサンバレス州にある海軍基地内では、7日に米比軍海兵隊の合同部隊が水陸両用車で浜辺に上陸する手順などを確認した。 また、化学兵器が使用された場合を想定した訓練も行われ、陸上自衛隊が米軍海兵隊とともに、対処方法などをフィリピン軍の海兵隊に教え連携を深めた。 2022.09.24 16:23 Bloomberg(Yahoo) フィリピン、ロシアからの燃料輸入を目指す-国益優先と大統領 <2210-092407> マルコス比大統領がBloombergとの会見で23日、国益がロシアのウクライナ侵攻を巡る潜在的懸念より優先されるとして、燃料および他の主要商品の購入でロシアと協議を行っていると語った。 ロシアのウクライナ侵攻を受けた米国主導の制裁措置について問われると、「政治的な面はやや複雑だが、それでも国益が優先される」と答えた。 2022.09.04 19:31 日経新聞 米国・フィリピン、年内の首脳会談調整 関係修復急ぐ <2210-090408> 中国の脅威拡大に対処するため関係修復を急ぐ米国とフィリピンが年内に首脳会談を開く方向で調整に入った。 ロムアルデス駐米比大使は日経新聞の取材で、9月に米ニューヨークで開く国連総会や、11月の東南アジアでの国際会議に合わせて首脳会談を調整していると明かし、フィリピンのマルコス大統領による早期のワシントン訪問にも意欲を示した。 2022.09.04 19:27 日経新聞 フィリピン、台湾有事で米軍支援 基地使用許可を検討 <2210-090407> フィリピンのロムアルデス駐米大使が日経新聞の取材で、米軍が台湾有事に対応する場合にフィリピンの軍事基地の使用を条件付きで認める考えを明らかにした。 台湾に近いフィリピンの協力が得られれば米軍の作戦の柔軟性が増し、中国に対する抑止力強化につながる。 ロムアルデス大使はドゥテルテ前政権下の2017年に駐米大使に就き、22年6月末に発足したマルコス政権で再任された。 マルコス大統領の親戚で、外交安全保障政策に強い影響力を持つ腹心である。 2022.09.02 20:30 時事通信(Yahoo) インドネシアと新防衛協定締結へ マルコス比大統領、4日から初外遊 <2210-090212> フィリピン外務省が2日、マルコス大統領が4日から予定している就任後初の外遊について、最初の訪問国インドネシアでは両国間の新たな防衛協定の締結が行われるとの見通しを明らかにした。 同省によると、両国間の防衛協定は1997年に締結した後、昨年失効していた。 マルコス大統領はインドネシアに続いてシンガポールにも6日から2日間の日程で訪れ、テロ対策や個人情報保護などについて協議する。 2022.09.01 09:19 NHK フィリピン 中国との南シナ海の共同資源探査 協議再開する考え <2210-090107> マナロ比外相が31日に議会の公聴会に出席し、中国との間で進めていた南シナ海の自国の排他的経済水域内における共同資源探査について、協議を再開する考えを明らかにした。 共同開発をめぐっては、ドゥテルテ前政権が中国側と交渉を重ねたものの、南シナ海の領有権を争っている中でフィリピン側の主権を損ねるおそれがあるとして協議を打ち切っていたが、マルコス新政権では方針を転換した。 2022.08.31 Jane's Defence Weekly Philippines proposes to increase defence-spending by 8% in 2023 <2212-083108> フィリピン政府が、2022年を8%上回るPHP240.29B ($4.28B) の2023年国防予算要求を公表した。 2022.08.15 17:56 ロイタ通信(Yahoo) フィリピン、米国製ヘリ購入へ ロシアとの契約破棄=駐米大使 <2209-081510> フィリピンのロムアルデス駐米大使が15日、ロシア製Mi-17 16機の購入を取りやめたフィリピンは、米国とCH-47の導入に向けて交渉していることを明らかにした。 フィリピンはロシアのウクライナ侵攻を巡る米国の制裁を懸念してPHP12.7B ($227.35M) の契約を6月に白紙に戻した。 2022.08.06 12:21 共同通信(Yahoo) マルコス比大統領、米主張に理解 訪台による対立激化を否定 <2209-080606> アジア歴訪中のブリンケン米国務長官が6日に都マニラでマルコス比大統領と会談した。 マルコス大統領は会談冒頭に、ペロシ米下院議長の訪台により「米中の対立を激しくしたとは思わない。 いかに対立が激しいかということを示した」と述べ、台湾海峡の緊張を高めていないとする米側の主張に理解を示した。 ブリンケン長官は「米比同盟は強固であり、さらに強固にすることができると信じている」と語り、米国とフィリピンの防衛義務を定めた米比相互防衛条約の責務を守ると強調した。 ドゥテルテ前政権下でぎくしゃくした両国関係を立て直す狙いがある。 2022.07.27 18:50 ロイタ通信(Yahoo) フィリピン、ロシア製ヘリ購入取りやめ 米国の制裁懸念= AP <2208-072707> AP通信が27日にフィリピン当局者の話として、比政府がロシアから軍用ヘリ16機を購入する契約を取り消したと報じた。 報道によると、ロレンザーナ元国防相が26日夜に、Mi-17を$227Mで購入する契約は取り消されたと述べた。 Mi-17の購入はドゥテルテ前大統領が6月30日の任期末直前前に承認したという。 ロレンザーナ氏はAP通信に「われわれは制裁に直面する恐れがある」と語った。 ロシア製ヘリの購入取りやめについて米安全保障当局は承知しており、代わりに同様の大型ヘリを供給する可能性があると述べた。 2022.07.26 09:14 ロイタ通信(Yahoo) フィリピン大統領「領土譲らず」、インフラ投資・農業強化も表明 <2208-072605> マルコス比大統領が25日に就任後初の施政方針演説を行い、外交政策では独立した立場を貫くと表明。 一方、いかなる外国勢力に対しても領土は一切譲らないと強調した。 フィリピンは米同盟国だが、近年は中国にも接近していた。 2022.07.06 01:30 NHK フィリピン マルコス大統領 中国との軍事交流に初めて言及 <2208-070602> マルコス比大統領が、東南アジアを歴訪している中国の王毅外相との会談前の5日に記者会見し、両国が領有権を争う南シナ海の問題の解決方法を探る手段として「役に立つのであれば軍事面の交流も行う」と述べ中国との軍事交流に初めて言及した。 またマルコス大統領は、5日夜からフィリピンを訪れている中国の王毅外相と6日に会談することを明かにした。 2022.07.01 03:18 Defense News Philippines awards contract to South Korean shipbuilder for six offshore patrol vessels <2208-070101> 韓国HHI社が6月27日、フィリピンから2,400t外洋哨戒艦 (OPV) 6隻をKRW744.9B ($573.8M) で受注したと発表した。 納期は2028年という。 Wonhae OPVは全長94.4m、幅14.3mで、速力22kt、15kt巡航での航続距離5,500nmの性能を持ち、76mm砲1門と30mm砲2門を装備するほか、ヘリ及びUAV用の飛行甲板も持つ。 2022.06.24 10:08 ロイタ通信(Yahoo) フィリピン、中国との協議打ち切り 南シナ海の共同資源探査 <2207-062410> ロクシン比外相が23日、南シナ海における自国の排他的経済水域 (EEZ) 内における中国との共同資源探査に関する協議を打ち切ったと発表した。 憲法上の制約と領有権の問題を理由に挙げた。 両国は南シナ海で領有権争いを何十年も繰り広げていたが、中国との関係改善を目指すドゥテルテ大統領の姿勢を反映し、EEZでの石油ガス共同開発に合意していた。 2022.05.26 21:43 東京新聞 比海軍、スービック湾で基地運用 中国けん制、米軍も利用か <2206-052613> 米海軍が30年前に基地を撤収したフィリピン北部スービック湾で、フィリピン海軍が26日までに新たな用地を確保し、基地として運用を開始したと発表した。 スービックが面する南シナ海で軍事活動を活発化させる中国を牽制する狙いで、米軍も共同利用する可能性がある。 スービック港湾公社幹部によると、旧米海軍基地を民間転用した空港の一部でも、フィリピン空軍が監視任務のため駐留する。 港湾公社のパウリノ総裁は、中国を名指しし「ドゥテルテ政権は海軍の改善に尽くしたが、中国海軍の強力な能力に対しては不十分で、米海軍のプレゼンスは均衡を取るのに役立つ」と強調した。 【註】 スービック湾とクラーク空軍基地にはかねてから中国が指触を伸ばしており、日本も絡んだ三つ巴の状況を呈していた。 【関連記事:2102-012207 (S&S 2021.01.22)】 2022.05.04 Jane's Defence Weekly Measured ambitions <2207-050409> = 比海軍の新フリゲート艦に関する6頁の記事 = ・Combatant aspirations ・Jose Ruzal class ・Deviations from plan ・Training and operaaionalisation 2022.04.10 02:00 日経新聞 日フィリピン、訓練拡大へ協定検討 対中国で引き留め <2205-041003> 日比政府が9日に都内で外務防衛担当閣僚協議 (2-plus-2) を初開催した。 ASEAN加盟国との2-plus-2はインドネシアに次いで2ヵ国目となる。 自衛隊とフィリピン軍の共同訓練の拡大に向けた協定を検討する。 フィリピンは共同訓練や防衛装備品の提供などで自衛隊との連携を深めており、協力を次の段階に上げる。 2022.03.28 16:29 共同通信(Yahoo) 米と比、過去最大の合同演習 インド太平洋で中国けん制 <2204-032813> フィリピン軍と米軍の定期合同演習Balikatanが28日にルソン島で開始された。 米軍によると、両軍の計8,900名が参加する過去最大のBalikatanとなる。 4月8日まで海上警備や人道支援などを訓練し、相互運用性の強化を図る。 BalikatanはCOVID-19で2020年は中止され2021年に規模を縮小して再開した。 今回はフィリピン軍から3,800名、米軍からは5,100名が参加する。 2022.02.09 Jane's Defence Weekly BrahMos Aerospace signs contract to deliver missile to the Philippines <2206-020906> 印露合弁のBrahMos社が1月28日、2021年12月にフィリピンから沿岸配備型対艦ミサイルを$375Mで受注したと発表した。 フィリピンは2019年12月にはBrahMosの導入に関心を寄せていた。 2022.01.28 Defense News Philippines signs deal for BrahMos supersonic anti-ship missile <2202-012814> フィリピンがBrahMos社にBrahMos対艦ミサイル3個中隊を$368Mで発注した。 BrahMosの装備はフィリピン軍が2023~2027年に予定していた近代化計画Horizon 3に入っていたが、2018~2022年のHorizon 2に前倒しされた。 【関連記事:2004-022611 (JDW 2020.02.26)】 BrahMosは固体燃料ブースタと液体燃料ラムジェットで推進し、速力Mach 4で290kmの射程を有する。 2022.01.26 Jane's Defence Weekly Philippines to deploy BrahMos missiles with new coastal defence regiment <2205-012608> ロレンツァーノ比国防相が1月14日、インドから導入する沿岸配備型BrahMos対艦ミサイルを、2020年8月に編成された海兵隊沿岸防備連隊が装備すると発表した。 射程290kmBrahMosは3個中隊分が2021年12月に$375Mで発注されている。 2022.01.19 Jane's Defence Weekly Philippine Army takes delivery of additional land systems from Elbit <2204-011912> 比陸軍が1月10日、イスラエルElbit社にATMOS 155mm/52 SPG 12門を2021年12月末に発注したことを明らかにした。 また同社製Sabrah ASCOD Ⅱ軽戦車Sabrah Pandur Ⅱ直接照準射撃支援車(註:6×6 APC)も発注したという。 フィリピンはElbit社からM-71 155mm牽引砲12門を購入し、陸軍と海兵隊が装備している。 一方PNAは1月11日、比陸軍は発注していたM125A2 120mm SPM 15両を受領した。 2022.01.12 Jane's Defence Weekly Philippines signs deal with HHI for two corvettes <2204-011208> フィリピン国防省が2021年12月28日、韓国HHI社に新型コルベット艦2隻をPHP28B ($551M) で発注した。 比国防省はそれ以上について明らかにしていないが、同社製HDC-3100の変形と考えられる。 HDC-3100は全長114m、排水量3,100tで25ktの性能を持ち、16セルのVLSと76mm艦載砲を前部に、CIWSを後部に、対艦ミサイル8発を中央部に装備している。 フィリピンは2016年にもフリゲート艦2隻をPHP15.7Bで発注している。 2022.01.11 Jane's 360 Philippine Army procures additional land systems from Elbit <2202-011110> フィリピン陸軍報道官が1月10日、2021年12月末にイスラエルElbit社からATMOS 155mm/52 SPH 12両を受領したことを確認した。 また同社にSabrah ASCOD Ⅱ軽戦車とSabrah Pandur Ⅱ(註:4軸双輪 APC)直接照準火力支援車も発注していることも公表した。 広報官は11日にも、M125A2車載120mm迫撃砲15門を受領し、既に砲兵連隊に装備していることを明らかにした。 Elbit社は2017年にM-71牽引155mm砲12門を納入しており、フィリピン海兵隊が装備している。
(Yahoo)
フィリピン政府が、2022年を8%上回るPHP240.29B ($4.28B) の2023年国防予算要求を公表した。