「南シナ海領有権争い フィリピン寄港米艦船増加へ」
「日本の軍事的強化『歓迎』=『中国の対抗勢力に』と要望―比外相」
「フィリピン、巡視船5隻を仏から購入=南シナ海での対中対立にらみ?」
「比、豪と軍事協力強化 大統領きょう訪問/合同演習開始→対中シフト」
「比パラワン島 米軍、対中最前線基地に」
米比両政府は5日までに、パラワン島のウルガン海軍基地を対中国の最前線基地と位置づけ
米軍の拠点とすることで基本合意した。 同基地には米海兵隊がローテーション展開し、米軍に対する後方支援施設を整備するほか、合同訓練の頻度
を増やす。 ルソン島のクラーク旧米空軍基地を含め、他の後方支援施設の選定も急いでおり、対象は広域にわたっている。
「アフガン向け物資移転 フィリピンやシンガポールに 米軍、中国の脅威に対処」
「日比が防衛協力で覚書、航行自由の重要性で一致」
「日比防衛協力覚書に署名」
「韓国製訓練機 TA50 フィリピンに輸出へ」
「ローテーション配置先を協議=駐留規模は2500人未満―米比」
「日本、フィリピンに1,000トン級巡視艇供与へ…南中国海領有権紛争に対応」
「米国防長官 『海兵隊フィリピン駐留目指し交渉中』明かす」
「フィリピンと米国が軍事協議、中国の領有権主張に対抗=報道」
2012.12.14
Yahoo
ANN ニュース
<1301-121402>
フィリピンに寄港するアメリカ海軍の船の数が、来年は約1割増える。
現地の報道によると、比国軍と米軍の定例協議で13日、米海軍の艦船の受け入れ数を増やすことで合意し。 拠点となるのはスービック港で、
南シナ海の領有権を巡り中国をけん制する狙いがあるとみられる。
2012.12.10
Yahoo
時事通信記事
<1301-121001>
フィリピンのデルロサリオ外相が、10日付の英 Financial Times紙とのインタビュで、中国の対抗勢力として
日本が軍事的強化に進むことを歓迎すると表明した。
その中で同外相は、日本の再軍備を強く歓迎すると語った。
2012.11.07
Jane's Defence Weekly
Philippines plans French OPV purchase
<1212-110711>
フィリピン沿岸警備隊司令官が10月29日、フランスからウォータジェット推進の巡視船を購入す
ると発表した。
購入するのは82m級巡視船1隻と24m級巡視船4隻である。
2012.11.05
Aviation Week& ST
Scaling up
<1212-110508>
フィリピン国会両院が、国軍近代化15ヶ年計画の最初の5年間$1.8Bに基づく軍用
機調達計画を承認した。 承認されたのは練習/攻撃機12機、CAS 機6機、攻撃へり10機、哨戒ヘリ2機、中型
輸送機3機などで、2013年に配備が開始される。
練習/攻撃機は KAI社の T-50 が最有力で、CAS 機は Embraer社の EMB-314 SuperTucano が最有力で T-6 Texan がそれに次いでいる。
2012.10.30
Yahoo
時事通信記事
<1211-103001>
フィリピンの沿岸警備隊が30日、フランスから巡視船艇5隻をEUR90Mで購入することを明らかにした。 南シナ海の島を
警備する狙いもあるとみられる。
沿岸警備隊によると、全長82mの巡視船1隻と24mの巡視艇4隻を、2014年までに受け取る。
2012.10.23
Yahoo
産経新聞記事
<1211-102301>
フィリピンが南シナ海の領有権を争う中国をにらみ、オーストラリアとの軍事協力強化に乗り出し
ている。
両国は2007年には『訪問部隊に関する地位協定』にそれぞれ署名しており、今年7月でようやく協定が発効した。 地位協定は相手国の軍、兵士が自国で訓練などを実施
することを相互に認めるもので実戦部隊の投入が可能になり、9月には米、豪、比三海軍による初の合同軍事演習がミンダナ
オ島で実施されている。
2012.10.17
Jane's Defence Weekly
Philippines, US confirm US Navy's return to Subic Bay
<1212-101705>
米比両国が、スービック湾を米海軍の基地にすることで合意した。 スービック湾はかつて、米海軍最大の海外基地とし
て第7艦隊の母港として使用されていたが、1992年に米海軍が撤退し、以降自由貿易港として使用されてきた。
2012.10.10
Jane's Defense Weekly
Philippines to bolster presence on Pag-Asa island
<1211-101010>
フィリピンが Spratly 諸島に海兵隊2個大隊800名を増派する。 この地域に
は現在70~80名しか駐屯していない。
配備先には数ヶ国で帰属を争っている Pag-Asa 島も含まれている。
2012.10.06
Yahoo
産経新聞記事
<1211-100602>
海兵隊の展開と並行し、プエルトプリンセサ、サマリニアーナ空軍基地、バラバック島などの施設も整備して後方支援機能をもたせ、偵察機も配備
される。
2012.10.03
Jane's Defense Weekly
Philippin Congress approves ambitious defence budget
<1211-100310>
フィリピン国会が9月22日、2013年度軍近代化予算を承認した。 この予算には KAI社製 T/A-50
12機、Embraer社製 EMB-314 Super Tucanos 6機を含む航空機50機の購入が盛り込まれている。
既に、伊海軍からフリゲート艦2隻を購入する予算と米沿岸監視隊から巡視船2隻を軽フリゲート艦に改造して購入する予算
が認められているが、今回は沿岸警備隊強化の為日本政府から巡視艇12隻を受領するほか、巡視船2隻と55m級哨戒艇10隻も購入する。
2012.09.05
Jane's Defence Weekly
Manila receives US radars for coast surveillance
<1210-090504>
フィリピン国防省が8月22日、'National Coast Watch' 計画で米国製沿岸監視レーダを導入したことを明らかにした。 同国
は7月に固定基地用レーダ3基を$30Mで整備することを決めていた。
2012.08.20
Yahoo
産経新聞記事
<1209-082001>
東南アジア軍事筋によると、米軍は2014年末までのアフガニスタンからの戦闘部隊撤退に伴い、テロとの戦いに振り向け
ていた後方支援物資などを、中国の脅威に対処するため、フィリピンやシンガポールなど、アジア太平洋地
域に移すことを計画している。
同筋によると、米軍はアフガン向けの後方支援物資、資材、軍需品を、フィリピンなどに備蓄基地を設けて移す方針である。
2012.08.08
Jane's Defence Weekly
Philippines confirms T/A-50 purchase
<1209-080804>
比国防省が8月1日、KAI社から T/A-50 12機を購入すると発表した。 12機中の2機は速やかに引き渡される。 T/A-50
は T-50 高等練習機の戦闘仕様で、GD社製 M197 20mm 3銃身ガトリング砲を機内装備し、ELTA社製
EL/M-2032 射統レーダを搭載する。 また、AGM-65 Maveric や AIM-9 Sidewinder の搭載も確認されている。 インドネシアも2011年5月に F/A-50 12機を発注し
ている。
比国防省は同日、イタリア海軍で退役する Maestrale 級フリゲート艦2隻と、Eurocopter社製 AS550 Fennecs ヘリ4機と6機のオプションを交渉中で
あることを明らかにした。
2012.08.01
Jane's Defence Weekly
Philippines outlines armed forces spending drive
<1209-080109>
フィリピンのアキノ大統領が7月23日、軍近代化政策を発表した。 同国は既にPHP28B ($512M) を支出して、更にPHP75B
を支出するという。
これにより10月までに米沿岸警備隊から2隻目の巡視船を取得するほか、中古の C-130H 2機も取得する。 更に空軍は11月までにヘリ4機を取得
し、12月には21機も取得する。 また2013年には攻撃へり10機、艦載ヘリ2機、及びフリゲート艦1隻も取得する。
2012.07.18
Jane's Defence Weekly
KAI confident T-50 family ready for Philippines
<1209-071803>
KAI社が7月10日、フィリピン空軍の練習/軽攻撃機受注に自信を示した。 同機には
AT-50 のほかに5機種が候補に挙がっている。 比空軍からの受注に成功すれば、2011年にインドネシアから T/A-50 16機を受注したのに続
く2ヶ国目の輸出になる。
T/A-50 及び F/A-50 には、Elta社製 EL/M-2032 射統レーダが搭載されている。
2012.07.18
Defense News
Philippines to acquire 10 new attack helicopters
<1208-071805>
フィリピン空軍が7月18日、1990年代から装備している米国製の MG520(右図)軽攻撃へりに代えて、新型の攻撃へり10機
を調達する契約を、来年開始する。
この計画には、伊、英、仏、露、韓の各国が関心を示している。
2012.07.11
Jane's Defnse Weekly
Philippines shortlists Super Tucano for COIN role
<1208-071107>
フィリピン国防相が6月30日、OV-10A/C Bronco に代わる COIN 機の候補に、Embraer社製の EMB-314
Super Tucano を挙げたことを明らかにした。 同国は既にブラジル政府と試験と購入交渉を行っているという。
比空軍は COIN 機を24機要求している。
2012.07.11
Jane's Defnse Weekly
Manila rebuffs Chinese criticism of US patrol bid
<1208-071106>
フィリピン外務省が、同国が米海軍の航空機に南シナ海の哨戒を依頼するとしたことについて中国
が非難しているのに対し、これを拒絶した。
2012.07.11
Record China
“対中国”を念頭に日本とフィリピンが協力=日本、警備艇12隻を寄贈へ―比紙
<1208-071101>
フィリピン紙が9日、6日夜にフィリピンの偵察機がスカボロー礁近海で中国の巡視船3隻を確認し
たと報じた。
9日付けの別のフィリピン紙は、6月28日にフィリピン外相が日本を訪問し、玄葉光一郎外相と会談した際に、中国への対応を念頭に海上安全保障分野の協力を確認したと
報じた。 ロサリオ外相によると、日本はフィリピン沿岸警備隊の能力向上支援に関する協力を約束し、警備艇12隻を供与
する見通しである。
2012.07.06
Defense News
Philippines says it's preparing to acquire newer planes
<1208-070602>
フィリピン国防相が7月6日、同国空軍の装備を増強するため、今後2年間に軍用航空機の購入を行
うことを明らかにした。 購入機には、攻撃機、高等練習機、攻撃へり、軽中型輸送機が含まれる。
フィリピン空軍は2005年に最後の戦闘機を退役させて以来、この地域で最も弱小な空軍になっている。
2012.07.02
Defense News
Philippines may ask U.S. for air surveillance
<1208-070206>
フィリピン大統領府報道官が7月2日、中国との間で緊張が高まっている南シナ海の監視のため、米国に P-3C の派遣を要請
することになると述べた。
この発表は、アキノ大統領が中国船との緊張状態が続いた Scarborough礁からフィリピン沿岸監視隊を撤退させた2週間後
に行われた。
2012.07.02
NHK
米比が軍事演習 沿岸警備隊も
<1208-070205>
米比合同軍事演習が、両国の沿岸警備隊も参加して2日から9日間の日程で始まった。 合同軍事演習はミンダナオ島とそ
の南側のセレベス海で行われ、両国海軍と沿岸警備隊の船舶合わせて8隻と900名が参加している。
両国の海軍による演習は毎年行われているが沿岸警備隊の参加は6年ぶりで、不審船への立ち入り検査の訓練などを行う。 南シナ海での活動を活発化させる
中国に対抗するため、フィリピン沿岸警備隊の強化を図るねらいがあると見られる。
2012.07.02
Yahoo
読売新聞記事
<1208-070202>
森本防衛相が比国防相と、海上自衛隊と比海軍の共同訓練の実施や、海上安全保障分野での情報共有などを盛り込んだ
防衛協力の覚書に署名した。
両相は、南シナ海などで海洋活動を活発化させている中国を念頭に、航行の自由は国際法で保護されるべきとの点で同意した。
2012.07.02
Yahoo
時事通信記事
<1208-070201>
森本敏防衛相が2日にフィリピンのガズミン国防相と防衛省で会談し、両国の部隊間交流や安全保障分野の情報交換を目的とした
防衛協力に関する覚書に署名した。
同様の覚書を交わすのは9ヵ国目で、アジアではシンガポールとベトナムに次ぐ。
2012.06.27
Jane's Defence Weekly
Manila confirms T/A-50 interest
<1208-062705>
フィリピン国防相が6月19日、韓国から TA-50 高等練習機12機を単価$25Mで購入すると
述べたが、21日に購入する T-50 はレーダ、武器管制ソフト、ミサイル発射レール、機内搭載砲を装備した攻撃機型の T/A-50 であることを明ら
かにした。 韓国は2013年までに完納できるとしている。 T/A-50 は韓国空軍が22機、インドネシア
空軍が16機装備することになっている。
総額$360Mにのぼる T/A-50 の購入は、同国が$1.5Bかけて行う航空機整備計画の一環で、その中には洋上哨戒機も含まれている。
2012.06.20
Yahoo
韓国聯合ニュース記事
<1207-062003>
フィリピンの TV が20日、フィリピン空軍が今後2年以内に韓国の TA-50 練習機12機を導入
すると報じた。 1機当たりの価格は12億5,000万ペソ(約23億4,000万円)で、来年までに正式に引き渡される見通しだという。
有事の際は軽攻撃機として投入することも可能になる。
2012.06.13
Jane's Defence Weekly
Dempsey outlines vision for US As-Pac strategy
<1208-061305>
米統参議長が、米戦略の重点をアジア太平洋地域へ移行するのに伴う発言をした。
その中で同議長は、具体策の鍵の一つがフィリピンへの特殊部隊配備 (JSOTF-P) であることを明らかにした。
2012.06.08
Yahoo
時事通信記事
<1207-060801>
米統合参謀本部議長が7日、フィリピンとの間で協議中のローテーション形式による米軍の配置に関し、先に同国を訪問し
た際に具体的な駐留先を話し合ったと明らかにした。
これに関し、ロイタ通信は米政府高官の話として、フィリピンへの駐留規模はオーストラリアへの2,500名を下まわる見通しだと報じた。
2012.05.09
Defense News
U.S. Committed to Upholding Security Pact: Philippines
<1206-050903>
比国防相が5月9日、先週訪米した際に米国務長官と国防長官から、南シナ海
における中国による攻撃から防衛するとの確約を得たことを明らかにした。
フィリビンは南シナ海の Scarborough 礁の領有権を巡り中国と論争しているが、同礁はフィリピンの200海里排他的経済水域内にあり、その位
置も中国から1,200km離れているのに対し、ルソン島から230kmしか離れていないと主張している。
2012.05.02
Jane's Defence Weekly
HII subsidiary to establish facility for US Navy in Philippines
<1206-050204>
HII社の子会社で真珠湾、横須賀、佐世保に整備施設を有する AMSEC社が、フィリピンのスービック湾に米海軍の補給整備施設を建設するため、韓
国の HHIC社と契約を結んだ。 HHIC社はスービック湾の対岸に造船施設を保有している。
2012.04.18
Jane's Defence Weekly
New PN flagship presses South China Sea claim
<1206-041801>
フィリピンが米沿岸警備隊取得した Hamilton級巡視船 (3,390t) を、フリゲート艦として海軍の旗艦にしている
Gregorio de Pilar が4月8日、排他的経済水域で違法操業している中国漁船8隻を発見し、10日に拿捕しようとしたところ、
中国の海洋監視船2隻が現れ、その後 Gregorio de Pilar は小型の巡視船と交代したものの、それ以来両国艦船の対峙
が続いている。
2012.03.22
Yahoo
韓国中央日報記事
<1204-032201>
日経新聞が22日、日本がフィリピンに巡視艇を供与することにしたと報じた。 報道によると、日本は1,000t級の大型巡
視艇を含む複数の船舶を年内にフィリピンに供与する方針で、これは南シナ海の領有権をめぐって中国と対立しているフィリピンの防衛能力を高めるねらいがある。
フィリピンは日本に対し、1,000t級巡視艇2隻、180t級巡視艇10隻の支援を要請し、日本は政府開発援助( (ODA) を活用
し、数百億円規模の円借款を供与するとともに、10億円規模の無償資金支援で、フィリピン沿岸警備隊の運用を支援する方針という。
2012.02.15
Yahoo
毎日新聞記事
<1203-021501>
パネッタ米国防長官が15日、海兵隊のアジア太平洋地域の駐留に関し、オーストラリアとの間でローテーションにより部隊
を配置する合意に達しているとすると共に、同様の法的枠組みをフィリピンとの間でも合意できるよう協議していると証言した。 米比
両国はすでに両国軍の合同訓練の機会を増やすことで大筋合意している。
フィリピン駐留米軍は、1991年に米軍基地協定の更新をフィリピンが拒否したのち撤退したが、合同訓練のための協定はあるため、実際には2002年以降、テロ対策名目
で南部ミンダナオ島に米軍の特殊部隊などが駐留している。
2012.02.01
Jane's Defence Weekly
Philippines confirms US military talks
<1203-020109>
フィリピン外務省が、20年近く前に米軍基地を閉鎖して以来となる、米国との軍事協力を
拡大するする方針であることを明らかにした。
2012.01.27
Defense News
Philippines agrees to larger U.S. troop presence
<1202-012704>
フィリピンが1月27日、米軍の国内駐留拡大を認める計画であることを公表した。 ロサリオ外相によると、同国は米
軍との共同演習の拡大を要望してきた。
2012.01.26
Yahoo
ロイタ通信記事
<1202-012602>
米ワシントンポスト紙が26日、南シナ海で中国が領有権の主張を強めているのを受け、フィリピンと米国がフィリピン
国内での軍事的プレゼンス拡大を協議していると報じた。 同紙は両国政府筋の話として、交渉は初期段階であるが双方は合意に向けて前向きだ
と伝えている。
米国は過去数ヵ月間に、オーストラリア北部に海軍基地を置く計画や、シンガポールに LCS
を配備する計画を相次いで発表している。 米軍は約20年前にフィリピンから撤退している。