2022年のインドネシア情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2022.11.16 Jane's Defence Weekly Jakarta restarts KF-21 repaymnets to South Korea <2302-111607>
 消息筋が11月3日、KF-21 Boramae多目的戦闘機を韓国と共同開発しているインドネシアが、11月1日に開発分担金KRW9.41B ($6.63M) を韓国に支払ったことを明らかにした。
 インドネシアと韓国は2015年にKRW8.8T ($6.2B) と見込まれる開発経費の20%をインドネシアが分担することで合意し、3年間支払いが行われたあと2国間での協議が続けられ、2021年11月に合意に達していた。
2022.09.28 Jane's Defence Weekly Indonesia abandons strike-capable Elang Hitam military UAV project <2303-092802>
 インドネシアのジョコ大統領が2016年に打ち出した戦略計画の一環として開発されてきた軍用のMALE UAVのElang Hitamは、今後民間計画として進められることになった。
 Elang Hitamは全長8.65m、翼端長16m、
MTOW 1,300kg、搭載能力300kg、燃料搭載量420-lで、4箇所ある翼下パイロンにミサイルを搭載できる。
2022.08.16 Stars & Stripes Paratroopers 'get down and dirty' on multinational airborne mission from Guam to Borneo <2209-081607>
 陸上自衛隊も参加して8月1日から14日まで行われた米国とインドネシアの年次演習Super Garuda Shieldで、3日に3ヵ国陸軍の空挺隊員200名が米空軍のC-130J 5機とMC-130J 1機に搭乗してグアムからボルネオまで飛行し降下した。
 16回目になるSuper Garuda Shieldは今年が最大規模で、米陸軍とインドネシア陸軍からそれぞれ2,000名が参加した。
2022.08.10 Jane's Defence Weekly Clipped wings <2210-081010>

= インドネシアの Elang Hitam MALE UAV 開発に関する記事 =
  
2022.08.10 Jane's Defence Weekly Indonesian outfit unveils loitering munitions product <2210-081009>
 インドネシアのPT Dahana社Rajata遊弋弾を公開した。 7月に陸軍の歩兵兵器センタに納入した。
 RajataはHero-30などと競合することになるという。
2022.08.03 Jane's Defence Weekly Indonesia collaborates with Turkey on UAV-mounted air-to-surfacer missiles <2210-080308>
 インドネシアとトルコが、UAVに装備するモジュラー式ASM共同開発で合意したことが、7月に公表された。 インドネシアはこのASMを国内開発したMALE UAVに装備することを考えている。
 インドネシア国営のPT Dirgantara社は2019年に、中国CH-4と良く似たElang Hitam (Black Eagle) MALE UAVを開発した。
 Elang Hitamは全長8.65m、翼端長16m
MTOW 1,300kg、搭載能力300kg、燃料搭載量700㍑で、実用上昇限度7,200m、巡航高度3,000~5,000m、滞空能力30時間以上、戦闘行動半径250km、速力235km/h、巡航速度50~180km/hの性能を持つ。
2022.07.27
 11:47
産経新聞

(Yahoo)

海保能力向上、安保協力を推進 日インドネシア首脳会談 <2208-072706>
 岸田首相とインドネシアのジョコ大統領との会談が27日午前に官邸で始まった。
 両首脳は中国の海洋進出を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた協力を確認すると共に、日本からの巡視船供与など海上保安能力の向上支援、インドネシアで来月実施する多国間共同訓練への陸上自衛隊の参加といった安全保障協力の推進を図る。
2022.07.25
 19:47
東京新聞 米インドネシア合同演習へ 日本初参加、過去最大規模 <2208-072508>
 インドネシア軍と米軍が25日までに、Garuda Shield合同演習を8月1日から14日までの予定で行うと発表した。 米側は中国けん制の意図を明確にしている。 この演習にはオブザーバー参加を含め14ヵ国が参加し過去最大規模になる見通しで陸上自衛隊も初参加する。
 インドネシア軍などによると、2007年から米国と合同演習を実施しているが、これまでは陸軍による演習だった。 今年は空軍や海軍も加わり、参加規模は3,700名だった昨年を上回り4,000名超が参加して、シンガポールに近いシンケプ島のほか、スマトラ島、カリマンタン島で行う。
2022.05.29
 19:57
日経新聞 インドネシア、南シナ海離島の特区化検討 中国反発も <2206-052902>
 インドネシア政府が南シナ海の自国領であるナトゥナ諸島の経済特区化を検討していることがわかった。 漁業や観光関連の投資を呼び込むのと同時に、安全保障態勢を強化する。
 周辺海域は中国が南シナ海での独自の境界線として主張する「九段線」と重複するだけに、中国が今後反発する可能性がある。
2022.05.24
 18:22
日経新聞 米インドネシア演習、南シナ海防衛にらむ 陸自が初参加 <2206-052410>
 米国とインドネシア陸軍が8月に計画する合同演習Garuda Shieldは、オブザーバーを含め14ヵ国が参加する見通しで、南シナ海の実効支配を進める中国を牽制する。 演習拠点の一つになる見通しであるインドネシア領ナトゥナ諸島は、南シナ海で中国が事実上の主権を主張する九段線に近い。
 ほかの2ヵ所の演習拠点のうち少なくとも1つに陸上自衛隊が初めて参加する。 2007年に始まったGaruda Shieldは、2022年は8月1日から2週間の予定で英国、オーストラリア、カナダのほか、シンガポール、マレーシアなども参加する。 参加人数は3,000名と見込まれ、2021年の同時期に実施した前回の同演習より5割多く、過去最大の規模になる。
2022.03.30 Jane's Defence Weekly FNSS hands over first Harimau medium tanls to Indondsian Army <2206-033013>
 トルコFNSS社が3月15日、インドネシア陸軍Kaplan MT中戦車初期分を納入した。 Kaplan MTはインドネシア陸軍でHarimauと名付けられる。 インドネシアのPT Pindad社は2019年末にFNSS社と初期生産18両の共同生産契約を行っている。
 Harimauは2018年にインドネシア陸軍の評価試験に合格しPT Pindad社は2021年にHarimauの走行試験、2022年下旬に射撃試験を行っている。
 陸軍は105mm砲を装備する30tのHarimauを、300両以上装備しているフランス製のAMX-13の後継として400両要求している。
2022.03.09 Jane's Defence Weekly PT Pindad conducts firing tests on the Harimau tank <2206-030912>
 インドネシアのPT Pindad社が2月下旬にHaeimau 30t中戦車の射撃試験を行った。 Harimauの105mm砲は1,250m離れた4m×4mの標的に対し射撃した。
 PT Pindad社は2019年2月にトルコのFNSS社とHarimauの共同開発で合意し、初期生産の18両一部をトルコで、残りをインドネシアで生産する。
 砲塔はJohn Cockeill社(註:ベルギー)製C3105 105が採用されている。
2022.02.23 Jane's Defence Weekly US approves F-15 sale to Indonesia <2206-022310>
 米国防安全保障協力局 (DSCA) が、国務省が2月10日にインドネシアへF-15 Advanced Eagle 36機を$13.6Bで売却することを承認したと発表した。
 売却されるのはインドネシア仕様のF-15IDで、サウジアラビアへ売却するF-15SAやカタール向けのF-15QA同じ仕様になる。
2022.02.23 Jane's Defence Weekly Indonesia orders 42 Rafale fighters <2206-022309>
 インドネシアが2月10日、Dassault社とRafale 42機の購入契約を行った。 2021年には36機購入とされていたので6機多く、F-5E/F Tiger Ⅱの後継となる。
 2026年に引き渡される最初の6機はフランス軍が使用した中古でF3仕様になる。 残りは最新のF4仕様になる。
2022.02.23 Jane's Defence Weekly Indonesia, France to build Scorpènes <2206-022308>
 インドネシアの造船企業PT PAL社フランスのNaval Groupが2月10日、インドネシア海軍のScorpène潜水艦共同生産で合意した。 2社は2022年中頃に正式契約を行う。
 合意には更に2隻をインドネシア国内で建造するオプションも含まれている。
2022.02.11 時事通信

(Yahoo)

米、インドネシアにF15売却 仏戦闘機も、総額2兆円超 <2203-021104>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が10日、国務省がインドネシアに対するF-15 36機と関連機器を推定$13.9Bでの売却することを承認し議会に通知したと発表した。
 フランスも同日、インドネシアにRafale 42機を含む$8.1Bを売却すると発表した。