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要             旨
2024.10.17
 03:19
共同通信

(Yahoo)

NATO、防衛産業協力を協議へ 日韓豪NZと <2411-101706>
 ルッテNATO事務総長が16日、17~18日に開催する国防相理事会を前に記者会見し、に招待した日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4ヵ国の国防相と「工業生産や技術革新の協力の在り方について協議する」と明らかにした。 防衛産業分野の協力を進める。  欧州のNATO加盟国はウクライナへの弾薬などの軍事支援に注力しているが、防衛企業による生産が追い付かず供給能力不足の克服が課題となっている。
 ルッテ事務総長は「日本とNATOは同じ価値観を共有している。 日本はウクライナに非常に強い連帯を示している。 われわれは中国の軍備増強についても懸念している」と強調した。
2024.10.16
 18:25
Kyiv Independent Australia to give Ukraine almost 50 US-made Abrams tanks <2411-101619>
 オーストラリアのABC Newsがコンロイ軍需相の発言を引用して10月16日、オーストラリアはウクライナに退役予定のAbrams MBT 49両を供与すると報じた。
 この引き渡しは、2024年初頭にウクライナが譲渡を公式に要請したにもかかわらず、オーストラリア軍が多用途ヘリを分解して処分することを決定したというメディア報道で論争が勃発したことを受けて行われた。
 コンロイ軍需相は記者団に対し、Taipan(註:NH90 Taipanは独仏蘭伊4ヵ国が共同開発したヘリで、NHI社が製造した)ヘリコプターについて「次に進む時が来た」と述べ、ウクライナにAbrams MBTを供与する決定が、その不引き渡しに対する反発に関連しているとは示さなかった。
 戦車は、AUD245M($163M)相当の軍事援助のより大きなパッケージの一部として提供される。
2024.10.03
 01:48
Defense News New Zealand, Australia swap senior military commanders <2411-100301>
 ニュージーランド軍とオーストラリア軍は、それぞれの統合軍司令部で副司令官を交換させており、自国の防衛は相互に関連した問題であると考えていることを示唆している。
 ニュージーランドのコリンズ国防相とオーストラリアのマールズ国防相は、10月2日にオークランドで開催された南太平洋国防相会議 (SPDMM) で、この任命を歓迎した。
 両国の統合軍司令部は、それぞれの国の軍事作戦の計画、管理、実施に責任を負っている。
 ニュージーランド陸軍のマカスラン少将の任命は、外国軍の将校がオーストラリア軍に加わる最高位で、対応するオーストラリアでは任命は、バッシングスワイト陸軍准将が任じられている。
2024.09.22
 21:39
時事通信

(Yahoo)

有事展開力「中国が米しのぐ」 昨年と逆転、警戒感示す 豪研究所 <2410-092209>
 オーストラリアのシンクタンク
Lowy.国際政策研究所が22日にLowy Instuitute Asian Power Index 2024 Edition報告書を公表し、アジアで紛争が起きた場合の中国軍の展開力が米軍を上回っていると分析し、中国軍が台湾を包囲する形での演習などで戦闘能力を高めていることに警戒感を示した。
 報告書によると、予算、兵員、装備などを勘案した総合的な軍事力(満点=100)では、米国90.0、中国69.7と、米国が圧倒したが、「アジアの有事に迅速かつ持続的に展開する能力」に限ると、中国97.3、米国91.3と、中国が優位に立った。 2023年調査では米国が約2ポイント上回っていたが、2018年の調査開始以来初めて逆転した。
 報告書は「中国が総合的軍事力で米国を上回ることは当面ないものの、中国が台湾や南シナ海で自らの戦略的目標を達成する上で、総合的軍事力で米国を上回ることが必要になるわけではないことを示唆している」と指摘した。
2024.09.19 Defense Update Rafael Breaks Cover of Iron Dome Mission Modules <2410-091929>
 Rafael Advanced Defense Systems社が、先週オーストラリアで開催されたLand Forces 2024展示会と、今週ワシントンDCで開催されたAir Force Association Air, Space, and Cyber (ASC) イベントで、新しいIron Dome Mission Moduleを展示した。
 
JLTVなどの軽戦術車両に搭載された移動式レーダ10発搭載発射機で構成されるIron Dome Mission Moduleは、各種プラットフォームに統合できるコンパクトで柔軟なシステムで、RAM、UAVなどの経空脅威に迅速に対応できる。
 このモジュールは、固定および移動構成で展開できるため、さまざまな運用ニーズに幅広く対応できる。
 このシステムは、海外に配備された空軍または海兵隊の部隊を不測の事態から保護する戦術的な階層型防空の一部として配備されるように設計されている。
 オーストラリアがクイーンズランド州とノーザンテリトリーに配置する沿岸揚陸群が装備する計画に対応している。
 Iron Domeは、数千発のロケット弾を成功裏に迎撃した実績のあるシステムで、多層防空の主要な構成要素として同盟国に売り込まれている。
2024.08.28
 18:49
朝日新聞

(Yahoo)

太平洋諸国、共同で警察部隊を創設 オーストラリア主導、中国牽制か <2409-082811>
 太平洋の島国やオーストラリアなどでつくる太平洋諸島フォーラム (
PIF) が28日、トンガで開催中の首脳会議で、豪州の主導による域内の警察協力で合意した。 共同で警察部隊を創設する内容で、治安分野で進出し始めた中国への牽制となる可能性がある。
 AFP通信によると、豪州が$271Mを出資し、4つの訓練センターを設置して200人規模の多国籍の警察部隊をつくり、加盟国の要請に応じて、事件や災害対応のために派遣するという。 豪政府によると、事務局は豪州東部のブリスベンに置かれる。
 国の規模が小さい太平洋の島国の中には、軍隊を持たなかったり、警察官の数が不足したりしている国が多く、伝統的に豪州やニュージーランドの支援を受けてきたが、経済支援をテコに進出を強める中国が近年、キリバスやソロモン諸島、バヌアツなどと協定を結び、警察官を派遣し始めたことから、戦略的要衝への進出として、米国や豪州が警戒を強めていた。
 同通信によると、今回の警察協力については、バヌアツなど中国寄りの国々から懸念の声も上がったが、参加の程度は各国の自由裁量とすることで一致したという。
2024.08.23
 19:49
時事通信

(Yahoo)

豪基地で米原潜整備 将来の配備へ地ならし <2409-082318>
 米英豪の国防相が23日、米原子力潜水艦の整備作業を豪西部スターリング海軍基地で始めると発表した。
 3ヵ国の安全保障枠組みAUKUSを通じた将来の豪軍への原潜配備に向けた地ならしとなる。 AUKUS合意では、2030年代に豪州が米Virginia級原潜を3~5隻購入し、その後3ヵ国で次世代型原潜を共同開発する。
 今回、Virginia級原潜Hawaiiの整備を豪州の基地で初めて行うため、豪軍兵士は過去1年間、米英両軍で原潜運用の訓練を受けてきており、さらに整備についても技術習得を進める。
2024.08.22
 20:52
時事通信

(Yahoo)

豪にミサイル生産拠点 F35搭載可、輸出も視野 <2409-082220>
 コンロイ豪国防産業相が22日、攻撃ミサイルの生産拠点を東部ニューカッスルに設けると発表した。 豪政府はAUD850Mを支出する。
 F-35Aに搭載可能な射程500kmの対地・対艦ミサイル (
JSM)などを生産する拠点で、2024年中に着工し、2027年の稼働を目指し、米国とその同盟国への輸出も視野に入れている。
 ウクライナ戦争の長期化に伴い、西側諸国の兵器需給は逼迫しており、豪州のミサイル生産拠点新設はこれを補強する動きの一環で、インド太平洋で覇権主義的動きを強める中国に対する抑止力向上につなげる狙いもある。
2024.08.20
 15:18
時事通信

(Yahoo)

防衛協力協定で合意 対中けん制、合同演習も 豪インドネシア <2409-082012>
 アルバニージー豪首相が20日、首都キャンベラでインドネシア次期大統領のプラボウォ国防相と会談し、2国間の新たな防衛協力協定について実質合意した。
 両国軍が互いに相手国の施設を利用することや合同演習の実施を可能にする内容で、近くインドネシアで署名される。 インド太平洋で覇権主義的動きを強める中国への牽制となりそうである。
 豪インドネシア両国間にはこれまでも防衛協力の取り決めはあったが、条約レベルに格上げして協力内容を拡充させることにした。
 アルバニージー首相は「この歴史的な協定は両国の安全だけでなく、地域の安定にとっても極めて重要だ」と強調し、プラボウォ次期大統領も「協定は大きな進展で、良き隣人関係を継続していく」と語った。
2024.08.16
 15:46
時事通信

(Yahoo)

豪NZ、防衛協力を強化 サイバー攻撃に共同対処 <2409-081606>
 オーストラリアのアルバニージー首相は16日に、キャンベラでニュージーランド(NZ)のラクソン首相と会談し、二国間の防衛協力を強化することで合意した。 インド太平洋へ進出を図る中国に対する抑止力向上が狙いとみられる。
 両首相は、将官の交流人事などで両国軍の統合作戦力を高めることや、深刻なサイバー攻撃を受けた場合に共同対処することを確認し共同声明で、中国を念頭に「台湾海峡での緊張の高まり」と「南シナ海での危険で挑発的な行動」に懸念を表明して、米英豪の安全保障枠組みAUKUSの柱の一つである先端軍事技術協力へのNZの参加を引き続き検討していくことでも一致した。
 また、豪NZへのサイバー攻撃が武力攻撃に該当すると判断した場合、豪NZと米国の相互安保条約ANZUSに基づいて適切に対応していく方針を確認した。
 NZ議会が2021年に中国政府系ハッカー集団からサイバー攻撃を受けたことなどを考慮したもようである。
2024.08.07
 11:27
Reuters 通信

(Yahoo)

米軍、豪州でプレゼンス強化へ 閣僚協議後に国防相が方針 <2409-080706>
 豪政府は米メリーランド州アナポリスで米国と外務国防担当閣僚協議 (AUSMIN) を開き、オーストラリアのウォン外相と米国のブリンケン国務長官も参加し、インフラ、持続可能な開発、サイバースペース、安全保障、紛争予防について協議し、協議後にインド太平洋地域の同盟国に供給する誘導兵器を来年から共同で製造するほか、オーストラリアにおける米軍のプレゼンスを強化する方針を示した。
 オースティン米国防長官はオーストラリアに駐留する米軍のローテーション部隊増強に向け豪州北部の基地で活動する海洋哨戒機や偵察機を増派し、爆撃機を交代で配備する頻度も引き上げると説明した。
 オーストラリアに米軍基地はないが、北部ダーウィンに米海兵隊ローテーション部隊が毎年、6ヵ月間駐留している。 米国はまた、オーストラリア軍の基地内に米海兵隊や、不定期に訪れる米飛行隊のための施設を建設している。
 マールズ豪国防相は、国内の米軍プレゼンスがインド太平洋地域の抑止力に寄与したとして、ウクライナで使われているGMLRSを含む誘導兵器の共同生産を2025年開始すると述べた。
 協議後の共同声明は、日本がダーウィンで行う米海兵隊との共同訓練を増やすとし、米豪両国がフィリピンの排他的経済水域 (EEZ) で定期的に訓練を実施するとした。
 インド洋の豪領ココス諸島にも初めて言及し、オーストラリアによる現地インフラ整備計画を米国が歓迎し、支持するとした。
Cocos Islands の位置 (Google Map)】
2024.08.07
 10:55
Breaking Defense Australia, Canada, the Philippines, and US mount South China Sea FONOP <2409-080705>
 今週、オーストラリアと米国の外相と国防相がワシントンで会談する中、オーストラリア軍は、2つの同盟国だけでなく、カナダとフィリピンの艦船も参加する新たな航行自由作戦 (FONOP) を発表した。
 この発表は、6月中旬に豪、日、加、比の艦艇が協力して、各国が合法的に開放された海域を軍艦を航行させるFONOPの後に行われた。 これについて専門家は、これは恐らく更なる展開の兆候であると述べている。
 8月6日と7日に南シナ海で予定されているこの作戦は、中国に対する意思表示であり、中国はその主張に対する法的裁定にもかかわらず、その領有を主張している。 この方針に沿って、豪国防軍司令官のジョンストン海軍大将が発表したこの作戦についての声明は、「我々の4ヵ国は、2016年の南シナ海仲裁裁判所の裁定を、紛争当事者に対する最終的かつ法的拘束力のある決定として再確認する」と指摘している。
 シンガポール南洋理工大学防衛戦略研究所のアナリスト、ジョー氏はBreaking Defenseに電子メールで、この取り組みは、この地域における二国間のみから三国間、そして今や四国間海洋協力活動 (MCA) への進展の一環であると指摘し、「これが最後ではなく、MCAに関与する参加国の将来のさまざまな組み合わせを想像することは可能である」と語った。
 「フィリピンがこれらの地域締約国と締結したさまざまな既存の協定(カナダとの協定を含む)により、これらの活動は継続するように見えるが、そのような活動のスケジュールは決まっていない可能性がある。 しかし、これらの地域大国による一般的なコミットメントは存在すると見られている。
 ジョー氏と、シンガポールを拠点とする中国と南シナ海の専門家であるシンガポール国立大学のチョン准教授は、部隊が展開したときに中国から強い反応があるとは予想していなかったと述べた。
 「リスクに関しては、そのような演習を第三者を攻撃目標にしないよう促し、フィリピンやその地域大国が南シナ海の緊張を高めていると批判する定型的なレトリック以上の中国が反応することはないだろう。
 そして、これは、通常、安全な距離を維持しているにもかかわらず、これらの演習を監視するために配備された中国政府によって支持される可能性が高い」と書いている。
2024.08.05 Janes Australia expedites development of Ghost Shark XL-AUV <2409-080510>
 オーストラリア政府が、超大型自律型海底探査機Ghost Shark(XL-AUV) の開発を急いでいる
 8月5日の報道資料で、豪国防省はGhost Shark XL-AUVの量産型の開発を加速するために、Anduril Australia社と「早期作業契約」を締結したと述べた。
 国防省は、Anduril Australia社は2025年末までにGhost Sharkの最初の量産型が利用可能になる製造施設を建設すると述べ、生産拠点をオーストラリアに建設するという。
 国防省は、この施設は、国防省とオーストラリアの同盟国向けのGhost Shark XL-AUVの軍用型と、商用型を製造するために装備されると付け加えた。
 国防省によると、オーストラリア政府とAnduril Australia社は、サプライチェーンを拡大し、Ghost Sharkの生産に必要なインフラを構築するために、それぞれAUD20.1M ($13M) を投資している。
 Anduril Australia社は、オーストラリア海軍および防衛科学技術グループと共同でGhost Sharkを設計した。 Anduril Australia社とオーストラリア政府は、これまでにそれぞれAUD70Mを開発に投資している。
2024.07.10 National Defense NATO SUMMIT NEWS: NATO to Initiate ‘Flagship Projects’ with Indo-Pacific Partners <2408-071025>
 NATOがインド太平洋地域の友好国と「旗艦プロジェクト」を開始する。 ストルテンベルグNATO事務総長は7月10日、NATOは北米と欧州を超えて拡大する計画はないが、特にインド太平洋地域の友好国とともにグローバルな課題に対処する方法を模索していると述べた。
 同盟の友好国のうち、オーストラリア、日本、ニュージーランド、韓国の4ヵ国は今週、ワシントンD.C.で開催されるNATO首脳会議に出席する予定で、「インド太平洋地域のパートナーと緊密に連携しているという事実...NATOの変化を反映している」とストルテンベルグ事務総長は、NATO創設75周年記念サミットの期間中に開催されたNATO公開フォーラムでの発言で述べた。
 ストルテンベルグ事務総長によると、NATOとインド太平洋地域の友好4ヵ国は首脳会談で、ウクライナへの技術や支援など、協力を拡大するための複数の主要プロジェクトに合意する。
さらに、同同盟は、NATOの新たな防衛産業誓約 (Defense Industrial Pledge) でインド太平洋地域のパートナーと協力することを望んでいると付け加え、これにより、同盟は産業基盤と製造能力を拡大することになると付け加えた。 NATOは、強力な防衛産業基盤を持つインド太平洋地域のパートナー国と「防衛産業の生産と協力をどのように強化できるかを模索する」と述べた。
2024.06.14
 10:22
中央日報 「カナダ外してでも韓国入れろ」…拡大する「韓国 G7 追加」議論 <2407-061415>
 米戦略国際問題研究所 (
CSIS) が12日に公開した報告書で「G7を韓国とオーストラリアを含んだG9に拡大するべき」と提言した。 両国を追加したG9体制への拡大を提案した理由は、G7の影響力の弱まりと欧州に偏重された現体制の限界と関連がある。
 G7加盟国は米国・英国・ドイツ・フランス・日本・イタリア・カナダなど7ヵ国だが、1976年にカナダ(1976年加入)を除くG6でスタートしたこれらの国内総生産 (GDP) は全世界の60%を占めていた。
 先進国首脳の年次会議は言葉どおり「ゲームのルール」になったが、G7のGDP占有率は1992年66.9%にピークを迎えた後、1970年代に3%だった中国のGDP占有率が18%に急増したため43.4%に減少した。
 CSISはこれに対して「G7でアジアを代表する国はひとつ(日本)だけで開発途上国の声も排除されている」とし「このような構造ではGlobal Governanceを先導できない」と指摘した。
2024.06.07 Janes Australia equips third Hobart-class destroyer with Naval Strike Missile <2407-060715>
  豪海軍のHobart級駆逐艦3番艦のSydney
NSMを装備している。 豪国防省が2024年5月に公表した同艦の画像では、少なくとも1基のNSM発射装置が艦中央部に搭載されていることが確認されている。 2024年から逐次Harpoonと換装される。
 5月24日に、Anzac級フリゲート艦Warramungaがニュージーランド海軍の潜水支援艦Manawanuiと共にシドニー港に入港した際、同艦の右舷側で見ることが出来た。
2024.06.07
 22:29
Defense News Australia fast-tracks its hunt for replacement frigates <2407-060713>
 オーストラリア国防省はDefense Newsに、Project Sea 3000の下で緊急に汎用フリゲート艦を調達するため海外の造船所に接触したと語った。
 同省によると、豪政府は5月24日、ドイツ、日本、韓国、スペインの造船会社に情報提供要請書を送付したが、同省の広報担当者は「評価が行われている間は、商業的、調達的、誠実なプロセスのため」これ以上の詳細を提供することを拒否した。
 2月に発表されたEnhanced Lethality Surface Combatant Fleetと題された政府の見直しでは、既存のAnzac級フリゲート艦8隻を11隻の汎用フリゲート艦に換装することが求められている。 この計画を迅速化するために、最初の3基は海外で、残りは西オーストラリア州で建設される予定であった。
 見直しでは、ドイツのMEKO A-200、日本の30FFM、韓国のFFXの第2、第3 Batch、スペインのAlfa 3000など、即建造が可能4機種が候補として挙げられている。
2024.06.04
 15:05
時事通信

(Yahoo)

豪軍、同志国から兵士採用 人手不足解消で <2407-060412>
 オーストラリア国防省が4日、豪軍兵士の採用基準を緩和して7月から一部の外国人に門戸を開放する方針を発表した。 人手不足の解消が狙いで、対象は米、英、カナダ、ニュージーランド(NZ)の4同志国出身者で、年間350名程度の採用を見込む。
 豪軍の兵力は6万名規模だが、必要水準を約4,400名下回っているため、補充に向けて英語圏の機密情報共有枠組みFive Eyesの仲間である4ヵ国の出身者にも、新たに応募資格を認めることにした。
 NZは7月から、米英加は来年1月から適用される。
2024.06.03
 19:09
時事通信

(Yahoo)

豪、中国系に株売却命令 レアアース企業への出資で <2407-060312>
 オーストラリア政府が2日、中国系投資ファンドのユーシャオ・ファンドと関連企業・個人に対し、豪レアアース開発企業Northern Minerals社の株式計約6億株売却するよう命じた。 レアアース権益を巡り、中国系投資家の影響力拡大を阻止するため、経済安全保障の強制措置に踏み切った。
 命令は、外国資本の規制に関する法律に基づきチャーマーズ財務相名で出され、主に2023年9~10月にユーシャオ・ファンドと関連企業2社、中国とシンガポールの2個人が取得したNorthern Minerals社の計約6億株を60日以内に売却するよう命じた。
 豪メディアによると、対象の株式はAUD24M(25億円)に相当する。
2024.06.03
 11:14
Reuters 通信

(Yahoo)

豪国民の信頼度、世界で日本が一番 米国は低下=調査 <2407-060307>
 オーストラリアの有力シンクタンクであるローウィ国際政策研究所 (Lowy Institute for International) が発表した2024年の外交意識調査によると、日本を信頼しているとの回答が全体の87%となり、オーストラリア国民の各国別信頼度で首位に立った。
 米国を信頼しているとの割合は1年前から5ポイント下がって56%中国を信頼するとしたのは17%で、5年前の52%から大きく後退した。
 中国については71%が今後20年以内にオーストラリアへの軍事的な脅威になるとの見方も示した一方で、米国との同盟は国家安全保障の見地から重要と答えた割合は83%で、この同盟のおかげでオーストラリアは中国の攻撃ないし圧力からより安全になるとの回答も63%に上った。
2024.05.18
 06:58
Defense News Here's how the US Army’s multidomain task force is contributing to AUKUS <2406-051804>
 ハワイに司令部を置く米陸軍第3
MDTFが、この夏にオーストラリアと英国から将校を招聘して技術の向上に取り組む。 オーストラリア軍は5名、英国軍は3名の将校ををMDTFに派遣する。
 米太平洋陸軍司令官フリン大将は、米国陸軍協会 (AUSA) のLANPAC会議でのDefense Newsの取材でMDTFがAUKUS協定の第2の柱の焦点になると語った。
 フリン大将は、両国の将校は「さまざまな職域から来ており、サイバー、宇宙、電子戦、情報作戦、標的設定などの専門知識ももたらしている」と述べた。
 最初のMDTFは、陸軍がマルチドメイン作戦を探求して運用教義を起草する実験部隊として2018年に編成された。 太平洋地域では3個MDTFが計画され、 第1次MDTFの戦力体制構築はほぼ完了しており、2022年9月に発足した第3次MDTFは編成途上で、第4次MDTFはまだ編成されていない。
2024.05.15
 11:19
Defense News Australia unveils record $37 billion defense budget <2406-051509>
 5月14日に発表された予算文書によると、オーストラリアは2025年度に過去最高のAUD55.7B ($36.8B) を防衛費に投じる。 この数字は国内総生産 (GDP)の2.02%に相当し、2023年から6.3%増加している。
 4月発表されたオーストラリアの国家防衛戦略では、大幅な支出増が約束されているが、国防費がAUD67.4Bに達する予定の2027年から2028年までは開始されない。
 さらに、2033年から2034年にかけてGDPの2.3%にあたるAUD100Bという国防費目標を達成するには、まだ道のりがある。
 最新の予算では、政府は来年度の設備取得のために167億豪ドルを確保し、さらに既存の資産を維持するためにさらに172億豪ドルを確保している。
 海軍はAUD1.07Bという多額の予算を拠出していて、原子力潜水艦は、AUKUSの三国間協定が進展するにつれて、予算の莫大な部分を消費し始めている。
 特に、原子力潜水艦への支出は、昨年のAUD475Mから来年には$2.8Bに雪だるま式に増加し、最終的には2027年から2028年にかけて$4.97Bに達する。
 これに対し、Hunter級フリゲート6隻とArafura級外洋哨戒艦6隻は、それぞれAUD813Mと$587Mを受け取ることになっている。
2024.05.06
 20:01
日経新聞 中国空軍、豪軍ヘリに妨害行為 豪政府が懸念表明 <2406-050611>
 マールズ豪副首相兼国防相が6日、中国空軍が公海上で豪州軍の任務を妨害したと明らかにし、行為は「容認できない」として中国政府に対して懸念を表明した。
 豪州政府によると、中国空軍機は4日、公海上を飛行していた豪州海軍のヘリの上空で照明弾を投下した。
 ヘリは同海上を航行していた駆逐艦から飛び立ち、北朝鮮に対する国連制裁の支援任務に当たっていた。
2024.05.02
 15:05
朝鮮日報

(Yahoo)

米・日・豪の実動訓練「サザン・ジャッカル」、今年から韓国陸軍が参観 <2406-050218>
 韓国とオーストラリアの外相・国防相による第6回2-plus-2が1日にメルボルンで開催され、日米豪軍による実動演習Southern Jackaroo 23に今年から韓国陸軍が参観することで合意した。
  マールズ豪副首相兼国防相は会議後に行われた共同記者会見で「今年のPitch Black、Kakadu、Southern Jackarooには韓国がより多く関与するだろう」と述べた。
 オーストラリア空軍が行う国際共同演習Pitch Black海軍が行うKakaduは10~20ヵ国が参加する多国間軍事演習で過去に韓国も参加したことがあるが、日米豪3ヵ国による地上演習Southern Jackarooに韓国軍は参観もしたこともなく、韓国軍が参観するのは今回がはじめてとなる。
2024.04.27
 18:15
Kyiv Independent Australia announces $65 million aid package for Ukraine <2405-042712>
 オーストラリア政府は4月27日、リヴィウでのシュミハル首相とマールズ国防相の会談後、AUD100M ($65M) 相当のウクライナへの新たな支援パッケージを発表した。 オーストラリア政府によると、このパッケージにより、オーストラリアのウクライナへの軍事支援は総額AUD880M ($575M) になる。
 シュミハル首相は、最新のパッケージの半分は
MANPADSあると述べ、AUD3,0M ($1.96M) 以上が、ウクライナのUAVの備蓄強化を目的とした国際UAV連合に割り当てられると述べた。
 マールズ国防相は、「オーストラリアはまた、重要な空対地精密弾薬とSHORADも提供している」と加えた。
2024.04.18 Janes Australia completes first prototype of Ghost Shark autonomous undersea vehicle <2405-041816>
 コンロイ豪軍需相が4月18日、オーストラリアの超大型UUV
XL-AUV計画で建造される3隻の試作艇のうちの1隻が完成したと発表した。
 XL-AUVの開発計画は、豪国防省と米国の防衛技術企業アンドゥリル社の子会社であるアンドゥリル豪社と共同開発されている。
 また、このパートナーシップに協力しているのは、オーストラリア海軍のチームである。
 Ghost Shark計画は、豪海軍の持続的な情報収集、監視、遠隔攻撃を行う長距離AUV能力を開発することを目的としている。
2024.04.17 Janes Navy League 2024: Australia's Hypersonix Launch Systems prepares to demonstrate DART scramjet-powered aircraft for DIU <2405-041716>
 ブリスベンに本社を置くHypersonix Launch Systems社は、国防イノベーションユニット (DIU) の
HyCAT計画用の極超音速試験機を製造している。
 DIUは2022年9月に計画参加の募集を行い、Hypersonix Launch Systems社は、2023年9月に打ち上げ契約を締結した。
 2023年4月のDIUの声明によると、この計画では、「操縦可能/非弾道飛行Mach 5を超える速度を維持し、ほぼ一定の飛行条件で少なくとも3分間の飛行時間を維持できる」ことが求められている。
 最初のDART機は製造中で、Hypersonix Launch Systems社は最近、構成品レベルのPDRを完了したという。
2024.04.17
 18:40
時事通信

(Yahoo)

豪国防費、10年後に1.8倍へ 中国にらみ抑止力強化 <2405-041707>
 オーストラリア政府が17日、新たな防衛戦略を発表し、国防費を今後10年間で1.8倍に増やす方針を示した。 南シナ海などで軍事的行動を活発化させる中国をにらみ、抑止力を強化する狙いがある。
 米英豪の安全保障枠組みAUKUSを通じた原子力潜水艦導入計画を着実に進めるとともに、長射程ミサイル配備などに重点投資する。
 マールズ国防相は同日の講演で、「冷戦後の戦略の楽観的な前提は遠い過去のものとなった」と指摘し、「われわれの環境は米中両国の戦略的競争に伴う不確実性と緊張に左右される」と述べた。
 計画では、国防費を2024会計年度(2024年7月~2025年6月)のAUD55.5B(5兆5,000億円)から段階的に増額し、2033会計年度にAUD100.4B(9兆9,000億円)とし、対GDP比は2033年度に2.4%となる。
2024.04.08
 17:02
Breaking Defense Aussie PM says no Japan as AUKUS member, but Pillar II on table <2405-040817>
 米、英、豪の当局者が8日、すでに進行中の潜水艦建造計画を妨げることなく、AUKUS協定に新しいメンバーを追加できると自信を表明したようだが、豪首相は期待を裏切った
 8日朝に、オースティン米国防長官、シャップス英国国防長官、マールズオーストラリア国防相のAUKUS国防相は、「AUKUSの第2の柱となる先進能力計画に関する日本との協力を検討している」との声明を発表した。
 大方の予想ではあったが、この声明は、日本が安全保障協定の原子力潜水艦の部分とは対照的に、新たな防衛技術の集合体を対象とする第2の柱に参加する可能性があることを公式に確認した最初のものであった。
2024.04.08
 13:12
Inside Defense AUKUS officials consider adding Japan to security pact <2405-040814>
 米、英、豪の国防当局者が8日、インド太平洋地域に焦点を当てた新興兵器技術の開発と配備を支援するAUKUS安全保障協定の第2の柱に日本を含めることを検討していると述べた。
 オースティン国防長官、英国のシャップス国防長官、オーストラリアのリマールズ副首相兼国防大臣の共同声明は、日本との「協力の機会」が存在する可能性があると述べた。
2024.04.02
 09:33
Breaking Defense Austal rejects Hanwha’s takeover bid — for now <2405-040212>
 オーストラリアの造船企業のAustal社が、韓国のHanwha社から一方的な株式公開買い付けを受けており、Austal社は現時点では提案を拒否しているが、その声明は将来の買収の可能性の扉を開いている。
 両社が4月2日に報道資料で発表したこの提案は、世界第26位の防衛企業が、74位の防衛関連企業を傘下に収めることになる。 また、Austal社がHanwha社のRedback IFVを$7Bで購入する可能性を秘めていることを受け、韓国とオーストラリアの防衛関係を拡大し、韓国の防衛産業にさらなる成長の波をもたらすことになる。
2024.03.29
 13:47
Inside Defense U.S.-Australia demo interoperability, integration in major BMD test <2404-032906>
 米国とオーストラリアが3月29日に初めて共同で、米海軍とMDAがMRBMの迎撃を行う大規模なBMD試験に参加した。
 3月29日の迎撃試験でMDAは、ソフトウェアを改良したSM-6 Dual ⅡによるMRBM標的の迎撃に成功したと発表した。
2024.03.28 MDA HP MDA, Navy Conducts Successful Intercept with SM-6; Advances collaboration with Australia <2404-032817>
 米MDAと海軍が3月28日、Aegis Baseline 9を装備したFlight Ⅲ駆逐艦の初号艦でSPY-6レーダを装備したJack H. Lucasによる、ソフトウェアを更新した (
SWUP) SM-6 Dual Ⅱ弾でのMRBM標的の迎撃試験FTM-32を実施し、撃墜に成功した。 FTM-32はStellar Laelapsとも呼ばれる。
2024.03.28
 18:04
Breaking Defense EXCLUSIVE: Australia’s shadow defense minister against Japan, New Zealand joining AUKUS <2404-032814>
 オーストラリア野党で影の国防相を務める元特殊空挺部隊員であるヘイスティ氏が27日にBreaking Defenseの取材に対し、AUKUSとして知られる三国間防衛協定は豪英米にとどまるべきであり、ニュージーランドや日本を新加盟国として迎えるべきではないと述べた。
 同氏はまた、Pillar Iに該当する安全保障協定の主な目的は、オーストラリアが米国からVirginia級攻撃型潜水艦を3隻~5隻購入することと、英国とオーストラリアがオーストラリアのためにAUKUS SSNの小艦隊を編成して中国を抑止することであると述べた。
2024.03.22
 18:31
Reuter 通信

(Yahoo)

豪英が2プラス2開催、名指しで中国批判 <2404-032211>
 豪州と英国が22日、豪アデレードで外務・防衛担当閣僚協議 (2-plus-2) を開催し、香港や南シナ海を巡り中国を非難、中国がロシアを支持していることも批判した。
 英豪2-plus-2は「最近、南シナ海Second Thomas礁付近で中国船がフィリピン船と乗員に対し取った危険な不安定化を招く行動」を批判するなど、中国を名指しで非難する異例の声明を発表した。
 また香港の国家安全条例、香港の自由と権利の侵害、中国の人権侵害への懸念も表明した。
 更に、ロシアのウクライナ侵攻も強く非難し、中国が紛争終結に役割を果たすべきだと主張した。 「ロシアと密接な関係にある全ての国、特に中国は、いかなる形であれロシアの戦争継続を支援することを控え、ロシアに違法な戦争を終わらせるよう説得すべきだ」と訴えた。
 豪州は中国との関係修復も図っており、ウォン外相は今週、同国を訪れた中国の王毅外相と会談した。
2024.03.21
 18:49
時事通信

(Yahoo)

王氏、親中派の元豪首相と面会 AUKUSをけん制 <2404-032115>
 訪豪中の中国の王毅共産党政治局員兼外相が21日、与党・労働党のキーティング元首相とシドニーで面会した。
 キーティング氏は親中派で、米英豪の安全保障枠組みAUKUSに基づく原子力潜水艦導入計画に反対しており、王外相は計画を推進する豪政府を牽制した。
2024.02.22
 11:31
NNA

(Yahoo)

豪の新戦艦、日本のもがみ型護衛艦も候補か <2403-022210>
 Australian紙が、豪連邦政府が20日に発表した海軍艦増強策11隻の調達を計画する汎用フリゲート艦の候補として、もがみ型護衛艦も挙がっているようだと報じた。 連邦政府は、ドイツや韓国、スペインのフリゲート艦も候補として考えているという。
 候補となるのは、MEKO 200型(ドイツ)、大邱級(韓国)、ALFA 3000(スペイン)となっている。
2024.02.20
 17:48
時事通信

(Yahoo)

「戦後最大の艦隊」保有へ 国防費増で軍艦2倍増 豪 <2403-022017>
 オーストラリア政府が20日、アジア太平洋地域で軍拡競争が加速するなか、今後10年間で主要な艦船数を倍増させ、国防費を$7B積み増す計画の概要を明らかにした。 これにより豪州の国防費はGDP比2.4%となる。
 マールズ国防相は「わが国は第2次大戦終結以降で最大の艦隊を持つことになる」と語った。
 計画では、海軍の主要な戦闘用水上艦艇は現在の11隻から26隻に増える。 乗組員なしでも運用可能な最新鋭艦6隻やHunter級フリゲート艦6隻などが含まれ、一部にはTomahawkが搭載される。
2024.02.20
 07:40
Breaking Defense Aussie Navy to double surface fleet with $7B plan, but future funding uncertain <2403-022005>
 艦艇の老朽化と縮小の年に直面しているオーストラリアのアルバニージーの労働党政権が20日、今後10年間にAUD11.1B ($7.2B) で艦隊の規模を倍増する意向を発表した。
 実現すればオーストラリアは26隻の主要水上艦艇を保有することになるが、計画が10年にわたるとの野党からの初期の懐疑的な見方から、計画が完全に実現しない可能性もある。
 この計画で新造する艦船は以下の通りである。
 ・Hobart級防空駆逐艦3隻
 ・Hunter級フリゲート6隻(9隻の当初計画から削減)
 ・新型汎用フリゲート艦11隻
 ・大型有人水上艦艇 (
LOSV) 6隻
 オーストラリアはまた、洋上哨戒艦 (OPV) 6隻を含む25隻の小型艦を国土安全保障活動に投入する。 OPVは当初、RANの一部として使用される予定だった。
2024.02.06
 14:43
Inside Defense Autonomous ground vehicles tested in AUKUS Pillar Ⅱ event <2403-020607>
 米国国防総省の発表によると、米英豪が、自律システムの弱点を解決することを目的に、2023年秋の試験で
UGVセンサを試験した。
 南オーストラリア州のカルタナ訓練場で開催されたThe Trusted Operation of Robotic Vehicles in a Contested Environmentと名付けられたこの試験は、錯雑した電子戦環境における自律システムが直面している課題を調査するもので、激しい電磁環境でUGVがどのように反応するかを理解させた。
【AUKUS Pillar Ⅱ関連記事:2402-013108 (ロイタ 2024.01.31)】
2024.02.01
 14:54
ロイタ通信

(Yahoo)

焦点:台湾有事で最大の弱点、米軍が兵站増強に本腰 <2403-020112>
 米国とオーストラリアが上陸作戦や地上戦、航空作戦の軍事演習を行った2023年夏に行ったTalisman Saber演習では派手な見出しが躍ったが、台湾有事に備える米国の戦略立案者らとって、この演習ははるかに地味な価値を持っていた。
 米政府関係者によると、演習後に装備品を残置したことで、オーストラリアに武器の集積が進んだという。
 米陸軍によれば、同演習後に残置した装備品には、オーストラリア南東部バンディアナの倉庫にある330両の車両とトレーラー、130個のコンテナなどが含まれる。
2024.01.13
 17:00
CNN

(Yahoo)

豪州、米英のフーシ空爆を人員提供で支援 加やオランダなども <2402-011308>
 マールズ豪国防相が12日、米英が前日に実施したイエメンのフーシ派拠点に対する空爆豪州が人員の補充面などで支援したことを明らかにした。 また空爆を支持する決定は軽々しく下されたわけではないともし、豪州は規範に準じた国際秩序を重んじるいかなる行動も支持し続けると説いた。
 今回の空爆を支援した諸国についてはスナク英首相が11日の声明で、オランダ、カナダ、バーレーンが空爆自体には直接参加しない補助的な役割を担ったことも明らかにしていた。