2018年のオーストラリアの情勢に関する資料

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2018.12.12 Jane's 360 Australia completes deliveries of Silvershield C-IED systems to Afghanistan <1901-121202>
 ペイン豪国防相が12月7日、アフガンに派遣している豪部隊に対するSilvershield
C-IED装置の配備を完了したと述べた。
 豪国防省は3月にブリスベンにあるL-3社の子会社L-3 Micreo社にAUD26.9M ($20.7M) でSilvershieldを発注していた。
2018.12.10 Defense News F-35 fighters arrive on Australian soil <1901-121003>
 豪空軍のF-35A 2機が10日に、初めてオーストラリアに飛来した。 この2機は豪空軍の9号機と10号機で、最初の8機は米国での訓練に使用されている。
 オーストラリアは72機のF-35Aを発注しており、今後10年間で更に28機を購入するか否かを決定する。
2018.12 International Defence Review DroneShield unveils reggedised UAS jammer <1902-120014>
DroneNode  DroneShield社(註:オーストラリア)が、UAS jamming装置Drone Nodeを発表した。
 Drone Nodeは2018年10月に同社が発表したDragon Cannon
RWを元に開発され、2.4GHzと5GHzを使用する。
 有効距離は1kmと言う。
【Dragon Cannon RW 関連記事:1811-101005 (360 2018.10.10)】
2018.11.21 Jane's Defence Weekly Australia selects Reaper for armed UAV requirement <1901-112103>
 豪国防省が11月16日、豪空軍が2010年から4機装備し2017年8月に退役したIAI社製Heron-1 UAVの後継となるProject Air 7003 Phase 1にMQ-9 Reaperを選定したと発表した。 豪空軍は2007年から装備しているMQ-9の後継としてMQ-9B 16機を発注し2024年から受領する。 豪空軍はMQ-9BにAN/APY-8 Lynx ⅡeレーダとMBDA社製Brimstone ASM、Paveway Ⅳなどを装備する。
 GA-ASI社は米空軍が採用しているMQ-9 Block 5 Reaperと英国が採用したMQ-9B Sky Guardianを提案していたが、オーストラリアはMQ-9B Sky Guardianを選定した。
2018.11.17 時事通信

(Yahoo)

パプア基地増強で豪と協力=中国をけん制―米副大統領 <1812-111703>
 ペンス米副大統領が訪問先のパプアニューギニアで17日、オーストラリアがパプアのマヌス島で進めているロンブラム海軍基地の増強計画に米国も協力する方針を示した。
 アジア太平洋地域で影響力を強める中国を牽制する狙いがある。
2018.11.14 Jane's Defence Weekly Australia, US jointly test CEC <1901-111409>
 クリストファー豪国防相が11月5日、豪海軍
AWD一番艦Hobartがハワイ沖で米海軍駆逐艦John Finnと初めてのCEC試験を実施したと発表した。
2018.11.08 NHK オーストラリア 島しょ国支援の基金開設へ 中国けん制が狙いか <1812-110801>
 中国が巨額の資金援助を通して太平洋の島嶼国で影響力を強める中、オーストラリアのモリソン首相が8日に豪軍の基地で、島嶼国との関係強化に力を入れていく方針を発表した。 具体的には島嶼国が必要としているインフラ開発を支援するため、AUD2B(1,600億円)の基金を設け、通信やエネルギ、運輸など重要度の高いインフラの整備を支援していくという。
 また、各国の軍と共同訓練などで連携を深めるとしていて、オーストラリアが太平洋地域で持つ影響力を当たり前と思わず太平洋を重視していくと述べた。
2018.11.07 Jane's Defence Weekly RAN commissions second Hobart-class destroyer <1901-110708>
 豪海軍Hobart級防空駆逐艦 (
AWD) の二番艦Brisbaneが10月27日に就役した。
 6,350tのBrisbane48セルのMk 41 VLSを装備し、SM-2 MR Block ⅢAとBlock ⅢB及び射程30nmのRIM-162B ESSM、RGM-84 Harpoon Block Ⅱ 4発発射機2基を装備する。
2018.11.06 Record China 豪州が第2次大戦の米軍基地を再建、意図は中国けん制か―米紙 <1812-110603>
 Wall Street Journal紙が1日、オーストラリアとパプアニューギニアが1日に両国がパプアニューギニア北部のマヌス島にあるロンブルーム基地を整備することで合意したとと報じた。
 同基地は米軍が1944年に日本軍から太平洋を奪還してフィリピンを解放するために建設したもので、2,800mの滑走路と港がある。
Manus 島の位置 (Google Map)】
2018.11.02 NHK 豪 対中国でパプアニューギニアと軍事協力を強化 <1812-110202>
 オーストラリアのモリソン首相が1日、パプアニューギニアのオニール首相と協力関係を強化していくことで合意した。 オーストラリアは、パプアニューギニア北部のマヌス島にある海軍基地の改修にあたって資金を援助するなど、両国の軍事的な連携を強化するという。 これにより地域における協力関係をさらに緊密なものにし、南太平洋で課題となっている違法操業や国境を越えた犯罪に対する対応能力も高めることができるとしている。  南太平洋では、中国が島嶼国に対する巨額の資金援助を通じて影響力を強めていて、軍事利用につながりかねない海軍基地の改修支援にも関心を示しているのではないかと、オーストラリアでは懸念する声が上がっているだけに、オーストラリアとしては、今回の合意によって中国による軍事的な影響力拡大を阻止する狙いがあると見られる。
2018.10.31 Jane's Defence Weekly Rheinmetall, DST to work on autonomous vehicle systems <1812-103110>
 Rheinmetall豪社 (RDA) とオーストラリアのDSTグループが10月19日、豪国防省が発注する陸上自動運転車の開発Boxer 8×8車のサポートで共同すると発表した。
2018.10.17 Jane's Defence Weekly DroneShield offers new C-UAV system <1812-101705>
 オーストラリアのDroneShield社が10月10日、ソフトキル方式の軽量
C-UAVシステムを発表した。
 システムは車載又は別置が可能なECM装置で、ハードキルシステムとの併用も可能という。
2018.10.11 産経新聞

(Yahoo)

日豪2プラス2 政変にぶれる対中安保 「準同盟国」不安な側面 <1811-101101>
 豪州の対中姿勢は必ずしも一貫してきたとはいえない。 2015年9月に安倍晋三首相と蜜月関係にあったアボット首相が退任し、中国ビジネスで成功を収めたターンブル首相が就任した直後、豪州は軍事的要衝である北部ダーウィン港を中国企業に99年間貸与する契約を許した。
 ターンブル首相が昨年後半から対中強硬路線にかじを切り、安保協力の進展に再び期待感が高まったが、今年8月に豪州内の政変によりモリソン政権が誕生した。 外務省幹部は政権が代わっても安保戦略の基本は変わらず中国に過度にすり寄ることはないとみるが、新政権の国防相次期潜水艦の機種選定で日本の提案に反対したとされるパイン氏が就くなど、不安要素もある。
2018.10.10 Jane's 360 DroneShield releases new counter-UAV system <1811-101005>
 オーストラリアのDragonShield社が10日、
C-UAVソフトキル装置DragonCannon RWを公表した。
 DragonCannonはハードキル装置と併用することも可能という。
2018.10.10 日経新聞 日豪部隊地位協定、早期妥結を確認 中国にらみ「準同盟国」明確に <1811-101003>
 日本とオーストラリアが10日の外務防衛担当閣僚協議 (2-plus-2) で、自衛隊と豪軍が共同活動する際の法的な扱いを定める訪問部隊地位協定 (
VFA) を早期に妥結させる方針を確認した。 日豪2-plus-2は昨年4月以来で、共同声明ではVFAについて「可能な限り早期に交渉を妥結することへの強いコミットメントを再確認した」と明記した。
 また安全保障上の協力の前提となる規定を整えて共同訓練の機会を増やし、2019年中に両国で初となる戦闘機訓練をするとし、航空自衛隊と豪空軍が訓練や演習を実施する機会を拡充する方針で一致した。
 両国は中国の海洋進出をにらみ準同盟国の位置づけを明確にする。
2018.10.03 Jane's Defence Weekly Austal on track with Philippine expansion <1812-100312>
 オーストラリアの造船企業Austal社フィリピン海軍の建艦計画を進めている。 建造するのは外洋哨戒艦 (
OPV) 6隻で、現在はBalamban(註;セブ島)にある施設の規模を二倍に大きくする作業を行っており、2019年はじめに完成すれば新たに1,000名の雇用が期待されている。
 建造は初期の作業をセブ島にある民間船建造の施設で行う。
2018.09.12 Jane's Defence Weekly Australian DoD receives prototype CEATAC radar <1811-091204>
 オーストラリア国防省がCEATEC社に発注したHaekei軽装甲車に搭載した車載AESAレーダを受領した。 このレーザは同国が装備する
NASAMSシステムのAN/MPQ-64F1 Sentinelレーダと代われる能力があるという。
【註】
 CEATEC社は今までに艦載AESAレーダのCEAFAR捕捉追随レーダ及びCEAMOUNTイルミネータレーダを開発しANZAC 級フリゲート艦に搭載している。
2018.09.07 産経新聞

(Yahoo)

豪、NZ が北朝鮮の瀬取り監視に参加 7月中旬から沖縄に哨戒機派遣 <1810-090702>
 政府が7日、北朝鮮による瀬取り対策として日本や米国が行っている警戒監視活動に、9月中旬からオーストラリアとニュージーランドが参加すると発表した。 両国は哨戒機を派遣し、米軍嘉手納基地を拠点に上空から監視活動を行う。 日本政府は国連軍地位協定に基づき基地利用を認める。
 国連安保理が対北制裁決議禁じている瀬取りの監視には4月下旬からは1ヵ月間、オーストラリアとカナダの哨戒機が嘉手納基地を拠点に加わっていた。
2018.08.21 Jane's 360 Australian defence exports on the rise <1809-082108>
 オーストラリアの軍需相が20日、4Q/FY2017-18の軍用及び軍民両用の装備輸出が、 前年同期比で25%増加したことを明らかにした。
 オーストラリアは1月に軍需品の輸出をAUD1B ($735M) にするとした軍需品輸出戦略を立ち上げている。
2018.08.12 Jane's 360 Austal set for Philippine OPV programme <1809-081202>
 オーストラリアのAustal社フィリピン海軍からCape級を元にした哨戒艦6隻を受注した。  同社はセブ島Blambanにある子会社Austal Philippine社で建造する。
 全長58mのCape級哨戒艇は豪海軍が2隻、同国境警備隊が6隻装備しているが、比海軍が建造するのはこれを80mに大型化ヘリ甲板を装備した外洋哨戒艦 (
OPV) である。
2018.08.08 Jane's Defence Weekly Australian DoD accepts second AWD <1810-080811>
 豪海軍が3隻建造するHobart級防空駆逐艦 (
AWD) の二番艦Brisbaneが、7月27日に豪国防省に引き渡された。 就役は今年末になる。
2018.08.01 日経新聞 中国、豪主導の合同軍事演習に初参加へ <1809-080101>
 オーストラリアのペイン国防相が1日、の豪海軍が主催して9月に豪北部のダーウィン沖で行われるるの 多国間演習 "Kakadu" 中国軍が初めて参加する見通しとなったことを明らかにした。 豪メディアによると、中国はの フリゲート艦を派遣する見通しである。
 "Kakadu" は隔年で行われる大規模演習で、2016年の演習には、日米加印韓比など19ヵ国から水上艦や潜水艦19隻、3,000名が参加した。 豪州は今回の演習に27ヵ国を 招待している。
 豪州と中国は2017年後半から関係が急速に悪化しているが、今回の演習参加で豪中関係が改善に向かうとみる声もあるが、中国は実弾訓練には参加しないなどの 参加は限定的である。
2018.07.27 Jane's 360 Australia's second AWD accepted by Department of Defence <1808-072702>
 2017年11月から洋上試験を行ってきた豪海軍が3隻建造する防空駆逐艦 (
AWD) の二番艦Brisbane が、27日に豪国防省に引き渡された
2018.07.18 Jane's Defence Weekly Canberra looks to retain sovereign share in ASC Shipbuilding <1809-071813>
 オーストラリア9隻建造する対潜フリゲート艦をBAE Systems社の6,900t Type 26
GCSに決め、建造を豪国営ASC社で行うことにした。
2018.07.04 Jane's Defence Weekly Australia to acquire six MQ-4C Triton UAVs <1808-070414>
 オーストラリアのターンブル首相が6月26日、MQ-4C Tritonを6機装備すると発表した。 1番機は2023年中頃、 6機全体は2025年末までに就役するという。
 オーストラリアはAP-3C Orion 19機を保有しているが、そのあとをP-8A Poseidon 12機とTriton 6機で引き継ぐ という。
2018.07.04 Jane's Defence Weekly BAE Systems to build nine next-generation frigates for Australia <1808-070411>
 オーストラリアが2027~2028年から退役するAnzuc級フリゲート艦8隻の後継として9隻建造 する排水量6,900tのHunter級対潜フリゲート艦が、Type 26
GCSを元にした BAE Systems社案に決まった。 建造は同国西部のOsborneにあるASC造船で行われ、総経費はAUD35B ($25.9B) にのぼる。
 Hunter級フリゲート艦はMk 45 Mod 4 5吋砲1門と48セルのMk 41 VLSを装備し、 SM-2 MR Block ⅢAやRIM-162 ESSMを発射できる。
 レーダはCEAFAR2 S-/X-bandレーダを装備する。
2018.06.29 Defense News Australia officially announces $26B frigate contract. Here are the build details <1807-062905>
 オーストラリアが29日、Anzasc級の後継としてAUD35B ($26B) で2020年代末に配備する次期フリゲート艦にBAE Systems社の Type 26のオーストラリア型である
GCS-Aを選定したとこを明らかにした。
2018.06.26 Stars & Stripes Australia to buy 6 US-made Triton drones for $5.1 billion <1807-062608>
 オーストラリアが6機購入予定のMQ-4C Triton最初の1機を$1Bで発注 した。
 豪国防相によるとBoeing 737大の翼端長を持つTritonは地球面の10%を監視でき、米、英、加、ニュージーランドと共に「五つの目」として インド大平洋のほか東南アジア、南極大陸の監視にあたる。
2018.06.25 時事通信

(Yahoo)

豪、バヌアツと安保条約交渉=中国に対抗 <1807-062502>
 オーストラリアのターンブル首相が25日にバヌアツのサルワイ首相と会談し、二国間の安全保障条約 の締結に向け交渉を開始することで合意した。
 豪州の伝統的な友好国である太平洋諸国に開発援助などを通じて影響力を高める中国に対抗する狙いがある。
バヌアツの位置 (Google Map】
2018.06.20 Jane's Defence Weekly Middle Eastern MoD orders 70 DroneGuns <1808-062007>
 オーストラリアのDroneShield社が6月14日、中東のある国からDroneGun
ECM装置70基を$3.2Mで受注したと発表した。
 DroneGunには今のところDroneGun TacticalDroneGun MKⅡの2機種があるが、いずれも小型UAVの制 御信号や映像伝送周波帯を妨害する。
2018.06.06 Jane's Defence Weekly Lürssen and Civmec establich Australian shipbuilding joint venture to build OPVs <1807-060615>
 豪海軍12隻計画している沿岸警備艦
OPV建造に向け ドイツのLürssen社オーストラリアのCivmec社合弁会社AMSEG社を設立した。  Lürssen社は1月下旬にAUD3.6B ($2.7B) でOPVを受注している。
 受注したOPVは豪海軍が現在13隻保有している全長56.8m、排水量300tのArmidale級に代わるもので、全長80m、全幅13m、喫水4m、排水量1,761t である。
2018.06.06 Jane's Defence Weekly Australia launched Pacific Patrol Boat <1807-060611>
 オーストラリア西部にあるAustal社の造船所で5月29日、Canberra's Sea 3036 Pacific Patrol Boat一番艇が進水した。 Pacific Patrol Boatは21隻の建造が計画されており、太平洋諸島12ヵ国 に供与されてこれら諸国の哨戒艇22隻と換装される。
 Pacific Patrol Boatは全長39.5m、全幅8m、乗員23名で、30mm艦載砲と12.7mm機銃を搭載できるスペースを有し ている。
【関連記事:1806-053004 (Jane's 360 2018.05.30)】
2018.05.30 Jane's Defence Weekly Australia launches final Hobart-class AWD <1807-053005>
 オーストラリア海軍のHobart級防空駆逐艦 (AWD) の三番艦 にして最終艦が5月19日に進水Sydneyと命名された。
 Sydneyは洋上試験を経て2019年12月に豪海軍へ引き渡される。
2018.05.30 Jane's 360 Australia launches first Pacific Patrol Boat <1806-053004>
 オーストラリアのAustal社が5月29日、21隻建造するPacific Patrol Boatの一番艇を進水させ た。 一番艇は2018年10月にパプアニューギニアに引き渡される。
2018.05.21 Jane's 360 Australia launches third and final Hobart-class Air Warfare Destroyer <1806-052105>
 豪海軍の防空駆逐艦 (
AWD) の三番艦で最終艦が19日にアデレードで進水し、Sydney と命名された。
 豪海軍への引き渡しは2019年12月に予定されている。
2018.05.16 Jane's Defence Weekly Australian defence budget on track to meet 2% GDP target <1807-051604>
 オーストラリアが5月8日に発表した年次予算声明で、FY18/19における国防費が1.4%、額にしてAUD1.2B ($900M) 増額されAUD36.4Bに達することを明らかにした。 この結果国防費の対GDP比は1.9%と、目標とする FY20/21の2%に近づいた
 総額をAUD160.7Bとした3ヵ年計画ではFY20/21の国防費をAUD41.2Bにセットしている。
2018.05.09 Jane's 360 Australian defence budget on track to meet 2% GDP target <1806-050908>
 オーストラリア政府が5月8日に、2018-2019国防費がAUD1.2B ($900M)、率にして1.4%上昇し AUD36.4Bになると発表した。
 これは対GDP比1.9%で、目標としている2020-2021年に2%に近づいたことになる。
2018.05.07 Aviation Week & ST Australia begins upgrading farseeing radars <1807-050705>
 オーストラリア内陸部3箇所に配置しているJindalee
OTH レーダのうち1基を6年かけて改良する計画を、BAE Systems社が4月4日に開始した。 最初の1基は2024年の IOCが計画されている。
 この計画によりJindaleeはC2との連接が強化されるほか、運用コストの低減、信頼性と感度 や精度の向上などが図られる。
2018.05.07 Military Times US, Philippines launch largest military drills under Duterte <1806-050703>
 ドゥテルテ大統領が中露との緊密な連携を模索するなか、米比軍が行う最大規模の年次演習 "Balikatan" が7日に 開始された。
 この演習には米比軍合わせて8,000名のほか、日本とオーストラリアからも小規模な派遣隊が参加 している。
2018.04.28 NHK 瀬取り監視でオーストラリア・カナダ軍機が日本に派遣へ <1805-042801>
 北朝鮮の船舶による、いわゆる瀬取りを監視するため、オーストラリア軍とカナダ軍の哨戒機 が米空軍嘉手納基地に派遣される。
 米軍が中心となって北朝鮮の非核化に向けて圧力をかけ続ける狙いだが、日本を拠点各国の部隊が活動するのは 極めて異例である。
2018.04.22 Jane's 360 Australia releases new defence industrial plan <1805-042204>
 オーストラリア政府が23日、向こう10年間を見据えた国内防衛産業の振興策である "Defence Industrial Capability Plan" を発表した。 豪政府は2018~2019国防予算に企業自立計画としてAUD17M ($13M) を計上している。
 豪政府は2020~2021年予算までに国防費の対GDP比を2%までに引き上げる計画で、2028年までに国防支出をAUD200Bにする計画である。
2018.04.18 Jane's Defence Weekly Australia orders more SUASs to explore future roles <1806-041813>
 オーストラリアが2017年6月にAeroVironment社製小型UAV (
SUAS) Wasp AE 65機をAUD42M で購入したのに続き、AUD1.4M ($1.08M) でWasp AEを追加発注した。 発注した機数は明らかにされていない。
2018.04.18 Jane's Defence Weekly Australia receives first 'full combat' F-35As <1806-041811>
 オーストラリア国防相が4月9日、同国空軍が既に受領している2機に加えて3機のF-35Aを受領したことを明らかにした。
 既に受領した2機Block 3iソフトを搭載しているが、新たな3機は全戦闘能力を発揮できるBlock 3Fが、海外では初めて 搭載されている。
2018.03.23 時事通信

(Yahoo)

米軍の豪駐留隊員、過去最高に=中国けん制、日本と訓練も <1804-032301>
 オーストラリアのペイン国防相が23日、同国北部に近く巡回駐留する米海兵隊員過去最高の1,587 名になると発表した。 巡回駐留は今年が7回目で、戦略の重心をアジア太平洋に移す当時のオバマ政権が打ち出したリバランス政策の一環でスタートした。
 北部ダーウィンで10月までの半年間、豪州軍に加え、日本、フィリピン、インドネシア、マレーシアなどと軍事訓練を行う。 米海兵隊は 同盟国と軍事訓練を行い、南シナ海の軍事拠点化など海洋進出を活発化させる中国をけん制する。
2018.03.14 Jane's Defence Weekly Australia selects BAE for JORN upgrade <1805-031410>
 オーストラリアJindalee
OTHレーダ網システムJORN能力向上計画をBAE Systems Australia社が受注した。 受注額はAUD1.2B ($927M) で契約期間は10年である。 JORNは100%再設 計製造される。
 オーストラリアはQeensland州、Northern Territory、Western Australia州の3箇所に、艦船では3,000km航空機は1,000km の捕捉距離を持つJindalee OTHレーダを配備している。
2018.03.05 Janae's 360 Australia selects BAE Systems for JORN upgrade <1804-030507>
 オーストラリア国防省と軍需省が5日に合同で、がEdinburhh AFBを中心に、Queensland州Longrach、Northern Territory州Alice Springs、 Weater Australia州Lavertonの3箇所に設置しているJindalee
OTHレーダ網JORN改良をBAE Systems社にAUD1.2B ($927M) で発注したと発表した。
2018.02.15 Stars & Stripes US, Japan, Australia kick off annual Cope North drills on Guam <1803-021505>
 米海空軍と海兵隊、航空自衛隊、豪空軍から100機以上の航空機と2,500名が参加する "Cope North" 演習が、3月2日までの日程で14日にグアムのAndersen AFBで始まった。 演習は人道支援や災害救助を想定して行われる。
 "Cope North" 演習は元々、米空軍と航空自衛隊が三沢基地で行ってきたが、1999年からはグアムで行われるようになった。
2018.02.07 Jane's Defense Weekly Australia launched defence export strategy <1804-020710>
 ターンブル豪首相が1月29日、防衛装備輸出振興策 "Defence Export Strategy" を発表した。 この計画は2016年に 発表した総額AUD200B ($162B) の軍近代化計画による装備品販売を海外にも拡張しようというもので、各種組織の立ち上げや(註:オーストラリアの輸出信用機関である) EFICにAUD3.8Bの輸出補償枠を設けることなどが含まれている。
2018.02 International Defence Review Australia seeks guidance on quantum technologies <1804-020001>
 豪国防省の科学技術 (
DST) グルーブが量子技術を防衛装備に取り入れる提案を大学、 企業、国立研究機関などに求めている。
 量子技術は2017年3月に豪国防省が設立した次世代技術基金AUD730M ($575M) でも優先課題の一つに挙げられており、DSTグループは量子センサ、測位システム、航法シ ステム、タイミングシステムなどへの応用を期待している。
2018.01.29 Yahoo 時事通信記事

「豪政府、武器輸出で世界トップ10目指す=3300億円融資枠で振興」

<1802-012901>
 オーストラリア政府が29日、防衛関連産業の輸出振興のため、AUD3.3B(3,300億円)の融資枠創設を盛り込んだ 「防衛輸出戦略」を公表した。 について、ターンブル首相は、10年以内に武器輸出の世界トップ10入りを目指すと 表明した。
 豪州の防衛機器年間輸出額は現在AUD20Bで世界20位にとどまっている。