2017年以降の米国の超高速飛翔兵器に関する記事

2016年以前の記事

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2020.06.18 Inside Defense Marines Corps eyeing DARPA-developed hypersonic weapon <2007-061813>
 米DARPAが米陸軍向けに、地上発射型長距離超高速兵器を開発しているが、海兵隊もこのシステムに関心を持っていて、DARPAとの話し合いを行っている。
2020.06 International Defence Review USAF issues solicitation for hypersonic cruise missile capabilities statements <2008-060002>
 米空軍空中発射型通常弾頭超高速CM計画を開始した。 将来超高速飛翔体計画の業者候補調査(Sources Sought)通知は4月28日に発簡された。
 検討対象となるのは現有の戦闘機や爆撃機から発射される固体燃料ロケットブースタで発射され吸気式エンジン(ラムジェット、スクラムジェット、またはその複合型)で推進するもので、4QFY21に事前設計審査 (PDR) が行われる。
2020.05.11 Inside Defense Air Force to finish HCSW closeout, perform next ARRW test this summer <2006-051104>
 米空軍が計画中止になったHCSWの計画を整理して、ARRWの発射試験準備を進めている。
 空軍の計画担当者は5月11日、HCSWの開発を進めていたLockheed Martin社$928Mの契約をQ4/FY20に終了することで合意したことを明らかにした。
【註】
 HCSW開発計画を中止して資源を集中することになったARRWの開発もLockheed Martin社が担当している。
2020.05.04 Aviation Week & ST Hypersonic mass production <2007-050401>
 米国が開発を進めている超高速ミサイルの装備数は、数百発~数千発になるとみられるが、まだその価格については分かっていない。 因みにPatriotの単価が$4Mであるのに対しAGM-158B
JASSM-ERの単価は$1.2Mである。
 米国では陸海空軍が、AGM-183A ARRW(空軍)、LRHW(陸軍)、CPS(海軍)と3種類のロケットブースタ加速のHGVを開発しているが、試験が行われたのはLRHWとCPSが共用するCHGBだけである。
2020.04.30 Defense News The US Air Force wants to develop a hypersonic cruise missile <2005-043002>
 米空軍吸気式超高速CMの開発計画を開始し、4月27日にQ4/FY21の事前設計審査 (
PDR) に向けたRfIを発簡した。 この>吸気式超高速CMは戦闘機または爆撃機から発射するもので、推進にはラムジェット、スクラムジェット、または2モードのエンジンが考えられている。
 国防総省が開発している超高速兵器は全て大気圏上縁を飛翔するboost-glide方式で、スクラムジェットなどが動作する大気圏内では活用できない
 空軍の計画と並行して行われているDARPAのHAWCではRaytheon-Northrop GrummanチームとLockheed Martin-AerojetRocketdyneチームがスクラムジェット推進を提案している。
2020.04.29 Inside Defense Air Force launches new air-breathing hypersonic cruise missile program <2005-042905>
 米空軍がスクラムジェット技術の進歩により新たな吸気式超高速CMの開発計画を開始し、4月28日にQ4/FY21の事前設計審査 (
PDR) に向けたRfIを発簡した。
【関連記事:2004-021001 (AW&ST 2020.02.10)】
2020.04.24 Jane's 360 Talon-A hypersonic testbed to achieve IOC by 2022 <2005-042407>
 シアトルを拠点にするStratolaunch社が2022年の
IOCを目指して空中発射式Talon-A超高速無人試験機自社開発している。
 Talon-Aは全長8.5m、翼端長3.4m、重量2,772kgMach 6以上の性能を持ち、空気取り入れ方式の液体燃料ロケットエンジンで飛翔するため酸化剤は搭載していない。 エンジンをロケット/スクラムジェットエンジンにすることもできる。
 空中で投下されてロケット推進し、滑空飛行で巡航する。
2020.04.22 Defense News Hypersonic weapons aren't fast enough to avoid coronavirus <2005-042211>
 米国防総省当局者が4月22日に、超高速兵器の開発がCOVID-19のパンデミックにより、3月上旬以降サプライチェーンに影響が出ていると述べた。
2020.04.20 Aviation Week & ST Hyper plan <2006-042003>
 カリフォルニア州を拠点とするMojave社が、中距離ロケットの空中発射機として作られた搭載能力500,000-lbのStratolaunch機を、同社が提案する超高速飛翔体のテストベッドとして利用する案を公表してている。
 同社が提案する超高速飛翔体は2年前に提案した全長28ft、翼端長11.3ftのHyper-Aを元にした、再利用可能、全自動、液体ロケット推進、Mach 6のTalon-Aや、Hyper-Zを元にした全長80ft、翼端長36ft、全備重量65,000-lb、Mach 10のTalon-Z、更にBlack Iceなどである。
2020.04.20 Breaking Defense DoD, Norway partner on Ramjets for Navy hypersonic missiles <2005-042008>
 米国防総省ノルウェー国防省が4月20日、米陸海軍の将来超高速ミサイルが装備するラムジェットエンジン技術で提携すると発表した。
 計画は
THOR-ERと呼ばれる固体燃料ラムジェットで、陸軍は超長距離砲ERCA砲弾への利用も検討している。
【関連記事:1912-110006 (IDR 2019.11)】
2020.04.20 Inside Defense DOD reveals hypersonic collaborative research with Norway, framework for allied cooperation <2005-042007>
 米国防総省が4月20日、超高速CM技術の共同研究を2019年にノルウェーと開始したことを明らかにした。
2020.04.14 Breaking Defense EXCLUSIVE DoD seeks $2.9B for hypersonics in 2021 <2005-041405>
 米国防総省はFY21予算で超高速飛翔体にFY20より14%多い$2.865Bを要求している。
 このうち陸海軍には前年度のほぼ2倍になる$859Mと$1.026Bを要求した一方、空軍は35%減の$554M、DARPAは40%減の$417Mになっている。
2020.04.10 Breaking Defense Navy targets sub-Launched hypersonic test by mid 2020s /td> <2005-041003>
 3月末に米陸海軍共用の
C-HGBがハワイPMRFから発射される2度目の試験に成功した。
 この結果を受け陸軍は2023年車載発射機4両からなる1個中隊を発足させるが、Virginia級潜水艦に装備する海軍型の装備化は陸軍より2~3年あとの2020年代中頃になる。
2020.04.09 Inside Defense AFGSC to move forward with ARRW over DARPA's air-breathing hypersonic weapon <2005-040907>
 米空軍Global Strike Commandが空中発射超高速ミサイルにDARPAが開発しているスクラムジェット方式ではなく
ARRWを選定した。
2020.04 International Defence Review AFRL delays first X-60A flight <2005-040008>
 米空軍研究所 (
AFRL) がGeneration Orbit社と開発を進めてきたX-60A GoLauncher1 (GO1) 超高速飛翔試験機が行う初の飛行試験は、3月の予定が今年後半へ延期された。 2回目の試験はその4~6ヶ月後になる。
【関連記事:1908-060010 (IDR 2019.06)】
2020.04 International Defence Review Hypersonic weapon programmes line up for uSD3.2 bollion boost <2005-040006>
= 米FY21予算要求における超高速飛翔体関係費に関する記事 =
 
2020.03.21 時事通信

(Yahoo)

米、極超音速兵器の実験成功 中ロの開発に対抗 <2004-032101>
 米国防総省が20日、ハワイ州カウアイ島で超高速兵器の発射試験を行い、成功したと発表した。 声明によると、陸海軍が共同開発している超高速滑空体 (
C-HGB) は着弾点までMach 5を超える速度で飛翔した。 C-HGBの試験は2017年10月にも実施されている。
 この試験にはMDAも参加し、超高速兵器迎撃システム開発のためにデータを収集した。
【註】
 2017年10月に行われた試験ではハワイから発射されたHGVが、約3,500km離れたマーシャル諸島まで飛翔したと報じられている。
【関連記事:1712-110203 (ID 2017.11.02)】
2020.03.20 Breaking Defense Hypersonics: Army, Navy test Common Glide Body <2004-032005>
 米国防総省が3月20日22:30に、共用超高速滑空体
C-HGBの飛翔試験をハワイ州Kauai島のPMRFから発射した。 C-HGBは陸軍と海軍が開発している超高速兵器の試作品であるが、ブースタにはPolaris A3を転用している。
 これとは別に空軍とDARPAは、ARRWHSW-ab空中発射型超高速兵器2種類を開発している。
2020.03.20 Defense News Pentagon's major hypersonic glide body flight test deemed success <2004-032004>
 米国防総省が3月20日、共用超高速滑空体
C-HGBの飛翔試験を行ったと発表した。 C-HGBは3月19日22:30にハワイ州Kauai島のPMRFから発射された。 陸軍と海軍が開発している超高速兵器に搭載されるC-HGBは弾頭、誘導装置、配線、熱防護装置からなり、最初の飛翔試験は2017年10月に行われている。
 陸軍はC-HGBを搭載した陸上移動型超高速兵器を2023年海軍はC-HGB搭載水上艦発射システムを2023年潜水艦発射システムを2024年に装備化させる。
 一方空軍空中発射超高速兵器を2022年に配備する計画である。
2020.03.18 Inside Defense DOD appears poised for major hypersonic flight test this week <2004-031804>
 米国防総省が、長距離超高速滑空飛翔体飛行試験今週実施することを明らかにした。 海軍の
SSPの飛行試験FET-2では、ハワイから発射された供試体が2,000nm以上飛翔することになる。
 この試験に成功すれば陸軍が2023年、海軍が2025年に装備化を目指している弾みがつく。
2020.03.05 NHK 米 “極超音速兵器” 数年以内にアジア配備へ 中・ロに対抗 <2004-030503>
 エスパー米国防長官が4日に上院軍事委員会で証言し、中国やロシアが開発を進める極高速兵器に対する米軍の能力向上のために、極高速兵器の開発は最優先事項の一つだと述べた。
 そのうえで、特にアジア太平洋地域の部隊で極高速兵器が必要とされており、国防総省として今後、数年のうちに配備すると確信していると述べ、中国とロシアに対抗するため、数年以内にアジア太平洋地域に配備する方針を明らかにした。
2020.03.03 Stars & Stripes Army to fire two hypersonic test shots this year, McCarthy says <2004-030307>
 マッカーシー米陸軍長官が3月3日に下院軍事委員会で、陸軍が2023年の配備を目指している2種類の地上発射超高速ミサイル発射試験を年内に行う計画であると述べた。
2020.03 International Defence Review US Air Force's X-60A performs integrated vehicle propulsion verification test <2005-030009>
 Generation Orbit社が1月31日、米空軍研究所 (
AFRL) と進めているX-60A超高速飛翔体実験機の地上試験を実施したと発表した。
 X-60AはAFRLの小規模企業との研究開発計画でUrsa Major Technologies社、Ganeration Orbit社と進められているジンバルエンジンによるTVC空中発射方式の単段液体燃料推進ロケットである。
 計画は2019年4月に開始され、めての飛行試験2020年3月、2回目の飛行試験をその半年後に計画されている。
【関連記事:1908-060010 (IDR 2019.06)】
2020.02.28 Breaking Defense Army ramps up funding for laser shield, hypersonic sword <2003-022811>
 米陸軍FY21予算で超高速ミサイルとその迎撃システム及び迎撃レーザシステム$1B以上を要求している。 これは前年度に比して超高速ミサイルで86%増高出力レーザで209%増になっている。
 これらでは実験室段階から実用段階への移行が目指され、2022年にはStryker装甲車に50kWレーザを搭載、2024年には100~300kWレーザの車載が計画されている。 また超高速兵器についても2023年の車載が計画されている。
2020.02.27 Breaking Defense Lockheed Martin, Air Force Press Ahead On Air-Launched Hypersonic Missile <2003-022703>
 Lockheed Martin社が開発中の空中発射超高速飛翔体AGM-183
ARRWが2月27日に最終設計審査 (CDR) を通過した。 同社が2018年4月に空軍から$928Mで受注したもう一方の計画HCSWが計画中止になったことから、支出はARRWに集中される。
 Lockheed Martin社の超高速飛翔体関連の受注額は$3.5Bにのぼっており、ARRWの元となったDARPAのTBG計画では2016年に$147.3Mを受注している。 この計画にはRaytheon社も$63.3Mを受注している。
 Lockheed Martin社は地上発射超高速飛翔体でも、Dynetics社が$351.6Mで受注した陸海軍共通CHGBで、2019年8月にシステム取り纏めを$347Mで受注している。
 更に同社は1月に、移動型陸上発射超高速弾OpFires開発のPhase 3を$31.9Mで受注している、
2020.02.19 Inside Defense Pentagon eyes key milestones in FY-21 for tactical hypersonic weapon development <2003-021902>
 米国防総省がFY21に、Raytheon社が進めている空中発射型とLockheed Martin社が進めるている艦上発射型
TBG計画を大きく前進させようとしている。
 TBGはDARPAが進めている競争試作方式の戦術射程HBGで、FY-21には$116Mが計上されている。
2020.02.12 Jane's Defence Weekly US Navy acting secretary details development goals forhyersonic weapon <2004-021207>
 モドリー米海軍長官代行が1月31日、海軍の超高速兵器試作計画 (
HGB) の飛翔実験機Flight Experiment 2飛翔試験が2Q/FY20に実施されると述べた。
2020.02.11 Defense News The Air Force just killed one of its hypersonic weapons programs <2003-021112>
 米空軍が2月10日、開発を進めている2件の超高速兵器のうち
HCSW計画中止を明らかにした。 HCSWの開発を続けてきたLockheed Martin社は、同じく同社が開発を行っているARRWの開発に専念するという。
 空軍によるとHCSWよりもARRWの滑空機体の方がユニークな設計になっているという。
【 HCSW / ARRW 関連記事:1912-101403 (AW&ST 2019.10.14)】
2020.02.10 Avition Week & ST Hyper HAWCs <2004-021001>
 米国防総省がスクラムジェット推進吸気型超高速CM
HAWC 計画の継承を模索しており、Lockheed Martin/Aerojet RocketdyneグループとRaytheon/Northrop Grummanグループが受注競争を行っている。
 米空軍研究所 (AFRL) は10年前にスクラムジェット推進であるX-51の飛翔試験に成功していたが、2017年に超高速飛翔体分野で中露に先を越された米国は推進滑空 (boost-glide) 技術の分野に予算を集中し超高速CMの優先度は最下位に下がっていた。
 その後AFRLは2019年9月にMach 4を越える風洞試験でNorthrop社製スクラムジェットエンジンによる13,000-lbを越える推力を実現し、Raytheon社が6月にHAWCの方が推進滑空より優れるとしている。
 2018年12月には国防総省で研究開発を所掌するグリフィン次官補が、推進滑空兵器より超高速CMの方が有用だと述べている。
2020.02.06 Defense News MDA taps industry to build interceptor to defend against hypersonic threats <2003-020605>
 米MDAが1月30日、
HGWに対する局地防空HDRGPWS迎撃弾開発のRfP素案を発簡した。 3月19日までの素案提出を求めている。 HDRGPWS迎撃弾開発計画では最終的に発射試験までを求めているが、迎撃は計画していない
 一方各軍は攻撃型超高速兵器の開発を進めており、海軍は水上艦発射型を2023年潜水艦発射型を2024年に装備化する計画で、空軍は空中発射型の2022年装備化を目指している。
 陸軍は移動式陸上発射の長距離超高速兵器をFY23に装備化する計画である。 ロシアの超高速弾頭Avangard ICBMは車載発射機からの発射される。
2020.01.14 DARPA HP Operational Fires Program Advances to Phase 3, Targets System Development and Integration <2002-011409>
 米DARPAと陸軍が地対地
HGBW OpFires開発の第3段階をLockheed Martin社に発注した。
 OpFires開発は第1第2段階で推進装置の開発を行ってきたが、第3段階では発射機、電気装置、弾頭などとの組み合わせが行われ、最終的に全システムによる発射試験が行われる。
【関連記事:1911-100404 (DARPA HP 2019.10.04)】
2020.01.01 Jane's Defence Weekly Leidos to buy Dynetics for USD1.65 billion <2003-010110>
 Leidos社が12月17日、Dynetics社を$1.65Bで買収することに合意したと発表した。 Dynatics社は2019年8月に米陸軍から
LRHWの試作を受注している。
【関連記事:1912-102804 (AW&ST 2019.10.28)】
2019.12.26 Inside Defense Army, eyeing options for sensors to support very long-range fires, considers intel satellites <2001-122605>
 米陸軍が、現在装備している陸軍のセンサでは取得できない開発中の戦略長距離砲 (
SLRC) や長距離超高速兵器 (LRHW) などの超長距離火力システムの目標諸元取得に情報庁の衛星情報を利用する検討を行っている。
2019.12.23 Aviation Week & ST U.S. Hypersoic Hype will hit testing hundles in 2020 <2002-122305>
 
HGVを弾頭にしたロシアのAvangard ICBMが2019年末にoperationalとなるが、米国で最初のHGVが装備化されるのは2~3年後になる。
 最初に就役するのは空軍のHCSWARRWで2022年になる。 その後陸軍のLRHW、海軍のIRCPSと続く。 スクラムジェット推進空中発射式HAWCもHCSWとARRWと同じ頃に実用化すると見られるが、その時程は公表されていない。
2019.12.17 Inside Defense Spending bill launches Joint Hypersonics Transition Office with $100 million <2001-121704>
 米上下両院がまとめたFY20国防予算の法案では、国防総省が設立するJoint Hypersonics Transition Officeに$100Mを配分している。
2019.12.17 Defense News Lockheed awards $81.5M contract for hypersonic missile motor <2001-121702>
 Lockheed Martin社が12月10日、2018年4月に米空軍から受注した空中発射超高速スタンドオフ兵器Hypersonic Conventional Strike Weapon固体燃料ロケットをAerojet Rocktdyne社に発注したことを明らかにした。 Aerojet社はかつてX-51A Waveriderでスクラムジェットを用いて超高速を実現した実績がある。
 Lockheed Martin社は2018年8月に米空軍から別の超高速ミサイル計画Air-Launched Rapid Response Weaponも受注している。
2019.12.03 Jane's 360 LM awarded nearly USD1 bn for Air-Launched Rapid Response Weapon <2001-120303>
 Lockheed Martin社が12月2日、超高速ASM AGM-183A
ARRW最終設計審査 (CDR) と試験、量産準備の契約を$988.93Mで受注した。 契約期間は2022年12月31日までとしている。
 ARRWには今までに$23Mが発注されており、事前設計審査 (PDR) は3月に終了している。
2019.11.27 Inside Defense Air Force holds more tests, gears up for hypersonic weapon design reviews <1912-112702>
 米空軍がLockheed Martin社が開発している超高速兵器
ARRW及びHCSW最終設計審査 (CDR) を2020年前半に実施する。
 何れのシステムも既に試験が行われており、ARRWは10月にB-52に搭載してのCCTを実施している。
2019.10.22 Defense News British-made hypersonic engine passes key milestone at Colorado test site <1911-102205>
 英国のReaction Engines社が米コロラド州デンバー郊外に建設した試験設備で、吸気型ロケットエンジン
SabreMach 5での運転に成功した。
 Reaction Engines社には英政府だけでなく米DARPAや欧州宇宙局ESAも関心を持っていて、コロラド州における試験はDARPAのHTX計画として2017年にReaction Engines社が受注していた。
2019.10.14 Aviation Week & ST Faster, farther missile drive U.S. Air Force to adopt new technology <1912-101403>
 米空軍2028年までにAGM-183
ALRRWと、マッハ数が二桁で射程が数千㌔㍍HCSW配備しようとしているのに加え、陸軍や海軍も超高速兵器の開発を進めているため、今後4年間40回以上の飛行試験が見込まれている。
 しかし7年前に行われたDARPAのFalcon HTV-2の飛行試験では、その支援のため太平洋に数十に及ぶ艦船や航空機を展開した。 このため、今後の試験ではRQ-4 HALE UAVを代わりに活用することが検討されている。
2019.10.04 DARPA HP OpFires program advances technology for upper stage, achieves preliminary design review <1911-100404>
 米DARPAが進めているOpFiresの開発計画はブースターの事前設計審査 (
PDR) を完了した。 OpFiresは不意出現重要目標の攻撃を目指す地上発射型二段推進超高速弾で、開発計画の第一段階は昨秋、Aerojet Rocketdyne社、 Exquadrum社、Sierra Nevada Corporation (SNC)社が参加して開始され、2020年末の最終設計審査 (CDR) を目指している。
【関連記事:1812-110909 (DARPA HP 2018.11.09)】
 今後第二段階最大の焦点となるmultiple hot/ststic燃焼試験を2020年末までに行い、第三段階で2022年から全システムでの発射試験を実施する。
2019.09.04 Jane's Defence Weekly US proceeding with ground-launched, intermediate-range missile concept <1910-090410>
 米国防総省が
INF全廃条約からの離脱を受け、陸上発射型中距離ミサイルの開発を行っているが、まだ調達計画は確定していない。
 陸軍か開発しているPSMソフトの改修だけで射程が延伸できるほか、マッカーシー陸軍長官代行は超高速兵器の開発を進めているとしている。
 海軍は8月18日にMk 41 VLSからの地上発射型Tomahawk LACMの発射試験を開始した。 Mk 41 VLSはルーマニアとポーランドに配備するAegis Ashoreでも使用しており、業界関係者や専門家はTTWCS取り付ける改良を行えば、Aegis AshoreからTomahawk LACMの発射が可能と見ている。
2019.09.04 Jane's Defence Weekly Dynetic, Lockheed Martin awarded prized hypersonic weapon contracts <1910-090405>
 Lockheed Martin社とDynetics Technical Solutions (DTS) 社が、米陸軍の超高速兵器の開発と生産を勝ち取った。 Lockheed Martin社は長距離超高速兵器 (
LRHW) システムの主契約社、DTS社がC-HGBの主契約社に指名された。
 LRHWは米CDSIの骨幹を成すもので、陸軍は海軍と共同開発するのに対し空軍は独自の計画を進めているがC-HGBは三軍の共同計画になっている。 今回の契約でDTS社は3年間に20発のC-HGBを生産する。
 陸軍の試作LRHW中隊2発搭載TEL 4両、中隊指揮所車1両からなり、中隊指揮装置は標準型の野戦砲兵戦術データシステム (AFATDS) 7.0を装備する。
2019.09 International Defense Review Raytheon, DARPA complete TBG baseline design review <1911-090007>
 Raytheon社が7月29日、DARPAと進めている空中発射型戦術超高速滑空弾
TGB基本設計審査 (BDR) を完了したことを明らかにした。 TGBは発射後ブースターで超高速まで加速されたのちにブースターを切り離して目標に向け滑空する。
 同社は2015年4月に最初の契約を$20.5Mで受注し、3月にはDARPAから事前設計段階 (PDR) から最終設計段階 (CDR) までを$63.3Mで受注している。 一方のLockheed Martin社は2016年9月に$147.3Mで受注している。
 国防総省はFY20予算超高速ミサイル防衛のための$157.4Mを含む$2.6Bを超高速技術関係に要求している。
2019.08.19 Aviation Week & ST Scramjet thrust milestone achieved in USAF tests <1910-081902>
 米空軍がMach 5+で飛翔するロケット推進
HGWの実用システムを目指す長期計画の可能性を探るため空軍研究所 (AFRL) が進めているScramjet計画で、Northrop Grumman社が13,000-lb以上の推力を実現した。
 試験はArnold AFB内の施設で行われ全長18ftのエンジンは30分にわたり作動した。 これはMach 4以上での飛行が可能な推力で、米空軍で吸気方式エンジンとしては最大の推力であった。
2019.08.30 Defense Update Lockheed Martin, Dynetics to build a hypersonic missile system for the US Army <1909-083009>
 Lockheed Martin社とDynetics Technical Solutions (DTS) 社が、米陸軍の超高速兵器の開発と生産を勝ち取った。 Lockheed Martin社は長距離超高速兵器 (
LRHW) システムの主契約社、DTS社が矢型のC-HGBの主契約社に指名された。
 Mach 5以上で飛翔するLRHWTEL2発車載され、先端にC-HGBを1発搭載する。
 陸軍は最初のLRHW中隊を2023年に、2022年に編成される陸軍戦略火力大隊の元に発足させる。 中隊は2発搭載TEL 4両、中隊指揮所車1両、ミサイル8発を装備し、中隊指揮装置は標準型の野戦砲兵戦術データシステム (AFATDS) 7.0を装備する。
 C-HGBは米National Defense Strategyの骨幹を成すもので、設計は海軍が主導し陸軍が生産管理などを行う。 今回の契約でDTS社は20発のC-HGBを生産し、陸海軍及びMDAに供給する。
2019.08.30 Defense News Here's who will build and integrate the first hypersonic weapon system prototype <1909-083007>
 米陸軍超高速滑空体
HGBの試作をアラバマ州HuntsvilleのDynetics社に決め$351.6Mで発注する。 同社が担当するのは陸軍が優先順位1位に設定している長距離打撃兵器LRPFで発射する共用HGBC-HGBで、発射試験は2020年に開始する。 車載発射機を含むシステムの取り纏めはLockheed Martin社が担当し$347Mで受注する。
 試作LRPF中隊4両の車載発射機と指揮統制装置からなり、陸軍は2020年にLRPF中隊を編成してC-HGB弾なしで訓練を開始する。
2019.08.14 Inside Defense House cut could derail Army, Navy plans to rapidly field new hypersonic weapons <1909-081406>
 米議会下院が国防総省のFY20予算要求から、陸軍と海軍が2023年と2025年に配備する超高速滑空兵器
BGWに計画しているCPS経費を削減しようとしている。
 現在の下院歳出委員会案では海軍の要求$718Mを25%、額にして$183.7M削るとしている。
2019.08.19 Aviation Week & ST Scramjet thrust milestone achieved in USAF tests <1910-081902>
 米空軍がMach 5+で飛翔するロケット推進
HGWの実用システムを目指す長期計画の可能性を探るため空軍研究所 (AFRL) が進めているScramjet計画で、Northrop Grumman社が13,000-lb以上の推力を実現した。
 試験はArnold AFB内の施設で行われ全長18ftのエンジンは30分にわたり作動した。 これはMach 4以上での飛行が可能な推力で、米空軍で吸気方式エンジンとしては最大の推力であった。
2019.08.07 Inside Defense DOD awards Lockheed $405M contract to re-purpose Navy hypersonic booster for Army use <1909-080709>
 米国防総省が8月6日、陸軍の超高速滑空兵器を発射する海軍が開発するロケットをLockheed Martin社に$405Mで発注した。
2019.08.05 Jane's 360 Raytheon, DARPA complete TBG baseline design review <1909-080508>
 Raytheon社が7月29日に、DARPAと進めている推進滑空弾
TBG基本設計審査 (BDR) を完了したと発表した。 TBGは空軍がHTV-2で得た技術を元に将来の空中発射弾を目指しているもので、ブースタで加速されて大気圏上層部を超高速飛行したのちブースタを切り離して目標に向け滑空する。
 Raytheon社は2015年4月に開発を受注し、今年3月には事前設計審査 (PDR) と最終設計審査 (CDR) までの段階を$63.3Mで受注している。
 一方Lockheed Martin社も2016年9月に$147.3Mで受注している。
2019.08 International Defence Review Raytheon prepares for firstt flight of HAWC prototype demonstrator <1909-080006
 Raytheon社が6月に行われたパリ航空ショーで、スクラムジェット推進の空中発射型超高速兵器
HAWC初の発射試験近く行うと発表した。
 HAWCは空中発射超高速CMを目指しているシステムで、スクラムジェットはX-43の用に水素を使用するのではなく、JP-10ケロシンを使用する。
 Raytheon社は2016年10月に空軍研究所 (AFRL) から$174.7Mで受注しており、Lockheed Martin社も同年9月に#171.2Mで受注している。
2019.08 International Defence Review First captive carriage flight test for AGM-183A ARRW <1909-080004-1
 米空軍とLockheed Martin社が6月12日、AGM-183A
ARRW初のCFTを実施した。 試験ではセンサだけを取り付けたARRWが使用された。
 2018年8月にLockheed Martin社に発注されたAGM-183Aは2022年のEOCを目指し事前設計審査 (PDR) を3月に完了している。
 2014年に空軍とDARPAが開始したTGB計画はAGM-183Aのリスク低減活動として並行して進められる。
<1909-080004-2
 米海軍と空軍はが進めている長距離AAM AIM-260
JTAM計画が6月20日に公表された。 発射試験は2021年に開始され、2022年のIOCが計画されている。
 米空軍はFY26にAMRAAMの最終調達を行い、以降はJTAMを調達するという。
2019.07.29 Aviation Week & ST Mistery missiles? <1909-072904
 米国防総省は以下に挙げた7件の超高速飛翔体計画を進めているが、少なくとも更に2件の計画を進めようとしている。
  ・Conventional Prompt Strike: (海軍)
  ・Land-Based Hypersonic Missile: (陸軍)
  ・Hypersonic Conventional Strike Weapon: (空軍)
  ・Air-Launched Rapid Response Weapon: (空軍)
  ・Tactical Boost Glide: (DARPA)
  ・Operational Fires: (DARPA)
  ・Hypersonic Air-breathing Weapon Concept: (DARPA)
 新たな計画とはHACMHCCWであるが、計画は高度に秘匿されており、アブリビエーションすら分からない。 "H"はHypersonicで"M"はMissileと見られるが、"A"はAdvancedなのかAir-BreathingなのかAir-Launceなのか、"C"とはConcentional、Capability、Conceptなのか分からない。 HCCWとはHypersonic Counter-Cruise Weaponとも考えられる。
2019.07.24 Jane's Defence Weekly US SecDef nomimee calls for review of priorities to secure technological edge <1909-072407
 エスパー米陸軍長官国防長官就任承認のための議会上院公聴会で、今後重視すべき分野をAI、ロボット、
DEW超高速兵器と述べた。
2019.07.09 Defense News To develop hypersonic missile launcher, Pentagon seeks funding transfer <1908-070905
 米国防総省が議会に対し、長距離超高速兵器
LRHWの追加開発費として$50MをFY19予算の転用を要求した。 追加要求はFY23までに車載発車機能を追加するもので、野戦砲兵戦術情報システムとM870トレーラが使用される。
 陸軍はLRHWにFY20から向こう5年間で$1.2Bを計画しており、FY20だけでも$181Mを要求していて、FY22までに事前設計審査 (PDR) を終え、FY23にはフルシステムでの発射試験を計画している。
2019.07.01 Aviation Week & ST Pole Position <1908-070110
 米国の超高速飛翔体開発を、Raytheon社が元ATK社のNorthrop Grumman Innovation Systems社と共同で進めることになった。 Raytheon/Northropチームが進めるのは過去何十年も進めてきたscramjetではなく、よりリスクの少ないアプローチという。
 米国防総省は推進滑空型超高速飛翔体の開発を2つのタイプで進めている。 その一つは技術的に高度なシステム空軍のAGM-183A
ARRWとそのリスク低減活動であるDARPAのTBGで、もう一方はリスクの少ない陸軍のAHW、空軍のHCSW、海軍のCPSや陸軍のLRHWなどである。
2019.06.29 Defense News Navy eyes new launchers on stalwart destroyers for putting hypersonics afloat <1907-062901
 米海軍のArleigh Burke級駆逐艦が装備できる最大の打撃兵器はTomahawkであるが、更に打撃力を増すため超高速弾の搭載を考えている。 超高速弾は当初潜水艦に搭載することになると見られるが、海軍を退役した専門家達は、水上艦に搭載するためには艦の大型化が必要になると見ている。
 一方でDDG Flight Ⅲ用に開発したSPY-6レーダを小型化してFlight Ⅰ/Ⅱ艦に搭載する計画も検討されている。 SPY-6
AMDRGaNを用いた2ft×2ft×2ftの送受信モジュール (RMA) 37個で組み上げられているが、次期フリゲート艦FFG(X)ではRMA 24個のレーダを搭載することが考えられている。
2019.06.24 Jane's 360 First captive carriage flight test for AGM-183A ARRW <1907-062406
 米空軍がLockheed Martin社と開発している超高速弾AGM-183A
ARRWB-52に搭載しての飛行試験が6月12日にEdwards AFBで行われた。
2019.06.18 Defense News Northrop to build 3D-printed scramjet engine for Raytheon hypersonic weapon <1907-061805
 Raytheon社がNorthrop Grumman社とチームを組んで米DARPAの進めている超高速ジェット機
HAWC計画に参入することを6月18日に発表した。
 開発ではNorthrop Grumman社3Dプリンタで作成した部品を使用したスクラムジェットエンジンRaytheon社が機体を担当しており、試作機は試験が実施できる段階にあるという。
2019.06.13 Defense News US Air Force flight tests hypersonic missile on B-52 bomber <1907-061310
 米空軍が6月12日、超高速弾AGM-183A
ALRRWB-52に搭載しての飛行試験を実施し成功した。 試験では供試品の切り離しは行われなかった
 FY22でのEOCを目指すALRRWの開発は2018年8月にLockheed Martin社に発注されている。
2019.06.05 Jane's 360 US Army eyes near-term fielding of combat capable hypersonic and directed energy weapons <1907-060505
 米陸軍
RCCTO長のサーグッド中将が6月4日、陸軍がFY22に50kW HELを搭載したStryker 4両を装備する1個中隊FY23に超高速弾を装備する最初の中隊を発足させると述べた。
 国防総省のCPS計画で陸軍は海軍と共同で、空軍は独自に超高速兵器の開発を行っているが、飛翔体は三軍共通C-HGBを使っている。
2019.06 International Defence Review X-60A hypersonic flight research programme completes critical design review <1908-060010
 米空軍が3月7日、米空軍研究所 (
AFRL) がGOLS社と開発しているX-60A GO1超高速飛行試験機が最終設計審査 (CDR) に通過したと発表し、X-60Aは製造段階に移行できる状態になった。
 Gulfstream Ⅲから空投されたX-60Aは液体酸素とケロシンを燃料とするUrsa社製Hadley液体ロケットで推進し、Mach 5以上で飛翔する。
【関連記事:1904-031106 (Jane 2019.03.11)】
Generation Orbit社 HP の GO1の頁
2019.05.15 Jane's Defence Weekly DARPA preparing to test fly two hypersonic weapons <1907-051503
 米DARPAが5月1日、今年後半に陸軍と共同で2種類の超高速兵器の発射試験を行うことを明らかにした。 試験は2019年末までに行われるが2020年初頭まで延びる可能性があり、いずれもB-52から発射される。
 試験が行われるのはいずれも空軍の計画で
TBGHAWCで、TBGはロケットで空中発射されMach 5以上で高度200,000ftまで上昇する。
 一方のHAWCは超高速CMを目指している。
2019.05.03 Jane's 360 DARPA preparing to test fly two hypersonic weapons <1906-050305
 米DARPAが2019年に超高速飛翔体2種類の飛行試験を実施する。 試験が行われるのはいずれも空軍が開発している
TBGHAWCで、試験ではいずれもB-52から発射される。
 ・TBG:ロケット推進でMach 5以上で飛行し高度200,000ftに達する。
 ・HAWC超高速CMを目指す。
 DARPAはまた陸軍と超高速飛翔体の地上発射型を開発する。
2019.05 International Defence Review Raytheon awarded TBG concept maturation contract <1906-050008
 米DARPAが3月1日、超高速滑空飛翔体
TBG事前設計 (PDR) 段階から最終設計 (CDR) 段階までを$63.3MでRaytheon社に発注した。
 TBGについては2015年4月に初期分としてRaytheon社が$20.5Mで受注し、Lockheed Martin社も2016年9月に並行して$147.3Mで受注していた。
2019.03.28 Inside Defense Griffin says FY-20 FYDP 'nearly doubles' hypersonic spending to $11.2B <1904-032813
 米国防総省科学技術担当Griffin次官補が3月28日に下院軍事委員会で、今後5年間超高速飛翔体関連予算を$6Bから$11.2Bへとほぼ倍増することを明らかにした。
2019.03.27 Jane's Defence Weekly US Army plans $1.2 billion development of ground-launched hypersonic missile <1905-032705
 米陸軍が向こう5年間で$1.2Bかけ陸上発射超高速弾
LRHWの開発を行い、2023年に発射試験を行う。 このためFY20には$228Mを要求している。
 LRHWは共用超高速滑空弾CHGB二段推進のブースタをキャニスタに収納したのが完成弾AURになる。
 中国は2018年に二種類の超高速弾が報じられており、非推進滑空弾がDF-ZFで、推進装置付きがXing Kong-2 (Starry Sky-2) と呼ばれている。
2019.03.25 Aviation Week & ST Six to 10 hypersonic vehicle programs <1905-032501
 米国防総省がFY20予算要求で超高速飛翔体関連10計画のうちの6計画に、今後5年間で$10.5Bを投入するとしている。
 そのうちFY20だけでも$2.6Bが投入される。
2019.03.15 Inside Defense Army wants $228 million in FY-20 for road-mobile, hypersonic weapon development <1904-031506
 米陸軍長射程超高速ミサイル
LRHWの開発費として$228MをFY20予算に計上した。
 LRHWは走行可能超高速弾で、海軍の超高速滑空弾とブースタを共用する。
2019.03.11 Jane's 360 X-60A hypersonic flight research programme completes CDR <1904-031106
 米空軍研究所 (
AFRL) がGOLS社と開発を進めている超高速試験飛翔体X-60A GO1が最終設計審査 (CDR) を通過した。 今後2020年に2回の試験飛行が行われ、その後更に試験の頻度を上げる計画である。
 液体酸素とケロシンを用いた液体燃料ロケットで推進するX-60AはGulfstream Ⅲから発射されMach 5以上で飛翔する。
2019.03.06 Inside Defense DOD pulls Raytheon back into competition against Lockheed for tactical hypersonic weapon <1904-030610
 米国防総省がLockheed Martin社だけと進めていた空中発射/艦上発射型戦術超高速滑空兵器
HTBGW計画Raytheon社を復帰させることにした。
 これを受けてDARPAはRaytheon社と$63.3Mの契約を結んだ。
2019.03.05 C4ISR net DARPA inks a contract for hypersonic weapon research <1904-030511
 Raytheon社が3月5日、DARPAから空軍用の
HTBGWの契約を$63.3Mで受注したと発表した。 契約には最終設計審査 (CDR) の受審までが含まれている。
 HTBGWは超高速までブースタで加速し、切り離し後は非推進で目標まで滑空飛行する。
2019.02.27 Inside Defense Navy plunks down $846 million to begin building hypersonic booster <1903-022709
 米海軍が2月26日、Lockheed Martin社に対し過去9ヶ月間で4回目となる、飛行間に軌道を変化させる潜水艦発射型超高速対艦ミサイルが使用する新型ブースタに関する契約を$846Mで行った
 この契約でこの計画に投入した経費は$925Mに達した。
2019.02 International Defence Review DARPA pursues materials, architecture to cool hypersonic vehicle <1903-020003
 米DARPAがMach 5以上での高温に耐えられる材料や冷却技術
MACHの研究を行っている。
 研究は既に完成している技術の応用と、将来技術の2分野についてパッシブ及びアクティブ材料や冷却方式に及んでいる。
2019.01.14 Aviation Week & ST Top U.S. hypersonic weapon program facing new schedule presure <1903-011402
= 米国における超高速兵器開発の現状に関する記事 =
ARRW: Air-Launched Rapid Response Weapon
Falcon: (DARPA)
TBG: Tactical Boost Glide(USAF)
HCSW: Hyperdonic Conventional Strike Weapon(USAF)
AHW: Advanced Hypersonic Weapon(USA)
HAWC: Hypersonic Air-breathing Weapon Concept
 関連計画
AFRE: Advanced Full-Range Engine
SSL: Space Sensor Layer
2019.01.14 Aviation Week & ST A hypersonic sputnik? <1903-011401
 ロシアが2018年12月26日に超高速滑空兵器Avangardの飛翔試験に成功し、世界が超高速兵器の時代に入ったことから、米国は1957年のスプートニク以来の焦燥感に見舞われている。
 (以下、米国の超高速飛翔体開発の過去と現状の紹介)
2018.12.24 Aviation Week & ST Thinking at Mach 26 <1902-122407
= 超高速兵器に関する3頁の記事 =
 ・1979~1985年:SWERVE
 ・2011年:米陸軍 AHW
 ・2014年:中 国 WU-14(DF-21搭載)
 ・2015年:ロシア Yu-71(SS-19搭載)
 ・2016年:ロシア Yu-74(SS-18A搭載)
 ・2017年:米海軍 AHW
 ・2017年:ロシア Kinzhal
 ・2019年:米DARPA TBG
 ・2020年:中 国 DF-ZF (WU-14)
 ・2021年:米空軍 HCSW
 ・2021年:米空軍 AGM-183A ARRW
 ・2021年:米陸軍 ARS
 ・2021年:米海軍 CPS
2018.12.18 Inside Defense Navy sets 2025 target for deploying offensive, conventional hypersonic strike weapon <1901-121811
 米海軍作戦部長のリチャードソン大将が、潜水艦発射型超高速滑空弾
CPSを含む海軍の超高速兵器配備時期を2025年とすると述べた。
 これはトランプ政権の方針を反映して2016年に建てた目標を早めたものである。
2018.12.05 Inside Defense Navy advances work on new booster for potential submarine-launched hypersonic weapon <1901-120506
 米海軍が先週、非核弾頭の潜水艦発射超高速兵器
IRCPS開発を加速するためLockheed Martin社に$28.5Mを追加支出することを決めた。
2018.11.09 DARPA HP Program Targets Innovative Propulsion Solutions for Ground-Based Weapons Delivery System <1812-110909
 米DARPAと陸軍が進める地上発射型
HBGWであるOpFiresの開発計画は、Aerojet Rocketdyne、Exquadrum、Sierra Nevadaの各社と開始される。
 OpFiresは敵の防空システムや緊急目標を攻撃する移動型兵器で、各種HBGW弾を搭載する。
 開発は3段階で行われ、まず12ヶ月間のPhase 1でブースタの実証を行い、2020年末までのPhase 2では発射試験を行った上で、2022年末までのPhase 3で全段階を通した試験を行う。
2018.11.05 Inside Defense Army to re-purpose Navy booster and build road-mobile, deep-strike hypersonic weapon <1812-110512
 米陸軍が長距離超高速兵器
LRHW計画を開始した。
 LRHWはLockeed Martin社が開発している海軍の超高速ースタを転用する車載縦深火力システムで、陸軍は秘とされる計画について4日に限定した企業への説明を行った。
2018.10.22 Inside Defense Navy reviewing industry proposals for feasibility of fast tracking hypersonic weapon by 2022 <1811-102211
 米海軍でTrident Ⅱ D-5を担当している部署が先週、海軍が2022年末の
EOCを目指し4年以内に開発を完了し装備できる艦載超高速滑空体 (HGV) について各社からの提案の検討を行った。
2018.10.12 Jane's 360 AFRL assigns X-60A designation to GOLauncher1 hypersonic test vehicle <1811-101209
 米空軍が、空軍研究所 (
AFRL) がGeneration Orbital社と進めているMach 5~8を目指す超高速飛翔体GO1X-60Aと命名した。
 GO1はGulfstram Ⅲ (C-20A) から発射する安価で柔軟な試験機で、Phase Ⅰは2014年7月、Phase Ⅱは2015年8月、風洞試験に移行するPhase Ⅱ延長は2016年に発注され、2019年後半に計画されている飛行試験の機体を試作するPhase Ⅱ Follow-Onは2017年4月に契約されている。
2018.10.04 Inside Defense Air Force designates air-launched X-60 as new test bed for hypersonic research and development <1811-100407
 米空軍が4日、空軍研究所 (
AFRL) が開発を進めている液体燃料ロケット推進の空投式超高速飛翔体GOLauncher1X-60Aと命名した。
2018.10.03 Inside Defense DARPA awards contracts to develop booster for potential ground-launched hypersonic weapon <1811-100307
 米DARPAが9月下旬、陸軍が砲兵火力を凌ぐ射程を目指す超高速兵器Operational Fires (OpFires) 発射用ブースタとなるロケットモータ開発に2社を指名した。
2018.10 International Defence Review JHU/APL completes first year of BOLT hypersonic boundary layer research <1811-100010
 Johns Hopkins大学の応用物理学研究所が、3年間計画している超高速飛翔体の境界層遷移 (
BOLT) 研究の1年目を完了した。
 BOLTはMach 5~7の超高速で飛翔する機体表面近くに薄く発生する境界層の遷移を解き明かすもので、コンピュータによる解析と風洞実験を通して行われる。
2018.10 International Defence Review Lockheed Martin secures second hypersonic air-to-surface weapon contract <1811-100009
 米国防総省が8月13日、空軍とDARPAが2014年から
TBGとして開発してきた超高速滑空弾AGM-183A ARRWとして$480MでLockheed Martin社に発注したと発表した。 契約には最終設計審査 (CDR)、試験、量産準備が含まれ、契約期間は2021年11月30日までとされている。
 これとは別に国防総省は4月、Lockheed Martin社に、既存の戦闘機や爆撃機に搭載するジェットエンジン推進式超高速ASM HCSWの開発を$928Mで発注している。
2018.09.19 Inside Defense Air Force sees 'easiest path' compared to Army, Navy to fielding hypersonic weapon <1810-091905
 米空軍が空軍協会 (
AFA) の年次コンファレンスで、通常弾頭超高速ミサイルHCSWと二種類の試作品の片方を公開した。
 空軍によると米国にとってHCSWが最も実現しやすい超高速ミサイルで、早ければ2020年にもB-52搭載が実現できるという。
2018.09.17 Aviation Week & ST B-52 readied for intense hypersonic weapons test and depooyment role <1811-091707
 現在米空軍が進めているAGM-183A
ARRWHCSWなどの超高速飛翔体の開発や2019~2020年に開始される試験で、大きな翼面や機内搭載能力を持つB-52Hが重要な働きをすると共に、第一世代の空投式超高速兵器ではB-52Hが役割を担いそうでである。  B-52Hは今進められているエンジンの換装計画で2050年までは維持されることになりそうである。
2018.09.17 Defense News US Army weapons and munitions tech development gets congressional cash injection <1810-091707
 米陸軍がFY19予算に$40.44Mを要求していた長距離火力の研究開発に議会が$383.44Mを配分した。 更に陸軍の先進武器弾薬開発に$102M要求に対し$139.68Mを割り当てた。
 陸軍の長距離精密打撃火力
LRPFは射程499kmとした精密打撃ミサイルから、射程1,000nmのラムジェット推進超高速弾に変わってきている。
2018.09.14 Inside Defense Army tapped for key roles in new DOD-wide effort to develop, build common hypersonic weapon <1810-091406
 米国防総省が長距離超高速飛翔体の開発担当に陸軍を指定した。
 陸海空軍省、国防総省の調達担当、MDAが6月28日に陸海空軍共通超高速滑空飛行体
C-HGBの開発で合意していた。
2018.09.13 Inside Defense DOD eyes Common Hypersonic Glide Body for use across Army, Navy, Air Force <1810-091305
 米国防総省陸海空軍が開発している通常弾頭型の超高速兵器共通の機体
C-HGBに統一し、加速するロケットを各軍固有にする検討を行っている。
 C-HGBとして10年以上開発を経て、完成した技術をCPSに採用したいと考えている。
2018.08.20 Aviation Week & ST First U.S. Air Force Rapid Respose Hypersonic Weapon designated AGM-183A <1810-082001
 中国の星空-2開発を受けて米空軍が最初に開発する超高速兵器AGM-183A
ARRWである。 ARRWはDARPAのTBGを継承するロケット加速式空中発射非推進超高速弾でLockheed Martin Missiles and Fire Control社が担当する。 TBGの開発では最終設計審査 (CDR) 段階での飛行試験を2019年に計画している。 開発の初度契約額は$480Mであるが初期生産分を含めた2023年までの開発費の総額は$780Mにのぼると見られ、2021年EOCを目指している。
 このほかに超高速兵器計画としてはHCSWがある。 空軍はFY22IOCを目指して4月にLockheed Martin Space Systems社に$928Mで発注している。
 ARRWとHCSWは共にロケット加速式であるが、DARPAは2013年にMach 5での飛行を実現したX-51Aの流れをくむスクラムジェット推進HAWCの開発も進めており、Lockheed Martin社のSkunk事業所とRaytheon社が受注を競っている。 Raytheon社はかつてのOrbita ATKl社で現在Northrop Grumman Innovation Systems社と連携してスクラムジェットの開発を進めている。
2018.08.16 Jane's 360 Lockheed Martin secures second hypersonic air-to-surface weapon contract <1809-081605
 米国防総省が13日、空軍Lockheed Martin社AGM-183A
ARRW超高速戦術ASMを$480Mで発注したことを明らかにした。
 ARRWは空軍とDARPAが2014年に開始したTBGを元にしたものである。
2018.08.06 Inside Defense Lockheed to win potential $780 million development, production contract for hypersonic ARRW program <1809-080607
 Lockheed Martin社が米空軍から$780Mで、次世代超高速兵器
ARRWの開発及び LRIPを受注する見通しで、正式契約は9月末に行われる。
2018.08 International Defence Review Prompt strike: ground-launched hypersonic target missile defences <1809-080009
= 陸上発射超高速飛翔体に関する5頁の記事 =
 ・US programmes
 ・Russian advancements
 ・China's DF-ZF
 ・Indian developments
2018.07.25 Jane's Defence Weekly Raytheon details hypersonic weapon work <1809-072506
 Raytheon社の先進ミサイル担当副社長がFarnboroughで7月18日に同社の超高速兵器開発について明らかにした。 それによると同社は高速滑空兵器 (
HBGW) 計画2件scramjet推進兵器計画1件を進めている。
 HBGWではDARPAと米空軍が進めているTBG>TBG計画と、DARPA/陸軍のOperational Fires計画で、scramjet推進ではDARPA/空軍のHAWC>HAWC計画の受注を目指しLockheed Martin社と競っている。
 そのほかに同社は、内容を明らかにしなかったが対超高速兵器計画も進めている。
2018.06.18 Aviation Week & ST To counter Russia's lead, USAF wants hypersonic weapon by 2022 <1808-061802
 ロシアのKinzhal
ALBMが2017年12月に就役したのを受け米空軍がLockheed Martin社超高速空中発射武器の開発を急いでいる。
HCSW (Hypersonic Conventional Strike Weapon)
 固体ロケット推進のMach 5+。 契約成立後24ヶ月以内に最終設計審査 (CDR) を行い、FY22に戦闘機と爆撃機に搭載
ARRW (Air-Launched Rapid Response Weapon)
 ロケット加速、非推進巡航でDARPAのTBGを引き継ぐ計画。
TBG (Tactical Boost Glide)
 射程500nmで、Lockheed Martin社が飛行試験を受注。
HAWC (Hypersonic Air-launched Weapon Concept)
 DARPAが進めているスクラムジェット推進で射程300nmの飛翔体で、飛行試験待ち
2018.06.08 Jane's 360 Lockheed Martin develops Hypersonic Conventional Strike Weapon <1807-060803
 米空軍がLockheed Martin社に、非核弾頭空中発射超高速兵器 (
HCSW) 開発を発注した。
 HCSWは国防総省が進めている直ぐに装備化する超高速兵器計画の一部で、固定又は移動可能な重要目標を精密打撃する兵器で、戦闘機や爆撃機から発射する。
2018.06.06 Inside Defense Senate panel more than doubles USAF hypersonic prototype project funding in FY-19 <1807-060605
 米議会上院軍事委員会がFY19国防予算で、空軍が要求しているLockheed Martin社に発注する非核弾頭超高速兵器
HCSWに$100Mを追加して$178Mと、要求の2倍以上を配当しようとしている。
2018.05.17 Inside Defense Confident in U.S. hypersonic strike technology, DOD eyes new Air Force prototype project <1806-051704
米空軍長官が上院歳出委員会軍事小委員会で17日、陸軍
CPS計画として開発し最近試験に成功した推進滑空型超高速弾に既存のロケットモータをブースタとして取り付け空中発射する計画を国防総省が進めていることを明らかにした。
2018.05.11 Inside Defense DOD wants Army equipped with new hypersonic, tactical weapon <1806-051106
 米国防総省は敵の防空システムや緊急に対応すべき目標を破壊するため、陸軍に空軍が装備する空中発射型を元にした推進滑空型超高速ミサイルを装備させようとしている。
 これを受けDARPAは陸軍と共同で、OpFires (Operational Fires) と呼ばれる計画を進めている。
2018.05.02 Jane's Defence Weekly Pentagon planning to consolidates its hypersonic efforts <1806-050212
 米国防総省の次官補が4月24日、国防総省超高速兵器の開発一本化しようとしていると述べた。 国防総省は4月18日に空軍が進めている2件の超高速兵器のうちの1件を$928MでLockheed Martin社に発注した。
 一方DARPAは空軍と進めている
TBG計画としてFY19に$139.4Mを計上しているほか、陸軍とも計画を進めている。
2018.04.25 Jane's Defence Weekly USAF awards Lockheed Martin hypersonic conventional strile weapon contract <1806-042510
 米国防総省が声明で、空軍Lockheed Martin社にMach 5~10で飛翔する空中発射型非核弾頭超高速兵器の設計、試作、試験、整備支援を発注したことを明らかにした。 この計画は最終的に$928Mになるとみられる。
 空軍報道官が19日に述べたところによると、この契約は空軍が計画している2件の超高速飛翔体試作計画の1つである。
2018.04.23 Aviation Week & ST Help for hypersonics <1806-042301
= 超高速飛翔体開発設備に関する2頁の記事 =
 
2018.04.18 Defense News Air Force awards nearly $1 billion contract for a hypersonic cruise missile <1805-041806
 米空軍が18日、空軍が計画している2件の超高速兵器開発の1件目である超高速CMの開発にLockheed Martin社を選定したと発表した。 この計画は超高速、通常弾頭の
ALCMを開発するもので、計画の総額は$928Mと見込まれている。 同社はかつてX-51A Waveriderを担当した実績がある。
 もう1件であるTBGはDARPAと協同で進めており、2022~2023年に試作する計画である。
【関連記事:1805-031405 (JDW 2018.03.14)】
2018.03.14 Jane's Defence Weekly DARPA, USAF to initiate hypersonic weapon tests <1805-031405
 米国防総省がFY19予算要求で、超高速兵器の飛行試験を2019年に開始するとしている。
TBC (Tactical Boost Glide)
 DARPAが空軍と進めている計画でロケットブースタでMach 5まで加速したのち非推進で目標に向け滑空する。 計画は空軍に引き継がれ、2022~2023年に実用型の試作を行う。
 FY19ではFY18の$102Mを上回る$139.4Mを要求している。
HAWC (Hypersonic Air-Breathing Weapon)
 超高速ALCMであるが、FY19予算は$14.3MとFY18の$30Mの半額以下が要求されている。
2018.02.28 Jane's Defense Weekly Russian, Chinese hypersonics emerge as a clear concern in Pentagon's 2019 budget <1804-022802
 米国防総省のFY19予算要求では中国とロシアの超高速兵器への対応が新たな焦点になっている。
 攻撃面では
CPGSに$263.414Mが計上され、防御面でMDAは$120.4Mを超高速兵器防衛に計上し、TPY-2の改良 (ASP for HGD) に$12Mを計上している。
2018.02.22 Jane's 360 Pentagon budget 2019: Russian, Chinese hypersonics emerge as clear concern <1803-022203
 米国防総省がFY19予算要求で、超高速兵器の開発とそれに対する防御に力を入れ出している。 今までも陸軍の
AHW、空軍のHTV-2、海軍の潜水艦発射超高速兵器などの計画はあったが、FY19ではCPGSとして$263.414Mが要求されている。
2018.02.21 Inside Defense DOD doubles planned Conventional Prompt Strike funding, hands Navy program in FY-20 <1803-022109
 米国防総省がFY20実用化を目指して開発している非核弾頭の超高速中距離兵器
CPS予算をFY19では倍増させようとしている。
 海軍の向こう5ヵ年間の計画ではCPSに$1.9Bを当てている。
2018.02.20 Inside Defense DOD wants more than $400 million in FY-19 for air-launched, hypersonic-strike tech development <1803-022003
 米空軍とDARPAFY19国防予算に、Mach 5で飛翔する超高速打撃兵器の開発として前年度比160%増の$400Mを要求し、計画が大きな転換点にさしかかってきた。
2018.01.29 Aviation Week & ST Boeing's hyper hope <1803-012901
= Boeing社の超高速飛翔体開発史 =
X-15: 1956~1968
AMaRV: 1967~1988
Space Shuttle Space Transportation System: 1972~2011
X-43: 1966~2004
X-51A WaveRider: 2003~2013
HiFire: 2006~
Phantom Express: 2017~
Fypersonic Air-greathing Weapon Concept: Lockheed Martin / Boeing
Tactical Boost Glide: Lockheed Martin
2017.12.03 Defense News Pentagon working on new 'modernization strategy' for technology investments <1801-120304
 米国防総省が2018年中に新たな技術戦略を打ち立てようとしている。
 Lord国防次官によると、見直しの当面の焦点は超高速兵器になると言う。
2017.11.03 Inside Defense Navy reveals plans to put hypersonic strike weapon on subs if DOD elects to acquire capability <1712-110304
 米海軍戦略兵器計画(
SSP)責任者であるベネディクト中将が今週、海軍がOhio級潜水艦とVirginia級攻撃型原潜非核長距離打撃兵器(CPGS)として超高速滑空弾(HGV)を装備する計画であることを明らかにした。
【関連記事:1712-110203 (ID 2017.11.02)】
2017.11.02 Inside Defense DOD flies experimental hypersonic payload; claims success, technological advances <1712-110203
 米国防総省が10月30日、超高速滑空飛行体(
HGV)の飛行試験Flight Experiment-1を行い、ハワイからロケットで打ち上げられたHGVはマーシャル諸島まで飛翔し試験は成功した。
2017.02.20 Aviation Week & ST Hyper threat <1705-022002
= 超高速飛翔体兵器に関する4頁の記事 =
HAWC
 
HAWCX-51A計画を継承する米空軍とDARPAのスクラムジェット推進超高速機計画で飛行試験は2019年以降になる。
Project 4202
 吸気推進機を用いた一連の超高速滑空機計画で、2020年を目指しているとみられている。 計画最初の試験となるSS-19の先端に取り付けられたYu-71の飛翔試験は2015年に行われている。
DF-ZF
 2020年を目指しているとみられる中国のDF-ZFはBMにより超高速に加速されたのち滑空飛行する。